咲「魔王の宅急便違います!」【安価あり】 (57)



咲「インハイで優勝して、お姉ちゃんとも仲直りできたけど、リンシャンマシーンとか魔王とか言われるようになっちゃったよ・・・」

咲「みんな忘れてるみたいだけど、私はこれでも本好きなごくふつうの15歳の女子高生なんだからね?」

咲「そのことをもっとよく分かってもらうために、今日は全国の知ってる人に会いに行って、その人のためになりそうな本とか読ませてあげようかな」


 まず誰に会いに行く?
 安価下2

 咲キャラでお願いします
 あと、シノハユはちょっと守備範囲外

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咲「まずは辻垣内さんにしよう」

咲「さらし巻いてドス持ってる人に比べたら、私なんて全然ふつうだよね!」

咲「・・・」

咲「迷子にならないかちょっと心配だよ・・・」


 咲さんがどういうオカルトで迷子を回避したのかは神のみぞ知る

咲「この辺が臨海女子のある場所だね」

咲「あ、いたいた、辻垣内さーん!」



智葉「誰かと思えば、宮永の妹か」

咲「インハイではお世話になりました」

智葉(優勝校の大将に言われても、皮肉にしか聞こえないが・・・)

智葉「どうしたんだ、こんなところで」

咲「辻垣内さんにお会いしたくて来ました」

智葉「私に?それはまたどうして」

咲「えと、辻垣内さん、何か最近、困ったこととか、悩みとかありませんか」

智葉「ずいぶんといきなりだな・・・うーん」


 ガイトさんの相談事
 安価下2



智葉「明華、つまりうちの中堅を覚えてるか?」

咲「あの傘さしてる人ですよね?」

智葉「あいつが朝に弱くてな、遅刻がすごいんだ」

智葉「うちはこれでも朝練とかしてるから、あいつが遅れるといろいろと困るんだが・・・」

咲「そういえば、辻垣内さんって部長なんですよね」

智葉「ああ。あいつはまだ今年の先もあるから、できれば今のうちに何とかしたいんだが」

咲「朝の弱い人に効きそうな本かあ・・・」

咲(あれ、これってでも、辻垣内さんを、遅刻なんて大したことじゃないって説得する手もあるよね)


 咲の選択は!?
 
 1.遅刻なんて大したことない系の本を渡す

 2.朝寝坊対策の本を渡す

 安価下2
 心当たりの本がある人は題名書いてくれてもおk

 どちらかを選ぶと咲さんの魔王度が上昇
 魔王度でエンディングが変化します



咲(ここは素直に、朝寝坊の人のためになる本を渡してあげよう)

 島崎藤村の『夜明け前』を貸してあげた。

智葉「おい待て」

咲「それを読ませてあげたらきっと、朝早く起きられるようになりますよ!なんて言ったって、夜明け前なんですから!」

智葉「いや、これそういう意味じゃないだろ」

咲「返すのはいつでもいいですからね!それじゃ、また!」

智葉「いや、だからこれは」

咲「あー、いいことをした後は気分がいいね!」

 咲ちゃんの魔王度が下がりました(-5)

咲「次はどこに行こうかな?」


 誰に会う?
 安価下2

 咲キャラでお願いします
 シノハユはごめんなさい無理



咲「せっかく東京にいるんだから、白糸台の人たちにも会っておきたいよね」

咲「お姉ちゃんもいいけど、ここはいつもお姉ちゃんが世話になってる弘世さんにしようかな」


 咲さんが白糸台にたどり着くまで数日を要したとかしてないとか

咲「ようやく白糸台に着いたよ・・・長かった・・・」

咲「今度から遠くに行く時は誰かと一緒のほうがいいかも・・・」

咲「あ、弘世さんがいた」

咲「弘世さーん!」



菫「君は、咲ちゃん、だったか。照の妹だったな」

咲「はい。いつもお姉ちゃんがお世話になってます」ペコリ

菫「まぁあいつとは長い付き合いだからな。君こそ、照と仲直りできたみたいでよかった」

咲「ありがとうございます!」

菫「今日は照に会いに来たのか?もう少ししたら来ると思うが」

咲「いえ、今日は弘世さんとお話ししたいと思って来たんですけど」

菫「私と?」

咲「弘世さん、いま何か困ってることとか、将来について考えてることとか、悩みとかあります?」

菫「なんだ、いきなりだな・・・うーん、まぁ、なくもないが・・・」


 菫さんの相談事
 安価下2



菫「君は妹だから知ってると思うが、照はあの通りのお菓子狂いだ」

咲「あははっ・・・そうですね、小さい時からそうでした」

菫「それで、一軍部室にもずっとお菓子が常備されてるような状態なんだよ」

咲「お姉ちゃんが長野にいた頃の、うちの冷蔵庫と同じですね・・・」

菫「そのせいで、部員たちにお菓子を食べながら麻雀を打つ習慣がついてしまったんだ」

菫「淡なんてとくにそうだな」

咲(淡ちゃん・・・あの子はやりそうかも)

菫「私が注意するとその場では直すんだが、何しろ身についた癖はなかなか抜けないらしくて」

菫「このままでは部員のマナーが悪いという評判になりかねない。どうにかならないかな、と」

菫「って、こんな話を君にしても仕方ないか」

咲「そんなことないですよ!」

咲(ようはお菓子を食べながら麻雀するのはマナーが悪いってことだよね)

咲(どうしよう?)


 1.お菓子を食べながら麻雀するのはマナーが悪いという常識を覆す系の本を渡す

 2.麻雀を打つときはそれに集中しよう系の本を渡す

 安価下2
 心当たりの本がある人は題名書いてくれてもおk

 どちらかを選ぶと咲さんの魔王度が上昇、逆は下降
 魔王度でエンディングが変化します



咲「じゃあ、淡ちゃんにこれを読ませてあげてくれませんか?」

菫「ん?なんだこれは」

咲「本じゃなくて漫画なんですけど、麻雀牌を呑み込んで麻雀を打ったせいで、引退に追い込まれた人が出てくる話なんです」

菫「これは・・・私でも聞いたことはある60巻以上続いてる某麻雀漫画だな」

菫(あれ、そういうストーリーだったっけ?)

咲「これを読めば淡ちゃんにも、ものを食べながら麻雀することの怖さが分かってもらえるはずです!」

菫「あ、ああ・・・なるほど」

菫(あの姉にしてこの妹ありというか、やっぱりこの子もどこかズレてる気がするが)

咲(まぁ、淡ちゃんは活字の本とか読まなそうだし、仕方ないよね)


 咲ちゃんの魔王度が下がりました(-5)

咲「次はどこに行こうかな?」


 誰に会う?
 安価下2

 咲キャラでお願いします
 シノハユは以下略



咲「東京は制覇したから、今度は関西に行ってみようかな」

咲「二回同卓した末原さんとかに会ってみたいjかも」

咲「・・・」

咲「だ、大丈夫、迷わないで行けるはず・・・」

咲「・・・やっぱり末原さんに電話して迎えに来てもらおう」


恭子「ていうことで、たまの休みやのに駅まで呼び出されてんけど」

咲「ご、ごめんなさい、お願いしちゃって」

恭子「いやまぁ、知らん仲やないし、迎えにくらい行ったるけど、その年で迷子て・・」ハア



恭子「で、私に会いたいってどういう風の吹き回しなん」

咲「そんな、・・・なんか冷たくないですか?」

恭子「卓についたら敵の仲やからな。来年は漫ちゃんにリベンジしてもらわなあかんし」

咲「でも、もうインターハイも終わりましたし、末原さんに会いに来たかったから・・・駄目ですか?」

恭子「・・・」

恭子「ま、まぁ、私も鬼やないし、他校の子やからって別にそない邪険にするつもりはないで?」

咲「わ!よかった・・・」

恭子(あかんあかん、卓についてる時とのギャップにやられてもうた)

咲「そうそう、末原さん、何か最近困ってることとか、悩みとか、将来についての相談とかあります?」

恭子「今度はなんやの・・・新しい商売でも始めたん?」

咲「そんなんじゃないですよ。ただ、聞かせてもらえたらなって思って・・・」

恭子「うーん・・・」


 末原先輩の相談事
 安価下2



恭子「実はな・・・うちの漫ちゃんおるやろ」

咲「あ、あの先鋒の」

咲(背が低いわりに胸がけっこう大きいんだよね・・・ちょっとうらやましい)

恭子「まぁもう清澄にも知れ渡ってると思うけど、あの子爆発するみたいに強くなんねん」

咲「そういえば、準決勝で倍満とかあがってましたね」

恭子「最近その爆発がいちだんと強くなってな」

咲「すごいじゃないですか。どれくらい強いのか打ってみたいです」

恭子「まぁ、あんたならそんな感じですむんやろうし、うちも後輩が強くなって嬉しいことは嬉しいんやけど」

恭子「なんか最近ちょっと天狗になってきとって、たまに私を見下した態度とんねん」

咲「ええっ!そ、それってちょっとまずくないですか?」

恭子「私もあんまりそういうの目くじら立てるほうやないし、あの子もともとちょっとノリが軽いとこはあんねんけど」

恭子「部の上下関係が乱れるのはあんまよくないかと思って・・・」

咲「・・・」

咲「その、見下した態度をとるって、どんな感じなんですか?」

恭子「そうやな、たとえば・・・」



~~~~~~~~~~~~~

恭子「ツモ。1000、2000」

漫「あ、先輩のアガリですかー」

洋榎「まぁそこやろなー」

絹恵「先輩らしいあがりですねー」

漫「そうですね、打点はあんま高ないから、怖くはないんですけど・・・」

恭子「あ?」

絹恵「え・・・えーと、なんつーか、私が言いたかったのは、上手いあがりって意味ですよ?」

漫「あ、もちろんそれはそうです」

恭子「・・・」

洋榎「まぁうちが一番うまいんやけどな!」ドヤッ

絹恵「お姉ちゃんがトップになるとまくれる気がせんもんなぁ」

洋榎「今日は今のところ恭子にトップ譲っとるけどな」

洋榎「まだまだこれからやで!」

絹恵「そう簡単には勝たせませんよー」

漫「倍満差ですけど、私にはこの爆発がありますからね」ドヤッ

恭子「・・・」イラッ

恭子「まぁ、とにかくサイコロ回そか」

~~~~~~~~~~~~~~



恭子「とか、言葉の端々ににじみ出てる感じがな・・・」

咲(あー、これは確かに調子に乗ってるかも・・・)

咲(うーん、傲慢を戒める感じの本を渡せばいいのかな?)

咲(それとも、しょせんこの世は弱肉強食って末原さんを洗脳しちゃおうか)

咲(でも、麻雀のことなら直接私が行って楽しませてあげてもいいかもしれないね)


 1.漫ちゃんに麻雀を楽しませる

 2.この世は力が全て系の本を渡す

 3.ちょっと力があるからって天狗になっちゃダメ系の本を渡す


 安価下2
 心当たりの本がある人は題名書いてくれてもおk

 選択肢で咲さんの魔王度が上下
 魔王度でエンディングが変化します

圧倒的1にワロタ

いったん中断します
またみてください



咲「とにかく、よくないですよねそういうの。強いとか弱いとかで人を見下したりするなんて」

咲「麻雀は一緒に楽しむものですよね!」

恭子「・・・あんたが言うてもあんまり説得力ないんやけどな」

咲「分かりました末原さん、上重さんのことは私に任せてください!」

恭子「任せろって、どないすんねんな」

咲「直接言いにくいことだって、麻雀を通してなら話せるんですよ?」

恭子「なんか嫌な予感すんねんけど」

咲「私が上重さんと麻雀して、麻雀は一緒に楽しまなくちゃって伝えてあげます!」

恭子(いや、それはアカンやろ)

恭子(それとも、練習試合みたいなもんと考えればええんか?)

恭子(けど、次代の姫松をしょって立つ漫ちゃんにもしものことがあったら困るし)ウーン

咲「そうと決まったら、さっそく上重さんに会いに行きましょう!」

恭子「いや、しかしやな」

咲「早く早く」



恭子「結局漫ちゃん呼び出して宮永と打ってもらうことになったんやけど・・」

漫「これからのことを考えたら倒しとかなあかん相手ですもんね」

由子「なぜか私まで狩り出されて面子に入ってるのよー」

恭子「主将と絹ちゃんは家族旅行らしくてつかまらんかったんや」

咲「ということは、あと一人は末原さんに入ってもらえるんですよね?」

恭子「・・・やっぱりそうなるんか」

漫「腕が鳴りますわー。私が勝ったらなんかご褒美もらえます?」

恭子「勝ったら、な・・・考えとくわ」

由子「とりあえず場決めするのよー」


 咲ちゃんと姫松麻雀部員たちが麻雀を楽しんだ結果は?
 安価下2



咲「ツモ、16000オール。これで終わりですね」ニッコリ

漫「」

恭子(これが宮永の本気か・・・)カタカタ

由子「私の出る幕なかったよー」

咲「みなさんありがとうございました」ペコリ

漫「うう・・・さすがにインハイ優勝校の大将、私とは格が違いすぎるわ・・・」

咲「そんな、格とか関係ないですよ」

漫「?」

咲「麻雀って打つだけで楽しいじゃないですか」

漫「そりゃ、そんだけ勝てたら楽しいやろけど」

咲「勝てたからだけじゃないですよ?麻雀を通じてなら、心を閉ざしていた人と気持ちが通じるようになったり、知らなかった人と会って話せるようになったりするんです」

咲「せっかく麻雀打つんだから、一緒に楽しまないと!」

漫「・・・」ウーン

漫「なるほど、そういうもんかもなあ」

漫「最近の私は、強さばっかり見てたような気がするわ」

恭子(あれで説得されるんか?いや、ありがたいことやねんけど)

漫「宮永・・・いや、咲ちゃん。次に会う時はまた全国の舞台や」

漫「今度は負けんようにしっかり修行しとくわ。待っててや!」

咲「はい!私も楽しみにしてます!」ニッコリ

鼻を折るってそういう意味か、物理的な意味かと思った



 綺麗にまとまったので今日はここまで

 このスレは続けるかもしれんし依頼出すかもしれません

>>50
鬼や・・・鬼がおる・・・(最初は自分もそう思った)!



対局安価の時点では+15くらいにしようと思ったけど
その後に逆転の安価が入ったので

-10くらいにしとこう(適当)

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