まどか「ネコみたいなのを飼うことになった」(999)

一人称の見滝原に来た小学生時のまどか視点です。
地の文有りですので嫌な方は、スルーしていただければ幸いです。
ほのぼのした感じで書ければと思います。

書き溜めして、少しずつ投下していきます。
よろしくお願いします。

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~帰り道~

さやか(10歳)「男子からちょっかいかけられたら、アタシにいいなよ?」

まどか(10歳)「うん。だいじょぶだよ。ありがとね」

さやか「なんてことはないよ。それより今日はまどかの家に遊びにいっていい?」

まどか「うん!」


カサカサ……サササ……

さやか「まどかは家で何かペット飼ってたりしないの?」

まどか「いないけど。確かさやかちゃんの家って、確かわんちゃんがいるんだよね?」

さやか「まあね。もしかしてまどかもペットとか欲しいの?」

まどか「う~ん、わかんない……」

さやか「かわいいよ。家に帰ると擦り寄ってきたりしてさ!」

まどか「うん、さやかちゃんは結構懐かれてそうだね。今度会いにいっていいかな?」


サササ……

さやか「てかさ、なんかさっきから変な音しない?」

サッ……

まどか「そう?」

さやか「なんか紙が擦れるような音」

まどか「うーん……」

後ろを見ても、誰もいません。

電柱の影に雑誌とダンボールがあるだけで。

まどか「気のせいじゃないかな?」

さやか「……」

さやかちゃんは、何かをみつけたみたいに電柱のあたりまで走っていきました。

私も後ろからそれに続きます。

まどか「どうしたの?」

さやか「いや、さっき通った時にこんなの落ちてたかなって?」

雑誌の横にある、裏返しになった四角いダンボールを指さします。

まどか「確かに、こんなダンボール落ちてなかったかも……」

さやか「マジックで何か書いてあるよ!」

ダンボールには可愛らしい文字で、『ほむほーむ』と書かれていました。

まどか「パナホームとかタマホームの親戚かな?」

さやか「いや、聞いたことないけど……」

ブルブル…

まどか・さやか「!?」

動いた。ダンボールが!?


さやか「なんか入ってるのかな?」

まどか「わかんないけど……危なくないかな?」

わたしが一歩後ずさって、さやかちゃんはダンボールに向かって手を伸ばします。

が、次の瞬間……。

サササッ!!!

逃げた!?

ダンボールはものすごい速さで、遠くへ逃げていくのでした。

さやか「追いかけるよ、まどか」

まどか「あっ、待ってさやかちゃん!」

さやか「こらぁ~!まてぇえええええ~~!」

わたしはさやかちゃんに促されて動き出します。

が、走りだすまでに10m以上離されてしまいました。

必死になって走るものの、私の足では追いつくどころか、離されるばかりです。

3つ目の交差点に出たところで、ついにさやかちゃんを見失ってしまいました。

まどか「はぁ……はぁ……。どこいっちゃったんだろう」

仕方ないので息が整うまで、近くにあった公園のベンチで休むことにしました。

ランドセルをベンチにかけて、空を眺めます。

結局あの中には何が入ってたのかな?

多分ちっちゃい生き物だと思うけど……。


でも、ねこや犬が、ダンボールに入ったまま移動するなんてことがあるのかな?

「おい、見ろよ」

声のした方を振り向くと、クラスの男の子が二人いるのがわかりました。

まどか「あ……」

思わず顔が引きつってしまいました。

掃除の時間に、わたしをほうきで叩いたりして意地悪をする子です。

そのうちの片方は『隣の席の小倉くん』でした。

みんなからは、グラくんと呼ばれています。

小倉「おい、一人で何やってんだ?」

笑みを浮かべながら小倉くんたちがやってきます。


私は足が震えて、動けなくなってしまいました。

小倉「黙ってちゃわからないぞ?」

まどか「ひっ!」

私は思わず悲鳴を上げてしまいました。

……と、そのとき


ドドド……

先ほどのダンボールが、ものすごい勢いで近寄ってくるのです。

サッ!!

小倉「なんだ?」

そして、その中から黒い、小さい影が私と小倉くんの間を通り過ぎたかと思うと……

けたたましい銃声が公園に響くのでした。

公園は忽ち真っ赤に染まりました。

まどか「」

そこへさやかちゃんがやってきました。

さやか「ねぇ、まどか!さっきの奴はみつか……って、なんだこれ」

さやか「ちょっ、まどか!まどか!目を覚ましなよ」

~朝~

まどか「はっ?夢……?」

まどか「わたし、なんて夢を見てるんだ……」

~学校 朝~

まどか(10歳)「という夢をみたの」

さやか(10歳)「なんだそれ。さてはアンタ、うっぷんが溜まってるんじゃないの?」

さやか「隣の男子刺し[ピーーー]前にわたしがなんとかしてあげるからさ」

まどか「そ、そんなことしないって!

さやか「どうだか」


まどか「もう!さやかちゃんたら。変なこといわないでよ。あっ……」

ガタ……。

となりの席の小倉くんが教室に入ってきて、机につくのでした。

わたしは、なんか変だなぁと思いました。

いつもなら、元気よくランドセルを机に置きっぱなしにして、男の子たちの所へ行くのですが、

そのまま席に座り込んで、なんだか気分が悪そうにしているのでした。

さやか「おい、やけに大人しいじゃん。何かあったの?」

小倉「」

さやかちゃんが小倉くんを挑発するように言うと、何も聞こえていないように、うつむいています。

そして顔を見合わせ、ひそひそと小倉くんに聞こえないように話しました。

さやか「ぜったいおかしいって!」

まどか「うん……」

小倉くんのこんな姿をみたことがありません。

よっぽどのことが、あったに違いないのですが、その原因を考えると、
まさかと思うことが頭によぎったのです。



あの夢が何か関係あるんじゃないか……と。


その日、小倉くんは一日中ふさぎこんだまま、何もしてきませんでした。

そして嬉しいような、悲しいような不思議な気持ちで放課後を迎えることになりました。

~帰り道~


さやか「今日はよかったけど、またちょっかいかけられたら、アタシにいいなよ?」

まどか「うん。だいじょぶだよ。ありがとね」

さやか「なんてことはないよ。それより今日はまどかの家に遊びにいっていい?」

まどか「うん!」

あれ……なんだかこの展開どこかで……

カサカサ……

まどか「さやかちゃんの家って、確かわんちゃんがいるんだよね?」

さやか「まあね。もしかしてまどかもペットとか欲しいの?」

まどか「う~ん、わかんない……」

さやか「かわいいよ。家に帰ると擦り寄ってきたりしてさ!」

まどか「うん、さやかちゃんは結構懐かれてそう」


サササ……

さやか「てかさ、なんかさっきから変な音しない?」

サッ……

……おかしい……デジャブかな?

さやか「なんか紙が擦れるような音」

後ろを振り向くと、見たことのあるダンボールが電柱の側に落ちていました。

まどか「!?」



あれは……あの中には。

さやか「ねえ、さっき通ったときあんな箱落ちてたっけ?」

まどか「落ちてたよ」

わたしは、さやかちゃんの右手をとって、振り向かずに歩き出しました。

さやか「まどか? どうしたのさ?」

夢の中と全く同じようなことが起きて、わたしは気が動転してしまいました。

あの箱に触ってはいけない。

もし、あれに関われば夢の中で起きたようなことが、現実になってしまう気がして……。

また公園で起きたような恐ろしいことが、繰り返されてしまうのではないかと思ったのです。


さやか「いい加減、手離してっ!」

まどか「ごめん……」

さやか「なに? なんかまどからしくないけど」

まどか「えっと……別に……」

さやか「まあ、いいよ。それより、今日はやっぱりやめとこ。アンタ具合悪そうだし」

まどか「うん……」



結局さやかちゃんにはうまく説明できないまま、帰り道でお別れをしました。

わたしは、さっきのダンボール箱がずっと気になって仕方ありませんでした。

あの中には何が入ってるんだろう……。

~まどほーむ前~

まどか「えっ!?」


自宅の前まで来て、わたしは心臓が破裂しそうなほどどきっとしました。

あのダンボール箱が、まるでわたしを待っていたかのように、道の真ん中にぽつんと置かれていたのです。



まどか「なんで、どうして……」

そして、箱がゆっくりとこちらに向かって歩いてくるのです。

思わず膝に力が入らなくなり、わたしはその場にくずれてしまいました。


カサカサ……カサカサ……ストッ。

わたしの目と鼻の先まで来ると、それはぴたっと止まるのです。

まどか「いや……」

そして、青ざめたままダンボールを見下ろしていると……。

スト……サッ!!!

まどか「えっ?」

次の瞬間、その黒い何かが私の胸元目掛けてジャンプしてきました。

ネコのような大きさで愛くるしい外見に、人のような顔。

まどか「えっと……、ネコ? じゃない……」

ネコの耳をしていましたが、決してネコとは違うものでした。

???「ににょににょににょ」

フリフリの紫色のスカートをまとった、ネコのような、女の子のようなよくわからない小さい生き物が、私の身体に飛び乗り、お腹から後ろを伝って、背中、そして肩へと登っていくのでした。

???「まど……か!」



その生き物はなぜか、私の名前を呼んでいるのでした。

~夕食~

トテトテ……トテトテ……

机の上を慌ただしく動くその子を、ママもパパもタツヤも物珍しそうに眺めています。

そしてデザートのメロンに手を伸ばすと、それを持ってこちらにやってきてわたしに差し出すのでした。

???「にゃ!」

まどか「うん、うん。ありがとう」

わたしは若干困惑気味に取り皿をその子の前におき、メロンをのせました。

詢子「なぁ、ずっと気になってたんだけど……なんだその生き物は?」

タツヤ「ねこ、ねこ!!」

いや……、猫じゃないでしょ…多分。

まどか「わかんない。家の前にこの子がいて……それで……」

知久「連れて来ちゃったんだね」

???「まどっ……かっ!!」

その子はわたしの名前を呼ぶと、大きな口をあけているのでした。

知久「何か食べたいのかな?」

パパがそう言うと合点して、手前にある鶏の唐翌揚げを小さく箸で切ってそれを食べさせてあげました。

小さい頬をもごもごさせて、わたしはその愛くるしさに思わず笑顔になりました。

それはママやパパも同じで、みんなその子のことを見ていたのです。

???「にゃぁ!」

まどか「おいしい? よかった」

知久「どうやら、人と同じようなものを食べるようだね。猫というよりは人に近いのかも」

詢子「まあいっか……可愛いし」

パパもママも、思っていたより不審に思っていないようでした。

わたしはというと、まだ少しこの子が何なのか気になっていたのです。

というのもやはり昨日の夢のことがあって、この子と何か関係があるんじゃないかと思えたからで……。

まどか「うーん……」

???「にゃ?」

くりくりとした紫色の瞳でこちらを見ると、わたしは笑顔になりました。

まどか「大丈夫、なんでもないよ」

わたしはその子にあのダンボールから名前をとり、ほむにゃんという名前をつけしばらくうちで飼うことにしたのです。

~翌日 まどホーム~

さやか「これが、ほむにゃん?」

さやかちゃんが自分の頭の上を指して私に問いかけます。

まどか「う、うん……」

さやか「なんか、めっちゃ噛まれてるんですけど」

さやかちゃんの額から赤いものがドロドロとこぼれているのでした。

ほむにゃん「しゃーーーー!!」

さやか「いてぇえええ! なんだよこれ!なんでアタシ噛まれてるわけ?」

まどか「わかんない……。昨日はとってもおとなしくていい子だったんだけど……」

さやか「どこがっ!!いたい、痛いから放せって」

さやかちゃんが頭を払いながら暴れると、ほむにゃんはくるくると宙を回転してわたしの肩の上に着地するのでした。

まどか「だいじょうぶ、さやかちゃん?」

ほむにゃん「しゃーーーーーっ!!」

さやか「アンタよくこんな凶暴なのを手懐けたね……」

さやかちゃんは右手で頭を抑えながら、左手に枕を持って防御の姿勢をとっています。

まどか「手懐けたっていうか、懐かれたっていうか……うん、よくわかんないんだよ」

ほむにゃん「フン、フン!!フン、フン!!」

するとほむにゃんは、どこからともなく棒のようなものを取り出し、さやかちゃんに向けて素振りをしているのでした。

さやか「家族には懐いてるんだっけ? なんだよ、アタシが何したってのさぁ……」

まどか「こら、さやかちゃんを噛んじゃだめでしょ!」

右手でほむにゃんのおでこにデコピンすると、両目を寄せて頭を抑えるのでした。

ほむにゃん「にゅ~~」

期待

あと、メール欄に「saga」って入れると、「唐揚げ」が「唐翌揚げ」とかにならずに済むよ
「sage(さげ)」じゃなくて「saga(さが)」

涙を浮かべると、そのまま私の方から床へと飛び降りて、さやかちゃんに向かって歩いていきます。

ほむにゃん「ごめんにゃにゃい」

さやか「えっ……ああ……」

なんだか、ほわんとしているさやかちゃんを尻目に、ほむにゃんがこちらを見ているのでした。

わたしがうんうん、と頷くとすぐさままたこちらに向かって走ってきて、わたしの胸目掛けてジャンプしてきました。

ほむにゃん「まど……か!」

すりすりと頬を寄せてくる姿にわたしはニッコリと笑顔を溢しますが、さやかちゃんはなんだか渋そうな目でこちらを見ているのでした。

さやか「なんか納得いかないんですけど」



1話 ほむにゃん、まどかに出会う  完

2話 ほむにゃん、林間学校へ行く


~民宿~

わたしたちは小学校の研修で近くの林間学校へ着ていました。

バスで数時間かけ、そのあとロープウェイにのって山頂へ向かうと、古い民宿がありました。

今日はそこに泊まる予定です。

テテテ……トトト……

畳の上を歩きまわるほむにゃんを、わたしとさやかちゃんはだらんと寝そべりながら眺めていました。

さやか「ねぇまどか?」

まどか「なに?」

さやか「どうしてこいつがいるわけ?」

まどか「さぁ……」

気がついたら、ほむにゃんは私達の部屋にいたのです。

ほむにゃん「にゃぁ!」

多分わたしのリュックの中に忍び込んでいたんでしょう。

今は他の女の子たちが温泉に入りに行ってお留守番をしているので、幸いわたしとさやかちゃんしかいません。

さやか「先生にバレたらどう説明するのさ」

まどか「……うん。困ったね……」

すると、ほむにゃんがわたしたちの目の前に立って、力強く言うのでした。

ほむにゃん「まど……か、……は!、ほむ……が、まも……る!にゃあああああああ!」

まどか「ふふふ。はい、はい」

そのおでこにてを当ててなでてあげると、畳の上をほむほむほむ……と走り回ります。

さやか「しょうがないなぁ。なんとかごまかそう……」

まどか「うん、協力してね」

お風呂から同じ部屋の女の子たちが上がってくると、今度は入れ替わりにわたしたちが温泉へと向かいました。

部屋にほむにゃんを残しておくわけにもいかないので、リュックに入れて……。

ほむにゃん「ほむほむほむほむ!」

さやか「こら、暴れるな。センセイに見つかったらまどかが怒られるんだからっ!」

そういうと、ほむにゃんはしゅんとおとなしくなるのでした。

さやか「よしよし、思ったよりいい子じゃないの」

まどか「でもどうしようかな~、他の班の女の子たちに見つかったら……」

さやか「見つからないように気をつけるしかないでしょ」

~お風呂~

だいたい8人ぐらいで入れそうな大きさの露天風呂でした。

さやか「お、ラッキー。この時間でわたしたちが一番じゃん。まだ誰も来てないっぽいよ」

温泉のある扉をあけてさやかちゃんが確認すると、幸い他の班の女の子たちはまだ来ていないみたいなので、リュックからほむにゃんを出してあげます。

まどか「ほむ、ばんざーい」

ほむにゃん「ばんにゃーい!」

両手を上げているうちに上着を脱がして、わたしもさやかちゃんもささっと服を脱ぎました。

まどか「なんか見つかるかと思うとドキドキするね」

さやか「まったく、この先ずっとこの調子かと思うと先が思いやられるって」

早速お風呂場で、身体を洗うことにしました。

さやか「まどか、背中洗ってあげるよ」

まどか「ありがとう。ほむはわたしが洗ってあげるからね」

ほむにゃん「にゃぁ!」

ほむにゃんはわたしの膝の上に飛び乗りました。


私の中指ぐらいあるしっぽをふりふりさせているほむにゃんに、なんだかいたずらがしたくなりました。

まどか「ほらほら、ほむ、きもちいい?」

ほむにゃんの猫耳を人差し指で撫でると、頭をぶるっと震わせて、ににょ~という気持ちよさそうな声を出します。

さやか「おっ、面白そうじゃん。あたしもやる!」

ほむにゃん「しゃーーーーっ!!」

鋭い睨みをきかせて、さやかちゃんを震わせるのでした。

さやか「あたしってずっとこんな扱いなわけ……」

まどか「ふふふ」

身体を洗ってから湯船に入ると、そのままあまりの気持ちよさに身体が溶けそうになりました。

さやか「いい湯だなぁ~」

まどか「ほんとだね。温泉に入ると遠くまで来たって感じがするね」

バシャバシャ……バシャバシャ……

わたしたちが旅情に浸っていると、横から水しぶきがどんどん飛んできました。

さやか「おい、約一名溺れかけてるぞ」

まどか「足が付かないんだね、ほら……」

ほむにゃんを抱きかかえると、そのまま私の肩にのせてあげました。

死ぬかと思ったというような顔で、肩で息をしています。

ほむにゃん「ほむ……ほむ……」

さやか「なんだ、お前泳げないのか。そういや、猫だったもんな」

ほむにゃん「まど……かっ!」

まどか「よしよし。わたしに捕まってていいから、一緒に入ろうね」

ちょうどほむにゃんの胸が浸かるぐらいの高さに合わせてあげました。

ほむにゃん「にゃ~」

まどか「よかったね」

ガラン……

女子「おお、すごいすごい!結構広いね」

岩陰の奥から声がしました。

わたしはさやかちゃんと顔を見合わせて、どうしようと慌ててしまいました。

さやかちゃんが小さい声で「とりあえず、何か隠すもの持ってくるから」と湯船から上がるのでした。

女子1「あ、さやかたちだったんだね」

さやか「ああ、先に入らせてもらってるよ。そっちは3人班だっけ?」

女子2「うん、うちは女子が3人だから、みんなで一緒に来たんだよ」

よ、よりによって……。

女子1「まどかちゃんは一緒じゃないの? 」

さやか「あいつは、向こうにいるよ。あたしたちはもうすぐ上がるから」

女子3「そっか。じゃあ、また後でね~」

なんとか女の子たちをかわせたみたいです。

わたしはほっと一息をつきました。

まどか「あれ……」

すると、わたしの周りのお湯が若干赤く染まっていることに気づきました。

ほむにゃん「まど……か」

いつの間にか、ほむにゃんを夢中で胸に抱きしめていたのですが、あんまり強く抱きしめ過ぎていたせいか、悶えながら気を失っているようです。

心のなかでほむにゃんにごめんねを言うと、さやかちゃんが洗面器を持ってきて、その中にほむにゃんを押し込み、その場を立ち去りました。

他の女の子が待っている部屋に戻るわけにもいかなかったので、そのままほむにゃんをリュックに入れて民宿の外に出ました。

近くのベンチでほむにゃんを休ませて、回復するのを待ちます。

さやか「あたしがいない間に何があったの?」

まどか「わたしが悪いの。ほむが見つかるかと思ってつい……」

さやか「そうなの?なんか鼻血出してるっぽかったけど……まぁいっか。おい、起きろこら。さっさと起きないと先生が来ちゃうだろ?」

まどか「あんまり揺らしちゃ可哀想だよ」

さやか「でもさすがにこのままだと夕食の時間に間に合わないよ……」

まどか「それまでには起きるよ……あれ? さやかちゃん、あそこ!」

さやか「ん、あれはたしか2組の子だっけ?こんな時間に森の中に入って」

まどか「ふらふらしてるみたいだけど、大丈夫かな?」

その女の子は、ゆっくりと森の中に消えていくのでした。

さやか「ちょっと心配だから見てくる! まどかはそこにいて」

多分さやかちゃんもその子の顔色の悪さに何か不吉な予感を感じたのだと思います。

まどか「待って、わたしもいくよ」

気絶したままのほむにゃんを抱えて、さやかちゃんにつづきました。

既に辺りは暗くなっていたので、携帯電話のかすかな光で地面を照らしてゆっくりと進んでいきました。

さやか「帰り道迷わないように、目印になるものつけておくよ」

森は一本道というようなものではなく、ただ木が無造作に並んでいるようなものです。

ゆるい傾斜になっていて、怪我をしないようにゆっくりと降りていきました。

さやか「お~い、誰かいないか!」

さやかちゃんが呼んでも返事がありません。

こっそり森の中で何か用事があるのでしょうか?

わたしにはとても想像つきませんでしたが、なんだか嫌な予感がしていました。

先に進むとどんどん傾斜がきつくなっていて、これ以上進むと落ちてしまいそうでした。

まどか「この先は無理だよ。一旦戻ろう?」

さやか「仕方ないなぁ、先生を呼ぶしかないか」



『させない……』


まどか「え?」

誰かに後ろから押されたかと思うと、わたしとさやかちゃんは、バランスを崩して急な坂道を転がっていくのでした。

痛い……。痛いよ……。

何が起きたかわからず、上を見上げると夜の深い闇の向こうで何かが立っているのが見えました。

携帯電話でさやかちゃんが照らすと、さっきの女の子がわたしたちを見下ろしていたのです。

さやか「ったく!なにすんのさっ!」

さやかちゃんが先に立ち上がって、その子に向かって怒りを向けると、うす気味の悪い笑い声が一面に響きました。

すると辺りに生えていた木や草が、まるで夜の闇に熔けていくように真っ黒に塗り固められていくのでした。

まどか「な……」

思わず言葉を失いました。

クスクス……

クスクス……

あまりの怖さに身が竦んで動けなくなりました。

さやかちゃんに助けを求めようとその方を見ますが、周りの木と同じように何も見えなくなってしまいます。

まどか「さやかちゃん……どこ……?」

さやか「いるの、まどか……?」

クスクスという嗤い声と同じように残響のようにさやかちゃんの声が響いてきます。

近くにいるのか、別のどこかにいるような……。

何が何だかわからなくなって……。

すると、わたしの足元から何か手のようなものが2本、3本と湧き出してきたのです!

その手に足を掴まれ、悲鳴を上げると、足元がまるで沼地のようにドロドロと熔けていき、その中へと引きづりこまれていきました。
まどか「やだ!何……助けてっ!!」

わたしの足が……胴体がどんどん黒い闇の中へと消えていくのがわかり、必死に声をあげます。

さやか「まどか、どうしたの! 何が起きてんのっ!?」

まどか「さやかちゃん! さやかちゃんっ!!」

さやかちゃんにもわたしのことが見えていないのはわかっていても、助けを求めずにはいられませんでした。

いやだ……こんなわけのわからないところで……。

なんで……どうしてこんなことに?

ママ! お願い、たす……け


バンッ!!!
バンッ!!!
バンッ!!!


その時、短い銃声が鳴り響きました。

と思うと、私の足にかかっていた力が抜け、埋まっていたはずの身体が水に浮くように押し上げられていました。

──何が……起きたの?

すると、誰かに手を引かれたのです。

???「立って、走るわよ!」

まどか「え……」

暗闇の中を、その子は迷いもすることなく駈けていきます。

まどか「待って、さやかちゃんが!!」

???「美樹さやかは大丈夫。あの子は外にいるから」

よくわからないけれど、さやかちゃんは危険な目にはあってないのでしょうか?

まどか「だれなの? どうしてわたしを助けてくれるの?」

走りながら、必死で問いかけます。息が上がって思うように喋れているかわかりませんが。

???「……」

やはり、聞こえていないのか、その子は黙ってしまいました。

わかったのは、すらっと伸びる長い髪と、華奢な身体。凛とした透る声。そして温かい手のひらの温度。

ずっと走っていると、段々と意識が薄れていくようで……。

『まどか! まどか?』

耳元で私の名前を呼ぶ声が聞こえます。

そこは、民宿の部屋の中でした。

他の女の子たちは、ご飯を食べているのか、部屋にはさやかちゃんしかいませんでした。

転んだ傷と痕が残っているせいか、身体中から痛みました。

まどか「助かったんだね……よかった」

さやか「よくないよ。 あれから先生が来て、めちゃくちゃ怒られたんだから」

さやかちゃんも顔に絆創膏を貼っていました。一足先に先生にお説教をされていたようです。

まどか「2組の子は?」

さやか「わたしたちが先生に見つけてもらったら、その場に倒れてたらしいよ。なんかよく覚えてないとかで……謝られたけど、釈然としないっていうか」

まどか「そうなんだ……」

わたしたちが被害にあったように、もしかしたらその子も何か不幸な目に巻き込まれたのかもしれません。

ほむにゃん「まど……かっ!!」

まどか「ほむ。よかった、無事だったんだね」

森の中へ一緒に連れてったはずでしたが、転んでから姿が見えませんでした。

どうやらすっかり気分も良くなったようです。

まどか「よしよし、ほむも怖い目にあったね……」

ほむにゃん「ににょ~」

結局さっきのは何だったんだろう……。

わたしを襲ったのはいったい……。

助けてくれたのは誰なんだろう……。


手の感触がまだ残ってる。

あの手のひら……わたしと同じぐらいの女の子なんじゃないかな。

いつかまた逢えるのかな?

書いたのはここまでです。
需要がありそうならまた続きを書きたいとおもいます。

ありがとうございました。

需要あるぞ

あと自分で書くのを放棄しない限りはスレが落ちないから、完結するか書けなくなるまではがんばれ

ほむにゃん人間態?はまどか達と同い年なのね
どう言う流れでこうなったのか気になる


とりあえず期待しとく


期待


面白かった
続きがあるなら、期待しとく

ほのぼのかと思ったらホラーだった

ほのぼのでもホラーでもないだろ


冒頭をつい最近どっかで見た気がするが移住してきたのかな


面白かった
続きも期待してる

1です続きを書きます

3話 ほむにゃん、林間学校へ行く その2


今日は竹でお箸を作る総合学習があり、わたしたちの班も民宿のおじさんのお手本を見ていました。

まどか「すごい! 」

カッターみたいに先に刃のついた器具で竹を削りとり、細長いお箸がみるみるうちにできて、わたしたちは目を丸くしていました。

まどか「わたしにあんなのできるのかな?」

さやか「こう見えてあたしは結構器用だからね。なんならさやかちゃんがまどかの為に一肌脱いであげちゃいますよ」

まどか「いいって、自分で作るから!」


さやか「自分で作ったお箸でご飯食べたら、美味しそうっ! 白米3杯は固いね」

まどか「ママたちのお土産になるかも」

さやか「まどかはあいつにあげたら?」

さやかちゃんは、部屋の隅にあるリュックを指さします。

時々隙をみては小さい顔をだすのでした。

──みんなに気づかれなければいいんだけど。

ほむにゃんの脳内イメージ画像が冬毛ちひゃーになる

まどか「ほむに? ダメだよ。あの子お箸なんて使えないもん」

なんかさやかちゃんを叩くための棒とか、いろいろ持てるみたいだけど……

でも箸みたいなものを肉球で使うみたいな、そんな器用なことができるのかな?

さやか「あいつ用にちっさくしてみたら? 」

小さく……か。

ほむにゃんが小さいお箸で食事をしている姿を想像してみました。

なんだか嬉しくなって、思わず笑顔になってしまうのでした。

さやか「何にやけてんのさ」

まどか「べつに……ちょっと頑張ってみよっかな」

さやか「あたしは普通に2膳作るよ」

まどか「家族のお土産用?」

さやか「……まぁ、そんなところかな」

さやかちゃんが、なんだか照れながら鼻を掻いているのを見て、あることを思い出しました。

そういえば上条くんは体調を崩して、これなかったんだっけ……。


まどか「頑張ってお箸作ろうね」

さやか「うん!」

1時間後、わたしたちはそれぞれお箸を完成させました。

小さいのが上手くできたかはわからないけれど、後でほむにゃんにあげようと思いました。

片方は自分用です。

それからお昼前にお弁当を持って、山登りにいきます。

このあたりは標高が高いせいでどうも霧が発生しやすいようです。

まどか「うわ、遠くがあんまりみえない……迷わないように気をつけなくちゃね」

さやか「足元にも注意しなよ。結構大っきい石が混じってたりするから」

ほむにゃん「ほむほ!」

肩の上に乗っかっているほむにゃん。

幸い霧のお陰で近くに生徒が寄ってこない限り見つからないだろうと思いました。

高い山に登る経験はあまりないのですが、植生が標高に応じて変わるという話を事前に受けていました。

霧がなんだか雨みたいに水分を帯びて凝結しているところまで来ると小石ばかりで、ほとんど植物が見られません。

さやか「先生が言ってたけど、森林限界っていうやつかな? あんまり高いと草木は育たないって」

まどか「そうだね。なんか寒くなってきたよ……」

ほむにゃん「ほむ~」

ほむにゃんも身体をブルブル震わせていました。

よくわからないけど、山は登るにつれて気温がどんどん下がっていくそうです。

そうだ、と手を合わせて肩の上にいるほむにゃんに手を伸ばし、そのまま服の中へと潜りこませました。

ちょうど胸元のあたりから、口が出るようにお腹の辺りを抱きかかえてあげると、なんだか恥ずかしそうに耳を垂れるのでした。

まどか「ほむ、あったかいね~」

ほむにゃん「に……にゃ~」

さやか「いいなぁ。カイロ代わりか。温かそう……」

まどか「あとで変わってあげよっか?」

さやか「いい。これ以上無駄に傷を作りたくないから」

確かに、同じ事をさやかちゃんにされたら黙っていないでしょう。

どうしてさやかちゃんとは仲良くできないのかな……。

さやか「せっかくだから、写真撮ろうよ」

まどか「いいね! カメラ持ってきたんだっけ」

さやかちゃんがにっと笑ってリュックからカメラを取り出しました。

まどか「でも、霧が濃くてちゃんと映らないかもしれないね」

さやか「あ~。とりあえずとってみよう」

するとカメラをセットして、ほむにゃんとわたしを写すのでした。

さやか「う~ん、味のあるというか……なんか幽霊とか出そうな感じになっちゃった」

まどか「なにこれこわいよ……」

さやか「まあ記念てことで。さ、登ろう」

森林限界の中を歩いていると、段々と水蒸気が濃くなり次第に向かい風が激しくなってきました。

まどか「そろそろ先生たちが待ってるところだと思うんだけど」

さやか「うん、一本道だったからこっちであってるはずだよ。もう少しだから頑張ろ、まどか」

これじゃ、せっかくのお弁当も美味しく食べられないのかな?

どうせなら景色とか楽しみたかったんだけどなぁ。

そのまま進むと、先生たちが待っているゴールがありました。

休憩所のような小屋が立っていて、そこにみんながいたのでわたしたちはお昼の休憩をします。

さやか「これじゃほむにゃんは出してやれないね。外でこっそり食べよっか」

まどか「そうだね」

小屋の外で、シートを広げてみんながいないところでこっそりお昼にしました。

まどか「出ていいよ、ほむ」

ほむにゃんが、キョロキョロとしながら顔を出します。

さやか「いつも思うけど、こいつ結構あたまいいよね。人の言葉がわかるみたいだし」

まどか「うん! ほら、ほむ。さっきわたしが作ったお箸だよ」

お弁当と一緒に、ほむにゃんにあげる竹箸を取り出しました。

ほむにゃん「ほむ?」

それをほむにゃんに向けて、差し出します。

まどか「あげるね。これでご飯……食べられるかな?」

ほむにゃん「にゃあ!」

よかった、どうやら喜んでくれたようです。

でも、残念ながら肉球では上手く二本同時に扱えないようでした。

卵焼きを必死に食べようとしているのですが、掴んだと思ったら落として、掴んでは落としてを繰り返しているのです。

ああ……可愛い。

ほむにゃんにちょっぴり申し訳ないのですが、やっぱり思ったとおりです。

まどか「えへへ、作ってよかったなぁ」

わたしは一生懸命なほむにゃんの姿が見れて、すっかり満足しました。

涙目になりながら卵焼きと健闘しているほむにゃんに、わたしはわたし用のお箸でそれをつまんで、食べさせてあげました。

もぐもぐとしているほむにゃんを見て、指先であたまを撫でてあげます。

さやか「なんだよ、結局まどかが食べさせてあげてんじゃん」

まどか「いいんだよ~、ね~、ほむ?」

ほむにゃん「にゃあ?」

それからわたしたちは先生からゆっくりと下山をするように注意を受けて山を下りることになりました。

ゆっくり下りなければいけないのは、筋肉痛になることもあるのですが、やはり小石や岩石の類が多くて転ぶといけないからです。

まどか「そもそも霧が濃いから、そんな焦って下りることはないと思うんだけど」

さやか「まあね。でも男子とか変に競争したりする奴らもいるからさ」

まどか「なるほど」

まどか「でもお陰で意地悪されなくなったし……よかったのかな?」

そういえば、ほむにゃんが来るときに変な夢をみたっけ。

銃声がしたかと思うと、クラスの男の子たちが公園で死んでしまって……。

夢の中とはいえ思い出すだけで血の気が引いていきそうでした。

でも、あの銃声はなにかを思い出させるのです。

そう……確か同じような音をどこかで──。


バタバタ!!!バタバタ!!!



下山の途中、突然わたしのリュックが慌ただしく音を立てて暴れだしました!

さやか「そういや、最近まどかの隣のヤツ、すっかり丸くなったよね。本当何があったんだろ?」

まどか「でもお陰で意地悪されなくなったし……よかったのかな?」

そういえば、ほむにゃんが来るときに変な夢をみたっけ。

銃声がしたかと思うと、クラスの男の子たちが公園で死んでしまって……。

夢の中とはいえ思い出すだけで血の気が引いていきそうでした。

でも、あの銃声はなにかを思い出させるのです。

そう……確か同じような音をどこかで──。


バタバタ!!!バタバタ!!!

下山の途中、突然わたしのリュックが慌ただしく音を立てて暴れだしました!

まどか「ほむ? ど、どうしたの!」

ほむにゃん「うにゃあああああ!!!」

するとほむにゃんがリュックの中から突然飛び出し、高く飛び上がって霧の向こうへと消えてしまったのです。

まどか「ほむっ!」

わたしはほむにゃんを追いかけようとしますが、飛び出して行ったのは急な斜面の方で霧も深くなっていました。

さやか「ちょっと待ちなよ、このまま追いかけて道に迷ったらどうすんのさっ!」

まどか「でも……ほむが……」

さやか「……しょうがないね。とりあえず道だけは見失わないように、何か目印をつけながら進むよ」

まどか「ありがとう、さやかちゃん」

そしてほむにゃんの搜索を開始しました。

あの子に何があったのか、全く想像がつきません。

まさか高山のせいでなにか病気にかかってしまったのでしょうか。

確かに気分が悪くなった子が一人いたらしいですが、ほむにゃんも……。

あの小さい身体ですから十分ありえる話でした。

わたしは必死にほむにゃんの名前を呼び続けました。

すると、何かが斜面の下に倒れているのを見つけました。

さやかちゃんが気がつく前に、その方向へ進んでいくと……



まどか「えっ……」



なんとこの寒い中で、何も着ていない女の子が倒れていたのでした。

その子はわたしに気がついたようで、驚いた顔でこちらを見ています。

まどか「あの…」

わたしが側に近寄ってみると、恥ずかしそうに目を逸らします。

年は……多分わたしたちと同じぐらいで、長い黒髪がすらりと腰の辺りまで伸びているのでした。

書いたのはここまでです。

続きが出来たら投稿させていただきます。

おおお……気になる展開だ
期待


つづき期待hage

乙乙
つづきを所望する

乙でした

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>>22>>90>>98>>63>>28>>45>>39>>109>>71>>85>>3>>15>>8>>60>>99>>29>>30>>86>>106>>9>>118>>56>>98>>33
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>>91>>117>>109>>4>>60>>83>>89>>87>>36>>17>>10>>10>>33>>30>>47>>77>>94>>2>>109>>110>>41>>24>>20>>88
>>28>>43>>1>>1>>104>>13>>92>>101>>2>>96>>40>>84>>65>>7>>119>>81>>16>>8>>113>>46>>55>>70>>19>>56>>58
>>97>>81>>28>>64>>78>>56>>107>>79>>57>>91>>91>>28>>71>>92>>4>>110>>55>>68>>117>>54>>28>>12>>62>>21
>>116>>90>>76>>51>>28>>84>>28>>109>>112>>91>>67>>47>>78>>25>>103>>48>>116>>11>>118>>88>>14>>108>>23
>>104>>76>>110>>116>>18>>11>>53>>13>>100>>9>>64>>8>>93>>91>>117>>84>>62>>63>>11>>20>>88>>113>>67
>>4>>65>>51>>17>>52>>73>>99>>36>>28>>88>>31>>45>>98>>84>>58>>78>>93>>1>>86>>65>>92>>82>>29>>34>>25
>>53>>112>>31>>120>>75>>34>>64>>5>>51>>116>>77>>30>>31>>105>>118>>62>>30>>96>>26>>87>>54>>118>>88
>>62>>60>>101>>90>>93>>5>>8>>26>>117>>39>>25>>71>>73>>88>>76>>4>>83>>32>>33>>114>>17>>31>>55>>46>>6
>>13>>59>>77>>100>>78>>19>>40>>59>>108>>12>>64>>116>>37>>60>>34>>61>>11>>107>>29>>86>>110>>112>>118
>>105>>14>>53>>40>>60>>59>>120>>72>>118>>76>>52>>76>>94>>91>>14>>82>>103>>77>>77>>20>>17>>111>>81
>>97>>109>>112>>87>>101>>109>>109>>85>>3>>42>>5>>63>>101>>4>>14>>98>>79>>66>>53>>53>>37>>66>>15>>19
>>91>>38>>39>>82>>118>>65>>58>>107>>57>>25>>87>>46>>14>>52>>48>>55>>56>>111>>35>>59>>4>>13>>18>>70
>>70>>106>>11>>84>>5>>34>>55>>43>>72>>17>>41>>17>>74>>27>>73>>99>>114>>119>>112>>45>>47>>47>>100
>>81>>39>>41>>93>>56>>110>>38>>6>>96>>49>>90>>101>>82>>24>>23>>34>>40>>63>>50>>114>>90>>3>>93>>83
>>84>>8>>47>>10>>108>>83>>91>>26>>3>>64>>81>>113>>101>>86>>89>>29>>55>>69>>110>>79>>91>>23>>119>>34
>>113>>4>>76>>85>>86>>76>>48>>94>>3>>58>>81>>86>>28>>106>>89>>91>>67>>82>>72>>32>>50>>101>>87>>118
>>46>>89>>113>>44>>2>>66>>37>>5>>21>>1>>91>>97>>49>>65>>100>>107>>25>>66>>14>>10>>34>>105>>76>>116
>>108>>45>>37>>74>>42>>7>>119>>10>>120>>43>>12>>65>>79>>17>>86>>80>>107>>63>>8>>51>>42>>114>>76
>>8>>86>>21>>113>>42>>16>>49>>29>>61>>86>>103>>102>>92>>102>>112>>91>>25>>4>>36>>103

1です
続き書きます


わたしは汗を書いた時の着替えの下着と、雨用のかっぱを取り出しました。

まどか「これ……何もないよりはマシだと思うから」

わたしが着るものを差し出すと黒髪の女の子は、なにかためらっているように見えました。

それでもわたしがその子のことを見ていると、やはり恥ずかしそうに照れているようで諦めて着ることにしたのです。

ついでに、厚着をしていたので一枚脱ごうとすると──

???「いい。それはあなたが着ていて」

まどか「でも……それじゃあんまりだよ」

水分が凝結するぐらいの気温ですし、何より風が体温を奪っていくのです。

???「大丈夫、わたしはこれで十分だから」

下着と黄色い雨がっぱを着用してうつむいています。

まどか「こんなところで、何をしてたの? もしかして迷子?」

???「……そんなところよ。あなたは何かを探していたようだけど」

まどか「うん。えっとこんぐらいの、猫みたいな生き物なんだけど」

???「そう。わかったわ。わたしが探してあげるから、あなたはもう帰りなさい」

まどか「え……でも……」

???「大丈夫。必ず探して届けるから。ほら、連れの子が来たみたいよ」

わたしはその子が指差す方を振り向くと、さやかちゃんがのそのそと足場の悪い、岩肌を降りてくるのでした。

まどか「さやかちゃん。ほむは見つかった?」

さやか「いや。その様子じゃまどかもまだみたいだね」

まどか「一体どこにいっちゃったんだろ」

さやか「まどかはこんなところ何をしてたの?」

まどか「わたしは、この子が倒れてたから……」

しかし振り向いた先に、女の子の姿はないのでした。

あれ──。


どこにいっちゃったんだろう?

