京太郎「救われぬ愛に救いの手を」(1000)


ヤンデレNo01.独占恋愛型『駄目だよ、京ちゃん。私以外を見ちゃ、だめ』

ヤンデレNo02.自虐型『私は所詮凡人、京太郎君の周りにはもっとええ子がおるやん』

ヤンデレNo03.奉仕型『僕は君の為にいる。だから、君はただそれを感受してればいいんだ』

ヤンデレNo04.ストーカー型『ずっと、見てるっすよ』

ヤンデレNo05.あがり症型『(女性が男性の手を握ってる絵)』バッ

ヤンデレNo06.他者依存型『やだ、やだやだやだやだ!もう生意気言わないからっ!だから傍に、傍にいさせて!!』

ヤンデレNo07.愛情独占型『……ダルいけど、言うよ。―――なんで、他の子見てる?』

ヤンデレNo08.愛憎一体型『咲さんは渡したくないのに、なんで貴方なんかに私は、私は、私……』

ヤンデレNo09.魔性型『狭いとこってどうして落ち着くんでしょうね、須賀君?』

ヤンデレNo10.思い込み型『京太郎、死ぬまで一緒って約束したからな……うち、病弱やけど付き合ってな』

ヤンデレNo11.強襲型『犬!せっかくだから私の世話する栄誉をやるじぇ!』

ヤンデレNo12.教育型『ふふっ、君は本当に――――デキの悪い、生徒だよ』


etc、etc、etc――――――



※このスレの女の子は総じて病んでます。
※男須賀が主人公。
※死にます、殺されます。
※ループしてます。
※キャラ崩壊注意。

【ルール説明】
1、舞台は全国大会。
2、安価指定のキャラクターと接触。
3、安価内容で関わりあう。
4、病むか、でれるか。
5、病みメーターが一定の数値に達するほど女の子の行動がNPC化していきます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1356984411


【プロローグ】




如何にしてこうなったか。

今の状況を問うとすればこれが適切である問いかけだろう。

男、須賀京太郎は一人、身動きせず自答した。

京太郎は一人、暗闇にいる。

時刻は昼過ぎ、別段寝ているという訳ではない。

そもそも、自分の意思で動いたのは何時以来だろうか。

少なくとも、もう忘れてしまったこと。

相当は昔の話だ。

ひゅるり。

暗闇の中、敏感に外部の情報を察知する京太郎には少しの隙間風が身に染みる。

寒いな、と思わず身を捩る。

じゃらり。

鉄の擦れる音が響いた。

音の元は三箇所。

手と、足と、首。

目を凝らせば、僅かな明かりからそれが鎖の形状をしていると分かる。

それは京太郎を縛るもの。

京太郎の自由を奪っている、枷であった。

枷は肌との接触面に緩衝材を添えられた鋼鉄製。

力では絶対に破れず、だが拘束による痛みを目的としたものではない。

それは犬の首輪に似ている。

飼い主は首輪をつけることで犬を守ることへ繋げる。

自分より離れていかないように。

他者に連れて行かれないように。

所有物であるのを意味する枷と、京太郎に付けられた枷は似ていた。

そして京太郎も理解している。

この枷を課した相手が、そういった意図でこうしているのだと。





『どうしてこうなったんだ』

そんな問いは意味ないものだ。

京太郎がこうして拘束・監禁される前。

ある一人の女とよく言葉を交えていた。

京太郎の為す行為に小さく、あるいは大いに笑っていたのが印象深い女だ。

そんな、女。

あの女の家にと招かれたその瞬間が、今の状況へと繋がっている。

食事に薬を盛られ、監禁。

監禁当初の混乱から冷め、少しの余裕を持ち始めた時、見事な手際だと感心したものだ。

京太郎が小さくクシャミをする。

地下室であった。

季節はまだ日が強い時期であるが、逆にここは冷えすぎる。

何も言えず震えていると、ドアが開く音。

地下室から地上へと繋がるドアが開き、光を暫くぶりに取り込む。

眩しい。

京太郎が目を細めて見上げる。

光をバックに、人影があった。

京太郎を拘束した女だった。

???「――――」

寒いのか?

女が問う。

寒い。

京太郎はそう答えた。

女が微笑む。

なら、暖めてあげる。

そう告げて、己の服に手をかけた。

衣擦れ音、衣服が床に落ちる音。

光のシルエットから服の輪郭が消え、女特有の丸みを帯びた肉体。

それがゆらゆらと揺れながら、京太郎へと覆いかぶさる。

『愛してる』  『暖かいね』  『気持ちいい?』

そう、無邪気に。

自分だけが独占できる宝物を楽しむように。

京太郎は一人、己の上で女の顔をする、愛欲に満ちた少女を濁った目で見つめていた。

香りがする。

それは、淫ピな匂いではない。

何処からともなくやってきた、ガソリンの香り。

家の外で、空のポリタンクを持った女が小さく笑っていた。



――――京太郎の意識が喪失、そして巻き戻されていく。
【→最初から】

三が日再開未定となります。
失礼しました。

ちょっとイントロだけ投下します


【~introduce~】




夢を見ていた気がする。

熱い夏の夜。

こんなにも汗がひどいのは初めてだ。

見れば、部屋のエアコンはすでに停止していた。

東京、ホテルの一室。

こじんまりとした一人部屋、男が自分だけだからこその個室の主である俺は息を吐く。

暑い、熱い夢だった。

肌と肌が触れ合う熱さ。

男と女が交じり合う熱気。

まるで毒の熱。

肉を内側から焼かれる熱だ。

夢にしたって、あれはあんまりというものだ。

京太郎「溜まってるのか、俺よ」

我が分身に声をかけてみる。

返事はない。

それが当然。

思わず苦笑すると足は風呂場に向かう。

肌に張り付く汗を流したかった。

冷水を出す。

冷たい。

同時に、火傷を冷やしたようなぴりりとした痛みがある。

火傷は当然のように、存在しなかった。

京太郎「………?」

ふーむ。

冷水を頭に浴びつつ腕を組む。

火傷するようなことをしただろうか?

優希にタコスを作ってやったくらいでしか最近は火を使った覚えが無い。

どういうことだと思いつつ、俺はバルブを閉じるために手を伸ばした。

その時、ノックの音が聞こえる。

来訪者が来たことを俺に教える。



・接触対象指定
清澄高校メンバーから指定
↓2

>27の指定:咲



咲「京ちゃーん、朝だよー!」

京太郎「咲か?」

声は咲のものだった。

咲、宮永咲。

俺の幼馴染。

俺は慌ててズボンを穿き、シャツを羽織る。

ノックがもう一度入る。

それに俺は「へいへい!」と声をかけてドアを開く。

目が合う。

驚いた。

咲はそういう顔をしたがすぐに視線は俺の顔から少し下に。

俺は片手で胸元のシャツのボタンを留めながら口を開いた。

京太郎「すまんすまん、風呂入ってた」

俺の声が廊下に響く。

少し顔を逸らして、咲は俺に声をかけた。

咲「……遅い!すぐに開会式に行くよ!」

開会式。

麻雀女子高校全国大会。

その開幕が、今よりほんの一時間もしない内に開幕するのだろう。

俺はの前を歩きながら、今その舞台へと立つ仲間たちを見送っていくことになる―――。

それに挑む、咲へと振り向く。

適当に髪をくしゃくしゃにして、俺は咲の手を引いていった。



・直後コンマで決定
・レベル0『現状無害、原作通りの性質』……初期コンマ01~10
・レベル1『京太郎を思うとどきどきする』……初期コンマ11~60
・レベル2『気に入らない、京太郎が誰かと一緒にいるなんて気に入らない……』初期コンマ61~85(病み突入)
・レベル3『愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる好き好き好き好き好き好き好き好き好き』……初期コンマ86~99
・レベル4【WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING!】……初期コンマ00



咲が片手で俺がくしゃりと潰した髪を手櫛で直す。

そうして、小さく。

小さく、笑った。

少し、ほほを朱色に染めながら。

咲「うん、行こう。皆が、待ってる」


【次回より本編開始します、今夜やるかもです】

では他清澄面子を↓で判定
タコス、和、部長、まこの順番でコンマ判定します。
お疲れ様でした。


部長…

レベル0の範囲をもう少し広くして欲しかった気もする、00出ちゃったから意味ないけど

そしてNo1とNo7の違いが分からない……教えてヤンデレマイスター

>>55
解説しよう、要点は『甘さ』の有無だ
1は甘い、自分だけ見てもらいたいから積極的にアピールするタイプ
相手の視線を自分へ『誘導する』形
7は自分を見てもらいたいから、相手の視線を『絞り込む』形

ゆったりと再開
書くのに時間かかるからのんびりです


>>28より続き



優希「犬!遅い!!」

京太郎「集合時間には間に合ってるだろ!?」

ホテルの奥。

宮永さんと共に出てくる彼。

ぽりぽりと頭を掻く姿が何処か抜けてもいるような、そんな顔。

私は小さく微笑み、口を開く。

それは優希を窘めるような、周囲に優しく響くだろう私の声だ。

久「はいはい、優希ー。約束した時間には間に合ってるんだから気にしない」

優希「じぇ~……」

京太郎「ぶ、部長ぉ……!」

優希が何か言いたげな、そして須賀君が希望を持った瞳で私を見る。

くすり。

私は笑う。

それを須賀君にうっすらと見えるような笑みで返し、私は腰に手を当てて目を瞑る。

ただし。

そう、少し悪戯めいた声色で私は釘を刺すことを忘れない。

久「で・も、確かに一番遅かったのは須賀君ね」

須賀「うぐっ!?」

久「そうね……そうだ、後で雑用を手伝って貰うわ。いいかしら?」

須賀「りょ、了解っす…」

久「ん、よろしい!」





私が大仰に頷く。

それに優希が「がんばれよー」と笑い、まこが「何時も迷惑かけるの」と苦笑している。

咲も和も、困ったように顔を見合わせ、微笑みあうだけだ。

この光景で、誰も困る人はいない。

須賀君も、まこも、優希も、和も、咲も。

そして、私も。

最高の幸せだ。

この関係が崩れないということ。

私の夢を叶える、誰も不幸にならない。

そうして今、全国の舞台に立つことが出来ている。

それも全て私の仲間たち。

彼女たち……そして、彼だ。

県大会に参加できるようにしてくれた須賀君。

本気の文句も言わず私たちのために汗を流してくれる須賀君。

私たちの現在を支えてくれる須賀君。

須賀君との出会いを私は思い出す。

京太郎『カモ連れてきたぞー』

そう言って最後のメンバーになった咲を連れてきた彼。

当初、何処までも初心者であるあの子に麻雀を教えていたのは私。

彼の人となりに身近に接する機会が多かったのは、咲に続いて私だ。

咲には及ばないけど、彼を一番に知るのは私だ。

ふふん、と笑いたくなるのは少し抑える。

地下鉄を利用し、会場へ。

抽選会のため、他の県代表の部長たちと共に並んで待機する。

ふと、目があった。

須賀君が観客席に座っているのが見える。

京太郎「行けー!清澄ー!!」

と、そんな声。

周りの部長が私をちらりと見た。





『女子大会なのに男子部員?』

そんな視線だ。

思わず、吹き出す。

ああまったく、やっぱり彼は良い。

退屈しない子だ。

そうして、抽選会が終わる。

私は皆と合流して、口を開いた。

久「じゃ、明日はよろしく!須賀君、朝の通りお仕事よー」

京太郎「うーっす……」

がっくりと肩を落とす須賀君。

私はからからと笑い、彼の腕を引く。

びくり。

そう反応したのが、すぐにも分かった。

私が笑う。

須賀君は少しだけ顔を赤くして、私に手を引かれるままになっている。

だけど、彼は男の子。

こういったのはやっぱり恥ずかしいんだろう。

でもこうした部分が、可愛いんだけれど。

久「さて、須賀君。命令があるのだけれど」

京太郎「へへぇ、何でごぜぇましょうかお代官様」

へへー。

そんな芝居がかったような返事。

諦めた様子というより、私に対する意識の変え方。

咲や優希ならば軽く、からかうように。

和やまこには真正面からしっかりと受け答えるように。

私には、こうして少しのジョークを交えた芝居がかった対応で。

私だけの特別。

フレンドリーに付き合える、そう思ってくれてるからこそだ。

だから、私はその距離を縮めるつもり。

彼を困らせるように腕を組み、微笑みかけた。

この時間。

それを奪われることは不愉快だと、今は気づかぬ思考を奥底に抱えながら。



【※魔性型は一線越え、または他女子とのレベル3が存在した時……】




――――部長と合流して向かうスーパー。

俺が買い物籠を持ち、部長に続いて増えつつある買い物を見る。

ペン、紙、テープ、携帯保存食料。

部費じゃなくて部長の実費での買い物だから、個人的な用品だろう。

意外とずっしり。

男の俺でも結構重いと感じるくらいだ。

なるほど、今日の雑用依頼というのは必須だ。

でもこれくらいなら、言ってくれれば普通に手伝えるのに。

そう部長に言ってみよう、そう思ったが、ふと気づく。

部長の髪型。

何時もの流した髪型じゃない、部長が試合の時にしかしないおさげ髪。

こうして見ると新鮮なものだと俺は思う。

白いうなじ。

良く、親父が『女は後ろ姿が良い子がいい』とか言っては母さんに殴られてたが、それが少し分かる気がする。

新鮮さもあるけど、なんというか。

色気、という奴だろうか。

エロじゃなくてエロスというか、もっと高尚なものだ。

そんなことをだらしない顔で考えているとふにょんとぶつかる。

固まって、視線を下に。

こちらを見上げる部長の姿が、俺の前にあった。

わぁい、やわらかーい。

久「須~賀~君~?」

京太郎「」

笑顔の部長。

“ふにょん”で怒ってるんですか?あ、はいそうですか。

久「須賀君、私の胸の柔らかさに対して自分で雑用増量ね」

京太郎「はい……」

………許してくれるレベルって、どんくらい仕事するべきなんだろうか?




久「さ、入ってー」

そんなことをうんうんと悩みつつ、ホテルへ。

そのまま俺は部長の部屋へ。

勿論だが、荷物を運ぶためだけだ。

……別に、本当の部長の家じゃない。

レンタルであるホテルの一室なのになんでこうドキドキとするんだろうか?

やっぱりあの“ふにょん”が印象強く残ってるせいか?

いやいや、俺だってそんな単純な男じゃ……。

久「あー疲れた!」

京太郎「ブッ!?」

ベッドに飛び込む部長。

ベッドのスプリングでポン、と体が少し浮いた。

仰向けで、片足を曲げてこちらを見る。

そのアングルが、どうにもやばい。

何がどうとかじゃなく、やばいのだ。

久「んー?どうしたのかしら、須賀君?」

こちらを寝転んだまま見上げる部長。

何処か眠たげな声が俺の耳に届く。

えーと……



1:部長、見えてます
2:部長、制服皺になります
3:失礼しました!!

↓2

部長可愛い(ノンケ並の感想)


久「一線を超える!」バッ!

京太郎「ムム!全裸!」

優希「ヘンタイか部長ー!?」

久「これで私はガースー久!」

>>114:1



えーと、うーんと。

思わず無言の空間。

何を言うべきか、と考える。

腕を組みたいけど組めない。

俺と部長の視線が揃ってる間、この空気をどうにか晴らすべき案を考える。

個室、部長、おさげ、制服、ふにょん、おさげ、おさげ、おさげ、おさげ、パンツ。

………パンツ?

視線は足へと向かう。

そして少し視線は上に、タイツの下に見える三角の……。

京太郎「………」

久「あら、なんで目を覆うのかしら?」

足を組み替え、そんな声。

……なんでそんなに挑発的なんですか、部長。

思わずそう嘆くが答えてくれる相手はいない。

言うしかない。

言って、さっさと帰ろう。

そうしようったらそうしよう。

京太郎「部長、見えてます……」

久「ん?」

とぼけた声。

いやもう、本気で勘弁してください…。



・久の判定
【直後、レベル4判定】
コンマ01~85:さらに心境判定へ
コンマ86~00:現状況を以ってエンディング

まかせろ

>>123:コンマ51


竹井 久:レベル4
【判定】
01~45:見たのね?
46~85:ちょっとこっち来なさい
86~00:ついでだから着替えさせて

直後でどうぞ

おまかせあれ!

>>128
コンマ13
ということでまた書いてくるのでここで切ります
ありがとうございました

レベル4→殺し合い、監禁、蟹、お薬らめぇが発生するレベル
現在では魔性型、加えて他レベルが1なので殺し合いは発生しない模様

まもなく開始
やっと導入終了なり

続き




久「あ、もしかして見たの?」

京太郎「えーと、その」

久「見たのね?」

京太郎「………はい」

久「へぇ……?それは何を?」


にやり。

そんな風に笑う部長に俺は泣きたくなる。

いじめるのを楽しんでるとしか思えない。

もうこれ逆セクハラなんじゃねーかな。

そんな諦めすら混じった声。

俺が短く、口を開いた。


京太郎「……部長のパンツっす」

久「ふぅ~ん」

京太郎「言ったんだから少しは恥じて隠してくださいよ!?」

久「だるいのと、動きたくないのよ」


疲れたー!

そう言ってベッドで転がる。

子供かあんた。

そんな乱暴な物言いになる俺は悪くない。

そう思っていると、差し出される。

何を?

足を。

足を組んだ部長がタイツを穿いた足を、俺に差し出していた。


久「ねぇ、脱がせてくれないかしら?」

京太郎「自分で着替えて下さい!?」


もう俺この人が分からねぇ!!



【8月13日終了→8月14日(朝)に続く】

・期間は14日から28日まで
・その間、朝、昼、夜と行動するので接触対象を名前指定する。
・ただし、夜は所属高校の生徒のみ限定となる。

※現在、第一週目:清澄高校となっております。

基本で最大3名となります。
ですが、このスレの性質上、複数選択は非常に危険が危ない選択です

では、本編開始

二周目以降は所属高校を選択できたりするの?

>>168 そうです


【8月14日:朝】



一夜明け、天気はからりと晴れ。

東京の夏本番という熱さが肌を焼く。

俺は手に持ったパンフレットを片手に小さく汗を拭い、息を吐く。

今日から大会開始。

その予定は実に単純なものだ。

14~24日:団体戦
25~27日:個人戦

という、約2週間の長丁場。

清澄……俺の高校も、個人戦に咲と和が参加する。

あの二人が呆気なく終わる、なんてことは想像できるものじゃない。

多分、28日まで大会は続いていくだろう。


京太郎「しっかし部長には参った参った……」


あんなご褒美……じゃなくて尋問。

遊ばれてるのか、楽しげだったあの人にはかなり困ったものだ。



・朝、接触対象を指定してください↓2

小走先輩


>>172


まぁ、昨日のことは昨日のこと。

俺は待機部屋から出ていき、優希のタコスを初めとした買出しへと行く。

前もってここらの地理は把握しているし、もう成れたもんである。

そんなことを思って歩いていると、ふと視線が移動していった。

あれは、制服だろう。

手には赤ペンとファイルを持った女生徒がモニターに集中しているのが目に入った。

片方が巻いたような、特徴的な髪型をしている。

試合を見ていることから選手なんだろうけど……。


やえ「っと」

京太郎「あ」


その時だった。

彼女が持っていた書類が零れ落ちる。

ふわりと、俺の足元へ。

拾い集めている彼女に渡そうと、俺はおれを拾う。

そこにあるのは、個人戦の名簿だ。


京太郎「あの、落としましたよ」

やえ「す、すまないな」

京太郎「いえいえ。……個人戦の選手なんですか?」


少し慌てたように、ほんのりと羞恥からか紅葉した頬。

俺はそれに気づかないように、少し話の方向性を変える。

それに目の前の女性は「ああ」と、大仰に答えた。



やえ「奈良、晩成高校3年。個人の小走やえだ、よろしく」

京太郎「俺は須賀京太郎です。一年で、麻雀部のお手伝いみたいな立ち位置でやってます」

やえ「やはり選手ではない、か。まぁ、女子大会だから当然だったな」


そう苦笑して書類を払う。

なんというか、かっこいい人だ。

自信に満ちているというか、なんというか。

言うならば王者の風格とでも言うべきだろうか。

実力に裏打ちされた自信が、彼女の根底を成している。

例えるなら、派手すぎない龍門渕高校の龍門渕透華さんという感じだろうか。

そんなことを思い出すと、俺は「あっ」と声を漏らす。


京太郎「や、やっべ!?買い物の途中だった!失礼します!!」

やえ「あっ、お、おい!」

慌てて走り出す俺。

小走さんの声が聞こえたような気がしたけど、そんな場合じゃねぇ!





