モバP「俺、プロデューサー辞めるから」(345)

もはや前提を覆しているような気がするが気にしない。
安価SSです。シリアスにはならない予定。


P「ちひろさん。今までお世話になりました」

ちひろ「……本当に辞めちゃうんですか?」

P「すみません。もう自分の夢を掴むには、このタイミングしかなくて」

ちひろ「わかりました……でも、アイドル達には」

P「俺から説明します……最後まで責任は取りますよ」

ちひろ「……本当に、お疲れ様でした」

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―――事務所―――

P「幸子」

幸子「なんですか?プロデューサーさん」

P「言いたいことがあるんだ」

幸子「言いたいこと……ああ、やっとボクの可愛さに気づい―――」

P「俺、プロデューサー辞めるんだ」

幸子「……はい?」

幸子「ちょ、ちょっと待ってくださいプロデューサーさん!?」

P「なんだ?」

幸子「なんだ?じゃないですよ!プロデューサー辞めるなんて、冗談ですよね?!」

P「……冗談じゃ、ないんだ」

幸子「そん、な」

P「……ごめんな」

幸子「何をしたんですか?!仕事上のミス?!それとも、営業先との―――」

P「いや、そういうんじゃなくて。これは俺の我が儘なんだ」

幸子「我が儘?」

P「ああ。俺さ、夢があったんだ」

幸子「トップアイドルを育てることとは別に、ですか?」

P「そう。小さい頃から、ずっとやりたかった夢」

P「その夢が、もう少しで叶いそうなんだ」

幸子「……どんな夢か、お聞きしても?」

P「それはごめんな。実現したら、いつか教えるよ」

幸子「いつかって……いつですか……」

P「すぐだよ。俺も出来るだけ早く教えられるように頑張るから」

幸子「そんなの……」

P「社長にも、無理言って聞いてもらった。社長は渋々だけど、認めてくれたよ。俺の夢を」

P「散々愚痴言われたけどな。ははは……」

幸子「……そうまでされたら、ボクからは何も言えないじゃないですか」

P「ごめんな」

幸子「卑怯、ですよ。馬鹿、ですよ。こんなに可愛いボクのプロデューサーを、してるのに……っ」

P「……何を言われる覚悟もできてる」

幸子「えぐっ、ぐすっ……」

幸子「……ぐすっ……プロデューサー、さん」

P「なんだ?」

幸子「すぅ、はぁ……」

幸子「こんな可愛いボクを捨ててまで夢を追いかけるんです。絶対に、絶対に夢を叶えないとダメですよ?!」

幸子「これで夢を叶えられませんでしたー。なんて、絶対認めませんからね!!絶対ですよ!!」

P「幸子……」

幸子「あと。ちゃんと最後まで、お別れの日まで、ボクのことちゃんとプロデュースしてくださいね!」

P「……ありがとう、幸子」

幸子「べ、別にお礼を言われるような事じゃないですよ!ボクは当然のことを言ったまでです!」

P「わかった。最後まで全力で幸子をプロデュースするよ」

幸子「……でも、やっぱり」ポスッ

P「……」

幸子「少しだけ、少しだけ、顔見ないで、目をつぶって、ボクを抱きしめててください」

P「……ああ」ギュッ

幸子「ぐすっ、うぐっ」

幸子「うあああぁぁぁぁ……」

―――その一週間後―――

P「えーっと。皆さん、今まで本当にありがとうございました」

ホントウニヤメチャウンデスカ?! ウグッエグッ ヤダヨォヤダヨォ

P「……ごめん、本当にごめん。俺の我が儘で―――」

ちひろ「プロデューサーさん」

P「ちひろさん?」

ちひろ「笑ってお願いします」

P「え?」

ちひろ「笑って、お別れしましょう?」

ちひろ「それを、みんなも望んでいるはずです」

ちひろ「……少なくとも、私は。笑って別れたいです」

P「……そう、ですよね」

ちひろ「ほら、みんなも笑って笑って!これが永遠の別れになるワケじゃないんだから!」

P「みんな……今まで楽しい思い出をありがとう!」

P「俺はこの事務所で過ごした日々、絶対忘れないから!」

P「また、何処かで!!絶対に、会えるから!!」

P「……さよ、なら!!」

ちひろ「最後に、泣くなんて、台無しじゃないですか」

P「ぐすっ、ちひろさん、こそ!」

ちひろ「ほ、ほら、笑って……笑っ……ぐすっ」

―――お別れパーティ後―――

P「幸子」

幸子「……なんですか、Pさん?」

P「はは。幸子に名前を呼ばれるのも久しぶりだな」

幸子「そうですね……」

P「最後に、言い忘れてた事があってさ」

幸子「なんですか?」

P「どうしても、どうしても何かあったなら……俺の机の上から二番目の引き出しを開けてみろ」

幸子「……わかりました」

P「俺の最後の置き土産、だ。幸子にだけ教えておくよ」

幸子「……」

P「大丈夫だって、また会えるよ」ポン

幸子「こ、子供扱いはやめてくださいよ」

P「ははは……それじゃ、またな」

幸子「はい……また」

―――事務所 幸子目線―――

それから。

二週間くらいが経ちました……

幸子「仕事、ですか」

ちひろ「はい。今回は水族館観光です」

幸子「……あの人がいなくなってから、無茶な仕事がなくなりましたね」

ちひろ「……そうですね」

幸子「……凛さんとまゆさんは?」

ちひろ「なんとか気力で仕事をしてる状態です……でも、心配ですね」

幸子「……」

あの日から。

すべてが変わってしまいました。

プロデューサーさんがいなくなって。

一週間くらいは、立ち直れない人が沢山いました。

凛さんやまゆさんは特にひどく、部屋に引きこもっていたようです。

ボクみたいに、最後に声をかけてもらった人達はかなり早く仕事に復帰しました。

大人組の皆さんはもういつもと変わらない様子で……さすがです。

……でも、やっぱり。

ボクも、みなさんも。

どこか―――壊れてしまいそうで。

幸子「……」

プロデューサーさんの、机。

幸子「……」

あの日、言われたこと。

P『どうしても、どうしても何かあったなら……俺の机の上から二番目の引き出しを開けてみろ』

幸子「……」

プロデューサーさんの机に手を伸ばします。

ちひろさんが見てるのも、気になりませんでした。

二番目の引き出しに、手をかけ―――

幸子「……っ」

音を立てて、勢いよく、開きました。

幸子「……?」

入っていたのは、折りたたまれた一枚の紙。

幸子「なんだろう、これ」

ちひろ「幸子ちゃん……それは?」

幸子「……プロデューサーさんの、置き土産だそうです」

ちひろ「置き土産……?」

紙を開き、中を見ます。

そこには―――下手くそな、焦って書かれたような地図が、記されていました。

幸子「……地図?」

ちひろ「たぶん……このあたりでは、ないと思うんですが……」

幸子「それにしても……下手くそですね」

ちひろ「凄く焦って書いたみたいですね……」

幸子「……ちひろさん。この地図に書かれてる場所、調べてくれませんか?」

ちひろ「わかりました。あの人の置き土産だというのなら……」

その日。

地図が気になって、レッスンどころの話ではなくなってしまいました。

―――翌日―――

幸子「ちひろさん」

ちひろ「はい。わかりましたよ。場所」

幸子「……どこ、ですか?」

ちひろ「○○区の、△△というところです」

幸子「……あの、えっと」

ちひろ「幸子ちゃん。行ってらっしゃい」

幸子「……へ?」

ちひろ「今日のレッスンは全部キャンセルしておいたわ」

幸子「ちひろ、さん」

ちひろ「早く行きなさい。ちゃんとした地図も書いておいたから」

幸子「その、あの……ありがとう、ございます」

ちひろ「ふふっ。お礼なんていらないわよ」

ちひろ「ちょーっとばかし、スタドリを買ってくれれば―――」

幸子「行ってきます」

ちひろさんは、相変わらずでした。




ちひろ「……まぁ、きっと驚くでしょうねー……」

―――○○町 △△―――

幸子「……ここ、ですかね」

幸子「……休業中……?」

幸子「居酒屋さんか何か、ですかね?でも、それにしてはお洒落なような……」

幸子「……まさか」

カランカラーン!

???「あ、すみません。まだ休業中で―――」

幸子「あ……」

???「ああ、なんだ幸子か。久しぶり、かな。そろそろ来るかなとは思ってたけど」

幸子「何を、してるんですか……?」

???「何って、そりゃ」


P「喫茶店、だけど?」

―――数分後―――

幸子「……馬鹿」

P「あのー。幸子さんや」

幸子「Pさんの、馬鹿。馬鹿馬鹿馬鹿」

P「俺が悪かった。だけど、ちゃんと地図は残しただろ?」

幸子「許しません。凄くびっくりしたんですから」

P「あのー。わかりましたので、そろそろ離していただけると……」

幸子「ふんだ」ギューッ

P「(拗ねてる幸子も可愛いなぁ)」

幸子「それで、こんなところで何をしてるんです?」

P「さっきも言ったけど、喫茶店」

幸子「……それが、夢ですか?」

P「ああ、小さい頃から、こんなこじんまりとした喫茶店を経営するのに憧れてたんだ」

幸子「言うのを引き伸ばしたのは?」

P「ここを買い取れるかどうかまだわかんなかったんだよ」

幸子「あの地図の下手くそさは?」

P「買い取れたと同時に書いたから。時間なかったし」

幸子「……馬鹿」

P「……とりあえず、何か飲むか?奢るぞ」

幸子「……お勧めは?」

P「うーん……ダージリン、かな」

幸子「それじゃ、それを」

P「かしこまりました。お客様」

幸子「……ぷっ。似合ってないですよ」

P「悪かったな」

幸子「でも……少し、格好良い……と思います」

P「……ありがとな」

P「こちらがダージリンになります」

幸子「……結構、いい香りがしますね」

P「素材にはこだわってるからな」

幸子「……いただきます」

幸子「……なんですかこれ。凄く美味しいんですけど」

P「喫茶店を経営するんだから、これぐらいの味は出せないとな」

幸子「でも、今まで飲んだ中で一番美味しいですよ?」

P「そりゃどうも。店主冥利につきるってもんだ」

輿水幸子(14)
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幸子「……」

P「落ち着いたか?」

幸子「はい……あの。Pさん」

P「なんだ?」

幸子「さっき、店主って言ってましたけど……ほかに人は?」

P「まだ俺だけ」

幸子「そう、ですか。寂しいですね」

P「まぁな」

幸子「……よし」

>>33 画像ありがとうございます!

幸子「Pさん!」

P「なんだ?」

幸子「こんな可愛いボクが、ここでバイトしてあげますよ!」

P「……なんだって?誰が?」

幸子「ボクが!」

P「どこで?」

幸子「ここで!」

P「……何をするって?」

幸子「バイトですよ!」

P「……いやいやいやいや!!」

幸子「なんですか?可愛いボクに不満があるんですか?」

P「いや、容姿に問題があるわけじゃなくて」

幸子「じゃあなんですか」

P「お前、アイドルじゃん?仕事もあるじゃん?レッスンもあるじゃん?それに14歳じゃん?」

幸子「大丈夫です!なんとかしますよ!ちひろさんが!」

P「ちひろさん……」

幸子「こんなに可愛いボクを雇えるんですよ?感謝してくださいね!!」

P「……まぁ、いいか。幸子に教えたから、こうなることは大体予測してたというか……」

幸子「ふふーん!楽しみにしててくださいね!あっという間に大人気店ですよ!」

P「……俺はこじんまりしてた方がいいんだけどなぁ」

幸子「目指すはトップカフェです!可愛いボクがバイトするんですからね!」

―――翌日―――

幸子「~♪~♪」

ちひろ「幸子ちゃん、上機嫌ですね」

幸子「そう見えますか?」

ちひろ「実際そうなんでしょうけど。会ったんでしょう?Pさんに」

幸子「……なんで知ってるんです?」

ちひろ「何回も経営とかについて相談されましたし」

幸子「……むぅ。知ってるのはボクだけだと思ったのに」

ちひろ「残念でしたね。私もこの前お邪魔しましたけど、いいお店ですよね」

幸子「そうですよね!まぁ、ボクがバイトするんですからお洒落な店なのは当然ですけど!」

ちひろ「え?」

幸子「え?」

ちひろ「……はぁ。幸子ちゃん……」

幸子「わかってます。レッスンとか、仕事もちゃんとこなしますから!」

ちひろ「……まぁ、幸子ちゃんなら大丈夫でしょう」

幸子「ありがとうございます!」

ちひろ「それじゃあ、今日は早く上がれるようにしときますね。その代わり、明日は頑張ってください」

幸子「はい!」

幸子「……でも」

ちひろ「なんですか?」

幸子「あ、いえ……なんでも」

幸子「(ボクだけ幸せっていうのは……なんか)」

幸子「(そうだ。誰か一人にだけ教えてあげることにしましょう!ボクは優しいので!)」


幸子が教えたアイドル >>40 

ユッキ

―――女子寮 友紀の部屋―――

幸子「……お邪魔しまーす」

友紀「……んー?幸子ちゃーん?」

幸子「うわっ!酒臭っ……なんですかこのビール缶の山?!」

友紀「えへへー。幸子ちゃんも飲むー?」

幸子「なんで昼間から酒盛りなんてしてるんですか!ちょ、缶ビール渡そうとしないで!」

友紀「一緒に飲もうよー。飲む相手がいなくてつまらないんだよー……」

幸子「はぁ、もう仕方ないですね……友紀さん、ちょっとお出かけしましょう」

友紀「お出かけー?なんでー?」

幸子「酔い醒ましにいい紅茶とかを出してくれる喫茶店を見つけたんですよ。一緒に行きましょう」

友紀「紅茶かー。うん、行くー……」ダラーン

幸子「ちょ、寄りかかってこないでくださいよ!」

友紀「楽しみだなー!」

幸子「とりあえず自分で歩いてくださーい!」

―――P喫茶店―――

カランコローン

P「いらっしゃいま」

幸子「Pさん!この酔っ払いを早くどうにかしてくださいよ!!」

友紀「えっへへへへ……」

P「……なんで連れてきた?」

幸子「だって……ボク一人だけ幸せなのも……何か」

友紀「酒だー!酒をよこせー!」

P「幸子は優しいなぁ!だけど人選間違ってないかなぁ!!」

幸子「とりあえず酔い醒ましになりそうな飲み物でも作ってあげてください!ああもう、ほら、座って!」

友紀「なんだぁー?!酒はないのか酒はー!!」

P「無茶苦茶だな……まぁ、いいけど……」

P「ほい、シジミの味噌汁」

幸子「……まぁ、予想はついてましたけど」

友紀「いっただっきまーす!」ゴクッゴクッ

幸子「うわぁ、味噌汁を一気飲みしてる……」

友紀「ぷはぁっ!うまい!もう一杯!!」

P「へいへい」

幸子「味噌汁をもう一杯っておかしくないですか?!」

P「友紀にとっては普通なんだよ……」

友紀「ぷっはぁ!いやぁ、プロデューサーの作る味噌汁は美味しいね!」

P「そりゃどうも」

友紀「……え?」

P「ん?」

友紀「ぷ、プロデュー……サー……?」

P「そうだけど」

友紀「……」ポロッ

P「えっ」

幸子「えっ」

友紀「うわぁぁぁぁぁあああああん!!プロデューサーぁああああ!!寂しかったよぉぉおおお!!」ギューッ!!

