P「アイドル達がキャラ作りしていた」(425)

P「知らなかったのは俺だけ・・・」

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春香「おはようございます、プロデューサーさん!」

P「あい、おはようさん」

春香「みんなまだ来てないんですね。今日の予定はなんでしたっけ?」

P「ああ、今日はな・・・」


P(そろそろだな)


春香「あ!今日ケーキ焼いてきたんですよ!プロデューサーさん食べますか?」

P「おう、貰うわ」


P(・・・あれ?いつもならここいらで転ぶんだが)


春香「私、チーズケーキを作ってみたんですよ!どうぞ!」

P「あ、うん、ありがとう・・・今日は転ばなかったな、春香」


春香「へ?いやだって毎日転んでたら痛いじゃないですか」


P「うん、そうだね・・・え?」

春香「日常で一日一回以上転んでたら普通おかしいと思うじゃないですか」

P「うん、思うな。でも春香h」

春香「あ!もしかして今まで素だと思ってたんですか!?」


P「・・・うん?」

春香「やだなー、プロデューサーさん。キャラ作りに決まってるじゃないですか!キャラ作り!」


P「マジで!?」

春香「当たり前じゃないですか!私自分でいうのもアレですけど、特徴がないんですよ!・・・特徴が・・・」


P「春香ぇ・・・」

P「え?それじゃあほかのアイドル達もキャラ作りしてるのか?」

春香「うーん、どうなんでしょう?私は他の子がキャラ作りしてるとは思えませんけど」



響「おっはよ!」

春香「あ、響ちゃんおはよう!」

P「おう響、おはよう・・・ん?」

響「二人して何話してたの?」

春香「いや、それはちょっと言えないかな」

P「なぁ響」

響「どうしたの?プロデューサー」

P「いや、ちょっと些細なことなんだが、お前って挨拶するときはいつも『はいさい』だったよな?」

響「ああ、あれ。止めた」

二人「「what!?」」

響「いやー、だってうちなー語しゃべるの面倒だもん」

P「い、いやだって響お前沖縄出身だろ!?」

響「沖縄出身だからってうちなー語しゃべるとは限らないじゃないか・・・それに」

春香「それに?」

響「自分が沖縄に住んでたのは4、5年ほどであとは東京に住んでたんだ」

P「なんか知りたくなかったなぁ・・・」

響「そもそも『はいさい』ってうちなー語なのかどうかも怪しいし」


P「キャラ作りしてたのが二人いたなんて」

響「え?それじゃあ春香も?」


春香「毎日のように転ぶ人が平気で暮らせるとおもう?」

響「春香のそれがキャラ作りだったなんだね」

春香「なんかまだキャラ作りしている人いそうだよね」

響「それじゃあ誰がどんなキャラ作りしてるか当ててみよう!」

春香「あ、それ面白そう!」


P「やめてくれ!もうそれ以上俺の中のアイドルたちを壊さないでくれ!」

春香「じゃあ最初に美希」

P「おいこら聞けや」

響「とはいっても美希はあれが素だとおもうな」

春香「いやいや、実は高校生とか?」

響「確かにあんなにスタイルがいいと中学生だって思えないね」

P「美希と同じぐらいのスタイルの中学生なんて世界中にいるだろ!やめろ!」

響「あ、でも『~なの』がキャラ作りなのかも!」

春香「ああ!それありえる!」

P「クソゥ!こんなところにいられるか!俺は営業に出かける!」

春香「あ、今日のスケジュールは・・・」

P「今日は休みだ!なんで来たんだこんちくしょう!」

春香「ひどい!」

ガチャ

美希「みんなおはようなの!」

P「」

多分ここら辺からキャラ崩壊ゾーン


春香「あ、美希!ちょうどいいと所に来た!」

美希「どうしたの春香?ハニーがなんかドアの前で固まってるけど」

響「ズバリいうぞ!美希はキャラ作りしてるのか!?」

P「やめろ・・・やめてくれ・・・もうこれ以上俺からアイドルを奪わないでくれ・・・」

美希「うん・・・してるの・・・してます」

春香(美希が敬語!?)


美希「ゴメンね、春香・・・さんに響さんにプロデューサー・・・美希、本当は」

P「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

響「あ!逃げた!」

~数分後~

P「離せ!話してくれ!!」

春香「プロデューサーさん、現実を見なきゃみんなに嫌われますよ?」

P「うるさい!知りたくねぇよ!聞きたくないよ!」


美希「すみません皆さん。子供の頃から年上には敬語を使えって母さんから言われてて・・・」

響「これはこれでムズ痒いぞ・・・」

美希「アイドル候補生になってからは皆と近づきたくて、春香さんや皆さんに呼び捨てとかしちゃって」

美希「いつかはやめなくちゃって思ってたけど、なかなか戻すタイミングが取れなくて」


美希「プロデューサーにもハニーなんて呼んじゃうし・・・馴れ馴れしくてごめんなさい、プロデューサー」

P「美希!頼む!もう一度俺にハニーと呼んでくれ!馴れ馴れしくしてくれ!」

響「プロデューサーが怖い・・・」

美希「でもどうして美希がキャラ作りしてるって知ってたんですか?」

響「いや、美希だけじゃなくて自分達もキャラ作りしてたんだ」

春香「うん、もしかしたらほかのアイドルの子達もキャラ作りしてるのかなって思って」

美希「春香さんと響さんも・・・私だけじゃなかったのですか。聞かれた時嫌われているのかと思いました」

春香「うん、だから安心して!たとえ素だったとしても私たちは嫌いにならないから!」

美希「春香さん・・・」

響「というか美希が呼び捨てじゃないってのが斬新だね」


P「嫌いだ・・・俺はお前らが嫌いだ・・・」

春香「じゃあ次は誰にする?」

美希「亜美ちゃんと真美ちゃんはキャラ作りとかしそうにないですね」

響「実は三つ子とか!」

美希「それはもはやキャラ作りじゃないのでは?」

P「あ、もしもし真美?今日は事務所に来なくていいから・・・え?もう事務所前に来てる?」


春香「いいタイミングだね」

響「美希は二人が分かるまでカミングアウトはしないでね」

美希「分かりました、響さん」

P「え?亜美もいる?」


真美「おっはよ~ん兄ちゃ~ん!」

亜美「おっはよ~!」

P「」

春香「おはよう!」

美希「おはようなの!」

響「おはようだぞ!」

P「なんで来たんだ・・・」

真美「あり?来ちゃダメだった?」

響「なぁなぁ真美に亜美?」

真美「どったのひびきん?」

響「二人はキャラ作りしてるのか?」

P「響は積極的だなぁ」

春香」「響は完璧ですからね」


亜美「んっふっふ~、そんなものしてないに決まってるでしょ~!ね!真美!」

真美「え?あ、うん・・・」

P「お前らに俺の家の鍵をあげよう」

亜美「マジで!?やった~!兄ちゃんの家でどっちが最初にムフフな本見つけるか競争しよ!真美!」

真美「・・・」

春香「どうしたの真美?」

真美「う、うん・・・はるるん、ちょっといいかな?」

春香「どうしたの?」

真美「ちょっとここは言えないから・・・」

亜美「おやおや~?真美隊員ははるるんを連れて何イケナイことを考えてるな~?」

真美「そんなんじゃないよ!亜美は来ないでね!来てはるるん!」

春香「え?う、うん」


響(真美のやつどうしたんだろ)ヒソヒソ

美希(わかりません・・・響さん、美希いつまで続ければいいんですか?)ヒソヒソ

響(もうちょっと待ってて)ヒソヒソ

美希(分かりました)ヒソヒソ

~社長室~

春香「で、どうしたの?」

真美「うん、いつかは話さなきゃって思ってたんだ。亜美のこと」

春香「亜美がどうかしたの?」

真美「実は亜美本人も知らないんだけど・・・」



真美「亜美は真美の『クローン』なの」

春香「・・・へ?」


真美「私もつい最近パパから聞いたんだ。亜美もそのこと知らない。知ってるのはパパとママと真美だけ・・・」

春香(キャラ作りとかそういう次元を超えてしまってる・・・)

春香「ごめん、それはちょっと笑えないよ」

真美「冗談で言わないよ!パパは双海病院の院長なんだ。真美ね、亜美が竜宮小町の営業で出かけてる時暇だったから病院の地下を探検してたんだ・・・そしたらパパと知らないおじちゃんがいて・・・聞いちゃったんだ」