ほむにゃんのことを探してくれるって言ってたけれど……。

迷子みたいだったし、大丈夫なのかな?


──そういえばあの子の声……どこかで聞き覚えがあるような。

どうした
寝ちまったか?

~ほむら視点~

見られた……。

あんな姿で……まどかに。

いくらこの世界のまどかが小学生で、私の体も昔に戻ってるとはいえ──。

……どうしてこんなことに。

そうだ、数分前まで猫化の呪いがかかっていたはずなのに……。

昨日も同じように、突然呪いがとけた。

けれどまどかを助けて結界から抜けたあと、まもなく猫の姿に戻ってしまった。

また同じようにすぐ、猫に戻ってしまうんだろうか?

昨日も同じように、突然呪いがとけた。

けれどまどかを助けて結界から抜けたあと、まもなく猫の姿に戻ってしまった。

また同じようにすぐ、猫に戻ってしまうんだろうか?

せっかく冷静に思考ができるようになったというのに……。

あの姿だと脳のサイズまで縮小してしまうせいか、思うように考えがまとまらなくなってしまう。

お酒を飲んだ感覚はあんなものなのかもしれない。

ネコ姿になったのは、魔女に呪いをかけられたせいだ。

時間を移動すると、おおむね同じような世界が繰り返される。

しかし全てが同じわけではない。

稀に今までに見ることのなかった魔女に出くわすことがあり、わたしに呪いをかけたのはその一人だった。

──忌々しい。

まどかはまだ契約を交わしていなかったが、明らかに戦況が芳しくなかったため、わたしは時間を巻き戻した。

しかし呪いのせいでいつも通りコントロールすることができなかった。

皮肉なことに時間の逆走は無意味どころか、より事態を深刻化させることになってしまったのだ。


気がつくとわたしは4年前の見滝原にいた。

別の街にいたはずのわたしが見滝原にいたこともおかしな話だけど、

時間を遡ったはずなのに、魔女の呪いは解けなかった。

どういう理屈なのかは不明だが、呪いは肉体ではなく精神に作用するものなんだろうか。

──今はそんなことはどうでもいい。

まどかにあんな姿を見られて──。

あまつさえ上着どころか下着まで借りるはめになるなんて……。

今もこの身に身に着けているのかと思うと、申し訳なさと恥ずかしさで死にたくなってくる。

見ず知らずの人間に下着を貸すまどかの優しさにはあたまが上がらないけど──なんというか……もう少し貞淑というか……

でも、そんなことを言ったら裸でこんな山の中にいたわたしのほうが……

ああ……もう嫌……。

合わせる顔がない。

いけない──。

悔やんでても仕方ない。

こうしているうちに、またネコにもどってしまうかもしれない。

人でいられる間にいろんなことを決めておかなければいけないんだ。


まず、わたしはこのままこの時間にとどまるべきか、何らかの方法であの時間へ帰る方法を探すか。

まどかを守ることができればいいのだから、あえて時間を進める必要はないのだけど……。


でも、気になることがひとつある。

それはこの時間に生きているはずのわたしの存在だ。

見滝原にいるはずのないわたしはきっと、この世界で別の時間を歩んでいるはずなのだけど……。

何かとんでもないことにならなければいいが……。


念のためあの時間に戻る方法を探した方がいいのかもしれない。

だけど当面の問題は……。

わたしが猫に戻ってしまったら、抑制が効かなくなってしまうこと。

まどかを守る使命を忘れるとまではいかなくても、あれはもはやわたしでもなんでもない。

いえ──確かにまどかに甘えられたらと、心のどこかで思っているのかも知れないけれど……。

とにかく、思うように行動できないのは痛すぎる。



4年後にワルプルギスの夜は間違いなく見滝原に現れるだろう。

その時までに呪いが解けず、猫の姿で戦うことになれば私に勝ち目はない。

まずは呪いを解く方法を探すことが先決だ。

ここまでです

すいません、途中で寝落ちしてしまいました。


眠気に耐えられなかったがよく頑張った
感動した

乙にゃん

色々と滾るな

~まどか視点~

さやか「まどか、もう戻ろう? もしかしたら先に下山してるかも知れないよ?」

あれから30分ぐらい経つでしょうか? これ以上さやかちゃんに迷惑をかけるわけにもいきません。

ほむにゃんを置いてくことは出来ないのですが、このままではさやかちゃんまで叱られてしまいます。

まどか「うん……」


わたしは仕方なく下山することにしました。

崖に落ちたり、山の動物に食べられたり……嫌なことばかりが浮かんできました。

後ろを振り返ってはほむにゃんの姿を探すのですが、そこには何もいませんで。


『わたしが必ず見つけるから』

本当に見つけてくれるのかな?

何か自信のようなものがその言葉からは感じられたのです。

そういえば、あの子……。どうしてあんなところに居たんだろう。


あれ──今まで気が動転してて気が付かなかったけど…。

あの女の子……ほむにゃんによく似てたような……。


そんなわけない……よね?


だけど、裸であんなところに倒れてるって……。

もしかして……ほむって……。

まどか「あ!」

どこかで見た覚えのあるダンボールが、民宿の裏に無造作に置かれていました。

わたしはそれを見つけるなり、真っ先に走り出します。

すると、そのダンボールもザザザと動き出して、私に向かってくるのでした。


まどか「心配したよ、どこに行ってたの」

ほむにゃん「まど……か!!」

力いっぱい、その背中を抱きしめました。

よかった──本当に……。

さやか「思った通り先に待ってたんだね」

まどか「ごめんね、さやかちゃんにも心配かけて」

さやか「いいって。それより先生たちに怒られないうちに早く行こう?」

まどか「うん!」

ほむにゃんにリュックの中に入ってもらって、さやかちゃんの手を取りました。



──わたしの思い違いだよね。

人が猫になるなんて……そんなはず──




ほむにゃん、林間学校へ行く その2 完


4話 ほむにゃん、おつかいに行く


知久「あ、まどかのお弁当が……」

ほむにゃん「ににょ?」

知久「困ったなぁ。僕が届けてもいいんだけど……仕方ないか」

ほむにゃん「にゃあ!!」

知久「ほむ? どうかしたのかい?」

ほむにゃん「ほむ……が……いく……にゃぁああああ!」

知久「本当かい? いやいや、助かるけどさすがにそれはちょっと……」

ほむにゃん「にゃぁああ!」

知久「あ、こら! ……うーん、学校に迷惑がかからなければいいけど」

~あんこ side~

杏子「またダメだった……くそっ!」

これじゃ今日も収穫0か。

手っ取り早くグリーフシードを集めて信者をもっと増やさなきゃならないってのに……。

ん……食い物の匂いがする。

しかも移動してるだと……?

あっちか!?

杏子「なんだって!?」

美味しそうな匂いに釣られて来てみれば、とんでもないものを見つけてしまった。

変な猫みたいな生き物が、風呂敷を担いでこっちに向かって来やがる……。

なんていうか……ラッキーだっ!!!!


わたしは曲がり角に身を隠して、獲物が近づいてくるのを待った。

そして……不意をついてその首元を掴んだ。


ほむにゃん「にゃぁああああ!!!!」

杏子「カモがネギしょって歩いて来るってのはこのことか……まあいいや」

さっさと食い物をもらって、どっかに行こう。

ほむにゃん「きょ……うこ!?」

あん?

──気のせいか?

今なんか、呼ばれた気がするぞ?


ほむにゃん「さくら……きょーこっ!!」

杏子「うわっ、なんだてめぇ!! なんでアタシの名前を!?」

書き溜め終わったのでここまでです。

投稿した後で気づきましたが、教会の信者が増えたのは契約の願いによるものだから
グリーフシードを集めることとは関係ないのかもしれないです。

まだ魔法少女見習い時ということが表現したかっただけなので、深く考えないでもらえたらと思います。

ほう。ロリあんこが出たという事はロリマミさんも出るという事か

ロリ化したとき最も違和感を感じそうなのがマミだよな。
なんせ最大の特徴が……

ただ。
とあるSSでマミが幼児化したときは、それはそれでかわいかった気がするが。

タツヤ君が1年以上早く生まれてるけど、なんか理由あるのかな……?
取りあえず楽しみにしてます。

>>141
理由なんてないです。
重大なミスです。
これは……やってしまいました。

今日は投下あるかにゃー?

父親が健在かつ契約済みの頃のあんこって盗みには積極的ではなかったような
信者増えて収入も増えてるし、父の教えにも背くことだろうし

といいつつも続きは期待してます

ほむにゃんの方を食おうとしていたのかもしれない

こまけぇこたぁいいんだよ
最初の方どこで見たか思い出したら非公開になってたでござる

いろいろ設定ミスってるんですね……指摘あざっす。
いつもはもっと練って書いてるので、すいませんが見逃して下さい。
今日はとりあえず1時間ぐらい考えて投下していきます。

杏子「ていうか……それもしかしてソウルジェムじゃないか?」

ほむにゃん「ほむ!」

おお、頷いてる。

まさかこいつ、魔法少女なのか?

ほむにゃん「ほむ! にゃぁあああ! ほ、ほ、ほむほむ!!」

杏子「いや、何が言いたいのか全然わっかんねーから」

ほむにゃん「ほむぅ……」

杏子「とにかくいきなり後ろから悪かったよ。ただのネコが弁当ぶら下げて歩いてるように見えたからさ」

杏子「なんでアタシのこと知ってんだ? もしかしてアンタ、マミさんの知り合いだったりするの?」

ほむにゃん「……ほむ」

頷いてるけど、なんか反応が薄いな。

杏子「まあいいや。魔法少女なのか……よくわかんないけど目的はおんなじなんだよな お互い頑張ろうな」

ほむにゃん「ほむ!」

なんか動物に話しかけてるような、人と話してるような不思議な気分だな。

猫か人かどっちなんだろう……。

……可愛いな。この生き物。

杏子「耳触っていいか?」

ほむにゃん「ほ?」

うわ……ふさふさだ。

ほむにゃん「ほむ~」

なんか和むなぁ。妹に見せたらすっごい喜びそうだ。

このまま連れて帰りたい……

出来れば弁当ごと。

杏子「なあ、ちょっとうちに寄って行かないか?」

ほむにゃん「……ほむほ」

首を振られてしまった。

杏子「そっか。 急いでるところ悪かったな」

ほむにゃん「にゃぁあ」

するとそいつは私の手元からくるりと回転して塀の上へと飛び乗った。

ほむにゃん「ばいにゃん!」

杏子「おう、またな」

杏子「そうそう。今日の夜マミさんと一緒に回ることになってるんだ」

杏子「もしアンタも都合がつくならどうだ? 10時にマミさんの家だから」

仲間は多いほうがいい。

それにこいつがどんな魔法を使うか、そもそもどんな契約を交わして魔法少女になったのかが気になった。

ネコみたいな女の子みたいなそいつは、ろくに返事もしないまま弁当を持って塀のある家の屋根に飛び乗り、どこかへ消えた。

杏子「世の中不思議なことがあるもんだなぁ。まあ魔法があるんだから、あんなのがいてもおかしくはないか」

~まどか視点~

まどか「ああ、お弁当が……」

さやか「何?忘れちゃったの?」

困ったなぁ……。今から戻ってたら1時間目が始まっちゃうし……。

今日はお昼抜きかなぁ。

さやか「!? まどか、ちょっと外見て!」

まどか「どうしたの?」

まどか「!? ほむ……」

お弁当持ってきてくれたんだ……

帰ったら、お礼言わないとね。

~まどホーム PM9:20~

今日はママを待っていたのですが、結局遅くまで仕事で帰ってこれないことになり、3人でご飯にしました。

ほむは相変わらずわたしのもとにおかずを運んでくれますが、その分パパのご飯が減ってしまうのでした。

知久「やっぱりまどかのことが特別気に入ってるみたいだね」

まどか「うん。なんかごめんね……」

知久「構わないよ。それに、ほむのお陰で今日は助かったからね」

まどか「ありがとね~、ほむ」

あたまを撫でて上げると気持ちよさそうに尻尾を振るのでした。

何度見ても飽きません。

知久「ご飯食べたらお風呂入って」

まどか「タツヤは?」

知久「タツヤはパパと入るから、まどかはほむを洗ってあげな」

まどか「うん! わかったよ」

わたしは自分の部屋へ戻ると、着替えを持ってお風呂場に向かいました。

ほむにゃん「……にゃぁ」

するとほむがトイレを見て、なんかむず痒そうにしていました。

まどか「わかった。行っておいで。先に入ってるからね」

ほむはトイレへとかけ出しました。


一人で出来るみたいだけど…いつもどうやってんだろう?

まぁいっか。

~ほむら視点 in トイレ~

……戻れた。

林間学校以来だ。

とにかくこのままでは障りがある。

魔法少女服でも、まどかにもらったかっぱでもいいから、何か着ないと……。

偶然だが佐倉杏子と出会えたのは僥倖だ。

たしかもうすぐマミの家で会合する約束だったか。

この姿で行けば驚かれることは必至だが、それでもメリットはある。

わたしが未来から来たことと4年後のことを話せば彼女たちは大きな力になってくれるかもしれない。

それにわたしの姿が不安定なことを考えると、他の魔法少女の力に頼らなければならない場面があるだろう。

だけど……。

わたしには他にも選択肢がある。

このまままどかに会いに行くという選択肢が。

つい隠してしまったけど、正体を隠すことに何か意味があるだろうか?

あるいはわたしの正体を明かすことで、何かメリットがあるか?


わからない……。

わからないけど……。


──まどかとお話がしたい。

この姿でいられる時間は、おそらくそう長くない。

この前は1時間で元に戻ってしまった。

……どうすれば。


ここまでです。 
なんか色々ごめんなさい。

乙ー
また良い所で切りよる

乙乙

結局わたしはまどかに会いたいという誘惑に勝てなかった。

佐倉杏子たちのことは、また今度にすることにしよう……。

時間はたっぷりあるのだ。

どうやらまどかは髪を洗っているようだ。

まどか「あ、ほむ? 早く入っておいで!」

お風呂のドアノブに手をかけたところで、手を止めた。

この姿ですでにあっているとはいえ、お風呂にいきなり入ったらきっとびっくりする。

最悪お父様を呼ばれてしまうかもしれない……。

そうなったらこの姿で会うことは難しくなってしまう……。



けれど……。

カシャリ。

まどか「ほむ、ちょっと待っててね~。今髪洗っちゃうから」

まどかの無防備な後姿。

その幼い姿がより守ってあげたいという気持ちにさせてくる。


──何から話せばいいの?


わたしがもじもじとしていると、まどかは髪を洗い終わってしまった。

そして、まどかはこちらを振り向いた。

まどか「あ……」

当然驚いている。後ろに居たのが山中で出会ったわけのわからない女だったのだから。

ほむら「……こんばんわ」

タオル一枚借りてはいたが、やっぱりそんなまじまじと見つめられると恥ずかしかった。

まどか「どうしてうちに?」

ほむら「えっと……」

わたしが必死に返答を考えていると、まどかはぼっそりとつぶやいた。


まどか「ほむ……なの?」

ほむら「!?」

小さな声だったけれど、お風呂場だったからそれがはっきりと聞こえた。

まどか「やっぱりそうだったんだね! ほむは人間にもなれるんだ!」

ほむら「え……ええ。というか、この姿が本当のわたしで……」

まどか「えっ……じゃあ、もしかしてほんとは女の子だったってこと?」

ほむら「そう……」

まどか「ぇええええええ~~」

するとまどかは言葉を失い、顔を真っ赤にしてしまう。

まどか「ああ、あああ、えっと、もしかしてほむにゃんの時のことって、全部見てたり…」

ほむら「だって、あれはわたしだから……」

まどか「うわあああ、いやぁああああ」

ほむら「ちょっ……別にあなたはそんな変なことを言ったりしてない」

まどか「けど、ねこだと思ってたから……なんかだらしないところとか、み、見たよね?」

確かにペットのように扱われていたから、まどかが擦り寄ってくることが何度かあった。

顎をくすぐられたり、耳を撫でられたり随分と可愛がってくれたものだが、その時のことを言ってるのだろうか?

ほむら「あんなの普通じゃない?」

まどか「で、でも……ううう……」

よっぽど恥ずかしかったのだろうか

涙目になりながら、こっちを見てくる。

ほむら「私だって……恥ずかしいことをしていた……」

ほむら「あ……あなたに甘えたり、ネコみたいになってしまって……」

まどか「そういえば、ほむにゃんの時と感じが違うけど……」

ほむら「別にわざとネコらしく振舞っていたわけではないの。あの姿になると、頭がうまく働かなくなって」

まどか「そうなんだ……」

するとまどかは、涙を拭って笑いかけてくれた。

まどか「ほむにゃん……じゃなくて、お名前はなんて言うの?」

ほむら「……ほむら。暁美ほむら」

まどか「半分合ってたんだね。ほむらちゃんて呼んでいい?」

ほむら「ええ」

まどかの笑顔が染みてくる。

4年前のまどかでも、変わることなく……以前のままで。

まどか「あ、寒いよね。背中流してあげるから、早くお風呂入ろう?」

続く。

おつにゃん

乙にゃん
また良い所で切りよる


続きが気になるね

いいねこの雰囲気…すごく良い

ネコほむら
…タチまd

出かける前に更新します

わたしの手を引くまどかに誘われるまま、イスに座らせられた……。

ほむら「……気持ち悪くないの?」

まどか「気持ち悪い? どうして?」

ほむら「だっていきなり現れて……この前だってあんな」

あんな恥ずかしいところを見せてしまった……。

まどか「ほむらちゃんの方こそ…わたしのこと、変に思ったでしょ?」

ほむら「わたしが?」

まどか「だって……ネコだと思ってたから……」

まだ気にしていたのね。

ほむら「いいえ……。むしろ、遊んでくれてよかったと思ってる」

まどか「……うん。でも誰にも言わないでね。さやかちゃんとか」

ほむら「ええ……」

鏡を見ると、照れながらタオルに石鹸をなじませているまどかの顔が見えた。

そして4年前のわたしの姿が映し出されている。

まだ、わたしがわたしだった頃の姿……。

まどか「どうしたの?」

ほむら「いいえ……ちょっと思い出したことがあって……」

まどか「そっか。ところでさ、ほむらちゃんはさやかちゃんのこと知ってるの?」

まどか「なんかほむにゃんのとき、ものすごく敵視してたように見えたんだけど……」


さて、どこまで話したものだろうか。

帰ってきてからまた続き書きます。

一旦乙

待ってるー

おおこんなSSあったのか
なかなか面白そうだ

はよう

帰って来たので投下します

ほむら「彼女のことはずっと前から知っている。まどか、あなたのことも」

まどか「え? どういうこと?」

ネコが人間になったことをあっさり信じてくれたまどかなら……

ほむら「そうね……ちゃんと話すと長くなるけど、簡単に言うとわたしは呪いのせいであんな姿にされてしまったの」

ほむら「なんとか呪いを解こうと、時間を戻す魔法を使った結果がこうなった」

ほむら「……未来から来たのよ。わたし」

まどか「えっと……うん……」

ほむら「驚かないのね?」

まどか「驚いてるよ。驚いてるし、信じてる。だけど……」

ほむら「いいのよ。わかってもらえなくても構わないと思ってる。それに、あなたに必要以上にこの件に関わって欲しくない」

まどか「なんか、たいへんそうだね……」

ほむら「……ええ。そうね」

まどか「わたしのこと知ってるってことは……未来ではわたしとほむらちゃんはお友達なのかな?」

ほむら「少なくともわたしはそう思ってる」

まどか「そっか。ほむらちゃんは、魔法使い……なのかな? そんなお友達がいるなんてこれからわたしはどうなるんだろう?」

未来に想いを馳せて想像する姿が、夢見がちなまどからしくて可愛いと思った。

ほむら「さぁね。案外変わってないかも知れないわよ?」

まどか「うぁあ、そうなの?なんかとても気になってきたよ!」

まどか「ちなみに、ほむらちゃんは何年後の未来から来たの?」

ほむら「いつだったかしら」

まどか「意地悪しないで教えてよ!」

ほむら「どうしようかしら……」

まどか「むーーー」

ほむら「お返しよ」

ほむら「林間学校のとき、わたしに竹箸をプレゼントしてくれたわよね。あれはわたしが使えないと思って作ったものではないの?」
まどかはネコのわたしに小さい竹箸を作ってくれたのだけど、結局卵焼きを自力でつかむことができなかった。

あのときにっこり笑っていたまどかの顔をしっかり覚えている。

おそらく、必死になってご飯を食べるわたしの姿に興味を持って作ったものだろう。

まどか「え……ああ……えっと、そんなこともあった……かな?」

ほむら「楽しかった?」

まどか「……えっと……可愛かったよ……?」

ほむら「そう。これでお互い様ね」

まどか「そんなぁ…」

ほむら「これからはもっと大切に扱ってね」

まどか「これからって……あ、もしかして、またネコになるの?」

ほむら「呪いはいつ解けるかわからないし、ネコに戻ったり人になったりする周期も未だにつかめてない」

まどか「じゃあ、しばらくはまだうちにいられるんだね? よかった」

ほっと胸を撫でるまどかを見て、胸の奥が暖かくなった。

まどか「痒いところない?」

ほむら「ありがとう。大丈夫よ」

背中をタオルで洗ってくれるまどかの手が心地よくて……。

使命すらうっかり忘れてしまいそうなぐらい、穏やかな気分になっていた。

まどか「肌が白くていいなぁ」

ほむら「そうかしら?」

自分の手を眺めてみる。

え……。

──一瞬透けていたような。

透けるように白い肌という言葉があるが、そこまで透明感が出るほど白いわけではない。


気のせいだ

まどかの手が、わたしの耳に触れてきた。

ほむら「どこを触ってるの?」

まどか「ほむはこうすると喜んでたなって……気持ちよくない?」

ほむら「……」

ほむら「さっさとお風呂に入りましょう」

まどか「うん!」

続く


ニヤニヤしたいが微妙に不穏?


ほのぼのしてるようで、ずっと不穏な空気が漂ってるな

気になるところで切るねー

いつも重いのしか書いてないのでこんな風になってますが
今回は精一杯ほのぼの書いてるつもりです。

できるだけゆるくしてみます。

続きです

──あ……足が。

浴槽に足が付くことがこんなに嬉しいとは思わなかった。

まどか「なんかいいことあったの?」

ほむら「いいえ……お風呂に入る時はいつもまどかのお世話になってたなって」

まどかがいなければ、まともにお風呂にすら入れないなんて情けない。

まどか「うぇひひひ。いいよ」


湯船には隣り合わせになるように浸かる。

まどか「ところでほむらちゃんのおうちの人は大丈夫なの?心配してるんじゃない?」

ほむら「大丈夫。あなたが心配する必要はないわ」

まどか「そっか……」

それ以上答えなかった。まどかもそれ以上聞かない。

恐らくこの時代のわたしは普通に実家で両親と暮らしているはずだから、何も問題ない。

そう──この時代では……。

どうして顔向けすることができるだろう。

昔と人柄が全然変わってしまった──。

あの人たちはそれを見て何を思うか……。

──どうせわたしは、そう長く生きられない。

人知れず消えていくのが魔法少女の宿命だから。

せっかく産んで、ここまで育ててくれた両親にどんな顔をして会えというのか。

まどか「ほむらちゃんはさやかちゃんのこと嫌いなの?」

ほむら「別に……?」

まどか「ならどうして噛んだり、乱暴なことしたの?」

ほむら「そうね。そういえばそんなことしたかしら」

ほむら「なんとなく……」

まどか「それって酷いよ……?」

ほむら「さっきも言ったけど、あの姿になってしまうと理にそぐわないことをしてしまうの」

ほむら「美樹さやかには申し訳ないけど、そうなってしまう以上諦めて」

まどか「うん……でもほむらがさやかちゃんのこと嫌いじゃないってわかっただけでよかったよ」

お風呂から上がると、また服をどうするかということで問題になった。

とりあえずまどかから何か借りるということで落ち着いたのだ。

まどか「サイズ大丈夫かな? 小さくない?」

ほむら「ええ。ありがとう」

まるで泊まりに来ているみたい……。

普通にお友達になっていたら、まどかとこんなふうに過ごすことも出来たのかもしれない。

まどか「パパに見つからないように、こっそりね」

ほむら「わかってる」

~まどルーム~

まどか「あ、そういえばお布団が1つしかない」

いつもはまどかのベッドで一緒に寝てるから問題ないが……

まどか「隣で寝てもらってもいいかな?」

ほむら「気を使わなくてもいいのよ?どこでも寝られるから」

それに……そろそろ元に戻ってしまう頃だと思う。

まどか「あ、ドライヤー持ってくるね」

まどかは洗面所へと走っていった。

この世界ではインキュベーターとは接触がない。

まどかへ迫ってこないのは、4年後まで出会わなかったからだろう。

だからといって悠長に構えることはできないが、常に警戒する必要がないのはありがたかった。

お陰で心に余裕が出来て……。

まどかとも落ち着いて話ができる。

このままあの子の側にいれたらどれだけ幸せだろう。

人でなくてもいい。

まどかの近くにいられて、未来も守れて……。

そんなことが出来たら。どれだけ──。

まどか「持ってきたよ~」

すると、まどかはベッドの上に座り込んで自分の膝をぽんぽんとたたいた。

まどか「おいで!」

ほむら「随分と親切ね」

まどか「あ、ごめん。ついいつもの癖で」

ほむら「いいわ。せっかくだから、お願い出来るかしら」

まどかの膝の上ではなく、目の前の床に腰を落としまどかに背を向けた。

まどか「うわぁ……つやつやだなぁ」

ドライヤーの温度に混じって、まどかの温かい手が髪を撫でていく。

時々その小さな指が頭皮に触れてネコのとき頭を撫でてくれたことが頭によぎった。

まどか「熱くない?大丈夫かな?」

こくりと無言で頷いた。

そして背中の力を抜いて、まどかの足に体重を預けた。

ほむら「やっぱり……」

まどか「ん?なぁに」

ほむら「やっぱり、隣で寝てもいいかしら?」

まどか「うん! 一緒に寝よう」


無邪気な笑顔がそこにあって、わたしも気づくと笑っていた。

電気を消して、まどかは布団に入ってきた。

まどか「なんか、こういうのいいよねぇ。林間学校の時もお友達と夜までおしゃべりするの楽しみだったんだよ、わたし」

そのころわたしはリュックの中で、肉球で目をこすっていた。

ほむら「そう……」

まどか「ほむらちゃんは修学旅行とかどこに行ったの?」

ほむら「さぁ……どこだったかしら?」

まどか「覚えてないの?もしかして、ほむらちゃんて本当は大人だったり?」

そういえば、まどかにはわたしの年を話していないんだっけ。

面白いから黙っておくのもいいかもしれない

ほむら「内緒」

まどか「えっ……ええ。じゃあ、わたしはママみたいな大人をずっともふもふしてるかもってこと?」

ほむら「ふふっ、そうかもしれないわね」

まどか「ううう……なんか夢が壊れてくよ」

まどか「ほむらちゃん、見た目はわたしと同じ年でもすっごい落ち着いてるから、絶対大人でしょ?」

ほむら「そう見える?」

「うん!」と力強く頷いたまどかに、笑いかけた。

あの弱々しかったころのわたしに比べて、まどかの目にそう映っていることが嬉しかった。

ほむら「大丈夫よ。あなたより、少しお姉さんなだけだから」

まどか「そうなの? で、でもお姉さんをやっぱりもふもふしてるってなんかおかしいいよね?」

ほむら「確かにね」

じゃあ──そう言ってまどかの額に手を伸ばした。

ほむら「今日はわたしが撫でてあげるから」

まどか「ええっ」

ほむら「嫌だった?」

まどか「嫌じゃないけど……なんか恥ずかしいよ」

ほむら「いいからじっとしてて」

そのまままどかを手元に引き寄せた。

暗闇の中で、照れているのだろうか?

そんなことを考えながら肌にまどかのぬくもりを感じながら、眠りに落ちていった。

~翌日 まどか視点~


まどか「ただいま~」

ほむにゃん「まど、かっ!!」

いつものようにほむが出迎えてくれます。

結局朝起きたら元の姿に戻っていました。


そのままほむを抱きかかえて、お部屋へと階段を登ります。

ああ……もふもふしたい。

もふもふしたいけど……。



まどか「ほむらちゃんは、わたしよりお姉さん……」

どうしよう、どうしよと迷っていると……。

ほむにゃん「ににょ、ににょ、ににょ!」

両手を振って、だっこして欲しいとねだるようにわたしを見つめるのです。

まどか「ううう……ううううううう」

その愛くるしさに耐えられなくなり……

まどか「ほむ~!」

ほむを抱きしめて、ベッドに転がりこむのでした。



ほむにゃん「にゃぁあ!」


4話 ほむにゃん、おつかいに行く 完

続く


ほむらさん甘えすぎ
いいぞもっとやれ


これがいわゆるギャップ萌えっす

今北産業

良い感じだ続きはよ

>>228
・ほむほむがネコになる呪いにかかって誤って4年前にタイムワープした。
・たまに元の姿にもどる。
・変態淑女じゃないほむほむ。

ほむほむの猫化はやはりいいものだ

ねこほむは、なんだか和むものだな。はよ続き

ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=manga&illust_id=34336971

5話 ほむにゃん、夜中に目を覚ます。

ん……。

まだ夜中……か。

いつもより早く起きてしまったのね。

……あれ、思考ができる。もしかして、また人の姿に?

そう思って自分の腕を眺めてみるが、窓から差し込む光に照らされているのは、丸い肉球だった。

どうやらまだネコの姿のようだ。

この姿で意識がこれほど覚醒しているのは初めてのことだ。

──どうして当然思考ができるように……まあいいわ。

ほむにゃん「ま……まど」

隣に寝ているまどかに声をかけようとしたけど、やはりうまくしゃべることができない。

体組織が人とネコの半分ずつで構成されているようなものだから、この体では発音することが困難みたいだ。

ほむにゃん「ほむ……」

さて、どうしたものか。
>>238
① まどかを起こす

② 夜道を散歩する

③ 寝る

ksk

kskst

安価かよ・・・

2

まどかを起こすのも可哀想だし、せっかくだから見回りに行こうかしら。

この姿だと家から出るのも一苦労だ。

外の空気はひんやりして気持ちよかった。

一体いつになったら、人間に戻れるのかしら……。

夜だから出歩けるものの、このまえお弁当を届けに行ったときは小さいこどもに追いかけられたり、奇異の目で見られたりして大変だった。

まだ3回しか戻れていないが、未だに周期も原因も不明なままだ。

周期ってなんかエロい

っ!?

魔力の気配がする。

これは……、この感じは……。


巴マミに、佐倉杏子。

ちょうどいい、前回遭うことができなかったから、ここで巴マミと面識を持っておくのも悪くない。

しゃべることはできないのはつらいが、幸い佐倉杏子とは面識がある。

人の姿で対面するより、むしろいいかもしれない。

そっか……わざわざしゃべる必要はない。

発音がままならなくても、意志を伝える手段があった。

~杏子視点~


杏子「さてと、今夜はこれぐらいで帰ろうか。マミさん?」

マミ「ええ。でも……どうやらお客さんがいるみたいよ?」

杏子「ん?」


『さすがね。巴マミ』

杏子「誰だっ!?」

『ここよ……』

後ろから念を感じたと思い振り向くが、そこには誰も……ん。

よく見ると下のほうにそいつはいた。

杏子「おっ、お前は!?」

『久しぶりね、佐倉杏子』

この前のにゃんこじゃねえか。

杏子「おっす。ていうか、テレパシー出来たのかよ!」

『これでも一応魔法少女だから』

そりゃそうだ。

マミ「佐倉さん……この子は?」

杏子「ああ、前話さなかったっけ?ネコみたいな姿した魔法少女がいるって」

マミ「この子が……」

『よろしく』

マミ「!?」

ん、なんかマミさんの様子が若干おかしい。

手をブルブル震わせてるんだが……まぁいっか。

杏子「で、わたしたちに何か用があんのか?」

『ええ……』

マミ「た、立ち話もなんだし……よかったら、その……うちに来ない?」

『ならお邪魔しようかしら』

やっぱ声が震えてる……よな?

まさかこいつそんなに恐ろしい魔法少女なのかっ!?

くそ、わたしには全然わかんねぇぞ!

~マミホーム~

わたしはマミさんが淹れてくれた紅茶をすすっているのに対し、にゃんこは冷たいミルクを目の前に差し出されて困惑しているように見えた。

『なに……これ?』

マミ「えっと……熱いもの飲めないでしょう?」

『それはいいわ。なんでマグカップじゃなくて、お皿に注いだのかと聞いているの?
 まさか、このまま啜れというのではないでしょうね?』

どうやらネコ扱いされたことに腹を立てているようだ。

マミ「ごめんなさいっ!すぐにカップに入れ直してくるわ」

するとマミさんは冷蔵庫から牛乳を取りに戻る。

杏子「……」

マミさんがどうしてビビっている?のか知らないが、

このにゃんこの言いなりになっているマミさんを見て戸惑っていた。

杏子「アンタ一体何者なんだ? あのマミさんが一目置くってことはやっぱ相当なんだろ?」

『別に巴マミに卑屈な態度をとられる覚えはないけど……。そうね。今の貴方達よりは契約してからの時間は長いはずよ』

つまりマミさんよりも先輩にあたるってわけか……。

ちっ、可愛いなりして、可愛げのないにゃんこだな。

杏子「そういやなんで、わたしたちのことを知ってたんだ? アンタに出会った日マミさんにアンタのこと聞いたけど心当たりないって言ってたぞ」

『それは……』

マミ「お待たせ」

マミさんがミルクを持って戻ってきた。グラスになみなみと注いである。

『ありがとう』

マミ「!?」

相変わらずマミさんは、そいつの一挙手一投足にビクビクしてるようだ。

こりゃ……油断できないな。

『話を戻すけど、貴方達に頼みがあって来たの』

杏子「頼みだと?」

『約4年後、この見滝原にワルプルギスの夜という魔女が現れる。その魔女からこの町を守ってほしい』

マミ「ワルプルギスの夜……あらゆる災厄をもたらすという?」

『そう。奴は必ずこの町に訪れる』

杏子「ちょっと待て! なんでアンタはそんなことがわかるんだよ!」

『それがわたしの力……時間を超え、過去に戻ることが出来るから』

『わたしは4年後の見滝原からきた。そしてれっきとした魔法少女、暁美ほむら。今は魔女の呪いでこんな姿にされてしまったけど

杏子「だからわたしたちのことも知ってたっていうのか?」


『そう』

肉球を目の前のグラスに手を伸ばす。

ブルブル……ブルブル……。

うまく力が入らないせいか、ブルブルとグラスが揺れている。

溢れるんじゃないか?

……あ、諦めて置きやがった。

だから気を使って皿に注いでやったってのに!

『巴マミ、佐倉杏子。お願い、どうか力を貸して』

締まらない……。

わたしは笑っていいのか、頷いていいのか、拒んでいいのかよくわからなくってマミさんを見た。

え……床を見て、さっきより震えてる?

おい、ワルプルギスの夜ってそんなすごい魔女なのか?

