雁夜「ぐぁああああっ!!」臓硯「やはりダメだったか」(123)

雁夜「ぐっ、うおぉっ!!」ゲボォビチャビチャ

臓硯「魔導を捨てた貴様に刻印虫の蠢きに一年間耐えられるわけもなく
ましてや令呪を宿すわけもなし、か」

雁夜「う、ぐぉ・・・」

臓硯「ククク、惨めなものよのう雁夜よ」グリッ

雁夜「ッッ!!ジジィ・・・!」

臓硯「では、約束通り。桜は間桐の養子とするぞ」

雁夜「待て臓硯!!」

桜「・・・。」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1365689329

臓硯「桜。今夜も蟲蔵へ入れ」

桜「はい。おじいさま」

雁夜「やめろ臓硯・・・!」
雁夜「ゲホァッ!!?」べちゃべちゃ

臓硯「ククク、雁夜よ。貴様の命ももはや限界と見えるな」

桜「・・・。」

雁夜「ぜぇ、ぜぇ・・・臓、硯・・・」ずりずり

臓硯「惨めに死ぬがよい雁夜よ」

桜「・・・。」


シュゥゥゥ


桜「・・・!」

桜「・・・痛っ」ビクッ

臓硯「む?」

雁夜「桜ちゃん?どうしたんだっ!?どこが痛い!?」

桜「手に、何かが・・・」

臓硯「ほう。これは」

雁夜「まさかっ!これが・・・!」

臓硯「なるほど。この歳で聖杯に見初められるとは、やはりこの娘は母体としては優秀なようだな」

雁夜「臓硯、桜ちゃんの手に宿った紋章はまさか・・・!」

臓硯「ああ。この儂が見紛うわけもない」

桜「・・・。」

臓硯「桜に令呪が宿った」

雁夜「馬鹿な・・・っ!」

臓硯「ククク、これで晴れて貴様は用済みというわけだな」

雁夜「臓硯、まさか、貴様っ!やめろ・・・!」ぜぇぜぇ

臓硯「そうもいかぬわ」ニヤァ

雁夜「お前は・・・桜ちゃんに聖杯戦争をさせる気か!?」

臓硯「令呪が宿った以上はそうなる。まあ安心しろ雁夜よ。儂のあてはあくまで時々回の聖杯戦争だ」

雁夜「ガハァ!やめろ・・・臓硯・・・!」べちゃべちゃ

臓硯「娘が子をなすまでは死ぬような戦いはさせぬさ。よって・・・」

雁夜「ぜぇ、ぜぇ・・・」

臓硯「貴様は安心してこの蟲蔵で朽ちるがいい」ニヤァ

桜「・・・。」

雁夜「桜ちゃん・・・!桜ちゃぁああん!!」

ギィィィ

バタン!

【アインツベルン城】


イリヤ「おかーさまー。おかあさまー」

アイリ「どうしたのイリヤスフィール?そんな顔をして、どうかしたの?」

イリヤ「あのねー、イリヤ、からだが変なの」

アイリ「身体が・・・?」


アイリ「・・・!!!」

イリヤ「おかあさま?」

アイリ「切嗣っ!切嗣、今すぐ来てっ!!」

【遠坂邸】


時臣「馬鹿な・・・!」

綺礼「何故聖杯はこのような事を・・・」

凜「お父様、この手に付いたマークは何?」

時臣「・・・・・・っ」

御三家だけなのかそれとも…

ロリ杯戦争か?

綺礼「我が師よ、何故貴方ではなくご息女に令呪が・・・?」

時臣「・・・考えてみれば、考えてみれば当然の帰結だ」

凜「?」

時臣「私などよりも、この子、凜の方がよほど魔術の才に恵まれているのだ。
聖杯が遠坂の血筋から凜を選出する可能性が無いわけがないのだ・・・!」

綺礼「では、まさか貴方は・・・」

凜「お父様・・・?」

時臣「凜。よく聞きなさい。君はこれから・・・」

綺礼の分はカレンに?

