佐天「人の日記と自分の日記を繋げる能力かぁ……」(210)

佐天「まだレベルが低いから繋がる日記はランダムなのが使い勝手悪いけど……」

佐天「まぁ、考えようによっちゃそっちのが面白いし全然問題なーし!」

佐天「それじゃぁ早速、ていっ!」キュインッ

佐天「さーて、誰の日記に繋がってるかなー?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1348974100

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○月?日 【はれ】

今日、街であいつを見つけて

ついついまたちょっかいを出しちゃった……。

素直に話しかけられればいいのに……。

なんであたしってこうなんだろ。

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佐天「おー、いきなり恋する乙女の日記!」

佐天「これはテンションが上りますなぁー。盗み見る罪悪感ちょっとあるけど……」

佐天「まぁ、そこは!この佐天さんが恋のアドバイスでもしてあげて!」

佐天「きっちり穴埋めしてあげるから許してね?恋するおとめちゃん!」

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○月?日 【くもり】

今日は頑張って声をかけてみた。

それなのになんであいつは軽くあしらって去っていこうとするのよ……
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佐天「おー、相変わらず乙女してるねー」

佐天「それにしても……せっかく頑張ったのに。女心のわからない男の人だねー」


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そりゃぁ、普段はちょっと言葉遣いもがさつだし

いきなり電撃飛ばしたりしてる私も悪いかもしれないけど
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佐天「……ん?」

佐天「あれ……、なんだろう急に知り合いの顔が」

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でも私にだってプライドって言うものはあるし!

負けっぱなしは性に合わないっていうか……

そ、そうよ!負けっぱなしだからよ!!


なんかあいつが気になるのだってそのせいであって!!


べっ、別にー?す、すスすy【字が崩れて読めない】……きとかそういうんじゃないし……



好きとかじゃないのよ!負けるのが悔しいだけ!

明日こそは絶対……背後から砂鉄の剣で一刺しにすればさすがに勝てるわよね
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佐天「ちょっ!?いきなり何言ってるのこの人!?」

佐天「ていうかやっぱりこれって御s」

佐天「――いや、落ち着くのよ涙子。知り合いがそんな通り魔まがいなことするはずないじゃない」

佐天「ましてや最初にヒットするのが知り合いなんてそんな奇跡みたいなこと……」

佐天「ま、まぁ。まだ断定するのは早いし、もしかしたら背後から剣で刺すのが最近の若い子のトレン

ドなのかもしれn……」

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そうだ、あと明日は駅前のアイスクリーム屋さんで

ゲコ太の限定ストラップのプレゼントがあるから初春さんと佐天さんにも声をかけてみようっと♪
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佐天「御坂さぁぁぁぁあああん!!アイス奢ってあげるからはやまらないでぇぇえええ!!」カキカキ

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ゲコ太の限定ストラップのプレゼントがあるから初春さんと佐天さんにも声をかけてみようっと♪


『「みようっと♪」 じゃないですから!!ギャップ萌えとか通り越して狂気ですから!!』

『剣で背後からとかさらっと何言ってるんですか!!やめて下さい!!』


えっ!?ちょ、なんであたしの日記に!?

誰よいたずら書きしてるのは!!
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佐天「ふふふ、つながったあたしの日記に書き込んだ内容は当然相手の日記にも反映されるのだ!!」

佐天「日記の盗み見がバレたら軽く電撃お見舞いされそうだからバレないようにしなきゃだけどさ、あ

ははは……」

――――――――――――――――――――――――――――――――
誰よいたずら書きしてるのは!!


『誰とか気にしなくていいんです!』

『いいですか?自分をごまかしているようですけどあなたは「あいつ」さんのことが好きなんです!』


え?ちょ、勝手に日記に文字が……

っていうかあんたいきなり何を。別にあたしはあいつのことそ


『口答えは許しません!自分の日記読み返して下さい!!』

『「あいつが私の飲みかけのジュースを飲んだ……これって関節きききき【字が崩れて読めない】」』

『「あいつってスーパーでよく見るけど自炊してるのよねきっと。そのうち私が作りにあいつの家に――な、なーんてね!!」』

『このあいだのなんて何なんですか。「今日の占いで私とあいつの恋愛運ばっちり!!」って』

『しかも血液型占いって。当てはまる人学園都市だけで何十万人いるんですか』


やめて、もうあなたが誰でもいいわ……いっそ私を殺して……
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やめて、もうあなたが誰でもいいわ……いっそ私を殺して……


『殺しません、死なせません!』

『あなたはまだ何もしていないのに諦めて逃げるんですか?』


何もしていないって!あたしだって頑張って声をかけたりいろいろと!


『そのあと電撃ぶちかましたらタダの因縁付けですよ』

『日記から察するに「あいつ」さんが鈍いのはわかりました、確かに大変そうです』

『だがしかぁああし!!あなただってその鈍さはわかっているはず!それでも好きなはず!!』

『だったら少しでいいから我慢する努力を!優しさを!』

『そのちょっとの努力できっと何かは変わるはずなんです!!』


そんな簡単に言われても……、もはや反射的に電撃はなっちゃってるし……

それに、ほらっ!あいつはなぜか電撃効かないからそんな迷惑でもないかもしれないし――
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それに、ほらっ!あいつはなぜか電撃効かないからそんな迷惑でもないかもしれないし!!


『だまらっしゃい!!』

『自分自身に言い訳してるのはもうやめましょう。そんなこと自分でもわかってるんじゃないですか?』

『迷惑をかけてる。このままじゃ嫌われちゃう、だから必死に声をかけるけどまたそれが裏目にでて――』

『どうしていいかわからなくて、それでも好きだから日記にそれを吐き出してるんじゃないですか?』


そんな――、なんであんたにそんなこ――


『わかりますよ。あなたのことならよくわかります』

『なんで一人で悩むんですか――』

『気づいてあげれなれなくて友達につらい思いをさせてしまった辛さをあなたは知ってるじゃないですか』

『相談できる人はいませんか?あなたの周りにいる人はそんなに頼りないんですか?』


そんなわけないじゃない!

