上条「またあの夢か」 (192)

とある魔術の禁書目録とキャサリンのクロスssです。

キャサリン本編のキャラはトーマス・マトンのみ出ます、
オリ設定が多くあります。

作者はSS初めてです。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394344927

本編の数年後という設定です。
登場人物の紹介
上条当麻(23)
大学卒業後は統括理事会で事務員として働いている。インデックスとは正式に恋人になった。
夜は一方通行、浜面、土御門とともに店で飲んでいる。

一方通行(23)
カエル医者のもとで医者として働いている、最近都市で起こっている成人男性の不審死
について調べている。現在は一人暮らしをしている、打ち止めの気持ちには気づいたが
自分は一緒にはいるべきでないと思っている。

浜面仕上(24)
現在はカーショップを経営しておりそこそこ成功している。滝壷とは現在同棲している。
アイテムの仲間達とは今もよく会っている。

土御門元春(23)
上条と同じ職場で働いており、もう暗部での仕事や魔術師としてのスパイも辞めている
最近ついに舞夏と結婚した。

とある昼時のレストラン

上条「・・・・・・・・」ボー

インデックス「ねえ、とうま、わたしの話聞いてるの、」

上条「あっすまん」

インデックス「なんか今日はとうま疲れてるかも、大丈夫?」

上条「うーん仕事が朝早かったからな」

インデックス「気をつけてね」

上条「おう、上条さんはは丈夫さが取り柄だからな」

インデックス「ふふ、知ってるんだよ」

上条「おっやばい昼休憩そろそろ終わりそうだ、じゃあ俺仕事に戻るから」

インデックス「うん、お仕事頑張ってね、とうま」

上条「おう、あと今日も一方通行達と飲んできて帰り遅くなるから、」

インデックス「わかっんだよ、でもほどほどにしてね」

上条「わかってるって、じゃあ行って来る」

インデックス「うん、いってらっしゃーい」





夜のとあるバー

浜面「よっ、大将と土御門お疲れさん先に飲んでるぜ」

上条「おう、お疲れさん」

土御門「お疲れぜよ、一方通行はまだ来てないのかニャー」

浜面「ああ、さっき向かってるって連絡があったぜ」

上条「そうか、じゃあ俺達も先に飲むか、結標さーんビール二つお願いしまーす。」

結標「はーい、ちょっと待ってね」

ヒュン

結標「はいどうぞ」

上条「おっ相変わらず早いですね。」

土御門「能力で移動しているからニャー、ついでになんか食うもんも頼むニャー」

結標「はいはい、ちょっと待っててね、」

上条「忙しそうだな、」

カラーン

浜面「おっ、一方通行がきたぜ、おーいこっちこっち」

一方通行「おう、邪魔するぞォ」

上条「お疲れさん、遅かったな、忙しいかったのか?」

一方通行「少しな、最近ニュースで話題になってる成人の男の不審死を調べていてなァ」

土御門「あーその話ならうちの方にもきてるぜい」

浜面「なんだそれ、なんか変な病気でもはやってんのか」

一方通行「さあなァ、ただ昨日まで普通に健康だった奴らが一晩でミイラ化して死んじまうっつうものだァ」

一方通行「原因も全く不明でいま警備員が事件と事故の両面で調べてやがる」

上条「いやな話だよな、うちのほうでは事件性はないって話だけど早く解決してほしいよな、」

土御門「その話なら気になる噂を聞いたぜい、なんでもその病気にかかるのわ浮気をしてる奴や、女癖の悪い奴らしいニャー」

浜面「なんだそれ」

一方通行「ッたくバカバカしィ話してんじゃねェ」

上条「それならモテない上条さんは安心だな、それに俺はインデックス一筋だし」

浜面「おっ惚気やがってこいつ、いいもーん俺には滝壷がいるし」

一方通行「そんな話はどうでいいとして昨日青髪とかいったか昨日あいつがここに来てたぞォ」

一方通行「なんでも、週末あたり一緒に飲みたいだとよォ」

上条「青髪かー、そういえば最近あってなかったな元気そうだったか?」

一方通行「一人で飲んでたのに隣で鬱陶しいくらい話掛けてきてたぜェ」

土御門「はは、あいつも相変わらずだニャー、それにあいつ高校卒業後大学で彼女ができたっていってたしな」

浜面「でもあいつ最近彼女とうまくいってなかったらしいぜ、どうしてもって合コンに誘われてそれに出たのが彼女にバ   レたらしくてさ」

上条「あいつそんなことしてんのか、今度あったら上条さんがぶん殴ってやらないと」



数時間後

一方通行「わりィ、今日は俺はもう帰るぜェ明日も早いんでなァ」

浜面「おっじゃあ俺も帰るとしますか、」

土御門「上やんはどうするんだニャー、まだ飲んでくのか」

上条「おう、俺はもう少し残っていくよ、じゃあな皆気をつけて帰れよ、」



それから数分後

上条「ふぅ、さて上条さんもそろそろ帰りましょうかねえ」

???「へえー結構いい店じゃない、」

店長「いらっしゃいませ、お嬢さんお好きな席にどうぞ」

上条「ん、あれって美琴」

御坂「あっいたいた、ねぇ隣すわっていい」

上条「いいけどなんでここ知ってんだ」

御坂「ふふ、黄泉川先生から聞いたのよいつもここで一方通行達と飲んでるって」

御坂(会えるかなって期待してたけど会えてよかった、しかも一人だし)

御坂「当麻と飲むのも久しぶりかも、今日は付き合ってもらうからね」

上条「うっ勘弁してくれ、上条さんは明日も仕事なんだぞ」

御坂「別にいいじゃない、」

御坂「あのさ当麻とあの娘が付き合ってどれくらいだっけ」

上条「いきなりどうしたんだ、まあもう3年になるかな暮らしてる時間はもっと長いけど、」

御坂「じゃあさそろそろ結婚とか考えてるの、当麻って仕事も安定してるほうだと思うし、」

上条「結婚かー、今の仕事についてまだ一年だしまだ早いかなって思ってる。」

上条「あいつに苦労かけたくないしな」

御坂「そんなにあの娘が大事なんだ」ギリ

上条「うん、どうした美琴」

御坂「え、あ、いや、なんでもないの」

上条「そうか、じゃあとりあえず飲むか」

御坂「そうね、なんかオススメとかあるの?」

上条「そうだなこの店なら、俺が今飲んでるラムコークっていうのがオススメかな」

御坂「じゃあ私もそれにしよっかな」

上条「おう、すみませーん、あれ結標さんもう帰っちゃったのかな」

店長「はいはい、なんでしょう」

上条「ラムコーク俺がお代りでこいつのも合わせて二つ頼むよ」

店長「かーしこまりました」



上条「はあー結構飲んだなー」

御坂「えへへ、わたしもー、結構酔っちゃった」

上条「てかお前は酔うの結構早かったよなそこはあれか、美鈴さんゆずりか」

御坂「ちょっとー、いまはママのことは関係ないでしょー私と飲んでる時にほかの女の話するなー」

上条「御坂お前飲みすってウワーいきなり抱きついてくるな」バッ

御坂「きゃっ、え、当麻は私のこと嫌いなの」ウルウル

上条「そんなわけないだろ、ハァー、今日はもう帰ろうぜ飲みすぎた」

御坂「いやー、当麻とまだまだ一緒に飲むのー」バッ

上条「わかったわかった、店長勘定頼む」

店長「はい、あーりがとうございまーす。」

上条「そいじゃ店長さいなら」

店長「お気をつけて」

御坂の家

上条「ほら美琴、家に着いたぞ」

御坂「.....んー」

上条「さて、そいじゃベッドに寝かしたし上条さんは帰りますか」

御坂「いや」ダキ

上条「うぉ、み、美琴さん、なにをしてるんです」

御坂「帰っちゃだめ、」ギュー

上条「」

御坂「私ね当麻のこと今でも好きだよ、高校生の時に告白して振られちゃったけど今でも気持ちは変わってない」

御坂「ううん、むしろあの時よりもっと好きになった、だから一回だけ」

御坂「私を抱いて」パサ

上条「あ、あの、美琴さんなんで服脱いでるんです。」

御坂「なんでってそれは当麻にシテもらうためだよ」

上条「」

御坂「見て胸だってもう私ママより大きいよ、当麻も大きいほうが好きなんだよね」

上条「みっ、美琴、落ち着け、な、今ならまだ取り返しつくから」

御坂「ダメ」ばっ

上条(ぎゃー、押し倒されたー)

御坂「当麻の力なら私どかせるでしょ、それをしないってことわ当麻も本当はシタいんでしょ」

上条「おっ俺は、」

上条(あーなんかいい匂いする、もう我慢できない)

御坂「ねっ」

上条「美琴~~~~~~~~」ガバッ

1夜目 罪人監獄

上条「んっ ここどこだ」

上条「てかなんだこの扉」フラフラ

上条「えっなんだここ、壁には鳥かごのような檻がたくさんあって、あのなかって、ひ、羊!?」

???「よくきたな上条当麻ここは罪人監獄、罪を犯した羊が死ぬまでとらわれる牢獄だ」

上条「なんだこの声というかここはどこだ」

上条「どうなってんだ確かバーで美琴と飲んでて、あーくそ、その後が思い出せねー」

見知らぬ羊「なあなあ君ひょっとここ初めてなん?」

上条「うっうわ~、羊がしゃべってる~」

見知らぬ羊「そうなん、僕には君が羊に見えるんやけど」

上条「えっ」

見知らぬ羊「ここでは皆そうなんや、みんな羊になってしもうとる」

見知らぬ羊「助かりたかったら上に行くしかないんや」

上条「なっ、なんだよそれ」

見知らぬ羊「そいじゃ僕はもう行くで、君もはよ登ってくるんやで、」

上条「とにかくこの石を登っていけばいいんだな、」

見知らぬ羊「あー、いい忘れとったわ、石は押したり、引いたりしても道にして登れるからそれで登ってくるんやで」

上条「ああ、色々ありがとう、」

見知らぬ羊「そいじゃ上で会おーな、上で皆もおる」

上条「とにかく上に登ればいいんだな、よーし」




上条「ん、鐘の音がするゴールが近いってことか」

上条「なんとか登ってこれたなあとはこの階段を登れば」

???「と.....ま...」

上条「!?」ゾク

上条「なんだ、あれ石の下から来るあれって、で、でかい口」

???「トーーーーーーーーーーーーーーまーーーーーーーーーーーー」ガチンガチンガチンガチン

上条「うわあああああああああああ」ダッ


休憩所

上条「はぁはぁ、なんだったんだあれ」

見知らぬ羊「あーよかった、君も無事だったんやな」

上条「あ、お前は、なあ教えてくれよ、ここはなんなんだ、あれはなんなんだ」

見知らぬ羊「落ち着きて、パニックになるのだけは絶対にアカンで」

上条「す、すまん」

見知らぬ羊「その様子やと君アレを見たんやね」

上条「アレって」

見知らぬ羊「でかいヤツのことや」

上条「ああ」

見知らぬ羊「僕の場合は彼女でな、いくら僕でもあれは好きになれへんわ」

見知らぬ羊「でもアレが来たってことは次で今日のは最後ってことやで、だから君もがんばりや、」

上条「そうなのか、ありがとうな励ましてくれて、俺アレを見た瞬間なぜか恐怖をこらえきれなくなって」

上条「でももう大丈夫だ、良し次に進んでやる」










見知らぬ羊「進むんなら奥にあるエレベーターから進めるで」

上条「これのことか、ん、なんだ隣にもカーテンがしてあるが人影がある誰か乗ってるのか」

???「どうした上条当麻早くそれに乗れ」

上条「ああ(女の声?)」

???「ではお前に聞こうお前にとって結婚とは人生の始まりか終わりか」

上条(なんだこの質問)

