上条「麻利はいつ見てもかわいいなぁ」麦野「この親馬鹿め」(1000)

麦野「当麻、麻利をお風呂に入れてくれる?」上条「任せろ」
麦野「当麻、麻利をお風呂に入れてくれる?」上条「任せろ」 - SSまとめ速報
(ttp://www.logsoku.com/r/news4vip/1357106738/)

上条「んじゃ、行ってくる」麦野「麻利、パパがでかけるわよ」
上条「んじゃ、行ってくる」麦野「麻利、パパがでかけるわよ」 - SSまとめ速報
(ttp://www.logsoku.com/r/news4vip/1357200224/)


現行
上条「麻利ってもう温泉に入っても大丈夫か?」麦野「温泉?」

現行でやってるやつが落ちようと完結しようとまだやりたいネタはあるのでこっちでもやっていこうと思います

更新頻度は月に3回やれればいいほうなので気長に待っていただけるとありがたいです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1358618763

ものすごく眠いので区切りをつけたいと思います寝て起きて残っていたらここでやりますし落ちていたらSS速報にスレ建てたのでそっちでやります

 ↓
上条「麻利はいつ見てもかわいいなぁ」麦野「この親馬鹿め」
上条「麻利はいつ見てもかわいいなぁ」麦野「この親馬鹿め」 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1358618763/l50)


後半は割りと胸糞悪い感じになるかもしれませんが鬱エンドにだけはしません

このスレでやろうとしている内容が完結できたとしてもSS速報のほうでは小ネタとかやっていこうと思いますので楽しんでいただければと思います

それでは長い間支援ありがとうございました おかげさまで一度しかさるを食らうことがありませんでしたし途中で落ちることもありませんでした

残っていればまた昼前くらいにでも

すみません、>>2 は誤爆です

VIPのが終わったのでこれからはこちらでやっていきます

上条「麻利ってもう温泉に入っても大丈夫か?」麦野「温泉?」
上条「麻利ってもう温泉に入っても大丈夫か?」麦野「温泉?」 - SSまとめ速報
(ttp://www.logsoku.com/r/news4vip/1358573848/ID:dBfPLVB10)
上条「麻利ってもう温泉に入っても大丈夫か?」麦野「温泉?」 - SSまとめ速報
(ttp://www.logsoku.com/r/news4vip/1358573848/ID:X9H62juC0)

↑でやろうとしていた胸糞悪い展開ってのはこっちでやるかもしれませんが苦手な方が多ければやめようかとも思ってます

例 「おい、このガキを助けたいか?」

 麦野「・・・・当然じゃない」

  「なら、脱げ」

っていうの。キャラクター増やすと時間が倍かかるから上のやつではやめましたがこのままお蔵入りしたほうがいいのか・・・まあ気分しだいということで

この後少ししたら小ネタをほんのちょっとだけやろうかと思ってますがこういうのやってくれっていうのがあれば教えてください。参考にさせていただきます

個人的にもこれは嫌だなぁと思って書かなかったので皆様の反応通りゴミ箱に捨てたいと思います

小ネタ

打ち止め「あの人最近変だと思わない?」

番外個体「うん、思う」

打ち止め「この間なんて・・・」



一方通行「あーごほん、えー今日から君たちの担任にィなりましたァ一方通行でェっすゥ!」

一方通行「君たちはァ今日ォから小学生ですねェ!みィンな仲良くするンですよォ!」

一方通行「・・・・だめだ、アホみてェに声が裏返ってやがる。これじゃあ入学式初日に通報どころかそげぶされちまうぜェ」


打ち止め「ってことやってたんだよ」

番外個体「うわぁ・・・ ミサカが見た時なんか」


一方通行「当麻さん! いや違うな、俺は新妻か? 親父!! あいつはそういう柄じゃねェだろ お義父様! 上品すぎンな・・・」

一方通行「お義父さん! やっぱこれが一番か」

一方通行「で、次だ 幸せにします!! ありきたりすぎンな・・・ 僕にください!! くれって言ってもくれねェだろォなァ・・・ 俺がいただいた!! 怪盗か俺は・・・・」

一方通行「やァっぱシンプルに 結婚させてください かァ? クソッ学園都市第一位の頭脳をもってしてもこればかりはそう易々とはいかねェか」


打ち止め「ふぅ・・・・」

番外個体「ねえ、これってやっぱり・・・」

打ち止め「むしろ他に何も無いよねぇ」

番外個体「うん」

打ち止め「どうしよう。ヨミカワに相談する?」

番外個体「いやいや、ここはストレートにヒーローさんにお話したほうがいいと思うんだよね」チラッ

打ち止め「だよねえ・・・」チラッ


一方通行「児童心理学において一番肝心なことは・・・・」ブツブツ

黄泉川「まさかお前が教員免許を取得しようとするとはなあ」

芳川「本当、世の中ってわからないわね」

一方通行「るっせェ、何かを壊すことってのにゃもう飽きた。それだけのことだ」


打ち止め「まりりんが小学校に入学するまであと1年」

番外個体「しかもしきりにどの小学校に通うかってのをチェックする始末」

打ち止め「どうしよう、まりりんがストライクゾーンから外れる年齢に成長するまで演算切りっぱなしにしとく?」

番外個体「黒翼出すだけだからやめといたほうがいいと思う」

打ち止め「だよねぇ・・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

打ち止め「という夢を見たよってミサカはミサカはあなたを犯罪者を見るような目で見つめてみる」

番外個体「うわぁ・・・さすがのミサカもそれは引くわぁ・・・」

一方通行「よォしお前ら一年間小遣い抜きだ

小ネタ②

上条「ま~り~ 今日はお洋服買ってやるからな~」

麦野「パパが選んでくれるんだって、かわいいの買ってもらえるといいわね~?」

麻利「ぅぃ!」

麦野「何何、期待できない? そりゃパパだもんね~」

上条「うわ~、そんなこと言ってすっげえ似合うやつ選んだらどうしてくれるんだよ」

麦野「その時はありがとうパパって言えばいいだけよね~」

麻利「ぴゃっ」

上条「着るだけですっげえ上機嫌になるようなやつ買ってやるぜ」

麦野「そんなのあるの?」

上条「これだけ子供服があるんだからそういうのもひとつくらいはあっていいだろ?」

麦野「その気持ちはわかるけどねー」

麻利「ぅ~」

上条「大丈夫大丈夫、パパにまかせとけって」「か、かみじょうちゃん・・・・」

上条「ん?」

小萌「パパって・・・まさか・・・」

麦野「あら、可愛い子ね、知り合い?」

上条「こ、小萌先生!!!」

麦野「せんせい?」

小萌「まさか上条ちゃんがこんな・・・」

上条「え、えええええっと先生!!これはあのそのえっと俺は麻利の父親ってわけじゃなくえっと」

麦野「ちょっと、いきなり何言い出すのよこんな小さな子の前で」

麻利「ぃゃぅ!」

麦野「ほら、麻利もパパ嫌いだって」

上条「パパを嫌いにならないでくれよまりいいいい!!!」

小萌「かみじょうちゃん!!」

上条「はいいい!!」

麦野「あれ?」

小萌「はっきりとさせてもらいます!その女の子はかみじょうちゃんのお嫁さんで、その小さな赤ちゃんはかみじょうちゃんのお子さんで間違いないのですね!?」

上条「あ、あのそのえっといやこれはちがっていやちがってないけど」小萌「かみじょうちゃん?」

麦野「マジなの・・・?」

上条「はい、こちらは俺の婚約者の沈利さんでこの子は俺の娘の麻利です。うちの両親も知っててほぼ毎週末に孫の顔見に遊びにきてますです はい」

小萌「う・・うぅ・・・うぅ・・・・」ポロポロ

上条「あ、あああ先生、そんなに泣かないでください、高校退学になりたくなくて隠してたのは悪かったけどでもそれは・・・」

小萌「うああああああああんんん!!」ポロポロ

上条「ああああ先生マジですんませんでしたああああ!!!」

小萌「生徒さんに負けるなんてえええええ!!! 何で先生には春が来ないんですかあああうわあああああん!!!」ダダッ

上条「あれ?そこですか先生、もっとこう言うことが・・・ あ、行っちまった・・・」

麦野「何だったのかしら?」

麻利「ぷぁぅ」

今日はこんなもので、小ネタは思いついたら随時、ストーリーのほうは2週間後くらいを予定しています

ストーリーは時間がかかるものなので気長に待っていただければありがたいです それではおやすみなさい

小萌先生にバレていいの?wwww乙

小ネタ③

麦野「じゃ、今日も麻利の進学先について話し合うとしましょうか」

上条「おう」

麦野「当麻は常盤台をはじめ女子中学って線は譲らないのね?」

上条「当たり前だ。麻利は俺たちに似ないで気の弱いところがあるからくだらねえ男に強く言い寄られたら断りきれないかもしれねえからな」

麦野「なるほどね、その気持ちはわからないでもないわ」

上条「沈利さんこそ何で共学にこだわるんだよ」

麦野「当麻にはわからないだろうけど女ってのは男が側にいないと落ちるところまで落ちるし女同士ってのが余計に陰湿でドロドロしてるものなのよ」

上条「む」

麦野「特にレベル5の私と学園都市で伝説になってる当麻の娘だから担ぎ上げられるか徹底的に叩かれるかのどっちかね。そう考えると麻利には共学に行ってほしいわ」

上条「そんなの俺たちがフォローしてやればいいじゃねえか」

麦野「馬鹿ね、今のところ私たちと仲良く会話したり買い物に行ってくれるけどこれから反抗期が始まるのよ?」

上条「ぐっ・・・」

麦野「そこに今まで経験したことのない重圧が加わればもう・・・ 常盤台なんかの全寮制だと尚更ね」

上条「いつも誰にでも優しい麻利が・・・反抗期・・・」

麦野「あの子は当麻に似てやさしすぎるの。困った人なら誰でもほっとけないくらいに、気の弱いところがあるのにそれこそ一生懸命にね」

上条「それなら反抗期とかは」麦野「だからこそよ」

麦野「だからこそ反抗期になったら手がつけられなくなると思わない?」

上条「ぐ・・・だ、だけど・・・」

麦野「何?」

上条「だけど変な男とくっつくよりはよっぽどマシじゃねえか!!俺は麻利に男ができるほうが耐えられねえよ!!」

麦野「っはぁぁ・・・この馬鹿親め・・・」

上条「何だよ!!麻利がどこの誰ともしれない男の手握ってて沈利さんは平気なのかよ!?」

麦野「それこそ男のあしらい方と護身術教えれば済むだけでしょうが。気にしすぎだっての」

上条「それでも心配なんだよ!!コロっとだまされないか気が気でねえんだよ!!」

麦野(あー、だめだ、こりゃいつもどおり話が平行線で終わりそうだわ 進路決めるまであと1ヶ月だってのにまた無駄に時間を・・・)

上条「とにかく!!俺は女子中じゃないと認めないからな!!」

麦野「はぁ・・・・気が遠くなるわ・・・」


小ネタ終わり

とりあえず今後の方針として麻利は赤ちゃんのままで行きたいと思います。小ネタの中ですら麻利にしゃべらせる気は一切ありません

バトルなんて絶対にありませんし特殊な能力の有無についてもスルーします。会話らしい会話もありません。ほぼこれまでどおりだと思っていただければと思います


>>47
小ネタは本編とは一切関係ありません。もしもこうなったらってのがコンセプトです。説明が抜けててすみません

沈利と呼び捨てにするのはまだか

上条「ぐそぉっなんだってんらよぉ~~」ヒック

浜面「おいおい、飲み過ぎだって」

上条「っるっせぃ!飲んだうちにゃはいらねえってんだよ!」

浜面「わかったわかった、だからそう怒鳴るなって。な?」

上条「くそったれ・・・」

一方通行「なンだ?呼ばれて来てみりゃすっかりできあがってンじゃねェか」

浜面「いやー、最初っからこんなかんじで参ってんだよな」

一方通行「で、何があった?」

浜面「娘泣かして嫁と喧嘩したらしい」

一方通行「はァ?」

上条「なんでまりにきすしよぉとしたがきにいっぱつくらわしたくらいでおれがわるものになんらよぉ!!」

一方通行「!?」

浜面「わかったわかった。気持ちはわかる。わかるぜ大将」

上条「ちぃぃくしょおおおお!!しずりさんのわからずやぁ!!」

浜面「おぉそうだ、わからないよなぁ、娘の危機だもんなぁ!」

上条「おれがまりをまもってあにがわりぃってんらぁ!!」ドンッ

一方通行「・・・」

浜面「そりゃ大将のかわいい娘にキスしようとしたガキは確かに憎いぜ。俺も同じ気持ちになると思うんだ」

上条「おおおおはまづらぁ!おまえはわかってんなぁ!!ほらもっと飲め!!」ジャバジャバ

浜面「ちょっ!!溢れる!!溢れるから!!」

上条「おぉれのかわいぃまりにてぇだすがきゃぁぶっとばされてとぉぜんだろお?」

浜面「だ、だがな対象、だがなぁ~~~~ 気持ちはわかるけど・・・ 手はなぁ・・・」

上条「なんだよおお!!おれだってきすしよぉとしなかったらがまんできるんだよおおお!!」

上条「おれのみてないところでいつもしてるかとおもったらくらわしたくなるじゃねえかあ!!かんがえるよりもさきにげんそうぶっころよおおお!!」

浜面「だああわかった!!わかったから落ち着けって!!な?な?」 一方通行「マジなンだな?」

浜面「え?何が?」

一方通行「カミジョウの言ってることはマジなンだな?」

浜面「ああそうだ、家族三人で公園で遊んでたら同じ幼稚園に通う男の子がやってきて大将の娘にキスしようとしたらしいんだが、光の速さでげんこつくらわして泣かしたらしい」

一方通行「ほォ」

浜面「当然男の子は号泣、娘は父親が弱いものいじめをしたと泣き喚き嫁は幼い子のすることに拳を振るうなと怒り心頭。で、ぎくしゃくしてここでヤケ酒ってわけだ。だから第一位様の頭脳で何とかしてください割とマジで」

カチッ

浜面「え?」

一方通行「で、そのガァキはどォこにいるンですかァ?」ニタァ

浜面「うわぁ・・・ どうしよう。何かわからないけど第一位様が完全にキレてらっしゃる・・・」

上条「あんなヤツにまりのはじめてをうばわせてたまるかああああ!!!」

浜面「ちょおい!誤解を生むようなことを言うな!!っていうかそれどころじゃねえ!!目を覚ませ!!」

一方通行「かきけこかかきくけききこかかきくここくけけけこきくかくけけこかくけきかこけききくくくききかきくこくくけくかきくこけくけくきくきくきこきかかか――――――!!」

浜面「誰か何とかしてくれえええ!!!」

小ネタ終わり

>>61クセでつい忘れちゃいました。てへぺろ
えっちなシーンとバトルシーンってどちらも苦手なのですが、やるとすれば地の文があったほうが伝わりやすいものができるのかなぁと
わかりやすくするためにそういうシーンだけ地の文入れるの有りなのかな?とたまに考える次第です

どうでもいいよ
他人の意見を聞き過ぎてもグダる可能性あるし

一通さんのキャラが好き

>>68 えっちなシーンとバトルシーンは刺身のつまやで。

みんなにバレても魔術側の口利きがあるし退学にはならなくて済みそう。ヒーローだし。
上条の子連れ登校とか見たいなー

小ネタ⑤

滝壺「う~~ん」

浜面「あーたきつぼー・・・・」

浜面(またあれなんだろうなぁ・・・)

滝壺「・・・はぁ」ゴロゴロ

浜面「床の上をごろごろするのはどうかと思うぞー?」

滝壺「・・・」シュタッ シャキッ

浜面(来た)

滝壺「はまづら、私赤ちゃんほしい」キリッ

浜面「・・・・」

浜面(あああもう!!わかってっても昂ぶるじゃねえかちくしょおおおお!!)

滝壺「わたしとはまづらのあかちゃん・・・ おとこのこかなぁ、おんなのこかなぁ」

浜面「どっちだろうなぁ・・・」

滝壺「どっちでもいいから欲しい」

浜面「た、たきつぼ・・・」ゴクリ

浜面(耐えろ・・・ 俺はまだ滝壺に手を出すわけには・・だが・・でもぐぬぅぉお・・・)

滝壺「私とはまづらのあかちゃんにおっぱいあげていっしょにおねんねしていっしょにお風呂に入って・・・」

浜面「たのしみだなぁあ・・・」

浜面(これが男と女との感覚の違いってやつなのか?男は性を快楽としか考えないけど女は面倒なものと考える だが子作りは別と・・・)

滝壺「はまづら、いっしょにおふろにはいろう?」

浜面「え?ええええっとええええんだぁぁぁっと・・・ なんですと?」

滝壺「いっしょにどきどきしてあかちゃん!」

浜面「ちょ、ちょっちょちょちょちょおっとまとうかたきつぼぉ!!」

滝壺「なに??」

浜面「ま、まだはやいとおもうんですよねえぇ」

滝壺「だいじょうぶ、わたしのことなら心配しなくていいから ね?」ウキウキ

浜面「・・・・」

浜面(これも全部大将のせいだ・・・ そうだ、全部大将が悪いんだよな・・・)

滝壺「はまづら、はやく」グイグイ

浜面「お、おちつきましょう滝壺さん。俺達 っていうか俺はまだ働いてすらいないわけでですね」

滝壺「知ってるよ?」

浜面「えっと、赤ちゃんを育てるにはお金が必要なわけですよ」

滝壺「私アイテムの時のお金ぜんぜん使ってないよ?だから赤ちゃんできてもへいき」

浜面(そりゃ化粧もアクセサリーも食べることも娯楽もなけりゃお金貯まるでしょうよ)

浜面「そ、そうじゃなくてだな、こういうのは生活の習慣ができてからでないとあれなんだよ」

滝壺「習慣?」

浜面「そうだ、赤ちゃんがある程度大きくなってからいざ働こうとしてもそう簡単に仕事が見つかるわけでもなくてだな」

滝壺「なら私が働く」

浜面「いやいやいや、働くって簡単に言うけどそうあっさりと仕事があるわけじゃないんだぞ?」

滝壺「むぅ・・・」

浜面(でも滝壺の能力って研究者連中は欲しがりそうなんだよなぁ、応用できれば無能力者でも超能力者を無力化できるようになるって絹旗が言ってたし)

浜面「だからだ、滝壺の体のことと俺たちがちゃんと生活できる基盤を作ってからにしようぜ。な?」

滝壺「・・・・・うん」ションボリ

浜面(あーくそ、今すぐ押し倒してえ・・・ 隣の部屋にみんながいる環境じゃなかったらそれこそ・・・)

滝壺「赤ちゃん・・・・ほしぃなぁ・・・・」

浜面(上条当麻爆発しろ!)

小ネタ おわり

>>69
>>71
ありがとうございます。自分なりに考えてやってみようと想います

>>70
小ネタの中の一方通行と本編の一方通行は別者です。ご了承ください

>>72
赤ちゃんつれて登校っていう発想はありませんでした。やるとしたら高校卒業後でしょうか

文句じゃないけど、お邪魔キャラとかいらないと思う
作品によっては必要かもしないけど、少なくてもこのシリーズにはいらなくてほのぼのがいつもして欲しい

美琴と五和のがエグすぎたからなあ
組み合わせは好きなだけにそこが惜しい

続きはまだか

小ネタ⑤

上条「今日から大学二年生か」

吹寄「また新しい一年が始まるわね」

姫神「この講義の教授も新しくこの大学に勤務することになったらしい」

青ピ「美人でセクシーな女教授とマンツーマンしてみたいでぇ・・・」 吹寄「ったく・・・こいつは・・・」

ガラッ

姫神「あ、来たみたい」

土御門「どんな教授か・・・」

上条「ぶふっ!!」

麦野「・・・」ツカツカ

うおおおおおおお!!!!

青ピ「美人でセクシーな眼鏡おねえさんがきたでええええ!!! ハイヒールとタイツ最高やあああ!!!」

上条「な・・・・な・・・・」

姫神「綺麗」

麦野「えーっと、静かにしてくださーい。前年度までこの授業を担当していた教授に代わり私がこの講義を担当することになりました 麦野沈利です。よろしくね」

よろしくおねがいしまあああああああす!!!!

土御門「こいつぁ・・・」

吹寄「大人って感じの美人な教授ね、男共が騒ぐのも無理がないわ」

ガタンッ

姫神「上条君?」

麦野「元気いいですね。それではみなさんの」上条「はいっ」グイッ

麦野「わわっ」

ガラッ ピシャッ!!

吹寄「え、あれ?」

青ピ「た・・・・た・・・・」

姫神「見事に連れて行ってしまった」

青ピ「大変や!!教授が女たらしのカミやんに拉致られたでええええ!!!」

なんだってええええええ!!!!  また上条かああああああ!!!  殺せええええええ!!!

小ネタ⑤

上条「今日から大学二年生か」

吹寄「また新しい一年が始まるわね」

姫神「この講義の教授も新しくこの大学に勤務することになったらしい」

青ピ「美人でセクシーな女教授とマンツーマンしてみたいでぇ・・・」 吹寄「ったく・・・こいつは・・・」

ガラッ

姫神「あ、来たみたい」

土御門「どんな教授か・・・」

上条「ぶふっ!!」

麦野「・・・」ツカツカ

うおおおおおおお!!!!

青ピ「美人でセクシーな眼鏡おねえさんがきたでええええ!!! ハイヒールとタイツ最高やあああ!!!」

上条「な・・・・な・・・・」

姫神「綺麗」

麦野「えーっと、静かにしてくださーい。前年度までこの授業を担当していた教授に代わり私がこの講義を担当することになりました 麦野沈利です。よろしくね」

よろしくおねがいしまあああああああす!!!!

土御門「こいつぁ・・・」

吹寄「大人って感じの美人な教授ね、男共が騒ぐのも無理がないわ」

ガタンッ

姫神「上条君?」

麦野「元気いいですね。それではみなさんの」上条「はいっ」グイッ

麦野「わわっ」

ガラッ ピシャッ!!

吹寄「え、あれ?」

青ピ「た・・・・た・・・・」

姫神「見事に連れて行ってしまった」

青ピ「大変や!!教授が女たらしのカミやんに拉致られたでええええ!!!」

なんだってええええええ!!!!  また上条かああああああ!!!  殺せええええええ!!!

小ネタ⑤

上条「今日から大学二年生か」

吹寄「また新しい一年が始まるわね」

姫神「この講義の教授も新しくこの大学に勤務することになったらしい」

青ピ「美人でセクシーな女教授とマンツーマンしてみたいでぇ・・・」 吹寄「ったく・・・こいつは・・・」

ガラッ

姫神「あ、来たみたい」

土御門「どんな教授か・・・」

上条「ぶふっ!!」

麦野「・・・」ツカツカ

うおおおおおおお!!!!

青ピ「美人でセクシーな眼鏡おねえさんがきたでええええ!!! ハイヒールとタイツ最高やあああ!!!」

上条「な・・・・な・・・・」

姫神「綺麗」

麦野「えーっと、静かにしてくださーい。前年度までこの授業を担当していた教授に代わり私がこの講義を担当することになりました 麦野沈利です。よろしくね」

よろしくおねがいしまあああああああす!!!!

土御門「こいつぁ・・・」

吹寄「大人って感じの美人な教授ね、男共が騒ぐのも無理がないわ」

ガタンッ

姫神「上条君?」

麦野「元気いいですね。それではみなさんの」上条「はいっ」グイッ

麦野「わわっ」

ガラッ ピシャッ!!

吹寄「え、あれ?」

青ピ「た・・・・た・・・・」

姫神「見事に連れて行ってしまった」

青ピ「大変や!!教授が女たらしのカミやんに拉致られたでええええ!!!」

なんだってええええええ!!!!  また上条かああああああ!!!  殺せええええええ!!!

ズカズカズカズカ

麦野「ちょ、ちょっとちょっと!!どこに連れていくのよ!!」

上条「・・・」

ガラッ

上条「・・・」

グイッ

麦野「きゃっ」

ピシャッ カチャリ

上条「沈利さん、これはどういうことだよ!?」ギュッ

麦野「こら、そんなに力入れて腕つかまれると痛いんだけど?」

上条「あ、すまねえ・・」

麦野「講義が始まってるのにこんなところに連れ込まれたら仕事にならないのよねー」

上条「いつからこの大学の教授になったんだよ!?」

麦野「一昨日面接したら即採用だったわ」

上条「教壇に立つなんて聞いてねえぞ!」

麦野「研究にちょっと協力するだけのつもりだったんだけど担当の教授が入院しちゃったのよね」

上条「だからって何で」

麦野「おもしろそうだったからよ、当麻がこの授業取ってたのは予想外だったけどね」

上条「ちくしょう・・・」

麦野「ほらほら、他の学生が私の講義を待ってるんだから戻らなきゃ。ね?」

上条「納得いかねえ」

麦野「何よ。麻利も幼稚園で遊んでる時間帯だけしか働かないんだからいいでしょ?」

上条「そこじゃねえよ」

麦野「じゃあ何?」

上条「そんなに胸元開けてちゃだめだろうが!」ビシッ

麦野「え?このくらい普通だと思うけど」

上条「ふざけんな!盛ってる男子大学生の前にそんな格好で出てくるなんて俺は認めませんからね!」

麦野「って言われてもレポート配って解説と要点を書き出すだけだから」上条「だめだ!」

麦野「何よ。やけにつっかかるじゃない」

上条「沈利さん、沈利さんは自分の魅力を正しく理解していないみたいですね」ズイッ

麦野「こ、こら・・顔が近い・・・」

上条「ここは空き教室です。この時間は誰も来ないことはわかっています」

麦野「だ、だから顔が・・・」

上条「つまりこのように・・・・」

むにっ

麦野「こら」上条「しっ」

上条「いくら空き教室とはいえあまりデカい声出すと誰かくるかもしれませんよ?」

麦野「この・・・ こほん、妻といえどいきなり人の胸わしづかみにするやつがあるか。場所と立場をわきまえなさい」

上条「沈利さん、真面目に聞いてもいいですか?」

麦野「何?」

上条「ここの教授ってことは産休ってあるんですよね?」

麦野「おい、ちょっと待て」

上条「待ちません、俺は沈利さんをここの馬鹿男共の衆目にさらすなんて我慢できませんから」ポロッ シュルッ

麦野「待て待て待て待て色々待て、そして冷静になれ」

上条「至って冷静です。麻利も一人じゃ寂しいだろうし俺も安心して大学生活が送れるし一石二鳥じゃないですか」シュル シュル

麦野「真面目な顔で真面目っぽい話をしながら人の服を脱がすな、最近麻利が当麻と一緒に寝てて私とセックスする機会が無いからってこんなところで盛ってんじゃないわよ」

上条「それとこれとは話が違います。俺は真面目に話してるんです」

麦野「冷静になればこんなところでこんなことしてたら退学になるってことがわかるでしょうが!」

上条「大丈夫です」キリッ

麦野「この野獣・・・ どうやら聞く耳持たないみたいね・・」

上条「沈利さん、綺麗です・・・」ゴクッ

麦野「ああもう、この馬鹿当麻、帰ったら事の重大さをわからせてやるんだから」

上条「しっずりさ~~~ん!」ガバッ

おわり


書き込めてないと思ったら書き込めてました。連投すみません

>>75 特にレッサー編はひどかったなあと我ながら思います。いつかやり直したいなぁ・・・

>>76 あの二人は祝福してくれないんだろうなあと思ったのでつい

>>78 今週土日どちらかの予定です

この世界に白垣根くんがいたら普通に花とか持ってお祝いに来そうだ

麦野沈利は突然の襲撃に多少たじろぎながらも努めて冷静にそれに対応していた

麦野「こら」

上条「しずりさぁ~~~ん・・・」

先日ちょっとしたことで入院した上条当麻は何事もなければ今日の午後には退院できるはずだった だが

麦野「朝っぱらから何私の胸に顔うずめてくれてんのよ」

上条「やっぱり沈利さんの胸の中が一番落ち着くぜ」

病院の診察時間がようやく始まろうかという時間に病院から帰ってきた上条当麻は玄関のドアを勢いよく開けると台所で朝食の後片付けをしていたエプロン姿の麦野沈利に思いっきり抱きつきその豊満な胸に顔をうずめた

麦野「普通はただいまを言われておかえりって返すものじゃないの?」

上条「沈利さんただいまぁ、会いたかったぜ」

麦野「はぁ・・・おかえり・・・」

ああだめだ。こいつはもうだめだ。このまま一気にベッドへ一直線にちがいない。麻利がまだ寝てるってとこだけが救いかしらね

突然抱きつかれた時にうっかり落としそうになった洗いかけの皿をゆっくりと置いて麦野沈利は覚悟を決めた

そもそもただ抱きつかれて胸に顔をうずめられたくらいなら説得してなだめることも可能なのだが今自分に襲いかかっている野獣にそんなものが通用しないことは自身の下半身をまさぐる野獣の手の動きではっきりとわかる

麦野「人のスカートの中に手つっこんでどれだけ飢えてんのよ・・・」

上条「病院でも言っただろ?沈利さんが欲しいって」

麦野「ったく・・・」

堂々と言うなこの馬鹿当麻。この勢いだと麻利が横で見てても押し倒すつもりだろうが。狼にはなるまいと覚悟を決めたんじゃなかったのか?

愛する夫が激しく自分を欲しがることを嬉しく思う自分を多少落ち着かせようとしながらも一見聖母のような妻は優しく夫に語りかける

麦野「優しくしないとだめよ?」

上条「もちろん!」

スカートの中に強引に手をねじ込み下着の上から妻のやわらかいでん部をもみしだきながら 相撲で言えばもろ差しから両回しをつかんで胸に頭をつけるような体勢だろうか

上条当麻は鼻息を荒くしながら妻の言葉に少しだけ耳を貸しつつも本能の赴くままに妻の体を求め続けた

欲しい。沈利さんがたまらなく欲しい

単純だが強い気持ちで妻を求める上条当麻は今なら郵便物の配達にインターホンを押した配達員でさえ殴り倒せるくらい昂ぶっていた

上条「行きましょう。俺たちのフィールドへ」

そうつぶやくと妻のスカートから手を抜きぐいっと妻の体を持ち上げ二人の寝所へと歩き始めた

麦野「はぁ・・・・」

時間を考えろっての。こっちは恥ずかしいったらないってのにこんなに熱くなって・・・、病院で我慢し続けたことくらいは褒めてあげるべきかなぁ

麦野「ん・・」

自身に対する情熱で熱を帯びた夫の頭部に顔をうずめてそのぬくもりを感じながらこれから起こるであろう情事を思い浮かべた

今日のは激しくなりそうね・・・

悲しいかな胸が高まり期待してる部分があるところを認識しながらそっと愛しい夫の頬に口付けをしてこの情熱にOKのサインを出してみる

ちゅっ

上条「はぁーーっ! はぁーーっ!」

ただこの野獣はそんな妻の気持ちを知ってか知らずかただただ興奮しベッドへの歩をゆるめない

麦野「野獣さんはまだ私の体を食べ足りないか、困ったもんだ」

初めて自身が上条当麻に犯された時のことを少しだけ思い出しながら麦野沈利はそっとつぶやいた

あの時は悔しさとかよりもただ怖かったのよね。私があれだけ一方的に好き勝手されたのってあれだけだし・・

今でも時々思い出しては怖くなる。今が幸せだからそんなものはすぐに吹き飛ぶ。だけど彼女はこう思うこともある。考える必要はないというのに

もしも・・・もしも・・・・

とさっ

麦野「ん・・・」

上条「沈利さん!」

案外優しくベッドに横たわらせたと思うのもつかの間、上条当麻は荒々しく麦野沈利に覆いかぶさりその首筋に顔をうずめた

麦野「あのさ・・・私その・・・お腹見られるの嫌なんだけど・・・」

妊娠と出産を経験して半年にも満たない麦野にとっては膨らみ弛んだお腹を愛しい夫に見られることは耐えがたい屈辱であり朝日の差し込むこの明るい部屋で情事にいたるというのはかなり抵抗があった

上条「見ないようにしますから」

麦野「この・・んっ!」

そんな妻の気持ちなどまるで気にもとめないかのように鎖骨に舌を這わせてむしゃぶりつく上条を叱責した気持ちもありつつも愛おしく思う麦野は冷静に善後策を思い浮かべた

上条「沈利さん・・・欲しい・・・」

麦野「ああ・・・もう!」

だというのにこの野獣は踏みとどまることを知らないかのように彼女の首元に口付けをしながら体をまさぐる手をゆるめようとはしない

冷静にじっくりと考える暇すら与えられないというのがこれほど焦りを産むことになるとは麦野も予想外ではあったがこのままでは少々まずいことになる

コンドームつけないでセックスすると癖になっちゃうかもしれないっていうのに・・・

今は授乳期ということもあって妊娠の心配は無いのだが常に避妊を意識しておかないといざというときに困ることになることは彼の両親からもきつく言われている

少なくとも二人の場合上条当麻が大学を卒業してから第二子をと話し合い性交の際は避妊具の着用を徹底するということを硬く誓ったはずなのだが・・・

上条「はぁ・・はぁ・・」

この野獣はそんなことなどすっかり消え去っているのか強引に麦野の下腹部を覆う下着を引きちぎらんばかりの勢いで脱がしにかかっている

麦野「こらぁっ!優しくって言ったでしょうが!」

上条「大丈夫、大丈夫ですから・・ん・・・」

妻の制止も聞かずにこの野獣は慣れた手つきで妻の身につけている下着をするりと剥がす。夫が喜ぶかという理由で両サイドを蝶々結びで結んだだけの下着をつけていたことを麦野は後悔したが時すでに遅し

大切な恥部を守る砦を突き崩すことに成功した野獣は一気に妻の恥部へと口をつける。乱れた衣類と妻の表情を顧みることなく露になった恥部にむしゃぶりつく野獣にはどんな言葉も届かないのだろう

上条「ん・・んん・・・」

力強く舌を恥部にねじ入れて野獣は自身の妻へその情欲の強さを刻みこむ。普段守られて堅く閉じられている恥部を強引にこじ開け中にある柔らかい肉を本能の赴くままに貪り啜る

麦野「こ、こらぁ・・・ 少しはおとなしく・・・ しな・・さい・・・」

荒々しい愛撫を受けつつも声をふりしぼり懇願してはみるが当然この野獣にはとどかない

上条「ちゅ・・ん・・ じゅる・・」

それどころか妻の懇願が野獣の心に燃料を注ぎ込んだのか彼女の恥部を貪る舌も愛液をすするその唇も益々力強く彼女を求め続けている

ずず・・ ぢゅる・・・ ぺちゃっ

上条「はぁーっ! んっ!! むぐ」

麦野「ふっ ふ・・ん・・・」

朝日の差し込む二人の寝室には妻の恥部を貪る野獣荒々しい吐息と彼の舌が激しく愛撫する音、その荒々しい愛撫にかすかに抵抗するかのように押し殺した麦野の嬌声が響き渡っていた

上条「ふーーっ! はぁっ! ん・・じゅる」

麦野「音・・ 恥ずかしいのにぃ・・・・」

ああやばいやばいこれマジでやばい、なすがままにされてるってのに全く抵抗できないわ。嫌っていう気持ちはあるけどそれよりも嬉しいっていう気持ちのほうが強い・・・

惚れた弱みってやつなんだろうけどさすがにこのまま当麻に好き勝手にやらせるわけにはいかないわ。私が何とかしないと・・・

上条「ん!!んむ!!んじゅる・・ちゅうぅぅぅ」

麦野「あっ!」

びくっ

だっていうのに何でこんなにストレートに求めてくれるのよ!どうでもいいやって気になっちゃうでしょうがこの獣!!

上条「はむ ちゅっ ちゅぅぅ」

麦野「ぁあんっ!!」

陰核に力強く吸い付かれ体の中でもっとも敏感なそこを唇でしごかれると堪えようとしても快楽が溢れてしまうのは女としての悲しい性であろうか?

身を捩じらせシーツを握り締めながら女としての本能に逆らえないことを嫌でも自覚させられる麦野であったが野獣の手で快楽に溺れさせられることに抵抗しようという気が芽生えることはなく

いつしか野獣から与えられる快楽にその身をゆだねていることに気づいた

麦野「ひっ!! ひくぅっ!!」

上条「ぷはぁっ はむ ぢゅるる」

一心不乱に舐めてくれるのはうれしいけどさ、でも・・・このまま最後までってわけにはいかないのよね・・・

快楽を何とかこらえようとぎゅっと奥歯をかみ締めてはみるものの野獣の荒々しい愛撫に身体が震えることはどうしても止めることができない

あーもう、私の恥ずかしいところから溢れるのも一生懸命啜ってくれたら私が当麻を欲しくなっちゃうじゃないのよぉ・・

どこまですれば恥部を貪ることに満足するのか全く検討もつかないくらいに愛撫を続ける野獣は舌をねじ込みそこから溢れる愛液を啜り続けることである意味冷静にオスの象徴をいきり立たせていた

途中ですが席をはずします。夜に続きをやりますので

麦野「ふぅっ!!」

びくん と、野獣と化した上条当麻に恥部を刺激される快楽に幾度となく身を震わせながらも麦野沈利は努めて冷静にこの先のことを考えていた

結局やることはひとつなんだからその時に反撃するしかないか。キスしながらっての好きだしそれでいくとして・・・

麦野「やっ!」

上条「れろぉ・・ぢゅ・・ちゅ」

快楽に思考を中断されつつも少しずつ作戦をまとめる妻をただただ求める上条当麻は一向に手を緩める気配をみせない

麦野「ん・・・うぅ・・・ はぁっ・・・」

私を気持ちよくさせてくれるのは嬉しいけどこのままやりたいようにさせてあげるわけにはいかないのよね・・・

野獣が自身の恥部から口を離すのを従者のようにじっと待ち続ける彼女は無理やり引き剥がすことはしない

愛する夫が強く求めてくれることはやっぱりうれしいし、こうして一心不乱に愛撫してくれる夫は例え野獣になろうとも愛おしいものなのだ

上条「ん・・ん・・ ぷはっ はむ」

麦野「とう・・ま・・んっ」

ああもう、キスすら無くただただここばかりもとめやがって。後で絶対おしおきしてやるんだから!

押し寄せる快楽に身を委ねながらも心の中ではじっと反撃の機会を待ち続けてはいる麦野であるが、愛する野獣は彼女の恥部から口を離そうとはしない

呼吸のために軽く口を離しはするもののすぐにまた恥部へ吸い付き舌を這わせ溢れる愛液を啜り続ける

だがこの時間も永遠に続くものではない。強く求めるがゆえに先にしびれをきらしたのはやはり野獣・上条当麻であった

上条「はあーーっ!! はあーーっ!!」

不意に恥部から口を離した上条は自身が執拗に貪った恥部から目を話すことなく血走った目で苦しくなった下腹部を開放せんとベルトに手をかける

上条「くっ、この」

だが気ばかりが焦ってか普段10秒もかからない仕草に手間取る姿はかなり滑稽であるといえよう

麦野「ふふっ」

先ほどまで野獣に口付けされた麦野はこの状況に微笑みながらベッドの横のサイドテーブルから避妊具を取り出した

やっぱり当麻はかわいいところがあるなあ

反撃するなら野獣がズボンを下ろした時だと思っていた彼女も目の前のこの光景には顔をほころばせずにはいられない

上条「あーちくしょう!くそっ!」

麦野「ほら、脱がしてあげるからじっとしてなさい」

ベルトを外すことができずに苛立つ夫をたしなめるように優しく腰に手を回し野獣の腹に顔をぴたりと当てる

上条「あ・・・・」

ふわり と妻の髪から漂う香りが上条の鼻腔を刺激した

上条「ん・・・すー・・・」

強く求める妻の香りに野獣は一瞬動きを止めるもすぐにその香りをもっと堪能せんと長く伸びた妻の髪に手を伸ばす

上条「はっ んん・・」

麦野「こら、私の髪をどうするつもりだ?」

少し強めに髪を引かれた麦野は少々驚いたが引っ張られたのが根元に近い部分ではなかったため痛みを感じることなくすぐに野獣のオスを開放する作業を続行する

カチャッ ジー

ベルトをほどきジッパーを下ろしている間も野獣は彼女の髪に夢中なようで強引に組み伏せようとする気配は一切みられない

よしよしいい子だ。もう少しだけそのままでいてね。すぐに気持ちよくしてあげるから

シュル

上条「ふっ ふーっ」

麦野「わぁ」

思わず声が漏れた。明るい時間にまじまじと見つめることのない開放された野獣のオスは彼女を求める強い気持ちを象徴するかのように天を突かんばかりにいきり立っていた

すっかり大きくしてくれちゃって。しょうがないから私がいくらか鎮めてあげようじゃないか

麦野「ん」

ちゅっ と、麦野は熱くそそり立った陰茎の先端にその柔らかい唇でキスをする

上条「くっ!」

びくん、と、今度は野獣の腰が震える。先ほどまでの勢いならば強引に彼女の喉の奥まで蹂躙してもおかしくはないのだが彼女の髪の香りを味わうのが気に入ったのか今のところその気配は見当たらない

うわぁ、シャワー浴びてないからすごい匂いしてるわ、私は起きてからシャワー浴びたからいいけどさ、こういうのは礼儀に反するってものじゃないの?

心の中で不満をつぶやくも彼女は陰茎へのキスをやめることはしない。しっかりと火傷しそうなほど熱を帯びた陰茎を手で握り締め右、左、と位置を変えて唇で優しく刺激しつづける

上条「ふーー・・・・」

麦野「ん ふぅ ん ちゅ」

先端から中腹、中腹から根元まで陰茎がやわらかい頬に触れることも気にせず麦野はゆっくりと丁寧にキスを繰り返す

あ~~もうこれだけでむせそうなんだけどこれだけじゃ絶対に満足しないのよね。この獣当麻は

上条「はぁっ、はぁっ」

陰茎に触れる彼女の唇に情熱をくすぐられたせいか野獣は荒々しく彼女の頭部を撫で回す。まるで早くしろと催促しているかのようだ

こらこら息を荒くしておねだりするな。今やってあげるからもう少しだけ我慢しなさい

麦野「ん」

野獣の催促に応えるかのごとくもう一度陰茎の先端にキスをした麦野は口をその位置で固定して握るその手の力を強める

上条「ぐっ!」

もう一度野獣の腰が浮く、麦野の柔らかい指で不意打ちのようにぎゅっと握られた刺激は彼に心地よい痛みを与えてくれる

だがこの一瞬の刺激程度では砂漠にバケツの水をぶちまける程度の満足感しか与えないことを知っている彼女は間髪いれずに次の刺激をこの陰茎に与え続ける

上条「く・・はぁぁ~~~・・・・」

滑らかな指を陰茎に滑らせすばやく上下にうごかしてやると先ほどまで荒々しく猛っていた野獣はふるふると身体をふるわせてだらしない声をあげた

そうかそうか、やっぱり私の指は気持ちいいか。こんなに熱くしてあんなに激しく吸い付いてくれてもやっぱりここをこうされると大人しくなっちゃうんだね

自身の手でこの愛しい野獣のオスをかわいがれることに自然と笑みがこぼれるのは仕方のないことだろう。野獣は野獣でも愛しい夫であることに変わりはない

麦野「ぺろ」

上条「うひっ!」

三度腰が浮く、指での刺激とは別にに陰茎の、それも敏感な部分に麦野の舌が触れた途端、野獣の全身に軽く電気刺激のようなものが迸った

こらこら、変な声を出すな。おかしくて笑っちゃいそうになるじゃないの、今からもっといじめてあげるんだから覚悟しなさいっての

先ほどの愛撫で彼女自身も興奮していることもあってか陰茎に顔をうずめながら意地悪な笑みをうかべつつゆっくりと舌を這わせつづける

ぺろっ ぴちゃっ

上条「あぁぁ~~~・・・」

鎖につながれた犬のように大人しくなった野獣はとめどなく押し寄せる快楽に身もだえだらしない声をあげている。野獣といえど愛する妻の愛撫はよほど気持ちいいのだろう

あぁ、当麻の味がするなぁ、舐めてるだけで私もすごくドキドキしちゃってるわ

先端から溢れたものを舐め取ると口の中に広がるオスの味が麦野の脳を刺激し彼女の身体を刺激する。その刺激をさらに求めるかのように指を滑らせ舌に力をいれる

はぁ~~、私ってやっぱりオンナなんだなぁ~~ これが欲しくてたまらないわ

上条「し、しずりさぁ~~んん・・・」

麦野「ふ? ん」

はいはいわかりましたわかりました。舐めるだけじゃ物足りないってことね、わかってますよ

いつの間にか麦野の髪の香りを堪能することをやめて脱力していた上条当麻は我に返ったかのように優しく彼女の頭をなでる。ある意味では降参の意とも取れるのだが彼女はより強い刺激を求めているのだと解釈した

麦野「はぷ」

上条「うっ!」

陰茎に与えられた新たな刺激に脱力していた全身が一瞬で強張る。この刺激に一気に情熱が迸りそうになるような感覚を覚えつつも何とか踏みとどまる

当麻は相変わらず口でされるのが好きなんだね、わかりやすいことこのうえないわ

怒張し別の生き物のようにビクビクと動く野獣のオスを首根っこをつかんで地面に押さえつけるかのようにその美しい口で包みこむ

麦野「ん・・・ふぅ・・・」

あーあーあーあーあー もうすごく濃い、口の中も頭の中も当麻でいっぱいにされちゃってるわ

麦野「はぁ・・・む・・・」

先ほどよりも色濃く口の中に広がるオスの味を感じながら麦野は懸命に指と舌を動かしつづける

そのほうがより強くオスを感じられることもあるのだが何よりも上条当麻を愛しいと思う気持ちが圧倒的に強い

上条「やべえ、めちゃくちゃきもちいぃ・・・・」

麦野の頭を優しくなでながら上条は献身的な奉仕からくる快楽をじっくりと味わっていた

つい先ほどまで猛る情熱を思い切りぶつけることしか考えていなかったのだが彼女の味と香りを堪能し、快楽を得ることで今はほんの少しだけ冷静さを取り戻した

上条「しずり・・さん・・・」

そっと、そっと自身に奉仕する妻を労わるかのように優しく頬をなでる

麦野「ふぁみ?」

何?と言おうとしたのか上条の陰茎から口を離さず指の動きもそのままに麦野は上条に視線を送る

上条「っ!!」

どきっとした

反則だ。俺にこんなに尽くしてくれる沈利さんがかわいすぎる。いや可愛いなんて言葉じゃ全然足りないぞ・・・

一瞬だけ自身に与えられ続ける快楽すら忘れた上条当麻はじっと自身を見つめる麦野の瞳を覗き込む

麦野「ん?」

どうしたの?もう出ちゃうの?出すならこのまま口で受け止めてあげるけど顔と髪はやめてよね

だらしない夫の顔を見ながらも舌と指を懸命に動かし続ける麦野の頬をなでながら上条はそっと言葉をつむぎだす

上条「俺・・・幸せだ・・」

麦野「ん・・ちゅ」

この馬鹿当麻、さっきまで私を襲うことしか考えてなかったってのにもう・・・・ まあでもしょうがないか、こんなこと思ってても私は当麻を受け入れてさらにこうやって口でしてるんだし

情熱をぶつけることのみ考えていた上条をほぼ無抵抗で受け入れるうちに自身も同じくらい昂ぶって彼のオスを貪る状況に少々呆れた笑いがこみあげてくる

何か色々お互い様だね、私も当麻も・・・ ああもういいや、今はあれこれ考えるよりも当麻に気持ちよくなってもらおうっと

麦野「ちゅぷ ちゅっ」

上条の顔から視線を外すことなく彼のオスに吸い付き頭をゆっくりと上下に動かす

上条「うぅっ!」

これまでよりも格段に強い快楽に上条の全身がだらしなく震える。愛しい妻が自身のためにここまでのことをしてくれることへの喜びと幸せに呼吸はますます荒くなり溜まりに溜まったリビドーは一気に限界寸前まで高まりそうになっていた

上条「で、出る・・・」

言葉と共に頬をなでる手に力をこめて自身の限界を伝える。これだけ愛しいと思うにもかかわらず上条は麦野を汚すことには何の躊躇いもない

むしろこの愛しい妻を征服したかのような気になれるので上条は進んで麦野を汚したいとすら思うことがあるくらいだ

麦野が拒めば強要することはしないのだが麦野も積極的というわけではないがこれを受け入れてくれている

口の中に出すか顔にかけて汚すかをわずかな時間で決断しなくてはならないのだがこればかりは自分だけでは決められない

麦野「んむ」

教えてくれてありがと、口の中ってのも中々辛い部分があるわけだけどそんなこと言ってられないね いいよ。たくさん出して

上条の限界を知り唇を先端近くまで上げて指と舌の動きを益々強める。喉の奥に出されたら間違いなくむせてしまうのでこの雰囲気を少々壊してしまう可能性があるからだ

勝手がわからなかった時は上条が慣れていなかったこともあり色々困ったことになったが今となっては冷静に対応することができている

何やってあげれば喜ぶかってのがわかるのって幸せなことなんだな~ これが愛ってやつかにゃーん

麦野「ちゅぷぢゅぷちゅっぱちゅっぷ」

上条「くあぁっ!! あああああああああ!!!」

びくんっ! と、これまでよりも一際大きく腰を浮かせた上条のオスから高められたリビドーが容赦なく麦野の口へ注ぎ込まれる

麦野「ん! むぐ!」

普段よりも勢い良く発射されたそれは瞬く間に麦野の口の中に広がり上条の望み通りに彼女の口の中を汚しつくす

上条「はあーーーーっ!! きもちいいぃぃぃぃ!!!」

思わず声が出る。心の底から素直な感情が何の手が加えられることなくそのまま自身を絶頂へと導いた愛しい妻の耳に届けられる

麦野「ん・・・・ ふ・・・・」

上条「沈利さん、最高です」

当然でしょ?この沈利さんに感謝しなさい それにしてもこれの味と刺激だけは相変わらず慣れないわ、鼻が馬鹿になりそう・・・

射精の余韻に浸り息を荒くしながら未だ口を離さない麦野の頭をそっと撫でる。感謝と愛しさと彼女が自分のものであることを伝えるために優しく、じっくりと

撫でられることがうれしいのか麦野は伏せていた顔を上げてもにこやかな表情を浮かべていた。そしてそのまま上条へずいっと顔を近づける

麦野「ん!」

どうする?飲んだほうがいい?