P「ちょ、友紀、落ち着けって!落ち着けえええええ!!」

友紀「えぐっ、ぐすっ。ずずーっ」

幸子「(泣きながら味噌汁飲んでる……)」

P「落ち着いたか?」

友紀「うん……」

幸子「なんか、ごめんなさい。Pさん」

P「いんや。どうせみんなに教えるつもりだったし。いいよ」

友紀「……それで、プロデューサー……えっと、Pさん?はなんでここにいるの?」

P「ああ、それは」カクカクシカジカ

友紀「……そーなんだ」

友紀「……ね、Pさん」

P「なんだ?」

友紀「ここ、お酒ある?」

P「あるけど……あっ」

友紀「それじゃ再会の証に、カンパーイ!!ほらほらPさん、お酒お酒!!」

P「お酒は夜しか出さないんです」

友紀「いいじゃん夜までいるつもりだし」

幸子「夜まで居座る気ですか?!」

友紀「だってあたし今日一日オフだしー」



友紀「というわけでほら!あたしは客、Pさんは店主!」

P「……はぁ、仕方ないか」

幸子「え、本当にお酒出すんですか」

P「そりゃ……もうこういう状態になった友紀は止められないからな」

友紀「えへへー。わかってんじゃーん」

P「はいはい。お酌しますよ」

幸子「いや喫茶店ですよねここ?」

友紀「んー?居酒屋じゃないのー?」

幸子「喫茶店です!!」

その日から、一週間に何度か友紀が酒盛りする会場がP喫茶店になったそうな……




友紀「あ、そだそだ。誰かに教えてあげよーっと」

友紀が言いふらしたアイドル >>57

なす

茄子(かこ)さんの事だよね……?www


友紀「茄子さーん」

茄子「なん、ですか?」

友紀「一緒に今日飲もうよー」

茄子「……ごめんなさい、今日は」

友紀「どったの?」

茄子「……財布、なくしてしまって」

友紀「そ、そうなんだー……」

友紀「(Pさんがいなくなってから茄子さん、ほたるちゃんみたいになっちゃったんだよなぁ……)」

友紀「あたしが奢るから心配しないで!」

茄子「……でも、悪いですし」

友紀「いいからいいから!行こっ!」

茄子「あ、あの……」

友紀「大丈夫だから!うん!」

茄子「……?」

友紀「うわっ!?空からぺ、ペンキがっ!危ないなぁ、もう」

茄子「……ごめんなさい」

友紀「にゃっ!?か、カラスが追ってくるー!!」

茄子「……もう、私は置いていってくれると」

友紀「まだまだーっ!ってうわ?!今度は雨?!降水確率0なのに?!」

茄子「……」

友紀「負けない、あたしは負けないぞー!!」

―――P喫茶店―――

友紀「着いたー!!」

P「またお前……ってボロボロじゃないか?!どうしたんだ?!」

友紀「いやぁ。あはは……茄子さん連れてきたらこんなことに」

茄子「……P、さん?」

P「え、でも茄子さんって……」

友紀「いや、あの、こういうことで」カクカクシカジカ

P「……信じられないな」

友紀「でも本当なんだって……って茄子さん?」

茄子「P……P、さん……」ポロポロ ギュッ

P「……またこうなるのか」

友紀「あー。Pさん泣かしたー」

P「じゃかあしい。そっちから入ってシャワーでも浴びてこい。着替えとか、いつものは用意してやっから」

友紀「あんがとー。気が利くねぇ、Pさん」

―――数分後―――

友紀「Pさん、ジャージあんがとー。ちと大きいけど」

P「まぁ、俺のだしな」

友紀「へぇ、Pさんの……ふふっ」

P「なぁ、友紀。それとな」

友紀「何?」

P「茄子さん、運戻ったみたいだぞ?」

友紀「……んん?」

茄子「あ、えっと……はいっ♪」

P「俺も信じられないんだけどな」

P「まずさっき、警察の人が【偶然】にもここに寄って【偶然】拾った財布の落とし主を探してて、【偶然】その財布は茄子さんの物だった」

P「で、【偶然】なのかしらないが、服は雨で全く濡れてなかった。ってか【偶然】乾いたのか?」

P「最後に【偶然】、仕入れ業者の人が来て、【偶然】、ビールをおすそ分けしてくれた」

友紀「Oh……」

茄子「あの……心配かけて、すみませんでした」

友紀「いやいいよ、うん……絶好調みたいだし……」

茄子「というわけで、今日は私が奢っちゃいます!」

友紀「え?財布の中身……」

茄子「【偶然】、無傷でしたっ♪」

友紀「そ、そっすか」

P「まぁ、茄子さんが元に戻ってよかったよ。あ、ほい友紀、ビール。茄子さんはカクテルで」

茄子「ありがとうございます」

友紀「じゃあ茄子さんが元に戻った記念に、カンパーイ!」

茄子「カンパーイ、です。ふふふっ♪」

友紀「(やっぱり、茄子さんの幸運のトリガーって……どう考えてもPさんだよねぇ……)」

茄子「美味し……ふふっ♪」



茄子「幸運を誰かにおすそ分けしましょー♪」

【偶然】茄子に選ばれたアイドル >>77

棟方師匠

愛海「最近物足りない……うーん」

茄子「あら、愛海ちゃん」

愛海「むむっ!極上の果実の香りっ!……うーん」

茄子「どうしたの?元気なさそうだけど……」

愛海「実は……プロデューサーいなくなってから、一日がつまんなくて」

茄子「あら?女の子に囲まれてるじゃない」

愛海「そうじゃなくて……プロデューサーと馬鹿やってるのが楽しいっていうか……」

愛海「最近じゃ、みんな中々可愛い反応返してくれないしー……」

茄子「それじゃ、ここに行ってみるといいかも」

愛海「……どこここ?」

茄子「秘密、です♪でも、きっと幸せになれますよ♪」

愛海「茄子さんが言うなら……」

―――P喫茶店―――

愛海「喫茶店かー……」

P「え?愛海?」

愛海「え?プロデューサー?」

P「なんでお前が?お前今、少年院にいるって……」

愛海「え、あたしってそういうキャラなの……?」

P「どう脱獄した?」

愛海「してないよっ!嘘だよそれ!」

P「いやぁ。俺がいなくなる前、いなくなってからの事考えて一番心配したのお前だからな」

愛海「嬉しいやら悲しいやら……」

少年院って女認定すらされていないww

愛海「で、なんで喫茶店なんか?」

P「そりゃあ、カクカクシカジカで」

愛海「本当にカクカクシカジカ言ってる人初めてみたよ……」

P「ああ、違った。カギカッコの外に出さないとな」カクカクシカジカ

愛海「ふーん。なるほど、夢だったんだ」

P「そそ。で、何か頼むか?」

愛海「うーん……じゃあ、ウェイトレスさんを一人お願いしようかなっ♪」

P「は?」

愛海「え?いないの?ウェイトレスさん?」

P「そういう問題じゃねぇよ」

>>85 正式には女子少年院と言うらしいです。だけど分けるのも面倒だなーって。

愛海「どういう問題なのさ?」

P「俺はメニューを聞いてるんだが」

愛海「メニューにないの?ウェイトレス」

P「バイトならいるけど。メニューにはない」

愛海「じゃあバイト一人お願いしまーす」

P「だからメニューにございませーん」

愛海「何?プロデューサーあたしの事嫌いなの?嫌いだからこんな意地悪するの?」

P「お前が嫌いだったらこんなコントに付き合ってねぇよ」

P&愛海『へへへへへへ』

P「で、改めてメニューを」

愛海「ウェイトレスさん一人」

P「冗談じゃなかった?!」

愛海「冗談冗談。あたしはメイドさんの方が好きだし」

P「どっちが冗談なんだよ?!」

???「Pさん!さっきから何を騒いでるんです?!」

P「?!」

愛海「むむむっ!女の子の声っ!……あれ、でも何処かで聞いたことあるような」

P「待て!今は来るな!!」

???「何馬鹿なこと言ってるんです?バイトなのに仕事しないなんて、どこかのニートじゃあるまいし」

幸子「で、何騒いでるんですPさ……」

愛海「ウェイトレスさんはっけーん!!」バッ

幸子「きゃあああああ?!」

P「だから来るなって言ったのに」

愛海「ん?幸子ちゃんじゃん?」モミモミ

幸子「話しながら揉まないでくださいっ!!」

P「(眼福眼福)」

幸子「何見てるんですかPさんもっ!!」

愛海「へぇ。ミニスカートのメイド服を基調としたデザイン……そしてこだわりのホワイトプリム!」モミモミ

愛海「絶対領域を見せることにより、幸子ちゃんのセクシーさを強調!」モミモミ

愛海「可愛い幸子ちゃんを更に可愛く見せるための様々な工夫が施されている……」モミモミ

愛海「さすが、プロデューサー!わかってるね!」モミモミ

P「愛海、これを理解してくれるのはお前だけだよっ……!!」

愛海「bグッ」モミモミ

P「bグッ」

幸子「いいからとりあえず揉むのをやめてくださーい!!!」

幸子「一体何を考えてるんですか?!」

愛海「ヤバイと思ったが性欲が抑えきれなかった」セイザッ

P「今は反省している」セイザッ

幸子「何を言っているんですか?!」

愛海「だって、目の前にウェイトレスさんが突如出現したんだよ?!いつ揉むの?!」

P「今でしょ!!」

幸子「Pさんは黙っててください!!」

P「ウィッス」

幸子「とにかく……お客様、なんですよね?」

愛海「うん。一応」

幸子「はぁ……それじゃ、なにか飲みますか?」

愛海「……うーん。ミルク」

幸子「……卑猥な意味じゃ、ないですよね」

愛海「当たり前じゃん。流石にそこまで変態じゃないよ。あたしは」

幸子「……かしこまりました。ほら、Pさん」

P「アイアイサー!」

愛海「……ふふっ、うん、やっぱ」

愛海「プロデューサーがいた方が、面白いね!」



愛海「ふふふ……ウェイトレスを増やすために誰かに教えてあげよう……♪」



今日はここまでにします。一応安価だけ投げときます。

愛海にウェイトレス候補にされたアイドル >>102

美世

http://i.imgur.com/61pKrco.jpg
http://i.imgur.com/yDaOiYt.jpg
姫川友紀(20)

http://i.imgur.com/eG9n1UI.jpg
http://i.imgur.com/wkS8ois.jpg
鷹富士茄子(20)

http://i.imgur.com/IYyaUkX.jpg
http://i.imgur.com/DnQMdPC.jpg
棟方愛海(14)

http://i.imgur.com/iujzPJL.jpg
http://i.imgur.com/07INYs0.jpg
原田美世(20)

えーっと……スレがやたら伸びてるなぁと思ったらこれは……
とりあえず美世ちゃんから再会したいと思います。

>>125 画像ありがとうございます!

―――女子寮 美世のガレージ―――

愛海「むふふ~。美世さんとか、あのウェイトレス服似合いそうだな~♪」

愛海「プロデューサーに雇わせよう、そうしよう!」

愛海「大丈夫大丈夫。プロデューサーならきっとノリで雇ってくれるって」

愛海「というわけで美世さーん!お邪魔しまーす♪」


美世「あはは、あはははは、あはははははは……」ガチャガチャガチャガチャ


愛海「(あかん)」

美世「あははは。ブレーキってこんな簡単に外れちゃうモノだったんだー……あははは」ガチャガチャガチャ

愛海「ちょ、美世さん!それは外しちゃダメですよ!?」

美世「あれ?愛海ちゃん?……一緒にドライブしようよ~」

愛海「それ確実にGo to hellですよね!?」

美世「まっさかぁ~。あははあはは」

愛海「それだいぶ末期ですよ?!ちょ、一緒にお出かけしましょう!」

美世「車で?」

愛海「歩きで!!」

美世「やーだー。歩きたくないー。ガレージから外に出たくないー……」

愛海「何言ってるんですか。ほら行きますよ!」グイグイ

美世「うー……」

愛海「(あれ、今なら胸揉み放題じゃね?)」

美世「……」ササッ

愛海「いやなんで胸隠すんですか」

美世「なんとなく……」

―――P喫茶店―――

愛海「たのもー!!」

P「何奴?!」

愛海「我が名は【孤高の揉み手】、棟方愛海!!」

P「くっ、この道場の看板は渡さんぞ!!」

愛海「まぁ、あのさ」

P「急に普通のテンションに戻るのやめてくれない?」

愛海「あのウェイトレス服が似合いそうな子連れてきたんだけど」

P「話聞いてる?ねぇ」

幸子「いらっしゃ……なんだ愛海さんですか」

愛海「ウッヒョー!ウェイトレス幸子ちゃんキタ━(゚∀゚)━!」

幸子「警察呼びますよ。早苗さんじゃなくて本物の方」

愛海「あっ、すみません勘弁してください」

幸子「それでなんで今日も来たんですか?」

愛海「いやぁ、それが」


美世「ここどこぉー……?帰りたいよぉ、早く車の点検しないとー……あたしはあの川を超えていくんだぁー!」


P&幸子「……」

P「おーい。美世?」

美世「あたしはスズキSX4が好きだよー?」

幸子「美世さん。今日の日付って」

美世「FIATグランデプントもいいなぁ。エンジンは非力だけど」

P&幸子「(これはアカン)」

愛海「だから、こんな美世さんに今日はプロデューサーの熱ーいガソリンを注入してあげてよ!」

幸子「流石にその発言はちょっと引きますよ……?」

P「美世。とりあえずこれ飲め」

美世「あたしはガソリン以外飲まないよ?」

P「いい加減目を覚ませ」ガンッ

美世「痛いっ」

幸子「Pさん、ちょっとそれは……」

P「いつもこうすりゃ直るんだよ」

愛海「そんな機械みたいな……」

美世「痛いなぁ!何するのプロデューサー!」

美世「……え?プロデューサー?」

P「おう」

美世「TOYOTA CORROLA LEVIN GT-APEXじゃなくて?」

P「お、おう」

美世「TOYOTA CORROLA LEVIN SRでも、SUZUKI CAPPUCCHINOでもなくて?」

P「すまん、正直何言ってるかわからない」

美世「ホントに、ホントにプロデューサー?」

P「ああ」

美世「……プロデューサー!」ギューッ!

