【艦これ】提督「今日も平和だ」その4 (1000)


前スレ

提督「今日も平和だ」
提督「今日も平和だ」 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督「今日も平和だ」その2
【艦これ】提督「今日も平和だ」その2 - SSまとめ速報
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【艦これ】提督「今日も平和だ」その3
【艦これ】提督「今日も平和だ」その3 - SSまとめ速報
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注意事項
・艦これ4コマ漫画風SS
・キャラ崩壊
・オリジナルキャラ有り
・雑談可

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394580975


登場人物

【横須賀鎮守府】

提督
深海棲艦との戦争を終戦にまで持ち込んだ実力者。
しかし、現在はとにかく仕事をしない、だめ提督。
エロ本、エロゲの数の方が仕事をこなす量よりも多い。
外面だけはいっちょ前なので外部や上層部からは全く怪しまれない。
しかし、本来の実力は……。


加賀
秘書艦、みんなの中でも安定した提督の嫁。
過去の経験から提督の傍にいることを誓う。
誇り高き一航戦を自称しクールに振舞っているが提督にだけデレまくる。
無論そのことは殆どの連中にバレている。
料理だけ壊滅的に不得意だが基本的に何でもできて提督の無茶ぶりにも一応応える。
一航戦だけあって戦闘力は高い。



みんなに愛されているゲームボーイも知らないゆとり駆逐艦。
非常に早とちりしやすく、勘違いもしやすい。
しかし、意外と計算高いところがありプラズマ化しつつある。
芸術的センスは皆無。
最近の趣味はルンバを追いかけること。
好きなお菓子はわたパチ、好きな飲物はバン●ーテンココア。


【横須賀鎮守府その2】

愛宕
何故か提督のエロ本エロゲの隠し場所を全て知っている重巡。
本当は提督のことが好きだけどその真意は心の奥底に隠している。
雷など大きな音が苦手。
最近は電とお菓子を作るなど女子力の高さを誇るが
かなりの下ネタ好きなので勘違いされやすい。
摩耶の姉だが、本人は次女なので妹属性を押す。


天龍
意外と面倒見がよく、艦娘たちや提督の相談相手になることがある。
眼帯の下は何もないとの噂。
優しい性格だが、眼帯のために近所の子供のアダ名が極道でありすごく気にしている。
扶桑に気に入られたことがきっかけで山城に命を狙われる日々が続いている。
夜間哨戒の任務を請け負っている。耳(?)が感じやすい。


摩耶
愛宕の妹の可愛い物大好きな重巡。
怒らせるととにかく怖い。
よく提督と鈴谷におちょくられてはキレて二人を逆さ吊りにする。
自室はぬいぐるみだらけなので部屋にはあまりいれたがらない。
可愛いもの好きはバレてないと思っている。
ぬいぐるみには名前もついてるがネーミングセンスはない。
現在名前だけ出ているのがシェリー、ココア、ガンジー、どぶろく、モジャ美
フジヤマ(故)、ゴールドオシャンティー(故)、ロッゴー


鈴谷
お調子者で重度のカレー好き。
イタズラもすごいするのでよく提督と一緒に摩耶を怒らせる。
たまに摩耶以外にイタズラして怒られることも。
夢はカレーの出る蛇口を手に入れること。
ゲームや漫画は好きなので提督のをたまに借りている。
佐世保鎮守府の熊野とは幼馴染。


【呉鎮守府】


かなりキツい性格をした提督が嫌いな女将校。
士官学校では提督と同期でライバル関係であり、首席で卒業。
その時の恨みを今でも抱えている。
本人も無茶苦茶に強くその気になれば砲塔も素手で折ることができる。
学生時代のアダ名は呉リラ、歩く災害、ミリオン地雷原。
歓迎の訓練メニューが死ぬほどキツく金剛が4,5回吐くほど。
トレーニングでは那珂も同様に吐いている。



金剛
提督が好きな戦艦。加賀と同じで料理が壊滅的。
ストーカー気質な所があり、提督からは鬱陶しく思われている所がある。
呉の秘書艦だけあってリーダーであることはしっかり頭に入っているのが、
たまにそれっぽいことをするとみんなから別人なんじゃないかと疑われることがある。
実は本人の戦闘力は加賀とほぼ互角ぐらいはある。
改二になることができる。
あまりに怒られすぎて人格が崩壊し「控えよ」が口癖になったことがある。
加賀に何度も殴られて元に戻った。



扶桑
体力が全くといっていいほどない不幸戦艦の姉。
「結婚したい」が口癖になりつつある何かが残念でモテない残念女子。
助けられたことがきっかけで天龍のことを気にいる。
向こうが女子だとしても別に構わないらしい。
山城が天龍のことを好きで盗られると勘違いしている。
移動手段は山城が押すベビーカー。
綺麗な黒髪は椿のかほり(by山城)


【呉鎮守府その2】

山城
扶桑にベッタリな重度のヤンデレ妹。
扶桑に近づこうとする奴を片っ端から排除していこうとする。
趣味が半田付け。
扶桑のお気に入りの天龍を狙うがいつも倒せない。
一度間違えて加賀に向かっていってボロクソにされた経験があり実は加賀のことが怖い。
同様に呉にもボロクソにされたことがある。
だいたい黒い瘴気を纏っている。


龍驤
不憫な扱いが目立つが意外としっかりもの。
横須賀の連中にはどうあがいてもピザ屋といじられまくる軽空母。
飛行甲板がどう見ても遊戯王のデュエルデュスク(使いやすいらしい)。
持ってる漫画は渋い。
ツッコミ体質なこともあって割りと苦労している。
どこがとは言わないが生えてない。



那珂
艦隊のアイドル(自称)
提督の下で建造されたが追い出され呉の所に厄介になってる。
かなりのお調子者でとにかくやかましい奴なので色んな奴から疎まれるが
別に悪い奴ではないのでみんなどこか憎めないでいる。
とうとう改二に変身することができるようになったが、
変身の仕方が分からないために未だになれずにいる。
怖いもの知らずのせいかよく呉に口答えしては怒られている。
CDデビューも決まり、今ではアイドル好きの人は知ってるレベル。


【舞鶴鎮守府】

舞鶴
提督と呉の先輩。規格外の能力を持つ。
しかし野心はないために提督達よりは階級は低い。
のんびりした性格だが、この人も無茶苦茶強い。
自由奔放なところがあり周りを振り回すこともある。
提督よりも年上だが見た目が非常に幼い。通称ロリババア。


初雪
比叡から舞鶴の元に引き取られた駆逐艦。
引きこもりがちの引っ込み思案だが、真面目な性格。
舞鶴のことは姉や母のように慕う。
隼鷹に関しては困った仲間だという印象。


隼鷹
元ホームレスで舞鶴が拾ってきた。
酒飲みでだいたい酒を手にしている。
やる時はやるが口癖なのだが、
実際にやっていることは確認することはできない。
ホームレスの前はお嬢様だったらしい。
言葉の重みが違う。


【佐世保鎮守府の面々】


佐世保
提督の一つ下にあたる後輩。
とても丁寧な物腰、だがホモ。
イケメンで何でも出来る、だがホモ。
仕事も完璧にこなす、だがホモ。
本人はただ尊敬しているだけだと思っている。



電の姉にあたる駆逐艦。
しっかりものだが見事なダメ男製造機。
佐世保LOVEだが、等の佐世保がアレなので本人は意外と苦労している。



熊野
神戸生まれのお洒落な貴婦人。
気品あふれるお嬢様系女子。
しかし、実態は腐女子。
提督と佐世保の妄想が日々止まらない。
鈴谷とは幼馴染。


【その他】


赤城
かつて提督と部隊を組んでいた加賀のパートナー。
食いしん坊だが、加賀と同じくらいの戦闘能力を持っていた。
多くの兵士のために犠牲となり最期を迎えたはずだが、
なぜか亡霊として横須賀鎮守府に住み着くことになった。
亡霊のくせに資材含む食べ物は食べることができる。


戦艦棲姫
深海棲艦のトップ。
小さな子供の頃、海で提督と遊んだことがある。
姫のおかげで終戦になり平和が訪れた。
現在は不可侵の条約の元、海の向こうで暮らしている。


比叡
上層部のエリート戦艦。
忠犬のような性格だが、姉思いが行き過ぎたただのシスコン。
何かある度に「ヒェェー!」とひっくり返る。
そのオーバーリアクションが非常にうるさい。
下世話なことも平気で聞いてくるド変態。
改二になると闇遊戯みたいな喋り方になるらしい。
必殺技はハリケーンミキサー


北上
大井と共に横須賀で北上ラーメンを経営する一人。
北上とは軍人時代からの仲良しで親友として大好きではある。
提督や知人には何かとおまけもしちゃう気前の良さ。
北上ラーメンは最近そこそこ美味くなってきている。


大井
北上のために何かと奮闘するが空回り気味の北上ラーメン創設者。
店を勝手に作るなど外堀を埋めて北上を逃げられないようにした。
提督に対して何かと口悪く罵るが見ての通り嫌いではない。
日々、定番メニュー北上ラーメンに並ぶメニュー作りに励む。
マニアな常連客には大井の方が人気がある。

愛宕「あっ…ダメよ電ちゃ…んっ!」

電「ぐへへ、なのです!!」


今からやったらちょっと3時回るかもしれないのですが行きます。
眠い方はどうぞ明日で。

例によって拙い文章ですが、よろしくお願いします


番外編
☆風よりも早く☆


これはまたしても私と提督の話。
ということは相変わらず……無い。


今回の話も結局あれは一体……という話。



提督「オラァァァ!! てめえら! お縄につきねい!」



私が犯行グループを壊滅にまで追い込み、
一人ずつ気絶させたあと、楽しそうに犯人達を縄で縛る提督。
それを後ろで見守る私。


まあだいたいこんな感じで横須賀近辺の平和は守っているのであった訳だったが、
提督の尋問は波乱を生むのだった。


提督「お前たちぃ~、一体何が目的なんだい~?」(注:にしおかすみこ風)

提督「そしてぇ~お前達を逮捕したのはどこのどいつだい~?」(注:にしおかすみこ風)

提督「あたしだよ!」

加賀「ほとんど私なんですが」

提督「で、君ら何? 犯罪者のゴロツキ共の中でも横須賀だけは
   取引場所にしちゃだめだってお母さんに習わなかったの?」

提督「ここは俺と加賀がいる限りそういうことはできない仕組みになっているのよ」


そうして一人の犯罪者が口を開いた。


今回取り締まった犯罪組織は麻薬密輸の常習グループ。
何度も色々な場所で繰り返し行ってきた麻薬取引だったが、
どこからかその情報が漏れてしまい、逮捕に及んだそうだ。


「あんた達こそどこで俺達の情報を聞いたんだ」

提督「あぁ、優秀な後輩から情報を入れてね。
   近々こっちに来るかもしれないというんで」


提督「まあ来てみたらビンゴだったわけだ」


相変わらず謎の直感力。
まあ私からすればもう慣れてきたものだったけれど。


加賀「ご苦労様でした。あとは上の方たちが引取に来るのを待つだけですね」

提督「そうだなぁ。あいつら遅いからなぁ」

提督「それにしても俺の目下で麻薬取引か……」


そう言いながら何の気無しに
コンテナに手をかけて1つこじ開けるのだった。


加賀「提督そういうことは……」


止める間もなく開けられたコンテナから勢いよく飛び出てきたのは
麻薬なんてものではなく、それよりももっと厄介なものだった。


島風「ヲウっ!?」

提督「な、なんだ……こいつ」

加賀「薬じゃ……なかった」

提督「くっそ、やべえな。人身売買かよ」

島風「……じゃ、私はこれで」

提督「お、おう、お疲れさん。……じゃなくて!! おい! 待て!」


コンテナの中から飛び出てきた謎の生き物は提督の横をすり抜けて
そのまま飛び出していった。


提督「不味い、加賀! 追うぞ!」

加賀「はいっ」


すばしっこいその生き物。あとで我々はそいつが島風という艦娘だと知るのだけど。
その時の島風はやはり捕まえるのに非常に苦労をしました。


提督「ハァッ……ハァッ。くっそー、全然捕まえられない」

加賀「提督、爆撃許可を」

提督「……少し手傷を追わせるぐらいでいいからな」

加賀「了解。この一航戦にお任せください」


という許可を頂いたので私は全力で爆撃した。
元より苛ついていたためにあまり細かい制御が効かなかったのです。
私も島風程度に乱されるとは……まだまだ精進が必要なようです。


島風「ヲウッ!?」


すっかり大破して動けなくなった島風の元に近寄る提督と私。


提督「あの、加賀。大破してるじゃないですか。誰が治すんだよ」

島風「私のこと匿ってくれるの?」

提督「嫌だ。お前はすぐにでも上の連中に引き渡す」

島風「お願いっっ! 私のこと少しの時間だけでいいから匿って!」

提督「嫌だ」

島風「お願いしますっ!」


島風はすぐに私達に向かって土下座をするのだった。
しかしそれでも提督は。

提督「嫌だ。お前みたいな生意気そうな餓鬼は嫌いなんだ」


とまるで子供みたいな理由で断り始めたのだった。


島風「えぇ~。いいでしょ~? お願い~。うっふ~ん♪」


そしてこちらも子供みたいなお色気攻撃を始めるのだった。
元々の格好がすでに露出の多めの格好だったために
履いている必要のあるんだかないのだかわからないスカートをめくってみせる。


提督「え、あぁ~。うーん、嫌……いやー? んん?」


そして情けなないことに揺らいでいる。
提督の脚を踵で踏みつける。


加賀「匿うにしたってこの娘は重要な事件の参考人になりますよ」

島風「そこを何とか……私、身寄りがなくって」

提督「しょうがない。幸いまだこの事件に関わってるのは俺達とあの犯人くらいだ」

加賀「まさかこの娘の存在自体を事件から消すつもりですか?」

提督「だってそれ以外にないだろー?」

加賀「あとでボロが出ても知らないですよ。私は一応反対しておきますからね」

提督「ああ! 何それズルい! そうやってあとで
   バレた時に上のお叱りを回避するつもりだな!」


加賀「嫌ならやめてください」

提督「……困ってるみたいだし、事情はどうであれ見逃す訳にもいかんだろう」

島風「ほんとに!? やったー!」

加賀「はあ……。では手配しておきますね」


こうして身元不明の艦娘を一人、引き取るのだった。
これが実のところの私達の横須賀鎮守府で初めての仲間だった。


このあと島風と私は先に鎮守府に帰り、島風は入渠。
私は島風を匿うための準備に取り掛かっていました。

また提督も事件の真相を有耶無耶にするために色々としてくれていたはず。


数週間が過ぎて……。


島風「お外出たいーー!」

提督「だめ」

加賀「だめです」

島風「ふたりともひっどーい! 
   私が外に出ないと死んじゃう病気だったらどうするの!?」

提督「そりゃあ悲しんで墓くらいは作る」

加賀「そうですね。泣いてしまうかもしれません」

島風「絶対嘘なんですけど。マジ嘘の臭いしかしないんですけど」


提督「なんでそんな外行きたいんだよ」

島風「だってみんな外歩いてるしー。私だって外行きたいよー」

提督「だめ」

島風「お願~い。うっふ~ん♪ チラッチラッ」

提督「ぐふふふ、しょうがないなぁ~」

加賀「馬鹿なんですかあなたは」


そんなこんなで島風のお願いを聞いて3人でピクニックに行くことに。
あまり人のいない広い公園まで遊びにきたのでした。


島風「ひろーい! ねえねえ! 提督! あっちまで競争しようよ!」

提督「嫌だよ。だってお前早いんだもん。疲れるし無理」

島風「意気地なし! 雑魚! 童貞! 早漏!」

提督「どどど童貞ちゃうわ! 早漏も関係ねえし! 違うし!
   なんでお前とあっちまで競争なんかしなくちゃよーいドン!!」

島風「あぁぁあ!!ズルい!!」

加賀「二人共あまりはしゃぐと転んで怪我しますよ」


ちなみにこの競争、
提督はズルまでして先に走りだしたのに負けてました。


提督「くっそー……ハァ、マジあいつ……あいつ何なん」

島風「提督遅かったんだ。遅漏くんだったんだー♪」

提督「あまり大人をからかうもんじゃ有りませんよ!
   ふっ、ならばこのバドミントンで勝負だ!」

島風「何それやる!」

提督「お前をコテンパンにしてやる!」

島風「ふふん、提督になんて負けないんだから!」

提督「ならば一点取られる事に服を一枚脱ぐのはどうだ」

加賀「如何わしいルールを追加しないでください。
    相手はまだ子供なんですから……」


ひとしきり公園で遊んだあと、
3人でお昼ご飯にすることに。


加賀「あの私提督に何も用意しなくていいって言われたので
   何も持ってきてないんですが……」

提督「心配するな。俺がちゃんとこのサンドウィッチを持ってきている」

島風「おおーーー! 美味しそうーー! 食べていい!?」

提督「残さず食いな!」

島風「それにしても量多くない?」

提督「余ったら加賀が全部食うから大丈夫」

加賀「……。いただきます」


島風「むっ、提督のくせに美味しい」

提督「くせにってなんだ。お前俺がこの幸せな時間を作ってるんだぞ。
   もし仮にこれが俺の作品じゃなかった場合……嫌なんでもない」

島風「もぐもぐもぐ。んッ!? けほっけほっ」

加賀「ほら焦って食べるから。お茶飲みなさい」

島風「ぷはーっ。助かった。ありがとう!」

加賀「いえ」


島風「何かこうしていると本当の家族みたいだよねー」

提督「家族?」

島風「提督がーお父さんでー。私がお母さんでー、加賀さんが……わんこ?」

加賀「……そう。島風は偉いわね。言い直してみましょうか」

島風「何っ!? 頭の撫で撫でが強い! 痛い痛い!」

島風「嘘です! 加賀さんみたいなお母さんが良かったです!」

加賀「そう。ならいいけれど」


私達の平和な時はゆっくりと流れる。


島風「提督ーー!」

加賀「今度は何を隠蔽して呼び出されたんですか」

提督「そんな理由で呼び出されたことは一度もないだろう」

島風「ねえ遊ぼうよー!」

提督「今日は上の厄介な連中の説教を受けたんでもう疲れたんだよ」

島風「ふふん、今日こそ提督をレインボーロードで10回は突き落とすんだから」

提督「じゃあ尚更嫌だよ。勝敗を決めるレースをしろよ」

加賀「……」


提督の様子がこの時が少しおかしい、と思ったものの。
私もまだまだ精進が足りないようで、なぜこの時見ぬくことが出来なかったのか。


しかし、それを見ぬいたとしても今回のこの件については何も
私達自信がどうすることも出来ない……そういう結末が待っているのだった。


私達の平和な時間はゆっくりと流れていく。


島風「うっわー! エロ本見つけた!」

提督「おいおい、そんなものがこの清い鎮守府に置かれている訳が……あ」

加賀「なるほど。では提督。お聞きしますが指紋を調べて誰のものか調べますか?
   それとも一刻も早く焼き払いますか? 清い鎮守府のためにも」

島風「わわわっ、ねえなんでこのパンツヒモなの。えっろーい」


提督・加賀(お前が言うな)