???「どうした早く答えろ」

上条「は、始まりだ」

???「そうか」

ウィーン

上条「動き出した」

ガチャーン

???「着いたぞさあ降りろ上条当麻」

上条「わかった、ここで本当に最後なんだな」

???「ああ、それは本当だ」

上条「よしやってやる」

???「がんばれよ上条当麻」ボソ

上条「え、おい最後、さっきなんていったんだ」

ヒューン

上条「あっ、降りていった」

続きは12時ごろにもしできれば書きたいと思います。
石田ルウについては禁書本編の別のキャラがその役目をしています。

とーーーーまーーーー

上条「やっぱりいたか、絶対生き残ってやる」

とーーーーーまーーーーー

上条「なんだありゃ、さっきと形が変わって腕まで生えてやがる」

上条「イン... デックス?」

追跡者「とーーーーーまーーーーーっにげるなーーーー」ガチンガチンガチン

上条「冗談じゃねー、あんなのに食われてたまるか」

ゴーン ゴーン 

上条「鐘の音ってことはもうすぐゴールか」

上条「あの化け物からもだいぶ距離もとれた、あとはこのまま登りきれば」

追跡者「とーーーーーまーーー、おなかすいたーーーー」バクバク

上条「ウソだろ石を食うなんてそんなのありかよ」

上条「でももうゴールだこのまま逃げ切ってしまえば」

見知らぬ羊「おう、君も無事やったんかいなー」

上条「お前も無事だったのか、よかった」

見知らぬ羊「よっしゃ、二人でこんなとこさっさと出ていこうで」

追跡者「にげるなーーーーーーーーーーーーー」ヒュン

上条「あいつっ飛んできて」

追跡者「」ガシ

見知らぬ羊「えっ、 うわあああああああああああ」

上条「やめろおおおおおおおおおおおお」

追跡者「アーーン」ヒョイ ゴクン






上条「ちくしょう、もう少しだったのに」

上条「お前だけは許さねえーーーー」ガッ パキーン

追跡者「あーーーーーーーーー」

上条「右手の力が聞いてるのか、なら」

追跡者「ぎゃあーーーーーーとうまーーーいたいーーーーーー」

上条「黙れ、お前はインデックスじゃない」

上条「この扉をくぐれば俺の勝ちだ」

上条「うっなんだこの光」ガチャン

???「ご苦労だったな上条当麻、これで罪人監獄はおわりだ、やっぱりお前は私が見込んだ男だよ、明日も楽しみにしている」






上条「うっうわあ」ガバ

上条「夢、あれ、だけど内容が思い出せねえなんだこれ」

上条「てかここどこだ確か店で飲んでて美琴が来て家に届けて、あ、」

御坂「んー、どうしたの当麻」

上条「」

御坂「ちょっとなに急に黙って」

上条「うわああああああああああああやっちまったああああああああああ」

御坂「ちょっと私は大丈夫だからあんたも落ち着きなさい、ね、」





上条「本当に申し訳ございません」ドゲザ

御坂「うーん、まあ誘ったのは私だし、それに当麻を好きって気持ちは本当だから、安心してあの子には言わないから」

上条「み、美琴さん」

御坂「その代わり平日の夜は私とあの店で飲むこと、いい?」

上条「えっ、でもそれって浮気になるんじゃ」

御坂「今更なにいってんのよ、嫌っていうならあの子にいっちゃおうかなー」

上条「うわー、それだけは勘弁してください美琴様」

御坂「ふふ冗談よ、ただ会ってお酒飲むだけなんだから大丈夫よ」

上条「そ、そうか、ってうわーもうこんな時間かすまん美琴、俺仕事行ってくるまたあらためてお詫びするから、じゃーな」ガチャン

御坂「はいはい、いってらっしゃい」

上条「あれは事故でしょ、事故だ、事故だ、事故だ、」ぶつぶつ

土御門「おい、カミやん」

上条「事故だ、」ぶつぶつ

土御門「おい上条当麻」ガン

上条「ぐは、なんだ土御門かどうしたんだ、真剣な顔して」

土御門「カミやん、落ち着いて聞いてくれ、今朝カエル医者の病院から青ピが死んだと連絡があった」

上条「えっ」

本日はここまでにしたいと思います。時間が掛かってしまい、失礼しました。

上条「なんだよそれ、土御門、冗談だよな!?」

土御門「悪いが本当の話だ、最近話題になっている男性の不審死と死因が同一のものだそうだ」

土御門「今朝方あいつの彼女が部屋を訪れて遺体を発見したそうだ」

土御門「最近は大人だけでなく大学生による被害もでていることからウチでも本格的に調べることが決定した」

上条「なんでだよ、一昨日まであいつ普通に元気だったんだろ、それがなんで急に」

土御門「それがこの事件の謎だ、俺自身魔術によるものだとも考えたが、全くそれらしい痕跡は見つからなかった」

上条「じゃあやっぱり未知の病原菌ってことなのか?」

土御門「それもわからない、一方通行も調べているが、司法解剖の結果もなにもわからず遺体は健康体そのものだったそうだ」

上条「そうか、なら俺達も早くこの事件について調べようぜ」

土御門「もちろんそのつもりだ、あーそうだ今日の晩に一方通行がいつもの店で話があるそうだ」

上条「今日か、悪いけど今日は俺飲む気分になれねーよ」

土御門「事件の話についてだそうだ、」

上条「!?」

上条「わかった、必ず行くよ」




上条「はぁ~、土御門に今朝のことを相談しようと思ったのにこんなことになるなんて」

雲川「やあ上条君、大丈夫かい、大分落ち込んでいるようだけど?」

上条「あ、雲川先輩どうしたんですかこんな所へ」

雲川「こんな所って職場が同じだから会うのは当たり前だけど?」

上条「いえ、先輩っていつも上の階にいるからどうしたのかと」

雲川「あーそのことかい、いや今朝方のニュースを見てね今朝亡くなった彼、君の友人だったろ」

上条「はい、一昨日まで元気だったらしいのに急に死んだみたいで俺も信じられなくて」

雲川「それはショックだったろ、私も君が心配になってこうして会いにきたんだけど」

上条「それはありがとうございます、でも俺だって落ち込んでばかりいられない、もうこれ以上犠牲者を出したくないんです。」

雲川「そうか、私にできることがあれば声を掛けほしのだけど」

上条「心配してくれてありがとうございます、それじゃ俺はこれで、」タッタッタ

雲川「ああ、」

雲川「ふぅ、しょうがない彼の為だ、ここはあの小娘の力でも借りるべきかな尺だけど」

夜のとあるバー

上条「わるい、待たせてな」

土御門「遅れてすまないニャー」

浜面「おーこっちこっち!」

上条「で、話ってなんなんだ一方通行」

一方通行「あァ、だがまずはお前に謝らせてくれ、医者の俺があの場で何か気づいていればこうはならなかったかもしれねェ」

上条「そんな、お前が気にすることじゃねえだろ、」

一方通行「それでも言わせてくれ」

上条「...」

土御門「それでお前が呼び出した条件はなんぜよ」

一方通行「あァ、まだ仮説ではあるが、死因についての話だ」

上条「なんかわかったのか!?」

一方通行「あァ、蛙医者の知り合いに大脳生理学の研究者がいてな、そいつの話によれば寝ている時に見ている夢によるショック死ではないかという仮説が報告されてきてな」

浜面「なんだそれ、夢をのせいで人が死んでるっていうのかよ」

土御門「にわかには信じがたい話ぜよ」

上条「あっ、ああそうだな(なんだ急に気分が悪くなってきた)」

上条「わるい、ちょっとトイレ行ってくる」




上条「はぁ~」

結標「あっ、上条君」

上条「ん、結標さんどうしました」

結標「今朝のニュース見たわ、彼ここにたまに来てたから覚えてるんだけど子萌の教え子だったんでしょう」

結標「実はここに来る前に心配で子萌の所によったんだけどあの人大分落ち込んでたわ」

上条「そうですか、俺も近いうちに会いにいってみます」

結標「お願いね、」




トイレ

上条「はぁ~、子萌先生大丈夫かな」

上条「顔でも洗うか」バシャバシャ

ヒヒヒヒヒヒヒヒヒ

上条「!?、いまなんか鏡に映ったような、き、気のせいか?」

上条「お待たせ」

浜面「おっ大将遅かったな」

上条「いや、途中結標さんと話しててな」

一方通行「どうしたァ」

上条「いや、子萌先生に会いにいってくれって頼まれてさ、」

土御門「こんな事になったからニャー、よし俺も一緒に会いにいくぜい」

上条「おう、ありがとよ」

浜面「よしっ、沈んでばかりもいられねえ、少し飲もうぜ」

一方通行「チッ、テメェはこんな時によく酒が飲めるなァ」

上条「まあまあ、浜面も励まそうとして言ってくれたことだし少しならいいじゃねえか」

一方通行「お前までかァ」

土御門「そうと決まれば注文しようぜい、おーい結標、注文頼む」

結標「はーい」

上条(みんなに今朝のことでも相談してみようかな)





上条「なあ、ちょっと皆に相談があるんだがいいか?」

浜面「おーう、どした大将」ゴクゴク

土御門「この土御門様も聞いてやるぜい」グビグビ

一方通行「・・・・・話してみろ」

上条「ああ実は昨日お前らが帰った後俺一人で残ってたろ」

浜面「ああ、そうだったな」

上条「実はその後美琴が来てさあ、二人で一緒に飲み始めたんだよ」

一方通行「オリジナルかァ、それでどうした、」

上条「俺もあいつも飲みすぎちまって、俺があいつを家に送っていく事になったんだが」

上条「その後の記憶が曖昧で気がついたら朝になっててあいつの家のベッドでお互い裸で一緒に寝てた」

浜面・土御門「!?」ブーーーーーーーーーー

一方通行「」

浜面「えっ、えっ、冗談だよな、それってうわk」

上条「ちッ、違うあれは事故だったんだ」

土御門「カミやん、こんな大変な時にそんなウラヤマけしからんこと、歯くいしばるぜよ」

上条「うわー、ちょっ、ちょっと待ってくれよ本当にあれは事故だったんだよ」

一方通行「それで向こうはなンていってンだ」

上条「あっああ、あいつは平日の夜に一緒に飲んでくれたらいいって」

浜面「おい、それってもう完全な浮気なんじゃ」

上条「やっぱそうなるよな、はぁ~あいつになんて詫びたらいいんだろ」

浜面「うわー大将、そりゃやっちまったな」ケッケッケ

一方通行「チッ、うっせーぞ馬面、テメェだってこれと全く同じようなことして俺に泣き付いてきただろうがァ」

上条・土御門「えっ!?」

浜面「うっうわバカお前、それはいわねえ約束だったろ」

一方通行「おォ、そうだったかァ、わりィが覚えてねえなァ」ニヤ

上条「なんだよ、お前だって人の事いえねーじゃねーか」ドン

土御門「それで相手誰かニャー?」

浜面「・・・・・・・・麦野だよ」ボソ

浜面「でもあれは本当に事故だったんだよ」ブワ




一方通行「こいつの場合は相手側がすンなり許してくれてなァ」

一方通行「滝壷とかいったか、あいつにもバレずうまくいったようだが」

浜面「あの時のことは本当に反省しております。」

一方通行「今回のお前の件はそう簡単にいきそうにはねえなァ」

上条「うぐっ」

浜面「まっ、まあ誠心誠意心を込めて謝れば向こうもわかってくれるって」

土御門「そううまくいくかニャー」

上条「よし、もう一度あいつに詫びてみるよ、そしてあの話は断る」

土御門「そうか、じゃあ俺達はそろそろ帰るとするぜよ」

浜面「そっ、そうだな、それじゃあ大将成功を祈っとくぜ」

一方通行「事件のことでまたなにか解れば知らせる」

上条「ああ、じゃあまたな」

上条「よし美琴を待つとするか」

数分後

御坂「あ、いたいた隣失礼するわ」

上条「おう、来てくれてありがとな、」

御坂「ふふ、お願いしたのは私のほうよ、」

上条「まあそうだけどさ、それでいきなり本題に入るんだがいいか?」

御坂「なに、どうしたの急に、」

上条「こうして平日の夜は一緒に飲むって話は無しにしてくれないか」

御坂「えっ!?」

上条「勝手言ってるのはわかってる悪いのは俺だ、でも俺にはインデックスがいるんだ」

上条「あいつをこれ以上裏切るようなことはしたくない、今回のことは本当にすまなかったと思ってる」

上条「だから許してくれ美琴」

御坂「・・・・・なによそれ、」

御坂「ふざけんじゃないわよ、あんなことしといて」

御坂「当麻が私を抱いてくれたときは本当に嬉かった、私にもまだチャンスがあるんじゃないかって」

上条「本当にすまなかった、俺にできることならなんでもするから」

御坂「じゃあ私と付き合ってよ、」ガン

上条「ダメだそれだけはできない、それ以外ならなんでもするから許してくれこの通りだ」ドゲザ

御坂「ちょっと!? 店の中で土下座なんてしないでよ、」

上条「いや、させてくれ今回のことは俺が本当に悪かった許してくれ」

御坂「はぁ~、もういいわ今日は帰る、でもまだ許してないから」ダッ

店長「ありがとうございました」












上条「はぁ~、なんとか謝ることはできたな」

結標「ちょっと上条君いまのって御坂美琴よね、なにがあったの土下座までしてたけど?」

上条「いや実はちょっと」

事情説明

結標「最低ねあなた、男の風上にもおけないわ」

上条「返す言葉もございません」

結標「それで、あのシスターの子にはまだバレてないの?」

上条「はい、話してはいません」

結標「はぁ~、まあ今回のことは深く反省することね」

上条「はい、そうします」

結標「昨日帰ってないのなら今日はもう帰りなさい」

上条「はい、お騒がせしてすみませんでした」



家の扉の前

上条「家にはついたが扉を開けるのがこわい」

上条「た、ただいまー」ガチャ

インデックス「とうまおかえり、昨日は帰ってこなかったね、また何か厄介事にまきこまれてたの?」

上条「ああ、連絡もよこさずにすまなかった、でも一つはもう片付きそうだから」

インデックス「そうなの、というか一つじゃないの」

上条「あっ、ああ今日はもう大丈夫だから」

インデックス「ふうん、じゃあちょっと待っててね今ご飯温めなおすから」

上条「おう、ありがとな」

上条(あの事はやっぱ言わないほうがいいよな)

