リーネ「ウィッチとタンクの物語」 (102)

ストパンSSです


ちょっと趣味が入ってますが


お付き合いくださいませ。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394584323

~ロマーニャ基地近くの森~


ガサガサガサ・・・


虫「・・・」



?「おりゃー!」


虫「!」



バサッ!



ルッキーニ「へっへー、とったどー!」

ルッキーニ「これで十匹目、やっぱ新しい狩場はいいね♪」


虫「ぶ~~~ん」


ルッキーニ「む!?」


虫「!?」


ルッキーニ「まてええええええええ!!!!!」

ガサガサガサガサガサガサ・・・・


ルッキーニ「まてまてぃ!ここで会ったが百年目ぇーーー!」


虫「!!!」


ルッキーニ「隙あり!とりゃぁ!!」

スカッ


ルッキーニ「うにゃ!?」


ドガッ!

ルッキーニ「いたた・・・ 何だあ~?」


ルッキーニ「壁・・・じゃない、家?いや、車庫かな?」


ルッキーニ(おっきなシャッター。何が入ってんだろ・・・」


ルッキーニ(どっかから入れ・・・あ、勝手口がある。)


ルッキーニ「えいっ!」


バキッ!


ルッキーニ「おお~~~~~、」

数日後



シャーリー「おーい、宮藤にリーネ、ちょっといいか?」


芳佳「あ、シャーリーさん。」


リーネ「どうかしたんですか?」


シャーリー「ルッキーニのやつ知らないか?このごろあんまり見かけないんだよ。」


リーネ(そう言えば、近ごろ静かだったような・・・)


芳佳「虫とりに行ってるんじゃないですか?」


シャーリー「それは考えたんだけど、よく行く場所にいないんだ。」

シャーリー「まあ、飯はちゃんと食ってるみたいだから、そこらへんは
心配ないんだけどさ。」


シャーリー「お節介かもしれないけど、気になって・・・」


リーネ「シャーリーさん・・・」


シャーリー「時間取らせてごめんな、それじゃ。」


タッタッタッタッタッ・・・・



芳佳「ふーん、ルッキーニちゃんどうしたんだろ。」


リーネ「いつも一緒にいるのにめずらしいね。」


芳佳「あ!」

芳佳「リーネちゃん、見て!」


リーネ「え?」




ルッキーニ「~♪」




芳佳「ルッキーニちゃんだ 、何か持ってるよ。」


リーネ「あれは ・・・ 毛布?しかも森のほうに向かってる?」


芳佳「ねえ、リーネちゃん、つけてみない?」


リーネ「ええ~?」

~ロマーニャ基地近くの森~


ガサガサ・・・


芳佳「うう・・・ルッキーニちゃんどこ~?」


リーネ(さっそく見失ったね・・・)


リーネ「あれ?芳佳ちゃん何かあるよ」


芳佳「あれは・・・家かな?」


リーネ「ううん、倉庫みたい。大きなシャッターがついて・・・」


ルッキーニ「なーにしてんの♪」

リーネ「わ!あ!?」


芳佳「ルッキーニちゃん!?」


ルッキーニ「にしし、ついてきてるのバレバレだったよん♪」


リーネ「え、ええとね、これは、そのー。」


芳佳「さっ、最近ルッキーニちゃん見かけないからないから何してるの
かなーって。」


ルッキーニ「ふっふっふっ、知りたい?」


芳佳「う、うん・・・?」


ルッキーニ「いいよ、その代わり絶対秘密だからね。」


~車庫内~


ギイイ・・・


芳佳「わあ・・・」


リーネ「これ・・・は?」

ルッキーニ「驚いた?これぞあたしの秘密基地。」


ルッキーニ「またの名をM3中戦車!」

芳佳「・・・・・・・」


リーネ「・・・・・・」


ルッキーニ「どう?どう?かっこいーでしょ!?」


芳佳「すごいよルッキーニちゃん!」


リーネ(これ・・・戦車なの?)


リーネ(車体に主砲が固定されてる・・・これじゃいちいち車体を目標に
向けなきゃ・・・)


リーネ(一応ちっちゃな回転砲塔はついてるけど・・・)


ルッキーニ「リーネ?どしたの?」

リーネ「な、なんでも・・・」


芳佳「ねえ、ルッキーニちゃんどうしたのこれ。」


ルッキーニ「虫取りしてるとき見つけたの。」


ルッキーニ「新しい狩場で・・・って立ち話もなんでも何だから中に入ろ。」


芳佳「どうやって入るの?」


ルッキーニ「車体の両側に扉があるの。」


ルッキーニ「よっと。」


ブワッ


芳佳「む!?」

ルッキーニ「まっててね、いま毛布敷くから。」


バサッ!バサッ!