P「うおっ!」

美世「プロデューサー!プロデューサー!プロデューサー!」ギュゥゥゥ

愛海「いいなぁ……」

幸子「ちょ、美世さん!嬉しいのはわかりますけど、Pさんから離れてください!」

美世「うー!もっとプロデューサー分を補給しないと、あたしのタンクが枯渇しそうなのー!」

美世「はぁぁ……タンク満タン♪」ツヤツヤ

P「俺もタンク満タン!」

幸子「ふんっ」グリッ

P「痛い痛い!!」

愛海「あたしもタンクを満タンに「もしもし110ですか?」はいごめんなさい」

P「まぁ、なんだ。ホント、大丈夫か?」

美世「うん!あたしはもう大丈夫♪」

P「そっか。まぁなんだ。ここに来てくれれば、話は聞くからさ」

美世「ホント?!」

愛海「あ、そうだ。もういっそここで働いちゃおうよ♪」

幸子「?!」

P「いやいや。美世の意見は」

美世「あ、それいいかも♪お給料ももらえるんだよね?」

P「ま、まぁ」

愛海「(ふひひ、やっぱプロデューサーは押しに甘いなぁ)」

幸子「だ」

幸子「ダメえええええ!!」

P&美世&愛海「?!」

P「さ、幸子?」

幸子「あっ、え、えっと」

幸子「こんな可愛いボクが働いてるんだから、これ以上従業員を増やす必要はないですよ!ね?Pさん!」

P「え、でも人手は多い方が」

幸子「な い で す よ ね?!」

P「は、はい」

愛海「(あちゃ~。押しに弱いのが逆手に出たかぁ)」

美世「むー。ま、いっか!それなら毎日ここに来ればいいだけだもんね!」

幸子「そ、それなら……うん」

美世「プロデューサー!これからも、あたしのメンテよろしくねっ♪」



???「あ、あれは……」

翌日、偶然美世が喫茶店に入るのを見たアイドル >>160

雪美

雪美「……美世、さん……」

雪美「嬉しそう、だった……なんで……?」

雪美「……喫茶店……?」

雪美「……喉、乾いてない……けど」

雪美「……」

雪美「……入ろう」

カランカラーン

P「いらっしゃいま……雪美?!」

雪美「……P?」

P「お前、なんでここに?」

雪美「美世さんが……入っていくの……見た」

P「ああ、美世か……」

雪美「……P、やっぱり赤い糸、繋がってた」

雪美「ずっと、探してた……仕事ない日は……一日中」

雪美「……やっと、会えた」

P「おま……よく見れば靴とかボロボロじゃないか」

雪美「やっと、やっと、あえ……」ポロポロ

雪美「あれ……?嬉しい、のに……涙が」ボロボロ

雪美「P……P……」

P「……ごめんな。雪美」ナデナデ

雪美「P……っ!」ギュゥ

P「大丈夫だ。俺はもういなくならないから」

雪美「うん……うん……!」

P「落ち着いたか?」

雪美「うん……Pの膝の上……落ち着く……」

幸子「Pさん。この箱って―――」

雪美「さち、こ?」

幸子「あ……雪美ちゃん」

雪美「……なんで、幸子、いるの?」ゴォォォオオオオオ

幸子「ひっ……」

P「雪美、どうどう」ナデナデ

雪美「あふ……///」

P「雪美、幸子には俺が教えたんだ」ナデナデ

雪美「ん、なんで……?」

P「幸子は俺の担当アイドルの中でも、一番付き合いが長かったからな」

雪美「そう、なんだ」チラッ

幸子「な、なんですか」

雪美「……ごめんなさい」

幸子「え?」

雪美「幸子も……きっと、寂しかった」

雪美「私と……一緒」ニコッ

幸子「そ、それは……まぁ」

雪美「……P」

P「なんだ?」

雪美「私も……働く」

P「は?」

幸子「え?」

雪美「アイドルの、仕事も、する。……いい?」

幸子「あ、あの……」

P「うーん……雪美。ごめんな。まだお前じゃ……」

雪美「私……料理、作れる」

P「え?」

雪美「料理……Pのために……覚えた」

P「何が作れるんだ?」

雪美「オムライスとか……色々……」

幸子「で、でも、雪美ちゃんはまだ―――」

P「……幸子、ごめんな。一つだけ言わせてくれ」

幸子「なんでしょう?」

P「俺さ……料理、できないんだ」

幸子「は?」

幸子「ちょっと待ってくださいよ!じゃあメニューにあるのは」

P「全部、レンジとかで簡単に調理出来る奴でさ……」

幸子「……」アゼン

P「ちゃんとした料理できる、そんなバイトでもいいから欲しいわけよ」

雪美「……私、頑張る」

幸子「……い、いや、でも料理なら茄子さんとか―――」

P「茄子さんが料理すると、もはやそれ、別の料理になるんだよ……食べた人の目から涙が溢れだしたり、突然体が輝き始めたり」

幸子「(なんとなく想像できてしまった……)」

P「というわけでさ……幸子、頼むよ」

幸子「……仕方ないですね!許してあげますよ!ボクは優しいので!」

P「そうか!よかったな!雪美!」

雪美「うん……幸子も、ありがと」

幸子「ふ、ふんだ」

雪美「……負けない、から」ボソッ

幸子「え」

雪美「よろしく、ね?Pも、幸子も」

雪美「これで、いつまでも一緒……赤い糸、再び紡がれた……」


雪美「……まだ、寂しい人……沢山」

雪美が寂しそうと思った人 >>182

桃華

茄子「トニオという方にイタリア料理を習いました」

P「(アカン)」

―――女子寮 桃華の部屋―――

雪美「……桃華、いる?」コンコン

桃華「……なんですの。雪美」ガチャ

雪美「……運命、見つけた」

桃華「運命?」

雪美「一緒に……来る」

桃華「ちょ、雪美……」

桃華「なんですの、もう……」

雪美「……桃華、寂しい」

桃華「……そう、ですわね」

雪美「桃華、P、探してる。私と、一緒」

桃華「……探してませんわよ」

雪美「嘘。黒服の人……沢山、出入りしてる」

桃華「……」

雪美「……桃華。運命、見つけた」

桃華「さっきから、運命って……」

雪美「P、見つけた」

桃華「本当ですの?!」

雪美「ふふ、桃華、可愛い」

桃華「あ……も、もう!///」

雪美「でも……P見つけたのは、本当」

桃華「本当、ですの?」

―――P喫茶店―――

雪美「……ここ」

桃華「この辺は探したと思ってましたのに……」

雪美「やっぱり探してた……」

桃華「うっ……」

雪美「でも、これで、桃華も……嬉しい」

桃華「そう、ですわね」ニコッ

雪美「やっと……笑って、くれた」

雪美「私も、嬉しい……」ニコッ

カランカラーン

雪美「P……お邪魔しま」

P「さ、幸子!早く拭けって!」

幸子「わ、わかってますよ!もう!」

雪美「……」

桃華「……」

P「あ……い、いらっしゃい」

雪美「幸子……服のところどころ、白い」

幸子「こ、これは!」

雪美「P……背徳感が、欲しかったの?」

P「ち、違うっての!」

桃華「……」プルプル

雪美「桃華?」

桃華「……Pちゃま!!そこにお座り!!!!」

P「は、はいっ!」

―――数分後―――

桃華「……つまり、生クリームですの?」

P「はい。そうです」セイザッ

幸子「あの……ボク、着替えてきてもいいですか……?」セイザッ

桃華「そ、そうですわね。お詫びに、雪美、着替えとかを手伝ってあげなさい」

雪美「桃華……わかった」タッタッタ

幸子「うー。ベトベトですよ……」スタスタ

桃華「……Pちゃま」

P「……なんでございましょうか」

桃華「もう、こういう事はやめてくださると嬉しいですの」

P「はい。善処します」

桃華「そう、ではなくて……」ポフッ

P「……桃華?」

桃華「もう……私の前から、いなくなるのは……やめて……」

桃華「……ぐすっ……」

P「……ああ、ごめんな。桃華」ナデナデ



幸子「(入っていき辛い……)」

雪美「(少しくらいは……許す……正妻としての……余裕)」

P「それで、これが作ってた新ケーキだ」

桃華「なかなか……美味しそうですわね」

雪美「うん……美味しそう」

P「まぁ、フルーツのっけたりしただけなんだけどな。大体は幸子がやってくれた」

幸子「ふふーん。可愛いボクにかかればケーキなんてお茶の子さいさいですよ!」

雪美「幸子……指」ニコッ

幸子「こ、これは転んだだけです!」

P「(まぁ、知ってたけどな。幸子がケーキ作り努力してたのは)」

桃華「……うん、美味しいですの!」

雪美「美味しい……これなら、お店で出しても……大丈夫」

幸子「ふふーん!当たり前ですよ!なんて言ったって、このボクが作ったんですからね!」

P「ああ、頑張ったな幸子」ナデナデ

幸子「わぷっ、あ、あんま撫でないでくださいよ……まぁ、やめないでくださいね」

P「へいへい」

桃華「……むー」ガジガジ

雪美「桃華、フォーク、ガジガジしちゃダメ……」

桃華「さて、と。私は帰りますわね」

P「え?もう?」

桃華「ええ。これから仕事がございますので……」

P「そっか、わざわざありがとうな」

桃華「いえ……これからは、来ようと思えばいつでもこれますし」

P「まぁ、今後ともご贔屓に」

桃華「当たり前、ですの!」


桃華「私が気に入ったこのお店、潰したら許しませんわよ♪」



桃華「……ボランティアで、調査に協力してくれた方々に、報告しなければなりませんわね」

桃華の調査にボランティアで参加してた娘達 >>203 >>204 >>205 もし被ったりしたら >>206

美優さん

泰葉

島村さん

http://i.imgur.com/lURHMQY.jpg
http://i.imgur.com/UGkEx1k.jpg
佐城雪美(10)

http://i.imgur.com/xb6L2AZ.jpg
http://i.imgur.com/hHsAxta.jpg
櫻井桃華(12)

http://i.imgur.com/FNkDsYY.jpg
http://i.imgur.com/j0nBxBW.jpg
三船美優(26)

http://i.imgur.com/JXxloWB.jpg
http://i.imgur.com/tIEqtbw.jpg
龍崎薫(9)

http://i.imgur.com/DkO5Hrd.jpg
http://i.imgur.com/pAYqSQ8.jpg
岡崎泰葉(16)

美優「……Pさん、見つからないですね」

泰葉「……そうですね」

薫「き、きっともうすぐ、桃華ちゃんが見つけてくれるよ!」

美優「……そうだと、いいですね」

泰葉「……」

薫「あうう……あ、あれ?美優さん!携帯……」

美優「あら……桃華ちゃん、から?!」

泰葉「!」ガタッ

>211 画像ありがとうございます!

薫「ほ、ほらね!!見つかったんだよ!きっと!」

美優「も、もしもし……」

桃華『美優さんですの?Pちゃまが、見つかりましたの!!」

美優「ほ、本当?!」

桃華『今から地図のデータを送りますの!」

美優「うん、うん!お願い!」

泰葉「本当に見つかったんですか?」

美優「うんっ!」

―――P喫茶店―――

美優「Pさん!」ガチャ!

泰葉「Pさん!」

薫「せんせぇ!!」

P「うおおおお?!なんだなんだ?!」

幸子「こ、これまた沢山お客……いえ、うちのアイドルが……」

雪美「桃華……馬鹿……」ムスッ

美優「Pさん……会いたかった……っ!」ギュッ

泰葉「P、さん、私……もう少しで……アイドル、辞めそうに、なって」ギュッ

薫「せんせぇ!せんせぇー!うわああああん!!」ギュウウウ

P「か、薫!首!首!あと美優さんは落ち着いて!泰葉、まだ辞めてないよな?!」

幸子「……モテモテですね」

P「み、見てないで助けてくれよ!!」

幸子「……ふんだ。雪美ちゃん、行きますよ」スタスタ

雪美「……うん」スタスタ

P「ちょ、おーい!!!」

P「ど、どうどう……一人ずつ、話を聞こう。まず薫」

薫「……せんせぇ、いなくなっちゃったかと思って、心配で」ズビズビ

P「あーはいはい。まずは鼻水拭こうな……」フキフキ

薫「あうあうー」

P「で、泰葉。大丈夫だよな?!まだアイドル辞めてないよな?!」

泰葉「……もう少しで、また、人形になるところでした」

P「じょ、冗談……だよな?」

泰葉「いえ……冗談でも、比喩でもなく……」

P「す、すまなかった……」

P「で、あの……美優さん」

美優「……」

P「怒って、ます?」

美優「怒ってます」

P「え、えーっと」

美優「なんで私を置いていったんですか?」

P「いや、そのー」

美優「幸子ちゃんや雪美ちゃんは……連れてきたんですね」

P「いや、二人共俺が連れてきたわけじゃなくてですね」

美優「……馬鹿」

P「……すみません」

美優「どれだけ私が心配したと思ったんですか?私、私……」

P「美優さん……」

美優「ずっと、ずっと一緒にいれるって思ってた、のに」

美優「もう、私の前から、いなくならないでください」

美優「私の傍から、離れないで、ください……」ポロポロ

P「……はい」ギュッ



幸子「(あれ、今さりげなく……)」

雪美「(P……浮気……)」

―――数分後―――

P「えーっと、紅茶持ってきたんですけど……」

美優「……しーっ」

薫「すぅ……すぅ……」

P「薫、寝ちゃいましたか」コト

泰葉「疲れてたんですよ……きっと」

P「泰葉も、ごめんな」コト

泰葉「私は……もう、大丈夫なので」

美優「……」ナデナデ

薫「うぅーん……せんせぇ……美優さぁん……すぅ」

美優「……ふふっ」

泰葉「私の名前が入ってない……」

美優「拗ねないの、ね?」

P「ははは、泰葉もそういうとこで拗ねるんだな?」

泰葉「私、もう人形じゃないですから……拗ねたりもします」

美優「……Pさん。今の……夫婦みt「ケーキお持ちしました!」コトリ

美優「……もう、幸子ちゃんの意地悪」

幸子「なんですか?ボクはケーキ持ってきただけですよ」

美優「……いいですけど」

薫「喧嘩は……だめー……すぅ」

美優「ごめんね、薫ちゃん」ナデナデ

薫「えへへ……」

泰葉「よいしょっと……」オンブ

美優「泰葉ちゃん、大丈夫?」

泰葉「これくらいなら……薫ちゃん、軽いですし」

P「すみません、送っていければよかったんですけど」

美優「いえいえ……喫茶店、頑張ってください」

泰葉「私たちも……たまに寄らせてもらいますから」

薫「……すぅ、すぅ」

P「ええ、ではまた」

美優「Pさん」

P「なんですか?」

美優「……えいっ」チュッ

P「?!」

俺「美優さん」
俺「なんですか?」
俺「……えいっ」チュバッ
俺「……ふぅ」

P「な、な、な」

美優「今日のお礼……です///」

泰葉「美優さん?行きますよ?」

美優「は、はーい」

P「あ、あの」

美優「……ええと、ま、またっ!」

P「……お、俺はどうしたら……」



美優「(……アイドルとプロデューサーの関係じゃないし……セーフ……よね?)」

泰葉「(美優さん……バレバレですよ……全く)」

薫「えへへ……みんな、みんな、幸せ……♪……すぅ、すぅ」




P「あ、そうだ。俺買い出しに行かないと」

幸子「留守番してますね」

雪美「早く……帰ってきて、ね?」

P「おう」



今日はここまで。安価だけ。

Pが買い出し中、偶然出会う娘二人  >>228 >>229 被ったら >>230

あずき

聖來

あべなな

法子

安価失敗……再安価

>>234 >>235 被ったら >>236

リロードって大事よね、わかるわ

も、申し訳ない……
とりあえず、次回は聖來と菜々さんから始めたいと思います。

それでは、ここまで見てくださってありがとうございました。

こんばんは。
今回で一旦、このスレを終了したいと思っています。
もう一つの長編の方がやっと更新できそうなので……

しかし、このP喫茶店シリーズは続けていきたいなと思います。
では、聖來さんと菜々さんからスタートしていきたいと思います。

―――新春アイドルプロデュース&花見祭り元会場 神社―――

聖來「……はぁ」

菜々「……はぁ」

聖來&菜々『あれ?』

聖來「菜々さんじゃないですか」

菜々「聖來ちゃん……こんにちは」

聖來「こんなところでどうしたんですか?」

菜々「聖來ちゃんこそ」

聖來「あたしは……Pさんとの、思い出の場所を巡ってて……」

菜々「奇遇ですね。ナナもですよ」

聖來「菜々さんも、ここでライブしたの?」

菜々「はい。新年に……」

聖來「私は花見祭りの時に……」

菜々「お互い、思い出の場所なんですね」

聖來「そうですね……」

http://i.imgur.com/IwapqAE.jpg
http://i.imgur.com/PJpgWKV.jpg
水木聖來(23)

http://i.imgur.com/fhstsE1.jpg
http://i.imgur.com/R8L2tSB.jpg
安部菜々(17?)

聖來「……本当は、思い出の場所巡りなんて嘘で」

聖來「ここに来たら……またひょっこり、Pさんが来てくれるような、そんな気がして」

菜々「……ナナも、そうかもしれませんね」

聖來「こんな事しても……なんにもならないのにね」

菜々「そうでもないと思いますよ」

菜々「思い出は、人を成長させてくれますから」

聖來「菜々さん……」

菜々「なーんて、ナナは17歳なんで難しいことはよくわからないですけどっ♪」

>>264 画像ありがとうございます!

P「……ん?あれは……」

聖來「ねぇ、菜々さん」

菜々「なんですか?」

聖來「Pさんは……私たちを、見守っててくれるかな」

菜々「きっと……あの空の向こうから、見守っててくれますよ」

P「人を死んだみたいに言うな」

聖來「え?」

菜々「へ?」

聖來「P……さん?」

P「おう」

菜々「どうして……ここに?」

P「いや……買い出し」

聖來「買い出し?」

P「おう……ああ、そうだ。どうせなら何か飲んでくか?」

菜々「……すみません状況が全く理解できないんですけど」

―――P喫茶店―――

幸子「あ、Pさんお帰りなさい」

雪美「P……おかえり……」

P「おう、ただいま」

聖來「Pさん、喫茶店なんてやってたんだ……」

菜々「っていうか幸子ちゃんと雪美ちゃんがどうしているんですか……?」

P「まぁ、なんだ。成り行きで」

幸子「ボクはここにバイトで働いてるんです」

雪美「同じく……」

聖來「あのさ、色々突っ込みたいところがあるんだけど」

菜々「幸子ちゃんはともかく雪美ちゃんは……」

P「……成り行きで」

聖來「……まぁ、いいけど」

P「お前らは結構落ち着いてるんだな」

聖來「落ち着いてるって?」

P「いや、他にここに来たやつらはみんな泣いてたりしたからさ……胸が痛かった」

菜々「というか……驚きすぎて、泣く暇もなかったっていうか……」

P「そっか……まぁ、なんだ。お前らには心配かけたな」コトッ

聖來「なにこれ?」

菜々「凄くいい香りですねー……」

P「ミルクティー。まぁ、料金とかは気にするな。俺のおごりだ」

聖來「……うん、美味しい」

菜々「……美味しい、です」

P「そっかよかった」

聖來「ホントに……美味し……」ポロポロ

菜々「せ、聖來ちゃん……」

聖來「ごめん……やっぱり、無理……」ボロボロ

P「……こっちこそ、ごめんな。聖來」ナデナデ

聖來「えぐ、ひぐっ……」



幸子「(また泣かしてますよあの人は……)」

雪美「(P……モテすぎ……)」

菜々「……」ナデナデ

聖來「……うん、もう、大丈夫」

P「そっか」

聖來「あの……菜々さんは、大丈夫なの?」

菜々「何がですか?」

聖來「その……気持ちの、整理、とか」

菜々「……そう、ですね」

菜々「ここからはただの独り言ですが」

菜々「別れなんて、いつか来るもので……その度に泣いてたら、疲れちゃって」

菜々「そしたら心が錆びて……動けなくなっちゃいますから」

菜々「だから、私は泣きません」

菜々「……凄く、凄く、心配しましたけど」

P「すみません……」

菜々「それじゃ、お邪魔しました」

聖來「紅茶、美味しかったよ!」

P「またのご来店を、お待ちしております」

菜々「今度はウサミン茶を用意してくれると嬉しいです!」

P「……はい、善処しておきます(ウサミン茶=お酒)」

聖來「あのね、Pさん」

P「はい?」

聖來「……大好き♪」

P「へ?」

聖來「なんて冗談冗談!また来るねー!」

P「お、おう……」

菜々「あはは……聖來さんは」

P「菜々さんも……」

菜々「ナナは大丈夫ですよー!あ、あと」

菜々「私も、大好きですよっ♪」



聖來「(今はまだ卑怯、だよね。みんなフェアな状態から……いつか奪ってみせるから!)」

菜々「(えへへ。冗談って事にしちゃったけど、もったいなかったかな……?)」


聖來「Pさんのミルクティー、美味しかったなー……」

???「え?」

聖來の呟きを偶然聞いてしまった娘 >>276

あずき

あずき「Pさんの……ミルクティー?」

あずき「なんだろ……ミルクティーなんて、Pさん作ったことあったっけ……」

あずき「……聖來さんに詳しく聞いてみよう!プランP、プロデューサー捜索大作戦だよっ!」

あずき「聖來さん!」

聖來「え?何?あずきちゃん」

あずき「Pさんのミルクティーって何?」

聖來「……あちゃー。聞かれちゃったか」

―――P喫茶店―――

あずき「どーん!」ガチャッ!

P「何?!」

あずき「Pさーん!!」ギュゥゥゥ

P「うおお?!」

あずき「Pさん発見!作戦大成功っ♪」




幸子「(もう慣れました)」

雪美「(最後はきっと……私に戻ってくるから……)」

あずき「PさんPさん!ミルクティー!」

P「落ち着けあずき」

あずき「落ち着いてられないよっ!すっごい嬉しいんだもん!」

P「まぁ、待ってろ……すぐ作るから」

あずき「うん!……で、なんで幸子ちゃんと雪美ちゃんが?」

P「……そのへんも後で説明する」

あずき「へー……バイトかぁ。おかわり!」

P「人の奢りだからって……」

あずき「だって美味しいんだもん。Pさんのミルクティー」

P「そりゃどうも」

幸子「何デレデレしてるんですかPさん」

P「してねぇよ」

雪美「P……あずきと……仲いい……」

P「まぁな。一緒にいて楽しいのは確かだ」

あずき「えっへへへ……///」

あずき「楽しいって、どの辺が?」

P「そりゃ。お前の考える色んな作戦はこっちの新しいライブの演出とかにも使えるからな」

あずき「え……?じゃあ、今は楽しくない……?」

P「あ、いやそうじゃない。聞いてて楽しいんだよ。あずきの作戦は」

P「何よりあずきが作戦を話すとき、本当に楽しそうでさ……俺も楽しくなってるんだ」

あずき「そっか……じゃあこれからも、色んな作戦考えないとねっ!」

あずき「手始めに、この喫茶店を大改造!名づけて、御茶所大作戦なんてどうかな―――」

あずき「Pさん、今日はありがとね?」

P「いやいや。俺も楽しかったよ。なるほど、夜はバーとして営業……ね」

あずき「うん、喫茶店よりもそっちのほうが色んな人来てくれるだろうし!」

P「いいアイデアが浮かびそうだよ。ありがと」

あずき「えへへ……おっと、そろそろ帰るね?まったね!Pさん!」

P「おう、またな」

あずき「そうそう、今度の作戦名はね―――」

あずき「名づけて、プランL!楽しみに待っててね♪」


あずき「(プランLのLは……もう、わかるよね?Pさん♪)」

P「L……?Liveとかか?いや、でも俺もうプロデューサーじゃないし……」

幸子&雪美「(鈍い……)」


あずき「プランLの手始めに、誰かさんにも幸せおすそ分け大作戦♪」ピッ


一応、最終安価になります。
あずきがメールを送った相手 >>231

ksk

藍子

ミス……orz >>291にしようと思ってた……

過ぎちゃったので再安価 >>297

ナターリア

すまん……色々焦ってたんだ……
っていうか、こんなに見てくださっている方がいたのか……なんか目頭が。

ではナターリアで。

―――女子寮 ナターリアの部屋―――

ナタ「……」

ナタ「……はぁ」

ナタ「おシゴト、失敗してばっかり……こんなんじゃ、ダメだヨ……」

ナタ「……ブラジルに、帰ろうカナ……」

プルルルル

ナタ「ん?……アズキ、からだ」

ナタ「……エッ?!プロデューサー、見つけタ?!」

―――P喫茶店―――

ナタ「プロデューサー!」

P「おお、ナターリア。いらっしゃい」

ナタ「ほ、ホントにプロデューサーいタ……」

P「おう。プロデューサーだぞ。まぁ今は違うが」

ナタ「……バカ。心配、しタ」

P「……そっか。ごめんな。お詫びと言ってはなんだけど、ちょっと待ってろ」



P「雪美、寿司って……」

雪美「……握れる」

幸子「(雪美ちゃんはどこで料理を勉強してきたんでしょう……?)」

P「ナターリア。ほら」

ナタ「……スシ!」

P「そうだ。お前の好きな寿司だぞ。たーんと食え」

ナタ「いただきマス!」

P「まだまだ沢山あるからな!」

ナタ「ウン!」



幸子「雪美ちゃん、魚まで捌けたんですね……」

雪美「お嫁さんになるために……頑張った……ぶい」

ナタ「美味しかった!アリガト、プロデューサー!」

P「まぁ、なんだ……こんなんで機嫌が直るとは思ってないけどさ」

ナタ「ウン、それとこれはベツ」

ナタ「だから、プロデューサー!責任を取るために、結婚しテ!」

P&幸子&雪美「……え?」

ナタ「プロデューサーが結婚してくれたら、ナターリア、機嫌直すヨ!」

P「ちょっと待て。なんで機嫌の悪さが結婚につながるんだ?!」

幸子「そ、そうですよ!そもそもプロデューサーはボクと結婚するんですから!!」

雪美「Pは……私と……結婚……」

P「お前らまで何を言っているんだ?!」

ナタ「ナターリア、機嫌悪い。結婚、ウレシイ!ウレシイ事があれば、機嫌、直ル!」

P「安直過ぎないか!?」

ナタ「結婚……してくれないノ?」

P「いや、だって……なぁ……」

ナタ「大丈夫、沢山沢山結婚してモ、許サレル!」

P「それお前の国だけだから!!」

幸子「そ、そうだ!ならナターリアさんの国に行けばいいんですよ!」

雪美「みんな……結婚……平等に……愛してもらえる」

P「落ち着け!!」

P「とにかくだ!まだ結婚はできない!」

ナタ「……マダ?」

P「そう……ってあれ?」

ナタ「マダ……なら、ナターリア、待ツ!」

P「ちょっと待て?!これって下手したら婚約なんじゃないか?!」

幸子「ボクとも約束してください!」

雪美「……ぼいすれこ~だ~……」テレテレテレーン

P「幸子は頼むから落ち着いてくれ!あと雪美はそれ没収な!!」

ナタ「P、ナターリア、待ってるネ!」

P「待つな!」

幸子「Pさん!こんなに可愛いボクと結婚できること、名誉に思ってくださいね?」

P「なんで結婚する流れになってるんだ!?」

雪美「……二台目~……」

P「没収!!」


P「あああもう!頼むから俺に静かに喫茶店をやらせてくれー!!!」

ナタ「あのネ、プロデューサー」

ナタ「ナターリア、プロデューサーの事、だーい好き、だヨ♪」



―――数ヵ月後―――

P「ちひろさん。どうしてこうなったんですか?」

ちひろ「社長に聞いてみたらどうですか?」

ココガPサンノキッサテンカー イイオミセダネー Pサーン!ミルクティーヒトツー!

P「……」

ちひろ「まぁ、あれですよ。みんなが出入りしてたのが記者にバレたのが運の尽きということで」


P「その言い訳のために、まさか喫茶店の隣に事務所を引っ越してくるなんてたまげたなぁ……」

ちひろ「その上、アイドル専用の喫茶店にするとか社長が提案しましたからね」

P「これじゃプロデューサー時代と変わんないじゃないか……」

ちひろ「まぁ、いいじゃないですか。みんな楽しそうですし」

P「俺はこじんまりした喫茶店を運営したかったんですけどね」

ちひろ「残念ながら、Pさんは賑やかな運命でしか生きられないということで」

P「……はぁ、全くもう……」

http://i.imgur.com/YmMWg9k.jpg
http://i.imgur.com/ruWacKf.jpg
桃井あずき(15)

http://i.imgur.com/pNk0tkf.jpg
http://i.imgur.com/TdQEOxH.jpg
ナターリア(14)

幸子「Pさん」

P「……なんだ?」

雪美「……料理、できた」

P「ああもう……いつの間にかパーティみたいになってるし」

ちひろ「今日から大変ですね。Pさん♪」

ちひろ「そんな貴方に、お得エナジードリンクの11本セットがなんと―――」

P「……胃薬とかないっすか?」

ちひろ「ないですね」

>>326 画像ありがとうございます!

P「うぅ……」

ちひろ「それとですね。Pさん」

P「なんでしょう?」

ちひろ「もう、プロデューサーとアイドルの関係じゃないですから―――」

ちひろ「恋愛も、自由ですよ」

ガタタタタタタッ!

P「……まぁ、考えときますよ」

ちひろ「まぁ、今日は楽しみましょうよ♪」

P「……もうこうなったらヤケだ!!おらお前ら!今日は無礼講だー!!」

キャーキャーPサンカッコイー サケダーサケヲダセー! ア、キョウハカシキリニナッテイマシテ


P「(まぁ、こんなのも……いいか)」

幸子「Pさん、あーんですよ!」

雪美「……こっちも、あーん」

P「(こんな、騒がしい日々も―――悪くない)」


おわり

くぅ~疲(ry

いい終わり方が見つからなくて、ありきたりな終わり方に。
恐らくそのうち、続きを書くと思います……個人的にも、書いてて楽しかったので。

ここまで見てくださった方々に、最大級の感謝を。
明日にはHTML化依頼出しときます。

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