インデックス「はい、とうまご飯温めたよ、」

上条「ありがとう」

上条「今日は飯食べたらすぐ寝ることにするよ、明日も忙しいし」

インデックス「うん、わかったんだよ、それじゃあわたしは先にもう寝てるね、」

上条「おう、わかった」

風呂から出た後

上条「さて風呂にも入ったし上条さんも今日は寝ますかね」









第3夜目拷問刑場

上条「ん、ここって」

???「今夜も来たか上条当麻、今夜の場所は厄介だぞ」

上条「ん、この声って」

???「やっと気付いてくれたのか、上条当麻//」

上条「いや、誰だ?って言おうとしただけなんだけど」

???「ちっ、相変わらず鈍いやつだ、いいか今夜の場所は罠が多く仕掛けられている場所だ」

???「この罠のある石は踏み続けていると罠が作動するようになっている」

???「罠の上では止まらずに進み続けろ、わかったな上条当麻」

上条「ああ、わかった、でもお前俺に色々教えてくれているけどいいのかそれ、」

???「構わない、お前は私にとって唯一無二の存在だからな、さぁもう行け、次は休憩所で会おう」

上条「ああ色々教えてくれてありがとう」

上条「ふう、さて今回はどんなところなんだ」ガチャ

上条「うっ、なんだここ血の匂い?」

羊「登らなきゃ、登らなきゃ、いやああ、行き止まりいい」

ズシャ

羊「ぎゃああああ」

ザクザクザクザク

上条「これがあいつのいってた罠なのかよ」

上条「よし罠の上では立ち止まらず、急いで」

羊2「邪魔だどけ」ドン

上条「うわ、っておいお前、その先は危険だ行くなー」

羊2「え」

ザクザクザクザク

羊2「ぎゃあああああああああ」グシャ

上条「クソ、」

ゴーンゴーン

上条「鐘の音!ゴールが近いのか」

スーツの羊「大丈夫ですか、ゴールの階段はこちらです」

上条「お前は、」

スーツの羊「自分もこの場所に連れてこられた者の一人です、」

上条「ありがとう、よし休憩所に行こうぜ、」

スーツの羊「詳しいんですね、ここには来たことが?」

上条「いや、俺もまだ2日しかここには来たことがない」

スーツの羊「そうですか、ならば詳しく調べる必要がありそうですね」

上条「そうだな、おっ休憩所についたぜ」

今日はここまでにしたいと思います。それとなぜかIDが変わってしまいました。

43について誤字訂正です。すみません

×第3夜目
〇第二夜目

上条「なんか前よりも人が増えたような」

スーツの羊「そうなんですか、あの街だけでもこれだけの人がここに来ているということでしょうか」

上条「あの街って、お前も学園都市の人なのか?」

スーツの羊「ええ、その様子だとあなたもなんですね」

上条「ああ、最近夢でここに来るようになっちまって」

上条「でも朝になって起きてみるとここのことは思い出せないようになってて」

スーツの羊「そうなんですか、これは自分の推測なんですが、最近街で起きている男性の不審死はここが関係しているのでは」

上条「何でそう思うんだ」

スーツの羊「ええ、最近騒がれている男性が落ちる悪夢の噂というものをご存知ですか?」

上条「ああ、浮気している男が見るっていわれてる夢のことだろ」

スーツの羊「はい、実はその噂が流れるのと同時期に不審死の事件も起こり始めていることがわかっていまして」

上条「そうなのか、まあ俺の場合は心当たりがあるんだが」

スーツの羊「逆に自分はなぜそうなったのかという心当たりはないんですが、現在交際中の方もいませんし」

上条「なら原因がないさら不明だな」

スーツの羊「はい、ではそろそろ行きましょうか、周りの話を聞いているとあまり長居はできないようですし」

上条「ああ、おっとそういえばそろそろ大きいヤツが来る頃だしな」

スーツの羊「大きいヤツとは?」

上条「ああ毎晩最後には登るのを邪魔してくるでかいヤツが現れるんだが、そいつが現れてもとにかく登り続けろ、」

上条「そいつは俺達のことを殺そうとしてくる、だから絶対捕まったりするな」

スーツの羊「そんな危険な物が、わかりました、ではあなたもお気をつけて」

上条「おう」ガチャ

エレベーター

???「よし、知っているとは思うが今夜もお前にはアレの相手をしてもらうぞ」

上条「いいからさっさと連れて行ってくれ、俺にはこんなとこさっさと出てやらなきゃいけないことがあるんだ」

???「ふふ、やはりお前はどんな時もあきらめない男なんだな、知ってるかお前の登りを見たほかの羊が生き残っていること」

上条「そうなのか、じゃあなおさら死ぬわけにはいかないな」

???「ふふ、お前なら大丈夫だと思うが油断はするなよ、では行ってこい」

上条「おう」

ガチャ ウィーン

上条「さて今夜はなんだ、」

ギュイーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

上条「なんだこの音」

追跡者「ヒヒヒヒヒヒヒ、トーーーーーーーーーーーーマーーーーー」ギュイーーーーーーーーーーーーーーーーン

上条「うわああああ、あっあれってひょっとして美琴の砂鉄の剣!?」

上条「冗談じゃねえ、あんな大きさのもん食らったら右手じゃ消しきれずミンチになっちまう」

上条「なんだよ美琴のやつまだ許してくれてないってことかよ」

上条「いや違うあれは美琴じゃない、必ず逃げ切ってやる」

上条「クソ、ここも相変わらず罠だらけなのかよ思ったように進めねえ」

追跡者「ゼッタイニハナサナイカラーーーー」ギュイーーーーーーーーーーーーン

上条「うおおお!?来るんじゃねーーーーー」ダッ

上条「待てよ昨日のヤツに俺の右手が効いたからひょっとしてこいつも、なら」

上条「おらああ、これならどうだーーー」パキーン

上条「よし効いてる」

追跡者「イヤアアーーーーーッヤメテーーーーーーーーーー」

上条「消えていってる、よし今の内に」

ゴーンゴーン

上条「鐘の音!?もうすぐか」

追跡者「マテヤコラーーーーーーーーーー」ギュイーーーーーーーン

上条「うわああああ!?復活してきたー」ダッ

上条「でももうゴールに着いた、俺の勝ちだ」ガチャ

追跡者「イヤーーーーーーー」

上条「扉の光で苦しみだした」

追跡者「ガッ」シュン

上条「消えた、よし俺の勝ちだ」ガチャン

???「ふふ、ここも生き残ったか、また明日来るのを楽しみにしているぞ上条当麻」

???「あっ、そういえば世話話をしていて質問をするのを忘れていたな、まあいいか」

上条の家

上条「んっ、あれまた何か変な夢見てたような、でも思い出せねえ、なんだこれ」

インデックス「あっおはようなんだよ、とうま」

上条「ああ、おはようインデックス」

インデックス「とうま、なんだかとてもうなされてたけど大丈夫?」

上条「えっ、うなされてた、うーんでも夢の内容は覚えてないんだよなあ」

インデックス「そうなの、わたし心配したんだよ」

上条「大丈夫だって、じゃあ顔洗ってくるわ」

インデックス「うん、じゃあわたしは朝ご飯の準備してるね」

上条「おう、ん、誰かからメールが着てるな誰だろ、って美琴からか、あれ本文抜きで画像しかない」

上条「!?」

上条(この写真って俺が美琴と寝ちまった時の、こんな写真撮ってたのか)

上条(もう一度本気で謝って削除してもらうしかない)

上条(元はといえば俺が悪いのか、なんとしてもあいつに許してもらわないと)

インデックス「とうまーご飯の準備できたんだよー」

上条「おう、いま行く(これ以上あいつ裏切ることはできねえ)」

仕事場

上条「さて事件のことなにから調べるかな」

土御門「ようカミやん、おはようぜよ」

上条「おう、おはよう、なあ事件のことどう調べる?」

土御門「そのことなら、イギリスから助っ人として天草式を呼んでおいたぜい」

上条「あいつらが来てくれるのか、それは心強いな」

土御門「まだ魔術的な線も捨てきれないからな、」

上条「よしじゃあ俺達もなにか調べようぜ」

土御門「そうなんだがカミやんには小萌先生に会いに行ってほしいんだニャー」

上条「小萌先生?」

土御門「なんでもあの事件以来学校を休んでいるらしい」

土御門「吹寄と姫神が会いに行ったが扉越しで話して顔は見せてくれなかったらしい」

上条「!?」

上条「わかった、じゃあ今から行ってくるよ」

土御門「すまないな、俺も行きたかったんだが、副理事長に呼ばれていてな」

上条「雲川先輩に?」

土御門「ああ、なんでも夢が原因という仮説から心理掌握に捜査協力を依頼したそうだ」

上条「食蜂か、科学と魔術両方の線から調べ始めるんだな、よし必ず解決しようぜ」

土御門「ああ、青髪のためにもな」





小萌のアパート

上条「よし、小萌先生に会うか、って誰か先に来ているな」

吹寄「上条!?お前も先生に会いに来てくれたのか」

姫神「上条君。小萌が。」

上条「ああ、話は聞いてるよ、俺のほうからも話してみるよ」

上条「小萌先生、」コンコン

小萌「かっ、上条ちゃん」ガチャ

上条「先生、大丈夫ですか、皆心配にしてたんですよ」

小萌「すみません、本来なら先生が生徒である皆さんを励まさないといけないのに」

吹寄「そんなっ」

姫神「小萌。無理しないで。辛いのは皆一緒なの。」

上条「そうですよ、あいつのこと本当に悲しいけどそれを一人で抱え込むことはないじゃないですか」

上条「あいつが死んでクラスの皆が悲しんでる、だから先生も一人にならず皆と一緒に悲しみましょう」

小萌「うっ、上条ちゃん、うわああああん」ダキ

上条「先生」

姫神「小萌。」(上条君と抱き合ってる。すこし羨ましい)

数分後

小萌「皆さんのおかげで少し元気がでてきました、本当にありがとうございます」

上条「それはよかったです、もう一人で抱えこまないでくださいね」

小萌「はい、それでですが先生は今から、学校に行こうと思うのです。」

吹寄「そんなまだ無理しないほうが」

小萌「いえ、先生を待ってる生徒ちゃんたちがいるのです。休んでばかりいられません」

上条「そうですか、じゃあ俺達もそろそろ行きますね、また来ますから」

上条「よし、俺も仕事に戻るか」

吹寄「おい上条、」

上条「ん、どうした吹寄」

吹寄「今日は来てくれてありがとう、私達だけじゃ小萌先生をあそこまで元気付けられなかった」

上条「そんなことねえよ、お前ら昨日も先生に会いに来てくれたんだろ、こっちこそありがとな」

吹寄「うん、ねえまた集まらない、今度はクラスの皆で」

上条「ああ、それとやっぱり吹寄って本当に優しいんだな」

吹寄「当たり前でしょう、それじゃあ私も行くわ、また連絡するから」

上条「おう」











姫神「上条君。」

上条「どうした、姫神」

姫神「あのね。私にも小萌にしたみたいに抱いて励ましてほしい。」

上条「こっ、こら姫神さんこんな時に冗談なんて言うんじゃありません」

姫神「ううん。冗談じゃない私だってすごく悲しいから。」

上条「うっ、しかし」

姫神「お願い。」

上条「しかたない、ほれ来なさい姫神さん」バッ

姫神「」ダキ

上条(うおおおお、柔らかい部分があたってますけどー)

姫神「うっ、なんで、なんで彼が、」グスッグスッ

上条「!?」(姫神が本気で悲しんでんのになに考えてんだ俺は)