リーネ「す、すごいホコリ・・・ゴホっ。」


芳佳「ルッキーニちゃん!ちょっと止まって!!」


ルッキーニ「なにー?」


芳佳「ホコリとカビが反半端ないよ!こんなところにいたら病気になっちゃう!」


ルッキーニ「そうなの?」


芳佳「これは・・・掃除しないと・ ・・ゲホッ」

ルッキーニ「うじゅ・・・病気はヤダな。」


ルッキーニ「メンドイけどしょうがないか。」


芳佳「ありがとう。それじゃ道具揃えないと。」


芳佳「この車庫の中にあるかな?」


リーネ「ブラシとかはなさそう・・・雑巾の代わりになりそうな布ならあるよ。」


芳佳「せめて水道とかあればいいんだけど・・・」


ルッキーニ「近くに小川があるよ、ザリガニがいっぱいいるの。」


芳佳「それで我慢しようか、でも頑張れば今日中に終わるはず!」


リーネ(できるかな・・・?)

夕方


リーネ(できなかった・・・)


ルッキーニ「おなかへったー。よしかー、かえろー?」


芳佳「待って!もう少し!」


ルッキーニ「あたしよりはまっちゃってどうすんのさー。」


リーネ「芳佳ちゃん続きは明日にしよ、服も汚れちゃったし。」


芳佳「ううー、やっと半分できたのに・・・」


リーネ「それに今日は夕ごはんの当番だよ。」


芳佳「わすれてたぁ!」

~ロマーニャ基地廊下~


リーネ「あ、シャーリーさんだ。」


芳佳(そう言えば、ルッキーニちゃんのこと心配してたっけ。)


ルッキーニ「シャーリー!ただいまー!!」


シャーリー「よ、ようルッキーニ・・・って三人ともえらく汚れてんな。」



ルッキーニ「そ、それはー。」


芳佳「すいません!先を急ぐので失礼します!!」


タッタッタッ・・・



シャーリー「・・・・・・・」

次の日 車庫前


芳佳「ブラシも持った!雑巾も持った!」


ルッキーニ「今日こそピカピカだー!」


芳佳「今日はちゃんと準備してるもんね!」


リーネ(はりきってるなあ。)


ルッキーニ「ねえ、よしか。このこと誰にも言ってないよね?」


芳佳「もちろん。だってこれは私たちだけの秘密・・・」


???「何が秘密ダッテ?」

リーネ「え!?」


ルッキーニ「うじゅっ!?」


エイラ「ナンダナンダ~?楽しそうなことやってんじゃん。」


芳佳「エイラさんとサーニャちゃん!」


サーニャ「こんにちは、みんな。」


ルッキーニ「よしか・・・」


芳佳「言ってない!言ってないよあたしゃあ!!」


サーニャ「落ち着いて、芳佳ちゃんは悪くないわ。」


エイラ「そうダゾ、別にミヤフジが告げ口したわけじゃない。」


リーネ「じゃあ、どうして?」


エイラ「ブラシやらバケツやら持って森の中に入ってく奴ら見たら
嫌でも気になるダロ?」


エイラ「そっちこそ何やってんダヨ。」


リーネ「え・・・と。」

芳佳「ルッキーニちゃんどうする?」


ルッキーニ「うーん。」


エイラ「三人だけなんてズルいゾ、私たちも混ぜなよ。」


サーニャ「手伝えることがあれば協力するわ。」


ルッキーニ「人手は欲しいけど・・・うーん。」


エイラ「まごまごしてると、あいつが何するかわかんないゾ。」


リーネ「へ?」


エイラ「オーイ!そこに隠れてるツンツンメガネー!」

ガサガサ


ペリーヌ「だ!れ!が!ツンツンメガネですのだれが!!」


エイラ「ようペリーヌ、何コソコソやってんダ?」


ペリーヌ「あぐ・・・ぐぐ・・・こほん!」


ペリーヌ「別に?こそこそなんてしておりませんわよ?私はただ不穏な
ことをしているルッキーニさんたち三人を監視してましただけです。」


エイラ「じゃー手に持ってるそれはナンダヨ。」


芳佳「ほんとだ。袋ですか?ペリーヌさん。」

ペリーヌ「こ、これは・・・」


ルッキーニ(こそこそ)