やえ「ふむ……須賀君、か……」



直後コンマで判定
【病みメーター(無関係)】
・レベル0『現状無害、原作通りの性質』……初期コンマ01~40
・レベル1『京太郎を思うと少し気になる』……初期コンマ41~90
・レベル2『気に入らない、京太郎が誰かと一緒にいるなんて気に入らない……』初期コンマ91~99(病み突入)
・レベル3『愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる好き好き好き好き好き好き好き好き』……初期コンマ00

・小走やえ:レベル0(次のレベルまで0/3)


【8月14日:昼】


優希「遅いー!タコスは!?」

京太郎「ぜぇ、はぁ……!!」

まこ「ほれ、水でいいかの?」


息荒く俺が帰還。

返ってきたのは優希のタコスをせがむ声と心配そうに水を差し出す染谷先輩。

優希にこんにゃろう、とも思いつつ例を言って水を受け取る。

ああ、美味い。

東京って正直暑すぎるだろ……




久「ナンパでもしてたのかしら?」

京太郎「ブッフゥ!?」

優希「じぇぇぇぇえ!?」



・昼、接触対象を指定してください↓2

指定:宮永咲

ではちょっと区切ります

ヒント:従順度

髪の毛、お弁当、憧……うっ、頭が……



全国大会。

その試合は野球の甲子園と同じで、一つの雀卓によって行われる。

俺たち清澄が所属するBブロック第一回戦。

それはこの大会における一発目の爆弾だ。

中堅での他校飛ばしての勝利。

優希も、染谷先輩も、その3人が全員大爆発した結果だ。

これだけで、今三つのチームが全国から消える。

俺はその様子を清澄の待機室で見ながら、小さく声を漏らしていた。


京太郎「はぁー……緊張した…!」

和「どうして須賀君が緊張するんですか?」

咲「あはは、京ちゃん落ち着かなかったね」


そうは言うけど、部屋の空気は随分と柔らかいものだ。

そう思っていると、足音が聞こえる。

扉が開けば、薄い笑みを顔に貼り付けた部長がそこに居た。


久「先ずは一勝、もぎ取ってきたわ。さ、今日の試合はここまでだから帰るわよー」

まこ「随分と急ぎ足じゃの」

久「帰って他の勝ち抜き校の牌譜チェックしたいのよ」

和「ですね」

咲「あ、じゃあ先にちょっとお手洗い行ってきます!」

京太郎「あ、ちょ待て咲……もういねぇ!」


慌てて走り出す咲。

俺の脳裏に甦るのは何時もの迷子状態だ。

ただトイレに行く女の子を男が追うというのもひじょーにアレであって……。

気づけば、咲が部屋を出てもう10分も過ぎていた。


京太郎「………すいません、ちょっと探してきます」

和「私も手伝います」

優希「私も行くじぇ!」

まこ「ワシも行くかの」

久「じゃ、私はここで咲が帰ってくるか一応待ってるわね」


全員が揃って立ち上がる。

なんとも締まらないものだ。

そんなことで皆が苦笑。

さてさて、さっさと見つけてやろうか。






―――だけど探すとは言っても、実は簡単だったりする。

あいつは迷子になると右に左にと、角を曲がっていく。

典型的な迷子の原因なのだが、無意識でやってるのが性質悪いものだ。

俺は女子トイレ近くから道をざっと見る。

人ごみは多い。

となると、きっと流されるようにこっちに行ってるはずだ。


京太郎「………見つけた」


発見。

意外とあっさりすぎるものだ。

手を組み、うろうろとしている背中。

笑うのを堪えて、俺は咲の肩を叩いた。


京太郎「見つけたぞ。ったく、またか」

咲「きょ、京ちゃぁ~ん……!」


半泣き状態の咲。

俺は携帯を取り出し、部長に繋げる。

部長から皆にメール送信してくれるそうだ。

俺はそれを受けたら咲へと向き直った。


咲「あ、あああのね京ちゃん。私、また迷子になったんじゃ」

京太郎「“また”って自分で言ってるじゃねーか」

咲「あう」


ぽこん。

軽く小突くと頭を摩る咲。

それに俺は小さく息を吐くと、咲の手を引く。

全く、このポンコツ魔王さんはどうしてこうなんだろうか……。

そう思う俺の手を、咲が少し強く握ったのに、俺は気づかなかった。




【上昇判定】
・各レベル3段階で次のレベルへと移動する。
コンマ判定でぞろ目時、無条件で一段階病み度が上昇する。
・安価判定失敗時、病み度が1上昇する……コンマ01~45
・安価判定大成功時、従順度が1上昇する……コンマ85~00
直後判定

>>270:咲



夜。

夕食が終われば自由が出来る。

基本的にミーティングと練習。

それだけなのでやることが無い俺は静かなものだ。

今も部屋では和、優希、染谷先輩、部長が卓を囲んでいる。

俺と咲は静かにその様子を見守っていた。

しかし、熱い。

狭い部屋に6人も集まっているというのもあるだろう。

しかし、冷房を強くすると寒い。

俺は冷蔵庫を開き、飲み物でも出そうかと探ってみたが何もない。

どうせついでだ。

皆の分の飲み物でも買ってくるか。


京太郎「お茶買ってきますけど、注文は?」

久「あ、私りんごジュースで」

まこ「ワシは緑茶がいいのう」

優希「あたしはコーラでいいじょ」

和「紅茶でお願いします」

咲「じゃあ私は―――」

京太郎「お前は俺を手伝え」

咲「ひどっ!?」


俺が何を言ってるんだという顔をする。

それにショックを受けたような、そんな顔をする咲。

というか当たり前だろうが。

手が空いてるのは俺とお前だけ。

むしろこれで休めると思うほうが間違っているというものである。





咲と並んでホテルの廊下を歩く。

会話は無いまま自販機についた。

俺はコインを取り出し、それぞれの注文を買う。

咲に振り返って、俺は尋ねた。


京太郎「咲、お前はどうするんだ?」

咲「あ、うん。お水でいいよ、京ちゃん」

京太郎「水でいいんだな、じゃあこれか」


水を購入し、咲に手渡す。

咲はそれを両手で抱えるように持ち、ふと俺を見た。

なんというか、困ったような、そんな顔だ。


咲「………ありがとね、京ちゃん」

京太郎「ん?何がだ?」

咲「今日、私を見つけてくれて」

京太郎「ああ、そのことか。気にすんなって、もう中学時代で慣れたし」

咲「うん……」


いや、そこでうんと言われても逆に困るんだけどなぁ。

俺は小さく息を吐く。

さっさと戻るぞー。

そう声をかけて。

咲は小さく微笑んで、俺を見た。

うん。

そう答えた、裏側の声。

俺の耳には届かない。




咲「そう……京ちゃんは、私を一人にしない……よね……?」




【上昇判定】
・各レベル3段階で次のレベルへと移動する。
コンマ判定でぞろ目時、無条件で一段階病み度が上昇する。
・安価判定失敗時、病み度が1上昇する……コンマ01~45
・安価判定大成功時、従順度が1上昇する……コンマ85~00
直後判定

・咲の従順度が1上昇しました。
現在【1/6】

※従順度MAXの場合、京太郎の無害奉仕型への変質が可能となります。

【8月15日:朝】


接触相手を指定してください↓2

小走先輩

>>283:小走やえ



ふと視線を動かせば目に入る。

そんな経験は無いだろうか?

よくTVで見るCMであったり、広告であったり。

多種多様の注意を引く物が人それぞれにはある。

俺が今日、ホテルの食堂に向かう足で目についたのは片方のドリル。

その俺の視線と、ふとそのドリル髪の持ち主である小走さんと目が合ったのは偶然だった。


やえ「ああ、須賀君だった…か?」

京太郎「どうも、小走さん。小走さんもこのホテルに泊まってたんですね」

やえ「ほどよく、会場に近いからね」


席、失礼しても?

そう問いかけると、構わないよ、と返される。

俺はその言葉を受けるとそのまま小走さんの対面に座る。

何を話そうか?

そう思ったのだが、やっぱりこういう時の会話は麻雀が一番だろう。

別に話さなくてもいい、とかもあるがそれはそれでアレだ。

間が持たないだろう。

会話の切り出しは俺。

少なくとも、静かすぎるよりは十分マシ。

それくらいには会話が出た。

奈良の代表。

そこも清澄と同じように5人ぎりぎりだとか、今日一回戦があるだとか。

やっぱり、そういうどきどきというものは何処も同じだ。


京太郎「まぁ、ウチも負けませんよ」

やえ「それは楽しみだな、須賀君」



【上昇判定】
・各レベル3段階で次のレベルへと移動する。
コンマ判定でぞろ目時、無条件で一段階病み度が上昇する。
・安価判定失敗時、病み度が1上昇する……コンマ01~45
・安価判定大成功時、従順度が1上昇する……コンマ85~00
直後判定

怖ぇ…

・小走やえ:レベル:0(1/3)
病み度が1上昇しました。


【8月15日:昼】

接触対象指定↓2

>298:竹井久

話題指定↓3
お疲れさまでした、ここで区切ります

皆さん容赦なく核弾頭のスイッチ押すんだね
その勇気に敬意を称したい

あー麻雀したい

いや~終わったな(逃避)

2週目はどうしようか?(錯乱)


【8月15日:昼】



昼、ホテルに戻った俺が部屋でネット麻雀をしていた時。

部屋をノックする音が聞こえた。

なんだ、と思いつつ俺はドアを開く。

見れば、そこには見覚えある姿があった。

そうだ、今日の試合は見所だけはもう見て、先に帰った………


久「あ、ごめんねー須賀君」

京太郎「ぶ、部長ぉ!?」


そこには、片手に小さい鞄を持った部長の姿。

時間的に昼、昼食の誘いだろうか?