上条「すまん、姫神」ガシッ

姫神「!?、ありがとう。上条君」ダキッ

上条「ほら、もう大丈夫か?」

姫神「うん。それじゃ私もこれで。励ましてくれて本当にありがとう」

上条「おう、またな、今度はクラスみんなで、」

上条「さて、俺も戻るとするか」

統括理事会副理事長室

土御門「よう、呼ばれたとおりに来たぞ」

雲川「やあ、待っていたよ土御門、第5位はもう来てるけど」

食蜂「こんにちはぁ、土御門さん」

土御門「ああ、それで、俺になんのようがあったんだ」

雲川「そうだね、全員そろったし始めるとしようか」

雲川「単刀直入に言うと被害者達の死亡原因が判明した」

土御門「!?」

食蜂「巷じゃあ夢の中で死ぬと言われてたけど本当にその通りだったとはねぇ」

土御門「馬鹿な、どうやって人が夢で死ぬなんていうんだ」

食蜂「そうよねぇ~、信じられないわよねぇ」

雲川「だが真実だ、第5位が被害者の脳から調べた結果だ」

食蜂「正確には精神だけ別の場所に移動させられてそこで殺されているというべきねぇ」

土御門「それはどこなんだ」

食蜂「さあねぇ、断片的にしか見えなかったけど、見えたのは石だけねぇ」

土御門「石?」

食蜂「ええ、そうよぉ、四角い形をした石が天高く積み上げられていたわぁ」

土御門「見えたのはそれだけか?」

食蜂「ええ、ほかのものは見れなかったわぁ」

雲川「まあ君に伝えたかったのはそれだけだ、戻っていいぞ」

土御門「そうか、それじゃ失礼するぞ」

食蜂「あ、ちょっと待ってぇ、土御門さん」

土御門「なんだ」

食蜂「その、最近御坂さんと上条さんってなにかあったの」

食蜂「最近の御坂さん妙に浮かれているというか」

土御門「………さあ、俺はなにも、」

食蜂「………」

土御門「おい、どうした」

食蜂「えっ、そ、そう」

土御門「それじゃあ俺はもう行くぞ」

食蜂「」

雲川「どうした顔色が優れないようだけど」

食蜂「…なんでもないわ、それじゃあ私も失礼するわね」

タッタッタ

食蜂「………」

食蜂「あの女、よくも上条さんに」ギリ

仕事場

上条「おーい、土御門戻ったぞ」

土御門「どうだった小萌先生は?」

上条「ああ、大分落ち込んでたけど少しは元気になってくれた」

土御門「そうか」

上条「それでそっちはどうだったんだ、雲川先輩に呼ばれてたんだろ?」

土御門「ああ、被害者の死亡原因が判明した」

上条「!?」

土御門「被害者は夢の中で精神だけを連れていかれそこで殺されているらしい」

上条「なんだそれ!?」

土御門「さあ、第5位の話によると詳しいことはほとんど分からなかったらしい」

上条「そうか、でもこれで少しは前進したってことだろ」

土御門「そうだな、それにそろそろ」

プルルルル

土御門「お、来たようだニャー」

ピッ

土御門「もしもし」

土御門「ああ、わかった、今からカミやんとそっちに向かうぜい」

上条「ひょっとして、神裂達か」

土御門「ああ、今到着したそうだぜい、」

空港

土御門「確かこの辺にいるらしんだがニャー」

上条「お、あそこにいるぞ、」

神裂「お久しぶりです、上条当麻」

上条「いやー来てくれて本当にありがとな」

神裂「いえ、貴方の頼みならば私達はすぐに駆けつけると決めているので」

五和「あっ、あの、お久しぶりです上条さん」

上条「おう、五和も元気だったか?」

五和「は、はい、上条さんもお元気そうで」

神裂「五和、私は今から今回の事件について伺うので話はまた後で」

五和「うっ、すみません女教皇、それじゃあ、上条さんまた後で」

上条「おう、じゃあな」

神裂「上条当麻、私達は遊びに来たわけでは」

上条「少し位なら大丈夫だよ」

神裂「しかしっ」

建宮「まあまあ、女教皇もそうヤキモチ焼かず」

神裂「ちっ、違います、それに…、彼にはインデックスがいますし…」

建宮「いやいや今はそうかもしれんが、女教皇の魅力に掛かれば」

バキィ

建宮「グハァ」バタン

対馬「なに馬鹿なこと言ってるの、この馬鹿は」

上条「対馬さん!?」

対馬「お久しぶりね上条君、うちの馬鹿旦那が迷惑掛けたわ」

上条「いえ、そんな」

建宮「そうなのよな、俺はただ悩んでいる女教皇にアドバイスを」ガバ

対馬「フン」グシャ

建宮「ブハァッ」

対馬「それじゃあ上条君、女教皇、ご迷惑お掛けしました」ズルズル

神裂「……」

上条「はっ、はは、そういえばあの二人結婚したんだったな」

神裂「ええ、あの二人を見ているととても幸せそうで」

上条「そっ、そうだな」

上条「よし、それじゃあ事件のことを詳しく話すから」

神裂「わかりました」

上条「あれ土御門、さっきまでここにいたんだが、どこ行ったんだあいつ」

神裂「それなら、二人で今後の話し合いを始めましょうか」

上条「そうだな」

建宮「おー、痛い、なにも本気で踏むことはないのよな」

土御門「よう、久しぶりだニャー」

建宮「ん、お前さんは女教皇について行ったんじゃなかったのか」

土御門「そっちはカミやんがいるから大丈夫ぜよ、ところで少し耳に入れておきたい話があるんだがどうだニャー」

建宮「どうしたのよな?」

建宮「おー、痛い、なにも本気で踏むことはないのよな」

土御門「よう、久しぶりだニャー」

建宮「ん、お前さんは女教皇について行ったんじゃなかったのか」

土御門「そっちはカミやんがいるから大丈夫ぜよ、ところで少し耳に入れておきたい話があるんだがどうだニャー」

建宮「どうしたのよな?」

事情説明

建宮「!?」

土御門「全部本当の話ぜよ」

建宮「まさかあの上条当麻が浮気とはな、これは面白いことになりそうなのよな」

土御門「実はそれがそうでもなくてニャー」

建宮「どうしたのよな」

土御門「実はすでに一人にバレてしまってな」

建宮「なるほど、それはヤバイことになりそうなのよな」

土御門「ああ、これからカミやんをまだ諦めていない女達が更なる誘惑を掛けてくるにちがいないニャー」

建宮「これは下手すりゃ、今から調べる事件よりも」

土御門「ああ、だからカミやんが危険な時は助けてやってくれ」

建宮「そりゃ、女教皇には話せないことなのよな、よしこの俺に任せるのよな」

ジー

土御門「!?」ビク

建宮「どうした」

土御門「いや、今誰かそこにいたような」

建宮「誰もいないのよな」

土御門「…」

土御門「それなら、俺はもう行くが、なにかあったらよろしく頼むニャー」タッタッタ









五和「上条さんが浮気」






これにて投下終了です
途中連投してしまい失礼しました

続きは明日書きます

夜のとあるバー

上条「はぁ~、今夜も美琴に会わないといけないのか」

浜面「おいおい、許してもらったんじゃないのか?」

上条「いや、昨日は怒って帰っちゃったからな」

一方通行「しつけェ女だ、なら徹底的に無視してやればいいだろ」グビ

土御門「まあ、カミやんの性格上そういうことはできないんだニャー」

上条「ああ、あの事は俺が悪かったと思ってる、だから美琴には許してほしい」

一方通行「そりゃァ無理だな、あいつはかなり前からお前に惚れてたンだろ?」

一方通行「最近諦めかけたと思ったらコレだ、意地でも話さないと思うぜ」

上条「うっ、」

浜面「それに、聞いた話によると写真まで撮ってたんだろ、それあの子に見せられたら」

上条「いっ、いやだ、そんなことになったら、俺殺される」ブルブル

浜面「はは、怖がるのそっちかよ」

上条「いや、本当に怖いんだって、この前なんて御坂妹の買い物に少し付き合っただけで」

土御門「インデックスは束縛が激しそうだからニャー」

一方通行「じゃア、いっそ乗り換えるってのはどうなンだ」

上条「えっ!?」

一方通行「お前ここでさんざん愚痴ッてたろ、同じ二人が永遠に一緒にいるなンて無理なンだよ」

上条「…それは」

一方通行「…ワルい、少し飲みすぎたみてェだ、トイレ行ってくる」ガタッ

浜面「あいつどうしたんだ急に」

土御門「あいつもあまり話したがらないが打ち止めのことで悩んでるからな」

上条「そうなのか、あいつそういう話は全くしないけど」

土御門「打ち止めが学生寮で暮らし始めてからもう自分は必要ないと考えているみたいでな」

浜面「なんだよそれ、打ち止めはあいつのことがずっと好きだったのに」

土御門「一方通行自身も打ち止めの気持ちには気づいているが」

上条「ならなんで」

土御門「それは許されないことだと思ってるらしい」

上条「あの実験のことか」

土御門「ああ、」

浜面「そんなこと関係ねえよ!!、関係ねェェんだよォォォ!!」ガン

上条「!?」

浜面「気持ちが同じなら、そんな事気にせずに一緒になりゃあいいんだよォ」ブワッ

一方通行「ッたく、なに騒いでやがるンだ」

上条「一方通行!」

一方通行「土御門テメェッ、余計なこと言いやがッて」

土御門「なんのことだニャー、俺は知らないぜい」ニヤッ

一方通行「クソッ、今日はもう帰る」

浜面「おーそれじゃー、俺もー」フラッ

土御門「おいおい、大丈夫か?しょうがないこいつは俺が家に届けるか」

一方通行「お前はまだ残るンだろ」

上条「ああ、今日こそ美琴に許してもらわないと」

一方通行「勝算はあるのか」

上条「…どっ、土下座なら」

一方通行「……まァ、がんばれ、死ぬなよ」

土御門「それじゃあカミやン生きてたらまた明日な」

上条「おい不吉なこと言わないでくれ」

カラーン

上条「はぁ~、なんか怖くなってきた」

これで投下終了です。
続きは夜できたら来ます。

数分後

カラーン

上条「お、だれか来た」

神裂「やはりここにいたんですね上条当麻」

五和「こんばんは上条さん」

上条「神裂と五和?どうしたんだよ、こんな所で」

神裂「インデックスから毎晩ここで友人の方々と一緒だと聞いたことがあったので」

五和「私は上条さんと久々にお話がしたかったので」

上条「そうなのか、でもすまないんだが俺この後ここで人に会わないといけなくて」

五和「そうなんですか?それなら私達もご一緒してよろしいですか」

上条「いや、それはちょっと」

神裂「どうしたのですか、まさか女性と会うつもりだったのですか」

上条「うっ、まあそうなんだが決してそういう関係じゃ」

五和「あの、どうしてもダメですか」ウルッ

上条(しょうがない御坂との話は明日にしよう)

上条「いや、大丈夫だぞ、あいつには俺から話すから」

神裂「そ、それじゃあ失礼します」

五和「それじゃあ上条さん横に失礼しますね」ギュッ

上条(うおおおお、落ち着け上条当麻、なに考えてんだあんなことがあったばかりなのに)

神裂「こら五和、あなたばかりずるいです、私だって」

上条「えっ!?」

神裂「あっ!?、いえ、その私も貴方と久々にお話できればと思っていたので」

上条「そうなのか」(落ち着け俺、今のは俺が聞き間違えただけだ)

五和「あの、それじゃあ乾杯でもしませんか」

上条「おう、それじゃあ」

カラーン

御坂「ああっもう、いいかげんしつこいのよ、」

食蜂「そういう訳にはいかないわぁ~、上条さんはあなたのものじゃないものぉ~」

御坂「このっ、帰らないと痛い目に合わすわよ」バチバチッ

食蜂「あらこわ~い」ピッ

御坂「くっ、一般人を盾にするな」

食蜂「それじゃあ、ご一緒させてもらうわねぇ~」タッタッタ

御坂「ああっ、待てこのっ」ダッ

食蜂「あらぁ、やっぱり上条さんここに、え!?」

御坂「この待ちなさいっ、!?」

上条「ははっ、よう美琴」ブルブル

御坂「……ねえ、」ギロ

上条「はい」

御坂「説明してくれるわよねぇ」


上条「実は今海外から友達が遊びに来てて、御坂もこの二人は会ったことあるだろ?」

御坂「ああ、昔アンタと一緒に戦ってた人よね、たしか神裂さんと五和さんだったかしら」

神裂「はい、お久しぶりです、御坂さんでしたよね」

五和「どうも」

上条(よかった、なんとかなりそうだ)

御坂「それで、今日の夜は私と二人の約束じゃなかったかしら?」

上条「うっ、それは」

御坂「というわけなのであなた達は帰ってもらえませんか」

上条「おい、いくらなんでもそれは」

食蜂「そうよぉ~、御坂さん、勝手すぎるわぁ~」

御坂「でもっ」

上条「頼むよ」

御坂「…わかった」

上条「実は今イギリスから友達が遊びに来てて、御坂もこの二人は会ったことあるだろ?」

御坂「ああ、昔アンタと一緒に戦ってた人よね、たしか神裂さんと五和さんだったかしら」

神裂「はい、お久しぶりです、御坂さんでしたよね」

五和「どうも」

上条(よかった、なんとかなりそうだ)

御坂「それで、今日の夜は私と二人の約束じゃなかったかしら?」

上条「うっ、それは」

御坂「というわけなのであなた達は帰ってもらえませんか」

上条「おい、いくらなんでもそれは」

食蜂「そうよぉ~、御坂さん、勝手すぎるわぁ~」

御坂「でもっ」

上条「頼むよ」

御坂「…わかった」

食蜂「それじゃあ席失礼するわねぇ~、そこのあなた上条さんの隣どいてくれない」

五和「えっ!?」

神裂「ちょっとあなた、後から来ておいて失礼なのでは」

食蜂「あらぁ別にいいじゃない、上条さんとは私のほうが親しいんだし」

神裂「そういう話ではありません」

上条「おい、落ち着けって、食蜂も今回は我慢してくれ」

食蜂「あなたに言われたらしょうがないわねぇ、それじゃあ私のことミサキって呼んで」

御坂「こいつ、調子にのって」

上条「それだけでいいのか」

御坂「ダメよ、こいつの言うことなんか聞いちゃ」

神裂「あのこの方も困っているようですし、そのへんで」

御坂「うるさいわね、なによそんな格好して」

神裂「違います、これは」

食蜂「そうよ、そんな服装で上条さんを誘惑しないで」

神裂「うるっせぇんだよ、ド素人共が!!」

御坂食蜂「!?」

神裂「後から来ておいてベラベラベラベラ、いいからさっさと座れ」

御坂食蜂「…」サッ

上条「ありがとう神裂、正直俺だけじゃどうにもならなかったよ」ボソ

神裂「引いたりしないんですか?」

上条「いや、ホントに助かったよ、ありがとな」

神裂「いえ、そんな///」

五和「……」

今回はここまでで投下終了です

投下遅れてすみません、今から投下します

上条「それじゃあ皆落ち着いたみたいだしもう一度乾杯でも」

御坂「その前にちょっといい」

上条「どうした?」

御坂「ここではしょうがないけど、後で私に付き合って」

食蜂「それはダメよぉ~、御坂さん、あなたまたそうやって上条さんを家に連れ込むつもりでしょう」

神裂「!?」

五和「やっぱり本当なんだ」ボソッ

上条「違うあれは事故で」

神裂「上条当麻、あなたは彼女がいながらそんなことを」カチャッ

上条「うわっ、落ち着いてくれ神裂」

五和「はぁ~、女教皇、もう言い訳はやめたらどうです」

神裂「五和?」

五和「上条さんにはインデックスさんがいるのに、皆さん未練がましく嫉妬して」

御坂・食蜂「!?」

五和「いまさらこの人にとっての一番になろうなんてそんな都合のいいこと」

上条「おい、どうしたんだよ、五和」

神裂「そういえばこの子はお酒は好きでも強いほうではなかったような」

五和「私のことはいいんです、それよりも」ジー

上条「!?」ビクッ

五和「どうせ、ならここにいる皆さんで平等にするっていうのはどうですか?」

神裂「五和、あなたさっきからなんてこと!」

五和「それじゃあ、女教皇は抜きで、御坂さん達はそれでも大丈夫ですか?」

神裂「!?」

御坂「…しょうがないわね」

食蜂「いいわよぉ~、けど御坂さんはもちろん最後よね」

上条「おい、お前らさっきからなんてこと話して」

ガシッ

上条「!?」

神裂「…」

神裂「五和、私にも」

五和「ええ、わかってますよ、女教皇もずっと上条さんのこと好きでしたもんね」

五和「それじゃあ、皆さんの意見もまとまりましたし」

食蜂「そうねぇ~、そろそろ行きましょう」

上条「ちょっと待て、どこに連れくんだ、頼む店長助けてくれ」

店長「いえ、しかしそんなことすれば私の命が」

御坂「」ジーッ

上条「ちくしょう、結標さんは今日に限って休みかよ」

店長「はい、なんでも前に居候していた方を慰める会をするとのことでして」

上条「神裂、頼むから離してくれ、お前はそんな奴じゃないだろ」

神裂「上条当麻、許してください、でも私の気持ちは本当なんです」ウルッ

上条「うっ」

五和「それじゃあ、行きましょうか」

上条「いやだ~」ズルズル

ガチャン

店長「またのお越しを」

第三夜目 審問法廷

上条「んっ、ここって」

???「今夜も来たな、上条当麻」

上条「あっ、お前」

???「今夜の場所は審問法廷、思考力が大事になってくる、考えることをやめた瞬間に死ぬぞ」

???「まあ硬い話はこれくらいにして、お前がこうしてここに来てくれるのは、お前にとって辛いだろうが、私にとっては少し嬉しいことなんだ」

上条「嬉しいことってお前ひどいこと言うんだな、てかお前は誰なんだよ」

???「鈍感め、そうだな今は言うことができないが、お前に助けられた元”神”とだけ伝えておこうかな」

上条「神?」

???「おっと、少ししゃべりすぎてしまったかな、ほら、行ってこいお前なら大丈夫だから」

上条「?、ああ、行ってくる」

ガチャ

今日の投下はここまでです。続きは明日書きます

上条「なんだよここ、山みたいに高い」

上条(でもこれを登らなきゃ、むこうに生きて帰れない)