提督「うむ、焼き払おう。我が清い城のためにも平和のためにも」

加賀「涙目なのは今回は問うことはしないとしますね」


私達の平和な時間はゆっくりと流れていく。


島風「きゃーー!」

加賀「待ちなさい。まだ髪の毛乾かしてないでしょう」

島風「えへへ、ほらこうやって走ってれば風で乾くかもしれないよ!」

加賀「だったらまずは湯冷めする前に服を」

提督「何をどたどた騒いでいるんだお前たちは……あ」

島風「あ」


加賀「……提督」

提督「……はい」

加賀「……いつまで見てるつもりですか」

提督「……目に焼き付けようと思って」

加賀「歯、くいしばって下さい」


提督は私に顔面を殴られその勢いで浴室の壁に突き刺さり10分ほど動きませんでした。


私達の平和な時間は突然として終わりを告げた。
それは私達が平和に過ごしていたことで忘れていた事件のこと。


島風「ふああ~。もう眠いかも」

加賀「寝るなら布団に行ってください」

島風「おんぶ」

加賀「はあ。仕方ないですね」

提督「随分島風には甘いんだな」

加賀「そんなことはないですよ。これでも十分厳しくしつけているつもりです」


提督「将来子供が出来たら親バカになるのが目に見えているな」

加賀「そうですか? 提督がもし欲しいというなら私も頑張りますが」

提督「……? 何を言ってるんだ?」

島風「おんぶー」

加賀「はいはい」


そう言って島風の前に中腰になった時。
私達の鎮守府の扉を叩く音が聞こえた。


ドンドンドンドン。


提督「っ! 誰か来た。加賀、島風を奥に運べ」

加賀「はい」


私達はこの時、久しぶりに島風を拾ってきた子だということを思い出すのだった。
急いで私は島風をおぶり奥の寝室に運んでいった。


提督「誰だこの時間に」

舞鶴「やあ後輩くん」

提督「げぇっ。舞鶴先輩……。何ですか急にっていうかまだ扉開けてないんですけど」

舞鶴「細かいことは気にしない気にしない」

提督「……。今、お茶を淹れますね」


舞鶴「ああ、気にしないでいいよ。すぐに終わるから。
   私は今回の件にはあまり口を出したくはなくってね」

提督「……?」

舞鶴「後輩くんが何を考えてどう行動しようが私自信は止めるつもりは何もない。
   と言いたいのだけども上の命令だしそういうわけにも行かなくて」

提督「何の話をしているんですか」


ここでようやく戻ってきた私も会話に参加するのだった。
私と舞鶴さんはここで初対面でした。
舞鶴さんの着ている制服を見たところすぐにわかったことは1つ。
軍の上層部の人間であること。


加賀「上の方がこんな夜更けに一介の鎮守府にどうなさったんですか」

舞鶴「やあ、君が噂に聞く一航戦か。終戦時に惜しい相方を亡くしたね……」

加賀「はあ」


私は生返事をする。
しかし彼女の幼気な容姿(とても提督の先輩だとは思えない)からは
想像もつかないような鋭い眼光が私に突き刺さる。


舞鶴「ところで君は今……何をしていたのかな」


ギクリとした。
無意識に提督とアイコンタクトを取る。


加賀「いえ、とくに何も。扉を叩く音が聞こえたのでこちらに」

舞鶴「そう。……ならいいんだ、別に」

提督「あの、要件は」

舞鶴「うん、じゃあ話をしようか。
   私が来たのは少し面倒なごとでね」

舞鶴「君達がこの横須賀で活躍しているのは知っている。
   十分に知っている。それは終戦時にも耳に入ったことだし」

舞鶴「君達の実力が呉よりも本当はすごいということくらい
   私にはわかっているつもりだよ」


この時、提督は「……誰?」と言わんばかりの顔をしていたが
私はあえて突っ込まずにいた。


舞鶴「うーん、まどろっこしい言い方は私も好きじゃないな」

舞鶴「単刀直入に言おう。そのほうが早いからね」





舞鶴「君達、今犯罪者を匿っていないかい?」




提督「な……にを仰ってるんですか」


舞鶴さんの鋭い視線に提督は明らかに動揺をしている。
全く……嘘が下手な人。


舞鶴「……以前、君らが解決した事件、
   捕まえた犯人の中に、麻薬取引の集団グループがいたことはなかったかい?」

提督「……はい。あります」

舞鶴「その後、犯行グループは捕まったのは6人」

加賀「確かそれくらいいました」

舞鶴「しかし、実際には犯行現場には7人いた」

提督「 !? 」

舞鶴「この情報は極秘裏ではあるが、我々上層部の決定と命令に基づき
    犯行グループのリーダーと思われる人物を拷問した結果割り出せたものだ」

提督「拷問って……何をやっているんですかあなた達は」


舞鶴「今はそのことに対する問いは一切受け付けないよ。
   無論、外部に漏らせば君らも例え終戦の立役者だとしても
   何が起きるかは保証できないからね」

舞鶴「何でそんなことをしているのかと、まあ理由はちゃんとあるんだよ」

提督「理由……。それは話していただけるんですか?」

舞鶴「もちろん。理由は簡単だ。君らも知っているんだろう?」

舞鶴「あの犯行グループが取引しようとしていたものが、
   麻薬なんかではなく、兵器だったと」


……兵器?
島風は確かに艦娘ではあるけれど……。
何かニュアンスが違う。艦娘よりももっと一段階上の存在のような言い方をしている。


提督「……」

舞鶴「彼らが奪取し、取引に使用していたのは
    新たに開発された艦娘とは全く別の人造人型戦闘兵器」


舞鶴「そのコードネームは”島風”」



提督の横顔に汗が見えた。
無論私も動揺している。
心臓がばくばくいっている。


舞鶴「彼らが取引して売り飛ばそうとしていたのは
    我々上層部の連中が秘密裏に作り上げた新しい兵器」


舞鶴「そいつを外部に持ちだされてしまっては困るんだ」

舞鶴「我々に逆らおうとする自我をも持ってしまった失敗作」


舞鶴「……あれには”核”が搭載されている」


汗が止まらない。
私達が核兵器と楽しそうに遊んでいたという事実よりも
そんなものを今まで隠して開発していたのが
自分たちの上官だということに寒気を感じている。


提督は爆弾搭載してるとか人造人間16号じゃねえんだから、
と呑気なツッコミを冗談交じりに言っていたが
さすがに空気を読んだのかすぐに黙ってしまった。


舞鶴「あれを実際に作ったのは戦中なんだよ」

舞鶴「君達が終戦に持ち込んでくれたおかげで……アレは必要ではなくなった」

舞鶴「謂わば、君達のせいであの子の存在意義はなくなったんだよ」

舞鶴「……だから拷問までして早く回収しなければならない」

提督「回収……」

舞鶴「うん。確かに君達の報告書は完璧に作られたものだった」


舞鶴さんは懐から提督が殴り書きした紙ペラ一枚の適当な報告書を取り出した。


舞鶴「麻薬らしきものは見当たらず……なんたらかんたら」


誰かさんの字が汚くて読めなかったのだろう。


舞鶴「見当たる訳もないさ。彼らが取引していたのは島風なんだから」

舞鶴「ちなみに売り飛ばそうとしていたのは米国だが、
    もちろんそんなこと認める訳にもいかないだろう」

舞鶴「国の関係性が乱れるだけだからな。向こうは一切関与していないと言い張るばかり」

舞鶴「こちらとしてもその情報さえ外部に漏れなければ何も問題はないんだよ」

舞鶴「しかし私達も君達には謝らなくちゃいけないこともあるんだ」


提督「何ですかそれは」

舞鶴「……犯人達があその港にいるという情報。
   聞いたのは佐世保だろう?」

提督「……はい」

舞鶴「彼に情報を流したのは私だ」

提督「……」

舞鶴「だけど安心してくれ。佐世保はこの件に関しては深い所まで知ってはいない」

舞鶴「あくまで私が個人的に噂程度に流した情報だったのだが、
    ものの見事に流れていてくれて安心したよ」


舞鶴「島風を取引しようとするグループが
   現れる可能性があったのは横須賀近辺だけではなく、
   佐世保の方の近辺にもあったんだ」

舞鶴「つまり、当たりくじを引いたどちらかが今回の事件に関わりを持つ羽目になる」

舞鶴「島風を君か佐世保のどちらかが手に入れ、
   私達上層部に引き渡すか、私達が引き取りに行くか」

舞鶴「いずれにしろ我々は島風が回収できればよかったんだ」

舞鶴「そのために君達を利用させてもらった。そのことはすまないと思っているよ」

舞鶴「面倒事に巻き込んでしまったね」

提督「……全部先輩の手の中だったってことですか」


舞鶴「まあ……そうなるね。本当はこんなやり方はしたくはないんだけど。
    仕方ないだろう? 上の連中の決め事なんだから」

提督「……納得はできないですけど」

舞鶴「君が納得できるかできないは私達上の人間は知らないけれど。
    さて、ようやく本題に戻ってきた」

舞鶴「今すぐ引き渡してくれないか」

提督「先に聞きますが、回収してどうするつもりなんですか」

舞鶴「さっきも言ったけど失敗なんだ。残された道は1つ。


舞鶴「解体するしかない」



提督「だったら答えは決まっています。
    俺達は島風なんて知らない。
    ここにはそいつはいない。何の話だかさっぱり分からない」


舞鶴「あくまで隠蔽するつもりか」

提督「だから何の話か分かりませんね」


舞鶴さんは腰掛けていたソファからゆっくり立ち上がる。
提督もその動きに合わせて座ったままではあるが臨戦態勢に入っていた。


舞鶴「その軍刀を抜き給え。なるべくならこういう手段は取りたくはなかったのだが」

提督「……あなたこそ軍刀持ってきておいて話し合いだけで終わると思ってなかったんじゃ?」

加賀「提督」


提督が軍刀に手をかける前に私はサッと二人の間に入る。


舞鶴「どきなさい。一航戦。命令違反につき厳重注意では済まされないよ」

加賀「提督を護るのは私の使命です。
   提督の前で如何なる人であろうと武器を構える行為を私は良しとはしません」

舞鶴「一度そうやって呉にも同じ目をされて歯向かわれたことがあったが……」

加賀「……」

舞鶴「ははは、自慢じゃないが、私はあの呉に土下座で詫びをさせたことがある」


誰だかは分かっていないけどご愁傷様ですと言わんばかりに
顔を青くする提督だった。本当にご愁傷様です、色々と。


舞鶴「さて、退く意思が見られない以上、やむを得ない」

舞鶴「先に言うが恨まないでくれよ?」

舞鶴「私は上の命令で動いてるだけなんだから」


私と舞鶴さんの間には重い空気が流れる。
そんな中。


提督「加賀、プランαを発動する」

舞鶴「は?」

加賀「え?」


そして次の瞬間には提督の座っていた椅子から物凄い勢いで煙が噴射された。
このうちに島風を連れて脱出をしろということでしょうか。


舞鶴「あああ! コラー! 煙幕とか反則だぞ後輩くん!!」

提督「行くぞ加賀!」

加賀「行くってどこへですか」

提督「とにかく島風を連れてここから出るぞ!」

加賀「そんなことをすれば提督の地位が危うく……」

提督「地位なんかどうでもいい! 今はあいつの……」


そう言って私と提督が島風が寝ているだろう部屋に突撃した時には
すでに島風は舞鶴の部下だと思われる黒尽くめの特殊部隊が連れ去ろうとしていた。
島風は寝ているというより気絶している様子でぐったりしていた。