そう俺は思っていると、部長は「あっはっはー」と、何処か困ったように笑っていた。


久「ごめんねー須賀君、ちょっとお風呂貸してくれないかしら?」

京太郎「……はい?」


俺の隣は部長の部屋。

何があったと聞けば、ちょっと来てと言われてしまった。

ドアを開き、見る。

そこには一面、紙、紙、紙、紙。

壁や床に張られ、置かれた紙……牌譜の数々。

うわぁ。

そう俺が思わず声に出すほど、何処か狂気的な光景だ。

見れば、部屋の隅。

そこに水のボトルと人が座っていたような小さな空間がある。

失礼して、俺は浴室を見る。

………そこにも、無数の牌譜。

俺の頬が引きつくのが分かった。

振り返れば、後ろ手で部屋の扉を閉じる部長の姿。

にこりと、微笑んだ。



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ヽ::::::::::::::::|::||:ト     `、 `ヽ、                           /::::::

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:::::::::ヽ::::::|: /           ` 、_     ゙̄`'ー‐‐---------ゥ-‐''    /::/::::::;/,
::::::;;;;;;`、;;ノノ    `、       `ー--、......____,,,....,、、‐''     ,/::/:::::::/:/

二,,,、、_z      `、                           ,,,/:::::ク::::://
::::゙l::::|ト ハ       `、                      ,,,//::::::;":;;/ /
:::人::ハ::::::`、        ヽ                ,,,,,,,, ∠ニニ=== _ク/
::::::::Y::::\:::`、        `ヽ、,,,,,,,,         ,,,,,,/:::::::/::::ハ::::::::/

【レベル4判定】
コンマ01~85:さらに心境判定へ(従順度などの上昇判定に)
コンマ86~00:現状況を以ってエンディング
直後

竹井 久:レベル4
【判定】
01~45:京太郎「あ、これって……」
46~85:久「ちょっとお風呂入ってるから、片付けお願いできるかしら?」
86~00:……

直後でどうぞ

最終的にはコンマ00じゃないとダメとかありそうだな




京太郎「何をどーしたらこうなるんですかぁぁぁぁぁ!?」

久「いやー、昨日から熱入っちゃってねー」


部屋の惨状に俺が悲鳴を上げる。

この人、天井にまで張ってるよ!

その労力と見合うだけの見易さはないよこれ!

こうやってするんだったらファイリングした方がマシだよ本当に!

俺は真っ先に風呂場に突入。

散らばっている牌譜をかき集める。

見れば見るほど、色々な名前が多い。

って、これは……。


京太郎「あ、これって……小走さんの…?」


書いてある雀士の名前は小走やえ。

奈良県個人一位、と記されている。

他のも見れば、多くが県代表選手や、代表校のものだ。

咲と和の個人戦にもすでに目を向けているからこそのこのデータ量。

確かに、団体なら多くても20校くらいのデータで済むだろうけど、個人はそれじゃきかない。

部長なりの応援の準備、という奴なのかもしれない。


久「――――ふぅん、知り合いなの?その小走さんと」

京太郎「――――ッ!」


びくり、と体が震える。

後ろから肩に手を置かれ、俺の横に顔を出す。

横を向けば、部長の頬がある。

体勢で言えば抱きつかれてるような、そんな形。

ここがシャワールームという密室であるからこそ妙に色香が香ってくる。


京太郎「………」


ごくり。

そんな、俺の生唾を飲む音が妙に木霊した。



久「………須賀君」




【直後、判定】
現状、レベル4での接触でコンマレベル1(01~45)が2回となりました。
よって、思考判定となります。
コンマがぞろ目、また01から25の場合……

あっ

比較的平穏で終われたからいいんじゃないっすかねこれ(適当)
レベル4で他レベル1のみのこの場合、投了となります。
ちょっと待ってね



若いのは勢いで。

そんなことを無責任に言う教育者が居た、ような気がする。

今だけは、それに納得しよう。

俺は背中に抱きついたまま、俺の手を握っている。

えてして、俺の手の牌譜を持っているようにも、後ろから抱きしめてるだけにも見える。

そんな光景。

それが俺が置かれた光景だ。

ふわふわとした柔らかさと、部長から漂う女の子の香り。

嫌でも、俺が男であるというのを再確認するだけの空間。

それだけの力を持つ空気が、ここにはあった。


京太郎「牌譜、片付けませんと……」

久「ん、よろしくね」


そっと、部長が離れる。

それに安堵の息を俺は漏らし、牌譜を拾う。

ああ、ドキドキした。

こんなの一生に何度あるかわかりもしないぞ、きっと。

俺はそんなことを思いつつ、ため息をつく。

いやま、部長のことだ。

どうせからかってるだけに違いないけど、俺だって若い。

こういうのはこれっきりにして欲しいくらいだ。

俺が息を吐いて、意識をクリアに。

そうすることで今まで妨害されてたような情報もはっきりと認識できるようになる。

そう。

例えば。






後ろで聞こえる、衣擦れ音とか。


バチンッ、という甲高い音とか。



一瞬で暗くなる俺の意識。

それがスタンガンであるというのに気づかぬまま、俺は長い夜を迎える。

目覚めた時、もう、何も言い逃れできないという刷り込みをなされて。




【END――秘密共有】

よかったね京ちゃん、もう逃げれないよ(ニッコリ


10分から
・所属高校
・初期レベル判定
を実施します



……初期従順度判定っていります?

質問ですが、選べる高校に制限はあるのでしょうか

部長との長い夜の描写があれば完璧なENDでした
つまりこれは、無事クリア…だよな?

>>406
基本描写しっかりしてるIH出場高校ならおKですよ

>>407
さぁ、ロッカーの同人誌を読む作業に戻るんだ

よっしゃ、じゃあ従順度も判定しよか
ちなレベル高いとおおよそ平和的にハーレム(導火線尽き)築けるかもね

夜描写は無いのか…(血涙)

>>416
最近の咲同人誌を信じろ
個人的にお勧めはシロが嫁さんの奴だ

では安価します
よろしいでしょうか

※ヤンデレタイプ別に相性があります

では
・所属高校

指定↓3

新道寺

>>426:新道寺

白糸台多すぎィ!!

あと何回くらい高校選べるチャンスがあって、同じ高校も狙えるか聞いても?

花田煌
安河内美子
江崎仁美
白水哩
鶴田姫子

以上の順番。
【病みメーター(所属高校)】
・レベル0『現状無害、原作通りの性質』……初期コンマ01~10
・レベル1『京太郎を思うとどきどきする』……初期コンマ11~60
・レベル2『気に入らない、京太郎が誰かと一緒にいるなんて気に入らない……』初期コンマ61~85(病み突入)
・レベル3『愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる好き好き好き好き好き好き好き好き好き』……初期コンマ86~99
・レベル4【WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING!】……初期コンマ00
で↓5まで判定します

>>444
基本、同じ高校を連続で選ばなければおKやで

コンマ
93
95
31
18
94


ひええええええええ

【病み度】
花田煌:レベル3
安河内美子:レベル3
江崎仁美:レベル1
白水哩:レベル1
鶴田姫子レベル3



福岡は無法地帯(震え声)

花田煌:レベル3
安河内美子:レベル3
江崎仁美:レベル1
白水哩:レベル1
鶴田姫子レベル3

より順番に判定
【従順度】
・0……コンマ01~40
・1……コンマ41~90
・2……コンマ91~99(
・3……ぞろ目

どうでもいいけどさっきから俺のコンマがおかしい

>>486
あれは……コンマに自信ニキ!?


花田煌:レベル3(従順度2/6)
安河内美子:レベル3(従順度1/6)
江崎仁美:レベル1(従順度0/6)
白水哩:レベル1(従順度1/6)
鶴田姫子レベル3(従順度2/6)

では、プロローグ接触の相手を指名してください

同時にコンマ判定
【上昇判定】
・各レベル3段階で次のレベルへと移動する。
・コンマ判定でぞろ目時、無条件で一段階病み度が上昇する。
・安価判定失敗時、病み度が上昇する……コンマ01~50
・安価判定大成功時、従順度が上昇する……コンマ81~00

↓3

よしこさん喋っておらへんから全部分考えなアカンWWWW

花田煌:レベル3(従順度2/6)
安河内美子:レベル3(病み度1/3、従順度1/6)
江崎仁美:レベル1(従順度0/6)
白水哩:レベル1(従順度1/6)
鶴田姫子レベル3(従順度2/6)

で終了します
お疲れさまでしたー




――――須賀京太郎君。

元々女子高の新道寺高校が生徒数確保のために共学となったのが今年から。

その第一期として、最初の男子麻雀部員。

元々、我が校は女子高校。

それに麻雀部での強豪であるということを売りにしている高校だ。

そこに所属する男子部員ということで皆の視線を良く集めた。

そんな子だった、というのが当初、私が抱いた素直な感想だ。

彼は麻雀が強い、というほどじゃない。

むしろ弱い、素人のようなものだった。

聞けば、中学3年の春休みから触れたばっかりだそうだ。

基本的にネット麻雀漬けで、まだ完全に役などは完全に理解してない。

それでも前向きに学ぶ姿勢は彼と同じ一年生や指導に当たる二年生たちからは好意的に捉えられている。

それに、力仕事なんか率先してやってくれる面倒見の良さに目を向けている3年生も多い。

そんな中で、やっぱり目に入るのは彼と皆の姿だ。

……何時の間にか、仁美のドリンクがもう飲み終わってるのを察知して次のを準備してたり。

部長に付き添って牌譜を運んでたり。

それは先輩に付き従う後輩以上のものじゃない。

そう。
       ・ ・ ・ ・
私の敵は、あいつらだけだ。


姫子「やーん京たろ、ぶちょーに怒られてもーたー!」

京太郎「どわぁ!?」


須賀君の悲鳴。

ああまたか、と部員たちはその光景を見る。

姫子は、部長……白水哩との関係が悪くなるとすぐに泣きついてくる。

ああして、抱きつくようにだ。

からかうのが好きな、明るい少女だと皆は知っている。

だからその行為にも疑問はないだろう。

でも、知っている。

あの困り顔の下は、勝ち誇るような笑みを浮かべている。

独占欲の塊みたいな、一人目の敵。





煌「鶴田さん、今は指導中なのですが。これは実にすばらくないですよー」

京太郎「ということですので、後で俺が仲介に立ちますから背中に張り付くのは……」


そしてその姫子を窘めるような声。

花田煌は、中学時代にインタージュニアへと出場した高校の部長をしていた。

それ故に指導というのは非常に向いていて、一年生を任せることが多い子。

何時も崩さない笑み。

挫けない、へこまない、諦めない。

それを教えるには最高だと、監督も太鼓判を押している。

だから、だ。

あの子は静かに笑っている。

どんなに苦しかろうと、痛みがあろうと。

笑っていれば、それでいいと。

気づけば爆発してしまう、そんな子だった。

須賀君に向ける好意は、全員同じ。

ただそれが、独占欲なのか。

それとも自虐のためなのか。

それとも………



【次回に続く】


【次回予告】
清澄・竹井の手を逃れた京太郎を待っていたのは、また地獄だった。
男女の間に住み着いた独占欲と排斥。
女の嫉妬が生み出したソドムの街。
愛欲と嫉妬、秩序と殺意とを自動麻雀卓に入れてブチまけた、ここは日本・福岡の新道寺高校。
次回「ジンギスカン」。
―――来週も京太郎と地獄に付き合ってもらう。

>>562
カイロスかアイアントかそれが問題だな

>>566
カイロス(アリジゴク)とアイアント(アリ)ならカイロスだろ、ヤンデレ的に考えて

カイロスってクワガタじゃなかったんだ

>>569-570
初期(赤緑)では元々のモチーフはアリジゴクだったけど、ヘラクロスの登場でクワガタに変更された感じ

ちなみにそのせいで宙に浮いたアリジゴク枠に割り当てられたのがナックラー

流石にスレチだな、スマン、以後黙るわ





夢を見た。

そこでは俺は小さな麻雀部の部員。

仲間たちと笑いあって過ごした毎日があった。

県大会を突破。

自分が実際に出場するわけじゃないけど喜び、祝福し、祝い合う。

あの人は、笑っていた。

最後の最後で夢を見てみたい、と。

俺もです。

そう、俺は微笑んでいた。







全国大会優勝。

それに沸くメンバーたち。

俺はあの人に近づく。

あの人は笑った。

俺は笑えなかった。

この部の絆を壊しかねない、秘密が俺とあの人にはあって。

それが怖くて、とても怖くて。

俺は笑うことができないでいた。






俺は麻雀部をやめた。

あの人が学校を去り、翌年には新入部員が大勢入った。

雑用も一年生がやってしまって、何もない。

まるでそれが自分のアイディンティであったように、それをしなくなると居場所が無くなった。

俺は気づけば、あの人の下に居る。

あの人は、優しく俺を抱きしめていた。

大丈夫、と。

私が君の居場所になってあげる、と。

俺は小さく、笑った。





あの人も、大きく笑っていた。




――――そんな、夢を見た。


19時より、本編開始。

死ぬよりましだった

良い夢じゃあないか(震え声)

予定通り開始します




夢から目が覚めると、ふと思うことがある。

俺のどんな記憶がこんな夢を見せているんだろうか、と。

それに対しての答えはない。

一つだけ言えるのは、その夢は何処か怖くもあり、幸福でもある。

そんな、感性によって左右される程度の優しい夢だった。

それだけは、事実だ。

……まぁ、訳分からなさではどうにもならないのだけれど。


京太郎「うっし、今日も頑張ろう!」


そこまでで、俺は思考を改める。

今、俺は東京に居る。

俺の通う学校、新道寺高校の女子が福岡県代表として全国大会に出場しているのだ。

そんな中に俺が居るのは、まぁ雑用なんだけど。




【8月14日:朝】
接触対象を指定してください↓2

煌 美子 姫子

>>590
指定:煌 美子 姫子


ほgwっうぇhrfdoi;Hfrgv

従順度あげよう

いくら従順度を上げても住民の鬼畜安価が余裕で従順度の限界を超えて行ってる




新道寺高校麻雀部ご一行様。

そう書かれた札が下がるこのホテル。

朝食、昼食、夕食とを取ることが出来るレストランは最上階にあり、それなりに見晴らしはよい。

その一箇所。

四人用の席に、俺たちは居た。

右を見る。


美子「ん、須賀君、どげんしよっと?」

京太郎「あ、いえ何でもありません」


俺から見て右手には、安河内先輩。

即応性が高く、堅実な手で和了する変幻自在のスタイルを持つ人だ。

続いて、左を見る。


煌「いやー、朝から実に豪勢なことですねー」スバラッ

京太郎「花田先輩は朝からお元気っすね、いや本当に」


俺から見て左に居るこの人は花田先輩。

昔は長野に住んでたらしく、俺も途中まで長野に住んでたこともあり、話は中々に会うフレンドリーな人。

続いて、対面。


姫子「んー?京たろ、どげんしたと?」


この人は、鶴田先輩。

高火力を売りにする白水部長との強力タッグを組む人だ。

その全員が、何でか俺の席に迷わず集まっている。

……俺の気のせいじゃなければ、相当に空気が悪い。

それに何でだ、という疑問が上がるが、今は朝食の時間。

何もないとは、思うんだけど………。



【判定】
01~33:姫子
34~66:煌
67~99美子
00……全員

直後で判定


姫子「んふふ……♡」

美子「………」

煌「………」

京太郎(く、空気が重てぇ……!)


息が詰まる!

何でこんな晴天なのにここだけどんよりしてるんだよ!

俺なんかしたか?

何もしてないよな!?

そう思いながら、バイキングスタイルの朝食を片付けようと箸を伸ばす。

畜生、調子に乗ってこんなに盛るんじゃなかった、とか嘆きたいが今はそんな場合じゃない。

俺が漬物を一つ、口に放り込む。

うん、ほどよい塩気がいい。

これとご飯の甘みが実に合うのだ。

日本人ってやっぱり米だよな。


京太郎「………ん?」


そこで、違和感。

足に何かぶつかったのが分かる。

それは誰かの足。

多分、鶴田先輩の足だ。

その足は俺の足の間に差し込まれ、ちょっとずつ上に……ってえええええええええ!?


京太郎「(え、いやこれは何をッ!?)」

姫子「んー?―――どげんしたと、京たろ?」


くふふ、と笑う鶴田先輩。

その小悪魔のような笑みには悦が入っているのが俺には分かった。

そうである。この人、こうして何かと俺をからかうのだ。

ぶっちゃけた話、この人と部長の“仲”は部内公認のようなものだ。

だからこの人にその気は無いと分かるからこそ、こういった行為がからかいだと俺は断言している。

いやまぁ、ぶっちゃけた話こんな可愛い先輩にいじられるとか何それご褒美なんですけどね!?


京太郎「ごッ、ごちそうさまっす!!」ダッ

姫子「あ、逃げたー」


【上昇判定(姫子)】
・各レベル3段階で次のレベルへと移動する。
コンマ判定でぞろ目時、無条件で一段階病み度が上昇する。
・安価判定失敗時、病み度が1上昇する……コンマ01~45
・安価判定大成功時、従順度が1上昇する……コンマ85~00
判定↓1

【上昇判定(美子↓2、煌↓3)】
・各レベル3段階で次のレベルへと移動する。
コンマ判定でぞろ目時、無条件で一段階病み度が上昇する。
・安価判定失敗時、病み度が1上昇する……コンマ01~50
・安価判定大成功時、従順度が1上昇する……コンマ85~00

花田煌:レベル3(病み度1/3、従順度2/6)
安河内美子:レベル3(病み度1/3、従順度2/6)
江崎仁美:レベル1(病み度0/3、従順度0/6)
白水哩:レベル1(病み度0/3、従順度1/6)
鶴田姫子レベル3(病み度0/3、従順度2/6)

に変化しました。


【8月14日:昼】


針の筵から少し時間が過ぎた。

今日は試合が無いため、特訓や休息といった風にそれぞれが分かれている中、俺も手持ち無沙汰だ。

さて、どうしようか……。



・接触対象を指定してください↓3

>>626:哩



京太郎「ん?」


何をするかと思いながら俺がホテルのロビーへ向かう。

そこで目に映ったのは、見覚えのある髪型だ。

二つに分けたおさげ髪。

あそこに居るのは白水部長だ。

部長、それにおさげ。

何故かズキンと頭が痛むが、それを振り払って俺は声をかけた。


京太郎「部長、お疲れさまです」

哩「ん、須賀か」

京太郎「ちょっと散歩で出てきますね」


足を組み、一人ティーカップを傾けている部長に挨拶をする。

少し外に出よう。

そう思ったから告げておいたが、手の先で「こっちに来い」をされる。

それに従い、俺は部長の対面へ。

カップを置き、腕を組む部長の顔は何処か渋かった。


哩「……姫子んこつでちょこっと話ばあっけん」

京太郎「は、はあ……」


聞けば、俺に対する行為はどうにも止まりそうにない、とか。

悪意は無いと思うから相手してやってくれ、とか。

相談あれば乗るくらいは何時でもしてくれる、とか。

お茶を一杯ご馳走になりつつ、俺は結構真摯に聞く。

当然である。

あの人に対抗するには白水部長の力が一番だと俺は知っているのだ。

むしろ学ばなきゃいけなかったにすぎない。

江崎先輩は「何もかんも須賀が悪い」としか言ってくれないし。

安河内先輩はたまに俺をじっと見てくる。

花田先輩は頼りになるけど、あの人の言うこと聞くとは思えないし……。


京太郎「いや本当に、部長は頼りになりますよ……」

哩「……褒めてもなんもいげなかぞ」


ちっくしょ、クールだなこの人。



【上昇判定】
・各レベル3段階で次のレベルへと移動する。
コンマ判定でぞろ目時、無条件で一段階病み度が上昇する。
・安価判定失敗時、病み度が1上昇する……コンマ01~45
・安価判定大成功時、従順度が1上昇する……コンマ85~00
判定↓1

うぇい

お見せしよう!王者のコンマを!

ワハハ…

このスレは魔物に監視されてる

ゾロ判定は今回言われてない!

>>646
上昇判定の2行目見てみ… (震え声)

>>633:11



哩「………」

京太郎「………」


少し、無言が続く。

俺と部長、それぞれが茶を啜る音と店内のBGMだろう静かなピアノジャズ。

そんな空間の中で小さく。

小さく部長が、俺を見た。

視線にあるのは、なんだろうか。

俺を見ている……というより、何か同じものを見るような目だ。

その意味までは分からない。

というより、俺はそんな訓練してないから読めなくて当然だ。

……はて、何でだろうか?

何で俺は、部長と自分が似ている、というような意味合いの思考をしたんだろうか?