上条「よし、やってやる」

タッタッ

山羊「おい、そこの羊」

上条「えっ、うわああああ、羊だけじゃなく山羊がでてきたー」

山羊「あー、うるせェ、わめくんじゃねェ、それに山羊ってなんだ」

上条「あ、そうか自分では動物の姿をしているのかわからないんだっけ」

山羊「オイ、なに話してる、それにここはどこだ、目がさめた瞬間ここにいた」

上条「いいか、よく聞いてくれ、ここではこの石の山を登らないと死んじまう」

山羊「はァ、なに言ってんだァお前」

上条「信じられない気持ちはわかる、でも信じてくれ」

山羊「…おい、とにかくこの石の山を登ればいいんだな」

上条「信じてくれるのか?」

山羊「勘違いするな、俺はまだテメェを信用したわけじゃねェ」

上条「ああ、それでもありがとう」

山羊「ちっ」

休憩所

上条「最初はあの山羊の心配してたけどいらないみたいだな、ハハッ」ボー

山羊「なにいってんだオマエ、こんな石遊び楽勝に決まってんだろォ」

上条「俺はあれだけ苦労してたのに」

山羊「まあ、ここじゃあ能力は使えねェみたいだが体は思い通りに動くんでな」

上条「お前、能力者なのか?」

山羊「まあな」

上条「そうだお前に伝えることがあった、そろそろ今夜のデカイのが来る」

山羊「デカイの?」

上条「ああ、自分に関係のある人に似た化け物が襲ってくるんだ」

山羊「…」

上条「とにかく俺ももう行くけどお前も気を付けてくれよ」

山羊「…」

???「さて今夜もこの時が来たな」

上条「あの山羊大丈夫かな」

???「あー、今日来た奴の事か?」

上条「なんだ、お前も見てたのか?」

???「ああ、確かに奴は登り方はすごいがそれだけのやつだ、長くは持たないだろうな」

上条「お前なんてこと言うんだ、いくら助けてくれているからってそんなこと言うのは許さねえぞ!」

???「!?」

???「すまない、今言ったことは謝る、だから許してくれ」グスッ

上条(えっ、泣いてる)

上条「いや、俺もちょっと強く言い過ぎた、すまん」

???「よかった、お前に嫌われたら私は」

上条「そんなことにはならないよ、それじゃあそろそろ」

???「待って、その前に一つだけ質問させてくれ」

???「正しいと信じられる事なら、誰でも叱れるか?」

上条「またこの質問か、まあ割と叱れるほうかな」

???「ふふっ、そうだな」

上条「質問が終わったんなら、そろそろ行くぜ」

???「わかった、必ず明日もここで会おう、待ってる」

上条「ああ」

ウィーン

投下終了です

ガチャン

上条「さて今夜はなんだ」

追跡者「トウマーーーーー」

上条「うわーーーー、またインデックスかよ、しかもあの格好、ウェディングドレス?」

追跡者「マテーーーー」バッ

上条「うわああ、来るなーーー、その歯をしまえーーー」

追跡者「ウガーーーーーー」

上条「ふざんけじゃねえ、こんなところで死ねるかよ」ダッ

追跡者「ニーガーサーナーイ」

上条「俺は絶対こんな所から帰るんだ、捕まってたまるかよ」

山羊「…」

上条「あっ、あの山羊って、おいお前、逃げないと捕まるぞ!」

山羊「オレは」

上条「おい大丈夫か、どこかケガしたのか」

山羊「いや」

上条「じゃあなんで逃げないんだ」

山羊「オレはアイツらからは逃げられねェんだ、これがアイツらの望んでいることなら、オレはここで」

上条「バカ野郎、なに死のうとしてんだよ、お前」

山羊「てめェには関係ねェだろ、黙ってろ」

上条「関係ある、目の前で死のうとしてる奴ほっとけるか」

山羊「…」

上条「ほら、逃げるぞこっちだ、ってあれ、行き止まり」

山羊「はぁ~、オイ、こっちだ」

上条「おっ、おう、ありがとう」(うわー格好付けといて恥ずかしいー)

追跡者「マテーーー、ニゲルナーーーー」バクバク

上条「うわあああ、あいつまた石食ってやがる」

山羊「オイ、確かアレは見る奴によって、姿が違うんだよな」

上条「ああ、俺の場合は同棲中の彼女が、お前の場合は?」

山羊「オレのは、いや聞かねェほうがいい」

上条「うっ」

ゴーンゴーン

上条「鐘の音!?ゴールが見えたぞ」

山羊「あの扉でここから出られるのか?」

上条「ああ、よし着いた、あとは扉をくぐれば」

ガチャ

追跡者「トウマーーーーー」

上条「うわあああ、口開けて飛び掛ってきたー」

山羊「!?」


追跡者「ギャアアアアアア」

上条「なんだ?、扉から漏れた光に当たって消えた!?」

山羊「助かったのか」

上条「らしいな、よしこんなとこさっさと出ようぜ」

山羊「ああ、それと今回は世話になったな」

上条「おう、それじゃあな」

ガチャン





上条「んっ、あれ、また変な夢見たような、てかここどこだ」

御坂「あっ、おはよう、もう皆行っちゃったわよ」

上条「えっ、なんで美琴さんがいるんです」

御坂「なんでってそりゃあ、昨日皆でシタんだから、当然でしょ」

上条「えっ!?」

御坂「えっ、なにアンタ覚えてないの!」

上条「そんな話信じられるわけ、あっ」

上条(確か昨日いつもの店で、散々もめた後)

御坂「どう、思い出した?」

上条「ああ」

御坂「あはは、なによアンタその顔、真っ青になってるじゃない」

御坂「大丈夫よ、誰もバラしたりしないから」

上条「そういう問題じゃあ」

御坂「それで、あのさ私はアンタがよければ今の関係のままでもいいかなって」

上条「ふざけんな、こんな関係絶対にいいはずがねえ」

御坂「ふーん、それじゃああの子に言っちゃおうかな」

上条「それは待ってくれ、俺はインデックスのことが」

御坂「それじゃあ、毎日って言わないたまにでいいから、おねがい」

上条(ちくしょう、どうしたらいいんだよ)

夜のとあるバー

上条「…どうしよう」

一方通行「…」

浜面「ばれてた、ばれてた」

結標「うわ、三人ともなんて顔してるのよ、土御門、あなた何か知らないの?」

土御門「カミやんのことなら知ってるが、あとの二人のことは知らんぜよ」

浜面「あ~、どうしよう、理后に麦野とのことバレてた、どうしたらいいんだ」

土御門「バレてないんじゃなかったのか?」

浜面「いつの間にか知ってたんだよ、今日の朝普通の笑顔で怒った様子もなく話してきて」

土御門「それは余計怖いニャー」

浜面「だろ、それで仕事で一緒の時も全然変わった様子がなくて」

土御門「夜寝ている時に気を付けべきだニャー」

浜面「怖いこというなよ、最近変な夢も見るし」

浜面「それでそっちの二人はどうなんだ、まあ上条のほうはわかるが」

上条「なにも聞かないでくれ」

土御門「大方、御坂美琴とネーチン達が揉めたってところじゃないかニャー」

上条「それだけならどれほどよかったか」

土御門「これは重症だニャー」

浜面「それで一方通行のほうはどうしたんだよ」

土御門「そっちは知らないぜい、見たところ相当まいっているようだが」

一方通行「さっきからなにベラベラ言ッてやがる」

浜面「あ、しゃべった」

一方通行「たいしたことじゃねェ、少し疲れただけだ」

投下終了です

一方通行「それよりお前は大丈夫なのかよ、あいつにバレてたんだろ、なんで生きてんだァ?」

浜面「ヒドイ、まあ確かに俺も殺されると思ったけど、理后のやつ笑ってるだけで」

土御門「それは怖いニャー」

浜面「だろ、今日の朝仕事に行こうとしたら、不意にそのことをしゃべりだしてさ」


朝の浜面宅

滝壷「ねえ、はまづら、今日の夜もあの店に行くの」

浜面「ああ、もう習慣みたいなもんだしな」

滝壷「よかった、もう浮気はしないんだね、ふふ、」

浜面「するわけないだろ、え?、もう?」

滝壷「うん、わたし知ってるよ、はまづらが麦野と浮気したこと」

浜面「うわああああ、ごめんなさーーーーい、あれは事故だったんだーーーー」

滝壷「うん、分かってるよ、はまづらは私が一番好きで、私もはまづらが一番好きだから、」

浜面「え!?」

滝壷「だから"はまづらは"許してあげる」

浜面「本当か?、ありがとう、そして本当にごめん、もう二度とあんなことしない」

滝壷「うん、わかった、そのかわり今日は早く帰ってきてね」

浜面「ああ、わかった、それじゃあ行ってくる」ガチャ

一方通行「おい待て、いまの話色々とツッコミどころがあったぞ」

浜面「そうか?、考えすぎだって」

土御門「…ところでさっきからカミやんも黙ってるが大丈夫か?」

上条「ああ」

一方通行「こいつも疲れているし今日はもう帰るか?」

浜面「そうだな、俺も早く帰りたいし」

土御門「それじゃあ、カミやん、明日な」

上条「ああ、すまん」

結標「あら、もうみんな帰るの?」

上条「はい、今日ちょっと疲れてて」

結標「そう気をつけてね、あっ、そうそう子萌がまた会いに来てほしいですって」

上条「はい、また近い内に、それじゃあ」

ガチャン

上条宅

インデックス「あ、おかえり、とうま」

上条「ただいま」

インデックス「昨日も帰ってこなかったね」

上条「あっ、ああ、ごめんな」

インデックス「あと、みことが遊びに来てるよ」

上条「えっ」

御坂「やっほー、お邪魔してるわ」

上条「…」

御坂「どうしたの、黙って突っ立って」

上条「何で家に来たんだ」ボソ

御坂「だってなかなか二人きりになれなかったし」ダキッ

上条「おいっ、やめろって」

インデックス「ねえ、二人はなにしてるの」

上条「イッ、インデックス」

御坂「なにって抱きついてるのよ」

インデックス「ねえ、みことはわたしととうまが恋人なの知ってるよね」

御坂「あーそうだっけ、でもあんた、こいつと恋人なのにまだ一回もHしたことないんでしょう」

インデックス「とっ、当然なんだよ、そういうことは結婚した男女がすることで」

御坂「なにその時代錯誤な考え、それじゃあ教えてあげるけど、私、当麻と一緒に寝たから」

インデックス「えっ!?」

御坂「私も初めてだったけど当麻も初めてだったんじゃないのかしら」

上条「いや、それは違うというか」

御坂・インデックス「えっ!?」

上条「えっ、俺今なんか言った?、あっ」

投下終了です、続きは夜できれば書きます

すみません寝てしまってました
では続きです。

インデックス「ねえ、とうま、どういうことなの」

御坂「私も詳しく聞きたいわね」

上条「えっと…」

御坂・インデックス「言え」

上条「頼むそれだけは勘弁してくれ、向こうの人にも立場というものが」

御坂・インデックス「いいから言え」

上条「…」

インデックス「正直に言えば浮気のことは許してあげないこともないんだよ」

上条「…ローラ」

インデックス「えっ!?」

上条「ローラスチュアートだよ、」

インデックス「えーーーーーーーーーーーーっ」

御坂「誰なのその人」

インデックス「私が所属しているイギリス清教のトップに立つ人なんだよ」

御坂「はぁーーーっ」




インデックス「なんでそういうことになったのかな」

御坂「そうよ説明して」

上条「あれは俺がイギリスにいて女子寮に泊まった時に」


イギリス女子寮

上条「さて俺もそろそろ寝ようかな」

トントン

上条「はい」(誰だこんな時間に)

ローラ「久しぶりでありけるわね、上条当麻」

上条「はっ、はい、最大主教の方がこんな所になんのようでしょうか」

ローラ「そう硬くならずともよきことなのよ」

上条「はあ」(なんで来たんだ)

ローラ「率直にいうわ、あなたをイギリスの、いえ私のものにする為に来るのよ」

上条「えっ!?」

バッ

上条「おい、なにすんだ、放せ」

ローラ「ふふ、それはできない相談でありけるのよ」

上条「この」ガタ

ローラ「あー、一度私の顔を殴っておいて、また同じ罪を重ねるつもりでありけるのか」

上条「うっ、あれはお前が」

ローラ「あーん、殴られた場所の痛みがまた」

上条「おい、ほんとに勘弁してくれ」

ローラ「それはできぬことよ、上条当麻、さあ往生することよ」

上条「ちょっ、まっ」

上条宅

インデックス「それで、とうまは無理矢理されちゃったわけなんだね」

上条「そうなんだよ、それにあれはお前と付き合い始める前の事なんだ、頼む許してくれ」

インデックス「…でもやっぱり浮気のことは許せないんだよ」

上条「頼む、俺にとって一番大切なのはお前なんだ、だから許してくれ」

インデックス「…わかった、でも次は許さないから」

上条「ああ、わかった、ありがとう」

御坂「ちょっと」

インデックス「なにかな、みこと、わたしも今回は特別に許してあげたけど次は許さないんだよ」

御坂「なに、ちょっとイイ感じにまとめてんのよ」

御坂「いっとくけど、当麻が浮気してるのは私だけじゃないわよ、それでも許すっての」

インデックス「えっ!?」

上条「うっ!?」

御坂「私のほかにも3人してるけど」

インデックス「」

上条「イ、インデックス」

インデックス「許さない、絶対許さないんだよ」タッタッ

上条「おい、インデックス」(えっ、台所にいった?)

インデックス「ねえ、とうま、どうしてこんなことになっちゃったの」サッ

上条(包丁!?)

上条「やめろ、インデックス」





インデックス「どいて、とうま、わるいのはそこのたんぱつなんだよ」

御坂「あら、そのあだ名ひさしぶりね、なに、そんな包丁で私とやろうっての」バチバチ

上条「おいっ、二人ともやめろ」

御坂「当麻も下がってて、こいつは私が」

インデックス「気安くとうまの名前を呼ばないで、この淫乱女」

御坂「上等じゃない、やっぱりあんたとは仲良くなれないわ」バチバチ

パキーン

御坂「えっ」

上条「美琴もうやめてくれ、俺は」

御坂「いや、私はアンタを諦めたくない」

インデックス「それなら許すことはできないんだよ」ダッ

御坂「!?」

上条「危ない!?」ダッ

グサッ

上条「うっ」

ボタボタ

御坂「えっ」

インデックス「あっ」

上条「ごめんな、二人とも、悪いのは全部俺なんだ、俺が」バタン

御坂「うそ」

インデックス「なんで、なんでとうまが、いやあああああああ」

御坂「はっ、はやく病院に」

インデックス「とうまーー、とうまーー」


第四夜目 暴風の中庭

上条「あれ、ここって、俺はたしか部屋で、そうだ、二人は無事なのか」

???「やれやれ、相変わらず自分よりも人の心配か」

上条「お前は!」

???「心配するな二人は無事だ、もちろんお前もな」

上条「よかった二人は無事なのか」

???「どこがいいんだ馬鹿者!、お前が死んだら私は」

上条「教えてくれてありがとう、それなら早くこんなところ出ないと」

???「今日の場所はなかなかの難所だ、滑る氷の石には気をつけろ、決して焦らず慎重に行け」

上条「それが今日の罠なんだな、よし行って来る、後で休憩所で会おうぜ」

???「ああ、気を付けて」

ガチャン

投下終了です。大遅刻失礼しました
続きはまた明日

上条「うお、寒い、なんだここ!?」

上条「下が透明な氷の石、あいつが言ってたのはこれか」

上条「これは焦れば下に真っ逆さまだな」

金髪の羊「おーい、そこの羊」

上条「えっ」

金髪の羊「なあ、ここはどこなんだ」

上条「お前は、」

金髪の羊「目が覚めたらここにいて」

上条「お前もか、ちなみに俺からはお前が羊に見えてるぜ」

金髪の羊「そうなのか」

上条「お前は驚かないんだな」

金髪の羊「ああ、実はここについた瞬間、しゃべる羊に襲われて」

上条「羊が羊を襲ってたのか?」

金髪の羊「ああ、武器みたいなもの持って襲ってきたぜ、でも氷の石で滑って下に落ちて」

金髪の羊「でもお前は見た所普通そうだったし、それで声掛けたんだが」

上条「…」

上条「お前、ここには初めて来たんだよな、それなら俺に付いてきてくれ」

金髪の羊「助けてくれるのか」

上条「ああ、但し慎重にな、今日の場所は危険そうだ」

金髪の羊「ありがとよ、大将」

金髪の羊(あれ?、なんで俺この羊をあいつのあだ名で呼んだんだ?)