マミ「佐倉さん……ちょっと席を外してもらえるかしら?」

杏子「えっ?」

マミ「お願い」

そりゃあ、まあいいけど……。

杏子「後でちゃんと話聞かせてくれよ。私だけのけものだなんて嫌だからなっ!」

まだまだマミさんに比べたら実力は足りないかもしれないけど、やっぱり悔しい。

わたしはマミさんの家を跡にした。


~ほむら視点~


『わざわざ杏子を外させる必要はなかったのでは?』

マミ「あなたにはなくても……私にはあるの」

『……な、なに?』

続く


ほむにゃんの可愛さにやられてるのか…

マミさんはキュゥべえで我慢してなさい



マミさん暴走のターン来るな

スレタイでQBでも飼うのかとおもったわ

そろそろくるかにゃー

風呂上がってから書きます。

長風呂だなー

なんか……さっきまでと気配が違う。

まるで死んだ人間が何かに操られているかのように、ゆらゆらと揺れながらこちらに向かってくる。

マミ「うふふふ……」

『いや……来ないで』

マミ「待ってぇ!」

突然わたし目掛けて飛び込んでくる。

ひらり、ひらりと巴マミをかわしているが、その勢いはとどまるところを知らない。

未だかつてこんな彼女の一面を見たことがなかった。

杏子を追い返したのは、やはりプライドの問題だろうか。

マミ「はぁ……はぁ……」

『いい加減にして。確かにネコに見えるかもしれないけど、れっきとした人間で…』

マミ「関係ない。だってネコより可愛いんだもの」

『ひぃっ!』

とうとう端に追い詰められてしまった。

──まどか……。

!?

こ、この感覚は。


戻る……。


マミ「……え?」

ほむら「残念だけど、お遊びはここまで」

た、助かった。

ほむら「あと、悪いけど何か着るものを貸してくれないかしら」

マミ「あ……」

マミは気の抜けた声を出すと、私の側に寄ってきて、耳をくいくいっと引っ張るのだった。

マミ「もふもふが……わたしのもふもふがっ!!」

ほむら「……」

後で少しぐらい触らせてあげてもいいかもしれない。

すいません、寝落ちしました。
明日また書きます。

とりあえず乙

ほむにゃんほむほむ

自前のふにょふにょしたもので我慢しなさい

おっつーおもしろい

はよ

ににょ、ににょ!にゃぁあ!

明日書くといって遅くなりました。ごめんなさい。
投下します。

マミ「えっと、暁美さんだったわね。確か未来から来たと」

ほむら「ええ」

マミ「どうして……ネコに?」

ほむら「呪い……魔女との戦いで、わたしはネコになってしまう呪いをかけられてしまったの」

マミ「ええええええぇ……」

マミ「そんな素敵な……じゃなかった、そんな恐ろしいことがあるのね」

ほむら「言っておくけど、いいものじゃないわよ。普段はネコの姿では自我を保つことさえ出来なかったのだから」

マミ「じゃあ、もしかして意識までネコそのものになってしまったりするの?」

ほむら「ええ……まあ……似たようなものかしら」

マミ「っ!? そ、そうなのね」

……やけに嬉しそうね。

ほむら「とにかく、わたしはあなたたちに4年後のワルプルギスの夜に備えてこの町を守ってもらいたい」

マミ「それは一向に構わないわ。佐倉さんもきっと協力してくれるでしょう」

ほむら「……ええ。」

マミ「あら、何か心配事でもありそうな顔ね?」

どうしたものだろう……。

佐倉杏子はこの先巴マミのもとを離れていく。

そのことを伝えるべきかどうか……。

いっその事全てを話して、予め佐倉杏子に待ち受けている運命を変えてしまうのもひとつの手だ。

信じてもらえなかったとしても、わたしが未来から来たという証拠としては申し分ないものになる。

ワルプルギスの夜に備える心構えもより一層強まることだろう。

だがもし信じてもらえた場合、本来過ごすはずだった時間とは異なる道を、この世界は辿ることになる。

その恐ろしさが──世界に与える影響というのが想像できない。

時間を戻す力を手に入れてから、タイムパラドックスに関する知識はひと通りさらったが

どの理論も確固たるものではない。何が起きるかわからないのだ。

そもそも、わたしがこうしてまどかや、マミたちと接触している時点で、全く違う道を歩んでいるのか……。

なら──どのみち……。

ほむら「佐倉杏子について、話したいことがある」

結局わたしはマミにこれから佐倉杏子に起こりうる出来事を話した

マミ「そんなことが……」

ほむら「あなたはどう思う?」

マミ「まだ、半信半疑だけど……そうね。例えわたしがあなたの話を信じるとしても、それを佐倉さん自身が信じてくれるかどうかはまた別の話だから……」

ほむら「わたしは別に彼女の運命を変えたいわけではない。むしろ変えるべきではないとさえ思っている」

マミ「そう……」

マミは俯いて床を見ていた。

自分を慕ってくれている杏子が、これから憂き目に遭うことを想像しているのだろう。

いつもより、幼い姿をしている分頼りなく見えた。

マミはなんと答えるのだろう?

マミ「ねぇ、暁美さん……といったかしら? あなたはどうして時間を戻す力を?」

ほむら「わたし? わたしは……」

わたしは親友を助けたいと思って──。

ほむら「……っ」


マミ「守りたかった人がいたのね」

なんて鋭いのだろう……。

わたしの発言に対する自己矛盾を僅かな時間で指摘したのだ。

頼りなく見えても、とても侮れない。

マミ「わたしもあなたと同じ。佐倉さんにどんなことが待ち受けていても、それを受け入れるしかない」

マミ「既に起こってしまったことはみだりに変えるべきではない」


なら……なら、わたしがやろうとしていることは間違いだと言うの?

時間をやり直してまでまどかを助けるべきではなかったと?

っ──そんなこと……そんなこと……ない。

わたしは間違ってなんていない!!

マミ「けど、わたしがこれから過ごす時間というのは、あなたの見た世界とは違うものだから……」

マミ「わたしはこの世界で自分自身どう振る舞うかはわたし自身の手に委ねられている」

巴マミ……あなた……。

マミ「おねがい、暁美さん。佐倉さんを助けたいの。協力して!」

ほむら「ひどい屁理屈ね」

マミ「あなたよりはマシよ」

わたしは笑いながら巴マミに手を差し出した。


その時……。

わたしの意識は遠くなった。

マミ「きゃぁーーー、もふもふ!もふもふ!」

ほむにゃん「にぁあああああ!!」

マミ「あ、暁美さんの言ってたネコちゃんの意識の方ね。テレパシーもできないみたいだし」

ほむにゃん「しゃーーーー!!!」

マミ「ああ、怒った顔も可愛いっ!……なでなで」

ほむにゃん「まっ、まど……かっ!ぁああああああ」

マミ「しっぽも、耳もふわふわ。えへへ、えへへ!」

ここまで書きました。
重くしたくないのに、どんどん重くなっていく……。
他にやってるものがあるので、ちょっと更新送れるかもです。ごめんなさい。


よかったねマミさん
そしてあんこちゃん救済ルート行くのか…難しいな
ワルプルギスもいいけど呪いをとく協力は頼まないのかしら


呪いを解くの解き方がわかってもマミさんは協力しないと思う
モフモフだし


むしろ解いてはいけない呪い

ほむら「モフモフさせれば呪いを解いてくれるのね!?」
マミ「ええ、考えてあげるわ」

ということか

いっそ交通事故にも介入して
青い子を完全無欠の幸せバカにしてあげよう(提案)

そうすると杏子とゆりゆりできないじゃないか!

待つにゃー

わたしは彼女が風呂に入ろうと服を脱いでる隙になんとか巴マミの部屋から無事に逃げおおせることができた。

あのまま部屋にいたら何をされていたかわからない。


──それから数日の間、わたしは意識がなくなってしまった。

いや、意識はあったのだけど例によって思考がまともにできる状態ではなかったというのが正しいか。

猫になっている間、確かに自分が動いているという自覚はあるのだけど、まるでもう一人の私という人間が現れて

そのわたしと一体化しているような気分だった。

そして何より、思考が単調になってしまう。

目の前のこと。まどかがいれば、まどかのことで精一杯になってしまって、これから悲惨な運命をたどる佐倉杏子のことまでは気が回らなかった。

なぜあの姿で人の意識を保つことができたのかは不明だが、当然ネコになってはそんなことを思考することすら許されない。


そんなある日のことだ。

~美樹ハウス まどか視点~

まどか「おじゃましまーす!」

さやか「上がって、上がって」

今日はさやかちゃんのおうちに呼ばれました。

彼女が飼っているわんちゃんを見せてもらう約束でした。


さやかちゃんのお部屋に通されると、私たちがまたがって乗れるぐらい大きい、くりっとした目のわんちゃんが出迎えてくれました

さやか「おー。よしよし!」

手慣れた手つきでさやかちゃんが頭を撫でていると、私も触ってみたくなって、ほむにゃんを抱えて近づきます。

まどか「か、噛まないかな?」

さやか「さぁ。どうだろうね」

なんだか怖くて心配になっていると、そのわんちゃんがほむにゃんのことをじっと見つめているのに気が付きました。

ほむにゃんが珍しいのか、目の前まで近寄ってくると……

ほむにゃん「しゃーーーーーーっ!!」

全身の毛を逆立てて、わんちゃんを威嚇するのでした。

「わんっ!」

もちろん犬の方も黙ってません。

ほむにゃん向けて、吠えてくるのです。

それにひるまずほむにゃんは、飛び跳ねてわんちゃんに向かっていくのです。

そして背中に飛び乗ったかと思うとがぶりと噛み付きます!

わんちゃんはほむにゃんを振り払おうと部屋の中で暴れました。

まどか「わっ、どうしてこんなことに……」

さやか「こいつは多分、まどかに近寄るヤツならみんな噛み付くんじゃないかな? どうもわたしの経験上そんな気が……」

まどか「落ち着いてないで止めてよっ!」

ほむにゃんをわんちゃんから引き離して、しっかりと抱きかかえます。

暴れ足りない牛のように今にも突進していこうとするので右腕で抑えつけました。

一方わんちゃんの方は、さやかちゃんに撫でられて落ち着きを取り戻しているようでした。


本当は女の子なんだよね?

もしかしてほむらちゃんもほむにゃんみたいにおてんばさんなところがあるのかな?


それはそれで可愛いなぁと思うのですが、わんちゃんの方が大人に見えて仕方ありません。

まどか「よしよしよし」

ほむにゃん「ほむー」

膝の上で撫でて上げると、やっと落ち着きを取り戻したのか、気持ちよさそうによれかかってくるのでした。

まどか「結局これじゃわんちゃんに触れないよ」

さやか「思った以上に馬鹿ネコだった」

ほむにゃん「しゃーーーーーー!!」

さやかちゃんに馬鹿にされたのが悔しいのか、睨みつけます。

飼い主以外に懐かないペットというのは聞いたことがありますが、あまりにもほむの場合それがひどい気がしました。

~河原~

部屋中ではほむにゃんとわんちゃんが喧嘩するので、外で遊ぶことにしました。

まるで青春映画の最終場面のように綺麗な夕日の下で、草刈りの季節で広くなった川沿いです。

さやか「いくよーー! それっ!」

さやかちゃんがブーメランを投げて、それをほむとわんちゃんが追いかけていきます。

まどか「頑張れ、ほむ!」

ほむにゃん「ほむっ!」

弧を描いて上昇すると、三日月のような鋭い軌道で、ほむたちの背後に戻っていくのです。

まず飛び上がったのは、ほむにゃんの方でした。後ろに向かって大きく飛び上がります。

さやか「おおお、高いっ!」

あんな華奢なからだのどこにそんな力があるのかという位高く──

わたしたちの背をゆうに超え、一気にブーメランに向かっていきます。

ほむー、とニッコリ笑顔で手を伸ばした……その時です。

ほむにゃん「ぎゃぁああああっ!!」

その後から、これまたとんでもない勢いで跳躍してきたわんちゃんがほむにゃんを押しのけるように突進をかましたのです。

さやか「ほむにゃん、ふっとばされたーーーー」

なぜか実況風に説明しているさやかちゃん。

でも、それどころではありません。

とばされ方が尋常ではなくて──野球のボールのように、堤防の方へ向かって吹っ飛んでいくのです。

完全に物理法則を無視した挙動に私はあっけにとられ、言葉を失い佇んでいました。

ほむにゃんの行く末を、静かに見守っていると……その先にいたのは──女の子?

さやか「やばっ!なんか凄い音がした」

まどか「急がなきゃ」

たまたま通りかかった人に、ほむにゃんがぶつかるのが見えて、わたしたちは急いで堤防に向かってかけ出しました。


しかしわたしたちがたどり着いた時には、理解できない光景が広がっていました。

「ああ、わたしのもふもふ……どこに行ってたの? ずっと探してたのよ?」

ほむにゃん「ほむほむほむほむっ!!」

一人の女の子──多分わたしたちとそう年の変わらないはずですが、髪も顔も整っていてお姉さんぽく見える人──が、ほむにゃんをもみくちゃにしているのですが、それに対抗して(というか多分嫌がって)短い手足をバラバラに動かしているのが見えました。

程なくして、さやかちゃんがその人のところへ近寄っていきました。

さやか「あの……すいません。そのネコ、この子のペットなんすよねー」

「えっ……あ……」

その人はさやかちゃんの存在を認めると、何か見られてはいけないものを見られてしまったかのように気まずそうに、顔が青ざめていくのでした。

「ごごごご、ごめんなさい」

そして何故か謝ってきます。顔が真っ赤になっているのを、地面を向いて隠そうとしているのでした。

……なんとなくこの人の気持ちがわかりました。同じような経験がわたしにもあるからです。

さやか「どういう状況?」

まどか「さぁ……」

ほむにゃん「まどっ……かっ!」

ほむが私のことを見つけて、助けてと懇願するような視線を送ってきますが、何かとても近寄りがたいそんな雰囲気を感じてしまうのでした。



程なくして、さやかちゃんがその人のところへ近寄っていきました。

さやか「あの……すいません。そのネコ、この子のペットなんすよねー」

「えっ……あ……」

その人はさやかちゃんの存在を認めると、何か見られてはいけないものを見られてしまったかのように気まずそうに、顔が青ざめていくのでした。

「ごごごご、ごめんなさい」

そして何故か謝ってきます。顔が真っ赤になっているのを、地面を向いて隠そうとしているのでした。

……なんとなくこの人の気持ちがわかりました。同じような経験がわたしにもあるからです。

「わ、忘れ……見なかったことにして」

ほむにゃんをさやかちゃんに向けて差し出すと、一刻もはやくその場から立ち去りたそうに、身体を後ろに向けているのでした。

とても可愛い……というよりも、綺麗とも言えるその人が、照れているさまがなんとも可愛らしく思えて、ちょっとだけその人が気になりました。

でも初対面の人に声がかけられるほど、わたしには勇気がなくって……。

まどか「……」

その人の背中をじっと見送ってしまうだけなのでした。

さやか「なんだったんだろうね、あの人」

まどか「うん……」

また、どこかで会えるかな……?

ここまで書きました。
ゆるくしたい。
もっと日常っぽいのが書きたい。

乙乙
あんこちゃん来るかと思ったらマミさんだった
でもかわいい

ほむにゃんレイプ!野獣と化した先輩!

>>297
むしろそれをしない理由がない


ホモはNG

~マミホーム マミ視点~


あああ……知らない人になんてところ見られてしまったの……。恥ずかしい。

それもこれも、あのもふもふが……もふもふがいけないの。

わたしの見てないうちに、あの子がどこかへ行ってしまうから。

ずっと会えることを一日千秋の思いで待っていた。

そんなときに空から降ってきたらもう止められるはずがない。


気持ちが止められなくなって……見られてしまって。

もう、もうっ!!

──あれ、そういえばさっき大きい方の女の子が、何か言っていたような……。

『あの……すいません。そのネコ、この子のペットなんすよねー』

あ……つまり、あの奥にいた子がもふもふちゃんの飼い主さん!?

てことはあの子と仲良くなれれば……。

お友達も出来て、もふもふ出来て……大勝利!?

杏子「何さっきから百面相してるんだ?」

マミ「え、ちょっと色々あって……」

いけない……佐倉さんの前で、わたしったら……。

ふーん、と佐倉さんはビスケットを食べながら、寝転がって私の漫画を読みあさっていた。

彼女はこのところ私の家によく遊びに来ている。

杏子「なあ、4年後なんとかって魔女が来るんだっけ?」

マミ「ワルプルギスの夜?」

杏子「そうそう。マミさんはあのにゃんこのこと信じてるんだよね?」

マミ「ええ」

もふもふちゃんは可愛い。

もふもふちゃんは正義!!

──というのは置いておいて、あの子のことは信用していた。


未来から来たということに関してはにわかに信じがたいものの、彼女に悪意がないことはなんとなく伝わった。

もし悪意があるとすれば、予言と称して何かしら不都合なことを伝えてくるはず。


彼女の予言は二つ


4年後にワルプルギスの夜が来ること。

近い将来佐倉さんの正体がご家族に知られ、一家心中を行うこと。

これらが、わたしにとって不利益をもたらす可能性があるかを吟味してみたが、彼女の罠であるとは思えない。

もし罠であるとすれば、後者。

本当はこのような未来があるわけではないのに、佐倉さんとの仲たがいを狙っているケース。

だけど、それならばもっと良い方法があるだろう。

おそらく、前者の予言を信じてもらうために、近々起こりうる未来を伝えたのだと考えるほうが妥当だ。

仲たがいを狙うのなら、こう言えばいい。

「いつか、あなたは佐倉杏子に殺される」と。

そうすれば、わたしは佐倉さんのことを疑わざるをえなくなる。


それにもふもふちゃんの目的もはっきりしている。

彼女は4年後、友人を守りたいといっていた。


ひとまず信用しても問題ないだろう。

何よりもふもふちゃんの中の人だ。

あんな可愛い子が、悪い子のはずがないっ!


──当面の問題は、佐倉さんの方の予言が現実にならないことね。

……でも本当にいいのかしら?

仮に彼女の言が真実だっとして、佐倉さんの運命を変えるということが、本当に許されることなの?

あの時は勢いに任せて言ってしまったけれど、躊躇いがないといえば嘘になる。

わたしが知り得ない情報を持ってして現世で行動をすることが……それは正しいことなのか。

けれどこのままでは佐倉さんは、とんでもないことになってしまう。

家族を失い、魔法少女としてわたしたちが目指す姿、理想を──。

何よりわたしは佐倉さんが去って行くのが怖かった。

彼女はわたしの大切な仲間だ。

悲しませるわけにはいかない。


ところで家族に知られてしまうことを一体どのように回避すればいいのかしら?

近々とは言っても、いつ、どこでなど正確な時間と場所がわからない。

仮にその時を回避したとしても、常に正体がバレる可能性というのは存在し続ける。



──思ったより難題ね。


とにかく、警告しておくしかない……。



マミ「ねぇ、佐倉さん。佐倉さんの正体はご家族の方は何も知らないのよね?」

杏子「当たり前だろ? こんなことやってるってバレたら、絶対に驚くって」

マミ「そうね。けどいつまで隠し通せると思う?」

杏子「さぁな……バレないようにはしたいと思ってるけど」

マミ「わたしはいつか知られてしまうんじゃないかと思ってる」

杏子「……うん。そうかもな」

マミ「そうなった時、あなたのご家族はどう思うかしら? ただ驚くだけで済むと思う?」

杏子「どういうことだ?」

佐倉さんの顔が険しくなる。

マミ「佐倉さんのお家ってたしか教会よね? お父様は神父さんだったかしら?」

杏子「それがどうかしたのか?」

マミ「教会に突然信者が増えたこと、お父様が何も疑問に感じていないと思ってる?」

杏子「そりゃあ、少しは疑ってるかもしれないけど……今のとこそんな感じじゃねぇし」

マミ「もしそれが、あなたの力だったと知れた時、どうなるか……予想できる?」

杏子「……。なんかゾッとしてきた」

杏子「なぁ……わたし、このままじゃまずいのか?」

杏子「どうしたら良いか教えてくれよ、マミさんっ!!」

佐倉さんが私の手をとった。

マミ「……」

それが分かれば苦労しない。

マミ「とりあえず、家族の前では絶対に変身や魔法を使わないこと」

マミ「あと、家の近所や昼間の戦闘は極力避けること」

これぐらいしか、その場しのぎの策は与えられない。


まだもふもふちゃんのいうことに確信が持てているわけではないけど……。

──仮に本当だったとして、この程度で運命が変えられるのかしら?

とてもそうは思えない。

もふもふちゃんは、何度も時間を繰り返しているようなことを言っていた。

それは、それだけ運命を変えるのが難しいということを意味するのではないかしら?

あるいは、不可能ということも……。

もし、佐倉さんの正体がご家族に知られてしまうことが抗いようもない運命だとしたら。

あるいは、その先も変えられないのだとしたら──。


もしかして、わたしは佐倉さんに何もしてあげられないの?


いいや。そんなことはない──。


だって、現にもふもふちゃんが、ここにいることで、もふもふちゃんがいた4年後の世界とは、違う未来に向かって進み始めているはずだ。

マミ「……」

やはりここは、もう一度あの子に意見を聞いてみるしかないわね。

となると……。

えっと、あ、あの女の子とお近づきになって、それで……。

もふもふちゃんと!

ああ……もふもふちゃん。

わたしのもふもふちゃん! 待っててね!


杏子「……なんか今日は悩んだり、悶えたり、忙しいみたいだねマミさん」



5話 ほむにゃん、夜中に目を覚ます。 ~完~

ここまで書きました。

もふもふちゃんのせいでシリアスが持続できない!不思議!

マミちゃん可愛い

マミさん十一歳か…………………………ゴクリ

もふもふちゃん乙
結局安価はなんだったんだ

1か3ならまどかとイチャイチャしてた。

なん…だと…
いやしかしストーリー的には今の展開も捨てがたいが
ぐぬぬ

6話 ほむにゃん、回転寿司に行く


~ぐら寿司 見滝原店 マミside~


杏子「本当におごってくれるのか?」

マミ「ええ、10皿までなら好きに食べていいわよ」

杏子「……」

若干不満そうだった。

わたしなんて10皿も食べれば充分だけど、佐倉さんは予想通り物足りないのだろう。

いくらなんでも、20皿も30皿もおごる余裕はない。


お寿司屋に入った理由は他でもない。

わたしたちが散歩していたら、たまたま店に入っていくあの女の子の家族、それからもふもふちゃんの姿が見えたからだ。

店員「お席にご案内しますね」

マミ「あ、あの……出来れば……」

わたしは店員さんにあの子の席の近くになることをお願いしてみた。

店員「ああ……そうですね……今はちょっと混雑しておりますので……」

マミ「じゃ、じゃあ大丈夫です」

店員「いいですよ。出来るだけ近い席をご案内しますね」

店員さん……ありがとう。

寿司屋さんには、3つのレーンがあって、お昼の時間帯だけあって3つのレーンがフル稼働していた。

もふもふちゃんたちは3つめのレーンの入口側の席にいるのが見えたので、店員さんには出来るだけそこにして欲しいと伝えた。

店員さんに連れられ、カウンター席からテーブル席のある側まで案内されると、佐倉さんは目を丸くしていた。

杏子「すっげー!本当に、寿司がまわってる!」

杏子「しかも、なんだ?レーンの上に何かあるんだけど」

マミ「多分、直接注文するとあそこから運ばれてくるんじゃないかしら?」

杏子「あんなに回ってるのに、注文するのか?」

マミ「食べたいネタが回ってるとは限らないしね」

店員「お席はこちらになります!」

マミ「ありがとうございます」

レーンを超えて反対側には──えへへ。

みつけた!

もふもふちゃん……

~まどかside~

ほむにゃん「!?」

お寿司を食べていると、膝の上にいるほむが急にぶるぶると震えだしました。

ほむはお箸もつかえないので、わたしが食べさせてあげていたのです。

まどか「どうしたの、ほむ?」

まるで姿の見えない敵が近くにいるのを察知して、びくびくしているようでした。

ほむにゃん「まど……かっ!!」

こちらを向いて、ぶるぶると私のお腹に顔をうずめています。

詢子「なんだ、もう食わないのか?」

知久「お寿司が口に合わなかったのかもしれないね」

詢子「ネコのくせに、魚が食えないとか変わったやつだな」


そういうわけじゃないと思うけど……。

~マミ side~

ああああ、な、な、な、なんてうらやましい

もふもふちゃんに、あんなに懐かれてるなんて!!どんな方法で餌付けしたのかしら? 

それにしても、震えて甘えるもふもふちゃんが可愛い……可愛すぎる。

いったい何をそんなに怯えてるかわからないけど、

ああ……守ってあげたい。


杏子「まぐろも、生えびも、サーモンも、たこも、アオリイカもうめぇ~、あ、メロンとかもあるんだな。どれどれ!」

わたしはまだ1皿も食べていないというのに、いつの間にか皿の山が積まれていた。

どうやら佐倉さんは、食べるのに夢中になっていて、私に気を払っている余裕は無さそうだった。

お陰でもふもふちゃんを見放題だった。

わたしは文字通り……見てるだけでお腹いっぱいになりそうだった……。

幸せいっぱい。

だが、わたしにはちゃんと目的がある。

あの女の子と仲良くならなければいけないということを忘れていない。

正義の魔法少女の巴マミに死角などないっ!!

──で、でもどうしよう……。

いきなり声をかけるのも変だし……ご家族の方も一緒にいるみたいだし……。

そもそもわたし……こういうのってあんまり得意じゃないのよね。

それに、この前、もふもふしてるところを見られてしまったわけで……。


絶対変な子だって思われた。


……でも、あの子だってきっと──もふもふちゃんのことを可愛がってるのよね。


私「この前はごめんなさい。あんまりかわいいからつい……ね」

女の子ちゃん「そうだったんだ~。わたしもおんなじだよ!いっつももふもふしてるの」



おおおおおおおお!!!!

いける、全然いける!!!

これでなんとか……。


「あ、あのっ!」

マミ「え……」

レーンを挟んだ反対側から声がして、反射的に返事をしてしてしまった。

例の女の子ちゃんが、もふもふちゃんを抱えてこちらを見つめていたのだ。

その途端顔が熱くなる。あの時のことが頭に浮かんで──涙が出そうになった。


「やっぱり、あの時の人! わたしのこと、覚えてます? この前土手で会ったんですけど」

マミ「あ、あ、あ……」

杏子「甘エビうめぇ~」

マミ「あ、甘エビちゃん……?」

横から天啓が聞こえてきて、その子のことを『甘エビちゃん』と呼んでいた。

呼んでから気がついたがぷりっとしたくりくりの目と、二対の縛った髪がまるで、佐倉さんの食べている甘エビのように見えた。

「え? 甘エビ? えっ!? えっと……まどかです。鹿目まどかって言います」

甘エビちゃんの声は、わたしがあまりに焦っていたせいか、お昼すぎの回転寿司屋の盛況っぷりのせいか、よく聞こえてこなかった。

自己紹介されたような気がするが、名前のところだけが聞き取れなかった。

甘エビちゃん「この前はごめんなさい。痛くなかったですか? すごい音がしたんですけど」

今度はよく聞こえた。

なんとか落ち着かせようと、胸を抑えながら、甘エビちゃんに返事をする。

マミ「大丈夫よ。なんともなかったから」

杏子「ん?誰だ、アンタ。マミの知り合いか?」

さっきまで寿司をむさぼっていた佐倉さんが会話に入ってきた。

甘エビちゃん「えっと知り合いってほどじゃ……」

マミ「そこにいる、もふもふちゃんが空から降ってきたから、知り合ったの」

我ながらわけのわからないことを口走っていた。

杏子「もふもふちゃん……って……あ、お前! そっか、アンタそいつの飼い主だったのか」

佐倉さんは自力で合点したようだった。

甘エビちゃん「もしかしてほむのこと、知ってるの?」

杏子「まあね。くくく、魔法少女に飼い主がいるとか……」

もふもふちゃん「っ!!」

佐倉さんが一笑すると、もふもふちゃんは、ギロリと目を光らせて佐倉さんを睨みつけてきた。

笑われたのが癪に障ったのだろうか。

わたしは佐倉さんに耳打ちをする。

マミ「佐倉さん。向こうはもふもふちゃんの正体を知らないかもしれないのに、魔法少女の話題は……ご家族の方も困惑してるみたいだし」

杏子「お、おう。そうだな。つい……」

詢子「まどかの友達……ってわけではなさそうだけど、知り合いなんだな?」

甘エビちゃんのお母さんらしき人が事情がつかめなさそうに聞いてくる。

甘エビちゃん「うん」

知久「じゃあ、向こうのテーブルに行ってきたらどうだい?」

甘エビちゃん「え……でも……」

杏子「アタシは構わないよ。レーン側の席は譲らないけど、隣こいよ。そのにゃんこにも会いたかったところだしな」

マミ「えっと……わたしは、その……いいわよ」

むしろ歓迎したい。 

もふもふちゃんの飼い主さんと仲良くなれるなんて。

あまつさえ、もふもふちゃんにご飯を食べさせてあげられるかも……ああ、考えただけでドキドキしてきた。

甘エビちゃん「お邪魔しまーす」

甘エビちゃんがもふもふちゃんを抱えてやってきた。

そして、佐倉さんの隣に座る──えっ? なんでそっちに!?

甘エビちゃん「どうかしたんですか?」

マミ「いいえ。なんでもないの……」

ここまで書きました。

マミさん視点で詢子さんと知久師匠を会話主体として明記したのはミスです。
結果的にわかりやすかったかも知れませんがミスです。
今気づきました。

マミさんはパイナップルさんと呼ぶべきだろうか

これはものすごく駄目なマミさんだww


さっき佐倉さん『隣こいよ』って言ってたっけ。

しょぼん……。

まあいいか。正面からもふもふちゃんがご飯を食べてるところが見れるものね。

甘エビちゃん「あの、ほむがお世話になったみたいで……」

杏子「世話っつぅか……なんか忠告されたつぅか、わたしはよくわかってないんだけど。そっちのマミさんの方が詳しいから」

甘エビちゃん「えっ、マミさん?」

マミ「そう。私は巴マミ。それからこっちは、佐倉杏子さん」

気を取り直して、正面を見る。

佐倉さんもご飯を食べるのを中断しているため、だらしない顔はできなかった。

だけど自然と視線が、猫耳に行ってしまう……。

見ないようにと、佐倉さんと甘エビちゃんの間を見つめるのだけど……。

マミ「……そこのもふもふちゃん……もとい、ねこちゃんには大切なことを聞いて」

甘エビちゃん「もしかして、マミさんたちはこの子の正体を知ってるんですか?」

マミ「ええ。まあ……」

やはり甘エビちゃんも知っていたのか……。

それなら話は早いか。


……でも、彼女はどこまで知っているのかしら。

未来から来たこと、魔法少女のこと……。本当は人間だってこと。

見た感じ、この子は魔法少女ではない。

素養はあるみたいだけど……。

──!? 

よく見たら、素養があるなんてもんじゃない。

これだけの才能がある子と出会ったのは初めてかもしれない。


当然、もふもふちゃんだってそのことには気づいているはず。

あえてこの子の側にいるというのは、何か理由があるのかしら?


──守りたい人がいる。


あの子はそう言っていた。


なるほど。

そういうことか。

もふもふちゃんはワルプルギスの夜を退けるために、仲間となる魔法少女を探していた。

わたしや佐倉さんの力をあてにしたように、この子のことも同様に──。

恐らくは重要な戦力になると考えて……。

けど、安易にこの子に過酷な運命を押し付けていいものだろうか?

いくら才能があるとはいえ、いつ死ぬかもしれない仕事を勧めることは、さすがに抵抗がある。

まだ魔法少女でないところを見ると、もふもふちゃんもこの子の力を借りることに躊躇っているのかもしれない。

もふもふちゃんが、無理に勧誘しないものを、私がどうこういう筋合いはない……かしら。

一応確認してみよう。


マミ「甘エビちゃんはどこまで、ねこちゃんのことを知っているのかしら?」

甘エビちゃん「なんで甘エビになってるの? 違うってさっきも言ったじゃないですか」



マミ「ごめんなさい。よく聞き取れなくて。
   ところで甘エビちゃん。どこまで知ってるの?」

甘エビちゃん「……もうなんでもいいです。 ほむが本当は人間で、未来から来たってことぐらいは知ってます。あとは、なんか魔法が使えるみたいだけど」

マミ「そう……」

やはり、魔法少女のことに関しては詳細は伏せているのかしら。

私情で契約を持ちかけることを躊躇って……。

あるいは頃合いを見て、勧誘をしようとしているのかもしれない。

なんにせよ、わたしが安易に口を挟まないほうがよさそうだ。


マミ「あなたは、もふもふちゃんが未来から来たことを信じてるの?」

甘エビちゃん「だって人に変身したところを見ちゃってるから。そういうこともあるんじゃないかって」

杏子「変身するのか、こいつ?」

マミ「あら。前に教えなかったっけ?」

杏子「聞いてないよっ! てか、今日はやけに大人しいけど……なんかこの前と違わないか?」

確かに。テレパシーで会話に加わってこない。

飼い主であるこの子の前では、ネコでいる時はネコらしく振舞っているのかしら?


マミ「!?」

見つめていると、もふもふちゃんと目があった。

すると、びくっとして、また甘エビちゃんのお腹に顔をうずめて──。


ああ、可愛いすぎる……。

甘エビちゃん「もしかして、マミさんのことが怖いの?」

え……?

もふもふちゃん「ほむ!ほむっ!」

首を縦に振って、肯定する。

マミ「そ、そんな! わたしが何をしたっていうの?」

何も悪いことなんてした覚えがないっ!

杏子「おっ。この前とは力関係が逆転してるのか──さすが、マミさんだな!」

佐倉さんは、佐倉さんでわけのわからないことを言ってるし……。


マミ「なんで、なんで、どうしてっ!?」

杏子「マミ……さん?」

いけない、佐倉さんの前だというのに取り乱してしまった。

弟子の前でかっこわるいところは見せられない。

マミ「その……別に嫌われるようなことをした覚えはないけど」

甘エビちゃん「あ。うん。 この子ってあんまり人に懐かないから。わたしのお友達にも噛み付いたり、乱暴したり……」

杏子「そうなのか? どれどれ」

佐倉さんがもふもふちゃんに向かって手をのばす。

恐る恐る人差し指の先をちょんっ、と猫耳に触れるように──。

すると、ぴくっと耳が震え、それが身体中に伝わるようにぶるっとなって。

怒るかとおもいきや気持ちよさそうに顔をゆるませているのだった。


マミ「っ!?」

その一部始終を見た私はたまらなくなって、胸を抑えた。

杏子「なんだ、思ったより大人しいじゃん!」

そのまま佐倉さんは頭をなでなでしている。


杏子「なんだ、思ったより大人しいじゃん!」

そのまま佐倉さんは頭をなでなでしている。

甘エビちゃん「家族以外で懐いたのは、杏子ちゃんが初めてだよっ!」

杏子「おお、そうなんだな~。へへ、可愛いじゃん」

もふもふちゃん「ににょ~」

杏子「ほら。ネギトロでもやるよ!食え食えっ!」

佐倉さん、そのお金は一体だれが出すと……。

もふもふちゃん「はむっ!」

マミ「!!」

ああ、あんなに美味しそうに。

しかもお口をもぐもぐさせて……。

杏子「おいおいご飯粒ついてんぞ!」

あ……。

そのまま人差し指でつまんで、パクっと口に運ぶ佐倉さん。

胸の奥がふわふわ揺れてドキドキする気持ちと、メラメラ燃えるイライラが、これまでにないぐらいに私の心をかき乱した。

こころなしかソウルジェムがゆらゆらと黒く濁っていく気がするが、私の心の乱れと何か関係があるのだろうか?

いや、そんなことはどうでもいい。


マミ「わ、わたしも……」

レーンから流れてくるおいなりさんをとって、甘エビちゃんの方を見る。

すると彼女は察してくれたようで、席を移動してこちらにやってきた。

っ!! 

もふもふちゃんが、こっちに来る!

杏子「大丈夫なのか、あんまり人に懐かないんだろ、そいつ」

まどか「うん。でも、試してみないと」

私は期待をふくらまし、お稲荷さんを手にとった。

甘エビちゃんの腕の中にいる、その子を満面の笑みで見つめて──。

だがその子は甘エビちゃんの腕をすり抜け、胸からを伝って、こちらを警戒するように見下ろしていた。

マミ「おいで!」

最大限やさしい声で、ちっ、ちっ、ちっ、と手招きすると、お返しに全身の毛を逆立てて「しゃー!」と威嚇してくれた。

杏子「ははは、ダメだこりゃ!」

涙目になりながら、どうして?とつぶやく。

甘エビちゃん「あの、元気出して下さい……」

甘エビちゃん……。

甘エビちゃん「諦めなければ、きっとほむとも仲良くなれるから」

マミ「……うん」

甘エビちゃんの差し出してくれたハンカチで涙をふくと、キリッとした顔で笑ってみせた。


マミ「ありがとう。鹿目さん……」

あれ……鹿目…さん? 

なんでわたし、この子の名前を知ってるんだろう?

甘エビちゃん「なんだ……ちゃんと聞こえてたんじゃないですか。わたしの名前」

確かに、さっきはぼそぼそっと聞こえたけど……その音がどこかで繋がったのかしら?

……いや。違う。全く聞き取れなかった。

──鹿目まどか。

確かにこの子の名前は知っている。

どこで、知ったんだったっけ?



この前に土手で会ったとき、もう一人の女の子が喋っていたんだろうか?

土手を歩いているときに、その子が鹿目さんの名前を呼ぶのが聞こえて来たのかもしれない。


あるいは、私の部屋でもふもふちゃんが人間になったときに、飼い主であるこの子の名前を呼んだのかもしれない。

──たしか彼女は暁美さんという名前だったかしら。

そんなことをあの子が口にした記憶など……ないけど。

あの状況で暁美さんが彼女の名前を出す理由があるはずないのだから、どう考えても不自然だし。


その理由を考えようとすると、思い出したい、しかし思い出してはいけないような、どこかで抑制させられる。

もどかしい。不気味で気持ち悪い白昼夢を見た気分だ。


まどか「どうかしたんですか?」

マミ「ううん。たいしたことじゃないから」



その後、当たり障りの無い会話をして彼女は両親と共に店を出ていった。




彼女と友人になれたかどうかはわからないが、仲良くはなれたのではないだろうか……。

しかし、彼女が持っていたとてつもない魔法少女としての資質。

どこかで聞いたはずの──彼女の名前。


もふもふちゃんに佐倉さんのことを相談するという一番の目的を忘れてしまうほど、

彼女の存在に、わたしは呆然と悩まされてしまった。


鹿目……まどか……。



杏子「マミさん、会計! 6,800円だって!」




~6話 ほむにゃん、回転寿司に行く 完~

続く。

マミ「(財布の中身が)逝ってしまったわ……。円環(スシ)の支払いに導かれて……」

最近大量投下でうれしす
乙です

杏子、何皿食ったんだ……

マミさん怒りの借金


金額が妙にリアルで吹いた
あんこちゃんが成人男性並に食ってるとそれくらいいくよな

>>380
体育会系じゃなかったら、二十皿辺りまでで限界だろ、
それと大人より高校生大学生ぐらいの方が多く食うよな
大人だと額が上がるのは酒類のせいじゃないかと

大人はトロなどの高いものいっぱい食べられるしな

~7話 ほむにゃん、あまえる~


-まどhome ほむside-

「……」

ん……。

まただ。

このところやけにこの姿のまま意識が戻ることが多くなった。

しかも決まってまどかたちが寝静まってから。

初めは呪いの解ける前兆だと思っていた。

しかし、いっこうに人に戻るような気配がない。

それどころか、最近全くあの姿に戻れていない。

確かにこの姿のままでも、魔女と戦うにさほど支障がないからよいのだけど。

きちんと身体の意識さえコントロールできれば、意外と戦えるものだ。

生命線であるグリーフシードの確保ができる以上、さして慌てて呪いを解くことを優先させる必要がなくなったとも言える。

当面の問題は──佐倉杏子のことだろう。

このままでは彼女の家族は……。

だが彼女に振りかかる運命を変えること、私はまだ迷っていた。


運命を変えることを望んで魔法少女になったわたしが
ここで迷うことは自己矛盾も甚だしい……。

しかしやはりこの件に関しては保留にしておきたいという気持ちが強かった。

佐倉杏子の運命が変わるとすれば、4年後まどかが救われる可能性があるという証明にもなる。

だが、もししくじれば……。

今ここで彼女の運命を変えることに尽力して、それができなかった場合。

自分の手で、未来を変えることは不可能だと証明してしまうのではないか?

過去を改変するということを、恐れているだけではない。

その結末を、わたしは見たくないのかもしれない。

ただ怖いだけなのか。

──あとは……。

ただ単純に、この姿で『巴マミ』に会いたくないという気持ちが何にも増して強かった。

あの人は普段からいろいろと面倒だったが、今回はいつにもまして面倒臭い!!


可愛らしい一面があったと思えば微笑ましいものだが、
正直『アレ』に付き合うだけの度量はなかった。

何をされるかわかったものじゃない。

まさか人の姿に戻って、本気で泣かれるなどとは思ってなかった。

あそこまで、見た目に弱いというのは……。

そんなことだから、キュゥべえなんかに付け込まれるのではないか?

まどか「んんっ……」

……まどか?

隣で寝ているまどかが寝返りをうち、背中を向ける。

か細いうなじが暗闇の中でしっかりと見えるのは、呪いのせいか……夜目がよく効くのだ。


理由は……多分、初めてまどかに出会った時の名残だと思う。

あの時のまどかは頼もしくて、何かあるとついついまどかを探してしまうのだった。

時間が経つに連れて……彼女の背中は段々と猫背になっていった。

とりわけ4年前──今の小学生のまどかは、これでもかというほど丸く見えた。

その背中はどこか自信無さげで……。

確かに頼もしかったあの頃のまどかも良かったけれど、これはこれで魅力的なものがある。

まどかが起きないように、ゆっくりと擦り寄って、その魅力的な背中に肉球を近づけ……。

──そっと触れた。

まどか「……すぅ」

よかった、起きない。

ほっと一息ついて、姿勢を整える。

前々から思っていたことだが、わたしはこの小さくて愛くるしいまどかが可愛いくて仕方なかった。

私は今ネコになっている身であるけども、彼女のほうがネコであるかのように、愛でてあげたくなるのだ。

全身で抱きしめて、髪を撫でたり頬に触れたり……。

残念ながらこの身体ではそれは叶わない。

──叶わないけれど、まどかに触れることができる。

ぐっすり眠っているまどかに。

もし起きていたら、例えネコの姿と言えど、恥ずかしくてできない。

でも、寝ているのであれば多少は自分が出せる。

こういうのは卑怯だし、何か犯罪的な匂いがするけど……。

だけど、わたしだって人肌が恋しいと思うことがある。

毎夜毎夜一人で過ごし、朝を迎えてきた。

その虚しさを、誰に埋めてもらうわけでもなく……ただ耐えて。

人に触れられることも、触れることにも、慣れてなくて。

だからそれだけで幸せなんだ。

触れられるだけで……

それもまどかの背中に。

ふふ。あったかいな……。

きゅうっとほっぺをまどかの背中にすり寄せた。

小さくても、大きく見える背中に頬を合わせると、ふんわり心地よい匂いがしてくる。

まどかの匂いというものが、人のときはわからなかったけど、今はよくわかるようになった。

嗅覚が数万倍になっているせいで、たとえ壁を隔ててもまどかの存在を感じ取ることができる。

ほっぺでまどかのぬくもりを受け止めて、ほっとするような

たぶん、だらしない顔をしてる……わたし。

でも……誰にもみられてない。だから大丈夫。

たとえ誰かに見られたとしても、こんな姿だから平気……だよね?

ここまで書きました。


これはまどかさん起きるフラグか…
いいぞもっといちゃいちゃしろ

にょにょにょ乙

ほむにゃん画像検索で驚くほど絵が出てきた。
ttps://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%BB%E3%82%80%E3%81%AB%E3%82%83%E3%82%93&rlz=1C1SKPC_enJP416JP445&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=QCvvUdGxLoLHkwWg3IBw&ved=0CC0QsAQ&biw=1536&bih=764

ほむほむ

これもニコニコにうpするの?

1がスレで自分の作品を晒してるならともかく
作者と一部の読者しかわからないことをむやみに書かない方がいい。

別にお前の庭じゃないし何書いたってかまわんだろ
答える答えないも作者の自由

なになに?>>1の前作とかあるの?
読みたいから教えてくれるとうれしいな

>>404
変態ほむらと荒ぶるワカメのSS
http://maoyuss.blog.fc2.com/blog-entry-790.html

こんなんでよければ読んでみて下さい。
感想は不要です。

自分の作品晒すのは抵抗ないですが、
宣伝も紹介も自分の好きなタイミングでやらせて下さい。
大したもの書いてるわけじゃないですが、
別の話題で流れが変な方向に逸れたり、
作品と関係ないところで萎える人が出るのは極力避けたいです。

>>404
面白かった
なんかさまざまどかに似てたけど同じ人?

違います。
いろいろ参考にさせてもらったけど、あんなに面白く書けませんでした。

背中で息をする彼女の鼓動を頬で感じていると、突然まどかが寝返りをうってこちらを向いてきた。


えっ!?



まどか「また寝ぼけて抱きついてきたんだね。仕方ないなぁ」

お、起きてたの?

どうやらまどかは私が寝ていると思っているようだった。

なんとなく目を開けるのを躊躇ってしまい、突然の出来事にどうすればいいかわからなくて──。

まどか「てぃひひひ」

いたずら気味に笑うまどかの声だけが聞こえてきて、胸が高鳴る様な、ドキドキするような感覚を覚えた。

こういう時のまどかは、必ずと言っていいほど普段みんなの前で見せないような態度で私に接してくる。

私はそれを記憶しているが、自分の意識でそれを体感したことがなかった。

そもそもこうして意識を持って行動できる時間など全体の30分の1程度なのだから。

目が開けられないから、まどかの様子が見えない。

何をされるかわからないけれど、意中の相手から校舎裏に呼び出されたかのようにときめいた。


さわっ──。

ほむにゃん「っ──!!」

思わず声が出そうになってしまった。

まどかの指……多分人差し指が、耳のあたりに触れてきたのだ。
全身の毛が総立ちしたみたい。

まどか「ふふ、寝ててもくすぐったいんだね」

まどかは面白がって、指の先端だけで耳のとんがってる部分から付け根にかけて、
触れるか触れないか微妙な力加減で何度も何度も繰り返し撫でてきた。

それが私の反応を見て楽しむもので
彼女のいたずら心が溢れているとすぐにわかった。

ネコになって、耳の皮膚と神経系が過密になっているせいか、
絶妙な力加減で右耳が撫でられると、耐え切れなくて全身を震わせてしまうのだ。

しかもまどかの小さくてか細い指で撫でられているかと思うと、
微笑ましいような、胸が熱くなるような変な気分になってくる。

次にまどかが触れてきたのはおなかだった。

これも指先でつんつんと押すように触れたり、さわさわとゆるり撫でてくる。

ほむにゃん「す──」

くすぐったいという感覚はなくてどちらかと言うと落ち着くという方が正しいか。

母親に頭をなでられる子供みたいな感じ。

まどか「お腹が気持ちいいのかな…」

ちらりと目を開けると、自分のお腹に触れて確かめているようだった。

別にお腹でなくてもいいのだけど、ただ単に触れられることが好きだから……。

まどかと出会って、まだ間もない頃の話だ。

彼女と助けた子猫に名前をつけて、校舎の裏で二人して餌をあげたりして可愛がっていた。

そしてまどかに撫でられる子猫をみて、少しだけ羨ましいと思った。



─そうか。

わたし、ずっと前からまどかにこんなふうにして欲しいと……。


まどか「あれ、涙……?
    そんなにくすぐったかったのかな?」

わたしはまどかの背中を見るのが好きだった。

わたしほどまどかの背中を見つめてきた人間はいないのであるかというほど、彼女の背中を見つめてきた。

頼もしげなしゃきっとした背中も、猫背で頼りない背中も知っている。

いろんなまどかを見つめてきた。


その後姿を、どんな想いで見つめてきたのか?


──わたしは期待していたんだ。

まどかがが振り向いて、笑顔を向けてくれることを。

なんとなく温かそうで、今にも折れてしまいそうな心を支えてくれそうだから……。

そして、できることなら。

こんなふうに……。

──ずっと前から。


まどか「そろそろねよっかな……」

まどかの指が止まると、思わずその指にしがみついた。

まどか「ほむ……?」

ここまで書きました。



かわいい


ほむかわいい


いいぞ


ほむ切なかわいい

はよ

~続き まどか視点~


中指を止めると、ほむがわたしの指をとり、思わずどきっとしてしまいました。

当たり前です。

だって、てっきりほむは寝ているものだと思っていたから。

まどか「起きてたの?」

ほむは、こくこくと頷きます。

なぜか、恥ずかしそうに私の指に顔を隠してしまうのです。

うわぁ……可愛いなぁ。

あんまりにも可愛くて、眠気が少しずつ冴えてきました。

可愛い……というか、何かさっきから変に胸が苦しいのです。

あれ……なんかおかしい。

なんだかいつもとほむの様子が違う気がします。

いつもと比べて、どこか大人しいというか……。


ほむにゃん「まど……かっ!」

ほむは顔を上げたかと思うと、私をまっすぐ見つめて、耳をぴくぴくと動かしました。

ピク……ピク、ピク……。

ほむの耳が……動いてる?

な、何その特技!? 可愛すぎるよっ!

たまらなくなってほむを夢中で抱きしめました。

声を出すと、ママたちに怒られてしまうので、声を出さないように気をつけ……。

それでも布団の中で足をバタバタさせてしまうのでした。

世界を探しても、ほむに勝る可愛いものはないでしょう!

ふへへぇ……とだらしない声を漏らしながらぎゅぅっとほむを胸の中で愛でます。

冬毛でもふもふしたぬくもりが温かくて、きゅっと曲がった円錐状の耳がほほに触れて気持ちいいのです。

夜でほむも眠いせいか、ほとんど暴れませんでした。

むしろ力を抜いて、リラックスしているようで。

そうなると、無性にまたいたずらがしたくなってしまうのです。

中指をもちもちしたお腹に当てて撫でると、いつもくすぐったそうに笑うので……。

またまた絶妙の力加減でそのぽんぽんをくすぐりました。

まどか「えへへ、くすぐったい?」

さわさわ……。

しかしほむは、身動ぎせずにただ仰向けになっているだけです。

でもそれでだけではありません。

顔が真っ赤になって、短い両腕を胸元にクロスして……。
恥ずかしそうに泣きそうになりながら、私から視線をそらしてはこちらをちらりと見ては何か期待するような……
続けて欲しそうな顔をしているようでした。

な、な、な……。

今まではずっと可愛いだけだと思っていたのですが……。

胸が熱くなって、押しつぶされそうになるのです。

苦しいと言っても間違いないと思います。

この子はわたしをこの不思議な痛みで殺そうとしているのではないかと思うほどでした。

ほむが可愛いいのは充分承知していましたが、この子を見て苦しくなったことなんてありません。

そんな隠し球に引っかかってしまった私は、怒るどころか、ただ息を呑むことしかできないのです。

もっとほむに触れてみたい……。

泣きそうなほむを見ていると、狂おしいほどの衝動に駆られました。

ほむのスカートと服の隙間をのぞきます。

わたしはつばを飲みました。

今まで直接触ったのは、お風呂で身体を洗うときぐらいです。


別に誰かに見られているわけじゃない……。

ペットのお腹を撫でるなんて別に普通だし……。

でも……。


ほむが私を見ないように、わたしもほむから目を逸らしました。

何かとてもいけないことをしているような気がしたのです。

わたしは思い切ってほむの服の下に指を入れました。

ほむにゃん「っ!?」

ほむは一瞬びくっと驚いたようにぶるっと震えたのですが、それだけで……。

ちらりと顔を見ると──

ほむ目をぎゅうっと瞑って──


ぽろぽろと涙を溢しているのでした。

ここまで書きました。


ここで切るとか生殺し
ほむは本当は年上のお姉さんだって
葛藤してたまどかさんはもういないんやな…ww

ここまで読みました。

ほむのスカートと服の隙間をのぞきます。

わたしはつばを飲みました。


つぼみをみました
に見えた死にたい乙

俺も不思議な痛みで死にそうです

これは百合なのか獣姦なのか


……どうしてほむ泣いてるの?

ただ直にお腹を撫でただけなのに……。


さっきまで、物憂げな顔でくすぐってほしそうにしていたのは、わたしの勘違いだったのでしょうか?

本当はとても嫌で、気持ち悪いと思っていたのでしょうか?


そんなふうには見えなかったのに……。

やっぱり女の子だから急に服の中に手を突っ込まれたのがショックだったのか?

──女の子?

……まさか……まさか。

今のほむって……。


~ほむside~

わたし……何やってるんだろう。

幼いまどかに、なんてことをさせてるんだ!

ネコのフリしてこの子の気を引いて……。

またキマシタワー建てなきゃ

涙が止まらない。

柔らかいまどかの指が、肌に触れて……。

それがあまりに温かくて……。

もっとやって欲しいと思ってしまう。

人としてこんなのでいいのか思うと恥ずかしくてたまらない。

年下の女の子に甘えるために、ネコらしく振舞って……

もっと強く触れて欲しいがために、わざと恥じらってみたり……。

誰にもこんな姿を、こんなわたしを誰にも知られたくない。


特にまどかには……。

お腹を撫でる指が止まる。

まどかを見つめた。

こちらを驚いたように覗きこんでいる。

ああ、泣いているせいだろう。

なんとか涙を止めようと試みるも、こみ上げる嬉しい気持ちと、恥ずかしさが邪魔してうまくいかなかった。

これまでの苦労した記憶が蘇ってきて、それも涙腺を緩ませるのだ。

もっとまどかに触れて欲しい。

ほむにゃん「まど……かっ!」

まどかに再び熱を帯びた視線を送りながら、肉球で服の下にあるまどかの指を撫でて動かすように促した。

すると彼女は不思議そうに私を見つめながら聞いてくる。

まどか「嫌じゃなかったの……?」


こく、こく、と頷く。

嫌なはずがない。

まどか「うん、わかった」


耳がピンッと張り詰めたように立ち上がり、尻尾の先も硬くなって……。

わたしはぎゅうっと目を閉じた。


ほむにゃん「っ!」

まどかの人差し指と中指が川底の砂が流れていくように緩やかに何度も同じ場所を撫でてくる。

それは脇腹をくすぐられるように我慢できないほどくすぐったいものではない。

でも直にお腹に触れられるというのはどうしてもくすぐったいものだった。

油断をすると声が漏れそうになる。

まどか「ふふ、やっぱりくすぐったいんだね」

面白そうに指をぐるぐる回転させたり、爪先を立てるように這わせたり、私の反応を観察しているようだった。

いつの間にかもう片方の手が、わたしの頭にあてられていて
よしよしと、子供をあやすように撫でている。

そのせいで気分も落ち着き、涙も止まっていた。


ネコの時の記憶があるから、どんなことをすればまどかが喜んでくれるかは知っている。

そしてどんなことをされるのかも。

わたしはもっと撫でて欲しいと思い、鼻を右腕に押し付け「にゃぁ」と鳴く。

まどか「んーーーー! 大好きだよ!ほむーーーーっ!」


ほっぺをすりすりされて、私はますます嬉しくなった。

顔がだらしなく緩んでしまうのが恥ずかしいけど、それは自然──いつも通りだからいい。

いま本当の私が表に出ていることを悟られたら、舌を噛んで死ぬしかないだろう。

ネコだからできること。

ネコだから得られた幸福。

初めて魔女に感謝をしたいと思った。


そして再びまどかの指が服下に潜り込んでくる。

今度は背中を這わせ、上から下へと撫でる。

ぶるぶると震えながらも、やはり触れられるのが嬉しい。

~まどか~

いつから、ほむらちゃんと入れ替わったんだろう?


ほむを撫でているうちにやはりおかしいことに気が付きました。

いつものほむとは微妙に反応が違うのです。

どこか、表情を作っているというか、何かを躊躇っているというか。

ネコっぽさが足りないことを疑問に感じました。

だからいまほむにゃんはほむらちゃんの意識があるのではないかと。

けれどそのことをなかなか言い出しづらくて……

というか、結局可愛さにやられて、ついついいつも通りに……。


お姉さんだとわかっていても、姿がほむにゃんでは。

そもそも、ほむらちゃん自体がネコのように振舞っている時点で威厳も何もあったものではないのですが……。


わたしはほむらちゃんのことを何も知りません。

魔法使いだってこと。

おうちに帰ってないこと以外何も。

でも、それはきっと大変なことだと思うのです。

わたしよりお姉さんだとしても、家族に会えないのが辛くて……。

わたしだったら寂しくて耐えられないんじゃないかって思います。


だからわたしに甘えてくれるかと思うと、何かとてもあたたかい気持ちになるのでした。

ネコのように可愛いほむらちゃんが、とても愛しく思えるのです。

あまり誰かに頼られたことのない私だから嬉しくなってしまうのです。


つんつんと、ほっぺをつくと、むくっと膨れて返してくるのはいつも通りです。

わたしには気づかれないようにしているのでしょうか?

その気持ちはなんとなくわかります。

このまま黙っていたほうがほむらちゃんにとってはいいのかと思いました。

わたしもその方がほむらちゃんが、気の向くままに甘てくれるのではないかと思ったので、敢えて口にだすのはやめました。

毛布でほむの身体をくるむようにして抱き寄せ、ちょこんと鼻元から上が顔をのぞかせているのを見て笑顔になって……。

まどか「あったかいねー、ほむ!」

ほむにゃん「ほむー」

ほむも、わたしに笑いかけてくれました。



~7話 ほむにゃん、あまえる 完~

~8話 ほむにゃん、雪遊びをする~


3時間を迎えたあたりで、クラスの誰かが窓の外を指さすと雪が降っていることに気づきました。

見滝原に来てから初めての冬、そして初雪を迎えたのです。

後ろの席のさやかちゃんと顔を見合わせて、「降ったねー。積もるかな」と目で会話をします。


積もるといいなぁ……。



~マミさん~


雪だわ……。

授業なんて早く終わればいいのに。

そして早くあの子を探しに行きたい。


こんな日は、もふもふちゃんと二人きり……

二人で雪だるまをつくって、かまくらをつくって、その中であつあつの鍋をつつくの。

あ……でもきっと猫舌だろうから、わたしがふぅふぅして冷まして、食べさしてあげて。


マミ「あはぁ……そんな、いいのよ!お礼なんて。
   あっ、でもどうしてもっていうのなら、今夜一晩中私の布団の中で……」


先生「あ~~。巴。立っとれ!」

~杏子~

…………

……

…餅食いてぇ。


ああ……雪見てたら腹減ってきた。

学校の帰りにコンビニでも寄ってくか。

~知久~

ほむにゃん「ほむ?」

知久「どうしたんだい?」

窓辺でほむが外を見上げていたので、ぼくも気になって外を覗いてみた。

ああ……道理で冷えるわけだ。

今朝の天気予報では雪がちらつくかも知れないと言っていたけれど、この空を見る限り積もってもおかしくない。

庭の小松菜とサヤエンドウは大丈夫かな?


詢子さんは車だからいいけれど、まどかは傘を持っていかなかったような気がする。

ああ、でも雨ほど濡れるわけじゃないからいいか。

一応お風呂を沸かしておこう。

それと今夜はなにか温かいものでも……。


知久「ほむ、僕は夕飯の買い出しに行くけれど一緒に行くかい?」

ほむにゃん「ほむ!」

ほむは言葉を理解しているらしい。

半分人間に見えるけど、本当、賢い子だよなぁ……。

まどかの話ではさやかちゃんには意地悪で噛み付いたりするみたいだけど、とても信じられない。

ぼくの前では大人しいんだけど。

出かける支度をして、家の鍵をかける。

85cmと書かれたシールをはがし、その黒い傘をさし、ほむはコートのフードの中に収めた。


たまにこうして二人で出かけることがある。

さすがに目を引く出で立ちをしているので、あんまり自由にはしてあげられないけれど、
家の中で一人にしておくのは可哀想なので。
(1話ではタツヤが出てきていますが、指摘の通り4年前はまだ生まれていないはずなので、なかったことにさせて下さい。
すいません!!!)

ここまで書きました。


これはばれてたことが後から分かって
ほむらちゃん悶死するフラグ?


もどかしいねえ

続きはまだか

マダカー

雪が降っているせいか、今日はいつも以上に交差点の人通りが少なかった。

ほむにゃん「ほむ、にゃー!ほ、ほ、ほむ、にゃー♪」

二人で赤信号を待っている間ほむはノリノリで歌っている。

多分テレビのCMでやっていた、モチモチだいふくの歌だろう。

家でも、CMが流れるとマスコットのモチモチ君に合わせて踊っている。ほむお気に入りの歌だ。

さり気なくお菓子をねだっている……わけではないと思うけど。

知久「大福買ったら、食べるかい?」

ほむにゃん「にゃー!」

あれ?

いつの間にか隣に人が立っている。

巨体にも関わらず、近づいてきたのにまるで気配を感じなかった。

雪が降っているというのに、傘どころかシャツにジャケットを羽織るのだけ薄着。

ぼくは頭をぽんぽんとたたいてほむにゃんに『静かに』と合図を送る。

別にその人が変わった人だからじゃない。

フードの中から変な声がするというのは、他の人からすれば気持ちのいいものじゃないと思う。

ふぅっと一息つくと、しばらく無言で二人で信号が変わるのを待っていた。

無性にその時間が長いと感じていたら、彼は口を開いた。

男「……頭のなかに何がいるのかは知らんが、オレのことは気にしなくていい」

こちらを見ずに、信号を見ながら言っているようだった。

知久「……お気遣いありがとうございます」

多分僕より少しばかり若いかな。

変わった人だなぁというのが第一印象。

だからそれ以上何も話そうとは思わなかった。

知久「ええ。娘が拾ってきたんですよ」

なんて言っていいのか、少し返答に困りながら答えた。


男「この国はいつの間にこんないきものが徘徊するようになったんだ」

知久「まったくですね……」

苦笑いを浮かべて、信号に目をやる。

それきりにしようと思ったのに、ほむはくんくんと鼻で何かをかぐように頭の上でもぞもぞと動くのだった。


すると、いきなり「にゃー!」と鳴き、男の肩に飛び乗った。


驚くより先に手が伸びた。

知久「こらっ!」

僕はほむに向かって慌てて手を伸ばしたけどその人の持っている紙袋の中に飛び降りるように潜っていく。

知久「す、すいません!」

しかし男は僕を見ない。

それどころか紙袋の中を覗いて何か嬉しげにつぶやいた。


男「ほう……なかなか見る目があるじゃないか?」

もしかしてほむに向かって言っているのかな?

男「いいだろう。この中身はお前にやる」

わけのわからないことを言うと、ほむが入った紙袋を手渡された。

というか押し付けられた。


男「……」


そのまま男は信号を渡らず歩道橋を越えていき、僕はぼんやりとその後ろ姿を眺めていた。

雪の中彼は姿を消してしまった。

なんだったんだろう?

ほむにゃん「ほむー♪」

知久「こら、ダメじゃないか! 知らない人の持ち物に手を出しちゃ」

正直怒りより、困惑のほうが強かった。

知久「ところで、紙袋の中は何が入ってるんだい?」

ほむが大事そうに抱えている箱を一緒に取り出すと、それは洋菓子店でありそうなケーキの箱のように見えた。

一応開けてみると、中には数人分の円形になったチーズケーキが入っている。

なんとなくそんな気はしていたけど、やっぱり食べ物だったか。

女の子だから、やっぱり甘いものに目がないのかも。


しかしどうして彼はこれを……?

もしかして、変なものが入ってるんじゃないか?

じっとその中身を見つめていると、僕は無性に確かめたくなった。

流石に毒は入ってないだろう。

ほむにゃん「ほむ!!!ほむっ!!!」

……ちょっとだけならいいかな?

よ、よし。


知久「いいよ、食べて」

箱の中に同封されたプラスチックのスプーンで一欠片だけすくってほむに食べさせてみる。

もぐもぐ、と小さい口の中を膨らませ……。

ほむにゃん「ほむ~~」

ほわ~っと、顔を緩ませて……まるでお花畑が頭の上に浮かんでいるようだ。

美味しかったんだ……。

僕も同じようにスプーンで掬ってみた。

どう見ても普通のチーズケーキなんだけどなぁ。


しかし、口の中に入れ、味わおうとした途端……。

知久「……美味しい」

自然と声が漏れた。

多分今まで食べたどんなケーキよりも美味しいと思う。

僕も主夫だから、まどかに食べさせてあげるためにそれなりにお菓子作りも嗜んだりする。

そのために食べ回ったりしたけれど……。


……あの人が作ったのか?

まさかね。 まるでお菓子作りなんて縁のなさそうな人だったし。

信号が変わるのをまた待ちながら、彼が消えた先を見つめていた。

今度あった時は、お礼をするべきか。




あれ……?

ほむがいない。

しかもいつの間にか紙袋ごとケーキも無くなってる!?

出かけるので帰ってきてから更新します。

469-470の間抜けてました。

■追加

しかし、フードからほむが顔を出して、ドキッとした。

ほむにゃん「ほむ!」

何故かいつもは人前では隠れたままのほむにゃんは、彼に挨拶するかのように現れた。

男「ほう……変わった生き物だな」

さすがに珍しいらしく、ほむを見下ろすように眺めていた。

ただの変な人なのか重要人物なのか

~まどか~

まどか「積もったね~」

学校が終わると、さやかちゃんの手を引いて校庭へと出ました。

もう何人かの生徒が雪合戦や雪だるまを作って遊んだりしています。

まだ雪が降っているので、益々積もると思うとワクワクしてきました。

さやか「わたしたちも雪だるま作る?」

まどか「うんっ!」

~マミ~

初めて廊下に立たされるという経験をした。

マミ(11)「案外悪くなかったわ」

雪が積もるように、私の妄想も積もり積もって……

もふもふちゃんの子供たちに囲まれているところまでシュミレーションが完了している。

心なしか友達が授業以降に私を遠ざけているような気がするけど、まあ気のせいよね。

そして学校は終った。

いざぁああああああああああああ。

~杏子~

学校が終わり傘を蹴りながら一人雪道を歩いていた。

雪が頭に積もってくけど、あんまり気にならない。

むしろなんで傘が必要なのかがよくわからない。


ん?

杏子「……匂うな」

食い物の匂い。

しかも極上の。


私はその匂いを頼りに走りだした。


あれ?この展開たしかどこかで……。

しばらく走り続けていると見覚えのあるにゃんこがその身体に不釣合いな紙袋を背負っているのが見えた。


杏子「やっぱりお前だったか!?」

ほむにゃん「きょう……こ?」

ほむにゃん「にゃーーーーーーーー!!!」

杏子「あ、こらっ!!何故逃げるっ!?」

杏子「待てよーーーー」

まさか、食い物を盗られると思ってんのか?

なんてセコいやつなんだ!


思ったより脚が速い。

自分の身体よりずっとでかい荷物を抱えてるにも関わらず速いのはヤツが魔法少女だから。


くそ、無駄に魔翌力を消費するのは避けたいが……。

あの中身どうしてもおんがんでやりたい。

こうなったら意地でも追いついてやる。

~まどか~

まどか「これでいいかな?」

さやか「おっ、いい感じに土台が出来てるね。じゃあ、乗っけるよ?」

いっせいのう、せっ!

二人で雪塊を持ち上げて、乗っけて……。

まどか「出来た、できたっ!!」

さやか「やったね。さてさて、んじゃせっかくだから手とか作ろうか?」


その時。

学校の柵の上から、黒い影が二つ飛び出して来るのが見えました。

私は何かとても嫌な予感がして、さやかちゃんの手を引きました。

さやか「まどか?」


そして黒い影のうち一つが、つくりたての雪だるまに刺さるように突っ込んできて……

埋もれてしまったのです。


なんとなくそんな気はしてたんだけど、やっぱりほむだったんだ。

ほむかわいいよほむ

まどか「どうしてほむがここに?」

雪だるまのてっぺんで足をバタバタさせていたので、さやかちゃんと二人で引っ張ります。

ほむにゃん「にゃにゃにゃ!!にゃ!!」

雪のせいでくしゃくしゃとなった顔を左右にブルブルと振りながら雪を払うと、怖い目にあったかのように、私に抱きついてくるのでした。

ほむにゃん「まど……か!」


すると、後ろから柵を越えてやってきたもう一人の女の子が、顔を出します。

ランドセルを背負っているところを見ると、彼女も学校帰りだったのでしょうか?


杏子「なんだ、アンタか。おっす。たしか、まどかだっけ?」

するとさやかちゃんが不思議そうな顔をして、私を見るのです。


さやか「まどかの知り合い?」

まどか「うん。杏子ちゃん。」

杏子「おいにゃんこ。紙袋は?」


紙袋?

ああ、ほむが右手にかかえているこれでしょうか?

それを調べて見ると、中には何も入ってませんでした。

杏子「…んっ? あああああああっ!」

わたしたちの作った雪だるまに手をのばすと、そこにはぐしゃぐしゃになったお菓子の箱のようなものが置いてありました。

封を切ってそれを開けると、当然の如くぺしゃんこになったケーキがあったのです。


杏子「なんだよ。滅茶苦茶じゃないか?」

まどか「どうしてこんなものをほむが?」

ほむはそのぐしゃぐしゃになったケーキを見ると、途端飛び出していきました。

ほむにゃん「しゃーーーーーーーーーーっ!!」

がぶっ!!

杏子「いってぇえええええ! 何すんだこの野郎!?」

突然杏子ちゃんのお尻に噛み付きました!

さやか「もしかして、このケーキまどかに食べさせてあげようと思ってここまで持ってきたんじゃない?」

まどか「そ、そうなのかな?」

杏子「こらっ、離れろ!」

右手で引き剥がそうとする杏子ちゃんに対して、ほむはぴくりとも動かないのでした。


さやか「ありゃあ相当キレてるね」

これまで散々ほむに噛まれたさやかちゃんは腕を組んでうんうんと頷いていました。


まどか「いいから早く止めないと!」

杏子「こらっ、離れろ!」

右手で引き剥がそうとする杏子ちゃんに対して、ほむはぴくりとも動かないのでした。


さやか「ありゃあ相当キレてるね」

これまで散々ほむに噛まれたさやかちゃんは腕を組んでうんうんと頷いていました。


まどか「いいから早く止めないと!」

ここまでで。続きはすぐ書けると思います。


謎の男…いったい何者なんだ…
クロスSSってわけでもないし手がかりがないのぜ

続きも期待

突然変なキャラ出てきたから乗っ取りかと思っちゃった

これでただのチーズケーキの男だったら笑うww

男ってオッサンなのかな?

そろそろ続きをだな、

しばらくして、ほむをなだめることに成功しました。

ほむはさっき壊してしまったわたしたちの雪だるまを修復しようと、
両手に雪球を抱えてペタペタと穴を塞いでいるのでした。

杏子「いってぇ。酷い目にあったよ」

杏子ちゃんはおしりを抑えながら、片目でほむを睨みつけています。

さやか「アンタがケーキを横取りしようとしたせいじゃないの?」

杏子「なっ!失礼なこというなよ!アタシはただ中身が気になっただけだ!」

杏子「大体、お前はなんなんだよさっきから。妙に突っかかってきやがって」

さやか「わたしはまどかの友達だよ。」

まどか「二人とも仲良くしようよ……」

~マミさん~


たしか……甘エビちゃんもとい鹿目さんの学校は、あそこだったわよね。

あぁ、もふもふちゃん。 早く逢いたい。

やっと校門が見えてきた。

鹿目さんについていけば、きっともふもふちゃんに逢える。

マミ「うふふ……ふふ……ふ?」

マミ「あれっ?」

今更ながら素朴な疑問が浮かんだ。


鹿目さんはまだ学校にいるのかしら?

もう下校してしまっているのでは?


そもそも私はまだ彼女のお友達になったと言えるのかしら?

回転寿司でちょっとお話しただけで……。

いきなり学校まで押しかけて、待ち伏せして……

も……もし、変な子だって思われたらどうしよう。

ここまで来て、立ち止まるなんて……。

やっぱりやめようかな……。


「なんだ、やんのかこらぁ!」


その時聞き覚えのある声が校内から聞こえてきた。

あの声は……佐倉さん?

どうしてこんなところに?

校門からこっそりと覗いてみる。

やっぱり佐倉さんだ。

横にいるのは、見知らぬ女の子……それから鹿目さん。

よかった、まだ学校に……はっ!

あ、あれは……

あの雪だるまを作ってるのは。


マミ「いやぁあああああああああああ、可愛い。かわいい!!
雪遊びしてるわっ!
もふもふちゃんが雪遊びしてる!
いつの間にか冬毛になって耳があったかそう……。
ツンツンしたい、なでなでしたい……ああああああ。
可愛い、もふもふちゃん可愛いいよぉおおおおおおお。」


近所のおっちゃん「おい、お嬢ちゃん。大丈夫かい?」

大丈夫じゃない、問題だ

マミさんwwwwww

~まどか~

雪をぶつけあっている二人を遠目で見ていると、校門のところに見知った顔があるのに気づきました。

マミさん? どうしてここに?

私と目が合うと、伏し目がちにこちらにやってきます。

マミ「こ、こんにちは……」

まどか「どうしたんですか?」

マミ「たまたまこちらの方に用事があって……」


そうだったんだ。

ほむと杏子ちゃんといい、マミさんといいすごい偶然だなぁ。


マミ「どうして佐倉さんがここに?」

二人はマミさんの存在には気づかず、お互い血眼になって雪をぶつけあっています。

まどか「杏子ちゃん、ほむを追いかけてきたみたいなんですよ。そしたらここまで」
まどか「ほら、ほむこっちにおいで! マミさんが逢いに来てくれたよ」

マミ「そ、そんないいわよ……」

顔を真赤にして照れている様子が、歳上ながら可愛らしいなぁと思い、ほっこりしてしまうのでした。

あれ? ほむ?
おかしいな。さっきまで雪だるま直してくれてたのに……。

まどか「どこにいっちゃったのかなぁ」

マミ「……」

マミさんは黙りこんでしまいました。

気落ちしているかと思いきや、薄っすらと笑っていて……
何か怖いです。


マミ「そこにいるのよね?」

ここまで書きました。
オンリーイベントの準備とかで遅れました。
未だに読んで下さってる方どうもありがとうございます。

マミさんには悪いけど、もふもふちゃんの警戒レベルは急上昇ですね

ずっと待ってた乙



もふもふちゃんが危ない

クソだなクソSSにふさわしいクソみたいな終わらせ方ならクソはクソなりに評価してやる
下手に良い話にしようとこじらせたら評価はできんがな


すると雪だるまの後ろから、ピンと伸びたしっぽが見えました。
隠れていたの?

マミ「魔力が見えるんだもの。どこにいるかなんてすぐわかるのよ」

まどか「そっか、マミさんもほむも魔法少女なんだっけ…」

わたしは魔法少女について詳しくわかっているわけではないのですが、
お互いにどこにいるかがわかるものなんだなぁと感心しました。

でも、どうしてマミさんから隠れてるんだろう。
観念して、ほむが雪だるまの後ろから顔を出しました。
ブルブルと震えていて、マミさんの顔を見上げているのです。

苦手……なのかな?
そういえばこの前回転寿司の時も、マミさんを避けていたかもしれない。
杏子ちゃんには懐いてたけれど……。


マミ「こんにちは、もふもふちゃん?」

マミさんはほむに近寄って、右手を伸ばすと、また雪だるまの後ろに隠れてしまうのでした。

マミ「あら、恥ずかしいの? ふふ。緊張しているのね」

するとマミさんは、ランドセルから新体操で使うような黄色いリボンを取り出して……
それを振りかざして雪だるまごとほむを絡めとるように巻きつけたのです。

ええ!?
ほむを拘束して、満面の笑みを浮かべるマミさん。

ほむにゃん「にゃ~~~!?」

一方全力で暴れるほむは、リボンを解こうと必死です。

ああ……

なんとなくわかってしまいました。

マミ「やっと逢えたね」

ここまで書きました。
進まなくてすいません。

ホラーじゃねーか!

こらあかん

意表を突く連続更新に出遅れ乙
虐待はアカン



マミさんはほむを見つめながらうふふふ、と自分でも気づいていないのか、不気味に微笑んでいます。

怖い……

怖いです。

それを私はどうしていいのかわからないまま震えて見つめていると……。

杏子「あれ、マミさんじゃん! どうしてこんなところに?」

マミ「え……、あ、さ、佐倉さん?」

杏子ちゃんがマミさんのもとへ近寄っていくと、その存在を認めて我に帰ったのか、あたふたとしています。

そして顔を真赤にして「ま、またやってしまったのね」とぼっそりつぶやくのが聞こえました。


なるほど、やはりマミさんはほむのことが可愛いくて仕方ないようです。

ほっ……と、ほむがため息をついているのをみて、私も安心しました。



マミさんはほむを見つめながらうふふふ、と自分でも気づいていないのか、不気味に微笑んでいます。

怖い……

怖いです。

それを私はどうしていいのかわからないまま震えて見つめていると……。

杏子「あれ、マミさんじゃん! どうしてこんなところに?」

マミ「え……、あ、さ、佐倉さん?」

杏子ちゃんがマミさんのもとへ近寄っていくと、その存在を認めて我に帰ったのか、あたふたとしています。

そして顔を真赤にして「ま、またやってしまったのね」とぼっそりつぶやくのが聞こえました。


なるほど、やはりマミさんはほむのことが可愛いくて仕方ないようです。

ほっ……と、ほむがため息をついているのをみて、私も安心しました。



マミ「こ、こんなところで偶然ね……」

杏子「ああ! せっかく合ったんだし、何か美味しいものでも食べていこうよ?」

マミ「ていよくまた、奢らせようとしているわね? もうお寿司はいかないわよ」

杏子「んなことないって、今日は財布持ってんだ!自分の分ぐらい払うからさ」



マミ「こ、こんなところで偶然ね……」

杏子「ああ! せっかく合ったんだし、何か美味しいものでも食べていこうよ?」

マミ「ていよくまた、奢らせようとしているわね? もうお寿司はいかないわよ」

杏子「んなことないって、今日は財布持ってんだ!自分の分ぐらい払うからさ」

二人で楽しそうに会話をしていると、ほむとさやかちゃんがこっちにやって来ました。

さやか「誰、あのお姉さんみたいな人? どっかで合ったこと気もするんだけど」

まどか「杏子ちゃんの知り合いで……多分土手でわんちゃんと遊んでいた時にみたんじゃないかな?」

さやか「あ、思い出した!」

さやかちゃんは合点のいったという顔をして、ほむはマミさんを遠目に見つめながら私の後ろに隠れています。

相当マミさんのことが苦手なようです……。

あの様子では無理もないです。

マミ「えっと、ご飯を食べるのはいいけれど……」

チラリと私の後ろにいるほむを見ていました。

どうやらほむの事が気になっている様子で、なんだかこのまま黙っているのも可哀想な気がしました。

まどか「もしよかったら、わたしたちも……」

ぼそぼそっと躊躇いがちに私が言うと、言い終わる前にマミさんは輝かせて

マミ「ほんと!?」

さやか・杏子「ええっ!?」

歓喜するマミさんに対して、さやかちゃんと杏子ちゃんはなんで!?としかめっ面で私とマミさんをそれぞれ見つめ、
やがてお互いを睨みつけるよに牽制しているのでした。

積もった雪に転ばないよう気をつけながら、見滝原の町を5人?で歩いていました。

ほむは相変わらず私のランドセルにこもりきりで、隣にいるマミさんをしゃーーーー!と威嚇しているようです。

マミさんはというと、杏子ちゃんがいるせいかさっきのように性格が変わることなく、落ち着きを保っているようでした。

でも私と話しているのに、時々ランドセルの隙間から顔を覗かせているほむを、羨ましそうに見つめているのがわかって

少しだけでも触らせてあげたいなぁ……でも、ほむが暴れるからだめかなぁとか、いろいろ考えてしまいます。

そして私とマミさんの後ろを、顔を渋らせながら二人が歩いています。

何故二人は険悪なのか……

その理由がよくわかりませんが、どうしてかうまがあわないのでしょうか。


色々板挟みになって心苦しい状況ですが、

提案した手前、ここで逃げてしまうのは無責任な気がして引けないのでした。



まどか「ごめん、ちょっとパパに電話してきていいかな?」

私はまだ携帯電話を持っていなかったので、駅の近くの公衆電話に駆けつけました。

マミさんの後ろでは、まだ二人が睨み合っています。



受話器をとって財布から10円玉を取り出すと、新しい家の電話番号を入力します。

しかし、家にかけても誰も出ないのでした。

まどか「……あれ?留守かぁ。どうしよう」


私があたふたしていると、急にほむがランドセルから飛び出していくのが見えました。

まどか「あ……」

ほむにゃん「にゃぁ!!」

勢い良く飛び出して、高くジャンプするとその先にいた人の肩へと飛び乗るのでした。


「また、お前か?」

ほむにゃん「ふんふん!」

ほむが頷くと、その人の身体に張り付いて、嗅ぎまわっているようでした。

パパよりよほど背の高く、中途半端に伸びた髪のせいで片目が隠れています。

威圧するでもないのに、私が声をかけるのを躊躇ってしまうぐらい怖そうな人でした。

男「お前1人なのか? 飼い主はどうした?」

ほむにゃん「にゃぁ!」

ほむが私を勢い良く私に向かって手を伸ばします。

その人にぎろ、っと睨まれると竦んでしまって、声が出なくなってしまいました。


男「そうか……若そうに見えて、随分大きな子供がいたもんだな……」

何かよくわからないことを言っていますが、怒っているわけではなさそうです。

まどか「あ、あの……」

まどか「ほむとは知り合いなんですか?」

男「知り合いというほどでもないが……」

男「ケーキは食べたか?」

まどか「ケーキ?」

男「いや、わからないならいい」

そう言うと、ほむを片手でつまむようにして私に差し出し……去っていきました。

まだ見てくれているかがいるか謎ですが
動画 sm22130991を作ってて更新遅れました。
日常的なものを書こうとしているのですがあんなもの見せられたらとても……。

見てるよ
映画見に行ったんだな乙


詢子さんの知り合いか…?
いったい何者なんだ

おつおつ

このスレも他のも楽しみに待ってるよ

どれも続き待ってるぜ乙

「若そうに見えた」のは知久さんじゃない?

チーズケーキの男…やっぱり変なモミアゲのブラコンだったりするのか

不思議な人だったなぁ……。

ケーキがどうとか言ってたけど、何だったんだろう。


そしてマミさんたちのもとへ戻ります。

マミさんはにやけながらほむを見つめているのでした。

結局近所のファミレスに腰を落ち着けると、4人でそれぞれ好きなものを注文することにしました。

さやか「いただきますよー」

わたしの隣でハンバーグを食べているさやかちゃんを、ほむが横目で眺めていると

ニヤッとしながらフォークを差し出します。

さやか「ほれ、あーん!」

さやかちゃんが頼んだハンバーグを、見せつけるとじゅるりとほむがよだれをたらしつつ、

わたしの肩から身を乗り出してフォークに向かって小さな口を開きます。

やった、ついに二人が仲良く慣れるチャンスっ!?


が、すかさずそのフォークを手元に引き寄せて、自分の口に運ぶのでした。

さやか「残念、さやかちゃんのものでしたー」

ほむにゃん「しゃーーーー!」


美味しそうにもぐもぐ口を動かすさやかちゃんを厳しく睨みつけます。


マミ「あの……よければわたしのエビピラフ…」

何か言いたそうにしているマミさんを無視して、ほむは、テーブルの上を斜めに歩いていきます。

マミ「……」

そしてそこには、頼んだチョコレートパフェをすごい勢いで平らげる杏子ちゃんが……。

ほむにゃん「にょうにゃい!」

ちょうだい!とおねだりしているのでしょう。
その姿があんまりにも可愛くて、わたしなら笑顔で差し出し、マミさんなら失心してしまうでしょう。
しかし……。

杏子「あんっ!?」

私でさえ竦んでしまうほど怖い顔で睨まれ、すかさずわたしの元へ帰ってきてブルブルと震えています。
それにも動じず、ガツガツと杏子ちゃんはパフェを平らげていました。

マミ「店員さーん、チョコレートパフェを一つ!」

まどか「ま、マミさん。そこまでしなくても」

マミ「いいの。わたしのおごりよ。二人で食べてちょうだい」

マミさん……こんなにいい人なのに。

私はデザートにマミさんのおごってくれたパフェをほむと二人で半分こしました。
正面には、ほわぁっとした顔でマミさんがわたしたちを眺めていて……。

さやかちゃんと杏子ちゃんは大人気ないだの、お前も似たようなもんだろうが、と
また言い合いを始めているのでした。

お腹も満たされて、ファミレスから出て行き着いた先は近くの空き地でした。
まだ足跡もついていない、白い広場を見て、我先にと走っていったのは杏子ちゃんです。

杏子「すげーー、まだ誰も着てないよ。ふーー気持ちいい」

ドカドカと空き地に踏み入って、足跡をつけていきます。
その後ろに、ほむが続いて、私もそれを追いかけていきます。

振り返って、マミさんとさやかちゃんにも声をかけようとすると……

マミ「もふもふちゃんと雪遊び……もふもふちゃんと雪遊び……」

ぬふふ、と怪しく笑うマミさんに、さやかちゃんが一歩引いて怯えているのでした。



バシッ!
その時、雪球がマミさんの顔面にぶつけられたのです。

わたしたちが驚いていると、
後ろに両手を組んだ杏子ちゃんが笑っています。

杏子「ごめん、マミさん。そっちのヤツにぶつけようとしたんだけどさ」

さやか「なんだと、こらーーー」

さやかちゃんが、両手で雪球を掬って杏子ちゃんを追いかけていきます。


マミさんは、何がなんだかわからずにいるようだったので、
私が「大丈夫ですか?」と声をかけると……。

マミ「……」

雪の上を、ゴロゴロ、ふにふにと寝転ぶほむを、
鼻血とよだれを出しながら嬉しそうに眺めているのでした。
わたしは何も考えず持っていたポケットティッシュを取り出しました。

出かけます。
近いうちに続き投下します。


マミさんの気持ちがすげー分かる


ほむが甘党なのは猫化の影響か?
本編ではコーヒーにミルクも砂糖も入れないまま飲もうとしてたけど

>556
そのつもりです。
ただ、コーヒーにミルク、砂糖を入れないまま飲もうとしたシーンが思い出せない。
どこでしたっけ? 
無糖のコーヒーが好きだからといって、甘いものが好きじゃないとは限らないですけど。


ほむらがコーヒー飲んでたのは、さやか契約直後にまどかと2人でファーストフードっぽいところ行った時だけだね

>>557
5話ファーストフード店で
さやかのことをほむらに頼もうとしたシーン

558,559
ありがとうございます。
映画のマミさんの家で、まどかとマミさん3人での場面かと考えてました。
数少ないほむほむが笑顔の場面ということで記憶に残ってる。

このほむほむにうまい棒をあげてみたい
今なんかコラボキャンペーンやってるみたいだし

>>560
マミは紅茶オンリーっぽいし、ほむらも「お茶のおかわり云々」言ってたから、映画のあれは紅茶だろうね

>>562
紅茶でしたか。
あんまり物覚えがいいほうではないので助かります。
おまいらよく見てんのなと感心します。


~8話 まどか、風邪をひく~


あれ、身体が重たい……。

目がさめると、いつもより気だるさが全身にのしかかり、なんだかぼぉっとするのです。

起きようと身体をおこしても頭がぐらぐらして、足元がおぼつきません。


まどか「風邪……かな?」

そっか、昨日あれからずっと雪遊びしてたから……。

誰かがかまくらを作ろうと言いだして、何時間もかけて、

なんとかみんなが収まるぐらいのものを作りあげました。

驚いたのは杏子ちゃんが力持ちだったということ。

さやかちゃんがそれに負けずと雪を抱えようとしても、杏子ちゃんの力には敵いません。

そんな様子をマミさんが遠目で見て微笑んでいたのを何となく覚えています。



結局一番家から近かったさやかちゃんのお家で、お風呂とお菓子をごちそうになって帰りました。

帰ってそのまま疲れて……。

このざまです。

トントン。

部屋をノックする音が聞こえました。

まどか「パパ?」

知久「まどか?そろそろ起きてくれないとご飯が……あれ?」

私が部屋の真ん中で座り込んでいるのを見て、頭に手をあてます。

知久「なるほど。昨日は随分はしゃいだみたいだね?」

パパがニッと笑って立ち上がると、のそのそとほむがやってきます。

ほむにゃん「まど……か?」

知久「今日は学校もお休みだし、ゆっくり寝てるといいよ」


せっかくお休みなのに……。

ほむにゃん「まど、か!」

ふんふん!っと私を励ますように両手を振り上げる姿に、私もパパも笑ってしまいました。

少し元気をもらって、ベッドまで戻り、パパにあとでおかゆを持ってきてもらうように頼んで、ベッドで再び横になります。

まどか「ま、いっか。今日はずっと一緒にいられるね」

身体が動かせないのは残念だけど、わたしは1人きりじゃないことに救われました。

ほむの身体を抱き寄せ、
人差し指でサラサラの耳毛を撫でると、ほむーと脱力するのです。

面白がって撫でていると、次第に眠気に襲われて……。

いつの間にか私は眠ってしまいました。

意識が戻ると、なにやらふんわり温かい心地がしました。

ああ、そういえば自分が風邪で寝ていたんだ……と目をつぶりながら思い出します。

おかゆ食べたっけ?とぼんやり考えていると、不思議な違和感に気がつきました。

お腹の上に腕のようなものがあり、耳元には温かい息がかかります。

それでいて動こうとすると、前の方になにかに遮られているようで……。
まるで、隣に誰かが寝ているような……。

そこまで考えてはっとして、目を開きました。

目と鼻の先には、これでもかというぐらい綺麗な女の子の顔があって……

ほむらちゃん!?

あまりにびっくりして、声になりませんでした。

いつの間に変身していたの?

パパたちには見つかってないの?

おかゆはどこ?

などと慌てながら考えていると、


ほむら「んん……」

と声をあげて、離れようとする私の身体にしがみつくようにして、再び寝息を立てるのです。

すらっとした綺麗な髪が鼻元にかかり、いい匂いがして……。

わたしは逃げることも、声を上げることも出来ず、焦ることしかできないのでした。

布団がかかっていない部分から、ほむらちゃんの白い素肌が露わになっていて、

この状況がなんだかとても不謹慎であるような気がして、

私はどうしよう、どうしようと、目を閉じながら考えていました。

どうして、ほむらちゃんは急にほむらちゃんになっちゃったの?

こんなの絶対おかしいよ。パパやママに見つかったら、どう説明すればいいの?

すらっとした綺麗な髪が鼻元にかかり、いい匂いがして……。

わたしは逃げることも、声を上げることも出来ず、焦ることしかできないのでした。


布団がかかっていない部分から、ほむらちゃんの白い素肌が露わになっていて、

この状況がなんだかとても不謹慎であるような気がして、

私はどうしよう、どうしようと、目を閉じながら考えていました。

どうして、ほむらちゃんは急にほむらちゃんになっちゃったの?

こんなの絶対おかしいよ。パパやママに見つかったら、どう説明すればいいの?

起きて、早く起きてよ、ほむらちゃん。

そもそも私なんで、起こさないんだろう?


それはきっと……

このまま目を冷まして、ほむらちゃんと顔を合わせるのが何となく気まずいからで。

それに、気持よさそうに寝ているほむらちゃんを起こすのが何かためらわれて……。

ああ……どうしよう。

早く起こしてあげないと……

パパたち見つかったら絶対ほむらちゃんが変な子だって思われちゃうよ。

トントン!

その時、部屋をノックする音が聞こえ、心臓が跳ね上がりそうになりました。

知久「まどか? おかゆはもう食べたかい?」

まどか「えええええ、っとた、食べたよ。あ、あとで持っていくから……」

知久「いいよ。持ってってあげるから寝てな」

部屋の戸がガラリと開く音が聞こえると、まずい!と思いました。

わたしは咄嗟に布団をベッド全体に広がるようにかけて、ほむらちゃんを隠しました。


パパが入って、ベッドのそばまで寄ってくると不思議そうな顔をしています。

なんだろう?と冷や汗をかいていると

知久「全然手をつけてないじゃないか?」

と、私を見てきたので

まどか「そ、そうだっけ? おっかしいなぁ……」

そう言ってとぼけるとパパはおかしそうに笑っていました。

知久「きっと夢の中で美味しいものを食べてきたんだね」


あ……。

なんだか嘘を付いたみたいで、胸が苦しくなりました。


知久「じゃあ、もう冷めちゃっただろうから、これは持って行くよ」

まどか「う、うん……ありがとう、パパ」

そして、部屋から出て行きました。

いつもにも増して、優しいパパに秘密を持ってしまったことが後ろめたくて、

でもバレなくてよかったという安心感に、ほっと一息つきました。

まどか「ひゃっ!」

脇腹に指が押し当てられ、思わず変な声を出してしまいました。

ほむら「ご、ごめんなさい」

まどか「ほむらちゃん?」

布団の上の方だけあげると、泣きそうになっているほむらちゃんの顔がそこにありました。

ほむら「わたし、さっきまで本当に寝ていて……多分あなたに何か迷惑を」

まどか「だ、大丈夫だよ。いいから服を、このままじゃほむらちゃんまで風邪引いちゃうよ」

ほむら「ごめんなさい」

また謝って、私はおぼつかない足取りでタンスから私服を取り出して、

ベッドにいるほむらちゃんにこれでいいかな?と手渡しました。

ほむら「え、ええ……でも……やっぱりあなたのし……し……までは」

ぼそぼそとほむらちゃんが何かを言っているのですが聞き取れませんでした。

まどか「何?」

ほむら「いえ……なんでも……」

ほむら「着替えたから、もう大丈夫よ」

自分の服を着ているほむらちゃんがなんだか恥ずかしそうに私を見ていました。

まどか「えへへ、似合ってるよ」

ほむら「そんなことは……」

まどか「せっかくだから、お出かけして来る?そとはまだ雪が積もってるかもしれないけれど」

ほむら「え、でも……それだとあなたが」

まどか「うんう、平気。それに、もしさっきみたいにパパたちが来ちゃったら今度は隠し切れないかも
一緒にいて、ほむらちゃんまで風邪引いちゃったら大変だし」

ほむら「……そう。」

ほむら「じゃあ、せめて何か美味しいものでも買ってくるから」

まどか「うぇひひ、待ってるね」



て、え……窓から?

まどか「ほむらちゃんっ!?」

何事もなかったかのように、飛び出していくほむらちゃんを見て、
私は思わず布団を蹴飛ばし、その行く末を見届けようとしたのですがそこにはもうほむらちゃんの姿はありませんでした。

大丈夫なの……かな?


ゆっくり窓を閉め……


すると、ほむらちゃんの寝顔がまた脳裏によぎりました。

ぐっすりと眠る綺麗な横顔……。

思わずベッドに倒れこみ、頭から布団をかぶりました。

胸を押さえるとまだ心臓がドキドキしているのがわかります。

心なしか、まだほむらちゃんの髪の匂いが残っているような気がして……。

そうすると、抱きしめられたときの感触が蘇ってきて、また顔が熱くなってしまうのでした。


まどか「……どうしちゃったんだろ」

ここまで投下です。
書き溜めて、明日の夜あたりにまた投下したいと思います。

sage忘れ


久々の人間形態か

投下が多くてうれしすなー


人間化したときがやっぱ一番気になるな

参考画像
ttp://image.blingee.com/images19/content/output/000/000/000/7b4/792704071_1172019.gif?4

猫に玉ねぎやチョコは毒だからな、さやかや杏子はそこを考慮したのか

>>588を見るまで映画版学校の階段に出てきた人面犬みたいな姿を想像してた

>>590
588のイメージであってます。
お世話になった絵師さんからほむにゃんの画像もらったのがきっかけで書き始めました。
釣りでなければ、何故読んでくれたのかと突っ込みたいところですが
なるほど、そのイメージで読み返してみるとすごいマジキチ作品になりました。
主にマミさんがヤバイ。

「ネコのような大きさで愛くるしい外見に、人のような顔」を「ネコのような大きさと外見で、人のような顔」と勘違いしちゃってたみたい

映画の影響から余計このスレが癒される
まどほむたまらん


~ほむら~

玄関から出るのはまどかの家族見見つかってしまう危険があったので、

窓から誰もいないのを見計らって外へと飛び出した。

後ろから、私を呼ぶ声が聞こえたが、魔法少女だということを事前に明かしているので、問題はないだろう。

本当はまどかのそばで看病したいが、それが仇になってまどかを困らせては元も子もない。

美味しいものを買ってくると言ったはいいが、お金なんて持っていただろうか?

盾の中には武器をしまっているが、金銭などを入れた記憶などない。

…………

……

また見られた。

ガクっと首を落とす。


これで何度目だろう?

この姿でまどかのそばにいる限り、いずれまたこんな失態を犯すことになるのかと思うと、気が重くなる。


わたしは何かまどかに変なことをしなかっただろうか?

寝言でおかしなことを呟いていなかったか……。

それが気がかりだ

ほむら「……そういえば」



私はネコの姿のままで、自我を保つことが出来たときのことを思い出した。

あの時は真夜中に、ネコ姿のまま目が覚めて、まどかに……

あろうことか小学生のまどか相手に、ネコであることをいいことに甘えようとしたのだ。


ありえない。


ため息をつくよりも、自分の情けなさに愕然とし、そばにある電柱に右手をそっと置いて肩を落とした。

耳をピクピクさせたり、熱を帯びた視線を送ったり、撫でてもらおうとまどかの指を掴んだり……

挙句の果てには顔に鼻をを押し付けて……にゃぁと鳴いてみせたり……



ああああああああああああああああああ……

ありえない、ありえない、ありえないっ!!

なんてことをしたんだ、わたし……。

あの時の自分がどうしてあんなことをしたのか問いただしたかった。


何故、どうして!?

たしかに、まどかに撫でられるのは嫌いじゃない。

むしろ歓迎するところ……かも……。

でも、それはそれ、これはこれで……冷静になって考えてみるとなんて情けない話だろうか?

4歳も年下の女の子に、もふもふされて喜んでいるなんて……。

ああ……そうだ。

自我を保っていたとはいえ、やはりネコはネコ。

自然と甘えることを本能的に欲していたに違いない。

まどかの気を引くために、耳をピクピクさせたのも、熱を帯びた視線を送ったのも、にゃぁ~と鳴いてみせたのも

全部ネコの意識がやらせたのだろう。

ああ、そう。あれは私じゃない。

私じゃない

なんて恐ろしい呪いだっ!!

ここまで書きました。

>>292
ほむら結界にほむらの家族がいなかった時点で
たぶん家族仲は相当冷え込んでる

すいません、>>601は誤爆です


さすがに恥ずかしいよなアレはww

>>601
いろいろあったせいで家族の顔を忘れてるんじゃないか?


ぬこだから幼女で天使なまどかにもふもふされたくなっちゃっても仕方ないのさ!

>>603
それはそれで哀れですなww
虚淵によるとナイトメア退治(ごっこ遊び)は
ほむらが深層心理でやりたかったことの表れのようだけど、深層心理にすら残ってないって

>>605
ほむらがこれまで見てきたものを全て再現されていたわけではないと思います。
あくまで見滝原という「町」を再現したのであって、そこにないものは反映されていないのでは?

町を再現したのは目的ではなく手段だから
みんなで「ごっこ遊び」したいって願望以外になにかあれば
それこそナイトメアの如くいくらでも捏造できると思うな
そう考えると、家族を呼ばなかったのは心底どうでもいいからってのが妥当なのかも
もともと、まどかと一緒にこの世界メチャクチャにしようとか
ラストでも救いようのない世界だけどまどかが守ろうとしたから守ってやるかって子だし

そもそも病気からやっと復帰した子があんな所で一人暮らしだろ?
放置して死んだら罪に問われそうだから治療の面倒や生活費は出してるだけでそれ以外はいない子扱いに見える

先生や中沢まで居るんだからそんなのどうでもいいのよ
あくまで「それらしく」再現してるんだから両親がそこに居なくても何も不思議ではないし、
仮に居たとしても驚きに値しない

中沢や先生に関しては
転校するたび毎回あのやり取りをしてるならむしろいないほうが不自然
嫌でも印象に残るわな

つーか、俺が言うのもなんだけど、スレ違いだしもうやめよう
>>1には家族も期待している

>>611
ありがとうございます。少しずつですが続きを書いています。
スレ違いにはなってしまいますが1年前からほむらの家族に関する話を書いています。

ほむらはまどかと過ごしていく中で今の人格を獲得したわけですが、
改変後の世界ではまどかがもともと存在しなかったことになっているので
その時点でのほむらの人格がまどかを中心とした時間移動の中で形成されたのではなく
もともとそういう性格だったと仮定しているのですが、
そうすると幼児期の体験が全く違うものになってしまうので
両親の記憶も、ほむら自身が家族と過ごしてきた記憶も混乱しまって……

というものすごくややこしい内容のものです。

基本的には>>601と同じ意見ですが、
ほむら自身が家族のことを思い出したくても思い出せない状況にあるので
結界の中にいなかったのかなと。

せっかく流れを止めてもらったのにすいません。

続き投下します。

よし。

合点がいったところで、深刻な問題をまだ抱えていることに気づいた。

自分が無一文であることを思い出したのだ。

まどかのお見舞い用に桃でも買って行ってあげようと思うけど、
缶詰1つ買うお金さえ持ち合わせていない。


どうしよう……。

すると前の方から見知った顔が姿を見せた。

ほむら「美樹さやか……」

この姿で逢うのは、初めてだった気がする。

思わず舌打ちをしてしまう。

いつもネコの姿では彼女のことを敵視しているが、あれは本能的にさやかのことを毛嫌いしているということか?

などと考えていると、何やら怪訝そうに私を見つめていることに気がついた。

さやか「じーーーっ」


まさか私があの小さなネコだということに気づいているのではなかろうか……

いや、それはないだろう。

あの時は魔法少女姿の服を着ているし、ネコミミもしっぽも今の私にはない。

……


あれ?

裏を返せば、それはネコミミとしっぽと体格以外、全てネコの時のままということにならないか?

まどかだって、私が正体を明かす前に、私がほむにゃんだと言い当てた。

美樹さやかがいくらバカとはいえ、顔が変わらなければ流石にわかってしまうということか……。

く……。

さやか「じ~~~っ」

ほむら「……」

さやか「アンタ、アタシとどこかで会ったことない?」

ほむら「さぁ、私には覚えがないけど?」

髪をさっと払って踵を返すと、わざわざ私の前に立ちふさがって指を向ける。

さやか「そのムカつく態度と顔には身に覚えがあるんですけど!」

ほむら「あなたにはあっても、私にはないから安心して。お得意の勘違いだから」

さやか「ほら、なんかアタシのこと知ってる口ぶりだし! 絶対、あんたアタシのこと知ってるでしょっ!」

ほむら「知らないって言ってるでしょ。いいからどきなさい」

さやか「いいや、絶対どかないし。つか、アンタの着てるその服って、まどかのじゃん!」


ほむら「!?」

さやか「てことはやっぱりアンタはあのにゃんこ!」

ほむら「そ、そんなわけないでしょう?」

さやか「じゃなきゃ、部屋に押し入って、まどかの服をこっそり盗んだ変態かっ!」

ほむら「失礼ね!これはまどかから借りたんだからっ!」

さやか「やっぱりまどかのこと知ってんじゃん!」

ほむら「……し、知ってるけど、だからって私がまどかの飼ってるネコということにはならないでしょ」

さやか「いいよ。じゃあ、これからまどかの家に行ってアンタのこと聞いてくるから」


美樹さやかのクセに……。

ここまで書きました。


マミを避けてるのもマミが苦手だからかな
パンフでは本音で話し合えば絶対喧嘩になる。真相を話せば悲しませるのでソレも嫌
だから沈黙するけど、そんなほむらがマミとしてはわけワカメでギクシャクするってあったが
叛逆本編でも、何度かループ中に真相はなしたけどマミが悲しみすぎて
真相を話す行為に罪悪感を覚えたって話をほむらが独白してたな

>>621
そこまで深く考えて書いてないですwwごめんなさい。
マミさんはなんとなくみんなから愛されるキャラになってもらえればいいなと思って書いています。
自分が書くと、何故かマミさんとほむらは敵対することが多くなってしまいますが、今回も偶然だと思います。

あの心情吐露はぐっときました。
なんだかんだでまどか以外に対してもいろいろ思っているんだなと。

乙おつ
顔が一緒じゃな・・・

乙でち
魔法少女モノのお約束(マスクもしてない素顔なのに正体がバレない)を破るとは
さやか、恐ろしい子・・・!

さやか「アンタ、ただのにゃんこじゃなかったの?」

ほむら「私はれっきとした人……ではないけど、ネコではないことは確かよ」

さやか「はぁ? なにそれ。言ってる意味がわからないんですけど」

ほむら「別に理解しなくてもいい。あなただって別に私に興味があるわけではないでしょ?」

さやか「そりゃアンタに興味はないけど……いや、むしろ気になるけどさ、
    とにかくアンタみたいな変な奴がまどかの周りにいるってのは、親友としてほっとけないつうか……」

ほむら「親友?」

その言葉を盾にとる美樹さやかに、私も引くことを忘れた。


なんだそれは……。


ほむら「まどかと出会って1年と経たないあなたが、親友という言葉を語るなんて、片腹痛いわね」

さやか「じゃあなにっ。アンタはまどかとアタシより長い時間を過ごして来たって言うの?」

ほむら「少なくとも今のあなたよりはまどかのことを知っているつもりよ」

さやか「そりゃあネコになれるんだから、さぞかしまどかのことも知ってるだろうさっ!
でも、それって、あんたはまどかの優しさにつけこんで、そばに置いてもらってただけじゃないの?」

ほむら「だとしたらなんだと言うの?
あの子が誰に優しくしようと、あなたには関係のないことでしょ」

さやか「この、言わせておけばっ!?」


そこまで言うと、さやかはこちらをめがけて走ってくる。

我慢強くないのはやはり昔から変わらないようだ。

いい機会だ。

少し痛い目をみさせてやろう。


私の胸ぐらをとろうとするのがわかる。

もちろん思い通りにさせるつもりは毛頭ない。


その右手を掴んで、逆に投げ返してやろうと構えると……。


ガシッ。

ほむら「!?」

さやか「え……」

私を掴もうとしたその手は、私ではないもう一人によってがっしり握られていた。



いつの間にそこにいたのか……。

驚くべきことにまるで気配を感じなかった。


さやか「なんで止めるのっ!?」

「喧嘩するのは構わん。手を出そうが出すまいが、男同士だろが女同士だろうが、
 勝手に殴りあって、お互い痛い目を見りゃいい」

「だが、その子を相手にするのはやめておいた方が良さそうだぞ、さやか」



無造作に伸びた髪が片目を隠し、代わりに隠しきれないほどの威圧感を放っていた。

まるで気配を感じさせなかったくせに、大柄な巨体には見覚えがある。

いつぞやのケーキの男。

初めて出会ったのは、まどかのお父さんと一緒にいた時。

二度目はまどかと一緒にいた時。

二回ともこの姿ではなくネコでいる時に出会った。

男「身内がみすみすやられるのを見過ごすのもなんだが……」

男「何より、お前の親父が『さやかが怪我をした』と泣きながら電話をかけてくるのが鬱陶しい」

さやか「なんで、アタシがボロ負けすることになってんの!」


私は暴れる美樹さやかの手を掴む男を見上げた。

口ぶりからするとさやかの知り合いのようだが……

さやかとは違い、油断のならない……そんな相手だと思った。

男「お前たちが何を話していたか、詳しく聞いてはいなかったが……
しかし姪が何か悪いことをしたなら代わりに俺が謝ろう」


姪?

つまり、さやかの親戚ということか?

……全然似てない。

ほむら「こちらこそ。つまらない喧嘩を売ったのは、私のほうだし……」

男「さやかと同い年ぐらいに見えるが、えらくしっかりしたお嬢さんだな。見習って欲しいものだ」

さやか「なんですとーーー」



男「それより、お嬢ちゃん。最近どこかでオレと会わなかったか?」

やはり気づいたか……。

ほむら「こちらこそ。つまらない喧嘩を売ったのは、私のほうだし……」

男「さやかと同い年ぐらいに見えるが、えらくしっかりしたお嬢さんだな。見習って欲しいものだ」

さやか「なんですとーーー」



男「それより、お嬢ちゃん。最近どこかでオレと会わなかったか?」

やはり気づいたか……。

さやかに気づかれて、この男に気づかれないはずがないか。

ほむら「さぁ? 身に覚えがないけれど」

男「……そうだな。きっと俺の勘違いだろう」

男は我関せずという態度で、私から視線を外し、そのままさやかの手を引いて。


さやか「いい加減放してよ」

長いこと右手を掴まれていたさやかが、再び暴れだした。

男「いや、そういう訳にはいかんな。手が足りないからちょうどお前の家に迎えに行こうとしていたところだ」

さやか「えっ……」

男「お前の親父には話をつけてある。いいから来い!」

さやか「嘘でしょーーー、せっかくの休みが。これからまどかの家に遊びに行こうと思ってたところなのに」

ほむら「生憎だけど、まどかなら風邪で寝込んでるわよ」

さやか「ええ、そうなの? じゃあお見舞いに行かないと」

ここまでかきました。

男は1年前に書いたSSに登場するキャラクターだったんですが
知らない人、知っているとわかって黙っててくれた人それぞれ散見されたのですが。
特に知らなくても何も問題ないので、そのまま読んで下さい。
黙っててくれた人はありがとうございます。


カッとなるとすぐ手が出る癖は矯正できないんだろうなぁ

しかし、親友の部分に反応して
>でも、それって、あんたはまどかの優しさにつけこんで、そばに置いてもらってただけじゃないの?

この部分に反応しなかったのは謎だったな
ついさっきまでまどかに甘えてニャンニャン言ったことを反省してたのにww


一年前の作品とやらは読んでないが、とりあえず続きも期待

薄々気づいていたけどやっぱりニコ動のひとかぁー!
相変わらずほっこりするいい話を書いてくれる

追いついたが、まさかアレか!!
あんこちゃんをケーキ屋で雇ったりケーキ作りを教えたり、米軍にコネがあったりするさやかの親戚の渋カッコいいおっちゃんか!
ケーキの下りと雰囲気で脳裏を掠めたが、まさか本人とは!
あのSS大好きでした、今回も楽しみにしてます

前作をもっかい読み返したいんですけど、スレタイ忘れたので教えてもらえないでしょうか?

……興奮し過ぎたせいで>>638の途中からをちゃんと読めてなかったスミマセンorz
割と手遅れですがあまり話題に出さないほうが良かったっぽいので自力で探してまいりまする

男「体良く逃げようとするな」


結局美樹さやかは、親戚であるという男に連行されていく。

傍目には誘拐にあっているように映るのではないだろうか?


さやか「って、なんでアンタまでついて来んの?」

ほむら「別に構わないでしょ」

美樹さやかのことはどうでもいい。

が、この男には用事がある。

あのケーキをどこで手に入れたかを教えて欲しい。


男「……何か?」

ほむら「別に。こっちに用事があるだけ」

男「オレにはただ跡を追って来てるようにしか見えんのだが。
   暇ならこいつと一緒に店の手伝いをしてくれないか?」

ほむら「店?」

男「店と言っても、まだ開業しているわけじゃないんだが……いろいろ準備があるんでな」

もしかして……あのケーキは?

ほむら「短い時間でいいのなら。 少し、気になることもあるし」

いつまた変身してしまうかわからない。

あまり長いこと、この人のそばにいないほうがいいかもしれない。

しかし、あのケーキが手に入るかもしれないというのであれば、話は別だ。

この前は佐倉杏子の邪魔が入ったせいで、せっかくのケーキが台無しになってしまったが

今度こそあの味をまどかに食べさせてあげたい。


バスで風見野へ向かうと、住宅街に出た。

その中の一角に、カフェのようなお店があり、さやかと男はそこへ入っていった。

まだオープンしていないと言っていたが、見た目は新しかった。


ほむら「喫茶店?」

男「いや、菓子屋だよ。表で客商売するだけだ」

やはり、ケーキを販売する店なのか。

さやか「随分片付いたじゃん」

男「表はな。だが厨房がごちゃごちゃしてたり、倉庫が片付いてない」

店は一般住宅を改装したものらしく、その中は普通の一軒家と相違なかった。

さやか「叔母さんは?」

男「奥にいるはずだ。倉庫で片付けでもしているだろう」

さやか「じゃあ、挨拶してくるよ。アンタも来る?」

ほむら「おばさん……え、もしかして奥さんが?」

男「何か?」

男はギロっとこちらを睨んで来る。

ほむら「いえ……」

気圧されて、なんとなくこの場に留まりづらかったので、
仕方なくさやかと二人で家の奥へと向かうことにした。

ほむら「どんな相手なのかしら」

さやか「多分びっくりするよ」

あの男の嫁なのだからとんでもない人には違いない。

普通の女性であれば、裸足で逃げ出すぐらいの威圧感を垂れ流しているのだから……。

よほど屈強な精神、あるいは無神経でなければ相手はつとまるはずがない。

2階への階段を通り過ぎようとした時だった。

ほむら「え……」

私の目の前に、何か白い布のようなものが突然降り注いだかと思うと、
今度は背中に何者かの手が添えられた。

「思ったとおり、よく似合ってるわ」

継いで女性の声が耳元から聞こえた。

「初めまして、さやかちゃんのお友達かしら?」

その方向を向くと、まだ若い……綺麗な長髪の女性が私に微笑んでいた。

ほむら「え……え?」

あどけない顔立ちはまだ10代にも見えるし、
柔らかい物腰からはまどかのお母さんと同じぐらい
人生の経験を積んだ風格を感じ取ることもできる。

私は何が起きたのかわからずいると、さやかが口を開いた。

さやか「やっぱり驚くよね。この人が叔母さんだよ」

ほむら「え……」

女性「いきなりごめんなさいね。2階からあなたたちの姿が見えたの。
そしたらさやかちゃんが、あんまり可愛いお友達を連れてたから、
慌てて引き出しから引っ張りだしたんだけど……」

女性が携えているドレスのような衣装が目につく。

それは、ウェイトレスが着るような、フリルのついた制服だった。

ほむら「この店の?」

女性「うーん。半分は趣味で作ったものだけど……」

ほむら「お手製ですか?」

女性「もっと沢山あるから、よかったら見てってね」


さやか「それはそうと、わたしたちお店を手伝いに来たんだけど」

女性「あらっ、助かるわ。じゃあ、まずは2階に上がってもらっていいかしら」


…………

……

ここまで書きました。

>>644
ありがとうございます。励みになります。
というか、ここまで書いたら別にいいですよ。
杏子「さて、はたらくか」で出てくると思います。

あの後、最終回のさやかENDがあまり上手く締まらなかったので、
ゆま、オッサンENDとして最後の方を書き直したりしたんですが
ノベルゲームという形でまどかのオンリーイベントに出しました。
あまりここで宣伝したくないので、興味があれば探してみてください。


マミさんが杏子の件についてもう一度ほむらと相談したいみたいなこと言ってたけど
その時間はあるのかね

乙です
前の作品読み直してきました、やっぱこのおっさんのキャラ好きだわー
ノベルゲームの方も探させてもらいます


そのゲームとか前作知らなくても読めるのは助かるな

追い付いた乙
画像も上がってたのにどうしてもきらマギのすてマ!の絵で再生される…
いやあの絵が悪い訳じゃないんだけど…

かわいくて面白い
もっと頼む


ほむら「ねえ、ちょっといい?」

さやか「ん。なにさ」

ほむら「わたしたち、裏の雑用をしに来たんじゃないの?」

さやか「まあね」

ほむら「なのにどうして、こんな格好になっているのよ!?」

さやかの叔母さんに2階にあがってもらうように指示され、

当然のように「じゃあ、二人ともこれに着替えて」と言われた。

さやか「まあいいんじゃない、似合ってるし」

冗談じゃない。私はもともとケーキをもらいに来ただけだ。

なのにいつの間にか店の手伝いをする流れになって、挙句の果てにこの格好。


叔母さん「着替えたみたいね」

ほむら「店の中で作業するのに、なんでこんな格好しなくちゃいけないんですか?」

叔母さん「何故って……その方が可愛いからだけど」

叔母さん「かわいい女の子には、可愛い格好させたいじゃない?