ルッキーニ「それっ!」


ペリーヌ「あっ!?」


ルッキーニ「へっへー♪とったどーって・・・うじゅ?」


ルッキーニ「なんだこれ、エプロン?」


リーネ「何でエプロンなんか・・・しかも三人分。」


ペリーヌ「えと・・・その。」


芳佳「まさかペリーヌさん、私たちのために?」

ペリーヌ「・・・あなたたち昨日泥だらけで帰ってきたでしょう?」


ペリーヌ「そして今日は掃除道具を持ってどこかへいくから、何かを
キレイにしようとしていると思いましたの。」


エイラ「それとエプロンとどう関係スンダヨ。」


ペリーヌ「しゅ、淑女たるものエプロンもせずに掃除しないなど持ってのほか!ですから見るに見かねただけですわ!」


ペリーヌ「それに、汚れた服で歩き回られても困りますからね!」

エイラ「どーだかなー。」


ペリーヌ「と、ともかくそういうことにしておきなさい!」


芳佳「ありがとうございますペリーヌさん!」


リーネ「これで汚れた服を咎められる心配がなくなるね芳佳ちゃん!」


ペリーヌ「・・・どういたしまして。」

ルッキーニ「しょうがない、三人とも仲間にいれたげる。」


ルッキーニ「その代わり、秘密は守ってよね!」


エイラ「もちろんダ。」


サーニャ「心配しないで。」


ペリーヌ「私を巻き込まないでくださらない!?エプロンも困りないし ・・・」


エイラ「ここまできたんだ、付き合えヨ。」

~車庫内~


サーニャ「うわぁ~。」


エイラ「こりゃまた・・・」


ペリーヌ「何が出てくるかと思ったら戦車なんて・・・」


ルッキーニ「ふふーん♪驚いた?これぞリベリオンの・・・」


サーニャ「M3中戦車。武装は車体固定の75?と回転砲塔の37?砲
最高速報は・・・」


芳佳「サーニャちゃん!?」



サーニャ「あ、ごめんなさい。懐かしい戦車だったから・・・」

ペリーヌ「懐かしい・・・ とは?」


サーニャ「オラーシャにいた時にリベリオンから供与されたものを見たんです。」


サーニャ「その時色々教えてもらいました。」


芳佳「すごーい!パッと見ただけですごいよサーニャちゃん!」


エイラ「どーだ サーニャは物知りダロー?もっとほめロー!」


サーニャ「ー///」


ルッキーニ(ぶすー)

〉〉29 訂正 〉〉8ありがとうございます


サーニャ「うわぁ~」


エイラ「こりゃまた・・・」


ペリーヌ「何が出てくるかと思ったら戦車なんて・・・」



ルッキーニ「ふふーん♪驚いた?これぞリベリオンの・・・」


サーニャ「M3中戦車。武装は車体固定の75ミリ砲と小型回転砲塔の37ミリ砲。最高速報は・・・」


芳佳「サーニャちゃん!?」


サーニャ「あ、ごめんなさい。懐かしい戦車だったから・・・」

ルッキーニ「はいはい、さっさとキレイにしちゃお!」


エイラ「お、おう。てか、だいぶ汚れてんなこれ。」


芳佳「半分はできたんですけど・・・」


エイラ「ま、6人がかりならあっと言う間にダロ。」


ペリーヌ(なんで私まで・・・)

一時間後


ルッキーニ「おわったー!」


リーネ「すごい、こんなに早く終わるなんて。」


ルッキーニ「ねー、みんな入ってみようよ。まだじっくり中見てなかったし。」


ペリーヌ「え?私はこれで・・・」


ルッキーニ「何いってんの、ほらほら♪」

芳佳「おじゃましまーす。」


ルッキーニ「あたしここ!操縦席!!よしかは通信機の横ね。」


エイラ「じゃあ、私は主砲の横な。ってか三人乗るといっぱいダゾ。」


リーネ「車体はもう無理だから、半分は砲塔に乗らないと。」


ペリーヌ「すると私とサーニャさん、リーネさんが砲塔にですわね。」


エイラ「何!?サーニャと離れちゃうのか!?」


サーニャ「心配しないで、車体と砲塔は行き来できるから。」

~戦車内~


芳佳「落ち着いてよくみると、不思議な空間だなあ。」


エイラ「機械に囲まれてるってのは、何とも言えないもんダナ。」


エイラ「なんて言ったっけ?え・・・えむ・・・」


サーニャ「M3中戦車よエイラ。」


芳佳「そういえばルッキーニちゃん、どうしてこの戦車の名前知ってたの?」


ルッキーニ「んーとね、これ見たの。」

リーネ「それは?」


ルッキーニ「この戦車の操縦マニュアルだよ。」


ルッキーニ「ここにブリタニア語でM3中戦車って書いてるでしょ。」


リーネ「本当だ、でもそれ以外は・・・ガリア語?」


ルッキーニ「うん、この戦車リベリオンからガリアに供与されたものみたい。」


ルッキーニ「ガリア語っていうのはわかるんだけど、なに書いてんのかわかんないの。」


ルッキーニ「読みたいんだけどなー。」


ペリーヌ「・・・・・・」


ペリーヌ「はあ・・・貸してごらんなさい。」



ルッキーニ「やった!」


ペリーヌ「・・・で、どこを読めばよろしいんですの?」


ルッキーニ「ぜんぶ!」


ペリーヌ「おおざっぱな・・・では、戦車の動かし方から。」


ペリーヌ「まず服を脱ぎます。」


ルッキーニ「よーし!!」


エイラ「待テ」


ペリーヌ「何なんですのこの落書きは!?」

しばらくして


ペリーヌ「これで読み終わりましたわよ。」


ルッキーニ「うん、ありがとペリーヌ。」


ペリーヌ「そもそも、こんなことして何がしたいんですの?」


ルッキーニ「燃料も弾薬もないけど・・・いいじゃん、ごっこで。」


ペリーヌ「やれやれ・・・」


ペリーヌ(あら?最後のページになにか・・・)

『この戦車を見つけた者へ』


ペリーヌ(これは・・・)


『燃料弾薬共に底を突き、途方に暮れていたところ運良くこの車庫を見つけることができた。』


『じき祖国ガリアはネウロイの手に落ちる。しかし、この戦車は戦い抜いたのだ。』


『海の向こうからきた、この素晴らしき戦友は現時点で既に旧式だ。
もし、当局に回収されれば・・・』


ペリーヌ「・・・・・・」


リーネ「ペリーヌさん?どうかしました?」


ペリーヌ「い、いえ、何でも。」

芳佳「ねえルッキーニちゃん。」


ルッキーニ「なに?よしか。」


芳佳「ルッキーニちゃんは絶対秘密って言ったけど、本当に坂本さんとかに言わなくていいのかな。」


ルッキーニ「言っちゃダメだよ!言ったら秘密基地の意味ないじゃん!」


エイラ「ミヤフジー、ここにきてビビってんノカ?」


芳佳「そんな訳じゃ・・・」


ペリーヌ「楽しんでますわね、あなたがたは。」

エイラ「ナンダヨ、一番言いそうなのはペリーヌじゃナイカ。」


ペリーヌ「無理やり引っ張ってきてあなたは・・・」


ルッキーニ「・・・ペリーヌ、言っちゃうの?」


ペリーヌ「・・・」


ペリーヌ「言いませんわよ、あいにく告げ口の趣味は持ってませんの。」

ルッキーニ「にゃった!」


芳佳「良かったねルッキーニちゃん!」


ぐううううう~


ルッキーニ「はあ、ほっとしたらおなかすいた。」


サーニャ「そろそろ夕ごはんの時間だね。」


エイラ「腹も減ったし、帰るかー。」


リーネ「・・・・・」

また次の日

~図書室~


リーネ(戦車の本は・・・あったこれだ。)


パラパラ・・・


リーネ(M3中戦車のページはここかな。)


リーネ(ふむふむ、戦争のはじめ頃に作られて・・・)


リーネ(え・・・?これって・・・)


美緒「精が出るなリーネ。」


リーネ「ひゃあっ!?」



美緒「おっと、すまん驚かせたか?」


リーネ「さ、坂本少佐・・・いえ、大丈夫です。」


美緒「ほう、M3中戦車か。何でまたこれを?」


リーネ「た、対戦車ライフルを扱う者として、標的のことも勉強しようと思いまして・・・」


美緒「感心だな、しかし・・・」


美緒「M3中戦車はいささか古くないか?」

リーネ「古い、ですか?」


美緒「配備されたての頃は重宝がられたが、次々と新戦車が開発されて一気に旧式化したそうだ。」


美緒「リベリオンから多くの国へ供与されたが、もうどこも使ってないんじゃないか?」


リーネ「あ、あの少佐。」

リーネ「そんなに・・・ダメな戦車何ですか?」


美緒「ダメというか兵器の宿命だな。」


美緒「命を預け、かつ勝利するために古い兵器は新しいものにどんどんかえられていくものだ。」


リーネ「もし・・・もしもですよ?」


美緒「ん?」


リーネ「もしも、今どこからかM3が出てきたら、その車両はどうなりますか?」

美緒「私は海軍だからよくは分からんが・・・」


美緒「部品取りとか解体とかじゃないか?」


リーネ(そんな・・・!)


美緒「まあ、戦車なんぞネウロイ相手じゃ動くマト・・・」



バンッ!!


ルッキーニ「リーネ!遊びにいこー!!!」


リーネ「ルッキーニちゃん!?」


ルッキーニ「ほらほら、いそいだいそいだー♪」


リーネ「で、では少佐!しつれいします!」


美緒「はっはっは!元気があってよろしい!!!」

リーネ「・・・」


ルッキーニ「ふんふんふ~ん♪」


リーネ「ねえルッキーニちゃん・・・」


ルッキーニ「あ、シャーリーだ。」


リーネ「え?」


シャーリー「お、おう・・・ルッキーニにリーネ、なにしてんだ?」

ルッキーニ「これからみんなであそびにいくの!」


シャーリー「へー、どこに?」


ルッキーニ「にしし、ちょっとおしえらんないなー。」


ルッキーニ「いこっ!リーネ!!」


シャーリー「あ・・・」


タッタッタッタッタッ ・・・・・・


シャーリー「・・・・・」


シャーリー(・・・ウサギはさみしいと死んじゃうんだぞーっと。)

~車庫内~


ルッキーニ「おーい、みんなー!」


芳佳「あ、リーネちゃんとルッキーニちゃん。」


エイラ「遅イゾー、お前ら以外みんなきてるノニ。」


リーネ「ごめんなさい、図書室で調べものしていたの。」


芳佳「リーネちゃん、ペリーヌさんがハーブティー持ってきてくれたから一緒に飲もうよ。」

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ペリーヌ「ふう、戦車の中でのむお茶もいいものですわね。」