初春さんも!佐天さんも!ちょっと変な子だけど黒子だって

みんなすごく頼りになる私の大切な友達なんだから……
――――――――――――――――――――――――――――――――

佐天「――御坂さん」


佐天「すみません、今あたしすっごいニヤニヤしちゃってます。すみません」

――――――――――――――――――――――――――――――――
みんなすごく頼りになる私の大切な友達なんだから……


『それじゃぁ、その友達に話してみて下さい』

『きっと良いアドバイスをくれますから』


――うん、わかったわ。そうしてみる。


『ちょっとは素直になってくれましたかね』

『「あいつ」さんにももう少しそんなふうに接してあげられればいいのに』

『なんにせよ、あたしはこのあたりで失礼しますね」』

『日記勝手に覗いちゃってすみませんでした』

『でももう大丈夫、あなたの日記を覗くのはこれが最後です』


え?そんないきなり

勝手に覗いて説教垂れて、それじゃぁバイバイなんて

せめて誰か名乗っていきなさいよ!それがせめてもの


『それはできません』

『だって御坂さんの電撃おっかないですから(笑』

『それじゃぁ、がんばってくださいね』
――――――――――――――――――――――――――――――――

御坂「ちょっ!あんた私のこと知って――っていうか、そんな勝手にッ!?」ガリガリガリガリ

黒子「――ッ!?ど、どうしましたのお姉さま?」

黒子「やたら長いこと日記と睨めっこしていたと思ったら急に叫ぶなんて……、ビックリするじゃありませんの」

御坂「……返事が返ってこない。本当にさっきので最後だっての?」

御坂「まだ……私はお礼言ってないってのに……」

黒子「お姉さま?」

御坂「――いや、なんでもない。ごめんね、黒子。驚かせちゃって」

黒子「別にいいですけれども――。本当に大丈夫ですの?」

御坂「大丈夫よー、そんな心配そうな顔しないの」

黒子「そうですの?あんまり無理はなさらないようにしてくださいまし、お姉さま」

御坂「うん、大丈夫よ。今日はもう寝ましょう、日記書いてたらいつの間にかこんな時間」

黒子「今日はほんとに長いこと机に向かってらっしゃいましたから。おやすみなさいですの、お姉さま」

御坂「うん、おやすみ黒子」





御坂「――あ、ちょっとまって黒子。明日佐天さんたち誘って駅前のアイスクリーム屋さんいかない?」

御坂「ちょっと相談したいこともあるからさ、みんな一緒にさ。ね?」

佐天「ふぅー、なかなかいい達成感ね。御坂さん、ほんとに相談してくれるかな?」

佐天「その時は責任持ってまじめに答えないとねー」


佐天「それにしても日記で会話するのって結構腕疲れるなー」

佐天「やってることチャットだけどそれをアナログでやってるわけだもんねー」

チャットルーム
佐天「――そうだ!私の能力名は日記徘徊にしよう!!」

佐天「うんうん、名前つけるといっそ愛着がわくねー」

佐天「次に繋がるのは一体誰の日記かなー」

一旦ここまでで投下終了します。

すみません、一個前のチャットルームのルビずれてました
久々にSS書いて制速きたので、なにかつっこみあったら指摘してやって下さい

こんなかんじで佐天さんが人の日記を覗いていく
短編の話を何個か投下していく予定です。

平日はなかなか時間がとれないので、
基本週末の投下になると思いますがよろしくお願いします

佐天「たっだいまー!」

佐天「って、まぁ誰も返事を返してくれる人なんていないんですけどねー!」

佐天「んー!それにしても今日はいろいろ楽しかったなぁ」

佐天「照れながら恋愛相談してくる御坂さんは可愛いし!」

佐天「興味津々に話を聞く初春は心なしか普段より満開だったし!」

佐天「何より白井さんが……すごかったなぁ……」

佐天「数年分のありとあらゆる感情を放出して」

佐天「最後には机に突っ伏してなんか老けこんじゃってたもんなぁ」

佐天「まー、帰るときは御坂さんに背負われてそのまま召されちゃいそうなほどいい笑顔だったからいいのかな?」

佐天「さて!それじゃぁ、今日も日記徘徊いってみますか!」

佐天「気合を入れて……ぐぬぬぬぬぬ、とうっ!」キュインッ

佐天「どれどれー、どんな日記がでてくるかなー?」


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□月?日

「恐怖!肉食モモンガの逆襲2」

映像★★☆☆☆
演技★★★★☆
ストーリー★★★★☆
B級度★★★★☆


久々になかなかあたりの映画でした!

少ない予算で作ったのがまるわかりの超ちゃっちいセット!

それをカバーしようと必死に考えたであろう驚きの展開!

なんといっても一番の見所は、ウェンディーの誕生日にケーキの中から突然飛び出てくるモモンガ――
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佐天「人食いモモン……おぅ?」

佐天「映画の感想……映画好きな人の日記かな?」

佐天「それにしてもさわりを読んだだけでなんというB級臭……」

佐天「なのに……なに?この続きが気になる気持ち!悔しい!!」

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やっぱりあの監督がわかってますね!

あそこで安易にムササビをライバルに持ってくるのではなく、

未来の主人公がメカモモンガを送り込んでくるなんて……

確かに前作の伏線を考えれば未来世界が絡んでくるのは予測できたのに、

それをギリギリ予測させない展開の旨さ!超流石です!!

これだから「肉モモ」は見逃せないんです!!
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佐天「スカイネット的な……ものなのかな?空飛ぶモモンガだけに」

佐天「ていうか略称肉モモっていうのか……TSU○AYAで探してみよう」

佐天「こうなってくると他の作品も気になってくるなー」

佐天「どれどれ、ちょっと他のページも」

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□月?日

「トランスネーチャン」

映像★★★★☆
演技★☆☆☆☆
ストーリー★★☆☆☆
B級度★★☆☆☆

たまにはタイトルがギャグ調の映画もいいと思いましたがやっぱりダメでね
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佐天「え、肉モモはギャグ調タイトルじゃないの……?藤岡弘、の探検番組みたいな感じだったけど」

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地球外生命体が乗り移ったネーチャンが変身して戦うっていうストーリーはまぁいいんですが

いかんせん変身後のカッコが際どすぎて浜面がエロヅラになってて超不快でした

映像が綺麗なのはいいんですが

演技とストーリーがそれに伴うレベルが無いとむしろダメですね

無駄にエロい衣装が高画質でエロヅラがキモヅラになってて映画どころじゃなかったです
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佐天「なんだか途中から映画の感想じゃなくなってる……」

佐天「それにしても、この人の日記面白いなー」

佐天「御坂さんの時と違って知ってる人じゃないからちょっと緊張するけど……書き込んじゃっていいかな?」

佐天「よし、こういうのは逆に思いきってはっちゃけたほうがいいんだよね」カキカキ

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『どもー!いきなりだけどおすすめの映画聞いちゃっていいかなー?』

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絹旗「!?」

絹旗「ちょ……なんで私の日記にこんな……」

絹旗「――あー、いや、こんな事するのは浜面のバカって超相場が決まってました……」

絹旗「浜面ー?ちょっとそっち行くから動かないで下さいねー?」

ン?ドウシタキヌハ……オイ、ナンデソンナコワイカオ…ッテウアアアアアアアアアアアアア!!

佐天「あれー?返事来ないなー?」

佐天「もう日記閉じちゃったかな?念の為にもう一回……」カキカキ


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『もしもーし?見てますかー?』

『びっくりしなくてもいいんですよー? 私だ!』

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絹旗「まったく、超浜面のくせに最後まで口を割らないとは浜面ながらあっぱれなやつです……」

絹旗「えっと、それじゃぁさっきの落書きを消し……」

絹旗「また書き込みが増えてる……お前だったのか!って誰なんですか!?」

絹旗「……え。もしかして書き込んだら返事が?ははは、そんなまさか……」

絹旗「でも、まぁものはためしですよね……」カキカキ

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誰なんですか?

浜面はボコったから、滝壺さん?フレンダ?

もしかして麦野のイタズラですか?
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佐天「おっ!返事が来た!」

佐天「ていうか浜面っていう人があたしのせいでボコボコに?」

佐天「悪い事しちゃったなぁ……そういうことないように何か対策しないと……」

佐天「まぁそれはそれ、今はやっと来た返事を大事にしよー!」

――――――――――――――――――――――――――――――――
もしかして麦野のイタズラですか?


『残念!全部ハズレです!』

『驚かせて悪いですが、誰かはちょっと言えません、ごめんなさい』

『まー、私のことは都市伝説みたいなものと思って下さい』
――――――――――――――――――――――――――――――――

絹旗(能力者……?でも敵対組織ではなさそうですね)

絹旗(敵対組織がこんな無意味な接触してくるとは思えませんし……)

絹旗「いろいろ気になるところはありますが、とにかく返事も来たことですしもう少し話してみましょう」

絹旗「なによりお勧めの映画聞かれたのが超嬉しいです!」

――――――――――――――――――――――――――――――――
『まー、私のことは都市伝説みたいなものと思って下さい』


こんな都市伝説聞いたことないですが、まぁいいです!

どういう目的でどうやって日記に書き込んでるかは知りませんが、

見た限り超無害っぽいですからね。

おすすめの映画ですか?

私の好みはB級に超偏ってますけど、それでいいんですか?


『むしろ望むところです!』

『「肉モモ」とかすごく見てみたくなりましたからね!』


ほー、そこに目をつけるとはなかなかイケル口とお見受けしました

そうですねー、そこが好みとなると一番最初に超勧めたいのはやっぱりなんといっても「ゾンビVSアルマゲドン」ですかね

この映画は地球の滅亡を救うために、マッドサイエンティストが生み出したゾンビが――
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~1時間後~

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『つまり最後に生き残るのはゾンビのケビンとスージーおばあちゃんだけなんですね!』


そうなんです!荒廃した街を丘の上から二人で見下ろすシーンは涙を誘います!


『さすがは肉モモシリーズを手がけるマッド・フェイロン監督……奇抜な演出だけじゃなく王道もしっかりできてるなんて……』


わかりますか!それが肉モモを始めとするフェイロンムービーの中毒性を生み出すのです!


『分かりますとも!あたしもすっかりフェイロンファンです!』


ふふふ……まだフェイロンファンを名乗るのは早いですよ!

お勧めしたい作品はまだまだ……超語りきれません!!


『くー!こんな熱い世界があったなんて!B級映画奥が深い!!』


あなたのような人がいるなんて……浜面の代わりに一緒に映画に行って欲しいくらいです……


『あはは、私もぜひご一緒したいんですけどねー。そう簡単にもいかないですよ』
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ですよね。言ってみただけです。


『ごめんなさい。でもなんだかんだ浜面さん?と一緒に映画見に行ってる時の日記楽しそうでしたよ?』


まぁ、つまらなくはないですね。

なんだかんだB級映画付き合ってくれるの浜面だけですし、

浜面の反応見るだけでも超飽きません。


『エロヅラですか?(笑』


えぇ、超エロヅラです(笑
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佐天「あはは、楽しいなぁ」

佐天「会ってみたいけど……やっぱりそう簡単にはいかないよね……」

佐天「――そろそろいい区切りかな、これ以上話すと終われなくなりそうだし……」

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『ふぅ、今日はありがとうございました。』

『お陰で新しい世界がひらけました!』


いえいえ、こちらこそ普段こんな話できないから楽しかったです


『それじゃぁ……、そろそろお別れですね』


はい!また今度お話しましょう!


『……それができないんです』


え?……なんでですか?


『あはは、そこは都市伝説の不思議ってことで……』


もう、お話できないんですか?


『大丈夫ですよ。二度と話せない訳じゃありませんし、』

『それにB級映画っていう共通の趣味ができたじゃないですか。』

『きっと、B級映画が引きあわせてくれますよ』


B級映画が……


『はい!』
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『だから、お別れの前におすすめの映画館教えてくれませんか?』

『そこがきっとあなたとあたしを引きあわせてくれますから』


……きっとですよ?

またフェイロンムービーの話に超花をさかせるんですから!


『はい、約束します!あたしは嘘をつきませんから!』


わかりました、その時を超楽しみにしてます。

絶対にまたお話しますからね、嘘ついたら超許しません。

そうですね、おすすめの映画館は第6学区の――
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―――――
―――



佐天「うーいはるー!早く!こっちこっち!」

初春「ちょっと待って下さいよ佐天さん!もっとゆっくりでも!」

佐天「ダメダメ!映画始まっちゃうんだから早くしないと!」

初春「映画はいいですけど……こんな大通りから外れたところに映画館なんてあるんですか?」

佐天「知る人ぞ知るあ・な・ばってのはこういうところにあるのだよ初春!」

初春「そういうもんですかねー……それにしても、何ですかこのモモンガの恐怖って」

佐天「ふふふふ、肉モモを知らんとはもぐりだね初春くん?」

初春「むしろ知ってる方がおかしいレベルですよきっと……」

佐天「口答えしなーい!ほら、さっさと急ぐ急ぐ!」

初春「えぇー……もうちょっとだけゆっくりおねがいしますよ佐天さーん……」



??「ほら!浜面!超急いてください!」

??「そんな急がなくても間に合うって」

??「そんな事言っていい席とれなかったら超恨みますよ!」


佐天(ん?浜面……?)

浜面「絶対ないね!こんなB級映画で席が埋まるなんて絶対ないね!!」

絹旗「分からないじゃないですか!」

浜面「いやわかる、お前以外にこんな映画好きになる奴は絶対いない!」

絹旗「います!実際いました!」

浜面「ほー?どこのどいつだよそれは?」

絹旗「そ、それは……」

浜面「ほら、言えねぇじゃねえか。」

絹旗「いるんです!超気の合う友達です!」




佐天(友達――)

浜面「はいはい、分かった分かった、そんなむきにならなくても大丈夫だって」

絹旗「絶対信じていなませんね……本当に……本当に超気の合う人だったんです……」

浜面「分かった分かった、そんな意地はらないでさっさと入――」



佐天「初春ー!!ここだよ!ここ!この映画館!!」

初春「えぇ?ここですか?……なんかものすごいB級臭が建物から漂ってますよ……?」

佐天「そこがいいんじゃない?ほら、入るよ!!すごく面白いんだから!!」

初春「はぁ……って、また走らないでくださいよ佐天さん!!」



浜面「……ほんとにいるんだな、お前以外でもB級映画好きな奴って……」

絹旗「……なんだか今の人の雰囲気」

浜面「ん?どうした絹旗?」

絹旗「……いいえ、なんでもありません!行きますよ浜面!さっきの人たちにいい席とられる前に!!」

浜面「お、おぉ、ちょっと待てよ絹旗!」

絹旗「待って欲しかったらポップコーンとジュースを超奢って下さい!」

浜面「待っても待たなくてもどうせ奢らせるだろ……はいはい、わかりましたよー!!」

今日の分は以上です。

レスくださった皆さんありがとうございました


―――ファミレス

佐天「そうそう、皆さん知ってます?今一番ホットな都市伝説!」

黒子「また……ですの?」

初春「佐天さんはそういう話題に目が無いですからね」

佐天「もー、二人共なんですかその反応はー!好きなものは好きなんだから人の趣味にケチつけなーい!」

黒子「と、言われましても……ねぇ?」

初春「佐天さんの持ってくる話は毎回微妙なの多いですから、脱ぎ女とか」

佐天「御坂さぁん……白井さんと初春がいじめる……」

御坂「あははは……。それで?今回はどんな話なの?」

佐天「おぉっ!よくぞ聞いてくれました!」

御坂(切り替え早いわねぇ)

佐天「日記を巡る徘徊者ってやつなんですけどね」

御坂「え?」

初春「なんなんですかそれ?」

佐天「なんでも、ある日突然日記に自分で書いた覚えのない書き込みがされてるんだって――」

佐天「誰かのイタズラかと思って、イタズラはやめて下さい!って日記に返事を書くと――」

佐天「目の前で何もないところから急に返事が――、ばあああああああああああああっ!!!!」

御坂「」ビクッ!