口の中をあけると少々見苦しいので閉じたままで尋ねる。飲んだり手に出したりとその時の上条の気分次第ではあるのだが飲ませられることのほうが圧倒的に多かった

上条「飲んでもらえますか?」

麦野「・・・・ん」コク

ほぼ間髪いれずに上条はそうお願いした。顔をしかめて麦野が飲み込む姿は少々胸が痛むのだがそれをさせることが上条の嗜虐心を少しくすぐりすこぶる気分がいい

俺の女なんだなって気になれるんだよなぁ、これ

麦野「・・・くちゅ・・ぐちゅ・・・」

飲めと言われてはい飲みますとできるものではないので麦野は一生懸命口の中で唾液とからめ少しでも飲み込みやすくしようと努める が

くっさいくっさいくっさいくっさい 吐きそうになるってのに何でいっつも飲ませたがるのよこの馬鹿当麻

麦野沈利は上条当麻とのセックスにおいてこれが一番苦手であった。望むなら恥ずかしい体位や彼の身体の隅々まで舐め尽しても良いと思うし

上条になら自身のあらゆるものをさらけ出してもいいと思っていた。アナルセックスだけは死んでも勘弁なのは置いといて。だが

麦野「むぅぅ~~~」

おー、嫌がってる嫌がってる。でもこの顔がすごくたまらねぇ・・・

ごくり、と唾を飲み込み自身の出したリビドーと格闘する麦野を興奮げに見守る上条とは対照的に麦野沈利は軽い地獄を見ている

麦野「ん・・・」

懸命に口の中で舌を動かし唾液とからめあげ、独特のとろみと臭みを克服しなが何とか飲み込めるようになるまでには些かの時間を要した そして

麦野「ん・・ん・・」

ごくっ 

上条「おぉ」

あ~、やっぱこれはいいものだぜ、コンドームに出したの飲んでくれって言っても嫌がられるからやっぱりフェラの後が一番だな

遊びに連れていってやると言われた子供のように上条は目を輝かせて麦野が自身のリビドーを飲み込む様を見守った

麦野「うえ」

上条「沈利さん愛してるぜ!」

もう我慢の限界だ。このまま押し倒して次は身も心も一つになろう!いつの間にか回復してまたも天を突かんばかりに怒張させながらそっと麦野を抱き寄せようとする が

麦野「待って、ここもきれいにしてあげるから」

節操のない夫を手で制し再び大きく膨らんだオスの部分へ顔をうずめる

上条「あ、そんなことまで・・」

麦野「はぷ」

一度の絶頂で出し尽くしたかと思いがちのリビドーではあるが案外中にまだ残っていたりするものである。最後まで丁寧にという心配りもあるのだが麦野にはきちんとした狙いがあった


ピリッ ぎゅっ

上条「あ、コンドーム・・・」

勢いに任せて麦野に襲いかかった上条はすっかり失念していたがもちろんしっかりものの妻はそれを忘れることなどない

麦野「ぷはっ いい子だからちゃんとつけましょうね~~」

上条「すみません、正直忘れてました」

麦野「この馬鹿当麻」

笑いながら毒づき上条のオスを封じ込めるかのようにゆっくり丁寧に避妊具をかぶせていく麦野に上条はますます情熱が膨れ上がるのをしっかりと感じていた

上条「沈利さん・・・」

麦野「あ、こら」

避妊具をつけ終わったところでぎゅっと麦野を抱き寄せる。ああもうOKってことですよね?それじゃあいただきま~すという気持ちでいっぱいになった上条は麦野の唇をめがけてそっと・・・

麦野「だめ」

上条「?」

上条の唇に手を当てられ少々戸惑ってしまう。彼女はいまさらなにをためらう必要があるのだろうか?

コンドームも装着したしさっき一生懸命クンニしたから沈利さんの身体も準備できてるってのに何がだめなんだ?

上条は首をかしげつつ押し倒したい気持ちをぐっと堪えながら麦野の言葉を待つ

麦野「明るいからさ、目隠ししてもらえる?」

上条「はい?」

いまいち意図がわからなかった。今この状況において何故そのようなものが必要なのだ。そんなことは一度もしたことがないはずだと上条は記憶を辿って確認する

麦野「あのさ、このまま着衣でするのもけじめが無いし、かと言って脱いだらお腹見られちゃうからさ・・」

あー、そうだ。よく考えれば沈利さんすげー嫌なはずなのに・・・

今更後悔しても遅いのだがそれでも上条はこの愛しい妻が自分の欲求を受け入れてくれたことに感謝しつつもさらなる情熱に胸とオスの部分を躍らせる

上条「わかりました。俺アイマスクしますから」

麦野「ありがと。当麻」

自身の提案を受け入れてくれたことに感謝しつつも麦野はほっと胸をなでおろした

普段着でするのが癖になったら困るのよねー。服きてればお腹見えないからいいじゃないですかとか言って昼夜の区別無く求められそうで

求められることは悪くないけど麻利が見てるところでされるのは絶対に嫌なのよ。麻利はまだ赤ちゃんとはいえこういうのは絶対に見せちゃだめなの

彼女なりのルールと決意が再び野獣となりつつある上条に伝わるかどうかは疑問なのだが上条は言われるがままにアイマスクを用意し着用する

上条「じゃ、じゃあ・・・よろしくおねがいします」

麦野「こらこら気が早い。私が脱ぐまでほんの少しじっとしてなさい」

上条「・・・・はい」

そのアイマスク取ったら一ヶ月セックス禁止にしてやるから覚悟してなさいよ

心の中でそうつぶやきながら麦野はカーディガンのボタンをひとつひとつはずしていく

愛する娘の声は聞こえてこないからまだ寝ているんだろうなと思いながらもじっと麦野を待つ上条に目をやる

上条「・・・・」

よしよしいい子だ。たくさんしてあげるからそのままでいるのよ?

これからの事に期待がふくらんでいるのか上条のオスがかすかに動いているのを見て胸がときめいてくるのを感じながら麦野は脱いだ衣類を軽くたたんでハンガーにかける

さーて、狼さんに食べられるとしますかにゃーん

途中ですが眠いのでここまでにします

こんなのでいいのかな?っていう気はかなりありますがしばらくこんな感じで続けたいと思います

続きは土曜日か月曜日の予定です

書き込みの間隔はもう少しスピードを上げていきたいなと思う次第です それでは

このままここにいるとお前を犯しそうだ

>>108
誤爆?

>>109
誤爆です

そしてもう少ししたら本編始めます

見えないって何か不安になってくるな

愛する妻のお願いを快く受け入れた上条であったが見えないというのは想像以上に不便である。音と気配ですぐ近くに愛しい妻がいることはわかってはいるのだが胸の中には徐々にもどかしさが膨らみ始めてくる

上条「沈利さん、そこにいるんだよな?」

麦野「・・・・」

黙っててみようかしら?

一瞬、麦野の心の中に意地悪をしてみたくなる気持ちが芽生えた。だがすぐにその気持ちが余計なものであることに気づく

麦野「いるわよ」

上条「だよな・・・うん・・・」

このまま黙ってたら当麻はアイマスクとりかねないもんね

朝日の差し込む二人の寝室の中、麦野沈利は一糸まとわぬ姿で上条当麻の横にそっと腰を下ろし軽く手を握る

麦野「これでいい?」

上条「いる・・・沈利さんが・・・」

わかってはいることだというのにほっとする。ごくわずかな時間とはいえ麦野の姿が見えなくて急激に暗闇に包まれた上条の心に一筋の光が差し込むようにその手のぬくもりをかみしめる

あー、やべぇ、何かいつもよりすごくどきどきする・・・

上条「沈利さんの手、やわらかいです」

麦野「これでも努力してるのよ。家事やってるとほっといたらすぐに荒れちゃうから」

上条「ん・・・ いつもありがとうございます」

麦野「どういたしまして」

上条「やわらかくてきもちいい・・・」

このすべすべした手に俺と麻利は支えられてるんだよなぁ

自身と愛する娘の生活をてきぱきと切り盛りする妻の手をやさしくやさしく撫でながら素直に感謝を伝えると同時に、先ほどからいきり立っているオスの部分がまだかと催促していることに否が応でも気づかされる

上条「沈利さん、俺もう我慢できねえ」

言うと同時にぎゅっとだきよせる。両手を大きく広げて背中に手を回し包み込むように肌と肌を密着させる

麦野「こらこら、強くすると痛いからね?」

上条「ん・・・」

麦野の言葉が届いているのかいないのか、静かにベッドに押し倒しそっと彼女の額に自信の額をつける

上条「あったかいです。それにドキドキしてるのが俺にもわかる」

はぁ、と息を吐き額から麦野の体温を感じる。彼女を傷つけないようにそっと、できるだけ静かに額を押し付けた場所が彼女の額であることを感じ、そこから熱を吸い上げるように優しくこすりつける

麦野「まさか見えてるとか無いわよね?」

上条「見えてたらまずキスしてますから」

麦野「そうよね、当麻はキスが大好きだもんね」

キスしながらするのが好きなのよねえ?

心の中でそっと尋ねながら麦野は上条の抱擁に応えるかのように彼の背中に手を回す

ほら、いつまでもぎゅっとしてるなんて狼らしくないんだからさ

麦野「キスしたい?」

上条「したい・・ってかします」

言うと上条は抱きしめていた手をゆるめ麦野の背中から手を引き抜くと肩を撫でながらしっかりと彼女の両頬に手をそえてそっと自身の唇を彼女の唇があるであろう場所をめがけて近づける

ちゅっ

上条「ん?」

何だ、この少しとがったのは?

明らかに唇とは違う感触、唇よりもはるかに硬いそれが何であるかを一瞬で導きだし少々がっかりとする

麦野「残念、そこは鼻よ」

上条「む・・」

ああくそ、でも・・・沈利さんの鼻ってきれいなんだよなぁ

くすくすと笑われることに少々恥ずかしさを感じながらも何だかこれはこれで有りなんじゃないかと思い始めた上条はふと麦野の鼻をくすぐってみたい衝動にかられる

ぺろっ

麦野「わっ!」

全く予想していなかった刺激に麦野は声をあげて体をびくつかせる

鼻ぁ!?ちょっと何考えてるのよ

上条「あ、かわいい反応」

思ったことを口に出してすぐに舌で麦野の鼻をつつくことを再開する上条。普段落ち着いていて凛とした美しさを持つ彼女のこういう反応を見ることはすごく興奮するし

そういう彼女を見ることができるのが自分だけだということが彼の独占欲を満たしますます彼のオスをいきりたたせた

ぺろぺろ

麦野「こらっ、くすぐたいぃぃ・・」

上条「だめです。逃がしません」

麦野「そこは舐めるとこじゃないのよ」

また変なことに目覚めてこの馬鹿当麻ったら・・・

可能ならば身をよじらせるか顔をそむけてこのふざけた行為から逃れたい麦野だったが上条が彼女の上にしっかりと覆いかぶさっており、加えて彼女の頬はしっかりとつかまれている

鼻を舐めるという行為に熱中している彼から逃れようとすれば顔をそむけても身をよじらせてもすぐに食いついてくるだろう

ぺろぺろ

上条「沈利さんが可愛いからいいんですよ」

麦野「やめなさい、鼻真っ赤になったら外歩けなくなるでしょ?」

上条「今日は学校休みだから外に出る用事があるなら俺が変わりに行ってきますから」

麦野「この、そういうことじゃないのにぃ」

ああだめだ、徐々に野獣が息を吹き返しはじめてきたわ。しょうがない、こうなったら私も何か反撃してやらないと

愛する夫とは言え鼻を舐められるのはくすぐったいし何だかこそばゆい。全力で拒めがやめてはくれるだろうがそれだと上条が気にしてしまいそうなのでどうにかやり返す形で自身の感情を伝えられないかと思案する

動かせるのは首と手、うーん、つねっちゃうのも違うし爪立てるのも怪我するからだめ、背中撫でたところでますます熱くなるだろうから・・・ あ、そうだ

やさしくねっとりと鼻を舐められることに確実に抵抗できることをひらめいた。ひらめいたというよりはこれしか無いと言ったほうがいいかもしれないが

おどろかせてあげるんだからね

麦野「あぐっ」

がぷっ

上条「いたっ!!」

突如顎を襲った鋭い痛みに上条は上半身をのけぞらせる。何が起こったかアイマスクを外して確認したいところだがそこだけは冷静に踏みとどまり顎に手をやり何が起こったのか確かめる

上条「・・・沈利さん」

麦野「何?」

上条「噛みましたね?」

麦野「ええ、噛んであげたわ」

痛みの走る寸前に感じた暖かい感触とわずかに濡れている顎からそれが噛み付かれたものによる痛みであったことをすぐに導き出した

上条「ひどくないですか?」

麦野「お互い様でしょ?」

間髪いれずに言葉を返す麦野はにっこりと笑っていた

どうだ。まいったか馬鹿当麻

少々誇らしげに顎をさする上条を見上げながらやさしく彼の後頭部に手を添えてそっと引き寄せる

ちゅっ

上条「んっ!?」

麦野「ん・・・」

キスしたかったでしょ?ほらほらどうだ

唇を尖らせまずは上条の下唇に軽く吸い付き頭を撫でる

上条「あ・・」

つい先ほどまで自身が攻勢だったこともあってか不意打ちをうけた上条は唇に感じる麦野のやわらかい感触に思わず声をもらした

一気にやられちゃったか、油断ならねえよなあ

ちゅっ ちゅっ と唇でついばんでは離しついばんでは離しをくりかえして徐々に上条を刺激していく麦野のキスを受け入れ体の底から燃え上がっている情熱が激しくなっているのを感じながら負けじと彼女の額を探り当てそっと撫でる

あぁ、やわらかくて気持ちいいな 見えないせいか余計にはっきりと感じられる・・・

麦野「ぷはっ どうした?降参する?」

そんな気が無いことは当然わかってはいるのだが不意打ちのキスに応えてくれたことをうれしく思いふいに笑みがこぼれる

かわいいなぁ当麻は

自らの口付けでてかる唇を注視しながら自信の額を撫でる上条に応えるように後頭部を撫でる手に力をこめる

上条「ふぅ、覚悟してくださいね?」

ちゅうぅ

麦野「んっ!?」

言うが早いか正確に力強く麦野の唇に吸い付いた上条は麦野が痛みを感じないように気を配りつつも唇に力をこめて強引に彼女の唇をこじ開けようとする

麦野「ん・・・ふ・・」

あぁこらこらこらこら、舌絡めたいのはわかるけど率直すぎだってのこの馬鹿当麻

上条「む・・ん・ん・・・」

力強くまっすぐに麦野の舌を求めかすかに開いた唇に強引に舌をねじ込むも自身の主張を拒んでいるのか歯と歯は檻に鍵をかけたかのようにがっちりと閉じられていた

ふっふっふ、そんなものは無駄な抵抗だぜ

上条「んむ む・・む・・」

麦野「ん・・ふぅ・・ん・・」

あーもう、そんなに人の歯と歯茎を舐めまわすなっての。また噛んじゃうわよ?

この猛攻撃に先ほどと同じ反撃をしてやろうかと考える麦野の気など微塵も感じることなく上条は彼女の口を開かせようと休むことなく彼女の唇の裏や歯の周辺に舌を走らせ浅い呼吸とともに吸い上げつづけた

上条「ふはっ ん・・・ちゅ・・・」

麦野「ふぅ・・む・・」

この・・・そんなに口あけさせたいか・・・ こっちはちょっと苦しくなってきたってのに・・

上条「ちゅぅぅ」

はぁ、しょうがないから口開けてあげるわ。舌も出してあげる

麦野「ふは・・はぁ」

上条「んっ!」

呼吸が苦しくなってきたことと上条の熱意に観念して大きく口を開けた麦野だが今か今かと待ち構えていた上条は容赦なく彼女の咥内に侵入し、その中に溜められた雫をすすり上げる

やってくれるわね、もうちょっと優しいキスを楽しみたかったってのにもう!

麦野「ちゅふっ んっ はふ」

こじ開けられはしたものの麦野もただなすがままというわけではない、キスをすることはもちろん嫌じゃないし彼女も進んでしてあげたいという気持ちでいる

だが悲しいかな彼女と上条の間には現在温度差が生じていることもあり彼女のやりたいキスの形というのがほぼ一方的に無視されている状態にある

そのため口をあけずにおあずけ状態にしてあげようかと思っていたが彼の熱意はとてつもなく、しぶしぶといった気持ちで口を開けはしたのだが

当麻の口の中全部吸い出してやるんだから

やられてはやりかえし、やりかえされてはまたやりかえす。幼い子のような純粋な心で麦野は上条の咥内に舌をねじこんだ

上条「ふっ ぢゅぅぅ ちゅふぁっ」

あぁやべえ、これ頭まで溶かされそうになってくるんだよな・・・

夢中になって互いに雫を交換しながら二人はまるで二段に重ねたアイスクリームが溶けて交じり合うかのように舌を絡ませあい、求めあっていった

麦野「はぁっ はぁっ はぁっ・・・・」

上条「ふっ ふぅっ ふーっ・・・・」

どちらからともなく口を離し互いの額を押し付けあいながら互いのキスの余韻に浸ること数分

上条「沈利さんがほしい」

上条はきっぱりとはっきりと麦野を求めた。これ以上は彼自身も彼のオスもお預けと命じられたところではいわかりましたとおとなしくできる状況ではない

麦野「いいわよ。来て・・・」

麦野も荒くなった呼吸をようやく落ち着かせ上条の欲求に快く応える。野獣から受けた愛撫と野獣への奉仕、彼と交わした濃厚な口付けのおかげで彼女の体は既にオスを欲しがるまでになっていた

はぁぁぁぁぁ・・・ すっかりその気にさせられちゃってるなぁ・・・

心の中でオスを求める本能を呼び覚まされたことに憂いを感じつつも心の中は幸福感で満たされていることもはっきりと感じられる

上条「じゃぁ・・」

遮られた視界の中体を起こし自身のオスを麦野の恥部めがけて手探りでねじ込もうとまさぐる

麦野「あ、当麻、わかってると思うけど優しくよ?」

上条「はぁ・・はぁ・・・ ふーー・・・」

あ~だめだこれ、もう私の声が届いてないわ

息を荒くしオスを猛らせる野獣にはもはや愛しい妻の声も届かないのか懸命に恥部を求めることに感覚を研ぎ澄ませている野獣を目に半ばあきれ気味の麦野であるがこうなったからには覚悟を決める

満足するまで相手してあげるからさ、落ち着いたらちゃんといい子になるのよ?

上条「ここ・・ここだ・・・・」

麦野「は・・・」

にちゃり、と手にまとわりつく粘液に触れ愛する妻の恥部を探し当てて野獣は迷うことなくいきり立ったオスをあてがうと一気に彼女の奥深くまで侵入させる

ぬぷっ

麦野「んっ!」

ふいに麦野の下腹部に幾度となく味わった熱く硬い感触がはっきりと突き刺さる。はっきりと熱をおびたそれは容赦無く彼女の中に侵入すると一気に彼女の体内を制圧した

上条「はあああああああぁ~~~~~~~!!」

妻の体を制圧した喜びか野獣が大きく息を吐く雄たけびにも似たそれはこれから始まる宴が始まる合図であったのかもしれない

上条「ふっ! ふうっ!」

浅く、荒々しく息を吐き妻の体を制圧したことでオスの部分に伝わる力強くも暖かく優しい抱擁を感じながらもそこから得られる快楽をむさぼるためにぐっと腰に力を入れる

上条「はぁぁつ!」

麦野「んっ!」

びくっ と麦野の体が震える。荒々しいオスを下腹部に感じながらなるべく体の力を抜くことを意識しながらも野獣が強引に腰を打ち付ける動作を開始したことで彼女にとめどなくの波が押し寄せる

上条「はっ!! はっ!! はっ!!」

パンパンッ

麦野「はぁっ!! あぁんっ!!」

押し殺したい声ではあるのだが体はそれを許してくれずに自身の体を好き勝手に貪る野獣のオスをもてなすために美しい音色を奏でてくれる

上条「はああぁぁぁ~~!! ああぁぁぁ~~~!!」

愛しい妻の嬌声が野獣の本能を刺激したのか一層強く激しく腰を打ちつけオスをやさしく包み込む両腕の中で容赦無く暴れまわり、その腕にオスの体を容赦無く擦り付け続けた

麦野「あっ!! はぁっ!! きゅんんっ!!」

激しすぎるってのよこの狼さんは!少しは落ち着いて愛するって気にはならないの!?

頭の中では文句を言いつつも麦野の体は既に下腹部から感じられるオスの猛りに神経を集中させており、今彼女がいかなる命令を下そうともそれが受け入れられることはないだろう

上条「いいっ!! きもちいいっ!!」

パンパンパンパンッ

雄たけびを上げながら腰を激しくうちつける野獣は視界を遮られたせいか触覚と聴覚を倍増させただただオスが求める快楽を貪り、妻のあげる嬌声に脳をふるわせあふれんばかりの情熱を激しく激しくぶつけつづける

麦野「んっ!! んんっ!! はぁぁんっ!!」

あーだめだ、あの時みたいにされてるってのに私の中は当麻でいっぱいになっちゃってる・・・

優しさなど欠片も感じられない野獣のただただ自身を蹂躙する性行為にうっすらと過去のことを思い出し心を冷やすがすぐに熱く燃え滾るオスの感触に自身の体が燃え上がっていくのを感じる

麦野「とうまぁっ!! ひゅぅんっ!!」

あーこら、狼に食べられながらもっと食べてと催促するって私はいじめられるのが好きな変態さんか・・・

ふと気がつくと野獣の名前を呼んでいた。その事実に呆れながらもやはり体は野獣を求めることをやめようとはせずに嬌声をあげ暴れるオスを喜んで受け入れ続けることを認めざるを得ないのはオンナである以上仕方のないことか

上条「おぉっ!! とまらねぇっ!! あああぁ腰やべぇ!!」

押し寄せる快楽に野獣は自身のオスが溶かされるような感覚を覚えながらいっそ共に溶け落ちてしまいたい。それは野獣の本能も野獣のオスも共に望んでいることなのかありったけの勢いでただただ腰を振り続けた

麦野「はああぁーー!! とうまあぁぁーー!! とうまああぁあああ!!」

扉一枚隔てた隣の部屋には愛する娘が寝ているということも忘れて麦野はただただ野獣のオスに強引に自覚させられたオンナの喜びに心と体をみなぎらせ、その額に玉のような汗を浮かべながらアイマスクに覆われた野獣の瞳を見つめつづける

すがるように強く握り締めたシーツはすでに二人の汗と体液で既に大きく染みを作っておりくしゃくしゃになったシーツは二人の性行為がいかに激しいものであるかを物語っていた

上条「やべえ!! ああくそおぉっ!! 出る!! 出ちまう!!」

腰を打ちつけ続けながらら数分が経過してようやく、野獣のオスが喜び、その体を大きく強張らせ始めた

麦野「とうまぁっ!! きてぇっ!!」

既に心も体も野獣のオスのことしか頭になくなった麦野はぶるっと体をふるわせ体の底から激しく押し寄せふくらみつづける熱に自身の体が溶かされてしまいそうな感覚を覚えていた

ほしい!もっともっと来て!当麻がほしい!

頭の中まですっかりとオスに食べつくされた麦野はすっかりオンナとしての部分を暴き晒されていることをはっきりと自覚されながらもそのようなことがほんの些細なことに感じられるほどにオスを求め続けている

もはやオンナの両腕に包まれた野獣が有利であるのかオンナの両腕をふりほどかんばかりに暴れまわるオスが有利であるのか判断のつけようがないくらいにこの二人は互いに求め合い、貪り、乱れていた

上条「ああぁぁーーー!!!! 出るっ!!!」

絶頂が近い、それもお互いに

麦野「いいよおぉっ! 好きなだけ!! ああぁぁっ!!」

上条「ああああっ!!! がああぁぁっ!!」

オンナの悲鳴に呼応するかのように野獣のオスが爆発する。本能の赴くままに求めつづけ心行くまで深くじっくりと味わい、自らが暴き出したオンナに自分のものであることをマーキングをするかのようにそのリビドーを勢い良くあふれさせた と、同時

麦野「ああぁぁぁぁぁ!!! んっんんんんん~~~~!!!!!!」

オンナもその体を震わせ絶頂に達した。まるで彼女を蹂躙したオスにそう命じられたかのような素晴らしいタイミングで

びくんと体を震わせ最高の高みに到達したオスへさらなるきつい抱擁を与えるオンナに後ろ髪を引かれながら野獣のオスは熱い抱擁をすり抜けるかのように急速にその身をかがめる

上条「はあああぁぁぁぁぁっ あぁぁぁぁぁ・・・・・ はっ はぁぁぁぁ・・・ はぁっ はぁ・・・」

興奮して荒くなった呼吸を少しずつ整えているとさきほどまでの荒れ狂う野獣が実はかぶりもので、それをあっさり脱ぎ去ったかのように上条当麻は一気に落ち着きと冷静さを取り戻す

麦野「はぁっ! はぁぁ・・ ふぅっ・・・ はぁぁ・・」

同じようにオスから供給される熱が弱くなると同時に麦野沈利はまだ体に篭る熱を徐々に開放しながらも今の今まで与えられた快楽の余韻に浸っていた

あーーー、はっずかしいーーー!!! 何てことしてくれんのよこのけだものおーーー!!

心の中で大きな声で叫びたいくらい恥ずかしいのだが決して口に出すことはない

麦野「はぁ、幸せ」

汗ばみだらしなく口をあけている状況をいささかも気にせずにそっと上条にそう告げる。恥ずかしいという感情以上に愛する夫に求められて気持ちよくなってもらう幸福感のほうが圧倒的に大きい

上条「俺もです・・・沈利さん」

視界を遮られているおかげで愛する妻がどういう表情をしているのか確認することはできないがおそらくぎゅっとだきしめてあげたくなるくらい可愛い顔をしているんだろうなと思った

って俺も人のこと言えねーんだろうなぁ、多分端から見たらすげえ面白い顔とかしてるかもしれねーし

ふうと息を吐きこの愛しい妻を抱き寄せようとそっと手を伸ばす。絶頂に達したといえど行為が完全に終わったわけではない

今はこうぎゅっとしてたいんだよなぁ

肌と肌を重ねてぬくもりを感じあうだけでも胸がときめき心地よくなる。だが妻の要求を受け入れ視界を遮っていたことが不運か、肩をつかもうと伸ばした手はあらぬところをつかんでしまう

むにゅっ

麦野「わっ!」

驚きで麦野の上半身は跳ね上がる。情事の余韻に浸っていた彼女もここをわしづかみにされてしまえば一気に現実に引き戻されてしまう

上条「え?」

麦野の驚きの声とつかんだ手の感触から今自身がつかんだものが彼女の肩ではないことはりかいできたがではこれは?感触を確かめるようにかるく指に力をこめる

ぴゅっ

と上条の手を暖かい雫が濡らす。手の甲から滴り落ちる感触から上条はこれが愛する妻の乳房であることをはっきりと認識した

麦野「こ、こらぁっ!離しなさい!」

妻の声に怒気を感じるのも無理のない話だ。愛しい娘が生まれる前に吸わせてほしいと頼んだら思いっきり嫌な顔をされたことがある上条にとっては今自分がとんでもないことをしているということをはっきりと自覚した

むにゅっ

なのだが・・・・

麦野「ちょっと、当麻?」

上条「・・・」

ごくっと息を呑み乳房を握る手を離す気配を見せない上条に麦野はおそるおそる声をかける

麦野「あのさ・・・飲みたいとか言わないわよね?」

上条「飲みます」

麦野「即答かよ!少しはためらいなさいよ!」

上条「我慢できません」

がばっ と、キスをした時と同じように麦野の体を押し倒し、今度は張りのある豊満な乳房へしゃぶりつく。うまくキスできなかったのが嘘であるかのように視界を遮られた上条はピンポイントで彼女の乳首を口に含んだ

上条「ちゅう」

麦野「馬鹿当麻!やめなさい!」

上条「ちゅうちゅう ごくっ」

麦野「こ、このぉ・・・・」

ある意味野獣の再来と言わんばかりに愛する妻の乳首にしゃぶりつきその乳房をもみしだきながら命の源を吸い上げて飲み込む上条

当然ながら妻の声は聞こえていないのだろう、誰に遠慮することなく舌と唇で乳首をしごき母乳の噴出を促し啜る

ああやべえ、これすごく興奮する。味ははっきりいってマズいけど母乳って何かすごくエロいな

麦野「当麻!やめなさいって言ってるでしょ!」

たまらず声を荒げる麦野だがこの夫が野獣と化したら言葉程度では止まらないことは彼女がいちばんよくしっている

おいおいおいおい、私が当麻に母乳飲ませるの嫌だってわかってるわよね?これは麻利のためのものであって当麻が興味本位で口にしていいものじゃないんだってば!

心の中で盛大に抗議をするもそれは当然上条には届かない。それどころか麦野のその心の全てを吸い尽くさんばかりの勢いで上条は母乳を啜り続ける

麦野「んっ! こ、このぉ・・」

嫌ではあるが乳首を刺激されるとわずかながら反応してしまうことを悲しく思いつつも麦野はどうすればこの状況から逃れることができるかを思案する

とりあえず次口離したら体ひねってうつぶせになろう。そこからすり抜けてあっちの部屋に避難してカギかけてやれ

ぱぱっと思いついた流れを実行すべく努めて冷静に自身の乳首に吸い付く上条に目をやる

上条「ちゅうちゅう」

こんなでかい子はうちにはいませんっていうのに・・・ 呆れちゃうわ・・・

はぁ~ と大きなため息をつき天井を見上げる。真っ白な壁紙が母乳の色とマッチして余計に憂鬱になりそうだ

上条「ごくごく」

麦野「おいこら、いつまで吸うつもりよ。そんなに吸われたら麻利の分が無くなるでしょうが」

出なくなるまで吸って麻利がお腹すかせるようなことになったら一年間セックス禁止にしてやるからね!

心の中で憤慨しながら麦野は今か今かとその時を待ち続ける。早くこい早くこいと祈り続けたことが届いたのかおもむろに上条が乳首から口を離す

上条「ぷはっ」

麦野「今だ!」

待ちに待った時が訪れた瞬間麦野は手で上条を持ち上げくるりとうつぶせの体制をとる

上条「おわっと!」

突如自身の体が浮きあがり麦野の肌から一瞬自身の肌が離れてしまう

何だ?俺のおっぱいが!

心の中で口に出せば妻に殴られてしまいそうなことをつぶやきながらあわてて先ほどまで口をつけていた乳房を手探りで求める

上条「あれ?あれ?」

麦野がうつぶせからすばやく匍匐前進で上条の手から逃れようと動き出したことなど知らない上条はあたふたとしながらあちこちに手を伸ばす

早くここを離れてあっちの部屋に行かないと

そう心に決めて這い回っていた麦野を本能でかぎつけたのか上条は的確に手を伸ばしおもいっきりわしづかみにする

むぎゅっ

麦野「ひゃっ!!」

今まさに匍匐前進の体勢から立ち上がろうとした麦野の形の良い大きめのヒップを片手で乱暴につかんだ上条はもう片方の手をすばやく伸ばしあっという間に腰に手を添える

上条「ふっふっふ、逃がしません!」

麦野「このっ!離せっての!」

上条「だーめーでーすー えいっ」

麦野「ひゃっ!」

にやりと笑いながら思いっきり引き寄せて自分の太ももの上に座らせてがしっと後ろから抱きかかえる。こういう才能はもっと別なところに活かしてほしいものだと麦野はつくづく思う

上条「捕まえました。もう離しません」

麦野「やめなさいって言ってるでしょ?あんまりひどいことするとおしおきよ?」

上条「おしおき結構、俺は今沈利さんがほしいんです」

麦野「今したばかりでしょうが!ちょっとくらい我慢しなさい!」

上条「いや、それがですね・・・」

膝の上でもがく麦野のヒップにいつの間にか復活したオスを押し当てて自身が欲情していることを伝える

麦野「この・・・まだコンドーム外してもいないのに・・・」

上条「それだけ沈利さんが魅力的だってことですよ」

麦野「発情しすぎだっての・・・」

やんわりと拒む気配を見せる麦野を押し切るためか上条は麦野の太ももを撫でながら彼女の肩に顎を乗せてそっとささやく

上条「もう我慢できませんから」

麦野「エロ当麻・・・」

上条「はい、エロ当麻です はむ」

麦野「やっ!」

突如耳を襲った硬い感触に体をびくんと振るわせる麦野

このエロ当麻、耳に噛み付いてまで襲いますアピールするんじゃないわよ!

心の中で叱りつけるも身体のほうが火照っているのでどうしょうもない。本気で嫌な時はしっかりと上条を制して叱りつける彼女なのだが現状では再び彼のオスを受け入れることを選択している

上条「じゃ、これ外してもらっていいですか?」

先ほどからつけっぱなしになって中にリビドーが溜まったままになっているオスを麦野のヒップに押し当てながら彼女に後始末をおねだりする上条

つけてもらう、はずしてもらうってのも征服欲っていうのか?それが満たされる感じがするんだよなぁ

麦野「わかったわ。はずして、きれいにして、またつけてあげるから両手を離してじっとしてなさい」

はぁー、この野獣、鎮めてあげたと思ったらすぐに復活するなんて・・・ この勢いだと昼過ぎまでかかっちゃうわね

軽く憂鬱になりながら上条のオスに手を伸ばしゆっくりと避妊具を外しにかかる麦野の前に胸とオスを躍らせながらにこやかな表情でその感触を楽しんでいる

ずりゅっ と避妊具を外しティッシュでくるんでよういしてあったビニール袋に投げ入れたあと携帯おしぼりで上条のオスをきれいにする麦野の頭を上条はそっと撫でた

はいはいわかりました。私を食べたいのはわかるけどもうちょっとだけ我慢してね

最高だ、俺もっともっと沈利さんが欲しくなっちまうぜ

まっすぐに欲情しそれをぶつける上条と思うところはあるもののそれをきちんと受け止める麦野。この二人はいつまでもいつまでもこのまま絡み合い、溶かしあいながらひとつになりつづけるのだろうかと思い始めたその時


 あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!


隣の部屋から二人の愛しい娘が空腹からか父母を求めるからかその両方か、満たされない心を遠慮することなく発散する声がこだました

麦野「麻利」

つぶやいてすぐに麦野は手に持っていたお絞りを投げ捨てベッドから離脱する

上条「あ、俺も」

麦野「当麻はそこを動かないでアイマスクも外さないでそこにいなさい。いいわね?」

自分も行く。と言い掛けたところで今の今までとは違う強くはっきりとした声で麦野は上条を制する。今の彼女は野獣のオスに身を委ねたオンナではなく上条を支える妻でありと二人の愛する麻利の母親としての麦野沈利である

麦野「麻利、今行くわ」

上条がおとなしくしたのを確認してから麦野は足早にドアを開けて泣き叫ぶ麻利の元へと急ぐ

バタン

と、後ろ手でドアを閉められ部屋に一人取り残された上条は急激に己の中いあふれていた情熱と自身のオスが萎えていくのを感じる

上条「俺、何やってんだ?」

つぶやかずにはいられない

上条「うわぁ・・・・・・」

冷静に今日目覚めてからのことを思いかえす

朝病院のベッドの上で目覚めてすぐにムラムラしてる自分がいることに気づいて出勤してきた病院の先生を強引に診察室へ引きずり込んで

強引に異常がないかどうか確かめさせて退院の許可をもらって手早く荷物をまとめて病院を飛び出し全力で帰ってきて沈利さんに襲い掛かったんだよな・・・

上条「最低だ。俺麻利の父親なのに今日まだ麻利の顔一度も見てねえじゃねえか・・・・」

くそっ! とベッドを思い切りたたく。そんなことをしても何にもならないのだが後悔と自責の念が怒りとなって次々と押し寄せてくる

上条「なんなんだよ俺は!! 沈利さんと麻利を守るんじゃなかったのかよ!!」

口ではそう思って実際に声に出しても先ほどまでの痴態はもはや揺るがすことのできない事実となってしまった

上条「俺は・・・ああ・・・」

くしゃくしゃと頭をかき回す。言い訳ならいくらでも出すことができるがそんなことをしても何もならない。今上条が最も許せないのは

守るべき大切な家族を軽く扱ってしまった

ということだ。

上条「俺って自分が思っていた以上に遥かに弱かったのか?」

誰に問いかけるでもなくただ宙に問いかける。だが当然のように答えは返ってこない

上条「何てダメなやつなんだよ俺は・・・・・」

がっくりとうなだれるその背中に手を当ててくれる人は今は誰もいない。先ほどまで二人の熱で溶けそうなほど濃密な空間であった場所はただ一人暗闇の中でたたずむ迷子のつぶやきの場所になりかわっていた

またも途中ですが今日はここまでです

えっちな表現って難しいです。ああでもないこうでもないと考えると余計に時間がかかりますね

えっちいパートは終わったので次からは日常パートに移ります。日常パートは割りとスムーズにいくと思うのでもっとたくさん書き込めると思います

次は水木金のどこかを予定してます

>>89
悪役として出そうかと、それこそ>>26みたいな感じで麻利人質にする役割を担ってもらおうかと思っていたんですけどね

ちなみに>>26考えた時もそうですが最初から麦野をレイプってのは考えてませんでした。それっぽくなっても直前で上条さんが助ける展開やろうと思ってたので

今回は波乱といえば波乱は起こりますがバトルとかそういう感じじゃないのでやろうと思ってますので気長にお待ちください

>>120

胸糞展開は永遠にいらないので
そこんとこよろしく

おつ

胸糞展開はいりませぬ



個人的には白垣根好きなのにな……ここでは白垣根になったルートで見たい

落ちてしまった吹寄スレを思い出す……

>>121
>>122
ならないように気をつけたいと思いますとりあえず麻利に危険が及ぶこのは小ネタの中の一方通行くらいにしときます

>>123
白でいく予定です

>>125
吹き寄との夫婦ものってあったんですか?興味あります

麻利「げぷっ」

麦野「今日もたくさん飲んだわね、えらいわよ」

愛しい娘が満腹になった様子に顔をほころばせながらそっとその小さな頭をやさしく撫でる

おむつも取り替えたしお腹いっぱいになったけど麻利はひとりぼっちにしとくとまた寂しくて泣いちゃうのよね

麦野「もてる女はつらいわね」

麻利「ぷ」

何かいいたいのかお気に入りのしぐさなのか手をぶらぶらさせながら吹き出すように声を出す麻利をやさしくベビーベッドに寝かせながら麦野は野獣が待ち構えている部屋の扉をちらりと目にする

そりゃ妻としてオンナとして覚悟はできてるけどさ、寂しがる麻利をほっといてなんて私にはできないのよね。麻利が見てる目の前でなんて絶っっっっっ対に嫌だし

麻利「うぅぅ」

麦野「ん?パパがねー、がおーってなってるの。がおーって」

指をまげてひっかくような形を作って麻利に見せ付ける。実際はこのようなものではないのだが幼い娘にありのままを伝えることはどうしてもはばかられた

麻利「あぁぅあぃ」

麦野「そうかそうか、ママの苦労をわかってくれるか、麻利は優しいなあ」

生後4ヶ月になろうかというくらいの娘の発する声を都合よく解釈して額をやさしく撫でつつふうと息を吐き気合を入れる

麦野「すぐに戻ってくるから待っててね」

麻利「あー」

手足をばたつかせてつぶらな瞳でこちらをじっと見つめる麻利に後ろ髪を引かれるような思いになりながら野獣の待つドアへ向かう麦野

麻利が起きちゃってるからそんなに時間とれないかもしれないけどさ、狼のままでいられても困るのよねー

半ば諦めたような気持ちになりながら麦野はそっとドアノブに手をかける。中では自身を求めて野獣が今か今かと待ち構えている姿は否が応でも頭の中のスクリーンに映し出される

さあ、かかってきなさい狼さん

気持ちをまっすぐ野獣に切り替えてその決意を表すかのようにドアノブを握る手に力をこめて思い切りドアを開いた麦野ではあったが、その彼女の目に信じられない光景が飛び込んできた

上条「ああぁ・・・・」

麦野「あれ?

何やってんのかしらこの狼は

空けると同時に飛び掛ってくるくらいは覚悟していた彼女に大きく肩透かしをくらわせて当の野獣・上条当麻は頭をかきむしりながらその全身から悲壮感を滲み出してうずくまっていた

興奮し、爪と牙を研ぎ澄ませているであろうと思っていた野獣彼女の想像に反して肉食獣にいただきますされる寸前の草食動物のような姿の上条にあっけにとられずにはいられない

そろそろトリップでも付けたら?

>>126

上条、吸ってくれる?ってやつ知らない?

>>129
あれは理想郷にも投稿されてたぜ

確かに酉付けた方が良いかも。
投下乙

麦野「当麻、何してんの?」

上条「深い自己嫌悪に陥ってます」

麦野「へぇー」

何にを思ってそうなってるのかしらねこの狼さんは

先ほどまで本能と情熱の赴くままに麦野を貪っていた野獣の上条はどこへ言ってしまったのだろうか?とても興味深いことではあるのだが麦野は彼の心境を確かめるべくそっと彼の隣に腰をおろしやさしく声をかける

麦野「どうしたの?私はこの部屋に入った瞬間に押し倒されるくらいは覚悟してたんだけど」

上条「やめてください、恥ずかしすぎてこのまま旅に出たいくらいです」

その格好で旅に出てみろ。一発で風紀委員か警備員にお縄でしょうが

身に着けているものがアイマスクだけという状態で表をうろつく上条を想像し吹き出しそうになるのとこらえながら麦野は頭をかきむしる上条の肩にそっと手を置く

上条「ん?」

麦野「何をどう考えてそういうことになってるのかわからないけどさ。一人でそうやってたってネガティブな感情は払拭できないわよ?」

上条「む・・・」

私がこの部屋を出る前はいつでもいただきますだったのに戻ってきたら頭かきむしってるとか私を笑わせるためにやってるのかにゃーん?

心の中でそう毒づき気持ちの沈んだ夫の肌をやさしくやさしく撫で回し上条の心が少しでも上向くように自身の体温を送り続ける

上条「沈利さん、俺だめな男だ・・」

ぽつりと、情けない声をあげて上条がつぶやく

麦野「それは何の冗談なの?」

上条「冗談とかじゃなくてですね、麻利の顔見てただいまを言う前に問答無用で沈利さんを襲っちゃって麻利の泣き声で初めて麻利の父親だったことを思い出す始末ですよ?」

上条「こんな男が絶対に沈利さんと麻利を守るんだなんて思ってたなんて勘違いも甚だしいしえっとああもう・・」

この馬鹿当麻、そんなことは今更だっての

はあとため息をついて額に手を当てる麦野にとっては上条が自身を激しく求めてくれたことはすごくうれしかったことだしその感情を否定することなどできない。

形は少しずつ変化するとはいえ二人は男と女である。ならば少しくらい、ほんの少しくらいなら夫がああういう感情を持って自身に襲い掛かったとしても許してあげるくらいの器量は麦野にはあった

麦野「当麻、常に24時間私と麻利のこと考えててほしいけどそれだけじゃ世の中やっていけないことはわかってるっての」

上条「でも・・」

麦野「麻利のこと忘れてたのは正直いらっとするけどさ、その分私を激しく求めてくれたんだから今回は目をつぶってあげるわよ」

上条「沈利さん・・」

きっぱりと上条の心に自身の思うことをつきつけ麦野は背中からぎゅっと上条を抱きしめる

麦野「当麻だって私だって悟りを開けるくらい人生長く生きてるわけじゃないんだしたさ。少しくらいなら間違ったことしてもいいじゃないの」

上条「でもさ、あんなにかわいい麻利のこと頭から完全に消してたってのはその」

これだけ反省してくれるってことは私も麻利も愛されてるってことよね、なら許してあげるってのにもう!

口篭りまたも果てしない自己嫌悪に陥りそうな上条を抱きしめる手に力をこめて麦野はきっぱりと言い放つ

麦野「当麻が気持ちを私に向けてくれたんだから私はそれでいいの!だからそうやってうじうじ悩まない!わかった?」

上条「え?」

麦野「え?じゃないわよ。当麻はさっき私のことを激しく求めてくれたけどそれで私と麻利が不幸になるわけじゃないでしょ?」

上条「えっと・・・」

予想もしていなかった反撃に思わずたじろいでしまう上条をよそに麦野は上条の背中に額を押し当てその背中を火傷させんとばかりに強く気持ちをこめる

麦野「そのくらい私のこと愛してくれてるんでしょ?」

上条「うん」

弱弱しくはあったがはっきりと上条はうなずいた

当たり前だ。俺を包んでくれるのは沈利さんだけしかいねえんだ

背中から与えられるぬくもりに心をゆだねながら上条は自身の暗い気持ちがじっくりと確実にほぐされて解き放たれていくのを感じる

上条「沈利さんにはかなわねえなぁ」

心の底からそう思う。こんなに優しくて包容力のある女性を上条当麻は知らない

麦野「もっと自信を持ちなさい。そんなに情けない顔してると麻利がそっぽ向いちゃうわよ?」

上条「それは嫌だ」

麦野「なら、しゃきっとするのね」

上条「うーん・・・」

妻のぬくもりを感じながら上条は冷静になった頭で考える

しゃきっと・・・ って言われて俺の何をしゃきっとさせるかってことだけど

上条「沈利さん、さすがに俺はもうこの時間帯に沈利さんを求めるようなことはしねえよ。頭を切り替えてまずは麻利にただいまを言う」

こんなことしてる場合じゃねえ、まずは麻利の父親としてちゃんとしねえとな

先ほどまでの愚行を猛省し、まず愛する娘のためにと張り切る上条であったがそんな上条の耳元に悪魔の甘~~い囁きがそっと息をふきかける

麦野「ねえ当麻、当麻は年上のお姉さんが好みなのよね?」

当麻「はい?」

いきなり何を言い出すんですか?今はそういうことを考えている場合ではないのでしてえっと・・

少々の動揺を見せながら悪魔にその意図を問いただす上条であったが突然の不意打ちに覚悟を決めたはずの心は確実にゆらぎとほころびをみせていた

麦野「当麻のかばんの中にメモと一緒にえっちな本とDVDが入ってたんだけど」

上条「ぬなぁっ!!」

そんな馬鹿な!同棲することが決まってから処分できるものは処分したしどうしても諦めきれないものは涙ながらに親友(とも)に託したから沈利さんの目に触れることは無いはずなのに!

万全の対策をしていた上条であったがその心はますますゆらいでいた。そんな馬鹿なと重いながらもひとつの可能性が彼の脳に重くのしかかる

麦野「預かっていたものは返す。久々かもしれないけど時間のある時にじっくりと堪能してくれい。だってさ」

つうううちみいいいいいかどくううううううん!!!!

心の中で悪友の顔が思い浮かんだ。もしも今目の前にいたらいかなる手段を用いてでも殴り倒してやるくらい上条の怒りは堪忍袋をつき破っていた

麦野「隣のお姉さんに筆卸をおねがいする僕、厳選、踏み倒されたいお姉さん、お姉さんの馬として生きる・・・」

上条「いやあああああああ見ないでえええええええええ!!!」

麦野「当麻の趣味ってこういうのなんだぁ。ちょっとM入ってる?」

上条「やめてくださいお願いですから見ないでください!そっとしておいてくださいお願いですからあああああ!!!」

あろうことか愛する妻に自信の性癖の一部を曝け出すことになろうとは!上条の心臓は一気に破裂寸前まで激しく高鳴りその心臓を駆け巡る血液は怒りで沸騰しそうなほど熱く燃え滾っていた

上条「土御門のやろおおおおおおお!!!!」

あいつ絶対にぶん殴ってやる!!ふざけんじゃねえぞあのシスコン野郎!!

先日夫の体操着を洗濯しようとした際に見つけた品々を手に取り雑誌のページをめくりながら麦野は意地悪に微笑み上条をちくちくと刺激することを楽しむ手を緩めない

麦野「隣のお姉さんのセクシーな胸に顔をうずめることができたなら僕のおち」上条「すとおおおおっぷ!!」

がばっ

麦野「きゃっ!」

公開処刑に我慢できなくなった上条はアイマスクに覆われて視界が遮られている状況にもかかわらず的確に麦野を押し倒してその手に握られた自身の愛憎品を奪い返さんと手を伸ばした

上条「返してください!それは沈利さんが見ていいものじゃないんです!!」

麦野「あ、ごめんごめん、当麻のかばんの中に入ってたからつい目を通しちゃったのよねー」

上条「うわあああああああああ!!!」

思わず悶絶する上条。体中に変な汗が浮かび上がる気持ち悪い感触に包まれながら何とか妻の目に自信の宝物を触れさせまいと模索するのだがそんな気持ちを知ってか知らずか

麦野はまたも押し倒された状況でうーんとしばし頭をひねってとんでもないことを口走る

麦野「当麻が金髪好きなら染めてあげよっか?」

上条「ぶふうぅっ!!」

やめてくださいマジで!!たしかにその本とかDVDで興奮しますけど沈利さんにそんなことはしてほしくないんですってば!!

作られたシチュエーションと目の前の壊したくない現実との違いをあれこれと頭の中で構築しながら上条は妻の腕をつかみその先にあるものを奪い返さんと躍起になる

上条「沈利さん!お願いですからそれはそっと閉じて俺の机の引き出しに仕舞っておいてください!」

麦野「って言われても本はあらかた目を通しちゃったのよね」

上条「なんですとおおおお!!!」

麦野「ページの端々に付箋が貼ってあってさ、どういうポーズがそそるとかどういう下着が好みとか」 上条「ちくしょおおおおおおお!!!」

叫ばずにはいられない、自身の胸に仕舞っておきたいものを全て曝されたこの気持ちは何かにたとえろというのが無理な話だ

今この場ではどこにぶつければいいのかわからない怒りに全身を震わせながらも歯を食いしばり妻の手から己がリビドーを吐き出してきたコレクションを取り戻そうともがく

上条「頼むから!頼むからそれ全部俺に返してください!!

麦野「別に取り上げるつもりは無いわよ。当麻も男の子なんだからこういうの持ってていいわけだしこういうので興奮しても私は気にならないもの」

上条「俺が気にするんですよ!!ものすっごく気にするんですよ!!」

麦野「ふーん」

そりゃ確かにこういう雑誌や映像に出てくる女の人たちほど私はグラマーじゃないしフェロモンも出してないけどさ。少しは当麻が喜ぶことしてあげたいなって思ってもいいでしょ?

麦野「お腹が戻ったら当麻の好きな下着つけてあげるけど何色が」上条「だからそういう問題じゃないんですってばああああ!!!」

自信の隠し通したいものを暴かれてしまった以上上条はとてもじゃないが冷静ではいられなかった。何が何でもごまかしたいしこれ以上愛する妻にそのことをつつかれたくもなかった

上条「それはもういいですから!お願いですからそれを手から離してください!」

上条当麻は心の底から本気の感情を露にして妻に懇願した。これ以上の辱めを受ければとてもではないがまっすぐに彼女の顔を直視できそうになかったからだ

ちくしょおおおお!!!土御門おおおおおお!!絶対にぶん殴ってやるからなああ!!

悪友を恨みつつも懸命に麦野の手からコレクションを奪い取ろうと絡み合う上条。アイマスクに覆われその表情はよくわからないがおそらくその目にはいささか涙が溜まっていることであろう

麦野「こらこら、私にのしかかってそんなに暴れないの。痛いわよ?」

上条「お願いですから返してくださいよぉ!」

麦野「わぁ」

まさかここまでだらしなくなるなんて思ってもみなかったわ。そんなに恥ずかしいのかしら?

予想以上に激しい抵抗を見せる上条に驚きと戸惑いを感じつつも雑誌のモデルに目をやる麦野

これはさすがに恥ずかしくてできないけど付箋には興奮度MAXって書いてあるのよねえ・・・

これやると当麻も苦しいと思うしうーん・・・いつかやってあげる日がくるのかなぁ

男の顔面に堂々と腰を下ろす雑誌の中のモデルに目をやり顔が熱を帯びてくるのを認識sながら麦野は自身が愛する夫にそれをしている姿をイメージする

うわぁああああ!!無理無理無理無理!!こんなの絶対無理!!

麦野の体の上でもがきわめきながら必死でそれを隠してしまおうとする上条のぬくもりを感じながらそっと彼の手に雑誌を握らせてやる

上条「わっとと!」

麦野「はい、返したわ」

上条「えーっと、まだありますよね?」

麦野「うん、DVDも雑誌もベッドの横の引き出しの中に入ってるわよ」

上条「ぐぬぬぬ」

ぎりぎりと耳まで真っ赤にしながら歯軋りをして悔しがる上条のしぐさに笑いをこらえながら麦野はベッドから立ち上がる

麦野「麻利起きちゃってるしほっといたらまた泣いちゃうかもしれないからさ。私麻利とシャワー浴びてくるわね」

上条「ん・・えと・・ ごゆっくり」

ふふふ、かわいいやつめ

かろうじて声を絞り出す上条を尻目ににやにやと笑いながら麦野は寝室を後にする

がちゃっ ばたん

さーて、一人にしとくと寂しいだろうからたまには私と一緒に朝風呂ってやつをやろうじゃないか

ぼーっと宙を見ていた愛しい娘をそっと抱え上げ麦野はゆっくりとバスルームへ向かう

麦野「麻利はきれい好きだからお風呂嫌じゃないわよね?」

麻利「あうぅ!」

麻利が熱中していた何かを邪魔してしまったことに対する抗議なのかお風呂が嫌なのか、待ちくたびれたことに一言文句が言いたかったのか

彼女はまるでいやいやをするように一言声を荒げて手足をばたつかせた

麦野「こらこら、暴れない暴れない。そんなに抵抗してもお風呂でちゃぷちゃぷはやめてあげないんだからねー」

麻利「ぁいい!」

母の言葉に返事をしたのか更なる抗議をするのかまたも声を荒げる麻利をみつめて麦野は確信したかのように小さな背中をさする

麦野「そんなににっこりされると私までうれしくなるじゃない。こうなったら心行くまでお風呂を楽しもうじゃないか」

ぎゅっとその胸に愛しい娘を抱きしめ暖かいぬくもりを感じながらうきうきとバスルームの扉を開ける麦野

まだ午前中とはいえ風呂上りにはこのまま同じベッドで心地よく寝入ってしまいそうなくらい穏やかな暖かさが麦野の胸の中に膨らみ溢れていた

上条「あーーくそっ!!ちくしょおっ!!」

一方で一人寝室に取り残されていた上条は先ほどとはまたちがった理由で憤っていた

何であれもこれもそれも見られたくないもの全部沈利さんにしっかりと見られてんだよ!!

愛する妻が部屋を出てからそっとアイマスクをずらし彼女から奪い返したコレクションを確認し一気に陰鬱な気持ちに沈む上条

上条「くそっ、土御門のやろお・・・」

麦野に指摘された通りにベッドの横の引き出しを開けると、そこには一年以上前に悪友に預けた彼の秘蔵のコレクションの数々が久しぶりの再会を喜ぶかのように盛大に出迎えてくれた

上条「ぬがああぁぁ・・・」

怒りと悲しみと猛烈な恥ずかしさが上条の胸の中で暴れまわっていた

絶対にゆるさねえぞあいつ

油断すると彼の身体を突き破りそのまま支配されてしまいそうなほど強い衝動

上条「あああーー・・・ くそぉっ・・」

今はかろうじてなんとか抑えて飲み込もうとはしているが仮に今ここに悪友がいたのならその拳はうなりを上げて襲い掛かりつつも、その瞳からは何とも言えない虚しさが零れ落ちていたことだろう

上条「とりあえずこれどうすっかなぁ・・・」

ひとまず回収したコレクションをどうしようかと考える。麦野が麻利とシャワーを浴びているとはいえこれらを再び視聴しようなどという気は全く起こらないしかといって処分するには惜しすぎる

これも悲しい男の性なのだろうか、確かに妻以外の身体を知らないし求めたいと思うことはないのだがそれとこれとは別なのだ

一方通行に土下座すればすくなくとも黙って預かるくらいはしてくれるよなあ

以前ならどう考えてもあり得ない選択肢である。そもそも麦野は上条がこれを所持していたところで麻利の目に触れなければ特に咎めるつもりはないのだが彼としてはそうもいかない

今すぐあいつの家に行くか?いやいやあそこには打ち止めも番外固体も黄泉川先生も芳川さんもいるんだ。そう簡単にはいかないかもしれねえよな

うーんとうなりながら上条は本気で一方通行に預ける方法を模索しつづける

うちに来た時は無理だしやるとしたらこっそりどこかに呼び出してだな

さきほどこの場所で妻と熱く情事を重ねた人物とは似ても似つかない様子で上条は身もだえ苦悩していた。

数え切れないほど命のやりとりをしてきた上条がかつて無いほど真剣に顔を歪める姿は彼の秘蔵のコレクションの表紙を飾る金髪碧眼の美女でさえ笑い出しそうなほど滑稽なものであった

休憩します 夜中にもう少しできるのではないかと思いますので

>>128
>>130
こうですか?

>>129
軽く読んでみました。母乳ネタとは予想外でした


少しだけですが続けたいと思います

上条「腹へった」

よく考えたら起きてから何も食べてねえや

秘蔵のコレクションをひとまず通学用の鞄に押し込み冷静さを取り戻したところで自身の空腹に気づいた上条は昼食まで二時間程というこの状況に何か口にするものを物色すべくキッチンへと足を運んだ

上条「おにぎりと漬物とかでもいいんだよなあ」

の作った味噌汁が残ってればベストなんだけどなぁ

ぱっとキッチンを見回し食べられそうなものがありそうなところに目をやる。コンロに置きっぱなしの鍋と買い置きのパン、保温状態に入っている炊飯器を見つけたからとりあえずこの空腹をなんとかすることはできるだろう

まずは鍋だよな、何が入ってるんだ?

真っ先にコンロの上の鍋の蓋を開けると中にはなにやらやたら黒い色をした液体の中に肉と野菜と魚が不揃いな形で放り込まれていた

間違いない、これは打ち止めかフレメアあたりが作ったものだ

おたまで中身を少しすくって鼻をちかづけにおいを確認する

さすがにうちに毒物はないから刺激臭はしないけどんー、ほんのり焦げ臭い?

上条「この黒いのは醤油だけじゃなくて焦げも混じってるせいか」

あの二人が意気揚々とオリジナル料理とのたまって適当に放り込んで大火力というのが容易に思い浮かぶ、実年齢2歳にも満たない番外個体がその輪の中にいたかどうかは疑問だが少なくとも精神的にはあの二人よりも落ち着いている彼女がいればもう少し何とかなっているだろう

たっぷりと残っているところをみると味がひどくて誰も手えつけなかったんだろうな

だが怖いものみたさもあってか腹が催促したためか上条は小皿に汁を少し注ぐとそっと口に運ぶ



上条「ぶふっ!!」

しょっぺえっ!! にがっ!!

スプーン一杯分程度の量でしかないのだがその破壊力は抜群だ。少量しか口に入れなかったのが幸いか、これがもし丼であったらうっかり中身をぶちまけていたかもしれない

上条「うええぇ、これでもかってくらい醤油ぶちこみやがって、これだけ入れたら醤油がもったいないだろうが」

とにもかくにも口の中に広がったのは日本人の愛する醤油の味、その独特のしょっぱさと風味、あとはこげによる少々の苦味だろうか

上条「これどうするんだろうな?さすがに手を加えないとどうしょうもないぞ?」

いかに空腹とはいえこれをこのまま盛り付けられてにこやかに召し上がれと言われたところで上条は進んで箸をつける気にはなれないだろう

仮に沈利さんがこんな料理作ったとしても・・・ いや流石に失敗してもここまではひどくねえけどさ。沈利さんなら絶対に俺の目に触れるところには置かないもんな

ふと同棲を始めたばかりの頃を思い出す。たまにしかしてなかった料理が日々の日課になるのだからと料理本や上条の母から教わったレシピを参考に台所に立ち続けた麦野だが稀に失敗することもあった

当然彼女のプライドがその失敗作が上条の口に運ばれることを良しとするわけがなく、上条には何事も無かったかのように作り直したものを差し出し自身は影でそれをきちんと始末していた

自分の料理と彼女の料理が別々の鍋から盛り付けられているのを偶然目撃した上条に問い詰められ苦々しく失敗したとつぶやく彼女に俺も一緒に食べると提案し激しい口論になったことは今でも鮮明に思い出される

俺も食べるって言ったのに頑なに拒んだんだよなぁ、今じゃそういうこと無くなったけどさ

互いに支えあっていかねばならないのだからそういうのもわかりあいたいという気持ちと恥ずかしいしみっともないからそのようなものは曝したくないという気持ち

あの時お互い譲らないからくじ引きで決めたんだっけ

麦野が上条の妻でなく彼女のお腹に二人の命が宿っていなければ二人は間違いなく戦闘状態に突入していたであろう。信念をかけてその右拳を数多くの人間に叩き込んできた上条なら状況次第ではためらいはすまい

で、俺が勝って同じもの食べたんだよな。沈利さんは失敗したって言ったけどあれで失敗っていえるか?

麦野が失敗と言っていた料理をいくつか思い出してみるものの多少焦がしてしまったり出汁を煮立たせすぎてしまったりといった程度でとても食べられないものが出来上がったことはない

今考えるとお互いあんな小さいことで熱くなっちまってたんだよなあ、恥ずかしい

頬が少し熱を帯びてきたところで気を取り直して別のものを探すべく冷蔵庫に目をやる

何かおかずになるものあるだろ

がちゃりと扉を開き中に目をやる

んーと、卵があるから卵かけごはんができて、後は作り置きの和え物とか、ベーコンに日を通してもいいからベーコンエッグでもいいな

ご飯はある。パンもある。コンロの上の鍋は例外だが腹をいくらか満たすには申し分ないことを認識した上条は先日作った和え物と卵を取り出しそっと蓋を閉める

シンプルに和え物をおかずに卵かけご飯でいいか

そうと決めると手早く器に卵を割り炊飯ジャーからいつもと同じ量のご飯を茶碗によそう

欲を言えば味噌汁が欲しいところではあるが娘と一緒にシャワーを浴びている妻にお願いするなんてことはとてもではないができるわけがないのでこのチョイスで我慢する

そういや梅干もまだまだあるしこれで足りなかったら海苔まぶして茶漬けでもいいな

天草式の神裂お手製の一品は非常に酸味が強く麦野も気に入っている一品である。負い目を感じている彼女たちは上条の今の生活をサポートせんとあれこれ気を使って差し入れをしてくれていた

今度丸坊主の建宮とか連れて遊びに来るって言ってたしな。どんな面になってるか楽しみだぜ

和え物を口に運びながらあの剛毛の建宮の坊主姿を思い浮かべてにやりとする上条

おもいっきり笑ってやるから覚悟しろよ

ご飯をずずっと口に運んでいるとバスルームのドアが開く音がすることに気づく

上条「あれ?もうシャワー終わったのか」

いつもの妻の入浴時間から考えると大分早いことに疑問を感じつつさらに箸を進める上条の元へ彼女の軽い足音が近づいてくるのを感じる

麦野「当麻、次いいわよ」

上条「はい?」

あまりのことに面食らってしまった。シャワーを浴びて濡れた身体の水滴をそこそこぬぐった上にバスローブと濡れた髪をタオルで巻き上げた状態の麦野がキッチンまで来ようなどといくらなんでも想像することはできなかった

麦野「あ、ご飯まだだった?」

驚く上条のことなどお構い無しに麦野は彼の食事風景に目をやる

上条「ん、ただ昼があるから軽めにだけど」

軽めか、ならお昼はしっかりと食べてもらわないとね

麦野「鍋の中のやつだけど」 上条「ありゃ無理だ」

麦野「味見してみたのね?」

上条「汁を一口含んで吐き出しちまった」

麦野「やっぱりか、昨日打ち止めとフレメアが当麻のためにって作ってたんだけどねー」

上条「だと思ったぜ。いくらなんでもひどすぎるぞあれ」

麦野「焦げ臭いなと思った時にはすでに手遅れだったわ」

絶対に大丈夫だと言うから任せたのだがそれが大きな間違いであったことは鍋の中を見てすぐに思い知らされた

その状況に周囲は沈黙していたのだが当の二人はめげずにおいしければ問題ないと言い張り “いやいや超あり得ませんから絶対無理です” という絹旗の言葉を無視し勢いよく口に含んだかと思えば

ある意味期待通りにおもいっきり吐き出した。あーあとつぶやきせっせと濡れた床をぬぐう絹旗を横目にその二人仲良く両目に涙を浮かべながら

自分たちは悪くない!きっとこれはたまたまうまくいかなかっただけだ!

ときっぱりと断言されてはもう返す言葉は何も見当たらなかった。

とりあえず反省のかけらも見当たらない二人は一方通行とフレンダがそれぞれ責任を持って指導するということで落ち着きはしたものの一見黒おでんに見えなくもないが確実に違うこの煮物は誰一人手をつけることなく放置されたままであった

つーか、どっちか責任もって持ち帰れっての。鍋は今度返してくれればいんだからさ!

心の中の叫びは決して間違いではないと思う。そんなつもりは全く無いがおいしく調理してもらえなかった食材たちの霊を慰めるためにいくらかお布施をしてもらっても罰はあたるまい

麦野「勿体無いけど汁は捨てるしかないわ。後は中の具を取り出して汁気を切って再利用してみるわ」

上条「そっか、じゃあ俺も後で手伝うよ」

麦野「ありがと。それ食べたら私が洗うからシャワー浴びてすっきりしてきてね」

上条「その前に髪とか身体とかよく拭いたほうがいいんじゃねーの?」

麦野「バスルームから出てもできることでしょ?汗かきっぱなしの当麻を待たせちゃわるいもの」

上条「そっか、ありがと。沈利さん」

先ほど激しく肌を重ねた際にかいた汗は一応タオルでぬぐいはしたが麦野の言う通りシャワーを浴びたほうがはるかに衛生的であろう

じゃ、ちゃっちゃと食ってご好意に甘えるとしますか

麦野「さて、麻利はおとなしく待っててくれてるかしら」

タオルでくるんでるだけだから動きづらいだろうしね

言いたかったことを伝えて足早に脱衣所に戻る麦野の背中を見送りながら上条は茶碗の中に残ったご飯と格闘する

上条「再利用って言ったってどうするんだろ?捨てるってわけにはいかねーし」

うーんと頭の中で今まで作ってきた料理を思い浮かべながらどうしたものかと思案する

醤油に漬け込んだ状態に近いはずだから基本的な味は塩だよな。だとすると

分量を間違えただけなのだから多少問題はあってもなんとかなりそうな気はうっすらとしてきた。もしこれにマヨネーズやケチャップ、バターやオリーブオイル等をぶち込まれていてはどうにもならなかっただろう

上条はまだ知らないことだが調理した二人が目指したものは和風シチュー、周囲が気づくのが早かったおかげでこの状態を保ってはいるがもしも誰も気づかないまま調理を続行されていれば上記の調味料だけでは済まなかったかもしれない

上条「俺としては細かく刻んでカレーに入れちまうのでもいいと思うけどな、手軽だし」

カレーには多数のスパイスが入っていることもあり少々難有りなものでも隠してしまえる強さを持っている

塩分が気になるけどあの汁飲むわけじゃないからいいか

頭の中で一つの案を思いつきぐっと茶碗を持ち上げ残りのご飯をかきこむ

上条「ふう、ごちそうさま」

誰に言うでもなく手をあわせてさっと立ち上がり流しへ食器を運ぶ

あ、そういえば沈利さん洗いものの途中だったんだ

流し台には洗いかけで泡が少し残った食器が置かれたままになっており、自身が強引に麦野を寝室に連れ込んだことを思い出して深く反省する

だっていうのにまた洗い物増やしてるんだよなぁ、しかも当の俺はこれほっといてシャワーって

上条「しょうがない、昼の後片付けは全部俺がやろう」

愛する妻に対する贖罪の気持ちをこめてそう決意した上条。麦野は特に気にしてはいないのだがそれでは自身の気が収まらない

紅茶とか淹れてあげよう。沈利さんが好きなお菓子買ってきてそれで午後はのんびりしてもらうんだ

よし と小さく気合を入れて食べ終えた食器を水に浸すと先ほどの格好のまま腕に麻利を抱いた麦野がキッチンへ入ってくる

麦野「麻利、パパよ」

麻利「うぅ」

上条「ま~り~ ただいま~」

今日初めて見る娘の顔は風呂上りということもあってか顔をほんのり赤く染めていた

上条「よし、麻利に触るのはきれいにしてからだ」

麦野「早く入っちゃって。ついでに洗濯機もスイッチ入れるから」

完璧だ。俺がシャワーを浴びることで今身につけてるものもまとめてきれいにできるってことか

上条「あ、干すの俺やりますから」

麦野「いいの?私がやるつもりだったけど」

上条「俺がやりますから、だからスイッチだけお願いしますね」

麦野「どうしたのかしらね麻利、パパが張り切っちゃってるわよ?」

麻利「あぁぅぅ」

麦野「ほら、麻利も不思議がってる」

生まれてから四ヶ月になろうかという麻利に麦野と会話することは当然不可能なのだが麦野は娘の発する声を会話として受け止めて自分勝手に解釈して麻利と接している

上条「今そういう気分なんだよ。だからパパがシャワー浴びたらいっぱい遊ぼうな」

麻利「あー」

麦野「あはは、変なとこ見てる」

タイミングが悪かったのか麻利は上条のほうではなくあらぬ方向を見て手を泳がせている

麦野「もしかして嫌われたかー?」

上条「やめてくれ、涙出てきちまう」

二人のやりとりにあははと笑いながら麦野は軽く冗談を言うが娘を愛する上条は一瞬自身が麻利に嫌われる姿を想像してすぐにそれを振り払う

麦野「パパ泣くんだって?どうする?」

麻利「うぅ」

もちろん腕の中の娘が答えられるわけはないのだが割りと本気でショックを受ける上条の様子に問いかけずにはいられない

麦野「何何、パパが無断外泊したから一週間口聞いてあげない?麻利は厳しいなあ」

上条「沈利さん、マジでやめてください」

麦野「しょうがないわね、今日のところはこのくらいにしてあげるわ」

麻利「あぃ!」

麦野に同意するかのような絶妙のタイミングで声を荒げる麻利に上条は数年後の自分をイメージする

女二人を前に肩身の狭い思いをしながら会社と家を往復するサラリーマン・・・

上条「・・・・」

ちがう、俺達はもっとハッピーになってるはずだ。そんな不幸はこの俺がぶち殺してやる

しなくてもいい妄想をしてすぐにそれを振り払い気持ちをしっかりと立て直す

上条「待ってろよ!すぐに身体をきれいにしてくるからな!絶対に嫌われたりしねえぞ!」

と、意気込んでバスルームへ足を進める上条の背中を麻利と二人で見送りながら麦野は優しく娘の頭を撫でる

麦野「パパは麻利大好きだってさ。よかったわね」

麻利「ぷぅ」

よかったわ、本当に、本当に・・・

ふと、考えなくてもいいことをまた少し考えてしまう。このまま三人仲良く、順調にいけば数年後には新しい家族も増えることになりそうなのだが頭の中に嫌なものが取り付いてしまう

もしも・・・ 当麻が・・・

今日はここまでにします

うとうとして何度か意識が途絶えなが続けてきましたがも今からこの勢いで海釣りに行ってきます

関係無いけど大きなのがつれたら写真とってきますのでお楽しみに

続きは月曜日か水曜日になりそうなのでお待ちください。それでは

鯨でも釣ってきてくれ乙


釣果も期待

>>157
>>159
見事に坊主でしたが炭火で肉焼いて食べたので楽しかったです


今日ものんびりやっていきます

麦野「さて、この真っ黒な煮物をなんとかするとしますか」

麻利「ぁい!」

麦野「ん~?応援してくれるの?」

麻利「・・・」

さあやるかと意気込んだタイミングで声をあげた麻利が自身を応援してくれるものと感じた麦野はキャスターつきのベビーベッドの上でじっとこちらを見つめる娘に微笑みを返す

ならやってやろうじゃないか、麻利はまだご飯食べられないからわからないだろうけど私の料理はいつも当麻がおいしいって言ってくれてるんだぞ?

麻利「・・・あー」

麦野「そうか、私のがんばる姿が見たいか。ならいやというほど見せてあげようじゃないか」

麻利「・・・」

ここに肘が乗せられるくらい大きくなったら麻利にも料理を教えてあげるからね?嫌だって言われたらしょうがないけど料理好きな子になってくれるとうれしいなあ

頭の中で大きくなった麻利と料理をしている自身を想像する。まだまだ先のことではあるのだが一緒に楽しく料理をすることができたらどんなに幸せなことだろうか

ちゃぷっ

麦野「出てくる出てくる。火が通りきってないままの大根、ジャガイモ、人参が。肉と魚も中途半端だし今が夏じゃないのが幸いね」

打ち止めとフレメアの二人が和風シチューを目指した煮物?の中からひとつひとつ具を取り出しボウルに乗せたざるに丁寧に乗せていく。まずはこの黒い汁の中から食材と救出作業が第一だ

グリーンピースを入れないところがフレメアらしいわね。シチューって言えば入れる人は入れるんだぞ?

ふふっ

嫌いなグリーンピースを皿の隅っこによせるところを鯖缶をつつく姉にたしなめられていたことを思い出し自然と吹き出してしまう

麦野「私も鮭弁当食べること多かったけどさ、いくらなんでも缶詰あけてそのままつつくってのはあんまりよね~」

麻利「あ~~」

麦野「ん?あの金髪の大きいほうが鯖って魚の料理ばっかり食べてたって話よ?」

麻利は麦野のほうではなくあらぬ方を見て声をあげたのだが鍋に視線を釘付けにしている彼女はそれに気づかず娘との会話を楽しむ

ちゃぷっ

麦野「よし、これで最後かな?」

鍋の底にこびりついていた鯖の頭をはがしてざるにそっと置く。フレメアが姉のことも考えて入れたのだろうが鯖の入ったシチュー等見たことも聞いたこともない

身をほぐして入れるってのならまだわかるけどぶつ切りにしてそのまま入れるやつがあるか?

率直な疑問を抱きながらとても飲めたものではない汁をばしゃばしゃと排水口に流しこむと、徐々に無残な状態の鍋底がその姿をさらしだす

麦野「うわぁ、こりゃひどい・・・」

あまりのひどさに思わず声をあげる。あの二人がやったのだから納得といえば納得なのだがこれを何とかしなくてはならないことを考えるとかなり気が滅入る

これ絶対に元通りにはならないわよね

はあとため息をついてひとまず鍋底を水で浸す。具体的な解決方法はあとで模索することになるのだがここでふと麦野の頭にあることが思い浮かんだ

麦野「第一位様にベクトルで何とかしてもらうってのはどうだ?」

完璧ね。これやったの打ち止めとフレメアなんだから保護者の一人が責任を取るっていうのが筋ってもんでしょ

そんなことを一方通行に話せば確実に睨まれ舌打ちをされるだろう。場合によっては怒鳴られるかもしれない

麦野「麻利も一緒におねだりしてみる?そうするときっとやってくれると思うのよね~」

麻利「・・・」

振り返り麻利に語りかける麦野の頭の中では彼女と麻利にみつめられた一方通行が眉間に皺をよせながら鍋底のコゲをきれいに落とす姿が思い描かれた

その様子を打ち止めと番外個体の二人がにやけながら見守る姿もおまけして。だ

麻利「・・・」

問いかける母の声に反応したのかそうでないのかじっと麦野をみつめたままおもむろに足をばたつかせて腕を振る麻利

麦野「そうかそうか、おもしろくてわらいころげちゃうか、麻利は感情豊かな子だなあ」

これから徐々にお座りができるようになりはいはいもできるようになるための特訓であることは麦野にもわかるのだが自分に何かを伝えるためにやっていると解釈するほうが楽しいのである

そういえば私はよく知らないけど番外個体って普段あんなに顔ほころばせて笑う子じゃないんだっけ?

ここに遊びに来るようになって何度目かの時に一方通行がそんな風に言っていたのを思い出す。

 ”性格の捻じ曲がったあいつがあのガキと同じ面するなンざ何の冗談だ?”

性格の捻じ曲がったねえ・・・ 顔ほころばせて麻利と一緒にいるところしか知らない私にはそっちのほうが想像できないよのね

麦野「私も性格云々についちゃ人にどうこうとは言えないからなぁ ”アイテム” の時とかひどかったし」

あの頃の自分が目の前にいたら絶対にぶん殴ってるだろうなあ、殴ったくらいで何とかなるとは思えないけどね

学園都市の暗部組織のリーダーとして日々裏家業に従事していた時のことを思い出す。残虐でプライドが高く自信過剰気味な自分

麦野「あの時の私が映像で残ってないことを祈るばかりだわ。恥ずかしいのは何より・・・」

依頼とあらばためらうことなくターゲットの命を散らしてきた事実はこれから先何をしようと無かったことになどできない

でも反省とか後悔とか言い出しても始まらないのよね、結局のところ私自身の問題だし、それに当麻がこんな私のことちゃんと受け止めててくれてるのよね

麦野「暗部の話されてあれだけあっさり納得されるとは思わなかったけど」

先ほどの情事でかいた汗を流すべくシャワーを浴びている上条のことが頭に浮かぶ

同棲する前に自分が何をしてきたかをきちんと話した時、上条当麻は驚くほどのんびりと麦野の話に耳を傾けてあっさりと

 ”大丈夫、俺も下手したら誰かを殺しちまってただろうから。気にするなってのは変だけど大事なのはこれからじゃないか?”

その言葉に麦野は目を丸くし心の底からあきれたものだ

麦野「でもま、そういう当麻と一緒だから私は今こうして幸せに暮らすことができるのよね」

あのままあいつらと ”アイテム” 続けてればどうなってた? どう考えても私は家庭築いて専業主婦なんてことはできるタイプじゃなかったはず

出会いの形は最悪の部類であるし麦野自身もなるべくなら思い出したくもないのだが結果として愛しい娘を授かり優しい夫を伴侶とすることができている

麦野「麻利、生まれてきてくれてありがとう。これから先どんなことがあっても私は麻利を守るからね?」

麻利「あ~~~ぷぅ」

麦野「どういたしまして?はい、おっしゃるとおりでございます」

塗れた手をエプロンでぬぐいそっと麻利の頭をなでる

麻利のおかげだよ。私がこういう幸せな日々を送れるのは

麻利「ぁぃい!」

麦野「ん?くすぐったい?」

麻利「きゃぃ!」

麦野「あっはっは~ 嫌がっててもやめてあげないぞ~」

うれしいのかやめてほしいのか声を大きくする麻利の頭をなでつづける麦野

番外個体が無邪気に笑うのもしょうがないでしょ。私と当麻の麻利は最高にかわいいんだから

夫に負けないくらいの親馬鹿な心を抱く麦野の表情は以前の暗部時代からは全く想像もつかないくらい優しく柔らかい表情になっている

麦野「さて、さっさと続きをやっちゃいますか」

麻利「ぷぅ」

麻利の小さく暖かい頭をなでる手を止めさっと立ち上がり鍋から救出した食材と向き合う麦野

麦野「焦げてる部分を取り除いて細かく刻んで、たっぷりのクリームソースとチーズでグラタンにしちゃおうかな」

しょうゆの味とコゲの香りを隠すには味の強いものに包んでしまうのが一番である

幸せに顔をほころばせながら包丁を片手に食材をひとつひとつ処理していく麦野。だがまた頭の中をよぎるものにふとその手を止めてしまう

私は今幸せ。麻利も多分幸せ。でも・・ 当麻は?

さっとシャワーを浴びてバスルームを出るとキッチンのほうからリズムの良い包丁の音が響いているのに気づく

上条「お、さっそくやってるな」

俺はカレーかなって思ったけど沈利さんはどうするんだろ?まあできてからのお楽しみってとこかな で

昼食に期待を膨らませつつ自身の役割である洗濯機に目をむける。上条がバスルームに入った後すぐに麦野が洗うものをまとめて放り込んでスイッチを入れたのだが

上条「まだすすぎの段階か、しょうがねえっちゃしょうがねえか」

それほど時間が経っていないこともあってか洗濯機はまだまだこれからといった調子でその機体をフル稼働させている

こりゃあと20分くらいはかかるよな なら

上条「麻利とちょっとの間だけ一緒に遊ぶか」

そうつぶやいてさっと服を着る上条の頭の中ではおもちゃに喜ぶ愛しい娘の姿が映し出されている

今日はぬいぐるみ触らせてみるか。そんで早いかもしれないけど絵本読んでやって

上条「麻利に絵本はまだ早すぎるって言ったんだけどな。父さんも母さんも落ち着きがねえっていうか」

当初は複雑な心境で上条と麦野を見守っていた刀夜と詩菜の二人だがいざ同棲を始めてみると何かと気になるのか毎月のように顔を出し

麻利が生まれてからはほぼ毎週末手土産を持参してこの部屋に遊びに来るようになっていた

上条「気持ちはあわかるけど浮き輪とかどう考えてもあと2年は使わないだろ」

かわいい孫のために何かしようという気持ちがかなり大きな二人のおかげで麻利のおもちゃ箱はすでに二つ目へ突入している

この分じゃ麻利が小学生になる頃にはおもちゃ部屋が必要になるかもって話にまでなってんだよなあ

上条「そろそろ何とかしないと使わないまま存在忘れて埋もれていくおもちゃまで出てきちまう」

麻利を愛してくれるのはうれしいことなのだが何事もほどほどが一番である。娘の将来のためにもそろそろ話し合いの場を設けるべきであろう

上条「よし、着替え終わり」

うなりをあげて稼働する洗濯機をよそに意気揚々と脱衣所の扉を開ける上条

今からパパがたくさん楽しませてやるからな

上条「ま~り~」

麻利「あぁぁうぁ!」

ベビーベッドの上で天井を見つめていた麻利をそっと抱き上げてその胸に引き寄せる

上条「パパだぞ~、会いたかったぜ~」

麻利「ぷぅーう、あぁいぁぅ」

驚いたのか嬉しいのか足をばたつかせながら声をあげる麻利に上条の顔は自然とほころぶ

上条「麻利はいつ見てもかわいいなぁ」

麦野「この親馬鹿め」

食材を刻む手を止めることなく背中に語りかける麦野は吹き出しそうになるのをこらえながらそっとつぶやく

私も当麻のこと言えないんだけどね

上条「麻利、ちょっとの間パパと一緒に遊ぼうぜ」

麻利「う」

麦野「よかったわね麻利、パパが遊んでくれるってさ」

振り返り上条の手の中で、口をあけてじっと上条の顔を見上げる、麻利に声をかける

上条「沈利さん、あの煮物どうするんだ?」

麦野「グラタンにするつもりよ、クリームソースとチーズの中にしょっぱさがあるってのも悪くないんじゃない?」

上条「うん、確かに悪くないな。でもグラタンだと全部は使いきれないんじゃないか?」

麦野「そうね、だから夜は別に何か考えるわ。当麻は何かいいアイディアある?」

上条「俺はカレーがいいなって思ったんだけど」

麦野「カレーか、いいかもしれないわね」

残ったら明日の朝食べるのも有りか

麻利「ぁい!」

しびれを切らしたのか突如麻利が声を荒げる

上条「あ、悪い悪い、すぐ遊んでやるからもうちょっとだけ待っててくれよ?」

麻利「・・・・」

じっと自身を見上げる麻利の体を穏やかに揺らし上条は麻利に応える

麦野「ほらほら、待ってられないって」

上条「沈利さん、俺も後で手伝ったほうがいいか?」

麦野「ん?大丈夫よ。洗濯物もあるわけだしご飯できるまで当麻は麻利と遊んでて」

上条「じゃ、昼の後片付けは俺がやるからな」

麦野「私やるわよ?」

上条「だめだ、今日は沈利さんにのんびりしてほしいんだ。だから晩飯のカレーも俺が作る」

麦野「ふーん・・・」

罪滅ぼしのつもり?それとも夜のために体力温存しててほしいの?

上条「ん、何だよ。その怪しいもの見るような目は」

麦野「別に、期待してるわ」

上条「任せろ」

ま、どっちでもいいか。満月を見て狼になるようならまた食べられてあげようじゃないか。今夜が満月かどうかしらないけどね

ベビーベッドをリビングに移しそこに麻利をそっと寝かせおもちゃ箱からいくつか喜ばれそうなものを選りすぐる

上条「よーし、じゃあ今日はこの前買ってもらったうさぎのぬいぐるみだぞー」

麻利「・・・」

先日刀夜と詩菜に買ってもらったうさぎのぬいぐるみを麻利の目の前でちらつかせてその反応をうかがう

上条「これはなー、うさぎって言うんだ。うさぎの特徴は何と言ってもこの耳だ」

麻利「・・・」

ぬいぐるみの耳の部分を両手でつかんで開いたり閉じたりしてうさぎの特徴を一から説明する上条の様子に興味があわいたのか麻利はじっとうさぎのぬいぐるみをみつめている

上条「お、気になるか?」

麻利「ぁー」

上条「手をぱたぱたさせてるってことは触ってみたいってことか?」

麻利「あぅ」

上条「よし、じゃあ触ってみようなー」

おもむろにゆっくりと手を上下に動かし始めた麻利を見て興味ありと判断した上条はその手にそっとうさぎのぬいぐるみを触らせてみる

麻利「・・・」

上条「もふもふするだろ?本物のうさぎさんもこんな感じだからな」

って本物は生きてるわけだからもっとあったかいか

麻利「ぁぃ!」

上条「ん?」

麻利「うぅぅ ぁぁぃぃ」

上条「あれ?ぐずりだしちまった。嫌なのか?」

ぬいぐるみの感触が気に入らないのか顔をゆがめてのけぞり始めた麻利に慌ててぬいぐるみをその手から離す

麻利「ぅぅぅ・・・」

上条「悪い悪い。そうか、これ気にいらないか」

そっと茶色いうさぎのぬいぐるみを撫でてその感触を確かめる

上条「う~~ん、確かに他のぬいぐるみとは肌触りが違うような・・・」

でも正直俺には違いがわからないぞ?

麻利「あぁぁぁ・・・ あぁぁぅぅぅ」

上条「あれ?」

嫌ーなぬいぐるみは俺の手元にあるのにまだぐずってる。まさか視界に入るのも嫌だってのか?

上条「わかったわかった。このうさぎはすぐに見えないとこにやるから機嫌なおしてくれよ」

麻利「ああぁぁぁぁ・・」

上条「えっ?泣くほどか!?」

あまりのことにベビーベッドを覗き込む上条。うさぎのぬいぐるみを触らせただけで泣かれることになるとは思いもよらなかった上条は驚きをかくせない

麻利「あああああ!!! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

上条「ちょおおおおい!!どうしちまったんだまりいいいい!!!」

そんなにうさぎが嫌だったのか!なんてこった!麻利を楽しませてやるって決めたのに何泣かしてんだよ俺はぁ!

麻利「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! びゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

上条「ほら、麻利、麻利を泣かせたうさぎさんはもういないからな?な?」

ゆさゆさとベビーベッドを揺らしながらご機嫌をうかがう上条をよそに麻利は目に涙を浮かべながら大声をあげて泣き叫ぶ

上条「ああああくそっ、俺が悪かった。だから泣き止んでくれよまりいぃぃ」

麦野「おーい、どうしたー?」

愛しい娘の鳴き声を聞きつけてすぐさまキッチンから麦野がやってくる

上条「あ、沈利さん、このぬいぐるみさわらせたら麻利が泣き出しちまって」

麻利「あ゛あ゛っ!! びゃあ゛あ゛うっ!! あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

麦野「うーん、当麻、おむつ確認して」

上条「え?さっき取り替えてなかったか?」

麦野「同時におなかも満たしてあげたのよ。時間考えるとそろそろ来てもおかしくないもの」

上条が学校に行っている間常に麻利と一緒にいる麦野にとってはこの程度のことは動じるようなことではない

上条もこの数ヶ月である程度の経験は積んできたのだがそれでも彼女に比べるとそこは天と地ほどの差が開いている

上条「えーっと・・」

言われるがままに泣き叫び身をもだえる麻利の服をずらしおむつの色を確認する

ぴらっ

どれどれ・・・

麦野「どう?」

上条「ビンゴです。盛大にやっちゃってます」

麦野「じゃ、きれいにしてあげますかねー」

言って換えのおむつとおしりふきを準備する麦野を待たずに上条は手早くおむつを脱がしその惨状を目の当たりにする

上条「うわぁ・・・」

たっぷり出してくれたなあ、これも健康的ってやつか?

麻利「あ゛あ゛っ!! あ゛あ゛ぅあ゛ぁ!!!」

麦野「よーしよしよし、今きれいにしてあげるからじっとしててねー」

上条「あ、俺やるよ。貸してくれ」

麦野「んじゃまかせたわ。きれいにしたらいつものとこに捨てといてね?」

上条「おう」

麦野「私お昼の準備しとくからまた何かあったら呼んでね」

上条「わかった」

はぁ、泣き出したらおむつかおまんまかっていうのは基本中の基本だろうに

心の中で冷静に対処できなかった自分を叱責しながらも慣れた手つきで麻利をきれいにしぱぱっと新しいおむつを着せてやる

上条「麻利、きれいになったぞー?」

麻利「うぅぅぅ・・・・ うぅ」

上条「ん、よしっと」

ぴたりと泣き止むまではいかないものの徐々に穏やかになる麻利を見てほっとした上条はそそくさとごみをまとめる

また沈利さんの手をわずらわせちまった・・・・

帰宅してすぐに愛する妻に牙を突きたてその身をむさぼったことを反省し。罪滅ぼしと言わんばかりに麦野をのんびりさせようと決めたのにもかかわらず結果はこれである。上条の気持ちが沈みがちになるのも無理はない

はぁ、もっとしっかりしなきゃだめだってのになあ、この調子じゃ結局何もできないまま一日が終わっちまうぜ

心の中でつぶやきながらきちんと後片付けを済ませ麻利の元へ足を向ける

せめて麻利の遊び相手くらいきちんと勤められないと話にならないもんな

と、気持ちを引き締めた上条であったのだが

ピーーーッ ピーーーッ

上条「あ、洗濯物ほさねえと・・・」

たった今その労働を終えた洗濯機に強制的に呼び出しを食らい一気にその気持ちに水をさされたことに怒りを覚えながらも足早に脱衣所へ向かう

ああもう、さっさと干して麻利と遊ぶんだ!これ片付けちまえばもう誰にも邪魔されずに済む!

麻利と楽しく遊び麦野の作ったグラタンを食べて午後からお菓子を買いに行く、そして紅茶を飲みながら映画でも見てのんびりしよう

上条は心の中でそう堅く誓っていた

だというのに

上条「まりぃ・・・」

麻利「くー・・・」

上条が洗濯物を干し終わりさあ麻利と遊ぼうとベビーベッドを覗き込むとあろうことか愛しい娘は幸せそうな寝息を立てて眠っていた

上条「ぐぬぬ・・・」

堅く誓ってから一時間も経たないうちに盛大に肩透かしを食らってしまったことで怒りたくもなるのだが相手は愛しいわが娘

その娘が幸せそうに寝息を立てているとあれば怒りなど沸きあがることはない。なのだが・・・

上条「何か悲しい」

麻利「くー・・・」

上条「あー、あれか。日曜日はパパと遊ぼうって約束してたのに友達の家に遊びに行かれるようなあんな感じか?」

おいおいおい冗談じゃねーぞ、そんなことされたら間違いなく泣いちまうぞ俺は

麻利「くー・・・」

実際に起こりそうなことを頭の中でイメージしますます気が重くなる上条をよそに麻利は静かな寝息を立てている

上条「ああぁぁ・・・ そうやって俺と麻利との距離が広がっていくのか・・」

嫌だぁ、俺はそんなの嫌だ。俺の何がいけないってんだよおぉぉ

上条「そして迎える反抗期、そのまま悪い男にほいほいついていって家を出て結婚式には呼ばれずに・・・」

うおおおおおお!!そんなの嫌だああああ!!!

会話どころかまだまだ自分で起き上がることもできない麻利の未来を勝手に悪い方向にイメージし、その横で頭をかかえ身もだえる上条の姿は何と滑稽な話であろうか

麻利「くー・・・」

麦野がありのままを聞いたら間違いなく大笑いされるのだがそれでも上条は身悶えることを止めない

上条「俺はどうすればいいんだ、どうすれば麻利は俺の傍にいてくれるんだよおぉ」

今どれほど考えて答えを出してそれをレポートにまとめたところでその時がこなければ何の役にも立たないというのに上条はそう考えることができないくらいに泥沼にはまっていた

上条「欲しい物何でも買ってやればいいのか?いやだめだ。そんなことしたらわがままな子になっちまう」

考えろ。俺ならできるはずだ。麻利に嫌われることなく親子三人仲良く幸せに暮らしていける日々をつかめるはずだ

麻利「くー・・・」

うーん とかつて無いほど真剣な表情でうずくまる上条。今はともかく5年後10年後、今の父の姿を見ればどのような反応を示してくれるだろうか?

上条「優しくて穏やかな子になってもらいたい。俺はそう望んでるってのに・・・」

麦野「・・・えっと」

食事の準備が一段落したところで二人の様子を見に来た麦野の目に映ったのはベビーベッドの前でうなだれて身もだえしている愛する夫の姿であった

おいおいおい何やってくれてるの?これは体を張ったギャグってやつ?いきなりやられても笑うどころかリアクションにすら困るんだけど

麻利「くー・・・」

お、麻利はおやすみ中か。ってことは次起きるのはお腹がすいた時かな? で、当麻のほうは・・・

上条「まりいぃぃぃぃ・・・」

麦野「・・・・」

だめだ。やっぱりリアクションできないわ。さっきのは置いといて今回は何が原因で当麻がこうなってるのかさっぱり検討つかないっての

と、言ってこのまま放っておくわけにもいかず麦野はおそるおそる上条に声をかける

限界に到達したので今日はこのくらいにしときます。続きは日曜日を予定しています

乙、期待してます。

麦野「当麻?」

上条「あ、沈利さん」

麦野「何してるの?」

上条「えーっと・・・」

麦野「今日は自己嫌悪の日?」

上条「いやいやいや、やりたくてやってるわけじゃなくてこうなっちまうっていうか」

麦野「ふーん」

あ、やべ。俺今ものすごく呆れられてる

呆れた顔で見つめる麦野の視線に慌ててしゃきっと正座する上条

さて、ここからどう言い訳するのかしらねー?

上条「ん えっとだ、これはその」

麦野「なあに?」

こほんと咳払いをしてじっと上条の言葉を待つ麦野に慎重にあれこれと考えてはみるもののなかなかベストな言い訳が思い浮かばず四苦八苦する

ああもう、何だってこんな姿見られちまうんだ。ええい、こうなりゃやけだ!

上条「ちょっと麻利の将来を心配してしまってそれでその」

麦野「麻利の将来?まさかまた自分が嫌われてるところでも想像しちゃったの?」

上条「うぐっ!」

いきなり図星を突かれて口篭る上条に麦野ははぁとため息をついて軽く目を閉じる

図星か、なーにやってんだかねー、このパパは。まだおしゃべりもできないってのに何でこういうこと考えちゃうのかなー

上条「いや、ほんの少し、ほんの少しそう思っちまったってだけだからさ」

麦野「頭抱えてのたうちまわる状況がほんの少しなら重大な事が起こったら何やっちゃうの?」

上条「あは、ははは」

乾いた笑いで濁すことしかできないこのも仕方あるまい。先ほどの状況では事情を知らない人間が見れば何か深刻な状況に陥ったのではないかと心配されるほどである

麻利と遊べなかったことで麻利に嫌われる将来を本気で心配してました何て言ったら笑われるじゃ済まねえぞ

だが実際はこの程度。娘と遊ぼうと思ったら昼寝をしていたというだけでここまでのことができるのもひとえに娘を溺愛しているためである

麦野「麻利がかわいくてあれこれ心配しちゃうのはわかるけどさ。そんなことだと禿げちゃうわよ?」

上条「禿げる!?

麦野「そう、ストレスって怖いのよねー」

おいおいマジかよ。禿げた父親なんてもってたら麻利がいじめられるかもしれねーじゃねーか!!

麻利「くー・・・」

上条「麻利!パパは絶対に禿げないからな!だから麻利がいじめられることなんてないからな!」

麦野「おいおいおいおい」

ああだめだ。この馬鹿当麻は寺にでも放り込んで精神修行をさせたほうがいいわ

オーブンに放り込んだグラタンがいいにおいを漂わせているのにそれに気づくことなく寝ている麻利のベビーベッドを半泣きでゆする上条に呆れることしかできない麦野

でもま、これだけ愛してもらってるってことは心配しなくてもいいのかな?

たまによぎるものが気のせいであるとわからせてくれる目の前の状況に胸をなでおろし。麦野は口元をゆるませる

麻利のことたくさん愛してあげてね、優しいパーパ

上条「うまい!」

もうちょっとしょっぱいと思ってたんだけど全然そんなことないぞ

麦野「うん、案外なんとかなるものね」

自己嫌悪から立ち直りしばしのんびりと過ごした後、焼きあがったグラタンをメインに二人で昼食をとる

上条「いや、ほんとあのひどい状態からよくここまでできたもんだ」

麦野「大根のほうはどうしょうもなかったから刻んで炒り物にしたわよ」

上条「あ、これが」

なるほど、醤油のせいかコゲのせいか大根が黒っぽいな

二人の間におかれた一皿に目を向けると、そこにはごま油の香りを漂わせた炒り物が香ばしいにおいをさせていた

麦野「コゲのにおいがうっすらするだろうけどそこは我慢してね」

上条「もちろんですよ~」

グラタンの味に気をよくした上条は炒り物にも心を躍らせながらスプーンで器用に炒り物をすくいそのまま口に運ぶ

上条「ん~」

麦野「どう?」

上条「少し塩化が強いくらいでいつものとかわんねえよ」

麦野「あの二人が入れた調味料が醤油とみりんとお酒だけってのが幸いね、とんでもないもの入れられてたらこうはならなかったわ」

上条「あの二人のイメージした完成図ってのも一度だけ試してみたいけどな」

麦野「作るっていうなら止めはしないけど食べるかどうかはわからないわよ?」

上条「わかってるって。沈利さんが変な物食べたら麻利にまで影響するんだからその辺は俺がきちんと毒見するよ」

現在二人の愛しい麻利は麦野の母乳だけで育てている。当然のことだがその母乳をつくるのは麦野自身。それゆえ彼女が口にするものには細心の注意を払っている

麦野「こらこら、当麻にうっかり倒れられてもそれはそれで困るんだからね?」

上条「心得ています」

麦野「って言ってもうちには毒物なんてないから命にかかわるってことはないんだけどね」

上条「冷蔵庫も魔窟にならないように週一度処理してるからなぁ」

麦野「そうよね。油断するととんでもないことになっちゃうもの」

当麻がいない間に日々努力してるってのもあるんだけどねー

上条「俺一人だったら絶対にひどいことになってると思うぜ」

記憶無いけど一人暮らししてた時はいろんなものをだめにしちまってたんだろうな

ふとインデックスと二人で暮らしてあの学生寮で暮らしていた日々を思い出す

あいつがつがつ食うから逆に食べるものに困るんじゃないかって勢いだったからな

あれから一年以上過ぎたとうのについ昨日のことに思い出される。トラブルによる自身の入院費やらが一番の原因ではあるのだが

食欲旺盛なインデックスを満足させるというのは難しく、ただ量があるだけでは彼女は満足せずに最悪噛み付いてくることもあった

そうめんが続いた時にはかなり文句言われたもんなぁ

でもまあ俺の料理うまそうに食ってくれてたのは悪い気がしなかったけどな

インデックスのやつ、あれから会ってないけど元気にしてるんだろうか?

ふと、一年ちょっと前にイギリスへ帰っていったインデックスのことを思い出す。電話や手紙などで連絡を取り合ってはいるものの彼女が今どのように日々を過ごしているのかは上条にはわからない

機会があればイギリス旅行とか行ってみたいな。っても麻利がまだ小さいから難しいんだけど

三人で日ごろお世話になっている天草式への訪問も含めてかつて敵対し、時には共に戦った人々の顔を思い浮かべる

不思議だな。思いっきりぶん殴ったりしたやつらだってのに今すごく顔が見たい

あの戦いの日々は上条にとって決して忘れることのできない濃密な時間であり、そこで出会った人々は可能な限り大切にしていきたい気持ちは常に持ち続けている

いつか、いつかきっと会いに行こう。沈利さんと麻利の三人で

上条「後片付けは俺がやるからさ、沈利さんはちょっとのんびりしててくれよ」

麦野「わかったわ。私麻利の様子見とくからお願いね」

上条「よし、やるか」

麻利と遊ぶことは叶わなかったが昼食の後片付けをするという目標は一つ達成することができそうだ。

で、ちゃっちゃと片付けて沈利さんの好きなお菓子買ってくるんだ。ついでに見たい映画をレンタルして一緒に観よう

愛しい妻に寛いでもらう姿を想像しながら食器を流し台へと運ぶ

上条「あ、この鍋ここまで焦げついてたのか」

麦野がとりあえず水に浸けておいた焦げ付き鍋を目にする上条

そういえば重曹がいいって聞いたことあるな。帰ってきたらやってみるか

自分にできることは全てやろうとばかりにあれこれと思案する上条。その瞳にやる気をみなぎらせ洗剤をしみこませたスポンジをぎゅっと握り締める

びゅっ

上条「おわっ!」

強く握りしめたため中に残っていた水分が勢いよく飛び出し上条の腹を少々濡らす

何だよ。俺にはできないって言いたいのか?

握り締めたスポンジに攻撃されて心の中で語りかける。まるで上条の立てた計画とやる気をあざ笑うかのようである

上条「気にするな。気にしないでちゃっちゃと片付けるんだ」


 あ~~~~

 ん、起きたか、じゃあ麻利もご飯にしようね?

上条「よりにもよって俺の手が塞がってる時に目覚めるなんて俺ってつくづく間の悪い男だよなぁ」

リビングのほうから聞こえてくる声に耳を傾け、その内容に食器をスポンジで擦っていた上条が思わずぼやく

麻利もそろそろお腹すいてくるのはわかるけどさ、代われるものなら俺が沈利さんと代わってやりたいぜ

これだけは上条にはできないことであるのだからしょうがない。一応粉ミルクと哺乳瓶の用意だけはしているのだが今のところ日の目を見ていない

沈利さんの方が絶好調だからなあ

なるべくなら自分の母乳で育てたいとこだわる麦野の体は順調そのもので上条のサポートのおかげもあるのか今のところ出が悪くなったりということはない

上条「あ~、俺さっき飲んじまったんだよなぁ」

思い出すだけで胸が熱くなるのだが同時に気持ちも重くなってくる

あれだけ嫌だって言ってたのに勢いでやるなってんだこの馬鹿

自身を叱責し手に持つ皿を一枚一枚懸命に綺麗にする

 げぷっ

 えらいえらい、たくさん飲んでくれたわね

上条「この調子ですくすくと育ってほしいもんだぜ」

順調に、健康に育つ娘の様子を感じとり、心に浮かんだ純粋な気持ちをそっと吐き出す上条

上条「麻利のためにも沈利さんのために俺はもっともっとがんばらねえとな」

短いけど今日はここまでです 次は土曜日を予定しています

>>174
がんばります

上条「行ってきます」

麦野「行ってらっしゃい。気をつけてね」

上条「大丈夫だって、すぐ戻るからさ」

麦野「麻利と二人で待ってるわ」

がちゃ ばたん

上条「さて、さっさと行ってさっさと戻ってこよっと」

麻利にも行って来ますって言おうと思ったのにまた寝ちゃったんだよな、本当に今日はタイミング悪いぜ

上条が食器を洗っている最中に起きて母に空腹を満たしてもらった愛しい娘は彼が食器を洗い終わるとほぼ同時に再び寝入ってしまった

さすがに夜まで寝てるってことはないだろうから戻ってきてからいっぱい遊べばいいか。まずは沈利さんの好きなお菓子を買って

愛する妻に寛いでもらおうと麦野の好きなお菓子を買いに行くことを告げると彼女はにっこりと微笑んで ありがと と言ってくれた

で、ついでに観たいって言ってたアクション物のやつをレンタルして。行って帰ってくるのに30分くらいでいけるよな。よし

上条「帰ったら絶対に麻利と遊ぼう。ついでにさっきできなかった絵本の読み聞かせしてみるか」

さきほど身悶えていたことが嘘のように晴れやかな顔で歩を進める上条。帰宅してからのことを思い浮かべると自然と心が温まってくるのを感じる

上条「はぁぁ、今日は一緒にお風呂入れるぞ。綺麗にしてやるからな~」

昨日もその前もできなかったから今日こそは麻利と一緒にお風呂に入って体洗ってやるんだ

あれこれとやりたいことに思いを募らせながら帰宅してからの段取りをあれこれと思案してみる

えーっと、まず焦げた鍋を何とかして、カレー作って、麻利をお風呂に入れて、それで・・・

まずはやらなければならないこととそれにかかる時間を帰宅予定時間から順に当てはめていく

沈利さんと一緒に映画観て麻利と一緒に遊んでってのはタイミング次第かもな。場合によっちゃどっちかしかできないかもしれねえし

上条「その時はその時だな。沈利さんに少しでも寛いでもらえればそれでよしとするか」

紅茶もまだまだ余裕があったし他に足りないものはないよな

キッチンの戸棚や冷蔵庫を思い浮かべながら歩を進める。せっかく寛いでもらおうというのに足りないものがあっては興をそがれる

出る前に確かめたわけじゃないけど紅茶とか砂糖とかってすぐに無くなるもんでもないから大丈夫だろ

止まることなくしっかりと目的地へ向けて歩きつづける上条

今日くらいは沈利さんにのんびり過ごしてもらわないとな

上条「嘘だろ・・・」

歩くこと十数分、愛する妻の喜ぶ顔を思い浮かべながら目的の店まで来た上条の目に飛び込んできたのは閉じられたシャッターと一枚の張り紙

 “機器メンテナンスのため臨時休業とさせていただきます”

上条「くそっ、何でこんな時に限って・・・」

どんっ とシャッターを拳で軽く叩きがっくりとうなだれる上条

何もここのお菓子でなければ麦野が喜ばないというわけではないのだがどうせなら彼女が好きなものをと考えていただけに失望感は大きい

ああちくしょう、何だよこれ。せっかく沈利さんに喜んでもらったってのに何でこうなるんだよ!!

と、握る拳に力を入れてもシャッターが開いて店員がいらっしゃいませと出迎えてくれるわけではない。わかってはいることなのだが・・・

上条「はぁ、しょうがねえ、映画だけでも借りてこねえと」

苛立ち叫びたくなる気持ちをぐっとこらえて店から立ち去る上条

ついてねえ、何でこううまくいかねえんだよ

心の中でぼやきながら次の目的地へと足を向ける。愛しい妻に寛いでもらうためにやらなくてはならないことがあれこれとたまっている状況ではひとつのことにこだわってはいられないのだ

上条「全部レンタル中だと・・・」

先ほどの店から歩いて数分、たまに利用するレンタルショップへ到着するやいなや目的の映画を探し求めてあっちへ行ったりこっちへ行ったりと探し回ってみたのだがどれも既に貸し出し中であった

くそっ 何でこんな日に限って半額キャンペーンなんてやってんだよ

忌々しげに店内に張られた“本日全品半額”のポスターをにらみつける

上条「せっかく沈利さんに喜んでもらおうと思ったのに」

心の中の素直な気持ちを吐き出すもレンタルされた映画がすぐに戻ってくるわけでもない

何で今日はこんなに空回りしちまうんだ。ついてないにも程があるぞ

出かける前のわくわくした気持ちはどこへやら、上条は深くため息をついて視線を落とす

沈利さんにリクエストまで聞いてたのにこの様かよ

愛しい妻に心から寛いでもらいたいという気持ちが無残にも蹴散らされてしまうというのがこれほどこたえるものだと上条は思ってもみなかった

上条「このまま適当な映画借りて適当なお菓子買って帰っても沈利さんは文句一つ言わないだろうけど・・」

でもそれじゃ俺の気がすまねえんだよな

上条と出会う前の暗部時代の麦野ならいざ知らず、上条の妻となり麻利の母親となった麦野はきちんと分別をわきまえ、この程度のことでは眉一つ動かすことすらなくなった

逆に俺が慰められそうな気がする ってか絶対に慰められるな。間違いねえ

このまま帰った場合、まずにこやかにおかえりを言われて手洗いとうがいをお願いされる

麻利がインフルエンザにかかろうものなら大変だからなぁ

手早くしっかりとうがいと手洗いを済ませた後に麻利にただいまを言う。寝ているかもしれないがその時は寝顔にただいまとささやきかける

で、全滅したってことを説明すると・・・ そっか、しょうがないわ って笑って言うんだろうな

ついでに上条のために暖かいお茶をいれてくれるところまでが完璧に頭の中で再生される

これじゃいつも学校から帰ってくるのと同じじゃねえか

思わず頭をかかえる上条。愛する妻のためにと思ってここまで来たのに何もできずに帰らなくてはならないのかと考えると気が滅入ってしまう

これじゃだめだ。このままじゃ絶対に終われねえ!このまま帰ってたまるかってんだ!

頭から手を離し顔を上げる。めげていても始まらないのならば行動あるのみだ

別の店に行ってみよう。少し時間はかかるけどせめてやることやらねえとこのままじゃ俺自身が納得できねえ

決意新たに次の行動を取るべく頭を切り替える上条。午前中の愚行を心から反省はしているのだが何かしら行動と形で愛する妻へそれを伝えたい

今のところ洗濯物干すのと食器洗うのだけしかやってねえからな

のんびりしてもらいたいと思ってやっていることではあるのだが今のところたいした助けになっていないことを思い知らされる

まずはお菓子を何とかしねえとな、映画のほうはそれからだ

上条「学校の近くにあったよな。あの店の支店」

臨時休業の店と同じ系列の店が通っている学校の近くにあったことを思い出すと同時に借りることのできなかった映画がどうにかならないかと頭をひねる

駅の向こう側に一軒、学生寮の近くに一軒、あとはえっと・・

遅くならない程度に足を運べる店をいくつか思い浮かべてみる。残念ながら予定した帰宅時間を大幅に上回ることになりそうなのだがこれもいたし方あるまい

上条「さて、ちゃっちゃと駅に行かねえとな」

つぶやくと同時に足早に店を後にする上条。店を出たら駅までひとっ走りしてそこからモノレールで移動することになる

一時間ちょっと遅れるのか?でもそのくらいならまだまだどうってことないはずだ

映画を見てのんびりしてもらっている間に自分があれこれしている姿を想像する

よし、時は金なりだ。行くぜ!

上条「あー、あっちぃ」

全力で駅まで走りぬけモノレールに飛び乗って数分、運動したことと車内の暖房のせいもあり上条の額にはうっすらと汗がにじんでいた

ふぅ と一息ついてハンカチで汗をぬぐいながら座席にきちんと座りなおして外に目をやる

休みの日に通学と同じルートを通るって何か変な気分だな

平日は毎日この路線を利用しているので不安や緊張は全く感じないのだがどこかこう落ち着かない

そういや麻利が生まれてから休日はずっと家にいたんだよな

麻利が生まれてまだ4ヵ月程度ということもあって長時間の外出は難しく、出かけても近所でちょっとした食事をとる程度のものであった

通学ルートを私服で通ればそりゃ違和感も沸くか

心の中で納得してぼんやりと流れていく景色に目をやっていると、ふと窓に映る自分の顔にまたも汗が浮かび上がっていることに気がつく

上条「汗をかくことは体にとって悪いことじゃないけどこの季節だと目立ってしょうがないな」

再びハンカチを取り出して額をぬぐいそっとポケットにしまう

しかしよく考えると小学生でもないのに街中を全力疾走っていうのはかなり恥ずかしいぜ。知り合いに見られなかったのが幸いか

愛しい妻のためとはいえ思い出してみると少々顔が赤くなるのだが今ここで顔を赤くしても益々恥ずかしい思いをするだけである

上条「あーくそ、何か冷たい飲み物でも買っとくんだった」

体と頭の熱を冷ますためにも何か欲しいところではあるが生憎と車内には自販機が設置されていない

しょうがねえ、駅についたら一本買うか できれば炭酸がいいな、そのほうが体が活性化するような気がすっから

ポピュラーな赤い炭酸飲料にしようか酸味のあるレモン飲料にしようかなどとあれこれ考えているとふとまぶたが重くなるのを感じた

上条「くあぁ・・」

と、大きなあくびをひとつして自分の体が睡眠を求めていることに気づく

考えてみれば昨夜は悶々としてよく寝れなかったし朝は朝でダッシュで帰宅すると同時に麦野に襲いかかる始末である

ここまでやって眠くならないほうが無理というものであろう。徐々に徐々に自身の意識が遠のいていくのを感じる

上条「ん・・・」

あ、だめだ。寝たらだめだってのに くそ・・

頭ではそう思っていても体はいうことを聞いてはくれない。上条は眠りに落ちる体をどうにかしたいと思いながらも体は言う事をきかずにそのまま上条の意識を深いところへ引きずり込んでいった



 じょう

・・・ん?

 かみじょう

呼ばれてる?

 起きなさい

・・・嫌だ

 おい、上条

何だよ、嫌だってんだろ。ほっといてくれよ

 上条、こら

うるさい、少し静かにしててくれ

 ああもう、このっ

俺はこのまま 「起きろっ!!!」

ごちんっ!

上条「いってええええええ!!!!」

突然頭部を襲った激痛が深いまどろみの中にあった上条の意識を強引に引きずり出した

何事だ!?敵か!?魔術師か!?

まだはっきりと回っていない頭を無理やり回転させて今現在自分の身に何が起こっているのかを把握しようと座席から立ち上がる

 「ほら、起きたんならさっさと降りる!」

上条「おわっ!」

未だ状況がきちんと把握できていないのだが何者かにぐいっと袖をつかまれそのまま車外へと引っ張られていく上条

 ドアが閉まります。ご注意ください

あ、俺移動してるんだった

はっきりと聞こえたアナウンスのおかげで今自分がモノレールで移動していたことを思い出す上条。と、同時に誰かが自分の袖を引っ張っていることに気がついた

上条「あ、おい ちょっと」

慌てて袖を引く主を呼び止める。せめて今の状況をきちんと把握させてほしいものだ

 「上条」

上条「ん?」

この声・・・

 「貴様にはモノレールの中で昼寝をする趣味があるのかしら?」

言いながら声の主はゆっくりとこちらを振り返る。寝ぼけていなければ上条は一瞬でその人物が誰であるかを把握できただろう

もしも遠くからその姿を見れば、愛する妻のために行動している今の状況なら、こっそりと見つからないように距離を取ったであろう

上条「吹寄・・・」

吹寄「おはよう。でいいのかしら?ねぼすけさん」

途中ですがまた夕方にやりたいと思います

不幸だ

上条当麻は心の中でそうつぶやいた。何で休日に、しかもこの状況でクラスメイトにつかまらなくてはならないのだ

上条「吹寄さん、できれば優しく起こしてほしかったのですが」

頭突きで起こされるなんてインデックスでもやらなかったぞ?

痛む額をさすりながら抗議の声をあげる上条

吹寄「貴様が起きないのが悪いのよ」

ったく、こいつってこういうやつだよなぁ

これっぽっちも悪びれることなく断言する吹寄を前に半ば諦めた様子で周囲に目をやる

上条「ここって、学校の近くの駅じゃねーか。お前何でこんなところにいるんだ?」

吹寄「委員会の集まりよ。制服にかばん持ってればわかりそうなものじゃない?」

上条「あー」

言われてみれば吹寄は普段学校で目にするとおり通学カバンに学生服姿、そんな彼女にしっかりとした態度で接されると

今日が休日であることを忘れて自分が平気で学校をサボる不良になったような気になってしまう

上条「お前の頭突きが強烈すぎてそこまで気がまわらなかったんだよ」

吹寄「貴様が抜けてるのだけのことでしょ?」

上条「ひでえな、人を頭突きで起こしておいて言うことがそれか?俺ここ怪我してんだぞ?」

言って前髪をめくって額を見せ付ける上条。そこには先日ちょっとしたことで負傷した傷が今もうっすらと残っている

吹寄「あ、そうだったの? 昨日入院したことは知ってたけどまさか頭だったとは思わなかったわ」

上条「まあ傷はそんなに深くなかったけどさ。出血とかしてねえよな?」

大げさに血が出ただけで傷自体たいしたことなかったんだよな

吹寄「ん~」

ぐっと見せつけられた額をまじまじと見つめる吹寄、上条の額には裂傷かと思われる傷が赤く細い線を描いているものの

その傷が再び裂けたり、そこから血が滲み出てくるということは見受けられなかった

吹寄「大丈夫よ。血は出てないわ」

上条「そっか、そりゃよかった」

吹寄「何せ額じゃなくて前髪の付け根のところを狙ったもの、私のコントロールに感謝するのね」

上条「お前ってやつは血も涙も無いんだな」

もはや呆れることしかできないのだがこれまで理不尽な噛み付きや電撃を受けてきた上条にとってはため息ひとつで仕方ないと思えるものであった

吹寄「私もやりたくてやったわけじゃないのよ?貴様はゆすっても頬を叩いてもちっとも起きる気配を見せないんだもの」

上条「だからって頭突きしていいわけないだろうが」

心の底からそう思う。上条が何か特別に怒らせるようなことをしたのならわからないでもないが起こそうとして起きなかったくらいでここまでされるのはあんまりだ

吹寄「ごめんね、いつもの癖でつい」

上条「ったく」

にこやかに言うことじゃねえだろ

謝ってもらうのは悪い気はしないのだがそれをとびっきりの笑顔で言われると謝られている気がしない しないのだが

かと言って怒る気にもなれねえんだよな

吹寄「ところで上条、貴様は学校に何か用事でもあったの?」

上条「いや、学校っていうかその・・・」

吹寄「その?」

ちょっと待て、ついいつもの調子で話しちまったけど俺は今沈利さんに寛いでもらうためにここまで来たんじゃねえか!

上条「こうしてる場合じゃねえ!悪い吹寄!また今度な!」

吹寄「え?」

今自分にはやらなくてはならないことがある。それを思い出した上条はクラスメイトを置き去りに全力で改札めがけて走り出す

時間時間、あれからどれだけ経ったんだ?

走りながら首を左右に振り駅構内の時計を探す

上条「あった!」

よし、時間通りだ。頭突きは痛かったけど助かったぜ吹寄!

走ること数秒、すぐにホームの真ん中にある時計が目に入り自身がこの駅を乗り過ごしていないことに安堵しながら駆ける速度を緩めない

よし、このまま改札を全力で!!

頭の中で定期券を改札にタッチする様子を思い描きながら上着のポケットに手を突っ込み定期入れを取りだそうと

上条「あれ?」

定期入れがねえ!だめだ!

あるべきはずの場所にあるべきものが無いことに気づいた上条は急いで下半身に力を入れて停止を試みる

上条「おっ! おおおぉぉっ! おわぁっ!!」

きゅっ、ききゅっ とスニーカーの音を立て、もつれて転びそうになる足を何とか右へ左へと抜き差ししながらもバランスを保つ

転ぶな! 転ぶなあああおおおお!!

激しく体勢を崩しながら、傍から見ればポップなダンスを踊っているようにも見えるような何とも滑稽な動きをしながら上条は改札1m前で踏みとどまることに成功した

上条「はーっ! あっぶねぇ」

危うく自動改札機のゲートに挟まれて駅員に睨まれることを回避した上条は心拍数が跳ね上がるのを感じながら定期入れを求めてポケットをまさぐる が

上条「あれ?あれあれ?」

おかしい、乗る前にタッチしたあと間違いなくここに入れたのに

上着に入れたはずの定期入れはどこにも見当たらず、あれやこれやと体中のポケットに手を入れてはひっくり返し、あるはずの定期入れを探し求める

だというのに

上条「無い」

わずか一分にも満たない短い時間ではあるのだがそのわずかな時間で上条は自身が定期入れを持ち歩いていないことをはっきりと突きつけられた

落としたんだろうなぁ、くそっ、不幸だ

最近は幸せな毎日を過ごしていたことで本人も忘れがちであるのだが上条当麻は不幸体質だ。これまでなくしたり壊したりしてしまった所持品を数え上げたらきりがないだろう

上条「財布と携帯が無事なだけマシか。駅員にわけを話せば通してくれるだろ」

はぁとため息をついてすぐに頭を切り替える。これまで数々の不幸を体験してきた上条にとってこの程度のことは蚊に刺される程度のことである

あ、待てよ。もしかしたらホームとかに落ちてるかもしれねえぞ

諦めて改札の外に出ようと一歩踏み出したのだがわずかに可能性が残っていることに気がつきすぐに足を止める

俺に限って見つかるなんてことは無いだろうけど確認くらいはしてもいいよな

そう思ってすぐに回れ右をしてホームへ戻ろうとしたその時

吹寄「忘れ物よ」

上条「げぇ」

その手に上条が捜し求めた定期入れを手に満面の笑みを浮かべる吹寄の姿がそこにあった

上条「お前、それどうしたんだよ」

吹寄「寝ている貴様の足元に落ちてたのよ。私が拾わなければ誰かに持ってかれてたかもしれないわね」

上条「すまねえ、助かった」

ぱたぱたと定期入れで仰ぐ吹寄に感謝をし、定期入れを受け取ろうと手を伸ばす が

吹寄「おっと、返さないわ」

上条「おい」

ひょい、と手を引いて定期入れを制服の上着に押し込まれてしまう

上条「何するんだよ。返してくれ」

吹寄「返してあげてもいいんだけどその代わり条件があるわ」

上条「はぁ?」

何だよめんどくせえ、俺はさっさと買い物とか済ませて帰りたいってのに

一刻も早くこの場から立ち去りたいと切に願う上条をあざ笑うかのように吹寄はゆっくりと改札へ向かいながら口を開く

吹寄「貴様の寮まではわざわざモノレールに乗る必要なんてなかったわよね?」

上条「げっ!」

吹寄「何で貴様がわざわざ隣の学区にある駅までの定期を持ってるのかしらね?」

まずい、これは非常にまずいぞ

吹寄「しかも三か月分を更新してるってことは日常的にこの駅からあっちの駅まで移動してるということよね?」

吹寄の顔は微笑みながらも目はしっかりと上条の目を見据え、穏やかな声で問いかけてじっくりと上条の反応を観察している

吹寄「さあ上条、話してもらえるかしら?」

上条「話すっても大したことじゃねえからなぁあ」

若干声を高くしながら上条はこの局面を切り抜けるべく平静を装い思考をめぐらせる

慌てるな、落ち着け。落ち着いて吹寄を納得させるんだ

今の所吹寄に与えた情報は学生寮とはまったく違う方向の駅の定期を持っているということだ

沈利さんと麻利のことは勘付かせたらだめだ。沈利さんも引越しで済むことならいつでも引っ越していいって言ってたし

今の上条にとって絶対に周囲にバレてはいけないことは麻利のことである。そのためなら多少お金がかかろうが労力がかかろうが出し惜しみはしなくてよいと麦野にきつく言われている

続きは火曜日にやります

>>197 修正します

上条「お前、それどうしたんだよ」

吹寄「寝ている貴様の足元に落ちてたのよ。私が拾わなければ誰かに持ってかれてたかもしれないわね」

上条「すまねえ、助かった」

ぱたぱたと定期入れで仰ぐ吹寄に感謝をし、定期入れを受け取ろうと手を伸ばす が

吹寄「おっと、返さないわ」

上条「おい」

ひょい、と手を引いて定期入れを制服の上着に押し込まれてしまう

上条「何するんだよ。返してくれ」

吹寄「返してあげてもいいんだけどその代わり条件があるわ」

上条「はぁ?」

何だよめんどくせえ、俺はさっさと買い物とか済ませて帰りたいってのに

一刻も早くこの場から立ち去りたいと切に願う上条をあざ笑うかのように吹寄はゆっくりと改札へ向かいながら口を開く

吹寄「貴様の寮まではわざわざモノレールに乗る必要なんてなかったわよね?」

上条「げっ!」

吹寄「何で貴様がわざわざ隣の学区にある駅までの定期を持ってるのかしらね?」

くそっ、まさか吹寄に拾われちまうなんて

吹寄「しかも三か月分を更新してるってことは日常的にこの駅からあっちの駅まで移動してるということよね?」

吹寄の顔は微笑みながらも目はしっかりと上条の目を見据え、穏やかな声で問いかけてじっくりと上条の反応を観察している

吹寄「さあ上条、話してもらえるかしら?」

上条「話すっても大したことじゃねえからなぁあ」

じっと上条の目を見つめる吹寄から視線を僅かにそらし、平静を装おうとしながらも若干声を高くして上条はこの局面を切り抜けるべく思考をめぐらせる

慌てるな、落ち着け。落ち着いて吹寄を納得させるんだ

今の所吹寄に与えてしまった情報は本来の学生寮とはまったく違う方向の駅の定期を上条が持っているということだけだ

この程度のことで今すぐ沈利さんと麻利のことがバレちまうわけじゃねえんだ。まだいくらでもごまかせるじゃねえか

今の上条にとって周囲に絶対にバレてはいけないことは麻利のことである。麦野だけなら親戚とか、踏み込んでも恋仲で周囲を納得させることはできよう

だが自身と麦野の子である麻利との関係だけは何があっても隠し通さなければならないのだ

吹寄「上条、話さないとこの定期入れは帰ってこないわよ?」

上条「む・・・」

ったく、人の苦労も知らないで言いたい放題言いやがって

にやにやと笑みを浮かべる吹寄を苦々しく思いながらも上条は冷静に状況を整理する

あの定期ってカムフラージュのために始発駅からここまでのやつにしてあるんだよな

こんなこともあろうかと三人で暮らしているマンションから近い駅から学校の近くの駅までのものではなく、数駅離れた駅からのものを持ち歩いている

ってことは俺が利用している路線がバレただけで最寄り駅がバレたわけじゃねえんだよな

ふと冷静になって考えてみると現段階では大したことではないような気がしてきた上条は心にかなりの余裕が生まれたことを実感する

上条「その定期、欲しいならやるよ」

吹寄「はあ?」

こいつ何を言い出すの?不幸不幸言っててお金に困ることもあったやつがまだ一ヶ月以上も残ってる定期を私にやるですって?

吹寄は困惑した。最近はそうでもないが一年前は常に不幸だとつぶやいていた男があろうことか今自身が手にしている定期券を手放してもよいと言い出したのだ

上条「だから、やるよ。俺運賃くらいなら出せるからさ」

吹寄「ちょっと」

やっぱりおかしい。去年までの上条とは確実に変わっているわ

上条「吹寄、改札出ないでいつまでもこうしてるわけにもいかないだろ?」

吹寄「あ」

言われて改札の横にある駅員窓口からこちらを訝しげに見ている駅員の存在に気づく

確かに、こんなところで話してたら迷惑よね

吹寄「わかったわよ。じゃあ続きは改札を出てからね?」

上条「とりあえず俺の定期返してくれよ。俺それが無いと色々面倒だからさ」

どの交通機関においても交通費をちょろまかそうとする輩は後を絶たず、切符を無くした、定期券を無くしたと言ったくらいですんなりと改札を通してくれるほど甘いものではなく

場合によっては10分以上の時間を要してようやく改札を通り抜けることができるくらいである

吹寄「言っておくけど、逃げないわよね?」

上条「わかった、逃げない」

観念しましたと言わんばかりに両手を挙げて抵抗する気がないことを吹寄にしっかりとアピールする

吹寄「よろしい、私についてきなさい」

上条「へいへい」

本当は改札を出たらすぐにでも全力でダッシュして吹寄を置き去りにしたいくらいなのだがそんなことをすれば益々疑念を強めてしまう

一昨日も俺の学生寮で鍋やろうとしたくらいだからな。何とかして納得させてやらねーとまた俺の跡つけられちまうぜ

ここ一年程隠し通してきたことだが麦野と同棲を始めてから上条の生活環境は大きくかわった

家事全般のほとんどを麦野にやってもらっているだけでなく勉強まで丁寧に指導してもらっているおかげで上条の成績は担任や級友が声を上げるほどにまで上昇している

上条には絶対に何かある

吹寄はもちろん彼女の周りの人間もここ最近はっきりと上条に対して疑念を抱き続けている

そういう疑念を解消するべく一昨日上条の部屋で鍋でもしようかということになったのだがタイミングが悪く上条の部屋がガス爆発を起こし計画は頓挫

それで仕方なく担任の月詠小萌の部屋で鍋を囲んだのだが当然話題の中心はこの上条当麻のことである

外国人の女の子がわざわざ尋ねてくるくらいだもの、そうならないほうがおかしいわよね

担任の前で級友たちとああでもないこうでもないと話をあらゆる方向に膨らませたのだがここで小萌がずばっと放った一言で周囲は一気に沈黙させられた

 “上条ちゃんに彼女さんができたんじゃないですか?”

しばしの沈黙の後益々声を大にして白熱とした議論を展開する輪の中で吹寄自信も大いに自論を述べてその日はそのままお開きとなった

余計なお世話かもしれないけど気になってしょうがないのよね

普段の吹寄ならば他人のプライベートな部分を詮索するつもりなどないのだが今回は状況が状況である

あの上条に彼女とくれば何としてもつきとめてやりたくなるじゃない

しっかりもののイメージがついてはいるものの彼女も年頃の女の子である。親しい間柄の人間の恋愛事となれば自分のことはさておき首をつっこんで世話のひとつも焼いてみたくなるのも仕方のないことだろう

吹寄「上条、右手を出しなさい」

上条「ん」

大人しくいわれるがまま右手を出した上条の腕をつかみ駅員の窓口へと向かう

吹寄「すみません。キャンセルお願いします」

駅員「はい、わかりました」

入場する際一度自動改札にタッチした自分の定期券を駅員に渡す吹寄

上条「あ、帰るとこだったんだな」

吹寄「そうよ、帰ろうと思ってホームに立ってたら目の前で貴様が居眠りしてたってわけ」

上条「に、してもよく俺を引っ張り出す時間があったな」

吹寄「よくわからないけど停止信号が出てたみたいね」

上条「くそっ、何てタイミングだよ」

吹寄「ふふん、ここで降ろせなくてもどのみちどこかで私に起こされてたんだから同じ事じゃないの?」

上条「頭突きさえなければなあ」

堂々と言う吹寄に抗議の意味も含めて額をさする上条。これで少しでも負い目を感じて開放してくれれば儲けものなのだが

吹寄「そのことについては誤るわ。ごめん」

何が何でも話聞きたくなっちゃったのよね、それも全て好奇心のせいってことで納得してよね?

だが上条の儚い期待はこれっぽっちも吹寄に届くことはなく彼女の胸の中ではより一層上条を逃がすまいという気持ちが大きく膨らんでいるのであった

上条「なあ吹寄」

吹寄「何?」

自販機で購入したペットボトルの飲料を飲み干して吹寄は応える

上条「何でついてくるんだよ」

吹寄「私は貴様と話をしたいと思っただけよ。貴様は貴様でやることがあるんだから歩きながら話せばいいだけでしょ?」

上条「話すって何をだよ」

吹寄「ふふん」

改札を出た後、自然にその場を離れようとした上条だったがそうは問屋が卸さないと言わんばかりに吹寄は上条の手を取り彼から離れようとしない

吹寄「色々よ。色々」

上条「別に話さなきゃならねえことなんて無いんだけどな」

吹寄「そう?じゃあまずは何で全力ダッシュしたのかを話してほしいんだけど」

上条「そりゃ、その・・・ 大幅に寝過ごしちまったかもしんねえから焦っちまって」

吹寄「ふーん?」

上条「何だよ」

じーっと上条の顔をみつめる吹寄の視線に顔を背けたくなる気持ちを抑えながら上条はゆっくりと歩を進める

思いっきり俺のことを探ろうとしているこの状況でどうすりゃ振りほどくことができるんだよ くっそ、不幸だぜ

心の底から本気で解放されたいと願う上条の心などこれっぽちも気遣うことなく吹寄は上条の手をつかんで離さない

吹寄「じゃあ貴様は今日何をするつもりなの?学校に行くんだったら制服着てるはずよね?」

上条「あー、ちょっとあれだ。観たい映画があってな」

吹寄「それでわざわざモノレールに乗る?」

上条「買い物もしたくてあちこちぶらぶらしてたんだよ」

吹寄「へ~え」

早くお菓子買って映画借りて沈利さんに寛いで欲しいってのに ああくそっ

上条「だから特別お前が気にするようなことはないっての」

吹寄「そうかしら?じゃあもうずばっと質問させてもらうわ」

上条「何だよ」

吹寄「上条は彼女いるの?」

上条「ぶふっ!」

中々進みませんがまた明日やります

上条「おいおいおい、お前ってやつはいきなり何を言い出すんだ?」

何でそういう話になるんだ、俺が毎日うまい弁当食ってるのが悪いのか?

吹寄「ほう、ずいぶんと動揺してるわね、顔が赤いわよ」

上条「知るか 何がどうなったらそういう結論になるのか教えてもらおうじゃねえか」

吹寄「貴様の成績の上昇、手のこんだお弁当、必要の無い定期券、突如現れる謎の女の子、貴様に彼女がいるんじゃないかと思うには十分じゃないかしら?」

にやりと笑いながら上条の目をじっと見つめる吹寄、もっとも上条に彼女がというのは小萌が言い出したことではあるだがこの際そんなことはどうでもいいだろう

上条「俺が勉強もがんばって自炊も工夫して外国人に知り合いがいるからって大したことじゃないだろうが。お前は俺の努力と人脈を何だと思ってるんだ?」

吹寄「努力と人脈、確かにそうと言えばそう。でもその努力と人脈もひとえに彼女ができたからこそじゃないかしら?」

上条「どういうことだ?」

どきり、とする。事情を知っている土御門はともかく今までこの一年誰もそんな発想に至らなかった

だというのに一体何がどうなって突然こんなことを言われなくてはならないのだろうか?

吹寄「彼女のためにがんばろうと思ってあれこれ努力を始めた。その結果物事がうまくいくようになって人脈も広がったんじゃないかなって思ったのよ」

これも小萌が言っていたことだ。言われてみてなるほどなと思った吹寄は外見は自分よりも年下に見えてもこういうところは大人なんだなと感じたほどである

鍋を前にうれしそうにビールを開ける姿と彼女の部屋に溜まっているタバコの吸殻は見なかったことにしておいて だが

上条「俺に彼女がいるなら土御門のやつが真っ先に気づくだろうが」

吹寄「そんなのあたし達にバレないようこのあたりから離れたところで密会を重ねていたとすれば土御門のやつが気づかなくても不思議じゃないわ」

ちくしょう。正解じゃないけど間違っちゃいねえな

吹寄「まあ、今の段階で貴様が否定しようと言い逃れができないくらい証拠をがっちりと固めてあげれば済むことだしね?」

上条「俺は被疑者か」

どうする?

上条は頭の中で考える。できることなら全力でここから逃げ出したい。だがそんなことをすれば吹寄は益々想像を膨らませ明日にでも学校で他の級友と議論を重ねるだろう

定期入れを見られたことと吹寄のこの言葉から、後日悪乗りした級友たちによる尾行と張り込みが行われてもなんら不思議ではない

麻利のことだけは絶対にバレちゃだめだ

こんなこともあろうかとあらかじめ麦野と話し合いをしていくつかのことを取り決めている

あれこれと話をしてはいるものの、尾行や張り込みが行われるようであれば単純に今のマンションから引っ越すもしくは上条だけ学生寮に戻り別居するかのどちらかである

こいつらに何もないってことをわからせるため少しの間だけあっちの寮に戻るのが無難かもな

ふと、今の幸せな日々から一転して一人学生寮で生活するところを想像してみる

沈利さんと麻利に会えない日々が続くかもしれないのか、何か憂鬱になってきた

仕方のないことだとはいえ愛する妻と娘の顔を見ることすらできない生活など上条にとっては地獄でしかない

上条「不幸だ」

吹寄「ふふん、なら素直に話して楽になるのね」

人の気も知らないで言いたい放題言ってくれるぜ

にっこりと微笑む吹寄に益々気が重くなる上条

上条に婚約者と娘がいて一緒に暮らしているなどと夢にも思わない吹寄としてはごく純粋な好奇心で上条を問い詰めているにすぎない

さあ正直に話しなさい。そしてあたしにも紹介してもらおうじゃないの

上条「お前が思ってるようなことはねえよ」

とりあえずそうつぶやいた。彼女がいるか?という問いかけに対しては確かに間違ったことは言っていない

吹寄「話す気はないということね?」

上条「無い袖は振れないって言うだろ?」

吹寄「火の無い所に煙は立たないものなのよ」

上条「そんなものは幻想だっての」

吹寄「じゃあ」

あの定期券は何をするためのものだったのかしら?

そう問いかけようとして吹寄は踏みとどまった

現状では大した証拠もないしここでこれ以上尋問しても貝のように硬く口を閉じちゃうわね。今日はこのくらいにしといたほうがいいか

先ほどから掴んでいる手を少しぶらぶらと振りながらじっくりと思案する

ここはわざと逃げ道をつくってそこを突くほうが賢明

上条「じゃあ?」

吹寄「じゃああたしは今日一日貴様に付き合ってあげようじゃない」

上条「はぁ?」

吹寄「買い物とかいろいろあるんでしょ?あたしも今日は時間あるのよね」

これから貴様の行動をじっくりと観察させてもらうわ。覚悟しなさい上条当麻

上条「ぐっ」

ふっざけんなあああ!!今日は沈利さんに寛いでもらうって決めてんだよおおお!!

咄嗟に口から勢いそのままに吐き出しそうになった言葉を押しとどめぐっとこらえる

何でこうなるんだよ。さっさと帰らなきゃならねえって時に何が悲しくてこいつに付きまとわれないといけねーんだ

もしも吹寄が上条のクラスメイトでなかったら、いやむしろ今上条の腕を掴んでいるのが悪友の一人だったら問答無用で右ストレートを叩き込んでいたであろう

我慢だ我慢、我慢して今はこいつを納得させないと あぁ、これで今日一日の計画が全部パァだ。すまねえ沈利さん。だめなパパを許してくれ、麻利

嫌で嫌でしょうがないのだが上条の彼女なんていなかった、吹寄の勘違いであったと思わせるためにはいたし方の無いことである

今日一日買い物とかしたくらいでこいつは納得なんてしないだろうな。ああちくしょう不幸だぜ

これからのことを思い浮かべると目にうっすらと涙が滲んでくるのがわかる。吹寄が諦めるまでこのような日々が続くことを考えると気持ちが大きく沈む

だがこれも今の幸せな日々を守るため。辛くても悲しくても男にはやらねばならないことがあるのだ

上条「で、どこ行くんだよ?」

吹寄「映画観るんでしょ?まずは映画館に行くわ」

上条「あー、そうだな。うん」

吹寄「そうと決まれば早速行くわよ」

上条「ハイヨロコンデ」

ぐっと手を引いて先を歩く吹寄の背中に半ば自棄になりながら言葉を吐き出す

映画もお菓子も日が出てるうちは絶対無理だ。もしかしたらカレーにも響くかもしれないし麻利とお風呂も諦めることになるかもしれねえぞ

このまま夕暮れまで引っ張りまわされた場合、昼食前に立てた計画がことごとく水泡に帰してしまうだろう

もうどうにでもなれ、気の済むまで歩き回ってさっさと俺を解放してくれ

まな板の上の鯉のように引かれるがままによろよろと歩く上条の目には既に零れ落ちんばかりの涙が溜まっていた

吹寄「映画って久しぶりなのよねー、楽しみだわ」

だが上条の手を引いて前を歩く吹寄はそんな上条の表情が見えないこともあってか対称的にうきうきとした表情で力強く歩を進めていた

吹寄「そういえば今何やってるんだっけ? 上条はどんなのを観るつもりだったの?」

上条「ドウナンデスカネェ」

吹寄「え?何?」

今何て言ったのかしら?

吹寄「上条?」

背後から聞こえてきた間の抜けた声がどのような意思表示だったのか確かめるべく吹寄は足を止めて振り返る が

どんっ!!

ぼーっと、引っ張られるままに足を動かしていただけの上条が急に振り返った吹寄に反応できるわけもなく。勢いそのままに吹寄に体をぶつけてしまう

吹寄「きゃっ」

上条「あっ」

吹寄の声で我に返った上条は瞬時に状況を把握することができたのか咄嗟に転びそうになった吹寄の腰に手を伸ばした

がしっ

上条「おっとと」

吹寄「こら、貴様ちゃんと前を見てなかったでしょ?」

上条「ん、悪い悪い」

吹寄「全く、貴様というやつは」

上条「あー、ほら、転ばなかったんだからいいじゃねえか」

吹寄「ちゃんと前を見て歩きなさいよね」

今現在上条が吹寄を抱き寄せる形になっているのだが当の本人達はそれに気づくことなくいつものように言葉を交わす二人

本人達はそんな気など全くないのだがこれを周囲の人間が見たらどう思うだろうか?

例えば、上条の事情をよく知っている人間が見たら――――――

上条と吹寄の二人が体を密着させる様を数メートル離れた路上、信号待ちをしている一台の車の中からはっきりと見ている者たちがいた

滝壺「かみじょう・・・」

その車の助手席でピンクのジャージを着た滝壺理后はいつものぼーっとした表情からは想像もできないくらい真剣な眼差しで声をあげた

滝壺「だめだよかみじょう。こんなことだめ」

その声は上条に届くほどの大きさではないのだがその声は力強く、しっかりとした意思を感じとることができた

フレメア「にゃ・・・」

後部座席から身を乗り出して最年少のフレメアがまじまじと二人の様子を見つめる

フレンダ「まずいもん見ちゃったわけよ」

絹旗「ええ、今からまりりんに会いに行くというタイミングで何てものを見せてくれるんでしょうか」

フレンダ「ドッキリ?」

絹旗「だとしたら超安心なんですけどね」

フレメア「ドッキリだとどうなるの?」

いまいちイメージがわかないフレメアが好奇心から二人に問いかける

フレンダ「んー、多分その辺から麦野がプラカード持って私たちのところにやってくるわけよ」

絹旗「どう考えても麦野はそんなことしませんけどね」

フレメア「ふーん」

いくら超優しい顔をするようになったからってあの麦野が冗談でもこんなことするわけがありませんしね

フレメア「ドッキリじゃなかったら?」

フレンダ「んー・・・」

そりゃ、ねえ?

妹にもわかるように説明してあげたい気持ちはあるのだがフレンダは今ここでそれを話す気にはなれなかった

なーにやっちゃってるのよ上条のやつ。私ら気まずくて楽しい気分が一気にお通夜モードになっちゃたわけよ

おそらく絹旗も同じ気持ちなのだろう。首を傾げるフレメアをよそに視線は上条と吹寄から離そうとはしない

フレメア「ねえ」 滝壺「ふれめあ、ちょっと静かに」

沈黙が嫌なのか空気が重くなったことに耐えられなくなったのか呼びかけたフレメアを滝壺が制する

フレメア「む」

なんだなんだ、教えてくれたっていいじゃないか。私にも知る権利というのがあるんだぞう?

どことなくただ事ではないことはフレメアにもわかる

だがここから先どのようなことが待ち受けているのか想像もつかない彼女にとっては誰かにきちんと説明してほしくて仕方ないのであった

浜面「ごくっ・・・」

おいおいマジかよ。これって浮気現場ってやつだよな?

他の三人同様ハンドルを握る浜面も目の前の事に驚き戸惑いながらもしっかりとその光景を目に焼き付けていた

とりあえず俺は今日もパチンコで時間潰すのは確定だな

今日はここまでで、次は土曜日の予定です

すみません、風邪をひいてしまい遅れてしまいました。今日ものんびりとやっていきたいと思います

車内の四人を送り届けてからいつものパチンコ屋のリラクゼーションルームでのんびりしたり適当に遊ぶ自分の姿を明確に頭に思い浮かべる

ただでさえ麦野と顔合わせたくねえっていうのにこんな所目撃しちまったら益々足が遠のいちまうぜ

表向き浜面がパチンコに通っているのは遊べば駐車料金がタダになるからなのだが実際は麦野と顔を合わせたくないというのが本音である

麦野と浜面の付き合いは麦野が妊娠してから現在に至るまでの一年と少しを除けばほんの数ヶ月にすぎない

だがその数ヶ月の付き合いで、いや、出会って一週間にも満たない間に浜面は麦野の恐ろしさを嫌というほど見せ付けられた

それは何も麦野だけに限ったことではないのだがアイテムの中でもさまざまな面で群を抜く麦野に対して

“こいつにだけは絶対に逆らわないでおこう”

と、その時の浜面はしかと肝に銘じた。それだけ麦野は恐ろしかったし、もしも彼女を怒らせようものなら自分の命など一瞬で散らされてもおかしくはなかったからだ

だというのに、一年と少しぶりに再開した麦野は母親になって優しく微笑みながら娘を抱いているではないか

“あれがあの麦野か?麦野の皮をかぶった別人じゃないのか?”

今でもたまにそう思う。出会ってから数ヶ月の間に浜面と“アイテム”には様々な出来事があった

そのおかげで知り合った当初よりは信頼を深め、少しはお互いを理解できるようになったのではないかと浜面は思っていた

が、久しぶりに再会してみるとどうだ。そこには浜面が想像もできなかった顔で娘や夫と接する麦野沈利の姿があった

 “あの麦野があんな顔するようになるなんて、やっぱり女は男次第で超変わるってことですね!”

とは絹旗の談だが言われてみればなるほどなと浜面も思う

もちろん麦野が幸せな日々を過ごしていることが気にいらないわけではない。浜面の愛する滝壺も彼を顎でこき使う絹旗とフレンダも麦野同様学園都市の暗部で暗躍してきた人間だ

浜面自身悪事に手を染めたことは一度や二度ではないし、スキルアウト時代に学園都市の上層部から暗殺の依頼を受けてそれを実行せんとしたこともあった

悪事に手を染めてきた人間が幸せになることなど許されない

そう言い放つ人間が目の前にいたら、お前に俺たちの何がわかる、と叫び浜面は力の限りその拳を振るうだろう

浜面自身滝壺を幸せにしたい気持ちは十二分にあるし、絹旗やフレンダにも幸せになってほしいと心の底から願っている

では麦野は?

もちろん麦野にも幸せになってほしいと浜面は思っていた。思っていたのだが

 “私らの知らないところでちゃっかり幸せ掴んでるなんて、結局、麦野って薄情なわけよ”

麦野と再会したいきさつを話した時に冗談交じりにフレンダがそう言うのを聞いて浜面は自分が素直に麦野の幸せを祝福できていないことをはっきりとわからされた

 “せめて一言くらいあってもよかったのにな”

フレンダの言葉を聞いて浜面は思わずそう呟いた

短い間とはいえ同じ時間を過ごしてきた仲間だと思っていたし、その仲間が幸せになることに一切関わることができなかったというのは正直寂しい

麦野と顔を合わせたくない理由は一概には言えず、様々な感情が浜面の中で混ざり合っている故のだが何よりも大きな理由は浜面の現在の生活環境にある

 “はまづら、あかちゃんっていいね”

浜面の袖を握り締め期待を込めた眼差しでそう語りかける滝壺を前に浜面は何度か理性を失いそうになったことか

 “あーもう、俺たちにはまだ早いっての!”

心の中でそう叫んだのは一度や二度ではない。諸々の事情により今滝壺とそういうことになるわけにはいかないのだ

そんな浜面にとって幸せな家庭を築くあの二人は目の毒と言えなくもない

 “俺たちにはまだ早い。だから俺がブレるわけにはいかねえんだ”

いつか絶対に滝壺と一緒に幸せになる。そのためにには順序というものがあるのだ

だというのにあろうことか自分たちの目の前で件の上条が同じくらいの年頃の女子生徒と路上で抱き合っているではないか

麦野に知れたら確実に地の雨が降るな

あれから一年以上の時が過ぎ、すっかり顔つきもやわらかくなった麦野であるがその麦野の逆鱗に触れればどういうことになるか?

うわぁ、俺のことじゃねえってのに嫌な汗が滲み出てきたぜ

出会ったばかりの麦野のしていたことを鮮明に思い出し額や背中に汗を浮かべる浜面

大将、思えば短い付き合いだったけど骨くらいは拾ってやるぜ

心の中でそう祈りながら上条を眺めていると、ふと横断歩道の信号が点滅していることに気がつく

おっと、信号変わっちまう

視線を正面の信号に戻しハンドルをしっかりと握りなおす

そこそこ交通量の多い駅前の路上にはちょっと隅っこに車を止めて、なんてことはできないし、当然後ろには何台も車両が連なっている

もしもすぐ近くに駐車場でもあれば滝壺かフレンダあたりに車を駐車するように言われていただろう。そうなればこの四人はわれ先に上条を囲むに違いない

でも俺たちが出て行ってどうなるんだ?

当然のことだがここにいるメンバーは上条が普段学校で接している人間と面識は無い。その状況で上条を取り囲んでどうなるというのだろうか?

あの女の子麦野のこと知らねえんだよな。多分

そのことがよくわかっているのだろう。滝壺もフレンダも絹旗も車を降りようなどという気配は見受けられない

この後まっすぐ麦野のとこに行って、それでこのことが麦野の耳に入って・・・

考えたくない、あの頃の麦野が再び戻ってくるのかと考えるとある意味懐かしいような気もするのだが・・・

あんな殺気立った麦野なんて二度と見たくねえし、そんな空気の中になんて絶対にいたくねえっての

そう考えているとあっという間に信号が変わり、対向車線の車が動き出すのが視界の隅で確認できた

その車の動きに合わせるようにゆっくりと車を発進させる

フレメア「にゃぁ・・・」

徐々に、確実に車は路上で女子生徒と抱き合う上条との距離を縮めていく

フレンダ「ったく・・」

ごくわずかな時間、10秒にも満たない時間がいやに長く感じられる

絹旗「超薄情です」

せめて、せめてこちらに気づいてくれまいかと願う四人の眼差しも虚しく上条は一向にこちらに気づくそぶりすら見せない

滝壺「かみじょう」

車が上条の真横に並んだ瞬間、滝壺は窓の外の上条に投げかけるように声を絞りだす

こんなことしたらむぎのとまりりんが悲しむんだよ?

だが切実なる願いも上条には届かない。まるであざ笑うように目と目を合わせる二人を尻目に車はその場を走り去らざるをえなかった

吹寄「ねえ上条」

上条「何だよ」

吹寄「上の空だったみたいね?」

上条「ん・・」

ふとしたことで抱き合うような形になっているのだがそのような事は全く意に介さずに吹寄はいつものように声をかける

吹寄「何を考えていたのかしら?」

上条「む」

そんなもん沈利さんと麻利のことに決まってるだろうが!!

叫びだしたい気持ちをぐっとこらえてきゅっと唇を硬く結ぶ上条。それに伴い自然と顔が強張ってしまうのは仕方のないことだろう

あーあ、怖い顔してるわ。大方彼女のこと考えてたんでしょうね

吹寄「上条?」

上条「あー、くだらねえことだよ」

吹寄「ふーん」

上条「洗濯物干して出てきたから帰ったら取り込まないととか昨日煮物失敗したからそれをどうにかしないととかそんなもんだ」

吹寄「本っ当にくだらないわね。貴様はいつから主婦になったの?」

みえみえの嘘だけど乗ってあげるわ、今は少しでも情報を集めて貴様を突き崩す切り口を探ってやろうじゃない

上条「別に俺に限ったことじゃないだろうが。お前も寮でやってることだろ?」

吹寄「そりゃそうなんだけどね ん?」

ふと、自分と上条の距離に違和感を感じる

あれ?あれれ?

上条「何だよ」

吹寄「近い」

上条「は? へ?」

言われて上条も自分と吹寄が今どのような状況で顔を向かい合わせているのかを確かめる

上条「おい」

吹寄「近い近い近い近い!!離れなさいこの馬鹿!!」

上条「お、おおおおっ!!」

ものすごく今更であるのだが自分たちがどのような体勢で向かい合っていたのかを認識した二人は顔を赤らめながら慌てて距離を取る

吹寄「ったく貴様ときたら油断も隙もない!!」

上条「お、おおお前が俺の手え引っ張ってなかったらこんなことにはならなかっただろうが!!」

吹寄「うるさい!貴様がぼーっとしてなければこんなことにはならなかったのよ!」

あーもう、何やってんだよ俺。こんなところ知り合いに見られでもしたら言い訳できねえぞ

木曜日はなぜかつながらなかったのでできませんでした。すみません

今日は一日のんびりとやっていきたいとおもいます

ふと、頭の中で上条の事情を知る人間に先ほどの様子を目撃される姿が思い描かれる

で、それが沈利さんの耳に入って・・・

たった今ほんのり赤らめた顔が急速にその熱を失い一気に青ざめていく

おいやめろ、やめてくれ!!

どっと汗が滲み出すのを感じた。ただでさえこのところ変に思い込みが激しいというのにそれに拍車をかけるように上条の思考は泥沼に沈み始めていた

もしも、もしも沈利さんが口きいてくれなくなったら・・・

いつも自分にやさしく微笑んでくれている麦野が口を閉じ、顔を背ける姿が鮮明に思い描かれる

どうしてくれるんだよおい!!俺そんなの耐えられねえぞ!!

吹寄「ん?上条?」

ふと正面に目をやると、上条が顔を青くしながら狼狽している姿が目に映った

私と顔を近づけて会話したくらいでここまで顔を青くするの?

上条の事情をこれっぽっちも知らない吹寄が首を傾げるのも当然のことであろう

うーん、もしかしたら今この状況を彼女に見られたらとか考えているのかしら?

当たらずとも遠からず。上条当麻に彼女がいるという前提で行動を共にしている吹寄がそのような発想にいたるのも自然のことかもしれない

ひょっとして上条の彼女はすごく束縛が強いタイプとか?世の中には好き過ぎて精神を病む人もいるくらいだし

病んでいるとまでは言い難いが上条の心は非常に不安定になっていた

もしも今目の前に麦野が現れようものなら恥も外聞もかなぐり捨てて涙を流しながらしなくてもいい釈明をし、許しを乞うたに違いない

上条「あああぁぁぁ・・・」

もはや吹寄のことなど眼中に無いのか目に涙を浮かべながら宙を仰ぐ上条

この分なら一日引っ張りまわしてやればすぐに自白するに違いないわね

顔を青くしながら両手で頭を抱える上条を見ればそう確信するのも無理はない

なら、ここが攻め時、勘弁してくれと言わせてあげようじゃない

心の中でにやりと笑みを浮かべる吹寄の心に悪魔がそっとささやきかける

 “この機を逃ずな”



そうよね、やるなら今だわ

がしっ

上条「へ?」

吹寄「さあ上条、楽しい楽しい映画館よー!」

狼狽する上条の手を取り何事も無かったかのようににっこりと微笑みながら力強く歩き出す吹寄。好奇心が猫を殺すという言葉を彼女は知っているのだろうか?

知っていようといまいと今の彼女上条の秘密を暴きたい一心で行動している。それが吉と出るか凶と出るか

しぃずりさぁ~~ん まりぃぃ~~~

今にも息絶えそうなほど顔を青くしている上条を見れば一目瞭然であることは言うまでもないだろう

麻利「くー・・・」

麦野「よく寝てらっしゃることで」

愛しい娘の寝顔をにこやかに見守りながらその額にそっと手を伸ばす麦野

麦野「パパは麻利と遊びたかったんだって」

麻利「くー・・・」

やさしく、そっと麻利の額を撫でながら静かに語りかける

麦野「パパが帰ってきて、麻利が起きてたらいっぱい遊んでもらおうね?」

あったかいなあ、麻利は

麻利「・・・・ぅぅ?」

撫でられたことで睡眠を妨げられたのかうっすらと瞳をあけて麻利が声をあげる

麦野「あ、ごめん。起きちゃった?」

麻利「ぁぁ・・・・ん・・・・」

まだちゃんと目を覚ましたわけじゃないか。これならまたすぐに寝入るに違いないわね

麻利が起きるとは思ってもみなかったが麦野は麻利の額から手を離しやさしくベビーベッドを揺らす

こんなとき子守唄でも歌ってあげられるといいんだろうけど私そういうの知らないのよね

少し残念に思いながらベビーベッドをゆすり小さく息を吐く

それに、歌っても麻利が心地よく寝てくれるとは限らないか

歌に自信が無いわけではないが麦野はいまいち子守唄というものに効果があるとは思えなかった

心地よく眠れる歌かあ、どんなのだろ?

つまらなくて眠くなる音楽や映画等の経験はあるのだが目の前で歌を歌ってもらって寝入った経験のない麦野にはどのような歌を歌えば麻利を眠りに誘えるのか想像もつかなかった

今度お義母様に教えてもらおうかな

わからないのなら経験者に聞くのが一番である。急な用事でもできない限り今週末も麻利の顔を見るために刀夜と詩菜の二人は学園都市を訪れるだろう

麻利「・・・・くー」

麦野「ん?」

ふと聞こえてきた静かな寝息に目をやると、麻利は再び眠りに落ちていた

よしよし、パパが遊ぼうって言う時にまた眠くならないようにしっかり寝ておくんだぞ?

麦野「それにしても」

ベビーベッドを揺する手を止め麻利の寝顔から視線を外し壁にかけられた時計に目をやる

麦野「そろそろ戻ってきてもいい頃なのに、どこで道草食ってるのかしらね?」

麻利「くー・・・」

帰りたい。今すぐ家に帰りたい

クラスメイトの吹寄制理に手を引かれ映画館に到着した上条当麻の頭の中はその気持ちでいっぱいであった

吹寄「ねえ上条、どれにするの?」

だが、そんなことはお構いなしに悪魔がにこやかに微笑みかける

吹寄「ほらほら、呆けてないでどれにするか教えなさい。観たいのがあったんでしょ?」

上条「エェ、アアウンソウダネェ」

愛する妻のためにレンタルショップで映画を借りて帰るつもりが気がついたらクラスメイトと映画館である

どうしてこうなった

悔やんでも悔やみきれない。あの時、あの時潔く別のお菓子にしていれば。別の映画を借りておけば、わざわざモノレールに乗らなければ

言い出したらキリがない。逃げれば吹寄は徹底的に上条の身辺を洗うに違いないしかといって麦野と麻利のことを話すわけにはいかない

辛く苦しくても吹寄が納得するまではこのまま吹寄に付き合わなくてはならないのだ

吹寄「ほら、上条」

上条「アァ、ソレトカイインジャネェノ?」

吹寄に急かされた上条は気の抜けた声と虚ろな目で上映一覧の掲示板に貼られたポスター中から適当なものを指差す

吹寄「こら、何で高校生にもなってお子様向けのアニメを見ないといけないのよ」

指差した先には愛らしいカエルのキャラクターが丁髷をぶら下げて刀を構えていた

隠密同心ゲコ太とかいくら何でもこのチョイスは無いわ。そんなもの観たら恥ずかしくていたたまれなくなるでしょうが

上条「イイジャナイデスカァ、タマニハ」

吹寄「よくないわ。却下」

上条「アッレェー?ダメカァー」

ったく、彼女のこと考えてるんだろうけどもう少ししゃきっとしろっての

吹寄「もう貴様はあてにならないからあたしが選ぶわね」

いかに上条を探るためとはいえせっかくお金を払うのだからつまらない映画に時間とお金を取られてしまうのはもったいない

いかにもな恋愛ものはやめとくとして、うーん・・・

じっくりと一つ一つのポスターに目をやる吹寄、どうせなら自分が興味をそそられるものにしたいと思うのは当然といえば当然かもしれない

吹寄「決めた、あれにしましょ。あれ」

上条「ンアー?」

ぐいと腕を引き、ひとつのポスターを指差す吹寄の指先を目で追う上条



上条「あ」

抜けかけた魂が一気に呼び戻され、上条の口から思わず声が漏れる

吹寄「何?」

上条「・・・いや、何でもねえ」

愛する妻と娘に捧げる一輪の花、か ちくしょう

麦野「んー、どうしたのかしら?」

現在上条が出かけて一時間半になろうかというところである。寝ている麻利の傍で上条の教科書に軽く目を通していた麦野も思わず声をあげる

おっそいなあ、ひょっとしてまた何かやっかい事?

同棲するようになってからこれまで上条が予定通りに帰ってこないことは何もあった

やれ、財布を落としただの、変なのに絡まれただの、誤作動を起こした掃除ロボットに追いかけられただの数え上げたらきりがない

連絡が無いってことはたいしたことじゃないのかもしれないけど怪我だけはしないでよね

うっかり忘れそうになるが上条は今朝退院したばかりである。額の傷のほうがまだ完治していない状況で傷を重ねるようなことになれば目も当てられないだろう

麦野「パパどうしたんだろうね~?」

麻利「くー・・・」

起こさないように小さな声で寝ている麻利に声をかける。当然答えが返ってくるわけはないのだがそれでも声に出さずにはいられない

ほんと、ハラハラさせてくれるわね。当麻のやつ

 ピンポーン!

麦野「ん?」

突如、来客を告げるインターホンが鳴らされる

この時間ってことはあいつらか頭の真っ白なパパさん一家のどっちかね

麻利「くー・・・」

麦野「麻利―、お昼寝の邪魔されちゃうかもしれないけど我慢してね?」

玄関のドアの向こうにいる人間を頭に思い浮かべながら麻利に一言告げて玄関に向かう

午前中じゃなくて助かったわ

ふと、数時間前のことを思い出す。朝食の後片付けをしていた際、帰宅した上条に抱きつかれそのまま―――

麦野「っ!!」

顔から火を噴き出さんばかりに頬を紅潮させる麦野。考える必要はないのだがもしも誰かにあの姿を見られてしまったらと思うと恥ずかしさで全身が炎に包まれるような感覚を覚える

ああああ!!もう!何考えてるんだ私は!今そんなことはどうでもいいだろうが!しっかりしろ!

と、心の中で自分に喝を入れるものの頬は自分でもはっきりとわかるくらい熱く火照っている

考えるなあ、そういえばあいつらそのうちお泊りしたいとか言ってたけどそんなこと意識するなあっ!!

もしも昨夜誰かがこの部屋に泊まりに来ていたらどうなっていただろうか?

麦野「あ、ああぁぁぁもぉぉ・・・」

だめだめだめだめ!考えるな!はい、考えるの終わり!やめ!

あの野獣がその程度で牙を収めるかどうかは考えるまでもないのだろう。麦野は必死に頭の中に湧き出た邪念を払拭せんと頭を左右に振る

それもこれもえーっと、とにかくドアの外で待ってるやつらが悪い!今日くらいは当麻と麻利と三人でのんびりさせろっての!

ガチャッ

滝壺「むぎの、来たよ」

絹旗「昨日ぶりですね」

フレンダ「常連ってわけよ」

フレメア「にゃあ」

麦野がドアを開けるとそこには“アイテム”の三人とフレメアがいつものようにドアが開かれるのを待ち構えていた

麦野「あぁ、あんたらね はい、さっさと入っちゃって」

 「「「はーい」」

ドアを大きく開けて手招きをする麦野に促されるままに四人はお邪魔しますと靴を脱いで入室する

麦野「ふぅ・・・」

火照る頬を手で仰ぎながら四人のためのお茶の準備をする麦野。集中するべきことができたおかげかこれ以上余計な事を考えずにすみそうだ

はぁー、もう、何であんなこと考えちゃうんだか ってやばいやばい、今はお茶に集中しないと

絹旗「あ、麦野。お構いなく」

麦野「いいの。今の私は無性にお茶を飲ませてあげたい気分なの」

フレンダ「ふーん、どんな気分だろ?」

フレメア「おもてなしの心 にゃあ」

滝壺「つまり今のむぎのはメイドさんなんだよ」

フレメア「おぉ」

麦野「こらこら、私のどこがメイドだ」

来客をもてなす程度でメイドにされてたら世界中メイドであふれちゃうでしょうが

絹旗「言われてみればお茶をいれるしぐさとかもそんな面影が」

フレンダ「うーん、この手の角度とか」

はぁ、つきあってられないわ。こんなの見ても面白いものじゃないでしょうに

麦野「ほら、じっと見てないで手洗いとうがいしてきなさい。今日も麻利に会いにきたんでしょ?」

フレンダ「え?えっと・・」

絹旗「い、行きましょう行きましょう。さあ今日もまりりんと楽しく遊びますよぉー」

フレメア「にゃあぁあ」

麦野「ん?」

いつもなら我先に洗面所に行くのにどうしたのかしら?様子がおかしいわね

何かあったのだろうか?明らかにいつもと様子が違い、視線を反らしたりうろたえたりする三人にお茶の準備をする麦野の手が止まる

麦野「どうしたの?何かあった?」

滝壺「むぎの、あのね」

麦野「何?」

滝壺「実は・・・」

このジュースまっじぃ

スクリーンをぼんやりと眺めながらストローに口をつける上条はそんなことを思っていた

吹寄が選んだ映画はタイトルからは想像もつかないくらいふざけた内容で、ジャンル分けするなら間違いなくコメディに分類されたことだろう

吹寄「あはははっ!!」

相当面白いのか隣で吹寄が声をあげて笑っている。いや、吹寄だけではない、あちらこちらであがる笑い声がこの映画が面白いものであることを証明している

だが

早く終わってくれよ

上条がそう思うのも仕方ない。予定通りならば今頃は愛する妻に映画を鑑賞してもらい自分はその隣に座っているか愛しい娘と遊んでいたはずだ

ああ、ちくしょう。何で俺こんなことしなきゃならねえんだよ

苛立つ気持ちをまとめて飲み込むかのように無造作にポップコーンを口に運びボリボリと租借してジュースで喉の奥に流し込む

上条にとって今はただひたすら我慢の時である。これも全て今の生活を守るためなのだと自分に言い聞かせなければとてもではないがじっとしてはいられなかった

吹寄「なかなか面白いじゃない、これにして正解ね」

上条「ん、そうだなぁ」

語りかける吹寄に適当に相槌をうつ。映画の内容などこれっぽっちも頭に入ってはいないのだがずっと黙っているわけにもいかない

上条のやつちっとも笑わないわね。まさかここまでとは思わなかったわ

映画館に来る前から現在に至るまで上条はずっとあの調子である。傍から見ればどこか具合が悪いのではないかと気遣われてもおかしくないくらいに上条からは生気が抜けていた

いくらなんでもここまでとは思わなかったわ。あたしは面白いのに隣に座ってる上条がこれじゃあねえ

これだけ面白い映画を観ているというのにぴくりとも反応しない上条との温度差をはっきりとつきつけられ、徐々に自分の心に湧き上がる熱が奪い取られていくような感じがしていった

今日はここまでです。次は一週間後の予定です

なんかえらく間延びしてしまいました。今度からは書き溜めて一気にやりたいと思います

それではおやすみなさい

吹寄「こら上条」

上条「ン?なンですかァ?」

自分と上条の温度差にたまらず隣に座る上条に声をかけるも明らかに普段の上条のものとは違う反応が返ってくる

そんなに彼女が大事か、妬かせてくれるじゃないの

ジュースを一口啜りながら心の中でそっとつぶやく、映画に夢中になっていたことでまだ手をつけていなかったフルーツ系の炭酸飲料は吹寄の喉を潤すと共に映画を観て興奮した心を落ち着かせてくれる

んー、このジュースいまいちね。アロエのやつにしとけばよかったわ

適当に選んだジュースに若干後悔しつつも暖房と興奮でほんのり火照った体に冷たく程よい刺激はとても心地よい

上条「フキヨセさァン?」

吹寄「間の抜けた声を出すな」

上条「はァ」

吹寄「あたしはこの映画を心から楽しんでいるというのに貴様がそんな調子だとこっちまでつまらなくなってくるじゃない」

上条「ッて言われてもですねェ」

吹寄「他のことが気になって映画に集中できないのはわかるけどあたしの楽しみの邪魔になるようなオーラを出すのはやめなさい」

ずばっ と吹寄が言い放つ

いくら私と映画観るつもりが無かったとはいえそういう態度はマナー違反ってもんでしょうが

上条「む」

吹寄がそう言うのも仕方のないことだ。無気力な人間が隣にいれば誰だって何をやったって楽しい気持ちが薄らぐというものだ

こいつがこんなになるなんて彼女はどんな女の人なのかしらね?ますます興味がわいてきたわ

頭の中でまだ見ぬ彼女と並ぶ上条の姿を想像すると自然と顔が緩んでしまう

だが焦ってはいけない、今日はジャブ程度にとどめておくべきだ。ノックアウトのための一撃を繰り出すにはまだカードが足りない

吹寄「ねえ上条、この映画つまらない?」

自然に、なるべく自然にふるまうべく吹寄は無難な質問を上条に投げかける

上条「ん・・・」

言われて前方のスクリーンをじっと見つめる。スクリーンの中では主人公の男が幼い娘の手作りカレーに悪戦苦闘する姿が描かれていた

“パパ、おいしい?”

 “あ、あ゛あ゛、すごぉくおいしぃよぉ”

めちゃくちゃな味付けに苦悶の表情をこらえつつ何とかして笑顔を作り出す男をうれしそうに見つめる娘

上条「・・・・くそっ」

上条が忌々しげに吐き捨てるのも無理のないことだ

俺もいつか麻利の料理を沈利さんと口にする日が来るんだよなぁ

そう遠くない未来、自分もスクリーンの中の男のような経験をすることになるのかもしれない。スクリーンの中の男は娘が目を離した途端に大げさなリアクションで観衆を沸かせているのだが上条だけは違う

麻利が作ったものなら絶対においしいに決まってる。俺たちがこんなことになってたまるか

眉間にしわを寄せながらスクリーンを見つめる上条の顔を隣の吹寄がまじまじと見つめる

吹寄「なーんでそんなに硬い表情になるんだか」

紙コップの中のジュースと氷がよく混ざるように軽くコップを回しながら呆れたようにつぶやく

上条「だめだこれ」

吹寄「何が?」

上条「全部だよ、全部」

吹寄「はぁ、周りの反応を見てみなさい。そんなこと言うのは貴様だけよ?」

いきなり何を言い出すんだこいつはと思いながら吹寄は周囲に目をやるように上条を促す。吹寄の言う通り館内の観衆はスクリーンに釘付けであちらこちらから湧き上がる笑い声が館内を埋め尽くしていた

上条「うるせえな、気にいらねえんだよ」

だがそれでも上条はきっぱりと言い放つ

吹寄「それじゃあ伝わらないわ。何かひとつ気にいらないところを挙げてみなさい」

上条「全部は全部だよ。この映画のタイトルからして楽しめる気がしないっての」

吹寄「んー・・・」

そういうものかしら?と、吹寄は首をかしげて頭の中であれこれと思考をめぐらせてみる



吹寄「あたしにはよくわからないわ」

すぐに結論が出た、妻と娘を喜ばせるために主人公が悪戦苦闘する内容の映画のどこにそのような要素があるのだろうか?

上条「ま、そうだろうな」

呟いて上条はポップコーンを口の中に放り込む。愛する妻と娘をほったらかしにしてしまっている今の状況でこの映画をみせられるなどある意味罰ゲームよりも辛いものであった

フレンダ「滝壺!」

滝壺「あっ」

フレンダに指摘されて慌てて口を抑える

いけない、言っちゃうところだった。むぎのには言わないってみんなで決めたのに

この部屋に来る途中、路上で上条が見知らぬ少女を抱きしめているところを目撃してからしばらくして、車内でちょっとした話し合いをすることとなった

議題はもちろん“上条当麻が浮気をしていた”ことに対してなのだが冷静に考えれば現状では結論を出すにはまだ早い

そこで自分たちの手で上条の身辺を調査してみようということになり、特に麦野には絶対に秘密にしておこうと誓い合ったのだ

と、いうのも

 “麦野が大将めがけて原子崩しぶっ放すところしか想像できねえぞ?”

フレメアを除く三人があえて口に出さなかったことをきっぱりと言ってのけた浜面のおかげか、話し合いはすんなりとおさまったのだった

フレンダ「ほらほら、みんなで手洗いとうがい、さっさとするわけよ」

滝壺「うん」

ぐいぐいと滝壺の手を引いて洗面所へ向かうフレンダとそれを追うようにそそくさと麦野から離れる絹旗とフレメア、これでは何も隠し事がありませんというほうがおかしいというものだ

明らかに何か隠してるわね

当然麦野もそう思う。いつもなら“誰が最初に麻利に触るか”で競うというのに今日はやけに大人しいからだ

ま、どうせくだらないことでしょ。手洗いとうがいをすませたらお茶飲ませてあげるとしましょうか

ふぅ と一つ息を吐いてポットに沸かしたお湯を急須に注ぐ。途端に緑茶の良い香りが広がり麦野の鼻腔をくすぐり気持ちを和ませてくれる

んー、いい香り、紅茶でもコーヒーでもいいけど今は緑茶って気分なのよね

本音を言えは上条が持ち帰ったお菓子と紅茶でティータイムといきたいところなのだが無いものをねだってもしょうがないし、ここで紅茶だけというのもますますむなしくなるだけである

絹旗「麦野、手洗いとうがい終わりましたよ」

フレメア「にゃあ」

麦野「よし、じゃあまずはお茶を飲んで温まりなさい」

立った今湯吞みに注いで湯気を立ち上らせている緑茶をテーブルに並べながら戻ってきた絹旗とフレメアに声をかける

絹旗「いただきます」

フレメア「うぅ、ココアが良かった」

早速湯吞みを手に取りふーっと息を吹きかけてから口に運ぶ絹旗に対し苦い緑茶が好きではないのかフレメアは率直に意見を述べる

麦野「また虫歯になるわよ?」

フレメア「ちゃ、ちゃんと歯を磨いてるから平気!」

麦野「あら、歯磨き上手になったのね」

甘いものが大好きなこともあってか奥歯に虫歯をこさえてしまい、姉に引っ張られながら泣く泣く歯医者に通っていたことを麦野は鮮明に思い出していた

フレメア「もちろん!私は日々成長しているから!!」

麦野「じゃあもう虫歯はないの?」

フレメア「当然にゃあ!」

滝壺「でもそれはふれんだがちゃんと細かいところを磨いてあげているからということを私は知っている」

フレメア「うぐっ!」

堂々と胸を張り、さあ褒めてと言わんばかりに得意げな顔をしていたフレメアの顔が一気に渋いものに変わる

絹旗「フレメアはまだまだお子様ですからねー」

フレメア「な、なにおうっ!お姉ちゃんにはほんのちょっと、ほんのちょっとだけ磨き残しを手伝ってもらってるだけなんだから!」

絹旗「フレメアが磨いてる時間よりもフレンダに磨いてもらってる時間のほうが超長いのにですか?」

フレメア「むぐぐ」

麦野「なるほどね、でも虫歯になるよりはマシってやつなんじゃないの?」

滝壺「うん、おかげでふれめあが歯医者に行くことはなくなった」

フレンダ「これも私の妹への愛がなせる技ってわけよ」

いつからそこにいたのか湯呑みを片手にフレンダが頷く

麦野「過保護すぎるんじゃない?」

フレンダ「そうは言ってもこういうのは身近にいる人間がやってあげないといけないわけよ」

麦野「ま、そりゃそうだけどさ」

私と当麻もいつか麻利に教えてあげないといけないことなのよね

フレメア「と、とにかく!私が歯磨きをマスターするのはそう遠くないことなのだ!」

絹旗「できますかねー」

フレメア「できるに決まってるにゃあ!ねえお姉ちゃん?」

何とか自分の尊厳を守り通そうと必死に弁護するフレメアをにやけながら見守る絹旗、このままでは埒があかないので姉にフォローを期待したいところだ

フレンダ「私は歯磨きよりも にゃあ を卒業してほしいわけよ」

フレメア「うぐっ! そ、それは私のトレードマークというかなんというか」

絹旗「超お子様ってやつですから」

フレメア「うぅぅぅ」

滝壺「大丈夫、私はふれんだのように大きくなるふれめあを応援している」

フレメア「だ、大体、こんなことしてる場合じゃないにゃあ!私は一番にまりまりんを抱っこしてやるんだから!」

周囲を納得させることができなかったことからかこれ以上お子様扱いされるのが嫌なのか、いたたまれなくなったフレメアは四人に背を向けて麻利のところへ向かう

絹旗「何ですと!!」

滝壺「抜け駆けはだめ!」

フレンダ「私が先ってわけよ!」

麦野「あ、ちょっと」

声をかける間もなく四人が隣の部屋へなだれ込んでしまった。麻利はまだ寝てるから起こさないようにと告げたかったというのに相変わらずそそっかしいやつらだ

こりゃ当麻が帰ってきてものんびり映画ってわけにはいきそうにないわね

短いですが今日はこれで 次は月曜日にやります

吹寄があれなのは好奇心ゆえです。これ以上ひどくならないようにがんばりたいと思います

吹寄「ん」

ポップコーンを少しずつ口に運びながら隣の上条から目を離し再びスクリーンへ目をやる

スクリーンの中では先ほどと変わらず様々な障害に四苦八苦しながらも妻と娘のために奔走する夫が館内を沸かせていた

隣に不機嫌な男が座ってなければ楽しめるのに

口の中のポップコーンをぽりぽりと咀嚼しながら暢気にそんなことを考える

相変わらず不機嫌なオーラを発し続ける上条が隣にいては映画に集中するところではない

だというのに

がりがりがり

吹寄「こら」

上条「んぐ?」

隣で不機嫌そうにジュースの氷をガリガリと噛み砕く上条にたまらず声をあげじっとにらみつける

吹寄「みんなが映画に熱中してる時に余計な音を立てるな」

上条「へいへい、空気が読めなくてすみませんね」

吹寄「はぁ」

たまらずため息をつく。いくらこの映画を楽しめないからといってもやっていいことと悪いことがあるだろう

吹寄「氷を噛み砕くのが好きなのか知らないけどそうやって硬いもの噛み砕いてるとふとしたことで歯が欠けちゃうわよ」

上条「余計なお世話だ。これくらいでどうにかなるほど俺の歯は弱くねえよ」

呆れる吹寄をよそに上条は紙コップの底にたまっている氷の山にストローを突き刺し小さめの氷を掬い上げようと手を動かす

吹寄「まだやるか」

迷惑だってのに、もう!

上条「ん 噛まなきゃいいんだろ?」

小さめの氷を掬い上げながら吹寄に告げる。噛むのがだめなら飴を舐めるようにじっくりと味わうだけだ

吹寄「少しくらいじっとしてなさいっての」

上条「わかったよ」

人の気も知らないでよく言うぜ

上条「ん」

口の中に新しい氷を放り込み舌の上で転がす、先ほど氷を噛み砕いたおかげで口の中はすっかりと冷え切っているのだが何かしていなくてはどうにも落ち着かない

とんとん

無意識に指でコップを叩く

落ち着こう落ち着こうと足に力を入れてみたり少し腰を浮かせて座りなおしてこの胸のざわつきを何とかしようとあれこれと試してみる



あーくそ、余計に落ちつかねえ

落ち着こう落ち着こうと考えれば考えるほどに心の中はざわめきそのざわめきが行動になって現れる



はぁ、映画やめとけばよかったかしら

吹寄は後悔し始めていた。上条が観たい映画があると言ったことから映画館まで引っ張ってきたというのに隣に座る上条はつい目を覆いたくなるくらい挙動不審であった

ほぼ強引に上条に同行しているとはいえどうせお金を払うのなら映画を楽しみたいと思っていたのにこれである

文句のひとつでも言ってやりたいわ

軽く眉間に皺をよせるがそもそも上条の手を引きここまで連れてきたのは吹寄自身である

明らかに乗り気でない上条を今こうして隣に座らせた手前さすがにそういうことをするわけにもいかない

なーんでこうも強情なのかしらね、彼女いるならいるって言えばすむだけじゃない

頭の中で思い描く、上条の隣に並ぶまだ見ぬ彼女の姿を。二人して恥ずかしそうにしながらも仲良く手をつないでいる姿を

ほんっと水臭いやつよね、なんであたしたちに教えてくれないのかしら?

正直なところをいうと吹寄の心の中では寂しい気持ちが大きく膨らんでいる

吹寄と上条とは悪友と言うほどずっと一緒に何かをやってきたわけではないのだがそれでも度々協力して物事に取り組み、時に教師の手を煩わせることもあった

男なら俺の彼女だーって紹介するくらいやってのけろっての

それが吹寄の本音だった。吹寄としても上条が困惑するところが見たくてこのようなことをしているわけではない

彼女がいるというのなら祝福してやりたいし上条が望むのなら相談にも乗ってやりたい

だというのに

何もここまで隠す必要ないじゃない

確かに吹寄と紙上はそこまで深い仲ではないのかもしれない、だがここまで頑なに口をとざされなければならない程でもないはずだ

貴様がそうまでして隠すって言うのならあたしはあたしでやってやろうじゃない

いつしか吹寄の心の中に決意という名の炎が燃え上がる。上条からすれば迷惑意外の何でもないのだが吹寄自身はそれを知る由はない

覚悟しなさい上条当麻、貴様の幸せ、この目に焼き付けてやるんだから

次から次へ氷を口の中に放り込む上条を横目で見つめながら紙コップから伸びたストローに力強く口をつける

ずず

吹寄「ん?」

あ、もうなくなっちゃったか

いつの間に飲み干していたのか紙コップの中は溶けかけた氷とうっすらとジュースの味がする冷たい水がわずかに残っているだけであった

麻利「くー・・・」

フレメア「にゃあぁ」

思わず声があがる。いざ一番乗りで麻利を抱きかかえようと考えていたのだがその気持ちは寝ている麻利の穏やかな寝顔を見ると一気に吹き飛んでしまったい

まりりんかわいい

まだ生えそろわない髪に包まれた柔らかい額をそっと、おそろるおそる指でなぞる

フレメア「あったかいにゃあ」

ほんのりと赤みをおびた額のぬくもりを確かに感じながらフレメアの顔がほころぶ

麻利の額から伝わるぬくもりがフレメアの心まで温かくしてくれるようでとっても幸せな気持ちにさせてくれるではないか

できることならこのささやかな幸せをずっと独り占めしていたい



滝壺「ふれめあ、まりりんが起きちゃうから めっ だよ」

その幸せは一分も持たなかった

絹旗「寝る子は超育つといいますからね、それを妨げちゃだめです」

フレメア「ぶぅ」

フレンダ「膨れないの、まりりんがかわいいのはわかるけど寝かせてあげないとだめなわけよ」

あっという間に囲まれてしまった。しかもお小言付でだ

わかってるの!わかってるからこうやってそーっと触ってるの!

声に出して伝えたい。伝えたいがそうすればまたあーだこうだと言われて結局麻利を起こすことになりかねない

仕方ない、ここは一番のしっかりものの私が我慢してあげようじゃないか。大体みんな声が大きいにゃあ

しぶしぶと麻利から指を離しその寝顔をじーっと見つめる

絹旗「相変わらずかわいいですね」

滝壺「うん」

フレンダ「ほんと、寝てなかったらぎゅってしてあげたいわけよ」

麻利「くー・・・」

ふっくらとした頬をほんのりと赤くして静かに寝息を立てる麻利の姿を四人は見守る

絹旗「本当に幸せそうに寝てますね~」

頬をゆるませながら絹旗がつぶやく

まさか私がこういうあったかい気持ちになれるなんて思ってもみませんでした

ふと“アイテム”時代を思い出す。麦野をリーダーに滝壺、フレンダと四人で殺し、殺されの中に身を置いていたあの頃のことを

碌な死に方しないだろうなくらいにしか考えてなかったのに、本当に先のことはわからないんですね

学園都市、置き去り、暗闇の五月計画、暗部、アイテム、ピンセット・・・

他のメンバーがどういう境遇を経て“アイテム”のメンバーになったのかは絹旗にはわからないし、特に個人の事情を聞きだしたいとも思わない

だがあの時の状況から考えれば今の麦野のように幸せを掴むことができる人間は誰一人としていなかったはずだ

麻利「くー・・・」

フレメア「まりりんの鼻呼吸するたびにちょっとふくらんでる」

フレンダ「胸のところもふくらんだり縮んだりしてるわけよ」

滝壺「うん、ちゃんと呼吸してるんだね」

絹旗「ええ」

当たり前のことといえば当たり前のことである。麻利はただ本能の赴くままに寝ているだけだ

目が覚めればあちこちに視線を送り、楽しいことがあれば笑い、悲しいこと、満たされないことがあれば声を上げて泣くだろう

今ここにいる四人、特に暗部に所属していた三人にとってはその当たり前のことが非常に感慨深いのであった

これが命なんですよね

そっと胸の中でそうつぶやく

男と女がそういうことになれば赤ちゃんができてっていうのは頭ではわかっていたんですけどね

そう、頭の中ではわかってはいることなのだが実際にそれを行動に移せるかというと現実的に難しい

麦野が子を産んでいること自体早いことであるのに麦野よりも幼い絹旗やフレンダは当然このようなことなど想像にも及ばない

ただ一人やる気になっている滝壺は除いて、だが

かなりハードルが高いことですし実際に色々苦労することも多いんでしょうけど・・・

ドラマや映画の中でちらりと見た断片的な知識しか持ち合わせていない絹旗には麦野がこの一年と少しの間どれだけの苦労を重ねてきたか想像することもできなかった

麻利「くー・・・ ん・・・」

絹旗「おや?」

麻利の寝息のリズムが少し変わる

麻利「ぅう・・・」

軽く握られていた手から指を伸ばし首がかすかに動く

フレメア「起きるの?」

その様子を見てフレメアがそっと周囲に尋ねる

起きたんなら私が一番に抱っこしてあげる にゃあ

小さくかわいい麻利を抱いている姿を思い浮かべてフレメアの顔がますます綻ぶ

フレメアはもちろんのこと起きてほしいという気持ちはここにいる四人全員が持っている

麻利が起きているのなら抱きかかえたりおもちゃで一緒に遊んだりとやりたいことはいくらでもあるからだ

滝壺「しっ まだわからないからそっとしておかないと」

フレンダ「ここは様子見ってわけよ」

だがそれもすべて麻利の笑顔のため、麦野の怒りを買うだのという以前に麻利を泣かせるなどということは絶対にやりたくない

麻利「う・・・ん・・・」

滝壺「くるしいのかな?」

フレメア「わかんない」

起きているのか寝ているのか起きようとしているのか更なる深い眠りに落ちようとしているのか

はたまた滝壺のいうようにどこか苦しいところがあるのか、ベビーベッドを囲む四人は麻利のほんの小さな変化を見逃すまいと麻利の挙動に神経を集中させていた

麦野「まだ寝てる?」

ゆっくりと四人の背後に近づき麻利の母親の麦野が状況を把握するべく声をかける

ここにいる四人が信用できないわけではないがやはり自分がお腹を痛めて産んだ愛しい娘のことはどのような時でも頭から離れない

絹旗「寝てるっちゃ寝てるみたいですけどちょっとむずがってそうな雰囲気ですよ」

麦野「どれ、見せて」

フレンダ「ん」

フレメア「にゃ」

ベビーベッドの真正面という絶好のポジションを確保していたフレメアではあるが相手が麻利の産みの親であるならばここは譲らないわけにはいかない

今日はここまでです。続きは土曜日の予定です

あれ?吹寄が止まらない・・・

書いては読み返して修正のループがとまりません、誰か助けてください

麦野「まりぃ~」

フレメアと入れ替わるようにベビーベッドの正面にしゃがみこむと愛しい娘の寝顔をまじまじと覗き込む

麻利「う・・・ん・・・ ううぅぅ・・・」

むずがってるといえばむずがってるか

詳しいことはわからないが何か違和感を感じているのだろう、確かに麻利の寝息はいつもの穏やかなものとは違う

麦野「ちょっとだけなでなでさせてね~」

そっと、麻利の額に手を伸ばし額から鼻、鼻から頬へゆっくりと確かめるように指の腹でなぞる

麻利「う・・ んうぅ・・・」

麦野「くすぐったい?ごめんね」

相変わらずあったかいけど熱いってほどじゃないか

普段自身の腕の中でおとなしくしている麻利のぬくもりを思い出しながら掌で頬を覆うようになでる

滝壺「どう?」

麦野「いつもと変わらないと思うんだけど、念のため体温計で測ってみるわ」

言うが早いか体温計を求めてさっとベビーベッドから離れる。手で確かめた感じでは大したことはなさそうだがそれだけでは安心できない

起きないってことは痛いとかそういうのじゃないんだろうけど、はっきりさせないと安心できないのよね

少々神経質だとは思うもののそれも仕方の無いことだ。まだ立って歩くことすらできない麻利が麦野にわかるように体の異変を伝えることは不可能である

と、なれば当然麻利の体調は母親である麦野が常に気にしていなければならない

赤ちゃんって急に容態が悪化することもあるから気をつけなさいって言われてるのよね

まだ具体的にどこが悪いと判明したわけではないのだが気になって気になっていてもたってもいられない

はやる心を抑えながら部屋の隅の棚から手早く体温計を取り出し再びベビーベッドへ足を向ける

何かおかしいと思うことがあったらすぐに相談するようにと担当医からもきつく言われている以上、些細な変化も見逃すわけにはいかない

フレメア「まりりんどこか悪いの?」

麦野「それを今から確かめるのよ」

麻利「ん・・うぅ・・・」

麦野「起こしちゃうかもしれないけど怒らないでね?」

寝ている麻利の体を起こし手際よく麻利のベビー服を脱がしにかかる。ここまでやればまず間違いなく起こしてしまうことになりそうなので先に一言謝っておく

フレンダ「あれ?赤ちゃんって耳で体温測るんじゃないの?」

麦野「脇のほうが確実だし、私麻利の耳の中に何か入れるって怖くてできないのよ」

絹旗「まだ皮膚が超やわらかいですからね~」

麦野「そ、ちょっとした傷口から細菌が入ることもあるからなお更ね」

二人に答えながらも手はしっかりと麻利のベビー服を脱がしている

麻利「・・・ぷぅ」

滝壺「あ、まりりんが起きた」

フレメア「なんだか不機嫌そう」

寝ているところでいきなり服を脱がされれば当然のことか、上半身を露にされたところで麻利が声をあげる

麦野「ごめんね麻利、ちょっとの間だけ我慢してね~」

麻利「うぅ」

麦野「はい、このまま我慢」

素早く腕を開き体温計をさしこむと軽く上着を着せて麻利を抱きかかえる

麻利「・・あぁぅ」

麦野「ん?しょうがないから我慢してあげる?麻利はえらいなぁ」

ぼんやりと眠気眼で宙を眺める麻利の頭をやさしくなでて穏やかに体をゆする

絹旗「超手馴れてますね、さすがお母さんです」

麦野「毎日やってれば慣れるわよ」

麻利「・・・・」

母親の腕の中が落ち着くのか体をゆらしてもらえるのが心地よいのか特に嫌がるそぶりを見せずに麻利はあたりを見回す

フレンダ「体温を測る時はいつも大人しいの?」

麦野「特に嫌がる様子はないわね」

麻利「・・・」

フレメア「まりりん」

つん と麦野の腕の中でぼんやりとしている麻利の小さな手をつつきながら呼びかける

大丈夫だよね?まりりんは元気だよね?

麻利「・・・」

滝壺「ねえむぎの、まりりん具合悪くなったことあるの?」

麦野「無いわ、今までずっと健康そのものだったのよ」

だから気のせいだといいんだけどねー

ゆする手を止めてじっと麻利の顔をみつめる。こんなに小さい麻利が病気で苦しむかもしれないなんて考えただけで憂鬱になりそうだ

絹旗「どこも悪くないとしたらさっきのは何だったんですかね?」

麦野「んー、案外変な夢でもみちゃってたのかもしれないわね」

フレメア「夢?」

絹旗「まりりんってもう夢みれるんですか?」

麦野「医者の話だとみれるみたいよ」

フレンダ「へえ、意外」

滝壺「なんか不思議」

こんなに小さくてまだ立ち上がることもできないのにもう夢をみてるなんて、まりりんはすごいなぁ

何だか胸がきゅんとなる

これから歩いたり走ったりできるようになって・・・

頭の中で思い描く、麻利が少しだけ成長した姿を

そのうち私やみんなとお話できるんだよね

つぶらな瞳でぎこちなく言葉を発するその場面を

私の名前ちゃんと呼んでくれるかな?

滝壺「はぁぁ・・・」

胸がぽかぽかしてくる、ただ、ただ名前を呼んでもらう。たったそれだけのことを想像しただけでため息が漏れてしまう

滝壺「まりりん」

ちょん

いてもたってもいられずに麻利の鼻先をやわらかくつまむ。何かして気を紛らわせなくてはこのままでは麦野ごと麻利を抱きしめてしまいそうになったからだ

麻利「うぅぅぃぅ?」

突然のことに驚いたのか麻利が大きく眼を開いて声をあげる

麦野「なにするの?ってさ」

滝壺「えへへ、何か無性にさわってみたくなっちゃった」

たまらない、この幸せがとてつもなくたまらない

当然麻利は自分が産んだ子ではなく麦野が産んだ子である。だがそれでもまだ生まれて半年にもならないこの命がすくすくと成長することが幸せでならないのだ

やっぱり赤ちゃんっていいなぁ 私とはまづらにもきっと・・・

自然と顔がゆるむ、意識しないと口を閉じることもかなわないくらい滝壺は麻利をみつめることに夢中になっていた

麦野「こらこら囲むな、近いでしょうが」

いつの間にか麻利を抱く麦野の真正面に二人して陣取っている。迷惑というわけではないがこのまま放っておいたら熱を測るのに支障がでるかもしれない

滝壺「えへへ、つい」

フレメア「にゃあ」

絹旗「二人とも油断も隙もありませんね」

フレンダ「落ち着きが足りないわけよ」

麦野「言うほど冷静だったかしら?」

私が見た限りでは負けず劣らずなんだけどねー

この四人が訪れる時は決まって麻利を巡ってジャンケンだのくじ引きだのになるのが当たり前である

そんな二人が本心でそんなことを言ったのであれば明日は雪か大雨、天候が荒れることは間違いないだろう

出遅れただけでしょ?変に大人ぶろうとしたって今更だっての

ピピピピピッ!

麦野「お」

麻利を抱きかかえて数分、脇に挟んだ体温計が測定の終了を告げるアラームを発する

麻利「・・・ぷぃ」

麦野「うん、よく我慢したわね、えらいわよ」

ここまでじっとしてくれた愛しい娘の頭に頬をよせてから再びベビーベッドへとその身体を横たえる

絹旗「いつもはどれくらいなんですか?」

麦野「6度5分ってとこね」

フレンダ「赤ちゃんってもっと体温高いかと思ってたけどうそうでもないのか」

麦野「高い場合もあるけどそれでも7度未満ね」

ぼんやりと天井をみつめる麻利の上着を剥ぎ取り体温計を回収せんと麻利の腕をやさしくつかみそっと外側に開く

麦野「ん、6度8分か、ほんの少しだけ高いわね」

先ほど脇に挟んだ体温計をそっと取り上げ液晶に表示された数字を確認すると少しほっとした表情で体温計のスイッチを切る

このまま熱があがらないで気のせいでいてくれるといいんだけどね

そう願いながら手早く体温計をしまい麻利の上着に袖を通そうと麻利の身体を少し起こす

麻利「・・・ぱぁ」

麦野「すぐにお洋服着せてあげるからねー」

麻利が窮屈にならないように丁寧に背中と肩を支えながら脱がす時と同様に慣れた手つきで麻利に上着を着せてゆく

お風呂や着替えなんかを嫌がらないのが麻利の偉いところよね~

普段からの着替えでも手や足をばたつかせることなくおとなしくしてくれている麻利を思い浮かべながら一つ一つボタンをかけていくと、ものの2分もしないうちに麻利の着替えは完了した

麻利「・・・・」

麦野「はい、おしまいよ」

ぼんやりと母親の顔を見上げる麻利をきちんと寝かせ毛布をかけるとそっと胸のあたりを掌でなでる

麦野「起こしちゃってごめんね、今度は起こさないからまたお昼寝続けていいからね?」

麻利「・・・・ん」

寝息が少し苦しそうというだけで麻利を起こし服を脱がしたことを素直に詫びる

麻利にはずっと健康でいてほしいのよ。だから私が心配することを許してね?ま~り

この先を手直ししたくなったので今日はここまでです

次は土曜日の予定です

フレメア「ま~りり~ん」

麦野が麻利をベビーベッドへよこたわらせるとすかさず、抜け目無くベビーベッドの正面にしゃがみこみ麻利の顔を覗き込む

麻利「・・・・」

ふっふっふ、ここからはこの私がまりりんをかわいがってあげようじゃないか

ベビーベッドを軽く揺らしながらぼーっと宙を眺める麻利の瞳へ熱い視線を送る

先ほどは麻利が寝ていたため小言を言われるはめになってしまったがこうしてはっきりと目を覚ましたとなればもう遠慮はいらないだろう

フレメア「まりり~ん、フレメアおねえちゃんといっぱい遊ぼうね~?」

麻利「・・・・?」

フレメアの熱い視線が気になったのかベビーベッドを揺らされるのが気になるのか宙を漂っていた麻利の視線がフレメアのものとぶつかる

わっ!まりりんがこっち見た!

思わずうれしくなって頬がゆるむ。最高だ。まだ自分の名前もはっきりとわからない麻利がたとえ偶然でも自分に応えてくれるというのがたまらなく嬉しい

フレメア「にゃはぁ、まりりんも楽しみ?」

麻利「・・・・」

フレメア「おお、その目は期待してるな? ならばこの私が期待に応えてまりりんといっぱい遊ぼうじゃないか」

お人形さんをみせたり、ガラガラ鳴らしたり、とにかくとにかくまりりんにたくさん楽しんでもらうのだ!

心の中で力強く決意を固める。麻利と触れ合えるだけで楽しいのだが麻利が喜ぶ顔を見られたらもっと楽しくなる

どうせ楽しいのならより楽しいほうがいいじゃないか

そうと決まれば膳は急げ、フレメアはベビーベッドを揺らす手を止めまっすぐに麻利の体へ手を伸ばす

フレメア「まずは抱っこしてあげるね~」

麻利「・・・ぅぅ?」

にゃあああああ、かわいいいいいいい

つぶらな瞳で不思議そうに自分をみつめる麻利に胸が躍る

いっぱいなでなでしてすりすりもしちゃうにゃあ!

もう頭の中は麻利のことでいっぱいだ。胸の中を幸せな気持ちでいっぱいにしながら小さな毛布に包まれた麻利の体をそっと抱きかかえ

がしっ

んとしたところで何者かに腕をつかまれる

フレメア「にゃ?」

ん?もう少しでまりりんを抱っこできるのに、あれ?

ぐい

フレメア「むうううううう!!!」

力をこめる。麻利の小さな体を腕に抱いてやわらかく暖かい肌に頬を摺り寄せた際の麻利の反応を頭で思い描きながら捕まれた手を振りほどこうとぐいぐいと手を振るう

だが、その手は決してほどけない

フレメア「にゃあ!なにするのお!」

堪えきれず抗議の声をあげる。このために、このために今朝起きてからわくわくしどおしだったのいうのに何故邪魔されなければならないというのだろうか?

フレンダ「フレメア、だめ」

フレメア「お姉ちゃん!」

フレンダ「まりりんは病気かもしれないわけよ」

フレメア「えー、6度8分ってことは平熱だから元気なんじゃないの?」

私まりりんと遊びたいのに・・・

フレンダ「平熱の範囲でもいつもより熱が高いんだからそっとしておかないとだめなの」

フレメア「むぅ・・」

唇を尖らせる。これでもかというくらいに尖らせる

病気って決まったわけじゃないのになんでこんなことするの?

心の中で異議を唱える。こういうとき声を荒げても口では姉に適わないし、かわいくお願いしても通用しないことは経験則で痛いほと身にしみている

フレメア「まりりんもこんなにかわいい顔してるのにぃ~」

ジト目で姉を見つめる。自分にできることが通用しないのなら他の方法を試すをほかあるまい

フレメア「ねえお姉ちゃん、まりりんも私と遊べないのを不思議そうに眺めてるにゃあ!」

腕をつかむ姉に訴える、フレメアがこの手を振りほどいてちっちゃくかわいい麻利と楽しいひと時を過ごすことに何の問題があるというのだろうか?

麻利「・・・ぁぅ」

フレメア「ほら、まりりんも私と遊びたいって」

フレンダ「都合のいいように解釈するんじゃないの」

フレメア「せっかくまりりんが起きたのにぃ~~」

口惜しい、あとほんの数cmで麻利の身体に手が届くというのに、もう少しでその小さい身体を抱きしめることができるというのに

フレンダ「ほら、諦めなさい」

フレメア「ぐぬぬ・・・」

フレンダ「今はまりりんをそっとしてあげなきゃいけないの。さっきまでお昼寝してたでしょ?」

フレメア「そりゃそうだけどぉ・・」

でもちょっとくらい私の手で抱っこしてあげるくらいいいと思う

思わず口に出してしまいたいことをぐっと堪える

仮に口に出して訴えたところで適うとは思えないしこうまでして止める以上下手をすればいい加減にしなさいとほっぺをつねられるかもしれない

麻利「・・・・ぁ~~」

フレメア「ごめんねまりりん、せっかく一緒に遊べると思ったんだけど」

しぶしぶという感じで麻利から手を遠ざける

しょうがない、ここは一番のしっかりものの私が我慢してみんなのお手本になろうじゃないか

フレメア「でもせっかく来たんだから私がここでまりりんを見守ってあげる にゃあ」

ふっふっふ、まりりんの正面という絶好のポジションは誰にも譲らないぜ

不敵な笑みを浮かべながらがっしりとベビーベッドの縁を握り締め動かざること山の如しの構えを見せるフレメア

例え何があろうともこの場所を明け渡してなるものかと並々ならぬ決意を胸に秘めるフレメアを動かすことは例え姉のフレンダでも骨が折れることであろう

麦野「フレメア」

フレメア「にゃ?」

麦野「ちょっと手伝ってほしいことがあるんだけど、一緒に来てくれる?」

フレメア「え?」

だが、それもこの空間で最強を誇る麦野の前では砂上に突き立てた棒切れのようなものである

麦野「昨日フレメアが打ち止めと一緒に作った超焦げ焦げシチューがあったわよね?」

フレメア「あー・・・」

昨日のことが嫌でも思い出される。打ち止めと一緒に自信満々意気揚々と取り組んだ和風シチュー作り

勢いよく食材をぶった切り高火力の鍋に放り込んでどばどばっと直感でぶち込んだ調味料の数々

フレメア「む・・・」

あれってまだ残ってたの?てっきり誰かがきちんと処理してくれたと思ってたのに・・・

麦野「汁はどうしょうもなかったから捨てちゃったけど具のほうは手直しすれば何とかなりそうなのよねー」

にこやかに微笑む麦野から感じられるプレッシャーをひしひしと感じる。まずい、これは断ることが許されそうにない

フレメア「あう・・・」

麦野「お昼に少し使ったんだけどまだまだ残ってるの。晩御飯で一気に使っちゃおうと思ってるからフレメアも手伝ってくれるわよね?」

フレメア「そ、そうしたいところは山々だけど私にはまりりんを見守るというミッションがあるからここを離れることはできないにゃあ!」

あのシチューのことは既に解決したものだとばかり思っていたのに何故このタイミングで蒸し返されなればならないのだろうか?

絹旗「フレメア、まりりんは私が超温かく見守ってあげるから心配しないでください」

滝壺「もちろん私も見守る」

ベビーベッドの両サイドに陣取るように座り込む滝壺と絹旗。もうすっかりここに居座るつもりであるのは火を見るよりも明らかだ

フレメア「だめだめ!まりりんは私が見守るのぉー!」

フレンダ「フレメア、迷惑かけたんだからここはちゃんとお手伝いしなきゃだめなわけよ」

フレメア「・・むぅ」

フレンダ「ほらほら、私も一緒に手伝ってあげるからさっさとやっちゃお?」

フレメア「・・・うん」

大体、あれだけまずいの作っちゃったんだからしょうがない にゃあ

口に含んですぐ吐き出してしまった汁の味を思い出しながら渋々と立ち上がる

悪気はなかったとはいえあれほどの味のものを作って置き去りにしてしまったのならば自分も何かしなくてはならないだろう

フレメア「ねえ、私とお姉ちゃんは何すればいいの?」

麦野「昨日の鍋からすくい上げた具を細かく刻んでもらうだけよ」

フレメア「刻んだやつで何作るの?」

麦野「カレーよ」

フレメア「おぉ」

一瞬でフレメアの瞳が輝くのがはっきりとわかる

さすがカレー、ちびっこのハートをつかんでくれるわ

麦野「もちろん、作ったカレーはここで食べていってもいいわよ?」

フレメア「にゃあ!食べる食べる!」

滝壺「むぎの、晩御飯ご馳走になっていいの?」

麦野「いいわよ。材料全部使うとしたらかなりの量になると思うから食べてもらったほうが助かるわ」

滝壺「わぁぁ」

絹旗「ありがたい話ではありますがそれって超連帯責任ってやつですよね?」

明らかにテンションが上がった二人とは対称的に少し眉をひそめながら絹旗が問いかける

フレメアと打ち止めの二人が吐き出すのを目の前で見た以上そう思うのは当然のことだろう

麦野「言いたいことはわかるけど絹旗はカレー嫌いだったかしら?」

絹旗「いえ、大好きですよ。ただ材料があのシチューというのが不安材料なだけです」

麦野「そこは心配しなくていいわ。お昼にあれをグラタンにしてみたけど全く気にならなかったもの」

フレンダ「へぇ、意外と応用効くんだ」

麦野「限度はあるけどね」

絹旗「まりり~ん、今日はカレーつくるみたいですよ~?」

麻利「・・・」

先ほどからぼーっと宙を眺める麻利の視界を遮るようにベビーベッドを覗き込み語りかける

滝壺「きぬはた、悲しいけどまりりんはまだカレーを食べたことがないんだよ?」

絹旗「あー、そういえばそうですね。まだ歯もはえてないわけですし」

麻利「・・・ぅぅ」

滝壺「早くまりりんと一緒にごはん食べたいな~」

絹旗と顔を並べる形で麻利の顔を覗き込む

麻利「・・・・?」

絹旗「かわいいですねぇ」

滝壺「うん」

視界を遮る二つの顔に戸惑う麻利のことなどお構いなしにつぶらな瞳をみつめる滝壺と絹旗。今は麻利と遊ぶことはできないとはいえ少々顔が近すぎるのではないだろうか?

麦野「ほんと、飽きないわね」

フレンダ「それだけまりりんがかわいいってわけよ」

フレメア「早くカレー作って私もまりりんを見守る にゃあ」

麦野「あれを見守るっていうのかしらね?」

フレンダ「あれも愛ゆえにってわけよ」

ほんと、愛されてるのね

二人仲良くベビーベッドを覗き込む滝壺と絹旗に少し呆れながらもフレンダとフレメアを伴いキッチンへ移動する

それにしても当麻のやつ遅いわね

ふと、出かけてから一向に帰る気配をみせない夫のことを思い出す

すぐ戻ると言って出かけてからずいぶんと経つ。帰ってきたら麻利と遊んでカレーも作ると言っていたというのにどこで油を売っているのやら

カレーを作るためにエプロンを身につけながらも連絡ひとつよこさない夫のことを気にかけるのであった

上条「不幸だ」

上条当麻は現在不幸の真っ只中にいた。愛しい妻に喜んでもらうためにほんの少しだけ外出するつもりが気がつけばクラスメイトに腕を引かれ映画館である

当然そんな流れで観る映画が楽しいわけもなく、お互いに不満を残したまま二人の映画鑑賞は終わった

そこで吹寄が

“貴様といてもつまらないから今日はこれで解散にしましょう”

とでも言えば上条にとっては地獄に仏だったのだが・・・

吹寄「ほらほら上条、しゃきっとしなさい。今どこもセールやってるんだから早くしないと目ぼしいのが無くなっちゃうかもしれないでしょ?」

映画館での上条の態度が火に油を注いだのか映画が終わるとすぐに上条の腕を引き映画館を後にした

もちろん上映中の上条の態度に対してあれこれ小言を言いながら。だが

上条「くそっ」

なんとかして沈利さんに連絡しなきゃいけねえのに・・・

ただ時間が過ぎることを待つだけの退屈な作業が終わり吹寄に腕を引かれて映画館の出口に差し掛かった時に上条は重大なことを思い出した

あろうことか自分の帰りを首を長くして待っているであろう愛しい妻にこの不測の事態を何一つ伝えていないのだ

とはいえ吹寄に腕を引かれ映画館まで連れ込まれた上に隣に居座られては携帯を取り出して通話やメールというわけにはいかなかっただろう

確実に詮索されるであろうし下手をすればメールアドレス等を盗み見される可能性だってあった

上条「はぁぁ・・・」

膨らんだ自責の念に押されて自然とため息が吐き出される

心配させちまってんだろうなぁ、ああちくしょう

“行ってらっしゃい。気をつけてね”

と、にこやかに自分を送り出してくれた愛しい妻の姿をが嫌でも目に浮かぶ

日ごろから世話になりっぱなしでいくら感謝してもしたりないというのに今日も欲望の赴くままに自分勝手な振る舞いをしてしまった

それを怒るどころかきちんと受け止めてくれた彼女の優しさの前に猛省し何か報いたいと思っただけなのに現実とはなんと非情なのであろうか

もし叶うことなら今すぐ帰宅して愛する妻に心から謝りたいがここで何かと理由をつけて帰宅しようとすれば益々怪しまれ下手をすれば尾行されてしまうかもしれない

何とか隙を見てメールのひとつでも送らねえと・・・

今自分が置かれている状況を愛しい妻に伝えたい。だがそれをするためには腕を引いて自身の前を歩く吹寄を何とかしなくてはならない

ならないのだが

吹寄「新しいクッションが欲しいのよね~」

何とかできたら苦労しないんだよな

上条の憂鬱など気にもとめずにうきうきと歩く吹寄の後ろで上条は天を仰いだ

ご存知の通り上条当麻は超能力者を育成するこの学園都市で能力開発を受けてはいるもののそっちのほうはからっきしだ

その原因が彼の右手に宿る幻想殺しにあるのだからいたし方ないことではあるが・・・

こんな時に精神系の能力が使えたら便利だろうなぁ

無い物ねだりとはよく言ったものだがもしもこの状況を何とかしてくれる人間がいたら彼は迷うことなく頭を下げたにちがいない

とはいうものの、仮に能力者の協力を得てこの場をしのいだとしてもそんなものは一時しのぎにしか過ぎず

何かのきっかけで上条の右手が吹寄に触れてしまえばすぐに元に戻ってしまうためまさに焼け石に水と言えるだろう

結局のところ、こいつが納得するまでずっとこの調子ってことだよな

一歩足を前に踏み出すたびにふわりと揺れる吹寄の黒く長い髪を恨めしそうに見つめる。これが愛しい妻の後ろ姿だったらどれだけ幸せであったことか

吹寄「上条」

上条「ん?」

突如、前を歩く吹寄から声がかけられた。と、先ほどうっかり吹寄を突き飛ばしてしまいそうになったことを思い出し素早く吹寄の隣に並ぶように調整する

上条「何だ?」

吹寄「何だ? じゃないわよ。貴様あたしの話聞いてた?」

上条「えっと・・・」

まずい、全っ然聞いて無かった。今何話してたんだっけ?

あまりにも唐突なことに思わず目が泳いでしまう、買い物に行くということだけはわかってはいるが映画館を出てからここまでの間吹寄の話などこれっぽっちも聞いていなかったからだ

上条「あーあれだ、鍋が焦げ付いたからその代わりを買いに行くんだっけ?」

吹寄「誰がいつどこで鍋を焦がしたのかしら?あたしは料理の話すらしていないんだけど?」

上条「あー・・・」

苦し紛れになんとか話を合わせようとしてみるも当然的はずれなことを口走ってしまった上に自分のプライベートの一部分をさらけ出してしまうとは何とも情けない

吹寄「話を聞いていない上に口を開いたら焦げた鍋の話が出てくるなんて、貴様というやつはもっと高校生らしい会話はできないのかしら?」

上条「うるせえな、鍋の焦げってそう簡単に落ちないんだぞ?食材だけじゃなくて時間の損失がどれだけでかいと思ってるんだ」

貴様は主婦か!

思わず口に出してつっこみたいところをぐっとこらえる。いくら自分といるのが乗り気ではないとはいえあまりにも話題がしみったれているではないか

やれ帰ったら洗濯物を片付けて昨日煮物失敗しておまけに鍋を焦がした等とそのような話題が青春真っ只中な高校生の男女にふさわしいとは到底思えない

上条「大体料理を作るってのはよっぽど段取り良くやらないと無駄に手間と時間がかかってかえって中途半端なものができちまうんだぞ」

わざとかしら?ここはあたしに何も掴ませないようにしようとわざとすっとぼけてるのかしら?

真面目な顔で炊事を語る上条の顔を眺めながらここまでの上条の行動が計算されたものであった可能性を冷静に分析してみる

ないわ

決断はすぐに下された。そもそも駅の改札を出て腕を引き始めた時から上条は骨を抜かれたかのようであったし

映画館での態度を思い返してみればとてもではないが計算して行動していたとは思えない

かといって何もかもをすんなりと話してくれるかといえばそれは別問題だろうが・・・

ま、いいわ。ここまでのこいつの反応から今日は何かしらの目的があったことは確実よね

上条の彼女の存在を、裏付けるまでとはいかなくとも何かヒントがつかめるのではないかと思ってここまで行動を共に?してきた吹寄である

上条の反応がわかりやすいせいでもあるのだがここまでのわずかな間で吹寄は上条が隠し事をしているにちがいないという確信を得ていた

さーて、ちょっと整理してみましょうか

つかまれた腕にちらちらと目をやり離してくれと目で訴える上条の視線を受け流しながら上条が今日何をするつもりだったのかを絞り込んでみる

彼女とデート・・・ だったら全力であたしから逃げてるはずだし逃げなくても連絡取るくらいはするわよね?

駅のホームで見つけた時からここまでの間上条は携帯を一度も取り出していない

最近鳴りを潜めてはいるが不幸体質を自負する上条のこと、もしかしたら携帯が使えない状態なのかもしれないがそれならば携帯ショップへ向かうなりしているはずだ

携帯・・・ あ、そうだ。今つながるかどうか試してみればいいんじゃない

思い立ったら即実行、制服の上着からお気に入りのストラップをつけた携帯電話を取り出しおもむろに上条当麻の番号を探し出す

上条「おい」

吹寄「何?」

携帯のディスプレイに電話帳検索画面を表示させたところで上条に声をかけられる

上条「お前何やってんだ?」

吹寄「電話をかけるところよ。見てわからないのかしら?」

上条「どこにだよ」

吹寄「すぐにわかるわ」

目的の番号を発見すると素早く発信ボタンをプッシュして繭をひそめながら自身をみつめる上条と目を合わせる

上条「?」

何だ?電話かけるんじゃないのか?

通常、電話をかけるとなると電話機のイヤホンを耳に当ててマイクを口元に持ってくるのが当たり前である

だというのに吹寄は携帯を顔に近づけることすらせずに上条をじっと見据えている

こいつ何がしたいんだ?

上条がそう思うのも当然のことである。このままではかけた相手が電話に出たとしても到底会話にはならないだろう

吹寄は何のためにこのようなことをするのか?

その答えはすぐにわかった

キサマノヒミツゼッタイニアバイテヤルワ♪

上条「え?」

突如、上着のポケットに入れておいた携帯が着信を告げる

上条「えっと」

慌ててポケットに手を入れて携帯を取り出して電話をかけてきた相手が誰なのかを確認する

 『着信:吹寄』

上条「おい」

緩やかなメロディを奏でながら光るディスプレイに表示された名前を見るやすぐにそれを目の前の吹寄につきつける

吹寄「うん、貴様の携帯は壊れてないみたいね」

目の前につきつけられた上条の携帯電話に自分の名前が表示されていることを確認すると通話を切断するボタンを一押ししながら暢気につぶやいた

短いですがここまでです。次は20日を予定しております

連休前にまさかのインフルエンザにかかってしまいました。この時期に感染することってあるんですね。それでは

上条「何の真似だ?」

吹寄「別に、いつも不幸不幸言ってた貴様のことだからもしかしたら携帯が壊れてるんじゃないかなって思っただけよ」

そんなことでわざわざ目の前の人間に電話かけるやつがあるか?

胸の中がざわつく、なるべく顔には出さないようにと努めるが意識しなければ顔が強張っていたにちがいない

ただでさえ吹寄につきまとわれているおかげでやりたいことが何ひとつできていないのだ

その上目の前でこれはどうだと自分のことを探るようなことをされれば心穏やかでいられないのは当然のことだろう

吹寄「1年以上前の携帯使ってるのね。そろそろ機種変更したら?」

上条「ほっとけ」

そんな上条の胸の内を知ってか知らずかいつもと変わらない調子で言葉を投げる吹寄につい応答が適当になってしまう

ああだめだだめだ、冷静にならねえと、俺の態度一つで吹寄の印象が変わるんだ

額に指を当てて軽く目を閉じる、その上で努めて冷静になろうと自分に言い聞かせる

今が隠忍自重の時、決定的な情報さえ与えなければ上条の秘密がバレることなどないのだからいかなる揺さぶりを受けようとも鋼の心でやり過ごさなくてはならないのだ

さて、携帯が正常に作動する状況で連絡をするそぶりもなければ連絡を受けることもないとなると、今日はデートの予定はなかったみたいね

現在最終下校時刻まであと2時間と少しというところだ。さすがにこの状況で待ち合わせをしてデートというのは高校生である上条にはいささか無理があるだろう

デートじゃないなら別の可能性よね、上条のやつはあたしと会った時に買い物って言ってたわけだし、今日のところはは彼女にプレゼントでも買うつもりだったのかしら?

ふと思いついたことだがそう考えるとつじつまが合う。嫌々付き合ってるとはいえいくら何でも素直すぎるのは少ない時間で目的を遂げることができるからではないだろうか?

そうかそうか、映画っていうのも彼女とのデートの下見のためで、今日は買い物ができればそれでよかったってところにちがいないわ

頭の中で勝手に想像してみる。普段だらしないところだらけとはいえやる時はやる(らしい)上条のことだ。あながち間違っていないかもしれない

吹寄「上条」

上条「ん?」

ぽんっ と両手を上条の肩に乗せてしっかりと両目を見据える。自身の知る上条が知らないところで一皮剥けていたのではと思うとなんだか心が温まる

吹寄「貴様というやつはいつの間にここまで男らしくなったのかしらね?」

上条「はぁ?」

何言ってんだこいつ

唖然とした。普段真面目で熱血な頼れる委員長である吹寄がおもむろにわけのわからないことを言い出せば上条ならずとも同じような反応をしただろう

上条「えーっと、俺は今日お前と出会ってからこれまでお前が何をしたいのかわからないし、今お前が何を言いたいのかさっぱりわからないんだが」

なるべく冷静に、よくわからない方向に熱くなっている吹寄をなだめんと、自身のざわつく心を抑えながら上条が語りかける

吹寄「え?あー・・・」

いけないいけない、まだ確たる証をつかんだわけでもないのにあたしとしたことがとんだ早とちりだわ

つい浮かれて言わなくてもいいことを口走ってしまった。まだ上条の口からギブアップの声を聞いたわけでもなければ決定的な場面を目撃したわけではない

近頃上条の雰囲気がこれまでと違うというのはどことなく感じていたことではあるが担任の小萌に言われるまではこうもはっきりとはわからなかった

その変化の原因が小萌の言うがままに恋人の存在にあるのではないかということをうっすらと掴むことができただけで吹寄は今日上条を発見できてよかったと思っているほどである

あーやばい、あたしが舞いあがってちゃ意味ないわ。ここは落ち着いていかないと

吹寄「すううううううう」

高鳴る鼓動を抑えるために大きく息を吸う

吹寄「はぁぁぁぁぁ~~~」

そして息を吐く

上条「お前何か変だぞ?」

うるさい、貴様には言われたくないわ

心の中でつっこみを入れながら肩に置いた手の力をほどよくゆるめる

穏やかに、ここは穏やかにいくべきよ

これまでのわずかな時間の中で上条当麻には何かあると確信した吹寄である

そしてここから最終下校時刻までのわずかな時間の中で上条が彼女と会う可能性が無いとわかればこれ以上は深追いするべきではない

吹寄「それはお互い様、ほらほら、さっさと買い物に行くわよ」

努めて冷静に、そして再びある意味無慈悲に上条の腕を引く。このまま上条と問答をしていても意味はないのだから自分にもメリットのあることをしよう

上条は全く聞いていなかったであろうが吹寄は丁度新しいクッションが欲しいのだ

と、なれば善は急げ。呆れている上条が戸惑いを見せようが何を言おうが今は吹寄自身がやりたいことをやっても罰は当たるまい

上条「お、おいおいこらこら、どこに行こうって言うんだよ!?」

吹寄「新しいクッションが欲しいって話をしてたのを忘れたというの?」

上条「聞いてねーぞそんなこと」

あーらら、思った通り何も聞いてないか。ま、予想通りだからいいんだけどね

映画を観る前から上の空であった上条のことだ。自分の言うことなど半分も頭に入れてはいまいと思っていた吹寄にとってはむしろ想定内のことである

吹寄「はいはい、貴様が聞いてないとか関係ないわ。黙ってあたしのクッション選びに付き合いなさい」

上条「お前っ!いつからこんなに暴君になっちまったんだ!?いくらなんでもこれはひどすぎるぞ!」

いくら上条に彼女がいるのではないかと疑っているとはいえこれはない、映画までなら一万歩譲って我慢することができるがその後も一切の容赦が無い

勝ち負けに関しては相手に容赦を見せることなど言語道断だが今この状況においてそれが必要なことであろうか?

頼む!!帰してくれ!!俺にはまだはいはいもできないちっちゃな娘とセクシーで優しく俺を包み込んでくれる沈利さんが俺の帰りをおおおお!!!

心の中で大きく叫ぶ、声に出せば吹寄の鼓膜を突き破らんばかりに大きな声で思いっきり叫ぶ



吹寄「ほぉーら、あのお店に入るわよぉー!」

元気一杯上条の前を歩く吹寄に上条の心の叫びが届くことなど到底無く、映画館に引きずり込まれるのと同じようにはっきりと、確実に吹寄が目標とする店への距離を縮めていく

ああだめだ。俺はまた無駄な時間を過ごすのかよ・・・

諦めよう。さすがにここまでくれば自分の力で吹寄を何とかするのは無理だ

上条自身話術に長けているわけでもなければ特別な能力を携えているわけでもない

今も昔も上条にできることはこの右拳を振るうことだけである

様々な事件を説教と右拳で解決してきた彼であるがそれでもそれを目の前のクラスメイトにぶつけることは理性が頑なに拒否していた

吹寄を殴ったところで何もいいことねえもんな

心の中でもそうつぶやいて自分自身を納得させる

相手は強大な魔術を駆使して世界の転覆を願っているような凶悪な魔術師でもなければ上条の周りの人間に害をなすわけでもない

上条の今の幸せな生活が脅かされることがあろうとも無自覚でそれをやっている吹寄を相手に腕力に訴えるなどということはできないのである

すまない沈利さん、せめて、せめて何かきっかけがあれば・・・

上条当麻は祈った。神の恩恵までもを打ち消す右手を持ちながら祈った

頼むから、頼むから誰かこの状況を何とかしてくれ



吹寄制理を何とかしてくれとは言わない、彼女に大怪我をさせろだとかいきなり持病の癪を起こせだとかそこまでは言わない

ただ、ただ 自分が愛する妻と娘の待つあの部屋へ帰るきっかけを誰か授けてください



仮に目の前に賽銭箱があれば右手に財布を握り締め力の限り叩き込まんばかりの鬼の形相を上条は浮かべていた



「あれ、上条ちゃんに吹寄ちゃんじゃないですか」


上条「・・・ん?」

どこかで聞いた声がする。優しく、穏やかで上条を暖かく包み込むような声を

これが、神から俺に与えられた最後のチャンスかもしれない

藁をもつかむような思いで上条はその声の方へ首を傾けた

まるで、暗闇の中で見つけた一筋の明かりに誘われるかのように・・・

亀の歩みですが今日はここまでです。次は26日あたりを予定しています

絹旗「ももたろうは、おばあさんの作ってくれたきびだんごを腰につけていざ、鬼退治へ出発しました」

室内に絹旗の愛らしい声が響く、淡々と読み流してはいるが視線は絵本と麻利をせわしなくいったりきたりしている

ぱっと目に付いた絵本を思いつきで読み聞かせてみたものの、やはり一番気になるのは麻利の反応。できることなら喜んでいる姿が見たいものだが

滝壺「まりりん、おだんごっていうのはね、丸くて甘くてもちもちしてるんだよ」

麻利「・・・ぅ?」

ベビーベッドを挟んで向こう側に座る滝壺が麻利のお腹を毛布の上から撫でながら細かい部分を説明する

と、言っても麻利はまだ生まれて四ヶ月程度、当然絹旗の朗読も滝壺の解説も麻利にとってはよくわからないものでしかないようで

朗読する絹旗には一切興味を示さずにお腹を撫でる滝壺の顔を不思議そうに見つめているだけであった

絹旗「・・・何か滝壺さん超ずるいです」

滝壺「え?どうしたのきぬはた」

絹旗「私がまりりんのために超がんばって朗読してるというのにまりりんは滝壺さんしか見てないじゃないですか」

滝壺「しょうがないよ。まりりんにはまだももたろうがよくわからないんだから」

麻利「・・・」

滝壺「ねえ、まりりん」

絹旗「むぅ」

麻利に語りかけながらまたも麻利のお腹を撫で回す滝壺に思わず絹旗の頬が膨らむ

自分が麻利を喜ばせるために絵本を朗読しているのというのに麻利の興味を持っていかれてはやる気が殺がれるではないか

絹旗「まりりんに桃太郎が早いのは私にもわかります、私が言ってるのはそういうことではなくて滝壺さんがまりりんのお腹を超ぽんぽんしてることを言ってるんです」

滝壺「まりりん、私がお腹ぽんぽんするの嫌?」

麻利「・・・」

滝壺「まりりん嫌じゃないって」

絹旗「私は滝壺さんがちゃっかりまりりんを独り占めにしてるところが超ずるいと言ってるんです」

ついついジト目で滝壺をにらんでしまう。麻利の体調が気がかりなため我慢しているができることなら膝の上に乗せて絵本を読みたいと思っているくらいだ

そんな絹旗の気持ちは滝壺も十分わかっているはずである。だというのに目の前で麻利を独り占めにされては文句のひとつも言いたくなるだろう

滝壺「きぬはた、まりりんは具合が悪いかもしれないんだよ?」

絹旗「それとお腹ぽんぽんすることがどう関係あるんですか?」

滝壺「わたしがお腹をぽんぽんすることでまりりんのお腹がぽかぽかするかもしれない」

絹旗「む」

なるほど、納得はいかないがなんとなく理にかなっているような気がする

普段おっとりとしている滝壺だが好きなものへの執着は目を見張るものがある

と、言ってもこれは単にずるいだけなのだが・・・

絹旗「じゃあ私がまりりんのお腹ぽんぽんします。滝壺さんが絵本読んでくださいよ」

滝壺「だめ」

即答ですか、ちょっとは考えたりしてくださいよ

絹旗「滝壺さん・・・」

滝壺「私の声よりもきぬはたの声がかわいい、まりりんもそう思っている」

絹旗「いやいや、無理ありすぎですって」

だめだ、滝壺さんは絶対に譲らないつもりですね。これは参りました

絹旗は確信した。この調子ではこれ以上問答を繰り返しても滝壺は絶対に麻利のお腹を撫でることをやめることはないだろう

だが、かといってみすみすこのまま滝壺だけに麻利のお腹を撫でさせるわけにはいかない

ぐずったり嫌がったりしないところをみると麻利もまんざらではないのだろうがそれならば自分が撫でてもいいはずだ

せっかく麻利と楽しいひと時を過ごすためにわざわざここまで来たというのにこのままでは生殺しではないか

麻利「・・・ぁぅ」

滝壺「きぬはた、まりりんが続き読んでって言ってるよ?」

絹旗「嫌です」

きっぱりと、言ってのけた

滝壺「え?」

麻利「・・・」

絹旗「滝壺さんがまりりんから手を離すまで超ボイコットです」

不思議そうに絹旗を見上げる麻利の視線に気づいていないのかまっすぐに滝壺だけを見据えて絹旗は絵本を閉じる

滝壺「きぬはた、私がまりりんのお腹をぽんぽんしないとまりりんのお腹が痛くなるかもしれない」

絹旗「それなら、私がまりりんのお腹を超ぽんぽんします」

滝壺「だめ、きぬはたの手は私よりも小さいからまりりんのお腹をカバーできない」

絹旗「そんなことはありません。むしろ私の手くらいがちょうどいいはずです」

滝壺「きぬはたの手には窒素が集まるからだめ、窒素はまりりんによくない」

絹旗「わかってて言ってますよね?私が窒素操れるとはいえ24時間365日窒素を手に集めてるわけじゃないってことわかってて言ってますよね?」

滝壺「きぬはたが本気を出したら窒素の壁でまりりんが痛い思いをしてしまうかもしれない」

絹旗「ありえませんから、いくら私が能力が私への攻撃に対して自動で窒素の壁を発動するとはいえこんなにかわいいまりりんに痛い思いなんて絶対にさせませんから」

麻利「・・・ぅぃぅ?」

ベビーベッドを挟んで口論を交わす絹旗と滝壺の様子をぼんやりと眺めながらつぶやくように麻利が声をあげた

小さなベビーベッドに丁寧に敷かれたふかふかな布団の上に丁寧に寝かされた状態で軽く口を開けながら二人の成り行きを不思議そうに見守る

麻利「・・・」

ふと、足を軽くぱたぱたと振る。ただでさえ大好きなママが天日干ししてくれたぽかぽかぽかな毛布をかけられただけで温まるというのにお腹の上にはずっと滝壺の手が置かれているのだ

言葉を話すことができないためうまく伝えることができないがお腹にずっと手を置かれているとほんの少しだがじんわりと暖められてしまう

それが不快とは言わないができることならちょっとだけ手を離してもらいたい。そうすればもう少し快適に過ごすことができるのに・・・

滝壺「きぬはた、わがままはだめだよ?」

絹旗「いいでしょう、わがまま上等です」

麻利「・・・ぷぅ」

ふっくらとしたほっぺに空気をちょっとだけ溜めて吐き出す。特別に気に入ってるわけではないがたまにやりたくなる

だがこれをやるとママに唇をつつかれることがあるので気をつけなくちゃいけない

ママのことは大好きだし抱っこされるとぽかぽかするしぎゅってされるとほんわかする

それでも唇をつんつんされるとくすぐったくてたまらない。ある時なんか声を上げて手で口を押さえてしまったくらいだ

なんとなく嫌なのが伝わるのかママはいつも深追いしない。その後ちゃんとごめんねって言ってほっぺにすりすりしてくれる

その時はママの長い髪に包まれてちょっとびっくりするけどママの髪はいつもいいにおいがしてすごくふんわりとしていて滑らかだ

できることならずっとママにぎゅっとしてほしい、ママと一緒にいるのが一番落ち着くしママはいつも近くにいてくれる

絹旗「滝壺さん、いくら温厚な私でも我慢できることとできないことがあるんですよ?」

滝壺「大丈夫、私はそれでも我慢して絵本を読んでくれるきぬはたを応援している」

麻利「・・・・ぅぁぅぃぅぅ」

それにしても騒がしい、何の話をしているのかわからないがこの二人からは穏やかな感じがしないためなんだか気持ちが落ち着かない

たまにママもパパとよくわからないことを話しているがこんな感じで話してるのは見たことがない

麻利「・・・?」

なんで今ここにいるのがパパとママじゃないのだろうか?きょろきょろとあたりを見回してもパパもママもどこにもいない

そういえばパパはよくいなくなる。パパに抱っこされてうとうとしてたら気がつくとどこかへ行っていることもあるし

どこへ行ったのかわからないままぼんやりしていると突然現れてなでなでされたりだっこされることもある

驚いて声をあげてしまうこともあるがパパはいつもにこにこ笑って話しかけてくれる

パパもママもどこにも行かずにずっとずっと一緒にいてくれればいいのに・・・

絹旗「読みたいですよ。読み聞かせてついでに歌まで歌っちゃいますよ?でもその前に私にも超ぽんぽんさせてくれたっていいじゃないですか」

滝壺「だめ、私がやる」

麻利「・・・・」

絹旗「ぶっちゃけ全部滝壺さんのわがままだと思うんですけど」

滝壺「わがままでもいい、今まりりんに必要なのは」「あぁぅあ!」

絹旗「ん?」

麻利「・・・・ぅぅ」

少し大きめに声をあげて軽く足をぱたぱたさせる。なんだか不安で不安でしょうがない

パパもママもどこに行ったのか?目の前の二人は何をするつもりなのか?わからないことだらけだ

麻利「・・・ぅ・・ぁぅ・・」

それになんだか変な感じがする。足をぱたぱたさせても声をあげてもこの変な感じはなくならない

この変な感じはどうすればなくなるのだろうか?わかるのなら誰か教えてほしい

お願いだから、 誰か

滝壺「まりりん、すごくそわそわしてる」

絹旗「私たちが不安にさせちゃったんですかね?」

滝壺「・・・そうだと思う」

ごめんねまりりん、こんなの見ても楽しくないよね?

瞳をうるませ、なんだか不安そうにしている麻利を見るとつい今までほんわかとしていた心が凍った湖の上に置き去りにされたように一気に冷え込んでしまう

麻利を楽しませ、喜ばせるためにここまで来たはずなのにいつの間にか自分のことだけ考えていたなんて・・・

滝壺「こんなんじゃだめ。もっとちゃんとしなきゃ」

私に赤ちゃんができた時、一番に赤ちゃんのこと考えてなきゃだめなんだよね

ふんす、と気合を入れ直して麻利の瞳をみつめる、ゆるやかに足をぱたぱたさせて何かを訴えようとする麻利を落ち着かせようとお腹から手を離しベビーベッドを優しくゆする

滝壺「もう大丈夫だよまりりん、私ときぬはたは仲良しだからね?」

麻利「・・・・?」

絹旗「すみません滝壺さん、私もつい熱くなっちゃって」

滝壺「ううん、私がわがまま言ったのがいけなかった」

相変わらず不思議そうに見つめる麻利の目の前でお互いに反省しあう姿はどこか滑稽だ

普段ならここにフレンダとフレメアの二人も加わるので騒がしさで言えば普段のほうが騒がしいかもしれない

だが今回のように麻利の目の前で麻利が声をあげるほど口論を交わすことなどなかった

大抵じゃんけんかくじ引きであっさりと解決して麻利と触れ合う時間を大切にしてきたからだ

絹旗「はぁ、仕方ありません。ここは私がぽんぽんを諦めるとしましょうか」

いつの間にか閉じて膝の上に置きっぱなしになった絵本を取り直し先ほど中断してしまったページを探す

麻利のお腹をぽんぽんできないのは心残りではあるが冷静に考えれば今日やらなければならないことではないことだ

今日のところは諦めますが近いうちに必ずまりりんを抱っこしながら絵本を読んであげようじゃないですか

ちょっぴり悔しい気持ちを引きずりながらこほんと咳払いをしてしゃきっと背筋を伸ばす

かわいい麻利が見ているのだから大人としてきちんとしなくては示しがつかないではないか

背伸びしたくなる年頃であるとはいえまだ自分で起き上がることもできない赤ちゃんの前でだらしないところは見せられない

絹旗「さて、それじゃあ続きを読んでいきますね?桃太郎が鬼退治に出かけるところまででしたから、ここからお供を仲間にするところですよ~」

麻利「・・・・?」

絵本の中で刀を振りかざし鎧鉢巻背中に旗指物、胸を張って意気揚々と道を歩く桃太郎の姿を確認して麻利に語りかける

先ほどから変わらずにぼんやりと見上げているだけの麻利をほんの少しでも楽しませようと視線を絵本に落とし、さあ続きを読もう



滝壺「待って」

絹旗「はい?」

滝壺「きぬはた、それじゃあだめだよ。きぬはたが楽しくないとまりりんも楽しくない」

絹旗「えっ」

突然何を言い出すのだろうか?せっかく自分が覚悟を決めて絵本を読もうとしているのに何か至らないところがあるというのだろうか?

わけもわからずにきょとんとしている絹旗を諭すように滝壺が続けて口を開く

滝壺「きぬはた、二人で絵本を読んで二人でまりりんをぽんぽんしよう?」

絹旗「えと、できるんですか?そんなこと」

滝壺「できるよ。とっても簡単」

絹旗「はぁ・・・」

思わず首をかしげる。絵本はひとつしかないのだから必然的に絵本の読み手は一人だけになる

この小さな絵本を二人で朗読するなどどう考えても非効率でしかないと思うのだが

麻利「・・・ぅ?」

心なしかベビーベッドで二人を見上げる麻利も絹旗と同じように首をかしげているような気がする。

滝壺「きぬはた、左手をまりりんのお腹の上において」

絹旗「はぁ」

言われるがままに左手を絵本から麻利のお腹へと伸ばす

滝壺の意図が頭の中ではっきりとイメージできないため半信半疑のままではあるが麻利のお腹をぽんぽんできるというのは悪い気はしない

そ~っと、そ~っと

ぽふっ

麻利「・・ぅぃぅ?」

絹旗「くすぐったいですか?」

はぁぁ~、まりりんの体超ちっちゃいです

絹旗の顔がにやける。ふと、冷静に考えると自分がどれだけおかしな顔をしているのか想像がつくし

こんな顔を誰かに見られるなんて考えたら恥ずかしくて顔から火が吹き出てしまいそうなほどである



麻利「・・・」

ふにっ

絹旗「おぉっ」

絹旗の手に収まるくらい小さなお腹を撫でられるだけでにやけてしまうというのにその手の甲に麻利の手が重ねられてはそれどころではない

絹旗「まりり~ん、まりりんの手もちょおあったかいですよぉ~」

あまりのうれしさに自然と声も上ずる。偶然とはいえまだ小さい麻利が母でもない自分を求めてくれたかのような気がしてくるではないか

麻利「・・・」

滝壺「よかったねきぬはた、まりりんもきぬはたをあっためてあげたいって」

絹旗「えへへ~、超うれしいですぅ~」

滝壺「それじゃ、私が絵本のこっち側を持つね」

ひょい、と、絹旗の膝の上に置かれた絵本に手を伸ばし、麻利の視界に入る位置まで一気に持ち上げる

絹旗「お、おぉ」

本の左右を二人で支えることによって二人で朗読、二人でお腹をなでる

なるほど、確かに考えればこれが一番平和的で誰も損しない唯一の方法かもしれない

滝壺「きぬはた、交代交代で読んでいこう?」

絹旗「はい、もちろんです って・・・」

滝壺「ん? あ」

ちらりと現在開かれているページを二人で確認する。ここまで絹旗が読んでいたので順番からいって次は滝壺が読むのが妥当かもしれない

だが、二人で支える絵本のページに描かれていたのは

滝壺「おうただね」

絹旗「ええ」

おなじみの歌が二人を出迎えてくれた。ふと、お互いに顔を見合わせる。朗読だけかと思っていたところに不意打ちのような歌

童話の絵本なのだから歌があってもおかしくないのだがそういうものに慣れていない二人にとってはまさにひとつのチャレンジである

滝壺「きぬはた、私歌ってもいい?」

と、思われたのだが滝壺にとってはなんてことなかったようだ

絹旗「えっ、躊躇い無くですか?歌うってちょっと恥ずかしくありません?」

滝壺「大丈夫、私やる」

麻利「・・・・?」

絹旗「超やる気じゃないですか」

何やら目に炎を滾らせているようにも見える。何が彼女をそこまで燃え上がらせるのか、まあ想像はできるがそれだけではないような気もする

私にも赤ちゃんできたら歌ってあげるんだから、がんばらないと!

滝壺「まりりん、おうた歌ってあげるからね?」

ぽふっ

麻利「・・・ぁ~ぅぅ」

絹旗「よかったですねまりりん、私と滝壺さんの手で超ぽかぽかですよ~」

絵本と同じように二人の手で左右から包み込むようにやさしく撫でる。片手に絵本、片手に麻利と

はたから見れば少々おかしな状況ではあるがそんなものはこの二人にとってはどうでもいいことなのである

滝壺さんにだけやらせるのは超もったいないですよね

絹旗「滝壺さん、私も歌いたいです」

滝壺に負けじと絹旗も気持ちを前面に押し出す。やりすぎればわがままだが言うだけなら何も問題は無いだろう

滝壺「じゃあ、一緒に歌おうか」

絹旗「はい!」

麻利「・・・まぁぅ?」

今自分が置かれている状況がどうなったのかよくわからないが、とりあえず成り行きに任せるしかない

川に浮かんだ桃のように、流れに身を任せてあっちへゆらゆらこっちへゆらゆら

少し流れが悪くあらぬ方向へ向かうことになろうとも、自分で舵を取ることのできない麻利にはどうすることもできないのだ

たとえ、ほんの少し先を見通せることができたとしても



日曜日はSS速報にアクセスできなかったので今日になりました。次は1日にやります

とんとんとん

小気味良い音がキッチンに響く、まな板の上には焦げをきれいに削ぎ落とされた野菜が小さく切り刻まれている

フレンダ「はぁ~・・・」

麦野「何?」

フレンダ「しっかり主婦やっちゃってるんだね」

麦野「女として料理くらい当然のことでしょ?日々の家事をそつなくこなせないと結婚できないわよ」

フレンダ「そ、そりゃこのくらい私も余裕でやってるわけよ」

明らかに自信の無さそうな声をあげるフレンダにお構いなく麦野は包丁を握る手をゆるめずに野菜を刻む

今は穏やかになったとはいえ元々プライドの高い彼女である。その根っこの部分は相変わらずで、何事においてもできないということを許さない

とはいうものの現在ではそれはほぼ家事と育児にのみ発揮されているのだが

フレンダ「エプロンつけて包丁握る麦野かぁ」

麦野「似合わない?」

フレンダ「ううん、すっごくかわいいわけよぉ」

麦野「あ、そ、ありがと」

フレンダ「にしし」

フレンダに顔を向けることなく答えながら刻んだ野菜をボウルに移す麦野の横顔をにんまりと見つめる

ひよこさんのエプロン、似合ってるわけよ

声に出さずにささやきかける。このエプロンがどういういきさつで麦野の手にわたり、こうやって愛用されているのかはわからない

だが、凛とした顔立ちをしていながら見掛けによらずかわいいところがあることを密かに知っているフレンダはこみ上げてくるものを堪えるのに必死だ

フレメア「にゃ、これ硬い」

麦野「こら、そんなもち方したら怪我するわよ。これは私がやるわ」

フレメア「むぅ、大体、私は鯖の頭は入れないほうがいいって言ったのに」

鯖の頭のこげた部分を削ぎ落とそうと格闘していたフレメアから鯖の頭を取り上げる

昨日打ち止めと二人で鍋と食材を焦がした張本人が何かつぶやいているがそんなことは気にしない

麦野「慣れてないし力もそんなに無いんだから無理しちゃだめよ?」

フレメア「はーい」

麦野「フレメアはこれを小さく刻んでくれる?」

フレメア「にゃあ!」

刻みかけの野菜をいくつかフレメアの前に並べ、自身は取り上げた鯖の頭に包丁を入れる

鯖の頭をカレーに直接入れるわけではないがどうせならこの際全ての食材を下ごしらえしておいたほうが後々面倒が少ないことだろう

フレメア「よっ と」

麦野「うん、上手よ。その調子で丁寧にお願いね」

すとん、すとんと一度火を通してやわらかくなった野菜に丁寧に果物ナイフを入れるフレメアを見守りながら鯖の頭の焦げの部分を包丁でこそぎ落とす

鯖の頭に食べられる部分はそんなに無いのだが、かといってこのまま捨ててしまうのも何やらもったいない気がするのだろう

麻利に食べ物の大切さを教えなきゃえいけなくなるんだし、こういうのはちゃんとやっとかなきゃだめなのよね~

今はまだ物を食べるということができない麻利ではあるが、これから大きくなれば色んなものを口にすることになる

と、なればいずれ麻利にも食べ物の好みがあることがわかり、ひょっとしたら食べられないものがあるかもしれない

そんな時麻利が少しでも食べられるように工夫し、同時に食べ物のありがたみや大切さを教えるのは親である上条と麦野の役目だ

何食べても麻利がおいしいって言えるように、いろんなこと覚えなきゃね

器用に包丁を動かしさくさくと焦げを落としていく。どんな食べ物も調理法ひとつで味ががらりと変わるのだ

ならば今のうちに、時に失敗することがあっても上条はもちろん麻利を喜ばせる食事を作る術をできるだけ多く身に着けておきたいではないか

ん、完璧

あっというまに焦げを落とした鯖の頭をまじまじと見つめ取り残しが無いか入念に目を通す

自身の包丁さばきに納得し、軽くうなずきながら鯖の頭を野菜とは別のボウルに入れる

麦野「ほら、あんたの大好きな鯖よ」

フレンダ「ほいきた」

麦野が焦げをそぎ落とした鯖の頭をひょいと持ち上げそこから身を取り出そうと目を細める

この三人は大まかに焦げを取り除く係りと焦げを取り除いた食材を下ごしらえする係りのふたつに分かれているのだが

刃物の扱いに慣れていないフレメアを麦野が支えつつ指揮をとる形が基本路線としてできあがっている

フレンダは専ら鯖係りとなっており、焦げを落とした鯖の身をほぐし、そこからちまちまと小さな骨を取り除く仕事を続けている

これが他の魚なら文句のひとつでも言って投げ出しそうなものだが大好物の鯖をおいしく調理するとなれば話は別だ

はぁぁ、鯖カレー楽しみってわけよ

鯖というだけでテンションがあがるというのにかわいい妹と一緒にエプロンをつけて台所に立つことができるなんて

学園都市の暗部として活動していた頃は到底考えられなかったことである。.この状況でうきうきしないわけがない

フレンダ「ねえ麦野」

麦野「何?」

フレンダ「こうやって丁寧に焦げを落としてるところを見ると普段から残り物とかも工夫して食べきってるわけ?」

丁寧に調理用ピンセットで骨を抜き取りながら素朴な疑問を投げかける

プライベートを詮索するようではあるが幼い娘の世話をしながら夫の帰りを待つ専業主婦の日常に興味津々なのはフレンダに限ったことではないのだ

ここはどうか同じ女として、将来の参考とさせていただくために、平に許していただきたい

麦野「残り物ねえ、最初の頃はお互いにどれだけ食べるか把握してなかったから結構残ったりしけど最近はそんなに残り物って出ないのよね~」

フレンダ「じゃ、お昼はお昼でちゃんと作ってるわけ?」

麦野「料理に時間かけるとそれだけ麻利から目を離すことになっちゃうから簡単に一品作ってあとは作り置きのものね」

フレメア「へ~、私まりりんと一緒にお外でご飯食べてるかと思った」

フレンダ「あ、わかる。何かまりりん膝の上に乗せて優雅にランチってイメージ」

二人の頭に浮かぶのはいかにも高級そうな洋式ののテーブルに腰掛ける麦野とその膝の上にちょこんと乗せられた麻利

その傍らにはまるで執事のように静かに、穏やかに携わる初老のウェイターが彼女たちをそっと見守っている光景

フレメア「にゃぁ 私もそういうとこでご飯たべたぁ~い」

フレンダ「我慢よフレメア、結局、私ら庶民はささやかな贅沢をするしかないってわけよ」

フレメア「おねえちゃぁ~ん」

フレンダ「ごめんねフレメア、苦労をかけちゃって」

フレメア「うぅん、私お姉ちゃんと一緒だから何も辛くない にゃあ」

麦野「お前ら私にどんなイメージ抱いてんだ?」

涙ぐみながら抱き合うお調子者姉妹に軽く首をかしげながらせっせと手を動かす

この二人がどんなことを想像しているのか知る由も無いが、現実的に麻利をつれてランチに行こうなどという気は全く起きない

現状で自分が麻利に何をしなくてはならないのかを考えれば気軽に外に出ることすら躊躇われる

仮に麻利と二人で外食するとして、完全個室というのならわかるがそうでなければ無駄に周囲の視線を集めるうえに余計な面倒を起こすかもしれない

と、なれば周囲に気を配る必要の無い自宅が一番であるし、

それに何より・・・

麦野「当麻が学校でがんばってる時に一人でランチとか楽しくも何ともねえっての」

ポツリと、つぶやく

平日、麦野が麻利の面倒を見ながら家事にいそしむ間、愛する夫は学業に励んでいる

今の彼はただのレベル0の高校生でとてもじゃないが妻と娘を養うだけの収入を稼ぎ出すことはできない

が、なればこそ、今自分にできることを一生懸命やろうと努力しているし、安易に妥協しようとしない

地道な努力をコツコツと積み重ねて、彼は彼なりの方法で家族を幸せにしようとしているのだ

そんな夫の意気込みは毎日の生活ではっきりと感じられるし、彼女自身限られた時間の中で手助けできることは何でもしてあげたいと思っている

そんな中で、彼女にとってはほんの十数分でできることを妥協してまで、楽しくも無いランチで空腹を満たそうなどという気はこれっぽっちも無かったのであった

フレメア「にゃぁ~~・・・」

フレンダ「ほうほう」

麦野「ん?」

気がつけば、つい先ほどまで抱き合っていたお調子者姉妹が瞳を輝かせながらこちらを見つめているではないか

突然のことに多少たじろぎながら声を紡ぎ出す

麦野「何?そんな目で見られても何も出ないわよ?」

フレンダ「いや~、いい奥さんだわ~」

腕を組んでうんうんとうなずく。娘想いで料理も完璧、以前の凶暴さはどこへやら、娘と夫を愛する慈愛に満ちた少女を目の前に

いつか自分もこうなりたいなと思うのは彼女だけではあるまい

フレンダ「ねえ麦野」

麦野「何?」

フレンダ「後ろから抱きついていい?」

麦野「だめ」

フレンダ「ちょっとくらいいいじゃない、ね?」

麦野「本気で言ってるなら相手を見てから言いなさい。私を誰だと思ってる?」

フレンダ「やさしくてかわいい沈利ママ!」

麦野「はいはいどうも、お世辞はいいからさっさと手を動かす。包丁握ってる時にふざけられたら危ないでしょ?」

フレンダ「じゃあ包丁握ってない時だったらいい?」

麦野「そうまでして私に抱きつきたいか」

フレンダ「もちろん! 私は今猛烈に麦野をぎゅっとしてほんわかな気分に浸りたいってわけよ!」

また始まったか・・・

徐々に言葉に力がこもってきたのを感じあきれながらも包丁を握る手を動かし続ける

その彼女の真横で手を広げて今にも抱きつこうと瞳を輝かせるフレンダ。その指が怪しくくねっているのは彼女の熱意の表れか

かつて公衆の面前で麦野の胸を揉む等のセクハラも平気でやってきたフレンダだ。了承を得ようとしているだけいくらかマシといったところだろう

麦野「お前が私に抱きつくことを許して私に何のメリットがある?」

フレンダ「私の愛を感じられるわけよ!」

麦野「いらねえっての」

フレンダ「いいのかなぁ?今ならフレメアも一緒についてくるチャンスなんだけどぉ?」

フレメア「にゃあ!」

麦野「通販?」

気がつけば麦野を挟むように姉の反対側で両手を広げているフレメア、顔は姉とよく似ているが心はまだ姉のように邪な感情は持ち合わせていないらしい

姉と違って指をくねらせていないところは年齢云々よりも心根の問題と思っておきたいところである

フレンダ「さあ麦野、照れていないで」

フレメア「私たち仲良し!」

あ、だめだ。ここらで釘を刺しておかないとこいつら止まらないわ

丁度ザルが空になったところで包丁を置いてハンドソープに手を伸ばす。一押しして手を擦ると麦野の細くしなやかな指を泡が包みこみたちたちまち桃の香りがあたりに広がった

本当ならここでこの香りを楽しみながらじっくりと丹念に手の汚れを落としたいところだがそんなことをしていては彼女の左右に立ちはだかるお調子者姉妹に抱きしめられてしまう

抱きしめられるのがそこまで嫌だというわけではないがこれは明らか悪ふざけの一種

隙を見せればあれもこれもと畳み掛けてくるのは明らかなのだからここらできっちりと対応しておく必要があるだろう

手早く水で手を洗い流しながら呆れた顔でいくつかの仕置きを思い浮かべる

本当に私を怒らせたら一ヶ月麻利に会うことを禁止してやる。泣いて謝っても許してあげないから覚悟しとけよ?

フレンダ「麦野ぉ、覚悟はいい?」

麦野「何が覚悟だ、お前ってやつは今まで私にそういうことしてどういう目にあったか覚えてないのか?」

フレンダ「麦野の熱ぅ~い愛をたぁくさんもらったわけよぉ」

一応、警告はした。だというのにこの馬鹿は頬に手を当て身体をくねらせやがる。しかも顔をほんのり赤く染めながら だ

麦野「じゃあ、今日も熱い愛でいいのね?」

お望みとあらばやってあげるしかあるまい、ひよこさんのエプロンで濡れた手をぬぐい軽くため息をつきながら軽く右手を握り締め指を開く

妊娠から出産を経ているので以前よりも衰えてはいるがそれでも目の前の少女を指先の力だけで締め上げて片手で持ち上げるくらいはなんてことはない

愛しい娘が見ている前でないとなれば手加減の必要もあるまい

かつて学園都市の裏家業を彼女が生き抜いてこれたのは自身の持つ能力はもちろんだが、一番大きな要素は意外にも彼女の身体能力にある

過去には、片手を振り回しただけで浜面を数メートルノーバウンドでぶっ飛ばしたこともあるし

浜面をつかんで軽く放り投げただけできれいな放物線を描きながら街路樹に激突させたこともあるくらいだ

彼女を良く知る者なら誰もがその威力を知る単純な腕力が今、金色の髪に包まれた白い肌に牙を向いて襲い掛かる

その寸前

フレメア「だめ!お姉ちゃんは私が守る!」

間に姉そっくりの可愛らしい妹が両手を広げて立ちはだかったではないか

フレンダ「フレメア~~ かわいい妹~~」

フレメア「おねえちゃ~~ん」

フレンダ「姉想いの妹を持って私は幸せ者ってわけよね~」

フレメア「にゃあにゃあ、大事なお姉ちゃんだも~ん」

フレンダ「フレメア~」

姉の胸に背中を預ける妹とそれをそっと支える姉、たった今まで包丁を握っていた手が汚れていることを相手に気遣っているのかお互いに手が触れないようにしているのが少々面白い

これも暖かい姉妹愛と割り切れば和めないこともない と、言っても

麦野「じゃあ、二人一緒にね?」

がしぃっ

フレンダ「ぐぁっ!」

フレメア「に゛ゃ゛っ゛!」

そんなことはこの台所を預かる麦野にとってはどうでもいいことである

フレンダ「むぅぎのおぉぉぉっ!!ちょっと待って!痛いのダメ!!お願いだから痛いのやめてぇ!」

フレメア「にゃあにゃあにゃあ暴力反対いぃっ!!」

抗議の声を無視するかのように情け容赦なく両の掌でわしづかみにした指に少し力をこめる

と、言ってもそれは痛みを与えるというよりも動きを抑えるためのものであるのだが

麦野「暴れるな、ここは台所ですぐそこに刃物があって調理中の食べ物もあるの。余計なことさえしなければ誰も怪我もしないし食べ物が無駄になったり服が汚れることも無いでしょ?」

フレンダ「む、むむむぅぎのおぉぉ~~~」

フレメア「にゃぁあぁ~~ 痛いのやぁ~~~」

声は穏やか、顔は緩やか、だが指先に込められた力は真剣そのもの

ここが屋外の公園ならまだしも日々愛する夫のために試行錯誤しているこの場所で余計なことはしてほしくないのだ

麦野「わかったかにゃーん?」

フレンダ「わっ、わかった!わかったからお願い」

フレメア「もうしないぃ~~」

先ほどからギリギリ痛みを感じていないくらいの力で握っているのだが効果はてきめんであったらしい

二人そろって両手を挙げて降伏の意思をはっきりと示す

怒らせればただでさえ怖い麦野であるのにそのうえここは彼女のマンション。この程度で本当に怒るとは思えないが無駄にマイナス査定を積み上げるのは得策ではない

仮に麦野の逆鱗に触れてしまった場合、最も恐ろしいことは・・・

フレンダ「麦野許してぇ~~、お願いだからまりりんを抱っこできなくなるとかはやめてぇ~~~」

フレメア「にゃあぁぁぁーーー!!! そんなの耐えられないいいいい!!!」

私まだ何も言ってないんだけどな~

勝手に懲罰をイメージされるのもなんだか腑に落ちないがわかってもらえたのならばそれで良いだろう

鷲づかみにした指から力を抜いてゆっくりと持ち上げ怯える二人の顔をゆっくりと覗き込むと

フレンダ「むぎのぉ~・・・」

フレメア「にゃあぁ~~・・・」

軽く目に涙を浮かべたセイヴェルン姉妹が目に涙を浮かべながら縋るような瞳でみつめてくるではないか

こらこら、私を笑わせたいのか

あまりにも必死な表情に笑いがこみ上げそうになるがどうやら相手は真剣な様子。ならばこちらも真面目に対応してあげるのが筋というものだろう

麦野「もうふざけちゃだめよ?」

フレンダ「は~い」

フレメア「にゃぁ」

麦野「さて」

二人に念を押してから頭から手を離すと二人を置いてリビングへ向かう

やるべき下ごしらえもひと段落したことだしここらで愛しい娘の様子を一目確認しておこう

滝壺と絹旗が一緒にいるので麻利に何かあればすぐに呼びには来るだろうがそんなことで安心できるわけはない

今まで色んな物を目で追うだけだった麻利が近頃首を動かしてまじまじと見つめるようになった

まだまだ気がかりなことはたくさんあるがしっかりと成長しているのが見て取れるのが楽しくてしょうがないのだ

滝壺 絹旗「も~もた~ろさん♪ も~もた~ろさ~ん♪」」

麻利「・・・・」

室内に響き渡る歌声に耳を傾けながらぼんやりと宙を眺める

今まで目の前で歌を歌ってもらったことが無いというのもあるがそもそも麻利はまだ歌というものがわからない

耳から入ってくるいつもと違った音が何であるのかをはっきりと理解するにはまだまだ時間がかかるのだが

それでも目の前の二人がいつもとちがうということをやっていることがわかるらしく

麻利「・・・ぅ・・ぅぅ・・・?」

さわさわと耳を触りキョロキョロと辺りを見回す、相変わらずお腹の上には手が置かれ傍から見れば押さえつけられて自由を奪われているようにも見えなくもない

麻利「あぁ・・ぅ・・・」

さっきまでそこに見えた二人がいない、といっても本に隠れているだけなのだがもちろんそんなことは麻利にはわからない

誰もいない、いつもならこんな時どう思うだろうか?

パパもママもいない、自分の傍に誰もいない時麻利はとても不安になる

不安で不安でしかなたなくてすぐに声を上げて泣く

そうするとまず真っ先にママがかけつけてくれる。いつでもどこでもどんな時でも抱えあげてぎゅっっとしてくれる

今もそうだろうか?

滝壺 絹旗「「これから鬼の征伐に♪ ついて~行くならやりましょう~♪」」

麻利「・・・・ぅぁぅう?」

不思議と、そんな感じがしない、なんでだろう?

なんでだろう?

と、考えてみても結論を出すことができるはずもない

が、それはそれでなんとなく気にいらないのでほっぺをふくらませてみる ほぼ八つ当たりで

麻利「・・・ぷぅ」

ふにっ

麻利「・・・ぁぃあっ!」

突如唇をつんとされ声をあげる。びっくりして一瞬瞳がくわっと、まるまると見開かれすぐまぶたをぱちくりさせる

突然の刺激に困惑して落ち着かず足もばたばたさせてしまう

胸の中もどっくんどっくんと鳴っていてもうどうすればいいのかわからない

耳を触っていた手で顔を覆うようにひと撫でした後鼻から口へ持って行く

ふわっ

手を口に当てて開かれたはずの視界がうっすらと陰る

麻利「・・・・??」

少し冷静に目をぱちくりすると、そこには

麦野「麻利ぃ~、お耳に変な感じがする?」

麻利「・・・ぁぃぁっ」

にっこりと微笑むママの顔がそこにあった

次は10/17です、ようやくちょくちょくいけるようになりました

振り向くと、そこにはいつも教室で明るく元気に生徒と接する担任の月詠小萌の笑顔があった

ぱっと見は上条よりもずっと幼い少女にしか見えず、生徒から軽んじられそうに思われるかもしれないが

実際の所、上条や吹寄、クラスメイト達からの信任も厚く、たまに暴走する生徒達を抑えきれないところもあるものの

愛らしい外見と天使のような微笑みで問題児達をうまく治めているすごい教師なのであった

がしいっ!

上条「せんせえええええ!!」

小萌「うひゃぁっ!!

咄嗟に、上条当麻は小萌に飛びついた

上条「先生助けてください!!俺の幸せで平穏な休日がこの悪魔の手で一気に不幸のどん底へと叩き落されてるんです!!」

小萌「ええええぇぇぇええぇえ!!!???

彼女の肩をがっしりと掴んで顔を近づけると必死の表情で訴え出た

この状況を打開するチャンスはここしかねえ!!

今の今まで吹寄に好きなように振り回され反撃の糸口すら見出せずに半分魂が抜けかけたような状態にまで陥った上条だ

これを逃せば確実に最終下校時刻まで振り回されるのは間違い無いだろう

愛する妻の喜ぶ顔を見るために出かけたはずなのに

愛する娘とたくさん遊ぼうとあれこれ準備したのに

全部ぶち壊しじゃねえかよ畜生!!

ぐりっ!

小萌「ひっ!」

つい、怒りのあまり力が入ってしまう

ここまで受けた理不尽な仕打ち、半分は自分のせいでもあるのだが、思い返せば腸が煮えくり返るほどである

小萌「いいいいっ!! 痛いっ!! 痛いですよ上条ちゃんっ!! そんなに強く握られたらいたたたたっ!!!」

上条「お願いします先生っ!!どうかっ!!どうかあああ!!!」

小萌「いいぃだあぁぁっ!! いいぃぃっ!! かぁぁみじょおぉちゃぁぁんっ!!」

あまりに熱が上がりすぎたのかついにぶんぶんと小萌を前後に揺すりはじめた上条

おそらく本人は無意識でやっていることなのだろうがやられている小萌からすればたまったものではないだろう

月詠小萌は切に願う、神様お願いですからこの目の前の生徒の暴走を止めてください と

生徒から愛される小さな、本当に小さな女教師の切なる願いは

上条「せんせ」吹寄「いい加減にしなさいこの馬鹿!!」

ごちんっ!

上条「いてぇっ!」

吹寄の拳骨という形で案外あっさりと叶えられた

上条「っぉぉぉ・・・ いってぇぇぇ・・・」

吹寄「貴様というやつはいきなり先生に何をしでかすのよ。少しは常識というものを考えなさい」

吹寄から受けた渾身の一撃は上条当麻を見事に地面に這わせ、見事に担任の小萌を暴漢から救うことに成功した

激しい痛みに頭をさすりながら上条は心の中で叫ぶ

お前が言うな!!! と





小萌「痛かったのですよぉ」

姫神「小萌。大丈夫?」

あ、姫神もいたんだ

頭の痛みから回復して顔を上げると、肩をさする小萌と、きっと最初から二人でいたのであろう、クラスメイトの姫神秋沙がその様子を心配そうに眺めていた

吹寄「上条当麻、ちゃんと先生に謝りなさい」

上条「うるせえな、わかってるよ」

全ての元凶はお前だろうがと言いたいところをぐっと堪えながらまずは気持ちを落ち着かせるべく大きく息を吸って吐く

上条「先生、大丈夫ですか?」

小萌「上条ちゃぁん、ひどいですよぉ」

上条「う」

泣きそうになっている小萌の顔に心に何かグサリと突き刺さるものを感じる

いくら自分が必死だったとはいえこの顔はいたたまれない。胸がズキズキと痛む

上条「せっ、先生すみませんっ!俺っ!」

小萌「はぁ、いいですよ。痛かったですけど上条ちゃんがあんなに必死になるなんて今までありませんでしたからね」

上条が必死だったのは小萌でなくても見ればわかる

だが高校入学の時から上条をずっと見てきた小萌からすればあれだけ必死な表情を浮かべて自分につかみかかる姿を見て

なにやらただならぬ事情があるのを人一倍強く感じ取ることができた

ならば今こそ、この一年の時には学校の授業や補修ですら平気ですっぽかしていた超問題児の悩みを聞いてあげることこそ担任である自分の使命である

小萌「先生はもう大丈夫ですので、先生に上条ちゃんの悩みを聞かせてください」

自然と顔がにこやかになる。何があったのかはわからないが、生徒からここまで頼られるというのは教師としても、一人の大人としても素直に嬉しい

力強く肩を掴まれたのは痛かったが後に残るほどでは無い

上条に気遣わせないという意味もあるが、今はただ純粋に嬉しさだけで微笑むことができる

小萌「上条ちゃん、何があったのですか?」

優しく、問いかける。まるで牧師が罪人の荒んだ心を揉み解そうとせんばかりに、そっと

上条「吹寄が俺を拉致して離してくれません」

小萌「・・・はい?」

吹寄「こら、人聞きの悪いことを言うんじゃないわよ。一緒に映画観てただけじゃない」

上条「誰がお前と一緒に観たいと言った。そもそも俺は今日は一人でのんびりするはずだったんだ」

吹寄「一人ぃ? へぇ~~ そうだったっけ?」

上条「何だよ」

吹寄「私と一緒に映画観ただけですっごく不機嫌そうな顔してたのは誰?」

上条「今日は一人でいたい気分だったんだよ」

吹寄「苦しい言い訳ね」

上条「うるせえ、お前の思い込みに付き合ってられるか」

突然始まる軽い言い争い。二人の様子からどう見ても穏やかではない空気をはっきりと感じ取れる

小萌「・・・姫神ちゃん、この二人は何を言っているのですか?

姫神「二人で映画を観たということだけはわかる。楽しかったかどうかは置いといて」

そういえば二人を見かけた時様子がおかしかった

最初は仲良く手を繋いでいるものかと思ったが近づくに連れてそれが違うものだというのがはっきりとわかった

あれはそう

“手首をがっしりと掴まれて連行されている被疑者”

のようであった

小萌「はぁ~・・・」

ため息と共に笑顔が消える。目の前の言い争いに段々と表情が硬くなってくる

あんまりいい予感がしない

おそらくこれから詳しく事情を聞くにつれて益々表情が硬くなるであろうことを想像し

小萌「はぁ~・・・」

小さな女教師はもう一度ため息を吐いた

麦野「ん?何何、お耳がむずがゆい?」

麻利「・・・・ぁ~」

麦野「そうかそうか、もっと綺麗な歌声じゃなきゃ嫌か、麻利は高いレベルのものを追い求めるわねぇ」

口から手を離し万歳をするような姿勢をしていた麻利の耳を指で軽くなぞりながら麻利と目を合わせる

手を洗ったばかりなので指先がいつもよりひんやりするだろうがどうやら麻利には気にならないレベルのようだ

絹旗「超失礼ですね、私と滝壺さんの歌が耳障りだとでも言うんですか?」

滝壺「真に遺憾である」

当然、こういう抗議は起こる

麦野「単純にレベルの問題よ。あんたらの歌唱力が麻利の満足するレベルにではなかったってだけね」

麻利の耳たぶをつつきながらにこやかに麻利に微笑みかける

ちっちゃく柔らかい耳たぶの感触を楽しみつつ自身を見上げる麻利の前髪めがけて軽く息をふきかけると

まばらに細く伸びた髪がなびき小さな弧を描いて微かに震えてなんだか面白い

絹旗「麦野、まるであたかもまりりんの通訳をしてるかのように超いい加減なことを言うのはやめてもらいましょうか」

滝壺「訴訟も辞さない」

麦野「ん?何か言いたいことがあるの?」

絹旗「超当然です。私と滝壺さんの合唱のどこが低レベルだと言うんですか」

滝壺「納得の行く説明を求める」

麦野「ん~」

気がつけば真剣な表情を浮かべる二人ではあるがこちらとしても根拠が無いわけではない

じっとこっちを見つめる麻利の耳たぶから指を離し麻利のお腹に乗せられた二人の手を優しく指で弾きながら

麦野「純粋に麻利の反応よ。覗いてみたら耳が気になってそわそわしてたもの」

ねー? と囁いて今度は反対の耳たぶをつんとつつく。まるで同意するかのように良いタイミングで唇をきゅっと閉じてくれたのが可愛らしい

絹旗「いやいや、それは超こじ付けというやつでしょう」

滝壺「きっとまりりんは私達のお歌に合わせて踊ろうとしたにちがいない」

麦野「桃太郎の歌って踊れるような歌だっけ?」

滝壺「まりりんなら踊れる」

麦野「どういう理屈だ」

真剣な顔で言う滝壺に吹出しそうになるのを堪えてもう一度麻利のお腹に乗せられた二人の手を優しく指で弾く

絹旗「まあ踊れるかどうかは超置いといてですね、ならば麦野に問いたいわけですよ」

麦野「うん、何?」

絹旗「私達のお歌が低レベルだというのならどういうお歌が高レベルであるのかを超説明してもらいましょうか」

麦野「二人で歌ってたでしょ?」

滝壺「うん」

麦野「なら高音と低音にわけるとかくらいやりなさい」

絹旗「はい?」

滝壺「ももたろうで?」

麦野「そ」

絹旗「それ超マジで言ってます?」

麦野「できないの?」

絹旗「桃太郎の歌にそういうものがあるとで」滝壺「やろう、きぬはた」

絹旗「えっ?」

滝壺「私達ならできる。私が高い方をやるからきぬはたは低い方をお願い」

絹旗「あれぇ?」

気がつけば滝壺が目に炎を宿らせているではないか

明らかにそんなことをする必要は無いのだがどうやら彼女の中でスイッチが入ってしまったらしい

絹旗「ちょっと待ってくださいよ。やろうって言ったってどういう音程で歌えばいいのか超さっぱりですって」

滝壺「きぬはた、やる前から諦めたらだめだよ」

えぇぇ、この人超マジじゃないですかぁ~

麦野「さーて、聴かせてもらおうかにゃーん?」

絹旗「ちょ・・・」

にんまりとこちらを見つめる麦野とやる気まんまんの滝壺に挟まれ言葉をつまらせる絹旗

暗部時代に色々と無茶をしてきた彼女であるがこういう無茶振りに即座に対応できるほどの経験と応用力は持ち合わせてはいなかった

早くやろうよと目で訴える滝壺をいかにかわすか頭の中で思考を巡らせ

ふと

絹旗「麦野、さっきから私達の手をつついてますけどこれはどういうことですか?」

麻利のお腹の上に乗せた手を指で軽く弾く麦野にようやく気づき、そこから突破口を見出そうとするのであった

次は火曜日の予定です

麦野「ん?」

滝壺「あ」

滝壺もようやく麦野の指に気づいたようだ。絹旗と共に優しくそっと乗せられた掌

ここに来た以上少しでも長く麻利と触れ合いたい。そう思って麻利の温もりを感じ、麻利に温もりを与えたい

この二人の想いは一致している。そして、そこからささやかではあるが小さな幸せも感じている

その幸せが今、妨害されようとしている

滝壺「むぎの、これはどういうこと?」

滝壺の顔が真剣そのものになる。いつもぼんやりしている彼女の両目がきりっと開かれ口調も鋭く声も低い

相手は麻利の母親の麦野である。本来なら絶対服従と言えるほど彼女の言うこと成すことは絶対で

万が一彼女の逆鱗に触れようものならここへの出入りすら認められないほどである

が、いかに麦野が相手であろうとこの小さな幸せを理不尽に踏みにじることが許されるだろうか?

滝壺「私達とまりりんのスキンシップを邪魔するというのなら私は断固抗議させてもらう」

やりました、超作戦成功です

無茶振りを上手くかわし話題を逸らす事に成功すると同時に滝壺が麦野に狙いを定めた

そこは想定外なので絹旗としては経過を見守りつつ、自分に一番メリットが大きそうなところでどちらかに味方したいところだが――――

麦野「麻利が汗かいちゃうから手を離しなさい。汗かいて汗疹になったら困るでしょうが」

滝壺「あ、うん」

絹旗「超わかりました」

滝壺の信念も絹旗の小さな策略もあっさりと突き崩された

あれほどどちらがお腹を撫でるかということで口論を交わし、ようやくの果てに妥協したというのに麦野の一言でこれである

さっと麻利のお腹から手を離すと二人してじっと麻利の顔を覗き込む

お互いの頬と頬が触れそうな位置まで近づいているのだがどうやらそんなことは気にならないらしい

滝壺「まりりん、ぽんぽん熱かった?」

麻利「・・・・??」

絹旗「熱かったら超ふーふーしてあげますよー」

不思議そうに見上げる麻利に真剣な表情で詰め寄る二人

麻利「・・・ぅ」

視線が恥ずかしいのか軽く首を振り足をぱたぱたさせる。二人の心配とは裏腹に麻利のお腹は特にどうということは無いのだがそれを伝える術は無い

と、言っても麻利にはこの二人が何故こんなに顔を近づけているのかもわからないのだが

麦野「こらこら顔が近い、そっと寝かせてあげなさい」

絹旗「はーい」

麦野「で、絵本読んでみてどうだった?」

滝壺「んー、きょろきょろしてたかな」

麦野「ま、そういうもんか、まだ自分の名前もわからないんだもんね~?」

麻利「・・・・?」

母の問いかけに視線で応えながらも相変わらず足を動かし続けている

小さな足に懸命に力を込めて動かし続けるところを見ると何かを伝えたいように見えなくもない

絹旗「超ぱたぱたしてますね」

滝壺「どうしよう。ぽんぽん撫でたのが気に入らなかったのかな?」

麦野「そういうんじゃないわ、単に今足ぱたぱたしたいだけよ」

絹旗「歩く練習ですか?」

麦野「そこまでイメージはできてないと思うから多分遊びの一種ね、麻利にできることって手足を振ることだけだし」

滝壺「泣いたりする時ぱたぱたしないの?」

麦野「今のところは無いわ、だから遊びの一種だと思ってるんだけどね」

絹旗「遊びですかぁ」

麦野「そ、だから直に飽きてまたぼんやりしだすわよ」

最近の麻利の様子を思い返しながら足を上下させる様子をじっと眺める

どんどん足を動かして早く歩けるようになってね

足を動かしてくれればそれだけ筋肉が発達する

よく手足を動かす赤ちゃんほど早く腰や背中の筋肉がしっかりとして早いうちから寝返りやハイハイができるようになると言われているのだ

本人は当然自覚は無いだろうがこういうがんばるところを見ているとやっぱり当麻の子なんだなぁとしみじみ思う

言葉を話すことができるようになるよりもまず立ち上がって歩けるようになる方が早い

麦野「早くお外を歩けるようになるといいわね~?」

勿論、愛する夫と三人で

麻利「・・・・んーぅ」

疲れたのか飽きたのか麻利の足が止まる。目に見えて呼吸が乱れているわけではないが麻利にとっては結構な運動であったに違いない

絹旗「まりりん、毛布かけてあげますね」

今の運動で乱れた毛布をかけ直し隙間が無いことを確認する。隙間風があって体を冷やすことがあっては一大事ではないか

滝壺「これでまりりんもぽかぽか、よかったね」

やっぱりまりりんはかわいいなぁ

麻利といると皆が幸せでにこやかな顔になる。いつもぼんやりとしている彼女はもちろん

B級映画に情熱を捧げる絹旗や日々騒がしいセイヴェルン姉妹まで

皆魔法をかけられたかのようにほんわかにこやかハッピーな時間を過ごすことができる

滝壺「はぁ~・・・」

大きくため息をつく、顔をほころばせ瞳を輝かせながら

赤ちゃん、ほしいなぁ

そっと心の中でつぶやく、それを最も聞かせたい相手にもまだ見せたことのないほどの幸せに満ちた顔で

小萌「えーと・・・」

何とも言いがたい表情を浮かべて月詠小萌はしばし沈黙した

軽い口論を繰り広げていた二人の隙を見て間に割って入りそれぞれから事情を聞きながら

浮かべていた笑顔が引きつるのを認識しつつも頭の中で冷静に状況を整理した

その後吹寄を上条から引き剥がし少し距離をとって彼女と対峙する

吹寄「?」

担任の教師とマンツーマンという状況に自分だけが注意を受けるのであることを予測し

明らかな疑問の色を浮かべる彼女に小萌はうーんと頭をひねりながら慎重に言葉を紡ぎだす

小萌「吹寄ちゃん」

吹寄「はい」

小萌「確認するとですね」

吹寄「はい」

小萌「吹寄ちゃんは上条ちゃんに彼女さんがいるんじゃないかと思っている ということでいいんですよね?」

吹寄「はい、あいつは限りなく黒に近いグレーです」

小萌「うー・・・」

こうもはっきりと、自身満々に言われると少々言葉に詰まる

事の瑣末を両方から聞いて何となくではあるが事情はわかった。そして同時に後悔した

先生が余計な事を言っちゃったのがいけませんでしたね

先日の夜のことを思い出す

突如教え子が鍋の食材を抱えて自室を訪問し、何事かと話を聞けば問題児の一人が謎の外国人少女といずこかへ消えていったと言う

それ自体もなにやら色めく話ではあるものの、彼女が最近気にかかっていたのが生活態度の改善と学力の著しい向上である

謎の少女と夜の街へ消え、翌日学校を欠席するというところは大いに問題有りなのだが

もちろん怪我をして入院となれば尚更のこと、これが学園都市の外の学校であれば両親を呼び出した上で詳しい事情を聞いているところである

まあそんなことは一年時の彼はしょっちゅうのことであったし、小萌としても慣れてしまったのか

あぁ、久々ですね。そういえば二年生になってからは初めてじゃないですか、上条ちゃんも成長しましたね

というくらいに感じるまでになってしまっていた。本当はこんなことではいけないのだが――――

上条当麻の久々のトラブルにもまあ形式的な注意で済まそうかなと思えるほどに寛容になったのは

実技系の開発はもちろん一年の時からさっぱりだが(主に右手のせいで)それ以外の教科の出来がものすごく良くなったことと

遅刻はもちろん無断欠席無断早退、あまつさえ補修すらすっぽかすといった留年上等コースから一転

文字通り中身が入れ替わったんじゃないかというくらい真面目に無遅刻無欠席で授業を受けていることである

ここまでの変わり用に上条当麻はきっとレベル5の一人に洗脳されておもちゃにされてしまったのだという説

学園都市には不似合いなSFだが宇宙人に脳を開発されてしまったのではないかという説

そもそも今まで自分達が接してきた人間が本当に上条当麻だったのか?と疑う者が現れるなど様々な憶測が飛び交っていた

予想外に熱く語り合う生徒達をたしなめながらも実は小萌が一番上条の変化に目を見張っていた

教師生活の中でこれほど問題を起こした生徒を見たことが無かったし、かつ、これほど更正?した生徒を見たことが無かったからだ

あの上条ちゃんが、あの上条ちゃんがまさかこの短期間で優等生と呼ばれる域まで

と、自室で晩酌をしながら一人喜びの涙を流したこともあったのだ

では根本的な疑問、上条当麻はどうしてここまで変わることができたのだろうか?

その答えを小萌は彼女の存在と結論づけた

何か根拠があるわけではないが、規則正しい生活と学力の向上。これは何かこう上条を発奮させる明確な存在があるに違いない

教師と言う立場、親という立場、友人やクラスメイト、先輩後輩という立場の人間から何かを言われて発奮する人間はいないとは言い切れない

だが上条クラスの問題児となればこれはもうもっと強烈な存在が現れたからと考えるのも当然だ

密かに、密かに彼女は心の中で上条当麻に彼女ができたに違いないと結論づけた

それを

ぽろっと教え子の前でつぶやき

それが年頃の女子生徒の好奇心に火をつけ

当の本人に被害が及んでいる

小萌「はあああぁぁぁ~~~~・・・・」

後悔と自責の念から自然と大きなため息が出てしまう。憂鬱だ、できることならあの発言を無かったことにしたいくらいだ

と、ネガティブになっていてもこの状況が改善できるわけではない

ならば

ここは先生がきちっと注意して、あげなきゃいけませんね!

と、アルミ缶を握りつぶせるかも怪しそうな小さな手をぎゅっと握り締めるのであった

上条「あ!」

唐突に、上条当麻は声をあげた

吹寄と小萌は現在上条から少し離れたところにいる。この距離だと辛うじて声が聞こえるくらいで何を話しているかはいまいちよくわからない

小萌が吹寄を連れて離れた当初はイライラしていたが少し時間が経った今多少冷静さを取り戻したのか

今一番やらなくてはならないことを思い出すことができた

チャンスだ、吹寄が小萌先生に捕まってる今の内に沈利さんに連絡しよう!

善は急げとポケットの中から携帯電話を取り出して愛しい妻のメールアドレスを引っ張り出して文章作成画面を開く



姫神「上条君」

上条「ん?」

ここまで静かに成り行きを見守り、上条の傍で沈黙を守っていた姫神が口を開いた

姫神「単刀直入に聞くけど。上条君は彼女いるの?」

いつも通り、特に感情を感じられないような淡々とした口調で

上条「ん・・・」

姫神「気を悪くしたならごめん。私も気になっていたから」

言葉に詰まった上条に、先ほど吹寄と言い合っていた様子から怒らせてしまったと感じたのだろう

なんとなく罰が悪そうに目を伏せる

上条「あ、いや。別に姫神が謝ることじゃねえけどよ・・・」

こういう反応をされるとちょっと気まずくなる。吹寄には振り回されていたものの姫神に何かをされたわけではない

流石に無関係の人間にまで当り散らすような真似はしたくないのでできるだけ穏やかに穏やかにと心の中で言い聞かせる

上条「んー、まぁあれだ、彼女に関してはいない。これだけははっきり言える」

間違ってはいない。間違ってはいないことなのだが少し胸にチクリと来るものがあった

別に上条が悪いことをしているわけでは無いのだがなんとなく気がひけてしまう

相手が姫神だからだろうか?

姫神「そう。わかった。じゃあもう一つ」

上条「何だ?」

少し声のトーンを落とし、上条にじっと顔を近づける

姫神「もしかして。また魔術師と関りがあった?」

次は日曜日の予定です 台風が来なければ

魔術――――

この学園都市に住んでいる人間はもちろん。学園都市の外でもほとんどの人間がその存在を知らない不思議な力

その力は時に学園都市の超能力者が赤子にすら見えるほどの絶大な力を発揮し、世界を混乱に陥れたことが幾度もあった

誰も信じてはくれないだろうが上条はその混乱のど真ん中で幾度も魔術と対峙してきたしその度に命の危機に晒されてきた

死闘に次ぐ死闘。思い返せばよく命があったもんだとほっとするし、腕の一本や二本失っていてもおかしくなかった

記憶が定かではないが右腕をもぎ取られたような気がしないでもないのだが・・・

とにもかくにも五体満足で日常生活に支障は無く、後遺症も昨年の夏以前の記憶を失ったくらいでこうして今現在は幸せな日々を満喫している次第である

それもこれも入院する度に診察してくれた冥土帰しと呼ばれる名医の尽力あってのこと

ここしばらくは命のやり取りを行っていないこともあってご無沙汰しているが今も元気にしているだろうか?

本当なら顔なじみすらならねえんだよなあ

上条専用の病室とまで暗に認定されるほどの入院回数に財布はどんどん苦しくなりそれに伴い同居人の食欲を満たすためにかなり苦労もした

激安スーパーを探し特売品を漁りタイムセールへ全力でダッシュした日々がもう一年以上も前の話なのだが思い返すとあの日々はあの日々で楽しかったのだなとしみじみと思う

姫神「上条君」

上条「ん」

姫神に再び呼びかけられて思い出から現実に意識を引き戻される

姫神「とくに大きな怪我はしてないみたいだけど。今回もまた魔術師といざこざがあったのかと思った」

上条「あー・・・」

気まずそうに頭をかいて視線を逸らす。確かに今回も魔術師と関りが無かったとは言えない

言えないのだが

上条「大丈夫だ、ちょっとしたトラブルくらいで戦うとかそういったレベルのことまではやってねえから」

少し顔を赤らめながら言う、事が事なので具体的に話せば自分の抱える秘密を暴露せざるを得ないし

仮に秘密を知られていたとしても変な誤解を与えてしまうことは間違いない

人間誰しも人に話せないことの一つや二つ抱えているものだがそれにさらにもう一つが加わってしまった

姫神「そう。なら良かった。心配してたから」

穏やかに、姫神が笑う

上条「っ――――」

姫神の表情に言葉を失った

思い返せば初めて姫神と出会ったのも魔術師との戦いの最中でのこと

その時に対峙した魔術師は恐ろしい魔術を駆使し、上条自身も左腕を切断されるという重症を負ったし

姫神も協力関係にあった魔術師から危うく殺されてしまうところであった

上条君に出会ったことが私の不幸の始まりかもしれない

と、冗談めかしながら彼女がつぶやいたことがある

事実、昨年の大覇星祭では上条当麻が追いかけていた魔術師に勘違いで殺されそうになり

辛うじて一命をとりとめたほどだ

その他にも日常生活でとばっちりを受けることがしばしば

心配、させちまってんだな

携帯を握る手に力が篭るのを覚えながら目の前に立つ姫神を見据えてゆっくりと唇を開く

上条「心配してくれたんだな、ありがとう姫神」

姫神「ううん。私も魔術師には痛い目に遭っているから。主に上条君のせいで」

上条「ぐっ、それを言ってくれるなよ」

姫神「一生言い続ける。あの時の痛みと苦しみは忘れようとしても忘れられそうにないから」

上条「勘弁してくれよ」

姫神「ふふっ。どうしてくれようか」

上条「いやマジで、確かに俺が悪かったけどさ」

姫神「ならそれ相応の償いをしてもらわないと割りに合わない」

いつの間にか謝る上条と冗談めかしながらもチクチクと攻める姫神の構図が出来上がる

あ。何か楽しい

姫神としては特に上条に対して問い詰めようだとか懲らしめようだとかいう気持ちを持ち合わせているわけではない

無論彼女も年頃の女の子であるわけだから上条当麻に彼女がいるのではないか?

という疑問に興味がそそられていることは間違いないのだが

姫神「これ以上上条君をいじめると上条君が泣いてしまうからやめてあげる」

上条「すまない。マジで助かる」

ほっとした表情を浮かべる上条を満足げにみつめながら彼女の存在以上に気になっていたことを聞くべく上条に率直な疑問をぶつける

姫神「ねえ上条君」

上条「ん?」

姫神「やっぱりあのシスターとの同棲生活は辛かったの?」

上条「あー・・・」

そういえば、土御門以外で姫神も知ってたんだよな

姫神秋沙は知っている。かつて上条当麻が銀髪のシスターと同棲していたことを

姫神「インデックスがイギリスに帰ってから上条君すごく変わったと思う」

ひょんな事から始まった記憶を失った少女、インデックスとの同棲生活

一人暮らし用の狭い部屋に置かれた一つのベッドを彼女に譲り入浴後に乾いたバスルームで寝起きした日々

ことあるごとに噛みつかれ、ペット厳禁の学生寮で猫を飼いたいと騒がれたりもした

そういえばスフィンクスと名づけた猫を拾ったのも姫神と出会った時だったような

インデックスと出会ってからの日々は激動そのもので、そこで出会ったたくさんの人々

知りたくもなかった様々な事情や関りたくもなかった組織、狙われる自分の右手

もう一度同じ体験をしたいかと問われれば間違いなくNOと答えるのだがそれでも

上条「いや、あれはあれで楽しかったぞ。インデックスに噛まれたのは痛かったけどな」

と、堂々と自信を持って言える程、あの日々は上条にとって大切なものなのだった

姫神「そう。私はてっきり・・・」

上条「てっきり?」

姫神「上条君が耐えかねて追い出したのかと思った」

上条「こら」

姫神「ごめん。もちろん冗談」

上条「ったく・・・」

上条はその場に居合わせなかったがインデックスはイギリスへ帰る前に学園都市で出会った人たちを招いてお茶会を催した

そこに姫神も出席していたのは聞いていたがそこで何が話されていたのかを上条は誰からも聞いていない

もしかしたらそこで上条当麻への恨み辛みがぶちまけられたのではとネガティブな感情が一瞬頭を通り過ぎた

インデックスと一緒に過ごした日々。彼女の泣いてる顔も怒っている顔も笑っている顔もはっきりと思いだせる



上条「・・・」

よくよく思い返してみれば自分が彼女を心から笑わせたことなど本当に数えるくらいしか無いことに気がついた

俺って結構ダメな男かもしれない

妻ができ、娘が産まれ、これから頑張って二人を養って幸せにしなければならない宿命を背負った今

自分がインデックスに対して、男として、もっと気遣えたり心を砕けたりしたことがこれでもかとはっきりと思い浮かぶ

上条「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛~~~~」

思わず頭を抱えてしまう

謝らなければならないこと、言っておかなければならなかったこと、一緒にやっておきたかったことが今様々な経験をしたからこそはっきりと浮かび上がってくる

どうしなくてはならなかったかも含めて、否応なしに

姫神「上条君。おもしろい」

上条「笑わないでくれ、頼むから」

びしっ と指をさす姫神に軽い涙目で訴える上条。見る人が見れば引いてしまってもおかしくはない光景なので

笑ってくれるだけまだ救いがあるのではないだろうか?

当の上条は頭の中がいっぱいいっぱいでそんなことは考えられないだろうが

と、ここで

姫神「携帯」

上条「ん?」

姫神「携帯。誰かに連絡するんじゃないの?」

上条「あ!」

上条が先ほどから握り締め続けている携帯電話を不思議そうに眺める姫神の一言でまたも大切なことを忘れていたことを思い出す

上条「!!!!」

携帯電話を手にしてからこれまで打ったことの無い速度でごく短い文章を作成する

姫神「すごい。速い」

横で見ている姫神が驚くほどのスピードで指を動かして作成したメールをさっと送信する

確実に心配しているであろう妻の元へ

次は水曜日の予定です

吹寄制理は眉間に軽く皺を寄せながら担任の話に耳をを傾けていた

いや、そもそもこれは話を聞く聞かない以前の問題だ

いつもクラスを騒がせている馬鹿共ならまだしも何故自分が担任と一対一でお説教を受けなくてはならないのだろうか?

先程からあれこれ頭を悩ませてたり笑顔になったり真面目な顔になったりと、普段の彼女も表情豊かなほうではあるが

パノラマ写真をぱらぱらとめくるように次々と表情が変わる姿は傍から見ればおもしろいものなのかもしれない

と、言っても、それが全て自分に向けられるというのは彼女としては何だか釈然としない

なんであたしが・・・

心の中でそうつぶやきながらも背筋をピンと伸ばしながら話を聞く。時折暴走することはあるが真面目で勉強熱心な彼女らしさは健在である

担任の月詠小萌が今現在問題にし、注意ているところもその暴走なのだが――――

小萌「いいですか、吹寄ちゃん」

吹寄「はい」

きちんと返事はする。何故なら彼女は真面目だから

小萌「吹寄ちゃんが上条ちゃんのことが気になるのはすごくわかりますよ?先生も上条ちゃんだけじゃなくて生徒さん皆さんのことがいつも気がかりですからね」

吹寄「・・・」

小萌「吹寄ちゃんくらいの年頃だと、他の人のことが気になって仕方ないことがあるものなのです」

小萌「それが親しい人のことなら何とか力になってあげたいって思う気持ちもわかりますよ?先生だって今でもそう思うことがありますからね」

小萌「だから先生は先生をやっているんですけど」

んーと と、次の言葉を必死に選びながら今にも走り出しそうに握った拳を上下に揺する

言いたいことは山ほどあるし、教えたいことも同じくらいある

だが肝心要は目の前の真面目な女子生徒がどうすれば理解してくれるのかということだ

言葉一つ間違えれば彼女は話を聞いてくれなくなってしまうかもしれないし、今よりももっとエスカレートしてしまう可能性がある          

小萌「とにかくですね、吹寄ちゃんにだって人に話したくないことや知られたくないことだってありますよね?

吹寄「・・・はい」

きちんと目をみて応える。何故なら彼女は真面目だから

小萌「ですからですから、知りたいことがあったとしても、踏み込んじゃいけない線っていうのがちゃんとあるんですよ」

小萌「先生にだって姫神ちゃんにだってありますし、勿論上条ちゃんにだってあるんです」

吹寄「・・・」

小萌「それに」

こほん、と一つ咳払い。腰に手を当てて穏やかで柔らかい表情を作る

それになるべく優しい声をと意識してすうと息を吸い込み

小萌「彼女さんがいたとしても、それで上条ちゃんが幸せとは限らないし、また新しい悩みを抱えているものなのかもですよ」

小萌「ですから、先生達にできることは上条ちゃんを温かく見守って、相談された時に一緒に考えてあげることしかできないのですよ」

吹寄「はい」

小萌「先生は、吹寄ちゃんならちゃーんと先生の言う事を聞いて、上条ちゃんを困らせずに見守ることができるって信じているのですよ」

優しくも、力強い言葉

仲良くなればついつい疎かにしがちとなる相手を敬う心

小萌自身も時折それを忘れてしまいそうになってしまうが人が他人と接する上での基本中の基本

これを忘れてしまえば相手に不快感を与えてしまうし、最悪、相手は自分と関わることを拒絶することにすらなりかねない

今、一番それを見失いがちの彼女にきちんとそれを伝える

それが、教師として、大人として月詠小萌が吹寄制理に指導できることであった

吹寄「わかりました、あたしちょっと強引すぎたかもしれません」

言われていることを素直に受け止める。何故なら彼女は真面目だから

小萌「吹寄ちゃん、今度から気をつけましょうね?」

吹寄「はい」

吹寄のきちんとした返事にほっと胸をなでおろす小萌から視線をはずし腕を組みながらうーんと首をひねる

やっぱり押していくのは無理があるか、ここは引いてじっくりと辛抱するところよね!


吹寄制理は真面目で勉強熱心な生徒である

そうすれば、そのうちボロも出るだろうしね

でも、あんまり融通は利かないかもしれない

麦野「うーん・・・」

家事と育児の傍ら、すぐに戻ると言って夫の帰りを待ち続けている若すぎる主婦、麦野沈利は、携帯の画面を見つめて少し低い声をあげた

絹旗「どうしました?」

麦野「当麻からメールよ」

絹旗「へぇ~」

滝壺「まりり~ん、ぱぱからメールきたよ~」

麻利「・・・ぅ ん」

絹旗「まりりんも気になります?」

超今更ですか、あの女の子とひと段落ってところですかね

なるべく穏やかな声を出すように努めているが心中は穏やかではない

おそらく滝壺もそうなのだろう。横目でちらりと見ればベビーベッドが少々ミシミシと音を立てているではないか

手に超力が入るのはわかりますけど、それまりりんのベッドですからね?

ベビーベッドの端を握る滝壺の指の感じで大体どのくらいの力が入っているのかを何となく察する

彼女が本気を出せばベビーベッドはとっくに歪んでいるはずなので彼女なりに堪えているというのがはっきりとわかる

絹旗「それで、どんな内容なんですか?」

麦野「ん? ちょっと知り合いに捕まっちゃって帰るの遅くなるんだってさ」

絹旗「・・・そうなんですか」

目に見えて明るさを失う麦野にちらりと目をやり頬を少し膨らませる

ここに来る前に目撃した衝撃的な光景

あの時はあまりの出来事に全員固まってしまったが、もしかしたらあのまま首根っこを掴んで引っ張ってきたほうがよかったのかもしれない

あの女の子からあらぬ誤解を受けることがあるかもしれないがそんなもの後からどうとでもなるのではないだろうか?

でも

もしもそういう関係だったとしたら、多分皆超悲しくなっちゃいます。特に麦野とまりりんが―――

絹旗「はぁ~・・・」

思わずため息が漏れる。まだそうと決まったわけではないのだが考えれば考えるほど気持ちが沈んでいくのがわかる

ここ一年程自分達の前から姿を消していた麦野がひょんなことから再会してみれば既に出産済みで高校生の婚約者と同棲しているではないか

そこには自分達が知っていた学園都市暗部のチーム、“アイテム”のリーダーをやっていた時の麦野はいなかった

その代わり、まん丸なお顔とつぶらな瞳、ふっくらした手足を必死に動かす笑顔の愛らしい麻利を優しく抱きかかえ

聖母と見紛うほど穏やかな表情をした母親としての麦野が光り輝いていた

あれから何があったのかは麦野と上条しか知らない

二人がどういう付き合いを経て今現在に至るのかは絹旗含め“アイテム”のメンバーには想像もつかない

彼女達から見ている分には親子三人幸せな日々を送っていると思っていたのだが・・・

疑い出したらキリがありませんからね、やはりここは超確実な結論を導き出さねば

論より証拠、今は事実の確認が急務である。麦野に今日見たことを伝えたいのだが万が一ということもある

散々揉めに揉めた後で(と、いうか殺し合いにまで発展した後で)あれは何でもありませんでしたとなればもう目もあてられないだろう

今の麦野はまるで聖母のようである。その麦野も昔は阿修羅のようであった

昔と言ってもそう遠い過去ではない

思い出したくは無いのだが思い出さずにはいられない

あの

あの麦野が帰ってくる・・・

ある意味懐かしいと言えば懐かしいのだが味方ながらに戦慄させられたことが何度あるだろうか?

あー、超憂鬱です

うっすらと嫌な汗が滲むのを覚えながら冷静に頭を整理して目の前をじっと見据える

麻利「・・・くぅ~ぅ?」

はい、大丈夫ですよ。まりりんは皆が愛してますからね~

毛布の上から麻利の胸をひと撫で、頬をゆるめる

何が何でも麻利の笑顔を守りたい。絹旗はそう心に決めている

これは何も仲間が産んだ赤ちゃんだからというだけではない

この世に生を受けてこれまで辿ってきた自身の道のりを振り返ればそれはもう世間一般からはかけ離れすぎている

特に、今現在生活している学園都市が裏でどれだけの命を犠牲にして研究成果をあげてきたことか・・・

彼女自身研究成果のために命を落していてもおかしくなかったし、生き延びたからと言って人生を心から謳歌できるわけでもなかった

受けてきた屈辱や怒り悲しみ、流した涙はなかったことにはできない

心の中から綺麗さっぱり洗い流してしまうこともできない

だが

そこに光を射し込み黒く濁った心を暖かく優しくほぐすことはできる

絹旗にとって麻利との出会いがまさにそれであった

ほんのちょっとしたことではあるかもしれないが、絹旗にとって人生の活力ができたのだ

新しく産まれた命を守りたい。どんな小さな野望にも巻き込ませない。あんな腐った連中に利用されるなんてことさせてたまるもんか

それは共に暗部として同じ時を過ごした母親の麦野は勿論のこと、絹旗は詳しくは知らないが

魔術と呼ばれる超能力と同等以上の裏の世界の力と渡り合ってきた上条も当然同じ気持ちで麻利を守り育てていることであろう

その上で絹旗はこう思う

学園都市の裏を散々見てきた自分にはその手伝いができる

と、特に頼まれたわけでもないし、やっていることは麻利と一緒に遊んだりちょっと麦野を手伝ったりしているくらいだが

何かあれば全力で力になろうという覚悟が絹旗にはあった

おそらく、フレンダも滝壺もそうなのだろう

・・・滝壺さんはちょっと違うかもしれませんけど

普段はぼんやりとしている彼女だが、近頃おもむろに くわっ! と目を見開いて恋人の浜面に訴えかけることがある

 “はまづら、私あかちゃんほしい”



その時彼女から何やら黒いオーラのようなものが滲み出ているような気がするのは気のせいであってほしい

浜面の怯える姿と涙ながらに時期尚早であると懇願する姿は見ていて笑えるのだが彼女の本気具合から見ればその抵抗もそう長く続くものではないだろう

そうなると”アイテム”メンバーの四人中二人が早々と母親になるのだが・・・

私もフレンダもまだ早いですからね、まずはまりりんの成長をじっくりと見守ってからでも遅くはないはずです

焦って失敗するようなことはしたくない。彼女にはまだまだこれからいろんな選択肢が残されているのだから

次は木曜日です

滝壺「まりりん、ぱぱがまだ帰ってこれないんだって、寂しいよね?」

麻利「・・・・」

ベビーベッドをやさしく揺すりながら滝壺が声をかける

麻利の顔を見て怒りが和らいだのか握る手にはさほど力は込められていないように思われる

と、言って怒りが治まっているわけではないのだろうが

絹旗「パパが帰ってきたらまりりんからも超一言言ってあげたほうがいいですよ~? 寄り道超だめ って」

麻利「・・・ん」

絹旗「お、言ってやりますか?私もお手伝いしますよ?」

まるで何かを咀嚼するかのように顎を上下に動かし始めた麻利に握りこぶしをつくって見せる絹旗

どうやらこっちも怒りの炎は灯ったままのようである

滝壺「きぬはた、私が言うかも」

それも、滝壺に比べればキャンプファイヤーの前の花火のようなものなのだが

絹旗「やめてください、滝壺さんがやると超大事になりそうですから」

滝壺「だいじょうぶ、私はかみじょうとちょっとお話をするだけだから、きぬはたは私とまりりんを応援してほしい」

麦野「こら、当麻に何するつもりだ」

こつん

滝壺「あ、むぎの」

何故こんなに滝壺が憤っているのか麦野にはわからないのだがこのまま放っておけば間違いなく愛する夫に食ってかかるにちがいない

軽く拳を握って怒りで身体をみなぎらせた滝壺の頭頂部をかるく小突いてそれに待ったをかける

麦野「麻利が当麻恋しで泣き叫んでるわけでもないのに何いきりたってやがる」

滝壺「む、むぅ・・・」

両手で頭を抑えながらこちらを見上げる滝壺

フレメアにやっても痛いと言われない程度の強さで小突いただけなので痛みを訴えているわけではないのは間違いない

明らかに何か言いたいことがあるという顔をしている

麦野「どうかした?」

滝壺「んー・・・」

麦野「ん?」

滝壺「何でもない」

おい

つい口に出してしまいそうになるのをぐっと堪える

時代劇ならばこの流れだと 恐れながら・・・ と、ありのままを一つ一つ丁寧に語るところだ

だというのに目の前にいる天然女はもったいぶらせるだけで何も語ろうとしない

麦野「あっそ」

もしも相手がせっかちな人間なら黙ってはいられなかっただろうが、麦野としてはそんなことをいちいち気にかけているほど暇ではない

麦野「とにかく、当麻に文句の一つや二つあるだろうけど、当麻は当麻でやらなきゃいけないことが山ほどあるの」

麦野「知り合いにばったり出くわして“麻利が待ってるからすぐに帰らなきゃいけないんだ”なんて言って相手を納得させられる立場じゃないの。わかるわよね?」

滝壺「むぐぅ」

気がつけば滝壺が両手で口を押さえ、目だけを覗かせてじっと麦野をみつめている

麦野「はぁ~・・・」

麦野の言うことは頭では納得しているのだがそれでもやっぱり我慢できませんといわんばかりに視線を送る滝壺に麦野はこらえきれずに小さくため息を吐いた

麦野「絹旗」

絹旗「え、私ですか?」

麦野「滝壺と会話にならないならお前しかいないだろうが」

まずいですね、麦野が本気出したら私五分も持たないんですけど・・・

滝壺を見限り絹旗に狙いを定めた麦野に絹旗は軽く抵抗の意を示すが麦野をやり過ごす自信はこれっぽっちも無かった

それだけに誰か他の人にお願いしたいのだが生憎とこの部屋に滝壺の内情を知るのは自分しかいない

麦野「ほら、さっさと話す」

絹旗「え?話すって言ってもですねぇ、ほら、私達は今日この日にこの場所で親子三人による超団欒を期待しててですね」

絹旗「ところが来てみればそんなことはなかったとなれば誰だってがっかりするというか・・・」

麦野「当麻がいようがいまいがお前らはいつも麻利しか見てないだろうが」

絹旗「うぐっ!」

滝壺「むぐむぐ」

きぬはた、私は上手にむぎのを納得させるきぬはたを応援している

絹旗「いやいや滝壺さん、むぐむぐじゃなくて滝壺さんが話してくださいよ!滝壺さんのことじゃないですか!」

滝壺「?」

絹旗「たぁきつぼさぁーん!」

両手で口を抑えたまま え?何? と言わんばかりに首をかしげる滝壺にたまらず絹旗がつかみかかる

確かに自分も上条当麻に対して多少怒りを覚えるところはあるがそれでもぐっとこらえて麦野に悟られないようにする努力はしていた

だというのに何故思いっきり怪しまれるようなことをしている滝壺の状況を説明しなくてはならないのだろうか?

何故、自分が。それも麦野を相手に

滝壺「むぅ?」

絹旗「とぼけきれてませんから!これ全然とぼけきれてませんから!」

嫌だ、絶対に嫌だ。ごめんこうむりたい。全部打ち明ければ目の前にいる自分に被害が及ぶこと間違い無しではないか

絹旗「ねえ滝壺さn」麦野「静かにしなさい」

がしぃっ

絹旗「はぃぃ・・・」

麦野「麻利の前で無駄に騒がない。いいわね?」

絹旗「わ、わかってますよぉ~~」

私の窒素装甲、何で発動してくれないんですかねぇ?

がっちりと、それでいて痛みを感じぬよう配慮されながらも、身動きを取れないように頭をつかまれたことで発動しない自身の能力に小言を一つ

本来なら窒素の自動防御が発動してこの頭をつかむ指を弾いてくれてもおかしくはない

だというのに。この便利な能力は今この時に何故か発動してくれない

確かにこの能力では麦野の原子崩しを防ぐことはできない

だが物理的な、それこそ打撃なんかでは絶対にこの装甲は貫けるはずなどないはずなのに――――

麦野「絹旗?」

絹旗「は、はぁい」

麦野「滝壺は当麻に何が言いたいの?」

絹旗「え、えーっと・・・」

麦野「余計な言い訳は考える必要はないわ」

ああだめだどうしようとうまい言い訳を考えるべく思考をめぐらせようとしたがそのような姑息な考えはあっさり看破されてしまう

ぐりっ と指に力が篭るのがわかる。それと同時に麦野が徐々に真剣になっているのが

自分の知らぬ所で用事ができて未だ帰らぬ夫を寂しく待つ過程の中で夫に物申すとあればどことなく癪に触るのも仕方のないことだろう

絹旗「あ、あのですねぇ~」

麦野「何?」

絹旗「そ、そのぉ~」

麦野「な・に?」

ぐりりっ

絹旗「むぎのぉ、ちょぉっと痛いですよぉ?」

麦野「なら、話せばいいでしょ?」

滝壺「むぐぅ~・・・」

だめ、しゃべっちゃだめだよきぬはた。私も応援するからがんばって!

今それを言葉に出せば絹旗が涙を流して猛烈に滝壺を非難することは間違い無いだろう

それを知ってか知らずか いや、知っているからさっきからずっとこうして両手で口を閉じているのだろう

言わないと決めたことは言わない。彼女は彼女なりに精一杯の努力をしているのだ

仮に絹旗が音を上げてしまったとしてもそれはそれで仕方の無いことなのかもしれない

その時は私も一緒に謝るからね? と心の中で麦野に謝る決意を決めたその時

ガチャッ!

勢い良く扉を開けてフレメアが部屋に飛び込んできた

フレメア「にゃあにゃあ!!あの浮気者の上条当麻め!!一体いつになったら帰ってきやがるんだ!!」

フレメア「まりりんに寂しい思いをさせながらデートだなんて、なんたる外道!!やつにはこの私が天誅を下してくれようぞ!!」



腰を少し落して身体を前に傾ける。両の拳を握り顎の下に揃えて シュッ シュッ と小刻みに左右のパンチを宙に放つ

一瞬で凍りつく絹旗と滝壺。ついでにフレメアの後に続いて部屋に入ろうとしたフレンダも同様

先程までにぎやかに歌を歌っていたはずのこの部屋から、フレメアのシャドーボクシング以外の音が停止した瞬間であった


次は月曜日にできるといいなあ

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>>598>>599

ガンゴンバキン!! と、拳を振り落とす音が連続した。
上条当麻にしては珍しく、一撃では済まさなかった。

         _、、ィ,._                   _ _
   \\\ゞ´   ヾ                , ',___、 ヽ
   (⌒\Z ,w'レviゞ               {ィ|rwniト }

    \ ヽヽ(l. ゚ -゚ノ  文句はねぇよな?  ○i、゚ヮ゚|l_,○
     (mJ     ⌒\             .U__リ史.リ!_し  ハ,,ハ
      ノ ∩  / /              _,ノ八. ヾ、 O(゚ヮ゚,,O
     (  | .|∧_∧              ``''=''=ー'"´ `c_,,o)~
  /\丿 | (     ) ←>>598>>599
 (___へ_ノ ゝ___ノ


遡ること数分前――――

フレメア「これで終わり~」

フレンダ「あとは火にかけてルゥを入れるだけってわけよ」

フレメア「おいしいのできるかなぁ?」

フレンダ「大丈夫よ。カレーは不味く作るほうが難しいんだから」

フレメア「まだルゥ入れないの?」

フレンダ「それは麦野に聞いてみないとね」

フレメア「じゃあ今やることもう無いの?」

フレンダ「多分ね」

フレメア「なら私まりりんの所に行く!」

フレンダ「それはお姉ちゃんも一緒ってわけよ」

傍から見てもはっきりとわかるくらいわくわくしながら二人仲良く手を洗う

麦野が麻利の様子を見に行った後、割と真面目に作業に勤しんだセイヴェルン姉妹

この二人にとって地味な作業など退屈で仕方が無いのだがやらねば麦野の印象を悪くすることは必至

大体のことは麦野がやっていたので二人の負担はそう重くないはずなのだがそこは日常的に包丁を握っている麦野と比べればどうしても差が出てしまう

慣れない手つきで包丁を握り下ごしらえに集中。と行きたかったのだが

途中で聞こえてきた桃太郎の歌についつい包丁を放り出して麻利の下へ這い寄りたくなる気持ちと悪戦苦闘

なんとか欲望に打ち勝って辛い試練を乗り越えたのだ。となればこの次にはご褒美が待っているにちがいない

フレメア「私まりりんの頭なでなでして~ まりりんが大丈夫なら抱っこしてあげる~~♪」

フレンダ「私は音のなるおもちゃで遊んであげるってわけよ」

フレメア「にゃあ、まりりん喜んでくれるかな~?」

フレンダ「もちろん、きっと大喜びなわけよ」

フレメア「にゃはぁ~~」

期待に胸を膨らませついつい頬が緩む。ハンドソープの泡で十分に汚れを落した両手を蛇口に近づけて泡を洗い落す

かわいい麻利に触れるのだからもちろん入念に

フレメア「むぅ」

ここでふと、車内で見た光景を思い出して顔が曇る

わくわく気分の車内が一瞬にしてお通夜状態になったあの――――

フレメア「ねえお姉ちゃん」

フレンダ「なぁに?」

フレメア「何で上条はあそこで女の人と抱き合ってたの?」

フレンダ「あー・・・・」

そうかぁ、フレメアにはまだそういう男と女の細かいとこってのがわからないかぁ・・・

って言っても私もドラマとかでしか得た知識しかないんだけどね

フレメア「ねえ、何で?」

フレンダ「んーとね、まだ私も麦野みたいに男の人と一緒に住んで赤ちゃんがいてって状況じゃないからはっきりとは言えないんだけど」

フレメア「うん」

フレンダ「なんてーのかな、こう毎日家事に育児に、上条の場合は学校か、私達も横で見てたりちょっと手伝ったりするけど」

フレンダ「家事と育児ってすっごく大変なのはわかるよね?」

フレメア「うん」

フレンダ「ずっとまりりんと一緒にいるのは麦野だけど上条だって学校で勉強した後麦野を手伝ってるわけよ」

フレンダ「うん」

フレンダ「上条も麦野も大変なんだけどね、えーと、上条はまだ高校生なわけだし、ふと遊びたくなったりすることもあるわけよ」

フレメア「他の女の子と?」

フレンダ「・・・・うん」

フレメア「何で?」

フレンダ「何で?って言われてもそれは上条や男の人の考えることは私にはわからないけど・・・」

フレメア「じゃあじゃあ、上条が麦野とまりりんよりも他の女の子のことを好きになっちゃうこともあるの?」

フレンダ「う・・・」

ずばりと的を射られて少々言葉に詰まる

9歳になるこの可愛らしい妹が恋愛事に関してどこまでの知識を得てどういう考えを持っているのかはフレンダにはわからないが

その口ぶりから察するにどうやら浮気とか不倫だとかどういうものであるかというのはなんとなく把握しているらしい

その時男がどういう思考と感情で行動するかということは置いといて

まあ、何も男に限ったことじゃないんだけどね

世の中様々なニュースや週刊誌等で報じられる男女の痴情のもつれから起こる様々な事件

もちろん自分が当該者になったことはないし、そもそも異性と恋仲になったこともない

そういう出会いができる環境に無かったというのもあるし

やっていたことがやっていたことなので簡単に心を許せる相手を作ることなどできるわけがなかった

なので上条が他の女の子と抱き合っていたあの場面で上条が何をどう考えていたのかなどフレンダにはわかるわけもないし

それを自分よりも幼いフレメアに説明して納得させる自信などこれっぽっちもなかったのだ

フレメア「お姉ちゃん?」

フレンダ「んー・・・」

何て言おう?

真剣に眉間に皺を寄せるフレメアに頭の中であれこれ言葉を選んで並べてはそれを白紙に戻す作業を繰り返す

ぶっちゃけて単純にわかりやすく言えば上条当麻が麦野と麻利を愛しつつも他の女の子といちゃいちゃしたい

最悪、麦野も麻利も捨ててそっちに走りたいと思っているのだと断定すれば頭には来るがフレメアも納得するような説明はつくだろう

だが、それが真実とは限らないのだ。限りなく黒に近いとしてもやっぱり今の段階では断定できない

それもこれも

上条と一緒にいる時の麦野の笑顔が、今まで誰も見たことの無いくらい明るく輝いていたものだったから

フレンダ「・・・」

今まで見てきたどの麦野よりも女性らしく、とても美しいあの笑顔―――

それを自分達の不用意な発言で壊してもいいものだろうか?

幸せに満ちている麦野の“今”を終わらせてもいいのだろうか?

自分達が決めることではないし、関与することのできることではない

唇をきゅっと締めてまっすぐに妹を見つめる

もしかしたら怒ってしまうかもしれないが、できるだけ、できるだけ柔らかい表現でそれとなく伝えなくては

フレメア「お姉ちゃん、どうなの?」

フレンダ「フレメア、上条だって学校のお友達と遊びたくなることだってあるわけよ」

フレメア「にゃあ?」

フレンダ「ほら、フレメアも宿題がたくさんでたら泣きそうになりながら寝る前まで机に向かうでしょ?」

フレメア「そ、それは今関係ない  にゃぁ」

フレンダ「完全に無い、とは言いがたいわけよ~?」

渋い顔をして目を逸らす妹に口元を緩ませながらやさしく妹の肩に手を置く

フレンダ「そういう時フレメアは、仲の良い友達と遊びたいなぁって思うことあるでしょ?」

フレメア「・・・うん」

フレンダ「上条もそうなのよ。毎日毎日勉強と家事育児でお友達と遊びたいなぁって思っちゃったわけ」

フレメア「ふーん・・・」

フレンダ「・・・」

それは麦野にも言えることかもしれないけど・・・

完璧主義をモットーとする麦野が家事育児に手を抜くような人間ではないことはフレンダも知っている

と、なればそれを毎日てきぱきとこなすことがどれだけ労力を使うことかはフレンダにもわかる

結構抜けているところのあるフレンダの部屋がどういうことになっているのかは推して知るべしというところか

フレンダ「だから、すこーしくらいは大目に見てあげなきゃいけないわけ、わかった?」

フレメア「・・・うん」

見るからに納得してはいないし、どこかこうひっかかるところがあるというのはありありだ

だが今この場で一つ一つ詳しく教えてあげることはできないし、それをするにはフレンダ自身の経験も足りない

結局、大人は子供の興味をはぐらかさなきゃいけないこともあるってわけね

心の中で自嘲気味につぶやきながら幼い妹の頭を撫でる

フレンダ「男と女の世界は奥が深いし、結局 当人同士にしかわからないことはたくさんあるってわけよ ね?」

フレメア「でも・・・」

フレンダ「ん?」

じゃあ麦野は上条がお友達と遊ぶってこと知ってるんじゃないの?

と、言おうとしてフレメアは言うのをやめた

大体、愛する人がいるのに他の女の子と遊ぶってどういうこと?

口をへの字にしながらフレメアは心の中で燃え滾る怒りに思わず顔を伏せた

まだ二桁の年齢にも届かない彼女ではあるが、いやだからこそ上条が今麦野と麻利をほったらかしにして外で女の子と一緒にいることが許せなかった

フレンダ「ほら、まりりんの所にいくわよ。ね?」

フレンダ「・・・うん」

姉に背を押され麻利の待つリビングへ足を進めるも彼女の中ではふつふつと上条に対する怒りが急速に熱をあげはじめていたのだった

明後日またやります

   __           i`:.          __   ウィエッホッホッホッホwwwwwwwwwwww
  (__.`ー-::...    ,rt': : :\      ,::-'",...)   ッホッホッホッホッホホーホwwwwwwww
  ,..::ア - ::::::)-:'':':'(|i(゚):(゚)テ):-:-:-::、イ:::  `┬-っ オホーホwwwwww
 (,.::'",::' / ,....: : : : r'" ・・' く/i!: : : : :!、,:::::,<` `ニつ オーホホホホホーwwwwwwwwww
  `-(_λ_/: : : : : ( トェェェイ )/: : : : : : : : : ;,.,`::`つ イェッホーwwwwwwwwww
      `-;;;;;;;:/i\二二_/" : /\;,;,;,;,;/ `'"  ウッホホwwwwwwww

           \:.:.:.:/ `i , :く.          アオーwwwwwwwwwwwwww
             `i: :i : : !": : : )         ウッヒャッホーオwwwwwwwwwwwwww
            r: :i DK:!-┬"         ウッホッホッホッホwwwwww

            r--`:、 /000          ウッホッホwwwwww
            000O"             ウーホホホホホーwwwwwwwwwwww

   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミ
  /  ,―――─―-ミ
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 |  / ,(・ )   ( ・)  ハァ
  (6       つ   |    ハァ 
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  |      /__/ /
/|     ∪   /\
知障がこのスレに住み着いたようです




時は現在に戻り

フレメア「許さん許さん許さん!!絶対に許さん!私の必殺アッパーがうなりをあげる にゃあ!!」

両手を握り顎の下に構えそこから鋭く腕を伸ばし上方めがけ突き上げる

パワーもスピードもたいしたものではないが顔は真剣そのもの

どうやら姉に背を押されているわずかな間に膨らんだフレメアの怒りが麻利のベビーベッドを目にし爆発した模様

右、左とジャブを一発二発と繰り出してから溜めを作って必殺のアッパー

勢いをつけすぎて体が揺らいでいるがそんなことは気にしない

敵は上条当麻ただ一人、にっくき相手を頭の中に思い浮かべ実際に対峙しているところをくっきりとイメージする

そのパンチは的確に上条のボディを捉え必殺のアッパーは顎を打ち砕く

フレメア「にゃあ! にゃあ!」

先程まで賑やかであった部屋にフレメアの声と拳を振るう音だけが細く響く

フレメアは気づかない

自分の発言が何を意味し、その結果これからどういう事が起こるのかということを


上条「ふぅ~~~・・・」

大きく息を吐いて携帯電話をポケットに仕舞う

やっと連絡できたか・・・

安堵というよりはたまった鬱憤を吐き出すように荒く、自然と眉間に皺も寄ってしまう

麻利はお腹空かせてないかな?おむつもそろそろ交換する時間だろうし沈利さんも遊んでやれなくて退屈してたりするんだろうか?

上条「っ!」

苛立ちをかみ殺すようにぐっと奥歯を噛んでやり過ごそうと試みる

頭の中に思い浮かぶのは可愛い可愛い我が娘

普段は学校があるので朝と夜にしか顔を見ることができないが学校が休みとなれば話は別だ

宿題と妻の用意した確認テストさえ片付けてしまえば後はもうやりたい放題

一日中顔を眺めていられるしちっちゃな手を握ってその温もりを感じて顔をほころばせる

麻利が声を上げるたびに他愛もないことを語り何かあったらすぐに妻を呼ぶ

あたふたと娘の世話をしながらほっと一息ついて穏やかな寝顔を見て優しく頭を撫でる

それを妻と二人でやりながら夜には麻利と一緒にお風呂に入り、気がつけば一日のほとんどの時間を麻利に費やして特に何ができるわけでもない休日

そうやって一日が終わってしまうことがあっても上条はそれを悔やんだことなどない

むしろ誰かが休日中に学校を破壊してくれやしないかと本気で願うくらいである

そうすれば妻と娘と同じ時間を過ごすことができるのに―――

だが、そんな幸せな一日が毎週末やってくるかと言えばそうでもなかったりするのが辛いところだ

週末はほぼ毎週上条の両親が訪問するので親子三人で休日をのんびりと過ごすということは滅多にない

孫の成長が週末毎に感じられるのが嬉しいのか麻利を抱き上げては離さない両親

気を使わなくて良いといわれてはいそうですかと言えるわけがない妻

普段の家事と麻利の世話に加えて夫の両親との付き合いにいつも以上に気を張る妻をうまくフォローできない自分に歯噛みする

両親の来訪を忌むことはないのだが何事も完璧にこなそうと奮闘する麦野の様子を見ると少々心が痛む

そのため今日のような平日の中の休日は本当に貴重であるし、そんな時こそのんびりさせてあげたかった

また沈利さん一人に苦労かけちまった・・・

情けなくて涙が滲んできそうなのをこらえんとぼんやりと空を見上げる

吐く息が白く見上げた青空に吸い込まれるかのように宙に霧散していく様を眺めながらこれからのことに頭を巡らせる

帰ろう・・・

自分の吐いた息が宙に霧散していくように今日打ち立てた計画は全て泡と消えた

出かけてからかなり時間が過ぎた。今から帰るにしても一時間はたっぷりかかる上に何一つ目的は果たせない

今から果たそうとすればまだまだ時間がかかり、そうなると夕飯の支度に間に合うかどうかというところだろう

上条「・・・」

沈利さんに寛いでもらう時間が全然無かったな・・・

堪えきれずに強引に視界から青空を塞ぐ。自分の不甲斐なさもまとめて押し込まんとするようにぐりぐりと擦りつける

冷静に思い返してしまえば自分の間抜けぶりに思わず涙まで溢れそうになってしまう

上条「あぁぁぁぁぁぁ~~~~~~」

変に甲高い声を上げながら頭をかきむしる。なんだかもう考えるのも嫌になるほどだ

メールの返事が返ってこないので麦野と麻利が今どうしているのかもわからないし

もしかしたら彼女を怒らせているかもしれない

上条「あぁぁぁぁぁぁ~~~~~~」

そんな考えが頭をよぎればもう止まらない。マイナスなイメージだけがどんどん膨れ上がり上条の奇行もエスカレートしていく

麦野から返信が来ないのは単に上条が友人と一緒にいることがわかっているので

それを察してあえて返事を送らずにいるだけなのかもしれないのだがそこまで考える余裕は上条には無い

上条「嫌だぁ~~~・・・ 一人は嫌だぁ~~~~・・・ 行かないでくれぇ~~~・・・」

姫神「・・・上条君?」

頭を抱えてしゃがみこんだ上条にたじろぎながらも声をかける

上条の頭の中でどのような想像が繰り広げられているのか姫神には知る由も無いが

親しいクラスメイトがここまで頭を悩ませているというのに声をかけないわけにはいくまい

上条「帰ってきてくれよぉぉ~~~・・・」

姫神「上条君」

ぽんっ

上条「んあっ!?」

姫神に肩をたたかれびくつきながら我に返る                                   

姫神「驚きすぎ」

上条「あ、ああぁ ん、悪い」

ふっ と息を吐きすっと立ち上がる

姫神「上条君。悩みがあるなら聞くけど?」

上条「悩みか・・・」

姫神「うん」

自分のとった奇行を振り返ることなく真剣な表情で姫神を見据える上条

姫神としては笑えばいいのかあえてスルーしておいたほうがいいのか悩むところだが

人間意外なところに地雷が潜んでいるものであり、ここはあえて何も言わない方が無難であると彼女は判断したようだ

上条「・・・姫神」

姫神「何?」

一つ間を置いて上条が口を開く

上条「是非とも頼みたいことがある」

姫神「・・・うん」

今、姫神にお願いできる事

上条「今頼れるのは姫神しかいねえんだ」

姫神「・・・」

もしかしたら

上条「頼む、俺の不幸を取り除いてくれ」

姫神「できる?私に」

もしかしたら

上条「できる!だからこうして頼むんだ」

姫神「物にもよると思うけど」

目の前の和服がよく似合うクラスメイトと担任の先生の協力を得られれば

上条「何、難しいことじゃねえ。むしろ姫神にとっちゃ簡単なことだ」

姫神「うん・・・ で?」

上条当麻の幸せを踏みにじる黒いおでこ鬼を何とかしてくれるかもしれない

上条「吹寄を何とか」吹寄「こら上条、姫神さんといちゃついてないでこっちにきなさい」

上条「・・・は?」

吹寄「先生が部屋に新しい棚を置くんだって、あんた暇よね?あたしと一緒に手伝いなさい」

と、いう上条の望みは、どうやら雪の降り始めの時期に湖に張った薄い氷のようなものであるらしかった

次は水曜日です

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以下略 AAS



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           ミ ヽヽヽリリノノノノ
          彡ミイ  ̄ ̄'` ̄ヾミ
          彡ミi )      ;|ミ
          彡ミ〉____i,i_____イミ
           rミi_|     ∧   |    
           {6〈`┬ー´_ |_ーイ    うるせえ豚野郎
          ヾ|  (  ,-ー-、) |     
           \ `- ⌒-´ノ

           /i\ __ノ ヽ
           /ヽ__/ヽvー――ヽ⌒ヽ
       ―=/      \ _   /  三 ニ =―
   ―=ニ /)─   ―___> `ヽ/   │  三 ニ =―

        (])(○)  ( (コ__〉__> ヽ   」三 ニ =―
       (])⌒.( 0 0 )(コ__〉__>  〉/   ニ =―
        (])   |r┬-| (コ__〉__> ,.'  三 ニ =―
         \ `ー'~  `――'―'"      三 ニ =―
          ★ ̄>ニ/ ̄ ̄

              丿 ! `☆  ゴキっ


           ミ ヽヽヽリリノノノノ
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                      /         ヽ く      \
                  '´      :/  } トyZ       ヽ
                  /:/ .:/  : .:/   :| :リ^"ミ   \    `、
.            ` ̄ ̄´ /   .:// :;' .:'    j_/_  ミ`丶    \:'.
              /:/ :/ .:;' :|  :| :i:|  /;/    ミ:.、:.\j :.:.:.. {
                /:イ :l :<|l :| /|_:l:|  ´:/ノィ庁圷  ミ.;ゝ<ハ.:.:.:.:..ハ
             レ' | .:,'!.:/|:从 {丁从 :/   弋)以  Y/⌒}l.:.:.:.:.:{ '.
                    | :八. :|lハ:ヽ汽抃∨        `〉ノノ.:l .:.: ト: ',
                乂: \{小.:ゝ、)沙,         、_,イ.:.:l| .:.:| '、 j
                   /ヽ∧  `        /| /l.:.:.小 .:.:| |│

          (⌒\      / .:./ ∧   tァ  フ    ' j/ノ|.:/.:| :!.:.:| !/
           丶 ヽ   ノイ .:;'.:/.:.:,ゝ   ー ´  / _厶八j : |.:j.:. |乂
             \f^ヽ_´ |.:.:|.:.:.:./ .:.:/> 、__∠ニ二._  ノ∨j/.:.:.{
             /`\.::`ヽ.|.:.:|.:.:/′:;'.:.:/_レ/     `ヽxく八:{∧
            ,r'┴、 マ´::ヘ.: {.:{ {.:.:.|.: 「  /   -――  Vハ
             r' ー 、.:`く:⌒ ∨八 \{Ⅵ / /       \Yハ
             {ーッ、.:::}__人:   }  \ ,ノ レ          \}
           ヽ::::.`´       j:   />┤          \}
            \:.     ′__∠/: : {{.    \        \
              `}    {/ー‐'´: : : : {{       \       \
                  |:    /: : : : : : : :\∧       丶       ヽ

                      /         ヽ く      \
                  '´      :/  } トyZ       ヽ
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