サーニャ「ええ、ペリーヌさんのお茶とってもおいしいです。」


サーニャ「私のクッキーは・・・どうですか?」


ペリーヌ「ええ、なかなか・・・」


リーネ「・・・・」


芳佳「どうしたの?リーネちゃん。」


リーネ「えっと・・・ちょっと読書疲れ・・・かな?」


エイラ「そういえば、リーネは図書室で何調べてたんダヨ。」

リーネ「この戦車について色々。ちょっと気になったから・・・」


芳佳「へー、何か分かったことある?」


リーネ「えーとね、M3中戦車にはリベリオン式の「リー」とブリタニア式の「グラント」の2種類があってこのM3は「リー」タイプなの。」


リーネ「ほら、芳佳ちゃんの横に通信機があるでしょ?「リー」では車体についていて、「グラント」では砲塔についてるの。」


エイラ「色々調べてんなー。」



芳佳「これはリーネちゃんが車長で決まりですねエイラさん。」


リーネ「はい?」

リーネ「どういうこと?」


芳佳「戦車兵って色々な役割があるから、みんななら何がいいかなーって決めてたところなの。」


エイラ「リーネとルッキーニ以外は決まっタゾ。私は主砲75ミリ砲砲手な。」


芳佳「宮藤芳佳!通信手であります!!」


リーネ「ペリーヌさんとサーニャさんも?」


ペリーヌ「別につるんでいる訳じゃありませんけど。副砲37ミリ砲砲手ですわ。」


サーニャ「私は副砲装填手です。」


エイラ「サーニャは通信手ダロー、普通に考えて。」

サーニャ「通信なら毎晩やっているし、たまには他のこともしてみたいわ。」


エイラ(ナンデヨリニヨッテペリーヌノヨコナンダー。)


芳佳「あと残っているのは車長と操縦手何だけど・・・」


ルッキーニ「やりゅやりゅ!あたし操縦手!!」


エイラ「ほい採用ー。」



リーネ「ちょっ、ちょっとまってください!階級順でいえば・・・」

エイラ「それだとペリーヌが車長になっちゃうかもダロ?私はイヤだぞ。」


ペリーヌ「私もエイラさんの指揮なんてごめんですし、何より面倒ですわ。」


サーニャ「私も、リーダーって柄じゃないし・・・」


エイラ「デ、間をとってお前というワケだ。」


リーネ(私の意思は!?)


エイラ「リーネはスナイパーで目もいいし、戦車の知識もある。ピッタリだ。」


芳佳「と、いうわけで車長、指示を!」


リーネ「うう、しゅっぱーつ!しんこー・・・」

数日後 ~ロマーニャ基地・格納庫~


カチャカチャ


シャーリー「・・・・・・」


美緒「シャーリー、ちょっと聞きたいことがあるんだが。」


シャーリー「少佐?別に構いませんけど・・・何かあったんですか?」


美緒「いや、宮藤たちのことなんだがな、このごろ訓練が終わるとすぐ消えてしまうんだ。」


美緒「すべきことはしているからいいんだが、気になってな。」


美緒「どこに行ってるのか知らないか?」


シャーリー「さあ、なんかルッキーニたちとつるんでるみたいですけど。」


美緒「そうか、シャーリーでも把握してなかったか。」


シャーリー「気になるんだったら、いっそ魔眼でも使ったらどうです?」



美緒「ああ、その考えはなかった。」


美緒「時間を取らせてすまない、やってみるとしよう。」


シャーリー「どーもー。」


シャーリー(たく・・・ルッキーニのやつなにやって。)


???「はーなーせー!!」


シャーリー「お?」

バルクホルン「静かにしろ!今日という今日はゆるさん!」


ハルトマン「やーだー!はなせー!」


シャーリー「なにやってんだお前らも。」


バルクホルン「シャーリーか見てのとおりハルトマンを連行して・・・」


ハルトマン「ー!スキあり!!」


バッ!


バルクホルン「あ、おい!!」

バルクホルン「くそっ!逃げられたか・・・」


シャーリー「何があったんだよ、また寝坊か?」


バルクホルン「ふん、やつめ私に見つからずに昼寝しようと隠れ寝ぐらを作ろうとしていたんだ。」


バルクホルン「要はルッキーニ中尉のマネだな。」


シャーリー(ルッキーニか・・・そういえばこいつ・・・)


バルクホルン「少々、根性を鍛え直そうと・・・って何遠い目をしている?」


シャーリー「なあ、いきなりで悪いけど相談にのってくれないか?」

バルクホルン「な、なんだ急にかしこまって・・・」


シャーリー「おまえって妹がいたろ?その・・・よそよそしくされたことってあるか?」


バルクホルン「あるにはあるが・・・あ。」


バルクホルン「もしかして、ルッキーニ中尉とうまくいってないのか?」


シャーリー「ご明察だ、こんなときどうしたらいいかわかんなくて。」


シャーリー「お礼にいいもの作ってやるからさ、力を貸してくれよ。」

~ロマーニャ基地近くの森~


美緒(魔眼で探してみたら・・・こんな所で皆何をしている?)


美緒(草が踏まれて道ができている・・・結構ここにきているな、これは。」


美緒「おっ?」


ガサ・・・


美緒(家の礎石か、結構大きな・・・)



「ー!ー!!」


美緒「?」

~車庫内~


リーネ「2時の方向ネウロイ発見!ルッキーニちゃん!」


ルッキーニ「がちゃがちゃ!ぶろろろ~~!!」


リーネ「撃てッ!」


エイラ「ほーれ、どかーーーーん!!!!」



リーネ「撃破成功!!!」


芳佳「通信がきた!南東よりネウロイ接近!!」


ペリーヌ「みんなよくやりますこと・・・」


サーニャ「ペリーヌさん、装填終わりました。」


ペリーヌ「どーん。」

夕方 ~帰り道~



ルッキーニ「いやー今日も楽しかったー♪」


エイラ「結構はまるもんダナこれ。」


芳佳「次、どんな筋書きで行きます?私は・・・」


ワイワイガヤガヤ


リーネ「・・・・・」

ペリーヌ「楽しそうですわね。」


リーネ「えっ?」


ペリーヌ「明日死ぬかもしれない戦場で、なにを考えているのやら。」


ペリーヌ「ねえ、サーニャさん?」


サーニャ「でも、楽しめることがあるのはいいことです。」


サーニャ「ペリーヌさんやみんなといっぱいおしゃべりできて、私はとっても嬉しいですよ。」


ペリーヌ「それはどうも。」


サーニャ「ずっと、あの戦車でお話しできればいいのに。」

リーネ「・・・あの、ペリーヌさん、サーニャさん。」


リーネ「私、図書室でM3のこと調べてて、・・・そしたら・・・」


ペリーヌ「M3はもう旧式、もし見つかれば解体されるかもしれない。そうでしょう?」


ペリーヌ「あのマニュアルにも、その心配が書かれていましたわ。」


リーネ「ペリーヌさん・・・?」


サーニャ「オラーシャに供与されたものも、すぐ旧式化しちゃって。」


サーニャ「心ない人は「七人兄弟の棺桶」なんて言ってました。」

ペリーヌ(ガリアのため戦った英雄が、結構ないわれようですこと。)


ペリーヌ「そうなると、やはり見つかった場合は・・・」


サーニャ「・・・・・」


ペリーヌ「まあ、今心配してもしょうがないですけど。」


リーネ「・・・」


ペリーヌ「そういうことですからリーネさん、一人で気にせず楽に構えてなさいな。」


リーネ「あの・・・」


ペリーヌ「?」



リーネ「ありがとう・・・ございます。」


ペリーヌ「それはどうも。」

ペリーヌ「戦車兵もこんな気持ちなんでしょうかね。」


ペリーヌ「生き残るためとはいえ、乗り慣れた戦車が旧式化すれば捨てなければならない。」


サーニャ(家族と別れるようなもの・・・かな。)

そして、次の日 ~車庫内~


芳佳(もうみんな来てるかなー。)


芳佳(戦車の前に一人・・・リーネちゃんだ。)


リーネ(・・・・)


芳佳「やっほーリーネちゃん、今日はリーネちゃんが一番乗り?」


リーネ「芳佳ちゃん。」


芳佳「?なんか元気ない?」


リーネ「そ・・・うかな。」




リーネ「ねえ、芳佳ちゃん。」


芳佳「なーに?リーネちゃん。」


リーネ「芳佳ちゃんは、なんでこの戦車をキレイにしようと思ったの?」


芳佳「うーん、汚れたまんまだとルッキーニちゃんが病気になるかもって思ったのもあるけど。」


芳佳「何だかかわいそうだなって思ったの。」


リーネ「かわいそう?」


芳佳「扶桑にはね、ものには心が宿るって言い伝えがあるの。」


芳佳「世のため人のために戦ったのに、汚れてひとりぼっちだとさみしいだろうなあって・・・」

リーネ「いい伝統だね。」


芳佳「ふふ、ありがとう。」


ルッキーニ「おーい!よしかー!りーねー!」


ペリーヌ「あら、もうきてらしたの。」


エイラ「サーニャもうすぐダゾ、がんばれ。」


サーニャ「ZZZ・・・」

~戦車内~


ルッキーニ「さー、みんな入った?」


芳佳「うん、ルッキーニちゃん!」


エイラ「よーし、それじゃー・・・」


サーニャ「!」


ペリーヌ「どうかされまして?サーニャさん。」


サーニャ「誰か・・・近づいて・・・」


美緒「楽しんでいるか?」


エイラ「ゲッ!?」


ルッキーニ「うじゅっ!?」


芳佳「さかもとさん・・・!?」


ミーナ「私もいるわよ。」


ペリーヌ「中佐まで・・・」


サーニャ「・・・・」


リーネ(以外と早くきたなあ・・・)


美緒「とにかく全員出てこい、話はそれからだ。」

芳佳「ど、どうしようリーネちゃん・・・」


リーネ「出ようよ、芳佳ちゃん。」


エイラ「オイ、いいのか怒ってナイカ少佐。」


ペリーヌ「大丈夫ですわよ、きちんと説明すれば・・・」


ルッキーニ「やだ」


サーニャ「ルッキーニさん・・・」


ルッキーニ「でてったら、この戦車解体されちゃう。」


ペリーヌ「ルッキーニさん、なんでそれを!?」


ルッキーニ「渡さないもん・・・」


リーネ「まさか、図書室の話、聞いて・・・?」


ルッキーニ「みんなの秘密基地、渡さないもん!!」


カチッ


エイラ「おい、なにやって・・・」


ヴオオオオオオオオオオン!!!!!!!!