初春「」ビクッ!

黒子「」ビクッ!

佐天「あははは、どうですか?結構、びっくりする話でしょう?」

初春「さ、佐天さんの声にびっくりしたじゃないですか!!」

黒子「はぁはぁ……、心臓が止まるかと思いましたの」

佐天「いやいや、ごめんごめん!でも、どうでした今の話?」

黒子「はぁ……、だいたいそういう話に限って噂の出処がはっきりしない根も葉もない噂――」

黒子「結局、実際にそのような体験をした方など一人もいない『架空のお伽話』だったりしますの。ねぇ、お姉さま?」

御坂「え?え、えぇ……そう、よね」

黒子「お姉さま?」

佐天「」ニッ

佐天「あれ?御坂さんのその反応……もしかして、この話知ってるんじゃないですか?」

御坂「へ?そんなことないわよ?別に、隠し事なんて……」

佐天「隠し事?あたし隠し事とはいってませんよ?」

御坂「うっ……」

佐天「御坂さんはほんとに素直というかなんというか誤魔化すのとか苦手ですよね。そこがいいところですけど」

御坂「いや、別にね。ほんとに、隠すつもりとかじゃなかったんだけどね?」

御坂「佐天さんがいきなり今の話するからびっくりしちゃって」

佐天「それで?何を知ってるんですか?」

御坂「私、実際にその日記の書き込みがあったのよ」

黒子「なんと!」

初春「えぇ!ホントですか!」

佐天「まさかこんな身近に都市伝説の体験者がいるなんて……」

佐天(まぁ、自分自身が黒幕なんだけどね)

佐天(あたしは最近気づいてしまった――)

佐天(いきなり日記に見知らぬ文字が出てきたら……びっくりするッ!!)

佐天(そして、その場合日記の持ち主の人は高確率で身近な人物のイタズラを疑う――、場合によってはボコボコに)


佐天「ごめんなさい浜面さん……」ボソッ

初春「ハマヅラ?」

佐天「いや、なんでもないなんでもないこっちの話」


佐天(――さて、だったら、どうすればそんな犠牲を払わなくてすむか?)

佐天(日記に突然文字が現れることが周知されればいいんじゃない?)

佐天(日記に突然書き込みをする『誰か』のことをみんなが知ればそれでいい)

佐天(そこで地道に都市伝説を広める作業の開始!)

佐天(普段よく見る都市伝説を載せてる掲示板にも書き込んだけど)

佐天(やっぱり、実体験者がいないと説得力無いからねー)

佐天(ちょっとでも真実味のある噂にするために、実体験者から体験談を引き出さないと)

佐天(ホント……すごい地道な話だけどもさ……はははは)

御坂「――、というわけなんだけど。佐天さん聞いてる?」

佐天「え?あ、はい聞いてますよ!」

御坂「ほんとー?なんだかぼーっとしてたけど……まぁいいわ。で、どう思うみんな?」

初春「能力者……の仕業でしょうか?」

佐天「」ギクッ

黒子「ですが、いったいどういった系統の能力ならそんなことができますの?」

初春「空間移動でノートの上の筆跡のみ相手の日記に飛ばしたりできないんですか?」

黒子「紙の上に乗ってる黒鉛だけを見えない位置にある日記の上に正確にテレポートさせるってどういった精度ですの……」

黒子「ましてやこちらからの一方的な書き込みならまだしも、相手の日記のなかを覗きこむには別の能力が必要になりますの」

黒子「アポートで相手のノートの書き込みを手元に移動させるか、透視能力で相手のノートを覗き見るか」

御坂「でも前者なら相手のノートの上の文字消えちゃうわよね、後者だと単独犯の線はなくなるし」

黒子「そうでなくとも先ほど言ったようにとんでもない精度が要求されますの。一体どんな方法で……」

初春「PC上のデータに対してならハッキングっていう手も考えられますけど、紙媒体ですからね」


佐天(『人の日記と自分の日記を繋げる能力』です。そのまんまですみません)

黒子「それはそうと、お姉さま?水くさいじゃありませんの!」

御坂「……なにが?」

黒子「なぜに……、なぜにルームメイトである黒子に日記の話をしてくれませんでしたの?」

御坂「え?」

佐天(あー、そう言えばあの時の日記の内容あれだもんなぁ……)

黒子「今でこそわかりませんが、その場で言っていただければ空間移動能力かどうかの判断くらいはできましたのに……」

御坂「あー、うん、えっとね?」

黒子「……もしや、黒子には見せられないようなことが日記には書いてありますの?」

御坂「そっ、そんなことないわよ?おかしな事言うわね黒子ったら、もー!」

黒子「はっ!そう言えば以前、お姉さまが日記を書いているときに様子がおかしかったことが!!」

御坂「あははは……」

黒子「そして、その次の日は……あの忌々しき日……」

御坂「あんた……、人が勇気を振り絞って相談した日を忌々しいとか言うんじゃないわよ……」

黒子「お姉さま、もしかして日記でその徘徊者になにか吹きこまれたのでは?」

御坂「吹きこまれたなんて人聞きの悪い……、あ、あの人は私に勇気をくれたのよ勇気を!」


佐天(御坂さん――)


黒子「シャラアァァァァァァアアップですの!」

黒子「それが吹きこまれたと言っておりますの!よりによってあのような類人猿と……」

御坂「類人猿ってあんた――」

黒子「それもこれも徘徊者がお姉さまに入れ知恵をしなければこんなことには」

黒子「ふふふ、いいですわ徘徊者。黒子の日記にいらっしゃいな」

黒子「その時は、あなたの素敵な『お散歩』も終わると思いなさいな……ふふっ、ふふふ……」


佐天(――白井さんの日記には絶対書き込まないようにしよう)


初春「まぁ、なんにせよ……」カチカチカチ

初春「実体験者のいる本当の都市伝説だったんですねー」ッターン!





――――学園都市伝説

日記を巡る徘徊者、レベル5も遭遇していた!_|


―――佐天の部屋

カチカチカチ…

佐天「おー、こないだ学園都市伝説系サイトに書き込んだ日記徘徊者が静かな盛り上がりを」

佐天「あのあとも何人か日記におじゃまして根回ししたし、頑張ったからなー」

佐天「いきなり『これを私の日記と知っての狼藉ですの!』って怒られたり」

佐天「『私の。魔導書に。入り込んでくるなんて。妖精さん?』とか、ファンタジックな第一声浴びせられたり」

佐天「なんだかんだ今のところ世間一般で言う『普通の日記』に遭遇していないような気がする……」

佐天「でもこれが学園都市らしいといえばそうなんだけどね」

佐天「それじゃぁ、今日も張り切って行ってみようかなー?ほっ!」キュインッ

――――――――――――――――――――――――――――――――
20XX/MM/DD

ジャッジメントの仕事中にちょっとネットゲームをしていたら、見つかって怒られた。

監視カメラの映像で素早く隠したつもりだったんですが、

あんないきなり後ろに現れられるのは卑怯です……

ショルダーハック対策っていう名目で画面が見えないようにパーテーションでも設置してもらいましょうか

――――――――――――――――――――――――――――――――

佐天「なんだろう、すごく字が綺麗なんだけど……印刷したみたいな」

佐天「もしかしてPCでかかれた日記なのかな?あたしの能力って日記なら紙媒体じゃなくてもいいんだー、新発見」

佐天「それにしても、サボりジャッジメントとは不届きな奴」

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20XX/MM/DD

ジャッジメントの見回り中に、

いつか行ってみたいと思っていたケーキ屋さんが空いているのを発見!

ちょっとくらいならいいですよね?普段はすごい列でなかなか食べれませんし

ほんのちょっとだけ休憩……そうあれは休憩なんです!

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20XX/MM/DD

今日は待ちに待ったパーテーションが設置されました!

これで私の背後に絶つことは不可能!

ログさえ残さなければ私のここでの所業を知るものは誰一人としていません!

ジャッジメントにして完全犯罪を成し遂げてしまうとは……私はなんという恐ろしい女

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佐天「たしかに恐ろしい……この人に治安を任せていることが恐ろしい」

佐天「これはちょっと正義の鉄槌を下さないと行けないかなー?」

佐天「ここはちょっとシンプルに言ってみようか」カキカキ

――――――――――――――――――――――――――――――――
20XX/MM/DD

今日は待ちに待ったパーテーションが設置されました!

これで私の背後に絶つことは不可能!

ログさえ残さなければ私のここでの所業を知るものは誰一人としていません!

ジャッジメントにして完全犯罪を成し遂げてしまうとは……私はなんという恐ろしい女



『見ているぞ』

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初春「え?」

初春「急に文字が?」

初春(そんな……、ジャッジメントの支部より本気で組んだうちのセキュリティが破られた?)

初春「――まずはウィルスによる質の悪いイタズラなのか、それとも意思を持って接触を持ってきたハッキング行為なのか確認を」

――――――――――――――――――――――――――――――――
『見ているぞ』


あなたは誰なんですか?

よくあれだけのセキュリティをかいくぐることができましたね

――――――――――――――――――――――――――――――――

佐天「セキュリティ?」

佐天「あぁ、ハッカーかなにかと勘違いしてるのかな?」

佐天「あたしにはそんなもの関係ないもんねー。まぁ、勘違いしてるならそれに乗っかってあげようかな」

――――――――――――――――――――――――――――――――
よくあれだけのセキュリティをかいくぐることができましたね


『あんなもので侵入を拒んだつもりだったのか』

『あれならうちのマシンのほうがよっぽど上をいっているよ』

――――――――――――――――――――――――――――――――


初春「明確な意思表示……、リアルタイムでアクセスしてきているみたいですね」

初春「それにしても、うち以上のセキュリティだなんて一体どんな――」


――――――――――――――――――――――――――――――――
『あれならうちのマシンのほうがよっぽど上をいっているよ』







『なんて言ったって「マカフィー」が入っているからね!!』

――――――――――――――――――――――――――――――――


初春「くっ!なんで!なんでこんな人にうちのセキュリティーがッ!!」

初春「なんだろう……相手にするとちょっとつかれるこの感じはすごく見に覚えが……」

初春「なんにせよ、回線を物理的に遮断しちゃえば安心ですよね。抜いちゃいましょう」カチッ

初春「よし。あとはゆっくりと接続先を割り出してこちらから逆に攻撃を仕掛――」


――――――――――――――――――――――――――――――――
『なんて言ったって「マカフィー」が入っているからね!!』


『あれー?返事がないな?』

『さてはマカフィーにビビっちゃったかなー?』

――――――――――――――――――――――――――――――――


初春「ビビってませんよ!!」

初春「え!?て、なんで!回線はもう繋がってないのに!!」カタタタタタッ

――――――――――――――――――――――――――――――――
『さてはマカフィーにビビっちゃったかなー?』


ちょっと、なんでまだ書き込んでこれるんですか!

もう回線は切断したのに!!
――――――――――――――――――――――――――――――――

佐天「回線切っちゃったのか。それでもまだ気づいてないってことは都市伝説のこと知らないのかな?」

佐天「それともそこまで発送が至ってない?まぁ、今までパソコンの日記には繋がったことなかったしなぁ」

佐天「まぁ、なんにせよ回線の件の誤魔化さないと……パソコン詳しくないけどさ」

――――――――――――――――――――――――――――――――
もう回線は切断したのに!!


『回線を切断したって無駄だよ』

『なんて言ってもうちは』






『「マカフィー」を使っているからね!!』
――――――――――――――――――――――――――――――――

初春「―――ッ!!」ダンッ! ダンッ!



この夜、学園都市のある少女の手によって
現在存在するありとあらゆるハッキング行為のほとんどを無力化する
最強のセキュリティシステムが構築された。

だが、そのシステムが日の目を見ることは無かった。
その理由は、当事者の少女しか知らない。



―――佐天「え?最強のセキュリティ?」

          佐天「ごめん、マカフィー使ってるから気づかなかった」―――


―――ジャッジメント第177支部


初春「……おはようございます」

黒子「おはようですの初は……どうしましたの?ひっどい隈ができてますわよ?」

初春「えぇ……、ちょっと朝までいろいろとありまして」

黒子「ダメですわよ、ジャッジメントたるもの健康管理はしっかりしませんと」

初春「えへへ、気をつけます……、ところでなんだか奥が騒がしいですけれどなにかしてるんですか?」

黒子「あぁ、パーテーションの撤去ですの」

初春「……奥が騒がしいですけれどなにかしてるんですか?」

黒子「? ですからパーテーションの撤去ですの」

黒子「なんでも匿名でジャッジメント支部に連絡がありまして」

黒子「パーテーションを盾に仕事をサボっている輩がいるそうで」

黒子「それを受けて、そもそもパーテーション以前に、支部に潜入するのを防ぐ対策を練るのが先決ではないか?という議題が上がり」

黒子「結果、パーテーションは撤去。各支部の防犯セキュリティの向上が決定しましたの」

黒子「……って初春?聞いてますの?初春ー?」




――――学園都市伝説

学園都市最強のハッカー「守護神」の不敗伝説崩落!!_|


―――佐天の部屋

佐天「んー、だんだん都市伝説も浸透してきた感じがするなー」

佐天「最近じゃ、『え?もしかしてこれってあの都市伝説の!?』とか言われるようになっちゃったし!」

佐天「なんだか有名人になった気がして悪い気はしない!」

佐天「さて、それじゃぁ今日も早速言ってみましょうか!」キュインッ


――――――――――――――――――――――――――――――――
○月?日

今日もカミやんは相変わらずのフラグメーカー

ボクにもちょっとでいいからあやかりたいわ

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佐天「お、なんだか比較的普通っぽい日記?」

佐天「たまにはこういう日記もないと疲れちゃうよねー。よし、今日はこの人にしよう」カキカキ

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○月?日

今日もカミやんは相変わらずのフラグメーカー

ボクにもちょっとでいいからあやかりたいわ



『こんばんはー!』

『ちょっと日記におじゃましますね!』
――――――――――――――――――――――――――――――――


佐天「っと、ちょうど日記書いてたみたいだしすぐに返事来るよ――」


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『こんばんはー!』

『ちょっと日記におじゃましますね!』


き、きききっk【文が崩れて読めない】
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佐天「――ね。って、ん?」

――――――――――――――――――――――――――――――――
き、きききっk【文が崩れて読めない】

きたああああああああああぁぁぁああああああああ!!

ほんまに来たでぇぇええええ!!

都市伝説のことを知ってから毎日日記を書き続け、

ようやくボクのところにも!!!

長かったようで短かったような……なに?なんなんこれ?

これが報われるってことなん?ついにボクの時代が来たんや!!

カミやんのご利益のおこぼれがついにボクにも力を分けてくれはったんやぁぁぁあああああ!!
――――――――――――――――――――――――――――――――

佐天「……」

佐天「え?なに?なんかわかんないけどものすごく歓迎されてる?」

――――――――――――――――――――――――――――――――
カミやんのご利益のおこぼれがついにボクにも力を分けてくれはったんやぁぁぁあああああ!!


『あのー?よくわかんないですけど私のこと待ってたんですか?』


そりゃもう、待ってたなんてもんやないで!!

むしろ君のためだけに日記を書いてたようなもんや!!!
――――――――――――――――――――――――――――――――


佐天「都市伝説マニアみたいな感じかな?」


――――――――――――――――――――――――――――――――
むしろ君のためだけに日記を書いてたようなもんや!!!


『えっと、もしかしてあなた都市伝説マニアとかそいう人ですか?』


都市伝説マニア?

ちゃうちゃう、ボクはタダの女ん子が大好きな男子高校生や!!
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佐天「あ、やばい。この人比較的もなにも全然普通じゃない人だ」

――――――――――――――――――――――――――――――――
ちゃうちゃう、ボクはタダの女ん子が大好きな男子高校生や!!


初めてこの都市伝説を聞いた時ピンときたんや……

「間違いない!この日記の子は絶対女の子や!!」

ネットで拾った都市伝説遭遇者の人の画像から、

この丸っこい字体は小学生~中学生の子やなって予想はできたし

文章やエピソードから基本的にはサバサバしとるけど、

実は結構悩みとか抱え込んでしまう、そんな繊細なところを持ってる子ってことも分かった

何より、日記に突然現れる系ヒロインとか新しい!君めっちゃ新しいで!!

そんな子とぜひともお友達になりたくてボクはその日のうちに日記をかいに文房具屋さんへ――

――――――――――――――――――――――――――――――――


佐天「」パタンッ

佐天「うん、ちょっと今のは間違い。改めて次の日記行ってみよう!次の日記!」キュインッ

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□月?日(火)

週末また補修のお約束をとりつけてしまった……

まさか宿題が鞄の底に残っていたなんて……不幸だ

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佐天「補修かー、ダメですよー勉強はちゃんとしないとー」カキカキ


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□月?日(火)

週末また補修のお約束をとりつけてしまった……

まさか宿題が鞄の底に残っていたなんて……不幸だ


『ダメですよー、勉強はちゃんとしないと!』

『不幸のせいにしないでしっかい理確認するなり改善しないと!!』


はーい、ちゃんと宿題やるでー

だから途中でいなくならないでボクともっとお話しようやー
――――――――――――――――――――――――――――――――


佐天「……」

佐天「……え?ん?さっきの人?」

――――――――――――――――――――――――――――――――
だから途中でいなくならないでボクともっとお話しようやー


『えっと……すみません、さっきの人ですか?』


なんやのー、もう忘れてしもうたん?

そやで、ボクボクー!

これはカミやんのフラグメーカーっぷりにあやかろおもて

カミやんのキモチになって書いてた日記なんやけど、

やっぱりカミやんのフラグメーカーっぷりはすごいわー、真似しただけでこれやなん―――
――――――――――――――――――――――――――――――――


佐天「」パタンッ

佐天「ふー……なんだろう、この能力を使って初めて恐怖っていうのを感じた気がする」

佐天「気分をとりなおして次ぎ行ってみようかな……流石に大丈夫だよね?あははは」キュインッ

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○月?日

今日はおねえちゃんとおねえちゃんのおともだちと遊んだ

いっつもいそがしそうにしてるからひさしぶり

大体たのしかった
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佐天「三度目の正直きた!!」

佐天「そうよね、たまにはこういうほのぼのした日記が欲しかった!」

佐天「それじゃぁ、さっそくおじゃましまーす」カキカキ

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○月?日

今日はおねえちゃんとおねえちゃんのおともだちと遊んだ

いっつもいそがしそうにしてるからひさしぶり

大体たのしかった


『こんばんはー』

『ねーねー、おじょうちゃん。ちょっとお姉さんとお話しない?』


えーねぇ、えーねぇ!

ボクもちょうどお姉さんとお話したいおもとったとこやし、

僕ら相思相愛やね!!
――――――――――――――――――――――――――――――――


佐天「うわあああああああああああぁぁぁあああああああああっ!!」ガタッ

佐天「え!なんで!?女の子の日記だったじゃん!!」

佐天「もしかして妹とか?妹さんの日記とか!?」カキカキ

――――――――――――――――――――――――――――――――
僕ら相思相愛やね!!


『ちょっと、どうなってるんですか!?』

『なんで女の子の日記にまたあなたが出てくるんです!!』


そんなの決まっとるやん徘徊ちゃん?

これもボクの日記やからや。


『いったいあなた何冊日記をつけてるんですか……』


君に会うためには一冊の日記じゃ心もとなかったもんやから、

100冊!!

100冊の日記をボクはつけてる!!!


『100冊……だと?』


しかもそれぞれの日記は個人を特定できないように、

筆跡、文章、内容をそれぞれ幼女、女子校生、OL、未亡人、熟女、etcetc

と全部違うパターンで書いとるさかい見破るのは不可能!!

しかも、それぞれのイメージはボクが街で見かけた実際の自分物を真似て書いとるからリアルやで

ちなみにさっきのは街で見かけた10歳くらいの女の子を真似て描いた日記なんやけど本物みたいやったろ?





―――もう観念してボクとお話したほうがええと思うんやけど、どう思う?

――――――――――――――――――――――――――――――――



ある日を堺に日記の徘徊者が一週間ほど姿を見せなくなった。
それと同時に新たに生まれた都市伝説がひとつ。
あまり流行らず、ほとんどの学生がすぐに忘れ去ってしまったその都市伝説を、
一人だけものすごく怖がる女子中学生がいたとかいないとか。


――――学園都市伝説

                ヘ カ ト ン ケ イ ル
日記の徘徊者の天敵「学園都市を記録する者」_|

今日の分は以上です。
毎回コメント書き込んでくれている方ありがとうございます

喫茶店と聞くと閣下が浮かぶが 楽しみにしてる


―――学舎の園


初春「うわぁー、やっぱり学舎の園は何度来ても新鮮ですね、佐天さん!」

佐天「気持ちはわかるけど、そんなにはしゃぐと転んじゃっても知らないよー?」

初春「子供じゃないんですからそん、っと!ひゃいっ!!」


こちらを振り返ると同時に石畳にかかとをとられる親友が目に入り、反射的に視線をそむける。
と、同時に視界の外から聞こえた鈍い音が親友と地面の感動の対面の瞬間を伝えてくれた。

ゆっくり視線を戻すと、先ほどまで周りの景色に目を輝かせていた顔を歪めて
おしりを擦りながらすでに立ち上がろうとしている初春の姿があった。

ただでさえ学舎の園のなかで見慣れない制服を着た制服を着ている自分たちだ。
落ち着きもなくはしゃいでいれば嫌でも目立つし、
そこで派手に転べば更にその視線は数を増す。
お嬢様に憧れのある親友はそんな視線に顔を真赤に染めていた。


初春「あいたたたた……」

佐天「――何か言うことは?」

初春「今度からは、も、もうちょっと注意するようにします」

佐天「はいはい、素直なことでー。ほら、待ち合わせのお店すぐそこだし早く行こう?」


顔赤くしてないで、と付け足し初春の手をとって走りだす。
初春じゃなくてもあれ以上あの場でお嬢様達の視線にさらされ続けるのは少しばかり恥ずかしい。


―――喫茶店


御坂「佐天さん、初春さんこっちこっち!」


お店に入るとすぐに御坂さんが手を振って声をかけてくれた。
待っている間に頼んだのであろうアイスティーはすでに半分ほど減っている。


佐天「遅くなってすみません。初春がちょーっとそこでやらかしちゃって」

初春「さ、佐天さん!」

黒子「えぇ、ここからもよく見えましたわよ。見事な着地でしわたわね初春?」

初春「見てたんですか!」

御坂「見るつもりはなかったんだけど、なにせこの席からだと丁度見える位置だったから」


そろそろ来る頃か知らと思って外を覗いたらちょうどね?と申し訳無さそうにする御坂さんに、
さっきほどではないにしろ初春は口をへの字にして顔を赤くしていた。


黒子「そんなに恥ずかしがることはありませんの。初春のドジなんていつものこと、すでに見飽きてますの」

初春「そっ!そんなことありません!さっきのは調子に乗ってたからであって!!」

黒子「それじゃぁいつも調子に乗ってますの。ほら、弁解はいいからさっさと座りなさいな?あなたが座らないと佐天さんだって座れませんでしょう」

佐天「そうだよ、初春?それに早く座って楽しみにしてた学舎の園でしか食べれないケーキ食べたいでしょ?」

初春「うぅー、言いたいことはまだありますが……ケーキのためにココは我慢します」

佐天「それにしてもなんだかすみません、今日はお呼ばれしちゃって」

御坂「いいのいーの、なんだかんだまだお礼できてなかったし」

黒子「お礼……ですの?」


白井さんの耳がピクッと反応する。

今日わざわざ学舎の園に招待された理由は何も聞かされていなかった。
たまにはいいでしょ?と御坂さんに声をかけられ、
初春はもとよりあたしも普段入れない学舎の園だけに出店しているパティスリーの情報を調べるのに躍起になって、
その理由までは深く考えはしなかった。

だが、このメンバーでお礼、なにより白井さんの反応から察するにやはりそういうことなのだろう。


御坂「前に相談に乗ってもらった時のお礼よ、決まってるでしょ?」

佐天「あー、やっぱりそういうことなんですか。それならそうと言ってくれればよかったのに」

御坂「それ言ったら絶対この子が来ないでしょ?だから理由はあえて言わなかったのよ」

黒子「どうせなら呼ばれないほうが良かったですの……」

初春「そんな事言って、呼ばれなかったら呼ばれなかったで起こるのは白井さんじゃないですか。そして私にあたるに決まってます!」

黒子「そりゃぁ、自分だけのけものにされたら気分はよくありませんけれども」

御坂「でしょう?それにある意味一番親身になってくれたのあんたじゃない?」

黒子「そんなこと――」

そう言われ、白井さんは反論しようと顔を上げるもすぐに視線をテーブルに落とした。

実際にあの場でよく悪くも声を一番張り上げていたのは白井さんだった。
はじめこそお姉さまとあろうものがよりによってあのような類人猿などと!と声を荒げていたものの、
真剣な御坂さんの様子を察してか途中からはまともな意見を出していた。

まぁ、あのニブチンに心を痛められたらいつでも黒子が胸をお貸ししますから言ってくださいまし。と、ぐったりしながら最後に捨て台詞を吐いてはいたのだが。
結局、白井さんは本当に御坂さんのことが大好きなんだ。

御坂「ま、というわけで今日は私の驕りだから好きなもの頼んで頂戴」

初春「ホントですか!わー、どれにしようかな……、このリンゴのムースのが気になっているんですがショコラ系も王道として捨てがたいですし――」

御坂「そんな慌てなくてもケーキは逃げないんだからゆっくり選んでいいわよ、初春さん」

佐天「御坂さん、たぶんもう初春聞いてないんでいいですよ。メニューしか頭に入ってませんから」


そういって初春に目をやるが、
ページの端から端まで見なおすのに忙しいらしくすっかりあたしたちの声は入っていないようだ。


黒子「同じジャッジメントとして恥ずかしいですの」

御坂「まぁ分からないでもないけどね、私もここのお店前から目をつけてたから。お礼半分、このお店に来たかったの半分ってとこかしらね」

佐天「へー、何にせよ御坂さんが打ち明けてくれるきっかけをくれた日記の徘徊者様々っていうことで」

黒子「そう言えば最近良く現れるそうですわね、例の徘徊者」


わたくしはまだ遭遇したことはありませんけど、と付け加える。

まさか自分が避けられているとは思ってもないだろう。
とはいっても未だに白井さんのらしき日記に繋がったことは一度もない。

「学園都市を記録する者」のせいもあってか、
日記の内容から書き手をイメージする想像力と日記の内容に対する観察眼が少しついてきたので、
白井さんらしい日記があればおそらく分かる程度にはなっていると自負している。

それでも「学園都市を記録する者」の日記だけは未だに回避しきれないのだが……。

佐天「ま、まぁ、なんて言ったって今一番メジャーな都市伝説になりつつありますからね」


初めて天敵に遭遇した時のことを思い出してしまったが、
すぐに頭を切り替え少し胸を張り気味にそう答える。

誰も自分がやっていると気づいていないとはいえ、
自分のしていることがこれほどまでに大きく知られているというのはどこか誇らしさを感じる。
ましてやそれがある一つの分野で一番になりつつあるのだ。
そう考えると、少しばかり口元が緩んでしまう。


初春「でも最近別の噂話が広まってきているみたいですよ?」


あ、ちなみに私はこのチョコスフレでお願いします。と、
いつの間にメニューとの睨めっこを終えたのか、
先程からだまりっぱなしだった初春が話し始めた。


初春「なんでもドッペルゲンガーが出るらしいんですよ」

御坂「ドッペルゲンガー?」

黒子「あの、自分とそっくりな人間にあうと死んでしまうっていうあれですの?」

初春「なんか噂はちょっと違うらしいんですよ。よくあるのはその自分とそっくりな人間っていうやつじゃないですか?」

初春「なんでも噂だと同じ顔をした女の子を複数目撃したっていう話が多数寄せられているそうなんですよ」

初春「それも、2人や3人じゃなく十数人単位で行動していたっていう話まであって――」

御坂「それじゃぁ、ドッペルゲンガーっていうよりクローン体のほうがしっくり来るわねー」

黒子「ですが人間のクローンなんて法的にまずありえませんの、しょせん噂話ということでしょう」


法的に無理であって、技術的には十数人のクローンがいてもなんらおかしくない。
そういうふうに取れる発言も学園都市ならではなのかもしれない。

実際、この超能力者など何も珍しくないこの街にいると、
そんな考えが当たり前になってしまうのも無理は無いような気がする。



そう――

きっとこの街で常識なんて言うものは通用しないんだ――


―――佐天の部屋


佐天「ふぅ、美味しかったなあそこのケーキ。またみんなで一緒に行きたいな」


荷物を下ろしながら机に向かう。
最近は家に帰ったらまず日記帳を開くのが日課になってしまった。

もちろん自分の日記をつけるためでなく、人の日記を開くためなのだが。


佐天「さてと、今日は一体どんな人の日記に繋がるかなー?」


日記を手に取り能力を発動する。
すると白かったページにうっすらと文字が浮かび上がってきた。


――――――――――――――――――――――――――――――――
○月 ?日  天気:


また施設を移動させられた。

今日からはここで能力の研究をすることになるみたい。

研究のために記録をつけるように言われたから日記をつける事になった。

今日はつかれたからもう寝る。

――――――――――――――――――――――――――――――――


佐天「なんていうか――」


細い字だな、というのが第一印象だった。
使っている芯が細いとかそういうことじゃない。

研究のために書いている日記とある、そのせいだろうか。

今までの人は少なくとも全員が自分の意志で日記をつけていた。
楽しいことでも、悲しいことでも自分できめて自分の意志で書いていた。
そうじゃない、誰かに強制されて書く日記というのはこんなにも悲しい印象を与えるのだろうか。

そんなことを思いながら次のページに目をやる。



――――――――――――――――――――――――――――――――
○月 ?日  天気:


今日は能力の測定をした。

前の施設でだって十分やったのに。

どこに言っても同じ。

おんなじことの繰り返し。

そして大人はみんな僕の嫌いな目でこっちを見てくる。

きっとまたすぐ違う研究所に移されるのだってわかってる。

――――――――――――――――――――――――――――――――

佐天「字の感じからみて小学生くらいかな?」


内容はまったく年齢にみあっていないけれど。

どうやら研究施設を転々としているらしいことは日記から分かった。
よくわからないけれどそういうことがあるらしいということは聞いたことがある。

強い能力を有する者や特殊な能力を有する者は、
それに見合った特別な研究所に属することになる。

だが稀に、その所属先の研究所で手に余ると他の場所に回されてしまうことがあるらしいのだ。
おそらくこの子はそういう立場の子なのだろう。
特別な力を持っているばかりにこんなに悲しい日記を欠かされている。

いてもたってもいられなくなり、
シャープペンを手に取り紙の上に芯を走らせる。


――――――――――――――――――――――――――――――――

きっとまたすぐ違う研究所に移されるのだってわかってる。


『どうして天気を書いていないの?』

――――――――――――――――――――――――――――――――

返事を待つ。
だがなかなか返事は来なかった。

無理やり書かされているような日記だ。
前のページを見る限り内容も短いしもうノートを閉じていても仕方ないかもしれない。

諦めかけた時、
自分の文字の下にうっすらと文字が浮かび上がってきた。


――――――――――――――――――――――――――――――――

『どうして天気を書いていないの?』

いつの間に僕の日記に書いたの?

――――――――――――――――――――――――――――――――


日記を閉じていなかったことへの安堵と、
久々にされたこの手の質問に自分の知名度もまだまだだなと感じる。

最近は噂が広まったおかげでこの手の返しはほとんどなくなったのだが。
それとも研究施設を転々とする生活だとそういった噂話すら入ってこない生活になるのだろうか。

ちょっと中途半端ですが今日はここまで。
この先の展開上、地の文入りのほうが書きやすいので今回から地の文使ってますのでご了承を。

>>132
閣下のやつは読んだことなかったから、この機会に読んだら面白かったです。
自分が書いてたのは佐天「いらっしゃーい」とかなので閣下のは違います、すみません!

クソゴミ電話が知っておかなければならない三つの暗黙のルール

・書き込むときは必ず「もしもしですいません」と前置きしておかなければならない
・スレで末尾〇の書き込みが三つ以上連続しないように、タイミングを計って書き込まなければならない(電話の書き込みが重なると不愉快故)
・自分をクソゴミ以下のVIPの蛆であることを自覚し開き直ってはいけない

最近となるとこのルールをもう忘れてる生意気なクソ共が蔓延しはじめてるようだな^^
「うわつまんね」「VIP終わってるな」「画像でかくて開けね、imepitaで頼むわ…」は?は?は?お前何言ってんの?電話でしょ?鏡見て?君末尾0なんだよ?分かってる?恥ずかしくないの?
いいか?電話ってのはほとんど9割方がつまらなく空気読まない、書き込むだけでそのスレの存在価値が
ゼロ以下つまりマイナス以下に下げる要因の一つになる癌なんだぞ?
それを俺達PC白血球様が寛大なる心でいくつかの制約を与え、やっとお前らがいていいことになってんだ
俺達白血球が本気になればいつだってひろゆきに連絡して永久規制を申請することができるんだからな。
今知っただろ?無知無恥のクソ電話はこの事実を知りぶるぶる震えてろ
あと、お前ら電話は本当は害なんかじゃないとか開き直ってんだろ?
違うね。今言ってるのは全て真実の事実だ。
例えば携帯用AAが開発されたり、糞ゆとりが携帯使って下らないけいおんSSスレをageたりPC様の目障りになって
実害は数えられないほどある。分かってるのか??真実から目を逸らすな。理解しろ。電話でもだ。
それと電話もPCも使ってるって奴はもうどうしようもない屑。VIPEERである誇りを失い、電話を持ってることがステータスだと勘違いしてるゆとり屑以下。
非VIPEER。似非。屑。雑魚。勘違い野郎。「私はリア充なので電話を使わざるをえないんです・・・」←ふざけんなクソ市ね
自分が蛆以下のゴミクソ存在であることをちゃんと理解しましょうね。それがVIPにお前らが存在していい唯一のアレなんだからよ

以上だ。反論レスは許さない。
分かったら「もしもし理解しました申し訳ございません」これだけ書き込んどけ( ´,_ゝ`)プッ

キョン「朝比奈…」【横浜横須賀道路】

全てもしもしから書き込んだが
面白かったとのレスがあるぞ
これをもって反論とする

意見を言うときは根拠を示せ
この場合は「もしもしから書く奴は面白くない」の根拠を示せ

あと表現の自由

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