提督「加賀ァ!」

加賀「はっ」



私はまず島風を抱きかかえている部隊員を一人殴り飛ばし、
島風を提督に預ける。提督は島風を抱き寄せ部屋の隅に移動。


次々と襲いかかる特殊部隊を相手に私は次々と薙ぎ払っていく。


提督「構わん、加賀。全機発艦!!」

加賀「了解。彩雲、周囲の索敵。彗星、烈風、天山、一人残らず蹴散らしなさい」


次々に特殊部隊をブチのめしていく艦載機。
やはり素手で戦うよりもこちらのほうがいい。


しかし私はよくても提督は……。
振り返ると舞鶴さんと本気の斬り合いをしていた。


舞鶴「これで……上官に逆らったことにもなるね」

提督「この俺の城で先に剣を抜いたのはあなたですよ」


提督は既に何箇所も斬られた痕があり血が出ているが
それでも舞鶴さんに立ち向かっている。


後ろの島風を気にしているのか、その場からは一歩も退かず。


舞鶴「まだまだ甘いなぁ。所詮は運だけどの実力ってことかい?」


舞鶴さんは剣を振った提督のちょうど手首のあたりを
片手で掴み剣の動きをあっさり封じた。
そして、提督の横っ面を反対の手で殴り飛ばした。


提督は吹っ飛び、鎮守府の壁を突き抜け鎮守府の外まで吹っ飛んでいった。


加賀「提督っっ!!」

舞鶴「追いたいならあとを追うといいよ」


提督の行方を心配したその一瞬の判断ミスの隙をつかれた。


私は舞鶴さんの蹴りをまともに受け、
外の提督が倒れている近くまで地面を転がった。


壊れた壁からは島風を担いだ舞鶴さんが出てきて動けなくなった私達の前に立つ。


舞鶴「島風は解体する。これは決定事項だ」

舞鶴「本当は分かっていたんだろう?」

舞鶴「いつかこうなることくらい」

舞鶴「君は一度上に呼び出された時にそんなような
   話をされていたはずだが? 加賀には何も相談しなかったのか?」

舞鶴「どうしてこんなことになるまで、そんな感情移入してしまったんだ」

舞鶴「……私だって後輩にそんな悲しい思いをさせるのは嫌だ」

舞鶴「君が望むように私も平和な日常を望んでいる」

舞鶴「だけど、こいつはそれを脅かすものなんだ」

舞鶴「それは分かるな?」


提督「……」


提督はよろよろとした身体でもなお、舞鶴さんに向かったかと思いきや、
提督は地面に頭を付けてお願いしたのだった。


提督「お願いします。彼女を解体しないでください」

提督「そいつは生意気だけど、本当に優しくて良い奴なんです」

提督「そいつは何も悪くないんだ。そいつの面倒は俺が見ます」

提督「だからどうか彼女の解体処分だけは……やめてください」


舞鶴「良い奴だろうが優しい奴だろうが知ったことではないよ。
    彼女の解体処分は決定している……」

舞鶴「後輩くんに預けるという方針。それは悪くはないかもしれない。
    だがだめだ。君はこの私が来るまでの間に現実から目を背けることしかしなかった」


舞鶴「それが敗因だろう」

舞鶴「君が演じた平和の水面下は……深く濁っていた」

提督「……何でも出来る舞鶴さんにお願いがあります」

舞鶴「……」

提督「彼女の核だけを取り除くことはできないでしょうか」

舞鶴「……」

舞鶴「……」

舞鶴「無理だ」


舞鶴「1つ教えておいてやろう。いいか。
   彼女の解体処分は今から約5日後」

舞鶴「大本営の特殊施設の地下で行われる」

舞鶴「時刻はヒトサンマルマル時」


舞鶴「今回の君達は反省して次に活かせるべきことが増えたようだな」

舞鶴「よく考えて行動するんだ。いいね?」


そう言って私と提督の前から島風を抱えて舞鶴さんは去っていった。


提督「くそ……待て」

加賀「提督……その体では無理です。私ももう動けませんし」

提督「だからなんだ。あいつを解体するなんて絶対に許さん」

加賀「ですが、核がある以上、本当に平和なのはどれか、
    選択肢を見誤ってはいけません。もっと慎重に考えるべきです」

提督「慎重になんて考えていられるものか。ふざけるな。
    俺はあいつの気持ちを何一つも聞いていないのに
    それを黙って見過ごすのか……」

提督「邪魔する奴がいるならばその場で一人残らず

加賀「殺すんですか?」

提督「そうだ」


私は力を振り絞り立ち上がり提督の前に立ちはだかる。


加賀「なら尚更行かせられません」

加賀「あなたがもたらした平和で……
    その代償なら他にも見てきたはずです」

加賀「それなのに次はあなた自信が平和を脅かす存在になってどうするんです!!」

加賀「そんなこと……私は認めない。
    あの日、死んだ赤城さんに誓ったんです」

加賀「必ず平和のもとであなたを守ってみせることを」

加賀「多くの平和を脅かす存在になるのか。
    たった一人の犠牲でこの平和を維持するのか」

加賀「その天秤の答えはもうとっくに出ているはずです」

加賀「もしあなたが平和を脅かす存在になることをここで許せば、
    私は赤城さんに顔向けできません……」

加賀「お願いです。もう一度考えなおして下さい。
    私も考えますから、まだ何かあるはずです」


提督「……すまん。少し考える時間をくれ」


その後、提督は手当の時以外は口を聞いてくれませんでした。
その期間が私にとってどれほど辛い期間だったか。
傷ついたのは提督だけではない……のに。

まあそれは今となってはどうでもいい。


5日が過ぎた朝。
まだ提督の傷も癒えない頃。


提督「何してるんだ。早く準備しろよ」

加賀「……はい?」

提督「取り戻しに行くぞ」

加賀「……提督本気で言っているんですか」


提督の意見には私も全面的に同意していたので
私もフル装備で乗り込むことに。


向かうは大本営。


加賀「いざ目的地に来てみたものの何か作戦はあるんですか」

提督「もちろんある。この数日間俺が何もしていないわけがないだろう」

加賀「はあ」

提督「というわけでこれをかぶりたまえ」


そう言って渡してきたものは目出し帽。
……。どうやら本気で乗り込むつもりでいるらしい。


提督「作戦概要は非常にシンプルで簡単。
   見つからずに島風を取り戻せ」

加賀「了解」


こうして私と提督はこそこそと動き、
本来、真っ直ぐ行けば5分もかからない場所に30分以上もかけて
ゆっくり慎重に移動したのだった。


途中、提督のせいで見つかりそうになったり
提督のせいで見つかりそうになったり
提督のせいで見つかりそうになったりはしたけれど。


提督「島風、おい。島風……!」


島風が収容されている扉は重く厳重になっているようではあるが、
私が事前に覚えてきた施錠技術をもってすれば開けるのは容易いこと。

中にいた島風はがっくりとうなだれていた。


島風が私達を見ると絶望の淵に立たされたかのような顔をした。
この時30分以上も常に目出し帽を装着していたせいで
すっかり目出し帽のことを忘れていたのだった。

島風からしたら突然目出し帽の二人組が声なんかかけてくるはずない場所から
現れたというある意味恐怖でしかない状況だった。



加賀「助けに来ましたよ」

島風「もしかして提督と加賀さん……?」

提督「ああ、こっから逃げるぞ。ついてこい。静かにだぞ」

島風「!」


島風の顔は明るくなり無言で何度も頷いた。


しかし、逃がしたことはすぐにバレて、大本営中に警報が響き渡る。
元来た道を急いで戻っていき、もうすぐ外に出るといったところで……。


舞鶴「待っていたよ。遅いじゃないか」

提督「出やがったな……」

舞鶴「失礼だなぁ。これでも私は君達のためを思ってやったんだけどなぁ」


私達は身構えたが、舞鶴さんがきたのは
私達をとめるためではなかった。


舞鶴「この住所に逃がし屋を手配している」

提督「は?」

舞鶴「急いで。全く、なんでもできるお姉さんを頼りすぎだよ君は」

提督「舞鶴さん……」


舞鶴さんのその言葉は私達はあとで理解する羽目になる。
本当にこの人は何から何まで……。


そんな舞鶴さんに話を聞こうなど悠長な時間はなく
どこからともなく色んな人間がこちらに向かって走ってくる。


提督は舞鶴さんの思惑をその時全て悟ったようだった。
そして数秒だけ立ち止まると
覚悟を決めたように顔を上げて舞鶴さんにお礼を言った。


提督「ありがとうございます……」

舞鶴「急いで。ここはお姉さんに任せなさい」

加賀「そんなことをすればあなたは……」

舞鶴「何心配ない。なんでも出来るからね、私は」

提督「無茶しやがって……」

舞鶴「可愛い後輩くんが土下座までしてんだからね。当たり前さ」


こうして俺達は舞鶴さんの足止めのおかげで上手く逃げることができた。


島風「ね、ねえ! 逃がし屋って何のこと……!?」

島風「私提督とまた一緒にいれるんじゃないの!?」

提督「……」

提督「もういれない」

島風「なんで!?」

提督「……。その理由はお前がとっくに知っているはずだ」

島風「……」

提督「いいか。この荷物を持って遠くに逃げなさい」

島風「やだ!! 私提督といたい」


提督「わがままを言うな!」

島風「なんで……提督は一緒にいたくないの!?」

提督「……」

提督「……」

提督「ああ、そうだ!!」

島風「えっ」



提督は島風に背を向けると強くそう言い放ちました。


提督「お前といると……うるさいし邪魔だし仕事は手に付かないし
   面倒ばっかりかけるし心配ばっかりさせるし……」

提督「まったく……うんざりなんだよ……」

提督「早く行け。俺はもうお前に会うことはない」

島風「そんな……ねえ!! ぐ、グレてやる!」

提督「……勝手にしろ。早く行け!!」


加賀「提督。本当にそれで、その別れ方でよろしいんですね」


私は提督にだけ聞こえるようにそう呟く。
提督はいまにも泣き出しそうなくらい辛そうにしていた。
私がこうやって押してあげないとまともに動けない情けない提督。


だけど提督の気持ちを全て読み取った上で先に動いたのは島風だった。
島風はあっという間に背を向ける提督に抱きついた。


提督「島風……」

島風「……」

提督「これしかなかったんだ。
   お前を俺の元に置いておけば狙われる」

提督「だが、放っておけばお前は解体される」

提督「だったら解体もされない場所まで逃せばいい」

提督「一緒にはついていくことはできない。
    その代わり……俺の元にあったありったけの資材を積みこんである」


提督「力なき俺を許せ……」

提督「……許してくれ」

島風「うん。ありがとう」

島風「提督、私のこと……好き?」

提督「……嫌いなわけ……ないだろ」


提督は静かに泣いていた。
島風はそれだけ聞くとすぐに逃がし屋の車に乗り込んでいった。


窓から顔を出した島風は


島風「私強くなる。もっともっと。
   新しい仲間も見つけて……一生懸命生き抜いてみせるから!!」

島風「提督!! 加賀さん!! 大好きだよ!!」


そう叫んで車ごと夜の闇に消えていった。


こうして私と提督と島風が過ごした期間はあっという間に終わったのだった。
それから彼女とは会えていない。
彼女が未だに生きているのかも分からない。

どこかで野垂れ死んだのか、それとも元気にしているのか。
無責任にも放り出した私達はいつだって彼女の心配をしている。

島風の噂が何よりも早く届くことを祈っていながら。


今回の後日談。



島風を逃がすのに加担した舞鶴さんは左遷。
そして現在の、鎮守府に勤務する身となっていた。


恐るべきは彼女のやった功績。
あのあと、もう一度舞鶴さんにあった時、衝撃の事実を聞かされた。


舞鶴「君達が無茶苦茶を言うおかげで私は挑戦したくなったんだ。
    だからあの島風からは核を取り除いておいた」


提督「なんで説明しないんですか!?」

舞鶴「そんなこと言ったって結局は解体される運命だったと思うよ。
    あの上層部じゃ一応念のためにとかって理由で解体しかねない」

提督「……俺達と島風の感動の別れは一体」

舞鶴「ははは、いいじゃないか。たまには心を動かされるのはいいことだと思うよ?」

提督「はあ……」


結局のところこの人は敵、なんかではなく、
ただの後輩思いのなんでもできるすごい先輩だったのだ。



舞鶴「ああ、それとこれ」


そう見せてきたのはどこぞの地方の新聞紙。
開かれた新聞の記事に買う書かれていた。

”ぜかまし団と名乗る露出狂集団が〇〇城、城壁に落書き”


記事の写真にはサングラスをつけた島風がカメラの目の前にダブルピースで写り込んでいて
その後ろの壁にはスプレーか何かで書いたであろう”ぜかまし参上!”の文字が。


提督「……あいつグレたのかよ」

加賀「ぜかまし団は全員で4人。リーダーの島風。それに付き添うレン、ソー、ホウ……」

提督「まあ元気にやってんなら別にいいか」



お疲れ様です。
以上で番外編は終了です。
今回誤字脱字多いしもっと丁寧に書けばよかったですね。反省。


明日から通常通りでいきます。


☆催促☆


愛宕「提督はもうホワイトデーのお返しは買ったの?」

提督「あー、まだだわ。催促?」

愛宕「まあ欲しくないと言ったら嘘になるけど、
    でも私以外のところで暴動が起きそうだからちゃんと買うのよ?」

提督「え、まじかよ」

愛宕「あと自分から私に行くのよ? わかった?」

提督「そ、それは必要なのか?」

愛宕「必要なの!」


>>108
私×
渡し○


☆お菓子会社の陰謀☆


舞鶴「え? ホワイトデーにあげるものをみんなで作りたい?」

初雪「……だめ、かな?」

舞鶴「いいと思うけど、誰にあげるの?」

初雪「……内緒」

隼鷹「何? チョコ作るの? チョコならチョコレートボンボンみたいなのがいいなぁ」

初雪「……普通のクッキー作るんだけど」


☆ツン:デレ=9:1☆


那珂「那珂ちゃんも電波系アイドルとかになろうかな」

呉「……頼むからこれ以上うざったくなるのは勘弁してくれ」

那珂「そんな如何にも私はあなたのこと鬱陶しく思ってます
    みたいな言い方しても本当は那珂ちゃんのこと好きなの知ってるんだからね」

呉「あー、はいはい。そうだね」

那珂「那珂ちゃんが出るテレビは予約するのに?」

呉「あれはあんたが軍の機密情報なんかを喋ってないかをチェックするのにしてるのよ」


☆呉はホンマはええ奴なんやでbyRJ☆


金剛「談話室で那珂が出てる番組をわざと見てるのは
    きっと呉が自分からチャンネル変えたりとかできないからデス」

金剛「だから私が見たい振りをして本当は私が呉に見せてあげてるネ」

呉「そ、そうなんだ……。というか、なんて余計な気遣いを……」

那珂「んふふふ」

金剛「だって呉、那珂の番組の時必死に
    本読んだりしてる振りしてるのに1ページも進んでな痛い痛い痛い!!」

呉「それ以上余計なことを喋るんじゃない!!!」


☆ため息☆


愛宕「それで本当のところはどうなの?」

加賀「何がですか?」

愛宕「ホワイトデーよホワイトデー」

加賀「はあ。そういえばそうでしたね」

愛宕「んもう。そういうの本当に無頓着よね」

愛宕「で? で? 本当は期待してるんじゃないの?」

加賀「……期待。……はあ」

愛宕「ため息!?」


☆待機列☆


熊野「さ、佐世保おおおお!!」

佐世保「どうしたんですか?」

熊野「どうしたのこうしたもないですわ!
    鎮守府の外に大量の女の子が列を作ってますの!!」

雷「ああ、それホワイトデーのプレゼント渡すのに並んでる人よ?」

熊野「そ、そうなんですの!?」

佐世保「一番早い人は一昨日くらいからいましたよ」

熊野「……それ食べ物でしたらもうだめんじゃないんですの?」


☆平然を装って☆


熊野「一昨日からだなんて全然気が付きませんでしたわ……」

佐世保「僕も前を通る度に注意をするんですけど……」

佐世保「どうしても一番に渡すって聞いてくれなくて」

熊野「話したんならそこで渡せばいいのに……」

佐世保「そうも言ったんですが、それじゃあ意味がないって」

熊野「なんというか理解しがたい世界ですわね」




熊野(もし列に男性がいたらどうしましょう……!!!)


☆徹夜組達の死闘☆


雷「まあ、一番は私が渡すんだけどね! ふふん、秘書艦の特権よ!」

熊野「わあ、それはなんというかズルじゃないんですの?」

佐世保「うーん、そうですね。雷はさっき作ってましたし、
      やはり一昨日からいる方には失礼ですよね」

雷「何でさっき作ったって知ってるのよ! もう~!」

佐世保「雷、酷なことを言うようですが……やはり」

雷「うぅ……佐世保の馬鹿ー!」ダッ

熊野「ちょ、どこ行くんですの!?」

雷「待機列!!!」


☆ハッピーホワイトデー☆


提督「えー、本日はー、ホワイトデーではありますがー」

提督「そのお返しとして……焼き肉パーティーを開催しますー」

提督「今回につきましてー、バレンタインにー、
    俺にー、くれた者のみ会費は免除とされますー」

提督「張り切ってお腹を空かせるようにー」



愛宕「……何今の館内放送」

加賀「朝から騒々しいと思ったけれど、気分が高揚してきましたね」

愛宕(焼き肉に目が眩んで個別に
    プレゼント受け取りたいという欲求を忘れてる……)


☆愛に深さなど無い☆


鈴谷「ちょっとー! 提督ーー!」

提督「何だよ、うるさいなあ」

鈴谷「焼き肉パーティーって何さ!
    そんなことならあたしだって提督にあげてたよ!?」

提督「つまり君の俺に対する愛はその程度ってことさ。
    俺はこんなにもお前たちのことを愛しているというのに……」

鈴谷「うわぁ」

提督「露骨に嫌そうな顔をするんじゃないよ」


☆YesカレーNo焼き肉☆


鈴谷「あとね!! どうしてカレーじゃなくて焼き肉なの?」

鈴谷「あたしはそこに対して激おこなんだよ!? 分かる?」

提督「いや分かんねえよ」

鈴谷「……ふぅーん、そうなんだ。ふぅーん、じゃあもういいよ。
    他の鎮守府の娘も呼んじゃうから」

提督「……なんかみんな自力で情報得て普通に来そうだな」

鈴谷「だね」

扶桑「地震よッッッッ」

山城「でかいわッッ」

呉「邪ッ!!ッチェリアアァッ」ドコォ!

金剛「止まったネ...」

RJ「呉が...」

那珂「とめた...」

呉「もう.........心配ないわね」


こんな光景が浮かんだ

時々いるよね頼んでもないのに勝手に書くやつ

前スレ
631 名前:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage] :2014/02/16(日) 10:23:54.49 ID:Ylbkw+1DO
こんな会話が脳裏をよぎった・・・!


榛名「金剛お姉様が変よ・・・」

霧島「連絡取ったの? 変なのはいつものことじゃない」

榛名「いや、なんかこう・・・仏でも張り付いて純日本人になった感じ?」

霧島「ごめん、意味が分からない」

榛名「俗に言うなら某仏とyesの漫画の片方が説法してる感じかしら」

霧島「それ、夕張にしか分からない例えだと思うわよ」

多分これも>>158


☆ロングスピーチ☆


加賀「提督、パーティー開始の挨拶をお願いします」

提督「えー、今日はお日柄もよく絶好の焼き肉日和でございます」

摩耶「早く食わせろー!」

天龍「引っ込め引っ込めー!」

鈴谷「カレーカレー!」

愛宕「……最後のは何のやじなの?」


☆食と戦☆


電「し、司令官さん、加賀お姉ちゃんが食べる手を止めませんが……いいんですか?」

提督「いいのいいの放っておきなさい」

電「赤城さんと食べ比べを始めました」

提督「それは止めなさい」


☆安売り大量購入☆


赤城「もぐもぐもぐ、参加費ならほら、あそこの人たちも払ってないですよ?」

呉「ほら、今日は私の奢りで提督の奢りよ」

提督「おいおいおいおい何してんの君ら。しかも何意味不明な理論ぶっ立ててるの?
    俺が奢りをするという行為はお前の奢りの中になんで含まれてんの?」

扶桑「お肉……食べたくて」

山城「姉様がこう言ってるんだから別に来たっていいじゃない。けち臭いわね!」

扶桑「でもこれ安いお肉で……噛んでたら顎疲れてきちゃった」

提督「もう帰れよ!!」


☆こっちも☆


隼鷹「んふふ、やっぱりビールが合うね!」

舞鶴「ね!」

提督「ね、じゃなくて!! 何してんすかホント」

舞鶴「焼き肉?」

提督「参加費」

舞鶴「美味しいよ!」

提督「参加費ぃぃぃいいい!!」


☆これぞカオス☆


那珂「うわっ、ちょっと誰ー! 焼き肉のタレにカレー混ぜたの!!」

北上「ちわーっす。出前届けに来たよー?」

摩耶「誰だよ頼んだの!」

赤城「はいはいはい!」

雷「はい、佐世保。あーん」

佐世保「あ、ちょっとま、まだ会費を、もぐもぐもぐ」

天龍「待て、俺はまだ扶桑に何もして、まだっていうか……山城そのパイプ椅子降ろせって」

初雪「……提督、桃鉄やろうよ」

提督「参加費ぃぃいいいい!!」


☆※この光景は最終回ではありません☆


龍驤「誰やさっきからうちの胸に肉置く奴!!しばくぞ!!」

佐世保「雷、先に会費を払ってこなくんぐぅ! もぐもぐもぐ」

隼鷹「んひゅふふふ、お姉ちゃんいい乳してるのう~」

愛宕「やだこの酔っぱらい! やーん! 誰かー!」

熊野「誰ですの、ここでわたパチ焼いてるの!」

加賀「それは私の育てたお肉ですよ!」

呉「焼き肉って戦争なのよ? 知らないの?」

摩耶「や、やべえ! 提督が赤字決定を覚悟した瞬間に幼児退行した!」

提督「ばぶうううううう!!(参加費ぃぃぃいいい!!)」


☆だってパーティ終わらない☆


比叡改二「トラップカードオープン! 残念だが、そのタレは姉様のオリジナルだぜ!」

天龍「す、鈴谷!? 鈴谷が何か食わされて倒れたぞ!!」

山城「姉様! 噛みきれないんですか? ほら、私の手にペッて出していいですから!!」

島風「ちくわ大明神」

那珂「那珂ちゃん、歌いまーっす!」

舞鶴「これって何のパーティなの? もぐもぐもぐ」

摩耶「誰だ今の……?」

金剛「テートク! お肉焼けましたよー!」

初雪「……それ下の炭」

提督「どの死に方が一番楽なんだ」


☆なんとか帰宅した


金剛「テートク~~! むっっちゅぅぅ~」

呉「さっさと起きろ……」

金剛「ハッ! 呉? なんで私のベッドに」

呉「違う。よく見ろ。昨日騒いで混乱に乗じてあの馬鹿のベッドに忍び込んで
   そのまんま熟睡してるのを私が運んだんだよ」

金剛「じゃあここは横須賀じゃないデス!?」

呉「そう」

金剛「……でなんで呉は私のベッドにいるです」

呉「あんたが寝ぼけて入ってきたんだろうが」


☆食い過ぎ注意☆


加賀「……」

愛宕「顔色悪いけど大丈夫?」

加賀「……胃もたれです」

愛宕「しょうがないわねえ」

提督「……」

天龍「顔色悪いけど……大丈夫、なわけないか」


☆正体不明☆


電「ルンバが普通の動きしかしなくなって
  歩いてでも追いかけられるのです」

愛宕「……えっと、何か不満なの?」

電「前のルンバには得体の知れないロマンがあったのです」

愛宕「確かに結局招待は得体の知れないものだったけど」


☆テイクアウト☆


初雪「……何食べてるの?」

隼鷹「昨日の奴タッパーに入れて持って帰ってきたからさー」

初雪「……お腹壊しても知らないよ」

隼鷹「大丈夫大丈夫、焼いてあるから!」

初雪「……貧乏性を通り越して泥棒になってる」


☆懺悔☆


提督「ああ、そうだよ」

提督「俺はあのパーティで会費を集めることで
    黒字になり、そしてそのまま俺のポケットマネーにするつもりだった」

提督「プレゼントするつもりが逆に俺がプレゼントされる側になるという……」

提督「そしてそのポケットマネーはゲームや漫画に使おうと……」

提督「ああ、そうさ。俺は汚い大人さ」


北上「懺悔室じゃないんだよね、うち。ほら、ミニラーメン作ったから食べなよ」

提督「……おごり?」

大井「ツケに決まってんじゃない。馬鹿なの?」    


☆お代☆


提督「え、あの……ツケても払える目処はないんだけど」

大井「あ? 舐めてんの?」

提督「いや君らが勝手に出したんじゃん……。分かったよ。身体で払えばいいんだろ?」

北上「わー。 提督、筋肉すごいねー」

大井「何脱いでんのよ!! 馬鹿ァァ!!」バッシャァ

提督「ぎゃああああ!!熱いぃぃぃ!!」


☆そして伝説へ☆


加賀「おかえりなさい提督。あの予算の件で相談が……なんで上裸なんですか」

提督「ハァハァ、あの野郎……大鍋持ってスープぶちまけながら追いかけてきやがって」

愛宕「何したらそうなるのよ」

天龍「うわっ、なんでそんな北上ん所のラーメンの臭いすんだ」

鈴谷「香水でも販売したんじゃない?」

摩耶「すげえいらねえわ」


※ちなみにこの時の出来事がマニアの間で伝説として広まり
  またしても北上ラーメンは無駄に繁盛するのだった。


☆たまに見かける☆


電「着物の女の人がいっぱいいるのです」

愛宕「そういえば卒業式のシーズンなんじゃないかしら?」

提督「卒業式か……。あまり思い出したくないな」

愛宕「どうして?」

提督「壇上で呉に追い掛け回された。本当に殺されかけた」

愛宕「……提督のことだしまた何かしたんでしょ?」

提督「なんかしたっけ?」

愛宕「たぶんそういう所だと思う」


☆腐った部分は取り除けば美味しくいただけますよ☆


熊野「起きなさい鈴谷! なんて汚い部屋なんですの!」

鈴谷「なんで熊野がここにいる訳」

熊野「摩耶さんに電話で聞いたんですわ。鈴谷の様子はどうですの?って」

摩耶「ああ、電話が来たよ。夜中の2時にな」

鈴谷(うわぁ、摩耶すごい怒ってるよ)

熊野「ほらお掃除しますわ。幼馴染がだらしない所を見せてばかりいると
    わたくしの品位まで疑われてしまいますの」

摩耶「ああ、もう疑いは確証に変わってるよ。昨日の夜中の2時の時点でな」


☆お掃除大好き☆


熊野「ふぅ、これで綺麗になりましたわね」

摩耶「……なんでアタシまで手伝わされたんだよ」

鈴谷「……熊野、摩耶の部屋も見てやってよ。ぬいぐるみだらけで汚いから」

摩耶「汚くはねえよ!! みんな綺麗だっつうの!」

熊野「それではお次は摩耶さんのお部屋のお掃除をしてさしあげますわ」

摩耶「てめえ鈴谷、面倒くせえこと言いやがって……」

熊野「鈴谷も行くんですのよ?」

鈴谷「ええ!?」


☆可愛いお部屋で☆


熊野「あの……電ちゃんのお部屋に案内しろとは言ってませんわ」

摩耶「アタシの部屋だよ! 悪かったな可愛い部屋で!!」

熊野「さ、持っていきますから手伝って下さい」

摩耶「は? どこにだよ」

熊野「洗濯機ですわ」

摩耶「アタシのぬいぐるみを殺す気か!」

熊野「……ぬいぐるみは生きていませんわよ?」

摩耶「そうじゃなくてだなぁ」


☆なぞなぞ☆


電「パンはパンでも食べられないパンはなーんだ!」

提督「パンツ!!」

鈴谷「パンツ!!」

摩耶「……く、腐ったパン」

天龍「……」

提督「分かんないの?」

天龍「ちょ、ちょっと待て。もうちょっと考える時間を」


☆無理なものは無理☆


呉「航空戦艦を用いての演習か。うーん、私達には無理そうね」

山城「私達がいるじゃない」

扶桑「そうよ、私、頑張るわ」

呉「じゃあカスガダマ島まで」

扶桑「基地でやる演習じゃないの?」

呉「ええ、そうよ?」

扶桑「断ってもいいかしら?」


☆安心安定☆


提督「朝の7時ってこんなに明るかったっけ」

加賀「もう春も近いということですね」

愛宕「二人の春はいつなのかしらね~」

鈴谷「ねー」

加賀「私はいつでもいいんですけれどね」

提督「? いつでもいいって言ったって4月になったら春にはなるだろ」

愛宕「あーあー、ほんっっともうね」

鈴谷「ねー」


☆欲しい☆


山城「姉様のために人力車を買いたいのだけど、
    そんなもの作ったらまた呉に怒られるし」

天龍「……」

山城「誰かが作ってくれたら……そしてそれを譲ってくれたら」

天龍「……」

山城「それはとっても嬉しいことだと思うの」

天龍「帰れ」


☆よだらー☆


提督「ぐーZzz」

愛宕「あら? こんな机で寝て……風邪引くわよ?」

加賀「よだれまで垂らして……本当に仕方ない人ですね」

加賀「……」

愛宕「その拭いたよだれでどうするの?」

加賀「何のネタ振りですかそれは。何もしません」


☆魚雷☆


舞鶴「いってらっしゃーい」

隼鷹「よーし、今日も張り切って遠征行ってみようか!」

初雪「……ん。頑張る。今日は酒屋にもどこにも寄らないんだからね」

隼鷹「ぎく。……言わない言わない! あ、そうそう。
    ゆっきー(初雪)のためにあたしが代わりに魚雷を……」

初雪「それ一升瓶」

隼鷹「分かったよー。まじめにやるよー」


☆ハハッ、消されたいのかな?☆


電「司令官さん、映画見に行きたいのです」

提督「え? なんの? タイバニ?」

電「タイバ……え? 違うのですっ。アナと雪の女王を見に行きたいのです」

提督「……え? 誰と雪の女王?」

電「アナと? なのです」

提督「誰と?」

電「アナ……なのです」

提督「ごめん、もう一回」

加賀「やめなさい。何考えてるんですかあなたは」

提督「アナたは、ね。加賀も中々やるじゃないか」


☆レリゴ~レリゴ~~☆


加賀「頭にきました」

提督「ご、ごめんごめん。そうプリプリ怒ってるのはよくないぞ」

加賀「誰のせいですか」

提督「そうやって怒ってばかりいると心が凍ってしまうよ。
    雪の女王だけに」

加賀「何もうまくないですのでそのドヤ顔やめていただけますか」


☆完全版☆


提督「さっき本屋行ったら少年エスパーねじめの完全版があったわ」

龍驤「あれ完全版でだしたん? 懐かしいわー」

提督「なんで知ってるんだよ」

龍驤「いやそんなん読んでたとしか言えへんわ」

提督「俺でもぎりぎり知ってるくらいなのに」

龍驤「ふふん、うち漫画は詳しいんやで」

提督「漫画の趣味は渋いって鈴谷が言ってたぞ」


☆普段は事務とかしてるんじゃない?☆


那珂「普段扶桑さんって何してるの?」

龍驤「なんやその如何にも何もしてなさそうな言い方」

那珂「じゃあ知ってるの?」

龍驤「うーん、うちらが遠征や訓練中は絶対と言っていいほどいないし、
    いても必ずと言っていいほど隅っこで見学しとるしなぁ」

那珂「あの姿、体育嫌いな女子高生みたいだよね」

扶桑「私女子高生に見える?」

龍驤「おったんかい」


☆JK☆


那珂「え、っていうかJKに戻りたいの?」

龍驤「うちらの場合戻るって言うんか?」

扶桑「難しいわね」

那珂「でもさー、そんな疲れきった顔したJKいないよ?」

扶桑「そう、那珂は私には無理だって言いたいのね。
    うん、そうよね。私には無理よね。ごめんなさい」

扶桑「どうせ私年増だし、若くもないし、最近なんかお肌が水を弾かなくて」

龍驤「お前はよフォローせえや」

那珂「えっ、なんか超面倒なんだけど」


☆制服☆


呉「は? 学生の頃の制服を貸してくれ?」

扶桑「そう、着てみたいの。だってみんなが否定するから悔しくて」

呉「捨て……た? うーん、覚えてないわ。実家に聞いてみないと」

那珂「おっどろきー。呉もJKJC時代があったのね」

龍驤「まだ分からへんで、女子コングの略かもしれん」

呉「おい」


☆立ち位置☆


佐世保「僕的にはこち亀で言う所の中川さんみたいな、
      そういう立ち位置だと思ってるんですけど」

佐世保「熊野はどう思ってたんですか?」

熊野「い、言える訳ないですわ!!」

雷「私にはあとで教えてくれるんだよね?」

熊野「だ、だめですわ! 雷にはまだ早いんですのよ!」

雷「えー」


☆佐世保鎮守府朝の風景☆


雷「おはよー佐世保!」

佐世保「ええ、おはようございます」

雷「むぅ」

佐世保「……? どうしたんですか?」

雷「せっかく起こしに来たのに起きてたら意味ないじゃない。
   もっと私に頼ってもいいのよ?」

佐世保「ええ、いつも頼りにしてますよ。ありがとうございます」

雷「えへへへ」


☆横須賀鎮守府朝の風景☆


加賀「提督、朝です。起きて下さい」

提督「やだ。あと90分」

加賀「だから昨日の夜あれほどもう寝ましょうって言ったんです」

提督「あと91分~」

加賀「だいたい提督のやっていたゲームだって
    別にあんな時間までやる必要性があったのかというと――

提督「そこで説教始めるのやめてよ」


☆呉鎮守府朝の風景☆


龍驤「那珂ー、朝やでー?」ガチャ

那珂「ハッ!?」ガバァッ

龍驤「なんや!? そ、そんな飛び起きんでも……」

那珂「……。なんだRJかー。呉に叩き起こされるかと思って
    本能的にドアが開いた瞬間に飛び起きちゃったよ」

龍驤「文字通りほんまに叩き起こされるからな」

那珂「ね。朝の訓練、遅刻したら罰もあるし……」


☆舞鶴鎮守府朝の風景☆


舞鶴「くぅー……」

隼鷹「ぐがー……」

初雪「すぴー……」

舞鶴「くぅー……」

隼鷹「ぐがー……」

初雪「……ん。もうちょっとだけ」


☆セカンドアサルト☆


提督「メトロはどうしようもないよな」

初雪「あそこはもうUS側は諦めた方がいい」

提督「極稀に押し返すんだが、その時の気持ちよさったらないよな」

初雪「それは分かる。基本グレポン祭りだから」

提督「にしても何で復刻マップにバザーが無いんだ」

初雪「バザーやるんだったらまだメトロの方がいい」


☆古き良き時代☆


隼鷹「熊野を見ていると、何か昔の自分を思い出すよ」

熊野「どういうことですの? あぁ……そういうことですの」

隼鷹(昔の自分はあんな感じのお嬢様気取ってたなぁー)

熊野(なるほど。この人もこっち側の人なんですのね)


舞鶴「……面白いから放っておこう」


☆暖かくなってきたので☆


山城「姉様でも出来る簡単なスポーツって何かある?」

金剛「……ないデース」

山城「そんな……。もう少し考えても」

龍驤「いやスポーツの時点で無理やろ」

山城「ほら、あまり体力のいらないのって何かあるんじゃないかと思って」

金剛「……うーん、テーブルテニスとかどうデス?」

龍驤「あれって結構ガチでやると疲れんで?」

山城「そんなガチを求めてる訳がないでしょ?」


☆お手頃スポーツ☆


那珂「じゃあゴルフは? 打つだけじゃん?」

龍驤「打ちっぱなしならせやけど、コース出たら全部回れんやろ」

山城「移動は私が人力車で移動させるから大丈夫」

龍驤「そんなんで移動してたら出禁になるわ」


☆投げる系☆


金剛「ボウリング!」

山城「球が持てないんじゃないかしら……」

那珂「フリスビー!」

龍驤「犬か! 投げたの誰が取ってくんねん」

那珂「……山城さんが。じゃなくて普通にキャッチボールみたいに投げ合えば?」

山城「姉様に投げて取れなかったらきっと姉様悲しむわ」

龍驤「ほんっっまに面倒な奴やな!」


☆たどり着いた答え☆


金剛「投げるものが重いのはダメ」

龍驤「動くものはダメ」

山城「重いのを持つのも振るのもダメ」

那珂「ダーツなんてどう?」

金剛「軽くて大して力もいらない投げるだけ……」

山城「いけるかもしれないわ!」

龍驤「スポーツなのかとかはもうこの際どうでもええわな」

那珂「さっそくやらせよう!」


☆やらせてみた☆


山城「とりあえず真ん中を狙ってみてはどうですか?」

扶桑「えい」

那珂「おお! 一番心配だった届かないかもしれないをクリアしたよ!」

龍驤「ほんまや! これはいけるで!」

山城「三本投げたら投げたのを抜いて戻ってきて下さい」

扶桑「ええ、分かったわ。……ん。ん?」


龍驤「抜けない……だと?」


※結局山城が矢を取る係をずっとやった


☆扶桑目線はいい妹☆


扶桑「今日はありがとうみんな。でもどうして急に?」

山城「姉様いつもお部屋で本ばかり読んでるから
    たまには外に出て身体を動かしたほうがいいと思って」

(※外の移動は山城の人力車)