休憩所

上条「ここが休憩所だ」

金髪の羊「おー、ほかにも羊がいるんだな」

上条「ああ」

金髪の羊「うお、羊だけじゃなくヤギもいる」

山羊「あァ、なんだてめェは」

上条「お前も来てたのか?」

山羊「お前は昨日の、昨日は世話になった」

上条「いや、俺もその前は世話になったし」

金髪の羊「なんだ知り合いかお前ら」

上条「ああ、昨日少しな」

山羊「それよりも今日もアレが来る頃じゃねェか」

金髪の羊「あれ?」

上条「ああ、ここでは自分に関係のある人が化け物になって追いかけてくるんだよ」

浜面「なんだそりゃ」

山羊「口で言っても分りにくいだけだ」

金髪の羊「うっ、それなら俺の場合は同棲中の彼女だろうな」

上条「なんだ、なんかしちまったのか」

金髪の羊「実は浮気がバレちまって」

上条「…」

山羊「どうした、いきなり黙りこくって」

上条「いや、早く行かないとなって」

山羊「そうだな」

金髪の羊「おい、もう行くのか?」

山羊「お前も早くしろ、ここもいずれ崩れるぞ」

金髪の羊「えっ!?」

上条「俺達はもう行くぜ、もし合流できたら助けてやる」

金髪の羊「ああ、ありがとう」

エレベーター

???「来たか、今夜もアレの相手をすることになるが大丈夫か?」

上条「ああ、早く連れてってくれ」

???「その前に一つ質問がある」

???「相手がどんなに高齢でも恋人になりうるか?」

上条「愛があれば関係ないだろ」

???「ふふ、そうか、これで質問は終わりだ」

上条「なあ、そろそろ教えてくれ、お前は誰なんだ」

???「すまないがそれは教えられない、お前がこの夢から開放されたら私のほうから会いに行くさ」

上条「そうか、その時はぜひお礼させてくれ」

???「私のほうこそまだお前に返しきれていない恩がある」

上条「?」

???「さあ私のことはいいから言ってこい、早く向こうに帰らないといけないんだろ?」

上条「ああ、行って来るよ」

ウィーン

上条「よし、なにが来ようと一気に入ってやる」

『トウマーー、トウマクン、カミジョウトウマ、カミジョウサン、ボウヤ、イマジンブレイカー、アナタサマ、キサマ、アナタ、カミジョウクン、カミジョウチャン』

上条「うわあああああ、複数ってそんなのありかよーー、」

『マッテー』

上条「捕まってたまるかよ、絶対逃げてやる」

山羊「オイ!、無事かァ」

金髪の羊「おーい、こっちだ、早く来い」

上条「お前らは!」

山羊「今日はどうやら一人じゃないらしいなァ」

金髪の羊「俺には5人に見える」

山羊「俺は2人だ」

上条「…」

金髪の羊「お前には何人に見えてるんだ」

上条「わからねえ、底が見えねえくらいいる、そのうちのほとんどは友達の妹の顔してる」

金髪の羊「なにそれ怖い」

山羊「無駄口叩いてる暇があったら登れ、死にてェのか」

ゴーンゴーン

金髪の羊「なっ、なんだ」

上条「鐘の音、ゴールが近いぞ」











上条「おい、ゴールが見えたぞ」

金髪の羊「あの扉から出られるんだな」

山羊「おい、お前らは先に行け」

金髪の羊「ありがとう、お前らも早く逃げろよ」ガチャン

山羊「…」ジー

上条「おい、お前は逃げねえのか」

山羊「…なぜあいつらがこんな夢に出てくるのか考えていてな」

上条「…」

山羊「チッ、さっさと出るか」

上条「ああ」

ガチャン

病院

上条「…んっ、あれここは…」

インデックス「あっ、とうま目が覚めた」

御坂「あれから病院に運ばれたのよ、ケガ痛む?」

上条「いや、もう大丈夫だ」

御坂「よかった、私先生呼んでくる」ダッ

インデックス「ねえ、とうま」

上条「本当にごめん、でももう絶対にこんなことしない、だから俺と」

インデックス「ごめんねとうま、わたしとうまの優しさに甘えてたんだよ」

上条「そんな、悪いのは俺で」

インデックス「だから一度イギリスに帰ることにするんだよ」

上条「そんな!」

冥土帰し「やあ目が覚めたんだね」

上条「先生」

冥土帰し「ケガのほうは浅かったから心配ないよ、もう退院して大丈夫だから」

上条「ありがとうございます」

冥土帰し「大事な話をしていたようだね、僕は席をはずすよ」ガタッ

上条「インデックス、本当なのか」

御坂「なんの話」

インデックス「みこと、わたしイギリスに帰ることにしたんだよ」

御坂「!?」

インデックス「とうまのことが嫌いになったわけじゃないの、ただわたしが彼女になれたのは一緒に暮らしてたから」

上条「俺はそんなことで決めたわけじゃ」

インデックス「わたしは今でもとうまが好きだよ、だからもっととうまに見合うような女になる為に帰るんだよ」

インデックス「だからその時までとうまの気持ちが変わらなかったら迎えに来て欲しいんだよ」

上条「そんなお前は家事だってよくやってくれてるし、もう十分立派だよ、だから」

インデックス「もう決めてたことだから、じゃあねとうま、待ってるよ」ガチャ

上条「くそ、なんでこんなことに」

御坂「あの」

上条「ん」

御坂「本当にごめんなさい、私の所為で」

上条「お前まで謝らないでくれ、本当に全部俺が悪かったんだ、俺のほうこそ謝らせてくれ」

御坂「アンタは謝らないで、でもこれだけは言わせて、私今でもアンタの、当麻のこと好きだから」

上条「美琴」

御坂「だからもうズルなんてしない、私も当麻に選んでもらえるように努力する」

御坂「言いたいことはそれだけだから、じゃあ私も行くね」ガチャ

上条「…仕事行くか」

上条「俺だってちゃんとした男にならないと、またほかの人を悲しませちまう」

仕事場前

上条「あれ、あの二人」

五和「女教皇、いらっしゃいました」

神裂「上条当麻」

上条「すまん、二人共、俺がちゃんとした態度で示さないから」

五和「そんな上条さんは悪くありません」

神裂「そうです、悪いのは私達で、その所為であの子まで悲しませてしまい」

上条「いや、それは俺が」

神裂「いえ、謝って許されることではありません、ここは自刃して」

上条「おい、待ってくれ、その事ならインデックスは許してくれたんだ」

五和「ですがそれでは私達の気が」

上条「頼む俺にとってはお前達も大事なんだ」

神裂・五和「///」

上条「分ってくれたか」

五和「はい」

神裂「失礼しました」

上条「よかった、それじゃあ俺はもう行くから、イギリスではインデックスをよろしく頼む」

神裂「はい、それでは」

仕事場

上条「…おはよう、土御門」

土御門「カミやん、よかった無事だったか!」

上条「ああ、なんとかな」

土御門「もうケガは問題ないのか」

上条「ああ、傷が浅かったみたいだし、もう大丈夫だって」

土御門「それと禁書目録のことだが」

上条「うん、一度イギリスに帰るって」

土御門「いいのか、すぐ追いかけてやらなくて?」

上条「今の俺じゃあいつを不幸にしちまう、だからもっと立派な男になって必ず迎えに行く」

土御門「そうか」

上条「おう、それに事件のことだってまだ解決していないしな」

土御門「それについてなら一つ分ったことがある」

上条「えっ!?」

土御門「いいか、怒らずに聞いてくれ」

上条「えっ」

土御門「この事件に巻き込まれる奴に共通していることは」

土御門「いづれの被害者も皆女性関係になにかしら問題を抱えていたということだ」

上条「はっ」

土御門「信じられんと思うがあの噂は本当らしい」

上条「浮気男は夢の中で呪い殺される」

土御門「ああ」

土御門「カミやん、最近変な夢を見るとか言ってなかったか」

上条「そういえば、」

土御門「既にカミやんもこの呪いを受けている可能性がある」

上条「そんな、でも俺はそんな夢見た覚えなんてないぜ」

土御門「それがこの呪い恐ろしい所だ、目が覚めても夢の事は思い出せないようにしてあるんだろ」

上条「原因は分ったけどじゃあその呪いを行っている術者がいるってことか?」

土御門「そのはずなんだが、天草式の奴らが捜索してもなんの手がかりも見つけられなかった」

上条「じゃあ、手がかりはどうやって」

土御門「そのことなら心理掌握があれから毎日被害者の脳から調べてくれている」

上条「食蜂が」

土御門「ああ、必ずカミやんを助けせると言ってたぞ」

上条「あいつ、今度あったらちゃんとお礼言っておかなきゃな」

とあるテレビ番組

司会者「みなさまこんにちはー、本日は特別なゲストをお招きしています」

司会者「学園都市からデビューした女性ユニット、エンデュミオンの三人です」

アリサ「みなさん、こんにちは」

シャットアウラ「こ、こんにちは」

レディリー「ふふ、こんにちは」

司会者「いやー、本日はお越しいただきありがとうございます」

アリサ「いえ、こちらこそ」

司会者「本日は三人のことを色々聞いていきたいと思うので、よろしくお願いしますね」

レディリー「ええ、こちらこそよろしくね」

シャットアウラ(う~、緊張してうまくしゃべれない、二人は平気なのか)

司会者「それじゃあ最初の質問です、ずばり現在三人に好きな人はいますか」

三人「!?」

アリサ「えっと」

シャットアウラ「うっ」

レディリー「ええ、いるわ、その彼とは結婚も視野に入れているわ」

アリサ・シャットアウラ「!?」

司会者「え、あの、大丈夫なんですか?思いっきり言って?」

レディリー「あら、聞いたのはあなたじゃない」

司会者「そ、そうですが、しかし」

レディリー「その彼の名は」

アリサ「待ってレディリーちゃん、その言おうとしてる彼って」

レディリー「ええ、あなた達二人も好きな彼のことよ」

シャットアウラ「ちょっと待て、私とあいつはそんな関係では」

レディリー「あら、誰のことを想像したのかしら、フフ」

シャットアウラ「!?」

アリサ「ちょっと待って、実名をだしたら当麻君に迷惑がかかっちゃう」

レディリー「あら、おもいっきり彼の名前口にしてるわよ」

アリサ「!?」

シャットアウラ「待ってくれ私はあいつをそんなふうには!」

レディリー「あら、でもあなたこの前の休みの日に彼と一緒に買い物に行ったのよね」

アリサ「!?」

レディリー「でも彼、同棲中の女性がいるんじゃなかったかしら、まあ私には関係ないけど」

アリサ「ひどいよ、シャットアウラちゃん私だって当麻君に会いたかったのに」

司会者「驚くのそこ!」

シャットアウラ「ちっ、違うあれはたまたまで」

レディリー「そう、メールで連絡取り合って出かけるのがたまたまなの」

シャットアウラ「うっ」

アリサ「シャットアウラちゃん」

シャットアウラ「…そうさ、私はあいつが好きだ、たとえ近くにあの子がいようと関係ない、最後には私が」

レディリー「あらあら、それがあなたの本音なのね」

アリサ「私だって負けないもん」

レディリー「ふふ、恋愛下手な二人には無理じゃないかしら」

シャットアウラ「うるさい、もう決めたことだ」

アリサ「レディリーちゃんは黙ってて」

レディリー「…」

司会者「いっ、いったんCM、CMお願いします」


浜面宅

浜面「え?、なに今の放送事故?、当麻君って、ひょっとして大将のこと?」

滝壷「はまづらー、ちょっとこっち来てくれる」

浜面「あーわかった、いま行く」

夜のとあるバー

上条「」ボー

浜面「」ボー

一方通行「」ボー

結標「うわ、三人共ひどい顔よ、どうしたの」

土御門「おそらくいま噂の夢の所為だニャー」

結標「あー、客が噂してたわ、浮気した男が夢で呪い殺されるってやつよね」

土御門「おっ、お前も知ってるのかニャー」

結標「馬鹿げた話よね、この街でそんな話」

土御門「そうだニャー」(まあカミやんの場合は確実にそうだが)

上条「…あの、注文いいですか」

結標「いいけど大丈夫なの?、疲れた顔してるけど」

上条「実は今日インデックスがイギリスに帰っちゃって」

結標「そうなの…、まあ元気出しなさい」

上条「はい、ありがとうございます」

結標(ふふ、しおらしい彼も結構いいわね)


本日の投下はここまでにします
続きは明後日に書きます。

上条「よし俺今日は飲むぞ!」

土御門「無茶するなよカミやん、明日も仕事ぜよ」

上条「うっ、そうだけど」

土御門「まあ気持ちは分かるがな、俺だって舞夏がそんなこといったら」

浜面「なあ」ギョロ

上条「うお、顔怖!、どうしたんだよ」

浜面「実はお前ら聞いてほしいことがあるんだが」

土御門「何ぜよ?」(こっちも相当やばそうだニャー)