真美「『クローンの亜美は元気か?』って」

春香「で、でも!今の時代にそんな高度なことが」

真美「できちゃったんだよ・・・真美も信じれなかったけど、機械とか亜美がその機械から生まれてきた写真とか見せてもらったんだ」

真美「真美も信じれないけど・・・本当のことだったんだ・・・」

春香「真美・・・」

真美「ゴメンネはるるん・・・こんな話しちゃって・・・でも、誰かにはなさないと真美の頭がおかしくなりそうで・・・」

春香「大丈夫だよ真美。私は誰にも言わないから」


  ガチャ

二人「「!?」」

亜美「真美・・・」

真美「あ、亜美・・・!」

亜美「真美」

真美「亜美!これは違うの!た、ただの冗d」

亜美「知ってたよ」

真美「・・・へ?」

亜美「亜美が真美のもう一人、クローンだって」

真美「・・・」

亜美「真美・・・ゴメンネ?真美だけに辛い思いさせて」

真美「亜美・・・!真美そんなんじゃ・・・!」

亜美「真美、亜美ね、真美のもう一人だってことに誇りに思ってるんだよ?真美がいなかったら亜美はいなかった。真美がいてくれたから一緒にいたずらできる。真美がいてくれたから真美も亜美もアイドルになれた」

真美「亜美・・・」

亜美「真美がいなかったら、真美も亜美も一人ぼっちのままだった」

春香(もう突っ込まない)

亜美「真美、亜美は真美のクローンだけど、ずっと亜美のおねえちゃんでいてくれる?」

真美「あだりまえだよ~!亜美~~!!うわぁ~~ん!!!!」

亜美「よしよし。ほんとに真美隊員は甘えん坊さんだなぁ」

真美「真美そんなんじゃないもん!」

亜美「んっふっふ~・・・あ、はるるん、これ」

春香「え?何?メモ?」

亜美「真美の悩みを聞いてくれてありがとう!これ、亜美からのプレゼント」

春香(プレゼントってなんだろ?)ペラ




       『ドッキリ大成功!!』



春香「」

亜美「んっふっふ~、真美隊員、見事成功しましたな!」

真美「・・・え?、あ!」

真美「そのようですな亜美隊長!」


春香「ふ~た~り~と~も~・・・・・・」


春香「私がどれだけびっくりしたと思ってんの!!」

真美「わぁ!はるるんが怒った!!」

亜美「総員退避~!!」

春香「こらまて~!!」

亜美(真美隊員)

真美(なんですかな?亜美隊長)

亜美(亜美、真美のクローンだけど、おばあちゃんになるまでず~っといっしょだよ!)

真美(・・・!うん!!)

P「さて、亜美真美以外の君らはプロデューサーである俺に通さずキャラ作りなぞやらかす屑であるが、俺もそんなに鬼ではない。俺のなかのアイドル達を返せ」←クローンを知らない

響「で、次は誰にする?」


亜美「あ!亜美知ってるよ!キャラつくてる人!」

P「やめろぉ!」

美希「え?誰ですか?」

真美「真美も真美も!」

亜美「お!さすが真美隊員!」

真美「いやいや、亜美隊長ほどでは!」


春香「え!?誰誰!?」


真美「多分いっしょのひとだよねー」

亜美「じゃあ同時に言おうか!せーの・・・」



亜美「お姫ちん!」真美「やよいっち!」




双子「「・・・え?」」




P「うぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

響「あ、また逃げた」

亜美「え?やよいっちが?」

真美「嘘!?お姫ちんが!?」

美希「二人も・・・どんなキャラ作りをしてたんですか?」

亜美「え~と・・・」

真美「ね~・・・」


      ガチャ

     ダダダダダ

春香「あれ?帰ってきた?」

   ガチャ、バタン!

響「と思ったらトイレに入ったぞ」




   オボロロロロロロロロ


春香「・・・吐いてるね」

響「極度のストレスか?」


    ガチャ

美希「出てきましたね」



貴音「・・・お、おはようございま・・・ウプ」


春香「どうしたんですか貴音さん!?」

響「あ、亜美が言ってたのってもしかして」

亜美「うん」


貴音「不本意ながら私、朝食でらぁめんを食してまいまして・・・」

春香「え?貴音さんって確かラーメン好きでしたよね?」

貴音「ええ、そうなのですが、実は・・・」

響「春香、実は貴音は少食なんだ」

亜美「うん、それ。実は『生っすか』の収録の後、お姫ちんがラーメンを吐いてるの見ちゃったんだー」

貴音「朝は普段、何も食してはいないのですが、らぁめん屋の店主が引き止めるもので・・・」

美希「意外ですね・・・貴音さんが少食だなんて・・・」

貴音「おや?美希、その口調は次のドラマか何かの役作りですか?」

美希「え?あ、違いますよ。これ美希の素なんです」

貴音「面妖な・・・」

美希「面妖なって・・・貴音さんに言われたくありません・・・」

春香「まぁまぁ」

亜美「で、真美。やよいっちがどうしたの?」

真美「うん、実はこの前亜美が竜宮小町の取材で居なかったとき、やよいっちと遊んでたんだけどね・・・」


  ガチャ

響「今度は誰だ?」

やよい「うっうー!おはようございまーす!!」

真美「はるるん、電卓用意して」

春香「?」

やよい「あれ?皆さんどうしたんですか?」

真美「やよいっち!」

やよい「な、なに!?」



真美「3267×57.234は?」

やよい「186983.478です!」


春香「・・・え?」

真美「はるるん、当たってる?」

春香「え?ちょっと待って・・・3、2、6、7、・・・かける5、7てん、2、3、4、っと」



春香「・・・当たってる」

真美「やよいっちって実は数学と英語が得意なんだって!」

美希「本当?Some English can be spoken? (なにか英語を喋れる?)」

やよい「Yes! When small, he heard that father's friend was talking a long time ago, and remembers.
(はい!小さい頃に昔、お父さんのお友達が喋ってるのを聞いて覚えちゃいました)」