【時計塔】

ケイネス「勝てる!この聖杯戦争・・・勝てるぞ!!」

ソラウ「ええ、あなたならきっとできるわケイネス」

ケイネス「聖杯に選ばれ令呪を手にし、最高の聖遺物も無事手に入った・・・!」

ソラウ「そして、あなたと私の変則召喚。これならきっと最強のサーヴァントを呼び出せるわ!」

ケイネス「ハハハハ!この私がっ!真理に到達する日も近い!!そうだろうソラウ?」

ソラウ「・・・ええ、そうねケイネス・・・」

【アインツベルン城】

切嗣「・・・まさか、僕に次いでイリヤまでもが令呪を手にするなんてね」

アイリ「ああ、イリヤ・・・!どうしてこんな事に・・・!」

切嗣「イリヤは死なせないよ。僕が必ず守るさ」

アイリ「でも、お祖父様はそうは考えていらっしゃらないわ!」

切嗣「そうだね。僕はすっかりお払い箱らしい。虎の子の聖遺物も、僕ではなくてイリヤに使わせる算段のようだ」

アイリ「・・・私も、私も戦うわ切嗣」

切嗣「ああ。何としても、イリヤを守り抜こう・・・」

スレタイからは予想できなかった展開にワクテカ

期待

ク、クロコダイーン!!

切嗣「イリヤを守る上では、サーヴァントを二体確保出来るのは大きいかもしれないね。
それに、敵の事もおおよそわかってきている」

アイリ「遠坂の当主、時臣の娘・凜。その凜の双子にして間桐の養子・桜。
この二人も厳しい運命ね・・・」

切嗣「他所の事情に構っている暇などないさ。
その遠坂時臣の弟子、代行者・言峰綺礼。この男はずいぶんと怪しい経歴だな・・・」

アイリ「その3人の共闘、あり得ない話ではないわね・・・」

切嗣「・・・遠坂陣営の二人はともかく、間桐がどうするかだろうね」

アイリ「そして、あなたとイリヤで5人ね」

切嗣「そうだね。そして、新たな情報が入った。時計塔の一角からアーチボルト家の降霊科教師・ケイネスにも令呪が宿った」

アイリ「これで、あと一人・・・」

切嗣「ああ。その最後の一人の情報も、もうわかっている・・・」

【某所】


バシュウウウウウウウウウウ!!!


クー・フーリン「俺の名はクー・フーリン!今回の聖杯戦争においては『キャスター』とそて現界した!
俺を呼び出した魔術師はどいつだ!?」

バゼット「・・・私よ」

クー・フーリン「これはまた、小娘がマスターとは。ついてねえぜ」

バゼット「でも、あなたを呼び出した実力は間違いない。そうでしょ?」

クー・フーリン「ハッ!違いない!」ニヤッ

バゼット「バゼット・フラガ・マクレミッツよ。よろしくキャスター」スッ

クー・フーリン「俺は聖杯聖杯にかける願いは無い。ただ強い者との戦いを望む。
お前が戦いを望まないのであるなら、その手をとる事は出来ねえな」

バゼット「そう。だったら・・・」

バゼット「全てのサーヴァントを倒して、キャスター!」キィィィン!

クー・フーリン「ハーッハッハ!気にいった!よろしく頼むぜバゼット!」グッ!




凛と桜は双子ではないような……


凜「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ・・・」


ケイネス「閉じよ(みたせ)。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する・・・」


桜「告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ・・・」


切嗣「誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者」

イリヤ「されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。
汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者・・・」



凜「汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」


バシュウウウウウウウン!!


時臣「綺礼。この聖杯戦争・・・」

綺礼「ええ」

時臣「我々の勝利だ!」


ギルガメッシュ「・・・。」

アルトリア「AAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」


イリヤ「わぁ!」

アイリ「そんな・・・アーサー王が・・・女の子?」

イリヤ「すごーい!私の『バーサーカー』かっこいい~!」



イスカンダル「我が名は征服王イスカンダル!
此度の聖杯戦争では、『セイバー』のクラスとして現界した!
余の名を讃えし魔術師よ!姿を表し、名乗りをあげるが良い!!」

ケイネス「ああ、間違いない・・・間違いなくこいつは、最強のサーヴァントだ!!」


バシュウウウウウウウウウ!!!


