上条「インデックス……お前を……」(226)

学園都市


上条当麻「守る……俺はお前を……守る……」

降りしきる雨。幻想殺しは歩く。

上条当麻「守る……お前を……守る……」

その左手には生首。

赤い髪の男性の生首……。




少年は狂う。

少女は……

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1344879354

土御門元春「……ねーちん……ステイルが殺された……」

神裂「……彼には勝てなかった……」

土御門元春「勝てなかった……いや、かみやんは……そんな次元じゃない……」

神裂「憎しみ、彼を動かしているもの……」

土御門元春「ねーちん……どうやってかみやんを止める?」

神裂「わかりません」


霧が濃くなる。

御坂美琴「ねぇ、初春……なにか掴めた?」

初春「いえ、ただ……御坂さんが探している人物は学園都市のどこかにいるみたいです」

御坂美琴「……そう」


雨が降りしきる。


御坂美琴「はぁ」

溜め息が響く。

雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨


降る。

叩きつけるように雨が降る。

少年は立つ。

彼の目は虚ろ。

上条当麻「あは、あははは」


ゆらゆら……ゆらゆら……少年は幽鬼のように歩く。

きたらステイル終わってた

腹パンスレかと思ったら

てっきりインなんとかさんを殺害するものかと

目を閉じる。

思い出す。








とうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうま



たった一人、嘗て愛して死んだ人。

綺麗な笑顔が、今でも……








上条当麻「夢……か」


上条当麻は生首を踏み潰す。

ぐちゃ


鈍い音。

脳漿が地面に散らばる。

白い脳がばらばらになる。

頭蓋の鈍い音。


上条当麻「許さない……赦さない……」


ゆらりゆらり。


彼は立ち上がる。




上条当麻「あは、あははは、あははははははははは」


土御門元春「ねーちん……かみやんが魔術サイドに与えた被害、知ってるか?」

神裂「はい。神の右席はアックア以外殺され、私たちに居たってはトップを殺された……幻想殺し、悪意を最大限に生かし、学園都市のスキルアウトから横流しされた兵器を使い、彼女を殺した魔術サイドを壊滅させるつもりでしょう」

土御門元春「ああ……本当に、な……」


土御門は溜め息をつく。

極悪条さんか

ゲス条さんスレかと思ったのに・・・

生首をつぶした感触が気持ち悪かったのか、上条当麻は目をつぶる。








上条当麻は夢を見る。

憎しみの夢を。






殺したい。

何を?

決まってるだろう?


全てだ。



何で?


わかってる。


彼女を死なせた全てを……殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す

幻想も現実も関係ない。

憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す



ああ……世界は汚れている。

何か卑しい仕事をしているいかくもさんみたいな上条さんだな

御坂美琴は溜め息をつく。

彼女の友人であった上条当麻が失踪してからはや一月。

彼は世界各地で、敵を討っているらしい。




何の仇?





御坂美琴は知っている。

自分より強い人間をも守ろうとする上条当麻の優しさを。


だから、恐らく彼が壊れたのは……

佐天「」ガタガタガタガタジョロジョロ

黄泉川「この娘が……被害者?」

モブ「はい。佐天涙子。上条当麻に遭遇、上条当麻は狂ったような顔て、『インデックス、インデックス』と叫びながら抱きついたようです」

黄泉川「それでトラウマになったんじゃん?」

モブ「はい。第五位が到着したら直ぐに治療させます」

黄泉川「任せたじゃん」

黄泉川は佐天をみる。

佐天「」ジョロジョロガタガタガタガタジョロガタガタガタガタ

怯え失禁する佐天涙子。

当たり前だ。

あんな『化け物』のように迫られたら、普通なら狂う。

自我を保ってるだけ彼女は強い。









黄泉川「上条……」

上条当麻は狂う。


敵意を向けている人間以外、彼が救えなかった人間に見える狂気。




壊れる。


真っ直ぐな人は壊れる。

いとも容易く。



ガラスのように。

涙子たんの失禁は僕がいただきますペロペロゴクゴク

お前も壊れてるじゃないか

土御門「ねーちん……かみやんは戻ると思うか?」


降りしきる雨。

土御門は天を見上げ神裂に問う。

神裂「……『私』にそれを問いかけますか?」

土御門「……悪い」





ザーッと音が響く。


涙涙隠す雨。

土御門「……かみやん……」


土御門は友の名を呟く。

そういや御坂は初春と呼び捨てにしないんだよな…初春さんとよんでる

正直男主人公が愛する人間の死によって精神が壊れていてしかもチートのように強くなるみたいなシチュエーションとか大好物です。

上条「……」


雨。彼は見つける。


御坂00001「」


血まみれのクローン、その骸を。








上条「インデックス! 何で!」




彼にはそのクローンは別人に見える。





























上条「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ! インデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックス!」








少年は物言わぬ骸にすがりつく。

血を舐める。

少年は泣く。叫ぶ。狂う。



上条「何で! 何で死ぬんだよインデックス!」


泣き叫ぶ。泣き喚く。


少年に理性はない。



上条「せめて……せめて……」



おもむろに上条当麻は御坂00001の骸の喉に噛みつく。

食い破る。


咀嚼する。



上条「」クチャクチャ



上条は骸を食らう。


愛しい人を血肉にするように……。



土御門「最大主教……」


土御門は手を合わせる。

彼らの長の墓に。



神裂「……」


神裂は涙を流す。


彼女は悔いる。








己が弱さを。













沈む沈む









私は沈む……

濃密な血の匂い。










少年は少女を貪る。








さぁ? あなたはどこまで墜ちる?

あと時系列が気になる

>>30
一巻と二巻の合間です

>>31
新約の一巻と二巻ってこと?
いずれにしろ期待。

>>32
普通の一巻と二巻です

>>33
なるほど、1巻のバットエンドか。

上条当麻は一心不乱に御坂00001の死骸を貪る。

彼の目には、御坂00001はインデックスにしか見えない。

愛する人の遺骸を貪り食らう恍惚。

上条当麻はそれを味わう。








頬を舌を肺を胃を腸を肝臓を筋肉を腎臓を子宮を脊髄を膀胱を脳を上条当麻は食らう。

かじる。


味わう。



上条「インデックス……インデックス」


涙を流しながら一心不乱に喰い進む。


それは背徳の甘美。

愛する人を食らう絶頂。



上条当麻は壊れきる。


彼を戻す方法はただ一つ。

即ち、彼の愛する人の蘇生。


故に、彼が戻ること能わず。



御坂「ねぇ……あんたはどこに居るの?」


御坂美琴は涙を流す。

御坂「なんで……なんで私を……」


我慢できなくなり、御坂美琴は立ち竦む。


御坂「頼らなかったのよ……」



真珠のような涙。

御坂美琴はへたれる。

青ピ「かみやん……」

青ピは俯きため息を吐く。


友人の上条当麻が消えた。

何がある?



わからない。


青ピは不安になる。

上条当麻が御坂00001を味わい尽くした時だった。









「ははっ、なんだァ? 鬼かァ?」








上条当麻は振り向く。

常識的見地で言うと、人間が人間を一人丸々平らげることは出来ない。
ところで人間食う関連で、高橋葉介の「アン」シリーズを思い出したんだが。

>>39
お肉しか上条ちゃんはたべてないのですよー

何か似たようなのどっかで見た気がするけど こっちのが好きだわ

現れたのは白い白い躯をした血のように赤い目の……鬼。



一方通行「なンなンですかァ? 全く、死体を眺めに来たら居るのは鬼ィ! カカカ! おもしれェ」




白い鬼はケラケラ笑う。




上条「……」



人喰い鬼もまた黙る。

あれ?
一方通行さんヤバいんじゃね?

上条当麻は興味なさげに御坂00001の死体を眺める。

一方通行はそれを不快に思ったのだろう……禁句を口走る。









一方通行「そのおンなを殺したのはオレだァ」








瞬間、何かが切れる。



ゆらりゆらりゆらりゆらりゆらり。


上条当麻は立ち上がる。


ゆらりゆらりゆらりゆらりゆらりゆらりゆらり。


上条当麻は揺れる。


一方通行「あァン?」


一方通行は不可思議に思う。


その疑問こそが彼にとっての命とり。














上条当麻「あはは」








一方通行「はァ!?」



上条当麻は一瞬で距離を詰めた。

一方通行は反射しようとする。


上条当麻は右手でそっと一方通行に触れる。















左手にはコルトパイソン。





一方通行は慌てる。


反射ができない事実に。








上条「お前が……お前がインデックスを殺した」








上条の目は虚ろ。

一方通行は恐怖する。








上条「ばいばい」




一方通行「グプォ!?」


コルトパイソンの銃口を一方通行の口にねじ込み……上条当麻は引き金を引く。










上条「あはは。インデックスを殺した、罰だ」





笑う笑う上条当麻。


目の前には白い骸。

アクセラ瞬殺…南無

暗い暗い闇の底。


私はたゆたう。

私は沈む。

ああ、何て暗い。



でも


わたしは


気になる








あの人は









何でこんなに私を愛してくれるの?








ありがとう








わからない








苦しいよ




胸が

土御門「……ねーちん……戻ろう、学園都市に……」


神裂「まだ、天草の皆の墓参りが未だです」


神裂は涙を流す。

土御門「済まない……」


神裂「建宮五和香焼対馬……みんな、私のせいで……」


聖人は涙を流す。


陰陽師は空を見る。

チート上条さんパネェWWWW
一方さん…(´;ω;`)グスン

血まみれ濁濁。

血みどろ泥泥。

腐臭は満ちる。

路地裏に。

白い骸に黒い鴉。

横に立つは死神。


神を殺す狂った死神。

上条「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」

幻想殺しは笑う。泣く。










ああ、救い有らんか。

>>39
食い散らかしてます。

風が吹く。

墓の丘。

悲しげに一つの墓が立つ。








刻まれた名は……花で隠れている。



墓の下で眠る彼女は何を思うか?


わからない。

血の海。

倒れている男達に息はない。

浜面仕上、半蔵、駒場利徳。彼らが所属するスキルアウトは、一方通行を殺したばかりの上条当麻によって皆殺しされた。


ただ眼前に居ただけだった。


上条当麻はガソリンをばらまき、火をつけ、嗤いながら逃げ惑うスキルアウトを撃ち殺した。


浜面仕上、半蔵、駒場利徳は上条当麻に抵抗したが、理性を吹き飛ばした狂人には勝てなかった。



上条「死んだ死んだ、ケラケラ」


上条当麻は理性を失っている。


暴君は止まらない。

魔術サイドどころか科学サイドも[ピーーー]の?

>>56

後々明かします。

あと別にageって入れなくても上がるよ?

御坂美琴は歩き出す。



黒子「お姉さま、どこに行くのですの?」

進む進路の先には白井黒子が立つ。


御坂「……関係ないでしょう?」


御坂美琴は黒子を睨む。

黒子「あの殿方を探さない方が良いですの」


黒子はずばりと思った事を言う。

御坂「……何でよ」


その語気は凛としていた。


黒子「先ほど、第五位が殺されましたわ」



御坂「!」


黒子「防犯カメラの映像から、犯人は上条当麻と予想され、さらにスキルアウト無差別殺人の犯人候補ですの……お姉さま、彼はお姉さまの知っている彼では無いですの」


黒子は必死に御坂を止めようとする。


御坂は呆然と佇む。

第五位。

彼女を殺した上条当麻は走る。

憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い

彼女を殺した科学と魔術が憎い。


憎い。

憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い


彼女を傷つけた魔術が憎い。

彼女を救えなかった科学が憎い。






上条「許さない……殺してやる」



上条当麻は全て殺す。













ごめんなさい。








あなたを壊してごめんなさい。









大好きになってごめんなさい。








お願い。








私を忘れて。


















蠢く





何かが蠢く




彼の中を




蠢く






ケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラケラ

上条「ぐっ!」


血まみれの上条当麻は呻く。


右手が疼く。


おぞましい負の感情。


上条「殺す! てめえもぶち殺す! 最後に殺す!」


上条当麻は叫ぶ。



それは狂人の様。





黒子「お姉さま……」


白井黒子はベッドに御坂を横たえる。

御坂美琴は上条当麻についての情報を聞くと倒れた。








黒子「安心なさって……お姉さま……」


黒子は御坂に背を向ける。



その顔は何かを決意した顔だった。



鐘が鳴る。

リンゴンガンゴン


二人は立つ。


土御門「ねーちん……行こうか」


神裂「はい」



立ち上がる。


二人は進む。



罪人を裁きに。

上条当麻は歩く。



上条「インデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックス……」



ぶつぶつと上条当麻は呟く。











「ジャッジメントですの」








彼を誰かが呼び止める。

書き溜めしてないの?

>>68

ノートに書いたのを時間ができたらちまちま書いています。

そうか頑張れよ 北井

>>70
なぜわかったし

冥土「ふぅ」


学園都市最高の名医、冥土返しは溜め息をつく。

その眼の下には隈。


右手は既に義手。


今でも彼は思い出す。








あの悪夢を。





あの惨劇を。







残念ながら……彼女は死んだ



そう、事実を言っただけだった。

医者として当たり前な事。


だけど


当たり前な事で


彼は


壊れた










ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ! 殺す! 殺してやる!









それは彼が右腕を失った日の記憶。

徹夜明けのせいかイシツブテに見えた

>>74

疲れすぎですwwwww

御坂「はっはっはっ」

御坂美琴は走る。


目を覚ました時、どうしようもない不安が押し寄せてきた。



何かを失いそうな不安。

何かが奪われそうな不安。


恐怖?


それに近い感情。








御坂「何かが、何かがおかしい……」





意味不明な焦燥感。



走る走る。御坂美琴は走る。

御坂美琴「あ……いや……」








そして彼女は見つけ出してしまった。









御坂「あんた……何……私の後輩に……え……」








言葉が出ない動けない電気が出ない泣けない叫べない救えない弔えない怯えられない攻撃できない防御できない。



彼女が見たのは……










上条「ああ、ビリビリか」


彼女が良く知る友人と








黒子「」








彼女の後輩の死体。









御坂「あ……ああ……いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!」

なんでサテンさん無事だったん?

>>78
上条さんの好みじゃね?

>>79
作者の好みだろ

>>78



あの時は未だ上条さんにギリギリ理性がありました


敵意がなかったからだろ
書いてたじゃん

美琴の覚醒はよ



帰隊

闇条の美琴レイプはよ

漂う厨二臭

もっとつきぬけるべき













ダメ









ダメだよ








殺さないで

上条「苦しい……苦しいんだよ」



怯える御坂を前にして、上条は泣く。


御坂「……へ?」


御坂は呆気にとられる。









上条「苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい」



上条当麻は唸る。

狂ったように。











上条「胸に穴が空いているんだ……美琴……」







弱々しい足取りで上条当麻は御坂美琴に近づく。

御坂「ひっ……」


御坂はおぞましさのあまり後退りする。








上条「胸が空っぽなんだ……助けてくれ……助けてくれよ……」



上条は幽鬼のように迫る。


悲しげな子犬にも見える。


御坂「あんた……」

愚かしいことに、御坂美琴はこの時上条当麻に心を開きかけていた。

自分の後輩を殺した男に彼女は気を許しそうになった。








御坂「悲しいの? 苦しいの?」








細い指が上条の頬をなぞる。

上条「痛い……胸が苦しいんだ……空っぽなんだ……」


上条の目から涙が零れ落ちる。

御坂「大丈夫だよ」



ギュ



御坂は、子供を抱き抱えるように上条当麻を抱き締める。










サクッ










御坂「え……」


御坂は倒れる。

ちょうど心臓近くを切り開かれる。








上条「あはははは」



上条当麻は御坂美琴の心臓をえぐり出す。


上条当麻「あはははは、あははははははははははは」

ゆったりと御坂美琴は倒れる。


上条当麻はわらう。






もうちょっと努力なさい




急に美琴がやられてしまったけど期待

なにこれ終わりが見えない










血液が止まる。


当たり前だ。

心臓が無い。

あんたは……何で私を殺して泣いてるの?

分からない。


ああ……止まる。





バイバイ









大好きだよ……








上条「あれ? ビリビリ?」




それは不幸だった。

上条「え……御坂?」

余りにも不幸過ぎる奇跡。

奇跡が溢れるこの世界においてさえ、余りにも残酷な奇跡。


御坂美琴の思いは皮肉にも上条当麻に届いた。








上条「あは……あははははははははははは」



壊れた絡繰り人形のように上条当麻は笑う。

上条当麻は、正気に『戻ってしまった』。

みこちゃん(;ω;)



上条「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ」


冷たくなった御坂美琴の死体を抱きかかえ、上条当麻は謝る。


誰に?




分からない。



上条当麻は再び壊れる。

戻んのはえーよwwwwと思ったら壊れんのはえーよ

土御門「なっ……」


神裂「それは本当ですか?」



これから学園都市に向かおうとした土御門と神裂は、空港で出会った一人の少女から聞いた話に愕然とする。

御坂妹「本当です、とミサカは真実を述べます」

御坂妹、土御門が学園都市内部の情報を感知するために上条が狂ってから味方につけた御坂妹のクローンである。



土御門「詳細を頼む……」

御坂妹「はい……。学園都市第三位、即ちお姉さまを殺した上条当麻は、その後第四位麦野沈利、第七位削板軍覇、第六位名称不明、第二位垣根帝督を殺害。学園都市内部でテロを起こし、学園都市を半壊させた後、統括理事長、アレイスタ・クロウリーと戦闘、これに勝利して学園都市を壊滅させたとミサカは涙ながらに……」

御坂妹は最後まで言葉を言えなかった。


土御門「……御坂妹、俺が知っている奴で誰が死んだ?」

拳から血を流しながら土御門は問いかける。


御坂妹は涙を流す故に言葉無く、タブレットを見せる。


上条さんつえー



死傷者ピックアップ 土御門元春関係者


月詠小萌 爆死
青ピ 轢死
吹寄整理 爆死
土御門舞夏 焼死
黄泉川愛穂 上条当麻により銃殺
芳川桔梗 爆死
エツァリ 上条当麻により拷問死
結標淡稀 爆死
佐天涙子 上条当麻の科学テロにより死亡
木原数多 一方通行の敵討ちに行き死亡
御坂00001~10031号 発狂した上条当麻により虐殺。
御坂10033~20000号 アレイスター・クロウリーと上条当麻の戦いに巻き込まれ死亡





その他多数

佐天さぁぁぁぁぁぁん!!

敵討ち!?
レベル6目指してたら仲良くしてたのかなぁ

つーか上やん舞夏殺しちゃダメよ…

初春はいきのこったのか

その他じゃね?

初春「佐天さん……」


生き残った学園都市住人は日本各地に避難した。

陸奥盛岡

越後高田

美濃大垣

摂津尼崎

土佐高知

出雲松江

筑後大牟田

初春飾利は出雲松江の避難所に居た。







初春飾利「なんなんですか……あの『龍』は……」


初春飾利はトラウマで眠れない。

上条当麻は歩く。


彼は今、奇妙な見た目だった。





右手が竜の顎。





学園都市統括理事長、アレイスター・クロウリーを殺した上条当麻の幻想殺し。


無論、今までの幻想殺しで上条当麻が御坂美琴死後の無双ができるわけがない。


御坂美琴の死、それが引き金となり、上条当麻の右腕は『得体の知れない』ものになった。


上条「後二人……殺してやる」


上条当麻は笑う。



土御門「……」


土御門は涙を流す。


学園都市なら、『彼女』の死に関わっていない舞夏は安全だろうと高を括っていた。

だが、憎悪に取り付かれた上条当麻は全てを滅ぼした。

神裂「……」

神裂は十字を切る。

彼女もまた天草十字凄教の仲間を失った。

御坂妹「」

御坂妹は跪き祈りを捧げる。

彼女は姉妹を失った。





祈り、悼み、決意を新たに……。



信じられるだろうか?

上条当麻が今空を飛んでいる。

怒りで次の段階に進んだ上条当麻の幻想殺しは、上条当麻を飛ばす。




上条「最後に殺してやる……最後に……許さない。世界が滅ぶ様を見せてやる」





狂人の戯言。

洋上に響く。

土御門「……これが学園都市跡地……」


神裂「なんと云う地獄……私はまだ地獄を知らなかった……」


土御門と神裂は絶望する。

上条当麻とアレイスター・クロウリーの激戦の跡。

もはや更地。

土御門と神裂は黙祷する。




御坂妹「二人とも、大変だとミサカは急ぎ報告に来ました」


土御門「どうした……御坂妹?」

嫌な予感がした土御門は御坂妹に問う。








御坂妹「日本以外が上条当麻の手により壊滅しました、とミサカは信じられない報告を真剣にします」


土御門「は?」

神裂「え……」


土御門と神裂は呆然とする。

上条当麻が世界を壊滅させた。


どうやって?


簡単である。

上条当麻は進化した幻想殺しで空を飛べる。

上条当麻の実力は最早規格外。










アメリカ中核を虐殺、そのままボタンを押してアメリカの核爆弾を日本以外に落としたのだ。


世界中で人が死んだ。



最早上条当麻を止める事は不可能、彼は本当に殺したい二人に大いなる絶望を与えて殺す為に動く。

何でアメリカそんなに核ミサイルもってんだよww

>>115

アメリカいっぱい持ってるよ

ロシアプラスしたらもっとやばい

>>115
ボタン一つで世界が終わるレベル

>>115

ほら

止めて









とうま……止めて!








届かない願い。だって彼女は……










アックア(……これで終わりであるか)


上条当麻に壊滅させられた神の右席最後の生き残り、後方のアックアは今死の淵にいた。

アックア(テッラに助けられたこの命も……ここまでであるか)

彼は彼を助けた緑の同僚の顔を思い浮かべる。

アックア(第三王女を助けるために爆発に巻き込まれた末がこれであるか)


アックアの皮膚は爛れていた。


わろた

>>101
>御坂妹、土御門が学園都市内部の情報を感知するために上条が狂ってから味方につけた御坂妹のクローンである。

クローンからクローンを作ったのか(すっとぼけ)

>>122
御坂妹、土御門が学園都市内部の情報を感知するために上条が狂ってから味方につけた御坂のクローンである。


ですね。

何で御坂妹妹作っちゃったんだろう……





アックア(すまないである……ヴェント、テッラ、フィアンマ……第三王女……そして、上条当麻……)


アックアの目から涙が零れる。

仲間を弔えず、敵を救えない。


アックアは後悔の中、死んだ。





一輪の花。


下には数多の骸。


土御門によって植えられた花。



土御門元春から土御門舞夏に向けた手向け。










土御門「……行こう、ねいちー。かみやんを止めよう」


土御門元春は前に進む。

つっちー……

ねいちーてなんやネイチャーメイドか

これはもう魔神オティヌスに期待するしかないな

>>125

ねーちんですね

冥土返し「君は僕を殺す気かい?」






冥土返しは穏やかに語る。

チャキッ

銃を構える音。

学園都市最高の名医、冥土返しの頭の後ろに黒い銃。

上条「お前を殺したら、俺が殺す奴は後一人。インデックスが味わった苦しみ……お前に与えてやる」

上条当麻の顔は憎悪に歪む。

右手は龍の顎。

左手に銃。

上条当麻は言う。

「お前を苦しめるために殺した。世界を此処まで壊した」

それは狂人の戯言。


上条「インデックスを助けなかったお前の良心を痛めつけてやった!」

上条当麻の顔は紅潮する。


上条「ざまぁみろざまぁみろざまぁみろ! お前のせいで世界はこうなった!」


上条当麻は醜く笑う。

冥土返しは言い放つ。








冥土返し「呆れたよ、まさか高々僕を苦しめるために此処までやるとは」








パン








そして冥土返しの頭は熟れたトマトのようになった。

上条当麻は冥土返しの死体に唾を吐きかけ言う。

上条「お前が助けられなかったインデックスは……」


暫く呼吸をおいて、上条は口に出す。










上条「この世界よりも大事な奴だった」








それは



彼の



告白










バタン





「お腹が減ったんだよ」




初めてみた彼女は、白い変な奴、という印象だった。

メル欄にageは必要ないのでは、とミサカは少し言ってみます

age進行の人もいるからな

結局ageっていれなくて自然に上がるって訳よ




「あなたは、地獄まで着いてきてくれるかな」



彼女は問う。

俺は答える。


「ああ……その幻想をぶち殺してやるよ」



彼女は答える。


「ありがとう」

その笑顔は一輪の花の如く……。




赤い男。

でかい。


「彼女を渡して貰おう」


気持ち悪い。

あいつを渡す?

考えられない。

「イヤだね」

「そうか……ならば死んで貰おう!」

赤い男は赤い炎を出す。


渡してたまるか!

あいつは……あいつは俺の……




「あいつが……死ぬ……?」


赤い男の次は痴女。


「はい、彼女は一年に一度記憶を消さないと死ぬ体なのです」


ぐにゃりと視界が歪む。


俺は叫んだ。






「嫌だ!」






右手を振りかざし、戦った。








ヒック ヒック



誰かの鳴き声。

うっすらと目を開ける。


「とうま……大丈夫かな?」


彼女は泣きながら俺に抱きつく。

そうか……俺は負けたのか。


悲しくなって、愛しくなって、彼女を抱き返す。

伝わる体温。

俺は誓った。









世界を敵に回しても彼女を守る、と。

割と短いのかな?
もうすぐ終わり?




「竜王の殺息、発動」



何だ、これは?

どうしてあいつがこうなる?








誰か来てくれ誰か来てくれ誰か来てくれ!

俺だけじゃ止められない!

「排除対象、上条当麻。これよりさらなる魔術の執行を」


幻想殺し。

俺が唯一持ってる力。

お願いだ!

あいつを助けたい!


頼む!





ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ


迫る熱線。

殺しきれない。

駄目だ、このままじゃあいつを助ける事が出来ない!









「ごめんね、とうま」




防いでいた。

それでも……








上条「夢……か」






上条当麻は起き上がる。

隣には冥土返しの死体。


上条「さぁ、後一人」


上条当麻は歩みを進める。








上条「行こう、イギリスに」




上条当麻は空を飛ぶ。




とうま……




もうやめて……




それ以上重ねないで……






御坂妹「土御門に報告がありますとミサカは急ぎ来ます」

土御門「どうした、御坂妹?」


土御門は御坂妹に問う。








御坂妹「上条当麻がロンドンに出没、場所は……」



御坂妹が小声で言った場所を聞き、土御門と神裂は泣き崩れた。









終わりは近い


墓の平原。

上条当麻は花を捧げる。


上条「……ごめんな」



上条が跪く墓には名が刻まれてる。

その名は……









Index-Librorum-Prohibitorum







彼が愛した人の名前。




御坂妹「上条当麻は動いてません、とミサカは報告します」



土御門「ああ……なら、此処でかみやんを止める」


土御門の決意は固かった。


神裂「……」

神裂はひたすら祈っていた。

これもう(何が何だか)わかんねぇな

なんだか要所の説明を殺すってイベントだけで簡単にすっ飛ばすので読まされる方はついていくのが大変。









やっと終わる。









あれだな ゲームやってて間違ってスキップクリックしちゃった気分。
とぶとぶ





上条「やっと来たか……神裂」




上条当麻は墓にもたれかかっていた。

上条当麻。もたれかかっている墓の後ろにはインデックスの墓。

神裂「……」

土御門「……」

御坂妹「……」

学園都市からイギリスまで二人が移動している間、上条当麻は墓の近くから動いていなかった。

上条当麻の目は死んでいた。

否、まだ死人の方が生きた目をしている。

神裂「私を待っていたのですか?」

神裂は太刀を構える。

上条「ああ……殺す為にな」

上条はゆらりと立ち上がる。


上条当麻が顔を上げる。









上条「何でインデックスが死んでてめぇが生きてるんだよ」






その一言が引き金。


上条当麻は更に壊れる。







上条「あはははははははははははははは! 馬鹿馬鹿しい馬鹿馬鹿しい馬鹿馬鹿しい! 何が『インデックスを保護する』だよ! あの時、あの時てめぇらが居たら変わったかもしれねぇだろう? 少なくとも、あいつは『自殺』で死ななかった! 糞野郎! 糞野郎! 何なんだよ何なんだよ! しかも『原因』が人為的? ふざけんな! 殺してやる、神裂! 今すぐ!」





オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!


上条当麻の右手は竜王の顎となる。

竜王が目覚める。


上条は暫く意識を失う。


彼は夢を見る……それは夢の補完。





「お腹が減ったんだよ」




出会った場所はベランダ。

今でも思い出す。

彼女は綺麗だった。


「ご飯をくれるとうれしいんだよ」


俺は少し戸惑った。




「わたしの頭の中には数多の魔術書が入っているんだよ」

初めは戯れ言と思っていた。

でも……


「だからわたしは追われているんだよ」


俺はどうしても彼女を放置出来なかった。

「なあ、インデックス。俺はお前を信じる」

それは今になって思えば善意ではなく恋愛感情。

俺の答えを聞いて彼女は微笑みながら言う。




「あなたは、地獄まで着いてきてくれるかな」


俺ははっきりと答えた。




「ああ……その幻想をぶち殺してやるよ」




彼女は困惑しながら笑う。



「ありがとう」



ああ……今でも鮮明に思い出す。

夢オチですか?

ちょっとわけがわかりませんね

ただの回想シーンだろ?




ガガガガガガガガガガガ


ノイズが入る。

思い出せ。


神裂に勝つには、怒らなくてはいけない。

幻想殺し




俺の力



インデックスを救えないなら




せめて仇を討たせてくれ








上条当麻は記憶の海の最深に潜る。


これは白昼夢……

仇ww

>>161

敵でしたミスりました

まぁ,設定はそう悪くない。しかし単にSSのアウトラインを読まされている感じ。
もっとディテールが欲しいところだが。





思い出した


インデックスが死んだとき


何でインデックスが死んだかを








ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ


抉る抉る抉る抉る抉る

インデックスから放たれる熱線が俺の右手を押す。


誰か来てくれ!

誰か居たらインデックスを助けられる!



来やがれ、魔術師!



「排除します。目標上条当麻」


無機質な声。

「くっ」


熱線が一層協力になる。


「ちくしょう!」


叫ぶ


届かない


頼み


誰か


誰か!






「ぐっ!」



声は届かなかった……






「え?」



右手を弾かれた。

死ぬのを覚悟した。

なのに、熱線は来なかった。




インデックスは倒れていた。


「インデックス!」


駆け寄る

インデックスの顔は真っ青

「とうま……ごめんね……自動書記を強制解除したから……大丈夫だよ……」

口からは赤い血。

「何で、そんなボロボロなんだよ!」

インデックスは答える。


「自動書記の強制解除はね、体をズタズタにするんだよ……」


それを聞いて俺は立ち上がる。


「とうま……?」


「今から病院に運ぶ、インデックス!」

駆け出す!

インデックスを病院へ連れて行くために。

「何で、何でこんな事をしたんだ!」


運ぶ時、俺は聞いてしまった。

インデックスに質問してしまった。

インデックスは答える。







「とうまが大好きだから」



それを最後に

インデックスは





二度と喋らなかった……










わかっていた



俺が魔術も科学も殺して来たのはただの八つ当たりだって


ごめんなさい


御坂青ピ吹寄……俺が命を奪った多くの人たち


ただの八つ当たり。


わかっていた。


神裂も冥土返しも悪くない

こんな事してもインデックスは喜ばない


でもダメだった

憎かった

殺したかった

インデックスを奪った此の世界を


だって

インデックスは








俺にとって世界より大事だった




土御門「これが……アレイスターを葬った……力……」


御坂妹「悲しい力……とミサカは言います……」


神裂「上条当麻……それがあなたの出した……答えですか」


皆一様に見る。









上条「AガガガガGAGAGAGAGAGAGAGAガガガガガ」


上条当麻は狂ったように吼える。

右手は竜の顎。

背中には黒い竜の翼。

憎しみが上条当麻を壊し、憎しみが幻想殺しをおぞましい何かに変えた。








神裂「来なさい、上条当麻」

神裂は太刀を構える。

上条「あああああああっ!」


上条当麻は迫る。



墓の平原で最後の戦いは始まった。

GA☆GA☆GA☆GA!Noisy!
静かにィしてェくゥれェ!











ねぇ






どうしてこうなるの?








わからないんだよ……




>>165
>インデックスから放たれる熱線が俺の右手を押す。

>熱線が一層協力になる。


この熱線は後ろからとんでる

>>161
あだ
とも読むけど
かたき
と読むことも出来るから何も間違ってないぞ

>>162
>>172
被害妄想強すぎwwみたいな感じだっただけで、間違いを指摘したわけではなかったんだ。
まぎらわしくてすみません。

日本語ってむつかしいよな

翼が羽ばたく。



神裂「幻想種……」

神裂は必死に防ぐ。

しかし上条当麻の攻撃をよけるのはできたが、攻めることが出来なかった。


それだけ今の上条当麻はむちゃくちゃだった。



上条「あは、あはははは! 死ね死ねよ!」

涙を流しながら上条当麻は力を振るう。

刀と羽のぶつかり合い。


神裂「おおおっ!」


雄叫びをあげながら神裂は太刀を振るう。

上条「死ね死ね死ねよ!」

上条当麻は殺意を振りまく。

邪悪な殺意は聖人を蝕む。


神裂(禍々しい……)

神裂は唇を噛む。

神裂「!」

瞬間、上条当麻がよろめく。







大国同士の争いが一瞬で終わる事が有るように








神をも殺す少年と




神に近い少女の戦いは





一瞬の隙で決まった














上条「あはは、あはははははははは」






御坂妹「……え?」




御坂妹は信じられない物を見る目で目の前の光景を見る。


御坂妹の眼前には……
















神裂火織の首無し死体













何が起きたか



巻き戻して説明しなくてはいけないほどそれは一瞬だった。



上条当麻が一瞬見せた隙を逃さずに、神裂火織は踏み出した。


彼女の必殺技、唯閃を放つために。





だが、罠だった。





上条「」ニヤリ


神裂は上条当麻の歪な笑みを見た直後……







竜の顎に頭をかみ砕かれた。


ねーちん…

oh…


上条「やった……殺した殺した殺した殺した殺したあああっ!」



上条当麻は勝ち誇る。


彼が殺したい人間は全て殺した。

魔術も科学も壊滅した。








そう、『今は』上条当麻は勝ったのである。














「Fallere825」


















縲掲ortis931縲・



















上条「刃?」





上条当麻の胸から刃が生える。


そう、それは『彼』の魔法名。



土御門元春「背中刺す刃……かみやん、死んでもらう」


それは執念。

友を殺され師を殺され、恋人を殺された一人の魔術師の意地だった。







上条「あはは」






上条当麻はするりと銃を手に取る。














パァン











上条当麻の放った銃弾ひ土御門元春の頭を吹き飛ばす。


結局、そこに立っていたのは上条当麻、御坂妹の二人だけだった。








上条「インデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックスインデックス」


ずるずると上条当麻は這い寄る。


向かう先はインデックスの墓。


出血多量、上条当麻の生存は絶望的。


だからこそ彼は愛した人の墓まで這い寄る。



血が墓を濡らした。







上条当麻はこれが当然の報いだと自らに言い聞かせる。





意識が薄れ、命が消える刹那の時。



確かに彼は聞く。














「とうま」











上条当麻は土気色の顔でにこりと笑い、切れ切れに言う。



上条「ああ」





上条「そこにいたのか」












上条当麻「インデックス」



こんな胸くそ悪い上条さんは初めて見たw

ゲス条さんならまだ好感もあったが

胸くその悪さはない気がするが
てかゲス条に勝る胸くそはそうそうないだろwww

インさん勝手に助けようとして失敗→復讐してやる

これ、良く考えたら単なる八つ当たりじゃね?

本来通りならば記憶を失っても死ぬことは無かった。協力していた場合は救えたかも知れなかった

土御門簡単に殺されすぎだろ…カミやんのチートパワーに殺られるならまだしも拳銃くらいなら普通に対処できそうだけどな、ツッチーの体術と洞察眼は常人レベルじゃない







御坂妹「……一人残されました、とミサカは泣きながら愚痴を言います」




御坂妹は、倒れる上条当麻、土御門元春、神裂火織の遺体を見ながら言う。



御坂妹「どうしてこうなったのでしょうか、とミサカは自問自答します」


彼女は考える。


上条当麻が死んだのは単純に油断。

八つ当たり的に憎んでいた神裂火織を殺して、喜んだ隙を土御門元春に突かれた。


ではそもそも、何故神裂火織は、否、皆が上条当麻に殺され無くてはいけなかったのか。



御坂妹は涙を流しながら考える。






御坂妹「ああ……思い出しました、とミサカはてを打ちます」










御坂妹「上条当麻、あなたは愛に生きて愛に殉じたのですね、とミサカは手を合わせます」





御坂妹は上条当麻、土御門元春、神裂火織の死体に向かって頭を下げた。


そして彼女は去る。



どこに?




わからない。











その後、このクローンがどこに行き、どこで生き、どこで死んだか、それは誰にもわからない。







ただ一つわかっていることは、地元の老婆が上条当麻の死体を見つけた時、彼は安らかな死に顔をしていた事のみである。










終わり

短いですがこれで終わりです。

読んでくれた方々、本当にありがとうございます。

濡れ衣&八つ当たりでさんざん殺しまくったあげく、満足して死ぬとか胸糞ってレベルじゃねえな

我が侭放題やって勝手に満足してんじゃねえwww

>>114
割と「地元の老婆」が出てくるには難しい環境な気がしないわけでもない

>>202
そういや日本以外は壊滅したもんな

インデックス「えっと……はじめましてなんだよ」

頭に三角巾を被ったインデックスが頭を下げる。

インデックス「タイトルに名前が入っていてるのに一回も直接登場していないヒロインなんだよ」

インデックス「本編が余りにも説明不足だから質問受付しなきゃなー、という事情によって蛇足を始めるんだよ」

インデックス「因みに他のキャラは様々な理由により解説するのができないんだよ」



インデックス「それじゃあ質問受付始めるんだよ」


なぜ戦争はなくならないんですか?

なんで頭に三角巾なんてJapaneseなんですか

>>205

インデックス「戦争は正義と正義、信念と信念がぶつかり合うものなんだよ。だから人が人で在る限り戦争はなくならないんだよ」

>>206

インデックス「なんとなくなんだよ」

インデックスはしばらく黙った後に言う。








インデックス「本当はとうまに見てもらいたかったからなんだよ」

上条さんについてどう思いますか?

>>209


インデックス「すごく恥ずかしい質問なんだよ……」


インデックスは顔を真っ赤にしながら答える。








インデックス「大好き、なんだよ」

改行大杉

どうしてみんなは死ななくちゃいけなかったんですか

スッカスカやで!

エツァリの最期について詳しく

蛇足すぎだ

面白かったよ


改行の仕方が良かったよ

>>211


インデックス「次から色々調整するんだよ」

>>212





インデックス「ぶっちゃけとうまがわたしの死によって被害妄想にとらわれ、更に暴走したんだよ」

あ、もうAGEなくていいですよ

>>214




インデックス「とうまとアレイスターの戦いに巻き込まれたらしいんだよ」

>>215


インデックス「ちょっとは清涼剤を入れないとなぁって1が思ったんだよ。それじゃあ、質問受付は終わりなんだよ」


蛇足も終わり

それではまた


途中でも言われてたがageって入れなくても勝手に上がるぞ

>>224

すいません、癖です

乙でした

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年03月26日 (水) 06:54:49   ID: TJJhojJE

全編あらすじ

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom