【モバマス】新春企画! アイドル大運動会!! (172)


・携帯ゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」のコメディSSです。

・運動会というとアニメ・アイドルマスターの運動会を連想されそうですが、モチーフは過去のバラエティ番組「リンカーン」で定期的に行われていた、芸人大運動会です。

・身体能力等は作者の妄想めいた考察によるものなので、皆様のお考えとは食い違う点もあるかと思います。こういう考え方もあるのね……わかるわ、的なお気持ちで見ていただけたら幸いです。

 では、はじめます。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394371691


3月某日 静岡県○○村グラウンド AM9:00



 ピピーガー……

モバP『あー、テステス。うん、拡声器ちゃんと使えるぞ』

みりあ「ありがとうプロデューサー♪ さて、それでは……」オホン!


みりあ『ただいまより、第1回・CGプロアイドル大運動会を開催いたします!!』



 パチパチパチパチ\イェーイ!!!/パチパチパチパチ



瑞樹『さあ、やってまいりましたアイドル大運動会。CGプロ初の試み、はたしてどんな感動とお笑いをお茶の間の皆様にもたらしてくれるのでしょうか! 本日、イベント全体の司会・進行を務めさせていただきます、川島瑞樹です。私もアイドルだけど、今日だけはアナウンサーに戻って頑張りますね、キャハッ!』

モバP『初っ端から飛ばしますね。てか、マイクで話す姿が似合うなぁ』

瑞樹『ふふ、ありがとう♪ そして解説はこの方、CGプロのやりすぎプロデューサー・Pさんです。改めてよろしくお願いいたします』

モバP『あ、よろしくお願いいたします。てか、ライブDVDの特典映像とはいえ、僕ってテレビに出ちゃダメな立場なんですが……ちひろさん主導の企画でも、僕に相談してほしいですよ? しかもやり過ぎじゃないですか、これ? 運動会の準備だけでも大変なのに、わざわざ解説ブースまで設営して』

瑞樹『何事も場作り、雰囲気よ。選手側じゃない、第3者目線に立って、映像を観ている方々にわかりやすく状況を説明するのも大切でしょう?』

モバP『それは、わかるわ』

瑞樹『もう、盗らないでよ!』

モバP『ははは……それにしても、最初の開幕アナウンスはみりあがやるんですね。てか、大人のスタッフに混じって、準備を手伝っているうちのアイドルがちらちら……それも小中学生ばかり。全く、ちひろさんはどこをケチってるんだ』

瑞樹『ああ、それはあの子達からの希望よ。チームバランス上、選手として出場する子は高校生以上の子になったからね。お手伝いでもいいから、なかなか多くは集まれないみんなと一緒に、楽しく騒げる場所に来たかったんでしょ。むしろ、あの子達の参加意見にちひろさんは困ってたわよ?』

モバP『ふむ……』



舞・薫「よいしょ、よいしょ……」

莉嘉「ねえ。これって、どこに運ぶの~?」

珠美「ああ、それは第3競技に使う道具ですね。まだ、倉庫前に置いといていいですよ」

由愛「椅子、これだけで足りるかな?」

晴「こんだけあればいいだろ。あとはキレイに並べとこーぜ」

法子「ドーナツの配達はまだぁ?」


モバP『まあ、楽しそうにやってるし、ケガさえ気をつけてくれればいいかな』

瑞樹『ええ。今日、来られない子達も残念がっていたわ……また、考えてあげてね?』

モバP『ええ、もちろん。全く、こんな仕事とも言えない様な1つのファンサービスにまで熱を上げてくれて、プロデューサー冥利に尽きますよ!!』


みりあ『それでは、選手入場!』


モバP『お、始まるな』


 ピーッ ピッ ピッピッピッ♪  


卯月「よーし、みんな。元気に、いくよー!!」 \オーッ!!!/


 イッチニ!(ピッピッ) イッチニ!(ピッピッ) イッチニ!(ピッピッ)


みりあ『さあ、まず入場してくるのは、15歳から19歳までのアイドルで構成された、ヤングチームのみなさんです! 団長の卯月さんを先頭に、元気いっぱいに声を上げ、揃った足並みでグラウンド内をぐるりと行進していきます!!』



◎ヤングチーム(21名)

団長・島村卯月(17・Cu)
副団長・渋谷凛(15・Co)
副団長・本田未央(15・Pa)

五十嵐響子(15・Cu)
一ノ瀬志希(18・Cu)
中野有香(18・Cu)
藤本里奈(18・Cu)
前川みく(15・Cu)
宮本フレデリカ(19・Cu)

岡崎泰葉(16・Co)
桐野アヤ(19・Co)
多田李衣菜(17・Co)
新田美波(19・Co)
吉岡沙紀(17・Co)
ライラ(16・Co)

愛野渚(18・Pa)
北川真尋(17・Pa)
木村夏樹(18・Pa)
西島櫂(19・Pa)
浜口あやめ(15・Pa)
諸星きらり(17・Pa)



瑞樹『さあ、選手の登場です。ヤングチームのメンバー、どうですかPさん!』

モバP『なんか、当たり前だけど若いなぁ。それと、やっぱりパッショングループの子が運動強そうですねぇ。今日は参加出来なかったメンバー、茜や拓海なんかも来ていたら、とんでもない強さでしたねえ』



みりあ『さあ、若くてフレッシュな10代の女の子たちが、薄手の体操服とぴっちぴちのブルマに身を包み、元気いっぱいに育ち盛りの女体を揺らして練り歩きます! テレビの前の男の子達も色々と元気いっぱいですよ!!』


モバP『誰だ、あんな台本書いたの!? ちひろさんか!? どこにいやがる!!』

瑞樹『くっ、あれが若さ……アンチエイジングで、きっと!!』ギリッ


(※=なお、各アイドルは、上は半袖の体操服+下は各属性に合わせた色のブルマで挑んでいます)



みりあ『凛さん、しっかりと前を向いてはきはきと歩く太もも、きれいですよ!!』

凛「そ、そうかな? フフ……(プロデューサーも見てる♪)」

未央「いや、太ももだけが褒められたところにツッコミなよ!?」


みりあ『新しくCGプロに加入されたばかりの一ノ瀬志希さん! 元気いっぱいに腕を振って楽しそうな行進、いいですよ!!』

志希「いぇ~い♪ んん~、こんな運動会って初めてかも! 空気も新鮮でおいしい匂い~♪」ハスハス

みく「にゃ!? もう、志希チャン! いきなり首筋にお鼻を付けてクンクンしないでにゃ///」

志希「にゃっはっは~! みくちゃん、いい匂い~♪ あとで成分抽出していい?」

みく「どうする気にゃ!?」


みりあ『あやめさん、今日はいつでも分身していいですよ!!』

あやめ「え!? ま、まま任せてください!!」プルプル

みりあ『視聴者はいつでも待っていますからね、影分身♪』

あやめ(ハードルが上がった!?)ニンッ⁉


モバP(……みりあが屈託のない笑顔でいじる。この台本、アリだな)

ちひろ(分かってるじゃないですか、Pさん♪)

モバP(こいつ、直接脳内に!? てかどこにいるのあんた!?)



 ピーッ ピッ!


みりあ『ヤングチームの入場が無事に完了いたしました。では、対戦相手となる相手チームの入場です!』


早苗「よっし! お調子に乗りがちな若いの締めに、いくぞ野郎ども~!!」 \ウオーッ!!!/


 イッチニ!(ピッピッ) イッチニ!(ピッピッ) イッチニ!(ピッピッ)


みりあ『さあ、入場してまいりました! 20歳以上の大人なお姉さんアイドルで構成された、アダルトチームのみなさんです! 団長の早苗さんを先頭に、ヤングチームに負けない大きな声を上げつつ、キレイに揃った足並みでグラウンド内を回っていきます!』



◎アダルトチーム(21名)

団長・片桐早苗(28・Pa)
副団長・東郷あい(23・Co)
副団長・兵頭レナ(27・Cu)

安部菜々(永遠の17・Cu)
大西由里子(20・Cu)
日下部若葉(20・Cu)
クラリス(20・Cu)
原田美世(20・Cu)
持田亜里沙(21・Cu)

荒木比奈(20・Co)
木場真奈美(25・Co)
鷹富士茄子(20・Co)
水木聖來(23・Co)
三船美優(26・Co)
大和亜季(21・Co)

衛藤美紗希(22・Pa)
斉藤洋子(20・Pa)
佐藤心(26・Pa)
姫川友紀(20・Pa)
松山久美子(21・Pa)
真鍋いつき(22・Pa)


瑞樹『さあ、対するアダルトチームの入場です。心情的にはこちらを応援しておりますが、Pさんはいかがですか?』

モバP『こちらは個性的なメンバーがそろった印象ですね。クールとパッショングループに運動強そうな子が集中している、かな。逆にキュートは……』


菜々「……」ザッザッザッ

若葉「あだると~♪」ピョコピョコピョコ


モバP『正直、なんでやねんって人がいますね』

瑞樹『わかるわ。ああ、ちなみに菜々さんがアダルトチームにいるのは、キュートグループで20歳以上の子が7人を揃えるのに都合がつかなくて、他のキュートアイドルの中から、やむなく選抜されたのよ? その……アダルトでも誰も文句を言わない、むしろ』モバP『もうやめたげてよ!!』


みりあ『さあ、10代とは一線を画す、熟している最中のむらむらボディを、きつきつの体操服とむちむちのブルマに包み込んで、お色気光線をまき散らしながら歩いていきます! 犯罪的な光景に、テレビの前のお父さん達も今夜はホームラン間違いなしですよ!!』

モバP『意味分かってないよな、うん。てか、若葉はさらに喜んでるけど本当にいいのか……』


みりあ『菜々さん!! 今のお気持ちを、アダルトにどうぞ!!』

菜々「私は貝になりたい」

みりあ『あははー無理~♪』

クラリス(……フフ、ちょっとお説教が必要ですね)ニコッ♪


みりあ『美優さん!! もじもじしながら歩かないで、元気よく!! 危ないですし、体操服をぐいーんって伸ばしてブルマを隠したら、下に何もはいてないみたいですよ!!』

美優「うう……けど、この年でブルマなんて、恥ずかしい//////」モゾモゾ

みりあ『お隣を歩く、同い年の新人さん・佐藤心さんを見習いましょう!! 小学生でもしないくらいに元気一杯に恥ずかしげもなく腕を大きく振っていて、楽しそうですよ!!』

心「もう、しゅがーはーとって言ってよ~! 裏でぶっころがすぞゴラァ☆」



モバP『早くも荒れてきたなぁ……みりあは、襲われないか危険だから俺が家まで送るか』

瑞樹『そっちの発言の方が危険じゃない?』



ピーッ ピッ!


みりあ『さあ、アダルトチームの入場が無事に完了いたしました。それでは……ただいまより、第1回・CGプロアイドル大運動会、開会セレモニーを行います!!』


 パチパチパチパチ ヒューヒューッ!!\ワァーッ!!!/ウッヒョーッ!! パチパチパチ


みりあ『では、始めに……選手宣誓です! 両チームの代表者は、前にあるステージ台に上がって、マイクの前で宣誓を行って下さい!!』


卯月・早苗「はい!」ザッザッザッ



卯月「宣誓! 我々、アイドル一同は!」

早苗「スポーツマンシップに乗っ取り!」

卯月「正々堂々と!」

早苗「可愛らしく!」

卯月「アイドルとして、女の子として!」

早苗「みんなが楽しい1日にする事を!」

卯月・早苗「誓います!!」

卯月「ヤングチーム代表、島村卯月♪」

早苗「アダルトチーム代表、片桐早苗♪」


卯月・早苗「よろしくお願いしまーす☆」 イェーイ!!! オオーッ!!! ニョワー!!!


みりあ『ありがとうございましたー!! 続きまして、大会運営本部長・プロデューサーからのお言葉をいただきます!! プロデューサー、前へどうぞ!!』パチパチパチパチパチ


モバP『あ、そういえばあったっけ。はいはい、てか僕は本部長なのか』ザッザッザッ



モバP「えー……まあ、こういう風にみんなが集まって遊べる機会は、なかなかないと思います。今後はこういった事も、もっと増やしていくように頑張るけどな。今日はファンサービスであると同時に、自分達へのサービスとも考えて、ケガに気をつけながら思いっきり動き回って、楽しい1日としてくれたら嬉しいです。以上」


 パチパチパチパチ ワァーッ!!\イェーイッ!!!/アソブヨーッ!! パチパチパチ


みりあ『プロデューサー、勝った方にご褒美とかはないの~?』


参加アイドル達(――ピクッ)


モバP「ん? 優勝したチームや、競技ごとの入賞者には賞金が出るだろう? それ以外に何かほしいものがあるなら、そうだなぁ……まあ、希望だけは出してみれくれ。大した事は出来ないけど、僕に出来る事ぐらいなら、何でもしてやるぞ(福利厚生で経費請求、とかは無理かな……)」アハハッ


参加アイドル達(……)ゴゴゴゴゴゴ


みりあ『あははー楽しみだねぇ♪ ありがとう、プロデューサー!!』

モバP「あともうちょい頑張れよ、みりあ」テクテクテク


みりあ『では、続きまして……星歌斉唱に移ります!』


菜々「……ん?」(ナナ、何も聞いてないですよ?)


みりあ『星歌斉唱は、本日応援として参加してもらっている浅利七海さんです。どうぞ~!』



七海「はい! お願いしますれす~♪」ギョギョーン



モバP『七海まで……あ、ルーキーお披露目の場になってちょうどいいや』

瑞樹『ちひろさんも、ちゃんと考えているわよ?』


菜々(ま、まさか……!?)



七海「その時、海から不思議な光が現れたのれす」

みりあ「アレハナンダ、ナンダ、ナンダ、ナンダゲソー」(裏声)

七海「それは……ナナミーン♪」キャハッ☆ (ミュージックスタート!)


 アイドル(カワイイ)フフッ 菜々(……)ギリッ


七海「ギョギョッ! 引きがきたれすよ~! エヘヘ♪ ナナミンパワーでマリーンチェーンジ♪」ババッ!

菜々(服をキャストオフして、スク水にチェンジだと!?)

七海「夢と希望を背ビレに引っさげ、ナナミン、泳ぎだすれすよ~♪ エイ♪」


美波「ミンミンミン ミンミンミン ミーナミン!//////」

ヤングチーム一同「!!??」

早苗「ミンミンミン ミンミンミン サーナミン!」

アダルトチーム一同「!!!!???(関係ないでしょ!?)」

七海「ミンミンミン ミンミンミン ナーナミン! さんしっごーろく♪ ナーナミン!!」




安部「佐藤……今日は、暴れるぞ」

佐藤「ちぃっす☆」



 ~~♪

あ、言い忘れていた。

以前、私は【友紀「みんなで野球をやってみたい!!」】というSSを書いており、今回の作品は世界観を共通させております。てか、同じノリです。もしもご存知の方がおられて似ているなって思われたら、それは同じ作者だからデース。


みりあ『七海さん、フレッシュな星歌斉唱ありがとうございましたー!!』

七海「ありがとうございましたれす~♪」パチパチパチパチパチパチパチパチ カワイイー!! イェーイ!!


モバP『……あとでフォローしとくか、菜々さん』


みりあ『それでは、これにて開会セレモニーを終了し、このまま続けて準備体操に移りたいと思います!! みなさん、両手を横と縦にそれぞれ広げて、隣や前の人と当たらない様にしてください!!』 ハーイッ!!


モバP『うわ、運動会っぽいな』

瑞樹『運動会だもの、フフ』


みりあ『皆さん、準備はよろしいですね? それでは準備体操の振り付けを行う先生に登場してもらいます、どうぞー!!』

モバP『振り付けの先生? 普通にラジオ体操じゃないのか?』


莉嘉「ヤッホー!! 莉嘉だよ~☆ さあ、みんな! ケガしないように、最初にしっかりと身体を動かしておかないとね☆ 莉嘉と一緒に楽しくダンスしながら歌える、LOVE&JOY体操、はっじめーるよー!!」 オオーッ!?


モバP『ああ。最近、トレーニングでLOVE&JOYが多かったのはこれで……ノリのいい楽しい曲だけど、朝イチでやるのはつらそうだなぁ』


莉嘉「あ、そうだ! みりあちゃんやお手伝いのみんな、P君や瑞樹さんも一緒に体操しようよ☆ 座ってボーっとしているだけじゃ、身体だらけちゃうぞ!! 運動会に参加しちゃおうよ!!」


エッ⁉ …ザワザワザワ ドウスル? カルクヤットコウカ? ザワザワザワ…


瑞樹『え? もう、急にそんなこと言われても……準備してないから無理よ?』ガタッ

モバP『僕、指導は少し位していても、自分でしたことはほとんどないですよ……』ガタッ


早苗「体操から身体動かさすわねぇ」ハァ グッグッ

亜里沙「柔軟は軽くでいいと思うけど~?」ウサコチャン、ドウ?


未央「うーん、そうきましたかぁ」グィーッ

泰葉「予想外で、準備が……」フゥー


 ……ザワザワザワ……


 -デーデーデーデー デーデーデーデー デーデーデーデー デーデーデーデー……

莉嘉(あれ? みんな、テンション低め……っ、ダメダメ! ちゃんと、お仕事はやらないと! 莉嘉のダンスと歌で盛り上げちゃうよって、お姉ちゃんと約束したからね!! 頑張って、何とか途中からでもアゲてもらうよ☆)


莉嘉「さあ、それじゃあみんなー!! いっくよー!!!」


一同「おー」ダラーン


(……)フフッ♪



 デーデーデーデー デーデーデーデー デーデーデーデーッ

莉嘉「うう……ワン・ツー・スリー!」ドゥッドゥッドゥッ

新春(3月)
モバPの季節感覚はボロボロ


莉嘉「ラララ、LOVE & JOY 変えてゆく」

 早苗・亜里沙・真奈美「Fu‐Fu!!!」

莉嘉「っ! 明日を変えてく!」

 モバP・瑞樹「Fuwa‐Fuwa☆」

莉嘉「心に虹を創る、季節にー♪」

 みりあ・薫「みせてねYOU‐SHOW!!」

莉嘉「ラララ♪ LOVE & JOY 迷わずに☆」

 舞・法子「ドーナッツ☆」◎(両手で輪っか)

莉嘉「追いかけたいのは!」

 卯月・ライラ・きらり「にょわ にょわ♪」

莉嘉「誰かが創る 【今】じゃないから~☆」Fooo-♪


 ―――


 ~デーン♪


莉嘉「みんな、ありがとー!!!!!」 イェーイ!!!! ヤッホー!!!!


みりあ『莉嘉ちゃん、お疲れ様でした!! それでは、これにて開会セレモニーを終了します!!! 選手の皆さんは、それぞれのテントにお戻りください!! 運動会、スタートです!!!』


 パチパチパチパチ\ワアアアーッ!!!!!!/パチパチパチパチ



瑞樹『さ、さあ、みなさんのテンション、も、上がったところで……運動会、始まるわ』ハァハァ

モバP『は、はしゃぎ、過ぎですよ、瑞樹さん……ハハ、ハ』ゼェゼェ





いつも、なぜオープニングが長くなるのかは……楽しいからかな。あとは1競技ずつ、日々ぼちぼち書いていけたらと思います。ルールなんかも合わせて……頑張るぞしまむらぁ!!!


お楽しみいただけたら、幸いです。


【第1回CGプロアイドル大運動会 プログラム】


第1競技 選抜50メートル走

第2競技 玉入れ

第3競技 パン食い競争

お昼休憩

第4競技 障害物競争

第5競技 イス取り合戦

最終競技 全員リレー



なお、この後に【ただ、作者がやってみたいだけのおまけ】を書かせていただき、今日は終わりと致します。それでは……好き勝手にやって、世界中のPさんに怒られませんように。


【ただ、やってみたかっただけのおまけ】


・LOVE & JOY(運動会Version Full)

莉嘉「ラララ、LOVE & JOY 変えてゆく」

 早苗・亜里沙・真奈美「Fu‐Fu!!!」

莉嘉「っ! 明日を変えてく!」

 モバP・瑞樹「Fuwa‐Fuwa☆」

莉嘉「心に虹を創る、季節にー♪」

 みりあ・薫「みせてねYOU‐SHOW!!」

莉嘉「ラララ♪ LOVE & JOY 迷わずに☆」

 舞・法子「ドーナッツ☆」◎(両手で輪っか)

莉嘉「追いかけたいのは!」

 卯月・ライラ・きらり「にょわ にょわ♪」

莉嘉「誰かが創る 【今】じゃないから~☆」Fooo-♪

 ~

莉嘉「その調子その調子☆ さあ、歌とダンス、どっちもアゲていくよー!!」 イェーイ!!

 ~

莉嘉「狙ってた空席(シート)は一足違いで誰かに、なんか違ってるんじゃない? 電車の窓ゆらすためいき」

 菜々・美優・心「ふぅ~」

莉嘉「七つ転び、八つで起き☆ 痛くても笑えば未来が変わる?」

 里奈・李衣菜・夏樹「Hi‐Hi‐Hi!!!」ウッヒョー!

莉嘉「ラララ、LOVE & JOY 変えてゆく!」

 由里子・比奈・洋子「Fu‐Foo!!!」

莉嘉「あなたも変えてく☆」

 クラリス・茄子・美紗希「ふわ‐ふわ♪」

莉嘉「心に虹を創る、季節にー♪」

 由愛・晴・珠美「輝けSHOW-TIME!!!」

莉嘉「ラララ♪ LOVE & JOY ユメ色に☆」

 志希・みく・フレデリカ「にゃん にゃーん♪」

莉嘉「あなたが 色付く!」

 凛・響子・あやめ「はぴ はぴぃ///」ニョワ♪

莉嘉「ひとつしかないその笑顔でー☆」Fuuu-!!!



 ~♪

菜々(ハァハァ……うう、始まる前から終わりそう。みんな、元気だなぁ……これが、壁って、やつなのかな)【ウサミンパワー 残り72%】


莉嘉「さあ、あともう少し! ここからラストまで、もっともっと飛ばしていくよー!!!」オオーッ!!!

菜々「ウ、ウッサミィーン!!」キャハッ!

 ~♪


莉嘉「【君がいい】選びたくて、選ばれないことばかりで」

 レナ・聖來・久美子「もうっ」プンプンッ

莉嘉「傷つくたび削ってきた、プライドの行方を追うのはやめて~♪」

 未央・有香・アヤ「いくぞ~、HiHiHi!!!」


莉嘉「ラララ、LOVE & JOY 変えてゆく!」

 沙紀・渚・真尋「ダッシュで♪」

莉嘉「あなたも変えてく☆」

 美世・亜季・友紀「カキーンと☆」

莉嘉「スコール虹をかける 、季節に~♪」

 スタッフ「きらめけIDOL!!」

莉嘉「ラララ♪ LOVE & JOY 七色に☆」

 泰葉・美波・櫂「キラキラ☆」

莉嘉「明日が色付く!」

 あい・若葉・いつき「夢見て♪」

莉嘉「胸に抱いた、その笑顔でー!」

 『ラララララララ♪』

莉嘉「LOVE & JOY 変わらない♪」

 ヤングチーム「Fu‐Fu!!!」

莉嘉「ときめき探して☆」

 アダルトチーム「Fuwa‐Fuwa☆」

莉嘉「あなたが創る今日を、ガンバロー!!!」

 『イェーイ!!!』

莉嘉「ラララ♪ LOVE & JOY 夢色に☆」

 『Fu‐Fu!!!!!!』

莉嘉「あなたも色付く?」

 『Hi-Hi!!!!!』

莉嘉「ひとつしかない、その笑顔でー♪」『目指すよ、シンデレラー☆』


『Fuooooo-!!!!』



 ~お粗末さまでした~


 やりすぎたかな……明日からは真面目にSS書きます。

珠美殿をしれっと年少組に混ぜるのはやめた方がいいと思います!

こんばんは、作者です。なんとかがんばれそうです。感想、ありがとうございます!!


>>17 そういえば、3月はもう新春じゃないっすね……くっそー!(ガチャガチャ)


>>29 珠ちゃん、ありすが新作の『いちごとアボガドの西欧風パスタ』を用意しているらしいから、いこうか?

 


【第1競技 選抜50メートル走】


瑞樹『さあ、CGプロアイドル大運動会、最初の競技が始まろうとしています! 優秀なスタッフによって、グラウンドの準備はすでに完了。出場するアイドル達も、集合場所に揃っております。まもなく、第1競技・選抜50メートル走が始まりますよ! 楽しみですね、Pさん』

モバP『運動会と言えば、まずは徒競走。パッとみた感じでも、足の速そうな子がスタート付近に揃っていますね。ところで、細かいルールとかは? プログラムにも書いてないですけど』

瑞樹『それは……あ、ちょうどいいわ。どうやら、運営本部からアナウンスによるルール説明が行われるようです!』



薫『こんにちはー! ただいまより、第1競技・選抜50メートル走のルールをご説明いたします!』


 パチパチパチ\オーッ!!/パチパチパチ


モバP『次は薫か、頑張れ……って、隣に立ってる舞に由愛、晴はなんなんだ?』

瑞樹『ここ(解説席)からだと少し離れていて分かりづらいけど、首から何か下げているわね……ICカード?』


薫『50メートル走は、4レース行われます! もう集まってもらっていますが、各チームからは1レースに2名ずつ選手を選抜してもらって、合計4人で勝負をしてもらいます! 1コースから4コース、どのコースに入るかは1レースごとに出場選手にくじ引きをしてもらって、決定します! 見事に1位から3位にまで入られた方には、賞金が与えられます!!』 オォーッ!!! イェーイ!!!


モバP『よし、台本通りうまく言えてるぞ、薫……しかし、未成年の子もいる運動会で賞金って、今更だけどいいんですかね?』

瑞樹『あら、子供の頃からお金の価値を知っておくことは大事じゃないかしら? 頑張ったらご褒美がもらえるのは、自然な流れ。努力すれば報いがある、自分の好きなものを手に入れられる……それを最も表しているものは、賞金じゃないかしら?』

モバP『急に真面目!』

瑞樹『ふふ、いいじゃないの。それに、賞金って言ってもお小遣い程度でしょ?』


薫『各レース1位の方に与えられるのは、舞ちゃんが首から下げている、こちら!』

舞「はい!」バッ!

薫『ツェーマン(1万円)です!!』


モバP『ちょっ!? キナ臭い業界用語で言わせるんじゃねぇよ!!!』

瑞樹『久しぶりに聞いたわw あれ、ICカードじゃなくてお札が入ったプレートだったのね』


薫『そして、2位の方には由夢ちゃんが首から下げている……』

由愛「は、はい!」バッ

薫『ゲーセン(5千円)です!!』


モバP『改めて聞くと、最初に考えた人はよく思い付きましたよね』

瑞樹『言ったもん勝ちよね。ゲーセンって、1回で5千円使っちゃうって意味?』

モバP『違うでしょうけど、間違ってもいない気がしますね』


薫『そして、3位の方には……』

晴「ほいっ」パッ

薫『ツェーセン(千円)です!! なお、各競技でこちらの賞金をたくさん集めたチームが、勝者となります!! みなさんが大好きな、世の中のすべてを決めるお金を好きなだけ集めるだけで、この戦いに勝利した上に、個別にギャランティまで入ります!! みなさん、ぼろい商売ですので精一杯稼いで下さい!!』 


 オ、オーッ!!




モバP『ひでぇ……けど、ある意味ちひろさんらしい』

瑞樹『わかるわ』


ちひろ(ふふふ……お得な20セットガチャ、始めちゃおっかな♪)



 ―――



薫『それでは、ただいまより選抜50メートル走、第1レースを始めます!』 ワーッ!!


瑞樹『さあ、いよいよ選抜50メートルのスタートです!! はたして最初のツェーマンは誰の手に!?』

モバP『やめなさい!』


薫『第1コース、ヤングチーム・北川真尋さん!』ドンドンパフパフ~♪

真尋「へへ、勝っちゃうよー!」

薫『第2コース、アダルトチーム・木場真奈美さん!』ドンドンパフパフ~♪

真奈美「おもしろい戦いになりそうじゃないか、フフッ」

薫『第3コース、アダルトチーム・真鍋いつきさん!』ドンドンパフパフ~♪

いつき「得意の運動では、負けないよ~!」

薫『第4コース、ヤングチーム・吉岡沙紀さん!』ドンドンパフパフ~♪

沙紀「アタシも身体動かすのは好きだけど、このメンツはきついっすw」


薫『ガンバ☆ それでは、スタートの位置について下さい!』 ワーッ!! ガンバレーッ!! カルクナイッスカ⁉



瑞樹『第1レースから頂上決戦と言えるような、運動神経に自信のある4人の対決!! さあ、これは面白そうな戦いになりそうですね、Pさん!』



モバP「やはり、ここは……①マヒロゴーゴー・②マナミンクィーンの複で」

レナ「あら、鉄板ね。こういう時は張らないと、男らしくないわよ……③イツキココカラを頭に、①マヒロゴーゴーと④ヨシオカダンサブルの単ね」


瑞樹『そこのダメな大人2人!! ぼやかした感じでもギャンブルしないの!!』

モバP・レナ「冗談冗談♪」アハハッ

瑞樹『レナはチームのテントに戻ってね、もうっ!』


法子「それでは、位置について……」グッ


4人『……』グッ


法子「よーい、ドーナッツ☆」パーンッ!!


 ダッ!!


瑞樹『スタートしました!! いいスタートを切ったのは、北川真尋選手! そのままトップスピードに乗って、速い速い! さすがの快速自慢、圧倒的な速さです!!!』

モバP『追いかける、いつきや真奈美さんも速いし、沙紀も遅くはないけど……短距離は、やっぱり真尋の独壇場かな』



いつき「くっ!」タタタッ

真奈美「ふっ、参ったね」タタッ


真尋「ふっ!!」ダッ パーンッ!!


瑞樹『そしてあっさりゴール!! 第1レースは、ヤングチーム・北川真尋選手の勝利です! 見事にツェーマンを獲得しました!!』


真尋「よっしゃーっ! ツェーマン、ゲットだよー!!」ワーッ!!! ツェーマン! ツェーマン! ツェーマン! ツェーマン! ツェーマン!


モバP『だから、やめなさいって! しかし、最後いつきと真奈美さんがじわじわと追い上げていましたね。100メートル走なら、もっと面白い勝負になっていたかもしれません』


 ヨロヨロ… 沙紀「す、少しはアタシにも、触れてほしいっす」ゼーゼー


モバP『あ、悪い悪い。お疲れ、沙紀』



【選抜50メートル走・第1レース結果】

1位・北川真尋(ヤング)   7秒38
2位・真鍋いつき(アダルト) 8秒02
3位・木場真奈美(アダルト) 8秒09
4位・吉岡沙紀(ヤング)   8秒50


薫『つづきまして、第2レースに移ります! 第1コース、ヤングチーム・本田未央さん!』ドンドンパフパフ~♪

未央「まひろんの流れで、ここも私達が勝つぞー☆☆☆」

薫『第2コース、アダルトチーム・原田美世さん!』ドンドンパフパフ~♪

美世「フフ、レースクィーンの力を見せる時だね♪」

薫『第3コース、ヤングチーム・藤本里奈さん!』ドンドンパフパフ~♪

里奈「ちょりっす~☆ 莉嘉ちんのお蔭でテンション上がってるし、負ける気しないぽよ♪」

薫『そして、第4コース。アダルトチーム・安部菜々さん!』ドンドンパフパフ~♪

菜々「……ケガだけはしないようにしまぁっす、キャハッ★」(白目)


モバP『菜々さん……ちょっと、やつれてないか』

瑞樹『若い子から走らされる、仕方ないわね。うん、仕方ないの……男を見せなさい、菜々!』


菜々(自分、JKです……こうなったら、ヤケじゃ!)



 ~~



里奈「うりゃー!!」ダダッ パーンッ!!


モバP『おお、速い! さすがはガテン系アイドル!!』

瑞樹『決まりましたー! 第2レースは大接戦の末、またもヤングチームの勝利!! 藤本里奈選手、ツェーマンをゲット!!』 ワーッ!!


 ヨロロヨロ~ 菜々「……」ハァハァゼェゼェハァハァゼェゼェ(ウサミンパワー 残り53%)



モバP『どんな状況でも全力で挑む、あなたは本当に……アイドルです』ホロリ


【選抜50メートル走・第2レース結果】

1位・藤本里奈(ヤング)  8秒18
2位・原田美世(アダルト) 8秒24
3位・本田未央(ヤング)  8秒61
4位・安部菜々(アダルト) 9秒77


薫『さあ、つづいて第3レースです! 第1コース、アダルトチーム・東郷あいさん!』ドンドンパフパフ~♪

あい「これ以上、離される訳にいかないね」グッグッ

薫『第2コース、ヤングチーム・桐野アヤさん!』ドンドンパフパフ~♪

アヤ「いやぁ、そういう訳にもいかないよ? 悪いね、あいさん……へへっ!」

薫『第3コース、ヤングチーム・愛野渚さん!』ドンドンパフパフ~♪

渚「走っちゃうよ~、こういう時に活躍しないとキャプテンの名が泣くからね♪」

薫『そして、第4コース。アダルトチーム・姫川友紀さん!』ドンドンパフパフ~♪

友紀「見せるぜ、あたしの全力ランニングホームラーン!!!!」ブンッブンッ



瑞樹『さあ、またしても実力伯仲・興味深い1戦となりそうですね、Pさん!!』

モバP『そうですね。1人だけ、競技が違う人がいるのが気がかりです。薫、友紀からバットを没収しなさい』 ハーイッ♪



 ~~



友紀「スラーイ!」ザザーッ!


瑞樹『姫川友紀選手、豪快にヘッドスライディングで今、ゴール!!!』

モバP『これで1位なら決まっていたのですがね』


友紀(ふふふ……こんなスピードスター揃いのメンバーで勝てる見込みは薄い! ならば、野球ネタを振りまく方がいいのだ♪)


あい「……これは、お仕置きかな?」パンパンッ

クラリス「お呼びですね」ニコッ♪

友紀「……え?」


クラリス「さあ、この子を運びなさい」

みりあ「イエス、マイ・シスター」

友紀「何があったのみりあちゃん!?」


 チョッ……アーッ!!


モバP『こりゃあ、今年キャッツはダメだな』

瑞樹『虎よりはマシじゃない?』

モバP『……』ソンナコトナイデ…



【選抜50メートル走・第3レース結果】

1位・東郷あい(アダルト) 8秒20
2位・愛野渚(ヤング)   8秒23
3位・桐野アヤ(ヤング)  8秒27
4位・姫川友紀(アダルト) 8秒90


薫『さあ、いよいよ最終、第4レースです! 第1コース、アダルトチーム・クラリスさん!』ドンドンパフパフ~♪

クラリス「フフ、もうひと仕事ですね♪」

薫『第2コース、アダルトチーム・斉藤洋子さん!』ドンドンパフパフ~♪

洋子「私の健☆康☆美、身体も鍛えられているって事、みせてあげちゃうよー!」

薫『第3コース、ヤングチーム・岡崎泰葉さん!』ドンドンパフパフ~♪

泰葉「アイドルも、運動会も……挑む以上は全力で取り組んで、楽しみますね」フフッ

薫『そして、第4コース。ヤングチーム・一ノ瀬志希さん!』ドンドンパフパフ~♪

志希「にゃーっはっはー! ギフテッドの底地から、見せてあげる~♪」


モバP『これは、また……個性的なメンバーですね。てか、洋子しか運動出来るイメージがない。志希はまだ分からないところもあるけど、あまりそういう感じしないなぁ』

瑞樹『けど、入ってきた情報によると、志希ちゃんは自信満々みたいよ? 何でも、秘策があるって言って』

モバP『?』


志希(運良く、風上の1番端っこで、ラッキー♪)

志希「よーし、やっちゃうよー!」セノビ~…(キュポンッ)


 ~フワァ~


泰葉(え? な、何か甘い臭い、が……ふわぁ///)ドキドキンッ

洋子(何か、いい匂い……なんか、頭がぽわってして……お腹の下が、熱い///)ホワホワ~ンッ

クラリス(……あら、何だかお腹が)グゥ~


法子「よーい、ドーナッツ☆」パーンッ!


志希「にゃー!」ダダーッ


瑞樹『おっと、ルーキー・一ノ瀬志希選手、好スタート! これは……速い! けれど、後続が……?』

モバP『何だか妙に遅い、というか、走り方がよたよたしてますね、クラリス以外』


泰葉・洋子(///)モジモジ


志希「いぇーい!」 パーンッ!


瑞樹『そして一ノ瀬志希選手、悠々ゴール! その後、少し遅れてクラリス選手がゴールイン! 第1競技・選抜50メートル走は、ヤングチームの快勝です!!』

モバP『志希め、何かやりやがったな……証拠出ないだろうけど、全く』ガタッ スタスタスタ…


クラリス「大丈夫ですか?」

洋子「はぁ、はぁ……う、うん。ちょっと、落ち着いてきた。てか、クラリスさんは平気なんだ」

クラリス「?」グゥ~

志希(ふむ……1番風下にいたから、効力が届きにくかったかな。隣にいた泰葉ちゃんが、1番効いている感じだもんね。距離でこう変わるなら、もうちょい改良がいるなぁ。効力もよくて3分くらいだし。いやぁ媚薬って難しくて面白いよ、まゆちゃん♪)

洋子(パンツ変えたい//////)


泰葉「はふぅ///」

モバP「おいおい、大丈夫か? 泰葉?」 ザワザワザワ…ダイジョウブ~?

泰葉(はわ? あ、何だかぼんやりするなぁ……ここ、どこだろう? 目の前に、Pさん……)

泰葉「ふふ、Pさんだぁ」

モバP「ああ、僕だ。どうした……あっ、ちょい待ち」ムズ


泰葉「えへへ……Pさん、しゅきぃ♪」ギュ-ッ


アイドル一同(なっ!?)


モバP「へっきし! ああ、くそ。花粉症かな……あ、ごめん泰葉。何?」


アイドル一同(こ、こいつぅ!!)デモヨカッタ!


泰葉「えへへぇ♪ えへへへぇ♪」ホワホワァ~ン

モバP「ダメだこりゃ」


-数分後、正気を取り戻した泰葉は、恥ずかしさでトマトみたいな顔になるとテントの隅にうずくまるのだった……


【選抜50メートル走・第4レース結果】

1位・一ノ瀬志希(ヤング)  8秒62
2位・クラリス(アダルト)  9秒14
3位・斉藤洋子(アダルト) 11秒37
4位・岡崎泰葉(ヤング)  12秒34


【第1競技終了時点・チーム成績】

・ヤングチーム  イーマンハーセン(3万7千円)
・アダルトチーム デーマンハーセン(2万7千円)


 本日はここまで。次は明後日ぐらいかもしれません。また頑張ります!

こんばんは、作者です。前回、最後にやりすぎた部分のフォローに時間がかかったぜ……もう少し、頑張ります!!!


 ピンポンパンポーン♪

瑞樹『第2競技・玉入れが始まる前に、お知らせです。先程の選抜50メートル走・最終レースにおいて、出場した斉藤洋子氏(20)と岡崎泰葉氏(16)の体調がはぴはぴした事案につきまして、アダルトチーム代表・片桐氏(28)より「ヤングチーム・一ノ瀬志希氏(18)の薬物使用による不正行為があった」との告発が起こりました』

モバP『……あ、はい』

瑞樹『これについてヤングチーム代表・島村氏(17)は、「志希氏に不正行為を行ったとの証拠はなく、本人による聴取でもそのような発言はなかった。しかしながら、志希氏は自作した香水をレース直前、自身を含めた周囲に振りまいたとの発言があり、調査の結果、人体にはほぼ影響はなくドーピング違反にも当たらないが、体質向上を補助するオリジナルの興奮剤を含んでいた事が判明した」との事』

モバP『……ほほぅ』

瑞樹『さらに「この飛散した興奮剤を吸引したことにより、化粧品を普段あまり利用しない斉藤氏・未成年の岡崎氏といった、刺激に弱く、一ノ瀬氏に近かった両名が、結果としてはぴはぴしたと思われる。なお、クラリス氏(20)も急に空腹感が増大したとの申告があったが、それはお昼ご飯をたくさん食べる為に朝を抜いたというクラリス氏の個人問題であり、関係がないものと判断した」とのことです』

モバP『まあ、クラリスは食の欲求の方が勝ちそうかも?』

瑞樹『そして、「志希氏と共にヤングチームとして謝罪の意を示すと共に、今後はこのようなことは起きぬように全選手に注意喚起し、志希氏には競技中の香水・薬品の使用禁止と獲得賞金の一部(イーセン・3千円)の返納を行わせる」との事です。これを受け、アダルトチーム・片桐氏は「納得できるとまでは言えないが、意向は真摯に受け入れる。今後の詳細な対応は、関係各所と調整の後に追って発表する」との事です。1つのはぴはぴが大きく広がっていますね。いかがですか、Pさん?』

モバP『そうですね、とても長くて固い話です。何の政治ニュースだ!? あなたの語りが上手すぎて突っ込みどころを逃したけど、要は「もう変態的な香水使うなよ志希!」って注意だけでしょう?』

瑞樹『ふふふ、玉入れの準備中にちょっと遊んでみました。キャハッ☆』

モバP『そろそろぶっ飛ばしますよ……しかし、2人共普通に戻ってよかった。泰葉は何だかこっち見てくんないけど』

瑞樹(そりゃね……)

モバP『しかし、生放送じゃなくて、DVDの映像特典とかでよかったですね』

瑞樹『そうね、ほぼこちらの意向で編集できるもの』

モバP『ちょっとトラブルになったけど、まあ普通に売り出せる範囲に落ち着けられれば、ちひろさんも安心するでしょう』アハハッ



―その頃、事務所では……


-チヒロサンモアンシンスルデショウ アハハッ‐

ちひろ「ふむふむ……しかし、晶葉ちゃんの盗聴機、すごい良く聞こえるなぁ……ほっ!」バッ

ちひろ「うん。我ながらうまく書ーけた、何てね……ぷぷぷ」パサッ


こずえ「……『解禁★アイドル Y葉のエヘ顔だいしゅきホールド』ぉ?」


ちひろ「ひゃっ!? こ、こここずえちゃん、いつの間に背後に!? ダメ、これは! 冗談、おふざけで書いただけだから!! 私、そこまで下衆でぼろい商売はプロデューサーさんでしかしないもん!!!」

こずえ「これは、なんて読むのぉ?」

ちひろ「あ、それは『健康美の痴態 ヨーコのぬれ』って何言わすの///」

こずえ「あ、まだ読むの~」


 ギャーッギャーッ


乃々「うう……机の下、3人はせまいんですけど。肩とかお尻がぶつかるんですけど……みんなが運動会にいっている間、家に親戚がたくさん来て居場所のなくなったもりくぼは、事務所でゆっくりお留守番していたかったのに。もりくぼの安住の地は、どこにあるのでしょうか……」

こずえ「? 乃々は、わいわい楽しい事務所、嫌いなの~?」

乃々「そ、そんな、こと……は、ないですけど///」

ちひろ「ふふふ。じゃあ、次に運動会やる時は、乃々ちゃんにキャプテンやらしてあげるように、プロデューサーさんに頼んであげる♪」

乃々「むぅーりぃー」



【第2競技 玉入れ】


みく「にゃにゃにゃにゃにゃにゃー!!!」ポイポイポイポポイポポーイ


瑞樹『あっと、みくにゃん、両手をぶんぶん振り回し、すさまじい勢い頭上4メートルにあるカゴに向かって赤い球を投げていく!! 速い速い!!』

モバP『8割ぐらい、入らずに落下してますけどね。競技時間終了まで、あれを続けたられたら大したものですが』

瑞樹『さあ、白熱して参りました両チーム全員参加の玉入れ競技。今のところ……白い球、アダルトチームがやや多く、カゴに入れています!』

モバP『そうですね』チラッ


茄子「やっ♪ ほっ♪ ふっ♪』ポーイ ポーイ ポーイ

若葉「えーい!」ヒョローン


モバP『球に勢いはなくスピードも遅いけど、投げた球が全部入っているあの2人がいるから、何気に強いですよね。茄子はともかく、若葉は意外だ』

瑞樹『アダルトチーム、安定感のあるアイドルが揃っています。この競技の勝者チームにはデーマン(2万円)が入りますから、確実に勝利したいところでしょう。ミスからイーセン(3千円)を失ったヤングチームも同じ気持ちでしょう!』(※敗者には参加賞としてゲーセン)

モバP『さあ、残り……1分です!』


みく「はふぅ、疲れたにゃぁ」グデーン

未央「くっ、こっちがどう見ても少ない……しまむー!」

卯月「うん! こうなったら、奥の手を使おう! きらりちゃん!」

きらり「にょわ☆」

卯月「そして、有香ちゃん!」

有香「押忍! 準備は出来てますよ!!」モッサリ


瑞樹『おや、ヤングチームの陣地に……おっと! 何ときらりちゃんが、大量のボールを両手に抱えた有香ちゃんを、後ろから抱き上げています!!』

モバP『肩車じゃなくて、抱き上げ……ま、まさか』


未央「きらりんキャノン、発射!」

きらり「うきゃー♪」ブォンッ!!

有香「わっ!?」フワッ


モバP・瑞樹『放り投げたー!?』


有香「くっ、シュート!!」ボズンッ!!


瑞樹『そしてそのまま、カゴの中に大量のボールをダンクシュート!!! これで一気に逆転です!!』

モバP『ええ! すごい力と勇気のプレーですね、こんな行為ルールに書いてないですし! 残り5秒でこれを挽回は……』


 -しかし、この時、ヤングチームは大きなミスを犯していた……-


由愛「あぅ」グラグラ


 -大量のボール+ぶらさがる有香。それに耐えるカゴの棒を支えているのは、か弱き少女なのだ-


舞「急におもーい! あっ!?」パッ


モバP『あ、カゴが!』

瑞樹『倒れる!』


凛「みんな、逃げて!」 ワーッ!


有香「わわっ、落ちる!?」パッ ヒューッ!

きらり「にょわ!」キャッチ!

有香「あ、ありがとう、きらりちゃん!」



 ドーン!!



未央「ああ、カゴが倒れてボールが……全部、こぼれちゃった」



 ピーッ!

晴「試合終了~」


瑞樹『なんという事でしょう。一気の形勢逆転かと思いきや、カゴが倒れるハプニングにより、一瞬の優勢に終わりました!! もう数えるまでもありませんね、玉入れはアダルトチームの勝利です!!』

モバP『周りをよく確認せずに無茶をするとダメだって、よくわかる結果ですね。みんなにケガなくてよかったですが、個人的にはイエローカードだぞ!』



 ワーッ! ミタカコラー!!\イェーイ!!!/コレガオトナジャー!! オッシャーッ!!


夏樹「くっ、大人げねぇ!」

李衣菜「あんな喜び方、ロックじゃないよねぇ」

卯月「ごめんね、みんな……私がリーダーとしてみんなをうまく指示できずに、未央ちゃんの作戦に頼った上でうまくいかなくて」

未央「!?」

卯月「でも、勝負はまだまだこれからだよ! 気を取り直して、次は頑張りましょう!!」 オーッ!!! チョ、チョットー⁉ カンガエタノワタシジャナイヨ!! ウッヒョーッ!!


瑞樹『しかし、これで賞金額の差は一気に縮まり、勝負は分からなくなってきましたね』

モバP『ええ。午前中最後の競技である、次のパン食い競争でこの差がどう変動するのか。無茶がないかも合わせて注目していきます。ふぅ』

瑞樹『ふふ。それと、今日のお昼ご飯は料理が得意なアイドル達による絶品料理と、特別な差し入れも届いています。その情報はみんなも知っているので、励みにして頑張ってほしいですね』

モバP『ああ、そういえばそうでしたね! アイドルや差し入れって……?』

瑞樹『それは、その時までのひ・み・つ♪』フフッ

モバP『お、焦らしますねぇ。まあ、楽しみにしておきましょう!』アハハッ





~グラウンド隣接 建物内・給湯室~



?「ふふっ、準備は順調っちゃね☆」

??????「うん。喜んでくれるといいネ~♪」

???「問題ありません。私達のレシピは完璧ですからね」フンスッ!





【第2競技・玉入れ終了後 獲得賞金情報】


 ヤングチーム 3万9千円(-3000円 +5000円)
 アダルトチーム 4万7千円(+2万円)


今日はここまで。次は週末に、お昼ご飯イベントぐらいまで一気に書き上げたいです。もうちょっと頑張らせて下さいませ。どうでもいいけど名前の入力めんどいぞ森久保ぉ!!



こんにちは、作者です。続きを書きます。お昼に更新とか初めてかな? がんばりまーす!


>56 リアルなのはやめてくださいよw






【第3競技 パン食い競争】

瑞樹『さて、CGプロアイドル大運動会、午前中の最終競技となりますパン食い競争の準備が、順調に行われています。この競技いかがでしょうか、Pさん』

モバP『これも定番の競技ですね。両手を後ろ手にくくっての50メートル走、途中にぶらさがるパンを口だけで掴み取り、ゴールへ一直線……単純ですが、ミスのない素早い行動が求められる競技です。まあ、みちるがいたら1人勝ちでしょうがね』

瑞樹『参加選手のパン、1人で全部食べちゃうんじゃない?』

モバP『容易に想像出来て、なんだかパン食い競争に申し訳ないです』

瑞樹『あ、準備が終わったようですね。さあ、競技開始のアナウンスが始まります!』



ピピーガー……テステス……

舞『オホン! ただいまより、第3競技、パン食い競争を始めます!!』 オーッ!! イェーッ!!!


モバP『舞か……また変な事を言わされなければいいけど』


舞『すでにパンフレットにてご確認いただけているでしょうが、このパン食い競争は50メートル走と同じく、1レース4人・合計4レースを行います! 獲得賞金額も、一緒です! 1レースごとにパンの種類は変わり、その選択は運営が任意で行います。参加選手の皆さん、好きなパンが食べられるといいですね!』 オーッ!


舞『参加されるぅ、久美子さん! どんなパンがいいですか?』

久美子「え!? きゅ、急な振りね……まあ、ミルク系の蒸しパンやクロワッサンが好きだから、そういうのがあったら嬉しいかな」フフッ

舞『……』

久美子「……」

舞『ふぅ。じゃあ、若葉ちゃんに聞いてみようかな!』


久美子「いや、何!? なんなの、そのため息!? 何も間違ったこと言ってないでしょ!?」

レナ「落ち着いて、久美子。そういう台本よ、きっと」プルプル

久美子「笑いこらえながら言わないでくださいよ、もう!」


若葉「え? 私の好きなパン? それなら子供の頃から、メロンパンが好きですね。外はカリカリ、中はふわふわの甘いパンでは1番だと思いますぅ♪」

舞『……からの~?』

若葉「え!?」

舞『……』ジーッ

若葉「えっと、その……あ、最近はチョコチップが粒々していたり中にクリームが入ったメロンパンも出ていますね!」

舞『……そのうえ~?』

若葉「まだ!? ええっと、ええっと……メロン、パン……そんなに、知らないですぅ」ウルッ

舞『ふふ、冗談。ごめんね若葉ちゃん』

若葉「え?」キョトン

舞『私も、メロンパン大好きだよ。おいしいもんね! 理由なんて、いらないくらいに♪』ニコッ


久美子(じゃあ聞くなよ!!!)


若葉「! うん、そうだよね!」ニコッ

舞『私達、一緒だね!』 

若葉「ふふっ」

舞『じゃあ若葉ちゃんも10歳だね!』

若葉「!?」


舞『それでは、これよりパン食い競争を始めます!! みなさん、頑張って下さい!!!』

 ハ、ハーイ!!! チョット、ワタシハオトナデスゥ!! オ、オーッ!!


モバP『……まあ、これはセーフかな』

瑞樹『だんだん、判断が緩くなってくるわね』

モバP『耐性ってこわい。まあ、昼飯の時にでも軽くフォローしておこうかな』



 ―――


舞『それでは、ただいまよりパン食い競争、第1レースを始めます!』 イェーイッ!!


瑞樹『さあ、気を取り直しましょう。第3競技、パン食い競争が始まります!! 現在、獲得賞金額はアダルトチームがハーセンのリード。ヤングチームとしては、1レース目から1位のツェーマンを稼いで差を縮めていきたいところですね』

モバP『お札の業界呼びが、こなれてきましたね』


舞『第1コース、ヤングチーム・島村卯月さん!』ドンドンパフパフ~♪

卯月「精一杯、がんばります!」

舞『第2コース、アダルトチーム・大西由里子さん!』ドンドンパフパフ~♪

由里子「運動は得意じゃないけど、やる以上はおもしろおかしく勝利を目指す! 今日は攻めでいくじぇ!」

舞『第3コース、アダルトチーム・大和亜季さん!』ドンドンパフパフ~♪

亜季「パン食い競争という名のブートキャンプ、必ず最高の成績で達成してみせましょう!!」

舞『第4コース、ヤングチーム・渋谷凛さん!』ドンドンパフパフ~♪

凛「フフ、負けないよ。やる以上は、トップを目指さないとね。そう、あの蒼い空のように」


瑞樹『第1レース、ヤングチームは団長と副団長が出陣です!』

モバP『気合の表れですかね。対するアダルトチーム、身体能力の高い亜季に注目です。珍しく気合の入っている由里子も見ごたえありますね。皆が後ろ手に組んだ両手首を紐でくくられる姿を、ニヤニヤして見ていた理由は後で聴取しますが』

瑞樹『色々と期待の1戦です。ちなみに、走者は自分の走るコースの先にあるパンだけを食べ、隣のコースの先にあるパンを食べてはいけないルールとなっております』

モバP『あ、そうでしたっけ?』

瑞樹『アイドル間の身長差を考慮した結果です。どうしても、背の低い方が不利になるので』

モバP『あ、なるほど。吊り下げる高さか……』


【参考】諸星きらり(最大186.2cm)=38.2cm差=日下部若葉(148cm)


瑞樹『あ、そして今パンが、衛星と安全面から特別に開発された『食べられる紐(池袋晶葉・作)』で吊り下げられていきます……どうやら、1レース目はあんぱんの様ですね!』

モバP『1レース目には最適と言える、ノーマルな選択ですね』

待ってた


珠美(145cm)「いちについて、よーい……どんっ!」パーンッ!


4人『ワーッ!』ダダダダーッ!


瑞樹『さあ、スタートしました! スタートダッシュは、やはり大和亜季選手が速い! あっという間にリードを広げ、パンに向かって一直線! 追って渋谷凛選手が必死に追いかけます!』


凛(くっ、速い! それにしても、後ろから見ても……胸が///)


亜季「サーッ!(モグッ!)」ザッ(ボヨンヨッ)


モバP『軽くジャンプしてのパンキャッチも、あっさり決まった! そして、その見事な武器の『揺れ』もご披露! 視聴者を代表してありがとうございます!!』

瑞樹『落ち着きなさい!! さあ、パンキャッチ後もスピードを落とさずにそのままダッシュして……』


亜季「着艦!」ダーッ!


瑞樹『ゴール!! 予想通りの結果となりました、1レース目の勝者はアダルトチーム・大和亜季選手です!!』

モバP『ごちそうさまでした……まあ、冗談は置いといて。こういう身体能力を使った競技だと、亜季は強いと改めて実感しましたね。この後の競技でも期待大です』


亜季「良い味だ……そう、これぞ勝利の味だっ!!!」モグモグ ワーッ!!! イェーイ!!


由里子「へへ、やっちまった……足が上がらねぇ。もう、限界みてぇだ」ハァハァ

比奈「ユリユリー!! 目を覚ますッスー!!」

モバP『えー(拡声器)そこの、最後はパン食いながらだらだら歩いてた最下位と漫画眼鏡。次の人の邪魔なので三文芝居はゴール前以外でやりなさーい』 ハーイ♪


【パン食い競争・第1レース結果】

1位・大和亜季(アダルト)
2位・渋谷凛(ヤング)
3位・島村卯月(ヤング)
4位・大西由里子(アダルト)



舞『つづきまして、第2レースに移ります! パンは、クリームパンとなります!! 第1コース……アダルトチーム・日下部若葉さん!』ドンドンパフパフ~♪

若葉「日下部若葉、あだると20歳!! 大人のレースをお見せしますぅ!!」

舞『第2コース、ヤングチーム・ライラさん!』ドンドンパフパフ~♪

ライラ「はい、ライラさんですよー。おいしいパンを食べられるお仕事は、楽しみでございますですー」

舞『第3コース、ヤングチーム・宮本フレデリカさん!』ドンドンパフパフ~♪

フレデリカ「パン食い競争って結構簡単だし、優勝狙っちゃおうかな♪ やったことないけど☆」

舞『そして、第4コース。アダルトチーム・片桐早苗さん!』ドンドンパフパフ~♪

早苗「大人の女が持つ、いとしさと切なさと心強さ、ここでとくと見せつけてやるわ!!!」ドンッ!!


モバP『団長・早苗さん、気合満々ですね。こういったイベント、そんなに好きでしたっけ?』

瑞樹『……昨日、警察官時代の後輩婦警から、結婚式の招待状が届いたそうよ』

モバP『ええ、ストレス発散かよ……やっぱり、辛いもんなんですか?』

瑞樹『……わかりたくないわ』キラッ

モバP『ごめんなさい』



 ~~



早苗「ふもっふぉー!!」ダーッ!!!


瑞樹『片桐早苗選手、1着でゴール!!! パンをくわえた小柄な身体が、全く緩まないものすごいスピードで一瞬を駆け抜けていきました!! おめでとう、片桐早苗選手!! あなたは、1人じゃないわ!!!』

モバP(コメントしづらい……)


若葉「わーい♪」トテテーッ

フレデリカ「ゴール♪」テテテーッ

ライラ「ですよー」テテテーッ


モバP『なんで残った3人は仲良く手を繋いで同時にゴールしてんの!? ルール守ってレースしろよー!!!』


【パン食い競争・第2レース結果】

1位・片桐早苗(アダルト)
2位・宮本フレデリカ(ヤング)
3位・日下部若葉(アダルト)
4位・ライラ(ヤング)

(※2位から4位は、じゃんけんで決めました)


舞『つづきまして、第3レース! パンは、練乳フランスパンです!! 第1コースは、アダルトチーム・鷹富士茄子さん!』ドンドンパフパフ~♪

茄子「はーい、ナスじゃなくてカコですよ~♪ フフ、がんばって1位になってみせますね」

舞『第2コース、ヤングチーム・新田美波さんこと、ミナミン!』\ミミミン・ミミミン・ミーナミン!!/ アハハー

美波「それはもう忘れて下さい////// もうっ……レースは全力です!! 美波、イキますよ!!」

舞『第3コース、アダルトチーム・三船美優さん!』ドンドンパフパフ~♪

美優「フフ、美波ちゃん元気一杯ね……私も、出る以上は頑張って、最期までヤリきりますっ」

舞『そして、第4コース。ヤングチーム・西島櫂さん!』ドンドンパフパフ~♪

櫂「あたしだけ、何か浮いてない? 大丈夫これ? まあ、勝ちにいくけどね!!」



瑞樹『個性的なメンバーが揃いました、第3レース……いかがですか、Pさん』

モバP『これ、本当に偶然に決まりました? 何だか、何かしらの作為が見えるんですけど?』

瑞樹『わからなくも、ないわ。ま、まあ、レースが始まったら普通でしょう、ね!』フフフッ

モバP『そう、ですよね! だって、ただのパン食い競争ですもんね!』アハハッ



 ~~


 ワーッ! ワーッ!

瑞樹『あーっと! なんという事でしょう、まっすぐにぶら下がるフランスパンは少々くわえづらいのか、4人ともパンをキャッチするのに手間取っています!!!』

モバP『ええ! これは……』



美波「あっ、ん。んん、はむッ、ちゅっ……ぷはぁっ。もう、太くて固い……口を使うのって、こんなに……舌を使って、絡めれば……んっ!」ペロッペロッ

美優「はっ、あっ、はむっ……んん!?(口の中に、何かが、とろとろしたのが溢れて……あ、練乳クリームね。甘い♪)」ジュルル

櫂「くっ! もう、少しなのに! ていうか、ちょっとあたしのパン、位置がちょっと高過ぎない!?」ピョーンッ(プルンッ)ピョーンッ(ブルンッ)ピョーンッ(ドタプーン)


モバP・瑞樹(それぞれがそれぞれにエロい!)


茄子「はむ! んん~、むぃ!」プチッ(プルーンッ)


瑞樹『あっと、ようやく鷹富士茄子選手が、フランスパンを紐から取ることに成功! おいしそうにフランスパンをもぐもぐしながら、小走りでゴールへ向かいます!!』


茄子「ふぉーむ♪(ごーる♪)」タターッ


瑞樹『そしてそのまま、何事もなく1着でゴールイン!! 幸運の女神、パン食い競争を楽しそうに制しました!!』 ワーッ!!!


茄子「やりました~♪」 イェーイ!! ワーッ!!


モバP『おめでとう、茄子さん。さて、それじゃあ残った3人をゆっくり鑑賞しましょうか!』

瑞樹『セイ!』ズンッ!(目潰し)

モバP『ぐあー!! じょ、冗談ですってー!!!』



【パン食い競争・第3レース結果】

1位・鷹富士茄子(アダルト)
2位・西島櫂(ヤング)
3位・新田美波(ヤング)
4位・三船美優(アダルト)


舞『さあ、いよいよ最終・第4レースです! 第1コース、ヤングチーム・浜口あやめさん!』ドンドンパフパフ~♪

あやめ「あやめ流忍術の前には、パン食い競争などちょちょいのちょいですよ!! ニンッ!」

舞『第2コース、ヤングチーム・前川みくさん!』ドンドンパフパフ~♪

みく「にゃお~ん♪ みくの猫ダッシュで、あっさり勝つけど怒らないで、にゃ♪」

舞『チッ! 第3コース、アダルトチーム・兵頭レナさん!』ドンドンパフパフ~♪

レナ「悪いけど、このレースで買っていいのは私の単勝だけよ? フフッ」

舞『そして、第4コース。アダルトチーム・松山久美子さん!』ドンドンパフパフ~♪

久美子「絶対に勝つ!! 見てなさいよ舞ちゃんコラァ!!!」WRYYYYYッ!!!


モバP『どうした久美子、言葉遣いが変だぞ!?』

瑞樹『よっぽど、おちょくられた事を根に持っているのね……期待できるわ』

モバP『ここにきて冷静ですね』


舞『(うう、そういう台本なのに……)そ、それと! このレースではカレーパンが使用されますが、4つのパンの内、1つだけが激辛です!』

4人「はぁ!?」

舞『見た目では分からず、スタッフも目隠しをしてランダムに吊り下げたので、もうどれかは分かりません! 幸運を祈ります!! 最終レース、盛り上げてくださいね!!』 ワーッ!!


あやめ「くっ、何たる! こんなことなら、火遁の術をマスターしておくべきでしたな……」

みく「ヤバい、ヤバいにゃヤバいにゃ……くるなよ、絶対にくるなよ!」

レナ(……なんとなく、大丈夫な気がする)

久美子「か、関係ないわ! どんなパンでも、今の私なら……大丈夫だもん!!」プルプル



瑞樹『……Pさん、いかがですか?』

モバP『生きろっ』




 ギャーッ!!




【パン食い競争・第4レース結果】









1位・松山久美子(アダルト)


久美子「……よかったぁ~」ホロリ

舞(おめでとうございます、久美子さん♪)パチパチ


瑞樹『松山久美子選手、一瞬躊躇したものの勢いよくパンに食らいつくと、戸惑うことなく食い取り、ゴールまで走り切りましたね』

モバP『勇気と気力で自ら生みだした結果です、お見事です!』





2位・兵頭レナ(アダルト)


レナ「ふぅ、負けちゃった……まあ、ここは久美子に譲りましょう♪」



















3位・浜口あやめ(ヤング)

あやめ「フッフー♪ 忍ドルあやめの鍛えられた嗅覚の前には、激辛カレーの匂いでない事など、始まる前から一目瞭然でしたよ!!!!!」ニンッ!



4位・前川みく(ヤング)【リタイヤ】



みく「NYAOOOOOOOOOOO-N!!!」フシャーッ!!!



モバP『本当にランダムでした?』


スタッフ⊃【ガチですってば! スタッフの間では久美子さんが涙目でハヒハヒ言うのを楽しみにしていたんですよ!!!!】(フリップ)


モバP『知るか!』

瑞樹『というわけで、最終レースはアダルトチーム・松山久美子選手が勝ち、激辛カレーパンはみくちゃんでしたー!!!』 オオーッ

モバP『笑美や鈴帆からすればおいしいんだけど、不遇だなぁ……寿司でもおごってやるか』

瑞樹『それもダメでしょ』




【第3競技・パン食い競争終了後 獲得賞金情報】

 ヤングチーム  5万7千円(+1万8千円)
 アダルトチーム 9万3千円(+4万6千円)




 すいません、今日はここまで。明日も夜に更新します! お昼ご飯に色々と入れてますので……出川さんってすごい、改めて実感しました。

>>62 ありがとうございます!!

兵頭じゃなくて兵藤じゃね?

こんばんは、作者です。続きを書きます!! 感想をいただいている方々、ありがとうございます!


>>74 その通り兵藤だ、ジーザス!! くっ、この俺が(巨乳)アイドルの名前を間違えるとは……罰としてレナさんに乳ビンタ食らってきますね!!


 ピンポンパンポーン♪


由愛『午前中の競技は、ただいまのパン食い競争をもって終了いたしました。みなさん、お疲れ様でした。とても見ごたえのある競技ばかりで、とても面白かったです』

 \イェーイ!!!/

由愛『これより、お昼休憩となります。事前にお配りしているパンフレットに書かれている通り、グラウンド脇にある建物内に、お昼御飯が用意されています。この日のために特別に用意されたお食事をごゆるりとお楽しみいただき、午後からの戦いの活力としてくださいね♪』

 \ハーイ!!!/ ヤッホー!! ゴハンダー!! ウフフ(グゥ)


モバP『……おお、由愛は変なセリフないのか!』

瑞樹『ホッとしたけど、ちょっと物足りないわね』


由愛『なお、みなさんの為に特別に用意してくれた料理です。一緒にお食事する私たちも気を付けますが、1度手をつけた料理はちゃんときっちり、食べきってくださいね? 完食するのも、マナーでありルールですよ』ニコッ

 \ハーイ!!!/ トウゼンダヨネ~♪ アハハー キャハッ


モバP『由愛はちゃんとした食育受けてそうですよねぇ』

瑞樹『本当に、関心しちゃうわ。さて、それじゃあ私たちもいきましょうか』ガタッ



卯月(……なんだか、普通過ぎるなぁ)ニコッ



【EX:お昼休憩】


 ガララッ

未央「おお! すごい、バイキング形式かな? たくさんのテーブルに、お皿やコップもいっぱい用意してあるね!」

凛「いや、普通は料理に目がいかない? なんで食器……って、あれ?」

卯月「料理が置いてありそうな中央の大きなテーブルは、布がかかってるね。まだ準備中かな?」


『いや、準備は万端だ!!!』


~デンデンデンデ゙ン(カッ)デンデンデンデデン(カッカッ)~♪


きらり「にょわ?」

あやめ「むっ! この声、この音、どこから……何奴!?」

志希「ハスハス……♪ このダンボール箱から、面白そうな匂いする~♪」


~Wake up,the ヒーロー モエアガレ!~♪

ダンボール箱『先に言うんじゃない!』 バリーン!!!


未央「お、お前は!?」


光「南条光(バッ ババッバッ!!)推・参!!」ドーンッ!!


モバP「おう、お疲れ光。ここの進行役はお前か、よろしくな」ポンポン

光「もっと驚いてくれよ!? 30分くらい前から待ってたのに!!」

モバP「アハハ、ごめんごめん。じゃあ、さっそく進行頼むよ、期待のアイドルヒーロー」

光「……フッ、仕方ないなぁPは!! じゃあ、ヒーローとしてきっちりアイドルの仕事をするかな!! さあ、みんな、スーパーランチタイムだ!!!」 イェーイ!!!


瑞樹(ちょろいわ)フフッ


光「今から約1時間、ごらんのとおりバイキング形式として、自由にランチをとってもらうぞ! 立食でもいいけれど部屋の左奥にテーブル席も用意している! ここは、自由に食事を楽しんでくれればいい!!」


 \ワーイ♪/


光「それでは、みんなも気になっている、ていうか早く食べたいだろう! 料理をご披露するぞ! それに合わせて、今回その料理を用意してくれたシェフ……料理が得意なアイドルの3人を紹介し、解説してもらう!!」 オオーッ!! エーッ、ダレダロー!?


みく「料理は、他のアイドルの誰かが用意してくれたのにゃ?」

モバP「そうみたいだ、料理が得意な子が……って、みく。もう辛いの大丈夫なのか?」

みく「なんとかにゃ。あの後に、スタッフさんがくれた晶葉チャン製っていうアメちゃん舐めたら、すぐに治ったにゃ!」

モバP「何気に晶葉が結構協力してくれてるな、今回」



光「それでは、ご登場いただこう……みんな、隣の部屋と繋がっている、あの右奥のドアを注目だ!!」ババッ!


薫「誰かなぁ?」ワクワク 

舞「ふふ、お腹が空いてきたね」キューッ

クラリス「ええ♪」グルルルゥ



光「1人目は、主にオードブルや副菜を担当した……このアイドルだ!!」



 ガララッ



首藤葵【はいから料理娘R+】「みんなー、お疲れっちゃ☆」テクテク



 オーッ!! アオイチャーン!! コレハウマイ!ウマスギル!


モバP「ふむ、納得の人選だな」

瑞樹「というか、プロよね♪」



葵「へへ、あたしが用意したのは、これだよ!!」バッ



 ☆オードブル各種および、大分郷土料理(だんご汁・とり天)☆ オオーッ!! スゲーッ!



ライラ「おいしそうでございますですー」キラキラ

響子「すごいなぁ、後で作り方教えてもらおう♪」

聖來「だんご汁、色々入ってておいしそうだね~♪ とり天って、あれ唐揚げ?」

美紗希「ううん、味付けや衣が違うの! ポン酢につけて食べるんだけどぉ、あっさりしているようで味も濃厚だし、おいしいよ♪」ワクワク

聖來「へえ。あ、そういえば美紗希ちゃんも大分出身だっけ」

美紗希「うん。久しぶりに食べるから、楽しみぃ☆」


葵「一般的なお惣菜、オードブルを十数種類と、あたしの故郷・大分の郷土料理、だんご汁ととり天も用意したっちゃ! みんな、たーんとお食べ♪」

 ヒャッホーッ!!\ハーイ!!!!/ウッヒョー!!!


モバP「こんなに色んな種類の料理を、何十人分も……ありがとうな、葵。大変だったろ」

葵「えへへ♪ ほかの2人やスタッフさんも手伝ってくれたから、大丈夫っちゃ! プロデューサーも、たくさん食べてね!!」


光「ふふ、盛り上がってきたな!! それでは2人目に登場してもらおう!! 主菜やご飯ものを用意してくれた……このアイドルだ!!」




 ガララッ




楊菲菲【ハートフェルトパーティSR】「ハーイ、フェイフェイだよー♪」


 ワーッ!! フェイフェイチャーン!! チュウカチュウカ!!

フェイフェイ「みんな、お疲れさまネ! ふぇいふぇいが用意したのは……ジャジャーン!!」バッ


 ☆小龍包・レバニラ炒め・特性スタミナチャーハン☆ ウオオオオーッ!!


真奈美「これは素晴らしいな。見た目と匂いだけで分かるよ、フフ」

早苗「いやぁ、これは精がつきそうねぇ! てか、ビール飲んでいい?」

いつき「ダメダメ! 運動会が終わってからの、打ち上げまで我慢しましょうよ♪」


みりあ「すごーい♪ こんなにおいしそうなチャーハン、初めてかもー!!」

モバP「本格的な調理なんだろうだけど、盛り方やフェイフェイの人柄かな、家庭的なほんわかした感じもするのがいいよな」(みりあと友紀、なんか少し様子が変わって妙に大人しくなっていたけど、元に戻ってる。よかった)ホッ

友紀「うっひゃー!! こいつは和食と中華のサイクルヒットやでー!!!」

モバP(あいつは戻らんほうがよかったかも)

フェイフェイ「プロデューサーも、たくさん食べてネ♪」

モバP「ああ、もちろん」


きらり「うきゃー!! 光ちゃん、もう料理と光ちゃん食べてもいい?」

光「いや、まだ待って……アタシは食うなよ!? どういう意味だよ!?」

きらり「冗談だにぃ♪」

莉嘉「もう、きらりちゃん。お姉ちゃんみたいなこと言っちゃダメだよ☆」アハハッ ニョワッ☆


夏樹(……え、笑い話か?)

李衣菜「ねぇねぇなつきち! どれから食べよっか!? やっぱりご飯ものをがっつくのがロックかな?」ウッヒョー!!


光「まったく、それじゃあ最後、3人目に登場してもらうぞ!! スイーツを担当してくれた……このアイドルだ!!」


 オオーッ!! スィーツ♪ タノシミ~☆




 ガララッ










橘ありす【ストロベリーパニッシャー】「お待たせしましたね、みなさん」













 ~~


数日後:某スタジオ

―その時、空気は変わったと?

あい「ああ、まさに……凍りついた、というやつかな。あそこまで静まりかえるとは、思わなかった。それだけ、【イタリアンの赤い惨劇】はCGプロ内でも有名になって、ほとんどのアイドルは知っているんだ……柚から笑みが消えたあの1日を、私達は忘れてはいけない」


 ~~




 ザワ……ザワ……ザワザワ……ザワワザワワ……


瑞樹「あまりのことに、場が静まり返った後は、ざわめきが起こっているわね」ヒソヒソ

モバP「ええ、動揺しすぎて森山○子の歌みたいなざわめきも起きてますね」ヒソヒソ


光「? どうしたんだ、みんな?」

モバP(あ、光は知らないのかな? まあ、みんなが知っている訳じゃないし……)


ありす「どうしたんですか、みなさん? 何か……お気に召さないことでも?」 シュンッ


一同(!! ダメだ、ありすちゃんを悲しませてはいけない。悪気はないんだから!!)


 オ、オオーッ!!! アリスチャーン!!! デザートタノシミ♪ イェーイ!!!!


ありす「あ……もう、みなさんはしゃぎ過ぎですよ」エヘヘ♪


モバP(かわいい……これで、ところどころポンコツでなければ!)


ありす「ふふ、それでは発表しましょう。私が用意したスイーツを」


 ―ゴクリッ―


ありす「こちらです!」バッ



 ☆橘流特製いちごパフェ☆ オオーッ!!!



一同(当然、パスタではない。一見、普通のいちごパフェだけど……)ゴクリ


若葉「う、うわぁ! とてもおいしそうですね!!」

有香「お、押忍! クリームとイチゴのデコレーションがきれいですね! ところどころに散らばっている、黒いチョコチップも食欲をそそります!」

ありす「あ、それは黒ゴマですよ。身体によいと知ったので、使ってみました」フンス!


(ひと手間が加えられている!!!)ザワワッ!!!


光「あ、そうそう! ちひろさんから宣材用として、まだ誰も手をつけていないキレイな内に、料理をひと通り食べて感想を言うアイドルの映像がほしいって、依頼があったんだった!]


一同(この流れで、それ!?)


光「なあ、運動会に出ている人、誰かやってくれないか? 最初に食べられるぞ!!」


一同(ど、どうすれば……スイーツを除く、とか無理でしょ?)ザワザワ……ザワワザワワ……



光・葵・フェイフェイ・ありす「?」キョトン


卯月「プロデューサーさん♪」ニコッ

モバP「ん? どうした、卯月」

卯月「朝ご飯を抜いて、だいぶお腹が空いているみたいでかわいそうだから、クラリスさんに先に食べてもらいましょうよ!」ニコニコッ


一同(ぶちこみやがったっ!)


クラリス「まあ、よろしいのですか♪」ニコッ

モバP「え。そりゃあ、まあ……クラリスがいいなら、いいけど。みんなもいいか?」


一同「……はいっ」


モバP「じゃあ、クラリス……頼むよ」

クラリス「はい、今日はマイ箸とタッパーを持参しております♪」スチャッ

モバP「いや、衛生的に持って帰るのはやめてくれよ!?」

クラリス「がーん!」


 ~~

クラリス「下味のついたしっとりと柔らかい鶏肉が衣でふわりと支えられ、それにポン酢のさっぱりとした味わいが合わさる事で、とても素晴らしく心が豊かになる味となっていますね。癖になりそうなおいしさです♪」ヒョイパクヒョイパク

葵「そういってもらえると、嬉しいっちゃ!」

 ~~

クラリス「はふはふ……熱々の小龍包は、食べる前からドキドキと興奮させられる、素晴らしい香りとぷるんとした柔らかさが素晴らしいですね。もちろん味はおいしく、チャーハンともよく合います。ああ、中華料理も素晴らしいものですね♪」モグモグパクパクモグモグパクパク

フェイフェイ「フフ、そこまで褒められると照れるネ/// ありがとうだヨー!」

 ~~


一同(さあ、ここだ……!)ゴクリッ


ありす「♪♪♪」ワクワク


クラリス「……ふぅ、P様」コトッ

モバP「どうした?」

クラリス「お腹がいっぱいになりました」ケプッ☆


一同(何!?)


モバP「ほらもう! やめとけっていったのにチャーハン3杯もおかわりするからぁ!」

クラリス「すいません、おいしいご飯ものだったので……」シュンッ

フェイフェイ「クラリスさんを怒らないであげてほしいヨ!」

モバP「いや、そういう訳じゃないけどな? それじゃあ、仕方ないから他の誰かに、スイーツだけ」


一同()ピクッ


クラリス「それならば、私をリポート役に推薦してくださった、卯月さんをおススメいたしますわ」ニコッ


卯月「!?」


モバP「え、そう?」

クラリス「はい♪ 優しい卯月さんに、恩をお返し致します」ニコニコッ

卯月「う、あ、はい! わ、私です……か」プルプル

モバP「みんなも、それでいいかな?」


一同「いいともー!!」 イイナァシマムー! デザートイチバンナンテー♪


卯月(くっ、こんな事になるなんて……待って、今ならまだ、未央ちゃんや菜々さんあたりに……)モンモン


未央「ありすちゃん、あのね……」ヒソヒソヒソ

ありす「え? そ、そんな事を言う必要は」

未央「お願い! そうしたらダイエット中で自制ばかりの(嘘)のしまむー、迷いなくおいしいありすちゃんのパフェを楽しめるから!」

ありす「も、もう仕方ないですね///」


未央(しまむー。いつまでもやられている、ちゃんみおさんではないのですよ!)


ありす「……あ、あの!」トテトテトテ

卯月「え? あ、ありすちゃん。パフェを手にもって、ど、どうしたのかな?」


ありす「が、頑張っておいしくなぁれって魔法をいっぱい込めて作ったから! ありすのいちごパフェ、たっぷり食べてね卯月お姉にゃん♪」エヘヘッ


卯月(かわいいー!!!)ズキューン!!


卯月「はい! 島村卯月、いただきます!!」ガッ!

ありす「どうぞ//////」


一同(……)ゴクリ


卯月(見た目は普通、黒ゴマも何とかなる……クリームの奥に、色々と入っている感じなのが気になるけど、変な匂いはしないし……こうなったら、信じよう!)


卯月「やればできる……きっと絶対……私ナンバー1」ブツブツ


凛「卯月……」

未央「ちょっとかわいそうな気がしてきた……」


瑞樹「ここまで警戒するのも、大概ね」

心「ふむぅ☆ そんなにやべぇの?」

モバP「まあ、前はちょっとな。今は、さて……」



卯月「い、いいただきまーす!!!」ザッ…パクッ!



一同(いったぁ!)



卯月「――っ!」ピキーンッ


卯月「」クルッ!


一同(どうなの!?)












卯月「普通でしたー♪♪♪」v(*^▽^*)v


一同(エヘ顔ダブルピース!! これは、セーフだ!!!) オオーッ!!! キセキダー!!! ウッヒョー!!!


ありす「ふ、普通って、どういう事ですか。ダメ、でしたか?」シュンッ

卯月「ううん! 普通に、とってもおいしいって事! すごい、おいしいよありすちゃん!」ニコッ♪

ありす「そ、そうですか! それなら、よかったです!」ニコニコッ


モバP「やれやれ。どうなるかと思ったけど、これでひと安心だな。それじゃあ、光?」

光「ああ、撮り終ったよ! それじゃあ改めて、みんなでスーパーランチタイム、スタートだ!!!! いくぞ、せーの!!!」



 イェーイ!!\いただきまーす!!!!!/ワーッ!!!


 ワイワイガヤガヤ……アハハウフフ♪


モバP「平和な食事だ。朝から競技でバタバタしっぱなしだったから、落ち着くねぇ」

響子「Pさん! ほら、まだとり天食べてないでしょ? とってきましたよ! あと、幾つかのお惣菜と、お飲み物も一緒に。コップ、もう空じゃないですか!」

モバP「お、サンキュー響子。さすが、気が利くな」

響子「えへへ♪ はい、あーん♪」

モバP「え、いや自分で食べれるって」

響子「あーん♪」グイッ

モバP「わ、分かったよ。あー」

凛「ん」パクッ

響子「!?」

モバP「あ、凛」

凛「うん、おいしい。私もまだ食べてなかったんだ、とり天。ごちそうさま、響子♪」ニコッ

響子「…どういたしまして♪」ニコッ

凛「もう、いいよね?」

響子「ううん、まだおかずはたくさんあるよ」


凛・響子「……」ゴゴゴゴゴゴ


モバP「いきなりなんなのなの」ガクガクガク

瑞樹(難儀な人ね……)


光「あ、P! いたいた、探していたんだ」

モバP「ん、どうした光」(助かった!)

光「差し入れが届いているんだ、どこに置こう?」

モバP「あ、そういえば差し入れもあるって言ってたっけ。そうだなぁ、いったんあの端のテーブルに置こうか」

光「分かった。運ぶの手伝ってくれ、あやめさん!」

あやめ「ニンッ!」

モバP「おーい、みんなー!! 何か差し入れも届いたみたいだぞー!!」


 エーッナニナニ? アイスデゴザイマスカ⁉ ビールハ⁉ ナイデショ…


モバP「それで、どんなものがきたんだ?」

光「えっと、発砲スチールの箱が3つ来ているな。開けていこうか」

モバP「だな。それじゃあ、右端の奴から開けてみるか」 パカッ



(ズモォ)大量の四葉のクローバー(モッサァ)



モバP「う、おお……!」

光「す、すごいな、これは……し、幸せ起きそう、だな!」

あやめ「あ、何か手紙が入っていますよ!」ペラッ


『今日は、お仕事でいけませんが、応援しています。がんばってくださいね♪ 緒方智絵理』


モバP「気持ちは嬉しいんだが……これだけあると、結構くるな」

光「でも、せっかく集めてくれたんだ! 1つずつ渡してあげよう!」

モバP「お前はいい奴だなぁ。それじゃあ、お昼が終わってグラウンドに向かう前、ここの出入り口で配ろうか」

光「わかった!」

あやめ「あ、真ん中の箱には大きなペットボトルのスポーツドリンクがたくさん入っていますよ! どうやら、トレーナーさんからの差し入れの様です!」

モバP「さらっと先に開けるなよ……しかし、ありがたいな。午後から暑くなりそうだし、水分と栄養補給には気を付けないと」

光「それじゃあ、最後の3つ目も開けるぞ!!」パカッ



・袋入り落花生×10


光「あ、落花生だ!」

あやめ「特に変わった様子はない、普通の品のようですが……あ、千葉県産特上品って書いてありますよ!!」

光「おお! じゃあ、いいやつなんだな!」


モバP「……」ペラッ


『いつも娘がお世話になっております。いい年をして(中略)これはつまらないものですが、地元の名産品です。よろしければ皆様でどうぞ、キャハッ♪ 安部母』


モバP「……千葉に住んでいるスタッフからの、差し入れの様だ。アダルトチームのみんなに渡してあげなさい、きっとそういうのは喜ぶよっ」グシャッ

あやめ「? 分かりました、その役目あやめが果たしましょう!」ニンニーンッ! タタターッ


モバP「これでいい、これでいいんだ……」




 ガシャーンッ!! キャーッ!! チョットヤメナヨー!!!


モバP「ん、今度は何だ!?」

光「むっ、あっちの方で何かトラブルの音がしたぞ!!」

モバP「……なんだ、どうした!!」タタタッ

光「アタシもいくぞ、P!」テテテーッ!



モバP(あれかな?)


みく「あ、Pチャン!」

モバP「みく、どうした!」


美紗希・葵「……」ゴゴゴゴゴ

聖來・心「……」ゴゴゴゴゴ


モバP「うわ、珍しい組み合わせで睨みあってる。てか、食事の前まで仲良く話してたのに、何があった?」

みく「それが……」



美紗希「おかしいよ2人とも!! とり天にケチャップつけるなんて!!」

葵「そうっちゃ! とり天はポン酢のさっぱりとした味わいが1番合うっちゃ!」

心「ええ~、なんか物足りな~い! てか好きに食べればいいっしょ☆」

聖來「そうよ、私達はこれが好きなの!! いいでしょ、唐揚げぐらい好きに食べても!!」

美紗希「唐揚げじゃない、とり天やけん!!」

葵「東のもんはすぐ一緒にするっちゃ!!」

聖來「どっちも似たようなものじゃない。むしろ、唐揚げの方が味濃くておいしくない?」

心「しゅがーはーと的にも、同意かな☆ ぶっちゃけ中途半端じゃない?」

美紗希「何て事を言うっちゃ!!」

葵「とり天に謝るっちゃ!」

聖來「何よ!?」

心「ええ~、もう! やんのかゴラァ☆」


モバP「すごく、しょうもないです……ほっとこうか」

光「確かに、事件性は薄いな……」

みく「え、でも! 何だか今にも……」


聖來「ふふっ、ていうか? かしわの天ぷらのパクリじゃないの?」


美紗希・葵(ぶちっ)


美紗希「何ですってー!!」ガッ!!

聖來「キャッ! ひ、引っ張ったわね~!!」グィーッ!


モバP「あ、いかん!!」ダッ

光「むっ!」ダダッ

みく「だ、ダメにゃ喧嘩はー!!」ダダーッ



  ドタバタ\ワーッ!! キャーッ!! ジャマシナイデヨーッ!! ニャーッ!!/ドタバタ



 ……


 ワーッ!! ワーッ!!

みく「にゃん!(ドタッ) うう、戦いの場から弾き飛ばされたにゃ。いたた……何とか落ち着いてきたかにゃぁ……ん?」ペタッ


 ヌチャッ


みく「にゃ!? 頭に、何だか柔らかいものがのってる!? な、何にゃ!」ソッ


⊃生鮭(切り身)


みく「にゃー!?!?」ビッターンッ


みく「な、何でいきなりみくの頭に生の鮭がのっているにゃー!? どういうことにゃ、これは!?」

モバP「みく!」

みく「あ、Pチャン!」

モバP「その鮭、何か書いてあったぞ?」

みく「え? そういえば、何だか模様があった気が……お箸、お箸で……」ソッ


=生鮭「ドッキリ」テッテレー♪


モバP・美紗希・葵・聖來・心「大・成・功☆」

みく「ふざけるにゃー!!!!」ビターンッ!!!



光「?? あ、テレビの前のみんなは、食べ物を粗末にしてはいけないぞ!! アタシとの約束だ!!」

(※生鮭は文字として乗せられた海苔と一緒に洗って焼かれた後、みくにゃんが常連の猫カフェに寄贈されました)



 ~そんなこんなでお昼の休憩時間は和やかに進み、午後の競技へと選手は英気を養ったのであった~





本日はここまで。ちょっとぐだぐだして、お昼が長くなりすぎましたが、これでも削ったのですよ……最後まで書ききったら、細かくて省いたものは未公開放送シーン集としてでも書こうかな?

あと、午後の競技はさくさく進んでいくつもりなので、来週末までには終わりを迎えられると思います。よろしければ、お付き合いくださいませ。





【PS】まだ、いちごはおわらない


誰が全裸になるのかとわくわくしてたのに

どうも、作者です。間が空いちゃったけど、頑張ってできたとこまで更新しますね。よろしければ、どうぞです。


>>101 悩んだけど、私にはアイドルを辱めるのはハードルが高かったです……紆余曲折の末、未央がマッパ→光のアクシデントパンモロ→みくにゃんに生鮭ぶっかけに落ち着きました。


【第4競技・障害物競争】


瑞樹『和やかなお昼休憩も終わり、気力・体力ともに回復したアイドル達が、勝負の舞台となるグラウンド内に戻ってまいりました! CGプロアイドル大運動会、競技がまもなく再開されます! 現在、グランド内は第4競技の障害物競争の準備が行われています。また新たな気持ちで、挑んでいってもらいたいですね、Pさん!』

モバP『そうですね。特に、午後の第1競技・障害物競争が勝負の肝になってくるでしょうから』

瑞樹『と、言いますと?』

モバP『第5・第6競技は団体で戦う競技でしょう? 団体戦となると、個人の力はもとよりチームとしての団結力も絡んできます。そこに問題があるとは思いませんが、個人の突出した力で抜け出すことも難しくなりますので、一発逆転が難しくなるかと思います』

瑞樹『なるほど。現在イーマンアーセン(3万6千)という大差をつけられているヤングチームとしては、逆転を確実に狙うには障害物競争での戦いが非常に重要になりそうですね』

モバP『ええ。午前中の競技を参考にする限り、獲得賞金額も個人戦の方が多くとれそうだし。障害物競争も4レースあるんでしょ?』

瑞樹『ええっと……(ペラッ)あら、違いますね。障害物競争は5人ずつの5レース、ね』

モバP『あ、そうなんですか。でも、集合場所には両チームとも10人ずつしか揃っていませんよ? 人数が合わないんですが……』

瑞樹『なんでも、特別ゲストチームが入り、ややルールに変更があるようね。ほら、ここ。パンフレット最終ページの右下に、小さな文字が書かれているでしょう?』

モバP『何か隠すように書かれていますね……』


ピピーガーッ
晴「……ゴホンッ!」


瑞樹『あっと、運営本部から競技の説明が行われる様ですね』

モバP『こっちでわかるかな。次は晴か』


 ナァ、ホントニヤルノカ? ガンバッテ! コレモシゴトシゴト!! ファイトデス!!


モバP『何か、もめてません?』

瑞樹『そうね……あ、終わったみたい。改めて、マイクの正面に晴ちゃんが……』






晴『きゃ、きゃっぴぴぴぴーん☆ みんなのアイドル、晴ちんなりよー♪ これからオ……わたしが、みんなに競技の説明をするナリよー!! りゅんりゅん☆』





アイドル一同「……」カワイイニィ♪

スタッフ「……」

モバP「……」

瑞樹「……」


晴『……//////』プルプルプルプル


アイドル一同「……いいね」パチパチパチ

スタッフ「……うん、いい」パチパチパチパチ

モバP「……よくやったよ」パチパチパチパチパチ

瑞樹「……いずれわかるわ」パチパチパチパチパチパチ


 パチパチパチパチパチパチ\ドンマイ!!/パチパチパチパチ\カワイイヨ!!/パチパチパチパチパチパチ\アッパレヤッテクダサイ!!/パチパチパチパチパチ


晴『どうせなら笑ってくれよー!!!!』


 アハハー ダメダヨミリアチャン!!



晴(くっ、我慢だ! これで、拓海さんがひな祭りの時やったみたいな、かっこいい役をやらせてもらえるんだから……頼むぜ、ちひろさん!!)




 ―その頃、事務所では……


プルルル…プルル…
ちひろ「……あ、お世話になっております。CGプロの千川です。先日の、はい……OKですか!? ありがとうございます。うちのアイドルも大喜びです!! はい、ありがとうございます!!」ピッ

こずえ「どうしたの~?」

ちひろ「ふふ、晴ちゃんから頼まれたお仕事、決まったわ♪ 拓海ちゃんと同じようなアイドルの仕事をやりたい、番組にしてほしいっていうから張り切っちゃった」

こずえ「ふわぁ……どんなのぉ?」

ちひろ「拓海ちゃんが最初にブレイクした、大人気教育番組『お姉さんといっしょ☆』のお菓子作りコーナーに、キュートなアシスタント役として出演よ! 乃々ちゃんとセットで♪」

乃々「!?」


 ―――


晴『それじゃあ、競技の説明するぜ!!』プンプンッ


モバP『戻るのか、面白いのに』


晴『第4競技の障害物競争は、グラウンド内半周、200メートルで行われるぞ! 準備中のグラウンドを見てもらったら分かるけど、コース上には縄くぐり・三輪車・跳び箱・早食いの障害が用意されている。それを順番通りに全てクリアーしないと、ゴールにならないからな!』


モバP『跳び箱は6段か……跳べるかなぁ、僕』

瑞樹『小学生でもあれぐらいは跳べるから、大丈夫でしょ。私は、最後の早食いが気になるわね』

モバP『そのまんまでしょ、障害物競争では珍しいけど。アメ食いの方がしんどいですよ。まあ、何が出るかによりますけどねぇ』


晴『それと、今回は5レースを5人ずつで挑んでもらう!! でも、ヤングチームとアダルトチームに出場してもらうのは、10人ずつだ。1位から3位までの獲得賞金額も、基本、変わらない』


 ザワザワ……ドウイウコト?……ザワザワ


晴『この競技には、事前に運営から選抜されていた特別ゲスト5人が参加する! 各レースに1人ずつ、それで計5人5レースとなるんだ!! そして、各レースのゲスト選手に順位で上回った選手は、その順位に関わらずイーセン(3千円)を獲得できる!!』 オーッ!!! ウッヒョー!!


瑞樹『……というと、もしもあるレースでゲスト選手が3位となれば、1位と2位の選手はツェーマン・ゲーセンにプラスして、イーセンが獲得できるということね!?』

モバP『ちょっ、業界用語で呼ぶの今はやめて下さい、ややこしくなってきた。ええと……(拡声器オン)もしもゲスト選手が5着なら、上位4人にプラスで3千円……つまり、通常の最下位である4位でも3千円もらえるって事で、いいかー?』

晴『おう、その通りだ! あ、ちなみにゲスト選手が1位から3位に入ったら、その順位の賞金は後の順位に移ったりせず、獲得出来なくなっちゃうからな! ゲストが上位に入らないように、まあ頑張ってくれよ!』 エーッ!? ブーブー!!


モバP『ふむ、獲得賞金アップのチャンスと共に、減額のピンチでもあるのか……思ったよりターニングポイントになりそうですね』

瑞樹『ええ、ゲストチームは、どんな選手なのでしょうか?』



一同(ていうか……)チラチラ




~運営本部前~

段ボール箱『りんご』
段ボール箱『スパイ』
段ボール箱『栄光の架橋』
段ボール箱『猛獣注意』
段ボール箱『土佐魂』



一同(いつの間にか並んでいる、あの大きめの段ボール箱たちが怪しすぎる!!)



晴『さて、それじゃあそのゲストチームを紹介しようかな……って、姿が見えないぞ? まだ来てないのかぁ?』キョロキョロ


『いいや、もう揃っているよ!!!!!』 ババーンッ!!(効果音)


晴『な、なんだって!? いったい、どこにいるんだー!?』


モバP(あいつ、何気に真面目だなぁ)

瑞樹(効果音ついている時点で、わかるでしょ……?)



♪~パーラララ パッパッパッパッーラララ パッパッパッ デンッ!


段ボール箱『りんご』バーンッ!!

工藤忍「シンデレラレッド!!」ドーンッ!!
(赤いハチマキ+体操服+赤ブルマ)


段ボール箱『スパイ』バーン!!

八神マキノ「シンデレラブルー」バーンッ!!
(青いハチマキ+体操服+青ブルマ)


段ボール箱『栄光の架橋』バーンッ!!

喜多見柚「ゆずイエロー!」ポーンッ!
(ゆずのかぶりもの+体操服+黄ブルマ)


段ボール箱『猛獣注意』バーンッ!!

高峯のあ「富士サファリパーク」ガオーンッ!
(ライオンのかぶりもの+全身茶色タイツ)


段ボール箱『土佐魂』バーンッ!!

今井加奈「そばつゆっ!」ズモォ!
(そばつゆ(瓶)の着ぐるみ)


レッド「5人揃って~……」 カナチャンハヤク!! マッテ! コレアルキニククテ…


『シンデレラファイブ!!!』デデンッ!!


晴『……はいっ、という事で特別ゲストチーム・シンデレラファイブのみんなだ。ヤングチームとアダルトチームの参加選手は、この人たちに勝てるように頑張れよな!!』 オーッ!! コレナラカテソウダ!!


レッド「ちょっと!! 最初から扱い荒くない!?」

ブルー「落ち着きなさい、レッド。結果で見返せばいい……戦いは情報戦。私の事前調査では、負けない理由なんて見当たらなかったわ」

ゆずイエロー「おお、頼もしいね!」

サファリ「この戦いは、そう……負けられない」

そばつゆ「あの、これ……本番では脱いでもいいですか?」

サファリ「ダメよ」フフッ


モバP『いや、4人目と5人目おかしいだろ。スタイルいいな、のあさん!』

瑞樹『本当なら3人目からツッコむべきでしょうけど、残り2人に比べると許容範囲ね』

モバP『てか、加奈はあれじゃまともに走れないだろ……あ、そういうボーナスキャラかな?』

瑞樹『ゲストチームが勝ちすぎても、ね……あ、グラウンドの準備も完了したようですね。何はともあれ、第4競技・障害物競争、ようやく始まります!!』


晴『それでは、準備やエントリーも終わったし、障害物競争・第1レースを始めるぞ!』 イェーイッ!! ウォーッ!!

瑞樹『さあ、ゲストチームも参加しての障害物競争。注目です』

モバP『1人目の行動は、あとの選手の参考にもなりますからね』


晴『第1コース、アダルトチーム・水木聖來さん!』ドンドンパフパフ~♪

聖來「身体を動かすのは得意だからね、カッコいいとこ見せちゃうよ!」

晴『第2コース、ヤングチーム・木村夏樹さん!』ドンドンパフパフ~♪

夏樹「何だか変な展開になってきてるけど……やる以上は下手な真似はしないよ。任せな!」

晴『第3コース、アダルトチーム・衛藤美紗希さん!』ドンドンパフパフ~♪

美紗希「女子力全開でがんばりまぁすっ! あはっ☆」

晴『第4コース、ヤングチーム・五十嵐響子さん!』ドンドンパフパフ~♪

響子「運動はそんなに得意じゃないけれど、Pさんも見てくれているし、精一杯1位を目指しますね!」

晴『第5コース、シンデレラファイブ・工藤忍さん!』ドンドンパフパフ~♪

レッド「ちょっと、シンデレラレッド!!(あ、ごめんごめん!) ……んんっ!! リーダーとして、あとの皆が参考になるレースをしながら、勝利を目指すよ!!」



瑞樹『さて、第1レースです。これは、なかなか甲乙つけがたい、僅差の戦いとなりそうですね』

モバP『アダルトはドッキリコンビですね。まあ言っちゃなんですが、突出した運動能力・運動が得意って断言しているメンバーはいないですかね? ダンスが特技の聖來が少しリードかな? あとは、障害物への対応力次第です』



光(いいなぁ、忍さん……アタシもああいうのがやりたかったよ)オノレゴルゴム!

光「いちについて、よーい……ドン!!」パーンッ!


 ダダーッ!!  イケーレッド!! パンパンジャパーン!! ガンバレー!! ワーッ!! ナツキチー!! ニョワーッ!!


瑞樹『さあ、今まで以上の歓声を受けてスタートしました! グラウンド半周・200メートルの障害物競争、最初に抜け出したのは……やはり水木聖來選手! ついで木村夏樹選手が続きます!!』




~第1障害:縄くぐり~


聖來「よっと!」スルスル~


瑞樹『第1障害の縄くぐり、ランの勢いのままに突撃した水木聖來選手、スピードはやや落ちるも順調に進んでいきます!!』


夏樹「くっ、いてて! か、髪が……」


モバP『夏樹はリーセントが縄に絡みやすいのか、ちょっと動きづらそうですね』

瑞樹『その間に、後続の3選手が距離を詰める! おっと、特にしの……シンデレラレッドが素早いう動きで縄くぐりを進み、2位へ躍進します!』


響子「やんっ、サイドの髪が……」グィ~

美紗希「もぅ、絡まないでぇ~!」チクチク

レッド「これ髪短い方が有利だ~♪」スルスルッ


モバP『髪長い子は、まとめといた方がいいですね』

瑞樹『……P君は、髪が短い方が好き? 私、髪型変えようかなって思ってるんだけど』

モバP『いや、その人に合っていればどちらでも好きになりますよ? 僕は、川島さん長い方が合っていていいと思いますね』

瑞樹『……もうっ、優柔不断ね』

モバP『?』

瑞樹『ふふっ、じゃあ変えないわ♪』


凛「(じぃ~)」

みく(凛チャンが瑞樹チャンを睨んでいる理由、恐くて聞けんとです……にゃ)



~第2障害・三輪車~


聖來「ふっふっ!」キコキコキコ

レッド「ふぬぬ!」キコキコキコ


瑞樹『三輪車レースで、シンデレラレッドさらに距離を詰める! これは速い……の?』

モバP『大人になってから三輪車漕いだ事がないから、何とも……あとの3人も含めて、みんな同じぐらいのスピードかな? てか、すごいシュールな光景』


~第3障害・跳び箱~


聖來「ん~、ほっ♪」タタッ、バンッ!


瑞樹『トップの水木聖來選手、跳び箱を軽やかに跳躍! スピード緩めずにあっさりクリアー!!』

モバP『これは聖來からすれば、三輪車より楽勝か。あとの4人も、スピードは劣りますが順調にクリアーしていきますね』

瑞樹『このままトップは変わらないのか、最後の障害で全てが決まります!』



~第4障害・早食い~

タタタタタ…
聖來(これが1番分かんないのよね。テーブルの上に、銀色のボールで蓋をされたお皿……何かな?)カパッ


 ~十時愛梨のお手製☆アップルパイ(1/4ホール・約220g)~


聖來「わーい♪」シャクシャクパクパク


瑞樹『おっと、早食いメニューはお菓子作りが得意な十時愛梨ちゃん作のアップルパイ!! 出場できなくとも、今日の為に用意してくれていたのでしょうか!! 水木聖來選手、満面の笑みでさくさくイートイン!』

モバP『普通に食べたいんですけど、余ってないですかね?』

瑞樹『わかるわ、私も食べたいもの……ない?』


スタッフ⊃【おいしくいただきました♪】

モバP・瑞樹『MC優先とかないのっ!?』



 ~~


聖來「よしっ、トップだー!」パーンッ!  ワーッ!! ジダイハオトナジャー!!


瑞樹『水木聖來選手、悠々と1着でゴール!! 障害につまる事はほとんどなく、2位と十分な差をつけての快勝です!!』

モバP『1戦目としては慣らしの面もあるでしょうが、やはりある程度運動能力は問われそうなのが分かりますね。あとは、やっぱり最後の早食いかな?』

瑞樹『ええ。2位としてリードしていたシンデレラレッド、最後のアップルパイ早食いで木村夏樹選手に及ばず、抜かれてしまいましたからね』

モバP『あとの選手には良い参考としてほしいです』


夏樹「ふぅ、2位か……ま、だりーよりは上の成績だろ」ハハッ

李衣菜「むっ、言ったな! この後の私の活躍見てなよ、なつきち!」



【障害物競争・第1レース結果】

1位 水木聖來(アダルトチーム) 獲得賞金額 1万+3千円
2位 木村夏樹(ヤングチーム)  獲得賞金額 5千+3千円
3位 シンデレラレッド(ゲスト) 
4位 五十嵐響子(ヤングチーム)
5位 衛藤美紗希(アダルトチーム)




晴『さあ、続いて障害物競争・第2レースだ!! 第1コース、アダルトチーム・持田亜里沙さん!』ドンドンパフパフ~♪

亜里沙「ありさ先生、大活躍しちゃおっかな? ウサコちゃんは、お留守番♪」

ウサコ(菜々)「キャハッ☆ ウサミンパワーでファイト一発♪」

亜里沙「…」イラッ

晴『第2コース、ヤングチーム・諸星きらりさん!』ドンドンパフパフ~♪

きらり「おっつおっつ、ばっちし☆ きらりんパワーで、いっくよー!!」ニョワーッ!!!

晴『第3コース、ヤングチーム・中野有香さん!』ドンドンパフパフ~♪

有香「気合と気力、満タンです!! 全力で、アイドルらしく戦いますよ、押忍!!」

晴『第4コース、アダルトチーム・佐藤心さん!』ドンドンパフパフ~♪

心「もうっ、だからしゅがーはーとって言ってよぉ~! そろそろガチでしめるぞ☆」

晴『だ、第5コース! シンデレラファイブ・シンデレラブルー!』ドンドンパフパフ~♪

ブルー「第1レースの情報と参加メンバーのデータから、攻略方法は構築できたわ。あとは、実行するだけよ」フフフノフッ



瑞樹『さて、第2レースのメンバーはいかがですか?』

モバP『個性的な面々が揃いましたが、これはヤングチームが優位でしょう。髪の長い子は、ちゃんとシュシュやクリップで髪をまとめていますね。感心感心』

瑞樹『なるほど。ゲストチーム・シンデレラブルーはいかがでしょう?』

モバP『ああいう子が1番ダメだったりするんですよね』

瑞樹『ひどいわw』



~第1障害・縄くぐり~


きらり「にょわっ!?」ブチッ!!


瑞樹『ああっと、猛ダッシュで1番乗りの諸星きらり選手! くぐろうとして縄を持ち上げたら、勢いあまって地面と繋ぎとめていた杭ごと、縄を地面から引きはがしてしまいましたー!』

モバP『わざとじゃないだろうから失格にはしないけど、落ち着けきらり!!』


ブルー「想定内ね、今のうちに」タタッ

きらり「うゆ、戻すね☆」ブォンッ

ブルー「いたっ!?」バシィ! アッ、ゴメンダニィ!!


瑞樹『あっと、振り下ろした縄が、シンデレラブルーに直撃! 涙目で悶えています!!』

モバP『その間に、他の選手が戻った縄を普通にくぐっていきますね』


~第2障害・三輪車~


有香「うりゃー!!!」キコキコキコキコ

心「ぱらりらぱらりら~☆」キコキコキコキコ


瑞樹『三輪車は小柄な中野有香選手が操作でリード!! 何だか楽しそうなルーキー・佐藤心選手が必死に食らいつきます!!』

瑞樹『ちょっと予想ついてましたけど、きらりがものすごく手間取ってますね』 ムエーンッ!!


ブルー「まだ、ここからよ!」キコキコキコ

~第3障害・跳び箱~


心「あいた☆」ドンガラガッシャ-ン!!


瑞樹『あっと、2位の佐藤心選手! 跳び箱の踏切台で躓いて、跳び箱とごっつんこ!!』

モバP『三輪車で足に来たのかな? 大丈夫か、心!』


心「おっけ☆」ムクリッ


モバP『丈夫は丈夫だな』


亜里沙「ウサウサ~♪」テッテッテー

ブルー「いい状況ね」シュタタタッ


~第4障害・早食い~


タタタタタッ!
有香「よしっ、最後の早食い!! このまま1位をとりますよ!」パカッ


 ~早苗の焼いた☆スルメイカ(1匹)~


有香「アップルパイじゃない!?」ガーンッ!!

マキノ(何ですって!?)ガドーンッ!!


瑞樹『おっと、どうやら早食いメニューはレースごとに変わる様です!』

モバP『アップルパイとのイメージ差が激しいですね』


早苗「あーっ!? お昼に食べようと持ってきたイカが、あんなところに!?」

あい「やはり本気で昼間から呑む気でいたのか……」


有香「くっ、しかも固くて食べづらい……!」ギチギチ

ブルー「こんな、歯ごたえのみを追求したような食べ物が成立するなんて、度し難い……あ、涎が」フキフキ

心「もう、これ大変! 1杯やりたくなるじゃん☆」クハーッ!

亜里沙「ダメですよ~♪」モニュモニュ



 ……ドドドドドドドドドドド!!!



4人「!?」


瑞樹『あっと、三輪車で大きく出遅れていた諸星きらり選手、ここで追いつきました!』


きらり「にょわー、 イカちゃんだぃ☆ 食べていいの? いただきまーす!!!」パクッ


 ブチィ!! モグモグ……モグモグ……


モバP(アイドル5人がスルメイカを食べているだけ……シュールだ)


きらり「ごっきゅん☆ ごちそうさまでしたー!!」ダダッ!!


瑞樹『早い! 諸星きらり選手、スルメイカを2口で食べきると、すぐにゴールへ!! ほかの選手は間に合わないー!!!』



きらり「はい、ゴール☆」パーンッ  ワーッ!! サスガハキラリチャーン!! イェーガー!! ヤッホーイッ!!


瑞樹『諸星きらり選手、あっさり1着でゴール!! ヤングチームに久し振りのツェーマンをもたらしました!!』

モバP『ヤングチーム、ここから巻き返していきたいところですね』



【障害物競争・第2レース結果】

1位 諸星きらり(ヤングチーム)  獲得賞金額 1万+3千円
2位 中野有香(ヤングチーム)   獲得賞金額 5千+3千円
3位 持田亜里沙(アダルトチーム) 獲得賞金額 1千+3千円
4位 佐藤心(アダルトチーム)   獲得賞金額 3千円
5位 シンデレラブルー(ゲスト)  




レッド「……しょうがないよ!」

ブルー「……情報操作があるとは思わなかったわ」

そばつゆ(そ、そういうことかなぁ?)

ゆずイエロー「よし、2人の分まで頑張っちゃうよぉ! 私は何が食べられるのかなぁ!」テヘペロ♪


サファリ「パスタ」ポツリ


ゆずイエロー「」ピクッ

そばつゆ「やめたげてくださいよぉ!!」モッフモッフ!




晴『さあ、障害物競争・第3レースに進むぞ!! 第1コース、ヤングチーム・吉岡沙紀さん!』ドンドンパフパフ~♪

沙紀「よっし! 50メートル走の借りはここで返すんで、よろしくっす!!」

晴『第2コース、アダルトチーム・荒木比奈さん!』ドンドンパフパフ~♪

比奈「ああ、ついに出番ッスね。右手だけはケガしないように、頑張るッスよ~」

晴『第3コース、アダルトチーム・安部菜々さん!』ドンドンパフパフ~♪

菜々「キャハッ!! ナナはアダルトむふむふ歳☆ いぇぃ……ナナハ…ナナハ…」

モバP『落ち込むなら自分からヤケになって掘り下げにいかないで下さい!!』

晴『何か、頑張れ菜々さん! 第4コース、ヤングチーム・本田未央さん!』ドンドンパフパフ~♪

未央「私もリベンジするよ!! 菜々さんにも負けないけど、一緒に頑張ろうよ! ね? みんなで何事も楽しんでチャレンジするのが、私たちCGプロのアイドルじゃん☆☆☆」

菜々「未央ちゃん」ジーン  モバP(ええ子や)

晴『そして第5コース! シンデレラファイブ・ゆずイエロー!』ドンドンパフパフ~♪

ゆずイエロー「……自分を信じてぇ!! 柚、いっきまーす!!!」ウォーッ!!!


瑞樹『さあ、第3レースです。2つ目の出場となる選手が出てきましたね』

モバP『そうですね。特に1戦目で好走が出来なかった選手はリベンジに燃えている、面白いレースになるのではないでしょうか?』

瑞樹『ゲストチーム・ゆずイエローも気合十分ですね』

モバP『何だか珍しい、というか……菜々さんみたいにヤケになっている気がしますね。どうしたのやら?』



ありす(もうすぐ♪もうすぐ♪)ワクワク



 ~~


未央「とぅ!」バッ

沙紀「はっ!」バッ

ゆずイエロー「ほっ!」バッ


瑞樹『本田未央選手、キレイなフォームで跳び箱をジャンプ! 難なくクリアーして、トップで最後の障害へ向かいます!! 後を追う2人も僅差です!!』

モバP『このレース、ここまでトップ争いが大接戦ですね! さあ、未央か! 沙紀か! ゆずイエローか! 勝負は早食いで決まりますよ!!!』

瑞樹『……障害物競争として、それもどうなのかしら?』

モバP『今更それは言わないで下さいよ……』



~第4障害・早食い~


タタタタタッ
未央「よしっ、トップで最後だー!!」

沙紀「なんの、追いついたっすよ!」バッ

未央「むっ!?」

ゆずイエロー(……お願いっ!)カパッ







 ~三村かな子のお手製☆チーズケーキ(1ホール・約1キロ)~


ゆずイエロー「や、やったぁぁああああでかぁーい!!!?」

未央「えっ、これ1ホール全部食べるの!?」

沙紀「チーズケーキとはいえ、きついっすよ!?」


モバP『かな子は、イケると思ったんでしょうね』

瑞樹『味は間違いなくいいでしょうけど、約1キロのケーキ……』


 パクッ…モグモグ

ゆずイエロー「ふわぁ、おいしぃ~♪」

未央「うーん! さすがはかな子ちゃん!!」(念の為パフェ控えといてよかった♪)

沙紀「これならイケるかもしれないっすよ!」


 ~20分後~


ゆずイエロー「うう……おいしいけど、もういや……」

沙紀「おお……昼食のあとのこれは、きついっす……」

菜々(この高カロリー、あとが恐いよぉ~)

比奈「うっぷ。も、もうちょい……運動に比べたら楽ッス」モムモム


未央「……いよっし! 食べきった!! あ、走るのはやめとこ……」トテトテトテ


瑞樹『お食事開始から20分42秒!! 本田未央選手、気力でチーズケーキ1ホールを食べきりました!!! 歩きながらも、1人ゴールへ!!!』

モバP『しばらくケーキは食べたくないでしょうね』



未央「ご、ゴール!」パーンッ ヤッターッ!! フゥー!!! 2レンショウダー♪



【障害物競争・第3レース結果】

1位 本田未央(ヤングチーム)   獲得賞金額 1万+3千円
2位 荒木比奈(アダルトチーム)  獲得賞金額 5千+3千円
3位 ゆずイエロー(ゲスト) 
4位 吉岡沙紀(ヤングチーム)   【第4障害リタイヤ】
 同 安部菜々(アダルトチーム)  【第4障害リタイヤ】



ゆずイエロー「無事に、帰ってこれた……もう、それだけで私は、満足……だ」パタリ

レッド「ゆずイエロー!!」ユサユサ

ゆずイエロー「いや、普通に横になって寝かせてよ。お腹ぽんぽこりんなんだから!」

そばつゆ「そばつゆ飲む?」

ゆずイエロー「飲まないよ、てか飲めないよ!!」




晴『障害物競争・第4レース、終盤戦だぞ!! 第1コース、アダルトチーム・木場真奈美さん!』ドンドンパフパフ~♪

真奈美「フッ、面白い戦いになりそうだ。しかし、これ以上連敗は出来ないね」

晴『第2コース、ヤングチーム・桐野アヤさん!』ドンドンパフパフ~♪

アヤ「ていうか、この組って狙ってねぇ? まあ、それでも勝てばバトルっぽくていいけどな!」

晴『第3コース、ヤングチーム・愛野渚さん!』ドンドンパフパフ~♪

渚「へへっ、ガチな試合前の空気がするねぇ♪ さあ、いい試合にしようか!!!」

晴『第4コース、アダルトチーム・真鍋いつきさん!』ドンドンパフパフ~♪

いつき「どんなメンバーだろうと、ここは真奈美さんと1・2フィニッシュ決めちゃうよ!」

晴『そいで第5コース! シンデレラファイブ・富士サファリパーク!』ドンドンパフパフ~♪

サファリ「富・士(バッバッ!)サファリ・パァーック」ジャキーンッ!!


モバP『何でそんなダンスがキレッキレに踊れるんだ!』

瑞樹『わからないわ……そ、それにしてもこの第4レース! とんでもないメンバーが集まりましたね!』

モバP『ええ。リベンジに燃える体力自慢4人に謎のライオンガールが混じってきて、予測不可能です。ただ、渚の言うとおり、いい試合にはなると思いますよ!』



光「いちについて、よーい……蒸着!!」パーンッ!!


 ウォーッ!!!!(ダダダダダッ……)



光(さすがにスピルバンは古かったかな…)



 ~~


サファリ「ふっ!」キャリキャリキャリキャリキャリ!!

真奈美「何で三輪車をそんなに高速で漕げるんだ君は!!」キコキコキコキコ


瑞樹『接戦スタートの第4レース、第2障害・三輪車で富士サファリパークが一気のリードです!! 速い、凄い三輪車テクニックです富士サファリパーク!!』

モバP『くっそぉ、全身茶色タイツなのにかっこよく見えてくる』



 ~~


タタタタタッ
サファリ「さあ、ここね……」パカッ


瑞樹『勢いそのまま、リードを保った富士サファリパーク、最後の早食いコーナーへ!!』


タタタタタッ
真奈美(まだだ! レースの流れを考えれば、最後の早食いコーナーは厳しさを増している!)



 ~佐久間まゆのお手製☆ブラッドオレンジチョコレート(ハート型・140g)~



サファリ「……念を感じわね」

真奈美(そっちの厳しさか!)

モバP(あ、僕の家に毎日送られてくるやつと一緒だ)ハハハ…



サファリ「これは……胸が痛いわ」ボリボリボリボリ


瑞樹『普通に食べてるじゃないのよ』





サファリ「……ゴールよ」パーンッ!!!



【障害物競争・第4レース結果】

1位 富士サファリパーク(ゲスト) 
2位 木場真奈美(アダルトチーム) 獲得賞金額 5千円
3位 愛野渚(ヤングチーム)    獲得諸金額 1千円
4位 真鍋いつき(アダルトチーム) 
5位 桐野アヤ(ヤングチーム)




晴『さあ、障害物競争・第5レース、最終戦だ!! 頑張ってくれよな!! 第1コース、アダルトチーム・片桐早苗さん!』ドンドンパフパフ~♪

早苗「大事なイカを食べられた上に、競技にまで負ける訳にはいかないわ!!」

晴『第2コース、アダルトチーム・原田美世さん!』ドンドンパフパフ~♪

美世「私もここでリベンジ狙っちゃうよ! エンジン全開、フルスロットルでいっちゃうからね♪」

晴『第3コース、ヤングチーム・一ノ瀬志希さん!』ドンドンパフパフ~♪

志希「何かヘンタイ的なレースばっかりだねぇ♪ この面白い匂いに、私も混ざってケミストリーしちゃえ~♪」

晴『第4コース、ヤングチーム・多田李衣菜さん!』ドンドンパフパフ~♪

李衣菜「ふっふっふっ、レースの事はほぼ分かった! さあ、ロックに勝つぜー!!!」

晴『第5コース! シンデレラファイブ・そばつゆ!』ドンドンパフパフ~♪

そばつゆ「そばつゆパワーで、魅せちゃうぞ☆」ドンッ!



瑞樹『さあ、最終レースです!! このメンバー、いかがですかPさん!!』

モバP『いやぁ、色モノ対決ですね』

瑞樹『直球ねw』

モバP『それだけに読みづらいですよ? あ、そばつゆは除いて。それでも、早苗さんが強そうかなぁ。小さな身体も、三輪車で功を奏しそうだし。志希も、まあ普通にいくでしょうからね』

瑞樹『さあ、最終レースはどのような戦いになるのか!! 瑞樹、気になります☆』

モバP『……なんか、嫌な予感がするな……』



 ~~


そばつゆ「ぐぬぬ、動けない~!!」ジタバタ

瑞樹『あっと、ゲストチーム・そばつゆ! 第1障害の縄くぐりから問題発生! 大きな着ぐるみが縄に引っかかりまくって、ろくに進みません!!』

モバP『残当』


~~


美世「ぶろろんぶろろーん♪」キコキコキコキコ

早苗「待ちなさーい! スピード出し過ぎよー!」キコキコキコキコ


 アハハッフフフッ♪


瑞樹『大人2人、三輪車で楽しそうです』

モバP『童心に帰ってるのかな……いや、前職を思い出しているのか。何にせよ、しっかり前へ進んでほしいですね。若いのに抜かれていますよ』 ニャッハッハー! ウッヒョーッ!!


 ~~


瑞樹『さあ、第4障害・早食いへ、ヤングチームの2人が到着しました! 追いかけてくるアダルトチームの追撃を逃れられるか!?』


タタタタタッ
李衣菜「ついに最後の障害、早食いだ!!」

志希「おやつだおやつ♪ さあ、何かなぁ?」パカッ









 ~橘ありすのお手製☆いちごとアボガドの西欧風クリームパスタ~








李衣菜「え」

志希「なにこれ? 変な匂い~♪」ハスハス


タタタタタッ
早苗「さあ、追いついたわよ!」パカッ


早苗「うわっ……」

美世「き、きれいなピンク色のスープに、緑のナットみたいなのが浮いていて、キレイだね」プルプル



瑞樹『……出ましたね』

モバP『……祈りましょう、奇跡を』




ありす「フフフ、あまたのレシピを検索して練り上げた自信作ですよ♪」ワクワク

葵(この子には1度、きっちり料理というものを教えないといけんね)


フェイフェイ「ありすちゃん、食器の洗い物を今の内にしちゃおうヨ☆」

ありす「え? あ、はい……分かりました」(見たかったのに)


フェイフェイ(これで、みんなが少しはやりやすくなるハズネ……)


蒸着はギャバンじゃ

>>122 あ、そうだ! ギャバンだ、てか詳しいッスね!! くっ、ごめんよ光……


>>118 スピルバン× ギャバン○


~15分後~


 ザワザワ……ザワザワ……


李衣菜(……助けてなつきち、真面目にギター練習するから!)ハァハァ

志希(ゴミは無理だにゃぁ)グデーン

早苗「おっふ、ごっふぉ」ズルズル

美世「どうすれば、こうなるの……バッテリーオイルの方がおいしいよ、たぶん」ポロポロ


瑞樹『……終わるの?』

モバP『……麺だけで食べればオーケーにして、もう少しだけ様子をみましょうか。早苗さんの気力を無駄にも出来ない。何気にあの人、あと少しですよ』


そばつゆ「おおっ。まだやってる!! 追いついたー!!」モッモッモッ


瑞樹『あ! 最初から1人大きく遅れていたゲストチーム・そばつゆ、この状況に追いついてきました!』

モバP『その根性でパスタに挑めるかな?』



そばつゆ「……うわぁっ」



モバP『まあ。そうなるわな……(拡声器オン)おーい、みんなー!! 麺だけでも食べきったらゴールでいいぞー!!』

李衣菜「それだけでもキツいよ!」

モバP『食べきったらロックだ』

李衣菜「!?」


そばつゆ(くっ、何とか挽回できると思ったのに……あ、そうだ! 麺だけでいいなら!!)ゴソゴソ


瑞樹『おっと、そばつゆが着ぐるみの先端部(頭)から何か、取り出し口があるようですね。何かを取り出そうと……』

モバP『あ、あれは!!』


そばつゆ「はい、そばつゆです!!」テッテレー


そばつゆ「これを、蓋になっていたボールの中に入れて……」ドボドボ


瑞樹『なんと、ボールをそばつゆの器にして……そこに、クリームパスタの麺を!!』

モバP『そうか、つけ麺……いや、ざるそばやそうめんの要領で!!』


そばつゆ「つけて、食す!!」ズルズルー


そばつゆ「!」ピンッ


4人『ゴクリ…』



そばつゆ「ギリギリ普通に食べられます!!」テッテレー♪

モバP『それでもギリギリなの!?』


-その後、普通にパスタを食べ終えたそばつゆが、1着でゴール。本来ならルール違反のそばつゆ使用(液の方)だが、他の選手も(終わらせたい一心で)あとから続いて使用した為、お咎めなしとなったのであった……


そばつゆ「みなさんもこんなトラブルに備えて、そばつゆを携帯しましょう♪」

モバP『そうそうねぇよ!』



ありす「あ、もうレース終わったんですか? あの、パスタのお味は……いかがでしたか?」ソワソワ


李衣菜「……ロックだった」グッ!

志希「いい刺激だにゃあ♪」グッ!

早苗「……やるじゃないの」グッ!

美世「……振り切ったね!」グッ!


ありす「えへへ♪」


モバP(あの笑顔、曇らせてでも治す必要があるな……いずれ!)


【障害物競争・第5レース結果】

1位 そばつゆ(ゲスト) 
2位 片桐早苗(アダルトチーム) 獲得賞金額 5千円
3位 原田美世(アダルトチーム) 獲得諸金額 1千円
4位 多田李衣菜(ヤングチーム) 
5位 一ノ瀬志希(ヤングチーム)

【第4競技・障害物競争終了後 獲得賞金情報】

 ヤングチーム  10万円(+4万3千円)
 アダルトチーム 13万2千円(+3万9千円)


 とりあえず、今日はここまでっす。あと2競技、そんなに細かい設定はしないし……最後まで、振り切るぜ!!

 よろしければ、こんなハチャメチャなストーリーですが、お付き合いくださいませ~

めんつゆさんまさかの逆転か

こんばんは、作者です。仕事が年度末進行でなかなか書けない……なので、少しだけアップ。




>>>112 ×瑞樹『ちょっと予想ついてましたけど、きらりが~ → ○モバP『ちょっと予想ついてましたけど、きらりが~ と、遅れて訂正。すいませんです。


>>>129 そばつゆです!!!


~~


ピピーガーッ
珠美『えー、お待たせしましたタマ! イス取り合戦の準備が整いましたので、選手の皆様はグラウンド内に集合して下さいタマ!』 ハーイッ!!! ヨッシャー!! ヤルゼー!!


瑞樹「(モグモグ)……!」『(カチャカチャ)あっと、どうやら第5競技の準備ができたようですね。いつの間にやら、グラウンド中央には、円状に丸イスが20脚並べられています!』

モバP『菜々さんと沙紀が残したチーズケーキに夢中になり過ぎましたね(モグモグ)。さすがはかな子、いいスイーツです』


加奈「プロデューサーさん!」タタタッ

モバP「お、加奈。もう着ぐるみ脱いだのか。あ、手のそれは……お茶?」

加奈「そば湯です、どうぞ♪」エヘヘ

モバP「そばつゆをただのお湯で薄めただけで、そば湯にはならないからな?」

加奈「がーんっ!」メモメモ


【第5競技・イス取り合戦】



珠美『えー、お分かりでしょうが簡単にルールを説明しますタマ! 今から音楽が流れますので、それに合わせて円状に並べられたイスの周りをぐるりと、リズムよく歩き周ってもらいますタマ! そして、音楽がランダムに止まりますので、その瞬間に手近にあるイスに座って下さいタマ!』 ハーイ!! シッテルー♪


瑞樹『アナウンスされていますが、いたって普通のイス取りの様ですね』

モバP『シンプルなだけに、小細工が通用しない……純粋な反射神経と瞬発力が決まり手となる、けれどほんわか楽しめる競技ですよね。両チームの42人は、それぞれ交互に並ぶんでしたよね?』

瑞樹『ええ。ほら、あの辺りとか見れば分かるでしょ』


 ……早苗→夏樹→若葉→きらり……


モバP『……どっちがどっちなのか悩む並びがあります』

瑞樹『きらりちゃんの影に若葉ちゃんが隠れてるわ……』


珠美『なお、イスに座る時はお尻から向かいましょうタマ!! 決して、手や足などで狙って相手を押しのけたりイスを弾き飛ばしてはいけません、ケガにつながりますタマ!!』


モバP『そうですね、ケガはいけません。同じイスに同時に2人以上が座って落ちなかったら、ジャンケンかな?』

瑞樹『ええと……その通りね。イスの大きさ的に難しそうですが、2人が同時に座って動かなくなったら、ジャンケンで決着をつけます。また、万が一イスが倒れた場合は、いち早く直して座りなおした人が勝者ですね』


珠美『なお、競技は合計4試合行い、最終戦には3名が残り、優勝者にはツェーマン(1万円)が、残り2名にはゲーセン(5千円)が進呈されますタマ! みなさま、団体競技を楽しみつつも、最後の1人になれるようにがんばって挑戦してくださいタマ!!』 ウオーッ!!! ヤルヨー!!! イェーイ!!! ニャーッ!!


モバP『団体競技となりますが、獲得賞金額は個人戦と同じ額ですね……最後のリレーで、上がるのかな?』

瑞樹『どちらにせよ、障害物競争で(主にゲストチームの乱入で)アダルトチームと差を縮めきれなかったヤングチームとしては、3名を独占する意気込みで挑んでもらいたいですね。第5競技・イス取り合戦、まもなくスタートです』



珠美『……いや、珠美に誰かそろそろツッコんでほしい【タマ】!!』ウワーン!!


由里子「え、タマをツッコむ? 何!? 何に突っ込むのかな!? いや、むしろ突っ込まれたいのでは!?」ハァハァ

早苗「話を聞かせてもらおうか?」ポンッ

由里子「じょ、冗談だじぇ……」 アーッ!!




【1回戦 42人→20人】


珠美『では皆さん、準備はよろしいですね?』


 タマー! タマー!\ハーイ!!/タマタマー!!


珠美『今更いじらないで下さいよ!!』 エッ、タマヲイジル⁉ ヤメルッス!!


瑞樹『42人ものアイドルが円になって並ぶのは、なかなか壮観ですね』

モバP『うちのアイドル全員でやったら、最早何かしらの儀式でしょうね』


珠美『では、ミュージックスタート!!!』


 ~パッパパラパ パッパパラパ パッパパラパ パッパッパ♪


あい「ふふっ、マイムマイムか。定番だね」テクテクテク♪

卯月「あいさんの時もこの曲ですか? 何だかのんびりしていて、ほんわかするいい曲ですよね!」テッテッテー♪


 ~~♪


久美子「耳に馴染んで、残るのよね……何だか、自然と笑っちゃうわ」フフッ トテトテトテ♪

里奈「わかる~☆ これで歩いてるだけだったら、楽なんだけどね~♪」ポヨポヨポヨ♪


 ~~-【ピタッ】


瑞樹『ミュージックストップです!!』

全員(きた!?)ダッ!!