切嗣(やれやれ。聖遺物無しでは、僕にはいったいどんな英霊様を呼び出せたのやら)


赤い外套の男「・・・そういう事か」


切嗣(・・・何者だ?僕は聖杯戦争に誰を召喚したんだ?)


赤い外套の男「俺は『ランサー』だ。真名は・・・忘れたね」

切嗣「・・・。」

続く

>>21
きっと切嗣が誤情報に踊らされたのさ!
ざまあみろ切嗣!騙されやがったな!!

アインツベルンはまたアホなことを……アーサー王には技を捨てて狂化させる利点はない気がするがwwwwww
あと席がそれしかないとはいえ赤弓をランサー枠にするのは無茶な気が……

>>28
マケドニアが戦場で長槍を用いていたらしいから、イスカンダルを『ランサー』にして
「赤い外套の男」をあえての『セイバー』にした方が面白いかもとは思った

でもランサーには敏捷性と白兵戦の技術が必要という事だったので、どっちかといえば彼はランサーかなあ、と

UBWにまぁゲイボルグはあるだろうけど(本物に刺されたわけだし)槍使いじゃないし無茶な気がするがなぁ
敏捷性、白兵以前に槍やそれに準ずる長物使いな訳だしランサーは
それならクーフーリンをわざわざキャスターにしないでクーランサー、赤弓キャスターでいいんじゃねとも思うが……
それかいっそイレギュラーに納めるか

セイバーはパワータイプじゃないから狂化はあまり良い選択ではないな

この赤い外套の男は、生前の聖杯戦争ではランサーの兄貴を召喚でもしてたの?
そうでもしないとランサー枠は苦しいと思うが。

>>30
エミヤがアーチャーなのに双剣使ってるんだから問題無い

聖剣ぶっぱするだけの大変簡単なお仕事

真名解放できないしなぁ

槍使いの点をクリアーしても機敏性がどう足掻いてもランサー基準に届かない気がする

おじさんに救いはないの?

アルトリアはセイバー以外での召喚無理じゃね?

エミヤは剣持ってても技量が優れてるわけでもないからセイバーは無理。武器持ってればそのクラスになれるわけじゃない

そもそもアルトリアってバーサーカーとしての召還に答えるのか? NTR騎士にもまさかみたいなこと言ってたし

基本サーヴァントには召喚を拒否する権限はないよ

ギャグSSと思ったら違った

こまけーこたぁいいんだよ!
これだから月厨は…

月は設定多いから、気になるのはしかたないかもな

乙!

バーサーカーって誰でもなれるんじゃないの?
狂った伝説があれば高いランクの狂化ができるんだと思ってたんだが

セイバーと言うか、アーサー王は剣の属性が強すぎてセイバー以外での召喚は基本的に不可
それにサーヴァント召喚は、英霊側に決定権があって聖杯戦争に参加したくない英霊は出てきてくれないぜ

だけど、二次だしこのSSの世界ではそうなってるって事にしておけば、何も問題はないな!

エミヤは幸運Eとかだろうからランサーの資格はあるな

エミヤに関してはこれから士郎がどういう経験をするかで変わってくるだろ
セイバーに出会わず弓道しなければアーチャー以外もありえるんじゃない?

いつまで考察してんだよ
チラ裏にでも書いとけハゲ

バーサーカーは誰でもいけはすると思うけどエクスカリバー使えなくするのは愚作以外の何者でもないと思うが
あと武器持ってればいいってわけじゃないのは確かだが赤弓はクラスにつくレベルじゃないとはいえ双剣使ってるからセイバーとランサーならまだセイバーのが可能性はあるかと
あと士郎の経験っていっても弓道に関しては聖杯戦争以前にやってたわけだし原因藤ねぇじゃないっけ?
あと士郎にとっては魔術の修行と似てたから弓術うまかったわけだし経験によって変わる派無茶な気も……
あと確かにスレチになってるな、すまん黙る