あなたの回りにも可愛い女の子がいるでしょう?

その子が、フリフリの服着てたら嬉しくならない」

可愛い子……まどか?

まどかがフリフリ……。

ほむら「いいっ……」

さやか「なんか遠い目してるんですけど?」

~まどか~

ベッドの中で一日過ごすことになってしまいました。

頭に浮かぶのは、あの綺麗な寝顔のことばかりです。

ほむらちゃんが出かけてから、

もうだいぶ時間が経ったというのにまだ忘れられません。


風邪のせいか、頭がぼぉっとして……。

でも、その時のことを思い出すとまた恥ずかしくなって、
顔のあたりが熱くなってしまうのでした。

帰って来てからまた書きます。

待ってる

舞ってる

>>715
10話のように狂って仲間を[ピーーー]ようなところも
マミの魅力の一つであるとTBSで新房も話してたね

すまん、誤爆

続き書きます。

今更ですが叔父さんと叔母さんのイメージ

叔父
http://p.tl/Jk43

叔母
http://p.tl/IQBP

まどか「うう……」

まだ帰って来ないのかなぁ、などと、気になって仕方ありません。

私がお出かけを薦めたの……。

もしかしたら、ほむらちゃんはもう猫に戻ってしまっているかも知れません。

それならそれで構わないはずなのです。

どちらにしよ、ほむらちゃんには変わりがないのですから。

だけど、私は……

それが何か勿体無いような、惜しいような気がしていました。

自分でほむらちゃんを追い出したくせに、まだ帰って来ないのかなぁとか

今、何時だろう? 外でほむらちゃんが何をしているのかな……

と考えてしまうのです。

もし、私の風邪が今すぐ治れば……。

でもたとえ治ったところで

どこで何をしているか知れないほむらちゃんを探し出すことなど出来ないでしょう。

見つけ出したところで、私なんかの相手をしてくれるかわかりません。

それに、わたしは何も知らないのです。

本当は私よりもお姉さんだというあの女の子のこと。

もともとどこに住んでいて、どうしてこんな場所にいるのか……。

魔法使いになった理由も、どうして猫の姿になってしまったのかも。


どうして、わたしなんかのところへやって来たのかも。


ほむらちゃんにとって、"わたし"はなんなんだろう?

その時、またほむらちゃんの寝顔が頭に浮かびました。

まどか「っ!?」

スラリと伸びる黒髪に、雪のような白い肌。

寝息が私の鼻先にかかり、

ほむらちゃんは温もりを求めるように私の身体を細い腕でしがみついてくるのでした。

どうしていいかわからない私は、逃げることも出来ず……。

ただ無垢な寝顔に吸い込まれていくしかありません。

途端胸が苦しくなってきました。

熱がどんどん上がっていくような気がして……。

ずっと朝からこんな調子なものだから、

明日からまた学校に行けるのか心配になってしまうのでした。

~ほむら~

男「だいぶ片付いたな」

さやか「やった……これで遊びに行けるよ」

男「まだ終ったとは言ってないだろう?」


私とさやかは倉庫からキッチンへと調理器具を運ぶ手伝いをしていた。

当然私はケーキ屋に務めたことがない。

だが決してその仕事はケーキのような甘いものではなく、体力の要るものなのだと思った。

調理器具だけならまだしも、食材が山積みにされておりそれを運び出すだけでも汗が滲んでくる。

男「おい、お嬢」

ほむら「何か?」

男「さっきから時間を気にしているようだが、何か用事があるのか?」

ほむら「……別に」

…よく見ているわね。


私はいつ"ネコの姿"に戻ってしまうか、気になっていた。

この男の前で変身してしまうのだけはまずい気がしたのである。

さやかの叔父ということはわかったが、どこか油断ならない匂いがする。

本来なら滅多なことに口を挟まない私だが

しかし、何故かいっこうに元の姿に戻る"気がしない"のだ。

今まで何度か変身を繰り返して来たおかげで戻るときの予兆を

体感的に予測することができるようになっていた。

巴マミの家で彼女に追い回されたときは、

逃げまわっているうちに、その気配を察知できた。

あの時はおよそ2,3時間程度だったか。


初めて人の姿に戻ったときはものの数分だったのに、

今はその数十倍もの時間、この姿が維持できるようになった。


もしかしたら……。

呪いが解ける日も近いのかもしれない。

ここまで書きました。

さやか「ところで、アンタいつまでまどかの家に居座るつもりなの?」

ほむら「……心配しなくても、そう長い間いるわけじゃないから」


呪いが解ければ、まどかの家を出て行くつもりだ。

さすがに、この姿で居候は出来ない……。

でもそうなったら、わたしはどこへ行けばいいのか?

どこにも行くあてなどない。

この世界に私を受け入れてくれるところなどない。


いや、一つだけ心当たりがないわけではないが……。

巴マミ……


いや、ない。なかった。

準備が終わると、

男は冷蔵庫の中から何かケーキの生地のようなものを取り出した。


さやか「ケーキ焼いてくれるの?」

男「ああ。朝のうちに準備しておいたものだが、まあ食べていけ」

ほむら「待って……お願いがあるのだけど」

まどか~


まどか「ん……」

いつの間にか眠ってしまっていたみたいです。

冷たい風が部屋の中に流れて来るのを感じ、私はうっすらと意識を取り戻しました。

「あら、起こしてしまった?」

ふわりとカーテンが揺れると、軽い足取りでこちらに向かって歩みを進めてくるのです。

まどか「ほ、ほむらちゃん!?」

ほむら「おはよう。まだ具合が優れないみたいね」

少し鼻声になっているせいでしょうか?

ほむら「そのままでいいわよ。楽にしてて」

まどか「う、うん……」

何か袋を抱えて、ベッドの前までやって来ました。

ほむら「隣に座ってもいい?」

まどか「……うん。その袋は?」

そして、ほむらちゃんは私の枕元にやってきてベッドに腰をかけました。

ほむら「お土産よ」

毛布の隙間から覗くように、ほむらちゃんの横顔を眺めます。

やっぱり綺麗だなぁ……

ほむらちゃんは私の視線に気づいていないようでした。

そばにある台に袋から取り出した箱を置くと、その中から丸いチーズケーキが出てきました。


ほむら「焼きたてだから、多分美味しいと思う」

まどか「え、もしかしてほむらちゃんが作ったの?」

すると優しく微笑んで、首を横に振ります。

ほむら「隣町のケーキ屋で貰ったものだから」

まどか「貰った?」

ほむら「ええ。 色々あってね……」

もしかして、私の為に?

聞いてみたい。ほむらちゃんのこと。


まどか「……あ、あのっ!」

ほむら「何?」

まどか「あ、ええ、えっと……ほむらちゃんはっ……」

ほむら「……?」

まどか「わたしの……」


途端、顔が熱くなって……。


ほむら「大丈夫?」

まどか「え!?」

そっと顔を近づけてくるほむらちゃん。

その右手が、私のおでこに触れると絶句してしまうのでした。

ほむら「寝てれば、きっとすぐよくなるから……ね」

まどか「……」

右手が離れていきました。

まどか「うん……」

手が痒いので、ここまでにしときます。


過去とチーズケーキ、これだけでなぎさが出る予感が……冗談だけど

乙でした


最近ずっと猫ばっかだった気がするけどGSあるのかね

ほむら「……ねえまどか? 」

ほむら「わたし、この家を出ようと思うの……」

え……?


ほむら「いつまでもあなたの厄介になるわけにもいけないし、
それにもしこの姿で、ご両親に見つかったらきっと迷惑がかかるはずだもの」

まどか「……」


ほむら「何も今すぐ出ようってわけじゃない」

ほむら「きっとまたネコの姿にもどってしまうから、
そうしたら、私はあなたの元に行くはず……」

ほむら「でも、もうしばらくしたら……」


ほむら「この呪いも解けるはずだから」

呪い……が。

そうか、ほむらちゃんはだから私のそばにいるんだっけ。


未来から来たというほむらちゃん。

その呪いが解けたら……

未来に帰っちゃうの?


胸の奥が潰れそうになりました。

まるで1人で置いてけぼりにされて、取り残されてしまったようで……。


ほむら「まどか?」

ほむら「泣いているの?」



堪らず私は嗚咽を漏らしてしまったのです。

ほむら「やっぱり昔から優しい子だったのね、まどかは」


布団に顔を埋める私の頭を、ほむらちゃんは撫でてくれました。

優しくなでられるのはとても嬉しいはずなのに、

どうしてか余計に涙が止まらなくなってしまって……。


ほむら「わたしもね、楽しかったんだよ。まどか」

ほむら「未来ではずっとあなたのそばにいたけれど、こんな風に過ごすことはなくて……」

ほむら「たとえどんな姿になってしまっても、まどかの側にこんな長くいられて……」

ほむら「それだけで、わたしは幸せだったの」


幸せだった、というほむらちゃんの口調はどこまでも穏やかで。

なのに私とほむらちゃんと過ごす日々がいつか壊れていくという意味であるということが
頭の悪い私にさえわかってしまって……


ほむら「そんなに、泣かないで。何も今すぐ家を出ていくわけじゃないのだから」

ほむら「もしかしたら今まで以上に、手のかかることをするかもしれないけど、その時は許してちょうだい」


ネコになればほむらちゃんは、思い通りに身体を動かすことができないのです。


けれど、いつも一緒にいたはずのほむにゃんのことよりも、

たった数回しかお話したことのない、

目の前の女の子のことが気になって仕方ないのです。

未来から来たはずの女の子。

いつか、きっとまた出会える可能性があるはずで……。

でもそれがいつか、私にはわからなくて……。

そもそもこの先私と出会うほむらちゃんは、私のことを覚えててくれるかわからなくて。


こんな素敵な女の子が、私なんかのことを気にかけてくれる保証はどこにもないのです。

今のほむらちゃんが消えてしまえば、二度と遭うことが叶わない気がしてなりませんでした。


ほむら「でもね、まどか。私はやっぱりあなたのお友達でいたいから」

ほむら「あなたに守られているばかりの私では、辛いから……」

ほむら「ごめんね……」

ここまでかきましt


杏子(悪党ver)のように、ATMを破壊……ほむらなら機械操作で現金を得たり
時間停止で銀行から金を盗めば余裕で数年はいきていけるな


クライマックスが近付いてきたか

このSSの砂時計の砂はどうなってるんだろう?
あくまで一か月分なのか、数年先まで凄く緩やかに砂が落ちてるのか……

トイレの中じゃね?(猫感)

続きマダー?


温かい言葉。

でも、私はそれを穏やかに受け止めることはできませんでした。

お友達でいたいというほむらちゃんの想い。

嬉しいはずなのに、何か胸に閊(つか)えるようで……。

ただでさえ別れを予告され、

ほむらちゃんと離れ離れになる日が来ると思うだけで悲しいのに……。

あれ……また頭が……


ほむら「まどかっ!?」

意識が遠くなって……ほむらちゃんが、
わたしの名前を呼ぶ声だけが
頭のなかで何回も響くのでした。

もし、このまま風邪が治らなければ、

ほむらちゃんはわたしの側にいてくれるのでしょうか?

だけどきっと、そんな弱虫なわたしに幻滅して……。

いなくなって……。

~2時間前 ほむら~

私たちはケーキ屋の厨房で、3人で話をしていた。

男「行くあてがない? そんなはずがないだろう?」

ほむら「ないものはないのだから、仕方ないでしょう」

さやか「実家は?」

ほむら「両親ともにこの世にいないわ。親戚もたらい回しにされてきたけど……」

男「……ほう」

もちろん嘘だ。実家もあるが、
今わたしの実家には、本当のわたしがいるはず。
だから、帰れる場所なんて何処にもない。

ほむら「人手が足りないのでしょう? 従業員もいないようだし」

男「……」

男はじろりと、私のことを睨みつけてくる。

その視線に重圧が感じられ……何かこう……自分に似ていると思った。


男「……お嬢、名前は?」

ほむら「暁美ほむら」

男「えらく変わった名だな」

ほむら「よく言われるわ」


男「ふん。 随分と威勢がいいみたいだな。 まあ、嫌いではないが……」


男「おい、聞いてるんだろう?」

するとどこからともなく、さやかの叔母という例の女性の声が聞こえてきた。

女「もちろん」

すると、次の瞬間には私の肩を掴まれていた!

ほむら「はっ!?」

思わずその手を振り払って、くるりと前転し、ソウルジェムに手をあて身構える。

私の一連の行動をみた、美樹さやかはあっけに取られている。

さやか「アンタ、いったい?」

美樹さやかが驚くのも無理はないが、
私はその比にならないほど驚きを隠せなかった。

まるで気配を感じなかった。
この人たちはいったい?

女「あらら、ごめんなさい。二人ともびっくりさせてしまったみたいで」

男「構わんさ」

男「おい、お嬢。何の理由があってここまで来たかは聞かない。
どうせ答える気がないんだろう」

男「だが、その驚きようからすると、オレたちが何なのかは知らないみたいだな」

男「こんな得体の知れないものと同居する理由が、お前にはあるのか?」

ほむら「……」

ケーキ屋の手伝いをしていたせいで、すっかり忘れていたが
男がただものではないということはわかっていた。

美樹さやかの叔父であることが判明しただけで、
油断していたのは私のミスだ。


しかし、この女性は何者か?

ただの人間にここまでヒヤリとさせられることがあるとは夢にも思わなかった。

けれど私は……。

私はまどかのもとを去らなければいけない……。

ほむら「ええ。厄介になれないかしら?」

女「わたしは歓迎よ」

すると、女性は男に微笑みかける。

男「……」

面倒なことになったという顔で天井を仰いぎ、男はため息をついた。


男「ここに帰ってくれば、少しは普通の生活に戻れると思ってたんだがな……」

~ほむら まどHOME~


まどかの髪を撫でながら、

私の選択は正しかったのかと考えていた。


そもそも、なぜ私はあの男に手を借りようとしたのか?

危険な香りがしていたはずだ。

その直感を無視してまで、あの家を選んだ理由がわからない。

家に住まわせてもらえれば、なんでも良かったのか?

あるいは、まどかに世話になることが申し訳なかったのか……


『あんたはまどかの優しさにつけこんで、そばに置いてもらってただけじゃないの?』


わかっている。

まどかがどれだけ優しいか……そんなこと私が一番わかっている。

だけど、まさか泣かれるとは思ってもみなかった。

まどかを泣かせてしまったことを申し訳なく思ったけれど、

それだけわたしのことを身近に感じてくれていたことが、嬉しくもあった。



ほむら「呪い……か」


思えば、呪いのせいで何か困ったことがあっただろうか?

せいぜい巴マミが鬱陶しく付きまとってくるぐらいのもので……。

ここぞというときにはまどかを守ることが出来た。

一番初めは、確か林間学校に行った時。

まどかが魔女の結界に入っていく瞬間に、人の姿に戻れたし……。


巴マミに追い詰められた時でさえ、人の姿に戻ることが……。



もしかしたら……

この変身はコントロール出来たのかしら?


何か私の意志と関係しているようにも思える……。

いや、そんなはずは……。

私だってネコの姿になんてなりたいと思っていなかった。

はずだが……。



果たしてそう言い切れるか?

だって、ネコの姿になれば私はいつでもまどかの側にいることが出来る。

あの姿で、不覚にもまどかに甘えてしまった夜のことを思い出すと、
顔が真っ赤になるが……。



まどか「うーん……むにゃむにゃ」

もしかして、私はずっと……この子に甘えたかっただけなの?

こんなあどけない顔をした、まどかに……?

だけど……

まどかが私に笑いかけてくれる度に、どれだけ嬉しかったことか。


『おいで、ほむっ!』


たとえ人の姿をしてなくても、まどかと過ごした思い出は私の中にあって……


ほむら「まどかっ……」


いつもより遥かにグリーフシードの消費量が少ないことに疑問を感じていた。

てっきり、ネコの姿をしているせいで身体の維持にかかる魔力の量が軽減されていると思っていたが……。

ソウルジェムの淀みは精神の摩耗にも深く影響している。


おそらく、通常の消費量であれば、とうにわたしは……。



私は、心からまどかの温もりを欲した。

その瞬間……意識が遠くなって……。


ただ全身に優しい温かさが包まれていくような気がした。

ここまで書きました

宣伝になりますが、ニコニコでボイスドラマを制作しています。
よかったら見て下さい。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm22130991


いいよいいよー

乙でした


なるほど。まどかと一緒にいられたからSGの濁りも最少で済んでいたのか
猫化さえコントロールできれば……って部屋で眠ったら知久に見つかりそうだな

メインPCがHDDごと壊れたのでしばらくSS書くのが捗りそうです。
このままケーキ屋ほむらを開始するか、
徐々に伏線を回収して終わらせるか悩んでいます。
前者だと1000ではとても終わらなさそうで……。

とりあえず今日も少しずつ投下していきます。

~ まどか~

目を覚ますと、私の隣にほむらちゃんはいませんでした。

その代わりぐっすりと寝息をたてるほむがいるのです。


『私はやっぱりあなたのお友達でいたいから』


思い出すと、また悲しくなるのです。

ほむを抱き寄せては長く伸びた髪、白い素肌を思い出します。


家には帰れないと言っていたほむらちゃん……。

ほむらちゃんに帰る場所はあるのでしょうか?

もし、呪いがとけ、そしたら未来に帰ってしまうのでしょうか?

帰る場所がないのであれば、うちに……。

だけど、私のお願いをママやパパが聞き入れてくれるかはわかりません。

ほむらちゃんにも事情があるでしょうから……

だから、私の家から出て行くとはっきりと宣告したに違いないです。


ほむらちゃんは、どうして私の家に来たの?

ネコの呪いにかかって、どうして私に助けを求めたのか?


未来でほむらちゃんにとって私は『特別な存在』なのでしょうか?

……そんな。

そんなことがあるんでしょうか?


ただ弱虫で、何も出来ない私が……。

未来のほむらちゃんの側で笑っていることが、
わたしにはとても信じられないのです。

だけど……。

『まどかの側にこんな長くいられて……それだけで、わたしは幸せだったの』


ほむらちゃんの言葉が、私は忘れられません。

そんなことをただの気まぐれで誰かに言ったりするものでしょうか?

幸せだった?

私といることが?

ほむらちゃんにとって、わたしはそんなに大事なのかな?

本当に?

そして、ほむにゃんであるときに、一度だけほむらちゃんの意識が覚醒していると思える時がありました。

あのときのほむは、ほむらちゃんは……

とても弱々しくて……見ているこちらの胸が苦しくなるほどで。

泣いていた……。

私が触れると、その指に縋(すが)るように手を伸ばして涙を流していた。

思えばあの時から……。
ほむらちゃんを見ると……
いてもたってもいられなくなって……。


何かほむらちゃんが私に対して特別な気持ちがあるのではないかと、
期待してしまうのです。

その期待というものが、何なのか私にはわからないのです。

ただ、ほむらちゃんが私のことを必要としてくれているのではないかと思うと、
胸の奥が熱くなるような、その期待に応えてあげたくなるような、抱きしめてほしいような、
よくわからない気持ちに襲われて……ただ苦しいのでした。


ただ、もしほむらちゃんも私と同じような、もやもやとした気持ちを抱えているとしたら、

同じような苦しみを感じているのであれば……。


まどか「ほむらちゃん……」



~8話 まどか、風邪をひく 完~

ここまで書きました。

次回
~9話 ほむにゃん、スキーに行く~

マミさん視点より。

ここまで書きました。

次回
~9話 ほむにゃん、スキーに行く~

マミさん視点より。


ほむらさん本当の気持ちと向き合えたか?
叛逆では「そんな幸福は求めてない」と強がった上で、その後まどかが直接乗り込んできてくれて
もう一度会いたいという気持ちとようやく向き合えたけど……

スキー回か。マミさん視点なのにほむにゃんがいるということは……



マミさんたちと出かける機会があるのか、それとも偶然か。
ほむにゃんに合うスキー板とかは存在するのかなww

>>742
そんな幸福~の辺りはQBのまど神支配でぶち切れだったからねぇ。
まどかに会えても、守れないんじゃそりゃ意味がない。
乗り込んできた時のアレは、たしかに自分の気持ちと向き合った結果だね……。あの時裂く決心をしたのかな。


2000いってもいいのよ

完結させてから改めてケーキ屋ほむらをかけばいいじゃない(適当)

シリアスとほのぼのがいりまじったのは好きだよ

すいませんまちがえました。


~9話 ほむにゃん、スキーに行く~

~マミ~a

杏子「うおおおお! 真っ白じゃん」

わたしたちは順に夜行バスから降りていく。
凍るような寒さと目の前にそびえ立つ雪山に唖然とした。

佐倉さんが、我先にと飛び出していき、そのあとを美樹さん。


それから……

ほむにゃん「ほむ!ほっ!ほっ!!」

あぁ今日も可愛い!!

まどか「マミさん、そこに立ってると後ろの人が出れませんよ!」


おっと、いけない。いけない。


マミ「ごめんなさい」

後ろから男女の声がした。

知久「何年ぶりだろうね?」

詢子「さぁね。まどかが生まれる前のことだから、もう10年は経つのかな?」

保護者として、鹿目さんのご両親が付き添いに来てくれたのだ。

私でさえ眠気を感じているというのに、二人とも随分と覇気に溢れていて
夜明けの気だるさを微塵も感じさせないというのは、
まだまだ若い証拠だろう。


鹿目さんはいい『ご両親に恵まれている』ようだった……。

まどか「マミさん?どうかしたんですか?」

マミ「うんう……なんでもないのよ」

余計なことを考えて、心配させたくない。

でも……私はともかく……。

鹿目さん……どうしたんだろう?


バスの中で、ひときわ勢いづいていたのが佐倉さんと美樹さんだった。

特に佐倉さんは初めてのスキーということで、はしゃいでいた。

一番後ろの席を4人で座っていたのだが、

どういうわけか窓の外をじっと眺めている鹿目さんの姿が目立った。

物憂げに、真っ暗な窓を見つめる鹿目さん。

時折、美樹さんも心配そうに声をかけていたが、

『なんでもない、大丈夫だから』とにっこり笑って……。

どこか元気のないの返事をするのだ。


スキー場に到着して、彼女も少しは元気が出たような、
あまり変わらないような……。

とにかくこんな時には年上の私が元気づけてあげなくちゃ。

マミ「鹿目さん、わたしたちも行きましょう!!」

まどか「えっ?あ、ああ……マミさん!!」

あ、しま……っ。ドテ!!

痛い……。

マミ「う……うう……」

鹿目さんの手をつないで、駆け上がろうとした瞬間、滑って……
なんとも間の抜けたことをしてしまった。

雪だるまになってしまったように
全身に雪をかぶってしまいった。

鹿目さんが手を差し伸べてくれ、
その手を引いて立ち上がると、彼女は笑顔になっていた。

まどか「もう、マミさんたら、気をつけなきゃダメですよ」

マミ「そ、そうね」

まどか「ふふ。待って、みんなー!」

旅行に来てから初めて鹿目さんが笑っているような気がした。

カッコ悪いところを見せてしまった恥ずかしさよりも、
彼女が笑っていることが嬉しかった。

知久「大丈夫かい?」

鹿目さんのお父さんがこちらにやって来る。

知久「まだ髪についてるね。溶ける前に払わないと、風邪を引いてしまうよ」

そう言って、私の髪についた雪を手袋で払ってくれた。

人に髪を触れられるのは、何年ぶりだろう?

マミ「……ありがとうございます」

知久「いいんだよ。こちらこそ、ありがとう」

おじさんは、後ろ目で彼女を見て微笑んでいた。

鹿目さんは美樹さんたちを追いかけて歩いて行くのだけど、
足元の雪にとらわれて、中々前に進むことができないようだ。

知久「最近はどうしてか、元気がなくってね……」

マミ「……はい」


知久「でも、こうして友達と遠出するのが一番いいはずだ。 どうか仲良くしてあげて欲しい。」

そっか……だから私たちも連れてきてくれたのか。

そうよね……。

わたしが気付いて、ご両親が気づかないはずないものね。

……お父さん、か。

知久「巴マミさんだったね? さっきから顔色がよくないみたいだけど?」

マミ「え、いえ、そんなことは…」

これでも、おもてに出さないように心掛けているつもりなのに……。
鹿目さんといい、おじさんといい……
どうにも人のことを見ていて、嫌になる。

こんなときに限って。

マミ「なんでもないんです。心配しないで下さい」

事故で親を亡くしてから、私を引き取ってくれる親戚はいなかった。

一人だけ生き残ったことを、幸運だとも思えたが、

それを、素直に喜べたことが一度でもあるのか?


事故から一年以上経った今でも天からの呼び声が聞こえてくるようで……。

『どうしてあなただけが、そこにいるの?』

そんな両親の声が。

マミ「もうっ、私だけおいて行かないの!!」

大雪を蹴り、前を進む。

鹿目さんを追いかけていくなか後ろを振り返ると、

おじさんはまだ私のことを不安げに見つめている気がした。


親というのは、他人の子でも自分の子供と同じように心配したりするものか?

それとも鹿目さんのお父さんが特別優しい人だからか。

わたしにはよくわからない。


ただ、わたしにはあんな風に心配してくれる人が、
いないということだけは確かだった。

まずはリフト乗り場に行き、宿行きのチケットを人数分手渡された。

ほむにゃん「ほむ、ほむ!」

知久「ごめんよ、ほむの分はないんだ」

杏子「まあ、しゃあないね。いいじゃん、タダでリフトに乗れるんだから」

ぷくぷくと顔を膨れさせながら、鹿目さんの肩にのるもふもふちゃん。

まどか「よしよし。あっ!来たよ、リフト」


さやか「へへ、リフトでもまどかの隣はアタシだよ」

ほむにゃん「しゃぁああああああ!!」

もふもふちゃんが美樹さんに怒ってる!?

どうやら、嫌われてるのは私だけじゃないみたい。

マミ「ほっ……」

杏子「マミさん? どうしたの」

マミ「い、いいえ。なんでもないわ」

杏子「マミさん? どうしたの」

マミ「い、いいえ。なんでもないわ」

マミ「ところで、佐倉さんはモフ……あの猫ちゃんに懐かれているみたいだけど?」

杏子「なつかれて? う~んそうかな?」

マミ「お寿司屋いった時だって、ご飯あげてたじゃない?」

杏子「ああ。そんなこともあったっけ。 つか、あんなの餌たらしとけば、誰でもついてくもんなんじゃない?」


それが出来ないから苦労してるのよっ!!


杏子「え?アタシなんか怒らせるようなこと言った?」

マミ「いいえ。ご飯……ね。ふむふむ」

杏子「でもマミさん。そもそもあいつ人間なんだろう?
   魔女の呪いであんな姿になってるみたいだけど」

マミ「そうね」

杏子「いや、だからあんなのに懐かれて嬉しいのかってことで」

マミ「え? 」

杏子「あっ……ああ、いや。まあいいや……マミさんはマミさんだからな」


何その言い方。
まるで私がおかしいみたいじゃないの?

モフモフちゃんは、モフモフちゃん。
暁美さんは、暁美さん。

可愛い物は可愛いの。
それの何がいけないっていうの?

とりあえずここまでで。

ご飯食べながら、のんのんびより見たらスキー被って、
やりたいことが被りそう。

なのでギャグが少なめになるかもです。


さやかちゃん、ほむにゃん人間化のことで怪しんでたから
まどさや喧嘩になるかと思ったけどそんなことはなかったな

中が悪くならないとは言ってない

乙、なんか長さで悩んでいたみたいだけど、生存報告だけで半年とかそういう長さじゃなければ
見る側としてはむしろばっちこいではある


マミ「遊園地のマスコットだって、中に人がいるでしょう? あれと同じようなものじゃないの?」

杏子「いや……うーん。アタシにはなんとも言えないかな。そもそも遊園地とか行ったことないし」

マミ「そ、そう……ごめんなさい」

杏子「いいって。これからいくらでも家族で行く機会があるだろうから」


これからいくらでも……か。

羨ましい。



――だけど、暁美さんの言うことが本当だとしたら。

乗り場は雪がちらちらと散っている。

雪自体はさほど大したことはないが、
ちょっと高台に登っただけで風が強くて、
油断すると帽子が飛ばされそうだった。


リフトがやって来た。

鹿目さんと美樹さんが1番初めにのり、その直後のリフトに私と佐倉さんが乗る。

後ろから二人の姿が見えた。


マミ「ねえ、佐倉さん。この前の私の忠告覚えてる? ご家族の前では」

杏子「ああ、バレるなってやつね。うんうん。覚えてるって!」

杏子「大丈夫。教会の周りじゃ暴れないようにしてるし」


すると佐倉さんはリフトの縁に積もった雪を丸めて雪球を作った。

マミ「それをどうするの?」

杏子「へへ、ちょっとさやかの奴にぶつけてやるのさ!」

マミ「こらっ、やめなさい」


杏子「まあどうせ当たんないって!」

すると佐倉さんは手首のスナップを効かせて、それを美樹さん目掛けて投げつける。

それは勢い良く鹿目さんたちが乗るリフトに向かって伸びていく。

私は慌てて後ろを振り向いて

鹿目さんのご両親の視線を確認した。

ほっ。よかった、見られてない。


が……。

ほむにゃん「ふもっ!」

まどか「ほむっ! 大丈夫?」

さやか「あいつ、さてはアタシの事ねらったなぁ。」

杏子「悪ぃ、手が滑った」

無邪気に笑う佐倉さん。

私はその笑顔に怒りを覚え、平手打ちをした。


初めて佐倉さんのこと……

人のことを本気で叩いたと思う。

マミ「何をやってるの?」

杏子「な、なにって……」

マミ「あなたが投げたその雪、もし本当に美樹さんに当たってたらどうなっていたと思う?」

杏子「い、いや。アタシだって加減して投げてるつもりだから……」

マミ「馬鹿なこと言わないのっ! これだけ風が強いのに、加減して投げた雪球が真っ直ぐ飛ぶはずないでしょう?」


リフトからものを投げるな、という注意書きだってきちんとしてあったはずだ。

マミ「あなたは知らず知らずのうちにその力を使ってるの」

佐倉さんのソウルジェムを指した。

杏子「う、うんでも、あんまり叫ぶと、まどかの親父さんたちに……」

マミ「心配しなくても、私たちが何を言ってるかなんて聞こえないはずよ」


詢子「何かケンカしてるみたいだけど、あいつら大丈夫か?」

知久「心配ないよ。巴さんはずいぶんしっかりした子だから」


さやか「マミさん、どうしたんだろう?」

まどか「何かあったのかな?」


杏子「あれ……?」

マミ「ほらね。まるで聞こえていない」

杏子「どうして?」

マミ「当然よ。風がこれだけ強いんだもの。
   普通の人間なら直線距離で音が拾えるとしたらせいぜい7mがいいところでしょうね」

杏子「……でも、アタシにはあいつらが何を言ってるかはっきり聞こえる」

マミ「忘れたの? 私たちはもう普通の人間じゃないってことを」

杏子「……」

マミ「私たちは知らずのうちに、この力の恩恵を受けている」

無意識のうちに聞き取りづらい音を拾っている。

マミ「幸い、鹿目さんたちは何も気付いてないみたいだし、ご両親もあなたが雪球を投げたところは見てなかった」

マミ「でも、もし見られていたら……あなたが普通じゃないことに気づかれていたかもしれない」

マミ「支えのないこの態勢で、斜め30°以上傾斜角から平面距離にして約11m 。
   この向かい風の中雪球を命中させるなんて、とても私たちみたいな小学生の女の子がすることじゃない」


杏子「そう……だね……」

佐倉さんはどうやらわかってくれたようだ。

深い溜息をついた。

私に叱られたのが堪えたのか……。

というよりも、改めて自分が魔法少女であることを思い出し、

ただの人間ではなくなってしまったことに落胆しているように見えた。


みんな出来ることなら"普通"でいたいだろう。

わざわざ危険を犯してまで、人外な力を望むはずもない。

その気持ちは私だって同じだ。


だけど、わたしは佐倉さんでさえ羨ましいと思える。

まだ身近に守るべき人がいる。

帰る場所がある。


それがどれだけ恵まれているのか。


なのに……。

それに無自覚で……。

見てるこちらが、
ただ心労を重ねなければならないことが理不尽で
腹だたしかった。


宿は、ホテルとうよりは旅館に近いが、和風というわけではなく、
民族的な音楽が流れていた。

木造で手作りな内装に主のこだわりが感じられる。

居間に大きな暖炉があり、早速美樹さんと佐倉さんが暖をとっていた。

さやか「あったかぁ~い」

杏子「お、おい。さっきは悪かったな?」

さやか「むん?」

杏子「だから、リフトの上で……」

さやか「ああ。あれね。マミさんに怒られて凹んでんの?アンタらしくないね」

杏子「うっさい!」

さやか「てか、アタシより先に謝る奴がいるんじゃない?」

杏子「え?」

まどか「杏子ちゃん!」

杏子「ま、まどか?」


まどか「もうっ! もうっ! どうしてあんなことしたの?」

杏子「いや、つい出来心っつぅか」

鹿目さんが怒っている。

あんなに大人しい鹿目さんが?

まどか「今度ほむに何かしたら、許さないんだからっ!!」

杏子「う、うん。気をつけるよ……」


すると鹿目さんはもふもふちゃんを抱えて、ご両親の方へ向かっていく。


杏子「お、おいさやか。まどかってあんな奴だっけ?」

さやか「いやぁ。まあ……あいつのこと気に入ってるみたいだからね……まどかは」

さやか「ヘタしたら親友のアタシより……」

杏子「んな事言ったって相手はただのネコ……いや、違うか」

ちょ、ちょっと佐倉さん!

もふもふちゃんの正体が暁美さんだってことは、美樹さんには……


さやか「なんだ、アンタも知ってるの?あいつの正体」


え、美樹さんも知ってるの?

さやか「このまえまどかの服を着たあいつに偶然出くわしたんだよね」

杏子「そりゃびっくりしただろうな。 まあ、あたしはあいつが人になった姿を見たことはないんだが……」

さやか「とんだ変態だよ。あのぶんじゃ絶対下着もまどかの借りてるに違いない」

杏子「別にいいんじゃね? はくものがなかったら、仕方ないじゃん。下着の1枚や2枚貸してやるぐらい」

さやか「いや、アンタ絶対おかしいから」

杏子「そうか? どっちにしろ、まどかが許可したんだろう? 問題ないじゃん」

さやか「うう……まどか……よりによってあんな奴に汚されて」


などと会話をしている。

わたしはさっきの一件のせいで、
なんとなく佐倉さんに近寄りづらかったので、
傍にあったテーブルに腰を落ち着かせた。

マミ「はぁ……せっかく旅行に来たのに。わたし何やってるのかしら。」

佐倉さんと美樹さんはいつの間にか、仲良くなっているみたいだし。
鹿目さんは何か塞ぎこんでいるみたいだし……。
もふもふちゃんは、いつも通り鹿目さんにべったり……。

私は誰とお話すればいいのかしら。

『なら、私の相手になってもらえるかしら?』

マミ『そ、その声は!』

後ろを振り向くと、モフモフちゃんがこちらを見つめていた!

マミ『もふもふちゃんなの!? もふもふちゃんが私を誘ってくれてるの?』

ほむにゃん『いい加減その呼び方を直して。自己紹介はしたはずよ』


マミ『あ、えっと。暁美さん?』

ほむにゃん『そう。
      いい巴マミ。時間ができたらあそこにある更衣室に来てちょうだい』

マミ『え!ええ!もちろん。 佐倉さんも一緒がいいかしら?』

ほむにゃん『いいわ。あなただけで構わない』

もふもふちゃんと更衣室で二人きり。
はぁあああ。
やっと念願が叶うのね!!

もふもふちゃんのもち肌をふにふにするのが夢だった。

既にほっぺをすりすりする妄想が始まっていて、そこから抜け出せない。

冬毛になってから、まだ一度も、

というか、私はもふもふちゃんに触れたことがない。


隣のテーブルで、ケーキを食べる女性客がいて

ふわふわのスポンジを見てあんな感じかしら……と考えていると

後ろから鹿目さんに「マミさん、よだれを拭いて下さい」と注意された。


いけない。淑女としてはしたないことをしてしまったようね。

気をつけなければ。

お昼にはまだ少し早い。

けど小腹が空いていると思い、私はサイフから1000円を取り出して

ジャガバターを2つカウンターで購入した。


私は鹿目さんの待っているテーブルに戻ると、片方を彼女に差し出した。

マミ「はい。どうぞ」

まどか「ありがとうございます。お金払いますね」

マミ「いいわよ、そんなの」

まどか「うんう。この前もパフェを奢ってもらったし、そういうのよくないと思いますから」

鹿目さんは300円を差し出したので、「じゃあ、もらっておくわ」と、それを受け取った。

まどか「マミさんは滑れるんでしたっけ?」

マミ「と言っても小さい時に一度だけ経験しただけだから」

まどか「いいなぁ~。私なんて初めてだから、絶対無理ですよ」

マミ「大丈夫。きっとすぐ滑れるようになるわ」


ああ。こういうのいいわね。

なんだか先輩らしくって、旅行に来てるって感じがして。


『調子に乗るんじゃないわよ』

え……?