 \ワーッ!! キャーッ!!! ウリャーッ!!/ バタバタバタ…


モバP『おお、みんな反応早っ……すぐに落ち着いてきたから、トラブルもないかな。さて結果は、どうでしょうか』

珠美『……はい! 何の問題なく、20名の着席を確認いたしました!』 


【1回戦通過者 20名】

【ヤング】(11名)
愛野渚
五十嵐響子
岡崎泰葉
北川真尋
木村夏樹
桐野アヤ
島村卯月
中野有香
新田美波
本田未央
諸星きらり

【アダルト】(9名)
片桐早苗
クラリス
斉藤洋子
東郷あい
原田美世
姫川友紀
兵藤レナ
水木聖來
大和亜季


瑞樹『さて、少しヤングチームがリードする形となった1回戦。Pさんいかがでしょう?』

モバP『小柄で反応のいい人、ダッシュが速い人がイスをゲットした様ですが、多少の巡り合せ……隣が誰だったかで運不運が出た感じですかね。パッとみた感じ、真奈美さんや渚あたりが獲れなかったのは、隣だったアヤや友紀に狙われていた感じがしたので』

瑞樹『なるほど、力がある選手はマークされてしまう……2回戦以降、各選手が意識しないといけない部分ですね』


レナ「この3連単は狙うの難しいわね」

クラリス「賭け事はいけませんよ?」ニコッ

レナ「フフッ、大丈夫よ。トップアイドルになるってギャンブルで、忙しいからね♪」


珠美(カッコいいなぁ……珠美も、いつかレナさんのようになれるでしょうか……)ペタペタ




 ―同時刻・某所の控室―


美嘉「――小っちゃいそのままでいいよ!!」クワッ!

番組P「む、急にどうしたの美嘉ちゃぁーん?」

美嘉「あ、すいません。何だか叫ばなきゃいけない気がして★」フヒヒ

番組P「……いいねぇ、そのフレッシュなションパッ。肴の餃子とインワーの味も引き立つよ(ヒョイパク、クィー)」

美嘉「えへへ、有名なプロデューサーにそう言ってもらえると助かります!」

 YUMIXサン、美嘉サン、時間デース!!!

番組P「本番もそのワイカーな感じで、よろしくちゃーん」



 ~~


【2回戦 20人→8人】


 ~~♪


クラリス「フーンフーンフーンフー♪」スッスッスッ♪

未央(クラリスさん、ちゃんと見えてるのかな? あ、それか聞く方に集中? 私も目を閉じてみようかな……)テクテクテク♪


 ~~♪


洋子「ちょっと、曲長くない?」テクテクテク♪

響子「そうですね。でも、そう言ってると」


 ~~―【ピタッ】


洋子「!?」ダッ

響子「あ、もう!」ダッ


 \ウオーッ!! キャーッ!!! アンッ! ドリャーッ!!/ バタバタバタ…


モバP『おっと、今度はさっきより激しい動きになりましたね、砂埃がたって見えづらい……』

瑞樹『少しずつ落ち着いてきましたね。審判役の珠美ちゃんが確認していますが……おや、何やらざわついていますね』


 …ザワザワ…


珠美『えー、はい! 結果は出ました! 少々トラブルがありましたが、2回戦の勝者、8人に問題はありません!!』 オーッ!!


未央「ぐぁー! 目つぶってたら出遅れたー!!」ガクーン

クラリス「ふぅ……お腹が空きましたね♪」グゥ



【2回戦・通過者】

【ヤング】(5名)
岡崎泰葉
北川真尋
桐野アヤ
島村卯月
中野有香

【アダルト】(3名)
斉藤洋子
姫川友紀
大和亜季


瑞樹『2回戦を終え、ヤングチームの優勢は変わらず! 上位独占に向けて期待がもたれます!』

モバP『ですね。しかし、トラブルは何だったのかな…(拡声器オン)おーい、珠美! トラブルってなんだー? ケガないのかー?』


珠美『あ、P殿! ケガはありません、が……その』

モバP『どうした? あとから妙な問題になって残ってほしくないから、できれば教えてくれー』


珠美『……あいさんがイスに向かう際に手を振り上げたら、誤って隣の美波さんの胸を揉……触ってしまう、美波さんの動きが止まってしまうトラブルがありました』

モバP『あら』

瑞樹『まぁ!』


美波「//////」カァ

あい「すまない、不注意だったね……」

美波「あ、いえ! あいさんも、イスに座れなかったのですから……その、ちょっといきなりだったから、びっくりしちゃって……」


珠美『わざとではありませんし、競技の中でのお互い様という事で処分なしとしますが、よろしいでしょうか?』


モバP『うん、いいね!』グッ

瑞樹『なんでちょっと嬉しそうなのかは、打ち上げで早苗と聞かせてもらうわね♪』

モバP『すいません、調子こきました…』



由里子「あい×美波……そうか、こういうのもあるのか!」

比奈「うーん、百合かぁ……純愛系なら、いやいや……」


【3回戦 8人→3人】


 ~パッパパラパ パッパパラパ パッパパラパ パッパッパ♪


瑞樹『さあ、いよいよ3回戦。残り8人が3人となります!』

モバP『体力が重要視される競技じゃないからか、バラエティに富んだメンバーが残っていますね。さて、誰が勝ち残るかな? ヤングチームは2人以上残りたいところですが……』


 ~♪


友紀「おーがさわら、ぺーたじーに、うーえはーら、ま・る・ちゃん♪」

真尋「ちょっ、変な替え歌口ずさまないでよ友紀さん! リズム狂うから!!」


 ~♪


洋子「……実際、どうだった?」

泰葉「な、何とも言えません///」プィッ


 ~―【ピタッ】


卯月「きたっ!」ダッ

大和「はっ!!」ダッ


 \ワーッ!! ウリャーッ!!/ ドタバタタ…


モバP『お、これは……人数少ないと分かりやすいですね』

瑞樹『ええ。島村卯月選手と大和亜季選手、同時に1つの椅子にお尻から飛び込んだ結果も、実によくわかりましたね』



尻相撲・モバ場所 5競技目
○島村卯月 【押し出し】 大和亜季●



卯月「やりました♪」イェイ!

亜季「くっ、不覚をとりました……これほど強い武器(尻)をお持ちとは!!」サーッ!


モバP『……あんな感じで、椅子上でなった尻相撲は、セーフで?』


スタッフ⊃あのお尻に罪はないので♪


モバP(今度からスタッフも選定しよう)



【3回戦・通過者】

【ヤング】(2名)
岡崎泰葉
島村卯月

【アダルト】(1名)
姫川友紀


【最終戦 3人→1人】


 ~♪


卯月「あ、この曲は!」


瑞樹『さあ、イス取り合戦も最終戦! 残った3名の内、優勝の栄光であるたった1つのイスは誰の手、いや、誰のお尻にひかれるのでしょうか!?』

モバP『無理に尻がらみの表現しなくても……しかし、最後は曲が変わるんですね』

瑞樹『ええ、最後はCGプロのアイドルらしく、『ススメ☆オトメ』です♪』



 ~ススメオトーメ モットサキヘー♪


卯月「ねぇ理想のステージめーざそうよ~♪」テクテク♪


 ~ワーカリアエル ヨロコビガ~♪


泰葉「いま勇気になるから~♪」テクテク♪


 ~ススメオトーメ ズットサキヘー♪


モバP『かわいいけど、1つのイスの周りをぐるぐる回っているのが、ちょっとおかしいなw』


友紀「ほらチャンスの時に長野だよ~♪」

卯月・泰葉(誰!?) モバP(せめて寺内なら……)


 ~キラ【ピタッ】


瑞樹『止まりましたー!』



卯月・泰葉・友紀「!」 ワーッ!!!


瑞樹『ほぼ一斉に、1つのイスに向かってお尻から突撃しました!! 制したのは……』



卯月「イェイ!」v(*^▽^*)v

尻相撲・モバ場所 5競技目・千秋楽
○島村卯月 【突き落とし】 姫川友紀・岡崎泰葉●


瑞樹『むっちり赤ブルマなお尻が強力魅力☆島村卯月選手でしたー!!!』 ワーッ!!! イェーイ!!! サスガハCGプロノオシリチン!!!

モバP『さすがは卯月、いーいお尻です。そして、普通に終わったのが何とも卯月らしいな……(拡声器オン)卯月、おめでとー! 友紀と泰葉もおしかったぞー』


友紀「へへ、サンキュー♪」

泰葉(Pさん……うう、まだ///)ジュン


【第5競技・イス取り合戦終了後 獲得賞金情報】

 ヤングチーム  11万5千円(+1万5千円)
 アダルトチーム 13万7千円(+5千円)


 最終戦の前の競技、さらっと終わった……かな? 週末には、ようやく終れそうです……もう少しだけ、頑張りせていただけたら嬉しいです。

おつ

運動会が終ったら学芸会ですね(ゲス顔)

こんばんは、第3回総選挙は斉藤洋子さんに全票いれる、作者です。起きろミラクル!

最後までかけたので、またしばし上げさせていただきます。よろしければ、お付き合いくださいませ。


>>140 学芸会ってことは、文化祭? ピアニカで「Get Wild」をひく音楽部(部長・千枝ちゃん)や、いかがわしい要素はまったくないつもりなのに開始1分で風紀委員から営業停止を言い渡される、アロマテラピー部のアロマ&オイルマッサージ店(部長・三船美優さん 部員=新田美波・五十嵐響子・沢田麻里奈・安部菜々)しか思いつかないので、やんねぇからな!



ピピーガーッ アーッ……テストレス~テストレス~♪


モバP『あ、きましたね。最後は七海か』

瑞樹『ええ……さあ、白熱した戦いを繰り広げてきた第1回CGプロアイドル大運動会! いよいよ競技は最終戦、全員参加のリレーとなります!』

モバP『個人個人の力だけでは勝てない、チームの総合力が求められる全員リレー。速さだけでなく、バトントスやコーナーリングでの位置取りなど、技術も必要になってきます。そして何より、全員で繋いで繋いで、トップでゴールを目指すという強い気持ち……トップアイドル、シンデレラガールを目指す彼女達にとっては成し遂げておきたいもの……(拡声器オン)さあ、ナンバーワンを手に入れてみせろお前達ー!!!』


 ヨッシャー!!!\ウオーッ!!!!/ヤッタルデー!!!


瑞樹『急に熱いわね』

モバP『最後ぐらいやっとかないと、僕も男ですからね!』


ちひろ(その調子で第3回総選挙も、熱い『目に見える形での応援』、お願いしますね♪)ニコッ

モバP(…………分かってるよチクショー!!!)


七海『オホンッ! えー、お待たせしました! ただいまより、第6競技・全員リレーについてご説明しますれーすよ♪』 ワーッ!!!


【最終競技 全員リレー】


七海『全員リレーは、その名の通り、各チーム21人全員で繋いでゴールを目指すリレーれす! 最初の20人は、1周400メートルのグラウンドを半周200メートルずつ走ってもらいますが、最後の21人目・アンカーは、1周400メートルを走ってもらいますれす!!』


瑞樹『400メートルとなると、スピードだけでなくスタミナも求められてきますね』

モバP『400メートルも全力疾走が続く人間、そういませんからね。てか、200メートルも結構きついですよ? 本当に、ただ速いだけじゃなくてその距離内でのスピード・スタミナ配分を考えないといけません。第5競技終了後、各チーム作戦会議を行っていたので、理解はしていると思いますが』


七海『なお、1位のチームには最終戦の特別賞金として、5万円(ゲーマン)が贈られるれすよ~♪』 ウォーッ!!! ナンダッテー!!!?


瑞樹『なんと、最終競技の賞金はゲーマン!! ゲーセンでなく、ゲーマンです!! となるとこれは、この全員リレーに勝ったチームがアイドル大運動会の優勝チームということになります!!!』

モバP『まあ、ありがちですよね。今までが何だったんだって事には決してならないんですが……』


 …ザワザワ\ナニガデスカ⁉ オカシクナイヨ!!/オ、オチツイテクダサイ!!\チョットオカシイジャナイ!!! ソウダソウダ!!/ザワザワ…


瑞樹『おっと? 運営本部前にアイドル達が何やら集まって、騒ぎが起き出しましたよ?』

モバP『こんな風に揉め事になるのも、ある……って、暴れるのはダメだぞ?』


早苗「何よその高額は! バランスおかしいじゃない!!」ギャーギャー!!

珠美「いえ、私達もそう聞いただけで……お、落ち着いて下さい!!」ワーンッ!!


瑞樹『現在優勢のアダルトチーム・片桐早苗団長の猛抗議を、運営本部・脇山珠美さんが必死になだめています!』

モバP『……言っちゃなんですが、子供のケンカにしか見えないですね』

瑞樹『わかるけど、言っちゃダメ。あの2人、ひと回り年歳差があるのよ?』プププー

モバP『……それ、あなたもじゃ』

瑞樹『わかりたくないわ! わかりたくないわ!』


卯月「ダメですよ、早苗さん!! これは、運営が決めたルールなんですから!! パンフレットにも小さく5ドットぐらいですが書いてあります!! 従わないと、失格ですよ失格!!」タタッ


モバP『おっと、仲裁にヤングチームリーダー・卯月が入りましたね。しかし逆効果じゃ……?』

瑞樹(わからないわ……年齢が何を決めるかなんて、わからないわ)


早苗「はっ、ルールぅ?」ジリッ

卯月「はい、ルールです!」ジリリッ



一同「……」ジリリッ



早苗「ルールならしたかないわね」スッ

卯月「いや納得するんかーい!!!」ズコー



一同「……え?」


一同「……え?」


早苗・卯月「……」チラチラッ

早苗・卯月「う、うけてない!?」ガーンッ!!!


モバP『もしかして、最初からこの流れであのアホな事をやるって考えてたのか? 美羽や楓さんじゃないんだから、キャラに合わない事を……』


早苗「くっ、こんなことって!! 卯月ちゃんと徹夜で考えたのに!!」ギンギン

卯月「深夜3時に爆笑した鉄板ネタなのにおかしいですよ早苗さん!!」ギラギラ


真奈美「妙にテンションが高かったのは、寝ていないからか……」

凛「寮の部屋で見ないと思ったら……ちゃんと寝て、体調整えなよ」


七海『……じゃあ、始めちゃってもいいれすか?』


早苗「あ、はい。いいともー」

卯月「普通にやりましょう、普通に」

未央「テンション下がり過ぎだよ!?」

みく(巻き込まれなくてよかった)


モバP『……最終競技、無事に始められそうですね』

瑞樹(……そもそもアンチエイジングって何?)

モバP『そろそろ立ち直ってくれ……瑞樹』

瑞樹(名前呼び捨て!)ドッキンコ☆


瑞樹『最終競技・全員リレー、まもなくスタートします!!! 瑞樹と一緒に、テレビの前のみんなも頑張って応援しちゃいましょー☆』イェイ!!!

モバP(チョロいぜ)


 ~~


 ワイワイ……ガヤガヤ……


瑞樹『さあ、全員リレーの参加選手がそれぞれの集合場所に集まっています!! まもなくスタートの合図が行われます!!』

モバP『この1戦で全てが決まりますねぇ。今日は色々ありました……』ホワホワホワ~ン



 ~ミンミンミン ミンミンミン ミーナミン!~

 ~えへへ……Pさん、しゅきぃ♪~

 ~きらりんキャノン、発射!~

 ~NYAOOOOOOOOOOO-N!!!~

 ~もう料理と光ちゃん食べてもいい?~

 ~つけて、食す!!~

 ~あい×美波……そうか、こういうのもあるのか!~




モバP『……今日、何してましたっけ』

瑞樹『? 運動会だけど?』



柚「それじゃあ、第1走者の方は位置についてください!!」


アヤ「よっし! スタートダッシュはアタシに任せな」ワーッ!! ガンバレアヤチャーン!!!

洋子「おっ、強敵。けど、お姉さんも負けないよ~♪」オーッ!!! ミセタレヨーコ!!!



瑞樹『第1走者の桐野アヤ選手、斉藤洋子選手がスタート位置につき……スターター・喜多見柚さんの、ピストルを持った手が上がる!!』

モバP『使いまわされるなぁ、うちのアイドル』


柚「セット……ゴーッ!!」パーンッ!


アヤ「ふっ!」ダッ

洋子「やっ!」タッ


 パチパチパチ\ガンバレー/パチパチパチパチパチ\ワーッ!!!/パチパチパチパチ\ニャー!!!/パチパチパチ


瑞樹『スタートしました!! 両チームから多くの声援と拍手を受け、最初のランナーがスタート!!』

モバP『アヤが一歩リード、しかし洋子も食らいついていきますね』


洋子(くっ、速いなアヤちゃん! けど、離されない!!)タタタッ

アヤ(へへっ、とことんやってやる!!)ダダッ


瑞樹『桐野アヤ選手、じわじわとリードを広げたままコーナーを曲がり……トップで第2走者へバトンタッチとなりそうです!』

アヤ「頼むよ!!」

ヤング第2走者 桐野アヤ→吉岡沙紀

沙紀「当然っす!」パシッ


瑞樹『バトントスもキレイに決まり、第2走者の吉岡沙紀選手がスタート! 速い速い!!』


洋子「お願い!」

アダルト第2走者 斉藤洋子→佐藤心

心「任されたぁっ☆」パシッ


モバP『少し遅れて、アダルトチームも第2走者の心へ……あいつは最後まで変わらないな。最後まで、楽しそうに全力だ』

沙紀(意外に速いっすね! けど、負けない!!)タタッ

心(やーん、速―い♪ でも、それが何って話ぃ☆)ダダッ


 ―その後、一進一退の攻防でレースは進んでいく……!


沙紀「ファイトっす!」

ヤング第3走者 吉岡沙紀→五十嵐響子

響子「はい! 精一杯頑張っちゃいます!」パシッ


心「はぁとパース! 負けんなよ☆」

アダルト第3走者 佐藤心→三船美優

美優「が、頑張ります!」パシッ

モバP(同い年には見えんな)

 ~

響子「ハァハァ、お願い!」

ヤング第4走者 五十嵐響子→浜口あやめ

あやめ「お任せあれ! 忍ドルは足でも魅せますよ!」ニンニーン!


美優「ハァハァ、ン……よ、よろしくね!」

アダルト第4走者 三船美優→原田美世

美世「OK! フルスロットルだー!!」ダダーッ

モバP(同じ息遣いなのに、美優さんは何か……うん、いいね!)

 ~

美世「茄子さーん♪」ブロロン!

アダルト第5走者 原田美世→鷹富士茄子

茄子「はーい、たっち♪」プルルン♪


あやめ「くっ、不覚を取りました!」ニンニーン!

ヤング第5走者 浜口あやめ→宮本フレデリカ

フレデリカ「よーし、追い抜いちゃうよー☆」パシッ


モバP『あやめって、NA○UTOじゃなくて忍たま○太郎の方にいそうですよね』

瑞樹『わかるけど、落ち込んじゃうだろうから言っちゃダメよ?』

 ~


茄子「せんせ~♪」ブンブン

アダルト第6走者 鷹富士茄子→持田亜里沙

亜里沙「よく出来ました茄子ちゃん、あとはウサコ先生にお任せ♪」パシッ


フレデリカ「フレデリカ選手、なんと2位でバトントス♪」フゥフゥ

ヤング第6走者 宮本フレデリカ→本田未央

未央「いや2チームしかないからダメだよ!!」パシッ


モバP(……息上がるぐらい、力出したんだなフレデリカ)フフッ

フレデリカ「ま、悔しいかなぁ☆」

 ~

李衣菜(ここまで、ろくに活躍できてない……いや、違う!)


未央「うおりゃー!」ダダダッ


李衣菜「私はここから、ロックに活躍するぜー!!」


モバP『いや、これ最終競技だぞ?』

ヤング第7走者 本田未央→多田李衣菜


瑞樹『本田未央選手、猛ダッシュ! ものすごい顔で持田亜里沙選手を抜いた! ヤングチームを再びトップにして、多田李衣菜選手にバトントスします!』


未央「頼んだよ!」

李衣菜「当然!」パシッ!

ウッヒョーッ!! サケンデナイデハシッテ!!


菜々(……お昼休憩で回復して、イス取り合戦でキープしてまで残した私のウサミンパワー!)ミーンミンミンミン

菜々「李衣菜ちゃんには悪いけど、ナナはここで爆裂・爆走しちゃいますよー♪ キャハッ☆」【ウサミンパワー 残り60%】


モバP『口だけは元気な2人だ』



亜里沙「菜々さん!」ウサーッ!

アダルト第7走者 持田亜里沙→安部菜々

菜々「ウッサミ……いやナナは年下ですよ!?」ミンッ!(パシッ)


瑞樹『持田亜里沙選手から、安部菜々選手へ、ウサギからウサギへバトントス! 安部菜々選手、全力ダッシュで前の多田李衣菜選手を追いかけていきます! おお、速いですよ!!』

モバP『おお! これは……!?』

 ~

菜々「ハァハァゼェゼァハァハァミンミン」(と、とどかにゃい~)ヘロヘロ


李衣菜「ハァハァなちゅきちぃ、ゼェゼェまかせたぁ~!」ヘロヘロ

夏樹「ハハッ、お前らしくないな……カッコ悪くてもカッコいいじゃん、だりー!」パシッ

ヤング第8走者 多田李衣菜→木村夏樹


瑞樹『多田李衣菜選手、追いすがる安部菜々選手を抑えて何とかトップで木村夏樹選手へバトンをトス! 安部菜々選手も僅差で続くー!!』

モバP『言っちゃ悪いけど、意外に普通の熱戦です!!』 ワーッ!!! 