やよい「But it still does not understand me and often.
(でも私、それでもわからないことが多いですよ)」

美希「Enough, when it can talk so much (それだけ話すことができたら十分じゃない?)」



真美「はるるん、翻訳よろ」

春香「無理言わないで」


響「He teaches at the next rest.(次の休みに自分が教えてあげるよ)」

真美「何言ってるかわからないけどひびきんが英語しゃべれるのがちょっとムカつく」

響が喋ってるのに主語Heでいいの?
禄に勉強してこなかったからよう分からんけど

貴音「神童が現れるとは・・・」

やよい「しんどーって何ですか?」

春香「すごい子ってことだよ」

亜美「まさかやよっちにこんな隠れた才能があったとは」

やよい「私、隠してなんかないよー!」

真美「脳ある鷲は旋毛を隠すってやつだね!」

春香「それを言うなら脳ある鷹は爪を隠すでしょ?」

>>78翻訳したらそうなった

響「さて、やよいと貴音のこともわかったし、次は誰にする?」

春香「やよいのはどっちかというとキャラ作りじゃなくて、本領発揮ができなかったみたいだしね」


貴音「真、などはいかがでしょう」

春香「ないね」

響「ないな」

双子「「ないっしょ」」

美希「ないと思います」

やよい「真さんはかっこいいですよ~!」

貴音「面妖な・・・」

響「いや、だってさ、真はキャラを作ろうとしてるじゃん?ほら、いつものあれで」

春香「キャピピピピーン☆」

真美「まっこ」

亜美「まっこ」

あまみ「「「り~ん!」」」


響「だから今更考えてもそれしかないんだが・・・」


やよい「でも一生懸命考えてる真さんも可愛いですよ」

ガチャ

真「さっきプロデューサーを捕まえたんだけど、なにかあったの?」

P「やめろー!死にたくないーい!!」

亜美「あ、まこちん!」

真美「ちょうどいいところに来ましたな!」

春香「ってか、なんで縄で縛ってんの?」

真「だって僕をみるやいなや逃げるしちょうど近くにあった縄で縛った」

P「ど、どうせ真だって皆と同じようにキャラ作りしてるんだろ!?そうなんだろ!?」

真「え?まぁしてるっちゃあしてるけど・・・」

美希「大体予想が付きますが、お願いします真さん」

真「あれ、美希もしかしてドラマの役作りかなにか?」

美希「・・・ソウデスヨ」

真「みんなから期待されるとやるしかないなぁ、ヘへ・・・じゃあ行くよ?」

皆『ゴクリッ』









真「キャピピピピ~ン♪」

真「エッへへ~♪みんなのアイドル、菊池真ちゃんなりよ~♪」

響「・・・でさ、次は誰にする?」

真「ちょ、ちょっとぉ!どういうこと!?」

真美「うん・・・まこちんはまこちんだったね」

美希「逆にガッカリです」

真「何が!?」

亜美「だって、いつも通りすぎるもん」

真「やれって言ったのはみんなでしょう!!」


やよい「うっうー!真さんとってもかわいいですー!」

真「え?あ、ありがとう」


P「真・・・俺はお前を信じていたよ」

真「何がですか・・・」

P「真、亜美、真美、お情けでやよい、今日は俺の奢りだ。なんか食いに行こう。あとのやつはさっさと田舎に帰れ!」

真「なんだかよくわからないけどヤーリィ!」

亜美「わーい!」

真美「兄ちゃんだーいすきー!」

やよい「私もいいんですか!?」

P「おう、隠してたのは甚だしいが、キャラを作ってたとうわけでもないからな」

やよい「うっうー!ありがとうございまーす!」

P「いいかお前ら、今度俺の前で誰がキャラ作りしてるとかいうのよ?お前らがいうとその本人が来るんだかr・・・」


春香「・・・雪歩」ボソッ

美希「・・・千早さん」ボソッ

響「・・・伊織」ボソッ

貴音「・・・あずさ」ボソッ



四人「「「「誰が来るでしょうか?」」」」←アイマス2の声当てみたいなノリ



P「やめろぉ!召喚の儀式をおこすなぁ!!」

ガチャ

春香「キタ━(゚∀゚)━!」

美希「絶対千早さんです!」

響「いや!この時間帯(?)は絶対伊織だ!」

貴音「あずさ・・・私はあなたを信じております」


P「ちょっと胃のもの吐いてくる」

真「プロデューサー・・・よほどストレス貯めてるんだな」







伊織「あら?ほとんど揃ってるじゃない」



<トイレラーメンクサッ!オボロロロロロロ


真美「お姫ちん、ちゃんと流したの?」

貴音「あっ」

響「伊織・・・自分、信じてたぞ!」

伊織「なによ急に・・・」

貴音「伊織殿、あなたは空気を読まなさすぎです」

伊織「だからなんで急にそんなこと言われなきゃダメなわけ!?」

真美「ねーいおりん。真美達に何か隠し事してない?」

伊織「は?隠し事?そんなのこのスーパーアイドル伊織ちゃんがするわけ・・・」

春香「例えば・・・キャラ作りしてたとか」

伊織「!?、そ、そんなのするわけないじゃないの!!」

亜美「亜美的にはツンデレがそうだと思うなー」

伊織「好きでツンデレをしてるわけじゃないの!元からよ!」

美希「美希的には・・・そのデコが・・・」

伊織「デコいうな!!張っ倒すわよ!!」

真「じゃあ、伊織は何も作ってないの?」

伊織「そそ、そうに決まってるじゃない!バッカじゃないの!?」

やよい「あー!」

伊織「ど、どうしたのやよい?」

やよい「そういえば今日は近くのスーパーでタイムセールがあるの思い出しましたー!」

伊織「ああ、そのことね・・・そのスーパーはタイムセールが五時から始まるからまだ時間あるじゃない。確か今日は豚肉と秋刀魚が三割引ってチラシにのってたわよね?」


やよい「そうなんですー!もやし祭りもいいですけど、たまには豪勢にお肉もいいかなーって思って」


伊織「でもお肉を買うにはそこより隣町のスーパーがいいわよ?あそこのスーパーよりも安かったし」

やよい「本当ですかー?うっうー!ありがとう伊織ちゃん!」

伊織「ニヒヒ♪ちょうど私もそこに行こうとしてたのよ。後で一緒にいくわよ」

やよい「うん!」



春香「伊織、なんでそんなに詳しいの?」

美希「チラシ見てるって言ってましたね」

伊織「はい?・・・あ!」

亜美「んっふっふ~、これは調査が必要ですな」

真美「亜美隊長!既に情報はゲットしてやすぜ!」

伊織「はぁ?ああ!私のバッグ!!やめなさい!!」

真美「まこちん!裏切り者のいおりんを束縛するのだ!!」

真「えぇ~、なんで・・・」

伊織「とか言いながら私を羽交い絞めしないでよ!!」


亜美「おやおや、中には今日のチラシやクーポン券がいっぱいですなぁ」


美希「もしかしてデコさんって・・・」

伊織「デコ言うな!!あーもう・・・そうよ!!」





伊織「どうせ私は水瀬グループの娘じゃないわよ!!」

~伊織がスカウトされた日の夕方辺り~

伊織「オトンただいま」

父「おお、帰ったか伊織。じっちゃが遊びに来てくれてるぞ」

祖父「お帰り伊織ちゃん」

伊織「あ、じっちゃ!久しぶり!元気にしてた?」

祖父「伊織ちゃんの笑顔を見たら数年は元気じゃわ!」


父「それより伊織、今日は遅かったじゃないか」

伊織「ごめんオトン。さっき黒いおっちゃんに『アイドルにならないか』ってスカウトされてて・・・」

祖父「ほう」

父「やめとき、どうせやらしいビデオの撮影に使われるんやろ」

伊織「絶対そんなんちゃうわ!名刺だってもろてるし!」

父「あのな、そんなもんあっちの業界の人かて持っとるわ!」

伊織「もうオトンなんて知らへん!晩御飯オトンの分作ったらへんからな!」

父「こら伊織!オトンの分も作れ!」

祖父「ふむ・・・伊織ちゃん、その名刺見せてくれんか?」

伊織「うん、ええよ」

祖父「ふむ、765プロか・・・というと、高木の事務所か」

伊織「しってるの?じっちゃ!」

祖父「ちょっと知り合いでな、高木のところならアイドルになれるじゃろ」

父「ちょっとじっちゃ!」

祖父「安心せい、もしそのようなことになったら水瀬グループの会長であるワシが、全力でつぶすさかいに」

伊織「じっちゃ大好きー!オトンの晩御飯じっちゃにあげるね!」

父「伊織・・・」

祖父「しかし!」

伊織「?」

祖父「伊織ちゃん、明日から『水瀬伊織』として活動してくれんかのう?」

伊織「いいわよ!」









伊織「という暗い過去があったの」

春香「うん、暗くないね」

響「えーと、つまり?」

伊織「私の祖父が水瀬グループの会長なんだけど、私の父は水瀬グループで働きたくないから下町の工場で働いてたの」

伊織「一回祖父と縁を切って婿入りにいったのだけど、私が生まれたことによって祖父も復縁してくれた」

伊織「だから本来は水瀬とは無関係だったけど、祖父が『水瀬』を名乗ることを許してくれたからこのスーパーアイドル水瀬伊織ちゃんがいるってわけ」


やよい「じゃあ、私が伊織ちゃんのいえに泊まりに行く時のあのでっかいおうちは?」

伊織「あれは誰かが泊まるときに場所を貸りてるだけよ。私もあんな広い部屋にいたら落ち着かないわ」


春香「・・・じゃあどこに住んでるの?」

伊織「安いマンション」

真美「昔の姓は?」

伊織「言わない」

伊織「ま、今思えば水瀬グループの宣伝のために私に水瀬を名乗らせたんでしょ」

貴音「今晩の夕食は」

伊織「肉じゃが」

真「じゃあみんなで遊びに行こう!」

伊織「・・・どっちに?」

真「マンション」

伊織「やめて」


P「おう伊織・・・来てたか」

伊織「ええ、さっき・・・って、くっさ!」

P「やばい・・・残り三人になっちまった・・・」

伊織「あんた臭いんだからこれ以上私たちに近づかないで」

響「残りは千早とあずささんと雪歩かぁ」

春香「あ、そういえば千早ちゃんはオフの日は家で曲の練習してるんだった」

亜美「千早おねーちゃんは本当のオフだったんだ」

伊織「何?みんなオフなの?」

美希「強制的にね」

春香「あ、じゃあ千早ちゃん呼ぶ?」

やよい「うっうー!皆そろいますね!」

P「やめて!もう俺のSUN値はとっくにゼロよ!」

ピリリリリ

春香「あ、噂をすれば千早ちゃんからだ。もしもし?」

春香「うん・・・え?そうなの?・・・うん・・・あ~、ごめんね。私いまロケで事務所にいないの」

P「!?」

春香「あ、そうなの?うん、わかった。音無さんに伝えておくね」

響「そういえばぴよ子今日見てないな」

伊織「サボってるんじゃない?」

春香「うん、それじゃあね」ピッ


美希「どうしたんですか春香さん?」

春香「なんか楽譜を事務所に忘れたみたいで今から来るんだって」

真「あ~、なるほど」

ガチャ


春香「え、もう来たの!?」








雪歩「おはようございます~」

P「雪歩・・・雪歩・・・ゆぅきぃふぉ~~~~~!!!」

雪歩「ふぇ!?ど、どうしたんですかプロデューサ・・・ってなんか臭いですぅ~!!主にラーメン臭いですぅ!!」

P「雪歩ぉ!お前もだろう!?お前もキャラなんぞ作ってるんだろう!!!??」

美希「なんかプロデューサーさんがゾンビみたいです・・・」

亜美「まこちん!にいちゃんゾンビに回し蹴り!」

真美「そんでよろけたところでヘッドショット!」

 真
<武道・格闘>(90%)→01 クリティカル!