扶桑「ありがとう。本当にとても楽しかったわ」

那珂「えへへ、やったね!」

龍驤「せやな」




後日、右腕だけ筋肉痛になり扶桑は寝込みました。


☆前にもおんなじミスをしたような☆


提督「……」

加賀「どうしたんですか」

提督「いや、どうも安価を取りに行くのに息巻いて”今だ!”と
    行ったのはいいがその勢いのせいで酉を外し忘れたんだよ」

加賀「はあ。なんのことだかさっぱりです」

提督「でしょうね! 今俺も気がついたからな」


☆コス☆


提督「……比叡ってもしかしてさやかちゃんタイプかな」

鈴谷「あたしってほんとバカ?」

提督「そう。なんというか自爆型だよね」

鈴谷「コスプレしたら似合うんじゃない?」

提督「普段からコスプレみたいなもんなのに?」

鈴谷「そんなこと言ったらキリがないよ」


☆暇人☆


赤城「この体になってからの私ですか?」

赤城「ふふ、足の小指をぶつけなくて済んだことですかね。一番のいいところは」

赤城「困ってることですか? 生命保険が自分で受け取れないことですかね」

赤城「死んだから頂戴って言っても”何言ってんだこいつ”みたいな顔されるばかりで」


加賀「なんですかこの意味不明なインタビュー映像風のビデオは」

赤城「暇だから……つい」


☆19年☆


提督「今日はサリンから19年……」

加賀「震災の時とは違ってこちらは記憶にないという方が
    ぐっと増えているかと思います」

愛宕「でもそれが許したということにはならないわけで」

天龍「ああ。同じような事件が二度起きないためにも
    俺達や警察がちゃんといる訳だしな」

電「電も頑張ってこの街を護るのです!」


☆MGSV☆


加賀「これ見つかったらいけないんですよね?」

提督「……うん」

加賀「さっきからすごい見つかってますけど」

提督「その度囲まれてボコボコにされてるよね」

加賀「この人も大変ですね、提督のせいで」


☆ ! ☆


提督「な、なんてことだ。従来のランボープレイが通用しねえ……」

加賀「ふっ、所詮は提督には隠密行動だなんて向いてないんですよ」

提督「お前今鼻で笑ったな!?」

加賀「島風を救出しに行った際にだって見つかりそうになったのは全部提督のせいですし」

提督「ぐぬぬ。カズが目的地に迎えしかヒントくれないのがいけないんだ!
    お前は役立たずのカーナビか!!」


☆っぽいぱい☆


鈴谷「あたしはね、おっぱいのことをオッパイと表記する奴を絶対に認めないよ」

摩耶「なんだよ急に」

鈴谷「やっぱりおっぱいはおっぱいって書かないとそれっぽくないよね」

摩耶「っぽいとかっぽくないとかよく分からん」


☆春分☆


鈴谷「春分の日! 否! カレーだよね!」

天龍「いや違うだろ」

鈴谷「そもそも何する日かさっぱりじゃん」

天龍「うーん、今日から春ですよっていう日、目印みたいな日を勝手にイメージしてたな」

鈴谷「何それ馬鹿っぽい」

天龍「おい」


☆飛べよおおおおお☆


提督「……うむ。個人的にシュタゲをずっとやったあとだからか」

提督「色んなルートを模索しながらターゲットを救出しようとする所が被って」

加賀「それは提督がゲームオーバーになりまくるのが原因かと」

提督「どのルートを通ってもパスか俺が死ぬα世界線(ゲームオーバー)から
    なんとか生き残って脱出することができるβ世界線へと」

提督「完全にタイムリーパーだったな」

加賀「完全に下手糞だっただけです」


☆組み込まれ組み込まれ組み込まれてる☆


赤城「……」

電「ルンバいるかなぁ~。はっ!? あ、赤城お姉ちゃん、そこで何やってるのです?」

赤城「何してると思う? 壁から右半身だけ透けさせて何してると思う?」

電「……。あっ! わかったのです! エジプトとかの壁画ごっこなのです!」

赤城「ふふ、賢い子ね。でもエジプトの壁画は顔は横だけど身体は正面を向いてるのよ」

赤城「正解は!! レンガとして壁に組み込まれたソフトンごっこでした!」

電「正解を聞いても電には分からなかったのです」


☆あーんスト様☆


提督「相模鉄道でストライキ!!
    便乗するしかねえぜ! このビッグウェーブ!」

加賀「で、どう便乗するんですか?」

提督「俺はもうお仕事なんてするもんか! あばよゥ!」

ガチャガチャガチャ


提督「あ、あれ? 執務室のドアが開かな……ハッ!?」

提督「嘘だろ……溶接されてやがる」

加賀「今夜は二人きりですね」

提督「その言葉がこれほどまでにロマンチックじゃないと思ったのは初めてだよ」


☆隣のあたご☆


愛宕「んん? うーん」

天龍「おい、そんな部屋の隅っこで何してんだ?」

愛宕「隣の執務室でさっきから二人が楽しそうに騒いでるのよ」

天龍「騒いでるのはいつものことじゃねえか? ってかそれ集音器だろ?
    どっから持ってきたんだよ……」

愛宕「だってだってあの二人ったらいつまで経ってもあのまんまだし
    全然進展ないしじれったくて、これが聞かずにはいられますかって感じよ」

天龍「っていうかもしそれで隣の部屋で事が始まっちまったらどうするんだよ」

愛宕「それはそれで胸熱!」


☆フルーツ晩酌☆


隼鷹「一杯どう~?」

舞鶴「いいよー。何飲むの?」

隼鷹「ふふん、仕入れたフルーツビールなんてどう?
    ビールっぽくない甘いビールなんだけど」

舞鶴「何味?」

隼鷹「ピーチ!」

舞鶴「いいねー」


☆心配ごと☆


初雪「……お酒?」

隼鷹「うぇへへ、そうそう」

初雪「ほどほどにしないとだめだよ?」

舞鶴「うん、私がついてるから大丈夫だよー」

初雪「余計心配だよ」


お疲れ様です。


速報ですが、海外の話、なくなりました。
とは言ってもそれってやばいんじゃね?とかってことは別にないのでご心配なく。


これまでと同様に書いていきます。
散々騒いだくせにホントすみません。

という訳で今後も続けていきますがそれでもいいと、
お付き合いいただける方はお付き合い下さい。


☆モテ王☆


電「司令官さんの小さいコロの夢ってなんでした?」

提督「プリキュアの戦士になることだったな」

加賀「何平気で嘘ついてるんですか」

提督「なんだったかな? もてもてハーレム王国を作ることかな」

加賀「……」

提督「なんでそんな怖い顔するんだよ」


☆建国☆


提督「加賀にハーレム王国を作りたいって言ったらめっちゃ怒られた」

天龍「だろうな」

提督「怒られたってことを愛宕に言ったらもっと怒られた」

天龍「……だろうな」

提督「まさかお前も!!」

天龍「俺は正直どうでもいいし、ハーレム王国に入るつもりはないからな」

提督「……お前まさか俺のハーレム王国に対向する天龍ハーレム王国を作るつもりか!?」

天龍「違うわ!!」


☆選抜☆


提督「春の選抜が始まってしまったな」

加賀「もうそんな時期なんですね」

提督「という訳でキャッチボールに行くぞ……ってなんで既にグローブつけてるんだ」

加賀「あなたの考えは全てお見通しです。さ、行きますよ」

提督「今日はやけにノリノリだね」


☆ねんどろいど化☆


比叡「はい、という訳でこれが加賀さんの原型になります。可愛いじゃないですか!」

加賀「何故私なんですか」

比叡「密かな人気ですよ。上の方達にも加賀さんは絶大的な人気があります」

比叡「上層部の人は皆言っていますよ。”あいつさえ居なければうちに引きこむのに”って」

加賀「あいつって……提督のことですか?」

比叡「かもしれないですね!」

提督「ヒェェー! 消されるー!」


☆必殺仕置人☆


加賀「上の方達には少しお仕置きが必要なようですね。赤城さん!」

赤城「ふふん、私に任せて下さい。姿を消しながら私がラップを披露する」

赤城「新必殺技、ラップ現象をお見舞いしてあげますよ。YO!YO!」

加賀「……赤城さんに頼もうと思った私が間違いでしたね」

長年連れ添った仲の良い正規空母がいて
「片方が先に死んだら、さみしくないように壁に擬装を埋めよう」
と言い交わしていた。
しばらくして、赤城さんが先に死んだ。
加賀さんは悲しみ、約束通り赤城さんの擬装を壁に埋めた。
すると、ことある事に壁の中から「加賀さん、加賀さん…」と赤城さんの呼ぶ声がする
加賀さんはその声に「はい、私はここにいますよ」と答えていたが。
ある日、どうしても用事で出なくてはいけなくなったので鎮守府の若い提督に、留守番を頼んだ。
提督が留守番をしていると、壁の中から赤城さんの声がする

「加賀さん、加賀さん…」
提督は答えた。
「はいはい、加賀さんはここにいるよ」
最初のうちは答えていた。
けれどしかし、赤城さんの声はなんどもなんども呼んでくる。
「加賀さん、加賀さん…」
やがて、提督は耐えきれなくなって叫んだ。
「うっせえ! 加賀さんはいねーよ!」
すると、壁の中から鬼の形相をした正規空母が現れ、「加賀さんはどこだあ!」と叫んだ。

すると突然、まばゆいばかりのスポットライトが飛び出した赤城さんを映し出す
「KA-GA-SA-Nは」「どこだ!」鎮守府に赤城さんの声が響く
詰め掛けた上層部は赤城さんの久々のステージに期待で爆発しそうだ
今晩も伝説のリリックが聴ける。ストリート生まれヒップホップ育ち。本物のラップが聴けるのだ
キャップを斜めに被りオーバーサイズのTシャツをきた加賀さんがターンテーブルをいじりながら目で赤城さんに合図する
重たいサウンドがスピーカーから響く。ショウの始まりだ

「 ここでTOUJO! 私がONRYO! 鬼のKU-BO! 赤城SANJYO! 
 違法なKENZO! 加賀さんTOUSO! 壁から私が呼ぶGENCHO!
 (ドゥ~ン ドゥンドゥンドゥ~ン キュワキャキャキャッキャキュワキャ!)
 ボーキ減少! 燃費上昇! 大破で大変! 食事の時間!
冷たい世間を生き抜き! 食い過ぎで飯抜き!
どこだKA-GA-SA-N資材MONDAI! そんな毎日リアルなSONZAI!
 SAY HO!(HO!) SAY HO HO HO HO!」
加賀さんのプレイも好調だ。上層部の熱狂はこわいくらいだ
まだ俺らの時代は始まったばかりだ、そんなメッセージがマシンガンのようにばあさんの口から飛び出していく
本物のヒップホップ。それがここにあるのだ


☆キービジュ公開☆


赤城「……私いいのかしら」

提督「何が」

加賀「何がですか」

赤城「私死んでいるんだけど、キービジュアルも出てて、アニメ出れるんですか?」

加賀「さあ?」

提督「ま、まあみんな可愛かったよな」


☆GOD☆


提督「ゴッドになるの意外とすんなりなったな」

鈴谷「あー、あたしあの優しいブウが好き」

天龍「いやあやっぱりベジータだろ」

提督「っていうかこの新作の18号可愛すぎるだろやべえわ」

天龍「なんか加賀に似てるよな18号って」

提督「全然違うだろ」

鈴谷「でもなんか言いたいことは分かる」


☆ウィアーメガネブゥ~☆


提督「これつけてみて」

加賀「……眼鏡? 私視力は相当良い方ですが」

提督「ああ、それくらい知っている。常人の二倍あるからな。それは度入ってないよ」

加賀「人を宇宙人みたいに言わないでください」

提督「しかしだなぁ。いいか? 眼鏡というのはつけるだけで世界が変わるんるん」

加賀「はあ。そういうことなら」スッ

提督「眼鏡最高! 素晴らしい。うん。素晴らしい」

加賀「……。これ貰ってもいいですか?」


☆リングじゃない☆


電「今、加賀お姉ちゃん、司令官さんから何か貰ってたのです……」

電「もしかしたら指輪かもしれないのです」

電「加賀お姉ちゃん加賀お姉ちゃん!」

加賀「……? どうしたの?」

電「やりましたね!」

加賀「……? ええ、やりました……ね?」


☆愛され那珂ちゃん☆


那珂「最近ファンのプレゼントに嫌がらせみたいなのが増えた気がするの」

龍驤「いじられキャラは愛されキャラとも言うんやで。それくらいええやんか」

那珂「よくないよー! 那珂ちゃんのハートはガラスよりも脆い
    スーパーデリケートなんだからね!?」

龍驤「お前のハートがスーパーデリケートやったらうちは宇宙一や」

那珂「まあRJは確かにデリケートゾーンつんつるてんだけどさあ」

龍驤「うっっさいわボケェ!! 何の話をいきなりしてんねん」


☆噂をすれば何とやら☆


那珂「じゃあ龍驤のために仲間を探そうよ」

龍驤「余計なお世話すぎるわ」

那珂「雷電姉妹は生えてないでしょ?」

龍驤「知らんって」

那珂「舞鶴さんも生えてないんじゃない?」

龍驤「ああ見えても呉より年上やからそれはないやろ」

舞鶴「そんなことないよー?」

那珂・龍驤「うわぁああ! でたああああ!!」


☆ロリ鶴先輩マジぱねえっす☆


舞鶴「酷いなー。人を化け物みたいに」

那珂「え、ってか生えてないの?」

舞鶴「ふふん、どうでしょうねー?」

龍驤「遠い所からご苦労さん、ちょっと汗でも流してったらええんとちゃいます?」

舞鶴「何て丸わかりな作戦なんだい」

那珂「やっぱりロリ鶴先輩生えてないんすか!?」

舞鶴「君らにはやっぱり呉式のお仕置きの方が合ってるのかなぁ?」


☆罪と罰、ロリとゴリ☆


呉「何してるんですか」

舞鶴「呉。ちょうどいい所に。彼女達が無礼なもんだから呉流の仕置をしたんだ」

那珂「痛いーー! アイドルの頭殴ったーー!」

龍驤「呉ぇ! なんとか言ったってや! この舞ババア先輩に!」

舞鶴「もしかして君達、舞(ロリ)鶴(ババア)って読んでるのか!?」

呉「全く……本当にしょうがないわね。でも先輩。
   私のお仕置きはそんなんじゃないですよ。もっと相手を殺す勢いで」

舞鶴「なるほど。ではお手本を」

那珂・龍驤「嫌ぁぁぁああ!」


☆化粧☆


雷「お化粧ってどうやってするの?」

熊野「練習するしかないですわ。でもわたくしもあまり上手ではないんですの」

佐世保「化粧してみたいんですか? 雷の年齢ではしない方が可愛らしいと思いますよ」

雷「分かった! お化粧はまたおっきくなったらするね!」

佐世保「大きな式典に出る際には僕がやってあげますので安心してください」

雷「はーい!」

熊野「さすがは佐世保ね。本当に何でも出来……なんで出来るんですの?」


☆レンズの向こう側へ☆


天龍「その眼鏡どうしたんだ?」

加賀「提督にいただきました」

天龍「ほう……あいつがねえ。にしても眼鏡で良かったのか?」

加賀「何がですか?」

天龍「もっとこう……あんだろ? 欲しいもんがさ」

加賀「? いえ、特に何も」

天龍「ああ、いやいいんだ。加賀がそういうならよ。
    なんていうか似たもの同士なのかもな」


☆横綱☆


天龍「またモンゴル人が横綱になったな」

提督「ぱっと見モンゴル人って分かんなかったけどな」

加賀「天龍は反対派ですか?」

天龍「モンゴル人が強い相撲をってことか?」

加賀「はい」

天龍「そんなことはねえさ。日本伝統の競技に外国人が参加してくれるってのは
    すげえいいことだと思うぜ? それに日本人が弱いってだけだし」

天龍「漢字は違うが同じ竜がつく者同士、これからも頑張って欲しいってもんよ」


☆シンフォニックメタル☆


那珂「ねえねえ呉はどんな音楽に興味があるのー?」

金剛「呉はなんとかメタルが本当は好きだった気がするネ」

那珂「何それ」

金剛「でも最近は那珂の曲も聞いてるみたいデス」

那珂「んふふふ、それは知ってる♪」


☆何かくれ☆


加賀「やりました」

金剛「……その眼鏡。何デス」

加賀「提督にいただきました」

金剛「……私もテートクに何か貰いたいデース!!」

提督「え? 何かって何?」

金剛「できれば指輪がいいネ」

加賀「そこは譲りません」


☆お風呂あがり☆


愛宕「んん~~」

電「んん~~?」

愛宕「あら? どうしたの?」

電「えっと、お風呂あがりのストレッチしてるのを真似したら
   愛宕お姉ちゃんみたいになれるかなぁって」

愛宕「ふふふ。じゃあ一緒にやりましょー?」


☆過去の栄光☆


提督「俺も昔はお外を駆けまわっていた頃があったんだ」

加賀「はあ」

提督「え? 何信じてないの?」

加賀「信じていますよ」

提督「今からお外行ってきていい?」

加賀「だめです。これから行く所なんてどうせ北上ラーメンしかない癖に」

提督「ぐ……ぐぬぬ。一緒に行く?」

加賀「お仕事終えたら行きましょう」


☆お前は客にぶっ掛けてればいいんだよ!☆


大井「北上さん、これ新メニューなんだけど」

北上「うわあ、美味しそう。でもこれ……」

大井「うん、オムライス」

北上「うちラーメン屋なんだけど」

大井「でも女子高生とか結構来るしこういうのも」

北上「いやあ、みんなラーメン食べに来てると思うよ?」


☆それを見てどうする☆


佐世保「あれ? この書類……」

熊野「わたくしが片付けておきましたわ。何か不備がありました?」

佐世保「いえ、助かりましたよ。ありがとうございます」

熊野「べ、別に勘違いしないでいただけます?
    佐世保のためにやったわけじゃないんですのよ」

佐世保「え? そうなんですか……。すみません」

熊野「あ、いえ……」

熊野(仕事なんかしてないで早く提督のことでも考えてくれないかしら)


☆新規参入☆


鈴谷「うわっ、おっきい袋どうしたの?」

摩耶「ゲーセンで取ったぬいぐるみ!」

鈴谷「嬉しそうな所悪いけどまた提督に怒られるよー?」

摩耶「それが分かんねえんだよなぁ。こんなに可愛いのに」

鈴谷「まあ摩耶がそう言うならいいんじゃない?」

摩耶「だろ? よろしくな、ジューシーライダー」

鈴谷「……突っ込まないからね?」


☆久しぶりの新作(泣きゲ)☆


天龍「提督ー」ガチャ

提督「ほわっつ!? な、何かな?」

天龍「今、何を隠したんだよ。まあ別にいいけど……それより――」

愛宕「今隠したのってもしかしてこの前買ってきてた
    『H冠湾の授乳作戦~爆乳VS爆乳~』ってエロいゲームでしょ?」

提督「何を言ってるのかワカリマセンネ。天龍の用事って何?」

愛宕「ちょっとー無視ー?爆乳VS爆乳って何か教えてよー」

提督「ちょ、おま、あんまり大っきな声で言うんじゃない!」


☆アルバム☆


龍驤「金剛ー、入るでー?」

金剛「Zzz……」

龍驤「あら? 寝とるし。アルバム? 抱きながら寝とるけど……
    金剛の子供の頃の写真とかあるんかな?」

龍驤「どれどれ……うわっ」

金剛「うーん、RJ? それテートクアルバムネ」

龍驤「なんやこの隠し撮り写真だけのアルバム……」


☆3月下旬☆


提督「ふぅ、なんか先取りしてもう5月病かもしれないわ」

天龍「まだ4月になる前だぞ」

提督「何だよ。年中5月病みたいに言いやがって」

天龍「いや、そう言ってるんだが」

提督「今日はもうおやすみしたい」

天龍「今日も、じゃねえか」


☆RJにチクられた☆


呉「で、何この気持ち悪い写真集」

金剛「気持ち悪くなんか無いデス! まさに愛の結晶ネ」

那珂「怖いよーうちにストーカーがいたなんて~~~」

呉「まあ別に人の趣味をとやかく言うつもりはないけれど……」

那珂「怖いよ~~~、自分の上司がストーカーを容認する人だったなんて~~~」

呉「容認はしていない」


☆花見☆


呉「そうは言われてもねえ……」

天龍「提督はもう二度と自分の主催でパーティなんぞやらんって言ってるし」

呉「それでわざわざお使いよこしてまで言うことかねえ」

天龍「という訳で姉呉の所主催で花見開いてくれよ」

呉「なるほど……まあこの前はそっちが開いたし。……やりましょうか」


☆ススメオトメ(暴走)☆


山城「ふんっ、そうやって花見とかって見せかけて
    酔わせた姉様の蕾の甘い蜜を吸おうって根端なんでしょ!」

天龍「ごめんちょっと何言ってるか分かんない」

山城「そうに違いないわ。汚らわしい……!
    きっと姉様がお花を摘みに行ったそのあとをこっそり付いて行って」

天龍「ちょっと黙ってくんねえかなぁ!!」


☆招待☆


天龍「ってな訳で招待状を貰ってきたぞ」

提督「ほほう、よくやったな。……なんでそんな疲れきった顔してるんだ」

天龍「面倒なのに絡まれてな」

愛宕「心中お察しするわー」

提督「――以下の者を招待する。加賀、愛宕、天龍、鈴谷、摩耶、電。以上」

提督「俺は!?」

加賀「楽しみですね」

提督「俺は!?」


☆わ、忘れてた訳じゃないんだからね!☆


赤城「私もいないんですけど」

加賀「この世に、でしょ」

赤城「おやおや? その生命、誰が護ってあげたのかなぁ~?」

赤城「命の恩人に対してその言い草……本当にいいと思っていらっしゃる?」

加賀「はあ。私は本当に感謝しているんですから
    あまりそういう恩着せがましいことは言わないでください」

赤城「そのリアルトーンの失望した感じ傷つくから……。うん、ごめんね」

加賀「……あなたの場合”一人増えようが対して変わらない”
    というのが通用しないんですよ。馬鹿食いするから」

赤城「やっぱ酷い~!」


☆花見準備☆


呉「ええ、はい。はい。――ええ、それでお願い。それじゃあ」

龍驤「誰と電話してんねん」

山城「お花見の準備をするのに色んな所に掛けあってるみたいよ?」

金剛「呉頑張ってるネ」

扶桑「何だかんだ言ってお花見が楽しみなのよ」

那珂「もう~、お子様なんだからー」

呉「あ、那珂。あんたステージ用意したからもし盛り下がるような真似したら……」

那珂「えっ!? ステージで歌っていい喜びより不安の方が大きいんだけど!」


☆いつかするだろう世界☆


提督「うーん、久しぶりに新三大がいい編集したものやってるね」

加賀「そうですね」

提督「私は感動したよ。さて、引退するか俺も」

加賀「では式の用意をしないといけませんね」

提督「引退式?」

加賀「結婚式ですが?」


☆8%☆


提督「そういえば、増税するけどさあ。
    お店なんかは偉い大変らしいね今の時期」

加賀「値段が変わりますからね」

提督「しかし便乗値上げっていう嫌な単語も登場してしまった訳だが」

加賀「仕方ないですね」

提督「5%に慣れてるから不思議な感覚だよな」


☆エンヤ☆


子供1「あ、極道だ! 極道ー!」

天龍「誰が極道だこら! だいたいお前らガキンチョは
    主役でも何でもねえからいいんだよ!出てこなくても」

子供2「お、おい見ろ! こいつお化け連れてやがる! 幽波紋使いだぁぁあ!」

天龍「は? そんな訳――」

赤城「我が名はマジシャンズ・レッド!」

子供1「おい待て! 俺達にも見えるってことはまさか俺達……」

子供2「うおおお! やべえ! 極道、もしかして極道じゃなくてエンヤ婆だったのか!」

天龍「なわけねーだろ」


☆バドミントン☆


呉「花見の場所取りを龍驤と那珂にお願いしたのにあいつらどこ行ったのよ」

金剛「わざわざ様子見にくるなんて呉も過保護デス」

呉「うるさいわね。で、どこ行ったのよ」

金剛「あっちでミントンやろうミントンって言ってどっか行ったネ」

呉「あいつら……」


☆多額の参加費☆


提督「ういーっす」

呉「なんであんたいるのよ」

提督「何言ってるんだ私は保護者だからな」

摩耶「どっちが保護対象なんだよ全く」

呉「はい、参加費」

提督「え?」

呉「招待されてないあんたは突然来られても困るのよね。
  という訳で参加費払ってくれないと参加できないの」

提督「……お前は酷い奴だなぁ」


☆用意周到☆


提督「お前まさか俺が何かする度に別途で金を取るつもりじゃねえだろうな」

呉「……。さすがにそこまではしないわよ」

天龍「今の間はなんだよ」

呉「っていうか何だかんだ言って用意してるあんたもあんたじゃない」

鈴谷「確かに」

提督「……そうだな。こんなこともあろうかと、と思って用意したが本当にあったとは」

佐世保「先輩っ! 僕も少し負担し雷ちょっと待っミントン? あっ、ちょ


☆鈴熊公式おめでとう☆


比叡「上の方からの伝言でお二人を題材にしたお話を聞きたいとか」

鈴谷「あたしと熊野? なんで?」

比叡「お二人とも各鎮守府で活躍してる身です。
    そのお二人の過去の話なんかを少し聞きたいとのことで」

熊野「まあわたくしはいいですけれど」

鈴谷「ほう。いいんじゃない? まあそんなお固い話はあとにして
    お花見しようよお花見~!」

比叡「ヒェェー! そうですね! お姉様! 私とご一緒にー!」


☆遊んでた二人は……☆


金剛「テートクーー! 私と桜の木の下で愛の杯を交わして欲しいデース!」

加賀「提督、とりあえずこちらに座ってください。私の隣です」

扶桑「ねえ知ってる? 桜の木の下には女の子が眠ってるんだって」

山城「埋められてるの間違いじゃ……」

愛宕「確かにさっき来た時、龍驤と那珂が半分埋められてたわね」

天龍「遊んでた罰らしぞ」


☆開催☆


舞鶴「やっほー遅くなってすまんねー」

隼鷹「まだお酒ある!? ある!?」

鈴谷「あるよー!」

隼鷹「ヒャッッハァァーーー!!」

那珂「私も何か飲みたいーー!」

愛宕「身体半分埋まってるっていうのに元気ねえ……」


☆なんとか飲ませてやりたい☆


鈴谷「姉呉ー! 何飲んでるのー?」

摩耶「オレンジジュースか?」

呉「そうだけど?」

鈴谷「こっちのぶどうジュースも飲みなよ!」

呉「ありが……ん? アルコールの匂いがする。いらない」

鈴谷「えー! なんでバレたの!」

呉「君はいい度胸してるね」


☆埋まったまんま☆


龍驤「なぁー。出してーやー。鶴子ー鶴子引っ張って出してくれー」

舞鶴「誰が鶴子じゃーい」ググググ

龍驤「埋めんといてー! 埋めんといてー!」

那珂「扶桑さんモグモグモグ、あの食べ物持ってきてくれるのは有難いんだけど
    そんなにいっぺんには食べれなモグモグモグ」

扶桑「私こんなに食べれないからたくさん食べれることが羨ましいの」


☆再び帰ってきたカオス空間☆


鈴谷「提督、あの哺乳類嗅覚もやっぱり尋常じゃないですぜ」

提督「やはりそうか。さすが哺乳類最強の雌」

電「まあまあ~、一杯どうぞー?」

北上「ちわーっす。出前届けに来たよー?
    チャーハン油抜きって初めて注文されたけど、本当にこれでいいの?」

那珂「せっかくステージ用意してもらったのに歌えないじゃない!
    もういいここで歌うもん! みんなーいっくよー!」

龍驤「隣でうるさいねんお前! ちょっとー誰か引っこ抜いてー!
    スーパーマリオUSAばりに引っこ抜いてくれー!」


☆花見という名の大宴会☆


熊野「誰ですのこの油抜きチャーハンなんて頼んだの……。
    普通の白飯に細かい具が入っただけじゃな……美味しいけども」

加賀「提督、少し眠くなってきたんじゃないですか。さあ、私の膝に」

愛宕「ちょっと誰か動けない龍驤に無理矢理ヤカンでお酒飲ませてる舞鶴さん止めてー!」

島風「ちくわ大明神」

佐世保「雷、だめですよ。それはお酒です。……ダメです」

金剛「比叡ー! 私はテートクの所に行きたいデース! もう! めっ!おすわり!」

摩耶「おい今の誰だ」


☆裏側☆


北上「お代はどうするのー? え? これ提督のお財布じゃないの? いいの?」

提督「待て離せ加賀! まだ別に眠くなんていでででで! 絞めるな! ぐるじぃい」

舞鶴「ほらー、お口の端っこから溢れてるよー? ちゃんと飲んでー?」

島風「ちくわ大明神」

雷「電、私にもわたパチ頂戴ー! 佐世保がお酒はだめって言うから」

比叡「ヒェェー! 怒ってる姉様も可愛いですよ!」

摩耶「おいあいつ誰だ」


お疲れ様です。
600を超え4ヶ月以上が経過したスレですが
最近スレの速度が早いですね。

継続も決まったことですし、
次の準備を始めようと思っています。


いつもありがとうございます。
今後もだらっと続けていきますので
お付き合い頂ける方はよろしくお願いします。


☆カレー味の☆


鈴谷「摩耶のパンツにちょっとカレーこぼしちゃったら大変なことになった話と
    悪い話、どっちが聞きたい?」

摩耶「なんで前者がいい話みたいな言い方なんだよ。ぶん殴るぞ」

鈴谷「実はこの前カレー食べながら摩耶の部屋で下着物色してたらさあ」

摩耶「おうおうおう、ちょっと待て。色々ツッコミどころが多すぎてとりあえず殴っていいか?」

鈴谷「白いパンツにカレーが溢れちゃってさー。まるでうんk

摩耶「やめろよ!!皆まで言うな!!」


☆ぷんすか電ちゃん☆


電「もうっ! また電のわたパチ食べたのです!?」

提督「す、すまん。つい美味そうで」

電「だったら加賀さんに何か作ってもらったらどうですか?」

提督「何を言い出すんだ君は。それはやめよう」


☆乗ったら飲む羽目に☆


龍驤「二日酔いや……頭痛い」

呉「酒なんか飲むからそうなるのよ」

龍驤「鶴子が飲ませんねんもん。しゃーないやん」

呉「鶴子て……あんたねえ」

龍驤「だいたい呉だってお酒飲めんくせにー」

呉「飲まないだけよ」

龍驤「飲めんくせにーお子ちゃまやなー」

呉「ぐぬぅ……。ふん、そうやって好きに言ってなさい」

龍驤(……チッ。乗ってけえへんなあ)


☆付き添い☆


電「みんなでアナと雪の女王見に行って来たのです!」

天龍「へえ~良かったじゃん。どうだったー? 楽しかったか?」

電「とっても楽しかったのです!」

摩耶「てめえなんで今日遠征入れたんだよ!!ボケが!」

提督「痛え!なんで蹴るんだよ。お前ノリノリで出掛けて行ったじゃん!」


鈴谷(あ、摩耶行きたかったんだ……)


☆穴☆


提督「あいつ何だよ急に怒りだしてよーう」

加賀「誘えば良かったですね。でも任務有線ですし仕方有りません」

提督「え? ああ、みんなでアナとアナの女王見に行ったのか」

愛宕「下ネタ?」

提督「てへぺろ!」

加賀「すこし黙って下さい」

摩耶「鈴谷ー。金出すからもう一回一緒に行ってくれよー」

鈴谷「しょうがないな~」


☆ハハッ消しちゃうぞ☆


提督「何描いてるんだ? 白いトカゲか?」

電「司令官さんは本当に冗談が好きなのです。
  これは昨日見た映画の」

提督「あぁ……アナの女王か」

天龍「お前その略し方そろそろ消されるぞ」


☆知的☆


鈴谷「加賀姉、眼鏡かけると知的度がアップした感じするよね」

加賀「そうですか?」

摩耶「なんか知的度とか言っちゃう時点で
    お前の知的度()が知れちゃうよな」

鈴谷「何をー!ぬいぐるみ一個減ったら眠れなくなる人に言われたくないもんね」

加賀「私も提督が一人減ったら眠れなくなりますよ?」

摩耶「ま、まあそりゃああいつは一人だからな」


☆クール終わりの☆


提督「うおおおん!おおおおん!」

天龍「テレビ見ながらうるせえんだよお前はよぉ」

提督「だ、だってよぉ! キルラキルに感情移入しすぎて涙が止まんねえよぉ」

天龍「そ、そうなのか」

提督「お前そう言えばこの主人公に似てるな。ちょっとコスプレしてみてよ」

天龍「はあ!? そんなん着たらただの変態じゃねえか!」


☆不幸な扶桑に布教☆


山城「姉様? 顔が赤いですけど、もしかして熱でもあるんじゃ」

扶桑「え? ち、違うのよ。ただ読書してただけなの」

山城「読書はいつもしてるじゃないですか」

扶桑「そうね……そうよね。どうせ私は座って本を読んでることしかできないわよね」

山城「そうは言ってないです姉様。今日は何の本を読んでるんですか?」

扶桑「体力を使わないから本を読んでるのが好きなのって話をこの前のお花見の席で
    熊野さんにお話したら気があって本をたくさん貸していただいたの」

扶桑「その中にちょっと変わった本が入ってて……」

山城「……?」


☆帰って来い姉様☆


扶桑「でもこれで男の子の気持ちが理解できれば私も男性にモテるのかしらって」

扶桑「何となくそう思ってちゃんと読んでみたんだけど」

扶桑「男の子同士の友情ってすごいのね……私関心しちゃった」

山城「男海棲艦文庫って……聞いたこともない出版社」

扶桑「また借りようかしら……」

山城「何故かはとても分からないんですが、すごく辞めて下さい」

山城「すごく辞めて下さい」


☆腐パワー☆


熊野「なんですの? わたくしは読書という趣味があったので
    お互いの好きなジャンルの本を貸しあっただけですのよ?」

熊野「そういうあなたはあの本を読んだんですの?」

熊野「読みもしないでわたくしの好きな本を否定するのですか?」

熊野「それはとても野蛮な行為に等しいですわ」

熊野「わたくしが薦める本を読んで少しは心を落ち着かせては如何ですの?」

熊野「これとこれとこれとこれと、あ、あとこれも。
    すごく感動できますしとてもいい作品ですので是非読んで下さい」

熊野「きっとあなたも考えが変わりますわ」





山城「……言いくるめられてしまった……」

龍驤「なんやその大量の本。どないしてん」


☆ラブレター☆


佐世保「雷、中学生とかじゃないんですから報告書の隅っこに
     僕宛の恋文を書くのはだめですよ?」

雷「読んでくれたの? えへへ、恥ずかしいなぁ」

佐世保「そうではなくて、ちゃんと綺麗な便箋に書くのがベストですよ」

熊野「それは果たして本当にベストなんですの?」


☆真に受ける☆


愛宕「ねえねえ、提督のこと見て」

加賀「え? あぁ……また机でうたた寝して」

愛宕「あのままこっくりこっくりしてる所に仰向けで入ってったら
    キスできるんじゃない?」

加賀「……。なるほど」

愛宕「じょ、冗談よ!? 多分やったら思いっきり顔をぶつけるだけになると思う」


☆増刊号☆


提督「いよいよ明日でラストなんだな」

加賀「お昼の顔と言ってもいい番組でしたからね」

提督「増刊号も今日で終わりかー」

鈴谷「今度から始まるのは何なの?」

提督「さあ? 正直結構な重荷だとは思うけどね。
    例えるならば俺のような優秀な人間の跡を継ぐような――

加賀・鈴谷「それはない」


☆どっきり☆


加賀「ふぅ、少し休憩にしようかしら」

赤城「ホントに!?」

加賀「ひゃぅッ!?」ビクゥッ

赤城「あ、ごめんなさい。びっくりさせました?」

加賀「……ええ、本当にね。突然机のから顔出すのやめてください」

赤城「ぷぷ、加賀さんびっくりしすぎると変な声出すんですね」

加賀「塩撒きますよ?」


☆ロシア☆


提督「リプニツカヤたん可愛いぜ」

天龍「あー、若いのにすげえよなぁ」

電「お姉ちゃんが話したことあるって言ってたのです」

提督「ん? 雷のことか?」

電「もう1つ上のお姉ちゃんです」

提督「へえ、そんなの初めて聞いたわ」

加賀「提督、電の面接の時、家族構成までしっかり聞いてましたよ?」

提督「え?そうなの?忘れてた」

天龍「適当だなぁ~おい」


☆帰国☆


提督「当初は電が可愛いもんだからスリーサイズまで聞いたんだが」

天龍「完全にセクハラ面接だな。よくそのまんま入る気になったな」

提督「まあ実際には聞いた瞬間に加賀に追い出されたんだがな」

天龍「じゃあ電を引き入れたのは加賀だったのか」

電「はい。所で、会えるかどうか聞いてみますか?」

提督「まじ?」

電「はい。お姉ちゃんが帰ってきてれば……」


☆読めない☆


提督「お名前は何て言うんだい?」

電「えっと、お姉ちゃんはヴぇ、ヴぇー……えっと、その」

提督「ヤギのモノマネをしろとは言っていないぞー?」

電「響お姉ちゃんなのです」

提督「ヴェ~~」

加賀「今のヤギ語で”加賀と結婚したい”でしょうか」

天龍「そんな訳あるか」


☆ヴェ~☆


提督「そうか。ヴェ~なんちゃらさんのことは多分舞鶴さんが知ってるだろ」

舞鶴「呼んだ?」

提督「だから何でいるんだよ」

舞鶴「君が呼んだからじゃないか。それとも呼んでないの?」

天龍「やだ人間の女の人って怖い」


☆Верный☆


提督「――で、ヴェ~~なんとかって知ってます?」

舞鶴「もしかしてВерныйのことかい?」

電「そうなのです!」

舞鶴「それなら知っているよ。今度うちに来る子だよ」

提督「は?」

電「舞鶴鎮守府に所属するのです?」

舞鶴「そうそう」

提督「可愛い駆逐艦が二人もいるとかズルすぎるだろ!」


☆駆逐艦は最高だぜ!☆


提督「どんな子なのか見に行こうぜ」

電「電も久しぶりに会いたいのです」

舞鶴「しょうがないなぁ~」

提督「そして可愛いのならばうちに連れて帰ろう」

舞鶴「間違えて私を連れて帰らないようにね?」

提督「……………………うん、はい。そっすね」

舞鶴「おやおやおや? そんな態度取っていいのかい?」


☆ヴェ~なんちゃらさん☆


提督「そういえばこっちの鎮守府に来るのは初めてだったな」

Верный「初めまして。君があの大戦を終わらせた英雄か」

提督「初めまして。君があのヴェ~~なんちゃらさんで電の姉の」

Верный「Верныйだ。よろしく」

提督「電が響、響って言ってたけど……」

Верный「確かに元の名前は響だけど、今はВерныйだ」

提督「じゃあ元響だな」

Верный「いやВерныйだ」


☆モト☆


電「響お姉ちゃん久しぶりなのです」

Верный「電か。久しぶり。でも私は今はВерныйだ」

舞鶴「面倒だし響でいいんじゃない? 表記も」

響「いやでも私は……」

提督「あー、やっと読めるようになったな!」

響「……折角もらった名前だったんだが」

提督「まあ気にするなよ元響」

響「そのモト冬樹みたいな呼び方はやめてくれないか」


☆ベル☆


舞鶴「君はうちのベルヌイをいじめに来たの?」

提督「可愛いから持って帰りたい」

加賀「だめです」

響「話の途中で申し訳ないんだが、ヴェールヌイだ」

提督「俺には難しいな」

電「いじめちゃだめなのです!」

響「これが世に聞く日本のいじめというやつだったのか」

舞鶴「愛あるいじりだね!」


☆響をいじり倒したい☆


加賀「……愛?」

提督「睨むな。こっちを睨むんじゃない」

響「そうか。やはり日本は怖い所だな」

電「そんなことないのです! ……っていうか響お姉ちゃんも
   ロシア行くまで日本にいたじゃないですか」

響「それもそうだな。日本はいいところだ」

提督「そうだな。じゃあ元響。横須賀に帰るぞ」

舞鶴「うん、分かった」

提督「あんたはそこにいろよ」


☆ローリヌイ☆


隼鷹「勤務祝いのお酒を飲もう!!」

提督「いいねえ!」

加賀「いや提督は帰りますよ」

響「私はウォッカがいいな」

舞鶴「いや日本のルールにはしたがってもらうよ。
    そこのどう見ても未成年の駆逐艦よ」

提督「どう見ても未成年なのはあなたもなんですけどね」

舞鶴「へへへ」

提督「別に褒めた訳じゃないんだけどなぁ……」


☆どこも大混雑でした☆


天龍「お前ら結局どこ行ってたんだよ」

摩耶「こっちはスーパー並ぶの大変だったんぞ!!」

提督「お釣りで好きなもん買っていいって言ったじゃん」

天龍「鈴谷が全部カレーにつぎ込んだよ!!」

提督「いやカレーは別で買うように言ってあったよね!?」

鈴谷「てへぺろ!」

提督「あー、うん。そりゃあもう俺は知らんわ。
    鈴谷見張ってないお前らが悪いもん」


☆エイプリルフール☆


提督「……本日はエイプリルフール!」

加賀「嘘もほどほどにしてくださいね」

提督「まあ俺ほど嘘で固められた人間はいないからな」

提督「そう、今のも嘘かもしれないし、これも嘘かもしれない」

提督「俺が本当は提督という身分ではないかもしれないし、
    加賀も本当は正規空母じゃないかもしれない」

加賀「いや私は正規空母です。人を巻き込まないでください」

赤城「本当はこの世界なんてなくて誰か一人が
    適当な妄想をいつまでもダラダラ続けているだけかもしれませんよ」

提督「こらー! やめなさい!」


☆提督……とは☆


提督「ふぅ、俺は本当は提督という器には向いていないのかもしれないね」

加賀「それは知ってます」

天龍「それは知ってる」

愛宕「それは知ってる」

摩耶「それは知ってる」

鈴谷「それは知ってる」

提督「そこはそれは嘘だって言ってくれよ!!くっそー!」


☆駆逐艦はインフィニティだぜ!☆


電「えへへ、司令官さんは本当はだめだめなのですっ!」

提督「ゴフッ! い、一瞬本気で傷ついてしまったが……
    え、エイプリルフールなんだよね!?」

電「なのです!」

提督「ふっ、ふふふ、もう一度言ってくれ」

電「司令官さんはダメダメなのです!」

提督「ゴフッ!ガハッ! もっと! MOTTO!MOTTO!」

電「本当に司令官さんはダメダメで全然凄くないのです!」

提督「何かに目覚めてしまったぜ」


☆狙いは☆


雷「エイプリルフールだから佐世保をちょっと驚かせてあげなくちゃ」

雷「プランはこうよ。佐世保がお風呂に入ってる時に脱衣場から声をかけて
   そしてあえて脱いでいる仕草を見せてそれから突撃!
   でも本当は水着着てましたー!」

雷「こんな感じの男性の本能を刺激するドッキリプランよ」

熊野「そうそう上手く行くとは限りませんわよ?」

雷「大丈夫よ、そしてドッキリのあとは佐世保のお背中流してあげるんだからっ」

熊野「……狙いはそれですのね?」


☆ちなみに熊野はただ佐世保の裸を見に来た☆


雷「一緒にお風呂入りましょー? 私が背中流してあげるんだからっ♪」

佐世保「えっ? えっ?」

雷「ふふっ、動揺してる動揺してる。……それーっ!」ガチャッ

佐世保「頭洗ってて見れないんですけど……その足音、雷ですか?
     何かあったんですか?」

雷「……えっ、佐世保ってこんなムキムキだったの……?」

熊野「いやどこに食いついてるんですの。そこじゃなくて
    突っ込む場所はシャンプーで目閉じてた所でタイミング悪かったところでしょう?」


☆身体はっていきましょう☆


呉「……」

金剛「……」

扶桑「……」

山城「……」

那珂「おっはよー! あれ? みんな暗い顔してどうしたの?」

龍驤「おう、ほんまおっそいねんお前はー」

那珂「あ、アールジェ……」



那珂(……何か胸に詰めてる)


☆筋これ☆


雷「はあ。どうしよう。佐世保があんな筋肉むきむきマッチョマンだったなんて」

熊野「嫌なんですの?」

雷「ううん。益々好きになっちゃった」

熊野「そうですね。筋肉って素晴らしいものですわよね」

雷「うんうん、そうだよね! 特に佐世保の
  三角筋から上腕二頭筋、上腕三頭筋がすごくって」

熊野「詳しいのね、あなた」


☆言って欲しいのか☆


龍驤「なぁなぁ、こっち見てみ」

金剛「嫌デース!!」

龍驤「なぁ~こっち見てみって」

山城「ごめん、無理」

那珂「いい加減その胸に詰めてるの取れば?
    那珂ちゃんさっきリアクションしてあげたじゃん」

龍驤「うるさいねん! お前のは別にええねん!
    こっちは身体はってんやから何か言えや!」


☆嘘八百☆


加賀「ちなみにエイプリルフールでは嘘は一度しか言ってはいけない、
    または嘘は嘘だと自白しないといけない、などと俗説があります」

提督「へぇ~、まあもうたくさん嘘ついてきたし、
    普段から嘘にまみれてるから別にどうってことないけどね」

天龍「信用は失ったけどな」

提督「またまた~本当は天龍だって俺のことが好きなくせに~」

天龍「あー、今すっごく姉呉の所に移籍したくなった」

提督「本気で言ってるなら止めないが、
    素直に言うと辞めておいた方がいいぞ」

天龍「……だよな」


☆聖なる儀式☆


響「……」

初雪「……何してるの?」

響「うん、毎日この時間はこうやっていないと
  私は飲まれてしまうからね……」

初雪「……? 何に?」

響「危ないっ。それ以上近づくと……危険だ」

初雪(あぁ、エイプリルフールのネタかな?)


☆鈍感共☆


提督「今日は真実しか言ってはいけない告白の日というものらしい」

愛宕「へえ~。加賀さん? 言わなくていいの?」

加賀「……? 何がですか?」

愛宕「あぁ~もう、何だろうなぁ~このお馬鹿コンビ」


☆朝が暖かい☆


加賀「朝です。起きて下さい」

提督「俺はまだ眠る。全部冬のせいにして」

加賀「温め合うんですね。分かりました」

提督「何で脱いでるんだよ。布団に入ってくるんじゃないよ」

加賀「というかもう春ですので冬のせいにされても
    冬がただ困惑するだけです」


☆提督は泣いた☆


鈴谷「あたしってさー、辛辣な顔面第一主義じゃん?」

摩耶「しらねえよ」

鈴谷「そう考えるとやっぱり佐世保さんなんすよねー」

摩耶「でもあれは……」

鈴谷「そうなんだよー!! どうすんのさー!
    しかもファンクラブとかまであるんだよ!?」

摩耶「何? お前あれがマジで好きなの?」

鈴谷「いや別に? まあ、あたしもファン止まりだけどね」


☆新三大でやってた☆


提督「いいなぁ~ゴレンジャーハリケーン」

鈴谷「ゴレンジャーハリケーン!! エロ本!」

提督「やべえそれは引っかかる!」

愛宕「ゴレンジャーハリケーン! 提督!」

提督「なんだよ俺型の爆弾ってことか?」

加賀(それは引っかかってしまうかもしれない……)


☆駆逐艦同士☆


舞鶴「あれ? 響と初雪は?」

隼鷹「しーっ」

舞鶴「あらら、二人してこんなソファで寝ちゃって……」

隼鷹「起こす?」

舞鶴「ベッドに運ぶの手伝ってくれる?」

隼鷹「あいよー」


☆2期楽しみだね☆


提督「え? あの人達ってラブライブ!の出場権を失ったんじゃないの?」

加賀「今のダイジェストではそう言ってましたね」

提督「じゃあもう2期何するか何も分かんないね」

加賀「敗者復活があって本戦復帰とか……でしょうか?」

提督「まっさか~~! そんなんだったらもう廃校覚悟して
    レズってるだけだった桜Trick路線でいいよ」

加賀「これに置き換えるとアイドル活動を最後の期間だけやって
    思い出づくりをする……ということですか?」

提督「そうだね。それでいいよ」


☆悪霊退散☆


赤城「なんだかこの身体になってから雨とか
    じめっとした陰鬱な雰囲気なものとか好きになりました」

加賀「いよいよ悪霊と化してるんですね」

赤城「まあ生きてる人を恨めしいと思ったことはないわ」

加賀「そうなんですか?」

赤城「だって私が命をかけて護った誇りですもの」

加賀「……! 少し見直しました」


☆新メニュー☆


提督「北上ラーメン1つ」

北上「あいよー」

提督「ところであいつは何をしてるんだ?」

北上「大井っちは新メニューの開発だよ? 食べさせてもらう?」

提督「いや結構だよ。なんであんなに大量のねるねるねるねを
    高速で練ってるんだよ……何作ってんだよ」


☆ロシア式、刑罰☆


初雪「向こうでは何をしてたの?」

響「こっちと何も変わらない。訓練して戦いに備えているだけだった」

初雪「そっか。やっぱり寒かった?」

響「そうだね。寒い中でやるWHITE BREATHの刑が苦痛でね……」

舞鶴「何それ……」

響「極寒の地でWHITE BREATHのPVのモノマネをするのさ」


☆冬のせいにして☆


響「ちなみにフルコーラスで歌いきらないといけない」

舞鶴「辛い以前に普通に恥ずかしいな」

響「最後の方は刑罰の意味が無くなるほど
  人気の一大行事になっていて軍歌にしようって動きがあったほどだ」

初雪「なんだか楽しそうだね」

舞鶴「呉とかにやらせたいな~。ふふふ」

初雪(あ……すごい悪い顔してる)


☆今月の+☆


提督「今月のPS+ではクラッシュ、サルゲッチュ、スパイロとか
    なんだこのキャラゲーの中でも伝説級だったものたち……!」

鈴谷「へえ~なんだか懐かしい名前ばかりだね」

天龍「どれも現在までは残ってない奴ばかりだな」

提督「お? なんだ? 喧嘩売ってんのか?」

天龍「何でそうなるんだよ……」


☆昔は助けるだけだった☆


提督「クラッシュやるの疲れた……」

加賀「……はぁ。さっきから同じ所で死んでばっかりいますが?」

提督「仕方ないだろう……箱が全部壊せないんだよ」

加賀「目の前のことに囚われすぎて本質を忘れていますよ」

提督「なんで今普通に説教されたんだよ俺は」


☆それを人はエロゲと呼ぶ☆


金剛「テートクは何が好きデス?」

愛宕「えーっと、女の子と遊んだり、エッチなことしたり……」

金剛「それって加賀のことデス?」

愛宕「違うわよー?」

金剛「加賀に私以外のライバルがいたなんて知らなかったネ」


愛宕(まぁ現実に存在する訳じゃないんだけどねー)


☆お風呂あがり☆


鈴谷「摩耶ー、お風呂あがりのアイス食べようよアイス~~」

摩耶「お風呂あがりはお前だけだろうが。アタシはまだ入ってねえよ」

鈴谷「えー? 入ったばかりだよ?しょうがないなぁ~」

摩耶「誰も一緒に入ってくれとは頼んでねえよ」


☆ノリツッコミ☆


摩耶「で、なんだよこのアイス……何味だ?」

鈴谷「食べてみれば分かるよ。ヒントは”カ”から始まる」

摩耶「あぁ、カボチャか! パンプキン系の奴、結構好きなんだよなー」

摩耶「いただきまーす。……ってカレーじゃねえか!」

摩耶「くっそ不味いアイス食わせやがって!ふざけんな!」

鈴谷「ほほほ、お主ノリノリでござるなぁ~」


☆スターアカギクルセイダーズ☆


提督「俺は悪霊に取り憑かれているようだ……」

提督「だからここから出ない」

加賀「いいからさっさと出てきてください」

提督「俺のこの悪霊は……」

赤城「私だ」

加賀「あなたが悪霊もどきなのは知っています」


☆もしオラ☆


赤城「オラオラオラオラオラオラオラオラ」モグモグモグモグ

加賀「そのボーキサイトは私のです……」ゴゴゴゴゴゴ

提督「お前ら……喧嘩は外でやれよ?」

愛宕「何? また喧嘩?」

赤城「まあ仲良しですから」モグモグモグモグ

加賀「その箸を早く止めなさい……」ゴゴゴゴゴゴ


☆食べる専門☆


響「今日の昼食はボルシチだ」

初雪「……美味しい」

舞鶴「いつも私と初雪で交代しながらご飯担当してたから人手が増えて助かるよ」

隼鷹「あたしは生まれた時から食べる専門だったからねー」

舞鶴「お嬢様時代はいいけど、ホームレス時代はどうしてたの?」

隼鷹「……食べる専門だったかな~」

初雪「深くは追求しないでおくよ」




その1くらいから育て始めてようやく納得できる所まで来た記念に。
だからと言って書くの辞める訳じゃないし、
ちょっと電が高い気もするが再現してみたよ。
運良く演習であたったら容赦なくボコってやって下さい。





☆通ずる物がある☆


佐世保「先輩のところの加賀さんが先ほどレベル99になったらしい」

熊野「……そうですの。でしたらもう間近なんですわね」

佐世保「どうして熊野が寂しそうなんですか?」

熊野「あ、あなたこそ!」

佐世保「……」

熊野「むぅ」

佐世保「これ以上は辞めましょうか」

熊野「そうですわね」



雷「……! 何か通じあっててずるい!」


☆アニメ化おめ☆


提督「キターーーーーーーーーーッッ!!」

愛宕「何? どうしたの?」

提督「イェェェーイ! やったぜ愛宕ぉおお!」

愛宕「……え?え? 何が?」

提督「Foooooooo!! パイターッチ! イェェェーイ!!」ぽにゅん

スパァンッ!!

提督「ひでぶっ!!」


☆鬼より怖い☆


提督「……はい、すいませんでした」

愛宕「えー? 聞こえなーい。テンション上がってつい今なら行けると思ったですって?
    いけるわけないでしょーー?」

提督「聞こえてるじゃないっすか」

愛宕「誰が私語をしていいって言ったの?」

提督「ごめんなぱい」

愛宕「加賀さーーーん!!ちょっとこっち来てーー!」

提督「いやああああああ! それだけは!! それだけはやめてくださいいいいい!」


☆ゴリゴリ星人☆


那珂「那珂ちゃんも何とか星からやってきたーとか電波系になってみようかなー」

呉「アホみたいだからやめて。うちの品位が損なわれるような真似はしないで」

那珂「ゴリゴリ星からきた呉のせいでそれはもう手遅れだと思うよ?」

龍驤「お前そんなん言うたらまるで生まれた時からゴリゴリやったみたいやん。
    
龍驤「せやかて呉ですら幼少期はキャッキャウフフでフリフリの服来て
    元気に走りまわっとったかもしれ、ぷぷぷ……あかんわろてもうた」

呉「そうね。じゃあゴリゴリ星人の本気を見せてあげるわ。
   二人共、今から生き残るのに必要な物を武器庫から好きなだけ持ってらっしゃい?」

那珂・龍驤「ひいいいいい!!!」


☆ウサ耳☆


電「前々から思ってたのですが……」

天龍「ん?どした?」

電「天龍お姉ちゃんうさぎ耳みたいで可愛いのです! 電もそういうの欲しいのです……」

天龍「……え? そうか? なんか嬉しいような嬉しくないような」

天龍「これでも昔は鬼みたいだって怖れられたんだぞ?」

電「でも可愛いのです!」


☆お悩み☆


舞鶴「あれ? ベル子は? お、いたいた」

響「ベル子ってもしかして私のことか?

舞鶴「そうそう。ヴェールヌイだからベル子」

隼鷹「お、ベルにゃんお使い行くのー? あたしにも
    響買ってきてよ響。お酒の方の」

響「……最近みんなВерныйってちゃんと呼んでくれないなぁ」


☆お姉さん系RJ☆


龍驤「――で、うちの所来たっちゅうわけやな?」

響「うん。舞鶴さんがそういう悩みならこの人に聞きなって言ってた」

龍驤「うちも一部の人間からはちゃんと呼ばれんからなぁ」

響「どうしたらいい?」

龍驤「ええか? 気にしたら負けや。明らかに違う名前で呼ばれてる訳やない。
    その分、自分のがまだましってことや!」

響「ありがとうピザ屋さん」

龍驤「おう喧嘩売っとんのかいワレ」


☆雷怖い子☆


愛宕「……ッッ!?」ガタッ

提督「? 雷怖いんだっけ」

電「お姉ちゃんそんなに怖くないですよ?」

愛宕「それは知ってるわよ~。あの子はとっても可愛いわよ?」


☆雷怖ろしい子☆


佐世保「おや? 雷ですね」

雷「きゃー! 佐世保助けてー!」

佐世保「あれ? この前は雷なんて全然平気よ!って言ってませんでした?」

雷「そ、それはあれよ強い女をアピールしたかったの」

佐世保「今日は?」

雷「か弱い女の子をアピールしたい、あっ! もう!何言わせるのよ!」


☆格好いい☆


響「横須賀の天龍さんみたいな眼帯が欲しい」

舞鶴「だめだよ。視力が半分失われるって結構辛いんだよ?」

響「そっか……格好いいのに」

初雪「あれ格好いいよね」

舞鶴「え?そうなの?」



駆逐艦から謎の人気がある天龍だった。


☆今日のハイライト☆


提督「明日の天気はなんだろうなぁ」

加賀「晴れるといいですね」

提督「まあ大丈夫だ。雨降ってたとしても
    雨やめーーー!って言えば止むから」

加賀「ふっ、そんな訳ないじゃないですか」

提督「今鼻で笑ったなぁ~~!?」


☆876☆


提督「あー、モバがアニメ化してよう。愛ちゃんはどうなった愛ちゃんは!」

加賀「なんですか突然」

提督「いいんだけども!嬉しいんだけども!」

提督「いやー他にもまだまだやることがあるよなぁー!」

加賀「それは提督に言えたことじゃないです」


☆広き心の持ち主☆


那珂「ねえねえ、ビッチって具体的にはどういう意味なの?」

金剛「いい意味では使われてないデス」

那珂「そうなんだ……」

龍驤「なんやビッチがどないしたん」

那珂「いや、ファンレターの中のバッシングでそう書いてあって」

龍驤「己はそれでもそれをファンレターよ呼ぶんかい」


☆結婚おめでとう☆


加賀「提督知りませんか?」

愛宕「ううん。どうしたの?」

加賀「いえ、また声優が一人結婚したとかで騒いでいたので
    この期に私達もって言ったら突然姿を消して……」

愛宕「そ、そう……その持ってるの婚姻届?」

加賀「では先を急ぎますので」

愛宕「何やってんだか」


☆3世☆


加賀「提督知りませんか?」

愛宕「あれ? あれ? さっきも聞きに来なかった?」

加賀「もしかして今私が来たんですか?」

愛宕「う、うん」

加賀「なっ……くっ、こういう時はあれですか。そうですか」

加賀「ばかも~ん。奴が提督だ」

愛宕「加賀さんはそんなこと言わないわよ、提督」


☆憧れの☆


響「病院で眼帯もらってきた」シャキーン

舞鶴「こらー、外しなさい~。なんともないでしょうが~」ギリギリギリギリ

響「そ、そんなに引っ張ったら……あ、あぁ~、あぁ!」

舞鶴「てい」

響「はうっ」ぺちーん


☆夜桜☆


提督「ちょっと寒いな。もう春だっていうのに」

加賀「そうですね。でも……ほら、夜桜まだ残ってて良かったですね」

提督「そうだな。ライトアップされたのを見れて良かったよ」

加賀「私も二人で見れて良かったです」

加賀「寒いですね。手繋いでも……?」

提督「そうだな」


☆ダメ男製造機☆


雷「あら? どうしたの提督?そんなに疲れ果てて。せっかく遊びに来たのに」

提督「早朝訓練からいきなり疲れたんだ……助けてくれ」

雷「よしよし、提督は頑張りましたねー。よく出来ました♪」

提督「雷ちゃん~~! うちの鎮守府にどうして来てくれないんだぁぁ!」

雷「ごめんね、でも私には佐世保がいるから……」

提督「うん、知ってる」


☆動揺しすぎてツッコミを間違える摩耶☆


鈴谷「ぐへへ、もう食べられないよ~」

摩耶「なんつー格好で寝てるんだよこいつは」

摩耶「こんなソファでだらしねえなぁ……ったく」

摩耶「おら鈴谷起き――

鈴谷「ん?」

摩耶「あ」

鈴谷「夜這い!?」

摩耶「まだ夕方だよ!」


☆頑張れ姉様☆


金剛「書類のお仕事終わったネ!
    テートクの所に遊びに行ってもいいデス?」

呉「ん、ご苦労さん。勝手になさい」

金剛「Yeah!! 行ってくるネー」

扶桑「……私の書類のお仕事が取られちゃった。
    今日はもう用無しね、私。お部屋で本でも読むからいいのよ」

龍驤「呉、そこは”あんたの分はちゃんと用意してあるわよー”言うて止なあかんやん」

呉「え、だって面倒なんだし、金剛の方が書類仕事だって早いし」


☆姉妹の上下☆


雷「あ、響ー!」

響「雷か。そんなことよりヴェールヌイなんだけど」

雷「え? 響は響でしょ。そんなことよりね、佐世保が――

響「そんなことよりって何さ。そんなことより私はヴェールヌイって名前で

雷「何よもうッ!佐世保のことより大事なことなんてないわよ!」

響「……ごめん」


熊野(あそこの姉妹感の関係って妹の雷の方が上なんですのね)


☆ロシア語って難しい☆


愛宕「で、今度は私のところに相談に来たの?」

響「うん、舐められない姉としての威厳をどうすれば持てるのだろう」

愛宕「そうねー。でも電はそんなこと言わないと思うわよ?」

響「電はまずВерныйの発音が正しく言えない」

愛宕「確かに言えてなかった気がするわ……」


☆喧嘩するほど☆


愛宕「摩耶は私のこと舐めてなんかないもんねー?」

摩耶「愛宕姉は別に舐めてなんかないけど……普通?」

摩耶「っていうかお前も別に舐められてる訳ではないと思うぞ?」

響「そうかな?」

摩耶「ただ言い合いになってもちゃんと言い返してくれるのはいいことだ」

響「そうか! それも仲の良い証拠なのか。ありがとう参考になったよ」


愛宕(摩耶は喧嘩になりそうになっても言い返してこないのは
    あぁ……そういう理由なんだ……)


何かを察してちょっと凹む愛宕だった。


☆今度はこっちが☆


鈴谷「なるほど。摩耶が愛宕姉に対して愛がなく喧嘩もしてくれないと?」

鈴谷「ふふん、この鈴谷にお任せ!」

愛宕「どうしよう話した直後から話す相手間違えた感がすごい」

鈴谷「摩耶ー!」

摩耶「あ? んだよ。愛宕姉もか。何してんだよこんな所で」

鈴谷「ほらほら、お姉ちゃんに大好きって言いなさい」

愛宕「うん、やっぱり間違ってた」


☆やっちまったなぁ☆


摩耶「なんでそうなるんだよ!」

愛宕「摩耶が私とちゃんと喧嘩してくれないから本当は私のこと
    そんなに好きじゃないんじゃって思って……」

鈴谷「さあ、仲直りの印に熱いハグ! もしくはキッスでもいいよ!
    そして最後には鈴谷を褒めて! よく出来ましたって!」

愛宕「ええ、ホント……よくやってくれたわ」

摩耶「ああ、全くだぜ」


☆仲直り(?)☆


摩耶「アタシは愛宕姉のことは好きだし尊敬もしてる」

摩耶「第一……口喧嘩なんかしても勝てないことは分かってるし」

摩耶「殆ど正論しか言わないから図星ですぐに負ける」

摩耶「だからって嫌いな訳じゃないぞ?」

愛宕「摩耶~~~!! 好き好きちゅっちゅっ」

摩耶「やーめーろー!!」


鈴谷「あのーあたしは? あたしのことは放置? ちょっとー!?」


☆走れ扶桑☆


呉「あんた今日は訓練出るの? 出ないの?」

扶桑「今日は私頑張るっ。書類仕事だけが取柄じゃない所を見せてあげるわ」


…………
……



扶桑「とか言っていた数分前の私はどうかしてたわ」

山城「そんなことないですよ姉様! 姉様まだアップのランニング始まって
    グラウンド半周もしてないですよ!」


☆祝リザードン・ソロ参戦☆


提督「……なんでだよ」

鈴谷「何が?」

提督「カメックスとフシギバナはどうしたんだよ!
    どこ置いてきたんだよ! サトシか!?サトシ待遇か!?」

鈴谷「サトシ待遇はピカチュウじゃないの!?」

提督「なんだよゲッコウガってよぉ!
    こちとら金銀で時代が止まってんだよぉ!誰なんだよお前は!」


☆俺はお前でお前は俺で☆


提督「あいつは誰なんだよ……。
    もうむしろ俺は誰なんだよ」

赤城「ふふ、それは私がお答えしてもいいんですか!?」

提督「引っ込め、この妖怪”暴食メタ発言”め」

赤城「酷い! 呪ってやるぅぅ~~」

鈴谷「うわっ、すごい嫌なこと言いながら壁の奥に消えてった!」


☆新グラ可愛い☆


龍驤「じゃーん! どや! イメチェンしたんやでー」

那珂「おお~、可愛いじゃん?」

龍驤「ほんまに? えへへ」

那珂「……えい」ペタ

龍驤「どこ触ってんねんドアホ」

那珂「那珂ちゃん涙出てきた」

龍驤「」


☆負けるなRJ☆


山城「……そうね。可愛いと思うわ」

龍驤「なーなー、こっち見て言うてやー。
    何そんな半田ごて使うことあんねんてー」

山城「今忙しいのよ!! 何!? 可愛くなって何がしたいの!?
    姉様に褒められたいの!? そうなの!?」

龍驤「もう嫌やーー! なんやねん、うちが何したん!?」


☆優しくされたらあいつがまたうるさいから☆


扶桑「どうしたのこんな所で……」

龍驤「扶桑~、みんながうちのイメチェンをなぁ~……ハッ!!」

龍驤「あかん、扶桑はうちに優しくしたらあかんのや!」

扶桑「え? どういうこと?」

龍驤「うちは大丈夫や! 何もあらへん。優しくせんといて~~!」

扶桑「あっ、行っちゃった……」


☆さすが呉の旗艦☆


金剛「RJー! 可愛いデーース!」

龍驤「ほんまか!?」

金剛「RJはもともと可愛いデス!
    でももっと可愛くなったネ!」

龍驤「金剛……。うち今日だけはRJって呼ばれるの認めたるっ」

那珂「RJまだ認めてなかったんだね……」

龍驤「当たり前やろっ!今日だけや!」


☆山小屋飯☆


響「いいなぁ、こういう山小屋の主人とか格好いい」

初雪「そうかなぁ。毎朝大変そうだったじゃん」

響「でも格好いい。私も山小屋行って山小屋飯食べたいなぁ」

隼鷹「山登って山小屋でお金払ってご飯食べるなんて馬鹿らしいじゃん。
    だってそこら中に食べれるものがたくさんあるんだよ?」

初雪「……もし次に山登っても食べちゃダメだからね? 約束して?」


☆グミ☆


提督「グミって食い物は乳首を舐める感覚を養うために
    生まれた食べ物だとか何とかって……昔トリビアでやってた」

愛宕「またそんなどうでもいいことばっかり覚えてて」

提督「だからさ、電車とか学校でもグミ食ってる女がいるとするだろ?」

愛宕「まあお菓子好きな子だったりしたら食べてることもあるかも……ハッ」

提督「電がこの前食っててさ。うへへ」

愛宕「ねえ脳みそだけ摘出とかって出来ないのかなぁ」


☆呉リラの嗅覚☆


扶桑「はぁ、面白かった。でもこの本疲れるわね」

呉「一体何の本読んでるのよ」

扶桑「男性同士の友情を描いたものよ。
    青春を謳歌していると言うのかしら」

呉「へえ、私達には縁のない世界ね」

扶桑「興味があるの? 又貸しになってしまうのだけど……」

呉「……誰から借りたの?」

扶桑「熊野さん」

呉「……。タイトルだけ教えて。自分で調べてみる」


☆不思議鎮守府☆


龍驤「そういえば佐世保っておるやろ?」

加賀「ええ、いるわね」

龍驤「あいつん所には空母がおらんやん。
    だからあいつらの所だけはホンマに何もわからんわな」

隼鷹「まあ空母懇親会に参加できるようなのもいないし、
    いたとしても航空巡洋艦のくまのんだけど」

加賀「あの娘は航空巡洋艦ではないわね」

龍驤「そう考えると……あいつらが普段何してんのかサッパリやわ」


☆空母懇親会の様子☆


加賀「それはそうと今日はどこに行くか決めてあるの?」

龍驤「あ、今日は中華にしようかな思ててん。ええやろ?」

加賀「いいですね。……今日はお財布持ってきてますか?」

隼鷹「なっ、失礼しちゃうなぁ~。これでも昔はお嬢様だったんだからね?
    お財布も持ってきてるし礼儀もわきまえてるつもり……だから……」

龍驤「どないしたん」

隼鷹「お金下ろすの忘れてきちゃった。えへへ、また貸してくれない?」

加賀「はぁ……しょうがないわね」


☆ほとばしる熱いパトス☆


隼鷹「で、最近はどうなの~?」

加賀「何がですか?」

龍驤「そんなん決まっとるやろ。提督とやん」

加賀「提督と? そうね……特に何も変わり映えはしてないわよ」

龍驤「あーもうあかんわ~。何かこうあるやろ~? 抑えきらんモンが」

加賀「……」

隼鷹「こりゃ筋金入りだねー」


☆CoCo壱番屋芸人☆


鈴谷「何故私が……CoCo壱番屋芸人に出演していないのか……」

摩耶「あ? お前が芸人じゃないからだろ?」

鈴谷「違う!! 私はCoCo壱番屋以外のカレーをもこよなく愛してるからだよ!」

摩耶「いや別にあの人達もCoCo壱番屋限定ってわけじゃないと思うぞ」


☆ご当地カレー美味そうだった☆


鈴谷「今から行くしか無いよね!!」

摩耶「は? どこに」

鈴谷「全国のご当地CoCo壱番屋カレーだよ!!」

摩耶「やだよ一人でいけよ」

鈴谷「摩耶はそんな薄情な娘じゃないってあたし知ってるし。
    あたし知ってるよ、摩耶は本当は着いて行きたいけど素直に言えないの」

摩耶「いや割りとマジで着いて行きたくない」


☆STAP☆


提督「細胞とか云々に関しては全くの素人だから
    あれがどれくらい有り得ないものなのかも全然わからん」

提督「だが!! 若い科学者に嫉妬して
    みんなでいじめているようにしか見えないのは何故なんだぜ?」

加賀「私も同じく素人なので分かりません」

提督「全く、そんないじめこそSTOPして欲しいものだな」

加賀「何か上手いことを言ってやったみたいな顔してますが、
    何も上手いこと言えてないですからね」


☆レッツブースト!☆


摩耶「お、おい、提督の顔死んでるけどどうしたんだ」

愛宕「まあ確かに死んだも同然の顔してるけど」

摩耶「いや顔面の偏差値の話をしてる訳じゃないんだが」

愛宕「あれ、2徹の所に寝不足で限界のところに
    エナドリでブーストかけてああなってるのよ」

摩耶「確かに手だけは動いてるもんな……」


☆ブーストスパーク!!☆


呉「書類仕事が片付かない……。さすがに眠気が。金剛――……ん」

金剛「Zzz……」

呉「あーあー、せっかく金剛とスパーリングでも軽くして
  身体無理矢理起こそうかと思ったのに起きてるのが……」

扶桑「……? どうしたの?」

呉「はぁぁーーーー……。そんなことしたらただのいじめよね」

扶桑「そ、そんな大きなため息ついてどうしたの?
    私に何か出来ることがあったら言ってね」

呉「何もないから早く寝て」


☆それは気にしてもならない秘密の花園☆


山城(最近姉様が何かに夢中になってる様子)

山城(今日はその偵察に行きます)


扶桑「……」


山城(姉様、今日も美しいですっ。それにしてもあの本……。
    熊野さんから借りたらしいですが……どんな本なんでしょうか)

山城(推理小説だったりしたら私もそれなりに好きですし、
    そうしたらまたお話の相手になれるのだけど)


☆青春を謳歌せよ☆


山城「あの……姉様?」

扶桑「山城? どうしたの?」

山城「姉様の最近読んでる本が気になって……
    どういう本なんでしょうか? 推理小説とかでしょうか?」

扶桑「推理……? ではないけれど、えっと
    男の子達が送る青春の物語って言うのかしら?」

山城「青春?」

扶桑「私こういう青春って送れないからすごく羨ましくて」


☆書きながら思い出したけどそういえば山城は熊野に一度凸ってたな☆


扶桑「今度はこのゲーム? っていうのも借りてみたの」

山城「ゲーム!? 姉様が!?」

扶桑「この小さい小型のゲーム機で手軽に遊べる
    ”無駄の☆プリンスさまっ♪”ってゲームなんだけど」

扶桑「もしかして山城やったことあるの?」

山城「えっ!? えっ!? ないですけれど……」

扶桑「じゃあ今度――


山城(なんか姉様生き生きしてる……)


☆朝食☆


熊野「レディが口の周りにジャムついたままですわよ」

雷「は、早く言ってよもうっ。……はっ!」

雷「佐世保? 取って?」

佐世保「はい、べたつきませんか?」

雷「何で普通にティッシュで拭くのー!?」

熊野(なるほど。それを口実に顔を舐めさせようと……)


次スレ。

【艦これ】提督「今日も平和だ」その5
【艦これ】提督「今日も平和だ」その5 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397168282/)



今度の番外編……
こういう話を一人一人につけるのは好きじゃないのだけど、
という思いつかない言い訳をしていたが、思いついたので書いた。

ただ、一部のファンの人には本当に申し訳ない内容と出来になっている。
必ず救われるように本編に組み込もうとは思うので勘弁してつかーさい。


というわけで後は埋めていきましょう。


☆頑張り屋さん電☆


提督「今日も電は元気に外周してるな」

加賀「提督もやるんですよ」

提督「えー!? しょうがないなぁ~」

提督「ところでうちの電と扶桑ってどっちが強いんだろうな」

加賀「電じゃないですか?」

提督「……一応あいつ戦艦なんだけどなぁー」


☆電VS扶桑☆


提督「呉、お前の所の扶桑とうちの電どっちが強いんだ?」

呉「はあ? 知らないけど……たぶん電じゃない?」

提督「やっぱそうだろうな」

呉「何そんなこと聞きに来てんのよ。早く帰ってくんない?」

提督「ひでえ扱いだなぁ~。なぁ扶桑?」

扶桑「……私駆逐艦の娘にも勝てないのかしら」

山城「二人共姉様の目の前で……!! 姉様を悲しませないでくださいっっ!」


☆ガチ☆


提督「最近ルンバ追いかけてないが……どうしたんだ?」

電「今はもうアレは普通のルンバなので
  後ろを着いて歩くことしかできないのですが……」

電「電はそれでも楽しいのです」

電「でもたまに赤城お姉ちゃんにお願いして制限時間一時間の
   かくれんぼで遊んでもらってるのです」

電「でも中身が分かってしまったので、
   赤城お姉ちゃんの考えそうなことを考えると
   すぐに見つかってしまって今のところ電の全勝……」

電「もう少し張り合いが欲しいと思うのです」


提督(なんでこんなかくれんぼガチ勢なんだ電は)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年03月28日 (金) 03:02:16   ID: g9402VgG

頑張ってください!!

2 :  SS好きの774さん   2014年03月29日 (土) 22:27:33   ID: _JLP8TF2

とても面白いです。頑張って下さい

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