気になる部分あったらそういう並行世界における物語と思えばよい
とにかく期待
桜ちゃんマジ天使

設定練らずに型月に手を出したんだからしょうがない。2回も更新すれば良い方

さすが読者様

ファンからすればにわか程イラつくものは無い

月厨のキチガイっぷりがよく現れたスレだなww

ソースの無い妄言ばかり

そこまでにしないと>>1が続けにくいだろ

面白そうなんで、続けて、どうぞ

うむ
雑談多いのは期待の裏返しだろうけど
もうそろそろ、ね?
静かに続き待ってます



雁夜「・・・出でよ、俺のサーヴァントよ!」

XXX「GUOOOOOOOOO!」ズギュゥ

臓硯「なんと!何故貴様がサーヴァントを・・・?」

雁夜「第8番目のサーヴァントと言ったところか?どうやら俺は、土壇場で聖杯に認められたらしいな」

臓硯「なるほど。聖杯戦争のルールに若干のゆらぎや変動が無いわけではないからのう
ならば、そのを率いて聖杯を持ち帰るが良い、雁夜よ」ニヤア

雁夜「・・・誰がそんな真似するかよ、ジジイ!」

臓硯「なんだと・・・?」

雁夜「俺はこいつを使い、桜ちゃんを救う!邪魔だてする者は皆殺しだ!!」

臓硯「雁夜、お主とち狂ったのか?お前程度の魔翌力でこの儂が殺れると、本当に思っておるのか?」

雁夜「その心配は無いさ」ニッ

XXX「GUOOOOOOOOOO!!」メコメコォ

雁夜「魔翌力なら、聖杯から溢れでてくるみたいだぜ!」

臓硯「くっ・・・!」

雁夜「お前だけじゃない!俺を阻む者は、邪魔する者は、立ちはだかる者は全て[ピーーー]!!
臓硯も、他のサーヴァントも、敵のマスターも、そして時臣だって全部[ピーーー]!!
そして・・・桜ちゃんを救う!凜ちゃんも、葵さんもヤツらから解き放ってやるんだ!
くだらない魔術師の家なんて、俺が全部ぶっ潰してやる!!」

桜「雁夜おじさん・・・」

臓硯「よくもそのような世迷い言を!」

雁夜「黙れぇええええええ!!」

XXX「GUOOOOOOO!!!」

臓硯「ぐぁああああっ!!」めきょっ

雁夜「俺はこいつを使い、桜ちゃんを救う!邪魔だてする者は皆殺しだ!!」

臓硯「雁夜、お主とち狂ったのか?お前程度の魔力でこの儂が殺れると、本当に思っておるのか?」

雁夜「その心配は無いさ」ニッ

XXX「GUOOOOOOOOOO!!」メコメコォ

雁夜「魔力なら、聖杯から溢れでてくるみたいだぜ!」

臓硯「くっ・・・!」

雁夜「お前だけじゃない!俺を阻む者は、邪魔する者は、立ちはだかる者は全て殺す!!
臓硯も、他のサーヴァントも、敵のマスターも、そして時臣だって全部殺す!!
そして・・・桜ちゃんを救う!凜ちゃんも、葵さんもヤツらから解き放ってやるんだ!
くだらない魔術師の家なんて、俺が全部ぶっ潰してやる!!」

桜「雁夜おじさん・・・」

臓硯「よくもそのような世迷い言を!」

雁夜「黙れぇええええええ!!」

XXX「GUOOOOOOO!!!」

臓硯「ぐぁああああっ!!」めきょっ

XXX「GUOOO・・・」

臓硯「・・・。」

雁夜「・・・ついにくたばったかよ、お父さん」

桜「雁夜おじさん?」

雁夜「ああ、大騒ぎして悪かったね桜ちゃん」

桜「ううん、いいの。それより雁夜おじさん。お姉ちゃんやお母さんを助けてくれるって、本当?」

雁夜「ああ、本当だよ」にこっ

桜「私、嬉しい!」ぱぁぁ

雁夜「また4人で、どこか遊びに行こうね」



時臣「雁夜君。まさか君が現れるとはね」

雁夜「時臣ぃいいい!凜ちゃんと葵さんを魔導の家から開放しろ!!」

時臣「そんな事、できるわけがないだろう?彼女たちは大切な胎盤なんだ。
私の魔術回路を次の世代へと受け継ぐためのね」フッ

雁夜「貴ッ様ぁあああああああああ!!!!」

XXX「GUOOOOOOOOOOO!!!」

ズドォオオオオオオオン

雁夜「・・・終わってみればこんなものか、時臣なんてな」


凜「・・・桜?」

桜「お姉ちゃん!」

凜「桜っ!桜ぁ!」うわぁぁぁん

葵「ああ、桜っ!またあなたに会えるだなんて・・・!」ぎゅっ

桜「お母さん!お母さん」ぎゅぅっ

雁夜「これからはずっと、母娘仲良くいっしょに暮らせますよ」

葵「雁夜君!・・・これは、あなたが・・・?」

雁夜「葵さん。凜ちゃん。桜ちゃん。あなたたちは、もう自由だ!」

すげー急展開wwwwwwww

葵「自由・・・?私たち、もう自由なのね!」

凜「わーい!これからはずーっといっしょにいられるね!」

桜「うんっ!いっしょにいられるよ!」

葵「ああ、雁夜君!娘を取り戻してくれて、なんてお礼を言ったらいいのか・・・
本当にありがとう雁夜君!」ポロポロ

雁夜「いえ、俺はあなたたちの笑顔さえ見られたら」

凜「雁夜おじさん大好き!」
桜「ありがとう雁夜おじさん!」

凜・桜「ううん・・・」




凜・桜『雁夜お父さん!!』



あっ(察し)

【間桐家・蟲蔵】

うぞうぞうぞうぞうぞうぞうぞうぞ


雁夜「・・・。」


うぞうぞうぞうぞうぞうぞうぞうぞ



臓硯「ククク、ついにピクリとも動かなくなったか」ニヤァ

桜「・・・。」

最期にいい夢見れて良かったね

雁夜「・・・。」


桜「馬鹿な人。どうせ何も変わらないのに、自分から首を突っ込んで死ぬなんて」

臓硯「クハハハハ!だが、此奴にはまだ利用価値がある。
どれ、完全に死ぬ前に引き上げてやるかの」

桜「・・・。」

雁夜「・・・。」

臓硯「ククク、ある程度までは動けるくらいには治療してやろう、雁夜よ。
父の慈悲が身にしみるじゃろう?」ニヤア

雁夜「・・・。」

臓硯「どうせ今回の聖杯戦争は間桐にとっては戯れにすぎん。そして、どうせ戯れならば・・・」

雁夜「ぅ、ぅぅっ・・・」

臓硯「令呪一画を消費したところで、何の支障もあるまい。のう?」

メデューサ「・・・。」

臓硯「雁夜よ。貴様に今一度聖杯戦争のチャンスをくれてやろう。
新たなライダーのマスターとして戦い、もし聖杯を持ち帰る事が出来たのならば・・・」

桜「・・・。」

臓硯「その時は、桜は用済みだ。貴様が好きにするが良い」ニヤァ

続く

俺がおじさんを大好きなのか
お前らがおじさん大好きだから俺が便乗して書くのか

お前も含めた俺たちのおじさんだ!

俺が、俺たちが!

おいたんだ!

邪魔
依頼はよ

ここ乗っ取りは禁止だよ
やるなら自分でスレ立ててどうぞ

やはり乗っ取りか
板のローカルルールぐらい読んでからこい
失せろ

乗っとればおもしろいと思ったんだろうね!
残念!