菜々「もう、限界……けど、最後までいくぞー!!!」ウオーッ!!!

いつき「いいねぇ、そのガッツもバトンと一緒にもらうよ菜々ちゃん!!」パシッ!!

アダルト第8走者 安部菜々→真鍋いつき


瑞樹『安部菜々選手の魂のバトントス! 受けた真鍋いつき選手、速いはやーい!! 猛ダッシュで木村夏樹選手を……抜いた―!!』 ワーッ!!


菜々「フ、フフ……我が生涯に一片の悔いなし……ウサ」ドサッ【ウサミンパワー 残り26%】

モバP『な、菜々さーん!!』

菜々「いや、寝かせてください」

モバP『あ、はい』


(※=安部菜々さんは諸事情で蓄積疲労がたまりやすい為、ウサミンパワーが一定値まで下がると「もう、30か……無理は出来ないよね」と身体がセーブをかけて休眠をとります)

 ~



いつき「逆転でパース♪」

あい「フフ、上出来だ」パシッ

アダルト第9走者 真鍋いつき→東郷あい


夏樹「くそっ、悪い!」

ヤング第9走者 木村夏樹→藤本里奈

里奈「大丈夫♪ てか、やるなら何でもマジでやるし!」ダッ


瑞樹『いやぁ、ここまで僅差の熱いレースとなっていますねPさん!』

モバP『全くですね。しかし、これから中盤戦に入り、よりシビアな展開が出てくるかもしれませんね』

瑞樹『と言いますと?』

モバP『どちらも、走れる選手を序盤から使ってきています……かといって、勝負を決める終盤に主力を残さない訳にもいかない。となると……』

瑞樹『成程。中盤に、層が薄くなると?』

モバP『ええ。それがどのように合わさってくるか、悪い方に傾けば……勝負は、終盤までに決まってしまうかもしれません』


モバP(悲しいレースには、してくれるなよ)

 ~

里奈「よっしゃー! 逆転♪」ポヨッ☆

ヤング第10走者 藤本里奈→ライラ

ライラ「はーい、ぱす。がんばるでございますですー」テッテッテー


あい「すまない、頼んだよ!」

アダルト第10走者 東郷あい→荒木比奈

比奈「自信は全くないけど、やるッス!」ダッ


瑞樹『ライラ選手、落ち着いた表情にも力が入っているのが分かる懸命なラン! しかし、荒木比奈選手も必死の走りで迫る迫る!!』

モバP『速さはそれほどでもないけれど、真剣さが伝わる走りですね』 ワーッ!! ガンバレー!!!

 ~


ライラ「お、お願いします、ですー」フゥフゥ

ヤング第11走者 ライラ→前川みく

みく「任せて、ニャー!」パシッ


モバP『お前は猫ひ○しか』


由里子(うう、自信ないのにこの接戦……)

アダルト第11走者 荒木比奈→大西由里子

比奈「もう、限界だ……頼むッスよ、相棒!」

由里子「……ああ、もう分かった! ユリユリ、頑張るじぇ☆」パシッ


モバP『お、珍しく由里子が真面目な顔してる!』

瑞樹『……速くは、ないわね』

モバP『まあ、仕方ないッス』

 ~

みく「志希チャーン!」ニャンニャンニャーン!!

ヤング第12走者 前川みく→一ノ瀬志希

志希「ふむぅ、飽きてきた……待ち時間ツライ」

みく「ちょっ、何でコース脇に座ってるの!?」

志希「あん♪ 見つかっちゃった♪」

みく「はい、立って! ほら、ダッシュにゃー!」

志希「にゃーっはっは! 怒るみくちゃんから、逃げちゃう~♪」タタッ


美紗希「あーあ、由里子ちゃんが来るまで漫才してほしかったのにぃ」

みく「美紗希チャンもさすがに注意してにゃ! てか漫才じゃないにゃ!」

由里子「つ、ついたじぇ」ハァハァ

アダルト第12走者 大西由里子→衛藤美紗希

美紗希「それじゃ、さらっと頑張っちゃお~♪」

みく「くっ、にゃ!」


モバP『なんだか自由な2人のレースだな……さて』


若葉(もうすぐですね! お、お姉さんとして頑張らなきゃ!)


 ~


志希「フンフンフフーン♪ ギフテッド~♪」テッテッテー

渚「志希ちゃん! ダッシュダッシュ! うしろ、迫ってるよ!」

ヤング第13走者 一ノ瀬志希→愛野渚

志希「はーい、バトントース♪」

渚「よっし!」パシッ


美紗希「若葉ちゃーん」タタタッ

アダルト第13走者 衛藤美紗希→日下部若葉

美紗希「前とちょっと近づいたから、がんばってねぇ!」

若葉「は、はい! バトン、と!?」パスッ、ポロッ


瑞樹『あっと!? アダルトチーム第13走者、日下部若葉選手、バトンを落としてしまいました!』

モバP『ついに出た、リレーの定番ミス! 急げ若葉!!』


若葉「わ、わわ! 急がないと!」タタッ

美紗希「ご、ごめんね若葉ちゃーん!」


若葉(いえ、美紗希さんは悪くない。私が、焦ってちゃんと取らなかったから! 何とか挽回しないと、また離れちゃったけど……あっ!?)


 コケッ!


瑞樹『あっと、さらに日下部若葉選手、転倒!』

モバP『いきなり猛ダッシュをして、足がもつれたのか? 大丈夫でしょうか……あ、自分で立ち上がってまた走り出しますね……』

瑞樹『見た目に反してお姉さんですからね。ちゃんと立ち直って進みだします、が……前を走る愛野渚選手とはかなり差が空いてしまいました!』


若葉「うう、なんで私って……こんな、子供なんだろ」グスッ


真尋(ありゃりゃ……かわいそうだけど、これはもらったかも。勝負だし、手を抜くわけにはいかない、よね?)

友紀「……」グッグッ…ギュッ

 ~


渚「真尋ちゃん、余裕あるよ! きっちりお願い!」

ヤング第14走者 愛野渚→北川真尋

真尋「……おっけ! 全力だぁーしゅ!」パシッ(それがスポーツの礼儀だもん!)


若葉「あ、渚ちゃんはもう……この差じゃ、もう……」トテトテ…

友紀「止まらない!!!!」

若葉「!?」

友紀「ほら、もう少しもう少し!! さあ、頑張って若葉ちゃんのバトン、私に届けて! それが出来るの、若葉ちゃんだけだよ♪」ニコッ

若葉「っ……はい!」タタッ(そうだ、諦めたら次の人が走れない!)


瑞樹『離されてはいるものの、日下部若葉選手、最後のスパート! 全力のダッシュで次走者の姫川友紀選手の元へ』

モバP『止まりそうになっていた若葉の足を、友紀の激がまた進めさせましたね……あいつ、髪までくくって、やる気か?』


若葉「遅くなって、ごめんなさい!」タタッ

友紀「ううん、ナイスラン!」パシッ ポンポン

アダルト第14走者 日下部若葉→姫川友紀

友紀「これで私達はまだ走れるよ、若葉ちゃんが最後まで頑張ったからね……次が、頑張れるの!」ダッ

若葉「……友紀さんがんばってー!!」 ワーッ!! イケーユッキー!!!

 ~

真尋(ふっ、よし順調! このまま次も、イケるでしょ♪)タタタッ

泰葉「真尋さーん!」

ヤング第15走者 北川真尋→岡崎泰葉

真尋「泰葉ちゃん!」

泰葉「後ろ、『来てます』!!」

真尋「えっ!?」クルッ


友紀「ふっ!ふっ!」タタタタッ


瑞樹『姫川友紀選手、すさまじいスピードでコーナーを曲がるー!! スタートからスピードが落ちない!! ポニーテールに結った髪を揺らしながら、北川真尋選手に迫るー!!』

モバP『個人戦よりチーム戦でやる気を出して速くなるのは、何とも友紀らしい……いけっ!』


真尋「くっ! ごめん、最後油断した!!」タタッ

泰葉「いえ、あとは私が頑張ります!」パシッ


友紀「くっそ、届かなかった!」

聖來「ううん、十分だよ!」パシッ

アダルト第15走者 姫川友紀→水木聖來


瑞樹『姫川友紀選手の力走で、アダルトチームとヤングチームの差は再びの僅差! これはまだまだ分かりませんよ!!』

モバP『いまさらですが、僕はどっちを応援したらいいのかわかりません!』

瑞樹『大丈夫、私もよ』フフッ

スタッフ⊃【私達も!】(フリップ)

モバP『いや、お前らはいいよパイ泥棒』

スタッフ⊃【まだアップルパイの件を引きずってるの!?】


 ~その後もレースは僅差の展開・一進一退が続く……


聖來「このまま、お願い!」

レナ「大丈夫、お金がかかった勝負は強いわよ」パシッ

アダルト第16走者 水木聖來→兵藤レナ


泰葉「ごめんなさい! 抜かれちゃいました!」

有香「押忍! 挽回します!!」パシッ

ヤング第16者 岡崎泰葉→中野有香

 ~

レナ「さあ、勝利のレートは高いわよ?」

クラリス「フフ、全力を尽くしましょう」パシッ

アダルト第17走者 兵藤レナ→クラリス


有香「くっ、届かなかった! お願いします!」

櫂「大丈夫! まだまだいけるよ!」パシッ

ヤング第17走者 中野有香→西島櫂

 ~

櫂「逆転したから、あとはよろしくっ!」

美波「はい、全力でヤリきります!」パシッ

ヤング第18走者 西島櫂→新田美波


クラリス「うう、お腹が痛くなってきました」キュルル

久美子「あなた食べ過ぎなのよ、もうっ!」パシッ

アダルト第18走者 クラリス→松山久美子


モバP『イス取り合戦の後、またチャーハン食ってたからなぁ……持ち帰り許してやればよかった』

 ~


美波「ハァハァ、ン…お願い、このまま……イって!」

きらり「うりゅ☆ 頑張っちゃうにぃ♪」パシッ ドンッ!

ヤング第19走者 新田美波→諸星きらり


久美子「ごめん、追いつけなかった!」

亜季「いえ、見事な走りでした! 後は私が決めます!!」パシッ

アダルト第19走者 松山久美子→大和亜季


瑞樹『さあ、残り3名のところでヤングチームがリード! ここで諸星きらり選手と大和亜季選手の主力対決です!!』 ワーッ!!!

モバP『色々と大きいですね!! いいことです!!』


 プルルル…プルルルル…


モバP「はい、もしもし?」ピッ

藍子「藍子です。一緒に撮影に行っている愛海ちゃんが、電話してみてって言ったからかけたのですが……何かありましたか?」

モバP「……ごめんなさい」(うちのアイドル、部分的に変な超能力もってる子いないか?)

藍子「?」


 ☆

裕子「へっくしょい! うう、これは……誰かが私のさいきっく☆ぱわーをうらやましいとでも、噂しているね!」

裕子母「風邪の時までバカなこと言ってないで、この薬飲んでゆっくり寝さない! さいきっくも何も出来ないでしょ?」

裕子「うう……はーい」

 ☆


きらり「凛ちゃん、トスだよ☆」

凛「うっ(バトンパスが重い!) あ、ありがと……頑張るよ」タタッ

ヤング第20走者 諸星きらり→渋谷凛


亜季「くっ、挽回しきれない! あとは任せました!」

真奈美「ああ、最善は尽くすよ」パシッ

アダルト第20走者 大和亜季→木場真奈美


瑞樹『アダルトチーム・木場真奈美選手、激走! 前を行く渋谷凛選手に迫る迫る! 差が大きかったため、届くまではどうかですが……しかし、これはアンカー勝負となりそうです!』

モバP『ええ……アンカーには、文字通り責任ある、代表者が待っています!』

 ~

凛「卯月!」タタタッ

ヤングチーム第21走者 渋谷凛→島村卯月

卯月「もう少しだよ凛ちゃん!」

凛「だいぶ、後ろ……迫ってるよ! 何とか、頑張って!」

卯月「うん……精一杯、今日1番頑張ります!!」パシッ

 ガンバレー!!\ワーッ!/ダンチョー!!


瑞樹『ヤングチーム・アンカー、島村卯月選手がスタート!』


真奈美「少々間に合わなかったか……頑張るじゃないか」

早苗「ええ、やりごたえがあるじゃないの!!」パシッ

アダルトチーム第21走者 木場真奈美→片桐早苗


早苗「待ちなさーい!!」ダダッ

 イケー!!\ウオーッ!/タイホダー!!


瑞樹『遅れること5秒! アダルトチーム・アンカー、片桐早苗選手もスタート!! 小さな身体ながら、弾丸のように前の島村卯月選手を追います! なかなかの速さです!!』

モバP『卯月は良い意味でも悪い意味でも、普通の速さ……しかし、リードがある! そのリードが400メートルという中距離走で、どこまで保てるか……どちらも頑張れ!!』


卯月(頑張る、頑張る……みんなの分と合わせて、最後まで頑張ります!!)タタターッ!!

早苗(ここまできて、負けるなんてカッコ悪い……大人とか子供とかいいわ、とにかく勝ちたい!)ダダーッ!!


瑞樹『片桐早苗選手、猛追! みるみる島村卯月選手との差が縮まる……が、ゴールはもうすぐ、最終コーナーを回って運営本部前のストレートへー!!』

モバP『これは、どっちだ!?』


卯月(ダメ、頑張ってるけど……ゴールまで、もたない!?)

早苗(いける、いや、難しい!? とにかく、最後まで!!)




 ~そのときふしぎな事が起こった!~




  \ピカッ!/

卯月「うっ!?」(何、急に光が目に!?)

早苗「えっ!?」(うっ、まぶしい!)


 ―――

【その10秒前・ゴール前の運営本部】

のあ「……きついわね」ギチギチ

加奈「のあさん、何で私のそばつゆ(着ぐるみ)を!? サイズ合わないですよ、破れちゃうから脱いでください!! そばつゆ(調味料)ならあげますから!!」

マキノ「別にそばつゆが欲しい訳ではないでしょうね」

加奈「ほら、変な格好ですよ!」⊃手鏡


 太陽光→手鏡=ピカッ☆


―――


瑞樹『あっと、2人のスピードが突然に緩んで……いや、止まった!?』

モバP『いや、ほぼ止まったのは1人だけです!』


早苗「うう、徹夜明けに急な光は……キツイ」クラッ

卯月「眩しい! けど、まだ頑張ります!!」タタッ

早苗「あっ、しまった!」タッ


瑞樹『島村卯月選手、トラブル?にもめげずに止まりません! 遅れた片桐選早苗選手を離して……そのまま!』



 パーンッ!!



モバP『ゴールだぁ!!』

瑞樹『先着は、島村卯月選手!! これにより、5万円(ゲーマン)をヤングチーム獲得!! これにより、勝者は……』



【最終競技終了後 結果】

 ヤングチーム  16万5千円
 アダルトチーム 13万7千円



瑞樹『ヤングチームです!!!』

モバP『おめでとうございまーす!!』


 パチパチパチパチパチ\ウッヒョー!!/パチパチパチパチ\イェーイ!!/パチパチパチパチ\ウワァーッ!!!!/パチパチパチパチ\ニャーッ!!/パチパチパチパチ\ハピハピ~☆/パチパチパチパンチ



早苗「くっ、何なのあれ……」

卯月「早苗さん!」タタッ

早苗「あ、卯月ちゃん……ふぅ。まあ、卯月ちゃんも食らっているし、言い訳はしないわ。同じ徹夜組だしね!」

卯月「えへへ♪ 勝って言うのもずるいかなって、思いますけど……楽しかったですね!」

早苗「そうね、久しぶりに我を忘れんばかりに全力疾走したわ。でも、次やる時は勝ってそのセリフ、私が言わせてもらうわよ?」ガシッ

卯月「はい! 私も練習して、もっと頑張って、負けませんよ!」ガシッ(握手)


 ~


 ワイワイ……ガヤガヤ……


瑞樹『いやぁ、最後は共にアクシデント?が起きたようですが、先に立ち直った島村卯月選手がゴール……僅かな差でしたね』

モバP『ええ、多分だけど太陽の光が何か目に入ったのかな? 2人共徹夜で今日に挑んでるから、きついでしょうね……まあ、差が出たのは年の』

瑞樹『あぁこら?』

モバP『あ、表彰式始まりますよ!』


忍『ただいまより、表彰式を始めます!』


 パチパチパチパチ\ワーッ!!/パチパチパチパチ


忍『今回の第1回CGプロアイドル大運動会、優勝はヤングチームです!! 団長さんは、優勝カップを取りに前へどうぞ!』


卯月「はい!」トテトテトテ


のあ「おめでとう」⊃優勝カップ

卯月「あ、ありがとうございます!」(のあさんなんだ)


 パチパチパチ\シマムー!!/パチパチパチ\イェーイ!!!/パチパチパチパチ\ヤッタゼー!!/パチパチパチ


忍『なお、優勝したヤングチームには副賞として100万モバコインが贈られ、破れたアダルトチームには参加賞として輿水幸子ちゃんの携帯ストラップ2種(スカイハイverとガボゴボボver)が5個ずつ贈られます』


モバP『格差が激しすぎるだろ!? てかせめて21人分やれよ!!』


忍『それでは続きまして、今大会のMVPを発表します!』 オォー!!!


モバP『あ、そんなのもあるのか』

瑞樹『今大会で最も活躍した選手……やはり、ヤングチームから?』

モバP『いや、個人の力だけならアダルトからでも……でも、団体競技多かったから突出した選手いたかなぁ?』


みく「照れるにゃぁ♪」スッ

未央「いやいや、みくにゃんじゃないよ」スッ

心「真面目にやればいい事あるある☆ 年は重ねるもんだ」スッ

菜々「……ミミミン」スッ

みく・未央・心(……席を譲ろう)


忍『本日最も活躍された、MVPのアイドルは……』 ザワザワ…ザワザワ……





 デンッ デレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレデレ……デンッ!






柚『首藤葵さんです!!!』 \テッテレー♪/


ヤング・アダルトチーム一同「!?!?」ナ、ナンダッテー!!!!


葵「え、あたし!?」


瑞樹『いや、選手じゃないわよ?』

モバP『早苗さんがシーサーみたいな顔になってるぞ!!』


忍『えー、選考理由としては……アイドルの食事だけでなくスタッフの食事まで用意して、後片付けまできっちりキレイにやってくれたこと。午後からの気温上昇を予想して、熱中症対策として冷やしたタオルやテントの増加をちひろさんに事前に依頼、マストレさんに特製スポーツドリンクを依頼して準備してくれた事』


モバP『あれは、葵が手配してくれたものだったのか』

葵「言わんでもいいのに///」


忍『なにより、出場選手でなく、あまり放送もされない裏方の中、フェイフェイちゃんやありすちゃんなどと共に、テレビに関係なくスタッフやアイドル達にこまめに気を配って声をかけて回り、トラブルが起きないように誰よりも皆を支えていました。まさに小さなお母さんと言える行為と好意は表彰に値すると考え、MVPに選出いたしました!』


アイドル一同(……)

モバP(早苗さんの顔が菩薩に……!)


忍『葵ちゃん、今日はありがとうございました!』


 ヒューヒュー!! パチパチパチパチ\アリガトーゴザイM@S!!!/パチパチパチパチ スゴーイ!!!


葵「……もう、これじゃ断れないっちゃ! みんな、こちらこそありがとー!!! お疲れ様―!!!」 イェーイ!!!!


モバP『競技に参加するだけが大会じゃない……こういった裏方の人がいるから、皆が楽しめるのです』

瑞樹『私達がアイドルを楽しめているのも、P君がいるから……ね?』フフッ

モバP『その言葉をずっと聞いていられるように、僕も頑張らないとね』ハハッ


忍「これにて、第1回CGプロアイドル大運動会を終了いたします!! みなさま、お疲れ様でしたー!!」


 パチパチパチパチ\オツカレサマデシター!!!/パチパチパチパチ



 ~


卯月「プロデューサーさーん」タタタッ

モバP「おう、卯月。お疲れさん。最後は特によく、頑張ったな」ナデナデ

卯月「……えへへ♪ 運動会で1位とか、個人でもチームでも獲ったことなかったからとっても嬉しいです! こんな大会を開催してくれて、ありがとうございました!」

モバP「いや、僕は何もしてないけどね。ほんとに」ハハハ…

卯月「それで、ご褒美の件なんですけど、ね?」

モバP「ご褒美? あ、そういや言ってたな。何だ、ほしいものでもあるのか?」

卯月「ほしいもの、かな?」

モバP「?」


卯月「あのですね? 次は、もっとたくさん、みぃーんなに集まってもらって! こんな風に楽しい時間を過ごせるイベントを、また開いてほしいんです!! だって、本当に楽しくて、嬉しくて、アイドルをやっていてよかったなぁって、また1つ……私の中で最高の記念日になったものを、もっとみんなにも感じてもらいたいから」

モバP「卯月……」

卯月「……やっぱり、難しいですか? 無理、ですかね」

モバP「……すぐに確定はできない。けど、考える……いや、やろう。俺も、楽しかったからな。それを理解出来ない子がいるのは、もったいないもんな」ポンポンッ

卯月「プロデューサーさん!」パァァッ


 シマムー? ウヅキー?


卯月「あ、2人が呼んでる! 行ってきますね!」

モバP「ああ、行って来い……ご褒美は、きっちり用意するよ」

卯月「はい! 私とプロデューサーさんの、大事な大事な、約束ですからね♪」タタターッ




モバP「ああ、守るよ……」


早苗「あ、P君いた! さあ、残念会で飲みに行くわよ!」ガーッ!!

友紀「ビール! ビール! ビールゥ!」ヒャッホー!!

 ワイワイ…(アダルトチーム全員)

モバP「この戦いに、生きて帰ってこられたらな!」

瑞樹「これは、無理だわ」



【完】




 お粗末さまでした…最後はだれちゃった。お付き合いいただいた方、ありがとうございます。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom