禁書「とある幸福の上条当麻、はっじまるよー」上条「ウソつけ!」(1000)


※ご注意!

このスレは禁書SSです

いわゆる強くてニューゲームっぽいお話。ただしデメリットが大きすぎて無理ゲーと化しています

ギャグテイストとはいえ、上条さんはひたすら不幸に、インデックスさんは悪辣極まりなく描かれてます

勧善懲悪? なにそれおいしいの?

正義は滅び、悪が栄える。それが真理なんだよ



上記の内容に不快感を覚える方はスレを閉じる事をおススメします





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1352383214


イギリスのとある場所、質素ながらも清潔な部屋の簡素なベッドの上で、一人の男が最期のときを迎えようとしていた。
上条当麻――かつて起きた科学と魔術の騒乱を収めた英雄。その英雄の命脈が今まさに尽きようとしていた。


禁書「とうま……」

上条「ああ、インデックス……。いよいよ私も主の下へ召されるようだ」


悲しげに寄り添うインデックスに、上条は微笑みかける。二人の顔には深いしわがいくつも刻まれており
重ねてきた年月の長さをうかがわせる。そう、二人は長年連れ添ってきた夫婦なのだ。


上条「本当は私がお前を見取るつもりだったのだが、ハハ、人生思うようにはいかないものだな」

禁書「そんなのダメだよ。私が居なくなったら とうまは若い子に浮気するでしょう?」

上条「…………」

禁書「とうま、返事がないんだよ」

上条「嘘は吐きたくないんだ。察して欲しい」

禁書「えっと、死者の魂を拘束する術式は……」

上条「こ、こらっ! 死は万物に等しく許された救いだろう!? 死して尚 私を束縛するつもりか!」


冗談のようなやりとりだが、上条は真剣に恐れていた。インデックスは極度のヤキモチ焼きで独占欲の塊なのだ。
イギリス清教の最大主教、それが彼女の肩書きで多くの信徒から尊敬を集める聖女であり十万三千冊を統べる最強の魔神でもあった。

だがそんなのは上条にとって些細な事だった。彼が最も頭を悩ませたのは、インデックスの信仰心の篤さだ。

有体に言えば、彼女は神に操を立てている。


死亡者は出ますか


上条「この際だからハッキリ言わせてもらうぞ! 私は正直、お前と一緒になった事を後悔している!」

禁書「…………」

上条「お前の事は愛していたが一緒になるべきではなかった!」

禁書「そう」

上条「幻想殺しのせいで不幸なのは仕方ない。仕方ないがこんな仕打ちはあんまりだ! 一体俺が何したってんだよ!?」

禁書「若い頃の口調に戻ってるよ?」

上条「細かいことはいいんだよ! 問題なのは、今まさに! 俺が童貞のまま死にそうになってるってことだああああああああああああああああ!!!!」


魂の慟哭だった。一人の男、いや、一人の偉大な魔法使いが世界を呪う呪詛そのものだった。


上条「シスターとして貞操は神に捧げたとか抜かしやがってぇぇぇ!! ふざけんじゃねーよ!」

禁書「多くの聖者は貞淑を守ったんだよ。私がそれに習うのは当然かも」

上条「その言い訳は10万3000回目だ! もう耳タコなんだよ聞き飽きたんだよ!!」

禁書「でも浮気ひとつせずに、私と添い遂げてくれた」


インデックスは聖女の神々しさを感じさせる微笑を浮かべる。だが目は笑っていなかった。


禁書「だから私が召される時まで、ヴァルハラでも大人しく待っててくれると嬉しいな」

上条「嫌だっ! もう二度と宗教やってるヤツとは付き合わない!」


死にかけの老人とは思えない声量で上条が吠える。普段の優しい顔つきも、今は絶望に立ち向かう勇者のそれだ。


上条「インデックス! 長年連れ添ったがここでお別れだ。俺はあの世で童貞を卒業して幸せを掴んでみせる!」

禁書「仮に天国があるとしても、とうまはきっと童帝なんだよ」

上条「なんかニュアンスが違いますよねぇ!?」

禁書「ふふっ、私がとうまを離すとでも思っているの?」

上条「先行逃げ切りだ! お前は長生きしろよな!」


およそ夫婦らしからぬ言葉のドッジボールを繰り広げる二人。妻は楽しそうだが夫は必死だった。


上条「ハァ、ハァ……やばい、もうお迎えがきやがった」

禁書「えーっと、淫行に及んだら性器が爆発する術式を魂に刻みこんで……」

上条「やめて!?」

禁書「……冗談かも?」

上条「ちくしょう……神様はそんなに俺が嫌いかよ……」

禁書「そんな事はないんじゃないかな。私みたいな可愛い奥さんに恵まれたんだし」

上条「そう思ってたら地雷だったんだよ……」


上条は切に願う。普通の女性と普通の恋愛をして普通に愛し合って、普通の家庭を築く可能性を。


禁書「とうまには苦労をかけたけど、私は幸せだったよ」

上条「そっか……ならそれで満足してくれ。お願いだから……」

禁書「いや♪」

上条「不幸だ……」

いつもの口癖を呟きながら、上条当麻は眠りにつく。覚めることのない永久の眠りに…… 享年85才(童貞)だったという。















――もしも、あの時をやり直せるのなら……














学園都市 第七学区 とある病院――


上条「――――はっ!?」

冥土帰し「随分とうなされていたけど、目が覚めたかい?」

上条「へ……?」

冥土帰し「混乱しているようだね」

上条「え、先生!? 何十年も前に亡くなったはずでは……」

冥土帰し「おかしな事を言う。僕はピンピンしているよ?」

上条「あれー? 確か……私は……死んだような……」ドクン

冥土帰し「ある意味死んだと言っても過言じゃない。脳のエピソード記憶を司る部分を物理的に破壊されたからね?」

上条「……先生、今日は日付は?」

冥土帰し「20xx年の七月二十八日だね?」

上条「……(あの日だ……忘れもしない、記憶を失った私が目覚めた日……。これは夢なのか?)」ワナワナ

冥土帰し「そういえば、白い修道服のシスターとは知り合いなのかい? 今は席を外しているが心配していたよ」

上条「インデックス……ッ!?」


冥土帰し「まあ今は君の状態を把握するのが先決だ。記憶はやはり……」

上条「……(やばいやばいやばい!? 一刻も早くこの場を離れないと! アイツに関わる=大魔法使いルート待った無し!?)」ガクブル

冥土帰し「震えているが大丈夫かい?」

上条「だ、大丈夫です。それより早く退院したいのですが……」

冥土帰し「ふむ、受け答えはしっかりしているし、記憶も問題ないのかな?」

上条「記憶も何もかも平気です! ほら、身体もこんなに軽い、ってなんじゃこりゃああああああああああああ!?」

冥土帰し「???」

上条「若いっ!? なんだこれ!? 力が漲るぅぅぅぅ!!!」ピョンピョン

冥土帰し「言動に若干の問題あり、と」カキカキ

上条「いやっほーう! この身体ならインデックスからも余裕で逃げ切れるッ!!」


ガラガラ


禁書「あ、とうま! 目を覚ましたんだね」テクテク

上条「…………」ガクブル

禁書「もう、心配させないで欲しいんだよ」


上条「……(来たよ来やがった! てかインデックスも若ぇー……って何気にコイツも全盛期じゃねーか!?)」ガビーン

禁書「とうま?」

上条「……(いや待て、これは夢に違いない! 一生を童貞のまま終えた上条さんを哀れんだ神様が見せてくれる刹那の幻に違いない!)」

禁書「むうー! 無視しないで!」プンスカ

上条「あはは、ごめんごめん(だからこのインデックスは昔のキレイなインデックスさんに相違あるまいて)」

禁書「この最大主教にして、最強の魔神たるインデックスを無視するなんて許されないんだよ!」

上条「だからごめ…………今なんと?」

禁書「惚けても無駄かも。意識だけ過去に逃げても、私からは逃れられないよ?」ニッコリ

上条「…………」ガタガタガタガタガタガタガタガタガタ

禁書「私たちは未来永劫ずーーーーーーーーーーーっと一緒なんだよ」クスクス

上条「……ッ!!」ダダッ


冥土帰し「凄い勢いで逃げて行ったね?」

禁書「しょーがないなぁー とうまは。何処へ逃げても結果は変えられないのに」ヤレヤレ


第七学区 とある通り――


上条当麻は全力で駆けていた。脇目もふらず一心不乱に脅威からの逃亡を図っていた。


上条「なんだなんだよなんなんですかぁぁーーーーー!?」


死という最終到達点を越えて尚、呪いのように自分を追って来た地雷妻。新天地で脱☆童貞を目論む間も与えずにやって来た。
あの白い悪魔はまた自分に無理を強いるつもりだっ! また半世紀以上、童貞を強いるつもりだっ!!

戦友たちが幸せを掴む中、自分だけが我慢の日々。そんな横暴が許されるのか!? 否、断じて否である!


上条「絶対に逃げ切ってやるッ!! そして今度こそ平凡な幸せを勝ち取るんだ!」

禁書「じゃあまた私と結婚してくれるんだよね?」

上条「ぎゃああーーー!? もう追いつかれた!?」

禁書「ふふふ、大丈夫だよ。処女受胎の理論を使えば、清い身体のまま子供を授かれるんだよ」

上条「だああああああ!! 上条さんは清い身体を捨てたいの! 役得も無しに責任だけ生まれるなんてふざけんなっ!?」

禁書「う~ん、だったら煩悩を完全に消し去る術式を……」

上条「やめてぇぇぇ!? この年で枯れたくないぃぃーーーーーーーー!!!」

禁書「まあ時間はいっぱいあるんだし、今生もよろしくね? と・う・ま♪」

上条「くっそおおおおおおおおお!!! 不幸だああああああああああああああああああああああ!!!!」



この物語にヒーローは存在しない。いるのは二度目の生を得た不幸少年、そしてそんな彼に惚れてしまう哀れな中学生。

もうすぐ交わる二人が白い悪魔に立ち向かう、ただそれだけの恋愛物語(ハートフルぼっこストーリー)である。

といったところで今回は終了
どう足掻いても絶望。故に上条さん的ハッピーエンドはあり得ませんので悪しからずー


ドタバタend大好きです
インデックス怖すぎわろえないw
ビリビリ中学生ちゃん期待

勢いだけだね

前がダメなら上も後ろもあるじゃない。問題ない。

ワロタ

番外個体の方とはベクトルが違い過ぎるな

もちろん一方通行もでますよね?

童貞捨てるだけが幸せじゃないぜ上条さん
でもそのほら色々な柔らかいところを使うのはセーフですよね

つか精神は85歳のジジイなわけだから上条さん的にインデックスや美琴はアウトだよな…

腹かかえてワロタwwwwww

上条さんが不幸すぎるwww
ラスボスと同居を強いられるのかよw

>>18
いくつになっても男は若い女の子が好きなもんよ。

しかし、こんなオッスオッスオレヤリタイッスってやつが女の子に好かれるのだろうか…

上条さんだから問題ないか

俺「下の口がだめなら上の口があるだろッ!」ドンッ!

上条さん素股ぐらいはやったよな?
鬼畜上条さんなら乳首改造して乳姦とか

てか、上琴目録のほうは大丈夫か?

>>24
土日のどちらかには投下できそうっす
こちらは書き溜めがあるので問題なく投下ー


学園都市、とあるマンションの一室で、初老の紳士と実年齢より二十は若く見える壮年の女性が談笑している。
二人はそれぞれイギリス清教と学園都市の要人だが、何より学生時代からの親友であり戦友だった。


上条「久しぶりだな、御坂」

美琴「本当にね。前に会ったのが二年と三ヶ月前だもの」

上条「光陰矢のごとしとはよく言ったものだ。昨今は一年が過ぎるのもあっという間だよ」

美琴「それだけ私たちが年を取ったんでしょう」

上条「何言ってるんだか。御坂は三十路で通用するくらい若々しいじゃないか」

美琴「ふふっ、ありがとう。そういう貴方もダンディで素敵よ」

上条「ハハ、世辞でも嬉しいよ。しかし世の男共はボンクラばかりだな。こんなにいい女が未だ独身だなんて信じられん」

美琴「幸せは人それぞれじゃない。私はこうしてお茶を飲みながら語り合える友人が居るだけで十分よ」

上条「奇遇だな。私も御坂とこうしている時間が一番落ち着くんだ」

美琴「……もう、こんなお婆ちゃんを口説いてどうするつもり?」


そう言いながら ほんのり頬を染める御坂美琴はまんざらでもない様子だ。その姿に上条は確かな寂寥感を覚える。
自分はインデックスと共にイギリスへ渡った。後悔は多々あるが、未練など無いはずだった。いや、無いと己に言い聞かせてきた。だが……


上条「私もこっちに帰りたいなぁ……」

美琴「本当にどうしたの? 相談ならいくらでも乗るわよ」

上条「いやすまん。ただの感傷だよ」

美琴「アンタは私の大切な――なんだから、無理だけはしないで」

上条「……ありがとう、御坂」


互いに年を取った。互いの立場も背負っているものも変わった。だが変わらないものは確かにある。


美琴「まったく、度し難いわねぇ。お互いに」

上条「やれやれ、まったくだ」



CASE 01 真のヒロインは周回遅れでやってくるもの


第七学区 とある学生寮 上条の部屋――


上条「――んあ? ……夢、かぁ」

禁書「おはよう、とうま」

上条「……なんでテメエがここに居やがりますか? 不法侵入で警備員に突き出すぞコラ」

禁書「私がここに居るのは当然かも。だって禁書目録の管理人はとうまなんだもん」


上条「あーもしもし、神裂か?」pipi

神裂『ええ、そうですが』

上条「今すぐ白い悪魔をイギリスに出荷したいんだけど」

神裂『……はい?』

上条「インデックスだよ! 上条さんに暴虐シスターを養う甲斐性はありません。すぐに回収をお願いします」

神裂『あ、あの、二人は所謂 男女の仲なのではなかったのですか?』

上条「なんの冗談だそれは!? こんな地雷シスター、のしつけてステイルに送ってやるよ! 着払いでっ!!」

神裂『ええっ!?』pi


上条「ああっ! 何勝手にケータイ切ってんだよ!」

禁書「とうまぁ……何か言い残すことはある?」ユラァ

上条「クッ、昔みたいに簡単に噛みつけると思うなよ。俺だって、かつては英雄と呼ばれた男…」

禁書「うるさい! 大人しく噛まれるのが礼儀なんだよ!」

ガブリ

上条「んぎゃああああああああああああああああああああああ!!?」



数分後

上条「うう……毛根にダイレクトアタックだなんて」ズキズキ

禁書「当然の報いなんだよ」プンスカ

上条「お前が噛みつきまくったせいで、五十を前に髪が全滅した悲劇を忘れたのか!!」ガァァ

禁書「え、剃ってたんじゃないの?」

上条「毛根が死滅したんだよ!? ハゲたくてハゲたんじゃねーんだよ!!」

禁書「それなら言ってくれれば良かったのに。私の魔術でふっさふさにしてあげるよ?」

上条「右手で触るたびに抜け落ちるってオチだろどうせ!」

禁書「ふふっ、宴会芸に使えそうだね」クスクス

上条「ぐぬぬ……ッ、この悪魔めぇぇ」

禁書「そんな事よりお腹すいた」グキュルルルルル

上条「はぁ? マヨネーズやるから公園で草でも食ってろ」

禁書「……とうま。私はお腹がすいたって言ってるんだよ?」

上条「雑草サラダがお気に召さないなら、カレー粉やるから土手でヘビでもキャプチャーしてろよ」シッシ

禁書「あはっ♪」ブチッ



更に数分後

上条「うぐぐ……暴力に訴えやがって……」ボロボロ

禁書「妻を大事にしない夫が悪いんだよ」

上条「誰が夫だっ!! 死ぬ前に三行半突きつけてやっただろうが! もうDVに悩まされるなんてゴメンだ!」

禁書「とうま?」ニッコリ

上条「今の俺たちは赤の他人なんだ! そして二度と同じ過ちは犯さないっ!」

禁書「お腹へった」

上条「お前なんて憎たらしいだけで全然魅力を感じねえ! 十字教? ハッ、ファッキンクライ○トだっつーの!」

禁書「お腹へった」

上条「壊れた蓄音機みたいに同じことばっか言いやがって! イギリスに帰れば食うに困らないだろうが!」

禁書「お腹へった」

上条「…………」

禁書「お腹へった」

上条「…………」

禁書「お腹へった」

上条「ああっちくしょう! 何か買ってくるから待ってろ!」



第七学区 とあるコンビニ――


上条「くそぅ、理不尽すぎる……。あんなのと人生二週目だなんて拷問にも程があるだろ……」トボトボ


美琴「…………」ヨミヨミ


上条「常盤台の制服で立ち読み……御坂か?」

美琴「え?」

上条「おっす! 久しぶりだな」

美琴「なんだアンタか。ていうか先週勝負したばっかでしょ」

上条「はは、そうだったっけ……? なにぶん半世紀以上前の記憶だからなぁ」

美琴「なんか様子が変ね。もしかして若年性痴呆ですかぁ?」

上条「痴呆言うなっ!! 俺はボケてねえ!!」ガァァ

美琴「きゃっ!?」ビクッ

上条「……悪ぃ、ついいつもの癖で。驚かせちまったか?」

美琴「び、ビビッてなんかないわよ!」アセアセ

上条「そっか(数年ぶりだけど、やっぱ御坂とは話しやすいなあ。フフ、晩年は童貞と処女同士 意気投合したもんだ)」


美琴「それより勝負しなさい! 勝負っ!///」ワタワタ

上条「あはは、照れ隠しに勝負を挑む美琴たん萌えー」

美琴「て、照れてなんかないわよ! それとたんいうなっ!!///」カァァ

上条「はいはい、それで何で勝負する? カラオケでもゲーセンでも、何でも受けてたつぜ?」

美琴「へえ……大した自信じゃない。こう見えてゲーセンじゃ上位ランカーなのよ?」

上条「フフン、上条さんとて(性欲を誤魔化すために)ゲームはやり込んでますのことよ」

美琴「上等よ! 吠え面かかせてやるから覚悟なさい!」ビシィ

上条「はん! 返り討ちにしてやんよ!」



店員「ありがとうございましたー(コンビニでいちゃついてんじゃねえよ。クソがっ!)」



ゲームセンター――


美琴「アンタの得意なジャンルは?」

上条「うーん、格ゲーとか体感ゲーは得意だったな」

美琴「むっ、私と同じか……」

上条「んじゃ太鼓のリズムゲーで勝負すっか?」

美琴「いいわよ。ただし最高難易度だけど着いてこれるかしら?」

上条「体の調子はバッチリだし余裕だろ」

美琴「じゃあ勝負よっ!」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


上条「うおっ、指先が震えねぇ!? 若いって素晴らしいな!」ドンドンドンドン カッカッ ドドドドドドドドドドドドン!!

美琴「なに年寄り臭いこと言ってんのよ」ドンドンドンドン カッカッ ドドドドドドドドドドドドン!!



客S「あっれー? あそこで一心不乱に太鼓を叩いてるのって御坂さんじゃない?」

客U「そ、それより一緒に遊んでる男の人はまさか!?」

客S「きっと彼氏だよ! これは見つからないように観察するしか!」



上条「同点……だと?」

美琴「お互い満点か。結構やるじゃない」

上条「お前もな」

美琴「次はどれで勝負する? ……あっ」

上条「ん? あのクレーンゲームの景品は……ゲコ太じゃないか!」クワッ

美琴「ええっ、なんでそんな超反応してるわけ!?」

上条「あ、ああ、昔の友達に進められてな。ゲコ太好きなんだよ(長年御坂に布教された結果なんだが……うん、ゲコ太かわいい)」

美琴「そっかー、アンタもゲコ太ファンだったのかー♪」キラキラ

上条「理解者が少ないのがアレだけどな。……可愛いのに」

美琴「そうなのよねぇ。いやーでも、こんな身近に仲間がいるなんて嬉しい誤算よねー♪」

上条「これはゲットせざるを得ないな」

美琴「よーっし、頑張っちゃうぞー!」



客U「あんなにはしゃいでる御坂さん、初めてですね」

客S「まさか同好の士とは。完璧な御坂さん唯一の泣き所がプラスに働いてる……」ゴクリ



上条「んーと、もうちょい右……よしストップ!」

美琴「オッケー、後は運を天に任せるだけね……!」

上条「神頼みなんて意味ねーよ。俺たちは実力でゲコ太をゲットするんだ」

美琴「ふっふーん、当然よ! って言ってるうちにゲットー♪」キャッキャッ

上条「これで全種コンプか」

美琴「ふふっ、大漁大漁♪」ニコニコ

上条「よかったな」

美琴「うんっ!」

上条「そのまま持って帰んのも大変だから、店員さんに袋を貰ってくるな」

美琴「おねがーい♪」



客S「うわー……御坂さんの笑顔が幼い」

客U「白井さんが居たら発狂してますね……」


上条「ゲコ太も確保できたことだし、そろそろ昼飯にすっか」

美琴「そうねー。ゲコ太を取ってくれたお礼も兼ねて、ランチくらい奢るわよ」

上条「じゃあお言葉に甘えようかな」

美琴「素直でよろしい!」

上条(中学生に奢られるのはアレだけど、御坂とは半世紀来の付き合いだし別にいいよな?)

美琴「近くのファミレスでいいわよね?」

上条「おう」

美琴「それじゃ行こっか」



客U「移動するみたいですよ!」

客S「さり気なく荷物を持ってあげてる……。いいなぁ、御坂さんいいなぁ」


第七学区 とあるファミレス――


美琴「――それでね、黒子ったら酷いのよ。お姉さまのお子様趣味だけは理解できませんわー、とか言っちゃってさ」

上条「まあ俺らがマイノリティーなのもあるけど、人様に迷惑かけてるわけじゃなし放っておいて欲しいよな」ウンウン

美琴「でしょ?」

上条「ああ。もういっそのこと引きずり込んじまえばいいんじゃねーか?」

美琴「???」

上条「ゲコ太の良さを切々と語り続けるんだよ」

美琴「……ドン引きされないかしら?」

上条「この程度で引かれるなら、その程度の関係だったって事だろ」

美琴「そうよね……考えてみれば、黒子だって変態趣味を私に押し付けてくるし」ムムム

上条「きっと分かってくれるさ。パートナーなんだろ?」

美琴「……そうよね、うん! せっかくだし初春さんと佐天さんにも伝えてみるわ」



客S「ゲコ太かぁー……」

客U「ゲコ太が許されるのは小学生までですよねー」


美琴「はぁ……」

上条「どうしたんだ?」

美琴「ちゃんと話してみないと、わかんない事があるんだなーって思ってさ」

上条「そうだな。何事も対話してみないことには、相手の本質は理解できないもんだ」

美琴「……なんかごめんね」

上条「ん?」

美琴「能力ぶつけたり、追いかけまわしたりしたでしょ」

上条「なんだそんな事かよ」ヤレヤレ

美琴「そんな事って、仮にも第三位の電撃を向けられてたのよ? ……自分でやっといてなんだけど」

上条「今思えば、御坂のあれはスキンシップみたいなもんだろ」

美琴「スキンシップってアンタ……」

上条「お互いケガも無かったし、上条さん的には結構楽しかったんだけどな」

美琴「…………」

上条「だからさ、変に遠慮しない今までみたいな関係がありがたいと言いますか、なんと言いますか……」ポリポリ

美琴「……だったら名前」

上条「へ?」

美琴「アンタの名前を教えてって言ったの!///」カァァ

上条「あれ? 自己紹介とかしてなかったっけ?」

美琴「してないわよ! 私はいっつも名乗ってるのに……」



客U「えー!? 名前も知らないのに、あれだけいちゃついてたんですか!?」

客S「マジか……」


上条「そりゃ悪かったな。んじゃ改めて、上条当麻だ。これからもよろしくな」ニッ

美琴「い、いいわよ。よろしくしてやろーじゃん///」テレテレ

上条「ククッ、なぁ~に赤くなってますかね、このお嬢様は」ヘラヘラ

美琴「う、うっさい! それよりアンタが楽しいってんだから、勝負は続けるわよ!///」ビシッ

上条「へいへい」

美琴「余裕ぶっこきやがって……」

上条「そりゃ上条さんの全戦全勝ですから」フフン

美琴「ふんっ、今にみてなさい。……あとコレ」スッ

上条「これは……さっきのゲコ太?」

美琴「二人で取ったんだから半分こ!」

上条「お、おう」

美琴「今日は楽しかったわ。その……ありがと///」ニコッ

上条「……ッ///」ズキューン

美琴「じゃ、じゃあまたね、バイバイ!///」スタコラサッサー



客U「行っちゃいましたね、御坂さん」

客S「なんという御坂スマイルッ! あれは惚れちゃうでしょ……大丈夫かなあの男の人」

客U「なにがです?」

客S「んー、お子ちゃまな初春にはまだ早いのかなぁ?」ニヤニヤ

客U「なんですかそれー!」プンスカ

面白いです
私怨

美琴さん的には上条さんがいきなりビリビリ呼びをやめてくれて狂喜乱舞なんだろうか

そして客Sと客Uはいったい何者なんだ…

佐天さーん!
初春さーん!


常盤台中学 女子寮――


美琴「ただいまー♪」

黒子「おかえりなさいませ、お姉さ……またそのカエルですの?」ヤレヤレ

美琴「カエルじゃなくてゲコ太っ!」

黒子「まったく、そのようなお子様嗜好では常盤台のエースとしての威厳というものが……」クドクド

美琴「人様の趣味にケチつけないでよ。それにゲコ太の良さが分かる人だっているのよ?」ニコニコ

黒子「小学生とでも遊んでいましたの?」

美琴「ううん、高校生」

黒子「もっと相応しい交友範囲がある……高校生ですって!?」ガタッ!!

美琴「そうよー、あのバカ 意外と話がわかるんだから♪」

黒子「きいいぃぃぃぃぃッ!!! また例の殿方ですの!?」

美琴「へへー、今日はいい日だったなぁ。ゲコ友(ゲコ太好きな友達)ゲットだぜ♪」ニッコリ



とある学生寮 上条の部屋――


上条「ただいま帰りましたよっと」ガチャ

禁書「……おかえりなさい。私のごはんは……?」グキュルルルルルルルルルルルルル

上条「さーて、ゲコ太を何処に飾るかなー」

禁書「ッ!? それは短髪推奨のカエル人形!」

上条「ゲコ太だ」

禁書「短髪めぇぇ……。またとうまに色目を使ったのかなっ!」プンスカ

上条「そういや別れ際の御坂、可愛かったなぁ……///」

禁書「~~~~~~~~ッッ!!」

上条「……そっか、そうだよ、そうなんですねの三段活用! なんで気付かなかったんだよ俺!」キュピーン!

禁書「ま、まさか……」

上条「魔術と無関係! 忌々しい宗教とも無縁! 一緒にいて楽しい! そして可愛いっ!!」

禁書「鈍感力に定評のあるとうまが……そんな、まさか……」

上条「完璧じゃん御坂! 将来メチャクチャ良い女になるし、これは何としても――」

禁書「とうまっ!!!」クワッ

上条「――ってなんだ、まだ居たのかよ」

禁書「ひどっ!?」ガビーン



上条「酷いのはお前だろうが。上条さんを大魔法使いにクラスチェンジさせた元凶め」

禁書「またそれ? いい加減しつこいかも」

上条「お前が言うなっ! こんなとこまで付け回しやがって、このストーカー!」

禁書「愛があれば全て許されるんだよ?」

上条「ねーよ! これっぽっちも一ミリたりともねーっての!」

禁書「へえ、そういう事言っちゃうんだ」ユラァ

上条「な、なんだよ。また暴力に訴えるつもりか……!」ビクッ

禁書「記憶を消すより、いっそ偽りの記憶を流し込めば……」ブツブツ

上条「こわっ!? 発想が悪魔そのものだ!?」

禁書「夫婦の危機だから多少の無茶は仕方ないんだよ」シレッ

上条「だから夫婦じゃねーっつってんだろ!」

禁書「素直じゃないね。とうまはツンデレさんなのかな?」

上条「真剣に嫌がってんだよ!? 頼むからイギリスに帰ってください!」

禁書「……そんな事いったって、私にはここしか居場所がないんだよ」ションボリ


上条「もしもしステイルか? 上条だけど」pipi

ステイル『神裂から話は聞いている! 彼女を迎えに行けばいいのかいっ!?』

上条「早急に頼む。インデックスの愛を受け止められるのはお前しかいねえ。俺には到底無理だ」

ステイル『か、勘違いするな! 僕は別に……』pi



上条「ふぅ、これで良し」

禁書「ちっとも良くないんだよ!」

上条「あのなぁ、もうとっくに気持ちが離れてるんだ。わかってくれよ」

禁書「……やっぱり記憶を書き換えるしかないのかも」ブツブツ

上条「だからやめてっ!?」

禁書「まあ今は見逃してあげるんだよ。だからごはん!」

上条「クソッ、そこの醤油をやるから川で魚でも釣って食ってろ」

禁書「とうま?」

上条「仕方ないだろ。食料の買い置きなんて無いんだからさ」

禁書「……とうまは何をしに外に行ったのかな?」

上条「そんなもんお前……あ、あれ?」ギクッ

禁書「…………」ジトー

上条「おかしいのう。年を取ると物忘れが激しくていかん」ハテ?

禁書「……恍けても無駄かも。お腹を空かせた妻を忘れて、浮気してたんだね」ゴゴゴゴ

上条「妻じゃねえ!!」

禁書「その罪、とうまの毛根で購うんだよぉぉーーーーーーーーーー!!!」ガァァ

ガブリ

上条「人の話を聞けええええええええ!? ああもうっ不幸だーーーーーーー!!!!」ギャース


といったところで今回は終了
次からが本編になるのかな? ともかく吸血殺し編は一回で終了予定ですー

なんという俺得

■■さん…

ギャグとはいえあまりの扱いの差に全俺が泣いた

ビリビリよりも、穀潰しよりも、■■よりも、ねーちんがいるじゃない

ねーちんは宗教関係だし魔術師だからアウトだろ
何よりインデックス寄りのたち位置だし


ゲコラーたちかわいい
しかし俺がこの上条さんなら、何かある度に懐かしさで涙を流す自信があるよ

あと大人のえげつなさで子供のような我儘を突き通すインさん怖いですww

軽快なギャグテイストだなw

上条さんには3Pを許容できる程好意を持つオルソラさんがいるじゃないか


修道女でもないのに上条さんを想って処女を貫き通した熟女美琴たん萌えー

>>54
あのタイプ怒らせると怖そうだ

この美琴はいい美琴

一回でいいからなかなかギャグに流れずに本気でブチ切れて
噛み付きさえ避ける上条さんを見てみたい

>>57
バイオレンス上条っすね

この上条さんがオルソラやアニェーゼを助けにいくとは思えないんだがw

悲惨な事態を知ってるんだから助けにはいくだろう
ただねーちんの恩返しやオルソラの3P提案に悪乗りしたり
どこぞの「もっこりちゃ~ん」みたく見返りに一発を要求する可能性が

この上条さんはナチュラルに美琴の良さに気付いたけど、
もしフラグ認識能力が上がってるのなら暴れん坊当麻も可能なんだな

当然もう一匹の白い悪魔もでますよね?

そういえば一方さんは実験中なのか
どんな風に絡んでも悲惨な目にあわされそうだwww

一方通行にも、穴はあるんだよな・・・

投下ー


CASE 02 漫画版で端折られた例のアレ


とある学生寮 上条の部屋――


上条「……宿題が終わらねえ」

禁書「んふー、このアイスおいしー♪」

上条「前世じゃあんなに暇を持て余してたってのに、こんな事なら勉強しておくべきだったな……」ゲンナリ

禁書「ベストを尽くさなかった怠け者の末路は悲惨だね」ヤレヤレ

上条「お前が言うなっ!!」

禁書「あのね、とうま? 私は何もしないをしてるんだよ」

上条「ただのニートじゃねーか!」

禁書「それは早計かも。私が働かないことで他の誰かが職を得る。素晴らしい自己犠牲だと思わない?」

上条「……もういい、お前は黙ってろ」

禁書「時が来れば働くから怒らないでよ。とうまと私を利用しようって輩は残らず灰にしてあげるから♪」ニッコリ

上条(嗚呼、さようなら神の右席 他、魔術師の方々。どうか安らかにお眠りください)ナム



上条「今年は激動の一年だったはずだが、記憶が曖昧なんだよなぁ」

禁書「何せ主観時間だと七十年近く前の時代だもんね」

上条「たしか御坂関連でヤバイ事件があったような……?」ウーム

禁書「なに? 短髪がそんなに気になるのかな!?」

上条「そりゃ気になるさ。御坂とその周りの世界を守るって誓いは、まだ有効だと思ってるからな」

禁書「短髪だけは認めないんだよ!」ガァァ

上条「お前の許可なんて知ったことかよ。つーかさっさと立ち去れ」シッシ

禁書「もう、とうまは相変わらずツンデレさんなんだね♪」

上条「どんだけポジティブシンキングなんだよ……」

禁書「まあ最悪 短髪を亡き者にしてしまえば…」

上条「絶対にさせねーよ!?」

禁書「直接手を下したりはしないよ。短髪と親しい人間を全員ホムンクルスにすり替えて、ゆっくりじっくり徹底的に追い詰めてやればいいんだよ」

上条「テ、テメエッ!!」

禁書「冗談かも」クスッ

上条「お前が言うと冗談に聞こえないんだよ……」ゲンナリ



上条「そういや今日の便でステイルが迎えにくるらしいぞ」

禁書「えーっと、炎の魔術を使うと自滅する結界を広域展開して……」ブツブツ

上条「殺すなよ!? 絶対に殺すなよ!?」

禁書「えー」

上条「このババア……思考が一々ぶっ飛んでやがる」ボソッ

禁書「とうまだってジジイでしょ?」

上条「フン、お前の知っている上条当麻は死んだ。だから大人しく帰国してくださいお願いします」ドゲザ

禁書「卑屈な中二病ってどうなの?」

上条「なんとでも言え! この上条、童貞を捨てる為ならば手段の貴賎など選ばん!」

禁書「またそれ?」

上条「ま、今はそんなに焦ってないけどな。御坂と遊ぶのは楽しいし、十分満足してる」

禁書「電気を吸収するスライムをけしかけて、生きたまま溶かし殺して……」ブツブツ

上条「その幻想をぶち殺すッ!!」ブンッ!!

ヒラリ

禁書「舐めないでよ。身体強化の術式を使えば、本気じゃないとうまなんて」ヒョイ

上条「なっ!? こ、この肩車のような姿勢は……ッ」

禁書「必殺、転蓮華っ!!」

グルンッ! ボキッ!!

上条「あがッ!?」バターン!


禁書「やめてよね。甘ちゃんのとうまが、私に敵うわけないでしょう?」ヤレヤレ

上条「…………」ピクピク



数分後

上条「痛ぇ……首の違和感がハンパない……」

禁書「手加減したし、肩こりが解消されたんじゃないかな?」

上条「死ぬわっ!!」

禁書「生かさず殺さずが組織運営の基本だよ? 匙加減は心得てるから心配しないで」シレッ

上条「くそぅ……この悪魔を粛清する方法はないものか」

禁書「無理無理♪ だって今の私は最強だもん」

上条「ですよねー、そう都合よく願いが叶うはずない……って待てよ?」

禁書「まあ、黄金練成(アルス=マグナ)なら可能性が無くはないけど、術者が人間じゃ到底…」

上条「それだー! 確か今、それを使えるアウ……アウレ……まあいいや、とにかくアウなんとかが三沢塾に居るはず!」

禁書「へぇー、中々優秀な錬金術師なんだね」

上条「ハッ、余裕かましていられるのも今のうちだ! 野郎のチート魔術には流石のお前も雑魚同然だろ」

禁書「インチキ具合じゃ とうまも大差ないと思うけど?」

上条「幻想殺しは使い勝手が悪すぎるんだよ。特にお前みたいな高火力持ちには近づく事もままならねえ」

禁書「24時間耐久! 竜王の殺息をどれだけ長く防ぎ続けられるか!? みたいな?」

上条「やめろよ!? 部屋がぶっ壊れるから絶対にやめろよ!?」

禁書「ちぇー」

ピンポーン

上条「キタ! 救世主が来てくれた!」


禁書「…………」ムッスー

上条「いやー、よく来てくれたな。お前が来るのを一日千秋の思いで待っていた!」

ステイル「……気色が悪いな」

上条「そう言うなよ。お前はインデックスを連れ帰りたい、俺は同居を解消したい。利害は一致してるだろ?」

ステイル「そ、それはそうだが」

禁書「ぜーーーーーーーッッたいに帰らない!! かび臭いロンドンよりハイカラな学園都市に居たいんだよ!!」ガァァ

ステイル「か、カビっ!?」ガビーン

上条「んなこと知ったこっちゃねえ」

禁書「大体イギリスはご飯が不味いんだよ! あんなのじゃ私の肥えた舌は満足させられないかも!」

上条「それで何十年も家事をさせられた俺の身にもなれよ!? 人を召使いか何かと勘違いしやがって……!」

禁書「だってとうまには、それ位しか仕事がなかったでしょ!」

上条「フラグがどうとかほざいて、軟禁状態にしてたのは誰だ!」

禁書「節操無しのとうまが悪いんだよ!」

上条「束縛ばっかしやがって! お前のそういう所が大嫌いだ!」

禁書「嫌いでいいもん! すぐに絶対服従の呪いをかけて、優しいとうまに作り変えればいいんだもんっ!!」プンスカ

上条「だからすんなっての!?」


ステイル「……(なんだか上条当麻が必死すぎていたたまれない……)」


上条「これ以上話しても平行線だ。俺は三沢塾に逃げ込ませてもらう!」

ステイル「なっ!?」

禁書「たかが錬金術師如きに、私が負けるとでも?」フフン

上条「……………………アウなんとかならやってくれるハズだ!」

禁書「じゃあ試してみよっか? 精神を壊して、黄金練成を維持するだけのお人形にしてあげるんだよ」ニッコリ

上条「こわっ!? だから何でそんな悪魔染みた発想ができるんだ!?」

禁書「一宗派の長は悪魔より強かじゃないと務まらないかも」

上条「こんなのが知り合いだなんて不幸だ……」

ステイル「ちょ、ちょっといいかい?」

上条「ん?」

ステイル「何故君がアウレオルス=イザードを知っている?」

上条「……学園都市には予知能力(ファービジョン)ってのがあってだな、吸血殺し云々まで知ってるのも不思議じゃないんだ」

ステイル「それは凄いね……」ゴクリ

上条「み、視える! ステイルとインデックスが幸せな家庭を築いている未来が視えるッ!」クワッ

ステイル「本当かい!?」

上条「信じてもらって結構です」キリッ


禁書「とうまだって十分腹黒なんだよ」ヤレヤレ


第十七学区 三沢塾――


禁書「たのもー!」デデン

ステイル「正面から、しかも彼女を連れて来るなんて何を考えているんだ!」

上条「心配するだけ無駄だ。……むしろ流れ弾でくたばってくれれば御の字だろ」ボソッ

禁書「聞こえてるんだよ、とうま? あとで竜王の殺息三分間10セットだから」ニッコリ

上条「是が非でもここで倒されてくれ!」


アウレオルス「憮然。魔術師が雁首揃えてなんの用か?」


上条「おおっ! 待ってました、アウなんとか先生!」パァァ

禁書「黄金練成を実現したそうだから、この私が直々に見にきてあげたんだよ」フフン

ステイル「君はどうしてそんなに偉そうなんだ……」ゲンナリ


アウレオルス「その声、その姿は ま、まさか……」


禁書「知ってるなら話が早いかも。私こそが十万三千冊を統べる魔神『禁書目録』。さあ何処からでもかかってくるんだよ!」ブワッ!!

ステイル「魔力だと!?」

上条「初っ端から大技ブチかますつもりかよ!?」



アウレオルス「ま、待て! 私に敵対する意思はない」オロオロ


禁書「何を呆けているの? ここは、学園都市はインデックスのテリトリーなんだよ?」

上条「ええっ、何それ初耳!?」ガビーン

ステイル「空間に亀裂が! これは……竜王の殺息!?」

禁書「黄金練成は殆ど無敵の術式だけど、自己矛盾には酷く脆いっていう弱点がある。あなたにコレを防げるって自己暗示をかけれるのかな?」

上条「アウなんとか先生! この魔女に正義の鉄槌をお願いしま…」


アウレオルス「騒然!? 無条件降伏するから矛を収めて欲しい」ガクブル


上条「根性ねえー!?」ガビーン

ステイル「戦わずに済むなら、それに越したことはない。というより超展開すぎてついていけないのだが」

ピキピキ、パリーン!!

上条「……ちょっと待て。あっちは降伏してんのに、どうして魔力がグングン高まってるんだ?」

禁書「気をつけろ 竜王の殺息は 止まらない……字余り」テヘ

上条「俳句かっ! ってぎゃあああああッ!!! 魔法陣をこっちに向けんなぁぁーーーー!?」ギャース

禁書「無益な殺戮は望まないんだよ。だからしっかり受け止めて欲しいな」ニッコリ

ステイル「先月見たときより、術式の構成が複雑になっている!? 上条当麻、逃げろっ!!」


上条「言われなくてもスタコラサッ…」


禁書「とうまああァァーーーー!!! 愛してるんだよォォーーーーーーーーー!!!!」バシューー!!


上条「うわあああ!? こんな愛情はお断りだあああああああああああああ!?」パキーン


アウレオルス「唖然。光が……溢れて……」

ステイル「ビルが……崩壊する!?」



常盤台女子寮――


テレビ『臨時ニュースをお伝えします。先ほど第十七学区で大規模な爆発が確認されました。幸い死傷者は出なかったようですが
三沢塾が全壊した模様です。アンチスキルによると、テロの疑いも――』


美琴「爆発騒ぎって物騒ねぇ」

黒子「ソウデスワネ……」

美琴「まあ、それより今はゲコ太よね♪」

黒子「ソウデスワネ……」

美琴「アイツが言ってた通り、黒子は私のパートナーとして、ゲコ太の素晴らしさを知ってもらうからね」

黒子「ソウデスワネ……」

美琴「そもそもゲコ太はラブリーミトンの代表的なマスコットで――」

黒子「……(カエル談義が始まって早二時間。何処のどなたか存じませんが恨みますわー!)」ゲンナリ

美琴「ちょっと黒子、聞いてる?」

黒子「Hi death no……」



第七学区 とある病院――


冥土帰し「つい先週退院したばかりなのに、お早いお帰りだね?」

上条「ハ、ハハハ……」

冥土帰し「ケガ自体は大した事ないから、今日にでも退院できそうだが」

上条「入院させてください! 寮に帰れば魔神に殺されてしまう!?」アセアセ

冥土帰し「じゃあ二、三日は経過を見ようか」

上条「是非お願いします!」

冥土帰し「それじゃゆっくり休んで、ケガの回復に努めるようにね?」スタスタ


上条「はぁ……結局、骨折り損のくたびれ儲けかよ」

禁書「あの一撃を受けて死なないのは とうまくらいのものかも」ヒョコ

上条「うわっ!? どっから湧いた!?」

禁書「世界中どこに居ても、とうまは私の監視下にあるんだよ?」

上条「ストーカーってレベルじゃねえ!?」ガビーン

禁書「人聞き悪いかも」プクー

上条「可愛らしく頬を膨らませてもダメだからな!」

禁書「とうまは素直じゃないんだから。あの錬金術師はあっさり恭順したのにさ」

上条「……どいつもコイツも簡単に騙されやがって。この魔女のどこが聖女に見えるってんだ」

禁書「人は見たいものしか見ないし、信じたい事しか信じない生き物なんだよ」ヤレヤレ

上条「仮にもシスターの発言ですかねぇ、それ!?」ガビーン



上条「それはそうと、ステイルの前で魔術を使ったのは迂闊だったんじゃないか?」

禁書「心配してくれるの?」

上条「お前ら魔術師のトンデモ大戦に巻き込まれたくないからだ!」

禁書「それなら大丈夫かも」

上条「あいつ等に口止めでもしたんかよ」

禁書「魔術でね、その……都合のいいように改竄しちゃった♪」テヘ

上条「…………」

禁書「私が竜王の殺息を放った記憶を、とうまがお尻からビームを放った記憶に書き換えておいたんだよ」ドヤッ

上条「なんだよその悪質な改竄!? よりによってなんで尻からビームなんて出しちゃってんの俺!?」ガビーン

禁書「でも反動で痔になったから入院してるって設定」

上条「カバーストーリーも最悪だ!?」

禁書「ステイルも仰天してたよ。学園都市は、上条当麻は未来を生きてるーって」クスクス

上条「ああぁぁーーー!! 上条さんの悪評がイギリス清教中に広がっちゃう!?」

禁書「もう十字教に未練は無いんでしょ?」

上条「それとこれとは話が別だ!!」


禁書「アウレオルスも禁書目録勢力に加わったことだし、一件落着なんだよ」

上条「なんか聞き捨てならない勢力名が聞こえた!?」

禁書「とうまは何も心配する必要はないんだよ。私がずーっと傍で守ってあげるから」ニコッ

上条「でも漏れなく一生童貞の刑なんだろうが! そんなの嫌だああああああああああああああ!!!」

禁書「もう、照れちゃってカワイイ♪」

上条「つーか何でお前がここに居るんだよ!? ステイルと一緒にイギリスに帰れよぉぉーーー!」グッスン


といったところで今回は終了
駆け足で二巻、黄金練成編はおしまい。三巻、シスターズ編は前後編にわけてお送りしますー

おつ
もうやだこの禁書目録こわい
そして今回、誰も救われてねえw■■さんェ…


アウレオルスは…まあ原作みたいな末路よりは良かった…のか…?

ここまで不幸な上条さんは初めて見た気がする。
やっぱり最初ベランダにいたインスパイトオブさんを無視しなかったのが全ての元凶なんや……

乙!
強くてニューゲームなのに上条さんが原作より活躍してねえwww

Hi death noワロタ

これ寧ろインデックスが強くてニューゲームだろwww

面白い

上条さんが強くてニューゲームしたらインさんがPAR使って乗り込んで来たような感じだな

インデックスが無敵チートストーカーとして立ちはだかる中、上条さんの周回特典は未来知識のみ……
目的考えるとむしろ一周目より不利だなww

なんか一方通行さん死にそうで怖い…

絶対能力進化を覚えてない段階で未来知識なんて無いに等しいだろwww
戦闘力はまだ未知数だがインデックスよりは弱いんだろうな

絶対におかしい。『吸血殺し』編のはずなのにメインヒロインが登場しないとはこれいかに。

一方通行さらば…

このインデックスは間違いなく悪魔だ、ローラも満面の笑みを浮かべるレベルの悪魔だ
上条さんにあるのは若さと前世(?)の記憶だけ…魔道書を完全制御できるインデックスにはどうあがいても勝てねぇwwww



>>89
レスも付けられないとは流石[ピーーー]さん

>>88
とりあえず公式攻略法の強制詠唱であべしだな
まあ十字教を脱したフィアンマ辺りが何とかしてくれるんじゃないですかね

それでもヴェントなら…ヴェントならきっとなんとかしてくれる

エ、エイワスさんなら勝てるだろ(震え声)

妹達編でも一方通行が救われて上条さんが不幸になったりしてなww

つか右腕で能力封印してレイプしちゃえばよかったのに
処女じゃなくなれば寛容になるだろ

>>97
それで満足するなら風俗でもいいんですよ
青春なんて若いうちしかできんのだからそれを楽しむべきですよ

>>97
ツンツン頭がツルツル頭に変化するだけだな

知勇兼備のインデックスさんが幻想殺し対策を施してないとは思えん

これって女子たちからすれば誘ったもん勝ちじゃね?

投下ー


都市伝説、いわゆる「友達の友達から聞いた話なんだけど」の様な定型句から語られるうわさ話の俗称である。


曰く、『どんな能力も効かない能力を持つ男』

曰く、『脱ぎ女』

曰く、『空き地のカミキリムシ』

曰く、『幻想御手(レベルアッパー)』


どれも一笑に付される稚拙な与太話だが、多感な学生が人口の多数を占める学園都市では、話題性として十分だった。

そして八月十五日、突如として都市伝説が現実を侵食する。


曰く、学園都市では秘密裏に人間のクローンを研究している。

曰く、それは軍事利用が目的だ。

曰く、軍用クローンの素体は学園都市第三位の超能力者『超電磁砲』である。


しかし実態は唯々諾々と殺されるだけの、哀れな実験動物を生み出すプロセスに過ぎない。

英雄譚にはヒーローとヒロイン、そして圧倒的な悲劇が不可欠だ。どれか一つでも欠けてしまえば成り立たない絶妙のバランス。

悲劇は起こった。絶望に彩られるヒロインも準備万端だ。だが――



禁書「弱い! 弱すぎてお話にならないんだよ とうま」

上条「俺は弱くねえ! お前が非常識なだけだ、このバグキャラめ!!」

禁書「原典は持ってりゃ嬉しいコレクションじゃないんだよ? 容赦なく振るってこそ真価を発揮する戦略兵器かも」ニッコリ

上条「アホかっ! 人間相手に使うとかオーバーキルにも程があんだろ!?」

禁書「御託はいらない。これ以上フラグを建てられないよう、半年ばかり入院していて欲しいんだよ」

上条「あの先生をして半年!?」ガビーン

禁書「全身に黒い発疹が浮き出て、カラダの穴という穴から出血して苦しみのうちに絶命する術式を…」

上条「ちょっと待てー!? 絶命ってなんだよ絶命って!?」

禁書「心配しないで? 死ぬ一歩手前で症状を固定化してあげるから♪」

上条「血ィ流しっぱなしなの!? ねぇ、上条さんはそんなに罪深い存在ですかッ!?」

禁書「少しの間だけ我慢して欲しいんだよ。とうまを脅かす危険な魔術師を殲滅する間だけだから、ね?」

上条「テメェが一番危険な存在だと自覚してもらえませんかねぇ!?」

禁書「自覚も覚悟もあるんだよ」キリッ

上条「さ、最低だあああああああああああああああああああああああ!?」ギャース


肝心要のヒーローは、ご覧の有様だった。



第七学区 とある公園――


御坂美琴は混乱していた。都市伝説に語られるような軍用クローンなんて、実際はないと裏を取ったはずだった。
自分のDNAマップを悪用された、非人道的な実験は実行前に永久凍結されたはずだ。なのに何故――


美琴「なんで私のソックリさんとアンタが一緒にいんのよ!?」


上条「なんでって……なんでだろ?」

9982号「ミサカに問われても困ります、とミサカは三件隣りにあるハンバーガー屋さんに意味深な視線を向けます」

上条「腹減ってんのか。じゃあ買い食いすっか」

9982号「よろしいのですか? とミサカは言葉とは裏腹に瞳を輝かせます」

上条「よろしいですのことよー。御坂も一緒にどうだ?」


美琴「え、あー……うん」


一人の少女を絶望に叩き落す陰惨な事件は、非常にゆる~い感じに始まった。


CASE 03 年寄りの記憶を当てにしてはいけない、という教訓


ハンバーガー屋前――


上条「んじゃ、ハンバーガーを買ってくるから仲良くしてるんだぞ」

美琴「わかってるわよ」

目の前の自分と瓜二つな少女に困惑の眼差しを向ける。出鼻を挫かれたが、これは異常事態だ。
決して楽観出来ない事態が、水面下で進行しているに違いないと御坂美琴は確信していた。

美琴「アンタ何者?」

9982号「ミサカはミサカですが、強いていうなら検体番号9982号のミサカです、とミサカは自己紹介してみます」

美琴「そ、それってやっぱり私の……」

9982号「はい、ミサカはお姉さま(オリジナル)のクローンです、とミサカはシレっと言い放ちます」


決定的だった。本人の口からクローンだと、自分の罪を突きつけられたようだった。
罪悪感と不快感がない交ぜになって美琴を責め苛む。

美琴「それで、アンタの目的は何?」

9982号「ハンバーガーなるジャンクフードを食べることです、とミサカは期待に胸を高鳴らせます」

美琴「……質問が悪かったわね。アンタが産み出された目的を聞いてんのよ。例の計画とやらは凍結したはずでしょ」

9982号「ZXC741ASD852QWE963 とミサカはパスの確認を取ります」

美琴「は?」

9982号「やはりお姉さまは実験の関係者ではないのですね、とミサカは得心します」

美琴「そんなの関係ないわよ。で、どこのどいつが計画したの?」

9982号「禁則事項です」

そのあとも質問を投げかけるが、全て禁則事項の一語で返された。
そこへ買い出しに行っていた上条が、山盛りのハンバーガーを持って帰還した。


上条「こんだけあれば足りるだろ」ドサッ

美琴「ア、アンタねえ……。こんなに買ってきて誰が食べるのよ」

上条「御坂妹に決まってるじゃねーか」ヤレヤレ

美琴「はあ? 大食いキャラじゃあるまいし、そんな…」チラッ


9982号「もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ……」ガツガツ


美琴「…………」ポカーン

上条「おおー、すごい勢いでハンバーガーが消えていくなぁ」

美琴「いくらなんでも早過ぎ、っていうか食べ過ぎでしょ!?」


9982号「ごちそうさまでした、とミサカは空腹が満たされたことに満足します」ケプッ


美琴「全部食べちゃったの!?」ガビーン

9982号「はい」

上条「うんうん、よく食べてよく遊ぶのが子供の勤めだからな」ホッコリ

美琴「うわ、ジジくさ」

上条「せめて大人びてるとか言ってくれよ!?」ガビーン


美琴「ったく、んなことよりアンタ! 私の質問にちゃんと答えなさい!」

9982号「はい」

美琴「さっきの実験ってのは何?」

9982号「ちゃん」

美琴「……もう一度聞くわ。実験って何のこと?」イラッ

9982号「ちゃん、とミサカは言われたとおりに答えました」シレッ

美琴「こ、このヤロー……ケンカ売ってんのか」イライラ


上条「実験……んん? 何やら覚えがあるんだが、何だったっけ……?」ハテ?


9982号「あなたは実験の関係者なのですか?」

美琴「んなわけ…」

上条「むむ、思い出した! たしか『絶対の右翼 神歌実験』だったはずだ」キュピーン

9982号「そのとおりです、とミサカは素直に肯定します」

美琴「なんで知ってるのよ!? つーかどんな実験だそれは!?」ガビーン



上条「よく覚えてないけど、名前のとおりなんじゃねーの? 最強の右翼になるために街宣車で神歌を歌ったりするんだろ」ウン

美琴「あ、あほらし……」ゲンナリ

9982号「……(あの白モヤシが歌うのでしょうか?)」プフッ

上条「待てよ? 一口に神歌っつっても色々あるよな。御坂はどう思う?」

美琴「え、……ゲコ太のテーマとか?」

上条「おおー、あれは良い曲だよな!」

美琴「だよねー♪ 私なんてケータイの着信に使ってるんだから」パァァ

上条「マジで!?」

美琴「公式サイトで配信してたのよ」

上条「それは盲点だった! 今すぐ落とさないと」ポチポチ

美琴「ふっふーん、ゲコ太のことなら美琴センセーに任せなさい」ドヤァ

上条「ゲッ、昨日で配信終了してやがる! 不幸だ……」ガビーン

美琴「しょーがないわねぇ、特別に私のをコピーさせてあげよっか?」

上条「是非お願いします!」


9982号「仲がいいのですね、とミサカはハブられた事実を遠まわしに避難してみます」

美琴「まあ友達だしね」

上条「そうだ、御坂妹にもゲコ太の素晴らしさを教えてやるべきじゃないか?」

美琴「いい考えね♪」

9982号「結構です」キッパリ

美琴「そう言いなさんな。どうせ暇なんでしょ?」

9982号「いえ、ミサカはこの後、第9982次実験に参加しなければいけません」

上条「この後って、もう夕方だぞ?」

美琴「被験者は中学生なのに、夜中に実験だなんて何考えてるのかしら」プンスカ

9982号「お二人は何を怒っているのですか? とミサカは疑問を呈します」ハテ?

上条「そんなの健康に悪いからに決まってるだろ。高校生や大学生ならまだしも、中学生の夜間労働なんて上条さんは認めませんよ!」

美琴「クローンだからって雑に扱われていいわけないでしょ! まったく、責任者のモラルを疑うわ」

9982号「健康も何も今日の実験が終わればミサカは…」

上条「よし、ここは上条さんが文句を言いに行ってやろう」

美琴「ほんとに!?」パァァ

上条「おう、任せとけ。こういうのは年寄りの出番だからな」

美琴「あはは、年寄りってアンタまだ高校生じゃない」ケラケラ


9982号「……いいのでしょうか?」


『絶対能力進化』第9982次実験場――


一方通行「で、この俺に文句を言いに来たって?」

美琴「そうよ!」デデン

一方通行「ハッ、出来そこないの人形をどう扱おうが、オマエには関係ねェだろうが」

美琴「なっ!?」

9982号「驚く必要はありません。確かにミサカは、お姉さまの劣化模造品にすぎない実験動物ですから」

美琴「実験動物って……」

一方通行「なンだ、事情も知らずに首を突っ込ンだのかァ? おめでたい奴だな」ニヤニヤ

美琴「な、なによ! 『絶対の右翼』を目指すなんて訳のわからない実験やってる奴に言われる筋合いないでしょ!」

一方通行「ハァ? その『絶対能力(レベル6)』に至るのが、バカ研究者どもの最終目標なンじゃねェのかよ」ヤレヤレ

美琴「……学園都市の偉い人たちって真性のバカなのかしら」ゲンナリ

一方通行「納得したなら失せろ。さっさとそこの人形を処理って帰りたいンだ」ギロッ

美琴「ッ!?」ビクッ


9982号「では、これより第9982次実験を開始します」


こうして今日も悪夢の実験が開始された。



一方その頃、肝心のヒーローは……



上条「あースッキリした。やれやれ、年をとると小便が近くて困る」フキフキ



呑気にトイレに行っていた。



ミサカ9982号の宣言と同時に始まった実験。それは一方的な殺戮だった。
9982号の放つ銃弾、電撃、体術は全て反射され、自分自身へと牙を剥く。

9982号「がッ!?」

一方通行「いい加減無駄だと学ンでもいいンじゃねェの? 9981回も殺されてるのによォ」

9982号「…………」

殺戮者の挑発を意にも介さず、血まみれになりながらも9982号は一目散に逃走を図る。

一方通行「オイオイ、敵わないと理解したら今度は鬼ごっこかァ?」

美琴「待ちなさいっ!!」

一方通行「ああン?」

美琴「アンタ……何してんのよ。あの子を殺すつもり!?」

突然、目の前で繰り広げられた攻防に美琴は堪らず制止の声をあげる。
己のクローンが他人に向けて発砲したのもショックだったが、それ以上に聞き捨てならない言葉があった。

美琴「9981回も殺したってどういうこと……?」

第三位のクローン、実験と称した虐殺、全てを反射する能力者……

聡い頭脳をもつ美琴は、大体の状況を推察出来たが理性が反発して、それを認められない。
眼前で超然と佇む白髪の少年が、己の理解を超える存在だと認識しても、問い質さずにはいられなかった。

一方通行「ハッ、加害者が事情も知らないってのも滑稽だよなァ。そンなに知りたいなら教えてやるよ」


白髪の少年は禍々しく表情を歪めると、実験のあらましを語り出した。


◇ ◇ ◇ ◇


第一位と第三位がお喋りをおっぱじめているとは露知らず、ミサカ9982号は待ちぼうけを食っていた。

9982号「追ってきませんね……とミサカは作戦の失敗を危惧します」

敢えて不利な状況で戦い、相手の慢心を引き出し、地雷原へと誘い爆殺する。
足元なら反射が効かないと考察した9982号の策は頓挫していた。

9982号「戻ったほうがいいのでしょうか?」

上条「おーい! トイレに行ってる間に置いていくなんて酷いじゃねーか」

首を捻って考え込む彼女の耳に、場違いな声が入る。
9982号が声のした方へ目をやると、件の地雷原から走ってくるツンツン頭の少年の姿があった。

因みに地雷は遠隔操作で起爆する予定だったが、感圧センサーも生きている。


9982号「あ、そこは…」

上条「ったく、せっかちすぎるだろ。これだから若い連中は」

かちっ

上条「ん? 今なにか踏んだような……」


ちゅどおおおーーーーーーーん!!!


まるでカートゥーンのような効果音と共に、上条当麻は大空へと盛大に吹き飛ばされた。


後にミサカ9982号は、こう語る。

9982号「あれはまるで台風の日に空を舞う、小汚いゴミ袋のようでした」


◇ ◇ ◇ ◇


上条がお星様になっていた頃、美琴は絶望の只中にいた。

美琴「ハァ、ハァ……」

一方通行「オリジナルっつっても大したことないンだな」

実験の全貌を知った美琴には、立ち向かう道しか残されていなかった。
鼻持ちならない態度で自分を見下す少年。学園都市第一位だと自己紹介された男に歯向かったところで、美琴に勝機はゼロだ。

二億ボルトの電撃も、砂鉄の剣も、第三位の象徴たる超電磁砲すらも掠り傷ひとつ付けられなかった。

美琴「それでも……私は逃げられない! こんなふざけた実験の引き金を引いた以上、見て見ぬふりなんて出来るわけないっ!!」

一方通行「なンだそれ。ヒーロー気取りですかァ?」

美琴「そんなんじゃない。私はただ、あの子に死んで欲しくないだけよ!」

一方通行「人形に情でも移ったのか。くっだらねェ」

呆れと侮蔑の混じった視線が、容赦なく美琴を射抜く。

一方通行は苛立っていた。

現実の厳しさも知らずに生きてきたであろう格下に。
実力の十分の一も見せていないとはいえ、未だ戦意を鈍らせない第三位に。
実際、美琴が生きていられるのは、一方通行が手心を加えているからだ。その気になれば瞬殺できる。

それでも学園都市最強の男は苛立っていた。

一方通行(どうしてコイツは諦めない? 今まで俺に挑ンできた身の程知らず共は、泣いて許しを請うか逃げ出すかだったのによ)

圧倒的強者である彼には、負けると分かっているのに立ち向かってくる愚かしさが理解出来ない。
同時に、恐怖を押し殺し、自分以外の誰かの為に戦う尊さも理解の範疇に無かった。

一方通行(つゥかスゲー爆発音がしたなァ。花火大会でもやってンのか?)


そして見当違いなことも考えていた。


威勢良く啖呵を切った美琴であるが、内心は酷く焦っていた。

美琴(電撃は既に完封状態。作戦の一つも無いし、切り札の超電磁砲すら通じなかった。ど、どうしよう……)

科学の申し子である学園都市の能力者。その頂点に君臨するレベル5の美琴は極度のリアリストだ。
困った時の神頼みなんてしなければ、都合良くヒーローが救ってくれるなんて慮外だった。

つい先日まではそうだった。

美琴(何でも解決してくれたママは、ここには居ない。泣き叫んだって、都合良くヒーローが現れて助けてくれるはずが……)

だが今は違った。
絶望に打ちひしがれる美琴の脳裏に映るのは、最近仲良くなったゲコ友の姿。

美琴(なに考えてんのよ! これは私が撒いた種だもの。私自身の手で始末をつけないといけないの!)

そう自分に言い聞かせ、挫けそうになる心を奮い立たせる。
しかし一度心によぎった弱さを払拭できる道理はなく

美琴(でも、それでも……)

年端もいかない少女の強がりをすり抜けて

美琴「助けて……助けてよ……」

ついに弱さは言葉となって零れてしまった。


さて、英雄譚において可憐なヒロインの嘆きに馳せ参じるのは、勇猛果敢なヒーローだと相場は決まっている。

ただしこの物語にヒーローは無く


上条「――…ぁぁぁああああああああああああああーーーーっ!?!?」グシャッ!!


一方通行「……なンだこりゃ」ポカーン

美琴「さ、さあ?」ポカーン


上条「痛い痛い全身がイタイーーーーッ!!! 誰かお医者さまを呼んでーーっ!?」ジタバタ


いるのは虚空の彼方から顔面着陸をかまし、マジでくたばる五秒前の不幸少年(中身はジジイ)だけだった。


といったところで今回は終了
残りは後編でー


ジジ条の暢気すぎワロタ
して、戦いも年の功。その戦闘力や如何にって感じかな期待

少しシリアスになったと思ったらこれだよwwww


今SS速報で一番楽しみにしてる

期待


ちなみに美琴の電撃の最大出力は十億ボルトだよ
二億ボルトは番外個体ね

9882号が御坂妹になっとるww

絶対の右翼 神歌実験ってw

>>124

絶対の右翼 神歌実験結果予想

一方通行「天皇ばんざァァァァァァァァいだぜェ!」

木原数多「立派な右翼に成りやがって、一方通行ぁ!」

一方通行「君が代だってソプラノとかアルトとかテノールで歌えちゃうンだぜ木ィィィィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!」

木原数多「最高だぜ一方通行ぁ!」


みたいな!

禁書世界の天皇家とかやばそうだよな

三種の神器とか霊装にしてそう
カーテナと斬り結ぶ草薙の剣とかカッコ良すぎるだろww

>>127
かっけぇwwww

なお出すと絶対の右翼が出版社前に集う模様

シリアスかと期待したらいい意味で裏切られたww

この上条さんなら一方を瞬殺出来そうな気すらする

このSSって続いているの?

続かなかったら泣くぞコラ

このSS、どこのSSから誘導されてきたんだっけ

番外個体「やっほー、今日は何して遊ぶ?」上条「不幸だ……」

だったか

この作者さんは早い方じゃないし1、2週で騒ぐほどじゃなくね

三つもかけもちですしおすし

ゆるりとまっちょる

3つ?
コレと番外しか知らね

美琴「ねえねえ」上条「はいはい今度はなんだ?」ってやつ

投下ー


風を切り、何処までも高く舞い上がるカラダは悲鳴をあげている。

上条(ああ、この痛みには覚えがある……)

まるで人間火力発電所になったかのように、全身の細胞が熱く燃え盛っている。というか火傷している。

上条(これはあれだ、かつて騎士団長の手引きで風俗に行く途中、白い悪魔に捕捉され爆殺された……あの痛みだッ!!)

そして推進力を失ったカラダは、さながら揺れる木の葉のように地面に向かって落ちていく。

上条( お の れ イ ン デ ッ ク ス !! 罪も無い上条さんを亡き者にするつもりかっ!!)

痛みは怒りを、過去の記憶は未来への希望を呼び起こす。

上条(ヤツの事だ、きっと御坂にも危害を加えるに違いねえ! 白い悪魔め、絶対に許さん!)

幸せを奪い、人を弄ぶ白い悪魔の征伐を堅く心に誓う。そしてその誓いに引かれるように、上条は地面とフレンチキッスする五秒前だった。


上条「って、死ぬ死ぬ死ぬ!? ぎゃああああああああああああああああああああ!?」


ズサァァーー!!! と土煙を上げながらも、何とか顔面着陸に成功。


一方通行「……なンだこりゃ」

美琴「さ、さあ?」


上条「痛い痛い全身がイタイーーーーッ!!! 誰かお医者さまを呼んでーーっ!?」


瀕死の重傷にのたうちながらも、ヒロインの危機に、ヒーロー(笑)は颯爽と登場した。



CASE 04 白い悪魔>>>越えられない壁>>>幻想殺し>>>一方通行>超電磁砲、という現実


上条「ぶ、無事か、御坂……」ボロボロ

美琴「それはこっちの台詞! アンタこそ、なんだってそんなボロボロなのよ!?」ガビーン

上条「ヤツの奇襲にやられた……けほっ、けほっ!」

美琴「ヤツって誰のこと!?」

上条「残虐非道、手段のためなら目的を選ばない狂人……。し、白い……悪魔だ……」

美琴「白い悪魔って……ハッ!?」チラッ


一方通行「ああン?」


美琴「お前の仕業かーーっ!! よくも大切なゲコ友をこんな目に……ッ」ギリッ


一方通行「知らねェよ」


美琴「しらばっくれるつもり!?」

上条「そ、そこにヤツがいるのか!? 血を流し過ぎたせいか、目がよく見えねえ……」

美琴「ええ、そこにいる。少し戦ったけど、まるで歯が立たなかったわ」

上条「無理もねーよ。ヤツに通常の攻撃は一切通用しないんだ」※歩く教会的な意味で

美琴「……でしょうね」ゴクリ ※反射的な意味で



9982号「ハァ、ハァ……無事でしたか、とミサカは実験関係者を爆殺せずに済んだ事実に安堵します」タッタッタ


一方通行「なンだよ、殺されに戻ってきたのかァ? 人形風情にしては殊勝じゃねェか」ニタァァ

9982号「実験外の交戦は演算結果に支障をきたしかねません、とミサカは実験の続行を促します」

一方通行「そォだな。俺もニンゲンは殺したくねェし、さっさと終わらせるとするか」


美琴「ま、待ちなさい!」


一方通行「まだ何かあンのかよ。三下でも理解できただろ? オマエじゃ俺は止められねェ」

9982号「お姉さまが気に病むことはありません。実験で消費されてこそ、実験動物の意義は果たされるのですから」

一方通行「だとよ」


美琴「ふざ…」

上条「ふざけんじゃねえッッ!!!」


一方通行「あァ?」


上条「鼓膜がイカレてよく聞こえなかったが、御坂妹にまで手出しする気だな! 外道がッ、大概にしとけよ!」ググッ

美琴「アンタ、まさかそのケガで!?」

上条「大丈夫だから、さがってろ」フラフラ

美琴「どうして……? そんなにボロボロなのに……」

上条「御坂じゃあのバケモノの相手は無理だ。だから……ここは、俺が戦う」フラフラ

美琴「で、でもこれは私が原因で起きたことなのよ!? アンタが戦う理由なんて…」

上条「誰かのために戦うのに、理由も資格もいらないだろ。何より御坂が不幸になるのを見過ごせねえ!!」キリッ

美琴「あ……」トクン

上条「……(今度ばかりは上条さんも我慢の限界だ。元夫として、性根を叩き直してやる!)」



Side 一方通行


一方通行「まァたヒーロー気取りかよ。ま、そンなに死にたいなら、止めやしねェ」


上条「…………」


一方通行「つっても俺が手を下すまでもなさそうだが……ッ!?」

適当に痛めつけてやろうと算段していた一方通行の表情から余裕は消え、驚愕が張りつく。
フラフラと頼りない足取りで一方通行との距離をつめていた上条が突如、一方通行の視界から消えたのだ。

一方通行「どこに消えやがった?」

辺りを油断なく警戒する一方通行。
だが驚きは一瞬のことで相手は空間移動か、それに準ずる機動力を持つ能力者であると分析する。
そして出した対応策は「何もしない」だった。

学園都市第一位の能力者、一方通行。

その能力に比肩するものは無く、故に己より強い相手と戦った経験は皆無だった。


上条「歯ァ食いしばれぇぇッ!!」

一方通行「!?ッ」


まして、顔面を全力で殴られた事などあるハズもなかった。


一方通行「は……あ、…………え?」

突然の衝撃と共に意識が暗転し、気付いたら満点の夜空が視界に広がっていた。
何が起きたのか理解できず、気の抜けた声を漏らしてしまったが、左頬から伝わるかつてない痛みが事態を雄弁に教えてくれる。

一方通行「反射を突破された、のか……?」

それはあり得ない事だ。

上条「今のは御坂妹の分だ」

一方通行「は……ァ?」

上条「そしてこれが御坂の分ッ!!」

一方通行「がふッ!?」

あり得ない事が二度起きた。
それはもう必然であり、一方通行は自分がツンツン頭の男に殴り飛ばされていると自覚した。

一方通行「グ、ガ……ッ、ハァッ、ハァッ……な、なンなンだオマエは!?」

上条「妙だな。お前ってこんなに弱かったのか?」

一方通行「お、俺が弱い……だと……?」

上条「なんだか興醒めだな。今すぐ御坂たちに謝るなら、ここで勘弁してやってもいいぞ?」

新たにあり得ない事が起きた。
しかし今度のは致命的だ。最強にむかって、目の前の男は何と言ったか。

弱いってのは、一方通行と対極に位置する言葉のハズだ。
しかも上から目線で勘弁してやるときたもんだ。

一方通行「舐めてンじゃねェぞ、この三下があああァァァッ!!!」


学園都市が誇る白い悪魔は、全ての容赦を投げ捨てツンツン頭に躍りかかった。



Side 美琴


御坂美琴は目の前で繰り広げられている光景が信じられなかった。


上条「これは非業の死を遂げた上条さんの毛根たちの分ッ!!」

一方通行「おごっ!?」

上条「これは活躍の機会さえ与えられずに朽ち果てた我が息子の分ッッ!!」

一方通行「ごぎゃっ!?」

上条「これは無残にも消去された嫁たち(二次元)の分ッ!」

一方通行「ぎょぱッ!?」


激しい怒りと共に上条がパンチを繰り出し、それが突き刺さった一方通行はノーバウンドで吹き飛んでいく。
そして一方通行が地面に落ちる前に、驚異的なスピードで先回りした上条が再び殴り飛ばす。
かれこれ10ループはしただろうか。時間にすれば十秒にも満たないが、確実に一方通行は死への階段を上らされていた。

さながら獲物をいたぶる猫のような所業である。

ヒーローにあるまじき残虐ファイトに、心優しいヒロインが待ったをかける場面なのだが――


美琴「カッコいい……。アイツ、あんなに強かったんだ///」


生憎ヒロインは中学二年生。圧倒的強さを見せつけるヒーローに夢中だった。


Side 一方通行


空から落ちてきたツンツン頭と交戦して一分が経過した頃、一方通行は虫の息だった。
一撃をもらう度に意識が飛びそうになり、しかし痛みのあまり意識を戻される拷問。

旺盛だった殺意はあっという間にへし折られ、痛みと恐怖に繊細な心は蝕まれていく。
何故反射が効かないのか? 何故自分がこんな目にあっているのか?
最強の殺戮者は最早存在せず、一方通行に出来るのは、この理不尽な暴力が終わるのを願うことだけだった。

そして漸く願いが叶う。

上条「そしてこれが散々嬲りものにされてきた、俺の分だああァァァーーーーーー!!!」

一方通行「グハッ!?」

今までで一番の衝撃を鼻っつらに感じた瞬間、一方通行は地面との再会を許された。


一方通行「う……あ……」

上条「回復魔術でも使われたら厄介だからな。このまま決めさせてもらうぜ」

己が対峙したバケモノは、容赦なく自分を葬るつもりだ。
どうしてこんな事になったのか。自分はただ誰も傷つけたくないから絶対能力者になりたかっただけなのに。

なのに傷つけたくないという願いを忘れ、妹達(シスターズ)をなぶり殺しにしたのは誰だ?

一方通行「あ……ぐゥッ……(は、ハハ、これが報いってヤツか……)」

初期衝動を思い出し、現実との自己矛盾を思い知る。
結局のところ、一方通行は明確な意志も理念も無く、唯々諾々と人殺しを続けていただけだった。

クローンを人形だと誤魔化して、殺戮を繰り返すだけの装置に成り下がっていた。

それが答えだった。



矛盾が晴れた一方通行の心中は穏やかだった。
ここで死ぬことになっても、それは仕方のない事だと受け入れていた。

だがそれは虫のいい話だったらしい。


上条「もう二度と力を振るえないよう、お前の幻想をぶち殺させてもらう」


そう宣言したバケモノの右腕から、不可視のナニかが顕現する。
不可視であるのに認識できてしまう矛盾。圧倒的存在感により、強制的に認識させられてしまう恐怖。

死すら生ぬるい、存在そのものを蹂躙される恐怖に、一方通行は指一本動かせないでいた。

一方通行「あ、ああ……」

ただ殺されるなら、それは報いだと受け入れた。だがあんなのは聞いていない!
アレはレベル5だとか、絶対能力とか、そういう次元の存在ではない!

一切の善性や良心を許さない、アレは正しく邪悪そのものだ。

一方通行「や、やめっ……」

邪悪なナニかと目があってしまった。

一方通行「やめろ……」

邪悪なナニかが舌なめずりしている。

一方通行「やめてくれ……」

邪悪なナニかが獰猛な顎を目いっぱい広げている。

一方通行「や、やめろおおおォォォーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」


邪悪なナニかに噛み殺される瞬間、一方通行はその正体を悟る。
人が抱く最強の幻想、永遠の神の敵対者、悪性の象徴にして嫉妬や怒りを司るもの。


一方通行(ドラ……ゴン……?)


この日、学園都市最強は誰に顧みられることなく死んでいった。












こうして悪はヒーローに討たれ、ヒロインは日常を取り戻し、ヒーローは幸せを手に入れた……なんてハッピーエンドが許されるはずもなく――











一夜明けて、とある病室――


上条「いてぇ……死ぬほど痛い……」

美琴「あんな無茶をするからよ。ほんとバカなんだから」ヤレヤレ

上条「うぐ、返す言葉もありません……」

美琴「助けてくれたのは感謝してるけど、代わりにアンタが死にかけてたら世話ないわよ」

上条「けどなぁ、あそこで引き下がるわけにはいかなかったんだよ」

美琴「いいわけしないの!」メッ!

上条「はい……」

美琴「アンタにもしもの事があったら、私はどうすればいいのよ……」

上条「御坂……」

美琴「私の不幸を見過ごせないって言うなら、心配させんなバカ……」

上条「そうだよな。ごめん御坂」

美琴「べ、別に謝ってほしいわけじゃなくって……わ、私はただ」ワタワタ

上条「ただ?」

美琴「……ありがとう、って言いたかっただけ///」テレテレ

上条「……ぷっ」クスッ

美琴「わ、笑うなー!///」プンスカ


上条「素直にお礼を言う美琴たん萌えー。お前かわいいな」ニヤニヤ

美琴「か、かわっ!?///」カァァ

上条「せっかくの夏休みだし、退院したらデートのひとつもしたいなぁー、なんて思っているのですが」

美琴「デデデ、デートぉ!?///」

上条「ダメか?」

美琴「……ダメじゃないけど、心の準備というか整理というか、色々あるのよ……///」モジモジ

上条「今すぐオッケーしてくれなくていいからさ、考えといてくれよ」

美琴「う、うん……///」


◇ ◇ ◇ ◇


上条「そういえば御坂妹はどうしたんだ?」

美琴「……あの子ならさっき中庭で会ったわよ」

上条「何かあったのか?」

美琴「例の実験が完全消滅したって教えてくれたの」

上条「そっか」

美琴「……私がDNAマップを提供したせいで、あの子たちを辛い目に遭わせちゃった」ションボリ

上条「…………」

美琴「アンタは変わらず接してくれてるけど、本当は私なんか優しくしてもらう資格なんて…」

上条「ったく」

ポカッ

美琴「あいたっ、なにすんのよ!?」プンスカ



上条「なーにネガティブになってるんだよ。何でも背負い込むんじゃありません」

美琴「だ、だって! 私が…」

上条「御坂、組織ってのはお前が考えてるほど甘いモンじゃねーんだ。やると決定されたなら御坂個人がどう動こうが止められないないんだよ」

美琴「…………」

上条「仮に御坂が妹達の件に関わらなくても、別の、似たような境遇の誰かが選ばれるだけだろ」

美琴「そんなの分かんないじゃない……」

上条「いいや、頭のいいお前は理解してる。納得できないだけだ」

美琴「じゃあどうすればいいのよ!」

上条「頼ればいいんだよ。独りで突っ走るな」ポンッ

美琴「…………」

上条「レベル5だからって独りで立ち向かう必要なんてないんだ」

美琴「うん……」

上条「御坂を慕って力になりたいってヤツは結構いると思うけどな」

美琴「でも巻きこんだりしたら……」

上条「同じ学園都市の住人だろ? 大なり小なり巻き込まれてるさ」

美琴「…………」

上条「それに何も直接戦うだけが全てじゃない。情報を扱うのが上手いヤツ、料理が上手いヤツ、機転の利くヤツ、いつも笑顔なヤツ」

上条「一人一人はちっぽけだけど、かき集めて束ねれば、きっと凄い力になる。だから御坂が一人で思い悩むことはないんだよ」

美琴「……アンタも私の味方でいてくれる?」

上条「ああ、もちろんだ。なにせ七十年前からの規定事項だからな」ニコッ

美琴「意味分かんないわよ、バカ……」クスッ



翌日 入院中


上条「嗚呼、なんて平和なんだ。白い悪魔に怯えずにすむ幸せ……今、上条さんは不幸ではないッ!!」


コンコン


上条「はい、どうぞ」

ガラガラ

木原「よーっす、幻想殺し。ケガの具合はどうだ?」

上条「あ、あのぅ、どちら様でせうか?」オズオズ

木原「おおっと、自己紹介がまだだったな。俺は木原数多、お前の上司になる男だ。よろしくなー」

上条「はい……?」ハテ?

木原「退院次第、お前は俺の指揮下に入ってもらう。業務内容は学園都市の不穏分子の殲滅、何か質問はあるか?」

上条「ちょちょ、ちょっと待った!?」

木原「ああん?」

上条「なんだよそれ! 一般学生の上条さんが何故にそんな胡散臭い仕事をしなきゃならんのか!?」

木原「謙遜すんじゃねぇよ。学園都市が誇る最強の能力者をぶっ壊してくれたじゃねーか」ニヤニヤ

上条「へ?」

木原「ぎゃはははははは!! あのクソガキの醜態はサイコーだったぜぇ! 俺でもあそこまで上手く壊せねぇよ!」

上条「ま、まさか……あれはインデックスじゃなかったのか?」ガクガク


木原「それとお前には莫大な借金を背負ってもらうぜ。その額なんと1兆8000億だ! ぎゃはは、スゲーなオイ!」

上条「いいいい、一兆八千億ぅぅぅーーーーーー!?」ガビーン

木原「絶対能力進化の消滅で余った妹達の在庫代だ。一体あたり1億8000万、端数切り捨てで一万体分にまけてやってるんだから感謝しろよ?」

上条「なんで俺が!?」

木原「テメエの勝手で学園都市が損害を被ったんだ。責任取るのは当然だろうが」

上条「そ、それにしたって金額がががが……」

木原「別に逃げたって構わねえぞ? 代わりに超電磁砲に背負ってもらうからよぉ」ニタァァ

上条「くそっ、人質かよ!」

木原「そう悲観するこたねぇよ。仕事一回につき1億8000万支払ってやる」

上条「マジで!?」

木原「大マジだ。お前が相手にするのは『マジュツシ』とかいう外部の能力者モドキだからな」

上条「!?」

木原「危険度も最高ランク、命の保証も無し。ま、その代償だから当然の金額ってわけだ。遠慮すんな」

上条「…………」プルプル

木原「お前が所属指揮する組織名は『グループ』、構成員はテメェで探せ。俺は命令を伝えるだけだから当てにすんなよ?」

上条「ふ、不幸だ……」ガックリ

木原「まあ諦めな。クソ以下の暗部でも住めば都ってなぁ! ぎゃはははは!!」ゲラゲラ



数時間後


上条「どうしてこうなった……。俺はただ理不尽な不幸をぶち殺しただけなのに」


禁書「ふぅ~ん」ヒョコ


上条「出たな悪魔め!」

禁書「悪魔はとうまの方でしょう? 善良な小市民に『竜王の顎(ドラゴンストライク)』なんて使ったくせに」

上条「うぐっ」

禁書「かわいそうに、あの白い人は二度と能力者として生きていけないんだよ」ジトー

上条「お、俺はなんてことを……」

禁書「でも白い人はとうまに感謝するかもね」

上条「……なんで?」

禁書「だって能力と一緒に不幸の源まで食らい尽くしたんだもん。これからの白い人の人生は幸福一色かも」シレッ

上条「…………」ポカーン

禁書「その分とうまは不幸になるけどね」クスクス

上条「それでか……あの借金はそのせいなのか……」ガックリ


禁書「で、ここからが本題なんだけど。とうま、覚悟はいい?」

上条「な、なんの覚悟だよ!?」ビクッ

禁書「未遂に終わったとはいえ、このインデックスに牙を剥いた事実は消せないんだよ」ゴゴゴゴ

上条「そ、それがどーしたよ! 竜王の顎ならお前の10万3000冊だろうが…」

禁書「確かにとうまの右手は無敵かも。でも制限があるよね?」

上条「あ」

禁書「一度全力を解放しちゃうと、再使用までひと月のブランクがある。ほんとに迂闊なんだから」ヤレヤレ

上条「……(ヤバイヤバイヤバイ! 戦闘なんてウン十年ぶりだからすっかり忘れてたーーーー!?)」

禁書「さあ懺悔の時間だよ?」ニッコリ

上条「ひいっ!?」

禁書「その罪、魂に刻んであげるんだよォォォーーーーー!!!」ピョーン

上条「待て!? 上条さんはケガ人…」


ザシュッ!! グチャッ!! メコッッ!!!


上条「ひぎィィィーーー!?!? の、脳漿がでちゃうーーーーー!?」ギャース!!



といったところで今回は終了
次回は番外編「とある幸福の一方通行」を投下しようかとー


何これひどい

他の2スレの進行状況はいかがですか

上条さんの戦闘力がパねえwwwwww


一方通行さんがどうなったのか気になるので次回が楽しみww


さすがは強くてニューゲーム、強すぎ素敵ワロタ

しかし上条さんあそこまで容赦無いなんて…どんだけフラストレーション溜まってんすかw

そして美琴が超かわいい



ひでぇwww


 白い悪魔>>>越えられない次元の壁>>>幻想殺し>ギアナ高地レベルの壁>>一方通行>超電磁砲 レベルの瞬殺じゃねーかwwwwww

ただただ酷いとしか言いようがないwwwwww



インデックス死ね

とりあえず一方さんは救われたんだな
次回打ち止めくるー?


原価の1000倍の借金とか酷すぎだろwwww

おつ
なんだろう、この物凄い頼もしいのに頼りない感じは…
借金に関しては、上条さんが妹達全員を養うってことなんだろうか…ww

そして一通さんはスキルアウトの反応が怖いとこだな
でもまたぬこぬこし始めてそう期待

原価18万なのにぼったくられてるwwwwww

一通さんボコボコにしてアレイスターのプラン一つ潰したんだから結構安いかもなww

だいぶ後だけど垣根くんどんまい

ボッタクリってレベルじゃねーぞ!!ww
そして上条さん強すぎわろた
幻想殺しの真価を理解してるだけでなく身体能力も超ブーストしてるじゃねえかww

この上条さんとインデックスが組んだらアレイスター倒せるんじゃね?

アレイスターどころか世界がヤバいレベルだろwwww

きっとあれだよ、ぼられてるんじゃなく
妹達のこれからの生活費とか学費とかその他もろもろ学園都市が面倒見てくれるんだよ
もちろん上条の金で
つまり必要経費(キリッ

シスターズ一人ひとり全員分の生涯賃金分くらい払わされてるのなww
……あれ?これシスターズ全員いろんな意味で上条さんの所有物、ひいては資産じゃね?

上条さんの不幸が止まらないwww

武神無双蓮華だこれ
上条さんまさかの武神流継承説

けど暗部に入るってことは仕事外泊ができるってことだよな……
つまりメンバーに女の子がいれば……チャンスですよ上条さん!

>>180
後になるほど童顔化が進行して行くのはそういうことだったのか

というかグループって土御門どうなるんだ?

エツァリなんて8月31日を越せるかも怪しい
ガチで上条さんに葬られそうだから困るww

>>182
まだグループ自体結成されてないじゃね?
ならつっちーがいないor後から加入でも問題ないっしょ

土御門「あそこでグループのリーダーしてんの俺のクラスメイトなんすよwwwwwwwwwwwwwwww」

>>185
ばーか

つか暗部に拘束する代価として8兆円換算されてた一方さんを使い物にならなくしたのに
1兆8千億円ですませてくれてるんだから、むしろ良心的なお値段じゃね?

足元見られてるんだろ

ある程度から上は似たようなもの、と思ってしまう人間の不思議

垣根くんは繰り上げ当選で万歳わっしょいなのか?www

くそだな

なにげに木原クンの死亡フラグ折れてるwwww

今回は外伝なので時系列が飛びますがご容赦をばー


八月十五日

第七学区 窓のないビル――


魔窟、正しく人知を超えた存在が鎮座する科学サイドの最奥。
そこで碌でもない計画を練り、実行し続ける若づくりの老人は例によって逆さまのまま水槽内でほくそ笑んで……いなかった。


アレイ☆「メ、メインプランが……長年の悲願が……」


幻想殺しと一方通行の衝突。

彼のプラン、その始まりにして重要なファクターであった戦いは、僅差で幻想殺しが勝利を収めるはずだった。
幻想殺しは強敵との戦いで経験を積み、一方通行は自身の在り方を大きく変革させる切欠を得るはずだった。

しかし蓋を開けてみれば結果は散々だった。

アレイ☆「計画の要たる一方通行は消失……まだ弱いはずの幻想殺しは、私はおろかエイワスをも凌駕していた……」

超越者が頭を抱えて煩悶している。

アレイ☆「何故だ……? 何処で何を どう間違えた……?」

小一時間絶望に沈んでいたが、そこは然る者。
すぐに修正案を脳内で構築し、実行するべく手配を始めていた。


アレイ☆「フフフ……そうだ、あの力を我がものとすればプランなど無価値。要は学園都市に縛りつければ良いのだ」


この日、とある不幸少年に減る事のない借金との接戦生活が宿命づけられた。

その一方、図らずも学園都市の闇から解放された虚弱少年はというと――



EXTRA CASE とある幸福の一方通行


八月三十一日

第七学区 とある病院――


一方通行「…………」

冥土帰し「ふむ、ようやくケガも完治したね?」

一方通行「あァ」

冥土帰し「能力の方はどうだい?」

一方通行「ダメだ、演算は出来ても能力が発動しねェ」フルフル

冥土帰し「そうかい……」

一方通行「ンで、俺の処遇は決まったンだろ?」

冥土帰し「……本日を以て、超能力者としての権利を全て剥奪。以後は無能力者として生活するように、だそうだ」

一方通行「は?」キョトン

冥土帰し「金銭面や元超能力者としての風当たりは辛いだろう」

一方通行「いや、そォいう問題じゃなくて…」

冥土帰し「だがこうして君の主治医になったのも何かの縁だ。僕も可能な限りバックアップするから心配はいらないね?」

一方通行「……(いっそくたばってた方がマシだったかもな。今更能力無しにまともな生活が送れるはずが無ェ)」



第七学区 とある学生寮前――


一方通行「今日からここに住めってか」


土御門「お、もしやお前さん、新しい入居者か?」


一方通行「あァ」

土御門「てことはお隣さんだにゃー」

一方通行「はァ?」

土御門「いやー、先月お隣さんが急に引っ越してから、そこだけが空き部屋なんですたい」ケラケラ

一方通行「…………」

土御門「オレは土御門元春。よろしくな」スッ

一方通行「手……?」ハテ?

土御門「握手だよ握手。お隣同士、明日から同じ高校に通うんだ。仲良くしようぜい?」

一方通行「あ、あァ……」

土御門「そんじゃ荷物を置いて出かけるとしよう」

一方通行「……?」

土御門「ここら辺、まだ詳しくないんだろう? スーパーとか安い定食屋を教えがてら歓迎会と洒落こむぜよ」

一方通行「いいのか?」

土御門「遠慮はいらんぜよ。親切は黙って受け取るもんだにゃー」ニヤリ

一方通行「…………」



九月一日

とある高校――


小萌「みなさんおはようございまーす。今日から新学期ですが、早速転入生がやって来ましたー」


青ピ「もしかして美少女転校生!?」ガタッ!!

吹寄「落ち着きなさい、馬鹿者」ヤレヤレ

青ピ「せやかて気になるやん!」


小萌「ふふっ、青髪ちゃんは残念でしたー。そして喜べ小猫ちゃんたちー、転入生ちゃんは美少年なのですよー♪」ニコニコ

ガラガラ

一方通行「……どォも」


クラス一同「「「「「おおーーーーーーー!!!」」」」」パチパチパチ


小萌「では自己紹介をお願いしますねー」

一方通行「…………」


クラス一同「「「「「……?」」」」」


小萌「鈴科ちゃん? どうしたのですか?」ハテ?

一方通行「いや、何を言えばいいのか……こォいう経験は初めてなンだ」

小萌「気負う必要はないのですよー。お名前と出身校と、あとは何か一言くらいですかねー」ニコニコ

一方通行「……名前は鈴科、出身校は長点上機、何か一言は……一言は…………ダメだ、何も思い浮かばねェ」


クラス一同「「「「「……///」」」」」プルプル

青ピ「綺麗な子やなー……って、もしかして男の娘!? 全然守備範囲やしイケるやん!!」ハッ!?

土御門「同じクラスとは奇遇だにゃー」ヒラヒラ


小萌「みなさん良い子ですから仲良くしてくださいねー」ニコニコ

一方通行「……どォなってンだ?」



休み時間


一方通行「……(授業そのものは楽勝だったな)」

土御門「ちょっといいかにゃー?」

一方通行「あン?」

土御門「お前さん、長点上機から転校してきたんだよな」

一方通行「……あァ(元エリートと知れれば…)」

土御門「だったらこの問題の解き方を教えてくれ! 頼むっ!!」

一方通行「…………は?」ポカーン


◇ ◇ ◇ ◇


一方通行「この設問は複数の公式に当てはめて計算すればいいンだ」スラスラ

土御門「なるほどにゃー」

青ピ「ハイハーイ! 僕の勉強もみったって~」クネクネ

一方通行「お、おォ」

土御門「放課後、暇なら地下街にでも繰り出そうぜい」

青ピ「いいね、鈴科くんも都合ええか?」

一方通行「……めンどくせェ」

青ピ「そう言わんといてーな。僕とキミの仲やないの」

一方通行「どンな仲だっての」ヤレヤレ

青ピ「そんなの友達に決まってるやん。なぁなぁ、ええやろ?」ユッサユッサ

一方通行「トモダチ……?」


上条「…………」ヨロヨロ


土御門「カミやん、重役出勤ご苦労さん」ケラケラ

一方通行「!?ッ」ガタッ!!



上条「ね、眠い……眠すぎます……」フラフラ

青ピ「カミやん、えらくフラフラやけど大丈夫なん?」

上条「大丈夫なわけがねぇ……。借金に利息があるなんて……あの金額でそれは鬼畜すぎるだろ……」ブツブツ

土御門「背中が煤けてるぜよ……」


アババ アババ アババ オドル…


上条「はい、こちら上条!」pi

木原『お待ちかねの侵入者だ。詳しくは9982号と合流して聞け。以上』ピロロロ ピロロロ

上条「あのー、何やら後ろの方からパチンコ台らしき電子音が聞こえるのですが……」

木原『気にすんな。んなコトより、商売敵(ジャッジメント)に先を越されたらボーナスがパーになっちまうぞ?』

上条「了解! すぐに急行する!」キリッ

木原『おう、精々がんばんな』pi


上条「待ってろよボーナス! 魔術師一匹、1億8000万ってなァァッ!!!」ピューン!!


青ピ「速っ!?」

土御門「……カミやん、マジでご苦労だにゃー」ホロリ

一方通行「なンなンだよ一体……」ガクブル



放課後

第七学区 繁華街――


青ピ「う~ん、今日はようさん遊んだなぁ~」ノビノビ

土御門「今日も、の間違いだろう。昨日も一日遊び呆けてたにゃー」ヤレヤレ

青ピ「あはは、せやね」

土御門「スズやんも楽しめたか?」

一方通行「……スズやん?」

青ピ「鈴科くんて呼びにくいいうか、堅苦しいやろ。愛称つけた方が早く仲ようなれへんかなーって思うんよ」

一方通行「仲良く? ……俺と?」キョトン

土御門「嫌ならやめるが……ッ! ハァ、招かれざるお客さんだぜい」


不良A「オイお前、その髪の色に赤目……」

不良B「超能力者様かよ! 無能力者に負けて能力を失ったらしいじゃねぇか」ニヤニヤ

不良C「少し付き合えよ。オレのダチが昔世話になったらしいからな」


一方通行「チッ、どっから情報が漏れてンだか」

土御門「三対三、条件は五分だにゃー」フフン

青ピ「スズやんにケンカ売るとか覚悟できてるんやろな? 温厚な僕もキレるで」イラッ

一方通行「オマエら……」

青ピ「友達やろ? 水臭いこと言わんといてやー」ニッ

一方通行「……今日知りあったばかりだってのに、どォしようもないお人好しだな」クスッ

土御門「クラスメートを見捨てる薄情者よりマシぜよ」



不良A「安い友情ごっこしてんじゃ…」

青ピ「おらァッ!!」ブンッ!!

バキッッ!!

不良A「ごはっっ!?」バターン


不良B「てめえ……! 不意打ちなんて卑怯だぞ!」

土御門「先にケンカを売ったのは貴様らだろう? 油断するほうがマヌケなんだ……ぜぃッ!!」シッ!!

ドスッッ!!

不良B「がッ!?」パタリ


不良C「こ、こいつら場馴れしてやがる。クソッ、どうすれば」オロオロ

一方通行「さっさと尻尾を巻いて失せろ、三下ァァーーーッ!!」ダッ

不良C「く、くるなぁぁっ!!」ブンッ!

ボグッ!!

一方通行「グフッ!?」バターン

不良C「あ、あれ……弱い?」

一方通行「…………」ピクピク


土御門青ピ「「スズやーーーーん!?」」ガビーン



青ピ「このドサンピン。弱っちいスズやんに手ェ出すとか大概にせえよ」ギロッ


不良C「あわわわ……わ?」


青ピ「どつきまわしたるから覚悟せえや!」

土御門「ッ、どうやら覚悟が必要なのはこっちみたいだぜい」

青ピ「なんで?」ハテ?


不良DEFGHIJK「「「「「「「「…………」」」」」」」」ゾロゾロ

不良C「へ、へへっ、形勢逆転みたいだな」ニヤリ


青ピ「うそん」ポカーン

土御門「拙いにゃー、スズやんが気絶してるから逃げられんぜよ」ヒソヒソ

青ピ「……しゃーないなぁ。ここは僕に任して、キミはスズやん連れて逃げや」キリッ

土御門「凄絶な死亡フラグだな」ウン

青ピ「縁起でもないこと言わんといて!?」ガビーン



不良C「ゴチャゴチャうるせえっ!! さっきの借り、まとめて返してやるぜ!」ガァァ


青ピ「アカン!? 土御門くんのせいで逃げ出すタイミングを逸してるやん!」

土御門「まあ平気だろ。これだけ時間を稼げば風紀委員が…」


美琴「そこまでよ!」デデン


不良C「だ、誰だ!」


御坂妹「誰かと問われたなら、ミサカたちは統括理事直轄組織『グルー…わぷっ!?」ムググ

美琴「なに正直に名乗ろうとしてんのよ!?」ワタワタ

御坂妹「ぷはぁ……突然口を塞ぐのはやめてください、とミサカは野蛮なお姉さまに辟易します」ヤレヤレ

美琴「アンタが迂闊だからでしょ!? どーして私が悪く言われなきゃなんないのよ!」プンスカ

御坂妹「そんな事より早く検挙しなくては、商売敵がやってきますよ? とミサカはさり気なく話題を逸らします」

美琴「おっと、そうだった」


不良C「ふざけてんのかテメエら……」イライラ


美琴「こちらはアンチスキル特務支援課よ。焼かれたくなかったら大人しくお縄につきなさい!」

御坂妹「とミサカは威嚇のため暴徒鎮圧用ガス銃をチラつかせます」ジャキ


不良C「なんだよそれ!? アンチスキルが学生に銃を向けるってのか!?」ギョッ!?


美琴「あ、いや、これはあくまで様式美だから。アンタたちが抵抗しないなら…」

御坂妹「隙あり、とミサカは容赦なく銃を掃射します」

タタタタタタタタタッッ!!!!

不良CDEFGHIJK「「「「「「「「「ぎゃあああーーーーーーーーーーーーー!?!?」」」」」」」」」


美琴「こ、こらーーーーー!? なんで発砲てんのよーー!!」ギャース

御坂妹「ふぅ、掃討完了、とミサカは油断なくリロードしました」ガシャコン!

美琴「聞けよ!?」



美琴「相手がスキルアウトだからって、無闇に撃ってんじゃないわよ!?」

御坂妹「しかしあの人に『敵に情けは無用、躊躇わずに討て』とミサカは教育されていますから」シレッ

美琴「ア・イ・ツ・は~~~~~ッ!!」

御坂妹「それより索敵範囲内に感有り。これは…」


黒子「ジャッジメントですの! って、なんですかこの惨状は!?」シュン!


美琴「ゲッ、面倒くさいのが……」ゲンナリ

御坂妹「遅い到着ですね。本件もミサカたちが先んじて解決したので帰っていいですよ? とミサカはあからさまに挑発してみます」

美琴「ちょ、ちょっと!?」

黒子「お姉さま」シュン!

美琴「にょわ!?」ビクッ

黒子「一体何を考えていますの! 治安維持は子供の遊びではありませんのよ!」ガァァ

美琴「んなっ、遊びじゃないわよ! 風紀委員みたいなボランティアと違って、こっちは生活がかかってるんだから!」ガァァ



土御門「よし、今のうちにスタコラサッサだぜい」コソコソ

青ピ「えー、美人双子姉妹とお近づきに…」

土御門「風紀委員と警備員のやっかいになりたいのかにゃー?」

青ピ「それは……嫌やな」ウン



とある学生寮 一方通行の部屋――


一方通行「う……」パチ

土御門「フン、フン、目が覚めたかにゃー?」

一方通行「いつの間に部屋に……つゥかオマエ、何やってンだ?」

土御門「スズやんがスキルアウトにワンパンKOされたんで運んだんだ。そして暇つぶしに筋トレしてるんだぜい」ニヤリ

一方通行「ワンパン……」ズーン

土御門「天は二物を与えないって言うし気にするな」ケラケラ

一方通行「うっせェ」ケッ

土御門「ま、そのうち嫌でもケンカ慣れするさ。なんつっても俺たちは無能力者、下らん輩に絡まれやすいからにゃー」

一方通行「…………」

土御門「かつての最強としては複雑か?」

一方通行「!?」

土御門「白い髪に血のような赤い目、そして夏休みに流れた『第一位が死んだ』という噂。ピンときても不思議はないだろう?」ニヤ

一方通行「……俺が元第一位だと知っていて近づいたのか」

土御門「だとしたら、どうする?」

一方通行「悪いことは言わねェ。俺に関わるな」

土御門「…………」

一方通行「どうせ碌な事にはならないからな」

土御門「スズやんはやっさしいにゃ~♪」ニヤニヤ

一方通行「……はァ?」



土御門「オレに近づくと火傷するぜぃ、ってことなんだろ?」ニヤニヤ

一方通行「テメェ……」イラッ

土御門「それとも中二病乙! とでも言ってほしいのかにゃー?」ケラケラ

一方通行「よし、表に出ろ。愉快なオブジェにしてやンよ」

土御門「雑魚Cにアッサリ負けたくせに? うわ……スズやん雑魚すぎ」プークスクス

一方通行「……チッ」

土御門「まあそんな深く考えなさんな。幸い、うちのクラスには最強のお人好しがいるからにゃー」

一方通行「最強……?」

土御門「黙っていても勝手に解決してくれるから、オレたちは気楽に遊んでればオッケーぜよ」ウンウン

コンコン ガチャ

舞夏「兄貴ー、晩御飯できたぞー」


土御門「待ってました! スズやんも一緒にどうだ? 舞夏の飯は最高だぜい」

一方通行「あ、あァ」



とある学生寮 土御門の部屋――


舞夏「味はどうだ白い人ー」

一方通行「うめェ……」モグモグ

土御門「そうだろうそうだろう♪」ドヤッ

一方通行「なンでオマエがドヤ顔してンだよ。つゥかムカつくからやめろ」

土御門「舞夏は自慢の義妹ですたい」フフン

一方通行「聞いてねェよ」

舞夏「おかわりも沢山あるから遠慮せずに食べてくれよー」ニマニマ

一方通行「そンなに食えねェっての」

土御門「なんだと! 貴様、舞夏のメシが食えないっていうのか!?」ガァァ

一方通行「メンドくせェ」ヤレヤレ


◇ ◇ ◇ ◇


夕食後

第七学区 とあるコンビニ前――


一方通行「チッ、奨学金がこンなに少ないとは予想外だ。缶コーヒーのまとめ買いすら出来ないなンてなァ」

一方通行「……(けどまァ……こンな日常ってのも悪くねェかもな)」


キシャァァーーーーー!!!

コラ、スフィンクス!


一方通行「ン? これは……猫ちゃンの悲鳴?」ハテ?



禁書「スフィンクス、私と一緒に来るんだよ」

スフィンクス「フカーーーーッ!!!」

禁書「ッ、私に反抗するなんて許されないんだよ?」ニッコリ

スフィンクス「にゃう!?」ビクッ

禁書「やっぱりスフィンクスは良い子だね♪」


一方通行「オイ、そこのシスター」


禁書「あ、白い人だ」

スフィンクス「にゃあっ!!」スタコラサッサー

禁書「ああっ!?」


スフィンクス「みぅー……」スリスリ

一方通行「……(かわいい……)」キュン


禁書「スフィンクス!」ガァァ


一方通行「デカイ声を出すな。猫ちゃンが怯えてるだろうが」

禁書「私の猫なのに、言う事をきかないスフィンクスが悪いんだよ!」プンスカ

一方通行「…………」ジトー

禁書「そ、その蔑むような視線はなんなのかな!?」

一方通行「オマエ、嫌われてるンだろ」フッ

禁書「あーーっ! 今鼻で笑った!」

一方通行「くせェ、オマエ臭すぎるぜ」

禁書「ええっ、今朝ちゃんとお風呂に入ったのに!?」クンクン

一方通行「悪党の俺には分かる。オマエから下種な臭いがプンプンしやがる」

禁書「下種は酷すぎかも!?」ガビーン

一方通行「そンなヤツに猫ちゃンは渡せねェなァ」

禁書「……フッフッフ、この神聖にして不可侵な神の地上代行者たるインデックスに対して、なんたる不遜な態度」ニコッ

一方通行「ッ!?」ゾクッ

禁書「これは救済が必要かな?」

一方通行「~~~~!!(や、殺られる……ッ!?)」


御坂妹「あ、白い悪魔を発見、とミサカはすかさずあの人に連絡しつつ撤収します」タッタッタ


禁書「……ここで騒ぎを大きくするのは愚策かも。運が良かったね白い人。スフィンクスは当面預けておくんだよ」スゥゥ……

一方通行「き、消えた? 助かった……のか……?」ヘナヘナ



スフィンクス「にゃあー♪」

一方通行「ン、オマエは確かスフィンクスだっけか」

スフィンクス「にゃお!」

一方通行「なンだったンだ、さっきのバケモノシスターは?」ブルッ

スフィンクス「みぃ~~~」ションボリ

一方通行「あンなのに返すわけにもいかねェよなァ」ソワソワ

スフィンクス「にゃあにゃあ!」コクコク

一方通行「俺には関係ねェが、このまま放っておくのは人としてあり得ないよなァ?」ウズウズ

スフィンクス「にゃう~~~」ウルウル

一方通行「悪党だって善行のひとつくらい許されるよな?」チラッ

スフィンクス「…………」ウルウル

一方通行「……うちの寮、ペットオッケーだったか? ま、いいか」ヒョイ

スフィンクス「にゃあ♪」パァァ

一方通行「猫缶と猫ちゃントイレ、買って帰らねェと」イソイソ





この日から、虚弱少年のまったり幸せライフが始まったのだった


といったところで今回は終了
次回は時系列どおり、御使堕し編ですねー

上琴スレの進行状況は?


この上条さんはイギリスに夜逃げしてもいいと思うんだ



>>214
イギリスなら逃げ切れるとでも?



姫神ェ…
しかしスフィ一通と出会えてよかったなあ…。もし出会ってなかったら一番不幸だったのではないのだろうか
そして☆が鬼畜ww上条さんにバレたら即ゲンコロだな



地味にミコっちゃん暗部堕ち?暗部臭はまったくしないがw
そして打ち止めがどうなったかが問題かもな

>>215
借金からは逃げれるし
利用価値からローラは庇ってくれるだろうし
白い悪魔がついてきてもねーちんあたりに面倒見てもらえばいいし
なによりアレイスターも簡単に手を出せる場所じゃない

>>218
お前はローラやねーちん程度で魔神そのものを止められるとでも思っているのか?

やっぱりこの>>1の一方さんは猫ちゃン好きなのかw
奨学金が急減したけど今までの貯金は残ってるのかな…
乙!

侵入者はシェリーかな?

>>219
止めるんじゃなくてなだめるんだよ

>>220
能力抜きでも頭は回るみたいだから、貯金が残ってれば資産運用で一財産築けるな。
……まあそんな発想が鈴科君に出てくるかどうかが唯一にして最大の問題だが。

上条さんが守銭奴になってるwwwwww8月後半に何があったしwwww

もはや右席や天使程度じゃ壁役にすらならないレベル

上条さんが最強過ぎて、しかもその後ろに居る魔神が無敵すぎて何が来ても緊張感が出ないなww
無数の魔導書を内包する魔神が相手じゃ、旧支配者ぶつけても何とかしかねない

幻想殺し、超電磁砲に欠陥電気とかグループの戦力パネェなwwww

>>227
竜王の顎が使えるようになってるから幻想殺しよりも上位

上条さんが望んでやまない普通の幸せを一方さんが手に入れたのかwww

この流れだと完全に上条さん外泊してるよな……。つまり……

上条さんが望んでるのは童貞喪失
つまり一方さんの筆下ろしの日も…

今はもしかして、ていとくんが一位?

よかったね。長年の夢がかなったみたいで。

一方通行かわええ
猫ちゃン呼びなのがまたいい



これ……フィアンマ死ぬんじゃね?


上条さんとインデックスに勝てねーだらう……確実に


そもそも勝てる奴が存在するのだろうか…

借金返済の糧になるフィアンマとか嫌すぐるwwwwww

>>235

え……エイワスなら……

>>327
>>194を見よ……無理なのだ……

救済ってなんだよwww

3つとも更新止まってるよね
年内再開あるかな?

年末やし忙しいんとちゃう?

まだ三巻しか進んでないのに上条さんの不幸ぱねえな
続き超期待してますww

>>210 虚弱少年… ぬことささやかに暮らしている。

SSのSSプロロ-グか?

一方さんが勝ち組すぐるwwwwww

そろそろ来てほしいな

まあ気長に待とうか

投下ー


学園都市 某所――


仄暗いカルトチックな地下室で、恐るべき魔術結社が胎動していた。
白地に金の刺繍が施された修道服に身を包んだ、稀代の魔神は鈴を転がしたような声音で召喚する。

禁書「アウレオルス=イザード」

アウ「当然、傍近くに控えております」

禁書「首尾はどうかな?」

アウ「依然、『熱狂的再征服(レコンキスタ)』発動には魔力の絶対量が足りません」

禁書「まあ仕方ないんだよ。このインデックスといえど、個人が捻出できる魔力量には限界がある」

アウ「必然、足りないなら別から補うのが魔術というもの。君の予言が真実なら、間もなく高純度のテレズマが降臨するようだが……」

禁書「フフフ、とうまが内包している存在より幾分格は落ちるけど、吸収すれば魔力の心配は無くなるかも」

アウ「騒然!? かの大天使に戦いを挑むというのか!」

禁書「それは英雄(とうま)の仕事なんだよ。私たちは儀式場を押さえ、術式を改竄してやるだけ」

アウ「なるほど……それならば」

禁書「さあ行こうか。大いなる父の代行者は、このインデックス唯一人であるべきなんだよ」


高笑いを上げるインデックスと錬金術師。

最強の魔神による、しょーもない計画が密やかに始動した。


CASE 05 とある借金の返済計画


八月二十一日

第七学区 とある病室――


上条「ケガも治ったし、ようやく退院かー」

木原「んじゃ張り切って仕事を始めるとするか。借金返済の始まり始まりーってな、ぎゃはははは!!」ゲラゲラ

上条「…………」

木原「オイ、どうしたんだ?」

上条「いきなり容赦ない現実を突きつけられた。不幸だ……」ズーン

木原「1兆8000億だもんなぁ。仕事一回あたり1億8000万の報酬がでても、正味一万回もこなすって、ハハ、笑えるな」ケラケラ

上条「笑えねーよ!?」ガァァ

木原「そんな不幸なテメーにプレゼントだ。入ってこい」

ガラガラ

9982号「本日より『グループ』に配属されたミサカ9982号です。よろしくお願いします、とミサカは丁寧にお辞儀します」ペコリ

上条「お、おい」

木原「人材を引っ張ってきてやったんだ。感謝しろよ?」ニヤ

上条「なに御坂妹を巻き込んでんだよ! コイツは関係ないだろ!」

9982号「関係ないとは心外です。あなたの借金は妹達の身請け代ではありませんか、とミサカは暴露します」

上条「マジで!?」ガビーン


木原「時間が勿体ねえ。とりあえず移動すんぞ」


第七学区 グループアジト――


木原「ここを拠点にキリキリ働いて借金を返せよ」

上条「ま、待てよ!」

木原「ああん? 何か不満でもあんのか?」

上条「広くていいマンションですね……じゃなくて!! どうして上条さんちの家具がここにあるんだよ!?」


ベッド『』デデン

テーブル『』デデン

タンス『』デデン


9982号「貧相な家具ですね、とミサカは素直な感想を述べます」シレッ

木原「貧乏クセーなぁ。部屋がスカスカじゃねぇか」ヤレヤレ

上条「うっせーよ! ていうか俺の部屋は!?」

木原「ああ、言ってなかったがテメーの入院中に寮は引き払っといた。今日からお前らはここに住め、いいな?」

上条「」パクパク

木原「連絡事項は以上だ。仕事の連絡はケータイで行うから肌身離さす持ってろ。そんじゃあな」スタスタスタ

ガチャ バタン

9982号「ではミサカは自室の確認をします」トコトコ

上条「」パクパク


数十分後


9982号「あなたは何時まで呆けているのですか? とミサカは頬を叩いてみます」ペチペチ

上条「ハッ!?」

9982号「これからどうしますか? とミサカはリーダーに指示を仰ぎます」

上条「どうするもこうするも、あまりの展開に置いてけぼりなのですが……」

9982号「大丈夫です、とミサカは自信満々に言い切ります」

上条「なにが?」ハテ?

9982号「どのような敵が現れようと、あなたが負ける姿は想像できません、とミサカはあなたの強さに全幅の信頼を寄せます」キラキラ

上条「え……俺が強い?」

9982号「はい、ミサカが知る限り あなたは最強です」コクリ

上条「…………」プルプル

9982号「ですからこの先ミサカが生き残るには、あなたに着いていくのが最善と判断…」

ガシッ

上条「絶対に守るから、御坂妹もシスターズも絶対に守ってみせるからな!」パァァ

9982号「はい、頼りにしています」コクリ

上条「嗚呼、こんな風に頼られるのはいつぶりだろう……」ウルウル


テッテレー

上条当麻は数十年ぶりに頼られる喜びを味わった!!

上条当麻は御坂妹(9982号)及び、妹達に対して過保護になった!!


上条「よっしゃー! 俄然やる気が出てきましたよ!」

9982号「あ……」クゥゥ

上条「ハハ、腹も減ってきたし買い出しに行くか。御坂妹も一緒に来る?」

9982号「……以前から気になっていたのですが、その『御坂妹』とはミサカの事ですか? とミサカは疑問を口にします」

上条「そうだけど」

9982号「御坂妹……このミサカだけの呼び名……」ニヘラ

上条「……もしかして嫌だったか?」

御坂妹「いいえ、とても気に入りました。今からこのミサカの固有ネームは御坂妹です、とミサカは独断で決定しました」

上条「そりゃ良かった。そんじゃ出かけようぜ」


◇ ◇ ◇ ◇


とある病院――


10032号「ッ!?」

冥土帰し「おや、どこか具合でも悪いのかい?」ハテ?

10032号「い、今なにか大切な……このミサカのアイデンティティが失われたような……」ワナワナ

冥土帰し「よく解らないが、個性が芽生えるのは良い事だね?」



とあるスーパーマーケット――


上条「御坂妹は何が食べたい?」

御坂妹「肉……お肉が食べたいです、とミサカは本能の命ずるがまま答えます」

上条「肉かー……。う~ん、ご奉仕品にミンチがあるからハンバーグにするかな?」ウーン

御坂妹「ハンバーグ……っ!!」キュピーン

上条「あとは付け合わせにポテサラと野菜スープでも作るとすっか」

御坂妹「あなたはお料理が出来るのですか? とミサカは期待の眼差しを向けます」キラキラ

上条「フフン、この上条さんを侮るなよ? 和洋中、何でもござれだ!」ドヤァ

御坂妹「今すぐ帰還を申請します、とミサカはすでにハンバーグで頭がいっぱいです」グイグイ

上条「あはは、そんなに腹がへってるのかよ」ズルズル


路地裏――


上条「み、御坂妹さん? 何やら薄暗い路地裏に入っているのですが……」

御坂妹「ショートカットです」

上条「いやそれは分かるけど、こういう人通りの少ない場所を通ると…」

ドンッ!

浜面「痛っ!?」

上条「ああ、すみません! てな具合に――」ペコリ

浜面「気をつけろクソがっ!!」ガァァ

上条「チンピラに絡まれるんだな、これが」ヤレヤレ

御坂妹「?? あなたなら苦も無く撃破できるのでは? とミサカは素朴な疑問を呈します」ハテ?

上条「そういう問題じゃねえ。自ら進んで揉め事を起こさないようにだな…」クドクド


浜面「テメーら……無視してんじゃねぇよ!!」ウガァァ!!


上条「見てみろ、最近の若者はこんなにもキレ易いんだぞ」ホラネ

御坂妹「嘆かわしいですね」ヤレヤレ


浜面「オーケー、お前らケンカ売ってるんだな? そうなんだな!?」ブチッ


Side 浜面


浜面は苛立っていた。生来のチンピラ気質も影響しているのだろうが
目の前のスカしたツンツン頭の男が、どうにも気に食わなかったのだ。

平均よりかなり低い沸点はとうに超え、浜面は右手を握りしめ上条に殴りかかった。

浜面「おらあッ!!」

アスリート並の肉体を持つ浜面の右ストレートがツンツン頭の頬に突き刺さる。
だというのに……

浜面「いってぇぇーー!?」

上条「ハハ、なんで殴ったお前が痛がってるんだよ」

浜面「知らねぇよ! クソッ、こいつ高位能力者か……!」

上条「いいや、上条さんは無能力者(レベル0)ですよ?」

浜面「はぁ?」

理解の範疇を超えていた。
伊達にカラダを鍛えているわけではないのだ。ただの無能力者が今の一撃を受けてノーダメージなんてあり得ない。

上条「それより気は済んだか? 早く帰って飯を作りたいんだけど」

浜面「は、はは……」

まるで眼中にない。
そのコトが浜面を更に苛立たせる。男としてのプライドが、このふざけた野郎をブチ倒せと命じる!


浜面「これで済むわけねえだろうがぁぁああああああああああ!!!」


Side Out――


数分後


浜面「ハァ、ハァ……あり得ねぇ……手加減なしのストレートが完全に入ったのに……」ゼェゼェ

上条「さすがに何発も殴られると痛いな」ヒリヒリ

浜面「俺より体格が劣るってのに、なんてタフさだ……」

上条「もう十分だろ。お前じゃ俺は倒せねーよ」

浜面「ま、まだだ……!」

上条「ふむ、近頃の若いモンにしては根性があるな」ウン

クイクイ

上条「ん?」ハテ?

御坂妹「早く帰りましょう、とミサカは空腹に耐えきれずあなたを急かします」クゥゥ

上条「そうだな。んじゃ上条さんたちは失敬しますよっと」


浜面「まだ終わってねえっつってんだろうがぁぁーー!!!」シュッ!!

ヒラリ

上条「遅い」

浜面「なっ!?」

上条「突っかかるのはお前の勝手だけどさぁ……とりあえず、この如何ともしがたい実力差を埋めてからにしてくれよ」スッ

ドゴッッ!!!

浜面「ごほッ!?!?」バターン

上条「あれ? 手加減ミスったかな……?」

浜面(や、やめりゃあよかった! こんなタフガイにケンカふっかけるのはよォ……!)ガクリ


浜面仕上 リタイア!!!


グループアジト――


浜面「――んお?」


上条「おお、気がついたか」


浜面「いってぇぇ……。俺は一体……ってテメェは!?」

上条「テメエじゃない、俺は上条当麻だ。お前は?」

浜面「…………浜面仕上」ボソッ

上条「はまづら……? まさかバニー大好き浜面なのか!?」ガビーン

浜面「なんで知ってんの!?」ガビーン

上条「なんでって……あーなるほど、言われてみれば超浜面だわ、うん」シゲシゲ

浜面「意味わかんねぇよ! ていうかここ何処!?」キョロキョロ


御坂妹「ここは、もぐもぐ、統括理事直轄組織、もぐもぐ、グループのアジト、ごっくん、です」モグモグ

上条「こらこら、口の中のものを飲み込んでから喋りなさい」メッ

御坂妹「はい、とミサカは食事に集中します。ハンバーグおいしい……♪」モグモグ

上条「折角だし浜面も食べるか?」


浜面「お、おう」


食後


御坂妹「ごちそうさまでした、とミサカは食後のお茶を啜ります」ズズッ

上条「浜面もお茶飲むだろ?」コポコポ

浜面「ああ、頼む。こんなに旨い飯を食ったのは久しぶりだぜ……って違うだろ!?」

上条「なにが?」ハテ?

浜面「さっき不穏当な単語が飛び出したよね!? 統括理事会がどうとかって……」

御坂妹「統括理事直轄組織『グループ』、彼はそのリーダーでミサカは構成員その一です、とミサカは補足しました」タンタン

上条「まあアレだ、学園都市にとって不都合な連中(魔術師)を始末する組織ってヤツ?」タンタン

浜面「…………」ガクブル

御坂妹「冷房が強すぎますか? とミサカは震えるチンピラを心配します」

浜面「……(嫌ああああああ!? 絶対に関わったらダメな連中に関わっちまったぁぁーーーーーー!?)」ブルブル

上条「で、どうする?」

浜面「ッ!?(ス、スキルアウトも学園都市には不都合な存在だよな!? ヤバイ、殺される!)」ビクッ

上条「こっちとしては浜面をスカウトしたいんだけど、どうかな?」

浜面「おおお、俺みたいな下っ端を殺っても……って、え……スカウト?」キョトン


上条「今日立ちあげたばっかの組織だからな。優秀な人材を確保したいってのが人情だろ」

浜面「俺が優秀……?」ポカーン

上条「うん」

浜面「え、ただの無能力者でスキルアウトなんだけど……」

上条「誰かに押し付けられた肩書なんざ下らねえ。俺は浜面仕上を義理と根性のある漢(オトコ)と見込んで話をしてるんだ」キリッ

浜面「!!!」ピシャーン!!

上条「頼む、俺たちの仲間になってくんねぇか?」

浜面「お、俺なんかでいいのか……?」ワナワナ

上条「なんかじゃねーよ。お前が欲しいんだ!」デデン

浜面「こ、こんな風に評価されたのは初めてだ。素直に嬉しいぜ。……けどみんなを、駒場の旦那たちを裏切るわけには」ジーン……

上条「スキルアウトの仲間のコトなら問題ないぞ」

浜面「え」

上条「浜面がつなぎ役をしてくれたら、組織同士で連携がとれるだろ? もちろん対等な関係だし、必要な物はこっちで用意するからさ」

浜面「…………」

上条「なんとしても果たさないといけない目的があるんだ。だから重ねて頼む、力を貸してくれ」ペコリ

浜面「……わかったぜ、大将にそこまで言われたとあっちゃあ断れねえ。駒場さんに話してみる」

上条「そうか! ありがとうな!!」パァァ

浜面「んで、肝心の目的ってなんなんだ?」


上条「借金を完済することだ」デーン


浜面「ああ借金は良くないな、うん。…………はああぁぁぁぁ!? 借金っ!?」ガビーン


テッテレー

グループの構成員に、浜面仕上が加わった!!


八月二十二日

第七学区 グループアジト――


浜面「――で勢い任せで就職したのはいいんだが」


上条「金が無ぇぇーーーー!? なけなしの貯金まで差し押さえられてるなんて聞いてねーよ!?」ギャース

御坂妹「ミサカは元から一文無しなので悪しからず、とミサカは金策を丸投げします」シレッ

上条「浜面は!? 何か当てはありませんか!?」


浜面「……かねがね金が無ぇ」ボソッ


上条「お前もかーーー!! くっそー、こうなったら」pipi

トゥルルル、トゥルルル

木原『おう、何か用か?』pi

上条「仕事をください!」

木原『仕事だぁ?』

上条「生活費が枯渇してるんだよ! つーか組織の運営費をくれよ!!」ガァァ

木原『甘えんなクソガキ。それくらい自力で調達しろ』

上条「ぐぬぬ……!」

木原『ま、そうは言っても先立つものは必要だよなぁ?』

上条「あ、不幸の予感」

木原『ククク、悪い話じゃねーよ。とにかく俺の研究室に来い』


木原くんの研究室――


上条「失礼しまーすっと」


木原「よく来たな、そんじゃ説明するぜ」

上条「え、軍資金をくれるんじゃないの?」

木原「甘えんなっつっただろ。お前らには自力で稼げる場を提供してやる」

上条「稼げる場?」ハテ?

木原「今日から警備員(アンチスキル)も兼業しろ。ほれ、身分証も発行してあるからよ」ポイッ

上条「おっと」キャッチ

木原「配属部署は『特務支援課』だ。新設の部署で、学園都市で発生した事件を独自の裁量で解決するってのが業務内容になる」

上条「は?」

木原「いわゆる表の顔ってヤツだ。馬鹿正直に『グループ』を動かすわけにはいかないからな」

上条「なるほど……」

木原「事件を一件解決する度に、俺が一万円支給してやる。ポケットマネーだ、有り難く思えよ?」

上条「マジで!?」

木原「マジだマジ。だからしっかり稼げ」ニヤニヤ

上条「いよっしゃあああーーー!!! はりきって稼ぐぜ!!」


◇ ◇ ◇ ◇


天井「おや、幻想殺しが来ていたのではないのか?」

木原「予め決めていた『アルバイト』を紹介したら飛んで帰りやがった」ケラケラ

天井「……統括理事長から国家予算並の金額を頂いているというのに、酷い話であるな」ゲンナリ

木原「あれは俺らの懐の中だろうが。それによぉ、他人に厳しく自分に甘い。それが正しいオトナの在り方ってもんだろう?」ニタァァ

天井「……それもそうか」ウン


第七学区 とある公園――


上条「てなわけでパトロールをしませう」

御坂妹「了解、とミサカは作戦行動に移ります」ラジャー

浜面「ま、いいけどよ。何か当てはあるのか?」

上条「心配すんな。不幸体質の上条さんが徘徊すれば、事件の方から寄って来るって寸法よ」フフン

浜面「大将……」ホロリ


チェイサーー!!

ピロピロピロピロピロ!!!!

ゲッ、ケイホウガ!?


上条「ほらね!」ドヤッ

浜面「自慢にならねぇよ! てか逃げらる前に押さえないと拙いだろ!」タッタッタ


◇ ◇ ◇ ◇


「どーして警報が鳴るのよ!? いつもは鳴らないのに!」アタフタ


浜面「アンチスキル特務支援課だ! そこの女子生徒、大人しくこっちの指示に従え!(うわっ、何これ気分イイ!?)」ビシッ

御坂妹「あなたを器物損壊の容疑で拘束します、とミサカは刑事ドラマばりのキメ台詞を繰り出します」

上条「つーわけだ。抵抗は無意味だから大人しく…」


美琴「へ……?」キョトン


上条「あれ?」ハテ?

といったところで今回は終了
白い悪魔に打ち勝つために上条さん勢力拡大中

さすが木原君はゲスいな

国家予算クラスの金を横領とはさすが木原くン本物の悪党はやることが違うな

誰かあの白い悪魔を止めろ
しかしあの白い悪魔には50:50の法則が適用されていないように見える。恐ろしい

白い小さな幸せはどうした?

一万円とかエースドライバーを思い出したわwwww


汚いなさすが木原きたない

浜面は今、ある意味一番幸せな状態かw?
そして御坂DNA過保護上条さんは素晴らしい。さすが我等のお兄さん

さっさと捕まえてくれwwww
知り合いだからって見逃すのはまた不幸を呼ぶ元だぞ上条さんwwwwww
それにお金も貰えないしがんばれ



国家予算単位のピンハネとは…
その気になれば金は御坂から無限に引っ張れるがな

この後、世界を巻き込んだバカ騒動にでも発展しそうなんだが・・・

まさかこれが原因で御坂は暗部堕ちなのかww

乙!
めっちゃ面白いわwwwwwwwwww

INDX「しばらくホッとしたろう?(暗黒微笑)」
KMJ「馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前(抵抗)」


上条さん…どうか最後は幸せになってくれ…


戦闘員に上琴、索敵にシスターズ、足に浜面か
あとは魔術師がいればバランスとれるな

浜面>上条>一方通行>浜面

が成立してないww

縺ゅ£縺ゅ£縺ゅ£縺ゅ£縺ゅ£縺ゅ£

みこっちゃん逮捕されるのか?wwww

追いついた
上条さん不幸すぎわろた

この上条さんなら不幸を嘆いても許されるわww

投下ー


第七学区 とある公園――


美琴「え、どうしたの? アンチスキルって、拘束って何?」ハテ?


御坂妹「残念ですお姉さま。まさかオリジナルがしょーもない犯罪に手を染めるとは、とミサカはゴミを見るような目で見下します」ジトー

浜面「うおっ!? 御坂妹のそっくりさん?」

上条「御坂、お前……」


美琴「ちょ、待ちなさいよ!?」オロオロ


上条「いくら御坂でも犯罪は犯罪だ。俺たちについてきてくれるな?」

御坂妹「レベル5とて彼を相手に抵抗は無意味ですよ、とミサカは素直に逮捕されるコトをおススメします」

浜面「はあ!? お前の姉ちゃんレベル5なのかよ!?」ガビーン


美琴「くッ……わかったわ」ションボリ


浜面「ええーっ! 戦わずしてレベル5を屈服させるとか大将何者だよ!?」ガビビーン

上条「俺がスゴイんじゃねーよ。御坂が良い子なだけだ」

御坂妹「お子様趣味ですけどね、とミサカはせせら笑います」プークスクス


上琴「「ゲコ太を馬鹿にすんなっ!!」」ガァァ


CASE 06 とある暗部(笑)の超電磁砲


木原くんの研究室――


御坂妹「器物損壊及び、窃盗の現行犯をとっ捕まえました、とミサカは淡々と報告します」タンタン

美琴「なんだか本物の犯罪者みたいな扱い……」ショボーン

上条「そんな顔するな。ちゃんと反省すれば帰れるから」ヨシヨシ

美琴「う、うん」

浜面「まあ初犯なら厳重注意くらいで済むだろ」ヘラヘラ


木原「……(まさか利用しようと考えてたそばから超電磁砲をしょっ引いてくるとはな。コイツの不幸は筋金入りだ)」ニヤリ


上条「えっと、マニュアル通りに調書を取って反省文を書かせたら解放、でいいんだよな?」

木原「それは無理だな」

上条「え?」

木原「オイオイ、この嬢ちゃんは学園都市を代表する超能力者だ。そんなヌルイ処罰じゃ他に示しがつかねえだろうが」

美琴「…………ッ」ガクブル

上条「御坂はまだ中学生だぞ? 普通に反省文だけで十分だろう。御坂も反省してるよな?」

美琴「は、反省してます!」コクコク

木原「そうだなぁ、俺も鬼じゃねえ」

上条「そっか、なら…」

木原「だが余罪がある場合は話が別だぜ?」ニタァァ


浜面「……(くっせぇぇッ!! このオッサン、とんでもねぇ悪党だ。ゲロ以下の臭いがプンプンするぜ!!)」クサッ!?



上条「余罪?」

木原「清掃ロボの破壊が三回、携帯の基地局の破壊が十三回、大規模停電での被害が千件超、その他軽犯罪が三十以上、と」スラスラ

上条「み、御坂さん?」

美琴「えっ、そ、そんな! 今までは何も…」オロオロ

木原「今まではテメーに価値があったからお咎めなしだったんだ。だが例の実験が凍結されたからには、なぁ?」

美琴「ふ、ふざけんなっ!! あの実験のこと、私は許してないんだから!」ガァァ

木原「おー怖い怖い」

美琴「この……ッ!」イラッ

木原「まあお前の怒りはもっともだ。けどよぉ、テメーが犯罪者なのも否定しようがねえ事実だろうが、ああん?」ギロッ

美琴「そ、それは……」

上条「御坂、心配すんな。上条さんが何とかしてやるから」ヨシヨシ

美琴「……大丈夫なの? アンタに迷惑が…」

上条「あの時約束しただろ。俺はいつだって御坂の味方だよ」

美琴「何よカッコつけちゃって……バカなんだから///」カァァ


木原「カッコイイねぇ、お前は俺が守るってかァ? ギャハハハハ!!」ゲラゲラ

上条「木原さん、御坂にはちゃんと言って聞かせるから穏便に済ませてもらえないか?」

木原「構わないぜ? その代わり上条、テメェに超電磁砲が出した損害額を背負ってもらうことになるがな」ニヤリ


浜面「ダメだ大将! このオッサンを信用しちゃいけねえ! 何か裏があるに決まってる!」


木原「オイオイ、俺は親切心で妥協案を提示してるんだぜ?」ヤレヤレ

上条「……わかった、借金なら俺が背負う。だから今回だけは御坂を許してくれ」

木原「オーケー、契約成立だ。しかしお前も難儀なヤツだな。妹達の次はオリジナルの借金もなんてよ」ニヤニヤ



美琴「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! 妹達の借金って何? それに私が出した被害なら自分で払うわよ!」

木原「どうやってだ?」

美琴「フン、レベル5を舐めないでよね。お金なら…」

木原「現時刻をもって御坂美琴の口座を全て凍結。奨学金も全額凍結だ」シレッ

美琴「え」

上条「はあ!?」

木原「当然だろ? 学園都市も犯罪の尻拭いをさせるために高い奨学金を出してるわけじゃねえ」ニヤニヤ

美琴「そんな!?」ガビーン

木原「ククク、だがさっきも言ったが俺も鬼じゃねえ。お前に道を提示してやる」

美琴「道……?」

木原「そう、誰も損をしない唯一の冴えた道だ」ニタァァ


◇ ◇ ◇ ◇


グループアジト――


美琴「今日から配属された御坂美琴です。精いっぱい頑張りますのでよろしくお願いします」ペコリ


御坂妹「ようこそ借金ライフへ、とミサカは拍手でお姉さまを歓迎します」パチパチパチ

浜面「スゲー! レベル5が同僚とか! なあ大将……大将?」ハテ?

上条「御坂を巻き込んじまった……」ズーン


テッテレー


グループの構成員に、御坂美琴が加わった!!

上条さんの借金がさらに追加された!!


上条「ごめんな御坂。守るなんて言っておいて、こんな事に……」

美琴「ううん、アンタのせいじゃないわよ。これは私自身のケジメだから」

上条「…………」

浜面「きっとなんとかやっていけるって。大将とレベル5が居るんだぜ?」

御坂妹「一般人とはいえ、お姉さまの能力は傑出しています。治安維持活動など余裕でしょう、とミサカは冷静に分析します」

美琴「そうそう、私だって戦えるんだから」ウンウン


上条「違うんだ、そういうコトじゃないんだよ……」ワナワナ


美琴「ど、どうしたの?」

浜面「何が違うってんだ?」ハテ?


上条「アイツが……あのバケモノが……白い悪魔に御坂を殺されてしまうッ!?」ギャース


浜面「は……?」ポカーン

御坂妹「白い悪魔とは一方通行の事でしょうか? とミサカはあなたが怯える理由に疑問を抱きます」ハテ?

美琴「一方通行ならアンタがやっつけたじゃない。なんで今更…」


禁書「フフフ、ごきげんよう短髪」シュン!


上琴妹浜「「「「!?」」」」ビクッ



美琴「……テレポーター?」

禁書「こちらでは初めましてが正解かな? 私はインデックス、とうまの妻なんだよ」クスクス

美琴「つ、妻って……」チラッ

上条「誤解だっ!! そんなのは事実無根、白い悪魔の妄言だっ!!」ガァァ


浜面「……(え、こんなチンチクリンが白い悪魔?)」


禁書「人前だから照れてるの? 相変わらずツンデレさんだね♪」

上条「都合のいい様に解釈すんな! 俺は御坂が好きなんだ! 誤解されるような嘘はやめろよ!?」ギャース

禁書「もう、とうまったら♪」クスクス

上条「クソッ、聞いちゃいねえ!」


美琴「……///」カァァ

浜面「おお、直球かよ。さすがは大将だぜ」ニヤニヤ

御坂妹「良かったですねお姉さま、とミサカは真っ赤になって照れる姉を冷やかしてみます」ニヤニヤ

美琴「て、照れてなんか……ないわよ///」テレテレ


上条「もう縁は切ったのに、悪質なストーカーめ……」グヌヌ

禁書「私たちの縁はダイヤモンドみたいに堅く強固なんだよ。切れるわけないかも」シレッ

上条「何がダイヤモンド並だって? こより並の間違いだろ、いや納豆の糸より脆いんじゃねーの?」ヘラヘラ

禁書「……餓哭喰噛嚥魂(ブラッディ・デスイーター)」ボソッ

上条「おまっ、まさかそれは……ぎゃああああああああああああああああああああああああ!?!?」ガブガブ


浜面「た、大将の足元から馬鹿デカイ口が!? 大将を丸のみにしようとしている!?」ガビーン


禁書「減らず口ばかりなとうまは、異界の魔物にかじられて反省すればいいんだよ」

上条「うぐぐ……殺られてたまるかぁぁーーーーー!!!」

パキーン!

上条「ハァハァ、こ、殺す気か!?」

禁書「ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ うがふなぐる ふたぐん……」ブツブツ

ウゾゾゾ

海魔「ぎゅるぎゅる」ウネウネ


浜面「なんだありゃあ!? か、海産物……不気味な海産物が白いシスターの影から這い出てくる……ッ!?」ギョッ!?

御坂妹「醜いですね、とミサカは率直な感想を述べます」

浜面「ああ、こんな醜悪なのは見たことがねえ! 恐怖すら忘れてしまうほどの嫌悪感! ウネウネと蠢く触手! まさにバケモノだぜ!」


海魔「FUuuuuuuu!!!」ズズズ


美琴「ひっ!? こ、こっちくんな!」ビリビリッ!!

海魔「ふしゅるるるる……」プスプス

浜面「うわっ、磯くさっ!?」


禁書「フフ、海魔は一匹だけじゃないかも。私の魔力が続く限り、いくらでも召喚できるんだよ」ニコッ

上条「十字教徒が旧支配者を使役しようとすんな!?」ギャース

禁書「どうして?」ハテ?

上条「仮にも最大主教まで務めたくせに、少しは教義を守れよ!」ガァァ

禁書「魔術なんて数ある手段の一つでしょう? 何よりこのインデックスこそが教義なんだよ」シレッ

上条「昔はこんなんじゃなかったのになぁ……」ホロリ


禁書「まあ冗談はこれくらいにして、今日はとうまにお話しがあるんだよ」

上条「……お前なんかネセサリウスに粛清されてしまえ」

禁書「十字教の総力を挙げても無理だと思うけど?」クスクス

上条「だろうな……」ゲンナリ

禁書「コホン、まわりくどいのは面倒だから単刀直入に言うんだよ。とうま、私に協力し…」

上条「嫌だ」キッパリ

禁書「…………」ポカーン

上条「上条さんは借金の返済だけで手いっぱいなんです。つーか二度と宗教には関わらんと言っただろうが」ヤレヤレ

禁書「は、話くらい聞いて欲しいかも!」アセアセ

上条「どーせ世界の覇権を握るとか、テメー中心の理想郷を作るとかそんなしょーもないコトだろ?」

禁書「しょーもあるもん!!」プンスカ

上条「ドンパチやるならイギリスでやれよな。学園都市を巻き込むな」シッシ

禁書「むうう~~~~ッ!! 私の伴侶として協力してくれるなら世界の半分をあげてもいいのにっ!!」

上条「そんなの欲しくねーよ。あと伴侶言うな、怖気が走るわ」ゾクッ

禁書「ひどっ!?」ガビーン

上条「話はそんだけか? こっちは仕事で忙しいんだ。用件が済んだなら」

ヒョイ

禁書「むあ!?」ジタバタ

上条「さっさとお引き取りくださいよ、っと」

ポイッ

禁書「きゃん!」ドサッ

ガチャリ

禁書「…………」


上条「ふぅ……」ヤレヤレ

浜面「い、いいのか? 玄関先で騒いでるけど」


トウマァァーー!!! コンナブレイハ、ユルサナインダヨーーー!!!


上条「放っときゃいいんだよ。それより白い悪魔の恐ろしさは理解できた?」

美琴「ま、まあ何となく……」

御坂妹「複数の能力を使っていました。多重能力者(デュアルスキル)でしょうか? とミサカは推察します」

浜面「多重能力者って……あれは都市伝説だろ?」

美琴「それに普通の能力じゃなかったわよ。あんなバケモノを呼び出してたし」チラッ


海魔「」プスプス


浜面「いや絶対に能力の範疇を超えてるだろ!? あまりの超展開だったからスルーしてたけど!」

上条「あれは古代の魔術書から召喚されたバケモノだ。いわゆる召喚魔術だな」ウン

美琴「魔術……?」ハテ?


――上条さん説明中


上条「――てなわけだ」

浜面「魔術ねぇ……」

美琴「普通なら信じられないけど、あんなのを見たあとじゃねぇ……」チラッ


海魔「」プスプス


御坂妹「イカ焼きみたいで美味しそう、とミサカはお姉さまの心の声を代弁します」シレッ

美琴「んなわけあるか!」ガァァ

浜面「つーか誰が処分するんだよアレ!?」



イマスグアヤマルナラ、ユルシテアゲルンダヨ!! サンビョウダケマッテアゲル。イーチ、ニーイ、サーン!

シーン……


上条「ともかく魔術師から学園都市を守るのが『グループ』の任務なんだ」

浜面「うへー、あんなバケモノとやり合うのかよ」ゲンナリ

上条「あの白い悪魔だけは別格だ。遭遇した場合は上条さんに連絡して、決して戦わない事を徹底するように」

美琴「うん、わかったわ」

上条「他の魔術師は現場の判断で対応してしてくれ。ただし絶対に無理はしないようにな」

浜面「……早まったかな。生き残れる気がまったくしないんだが」

御坂妹「ハイリスクですがリターンも大きい、とミサカは借金返済の要は魔術師であると主張します」

美琴「『特務支援課』のお仕事が一件につき一万円なのよね? だったら百倍の百万円とか?」

上条「1億8000万円だ」デデン

浜面「…………マジで?」

上条「マジらしい。ま、それくらい貰わないと完済なんて夢のまた夢だけどな」

浜面「どんだけ借金作ったんだよ……」ゲンナリ

上条「1兆8000億円だ」デーン

浜面「い、いちまんばいーーーーっ!?」ギャース


美琴「ちょ、ちょっと、妹達の借金って言ってたわよね? どういうコトなの!?」

御坂妹「ミサカ一体当たりの単価を1億8000万円として、約一万人が生き残りました、とミサカは端的に答えます」

美琴「そ、そう……(あれー? ハッキングした仕様書には単価18万って書いてなかったかしら?)」ウーン?


◇ ◇ ◇ ◇


禁書「この私を無視して部屋から閉め出すなんてぇぇ……もう許さないんだからぁぁ……」メソメソ



同日

第七学区 窓のないビル――


アレイ☆「フフフ、妹達に加え超電磁砲も上手く誘導できたか。これで幻想殺しへの枷は十分だろう」

禁書「…………」シュン!

アレイ☆「ふむ、何者かね? ここへの侵入を許した覚えはないのだがね」

禁書「何を言ってるのかな。このインデックスに許可なんていらないんだよ?」ドドドドドド……!!!

アレイ☆「!?」

禁書「そして命令を下すのも私かも。そこは弁えてほしいな、背教者」ニッコリ

アレイ☆「~~~~~~ッッ」コクコク


◇ ◇ ◇ ◇





脅迫状『とうまがムカつくので学園都市を滅ぼす事にしたんだよ。それが嫌ならとある海水浴場にとうまを連れて来て』チモジ





アレイ☆「…………」ガクブル

土御門「なんだこれは?」

アレイ☆「こ、殺される……みんな殺されるぅ……ヤツは最強の魔神なんだ……」ガクブル

土御門「魔神?」ハテ?

アレイ☆「もう駄目だ……おしまいだぁ……」ビクビク

土御門「この男がここまで怯えるとは。一体なにが起きている……?」


八月二十三日

木原くんの研究室――


上条「ふあぁぁ……。朝っぱらから何の用ですかー……」ショボショボ

美琴「まだ明け方よ?」ショボショボ

浜面「まあまあ、これも仕事の内だろ」


木原「文句を言いたいのはこっちだ。統括理事長から直々の命令なんだとよ」


御坂妹「命令ですか」

上条「日頃から不幸な上条さんを慮って、海水浴に行って来い! とかだったらいいのになぁ」

浜面「んなわけねーだろ」ヤレヤレ


木原「大正解っ!! 外出許可も下りてるから精々楽しんでこいや」


浜面「…ってええーーっ!?」ガビーン

上条「それってタダなの!? 経費で旅行できちゃうの!?」

美琴「水着はどうしよう。学校指定のは無しよね……せ、せっかくだしあの水着(フリフリ)着ちゃおっかな……?///」モジモジ

御坂妹「該当データをダウンロード。海の家……焼きそば……かき氷……不味いラーメン……とミサカは海水浴場に想いを馳せます」ニヘラ

浜面「何の疑いも無く行く気満々だよコイツら……」ゲンナリ


木原「二泊三日で温泉付き旅館だってよ。バインバインのねーちゃんたちをナンパしても構わねぇぞ」ニヤニヤ


浜面「よし行こう、すぐ行こう、さあ行こう!!」キリッ

上琴妹「「「おおーーーっ!!」」」

といったところで今回は終了
借金ヒーローと文無しヒロインが海水浴場に行く時、物語が始まるッ!!

なんかもう不憫すぎて真面目に涙目になるレベルだな……面白いけど

アカン。海水浴場はアカンでえ……
前から思ってたが何故浜面はジョジョっぽいんだw

いんさんそのうちスタンド出しそう

あ ァ ァ ァ ん ま り だ ァ ァ ア ァ(泣)
上条さんに救いは無いんですか?

浜面がスピードワゴンみたいな説明口調wwwwww
面白いから次も期待してるぜ



このインデックスさんはそろそろドラゴンストライクされてもいい


木原くン相変わらずの下衆っぷりwwww
次は4巻か…大天使()の運命や如何に

寧ろ刀夜さん逃げてーー!
アウレはどんなことやってるのかなあ……
そして☆の小物化がとまらないww

そうか次回は入れ替わり回か…

大天使がうっかり白い悪魔に降臨したら世界は一体どうなってしまうんだろうか

乙!!!

上条さん…最後には報われてくれ…!


上条さん幸せになってくれえ…


上条さん、せめて脱DTだけでも…

ブラッディデスイーターとか久々に聞いたわwwww

もう男に走るしかない気がしてきた

どういう頭してたらそんな考えに行き着くんだ
不幸がいや増すばかりだろ

>>311
アックア「呼んだであるか?」

海でどんなカオスが待ってるのか楽しみだw
乙!

口先の不幸を唱えるものに、真の不幸を与えるインさん、将に神の使徒!

乙である。

>>313
いつも疑問に思っていたんだけどさ、
何故にアックアさんはホモ扱いなのよ?面白いけどさwwwwww

乙である。

>>313
いつも疑問に思っていたんだけどさ、
何故にアックアさんはホモ扱いなのよ?面白いけどさwwwwww

イイ男 だろ?

>>316
「後方」の「アッー!」クアなんていう名前だからだろ。

正直さむい

16巻発売時の禁書スレから言われてるネタだし今更寒いもクソもないぞ

ミーシャすらゲンコロしそうな気がしてきた
浜面も序盤なら活躍の機会が多そうで楽しみ

いちおつ
まだー?

    ...| ̄ ̄ | < 続きはまだかね?
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\  \__(久)__/_\::::::|    |:::::::|
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この連中すぐキャッチセ-ルスにかかるほうやな、さすが木原wwwww

>>324
おじいちゃん、4日前に食べたでしょう……

イン何とかってドラゴンストライクを命中させればどうにか出来るもんなんだろうか?

一方さんに誤爆して能力が消えたからインデックスの場合は魔術が使えなくなりそうだ
腹壊しそうだけどwwww

御坂は、御坂だけでも幸せになって欲しい。。。

少しだけインデックスを可愛いく思ってしまった…

>>329
どの辺が!?
上条サンの方が可愛いだろJK!!!

暗部の仕事がネットでの上条さん擁護とは涙が出るな

白い悪魔に比べりゃ暗部など生ぬるい

>>148を読む限り、中二病の「幻想殺し」は暗部に堕ちて当然だが…

>>333
は?中二病?何言ってんの?

誤爆じゃね・

木原くん悪いなぁ
上手く上条さん騙さないと殺されかねんぞ

次の天使戦をクリアすればフィアンマ戦まではヌルゲーだな

上条さんが美琴と結ばれますよーに

海魔が海原に見えたのは俺だけでいい

海原はどう絡むのかな?
みこっちゃん暗部堕ちなんて許せないだろうし

自分が御坂さんを守らなくては、と進んで暗部入りしそうな気がする

むしろエツァリは標的な件について
存分にそげろう

つーかこのアレイ☆マジ使えねー
てめーラスボスの端くれなら、白い悪魔と相討ちに持ち込めとまでは言わんから、せめて一矢むくいろよ
自分の魂と引き換えに印を組めなくする(?)とかさぁ

アレイスターが使えない×
禁書強すぎ○

このインさんと☆ではブロリーとセルくらいの戦闘力の差がありそうですし…

セルというか最強を前にした王子並みのヘタレ具合だったなw

相手の恐ろしさが分かるのも強さのうちってオレンジジュース好きのマッチョマンが言ってた

期待

>>343
何処の三代目灯影だよww

>>347
相手によって出したり引っ込めたりするのは本物の勇気じゃないって大魔導師の弟が言ってた

熱狂的再征服(レコンキスタ)とか怖すぎワロタ
でもインさんプロテスタントじゃないん?

暴食シスターさんが禁欲推奨のプロテスタントなわけねーよww

それどころか七つの大罪は色欲以外コンプリートしてんぞインさんェ・・・

めがっさ久しぶりの投下ー


???――


禁書「お義父様とお義母様は旅行に出かけたみたい。フフ、人払いのルーンはこういう時に役立つんだよ」

アウ「四つの属性の配置に敢えて定石を外した様式……なるほど、この儀式場は意図せずして発生したものなのか?」ブツブツ

禁書「お義父様が組んだんだよ」

アウ「唖然、神秘も知らぬ一般人がこれほどのモノを!」

禁書「でもこのままだと歪な形で降臨させちゃう。それだと私の目的には不都合かも」

アウ「当然、不純物が混ざらぬよう属性の再配置には細心の注意を払うつもりだ」

禁書「それと最終的に私へ力が向かうように調整しておいて」

アウ「世界のキャパシティーを超える存在、それを残留させる事になるのだが……」

禁書「とうまが弱らせてくれるから平気。それとも、たかが羽虫の一匹も飼い馴らせない私だと思うの?」ニッコリ

アウ「ぜ、全然!? そのような心配はしていない!」アセアセ

禁書「じゃあ作業に取り掛かるんだよ。入れ変わりが起きないように、受け皿も作らないとね♪」

アウ「そこはパラケルススの末裔たる私の独壇場だ。任せてくれ」キリッ

パンパカパーン!!


禁書?「」スッポンポン


禁書「ッ!///」カァァ

アウ「これぞ我が渾身の作! ホムンクルスのインデックちゅ…」

禁書「どーして裸なのかな!?///」ガァァ

アウ「憮然、婦女子の洋服など調達できるはずもない。君は私にヘンタイになれと言うのか?」

禁書「ただの器だとしても裸を強いるほうが変態だと思うのだけど……まあ細かいコトには目をつむるんだよ。でも大丈夫かな?」

アウ「はて、何か懸案事項でも?」

禁書「だって最愛の妻そっくりの器だもん。とうまが躊躇して大ケガしなければいいのだけれど」ウーン



CASE 07 インフレを起こした結果が御覧のあり様なんだよ、という教訓


とある海水浴場――


美琴「夏だ! 海だ! 海水浴だー!」キャッホゥ

上条「いいねいいねェ、最っっ高だねェ!! ……あれ? なンかノイズが」ハテ?

浜面「パラソルを設置してっと」ザクッ

御坂妹「あそこの小屋から良い匂いが……とミサカは本能の赴くまま海の家に誘引されます」フラフラ

美琴「こら、まずは着替えが先でしょ」

上条「場所も確保したし、着替え終わったらここに集合な」

御坂妹「了解、とミサカは焼きそばとかき氷に思いを馳せつつ更衣室にダッシュします」タッタッタ

美琴「ちょっと、待ちなさいよー」タッタッタ


上条「俺たちはテキトーな岩陰で着替えるか」

浜面「……大将」

上条「うん?」

浜面「ナンパしようぜ!」

上条「あー、大変魅力的なお誘いなんですが、御坂たちをエスコートしないと」

浜面「まじめだねえ」ヤレヤレ

上条「紳士だからな」キリッ ※英国紳士(ジェントルマン)Lv.5

浜面「そんじゃガキの面倒は大将に任せるわ。俺は巨乳……じゃなくて年上のお姉さんをナンパしてくるぜ!」ピューン!

上条「おう、頑張れよー」



十数分後


上条「青い空、白い海、うちの家計は真っ赤っか……旅行中くらい借金のコトは忘れよう」ウン


美琴「ふっふーん♪」ソローリ


上条「御坂たちはまだかな」

美琴「だーれだ♪」スッ

上条「……御坂?」

美琴「せいかーい! ま、簡単すぎたか」ケラケラ

上条「ふむ」ジー

美琴「どうしたの?」ハテ?

上条「水着似合ってるな。可愛いと思うぞ」シレッ

美琴「なっ、何言ってんのよアンタ!?///」アタフタ

上条「綺麗に着飾った女性を褒めるのは当然だろ。カラフルな水玉フリルが明るい御坂のイメージにぴったりで、本当によく似合ってる」

美琴「~~~~~ッ///」カァァ

上条「お前こそどうしたんだ? 顔がスゲー赤いんだけど」ハテ?

美琴「あ、あははは! いやー今日は暑いなー……なんて思ってたり……思わなかったり///」モジモジ

上条「たしかに絶好の海水浴日和だ。熱中症には気をつけないとな」

美琴「……………………誰のせいだと思ってるのよ///」ボソッ


御坂妹「褒められて嬉しいならもぐもぐ、素直に喜べばいいのにもぐもぐ、とミサカは不器用な姉に呆れます、ごっくん」モグモグ


美琴「う、うるさいっ///」プイッ

上条「こら、食べながら喋るんじゃありません。つーかもう買い食いしてるのかよ!?」ガビーン



御坂妹「けふっ、焼きそばは普通の味でした、とミサカは報告します」

上条「ああ……口の周りがソースで汚れてるじゃないか」フキフキ


美琴「……(海パン一丁なのに何処からハンカチを出したのかしら?)」ハテ?


御坂妹「あ、ハサミを持った甲殻類が……、とミサカは誘われるように追跡を試みます」フラフラ

上条「ったく、フラフラ歩き回るなっての」ヤレヤレ

御坂妹「あの赤くていなせなアンチクショウはカニですか? とミサカは質問します」

上条「そうだよ、小さいしまだ子供だけどな」

美琴「あはは、ちょこちょこカニ歩きしてカワイイわね♪」

上条「たしかに」ウン

御坂妹「たしかに……たしカニ……フフ、フフフ……それはギャグですか?」ニヘラ

上条「み、御坂妹さん?」

美琴「……相変わらずおかしな感性してるわね」ヤレヤレ

御坂妹「ハッ! 海水が本当に塩味なのか確かめなくては、とミサカは唐突に海へ向かって駆けだします」タッタッタ

美琴「ちょ、急に走り出さないの! 迷子になっても知らないわよー!」タッタッタ


上条「はは、ああしてると仲の良い姉妹にしか見えないな」ニコニコ



浜面「何となく勢いに任せてナンパに繰り出したものの――」


カップルA「「♪」」イチャイチャ

カップルB「「♪」」イチャイチャ

カップルC「「♪」」イチャイチャ

カップルD「「♪」」イチャイチャ


浜面「――何処もかしこも男連ればっかとか。ま、まあ冷静に考えてみれば一人でナンパはハードル高いよな……」ガックリ


ソコノカノジョ、ヒマシテルンダロ?


浜面「そうそう、あんな風に声をかけるなんて……ん?」


中学生U「や、やめてください……」ビクビク

男A「一人なんだろ? ちょっと俺らと付き合えよ」

男B「ギャハハ! いつ帰れるかはわかんねーけどな」ニヤニヤ


浜面「…………」イラッ



数分後


中学生U「あ、あの……! 助けてくれてありがとうございました!」ペコリ

浜面「……(つい衝動的に助けちまった)」

中学生U「何かお礼をしたいのですが、えと、その……///」モジモジ

浜面「ああ別にいいって。大した事してねえし」

中学生U「で、でも!」

浜面「こう見えて一応アンチスキルっていう治安維持組織で働いてるんだ。人助けするのは仕事なんだよ」

中学生U「ふぇ? アンチスキル……」

浜面「もう変な野郎に絡まれんなよ?」スタスタ


中学生U「あ……」


中学生S「ういはるー! ジュース買ってきたよー♪」タッタッタ

中学生U「……///」ポケー

中学生S「どーしたの? いつにも増してぽけーっとしてるけど」ハテ?

中学生U「カッコ良かったなぁ……警備員っていってたから学園都市の人ですよね///」ポワポワ

中学生S「こ、この乙女な反応はまさか!?」

中学生U「また会えるといいな……///」


テッテレー


浜面仕上は、とある風紀委員にフラグを立てた!


ザザーン

御坂妹「…………」プカプカ

ザブーン

美琴「……何してんの?」

御坂妹「プカプカ、とミサカはクラゲのように海面を漂います」プカプカ

美琴「そ、そう」

上条「どれ、上条さんも漂ってみますか」プカプカ

御坂妹「どうですか?」プカプカ

上条「今の俺は世俗の穢れ(借金)から解放された一匹の海産物……。うん、実にイイ」プカプカ

御坂妹「ええ、心が洗われるようです、とミサカは激しく同意してみます」プカプカ

上条「あー、こうやって無為に時間を過ごす以上の贅沢は無いよなぁ」プカプカ


美琴「爺さんかアンタは」ボソッ


上条「ほっほっほ、お子様なミコっちゃんには理解できんとみえる」プカプカ

御坂妹「やれやれです」プカプカ


美琴「ミコっちゃんいうな! バカみたいに枯れてないで私の相手しろーー!!」ガァァ


御坂妹「では目測300mほど沖に浮いているブイまで競争しましょう、とミサカは告げるや否や猛然と泳ぎだします」スイスイー

上条「ビリになったらジュース奢りな」スイスイー


美琴「ええっ、いきなり!? って待てやこらーーーーーー!!!」スイスイスイーーー!!!


◇ ◇ ◇ ◇


上条「うおおおーーーーーっ!!!」ギューーン!!! ※理不尽な身体能力、超速い

御坂妹「ぷはっ、とミサカは最小限の動きで息継ぎをぶくぶく……」シュバーーー!!! ※軍用クローンだから結構速い



美琴「ハァハァ……ま、待って……待ってってばぁ~」スイスイ ※比較的遅い


数十分後


美琴「ぜぇ……ぜぇ……か、買ってきたわよ」フラフラ

上条「うむ、ご苦労」ゴクゴク

御坂妹「勝利のあとのジュースは格別である、とミサカは普段より美味なジュースを楽しみます」ゴクゴク

美琴「美味しそうね」ジトー


欠陥幻想「「タダより旨いものはない!」」キリッ


美琴「く、くっそー……お小遣いが少なすぎて私の分は無いっていうのにぃぃ……」グヌヌ

上条「仕方ねえなー。心優しい上条さんが一口恵んでやろう」スッ

美琴「……ふんっ」ゴクゴク

御坂妹「お姉さま」

美琴「ん?」ゴクゴク

御坂妹「さすがお姉さま。さり気なく間接キスするとは、とミサカは感心します」

美琴「ぶふぅぅーーーーーーっっ!!??」ブーーーッッ!!

上条「ぎゃああああああああああああああああ!?」ビチャビチャ

美琴「かかか間接キスって、ババ、バカじゃないの!?///」カァァ

御坂妹「おや、無自覚でしたか、とミサカは口角を歪めながら微笑ましい姉を見やります」ニヤニヤ

美琴「こ、この……ッ///」

御坂妹「怒られる前にスタコラサッサだぜ、とミサカは短気なお姉さまから逃亡を計ってみます」スタコラッサッサー

美琴「待ちやがれ妹ぉぉぉ!!!///」タッタッタ


上条「目に、目に炭酸がぁぁーーーー!?」ギャース


浜面「こんなトコにいたのか……って、何やってんだ大将?」スタスタ


とある旅館――


上条「おおー、立派な旅館じゃねーか」

浜面「シーズン中のせいかごった返してるな。……クソッ、ここもカップルばっかかよ」イラッ

上条「なんだ、釣果はゼロだったのか」ケラケラ

浜面「え゛!?」ギクッ


御坂妹「釣果?」ハテ?

美琴「釣りをしてたの?」


上条「違う違う、この場合の釣果ってのはだな…」

浜面「ほ、ほら! ボーっとつっ立ってると他の客に迷惑だろ!? さっさとチェックイン済ませようぜ!」アセアセ

上条「そんなに急かさなくても…」

浜面「ああーっ!! あんな所に『夏のキャンペーン! 先着順に温泉ゲコ太プレゼント』のポスターがッ!!」

御坂妹「どういった需要を見込んだキャンペーンなのでしょうか?」

浜面「た、大将は好きだったよな!」


上条「予約してるはずの上条ですがチェックインをお願いしますっ!!」

フロント「少々お待ちください……特務支援課御一行様、四名様でお間違えありませんでしょうか?」

上条「はい!」

フロント「ではこちらがお部屋のカギと、特典の『温泉ゲコ太マスコット』になります」スッ

美琴「ゲ、ゲコ太ぁ~~♪」キラキラ

上条「やったな御坂!」

美琴「うんっ!」

上条「こんな気の利いたプレゼントがあるなんて! 木原さんGJ!」ヒャッホウ!!


浜面「……うわー、めっちゃ喜んでるー」ゲンナリ

御坂妹「ミサカたちの分までちゃっかりゲットしてますね、とミサカはカエル狂いの二人に若干ゲンナリします」ヤレヤレ



宿泊部屋――


浜面「へえー、結構広いな」

御坂妹「しかし一部屋とは。この場合二部屋が妥当じゃね? とミサカは冷静にツッコミます」

浜面「だよなぁー。おい大将、どうすんだ?」チラッ


上条「おい見ろよ御坂! 四匹とも微妙に表情が違うぞ!」キャッキャ

美琴「ほんとだ! うぅ~、カワイイー♪」ウフフ

上条「まだ他にも種類あるのかな?」ワクワク

美琴「きっとあるわよ!」ウズウズ

上条「うおおおっ!! このテンションは留まるコトを知らない!」

美琴「ねぇねぇ! ちょろっと売店を冷やかしてみましょうよ!」ユッサユッサ

上条「ッ、そうか! キャンペーン中ならではのグッズ狙いか!」

美琴「ほらほら、早く早くー♪」タッタッタ

上条「ちょ、抜け駆けはご法度ですぞ!?」タッタッタ


浜面「……ダメだ。うちのツートップは役に立たねえ」

御坂妹「何を呆けているのですか? 行きますよ、とミサカはすでに売店の銘菓コーナーで頭がいっぱいです」グイグイ

浜面「お前もかよ!?」ガビーン


売店――


上条「さすがにゲコ太グッズは売ってないみたいだな。そういや御坂はお土産どうする?」

美琴「えっと黒子と……あとは佐天さんと初春さんだけでいいかな」ウーン

上条「学校の友達?」

美琴「そ。まあ常盤台の後輩と別の中学の友達なんだけどね」

上条「へえー(俺はどーすっかなぁ。正直、高一の時のクラスメイトなんて土御門と青髪と吹寄しか覚えてないんだが)」

美琴「あ」

上条「どうした?」ハテ?

美琴「三人分も買っちゃうと、お小遣いが……」ズーン

上条「まだ今月三分の一近く残ってるけど、今いくらだ……?」オソルオソル

美琴「……1500円」

上条「ギリギリだな」ウン

美琴「あ、あはは……今回の旅行は誰にも言わずに来ちゃったから、お土産は無しでもいいかな」ションボリ

上条「しょーがねぇなー、ほれ」スッ ヒデオサン×2

美琴「え?」

上条「先輩が旅行に行ってお土産無しってのはカッコつかないだろ?」

美琴「い、いいの?」

上条「マイクロブラックホールが去ってから劇的にエンゲル係数が下がったんだよ。遠慮すんなって」ナントイウコトデショウ!

美琴「……じゃあ来月まで借しといて///」


浜面「なんか急にレベル5を身近に感じるようになったんだが」

御坂妹「もぐもぐ、このお饅頭は中々ですね、とミサカは誰はばかる事なく試食に没頭します、もぐもぐ」

浜面「お前も大概マイペースだな……」ゲンナリ


浜面「土産を買い終わったんなら温泉に入っちまおうぜ」

上条「おう」

美琴「私たちも行きましょ」

御坂妹「温泉たまご……」ジュルリ

美琴「はぁ……。誰に似たらこんな食いしん坊になるのよ」ヤレヤレ


◇ ◇ ◇ ◇


露天風呂 女湯――


カポーン


美琴「くう~~! 生き返るわねー♪」チャプチャプ

御坂妹「はふぅ……ポカポカして気持ちいい、とミサカは温泉の素晴らしさを実感します」チャプチャプ

美琴「先週から色々ありすぎたから、ようやく人心地つけたわー」

御坂妹「…………」

美琴「突然アンタが現れたと思ったら、その日のうちに学園都市最強と戦って負けちゃうしさー」

御坂妹「お姉さまなら勝てないと理解していたはずです。なのにどうして逃げなかったのですか? とミサカは疑問を投げかけます」

美琴「どーしてって……そんなの決まってるじゃない」クスッ

御坂妹「???」ハテ?

美琴「アンタに死んで欲しくない、守りたいって思ったからよ」ニコッ

御坂妹「…………クサっ///」ボソッ

美琴「う、うっさいわね。ガラじゃないってコトくらい自覚してるっつーの!///」カァァ

御坂妹「なるほど、これがツンデレですか、とミサカはお姉さまの属性を解析します///」タンタン

美琴「~~~~~ッッ!!! どいつもこいつもッ、私はツンデレじゃない!!///」ウガー!!


露天風呂 男湯――


上条「くはぁ~~、温泉は命の洗濯ですなぁー」チャプチャプ

浜面「ジジくせえ」チャプチャプ

上条「四半世紀も生きてない若造に、温泉の有り難味はわからんか」ケラケラ

浜面「いや、大将も俺と同年代だから」

上条「そうだっけ?」ハテ?

浜面「しっかりしてくれよ。一応俺らのリーダーだろ」

上条「まあまあ気楽に行こうぜー。魔術師っつっても白い悪魔以外は上条さんの敵じゃありませんことよー」

浜面「そう、それだよ!」

上条「それ?」

浜面「白い悪魔と大将の関係! 知り合いみたいだったけど実際どうなんだ?」

上条「ん~~、なんて言えばいいのかなあ……」

浜面「ぱっと見ただのガキにしか見えなかったんだが、……やっぱスゲー悪人なのか?」

上条「悪人なら良かったんだけどなー。あれは究極の善人だから性質が悪いんだよ」

浜面「はぁ?」

上条「世界の半分のトップにもなると平凡ではいられない。頭では分かってるんだが上条さん的には平凡に生きたかったのですよ」

浜面「う~ん……よく分かんね」

上条「所詮は過去のコトだからな。今は借金を返しつつ普通の幸せを手に入れる。それが一番重要なんです」ウン

浜面「ハハ、なんつーか妙に達観してるよな」ケラケラ


夕刻

とあるフラグ男の実家 庭――


禁書「時は満ちたんだよ!」

アウ「おお……!」

禁書「このインデックスの偉大なる覇業の先駆け。大天使(ガブリエル)降臨の儀式を執り行う」キリッ

アウ「当然、アウレオルス=イザードも御供する!」

禁書「よろしい。では全能なる神のしもべ、アウレオルスよ!」

アウ「はっ!」タイコ ドン!


ドンドコスコスコ ドンドコスコスコ


禁書「あのく~たらさんみゃく~さんぼだい~♪」ソイヤソイヤ


ドンドコスコスコ ドンドコスコスコ


禁書「むじょ~しょ~と~しょ~がく~♪」ソイヤソイヤ


ドンドコスコスコ ドンドコスコスコ


禁書「はああああ……ッ!! ち き ん な げ っ と !!!」クワッ!!


ピシャアアアアアアアアン!!!


禁書?「!?」ドクン


アウ「成功――したのか?」

禁書「このインデックスに失敗の二文字はないんだよ。間違いなくあのホムンクルスにガブリエルが降臨してる」ドヤッ


ご近所さん「上条さんっ!! 近所迷惑だから怪しげな遊びはやめてくださいっ!!!」ガァァ


禁書「ご、ごめんなさい……」ペコペコ


> 正直、高一の時のクラスメイトなんて土御門と青髪と吹寄しか覚えてないんだが
■■「ふふふ。どうせ私は。こんな扱い」


禁書「怒られちゃった……」ションボリ

アウ「だ、誰にでも失敗はあるものだ。落ち込まないで欲しい」アセアセ

禁書「これも全部とうまのせいかも! 妻に協力しない不義理な夫には制裁が必要なんだよ!」プンスカ

アウ「……(唖然、完全な言いがかりだ!?)」ガビーン

禁書「言いがかり?」

アウ「!?」ギクッ

禁書「神はいつでも迷える子羊を見守ってるんだよ? ……それが例え心の中でもね」ニッコリ

アウ「ッ!」ゾクゾクッ

禁書「まあいいや。それよりとうまをひと気のない海に呼び出して……あ、あれ?」キョロキョロ

アウ「唖然、ガブリエルの姿が消えている……!?」

禁書「だ、大丈夫。きっと最寄りの神敵を討ちに行っただけなんだよ」アセアセ

アウ「必然、それはつまり幻想殺しの元へ? この時間では旅館にいる可能性が……」オロオロ

禁書「…………」

アウ「大惨事になるのでは……?」

禁書「フ…フフフ、これも想定の範囲内。とうまなら犠牲者ゼロで撃退できるんだよ………………タブン」


インデックスさんのうっかりにより、ガブリエル(完全体)が解き放たれた!!

>>369
それ以上いけない


露天風呂 男湯――


上条「んー? あの空まで伸びてる棒っぽいのはエンデュミオンだよなー」チャプチャプ

浜面「もうじき完成する宇宙エレベーターか。うわー、マジで宇宙まで伸びてるよ」チャプチャプ

上条「ふっふっふ、何を隠そうこの上条さんは単独で大気圏突入が可能なのだよ!」ドヤッ

浜面「ガンダムか!」ビシッ

上条「甘いな。世界にはガンダムより怖いバケモノが両手の指じゃ足りないくらい居るんだぞ」

浜面「マジかよ……」ゴクリ

上条「魔術一発で北半球壊滅とか稀によくある話だろ?」

浜面「あってたまるかよ!?」ガビーン

上条「え……」

浜面「なにその戸惑いの表情!? あり得ないからね!? そんな日常的に世界の危機がマッハとか無いからね!?」

上条「…………ッ」ワナワナ

浜面「た、大将?」

上条「ハ、ハハハ……改めて考えてみると俺って不幸だったんだなぁ……」ホロリ

浜面「考えるまでもなく、借金の額からして超絶不幸だと思うんだが」

上条「借金は完済というゴールがあるからいいんだよ。でも白い悪魔は何処までも追いかけかけかけ……!?」ガタガタガタガタ

浜面「お、落ち着けって! 田舎ならではの綺麗な夜空でも見て心を落ち着け……って、あ! 流れ星」


キラッ☆


上条「金! かね! カネっ!!」コンマ01

浜面「早っ!? つか即物的だなオイ!」

上条「うるせー! 自由という名のパスポートを買うのに金がいるんだよ!」ガァァ

浜面「ハンパなく強いくせに、なんつー小物臭……」ゲンナリ

上条「……あれ? あの流れ星消えなくね?」ハテ?

浜面「は?」チラッ


夕闇を切り裂くように流れる星屑。
とある不幸少年が切なる願いを託したラッキースターがあり得ない自己主張を始める。


浜面「お、おい……なんか大きくなってないか? つーかこっちに落ちてきてる!?」

上条「おー、そうみたいだな」

浜面「少しは慌てろよ!?」


浜面が取り乱す一方、上条は冷静に、今まさに頭上に落ちてくる流星を見据えていた。


上条「関係のない人間が大勢いる旅館ごと俺を攻撃する……。それがお前のやり方か、インデックス?」

浜面「やばいマジやばいって!?」

上条「ヤバくねーよ。あんな雑魚、上条さんの敵じゃねえ」


そう言い放ち、決然と立ち上がり右手を堅く握りしめる上条。ただし全裸ッ!!

その雄姿を粉砕せんと迫りくる流星――否、白い悪魔を模った大天使。こちらも全裸ッ!!


音さえ置き去りにするスピードで超高高度からの突撃を敢行する神の力。残念なことに揺れる部位は無いッ!!

迎え撃つべく腰だめにコブシを構える幻想殺し。歴戦の貫禄がにじみ出るもフルチンッ!!

理解不能な事態に右往左往する浜面。しかし律義に腰にタオルを巻いているッ!?


それぞれの思惑も分からぬまま、刹那の遭遇戦が展開された。


禁書?「――m抹殺tyuis神敵th光iwk掲gsm者」

上条「何言ってんのかわかんねぇよ、三下ァァああああああああああああああ!!!」

浜面「ぎゃあああーーーー!? まだ死にたくねえええええええええええええ!!!」


ズガンッッ!!!

眩い閃光に辺りが包まれるなか、まるで爆弾が爆発したかのような轟音が轟く。

そして訪れる静寂。


浜面「………………い、生きてる?」


辺りを見回す浜面の目には、右腕を振りぬいた上条の姿だけが映った。


同刻

木原くんの研究室――


木原「研究資料が全っ然足りねえ。早くこいこい魔術師さんってか?」グデー

天井「本当に実在するのか?」

木原「するんじゃねぇの? 少なくとも統括理事長は確信してるみたいだぜ」


打ち止め「ねえ、お腹すいたから晩ごはんにしよう、ってミサカはミサカは切に訴えてみたり」ヒョコ


木原「チッ、めんどくせえな。……ほらよ、これでも食ってろ」ゴソゴソ ポイッ

打ち止め「わわっ!? 食べ物を粗末に扱ったらダメ! ってミサカはミサカは下位個体の学習データに基づき憤慨してみる」プンスカ

天井「騒ぐな、打ち止め(ラストオーダー)」

打ち止め「むうう……ってこれカロリーメイト!?」ガビーン

木原「メシなんてのはなぁ、必要な栄養価を補給できれば十分なんだよ」モグモグ

天井「その通りなのだ」モグモグ

打ち止め「うっうっ……ミサカもあの人の作るご飯が食べたい、ってミサカはミサカは育児放棄された悲しみに泣き崩れてみたりぃぃ」グッスン

木原「ま、上条が帰ったら引き合わせてやるから今は我慢し…」


ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!


打ち止め「きゃあああ!? な、なにが起きたの! ってミサカはミサカは突然の地震に大慌て!?」

天井「な、なにごと……!?」

木原「クソっ!! なんだ、何が起きやがった!!」

Prrrr Prrrr

木原「こちら木原……おう、一体何があった? ………………エンデュミオンに正体不明の物体が激突しただあ?」pi


天井「物騒な話だな」フム

打ち止め「9982号がミサカネットワークから遮断されてる……? ってミサカはミサカは磁場の乱れを観測してみたり」ムムム


またまた同刻

とあるフラグ男の実家 庭――


禁書「フ、フフフ……」

アウ「わ、私のインデックちゅの霊圧が……消えた?」ワナワナ

禁書「そう! 一度そげぶされた神の力は純粋なテレズマに分解され、この儀式場を介して在るべき場所へと還元される」

アウ「…………」ションボリ

禁書「だけどそうはいかないかも! このインデックスが略奪し! 吸収し! 有効利用してあげるんだよっ!!」シュワシュワ

アウ「愕然……こんなコトならアウレオルス=ダミーを使うべきだった」シクシク

禁書「馴染む。実に! 馴染むんだよ! この神の地上代行者たるインデックスにこそ相応しい力かも!」ゴゴゴゴ

アウ「あんまりだ……あんなに可愛いインデックちゅを壊すなんて、あんまりだァァーーーー!!!」ブワワ

禁書「本当によく馴染む。最高に『ハイ!』ってやつなんだよおおおアハハハハハーーッ!!」


ご近所さん「うるせーーっつってんだろうが!! ぶっ殺すぞボケ!!!」ガァァ


錬金目録「「ご、ごめんなさい!!」」ペコペコ



テッテレー


インデックスさんは『神の力』を吸収し、ちょろっと強さが増してしまった!!

といったところで今回は終了
闇咲さんが活躍する展開はあまり見たことがないなー。これはもう……

一撃・・・!?

> テッテレー
> 浜面仕上は、とある風紀委員にフラグを立てた!

ジャージ少女「……はまづらが、悪の道を走ろうとしている!!」

今のインデックスのスペックならDBの世界でも十分戦える

乙です
浜づらが初春にフラグを立てただと…!?
珍しい組み合わせだなw

禁書「はああああ……ッ!! ち き ん な げ っ と !!!」クワッ!!

これの元ネタ勇者はツライよだっけ?なついな

浜面が超優遇されとるwwwwww

怪力属性引っさげてピンクジャージが来るぞ

「神の力」が「ちょろっと」だと…!?

何が恐ろしいってインなんとかさん本人は全力で上条さんを幸せにしようとしているだけの善人って事なんだよな
その方向性が激しく捻れ曲がってるだけで

>>369
大丈夫。
どっち道この時期はあなたはクラスメイトじゃないから。

晩飯カロリーメイトはツラいなww

>>384
プールに向かってバケツの水ぶちまけたところで大して水かさ増したようには見えないだろ?

インデックスさんは神をも越える存在だったのか…



知ってた

何が凄いってこのインデックスに怒鳴って謝らせてしまうご近所さんだよな

インデックス宅付近の力関係が凄まじい
アレイスターとか<神≦上条さん≦インデックス<近所の人

ヘタ錬……なんてインデックスの小間使いが似合う奴なんだ……

初春フラグってことは第二位とガチバトルする浜面が見れるのか!?

>>394
上条が戦うんじゃね?

メルヘン相手にまともに戦かう浜面とか想像できないし、ぶつかってもせいぜい時間稼ぎくらいだろうな

え? 垣根さんは第一位でしょ?

まあ、ここでは超能力者の序列など何の意味もないけど

そうかここの一方通行さんは超能力者ですらなくなったんだったな

次はエツァリ、闇咲、天井クンの出番か…
魔術師二人が無事に9月を迎えられる展開を想像できねえwwww

続きマダカナー?

深夜ですが投下ー


とある旅館 客間――


美琴「いいお湯だったわね~♪」ホクホク

上条「やっぱ温泉はサイコーだよな♪」ホクホク

美琴「そういえば温泉に入ってる時、スゴイ音が聞こえたんだけど。何かあったの?」

上条「変態が降ってきたから全力でぶん殴っといた」

美琴「ふーん、そうなんだ」

上条「御坂も気をつけろよ。お前は女の子だし、特別可愛いんだからさ」

美琴「か、かわっ……!?///」カァァ


御坂妹「……本当のところは? とミサカは一時的とはいえMNWに接続不能に陥った事態を問い質します」ヒソヒソ

浜面「……落ちてきた流れ星を大将が殴り飛ばしたんだ」ヒソヒソ

御坂妹「は?」

浜面「塵一つ残さないパワーだったぜ。俺もあのくらい強くなりてぇ」キラキラ


この後、グループ一行は楽しく温泉旅行を満喫しリフレッシュした!


学園都市 窓のないビル――


木原『――エンデュミオンに衝突したアンノウンは発見できず、何が起こったのかも詳細不明。以上』

アレイ☆「報告ご苦労、引き続き任務にあたれ」

木原『はっ』

アレイ☆「くれぐれも幻想殺しを怒らせるな。それとシスターズは丁重に扱え。金や物に糸目はつけなくていい」

木原『りょーかい』プチ


アレイ☆「……フッ、フフフ、フハハハハ、アーッハッハッハ!! いいぞ、彼ならばあの魔神にも対抗しうる!」

アレイ☆「かの大天使を鎧袖一触とは想像以上だ。フフフ、まだ勝ちの目は残っている」


◇ ◇ ◇ ◇


バチカン 聖ピエトロ大聖堂――


フィアンマ「おい、貴様は事態を理解しているのか?」

教皇「……四方を守護する一角が崩れた。だが…」

フィアンマ「だが何だ? まさか推移を見守るなどと抜かさないよな?」

教皇「それ以外にどうするというのだ。『神の力』の顕現は一瞬、詳しい観測も出来ぬまま消失したではないか」

フィアンマ「それが日和見だというんだ。顕現した場所は極東の地で、消失地点は学園都市。サルでも解る構図だ」

教皇「……憶測で動くべきではない」

フィアンマ「フン、話にならんな」

教皇「ッ、何処へ行くつもりだ! 勝手なマネは…」


フィアンマ「この件は俺様に一任して貰う。なに許可などいらん。貴様はただ俺様の邪魔しなければいいだけだ」


EXTRA CASE とある努力の無能力者


八月二十六日

グループのアジト――


御坂妹「――まさか、そんな……とミサカは質量保存の法則に絶望します」ワナワナ


浜面「よう、おはよーさん」ヨミヨミ

御坂妹「おはようございます。ところで何を読んでいるのですか? とミサカは読書に耽るチンピラを心配しつつ尋ねます」

浜面「……なんで俺が本を読んでたら心配されるんだよ」

御坂妹「…………」フイッ

浜面「目を逸らすなよ! そういうのが一番傷つくんだからな!!」ガァァ

御坂妹「アンチスキル憲章……、とミサカは目敏く本のタイトルを読み上げました」

浜面「相変わらずマイペースなヤツだな……」ゲンナリ

御坂妹「……じーーっ、とミサカは視線で真意を問い詰めます」

浜面「あー……別に目的があって読んでたわけじゃねーよ。ただ…」

御坂妹「ただ?」

浜面「心構えとか色々知っておきたくてさ。一応アンチスキルなわけだろ」

御坂妹「でしたら直接ご教授願えばよいのでは? とミサカは提案してみます」

浜面「はい……?」


◇ ◇ ◇ ◇


第二学区 アンチスキル訓練場――


黄泉川「これより規定に従い訓練を始める!」


浜面「えっ、ええーーっ!?」オロオロ

御坂妹「さあアンチスキル魂を教えて貰いましょう、とミサカはやる気満々で訓練に臨みます」

浜面「クールな見た目に反して体育会系!?」ガビーン


黄泉川「うん? お前は確か、浜面じゃん?」

浜面「あ、あはは……ご、ご無沙汰ー、なんつって」ヒクヒク

黄泉川「そうかそうか! 最近統括理事会の肝いりで新設された部隊があると聞いてたが、お前らがそうだったのか」

御坂妹「はい、とミサカは正直に肯定します」

黄泉川「おおっ、こっちは何時ぞやの! しかしレベル5とはいえ中学生に警備員をさせるのは…」

御坂妹「いいえ、ミサカは強制されていません。ミサカ自身の意思でここにいます、とミサカは命令されるだけの存在ではないと否定します」

黄泉川「……そっか。ならみっちりシゴいてやるじゃんよ」

浜面「いや、普通でいいんだけど……」

御坂妹「望むところです、とミサカは向上心を漲らせながら張り切ります」メラメラ

浜面「だから何でそんなやる気なの!?」ガビーン


◇ ◇ ◇ ◇


訓練その一 走り込み


浜面「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、お、重いしキツイ……」タッタッタ

黄泉川「ふっ、ふっ、ふっ、こら! ペースが落ちてるぞ!!」タッタッタ

浜面「くそっ、普通に走るだけならまだしも、10キロも装備品を背負うとかあり得ないだろ!」タッタッタ

黄泉川「泣きごとを言うな! 見ろ、御坂は文句ひとつ垂れずに頑張ってるじゃん!」タッタッタ


御坂妹「……(消費……っ! 一心不乱の消費……っ!! とミサカは気力を振り絞り走り続けます)」タッタッタ


黄泉川「何か心に期するものがあるのか……。御坂の気迫は並大抵じゃないじゃん。お前はどうなんだ?」

浜面「お、俺だって! お荷物になるために大将の誘いに乗ったんじゃねえ!! 負けてたまるかああああああああっ!!!」ダダダッ

黄泉川「その意気じゃんよ♪」


訓練その二 模擬格闘戦


黄泉川「さあ、私を犯罪者と想定してかかってくるじゃん!」

浜面「うおおおおーーーーっ!!!」ブンッ!!

黄泉川「思い切りはいい。だがッ!!」ガシッ

浜面「へ……?」

黄泉川「テレフォンパンチは読みやすいし、こうやって反撃される。以後気をつけろ!」ギリギリ

浜面「折れる折れる折れるぅぅーーー!?」ミシミシ

黄泉川「犯罪者はこちらを殺すつもりでくるんだ。関節を極められたくらいで悲鳴を上げるなっ!!」

浜面「ッ……!! ぐ、ぎぎぎ……ッッ!!!」グググ

黄泉川「うおっ!?」

浜面「がああああああああああああッ!!!」グオッ!!

黄泉川「くっ!」パッ

浜面「ど、どうだ……ぜぇぜぇ、お、俺だってやれば出来るんだ!」

黄泉川「フッ、ナイスガッツじゃん! どんな苦境でも諦めない心を忘れるな!」

浜面「おう!」


鉄装「きゃあああーーーー!?」

御坂妹「他愛ない、とミサカは現役警備員を軽くひねります」ギリギリ

鉄装「こ、降参するから放してぇぇーーーー!?」ミシミシ


浜面「諦めない心……?」

黄泉川「あの馬鹿……」ヤレヤレ


休憩時間


黄泉川「ひとまずお疲れさん」

浜面「さ、さすがに疲れたぜ……」グッタリ

御坂妹「…………」クゥゥ

黄泉川「ハハ、あれだけ動けばお腹がすいても仕方ないじゃん。あっちに食堂があるから腹ごしらえしとけよ」スタスタスタ


浜面「んじゃ昼飯を食いに行くか」

御坂妹「十分に消費したはずですが、ここで補給したら元の木阿弥に……ミ、ミサカはどうすれば……」ブツブツ

浜面「どうした、腹へってるんだろ?」ハテ?

御坂妹「ミサカの事は気にしないでください、とミサカは涙目で空腹に耐える決意をします」ウルッ

浜面「ちゃんとメシを食わないと姉ちゃんも大将も心配するぞ? ほら、せめてアクエリ飲んどけ」スッ

御坂妹「うう……美味しいですがカロリーが、とミサカは躊躇いながらもスポーツドリンクをがぶ飲みします」ゴクゴクゴク

浜面「てか大将たちは何してるんだ? 今朝から一度も見てないんだけど」


◇ ◇ ◇ ◇


第七学区 とある銀行――


強盗「く、来るなぁ!!」

上条「あのなぁ、来るなと言われて来ない警備員はいねーよ」スタスタスタ

強盗「来るなと言ってるだろ! クソッ、お、お前が悪いんだからな!」パンッ!!

上条「あいてっ!」ビスッ

強盗「え……う、撃たれたのに、なんで……?」

上条「おいコラ、人に向かって銃を撃つとか何考えてんだよ。痛いだろうが」

強盗「ひいっ!?」パンッ!! パンッ!!

上条「ちょ、痛いんですけど! あたっ、痛いんですけど!?」ビスッ ビスッ

強盗「なんで倒れないんだよ!?」

上条「人間ってのはなぁ、来るとわかってる痛みは我慢できるようなってんだよ」


美琴「人質の救出、完了したわよー」


上条「了解、そんじゃ終わりにすっか」ニッコリ

強盗「や、やめろ! 自首する! 自首するから殺さないで!?」ガクブル

上条「はいはい、ゲンコロゲンコロ」シッ

ガスッッ!!

強盗「へぶっ!?」パタリ

美琴「よーし状況終了。これで三件目だから三万円ゲットね♪」


上条「ケンカの仲裁に引ったくり、極めつけは銀行強盗と。上条さんの不幸体質は今日も絶好調だな」ウン

美琴「ッ! ちょっとアンタ、腕を擦りむいてるわよ!?」

上条「ん? ああホントだ」

美琴「ケガしたなら手当しないとダメじゃない」

上条「大したコトないって。銃で二三発撃たれただけだし」

美琴「きちんと消毒するの! ったく、たかが銃創だからって……え、撃たれた?」


黒子「ジャッジメントですの!」シュン!


上条「出たな商売敵!」

黒子「商売敵……? ッ、それよりも現場は!?」

上条「もう解決した。もうじき回収班が来るから帰っていいぞ」

黒子「は? 一般の学生が何をおっしゃっていますの?」

上条「アンチスキルですの!」ビシッ

黒子「なっ! た、確かにその矛のエムブレムは警備員の証……」

美琴「……冗談よね? いくらコイツが頑丈といっても撃たれたら重傷でしょ。いやでも対戦車用地雷を踏んでも余裕で生きてたし……」ブツブツ

黒子「お姉さまっ!?」

美琴「うん? ああ、黒子か」

黒子「一体全体なにがどうなってますの!? 説明してくださいまし!」ガァァ


第七学区 風紀委員第一七七支部――


黒子「はああああっ!? お、お姉さまがアンチスキルに!?」ガビーン

初春「ッ!?」

美琴「ま、成り行きでね」

黒子「そんな適当な! お姉さまが思ってらっしゃるほど治安維持活動は簡単ではありませんのよ!」ガァァ

美琴「なによー、私だってまじめに働いてるわよ。ねえ?」

上条「そうだな」ウン

黒子「……失礼ですがどちら様ですの?」ジトー

上条「上条当麻です。新設された特務支援課の課長を拝命しております。任務の際はよろしくお願いします」ペコリ

黒子「これはご丁寧に、わたくしは風紀委員の白井黒子ですの。こちらこそよろしくお願いしますわ」ペコリ

上条「では我々はパトロールの途中ですので失礼しますね。行くぞ御坂」スタスタスタ

美琴「りょーかい。黒子も初春さんもお疲れー」

黒子「はい、お疲れ様ですの……って待ちやがれですのっ!!」ガシッ

上条「ちっ」

黒子「誤魔化そうったって無駄ですのよ!」


美琴「はぁ、面倒くさいコトになったわねえ」

初春「あ、あの御坂さん!」

美琴「なーに?」

初春「お世話になった警備員の人を探してるんです! 協力してもらえませんか!?」クワッ

美琴「え、うん。それでその人の特徴は?」

初春「えっとですね、ガッシリした頼もしい体型の男の人で……///」モジモジ

美琴「ふむふむ」

初春「ボサっとした金髪で、教師とは思えないくらい若くて、すごくカッコよくて……///」モジモシ

美琴「ほうほう」

初春「この前、海で困ってたところを助けてくれた……優しい方なんです///」テレテレ

美琴「へぇ、そうなんだー……ガッシリしてて金髪で海?」

初春「何か心当たりがあるんですか!?」

美琴「う、う~ん(条件は満たしてるけど、カッコいいのかなー?)」


第二学区 アンチスキル訓練場――


訓練その三 火器教錬


黄泉川「警備員は有事の際、学生たちの矛となり戦うこともある。基本はスタンロッドやライオットシールドでの制圧だが」ジャキ

浜面「銃……」ゴクリ

黄泉川「そう、暴徒鎮圧用のガス銃じゃん」

御坂妹「あくまで非殺傷なのですね、とミサカは火力不足に一抹の不安を覚えます」

黄泉川「一応殺傷兵器もあるんだがな。まあ使用感に大差ないし、相手は大抵悪ガキだから銃自体あまり必要ないじゃん」

浜面「そ、そうだよな」ホッ

黄泉川「だが訓練規定にある以上、しっかり火器の扱いも学んでおけ」

御坂妹「はい、とミサカは素直に返答します」

浜面「おう」

黄泉川「返事はハイだろうが。年上なんだからちゃんとしろ、バカたれ」クスッ

浜面「……ハイ」

御坂妹「プークスクス、とミサカは生温かい目でチンピラを見守ります」

浜面「余計な世話だ! てかチンピラはやめて!?」ガビーン


◇ ◇ ◇ ◇


タン! タン! タン! タン! タン! タン!


浜面「くそっ、当たらねえ!」

黄泉川「銃は両手でしっかり構えろ。ゆっくりでいい、目標を確実に照星に捉えてから撃て」

浜面「んなコト言われても……」チラッ


タタタタタタタタタッッ!!!!


御坂妹「目標へ全弾命中を確認。続いてパターンBー102に移ります」


タタタタタタタタタッッ!!!!


黄泉川「おおー! まるでお手本みたいな射撃じゃんよ」パチパチパチ

浜面「ま、負け犬上等ォおおおおお!!!」


タン! タン! タン! タン! タン! タン!


訓練終了後


黄泉川「よし! 今日一日よく頑張ったじゃん」

浜面「や、やっと終わったのか……」フラフラ

御坂妹「しゃんとしなさい、とミサカはだらしない同僚を叱咤してみます」メッ

浜面「仕方ないだろ、慣れないコトやったんだしよぉ」

御坂妹「泣きごとは聞きません。ミサカたちは戦力で劣るのですから、とミサカは今後も一緒に訓練を強制する意図を示唆します」

浜面「マジかよ……」


黄泉川「ハハ、お前ら中々いいコンビじゃん」ケラケラ


◇ ◇ ◇ ◇


第七学区 風紀委員第一七七支部――


黒子「まったくお姉さまときたら……」ブツブツ

初春「浜面仕上さんかぁ……///」

黒子「なんですの? そのテンプレに忠実なスキルアウトの写真は」

初春「なっ、失礼ですよ! 浜面さんは立派なアンチスキルです!」プンスカ

黒子「とてもそうは見えませんの」

初春「人を見かけで判断するなんて……。そんなだから白井さんは歪んでるんですよ」ボソッ

黒子「う・い・は・るぅぅ? 何か言いまして?」グリグリ

初春「痛いイタイいたいですってばぁぁ~~~!?」


テッテレー


浜面仕上の戦闘能力が少し向上した!

浜面仕上の預かり知らぬ所でフラグが進行していた!!


夕方

グループのアジト――


浜面「うーっす……」

御坂妹「ただいま帰りました、とミサカは帰還を報告します」


美琴「おかえりー」

上条「あれ? 二人で出かけてたのか」

浜面「ああ、ちょっと警備員の訓練規定をこなしにな……」グッタリ

上条「そりゃご苦労さん。風呂沸かしてるから晩飯の前に汗流してこいよ」

浜面「ん、そうさせてもらうわ」スタスタスタ

御坂妹「…………」スタスタスタ


美琴「それじゃこっちは夕飯の支度をしましょうか」

上条「きゅうりと卵が安かったからな。今晩は冷やし中華にすっか」

美琴「いいわねー♪ 私が錦糸卵を作るから野菜を切ってもらえる?」

上条「はいはい」


風呂場――


ザブーン

浜面「痛ぅぅ~~~、傷にお湯が染みるぜ」

御坂妹「ミサカは全く染みません、とミサカは無傷であることを誇ります」パシャー

浜面「黄泉川が強すぎんだよ。ステゴロで手も足も出ないとかゴリラかっての」

御坂妹「確かに驚異的な白兵戦技術でした。ミサカでも勝てるかどうか」ゴシゴシ

浜面「だろう? ……けど次は負けねえ」

御坂妹「その意気です、とミサカは同僚を激励します」ゴシゴシ

浜面「サンキュ、……ん? そういやさっきから誰と喋ってんだ俺?」ハテ?

御坂妹「ミサカですが、とミサカは呆れながら当然の事実を伝えてみました」パシャー

浜面「…………は?///」カァァ

御坂妹「洗いおわったので湯船に浸かりたいのですが、とミサカは暗に退けと促します」

浜面「え、え、えっ……///」パクパクパク

御坂妹「退かないなら半分を占拠するまで、とミサカは強引に湯船に突入します」ザブーン

浜面「何してんのーーーーーーー!?!?///」ギャース

御坂妹「ふぅ、いい湯ですね、とミサカはお風呂に入る前に計測したとある数字を思い出しホッコリします」ホッコリ

浜面「は、肌色!? 圧倒的ハダ色率ッ!! 胸は並盛だがそれを補って余りある曲線美とモチっとした感触!?////」

御坂妹「何を騒いでいるのですか?」ハテ?

浜面「俺に聞くなっ! つかヤバイ!? もし大将にバレたら…」


ガチャ


上条「向こうまで声が聞こえたんだけど、石鹸でも切らして…………浜面くン、これは一体どういう状況でせうか?」ギギギギ


浜面「あ、死んだ」



この日、浜面君は本気で死を覚悟したという

といったところで今回は終了
次回は『八月三十一日(さいごのひ)』ですなー


後に上条さんの制裁がある事を考えるとそれほど羨ましくない

乙でした

浜面爆発しろ


浜面のベッドに鮭フレーク敷き詰めてくる

黄泉川先生と訓練だなんて忍者に殺されても知らんぞww

銃撃受けてあの反応……犯人から見たらタイラントか何かが迫って来るように見えるんだろうな
まあ実際タイラントなんかよりも遥かにパネェ存在だけども

>>413 悪は滅びた…

ダイエット成功してよかったな9982号。

上条さんと黄泉川の模擬戦闘見てみたいな

妻が居なければ上条さん圧倒的じゃん

ジャージ少女「……はまづらが、悪の道をひた走っている!!」

ていうか浜面のくせに普通に充実してるとは・・・やっぱ原作はアイテムに関わったのが運のつk

そしてアレイ☆の小者化が止まらない
まだ心が折れてないのは評価するけど無理すんな・・・ww

>>403
逃げてー!! フィアンマさん逃げてぇぇぇー!!!

相手が強ければ強いほどフィアンマも強くなるから大丈夫さ

※ただし幻想殺し以外に対して

ペースアップだー! ってなわけで投下ー


八月三十一日


木原くんの研究室――


木原「喜べお前ら、待ちに待った月末だ。給与明細をくれてやる、まずは浜面」

浜面「お、おう(いくらぐらい貰えるんだろう?)」ワクワク

木原「特にマイナスは無ぇし警備員としての評価も上々、と。これからも励めよ」スッ

浜面「うっす!」

木原「次はミサカ9982号。以下同文」スッ

御坂妹「ありがとうございます、とミサカは興奮を必死に抑えながら初任給を受け取ります」

木原「次は御坂。以下同文」スッ

美琴「自分で稼いだお金かー。大事に使わないと」

木原「最後は上条。しっかり借金を返済しろ、以上だ」スッ

上条「よっしゃああーー!! 給料を取り上げられないなんて嬉しすぎるんですが!? 独身サイコー!!」ヒャッホウ!!


◇ ◇ ◇ ◇


グループのアジト――


美琴「では初任給ゲットを祝して!」


上琴妹浜「「「「カンパーイ!!」」」」


上条「いやー、活動を始めて一週間ちょいだけどさぁ、やっぱ嬉しいなあ」

浜面「ま、本命の魔術師とは一度もやり合ってないからスズメの涙だろ」

美琴「そこ、水を差さない!」

御坂妹「わくわく、とミサカはいち早く給与明細を開封し確認します」ビリッ

上条「いくら振り込まれてた?」

御坂妹「ひいふうみい……120万ですね、とミサカはサラッと月給を明かします」


上条浜面「……………………ひゃくにじゅうまん?」ハテ?


美琴「私、相場を知らないんだけど、これってフツーなの?」

浜面「んなわけあるかっ!! えっ、マジで120万なの!?」

御坂妹「はい」スッ

浜面「うおっ、マジだ! 見てみろよ大将! ……大将?」

上条「」

浜面「き、気絶してやがる」

美琴「私はどうかなー…………へっ?」ビリッ

御坂妹「どうしましたか? とミサカは放心しているお姉さまを心配します」

浜面「もしかして妹より安かったとか?」ヘラヘラ

美琴「……120円」

浜面「ジュース飲みたいのか?」

美琴「違う、私の給料……」ワナワナ

浜面「は?」

美琴「借金の利息で全部持っていかれてる……」ガックリ

御坂妹「ぷぷっ、どんまい、とミサカは健気に姉を励まし、うぷぷ」プークスクス

美琴「ケンカ売ってんのかこらーーー!!」ガァァ

御坂妹「アンチスキルの報酬が別枠でも、こ、この金額はねーよ、とミサカは……ぷふっ、笑いを押し殺して逃走を開始します」スタコラサッサー

美琴「このっ、逃げんなああーーーー!!!」ダダッ


上条「ハッ、あまりに刺激的な数字に意識が飛んでた!?」


浜面「……あの二人の違いは借金だけ。ま、待てよ? つーことはだ、借金の無い俺の給料は……」ビリッ

上条「ひゃくまん越えって事ですか!?」

浜面「…………」ピキッ

上条「どした?」

浜面「ここここここ、これ!?!?」ガクブル

上条「ん、なになに、ゼロが一つ二つ三つ………………な、七つ?」

浜面「ままま、マジなの!? これゼロが二つばかり多くない!?」オロオロ

上条「あ!」

浜面「なんだ!? どうしたっ!?」

上条「協力組織の支度金が含まれてる」

浜面「な、なんだよ。駒場の旦那たちの分も含めてかよ。それなら……って!! それでも多すぎんだろ!?」ギャース

上条「おちっ、おお、落ち着け!!」アセアセ

浜面「大将こそ落ち着け!」

上条「そ、そうだな」

浜面「まだトリが残ってるだろ。大将はいくらなんだ?」

上条「ハハ、上条さんには莫大な借金がありますからね。期待はしてませ…………ンン゛!?」ビリッ

浜面「大将?」ハテ?

上条「あ、あが、あばばばばば!?!?」スッ

浜面「どれどれ……………………マイナス180おくえん?」


木原くんの研究室――


バンッ!!


上条「木ィィィ原さンよォォおおおおおおおお!!! このふざけた明細は何なンですかァ!?」ガァァ

木原「何って給与明細だろ」

上条「んなこたぁ分かってんだよ! 問題は数字だ! 利息が180億とかふざけてんのか!?」

木原「月あたりたったの1%にしてやってるんだ。感謝されても怒鳴られる筋合いはねーな」

上条「アホかっ!! 魔術師100人倒して利息しか払えないってどんだけだよ!?」

木原「じゃあ何だ、テメェはガキ共を見捨てるのか?」ニタァァ

上条「見捨てねえよ。ただもう少し現実的な金額をですね…」


打ち止め「うーんと、ミサカ一人の製造コストが18万円だから現存する全ての個体を合わせても18億360万円だよ、ってミサカはミサカは計算してみたり」ヒョコ


上条「へ?」

打ち止め「あなたはボッタくられてるの、ってミサカはミサカは恩人に真実を暴露してみたり」

上条「えっ、なんで? 18億って…………千倍も請求されてたんですかーっ!?」ガビーン

木原「このクソガキ! 余計な事を……!」

打ち止め「この人はミサカたちのヒーローなんだよ? 騙したらダメ! ってミサカはミサカは猛抗議!」プンスカ

上条「……木原さん、説明してもらえませんかねえ?」ゴゴゴゴ

木原「そりゃ構わねぇけどよ、お前は妹達(シスターズ)をどう思ってるんだ?」

上条「はあ?」

木原「18万で賄えちまう程度の存在かって聞いてるんだ」

上条「ッ!?」ピシャーーン!!!


木原「実験凍結の責任云々から妹達の保護者はテメェだ。その保護者サマが冷徹にそろばん弾いて値引交渉するってか?」

上条「……いや、しない」

打ち止め「ヒーローさん!?」

上条「ありがとうな、俺のこと気にしてくれて。でもいいんだ」ナデナデ

打ち止め「でもでも! ってミサカはミサカは…」

上条「製造コストなんて関係ないんだ。なのに値切ろうなんて一瞬でも考えてしまった自分が恥ずかしいよ」

打ち止め「どうして、ってミサカはミサカは疑問を零してみる」

上条「妹達は俺にとって娘も同然だと思ってる。だからお前らを安く見積もるなんて出来ない」

打ち止め「そんな……それじゃあヒーローさんが……」ションボリ

上条「ハハ、お前が気に病むコトねーよ。それより名前を教えてくれないか?」

打ち止め「……うん、ミサカは検体番号20001号。全ての個体を統括する司令塔で、打ち止め(ラストオーダー)って呼ばれてるの」

上条「打ち止め……ああ、そうか。そうだったな」ウン


木原「いや結構結構。採算取れねえと統括理事長が何をしでかすか分からねーんだ、これが」

上条「妹達を不当に扱わない限りは、あんたらの狗にでも何でもなってやる。けど…」

木原「分かってるって。それよりこのガキの世話を頼めるか? チョロチョロ煩くて敵わねぇんだ」

上条「そんじゃ一緒に暮らすか?」

打ち止め「いいの!? ってミサカはミサカは瞳を輝かせて聞き返してみたり!」キラキラ


◇ ◇ ◇ ◇


グループのアジト――


美琴「これはまた……何ていうか私のちっちゃな頃そっくりね」

打ち止め「わーい、お姉さまだー♪ ってミサカはミサカは嬉しさのあまり抱きついてみたりーっ!!」ギューッ

美琴「あっはは、アンタは素直な良い子ねぇ」ナデナデ

御坂妹「それは暗にミサカが素直でない悪い子と言いたいのですか? とミサカはジト目でお姉さまに抗議します」ジトー

美琴「良い子は姉を馬鹿にしたりしないもーん♪」クスクス


浜面「――で、利息の確認に行ったら幼女を押しつけられたと」ゲンナリ

上条「これが俗に言う孫パワーか……。孫はええのう」ホッコリ


CASE 08 最期の日 前編


上条「それじゃあ今日も張り切ってパトロールしますかね」

美琴「りょーかい、班分けはどーする?」

浜面「あー、二人ともちょっといいか?」

上条「うん?」

浜面「お前ら明日から学校だろ? これからも働き詰めだろうしさ、今日くらい遊んできたらどうだ?」

美琴「う~ん、そう言われてもね」

上条「働かない事には首が回らないわけでして」


打ち止め「ううっ……まるで安月給のサラリーマンみたい、ってミサカはミサカは現実の厳しさに涙してみたり」ホロリ

御坂妹「実際サラリーマンですが、とミサカはぶっちゃけます」


浜面「まあ街をぶらつくだけでも違うだろ。アンチスキルの仕事は俺と御坂妹でやっとくから」

上条「そこまで言うならお言葉に甘えるかな?」

美琴「ふふっ、そうね」クスッ

上条「よーし、それでは今日一日この上条めにエスコートさせて貰えますか、お嬢様?」キリッ

美琴「ふぇっ!? な、ななな、なに言っちゃってんのよっ!?///」カァァ

上条「何ってデートのお誘いだろ」シレッ

美琴「私はインチキしてないわよっ!!///」

上条「それはチート」

美琴「芸術には少しうるさかったりするけど?///」

上条「それはアート」

美琴「お、お年寄りには譲るべきよね!?///」

上条「それはシート。あのなぁ、デートくらいでそんなに…」

美琴「打ち止めっ! 打ち止めも一緒に行きましょう! ねっ!!///」


打ち止め「ヒーローさんも苦労しますなぁ、ってミサカはミサカは照れ屋なお姉さまを優しく見守ってみたり」ニヨニヨ


美琴「わ、私はべべ別に照れてなんか……あう///」テレテレ


Sade 御坂美琴


夏休み最後の日ともあって、中高生が集まる第七学区は大勢の人でごったがえしている。
そんな中、足早に学生寮へ向かう御坂美琴がいた。

美琴(アイツとフツーに遊ぶだけ! デートじゃないデートじゃないデートじゃないッ!!)

顔を赤く染め上げて、念仏のように何事かを繰り返す彼女は明らかに動揺していた。

美琴(一先ず別れて駅前に待ち合わせって事になったけど……とりあえず寮に帰って身だしなみを……って別にデートを意識してないし!?)


海原「あっ、御坂さん。こんなところで出会うなんて奇遇ですね」

思考の海で溺れているかのように、あーでもない、こーでもないと堂々巡りを繰り返す。
そんな精神状態が原因なのか、美琴は自身に近づく人影に気づけないでいた。

美琴(で、でもアイツに変な姿は見せたくないし……今穿いてる下着はちょろっと子供っぽいかな……だからそれが何なのよっ!?)

海原「ちょうど御坂さんの事を考えていたんです。そうしたら本物に出会えるなんて運命を感じませんか?」

美琴(下着の心配とかアホなの私っ! あ、でもでもアイツってばゲコラーじゃん。てことはむしろ……)

海原「よろしければ、ご一緒に食事などいかがでしょう? 美味しい魚料理を出す店が近くにあるんですよ」

美琴(って、むしろ何だ!? 何を考えた! いくらデートに誘われて嬉しかったからって……あれ? う、嬉しい……?)

海原「御坂さん?」

美琴(私は、アイツに、デートに誘われて、嬉しい…………ッ、~~~~~~~~~ッッ!?)

海原「あの、聞こえてますか?」

美琴(なななな何でよっ!? それじゃまるでアイツのこと好きみたいじゃない!? ああああ、ありえない!!)

海原「もしお暇ならお付き合い願いたいのですが…」

美琴「ありえないっつーの!!!」

美琴はブンブンと首を振り、胸の前でコブシを握りながら高らかに叫ぶと走り去った。


海原「え……」

そんな御坂美琴の態度に、爽やかスマイルを凍りつかせるイケメンがとり残された。


第七学区 駅前――


打ち止め「わぁー、人がいっぱい、ってミサカはミサカは初めてのお出かけに興奮こーふん大興奮っ!!」

上条「こらこら、あんまり走り回ると転ぶぞ」


打ち止め「平気だもーん♪ きゃっ!?」ドンッ

闇咲「むっ」

打ち止め「イテテ……あっ、ごめんなさい」

闇咲「気にするな。そちらこそケガは無いか?」

打ち止め「うんっ! ミサカは尻もちをついただけだから平気だよ、ってミサカはミサカはピョンピョン飛び跳ねて元気をアピールしてみたり!」ピョンピョン

闇咲「フッ、そうか」

上条「どなたかは存じませんが、すみません!」ペコペコ

闇咲「だから気にするな」

上条「そう言っていただけるなら。……こら、人様に迷惑をかけたらダメだろ」メッ

打ち止め「はぁーい。……あっ! あっちで何か配ってる、ってミサカはミサカは猛ダッシュ!」テッテッテ

上条「やれやれ、聞いちゃいねーな」

闇咲「元気の良い妹だな」

上条「ハハ、まあそうですね。元気でいてくれるのが一番ですから」

闇咲「……そうだな。その通りだ」

上条「?? 何かお困りですか?」ハテ?

闇咲「いや何でもない。人を探しているので失礼する」スタスタスタ


上条「人探しかぁ……。いやいや、せっかくあの二人が気を利かせてくれたんだ。今日は仕事を忘れて楽しもう」ウン


モノカゲ

美琴「さ、先に来てる。ううっ、なんて声かければいいんだろ……///」モジモジ


打ち止め「ねぇねぇヒーローさん! ってミサカはミサカは配布されていた重要書類を渡してみたり」スッ

上条「うん? なになに……ラブリーミトン主催『残暑に負けるな! ゲコ太スタンプラリー』開催中。参加費は無料!?」

打ち止め「参加したいなー、ってミサカはミサカは上目づかいでおねだりしてみる」

上条「いいですとも! てか俺たちに打ってつけなイベントじゃありませんか!」

打ち止め「やったぁー♪」パァァ

上条「御坂が来たらすぐにでもスタンプを求めに……お、あれは」


美琴「ッ!?(み、見つかった!?)」


上条「おおーい御坂ぁー! こっちだこっち!」

打ち止め「お姉さまー、こっちだよー! ってミサカはミサカは両手を振って呼びかけてみたり」フリフリ


美琴「べ……///」


上条「べ?」ハテ?


美琴「別に嬉しくないんだから! 勘違いすんなやこらーーーーっ!!!///」ダダダッ

ドゴッッ!!

上条「ごふっ!?」

打ち止め「ええーっ!? お姉さまの強烈なタックルがヒーローさんにー! ってミサカはミサカは意味不明な展開に驚愕を隠せなかったり!?」ガビーン


美琴「ハァハァ……ま、待たせてごめん///」

上条「お、おう」

美琴「ちょちょ、ちょろっと手間取っちゃって、あはは……///」

上条「それは構わないのですが、あの……御坂さん?」

美琴「な、なによっ!///」

上条「こうして抱きつかれるのは男冥利に尽きるけどな、周りの目が少々……///」カァァ

美琴「はい?」ハテ?


通行人A「うわ、駅前で見せつけやがって」イラッ

通行人B「あれって常盤台の制服でしょ? お嬢さまなのにやる~♪」ヒュー♪

通行人K「お姉さまが自ら殿方と抱擁を!? う、うそですわ……これは悪い夢ですの……」パタリ

通行人U「わ、私もあのくらい積極的になれば……もしかして///」モジモジ


美琴「」ピシリ

打ち止め「完全にフリーズしてる、ってミサカはミサカはお姉さまのほっぺをツンツンしながら……お姉さま?」ハテ?

美琴「あはっ、あーっはっはっは!!」

上条「み、みさ…」

ガシッ

美琴「うわーーーーーーーーーーーーん!!!///」ダダダッ

上条「ちょ、いたたたたっ、引きずられてる!? 上条さんめっちゃ引きずられてるー!?」ズシャーー!!

打ち止め「待ってーっ!? ってミサカはミサカは暴走するお姉さまを必死に追いかけるーー!!」テッテッテ





海原「…………」ジー

といったところで今回は終了
後編は白い悪魔のターン!

乙!

闇咲さん逃げてーーーー!!

海原はそのまま夜空に輝く星となれ!(上条さんにブッ飛ばされて)飛翔せよ!

ここから一番の勝ち組一方さんのターンかwwktk

闇咲さんに濃厚な死亡フラグが…

白い悪魔はインデックスでしょ

一方さんは名実共にただの白いもやしになってるからな……

滝壷「後でお仕置きだよ」

滝壺とは関わってないだろ
アイテム入ってすらないし

一方さんは『一方通行』を失って何になるんだろうな…

>>435
> CASE 08 最期の日 前編

「最後の日」ではなく「最期の日」なところが不吉すぎる……
主に闇咲くんにとって。

闇咲の梓弓は汎用性が高いけどインさんに通用するのだろうか?

絶対無理だろ
この木原くンは白い悪魔に消されても文句は言えない

通行人U…目を覚ますんだ!その相手は元スキルアウトだが運転や鍵開けなんかの将来役に立つスキルを持ってるし、身体も結構ガッシリしてる上に訓練でさらに戦闘力も向上したりで頼りがいありそうだし、しかも極めつけは10代で月収1000万以上稼いでいるような男なんだぞ!?

寮監「ゆ、優良物件……!?」

鍵開けが将来役立ってたまるかwwwwwwww

探索者には便利なスキル

おつおつ

木原補正のかかってない浜面が勝ち組すぎるwwwwww

海原ェ…

闇咲さんは嫌な予感しかしないw

惚れた女の為に魔神に単身戦いを挑む…
まるで主人公みたいだ。オッサンだけど

おじいさんだよ

まだー?

まだかにゃーん?

乙、素晴らしい上琴目録だった

まだ??

まだー?

投下ー……ってかこれは上琴目録ではないですよ?


Side とある異国の魔術師


自分以外の誰かを本気で好きになるなんていうのは、幻想だと思っていた。
世界の裏側で蠢く闇。自分は、その一端である魔術師なのだから当然のことだった。

しかし――


美琴「ゲコ太スタンプラリーてすって!?」

上条「ああ、打ち止めが見つけてきたんだよ。もちろん参加でいいよな?」

美琴「あったりまえでしょ! 打ち止め、良くやったわ」

打ち止め「えへー♪」


学園都市第三位の超能力者、御坂美琴。
禁書目録と上条当麻の関係、それを危険視した組織からの命令をこなすうちに出会った少女。


打ち止め「早く早くー! ってミサカはミサカはのんびりなヒーローさんを急かしてみる」

美琴「そうよ! 早くしないと周りきれなくなっちゃうじゃない!」

上条「はいはい」


彼女の眩しい笑顔を見ていると、心が温かくなる。
彼女のまっすぐな生き方を見ていると、心が感化されそうになる。

彼女が、御坂美琴こそが、薄暗い闇の中で生きる自分に光を教えてくれた。

そう自覚した瞬間、ああ、自分は彼女に恋をしているのだと気付かされた。

だというのに――


美琴「よっしゃああーーっ!! スタンプ一個目ゲットー♪」

打ち止め「どんどん行くぜー、ってミサカはミサカは意気揚々と二つ目のチェックポイントへ進撃開始ーっ!!」

上条「ふぅ、人混みは老体にはちとキツイのう」

美琴「あはは! なーに年寄りみたいなコト言ってんのよ。さあ、次を目指して、ッ、きゃあ!?」

上条「おっと」

打ち止め「おおー、ナイスキャッチ! ってミサカはミサカは転びそうになったお姉さまを抱きとめたあなたを称賛してみたり」

上条「足、捻ったりしてないか?」

美琴「あっ、うん……平気みたい……///」


彼女の心の中には、すでに別の男が住み着いているようだ。
悲しい事ではあるが、彼女が幸せならば諦めもついただろう。だがあの男だけは話が別だ。

上条当麻……魔術世界の注目を一身に集める禁書目録の管理人。
そして学園都市最強を亡き者にし、瞬く間に勢力を拡大させている危険人物。
その魔の手は、表の住人であった彼女をも絡め取り、彼女の類稀な能力を利用している。

到底許せることではない。

御坂さんを学園都市の闇へと誘った、その元凶だけは自分がこの手で……


CASE 09 最期の日 中編


第七学区 とあるファミレス――


上条「ッ!?」ゾクッ

美琴「打ち止め! 野菜も食べなさい」メッ

打ち止め「必要なビタミンはサプリメントで補うから野菜を食べなくていいんだもーん、ってミサカはミサカはキハラから得た知識を披露してみたり」

美琴「……あんの刺青中年め、いらんコト吹き込みやがって」

打ち止め「あれ? どうかしたの? ってミサカはミサカは顔色が優れないあなたを心配してみる」

上条「さっきのは殺気……?」ムムム

美琴「なにそれ、ギャグ?」

打ち止め「ん~、5点! ってミサカはミサカは辛口採点してみたり」

上条「はは、五割なら落第は免れそうだな」

美琴「何言ってんの、100点満点中の5点に決まってるでしょ」ヤレヤレ

上条「うぐっ……精進します」ガックリ

打ち止め「ふっふっふ、精々精進したまえ、ってミサカはミサカはご馳走様して次なるスタンプ回収に行動開始ーっ!!」テッテッテ

美琴「こらーっ!! さり気なく野菜を残してんじゃないわよ!」


上条「……(誰かに監視されているな。けどインデックスじゃないみたいだし、ほっといていいか)」


◇ ◇ ◇ ◇


同刻

第七学区 とある路地裏――


禁書「ふふふん、ふふふん、ふっふっふ~ん♪」テクテク

??「…………」

禁書「ここならいいかな?」

??「…………」

禁書「さっさと出てきたら? せっかくひと気の無い場所を選んであげたんだから」

闇咲「悟られていたか……」

禁書「隠行の魔術は中々のモノだったよ。でも私には無意味かも」クスッ

闇咲「では強硬手段を執らせてもらう。お前に恨みはないが……許せ!」

禁書「フフ、いいよ。遊んであげる」ニッコリ


第七学区 駅前――


打ち止め「やたー! スタンプコンプリートー♪」キャッホゥ!

美琴「意外にちょろかったわね」

上条「あくまで子供向けイベントだからな。それより景品を貰おうぜ」

打ち止め「えっと、えっと、何にしようかな!? ってミサカはミサカは景品を見てみたり!」ワクワク


A賞 ゲコ太キーホルダー ※スタンプ1~3個

B賞 ゲコ太マグカップ ※スタンプ4~7個

C賞 イベント限定! 等身大ゲコ太のぬいぐるみ ※スタンプ8個 ただし先着順


上条「C賞だな」

美琴「C賞一択ね」

打ち止め「C賞に決めた! ってミサカはミサカは交換所のお姉さんにスタンプカードを渡してみる」スッ

受付「はい、C賞ですね。こちらが景品のぬいぐるみです。大事にしてね」


ゲコ太『』ジャーン!!


打ち止め「かわいい……!」パァァ

美琴「わ、私もC賞をお願いします!」スッ

受付「ごめんなさい。今のでC賞はおしまいなの」

美琴「えっ?」




海原「もう少しで金星の位置と射角を確保できる……。その時が憎き上条当麻の最期だ」ジー

闇咲エツァリ、死亡確認


数分後


美琴「ゲコ太が……私の等身大ゲコ太がぁ……」ションボリ

上条「限定品を逃すとは……ッ! この上条、一生の不覚っ!!」

美琴「打ち止めいいなぁ……」ジー

打ち止め「はいっ! ってミサカはミサカはゲコ太を差し出してみたり」スッ

美琴「打ち止め?」ハテ?

打ち止め「三人でスタンプを集めたんだから、この子は三人のものだよ、ってミサカはミサカは正論を言ってみる」

美琴「!?」

打ち止め「だから元気を出して、ってミサカはミサカはお姉さまを励ましてみたり」

美琴「打ち止めぁぁ~~~!!!」ギューッ!!

打ち止め「わぷぷっ!? お、お姉さま、ちょっと苦しい、ってミサカはミサカはあなたに助けを求めてみたりーっ!?」ジタバタ

上条「打ち止めは優しい子じゃのう。あとでアイスを買ってやろう……ッ、二人とも伏せろ!!」

打ち止め「ふぇ?」ハテ?

キラッ

ゲコ太『!?』ゴパッ!!


美琴「ぎゃああーー!? ゲコ太がバラバラにーー!?」ギャース

打ち止め「えっ、ど、どうして? ってミサカはミサカは、ぐすっ」ウルッ

上条「今の光はまさか……! 御坂、打ち止めを連れて離れ…」

打ち止め「ヒーローさんと、お姉さまと一緒にスタンプを集めたのに……はじめて楽しく遊んだ思い出なのに……うっうっ……」ポロポロ

上琴「「~~~~~~~ッ!!」」

打ち止め「こんなのって、酷いよ……」





海原「……(いけない、怨念に囚われて手元が狂ってしまうとは。危うく御坂さんに直撃させてしまうところでした……)」ヒヤリ


Side 御坂美琴


――泣いている

己の幼い頃そっくりの少女が、楽しかった一時の思い出を壊されて泣いている。


美琴「アンタ、今の現象について知ってるコトがあるなら教えて」

上条「んなことより、まずは打ち止めを安全な場所に…」

美琴「いいから教えなさいッ!!!」


――怒っている

目の前の幼い己の分身を泣かせた輩に、何よりその事態を未然に防げなかった自分自身に。


上条「……さっきのは恐らく魔術による狙撃だ。金星の光を使った、命中させた対象を破壊するだけの魔術」

美琴「他には?」

上条「触媒に鏡……いや、たしか黒曜石のナイフを使ってるはず……?」

美琴「わかった。その子の事、お願い」

上条「おいっ、御坂っ!!」


自分を呼ぶアイツに打ち止めを任せ、空と金星の位置から狙撃したであろう方角へ駆けだす。
何事かとこちらを窺う通行人を避けて走りつつ電磁波レーダーに意識を集中する。

美琴(狙撃に失敗したならすぐに移動するはず。だったら私から離れていく人サイズの対象で、一番速く移動しているヤツを追いかければ!)


仕事でも正義感でもなく、ただ怒りのままに超能力者の追撃戦が開始された。


上条「――これで全部かな」

打ち止め「ヒーローさん、お姉さまは……、ってミサカはミサカは……」

上条「御坂なら心配いらねーよ。コソコソとした卑怯者なんかに遅れをとるなんてあり得ない」ナデナデ

打ち止め「ほんとう……?」

上条「ああ、だから元気を出してくれよ」

打ち止め「うん……でもゲコ太が、ってミサカはミサカは無残な姿になったぬいぐるみに、ううっ……」

上条「ふっふっふ、そこは上条さんの出番ですな。帰ったらパパーッと外科手術で直してやるからな」

打ち止め「えっ、直せるの!? ってミサカはミサカは思わず聞き返してみたり」パァァ

上条「任せなさい。伊達に長生きはしてないんだよ」ドヤッ

打ち止め「すごいすごい! ってミサカはミサカは尊敬の眼差しであなたを称賛してみる!」キラキラ

上条「うおお、力が漲って来る!? よーし、おじいちゃん頑張っちゃうぞー♪」


◇ ◇ ◇ ◇


第七学区 ビル建設現場――


海原「ハァ、ハァ……まさか御坂さんが追ってくるなんて。でもここまで来れば…」


美琴「ここまで来れば、何かしら?」


海原「!?ッ」

美琴「あんたが魔術師? まあそんな事はどーでもいいんだけどさ」

海原「み、御坂さん! じ、自分は…」

美琴「あー、何も言わなくていいから。もしも同情しちゃうような内容だったら困るし」

海原「自分はあなたに危害を加えるつもりは…」

美琴「今は聞かないって言った! まずは私の妹を泣かせた落とし前、つけさせてもらうわっ!!」


Side 異国の魔術師


どうしてこんな事になったのだろう。
迸る電撃の嵐を前に、異国の魔術師はただ現実を嘆くしかなかった。

美琴「何を呆けてるの? 構えるくらいの時間は待ってあげるわよ」

海原「くっ……!」

美琴「へぇ、アイツの情報通り、黒曜石のナイフを使うのね」

何故 自分の使う魔術の情報がバレているのか。そんな事は魔術師にとって些細な問題だった。
眼前の超能力者が纏う高圧電流が、闘志が、何より強い意志の込められた視線が、魔術師の戦意を著しく減退させていた。

どこか甘く見ていた。

御坂美琴という少女は、たしかに裏の世界とは無縁の存在だった。
だがそれは彼女の強さとは何の関係も無い。
御坂美琴は、誰かの庇護が必要な小猫などではなく、敵を積極的に噛み殺す猛獣の類だったのだ。

海原(か、敵いっこない……! 逃げる事も、手加減して戦うことも……これがレベル5なのか)

美琴「悪いけど手加減は期待しないで。さあ、行くわよ!!」

海原(あのコインは!? ま、まずい……っ!!)


キーン、とコインを弾く音が響く。


海原「うわあああああああっ!!!」

その音が何を意味するのか。
御坂美琴に想いを寄せる魔術師は、瞬時に理解し恐怖した。

お世辞にも命中精度が良いとは言えない魔術でもって、次の瞬間には音速の弾丸と化すコインを撃ち落とさんとナイフを構える。

だが遅い。

圧倒的に遅すぎた。

オレンジの軌跡が、とてつもない破壊力をもって黒曜石のナイフを撃ち抜いていた。
そしてワンテンポ遅れて、背後から爆砕音が聞こえてくる。

海原「なっ!?」

美琴「あんたが何者かなんて知らないけどね、私の大切なものを壊そうって言うのなら」

超電磁砲の一撃に呆けている魔術師に向かって美琴が駆ける。
どう見ても華奢で、腕力なんてまるで無さそうな右手を、しかし帯電させた右手を振り上げ

美琴「まずは、そのふざけた幻想を撃ち抜いてあげる!!」

海原「がはっ!?」

吸い込まれるように魔術師の下顎を撃ち抜き、意識を刈り取った。


美琴「よっし、打ち止めとゲコ太の敵は討てた!」

海原「」ピクピク

美琴「にしても完全にのびちゃってるわねー」

海原「」ピクピク

美琴「あっ、そういえばコイツ、魔術師っていってたわよね?」

海原「」シーン

美琴「…………」pipi

Prrrr Prrrr

木原『こちら木原ー、なんか用か?』

美琴「えっと、魔術師を捕まえたんだけど……」

木原『良くやった!! すぐに回収班を手配すっから、しっかり見張ってろ! いいなっ!?』

美琴「は、はい」


テッテレー


御坂美琴は魔術師を一匹退治した!

借金完済まで、残り9999魔術師。※ただし利息分は考えないものとする


第七学区 窓のないビル――


アレイ☆「いいぞ、幻想殺しと妹達の絆が強固になればなるほど、私の身の安全は盤石になる」フフフ

土御門「……仮にも学園都市の顔であるレベル5を対魔術師戦に投入するってのは、迂闊すぎやしないか?」

アレイ☆「そのような危惧は無用だ。もはや手段を選んでいる段階ではない」

土御門「貴様、まさか……」

アレイ☆「そのまさかさ。条件が整い次第、グループの総力をもってイギリス清教を撃滅する」

土御門「なっ、馬鹿な!」

アレイ☆「馬鹿なものか! 相互不干渉の盟約を一方的に破棄したのはあちら側だろう!」

土御門「は……?」

アレイ☆「フフフ、禁書目録があれほどのバケモノだったとは大きな誤算だった。しかし、同様に幻想殺しもまたバケモノ」

土御門「カミやんがバケモノだと?」

アレイ☆「そうだ。神という世界の枠を超えた存在に、単騎で抗しうるほどの存在だ。完全無欠の魔神とはいえ…」


木原『あー、連絡事項。第七学区で白い修道女が大暴れしている模様。要警戒人物の特徴に合致するわけですが、どーします?』


アレイ☆「ひぃ!?」ビクッ

土御門「……(怯えてやがる……)」ポカーン

アレイ☆「ヤ、ヤツだ……白い悪魔がついに牙を剥いたのだ。だがどうすれば……」ガクブル


木原『なんかスゲー勢いでビルとかバッタバッタぶっ倒れてやがんなあ。うっひょー、ありゃあ真性のバケモノだわ』ケラケラ


アレイ☆「さ、采配は君に一任する。ただし絶対にこのビル付近での戦闘は避けてくれ、いいな、絶対だぞ!?」ガクブル


木原『まあ……なんとかやってみますわ』

☆ェ・・・


第七学区 とある公園――


浜面「ほら、もう失くすなよ?」

JS「うん! ありがとー、アンチスキルのおにーちゃん!」テッテッテ

浜面「おう」フリフリ

御坂妹「紛失物の捜索、無事に完了しました、とミサカはアンチスキル及び風紀委員に報告を入れます」

浜面「…………」

御坂妹「どうしました? とミサカは走り去って行く小学生に邪な視線を送る同僚を心配します」

浜面「ちげーよ!? 俺、ロリコンじゃねーし!」ガァァ

御坂妹「臭いますね、とミサカは嘘の香りを嗅ぎつけます」ジトー

浜面「完璧に言いがかりだからね!? 俺はただ…」

御坂妹「ただ?」

浜面「……あんな風に感謝されるのに慣れてなくってさ。なんつーか、その……こそばゆいんだよ///」テレテレ

御坂妹「なるほど、俗に言う死亡フラグですか。不良が小さな善行に幸せを感じたら、次の回で非業の死を遂げるという…」

浜面「やめてっ!? 本気で洒落にならないから!!」ギャース

御坂妹「大丈夫です、とミサカは同僚を宥めます」

浜面「おっ、もしかしてお約束? あなたは私が守るもの、ってか」

御坂妹「いえ、仮にミサカの弾除けとして散った場合、ほっぺにチューして弔ってあげます、とミサカはサービス精神を発揮しました」シレッ

浜面「すでに死ぬこと前提なの!?」

Prrr Prrr

浜面「ッ、こちら特務支援課。どうぞ」pi

木原『ちぃーっとばかし厄介な事態が発生した。お前ら、すぐに動けるか?』

浜面「動けるけど」

木原『そんじゃ仕事だ。そこから三キロ地点で魔術師が派手に暴れてやがる。テキトーな武装で鎮圧しろ、以上だ』pi

浜面「オイオイ、適当な武装って……」


御坂妹「ゲットレディ、とミサカは殺る気満々でフルブースト展開します」ギュイーン、ガシャコン!!


浜面「いつの間にか重武装してるーー!?」ガビーン

御坂妹「あなたもコレで武装してください、とミサカは親切に武器を譲渡します」スッ

浜面「ありがてえ! って、これメリケンサック!?」


テッテレー


浜面はメリケンサックを装備した!

といったところで今回は終了
なんだか長くなりすぎたので更に分割とあいなりましたー。すまんのぅ

投下乙
当たり前のように御坂が金星の位置を把握してる件


ミコっちゃんの魔術師退治の役に立ててよかったな海原
浜面ほっぺにチューフラグ(という名の死亡フラグ)キタコレ


お粥に慈悲など無い。ただ焦がすのみ。闇咲は頑張れ。

それにしても上条さん昔のこと思い出してきてる?絶対能力進化実験のことより黒曜石のナイフが出てきたってことはそうなのかね

浜面にとっての最期の日だったのか…
でもあまり可哀想に感じない不思議

もしかしてエターナルフル勃起のひと?

そろそろ魔術サイドとの本格的な絡みを期待

だ、大丈夫だ、作中での死亡フラグ発言は生存フラグやし(震え声)

完全記憶能力を持つ白い悪魔だから、闇咲さんはともかくあの女性を見捨てはすまい  たぶん?

そういえば新学期に浜面いなかったな
ということは…まさか…

浜面氏のご冥福をお祈り申し上げます

アレイスター必死すぎwwwwww

浜面、お前は良い奴だったよ・・・

闇咲、お前はいい奴だったのに・・・

乙!!!

一方さんはもう出ないのかな

>>1殿は以前何か書いていたでゴザルか?

>>494
上琴で入れ変わりモノとか上琴目録とか番外幻想とかミサカハーレムとか……黒歴史を量産してましたorz
そ、それはともかく投下ー


Side 闇咲逢魔


第七学区 路地裏――


とある呪いを解呪するのに必要だから禁書目録の知識を求めた。

己が研鑽してきた魔術が無駄ではなかったという証を立てるために。
断じてあのような、つまらない女のためにではない。

容易なコトだとは思っていなかった。だが不可能ではないと信じていた。
しかし現実は想像を絶するものだった。

闇咲「衝打の弦」

腕に装着した梓弓から視えざる矢を射出することにより、空気の弾丸を生成し禁書目録へ放つ。
威力の大半は殺してあるとはいえ、人ひとりを気絶させるには十分な一撃が炸裂する瞬間

禁書「フフ、知ってるんだよ。あなたは日本神道を由来とした魔術師。梓弓を媒介に風を操作する」

闇咲「!?ッ」

つらつらと分析しながら禁書目録が右手の人差し指をかざす。
ただそれだけで、闇咲の魔術はあっけなく霧散してしまった。

闇咲「馬鹿な……」

知らず驚愕の呻きが漏れる。
それも無理ない事だった。――何故なら禁書目録は何の魔術も使わずに、こちらの魔術を無効化したのだから。

二流以下の魔術師ならば、構わず第二射を放つなり別の魔術を繰り出していただろうが、生憎と闇咲は一流だった。
故に気付いてしまった。

闇咲「その魔力の胎動は……あ、ありえない」

禁書「ふーん、気付いたんだ。あなた中々優秀だね」

闇咲「禁書目録は魔力を有さないハズではないのか……? いいや、それは最早人間に纏えるレベルでは……」

そう、超然と佇む眼前のシスターは異常であった。
漏れだす僅かな魔力の波動だけで、こちらの攻撃を無力化されたのだ。術式も何もない、ただの力押しでだ。
少女の姿をしているが、その内で渦巻く魔力のなんと理不尽なことか。

噂に聞く魔神といえど、これ程のバケモノであるはずがない。


禁書「そこらの魔神と一緒にしなかった所は評価できるかも。あんな紛い物と同列にされるなんて、考えるだけで不愉快だもの」

闇咲「なっ!」

禁書「思考を読まれたのが、そんなに不思議?」

闇咲「…………」

禁書「大切な女性を助けるために『抱朴子』を求めてるんでしょう?」

看破されている。
他人の心を読めるのだろうか、このバケモノに黙秘は意味を成さないらしい。

禁書「いきなり力ずくなんて実に魔術師らしくて結構だけれど、あなたは選択を間違えたんだよ」

闇咲「ッ、風魔の弦!」


禁書目録の膨大な魔力が、その小さなカラダから濁流のように放出されたと同時に、闇咲は風を操り路地裏からビルの屋上へ退避する。


少し距離を離したとはいえ、あのバケモノはすぐにでも闇咲を殺しにくるだろう。今すぐ決断しなければならない。
最善は一心不乱の逃走だ。応戦は最悪手といってよい。

闇咲「……愚かなことだ。どうやら私は、あの理不尽から逃げるつもりはないらしい」

口角を歪め自嘲すると、闇咲は梓弓に視えざる矢を再装填し、応戦の構えをとる。
そこへ、虚空からにじみ出るように禁書目録が現出した。

禁書「相手の強さを推し量るのも強さのうちだよ? 逃げるのだって立派な戦術。恥じることはないかも」

闇咲「確かにそうだ。だが私には退けない理由がある」

禁書「……捨て鉢になったわけじゃないね。そっか、愛する人が私に害される可能性を考えたか」


その通りだった。今更逃走など何の意味もなさない。
闇咲に残された道は、速やかに禁書目録を始末し『抱朴子』を手に入れ学園都市を離脱するのみだ。

禁書「見上げた胆力だね。でもそれが可能かな?」

闇咲「知れた事! 天魔め、あまり私を舐めるなよ!」


不退転の決意を込めた叫びと共に、梓弓から放たれた疾風の刃が禁書目録へ殺到した。


CASE 11 最期の日 後編


第七学区――


木原からの命令を受けた浜面と御坂妹は、魔術師が暴れているという現場へ到着し茫然とした。

浜面「何の冗談だよこれ」

御坂妹「ビルが……次々に倒壊しています、とミサカは非現実的な光景に驚愕を隠せません」


そこは阿鼻叫喚の大惨事だった。


空から降り注ぐナニかに、刻一刻と連鎖するように崩壊するビル群。
運悪くその場に居合わせ、悲痛な叫びを上げながら逃げ惑う人々。
その人々に無慈悲に降り注ぐ、大小様々な瓦礫たち。

誇張も比喩も必要なく、ここは地獄だった。


そんな光景に一瞬頭が真っ白になった浜面だったが、そこかしこから聞こえる悲鳴に我に返る。

浜面「御坂妹! 一般人の避難誘導はどうなってる!?」

御坂妹「データ照合……今現在、この場にいる警備員及び風紀委員はミサカたちだけのようです」

浜面「ッ、なら俺たちで誘導するぞ!」

御坂妹「いいのですか? ミサカたちに下された命令は、この惨状を作り出している魔術師の排除です、とミサカは…」

浜面「そっちは大将たちに任せる。それより俺らは一人でも多く助ける事を考えて行動する、いいな!」

御坂妹「了解、とミサカは逃げ遅れた一般人救出の任に就きます」

浜面「よし、とにかく今は行動だ」


協力組織の長である駒場に簡単な救援要請を送ると、浜面たちは地獄へと突っ込んでいった。


第七学区 風紀委員 第一七七支部――


黒子『初春! 状況は一体どうなっていますの!?』

初春「わかりません。ただ上からの指示は待機せよの一点張りで……」

黒子『冗談ではありませんわ! 現場まで距離があるここからでも、一刻を争う事態だと認識できますのに……ッ!!』

初春のヘッドセットから黒子の憤りが漏れる。

第七学区の一角で、突如発生したビルの大規模崩落。
事故なのかテロなのか、はたまた高位能力者の暴走なのか情報を集める初春は狼狽していた。

いち早く、崩落に巻き込まれた人々を救助するべく出動した黒子に待ったが掛かったのだ。


初春「風紀委員は全支部に待機命令が出ています。どうも危険レベルが高いらしくて、現場は警備員が仕切るそうです」

黒子『くッ、初動の遅い警備員なんて待ってられませんの!』

初春「ちょっ、白井さん!?」

黒子『始末書なら後でいくらでも書きます。ですから初春、サポートを頼みましたわよ!』

初春「……ですね。わかりました、要救助者はこちらで捕捉するので、白井さんは私のナビに従ってください」

黒子『事態は一刻の猶予もありませんの。頼りにしますわよ初春』

初春「任せてください!」


言うや否や、初春はコンソールを叩き、現場周辺で生きているカメラの検索を開始した。


第七学区 駅前――


上条「えらい騒ぎだな。何かあったんですかねぇ?」

打ち止め「えっ?」オロオロ

prrr prrr

上条「はいはい、こちら上条さんですよっと」pi

木原『魔術師が現れた、至急対応しろ』

上条「了解、んで何処に行けばいいんだ?」

木原『はあ? テメェ、今第七学区の駅前に居るんだよな?』

上条「そうだけど」

木原『その近くでビルが倒れたり、大爆発が起きたりしてるのが分かるか?』

上条「大爆発? この辺は至って平和ですよ」

木原『オイオイ、クソガキィ……。冗談やってる暇は無ぇんだが、そこんとこ理解してるか?』

上条「そりゃこっちの台詞だ。早くボーナス狩りに行きたいンですけど」イラッ

木原『……どーなってんだ?』


美琴「お待たせー! バシッとやっつけてきたわよ」タッタッタ

打ち止め「お姉さま! あっちの方からドッカーン!! ってミサカはミサカは非常事態にうろたえてみたり!?」オロオロ

美琴「ん~? そういえばスゴイ騒ぎね。何かあったのかしら?」ハテ?

打ち止め「えっ」


Side 闇咲逢魔


後悔先立たず、闇咲の心情はまさにその一語に尽きた。
遥かに格上の存在と一戦を交えるのだから当然、死を覚悟していた。
愛する人を救えぬ事も、守れない事も未練だろう。

だが白い悪魔の悪辣さは、闇咲の想像を絶するものだった。

交戦すること数瞬、禁書目録の魔力が一気に膨れ上がったと思えば、空は漆黒に塗り替えられ無数の光弾で埋め尽くされていた。


禁書「さて問題。私が構築している魔術は『一掃』というのだけれど、ここで使えばどうなると思う?」

闇咲「き、貴様っ!!」

禁書「フフ、何をそんなに憤っているの? 無関係な人間が大勢死ぬこと? それを成そうとする私が許せないから?」

闇咲「私を殺すのに、これほどの大魔術は不要ではないか! 無関係な人間を大勢巻き込む意味がない!」

禁書「あなたを殺す? あはっ、あはは、アハハハハハハハハハハッ!!!」

闇咲「何がおかしい!」

禁書「これが笑わずにいられるとでも? あなたは致命的な勘違いをしてるんだよ」

闇咲「勘違い、だと?」

禁書「このインデックスに弓を引いておいて、楽に死ねると思ったのかな?」


背筋が凍りつくような禁書目録の声に戦慄を覚える。


禁書「あなたの不遜な行為の結果、たくさんの無関係な人間が死ぬ。これ以上の罰は無いでしょう?」

闇咲「は、あ……」

息が詰まり、全身が小刻みに震える。

禁書「そのあとで、あなたが救おうとしてた女性を救ってあげる。そして教えてあげるんだよ、あなたが助かったのは今日の犠牲があったからって」


――イマ、コノバケモノハナントイッタ?


ゆっくりと、まるでスローモーションのように緩慢に禁書目録が右腕を振り上げる。


禁書「安心して? あなたは殺さないであげる。じゃあ、たーっぷり後悔してね♪」

闇咲「や、やめろおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」







禁書「一掃」






振り下ろした右腕に従うように、空を埋め尽くす光弾が地上に降り注いだ。


Side 浜面仕上


ここは地獄だった。崩れてくる建物、飛び交う怒号と悲鳴、原型さえ留めない無残な肉塊と血痕。
その圧倒的リアリティーが、浜面の心をかき乱す。

浜面「クソっ!! なんだってこんな……!」

御坂妹「この混乱では秩序だった避難誘導は不可能です。ですがせめて、逃げ遅れた人を個別に救助するくらいなら…」

次善策を提案する御坂妹の頭上に一抱えもある瓦礫が降って来る。

浜面「御坂妹!?」

御坂妹「平気です、とミサカは華麗に回避し健在をアピールします」

こんな場面でも冷静さを失わない同僚の姿に、浜面も幾分落ち着きを取り戻す。
逃げ遅れた人間が居ないか、注意深く辺りを確認すると、か細いが助けを求める声が聞こえてきた。

浜面「今、助けてって声が……」

御坂妹「あそこです、とミサカは瓦礫の下敷きになっている女性を指示しつつ駆け寄ります」

駆け寄った先には、ピンクのジャージが特徴的な女の子が瓦礫に潰され苦痛に喘いでいた。

浜面「ッ、すぐに助けてやるからな!」

御坂妹「いちにのさんで瓦礫を退かしますよ、とミサカは指示を飛ばします。いち、にの、さん!」

浜面「グッ、うおおおおおおおおおおおおおぉぉぉっ!!!」

この惨状を招いた者への義憤が、目の前で苦しんでいる少女を助けたいという思いが、浜面に確かな力を与える。
その火事場の馬鹿力とも言える爆発力で、なんとか瓦礫の下からピンクジャージの少女を救出した。


浜面「ハァッ……ハァッ……は、早くこの子を安全な場所に運ばねえと」

御坂妹「どちらかが背負って避難するしかなさそうですね。しかし単独での救助活動は推奨できません、とミサカはままならない現状にため息をつきます」

浜面「効率は悪いが二人で運ぶのが無難ってことか」

そう言ってピンクジャージの少女を背負う浜面の前に、シュン、と風を裂く音と共にツインテールの少女が現れた。

黒子「ジャッジメントですの! ッ、お、お姉さま!?」

御坂妹「いえ、ミサカは姉ではなく妹です、とミサカは即座に訂正します」

浜面「言ってる場合か! あんたも風紀委員なら協力してくれ、頼む!」

黒子「あなたは……なるほど、ごもっともですわね。初春、ケガ人を退避させるポイントを!」


浜面の顔を見た黒子は何か納得したように頷くと、即座に救助活動に加わった。


Side 闇咲逢魔


燃えている、ほんの数分前までは平和だった街が。
泣き叫んでいる、何の罪も無い子供たちが。

闇咲は博愛主義者でないが、激しい憤りを感じていた。


禁書「フフフ、あんなに赤く燃えてる。あなたのせいで、たくさんの血と涙が流れてるよ?」

闇咲「あ、悪魔め……」

禁書「悪魔だなんて心外かも。まあ無力な人間には、神も悪魔も一緒かもしれないけれど」

闇咲「…………ッ」


眼下で起きている悲劇を少しでも減らそうと考え、闇咲は行動しようとした。
しかし、そうは問屋がおろさなかった。


――動くな


白い悪魔が発した短い命令。だが効果は絶大で、闇咲は文字通り指一本動かせなくなる。

たった一言つぶやくだけで一切の行動を潰された。

何もできない無力感、この事態を引き起こしてしまった罪悪感。
ありとあらゆる負の感情が、闇咲を責め苛んでいた。


禁書「歯向かうからこんな目に遭うんだよ。今からでも遅くない、恭順の意を示せば慈悲を与えるのも吝かではないよ」

闇咲「…………」

禁書「疑り深いなぁ。あなたが私に降れば、これ以上の惨劇は無いというのに」

それは甘美な誘いだった。
闇咲逢魔は、冷徹であっても冷酷ではない。ましてこんな惨事を容認できるほど人間性が腐ってはいなかった。

己の未来を売り渡すだけで、この地獄を終わらせる事ができるなら……。

闇咲「……わかった。従えばいいのだな?」

禁書「物分かりの良い人は大好きなんだよ♪」

あれ程の邪悪を行ったのが嘘のような微笑みを浮かべ、禁書目録が闇咲に近寄って来る。

禁書「今から誓約の儀式を行うんだよ」

闇咲「誓約……?」

禁書「そうだよ、決して裏切らない為の…「待てよ」ッ!?」


超然としていた禁書目録の表情が強張った。その事実に闇咲は驚き、待ったの声が聞こえた方を見やってもう一度驚愕した。


上条「そんなヤツに従う必要なんてねーよ」

禁書「と、とうま……ッ!」

何時の間にそこにいたのか、昼間に出会ったツンツン頭の少年が、不機嫌そうに禁書目録を睨みつけていた。


Side インデックス


まずいまずいまずいまずい拙いんだよ!?


上条「なんかスゲー騒ぎが起きてるし、俺に認識できないって時点で怪しいと思ったんだが……ここか」


ああっ、そこは!?

とうまが無造作に右手を振るった瞬間、パキーンとガラスが砕けたような音と共に悪夢は霧散した。


◇ ◇ ◇ ◇


浜面「白井っ! あっちに二人逃げ遅れた人がいる。すぐにテレポートで……って、はあ!?」

黒子「了解ですの! ……あら?」

御坂妹「壊れていた街並みが元通りに……とミサカはキツネにつままれたような心境で立ち尽くします」

初春『白井さん! 先程搬送した病院から、突然ケガ人が完治したって連絡があったんですけど、何が起きてるんですか!?』

黒子「そんな馬鹿な!?」

浜面「……よくわかんねぇけど、一先ず休憩にしようぜ。もうクタクタだ」ヘナヘナ

初春『……そうですね。詳しい状況はこちらで整理しておきます。みなさん、お疲れ様でした』

浜面「あんたもナビお疲れ。お陰でスムーズに動けたよ」

初春『い、いえ……その、風紀委員として当然のコトをしたまでです///』


◇ ◇ ◇ ◇


禁書「せっかく編んだ『黄衣の王』の術式が消えてゆく……ううっ、もう少しで便利な駒が手に入ったというのにィィ!!」プンスカ

上条「やっぱりテメェの仕業だったのか」ジトー

禁書「どーして睨むのかな! わ、わたしは別に悪い事はしてないもん! ちょこっと恐ろしい幻覚を魅せただけだもん!」

上条「ババアがもん言うな、キモチわりー」

禁書「ひどっ!?」

上条「ったく、手の込んだ嫌がらせしやがって。この老害が」

禁書「老害っ!?」ガビーン


禁書「今のは聞き捨てならないかも! 全ては私と とうまの理想郷を作るためなのに!」プンプン


上条「大丈夫ですか?」

闇咲「あ、ああ」

上条「気の毒に……あの屑シスターに酷い事されたんでしょう?」


禁書「私を無視しないで欲しいんだよ!」ガァァ

上条「オイコラ、この人にどんな迷惑をかけたんだ?」

禁書「フン、呪いを受けた想い人を盾に大人の交渉をしただけだよ」プイッ

上条「本当にすみません。コイツ、人の心を弄んでほくそ笑む真性のクズなんです。悪気しか無かったんです」ペコペコ

闇咲「いや、先に仕掛けたのは私のほうなんだが」

上条「いえいえ、このボンクラシスターが悪いに決まってるんです。件の呪いは私が責任を持って解呪しますので、ここは一つ穏便に」ペコペコ

闇咲「その様なことが可能なのか!?」

上条「Yes,I can」キリッ


禁書「まったく、とうまは何も分かってないんだよ。慈悲深い私が分別なく魔術を使うわけ無いのに」クドクド


上条「では早速呪いを解きに行きましょう」スタスタ

闇咲「……ああ!」スタスタ


禁書「さっきの大規模魔術だって、精神障害が残らないように工夫した素晴らしい――」クドクド


数時間後


禁書「――というわけなんだよ。ふっふーん、このインデックスの深慮遠望を少しは理解できたかな?」ドヤッ


シーン……


禁書「…………」シュン!



◇ ◇ ◇ ◇


第七学区 窓のないビル――


ローラ『イギリス清教を滅ぼすとは何事なのかしら?』

アレイ☆「言葉通りさ」

ローラ『禁書目録が原因らしいけど、こちらは何も関知していなしよ』

アレイ☆「よくもまあ抜け抜けと。あのバケモノこそが、君たち十字教の最終兵器なのだろう?」

ローラ『……は?』

アレイ☆「実際大したものだよ。この私を僅かにでも恐怖させたのだから」

ローラ『……ついにボケたのかしら。アレは食いしん坊なだけの子供……え、禁書目録? どうしてここに』

アレイ☆「!?ッ」ビクッ


イギリス 最大主教の執務室――


禁書「ごきげんよう、ローラ=スチュワート」ニコッ

ローラ「え、ええ。ごきげんよう」

禁書「今日はお願いがあって来たんだよ」

ローラ「何かしら?」ハテ?

禁書「イギリス清教をちょうだい」

ローラ「え?」

禁書「聞こえなかったのかな? イギリス清教の全てを貰い受けに来たと言ったのだけど」ドドドド

ローラ「ひっ!?」ビクッ

禁書「返事はハイかイエスの二択だよ」ニッコリ

ローラ「わわわ、私を恫喝するつもり!? そ、そそっ、相応の覚悟は出来とろうかしらー!?」ガクブル

禁書「フフ、こんなに怯えちゃって♪」クスクス

ローラ「わわっ私が怯えてる? そんなの有り得なきにつきー!?」ビクビク

禁書「そう、なら遠慮は要らないね。今日の私はすこぶる機嫌が悪いんだよ」

ローラ「ちょ、近寄らないでっ!! アレイスター! これは一体…」チラッ


アレイ☆『――只今、この回線は使われておりません。番号をご確認の上、もう一度お掛け直し下さい』


ローラ「取って付けたみたいに現実逃避しないでぇぇーーーー!?」ガビーン

禁書「貴女にはまだ利用価値があるから駒として使ってあげる。ただし……」スッ

ローラ「な、なに!? うら若き乙女たる私に、何をするつもり!?」

禁書「蝙蝠の羽を触媒にする強制魔術。もし裏切ればヒキガエルになっちゃうから気を付けてね♪」

ローラ「ヒキガエル!?」


禁書「キー・オーブ・プラタ・ロー 蝙蝠の羽より来たれ 夜魔の王 我が爪に宿り 契約の効力となれ 青爪邪核呪詛(アキューズド)」ポワァァ


ローラ「きゃあーー!! つ、爪が……爪が真っ青にーーー!?」ウゾゾゾ

禁書「嘘を吐いたり裏切ったりすると、爪の色が青から紫、そして赤に変色していくんだよ。もし真っ赤に染まったら……」

ローラ「いやああああああ!!! 聞きたくなし、聞きたくなしぃぃ!?」イヤイヤ

禁書「逆らわない限りは安全かも。ヒキガエルが嫌なら忠勤するんだよ」ニッコリ


テッテレー


ローラ=スチュワート率いるイギリス清教が滅亡した!

ローラ=スチュワートはインデックスの傀儡に成り下がってしまった!!


第七学区 窓のないビル――


アレイ☆「…………」

土御門「や、やりやがった……。あの女狐が抵抗も出来ずに支配下におかれるとは」

アレイ☆「土御門」

土御門「なんだ?」

アレイ☆「スパイの任を解く。代わりに学園都市中のコウモリを狩り尽くせ。外部からも持ち込ませないように警戒を厳にするんだ」

土御門「……流石の貴様もヒキガエルは嫌か?」

アレイ☆「嫌に決まっているだろう!? あのバケモノの表情を見たか? あれは嬉々としてカエルを爆竹で爆破する残酷な子供の顔だったぞ!?」ガクブル

土御門「俺だったら二番煎じは楽しくないから、貴様をハエにでも変えてヒキガエルに喰わせるけどにゃー」シレッ

アレイ☆「!?!?」ギョッ

土御門「さっきの様子じゃ貯め込んだ魔術書を自由に使いこなせるようだし、もっと愉快な処刑法もありそうですたい」ケラケラ

アレイ☆「……ならば、殺られる前に殺るしかない」

土御門「ほう」

アレイ☆「順次ロールアウト予定だったファイブオーバーシリーズを前倒し、グループ及びアンチスキルの強化を図る」

土御門「ファイブオーバー?」

アレイ☆「機械的にレベル5の性能を超越するプロジェクトだ。限定的ではあるが、オリジナルを上回る兵器を既にいくつか仕上げている」

土御門「そりゃスゴイ。だが通用するのか?」

アレイ☆「足止め程度の役には立つだろう」

土御門「なんとも心許ないこって」

アレイ☆「それでも打てる手は全て打つべきだ。例え可能性が低くとも妥協はしない」

土御門「アレイスター、お前……」

アレイ☆「私はまだ死にたくないのだ。生き残る為なら手段を選ばん!」キリッ

土御門「あっそ」


土御門「ハァ、なんにせよ二重スパイは廃業かにゃー?」


グループのアジト――


美琴「ふぅ、結局今日も色々と忙しかったわねぇ」

浜面「こっちも肩透かしっつーか、良く分かんねえ事件だったぜ」ヘトヘト

御坂妹「むしろ人的、物的被害がゼロだった事を喜びましょう、とミサカはあの惨事が幻であった事に安堵します」ホッ

浜面「……だな」ウン


打ち止め「まだかなー♪ 早く帰ってこないかなー♪ ってミサカはミサカはあの人の帰りを待ち切れなかったり」ルンルン

美琴「ゲコ太なら私が直してあげよっか?」

打ち止め「ううん、あの人と約束してるから大丈夫だよ、ってミサカはミサカはお姉さまの好意をやんわり断ってみる」

美琴「あはは、そっか。それじゃあ私は、そろそろ寮に帰るとしますか」

打ち止め「えーっ! ここで暮らせばいいのに、ってミサカはミサカは両足をバタバタさせて不満を露わにしてみたり!」パタパタ

美琴「う~ん、木原さんに相談すれば何とかなるのかなぁ」

ガチャ

上条「ただいまー」


打ち止め「わぁーい♪ お帰りなさーい、ってミサカはミサカは嬉しさの余り体当たりを敢行してみたりーっ!!」ピョーン

上条「おっと」

美琴「おかえりなさい、案外早かったわね」

上条「打ち止めと約束してたからな。マッハで呪いを解いて、術者をぶっ飛ばしてきましたよ」

打ち止め「疲れてない? ってミサカはミサカは多忙なあなたを心配してみる」

上条「これこれ、年寄り扱いするものではありませんぞ」ニコニコ

美琴「ていうか、アンタに裁縫なんて出来るの?」

上条「ほっほ、亀の甲より年の功。どれ、ゲコ太だって」

チクチクチクチクチクチクチクチクチクチク!!!

美琴「はやっ!?」ガビーン

上条「ほれこの通り」


ゲコ太『』パンパカパーン!


電磁止め「「ゲコ太~~♪」」パァァ


浜面「無駄に器用だな」

上条「イギリスには何でも自分で修理する文化があるからな。自然と何でも出来るようになるんだよ」

浜面「へぇ~……って、イギリスに住んでたの!?」

上条「……昔ちょっとな、とカミジョーは暗い過去を匂わせます」

御坂妹「真似しないでください、とミサカはマネっこを注意します」メッ

上条「はいはい、んじゃ上条さんは御坂を送りに行きますかね」

美琴「へっ?」キョトン

上条「別にいいとか言うなよ。今日一日エスコートさせてくれるんだろ?」

美琴「あ、うん……///」テレテレ


浜面「照れてる照れてる」ニヤニヤ

御坂妹「ですが意外に素直です、とミサカは分析しました」ニヤニヤ

打ち止め「青春どすなぁ♪ ってミサカはミサカはニヤニヤ生温かく見守ってみたり」ニヤニヤ


美琴「こっち見んなっ!!///」ガァァ


第七学区 常盤台中学 学生寮付近――


上条「明日から新学期か~」

美琴「正直、仕事と学校の両立って厳しいわよね」

上条「それでもやるしかないだろ。借金は待ってくれないし」

美琴「そこだけ聞くと、夢も希望もないわね」クスッ

上条「たしかに……つーか夢?」ハテ?

美琴「何か夢があるの?」

上条「……(そうだよ夢だよ! 念願の脱☆童貞はどうしたよ!?)」ガーン

美琴「まあアンタなら大抵の夢なんて簡単に叶えちゃうんでしょうけど」

上条「……(待て待て、焦らぬ事が肝要よ。急ぎすぎて地雷を踏みましたじゃ目も当てられない。それに……)」チラッ

美琴「でもさ、もし私の力が必要なら遠慮なんか要らないからね」

上条「……(御坂美琴とその周りの世界を守る。白い悪魔からは特に念入りに!)」

美琴「ふ、深い意味はないのよ。ただアンタには借りがあるっていうか、なんていうか……だから夢があるなら手伝ってもいいというか……///」ゴニョゴニョ

上条「御坂、聞いてくれ」キリッ

美琴「な、なによ……///」

上条「俺は――」

ガシッ!!

寮監「貴様ら、寮の眼前で何をしている?」ヌゥゥ

上条「――へ?」

美琴「寮監っ!?」


寮監「いかんなぁ御坂ァ。よもや異性不純交遊とは」

美琴「ちち違いますってば!///」カァァ

寮監「私情を挟むつもりはないが感心せん。毛ほども羨ましくないが、これは見逃せない」メキメキ!

上条「ぎゃああーー!! 折れる折れるぅ!?」ミシミシ

寮監「軽く肩を摘まんだだけで悲鳴を上げるとは情けない」

上条「お、お嬢さん? 何をそんなにお怒りなのでせうか?」ギギギ

寮監「…………」ピタ

上条「何か誤解があるようですが、一先ず怒りを納めていただけませんでしょうか。せっかくの可愛いお顔が台無しですのことよ」

美琴「そ、そうですよ! 異性不純交遊だなんて誤解です!///」アセアセ

寮監「……御坂」ニコッ

美琴「はひっ!?」ゾクッ

寮監「こちらの紳士とはどういった関係だ?」

美琴「えっと、アンチスキルの同僚ですけど」オズオズ

上条「上条当麻と申します。以後、お見知りおきを」ペコリ

寮監「そうか……ふふふ、そうか」ニタァァ


上琴「「!?ッ」」ゾクゾク


寮監「上条君、時間は大丈夫だろうか? いやなに、一寮監として御坂の仕事ぶりを聞きたくてね……うふっ」

上条「そ、それは構いませんが」チラッ

美琴「寮監! もうすぐ門限だし、点呼とかあるじゃないですか!」アセアセ

寮監「悪いな御坂。一期一会、私にはこの出会いを無駄にする余裕など無いのだよ」キラーン

美琴「な、何考えてんだあんたーーー!?」ガビーン


黒子「ハァ、夏休み最後の日でしたのに一日中仕事だったなんて不幸……はて? 寮の前が騒がしいですわね」テクテク


寮監「白井、良い所に帰ってきた。御坂を寮の中へ連れ帰っておいてくれないか?」

黒子「寮監にお姉さま?」ハテ?

美琴「黒子待って! ええっと、こんな時はどうすれば……」オロオロ

上条「さ、三人とも寮に帰ったらどうですかね。こんな夜中だとほら、女性には危険ですよ」アセアセ

美琴「アンタも待ちなさいよ! 肝心な話、まだ聞いてないのに……///」ゴニョゴニョ

黒子「ッ、まさかこの殿方……クッ、お姉さま、失礼しますの!」

美琴「くろ…」シュン!


上条「ゲッ、テレポート!?」

寮監「ふむ、寮の敷地内での能力使用は規則に反するが、今回だけは大目に見てやろう」ウン

上条「無事御坂を送り届けたし、上条さんも失礼しますね。いやー、夏休みの宿題は終わってたっけなー」ボーヨミ

寮監「何処へ行こうというのかね?」ニコッ

上条「お、お家に帰ろうかと」

寮監「ただお話しするだけでは味気ないな。一緒に食事などどうだろう?」

上条「えっ」

寮監「では私の行きつけの店に案内しよう。夜は長いんだ、たっぷりオハナシを聞かせてくれ」グイグイ

上条「あ、あのぅ、お話ならここでも……って力強っ!? ちょっ、引きずらないでーっ!?」ズルズル



この後、明け方まで連れまわされた上条さんは、すっかり寮監に気に入られてしまったという……。

といったところで今回は終了、というか第一部 完!
ようやく一方さんと■■を出せるぜー

クズ浜面死ね


もう白い悪魔は外宇宙にでも流刑にするしかないなこれ。そして上条さんの童貞は無事なのかw?

上条さんには幸せになってほしい(/_;)

バスタードw

SSスレのコメでキャラ叩きする人ってどうかと思うの


バスタード呪文ふいたw

普通の人はキャラに「タヒね」なんて言いません。
一度、周りの大人に聞いてみるのも大事

そもそもここの浜ちゃんは叩かれることしてないだろ

学園都市最強の一般人が上条勢力に入っちゃったww

相変わらず面白ェわwwwwwwwwwwwwwwww
あの寮監さんまで手懐けちゃうなんて流石だぜ上条さん!

>>516
何でや!ハマー何も悪い事してへんやろ!

ヤンデレなど軽く凌駕する新たな分野インデックスデレ

時系列的に寮監さんは失恋した後だからなー
まあ、取って食われたりはしないだろ

インデックスに嬲られる闇咲さんprpr
ここまできて寮監に初めて奪われましたじゃ不幸すぎるw

この間までヨボヨボのジジイだった上条さんにとっては寮監すらピッチピチの女の子に見えるんだろう

そういえば目的は童貞喪失だったっけ

>>528
もはやすっかり忘れてたよなそれww

しかしアレイ☆に一縷の希望を見る俺は甘ちゃんなのだろうか…
まだ死にたくないって、もう充分すぎるほど生きたろうに

「最期の日」とはイギリス清教にとってのことだったんだな。

なんと尊大で素晴らしい悪役
これはもう、禁書の上条さんのバトルものでもいいね

>>531禁書の→禁書と

「の」でもあながち間違いでもないんだよ

だからこそ補足入れなきゃいけなかったんだろう
のだとちょっとニュアンスが違ってくるぞ

>>522
>>524
初春にフラグを立ててるくせに滝壺にまでフラグを立てたという許しがたい罪が…

浜面は浜面ってだけでとりあえず死ぬべきなんだ

>>527
なんでや!
「寮の管理人のお姉さん」が相手とか彼の本望やないか

なお「お姉さん」の範疇に収まるかどうかは議論の余地がある模様

>>1のシリアスな作品が読みたい。ギャグでなしに。

>>538
いや、それは無いわ

インデックスがこんな人格では、風斬とはどうやっても友達にはなれなそうだな。

レールガンがレーガンになってて 大統領!?と思ってしまったのは俺だけで良い

ごめん 誤爆

>>541
上条「伊達にあの世は見てねーぜ!」

このインなんとかさんナイアーラトテップの無自覚な化身かなんかじゃなかろうか

うわー! なんだか誤字がいっぱいだったー!?
スチュワートって誰よ!? スチュアートじゃん! しかも前回CASE10なのに11って……

今日は慎重に投下ー


◆◆◆◆

上条&インデックスが結婚して数年後……


上条「天下泰平、世は事も無し。平和ですねぇ」

牧師「上条神父! こちらにお出ででしたか」タッタッタ

上条「そんなに慌ててどうしたんだ?」

牧師「聖女インデックスの暴走を止めてください! 私では最早どうにも……」

上条「今度は何を仕出かしたんだよ。宮殿でもぶっ壊したのか? それとも第二王女と結託して戦争の準備でも始めたか?」

牧師「いいえ、学園都市の御坂理事に刺客を差し向けました」

上条「ぶふぅーーーーっ!!! げほっ、げほっ、な、何だって!?」ガビーン

牧師「法皇級の使い手のみで編成された精鋭部隊です。いかに学園都市の科学力とはいえ、御坂理事を守りきれるとは思えません」フルフル

上条「……あんのバカタレ、何を考えてやがる」

牧師「十字教内で聖女インデックスに意見できるのは上条神父だけです。すぐに説得を」

上条「そんなもんに応じるタマかよ。足を用意しろ、直接学園都市に乗り込んで御坂を守るぞ」

牧師「は、はいっ」タッタッタ


上条「あ、ついでに頼まれてたイギリス限定のゲコ太キーホルダーも持ってくか」


禁書「……とうまぁ、何処に行くつもりなのかな?」ユラァ

上条「げっ、インデックス!?」

禁書「私という妻がありながら、性懲りも無く短髪を助けに行くんだね」ドドドド

上条「当たり前だろうが! つーか何でお前と結婚したのかよく思い出せないんですけど!?」

禁書「……おかしいな、暗示が解けかかってるのかな?」ボソッ

上条「暗示ってなんだよ!?」

禁書「んー、しあわせの呪文なんだよ」

上条「意味わかんねーよ! クソっ、ともかく御坂を助けに行かないと」


勝利条件:白い悪魔の撃破、もしくは御坂暗殺部隊の全滅

敗北条件:上条当麻の死亡、および御坂美琴の死亡


上条「なんて無理ゲー!?」

禁書「短髪のところへなんて行かせないよ。――黄昏より暗きもの 血の流れより赤きもの」ブツブツ

上条「コイツ本気で殺す気だ!? ま、負けてたまるかあああーーーーー!!!」


◆◆◆◆


九月一日

グループのアジト――


上条「――んあ?」

御坂妹「おや、目が覚めましたか、とミサカは眠気眼なあなたにクスリと笑いかけます」ニヘラ

上条「ふあ~……おはよう御坂妹」

御坂妹「顔色が優れませんが平気ですか? とミサカは心配してみます」

上条「心配してくれてサンキュな。昔の夢を見てへこんだだけだから。それはそうと今何時だ?」

御坂妹「午前十時です、とミサカは即答します」

上条「えっ、十時ぃぃ!?」ガビーン

御坂妹「はい」

上条「遅刻だ遅刻! 新学期早々から遅刻だなんて不幸だーーー!!!」


◇ ◇ ◇ ◇


上条「いってきますっ!!」ダダダダダッ


浜面「いってらー、って速っ!?」

御坂妹「ではミサカたちもお仕事を始めましょう、とミサカは月初めなので気を引き締めます」

浜面「まだ午前中でどこも人が少ないだろうし、昼までは訓練に当てるか」

御坂妹「…………」ジー

浜面「なんだ?」

御坂妹「不真面目キャラがマジメになるのは死亡フラ…」

浜面「言わせねーよ!?」


浜面「ったく、縁起でもないんだよ」

御坂妹「……ミサカは同僚に死んで欲しくないだけなのに、とミサカは誤解されている事にショックを覚えます」

浜面「えっ、そうなの?」

御坂妹「はい、おそらく……たぶん……きっと…………めいびー?」ハテ?

浜面「どっちなんだよ!?」

御坂妹「ミサカには『感情(人のキモチ)』というモノを理解するのに『経験(データ)』が不足しています」

浜面「は、なんだよ突然」

御坂妹「嬉しい、楽しい、悲しい、言葉では理解出来ても実感としては、まだ曖昧にしか把握出来ないのです」

浜面「そういうもんか?」

御坂妹「ですから経験を積み、より深く学習する必要があります、とミサカは懇切丁寧に説明しました」

浜面「で、結局何が言いたいんだ?」

御坂妹「…………」ビリビリ

浜面「お、おい! どうしてビリビリしてんの!?」

御坂妹「お姉さまのマネですが、とミサカは試しに電撃を放ってみます」ビリッ

浜面「のわああっ!?」ヒラリ

御坂妹「むっ、避けましたね」

浜面「避けるに決まってるだろ! つーかよく回避できたな俺!?」

御坂妹「お姉さまはとても楽しそうに あの人へ電撃を浴びせていました、とミサカは姉の経験をトレースし経験値を得ようと画策します」

浜面「あれは大将だから受け止められるんだからね!?」

御坂妹「ヘイ、かかってきなベイビー、とミサカはおもむろに挑発しつつ訓練の開始を告げます」ビリビリ

浜面「ッ、上等だっ!!」


三十分後――


浜面「」プスプス

御坂妹「ハァ、ハァ……ミサカをここまで手こずらせるとは、とミサカは同僚の意外な粘りを称賛します」

浜面「ク、クソ、遠距離からビリビリしやがって」

御坂妹「お姉さまに比べれば可愛いものでしょう、とミサカは威力不足な能力に不満を零します」

浜面「比べる対象がおかしいだろうが! 無能力者からしたらお前のビリビリも脅威なんだよ!?」ギャース

御坂妹「その割に上手く回避していましたが」

浜面「大将と御坂のじゃれ合いを見てたからな。避けるだけなら俺にも出来るさ」

御坂妹「……劣化しているとはいえ、普通の身体能力では視認すら不可能なのに、とミサカは同僚の非凡さに呆れます」ヤレヤレ

浜面「一応鍛えてるし?」ドヤッ

Prrr Prrr

浜面「お、仕事か? ――はい、こちら特務支援課の浜面」pi

木原『第七学区 駅前に侵入者だ。特徴は金髪ゴスロリ、以上さっさと捕獲なりぶっ殺すなり対応しろ』pi

浜面「……ゴスロリ?」


CASE 11 通常営業日、なお多忙につき学芸都市へは行けない模様


第七学区 駅前――


黒子「まったく、簡単に侵入を許すだなんて、学園都市の警備はどうなっているのやら」

初春『私にぼやかないでくださいよ』

黒子「しかも写真を見る限り、侵入者は変態。残暑の厳しい中、よりにも寄ってゴスロリだなんて信じられませんの」

初春『ですねぇ。悪目立ちするだけなのに』

黒子「言ってる傍から容疑者を発見しましたの」


シェリー「…………」


初春『すぐに警備員に連絡します。白井さんは現状待機で…』

黒子「なんでも侵入を許した際、アンチスキルは負傷者を出したそうですし、任せてはおけませんわね」ニヤリ

初春『し、白井さん!?』

黒子「お姉さまを図に乗らせるわけにはいきませんのよ。子供の遊びではありませんのに」

初春『浜面さん、初春です! 白井さんが図に乗っているので、至急応援をお願いします!!』

黒子「チッ、余計な真似を」ポン!


シュルシュル……ドーーン!!!


通行人A「ッ!? 避難命令だ!」

通行人B「に、逃げろーーー!!」


黒子「時間が惜しいので、手早く拘束させてもらいますわよ」

シェリー「……探索中止。手間かけさせやがって」ボソッ

おっ!来たか!


学園都市 某所――


禁書「フフフ、早速火種が暴れまわっているみたいだね」

ローラ『あ、ああ……今まで築いてきた信用が崩れてしまうなんて……』ヨヨヨ

禁書「いずれ壊すような信用は、今の内に壊しておくに限るんだよ。後腐れないし」

ローラ『そうは言っても…』

禁書「なに? もしかして文句でもあるのかな?」ニッコリ

ローラ『そそっ、そんなつもりは、って、きゃああーーー!!! 爪が、爪がぁぁーーー!?』ウゾゾゾ

禁書「ヒッキガエル♪ ヒッキガエル♪」

ローラ『文句でなし! 文句でなしにつきー!? わ、私はイギリス清教の未来を憂いているだけなのにぃぃ……』グッスン

禁書「それこそ余計な心配だよ。十字教なんて私には価値のない。ううん、むしろ害悪そのものなのだから」クスッ

ローラ『えっ』

禁書「まあ今は争いの種を撒く時期かも。とうまの存在を魔術世界に知らしめて、学園都市を巨大なアリ地獄に仕立てるんだよ」

アウ「ジーク・ライヒ! ジーク・アークビショップ・インデックス!!」キリッ

禁書「世界を我が手に! あははは、アーッハッハッハ」


アレイ☆「……(ううっ、これ見よがしに私の前で陰謀を巡らせるなんて……)」ガクブル


禁書「あ、そうだ」チラッ

アレイ☆「ッ!」ビクッ

禁書「ひょうかを利用したら即救済だからね」ニッコリ

アレイ☆「な、なんの事やら分からないが……」

禁書「虚数学区 五行機関だっけ? あれはクールビューティーたちにも多大な負荷がかかるし、とうまも黙っていないと思うけど」

アレイ☆「……(うん、止めよう。この状況で幻想殺しまで敵に回せば確実に詰んでしまう。生き残ることを最優先に考えるべきだ)」



第七学区 駅前――


黒子「容疑者、と申しましてもカメラで貴女の蛮行は確認済みですの」シュン!

シェリー「!?」

黒子「ですので少々荒っぽく行きますわよ!」シュン!

カカカカカカカ!!!

シェリー「…………」

黒子「その金属矢は簡単には外れませんので悪しからず。しかし初春も心配性ですわね、存外楽勝…」

シェリー「…………」カカッ

ガシッ

黒子「…痛っ!?」


エリス『』ゴゴゴゴ


黒子「じ、地面から手が!? まさか、あの女……!」

シェリー「…………」ニヤリ

黒子「ッ!!(まずいですの……ッ、痛みで上手く演算できないなんて!)」ズキッ

シェリー「マヌケ、そのまま潰れちまえ」

エリス『』ブゥゥーーン!!

黒子「あ……」


グチャリ


浜面「なんかスゲー音が聞こえたけど、魔術師が暴れてんのか?」タッタッタ

御坂妹「ッ! 金髪ゴスロリを視認しました、とミサカは戦闘態勢に移行します」タッタッタ

浜面「ああっ!! あれは!」


シェリー「チッ、殺りそこねたか」

エリス『』

上条「ふぅ、間一髪だな」ヒョイ

黒子「い、生きてる……?」ヒメダッコ


浜面「不機嫌なゴスロリに馬鹿デカイ土くれの腕! その傍で白井をお姫様だっこしてる大将!! わからん、どんな状況なんだ!?」ガビーン

御坂妹「さあ?」


上条「立てるか?」

黒子「と、当然ですの! というかさっさと下ろしなさい!!」ガァァ

上条「はいはい」

シェリー「面倒な能力者を殺すチャンスを邪魔しやがって。……ん、そのツラは」

上条「アンチスキル特務支援課の上条だ。あんたにゃ悪いが借金返済の糧に…」

シェリー「そうだ! 噂で聞いた『尻から怪光線』の上条当麻だなお前っ!!」ビシッ

上条「は…………はああああああああああっ!?」ガビーン

黒子「え……お尻からビームを出しますの?」ザザッ

上条「根も葉もない中傷だから! お願いだから引かないでっ!?」


浜面「マジかよ、大将に限ってそんな……」ヒソヒソ

御坂妹「ですが彼ならやりかない、とミサカは……」ヒソヒソ


上条「ぎゃああーーー!!! 上条さんの評判がマッハで急降下してるーーー!?」ギャース


シェリー「代償に切れ痔を患ったと聞いていたが、もう完治していたのか」

上条「これ以上ウソを拡散させないでーーっ!?」

シェリー「うるせぇ野郎だ。邪魔するんならまずは お前からだ。エリスっ!!」カカッ


エリス『』ウゴゴゴ


黒子「腕だけではなく、巨大な人型に!?」

浜面「俺の電撃の火傷の痛みも忘れてしまうほどの戦慄ッ!! 大将の168cmのカラダが小さく見えるほどのビッグゴーレムッ!?」

浜面「得体のしれないゴスロリッ! それにあの凶悪な面構えッ! 何かを秘めている……元スキルアウトだった俺には、その圧倒的なナニかを感じるっ!!」

御坂妹「…………」

浜面「ああっ!? ゴーレムの剛腕が大将に振り下ろされた! 避けろ大将、避けるんだぁぁーーーー!!!」

黒子「…………」

浜面「なんてこった! 無慈悲な一撃で大将がぺちゃんこに……なってねえ!? スゲー、逆にあのビッグゴーレムを持ちあげて投げ飛ばしたーーっ!!」

御坂妹「…………」

浜面「よっしゃあー! ゴスロリ女のヤツ、茫然として隙だらけだ。大将、一気に決めちまえ!!」

黒子「…………」

浜面「決まったぁぁーー!! 大将の鉄拳がゴスロリ女の顔面にめり込んだーー!! さすが大将、女だろうが容赦なしだぜ!」イヤッホゥ!!


御坂妹「ミサカたちは何をしにこの場に来たのでしょう? とミサカは自身の存在意義に疑問を投げかけます」

黒子「……わたくしに聞かないでくださいまし」ゲンナリ


グループのアジト――


打ち止め「おかえりなさーい、ってミサカはミサカはお出迎え!」


浜面「ただいま。あー、喉がイガイガする」

御坂妹「あれだけ叫べば当然です、とミサカは呆れながらのど飴を差し出します」スッ

浜面「気が利くな。はむっ……ん? 何だコレ……ゴムみたいな味が、うぷっ、オエーーーーー!?!?」オロロロ

御坂妹「これがサルミアッキの威力……とミサカは通販で買った世界一不味いアメのパワーに戦慄します」ゴクリ

浜面「死ぬっ!? 圧倒的不味さが口全体に広がっていくぅぅーーーーー!?」


打ち止め「うわぁー、ってミサカはミサカは下位個体のイタズラに呆れかえってみたり」

美琴「なにやってんのよ」ヤレヤレ

御坂妹「お姉さま、今日のお昼ご飯は何ですか? とミサカは期待に胸を高鳴らせつつ問いかけます」

美琴「きのこのパスタとサラダよ。もう出来てるから、早く手洗いとうがいをしてきなさい」

御坂妹「はい、とミサカは洗面所に全力で駆けこみます」ダダダダッ

打ち止め「あっ、ミサカもー! ってミサカはミサカは猛ダッシュ!」テッテッテ

美琴「あはは、食いしん坊なんだから。……ん?」チラッ


上条「ちくしょう……年寄りの傷つき易い心をズタズタにしやがって……」メソメソ

浜面「水っ! 誰か水をくれぇぇーーーー!?」ジタバタ

上条「白い悪魔め……次に会ったら覚えてろよ」グッスン

美琴「よく分かんないけど、元気出しなさいよ。午後の仕事は休んでいいからさ」ヨシヨシ

上条「御坂は優しいなぁ……」ホロリ


浜面「み、みず……」ガクガク

御坂妹「飲み物です、とミサカは救いの手(洗いたて)を差し伸べます」スッ

浜面「ありがてぇ! ……うん? な、なんだよ……このサロンパスみたいな風味は、てか不味っ!?」ゴクゴク

御坂妹「これが世界一不味いコーラ、SARSI…」

浜面「俺で実験するんじゃねぇぇーーっ!?」ガビーン


翌日 九月二日


第七学区 通学路――


土御門「今日も遊びまくったぜよ」

一方通行「ゲーセンってのは楽しいもンなンだな」

土御門「フツーの学生生活は楽しい事ばかりだにゃー。明日は吹寄たちも誘ってカラオケに行こうぜい?」

一方通行「あ」

土御門「どうしたスズやん? 学校に忘れ物でもしたのかにゃー」ハテ?

一方通行「猫缶買って帰らねェと。多少高くつくが、そこのコンビニで買ってくか」キョロキョロ

土御門「スフィンクスだっけ?」

一方通行「ちゃンをつけろよグラサン野郎っ!!」クワッ

土御門「はいはい、待っててやるから買って来い」ケラケラ

一方通行「チッ」


■■「あの人なら。貸してくれるような気がする……」ジー


◇ ◇ ◇ ◇


コンビニ――


店員「らっしゃーせー」


一方通行「……(カツオ味にササミ味にマグロ味。クカカ、やっぱ猫缶はモンプチだぜェ!!)」ヒョイヒョイ

■■「…………」ジー

一方通行「……(またたびボールなンて置いてやがる。これも買ってくかァ)」ヒョイ

■■「…………」ジー

一方通行「……(ついでに俺のメシも買うか。この最安値のカップ麺で十分だな)」ヒョイ

■■「…………」ジー


一方通行「つゥか刺すような視線を感じるンですけどォ?」チラッ

姫神「モノレール代を貸して欲しい」

一方通行「……誰だオマエ?」

といったところで今回は終了
次回は一方さんとシスコン軍曹と魔法少女のターン!

おつおつ
あの敬愛な信仰深きシスターちゃんはいったいどこへ……

姫だっこ黒子かわいいprpr

そういえば姫神ってもう三沢塾の決壊に保護されて歩く教会持ってないはず…

やばくね? 吸血鬼的な意味で

結婚は、上条さんの意志ではなかったのか・・・・。
このインデックスさんは黒いなぁ。
上条さん、幸せになってくれ(T_T)/~~~

ついに綺麗な一方さんも参戦か

綺麗な一方さんって戦力になるの?
現状ただのもやしじゃね?

参戦したら不幸だろwwww

現状インデックス勢力はチート集団なんだけど、このドクロべえ一味みたいなダメダメ感は何なんだろう…

浜面の解説スキル

実は死亡フラグ立ってるのは御坂妹の方な気がする

>>567
この>>1はミサカ遺伝子を愛してる(筈)だから大丈夫さ・・・だよな?・・・

なるほどここから>>197につながるのか。

>>563
銃持たせれば結構強かったはず

もう一方さんが戦うことはないだろ。あるとしたら猫ちゃんがピンチの時のみだな

>>570
それにしても無理して戦力に数えるほどじゃないような……
でも最高レベルの演算ができる頭脳は健在だから狙撃手とかやらせたら案外凄いかもしれん

銃持たせて強いってのも制限時間付に慣れた後、暗部落ちした後の事じゃね?
能力使ってた頃は「銃?そんなもんいらねーよ」って感じだろ
制限時間付でもなく完全に能力消されて暗部落ちもしてない今だったら、
銃も使えない運動も出来ない(しかし杖はいらない)学園都市最弱になってると思う
頭脳は健在だが

頭脳戦なら白い悪魔とチェス対戦でもしたらいいんじゃないかな
現実でもプロ棋士が演算機器に負ける位だし……

将棋の時代も終わりが来たようだ

サルミアッキやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい

まだかネ?早くし給えヨ

>>577
来たー!と思ったのに。紛らわしいです。
sageてくんさい。

学園都市第一位の頭脳は健在、だが運動能力はない、

だから、展開楽しみにしてる。

      | : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : 、: :、: : | i : i

        |:i : : : : / : : : : : : /: : : : : : 、: : :ヽ: ヽ | ト、|
       |:|: : : : i: : : : : : : :|:ヽ: ヽヽ: :\: : : ト、: ハ| i| 
        ノ:|: : : :|: : : : :i: : : :ト、:_>‐、‐、一.、: iNハN !  あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
     /イ: |: : :!: /:ハ: :|: : 卞ト、xィ斥ミメ\\乂:V'  
      ,.イ: |: : :|//,公、ハ: :iト、 ヾ=' ´ `  ヽリヽトヽ 『メインプランになる為に第一位を潰す準備をしていたら
       /: :!/乂,.イ{'^ヽNト、\\       -,.イ、    いつのまにか俺が第一位になっていた』
     _ノ,. イ:|: |/: /冫、 jリ、`ヾヽ `   ,.-,.ィ∧.:\ 
     ーァ':.∧レ1/:| { jイ ヽ.、    -'‐′∧:.:.:.:.:.}   な… 何を言っているか わからねーと思うが
      /´フイ:.:.:.|:.:.:| V !   ` ァ ─‐、 ´.:.:.:.:.:.:ノ     俺も何をされたのかわからなかった…
         /:.:.:.:.:.|:.:.∧ V 、  ,.イハ  /:ヽ:.:.:.:.:V
       /:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:∧ \ヽ / / |-,V V:.:.∧:.:.|        頭がどうにかなりそうだった…
     /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:∧   \ ' ト:.ハ  V:.:.:.〉:|
    |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.ハ   / 〉-'ヽ!:.:i ヽ V/:.ハ       超能力だとか魔術だとか
   rナヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.V/ 〈_|_|_レ':.:.|  〉V:.:.:∧       そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  /:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:∧ ヽ:.:.:.:.:.:..! /  V:.:.:.:|
  |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.∧  \:.:.:.:〈 i  V:.:.:.|    もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

冷蔵庫さんちぃーっす

冷蔵庫で済みますかね・・・

おつです

今回はちょろっと残酷表現があるのでご注意をばー


EXTRA CASE とある幸福の一方通行S


とある学生寮 一方通行さんち――


土御門「――で、貸す金が無いから寮まで連れて来たわけだが」


一方通行「スフィンクスちゃン、ごはンですよォ♪」

スフィンクス「にゃあ♪」


土御門「完璧無視ぜよ。ハァ、ところでお宅はどちらさん?」

姫神「姫神秋沙。一応霧ヶ丘女学院に在籍している」

土御門「てことは第十八学区か。たしかに歩いて帰るには難儀な距離だにゃー」

姫神「だからモノレール代を借りたかった」

土御門「それは無理な相談ですたい。なんたって、オレもスズやんもゲーセンで遊び倒したんで無一文だぜい」ドヤッ

一方通行「一緒にすンじゃねェ。俺は猫缶を買ったから金が無ェだけだ」

土御門「しかし参ったにゃー。全員が文無しとは」

一方通行「まだ外は暑いンだ。一晩野宿するくらいどォって事ねェよ」


土御門「…………」ポカーン

姫神「…………」ポカーン


一方通行「なンなら段ボールをくれてやってもいい。近所の公園にでも…」

土御門「ま、待てスズやん!」

一方通行「ああン?」


土御門「この子、女の子だぜぃ?」

一方通行「見りゃわかる」

土御門「もう外は真っ暗だ。しかも暑いし虫は出るし、野宿には辛い季節だにゃー」アセアセ

一方通行「そォかもなァ」

土御門「それを踏まえてもう一度聞くが、この子にどうしろって?」

一方通行「……チッ、お節介野郎が」

土御門「さっすがスズやん! 何だかんだ言っても優しいぜよ」ホッ

一方通行「バスタブを貸してやるから、今晩はうちに居ろ」デデン

土御門「バスタブを貸すなんて太っ腹…………バスタブ? ベッドじゃなくて?」

一方通行「ベッドはスフィンクスちゃンの寝床だ」

土御門「……お前さんは?」

一方通行「当然スフィンクスちゃンと一緒だァ」ドヤッ

土御門「威張るんじゃねーぜよ!? そこは譲ってやれ!」ガァァ

一方通行「はああァァ!?」

土御門「バスタブなんて人が寝る場所じゃねーだろうが! んなトコに寝るのは救いようのない馬鹿だけだにゃー!」


◇ ◇ ◇ ◇


上条「へっくし!!」

浜面「どうしたんだ、風邪か?」

上条「いいや、誰かに噂されてるに違いない……白い悪魔が流したデマに背びれや尾ひれまでつけて……」ワナワナ

浜面「あの強靭無敵な大将が怒りに震えている!? 心の柔らかいトコを的確に突いてくるなんて、白い悪魔……恐ろしいヤツっ!!」

上条「少し夜風にあたってくるわ……」トボトボ


◇ ◇ ◇ ◇


一方通行「めンどくせェ、もうオマエが泊めてやればいいだろ。面倒見のいい土御門くゥン?」

土御門「馬鹿野郎! もし舞夏にバレたら洒落にならんぞ!」

姫神「というか。金髪グラサンアロハは危険な香り」シレッ

一方通行「たしかになァ」

土御門「オレは義妹以外には興味無いにゃーーっ!!」ガァァ

姫神「なにそれ怖い」


土御門「じゃあどうするんだ? もう完全下校時刻は過ぎちまったし、無下に放り出すわけにもいかんぜよ」

姫神「いい。私が歩いて帰れば済む問題だから」

一方通行「それがベターだろ。霧ヶ丘っつったらスキルアウト程度、簡単に蹴散らせるだろうしよ」

土御門「ならせめて寮まで送って行くにゃー」

姫神「それもいらない」フルフル

土御門「遠慮はいらんぜよ。こう見えてオレは強いんだぜぃ? スズやんは超よわよわだけどにゃー」

一方通行「テメェ……」イラッ

姫神「いい。私の能力のせいで。あなたたちに迷惑をかけられないから」フルフル

一方通行「能力だァ?」

土御門「どういう意味かにゃー?」

姫神「それは――」


少女説明中……


姫神「――吸血鬼を引き寄せて殺す能力。だからとても危険」

一方通行「…………」

土御門「……(まさかコイツが『吸血殺し(ディープブラッド)』だったとは。イギリス清教はあのザマだし、さて、どうする?)」


姫神「昼間はともかく。夜は危険だから出ていく」

一方通行「待てよ」

姫神「なに?」

一方通行「本当の事を話せ」

姫神「…………」

一方通行「吸血鬼うンぬンが本当かどうかは重要じゃねえ。オマエがオマエ自身の能力に怯えてるのは分かったからなァ」

姫神「…………」

一方通行「会って数時間の俺たちを気遣う甘ちゃンがよ、関係無ェ奴らが大勢住ンでる寮に帰るのか?」

姫神「ッ!?」

一方通行「端っから帰る場所なンざ無ェンだろうが。誤魔化すなら、もうちっとマシな嘘を吐きやがれ」

姫神「わ、私は……」グスッ

一方通行「チッ、鬱陶しいから泣くンじゃねェっての」

姫神「だって……三沢塾が壊れて……もう頼れる人もいなくて……」ポロポロ

一方通行「……一晩だけ泊めてやる」プイッ


土御門「泣~かした、泣~かした~♪ ス~ズやんが~泣~かした~♪」ニヤニヤ


一方通行「土御門くゥゥゥン!! ケンカ売ってンですかァァ!?」ガァァ

土御門「は? オレは弱い者いじめをする趣味なんて無いにゃー」

一方通行「よわッ、…………いいぜェ、今日の特訓(格ゲー)の成果を見せつけてやンよォォ!!」グワッ

土御門「いい度胸だなド素人」ニヤリ


二秒後


一方通行「」チーン

スフィンクス「にゃあー!?」ガビーン


土御門「赤子の手を捻るより容易いにゃー」ヤレヤレ

姫神「あの……」

土御門「ん? ああ、気にせず泊ればいいぜよ。コイツもお前の境遇に、思う所があるみたいだからにゃー」

姫神「境遇?」

土御門「それをオレの口から言うのは野暮ってもんですたい。根は良いヤツだから心配は要らないぜい」

姫神「うん。なんとなく分かるかも」ウン

土御門「それはそうと、ずっと気になっていたんだが」

姫神「???」ハテ?

土御門「なんで巫女服なのかにゃー?」

姫神「別に本物の巫女じゃない。これは世をしのぶ仮の姿」

土御門「その実態は?」ゴクリ


姫神「私。魔法使い」ドヤッ


土御門「……(この子もスズやんと一緒で、割と残念な子だにゃー)」

スフィンクス「きしゃあーーっ!!」シッ

ザシュ!!

土御門「ひぎィィ!? ひ、引っ掻くんじゃねえぜよ!?」ギャース


学園都市 第七学区――


上条「募る不幸 この空高く積み上げたなら 届くかな? つーか届きまくっとるわ!! ポラリスを貫通するくらいになっ!!」プンスカ

上条「くッ、いかんいかん。キレ易い若者じゃねーんだし、もっとゆとりある精神を持たねば」


??「うぅ……うう……」


上条「どうかしましたか? 具合が悪いなら病院に…」

??「血ィィ……あ、まい……ちのにおいが……」

上条「ッ、こいつは……!」

??「血だァァァ!!! 血をよこせええええ!!!」

上条「ぬんっ!!」ボッ


ドッゴオオオオオオオオオオ!!!!


??「うわらば!?」グチャ!


上条「殴った時の不自然な冷たさ……これはヤバイかも。とりあえず――」pipi

木原『こちら木原、何か問題でも起きたのか?』

上条「緊急事態だ。とびっきりヤバイのが発生してる。あと今回は御坂たち抜きでやりたいのですが」

木原『わかった。俺に動員できる全戦力を投入してやる。場所は何処だ?』

上条「第七学区の公園辺り。てか詳しい報告も無しに太っ腹だな」

木原『お前がヤバイってんなら、それが一番の根拠になるからな。遠慮はいらねえ、全力で叩き潰せ、以上』pi


上条「はぁ、この手の『狩り』は何十年ぶりですかねぇ。もう神父じゃないけど、人の天敵は駆逐しねえとな」ニッコリ


とある学生寮 一方通行さんち――


一方通行「――ンン?」

姫神「気がついた?」

一方通行「オマエは……あァ、そうか。たしか土御門の野郎に瞬殺されたンだった」ズーン

姫神「ラリアットを喰らって。一回転して気絶した」

一方通行「いちいち説明してンじゃねェ!!」ガァァ

姫神「凄んでも無意味。あなた人相は悪いけど。全然怖くない」クスッ

一方通行「チッ」

姫神「…………」ジー

一方通行「なンだよ」

姫神「どうして私によくしてくれるの? 能力の話をすれば。避けられるか研究の対象にされるだけだったのに」

一方通行「よくした覚えなンてねェよ。少しばかりカワイソーだから同情してやっただけだ」

姫神「そう……」

一方通行「…………」

姫神「でも……それでも嬉しかった。ずっと一人ぼっちだったから。だから……ありがとう」ニコッ

一方通行「くっだらねェ。礼なら隣に住ンでる腐れシスコン野郎に言ってやれ」プイッ

姫神「うん。そうする……ッ!?!?」ゾクッ

一方通行「そうしてやれ。あの変態なら泣いて喜……なンだ? 妙な気配が……」ゾクッ

姫神「この感じは……」ガクブル

一方通行「オイ、一体どうしたン…」


ガシャーーーン!!!


??「血ィィ……ほうじゅんで、あまい香りが……ふひひ……」


一方姫神「「!?」」


一方通行「テメェ、何処のどいつだか知らねェが、割った窓ガラスを弁償しやがれ! こっちは金欠なンだっつの!」プンスカ

姫神「ダメっ!! 逃げてぇぇっ!!!」

一方通行「ハァ? なンで逃げる必要があるンだ?」ヒョイ


一方通行は釘バットを装備した!


姫神「どうして釘バットなんて持ってるの……?」

一方通行「認めたくないが俺は以前と比べて、ちっとばかし弱くなったからなァ。コイツは弱くなった部分を補うための武器だ」

姫神「そうじゃなくて。普通は釘バットなんて手に入らない」フルフル

一方通行「コンビニで売ってる」

姫神「本当に……?」

一方通行「ビニール傘と同じ売り場に置いてある。ンなコトも知らねェのか」

姫神「それは。勉強になった」

一方通行「ンで、テメェは何処のクソ野郎だ?」ギロッ


グール「この女だァ……ふひ、ふひひ! もう我慢できねえええッ!!!」


一方通行「キモチ悪ィンだよクソッタレがァァッ!!!」ブンッ!!

ボグシャ!!

グール「げぴっ!?」バターン


ガチャ

土御門「スズやん、無事か!?」


グール『』シーン


土御門「うわっ、グロっ!?」

一方通行「……くかっ」

土御門「ス、スズやん?」

一方通行「くかきくけかかかぎィゃはははははははははは!!!」ニタァァ

姫神「!?」ビクッ

一方通行「『一方通行(アクセラレータ)』を使えなかろうが俺は雑魚じゃねェ!! この『釘バット(エクスカリバット)』があればなァ!!」

土御門「……絶好調なトコに水を差して悪いんだが、お客さんはそいつだけじゃないぜよ」


グールA「いたぁ……ふれっしゅみィィとォォ……」

グールB「あひ、あふふひ、あひゃ!」

グールC「喰わせろォォ……吸わせろォォォ……」


姫神「ひっ!?」

一方通行「……ゾンビ映画のロケでもやってンのか?」

土御門「やつらはグール。吸血鬼に噛まれた非童貞、非処女のなれの果てだにゃー」

一方通行「しばらく肉は食えねェな」

土御門「お喋りしてる間にも連中、続々とこの部屋を目指して集まって来てるぜよ。退路はオレが何とかする、スズやんは姫神を…」

一方通行「今はスフィンクスちゃンの安全が最優先だ。さっさと逃げンぞ!」ヒョイ

スフィンクス「にゃあー!」


姫神「……ヒロインってなんだろう」


第七学区 とある学生寮 廊下――


姫神「下の階からいっぱい来てる……」

一方通行「クソッ、下へは降りれそうにねェ」

土御門「元より降りるなんて選択肢は無いぜよ。闇雲に逃げ回るより、吸血殺しを逆手にとって一か所に集めた方が対処しやすいにゃー」

姫神「私のせいでこんな……」

一方通行「うるせェ、オマエは黙って着いてくればいいンだっつの。オイ、このまま屋上に上がるぞ」

土御門「これ以上被害を広げないためには、それが最善かにゃー」


◇ ◇ ◇ ◇


屋上――


バタン

土御門「やれやれ、ここなら一息つけそうだぜぃ」

一方通行「つっても時間を稼ぐだけじゃ意味が無ェ。一応アンチスキルに通報しておくか?」

土御門「そこは抜かりないぜよ。部屋を出る前に、助けは手配済みだにゃー」

姫神「……助けなんて。私が出ていって噛まれれば…」

一方通行「ハァ? ざっと見ただけで百匹以上はいやがるってのに、血を吸わせるだァ?」

土御門「干物になっちまうぜよ……」

姫神「でも…」

一方通行「デモもメーデーもあるかボケ。オマエは生餌なンだ。大物を釣り上げるためのなァ」ニタァァ

土御門「そういうこと。吸血鬼とやらを倒さない事には、雪だるま式にグールが大繁殖ですたい」

一方通行「つゥわけで――」


バンッ!!

グール「みィィつけたァァ……!」


一方通行「クソ溜めのボスが来るまで、オマエは守られてろ」


学園都市 窓のないビル――


禁書「わぁ、極東の地に吸血鬼が現れるなんて珍しいね」

アウ「…………」

禁書「でも動きが変かも。繁殖を行ったのは最初の研究所だけ、……何かを探している?」ハテ?

アウ「……依然、その能力を垂れ流している『吸血殺し』が原因ではないかと」

禁書「………………ああっ!? あいさの事すっかり忘れてたんだよ!?」ガビーン

アウ「必然、言い難いが彼女は影が薄いので仕方あるまい」


アレイ☆「……(ふむ、すでに幻想殺しがグール共の駆逐を始めているようだな。特に問題はないか)」


禁書「アウレオルス、吸血鬼の居場所は?」

アウ「第七学区の再開発地域から外れた廃ビルに潜伏している。ここは私が出向き、始末をつけよう」キリッ

禁書「ううん、私が出るんだよ」

アウ「唖然、君にあのような下衆の相手をさせるわけにはいかない!」

禁書「それはこっちの台詞かも。こんな汚れ仕事を部下に押しつけるなんて、私の矜持が許さないんだよ」

アウ「おお……! ジーク・ハイル・インデックス!!」

禁書「さて、神に逆らう不浄の徒に神罰を与えないとね♪」ニッコリ


アレイ☆「……(キコエナイ、私は何もキコエナイ)」


第七学区 とある廃ビル――


吸血鬼「ハァ、ハァ……これ以上は抗えん。なんという芳醇且つ退廃的な香りか。だがその先にあるのは……」

女生徒「や、やめて……殺さないで……」ガクブル

吸血鬼「この衝動を紛らわせるために貴様を捕らえたのだ。ハァハァ、フ、フフフ、この街に来てから処女を食らっていないからな」ニヤリ

女生徒「いやああああああああああああああああ!!!」

吸血鬼「良い悲鳴だ。研究者というのは不味くて敵わん、やはり清純な乙女でなくては…」


ブスリ


吸血鬼「あ?」

女生徒「ふぇ……?」

吸血鬼「は、腹がああああああああ!!! この焼けつく様な痛みは、まさか聖剣の類、ごはっ!?」ゴポッ


禁書「ただのフォークだよ。私の魔力をエンチャントしてるけどね」


吸血鬼「修道服……ッ!! 貴様ぁぁっ!!」

禁書「不死者にかける慈悲なんてないんだよ。魂を冒涜した罪、簡単に贖えると思わないで」

吸血鬼「調子に乗るなよ人間っ!! 餌の分際で…」

禁書「エゴ・エゴ・ア・ザラゴライ・エゴ・エゴ・ザメ・ラゴン 闇の公子 悪の長子と その王の名に於いて来たれ 悪魔の肉芽よ 汝が贄を 喰らい尽くせ」

吸血鬼「ま、まさか……その呪文は……馬鹿な、人間如きにソレを使えるはずがない!?」ブルブル


禁書「このインデックスをもってすれば造作も無いんだよ。――暴凶餓鬼地獄(エッド・ツェペリオン)」


吸血鬼「嫌だ……嫌だあああああああああああああああああああああ!?!?」キュイーン


禁書「この魔術に囚われたモノは魔界の飢餓魂に全てを喰らい尽くされる」


吸血鬼「ひィィィーーー!?」ボリボリ ムシャムシャ


禁書「後悔も懺悔も要らないよ。魂すら喰い荒されるあなたに、救いなんて必要ないからね」ニッコリ

女生徒「はう……」パタリ

禁書「気絶しちゃったの? ここからが最高のショーなのに」ヤレヤレ


吸血鬼「だ、ダズゲデ……あぎゃああーーーっ!!!」メキ! バリッ!! グチョッ!!!


禁書「あはっ♪ 中途半端に丈夫だと、なかなか死ねないから悲惨かも」


第七学区 とある学生寮 屋上――


グールA「がァァッ!!」

土御門「そこだっ!」シッ

バキッ!!

グールA「がッ!?」バターン

土御門「流石にキリが無いぜい。スズやんはまだやれるかにゃー?」チラッ


一方通行「ぜェ……ぜェ……もォ無理」グッタリ

姫神「三。四回バットを振っただけでこの有様」

一方通行「ゲーセンでやったゾンビを撃ち殺すヤツは、ノーミスでクリア出来たってのに……クソッ、腕がもう上がらねェ」プルプル


土御門「……端から当てにしていないとはいえ、モヤシにも程があるぜよ」ゲンナリ


グールB「吸わせろォォ……血をよこせェェ……」ヌッ

姫神「え……」


土御門「しまった! 壁をよじ登って来ただと!?」


Side 一方通行


大量に押し寄せるグールの侵入を制限するために、狭い階段からの入口しかない屋上へ避難した。
実際その策は功を奏し、余裕で時間を稼げていた。

そこに油断が生じた。

鈍くさいはずのグールが壁伝いに屋上へと侵入したのだ。


土御門「スズやん! 姫神を守れっ!!」

階段側からの侵入を、獅子奮迅の活躍で食い止めている土御門が悲鳴のような叫びを上げる。
その声に応えるように、一方通行は四肢に力を入れ立ち上がろうとするが

一方通行「ぐッ……!」

まったく立ち上がれない! 明日を待たず筋肉痛に苛まれているのか、生まれたての小鹿のようにプルプルするのみだ!

そうこうしているうちに、壁を登って来たグールが姫神の目の前まで迫っていた。


一方通行「なにつっ立ってやがる! 早く逃げやがれ!」

姫神「ううん。もういいから」

一方通行「オマエ、まさか……」

一方通行の背中に嫌な汗が伝う。
全てを悟ったかのように諦めの言葉を吐く姫神に、何かが重なって視える。


――誰も傷つけたくない

――だったら誰もが歯向かう気が失せるほど強くなればいい。最強じゃ足りない、無敵にならねェと

――実験? 無敵になれるなら参加するか



ヒトヲコロシテシマッタ……モウダレモキズツケタクナカッタノニ……



――あれは人形だ、人間じゃねェ。クソッタレな科学者も言ってただろ?

――絶対能力者になりさえすれば、またいつか、あの輪の中に戻れる……


一方通行(違ェ……全っ然違うだろうがクソッタレ!!)


一瞬でも自分と姫神の境遇を重ねた事を否定する。


一方通行(俺には選択肢があった。けどこの女にはそれが無かった。なのにこの差はなンなンだ!)


科学者の甘言に乗せられて殺戮の限りを尽くしてきた自分は、今のうのうと幸せを享受している。


一方通行(なンでこンな事になってンだよ。このお人好しの馬鹿女が俺より罪深いってのか?)


出会って数時間の関係だが、こびりつく様な血の匂いも、殺戮者特有の陰鬱な雰囲気も纏っていなかった。


一方通行(俺みたいなクズが幸せで、なンでこの女はこンなにも不幸なンだ……!)


あまりの理不尽に脳が焼き切れるほどの怒りを覚える。
同時に、今、この瞬間にこそ必要な『一方通行(アクセラレータ)』を失った自分に失望する。


一方通行(起きろよラッキー……もしカミサマってのが本当に居やがるなら、俺なンかより目の前のお人好しを救えよ)


かつて最強の能力者だったとは思えない凡庸な願い。

だが偽り様のない、素直な心からの願いだった。自分以外の人間のために、初めて本心から湧きだした願いだった。


しかしご都合主義の如く、ヒーローなんて現れるわけもなく







上条「見ィィつけたぞォォ!! この元リア充どもがあああああああああああああああ!!!!」







駆けつけたのはバケモノの類だった。


何処から現れたのか、ツンツン頭のバケモノは姫神に迫っていたグールを苦も無く叩き伏せ、鋭い眼光だけで場を支配した。


上条「クク、ククク、クハハハハハ!!!」

土御門「カ、カミやん……?」

上条「ん~? 誰かと思えば土御門じゃねーか。お前も不死者狩りに来たのか?」

土御門「いや、オレは巻き込まれた側ぜよ」

上条「そっか、そんじゃ大人しく見物しててくれ。すぐに掃除を済ませるからさ」


困惑する土御門を尻目に、ツンツン頭はグールの一団を見渡し口角を吊り上げ宣告する。


上条「魔法名を名乗るほどの相手でもねえか。ま、元に戻す手段もないし、わりーけどもう一遍死んでくれよ」


その宣言から数秒後、とある学生寮の屋上は凄惨なブラッドバスと化した。


◇ ◇ ◇ ◇


グールZ「がああーーっ!!」

上条「この上条さんの眼前でグゥゥルが闊歩しているなんて、許しておけるかゲンコロゲンコロオオォォオオ!!!」ボボボッ

ズドドドドドドドドドッッ!!!!!

グールZ「あわびゅ!?」グシャッ!!

上条「よっし、全部死んだな」

土御門「…………」ガクブル


猟犬部隊A「『グループ』のリーダーを支援するようにとの命令を受けて参りました。指示を願います」タッタッタ

上条「んじゃ消毒部隊のみなさん、消毒をお願いします」

猟犬部隊A「い、いえ、我々は『猟犬部隊(ハウンドドッグ)』であって…」


猟犬部隊B「ヒャッハー! 汚物は消毒だああーーーっ!!」ゴオオオオオオオ!!!

猟犬部隊C「学園都市製の火炎放射機はよく燃えるぜぇぇー! げひゃひゃひゃ!!」ゴオオオオオオオ!!!


上条「うん?」ハテ?

猟犬部隊A「……なんでもありません」ドヨーン


姫神「あわわわ……」ガクブル

一方通行「……(やっべ、少しちびっちまった……)」ブルッ


上条「消毒完了っと。では撤収」


猟犬部隊ABC「「「了解っ!!」」」タッタッタ


上条「あとの始末は…」

Prrr Prrr

上条「はいはい、こちら上条さんですよ」pi

木原『情報が回って来たんで簡潔に伝えるぞ。今回の死体が動き回るなんてトンデモ事件の首謀者は、『吸血殺し』とかいう能力者の仕業で確定だそうだ』

上条「吸血殺しねぇ」チラッ


姫神「ひっ!?」ビクッ


木原『んで、丁度お前の居る場所に吸血殺しも居るんだわ。黒髪ロングの女な』

上条「あー、居ますね」

木原『肝心の吸血鬼は別口で始末されたから安心しろ。あと臭いの元だが、上から殺すように言われてっからよろしく頼むぜ』

上条「…………」

木原『なんだぁ? 殺しは嫌なのか?』

上条「どっちかっつったら嫌だけどさ、今回は割り切るしかねーだろ。定期的に不死者が湧くとかあり得ない」

木原『へぇ、もっと甘チャンかと思ってたが……まあ安心したぜ』

上条「『吸血殺し』は確実に殺しておく。……ちなみに今回の仕事でどのくらい減りましたでせうか?」

木原『今回のは魔術師よりヤベー案件だったからなぁ。今月分の利息をチャラにしといてやるよ』

上条「マジで!?」パァァ

木原『マジだマジ。だからキッチリ後始末しとけよ』pi

上条「始末する! めっちゃ始末しときます!」


上条「えーっと、そこの女の子が吸血殺しの能力者なんだよな?」


姫神「うあ……ああ……」ガクブル

一方通行「テメェ……」ギリッ

土御門「ちょっと待てカミやんっ!!」


上条「待てねーよ、早く帰らないと打ち止めたちが心配するからな」スタスタスタ

姫神「や…やめて……」フルフル

上条「痛くしないから心配すんなって。じっとしてろよ」

土御門「ッ、見損なったぞ上条当麻ッ!!」シッ

ヒラリ

上条「遅っせーなぁ」スッ

ズドンッ!!

土御門「かはっ!?」

上条「素人が口出しすんじゃねーっての。この手の事件は、神父やってた頃に何百件も解決した実績がある上条さんですよ?」

土御門「神父……だと……」ガクリ


上条「ったく、邪魔すんなよなー。さてと、気を取り直し…」

一方通行「……なンで殺されなきゃいけねェンだ?」

上条「はぁ?」

一方通行「コイツは何もしてねェだろうが!」


姫神「ッ!?」


上条「何もしてないって……。実際に吸血鬼を呼び寄せて被害が出ただろ?」

一方通行「それはコイツの意思じゃねェ!!」

上条「だろうなぁ」

一方通行「だったら……!」

上条「確かに可哀想だと思うけどさ、制御出来ない能力なんて害悪でしかねーんだよ」

一方通行「~~~~~ッ!!」

上条「この街には守ると誓った大切な人たちが住んでるんだ。それを今日、少なからず脅かされた。なら次が起こる前に原因を排除するべきだ」

一方通行「させねェ……」

上条「ほっほーう」

一方通行「俺みたいなクズが今更だよなァ。けど、それでも……コイツが不幸になるのを見過ごしていい理由にはならねェだろうがっ!!」

上条「その意気やよし! いいぜ、かかってきな」


姫神「逃げてっ! こんなバケモノに。敵うわけない!?」フルフル


一方通行「馬鹿言ってンじゃねェよ。俺を誰だと思ってやがる。この程度の三下なンざ楽勝だっつの」ニタァァ

上条「上等っ!!」シュン!

一方通行「なっ!? 消え――」



バキッ!!!


数十分後


「――やん! ――――スズやん!!」


一方通行「……あァ?」

土御門「よかった、気がついたか」ホッ

一方通行「ぐゥゥ、今日何回目の気絶だ……痛ゥ!?」ズキズキ

土御門「まだ起き上がるのは無理ぜよ。お互いこっ酷くやられたからにゃー」

一方通行「そうか……また負けた、のか……」

土御門「…………」

一方通行「ッ、そうだ、あのお人好し女はどうした!?」

土御門「スズやん……」

一方通行「何処に居ンだよ? 今晩は泊めてやる約束を…」

土御門「スズやん!!!」

一方通行「……ンだよ」

土御門「俺が目を覚ました時には、オレとスズやん以外 誰も居なかった」

一方通行「…………」

土御門「おそらく姫神は……もう……ッ」

一方通行「なンだよそれ。オイ、ふざけンなよ」ワナワナ

土御門「…………」

一方通行「なンだってこんな……ッ、クソ、クソ…ッ、クソがああああああああああああああ!!!!」





姫神「あ。目が覚めたんだ」ヒョコ





一方御門「「……………………………………………………オイ」」


翌日 九月三日


第七学区 とある高校――


上条「はあーーっ!? お前らなんつー勘違いしてんだよ!?」ガビーン

土御門「いやー、あの時のカミやんはマジで殺りかねない雰囲気だったからにゃー」ケラケラ

上条「能力を殺しただけですから!」

青ピ「聞いたでカミやん! なんでも可憐な女子を殺そうとしたんやて!?」ガァァ

上条「ちょ、おまっ!?」


クラスメートA「痴情のもつれで彼女を亡き者にしようとしたらしいよ」ヒソヒソ

クラスメートB「私は要らなくなった愛人を殺したって聞いたわ」ヒソヒソ

クラスメートC「上条君、サイテー」ヒソヒソ


上条「ぎゃああーー!? 上条さん極悪人説が流れてるぅぅーーー!?」ギャース

一方通行「ハッ、極悪人に違いねェだろうが」

上条「それは誤解…」


クラスメートA「それより今朝テレビ見た?」

クラスメートB「見た見た! 学園都市のヒーローでしょ。えーと、アンチスキルの新設部隊の人たち!」

クラスメートC「常盤台の超電磁砲がカッコイイのは知ってたけどさぁ、金髪の男の人もちょっとカッコよくなかった?」

クラスメートA「うんうん♪ それに引き換え……」チラッ


上条「ううっ、蔑みの視線が……不幸だ」ガックリ

土御門「統括理事会のプロパガンダだにゃー。何故かカミやんだけカットされてたが、ぷぷっ」プークスクス


ガラガラ

小萌「はいはーい、みなさん席に着くのですよー。今日は転校生ちゃんの紹介をするのですー」


クラス一同「おおっ!!」


小萌「霧ヶ丘女学院から来た姫神秋沙さんでーす。仲良くしてあげてくださいねー」

姫神「…………」ニコッ


一方通行「退屈しねェなァ、レベル0ってのは」ヤレヤレ


テッテレー


姫神秋沙は『吸血殺し』及び『ミラージュコロイド生成能力』を失った!

一方通行は巫女少女にフラグを建てた!

上条当麻の不幸が加速したっ!!

といったところで今回は終了
劇場版ネタはもう使っても平気ですかねー?

おつおつ
この上条さんしっかり白い悪魔の影響を受けてるよね絶対。そして変態吸血鬼君はいったいどんな最後を迎えたのだろうか。想像はしたくないが

映画ネタいいと思いますよ。……社長逃げてー

おっつ
映画ネタもういいんじゃね
土御門さん毎度お勤めご苦労様です

所々笑ったわw
一方さんがへっぽこかっこよかった

おつー

劇場版ネタ見たいにゃ~


上条さん差し置いて浜面がヒーローでさらにモテてるなんて…浜面爆散しろ

上条さんグールが非処女非童貞だったというだけでゲンコロしたのか・・・
思い切り私怨じゃねーか。

あ、あびげいる

おつ
一方通行のメインヒロインはスフィンクスですよねっ!!


この上条さんまだ学校通ってたのか…

一方さんの武器は銃かと思いきや、まさかのエクスカリバットww

http://livedoor.blogimg.jp/taka3nao/imgs/1/5/1531d5e3.jpg

>>617
これホントなん?

能力名すら出てないから嘘

そういえばただの白もやしになった一方さん、翼まで喰われてるんだろうか?
……喰われてるんだろうなぁ、白い悪魔のお墨付きだし

アリサは上条さんの癒しになってくれ、頼む………

乙です。
上条さん不幸が加速してますが
最後は幸せになってほしいです。

今日初めてHELLSINGを見て

HELLSINGネタだったんだと知った

幸せになってくれ上条さん!

姫神が目立っている・・・だと?
天変地異の前触れではなかろうか。

>>618
新刊読んだけど確定
これは間違いなく青ピ

スレチ

>>626
ネタバレ[ピーーー]

>>628
ネタバレも糞もホントかどうかすらわからんのに

すまんこ

先走った

ほげえええ

一方通行はフラグを立てただけなんだな?


最後の最後に上条さんが一方通行から姫神を寝取ったら誰もが笑う最高のハッピーエンド


だって当然のことだよね?一方通行って女の子殺しまくった屑なんだからさ
いまさら女の子に優しくしたところでって感じだよね。
屑が何をされたって問題ないむしろもっとやれ。


すんませんただ一方通行の処遇が気に入らないだけです。
なんとか上条さんの幸福な展開にならないっすかね?

もう一生ROMってます

一方通行アンチやってるのって、やっぱ上条さんファンなんだなwww

この上条さんが姫神さんにフラグ立てたところで回収する旗はもう決まってるんだし……

確かにとうまの旗はインデックスだけで十分なんだよ!

>>632
うん、まあ、アニメの第五話を見たってことはわかった。でもまあROMるといいよ

>>632
此処で言う事じゃねェだろう

>>633
偏見だよ!
それを言うなら一方厨の方が遥かに行儀悪い!アイツら一方通行の悪い部分を棚に上げて上条さんを叩いてばっかりだから気分悪い!
俺は上条さんも一方通行も大好きだからそういった連中が残念で仕方ない。何でもっと仲良く出来ないのかねェ…

>>637
で、その一方厨が上条さんを叩いてばっかりとかいう
スレはどこにあんの? 教えてくれよ

俺は一方厨だけど、他のキャラも普通に好きだわ
キャラアンチする奴ってほんと損してるなぁって思います

スレチ

一方がやってきたことがイコールアンチの理由というよりは
無理な持ち上げ方をするから好きになれないんだよなぁ

そういう人は一方sageなSSでも見て溜飲下げればいんじゃない
叩き下げてるフルボッコSSはけっこうあるぞ

そんな誰かをageるために誰かをsageるssが面白いわけないじゃん
考えの足らないやつだな

投下ー


学園都市 窓のないビル――


学園都市の最奥で、今日も陰謀を巡らせる白いシスターは、特盛り牛丼を貪りながら部下の報告を聞いていた。


禁書「ふーん、『法の書』の解読をねぇ」

ローラ『信じ難きことなれども、オルソラ=アクィナスが解読に成功したとローマ正教は判断しているのよ』

アウ「騒然!? あれは誰にも解読できないはず!」

禁書「やって出来ない事なんてないんだよ。でも、それと正しい答えに辿りつけるかどうかは別だけどね」クスッ

ローラ『ミスリードはつきものにつきよね』

禁書「フフ、あれは十字教徒には荷が勝ちすぎてるかも。ねぇ、背教者?」


アレイ☆「さ、さあどうだろうか。私は歯牙ない科学者なのでね」アセアセ


禁書「あなたは知っているでしょう? 十字教がその成り立ちから欺瞞に満ちているって」


アレイ☆「…………」


ローラ『欺瞞?』ハテ?

禁書「そう欺瞞なんだよ。まあそれは横に置いておいて、件のシスターオルソラについて不都合が生じたのでしょう?」

ローラ『ええ。法の書ごと天草式十字凄教の面々にさらわれたるのよ』

禁書「下らないブラフだね。本当に法の書を奪われたなら、そもそもイギリス清教に情報が降りるはずがないんだよ」

アウ「当然、面子に関わるからな」ウン

禁書「つまり奪われたのはシスターオルソラのみ。差し向けられる戦力も切り捨てられる程度のものかも」

ローラ『それでも問題はありけるわ。天草式の危機となれば神裂火織が動く』

禁書「そしてローマ正教の追手を一網打尽、ね。確かに問題かも。……いっそ学園都市に引きずり込んでみようかな?」


アレイ☆「……(どこか田舎へ引っ越したい……)」


住処を占拠された哀れな超越者は、今日も健気に胃痛と戦っていた。


CASE 12 オルソラ争奪戦かと思ったら、ただの組織間抗争だったでゴザルの巻


九月八日

学園都市 第七学区――


強盗「うう……」パタリ


浜面「やれやれ、何とか片付いたな」

御坂妹「状況終了、とミサカは報告を済ませます」

初春『お疲れさまです。もうすぐ逮捕者を引き取る人員が到着するのでよろしくお願いします』

浜面「おう」

御坂妹「……到着したようです、とミサカはあからさまに顔をしかめます」


黒子「ジャッジメントですの!」シュン!


浜面「人員って白井だったのか」

黒子「へっ?」ハテ?

初春『強盗は特務支援課が取り押さえたので、白井さんは犯人の回収をお願いしますね』シレッ

黒子「……初春、あなたは何をしていますの?」

初春『何って、風紀委員のお仕事に決まってるじゃないですか』

黒子「では何故アンチスキルのナビをしていますの!? わたくしのサポートをするのが筋でしょうに!」ガァァ

初春『考え方が古いです。組織間の連携を深めないと治安維持なんてできませんよ』

浜面「だよな、初春が情報をくれるおかげでスゲー仕事がしやすくなったし」ウン

初春『えへへ、少しでもお役に立てたなら嬉しいです……///』テレテレ


黒子「……魂胆みえみえですの」ゲンナリ


黒子「ところでお姉さまのお姿が見えませんが、今日は非番ですの?」キョロキョロ

浜面「御坂なら大将とゲートに向かってるはずだ」

黒子「ゲート? ……ハッ、ま、まさか!?」ピシャーン!

浜面「な、なんだよ」

黒子「まさかあの類人猿と愛の逃避行を!? 身分違いの恋を成就させるために駆け落ちですのォォォーーーー!?」ギャース

御坂妹「…………」イラッ

浜面「……なに言ってんだコイツ?」

初春『気にしないでください。いつもの病気ですから』シレッ

黒子「お姉さまもお姉さまですの! あのような何処の馬の骨とも知れない類人猿などに心をお許しになるなんてッ!!」

御坂妹「……これ以上、あの人を侮辱するのは許しません、とミサカは静かな怒りに身を震わせます」イライラッ

浜面「み、御坂妹さん?」

黒子「キィィィィーーー!!! 許すまじ類人猿っ!! わたくしが正義の鉄槌を…」プンスカ

御坂妹「ッ!!」ブチッ

ビリビリッ!!

黒子「あばばばばばばば!?!?」シビビビ

浜面「白井!?」

黒子「あぁん……いつもの電撃よりマイルドです……の……」プスプス


御坂妹「おや、熱中症ですか、とミサカはあの人の悪口を言う風紀委員にさり気なく報復しました」シレッ

浜面「全然さり気なくないからね!? つかやりすぎだろ!」ガビーン


◇ ◇ ◇ ◇


学園都市 ゲート――


上条「アンチスキル特務支援課の上条です。修道服姿の不審者を捕まえたそうですが、面会できますか?」

守衛「そ、それが……」オロオロ


美琴「ええーっ、逃げられた!?」

守衛「……はい、少し目を離した隙に」

上条「監視カメラの映像を見せてもらっても?」

守衛「は、はい!」カタカタカタ


守衛がコンソールを操作すると、モニターに修道女が映し出された。


美琴「音声は無しか。でも黒い修道服……なんだ、白い悪魔じゃないっぽいわね」ホッ

上条「…………」

美琴「どーしたの? 難しい顔してるけど」

上条「このシスターどっかで……う~ん」ムムム

美琴「もしかして知り合い?」

上条「知り合いならイギリス式の修道服を着てるはずだけど、コイツはローマ式だからなぁ」

美琴「アンタ、まさか……」ジトー

上条「へ?」ハテ?

美琴「そんなに詳しいなんて、まさかシスターじゃないと興奮しない危ない人?」

上条「……むしろシスターなんて大嫌いなのですが。ある特定の悪魔のせいで完璧にトラウマなんですが」ガクブル

美琴「そ、そうなんだ」

上条「冗談はさておき、背格好は把握したんだ。さっさと侵入者を探しますか」


第七学区――


一方通行「あちィィ……」グッタリ

土御門「まだまだ残暑が厳しいにゃー」

青ピ「暑いから女子が薄着になる! 残暑様々やでー」ニヤニヤ

一方通行「くっだらねェ」

土御門「にゃー、薄着なんてどうでもいいぜよ。重要なのはロリなんだにゃー」

青ピ「かぁー! スズやん枯れすぎや! 土御門クンもロリ以外に目をむけるべきやろ!」ガァァ


一方通行「女とかどォでもいいしィ」シレッ

土御門「ロリこそ真理、ロリこそ正義、ロリ以外なんてどうでもいいにゃー」シレッ


青ピ「……あかん、カミやんが居らんと締まらへん。まるで糸の切れた凧みたいや」ゲンナリ

土御門「ツッコミ不在の影響は深刻ですたい」ケラケラ

一方通行「…………」フラフラ

青ピ「ああ! スズやんがもう限界に達しとる!?」

土御門「モヤシから水分が抜けたら何も残らんぜよ」ケラケラ

一方通行「あちィ……だりィ……コーヒー飲みおぶッ!?」ボスッ


??「きゃっ!?」


一方通行「もがっ、もがが!?(な、なンだァ!? 何かに挟まれて前が見えねェ!)」

モニュ、モニュ

??「そ、そのように動かれますと、くすぐったいのでございますよ」

ムニュムニュ

一方通行「ふごっ、ふごご!?(でも何だか気持ちが安らいできやがる……。さっきまでの不快な暑さとは違う……あったけェなァ)」

モミンモミン

??「あんっ、そのような場所を……///」カァァ

タユンタユン

一方通行「やンわらけェ……」ウットリ



青ピ「土御門君、あ、あれはなんなん?」ガクガク

土御門「うにゃーっ!? 天下の往来でスズやんが金髪美人シスターの胸に顔面を埋め、あまつさえ乳を揉みしだいてるぜーい!」ギャース

青ピ「そんなん見ればわかるわっ!! ボクが聞きたいんはどうリアクションするべきかっちゅうことや!」

土御門「嫉妬パワー全開で殴り飛ばせばいいぜよ」

青ピ「アホかっ!! そんなんしたらスズやん死んでまうわっ!!」ガァァ

土御門「じゃあ混ぜてもらえばいいにゃー」

青ピ「そ、それや! スズやん、ボクも混ぜ…」ハァハァ


??「も、もう……オイタはダメでございますよ///」シュッ

バシッ!!

青ピ「なんでボクだけ!?」バターン


土御門「残念でもないし当然の結果だにゃー」ヤレヤレ


第七学区 とあるファミレス――


一方通行「――ぷはァ、生き返るぜ」ゴクゴク

青ピ「ブラックを一気飲みとか、スズやんは大人やなぁ」

土御門「騒がしくして済まないにゃー。オレは土御門元春、こっちの二人がスズやんに青髪ピアスだぜい」


オルソラ「まあまあ、これはご丁寧に。私はローマ正教のシスター、オルソラ=アクィナスでございます」


青ピ「ちょー待たんかい! なんやのその自己紹介! スズやんはともかく、ボクのは身体的特徴やろ!?」

一方通行「なら性格的特徴も加味して、変態青髪ピアス……なげェな、変態ピアスで十分だな」ウン

青ピ「より酷いやん!?」ガビーン

土御門「で、お前さんは何をしていたのかにゃー?」


オルソラ「はい?」ハテ?


土御門「いかにも本職のシスターさんが、学生ばっかの第七学区に居るってのは何か用事があったのかなぁ、と思ったんですたい」

一方通行「……(まさか白いシスターの仲間じゃねェだろうな……?)」

青ピ「ボクらに手伝えることなら遠慮はいりませんよ!? 何でも言ったってください!!」ハァハァ


オルソラ「うふふ、ブラックコーヒーは少々苦いのでございますよ」ニコニコ


青ピ「へ……?」

土御門「うん?」


オルソラ「ところで、ここは何処なのでございましょう?」ニコニコ


一方通行「会話が噛み合わねェ」ヤレヤレ


三十分後


オルソラ「まあまあ、それではここは学園都市なのでございましたか」


土御門「……ようやく納得してもらえたぜい」グッタリ

一方通行「……時間操作の能力者かっての。この女の周りだけ時間の流れが遅ェ気がするぜ」ゲンナリ

青ピ「こないな美人さんとお喋りできるなんて、幸せやわぁ……」ウットリ

土御門「で、結局学園都市に何をしに来たのかにゃー? 観光なら案内してやれるぜよ」

青ピ「はいはーい! ボクらが丸っとメンドーみたりますよ!」


オルソラ「はぁ、私、実は追われているのでございます」


一方通行「追われてるだァ?」

青ピ「なんやて!? 女性を追い回すなんて許せんっ!!」

土御門「……(魔術絡みか? 一応問い合わせておくか)」


オルソラ「学園都市は教会勢力の及ばない土地だとお聞きしたのでございますが、少しの間 身を隠せる場所をご存じありませんでしょうか?」


一方通行「ンな都合の良い場所、あるわけ…」

青ピ「もちろんありますとも! 全部ボクにまかしてください!」ハァハァ

一方通行「嫌な予感しかしねェ……」


とある学生寮 一方通行さンち――


オルソラ「ふふ、素敵なお部屋でございますね」ニコニコ

青ピ「自分の家やと思って使ったってください」ハァハァ


一方通行「ほォらね……」ゲンナリ

土御門「まあまあ、これはスズやんにもメリットのある話だぜい?」

一方通行「はァ?」

土御門「最近何かと物騒だ。なのに日中は学校がある、だからこそスフィンクスの世話をする人間が必要だと思わないかにゃー?」

一方通行「!?」


スフィンクス「にゃあ~♪」スリスリ

オルソラ「まあ、可愛らしい。まんまが欲しいのでございますか?」ニコニコ

スフィンクス「にゃお!」

青ピ「ええでええでぇ……美女と小猫、めっちゃ絵になるやん」ハァハァ


土御門「追手とやらはカミやんに問い合わせておくし、悪い話じゃないだろう?」ニヤリ

一方通行「チッ、勝手にしやがれ」プイッ


第七学区 とある公園――


土御門『――てなわけで、オルソラ=アクィナスはスズやんちで保護してるぜよ』

上条「……ああっ! あのシスターってオルソラだったのか!?」ガビーン

土御門『知り合いかにゃー?』

上条「あー、直接の面識は無いけどな。……てことは追手はローマ正教か」

土御門『そっちは任せるぜよ。御存じだろうが、こっちは多角スパイを廃業しちまったんで身動きがとれんですたい』

上条「おう、任された。ククク、今日は何人魔術師を狩れるかなァ?」

土御門『こ、殺しは控えろよ。ローマ正教と全面戦争なんて冗談じゃねえ』

上条「はは、魔神クラスでもなけりゃ生捕りで済ませるさ」

土御門『……激しく不安だぜい』

上条「ま、出たトコ勝負だな。ほとぼりが冷めるまで、オルソラを頼むわ」

土御門『にゃー、オルソラが晩飯を作ってくれたみたいだから切るにゃー』pi


上条「……アイツらが美味しい晩飯を食べてるってのに、こっちは血生臭いドンパチだなんて……不幸だ」ガックリ


◇ ◇ ◇ ◇


美琴「どうだった?」

上条「例のシスターは白だった。学園都市に対して悪意のある魔術師じゃない」

美琴「よかった……ってのも変ね。借金が減らないし」クスッ

上条「そうでもないさ。シスターは呼び水で、おそらく団体さんがやって来る」

美琴「それって……」

上条「ああ、きっと大規模な戦闘になる。今回は浜面たちには荷が重すぎるかもしれないな」

美琴「ちょろっとー、私まで除け者にするなんて言わないわよね?」

上条「……御坂さんの場合はやり過ぎないかが心配です、はい」

美琴「し、失礼ね! 加減くらいするわよ! ………………たぶん」

上条「冗談だって」ケラケラ

美琴「もう……」

上条「ごめんな、初の共闘だから少し舞い上がってるのかもしんない」

美琴「フン、精々私の足を引っ張らないでよね」プイッ

上条「はいはい、そんじゃ気合い入れて行きますか!」


学園都市 外周――


学園都市を隙間なく覆う外周、その外側に200名からなる武装した修道女の一団が居た。


アニェーゼ「やれやれ、ずいぶんと高い壁の向こうに逃げられちまったもんですね」

ルチア「ここが科学の、汚らわしい異教徒の巣窟……」

アンジェレネ「シ、シスター・アニェーゼ、本当に私たちだけで攻め込むのですか?」オロオロ

アニェーゼ「やるしかねぇでしょう。ここで成果を上げなければ、次に始末されるのはこっちなんですから」

アンジェレネ「で、でも……」

ルチア「覚悟を決めなさい、シスター・アンジェレネ」

アニェーゼ「……無駄話はここまでみたいですよ」チラッ


騎士A「我ら栄光ある連合王国の騎士なり」

騎士B「天草式十字凄教の殲滅、及び法の書の回収は我らが行う」

騎士C「貴様らの出る幕は無い。国へ帰られよ」


重厚な甲冑に身を包んだ騎士たちが、黄昏の中から整然と現れる。


アニェーゼ「田舎臭い騎士サマが遠路はるばるご苦労なことです。ご忠告痛み入りますが、こちらにも引けない理由がありますんで」

アンジェレネ「そ、そうです! これはローマ正教の問題であって、イギリス清教には関係ないじゃないですか!」


騎士D「所詮は水掛け論か。ならば実力でまかり通るッ!!」

騎士E「小娘共に、我ら『騎士派』の実力を見せつけてやれ!」


とある騎士の号令の下、数十人はいるだろう騎士たちが一斉に抜剣する。


アニェーゼ「恐れる事はありません。質も量もこちらが上、さっさと蹂躙してやりましょう」

ルチア「総員、戦闘準備っ!!」


蓮の杖、巨大な車輪など各々の武器を構えるアニェーゼ部隊。

極東の地で、十字教二大宗派の尖兵たちが激突する。


学園都市 某所――


広大な学園都市の一角、人通りのない裏路地で三十人近い人間が倒れ伏している。


建宮「ぐぅッ……き、きさま……何者……?」

禁書「最初に言ったでしょう? 神の地上代行者にして最強の魔神『禁書目録』だって」

建宮「それが何故、俺たち天草式を……」

禁書「あなた達は優秀だからね。イレギュラーになる前に退場してもらいたかったんだよ」

建宮「…………」

禁書「これ以上危害を加えるつもりは無いから安心して」

建宮「問答無用で全滅させておいて、どの口が言うのよな……」

禁書「誰一人殺していないよ?」

建宮「死んでなければいいって問題じゃねえのよな……ナメてんじゃねぇぞッ!!」


仲間を叩きのめされた事に激昂するクワガタの様な髪型の男が、歪な形状の剣でインデックスに斬りかかる。

――だが刃が届く前に


禁書「それはこっちの台詞かも」


パキンッ、甲高い金属音と共に男の剣が砕け散った。

何の魔術も、何の技術もなく、刃がインデックスに届く直前で唐突に砕け散ったのだ。
クワガタ頭の男、建宮は得体のしれない恐怖に身を強張らせる。

そこへ鈴を転がした様な声音が囁く。


禁書「このインデックスに対する数々の無礼は、特別に許してあげるんだよ。でもこれ以上抵抗するなら――救済しちゃうよ?」


それは最後通告に他ならなかった。彼我の戦力差は圧倒的、逆らわずにいれば命は助かる。
仮にこの場を凌いでも、天草式の本懐を遂げるのは極めて困難だ。

もはや降伏しかない、建宮の胸中が敗北の色に染まろうかという、その時――



「救われぬ者に救いの手を(Salvere000)」



敗北を勝利に塗り替える、懐かしい声が建宮に届いた。

といったところで今回は終了
最新刊のつっちーで心が折れ、超電磁砲Sの五話の9982号で完全に砕け散りましたー、うへへー


ねーちん逃げてー

御坂妹かわうい
天草模様さんにげてー

乙。
超電磁砲にもこのスレにも言える。
上条さん早くきてくれー!

オルソラさんと上琴のさわやかな会話に癒された
ねーちんやばいオロオロ…

アレイスターワロた

乙だゾ☆



あれ、また一方通行にヒロインとられるの?

これって一種の N T R じゃね?

>>666
再構成モノを原作と一緒にしちゃいかんよチミィ

上条さん視点じゃ全然NTRじゃないからいいんだよ

御坂や妹達がNTRされなきゃなんでも……。つーか白い悪魔は連れていってください

とうまがまさにNTRれかけてるんだからあながち間違いでもないんだよ

>>666
逆に考えるんだ 魔神に消されなくて良かったなと考えるんd

強くてニューゲームってハーレムとかつくってヒロイン達を主人公が徹底的に幸せにするもんだと思ってたよ
そんなの幻想なのかい………。

>>653 スフィンクス、オルソラ、どちらも癒し系… いいなあ。

>>672
ハーレムなんか作る気になれるほどゲスになりきれないのが上条さんの弱点

上条さんには正妻みこっちゃんがいるから問題無し

おいおい、魔神様に消されてもしらんぞ

ハーレムするだけが逆行じゃない、このSSはそういうのを超越した何か
しかしなんて終わり方だ…続きが気になって仕方ない

上条さんが最後は救われますように!!

今更だけどインデックスに遠隔礼装使えばいいんじゃないかな。そうすればハッピーエンドになるんじゃ・・・

救われないって書いてあるし、ヘイトとは少し違った形だけど女や功績は全~部盗られるんだろうね

それでも童帝だけは奪われないと…
ホント救われねえな、上条さん

いや、読んでる限りじゃ何だかんだ言っても>>1の上条さんへの愛着を感じるから
きっと最後は救ってくれる!!!………筈だと信じたい。

正直フラグは無双状態から今まで通りだけど、上条が記憶を思い出しながら仲良くなろうと努力するも邪魔されて絶対に報われない
って展開を期待してた

すげーおもしろいから>>1の好きなように書いてくれ

このインセンティブさんうっぜ

[ピーーー]

投下ー


雲の切れ間から降り注ぐ月光、その青ざめた光を斬り裂くように乱入者は長刀を抜き放つ。


建宮「女教皇……」

神裂「まったく無茶をする。屈辱に耐え、生き延びてこそ救える者もいるのですよ」

建宮「申し訳、ありません……」

神裂「……いえ、今更偉そうなことを言える立場ではありませんでした。ですが、今だけは…………他の者たちを安全な場所へ」

建宮「……了解なのよな!」


乱入者、神裂火織は長刀――七天七刀を正眼に構え、油断なくインデックスに相対する。


禁書「久しぶりだね、かおり」

神裂「…………」

禁書「積もる話はあるけれど、まずは刀を納めてもらえるかな?」


極親しい者へ語りかける様な優しい声音のインデックスとは対照的に、神裂は険しい表情と戦闘態勢を解く気配がない。


神裂「……あなたは誰ですか」

禁書「おかしなコトを聞くね。私はインデックスなんだよ」

神裂「戯言を。あの子がこんな下衆な雰囲気を纏うはずがありません」

禁書「げ、下衆っ!?」

神裂「なんて禍々しい魔力……まるで悪魔崇拝者、いえ、悪魔そのものですね」

禁書「失礼すぎるかも! この神の地上代行者に向かって何て言い草なの!?」

神裂「なるほど、邪神の化身でしたか」

禁書「ちーがーうー!!」

神裂「無駄話はここまでです。かつての仲間の敵、なによりあの子を貶めた事、許しはしないっ!!」


瞬時に納刀し、そこから抜刀術に擬態した鋼糸の斬撃を放つ。計七つの斬撃がアスファルトを抉りながら白い悪魔に殺到する。


禁書「あいたっ!? いきなり何をするの!?」

神裂「はああァァーー!!!」


七閃の直撃を受け、若干赤くなったおでこを涙目で押さえながらインデックスが抗議の声を上げる。
しかし神裂は、そんなの知ったこっちゃねえとばかりに追撃をかける。


禁書「むぅぅ~~!! いいもんっ! 口で言ってわからないなら お仕置きなんだよ!!」


微妙な勘違いをしたまま、必要悪の教会が誇る聖人と最強の魔神が激突する。


CASE 13 最強という枕詞が、そもそも敗北フラグという矛盾


学園都市 外周――


イギリス清教『騎士派』とアニェーゼ部隊の戦況は膠着していた。


アニェーゼ「存外に手強いですね。中々押しきれない」

ルチア「前衛の消耗が激しい……腐っても騎士といったところですか」

アンジェレネ「れ、冷静に分析してる場合ですか!? 戦闘開始からずいぶん時間が経ってるんですよ!?」

ルチア「シスター・アンジェレネの懸念も尤もです。このままでは、オルソラ=アクィナスの捕縛に支障が出ます」

アニェーゼ「なーに、まだ慌てるような時間じゃねえです。シスター・ルチアは指揮を頼みます」

ルチア「はい」

アニェーゼ「シスター・アンジェレネはかく乱を」

アンジェレネ「は、はいっ」


指示を飛ばすと、アニェーゼは蓮の杖を高く掲げる。


アニェーゼ(たった二百程度で敵の総本山に勝ち込みなんて狂気の沙汰ってなもんです。シスター・アンジェレネが不安を持つのも無理ないか)


ファサ、と蓮の花が展開し、そのまま杖の柄を地面に叩きつけた。
瞬間、投擲魔術で騎士たちをかく乱しているアンジェレネの死角にいた騎士が、突然隆起した地面に腹を刺し貫かれて倒れ伏す。


アニェーゼ「でも、それでも! やるしかねぇんですよ、私たちはッ!!!」


再び座標攻撃を仕掛けようと、蓮の杖を振りかざそうとする――が、それは叶わなかった。


アニェーゼ「ッ、なんです? 急に明るく…」


突如として夜の帳は切り裂かれ、まるで昼間のように戦場が眩しく照らされる。

そして轟音。轟音に次ぐ轟音。

飛び交う悲鳴と、冗談のように吹き飛ばされる騎士とシスターたち。


アニェーゼ「え……?」


何が起きたのか理解できず思考が停止したまま、程なくアニェーゼも青白い閃光に飲み込まれ意識を手放した。


美琴「ふぅ……。どーよ、これが学園都市第三位の実力よ」ドヤッ

上条「いや、どうよと申されましても……」チラッ


アニェーゼ「」プスプス

ルチア「」プスプス

アンジェレネ「」プスプス

その他大勢「「「「「「「「「「」」」」」」」」」」プスプス


美琴「てへっ、やり過ぎちゃった♪」

上条「てへ、じゃねーよ、てへじゃ!?」

美琴「あ、あはは」ヒクヒク

上条「いくら乱戦だったからって、問答無用しかも不意打ちで焼き払うってどうなの!? これじゃあ完全に俺たち悪役ですよね!?」ギャース

美琴「えー、この前テレビで特番組まれてたじゃん。特務支援課、学園都市の治安を守る若きヒーロー達ってね」

上条「それって何故か上条さんだけハブられたヤツだよね!?」

美琴「そ、そうだっけ?」

上条「そうなんだよ! てかやり過ぎないよう注意しましたよね!?」

美琴「うう……ゴメンなさい」ションボリ

上条「うぐッ、……ま、まあ死人は出ていないようだし、それでいて全員の意識を刈り取ってるし、御坂はやっぱりスゴイな!」アセアセ

美琴「そ、そうかな?」

上条「もちろんですとも! 御坂が居てくれて上条さんは超助かってます! イヤー、ウレシイナー」

美琴「ととっ当然よね!(きゃー、褒められた褒められた褒められちゃったー!?///)」プイッ

上条「ハ、ハハハ、はぁ……(下手に手加減して反撃を貰うよりマシ、そう考えよう、うん)」


テッテレー


上条当麻&御坂美琴は魔術師の群れをたおした!

借金完済まで、残り9748魔術師。※ただし利息分は別口とする


第七学区――


浜面「うは~、今日も一日よく働いたぜ」ノビノビ

御坂妹「フフ、疲労は最高のスパイスです、とミサカは晩御飯に想いを馳せます」ジュルリ

黒子「聞いていたとおり、妹さまは食いしん坊なのですわね」クスッ

御坂妹「ムムッ、それは誰からの情報ですか? とミサカは誤情報に憤慨します」

黒子「もちろんお姉さまからですの」

御坂妹「お姉さまめ……ミサカを不当に貶めるとは、とミサカは不満を漏らします」

浜面「そう怒るなよ。御坂だって悪気があるわけじゃねえだろ。むしろ……」

黒子「ええ、とても良い笑顔で語られますのよ。私の妹は~、やら、私の妹がね~、と実に嬉しそうに」クスッ

御坂妹「本当ですか……? とミサカは小さな声で確認を求めてみます」オズオズ

浜面「どっからどう見ても、お前らは仲のいい姉妹だって。なあ?」


黒子「…………」プルプル


浜面「白井?」

御坂妹「嘘、なのですか……? とミサカは…」


黒子「ムッハーーーーッ!!! 儚げな妹さまも断然アリですのォォーーー!!!」ハァハァ


御坂妹「…………」

浜面「うわ、変態だ」

御坂妹「少しでも嬉しく思ったミサカが馬鹿でした、とミサカは平常運転なヘンタイに軽蔑の視線を送ります」ジトー

黒子「ぐへへ、やはり妹さまも捨て難いですの。これは姉妹セットでご購入…」ハァハァ

御坂妹「せいっ、たあっ、やあッ、とミサカは容赦なくヘンタイを叩きのめします」

ドスッ! ガスッ! ズドン!

黒子「愛の三連コンボッ!?」バターン


浜面「て、的確に急所だけを!? こえー……」ブルッ


御坂妹「悪は滅びました、とミサカは溜飲を下げます」

浜面「ははっ、何だかんだ言っても姉ちゃんが好きなんだな」

御坂妹「……嫌いではありません、とミサカは本心を知られるのが恥ずかしいのでお茶を濁します」プイッ

浜面「濁せてねえぞ」ニヤニヤ

御坂妹「軽口の多い男性はモテませんよ、とミサカはニヤケ面な同僚に辟易します」

浜面「おまっ、それは聞き捨てなんねえぞ! 俺だってなぁ、本気を出せば彼女の一人くらい…」


初春『浜面さんはモテなくていいんですっ!!!』ガァァ


浜面「声デカっ!?」キーン

御坂妹「……そういえば意外にモテるんだったなコイツ、とミサカは世の不条理を痛感しました」

浜面「お前の言い草のほうが不条理だろ! って、えっ、俺がモテる?」

御坂妹「気付かないのですか? 甲斐甲斐しくあなたに事件の情報をリークしてくれるお花畑系女子…」


初春『きゃーっ!? わあーっ!? ダメええーーっ!?///』


浜面「だからボリューム落とせっての! マジで鼓膜が破れるわ!」

初春『うぅ……///』

御坂妹「やれやれ、報われませんね、とミサカは初心な風紀委員に同情を禁じ得ません」

初春『ほっといてください!///』

浜面「んなコトより、いきなり通信を入れてきたんなら緊急事態なんだろ?」

初春『あ、はい。そこから近い位置で、監視カメラが誤作動してる区画を見つけたんです』

浜面「ただの故障じゃないのか?」

初春『いえ、区画全てのカメラが一斉に故障するなんて考えにくいです。誰かが意図的に壊したとしか考えられません』

御坂妹「気になりますね」

浜面「……そうだな。分かった、すぐに確認に向かう」


黒子「ま、待ってくださいまし!? わたくしも同行しますの!」ムクリ


学園都市 廃区画――


魔神と聖人――等しく人類の域を超越した存在であるが、その戦力には大きな隔たりがある。

神の子の特徴、いわゆる聖痕(スティグマ)を発現させた聖人は凄まじく、その力は戦術核に匹敵する。
だが見方を変えれば、その程度が限界であるとも言える。

一方、魔神は魔術を極めすぎて、神様の領域に片足をつっこんだ魔術師の呼び名である。
片足とはいえ神の領域だ。神の子程度なら一蹴して余りある。

故に、神裂火織では禁書目録を打倒するのはおろか、拮抗さえ難しい。


だというのに、神裂はインデックスを相手に一方的な戦いを展開していた。


神裂「どうしました? 神の代行者とやらの実力は、こんなものですか」

禁書「フッフッフ、勘違いしてもらっては困るかも。聖人如きに全力なんて出すわけ…」

神裂「隙ありーーっ!!!」


無い胸を逸らしながら悦に入るインデックスに、全力で不意打ちを極める神裂。
一切の無駄を削ぎ落とした足運びで急接近し、七天七刀でインデックスの細い首筋を叩き斬る。


ガキンッ!! まるで鉄骨がひしゃげる様な不快な音と共に、インデックスがノーバウンドで10メートル程吹き飛んでいく。


禁書「痛ったぁーい!?」

神裂「くッ、流し斬りが完全にはいったのに……」


必殺の一撃が極まったにも関わらず、痛いの一言で済ませるインデックス。
これには神裂も歯噛みせざるを得ない。


禁書「もう怒ったんだよ。激おこぷんぷん丸なんだからね!!」

神裂「一撃で死なないなら、もう一撃ッ!!」

禁書「ちょ、ちょっと! 少しは返事を返して欲し…ッ、だから痛いってば!! さっきと同じ所を斬らないでっ!?」


両腕をブンブンと振り回し、涙目で抗議するインデックスだが、神裂は容赦しなかった。


必殺の気概と共に繰り出される斬撃の嵐は、寸分違わずインデックスの首筋へと吸い込まれていく。
そのどれもが凡庸な攻撃ではない。剣の道を志した者が、一生のうち一度放てるかどうかというレベルの斬撃だ。

だが、インデックスには掠り傷すら与えられない。

神裂「ハァ、ハァ……『唯閃』を用いても決定打はおろか、手傷すら負わせられないなんて」

禁書「ケガは無くても痛かったんだよ!」

神裂「物理攻撃では突破できない防御結界を張っているのでしょうか」

禁書「見てよっ!! 首のトコが赤くなってるでしょう!?」

神裂「……その姿で戯れるのは止めなさい。本当に首を斬り飛ばしますよ」

禁書「さっきから全力で斬りかかってたでしょ!? 私じゃなかったら、とっくにあの世行きなんだよ!」

神裂「流石は邪神のアバターといったところですか。大した防御力です」

禁書「話を聞いてよ!」

神裂「話を聞いて欲しければ正体を現しなさい。あの子の姿を冒涜するなど、不愉快極まります」

禁書「だから私がインデックスなんだよ!」

神裂「この期に及んでまだ言いますか……。大っ概にしとけよ、このド素人が!!!」

禁書「ううー、堂々巡りなんだよ……」


一向に認識を改めない神裂に、ガックリと項垂れるインデックス。

そこへ第三の乱入者が現れた。


Side 浜面仕上


現場に到着した浜面は、あまりの光景に息をのんだ。

都市計画から外れた廃区画とはいえ、アスファルトは無残にめくれ上がり、周りの構造物も鋭い切り傷だらけ。
そして、この惨状を演出したと思わしき人影が二つ。

片方はデカイ痴女。銃刀法違反などお構いなしな長刀を所持し、左右非対称のジーンズに、誘ってるとしか思えない下乳丸見えなシャツを着ている。

浜面(エロっ!? だけど俺、こういうの嫌いじゃないぜ!)

もう片方はチンチクリンな銀髪。尊大な態度が印象的な御存じ白い悪魔だった。

浜面(いかん、おっぱいにばかり目を奪われて気付かなかったけど、白い悪魔が居やがる!?)


エロスの権化と最悪のバケモノ


この両者の関係は分からないが、唯一つ、浜面は理解していた。


浜面(あれ? もしかして散々建ててきた死亡フラグ回収の時が来ちゃった?)


特に理由のない死の恐怖が浜面を襲う――!!


浜面「御坂妹っ!! 今すぐ大将にSOSだ! 間に合わなくなっても知らんぞぉーーー!!」

御坂妹「白い悪魔との遭遇時における対処マニュアルを発動します、とミサカはケータイであの人に連絡を入れました」

黒子「何をそんなに慌てていますの?」

浜面「見た目からは想像もつかねえが、アレはやべえ! とにかく撤退、逃げるんだよぉーー!!」

黒子「ひゃあ!?」


要領を得ない白井黒子を小脇に抱え、浜面と御坂妹は一目散に逃げ出した!











禁書「どこへ行こうというのかな?」

浜面「ひぃ!?」


しかしまわりこまれてしまった!!









Side インデックス


普段は温厚なインデックスが、珍しく苛立ちを募らせていた。

十万三千冊を統べるようになってから全戦全勝、向かうところ敵なしだった。

聖人だろうが魔神だろうが、抵抗など一切許さぬ鎧袖一触、それは闘争ではなく一方的な蹂躙だった。


だというのに相手が神裂火織というだけで無様を晒している。たかが聖人一人に手も足も出せないでいる。


殺すだけなら容易い。明確な殺意を持って『死ね』と思うだけでそれは現実になるだろう。
しかしそれではダメだ。

インデックスにとって、神裂火織は数少ない心を許せる友人だったのだ。
死なせるなんて論外だ。ならば無力化するしかない。

だがそれは困難を極める。
何故なら神裂は世界に二十人しかいない聖人で、しかも序列が上位の実力者だからだ。

弱ければ天草式のように最小の力でカタがついた。しかし神裂にそれは通用しない。
かといって手加減をしなければ、あっという間に挽肉にしてしまう自信があった。

繊細さとは無縁のインデックスにとって、神裂を殺さずに無力化するのは、トリプルアクセルしながら針に糸を通すような作業といえる。


結果として、ただひたすらにボコられ続けていたワケだが、そこに生贄がやって来た。


――ドクンッ。まるで脈打つ心臓の様にインデックスの中のサディスティックな部分が鎌首をもたげる。


インデックスは逃げ出す生贄を先回りし、得物を前にした猫のように目を細め魔術の詠唱を始めた。

といったところで今回は終了
フラグは回収するもの。浜面にするべきか御坂妹にするべきか、それが問題だー

死ぬなら浜面で。

乙です。
御坂妹を傷つけたら、上条さん切れちゃいますよ。
だから、はまづらもげろ。


でも、夫の浮気相手に似てる相手狙いそう

浜面、お前の事は忘れんぜ

やばいやばいやばい~~~~

はまづらああああああ
生きて帰ってこいよおおお

大丈夫!ギャグ補正がかかるはずだから!!……多分

知らなかったのか? 白い悪魔からは逃げられない

魔術には生贄はつき物wwwwwwwwww

乙でした!今回も面白かったです!

実に惜しい事だが浜面はここいらで退場か?
残念だ…これまで上条さんに勝るとも劣らぬ活躍をしてきたのに…

ギャグでもシリアスでもバッチ来いなんだぜ!
このインさん嫌いじゃないけどちっと上条さんに
ゲンコツもらったほうがいいとは思う

乙ー

このインデックスは一回、上条さんに幻想を殺してもらうべきだな

もう6月…

浜面殺しちゃだめだよ!

ごめんミス
連投スマソ

黒子よ浜面を助けてやってくれ・・・

どういう終わり方にするか見えないけど最後はインデックスさんで童貞すてさせてやってください
このインデックスさん魔神すぎて逆に不憫
過去まで追っかけてくるほどのヤンデレなのに空回りしすぎ

このスレのインなんとかさんってヤンデレなのか?
誰々が不憫とかそういう話になるとシリアス寄りになっちゃうから
この軽いノリのまま最後まで突っ走って欲しい

>>716 >>717
これまたずいぶん好意的な解釈を・・・   
インなんとかさんは誰もが恐れる最強魔神なんやで(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル

でも・・浜面助かるよね?



・・・ね?


浜面Bud end

ってならんように早く上条さんきてくれ~

インさんが不憫になってきたと同時にヤンデレに目覚めた
個人的にはインデックスが報われてほしいけど書き方的に上琴エンドかね

>>720
上条さんは幸せになれないらしいぞ

>>721
俺は>>1殿を信じてる!きっと最後は上条さんを救って下さる、と!!

散々右腕に溜め込んだ不幸をインデックスに押し付けるのか

みこっちゃんさえいれば上条さんは幸せ

クズ浜面しねばいい。

このインデックスさんは上条さんにガチで敵認定されたら上条さんの前では強気でいても影でしょんぼりしちゃうと思う
原作以上に上条さんしか近い人いないし

さっさと上条さんは神をぶっ[ピーーー]べき
そうすりゃ操をたてる必要もなくなる
そもそも神から寝取るぐらいのアグレッシブさがあればこんなことにはならなかった

そもそもの問題は貞操関係だけだからな。神様をそげぶするか
シスターをやめてもらえれば解決する。普通なら後者のほうが楽そうだけど
このスレにかぎっては神さまをそげぶするほうが簡単に見えるなww

>>726

神様から寝取るなら一方通行からもヒロイン寝取れるよね!!
この場合は取り返すなのか?

一方通行の棚ぼたな幸せは許せないでござる。

でもイギリス清教の皆さんまで倒しちゃたらやばいんじゃ。
騎士派だから微妙だけど。

>>728

スフィンクスを奪うのだけは
勘弁してあげてください

投下ー


◆◆◆◆


イギリス とある教会――

のどかな田園風景が広がる郊外の教会、そこでインデックスは孤児たちの相手をしている。
その微笑ましい光景を、彼女の夫である上条神父は優しく見守っていた。

そんな折、二人の幼い孤児がケンカを始めたので、インデックスが仲裁を始めた。


禁書「こーら! ケンカをしたらダメなんだよ」

孤児A「だってコイツが先にぶったんだもん!」

孤児B「なんだよ、君が先にボクの悪口を言ったんじゃないか!」

孤児A「なにおう!」

禁書「お友達同士で悪口も暴力もダメっ!! 主は諍いを許したりしないんだよ」


厳しく叱りながらも慈愛に満ちた笑顔で子供たちを諭すインデックス。
ケンカをしていた二人も、その優しさに触れ素直に仲直りをする。


禁書「二人とも良い子だね」

孤児A「へへっ……///」

孤児B「そ、そんなコトないです……///」

禁書「みんなもお友達とは仲良くね。殴っていいのは化け物と『ミサカミコト』だけなんだよ」


孤児たち「「「「「はーい」」」」」


上条「…………」


とても良い笑顔で洗脳教育を施す妻に夫は戦慄する。そして密かに離婚調停を依頼できそうな弁護士を探そうと決意していた。






禁書「……とうま、離婚なんて絶対に認めないんだよ」

上条「心を読まれた!?」


インデックスのしあわせに満ちた日々は、死が二人を別つまで末長く続いてしまった……


◆◆◆◆


CASE 14 心臓が急所だといつから錯覚していた? という不条理


Side 御坂妹(ミサカ9982号)


禁書「ツいてないね。あなたたち、本当にツいてないんだよ」

御坂妹「ッ!?」


考えるより先にカラダが動いていた。
常盤台指定の学生鞄から素早くアサルトライフルを取り出し、前方の白い悪魔を射線に捉え、躊躇い無くトリガーを引く。

乾いた音と共に夜を照らすマズルフラッシュ。

硝煙の匂いがこびりついた銃口から無数の弾丸が発射され、狙い違わず白い悪魔を蜂の巣にする――ことは無く、銃弾は逆再生したかのように御坂妹へと帰っていく。


御坂妹「あづッ!?」

浜面「御坂妹っ!!」

黒子「妹さま!?」

御坂妹「……大丈夫、腕を掠めただけです、とミサカは負傷よりも先程の現象に驚愕を覚えます」


感情を映さない表情で、御坂妹はインデックスを睨みつける。


禁書「『ベクトル操作』っていうのかな? 本来の貴女はこの能力で殺される運命にあったようだけど」

御坂妹「その能力を実用レベルで発現させたのは一方通行だけのはずです。なのに何故あなたが、とミサカは尊大なちびっ子に問いかけます」

禁書「ち、ちびっ!? ……フン、品の無さは姉譲りなんだね」

御坂妹「余計なお世話です、とミサカは悪態をつきながら撤退の機会をうかがいます」

禁書「逃げられると思っているの?」


邪気のない微笑みを浮かべるインデックスの背後に、音も無く人影が迫る。


完全に白い悪魔の意識から外れていたエロス(同僚談)が、電光石火を体現した速度で斬りかかる。


神裂「はあァァッ!!!」

禁書「――ゼロにする」

神裂「なっ!?」

禁書「かおり、邪魔しないで欲しいかも」


意識外からの攻撃を、何事かを呟くだけで難なく対処。
白い悪魔は底冷えする眼差しでエロス(スケベな同僚談)を射抜く。


神裂「すでに魔法名を名乗ったはずですが」

禁書「そう。――ブー・レイ・ブー・レイ・ン・デー・ド 血の盟約に従いアバドンの地より来たれ ゲヘナの火よ爆炎となり全てを焼き尽くせ」


白い悪魔の小さなカラダから、暴力的な圧力を感じるナニか噴出する。
それは白い悪魔自身を包み込み、彼女を赤熱の弾丸へと変貌させた。

余りの異常な光景に、誰一人動けずにいた。……否、エロス(おっぱい星人な同僚談)は白い悪魔の行動を阻止せんと長刀を鞘に収め





禁書「もう容赦しないんだよ。――炎灼熱地獄(エグ・ゾーダス)」

神裂「!?」




轟ッ!!!!


爆炎を纏った白い悪魔が突撃し、直撃したエロス(一応大切な同僚談)は周囲の建物を貫通しながら遥か彼方へと吹っ飛ばされた。


ジュウジュウと、あらゆるモノが焼き焦げ、コンクリートが飴のように溶け、超高熱に晒された大気が肺に焼きつく。

ただの廃区画を一瞬で地獄へと作り変えた白い悪魔が、御坂妹に優しく微笑みかける。


禁書「やっぱりダメだね。その顔を見ているだけで、こんなにも心がざわついてしまうんだよ」

御坂妹「…………」

禁書「あなたには何の罪も無いのに……」


そう呟く白い悪魔に、御坂妹は寂しさに似た感情を抱いた。
借り物のココロとカラダ。
しかし他の誰でもない、御坂妹という個を確立し始めたミサカ9982号は、躊躇うことなく白い悪魔へ問いかける。


御坂妹「どうしてあなたは そんなに悲しいのですか? とミサカは率直に聞いてみます」

禁書「私が……悲しい?」

御坂妹「はい、とても悲しそうだと感じました。辛いコトでもありますか? とミサカは重ねて問いかけます」

禁書「フフ、辛いコトだらけかも。人間ってね、長く生きすぎると依怙地になっちゃう生き物なんだよ」


乾いた声で自嘲する白い悪魔から、フッと、圧力が消えていく。


禁書「何も知らない子羊のままなら、こんな風にならずにすんだのかもしれない」

御坂妹「…………」

禁書「無敵の力なんて持たなければ、こんなに苦しまなくて済んだのかもしれない」

御坂妹「苦しいのなら、あの人に助けを求めればいい、とミサカは提案します」

禁書「そっか……あなたは とうまに愛されてるんだね」

御坂妹「愛の定義が不明瞭ですが、あの人と一緒にいると胸がポカポカ温かくなります」




浜面「あれ? いつの間にか俺ら蚊帳の外じゃね?」

黒子「しぃーっ! 妹さまが説得しているのですからお黙りなさい」


目の前で微笑むのは悪魔などではなく、慈しみの心に溢れた聖女のようだった。
上条から散々油断するなと注意を受けていた御坂妹だったが、何かの間違いではないかという疑念すら覚える。

どんな人間の警戒すら解く、今の白い悪魔には不思議なカリスマがあった。


禁書「その温かさが愛なんだよ」

御坂妹「愛……」

禁書「愛が無ければ、地位も名誉も栄光も、何もかもが虚しいだけ。だから失くさないようにね」

御坂妹「はい、肝に銘じます、とミサカは素直に頷きます」


素直に返事をした事に気を良くしたのか、白い悪魔は御坂妹の手を握り、曇りの無い笑顔で囁いた。








禁書「でも残念♪ あなたの幸せは今日、この場で潰えるんだよ」

御坂妹「え……」







明日の天気を話す様な気安さで、白い悪魔は傲慢で残忍な宣告を下す。

瞬間、御坂妹は理解させられた。

捕食者と被捕食者――生物なら誰もが持つ原初の恐怖に御坂妹は囚われた。


Side 浜面仕上


白い悪魔の言葉の意味を理解した時には、すでに手遅れだった。
御坂妹の手を握る白い悪魔から、途方も無いプレッシャーが放たれる。


浜面「御坂妹っ!! くそっ、近寄れねえ!?」

黒子「な、なんですの……アレは一体なんですの!?」


必死に御坂妹の元へ向かおうとするが、白い悪魔が放つ魔力の奔流に押し戻されてしまう。
白井に至っては、白い悪魔の毒気に当てられたのかブルブルと小刻みに震えている。

そんな絶望的状況の中、白い悪魔の呪文だけが鮮明に耳へ届けられる。


禁書「キー・オーブス・プラタ・ロー 蝙蝠の羽より来れ 夜魔の王 我が爪に宿り 契約の効力となれ 青爪邪核呪詛(アキューズド)」


ウゾゾ、白い悪魔に掴まれた御坂妹の手――その爪が不気味に波打ち、真っ青に染められていく。


御坂妹「あ、ああ……」

禁書「とうまの愛は私だけのモノなんだよ。泥棒猫は嫌われちゃえ」

白い悪魔の呪詛。それを聞いた途端、御坂妹に悪寒が走った。

御坂妹「うぐッ……!? い、今のは……?」

禁書「あなたに呪いをかけたんだよ。ある条件を満たさないと醜いヒキガエルにされてしまう呪いをね♪」

御坂妹「一体何を……とミサカは震える足を抑えつけ、白い悪魔を睨みます」

禁書「睨まないでよ。助かる条件を教えてあげるから」

御坂妹「助かる条件?」

禁書「フフ、それはね――とうまに嫌われればいいんだよ」

御坂妹「……えっ」

禁書「演技なんかじゃ助からないよ。心の底から憎まれるくらい嫌われないと、即ヒキガエルなんだよ」

御坂妹「ミ、ミサカが……あの人に嫌われる……?」

禁書「あはっ、アハハ、アハハハハハはハハハははハハッ!!!! 怖い? ねぇ、ヒキガエルにされるのは怖い!?」

御坂妹「~~~~ッ」


浜面「ッ!!!」


白い悪魔の哄笑に、御坂妹も白井黒子も、まるで地面に縫いつけられたように動けない。
しかし浜面だけは違った。

怖くないワケではない。だが彼は見てしまったのだ。

感情に乏しいと聞いていた浜面の目にハッキリと映ってしまった。――いつも自分を叱咤してくれた同僚の瞳が悲しく揺れているのを


それだけで十分だった。それだけの絆が生まれていた。

己の弱さに溺れていた過去と決別するのは今だ。ここで立ち向かわねば、自分は一生クズのままだ。

逃げ出しそうになる弱さを蹴っ飛ばし、恐怖を怒りで殴りつけ、浜面仕上は戦う覚悟を決めた。
















……のも束の間、メキャッ!!!! という凡そ自然界にあるまじき異音がした。

















誰も喋れない、誰も動けない、驚愕が場を支配していた。


何故なら――



上条「よう、久しぶりだな」

禁書「あがッ、ひょ…ひょう、ま……」



常人に知覚出来ないスピードで、白い悪魔の前に突如現れた大将。その右手が――



上条「長い付き合いだけど初めてだよなぁ。けどまぁ諦めて歯ァ食いしばれ」

禁書「や、やめッ……!?」


上条「俺の大切な御坂妹に手ェ出した代償は、ちっとばっか痛いぞ?」




白い悪魔の顔面に深々と突き刺さったまま、抉るように振り抜かれた。






浜面(あっれー? 俺の見せ場は?)


そんな幻想は存在しなかった。


禁書「ぬわああーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?!?」ヒューン


ズドーーーーーン!!!!



上条「大丈夫か!? ケガはないか!?」

御坂妹「はい、またあなたに助けて貰いましたから、とミサカは顔の火照りに戸惑いながら答えます///」

上条「何か怪しげな魔術をかけられなかったか!?」オロオロ

御坂妹「あっ」

上条「どど、どうした!? まさか致死性の呪いか!?」アワアワ

御坂妹「その……ヒキガエルにされる呪いがどうとか。あと爪が青く…」

上条「青い爪だって!?」

御坂妹「あなたに嫌われれば助かるとも聞きました、とミサカは速やかに情報を共有します」

上条「あのボンクラシスターの得意技か……。厄介だな」


浜面「白い悪魔すら瞬殺かよ……。てか何を慌ててるんだ? どんな呪いだろうが大将の右手なら一発だろ」


上条「いや、この呪いに『幻想殺し』は使えねえ」


浜面「んなっ!?」

黒子「どういうコトですの?」


上条「アキューズドっていう呪いなんだが、こいつは正規の手順を踏まないと絶対に解呪出来ないんだ。もし強引に破棄しようものなら……」

御坂妹「……ヒキガエルですか、とミサカはあまりの絶望に打ちひしがれます」ガーン

上条「心配すんな、手順を踏めばすぐに解呪できるからな」ナデナデ

御坂妹「はい……うっ!? つ、爪の色が……!」


ボコッ


禁書「フッフッフ、もうヒキガエル化待ったなしなんだよ」


浜面「おいおい嘘だろ!?」

黒子「あの一撃を顔面に受けたのに無傷ですって!?」

上条「……まあ当然だな」


禁書「力任せに殴っても私には届かないかも。でも痛かった……本当に痛かったんだよっ!!!」ガァァ


上条「少しは人の痛みを理解出来たかよ」

禁書「むうー!! とうまこそ私の苦痛を理解するべきなんだよ!」プンスカ

上条「したくねーから三行半を突きつけたんだろうが」ヤレヤレ

禁書「フフン、そんなコト言ってる暇があるのかな? 短髪モドキにかけた魔術の悪辣さは知ってるでしょう?」ニッコリ

上条「…………」

禁書「解呪方法はたったの二つ。一つは誓約の完遂、そしてもう一つは」

上条「呪詛の対象となる者の新鮮な心臓……この場合は俺の心臓ってことだな」


御坂妹「!?」

浜面「なんだよそれ……。大将が死ぬか、御坂妹がヒキガエルにされるかの二択しかないってのか!?」

黒子「なんて残酷な……」


禁書「それが嫌なら誓約を果たせばいいんだよ。短髪モドキが とうまに嫌われれば万事解決かも」


浜面「不可能だ! 大将の溺愛ぶりときたら、それはもう半端じゃねえんだぞ!!」

御坂妹「あの人に嫌われるなんて、ミサカは……ミサカは……」フルフル

黒子「くッ、己の無力を嘆く暇はありませんの。せめてあの悪魔を逮捕するくらいは……!!」


禁書「やるべき事はやったし、私は帰るんだよ。またね、とうま♪」スゥゥ……


黒子「き、消えた!?」


上条「放っておけ、それより今は御坂妹を助けるほうが先決だ」

黒子「……そうですわね」

浜面「そ、そうだ! ヒキガエルになった後、大将の右手で触れれば…」

上条「無理だ。呪いが発動すれば分子分解された後でヒキガエルに再構築されちまう。そうなったら元に戻す手段は無い」

黒子「では上条さんに嫌われるしか手はありませんの……?」


御坂妹「ッ!!」

上条「おっと、逃げるなよ」ガシッ

御坂妹「離してくださいっ、とミサカは語気を荒げ抵抗します」ジタバタ

上条「断る。お前をヒキガエルにされるワケにはいかないからな」

御坂妹「ッ!? …………あ、あなたはミサカを嫌いになるんですか? とミサカはミサカ自身の言葉に深く傷つきます、うう……」グスッ

上条「何でそうなるんだよ。約束したじゃないか、どんな事からでも御坂妹を守るってさ」

御坂妹「はい……約束、しました……」

上条「ならもっと信用してくれよ。御坂妹の為なら心臓の一つや二つ、惜しくない」

御坂妹「はい…………はい?」

上条「よし! それじゃあ心臓を引っ張りだすぞ」キリッ


ズブリ


上条「ぐおッ……さ、さすがに痛い、な……」ビチャビチャプシューーーー!!!

御坂妹「………………はう」パタリ



浜面「うわあーーーー!? ちちち血が噴水みたいにーー!? つーか大将なにしてんのおおぉぉーーーー!?」ギャース

黒子「まあ、綺麗な噴水ですこと」パタリ

浜面「ちょ、気絶すんなよ!? えっ、この大惨事、俺一人で対処すんの!?」


一時間後

第七学区 とある病院――


美琴「ハァ、ハァ……ッ!! 重体で運び込まれたって聞いたけど、ア、アイツは無事なの!?」タッタッタ


浜面「…………」

美琴「どうして黙ってるのよ!」

浜面「……何もかもが手遅れだったんだ。御坂妹を助けるのに必要だからって、、いきなり心臓を抉りだして」

美琴「えっ……」

浜面「冗談みてぇに血が噴き出して、辺り一面を血の海にしてよ。ここに担ぎ込まれた時には、もう……」

美琴「う、嘘よ!」

浜面「俺だって信じられねえよ。けど嘘じゃねえ」

美琴「地雷で吹っ飛ばされても、拳銃で撃たれてもピンピンしてたのよ……。それなのに、こんなアッサリ……」

浜面「御坂妹と白井はショックで寝込んじまってる。俺は事後処理が残ってるし、せめて御坂だけでも大将の傍に居てやってくれ」ポン

美琴「…………」


とある病院 いつもの病室――


コンコン ガラガラ


美琴「…………」フラフラ

上条「…………」

美琴「…………」

上条「…………」

美琴「なんで……なんで死んじゃうのよ」グスッ

上条「…………」

美琴「学園都市第一位にだって余裕で勝ったじゃない。なのになんで……」ポロポロ

上条「…………」

美琴「私の味方でいてくれるって約束したのに……好きだって言ったくせに……っ」

上条「…………」

美琴「なんで死んじゃったのよ……! ばかっ、ばかぁ……うわぁぁあああああああん!!!」ブワワ




























上条「……うん?」パチリ

美琴「ひぐっ、えぐっ…………ふぇ?」


上条「んー、よく寝た……って どーしたんだよ御坂。涙と鼻水でせっかくの可愛い顔がくしゃくしゃじゃねーか」

美琴「…………」

上条「ハッ、もしや誰かに酷いコトされたのか!? クソッ、何処のどいつだ、御坂を泣かせたヤツは!!」

美琴「…………よ」ボソッ

上条「教えてくれ御坂。お前を泣かすようなヤツは、すぐにぶっ飛ばして…」

美琴「アンタが泣かせたのよ、馬鹿ぁぁああああああああああああああああああああああ!!!!!」

ギューー!!!

上条「ええっ、犯人は上条さんでしたか!?」ガビーン

美琴「生きてた……生きててくれてよかった……ッ」ポロポロ

上条「あー、心配かけちまったのか……。ゴメンな御坂」ヨシヨシ

美琴「ううっ、ばかばかばかぁ……」


◇ ◇ ◇ ◇


病室の外――


御坂妹「本当によかった、とミサカはあの人の無事に安堵します」ホッ

黒子「安堵してる場合ではありませんのよ!? 心臓が潰れたのに、どうして生きていられますの!?」オロオロ

御坂妹「そんなの決まってます」

黒子「ま、まさか上条さんは幻の第六位!? レベル5の『肉体再生(オートリバース)』でしたの!?」アウアウ

御坂妹「そんなチャチなシロモノではありません。彼はミサカのヒーローだから無敵なんです、とミサカはドヤ顔で説明しました」

黒子「全然説明になってませんの!? 普通なら即死………………もしかしてゾンビ……ですの?」ゾクッ


冥土帰し「心配しなくても彼は生きているよ? ……抉り出した心臓を自然治癒させた点は不可解ではあるが」


テッテレー


御坂妹の感情が少し豊かになった! 上条当麻への明確な好意を自覚してしまった!?

浜面仕上の死亡フラグがへし折れた! 同時にメンタル面が成長し、仲間のピンチ時に限りヒーロー属性を発揮するようになった!!

上条当麻は1ミコポイントをてにいれた!


※ミコポイント=たくさん集めると、上条さんが幸せになれます


学園都市 窓のないビル――


アウ「唖然、他人の為に自ら心臓を捧げるなど……。しかも自己再生で死を逃れるとは」

禁書「ま、予想通りの結果なんだよ」

アウ「憮然、キミはあのクローンを始末するつもりではなかったのか?」

禁書「最初はね。でも直接会って分かった事なんだけど、あの子には未来が無かったんだよ」

アウ「未来がない、とは?」ハテ?

禁書「彼女が今を生きているのは因果律に反している。本来ならとっくに死んでたはずなんだよ」

アウ「それはどういう……」

禁書「この世界は調和を何より重んじる。神様が定めた因果は絶対で、それをはねのけられるのは世界広しといえど私と とうまだけかも」

アウ「……つまり近々あの少女は世界に殺される、と?」

禁書「そう、だからより強固な因果で死の運命を上書きしたの。私の呪いと とうまの命による洗礼でね」

アウ「一体何故?」

禁書「だって とうまが実の子供のように愛してるって分かったんだもん。なら私にとっても子供同然なんだよ」

アウ「し、しかしあれでは真意が伝わら…」

禁書「アウレオルス」

アウ「!?」

禁書「詮索は無用かも」

アウ「はっ!!」



アレイ☆「……(きっと裏があるに違いない。何故なら彼女は反吐が出るほどの糞虫なのだから)」

禁書「聞こえてるよ?」ガシッ

ミシミシミシッ!!!

アレイ☆「ひぃぃっ!? ガ、ガラスにひびがっ!?」

バスタードネタ好きだなwwwwww
もう30↑のおっさんしか知らねえだろwwwwww


学園都市 某所――


建宮「どうにか難局を凌げたようだ」

神裂「ええ、また上条当麻に借りを作ってしまいました……」ズーン

五和「げ、元気を出してください、女教皇さま!」

建宮「そうだとも、借りはいつかまとめて返せばいいのよな」

神裂「そうですね。ところであなたたちの目的はどうしたのです?」

建宮「あ」

トゥルルル トゥルルル

神裂「もしもし?」pi

土御門『いよーう、ねーちん! 元気してたかにゃー』

神裂「……土御門、用が無いなら斬りますよ」

土御門『うにゃー!? ニュアンスに不穏なものを感じるんだぜーい!』

神裂「…………」

土御門『怒るなって。オルソラ=アクィナスはこっちで保護したから安心しろ』

神裂「なっ、何時の間に!?」

土御門『街中を徘徊してたのを、偶然保護したんだにゃー』

神裂「信じていいのですか?」

土御門『まあな。他にもねーちんが知らない情報もあるから、一度合流して情報交換しないか?』

神裂「そうですね。そうして貰えると助かります」


翌日


学園都市 木原くんの研究室――


木原「昨日は大活躍だったじゃねえか、よくやったぞお前ら」


美琴「ふっふーん、当然よね」

浜面「大将が死んだと勘違いして泣き喚いたのは誰だっけ?」ニヤニヤ

御坂妹「お姉さまです、とミサカは泣き虫な姉を生温かく見守ります」ニヤニヤ

美琴「う、うっさい!! 大体浜面さんが紛らわしい言い方するのが悪いんでしょうが!!///」ガァァ

上条「うう、上条さんの為に御坂が泣いてくれたと知って、感激の涙が止まりません」ウルウル

美琴「アンタが死ぬワケないもんね! 泣いて損したわよ///」テレテレ


木原「騒ぐんじゃねぇよ。今日明日の二日間、完全休日をくれてやるから余所で騒ぎやがれ」シッシ


上条「マジで!?」

美琴「お休みかぁ。う~ん、何しようかしら」

浜面「急に休みを貰ってもなぁ。また黄泉川に鍛えてもらおうかな?」

御坂妹「いつもお世話になっているお花畑系女子にお礼をしてはどうですか、とミサカはナイスアシストをしてみます」

浜面「初春にか……。それもいいかもな」ウン



木原「……(オリオン号事件、88の奇蹟の一欠片を保護しろ……ねえ。さて、どうすっかな)」

といったところで今回は終了
次回からエンデュミオン編ですねー。残骸編は……まあ、うん

以後 稀によく選択肢が発生します。選択次第でミコポイントが加算されますので上条さん救済ルートも一応あるかも

>>747
最強の魔神といえばダーシュのイメージが先行しちゃうのです


度々出るエロスに笑ってしまった
そしてミコポイントを集めまくるぜ

よっしゃミコポイントキター!
上条さんの不幸をそげぶする時が来たようだな

インターネットさんにアンデルセン神父が

乙っした!!!

>>750
思った通り>>1は善い人だった!!上条さん救済ルートを設けてくれるとは…!!

あんまり期待しない方が良さそうではある
ご丁寧に>>1の注釈もあるし

美琴のみ特別か
でもその他フラグや感謝は全部盗られるっぽいし結局報われない臭い

むしろフラグ建てまくって修羅場になるよりは一人に絞ったこういうタイプの方が俺得
ミコポイント気合い入れて集めなくてはな(キリッ)

インなんとかの癖に余計な慈悲ださずに外道一直線でいってほしいな
御坂妹が助かったのはいいけど。
ひとかけらの容赦もなく叩き潰される最終回を楽しみにしてる

>>758
ヘイトSSじゃねーだろコレ

外道っぷりを叩くためのヘイトSSと勘違いしてはいけない
笑うためのギャグSSだ

とりあえずミコポイント集めて上条さんを幸せにしてやり隊

ヘイトじゃないよ
どうあがいても絶望なだけだよ

おもしれえええぇぇぇ
俺的に今年のベストSSだわ
救済策無くても、この>>1の書くラストなら、納得できそうだ

でもポイント集めるぞっっ

>>758
美琴もインデックスも好きな俺みたいな奴だっているんだから、そういうこと言うのはやめてくれ
上琴ssにはインデックス叩きが多くて辛いぜ...

どっちルートになっても面白そうでwkwk

一瞬インさんに13課の神父の面影が

ん?
9982号は、これで死の因果から回避されたとして
9983~10031号はどうなるんだろう。

きっと連帯的に回避というご都合主義が救ってくれる

>>763
美琴好きなのにインなんとかも好きってひとがいるとは思わんかった
上琴にとって邪魔なだけって気がするけど・・・?

バスタードネタは良く覚えてるからこれからもどんどん出てほしいわww
ポイントあつめて上琴達成ルート一直線だな

実は番号が後の個体(打ち止め・番外個体含む)がつけを払う羽目になる

上琴SSで美琴がヒロインであるのは確かだけど、この話の主役は上条とインデックスじゃないかな
上条さんは吸血鬼事件の時に上条は美琴を関わらせないようにした

大事にするが故に危険なことにはつれてかない=出番が減る

つまり美琴が原作のインデックスポジションになっちゃってるんだよね

そして原作とは逆に事件が発生するたびにインデックスは勝手に暴れる→その尻拭いは上条さん
正直上琴の甘酸っぱい青春シーンよりこっちのほうが見てて面白いんだよな

救済という名の上琴ルートならいらないな
ベッドの上でもインデックスさんは魔神だったルートでお願いします

上条が老人ボケしてるんでだいたいインデックスが何とかしてる状況じゃね
御坂関連以外のフラグへし折りどころか出会い自体無くす方向で

というか、イギリス清教の元ネタの聖公会だと、修道司祭だと結婚できないような……。
教区司祭だとイケるし、子供も産めるはずなんだけどな。

まあ、それをいったらおしまいよ、の類だけど。

上条さんと美琴さんの甘酸っぱい青春はもっと見たいな
外道だけど何となく憎めない白い悪魔に振り回される上条さんも
不幸な仲間達とお仕事を頑張る上条さんももちろん好きだぜw

上条さんなら生身で宇宙行けるだろうし、レディリーもシャットアウラも瞬殺できる気がするな………(インなんとかさんも)

ミコポイントが満タンになる日は来るのかなー?

>>767
やっぱり珍しいのかねえ...
俺的にインデックスって、上条さんが帰るところではあるけれど恋人とも家族とも違う独特な関係って感じがするんだよね
だからどっちが邪魔って訳でもなく、上琴+インデックスでキャッキャしててもいいと思うんだ...

俺ら「ハァハァ……ようやくミコポイント253集めたぞ……これでハッピーエンドだよな」

>>1「ハッピーエンド条件の3万ポイントには惜しくも届きませんでしたね、残念でした」

って梯子を外される展開しか見えないww

途中送信すまん
それこそインデックちゅみたいなさ

いい加減スレ違い 他の作品語るのもな

スレタイと1で貴重な上インスレかと思ったら上琴スレだったでござる
なぜインデックス嫌いの人がこのスレタイで開いたし
上琴はそれこそ腐るほどあるんだからたまには上インでもいいじゃないかというのは我儘ですか

我儘だな

>>767
どっちもかわいい、じゃいけないのか

キャラ叩きが当然って態度はやめようぜ
そういうこと続けてきた結果、上琴好きが厨扱いされる原因になったんだし

>>779
人気も需要もないキャラを好きになったお前が悪いに決まってるだろ(趣味的な意味で)
魅力あるキャラに沢山需要があるのは当然。ほしけりゃ自分で好きなように書いて妄想してろ。

上琴厨おっかない
すごい排斥っぷり
趣味が悪いとかマジでいってんのか

正直どっちも子供だからなぁ…
美琴は母親的に将来性はあるからまだマシだが、インさんはね…

この上条さんはインデックスじゃなければ誰でもいいだけの人だしなぁ

奇跡の歌で上条さんに幸せ(非童貞)をあげてやってくれ………アリサ………

最終的に誰ともくっ付けず不幸だー!が面白そうかな
個人的な意見なのでスルーして好きに書いて下さい

二週目は御坂以外のフラグを全部へし折ってるし最後にのこった御坂を亡き者にしようとした
インなんとかVS上条さんとその仲間達の戦い
ミコポイントが多ければそげぶして白い悪魔封印してハッピーエンド、少なければ再び洗脳されて
プロローグ。3週目に突入して今度こそー!ってバットエンドかな

意味わからんしどうでもいい先の展開予想はやめろ

童貞捨てたら色んな力を失いそう。
なぜか、そう思う。

いやいや捨ててこそパワーが強まる可能性も

トウマ SAGA

セックスも戦い

上条(液化へ……さらにイメージは液化から気化へと…超…脱…力…)全裸

インデックス「たまらねェ、抱きしめてやりてェんだよ」全裸

魔神インデックスとのセックス(戦い)はこんな感じ

もう刃牙じゃん。

このインデックスはアリサと仲良くなれるのか?

・・・無理だろうなあ。

外野が五月蝿いな。
静かに待とうや。

>>797
同意

保守

いつまでも待ってる

>>797
おまいのせいですごい静かになっちゃったじゃないかぁ

この上条さん枯れすぎだろ
前世であそこまでのことされたけど若返りました。美琴の好意に気づくくらいには鈍感が治りました

とすれば美琴以外の女の子の好意だって気づくはず
上条さんハーレムでも築いてやるぜヒャッハー! くらいになるのではなかろうか?

まあそれは冗談としても、美琴に対する接し方はヤバイ
打ち止めや御坂妹とかとほとんど変わらない
青春どころか縁側で孫娘と弄れるおじいちゃんに見える
いや年齢的にはあってるんだろうけど、こいつらの関係はこれ以上進むのだろうか?

ハーレムなんて不誠実な関係は望んでなさそう
ヤりたいだけというゲスい動機なのにそこだけは誠実であろうとする辺りは腐っても上条さんだと思う

たぶん普通にセックスもするごく普通の恋人、いずれは夫婦になれる相手を望んでるだけだと思うんだ
前世が最初っから最期までセックスレスな上に超絶束縛浮気も物理的に不可能なインペリアル恐妻だったからこその不満な訳で
彼女が夫婦の営みをさせてくれてたら二周目やってやるぜ!なんて思わなかっただろうし、浮気もしない(見張ってないと逆レされるかもしれんが)良き夫として普通に生涯を終えてたはず

>>801
余計なこと言うから・・・

>>802
今の上条さんはよくある「見た目は幼女だけど100年くらい生きてる人外」の男版だと思えばいいよ
三只眼みたなモンだと思えば萌えるだろ

投下ー


幕間

九月九日


第七学区 グループアジト――


上条「ふぅ、お茶はやはり日本茶に限りますなぁ」ズズー

浜面「せっかくの休みだってのに、御坂を誘わなくていいのか?」

上条「御坂にも友達付き合いがあるんだよ。それに明日はみんなで遊ぶ約束だろ」

浜面「そういや御坂妹と打ち止めも、用事があるって出かけたな」

上条「ほっほ、子供は風の子じゃからのう。家に籠るよりずっと健全じゃよ」ニコニコ

浜面「……大将、さすがにジジ臭ぇぞ」

上条「こほんっ、ところで浜面は出かけないのか?」

浜面「あー、なんつーか、ほら! 風紀委員に初春っているだろ? 最近いつもナビしてくれてるんだけど」

上条「花飾りの?」

浜面「そうそれ! その初春に日頃のお礼を兼ねてさ、買い物に誘ったんだよ。んで今連絡待ち」

上条「へぇ、いきなりデートに誘うとか やるなぁ」

浜面「デ、デート!?」ガビーン


上条「何を驚いてるんだ? 休みの日に、女の子と二人で買い物なんてデート以外の何者でもないじゃんか」

浜面「はぁ!? 相手は中一のガキだぞ!?」

上条「どっちがガキなんだか。中学生とはいえレディに違いないだろう? だったらそれはデートだよ」

浜面「そ、そういうもんか……?」

上条「当たり前だ。つかお前も紳士ならスマートにエスコート出来るように、ちゃんとしたプランはあるのか?」

浜面「あ、いや、セブンスミストで適当に済ませようかと…」

上条「バカ野郎っ!!」ガァァ

浜面「ひっ!?」

上条「テメェそれでも紳士かッ!!!」

浜面「……シンシジャネーシ」ボソッ

上条「ったく、近頃の若いもんは……。仕方がない、上条さんがお前を立派な英国紳士に仕立ててやる」

浜面「えっ」


◇ ◇ ◇ ◇


第七学区 とあるファミレス――


美琴「おっはよー」

佐天「おはようございまーす、ってあれ? 御坂さん一人ですか?」

美琴「うん、黒子は風紀委員のお仕事だって」

佐天「初春も忙しそうだったし、大変ですね~」


美琴「ホント大変よー。次から次に事件が起きるんだから やんなっちゃうわ」

佐天「あははっ、御坂さんも警備員ですもんね」

美琴「フフン、まあね」ドヤッ

佐天「いいなぁ、憧れちゃうなぁ。あたしにも能力があればなぁ」

美琴「能力ねぇ……。特務支援課に限っていえば、あんまり関係ないんだけどね」

佐天「は……?」キョトン

美琴「だってうちのリーダーは無能力者よ? 浜面さんもそうだし、私の妹は異能力者ってとこだもん」

佐天「リーダーが無能力者!?」

美琴「しかも私を軽くあしらう程強いし、人をすぐ子供扱いするし、まったく何なのよアイツは」ニコニコ

佐天「…………」

美琴「そりゃ私より年上だけどさ、妙に落ち着きがあるっていうか老成してるっていうか、大人っぽいのよね」ニコニコ

佐天「御坂さん」

美琴「なーに?」ハテ?

佐天「その人って、夏休みに御坂さんとゲーセンで遊んでた人ですよね?」ニヤニヤ

美琴「夏休み…………あ」

佐天「すっごいイチャついてましたよねぇ。いや~、御坂さんてば大人だなー♪」ニヤニヤ

美琴「ちょ、いちゃついてなんかないわよ!?///」カァァ


佐天「ハァー、あたしも年上のカレシ欲しいなぁ」

美琴「かかか、彼氏ィィ!?」

佐天「違うの?」

美琴「ち、違うっ!!///」ブンブン

佐天「ですよねー。超能力者と無能力者だとつり合いがとれませんもんね」

美琴「そ、そんな事はないんじゃないかしら。大切なのは本人の気持ちなんだし!///」アタフタ

佐天「ほっほーう、御坂さん的には全然ありと?」ニヤニヤ

美琴「ないないないっ!? わ、私がアイツとなんて、あり得な………………………………くはないけどさ///」ゴニョゴニョ

佐天「あっはは、御坂さんてばカワイイなぁー」ニヤニヤ

美琴「も、もうこの話題はおしまいっ!!///」

佐天「えー」

美琴「そういう佐天さんはどーなのよ///」

佐天「へ……あたし?」ハテ?

美琴「佐天さんとこは共学だし、恋バナの1ダースや2ダースあるでしょ!?///」

佐天「いや、ありませんってば」

美琴「……ホントかしら?」


佐天「誓って本当です。なにせあたしは初春のパンツ一筋ですから!!」キリッ

美琴「……初春さんも苦労してるのね」

佐天「そうそう聞いてくださいよ御坂さん!」

美琴「なになに?」

佐天「最近初春のパンツが大人っぽくなってるんです!」

美琴「うん…………うん?」

佐天「あれは男に媚びたパンツでしたね。縞々が精々だった初春のチョイスじゃない!」

美琴「…………」

佐天「あたしの初春(パンツ)に男の影が見え隠れしてるなんて……ッ、御坂さん、これは事件ですよっ!!」クワッ

美琴「えっと、うんと、ちょっと分かんない」

佐天「ハッ、これだから恋愛貴族さまは! 御坂さんには年上のカレシがいるから余裕でしょうね!」

美琴「さ、佐天さん?」

佐天「でもあたしや白井さんみたいな恋愛弱者にはパンツしかないんですよ!?」

美琴「そ、そうなんだ…………え、黒子も?」

佐天「白井さんの事はどーでもいいです。今は初春(パンツ)の調査が重要…」


ピロリーン♪


佐天「アケミからメールだ……って、ぎゃあああああああああああああああああああああああ!?」ギャース

美琴「え、なに!?」ビクッ


佐天「うう、信じてたのに……初春(パンツ)の裏切りものォォーーーー!!!」

美琴「どうしたのよ佐天さん!?」

佐天「これ……」スッ

美琴「メール? ……えっ、これって」

佐天「こうしちゃいられない! 初春(パンツ)のところに行かなきゃ!」タッタッタ

美琴「ちょ、佐天さんお会計は!? 割り勘じゃないと持ち合わせが……ああっ、待ってー!?」


◇ ◇ ◇ ◇


第七学区 とある公園――


浜面「結局大将のレクチャーを受けちまったわけなんだが……。約束の時間まであと10分か」


初春「浜面さーん」タッタッタ

浜面「よお」

初春「お、お待たせしてすみません!」

浜面「俺も今来たとこだから気にすんな。それにまだ待ち合わせの時間になってねえよ」

初春「え、そうなんですか!?」

浜面「仕事の時と違って、意外とおっちょこちょいなんだな」

初春「うう……///」カァァ

浜面「でも時間に余裕を持って行動できるのは、偉いと思うぞ」

初春「そ、そんなこと……ないです///」テレテレ

浜面「せっかく初春が早めに来た事だし、早速買い物に行きますか」

初春「はい……!」


第七学区 セブンスミスト――


ワイワイ ガヤガヤ


浜面「休日ってのもあるんだろうけど、結構混みあってるな」

初春「……(いきなりお買いものに誘われちゃったけど、これってデート……ですよね?///)」ポケー

浜面「さてと、何処から見て回ろうか」

初春「え、えと、あの、その…」アウアウ

ドンッ

初春「きゃっ!?」フラッ

浜面「おっと」ギュッ

初春「へ……?」

浜面「危ねえなぁ、ボーっとしてると今みたいに人にぶつかるぞ」

初春「~~~~~ッ///(だだだ抱きとめられてるぅーー!?)」

浜面「ケガはしてないよな?」

初春「は、はい!?///」アワワワ






佐天「…………」プルプル

美琴「置いてくなんて酷いじゃない! ……佐天さん?」


美琴「おーい、佐天さんってばー」フリフリ

佐天「あ、あれを……」

美琴「うん?」チラッ



初春「すす、すみません! 私鈍くさくって、あの……///」

浜面「気にすんなって。それよりほら」スッ

初春「え、えっと……?///」

浜面「手を繋いでれば安心だろ。つーか早く繋いでくれないと、俺スゲー間抜けなんだけど」

初春「……///」キュッ

浜面「んじゃ服から見て回るか」

初春「……はい///」テレテレ



美琴「初春さんと浜面さん、いつの間に……」ポカーン

佐天「くっそぅ、ホントに男が居やがったのかーっ!!」プンスカ

美琴「お、落ち着いて」

佐天「これが落ち着いていられますかってのよ! いいですか御坂さん!!」

美琴「はいっ!?」ビクッ


佐天「ついこの間までは、コイ? 池なんかで飼う観賞用淡水魚のことですかぁ? なんてすっとぼけてた初春なんですよ!?」

美琴「え、ええ」

佐天「キス? 天ぷらにするとおいしいですよね、なんて食い意地の張ってた初春がですよ!?」

美琴「う、うん」

佐天「スイーツに目が無くて、お気楽お花畑を体現してるのが初春だったんですよ!?」

美琴「佐天さん、それは酷いよ」

佐天「酷いのは初春ですよ! 親友のあたしに黙って彼氏なんて作っちゃってさー!!」

美琴「……それが本音か」

佐天「御坂さんだって、白井さんに突然彼氏が出来たらこうなりますよ!」

美琴「黒子に? ……う~ん、想像できないわねぇ」

佐天「その想像もつかない事が、あたしたちの目の前で起きたんですよ!」

美琴「えー、初春さんならフツーに想像できるんだけど」

佐天「ううっ、能力だけじゃ飽き足らず、女子力までも差をつけられるなんて……」ガックリ

美琴「げ、元気出してよ。ほら、私だって彼氏いないし」アセアセ

佐天「御坂さんにはツンツン頭の人が居るじゃないですか……」

美琴「だから彼氏じゃないって!///」カァァ

佐天「ぐわぁぁーー!! さっきまでは生温かく見守れたのに、今はすっごいムカつくーーー!!」

美琴「お願いだから機嫌直してよ。ね?///」

佐天「顔を真っ赤にしてる人に慰められたくないですぅー。どーせあたしは恋もした事のないお子様ですぅー」

美琴「……かつてないほど佐天さんがやさぐれてる」ゲンナリ

佐天「もういいです! いつも通り、初春のスカート捲って帰りますっ!!」プンスカ

美琴「そう……ってオイ! ちょっと待って!?」ガビーン



佐天「うーいはるーん♪」ススス

初春「え、佐て…」




佐天「パンツ穿いてるかぁ~~~~?」ソォイ!


バサッッ


初春「」



浜面「……(視えたっ!!!)」




初春「!?ッ、~~~~~~~~ッッ!?///」カァァ

佐天「こ、これは!」

初春「ささ、佐天さん!!!///」

佐天「リボンとフリル付きのパンツ……ッ!! まさか勝負パン…」

初春「ぎゃわああーーーーーー!?!?///」

佐天「中一のくせに! 初春……いやらしい子!!」

初春「浜面さんがいるっていうのにこの暴挙!? 何すんですか佐天さんっ!!///」プンスカ




浜面「なんだ、あの子?」

美琴「ゴメンね、まさか佐天さんが二人のデートを邪魔するなんて思わなくて」

浜面「俺は別に構わねえけどよ、初春は災難だな」キリッ

美琴「……鼻血出てるわよ」

浜面「…………」フキフキ


テッテレー


佐天さんの乱入でデートはご破算になった!

浜面は少しだけ紳士(ヘンタイ)へ近づいた!!



◇ ◇ ◇ ◇



第七学区 駅前――


上条「たまには一人のんびり散歩でも、って思ってたら――」


禁書「夫たるもの、休日は妻にサービスするべきかも」デデン


上条「不幸だ……」


禁書「それで今日は何処へ連れて行ってくれるのかな?」

上条「何処へなりとも行けよ、お前一人でな!」

禁書「もう、本当は愛するインデックスとデートできて嬉しいくせに♪」

上条「ねーよ! あり得ねえ!!」

禁書「私としてはB級グルメツアーがいいんだよ」

上条「……聞いちゃいねえ。いや諦めるな上条当麻、今生は自由に生きると決めたじゃないか」

禁書「ハァ、私も自由が欲しいかも」

上条「テメェは年中無休でフリーダムじゃねーか!」

禁書「あのね、とうま。自由というのは束縛があって初めて成立する概念なんだよ?」

上条「……もういい、お前は黙ってろ」


ペガーサスーー♪


上条「あ……この歌声……」

禁書「フフ、懐かしいね」


数分後


アリサ「ふぅ……」


パチパチパチパチ


禁書「とっても素敵な歌だったんだよ」

上条「ああ、スゲー良かった」


アリサ「あ、ありがとう///」テレテレ


禁書「魔術的記号も科学的装置もないのに、素晴らしい純度の『力』を…」

上条「うわあーー!?」ガバッ

禁書「むぐぐ、ンンーーーーっ!!!」ジタバタ

上条「ご、ごめんな? こいつ、見た目どおり痛いヤツなんだよ、あはは……」アセアセ


アリサ「え、えっと」


上条「それにしても綺麗な歌声だったよ。なんつーか、心に響くっていうのかな。とにかく感動した」

禁書「んんッ、むぐーーーーっ!!!」ジタバタ


アリサ「そんな……///」


上条「いやー、上条さんはすっかりファンになっちゃいましたよ」

禁書「ンぐぐぐ……ぷはぁ! ――ダムドッ!!!」スッ

ズドォォォォォン!!!!

上条「させるかっ!!」パキーン

禁書「へー、少しはカンを取り戻せたみたいだね」

上条「アホか! 街中でいきなり爆裂呪文なんて使うヤツがあるかっ!!」ガァァ

禁書「このインデックスが窒息しかけたんだよ? 相応の報いだと思うけど」

上条「お前が不用意な発言をするからだろうが!」

禁書「細かい事はいいんだよ。それよりお腹へった」グキュルルルル!!!

上条「ハッ、そんなの知ったこっちゃねえ」

禁書「そう」ニッコリ


とあるファミレス――


禁書「はむっ、あむっ、もぐもぐ……」ムシャムシャ


アリサ「いいのかな、私までご馳走になっちゃって」

上条「いいもの聴かせて貰ったからな。ここは奢らせてくれ」ボロボロ


禁書「もぐもぐ、遠慮することないかも。妻である私が許すんだよ」


上条「チッ、あのまま息の根が止まれば良かったのに」ボソッ

アリサ「仲が良いんだね」クスッ

上条「なんでそう思うの!? あなたのオメメは節穴ですかー!?」

アリサ「私は鳴護アリサ。アリサでいいよ」

上条「これはご丁寧にどうも。俺は上条当麻……じゃなくて! なんで自己紹介の流れになってんの!?」


禁書「私はインデックスっていうんだよ。よろしくね、アリサ」ニッコリ


アリサ「うん、こちらこそよろしくね。当麻くん、インデックスちゃん♪」ニコッ

上条「……そこの白い悪魔と仲良くするのはおススメしませんけどね」


アリサ「ところでさっきの凄かったね。二人とも高位能力者なの?」

上条「う~ん、一応能力はあるんだけど、分類上は無能力者なんだ」

禁書「私もなんだよ」

アリサ「えっ、嘘!?」ガビーン

禁書「ウソじゃないよ?」

アリサ「だ、だってインデックスちゃんがドッカーン! ってやったら当麻くんがパキーン! って消して!?」アウアウ

上条「は、ははは……」

アリサ「当麻くんなんて普通なら100回は死んでるような大ケガしてたハズなのに、今はもうピンピンしてるし!?」

禁書「進撃のとうまの回復力はバケモノ染みてるからね」ウン

上条「俺をあんな雌雄同体と一緒にすんじゃねえ! てかお前にバケモノ呼ばわりされたくねーよ」

禁書「……陰茎を削ぐよ?」

上条「こわっ!?」ビクッ


アリサ「…………」


上条「アリサ?」

アリサ「あ、ううん! なんでもないよ。ただ……」

禁書「ただ?」

アリサ「ちょっと二人が羨ましくて。私は無能力者だから……」


禁書「ふっふっふ、まあ私を羨むのは当然かも。なにしろ神の地上代行者にして――」


上条「羨むことなんてないだろ」

アリサ「えっ」

上条「超能力なんて才能の一つでしかないんだ。それにアリサには歌があるじゃねぇか」

アリサ「うん、歌が好きって気持ちは誰にも負けないよ」

上条「ならそれがアリサの才能だ。実際聴き惚れちまうほど上手だったし」

アリサ「そんな風に褒められると、その……照れちゃうよ///」テレテレ

上条「そうだ! アリサの曲をケータイにダウンロードさせてくれよ」

アリサ「うん! えっとね、ここのサイトから――」ポチポチ


◇ ◇ ◇ ◇


数十分後


上条「サンキューな。これでいつでもアリサの歌が聴けるよ」

アリサ「えへへ、ご購入感謝です♪」

上条「いやー、貧乏学生にも優しい価格設定で助かりますよ。これはきっと得難い癒しになるに違いないっ!!」

アリサ「あは、私の歌が当麻くんの癒しになれたら嬉しいな」ニコッ

上条「うお、まぶしっ!? 少年の心を失って久しい上条さんには、アリサの笑顔が眩しすぎる!?」


一時間後


アリサ「へー、当麻くんの高校ってあそこなんだ」

上条「平凡なガッコーのはずなんだけど、何故か変人が多いんだよなー」

アリサ「ふふっ、楽しそうだね」

上条「でも最近はあんまし通えてないんだよなぁ。アリサは何処に通ってんの?」

アリサ「霧ヶ丘だよ」

上条「名門じゃねーか……ってあれ?」

アリサ「私自身は無能力者なんだけどね、歌ってる時によく分かんない力みたいなのが観測されるんだって」

上条「なるほど、所謂レアものですな」

アリサ「うわ、その表現はちょっと嫌かも」クスッ

上条「きっとあれだろ。マイナスイオンみたいな癒し物質を生み出してるんだよ」

アリサ「私は空気清浄機じゃないよ、当麻くん」

上条「あはは、それで霧ヶ丘ってどんな感じなんだ?」

アリサ「う~ん、あんまり楽しいとこじゃないかな。みんな能力開発にしか興味のない人ばかりだから」

上条「なんか大変そうだな」

アリサ「確かに大変だけど毎日歌えるし、こうやって当麻くんたちとお友達になれたんだもん。きっと私は恵まれてるよ」

上条「ええ子や……」ホロリ


更に二時間後


アリサ「――それでね、いつかメジャーデビュー出来たらって思うの。そしてたくさんの人に私の歌を聴いてもらいたい……」

上条「アリサなら叶えられるさ。それに及ばずながら上条さんも応援していく所存」

アリサ「なら百人力だね」ニコニコ

上条「うむ、泥船に乗ったつもりで安心するがよい」

アリサ「それを言うなら大船でしょ。泥船じゃ沈んじゃうよ」クスッ

上条「……そうとも言う」

アリサ「もう、当麻くんったら」クスクス

上条「ハハハ、……ホントは知ってたよ?」

アリサ「そういう事にしといてあげる。あっ、もうこんな時間」

上条「外も暗くなってきたし、そろそろ出ようか」

アリサ「うん」


◇ ◇ ◇ ◇


禁書「――このインデックスこそが唯一にして至高の存在であるんだよ。わかったかな?」フフン


シーン……


禁書「あれ? とうまとアリサが居ない……」キョロキョロ

店員「お客さま、お連れ様なら先程お帰りになりましたよ」

禁書「置いてくなんてあんまりかも!?」ガビーン


第七学区 駅前――


アリサ「荷物を持ってくれてありがとう。ここまででいいよ」

上条「そっか」

アリサ「今日はとっても楽しかった。……また一緒に遊べるかな?」

上条「当たり前だろ。つーか明日暇か?」

アリサ「うん、暇だよ」

上条「だったら明日も遊ぼうぜ。友達にアリサを紹介したいし、どうかな?」

アリサ「……いいの?」

上条「かなり個性的な面子だけど、アリサなら大歓迎だと思う。だから遠慮すんなって」

アリサ「うんっ!!」パァァ


上条「んじゃまた明日な」

アリサ「当麻くんもインデックスちゃんもまた明日ね! ……あれ? インデックスちゃんが居ない?」キョロキョロ

上条「あ」


第七学区 とある帰り道――


上条「いやー、なんだかんだで充実した一日でしたよ」

禁書「…………」

上条「アリサは相変わらず輝いてたなぁ」

禁書「…………」

上条「さて、明日もあることですし、上条さんは家路を急ぎますよっと」

ガシッ

上条「…………」

禁書「とうまぁ~、よくも置き去りにしてくれたね……」ドドドドド

上条「ヒ、ヒディアーズ!?」ビクッ

禁書「私はイカじゃないんだよ! インデックスなんだよっ!!」ガァァ

上条「……人を食いものにするのは同じだろ」ボソッ

禁書「フッ、フフフ……」ニッコォォ

上条「な、なんだよ」

禁書「反抗的な夫には、お 仕 置 き なんだよ♪」

上条「!?」


常盤台女子寮――


黒子「日が暮れるのが早くなりましたわね。今日もお姉さまの帰りは遅いのでしょうか」



ドドドドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!

ギャアアアアアアアアアア!? フコーダーーーー!!!!

パラパラパラ……



黒子「まあ、綺麗な花火ですこと」ウットリ



第七学区 とある帰り道――


上条「」チーン

禁書「少しは反省したかな?」

上条「うぐぐ……今に見てろよ……」

禁書「ま、冗談はこれくらいにして、ちょっと真面目な話があるんだよ」

上条「……アリサの事、だろ」

禁書「このままだと、アリサは科学と魔術、両サイドに殺されちゃうかも」

上条「…………」

禁書「科学サイドは特に問題ないんだよ。ただ魔術サイドは少しだけ面倒が起きるかもしれない」

上条「問題ねーよ。アリサを殺そうなんて魔術師は、片っ端から叩き潰してやる」ググッ

禁書「相手が『神の右席』でも?」

上条「懐かしいなー……って、神の右席ィィ!?」ガビーン

禁書「私が放った草からの情報なんだよ」

上条「な、何人来るんだ……? 一人二人ならともかく、全員は厄介だな」ムムム

禁書「だから提案」

上条「提案?」


禁書「今回は手を組まない? 私ととうまの二人がかりなら、アリサの安全は約束されたようなものなんだよ」ニッコリ


上条「……(確かに一理あるけど……はて、どうしたもんかね)」



a.共闘する。アリサ加入ルート ※ただし、1ミコポイントを消費する


b.共闘しない。通常ルート


といったところで今回は終了
aかb、お好きなルートを書き込んでくださいませ。〆切は今から二時間後でー


※ミコポイントは有効に使うことで、消費分以上の効果(しあわせ)を得られることがありんす

アリサが上条さん側に来るんならしょうがないから消費の1かなー

b  さくさく進んでいただきたい

aで
ここで使わずいつ使うのよ

1

間違えたa

a

カミジョーサンを救いたくはないのか
大事なミコポイントはとっておくべき
b

もちろんa。

時代は上アリと上食だ!

b

無駄に登場人物増やさなくていい、Bで

間違えてたな1じゃなくてaだ

>>839
上食だと幻想掌握ってとこか
かっこいいじゃねえか

映画見てないしBで

Bでお願いします

現在のミコポイント:1

あれ、投稿ミスしたと思ったら投稿されてた

映画見てないけど仲間が増えるのは良いことだからa

B!

インさんからゲロ犬以下の臭いがプンプンするからBで、
ってか共闘したら神の右席がインさんの傘下に強制加入されそう

aしかないっしょ

フフフ、とうまが私に勝つなんて、奇蹟でも起きない限り不可能なんだよ

インさんは一人でも右席全員に勝てるだろう。
Bで。

B

b

なかなか迷うけどやっぱりbかなぁ

a

>>852
何言ってるんだ?
これは実質的にアリサを人質に取った状態なんだから利用価値がなくなれば消すぞ、この白悪魔は

a

b

ってか、映画観てないから分かんねぇ


禁書「どうかな、悪い提案じゃないと思うけれど」

上条「だが断る」キッパリ

禁書「まあ、とうまが私の提案を断るはずが…………え、今なんて?」

上条「テメェの甘言に乗せられると思うなよ。上条さんには、獅子身中の虫を飼う趣味はありません!」

禁書「ぐ、ぐぬぬ……」

上条「つーか自分の胸に手を当てて考えてみろってんだ。お前が関わると碌なコトにならねえだろうが」

禁書「~~~~ッ」

上条「大体今更どの口が…」


禁書「ばーか! ばーか! とうまのばーーーか!!!」


上条「はぁ?」


禁書「せっかくの好意を踏みにじるなんてッ!! ばーか!!」


上条「ガキかお前……」


禁書「ガキでいいもんっ!! ――カイザード・アルザード・キ・スク・ハンセ・グロス・シルク 灰燼と化せ、冥界の賢者 七つの鍵をもて開け 地獄の門!!」


上条「げぇっ!! ま、まさか……その呪文は!?」


禁書「一遍死んじゃえ! ――七鍵守護神(ハーロ・イーン)!!!」


ピカッ!!!


上条「ば、ばかっ! こんなの咄嗟に防げるわけッ、ぎィィィやあああああああああああああああああああああああああああ!?!?」



こうして上条当麻は光の奔流の中に消え去った。


テッテレー


インデックスさんとの共闘フラグが消滅した!

上条当麻は重傷を負ってしまい、しばらく使い物にならなくなった!!

というわけでエンデュミオン編は上条さん抜きで凌ぐことになりました

ご協力感謝でしたー

どう考えてもb

おい。






おい。

いきなり不幸じゃねえか

どう考えてもaにすべきだった

最強の魔神を止められる唯一の存在である上条さんがいないと、
学園都市にやってきた神の右席が、ストッパー不在のインさんに
皆殺しにされてしまう……

多少不幸になってもインドネシアさんとの
フラグは確実にへし折っていかないといけない

どうせインデックスが瞬[ピーーー]るだろ

aだろォ・・・

共闘拒否ならスキップでもいいくらいに瞬殺だろ…………
aにしないと盛り上がらんわ

いまさら遅い
BADENDにならないことを祈るのみ

ミコポイントが貯まらなくては、結局バッドエンドなんだから、大局をみてこれは正解だと思うぞ

ミコポイントを使う事なくEDというオチ

ミコポイントに使用期限はありますか?

外野の意見など聞かずに>>1が面白いと思うルートで書いて欲しい
外野によってルート選択とか荒れるしろくなことにならないし
ミコポイント廃止で

正直かみこと厨とか沸いて荒れるの嫌だしな……
ルート変化いらないんじゃね

確かに>>1の書きたいように書いてほしい気もするが
どちらにしても読むけど

既に外野がどうのこうの言っててワロタ

きっとここの>>1なら
完結後に選ばれなかったパターンも書いてくれるはずだと信じてる

どうあがいても絶望パターンしか見えない

どうあがいても絶望パターンしか見えない

ミスった

っていうか映画編とかいらないから

ルート分岐しなくていいと思う

そしてヒロインは全て盗られます
オルソラや五和やアリサにアタックする上条さんが見たかったな

おい>>1 美琴「ねぇねぇ」上条「はいはい、今度はなんだ?」禁書「二杯目!」
美琴「ねぇねぇ」上条「はいはい、今度はなんだ?」禁書「二杯目!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1342353390/)
こっち早くしないと落ちるぞ期限は今日

おい>>1 美琴「ねぇねぇ」上条「はいはい、今度はなんだ?」禁書「二杯目!」
美琴「ねぇねぇ」上条「はいはい、今度はなんだ?」禁書「二杯目!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1342353390/)
こっち早くしないと落ちるぞ期限は今日

この上条さんに常識は(ry

あの場面はどう考えてもaだろ

組む組まないはともかく、アリサ加入は正直どうかなーって感じ
ゲストキャラだからこそ活きた気もするし

それはそれとして佐天さんがいい味出してますなww

右席撃退後にインさん直々にアリサ処刑ルートだなこりゃ
あーあ……

神裂に手加減してたり氷華に手を出せないようにしたりしてたから、前世で友達だったアリサは大切にするんじゃね

あーあ、枯れ上さんとインなんとかさんが主役のSSなのに

でも、それでも>>1なら、>>1ならなんとかしてくれる…!

>>1の安価は毎度波乱を生むなww
まあ、それだけ皆期待してるってことでしょうな。勿論俺も応援してるぜ

正直映画見てないから映画ネタは止めてほしいんだよなぁ
ネタバレしない程度で頼む

じゃあ飛ばせよ

>>894
宮崎県民か?

Blu-rayが出るまでこのSSを見る事ができなくなった……

保守

映画もう無料でみれるはず

きゅうひゃくぅうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!

上条さん頑張れ…応援してるぞ…

上条さんなら友人を助けるために自分の好き嫌いはおいといたほうがらしかった気はするな。

インさんは傍若無人だけどひどい目にあってるのって☆やらローラみたいなロクデナシーズぐらいだし
アウはある意味本望だろうしなww 姫神、御坂妹も救ってるし神裂も殺したりはしないから
アリサも救おうとしてるのは間違いないだろう。今回に限ってはインデックスのほうを応援
『神の右席』は戦闘だけなら余裕だろうけど果たして・・・。

ギャグSSにマジレスは無粋とは判ってるが
ここのイン某さんは上条さんの性欲処理の事何も考えなかったのかな?
と言うかインさんには性欲無いのだろうか?

普通高位の聖職者は結婚しない

>>904
まァ…最早普通じゃありませんし。

>>905
超ageないでください
超期待するじゃないですか

高位じゃなくてもシスターになった時点で男を惑わすようなのはもうアウト、色目使うのもアウト、恋愛は論外
クズ扱いもありうる

>>907
まあイギリス清教の元ネタ、聖公会だと世俗司祭と修道司祭がいて、
前者なら色恋沙汰も問題ない……殆どの場合司祭で出世は打ち止めだろうけど。

なお、修道士=シスターなので、シスターが出世すれば当然修道司祭である。

>>903
結婚して神父になってたなら考える必要ないんじゃないか?
現実の神父も自己処理ですませるのが多いらしいし

投下ー


CASE 15 Dead on Arrival 前編


九月十日

とある病院 いつもの病室――


上条「うう、酷い目にあった……」

美琴「アンタどんだけ病院好きなのよ。一昨日退院したばっかでしょうに」ヤレヤレ

上条「面目ありません……」

美琴「無茶ばかりしてると、そのうち取り返しのつかない事になるわよ」

上条「ご心配をおかけします……」

美琴「まったくよ。本当に心配したんだから……バカ」

上条「ごめんな、御坂」


◇ ◇ ◇ ◇


美琴「で、どうしてこんな大ケガしたのかしら?」

上条「え、え~っと……」

美琴「…………」ジー

上条「……白い悪魔にやられちゃいました」

美琴「ふぅーん」ピキ

上条「あ、あの……御坂さん?」

キター!


美琴「そっかー、よーく分かったわ」

上条「お、おい! まさか仕返しとか考えてない?」オロオロ

美琴「考えてないわ」

上条「そうだよな」ホッ

美琴「ただの仕返しなんてヌルイっつの。三倍返しに決まってるでしょ」

上条「やめて!? ミコっちゃん殺されちゃう!?」ギャース

美琴「私だって第三位の『超電磁砲』よ。簡単に殺されたりしないわ」

上条「上条さんの為に怒ってくれるのは嬉しい! でも早まらないでー!?」

美琴「私だって戦える……。アンタがしてくれたように、私もアンタの為に戦いたい……!」

上条「じゃ、じゃあ今日一日看病してくださいませんか?」

美琴「へ?」ハテ?

上条「好きな子に看病してもらえば、ケガなんてすぐに治るってなもんですよ!」アセアセ

美琴「す、好きっ!?///」カァァ

上条「I love you」キリッ

美琴「無駄に発音いいわね! じゃなくって、な、何言ってんのよアンタ!?///」

上条「上条当麻は御坂美琴が大好きです」

美琴「そのくらい分かってるわよ!!」

上条「おおっ! ついに上条さんの想いが通じたのでせうか!?」

美琴「ち、ちがっ……///」

上条「ですよねちくしょー! でも絶対諦めたりしないからな!」

美琴「……軽々しく好きとかゆーな///」モジモジ


学園都市 木原くんの研究室――


浜面「護衛任務?」

木原「統括理事長直々の依頼だ。護衛対象はその写真のガキ。どんな手を使ってもいい、必ず守り抜け」

浜面「うげ、難易度がハンパない予感が……」

木原「上条は入院中で、超電磁砲もその世話に首ったけだからなぁ」

浜面「実質俺と御坂妹だけか。大能力者以上が相手だと厳しいな」

木原「ミサカ9982号なら新装備の調整中だ。アレが使えれば、かなりの戦力アップになるだろうよ」ニヤリ

浜面「……おかしな真似してると、大将が黙ってねぇぞ。当然 俺と御坂もな」

木原「仲よしだねーお前ら」

浜面「…………」イラッ

木原「短気は損気だぜ? 統括理事長からテメェにプレゼントを預かってるんだけどなぁ」ヘラヘラ

浜面「プレゼント?」


◇ ◇ ◇ ◇


天井「出力の足りない部分は、バックパックに内蔵している超小型ジェネレーターで補うのだ」

御坂妹「了解、とミサカは背部ジェネレーターにコネクトします」

天井「砲身と次弾供給システムは……問題なく作動を確認」

御坂妹「専用弾をリロード。給電システム及び慣性制御システム、オールグリーン」

天井「うむ、一応形になったか」

御坂妹「フフ……これさえあれば、もう二度と白い悪魔に遅れを取りません、とミサカは怨敵に復讐を誓います」ニヘラ

天井「突貫作業の急造品なのだ。あまり過信されても困るのだが……」


とある病院 いつもの病室――


上条「入院生活における唯一のお楽しみ! ご飯の時間がやって参りました!」

美琴「はいはい、ケガに響くから騒がない」メッ

上条「そう、今の上条さんはケガ人! 満足に箸すら持てない有様!」

美琴「スプーンとフォークを貰ってくる?」

上条「あーん」

美琴「はい……?」

上条「あーん」

美琴「ま、まさか私に食べさせろっての!?」

上条「当たり前田の利家さんですよ。良妻賢母の代名詞たる まつの如き愛のある看護をお願いします」

美琴「意味わかんないわよ!」

上条「あーん」

美琴「や、やらないからね!」

上条「御坂に食べさせて欲しいなー」

美琴「無理っ! そんなの無理だってば!///」カァァ

上条「…………」ウルウル

美琴「そんな目で見たって無理なものは無理……なんだから///」


ガラガラ


アリサ「当麻くんっ!! 入院したって聞いたけど大丈……夫」ピタ


美琴「ほら、早く口をあけなさいよ///」

上条「あーん……はむっ」

美琴「ううっ、恥ずかしー。こんなトコ誰かに見られた……ら」チラッ


アリサ「…………」ポカーン


美琴「あ……」

上条「このような素敵イベントがあるなんて、まさに怪我の功名! インデックスGJと言わざるを得ない!」


アリサ「し、失礼しましたああーーーー!!!」ピューン


美琴「ぎゃあーー!? 誤解したまま去らないでーー!?」ギャース


◇ ◇ ◇ ◇


上条「見舞いに来てくれてサンキューな」

アリサ「本当に心配したよ。あの後暴漢に襲われたって、インデックスちゃんに聞いてからずっとハラハラしてたんだから」

上条「……あのド腐れシスターめ」

アリサ「そ、それより……」チラ


美琴「……///」モジモジ


上条「うむ、彼女は御坂美琴さん。上条さんの専属ナースである」キリッ

アリサ「え……ええーっ!?」ガビーン


美琴「な、なななに言ってんだアンタはーーーっ!!!///」ガァァ








ミコっちゃん、必死で説明中……








美琴「――だからこの馬鹿とは何でもないの! か、勘違いしないでよね!///」プイッ


アリサ「ねぇねぇ当麻くん」ヒソヒソ

上条「なんだ?」ヒソヒソ

アリサ「美琴ちゃんは当麻くんの彼女さんなの?」ヒソヒソ

上条「さっき振られた」ヒソヒソ

アリサ「ええっ!?」

上条「まあいつもの事なんで、特に気にしてないけどな」ヒソヒソ

アリサ「い、いつもの事って?」ヒソヒソ

上条「上条さんは御坂さんに夢中なんです。しかし何と言いますか、毎日これでもかと言葉に態度に好意を示してるのに届かねえ」シミジミ

アリサ「……過ぎたるは及ばざるが如しって知ってる?」ヒソヒソ

上条「し、知っていますとも。あれだろ? 大は小を兼ねる的な」ヒソヒソ

アリサ「全然違うよ! やり過ぎは良くないって意味だよ!」ヒソヒソ

上条「そうとも言うな」ヒソヒソ

アリサ「そうとしか言わないよ!?」ヒソヒソ


美琴「……///」プルプル


アリサ「まったく当麻くんは……」

上条「ちょっとド忘れしただけですことよ。それより御坂にも紹介しないとな」


美琴「へあ!?///」ビクッ


上条「彼女は鳴護アリサさん。なんとシンガーソングライターだ」

美琴「へぇー、歌手なんだ……って、ええーっ!?」ガビーン

アリサ「シンガーソングライターなんて大げさだよ///」テレテレ

上条「謙遜すんなよ。俺のケータイに曲入れてるから御坂も聴いてみる?」

美琴「聴く聴く!」コクコク


◇ ◇ ◇ ◇


三十分後


美琴「わぁー、すっごく良かった」ホッコリ

アリサ「あ、ありがとう。でも面と向かって褒められると、なんだか照れちゃうな///」テレテレ

美琴「謙遜することなんてないわよ。えっと、鳴護さん?」

アリサ「アリサでいいよ、私も美琴ちゃんって呼ばせてもらうね」

美琴「おっけー♪」

上条「…………」

美琴「どーしたのよ黙り込んで。……あ、うるさくしてごめんね。アンタがケガ人なのすっかり忘れてた」

上条「それです」

美琴「は、どれ?」ハテ?


上条「こちらのおぜうさんは、どなたですか?」


アリサ「え、私?」


美琴「アリサさんでしょ。さっきアンタが紹介してくれたじゃない」

上条「では、わたくしは誰でせう?」

美琴「は? アンタはアンタでしょ」ハテ?

上条「アンタじゃねーっての! 俺には上条当麻って名前があるんだよ!」ガァァ

美琴「知ってるわよ」

上条「なら何故御坂さんは一度も名前で呼んでくれないのかッ! 知り合ったばかりのアリサは名前で呼んでるのに!」プンスカ

美琴「そ、そうかしら?」

上条「いっつもアンタとかあの馬鹿とか、うわっ、口に出してみると結構酷いっ!?」ガビーン

美琴「アンタだってビリビリいうじゃない!」

上条「また古い話を。今はちゃんと御坂って呼んでますよ」

美琴「………………あ、ホントだ!?」ハッ!!

アリサ「美琴ちゃん、せめて名字で呼んであげようよ」

美琴「え、えと……か、上、かみ……かか、かみじょ……ううーーっ、無理っ!!///」モジモジ


上条「あらやだ、アリサさん聞いてくださる?」

アリサ「なになに、当麻くん」

上条「うちのミコっちゃんときたら、他人様には名前で呼べと言いながら自分は無理とおっしゃるんですのことよ」ニヤニヤ

アリサ「当麻くんカワイソー」ニヤニヤ


美琴「からかいやがって……! アリサさんも笑うなーっ!!///」プンスカ


上条「あれ……?(イギリスへ渡る前は『当麻』って呼ばれてたような……あれー?)」ムムム


テッテレー


上条当麻は楽しい入院生活を過ごせた!

上条当麻は1ミコポイントをてにいれた! ※現在の取得数 2ミコポイント


バチカン 聖ピエトロ大聖堂――


教皇「――なるほど、新たな聖人候補を回収するというのか」


テッラ「イギリス清教が沈黙している以上、我々ローマ正教が動くしかありませんねー」

フィアンマ「鳴護アリサ、暫定で第九位の聖人モドキ。このまま科学サイドに利用させるのも業腹だろう?」


教皇「確かに……。しかし今 学園都市と事を構えるのは性急ではないか? 沈黙しているイギリス清教の動向も気になる」


テッラ「いけませんねー。20億の信徒、その頂点におられるあなたが弱腰では面子に関わりますよ」

フィアンマ「『法の書』の一件があったのに今更だ。分際を弁えないバカ者には躾が必要だと思わんか?」

テッラ「異教徒を躾けると同時に、私の『光の処刑』も調整出来て一石二鳥ですねー」ニタァ


教皇「ま、待て! 神の右席が二人も……それもお前自ら赴くというのか!?」


フィアンマ「なーに、少しばかり挨拶を兼ねてな」

テッラ「『幻想殺し』と『禁書目録』ですか?」

フィアンマ「学園都市で腐らせておくには勿体ない。俺様が有効利用してやらんとなぁ」ニヤリ


◇ ◇ ◇ ◇


ビアージオ「…………」ガクブル

リドヴィア「おや、そのような物陰で何をしてらっしゃるのですか?」

ビアージオ「か、神の右席が動く……! ローマ正教の最奥ががが……こわっ!?」ブルワァ!!

リドヴィア「??」ハテ?


学園都市 窓のないビル――


アレイ☆「首尾はどうなっている?」

木原『何とか迎撃態勢は整えられそうです。まあ、形だけって感じですがね』

アレイ☆「十分だ。所詮は幻想殺しが復帰するまでの時間稼ぎ、いわゆる肉壁なのだから」

木原『いいんですかねぇ? 妹達やあのチンピラに、もしもの事があれば切り札が最悪の敵になりかねない』

アレイ☆「見損なわぬ事だ。十字教に囚われている輩に、彼とその眷属を打倒するなど不可能に等しい」

木原『はあ』

アレイ☆「驕り高ぶった『神の如き者』は思い知るだろう。十字教の楔から解き放たれた『光を掲げる者』の本質をな」フフフ

木原『……(相変わらず電波ゆんゆんな野郎だぜ)』


◇ ◇ ◇ ◇


とある病院 いつもの病室――


上条「へっくし!!」

美琴「寒いの? 空調の温度上げよっか?」

アリサ「季節の変わり目は気をつけないと。えっと、これかな」pipi


上条「あ、そろそろ面会時間が終わるな」

美琴「もうそんな時間? 全然気付かなかったわ」

アリサ「結構おしゃべりしてたもんね。まあ美琴ちゃんは当麻くんと一緒だったからかもしれないけど」クスクス

美琴「ア、アリサさん!///」

上条「マジで!?」ガタッ

美琴「アンタも超反応すんなっ!!///」

アリサ「あはは、照れなくてもいいのに」

美琴「~~~~~ッ、帰る!///」タッタッタ

アリサ「じゃあまたお見舞いに来るね。待ってよ美琴ちゃーん!」タッタッタ

上条「気をつけて帰れよー」フリフリ

ズキッ

上条「グゥッ、……少し話しただけでこのザマかよ。インデックスがアリサに危害を加えるとは思わねえが」





――相手が『神の右席』でも?





上条「……一応予防線は張っときますか。――――もしもし」pipi


第七学区 駅前――


アリサ「ごめんってば、機嫌直してよ。ね?」

美琴「もう怒ってないわよ」ヤレヤレ

アリサ「ホントに?」

美琴「本当です。ていうか最初から怒ってないし」

アリサ「好きな人の前では素直になれない悲しい女心なんだよね」

美琴「そうなのよねー……って違う!///」

アリサ「へー、違うんだ。それじゃ私も当麻くんを好きになっちゃおっかな」ニコッ

美琴「ダメっ!!」ガァァ

アリサ「わ、びっくりした」ビクッ

美琴「た、確かにアイツは頼りになるけど、アリサさんとは釣り合わないというか!」アセアセ

アリサ「…………」

美琴「お調子者で口を開けば私を困らせてばっかで! でもレベルとか関係なしに対等に扱ってくれたり、すごく優しかったり!」アセアセ

アリサ「…………」クスッ

美琴「関係ないはずなのに命がけで私の妹を守ってくれたり! そのせいで大変な目に遭ってるのに、それでも私の味方でいてくれて……」

アリサ「そんな優しい当麻くんが大好きなんだよね?」

美琴「うん……///」コクリ

アリサ「なら素直になろ? 美琴ちゃんが素直になれば、きっと上手くいくよ」

美琴「それは分かってる……分かってるんだけど……ッ、アリサさん!!」グイッ

アリサ「きゃっ!?」


ズバッ!!


テッラ「ほう、中々いい反応速度ですねー。流石は学園都市が誇るレベル5といったところですか」


美琴「こんな街中でいきなり仕掛けてくるなんて、一体なに考えてんのよ!」


テッラ「街中だから何ですか? よもや異教のサル共に被害が出る事を憤慨してるんですかねー?」


美琴「なっ!?」

アリサ「み、美琴ちゃん……」ガクブル

美琴「あのふざけた緑色は私が何とかする。その隙にアリサさんは逃げて」


テッラ「そうはいきません。私の目的は、鳴護アリサの確保ですからね」


アリサ「!?」ビクッ

美琴「アンタ魔術師でしょ! それがどうしてアリサさんを……!」


テッラ「ご明察、大した洞察力です。鳴護アリサについては秘密、と言っておきましょう」


美琴「そんなヘンテコな格好したヤツが学園都市に居るワケないっつの! ね、アリサさん」

アリサ「……!」コクコク

美琴「心配しないで。あんな雑魚っぽいの、すぐに黒焦げにしてやるんだから!」ニッ

アリサ「……うん!」


テッラ「おやおや、活きが良いですねー。丁度いい、あなたには『光の処刑』の実験代になってもらいましょうか」ニヤリ

といったところで今回は終了


※ミコポイントについて

1.最終決戦までに、5ポイント貯めることで上条さんの封印された記憶を呼び覚ますことが出来る。幸福endフラグ

2.ポイントを消費することでグループの戦力を強化できる。必要な人材が揃った時点で、白い悪魔撃滅endフラグ

3.上記どちらかのフラグを消化した時点で、白い悪魔大勝利end(基本ルート)は回避される



幸福end狙いならヌルゲー、撃滅endはハード、両フラグ回収endは無理ゲーってな感じで調整しましたー

ミコポイント溜めたるぞおおおお!!

なんかパワポケっぽくなってきたぞ

やっぱおもしれぇよぉぉ

やってやンぜェ!ヒーローを幸福に導く!そう、ここから先は一方通行ってなァ!
大人しく横に並びやがれ!それが俺達だァ!

バッドエンドが基本ルートだから
いかにして回避させてやるかが肝だなw

撃滅END・・・wwktk!

白い悪魔が口なり尻なりで抜いてやれば(何を?)大半は丸く収まるだろうになぁ

>>933
でもこの上条さんもう完全にミコっちゃんにベタ惚れだし
インさんに振るわれた身体的精神的暴力が半端なく積み重なってるから無理だろうw

幸福end……必要ミコポイント、残り3
撃滅end……必要な人材を確保までに消費するミコポイント、不明

???「私を倒すには十万三千ミコポイント必要なんだよ」ニヤリ

超乙です
ヌルゲー、ハード、無理ゲーですか……
選ぶなら無理ゲー一択ですね

最終決戦までにあと何回獲得イベントがあるかだな
5回以上あるならちょっとくらい戦力増加にも回したい

インデックスで脱童貞ルートでお願いします

インデックス改心ルートで行こう

アレな宗教家の私生活ってむしろ爛れてるのが自然だと思うので
インさんの7つの大罪から色欲だけ抜けてるのは不自然かな

暴食嫉妬強欲憤怒怠惰虚飾傲慢は完全コンプの
壊れ系インデックスなのに貞節にだけ異常に拘るところは
何かしら理由付けして欲しいかも


……まっさかミコポイント消費しとけばアリサが仲間になってたとか……ないよな?

読み返せ

どうせなら無理ゲーでいい

上琴話はほかにいくらでもあるから白い悪魔撃滅ルート狙いでいこう
ぶっちゃけ>>1の注意書き通りのギャグテイストのほうか面白いし基本ルートでもこのSSらしくていい

>>942
たぶんなってたんじゃね?
2.ポイントを消費することでグループの戦力を強化できる。必要な人材が揃った時点で、白い悪魔撃滅endフラグ
ってわざわざ描いてあったんだし、アリサじゃなくてもだれか仲間が増えてたんだろうな。
でなきゃ上琴好きたちがミコポイントを消費するリスクを絶対選ばないだろうから安価の意味がない

>>945
悪魔と呼ばれては居ても
善人(上条さん除く)や一般人に本気でゲスな行為はしない様子だし
ギャグ路線で良いと思う

撃滅エンドは白い悪魔の貫通を見れたりしますか(*´Д`)ハァハァ

とーまやめるんだよ!
シスターじゃ居られなくなるんだよ!
みたいな

>>946
あ、悪魔撃滅っていっても嫌いだからとかじゃなくってはっちゃけまくってるインさんみてるのが
楽しいからそっちメインのシナリオで、1回ぐらいはガチで上条さんに負けてしょんぼりしてるところが見たいとか
そういうアレな嗜好なので誤解しないでくだしぁ。本気で撃滅されるぐらいなら基本ルートのがいい。

むしろ上琴ルートにはとんでもない地雷が含まれている気がしてどうも嫌な予感が拭えない
>>1がわざわざヌルゲー言ってる辺りが怪しい

上条さんに幸あれ!

そろそろ次スレか?

乙  上条さんの封印された記憶  白い悪魔の行いか

>>941

背徳的な修道女プレイを楽しみにしてのに上条さんが無理やり襲ってくれないまま老後になってしまったとか

よく上琴にフラグ立ってるSSだと他に上琴いくらでもあるだろって言う人現れるけど
だから何なんだろうっていつも思う…撃滅エンドはインデックスがちょっと気の毒だからここはラスボス倒さずに主人公達が幸せになれる上琴ルートがいい

まあいろんな人がいろんなこと言ったって結局は安価次第なんだなw

>>952
宦官とか性器失った影響で権力欲が増すとか聞くし
魔術で自分の性欲(子供生みたい本能)封印した副作用で
他の欲望が異常肥大したとかかも?

>>953
逆に言えば素直に撃滅された方がましなくらいインさんが酷い事になる可能性もあるがな

上琴厨のほうが圧倒的に多いからこれからの選択肢は全部
ミコP使わない方になる
初めから選択肢なんてなかった

選択肢じゃなくてコンマにすれば解決

それは嫌だ

上琴厨がいてはいけないなんてルールはありませんよね
仮に上琴厨が圧倒的に多いなら、上琴でなくなった場合にスレが過疎るに決まっていますよね
それに比べて、多数決で決めればこのスレを見ている人の多くが望む結果になります

何が言いたいのかと言いますと、多数決のままが一番だと思います

主自体にこうしたいって拘りがないなら
上琴のほうが書くの楽だし多数決のままでもいいんじゃね
それを見越してミコポイントなんてルールをつけたのかもしれないし

じゃあ選択肢はなかったであってんだろwwww

公平を期すためにコンマだって

読んでる側が何言っても無駄

このレスもそうだけどあんま言い争いしてるとスレが埋まっちゃうぞ

あーこれ外野がスレ潰すパターンだ

ガチでどっちになるかわからないワクワク感は
コンマ安価のほうがあるよなあ

コンマは絶対いやだ

>>955
存在自体なかったことにされるコースか
いつもの上琴SSみたいな扱いをされるわけだな

※お知らせ

勘違いしないでほしいのは、どのルートを辿っても上琴だという真実!
違いは上条さんとミコっちゃんが幸せか不幸か、あとインデックスさんに勝つか負けるかです

仲間や状況でイベントに変化をつけますが、最後までゆるーい感じなのは変わりません。Yesギャグ、No鬱です
ては超時短verで投下ー


幕間

とある学生寮 一方通行さんち――


一方通行「…………」イライラ

土御門「にゃー、そうイラつくもんじゃねーぜよ! カルシウム足りてないのかにゃー?」

一方通行「カルシウム不足だァ? オマエ、この部屋の惨状を見て言ってンのか?」イライラ



五和「あわわ、お湯が! ヤカンが沸騰してますよ!?」オロオロ

神裂「待ってください、茶葉が何処にも見当たらないのですが……」ガサゴソ

建宮「つーか急須すら見当たんねえのよな」ガサゴソ

オルソラ「申し訳ございません。我が家にはコーヒーメーカーしかないのですよ」ニコニコ

香焼「えー、コーヒーは苦手なんすよね」

オルソラ「それではお砂糖とミルクを入れてはいかがでございましょう?」ニコニコ

神裂「これがコーヒーメーカー……豆の代わりに茶葉を入れれば、あるいは……」

五和「ダ、ダメですよ! そんな事したら壊れちゃいます!?」オロオロ

オルソラ「今日はとても賑やかでございますね」ニコニコ



土御門「なんという事でしょう! 一人暮らしだったスズやんちが、いつの間にやら大家族にーーっ!?」ガビーン

一方通行「オマエが連れ込んだンだろうが!!」ガァァ

土御門「旅は道連れ世は情けだにゃー。説明するからベランダに出ようぜい」ケラケラ


一方通行さんち ベランダ――


一方通行「で?」

土御門「彼らは天草式十字凄教、オルソラ=アクィナスを保護していた集団ぜよ」

一方通行「名前からして宗教団体ってとこか」

土御門「そんなトコだにゃー。んでミイラ取りがミイラになっちまった」

一方通行「……は?」

土御門「ややこしい事情は割愛するが、学園都市に逃げ込んだオルソラを助けに来たところを、謎の白いシスターに壊滅させられたらしい」

一方通行「白いシスター、だと……ッ」ハッ!

土御門「心当たりがあるのかにゃー?」

一方通行「……まァな」

土御門「へぇ、不思議な縁だな。まあ今は置いておくとして、連中の不運は更に続いたんだぜい」

一方通行「今度は自分が追われる身ってか」

土御門「理解が早くて助かるぜよ。そこでモノは相談なんだが…」

一方通行「却下だ」キッパリ

土御門「そこをなんとか! あんな大所帯を匿う場所なんてない。せめて神裂ねーちんとオルソラだけでも置いて…」ドゲザ

一方通行「うちはスフィンクスちゃンと金髪シスターだけで満員なンだっての」

土御門「オルソラはあの性格だし、ねーちんはケガを……ってあれ? オルソラはいいのか?」ハテ?

一方通行「当然だ」キッパリ

土御門「は、え……? てっきりオルソラも断られるかと思ったんだが……」ポカーン

一方通行「こっちにも事情があンだよ。一々話す様なことじゃねェけどよ――」


◆◆◆◆


早朝

オルソラ「起きてください、とても気持ちのいい朝でございますよ」ユッサユッサ

一方通行「ねみィ……」ショボショボ

オルソラ「朝食はトーストにサラダ、あと淹れたてのコーヒーを用意してございますので、顔を洗ってきてください」ニコニコ

一方通行「ン」フラフラ



昼休み

一方通行「うめェ」モグモグ

青ピ「お、これはまた旨そうな弁当やね」

姫神「整然と並んだ色とりどりのおかず……! こんなお弁当。一人暮らしの男の子に作れるとは思えない。まさか女の影……ッ」ワナワナ



夕方

オルソラ「お帰りなさいませ」ニコニコ

一方通行「ン」

オルソラ「先に夕飯になさいますか? それともお風呂になさいますか?」ニコニコ

一方通行「メシ」

オルソラ「新鮮なお肉が手に入りましたので、今晩はステーキなのでございますよ」ニコニコ

一方通行「シスターが肉食っていいのか……?」

オルソラ「さあ、どうでございましょう?」ハテ?



就寝前

オルソラ「では、お休みなさいませ」ニコニコ

一方通行「ン」

オルソラ「……///」モジモジ

一方通行「どうした?」ハテ?

オルソラ「その、居候の身で大変恐縮でございますが……男女で同衾するのは……は、恥ずかしいのでございますよ///」テレテレ

一方通行「ソファーなンて洒落たモンはねェし、ベッドも布団も一組しかないからな。来月の奨学金が入ったら買いに行くか?」

オルソラ「はい♪///」ニコッ

スフィンクス「Zzzz……」スヤスヤ


◆◆◆◆


一方通行「――ってわけだ。居なくなると俺の生活水準が著しく低下…」

土御門「死ねオラああーーー!!!」シッ!

ドムッ!!

一方通行「ごはッ!? げほっ、ごほっ……く、くそッ、いきなり何しやがる!」

土御門「てめえの胸に聞いてみるにゃー!!」ガァァ

一方通行「はァ?」

土御門「無自覚だとぉ!? コイツ、カミやんより悪質だぜーーい!!」

一方通行「悪質ゥ? 何言ってンだオマエ」

土御門「もう初心者お試し期間はお終いぜよ! リア充にはトコトン厳しいデルタフォースの流儀を叩きこんでやるにゃーーっ!!!」

一方通行「お、おまっ!?」ギョッ!?


ドカッ! バキッ!! メメタァ!!!



とある学生寮 一方通行さんち――


土御門「はぁーい、天草式の皆さまお待たせしました! 家主の許可は得たんで、この部屋を好きに使ってくれて結構ですたい」

神裂「本当ですか!?」

土御門「スズやんは心優しい好青年だからにゃー。困ってる人間を捨て置くなんてするわけねーぜよ」シレッ

五和「あの……」オズオズ

土御門「ああ、女の子は隣の部屋を使うといい。オレはネカフェにでも避難するから遠慮しなさんな」

五和「あ、ありがとうございます!」ペコリ

土御門「困った時はお互いさま。神裂ねーちんが『女の子』の範疇にあるかは議論の余地があるけどにゃー」ケラケラ

神裂「…………」チャキ

土御門「うにゃーっ!? 無言で刀を抜くのは…」

ザシュッ!!

土御門「あ、あぶねえ!?」ヒラリ

神裂「人が気にしている事を……。土御門、そこに直りなさい」ゴゴゴゴ

土御門「ひぃっ、お、お助けーーっ!!!」ピューン

神裂「大人しく斬られろっつってんだろ、このシスコンがァァーーーー!!!」ビューン!


建宮「そんじゃ俺たちはこの部屋で寝泊まりさせてもらうのよな」イソイソ

オルソラ「お茶は無理ですが、コーヒーは如何でございますか?」ニコニコ

香焼「……いつの話を引っ張ってるんすか」ゲンナリ


◇ ◇ ◇ ◇


ベランダ――


一方通行「」チーン

スフィンクス「にゃあー!?」ガビーン

といったところで今回は終了
次回からは新スレに投下予定なので、よろしければお付き合いくださいませ

スレタイは

美琴「とある幸福の上条当麻、始めるわよ!」上条「マジで!?」

にすると思われー

乙ー



これは、ミコポイント貯めねば。

おつおつ

まあ鬱なしならインさん撃滅もアリかね
ある意味善人(?)だし別に勝たなくても和解とかでいいんじゃね?と思って読み返したら、やっぱ一発お灸据えた方がいいなこりゃとしか思えなかった


正直、暗示云々言ってたあたりとかからして薄々感じてはいたが
封印された記憶・インさんの並々ならぬ美琴への敵意・どのルートでも上琴・etc…

これはつまり、やっぱりそういうことなんだろうなぁ

おお
これは!?
上琴確定か
素晴らしい

乙です
よかった鬱なしなんだな
白い悪魔大勝利エンドだと美琴が殺されそうで怖いし
撃滅エンドだとインデックスが死ぬかもで怖いし
どうせ上琴確定してるならハッピーエンドに導いてやりたいな

つっちーナイス

もうオルソラは敬愛なシスターじゃねえな

どれを通っても上琴決定なら撃滅ルートが面白そうだな。
悪辣ではあっても悪人とは言えないインさんとの決戦に期待

一方通行が羨ましすぎるww

選択肢によってはミコポイント消費したほうがハッピーエンドに近づけるってことか

はじめの頃にあった勢いがもう無いな
上琴宣言とかイチャイチャシーンとか入れ始めてから途端に失速しだした
それにくっつくにしても過程や山場なんかなくて、ホントにそのままくっついてイチャイチャしてるだけとか…

>>987
毒づくなら読むのやめろよ……

上琴批判厨どもがウルサいある

>>987
嫌なら見るのやめれば?

要するにあれだ
上琴ルートは確定してるんだから、心配せず存分にミコポイントを消費してくれ、って琴だろ?

スレタイに名前入ってたから違うとわかっても期待捨てられなかったんだろう  ちょっと気の毒だけどでもマナー悪い

争いは同じレベルのうんたらかんたら

スレ立ての最初の方から読んでてずっと捻くれてはいても上インだと思ってたのにこれは……
毒づきたい気持ちもわかる

だからそれ書き込むくらいなら読むのやめろよ


これはwktk

上条さん可愛いお☆

        __{\{\|\  /l ハ
         ___\::丶::\::ヽ::∨::|/:::}/|
           \::::::::::::`::::::::::::::::::::::::::':::::/:::|/}
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        ー=彡::::/::::::::厶:、::`V゙ {r'.)};ハ:::}:::、:ミ=-
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       厶イ/::/:/::从 ヒ'.)  '  _/   /    `>'⌒¨´ . . ./    ,∠.ヘヽ、
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     (__ く/    /     /    ∧. . . . . }.    . . . . . ∧
     〔__/     /    /    /{  、. . {_) 、. /       `、
      └{_/   /    ,      亅  \. . . . ∨ ./  . . .   \
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                                   |. . .     {        \. . . . .     \

上条さんカッコイイお☆

           、 } 、j\  }∨‘ヘ, ,{  ,                       'i
                  、___}\ \_`'ヘ.}   ;∨ V !  ,     、 \、       / し;
                、__\` ≧=-ミ    / / i/.しッ     }\__)`'ー── ´   (_,
                \\ `≧=-  `ヽ.   / __/ イ     ,                 「
                  ‐、一ミ=`=-   ,       ´ /_,厶 ___,   ′                |
                、__`三二ア ,   /         ‐←<__   .    三  聞    {
               `≧;ッ-/ /  / / ,        .丶\`弐¨`   i             }
                  `ア/ .〃, / / / /   、\ \\`≦´    !     下   こ      |
             __,Z彡 // / / / / /. ,iv、. ヽ.丶 \`戈     !               |
              `アイ}//〃/,j式V /, !V从{ヘ,ヽ .\\__<^   |    ぁ  え    |
               '´_丈V/jVk{」{a`;V /;刈仏{_ンiV!ヘ丶`戈¨`    |              |
                 //,{{`i从`T;彡j/V;'^}'^`¨^从Viい、V^ ,    l    ッ  ね     |
                '´ /7>仏     }r__  ´' ;´}厶VV^` ,    l             |
                     /仏j从   ;広三弐;  ´,メWバ{   /        ! ! !   え     |
                  ' }/}/}ヽ, {Y´ `Y} ; 仏V^   /     /                |
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                 , /  ' ;V} ;`'ー‐ ´、_」/  /Y (  ,    ̄\             \
             ;{ !J イ/ ,バく__(,、_;     ,}\_,/ ∧  V  ,      ` 、     か      ( ̄`
         ;v;__j Vi″ //{ ∧,  {\_ ,__;Vイ / ' ∧ {`メx;__ _  ,バ,        . '⌒^
           亅{ ! !  /⌒丶 { ,バ  `ト __,/__j, ∧  / /ヘ{ 、  `'ヘ,  ∧     /
           }∧     ;v       丨  `7 //         )Vy  バ/  ,〉   /
        v' vヘ  \           } {   / //          '/ ∧ v;  }/
        亅 、 ヘ  {^'ー-; ;__,   丨 / ,                /   メ.
       {  /     . }          }/ /   ;             ,    ∧
       v'     \V             /,    j__;v____    ∧     , {,
       メ       /〉,           //  !}  }' ′          ,  ',  / ‘メ.
      //      、//j         ∧V !i            ハ } /    ∧
    /,  i   / ' /}  ヽ     ' ハ} |            ∧   /    / 〈
   {〔 、  !  ´∨   {   、\     , !{             / ,ハ /    /   ヘ,
    メVヘ;  \〈  /亅   \ \   、}  }/         /∨ }V   __,厶 -v'^`
     \ j^V  ヘV ,{    \ `  __/ /     ) ,     j  `Y ;√     !
      〕 └ヘ;  ∨ }      `   ∨    / //      {   j/}     i
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    ,      /    ,} `    ーヘ   {       ]/     / ,}      〈,    , {
         /    /_〉  /   ∨ }          / /」      丨 _/ ,ヘ.
    .      ′  _}′ ´       |  /          ´  {         }   / ‘,
      、  /     }//    、     亅/   /    / ,バ       {  '/   ハ
        V     , /  、 、 {\_  }〔 ∠  }/  / . /∧        ,   /  }
     .  ,      〉     \ `'¬  } }       )   /  //∧     ′    |
     ∨    /   {      ヽ、 {  j    / /   ///∧      V    |
   丶y′     } , ∧,      .>;v--  __   ´     / '/ ハ       〈 , '  |
    .′     V| / ′    / / 厂`≧=-           ' / /}      ′ ,   |
           } !{     / / /\ ̄ ̄`           ' ∧      ∨  {

上琴は正義ッスね!!

                , '   . . . . . . .〔,_. . . . . .ヽ
             /  . . . . . . . . . . . . .、 . . . .',
               /./ . . . . . . . i. . ;〈 `ヽ. \. . . i
            ' .' i . . / . i. . ! . i|'^'メx.V芥v、}

               i.i. .i. .!.{/,.i.l. . !. _リ   }バ }リ. .ヽ.
               |:l: :i _j厶{从: :| `7z─   , イ i i\}
              い: V:i:ィ代.ッヘ!V'゙ヒ炒^ ,i: i|: l 「> 、__
                }バiヘ!从' ' }      . ' i: リ:,ハ|  / , ヘ,
                    i.i:i介: .,_ ‐- ∠  j/|/ .  / /  ,ハ
               j从 i ;八「丁∧{}\__/   ∨ ∧   }
                    V代  ∧{ } //   亅」     {、
                     { ∨ ヘ. {}//    、{ {/    iヘ
                     ∧ {   ∨/   rヘ、 V     | ∧
                  ' } 八   ′  {_ン  ∨       〉
                 〈     \             }     _/
                    `ト-- イ^〉   丶      └‐r‐ ´|
                       ;   i {      \       |    |
                      !    ; 〉、     `      !  |
                 亅   {人 \         ;  |
                      /:|   〈  \       /i   |
               /{ /i /.:.:!/{/|、      -‐  ´ ¦   |
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        'イ/iヘ,くバ ″ __ __, ィ 小イ\ . く 、 { r、 、、、、  `'ー‐'′
         { ´  |;介:r‐;ァ'´ ∧   ∧| ∧  〈  )__ン´)_) \\ヽ〈
         、    iハ{′  {_ 'ー‐'{__{_、_}/       \)ー'
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          {/     {    \/        `Vヘ.     、{ ̄ ̄       / ̄〕
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>>1さん!お疲れ様でした!!

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