なんかこのスレ見てるとfateSS書くの怖くなってきた

完璧に把握してない限りやめといた方が良いだろうな

日常系なら。それでもにわか仕込みがバレるとヤバいw

色々と設定があるしコアなファンもいるからちょっとでも設定に反してる所があると叩かれる印象はるね

月型厨が嫌われる理由がよくわかるスレだな

>>87
これは型月に限らんだろ

公式派生作品のタイころ、プリヤですらアウトって人もいるからな
公式の追加設定が駄目なら各シリーズの一作目以外はほぼ全てアウトだろ、あのメーカー

アニメですら先ず設定で叩かれるので手を出さないのが吉

実は続きが来るのを待っているんだ
少しずつでも投下して欲しい

雁夜「ククク、この俺が代理マスターか・・・」にやぁ

メデューサ「・・・。」

臓硯「桜をむざむざと前線に引っ張り出すまでもないと思うてのう」

雁夜「どの口が言いやがる、化物め!」

臓硯「やれやれ。慈悲をかけても口の悪さは変わらぬのう雁夜」

雁夜「慈悲、ね。何の気まぐれだ臓硯?」

臓硯「なに、今回の聖杯戦争は所詮様子見。貴様一人が闘えば事足りるからのう」

雁夜「ふん。貴様は何か不服があるんじゃないか、ライダー?」

メドゥーサ「ありませんマスター。私はあなたの僕、あなたと戦う所存です」

雁夜「どうだかな。まあいいさ。これで俺は時臣とも戦える力を得た!」

桜「・・・。」

雁夜「この力で桜ちゃんも、凛ちゃんも、葵さんも救ってみせる!邪魔する者は・・・誰であろうと殺す!」

臓硯「ククククク・・・」

雁夜「桜ちゃん、安心してくれ」

桜「・・・。」

雁夜「俺のライダーこそ最強のサーヴァントだ!必ず勝って、聖杯を手にいれてくるよ」グッ

桜「・・・はい」

雁夜「聖杯が魔術師どもの手に渡らないようにする。そして、また家族みんなで暮らすんだ!」

桜「・・・みんなで?」

雁夜「そうだよ!魔術師の家なんて、俺とライダーが全部ぶっ潰してやるんだ!!」グッ

桜「そうしたら、またお家でみんなとくらせるの?」

雁夜「そうだよ桜ちゃん。桜ちゃんがくれたこの礼呪とライダーで、おじさんがみんなを幸せにしてあげるからね!」ニコッ

桜「・・・。」

臓硯「ほれ、いつまで手の甲を眺めているつもりじゃ雁夜よ?
先ほど、遠坂のアーチャーがアサシンを敗ったとの知らせが入った」

雁夜「遠坂が?時臣だな。真っ先に自分の弟子から手にかけるとは・・・下衆め!!」

臓硯「ククク・・・」ニヤァ

雁夜「それじゃあ、行ってくるよ桜ちゃん」

桜「・・・。」

雁夜「行くぞライダー。とりあえず今夜は遠坂の様子見だ」

メドゥーサ「はい、マスター」

臓硯「気を付けるがいい、雁夜よ。遠坂のマスターもサーヴァントも手ごわいからのう」ニヤリ

雁夜「ふんっ」

桜「・・・。」

メドゥーサ(サクラ・・・)

ギィ・・・
バタン


桜「・・・どこまでも馬鹿な人。どうせ死ぬだけなのに」

【遠坂邸】


綺礼「ギルガメッシュの戦闘力は申し分ありません。アサシンを瞬殺いたしました」

時臣「見ていたよ。永い聖杯戦争の歴史の中でも、まさしく最強のサーヴァントだろうね」

綺礼「それだけに、扱いは難しいようですな」

時臣「まったくだ。ギルガメッシュがまさか、単独行動スキル保有のアーチャークラスで現界するとはな」

スッ

ギルガメッシュ「この我に庭掃除をさせるとは、図に乗ってはいないか時臣よ?」

時臣「我が王よ。大変失礼いたしました」ササッ

ギルガメッシュ「次からは茶番には付き合わんぞ。もしあの程度の雑種が屋敷に入り込むようなら、貴様らで始末しておけ」

時臣「はっ」ペコッ


凛「ちょーしに乗らないでよねギルガメッシュ!」

時臣「り、凛っ・・・!」

所用の為一時中断

>>1が書いてるの?

凜とギルって相性いいんだっけ?

キテルー!
期待

用事が出来たのでまた後日

>>102
他に誰が書くんだ?

凛「いい?ギルガメッシュ。あなたが大昔にどれくらいスゴい王様だったかは知らないわ!
でもね、あなたは今は私のサーヴァントで、私があなたのマスターなのよ!
あなたは私のしもべなの!犬なのよ!!
黙って私の言うことを聞いてなさいギルガメッシュ!
何を私のお父様に庭番を押し付けてくれてるのよ!庭の番なんて仕事、犬であるあなたの仕事よ!
当然だわ!コソ泥一匹退治したからって何よ!偉そうにしないで!それくらい番犬として当然の責任だわ!
それに、これだけは言わせてもらうけどね、今のあなたはタダ飯食らいのただの犬よ!
まるで大きなペットじゃない!あなたに魔力供給する私の身にもなりなさいよ!この駄犬!
タダ飯食らいのペットのワンちゃん呼ばわりされたくなければ働きなさいギルガメッシュ!
何が英雄王よ!コソ泥一匹追い返した程度で疲れたとでも言うの!?
ほらどうしたの?早く他のサーヴァントを全滅させて来なさいよ!
自分から討って出るのが英雄ってものでしょう!?
私のサーヴァントならそれくらい簡単に出来て当たり前なのよっ!
チワワみたいに偉そうに家の中だけでふんぞりかえる暇があるなら
さっさと聖杯を私の元に持って来なさいよギルガメッシュ!犬!!」

ギルガメッシュ「・・・クッ、フッハッハッハッハッハッハ!!」ゲラゲラ

時臣「こ、これっ!凛っ!」

凛「お父様っ!私はマスターとして当然の事を言っているだけですっ!」

ギルガメッシュ「なるほど凛よ。お前は面白い女だな。この我対してそんな口の利き方をした物凄いはお前が初めてだ」

凛「それはそれは!王様っていうのも大した人生経験をしてないのね!」

時臣「凛っ!!」

凛「いいえお父様!こいつが何を言おうと、マスターである私の意見が絶対です!」

ギルガメッシュ「フッハッハッハッハッハッハ!!これは大物になるぞ時臣よ!!」ゲラゲラゲラゲラ

時臣「我が王よ・・・!どうか娘の無礼をお許しください・・・!」サッ

凛「もうっ!お父様っ!こいつに頭を下げる必要なんてありません!!」

ギルガメッシュ「クックック・・・これ程笑ったのはいつ以来か!真に愉快な娘だな、凛よ」ニヤリ

凛「さっきのアサシン戦はなかなかの手際だったわ。でも、私はまだあなたの実力を認めたわけじゃないんだからね!」

時臣「いい加減にしなさい凛!」

ギルガメッシュ「良い、時臣。幼い身ながらこの我に魔力を献上するこの娘の献身に免じて、無礼は許そう。
我は我に身を捧げる者に対しては寛大だぞ?」

時臣「ありがたき御言葉・・・!」

凛「勘違いしないでギルガメッシュ。あなたが、私に、身を、捧げるのよっ!」

ギルガメッシュ「ククク、気の強い娘だ」ニヤニヤ

凛「ふんっ!」

綺礼「・・・。」
時臣「・・・。」

ギルガメッシュ「だが、覚えておくがいい、凛よ。
お前がその幼い身のまま、苦痛の死を迎えるのか、永遠に勝利を手のするのかも我の腹一つだと言うことをな」

凛「・・・。」

ギルガメッシュ「それを側から眺めるのもまた愉悦といったところか。
いいだろう凛。我はお前が気にいった」

凛「当然よギルガメッシュ。あなたは私のサーヴァントなんだからっ!」

ギルガメッシュ「ククク、聖杯とやらに興味は無いが、今はお前を愛でるべき対象と認め、お前の側に居てやろう
我は可憐なるものも醜悪なるものも等しく愛でる。
この現世にお前以上に我の興味を引くほど可憐で醜悪なものを見つけるまでは、な・・・」