京太郎「むむむ……?」






  |.:.:.:..::.:|  :.:.:.:.:.:  '     :.:.:.:.:.::.:.:    ノ.:.:.:..:  哩「………ッ」
  |.:.:.:..::.:|                   __/i..:.::.:./
  |.:.:.:..::.:| 圦     - -        /〔 .:.:i|:::.::/     ヽ_,
  |i .:.:..::.| 八:`:..              イ\.:...::.:リ:.:/ ___    ヽ(_/
  |i .:.:..::.|__\:.:>            ├─\_/'´  /〉     ) (
  |i .:.:..::.||//// 〕ニ{´ 〕_斤     y∧// }_.]   //     ノ (`
.  八.:.:..::.|∨// /:.:.ト:/|/     /  \/::::ト //{     ´⌒\ ビビクンッ
  ′ \:.:| V_/'.:.::.Ⅴ_ゝ   _/      `ト:|   ̄
.     Ν_   -‐= ´ /    へ        ノ   =‐- _
・白水哩のレベルが1から2に上昇しました。

姫子に引っ張られちゃったかぁ
修羅場やね(ニッコリ)

お風呂休憩しますー
再開22時予定で

寒い(小並感)
15分に開始します

・朝~昼は他高校のメンバーと接触可能
・夜は所属高校メンバーと接触可能


【8月14日:夜】
接触対象指定↓2

きらめ

>>678:煌



京太郎「東京はぁ~雨降り~」


なんとやら。

昔、親父が聞いていた歌にそんな歌詞のものがあったような気がする。

夜になって雨が降り出した中、俺はふと視線を外に向けている。

試合は、明日。

俺に出来ることは何かあるだろうか、ということだ。

全国大会一回戦は一位通過が規定。

負ければ、即終了だ。

部長も、鶴田先輩も、安河内先輩も、江崎先輩、花田先輩も。

今はきっと明日に備えているだろう。

なら俺もさっさと寝ようか。

そうも思ったが、その前にコンビニに行こうと俺は思う。

特に江崎先輩なんかは飲み物の消費が激しいから、前もって仕入れておくのも手だ。

そうと決まれば、俺は傘を掴んでホテルを出る。

歩いて数分。

傘が無かったらずぶ濡れになるな、と思いつつ、傘を閉じる。

そこで見えたのは、また特徴的な髪型。

何処か困ったような、そんな顔をした……


京太郎「は、花田先輩!?」

煌「すばらぁ!?」


いや、それ驚愕の声なんですか?


病み度が上がると「じょう……」みたいに「すばら……すば……すばばばばば」とか言い出すぞ




花田「いやー助かりましたよー須賀君。あいにく、散歩していたらタイミング悪く雨に会ってしまいまして」

京太郎「いえいえ、濡れなくて良かったです」


俺は片手に買い物袋、片手に傘を持って花田先輩と並んで歩く。

相合傘、という形で俺と先輩が歩く。

距離も近いし、俺の傘は男物で大きいサイズだ。

ビニール傘買うのは勿体ないと俺が薦めたのだが、やっぱり少しは面積が足りない。

まぁ、選手である先輩を濡らす訳にもいかないので俺は少し肩を濡らすことになっているのだが。

それは必要な行動だと、納得して貰うとしよう。


京太郎「………」

煌「……」


雨音が強い。

もうすぐホテルが見えてくるころだろう。

俺はふと、先輩を見てみる。

ちょこん、と。

まるで小動物のように俺の隣にぴったりと居る姿が目に入る。

なんというか、この人はそういう姿が似合うと思う。

ホテルの前につく。

俺は傘を閉じて、水気を払う。

先輩は申し訳なさそうに、俺を見て口を開いた。


煌「ああ、濡れてしまいましたか?」

京太郎「ああ、大丈夫ですって。これくらいじゃ何もありませんよ」

煌「そう、ですか……須賀君、ありがとうございます。とてもすばらな行為でしたよ」


そう、小さく笑む。

俺はそれに頭をぽりぽりと掻き、頷く。

賞賛の言葉は素直に受け取っておくべきだろう。

俺が頭を下げると、では、と花田先輩が歩きだす。

その背中に、俺は、とっさに声を出す。


京太郎「先輩!」

煌「!」

京太郎「明日!頑張ってください!!あと濡れたのは全然気にしないで平気ですから!」



【上昇判定
・各レベル3段階で次のレベルへと移動する。
コンマ判定で奇数ぞろ目時、無条件で一段階病み度が上昇する。
コンマ判定で偶数ぞろ目時、無条件で従順度が上昇する。
・安価判定失敗時、病み度が1上昇する……コンマ01~45
・安価判定大成功時、従順度が1上昇する……コンマ85~00
判定↓1



煌「………!」


俺のかけた声。

何かを受けたのか、先輩は少し俯く。

きゅっと結ばれた唇。

それがゆっくりと、何時もの笑みに。

きゅぴーん、という音と共に、先輩が笑った。


煌「その声援、すばらです!見事、見せ付けてあげましょう!」


先輩が答える。

自信に満ちた、そんな声で。

俺はそれに、サムズアップで返事を返した。

夜が、深くなっていく。





【8月14日:終了】
花田煌:レベル3(病み度1/3、従順度3/6)
安河内美子:レベル3(病み度1/3、従順度2/6)
江崎仁美:レベル1(病み度0/3、従順度0/6)
白水哩:レベル2(病み度0/3、従順度1/6)
鶴田姫子レベル3(病み度0/3、従順度2/6)
に変化しました。

(おっ、いけるんちゃうか?これ)

不発弾の埋まった平原に地雷をばら撒きながら全力疾走してるレベル

【8月15日:朝】


今日、大会が開幕する。

正確には、俺たち新道寺高校の試合が、だ。

それぞれ、先輩たちは全員が落ち着いてる。

花田先輩なんかはもうやる気満々、という風ですらある。

少なくとも、ここで負けるような先輩たちじゃない。

俺は一歩、前へと行く先輩の背中を見送っていく。



・接触対象指定↓2

竹井久

>>708
竹井久

きょ、今日は初期レベル判定して終わりでう!
直後コンマで判定
【病みメーター(無関係)】
・レベル0『現状無害、原作通りの性質』……初期コンマ01~40
・レベル1『京太郎を思うと少し気になる』……初期コンマ41~90
・レベル2『気に入らない、京太郎が誰かと一緒にいるなんて気に入らない……』初期コンマ91~99(病み突入)
・レベル3『愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる好き好き好き好き好き好き好き好き』……初期コンマ00

⊂(^ω^)⊃セフセフ

よかったこの部長は大丈夫だ

【次回予告】
食う者と食われる者、そのおこぼれを狙う者。
牙を持たぬ者は生きてゆかれぬ暴力の街。
あらゆる悪徳が武装する福岡の街。
ここは四角関係が産み落とした新道寺麻雀部のソドムの市。
京太郎の躰に染みついた他の女の臭いに惹かれて、
危険な奴らが集まってくる。
次回「出会い」。
京太郎が飲む久のリンゴ酢は酸っぱい。

おつー
久のリンゴ酢? (意味深)

【複合ヤンデレ所有者】
花田煌(??/??)
白水哩(??/??)
鶴田姫子(??/??/??)

ヒントになるか知らんし

花田煌(自虐/奉仕)
白水哩(あがり症/強襲)
鶴田姫子(愛情独占/思い込み/魔性)

複合ヤンデレの属性はこんな感じか?

大天使エイスリンのお迎えですか?

なお心中型は従順度を上げるとくっそ儚くなる模様
19時再開します




ふと思ったけど本編の京太郎がそろそろ女キャラに混じれそうな気がする




日常生活で、一度見たことがある、という経験はないだろうか。

例えばテレビ番組。

例えば日常の出来事。

例えば初めて会ったはずの人。

そういった物事に接した時、感じる違和感。

霞んだ記憶の中で、確実に知っている。

そういう記憶。

それが既視感だ。

大会会場。

パンフレット片手に会場内を歩く俺にとって、この光景は初めて見る世界だ。

少し顔を強張らせた子、余裕ある笑みを浮かべた人。

負けてしまったのか、涙を流す子。

こういった光景に俺は既視感はありえない。

ただ、不意に。

俺は何かの風を感じた。

誰かとすれ違った時に起こる、風。

それはとても弱いけど、俺に認識させるだけの力があった。


久「……!」

京太郎「……!」


振り返る。

相手も、振り返る。

目と目が合う。

自然と、お互いの顔が合った。

目に有るのは、驚き。

いや、これは……



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::::::::::::::゙l::゙l:゙l                          i         : : : : : : : : :
:::::::::::::::゙l::゙|:゙l  `、                        イ         : : : : : : i
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::::::::::::::::::゙l::lll:゙l    `、ヽ、                              /:::
ヽ::::::::::::::::|::||:ト     `、 `ヽ、                           /::::::

:::`、:::::::::::|::|ト:|       `、  `-、                        /::::::::
::::::`、:::::::::|::|:|:::`、      ヽ、    `ヽ、..._               ,,     爪::::::
:::::::::ヽ::::::|: /           ` 、_     ゙̄`'ー‐‐---------ゥ-‐''    /::/::::::;/,
::::::;;;;;;`、;;ノノ    `、       `ー--、......____,,,....,、、‐''     ,/::/:::::::/:/

二,,,、、_z      `、                           ,,,/:::::ク::::://
::::゙l::::|ト ハ       `、                      ,,,//::::::;":;;/ /
:::人::ハ::::::`、        ヽ                ,,,,,,,, ∠ニニ=== _ク/
::::::::Y::::\:::`、        `ヽ、,,,,,,,,         ,,,,,,/:::::::/::::ハ::::::::/




京太郎「―――――ッッッ!!!」


その時、一瞬。

一瞬、誰かの笑みが見えた。

誰の。

目の前の、名前も知らない人の。

見ていたことがある。

そういう認識と共に。

後ずさりする。

自然と、足が動いた。

逃げなきゃ。

この人から、逃げなきゃいけない。

何でだ?

初対面だぞ?


久「―――ねぇ、君……」

京太郎「………は、い……」


一歩、近づく。

“部長”が近づく。

近づいて、俺の顔を覗き込んでいた。







久「―――もしかして君、男子部の出場者かしら?」

京太郎「…………はい?」

久「え、違うの?何か見覚えあるからテレビか何かで見たんじゃないかと思ったんだけど……」


違うのならごめんね。

そう言って去っていく。

俺は小さく息を吐く。





……あれ、何でこんなに汗をかいてるんだろうか?


【8月15日:昼】


姫子「勝っちきたばい!」

京太郎「お疲れさまです!」


わーい。

そんな感じで部長や俺とハイタッチをするテンション高めな鶴田先輩。

一回戦を見事に突破して皆が少しの余裕を取り戻していた。

そんな空気の中、手を打ち鳴らす部長。

視線が集まると、部長は口を開いた。


哩「今日はよーやった、次も今日のごたぁに行こう」


全員が「はい!」と答える。

さてさて、撤収撤収。



・接触対象指定↓2

部長もヤンデレレベルの上昇にボーナス(前世の記憶の呼び覚まし)が付いても…憑いた方が自然だな。
ロッカー「彼を見ていると何処にも行けないようにロッカーにでも仕舞いたくなるのよね」
わかめ「監禁で清澄の無期限出場停止だけはやってくれんな」
ロッカー「大丈夫、私のロッカーに仕舞うのは心だけだから」


撤収準備を終え、それぞれが移動を開始する。

部長はこの後の試合を見に、それには鶴田先輩も付いていっている。

江崎先輩、安河内先輩も何時の間にか居ない。

さっき、「何もかんも飲みすぎが悪い」と青い顔してたから、もしかすると先に帰ったのかも知れない。

安河内先輩はその付き添いだろう。

となると。


京太郎「……あれ?花田先輩は?」


そういやあの人が消えている。

あれれ、と思いつつ移動開始。

午後から、俺が今いる待機部屋は他の高校が利用するのだ。

比較的広い広場。

足は自然とそこに向かう。

ふと、聞き覚えのある声が雑踏の中から響いた。

………すばらって、あの人だよなぁやっぱり。


京太郎「花田先輩!ここに居たんですか!?」

煌「どわぁ!?す、須賀君!?」

和「何方ですか?」

優希「じぇ?」


そこに居たのは、朝出会った人と同じ制服を着た生徒。

俺が困惑したように花田先輩に顔を向ける。

ああ、と先輩は一本の指を天に立て、口を開いた。


花田「私が通っていた中学で麻雀部員だった、片岡優希さんと原村和さんですっ!」

和「原村和です」

優希「片岡優希ちゃんだじぇ!」

京太郎「は、初めまして。花田先輩の後輩の須賀京太郎です……なんか、邪魔しちゃいました?」

煌「いえいえっ!須賀君も私も原村さんも片岡さんも長野に関係してますから、無関係ではないですよー」

和「長野の出身なんですか?あと同学年ですので、そんなに堅苦しくなくても大丈夫ですけど」

京太郎「助かります……いや、助かる。そうそう、俺も長野の出身でさ」


妙に会話が弾む。

うん、なんか同郷の人間に会って会話がつながるってのはいいよな。

………咲も、今頃は何してんのかなぁ……。


コンマ判定で奇数ぞろ目時、無条件で一段階病み度が上昇する。
コンマ判定で偶数ぞろ目時、無条件で従順度が上昇する。
・安価判定失敗時、病み度が1上昇する……コンマ01~45
・安価判定大成功時、従順度が1上昇する……コンマ85~00判定 煌↓1

【病みメーター(無関係)】優希↓2 和↓3
・レベル0『現状無害、原作通りの性質』……初期コンマ01~40
・レベル1『京太郎を思うと少し気になる』……初期コンマ41~90
・レベル2『気に入らない、京太郎が誰かと一緒にいるなんて気に入らない……』初期コンマ91~99(病み突入)
・レベル3『愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる好き好き好き好き好き好き好き好き』……初期コンマ00

花田煌:レベル3(病み度1/3、従順度4/6)
原村和:レベル0
片岡優希:レベル0
に変化しました。


順調に従順になっていくすばら先輩

【8月15日:夜】


………時刻は夜。

気づけばもう外は暗くなりつつある。

夏の昼間は長いというけど、そろそろそれも終わりだろう。

夕日を見ると、少し悲しい気持ちになる。

なんというか、今日が終わってしまう。

夢の終わりみたいな。

今が全国大会だから、そう感じるのかもしれない。




所属高校メンバーより接触対象指定↓3

姫子

>>800:哩

【上昇判定】
・各レベル3段階で次のレベルへと移動する。
コンマ判定でぞろ目時、無条件で一段階病み度が上昇する。
・安価判定失敗時、病み度が1上昇する……コンマ01~45
・安価判定大成功時、従順度が1上昇する……コンマ85~00
判定↓1


先に判定して風呂入りますー

従順度がMAXになったら病み度しか上がらなくなるんじゃ…(震え声)

>>806
極力接触しなければいいだろって思ったけどこのスレの住民ならぐいぐい会いに行くだろうからやっぱ意味ないわ(震え声)



京太郎「部長?」

哩「須賀か」


ホテルの廊下。

俺の部屋がある階にある自販機からの帰り道。

そこで上階に居るはずの白水部長とばったり出会う。

風呂上りなのか、ホテルの備品である浴衣を着ている部長。

うん、やっぱり色っぽい。

しかし、だ。

ここで出会うということは自販機が目的なんだろう。

手に財布も持ってるし。

だが、俺はそんな部長に言わなきゃいけないことがあった。


京太郎「部長、自販機に用ですか?」

哩「そうやけど」

京太郎「売り切れでした」

哩「ほんまか?」


手を振り、俺がアピールする。

事実、売り切れだ。

そういうと、部長が小さく息を吐いた。


哩「そうやったら、外に買いにいかいなかといけなか…」


着替えないと。

そう呟く部長。

俺は少し考えて、部長に提案した。


京太郎「……俺の部屋、来ます?」

哩「………は?」

京太郎「いえ、江崎先輩用のドリンク、俺の冷蔵庫に一杯あるんですよ」


あの人用に今日帰りがけに安売り買ってきたのが冷蔵庫にある。

飲む気は無いけど、こういう場合ならいいだろう。


哩「い、いや、そぎゃん悪い……」

京太郎「まぁまぁ、別に部員用に買ったみたいなもんですから気にしないでも」

哩「ちょ、ちょこっと押さなかでって!?」




連れてきてしまった。

部屋に入り、俺はダンボールの山に手を伸ばす。

部長は後ろに。

気づけば、ゆっくりとベッドに腰掛けていた。

……俺、勢いでとんでもないことしてないか?

部長を部屋に連れ込むとか。

いや普通に用事があるだけなんだけどさ。


哩「……凄い量やね」

京太郎「いやーはっは。江崎先輩ずっと飲んでますから、全部の試合中」


そのせいで今日青い顔してたけどな。

それは口にしない。

ただ、俺の言いたいことは察したらしい。

何処か呆れてるように溜息を吐いていた。


哩「……仁美にも気ぃばつけるごと言うておくちゃ」

京太郎「お願いします……部長、スポーツドリンクでいいですか?」

哩「ん、よかよ」


ダンボールを退けて冷蔵庫を開き、俺は一本のスポーツドリンクを掴む。

机の下にある小さい冷蔵庫。

意外と冷えててキンキンだ。

冷凍庫の部分に入ってた奴かな、とか思いつつ。

俺は部長にそれを渡した。

手にとった部長は、目を丸くしていた。


哩「ひゃっ、冷たか!?」

京太郎「いや、なんかすいません……」



【8月15日:終了】
花田煌:レベル3(病み度1/3、従順度4/6)
安河内美子:レベル3(病み度1/3、従順度2/6)
江崎仁美:レベル1(病み度0/3、従順度0/6)
白水哩:レベル2(病み度0/3、従順度2/6)
鶴田姫子レベル3(病み度0/3、従順度2/6)
に変化しました。

いけるやん!

羊先輩とかいう声がくっそ可愛い安全牌


【8月16日:朝】


……なんでだろうか。

初めて、今日という日を迎えた気がする。

まぁそんなのはもう15年以上前から迎えているわけで。

とりあえずは一日を過ごすべきだろう。

今日は試合なし。

一日フリーだから、何をするにも慌てなくていいだろう。



・接触対象指定↓2

哩 姫子

なお即地雷原に突っ込んだ模様

>>816:哩 姫子

【上昇判定】
・各レベル3段階で次のレベルへと移動する。
コンマ判定で奇数ぞろ目時、無条件で一段階病み度が上昇する。
コンマ判定で偶数ぞろ目時、無条件で1、従順度が上昇する。
・安価判定失敗時、病み度が1上昇する……コンマ01~45
・安価判定大成功時、従順度が1上昇する……コンマ85~00
判定↓1哩 ↓2姫子


↓3
二人の様子
80以上で両者の??判明

おまかせあれ!




仁美「んー、須賀やん」チュー

京太郎「お、おはようございます江崎先輩」


もう飲んでるんですか、貴女。

俺はストローを咥える江崎先輩に挨拶する。

……今日はフリーで、しかも朝のせいか髪の毛の巻きが少し弱い気がする。

いや、知らんけど。

そう思っていると、先輩は口を開いた。


仁美「部長に姫子は?」

京太郎「え、まだ朝食きてないんですか?」

仁美「来てなかよ。丁度よかから呼んできて」

京太郎「了解っす」


俺は頷き、白水先輩と鶴田先輩の部屋に向かうために一度食堂から出る。

朝食終了まであと一時間。

早く起こさないとなぁ。


仁美「すまぬ……」


スマヌ…スマヌ…




なんか、「すまぬ……すまぬ…」とかいう声が聞こえた気がする。

振り返れば何時もの江崎先輩の姿。

それに首を傾げつつ、俺はエレベーターに乗った。

30秒もしないうちに到着。

部屋の番号は把握しているので、俺は迷わずその部屋に向かう。

ノック。

聞こえるのは、シャワーの音だ。

それと壁越しの声。

えーっと、「ダレヤー?」か?


京太郎「すいません!須賀です!」

姫子「京たろ?ちょこっと待ってね、今開けるけん」


ドアが開く。

そこには白い布。

………ばすたおる?


京太郎「ファッ!?」

姫子「入ってまっとってええけん、やあね」


そう言って、また風呂場に入ってしまう鶴田先輩。

中から聞こえる会話からして、白水先輩も居るだろう。

ああ、江崎先輩。

貴女が「すまぬ」って言ってたの、これですか。

この噎せ返るような甘い空気ですか。

女性はまだしも男には何倍もの破壊力ですよこれ?