浜面「実は今日、家に麦野が遊びに来てさ」

浜面「そしたら理后のやつがいきなりあの話をしだして」

上条「それって」

浜面「ああ、それで麦野と俺で謝ったんだ、もうこんなことはしないって」

浜面「そしたら理后のやつ、麦野は信じられないって言って能力を使って暴れだして」

浜面「麦野の能力を無理矢理暴走させて、俺が止めなかったら本当にヤバイことになってた」

上条「おい、大丈夫だったのかよ!」

浜面「ああ、理后のやつもやり過ぎたって」

土御門「だが、それでそのことは許してくれたってことかニャー」

浜面「そう思いたい」

上条「なんて言うか、お前も大変だったんだな」

浜面「ああ」

上条・浜面「はあ~~~~~」

土御門(まあこいつらのは自業自得だニャー)

上条「ところで一方通行は大丈夫なのか、大分疲れてるみたいだけど」

一方通行「大したことねェ、ただ久しぶりにあのクソガキに会って来た」

上条「おお!、打ち止めのやつ元気にしてたのか?」

一方通行「ああ、鬱陶しいくらいにな」

上条「はは」

一方通行「次は何時会えるんだ、って質問をしつこくして来やがった」

浜面「また会ってやるのか」

一方通行「まあその内ってことでまとめた」

浜面「おいおい、ちゃんと会ってやれよ、あの子にとってお前は家族なんだから」

一方通行「あいつにもう俺は必要ねェ」

浜面「でも、」

一方通行「黙ってろ、これは俺の問題だ」

上条「…」

土御門「ふぅ~、それじゃあ今夜はこの辺でお開きにするかニャー」

一方通行「ああ」

浜面「それじゃあ俺も」

土御門「カミやんはどうする?」

上条「俺も帰るよ、それじゃあ皆気を付けてな」

上条宅

上条「あれ、あそこにいるのって」

アリサ「あっ、当麻君」

上条「どうしたんだよ、こんな夜に」

アリサ「うん、実はお休みもらったから、久しぶりに二人に会いたくなって」

上条「そうだったのか、ひょっとしてずっと外で待ってたのか?」

アリサ「うん、インデックスちゃんもいないみたいだったから」

上条「それは悪かった、とにかく上がってくれ」

アリサ「うん、それじゃあお邪魔します」

アリサ「ねえ当麻君、インデックスちゃんはどうしたの?」

上条「うっ、実は今イギリスに帰ってて」

アリサ「えっ!、どうしたの」

上条「実は俺が原因で」

アリサ「…なにしたの」

上条「頼むそれは聞かないでくれ」

アリサ「そうだよね、二人は恋人だもん、他人の私には」

上条「あーー、違うんだ、実は俺の浮気が原因で」

アリサ「えっ!?」

上条「あっ」

アリサ「誰と」

上条「…御坂です」

アリサ「御坂さんか、そっかー、キレイだもんねー」

上条「うっ」

アリサ「ホントは何人ナノ」

上条「!?」(なにこれ怖い)

上条「…4人です」(終わった、完全に軽蔑された)

アリサ「やっぱり当麻君ってモテるんだね、それなら私も混ぜてもらおっかなー」

上条「!?」

アリサ「実は私ね初めて会った時から当麻君のこと好きだったの」

アリサ「今日ここに来たのも本当は当麻君に会うため」

アリサ「仕事だって休みって言ったのは嘘、本当はシャットアウラちゃんと当麻君のことでケンカしちゃったから」

アリサ「ねえ、当麻君は私のことどう思ってる?」

上条「アリサの気持ちは正直うれしい、でも俺はインデックスをこれ以上裏切れない」

アリサ「…そっか、ごめんねいきなりこんな事いって」

上条「アリサ…」

アリサ「私帰るね」ダッ

上条「おい、待てよ今日はもう遅いし」

アリサ「…いいの」

上条「久しぶりに会いに来てくれたんだ、色々話そうぜ」

アリサ「うん、ありがとう当麻君」(やっぱり諦められるわけないよ)

ピンポーン

上条「ん、誰だこんな時間に?、悪いなアリサちょっとでてくる」

アリサ「うん」

上条「はーいどなたでしょう」

シャットアウラ「夜分遅くにすまない」

上条「シャットアウラ!?、どうしたんだよお前まで」

シャットアウラ「お前まで、ということはやはりアリサはここに来たのか」

上条「ああ、中にいるよ」

シャットアウラ「すまないが上がらせてもうらうぞ」

上条「あ!?」

シャットアウラ「アリサここでなにをしてる」

アリサ「シャットアウラちゃん!?」

シャットアウラ「私達には明日も仕事があるんだぞ、それなのにお前だけこいつの家に」

アリサ「うっ、だってシャットアウラちゃんが当麻君を」

上条「ん、俺がどうかしたのか?」

シャットアウラ「アッ、アリサ、そのことは」

アリサ「ふふ、どうしよっかな~」

上条「まあ、なんだ仲直りできたみたいだし良かったよ」

シャットアウラ「良くない!、ん?、ところであのシスターが居ないようだが、今日はどうしたんだ」

アリサ「インデックスちゃんなら今イギリスに帰ってるみたいで」












シャットアウラ「!?、じゃあなんだ、お前は今日こいつと二人きりで過ごすつもりだったのか?」

アリサ「えっ!?、それは」

シャットアウラ「帰るぞ」

アリサ「え、やだ私今日はここに泊まる!」

シャットアウラ「お前とあいつを二人にできるか!、ほら来い」グイ

アリサ「ああ!、話してよ、こんなチャンス滅多にないんだから」ズルズル

シャットアウラ「やはりそのつもりだったか、上条、騒がせてすまなかったな」

上条「いや俺は全然」

アリサ「当麻君今度また絶対遊びに来るから!」

シャットアウラ「ではまたな、ほらキリキリ歩け」

アリサ「もう!、私は泥棒じゃないんだから、それじゃあまた今度ね当麻君」

上条「あっ、ああ、気を付けてな、それじゃあ」

上条「…急に部屋が静かになったな」

上条「寝るか」バタ

______
____
__


第五夜目 時計塔

上条「んっ、今夜も来ちまったのか」

???「今夜も来たようだな、待ってたぞ、今夜の場所は時計塔、この世界の時を刻んできた場所だ」

上条「なあ、そろそろ教えてくれよ、ここっていったい何だ」

???「どうした急に?」

上条「なんでここに連れて来られたのかなって」

???「それはお前が考えることさ、そうだな私から言えるのはここは全体が大きな聖堂なのさ」

上条「聖堂?」

???「そう、もしここを登りきることができたらどんな願いもかなえることができる」

上条「!?、どんな願いもってそんな」

???「この話を元に作られたのがラプンツェルという物語さ、高い塔を登りきった男が姫を手に入れたという話さ」

???「向こうの世界での歴史上数人が登りきったが、そいつらはみな願いを叶えたと聞いてる」

上条「聞いてる?」

???「実は私の前任者がいたらしいが出て行ったらしい」

上条「なんだそれ、それじゃあお前はなんでここに?」

???「私の大事な存在である男がこの悪夢に落ちることを知ったのでな、そいつの助ける為さ」

上条「お前にそんな理由があったなんて、そいつが無事助かるといいな」

???「…この鈍感」ボソ

上条「えっ?」

???「もういいから早く行け、休憩所で待ってるぞ」

上条「おう、それじゃあ後でな」(なんでちょって怒ってんだ?)

ガチャン

今夜はここまでで投下終了です。
続きは明日書きます

休憩所

上条「今夜はすんなり行けたな、でもそろそろデカイのが来るはず」

山羊「なんだ、てめェもいやがったか」

上条「あ、山羊の奴」

山羊「まだ言ってンのか、俺にはお前ら全員が羊に見えてンだがな」

上条「そういやあ金髪の奴はまだいないのか?」

山羊「見てねえが、くたばっちまったンじゃねえか」

上条「そんな!」

金髪の羊「ああ今のは本気でヤバかった」

上条「あ、生きてた」

金髪の羊「よう、お前らも無事だったか!」

上条「お前こそ、慌てて登ってきたが大丈夫か?」

金髪の羊「なんとかな、なあ今日の場所とんでもなく難しくないか?」

上条「そうか?」

金髪の羊「そうだよ!、なんかお前ら二人は余裕そうだったけど」

上条「まあ俺の場合は結構なれてきたというか」

山羊「お前が馬鹿なだけじゃねェか」

金髪の羊「ぐっ、そう言われると」

上条「まあ次で最後だしお互い今夜も逃げ延びようぜ」

金髪の羊「はあ~、今夜はなにが出るのか」

山羊「…」

上条「心配すんなって、いつもどおりに行けば絶対助かるよ」

金髪の羊「あー、なんかその励まし方俺の知り合い思い出すよ」

上条「?」

山羊「おい、そろそろ行くぞ、ここも長くねェんだ」

上条「ああ、それじゃあ気をつけてな」

ガチャン

???「よし、問題なく生き残ったようだな」

上条「ああ、なんとかな」

???「さて今夜も質問一つ質問させてもらうぞ」

???「決断に迷った時、最後に頼るものはなんだ?」

上条「自分の気持ちかな」

???「やはりそちらを選ぶか」

上条「まあ俺の場合今までの人生が大体そうだったというか」

???「ふふ、確かにそうだな」

上条「?、まあこれが俺の答えだよ、大体この意味不明な質問は何なんだ?」

???「これか?、まあ別に大したことじゃないさ、お前の生き方に対する価値観を聞いていただけさ」

上条「価値観?」

???「そうだ、この質問から自分はどんな人間であるか知ることこそがこの悪夢から逃れる方法の一つなのさ」

上条「自分がどんな人間か、か」

???「さあ話は終わりだ今夜もアレが来る、絶対生き残って明日会いに来い」

上条「ああ、行って来るよ」

ウィーン

投稿終了です。
投稿は明日か明後日にします。

上条「今夜は何が来るんだ?」

仮面の男「調子はどうだ?上条当麻」

上条「だ、誰だ!?」

仮面の男「誰?だと、お前のよく知ってる奴だよ」

上条「う、うわあああああああ」

上条(落ち着け俺、そうだ今までどおりにいけば)

仮面の男「逃げられると思うなよ、あははははは」

上条「今日の道はそんなに難しいわけじゃない、これなら」

仮面の男「自分さえよければいいんだろ、お前はいままでそうやって生きてきた」

上条「!?」

仮面の男「お前は今まで自分の思うように生きてきた、だから今こんなことになっている」

上条「うるさい!、黙ってろ!!」

仮面の男「もう償うなんてできないぜ」

上条「黙れ!!」

仮面の男「お前の罪は消えない、もう取り返しはつかない」

上条「うるせえ、お前は何なんだ!!」

仮面の男「俺はいつでもお前を見てる、いつでも近くにいる」

ゴーンゴーン

上条「鐘の音?、へっ今夜は俺の勝ちだこの化け物」

仮面の男「お前は逃げられない」

上条(クソ、なんなんだコイツ、いままでの怪物共とはなにかが違って)

仮面の男「ほら、行けよ、生き延びたいんだろ」

上条「黙れ!!、俺は逃げ切った、お前に勝ったんだ!」

ガチャン

仕事場

上条「」ボー

土御門「おい、大丈夫かカミやん」

上条「最近ひどい夢が続きやがる、生きた心地がしない夢でさ」

土御門「…」

上条「もがいて、もがいて、必死でなにかから逃げる夢なんだ」

上条「あれだけ見てるのに夢の内容思い出せねえってなんでなんだ」

土御門「…カミやん、伝えにくいことだが今この街で起きている怪死事件」

土御門「カミやんもそれに巻き込まれている」

上条「詳しく話してくれねえか」

土御門「俺が雲川に呼び出されたことがあっただろ?、あの時に被害者達の殺害方法を伝えられた」

土御門「被害者達は全員夢の中で精神だけを別の場所に連れて行かれ」

上条「そこで殺されている」

土御門「!?、思い出したのか!、カミやん!」

上条「いや、ただなんとなくそう思っただけさ」

土御門「どんなことでもいい、思い出せないのか?」

上条「ごめん、土御門、本当になにも覚えてないんだ」

土御門「そうか…」

イギリス

インデックス「もっともっと持って来るんだよ」ガツガツ

ステイル「そんなに急いで食べることはないよ、まだまだ食べるものはたくさんある」

アニェーゼ「突然一人で来たかと思えば、しばらくここに住むなんて、あの男はどうしちまったんですかねえ

アンジェレネ「う~っ、私のオヤツまで食べられちゃいました」

ルチア「…話によると、上条当麻と別れただとか」

アニェーゼ・アンジェレネ「!?」

アンジェレネ「本当なんですか?、シスタールチア」

アニェーゼ「すみません、私用事を思い出しちまって」

ルチア「日本に行くつもりですか?」

アニェーゼ「なっ、なんでそんなこと」

ドタドタッ

ローラ「ステイル、ステイルはおらぬの?」

アニェーゼ「最大主教がなんでここに!」

ローラ「禁書目録が来てからというもの、我がイギリス清教の予算が」

ステイル「まったく、そんなことか、最大主教ともあろうお方がケチくさい」

ローラ「ケチとは聞き捨てならぬのよ、早急に撤回したまいなさい」

オルソラ「さあインデックスさん料理のお代わりなのでございますよ」

インデックス「わ~、ありがとう、それじゃあ早速いただくんだよ」

ステイル「ふふ、よかったねインデックス」

ローラ「こらーーーー、私を無視したるとはなんたる無礼なのお前達」

インデックス「もう少し静かにしててほしいんだよ」

ローラ「なっ、お前までそんなことを言いたるのか」

インデックス「うるさい、わたし聞いたんだよ、付き合ってもいないとうまを無理矢理襲ったって」

ローラ「!?、なぜお前がそれを」

オルソラ「まあまあそれは本当なのでございますか?」

インデックス「うん、とうまが涙ながらに話してくれたんだよ」



ローラ「ちっ、違うのよあれは」

ステイル「」スッ

アニェーゼ「チッ、話掛けねえでもらえますか」

アンジェレネ「シスタールチア」

ルチア「目を合わせてはダメです取り付かれますよ、シスターアンジェレネ」

オルソラ「まあまあそれなら私もあの方に」

アニェーゼ「なっ、なんてこと言ってんですか、私達はシスターなんですよ」

インデックス「もう!これ以上とうまと浮気する人を増やさないで」

投下終了です

夜のとあるバー

上条「」

浜面「なあ、上条のやつなんかヤバくないか?」

土御門「いや、お前も相当疲れた顔しているが大丈夫なのか?」

浜面「俺か、まあ確かに最近夜変な夢見るけど、こいつほど酷くはねえよ」

一方通行「土御門、テメェはなんともねェみたいだな」

土御門「俺か?まあ俺はお前らみたいに女性関係で問題はないないからニャー、毎日快眠ぜよ」

一方通行「クソ、むかつくほど元気だなこいつは」

浜面「俺たちがこんなに苦しんでいるというのに、やっぱあの話本当なのか」

土御門「呪いのことか?ちょうどいいお前らにも話しておくが最近この街で起きている不振死は魔術の可能性がある」

浜面「はあ、それじゃあ俺達が見るっていう変な夢も」

一方通行「チッ、なんでンな重要ことを早く言わなかった」

土御門「すまんな、だが原因が判明した以上すぐに解決できると思っていたが、詳しいことはまだなにも」

浜面「じゃあ俺達はその死ぬかもしれない呪いを受け続けないといけないのか?」

土御門「いま調べてはいるが、術式などもなにも見つけられない」

一方通行「打つ手なしか」

浜面「なあ、今日はもう帰らねえか、眠りが浅いせいで体調最悪でさ」

一歩通行「まあお互い明日まで命があればいいがな」

浜面「!?」

土御門「カミやんはどうする?俺達はもう帰るが」

上条「俺か、…俺はもう少し残っていくよ」

土御門「それじゃあなカミやん、あまり飲みすぎるなよ」

上条(なんか今日は帰りたくねえんだよな)