Pゾンビ
<回避>(25%)→00 ファンブル

真「フンッ!おりゃぁ!!」

P「ミラバゲッソ!!!」


春香「なんでTRPG・・・」

真「小鳥さんが仕事中に見てたのを真似しただけだけど・・・雪歩大丈夫?」

雪歩「うぅ・・・怖かったですぅ・・・」

真美「ねぇねぇ雪ぴょん、真美達に隠し事してない?」

雪歩「ふぇ!?か、隠し事!?」

亜美「亜美達にはすべてお見通しだよ~ん!」

雪歩「そ、そんなはずないよ!!」

亜美「おやおや~?どうしてそんなことが言えるのですな?」

真美「亜美隊長!ここは敵の口を割らすほかないですぜ!!」

亜美「うむ!そうですな!」

雪歩「へ?な、なにを・・・」




亜美「・・・あ~~!!雪ぴょんの後ろに見知らぬオジさんがぁ!!」

真美「すっ裸で阿波踊りしてるー!!」



雪歩「ふぇえええええええええええ!!!!」ズ┣¨┣¨┣¨┣¨ドドッ!!!


アッ、ユキホチャンイラッシャイ!ナニタベテク? ア、ジャアサバミソテイショクデ・・・


真美「ふむ、穴掘りと男が苦手なのは健在っと」

亜美「雪ぴょーん!亜美はレバニラ定食ねー!」


真「いやいや、穴掘ったあとに注文取らないで戻ってこようよ雪歩・・・」

春香「さすがたるき亭、慣れてるねぇ」

響「それじゃあ雪歩はキャラをつくってないんだね」

雪歩「そうですってばぁ~!」

真「で、この穴どうするの?」

春香「明日には直ってるでしょ」

亜美「このレバニラ定食おいしー!」

真美「あ、真美も一口ちょーだい!!」



バウっ!



響「あれ?いぬ美?」

いぬ美「バゥッ」

響「あ、今日やるはずだったドラマの台本じゃないか!ありがと、いぬ美!」

いぬ美「バウっ!」



真「あ、いぬ美・・・雪歩大丈夫?」


雪歩「・・・」ボソボソっ


真「?」

雪歩「いぬ美ちゃんかわいいなぁ・・・あの毛並みとかかなり手入れされてるんだろうなぁ・・・さすが響ちゃん・・・ああ、あのモフモフを一日中触りたいなぁ・・・気持ちいいんだろうなぁ・・・今日天気よかったからお日様の匂いとかするんだろうなぁ・・・」ボソボソっ

真「・・・雪歩?」

雪歩「へ?あ、ひゃぁ!い、犬・・・!!」


真「雪歩、いぬ美に触りたいのなら正直にいいなよ。でないとこの先ずっと犬嫌いのままになるよ?」

雪歩「・・・響ちゃん!」

響「どうした?雪歩?」

雪歩「あの、その、えっと・・・いぬ美ちゃんだけど・・・」

響「ああ、ごめん。雪歩は犬が苦手だったな。すぐに帰らせるよ」

雪歩「ち、違うの!!その・・・いぬ美ちゃんを触らせて・・・くれないかな、なんて」


響「え?別に構わないけど、雪歩、大丈夫なのか?」


雪歩「うん、大丈夫!」

響「わかった。いぬ美、お利口にするんだぞ!」

いぬ美「ワンっ!」

雪歩(いぬ美ちゃんのことだから急に噛まないよね?)




     サワっ


雪歩「・・・!!!」キューンッ♡

響「雪歩?顔真っ赤だけど大丈夫なのか?」

雪歩「・・・響ちゃん」

響「どうした?」


雪歩「・・・この子、ウチで飼っていい?」

響「だ、だめだぞ!いぬ美は自分の家族だから!」


亜美「これは意外ですな」

真美「まさか雪ぴょんが犬に触るなんて・・・はっ!まさか!」



美希「雪歩さんって本当は犬が好きなんですね」

雪歩「ごめんね、本当はそうなの・・・」

雪歩「私が小さい頃、子犬に噛まれちゃって・・・甘噛みだったから傷はなかったけど、お父さんがこれ以上近づくなって言ってたものだから、自然と犬を避けるようにしてたの。そしたら皆、私が犬が苦手だって思ってたみたいだから、そういうことにしておこうかなって・・・」

伊織「いやいや、普段あんなにリアクションしてたら普通誰でも犬嫌いだって思っちゃうじゃない!」


雪歩「う、うん、ゴメンネ・・・」


P「う~ん・・・イタタ」

亜美「おや、兄ちゃんが復活してしまったぞよ?」

真美「まこちん!今度はドデカイのをお見舞いしてやれー!」

真「いや、やらないから」

P「俺いつの間に寝てたんだ?」

春香「プロデューサーさん。私たちのことわかります?」

P「おう、分かるぞ。お前は諸悪の権現にして最低のクズ野郎だ」

春香「あはは、今の状況だとそれであってるのかなぁ・・・真、お願い」

真「プロデューサー、もう一発逝っときます?」

伊織「で、残るは・・・」

貴音「千早にあずさ、ですね」

春香「多分もうすぐ千早ちゃんが着くんじゃない?」

響「ああ、そうだ。そういえば春香は千早に電話したとき、事務所にはいないって言ってたけど、あれはどう言う意味?」

春香「うん、千早ちゃんってあまり自分のこと話さないじゃない?だから素直に聞いても答えてくれないかなって思って」

やよい「そういえば私、千早さんのこと全くしりません」

美希「言っては悪いと思いますが、千早さんっていつも歌のことや仕事の話しかしませんね・・・」


伊織「で、どうやって吐かせるのよ」

春香「そんなの決まってるじゃない!」


春香「隠れて様子を伺うんだよ!」



P「あ、はい、この船に乗ればいいんですね?」

真美「まこちーん、兄ちゃんがあっちの世界に行こうとしてるよ~?」

亜美「真美、面白そうだからこのままにしておこうよ!」

春香「みんな、そろそろ千早ちゃんが来る頃だと思うから隠れて!それと亜美と真美はプロデューサーさんを起こして」

真美「実質はるるんがやったようなものなんだからはるるんが起こせばいいのに・・・」

亜美「兄ちゃん起きて!千早おねーちゃんが来ちゃうよ!」


P「え?なに?未練は無いかって?何言ってんすか、まるで俺が死ぬみたいな口ぶr」

真「フンッ!」

P「エグヴォっ!!!」

響「あ、起きたぞ」


P「何!?何が起こったの!?なんの騒ぎ!!」


春香「プロデューサーさん、早く隠れないと千早ちゃんが来ちゃいますよ」

P「そうか、ならば俺はここに残ろう」

春香「え?どうしてですか?」

P「もし、俺がここにいれば千早は本性(仮)を出すことはできない・・・つまり俺の千早のアイドル像は守られたままなのだ!!」

春香「プロデューサーさん、千早ちゃんを信じているんですよね?」

P「おう、当たり前だ」

春香「ならなぜ信じているのにそんなことするんですか?」

P「い、いや・・・それは・・・」

春香「もしかして、怖いんじゃないですか?これ以上プロデューサーさんのアイドルが壊されていくところを」


P「そ、そんなわけあるか!怖いものか!怖くねえぞ!!野郎ofクラッシャアアアアア!!」


春香「それでは一緒に千早ちゃんを観察しましょう!」

P「クソうぅ・・・こんなはずでは・・・」

響「どこに隠れるんだ?」

美希「うーん・・・社長室でいいんじゃないんでしょうか?」

春香「そういえば今日、社長は出張でいないんだっけ?」

P「なんでこういう時にいないんだよ・・・」


ガチャ


小鳥「」

P「」


小鳥「・・・は、はいってま~す」

ガチャ   カチャ


P「・・・」


ガチャガチャ

P「小鳥さーん?いるんでしょー?」

小鳥『・・・』

ガチャガチャ

P「小鳥さーん、開けてよー」

小鳥『・・・』

ガチャガチャ

P「ねぇねぇ、聴いてる?小鳥さーん?ねぇー、ねぇーってばぁー」

小鳥『・・・』


ガチャガチャガチャドンドンドンドン!!!

P「オラ!開けろキビヤック!!はよ開けろボケェ!!!!」


小鳥『ヒィイイイイイイ!!!プロデューサーさんが怖いぃいいいいいいい!!!』

小鳥「なんで皆社長室でスタンバッているんですか~」←結局開けた

P「俺のアイドルを守る為です。小鳥さん、ここにいたのならさっきまでのやり取り聞いてましたよね」

小鳥「そ、そりゃあ聞いてましたけど・・・でも、別にいいじゃないですかぁ!」

P「よくねぇ!!」ドンッ

小鳥「ひぃ!」

春香「プロデューサーさんうるさい」


『ガチャ』

響「お、だれか来たぞ」





千早『おはようございます・・・って本当に誰もいない』


真美「千早おねえちゃんって本当にキャラ作ってるのかな?」

春香「それを知るためにわざわざ社長室にいるんだよ」

P「頼む千早・・・俺を裏切らないでください」



        /\___/ヽ

       /''''''   '''''':::::::\
      . |(●),   、(●)、.:| +
      |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|    
    .   |   `-=ニ=- ' .:::::::| +
       \  `ニニ´  .:::::/     +   さぁ、楽しいパーティタイムの始まりだ。
      _、,,_,,...ii'      !;<'-、`;:、                 ' '., ,' '、
     r'_  ヽ. ||`'- ..,__ ` )\ヽl ',                   ) ヽ'
.    i´ ヽ,,_ ', !!  _,,`ニ'---`-',| ',                   ':,   ':.,    ,
    ,'   '、ヽ;.!'‐''´        '、.',                   ;_,,... -'----、'
.    ,'    ,iヽ!              ', ',                  _,.-‐'´       .',
   /   /-':i     .ノハ∞   |. ',               _,.-'´            |
   /   ,'、`ー!   o(´ー`o    |. ',       ,-'ニr'‐'               ,'
  ,'   .,' ',. ',   .O',,Oノ     |  ヽ     __,.r' .i.l´                 ,:'
.  i    /  ヽ. ',             ',   `"''―‐'l.i.l.|ヽ', ヽ            ,. '
 /   く.     ヽ.'.,           l        ヽ!_ '_ ,.-'-' .,_       _,. ‐'´
. ,'.    `:、    ','、           !'i‐―'''"´ ̄ ´.`    `'‐---‐''"



千早「ふぅ・・・少し横になろうかしら」

P『できればそのまま帰っていただきだいが』

春香『はよ、千早ちゃんはよ』


千早「・・・しかし、アイドルのみんなってキャラ作ってそうね」


アイドル共『『!?』』

P『そこに気づくとは、やはり天才か』


千早「春香はそうね・・・コケるのがそうとか」

春香『せいか~い』

千早「我那覇さんは・・・以外に都会に住んでるとか」

響『そうなんだな、これが』

千早「美希は、本当は敬語をつかってる・・・?」

美希『さすが千早さんです』

千早「亜美と真美は・・・なんだろう?クローン?」

真美『こやつ・・・ニュータイプか!?』

亜美『ぐぬぬ・・・なかなかやりおる』

P『は?そうなの?』

千早「四条さんは口調・・・いえ、少食とか面白そうね」

四条『面妖な』

千早「高槻さんはかわいいわ」

やよい『えへへ~』

千早「菊池さんは・・・うん」

真『え?なに?僕はなに!?』

千早「水瀬さんは・・・案外下町にすんでるとか?」

伊織『悪かったわね、下町で』

千早「萩原さんは、男性恐怖症が・・・いえ、そういえば男の人を埋めてるのを見た事あるから違うわね」

P『雪歩・・・お前・・・』

雪歩『だ、だって仕方ないじゃないですかぁ!』




千早「まぁ、みんなに限ってそんなことはないわね」

千早「それにしても、少し眠いわ・・・昨日夜ふかしして曲の練習をしてたせいかしら?」

P『千早、それでこそお前だ。それがアイドルというものだ!』

春香『ひどいプロデューサーさん!まるで私たちがアイドルじゃないみたいな言い方!』

P『黙れ!貴様らなぞアイドルではない!ただのそっくりさんだ!』

春香『正真正銘のAランクアイドルです!!』




千早「?、社長室の方から?」


春香『やばい!気づかれた!皆隠れて!』

響『え!?どこに!?』

春香『どこでも!!』



ガチャ


千早「誰かいるの?」








千早「やっぱり誰もいないわね」


バタン




P『・・・ふぅ、なんとかやりすごせた』

小鳥『社長の机って二人分はいれるんですね・・・あれ?ほかの皆は?』

P『ほんとだ、どこに隠れ・・・・』




P『天井に張り付くってお前ら・・・人間か?』


春香『アイドルたるもの、これぐらいできなくてどうするんですか?』

愛ちゃんなんか声で人殺せるしな

P「俺の知ってるアイドルはそんなことしない。いいから降りなさい」

春香「はーい」シュタタタ

千早『・・・誰か帰ってくるまでソファーで寝ておこう』

亜美「おや、これはなかなかいい具合になってきましたな」

伊織「じゃあ後10分ほど待機して様子を見てから戻りましょ」

P「できるなら家に戻ってほしかった・・・」



~数十分後~


真「響、どう?」

響「うーん・・・何も聞こえないぞ」

美希「じゃあ寝てるんじゃないですか?」

真美「そういえばミキミキもよくねるよねー」

亜美「あれはキャラ作り?それとも素?」

美希「素ですよ。アイドル始めてからは夜中でも練習してますし」

やよい「美希さんはがんばりやさんですね!」

美希「早く千早さんや皆みたいにキラキラしたいですから」

春香「それじゃあ亜美、真美、ゴー!」

双子「「ラジャー!」」


亜美「さてさて・・・千早お姉ちゃんが寝ているソファーまでたどり着くことができましたが~」

真美「どこからせめて行きましょうかね~」

亜美「やっぱり・・・胸?」

真美「亜美隊長、こやつブラしてませんぜ!」

亜美「お~う、ダイダンですな~!じゃあ胸は違うっと」

真美「うむむ、寝てたらわからないなぁ・・・」

亜美「それじゃあ下を攻めますか」

真美「あみ、いくらなんでもそんなことしたらバレちゃうよ」

亜美「へーきへーき!いざとなったら誤魔化せばいいんだし・・・」カチャカチャ







P「あいつら変なことしてないだろうな」

春香「亜美と真美ならバレてもいたずら程度で怒られるだけですから」

P「お前・・・」


亜美『ティンがある!!!』

真美『タマもある!!!』


全員「「「!!!???」」」

P「どうした!」ガチャ

亜美「あわわわ・・・」

真美「千早姉ちゃんが千早オネエちゃんだった・・・!!」


千早「んあ・・・なんの騒ぎよ・・・」

亜美「ひぃ!千早オネエちゃん!」

千早「何?」

P「あー、悪いがお前の股にぶら下がってるその可愛らしいウィンナーについての説明をして欲しいんだが?」

千早「イヤァ!どうしてズボンが半脱ぎなんですか!み、見ないでくださいプロデューサー!」

亜美「わー!こっちに来ないで!!」

真美「犯されるぅ!千早オネエちゃんに犯されるぅ!!」


やよい「小鳥さん、見えないです」

小鳥「見ちゃダメよやよいちゃん!あなたには刺激が強すぎるわ!!」


~数分後~

千早「死にたい」

P「死ぬのは事情を話してからだ。そのあとならゆっくりじっくりいたぶって殺してやる」

春香「あのー、プロデューサーさん。もしかしてなんですけど・・・」

P「なんだ?」

春香「もしかして千早ちゃんじゃなくて優くんなんじゃ・・・」

P「ああ、俺もそう思う。そうだろ?優」

千早?「違います」

P「・・・ゆu「違います」y「違います」」

P「企画に『ライオンVS芸能人』という企画があったが千早はそれほどしたかったのか」

優「はい私は優ですお願いですやめてください死んでしまいますマジで」

P「すまん響。千早がどうしてもこの企画やりたいっていうからお前のペットとしてライオン貰えそうにないわ」

優「優!優!アイム優!!千早じゃなく優です!アイ!アム!ユウ!!」

P「最初から素直に言えや」

優「これには深い理由があるのです・・・そう、あれは10年前・・・」

~30秒後~


P「そ・・・そんな・・・千早が・・・千早がトラックに引かれて死んだなんて・・・」

優「だから私は姉の意思を継ぐために歌手になりたかったんです・・・!!」

春香「ねぇ優くん、その『私』っていうのちょっとやめてほしいかなぁ。一応男の子なんだし」

優「体は男でも心は女よ!」

P「そうか・・・辛かったんだな・・・グスッ」

伊織(あの30秒ほどの説明だけで泣くって・・・)



ガチャ

千早「あれ?今日皆仕事はいってたんじゃ・・・」

やよい「千早さん、おはようございます!」

アイドル共「「「」」」

P「」

優「」



P「oh...Doppelganger」

真美「ち、千早オネエちゃんが二人!!」

亜美「ドッペルゲンガーだー!!」

貴音「」

響「おい!貴音ぇ!しっかりしろ!!」

千早「?、何言ってるのかしら?どうしたんですかプロデューサー?」

P「anata ha Tihaya ?」

千早「イエス」

P「イデデデデ!!!折れる!!指折れるぅううううう!!!!」 ボギンッ P「あ」

千早「すみませんプロデューサー、折れました。しかし後二本ほどいっとかないと気が収まらないのでやっておきますね」 ボギッボギン


P「」


千早「で、どうしたの皆?」


春香(この時、私は・・・いや、私たちは思った)






          『指 を 折 ら れ る 』


春香「い、いや~、事務所に千早ちゃんが二人いるものだからびっくりしちゃって・・・」


千早「はぁ?二人・・・二人?」


優「」

千早「優」

優「はい」

千早「どうして私の格好を?」

優「はい」

千早「はいじゃないでしょ。それにその服、私のよね?」

優「はい」

千早「それで、私のいない間に何をいったの?」

優「はい」

千早「・・・・」



優「姉さんやめて!アイアンクローはホントやめて!浮いてる!浮いてるから!!」

響「え~っと・・・?」

千早「紹介するわ。私の弟「妹」おとうt「妹」・・・弟の優よ」

優「痛い痛い痛いいだぁいいいいい!!!!」


伊織「ちょっと状況判断したいんだけど、弟の優はトラックに引かれて死んだのよね?」

千早「ええ、死んだわ。私の優は」

貴音「と、いいますと?」

響「お、やっと気がついたか貴音」

千早「自分のことを『女』と認識してるのよ。トラックに引かれた時に」

千早「幸い死ぬのは免れたのだけれど、頭をやられちゃったみたいで意識が戻った時には自分のことを女だって本気で認識したみたい」

響「そ、そうか・・・」

千早「そのあと大変だったわ・・・私のお下がりを来て友達の家に行ったり、私の真似して髪を伸ばしたり男の子に告白されたって報告したり・・・」


千早「そして今日は私の服を着て事務所にきてるなんてね・・・」

春香「あれ?でもなんで私たちは留守だってわかったんだろう?」

千早「私の隣にいたからじゃないかしら?盗み聞きしたんでしょう」


P「で、胸はどっちに合わせたんだ?」


千早「・・・」


  ゴキン


亜美「首を躊躇いなく360度回しよった・・・」

真美「さすが千早お姉ちゃんやでぇ」



千早「そう、みんなキャラ作りしてたのね」

優「すごい!私が思ってた通りだった!!」

真「で、優くん。僕の時はどうっだったのかな?」

優「黙秘権を実行します」

真「ダメ」


美希「それで、千早さんはしてるのですか?」

千早「私?私はしてないわ」

美希「え?だってプロデューサーの指を平気で折っちゃうし・・・」

千早「そろそろ私の我慢の限界だったからよ。それが今日だったって話なだけで」

真美「じゃあ千早お姉ちゃんはコールオブデューディーのままだったんだね!」

響「それを言うならクールビューティじゃないのか?」


春香「でも、本当にそっくりだね、千早ちゃんと優くん」

雪歩「なんだか双子の姉妹みたいですぅ」

亜美「しかし男だ!」

春香「あ!なんなら優くんもアイドルにならない?」

優「あ、それは遠慮しておきます」

春香「え?どうして?」

優「だって、アイドルになったら恋愛ができないんでしょ?だったら私は一般人のままでいいです」

春香「あはは、優くんも男の子だしね。青春もしたいよね」

亜美「しかし相手も男だ!」


優「あ!でも姉さんの代わりっていうのならいいよ!」

千早「大丈夫よ優。私は一人でもちゃんと仕事してるわ」

優「じゃあ姉さんの苦手なグラビアだけでも」

千早「性別を考えなさい。そんなことしたら私が男だって疑われるじゃない」

優「心配ないよ!もしそうなっても、はるちはが合法になるんだし」

千早「・・・」





優「あ!やめて!アイアンクローで徐々に力いれるのやめぁあああああああああああああああああああああ!!!!!」

春香「残るはあずささんだけだね」

千早「なんだがそういうことをしているようには見えないけど・・・」

響「まぁ、最初は春香と遊び的な感覚で始まったからね」

美希「えっと、結果的には真さん、やよいさん、千早さんはキャラを作ってないってことですよね」

亜美「キャラ作り(物理)!」ドヤァ



やよい「プロデューサーさん大丈夫ですか?」

P「世界が360度回った気がしたが気のせいだろう」

伊織「どうして生きてるのよ・・・」



真「あ、そういえば僕、あずささんの噂聞いたことあるな」

真美「えー?なになに?」

真「でも噂だから信憑性はないよ?プロデューサー」

P「ん?どうした真」

真「あのですね、あずささんが来たらこう言ってみてください」ゴニョゴニョ






P「・・・そんな質問で大丈夫か?」

真「大丈夫だ、問題ない・・・って言いたいところですけど、本当かどうかわからないですからね」

P「それでお前らは逃げ道確保のためにまた天井に張り付くんだろ?」

真「当たり前田のクラッカーですよ」

P「古いなぁ・・・」

優「え?張り付くの?てて天井に?」

P「お前が社長室を除いた時、既にはりついてたからな」

千早「優、後でうまく天井に張り付くコツを教えるわ」

優「まさか私を天井にめり込ませる、とか言わないよね?」

千早「!!」

優「『その手があったか!』みたいな顔はやめて!!」


P「しかし、真もよく数年前のことを知ってたな」

真「最近ネットサーフィンにハマってるんです!その時にこの噂を聞きました」

P「そうか・・・そんな真に面白い話を聞かせてやろう。その当時俺もそこにいたぞ」


真「うっそだぁ!」

P「・・・」

真「・・・」




真「・・・え?ホントですか?」


P「若気の至りてやつだよ」

P「その時の俺はなぁ・・・」

春香「皆静かに!」


コッコッコッコ


春香「あずささんがきたよ!散ッ!!」シュバババズゴッ


P「早いなぁ・・・あれ?優くんと小鳥さんは・・・?」


優「」


P「あいつ天井に埋まったまま死んでやがる・・・」

ガチャ

あずさ「おはようございまぁ~す」

P「あああずささん、おはようございます!」

あずさ「どうしたんですか?そんなに慌てて」

P「い、いえ!なんでもありません!」

あずさ「あ、私が迷わずに事務所にこれたからとか思ってたんですか?メッですよ」

P「いや、そういうわけでは・・・あ、そうそう、あずささん」

あずさ「はい、なんでしょうか?」


P「数年前の話なんですかど、『度截焚(ドタプーン)』というレディース暴走族が存在したの知ってますか?」

あずさ「・・・あらあらぁ」

P「そのヘッドの人が凄かったらしいんですよ。なんでもあちこちの暴走族を笑顔で潰していったんですから」

P「確か右手に木刀、左手にバールを持っていたことから『金木犀』とよばれてたみたいですよ?」

あずさ「それは少し違いますよ。右手にバール、左手に木刀でしたよ」

P「へぇ、よくそんな細かいところまで知ってますね」

あずさ「何を言ってるんですか。何回もお相手したじゃないですか。『風露頽甕擂(プロデュース)』の『一角獣』さん♪」

P「ああ、そういえばそうでしたね!ハッハッハ」

あずさ「うふふ♪」

P「・・・」

あずさ「・・・♪」




P「すいません、ちょっとお手洗いに」

あずさ「そっちは出口ですよ、プロデューサーさん」

P(真ぉおおおおおおおおお!!!って居ねぇええええ!!!)

P「えっと、あずささん?本当にヘッドだったんですか?なんか結構雰囲気違いますけど・・・」

あずさ「あらあらぁ、恥ずかしいわぁ。これでも私、頑張ったんですよ?口調を変えたり、髪の色を戻したり」

P「人間ってそれだけで変わるんだなあぁ・・・結構この事務所にいるけど、全然気付かなかった」

あずさ「あらぁ、私は気づいてましたよ?だって、全く変わってないんですもの」


P「そういえば、あずささんのチームが『神出鬼没の女神』だなんて呼ばれてましたけど、なんとなく分かりましたよ・・・迷ったんですんね?」

あずさ「そうなのよ~。隣町のチームを潰しにいこうとしたら、なぜか二つ隣の県のチームを潰しちゃったんですよ~」


P「そんなこんなしているうちに、挑んでくるチームが減って行ったんですねわかります」

あずさ「でも、何度も挑んてくるのはプロデューサーさんのチームだけでしたよ?他のチームは一回だけでいなくなっちゃうんですもの」


P「あれは挑んだんじゃなくてあなた達がいきなり来ただけです!」

あずさ「あらあら~?」

あずさ「それはさておいて、春香ちゃん?そろそろ出てきたらどう?」

P「ああそうだよ・・・さっきまで天井にいたのになんで居なくなってるんだよ・・・」

あずさ「あらぁ、ずっといるじゃないですか」


春香「さすがあずささん!まさか見抜かれるなんて」 はらり

P「か、隠れ身の術!?いつの間に!?」

春香「もー、プロデューサーさん!私たちはアイドルですよ?」

P「だからって天井に張り付いたり隠れ身を使ったりするアイドルはいないだろ!」

春香「いるじゃないですか、目の前に」

P「もう何も信じられない・・・」

真「あずささん、本当に元暴走族だったんですね!」

あずさ「ええ、そうよ♪」

真「じゃあアレ、あれやってくださいよ!生で聞きたかったんです!」

あずさ「あれって、なんのことかしら?」

真「やだなぁ、あずささんの決まり文句ですよ!僕、動画でみてたんですけど、せっかくあずささんがいるんだし聞いてみたいんですよ!」

あずさ「あらあらぁ、そんなの作ったことないんだけど・・・あ、もしかしてあれかしら?ともみが考えてくれたあのセリフ」

真「是非聞かせてください!」

あずさ「昔みたいに決まるかしら・・・じゃあ行くわね?」






あずさ「私の前を通るものは『地獄への一本道』だと思いなさい!!」


あずさ「・・・どうかしら?うまく決まらないわぁ」

真「かっこいい!さすがあずささん!!」

P「そういえばあったなぁ、そんなセリフ。ほとんどの人はその時点で気絶してるから聞いた人は少なかったけど」



響(・・・春香、見えたか?)

春香(うん、見えたよ)

美希(美希も見えました)




美希(あずささんの後ろに特攻服とバールとバットを持ったあずささんがいつもの笑顔で・・・)

春香(え?なに?あの笑顔でほかの人を潰してたの?怖!)


P「あの頃にもどりたいなぁ・・・プロデュース業なんて知らなかったあの頃に・・・」

  _l_   _l_    `'ー、_____.                    rヘ、___LLl
   __|__/    __|__/        /                   __〉  ノ __                  
. (___|ノ`) (___|ノ`)     ./                 ま  (_,rヘ. \\\    __ ...  ---ー ' "  ̄
    、_     、_     ./   ,.. -:':':":':.ー:.、_      __l__ あ  /^l |  l   ̄       ---―
   l.__    l.__     /   ,.:.'::::::.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:`>:-、_ _人__    (_ノ `ー' __ nn,/l
  、___,)   、___,)   (___,.r':::::::.:.::.:.:.:.:.:.:::.:.:.:.:r::-:.-r、::ヽ  __l__    ,..r'" ̄ ≡ LLl / 二二二 _,...ニ.--、ニ
  _l_   _l_    ,/:::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:/^"^^`i;.:.:.:.:i,ヽ;:.| ノノj ヽ r<\_. -ーく  (_/ ーニニ /ィ  j_  /≡
   __|__/    __ |__/   /:::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:/     __':.:.:.:.:i. l::|  タ、  l1ヽ_ノ、_____三      ̄ー_. -‐- 、 ヽj Zノ
. (___|ノ`)  (___|ノ`)  |:::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:i' 'ニ   -`i.:.:.:.:i |/     / ,=、-  ,F   -=ーー='"     \- 'ーニ ー-
    、_     、_     ヽ;.:.:.:(|:.:.:.:.:.:l '"⌒  ⌒l:.:.:.:j    /  _ヽ `ー= 三三- ̄ ≡  7  /=/ヽ=   ー--
   l.__    l.__      >.:.:.:.:.:.:.:.i     ,  j:.:./        /  ̄      -ー =-  、-'__/  /ミ 
  、___,)   、___,)    /::::.:.:.:::::::iヽ;i  、-‐ァ ノ'i/       ,. -‐-、_  = ' ' ==-="~ ̄`'ー= -Z'ー'~_____
  _l_         /:::::.:.::.:.:.:.:.:.〉、_.、_  `" /:i       人_、/ ,└、_          ̄ "'=ニ-ー='~‐= `iヽ,_
   __|__/   _l_   |::::::::::.:.:.:.:.:ノ_/_j l T'┬'⌒ヽ      (、__j' / , ニl-  _             .r'ミ7 王.l‐i、
. (___|ノ`)   __ |__/  .ヽ::::::.:.:.:/-、 ヘ ̄ ̄`\  \     ヽァ`'ーく.r='ニ-    ̄ " ' ー-=-三ヽ ニ-( ̄ヽ / jーl=〉
  _l_  (___|ノ`)  _.〉:::./ー-、. 、. . .``ヽ :ヽ、 \   /   /               ヽj   ̄`'i―'"_ノ、ノニ
   __|__/    、_'"  /::::.:/    \ヽ: .\\\:.\ヽ ヽ,/   ≡三ニニ=-  - ニ ̄三ヽ=-_ `'ーー'^  ̄
 .(___|ノ`)   l.__  ./:::::::::;i      i. :i . : .ヽ: : :ヽ: :l       r=≡-        -ミ二`' =ヽニ
  _l_    、___,) .|::::::::::iヽ     ヽ: . : . : l.: . : .i.:ノl l     エニー ,.=r'" ̄ヽニ -、 -=  -' /.ノ= ー--
   __|__/       i、::::::::i ヽ     ヽ =、: .___,/ ノノ 、 ./- /=    iヘ-  ヽ、__,=-r'='-  __ ー
. (___|ノ`)       __|`ヘ:::j  \     ` 、;.//      `"  三   ヽ \ミノ三-、            ̄
           / /:. : ./: . :.ヽ  ヽ 、_'ー-ニー_,.==-、     ー '" ̄ヽ‐' ニ__     ,. -=ミ ̄`ヽ、_ ' ー‐ --
  ヽヽ ノ    ,r'  /: .、 . /: . :/. : \ ー -  ̄ニ/=ー_ \  ー ―=- ----ー―三三ミ、_   、__  ヽニz
   ー '    / /: . 、ヽ:\ . .ヽ、 : . :ヽ、  ニ-.ク r-r┐ \ \            ニニ     `ヽス_ミ
   / ̄/  | /_;_: . ヽ\\ \__\.: . : / 、 /l"l L/Lj   ヽノ^7=         ニ=-   ー 、__ =ノ_ノ.j= 
   /_/ /ヽj   \. r-ーく ̄ `く^'ヽr-、 lニニ ニニl  `ー'^ /ミ- ’"' ー - ----、 ___i   、_ __ミノ=/  __
  O   /ヘ    /-   'i、   ヽ | \r┐| .| くヽ 〈〉〈〉/7               ヒ, _ _ ,.ノ-   ー -  ̄

ガチャ

律子「ただいま戻りました~・・・って、あれ?なんでみんな事務所にいるの?営業は?オーディションは?」

やよい「あ、おかえりなさい律子さん!北海道の出張お疲れ様でした!」

P「おお律子・・・丁度いいところに帰ってきてくれた!聞いてくれよ、こいつらひどいんだよ・・・!」

律子「私はなぜ皆が事務所にいるのか聞いているんですが?」

P「こいつらキャラなんぞ作ってたんだよ・・・酷いだろ?なぁ律子ぉ・・・」

律子「その前に私の質問に答えてください」

P「・・・全員仕事キャンセルした。さぁ、次は俺の話を聞け」

律子「ああん?キャンセルした?」

P「今は仕事よりこいつらのほうが重要なんだよ!!営業先には後で謝るから!!」

律子「プロデューサー、もしかして仕事舐めてません?」

P「今日このことを知るまではプロデュース業に骨を埋めようとおもっていた。しかし今は転職して自宅警備員になりたいと思っている」


律子「本当に何があったんですか・・・」

P「実は俺の机の中には既に辞表届けが入ってるんだぜ?」

律子「いつ書いたんですか・・・」

P「何があってもいいように入社時に書いた」

律子「プロデュース業に骨を埋めるって言ってたくせに」


P「俺は辞表を出すぞぉおおお!!!律子ぉおおおお!!!」

律子「私に出さないで社長に出してください!」

P「だって社長、出張でいないんだもん!!」


律子「たかがアイドルがキャラ作りしていただけでやめないでくださいよ!」


あずさ「あ、そういえば律子さんも前まではアイドルしてましたよね?」

響「え?そうなのか?」

あずさ「ええ、そうよ~♪Sランクまでいったんだからぁ~♪」

律子「ちょ、あずささん!その話はしない約束じゃあ!」

あずさ「あらぁ、いいじゃない♪せっかくなんだし、ねぇ?プロデューサーさん?」

P「それなら既に知ってるよ・・・だって俺の先輩がプロデュースしたし・・・待てよ」


律子「なんですか?」


P「お前、アイドルだったってことはなんだ、お前もキャラを作っていたな?」

律子「どうしてそうなるんですか・・・」

P「うちの事務所の奴らがキャラ作りしてるんだ!だったらこの事務所のアイドル一号のお前が諸悪の権現かもしれぬ!!さぁどうなんだ!!」

律子「まぁ、そりゃ少しは作ってたけど・・・」


P「俺はもう何も信じない・・・」ガラッ


律子「だからって窓を開けて飛び降りようとしないでください。それにここから飛び降りても骨折程度ですみますよ?」

P「頭から落ちれば問題ない!!」

律子「事務所的に問題大アリです!!」

春香「律子さんはどんなキャラ作りをしてたんですか?」

律子「あんた達ほどのことはやってないわよ。ただ私は『マニア向けアイドル』として活動してたからマイナーな趣味を取り入れただけよ」

春香「例えばどんなのですか?」

律子「『セパタクロー』って知ってるかしら?」

春香「知りません」

律子「つまりそういうことよ」

律子「ほかにもペタンクとかインディアンポーカーとか、いろいろよ」

春香「やったんですか!?」

律子「嗜む程度にね」

P「ああ、そう・・・ふ~ん」

春香「あれ?意外と反応が薄い」

美希「美希たちだとあんなに騒いでたのに」

P「いや、だって律子って今プロデューサーじゃん?アイドルじゃないじゃん?つまりそういうことだよ。アイドル時代の律子知らないし」

響「Sランクまでいったのにか?」

P「当時はアイドルなんて興味なかったんだよ!」

律子「別に知らなくてもいいです。それでどうするんですか?」

P「んー、そうだな・・・とりあえず・・・亜美、真美、やよい、真以外のアイドルはクビね」

全員『はぁ!?』

P「当然の結果だ!俺を騙したり殺しにかかったりするアイドルなんていらん!!あ、そうなると真もクビになるなぁ・・・うん、それじゃあ真もクビ!決定!ほら消えろ!!」

真「非道い!!」


小鳥「プロデューサーさん」

P「何ですか小鳥さん?」







小鳥「お戯れもそのへんにしておきましょうか?」

P「はい?」

小鳥「社長室で隠れていた私も悪いですが、プロデューサーさんは言いすぎの上にやりすぎです」

P「い、いや・・・」

小鳥「たった少しのキャラ作り、いいじゃないですか。この子たちだけじゃなく、ほかの事務所の子達もキャラはつくってますよ?」

P「しかし」

小鳥「プロデューサーさん♪」

P「はぃい!!」


小鳥「この事務所はあなたの理想のためにあるんじゃないんです。アイドル達が理想より遥か上を目指すためにあるんですよ?理解できますか?できませんよね?だって、あなたの理想を彼女達に押し付けてるんですもの」

P「・・・」

小鳥「あなたの言い分じゃあ『自分のいらないものは消えろ』と言ってるようなものですね。それじゃあ私からも言わせてもらいます・・・彼女達の夢を邪魔する人は・・・」











小鳥「[ピーーー]」








P「うわぁあああああああああああああああああああ!!!!」ガバッ


小鳥「ヒッ!」ビクッ

小鳥「びっくりしたぁ~・・・プロデューサーさん、やっと起きたんですね」

P「はい?あ、夢?」ハァハァ

小鳥「ここ最近、プロデューサーさん頑張ってましたからねぇ、疲れが一気にきたんでしょう」

P(よかった・・・夢か・・・にしても、小鳥さんの最後の言葉聞き取れなかったなぁ・・・なんか音が入ってたし・・・)

P「うわ、寝汗グッショリ・・・俺どれぐらい寝てました?」

小鳥「ざっと三時間ぐらいですかね?早く仕事に取り掛からないと、律子さんに怒られますよ?」

P「そ、そうですね・・・アハハ」

P(そうだよ、これが現実だよ・・・寂れた事務所、小汚いソファ、寂しく響くキーボード・・・そして)






P(プロデュースしようにも居さえしない、アイドル)

小鳥「早くアイドル候補生が現れないかなぁ」

P「夢のよな話しないでくださいよ。こんな汚い事務所に誰が入るんですか」

小鳥「ムッ、汚いとは失礼な!こう見えても昔は綺麗だったのよ!」

P「それは昔だったからでは」

小鳥「ふ~んだ、プロデューサーさんなんて知らない!」



ガチャ

小鳥「!!、もしかしてアイドル候補生!?」

P「そんな都合よくこないでしょうな」

律子「ただいまー・・・あ~疲れた」

P「おうご苦労さん」

小鳥「なんだ、律子さんかぁ・・・」

律子「なんだってなんですか、こっちは頑張ってたのに」

P「どうだった?アイドルになれそうな子はいたか?」

律子「ええ!豊作でしたよ!なんと13人!」

P「おお!それはすごいな!!っで、いつ来るんだ?」

律子「みんなやる気満々でもうすぐ来るはずですよ」




『え~っと、ここでいいのかな?』

『いいんじゃないでしょうか?』

『もしかしてみんなスカウトされたのか?』

『ボロっちい事務所ね。本当にこんなとこでアイドルになれるのかしら』

『なんとも面妖な・・・』

『もしかしたらエッチいビデオ撮影じゃないのー』

『そだよー!もしかしたら騙されてんじゃないのー?』

『ひぅっ!お、男の人がいるんですかぁ~!』

『心配ないよ、ボクがついてるからさ』

『うっう~みなさんよろしくおねがいしまーす!』

『あらあら~、元気ね~』

『お姉ちゃん!私たちアイドルになれるんだよ!!』

『まずは女装をやめなさい』

ガチャ

「「「失礼しまーす!」」」


律子「あら、いらっしゃい!プロデューサーさん、この子達がアイドル候補生です!」

P「いらっしゃ・・・い」



P(やべぇ、夢でみたメンツと一緒だ)

小鳥「キャーー!!みんな可愛いーー!!」

律子「えっと、みんなアイドル志望ってことでいいわね?それじゃあ軽く挨拶をしてちょうだい。そのあと、手続きとかあるから」

律子「プロデューサーさん、何か言っておくことありますか?」


P「え?あ、ああ・・・」







P「じゃあまず、キャラ作りから始めよう」

律子「それは手続きが終わってからにしてくれませんか?」




                        おわり

優(女装)もかよw

>>390
同じ事思ったwwww「13人」のじてんで気付けなかったオレガイル
「12人」が「13人」になってるのに違和感感じなかったぜ

はるるんは実はドSな閣下を抑えてるでも面白かったかも…んでPはドMで閣下の跪きなさいにはい!喜んで!的に跪き他のアイドルからうわぁ…的な目で見られてゾクゾクしたり(笑)

あとがきのようなものを書かせておくれ

こんな駄文を読んでくれたり、画像支援やAA支援、キャラ作りのまとめなどもありがとうございます

書き始めてから二ヶ月たってしまったけど、なんとか無理やり終わらせることができた


本当は春香みたいな軽いキャラ作りにしようと思ったんだけど、なぜかこうなってしもうた。ちかたないね


正直、ssは初めてだったから怖かったけど、みんなの千早愛に全俺が感動した

まさか千早であんなに盛り上げるとは思わなかった

それと、エキサイト先生は悪くないんや・・・英語が出来んワシが悪いんや・・・


次書くときも亀レスになると思うけど、もしよければチラ見程度で見てくれれば嬉しいです。うっうー

レスまだたくさん残ってるし、ちょっとしたおまけ書く


初期設定

春香「もう転びたくないんですけど・・・」 転ばない

響「動物はちょっと苦手さー・・・」 動物苦手

美希「ハニー、ウィッグ外していい?」 かつら(つまり基本覚醒美希)

真美亜美「「いつから双子と錯覚した」」 三つ子、もしくは四つ子

やよい「長介は私の性奴隷ですー!」 どS

貴音「うちな、昨日UFO見たんやでUFO!凄ない!?なぁ、凄ない!?」 関西弁

真「可愛いのより格好良い服が着たいなー」 メンズ

伊織「なんで・・・グスッ・・・なんで誰もいないのよぅ・・・グスッ」 極度の泣き虫

雪歩「男の人が大好きです!」 ビッチ

千早「ヘイ!みんなのアイドル千早ちゃん、大☆参☆上☆!! キラリン♡」 無駄にハイテンション

あずさ「あらあらぁ・・・プロデューサーさん、指を折られたいんですね?」 元ヤン



これは酷い

おまけその2

>>215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/30(火) 22:41:08.42 ID:Wj2q0EWIO
愛ちゃんなんか声で人殺せるしな

>>215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/30(火) 22:41:08.42 ID:Wj2q0EWIO
愛ちゃんなんか声で人殺せるしな

>>215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/30(火) 22:41:08.42 ID:Wj2q0EWIO
愛ちゃんなんか声で人殺せるしな


「がんばれまなみさん!」

まなみ「おはようございます」

石川「おはようございます、まなみさん。今日は早いですね」

まなみ「ふふ、だって今日は876プロに新しい子がはいるんですもの。じっとしていられませんでした」

石川「そうね。涼、絵理に続き、もうひとりのアイドルの卵、日高愛が来るんですものね」

まなみ「日高・・・あの伝説のアイドル、『日高舞』の苗字と一緒ですね」

石川「まぁ、そうよね。っと、ごめんなさい、私ちょっと出かけてくるから、あとお願いね。十時ぐらいには来ると思うから」

まなみ「分かりました」





まなみ「日高愛ちゃんか・・・どんな子だろ」

~十時~

まなみ「あ、もう十時か」


ガチャ

まなみ「あら、もう来たのかs」

愛「               !!!!!!!!」



まなみ(振り返ったとき、何が起こったのかわからなかった)

まなみ(すべてのガラス窓は割れ、書類は吹き飛び、社長のお気に入りの食器が粉々になった)

まなみ(そう確認したかと思おうと、私はいつの間にか宙を舞っていた)

まなみ(いや、吹き飛んでいたといえばいいのだろうか)

まなみ(下には車やが人見える・・・まるで鳥になったようだ)

まなみ(最後に私が勤めていた事務所に目をやると、日高愛と思われる人物が目にみえた)

まなみ(あの子が日高愛・・・アイドルの卵、日高愛・・・可愛らしい子じゃない)


キキーッドンッ!!

オイ!ヒトガヒカレタゾ!! チ、チガウ!コイツガトビダシテキタンダ!! ッテカ、トンデコナカッタ?



愛「あれ?誰も居ないのかな?」


「がんばれまなみさん!」  おわり



876分からへん・・・

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