私は肩に乗っているもふもふちゃんを見た。

すると、ぷいっとそっぽを向くのだった。

まどか「あれ、マミさんどうかしたんですか?」

どうやら鹿目さんは、暁美さんの意識が戻っていると気付いていないようだ。


ほむにゃん『こんな安っぽいイモでまどかの気を引いて、
      あまつさえ手とり足取りスキーを教える先輩面をしようだなんて片腹いたいわ』

マミ『別にそんな気は……』

まどか「はい、ほむ! あ~んして」

ほむにゃん「にゃあ!」

ええっ……!?

もぐもぐとジャガバターをたいらげるもふもふちゃん。

はぁっ。でも可愛い……。

熱いせいか、涙目になっていた。

まどか「ごめんね。ふぅふぅしてあげるから」

鹿目さんが息を吹きかけて、それをたべさせてあげる。


まどか「おいしい、ほむ?」

ほむにゃん「ほむっ!!」


マミ「っ!?」

ああ。最高だわ。

こんなに近くでもふもふちゃんの笑顔が見れて。

たとえ中の人がどんなに意地悪でも関係ない。

この子が天使であることにかわりないのっ!


軽く食事を済ませた後、わたしたちは部屋の鍵を受け取った。

3つ部屋に別れ、わたしは佐倉さんと二人の部屋だった。


佐倉さんが窓を開けると、つららが伸びていたので、それをつかみとる。

杏子「すげぇ。こんな長いつらら初めてみた」

マミ「本当。宿の外からも見えたけれど、近くでみると大きいわね」

杏子「軽い武器になりそう」

マミ「こんなのが落ちてきたらひとたまりもないわね。気をつけないと」

荷物を下ろすと、佐倉さんは大の字になってその場に寝転んだ。

杏子「電気カーペットかぁ。ふぅ……あったけええ」

マミ「こらこら。スキーに行くのよ?」

杏子「いいじゃん。ちょっとぐらいゆっくりして行こうよマミさん」


まあいいか。

鹿目さんもおじんたちも少し休憩してから行くって言ってたし。

備え付けのテレビをつけると、料理番組がやっていた。


それをぼんやり眺めながら休憩していると鹿目さんと美樹さんが部屋に入ってきた。


まどか「あの、すいません。そっちにほむ来てませんか?」

もふもふちゃんが?

マミ「そっちにいるはずじゃないの?」

さやか「それが、ちょっと目を離した隙にいなくなってて」

まどか「心配だから探しに来たんですけど」

杏子「こっちには来てないよ」


もしかして……。

『時間ができたらあそこにある更衣室に来てちょうだい』

そういうことなの?


思わず顔がにやけてしまう。

まどか「マミさん?何か心あたりがあるんですか?」

マミ「え?ええと……いえ。心あたりというほどのものじゃないけど。そうね。心配だから私も探してみるわ」

マミ「鹿目さんもお父さんのお部屋をあたってみたらいいんじゃないかしら」

さやか「そうだね。行こう、まどか」

まどか「う、うん……」

杏子「じゃあ、あたしはアンタたちの部屋で留守番してるよ」

さやか「動きたくないのがバレバレだっての!」

マミ「いえ。確かに一人残っていてくれたほうがいいかもしれないわ」

マミ「佐倉さんには、部屋で待機しててもらいましょう」

杏子「さすが、マミさん。冴えてるぅ~!」


そして、わたしたちは部屋を出てそれぞれの目的を果たしに行く。


更衣室……。更衣室……。

あった。あそこね。

そこへ入ると、スノーウェアやボードなどが干してあり、

どうやら物置や乾燥室を兼ねているようだった。


「待ってたわ」

その言葉を聞いて私の期待は最高潮に達した。

ぱぁっと目を見開き、声のする方を向く。

が……。

次の瞬間その期待は一気に崩れていった。


もふもふが……

私の、もふもふちゃんが……。

どこにもいない。


その代わり、ボードを背にしてもたれかかった、暁美さんがそこに立っていた。

冬服には違いないが、この場にしては薄着とも言える私服は、彼女には少し小さく思えた。

もしかしたら、あれが例の鹿目さんに借りたという服かもしれない。

マミ「……わたし、帰っていい?」

ほむら「用件を済ませたらね」

私はその場に崩れ落ちた。

当然だ。今日こそあの冬毛に触れることが出来る。

その耳を、頭を好きなだけ撫でることが出来る!

そう確信していた。


なのに、この仕打ちはなに?

あまりにひどい……。


ほむら「本気で泣かれると複雑なのだけど……」

マミ「今すぐ元の姿に戻って! じゃないと本当に帰るんだからっ!」

ほむら「そしたら、今度はあなたに襲われるでしょうがっ!」

マミ「そんなことないわよ……」

理性ぐらいコントロール出来る……

はずよね。

ほむら「それは、それとして……。話というのは佐倉杏子のこと」

マミ「……!」

ほむら「さすがに、あの子のことは無視できないようね」

当たり前よ。

ほむら「あなたのそういうところは嫌いじゃないわ」

わたしはどうにもこの暁美ほむらという少女が苦手だった。

あと耳としっぽをつければ申し分ない天使といえる。

それは認める。

だけど、何もかもを見透かされているように、
上から物を言われては、
いくらもふもふちゃんの中の人とはいえ私も身構えしまう。

ほむら「どうやら、私の忠告は聞いてくれたみたいね」

ほむら「佐倉杏子のこと、秘密を守るように説得してくれてるみたいじゃない」

……ああ。

リフトの会話を暁美さんも聞いていたということか。

マミ「なるほど。鹿目さんたちに私たちの会話が聞こえてなくても、あなたには聞こえてたってわけね」

ネコの姿をしていても魔法少女にはかわりない。

ほむら「佐倉杏子の雪球のおかげで、意識が戻ったわ。どうやら危険を察知すると、意識や身体に変化が起きやすくなるみたいね」

……それは、私へのあてつけとも取ることができた。

私にあの姿で会いたくないから、自発的に変身したというのかしら。

いちいち嫌味ね。

全く気に入らない。

ほむら「この調子で、佐倉杏子の監視と説得を続けて」

マミ「言われなくてもそのつもりよ」

ほむら「もう少ししたら、私も呪いが解けるはずだから、そうしたらあなたに協力するつもりよ」

協力……ね。



え……?

マミ「今なんて言ったの?」

ほむら「聞いてなかったの? あなたに協力して佐倉杏子を守る手助けをするといったのよ」

マミ「その前! 呪いが解けるってどういうこと?」

ほむら「最近は前に比べて自我が保てる時間が増えてきたの。おそらく、そういうことでしょうね」


そんな……。

じゃあもふもふちゃんは……?

マミ「もふもふちゃんは、どこへ行くの?」

ほむら「そんなこと……聞かなくてもわからないあなたじゃないでしょう?」


あ……ああ……。

マミ「う……うぅ……う……」

マミ「うぅううううぁあああああああああああ」


ほむら「ちょ、ちょっと! こんなところで泣いたら人が……」

そうよね……。

わかっていたことだもの。

もふもふちゃんは、本来この子の仮の姿で、いつかいなくなってしまう。


けれど、いざいなくなるかもって……そう思うと。

涙が止まらない。

わたしは小さくて可愛いものが昔から好きだった。

お母さんにイヌやネコを飼って欲しいとねだったこともある。

けど、私の家では飼えないからと、突き返されてしまった。


公園で棄てられているペットを見ては、飼い主を恨んでいた。

あの子達がどんな運命をたどるのか……。

そんなことを考えて、一度家に帰ってはまた何度も様子を見にいく。

まだ元気な姿でそこにいるのか気になって……。


それは今も変わらない。


親もいなくなって、自由にできることは増えたけど、

忙しくてとても世話をすることなんてできない。


いつしか小さい生き物に対する博愛の情が募り……

そんな時に出会ったのが、あの子で……。

この手で抱きしめたいと。

マミ「お願い、暁美さん。一度でいいのっ!」

マミ「あなたを抱きたい!」

どうか……消えてしまう前に。

ほむら「……」

ほむら「……少し向こうを向いててくれないかしら?」

マミ「それじゃあ」

ほむら「……本当に一度だけだからね」

マミ「暁美さん……」

私はハンカチで涙を拭いた。

暁美さんのことを、ただ嫌な子だと思っていたけれど、そんなことはないのかもしれない。

もしかしたら本当は……。

優しい子なのかも。

シュルル……。

暁美さんの胸元のリボンが解かれる音が聞こえた時だ。


まどか「そんなことしなくていいんだよ、ほむらちゃん」

ほむら「まどか……?」

慌てて暁美さんの方を振り向く。

俯いて震えてる鹿目さんがいた。

ここまで書きました。

EDを1つ思いついたので、これから続きを書こうと思うのですが
あまりにも酷い内容になりそうなので、本文ではなくHPやうpローダでうpしようと思います。

とりあえず、ここで分岐します。

台詞だけ追ってると修羅場みたい!


マミさん雪玉はもふもふちゃんになら当たっても良いと思ってるのか

修羅場くる~?

すいません、出来たのでHPにあげました。 
http://sultanahmetyouthhostel.com/599.html
ED1ということで。
酷いと自覚しているので優しく突っ込んで貰えれば幸いです。

読んだよ
すっぱりおわったね


無理に本編に繋げんでもww

ですよねーーーww
ちょっとありかなって思ったけど、
おとなしく続き書きますん。
見なかったことにして下さい///


小学生まどかが「抱かせろ」という言葉の意味をどういう方向で捉えているのかで怒りが変わりそうだ

この終わりかただと
…ああ、打ち切りか…
見たいなメタい感想しかでてこんな
まあ続きよろ!

マミさんが興奮のあまり杏子に自身がした忠告を忘れ
誤ってモフモフちゃんを絞め○すんじゃないかと心配したぜ

ああ、そういえば小学生だった……
抱かせて!のくだり見ると年齢にそぐわぬ昼ドラ感……ビバ、修羅場

しかし雪玉の計算やらなんやらマミさん凄いな、見滝原の教育パネェ

まどかェ…

暁美さんの胸元のリボンに手を当て、それを再び結び直す。

鹿目さんは始終無言で……。


そして……リボンを結び終わると、
暁美さんの手を引き、更衣室を去っていった。

結局私はその場に一人取り残された。

マミ「……」

あれ?

わたし何か悪者扱いされてない?


~まどか視点~

ほむら「ちょっと、まどか?」

まどか「ぜぇ……はぁ……はぁ……」

ほむら「まどか、大丈夫?」

ほむらちゃんを宿の裏まで引っ張ってきて、
私はすっかり息を切らしてしまいました。


マミさん……。

ほむがどこに言ったか何か知っていると思ったけど……。

『あなたを抱きたい!』

まどか「っ!!」

思い出すだけで、顔が熱くなってしまいます。

抱きたいって……ぎゅって抱きしめたいってこと?

つまり…マミさんはほむらちゃんのことが?

本気なのかな?

いや、だってマミさんだって泣いてたし。


二人がもし…両思いだったら?

ほむらちゃん、美人だし、マミさんも凄く素敵だし似合ってる。

似合ってるけれど……。


まどか「ほむらちゃんはいいのっ?その……マミさんにそういうことされても……」

ほむら「いや、でもあそこまで言われると断りづらかったというか…」

まどか「もっと自分を大切にしてよ!!」

ほむら「ご、ごめんなさい」


ほむらちゃんは、マミさんのことを本気で好きだというわけではないみたいです。

で、でも……断らなかったってことは、どこかマミさんのことを好きだという気持ちがあるのでしょうか?

少なくとも、嫌いな相手を受け入れたりはしないはずです。

まどか「マミさん……」

ほむらちゃんのことをそんな風に…。

そういえばほむらちゃんが猫の姿だった時から人が変わったように、可愛いって連呼してた。

マミさんは知ってたんだ。ほむらちゃんが本当は猫じゃないってことを。

そして…

『あなたを抱きたい!』

まどか「う…う…」

ほむら「とにかく一度部屋に戻った方がいいわ」

まどか「う……うん」


どうしよう。マミさんに顔を合わせづらい。

続き書いてきます!

ほむらちゃんと一緒に部屋に戻りました。

杏子「おっす、おかえり」

ごろんと横になった杏子ちゃんがテレビをみながらくつろいでいました。

まどか「うん、ただいま……」

杏子「ん? そっちのやつは?」

杏子ちゃんがほむらちゃんの顔を見て、首をかしげています。

ほむら「私よ、佐倉杏子」

杏子「え?…あ、まさかあのにゃんこか!?」

ほむら「この姿で合うのは初めてだったかしら?」

杏子「まぁな。へぇ~。ってことは、めでたく呪いも解けたってことかい?」

ほむら「残念ながら、まだ解けてない。時間の問題でしょうけどね…」

まどか「……」


時間の問題…か。

もし解けたらやっぱりほむらちゃんは、帰っちゃうんだよね…。

杏子「だいぶ苦労してるみたいだね。でも、まっ、学校にも行かず寝てるだけでいいってのは羨ましいや」

ほむら「あなたが考えるほど単純なものではないわよ…」

杏子「へへ、違いない。 くうかい? お近づきの印だ」

そう言って、杏子ちゃんはポケットから、ポッキーを取り出した1本差し出した。

ほむら「ありがたくもらっておくわ」

いつの間にか仲良くなってるし……。

まどか「……」

ほむら「まどか、どうかしたの? 浮かない顔をしているようだけど」

まどか「う、うんう……なんでもないよ」

ほむら「そう。でも、急に冷えて身体に無理が生じたのかも」

するとほむらちゃんは、わたしのおでこに右手で髪を救い上げて、おでこを……。

まどか「っ!!」

ほむらちゃんの顔が、目の前にっ!

ほむら「まだ……熱はないみたいだけど、念のため気をつけたほうがい…」

まどか「だっ、大丈夫だから!」

私は慌てて後ろを振り向いた。

心臓が飛び出そう…。

ほむら「まどか?」

ど、どうしていきなりほむらちゃんはそういうことをするのかな…。

杏子「なんか耳のあたりが赤くなってないか?」

まどか「き、気のせいだよっ!!」

ほむら「ごめんなさい。そんなに驚くとは思ってなかったから」

まどか「私こそ…ごめ…」


「あ! アンタ、この前の変態!!」

ここまで書きました。

乙もふ

乙乙
まどかちゃんはおませさんだねえ

乙にやにやしたくなる関係だ

まどかが可愛いすぎる
ほむらとお互いもうちょっと積極的になれたらね・・・

「あ! アンタ、この前の変態!!」



そこへ、さやかちゃんが帰って来ました。

わたしはなんとなくさやかちゃんが帰ってきてくれて安心しました。

さやか「ちょっと、なんでこんなところにいんの!」

ほむら「はぁっ…」

さやか「何そのため息! 人のことバカにして」

まどか「さやかちゃん。お帰り~」

ほむらちゃんから少し距離をおいて、さやかちゃんのそばへ行きました。


しかし…

さやか「まどか。なんでこんな奴を泊めてるの?」

まどか「えっ!?」

さやか「だって、どうみても不良の家出娘じゃないの」

さやか「おばさんはこいつのこと知っているの?」

まどか「家出娘って……」

ほむら「……」

ほむらちゃんは、私に申し訳なさそうにさやかちゃんから目を逸らすのでした。

そんなのいまさらじゃ……

でも、確かにほむらちゃんの家族のこと、私も気になっていました。

きっとほむらちゃんのお父さんも、お母さんも心配してるよね。

でも……わたしは本当にほむらちゃんに帰る場所があるのか、
それが気になっていました。

いつか聞いたことがあります。

『ところでほむらちゃんのおうちの人は大丈夫なの?心配してるんじゃない?』

『大丈夫。あなたが心配する必要はないわ』


私はそれ以上何も聞けませんでした。

そもそも未来から来たというほむらちゃんに、
この世界に帰る場所があるのでしょうか?

そこには、今の時代にいる別のほむらちゃんがいるのかもしれません。
もし未来に帰れなければ、ほむらちゃんは一生家族に会えないのでしょうか。

まどか「……」

ほむら「だからもうすぐまどかの家からは出て行くという話をしたでしょう」

さやか「まあ、そうだけど…」

まどか「えっ?」

ほむら「あなたにも話したはずよ。まどか。 これ以上あなたの世話になるわけにもいかないもの」

まどか「そう…だったね…」

「話は聞かせてもらったわ!」

まどか「マミさん!?」

マミ「暁美さん、どうやら行く場所がないみたいね」

マミ「こんなときのための一人暮らし。どう、わたしの…」

ほむら「言っておくけど、その頃にはもうネコの姿には戻らなくなっていると思うけど」

マミ「……ぅうう」

ほむら「そうでなくても、あなたの世話にならないから」

マミ「いいもの。もふもふしてないあなたに用はないわ」

ほむら「そう言いつつ、耳を触るのをやめなさい」

マミさん?

もしかしてほむらちゃんに言ってた「抱きたい」って…。


ああああああ…あああ…私なんて勘違いを。

だって、だって!
部屋に入ったらあんなことを言って、
ほむらちゃんが、リボンを解いて…

うううぁあああああああ

杏子「どうしたんだ、まどか。顔が真っ赤だけど」

まどか「えええ、そそそ、そんなことないよ」

ほむら「やっぱり熱が」

まどか「大丈夫だからっ!!」

kkmdkkmst

さやカスは昔からさやカスだったか


真実に気づいてしまったのね…

ネコの姿に「戻る」って言い草も変といえば変
ほむらちゃんエイミー説を思い出したよ

ありましたね。
でも今回あれとは全く関係ないのですよ。


~スキー場~

わたしたちはスキー板と棒を借りて、初心者コースへやってきました。

ママたちは上級者コースへいってしまったので、
ほむらちゃんの姿を見られることはありませんでした。

ほむら「本当に良かったの?あなたのお小遣いで一式借りたけれど…」

まどか「いいの。いいの。気にしないでほむらちゃん。その代わり、私に滑り方を…」

ほむら「まどかは初めてだったっけ?」

まどか「うん…」

杏子「あ、ずるいぞ、まどか。アタシも初めてなんだから!」

さやか「へっへ~ん。このゲレンデの女王と呼ばれるさやかちゃんにまかせておけば、1時間もあれば完璧に…」

杏子「おい、ほむら。アタシにも滑り方教えてくれよ」

さやか「こらぁ~~、無視するなっ!!」

ほむら「といっても私もそこまで自信があるわけじゃないから…」

マミ「なら佐倉さんは私と美樹さんに教えてもらいましょう」

さやか「もしかして!マミさんも初めてですか?」

マミ「ううん。でも、本当に小さい時に来ただけだからね」

杏子「さやかに教えてもらうのは癪だけど、しょうがないか」

マミ「じゃあまた後でね」

そんな流れで、私はほむらちゃんにスキーを教えてもらうことになりました。

ほむら「私達も行きましょうか」

まどか「ふぇっ!?」

ほむら「滑れないんでしょう?」

ほむらちゃんが私に微笑みかけてくれます。

私は、俯きがちに「うん」と頷くのですが白い雪のように綺麗なほむらちゃんの顔を

ちらっと見てしまうのでした。

私は、ほむらちゃんがいなくなってしまうかもということを考える余裕をなくしていたのです。

今まで二人でお外に出たことがありませんでした。

もしほむらちゃんと二人で近くをお散歩できたら…

想像するだけで胸の奥がドキドキして…
嬉しくて幸せに押し潰されて死んでしまうかもしれないと思っていたのです。

今私はほむらちゃんと二人きりで、
こんなところに立っているのですから、

どうしていいかわからなくて、
頭の中が真っ白になってしまうのでした。

ほむら「まずは倒れたときに起き上がるところから…」

ほむらちゃんは、尻もちをついて膝とボードを直角にして起き上がる方法を見せてくれました。

ほむら「こうやって起き上がるんだけど、できるかしら?」

まどか「え、うん…」

私はその場に倒れてほむちゃんが言うとおりに足を垂直にします。

ほむら「そう。そこで右手に力を入れれば起き上がれるから…」

まどか「これで…よ、よし。できたよ」

ほむら「その調子よ!」


ほむらちゃんに褒めてもらえた。

鼻の先から凍えて冷たかったけれど、恥ずかしくて顔が熱くて…。


しばらく私はほむらちゃんに基本的な滑り方を指導してもらいました。

まどか「わわっ!」

ほむら「足をハの字にして、親指に力を絞って!!」

まどか「うん!」

なんとか止まれた。

ほむら「それじゃ行きましょうか」

行くって…?

ほむらちゃんは、ひとたび漕ぎだすと斜面をささーっと滑走していくのです。

その姿に目を奪われて…


気が付くと、かなり下の方までほむらちゃんは降りていってしまったのです。


まどか「えっ!?ええ!」

私は斜面を見渡しました。

これが、本当に初心者コースなのかな、と思うほど斜面が急で
私なんかではとても滑り降りることができそうもないのです。

ほむら「大丈夫、ゆっくりでいいから、ブレーキかけながら降りてくればいいわ」

まどか「う、うん…」

ほむらちゃんが見てる…。


ここで弱音を吐いて、がっかりさせたくはありません。
カッコ悪いところは見せられない。


私は思い切って、斜面に向かって滑り込みました。


まどか「ううぇ、うぇえええええええええ」

どんどんスピードは上がって、まるで自転車を漕いで、坂を下っていくようです。

ただ違うのはブレーキを全力でかけているのに、全然止まる気配がないこと!

ほむら「まどか、ブレーキ、ブレーキ!」

まどか「いやぁあああああ、ほむらちゃん、助けてぇええええ」

ひぇええええと間抜けた声をあげて、ほむらちゃんの前だってことも忘れて無我夢中で親指に力をかけます。

が、ハの字にしようにも、うまく力が入らなくて…というかそうすると前に転びそうな気がして、うまく姿勢を保てないのでした。

ほむら「くっ…」


すると目の前にいたほむらちゃんが、こちらに向かってきます。

まどか「ほむらちゃん!!」

ほむら「手を伸ばしてちょうだい!!」


私はほむらちゃんに向かって手を伸ばしました。


そしてなんとか手をつかむことができました。


しかし、その後私の勢いに押されて、ほむらちゃんまでが加速をはじめました。

ほむら「えっ」

しかもほむらちゃんは後ろ向きで、わたしの手を引いているので、前が見えないのです。

ほむら「ま、まどか、一回しりもちをつくわよ。後ろに倒れて!」

まどか「むり、無理無理!こんなスピード出てるのに、尻もちなんて絶対だよ」

ほむら「いいから。いくわよ!」

ほむらちゃんがそう呼びかけると、私はものすごい力で引っ張られて後ろに重心が傾いて…


まどか「きゃっ」

後ろに引っ張られて…それで…

思ったよりも痛みが少ないことに驚きました。

でも、それは私が雪の上に尻もちをついたからではなかったからです。

まどか「え?」

目を開けると、私はほむらちゃんに抱えられて…

両腕で抱きしめられていたのです。

まどか「っ!?」

ほむら「……んん」

ほむらちゃんの声がわたしの耳元で響きます。

そして白い息が私の首筋にかかるのです…。

か細い腕はきつく、きつく私を抱きしめてくれて…

だから私は逃げたくても、その場から逃げ出せないのでした。

ここまでかきました


おつ

乙なの


そのまま木に激突してほむらが死ぬのかと思った

うっかり猫に戻ってまどかの服にはりついてしまうど根性ガエル的な展開かと思った

遭難して裸で暖めあう展開がよかった(願望

乙もふ

まどかわいい

ほむら「…何ループ目かにしての新事実だわ ほむら「…何ループ目かにしての新事実だわ」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1388994113/l50)

冷たい雪が風で目の前を流れていきます。

わたしはその中で凍りついたような錯覚に陥りました。

風の音が聞こえるだけで、後ろから滑ってくる人もいなくって…。

この一面に私とほむらちゃんの二人だけが残されているような気さえします。

『いっそ全部凍ってしまえばいいのに』


でもそれは無理です。

心臓が絶え間なく動くのです…。


わたしは、そうして生かされている。


そしてそれは凍らせるどころか、いつにも増してものすごい速さで震えています。

音がします。

私が生きている音です。

だけど、その音は"普段"の私が感じとることができないものでした。



それはほむらちゃんにも聞こえているのでしょうか?

聞かれてしまっているのでしょうか?


それもいい気がしました。

わたしはこの先も『口にすることができない予感』がしていたからです。


わたしは人に迷惑をかけることが大嫌いでした。

人の重荷になること…。誰かを悲しませてしまうこと。

どんくさくて、みんなのお世話になりっぱなしのわたしが言うのも変な気がします。

そんなわたしでも、人に迷惑をかけることが嫌いでした。


――ごめんなさい。

でもそれが、わたしが好きになった人ならなおさら――。

困らせてしまうことがわかっているのに――

そんなことを口にすることができるはずがありません。


だけどもし、それが不可抗力の事由で気づかれてしまったのなら…。

気づいてもらえたなら――。

わたしは「ほむらちゃんの答え」などいらないのです。

だって、恋人になりたいわけではないからです。

特別な何かになろうなどというのはおこがましいことだと思います。


「大好きだよ」と言葉にしてしまえば返事が返ってくるかもしれない。

そんなものはいらないのです。

わたしが欲しいのはそんなものではないのです……。

わたしはただ…ほむらちゃんの優しさが欲しい。


言葉という手段以外で伝えることが出来れば、

私にやさしいほむらちゃんは、気づかないふりをしてくれる気がしました。

わたしにはそれが一番ありがたいのです。

そのかわり、わたしのそばにいて…。

その白い細い指で、髪を撫でて――。

いままで私がほむらちゃんにそうしてきたように…。

ネコみたいに甘える私に、優しくしてくれれば。

『おいで、まどか』

そう言って、両手を広げてくれるるほむらちゃんに

わたしはほむにゃんみたいに小さくなって飛び込んでいけたら――。


一生呪われたって構わない!

ここまで書きました。

乙っす


まどっちがへたれるとは新しい…
小学生だしね、仕方ないね

キュンキュンしますね

まどかもほむらもかわいいなあ

QB「」ガタッ

まだかね?

        )) ))       )) ))
       (( ((       (( ((           /|
      , -─-、:. ::.'.;.:、:.:、.   ; ..'::、::、:..:.:、. :.:、/  |
     .,マミ-─-'、;. 、:,. ; .':.、.  _ . ; .::、 .': '':,:,,:,:ーー|

    ν*(ノノ`ヽ);'、::、、:.:、:  ,:,.:,. ; .':.:,:,:,:,,:,:,:ーー|
    ξゝ#゚ ヮ゚ノξ:. . :、.:',: .::   _;.;;; :..‐"': :.:''\  |
   ⊂ニニニニニニニニニニニニニニニニ二二二ニニニ⊃    マミふらい

いきなりマミられるじゃねーか!


「どうして泣いているの?」

背後から息がかかると、私はびくんと震えます。

びっくりしたので、黙ったまま質問には答えません。
というより、なぜわたしが泣いていたのかがわからないので、答えることなんてできなかったのです。

ほむら「そう…怖かったのね。私の教え方が至らないばかりに怖い目に合わせてごめんなさい」

震える私の手をほむらちゃんは握りしめてくれました。

確かに勢いが制御できずに滑り落ちてくるのは怖かったのですが、そんな理由だけで涙を流しているわけではありません。


あまりにも、わたしの思ったとおり…

ほむらちゃんが優しくて。

何も伝わらないことが、わたしの願望通りで…

――泣けてくるのでした。


~マミ~

鹿目さんと暁美さんは、どうしているだろう。

乾燥室での一件で、私はなにやら鹿目さんに誤解されてしまったようであるが、
部屋に戻ったときの彼女反応から察するに私の予想は間違っていなければ、鹿目さんは暁美さんのことを…。

わかってしまっただけに責任を感じてしまった。


マミ「なら佐倉さんは私と美樹さんに教えてもらいましょう」

彼女たちを二人きりになるように提案したのはそのためだけど…。

その恋は上手くいくのだろうか?

冷静に考えてはダメなのだろう。

はぁっと、ため息をつく。


杏子「おい、さやか!ぜってぇ放すんじゃねえぞ!」

さやか「いいからアンタ足に力いれなって。ちょっとずつでいいから」

佐倉さんは斜面のカーブでくるりと180度反転し、後ろ向きになったまま止まるという器用なことをしていた。

3人で競争しようと言ったのはいいものの、まだ佐倉さんには早かったようだ。

そこから動けずお手上げになったところを美樹さんが助けに行ったのだが…。

マミ「大丈夫、佐倉さんっ!?」

さやか「こいつは、アタシが引っ張ってくんで、マミさんは先に行ってて下さい」

わたしは二人よりもさらに低いところまで滑ってしまっていたので、ここから上に上がっていくのは少々手間がかかる。

マミ「それじゃあ、下で待ってるからね!」

あの二人はあの二人でなにやら仲良くなっている気がする。

ちょっと前までは、喧嘩ばかりしていたのに…。

いつの間にかいいお友達になっているのが、少し羨ましかった。

佐倉さんは魔法少女だけど…それでも自然体でいる分、人を惹きつけるのかも知れない。

わたしがただ気負い過ぎているだけなんだろうけど…

でも、わたしは普通の人とは違うってことをいつも考えてしまう。

同じ学年の友達が、恋やオシャレの話をしているのを見て、
少し覚めた目で遠くから聞いている自分がいる。

彼女たちと同じ目線でものをみることができなくなってしまった。

その結果、わたしは無難に友達との距離を取る術を覚えたけれど、
本当に仲の良い親友ができなかった。

自分をさらけ出すこともできなければそれも仕方ないのか。

マミ「あ、あれ…?道が分かれてるけど」

左右に分岐点がある。これはどちらに行けばいいのかしら。

片方は広めのコースで、もう一方は少しばかり狭い。

多分どちらから行ってもどこかで合流するのだろうから、わたしは深く考えずに広めのコースを選択した。

その時はなんともなかったものの、下に降りていくにつれて違和感を感じた。

傾斜が明らかにきつくなっていき、さらに段々と道も狭くなっていく。

気がついたときには時すでに遅く、多分自分が選択したのはひとつ上のコースなんだと思った。

どうしよう――怖いっ。

初心者コースだから、なだらかな道を悠々と滑っていくことができたのに
少し傾斜が上がるだけでわけが違う。


足が震えてスピードがどんどん出てしまい、制御できなかった。

マミ「ええええええええぇ」

そのままわたしはカーブを曲がる事ができずに、コースからはみ出してしまった。

運が悪いことにそこは斜面がさらに急激に下降する坂道で、まばらに枯れ木が生えている。

悲鳴をあげながら斜面を下るが、一向にスピードは止まらず…
ついに正面にある大木を避けることができず、衝突した。

………

……

んっ?

意識が戻ると、不思議とお腹の辺りが温かい気がした。

目を開くと、やはり雪山の吹雪の中にいるのがはっきりとわかるが、
それよりも驚くべきことに、わたしは誰かの背中に抱えられていたのだ。

ここまで書きました。


マミさんにもお相手ができるのかね


野生の熊なら洒落にならない


変質者かな


野生のシャルロッテかもしれない

ビッグフットだな

野生のマッスルQBだな

なるほどわかった。


マミ「…だれ?」

吹雪のせいで、かろうじてその人が何を言っているのか聞き取ることができた。

「気がついたかい?」

酷い痛みが全身に響くが、それより懐かしい心地がして頭がぼんやりしてしまった。

わたしをおぶってくれた人は、過去にただ一人だけだった。

マミ「お父さん?」

ゆっくりと目を開ける。

わたしがその名前を呼ぶと、全身雪のように真っ白い毛で覆われたうさぎのような顔がこちらに向く。

ただしその顔はうさぎの10倍ほどの大きさがある。

マミ「きゃぁあああああああああああああ」

ビッグQB「わけがわからないよっ!」

突然キュウべぇは、今まで見たことのないような大口を開けて――。

マミ「!?」

わたしはそのまま首を食いちぎられてしまった。


………。

ビッグQB「きゅっぷい」

そのままわたしの胴体を雪の中に置き去り、山の中へと消えていった。

~???~

マミ「うぁぁああああああああああああああ」


悲鳴と共にわたしは目を覚ました。

どどど、どういうことだ。

動悸がひどく、首を両手で抑える。

よかった――ちゃんとつながっている。

なんて夢よ…でも、夢でよかった。妙に既視感があるが、気のせいだろう。

目の前を見ると炎がバチバチと音をたてて燃えている。

わたしは助かったのだろう。どこかは分からないが、山小屋のようなところで横になっていた。

誰かが運んでくれたのだろうか? ――まさかキュゥべえが?

わたしの身体の何倍もあろうというキュゥべぇの姿が頭に浮かぶと吐きそうになった。

そんなはずがないと、ブルブルと首をふる。

大変なことになったわね。早くもどらないとみんなに心配をかけてしまう。

わたしは立ち上がろうと、腰を起こそうとする。

マミ「っ!?」

脚が…動かない。ぶつかった時に、ひねってしまったのね。

どうしようかしら…。

わたしが途方に暮れていると、入り口をノックする音が聞こえた。

「入るよ」

だれっ!?

激しい雪風の音と冷気が小屋の中へ吹き抜けてくる。それと共に背の高い何者かが一緒に入ってきた。

身構えるが、すぐにそれが誰なのかわかりほっとした。

マミ「鹿目さんのお父さん」

知久「やぁ。具合はどうだい?」

ここまで書きました。

ちょっとしたパニックホラーじゃねえか!!乙


知久の性欲が爆発するか?

このあと本物のビッグQBが!


まさか本当にビッグQBネタで来るとは思わなかった。夢でよかったw

>>813ってもう見れないの?

キャッシュからなら見れるよ

↑ありがとうございます。
消したのではなく、更新料金払ってなくて気づいたらページのドメイン切れしてました。
このページにしか原文置いてなかったので助かりました。こんな方法があったんですね。
かつてのHPを再現したいのですが、表示グチャグチャなってしまうんですがHPを原型のまま見ることができる方法があったらうれしいなって。

インターネットアーカイブでurl見ればキャッシュよりは見やすいかもしれん

忘れないうちに捕手

マミ「ど、どうしておじさんがこんなところに?」

知久「巴さんが上級者コースを滑っているのが見えたんだよ。そうしたら、コースから外れるのが見えて…」

マミ「そうだったんですか…」

てことは、おじさんにここまで運んでもらったのね。

マミ「……ありがとうございます」

知久「無事で何よりだよ。でも脚をくじいてしまったみたいだね。応急手当はしておいたけれど、しばらくじっとしていたほうがいいかな」

マミ「でも早くもどらないと鹿目さんたちが心配するかも」

知久「大丈夫だよ。うちの奥さんが知らせてくれているはずだから」

そっか…。

知久「ゆっくり寝てていいよ。 お腹減ったんじゃないかな。備蓄食糧とガスコンロも置いてあるから…」

マミ「でも、迷惑かけっぱなしで…」

知久「まどかたちだって、もう夕食を食べてる頃だ。気にしないでいいよ」

おじさんはそう言って、奥からお米を洗いに行った。

ため息をついた。なんでこんなことになってしまったのかしら。

せっかくみんなで楽しく出かけたスキー。
ここなら魔法少女であることを忘れて楽しめると思ったのにそれでもダメだ。

今はもういない人たちのことを思い出して
家族がいる佐倉さんのことも羨ましいと思ったり、
自分が普通の人とは違うだなんていいわけをして距離をとって…。
結局みんなを心配させてしまって。

どうして、わたしはこんなに弱いんだろう。
頼る人なんでどこにもいないのに…。

布団の中で震えているとおじさんが戻ってきた。

知久「もしかして寒いの? 」

見られた? わけじゃないわよね…。

マミ「そういうわけじゃ…」

おじさんは私の布団のそばに腰を降ろした。

知久「
巴さんと同じように僕も子供の頃は周りの人には遠慮することが多かったんだ。

父親が厳しい人で。

親の言うことには逆らえなくて、どうしても顔色を伺うことが多くなってた。

ぼくは怒られるのが怖かったんだろうね。

だから期待に応えるために、それなりに頑張ったんだ。

勉強もスポーツも」

マミ「……」

知久「
結局ぼくは父親に逆らえないまま、大人になってしまった。

高校も大学も、親の決めた場所に入学して…

ぼくはそれがおかしいということに気づいてはいたけど

期待に応えるのは悪いことではないし、それで喜んでもらえるのならと思って頑張って…。


そんなぼくでも、夢があった。

幼稚園の先生になりたかったんだ。

中学の職場体験でたまたま行っただけのことだったけど、

子供から必要とされて、それが嬉しくて。

それだけのことだけど、いつかまた子どもと遊べる時間がくるのかなって。

高校、大学は父親の言うとおりに決めた。


だけど学部までは強制しなかった。

だから「教育学部」に入りたいと思い切って伝えてみた。

とても喜んでいたのがわかった。父も高校の教師だったからだ。

自分の子供に同じ仕事をさせたくないという親はいるけれど、うちはそんなことなかった。

教鞭を執ることを誇りとしていたし、教職を尊いと信じて疑わなかったから。

喜ぶ父の顔をみて申し訳なさが込み上げてきた。

ぼくには隠していることことがあった。

教育学部を受けるとは伝えたけど、学科までは教えなかった。

ぼくが履修したのは幼稚園教員養成課程で、小中高の教員免許がとれるところではなかったんだ。

願書を書くときまでは、そんな反抗を見せようなんて気は起きなかったのに。


でも、『幼稚園教員』という文字を見て無視できなくて。

ここで勇気を出さなけなければ、永遠に機会は失われてしまうと思った。

今では男の保母さんは増えたと言われているけどそれでも一割以下。

当時はそれこそ男の仕事じゃなかった。

父は絶対反対するだろう。

ぼくはすぐに後悔することになった。

いつバレるのではないかと気が気でなくて、こんな辛い思いをするぐらいなら

素直に父が望むであろう通りに願書を書けばよかったと何度も思った。

ある日ぼくが家に帰ってくると、母が玄関の前に立っていた。

帰ってくるなり『どういうこと』と問い詰められ、挙句の果てに母は泣いてしまった。

それを申し訳なくも思ったけれど、ぼくは父の耳に入ることが怖くて怖くて仕方なくなかった。



晩に父が家に帰ってくる。

母は真っ先に父にそのことを話すだろう。

ぼくは部屋にこもりながら怯えていた。


「もうおしまいだ」と。

だけど夜になっていつまでたっても、父はやって来ない。

ぼくは不思議に思って一階まで様子を見に行くことにした。

机の上には大学の合格通知があって――。

そこには号泣する母を諌める父の姿があった。


父は台所にやってきたぼくに。

「お前、幼稚園の先生になりたいんだな」

母がしわくちゃにした、合格通知を父は大事そうに抱えてぼくに手渡して。

「頑張ったな」と。言ってくれた。

父は初めから知っていたそうだ。

後から聞いてわかったことだけどそのとき高校の担任と父は古くからの知り合いらしく、

ぼくの進路に関すること、生活態度については筒抜けだったみたいだ。

先生はすっとぼけたようで、人をよく見ているような人だったから、

父とぼくの間に立ってくれてたんだと思う。


父よりもずっと若く見える先生は言っていた。

「鹿目のことをつまらない人間にしてしまったんじゃないかと心配だったみたいだよ」と。

知久「話はここまでにしようか」

マミ「えっ?」

知久「もうご飯が出来たみたいだからね」

マミ「そうですか…」



わたしが腑に落ちない顔をしていると、おじさんは笑って調理場の方へ向かって行った。

結局何が伝えたかったのか私にはよくわからなかった。

ただ、優しくしてくれるおじさんの送った青春時代というものに少し興味がわいた。

おじさんも周りに気を使うことが多かったのだと。

私はお父さんにきびしくされていたわけではないけど、確かに似ているかもしれない。

私もできるだけ周りの期待に応えようと努力はしている。それができているかどうかはわからないけど。

あまり頑張り過ぎないようにってことかしら?

ずっとおじさんが何を言いたかったかを考えていると、不安になる気持ちが和らいでいることに気がついた。

わたしもいつか、あんな風になれるかな?

遅くなりましたがここまで書きました。

乙乙

乙、ホームページの方は大丈夫だったん?

ありがとうございます。
おかげさまでHPはなんとか移転できました。


ひさしぶり

復活

転校生の鹿目まどかですの人かな、保守、

気長に待つ

ガンバッテ

ガンバッテ

~まどか~

パパがマミさんを探しに行ったと聞いて、私たちは少し心配しながら部屋に戻ってきました。

夕食の後4人で――いえ、3人とほむにゃんに戻ったほむらちゃんたちと一緒にトランプをしていました。

杏子「いいのかね、こんなことしてて?」

まどか「パパが探しにいったから、問題はないと思うけど……心配だね」

さやか「うん。半分は、アタシたちのせいだし、責任感じるよ」

さやかちゃんと、杏子ちゃんとマミさんの3人でグループを組んでいたのですが、
いつの間にかマミさんだけいなくなってしまったそうなのです。

ほむにゃん「ほ、ほむ!」

わたしの持っている5枚のカードの中から、ほむが2枚選んで捨てます。

まどか「やった、ストレート!!」

杏子「アタシは 役無しだよっ。ほら。さやかは?」

さやか「3カード。自信あったんだけどなあ」

まどか「へへへ。やったぁ!」

わたしはほむの頭を撫でてあげます。

ほむにゃん「ほむ~」

嬉しそうに私の頭の上で足をバタバタさせています。

杏子「そのにゃんこ、勘が良すぎるって! おかげでこっちは負け越しじゃん」

さやか「次はアタシのとこに来てアドバイスちょうだいよ」

ほむにゃん「フン、フン!」

ほむは首を振って、さやかちゃんから目を反らしました。

さやか「ちょっと飲み物買って来るね」

杏子「ん、じゃあ一緒にいこうぜ?」

さやか「まどかは何がいい?」

まどか「買ってきてくれるの?そうだなぁ、あったかくて、甘そうなのが……」

杏子「おしるこか、コーンスープか。アタシもおしるこにしよっかな」

そう言って財布を持って、二人は部屋から出ていきました。

わたしは横になって、頭の上にいたほむを畳の上に置きました。

まどか「……」

ほむにゃん「まど……か!」

まどか「……」

人差し指を、ほむの耳に伸ばしていつも通りくすぐります。
こうするとほむは喜ぶので、それを見るのが私の楽しみでした。

ほむらちゃんは、この姿でいる時にあったことを覚えているそうです。

わたしがここでぎゅっと抱きしめたとしたら、ほむらちゃんの意識でそれを感じ取れるのだと。

あまり変なことをすれば、後で突っ込まれいいわけが出来なくなってしまいます。

けれど、最近ではそれもいいかな……なんて思うようになってしまったのです。

このままほむらちゃんが人間に戻ってしまったら、わたしは何も言えないだろうから――。

いなくなってしまったら、わたしなんてきっとほむらちゃんは、忘れてしまうに違いないのです。

わたしは畳の上をぐるりと回転して、ほむに近寄りました。

そしてくりくりとした目とにらめっこしていると、ほむは首をかしげるのでした。

ほむにゃん「まどっ……か?」

以前ならその愛くるしさに、居ても立ってもいられなくなって抱きしめていたことだと思います。

たとえほむらちゃんがわたしのこと見ていると知っていても、抑制が効かなくって。

でも、目の前には瓜二つと言っていいほどそっくりな、ほむらちゃんの顔があって。

まどか「……」

両手の上に顎を乗せて、ほむをじっと眺めていると、わたしの目の前にトコトコと歩いて来て、

同じように、寝っ転がって私のことをじっと見るのです。

まどか「っぐ……」

思わずほむを抱きしめて、グルグル回りました。

ほむを抱えて高い高いをするように、わたしははしゃぎました。

まどか「ほむーーーー!」

にゃんこでいる時は、やはりほむらちゃんとは違う魅力があるのです。

さやか「まどか! おしるこ買ってきて……ん…なんか元気そうだね」

――見られちゃった。

杏子「早く飲んで、トランプの続きすんぞ!」

さやかちゃんが意地悪そうにニヤニヤしているのに対して、杏子ちゃんはそんなの気にしてないで、おしるこの缶を咥えています。

わたしはさやかちゃんのニヤニヤする視線に堪えられなくなって、ほむを床に置くと吹雪く窓に向かって外を見ました。

まどか「マミさんも、パパも大丈夫かな?」

杏子「まどか~! 早く、はやく」

~マミ in 山小屋~

鹿目さんのお父さんの用意してくれた夕飯をごちそうになって、少し元気が出た。

今頃みんなは何をしているんだろうなと、想像するとなんだか申し訳なくなってきた。

きっとみんなを心配させているに違いない。 違いない!!


マミ「もふもふちゃん……元気かなぁ」

知久「もふもふちゃん?」

私が漏らした一言に、おじさんは食いついた。

マミ「鹿目さんが飼ってるネコちゃんです。可愛いですよね!」

知久「ああ、ほむのことか」

納得した顔で頷いている。

知久「ネコみたいな、女の子みたいな不思議な生き物だけど――」

マミ「はい! あんな可愛い子が道ばたにいたら、思わず連れて帰りたくなっちゃいます!」

知久「巴さんは、ほむのことが大好きなんだね」

マミ「もちろんです」

わたしが先に見つけていたら、きっと今頃はもふもふちゃんはわたしと一緒に、あんなことやこんなことを。
想像するだけで、わくわくしてくる。

でも、そんなわたしを見て、おじさんは少し引きつったように笑っていた。
いけない、わたしったらまたテンションがおかしい事になってたみたい。

マミ「あ、あの。わたしいつもあの子のことを考えると…今みたいになっちゃって」

知久「いや、別にそういうわけじゃないんだよ。ただ、巴さんとはちょっと違うことを考えててね」

マミ「違うこと?」

知久「そうだなぁ。夢を壊してしまうかもしれないけれど、それでもよかったら僕の話を聞いてくれるかい?」

マミ「は、はい…」

なんだろう、改まって…。

きてるじゃないか!

知久「……ほむは、実は人間の女の子なんだ」

わたしは少しびっくりした。

 おじさん…知ってたんだ。

鹿目さんが知ってるってことは、ご家族にもバレてるってことなのかしら。

公認してるってこと? なんかそれも変ね。

少し慎重に考えたほうがいいかもしれない。

下手なことを言って、鹿目さんに迷惑をかけるわけにはいかない。

知久「なんか反応が薄いようだけど……もしかして巴さんはまどかから何か聞いていたのかな?」

というよりは、この目で変身するところを何度も見ている。

マミ「えっと……」

知久「そっか……巴さんは、あの子が人間だって知ってるんだ」

おじさんは、なんとも言えないような困った顔をしていた。

知久「それでも、ほむのことが可愛いいんだね。巴さんも……」

マミ「あ……」


そっか……普通はそんなに簡単に受け入れられないものなんだ。

わたしだって、何も知らなかったらもふもふちゃん(暁美さん)のことをどう思っていたかわからない。

わたしが魔法少女だから、ありえないものを見ても受け入れられるからで……。

いいえ。例え何も知らなかったとしてもあのもふもふちゃんの可愛さの前では、全てを受け入れるしかないじゃない!

とはいえ、みんながみんなあの可愛さにメロメロになるわけではないことも十分理解している。

おじさんが困っている理由がよくわかった。

マミ「わたし、少し変わってるから……」

知久「そうなのかい? でも、ぼくが気にしすぎているだけなのかも知れないなって思ったりもするんだ

   たしかに普通じゃないけれど、まどかはあの子のことを信じている。

   ほむが何か悪さをするなんて、とても思えない。けれど……

   最近まどかの様子がおかしくて……なんか元気がないっていうか」


マミ「……」

それはたぶん、あなたの娘さんが、その子に恋をしているからです。


知久「巴さんはなにか心当たりはないかな?」

ありまくりだけど、そんなこと口が裂けても言えなかった。


マミ「それはたぶん、もふもふちゃんがいなくなるからだと思いますよ」


知久「そ、それは本当かい!?」

マミ「えっ」

するとおじさんが今までにないぐらい慌てて顔を近づけてきた。

マミ「!?」

真剣な眼差し。それを真正面から見つめられなくて――。

思わず目線を逸らしてしまう。

知久「ごめん。びっくりさせてしまって」

おじさんはわたしから一歩いて胸を撫でおろし、ほっとしたような顔をした。

そしてわたしも釣られるように右手を胸に当てて、高ぶる心臓を抑えようとした

びっくりした……。

男の人とこうやって近くでしゃべったことって、あんまりないから――。

知久「そうか……ほむが……」

マミ「おじさんは、ほっとしているみたいですけど?」

知久「えっ? あはは。いや、ちょっとね。
   
   たぶんぼくの勘違いだからいいんだ」

おじさんはなんでもないよというように笑っていた。


勘違い? 
まさかおじさんも鹿目さんの気持ちに気づいていたんじゃ?


知久「でもそうなると、寂しくなるね。そうか。だからまどかは最近元気がなかったのか」

マミ「もふもふちゃんの秘密って、家族みんな知ってるんですか?」

知久「いや、たぶんぼくだけしか気づいてないと思うよ。 まどかが風邪を引いているとき、たまたま見つけただけだから」

マミ「……おじさんはやっぱり、やさしいんですね」

知ってて黙ってるなんて……。

知久「ほむがうちに来た時から、家族が一人増えたみたいでぼくも楽しかったんだよ。

   でもあの子が人間だって知ったときから、帰る場所がきっとあるんだろうなって思って。

   いつかきちんとその話をまどかともしなければいけないと思っていたんだ」

帰る場所。 

どうなんだろう。暁美さんは未来から来たと言っていたけれど、果たしてあの子にはそれがあるのかどうか。

もしかしたらわたしみたいにもう……。


知久「ぼくが何か特別心配をする必要はなかったんだね」

それ以上わたしは何も言えなかった。



それから、わたしはおじさんと他愛のないことを話して、時間を過ごした。

学校でも友達と話しが合わないような一人暮らしでの悩みや、生活のことを相談できた。

さすが主夫をしているだけあってなんでも知っていると感心する。

>>955
エタりカマキリと一緒にすんな

~まどか~

杏子「ああああ! なんだ、なんなんだよ! インチキだろっ!?」

杏子ちゃんは落ちているトランプをすくいあげて、それを上に向かって投げつけます。

トランプが大量に宙を舞って、それをすでに眠気がしてたわたしはぼぉっと眺めていました。

杏子「おい、にゃんこ! お前いったいなにが見えてやがる!」

ほむにゃん「ほむ! ほむ!」

まどか「ほむは強いね。よしよし」

ほむにゃん「ほむ~~」

杏子「ちくしょ! もっかいだ! もう一回やるぞ。お前のそのインチキ必ずアタシが見破ってやるからな!」

さっきはポーカー。今度はブラックジャックで遊んでいたのですが、面白いようにほむの勘が冴え渡り、
8割ぐらい私が勝ちをもらってしまいました。


さやか「熱くなるのはいいけど、もういい時間だよ」

まどか「11時だもんね」

さやかちゃんに便乗するようにわたしが言うと、杏子ちゃんが立ち上がりました。

杏子「勝ち逃げする気か?」

ほむにゃん「ほむ、ほむ! ほむ、ほ!!」

杏子「何? サシで勝負してやるから有り金全部持って隣の部屋に来い、だと? 上等だ。
   で。にゃんこ。アンタは何をかけるってんだ!」

ほむにゃん「まどっ……か!」

なにを言ってるの!!!

馬鹿なことを始めようとするほむの頭を、ごつんと叩きました。

ほむにゃん「にゃっ!」

ほむは、『すん、すん』と涙目になって私を見上げてきます。
わたしはしょうがないなぁというふうにほむに手を差し伸べて、自分の部屋へ戻ろうとしました。

さやか「杏子一人だけ部屋が違うってのもアレだし、ちょっと狭いけど布団もって来よう?」

杏子「だったら、アタシが移動すればいいな。ちょっと待ってよ。今押入れから布団出すからさ」

さやか「手伝ってあげる」

杏子「悪いな」

そして、杏子ちゃんは私たちの部屋へ来て、それぞれが向かい合うように布団をしき直しました。

杏子「結局マミさんは帰ってこなかったなぁ」

まどか「大丈夫だよ。パパがついてるから」

杏子「いや。そりゃそうだけど。さやかとふざけてたら……半分はアタシのせいだから」

さやか「アンタって意外と殊勝なところあるよね」

杏子「こっちはマミさんには世話になりっぱなしなんだ」

さやか「ずっと気になってたんだけど、アンタとマミさんて学校も違うんじゃないの?」

そっか、さやかちゃんは二人のこと詳しく知らないんだっけ。
でもわたしも詳しく知ってるわけじゃないし……。

杏子「まあ、仲間っていうか……。先輩だよ。同じものを目指してる」

さやか「なにそれ? 詳しく聞きかせてよっ!」

杏子「一般人が首突っ込むんじゃねえって話だよ。なあ、にゃんこ!」

ほむにゃん「ほむ! ほむ!」

私のよこにいるほむが勢い良く布団から顔を出して返事をします。

そのちょこっと顔を出しているのが可愛くて、耳をくい、くいっと引っ張りました。

さやか「マミさんと杏子ってまるで反対の性格なんだよね。マミさんはお淑やかで、お姉さんって感じだけど」

杏子「喧嘩売ってんのか? ああ?」

まどか「さやかちゃんは、杏子ちゃんと仲のいいマミさんのことが気になっちゃうんだよね?」

杏子「ん?」

さやか「まどか? 何いってんのアンタ?」

杏子ちゃんは私がどういう意図で言ったのか理解できず、頭の上にクエッションマークが浮かび、
一方さやかちゃんはわたしのことを責めるような目をしています。

さやか「ほほぅ、そういうまどかさんはもしかしてわたしが杏子にかまけてばっかりいるから、もしかして嫉妬してるのかなぁ?」

まどか「えっ? えっ?」

さやか「いいんだよ。なんなら、今日という日を機に、もっと仲を深めても!」

さやかちゃんはニヤニヤしながら両手を広げて私の布団に距離を詰めてきます。

まどか「さ、さやかちゃん!?」

するとほむが毛を逆立てて、さやかちゃんに飛び込んでいきます。

ほむにゃん「しゃーーーーっ!」

さやか「さやかちゃんを舐めるなーーー!」

が。ほむが飛び出して来ることをすでに予測していたさやかちゃんは、
手に持っていた枕でほむのタックルを弾き飛ばします。

その勢いで、杏子ちゃんの方へ飛ばされて、ちょうど頭の上に落下します。

ほむにゃん「にゅうーーー!!」

杏子「よう。にゃんこ!」

さやか「ふん。いつもアンタが勝つと思ったら大間違いだからね」
さやかちゃんはほむを見て勝ち誇っていました。
そして、そして不気味に笑みを浮かべて私の布団に入ってきて……
脇をくすぐるのでした。


まどか「ひゃっ、やめ、やめてよ。さやかちゃん。」

さやか「へへへ。ここがいいのかな。んん?? 観念しなさーーい!」

まどか「ははは、ダメ、ダメだってば!」

~マミ~

こんなに人と話したのはいつ以来だろう。

友達とは出来ない話ができて、とてもこの時間が有意義で、心地いいものだと思った。

マミ「鹿目さんが……そうなんですか?……んん」

眠気を感じ私はまぶたをこすると、おじさんはにっこりと笑った。

知久「そろそろお開きにしようか」

立ち上がり私に背を向ける。

マミ「え?」

わたしは辺りを見回した。
そういえば、わたしは毛布をもらっているが、他に暖房器具といえば今もゆるやかに燃えている暖炉ぐらいしかない。
おじさんはどこで寝るんだろう?

知久「薪はまだ十分にあるみたいだからね。 僕は火が消えないように見張ってるよ」

マミ「おじさんは寝ないんですか?」

知久「一晩ぐらいなんてことないよ。これでも、三徹したことがあるからね」

マミ「わ、わたしも起きてます!」

知久「大丈夫。それに昨日はバスの移動で、疲れだって溜まっているだろう? ゆっくりしなよ」

でも、なんというか……。
おじさん一人に火の番をさせるのは申し訳ない。
ただでさえご飯を食べさせてもらっているというのに。

マミ「おじさんだって、バスで疲れてるはずですよね?」

知久「気にしなくていいよ。それとも、寝顔が見られるのが恥ずかしかったりするのかな?」

マミ「そ、それは……」

考えてなかったが、わたしが寝たら――たしかにそういうことになる。
もしかしたら、さっきわたしが気絶していた時もずっと。
顔が熱くなるのを感じた。

マミ「やっ、やっぱりわたし起きてます!」

知久「そうかい? ふふふ。じゃあもう少し一緒にお話でもしようか」

おじさんがこちらにやってくるのが、やけに気恥ずかしい。

知久「もう少し火の側に移動しようか? どうせ寝るなら、暖かいほうがいいだろう?」

マミ「ね、寝ません!」

だがわたしの声を遮って、毛布ごとわたしの身体を抱き抱えた。

マミ「あ……あ、の……わたし…」

自分で歩けるから、と声に出かかった。

知久「なんだい?」

足を挫いてから、すでに何時間も経っていた。
捻挫はすでに回復していて、もう歩ける頃だろう。

それでも、安易に動くことはできない。
この人をきっとびっくりさせてしまうから。

マミ「なんでもないです……」

何故か胸がまた苦しくなった。
わたしが、この人とは違うのだと思ったからだ。

知久「よっと……ここらへんでいいかな」

暖炉の隣に寝かせらると、おじさんの手が離れた。

さっきから毛布をずっとわたしが専有しているが、果たして寒くないのか?

その気になれば体温を保つことだって容易にできるわたしとは違い、生身の人間だ。

それなのにわたしを気遣ってくれる。

おじさんから見れば、わたしはまだ小さい子どもに過ぎないことも理解しているつもりだっだ。

それがいかに自然な行為であるかも、十分わかっていたと思う。

でも――わたしは気が付くとその人の手を再び掴んでいたのだ。

知久「え?」

マミ「入りませんか?」

ロリ巨乳をモノにできる生涯にして一度、あるかないかのチャンスか
バレたら刑務所行きだがww

マミさんが地雷過ぎて辛い

頼りがいのあるやさしい年上の大人に甘えてるだけだから…

つまらん、所詮は小説厨か

マミがほむら猫を好きな設定がゴリ押し過ぎる気がする

ほのぼのギャグですしおすし

>>974
ベベにあんだけベッタリだったんだ
かわいいものを好きになるのに理由などいるまい

小学生だからな

>>935,974,963,70,519,297,416,308,836,476,403,582,66,996,1000,426,148,503,66,901
>>68,836,462,175,101,394,697,646,43,347,580,16,309,650,535,606,65,843,441,541
>>23,606,242,22,32,389,525,97,289,184,165,125,646,340,225,40,36,870,82,383,450
>>691,100,632,297,164,475,737,704,720,759,310,962,780,341,350,304,438,639,488
>>763,133,942,988,172,978,858,254,360,307,351,51,407,982,347,570,457,84,274,177
>>584,138,622,924,488,925,362,126,413,965,888,546,906,875,717,884,732,971,244
>>321,295,445,303,641,15,759,725,289,935,566,873,73,188,796,560,113,158,685,525
>>573,70,28,448,787,912,180,757,155,218,77,449,663,379,90,678,138,814,966,72
>>838,145,567,634,704,679,792,389,204,913,962,273,941,409,60,852,588,817,7,806
>>456,468,272,545,145,410,359,111,482,739,949,626,306,582,330,984,374,718,188
>>679,461,227,88,520,78,675,336,85,480,229,540,947,501,85,92,911,443,202,392
>>150,17,487,732,346,471,105,64,658,391,742,118,617,829,638,695,504,974,779,983
>>319,930,703,403,22,613,845,224,5,27,374,22,513,106,367,983,210,431,640,601
>>758,218,1,395,913,505,368,691,488,570,10,417,273,412,439,886,257,662,890,283
>>911,795,141,278,778,350,708,417,951,880,175,168,881,569,80,385,937,771,872
>>780,289,778,192,727,663,448,389,553,730,424,463,525,564,740,302,914,448,719
>>327,893,32,207,462,112,591,398,883,463,903,663,751,681,854,478,344,301,867
>>31,290,359,555,854,99,857,767,546,575,631,872,467,663,78,928,774,669,325,657
>>228,319,882,908,173,360,252,474,226,148,504,515,506,59,368,604,915,135,149
>>765,21,956,428,99,884,202,767,209,858,898,436,177,780,344,349,139,595,822,364
>>326,879,248,385,247,851,300,381,1000,789,146,21,744,573,119,628,775,886,836
>>783,271,808,563,615,156,701,210,978,65,952,304,944,199,688,190,50,987,571,50
>>717,70,519,290,188,146,64,73,982,695,856,252,503,419,867,659,119,76,636,184
>>939,127,226,627,317,275,613,887,324,388,603,394,907,892,582,53,955,655,34,650
>>286,152,929,152,810,48,227,446,231,254,385,358,479,11,675,754,624,561,77,12
>>471,918,55,52,970,10,706,3,660,216,289,811,144,440,621,192,667,67,422,921,451
>>399,462,454,152,86,15,229,97,178,699,14,233,751,984,243,456,987,902,672,275
>>816,715,333,7,382,400,429,302,851,209,701,312,663,852,398,677,81,494,854,780
>>87,530,492,329,986,478,231,658,753,943,474,468,276,480,849,675,909,150,525
>>851,837,779,702,234,456,783,728,310,562,235,396,92,727,725,78,204,955,735,957
>>208,424,173,688,273,847,597,422,372,714,272,208,493,974,442,948,757,169,257
>>404,652,410,130,377,488,334,331,222,291,228,430,714,400,118,986,246,714,408
>>427,680,825,919,654,267,866,410,435,123,728,839,775,138,968,151,625,302,481
>>592,708,277,306,107,394,291,353,108,699,970,535,379,795,454,32,62,319,442,496
>>169,335,216,307,303,366,932,604,846,779,196,554,55,501,661,449,792,13,557,491
>>91,869,778,544,901,839,863,342,335,304,511,669,520,817,971,885,749,575,731
>>771,285,581,272,945,30,63,957,586,554,940,677,422,717,220,322,555,83,663,889
>>173,558,906,990,529,791,738,104,521,265,874,805,846,145,750,875,208,707,461
>>646,137,183,362,357,504,917,440,167,806,826,340,364,732,330,892,522,68,995,43
>>869,847,177,14,597,51,221,303,512,981,948,649,163,310,6,667,227,446,834,32
>>173,396,2,502,287,524,569,282,566,900,151,413,77,164,9,128,384,311,639,365
>>288,528,568,293,194,794,738,28,826,9,200,221,11,702,508,534,271,790,100,171
>>512,247,103,521,374,487,831,13,851,89,300,379,657,593,573,451,331,600,276,339
>>497,350,501,5,884,771,794,983,941,733,494,187,836,15,561,323,845,573,173,934
>>552,591,465,124,41,795,723,317,133,522,814,482,23,818,365,793,611,348,734,344

>>62,63,582,975,51,235,662,585,584,286,830,369,625,827,124,110,821,398,764,686
>>764,466,166,514,675,338,4,815,170,79,877,233,661,851,283,895,512,868,479,798
>>847,423,524,971,533,344,368,297,29,787,60,495,953,574,169,291,578,983,461,657
>>693,317,710,976,212,222,843,690,19,540,537,442,63,507,974,407,875,270,436,662
>>930,615,904,99,905,481,82,365,137,941,58,454,651,34,666,872,877,355,891,417
>>332,479,399,306,886,274,575,321,935,905,251,549,808,350,454,289,431,819,425
>>877,879,21,910,544,893,786,899,783,202,791,115,681,189,420,566,462,994,887
>>899,138,946,706,487,400,994,917,218,419,288,94,298,309,4,841,201,790,739,984
>>530,98,672,718,517,238,180,511,125,577,409,262,523,114,749,922,108,666,140
>>953,234,824,261,237,665,462,26,404,445,17,933,542,689,651,58,926,831,568,50
>>977,312,930,91,60,851,198,725,990,725,678,224,549,939,460,214,400,486,617,844
>>550,386,191,200,443,117,31,11,167,438,988,478,367,78,538,218,276,263,207,1000
>>431,549,878,891,762,278,376,378,121,879,927,506,70,127,949,186,157,960,353
>>947,830,961,24,368,178,299,630,385,299,570,815,847,447,705,609,724,81,986,845
>>913,351,28,40,300,214,197,259,566,791,206,396,751,230,763,928,529,393,312,827
>>126,674,409,831,282,133,911,268,977,869,181,328,897,220,627,110,417,885,675
>>91,70,957,320,832,884,848,225,196,675,186,322,349,594,152,631,727,62,899,703
>>79,31,827,299,657,936,715,542,610,921,632,680,878,952,512,762,799,736,957,474
>>279,823,515,430,453,241,492,351,944,422,430,974,249,728,630,184,442,172,794
>>803,473,240,754,984,1,553,719,958,27,640,236,849,154,666,302,395,158,652,338
>>81,312,827,809,942,11,250,113,804,613,916,277,852,669,260,853,222,979,811,248
>>46,96,772,712,398,166,869,49,504,448,130,815,275,939,757,285,189,869,89,801
>>365,653,453,625,506,674,604,316,922,222,362,18,993,73,415,159,942,464,663,389
>>478,663,532,234,948,720,102,36,521,886,401,173,339,26,678,12,630,994,933,851
>>951,844,428,365,3,369,828,665,757,421,142,420,953,376,367,672,477,403,192,363
>>365,701,829,43,713,458,36,646,309,390,596,152,818,960,154,186,788,819,942,209
>>361,161,336,728,833,813,130,25,175,933,389,876,761,431,588,219,467,234,527
>>829,679,674,789,833,859,577,651,801,785,611,162,946,946,889,778,758,18,802
>>950,191,809,711,622,397,930,88,630,456,945,459,134,618,247,966,476,823,617
>>608,227,438,553,173,326,330,931,344,132,864,294,323,672,5,944,68,934,32,698
>>976,156,523,594,402,489,70,225,105,346,832,332,784,385,505,109,714,435,453
>>299,747,168,971,751,112,38,684,144,735,73,120,891,596,713,292,84,783,517,189
>>349,520,911,733,24,20,447,459,473,293,758,219,460,728,969,572,766,653,716,501
>>835,391,321,548,683,404,330,199,592,457,547,112,368,280,136,388,726,595,860
>>352,78,479,80,46,50,845,698,765,345,423,600,735,743,147,417,147,476,616,739
>>163,850,300,443,986,688,169,580,547,187,932,624,665,11,670,714,855,368,479
>>790,78,934,533,225,351,679,700,967,417,632,129,267,932,571,252,620,740,832
>>926,763,790,590,773,459,304,627,826,783,826,616,860,760,148,85,111,827,784,77
>>416,206,511,348,777,762,967,516,594,133,441,356,922,30,128,381,334,755,207
>>581,822,976,340,970,60,450,797,844,527,40,259,732,551,607,508,313,574,23,906
>>463,261,628,493,389,8,826,144,214,941,724,36,917,64,5,976,513,802,819,39,841
>>771,392,684,278,704,257,301,609,963,764,870,590,256,258,597,82,401,811,23,125
>>939,188,851,915,700,652,733,739,493,810,509,884,494,787,587,750,87,195,713
>>64,302,106,322,899,188,723,709,211,847,554,149,34,404,64,734,56,796,473,548
>>981,431,99,768,17,849,855,212,561,704,275,863,810,596,761,998,319,469,208,165

>>708,716,93,66,198,507,621,190,431,359,953,628,878,985,618,804,431,838,758,945
>>972,604,820,343,718,789,277,334,4,894,42,720,986,107,917,493,728,106,924,87
>>551,965,44,168,768,475,6,526,419,27,498,23,846,840,740,635,117,74,638,10,115
>>996,222,274,489,949,380,412,35,439,963,999,482,131,767,956,136,292,375,163
>>398,8,629,138,643,745,211,280,755,325,638,751,547,911,239,495,291,650,530,729
>>529,211,742,295,167,878,587,541,40,375,939,48,4,76,690,749,287,970,503,612
>>253,158,518,492,652,808,141,181,537,753,710,747,495,4,913,372,590,454,412,965
>>459,968,468,148,716,754,117,219,365,724,472,522,241,963,174,49,104,355,585
>>64,331,351,67,243,723,657,697,134,621,89,592,589,556,740,305,309,856,524,674
>>995,195,820,958,368,868,62,723,452,918,786,783,268,852,26,990,509,722,124,129
>>715,718,365,454,22,674,310,545,347,889,540,542,709,498,909,577,559,632,29,476
>>811,744,269,836,734,777,557,857,905,367,572,622,732,26,644,405,335,189,751
>>728,292,933,226,201,509,784,832,538,259,248,348,3,516,183,736,292,740,592,197
>>164,819,837,189,463,242,524,651,992,748,379,284,680,604,485,189,387,317,726
>>564,74,648,80,256,383,372,996,975,569,102,138,388,938,327,850,180,850,500,171
>>879,455,277,482,939,466,868,255,192,514,819,265,161,899,520,544,271,516,519
>>617,657,227,554,983,77,733,833,576,904,430,454,359,707,936,298,172,804,553
>>317,371,628,478,270,148,22,541,663,540,380,279,197,607,833,180,683,566,12,258
>>442,712,828,148,647,125,320,450,677,683,767,48,310,244,318,457,265,858,120
>>237,398,1,843,230,180,526,796,192,783,265,634,495,92,782,142,217,101,592,894
>>358,942,93,602,259,550,867,116,669,671,353,67,672,196,297,852,721,92,44,504
>>677,999,449,458,141,665,559,732,559,342,90,500,435,692,758,984,558,874,653
>>226,720,900,422,16,751,143,108,795,646,464,471,645,912,929,785,577,487,516
>>828,606,634,262,297,392,246,854,265,899,82,491,618,982,912,633,732,54,740,526
>>204,997,344,115,925,128,691,411,644,826,239,249,460,500,546,851,745,400,116
>>481,606,261,463,518,893,195,572,633,721,272,837,717,615,951,642,743,642,52
>>468,290,636,927,790,181,777,535,580,893,177,61,498,438,523,15,330,718,587,963
>>858,799,154,472,750,795,215,392,847,601,859,137,237,786,926,417,563,460,997
>>637,58,952,74,581,967,404,298,553,367,735,410,165,889,882,915,684,97,306,530
>>165,666,934,950,592,351,512,51,348,966,688,405,918,761,986,884,165,284,436
>>18,846,696,907,728,610,590,824,916,119,521,80,785,454,29,376,805,541,426,152
>>113,557,423,874,542,307,39,825,743,569,843,588,264,749,315,873,338,139,788
>>659,868,241,113,896,616,918,437,41,69,943,154,625,366,28,166,672,66,991,414
>>833,2,898,581,317,771,919,455,558,375,114,426,615,227,322,230,144,758,271,212
>>425,837,65,452,2,736,518,993,150,152,825,151,49,406,467,819,324,922,377,698
>>802,312,261,124,542,405,881,812,616,580,236,453,645,688,455,381,205,447,530
>>271,681,406,677,148,224,1000,69,601,698,104,403,10,365,526,551,769,407,363
>>987,599,837,631,286,291,12,491,738,541,847,8,222,252,685,369,476,685,438,77
>>541,480,392,906,5,942,674,412,305,59,398,903,895,29,189,186,40,679,923,581
>>931,802,777,615,171,253,299,608,329,681,149,808,72,54,813,14,727,224,318,785
>>221,680,650,409,866,689,88,788,270,613,718,71,390,333,242,643,632,849,971,312
>>779,383,51,592,396,778,816,714,563,437,934,243,87,343,108,776,430,895,45,43
>>116,432,946,357,74,577,206,45,888,204,824,270,254,415,666,32,231,380,595,668
>>837,754,656,944,529,86,839,574,128,452,689,560,397,46,633,973,252,678,860,455
>>130,709,917,796,740,147,175,334,814,488,171,568,143,114,97,228,953,671,355

>>708,716,93,66,198,507,621,190,431,359,953,628,878,985,618,804,431,838,758,945
>>972,604,820,343,718,789,277,334,4,894,42,720,986,107,917,493,728,106,924,87
>>551,965,44,168,768,475,6,526,419,27,498,23,846,840,740,635,117,74,638,10,115
>>996,222,274,489,949,380,412,35,439,963,999,482,131,767,956,136,292,375,163
>>398,8,629,138,643,745,211,280,755,325,638,751,547,911,239,495,291,650,530,729
>>529,211,742,295,167,878,587,541,40,375,939,48,4,76,690,749,287,970,503,612
>>253,158,518,492,652,808,141,181,537,753,710,747,495,4,913,372,590,454,412,965
>>459,968,468,148,716,754,117,219,365,724,472,522,241,963,174,49,104,355,585
>>64,331,351,67,243,723,657,697,134,621,89,592,589,556,740,305,309,856,524,674
>>995,195,820,958,368,868,62,723,452,918,786,783,268,852,26,990,509,722,124,129
>>715,718,365,454,22,674,310,545,347,889,540,542,709,498,909,577,559,632,29,476
>>811,744,269,836,734,777,557,857,905,367,572,622,732,26,644,405,335,189,751
>>728,292,933,226,201,509,784,832,538,259,248,348,3,516,183,736,292,740,592,197
>>164,819,837,189,463,242,524,651,992,748,379,284,680,604,485,189,387,317,726
>>564,74,648,80,256,383,372,996,975,569,102,138,388,938,327,850,180,850,500,171
>>879,455,277,482,939,466,868,255,192,514,819,265,161,899,520,544,271,516,519
>>617,657,227,554,983,77,733,833,576,904,430,454,359,707,936,298,172,804,553
>>317,371,628,478,270,148,22,541,663,540,380,279,197,607,833,180,683,566,12,258
>>442,712,828,148,647,125,320,450,677,683,767,48,310,244,318,457,265,858,120
>>237,398,1,843,230,180,526,796,192,783,265,634,495,92,782,142,217,101,592,894
>>358,942,93,602,259,550,867,116,669,671,353,67,672,196,297,852,721,92,44,504
>>677,999,449,458,141,665,559,732,559,342,90,500,435,692,758,984,558,874,653
>>226,720,900,422,16,751,143,108,795,646,464,471,645,912,929,785,577,487,516
>>828,606,634,262,297,392,246,854,265,899,82,491,618,982,912,633,732,54,740,526
>>204,997,344,115,925,128,691,411,644,826,239,249,460,500,546,851,745,400,116
>>481,606,261,463,518,893,195,572,633,721,272,837,717,615,951,642,743,642,52
>>468,290,636,927,790,181,777,535,580,893,177,61,498,438,523,15,330,718,587,963
>>858,799,154,472,750,795,215,392,847,601,859,137,237,786,926,417,563,460,997
>>637,58,952,74,581,967,404,298,553,367,735,410,165,889,882,915,684,97,306,530
>>165,666,934,950,592,351,512,51,348,966,688,405,918,761,986,884,165,284,436
>>18,846,696,907,728,610,590,824,916,119,521,80,785,454,29,376,805,541,426,152
>>113,557,423,874,542,307,39,825,743,569,843,588,264,749,315,873,338,139,788
>>659,868,241,113,896,616,918,437,41,69,943,154,625,366,28,166,672,66,991,414
>>833,2,898,581,317,771,919,455,558,375,114,426,615,227,322,230,144,758,271,212
>>425,837,65,452,2,736,518,993,150,152,825,151,49,406,467,819,324,922,377,698
>>802,312,261,124,542,405,881,812,616,580,236,453,645,688,455,381,205,447,530
>>271,681,406,677,148,224,1000,69,601,698,104,403,10,365,526,551,769,407,363
>>987,599,837,631,286,291,12,491,738,541,847,8,222,252,685,369,476,685,438,77
>>541,480,392,906,5,942,674,412,305,59,398,903,895,29,189,186,40,679,923,581
>>931,802,777,615,171,253,299,608,329,681,149,808,72,54,813,14,727,224,318,785
>>221,680,650,409,866,689,88,788,270,613,718,71,390,333,242,643,632,849,971,312
>>779,383,51,592,396,778,816,714,563,437,934,243,87,343,108,776,430,895,45,43
>>116,432,946,357,74,577,206,45,888,204,824,270,254,415,666,32,231,380,595,668
>>837,754,656,944,529,86,839,574,128,452,689,560,397,46,633,973,252,678,860,455
>>130,709,917,796,740,147,175,334,814,488,171,568,143,114,97,228,953,671,355

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