ブルルルルルルルル ・・・・・・!!!!!!


ミーナ「な、なに!?」


ギ・・・ギリリリ・・・ギリ・・・・


美緒「履帯が動いて・・・外にでろミーナ!」


バゴォォォォォォォッッッッッ!!!!!!


芳佳「うわあああああああああああ!?!?!?!?!?!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・









ちょっと用事があるので一旦終わります


再開は11時半ぐらいになると思います


ヴオオオオオオオン!!!!!!!!


ルッキーニ「うじゅーーーーー!!!!」


芳佳「ルッキーニちゃん何なのこれぇ!!」


ルッキーニ「えー!?なにー!?きこえなーい!!!」


エイラ「なんで動いてんダヨこの戦車!」


ルッキーニ「壊れてたけどね、コツコツなおしてたの!!」


ルッキーニ「伊達にシャーリーのユニットいじり見てないもんね!」


リーネ「ん、しょっと。」


カパッ


リーネ「うわ!?ルッキーニちゃん前!前!」


ルッキーニ「うじゅ?」


リーネ「木にぶつかるよーーーー!!!」


ドーーーーーーーーーーン!!!!!

ヴオオオオオオオン!!!!!!!!



ルッキーニ「うじゅーーーーーー!!!!」


芳佳「ルッキーニちゃん!何なのこれぇ!!」


ルッキーニ「えー!?なにー!?きこえなーい!!!」


エイラ「ナンデこの戦車動いてんダヨ!」


ルッキーニ「はじめは壊れてたんだけどね、コツコツなおしたの!」


ルッキーニ「だてにシャーリーのユニットいじり見てないもんね!」


リーネ「ん、しょっと。」



カパッ


リーネ「うわ!?ルッキーニちゃん前!前!」


ルッキーニ「うじゅ?」


リーネ「木にぶつかるよーーーー!」



ドーーーーーーーーーーン!!!!!

~元車庫前~


美緒「はっはっはっ、車庫が粉々だな!」


ミーナ「のんきねえ、あなたは・・・」


美緒「まあ、私もうかつだったな、一網打尽にしようとしたが裏目にでてしまった。」


ミーナ「大丈夫かしら、あの子たち。」


美緒「心配することもないだろう。」


美緒「昨日見てみたが内部に砲弾は無かったし、その辺り走ってくれば
じき、落ち着いて帰ってくるさ。」


ミーナ(そんなものなの?)