姫子「ぶちょー、今京たろがこのドア開いたら、見えちゃいますね?」

哩「………!」

姫子「んふふ……♥」





・ ・ ・ ・ ・ ・
・ ・ ・ ・
・ ・ ・
・ ・



姫子「おまたー♪」

哩「待たせてすまなか」

京太郎「い、いえ……」ゲッソリ


だめだよ。

待つってだけの行為なのにこんなに消耗しちゃったよ。

狭いところが落ち着くっていうんで部屋の隅で座ってたけど全然落ち着かねぇよ。

まぁとりあえず。


京太郎「早く、メシ行きましょうか」




花田煌:レベル3(病み度1/3、従順度4/6)
安河内美子:レベル3(病み度1/3、従順度2/6)
江崎仁美:レベル1(病み度0/3、従順度0/6)
白水哩:レベル2(病み度1/3、従順度2/6)
鶴田姫子レベル3(病み度0/3、従順度3/6)
に変化しました。

い、いけるやん!!

逝けるやん(震え声)

【8月16日:昼】


江崎先輩に肩を優しく、ぽんっ、と叩かれて「ようやった」と褒められはや数時間。

もうそろそろ昼時の時間帯だ。

昼はホテルじゃなく、外食を取るようにしているので出かける必要があるだろう。

まぁ、ホテルのレストランでも普通にオーダーすれば食べれるけど。

それはこれからの用事に合わせて変化していこう。

麻雀も生活も、臨機応変なのが大事である。



・接触対象指定↓2

>>852:哩

先に判定したほうが展開書きやすいということに気づくワイ


【上昇判定】
・各レベル3段階で次のレベルへと移動する。
コンマ判定で奇数ぞろ目時、無条件で一段階病み度が上昇する。
コンマ判定で偶数ぞろ目時、無条件で1、従順度が上昇する。
・安価判定失敗時、病み度が1上昇する……コンマ01~45
・安価判定大成功時、従順度が1上昇する……コンマ85~00
判定↓1哩

妖怪イチタリナイ




しかし、試合が無い。

そうなるととことん暇になるものである。

いや、別に俺が試合に出るわけじゃないんだけど。

こう、気分の問題である。


京太郎「買出し……するもん無いか」


飲み物はあるし。

めっちゃあるし。

小腹に入れるものは試合当日に何がいいか聞いて買ってくればいい。

となると、半マネージャーな俺には仕事が無いのである。

いかん、それだと俺が居る理由が無くなる…!


京太郎「仕事……仕事ぉ……」

哩「………なしてそげんえずい顔しとるん?」

京太郎「どわぁ!?部長!!」


後ろから声。

思わず跳ねて俺は振り向く。

そこには腕を組み、呆れた視線を俺に向ける部長の姿。

いや、俺は別に不審者じゃないんだけど慌てる。

えーっと。


京太郎「……部長!仕事ください!!」

哩「なかよ」


えーっ………




【変動はありませんでした】

【8月16日:夜】
所属高校メンバーより接触対象指定↓3

【上昇判定】
・各レベル3段階で次のレベルへと移動する。
コンマ判定で奇数ぞろ目時、無条件で一段階病み度が上昇する。
コンマ判定で偶数ぞろ目時、無条件で1、従順度が上昇する。
・安価判定失敗時、病み度が1上昇する……コンマ01~45
・安価判定大成功時、従順度が1上昇する……コンマ85~00
判定

直後って書いてないからやり直すんならやり直すで

大体全滅しててわろた




京太郎「安河内先輩、おかえりなさい」

美子「た、ただいま、須賀君」


ホテルロビー。

コインランドリーの帰りにちょうど会った安河内先輩に挨拶をする。

先輩の手には鞄。

出かけていたんだろうか?

それにしては制服を着ているのは珍しい。

そんな俺の疑問。

それが顔に浮かんでいたのか、先輩は小さく微笑んだ。


美子「今日は大会ば見とったんだ」

京太郎「大会ですか?」

美子「相手に合わせて打ち筋ば変えるのも大事やけんね」


そう、笑う先輩。

確かに、花田先輩の後に控える次峰や中堅の先輩たちには確実性が求められている。

確実にプラスの結果を出す。

そのための研究、そのための練習だ。

努力の人。

この言葉が似合う人だ。


京太郎「先輩!応援してます、頑張ってください!」

美子「うん、頑張るけんね!」



【上昇判定】
・各レベル3段階で次のレベルへと移動する。
コンマ判定で奇数ぞろ目時、無条件で一段階病み度が上昇する。
コンマ判定で偶数ぞろ目時、無条件で1、従順度が上昇する。
・安価判定失敗時、病み度が1上昇する……コンマ01~45
・安価判定大成功時、従順度が1上昇する……コンマ85~00
判定
直後で

せせせせせせーふ!!

死んでもいいや精神でやるとこの綱渡りも案外楽しい

【8月16日:終了】
花田煌:レベル3(病み度1/3、従順度4/6)
安河内美子:レベル3(病み度1/3、従順度2/6)
江崎仁美:レベル1(病み度0/3、従順度0/6)
白水哩:レベル2(病み度1/3、従順度2/6)
鶴田姫子レベル3(病み度0/3、従順度3/6)

いける(確信)

(修羅場√に)いける(確信)

誰か一人に構いすぎる→他の子の危険度が上がる
全員に満遍なく会う→修羅場発生率、病み度上昇率が上がる

どうしようもねえな!(諦め)

【8月17日:朝】


第2回戦は18日。

第三回戦、準決勝は21日。

第四回戦、決勝。

それは24日だ。


第二回戦、俺たちは覇者である白糸台とぶつかり合う。

オーダーからして、花田先輩があの宮永照さんの相手。

俺にできること。

それは、とにかくバックアップにすぎない。

でも、きっと。

それが力になるなら………。



・接触対象指定↓2

すばら

>>919

【上昇判定】
・各レベル3段階で次のレベルへと移動する。
コンマ判定で奇数ぞろ目時、無条件で一段階病み度が上昇する。
コンマ判定で偶数ぞろ目時、無条件で1、従順度が上昇する。
・安価判定失敗時、病み度が1上昇する……コンマ01~45
・安価判定大成功時、従順度が1上昇する……コンマ85~00
判定
直後で



ミーティング終了後。

俺は気づけば花田先輩の後ろ姿を追っていた。

何処か動きが硬い。

ぎくしゃくしてる、というか。

そう、例えるなら疲れた老人のような空気だ。

何もかもを抱え、足腰が上手く進まない。

そういう、歩み。

俺は追う。

追って、外へ。

視線を向ければ、ベンチに座る先輩が居た。


京太郎「先輩……」

煌「………須賀君ですか、どうしました?」


ぱぁ。

そう聞こえるような笑み。

何時も通りの笑み。

先輩は笑って俺を見る。

ただ、少し、見えた。

びくりと震えた肩。

この人は、不安なのだということを。

王者に挑むということ。

次に繋ぐということ。

それを成すために各高校エースが多く配置される先鋒。

真っ先にぶつかり合うのだ。

その重圧は、俺の想像できないレベルだろう。

こうして笑う先輩だって。

怖いのだ。

自分が負けたらどうしよう、と。

自分のせいで皆が終わってしまったら。

だから俺は笑う。

笑って、先輩へと声をかけた。




京太郎「先輩、明日はよろしくお願いします!……先輩が皆に結果を見せてくれる。それは誰よりも知ってますから!」

煌「……須賀、君……」

京太郎「はい、ほらだからすばらすばら」


にっこりと笑う。

何処か呆けた、でもそんな俺の姿が滑稽なのか。

小さく、先輩が笑った。


煌「ぷっ、く、くく……あは、あっはっはっは……!」

京太郎「そ、そんなに笑います?」

煌「いえいえ―――ええ、須賀君。“貴方”にしっかりと見せてあげましょう!」

京太郎「あはは…(ん?)」


お互い笑いつつ、何か違和感がある。

先輩の言い方。

それはチームのため。

そういう色の声のはずだ。

しかし、これは、なんだろうか。

違和感が拭えない。

そんな俺の思考は中断される。

花田先輩が立ち上がって、瞳を輝かせていた。


煌「さー、王者が何ぼのもんですよ!」


そう吼える。

その意気です、と俺。

ええ、と先輩は頷く。

俺を見て、頷く。

ゆっくりと、視線を外さず。

口を開いた。




煌「ええ――――……絶対に捧げてみせますよ、勝利を」






・花田煌:レベル3(病み度1/3、従順度4/6)
に上昇しました

終わった(確信)

・訂正
花田煌:レベル3(病み度2/3、従順度4/6)
やったわ

ま、まだ大丈夫やろ!!

ここで開示
・花田煌(奉仕/自虐)

大丈夫大丈夫
奉仕型でこの従順度だったらいけるいける



なお低かった場合、他対象を排除にかかってた模様

あれこれすばら自殺しちゃう可能性あるんじゃ

【8月17日:昼】

接触対象指定↓2

仁美

>>960:仁美

【上昇判定】
・各レベル3段階で次のレベルへと移動する。
コンマ判定で奇数ぞろ目時、無条件で一段階病み度が上昇する。
コンマ判定で偶数ぞろ目時、無条件で1、従順度が上昇する。
・安価判定失敗時、病み度が1上昇する……コンマ01~45
・安価判定大成功時、従順度が1上昇する……コンマ85~00
判定
直後で

うっはwwwwwwwwwwww

やク糞

【悲報】オアシス消滅

>>971とかいう殺意に満ちたぞろ目
スレ立てせな

サンキュー仁美




こういうホテルのお約束。

それは事件だろう。

名○偵コナ○とか、金○一とか。

そういった推理ものではこういうステージが多い。

……いや、どっちもやばいな。

○ナン君とか周りで800人くらい死んでるし。

しかして。

なんで俺がそんなことを言うのか。

それに今、答えよう。


仁美「」チーン

京太郎「し、死んでる……!」

仁美「うちば勝手に殺さなかで!」ムクリ


起き上がる。

何で息絶えてたのか分からない。

しかも俺の部屋の前でだ。

そう考えていると、先輩の手元を見た。

ストローである。


京太郎「………目、逸らさないでください」

仁美「………」


この人、俺の部屋に保管してある飲み物狙ってきたな?


仁美「ち、違う。これはただの吸入道具じゃ」

京太郎「その言い方はもっと不味いです先輩」



次スレに乗り込めー

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