黒子「もう類人猿なんて言いませんの」(1000)

このスレッドは「とある魔術の禁書目録」&「とある科学の超電磁砲」のSSです


上黒

台本形式 キャラ崩壊

設定改変 ご都合主義

不定期更新

誤字・脱字は脳内変換にてお願いします


内容

上条×黒子のイチャラブコメディですので、上黒が見たい方はどうぞご覧下さい


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1372465642

【第七学区 いつもの公園】


PM5:00


黒子「結構冷え込んで来ましたわね」

黒子「今穿いてる下着ではかなり露出がありますからお尻まで冷えますの」

黒子「はぁ、もう少しおとなしめの穿いてくれば良かったですわ」

黒子「早く寮に戻ってお姉様の温もりをいただきたいですの。グヘヘ」

黒子「さて、今日は異常はありませんから支部に戻り......おや?」

上条「」zzz

黒子「あそこに居るのはわたくしのお姉様を誑かす類人猿!」

黒子「というか、よくこんな寒い時期に外で寝られますわね」

上条「」zzz

黒子「」ジィー

黒子「まぁ、顔は悪くありませんわね。意外とこの殿方の寝顔姿は可愛い所ありますの」

黒子「おっと、いけませんわ。さっさと起こしてあげないとなりませんわね」

黒子「上条さん、起きなさいですの」トントン

上条「......ん? 白井?」

黒子「こんな所で寝てたら風邪引きますわよ」

上条「あれ? 寝ちゃったのか俺?」

黒子「ええ、随分と熟睡されてましたの。貴方、普段から遅い時間まで起きてらっしゃるのでは?」

上条「当たってる...」

黒子「貴方にはあんまり気にはしないと思いますが、夜更かしはお肌の天敵なのですの。そのうち肌が荒れますわよ」

上条「それは嫌だな」

黒子「でしたら早寝早起きを心掛ける事ですの」

上条「努力します」

上条「そういや、白井ん所の寮は厳しいんだっけ? 寮監が居るって御坂から聞いたから」

黒子「ええ。22時には消灯が規則ですし、寮監様の見回りがありますから。もし、破ったりすれば罰則が待ってますの」

上条「うわぁ...やっぱ厳しいんだな......あれ? 今何時だ?」

黒子「17時を回ってますの」

上条「やっべぇ! スーパーで特売があるんだった!」

黒子「特売? ああ、貴方はよくそれを狙ってるのでしたわね。お姉様から聞きましたわよ」

上条「そう。今日は卵さんが安いんでな。上条さんはこれを逃して今日は終われないんだよ!」

黒子「それは大袈裟なのでは...」

上条「じゃあな白井。起こしくれてありがとな」

黒子「気をつけてお帰り下さいな」

上条「急がねーと」



黒子「......随分と慌ただしい殿方ですの」

黒子「お姉様もあんな殿方のどこが良いのやら...」

黒子「まぁ、悪い殿方ではありませんし。わたくしも過去に上条さんに助けてもらった事がありますから好感はもてる方ですの」

黒子「さて、支部に戻るとしましょう。初春が仕事サボってない事を祈りたいですわ」

【常盤台寮 208号室】


黒子「ただいま帰りましたの」ガチャ

美琴「お帰り、黒子」

黒子「お姉様!」ガバッ

美琴「だから毎度毎度抱きついてくんな!!」ナゲル

黒子「あべしっ」

美琴「全く...」

黒子「酷いですの...何もフロントスープレックスで投げなくても」

美琴「黒子撃退用の新技よん」

黒子「黒子撃退用って...それはあんまりですの」

美琴「アンタが変態行為するからでしょうが!」

黒子「ちょっ!? わたくしの行為はお姉様への愛ゆえあっての行動ですの! こんなにもお姉様の事を愛しますのに...」

美琴「あーはいはい」

黒子「真面目に聞いて下さいまし! お姉様はわたくしの事がお嫌いですの?」

美琴「何言ってんのよ。好きに決まってるじゃない」

黒子「でしたらわたくしと熱いベーゼを」タコクチ

美琴「友達としてね」

黒子「ガーーン!!」

美琴「悪いけど私はれっきとした異性愛者だから百合には興味ありません。お分かり?」

黒子「もうお姉様は上条さんに身も心も捧げてしまいましたのね...」

美琴「な、なななな何言ってんのよ!? なんでアイツが出てくんのよ?///」

黒子「(わかりやすいですの...)」

美琴「私があの馬鹿に身も心も捧げるなんて、あ、ありえないし、興味がないわよ!!///」

黒子「(はぁ、その調子では進展はまずないですわね)」


ーーーーーー
ーーー



美琴「」ピッピ

黒子「」カタカタ?

美琴「」ピッピ

黒子「」カタカタ

黒子「(先程からお姉様は携帯をいじってばっかり...どうせ相手は類人猿でしょうけど、何ですの? あの笑顔。そんなに殿方とのメールが楽しいんですの?)」

美琴「早くアイツから返信来ないかなー」

黒子「(口に出してますわね......チキショー! 上条さんが羨ましいですの!!)」

美琴「さっきから全然返って来ないわね。もーメールぐらいすぐに返信しなさいよ」プンプン

黒子「(顔膨らますお姉様萌えー )」

美琴「まぁ、そのうち返信来るよね? 黒子、先にお風呂入っていい?」

黒子「どうぞですの」」

美琴「じゃあ、先にいただくね」


バタン


黒子「さて、ジャッジメントの残務も終わりましたので...」

黒子「一週間ぶりのお姉様の下着チェック!」

黒子「ウフフフフ、今回はどんなお宝が発掘するのでしょうか」ガサコソ

黒子「えっと......はぁ、またお姉様はゲコ太柄の下着を...」

黒子「これなんかは前回見かけませんでしたからおそらく、新作の購入されたのでしょう」ピラーン

黒子「仮にも常盤台のエースであろう方がこんなお子様な下着を身につけてちゃ示しがつきませんですわ」

黒子「まぁ、そんなお姉様も好きですけど」ガサコソ

黒子「うん? こ、これは......純白の紐パン!!」

黒子「ちょっと待って下さいですの! 今までこんな大人っぽい下着持ってありませんでしたわ!」

黒子「ま、まさか......これをあの類人猿にお見せするつもりでは......キィィィィィ!」

黒子「お姉様...少しは変わりましたわね...」

黒子「今回はこれくらいにしましょう。いずれは卒業するでしょうから」

黒子「こればかりは上条さんに感謝しますの」

黒子「それにしても、お姉様も恋すると変わるもんですのね」

黒子「上条当麻さん......わたくし、貴方が羨ましいですわ。あの常盤台の超電磁砲のハートを射抜くなんて...」

黒子「はぁ、なんだか上条さんの事が気になり出しましたわ」

【上条の部屋】


上条「夕食出来たぞ」

禁書「やっとご飯が食べれるんだよ」

上条「やっとって、お前さっきポテチ3袋開けてだろう...」

禁書「あんなのは食事に入らないかも」

上条「おやつも立派な食事だろうが!」

禁書「私のカテゴリーには入らないんだよ」

上条「そうですか...」

禁書「それで、今日の夕飯は何かな?」

上条「上条さん特製の親子丼でーす」

禁書「おーー!! お肉に玉子も入ってるんだよ! なんだが今日は豪勢かも」

上条「いやー下手すれば買えなかったけど起こしてくれた白井には感謝しないとな」

禁書「しらい?」

上条「ホラ、地下街と大覇星祭で御坂と一緒にいたテレポーターだよ」

禁書「あー短髪とよく居るあのツインテールね。そのツインテールが何かしたの?」

上条「特売の時間まで公園で待ってたんだよ。したらさ、急に眠気に誘われて上条さんは夢の中に飛んじゃいまして」

禁書「それで寝ちゃったの? とうまは馬鹿だね」

上条「馬鹿は余計だよ。それで、たまたま通りかかった白井が起こしくれたんだ」

禁書「とうまの不幸を考えればそこは買えなくて私に噛み付かれるルートだったはずなんだよ」

上条「噛み付くルートって、お前な...」

禁書「とうまが寝ているのが悪いんだよ」

上条「くっ...正論なので言い返せない」

禁書「まぁ、食材GET出来たからいっか。とりあえず食べよ?」

上条「あいよ」

上イン「「いただきます」」

禁書「美味いんだよ。半熟の玉子のふっくら感が口の中を優しく包みこむような味わいがマッチし、それを鳥肉とごはんを一緒に食べる事でさらに旨味が倍に引き出してるんだよ!」ガツガツ

上条「感想どうも」

禁書「まさに世界遺産なんだよ!」ガツガツ

上条「お前は彦摩呂かっ! いっそうの事グルメリポーターに転職したら?」

禁書「それはいい案かも」

上条「(そういや、白井と会うのは罰ゲーム以来だったな)」

上条「(アイツって、あんな年からジャッジメントやってるんだっけな)」

上条「(偉いよな。上条さんはあー言う強い正義感ある人は尊敬してるから見習いたいもんだ)」

ユーガットメール

上条「(ん? またビリビリからメールか、最近の受信履歴はアイツでほぼ埋まるんだよな)」

【常盤台寮 208号室】


黒子「ふぅーお姉様が使った後のお風呂は最高ですの」

美琴「随分と長い風呂だったね」

黒子「わたくし、最近半身浴はまっておりまして」

美琴「それって何か効果あるの?」

黒子「冷え・血行の改善に美容に疲労回復などがありますの」

美琴「へぇー私も今度やってみようかしら」

黒子「是非試してみるといいですわ」

美琴「そうするわ」

黒子「所でお姉様、明日は予定空いておりまして? 休日ですし、宜しければ黒子とデートにでも」

美琴「ごめん。明日は研究所に行かなきゃならないの」

黒子「それは残念ですの...」

美琴「また今度誘ってね」

黒子「研究所からの要請じゃ、致し方ありませんの」

美琴「さて、寝る前にと」ピッピ

黒子「また上条さんにメールですの?」

美琴「そ、そうだけど。べ、別にアイツとメールくらい良いじゃない///」

黒子「ダメとは言ってませんけど...」

美琴「今日会えなかった分メールで連絡しないと私の気が済まないのよ」

黒子「わたくしは今日会いましたわよ。上条さんに」

美琴「え!? それ本当!?」

黒子「ええ、よくお姉様と上条さんがお会いしてる公園で」

美琴「はぁ? あそこに居たの!? 何よ全く、私はあれだけ探しまくったのに......」ゴニョゴニョ

黒子「(探してたのですのね...)」

美琴「それで、アイツは公園で何してたの?」

黒子「寝てましたわね」

美琴「寝てた? こんな寒い時期にあんな所で?」

黒子「ええ。それもかなり気持ちよさそうに」

美琴「気持ちよさそうにか......アイツの寝顔って可愛いい顔してそう」

黒子「(可愛かったですわよ。この黒子が見惚れるぐらいに)」

美琴「しかしまぁ、アイツは寒い中公園で寝てるなんて馬鹿よね。風邪でも引いたらどうすんのよ」

美琴「いや、風邪は引かないか。馬鹿は風邪引かないって言うし」

黒子「(それは迷信ですの)」

美琴「でもまぁ、アイツが風邪引いたりしたら、わ、私が看病してあげないこともないけど///」ゴニョゴニョ

黒子「......」

美琴「そしたらお粥作って食べさせてあげなきゃね///」

黒子「(やっぱあの類人猿殺ス!)」


翌日


上条「マズイ......体がだりぃ」フラフラ

上条「完全に熱出たな、コレは」

上条「とりあえず...早い所部屋に戻って休もう」

上条「不幸だぁ...」


【いつもの公園】


黒子「はぁ、お姉様は研究所。初春も佐天さんも春上さんも予定がありますし、コレと言ってやる事ありませんですの」

黒子「仕方ありません。寮に戻って勉強でも...」

黒子「ん?」

上条「」フラフラ

黒子「来やがったですわね。ここで、昨日の恨みを晴らしてもらいますわ」

黒子「以前より磨きをかけたこのドロップキックで」ケケケ

上条「」フラフラ

黒子「あれ? なんだが歩き方がおかしいですわね」


上条「やっべぇ、段々意識が遠のいてく...」

上条「......でも、ここで倒れる訳には...」


ドサッ!


黒子「上条さん? え? ちょっと上条さん!! どうされたんですの!? しっかりして下さいまし!!」

上条「ハァハァ」

黒子「もしかして......」オデコサワル

黒子「すごい熱ですの!! ここは急いで病院にテレポートしなければ」

黒子「......え? テレポートが出来ませんの? 何故ですの? 演算は間違ってないはず」

黒子「もう一度」

黒子「......ダメですの。能力が使えませんわ」

黒子「くっ、この非常時に何故?......はっ!」

黒子「そう言えば、上条さんがうちの寮に訪れた時にも何故か使えませんでしたわね」

禁書「あれ? 貴女は短髪の所のツインテール」

黒子「うん? 貴女はよく上条さんと一緒に居るシスターさんではありませんか。丁度良かったですわ。上条さんが大変ですの!」

上条「ハァハァ」

禁書「え? とうま!!どうしたのとうま!? 何処か怪我してるの!?」

黒子「高熱で倒れたんですわ」

禁書「高熱!? だったら早くとうまの部屋に連れて行かないとダメなんだよ!」

黒子「とは言っても上条さんの部屋はわかりかねますわよ! 初春に調べてもらわない限りは」

禁書「とうまの部屋なら知ってるんだよ」

黒子「え?」

禁書「だって私とうまと一緒に住んでるだもん」

黒子「......何故貴女と上条さんが一緒に住んでるのかは存じませんが、早い所上条さんの部屋に連れて行きましょう。案内お願いしますわ」

ーーーーーー
ーーー



【上条の部屋】


上条「......ん...此処は...俺の部屋?」

黒子「あっ! やっと目を覚ましてくれましたわね」

上条「し...らい?」

黒子「良かったですの。まずは一安心ですわ」

上条「何で...白井が上条さんの部屋に?」

黒子「貴方、公園で倒れてたのをわたくしが見つけたんですのよ。その時に貴方と一緒にいるシスターもたまたま居らしてましたのよ」

黒子「しかもそのシスター、貴方と一緒に住んでると仰ってましたから彼女の案内で此処まで運びましたの」

上条「そっか...ありがとな」

黒子「何故あのシスターが上条さんと一緒に住んでるかは後にして、今からお粥を作りますので少々お待ち下さいな」

上条「作れんの?」

黒子「失礼ですわね。お粥を作るぐらいわたくしにとっては朝飯前ですの」

上条「そっか」

黒子「台所お借りしますわよ」

ここまでとなります


えー今回のSSはわたくしの過去作のレスから上条×佐天書いてくれとか上条×オルソラを書いてくれ等
いくつかリクエストを頂きましたのでそれをお答えするためカプを一つ回収

そのリクエストの中に上黒もありましたので今回はこのカプのSSを書く事にしました


次回は看病編ですね
更新日の方は7月1日の月曜日に予定しております


ではまた

乙ー!!
上黒いいね。

>>1の作品ほかなにあったっけ?

乙です。
期待してます、ちなみに過去作はどんなのですか?下手したら自分が上黒リクエストした可能性が。
……自分も上黒スレの続き書いてこよ。

>>38>>40
多分だが、以下の5つだと思う。
アニェーゼ「遊びに来ちまいました」上条「はい?」
食蜂「掌握幻想っていい響きじゃなぁい?」上条「そうか?」
結標「やっぱ彼氏にするなら年下よね」
黒夜「浜ちゃん。相談があるんだが...」
美鈴「勝負しましょう。勝負!」詩菜「望む所です」

間違ってたら>>1ともどもすまぬ…

続き、期待してるぜ。

>>38

>>46ので間違いありません。書いた順番としては上食→上結→上夜→上アニ→詩菜美鈴の通りです。

>>40

もしかして
黒子「私とデートいただけますか?」上条「ああ喜んで」の作者さん?

もし本人でしたら返答お願いしますね。
貴方の上黒スレも全部見ましたから続き待ってまーす

ちなみに上条さん×あわきんスレの>>37から採用しましたので、そちらに見覚えがあれば


予告通り本日の夜に更新します
時間の方は20~24時の間には行きますんで


そう言えば上条さんがみさきちに逆レ×プされる薄い本が出てたのが驚きだったわ

訂正

黒子「私とデートしていただけますか?」上条「ああ喜んで」でしたね

すいません

お待たせしました

投下ですの

数十分後


黒子「出来ましたの」

上条「おーありがとな。早速だけどいただくとする」

黒子「ちょっとお待ち下さいですの」

上条「え?」

黒子「ここはわたくしが食べさせてあげますからお口を開けて下さいな」

上条「それって俗に言うアーンですか? いいよ、自分で食べるから」

黒子「何を言ってますの? 貴方は病人なんですから大人しくわたくしの言う事を聞きなさいな」

上条「はい...」

黒子「はい。お口を開けて下さい」

上条「アーン」パク

上条「......」モグモグ

黒子「お味をいかかですの?」

上条「美味いよ」

黒子「本当ですの?」

上条「本当だって、上条さんは嘘つきません事よ」

黒子「(良かったですの。本当はお粥なんて一度も作った事がありませんから正直不安でしたの)」

上条「もっと食べさせてくれるか?」

黒子「はいな」

ーーーーーー
ーーー


上条「ご馳走様です」

黒子「お粗末さまですの。何か他に頼みたい事ありませんの?」

上条「別にいいよ。それにそろそろ帰った方がいいんじゃないか?」

黒子「なんですの? その、用が済んだからもういいよ的な言い方は。酷いのではありません事?」

上条「そうじゃなくてさ、白井には門限とかあるんだろう?」

白井「まだ時間がありますから大丈夫ですわよ。例えギリギリまで迫ってもわたくしにはテレポートがありますから心配ご無用ですの」

上条「そう...」

上条「でも無理して嫌いな人間の看病なんかしなくていいんだぜ」

黒子「はい? 誰が誰をお嫌いで?」

上条「だから白井が俺に」

黒子「いつ、わたくしが貴方の事が嫌いって言いましたの?」

上条「あれ? 嫌いなはずでは? 何度か上条さんにドロップキックかましてたし」

黒子「安心しなさいな、別にわたくしは貴方の事が嫌いではありませんの。あれは愛しのお姉様とイチャイチャしてるからやってる事ですの!」

上条「いや、あれは御坂から寄ってくるのだけあって別にイチャイチャなんて...」

黒子「分かってますの。ただ、あの光景を見られるとどうも体が勝手に動くんですの」

上条「そうですか...」

黒子「お姉様は貴方と一緒に居るのが一番楽しいんですのよ」

上条「俺と一緒に居るのが楽しい? むしろ御坂も俺の事嫌いだと思ってたんだが」

黒子「」

上条「白井さん?」

黒子「(何を言ってるんですの? この鈍感類人猿は...)」

黒子「はぁ...貴方はレディーの扱い方が全然なっておりませんわ」

上条「んぐっ...」

黒子「少しはそこの所も勉強しなさいな」

上条「努力します」

黒子「話を戻しますの。わたくしに何か頼みたい事がありますの? 遠慮なさらないでいいですわよ」

上条「なら水を飲みたいから冷蔵庫からミネラルウォーター取ってきてくれるか?」

黒子「了解ですの」スタスタ

黒子「はい」

上条「サンキュー」

上条「」ゴクゴク

上条「ふぅ、生き返ったぜ」

黒子「他には何かありまして?」

上条「うーん特にないな」

黒子「そうですの。また何かあればわたくしにお申し付けて下さいですの。門限まで上条さんのお世話させていただきますわ」

上条「ありがとう。白井は優しいな」

黒子「貴方とお姉様程ではありませんが」

上条「そういや今更聞くのもなんだけど、インデックスはどうしたんだ?」

黒子「あのシスターでしたら『こもえの所にごはん食べてくるんだよ。早く帰って来るからとうまを宜しく頼むんだよツインテール』と言われて外出しましたの」

上条「上条さんの看病よりも食いもんに行ったのかよ...」

黒子「そう悪く言わないで下さいな。彼女だって本当は貴方の看病する気満々でしたわ。ですが何すれば分からなかったらしいので此処は代わりにわたくしが引き受けたんですの」

上条「そうだったのか。でも、インデックスにやらせるとソッチの方が逆に心配になってくるんだよ」

黒子「どうしてですの?」

上条「アイツ、料理とか洗濯とか掃除しない...じゃなくて出来ないんだよ。前に風呂場の掃除頼んでみたら見事にぶっ壊しやがったんだ」

黒子「え? お風呂場を壊したって、いくらなんでもそれはあり得ませんのでは?」

上条「それが有り得るんだよ」

黒子「それですと、あのシスターの家事スキルが壊滅的ですわね」

黒子「と言うかそもそも貴方は何故あのシスターと一緒に住んでるのですの?」

上条「え、えっと...」

黒子「ま・さ・かとは思いますが、既にお二人は恋人と言う間柄ですの?」

上条「それは絶対に違う! インデックスと恋人なんて有り得ないから」

黒子「でしたら何故同棲してるのですの?」

上条「そ、それは...」

黒子「どうしても話せないのならこれ以上の追求はやめておきますの。どうせ貴方の事ですから何かしらの事情を抱えてるのでしょう?」

上条「まぁそんな所かな」

黒子「別にやらしい目的で連れ込んだ訳ではなさそうですし」

上条「違えーよ!」

黒子「分かってますの。上条さんがそんな事しないって事は。貴方は基本ヘタレそうな方ですからそんな度胸はないですの」

上条「はいはい、どうせ上条さんはヘタレですよ」

黒子「さてと、この話はお終いにしますの。後は門限まで此処に居させてもらいますわ」

上条「悪いな」

黒子「結構汗かいてきましたわね。タオルを取ってきますから場所を教えて下さいな」

上条「そこの箪笥の下から二番目な」

黒子「了解ですの」ガサコソ

黒子「ありましたありました。では体を拭きますので脱いで下さいまし」

上条「いや、それぐらいは自分でやるからアッチ向いててくれないか?」

黒子「却下ですの。さっきも言いましたけど、病人は大人しくわたくしの言う事聞いて下さいな」

上条「いやいや考えてみろよ! 体を拭くって事は上条さんがは裸になるんだぞ?」

黒子「別に殿方の裸体ぐらいへっちゃらですの。だから脱いで下さいな」

上条「そこまでしなくても」

黒子「脱・い・で・下・さ・い・な」

上条「はい...」ヌギヌギ

上条「ど、どうぞ」

黒子「失礼しますの」フキフキ

上条「///」

黒子「」フキフキ

上条「///」

黒子「」フキフキ

上条「(これは男でも恥ずかしいな、女の子に裸を見られるなんて///)」

黒子「」フキフキ

上条「(よく白井は平常心でいられるよな)」

黒子「」フキフキ

上条「(それって上条さんを男して見てないんだろうな。なんか悲しいわ)」

黒子「終わりましたから服を着て下さって結構ですわ」

上条「ありがとな」

黒子「(ふぅ、上条さんの体って結構逞しいですわね。肉も付いてませんし、だからと言って別に筋肉質ではありませんが何か魅力を感じますの///)」

ーーーーーー
ーーー


黒子「38・5℃、まだ下がりませんわね」タイオンケイミル

上条「でもまぁ、さっきよりも少しは楽になった感じかな」

黒子「だからと言って高熱である事に変わりはありませんから絶対に安静ですの」

上条「ヘイヘイ、分かってますよ」

黒子「この調子ですと明日になっても治りませんわね」

上条「明日も休日だからさ、学校の出席に響かないだけでも助かるよ」

黒子「本当でしたら明日も看病して差し上げたいのですが、あいにくジャッジメントの仕事が入っておりまして...」

上条「いいよいいよ。2日連続でしてもらわなくても、白井には白井の予定があるんだからさ」

黒子「ええ」

上条「明日も安静にしとくから」

黒子「当たり前ですの。もし、何処かに外出でもしたりしたらこの鉄矢が火を吹くことになりますわよ」スッ

上条「うん。絶対に大人しくする」ブルブル

黒子「宜しい」

黒子「(これぐらい脅しとかないと言う事聞かないのでしょうか? この殿方は)」

黒子「(それにしても...)」キョロキョロ

黒子「(初めて殿方の部屋に上がりましたけど、意外と綺麗に片付いていますわね)」

黒子「(無駄な物は一切なく、キチンと整理整頓してる証拠ですの)」

黒子「(ただ、殿方の部屋にしてはシンプル過ぎじゃありません事?)」

黒子「(まぁいいですの。わたくしが気にすり事ではありませんし)」

数十分後


黒子「そろそろ時間になりましたのでここでお暇せていただきますの」

上条「今日はゴメンな、折角の休みを無駄にしてしまって」

黒子「別に謝る事ではありませんわよ。何も予定はありませんでしたので」

黒子「(それに、貴方と長時間過ごすのも悪くなかったでしたから)」

上条「そっか。今日はありがとな白井」

黒子「どういたしましてですの。それではお大事に」シュン




上条「行っちまったか......今度会ったら何かお礼してやらないとな」

ここまでですの


次回の更新は早くて水曜日
遅くても土曜日には行きまーす

乙です。
>>40ですが、その通りです(何故分かった?)、現在続きを書いていますので投下したら見にきて頂けると嬉しいです。
それと意味不明かもしれませんが先に謝っておきます、すみません。

投下ですの

ーーーーーー
ーーー


禁書「ただいま。とうま大丈夫なの?」ガチャ

上条「まぁなんとかな。白井が看病してくれたからさっきよりかはだいぶ楽になったよ」

禁書「そうか。くろこは?」

上条「門限だから寮に帰ったよ。アイツ、門限ギリギリまで居てくれたんだよ」

禁書「ちゃんとくろこにお礼を言わなきゃダメだよ」

上条「分かってるって」

禁書「今度は私がとうまの看病するんだよ」

上条「あーそれはいいよ」

禁書「遠慮しなくていいかも。何かあればなんなりと私に申しつけていいんだよ」

上条「気持ちだけ受け取るからさ、お前はもう寝とけ。今移動すっから」

禁書「何言ってるの!? 今の状態でとうまをお風呂場に寝かせられないんだよ!」

上条「熱出した程度なら風呂で寝ても大丈夫だって」

禁書「ダメに決まってるんだよ! そんなの私が許さないんだよ。病人なんだから今日はベッドに寝てて」

上条「インデックスはどうするんだよ? まさかお前が風呂場に寝る訳じゃあるまいな?」

禁書「流石にお風呂場は無理かも。でも床があるから大丈夫だから」

上条「床? うーんまぁお前がそう言うならばお言葉に甘えさせてもらうよ。本当に良いんだな? 正直言わせてもらうと、この状態で風呂場では寝たくない」

禁書「良いに決まってるんだよ。とうまは他人に気を遣い過ぎなんだからもっと自分を大事にしようよ」

上条「へいへい。以後気をつけます」

禁書「よし、そうと決まれば布団敷いて来るね。エヘヘ、今日はとうまと一緒の部屋で寝れるんだよ」

【常盤台寮 208号室】


黒子「ただいまですの」

美琴「おかえり、今日は遅かったじゃない。門限ギリギリまで何してたのよ?」

黒子「ちょっとクラスメイトとお茶会をしてまして」

黒子「(本当の事を言ってもいいのですが、それですとかえってお姉様を不安にさせてしまいますの)」

美琴「時間には気をつけなさいよ。最近の寮監はどうも機嫌が悪いみたいだから」

黒子「また失恋でもしたのでしょうか?」

美琴「さぁ? そうだったとしても怒りの矛先を私達に向けないで欲しいわね」

黒子「今だに独身ですから焦ってるのですわね」

美琴「誰でもいいからさっさと寮監を貰ってくれる男が現れるといいけど...」

黒子「なんだが寮監様と付き合える殿方なんて居なさそうな気がしますの」

美琴「どうして?」

黒子「寮監様はLevel5のお姉様ですら締め落とす化け物ですからそれ以上に強い殿方でないと釣り合わないのでは?」

美琴「その考えはなくはないけど...多分、寮監はそんなこと気にしないと思うな」

美琴「前に初春さんと佐天さんの担任の大圄先生に恋したじゃない。あの人は特に格闘技とかやってる訳ではなかったし」

黒子「確かに」

美琴「あの時は大圄先生に好きな人が居たから身を引いたのよ」

美琴「所詮、恋愛に能力やレベルなんて関係ないのよ」

黒子「(成る程、そう言えばお姉様が恋してる上条さんも無能力者でしたわね)」

美琴「やっぱ恋愛は自由でないとさ、思いっきり青春は送れないじゃない」

黒子「(まぁ、わたくしもお姉様に惹かれたのがレベルとか能力とかの理由ではありませんから)」

ーーーーーー
ーーー


翌日


【風紀委員 第一七七支部】


初春「」カタカタ

黒子「(上条さん、熱は下がったのでしょうか)」

黒子「(ちゃんと部屋で大人しくしてればいいのですが...)」

黒子「(まぁ大丈夫でしょう。釘を刺しときましたし)」

黒子「(...そう言えばわたくし、上条さんの連絡先は知りませんでしたわね」

黒子「(どうやって入手するか......)」

黒子「(出来ればお姉様にバレずにこっそりと...)」

黒子「(うーん、ここはあの方法で行くしかありませんわね)」

初春「白井さん、××地区で能力者同士の喧嘩が発生しましたので出動して下さい」

黒子「了解ですの」シュン

PM8:00


【常盤台寮 208号室】


美琴「じゃあ先にお風呂いだだくわね」スタスタ

黒子「どうぞですの」


バタン


黒子「」チラ


美琴の携帯


黒子「申し訳ありませんお姉様。ちょっとだけお借りしますの」

黒子「えっと上条さんの名前は...あれ? ありませんわね」ピッピッ

黒子「ん?もしかして.....」ピッピッ


ネーム:あの馬鹿

番号:080-××××-××××

アドレス:××××@××××.ne.jp


黒子「......100%これで間違いありませんわね。お姉様は上条さんの事を未だに「アイツ」もしくは「あの馬鹿」と苗字すら呼んでませんでしたから」

黒子「では番号とアドレスを転送して」ビッピ

黒子「......よし、これでOKですの」

黒子「後は証拠を残さないよう受信メールを削除して」ビッピ

黒子「元の場所に戻しますの」

黒子「これでいつでも上条さんの連絡がとれますわ」

ーーーーーー
ーーー



PM11:00


黒子「(さて、お姉様の方は」チラ

美琴「」zzz

黒子「(大丈夫ですわね)」ソローリ

美琴「待ちなさい!」

黒子「(え!? まだ起きてましたの? マズイですわ!)」

美琴「勝負しなさいよ。勝負ムニャムニャ」zzz

黒子「(寝言かよっ!!)」

美琴「負けたら罰ゲームなんだから。えへへ」zzz

黒子「......」

黒子「(夢でも上条さんを追い回してますのね...)」

黒子「(では)」シュン

【常盤台寮 屋根上】


黒子「ここなら誰にも聞こまえせんし、寮監様の眼にも届きませんの」シュン

黒子「うーん、さすがにこの時間はお休みになられてるでしょうか? 一応掛けてみるとしましょう」ピッ

上条『もしもし、どなたでせうかー? 見覚えのない番号なんだが』

黒子「もしもし、夜分遅くに失礼しますの」

上条『その声...白井か?』

黒子「はい。その通りですの」

上条『どうしたんだよこんな時間に? つか連絡先教えたっけ?』

黒子「お姉様から教えてもらいましたの」

上条『あーそっか。それで、何の用だ?』

黒子「あれから体調は良くなられたか気になりまして...」

上条『なんだそんな事か、熱なら昨日よりは引いたぞ。多分、明日になれば完全復活出来るよ』

黒子「それは良かったですの」

上条「ホント、白井には感謝してる」

黒子「いえいえ。次にお会いする時は元気な姿が見たいですから」

上条『まさか、それだけで電話したのかよ? 心配性だな白井は』

黒子「なっ///」

上条『でもありがとな白井。そこまで心配してくれるなんて上条さんは幸せ者ですよ。良い奴だな、白井は』

黒子「ふんっ! これぐらいはジャッジメント...いや、人して当たり前ですの!///」

上条「そっかそっか。それじゃあ切るなー、白井も早く寝ろよ」ピッ

黒子「あっまだお話はおわ」


ガチャ ツーツー


黒子「切ってしまわれましたか」

黒子「まぁでも、熱が引いたらしいから安心しましたわ」

黒子「これでゆっくり寝れますの。昨日は上条さんが心配であまり睡眠が取れませんでしたから」

黒子「うん? と言うかわたくしは何故あそこまで心配するのですの? 確かに心配なのは心配ですが...」

黒子「......」

黒子「もしかして、あの殿方に好意を抱いてると?......いやいや、それはあり得ませんの!」

黒子「わたくしがお慕い申してるのはお姉様ただ1人。あんな類人猿なんかに靡く訳が...」

黒子「でも上条さんだけはどうも他の殿方とは違った感情を抱いてるのは確かですの」

黒子「これが恋と言うのはおそらく違いますわね。うん。そうですわ!」

黒子「上条さんには一度助けてもらった事がありますから単なる命の恩人なだけにしか過ぎませんの」

黒子「そう。あくまでもそれだけですの」

黒子「あくまでもわたくしはお姉様一筋。あんな類人猿に恋なんかする訳がありませんの」

黒子「では部屋に戻ると致しましょう」シュン

以上ですの


>>75

やはりそうでしたか!

分かった理由としては
>>40で自分から答えを言ってるようじゃありませんか(笑)


同じカプのSSを書いてる同志、頑張りましょう!
続きが楽しみです


次回の更新は早くて土曜、遅くても月曜には行きます。もしかしたら前倒しもあるかも


ではまたですの

投下ですの

翌日


【とある高校 一年七組】


上条「オッス」

土御門「よぉーカミやん。熱は治ったみたいだにゃー」

上条「折角の休日がパァーになったけどな」

青髪「熱が出た日が休日だったのが幸いやったな。たださえカミやんは出席率がヤバイんやから」

姫神「昨日。お見舞いに行った時には。まだ熱があったもんね」

上条「ありがとな姫神、わざわざお見舞いに来てくれて」

姫神「フフフ。これで。好感度もグッと上がる」

上条「いやーやっぱ体は元気でないといけませんな」

姫神「無視かこの野郎。フッ。私はアピールですら薄い女」

吹寄「熱を出してたのか貴様は。全く、規則正しい生活を送らないからこうなるんだ。後で通販で取り寄せた栄養サプリメントを少し貴様に分けてあげよう」

上条「いや、遠慮しとく」

ユーガットメール

上条「(ん? 御坂からかな?)」

【DATE】××/×× 08:15
【FROM】白井
【sub】黒子ですの
------------------------
おはようございます

あれから熱は治りましたのですの?

上条「白井か、これがアイツから初メールになるな」

【DATE】××/×× 08:17
【FROM】上条さん
【sub】おはよう
------------------------
おかげさまで上条さん
完全復活でございますよ


【DATE】××/×× 08:18
【FROM】白井
【sub】無題
------------------------
それは良かったですの

【DATE】××/×× 08:21
【FROM】上条さん
【sub】無題
------------------------
白井が看病してくれた
おかげだよ

本当にありがとな


【DATE】××/×× 08:22
【FROM】白井
【sub】無題
------------------------
どう致しましてですの

貴方はもう少し自分の
体の事を大事にしない
となりませんわよ

【DATE】××/×× 08:24
【FROM】上条さん
【sub】無題
------------------------
善処します

【DATE】××/×× 08:25
【FROM】白井
【sub】無題
------------------------
それと
メールは最低でも一分
で返信して下さいまし

レディを待たせてはな
りませんの

【DATE】××/×× 08:27
【FROM】上条さん
【sub】無題
------------------------
無茶言うなよ!
せめて3分ぐらいで
頼むよ

【DATE】××/×× 08:28
【FROM】白井
【sub】無題
------------------------
冗談ですの

後、一つ聞きたい事が
ありますの

【DATE】××/×× 08:29
【FROM】上条さん
【sub】無題
------------------------
何だ?


【DATE】××/×× 08:30
【FROM】白井
【sub】無題
------------------------
本日の放課後
予定空いておりまして?

【DATE】××/×× 08:32
【FROM】上条さん
【sub】今日の予定?
------------------------
特に用事とかはないな
空いてるぜ

【DATE】××/×× 08:33
【FROM】白井
【sub】無題
------------------------
でしたらわたくしと
お茶しません事?


【DATE】××/×× 08:36
【FROM】上条さん
【sub】無題
------------------------
いいぜ
丁度上条さんも白井に
話したい事があるし

【DATE】××/×× 08:37
【FROM】白井
【sub】無題
------------------------
わたくしに
話したい事ですの?

【DATE】××/×× 08:39
【FROM】上条さん
【sub】無題
------------------------
ああ


【DATE】××/×× 08:41
【FROM】白井
【sub】無題
------------------------
何を話されるかは
存知ませんが

とりあえず
学校が終わりましたら
わたくしに電話して
下さいですの


【DATE】××/×× 08:43
【FROM】上条さん
【sub】無題
------------------------
了解

【DATE】××/×× 08:44
【FROM】白井
【sub】無題
------------------------
そろそろ
朝のHRが始まります
ので失礼しますの

放課後
楽しみにしてますわ


上条「(まさか白井から誘われるとはね)」

上条「(俺も放課後が楽しみだな)」

放課後


【とある喫茶店】


上条「オッス、結構待ったか?」

黒子「いえ、わたくしも丁度来た所でしたから」

上条「そっか」

黒子「メニューをどうぞ」

上条「どうも」

黒子「ここのお勧めはフルーツタルトが一番ですわね。チーズケーキも美味しいですのよ」

上条「ケーキか......うーん上条さんはアイスコーヒーでいいや」

黒子「それだけでいいんですの?」

上条「現在の上条さんの経済状況を考えるとちょっとな...」

黒子「ならわたくしが出してあげますから飲み物以外のも頼みなさいですの」

上条「いやいや、年下の女の子に奢ってもらう訳にはいかないよ。上条さんだってプライドってものが」

黒子「何を言ってますの? 貴方は今お金に余裕がないと仰ったではありませんの。ここはわたくしが援助してあげますから遠慮しないで下さいな」

上条「しかし...」

黒子「淑女のご好意を無駄にしてはいけませんわよ」

上条「...いいのかよ?」

黒子「ええ。この喫茶店はケーキが美味しい店で有名ですの。飲み物だけで済ませては勿体無いですわよ?」

上条「じゃあ、この店お勧めのフルーツタルトを」

黒子「ではわたくしもフルーツタルトをいただきますの」


ーーーーーー
ーーー




黒子「それにしてもお金がないって貴方、どれだけ無駄使いしてるんですの?」

上条「違うよ。ホラ、上条さんの部屋にはインデックスが居るだろう? 主にアイツの食費で消えるんだよ」

黒子「食費で?」

上条「アイツさ、見た目の割りには大食いキャラなんだよ。ご飯炊けばその日の内に炊飯器の中は空っぽになるわ。朝食で食べる食パンなんか6枚入りでインデックスに五枚、上条さんが一枚なんだぜ」

黒子「つまり貴方の金銭不足はあのシスターに原因って訳ですの? いくらなんでもそのシスターは遠慮ってもんを知らないんですわね」

上条「全くだ」

黒子「だからいつもスーパーで特売品を狙ってる訳ですわね。お姉様から聞きましたわよ」

上条「一円でも節約していかないとヤバイんですよ。上条さんは年がら年中家計が火の車なんだ...」

黒子「貴方が可哀想になってきましたの」

上条「ハハハ...」

黒子「まぁ強く生きて下さいですの」

店員「お待たせしました。フルーツタルトで御座います」

上条「おっ! 美味そうだな」

黒子「さぁ召し上がって下さいな」

上条「いただきます」パク

上条「うん。程良い甘さが口の中に広がっててなんかクセになるような味だ。メッチャ美味しいよ」

黒子「喜んでいただけて何よりですわ」

上条「これは何度でも食いたくなるわ。白井ってよくこの店に来るのか?」

黒子「ええ。月に3、4回程足を運んでいますので」

上条「御坂と一緒に来ることもあるの?」

黒子「それは勿論ですの。お姉様もこの店には絶賛してましたわよ」

上条「へぇー」

黒子「また今度ここに行きます?」

上条「ああいいぜ。その時は上条さんが奢らないとな」

黒子「言いましたわね。その約束、ハッキリと覚えときますの」

上条「ちゃんと守るから安心してくれ」

黒子「半分くらいは」

上条「半分かよ」

黒子「冗談ですの。楽しみにしてますわ」

黒子「そう言えば上条さん。貴方、わたくしに話したい事がありましたわね? 今朝のメールで」

上条「あーそうだったな」

黒子「何ですの? わたくしに話したい事とは?」

上条「看病してくれたから何かお礼がしたくてさ」

黒子「お礼? いえ、別にそう言った見返りは結構ですの」

上条「いーや、上条さんはお礼をしないと気が済まないんです」

黒子「遠慮しますの。お礼目的でした訳ではありませんので」

上条「お前も人の好意を無駄にすんのか?」

黒子「うっ...そう言われるてしまうと言い返しづらいですわね」

上条「わざわざ門限ギリギリまで見てくれてさ、正直あの時白井が居なかったら上条さんの熱は長引いてたと思うんだ」

上条「それだけ上条さんを看病してくれたんだからお礼ぐらいは受け取ってくれよ」

黒子「......本当にいいんですの?」

上条「ああ。なんなりと申しつけるがいい」

黒子「そうですわね......でしたら今度の休日にわたくしとデートして下さい」

上条「デート? 上条さんとデートって事でせうか?」

黒子「そう言ってるではありませんか。お礼をしてくれるのですわよね?」

上条「分かった。白井がそれでいいのなら」

黒子「(よし! 上条さんをデートに誘えましたの。やりましたわ! 黒子)」

黒子「(あれ? 何故わたくし、上条さんとデートに誘えた事にこんなに喜んでますの?)」

黒子「(これがお姉様だったら素直に喜んでますのに、なんで上条さん相手にもこんなに...)」

黒子「(どうも最近のわたくしは変ですの。しかも、決まって上条さんの事で...)」

黒子「(......やはりわたくしはこの殿方の事が......)」

上条「白井?」

黒子「え? あ、はいですの」

上条「どうしたんだ? なんか考え込んでたみたいだが...」

黒子「いえ、なんでもありませんの。オホホ」

上条「とりあえず、デートでOKなんだな?」

黒子「問題ありませんの。宜しくお願いしますわね。上条さん」

上条「ああ。任せとけ」

黒子「時間と集合場所をわたくしが決めますから上条さんはデートのエスコートして下さいまし」

上条「了解。この紳士たる上条さんが白井様をエスコートして見せましょう」

黒子「貴方が紳士とはとても思えませんが、まぁ期待してますの」


Prrrr


黒子「うん? 固法さんからですわね」ピッ

黒子「もしもし、こちら白井ですの」

黒子「はい......分かりました。大至急そちらに向かいますの」ピッ

上条「ジャッジメントの仕事か?」

黒子「ええ。要請が入りましたので申し訳ありませんがわたくしはここで失礼しますの」

上条「緊急なら仕方がないな」

黒子「では代金を渡しときますので行きますわね」ゴセンエンサツ

上条「あーちょっと待て。五千円札って釣りはどうすんだよ?」

黒子「要りませんから取っといて下さいまし」シュン

上条「お、おい!」

上条「行っちゃったよ...取っとけと言われてもな」

上条「うーん、デートの時に返しとくか」

上条「しかしまぁ、釣りは要らないから取っとけと言う奴なんか本当に居るんだな。なんつーかカッコいいな」

ここまでですの


えーミコっちゃんについてはどうなるかはちゃんと考えてますから期待しててもいいですよ

次回の更新は土曜になりそうですが
一応前倒しの可能性も無きにしも非ずです


またですの


        {>:´∧;;;;;/. : : : : : : : : : : : : :ヽ
      /: : : /;;;;;;Y: : : : : : : : : : : : : : : : : : .___
.   /: : : :/丁⌒: : :∧ : : /: /` }: : : : : :ハ;;;;;;}

   /: : : :/: : :{: : 八: :{:>x/| /   |:i : : :}: : : };;;∧
.  /: : :/} : : :八Y⌒jY´んハ从  从-‐ノ: : :/Y: : :.
 /: : / /: :/: : : V(.  弋ツ    心Yイ : ∧ノ: : ハ
 !: : :!//i: : : : : 个i ''''     , {ツ /彡く: ハ: : : :i
 }: : :ヽ  / : : : i: :´{入   _     /: : : ∧: i i: : : |
〃. : : : ∨: : : :/l: :/⌒ヽ、  `  イ: : : :/ }: リ: : :ノ   >>1乙ですの!
: : :/\: : V : /ノ:/     VT爪_八: : : { 彡. : イ{
: :( /: \:} /: :/{     rv\j  { >‐=ミー=彡ヘ: ヽ
`)' ){: (  ): : :{八   /ヘJ ̄ ̄ {_/ /   \j: : 八: :}
 (  ー=ミ  彡'  ト、 / / 〔o〕     `トしヘ. _ \{ j ノ
   r=彡' ー=ァ |\{.      . -‐、‐=ァ′  ヽ  \(
   `フ   (   |   \_/  x个彳)   ∧   \
             ヽ   | _/  ∨ {\  /、ヽ     ヽ
            ヽ  ー-ヘ.    ∨j   ヽ{__>  . _}
            〉    \   \
               /       \   \
           /           \   \
            〈               j\   \
          / ー--==ニニ=く  \


予告日より早いですが
時間が空きましたので投下しますの

【いつもの公園】


上条「(デートする事になったのは嬉しいけど)」

上条「(相手は名門常盤台のお嬢様だぞ。どうエスコートすればいいんだ?)」

上条「(大体、上条さんはデートするのってこれが初めてなんだぜ。どうすればいいかな?)」

上条「(誰かに聞いてみよう)」

美琴「あっ! やっと来やがったわね!」

上条「(にしても、相手は白井か...)」

美琴「ちょっとアンタ! 聞いてんの?」

上条「(うん? つかデートって好きな人と行くのがデートなんだっけ?)」

美琴「ねぇてば」

上条「(いやいや、違うよな。だって白井は御坂の事が好きなガチ百合なんだぜ。多分、御坂と行く前に上条さんで練習しようって事なんだろう......なんか不幸だー)」

美琴「いい加減に」バチバチ

上条「(まぁ上条さんにそんな青春がある訳ないな)」

美琴「無視すんなやゴラァァァ!!」ビリビリ

上条「え? ちょ!? 何でせうか?」キュイーン

美琴「やっと気付いたかこのツンツン頭が!!」

上条「ビリビリ...」

美琴「だからビリビリ言うなや!それと毎度毎度私をスルーすんじゃないわよ!!」

上条「いや、スルーしてた訳ではなくてな」

美琴「いくら呼んでも全然反応しなかったじゃない!」

上条「そうだったのか? 悪い、ちょっと考え事してたんだ」

美琴「考え事? またなんかトラブルでも巻き込まれてんの?」

上条「それは絶対に違う。ただちょっとデートについて考えてたと言うか」

美琴「はぁ? デートって事はア・ン・タはまたフラグを建てやがったなこの女たらし!!」

上条「女たらしは酷くないですか?」

美琴「一体何処のどいつとデートすんのよ? 吐け!」

上条「えっとそれ...ん?」

上条「(相手が白井なのは伏せといた方がいいな。ましてや御坂に言うといろいろと勘違いされそうだしな)」

上条「いや、俺じゃなくてクラスメイトがデートに行くんだよ。今日その話で盛り上がったもんだからさ」

美琴「本当でしょうね?」

上条「本当だって(100%嘘ですけど...)」

美琴「ふーんクラスメイトね...」

上条「ちなみに御坂だったら何処にデートに行きたいんだ?」

美琴「え、わ、わわわわ私がデートに行きたい場所? ちょっと急に何言い出すのよ!?///」

上条「別に変な事言ってないだろう。お前だってこの先好きな男が出来てさ、ソイツと何処かにデートに行きたいんだろう?」

美琴「そ、そりゃあそうよ。わ、私だってそれぐらいの事は興味あるんだから///」

上条「だよな。なら御坂がデートに行きたい場所つったら何処がいいか?」

美琴「そ、そうね」

美琴「私だったら動物園とか水族館が良いな///」

上条「ふむふむ」

美琴「後は一緒にクレープ食べたりして」

上条「ふむふむ」

美琴「ショッピングして」

美琴「最後に観覧車に乗って終わるのが私の理想のデートよ」

上条「成る程。なかなか内容があるデートだ」

美琴「でしょう? アンタもそう思うよね?」

上条「だな」

上条「(やっぱ女性の意見は参考になり易いな)」

上条「いつか御坂に彼氏が出来ると良いな。御坂と付き合える男なんてかなりの幸せ者だぜ」

美琴「」

上条「御坂?」

美琴「やっぱアンタはアンタだわ...」

上条「はい?」

美琴「なんでもない」

上条「?」

美琴「(それを言うならコイツだって同じよね。鈍感でフラグメイカーのコイツと付き合えたらどんだけ幸せなのやら)」

美琴「(まぁ今の時点でコイツと付き合えそうな女なんて居ないし、慌てる事ではないわね)」

ーーーーーー
ーーー



【上条の部屋】


上条「さて、次は同性からの意見を聞いてみるとすっか」

上条「ここは...やっぱリア充持ちのあの野郎しかいねーな」ピッピ


【DATE】××/×× 22:00
【FROM】大将
【sub】起きてるか?
------------------------
浜面
ちょっと相談にのって
くんない?


【DATE】××/×× 22:02
【FROM】浜面
【sub】無題
------------------------
別にいいぜ
どんな相談だ?

【DATE】××/×× 22:04
【FROM】大将
【sub】無題
------------------------
今度の休日にさ
女の子と

デートする事に
なったんだよ


【DATE】××/×× 22:05
【FROM】浜面
【sub】マジ?
------------------------
おっ!
と言う事は
やっとフラグ回収した
んだな



【DATE】××/×× 22:08
【FROM】上条
【sub】無題
------------------------
フラグ回収?
はい?
上条さんは別に回収
してないし

フラグすら建って
ません事よ?

【DATE】××/×× 22:10
【FROM】浜面
【sub】え?
------------------------
ちょっと待て
あれ?

彼女出来たん
じゃないのか?


【DATE】××/×× 22:13
【FROM】上条
【sub】無題
------------------------
彼女なんか
居ねーよ

ただ相手から
誘われたんだよ


【DATE】××/×× 22:15
【FROM】浜面
【sub】無題
------------------------
なんだ違うのかよ
てっきり上条の
事だから

出来たのかと
思ったよ

【DATE】××/×× 22:18
【FROM】上条
【sub】無題
------------------------
違うからな

それでさ彼女持ちの
浜面に聞きたい事が
あるんだよ



【DATE】××/×× 22:20
【FROM】浜面
【sub】無題
------------------------
言ってみ


【DATE】××/×× 22:22
【FROM】上条
【sub】無題
------------------------
浜面は滝壺と
デートに行く時
いつも何処に行く?

【DATE】××/×× 22:24
【FROM】浜面
【sub】無題
------------------------
そうだな
ボーリングにカラオケ
ゲーセンとか映画とか
その辺だな

映画は絹旗の勧めで
イマイチな部分も
あるが

滝壺は楽しんでる
から満足だけどな

滝壺サイコー(^O^)

【DATE】××/×× 22:26
【FROM】上条
【sub】爆発しろ!
------------------------
成る程
主に友達と遊ぶのと
差程変わらないか

やっぱリア充は
羨ましいぜ
コンチキショー!


【DATE】××/×× 22:27
【FROM】浜面
【sub】お前が言うな!
------------------------
いや、上条は
自分から歩み寄れば
すぐに出来るだろう

つかデート相手って
誰?

【DATE】××/×× 22:30
【FROM】上条
【sub】無題
------------------------
それが

常盤台に通ってる
子なんだよ


【DATE】××/×× 22:32
【FROM】浜面
【sub】無題
------------------------
常盤台!?
て事は相手は

あの超電磁砲の
御坂ちゃんだな?


【DATE】××/×× 22:33
【FROM】上条
【sub】無題
------------------------
ちゃうちゃう
その御坂の
ルームメイトと
行くんだよ

特徴としては
風紀委員やってる
子だ

【DATE】××/×× 22:34
【FROM】浜面
【sub】無題
------------------------
なんだ違うのか


【DATE】××/×× 22:36
【FROM】上条
【sub】無題
------------------------
御坂じゃなくても
相手はお嬢様なのに
変わりはないんだぜ

どうすればいい?


【DATE】××/×× 22:46
【FROM】上条
【sub】無題
------------------------
あれ?浜面?
寝ちゃったか?

【DATE】××/×× 22:50
【FROM】浜面
【sub】無題
------------------------
はまづらなら

むぎのが急に夜食
食べたくなったから
シャケ弁買いに
コンビニに行かされ
てる


【DATE】××/×× 22:52
【FROM】上条
【sub】浜面じゃない?
------------------------
コンビニに行った?
てか君は

もしかして...
滝壺?


【DATE】××/×× 22:54
【FROM】浜面
【sub】代理:滝壺
------------------------
そうだよかみじょう

はまづらの彼女の
たきつぼ
宜しくね

【DATE】××/×× 22:56
【FROM】上条
【sub】無題
------------------------
なんだ滝壺か...

いや待て
勝手に人の携帯見ちゃ
アカンだろう


【DATE】××/×× 22:58
【FROM】浜面
【sub】代理:滝壺
------------------------
浮気してないか
チェックしてるだけ
だから許されるよ

最近のはまづらは
モテて困ってるから

あの生意気なガキに
くろよるとか

特にあのガキは
ふれ/めあ
なればいいのに


【DATE】××/×× 23:00
【FROM】上条
【sub】フレメア逃げて!
------------------------
そうか
浜面が不在なら
仕方ないな

じゃあ上条さんは
ここで失礼するわ

【DATE】××/×× 23:02
【FROM】浜面
【sub】代理:滝壺
------------------------
うん
最後にかみじょうに
言っときたい事がある

自分がしたいデートを
すればいいと思うよ


上条「自分がしたいデートね...」

上条「確かにその通りだな。白井が満足してくれるか分からんが、やらなきゃな」

デート前日


【常盤台? 208号室】


黒子「明日は上条さんとデート。思えばわたくし、殿方とデートなんて初めてですの」

黒子「正直、不安ですが...」

黒子「まぁなんとかなるでしょう」

黒子「明日の為の買い物も済ませましたし、準備は万端ですの」

美琴「ただいま」

黒子「お帰りなさいですの。お姉様」

美琴「うん? その袋はなんなの?」

黒子「ちょっとショッピングの方に行って来ましたの」

美琴「そうなの。何を買ったの?」

黒子「まぁ色々とですの」

美琴「色々とね...」

美琴「じゃあさ、明日の休みに私の買い物に付き合ってくれない? 初春さんと佐天さんと春上さんと一緒に」

黒子「申し訳ありませんの。生憎、明日は先約が入っておりまして」

美琴「そう...それは残念ね」

美琴「先約が入ってちゃ仕方がないもんね。なら明日は佐天さんと初春さんの三人で行ってくるわね」

黒子「楽しんで下さいな」

黒子「(本当でしたら予定をキャンセルしててもお姉様と買い物に行きたいのですが、こればかりは外せませんの)」

黒子「(殿方...上条さんとのデートが楽しみですの)」

ここまでですの


いつの間にかリクエストは増えていますが、全部は無理ですからね(笑)


次回はデート編

更新日は久々に連日更新が出来そうですから本日の土曜日に行きますの


ではまたですの

すんません

本当はこうですね

>>174の部分を

美琴「先約が入ってちゃ仕方がないもんね。なら明日は佐天さんと初春さんと春上さんの四人で行ってくるわね」

お待たせしました
投下ですの

デート当日


【常盤台寮 208号室】


黒子「マズイですの。楽しみ過ぎてあまり寝られませんでしたわ」フワァ?

黒子「」ボケー

黒子「こうしちゃいられませんわね。さっさと準備しなくてはなりませんの」

数十分後


黒子「香水はなるべく匂いが強くない程度にし」シュシュ

黒子「服は校則で休日も制服着用が義務付けられてますから致し方ありませんね」

黒子「下着はいつもより露出が控えめなのにしましょう。別に見せるつもりはありませんが」

黒子「それと鉄矢をレッグホルダーに装填し」

黒子「後は入念にブラッシングしときましょう」

黒子「ルンルンルンルーン♪」

美琴「ふぅー朝シャンはスッキリするわ」

黒子「お姉様はもうお出掛けになられますの?」

美琴「いや、まだ約束の時間までは早いからまだ部屋にいるわ」

黒子「そうですの。わたくしはそろそろ行かなきゃなりませんので」

美琴「随分と早い時間から予定入ってるのね」

黒子「ええ」

美琴「気をつけなさいよ」

黒子「はい。では行って来ますの」ガチャ

美琴「行ってらっしゃい」


バタン


美琴「あれ? 黒子、髪結ってなかったわね」

美琴「いつもはツインテールにしてたけど......まさか、デート?」

美琴「...いやいや、黒子に限ってそれは無いわね。あの子は私にベッタリなんだし、有り得ないわ」

美琴「多分、気分転換かなんかで髪型変えただけでしょう」

【第七学区 駅前】


上条「あっ! 白井、コッチコッチ」

黒子「もう到着してましたの!? まだ集合時間の30分前ですわよ」

上条「いやーこういうのは男が先に来るもんじゃなかったか?」

黒子「それは間違いではありませんが、貴方が先に来るとは思ってませんでしたの。これは雨が降りそうですわ」

上条「いやいや、本日の降水確率は0%ですよ白井さん」

黒子「もしくは人類滅亡の危機が到来してるのでは?」

上条「ノストラダムスのあれは10年以上も過ぎてますよ」

黒子「冗談ですの。ただ貴方が先に待ち合わせ場所に来てたのが意外でしたので」

上条「実は言うとさ、今日のデートが楽しみで早く起きたんだよ」

黒子「(え? この殿方も楽しみにしてたんですの? そう言っていただくと嬉しいですわね)」

上条「うん? 今日はいつものツインテールじゃないんだな」

黒子「ええ。少し気分転換をしてましたの」

上条「髪をおろした白井もなかなか似合うぞ。大人っぽいし」

黒子「そ、そうですの?///」

上条「ああ。清楚なお嬢様っぽくて良いぜ」

黒子「ぽくではなく本物お嬢様ですの! 失礼しちゃいますわね」

上条「アハハ、そうだったな」

黒子「(他の殿方でしたら何とも思わないのですが、何故か上条さんに褒められると嬉しすぎますの)」

上条「じゃあ、少し早いけどデートスタートと行くか?」

黒子「はいですの」

ーーーーーー
ーーー



【第七学区 ボーリング場】


上条「最初のデートコースはここだ」

黒子「ボーリングですの」

上条「白井はボーリングやった事あるか?」

黒子「一応一回ぐらいはやりましたわよ。お姉様達と行った時に」

上条「上条さんもクラスメイトと行った一回のみ。て事はキャリアは一緒だから実力的には互角に渡り合えるかな」

黒子「たかが一回しかやってないとはいえ、わたくしと貴方との差は火を見るより明らかですの」

上条「それはどう言う意味でせうか?」

黒子「上条さんの事ですからその時の成績は100どころか50も満たなかったのでは?」

上条「あ、当たってはいるが、あの時はたまたま調子が悪かったんだよ」

黒子「理由が見苦しいですわよ。その成績じゃわたくしとではお話にならないですの」

上条「言ってくれるじゃねーか。なら白井に勝負を申す」

黒子「あらあら、やめといた方がいいですわよ。わたくしと勝負した所で貴方の惨敗が目に見え見え、一応受けてたちますが」

上条「それはどうだがな。上条さんはいつも不幸だけどな、たまーに幸運があるからもしかするとパーフェクトなんかもあり得るんだぜ」

黒子「ボーリングに運は関係ありませんし、それに貴方のその発言は負けフラグですわよ」

上条「うぐ......や、やってみなきゃ分かんないだろう。とりあえずやろうぜ」

黒子「了解ですの」

上条「さて、名前はどうすっかな?」

黒子「何故名前で悩んでますの? 普通にフルネームで書けば宜しいのではありませんの」

上条「知らなかったか? ここはニックネームとか書いてもOKだよ」

黒子「え? そうでしたの?」

上条「ああ。こう言うのもちょっとした遊び心なんだ。例えば御坂だったらビリビリとかお姉様とか」

黒子「ちなみに上条さんは?」

上条「友達からはカミやんと呼ばれるてるよ。白井は?」

黒子「わたくしはありませんわね。お姉様とご両親以外はみんな白井さんと名字で呼ばれてますから」

上条「だったら上条さんが白井にニックネームを付けてあげようか?」

黒子「貴方のネーミングセンスに期待はしませんが、どういったニックネームを?」

上条「オセロなんかどうだ?」

黒子「却下ですの。それ、わたくしが白井黒子だからそう付けてたのでしょう?」

上条「いい響きだと思わないか?」

黒子「何処かですの!? 明らかにわたくしの名前で弄ってるにしか過ぎませんですの! やめて下さいまし」

上条「うーん、だったらクロちゃんはどうだ?」

黒子「どこぞのトリオ芸人みたいな芸名で嫌ですの」

上条「ならクロにゃんはどうだ?」

黒子「それも却下。なんか被ってそうで嫌ですわ」

上条「だったら...クロでどうだ?」

黒子「それでしたら悪くはありませんわね」

黒子「次はわたくしが上条さんにニックネームを付けて差し上げますの」

上条「カッコいいのを頼むぜ」

黒子「上条さんは...やっぱ類人猿と」カキカキ

上条「はいストップ! それは白井が上条さんに対しての悪口だろうが!」

黒子「あら、不満ですの? 我ながらグットネーミングでしたのに」

上条「上条さんはバットネーミングにしか思えません! 他のを考えて下さい」

黒子「では......これなんかはいかがですの?」

上条「ヒーロー?」

黒子「少なくとも貴方にはそう呼ばれても可笑しくはない殿方ですの」

上条「いくらなんでもそれは褒めすぎじゃねーか?」

黒子「お姉様からお話は聞いていますわ。上条さんには何回か助けていただいてもらった事が」

黒子「かくいうわたくしも貴方には助けてもらいましたし。充分にヒーローと言ってもいい素質は持ってますわよ」

上条「うーん、白井がそこまで言うならそれでいいけど」

上条「やっぱ普通にフルネームですっか」

黒子「最初からそう書けば良かったですのに...」


ーーーーーー
ーーー



上条「んじゃあ投げるとしますか」

黒子「くれぐれも転んで怪我をなさらないようにして下さいまし」

上条「それは前回でやらかしたから学習しましたよ」

黒子「既に失態してましたのね...」

上条「では一投目」

上条「それ」ヒョイ


ガーター


上条「」

黒子「あらあら、なかなか豪快なガーターですの」オホホ

上条「い、今のはつい手を滑ってたんだ」

黒子「言い訳は見苦しいですわよ。これはもう黒子の勝ちが確定ですの」

上条「おいおい、まだ始まったばかりだから分からないぜ? ホラ、次は白井の番だ」

黒子「では、見せて差し上げますの。わたくしの実力を」

黒子「それ」ヒョイ チラ

上条「(あっ...///)」


9ピン


黒子「少し角度がズレてしまいしたわね」

上条「(今投げた瞬間に白井のスカートから白い何かが見えたぞ。そういや以前白井なお見舞いに行った時なんかは過激な紫を付けてたような...///)」

黒子「もう少し慎重にいかねばなりませんわね」

黒子「ほい」ヒョイ チラ

上条「(やっぱ見えてますよ!///)」


スペア


黒子「よし。まずはスペアを取りまし...あら? 上条さん? どうされましたの?」

上条「い、いや別に...///」

黒子「顔が赤くなってますわよ。まさかまた熱があるんですの?」

上条「違うよ。ただ白井の投げる姿に見惚れてしまいまして」

黒子「なっ!...あ、貴方という方は急に何を言い出しますの!?///」

上条「い、いや、上条さんは思った事をそのままを言っただけでして...」

黒子「(全く、この殿方は......今までもそうやって数多の女性を口説き落としたのでしょうか?)」

黒子「(まぁわたくしもそう言われると嬉しくて照れてしまいますわね///)」

上条「(やっべぇ、とっさに思い付いた嘘が白井を怒らせてしまったな。まぁ見惚れたのはあながち間違いではないが)」

黒子「オッホン、よくまぁストレートに言えますわね。次は貴方の番ですの」

上条「お、おう。次はストライクを出してやるぜ」

上条「いけっ!」ヒョイ?


1ピン


黒子「たったの1ピンだけですの...」

上条「だ、大丈夫。スペアで挽回だ!」

上条「それ」ヒョイ?


ガーター


黒子「カッコ悪いですの...」

上条「不幸だぁ...」

黒子「オホホホ、これはもうわたくしの勝ちに変わりはないですわ」

黒子「そろそろストライクを出してあげますの」

黒子「えいっ」ヒョイ チラ


ストライク!


黒子「やりましたの! ストライクGETですの!」

黒子「この調子で貴方との差を広げてあげますの」クス

上条「ま、まだだ! 上条さんはまだ本気を出してないだけだ」

黒子「でしたら本気を出してみなさいな」

上条「見とけよ。ゲームが終わる頃には絶望してるぜ。白井さんよ」

ーーーーーー
ーーー



上条「」ズーン

黒子「まぁこんなもんですの」


3ゲーム終えての平気スコア


上条:48

黒子:169


上条「ば、馬鹿な...」

黒子「だから言ったではありませんの。貴方ではわたくしの足元にも及ばないっと」

上条「ハハハ...参ったよ。上条さんの実力不足でした」

上条「(言い訳があるとすれば白井のパンチラで集中力が下がったとは言えないからな)」

黒子「悔しければまた勝負して来て下さいな。黒子はいつでも受けてたちますの」

上条「次こそは勝ってやるぜ」

黒子「やれるもんならやってみろですの」クス

上条「いやー負けはしたけど、結構楽しかったよ」

黒子「わたくしもですの。何よりも自分の実力で貴方を平伏した事が」

上条「白井って高飛車なキャラだったか?」

黒子「いいえ。こんな事は上条さんにしかお見せしませんの」

黒子「(本当は上条さんと一緒に遊べる事が黒子の楽しみですの。やはり上条さんは面白い殿方ですから見てて飽きませんわね)」

ここまでですの


まだまだデートは続きますわよ


次回の更新は
月曜か水曜辺りに行ける思います


ではまたですの

お待たせしました
投下ですの

上条「んじゃあ軽い運動したし、時間も丁度お昼時だから昼食にすっか」

黒子「そうですわね。今朝の朝食は軽く取っただけですからお腹がペコペコですの」

上条「そんな白井の為に上条さんがいい場所連れて行きますぜ」

黒子「あら、何処かいいお店をご存知なんですの?」

上条「店ではないんだよな」

黒子「はい? お店ではない?」

上条「まぁ付いて来いよ」

【第七学区 いつもと違う公園】


上条「はいとうちゃーく」

黒子「到着って...ただの公園ですが...」

上条「さてと」ガサコソ

黒子「うん? バッグから何を出そうとしてるのですの?」

上条「コレ」

黒子「ブルーシート?」

上条「これを敷いてと」

上条「ホイ、どうぞお座り下さい」

黒子「はいですの...」チョコン

上条「それでは昼食をどうぞ」

黒子「これはお弁当箱...え? もしかして?」

上条「本日の昼食は上条さんお手製の弁当だ」パカ

黒子「え? コレ、貴方が作ったんですの?」

上条「おうよ! このデートのために朝早くから作ったんだぜ」

黒子「まさかデートのランチがお弁当とは...しかも殿方お手製の」

上条「デートでお弁当出す時って普通は女が作るもんだろう? でも男が作るのも悪くないなと思って作ったんだ。白井に食べてもらいたくて」

黒子「(わざわざわたくしの為にお弁当を作って下さるとは...やはりこの殿方はやりますわね)」

上条「悪いな。お洒落なレストランじゃなくて」

黒子「そんな事ありませんわよ。寧ろ、わたくしは嬉しいですの。貴方が作ったお弁当が」

上条「じゃあ食べてくれるか?」

黒子「勿論ですの! 折角上条さんが作ったお弁当ですから食べない訳にはいきませんの」

上条「どんどん食べてくれよ」

黒子「いただきますの」

黒子「はむ」パク

上条「どうだ? 俺が作ったサンドイッチは?」

黒子「美味しいですの。殿方にしてはなかなかやりますわね」

黒子「コチラの唐揚げも宜しくて?」

上条「ああ、遠慮しなくていいぜ。この唐揚げは上条さんの自信作だぜ」

黒子「では一口」パク

黒子「...これはなかなかの美味! サクサクとしててジューシーですの」

上条「だろ? そんでな、この唐揚げってレンジでチンしただけで一切揚げてないんだぜ」

黒子「レンジで!? 揚げてないんですの?」

上条「そう。スーパーとかに行けばレンジで作る唐揚げの元が売ってるからそれを使ったんだ」

上条「しかもレンジで調理してるだけあってカロリーが抑えられるから女性には嬉しいはずだぜ」

黒子「もしかして、この調理法はわたくしの為に考慮したとかは...」

上条「そうだよ」

黒子「///」キュン

黒子「(上条さんがこんなに良い殿方だとは思わなかったですの///)」

黒子「(こんな事してもらってしまったは黒子はもう...)」

上条「だからたくさん食べてくれよ。白井はジャッジメントでよく動くんだからスタミナ付けとかないとな」

黒子「ありがとうございますの」

ーーーーーー
ーーー


黒子「ご馳走様ですの」

上条「お粗末様」

黒子「上条さんって普段から自炊をなさってますの?」

上条「まぁな。そっちの方が安上がりだし」

黒子「そうですの。さぞインデックスさんも喜んでるのでは?」

上条「だと思うよ。アイツはご飯食べてる時が一番幸せそうな顔してるからさ」

黒子「当然ですの。人様から作った料理はかなりの愛情を感じられますからインデックスさんは幸せ者ですわね」

上条「なんだか照れるな」

黒子「お次は何処に連れっててくれますの?」

上条「そうだな...セブンスミストはどうだ?」

黒子「意義はありませんの」

【セブンスミスト】


黒子「あのー上条さん」

上条「ん?」

黒子「わたくしが似合いそうな服を選らんでいただけないでしょうか?」

上条「それはいいけど、確か常盤台って休日でも私服はダメじゃなかったか?」

黒子「バレなければいいんですの」

上条「バレなければね...ただ、何処で着るんだ?」

黒子「貴方の部屋があるではありませんの。そこを使わせていただきますわ」

上条「俺の部屋かよ!? まぁそこだったら問題はないな」

黒子「ですのでまた近い内に貴方の部屋にお邪魔させていただきますの」

上条「まぁいいけどさ」

黒子「(よし! また上条さんの部屋に行ける約束をこじ付けましたわ!」

黒子「さぁわたくしが似合いそうな服を選らんで下さいまし」

上条「分かった」

ーーーーーー
ーーー


黒子「ありがとうございますの。上条さん」

上条「一応自信があったをチョイスしたけどどうかな?」

黒子「上条さんにしてはなかなかのセンスですわよ。このワンピースは気に入りましたの」

上条「白井はショートパンツもいけそうだけど、やっぱお嬢様のイメージを崩さないようにもワンピースが妥当かなと思いまして」

黒子「成る程」

黒子「次はわた...ん? 上条さん! 少しあちらの方に行きましょう!」テヲヒッパル

上条「お、おい! 急にどうしんだよ!」ヒッパラレル

黒子「黙ってわたくしに付いて下さいですの!」




佐天「あれ?」

初春「どうしましたか? 佐天さん」

春上「何かあったなの?」

美琴「なんか良い商品でもあったの?」

佐天「いや、今白井さんが居たような気がして...他人の空似かな?」

春上「白井さん?」

美琴「黒子? 黒子だったら今日大事な用事があるって言ってたわね」

初春「大事な用事?」

美琴「うん。内容は聞いてないけど、少なく共買い物ではないと思うわ。佐天さんの見間違いじゃない?」

佐天「そうですかね? まぁ自分が似た人間は3人は居るって言いますし、違うか」

美琴「(私は三人どころか10000近くは居るけどね...)」


黒子「ふぅー危なかったですの」ハァハァ

上条「どうしたんだよ一体?」ハァハァ

黒子「いえ、なんだが急に走りたくなりまして」アセアセ

上条「その言い訳はさすがに無理があるだろう。まぁ何があったかは知らんが詮索はしない事にするよ」

黒子「申し訳ありませんですの」

黒子「(そうでした! お姉様は初春達と買い物だった事をすっかり忘れてましたの!)」

黒子「(わたくしだけならまだしも、上条さんと一緒に居るって事を見られたら間違いなく発狂してしまいわね)」

黒子「(折角の楽しいデートをぶち壊されたくありませんの)」

上条「あのー白井さん」

黒子「え? あ、はい」

上条「いつまで手を繋いでるでせうか?」

黒子「ふぇ?......ッ!!///」カァァ

上条「///」カオポリポリ

黒子「(あーわたくしは何をやってるのですの!?///)」

黒子「(緊急事態だったとはいえ上条さんの手を繋いでしまいましたの///)」

黒子「(でももう少し繋いで欲しかったですわね...)」

ーーーーーー
ーーー



PM5:00


【第七学区 街中】


上条「今日は楽しかったぜ」

黒子「わたくもしですの」

黒子「(本当にあっという間でしたわね。出来ればもう少し一緒に居たいのですが...)」

上条「どうだったか? 上条さんのエスコートは?」

黒子「貴方にしてはなかなか良かったですわよ。ですがもう少しデリカシーを付けていただかないと困りますの」

上条「努力します...」

上条「じゃあ上条さんは帰るな」

黒子「待って下さいですの」フクツカム

上条「ん? なんだ?」

黒子「......」

上条「白井?」

黒子「あ、いえ、なんでもありませんの。用もないのに呼び止めてすいませんですの」

上条「変な白井」

黒子「気を付けてお帰り下さいな。特にスキルアウトには注意して下さいまし」

上条「分かったよ。じゃあな、白井も気を付けて帰れよ」



黒子「......」

黒子「行ってしまわれましたか...」

黒子「わたくし、気付いてしまいましたの...」

黒子「貴方と一緒に居るのがこんなにも心地良くて、楽しくて、嬉しい気分にさせてくれて」

黒子「デート中も常にわたくしの心臓がドキドキしていましたのよ」

黒子「そう。この気持ちはお姉様に抱いてる感情と同じ」

黒子「殿方...もとい上条当麻さん」








黒子「わたくし、貴方に恋をしてしまいしたの」

ーーーーーー
ーーー



【常盤台寮 208号室】


美琴「んにゃー、ゲコ太」zzz

黒子「......」

美琴「ピョン子もこっちに来て」zzz

黒子「(先程から上条さんの事ばかり考えててなかなか寝れませんわ)」

黒子「(...上条さんは今何をやってるのでしょうか...宿題に励んでいらっしゃるかもしくはもうお休みになられたでしょうか?)」

美琴「わーいゲコ太ランドだぁ」zzz

黒子「(あーもう気になって仕方ありませんの!)」

黒子「(これも全部上条さんがいけないんですの!! わたくしの心を盗むから)」

黒子「......」

黒子「」パカ 携帯を出す

黒子「」カチカチ?

【DATE】××/×× 22:45
【FROM】白井
【sub】夜分遅くに失礼しますの
------------------------
上条さん
起きてますの?


【DATE】××/×× 22:49
【FROM】上条さん
【sub】無題
------------------------
起きてるぜ
どうしたんだ?
こんな遅い時間に


【DATE】××/×× 22:50
【FROM】白井
【sub】無題
------------------------
今 何をして
いらっしゃるかと
思いまして

【DATE】××/×× 22:53
【FROM】上条さん
【sub】無題
------------------------
これから寝る所


【DATE】××/×× 22:55
【FROM】白井
【sub】無題
------------------------
そうでしたか

でしたら
申し訳ありませんの
こんな時間にメール
してしまって


【DATE】××/×× 22:59
【FROM】上条さん
【sub】無題
------------------------
別に謝る事
じゃないって

上条さんは普段から
遅くまで起きてるし

それより
今日のデートは
楽しかったぜ

【DATE】××/×× 23:00
【FROM】白井
【sub】無題
------------------------
こちらこそ楽しい
時間をありがとう
ございますの

良ければ
またわたくしと
デートして
くれませんか?


【DATE】××/×× 23:02
【FROM】上条さん
【sub】無題
------------------------
上条さんで
よければ
いいぜ


【DATE】××/×× 23:04
【FROM】白井
【sub】無題
------------------------
貴方だから
誘ってるんですの!

本当に
いいですのね?

【DATE】××/×× 23:06
【FROM】上条さん
【sub】無題
------------------------
ああ
今度はもっと
良いデートスポットに
連れっててやるぜ


【DATE】××/×× 23:08
【FROM】白井
【sub】やったぁですの
------------------------
その約束
絶対に忘れては
なりませんの
いいですわね?

もし約束を
破ったら鉄矢で
貴方の心臓に
テレポートして
やりますの!


【DATE】××/×× 23:10
【FROM】上条さん
【sub】無題
------------------------
それは勘弁してくれ

約束はちゃんと守るさ

【DATE】××/×× 23:12
【FROM】白井
【sub】無題
------------------------
楽しみに待ってますわ

ではわたくしは
お休みになりますから
貴方も早く就寝
なさって下さいな


【DATE】××/×× 23:14
【FROM】上条さん
【sub】無題
------------------------
おう
お休み


黒子「(メールを保護ですの)」

黒子「(やっぱ恋ってものはこんなにも楽しい気分になりますわね)」

美琴「(罰ゲーム受けてもらうわよ。アンタ)」zzz

黒子「(お姉様......)」

黒子「(わたくしは愚かな淑女ですの。お姉様という慕う人間が居るにも関わらず、もう一人の人間を愛してしまいましたの)」

黒子「(申し訳ありませんが、こればかりは恋敵がお姉様であろうとも負けませんわ!)」

黒子「(勝負ですの! お姉様)」

黒子「ふぁー」アクビ

黒子「(丁度良い時に眠くなってきましたわね)」

黒子「(寝ますの)」

黒子「(お休みなさい。当麻さん)」

ここまでですの


ここで黒子の恋がスタート
さーてどうやって上条さんを物するか
今後の展開に注目ですの


次回の更新はまだ確定ではありませんが26日の金曜日辺りに来れるかと思います


ではまたですの

>>238
>上条「そうだな...セブンスミストはどうだ?」
>黒子「意義はありませんの」

分かってるんだけどひでぇなwwwwww

すいません
異議のはずが意義になってた...


気を取り直して
投下ですの

【Joseph's】


佐天「このメンバーでお茶するも
久しぶりですね」

春上「本当に久しぶりなの」

初春「一端覧祭もありましたし、私と白井さんはジャッジメントで一時期忙しかったですから」

黒子「今はひと段落してますからいいのですが、これ以上負担がかかるのは勘弁して欲しいですの」

美琴「まぁ、こうして5人でお茶出来たことでも良かったもんよ」

佐天「そう言えば来月はクリスマスになりますね」

初春「もうその話するんですか? 早いですよ佐天さん」

佐天「だって今月ももうすぐで終わるんだよ? 今年の楽しいイベントが残ってるとしたらクリスマスしかないんだぜ」

黒子「わたくしはお姉様と二人っきりで熱い濃厚な聖夜を過ごしますの!」

美琴「死んでもお断りよ」

黒子「ガビーン!」

初春「クリスマスと言ったら私は彼氏と過ごしたいですね」

美琴「え? 初春さん、彼氏居たの!?」

佐天「なんだと...」

春上「いつの間に...」

初春「い、いや違いますよ!! ただ、いつかは恋人が出来てクリスマスにデートしたいなーと私の願望でして///」

美琴「あっ、そう言う事ね。なーんだビックリしちゃったわよ」

佐天「あたしも、つか初春に先越されるとなんか凹むな」

春上「でも、クリスマスに彼氏と過ごすのって素敵なの」

美琴「彼氏かぁ...」

初春「御坂さんのクリスマスは大覇星祭で一緒だっとあのツンツン頭の人と過ごすんですか?」

美琴「え? い、いや何でアイツが出て来んのよ!?///」

佐天「あっれぇー上条さんと付き合ってるんじゃないんですか?」ニヤニヤ

春上「そうなの?」

美琴「はぁー!? 付き合ってないわよ! もーやめてよね。私がアイツと付き合ってるなんていい迷惑よ!///」

黒子「(相変わらずのツンツンのお姉様ですの)」

美琴「大体私はね、彼氏にすんならあんなボンクラよりももっと良い男と付き合ってるわよ///」

黒子「お姉様、ボンクラは言い過ぎでは? あの殿方だって良い部分はあるんですから」

佐天「(あれ?)」

美琴「ボンクラはボンクラよ。あんな覇気がない男はそれがお似合いよ」

黒子「」イラ

黒子「(よくそれで上条さんに好意を抱いていらっしゃいますの...)」

黒子「まぁまぁ、あまり悪口を言うもんではありませんわよ。仮にもお知り合いなのですから抑えて下さいまし」

美琴「...そ、そうね。確かに言い過ぎたわ」

美琴「でも勘違いしないでよね。私がアイツの事が好きなんて事はあり得ないし、ただの喧嘩友達なだけよ」

黒子「分かりましたの。次からは気を付けて下さいですの」

美琴「わ、分かったわよ」

佐天「うーん?」

初春「どうしたんですか? 佐天さん」ヒソヒソ

佐天「なんか白井さんが変じゃない?」ヒソヒソ

初春「何言ってるんですか? 白井さんが変なのはいつもの事ですよ」ヒソヒソ

佐天「それはそうなんだけど...やっぱ変だよ」ヒソヒソ

春上「どの辺が?」ヒソヒソ

佐天「ホラ、御坂さんに上条さん関連を話すと逆上するのに今回は庇ってるんだよ。いつもは「あの類人猿」とか「お姉様を誑かすクソ猿」とか言ってる白井さんが」ヒソヒソ

初春「あっ、確かに言われてみれば...」ヒソヒソ

春上「それって白井さんがその男の人の事が...」ヒソヒソ

佐天「その可能性があったりして」ヒソヒソ

初春「まさか、あのガチ百合な白井さんに限ってそれは有り得ないですよ」ヒソヒソ

佐天「だろうね。御坂さん一筋の白井さんだからあたしの勘違いかな?」ヒソヒソ

黒子「何をコソコソ話してますの? そこのお三方は」

佐天「い、いやーなんでもありませんよ」ハハハ

黒子「?」クビカシゲ

佐天「それよりもクリスマスはあたし達でパーティーやりませんか?」

春上「それ賛成なの」

美琴「良いんじゃないかしら」

初春「ジャッジメントの仕事が入らなければいいのですが...」

佐天「そんなもん休んじゃいなよ」

初春「そういう訳には行きませんよ!」

黒子「(クリスマスですか......わたくしとしては上条さんとデートに行きたいですわね)」

黒子「(手を繋いでイルミネーションが輝く街を歩いたり、お洒落なレストランでディナーし)」

黒子「(そして最後に2人は熱いヴェーゼを交わす。うむ! 最高ですの!!)」グヘヘ

初春「白井さん、また何かトリップしてますね」

春上「なんか嬉しそうなの」

美琴「ほっときなさい。どうせ私で変な事考えてるのよ」

佐天「あーやっぱ白井さんは白井さんでしたか...」

【いつもの公園】


黒子「お姉様と上条さんがよくお会いしてるこの公園でしたら遭遇できる可能性が高いのですが...」

黒子「はぁ、上条さんへの恋心を自覚してからは想いが膨らむ一方ですの」

黒子「わたくしは何故あの殿方を類人猿だなんて罵ったのでしょうか...昔のわたくしをブン殴ってあげたいですわ」

黒子「......」

黒子「...今日は来ないのでしょうか?」

黒子「まぁ、毎回会える訳ではないとお姉様は仰ってましたし...」

黒子「もう少し待ってみますの。それで現れなかったら寮に帰ると致しましょう」


上条「あーやっと補習が終った」

黒子「(あっ! 来ましたわ!)」

黒子「(急いで身だしなみを整えねば)」ササッ

黒子「(これでOK。では)」

黒子「(白井黒子、参りますの)」

黒子「あら? 上条さんではありませんの」

上条「おー白井か」

黒子「御機嫌よう」ペコリ

上条「何してたんだ?」

黒子「貴方を待ってたのですの」

上条「上条さんを?」

黒子「はい。貴方と少しお話がしたいので少しお時間空いておりまして?」

上条「ああ、別にいいぞ」

黒子「では、ジュースを飲みながらでも雑談を致しましょう。わたくしがご馳走してあげますわ」

上条「いや、自分の分は自分で出すよ」

黒子「どうせ貴方の不幸体質の事ですからお金を飲み込まれるがオチですわよ」

上条「否定出来んが、ビリビリの奴が何度も蹴るからそれの所為でもあるんじゃね?」

黒子「まぁ、あながち間違いではありませんが...」

黒子「それよりも飲み物は何に致します?」

上条「ホットのコーヒーで」

黒子「では、わたくしも同じ物にしますの」

黒子「はい、コーヒーをどうぞ」

上条「サンキュー。おっ、暖かいな」

黒子「ホットなんですから」

上条「やっぱ自販機の方が丁度いい温度で保温してるから良いんだよな。コンビニのだと店によってヌルいし、熱すぎる所もあるんだよ」

黒子「そうですの? わたくし、あんまりコンビニには行きませんから分かりませんの」

上条「コンビニと自販機じゃあ温度も違うらしいぞ。自販機は大体55℃で保温してるそうだ」

黒子「成る程。あまり成績がよろしくない貴方がそんな雑学を知ってるとは」

上条「俺の知り合いから聞いたんだよ。三度の飯よりもコーヒーが好きな野郎が居てさ、ソイツから聞いたんだよ」

黒子「どれだけコーヒー好きなんですの? 貴方の知り合いは」

上条「無人島に持って行くとしたら何がいいって聞いた時は即答でコーヒーと答えてたからな」

黒子「カフェイン中毒でもお持ちなんでしょうか? 随分と変わった知り合いですわね」

上条「まぁな」

黒子「話を変えさせていただきますが、上条さんってどういった能力をお持ちですの? わたくしの能力も効かないですし、超能力者のお姉様の能力すら効かないらしいそうで...」

上条「ネタバレは避けたいが、白井なら大丈夫か。えっとな、『幻想殺し』といってあらゆる能力を打ち消せる。この右手だけだがな」

黒子「『幻想殺し』ですの?」

上条「ああ。ちなみに右手を能力者自身に触れれば能力すら出せなくなる。つまり、触れらてる間だけは無能力者になっちまんだ」

黒子「だから貴方をテレポートする事が出来なかった訳ですわね」

上条「だけどな、こんな能力でも事実上は無能力者扱いなんだよな」

黒子「これで無能力者はあんまりですわね。こんなチートみたいな能力が無能力者扱いだとは...」

上条「機械では計測出来ないんだよ。まぁ能力を無効果にするだけだし」

黒子「(でも、その能力があったからこそ結標淡希の件ではわたくしを助けて下ったのですのね)」

上条「それにしても、結構寒くなって来たな」

黒子「ええ。そろそろ本格的に冬が到来して来るそうですの」

上条「だな。この時期は鍋とかスープが温かい物を頂くのが上条さんの数少ない幸せでして」

黒子「数少ないって...いくらなんでも寂し過ぎますわよ。他にも幸せがあるんではありませんの?」

上条「うーん探せばあるかも知れないが、所詮上条さんは不幸体質ですから」


黒子「(確かに貴方は不幸で可哀想な殿方ですの)」

黒子「(ですが、わたくしはそんな上条さんをほっとける訳がありませんわ)」

黒子「(黒子が、わたくしが必ず上条さんを幸せにして見せますの!)」

ーーーーーー
ーーー



上条「それでな、青髪の野郎の守備範囲と来たら半端なくてな」

黒子「あらあら、その殿方は節操がなさ過ぎですの」

上条「全くだ」

黒子「(ウフフ、やはりこの殿方と一緒に居る時間が楽しくて仕方がありませんの)」

黒子「(これが恋人同士でしたらもっと最高なんですが)」

上条「あれ?もうこんな時間か、そろそろ帰らないとな」

黒子「そうですわね...」

黒子「(はぁ、もう少し一緒に居たかったですわ...)」

上条「じゃあな白井」

黒子「ええ。気を付けてお帰り下さい」

上条「白井もな」スタスタ


黒子「......」

黒子「はぁ、もーこの想い、抑えられそうにありませんの...」

黒子「そろそろ動かねばなりませわね。上条さんはあー見えてモテる殿方。もたもたしてると誰かに取られてしまいますの」

黒子「上条さんの隣に居る女性がわたしくではない誰かなのが嫌ですの!」

黒子「あー上条さん。貴方の事が好き過ぎて生きて行くのが辛いですわ」

黒子「何としてでも上条さんを振り向かせて見せますの」

ーーーーーー
ーーー


数日後


【常盤台寮 208号室】


美琴「ふぅ、サッパリした」フキフキ 風呂上がり

黒子「(お風呂上がりのお姉様は溢れんばかりの魅力と香りが漂いますが)」

黒子「(以前のわたくしでしたら劣情を催してましたけど、今はなんとも思わなくなってしまいましたわ)」

黒子「(それはもうお姉様よりも上条さんの方が依存度が大きくなってる証拠)」

黒子「(やはり同性愛は間違いだったて事ですわね)」

美琴「黒子? どうしたの?」

黒子「いえ、なんでもありませんの。わたくしもお風呂に入って来ますわ」スタスタ

美琴「......」

美琴「うーんなんだろう? なんか最近の黒子は変ね」



【バスルーム】



黒子「ふぅ」チャプ

黒子「......」

黒子「上条さんってどんな女性が好みでしょうか?」

黒子「確かお姉様の話によれば、『アイツの周りには立派な二つのスイカが多すぎなのよ!』といつも愚痴をこぼしてましたし」

黒子「」チラ 胸を見る

黒子「殿方というものは豊満なお胸がお好きだとよく聞きますから上条さんもそうなのでしょう...」

黒子「わたくしの貧相なお胸ではまずお話にはなりませんわね」

黒子「ですが中学生はこの程度の胸囲しかないのが普通なんですが...」

黒子「でも、心理掌握の食蜂先輩のアレを見る限りはとても中学生とは思えませんの」

黒子「あの方は何を口にしたら大きくなるんですの? エクレールで成長させたのですの?」

黒子「それとも椎茸を食べたらあーなるんでしょうか?」

黒子「......」

黒子「オッホン。そういう冗談はやめておきましょう。ない物は仕方がありませんから自分に持ってる武器で勝負するしかありませんわね」

黒子「そろそろあがると致しましょう」バシャ

ここまでですの


まだ300レス程度か...
少しペースをあげなければ


次回の更新は月曜か水曜辺りを予定をしております


ではまたですの

投下ですの

ーーーーーー
ーーー



黒子「うーんわたくしが持ってる武器としたらこのアダルティな下着ですわね」ピラーン

黒子「これでしたら殿方を悩殺出来ますわね。お姉さん系が好きそうな上条さんには」

黒子「そう言えばわたくしが入院した時には見られてしまいましたし、あの時の上条さんは顔が真っ赤でございましたから」

黒子「色気に関しては少なくともお姉様よりはありますから充分に戦えますの」

黒子「後はひたすらアタックするのみ。アクティブにいかなければまず振り向いてくれませんわ」

黒子「クシュン」

黒子「おっと、いつまでもバスタオルだけ羽織っては風邪引いてしまいますわね。さっさとパジャマに着替えなければ」

美琴「寒くなってきたわね」

黒子「そうですわね。でしたら、わたくしの人肌で暖めて差し上げましょうか?」

美琴「馬鹿な事言わないの」ゲンコツ

黒子「痛いですの......ちょっとしたジョークですのに」シクシク

美琴「アンタの場合は冗談にならない場合があるじゃない!」

黒子「何も手を出さなくても...」

美琴「全く、アンタの変態っぷりには困ったもんだわ」

美琴「それにしても、あの馬鹿はいつになったら返信してくんの? さっきからメールしてるのに全然来ないじゃない...」

黒子「上条さんにメールしてたのですの?」

美琴「まぁね。なんかここ最近会ってなくてさ、イライラしてくんのよ」

黒子「またいつもの公園で待ち伏せしてたのですの?」

美琴「ち、違うわよ! 通るとたまに遭遇する事があんのよ。べ、別に待ち伏せてたなんて微塵も思ってないわよ!///」

黒子「(相変わらずの平常運転です事)」

黒子「(この調子でしたらすぐに追いつけそうですわね。でも、油断は出来ませんわ)」

ーーーーーー
ーーー



数日後


【第七学区 街中】


黒子「たまには一人でお散歩も悪くありませんわね」

黒子「ジャッジメントの仕事もお休みですし、こういう時にストレスを発散にはいい機会ですわ」

黒子「もしかしたら上条さんにお会いしたりしまして、エヘヘ」

黒子「そうですの!この際、上条さんを探してみますの」

黒子「もし見つかれば、ちょっとしたプチデートを誘って」

黒子「そしたらクレープでもご馳走して差し上げましょう」

黒子「出来れば上条さんが食てるのを一口頂いて間接キッスをしてみたいですの」

黒子「もしくはお口の回りにクリームが付いてしまったウッカリな上条さんにわたくしがフキフキしてあげるのも悪くありませんわ」

黒子「いいですわ! 最高ですの! グヘヘヘヘ」


通行人A「なんかオカシイのがいるぞ」

通行人B「あれって常盤台の子じゃね?」

通行人C「可愛いな」

通行人D「てかジャッジメントに通報した方がよくね?」

通行人E「やだぁ、変態が居るわ」

通行人F「はい。あれは変態です」

黒子「おっと、いけませんわ。ジャッジメントのわたくしが危うくジャッジメントされる所でしたわね」

黒子「そうと決まれば早速行動に移しますの」シュン


数時間後


黒子「居ないですわね」

黒子「こんな事でしたら電話でもすれば良かったですの...」

黒子「はぁ、何をやってるでしょうかわたくしは...」

黒子「...疲れましたし...寮に帰りますとしましょう」

黒子「ん? あれは...」


上条「」スタスタ

黒子「居ましたの! こんな所で会えるなんてやっぱり運命ですわね!」

黒子「上条さ......え?」



神裂『今日は本当に助かりました。上条当麻』

上条『お土産はこれで全部か?』

神裂『はい。最大宗教から頼まれた物を買いましたし、ステイルから頼まれた学園都市制の煙草も3カートン程手に入れましたから』


黒子「ちょっと!? 誰ですの? あの女性は?」

黒子「うー...スタイルは抜群、お胸もかなりのボリュームがありますの」

黒子「年齢の方はどう見ても成人は過ぎてますわね。二十...いや、三十路は過ぎてるかと」

黒子「と言うかなんですの? あの格好」

黒子「ジーンズの片方は切れてますし、中途半端なTシャツの着方」

黒子「学園都市ではあり得ないファッションセンスのおばさんですの」

黒子「にしても」

黒子「さっきから上条さんと楽しそうにお話しやがって! もう少し離れて欲しいですの! 近付き過ぎですわよ! あのヘンテコセンスの女性」イライラ

黒子「そもそも、あの女性は上条さんとどういう関係なんですの? まさか...恋人?」

黒子「だとしたら嫌ですの...」

黒子「...上条さんも満更でもないお顔してますし...」

黒子「やはり年上の女性が好みなんでしょうか...」


上条『それでよ、土御門の野郎ときたらさ』

神裂『全く、あのシスコンには毎回翻弄されてしまいますね』


黒子「......」

黒子「もう見ていられませんの...」シュン

【常盤台寮 208号室】


黒子「ただいまですの」

黒子「お姉様は......まだお戻りになられてませんわね」

黒子「はぁ...」バタン ベッドに倒れ込む

黒子「......」

黒子「上条さんとあの大人な女性、楽しそうでしたわね」

黒子「...わたくしのような年下の女性には興味はないのでしょうか?」

黒子「あんなスタイルが良い女性が相手じゃ勝ち目がないですの...」

黒子「いっそうの事、諦めた方が賢明でしょうか...」

黒子「......」

黒子「出来る訳がありませんの!! 諦められる訳がないですの」

黒子「こんなんで試合終了されてたまるもんですか! それによく考えてみれば、まだあの2人がお付き合いしてる事が確定した訳ではありませんの!」

黒子「もう駄目ですの。この想いが抑えきれませんわ」

黒子「こうなったら当たって砕けるしかありませんの」

黒子「上条さんに想いを伝えますわ!」

黒子「」ピッピ


上条『もしもし、白井か?』

黒子「もしもし上条さん、申し訳ありませんが今から公園に来て下さいますか? 貴方が登下校でお通りになる公園で」

上条『え? 今からでせうか?』

黒子「貴方に大事な話がありますの」

上条『大事な話? 今からじゃないと駄目なのか?』

黒子「ええ。ですから、これから公園に来て下さいまし」

上条『...分かった。急いで向かうよ』

黒子「ありがとうございますの。では、公園で待ってますわ」ピッ

黒子「ふぅ...」

黒子「これで後に引けなくなりましたわ」

黒子「いえ、これで良いんですの。あの鈍感な上条さんに振り向くの待ってられませんわね。いつまでも待ってたのではババアになってしまいますわ」

美琴「ただいま」

黒子「お姉様...」

美琴「うん? どうしたの黒子?」

黒子「......お姉様、申し訳ありませんが外出して来ますわ」

美琴「え? もう少ししたら門限なのに?」

黒子「寮監様にはうまく誤魔化しといて下さいですの」シュン

美琴「ちょっ!? 黒子!」







黒子「お姉様...わたくし、白井黒子はもう我慢の限界ですの」

黒子「先手を取らせて一気に決着を付けさせてもらいますわ」

【上条の部屋】


上条「なんだろうな? 大事な話って」

禁書「誰からの電話?」

上条「白井だよ」

禁書「くろこ?」

上条「なんか大事な話があるから公園に来てくれだって。悪いけど、夕食はもう少し待ってくれ」

禁書「えーそんなに待ってられないんだよ!」

上条「今から行かないとならないんだ。なるべく早く帰って来るからさ」

禁書「うー...分かったんだよ。早く帰って来てね」

上条「悪いな」

【第七学区 いつもの公園】


黒子「」ドキドキ

黒子「かなり緊張して来ましたわね」

黒子「何故でしょう? お姉様の時にはなかったですのに」

黒子「やはり好きな相手が異性であるからでしょうか?」

上条「白井!」

黒子「来ましたわね」

上条「待ったか?」

黒子「いえ、わたくしも今来た所ですので」

上条「そっか。それで、大事な話とはなんだ?」


黒子「先程、貴方が変なファッションした女性と一緒に歩いてたのを目撃しまして」

上条「変なファッション? ああ、神裂の事か」

黒子「それで、あの女性とはどんな関係でありますの? もしや、あの方が貴方の恋人だったりとかは...」

上条「やだなー白井さん。アイツ、神裂とはたんなる戦友だよ」

黒子「(戦友ですか...)」

上条「大体、上条さんはこれまで恋人なんか居た事がないんだぜ。彼女いない歴=自分の年齢です事よ」

黒子「そうでしたか...良かったですわ。安心しましたの」ホッ

上条「なんで俺が彼女居ないのに安心するんだ?」

黒子「鈍感...」ボソッ

上条「ん? なんか言ったか?」

黒子「なんでもありませんの! 本題に入らせてもらいますわ」

上条「あー大事な話があるんだよな。えっと、大事な話とはどんな話でせうか?」

黒子「それは......おそらく、貴方にとっては信じられないだろうと思います」

黒子「ですが、これからお話する事は、わたくしの率直な気持ちを貴方に伝えたいのですの。聞いて下さいますか?」

上条「ああ」

黒子「」ダキッ 上条に抱きつく

上条「ちょっ!?し、 白井?///」

黒子「わたくしは」













黒子「貴方の事を異性としてお慕い申しておりますの!」

ここまでですの


次回は3日後の土曜に更新する予定でいます


ではまたですの

お待たせしました
投下ですの

上条「え?」

黒子「///」

上条「......えっとお慕い申してますって事は...上条さんの事が好きって訳でせうか?」

黒子「はい。わたくし、白井黒子は上条当麻さんが好きですの///」

上条「そうですか...」

上条「......」

黒子「......」

上条「......」

黒子「......」

上条「いやいや! ちょっと待て! 上条さんの事が好きって、お前が好きなのは御坂なはずだろう?」

黒子「ええ。以前のわたくしでしたらお姉様一筋でしたわ」

黒子「ですが、最近わたくしがお姉様に抱いてる好きという感情は恋愛的な感情ではなく友人的な感情であることを気付きましたの」

上条「友人的な感情...」

黒子「今は違います。わたくしがお慕い申してますのは、貴方、上条当麻さんなんですの」

上条「白井......」

上条「本気なのか? 冗談で言ってる訳ではないよな?」

黒子「何を言ってますの? 冗談でこんな事言うつもりはありませんの! !」

上条「そ、そっか」

黒子「その証拠に」スッ 上条の手を取る

黒子「ホラ、よく感じ取って下さいな」フニン 胸に当てる

上条「お、おい! 何すんの!?///」アワアワ

黒子「狼狽えないで下さいまし。貴方と一緒に居るとこんなにも心臓がドキドキしてますのよ」

黒子「貴方と一緒に居るのが嬉しくて、楽しくて、心地良い気分にさせてくれて」

黒子「それが貴方、上条さんに恋をしてるって事ですの」

黒子「上条さん、今まで、貴方に罵詈雑言を浴びせてしまった事をお詫びします」

黒子「もう類人猿なんて言いませんの」

黒子「もう一度言いますわ。わたくし白井黒子は上条当麻さんの事が好きですの」

黒子「宜しければ、わたくしとお付き合いして下さい」

黒子「宜しくお願いしますの」

上条「......」

上条「その...なんだ」

上条「白井が上条さんに告白してくるとはかなり驚いたよ」

上条「正直、嬉しかったですよ。何せ、人生初の女の子からの愛の告白だったからな」

上条「返事なんだけどさ...保留させてもらえないか?」

黒子「先延ばしするんですの?」

上条「そういう事になるが、少し気持ちの整理をさせてほしい」

黒子「分かりましたわ。突然の出来事で混乱してるでしょうから時間をあげますわ」

上条「悪いな」

黒子「なるべく早い返事を待ってますわ」

黒子「それと、お姉様の事でしたら遠慮なさらないで下さいまし」

黒子「先程も言いましたけど、今のわたくしがお姉様に対する感情は友人としての好きと言う事ですの」

上条「分かった」

黒子「最後に一つ」

黒子「たとえ駄目だったとしてもわたくしは諦めるつもりはありませんの」

黒子「絶対に貴方を振り向かせみせますわ! 覚悟して下さいな」

上条「お、おう」

黒子「では、わたくしはここで失礼しますの。いい返事を待ってますわ」シュン







上条「......」

上条「まさか白井が告白してくるとはな」

上条「そもそもアイツは御坂LOVEだったはずだぜ?」

上条「白井に好かれるような事した覚えがねーよ」

上条「いつの間にフラグを建てたんだがねー」

上条「......」

上条「はぁ、こんなことが分からないから皆から鈍感って呼ばれるんだよな」

上条「まぁ告白された以上、ちゃんと向き合わないとイケナイし」

上条「白井黒子か...」

【上条の部屋】


上条「ただいま」

禁書「遅いんだよ! とうま」

上条「悪りぃな。自分が思ってた以上に長引いちゃったわ」

禁書「一体、くろこと何の話をしてきたのかな?」

上条「あーちょっとした世間話だよ」

禁書「それが大事な話!? それだけでとうまを呼び出したの?」

上条「まぁそうだな」

禁書「世間話をするためにわざわざ呼び出すなんてくろこは暇なんだね」

上条「(ハハハ、告白されたなんて言える訳がねーよ)」


【常盤台寮 208号室】


黒子「ただいまですの」

美琴「急に何処に行ってたのよ? アンタは」

黒子「ちょっと急用が出来てしまいまして」

美琴「それだったら仕方がないわね。寮監にはうまく言い訳しといたから」

黒子「ありがとうございますのお姉様!」ガバッ

美琴「ちょ!? アンタはまた! 離れなさいよ!」

黒子「あら、申し訳ありませんわ」スッ

美琴「(あれ?)」

黒子「お腹が空きましたわね。本日の夕食は何でしょうか?」

美琴「(やけに潔いいわね.....いつもなら電撃でも浴びせないと離れない黒子が...)」

黒子「ルンルンルンルーン♪」

美琴「(鼻歌歌いだしてるし......なんか気持ち悪いけど良い事があったのかな?)」

黒子「(ふぅ、告白した後はスッキリしますわね。秘めていた想いを吐き出せたからでしょうか)」

黒子「(後は返事を待つのみ。いつ返答するかは分かりませんが、その間にはひたすら猛アタックしますの!)」

ーーーーーー
ーーー


告白から二日後


【とある高校 校門前】

青ピ「つまりな、ロリこそが最強なんよ。つっちー」

土御門「何を言ってる。妹に勝てるカテゴリーなんか存在しないにゃー。妹こそがホンモノの萌えなんだぜよ」

上条「(告白の返事...どうすればいいでせうかね?)」

上条「(相手は名門常盤台のお嬢様で大能力者...)」

上条「(学年が中1、つまり去年までランドセル背負ってた年齢だぞ? 付き合ったらロリコン呼ばわりされるのが確実だろうな)」

上条「(よくよく考えれば、殆んど釣り合わないよな。ここは断っとくべきか...)」

青ピ「カミやんはどっちが良いと思うん?」

上条「え? な、何の話してるんだっけ?」

青ピ「オイオイ、ちゃんと僕らの話を聞こうや。カミやん」

土御門「またフラグ建てようとする女でも考えてたかにゃー」

上条「んな訳ねーだろ!! 大体、フラグなんて1人しか建ててねーよ!」

青ピ「は?」

土御門「え?」

上条「あっ!」ガバッ 慌てて口を塞ぐ

青ピ「上条当麻君。今の発言はどういう事でしょうか?」

土御門「関西弁が抜けてるぜ青髪。カミやん、今のは聞き捨てならないぜよ」

上条「仕舞った...」

青ピ「1人しか建ってないって言うたな? あのカミやんが気付くなんてあり得へんよ」

土御門「だな。鈍感なカミやんが自分から感知したとはまず思えないにゃー。じゃあ何故、カミやんからその言葉が出て来たのか? よくよく考えば答えはあれしかないぜよ」

青ピ「つまり」

土青「「告白されたんだにゃー(んやな)」

上条「ギクッ」

青ピ「さぁ吐けや!! どんな子から告られたんや?」ムラグラツカム

上条「えっと、そ、そ「上条さあああぁぁぁぁん!」うおっ!?」

青ピ「なっ!?」

土御門「にゃー!?」

上条「痛たたたたぁ......な、なんなんだよ急に...って白井!?」

黒子「あぁん! 上条さん! 貴方に会いたくて、会いたくて、来ちゃいましたの」スリスリ

青ピ「か、カミやんが常盤台の女の子に押し倒されとる!?(紫のTバックやと!? うひょー!!)」

土御門「前にもこんな光景あったにゃー(紫とは過激ぜよ)」

青ピ「(あれ? この子確か...あの時の風紀委員やん!)」

黒子「ムホー! 上条さんの匂いと温もりがたまりませんわ!」スリスリ クンカクンカ

上条「ちょっと白井! やめぃ!人が見てるって!」

黒子「おっと、わたくしとした事が取り乱してしまいましたわ」

上条「取り乱したってレベルじゃねーぞ。つか何しに来たんだよ?」

黒子「今言ったじゃありませんの。愛しの上条さんに会いにきましたわ!」

上条「会いに来たのは構わないけどさ、君みたいな名門校の生徒がウチの高校にやって来ると非常に大変でありまして...」

生徒A「オイ見ろよ! 校門に常盤台の子が居るぞ」

生徒B「マジだ! つかまた上条かよ」

生徒C「また上条君目当ての子なの?」

生徒D「あたしの上条君が...」

青ピ「カーミーやーん」ゴゴゴゴゴ

土御門「どういう事か説明してもらうにゃー」ゴゴゴゴゴ

上条「やばっ! 逃げるぞ白井!」オヒメサマダッコ

黒子「きゃ! 上条さんったらこんな所で大胆ですわ///」ウットリ

生徒達「「「「待てやコラァァァァ!!」」

上条「あーもう不幸だぁー!!」

ーーーーーー
ーーー



【第7学区 いつもとは違う公園】


上条「ふぅ、なんとか撒いたか」

黒子「流石は殿方さん。あれだけ走り回って息一つもあがらないとはそれ相当の体力をお持ちですわね」

上条「いや、白井を担いでる分、余計に疲労が蓄積されます事よ」

黒子「あら? それはわたくしのせいにしてる訳ですの? 酷いですわ上条さん。ただわたくしは好きな殿方に会いに来ただけですのにあんまりですわ」シクシク 嘘泣き

上条「だぁー悪かった。上条さんが悪かったから泣かないでくれ!」

黒子「じゃあこれで許してあげますの」メヲトジル

上条「あのー白井さん? それはまだ早いので御座いますよ? ましてや、まだ俺達は付き合ってる訳じゃないし」

黒子「ヴェーゼぐらい良いのではありませんの...」

上条「そういうのはちゃんと恋人になってからな?」

黒子「では、告白の返事を下さいまし」

上条「えっと、そ、そのー......まだ答えが出せないんだ」

黒子「まだ整理がつきませんの?」

上条「もう少し待ってくれ。絶対に返事はすっから」

黒子「まぁいいですの。貴方の場合だともう少し時間が掛かりそうですわね。それか、待ってる間にわたしの虜にして差し上げれば手っ取り早いですし」ガシッ 上条の腕を絡める

上条「お、おい!?///」

黒子「あら? お顔が真っ赤ですわよ」ニヤ

上条「女の子から腕を組んできたらそりゃ誰だって赤くなるわ! つかなんか柔らかいのが当たってますよ?」

黒子「当ててるんですの」ムニ

上条「(ぐはっ!......貧乳なのに結構トキめくぜ!///)」

黒子「なんでしたら好きなだけ揉みしだいても構いませんわよ」

上条「しません! 年頃の女の子がそんな事言っちゃいけません」

黒子「つれないですの」

上条「はぁ、ちっと飲み物買ってくるわ。白井は何がいい?」

黒子「ご馳走してくれるんですの? では、アイスコーヒーを」

上条「了解」

ここまでですの


スレタイは回収しましたけど、まだまだ続きますよ


次回の更新は10日の土曜日に行きます


ではまた

もう少ししたら行きますよ

遅くなって申し訳ありませんでした


投下ですの

ーーーーーー
ーーー


上条「ホイ、お待たせ」

黒子「ありがとうございますの」

上条「」ゴクゴク

黒子「」ゴクゴク

上条「」ゴクゴク

黒子「」ゴクゴク

上条「あのー白井さん?」

黒子「なんですの?」

上条「そのーくっ付き過ぎではないでせうか? なにも座ってる時も腕を組まなくても///」

黒子「良いのではありませんの。別に減るもんではないですのよ?」

上条「いや、周りの視線が痛い...」


通行人A「オイ! 見ろよあれ」

通行人B「常盤台の子だよな? 男と一緒に居るぞ。カップルか?」

通行人C「男の方は冴えない面してんな。常盤台はあういうのが好みなのか? 解せぬ」

通行人D「ちっ、リア充は爆発しろ!」

通行人E「あれがバカップルって奴だね」

通行人F「はい。あれはバカップルです」


黒子「それがどうかしましたの? 気にする事ではありませんわよ。なんでしたらもっと見せ付けてやりますの!」ピトッ

上条「ちょっ!?///」

黒子「上条さんのヤシの実サイダー、少し頂きますわよ」ヒョイ

上条「あっ!」

黒子「」ゴクゴク

黒子「グヘヘ、間接キッスGETですの」ニコニコ

上条「///」カァー

黒子「(あらあら、またお顔が真っ赤になってなんとも可愛いらしい。ウフフ、結構ウブな殿方ですわね)」

ーーーーーー
ーーー


黒子「上条さん、この後の予定は?」

上条「別にこれと言った用事はないな」

黒子「ないのでしたら上条さんの部屋に遊びに行きたいのですの」

上条「俺の部屋?」

黒子「そこでしたら人目を気にせずイチャつけるのではありませんの」

上条「イチャつけるってな...インデックスが居るんだぞ? つかお前はよくストレートに言えるよな」

黒子「わたくしは素直に真情を吐露するタイプですのよ」

上条「そ、そう...」

上条「(思ってる事をハッキリと言う人ね...偉いつーか正直だな。御坂とは真逆のタイプなんだな白井は)」

黒子「話は戻しますが、これから貴方の部屋に遊びに行っても良くて?」

上条「まぁいいけどさ」

黒子「よっしゃですの! そうと決まれば早速上条さんの部屋に向かいますの!」シュン

上条「オイ! ちょっと待て! テレポートしてまで急ぐ事ないだろう」

【上条の部屋】


上条「入っていいぞ」

黒子「お邪魔しますの」サッ 靴を揃える

上条「(常盤台に通ってるだけあってしっかりとマナーは身についてるな)」

黒子「此処に来るのも二度目ですけど、前回と変わらず清潔感があるお部屋ですわね」

上条「ウチにはスフィンクスを飼ってるからな。ちゃんと掃除しないと毛だらけになるんだ」

黒子「スフィンクスってそちらの猫さんの事ですわね」

スフィンクス「にゃん」

黒子「あらあら、人懐こい三毛猫です事」ナデナデ

スフィンクス「にゃん(あー気持ちいいぜ。ツインテのお嬢ちゃん)」

黒子「見てて癒されますわね。所でインデックスさんは?」

上条「担任の先生の部屋に遊びに行ってるよ」

黒子「(と言う事は2人っきり! ウフフ、天は黒子を味方にしてますの!!)」

上条「そうだ。今、小腹空いてないか?」

黒子「空いてはいますが...」

上条「じゃあ、おやつをご馳走してやるぜ」

黒子「上条さんが作ってくれるんですの!?」

上条「勿論だとも。用意出来るのは精々ホットケーキぐらいだけど、食べる?」

黒子「食べます! 食べますの! 上条さんが作ってくれるでしたら断る訳にはいきませんわ!」

上条「OK。すぐに作るから少し待っててくれ」


ーー料理中


黒子「(今日の黒子はついてますの♪)」スフィンクスヲナデナデ

スフィンクス「にゃん」

黒子「(好きな殿方の部屋で2人っきり、さらには料理までご馳走になれるとは黒子、この上ない幸せですわ)」

黒子「」チラ

上条「」リョウリチュウ

黒子「(あぁん! なんて格好良いエプロン姿ですの! これが裸エプロンだったら黒子は間違いなく昇天してしまいますわ!)」ウットリ

黒子「(これって黒子を誘ってますの? 誘ってますのね! あぁん! もうパンツを脱いでしまいたいですわ!!)」

黒子「(いや、駄目ですの。今すぐにでも襲いかかりたい所ですが、ここは我慢、我慢ですの!)」

スフィンクス「にゃん(オイオイ、この嬢ちゃんヤバ過ぎだろう...ご主人の貞操が危ういぜ)」

ーーーーーー
ーーー



上条「お待たせ。上条さん特製ホットケーキだ」

黒子「あら、ケーキシロップの良い香りが漂いますわね」

黒子「いただきますの」パクッ

黒子「やっぱり貴方が作る料理は美味です事」モグモグ

上条「そりゃどうも」モグモグ

黒子「このお味でしたらいつでもお店を出せますわよ。いっそうの事将来は喫茶店を出してみてはいかがかしら?」

上条「それは褒めすぎだろう」

黒子「店名は喫茶店「上黒」これで営業しますの」

上条「上黒?」

黒子「上条さんの上にわたくし白井黒子の黒で上黒ですの」

上条「あのーそれだと俺と白井の2人で喫茶店をやっていく訳でせうか?」

黒子「そのつもりですの。夫婦二人三脚で喫茶店を営みましょう」

上条「いやいや、ちょっと待とうか。夫婦だ?」

黒子「勿論わたくしと上条さんに決まってますわよ。婚約したら上条黒子もしくは白井当麻となりますわね。
あっ、子供は上条さんが望むなら何人でもいいですの。名前は麻子・黒麻・当子・黒当とわたくし達の名前からとりますの。あぁん! なんて最高な幸せ家族計画ですの!」

上条「あのー白井さん? 何故に将来設計建てるの? まさか上条さんと結婚なさるつもりですか?」

黒子「そうですけど何か文句がありまして? わたくしは結婚を前提に貴方との交際をするつもりでいますの」

上条「マジ?」

黒子「マジですの。それはもう大マジですの!」

上条「......」

黒子「もう一度言いますけど、わたくしは本気で結婚を前提に上条さんとお付き合いしたいですの」

黒子「もうわたくしには上条さんが居れば他は何も要りませんの!」

黒子「だから...だから......どうか、黒子の想いを受け取って欲しいですの」

上条「......」

上条「白井」

黒子「はい」

上条「本当に俺でいいんだな?」

黒子「わたくしは貴方以外の殿方なんて興味がありませんわ」

上条「俺は不幸体質で日頃から災難に遭ってる。それでもいいのか?」

黒子「それがなんですの。不幸で身を引く程わたくし白井黒子と言う人間は出来ちゃいませんわ」

黒子「それにわたくしはこの学園都市の治安を守るジャッジメントでもあります。上条さんの危機はこのわたくしがたとえ水の中・氷の中・火の中・森の中だろうと駆けつけ、貴方をお守りしますわ!」

上条「白井...」

上条「......」

上条「分かった。返事を言う」

上条「俺はまだ白井の事が好きかどうかはまだ分からないけど」

上条「付き合ってから好きになるのは駄目かな?」

黒子「...はぁ、上条さんらしい最低な返事ですわね」

黒子「まぁいいでしょう。恋人同士になればいろいろと遠慮しませんし」

黒子「わたくしの魅力で上条さんを堕としてやればいいだけですの」

上条「それじゃあ...宜しく」

黒子「こちらこそ宜しくお願いしますの」

黒子「それと、恋人になったからにはお互い名前で呼びますわよ」

上条「そうだな。く、黒子...」

黒子「はっきり言いなさいな。当麻さん」

上条「黒子」

黒子「宜しい」

黒子「さて、恋人になったからには存分にスキンシップさせてもらいますわよ」グヘヘ

上条「く、黒子さん? 涎を垂らしながら何かを狩るような目で上条さんを見るのはやめていただきたいのですが...」

黒子「当麻さぁぁぁぁんんん!!」クロコダイブ

上条「のああああぁぁぁ!! ちょ!? 黒子!!」

黒子「もう離さないですの!」ダキッ

上条「あーもう不こ」

黒子「ああん?」

上条「幸福だぁ」

ここまでですの

次回は恋人になった上条さんと黒子のイチャラブが始まりますよ


新約8巻の内容見たら
またレッサーが出るとは...

インちゃんも久々の表紙飾ったし
楽しみですぜ


次回の更新はまた月曜か水曜になるかと思います


ではまたですの

予定してた日が違うけど

とりあえず投下します

数十分後


上条「」グッタリ

黒子「ウフフ」ツヤツヤ

上条「黒子......少しは加減して欲しいもんですよ...」

黒子「当麻さん成分しっかりと補給♪ 今日は生涯最高の日となりましたわ」

上条「上条さんにとっては生涯忘れない日になりましたよ」

黒子「さて、そろそろお暇させてもらいますの」

上条「なら送って行かないとな」

黒子「あら、当麻さんにしては気が利きます事。お願いしますわ」

【第七学区 街中】


黒子「当麻さん」スッ

上条「ん? なんだ? 手なんか出して」

黒子「見てて分かりませんの? 手を繋いで欲しいですの。それぐらい分からないと駄目ですわよ。だから貴方は鈍感なんですの」

上条「あっ、そういう事か。悪りぃ悪りぃ」テヲツナグ

黒子「こんな事が分からないのではとても紳士とは言えませんわね」

上条「うっ...」

黒子「まぁその辺はわたくしがみっちり教育してあげますの」

上条「その時はお手柔らかにお願いします」

黒子「淑女目指すわたくしもまだまだ未熟者。お互い精進していきましょう」

上条「ああ」

黒子「それにしても寒いですわね。当麻さん、もう少し密着させてもよろしくて?」

上条「いいよ」

黒子「」ムギュ

上条「///」

黒子「暖かいですの」

上条「そうだな。この時季の女の子は大変だろうな。 スカートなんだしさ」

黒子「ええ。生足はかなり応えますし、かと言ってお姉様みたいにスカートの下にダサイ短パンなんか着用する訳にもいきませんわ」

上条「だろうな。にしても黒子の足って綺麗だな」

黒子「え? そうですの? 別にわたくしはどこぞのクソ金髪みたいに脚線美じゃありませんですのよ」

上条「いや、綺麗だって。結構ツヤツヤ感が出ててさ、上条さんから言わせてもらえれば魅力的だぞ」

黒子「貴方がそこまで言って下さるなんて黒子は感激ですの///」クネクネ

黒子「あっ ここまでで結構ですわ」

上条「まだ寮まで距離はあるけど...」

黒子「いいですの。これ以上は当麻さんにも悪いですから後はテレポートで移動しますわ」

黒子「(お姉様に見られる訳には行きませんし)」

上条「じゃあ気を付けてな」

黒子「ええ。こんな寒い中送って下さってありがとうございますわ」

黒子「では、お礼をして差し上げましょう。当麻さん、ちょっと前屈みの姿勢になって下さいな」

上条「こうか?」


チュ


上条「ふぇ?///」口を抑える

黒子「初めてのヴェーゼ、貴方に捧げましたの」

上条「///」カァー

黒子「それでは失礼しますの。後でメールでもしますわ」シュン


上条「......」

上条「ハハハ...とんでもない女の子に好かれちゃったもんだ」

上条「これは不幸と言ってらんねーな」

ーーーーーー
ーーー



【上条の部屋】


上条「ただいま」

禁書「おかえり、とうま」

上条「おうインデックス。戻ってたのか」

禁書「今日ね、あいさがクッキーをご馳走してくれたんだ」

上条「ほー姫神がか」

禁書「あいさが作るクッキーってかなり美味くてこもえとあわきも絶賛してたんだよ」

上条「ほほーうそれは上条さんも一口食べてみたいもんだ」

禁書「実は言うととうまの分もあるんだけど...」

上条「おっ! 上条さんの分もあるの?」

禁書「うん。あいさから『これ。上条君の分。持ってってあげて』てクッキーが入った箱を預かって」箱を出す

上条「それか、早速頂くぜ」

禁書「ただ...」

上条「ただ?」

禁書「我慢出来ずに全部食べちゃった。テヘ」パカ

上条「オイィィィィ!!」

禁書「御免なさい」

上条「はぁ、いくら大食漢でもそこは我慢して欲しいもんですよ。ましてや人の分を」

禁書「ホントに御免なさい。今日の夕食はごはん一杯おかわりなしで控えるから許して」

上条「別にいいよ。食べてしまったもんはしょうがないし、次からは気を付けてくれればいいから」

禁書「ホントに!? ごはんおかわりしていいんだね?」

上条「どうぞ遠慮なさらずに」

禁書「なら早く夕食を作って欲しいんだよ」

上条「はいはい、今作りますよ」

上条「そうだ。インデックスに報告があるんだ」

禁書「何?」

上条「えー上条さんはこの度恋人が出来ました」

禁書「え...」

上条「彼女ですよ。かーのじょ」

禁書「彼女って彼氏彼女の事?」

上条「そう」

禁書「う、嘘でしょう?」

上条「嘘じゃねーよ」

禁書「相手はどんな女の子?」

上条「黒子だよ。ビリビリのルームメイトの」

禁書「く、くろこ!? くろこと付き合ってるの!?」

上条「いやーあの黒子が上条さんに告って来るとは夢にも思わなかったよ」

禁書「そ、そんな......」

上条「これで上条さんも春が来たって事ですよ」

禁書「......」

上条「インデックス?」

禁書「そうか......くろこに取られちゃったか」

上条「取られた?」

禁書「前にも言ったけど私もとうまの事好きだったんだよ」

上条「インデックス...」

禁書「とうまはよく不幸不幸って口ずさむよね。それは私でもよく分かるかも」

禁書「でもね、とうま、実際はみんなから愛されててこの上ない幸福な人間なんだよ。ただ、とうま自身が鈍感でそれに気付いてないだけで」

上条「え...」

禁書「くろこに告白されてとうまは不幸だった?」

上条「んなわけねーだろ。可愛い女の子に好きと言われて何が不幸だ」

禁書「そうでしょう? とうまの幸福はそこにあるり。何もかみじょうとうまと言う人間の全てが不幸で埋まってる訳ではないんだよ」

禁書「微かな幸福が必ず残ってる。やっとその部分に見出せたんだよ。とうまは」

上条「そうか、俺にも幸福にあったんだな」

禁書「当たり前かも。世の中不幸だけではないんだよ。とうま」

禁書「私の想いは叶わなかったけど、とうまが幸せになれるならそれで良い。くろこを大事にするんだよ」

上条「ありがとな、インデックス」

禁書「シスターとして心から祝福します」

ここまでですの

昨日投下を待っていた方は申し訳ありませんでした
急に用事が入ってしまったもんで...


さて、今回の投下量はいつもより少なかったので次回はなるべく多めに投下出来るよう書き溜めしときます

予定としては土曜または日曜辺りですな
もしかしたら前倒しがあるかも

ちなみに次回は一方さん達が出まーす


ではまたですの

こんにちはですの

今晩投下しに行きまーす

お待たせしました
投下ですの

ーーーーーー
ーーー



上条「あーサッパリした」風呂上がり

禁書「とうま、とうまの携帯から音が鳴ってたよ」

上条「うん? 黒子からのメールだな」

【DATE】××/×× 20:35
【FROM】黒子
【sub】無題
------------------------
当麻さぁん
今何をしていますの?


【DATE】××/×× 20:38
【FROM】当麻さん
【sub】無題
------------------------
風呂入ってたんだよ


【DATE】××/×× 20:40
【FROM】黒子
【sub】無題
------------------------
お風呂...
お風呂とはつまり

裸!!
当麻さんの
美しい裸体が
うひょー!

【DATE】××/×× 20:42
【FROM】当麻さん
【sub】無題
------------------------
何を想像してんだ
アンタは...


【DATE】××/×× 20:43
【FROM】黒子
【sub】無題
------------------------
所で当麻さん

今どんな下着を
お召しになられて
ますの?
柄と色を教え
て下さいまし

【DATE】××/×× 20:45
【FROM】当麻さん
【sub】オイ...
------------------------
男の下着なんか
知ってどうすんだよ?

普通逆だろソレ



青と白と
ストライプ柄の
トランクスだけど

【DATE】××/×× 20:47
【FROM】黒子
【sub】無題
------------------------
青と白と
ストライプ柄の
トランクス...

ご馳走様ですの!!
おっといけませんわ
鼻血が...

【DATE】××/×× 20:49
【FROM】当麻さん
【sub】無題
------------------------
男の下着なんか
知って得
すんのか?


【DATE】××/×× 20:50
【FROM】黒子
【sub】無題
------------------------
好きな人ならば
大得ですわよ!

ちなみにわたくしは
両サイドの紐の
スケスケの黒で
ございますの

イヤン!

【DATE】××/×× 20:56
【FROM】当麻さん
【sub】無題
------------------------
いやいやいや!

何がちなみになの!?
サラッと
申告
しなくていいから!


【DATE】××/×× 20:58
【FROM】黒子
【sub】無題
------------------------
恋人なんですから
エッチな会話は
無問題ですのよ

エッチな殿方は
嫌いでは
ありませんし


なんでしたら
穿いてる姿を
写メを送っても
構わなくてよ

当麻さんが望むなら


【DATE】××/×× 21:00
【FROM】当麻さん
【sub】無題
------------------------
送らないで
いいですからね!

想像だけで
充分だから!!

【DATE】××/×× 21:02
【FROM】黒子
【sub】無題
------------------------
あら
黒子の下着姿を
想像してたんですの

イヤラシイですわね

でも当麻さんだけは
と・く・べ・つ

わたくしでオカズ
にしても
いいんですのよ

むしろわたくしで
して欲しいですの!

【DATE】××/×× 21:06
【FROM】当麻さん
【sub】ちょ!?
------------------------
オカズって何!?

つか中学生の女の子が
そう言う事
言っちゃいけません!


【DATE】××/×× 21:07
【FROM】黒子
【sub】無題
------------------------
あらあら
メールだけでも分かる
慌ってぷりが
可愛いらしいですわね

貴方には少し
刺激が強かったかしら?

【DATE】××/×× 21:10
【FROM】当麻さん
【sub】無題
------------------------
とりあえず
黒子が色気ある
女の子だと
分かったから
エッチな話は
やめよう

これ以上は
寝られなくなる


【DATE】××/×× 21:11
【FROM】黒子
【sub】無題
------------------------
今夜は
寝かさないですの!

なんーて
一度は言ってみた
かったですわ


【DATE】××/×× 21:13
【FROM】当麻さん
【sub】無題
------------------------
ハイテンションだな

【DATE】××/×× 21:15
【FROM】黒子
【sub】無題
------------------------
黒子は24時間
365日いつでも
元気ですわよ

淑女は健康にも
心掛けてますの


【DATE】××/×× 21:17
【FROM】当麻さん
【sub】無題
------------------------
黒子らしいわ


【DATE】××/×× 21:18
【FROM】黒子
【sub】無題
------------------------
それにしても
当麻さんが居ないと
寂しいですわ

ねぇ当麻さん
今から貴方の
部屋に行っても
よろしくて?

【DATE】××/×× 21:20
【FROM】当麻さん
【sub】無題
------------------------
ダーメ

黒子の部屋には
御坂が居るだろうに


【DATE】××/×× 21:21
【FROM】黒子
【sub】無題
------------------------
当麻さんのケチ

明日からの2日間は
風紀委員の仕事で
会えないのですのよ


【DATE】××/×× 21:23
【FROM】当麻さん
【sub】無題
------------------------
たった2日だろう

それぐらい
我慢しようぜ

明明後日は
空いてんだろう?

その日は遊びに
連れてってやるから

【DATE】××/×× 21:25
【FROM】黒子
【sub】無題
------------------------
本当ですの!?


【DATE】××/×× 21:27
【FROM】当麻さん
【sub】無題
------------------------
ああ

だからその日まで
我慢して
風紀委員の仕事
頑張れよ


【DATE】××/×× 21:29
【FROM】黒子
【sub】無題
------------------------
分かりましたわ

約束
必ず守って下さい
ですの

愛してますわ
当麻さん


上条「(フッ、凄い子に好かれちまったもんだな)」ニヤニヤ

禁書「とうま、メールしながらニヤニヤするのやめて欲しいんだよ。気持ち悪いかも」

上条「ヒドッ!」

二日後


【とある高校 正門前】


青ピ「カミやん、この後ゲーセンでも行かへん?」

上条「悪りぃ、先約が入ってる」

土御門「彼女とデートでも入ってるのかにゃー?」

上条「まぁそんなとこだ」

青ピ「チッ、カミやんめ。いつの間にかフラグを回収しおって。一回爆発しろ!」ゲンコツ

上条「痛ぁ、テメェ何しやがる!」ソゲブ

土御門「まぁこれ以上カミやん病が拡大したら取り返しのつかない事態になるかも知れないからにゃー。酷くなる前にフラグ回収して良かったぜよ」

上条「なんだよそれ?」

青ピ「交際相手が常盤台のお嬢様とはさすがはカミやんやな」

黒子「当麻さーん!」

土御門「おっ、噂をすれば彼女さんの登場ですたい」

上条「よぉー黒子」

黒子「当麻さああぁぁんん!!」ダキ

上条「ちょ!? 黒子さん?」ドサッ 抱き倒される

黒子「あぁん! やっぱ当麻さんの温もりは最高ですの!! いつまでもスリスリしてたいですわ!」スリスリ

上条「なんちゅうデジャヴ? つかやめれ! 皆が見てんだぞ!」

黒子「やですの。貴方とたった二日間会えなかっただけでも黒子は寂しかったですわ」ムギュー

青ピ「愛されとるな、カミやん」

土御門「常盤台の子ってこんなにも肉食系だったかにゃー?」

黒子「さて、早速ですけど行きますわよ」

上条「ああ。そんじゃあ上条さんはこの辺で失礼すんぞ」

土御門「楽しんで来るといいにゃー」

青ピ「明日には感想聞かせてもらうで」


ーーーーーー
ーーー



上条「いやー本日はいい天気ですな。コートが要らないぐらいの暖かさだ」

黒子「そうですわね。でもこうすればもっと暖かいですの」ムギュ

上条「お、おい///」

黒子「えへへ」

上条「(デッレデレだな)」

黒子「当麻さん、今回は何処に連れてってくれますの?」

上条「うーんどうすっかねー。黒子は何かないのか?」

黒子「わたくしは当麻さんと一緒なら何処でもいいですの」

上条「そ、そう///」

上条「(俺と一緒なら何処でもいいか...不幸な上条さんとしては嬉しい言葉だな)」

上条「とりあえず公園でも行くか」

黒子「そこでイチャイチャするんですのね? 分かりますの」

上条「いや、イチャイチャって程は......あながち間違いでもないか」

【第七学区 いつもと違う公園】


上条「あれ? なんか焼ける匂いしないか?」

黒子「この公園はバーベキュー広場が設けており、学生都市の中でバーベキューが出来る公園が此処だけなんですのよ」

上条「そうなのか。だから肉の匂いがするもんだ」

黒子「どうやらあちらの団体さんが匂いの元ですわね」

上条「だな。 ん? てかアイツらは...」

フレメア「にゃあ。浜面、お肉はまだなのか?」

浜面「今焼き始めたんだから少し待ってくれ」

滝壺「」zzz

一方「きびきび働けよ」

打ち止め「この香ばしい香りがたまらないとミサカはミサカは心躍ってみる」

番外個体「へーいクロにゃん。今度はこの尻尾付けてみてよ」

黒夜「誰がこんな物つkぎゃああああぁぁぁぁ!!」

浜面「あのー手伝ってくれません?」

一方「お断りですゥ」

浜面「ですよね」

上条「お前らだったのか」

一方「あァ? 三下じゃねェか」

滝壺「久しぶり、かみじょう」

フレメア「にゃあ、上条なのだ!」

打ち止め「おっ! ヒーローさんだ」

番外個体「チィース」

黒子「(大きいお姉様に小さいお姉様!?)」

上条「オッス。このメンツでバーベキューやってたのかよ」

浜面「フレメアと打ち止めちゃんがバーベキューやりたいと言うもんだからさ」

フレメア「私は違うぞ! 大体、このお子様がどうしてもやりたいとしつこいからやってあげたのだ!」

打ち止め「何を言うか! 貴女が肉食べたいと言うから仕方なく企画してあげたじゃないかとミサカはミサカは駄々ごねる8歳児を黙らせてみる」

フレメア「黙るのはソッチの方だろう! 実年齢が0歳のくせに!!」

打ち止め「なんだと!?」

番外個体「どっちもお子様だよ」ヤレヤレ

滝壺「全く、煩いガキ(ふれめあ)だ」

浜面「所で大将、隣の子は誰だ? もしかして彼女?」

黒子「はいその通りですわ。わたくし、当麻さんの彼女で常盤台中学に在学の白井黒子と申しますの。以後お見知りおきを」

浜面「マジか!? やったじゃん上条」

黒夜「いつの間にかフラグ回収してたのか」

一方「(へェ、三下の女ですか。つゥか中学生にしては声がババァだなァ。年齢詐称でもしてンじゃねェか?)」

黒子「(何でしょう? この白髪の殿方から凄く失礼な事言われた気がしますの)」ムカ

黒子「(にしても...)」チラ

打ち止め「ヒーローさんの彼女なの!? 可愛い子だねとミサカはミサカはツインテールのお姉ちゃんに興味を持ってみる」

番外個体「(あらまぁ、これはおねーたまと妹達が荒れるね。ミサカは何とも思ってないから関係ないけど)」

黒子「(大きいお姉様はなかなかのナイスバディではありませんの! これは是非ともその立派なお胸を揉んでみたいですわ!)

黒子「(小さなお姉様もとても可愛いらしく、黒子の妹にしてあげたいですの!)」グヘヘ

上条「黒子?」

黒子「(おっとイケませんわ! わたくしには当麻さんという素敵な恋人が居るのでしたわ。どうもお姉様の一族を見てしまうと体が勝手に反応してしまいますの)」

打ち止め「なんだろう? あのお姉ちゃんなんかヤバ過ぎるってミサカはミサカは直感してみる」ヒソヒソ

番外個体「うん。ありゃあ開けてはならないパンドラの箱のようにデンジャラスだよ」ヒソヒソ

上条「(黒子......早速引かれてるぞ)」

一方「浜面、まだ焼けねェのか?」

浜面「まだだよ! 頼むからお前も手伝えよ。寺門ジモンの本なんか読んでないでさ、てか何故に寺門ジモン?」

一方「あァ? ジモンさンを馬鹿にしてるンですかァ? ジモンさンは俺の中ではなァ、神であり尊敬する人間なンだよォ!! ジモンさンを馬鹿する奴は俺が許さねェ!」

浜面「えーー!? どんだけジモンを推してるの!?」

番外個体「ホタテ頂きだぜ」

打ち止め「あー! それはミサカが狙ってたのに」

浜面「俺、さっきから全然食べられないんだけど...」

黒夜「あのー浜ちゃん、なんなら私が変わってやろうか?///」

浜面「別にいいよ。女の子にやらす訳にもいかないじ、気持ちだけでも充分だ」

黒夜「そ、そう///」

滝壺「」イラ

フレメア「浜面、大体、私はピーマン食べれないのだ!」

浜面「好き嫌いするんじゃありません」

滝壺「」イライラ

番外個体「(おやおや、滝壺がイラついてますな。これは面白そうだからさらに焚きつけてやろっと)」

番外個体「ねぇー世紀末帝王さん。ミサカ、なんだか酔って来ちゃった」ムニュ 浜面に抱きつく

浜面「うおっ! 酔ったってお前、0歳児が何してくれちゃってんの!? つか俺が持って来た酒飲んじゃったの!?」

滝壺「」パキーン

一方「」パキーン

番外個体「足がフラフラしててまともに歩けないから支えてくれる?」ムニュ

浜面「分かったからこれ以上柔らかい物を押し付けないでくれ! でないと滝壺が」

番外個体「当ててるんだぜ」

浜面「ちょ!?」

一方「浜面くン。ウチの番外個体に何してるンですかァ?」ゴゴゴゴゴ

浜面「一方通行? 俺は何もしてないからな? 怒りを抑えようぜ。つか滝壺は?」

打ち止め「ジャージのお姉ちゃんならバス亭の標識取りに行ったよとミサカはミサカは逃げた方がいいんじゃない?と彼氏さんに忠告してみる」

浜面「なんですと!?」

一方「さァて、覚悟は出来てるかァ?」カチッ

浜面「大将! 助けてくれ!」

上条「おっ! この肉メッチャ美味いぞ。黒子も食べてみ」

黒子「あら、確かに美味ですわね。このお肉はかなり良質があるをお使いではなくて?」

打ち止め「そうだよ。このお肉は松坂牛なんだよとミサカはミサカは一方通行の太っ腹さを改めて感じ取ってみる」

上条「何ィィィ!? 松坂牛だと......」

黒子「あらあら、最高ランクのお肉がこんなにも沢山あるんですの」

浜面「ちょっと!? 呑気に混ざってないでなんとかしてよ! ヒーローだろう?」

上条「悪いな、上条さんはお肉を食べるのに忙しいのですよ」

浜面「人でなし!」

上条「浜面......お前の事は忘れないさ」

浜面「オーイ! 不吉なフラグを建てるんじゃねぇ!」

滝壺「はまづら」

浜面「滝壺さん? マジで持って来たのね。つかそれを持って来る程のパワーはどこに秘めてるの!?」

一方「さァ、楽しい楽しいスクラップの時間だぜェ」

滝壺「はまづら、出来るだけ痛いようにはしないから」

浜面「ヒィー!」

ここまでですの


次回も月曜か水曜に更新予定となります


ではまたですの

こんばんわですの

もう少ししたら投下しに行きますの

黒子の声優は今となっては新井さん以外は有り得ませんね


では投下ですの

数分後


浜面「」ボロボロ

番外個体「あっひゃひゃひゃ」

黒夜「ヒド過ぎだよ、アンタ」

番外個体「心配すんな自覚はある」

黒子「え? 貴方が第一位ですの?」

一方「まァな」

黒子「学園都市の最強がこんなヒョロっとした殿方とは信じられませんわね」

一方「外見だけで判断すンじゃねェよ。世の中それが全てとは言えねェし、少なくともババァ声な中学生に言われたくありませン」

黒子「なっ!? ?失礼な殿方ですわね! ババァ声ってわたくしがコンプレックスを抱いてる所なんですのよ!」

上条「(コンプレックスだったのか...)」

一方「しかしまァ、最近の中学生は変人ばっかりだなァ」

黒子「なんですって!?」

上条「(いや、お前も変人だよ)」

黒子「ふんっ! ムカつく第一位様ですの。当麻さん、行きますわよ」

上条「じゃあ、上条さんは黒子とデートの続きするんで失礼するよ」

打ち止め「またねーとミサカはミサカはヒーローさんとその彼女さんに元気良く手を振ってみる」フリフリ

黒子「またですの(小さなお姉様がわたくしに笑顔で手を振ってますの! なんとも可愛いらしい)」

黒夜「おーい浜ちゃん? 生きてるかー?」ツンツン 浜面の頬を突く

浜面「」チーン

ーーーーーー
ーーー



黒子「(ウフフ、わたくしは今大好きな殿方とデート中)」

黒子「(恋人同士になったからには手を繋ぐのが当たり前ですわね。あー当麻さんの手は大きくてなんだが頼りがありますの)」

黒子「(当麻さんの隣はわたくしだけの特等席。誰にも渡すつもりはありませんわ)」

黒子「」チラッ

上条「ん? どうした?」

黒子「いいえ。なんでもありませんわ」

黒子「当麻さん、前にお茶した喫茶店に行きませんか?」

上条「黒子行きつけのあの店か、いいぞ。そこでお茶すっか」

【とある喫茶店】


上条「前はフルーツタルトに注文したから今回は...このニューヨークチーズケーキにしてみっか」

黒子「わたくしは濃厚チョコレートケーキに致しましょう。それと、当麻さんは飲み物は頼まないで下さいまし」

上条「はぁ? なんでさ?」

黒子「その内わかりますわよ。すみせんオーダーをお願いしますの」

店員「ご注文お決まりでしょうか?」

黒子「ニューヨークチーズケーキと濃厚チョコレートに後、アイスティーを一つ、これをストローを二つお付け下さいな」

店員「ストローを二つ...あっ! そういう事ですね。かしこまりました」

上条「何故にストロー二ついるんでせうか?」

黒子「まだ気付かないんですの? はぁ...鈍感にも程がありますわよ。貴方」

上条「?」クビカシゲ

店員「お待たせしました。アイスティーになります」

黒子「どうもですの」

黒子「さぁ、飲みますわよ。当麻さん」

上条「えーと黒子さん? 一つのコップにストロー二つってまさか...上条さんも一緒に飲めって事?」

黒子「やっと理解してくれましたの」

上条「こ、これはかなり恥ずかしいですよ。黒子///」

黒子「黒子は全然恥ずかしもなんともないですわ。むしろ、わたくしと当麻さんのラブラブっぷりを周辺の皆様に見せ付けてやるですの!」

上条「えらくぶっちゃっけやがったぞ! この中学生は」

黒子「飲みますわよ」

上条「恥ずかしい///」

黒子「恥ずかしいと思うから恥ずかしいのですの! 殿方ならアクティブにいかねばなりませんわよ」

上条「(...えーい! もうどうにでもなれ!)」チュー

黒子「(そうそう。それでこそわたくしの彼氏ですの)」チュー

上条「///」

黒子「(ウフフ、赤面してる当麻さんは超萌えーですの)」








絹旗「クシュン」

絹旗「なんだか私のアイデンティティが超奪われたような気がします」

上条「黒子、この後の予定なんだけどさ」

黒子「何でしょうか?」

上条「一旦、担任の先生の部屋に課題を取りに行かなきゃならない
んだが...」

黒子「課題?」

上条「上条さんはトラブル関連で何日か学校欠席してたもんでな、その分の課題をやらないと進級が危ういのですよ」

黒子「どんだけ休んでたのですの? いくら当麻さんがトラブルに巻き込まれやすい体質だからって...」

上条「仕方がないんだよ。これだけはどうにもならないんでな...」

黒子「(わたくしはこの先どれだけの苦労するでしょう。しかし、どんな困難にも負けてはなりませんわね。
でないと当麻さんの彼女としてはやって行けませんし)」

黒子「分かりましたの。わたくしもついて来ていいですわよね?」

上条「構わないよ」

ーーーーーー
ーーー



【小萌のアパート】


上条「此処だよ」

黒子「(随分と年季がある所に住んでいらっしゃるのですわね)」

上条「小萌先生。上条ですけど、課題を取りに来ました」トントン

結標「あら、上条じゃない。小萌ならコンビニに行った...って白井さん!?」

黒子「む、結標淡希!? 何故、貴女が此処に?」

上条「あれ? 知り合いだったのでせうか?」

黒子「まさか...当麻さんの担任が貴女な訳じゃ...」

結標「違うわよ! 私はその上条の担任の先生の部屋に居候してんのよ」

黒子「居候って貴女...霧ヶ丘の寮があるのではありません事?」

結標「そ、それは......ちょっとした事情を抱えて戻れないのよ。それよりも! 小萌に用があるのよね?」

上条「ああ。課題を取りに来たんで」

結標「だったら部屋にあがって待ってようよ。お茶ぐらい出してあげるから」

上条「そうさせてもらうよ。黒子もいいよな?」

黒子「まぁ構いませんが...」

ーーーーーー
ーーー



結標「にしても、白井さんと上条が知り合いだったとはね...しかも名前で呼んでるって事はもしかして...」

上条「ああ。黒子は上条さんの恋人なんですよ」

結標「マジ!?」

黒子「」コク

結標「中1に先越されるとは複雑だわ......てゆーか白井さんは御坂美琴の事を溺愛してたんじゃなかったの?」

黒子「まぁなんと言いましょうか...気が付いたら当麻さんの魅力に取り込まれてしまいましたの」

結標「上条はフラグメイカーだからね。小萌から聞いた話だと」

結標「でも...上条もロリコンだったとはねぇ...どうして私の周りの男はロリコンばっかりなのかしら?」

上条「ショタコンの結標さんに言われてもな...」

結標「はぁー!? 私がショタコンですって? 人聞きの悪い事言わないでよ!」

黒子「うわぁ...貴女ってそんな趣味ありましたのね。さすがのわたくしもこれは引きますの...」ササッ

結標「違うわよ!! 上条がデタラメに言ってるだけで」

上条「だったらこのPSPゲームのカセットのタイトルはなんなんでしょうか?」

結標「え? ...あー!! それは」

黒子「どれどれ...『ショタきゅーぶ』......うわぁ」

結標「ちょっと!! 返しなさいよ!」ヒュン 座標移動で奪い取る

上条「確かコレ、友人から聞いた話だと小学生からバスケやってた女子高生がある知人の頼みで小学校の男子バスケ部のコーチを就任し男子バスケを育成するゲームだったな」

結標「うっ......」

黒子「言い逃れ出来ませんわね。貴女の能力を基準としてる軍事用ライトがスモールライトじゃなかったのが幸いでしたわ」

上条「でもこのゲームって法に引かかって入荷直後すぐに中止になったはずなんだけど...」

黒子「どうせ結標淡希お得意の裏ルートかなんかで手に入れたのでは?」

結標「違うのよ......私は12歳以下の男の子がタイプなの」

黒子「それをショタコンて言うんですの! これはすぐにでもジャッジメントする必要がありますわね」

結標「だったら上条にジャッジメントしなさいよ。後、白モヤシにシスコンサングラス野郎にストーカーとか」

黒子「当麻さんはわたくしの恋人ですから無問題ですの」

結標「何よそれ?」


ギャーギャー
ワーワー
デスノデスノ


上条「(なんかヒートアップしてきました)」

結標「大体さ、あの時に丸見えだから言わせてもらうけど、中学生の分際で色気づいた下着とかバッカじゃないの? 10年早いのよ」

黒子「少なくとも乳房丸出ししてた貴女に言われたくありませんわね」

結標「あれは貴女が負わせるから仕方なくサラシで止血したのよ!!」

黒子「結標さんがそんな格好してのがいけないのでは? 趣味でこの様な格好しても丸っ切り痴女ですわね」

結標「痴女言うな! これは能力の演算上でこういう格好してんのっ!」

黒子「それは可哀想です事」

結標「喧嘩売ってんの? いいわよ。あの時の再戦と行こうじゃない」

黒子「いいでしょう、受けた立ちますの。もうあの頃のわたくしだと思わない方が身のためですわ!」

結標「フン! どんなに白井さんが強くなろうが私が弱くなった訳じゃないのよ! 貴女もあの時の私だと思わない方がいいわよ」

上条「はいはいストップ。他人の部屋をメチャクチャにする気か?」

黒子「...そうでしたわね」

結標「...そうね。前に部屋が半壊したって小萌から聞いたし」

あわきんを出せた事で
ここまでですの


次回は土曜もしくは日をまたがって日曜に更新します


ではまたですの

こんばんわ
1ですの

急遽時間が空いたため、予定より一日早く投下

本日の22時頃に更新しまーす

一応ageときますね

よし!

行きますの

結標「白井さん」

黒子「何ですの?」

結標「そ、その...レムナントの件は悪かったわ」

黒子「今更謝罪を言われても......まぁいいですの。貴女の目はあの頃みたいに何かしらの企みがあるとは思えませんから許してあげましょう」

結標「じゃあ、握手しましょう?」スッ 手を差し出す

黒子「ええ」握手する

小萌「ただいまなのですよー」ガチャ

結標「お帰り、小萌」

上条「小萌先生、課題を取りに来ました」

小萌「あっ! 上条ちゃん、ちょっと待って下さいね。今出しますから」

黒子「......どなたですの? この幼女は?」

小萌「ちょっと貴女! こう見えても立派な大人なのですよー」プンスカ

黒子「あらあら、嘘はいけませんわよ。こんな幼女が大人な訳があるもんですか」

小萌「嘘じゃないです!! ホラ、この免許証が立派な証明なのです」つ 免許証を出す

黒子「あらあら、これはまたクオリティが高い偽物ですわね。」

小萌「ちょ!?」

結標「白井さん、小萌が言ってる事は全部本当よ」

黒子「え?」

上条「ちなみに言うとこの人が上条さんの担任の先生です」

黒子「そ、そうなんですの?」

結標「まぁ疑いたくもなるのは分かるけどね」

黒子「......あのー申し訳ありませんでしたわ」

小萌「いえ、分かってくれればいいのですよー。先生はこういう事には馴れてますから」

黒子「(はぁ、第一位様の仰る通り、見た目だけで判断するもんではありませんわね。まだまだ風紀委員として未熟者ですの。わたくしは)」

小萌「自己紹介しときましょうか。先生は上条ちゃんの担任の月詠小萌です。貴女のお名前は? 見た所によると常盤台の生徒のようですね」

黒子「ええ。わたくし、常盤台中学一年の白井黒子と申します」

小萌「白井......もしかしてテレポーターの白井ちゃんですか!?」

黒子「ええ。わたくしの能力はそちらの結標さんと同じLevel4の空間移動能力者でありますので」

小萌「やっぱりでしたか。貴女の噂は黄泉川先生から聞いてるのです」

黒子「え? 黄泉川って...あの警備員の黄泉川さんの事ですの?」

小萌「はい。黄泉川先生は警備員でありながら高校の体育教師でもある二足の草鞋を履く生活をしてる方なんですよ」

上条「(そう言えば黄泉川先生は警備員もやってたけ)」

小萌「所で、その白井ちゃんは何故先生の部屋に?」

結標「白井さんは今上条とお付き合いしてるそうよ」

小萌「えーー!? 本当なのですか? 上条ちゃん!」

上条「はい。わたくし上条当麻は白井黒子と言う可愛い彼女が出来た事を小萌先生に報告します」

黒子「あら、可愛いだなんて照れますの///」ポッ

小萌「良かったですねー上条ちゃん。教え子から恋人が出来るなんて先生も嬉しい限りですよー」

上条「ありがとうございます」

小萌「ですが上条ちゃん、彼女さんが出来たからにはしっかりと勉強しないとなりませんよ。でないと補習でデートが出来なくなりますからね」

上条「そうですね...」

黒子「月詠さん、勉強に関しては心配御無用ですわ。わたくしが責任持って当麻さんの勉強を見てあげますの」

小萌「本当ですか!? いやー本当に助かりますよ白井ちゃん」

上条「いや待て。中学生の黒子が高校の勉強分かる訳ないだろう」

小萌「忘れましたか? 常盤台は大学レベルの授業を受けてるんですよー」

上条「あっ...」

黒子「月詠さんの仰る通りここは当麻さんの彼女、わたくしが引き受けますわ」

上条「中学生に勉強見てもらうなんて上条さんのプライドが...」

小萌「上条ちゃん。この際プライドがどうこうって問題じゃありませんよ。そもそも普段から努力を怠る上条ちゃんが悪いんですからね」

上条「うっ...」

結標「全くもってその通りね」

小萌「せめて平均点に届くぐらいに成長してもらわないと困りますよ」

結標「それに、家庭教師が彼女の白井さんだったらやる気出るんじゃない? 一緒に居れられるんだし」

黒子「あら、結標さんにしては良い事言いますわね」

上条「そうだな。黒子が居れば上条さんは頑張れそうだ」

小萌「頼もしい彼女さんで良かったですよー」


ーーーーーー
ーーー



上条「予想以上に時間喰っちまったな」

黒子「もう陽が下がっていますの」

上条「黒子、この後スーパーに寄っていいかな? 夕食の買い出ししないとならないのですよ」

黒子「いいですわよ。それと、夕食でしたらわたくしが作って差し上げましょうか?」

上条「え? 黒子が料理してくれるのか?」

黒子「はい」

上条「それはつまり、上条さんの部屋に上がって行く訳でせうか?」

黒子「はい。ぶっちゃけ言いますとそれが黒子の本音ですの」

上条「そうかい。まぁでも、女の子に料理作ってもらうなんて非常にありがてぇな。お願いするぜ」


【上条の部屋】


上条「ただいま」ガチャ

黒子「お邪魔しますの」

上条「インデックスは......居ないな。どっか外出してんのか?」

黒子「おや? テーブルに手紙らしき物がありますわよ」つ

上条「どれどれ、えーと『今日はあいさの部屋にカレーパーティーしてそのまま一泊してくるんだよ』ですか。なんだ泊まりに行ったのか」

黒子「(と言う事はわたくしと当麻さんと二人っきり!! イエーイ!)」

黒子「(これはわたくし達の愛をさらに深めるチャンス! グヘヘ)」ジュルリ

上条「黒子」

黒子「え? あ、はい」

上条「早速だけど、夕食頼むぜ」

黒子「分かりましたわ。愛する当麻さんのために腕によりをかけた料理を作って差し上げますの」

上条「おう。楽しみに待ってるぜ」


ーーーーーー
ーーー



黒子「お待たせしましたわ」

上条「おっ! ビーフシチューとはこの寒い時期にはピッタシのメニューですな」

黒子「後、ボロネーゼのパスタにバケット、シーザーサラダも作りましたの」

上条「どれも美味そうじゃないか」

黒子「さぁさぁ、召しあがって下さいな」

上条「いただきます」パク

上条「うん! うめー! 美味いぜ! 黒子」

黒子「本当ですの?」

上条「おうよ。このビーフシチューなんかはまろやかでさ、お肉も柔らかくてシチューの味が染み込んでるからメッチャ美味いよ」

黒子「当麻さんがそこまで喜んでもらえるなんて黒子は、黒子はとても嬉しいですの///」

上条「黒子は間違いなく良い嫁さんになれるな」

黒子「もう、当麻さんったら、何を言っておりますの? わたくしは貴方のお嫁さんになる予定ですのよ?///」

上条「(...そう言えば結婚を前提にお付き合いしてるんだっけな)」

黒子「ビーフシチューもいいですけど、パスタも食べて下さいまし。こちらも黒子の自信作ですのよ」

夕食後


上条「ご馳走様でした。いやーこんなにいっぱい喰ったのもいつの日以来だったけな」

黒子「お粗末様ですの。当麻さんも結構食べる方ですわね」

上条「そりゃあ上条さんも育ち盛かりの男子高校生だから。普段はインデックスで持っていかれてるから満腹になる日が滅多にないのさ」

黒子「あの小さい体でよく入りますわね。インデックスさんは」

上条「少しは自重して欲しいもんだ」

黒子「あのシスターさんは遠慮と言う辞書がないと思いますの」

上条「うん。ある訳がねーな」



禁書「くしゅん」

姫神「どうしたの? 風邪?」

禁書「いや、誰かに馬鹿にされたような気がしたかも」

上条「黒子、そろそろ門限が近づいて来てるから帰る準備した方がいいぞ」

黒子「......」

上条「黒子? 聞いてるか?」

黒子「嫌ですの。帰りたくありませんの」プイッ

上条「帰りたくないって、お前な」

黒子「もっと当麻さんと一緒に居たいですの!」

上条「その言葉、とっても嬉しいけどさ。早く帰えらないとマズイだろう? 寮監からのお仕置きとか」

黒子「今日は泊まっていきますの」

上条「はぁー!? 泊まるってお前...正気かよ?」

黒子「正気ですわよ! 明日は休日ですし、インデックスさんも今日はご友人宅に外泊なさってますから良いではありませんの」

上条「だからと言って男子寮で女子中学生を泊める訳には...」

黒子「インデックスさんとは一緒に住んでいらっしゃるのに」

上条「うっ...そ、それは...」

黒子「どうしてインデックスさんが良くて、わたくしがダメなんですの? わたくしは貴方の恋人ですのよ」

上条「別に黒子がダメな理由はないけど...」

黒子「でしたら、泊まっても構いませんわね?」

上条「でもなぁ...」

黒子「どうかわたくしを貴方の部屋に泊めて下さいですの」ウルウル 上目遣い

上条「(そんな顔されたら断るに断れないじゃないかよ...)」

上条「はぁ、分かったよ。泊まってけよ」

黒子「ありがとうございますわ。やはり当麻さんは優しい殿方、大好きですの」ダキッ

上条「(隣の土御門には聞こえなようにしないと)」

ーーーーーー
ーーー



上条「泊まるんだから寮に電話しとかないと駄目だぞ」

黒子「今、お姉様にお掛けしますわ」ピッピ

美琴『もしもし黒子!? ?アンタ、今何時だと思ってんの? 門限過ぎちゃってるわよ。何処で油売ってるの?』

黒子「お姉様、申し訳ありませんが。突然、わたくしのご両親が学園都市に訪れまして、そのままご両親とホテルで外泊しますので寮監様に伝言しといて下さいまし」

美琴『え? そうなの? 黒子の両親と居るのか...別に何かトラブルがあった訳ではないわね。分かったわ、寮監に伝えとく』

黒子「宜しくお願いしますの」

美琴『うん。じゃあね』ガチャ

上条「男の寮に泊まるなんて言えないよな」

黒子「嘘も方便って事ですの」

黒子「(それにお姉様になんか絶対に言える訳がないですの。しかし、いずれは報告しなければいけませんわね)」

上条「黒子、風呂湧いたから先に入っちゃえよ」

黒子「良いんですの? わたくしが先にお風呂頂いても」

上条「こういうのはレディーファーストと言うもんだろう? 一応客なんだしさ」

黒子「ではお言葉に甘えて」

上条「バスタオルと着替えは用意してあるからな。着替えはインデックスのパジャマを使ってくれ」

黒子「分かりましたわ」スタスタ

上条「......」

上条「いやーまさか黒子と付き合う事になるとはなー」

上条「相手はまだ中1、去年までランドセル背負ってた子だぞ」

上条「まぁ上条さんは愛さえあれば年齢差とか関係ありませんからいいけど」

上条「俺は未だに誰かと付き合ってる事が信じられないと言うか実感が湧いて来ないな」

上条「俺は元々不幸な人間......そんな人が女の子と付き合って幸せになってもいいんだろうか?」

『何もかみじょうとうまと言う人間の全てが不幸で埋まってる訳ではないんだよ』


上条「いや、良いに来まってる! 不幸だから幸せになってはいけない掟などない」

上条「俺は幸せになっても良いんだ! 上条当麻」

上条「ようやく上条さんに春が来たんだ。大事にしないとな」

上条「それに、黒子と付き合って気付いた事がある」

上条「わたくし上条当麻は白井黒子の事が好きだって事をな」

上条「これからは黒子との関係を大事に大事にしていかないとならんな」


数十分後


黒子「お風呂有難うございましたわ」

上条「おう、上がったか。お湯は丁度よ......って、く、くくくか黒子さん!? アンタ、なんちゅう格好してんのでせうか!?///」

黒子「あらあら、当麻さんったら下着姿ぐらいで動揺なさって、お顔の方も苺の様に赤くなってますわ」

上条「女の子が下着だけの格好で慌てない男なんかそうそう居ねーよ! 服を着なさい。服を///」

黒子「いかがです? わたくしのセクシーな下着の方は? 当麻さんをこういうのがお好きでしょう?」

黒子「両サイドは紐仕様で露出は至って普通ですが色は黒でわたくしの名前が黒子で掛けましたの。なんちゃってですの♪」テヘッ

上条「(な、なんという破壊力なんだ! 中学生のくせに色気づいた下着を着けやがって! だが、それが似合うからさすがは黒子だな。イカん! 鼻血が出そうだ)」

上条「似合うのは分かったから早くパジャマを着なさい! はしたないぞ」

黒子「鼻血垂らしてちゃ説得力ありませんわね」

上条「うっせー」

黒子「(フフフ、当麻さんには効果てきめんです事。これでわたくしに夢中になってくれれば尚更嬉しいですの)」

上条「んじゃあ、上条さんは入ってくるぞ。冷蔵庫に入ってる飲み物は飲んで構わないからな」

黒子「はいですの」


数十分後


上条「はぁ?、風呂は最高だわ」

黒子「しっかりと温まりましたですの?」

上条「そりゃあ勿論」

黒子「ならいいのですが。貴方は以前、高熱で倒れた事があるんですから気を付けて下さいな」

上条「へいへい、分かってますよ」

黒子「宜しい。まだ髪が乾いてないみたいですからドライヤー掛けてあげますわ」

上条「自分で掛けるからいいって。ガキじゃないんだから」

黒子「いいえ。当麻さんは雑にやりそうですからわたくしがやりますの」

上条「雑な上条さんで悪かったな」

黒子「ホラじっとしてて下さいな」ブオーン

上条「あいよ」

黒子「......」ブオーン

上条「あーなんか気持ちいいな」

黒子「そうですの?」ブオーン

上条「何でかな? 人に掛けてもらって所が良いのか」

黒子「ふーん。当麻さんがそう思うのでしたら、いくらでもドライヤー掛けてあげますわよ?」ブオーン

上条「なら、またやってもらおうかな」

黒子「了解しましたの」

黒子「はい。終わりましたわ」

上条「サンキューな」

黒子「いえいえ、好きでやっておりますから」

上条「んじゃあ、今度は上条さんが黒子たんにサービスしてあげなくてな」

黒子「あら、わたくしには何をして下さるのですの? と言うか黒子たんはやめて下さいまし///」

上条「耳かきなんかはどうかな? こう見えても上条さんは耳かきは得意中の得意なんですよ」

黒子「耳かきですの!? それは即ち! 膝枕でしてくれると言う訳ですのね?」

上条「嫌か?」

黒子「嫌な訳がありませんわ! むしろバッチコーイですの!!」

上条「そ、そう...」

黒子「お願いしますわね。当麻さん」ピョーン 上条の膝にダイブ

上条「お、おう///」

黒子「(あぁん! まさか当麻さんが耳かきしてくれるとは思いませんでしたわ! 黒子はこの時間がとても幸せですの)」スリスリ

上条「コラ、動いちゃ駄目だって。じっとしてなさい」

黒子「はい...」

上条「では、失礼して」カキカキ

黒子「あふんっ!」

上条「え?」

黒子「......い、今のは聞かなかった事にして下さいまし?///」

上条「...そういう事にしとく(可愛いな)」

上条「では、気を取り直して」カキカキ

黒子「(うひょぉぉぉ!! 何ですの? この感じは? 気持ちが良いってレベルではありませんの!)」

上条「(おっ! 結構大きいのが取れたぞ)」カキカキ

黒子「(マズイですわ。わたくし、耳かきだけでイッてしまいそうですの)」

上条「次、反対側やるから姿勢変えて」

黒子「はいですの」クルッ

上条「行くよ」カキカキ

黒子「(にょおおおお!! 当麻さんってこんなにもテクニシャンだったのですの!?)」

上条「(うむ。反対側も溜まっとりますな)」カキカキ

黒子「(あーお母様にお父様。わたくしは今、最高に幸福ですわ)」

数分後


上条「はい。終了」

黒子「ミィー」ウットリ

上条「黒子の耳って意外にも溜まってたな。ちゃんと耳掃除しなきゃ駄目だぜ」

黒子「ミィー」

上条「黒子? 聞いてる?」

黒子「ミィー」

上条「(何ですか? ミィーって...なんか青ピから借りたアニメのDVDにそんな鳴き声するペットがいたような...)」

上条「おーい黒子たん?」トントン

黒子「ミィウ」

上条「変態淑女」ツンツン 黒子の頬を突く

黒子「ミィー」

上条「フー」黒子の耳に息を吹きかける

黒子「あひゃん!! な、なな何するんですの!?」

中途半端ですけど
ここで投下終了


次回は来週の水曜辺りに行きます


ではまたですの

夜勤上がりに本屋に行き

コミック版インデックス12巻
コミック版超電磁砲9巻
コミック版エンデュミオン1巻
電撃大王最新号

をGET

いやー最高最高!

一方さんが主人公のコミカライズが始まったり

選挙がなにやらカオスになってきたりと
いろいろと喋りたい事やツッコミたい事があるんですが、ここは雑談ではないから

とりあえず投下しますの

誰もシャンタッ君ネタにツッコんでくれなかった...

上条「気が付いたか」

黒子「あれ? 確か、わたくしは当麻さんに耳かきをしてもらったはずでは...」

上条「したぞ。ただ、黒子が別の世界に旅立ってたからな」

黒子「あら? そうでしたの? 余程気持ち良かったのですのね、わたくし」

上条「そろそろ寝るとしますか。黒子はそこのベッドで寝ていいからな」

黒子「それですと...当麻さんは何処でお休みになられますの?」

上条「上条さんにはお風呂場と言う名の寝室があるんで」

黒子「...はい? お風呂ですの?」

黒子「......」

黒子「いやいやいや、貴方何を仰ってますの?」

上条「インデックスが居候してからはずっとそこで寝てたんだよ。と言う訳でお休み」スタスタ

黒子「と言う訳じゃあありませんの!」シュン

上条「うおっ! テレポートで目の前に現れるなよ! 心臓に悪いだろうが!」

黒子「何故、お風呂場で寝てるのかは存じませんが、恋人がお泊りに来てるのにそれはないわーですの!」

上条「いや、上条さんは女の子と一緒の部屋で寝る度胸力はなくてですね...」

黒子「ヘタレ! 当麻さんのヘタレ!」

上条「どうせ上条さんはヘタレです事よ...」

黒子「わたくしがお泊りにしてるからにはそうは行きませんわ。一緒のベッドで寝てもらいますの」

上条「一緒のベッドだと...」

黒子「そうですの☆」

黒子「わたくしとあつーい夜を過ごしますの」

就寝前


黒子「ぐへへへ」上条に抱きついてる

上条「あのー黒子さん? 上条さんの理性が崩壊しないようにお願いしますよ?」

黒子「理性なんか保つ必要ありますの? わたくしはとっくに心の準備は出来てますからいつでも良くてよ」

上条「黒子が良くても上条さんが駄目なの。確かに黒子は可愛いし、美人だし」

上条「さっきの下着姿なんかはスゲーエロかったよ」

黒子「あらやだ。エロいだなんて...わたくしはただ、淑女として相応しい下着を着けるだけあって...でも、当麻さんに言われるととても喜ばしいですの///」イヤンイヤン

上条「でも、上条さんの中では中学生と言う部分がためらってしまう。だから責任が取れないんだ。今の所は」

黒子「......」

上条「いいか黒子、これはお前の事が大事だから上条さんは言ってるんだぞ? 分かってるくれるか?」

黒子「......分かりましたわ。貴方が責任を取ってくれる日が来るまでお待ちしておりますわ」

黒子「そして、その時が来た時は優しくして下さいですの」

上条「ああ」

黒子「今はこれで我慢しときますわ」チュ

上条「ふぇ///」頬を抑える

黒子「お休みなさいですの」

上条「(今日は寝られそうにないな)」

番外編


ー上条が入浴してる時の出来事ー


黒子「......」ゴクゴク

黒子「やっぱお風呂上がりの牛乳は美味しいですの」

黒子「しかも、固法先輩が愛飲してるムサシノ牛乳。当麻さんもお好きなのでしょうか?」

黒子「さて、当麻さんは現在入浴中」

黒子「やることは一つ」

黒子「突撃ですの!」

【バスルーム)


当麻『フンフンフン♪』

黒子「このドアを突破すれば当麻さんの...当麻さんの生まれたままの姿が拝めますの!」

黒子「グヘヘ」

黒子「おっと、突入する前に」

黒子「」ガサコソ

黒子「フッフッフ、ありました、ありましたわ。当麻さんの脱ぎたてのし・た・ぎ」ピラーン

黒子「白と青の縦縞のトランクス、ちょっと地味ですわね。当麻さんならもっと良いのお召しになって欲しい所ですの」

黒子「今度、わたくしがネットで当麻さんの下着を買って差し上げましょう。勿論、わたくし好みのとびっきりセクシーのを」

黒子「楽しみですわ」

黒子「それでは、失礼して」

黒子「」クンカクンカ

黒子「にょほほほほ。これはこれはまた、当麻さんならではの独特の匂い。黒子、こういった匂いはだーい好きですの」クンカクンカ

黒子「あー何時間でも嗅ぎ続けたい所ですが、そろそろ行きますわ」

黒子「さぁ当麻さん。貴方のエデンを黒子にさらけ出させてもらいますわよ」ジュルリ

黒子「いざ」


Prrrr


黒子「え? 誰からですの!? こんな良い時に」パカ

黒子「初春!?」

上条『ん? 黒子? そこに居るのか?』

黒子「ええ。ちょっと忘れ物を取りに」

上条『そっか。なんか携帯鳴ってるみたいだけど?』

黒子「今出ますわ」

黒子「(初春め......次の風紀委員がある日には覚えやがれですの!)」


番外編終了

数日後


【第七学区 駅前】


上条「そろそろ黒子が来ると」パカッ 携帯を閉じる

上条「あーにしても寒みぃ」

上条「今日は一段と冷えこむからなー」

???「」ソローリ

上条「マフラーでも買おうかね」

???「」スッ?

上条「うぉっ! なんだ!? 急に上条さんの視界が」

???「だーれでーすの?」

上条「いやいや、口調でモロバレですよ? 黒子たん」

黒子「あちゃー迂闊でしたわ...」テヘッ

上条「ウッカリさんですなー」

黒子「えーこれから第一位様のご自宅に向かうのですわね?」

上条「正確にはソイツが居候してる黄泉川先生の家にな」

黒子「そこが鍋パーティーの開催場所ですのね」

今から数日前


【Joseph's】


一方「鍋パーティーだァ?」

浜面「ああ。フレメアと御宅の打ち止めちゃんがやりたいやりたいって言うからさ」

上条「前にバーベキューやったばかりじゃなかったっけ?」

浜面「いやーあの後にさ『次は鍋パーティーをやるのだぁ! にゃあ』とフレメアと打ち止めちゃんが騒ぎ出しんだよ」

上条「キモイからフレメアの真似すんな」

浜面「そこはスルーしてくれよ!」

一方「あンのクソガキィ...迷惑掛け過ぎなンだよ全く...」

浜面「まぁまぁ子供なんだから仕方ないさ」

上条「んで、やんのか? 鍋パーティー」

浜面「時季的にも丁度いいし、フレメアが喜ぶんなら開催するよ。お前らはどうだ?」

上条「上条さんは賛成です事よ。黒子も連れて来ていいか?」

浜面「おう、連れて来な。鍋は皆でやると楽しいからな。一方通行は?」

一方「まァ、クソガキを黙らせるンならやっても良い」

浜面「黙らせるんじゃなくて喜ばせたいんだろう? 相変わらず素直じゃねーな」

一方「おっと手が滑ってチョーカーにスイッチがァ」カチッ

浜面「謝る! 謝るするからスイッチ切ってくれ!!」

上条「やるのはいいとしても何処でやるんだ?」

一方「黄泉川の所でいいだろォ。あそこなら大人数でも入れるからよォ」

浜面「んじゃあ、そこで鍋パーティー開催決定だ」

現在に戻る


【黄泉川の自宅前】


上条「ここだな」

黒子「(立派なマンションに住んでいらっしゃいますわね)」

上条「押すか」


ピンポーン


番外個体「やっほーヒーローさんにその彼女さん」ガチャ

黒子「(大きいお姉様!)」

上条「よぉ番外個体か」

番外個体「早速上がりなよ。今丁度面白い事やってるからさ」ニヤニヤ

上条「面白い事?」

番外個体「見れば分かるぜ」ニヤニヤ

上条「そう。んじゃあ、お邪魔しまーす」スタスタ

黒子「お邪魔しますの」スタスタ

番外個体「」ニヤニヤ

上条「面白い事って何だろうな? 黒子」

黒子「分かりませんわね」

番外個体「このドア開けてみぃ」

上条「おう」


ガチャ





一方「へーンしン! ヴェイッ!!」シャキーン

浜面「ようやく現れたようだなベクトルマン! あの時の借りを返させてもらうぜ!」

一方「ふン! ハマーン星人よォ、オマエも懲りねェ野郎だなァ。いいだろォ、オマエ相手に30分...いや、10分もいらねェ。62秒でケリつけてやンよォ!」

上条「」

黒子「」

一浜「「え?」」

上条「...黒子、一旦出直そうか?」テクテク

黒子「ですわね」テクテク

一浜「「ちょっと待てぇぇぇ!!(ェェェ!!)」」

番外個体「あひゃひゃひゃひゃひゃ」

ここまでですの


えーカブってる所についてはどうかお許し下さい。
別にネタがない訳ではなく、ラブコメにおいてお泊りは定番ですから外せないんですよ。

まぁ大目に見ていただければと

次回は土曜もしくは日曜に更新しまーす

一方さん達と鍋パーティー、是非お楽しみ下さい


ではマジで眠気がピークに達してるので寝ますの。今日は休みだからゆっくり寝られるぜ


またですの

投下ですの

数分後


一方「」ズーン

浜面「」ズーン


上条「さっきのなんだ? 劇でもやんのか? お二人さん」

フレメア「大体、打ち止めがヒーローごっこがしたいて言うから仕方なく付きあってあげてるのだぁ!」

打ち止め「それはフレメアもでしょ? この後浜面の兄ちゃんが主役の『ハマヅライダー』をやるとミサカはミサカはフレメアの希望をヒーローさんに洩らしてみる」

フレメア「にゃああああ!! 貴様、それは言うなとあれほど約束したじゃないか!」


ミサカハミサカハ
ダイタイダイタイ


滝壺「また始まっちゃったよ...」

番外個体「やれやれ」

黒子「止めなくていいんですの?」

浜面「まぁ喧嘩する程仲が良いって言うし、そのうち仲直りするよ」

黄泉川「おっ! 上条じゃん」

上条「こんにちは黄泉川先生、お邪魔してます」

黒子「お久しぶりですの。黄泉川さん」

黄泉川「そういうお前は白井じゃん。あーそうか、月詠先生から聞いた上条の彼女って白井だったのか」

上条「ええ」

芳川「あら、この子が噂のヒーローさん?」

一方「やっと起きたな。芳川」

上条「えっと、この方は?」

芳川「芳川桔梗よ。宜しくね、ヒーローさん」

上条「こちらこそ宜しくお願いします」

芳川「(この子が実験を凍結させ、一方通行の人生を大きく変えたのね。成る程、見るからにお人好しそうな子ね)」

一方「そンじゃあ、面子も揃ったからやるとしますかァ」


ーーーーーー
ーーー



番外個体「ねぇ、黄泉川。まさか炊飯器で鍋パーティーするつもりじゃないでしょうね?」

黄泉川「さすがにそれは無理だから普通に鍋でやるじゃん」

一方「つゥか炊飯器もそこまで万能じゃねェよォ」

打ち止め「てゆーかそろそろ炊飯器以外なのを調理してよとミサカはミサカは黄泉川に文句を言ってみたり」

黄泉川「気が向いたらやるじゃん」

芳川「いや、そこはやりましょう」

黄泉川「だったら桔梗がやればいいじゃんよ」

芳川「嫌よ。私は基本仕事以外は働きたくないのよ」

黄泉川「はぁ、やっとニート脱出したと思ってたのに...そんなじゃあいつまで経っても彼氏は出来ないじゃん」

芳川「それは愛穂だって同じじゃない! こんな立派な胸があるのに男一人捕まえられないなんて情けないと思わないわ」

黄泉川「なっ!? 女の魅力は胸だけが全てじゃないじゃん! 私はこれからじゃん」

浜面「(黄泉川は半蔵に興味持ってくれればすぐにGET出来るんだけどな...)」

芳川「ならどっちが先に彼氏出来るか競争しましょう?」

黄泉川「望む所じゃん。まぁ勝負したって私が圧勝するじゃん」

芳川「へぇーこの知的美人な私に圧勝すると? 随分と見上げたものね」

番外個体「(いや、アンタは残念美人の間違いだよ)」

黄泉川「前までは『だりぃー』とか『外出たくない』とか口癖してた人間がよく偉そうな事が言えるじゃん」

芳川「私は家事はやらない女だから全部男に任せる事にしてるの。ねぇ、確か上条君と言ったわね?」

上条「そうですけど...」

芳川「上条君って家事出来る?」

上条「まぁそれなりには出来ますよ」

芳川「じゃあ、私と結婚しない?」

上条「えーー!?」

黒子「はぁー!?」

黄泉川「桔梗! お前、何を考えてるじゃんよ!?」

芳川「私はこれでも大学の臨時講師でね、働けばそれなりの給料は入るし、将来は安定した生活が望めるわ」

芳川「だから上条君は専業主夫として家事さえやってくれれば私はそれで満足するわ。どう? お買得だと思わない?」

黒子「ちょっと貴女! 当麻さんはわたくしの彼氏なんですのよ!! 渡しませんわよ!」

芳川「ちぇ...じゃあ、浜面君で」

浜面「オイ!」

滝壺「駄目。はまづらは私と付き合ってるから無理だよ」

フレメア「にゃあ。大体、浜面は私の婿なのだ!」

滝壺「...オイ、今のは聞き捨てならないな。ガキ」

芳川「しょうがないから一方通行でいいわよ」

一方「売れ残りみたいな言い方すンじゃねェ! オマエのようなババァは最初からお断りだァ」

番外個体「第一位は筋金入りのロリコンだからね。ぎゃは☆」

一方「ミンチにすンぞォ」

番外個体「きゃあー第一位に犯されるぅ」ボウヨミ

黒子「そこの第一位様! 大きいお姉様に変な事したらわたくしが許しませんわよ」

一方「ババァ声の中坊はすっこンでろォ」

黒子「なっ!? また言いやがったですわね貴様!」

上条「一方通行、テメェ黒子の悪口を言ったら上条さんの最弱の拳が火を吹くぞ?」

黒子「当麻さん///」ポッ

一方「...ちっ、悪かったよォ」

黒子「ベーですの」上条の後ろに隠れてあっかんべー

一方「(こンの野郎...)」ピキピキ

浜面「あのーそろそろ鍋パーティしません?」

数分後


黄泉川「よし! 鍋も出来あがった事だから乾杯の音頭やってもらうじゃん。一方通行」

一方「はァ? 何で俺なンですかァ?」

黄泉川「いいじゃんか、乾杯の音頭ぐらい」

一方「仕方ねェな」

打ち止め「貴方、頑張って」

番外個体「滑ろーwww」

一方「うしィ! オマエら、今日は無礼講だァ! 遠慮なくとことン騒げよォ! かんぱァい!」

一同「かんぱーい!」

打ち止め「まいうーとミサカはミサカはある有名人の台詞をパクってみる」

一方「やっぱ肉は松坂牛に限る」

浜面「また松坂牛!? どんだけ松坂牛好きなんだよ...」

一方「あァ? 文句あるンなら食うンじゃねェよォ。誰のおかげで最高ランクの牛が食えるとでも思ってるンだァ?」

浜面「一方通行様です。すみませんでした!」土下座

一方「宜しい」

黄泉川「鍋の時に飲む酒は格別じゃん!」

芳川「愛穂、飲むペースが早くない? もう5杯目よ」

フレメア「そこに入ってる鯖は頂きなのだ!」

打ち止め「ホラ貴女も食べなよ番外個体。温かいよ」

番外個体「食べるには食べるけどさ...」チラッ

黒子「はい当麻さん、アーンして下さいですの」

上条「アーン」パク

黒子「どうですの?」

上条「美味すぎるぜ」グッジョブ

黒子「わたくしにもして下さいな」

上条「ほれアーン」

黒子「アーン」パク

番外個体「(温かい所か暑すぎるんですけど...)」

フレメア「にゃあ。浜面、大体、私にもアレやって欲しい」

浜面「しょうがねーな。ホラ口を開けろ」

フレメア「アーン」

滝壺「アーン」パク

フレメア「にゃあ?」

浜面「え? た、滝壺さん?」

フレメア「にゃあああ!! 何するんだ? 滝壺!」

滝壺「これは彼女の私だけの特権。ガキは引っ込んでて」

フレメア「なんだと!? 万年ジャージしか着ないファッション性の欠片のない地味女のくせに生意気だぞ!」

滝壺「よし、ちょっと表出ようか。躾のないガキは教育してやらないと」カチーン

バジル「賑やかなのはいいことでござる」
郭「賑やかすぎではありませんか……?」

浜面「待て待て! 滝壺は年上なんだから落ち着こうぜ。フレメアもあんまり人の彼女をからかってはいけません」

滝壺「はまづらはちょっとふれめあに甘い」

黒子「まるで父親みたいですわね。浜面さんは」

上条「よっ! お父さん」

浜面「誰がお父さんかっ!」

滝壺「勿論、お母さんは私」

番外個体「親御さんは大変ですなー。貴方もそう思うでしょ? 第一位」

一方「なンで俺に振るンだよ?」

番外個体「なんでってそりゃあ、そこのおチビを子守してるセロリさんにとってはねー」

一方「黙れェ」

ここまでですの


電撃大王の最新号で上条さんに向けたみさきちのスマイルは最高でしたね。
あれでまたファンが増えること間違いでしょう


次回は水曜に更新していきまーす

ではまたですの

ユガミ検事と一方通行……なんか似ている

こんばんはですの

もう少ししたら投下しに行きますの

デジラバの最新作が最高過ぎるわ


それでは投下ですの


今回は一方さん達と王様ゲームですの

ーーーーーー
ーーー



打ち止め「あー美味しかったとミサカはミサカはお腹をさすりながら満足してみる」

黒子「少し食べ過ぎましたの」

一方「もう食えねェ...」倒れる

浜面「いや、アンタは全然食ってねーだろ」

番外個体「体型がモヤシだからねwwww」

黄泉川「」zzz

芳川「」zzz

上条「そちらのお二人は酔い潰れて寝ちゃってるし」

滝壺「ほとんどお酒ばっかりだったからね。鍋にはあまり手を付けてなかったみたい」

フレメア「どうする? 大体、起こしとくか?」

一方「やめとけェ、こういうのは放置するのがベスト。ヘタに起こすと余計に面倒だからなァ」

フレメア「了解なのだ」

一方「(オリジナルの母親で学習させてもらったからなァ。人間あァはなりたくねェわ)」

番外個体「ねぇねぇ、これから王様ゲームしない?」

一方「あァ? 王様ゲームだとォ?」

番外個体「人数的にも丁度いいし、どうかな?」

浜面「王様ゲームか...良いんじゃねーか? 皆で楽しめるし」

フレメア「にゃあ。私も構わないぞ」

滝壺「私も」

上条「上条さんは別にいいけど...黒子はどうする?」

黒子「わたくしも良いですわよ」

打ち止め「ミサカも賛成なのだ」

一方「俺はパス。オマエらで楽しンでろ」

番外個体「あれれー? 逃げちゃうの? 第一位様はいつからヘタレになったのかね」

一方「」イラッ

番外個体「まぁ無理はしないさ。学園都市の最強は王様ゲームすら出来ないヘタレ『やってやるよォ!』はい?」

一方「俺も王様ゲームとやらをやってやンよ! 良いンだなァ? 後悔しても知らねェぞォ!!」

番外個体「そうこなくちゃ」

ーーーーーー
ーーー



番外個体「黄泉川と芳川はあーゆう状態なんで、8人で王様ゲーム始めるぜ」

番外個体「せーの」

一同「王様だーれだ」

打ち止め「おっ! ミサカが王様だってミサカはミサカは一発目で当たったのを驚いてみる」

黒子「それでは、小さいお姉様。ご命令をどうぞ」

打ち止め「5番と7番でこのシュークリームを食べてもらうってミサカはミサカはそのシュークリームを差し出してみる」

上条「5番は上条さんか」

浜面「7番は俺だけど、ただシュークリームを食べるだけでいいのか? それだと王様ゲームの醍醐味が...」

打ち止め「チッチッチ、このシュークリームはどちらかが激辛ハバネロ味が入っているのだよワトソン君とミサカはミサカは某名探偵の台詞で説明してみる」

上浜「「なんですとーー!?」」

番外個体「ようはロシアンシュークリームってやつだね」

滝壺「よくカラオケ店のメニューに見掛けるよね」

黒子「つまり、どちらかが地獄をどちらかが天国を見るって事ですの」

浜面「でも心配する事ではないな。何せもう1人が不幸の申し子の上条だからな」

上条「それはどうかね? もしかしたら浜面君が激辛を味わう事だって有り得るぜ?」

浜面「まぁ食べてみれば分かるさ。俺はこっちのシュークリームにするぜ」

上条「残り物には福がある事を信じて、上条さんは残りのシュークリームを」

浜面「じゃあ、いくぞ」

上条「おう」

上条「はむ」パク

浜面「はむ」パク

上条「......」モクモグ

浜面「......」モクモグ











上条「辛ァァァァァアアアア!
!」

浜面「甘ーい」

上条「なんだこれ!? 半端ねぇ辛さだな! 辛ァ!」

黒子「当麻さん! 大丈夫ですの?」

上条「み、水を...水をくれ」

黒子「今持ってきますわ」

番外個体「あひゃひゃひゃひゃ!! やっぱヒーローさんが引き当てちまったか」

一方「さすが三下。期待を裏切られェ奴だァ」

滝壺「辛そう...」

浜面「いやー食後の甘いシュークリームはうめーな。
にしても打ち止めちゃん、君は可愛い顔しながらやる事がちょっとエゲツないぜ」

打ち止め「王様ゲームはこれぐらいキツイの命令しないと面白味がないでしょとミサカはミサカはTVで得た知識を活用してみたり」

数分後


上条「うっ......まだ舌がヒリヒリする...」

黒子「大丈夫ですの? もう少しお水を飲んだ方がいいのでは?」

上条「大丈夫。さっきよりは若干引いたからさ」

番外個体「んじゃあ、二回目行っていいかい?」

上条「ああ」

番外個体「せーの」

一同「王様だーれだ」

番外個体「イエーイ! ミサカが王様だよ」

浜面「うわぁ、番外個体かよ...」

一方「変なの命令すンじゃねェぞォ」

番外個体「だが断る」

番外個体「じゃあね...3番が4回目終わるまでこのネコミミをつけて語尾ににゃーと喋ってもらうよ」

黒子「え? 3番はわたくしですわ...」

上条「と言う事は黒子がネコミミをつけて...」ゴクン


浜面「男に当たらなくて良かったぜ」

フレメア「大体、私のアイデンティティが盗られた気がするのだ! にゃあ」

番外個体「はい」

黒子「ほ、本当にやらなきゃいけないんですの?」

番外個体「そりゃあ王様ゲームだからね」

黒子「...分かりましたの」

黒子「こ、こうですの?///」ソウチャク

上条「(可愛い...)」キュン

滝壺「おー! とても似合ってるよ。しらい」

打ち止め「うん! なかなか可愛いよとミサカはミサカは風紀委員のお姉ちゃんに惜しみない賞賛を送ってみる」グッジョブ

黒子「そ、そうですの?///」

番外個体「語尾忘れてるよ」

黒子「そうですにゃー?」

番外個体「うん。それでいーよ」

一方「おィ! 三下もなンか言えよ。オマエの彼女だろォ?」

上条「......はっ! 悪い。あまりにも可愛い過ぎて上条さん、見惚れちまいました」

黒子「あら、イヤですわ当麻さん。可愛い過ぎるなんて黒子、嬉し過ぎて死んでしまいますにゃー///」イヤンイヤン

上条「黒子、このままあの台詞を言ってくれないか?」

黒子「ジャッジメントですにゃー///」

上条「最高だぜ! 黒子」

フレメア「にゃあ。大体、無糖のコーヒーが飲みたくなった。一方通行、一本頂戴」

一方通行「ガキにはまだ早い。せめて後10年経ってからなァ」

番外個体「3回目行くよ」

番外個体「せーの」

一同「王様だーれだ」

黒子「わたくしですにゃー」

上条「なかなか当たんねーな」

黒子「では...2番と6番で今お召しになってる衣服を交換するのをいかがですにゃー?」

滝壺「あっ、私が2番だ」

番外個体「6番はミサカか......て事は滝壺のジャージを着ればいいんだね」

滝壺「私にアオザイは似合うかな? はまづら」

浜面「滝壺は何着たって似合うさ」

滝壺「ありがとう」

番外個体「じゃあ、着替えるか」


数分後


滝壺「どう?」アオザイ姿

浜面「おー! 良いよ滝壺」

上条「うむ。なかなか似合ってますな」

黒子「違和感がありませんわね。ジャージだけではもったないですにゃー」

番外個体「たまにはジャージも悪くないね」ジャージ姿

打ち止め「なんか巨乳の人ってジャージでも似合っちゃうよねとミサカはミサカは自分の胸を見て落胆してみたり...」

一方通行「(打ち止めよォ、胸がデケェだけが全てではないンだぜェ。
オマエには番外個体にはねェ物をしっかり持ってるからよォ)」

ここまでですの


次回の更新は来週の月曜日に行きます


ではまたですの

ニヤニヤが止まらねェ……

上条さんといったら幻想殺し流しながら、黒子が追い詰められてる時に犯人そげぶするとかも想像できるなぁ……

  /  ..-‐

                                                                /{ ∠ -‐≦-―…¬ヤ
                                                                _〈::レ:´:::::::::::::::::::::::::::::::<
                                            sageろーー!!      ,. ::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧._
                                                             ∠. -ァ::::::,イ:!:::lヽ::::::::::::::::::::::::<.  ̄
                         , - 、                ,.ヘ、                       /イ :::ハ|ヽ! !ヽ::::!:::::::::::::::\ `
                         r´ 「三三三l           !  ト、                     / l::,イ    !7::ヽ!::::::::::: '. ̄
                     (( .l.三三三l . ノ!            / \                        |/ ヽ - ィ\!::::::::.ト、::::!
                           ヾ≧彡'           ,/   /} _..-‐¬‐- .            ,rー≦マ,. イ Y⌒',、! \!
                                  , - 、   /     ,.r:´         ヘ         イ  イ ヘ厶イ.!   ヘ
                                  {   \ Y . : :´ }、          ',.  h_, .<  〈  /.l ./ D  !  ハ
 、    、 ’、  ′     ’      ;    ∧   | . : :´    1            ;r‐'   _, -‐ `ヽ.' l/     l   ハ,
  .. ’        ’、   ′ ’   .        { \. : :´  \  ,ノ           } ~廴ぅ'´       i      l.-‐Tフ
     、′・  ’、.・”;  ”  ’、             . : :´      ヘ√.            ;.            '        7.l  l
 ,;′   ’、   (;;ノ;; (′‘ ・. ’、′”;       . : :´                     ,’           .'         ,' !  l
’、  ・ .(; (´;^`⌒)∴⌒`.・ ”   ;     . : :´                     厶イ             /        ム !  l
 .、  ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;;ノ、"'人   ,.r: ´   ___弖丕二ニ=/1-- ‐ \¨  ̄             〈        ハ,_!  l__
    、(⌒ ;;;:;´'从 ;'   ;:;;) ;⌒ ;; :) )、 ̄ ̄ ̄         ヘ  / 〉    |    √              }ー-.. __,.∠.イ !  l_,∠
     ( ´;`ヾ,;⌒)>>698从⌒ ;) `⌒ )⌒:`.・          Y  く_,ノ   ∨⌒′            /  !  l   ! ヘ  !  l,.イ
‘:;゜+° ′、:::::. ::: ´⌒(,ゞ、⌒) ;;:::)::ノ                                        /.   l  l  ', ∨l   !
    `:::、 ノ  ...;:;_)  ...::ノ ソ ...::ノ                                        廴_!__!__,..-ィ!  ヘ
                                                                 l    ! ヘ    マ-‐'′
                                                                 l    !   ヽ   丶
                                                                 l    l    ヽ   ’.


2020年五輪が東京に決まって良かったですね


それでは投下ですの

4回目


一同「王様だーれだ」

一方「俺か...」

番外個体「変なの命令しないでよね」

一方「するかボケェ!!」

上条「何を命令するんだ?」

一方「ンじゃあ、次の回が終わるまで1番が4番の膝の上に座って頂こうかァ」

フレメア「1番は私なのだ」

浜面「4番は俺か」

滝壺「......」

フレメア「大体、浜面の膝に座ればいいんだな? にゃあ」

一方「次の回終わるまでなァ」

フレメア「にゃあ。浜面だったらいくらでも座ってもいいのだ! むしろ、ずっと座ってたい」

滝壺「」イライラ

フレメア「じゃあ、座るね。浜面」

浜面「ああ」

滝壺「」ギロッ

浜面「(滝壺の視線が怖い...)」

フレメア「ほいっと」浜面の膝に座る

滝壺「」イライラ

フレメア「にゃあ。座り心地は最高なのだ!」

浜面「そうかい」

打ち止め「ミサカはいつも貴方のに膝に座ってるから羨ましくなんかないもんねとミサカはミサカはフレメアに自慢してみたり」

一方「オマエは俺の許可取らずに勝手に座ってンだろォがァ!」

フレメア「にゃあ。大体、これが勝ち組の姿なのだ! ざまーみろ滝壺」

浜面「(ちょっと!?)」

滝壺「よし! ブチコロシカクテイだ」カチーン

黒子「滝壺さん! 相手は小学生ですにゃー? 落ち着いて下さいまし」ガシッ

上条「(滝壺は間違いなくヤンデレの素質あるよな...)」

番外個体「うんうん! だいぶ盛り上がった所で次行くよ」

一同「王様だーれだ」

滝壺「やったぁ。私が王様」

浜面「おっ、滝壺が当たったか」

上条「全然当たらね...」

滝壺「少しキツイのを命令するね」

フレメア「にゃあ?」

滝壺「(このガキに恥ずかしい思いをさせてやらないと)」

滝壺「5番が下着姿になる」

番外個体「わおー、随分と過激なのを要求するね。ミサカは5番じゃないよ」

打ち止め「ミサカも違うよ」

黒子「わたくしも違いますの(危なっ! 当麻さん以外の殿方の前で下着姿を晒したないですの)」

上条「上条さんは1番だから違うな」

浜面「俺も違うぞ」

滝壺「(と言う事は...)」

フレメア「大体、私は4番なのだ」

滝壺「あれ?」

上条「じゃあ、5番は...」

一方「......俺だァ」

番外個体「あひゃひゃひゃひゃ!! よりにもよってモヤシかよっ! マジウケるんですけど」

一方「ジャージ女ァ!」

滝壺「ごめん、あくせられーた。ふれめあを当てたかったんだけど...」

フレメア「フッフッフ。残念だったな滝壺」

番外個体「さて、下着姿だから第一位の場合はパンイチになりな」

一方「ふざけンなァ!! ンな恥ずかしい事出来るかァ!」

番外個体「王様の命令は絶対だぜ? 第一位に拒否権なんかないよ」

浜面「一方通行...諦めろ」

一方「やァなこったァ。いいぜェ、オマエらが俺を下着姿にしたいンなら、まずはその幻想はぶち殺すゥ」

黒子「当麻さんの台詞をパクらないで下さいまし!」

番外個体「ぬーげ、ぬーげ」

一方「やなもンはやですゥ」

打ち止め「じゃあ、演算没収された状態で20000号にペロペロされても良いんだね?とミサカはミサカはMNWに接続し20000号を呼び出してみる」

一方「なンか急に脱ぎたくなったからやってやンよ」キリ

番外個体「(20000号パネェな...)」

一方「仕方ねェからサービスしてやンよ。脱げばいいンだろォ? 脱げば」ヌギヌギ

黒子「(はぁ、正直殿方の脱衣シーンは見たくはありませんの。まぁこれが当麻さんだったら喜んでハァハァしていますが)

一方「オラァ! これで文句ねェだろォがァ!」パンイチ

浜面「細っ!」

番外個体「あひゃひゃひゃひゃ!! モヤシモヤシ言ってたけどここまで細いとは思わなかったよ」

打ち止め「貴方の体型がヒョロくても大丈夫だよとミサカはミサカはそんな貴方を応援してみる」

滝壺「らすとおーだー、それは私の台詞」

黒子「(なんか頼りない体型ですわね。やっぱ殿方は当麻さんのように逞しくなければなりませんの)」

上条「細いな」

浜面「にしても一方通行、今時ブリーフとは...」

一方「別にいいだろォがァ! 誰が何を履こうが。いつもはボクサーなんですゥ。今日、ブリーフなのはたまたまだァ!」

黒子「(ブリーフでしたら当麻さんが一番ですわね。うむ、今度当麻さんにブリーフをプレゼントして差し上げましょう。そして、それをお召しになられてる姿をわたくしに見せれば黒子は黒子はもう! グヘヘヘ)」

番外個体「所で第一位、付いてなきゃない物が付いてないように見えるんだけど、まさか...」ジー

一方「あるに決まってンだろォ!! どこ見てンだオマエは!?」

番外個体「 実は女で名前が鈴科百合子でしたってオチだったらさらに笑えてくるんだけどね。にしても第一位はアソコもモヤシ...いや、シラスだったとは」

フレメア「にゃあ。浜面みたいにマッチョになりたければジムに行くといいのだ!」

浜面「別に俺はマッチョって訳じゃないけど、まぁそれなりには鍛えてるよ」

一方「オラァ! いつまでもふざけてないでさっさと次行くぞォ! つゥか滝壺、いつまでパンイチになってればいいンだァ?」

滝壺「もう着ていいよ。正直、男の下着姿は見たくない。はまづらを除いては」

一方「オマエが命令したンだろォがァ!! 俺だって人前で下着姿にはなりたくはねェンだよォ!」

少ないですがここまでですの


明日は開店時間に新約8巻買って来るわ
後、アリスベルも購入しなければ

次回は土曜に更新します
まだまだ王様ゲームは続きますよ

ではまたですの

インちゃんと美琴ちゃんの「任せて」のシーン。自分としてはあの展開が来ることをずっと待ってました


良かったねインちゃん。表紙だけじゃなくて(笑)


よし! 時間ギリギリですが
投下ですの

上条「6回目行きますか」

一同「王様だーれだ」

上条「よっしゃああああ!! 上条さんが王様だ!」

黒子「良かったですわね(あんなに喜ぶ当麻さんもアリですの)」

番外個体「たかが王様になったぐらいでそんなに喜ぶ事なの?」

一方「まァ、不幸な三下さンからすれば嬉しいだろォ」

浜面「んで、王様になった大将は何を命令はするんだ?」

上条「うーん、どうすっかな?」

番外個体「ヒーローさんの事だからそげぶさせろとか言いそう」

上条「んな事すっかッ!! じゃあな、2番と7番が懺悔をする」

打ち止め「あっ、ミサカが2番だ」

浜面「うわぁ、7番だよ...」

打ち止め「えっと懺悔って自分が犯した罪悪を告白すれば良いんだよね?とミサカはミサカはヒーローさんに確認をとってみる」

上条「そう。打ち止めだって何か一つぐらい悪い事した事があるだろう? それをみんなの前で言って悔い改めるんだ」

フレメア「大体、私は良い子だから懺悔する事はないのだ」

滝壺「どの口が言うんだが」

上条「まずは浜面から懺悔してもらうぞ」

浜面「俺の場合はいっぱいあるからな。何を言おうか...」

上条「一つ懺悔してくれればいいさ」

浜面「一つね」

上条「さぁ、何を懺悔するんだ? 浜面の事だから滝壺と言う彼女が居ながら麦野さんと浮気しましたとか?」

浜面「してねーよ!! 何言っちゃってくれてんだアンタは!?」

滝壺「はまづら、それどう言う事?」

浜面「待て! 滝壺! 大将が言ってる事は全くもってデタラメだからね! 信じちゃダメ」

一方「いいからさっさと言え」

浜面「分かってるって。えっと、彼女が出来てからもエロ本を読んでしまいました。ごめんなさい」

上条「浜面...」

黒子「うわぁ...」

番外個体「うわぁ...最低だね」

打ち止め「しょうがないよ、男はそういう生き物なんだからとミサカはミサカはエッチな人は嫌いじゃないよと打ち明けてみる」

一方「オマエは誰に向かって言ってるンだよォ?」

滝壺「はまづら」

浜面「はい。なんでしょうか滝壺さん?」

滝壺「どんなジャンルを読んでたの?」

浜面「バニー系です...」

滝壺「いくらはまづらがバニー好きなのは分かるけど、それは応援出来ない」

浜面「すいません...」

滝壺「次からはもっと私を見てね。でないと...」

浜面「でないと?」

滝壺「はまづらを監禁しちゃうかもしれない」

浜面「ヒィー」ブルブル

番外個体「(オイオイ...第四位のが感染しちゃってないか?)」

上条「(滝壺って恐ろしい子だな...)」

滝壺「分かった?」

浜面「」コクコク

滝壺「OK。許す」

打ち止め「次はミサカの番だねとミサカはミサカは少し重たい空気を変えてみる」

上条「おう、発表してくれ。良い子の打ち止めちゃんは何を犯してしまったんだ?」

打ち止め「番外個体、前に一方通行と喧嘩したの覚えてる?」

番外個体「忘れる訳がないじゃん! やってもいないのに冷蔵庫に入ってた最後の無糖の缶コーヒーをミサカが飲んだんじゃないかって第一位がしつこく疑ってくるんだから!」

一方「あれはどう考えても悪意の塊であるオマエしか考えつかねェだろォがァ! 芳川は甘いのしか飲まねェし、黄泉川なンかビールと牛乳以外飲ンでるの見た事がねェ」

打ち止め「ごめんなさい。アレ飲んだのミサカなの...」

番外個体「え?」

一方「あァ? 俺のコーヒー飲んだのって打ち止めだったのかァ?」

打ち止め「うん。貴方がいつもそれを飲んでる姿を見て、いつかミサカも一緒にそれを飲んで楽しく貴方とお話がしたいなってミサカはミサカは将来してみたい事の一部分を言ってみる」

一方「クソガキ...」

黒子「あらあら、なかなか可愛いらしい懺悔ではございませんか」

浜面「なんとも子供らしい罪だな」

フレメア「それでも勝手に人のコーヒーを飲んだ事には変わりはないのだ! 悪い子め」

滝壺「ガキは少し黙ってろ」

一方「打ち止め......オマエ、なンでそれを黙ってたンだ?」

打ち止め「貴方に怒られるのが怖かったから...」

一方「クソガキィィィィ!! 何が怒られるのが怖かっただァ? あァ? ふざけンじゃねェぞォ!!」

打ち止め「ヒィ...」ブルブル

浜面「オイ! 一方通行! 何もそこまで怒らなくても...」

一方「浜面は引っ込ンでろォ! いいか? 打ち止め、よく聞け」

打ち止め「はい...」

一方「俺はなァ、勝手に人のコーヒーを飲ンだ事に怒ってンじゃねェ! あの時に言わずに今日まで黙ってた事に怒ってンだよォ!」

一方「俺は別に人のコーヒー飲ンだぐらいで腹立てたりしねェよ。ただよォ、あの時に正直に言わなかったのが気に食わないンだ」

一方「打ち止めがあの時に言ってくれれば番外個体に誤解した事を謝れたンだ」

番外個体「全くだよ」

打ち止め「うっ......ごめんなさい」

一方「まァ、ガキは多少悪い事して育っていくもンだァ。それを学習して大人への階段を駆け上って行く。過ちは誰にだってある」

一方「これからはすぐに申し出ろよォ。それぐらいは許すからよォ」

打ち止め「はい...」

一方「それと、ガキにブラックはまだ早ェ。まずはカフェラテからにしろ」

一方「無理に背伸びしなくていい。ガキはガキらしく無邪気に振る舞えばいいからよォ」

打ち止め「うん!」

一方「そして、オマエが成長し、その時は一緒に美味ェコーヒー飲もうぜェ。楽しみに待ってからよォ」

打ち止め「うん! うん!」

上条「なんか良い話だな」

黒子「第一位様がただのモヤシ野郎ではなかったですの。見直しましたわ」

一方「最後に一つ、番外個体にも謝っとけよォ」

打ち止め「ごめんなさいとミサカはミサカは誠意を込めて番外個体に頭を下げる」

番外個体「まぁミサカは最終信号と違って大人だから許してあげる」

浜面「(外見だけがな。実年齢は一年も経ってないくせに...」

ーーーーーー
ーーー



番外個体「それでは、7回目行くぜ」

一同「王様だーれだ」

フレメア「にゃあ。私が王様なのだ!」

番外個体「おっ、フレメアが当たったか」

フレメア「いくぞ! 王様ゲームの定番と言ったら大体、ポッキーゲームと決まってる。なので、1番と2番はポッキーゲームをするのだ!」

上条「上条さんが1番だ...」

黒子「あちゃーわたくしは3番でしたわ。残念ですの...」

番外個体「2番は誰なの? ミサカは7番だよ」

打ち止め「ミサカも違う」

滝壺「私も」

浜面「俺も」

上条「て事はまさかの...」

一方「......あァ、俺だァ」

上条「......」

一方「......」

上条「ふざけんなぁぁぁあああ!! 何で同性の一方通行とポッキーゲームしなきゃなんないですか? 嫌ですわ!」

一方「うるせェ! 俺だって嫌なンだよォ!!」

上条「やり直しだ! 上条さんはやり直しを要求する! どうせやるなら上条さんは黒子とポッキゲームがしたいんです!」

番外個体「出来る訳ないじゃん。決まってしまったもんは覆せないよ。恨むならそんな命令を出した王様のフレメアを恨むんだね」

フレメア「にゃあ、悪いな上条。嫌なのは分かるけど、王様の命令は絶対なのだ! やってもらおうか」

上条「黒子ォ...」シクシク

黒子「申し訳ありませんわ。こればかりは黒子の力をもってしてでも王様には敵いませんの...」

一方「オラァ! シクシクしてねェでやンぞォ。こういうのはさっさと片付けるに限る」ポッキー装着

上条「はぁ...」ポッキー装着

番外個体「(やっべぇ! 超笑えてくるんですけど。この映像をMNWに流したらどうなるんだろうな? 10801号辺りは喜びそうだけど、どの道お祭り騒ぎだね。ぎゃは☆」

上条「」パクパク

一方「」パクパク

上条「」パクパク

一方「」パクパク

浜面「やな絵面だな...」

上一「「」」ピトッ

滝壺「止まった」

上条「(マズイな。もう少しで一方通行の唇が...)」

一方「(さっさと折っちまえよ三下ァ! オマエと接吻なんか死ンでもしたくねェわ!)」

上条「......」

一方「......」

上条「///」

一方「///」

浜面「オイッ!」ビシッ

黒子「セイッ!」シュン

上条「ぎゃああああ!! 鉄矢がっ! 鉄矢が上条さんの手にィィィィィ!!」

黒子「貴方は殿方相手に顔を赤くしてますの? 馬鹿ですの? 死ぬんですの!?」

一方「(オイオイ! 俺は三下相手にトキめいてンだァ!? クソがァ!)」

番外個体「あーあ。いい所に邪魔しちゃって」

浜面「まぁこれ以上の展開は望んではいないし、むしろ見たくないし」

ーーーーーー
ーーー



一方「つゥかいつまでやるンだよ? コレ」

番外個体「そうだね。うーん、10回までにすっか」

浜面「後三回か......俺はまだ王様引いてないからせめて一回ぐらいは当たりたい」

番外個体「いくよ」

一同「王様だーれだ」

打ち止め「おっ! またミサカが王様になったぞ!」

浜面「」ガーン

滝壺「どんまい、はまづら」

打ち止め「それじゃあ、4番は今穿いてる下着の色を言ってとミサカはミサカはちょっとエッチなのを命令してみたり」

黒子「あら、そんなにわたくしの下着の色を知りたいんですの? 仕方ありませんわね、小さいお姉様の命令ならば」

番外個体「いや、アンタは3番じゃん。おチビが言ってるは4番、4番は誰だい?」

滝壺「私だよ」

番外個体「おや? 滝壺だったのか。良かったじゃないか野郎共。女の子が当たってさ」

一方「別に興味ないしィ」

黒子「当麻さん。わたくし以外の女性の下着姿を想像でもしたら分かってますね」ゴゴゴゴゴ 鉄矢を構える

上条「わ、分かっておりますとも! 黒子教官」ガクブル

浜面「(なにぃー!? 滝壺だと!?それはすなわち! 滝壺の下着が知れるって事か! 打ち止めちゃんGJ)」ポタポタ

番外個体「うわぁ...発表する前から鼻血出してるし。キモッ!」

打ち止め「まるでエロ犬だねとミサカはミサカは前に見た才能ゼロの魔法使いツンデレ少女がヒロインのアニメでそんな主人公が居たなーと思い出してみる」

滝壺「言うね」

滝壺「ピンク。特にこれと言って可愛い物を着けてないよ」

打ち止め「でも滝壺のお姉ちゃんはピンクが一番似合うねとミサカはミサカは断言してみる」

浜面「」ポタポタポタポタ

上条「浜面!? 鼻血がさっきより勢いが増してるぞ! 大丈夫かよ?」

浜面「我が生涯に一片の悔いなし...」バタッ

上条「浜面ァァァァァ!!」

一方「その台詞は世紀末帝王じゃなくて世紀末覇王になるンだがなァ」

番外個体「何やってんだが...」

数分後


浜面「危うく大量出血で死ぬ所だったぜ」

滝壺「これからはバニーと下着で想像しない方がいいよ。はまづら」

番外個体「よっ! エロ面」

浜面「エロ面言うな!」

上条「エロ面」

一方「エロ面くン(笑)」

浜面「お前らな...」

滝壺「大丈夫、私はそんなえろづらを応援してるから」

浜面「滝壺まで...」グス

フレメア「にゃあ。大体、男はエロい方が健全だから大丈夫なのだ」トントン

ここまでですの


次回は水曜に更新しまーす


ではまたですの

こんばんはですの

日付変わる前には更新します

それとたくさんのレスありがとうございます。ですが、ちゃんとsageていただきくことをお願いします。

皆さんの怒りを買うようなことはしないようにして下さいね。
これは>>1からのお願いです


ではまた後ほど

では参りますの

番外個体「よし。浜ちゃんがエロ面になった所で9回目行くぜ」

一同「王様だーれだ」

浜面「うしっ!! やっと引き当てたぜ!」

番外個体「なんだ当たっちまったのかよ」

黒子「これで全員が王様を当てた事になりますの」

滝壺「良かったね、はまづら」

上条「んで、何を命令する気だ? バニーのコスプレしろなんて言い出したらそげぶすんぞ?」

浜面「いやいや、男も居る中でそんな命令しねーよ」

浜面「そんじゃあ、いつも俺がパシられる身を知ってもらうために8番がなんか買い出しに行ってこいやー!」

番外個体「何故に高田延彦?」

浜面「なんとなく」

一方「しかも全然似てねェし」

浜面「別に似ようとした訳じゃないが、つか今はどうだっていいだろう。8番は誰だ? 俺にパシられてしまう可哀想な奴は」

打ち止め「あちゃーミサカが8番だよ...」

浜面「あり?」

一方「浜面ァ!! ウチの打ち止めになンてもンを命令しやがるンだァ!」

上条「お前は幼女に何させようとしてんだよ? 恥ずかしくねーのか?」

浜面「いやいや、これはゲーム、ゲームだからね? 当たったのがたまたま打ち止めちゃんだけあって...」

番外個体「最低」

黒子「貴方、小さいお姉様にパシらせるなんて下衆の極みですの。恥を知りなさい! 恥を」

浜面「だから」

上条「やっぱ一回爆発してくんねーか? マジで」

一方「もげろォ!」

滝壺「さすがにそれは応援できない」

浜面「」

浜面「打ち止めちゃん、なんかごめん...」

打ち止め「うんうん、ゲームだから気にしなくていいよ。当たってしまったのは仕方ないからとミサカはミサカは浜面のお兄ちゃんを慰めてみる」

フレメア「そうそう。大体、私から言わせるとだな、このお子様ががパシられる姿は面白いからGJなのだ!」

打ち止め「貴女はちょっと黙ってて! とりあえずミサカが買い出しに行くだけでいいんだね?とミサカはミサカは外出の準備をする」

浜面「ああ」

打ち止め「何を買ってくればいいの?」

浜面「焼きそばパンと烏龍茶でいいよ。ホイ1000円」

打ち止め「了解!とミサカはミサカは1000円札を握りしめ、いってきまーす」ガチャ

浜面「気を付けてな」

上条「......」

一方「......」

黒子「......」

番外個体「......」

滝壺「......」

フレメア「にゃあ?」

浜面「(すんげー気まずい...)」

数十分後


打ち止め「ただいま。焼きそばパンと烏龍茶買ってきたよとミサカはミサカは浜面のお兄ちゃんにレジ袋を差し出してみる」

浜面「サンキューな。お釣りは取っといていいから」

打ち止め「いいの!?」

浜面「命令だったけど、一応買い出しに行ってくれたお礼だ。お駄賃だと思ってくれ」

打ち止め「やったぁ! これでうまい棒がたくさん買えるぞとミサカはミサカはテンションを上げてみる!」

フレメア「やっぱお子様だな...」

上条「......」

一方「......」

黒子「......」

番外個体「......」

滝壺「......」

浜面「お願いだから喋ってくれません?」

一方「......まァ、後で俺の愉オブと三下のそげぶかましとけばいっか」

浜面「いっかじゃない!! マジで死んじゃうから!」

黒子「わたくしも加勢しますわ」

番外個体「ラストはミサカがタイガードライバー91でトドメ刺しとくね」

浜面「女性陣ものっちゃダメ! しかも番外個体のそれは垂直落下式のプロレス技だからな! デンジャラス過ぎるからやめて!」

滝壺「生きて私の元に帰ってくる事を信じてる。頑張れ、はまづら」

浜面「他人事のように言わないでくれよ...」

ーーーーーー
ーーー



番外個体「いよいよ王様ゲームもラスト。さぁ最後に王様を引き当てる強運者はだれかな? いくよー」

一同「王様だーれだ」

番外個体「イエーイ! またミサカが王様になったぜ」

一方「またオマエかよ...」

番外個体「さーて、ラストはどんな命令しよっかな。ぎゃは☆」

番外個体「よーし決めた。3番と6番でプロレスごっこしてもらおうか」ニヤッ

浜面「いやちょっと待てェ! フレメアが居るんだぞ?」

フレメア「にゃあ? 大体、プロレスごっこって、いつも浜面が麦野と絹旗にやられてるアレか?」

浜面「当たってはいるが、番外個体の言うプロレスごっこはちょいと子供には見せられない描写がありまして...」

打ち止め「えーそれってミサカもダメなの?」

一方「当たり前だァ!」

浜面「番外個体、さすがにその内容はフレメアと打ち止めちゃんの教育上宜しくないからせめてこの二人には見せない方向で頼めないかい?」

番外個体「じゃあ、おチビとフレメアはアイマスクしてて貰うね」

フレメア「だぁー! 大体、納得が行かない!!」

浜面「所で3番と6番は誰だ?」

上条「6番は上条さんですよ」

黒子「え? 当麻さんが6番ですの?」

上条「ああ。ホラ、コレ」

黒子「フフフフフ」

上条「なんだよ? 急に不気味な笑い方して......まさか...」

黒子「ええ、 そのまさかですの! わたくしが3番ですの!?
ヨッシャァァァァアアアア!! 大きいお姉様GJですの!!」

上条「マジ?」

黒子「最後の最後でわたくしと当麻さんなんて、あーやっぱりわたくし達は運命の赤い糸で結ばれてるのですわ」キラキラ

上条「えっと、お手柔らかに頼むな?(なんでだろう? 相手が黒子なのに素直に喜べない...)」

黒子「プロレスごっこと言う事は当麻さんの体をあっちこっち触りまくっても全然問題ないですの。グヘヘヘ」テヲワキワキ

上条「(なんか不幸だぁ...)」

ーーーーーー
ーーー



上条「」チーン

黒子「ウフフフ」ツヤツヤ

浜面「えー4分23秒、ラ・マヒストラルで白井の勝ち」

一方「情けねェな。それでもヒーローか?」

上条「...女の子相手にどうしろと?」

番外個体「逆セクハラされまっくたもんね」

上条「あれは年季が入ったセクハラだ。おかげで上条さんはお婿さんに行けない体になってしまいました」シクシク

一方「キメェ」

黒子「何を言ってますの? 当麻さんはわたくしの婿なんですのよ? それはお付き合いした時からの決定事項。お忘れで?」

滝壺「おー! 二人は既にそこまで進んでるんだ。羨ましい」

打ち止め「もうアイマスク取っていいかな?とミサカはミサカはいい加減光を浴びたいのだと文句を言ってみる」

浜面「あーごめんごめん。いいよ」

フレメア「全く、大体、上条と白井は何をしていたのだ?」

番外個体「そんなに気になるなら見るかい? 携帯のムービーで撮ってあるからさ」ニヤニヤ

一方「やめろ」アクセラチョップ

番外個体「痛ぁ! ちょっと何するのさ!?」

浜面「うし、王様ゲーム終わったから次何するか?」

番外個体「ミサカはツイスターゲームが良いぜ」

一方「ンな物はウチにありませン! スマブラで良いンじゃねェか?」

打ち止め「それ賛成!とミサカはミサカはお得意のピーチ姫でフレメアをギッタギタにしてみる」

フレメア「ふんっ! 貴様如きが私のミュウツーに敵う訳がないのだ! 返り討ちにしてやる!」

上条「上条さんはマリオでも使おうかな」

黒子「わたくしはリンクで戦いますの」

浜面「俺はガノンドルフで」

滝壺「プリンでみんなを眠らせてあげる」

一方「俺はフォックスだァ」

番外個体「じゃあ、ミサカはクッパで地獄に堕としてやるぜ。ぎゃは☆」

ーーーーーー
ーーー



上条「勝てね......何度やっても一方通行に勝てねーよ」

黒子「わたくしと二人掛かりで挑んでもその牙城を崩せませんでしたわ...」

浜面「多勢に無勢と言う言葉があるけど、コイツには一切通用しねーな」

一方「俺に勝とうなんざ百年早ェンだよォ。出直して来い、三下共」

打ち止め「もう貴方は少し手加減してとミサカはミサカは頬を膨らませながら訴えてみたり」

一方「そンなじゃあ面白くねェだろォがァ! 俺は学園都市の最強だぞ? どんなジャンルでも最強でなくてはいけねェ。それが例えゲームであってもだァ」

番外個体「子供相手に本気出すのはどうかと思うんだけど...」

一方「俺に勝ちたきゃ修行でもすンだなァ。あァ、スカッとしたぜェ」

浜面「次は何するか?」

滝壺「隠し芸大会なんかどう?」

番外個体「おっ! それいいね」

一方「何故に隠し芸なンだァ?」

滝壺「なんとなく」

浜面「なんとなくかいっ!」

上条「隠し芸大会て言ったらお正月の特番でよくやってたよな。最近はやらなくなったが」

一方「秀さンのボウリング技術はマジ凄かったなァ」

フレメア「それで、大体、誰からやるの?」

滝壺「此処は言い出しっぺの私から行こう」

番外個体「レベル5に近いとも言われてる能力追跡の滝壺は何を見せるのかなー?」

滝壺「まぁ見てれば分かる」

滝壺「......」

滝壺「」zzz

一同「寝るなぁぁぁあああ!!」

浜面「滝壺! 起きなさい!」トントン

滝壺「んー......あれ? 私寝てた?」

上条「そりゃあバッチリとな。10秒も掛かりませんでしたよ」

滝壺「なら成功だよ」

黒子「え? 何処かですの?」

滝壺「私は10秒以内に寝る事が出来る」

番外個体「それっ!? それがアンタの隠し芸?」

一方「のび太くンもビックリだわ」

打ち止め「うーん? これって凄いと言えるのかな?とミサカはミサカは少々戸惑う」

上条「すぐに夢の中に行ける時点で上条さんは凄いと思いますよ」

浜面「まぁ確かに滝壺の早寝芸は大したもんだと思う。
ドライブデートしてる時にさ、俺が運転中喋ってちょっと隣見たらもう鼻ちょうちん完成しちゃってるんだよな」

一方「オマエとの会話がつまらないからじゃねェか?」

浜面「そんな事言うんじゃねーよ!!」

上条「浜面だもんな」

浜面「おいコラ!」

番外個体「とりあえず次行かね? 浜ちゃんのトーク力なんかどうでもいいからさ」

浜面「そろそろ泣いていいかな? 俺」

打ち止め「二番手はミサカが一方通行と漫才をやるぞ!とミサカはミサカは今まで隠してたスキルを披露してみる」

一方「はァ? なンでクソガキと俺が漫才をやらなきゃなンないンだァ? 巻き込むンじゃねェ」

黒子「良いではありませんか。むしろ小さいお姉様と第一位様の漫才なんてある意味貴重ですから見て見たいもんですの」

一方「知るかァ! 俺は絶対にやらねェからなァ!」

打ち止め「えっと、20000号の電話番号はと」ピッピ

一方「是非やらせていただくぜェ!!」

打ち止め「(チョロイ、チョロイ)」ニヤ

フレメア「(うわぁ...大体、打ち止めが黒い...)」

一方「漫才やるのは良いとしてなンかネタあンのかァ?」

打ち止め「ちゃんと用意してあるぜとミサカはミサカはこれをやれば往復絶倒間違いなしだと自信満々に望んでみたり」

一方「抱腹絶倒なァ。それで、どンな内容だよ?」

打ち止め「ちょっと耳を貸して」

打ち止め「」ヒソヒソ

一方「」フムフム

打ち止め「」ヒソヒソ

一方「」フムフム

一方「いや待て。それ、メッチャ不安でしかないンだがァ...」

打ち止め「大丈夫大丈夫、貴方はミサカの言う通りにやってくれればいいよとミサカはミサカは貴方に勇気付けてみたり」

一方「...分かったよ」

打ち止め「いくよー」


打ち止め「はいはいどうも。打ち止めでーす」

一方「一方通行だァ」

打ち止め「二人合わせて通行止めと言います。どうぞ名前だけでも覚えて下さいねとミサカはミサカは深く頭を下げてみる」ペコリ

一方「よろしくゥ」

一同「」パチパチ

打ち止め「ショートコント」

一方「居酒屋」

一方「やっぱ酒と言ったらビールに限るなァ」

打ち止め「だね」

一方「うン? もうこンな時間かァ。最後の注文と行きますか」

一方「ラストオーダー」

打ち止め「なーに貴方?」

一方「オマエじゃねェよ!」ビシッ

打ち止め「はい」

一方「こっから先は」

通行止め「「通行止めだ(ァ)」」

通行止め「「どうもありがとうございました(ァ)」」

上条「......」

黒子「......」

浜面「......」

滝壺「......」

フレメア「......」

番外個体「あひゃひゃひゃひゃ」

打ち止め「あれ?」

一方「だから言ったじゃねェか!! 絶対に滑るってよォ」

打ち止め「でも番外個体は大ウケだよとミサカはミサカは指差してみる」

一方「あれは笑ってるンじゃなくて笑われてンだよォ!」

打ち止め「可笑しいな。このネタやればMー1優勝も夢じゃないとミサカはミサカは確信があったり」

一方「その大会はとっくに終わってるしィ、そもそもオマエはお笑いを舐めすぎだァ!」

打ち止め「えー」

上条「まぁちょっと言葉失ってしまったけど、良かったんじゃねーか?」

黒子「そうですわよ。ご自分の名前をダジャレに使ったネタに少々驚いただけですから内容は良かったですの」

一方「別に気ィ遣わなくもいいンだぜェ?」

浜面「まぁまぁこれはちょっとした余興なんだからいいじゃんか」

ここまでですの


ここで質問
自分ミコトマニアックス買ってないから確信が持てないのですが、ミコっちゃんの誕生日って5月2日で合ってるのでしょうか? 返答待ってまーす


次回は土曜か来週の月曜に更新予定


ではまたですの

投下ですの

黒子「お次はわたくしが行きますわ」

滝壺「ファイト、しらい」

黒子「さぁーとくとお見せしましょう。わたくし白井黒子によるマジックショーを」

番外個体「これまた定番なのを持って来たね」

黒子「えー今からわたくしの事をマジシャン・クロとお呼び下さいな」

一方「ダッセェ名前だなァ」

黒子「そこ! 静かにして下さいまし!」

黒子「オッホン。まず、こちらに一つのスーパーボールがあります。これを左手に乗せますわ」

黒子「そして、右手で隠します。これで皆様側からは見えませわね」

黒子「行きますわよ。1...2...3」

黒子「はい!」

打ち止め「嘘!? ボールが消えてるってミサカはミサカは驚愕してみる」

黒子「ちなみに消えたボールの行方については滝壺さん、貴女が今お召しになられてるジャージのポケットを調べて下さいませ」

滝壺「どれどれ......おー! 確かにしらいが使用してたスーパーボールがポケットに入ってた」

浜面「スゲーな」

一方「いやいや、それはコイツの能力が空間移動能力者だから可能だった訳なンだよォ」

黒子「チェ...さすがに第一位様辺りはバレてしまいますか」

一方「逆にバレねェ方が奇蹟だよ。ここは学園都市なンだぞォ」

浜面「そういや白井の能力は知らなかったな」

黒子「改めて紹介しますわ。わたくしの能力はレベル4の空間移動系の能力者。
自分自身をテレポート、又はわたくしが触れてれば物だって転移する事が出来ますの。先程のマジックみたいに」

黒子「ちなみにこういうのだって可能ですわ。当麻さん、ちょっと来て下さいまし」

上条「はいよ」

黒子「ちょいと失礼しますわ」サッ 上条のスボンの中に手を入れる

上条「ちょ!? 黒子さん?」

黒子「この様に、例え脱がさなくても当麻さんのパンツを奪う事だって容易いのですの。
まぁ彼の場合は右手を触れないようになりませんがね。あら、今日は灰色のボクサータイプですのね」ピラーン

上条「え? ...ぎゃああああ!! お、お前何やってんの!?」お尻を抑える

黒子「見ての通りわたくしの能力を実演していますが、何か?」クンカクンカ

上条「何か?じゃねーよ!! 能力実演に俺のパンツを奪う要素が何処にあるんでせうかね!? つーか嗅ぐな!! 返せ!!」

番外個体「うわぁ......20000号といい勝負だわ...」

打ち止め「やっぱあのお姉ちゃんは危険だねとミサカはミサカは再び警戒心を持ってみる」

一方「三下...20000号に被害を受けている俺にとってもこれは同情するぜェ...」

滝壺「凄い子にフラグ建てちゃったね。かみじょうは」

浜面「最近の中学生はある意味恐ろしいな...」

フレメア「にゃあ? 大体、下着の匂いなんか嗅いでも臭いだけじゃないのか?」

黒子「見ての通りわたくしの能力を実演していますが、何か?」クンカクンカ

上条「何か?じゃねーよ!! 能力実演に俺のパンツを奪う要素が何処にあるんでせうかね!? つーか嗅ぐな!! 返せ!!」

番外個体「うわぁ......20000号といい勝負だわ...」

打ち止め「やっぱあのお姉ちゃんは危険だねとミサカはミサカは再び警戒心を持ってみる」

一方「三下...20000号に被害を受けている俺にとってもこれは同情するぜェ...」

滝壺「凄い子にフラグ建てちゃったね。かみじょうは」

浜面「最近の中学生はある意味恐ろしいな...」

フレメア「にゃあ? 大体、下着の匂いなんか嗅いでも臭いだけじゃないのか?」

数分後


黒子「すいませんですの...」セイザ

上条「全く、とんだ恥をかいちまったじゃねーか。ホラ、パンツを返しなさい」

黒子「はい...」

上条「一方通行、トイレ借りていいか?」

一方「構わねェけどオマエ、人が嗅いだ物穿けンのかよォ?」

上条「彼女がやった事なら問題はねーよ。ノーパンは嫌だからな」

浜面「彼女なら良いんだ...」

ーーーーーー
ーーー



上条「次は上条さんが行きますよ」

打ち止め「いよっ! 待ってました! ヒーローさん」

一方「三下は何を見せてくれンのかァ?」

上条「この俺上条当麻が披露する芸はズバリ、なぞかけだ!」

番外個体「なぞかけと言えばここ最近、あの芸人はテレビで見かけないな」

滝壺「じゃあ、今からかみじょうはかみっちになるんだね」

上条「かみっちか...悪くないあだ名だ」

上条「ではお題を頂こうかな。浜面、何かお題を出してくれ」

浜面「そうだな......デートはどうかな?」

上条「了解。デートだな」

上条「...整いました」

浜面「早いな」

上条「えーデートとかけまして犬の散歩と解きます」

黒子「その心は?」

上条「どちらも″リード″して行く事が大事です」キリ

一同「おー!」パチパチ

黒子「成る程、相手を上手く導くのリードで犬に繋げる綱のリード、さすがは当麻さんですわ」

番外個体「次は誰行く?」

一方「オマエが行けよ」

番外個体「えーミサカこれと言った芸は持ってないよ。第一位がやってよ」

一方「打ち止めに巻き込まれる形でやったンで無理」

滝壺「別に強制参加でもないからないならないで結構だよ」

浜面「だったらこの辺にしないか? 俺も特にたいした芸がないんでな」

一方「浜面くンには爆発マジックがあるじゃねェか」

浜面「ねーよ! 誰が好き好んで爆発しなきゃなんないんだバカヤロー! それにそんなマジックないわ!」

上条「ちっ...」

ーーーーーー
ーーー



打ち止め「貴方、またポケモンの新作出るんだよとミサカはミサカは買って買ってと貴方におねだりしてみたり」

一方「あァ? また出ンのかよォ......仕方ねェな、やるからには全クリして図鑑をコンプリートしろ。それが出来たら買ってやる」

番外個体「ちょっと第一位、最終信号だけじゃなくてミサカにもポケモン買ってよ」

一方「別に構わねェが、バージョンは打ち止めと相談して決めろ。被ンのはダメだァ」

番外個体「ミサカはYが良い」

打ち止め「ミサカはバージョンに拘ってないからXで構わないかも。重要なのは最初の3匹にあるのだとミサカはミサカは水タイプのポケモンの君に決めたとケロマツに指を差してみる」

番外個体「ミサカはケツマロなんかよりもフォッコの方が断然可愛いんだけどね」

打ち止め「ケロマツ!! その間違いはやめてよね!とミサカはミサカは番外個体にポカポカしてみる」

黒子「当麻さん、わたくし、そろそろ門限で帰らなければなりませんわ」

上条「もうこんな時間か。んじゃあ、帰るとしますか」

一方「ン? 帰るのかァ」

黒子「今日は楽しかったですわ」

浜面「またな」

滝壺「バイバイ、かみじょうとしらい」

番外個体「外が暗いからって襲っちゃダメだぜ」

上条「しねーよ!!」

黒子「我慢しますの」ボソッ

上条「黒子さん? 今とんでもない事を言いませんでした? 言いましたよね?」

黒子「はて? なんの事でしょうか?」

上条「...なんでもないっす。行こう」スタスタ

黒子「はいですの」スタスタ

打ち止め「またミサカと遊んでねとミサカはミサカは次の約束を取り付けてみる」

黒子「黒子でよければいつでも良いですわよ。風紀委員のオフの日でしたら」

ーー新年

【とある高校 一年七組】


土御門「明けましておめでとうだにゃーカミやん」

青ピ「あけおめーカミやん」

上条「おう! 明けましておめでとう。二人共」

青ピ「冬休みはどうやったん? カミやんの事やから彼女とリア充な生活を送ったんちゃうか?」

上条「まぁな。クリスマスも黒子と過ごしたし、初詣だって一緒に行ったし今までの冬休みの中で一番最高だったよ」

上条「(今までと言っても記憶がなくなって最初の冬休みだったけどな)」

青ピ「ケッ...羨ましいわ。僕なんかバイトしたお金でギャルゲー・エロゲー買ってCGをコンプリートするまでやり尽くしたぐらいやったわ」

土御門「俺なんか舞夏と一緒に実家に行きたかったけどな、繚乱は冬休みもないから虚しく一人で帰ったぜよ。
まぁクリスマスは一緒に過ごせたから良いけどにゃー」

姫神「私なんか。久々の巫女服着て。神社でバイトしたぐらい」

上条「うおっ!? 居たのか姫神。そう言えば初詣に行った神社で会ったよな」

姫神「うん。ただ。おみくじで大凶出したのはさすがだね。上条君」

上条「ははは......彼女が出来ても上条さんの不幸は変わりはないのさ...」

姫神「でも。彼女さんは落ち込んでる上条君に『まぁまぁ、わたくしが当麻さんの不幸を吹き飛ばすぐらい幸せにして差し上げますの』と言われて。
すぐさま上条君が『黒子ォォォォオオオオ』と彼女さんに抱きついて周りの人の視線を集めたのは面白かった」

吹寄「公衆の面前で何やってんだ貴様は...」

上条「いやー彼女からそんな言葉言われちゃったら抱きついてしまいたいのですよ」

土御門「そう言えばカミやん、隣から『あぁん♪ そこはらめぇ』とか『気持ちいいですの』と聞こえた日があったんだが。あれは何をしてたのかにゃー?」

青ピ「何やと!?」

姫神「おい」

吹寄「貴様......まだ中学生になったばかりの子になんて事を...許さん!!」ゴゴゴゴ

上条「いやいや待て! あれは黒子にマッサージしてやっただけだ!風紀委員で疲れが溜まった黒子にご好意でな」

青ピ「マッサージしてヤッたやとッ!? それはアカンわ!」

上条「ニュアンスが違げーよ!」

姫神「疲れが溜まって動けない彼女を。あっちこっち触りまくって。そして上条君のアレが...って何言わせるの!? この。変態」

上条「知らねーよ! 姫神も何想像しやがった!?」

吹寄「上条...遺産の分配は済んだか?」オデコピカーン

上条「吹寄さん? 新年一発目のアレを上条さんにかます気でせうか?」

吹寄「喰らえーー!!」ヘッドバット

上条「ぬおっ!? 回避ィ!」ヒラリ


バキーン


吹寄「チッ...かわされたか」

青ピ「オイオイ、机が真っ二つやで...」

土御門「吹寄のデコはダイヤモンドでも出来てるのかにゃー?」

姫神「去年よりも。さらに磨きがかかってるね」

上条「お前はチンジャオかっ!! あーあ上条さんの机が天に召されてしまいましたよ...」

小萌「はいはーい席に着いて下さいなのですよー」

吹寄「ちっ...命拾いしたな」

上条「先生、上条さんの机が使い物にならなくなったので替えの物をプリーズ」

小萌「えーー!? 何で机が真っ二つになってるのですか!? ダメですよ上条ちゃん、物を大切に使わないと」

上条「いや、これをやったのは吹寄でありまして」

小萌「上条ちゃん、申し訳ありませんが、あいにく空いてる机がありませんから新しいのが来るまでみかん箱で我慢しやがれなのです」

上条「不幸だぁ...」

ーーーーーー
ーーー



【第七学区 街中】


上条「はぁ、吹寄のせいで上条さんはしばらくみかん箱で勉学に励まなきゃならないじゃねーか」

上条「みかん箱で勉強なんて何処ぞのFクラスじゃないつーの。全く...」

上条「......」

上条「黒子は風紀委員の仕事入ってるし、買物して帰るか」

???「あらぁ? 此処で会うとは偶然力があったもんねぇ」

ここまでですの


チキショー何故エラー出てるのに二重投稿になってるなんて......


次回は水曜か土曜に更新しまーす
ではまたですの

あっぶねー
ギリギリ間に合ったわ...


とりあえず最新号の電撃大王読んで一言

ソギーさん出番が来てよかったね


では投下にいきますの

上条「ん? あれ? 君どっかで見た事あるぞ。いつだったけな?」

???「私の事覚えてないのぉ? ヒッドイー記憶力が足りないんだゾ☆」

上条「ゴメン。マジで分からないんだ」

???「食蜂よ、食蜂操祈。御坂さんと同じ常盤台の」

上条「食蜂......あー! 思い出した。大覇星祭で御坂と一緒に居た」

食蜂「はい大正解。ちなみに上条さんが学舎の園で『明王の壇』とやらの捜索力を手伝ったのもこの私なんだゾ☆」

上条「『明王の壇』......って事は君が第五位だったの!?」

食蜂「思い出したみたいねぇ。まぁあれは他人の学生を操ったにしかすぎないから実際に会うのは大覇星祭以来ねぇ」

上条「そっか、そっか。いやーマジであの時は助かったよ。食蜂が居なかったら上条さんは間違いなく少年院直行ルート確定だったです事よ」

食蜂「よくまぁ警備力が半端ない厳しい男子禁制のテリトリーに踏み入れたもんねぇ。上条さんって変態力が高いのかしらぁ?」

上条「いやいや、どっかのシスコンのせいで学舎の園にぶち込まれたのでありまして」

食蜂「(シスコン?)」

上条「決して覗き目的で行った訳ではないんですよ。上条さんは硬派な紳士だからそのようなマネは絶対に」

食蜂「分かってるわぁ。ヘタレ力の貴方がそんな度胸力がある訳がないもの」

上条「それは悪かったな...」

食蜂「ねぇ、今暇かしらぁ? これから私とお茶でもしなぁい?」

上条「嬉しい逆ナンなんですけど、上条さんは売れっ子芸人並に忙しいから他をあたってくれ」

上条「(悪いな食蜂。俺には黒子と言う最愛の彼女が居るんだ。別の女と一緒に行動する訳には行かないのだよ)」

食蜂「」ムギュ

上条「ちょ!?」

食蜂「ちょっとぉ! 折角、美少女力満載の女の子からお誘いなのに断るなんて損をしてるんだゾ☆」

上条「話聞いてたか? 上条さんは暇じゃないのッ!」

食蜂「貴方が暇じゃなくても私が暇なのよぉ」

上条「意味が分からねーよ!」

食蜂「と言う訳でレッツラゴー☆」

上条「レッツラゴーじゃねー!!コラ! 離せ!」

黒子「何をやっておりますのぉぉぉ!!」ドロップキック

上条「ぷべらっ!?」

黒子「ふんッ!!」

食蜂「あらあらぁ、10mぐらいは飛んだわねぇ」

黒子「当麻さん、貴方はやっているのですの?」

上条「く、黒子? いや、これには事情があってだな」

黒子「ほほーう、食蜂先輩の豊満なお胸に当てられてデレデレしてた貴方の事情とやらを聞かせてもらいますわ」

食蜂「あーあ、上条さんの恋人の登場力したら諦めるしかないわねぇ」

黒子「貴女!? 何故それをご存知なんですの!?......あっ、貴女の能力で」

食蜂「お付き合いしてまだ月日短いみたいねぇ、よくまぁ鈍感力の上条さんをオトせたものねぇ」

黒子「貴女、当麻さんに近づいて何を企んでますの?」

食蜂「企らみも目的も何もないわぁ。ただ、知り合いの男性が居たから話かけただけよぉ」

黒子「よく言いますわね。わたくしの当麻さんをその脂肪の塊で誑かしといてお茶を誘うなど言語道断ですわ!」

食蜂「嫉妬力全開ねぇ。私のこの中学生とは思えない圧倒的な胸囲力は例え、能力を使わなくても男性のハートを掌握出来ちゃうんだゾ☆」

黒子「だから何ですの? 貴女の胸で殿方を夢中させても、わたくしの当麻さんはわたくしのこのAAカップに夢中ですの!?
前にこんな事を言われましたわ『貧乳はステータス希少価値あり』と」

食蜂「な、何んですとぉ!? 」

上条「(いや、言った覚えねーよ)」

食蜂「か、上条さんがひ、貧乳派とは驚愕力だわぁ...」

黒子「オホホホ、これからの世の中はちっぱい! ちっぱい! と叫ばれる時代。既に貧乳革命が来てるって事ですの!」ペターン

食蜂「な、なんという自信力なのぉ......そのない胸で堂々張れる姿勢、見事だわぁ。さすがは上条さんの彼女ねぇ」

上条「(なんの芝居なんだ? これ?)」

食蜂「今日の所は帰るわぁ。お幸せにぃ」スタスタ

黒子「......全く、貴方と言う人はわたくしのいない時によくまぁ別の女性とイチャイチャと、この浮気者!!」

上条「イチャイチャしてないからな! あれは食蜂から迫って来てさ」

黒子「」ギュ

上条「黒子?」

黒子「あまり黒子にヤキモチを妬かせないで下さいまし」

上条「黒子......」

黒子「別にわたくしはわたくし以外の女性とお話するなとは言いませんわ。ですが、あんなに仲良くしてる場面を見てしまっては胸が痛むのですよ?」

上条「別に食蜂と仲良く話してた訳じゃないぞ。逆ナンされたから断ったのに食蜂が話を聞いてくれなくてさ」

黒子「断わる時はハッキリ断わらないとなりませんわよ。例えばこんな感じで」

黒子(上条)『悪いな食蜂。上条さんには黒子という将来を誓った女が居るんだ。お前のような運痴でゲスい眼球椎茸女はお断りなんだよ!)』

上条「うん。間違っても上条さんはそんな悪口言わないからな」

食蜂「チェ...私の王子様が盗られちゃったかぁ...」

食蜂「その相手がまさかの白井さんとはねぇ、油断力どころか突然すぎる結末だったわぁ」

食蜂「」スッ リモコンを出す

食蜂「私の能力があれば簡単に相手を掌握は出来るけどぉ、上条さんの不思議な右手には全く効力がないわねぇ」

食蜂「でも、白井さんは上条さんのハートを掌握出来た。所詮、恋愛に能力は関係ないのよねぇ」

食蜂「まぁお幸せにねぇ。白井さんと私の王子様」

食蜂「さてとぉ、縦ロールちゃん達でも誘ってエクレールでも食べに行こうかしらぁ」

黒子「次からは気を付けて下さいですの。貴方はこれでもモテる殿方なんですから」

上条「いやいや、駄フラグ代表の上条さんにモテるだなんて縁がある訳がないじゃないか」

黒子「(どの口が言うかっ!!)」

上条「俺は黒子にだけモテればそれで良いんだよ」

黒子「ぬっ! また直球を投げて来ますわね。貴方は///」

上条「聞いてくれ。俺はこれからも黒子一筋で生きて行くからさ、許してくれないか?」

黒子「その言葉本当ですわね? でしたらわたくしに誓いのヴェーゼをして下さいな」

上条「えー! ヴェーゼって...此処でキスをしろっと仰るのですか?」

黒子「そのつもりですの」

上条「いやいやいや、街中でキスだなんてドラマじゃないんだから無理だって! そもそも人がたくさん居る中で抵抗ないのか? 黒子さんは」

黒子「全然、むしろわたくしと当麻さんのラブラブっぷりを見せつけてやりたいですの!」

上条「アンタ、別の意味で凄いよ...」

黒子「それがわたくし、白井黒子なんですの!」ピカシャキーン

上条「うおっ!? 眩しい! 黒子が輝いて見えるぜ」

黒子「さぁ、愛しい彼女に誓いのヴェーゼを」メヲトジル

上条「(マジでやんのかよ...)」

上条「」キョロキョロ

上条「(しゃーなしだな。ここは腹をくくるしかない! 上条当麻いっきまーす」ソロソロ

黒子「ん...」

上条「」ソローリ


Prrrr


上条「うん? 電話か?」

黒子「ちょ? またいい所で邪魔が。誰です...ってまた初春!?」

黒子「もしもし初春、なんですの?」

黒子「え? ○×地区の歩道で引ったくり発生? 分かりましたわ、すぐにそちらに向かいますわ」ピッ

上条「事件か?」

黒子「ええ。残念ながらキスはお預けですわね」

上条「気を付けろよ」

黒子「当麻さんもくれぐれも他所の女に引っかからないで下さいまし。浮気を認めませんわよ」シュン



上条「しないつーの。浮気なんてしたら殺されるわ」

上条「こう鉄矢で心臓をブスッとな」

上条「ヤンデレって黒子みたいな子がなると一番怖いからな...」

上条「もっと黒子の事を大事にしないとなりませんな」

数日後


【上条の部屋】


早朝


上条「....ふわぁー」アクビ

上条「眠いな......まだ早いし、二度寝すっかな...ん? なんか動けねーぞ」チラ

???「」zzz

上条「なんか居るよ......またバードウェイとレッサーが潜り込んだじゃあるまいな」バサッ

黒子「」zzz

上条「」サッ

上条「うん。上条さんはまだ夢の中に居るに違いない。
じゃなかったら俺の彼女が彼氏と一緒に寝てると言うギャルゲー的なイベントがある訳がないもの」

上条「...もう一回見て見るか」サッ

黒子「」zzz

上条「夢じゃなかった......幻想じゃなかった...」

黒子「うーん? うるしゃいでしゅの」メヲゴシゴシ

上条「お、おはよう、黒子」

黒子「あら、起きてましたのね。おはようございます、当麻さん」

上条「なんで黒子が上条さんの浴室で寝てる訳?」

黒子「勿論、よば...ゲフンゲフン、当麻さんの寝顔を拝見しに来たのですの」

上条「何かとんでもない事言いかけたような気が...」

黒子「気のせい、気のせいですの。そしたらいつの間にかわたくしも寝てしまいましたわ」

上条「寝てしまいましたのってよくお前も風呂場で寝れたよな。この寒い季節に...」

黒子「当麻さんの温もりがあったからグッスリお休みになる事が出来ましたので、当麻さんの逞しい体を抱きながら夢の中に行けるなんて最高ですの!
やはり抱き枕と言うのはリアルでなければなりませんわ」

上条「そうですか...」

黒子「では、おはようのキスを頂きますの」

上条「えー! ちょっと待て待て! 上条さんはまだ心の準備ってもんが」

黒子「乙女みたいな発言をしても知るかーですの。あの時(誓いのヴェーゼ)の続きを此処でさせてもらいますわよ。
と言う訳で大人しくわたくしに口唇を奪われろ!!」

上条「ちょっと黒子!」



禁書「朝からうるさいんだよ!! 今何時だと思って......る...のかな?」ガチャ

上条「......不幸だぁ」

黒子「あら、これはこれはインデックスさん。おはようございますの」

禁書「お、おはよう、くろこ。ってちょっととうま! なんでくろこがとうまの部屋に来て一緒に寝てるの? 一から説明して欲しいかも!」

上条「え、そ、それがですね。上条さんもよく分からないのでごんす」

禁書「よし。朝食に噛み付く前にとうまを噛み付かなきゃならないんだよ」

上条「やめろ! これ以上噛み付かれると抗がん剤の副作用の如く上条さんのツンツン頭がツルツル頭になってしまうっ!!」

禁書「問答無用なんだよぉぉぉぉおおおお!!」ガブ

上条「ぎゃああああああ!!」

ここまでですの


ようやく900レス突破!
いやー本当だったら500ぐらいで完結する予定だったのですが、自分が思いつく限りネタを書いていたらいつのまにかここまで来てしまいました(笑)

さて次回の更新なんですが

次回でこのスレ最後の投下となります。まだ完結ではありません

えーわたくしが書く上黒スレは2スレ目も続いて来ますよ


次回の更新は月曜もしくは水曜を予定しております

投下ですの

数分後


上条「あんのシスター、日に日に噛み付く威力が増してやがるな」ボロボロ

黒子「見事に歯型がクッキリと残ってますわね」

上条「ポケモンで言うならば悪タイプの威力60...いや、80はあるな」

黒子「それでしたら頭が砕かれてますわ。それよりも当麻さん」

上条「なんだ?」

黒子「そのーわたくし...///」モジモジ

上条「ん?」

黒子「出来ちゃいましたの///」

上条「.........はい? 今なんと?」

黒子「だ・か・ら、出来ちゃいましたの///」

上条「(......えーー!!? 出来ちゃいましたよってあれですか? あれだな? あれなんですね?の三段活用!?
俺は黒子が上条さんの寝室(バスルーム)にやって来たのを気付かずにいつ間に上条さんから狼条さんに進化してまだ中1黒子をキズモノにし新しい命を宿してしまったのですね!?
これから黒子は奥様は中学生として、13歳の母として生きて行かなきゃならないんだ......最低だ。俺は学生都市の中で最低の男子高校生だ...)」

黒子「愛情込めて作りましたわよ。朝食を」

上条「そうか、狼になっても俺は愛情が込もって......ん? 朝食?」

黒子「はいですの」

上条「あのー出来ちゃいましたのって朝食の事でせうか?」

黒子「そう言ってるのではありませんの。それ以外に何を作ろうと思ってましたの?」

上条「......いえ、なんでもありません。一つ言わせていだだくと間際らしいですっ!! 貴女」

黒子「?」

ーーーーーー
ーーー



禁書「うおー! これ全部くろこが作ったの!?」

黒子「当然ですの」

禁書「こんな豪勢な朝食は初めてみたかも」

黒子「遠慮せずにどんどん食べて下さいな。パンとスープのおかわりもありますからお腹いっぱい食べるといいですわ」

黒子「......成る程、当麻さんがいつも特売を狙ってる理由がよーく分かりましたわ。にしても凄い食欲ですの」

上条「もはや凄いとは片付けられないレベルに超えてるよ...」

禁書「くろこ! パンとスープのおかわりを頼むんだよ」

上黒「「早っ!」」

黒子「今持って来ますわ」

数分後


禁書「美味しかったんだよ。くろこ」

黒子「お粗末様ですの」

黒子「(あれだけ多めに作った朝食の半分以上がこのシスターに持って行かれましたわ)」

上条「サンキューな黒子」

黒子「いえいえ」

禁書「それじゃあこもえのアパートに行ってくるんだよ」

上条「ん? あっそっか。小萌先生の所に遊びに行くんだっけ?」

禁書「あいさと一緒にすき焼きパーティーして来るんだよ」

上条「気を付けろよ」

禁書「うん」

上条「......」

禁書「......」

黒子「......」

上条「......」

禁書「......」

黒子「......」

上条「行かないのかよ?」

禁書「そ、その...」

上条「約束してるんだろう? だったら早く行かないと駄目だろう」

禁書「そうなんだけど...」

黒子「インデックスさん、貴女ひょっとして...こたつから出たくないとかじゃあありませんよね?」

禁書「ギックッ!」

上条「図星かよ...」

禁書「だって今日は寒過ぎるんだよ。こんな寒さでお外出たくない」

上条「お前な...寒いから約束すっぽかすなんて最低だからな」

禁書「分かってるんだよ。でもこたつの魔力が私の外出を阻んでいるかも」

上条「つべこべ言わずさっさとい行け。この軟弱者めっ!」

禁書「えー、じゃあ後5時間したら行くから。ねっ?」

上条「長いわっ!」

黒子「やれやれ、仕方ありませんわね。ここはわたくしの能力で送って差し上げますわ。
テレポートがあればすぐに目的地まで行けますし、寒い思いしなくて済みますの」

禁書「良いの!?」

黒子「ええ。それでしたら行く気になられますわね?」

禁書「勿論! お願いするんだよ。くろこ」

黒子「了解ですの。ただし、帰りはご自分の足で帰って下さいまし」

禁書「了解」

黒子「では」シュン


上条「......」

黒子「ただいまですの」シュン

上条「甘やかす必要なかったのに」

黒子「正直言いますと、早く当麻さんと二人っきりになりたくてやった事ですので」

上条「そうですかい」

黒子「こたつに入らせていただきますわ」コタツニイン

黒子「ふぅー暖かいですの」

上条「うん、暖かいな。でもな、わざわざ俺の隣に座る事なくね?」

黒子「こうすればもっと暖はとれまして?」ピト

上条「ま、まぁ確かにそうだけどさ...逆に熱いような気が...///」

黒子「わたくしもみかんを頂いても良いですの?」

上条「どーぞ」

黒子「では当麻さん、食べさせてもらいませんか?」

上条「黒子たんはアーンが好きだな」

黒子「黒子たんはやめて下さいまし!」

上条「ホラ、口開けな」

黒子「アーン」

上条「なーんてね☆」パク

黒子「え? あーー!! 騙しましたわね!」

上条「ハッハハハハハ! いやー一度はやって見たかったんだよな」

黒子「」ムカ

上条「あー甘くて最高、最高」

黒子「」ガシッ

上条「うん? 上条さんの両腕掴んどうsぎゃあああああ!! 痛い! 痛い!」

黒子「WARスペシャルですの!」

上条「何故に懐かしいプロレス技を!? てか痛い! 痛い! ギブ! ギブ!」バンバン

黒子「ちゃんと食べさせて下さいましっ!!」

上条「悪かったよ。ほれアーン」

黒子「アーン」パク

黒子「うむ。こたつに入って食べるみかんはなんでこんなに美味しいのでしょうか?」

上条「さぁな」


ーーーーーー
ーーー



上条「うーん家でまったりするのもいいけど、やる事ないし、外に行くか?」

黒子「でしたら最近オープンしたばかりの喫茶店に行ってみたいですの。わたくし」

上条「どんな喫茶店なんだ?」

黒子「クラスメートの話によると、店長がまだ13、14ぐらいの女子でありまして、しかも格好がまたかなり凄い露出してるそうで」

上条「それ本当に喫茶店!? なんか夜の如何わしい店で働いてるようなイメージだぞ。その店長は」

黒子「本当ですのよ。ちなみに従業員も個性的な人達ばかりで人気があり繁盛してるそうですわ」

上条「へぇー」

黒子「店名が『グレームリー』第七学区にその店がありますの」

上条「(グレームリーね......うん? グレームリ!?)」

黒子「当麻さん?」

上条「いや、なんでもない。とりあえずそのグレームリーと言う店に行くか」

黒子「はいですの」

上条「黒子から貰ったマフラーしてな」

黒子「あら、ちゃんと使って下さってますわね」

上条「そりゃあ彼女からのプレゼントだもの」

昨年のクリスマス


【上条の部屋】


上黒「「メリークリスマス」」パーン

上条「なんとか恋人と一緒にクリスマスが過ごせたな」

黒子「まったく、クリスマスなのに風紀委員の仕事があるなんて堪ったものではありませんの。
まぁいつもより早く上がれたから良かったのですが」

上条「お疲れ様。仕事の疲れは甘ーいケーキで摂取しようぜ」

黒子「ですわね」

上条「今カットすっからちょっと待ってろよ」

黒子「待ってですの」

上条「なんだよ?」

黒子「わたくしも一緒にカットさせて欲しいですの」

上条「ん? 黒子が切りたいならいいけど」

黒子「話聞いてましたの? わたくしも一緒にカットしたいですの」

上条「え? 一緒にケーキを切んの? 要らなくね?」

黒子「要るんですの。いいですか? 恋人と一緒にケーキをカットする。それは式のための予行練習でもあり、つまりわたくしと当麻さんのハッピーロードを歩むためにあるんですの!!」

上条「予行練習って...」

黒子「当麻さんはわたくしと一緒にケーキカットするのが嫌ですの?」ウルウル

上条「い、嫌な訳がないだろう」

黒子「そうですわよね。嫌な訳がありませんの」ニヤニヤ

上条「(なんかムカつく...)」

黒子「さぁ、一緒にやりますわよ。わたくしと当麻さんの幸せな未来に向けて」

上条「ああ」

黒子「それでは新郎新婦入刀して下さい」

上条「それ言う必要あんのか?」

黒子「少しでも本番さながらの雰囲気を出した方が良いですの」

上条「そうかい」

黒子「では」

上条「おう」


サクッ


上条「上手く切れたじゃねーか?」

黒子「ええ」

黒子「(これでわたくしがやりたかった事がまた果たせましたわ!)」

上条「そんじゃあ食うか」

黒子「その前にプレゼント交換しません事?」

上条「うん? プレゼント交換か、そうだな、用意は出来てるから良いぜ」

黒子「ではわたくしが先にお渡ししますわ」

上条「ありがとな。開けていいか?」

黒子「いいですわよ」

上条「上条さんに何をくれるのだろうな...おっ」ガサゴソ

上条「マフラーか?」

黒子「そうですの。しかも、そのマフラーはわたくしが編んだ世界で一つしかない品物ですわ」

上条「手編みでせうか!? ほえー上条さんは凄い物を貰っちゃいましたよ。これ作るのに結構時間掛かったろ?」

黒子「そんなには掛かりませんでしたわ。むしろ、愛する当麻さんを想いながら編めばあっという間だったぐらいでしたの」

黒子「(ただ、お姉様にバレないようコソコソやらないとなりませんが)」

上条「そっかそっか。いやー黒子お手製のマフラーなんてマジで嬉しいよ」

黒子「大事に使って下さいな。ちなみにプレゼントはもう一つありますわ」

上条「ん? これか、何かの布っ切れ見たい......ってオイ!! コレはまさか...」ピラーン

黒子「二つ目のプレゼントはわたくしの使用済みのし・た・ぎ☆
しかもそれは洗濯してませんから黒子の溢れんばかりの香り付きですのよ! イヤーン。わたくしってば大胆」

上条「........俺に女物の下着をあげてどうしろと?」

黒子「それは勿論、満足ゆくまでクンカクンカ嗅いで下さって結構! 黒子に会えなくて寂しい時に使って下さると尚嬉しいですわ!
なんでしたら頭に被ったり、ペロペロしたっても宜しくてよ??
あっ、なんでしょう? 当麻さんがわたくしの下着でアレコレしてる姿を想像したらなんか火照って来ましたの。
ハァハァ、これはやばい。やばいですの! すみませんがお花を摘んで来ますわ」

上条「黒子」

黒子「はい?」

上条「せいっ」カルークチョップ

黒子「あべしっ!?」

上条「お前な、男に使用済みのショーツをプレゼントってどういう神経してるんだよ? これはさすがにマズ過ぎるから返品だ。
紳士な上条さんを変態にさせないでくれよ.....」

黒子「はいですの......」

そして現在に戻る


上条「(いやー最高のクリスマスと最高のプレゼントだったな)」

上条「(しかし、下着の方は何故か返品したのにも関わらず俺のタンスの中に入ってたんだが......こっそりテレポートで入れやがったな。黒子の奴)」

上条「(仕方ないからインデックスにバレないように隠しとくしかないな)」

ーーーーーー
ーーー



【第七学区 グレームリー】


黒子「ここですわ」

上条「(おいおい、入口に置いてある槍なんかかなり見覚えあるんですけど...」

黒子「さぁ、入りますわよ」


カランカラーン


オティヌス「いらっしゃーい......って幻想殺しじゃないか」

上条「......さて、どこからツッコんでいいのやら...」

マリアン「おっ! 久しぶり。トール、幻想殺しが来たよー」

トール「マジで!? おー! 上条ちゃんだ」

上条「頭が痛い...」

黒子「え? また当麻さんの知り合いですの?」



2スレ目につづく

次スレ予告


トール「おうよ。俺と上条ちゃんはかつて拳で語りあったマブタチなんだぜ」

黒子「今思えば、過去のわたくしは何故同性の方を愛してたのでしょうか?」

初春「え? 白井さんの様子がおかしい...ですか?」


そして...


美琴「アンタみたいのを泥棒猫って言うのよっ!!」

上条「ごめん、黒子。やっぱ俺は幸せにはなってはいけない人間みたいだ...」

禁書「くろこ! 助けて! ! とうまが...とうまが死ぬつもりなんだよっ!!」

次回

黒子「もう類人猿なんて言いませんの」上条「これからも宜しくな、黒子」

上黒と超電磁砲が交差する時、物語が始まる

以上をもってこのスレの更新は終了


後は適当に雑談とかでレスして下さい。そんで1000まで埋めてくれると大変ありがたいです


2スレ目
黒子「もう類人猿なんて言いませんの」上条「これからも宜しくな、黒子」は完成してからスレを建てようと思ってますのでしばしお待ち下さい。


まぁ、遅くても新年には建てますから頑張って完成させまーす


それと
2スレ目建てる前に以前から書き溜めてたもう一つのSSがありますので、それを先に建てます。えー予定としては近日中に公開出来るかと思います

なんの禁書SSかはスレ建ってからのお楽しみで

では皆さん。ここまで読んで下りありがとうございました

ではまた

食蜂「掌握幻想っていい響きじゃなぁい?」上条「そうか?」
結標「やっぱ彼氏にするなら年下よね」
黒夜「浜ちゃん。相談があるんだが...」
アニェーゼ「遊びに来ちまいました」上条「はい?」
美鈴「勝負しましょう。勝負!」詩菜「望む所です」

このSSまとめへのコメント

1 :  ミサカ個体番号10709   2013年08月28日 (水) 19:54:56   ID: b6LKyY9d

上黒面白いです頑張ってください

2 :  misaka10032   2013年09月18日 (水) 16:47:02   ID: BSZzQqX4

上黒も良いですが妹達はいかがですか?と、ミサカは自分の思惑を隠しつつ提案します。

3 :  SS好きの774さん   2013年09月27日 (金) 08:09:15   ID: OznbweDp

いいですか、ノンケのキャラがたくさんいるのにあえて百合キャラと男を絡めるのはヘイト厨といいます
ノンケキャラなのに無理矢理レズらせる百合豚と大差ないですね

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