~基地から結構離れた森・戦車内~



ルッキーニ「・・・・」


ペリーヌ「・・・・・ルッキーニさん?」


ルッキーニ「やだ」


ペリーヌ「・・・・・はあ。」


芳佳「ねえ、リーネちゃん。」


リーネ「何?」


芳佳「リーネちゃんはいつからこの戦車が見つかれば解体されるかもって思ってたの?」

リーネ「図書室で戦車について調べてた時、たまたまきた少佐に古い戦車は解体されるかもって言われて・・・」


リーネ「ルッキーニちゃん、その時聴いちゃてたんだね。」


芳佳「言ってくれれば良かったのに。」


リーネ「ごめんね、芳佳ちゃんたち楽しそうだったから言いづらくて・・・」


サーニャ「あ・・・」


エイラ「ナンダサーニャ、また少佐たちカ?」


サーニャ「ううん、これは・・・」


???「あーーーよく寝たーーーー。」

カパッ


リーネ「ハルトマン中尉!?」


ハルトマン「おっ、リーネじゃん。やっほー。」


エイラ「何ヤッテンダヨ中尉こんなトコデ。」


ハルトマン「ルッキーニのマネして自分の寝ぐら探してたらいい戦車見つけてさ、そのまま寝てたんだよ。」


ペリーヌ「よく振り落とされなかったですわね。」


ハルトマン「へへーん、だてに居眠りしてな・・・」


「ハルトマアアアアアアン!!!!!」

ハルトマン「げっトゥルーデ!何でここが!?」


バルクホルン「軍服をよく見てみろ。」


ハルトマン「!これは発信器!?・・・くっ、とれない!」


シャーリー「私の特性だよ、まあ色々あってね。」


リーネ「シャーリーさん。」


ルッキーニ「!!」


シャーリー「しっかし、何だこれ、M3中戦車?」

しばらくして


カチャカチャ


リーネ「・・・というわけです。」


シャーリー「なるほどなー、そりゃ言えないかー。」


シャーリー「いやー、てっきりルッキーニに嫌われたのかと・・・」


ルッキーニ「・・・・・」


ルッキーニ「ね、シャーリー・・・」


シャーリー「うん?」


ルッキーニ「この戦車どうなるの?解体されるの?」


シャーリー「さすがにわかんないな。」


ルッキーニ「解体されるなんてヤダよ。」


ルッキーニ「離れたくない・・・」


シャーリー「ルッキーニ。」

シャーリー「私もこの戦車がどうなるかわからない。」


シャーリー「でも、この戦車は落としものだから、持ち主に返さなきゃならない。」


シャーリー「わかるな?」


ルッキーニ「・・・うん。」


シャーリー「いい子だ。」


シャーリー「さて、と。おーい!修理終わったぞー。」

バルクホルン「できたか?手ひどくやられてたようだが・・・」


シャーリー「ああ、なんか元のエンジンより頑丈に改良されてた。」


シャーリー「この戦車をよっぽど気に入ってた奴の仕業だな。」


ルッキーニ「・・・・」


バルクホルン「よし、ともかく基地へ帰ろう。ハルトマン!」


ハルトマン「ほーい。」


エイラ「中尉って戦車も運転できるのな。」


ハルトマン「MT免許持ってたら意外と簡単だよ。」


ハルトマン「じゃ、パンツァー・フォー!」



ブルルルルルルルル・・・・

~ロマーニャ基地・ミーナの執務室~


ミーナ「トゥルーデ・・・いえ、バルクホルン大尉より大方の説明は受けました。


ルッキーニ「・・・・・・」


ミーナ「あなたたちは報告の義務を怠り戦車を私物化しました。」


リーネ「・・・・・・」


ミーナ「よって、6人全員に懲罰を受けてもらいます。」


芳佳「・・・・・・」


美緒「お前たち全員一ヶ月間の便所掃除。」


エイラ「・・・・・・」


美緒「そしてだな・・・」


サーニャ「・・・・・・」


美緒「あの戦車の処遇について、いかなる結果になったとしても受け入れること。」


ペリーヌ「・・・・・・」

~ロマーニャ基地・便所~


ゴシゴシ


芳佳「うんしょ、うんしょ・・・」


エイラ「・・・」


サーニャ「ねえ、エイラ。」


エイラ「んー?」


サーニャ「あの戦車、どうなるのかな。」


エイラ「さあにゃ、ナンツッテ。」


リーネ「・・・・・」


ルッキーニ「・・・・・」


ペリーヌ「コホン・・・」


エイラ「ゴメン・・・・」

数日後


リベリオン兵「いやー、ありがとうございます。」


ミーナ「いえ、こちらこそ報告が遅れてしまって・・・」


リベリオン兵「いえいえ、こいつをみつけてくださって、本当にありがとうございます。」


リベリオン兵「乗り捨てられたら普通はそのまま野ざらしなんですよ。こいつは運がいい。」


リベリオン兵「それにしても、ウィッチの皆さん全員でお見送りとは羨ましいもんですな。」


リベリオン兵「ところで、どちら様が見つけられたんで?」


ルッキーニ「はい・・・・」

リベリオン兵「ありがとうございます、これでこいつも・ ・・」


ルッキーニ「ねえ、」


リベリオン兵「はい、何でしょう。」


ルッキーニ「ねえ、この戦車どうするの?解体しちゃうの!?ねえ!!」


ミーナ「ルッキーニさん!」


リベリオン兵「・・・・」

リベリオン兵「つくづく、羨ましい戦車ですな。ご安心ください。」


ルッキーニ「え!?」


リベリオン兵「一線を退いた戦車は訓練用に使われるんです。」


ルッキーニ「じゃ、じゃあ!」


リベリオン兵「解体も改造も部品取りもしません。そんなケチ臭いことせずとも我が国は大丈夫ですから。」


リベリオン兵「まあ、どこぞの極東の島国はどうか知りませんけど。」


美緒(ほほーう?)

ルッキーニ「にゃったーーーー!!!!」


リーネ「やったね、ルッキーニちゃん!」


エイラ「よっしゃあ!」


サーニャ「よかった・・・」


ペリーヌ「・・・・・ほっ。」


芳佳「ヒャッホオオオウ!最高だぜえええ!!」


リベリオン兵「な、なんだか知りませんけど、喜んでくれてうれしいです。」


リベリオン兵「よろしければ、戦争が終わるまでとっておきましょうか?」


芳佳「はい!お願いします!!」

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ーーーーーー


ルッキーニ「ほら、はやくはやく!」


ペリーヌ「ちょ、ちょっとルッキーニさん!早すぎます!」


エイラ「どこだよ、その船が見える浜っていうのは。」


ルッキーニ「こっち!そっからM3を見送れる!!」


サーニャ「はあ、はあ、もっと鍛えなきゃ・・・」


芳佳「はひ~。」


リーネ「まってぇ~~」

ボオオオオオオオ~~~~・・・


ルッキーニ「あ!あそこ!おーい!!」


ペリーヌ「どこ!?どこに!?」


エイラ「達者デナー。大事に使ってモラエヨー!!」


サーニャ「元気でねー!!」


ボオオオオオオオ~~~~


芳佳「リーネちゃん!聴こえたのかな!?」


リーネ「さようならー!平和になったらまたあおうねー!」



ボオオオオオオオ~~~~~~~



終わり

これで終わりです


色々ガルパンネタもいれてみました。


ストパンとガルパンどちらも新作が楽しみです

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年03月13日 (木) 07:30:50   ID: O4t2-7yr

めっちゃ面白かったっす

2 :  SS好きの774さん   2014年03月13日 (木) 11:55:13   ID: dWWu-zz3

これからも規制に関係なくどんどんまとめ宜しくお願い致します

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