フッ・・・

凛「生意気っ!サーヴァントのくせにっ!」ぷいっ

【日本・某所】



アルトリア「~~~~!~~~~!」





イリヤ「わぁ~ここが日本かぁ!」ぴょんぴょん

アイリ「外の世界、なんだかわくわくしちゃうわね!」そわそわ

イリヤ「うんっ!」

赤い外套の男「ほら、イリヤ。車の中であまりはしゃぐな。運転しにくい」

イリヤ「だって~、景色を見てるだけで楽しいんだもん!」ぴょんぴょん

赤い外套の男「まったく・・・」

ブロロロロ・・・

イリヤ「ねえ母さま。キリツグはもう日本に来てるんだよね?」

アイリ「ええそうよ。切嗣は仲間の人たちといっしょに、私たちを手助けしてくれる準備をしているの」

イリヤ「ふーん?キリツグは一人じゃないんだね」

アイリ「ええ、そうよ」にこっ

イリヤ「なら、イリヤは安心!」

アイリ「安心?」

イリヤ「だって、ランサーもバーサーカーもイリヤといっしょにいるから、キリツグ寂しくないか心配だったんだもん!」

アイリ「ふふっ、そうね。私たちには頼もしい仲間がたくさんいるものね」

イリヤ「でも、キリツグが敵のサーヴァントに襲われたら、キリツグは大丈夫かな?」

赤い外套の男「その時は、俺が霊体化して駆けつけるさ」

イリヤ「あ、そっか。私のバーサーカーは霊体になれないけど、ランサーはなれるんだもんね?」

赤い外套の男「ああ。そんな場合になったら、このトレーラーはアイリが運転する事になるがな」

アイリ「母さまに任せなさいイリヤ!」ドヤッ

イリヤ「わーい!母さまの運転だ~!」ぱたぱた

赤い外套の男(・・・。)

イリヤ「バーサーカー、コンテナの中に一人だけで退屈してないかな?」

アイリ「うーん、どうかしらね?」

赤い外套の男「・・・腹は空かしてるかもな」

イリヤ「サーヴァントってお腹空くの!?」

アイリ「理論上は食事は必要無いわ。でも、彼女はちょっと特別だから。
もしかしたら何か食べる事はあるかもしれないわね」

イリヤ「そうなんだ。その時はイリヤがっ!イリヤがご飯あげるー!」ぱぁぁ

アイリ「フフッ、そうしましょうか?」

イリヤ「そう言えば、イリヤ日本のご飯食べてみたいっ!」

アイリ「あっ、私も興味あるわね」

赤い外套の男「そうか。なら、早いうちに済ませた方が良いだろうな」

アイリ「そうね。まだ目的地まで遠いとはいえ、聖杯戦争はもう始まっているものね」

赤い外套の男「いや、何も戦争戦争だけではない」

アイリ「??」

赤い外套の男「この時分は、冬木市で連続殺人事件が起こっているからな」

アイリ「そうなのランサー!?それは・・・初耳ね」

赤い外套の男「・・・さっきニュースでやっていた」

イリヤ「ニュース?いつ見たの?」

赤い外套の男「・・・目が良いんだ。遠くにテレビ画面が見えただけだ」

アイリ「連続殺人・・・聖杯戦争と無関係なのかしら?」

赤い外套の男「関係あったとしても、イリヤに危害が及ぶ可能性は低いだろうな」

【冬木市・どこかの誰かの家】


龍之介「あっれー?おっかしいな~」

ザクッザクッ

龍之介「ご先祖様の悪魔召喚の儀式、これで合ってると思うんだけど・・・」

ブシュッグチュッ

龍之介「ああ、そっか!」ピコーン!

龍之介「数が足りないんだ!」

龍之介「いや、質かな?」

龍之介「まあ、いいや。どっちもそろえよう」

龍之介「とりあえず、小さい子供をたくさんかなあ?」

龍之介「悪魔って、子供のはらわたとか好きそうだしねぇ・・・」

ザクッブシュッ

続く

メドゥーサとか令呪とか
細かい間違いは指摘しないように

面白い
凛ちゃんつえええええ

待ってるよーチンチン

まだなのかね?

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年01月05日 (火) 22:15:44   ID: 52WzoM10

なるほど

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