店長「なにかお悩みでしょうか?ワタクシでよければお話、伺いますよ」

上条「ありがとな店長、実は最近色々なことがありすぎて」

店長「たしか淡希ちゃんが話していましたな、浮気をされたようで、実はワタクシも」

上条「店長もあるのか?」

店長「はい実は、妻が旅行に行ってる間に若い子を連れ込んじゃいまして、いやーいきなり帰ってくるんだもんな」

上条「それで許してもらえたのか」

店長「いえ、それから別居という形になりまして、一度も会っておりません」

上条「…」

遅れて申し訳ありません、
短いですが投下終了です。
続きはまた近くに書きます

店長「いや、まあ浮気は男の性といいますか、割り切って次を見つけるというのはいかがですかな」

上条「そんなこと絶対にありえない!俺は」

店長「おや、そうなんですか、前に一度ここにいらした御坂さんといいましたかな、中々きれいなお嬢さんでしたが、彼女などよろしいのではないですか?」

上条「てめえ、あの事知っててわざといってんだろ」

店長「おや、なんのことでしょう数日前にあのお嬢さんと一緒に帰っていったことなどワタクシなんにも知りません」

上条「やっぱ知ってんじゃねえか!!」

店長「確かほかにも綺麗なお嬢さん方を連れていましたな」

上条「全部見てたのか」

店長「ええ、まあここワタシの店ですし、イヤーー羨ましいですな」

上条「はあ~、なんか今日は疲れたし帰るよ」

店長「それではお気をつけて」

上条宅

上条「はあ~、家に誰もいないってやっぱ寂しいな」

上条(なにが次を見つけろだ、俺にはあいつしか)

ピンポーン

上条「誰だ、こんな時間に、はーい」

第六夜目 祭壇への路

上条「ん、今夜も来たのか」

???「よく来たな、今夜は祭壇への道、間違いなく今までで一番の苦難になる、覚悟はいいか?」

上条「いいぜ、どこへだって登ってやる」

???「まあお前なら大丈夫だろ、さっさと登りきってこい」

上条「おう、言ってくる」

ガチャン

上条「ここを超えたらもうゴールなんだ、絶対生き延びてやる」

上条(なんだ、俺のほかに登ってる羊がいない、ほかの皆は無事なのか)

上条「でもあの山羊の奴がいれば皆も大丈夫なはずだ」

上条「みんな無事でいろよ」

ゴーンゴーン

上条「…休憩所、ひとまず生き延びたか」

休憩所

上条「ここにも誰もいない」

???「よくやったな、ここを超えたら」

上条「なあ教えてくれ、本当にここで終わりなんだよな」

???「それは間違いない、この場所の終点にある場所が祭壇だ」

上条「そこに行けば本当に願いは叶うんだよな」

???「ああ、そうだ、ただ気をつけろよ、今日もデカイやつが来る」

上条「ああ、分かってるよ」

???「それとまたあの質問をさせてもらうぞ」

生まれ変わるなら、また人間がいい?

上条「別にこだわりはないかな」

???「…そうか、そっちを選ぶんだな」

上条「なあ、そろそろ教えてくれよ、この質問は何なんだ?」

???「これか?、まあ最後だし教えてやるか、この質問はお前の人生に対する価値観を聞いていたのさ」

上条「そうなのか、うわ、俺すごい適当に答えてたけど」

???「それでいいのさ、お前の正直な意見が聞きたかったからな」

上条「それならよかったけど」

???「さあ、早くいってこい、ここを超えたらゴールだ」

上条「ああ、行って来る、お前と会うのも最後なんだよな」

???「なにお前がここを出たら私が必ず会いにいくさ」

上条「ああ、またな」

ガチャン

上条「さて最後は何だ?」

仮面の男「よう、またあったな」

上条「お前!昨日の奴か」

仮面の男「いっただろ、逃げられないって」

上条(こいつはいままでの怪物共とは違う、話が通じるのか?)

上条「おいお前!なんで俺の前に出てくる?」

仮面の男「お前も本当はわかってるんだろ」

上条「知るか、なんでこんな場所で毎晩こんなことしなきゃいけないんだ」

仮面の男「呪われたんだよ、彼女にな、自分が一番わかってんだろ」

ゴーンゴーン

上条(鐘の音!もうすぐか)

仮面の男「逃げられると思うなよ」

上条「俺は生きてここを出るんだ」

仮面の男「てめええええ」

上条「どうだ今夜も俺の勝ちだ」

ガチャ

夜のとあるバー

上条「なあ皆に話したいことがあるんだ」

浜面「どうした?」

上条「俺全部思い出したよ」

土御門「どういうことだ」

上条「あいつ呪いだっていってた、裏切った罰だって」

一方通行「また夢の話か?」

上条「ああ、その夢の中でたくさんの人が殺されて」

浜面「考えすぎじゃねえか」

上条「ようやく思い出した、毎晩あの夢でみた怪物達」

土御門「なあカミやん、それが本当ならお前は今頃死んでるんじゃないのか?」

上条「ああ、でも昨日のその夢の中で悪夢見るのは今夜が最後だって」

土御門「生き延びたのか、その呪いを」

上条「ああ、そこにいる奴の話しによると、登りきったやつはどんな願いもかなえられるって」

浜面「それで!なんか変わったことあったのか!」

上条「いや、なにもただこれから美琴にあって話しを付けようかと」

一方通行「今から会うのか」

上条「ああ、もうすぐ来る」

カラーン

上条「…来たみたいだ」

上条「悪い急に呼んだりして」

御坂「うん、それはいんだけど話ってなに?」

上条「色々ありすぎて言えなかったけど、頼むもう俺と会わないでくれ」

御坂「え、なによそれ」

上条「言おう言おうと思ったけどつい言えなかったんだ」

御坂「やっぱり私よりあの子がいいの」

上条「本当にすまなかった、他のことならなんだってするから」

御坂「アンタ、それ前もいったわよね、バカにしないでよっ!!」

上条「あの、大丈夫か」

御坂「大丈夫に見えるわけ、話、撤回してよ」

上条「それは、できない、他のことならなんでも」

御坂「他のことってなによ!」

ドンッ

上条「ガッ」(グ、グーで!?)

御坂「ホント、頭来る、私アンタの為ならなんだってできるのに」

御坂「私がアンタのことを守ろうとしてるのに、なんで離れるの!バカなの?」

上条「バ、バカです」

ドンッドンッ

上条「うわああああ、ちょ、腸があああ」

御坂「アンタは私から離れたらダメなの、なんでわかってくれないの」

上条「それでも俺はあああああ、おい待てコインは出すな、それはやめ」

ドーン

上条「ぎゃあああああああああああああああ」

浜面「これってあいつの声だよな?何なんだアレ」

一方通行「さあな、なんにせよ関わりあいにはなりたくねェ」

数分後

上条(はあ~、あいつのこと泣かせちまった)

土御門「あまり気負うな、カミやん」

上条「そういう訳にもいかねえよ」

浜面「なんかすげえ、物音だったけど本当に大丈夫か」

上条「ああ、いや、やっぱ無理かも」

一方通行「まあこいつの問題も解決したんだ、今日はもう帰るか?」

浜面「そうだな、俺もすげえ眠いし」

土御門「俺たちは帰るがカミやんはどうする?」

上条「いや俺はもう少し残ってくよ」

浜面「それじゃあ俺たちは先に帰るから、それじゃあな」

上条「ああ気を付けて」

店長「おやお客さん一人で?」

上条「ん、まあな、」

店長「いや、しかしあなたには驚かせられましたな、まさかあの悪夢を生き延びるとは」

上条「はは、だろ」

店長「いや、よく逃げ切ったものだ」

上条「はっ?逃げ切った?」

店長「もうあなたに悪夢を見せるのは諦めました。あの方の助けが少しあったとはいえまったくすごい逃げっぷりでしたな、ハハッ」

上条「」

店長「ああいつものでよろしいですな」

上条「なあ店長ちょっと聞くけどいいか?」

店長「はい?」

上条「あの悪夢ってさ自分で勝手に見るもんだと思ってたけど、やっぱあれか」

上条「誰かが見さすとか、そういうこともあったりするのか?」

店長「い、いや、ど、どうでしょうな」

上条「どうでしょうなじゃねえよ、お前今色んなこと言って気がするが」

店長「え?いや、なんでしょう」

上条「さっきのは一体なんなんだ、生きてて驚いたとかあれはなんだ」

店長「言ってないです」

上条「言ったろ!?」

店長「言ってないです」

ドンッ

上条「お前なんだつってんだ!なんか隠してんじゃねえのか!おい!」

店長「いや、こういうこと想定外というか」

結標「ちょっと二人供なにしてるの!」

上条「土御門みたいにサングラスしやがって!似合わねえんだよ」ガシッ

店長「あ、ちょっと」

上条・結標「!?」

上条「お前その目なんだ」

結標「目玉が赤い!」

上条「お前、…ナニもんだ!」

店長「古来より人間からは色々と呼ばれてきましたが」

店長「健全な思考を持つ女性の時間を浪費させる関係は未来にとって大きな妨げ」

店長「なので、そういったペアは一度切り離し結婚願望の高い男に再配分するわけです、はい」

上条「ほう、じゃあなにか、相手がいんのに結婚する気がない奴は殺してるってのか?」

店長「まあ、乱暴に言えば」

上条「そんな話信じられるか!」

店長「安心してくださいもうあの悪夢は見ませんから」

上条「はあ!?」

店長「あのワタクシ自己紹介いたしますトーマス・マトンと申しま」

上条「」ドンッ

マトン「はい、要するにですね、あなたのような感じで異性の方と煮え切らず、長々付き合っていらっしゃいますと、人口モデルの改善にならないというか、中々人が増えないといいますか」

マトン「そういう殿方にアレを登ってもらっているといいますか」

上条「それじゃああの悪夢はお前が見せていたのか」

マトン「ええ、まあ」

上条「ふざけんな、そんなこと許されると思ってんのか」

マトン「いや別にこの仕事昨日今日始めたわけじゃないですし」

上条「てめえのせいで酷い目にあっちまったじゃねえか」

マトン「あなたには強い生存本能があります、幸せなんてすぐに取り戻せますよ」

上条「今すぐ元の状態に戻してくれ」

マトン「それには今夜またあの悪夢を見なければいけませんが?」

上条「俺が明日生きてたら願いを聞くってことだな」

マトン「無理だといってるのに」

上条「あと俺意外に悪夢を見ている奴も明日で最後にしろ」

マトン「分かりましたよ、そこまでいうなら覚えときましょう」

上条「そうか、絶対だからな」

結標「ちょっと上条君さっきから聞いてるけど大丈夫なの?」

上条「こんな茶番一週間も付き合えば充分だ、すみません心配かけて」

上条「でもケリを付けたいんです、このオッサンとって言うより今までの俺と」

結標「上条君、それより店長今の話って、え、いない、店長?」

浜面「どうしたんだ、長く話し込んでたけど」

上条「ん、ちょっとな、それよりお前らこそどうしたんだよ?」

一方通行「どうせ帰っても眠れねェんだ、飲みなおすことにした」

土御門「俺は眠れるんだがニャー」

一方通行「それとお前らに話しとくことがあった、また打ち止めと一緒に暮らすことにした」

浜面「おお、あんだけ避けてたのにどういう心境の変化だ?」

一方通行「自分で気付いただけだ、それにあいつにも昔言われたからな」

浜面「あいつ?」

一方通行「こっちの話だ」

浜面「いやー実は俺も言いたかったことがあってさ」

上条「どうしたんだ」

浜面「実は俺、理后と結婚することにしました」

上条「!?、おめでとう、でもよく許してくれたのか」

浜面「おう、許す条件が結婚することだったから喜んでしちまったよ」

上条「はは、まあよかったじゃねえか幸せにしてやれよ」

浜面「もちろん」

土御門「それじゃあ今夜はお開きにするかニャー、二人は家で待ってる奴がいるんだろ?」

一方通行「すまねェ」

浜面「はあ~、でもまたあの変な夢みるのか」

上条「大丈夫さ、今夜で最後だから」

浜面「え?」

上条「よし、それじゃあ帰るか」

土御門「…」

結標「それじゃあ気を付けて帰ってね」

上条「はい、また明日来ます」

カラーン

土御門「なあカミやん」

上条「どうした」

土御門「今夜ケリを付けるつもりだろ」

上条「ああ、今日で悪夢を見るのは終わりだ」

土御門「気を付けろよ」

上条「ああ、それじゃあまた明日な」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月29日 (月) 00:46:32   ID: u0CFoyfH

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