ほむら「身長が…」(426)

なんか凄い回数ループしたほむらのお話。


ほむら(また…目が覚めて、いつもの病院)

ほむら(そのはずなのに)

ほむら(どうしてこんなに背が高いのかしら)ホムーン

ほむら(確実に高校生ぐらいはあるわね。少なくとも巴マミより一回り以上に大きいわ)

ほむら(下手したら背が高い成人女性ね、これは)ペタペタ

ほむら(…ここはあまり変わらないのね、少し残念だわ)

ほむら(でもなんで身長が伸びたのかしら)

ほむら(カレンダーを見ても間違いなくワルプルギスの夜が来る1ヶ月前)

ほむら(何かこの現象が分かるものはないかしら…保険証とか持ってたかしら)ゴソゴソ

『保険証』

ほむら「あったわ…ん?」

~~~~~~~~
氏 名 暁美ほむら
生年月日 平成4年 ○月 ○○日
~~~~~~~~

ほむら「」


こんな始まり。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1342823508


ほむら(じゅ、じゅじゅ19歳!? 私が? 何で? どうして!?)

ほむら(落ち着いて、落ち着くのよ暁美ほむら…)

ナース「失礼します。暁美ほむらさん、起きました?」

ほむら「え、ええ」

ナース「今日は退院の日ですから、準備を忘れないでくださいね」

ほむら「…はい」

ほむら(まずは家に戻ってみましょう…それからよ)

―――

ほむホーム

ほむら(家は至って普通、近所の変化も変わりないわ。どうして私だけが…)

ほむら(19歳って…でも変身はできる。一体どういうことなのかしら?)

ほむら「ま、いいわ。目的は変わらないのだから。まどかと一緒の学校には行けないけれど」

ほむら(…この世界のまどか、ちゃんと中学二年生なのかしら)

ほむら「そういえば…もしそうだったらどうやって話せばいいのかしら。いつもみたいに話すことはできないわね」

ほむら「はぁ…私が私をイレギュラーと感じるなんて初めてよ」

ほむら(成長した体に不慣れ、なんてことが無いのは救いだけれども)

ほむら「…まずは動きましょう」


エイミー「~♪」テテテッ!

ほむら「捕まえたわ」 ガシッ

エイミー「なーお?」

ブオォォォン(トラックが通り過ぎる音)

ほむら「…気をつけないとダメよ。あなた、完全に気を抜いてたでしょう」ナデナデ

エイミー「なーお」

ほむら「ふふっ」

ほむら(いつも通りエイミーを助けたけど、本当にまどかは居るのかしらね)

まどか「あー、またさやかちゃんはそうやって言う!私そんな笑い方じゃないもん!」

さやか「絶対言ってるって!『ティヒヒ』ってよく笑うじゃん!」

ほむら「!(まどか…! それに、美樹さやかまで居るわ)」

まどか「あ、エイミー!」

さやか(うわ、凄い美人でかっこいい人…モデルさんかな?)

ほむら「…この子、エイミーって言うの?(ちゃんと中学の制服は着てるわね)」

まどか「私が名前をつけたんです。あの、お姉さんは?」

ほむら「え?」

まどか「エイミーって私以外にあまり懐かないから…ちょっと名前聞きたかったんですけど」

さやか「あー、この前私が触ろうとしたらガリッてやられたなー。痛かったんだぞー」

エイミー「なーお…」

ほむら「そう、私の名前は暁美ほむらよ。貴女達は見滝原の子?」

まどか「はい!見滝原中学2年生の鹿目まどかです!」

さやか「同じく!見滝原中学2年生、鹿目まどかの同級生の美樹さやかです!」

ほむら「ふふ、元気一杯ね(あれ…こんなに笑えたかしら、私)」

さやか「元気だけは人一倍ありますから!そういう暁美さんも綺麗ですよー。モデルとかやってるんですか?」

まどか「さ、さやかちゃん」

ほむら「いいえ、色んな意味でフリーよ」

さやか「嘘っ!? こんな美人を放っておくなんて暁美さんの周りは見る目無いなー」

ほむら「あら、そんなこと言ってくれるなんて…ありがとう、美樹さん」

ほむら(出会いによってはこうも印象が良くなるのね、美樹さやか)

まどか「あ、急がないと遅刻しちゃうよ!」

さやか「あ、ヤバッ」

まどか「暁美さん、私達急ぎますから、ごめんなさい!」

ほむら「いいのよ、遅刻しないようにね」

エイミー「なーお」

ほむら(…まずは大丈夫)

―――――

お姉さんなほむらが見たかったんだ…
お姉さんほむらの身長は175cmぐらい。

アラサーの俺よりデカいじゃないですかやだー

好きだ。

期待wktk


ほむホーム

ほむら(…疑問がいくつかあるわね)

ほむら(何故私だけ19歳になってるのか、どうしてこうもまどか達と気楽に会話できたのか)

ほむら(後者はループによる影響にしろ、何故か美樹さやかも小さいから微笑ましいと思ってしまって…)

ほむら「…まぁ、いいわ」

ほむら(次は、QBを狙わないと)カチャカチャ

ほむら(巴マミと対立するのはあまり良くないけれども…)カチャカチャ

ほむら(それでも、巴マミという憧れの魔法少女とメリットしか話さないQBのコンビはいけないわ)カチャカチャジャコン

ほむら「待ってなさい、QB」ジャキン

ほむら(銃ってこんなに持ちやすいものだったのね)

ほむら「…?」

ほむら「盾が…?」

カチッ

ほむら「え!?」

ほむら「嘘、嘘、嘘!まだ1日ちょっとしか経ってないのよ!?」

ほむら「!?」

ほむら「なんで…!?砂時計に砂が入ってな――」

シュン

??「暁美ほむらが消えた?」

??「大変だ…これはまずいよ」


ほむら「……」キョロキョロ

ほむら(ここは…河川敷?)

ほむら(見覚えがあるってことは見滝原だけれども…色々違うわ。一体何時なのかしら)

ほむら(それにどうして砂が消えてるのかしら。これじゃ時も)

カチッ

ほむら(時は、止めれた…? どうなってるの?)

ほむら(もうイレギュラーってレベルじゃないわね。これじゃあゲームのバグよ)

カチッ

ほむら(ちゃんと止まった時も戻る)

ほむら「…はぁ、どうなってるのよ、私」

ほむら(QBならこういう異変について何か知ってるのかしら…)

ほむら(まさか、今一番会いたいと思ってるのがQBだなんてね)

ほむら(なんだかんだ言って嘘も付かないし、話せば分かる存在は確かだわ。邪魔だけど)

ほむら「!」(魔女の反応…?)

ほむら(魔女から何か分かるかもしれない、行くしかないわ)

ほむら「私の知らない魔女の結界…やっぱり別の時間の見滝原ね」

ほむら(未来か、過去か…どちらにしろ、状況は良くないわ。…居た!)

??「わ、わたしがやらないと…いけないんだから…!なにも怖くないもん!」

魔女「クヒヒヒヒヒヒヒ」

ほむら(小さい子が戦ってる、あの子も魔法少女)

ほむら(でも、見た感じあの子の力じゃ…)

魔女「クヒヒヒヒヒヒ グアアアァァァ!!」

ほむら(なっ、そのまま丸呑みにする気!?)

??「あ…」

ほむら「させないっ!」

カチッ

ほむら「まずは餞別よ。特製爆弾を受け取りなさい」ポイポイ

ほむら「通りがかりの人に時を止められて爆弾をぶつけられるなんて、貴女も運が悪いわね」

ほむら「さ、終わりよ」

カチッ

ほむら「散りなさい」

ドゴォォォン!

魔女「アアァァァァァァァァァ!?アアアアアアアaaaaaaaa!」

??「ひいっ…!」

ほむら「大丈夫よ、魔女は倒したわ」

??「…あ…お、お姉ちゃん、だれ?」

ほむら「魔法少女よ、貴女の先輩ね」

??「せん、ぱい?」

ほむら(金髪…それにこの顔は…)

??「…あ! あ、あの、助けてくれてありがとうございます!」

ほむら「いいのよ。…そうね、これもあげるわ」

??「え…これ、グリーフシード…」

ほむら「私はまだ大量に余ってるから。ほら」

??「す、すごい…」

ほむら(何回もループして余分に溜まったグリーフシードは反則よね)

ほむら「…さ、もらっておきなさい」

??「はい…ありがとうございます」

??(か、かっこいい…)

??「………」モジモジ

ほむら「…どうしたの?」

??「あ、あの!お名前教えてください!」

ほむら「暁美ほむらよ、貴女は?」

??「わ、わたしは…」

マミ「巴マミです!」

―――――
時間を遡れたら何がしたいって?小さいマミさんが見たい。ヤリタカッタダケー

ほむら(…やっぱり。じゃあここは過去の見滝原ね)

ほむら「そう、マミちゃんね」(本当なら年上だけれども…今じゃ戻ってもちゃん付けできるわ)

マミ「あ、あの…!」

ほむら「何かしら、マミちゃん」

マミ「ほむらお姉ちゃんはいつから魔法少女やってるの!?」キラキラ

ほむら「……」(いつから、ね)

マミ「ほむらお姉ちゃん」

ほむら「ええ、魔法少女になったのは…大分前ね」

マミ「すごい!ベテランさんなんだね!」

ほむら「ええ、本当に…前から…」(…正確な時間なんて、もう分からないわね…)

マミ「…ほむらお姉ちゃん、どうしたの?」

ほむら「え、ああ、ごめんなさい。心配させちゃった?」

マミ「なんだか、とっても悲しそうだったから…」

ほむら「そう…ごめんなさいね。どうしても昔を思い出すと、悲しくなってしまうのよ」

マミ「そうなんだ、わたしといっしょだね」

マミ「わたしも、事故でお母さんとお父さん、死んじゃったから…」

ほむら「……」(巴マミはその時に魔法少女になったのよね…)

マミ(あ、あわわ。もっと悲しそうな顔に…)

マミ「あの! わ、わた、わたしの家に来ませんか!?」

ほむら「…あら、いいの?」

マミ「お礼もしたいんです。助けてもらったお礼と、グリーフシードのお礼!」

ほむら「じゃあ、お邪魔させていただくわ」

マミ「本当!? わたしの家、こっちなの!」

ほむら「こら、引っ張らなくても大丈夫よ…っとと」

マミ「えへへー早くいこ!ほむらお姉ちゃん!」

ほむら(本当に無邪気ね)


マミほーむ

ほむら「美味しいわ、いいショートケーキね」

マミ「わたしの好きなお店のケーキなんです」

ほむら「そうなの」(でも、巴マミが好きだったのはこのお店じゃなくてあのお店だったような…)

ほむら「私もオススメのお店を知ってるわよ、見滝原の」

マミ「本当ですか?」

ほむら「ええ、まるまるうまうまのお店なんだけど…」(結構な老舗だからきっとあるでしょうね)

マミ「そ、そんなところにあるなんて知りませんでした…」

ほむら「美味しいわよ、オススメするわマミちゃん」

マミ「今度、買ってみようかな…」ウズウズ

マミ(できれば…ほむらお姉ちゃんと一緒に…)モジモジ

ほむら「そんな慌てなくてもお店は逃げないわ…」ススッ(紅茶を飲む)

マミ「あ、紅茶はどうですか? 頑張って淹れてみたんですけど…」

ほむら「…アールグレイね。美味しいけど、正直に言うとまだまだね」

マミ「そうですか…難しいです…」

ほむら「よかったら教えましょうか?」

マミ「ほむらお姉ちゃん、できるの?」

ほむら「ふふ、見てなさい」(…ノリノリね、私)


―ほむほむ紅茶淹れ中―


マミ「…お、美味しいです」

ほむら「どう?この淹れ方のコツを知りたいかしら」

マミ「はい!」

ほむら「じゃあ、まずは面倒なところから…ジャンピングと言うのだけれども」


―ほむマミ紅茶淹れ中―


ほむら「…まだまだね」

マミ「む、難しいです…」

ほむら「大丈夫よ。何度もやってみること、そうすれば自然と慣れるわ」

マミ「むむう…」

ほむら「ほら、もう1回…今度は私も手伝うわ」

マミ「はい!」

―――――

お姉さんほむほむまじお姉さん。
ほむらは甘える側が多いけど甘やかす側でも凄く良いと思う…フフフ…


ほむら「外が暗くなってきたわね」

マミ「あ…」シュン

ほむら「…えと」

マミ「か、帰るんです…よね…」シューン

ほむら(その表情と声は反則よ、巴マミ。帰っちゃダメって言ってるようなものじゃない)

ほむら(今はQBを探したいところだけれども、気配すら感じない)

ほむら(いつ時間跳躍が発動するか分からないから長居はしたくないけど…しばらくは、良いかもね)

ほむら(放っておけないのもあるわね、ほんと…この体になってからお姉さんっぽくなってきてるわ…)

ほむら「マミちゃんの家に泊まってもいいのよ、私は一人暮らしだから」

マミ「ほんと!?」パァァァァァ

ほむら(え、笑顔が眩しいわ)

マミ「あ、でもお着替えとかは…」

ほむら「その心配は無いわ」スッ

マミ「えっ、服がそんなところから…」

ほむら(収納としてはこれ、最高に便利なのよね、銃も入れれるし…)

ほむら「これには色々入れれるのよ、」

マミ「わぁ…!」

マミ「なんだかほむらお姉ちゃん。魔法少女ってより、魔法使いみたい」

ほむら「ふふっ、そうね」(19歳は絶対少女じゃないものね)

―――――

書置き9.5割〆。
続きは頑張って現在進行形で書いていきたいと思います。
眠いですからもう寝るかもしれませんが…

頑張れ期待してる

こんな時間に寝るなんてダメだぜ

オレは気にせず寝るときは寝るが(笑)


脱衣所

マミ(誰かと一緒にお風呂だなんて、とっても久しぶり)ヌギヌギ

ほむら(こんな子があんな胸になるのね、不思議だわ本当)ヌギヌギ

ほむら(それにしても浴槽が広いのね)ヌギヌギ

マミ「……」ジー

ほむら「…ジッと見て、どうしたの?」

マミ「…ほむらお姉ちゃん、大きいです」

ほむら(貴女に大きいと言われる日が来るとは思わなかったわ、色々と)

ほむら(胸に関してはあと数年経てば私のほうが言いたくなるわよ)

ほむら「マミちゃんは背は高いほうがいいのかしら?」

マミ「はい、ほむらお姉ちゃんみたいになりたいです!」

ほむら(残念だけど、それは無理ね。特に胸が)

ほむら「なれるといいわね。さ、冷えないうちに入りましょう」

マミ「はい!」

浴槽

マミ「あの、狭くないですか?」

ほむら「大丈夫よ、十分くつろげるわ」

マミ「……」ボーッ

ほむら(むしろ、私膝上に乗ってる貴女の方こそいいのかしら)

ほむら(…小さいわね、本当。丁度良い位置に頭があって)

ナデナデ

マミ「」ビクッ

ほむら(こうやって撫でたく…あら)

ナデナデ

マミ「あ、あの…?」

ほむら(…気づいたら撫でてたわ!?)

ほむら「ご、ごめんなさい」

マミ「いえ、いいですよ、むしろ…」

ほむら「……」

ナデナデ

マミ「…えへへー♪」

ほむら(…犯罪よ、そのかわいさ)

―――

夜中に予定あるけど逝けるところまで逝ってみます


ほむら(やっぱりお風呂上りが一番気持ちいい時間ね)

マミ「ほむらお姉ちゃん、お風呂のときみたいにもっと撫でてほしいです」

ほむら「はいはい」 ナデナデ

マミ「~♪」

ほむら(すっかり懐かれたわ、境遇からすぐに懐くのも無理はないと思うけど…)

ほむら「あら、もう10時」

マミ「……」ウトウト

ほむら「寝るのかしら?」(もう眠いのね、マミ)

マミ「一緒に寝たいの…」ギュ

ほむら(逃げることは絶対にできないわ。これじゃ時止めもできない。やるわね…マミ)

ほむら(…なんて冗談は置いといて)

ほむら「いいわよ、一緒に居てあげる」

マミ「…うん」

~数分後~

マミ「……」スースー

ほむら(あっという間に寝ちゃたわ)

ほむら(…初めて会った時は先輩だったけど、こんなことになるなんて思ってもなかった)

ほむら(とはいえ、かわいいマミが見れたからそこは喜ぶべきところね)

ほむら(…服の裾はガッチリ掴まれてるから、このまま寝ましょう)

ほむら「おやすみ、マミちゃん」

ほむほむが大人梨花ちゃまで再生される不思議

マミ「…んゅ…」

マミ「あれ、ほむらお姉ちゃん?」

マミ「ほむらお姉ちゃん、どこですか?」

カチャカチャ

マミ(…あれ、キッチンから音が)

マミ「…いい匂い」

~マミホームキッチン~

ほむら(朝早くから買い物できるお店があってよかったわ…)ジュージュー

ほむら(簡単なものなら私でも作れるし、マミも喜ぶでしょうね)

ほむら(うん、スクランブルエッグがいい感じに)

マミ「ほむらお姉ちゃん」

ほむら「マミちゃん、起きた?」

マミ「はい…何を作ってるんですか?」

ほむら「朝食よ、もうすぐできるから待ってくれるかしら」

マミ「…! はい!」パァァァ

ほむら(守りたいわ、その笑顔)

~数分後~

ほむら(トーストにスクランブルエッグ、ウィンナーにレタスとトマトのサラダ。基本ね)

マミ「わぁぁ…!」

ほむら「嫌いなものとかあったかしら?」

マミ「大丈夫です!」

ほむら「じゃあ」

マミほむ『いただきます』

ほむら(…美味くできたわ、うん)モグモグ

マミ「……うっ、ひっく」モグモグ

ほむら「!?」

ほむら「ど、どうしたの、もしかして美味しくなかった?」

マミ「…違います…ほむらお姉ちゃん、ひっく」

マミ「誰かと一緒に食べる朝ごはんだなんて…ひっく、久しぶりで…ぐずっ」

ほむら「……」

ほむら(マミは本当に一人ぼっちの時間が長かったのね…)

マミ「気にしないで…ぐずっ、食べててください…ううっ」

ほむら(泣いてる子を見て気にするなって無理があるわよ…)


ほむら(無事に朝ごはんは食べ終わったけれどもね)

―――――

書いてたらおなか減ったくそう、朝ごはん食べてくる


マミ「……」ナデナデ

ほむら「落ち着いたかしら?」ナデナデ

マミ「うん……あ」

マミ「ほむらお姉ちゃん!」

ほむら「急にどうしたの?マミちゃん」

マミ「わたし、魔女があんまり倒せないんです…」

マミ「だから、強いほむらお姉ちゃんと一緒に魔女と戦いたいなって」

ほむら「そのぐらいのことなら…マミちゃんの戦い方も考えましょう」

マミ「戦い方?」

ほむら「ええ…マミちゃんの武器は何かしら?」

マミ「ええと…」ペカー(変身)

ほむら(…昔からずっと同じ衣装なのね。それを言うと私もあまり変わらないのだけれども)

マミ「このリボンと、この銃です。で、でもリボンも銃もあまり使えなくて」

ほむら「…銃はどうなのかしら」

マミ「ダメなんです、1回1回しか撃てなくて…」

ほむら「持って撃ってるのね」

マミ「え?」

ほむら「魔法で作ってるのでしょう? なら、魔法でたくさん出して、魔法でたくさん撃つといいわよ」

マミ「たくさん出して…たくさん撃つ?」

ほむら「そうね…あら? 反応が…」

マミ「魔女が…!」

ほむら「実際にやってみましょう、マミちゃんの好きなようにやってみるといいわ」

マミ「…はい!」


魔女「LALALA~♪」

使い魔「~♪」

ほむら(大量の使い魔達と怪しく踊ってる、踊り好きな子だったのかしらね)

マミ「ひっ、い、いっぱい居ます」

ほむら「怯えちゃダメよ、ここからなら全部狙えるわ」

ほむら「できる分だけたくさん出して、全部あの場所に向かって撃つのよ」

マミ「…はい!」

ジャキンジャキンジャキンジャキンジャキンジャキンジャキン!

ほむら「!」

ほむら(少なくとも50以上はあるわ…この時からこんなに強いのね。流石ね)

マミ「えーい!」

ドォンドォンドォンドォンドォンドォンドォンドォン!

魔女「LALA―!?」

使い魔「―――!!」

ほむら「いい感じよ!」

使い魔「――! ――!」

マミ「つ、使い魔がこっちに!」

ほむら「マミちゃん!銃はただ撃つだけじゃないわ!」

ほむら(マミのようなマスケット銃は持ってたはず…あった!)

ほむら「こういう風に使えるのよ!」ドゴォ

使い魔「!?!?」

マミ「こ、こうですかっ!?」ドコォ

ほむら「ええ!」ドゴォドゴォ

マミ(そうだ、新しいの作れば叩いてる間に撃てるかも!)

マミ「やーっ!」ドコッドォン!

使い魔「!!!」

マミ(やった!)

ほむら「やるわね、マミちゃん」

マミ「う、うん!」

マミ(わたし、戦えてる!)

ほむら(成長も凄いわ。ベテランって言われて当然ね)

―――――

銃で殴るっていうのはよくある方法だそうで。
マミさんはきっと自分以上の師の下で修行したら、凄い飲み込みが早いタイプ。
そのせいで自分を過信しちゃう部分もあると思う。そんな妄想。ほむほむお姉さんかわいい。


―――――

マミ「あとは魔女だけ!」

ジャキンジャキンジャキン―――!

マミ「やぁーっ!」

ドォンドォンドォン―――!

魔女「LAAAAAA―!」

マミ「あ、あれ、効いてない…?」

ほむら「魔女には小さいのじゃダメね、もっと大きい物を…」

ほむら(RPG-7あたりでいいかしら)

ほむら「撃ちこまないと!」

ドォーン!ヒュゥーン ドガァァァン!

マミ「きゃっ」

魔女「LALA!?」

マミ「大きいの、もっと大きいの…」

マミ(魔法だけじゃ小さいのしか…じゃあリボンも使えば!)

シュルルルル、ジャギン!

ほむら「!」

マミ(できた!)

マミ「あたってー!」

ドォォォォン!

ほむら(ティロ・フィナーレ…!)

魔女「LA―LA―...」

マミ「…や、やった。やったー!」

ほむら「す、凄いわね。マミちゃん」

マミ「違うよ、ほむらお姉ちゃんのおかげですよ!」

ほむら(…私、何かしたかしら)

マミ「いっぱい出していっぱい撃つ!魔女にはおっきいのどっかん!」

マミ「今度はリボンもたくさん使ってみたいです!」

ほむら「そう、でも、本当によくやったわね」ナデナデ

マミ「えへへー」

ほむら(…ワルプルギスの夜相手に大きな痛手を与えれるの、そういえばマミだけだったような…)

ほむら(ほんと、末恐ろしいわね。シャルロッテのように不意打ちな相手がいなかったら敵無しよ…)

―――――
書いてて思った。マミさんって慢心王と少し似てる。
慢心して負けてしまうところとか、ぼtt(ティロ・フィナーレ

すみません、眠気がマッハで襲ってくるのでさすがにダウンします。
おやすみなさい。

早速まどか空気になっててワロタwwwwwwwwwwwwww




ワロタ…

面白い!

ほむら(…そろそろ離れないと、時間跳躍が怖くなってくるわ)

マミ「~♪」

ほむら(こんな嬉しそうなマミに話すのも悪いけれども…)

ほむら「マミちゃん、あのお店はどうだった?」

マミ「凄く良かったです、ケーキも美味しそうだったし」

ほむら「…ねぇ、マミちゃん」

マミ「何ですか、ほむらお姉ちゃん」

ほむら「私、そろそろ帰らないといけないの」

マミ「え…」ガーン

ほむら(こ、心が痛い…)

マミ「も、もうちょっとだけ…ダメですか」

ほむら「…ごめんなさい」

マミ「…じゃ、じゃあ、また今度一緒にケーキでも食べたいです!」

ほむら「ええ、それなら」

マミ「…約束ですよ」

ほむら「…ええ」

マミ「絶対、絶対ですからね!」

ほむら「分かったわ。…またね、マミちゃん」

マミ「…はい!」

~~~~~

ほむら(マミと別れることはできた。少し心痛いけど…)

ほむら(そういえばこの時間のまどかはどうなってるのかしら)

ほむら(もしかしらこの時期からQBに…)

ほむら(…だとしたら危ないわ、今すぐに)

カチッ

ほむら「!」

ほむら「時間跳躍…!」

ほむら「なら、お願い…元の時間に戻して…!」

シュン

―――――

寝る寝る詐欺

よし、これで残るはQBだけだな

だけだな


ほむら「…ここは、自室?」

ほむら「時間も…戻ってる! よかったわ…」

??「暁美ほむら…よかった、戻ったんだね」

ほむら「その声は…QB!?」

QB「やぁ、暁美ほむら、背がかなり高くなったね」

ほむら「良いところに現れたわね…探す手間が省けたわ」ジャキン

QB「僕を倒しても無駄なのは分かってるだろう? それに『この僕』を撃っても無駄だよ」

ほむら「…どういうことよ?」

QB「それについては長い話と同時に君に謝ることになるんだ。それでもいいかい?」

ほむら「…ええ、今日は大丈夫よ」

QB「そうか…それじゃあ話をするよ」


QB「僕は、君と一緒にこの時間軸に来たんだよ」

猛烈な勢いでマミフラグを立てたな19歳ほむらさんww
現在でのマミとの再会が楽しみですね。

ほむほむでけぇ


ほむら「どういうこと?」

QB「君の能力の本質は時を止めるのと、時間遡航。そうだろう?」

ほむら「…! ええ…」

QB「実は前の時間軸でそうだと知ってから、僕はある手段に出たんだよ」

ほむら「…どういうことかしら」

QB「君は人間と触れて時を止めると、その人間も止まった時の中を動けるようになる。そんな感じの能力と聞いてね」

ほむら「ええ、そうよ」

QB「なら、時間遡航もそうだと思って、君に気づかれないように姿を消して…時間遡航する君に触れてたんだ」

QB「不安定要素しかないけれど、実験的な意味でやったんだ。運良く僕も一緒に時間遡航することができたけどね」

ほむら「…そんな、まさか。誰も居なかったはずよ」

QB「感情をエネルギーに変えて回収する技術を持つ僕たちだ、姿を完全に消すだけの技術なんて簡単さ」

QB「まぁ、契約の時には邪魔でしかないから普通は必要ないんだけど」

ほむら「完全にステルスなんて地球では最新技術よりも大きく進歩してる。けれど…貴方達なら普通にできると思えるのが悔しいわね」

QB「やっぱり君は僕達の事を少し理解してくれてるようで嬉しいよ」

QB「…と、ここで君に謝らなければいけない部分があるんだ」

ほむら「……」

QB「確かに暁美ほむらと一緒に、僕も時間遡航することができた」

QB「けれどもその時の弊害か、はたまた君しか時間遡航しちゃいけなかったのか…君の時間軸に大きな歪みができてしまったんだ」

QB「それと同時に、その影響も出てきてしまっている」

ほむら「時間軸の歪み? 影響というと…この体のことかしら?」

QB「そうだね、何故か君はまどか達よりも『大分前に生まれたことになっている』」

QB「暁美ほむらそのものの時間が歪んだことによって、そうなってしまったんだと思うんだよ」

ほむら「…その歪みはこの砂時計も影響してるのかしら」

QB「その部分も推測でしかないんだけど、その歪みのせいで『時間』と深く繋がっていたその砂時計がバグを出していると思うんだ」

ほむら「バグ…プログラムの不具合みたいなものね、正にそうだわ」

ほむら「砂がなくなったことによって、私の能力の中心である砂時計は使い物にならなくなったはず」

ほむら「けれども、何故か時は止めれるし、さっき時間跳躍な時間遡航も無意味に起きたわ。無事戻れたけど」

QB「君に話そうとした時、君が消えて本当にびっくりしたんだ」

QB「暁美ほむら、謝るよ。僕のせいでこうなったんだから」

ほむら「いえ、別にいいわ。その代わり…」

QB「分かってるよ、僕は君に協力するし、まどかにだって契約を迫らない」

ほむら「分かってるじゃない」

QB「責任は取るよ」

ほむら「…ということは、この時間軸にはあなたともう1匹の…」

QB「そうだね、僕がいる」

ほむら「…貴方のことはインキュベーターって呼ぶわ」

QB「区別化かい?ならインキュベーターって呼ばれたら返事をするよ」

ほむら(…話しやすいわ)

―――――

眠いときって何故か寝れないよね。

頑張れ、1
君はきっと寝れるさ

そしてほむらちゃんかわゆす

レス待ち分かるwwwwww
だが寝なさいww
             ___

            '"´ .::.::.::.::.::.::.::.:`丶、
        /.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::..::.::.::.::.::\
.        / .::.:: /.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.∧.::.::.::ヽ
      ,'.::.::.: /.::.::::.::.::.:: /!.:/.::./  ::.|.::.::.:'.     _ -, -──‐-、
      ! :.::.::.|.::.::.::.::://メ、.:: /  j:ハ::.::.::ト、   / /: : : : : : : : : \.    | _|_   |_L   /
       |.::.::.::.|.::.::. j/仗≧ミ/   イ∧l ::|.  /  ' ___: : : : : : : : : ヽ   | _|    ̄|  _ノ  (  
       |.::.:/^|.::.::.:.| .込_ソ    f仞゙Y.::.リ/   /:::::::::::::, '´ ゙̄ヽ: : : : : '.  レ(__ノ\  |     \ 
       |.::.{i |.::.::.:.l         、ー' / '´    |::::::::::::::{:::::::::::::::}: : : : : :|
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       |.::.::.:::|.::.::.:.l、    /´ |::::::|        ∨:::::::: '´ ̄: : : : : : : :/ ヽ| 三l_  / __| ヽ   ゝ  |    |
       |.::.::.:::|.::.::.:.|. 丶、 `ー ヘ_::::\__    \'´ : : : : : : : : : : /  ノ| '又 '  (___ノ\ ヽ_   ヽ/
       |.::.::.:::|.::.::.:.|,_  >r‐'´::! ̄::>ヘ、 ̄¨''¬ー- 、 _____, '´      
       /.:___|.::.::.:.|   `>rh ::::::!.::./ .二\
    /⌒\.  |.::.::.::|   /,不∧_::::|.:/  -‐、∨
.  /     ヽ |.::.::.::ト、./〃{{ヘ/ `ヽ{   ィヽソ|

スレは落ちないのだから。


インキュ「不思議だよ」

ほむら「何がかしら」

インキュ「今まで数多くの魔法少女を見てきたけど、能力に問題が生じるなんてことは初めて体験するんだ」

ほむら「…そうね、私の場合特殊な能力だったからかもしれないけど」

インキュ「『時間』というのは繊細だからね。最も世界に影響を与える部分だ」

ほむら「ええ…強く実感するわ」

インキュ「非常に興味深いから、君のその砂時計とかも調べたいところだけど」

ほむら「どうせ、結局分からないのでしょう?」

インキュ「痛いところを突くね、その通りだ。前例が無い分理解できる部分も限りなく少ないだろう」

インキュ「それでも僕は気になる部分があるんだ」

ほむら「…聞いてあげるわ」

インキュ「『時間』は繊細でありながらも、崩壊から直る力も物凄く強いという話もあるんだ」

ほむら「ええ、聞いたことあるわ」カチャカチャ

インキュ「もしかしたら、その定期的に起こりそうと予想した時間遡航も…」

ほむら「いつかは元に戻って正常になる…」カチャカチャ

インキュ「そうであってほしいよ」

ほむら「…メンテナンスはOK。とりあえず…明日ね」ガチャン

インキュ「明日は僕が君に襲われてまどかに助けを求める日だったね」

ほむら「ええ、イレギュラーがありすぎてどうなるか分からないけれども…」

インキュ「違う時間軸とはいえ自分を撃たれるのは遺憾だけど…仕方ないね」

ほむら(ここまで割り切れるのは感情がないからなのかしら…)

―――――

何故か文が進むんだ、なら.txtに文章を打ち込み続けるしかないじゃない!
わたしと、わたしは! でも本気で寝ようと思います。

おつ

ぱい


めっちゃ楽しみだ

でっかいほむら想像したらゴルゴみたいな体つきになった
まちがいなくこれのせいだ
ttp://services.2012jul.akibablog.net/images/18/homura13/102.jpg


まどか「さやかちゃん、今日も寄り道?」

さやか「うん、恭介に聞かせるクラシックのCDを探すの」

まどか「あはは、恭介君愛されてるなぁ」

さやか「明日のお見舞いの時に新しいCDを渡したいんだ」

さやか「ということでまどか、行こー」

まどか「うん!」


CDショォーップ


さやか「じゃあ私は他の場所で探すから」

まどか「うん、いいの見つかるといいね」

メザメタコーコロハ

まどか「…あ、この曲いいかも」

ミーライヲエガクタメ

まどか「…~♪~♪」

…どか

まどか「…え?」

まどか…助けて、まどか

まどか「…誰、私を呼んでるの?」

助けて、まどか

まどか(あっちから…)

さやか「あちゃー、みつからなかったよ…あれ、まどか?」

さやか「ま、まどか?そっちは工事中だよ?まどかー!?」

―――

―工事中の場所―

まどか(…どこなの?)

まどか「ずっと助けを呼んでるの…あなたは…」

QB「助けて…まどか…」

まどか「あ、あなたは…?」

コツ、コツ、コツ。

まどか(誰か来る…!)

ほむら「……」(やっぱりもう来てしまうのね…まどか)

まどか「…え? 暁美…さん…?」

ほむら「……」(今までの経験からこれ以上は印象を悪くさせる…撤退どきかしらね)

ほむら(最悪、インキュベーターをぶつけてでも契約を止めさせる)

ほむら「甘い言葉に気をつけて」シュン

まどか「えっ?」

まどか「き、消え…た…?」

ほむ姉さんキザだな


さやか「まどか!ここは入っちゃだめでしょ」

まどか「あ、ごめんさやかちゃん」

さやか「…って、なにそれ、ぬいぐるみ?」

まどか「え、えっと…私に助けてって」

さやか「うわっ、傷だらけ…生きてるの?」

まどか「うん、だから助けなきゃ」

さやか「そっか、じゃあ早くここから出ないと」

まどか「確かあっちだったよね?」

さやか「そのはずなんだけどねー」

まどか(…暁美さん、何か変な服着てた。それに…け、拳銃も持ってた…)

まどか(な、なんなんだろう)

―――

さやか「あ、あれ?おっかしーなー。確か来た道を戻ったはずなのに」

まどか「ねぇ、なんかおかしいよ」

さやか「道が変…どうなってるのさ?」

まどか「なんか、どんどん変な場所になってるよ!?」

使い魔「――――」

さやか「変なのまでいる!?なに、本当にどうなってるのさ!」

まどか「さやかちゃん…」

使い魔「――――」

さやか「夢だよね?これは夢だよね!?いやあぁ!」

ドォン!ドォン!

まどか「…えっ?」

マミ「間に合って良かったわ、使い魔に殺されたらこっちも気が悪いもの」

さやか「…え?」

マミ「もう大丈夫よ、後は任せて」

オレの嫁がきたか

このマミさんはシャルに勝てる


使い魔「――――!!」

マミ「その2人には触れさせないわよ」チャキ

ジャキンジャキンジャキンジャキンジャキン―――

マミ「この場に私が居る限り!」

ドォンドォン―――

使い魔「!?」

さやか「っ!」

まどか「…凄い」

マミ「2人とも、こっちよ!」

まどか「あ、はい!」

さやか「まどか、その子私が持つ!」

まどか「…うん、お願い」

―――

マミ「QB、傷だらけじゃない」

まどか「その子、QBって言うんですか」

マミ「ええ、私の友達よ。貴方達には見えるの?」

さやか「しっかり見えるけど…それがどうかしたんですか?」

マミ「なら…そうね、この話は後にしようかしら」

マミ「ともかく、今は魔女を倒さなければいけないの」

さやか「魔女?」

まどか「それって、なんですか?」

マミ「人間を襲う魔法少女の敵、かしらね」

まどか「魔法…少女…」

マミ「今この場所は魔女の領域、私たち魔法少女以外はここにいるのは危ないのよ」

使い魔「―――!」

まどか「…きゃぁ!?」

マミ「甘いわっ!」 ジャキン!ドォン!

使い魔「!?!?」

マミ「…こういうことよ」

まどか「……ぁ」

マミ「なるべく私から離れないように、ね。襲われちゃうから」

さやか「は、はい!」


薔薇園の魔女「――――」

さやか「なに…あれ」

まどか「…大きい」

マミ「あれが魔女よ」

薔薇園の魔女「―――♪」

マミ(薔薇…綺麗とは言いがたいけれど)

マミ「でも、容赦はしないわよ。まずは食らいなさい」ジャキン

ドォーン!

薔薇園の魔女「――!」

まどか「や、やった!」

シュルシュル

マミ「え、きゃっ!」

さやか「ああっ!?」

ビュン!ドガァ!

マミ「…くっ」

さやか「だ、大丈夫ですか!?」

マミ「……ふふ、平気よ」

マミ「こんなので倒れる魔法少女じゃないわ」シュル

マミ(私の武器は…)

ヒュン!

マミ(銃とこのリボン!)

まどか「切れた!?」

さやか「やった!」

薔薇園の魔女「!」

マミ(これなら拘束するまでもないわね)

マミ「速攻で片付けさせてもらうわ!」シュルルルルジャキン!

マミ「ティロ・フィナーレ!」

ドォン――――!

薔薇園の魔女「!?!?―――……」

マミ「…これで安心ね」

さやか「でっかい銃がドッカンって…」

まどか「…すごい」


さやか「うおっ!変な空間から元に戻った!?」

マミ「魔女が倒されたから、魔女の結界が消えたのよ」

さやか「今までの変な景色は魔女の結界の中だったからなのかー」

マミ「ええ、とにかく現実味のない光景が多いわ」

まどか「そうなんですか。…あの、その」

マミ「…あら、まだ名乗ってなかったわね」

マミ「私は巴マミよ、魔法少女をやってるわ」

マミ「あなた達は制服を見ると見滝原中学校の生徒なのね」

まどか「はい、2年生の鹿目まどかです」

さやか「同じくっ、2年生の美樹さやかです!」

マミ「ふふ、奇遇ね。私は3年生なの」

まどか「わわ、先輩だよさやかちゃん」

さやか「こりゃ意外すぎてさやかさん何も言えないなー」

マミ「私以外にも魔法少女はいると思うわよ?」

さやか「それ聞くと色々知りたくなっちゃいますね」

マミ「ふふ、それと…QBを助けてありがとう。鹿目さん、美樹さん」

まどか「い、いえ、むしろこっちの方がマミさんに助けてもらったっていうか…その…」

マミ「いいのよ、人を魔女から助けるのは魔法少女の役目だから」

マミ「…さて、QBの傷を治してあげないといけないわね」

まどか「治せるんですか?」

マミ「ええ、私は回復できる能力も持ってるのよ」

さやか「凄いなぁ、ゲームの魔法使いみたいですね」

マミ「そんな風にも捉えれるわね、こうして…」ホワァァン

まどか「傷が治ってる!」

QB「…ありがとう、マミ」

さやか「しゃ、喋った!?」

QB「喋って何がいけないというんだい?」

さやか「そういう訳じゃないけど…」

QB「ならいいじゃないか」

さやか「…ぬぐぐ」


こういう時空が混線する系は収集付けんのが大変
頑張ってね


まどか「QBはどうして傷だらけだったの?」

QB「何故か僕を狙う人に攻撃されてね、それで傷だらけだったんだ」

まどか(まさか、暁美さんが…そんなはずないよね。だってあんなに優しそうな人…)

さやか「それってどんな人?QBを狙うヤツって」

QB「名前は分からないけど、黒い髪の人だったね。的確に攻撃してきて恐ろしかったよ…全く」

さやか「ふーん」

マミ「敵かしら…」

QB「攻撃してくる理由とかは分からなかったよ、ずっと黙ってたから」

まどか「……」

さやか「まどか?」

まどか「あ、ううん。なんでもない」

マミ「ねぇ、QB。鹿目さん達もあなたが見えるって事は…」

QB「勿論、彼女2人は魔法少女になる素質があるよ」

まどさや『えっ?』

QB「しかも2人とも、十分な素質があるようだ。強い魔法少女になれるかもね」

さやか「え、そ、そう?」

まどか「私、マミさんみたいに強い魔法少女になれるの?」

マミ「きっとなれるわ。でも、そのためには強い魔女と日々戦わなければならないの」

さやか「あー…そうだよね、魔法少女になって楽に生きる選択肢はないかぁ」

QB「君たちならきっと大丈夫だよ」

まどか「そうかな?」

QB「ああ、2人ともさっき言ったとおり強い魔法少女になる素質はあるからね」

QB「それに」

QB「僕と契約して魔法少女になってもらう代わりに、願いを1つだけ叶えてあげるよ」

まどか「願いを…」

さやか「叶える!?」

QB「そう、どんな願いでも叶えてあげるよ。どうだい?」

さやか「願い…願いかぁ…うむむ」

マミ「ふふ、すぐに決めることじゃないわ」

QB「そうだね、今じゃなくても願いが決まった時ならいつでも魔法少女にしてあげるよ」

まどか「…願い、かぁ」

まどか(こんな私でも、人を助ける魔法少女になれるのかな…?)

―――――

ほむほむさんがまどかに執着しすぎないのは多重なループと19歳化による『おとなのよゆう』による影響、と思いたいです。
収集なんてノリでなんとかなると思ってる系のクズがここにいる。
多々書かなければこの先生きのこれない…(訳:お姉さんほむほむのために頑張りす


ほむホーム

インキュ「やっぱりマミは流石だね。…あの魔女に倒された時はビックリしたよ」

ほむら「人間の油断ってそういうものよ、常に気をつけていれば大丈夫」

ほむら「けれども、気をつけていなくても大丈夫ってことに気づいてしまうと次第にそうなって…」

インキュ「それで、失敗する。君たち人間はいつもそうだね」

ほむら「…癪だけど、それについては反論できないわ。私だってそうだと思うから」

インキュ「それで、次はどうするんだい? 確かマミがやられる魔女が出てくるはずだろう?」

ほむら「今回は接触を避けるわ」

インキュ「どうしてだい? マミを助けるんじゃ…」

ほむら「正確に言うと、マミ…巴マミがやられるまで接触は避けるのよ」

ほむら「この時間帯では分からないけれど、イレギュラー要素が多い今、あまり接触するべきではないわ」

インキュ「なるほど、一理あるよ」

ほむら「それに私の能力なら…分かるでしょう?」

インキュ「君なら一瞬でマミを助けれるね」

ほむら「そういうことよ」

インキュ「本当に便利だね、その能力は」

ほむら「裏を返せば時を止めたりするような魔法しかできないから、銃とかを仕方なく使ってるのよ…」

ほむら「巴マミ、佐倉杏子のような直接的な力の方が使いやすいと思うわ」

インキュ「便利でも欠点はあるんだね」

ほむら「欠点だらけよ、色々と」

ほむら(…とはいえ、美樹さやかが心配だわ。巴マミが来るより先に先回りしてようかしら)

乙乙
続きが楽しみだ

これは期待


ほむら(お菓子だらけの景色…見慣れたものだわ)

ほむら「本当にこの景色は嫌ね」

使い魔「―――」

ほむら(鬱陶しいわ)パァンパァン!

ほむら(確か美樹さやかは最深部あたりにいるのよね…この魔女だから生きているって感じかしら)

ほむら「それでも急ぐ必要はあるわ、なるべく早く…」

~~~~

さやか「マミさんに隠れてなさいって言われたけど…しかし、凄いなぁ」

さやか「まるで御伽噺のお菓子の国…」

さやか「こんなのでも魔女の結界内なんだよね、夢でも見てるみたい」

使い魔「―――」

さやか(ヤバッ、バレる)サッ

さやか「………」

さやか「……」(大丈夫かな)ソーッ

使い魔「―――!」

さやか(あっれー、絶賛凝視中でした!さやかさん大ピンチ!?)

使い魔「―――!!」

さやか「うわ、こっちきた!に、逃げなきゃ…」

さやか「なんでそんなに速いのさ!」

さやか「だ、誰か助けてよ!」

カシューン!

さやか「……あれ?」

さやか「…本当に誰か助けてくれたの?」

さやか(だとしたらどこに居るんだろう…)

使い魔「――!!」

さやか「うわわ、まだいっぱいいる!?」

カシューン! カシューン! カシューン!

さやか「!」(また!?た、助かったけど…)

さやか「あ、あのー。誰か居るんだったら返事ぐらい欲しいです!」

さやか「……」シーン

さやか(守られてる、ってことは確かなのかな…)

―――

ほむら「……狙撃銃は便利ね」

ほむら(対人狙撃銃[M24]、案外いいじゃない)

ほむら(だけど先に来ててよかった、予想通り使い魔に襲われてるとはね)

ほむら(来てなかったと思うとゾッとするわ)

ほむら「…そこね」 カシューン! カチャッ

ほむら(身長が伸びたせいで凄く撃ちやすい…)


面白いな


まどか「さやかちゃん!」

マミ「大丈夫だった?美樹さん」

さやか「あ、うん。大丈夫だったよ」

マミ「変ね、最深部なのにやけに使い魔が少ないわ」

さやか「…そのことについてなんですが、さっきから誰かに守られてるようなんです」

マミ「誰かに?」

さやか「はい、変なのに襲われても助けてくれるんですけど…姿は見えないんですよ」

マミ「魔法少女なのは間違いないと思うけど…怪しいわね…」

マミ「聞こえてるかしら!美樹さんを守ってくれたのは感謝するけど、魔女を狩る邪魔をしたら容赦しないわよ!」

シーン…

さやか「私が叫んでも何一つ返事をしてくれませんでしたよ」

マミ「邪魔にならないのなら、それでいいわ」

まどか「!」(…嫌な予感がする、どうして?)

マミ「さ、2人が見守ってくれてるんだもの。いつも以上に張り切るわよ」クルクルクルクル

マミ「踊る準備は大丈夫かしら?」シャキン

――――――

まどかさんが空気?
……ごめんなさいorz

マドカー!


マミ「ウーノ、ドゥーエ、トレ、クアットロ!」ドォンドォンドォンドォン!

マミ「チンクエ、セイ、セッテ、オット、ノーヴェ!」ドォンドォンドォンドォンドォン!

マミ「数が多くなってきたわね、まとめて行くわよ!」

マミ「ティロ・ボレー!」ドドドドドドン!

使い魔「――! ――…」

マミ(まだ居るわね)

マミ「逃がすと思って?」シュルルル、ジャギン!

マミ「ティロ・フィナーレ!」

ドォォォォォォォォン!

さやか「うひゃぁ…前の時より凄いよ」

まどか「……」(大丈夫かな、マミさん)

マミ(後輩が見ているもの、それに…)

~~~回想~~~

魔女の結界内

まどか「…あの、マミさん」

マミ「どうしたの?鹿目さん」

まどか「私、昔から才能とかもなくて、みんなに迷惑かけてばっかりだったんです」

まどか「でも、それが嫌で…でも、マミさんは誰かのために戦ってるのを見て…」

まどか「QBに強い魔法少女になれるって言われた時、自分もマミさんと同じことができるって思うと…嬉しくて」

マミ「大変よ?魔法少女は」

まどか「それでも、マミさんのようになってみたいって」

マミ「…でも、私はあなた達には魔法少女になってほしくないと思ってる」

まどか「…どうして?」

マミ「昔ね、私が魔法少女になって間もない頃…私は死にそうになったわ」

まどか「えっ?」

マミ「その時の私はまだ弱くて、魔女と戦ったときに、そのまま魔女に食べられてしまうかと思ったのよ」

マミ「でも、助けてくれた人がいたの」

まどか「…その人も魔法少女だったんですか?」

マミ「ええ、出会って、一緒に居たのはほんの僅かな時間だったけどね。とってもかっこよくて、とっても優しくて…」

マミ「それに戦い方だって、コツだけだけど教えてくれたの」

マミ「あの人が居なかったら、きっと私はここには居ないわ」

マミ「本当はそんな危ない世界よ、魔法少女の世界って。とっても怖いの」

まどか「……それでも」

まどか「それでも、私。誰かを助けるために魔法少女になってみたいって思うんです」

マミ「…そう。鹿目さんの気持ちは分かったわ。でも、焦って決めてはだめよ?」

まどか「…はい!」

~~回想終了~~

マミ(思いを伝えてくれた鹿目さんに、魔法少女のかっこ悪いところ見せてあげられないものね!)

―――――

魔法少女の中ではさやかとマミさんが一番戦闘的に栄える。気がします。

今来た
このほむほむと同い年なのに身長で負けとるがな(´・ω・`)

魔法少女(19)

頑張れほむらさん

おねロリの憧れ再会いい…
超萌える


マミ「…魔女は…」

お菓子の魔女「~~♪」

マミ(あれかしら、さほど強くはなさそうね…せめて一撃でしとめてあげる)

マミ(…狙いは十分、集束させて撃ち抜くわ!)

マミ「ティロ・フィナーレ!」ドォォォォン!

お菓子の魔女「―――!?」

さやか「やったっ!」

お菓子の魔女「」ブワァ

まどか「…あっ!?」

ビュン!

お菓子の魔女「―――」アーン

マミ「なっ!?」

マミ(もう目の前に!?だめ、リボンが間に合わない!)

さやか「マミさん!?」

まどか「マミさん!」

マミ(……体が動かない。周りがゆっくり動いてるように見える)

マミ(これが死ぬ間際に見る走馬灯ってやつかしら。もう、ダメなのね)

マミ(…あの2人は、隠れている魔法少女が助けてくれるわね。きっと)

マミ(でも、ここで死ぬなんて…せめて、ほむらお姉ちゃんと――)

??「させないわ!」

カチッ

??「なんとか迎撃をしようとしてるみたいだけど、やっぱり間に合わないのかしら…」

??「それにしても、違う時間とはいえ貴女をこんな短期間で2度も救うことになるとはね」

??「強めの爆弾よ、1、2個もらっておくといいわ」ポイポイ

カチッ

さやか「あれ、今、声が…あ、ああああああ!?」

まどか「マミさん!? マミさーん!」

―――

お菓子の魔女「―♪ …―?」

マミ「……あれ、生きて、る」

??「…もう大丈夫よ」

マミ「あ、あ…あなた…は…」

ほむら「貴女を死なせはしないわ」

―――――

大御所に魔法少女(18)がいるので魔法少女(19)でも許されると思った。今は反省している。


さやか「…マミ…さん」

まどか「…これが…こんなのって…」

ドゴォン! ドゴォン!

さやか「!?」

まどか「ま、魔女が爆発してる…あっ、さやかちゃん!あそこ!」

~~~~~

お菓子の魔女「―――!!」ギリッ

ほむら「貴女はもう、2個ほど食べたでしょう」

ドゴォン! ドゴォン!

お菓子の魔女「!?」

ほむら「美味しいかしら?」

お菓子の魔女「―――!!―――!!」ギリギリッ

ほむら「お気に召さなかったようね」

マミ「ほ、ほむらお姉ちゃ…」

ほむら「ごめんなさい、今は下がっててほしいの」

マミ「は、はい!」

お菓子の魔女「―――!!!」ガァァァァ

ほむら「よっぽど怒ってるようね、こっちよ」

~~~~~

まどか「ほんとに…よかった。マミさん生きてた…」

さやか「って、あれ。あれ、暁美さんだよね!?」

まどか「あ…ほ、本当だ」(あの時と服が一緒)

さやか「どうなってるの?もしかして暁美さんも魔法少女!?」

まどか「わ、分からないけど…」

お菓子の魔女「―――!」パクン

お菓子の魔女「―♪」

さやか「た、食べられちゃったよまどか!?」

お菓子の魔女「?」

まどか「で、でも、そこに居るよ…?」

さやか「…見間違い、なのかな? あはは、さやかさん疲れてきちゃったよ…」


お菓子の魔女「―――」ギリギリギリッ

ほむら(これだけ怒ってると何を食べたかも分からないかしら)

お菓子の魔女「――!!!」ガァァァァ!

カチッ

ほむら「2個…だけじゃお気に召さなかったものね。3個欲しいのかしら?よくばりさん」 ポイポイポイ

ほむら「それとももっと欲しいのかしら、でも今回は3個までよ」

ほむら「…終了ね」

カチッ

お菓子の魔女「――!」パクン

お菓子の魔女「―――?」

ドォン!ドォン!ドォン!

お菓子の魔女「!? ――……」

ほむら「こんなお菓子だらけの結界で、結局何が食べたいのか分からなかったけど」

ほむら「なんでもかんでも食べようとすると痛い目見るわよ、こういう風にね」

~~~~~

さやか「あ、暁美さん…なんなのさ…あれ。よく分からないけど凄いってレベルじゃ…」

まどか「あ、マミさん大丈夫かな!?」

さやか「そ、そうだ。急いでマミさんのところに行かなきゃ!」

まどか「マミさーん!」


さやか「マミさん、大丈夫でした!?」

マミ「え、ええ…大丈夫よ。心配かけてごめんなさい」

まどか「良かった…本当に良かった…」

ほむら「無事でよかったわ」スッ

マミ「!」

さやか「暁美さん!」

まどか「あ、暁美さん…魔法少女だったんですか?」

ほむら「ええ、私はずっと前から魔法少女よ」(何度ループしたか…)

さやか「…も、もしかして私を守ってくれてたのって暁美さんが?」

ほむら「そうね」

さやか「なーんだ、だったら普通に守ってくれてもいいじゃないですか!知ってる人なんだし」

ほむら「それもそうね…そうすればよかったわ」

マミ(暁美さん…ということは、やっぱりほむらお姉ちゃんだ…)

まどか「マミさん?」

マミ「えっ。な、なにかしら鹿目さん」

まどか「顔色悪いように見えますよ?」

ほむら「無理もないわ、死にそうな場面だったもの。今日は休ませて気分を落ち着かせたほうがいいわ」

さやか「…そっか。じゃあ私とまどかは先に帰ってますね」

ほむら「ええ、彼女は私に任せて頂戴」

まどか「暁美さん」

ほむら「何かしら、鹿目さん?」

まどか「マミさんを助けてくれて、ありがとうございます」

ほむら「…いいのよ、私がしたくてやったんだから。さ、もう日が暮れるし帰ったほうがいいわよ」

まどか「はい」

私もほむ姉さんにボムボムされたいです


マミ「……」

ほむら「貴女も無事でよかったわね」

マミ「…ほむらお姉ちゃん」ダキッ

ほむら(えっ?)

マミ「また助けてくれて…ありがとう、ほむらお姉ちゃん」ギュー

ほむら(な、なんでこんなに懐いてるの?)

マミ「……」

ほむら「え、っと、その…離してくれるかしら」

マミ「嫌よ」ギュー

ほむら「……」

マミ「…私の家にきてくれるのなら、離してあげるわ」ギュー

ほむら「わ、分かったわ」

マミ「絶対よ?」パッ

ほむら(…一体どういうことなのかしら? まさか…)

―――

マミホーム

マミ「……」ジーッ

ほむら(…視線が痛いわ)

マミ「約束」

ほむら「…?」

マミ「ケーキ一緒に食べる約束。ずっと待ってたのよ、ほむらお姉ちゃん?」

ほむら(約束ということはあの時間のマミ…?)

マミ「今までずっとどこにいたの!?」

ほむら「…えっと」(ま、間違いないわ。あの時間は…この時間軸の過去だったのね…)

マミ「来る日も来る日も、ずっとほむらお姉ちゃんを待ってたのよ!」

マミ「中々来なくて…でも、約束を破るような人じゃないって思ってたから…ずっと…」

ほむら「…ごめんなさい」

マミ「謝る気持ちがあるのなら撫でてほしいわ」

ほむら「…分かったわ」(この調子じゃ、最終的に撫でることになるわね…)

ほむら(私の膝上に座るマミなんて一体誰が想像できるのかしら)ナデナデ

マミ「……」ナデナデ

ほむら(こんな姿、まどかと美樹さやかに見せれないわね。マミが)ナデナデ

ほむら「そろそろダメかしら…」ナデナデ

マミ「そうね…許してあげる」

―――――

非常に重要な(ほむらお姉ちゃんに憧れてたマミさんあんまりにも久しぶりの再開で拗ねちゃう)
箇所なのですが私の文章力のせいで皆様の想像より大変劣化されている可能性が高いです。
ご了承くだs(ティロ・ボレー!


さやか「……」

まどか「……」

まどか「ねぇ、さやかちゃん」

さやか「なぁに?」

まどか「私ね、思ったんだ。実はマミさんに魔法少女にはあまりなってほしくないって言われたの」

さやか「……」

まどか「それが分かった気がしたんだ。暁美さんが居なかったら、マミさんは…」

まどか「…魔法少女って、下手したら誰にも知られずに死んじゃう。そんな世界に生きてるんだなって…」

まどか「そう思うと…」

QB「やぁ、鹿目まどか、美樹さやか」

まどか「きゅ、QB!?」

さやか「うわぁ!あんたどこから…」

QB「どうだい? 僕と契約して、魔法少女になる決心はついたかい?」

さやか「ちょ、私の話も聞いてよ」

まどか「…まだ決めれないよ」

QB「そうか、でも急ぐことはないよゆっくり考えればいい。願いの決定にも時間がかかると思うからね」

まどか「…QB、魔法少女の世界って危ないの?」

QB「危ないか危なくないって言われたら、確かに危ないね」

QB「魔女というのは強大な存在だ。魔法少女といえども倒される可能性だって十分あるさ」

まどか「……」

QB「でも大丈夫さ、1人で戦う必要なんてないからね」

まどか「…あ」

QB「協力すれば、どんな魔女だって倒せると思うよ」

まどか「…そっか」

まどか(マミさんや、暁美さんと一緒に…)

さやか「うーん…協力、か」

まどか「さやかちゃん?」

さやか「…あ、呼んだ?」

まどか「何か考えてたの?」

さやか「まぁ…うん」

QB「…まぁ、何度も言うけど、契約したい時はいつでも呼んでくれ。僕は歓迎するよ」

――――

一旦終了。次からも頑張ろうと思う。(という簡単な感想

オツ・フィナーレ


久々の良作の予感



ほむ姉カワユス

面白いけどレスごとに作者の感想読まされる気分もわかってくれよ

俺はあんま気にならんからみんながそう思ってるような書き方はどうかと思うぞ

それで作者のモチベが続くなら私はあっても良いと思う。

どっちでもいいな

せっかくの良い文章と世界観なのだから、もっと自信を持って投下していってほしいな

感想を書くと読み手の顔色を伺っているみたい

ここは>>1のスレだ
他が何を言おうと勝手だよ
それに掛け合い(失笑)やられるよりはマシ

>>70どこでみんながそう思ってるって読めるんだよ
気分「も」って書いてあるじゃないか
そして1レスごとに作者のレス入るのは本気で邪魔だからやめてくれ読みにくい

乙ナデナデ

ごめんなさい、そういうところまで意識してなかった。
これからは感想は自分の日記帳にでも書いて自重します。
あと、そういう指摘はどんどんしてくれると嬉しい。ありがとう。

投下終了時に纏めて書くくらいなら他の人のレスと変わらんから良い気もするけどまぁお好きに。

こういうシチュが好きとかは談義スレでも取り扱うし

投下終了時にまとめて書くくらいなら良いんだよ

こまけぇこたぁいいんだよ!

楽しみにしてるぞ つ④④④

俺は気にならんが気になる人が居るなら…って感じだわ
何にしても乙。楽しめてるから頑張ってくれ

むしろ俺は所々の雑記?みたいなの好きだけどな
別に毎回必ず入るわけでもないしちょっとニヤッと出来たりするし

それはともかく面白いな
続きも期待してる

ハヨ・フィナーレ!(続きの投下はよっ)

いいんじゃねー感想があろうがなかろうが>>1の書きたいように書きゃいいんだし

wktk

>>84

はよおわれって言ってるのかと

今読み直すと確かに終われといってるなww

「早く終わりまでいく」ためには「早く続きを投下する」ことが必要なんだと教えてくれたんだよ


マミ「じゃあ、ケーキを用意してくるわ」

ほむら「ええ、楽しみにしてるわ」

マミ「あなたがお勧めしたケーキなのだけれども」

ほむら「一緒に食べるのを、ってことよ」

マミ「…そうね」

マミ「~♪」

ほむら(あんなにご機嫌なマミは初めて見たわ)

~数分後~

QB「おや、君は…マミの家にあがりこんで何をしているんだい?」

ほむら(あからさまに警戒している、QBに違いないわ)

ほむら「…QBかしら、へばってなかったのね」

QB「…あの時はよくもやってくれたね。僕は君に狙われることはしてないはずだよ?」

QB「それに、契約もしていないのに魔法少女だし、名前も分からないし」

QB「一体君は何者なんだ?イレギュラーにしては度が過ぎるよ」

ほむら「そう、名前ぐらいは教えてあげるわ。暁美ほむらよ」

QB「…やっぱり知らないね。どうして僕を狙うんだい?」

ほむら「さぁね。考えてみなさい」

QB「手の内の1つぐらい教えてくれたっていいじゃないか」

ほむら「…それを言うなら魔法少女達に『色々』深く教えたらどうかしら?」

QB「!」

QB「…なるほどね、そういうことか」

ほむら「あら、物分りが早いのね。説明の手間が省けるのは楽だわ」

QB「どこまで知ってるか分からないけど、魔法少女についての知識は随分あるようだね」

ほむら「どこで知ったかは教えないし、どこで知ってるのかも教えないわ」

QB「…まぁ、いいさ」


マミ「~♪」カチャカチャ

QB「何をしているんだい、マミ」

マミ「え、紅茶の準備よ。今回はほむらお姉ちゃんに満点を貰えるように頑張ってるの」

QB「…暁美ほむらのことかい?」

マミ「ええ、QBは初めて会った?」

QB「そのことについてなんだ、マミ」

マミ「何かあったの?」

QB「…実は、あの時僕を傷つけたのは暁美ほむらだ。間違いないよ」

マミ「えっ…?」

QB「本人も認めてる。あんな人を家にあがらせて大丈夫なのかい?」

マミ「え、嘘…嘘よね、QB。ほむらお姉ちゃんがQBを襲うなんてそんなことするわけ…」

QB「僕が嘘を言うと思うかい?」

マミ「……そんな、何かの間違いよ…」

QB「何にせよ、気をつけるべきだ。僕は危ないからここから離れてるよ」

QB「どう行動するかはマミ次第だ」

マミ「……」

―――

マミ「……」

ほむら「…あら、ケーキは持ってこなかったの?」

マミ「ほむらお姉ちゃん、ちょっと話があるわ」

ほむら「…?」

マミ「QBを襲ったっていうのは本当なの?」

ほむら「そうよ」(話をしたのはQBね…)

マミ「どうして!? QBが何かやったとでもいうの!?」

ほむら「落ち着きなさい、マミ」

マミ「マミちゃんって呼んで!」

ほむら「…お、落ち着きなさい、マミちゃん」

ほむら「どうして私がQBを襲ったのか、知りたいわけね」

マミ「…ええ」

ほむら「…そうね、色々話したいところだけど…正直なところあまり話したくないわ」

マミ「…どうしてかしら」

ほむら「魔法少女に深く関わる問題よ。…並大抵の覚悟では教えるわけにはいかないわね」

マミ「私たちに深く関わる?」

ほむら「そう、とっても深く…それも、無視できない問題。今のマミちゃんじゃ教えることはできない」

マミ「そんな、でも」

ほむら「マミちゃんが思ってる以上よ。それを聞く覚悟ができた時、しっかり教えてあげるわ」

ほむら「…そんなことより、今はケーキを食べたいわね」

マミ「…分かったわ、でも…あまりQBに攻撃しないで」

ほむら「ええ、約束するわ」


ほむら「相変わらず美味しいわね」ハムッ

マミ「…ええ、このお店の味の虜になっちゃったわ」ハムッ

マミ「その責任取ってくれるかしら、ほむらお姉ちゃん」

ほむら「虜になる方が悪いわ。…紅茶、凄い美味しいわね。どれだけ練習したの?」ススッ

マミ「時間がある時に何回も試したわ。やっぱり慣れるとスムーズにできるもの」

ほむら(紅茶に関しては負けたわ。完敗ね)

マミ「…それにしても、また同じように助けられちゃったわ」

ほむら「そうね」

マミ「ほむらお姉ちゃんがどうやって私を助けたか分からないけど…」

ほむら「知りたいかしら?」

マミ「え、教えてくれるの?」

ほむら「冗談よ、私の唯一の魔法だもの。マミちゃんにも教えるわけにはいかないわ」

マミ「…むぅ」

ほむら「…鹿目さんと美樹さんはどうかしら?あの子達は魔法少女になりたいって思ってる?」

マミ「えっ、ええ…鹿目さんも美樹さんもそうだと思うけど…」

マミ「2人には魔法少女になって欲しくないわね」

マミ「やっぱり、あの2人にはこんな世界は似合わない。昨日死にそうになってから特に思ってるわ」

ほむら「…そうね、平穏に暮らして欲しいわね」

ほむら(でも、もうすぐ美樹さやかが魔法少女になる時期…どうしようかしら)

マミ「暮れてきたわね」

ほむら「そうね。じゃあ私は…」

マミ「どこに行くのかしら、ほむらお姉ちゃん?」ガシッ

ほむら「マ、マミちゃん、帰れないんだけど…」

マミ「今日はほむらお姉ちゃんは私の家に泊まる。これは決定事項よ、覆せないわ」

ほむら「……」(どの時間軸のマミよりも強いわ。このマミは…)

マミ「だから帰っちゃだめよ?明日は朝ごはんも作ってもらうんだから」

ほむら「…分かったわ」(それも決定事項なのね…)

一旦投下停止。
自分で打ち込んでてマミさんが徐々に崩れていく様子が目に見えて…
強気で甘えるマミさんもありだと思います。

ありだと思います。

ありだと思います。

二度あるレスは三度ある。
ありだと思います。

ありだと思います。

ありだと思います

ありだと思います。
もっとやればいいと思います

ありだと思います
ていうか見せてください

>>93-99
もう何も恐くない

はよ


マミ「ほむらお姉ちゃん、殆ど体形変わってないのね、羨ましいわ」ヌギヌギ

ほむら(その胸を持って体形が羨ましいって、どういうことなのかしら。喧嘩上等?)ヌギヌギ

マミ「はぁ…こんな胸よりも、ほむらお姉ちゃんのようにスレンダーで、背が高いほうが良かったわ」

ほむら(そういうことなのね…)

ほむら「仕方ないわ、そういう遺伝だったと諦めるしかないわよ」

マミ「…むぅ」

―――

ほむら「今日は大丈夫だったかしら。魔女が目前に一瞬で寄るなんて相当怖いと思うけど…」

マミ「…実はとっても怖かったわ、走馬灯も見えたのよ」

ほむら「それは…」

ほむら(そういえば私は走馬灯見たことないわ…体験してみたいけど体験しない方がいいのよね)

マミ「でも、ほむらお姉ちゃんに助けてもらったし、大丈夫よ」ギュウ

ほむら「…マミちゃん、抱きつかれると体洗えないんだけど」

マミ「洗ってあげようかしら?」

ほむら「…背中と髪の毛をお願いするわ」

マミ「任せて」ゴシゴシ

マミ「…ほむらお姉ちゃんって綺麗な黒髪してるわね。いいシャンプーでも使ってるの?」

ほむら「安物のシャンプーで済ませて――」

マミ「だめよ、ちゃんと良いの使いなさいね、ほむらお姉ちゃん?」

ほむら(…どうして私は髪の毛を洗われながら自宅で使ってるシャンプーを否定されてるのかしら)

マミ「それにしても、本当に長いのね」

ほむら「ええ、いつも手入れが大変よ」

マミ「私もセットが大変だわ、朝は辛いのは一緒なのね」

―――

ほむら「…さすがに狭くないかしら?」

マミ「平気よ、大丈夫」

ほむら(あの時はマミが小学生ぐらいの大きさだったからまだしも…流石にこれは私が狭いわ)

ほむら(っていうか、何故あの時と一緒の位置なのかしら?) (膝の上

ほむら(…ちょっと重――)

マミ「何か言ったかしら?」

ほむら「……」(心の中、読んだわね、今)

マミ「…気持ちいいわね」

ほむら「そうね」

マミ「……」

ほむら(…やっぱり重――)

マミ「ほむらお姉ちゃん?」

ほむら「何かしら?」

マミ「…いいえ、何も」

ほむら「……」(やっぱりこの時間軸のマミは今まででも相当なつわものね…)

女の子はちょっとポチャッとしてるほうがうわごめんなs

ほむ姉とマミさんが入ったお風呂の残り湯を呑みたいです!!!!!

ペットボトル2本ぶら下げてるようなものだからな


マミ「んーっ…もうこんな時間なのね」

ほむら「早めに寝たほうがいいかしら、マミちゃんは学校なのでしょう?」

マミ「あ、ほむらお姉ちゃんは大丈夫なの?」

ほむら「強制しといて…大丈夫よ、1人暮らしだし学校もとっくに卒業してるわ」

マミ「ならいいわ、今日は一緒に――」

QB「…やぁ、マミ」

マミ「Q…B…?」

ほむら「あら、戻ってきたのね」

QB「君はまだ居たんだね。帰らないのかい?」

ほむら「マミに泊まりなさいって言われたのよ」

QB「いいのかい、マミ」

マミ「…いいのよ、あとQBは今日一晩出てってもらうわ、ええ絶対に」

QB「……理不尽さを感じるけど、いつも居させてもらってる分、強く言えないね。分かったよ」

QB「暁美ほむらから話は聞いてないのかい?」

マミ「話は聞いたわ。QBに攻撃しないようにって約束したから」

QB「…そうかい、じゃあ。しばらく出かけるよ」

マミ「ええ、明日の朝あたりに帰ってくるといいわ」

~数分後~

マミ「さてと、寝ましょうか。QBは明日の朝まで来ないわ」

ほむら「え、ええ」

マミ「ふふっ、こうやって誰かと一緒に寝るの、本当に何年ぶりかしら」

マミ「恩人と一緒に寝れるなんて幸せだわ」ギュウ

ほむら(ずっと1人で暮らしてるのよね)

ほむら「…もう、今日だけよ」ナデナデ

マミ「またお願いするわ、ほむらお姉ちゃん」

ほむら「どうかしらね」

マミ「私が甘えれる人なんて、ほむらお姉ちゃんぐらいだもの。絶対またお泊りさせるわよ」

ほむら「はいはい…」

マミ「おやすみ、ほむらお姉ちゃん」

ほむら「おやすみ」

ほむら(…口には出せないけど、凄く疲れたわ)


まどホーム

まどか「魔法少女かぁ」

まどか「確かに怖いけど、マミさんや暁美さんと一緒に…」

まどか「かっこいいマミさんと暁美さんと…私も一緒に…」

まどか「…てぃひ。いいかも」

QB「やぁ、まどか」

まどか「わわわ!?QB!?」

QB「そんなに驚くことかい?」

まどか「いきなり来られたら驚くよ! もう…」

QB「それで、どうだい? 僕と契約する決心は」

まどか「あー…うん…その」

QB「願い事を決めれば、すぐなれるさ。魔法少女にね」

まどか(なっちゃっても、いいかな。魔法少女になるだけならありふれた願いでもいいもんね)

まどか(そうだなぁ、願い事は――)

『甘い言葉には気をつけて』

まどか(…そういえば、あの時暁美さんの残した言葉。気になっちゃうな)

まどか(QBも狙ってたし、何か理由でもあるのかな)

まどか(…相談してみよう)

まどか「ごめんねQB。私、まだ決心できない」

QB「そうか。じゃあまた今度の時かな?」

まどか「ごめんね、時間かかって」

QB「いいんだよ、僕はずっと待ってるから。後は君次第だよ」

まどか「うん…」

まどか(今度の休日あたり、大丈夫かな。暁美さんやマミさん)

まどか(あ、暁美さんって携帯持ってるのかな、持ってたら番号教えてもらっちゃおうかな)


マミホーム

ほむら(起きたはいいけど…) チュンチュン

マミ「…すぅ…すぅ」ガッシリ

ほむら(…出れないわ)

マミ「……むにゃ…」

ほむら(幸せそうに寝てるわね)

ほむら「…昨日好き勝手されたお返しよ」 ビシィッ

マミ「はうっ!?」

ほむら「おはよう、マミちゃん」

マミ「…寝起き早々、額が痛いわ…」

ほむら「ええ、デコピンさせてもらったわ。いい一撃だったでしょう」

マミ「いつもなら眠いのに、こんなに目が覚めるなんて…」

ほむら「もう1発食らうかしら?」

マミ「え、遠慮しとくわ」

―――

ほむら「…さ、できたわよ」

マミ「あの時と同じ料理ね」

ほむら「味も変わらないはずよ。きっと」モグモグ

マミ「…本当に懐かしいわ。この味」モグモグ

ほむら「良い味ではないわよ」

マミ「いいのよ、十分。またあの時と同じように食べれるだけ凄く満足なんだから」

ほむら「そう言ってもらえると作り手としては嬉しいわ」

―――

マミ「…ふふっ、昨日の気分なんて吹っ飛んじゃったわ」

マミ「こんな気持ちで学校に行くのは初めてよ、じゃあ行ってくるわ」

ほむら「私も外に出るのだけれどもね」

マミ「あ、そうね。…ありがとう、ほむらお姉ちゃん」

ほむら「いいのよ」(疲れたけど、マミのためになったなら許してあげるわ)

ほむら(さて、どうしようかしらね)

一旦休憩。
おかしい、マミさんとのからみはあまり書くはずなかったのだが…理に導かれた…
でもやっぱり、さやかとかまどかの部分もしっかり書いていきたいと思います。

乙です
かわいい

そろそろ残念さやかちゃんの出番か



病院

さやか「~♪」

恭介「……」

さやか「あれ、どうしたの恭介?」

恭介「…さやかは…さ、僕をいじめたいのかい?」

さやか「そ、そんなことな――」

恭介「だったらなんで、もう弾けない曲を聞かせてるんだ、嫌がらせか?」

恭介「僕がどれだけヴァイオリンが弾けないのが悔しいか、分かってるのか?」

さやか「で、でも、腕だっていつか…」

恭介「…治らないって言われたよ」

さやか「…え?」

恭介「医者に奇跡でも起きない限り治らないって言われたよ。もう弾けないんだよ!ヴァイオリンなんて!」

さやか「……」

恭介「…分かったら、出ていってくれないか。さやか」

さやか「……あるよ」

恭介「…ん」

さやか「奇跡も魔法も、あるんだよ…!」

恭介「……」


恭介「違う、こんなことが言いたいわけじゃなかったのに…」

―――――

さやか「…っ!」

ほむら「…美樹さん?」

さやか「…あっ、暁美さん」

ほむら「どうしたのかしら、そんな焦って走って」

さやか「あはは、うん。ちょっと、ね…」

ほむら「話なら聞いてあげるわ」

さやか「……うん、甘えさせてもらっちゃおうかな。暁美さんなら言っても大丈夫そうだし」

さやか「その、病院でですね――」


ほむら「なるほど、ね」

さやか「…私って、恭介のこと何も分かってなかったのかな」

ほむら「それは…分からないわね」

さやか「そっか…あ、そうだ。暁美さん、明日は代わりに恭介のお見舞いにいってよ」

ほむら「いいのかしら、その子は私のことを知らないでしょう」

さやか「私の代わりに来たって言えばいいよ。私は…ちょっと明日は家に帰って考えたいんだ」

さやか「それに、暁美さんみたいな美人なら、恭介も喜ぶだろうしね」

ほむら「いいのかしら?」

さやか「取られちゃったらその時はその時かなー、あはは」

ほむら「…無理にしなくていいのよ」

さやか「うん、話を聞いてくれてありがとう。暁美さん」

ほむら「彼が好きな食べ物とか送った方がいいかしら」

さやか「あー、どうだろう。やっぱりお見舞いにはフルーツじゃないかな?」

ほむら「それもそうね。盛り合わせを買ってみるわ」

さやか「ここはさやかさんが奢って…と言いたいところだけど、ごめんなさい暁美さん。私は払えません…」

ほむら「私の自腹でいいわよ。気にしないで」

さやか「き、気にしますよ!お見舞いの代わりを頼んだ挙句お金を使わせるなんて…」

ほむら「気にしないで、といったはずよ。遠慮しなくてもいいわ」

さやか「う、うー…ありがとうございますっ!」

さやか「じゃあ、明日お願いしますね!」

ほむら「ええ」

ほむら(恐らく、契約するわね。美樹さやかは…上条恭介のために)

ほむら(契約を阻止するべきか、阻止しないべきか…)

ほむら(全く、美樹さやかがいるとワルプルギスを倒す確率も上がるという考えが恨めしいわ)


さやか「…はぁ…寝れない」

さやか「私、恭介に酷いことしちゃってた…」

さやか「許してもらえるかな…」

さやか「……」

QB「やぁ」

さやか「…あ、QB」

QB「気分が落ち込んでるみたいだね、どうしたんだい」

さやか「…なんでもないよ」

さやか「…何、魔法少女の勧誘?」

QB「僕の目的はそれだからね」

さやか(…私が願えば、恭介の腕は治るんだよね)

さやか(…どうしよう)

QB「で、どうする。まだ決めれないかい?」

さやか(ダメ、まだ気持ちが落ち着かない…)

さやか「…また今度にする」

QB「そうか…ま、じっくり考えてくれ。たった1つの願いだからね」

さやか「……」

さやか「…どうしよう」

この姉ほむら(?と甘えマミの組み合わせには可能性を感じる


[翌日]

恭介(さやかは来ないか…仕方ないよね。怒鳴った僕のせいだから…)

ガラッ

恭介(さやか!?)

ほむら「失礼するわ」

恭介「……だ、誰ですか?」

ほむら「見ず知らずの人でごめんなさい。美樹さんの代わりでお見舞いに来たの」

恭介「さやかの?」

ほむら「ええ、昨日頼まれてね」

恭介「そうですか…」

ほむら「これ、持ってきて大丈夫だったかしら?」

恭介「盛り合わせだ…ありがとうございます。たぶん、大丈夫だと思います」

恭介「あの、さやかとは昨日話してたんですか?」

ほむら「そうね、昨日の美樹さんはちょっと辛そうだったわね」

ほむら「何があったのかも聞いたわ。美樹さん、よっぽど効いたみたいよ」

恭介「っ…! そう、ですか」

恭介「…その、お名前は」

ほむら「言い忘れてたわ、暁美ほむらよ」

恭介「暁美さんですか。僕の名前はさやかから聞いてますよね」

ほむら「ええ、上条恭介、上条君よね」

恭介「はい。…少し、話をしていいですか?」

ほむら「…聞いてあげるわ」

恭介「ありがとうございます」

恭介「…実は、さやかを怒鳴ったのは本意じゃないんです」

恭介「イライラしてたのは確かなんですが、ずっとお見舞いにきてくれるさやかに怒るなんて、そんなことできなくて」

恭介「だけど昨日、ポツリと一言出てしまって…そこから、もう言葉が止まらなくなっちゃったんです」

恭介「さやかは、僕のためにずっとお見舞いにきてくれたのに。僕は怒鳴ってしまった」

恭介「それから…どうしたらいいのか、僕には分からないんです」

ほむら「…そうなの」

恭介「僕のバイオリンを好きでいてくれて、弾けなくなってもずっと会ってくれて」

恭介「そんなさやかに、どうやって言ったらいいか…」

ほむら「…1度謝ってみたらどうかしら、美樹さんは貴方に嫌われたって思ってたわよ」

恭介「…やっぱり」

ほむら「どちらが悪いとは言わないけれど、このままでいるのは2人とももっと悪い方向に行ってしまうわ」

恭介(謝る…か)

マミに構いすぎてまどか契約しちゃったけどマミかわいいからいいやww
みたいな胸糞展開だけはやめてほしいなー


さやか「……」

QB「やぁ、美樹さやか」

さやか「…QBか」

QB「昨日と同じく気分が優れないようだね。ちゃんと休めたのかい?」

さやか「…全然」

QB「そうかい。…君に伝えるべき情報があるんだ」

さやか「どういうことさ」

QB「鹿目まどかが、魔女の結界の中に居る。ここままでは危ないんだよ」

さやか「なっ!?」

QB「マミは到着が遅れるし。暁美ほむらは気づいていない。もしかしたら助からないかもしれない」

さやか「あんた、何言って…!」

QB「鹿目まどかを助けたいかい?」

さやか「あったりまえじゃん!まどかを見捨てるとかできるわけない!あいつは私の友達なんだから!」

QB「そうか、でもこのまま待ってちゃ鹿目まどかは死んでしまうね」

さやか「何よ…なれって言うの?魔法少女に」

QB「飲み込みが早くて助かるよ、今すぐ契約してまどかのところへ急げばきっと間に合うさ」

さやか「……」

QB「さぁ、どうする?」

さやか「あんたって、なんか嫌なんだよね。喋り方と言い、態度といい…」

さやか「…でも今は別だよ。さぁ、私の願いを叶えてよ、QB!」

QB「分かった、君の願いはなんだい?美樹さやか!」

さやか「私の願いは――」

とりあえず、ここまで。
現在のところは一番妄想するのが楽しかったので打ち込んでて楽しい部分。

おいヒヤヒヤさせるなぁここで切るとは



続き楽しみに待ってるぞ

この>>1焦らすな...

この>>1……できる……


恭介「…!」

ほむら「…どうしたの?」

恭介「な…あ、ありえない…」

恭介「腕が…腕が、僅かだけど動いてるんだ」

ほむら「!」(…契約したのね、美樹さやか)

恭介「昨日、医者に奇跡でもないと動かないって言われたばっかりなのに…」

『奇跡も魔法も、あるんだよ…!』

恭介「…あ」

ほむら「今度は何?」

恭介「…さやかが昨日、部屋を出る時に言ってたんです。『奇跡も魔法も、あるんだよ』って」

恭介「ねぇ、暁美さん…何か知ってることはありませんか?」

ほむら「…そうね、知っているか知っていないか。どっちかと言われたら…知っているわ」

恭介「なら!」

ほむら「でも、それはきっと美樹さやかも知られたくない部分になるかもしれない」

恭介「……っ」

ほむら「それでも、貴方は知りたいかしら? 望むのなら、全て教えてあげるわ」

ほむら「それはまるで御伽噺のようで、残酷な話よ。それでも?」

恭介「…僕は…」

恭介「知りたいです。全部…教えてください」

ほむら「本当に? とても信じれる話ではないわよ」

恭介「腕が動く、っていう信じられないことが起こってるんです。今なら何でも信じることができますよ」

恭介「だから、全部教えてください」

ほむら「…分かったわ、教えてあげましょう。『魔法少女』の存在について…」

ほむら(まさか、一番早く教えるのが美樹さやかの想い人なんてね)

ほむら(でも、これなら美樹さやかを救うことができるかもしれない)


恭介「なんですかそれ…酷いにも程が…!」

ほむら「全て真実よ、魔法少女というのは」

恭介「じゃあ、さやかは僕のために…」

ほむら「魔法少女になったのかもしれないわ。たぶんだけどね」

恭介「っ…!」

ほむら「…正直、あまりこの話はしたくなかったわ」

ほむら「美樹さんは覚悟を決めて、貴方の腕を治した…それはとても重い内容よ」

ほむら「その釣り合うことをするためには、どう接したらいいか悩んでしまうでしょう」

恭介「…はい」

ほむら「でも、いずれ美樹さんは魔法少女の真実を知り、その身に絶望しかかるかもしれないわ」

ほむら「その時はお願いできるかしら、上条君。きっとそれが、美樹さんへのお返しになる」

恭介「…勿論です。さやかを、絶望なんてさせません」

ほむら「その返事が聞ければ安心だわ、美樹さんをよろしくね」

恭介「はい」

ほむら「彼女は貴方に恋心も抱いてるし、ね」ボソッ

恭介「えっ…?」

ほむら「じゃあ、もう時間だし、失礼させてもらうわ」

恭介「あ、はい。…ありがとうございました」

ほむら「じゃあ、また。上条恭介君」バタン

恭介「……」

恭介「…さやかが、僕に?」


使い魔「―――」ニタァ

まどか「ひっ、や、やだやだやだ!」グニャァー

まどか「誰か助けて!誰かぁ!」

さやか「うおおおおおおおおっ!」

さやか「まどかに手を出すなぁぁぁぁぁぁ!」ザシュッ! ザシュッ!

まどか「さ、さやかちゃん!?」

さやか「へへ、間に合ってよかった…後はさやかさんにまっかせなさい!」

まどか「さやかちゃん、魔法少女に…?」

さやか「話は後!まずはこいつらをぶっ潰す!」

使い魔「―――!」

さやか「寄らば斬っちゃうよ!」ザシュッ!

さやか「本命の魔女はどこに――」

使い魔「―――」ニタァ

まどか「きゃっ!?」

さやか「まどか!? 鬱陶しいな、もう!」

さやか「せいっ!」

キィィ――ィィィン

使い魔「!?」

さやか「一刀両断!…なんてね」

まどか「さやかちゃん…!」

さやか「…とと、魔女はどこさ?」

まどか「さやかちゃん、あそこ!」

ハコの魔女「―――」

さやか「あれだね、分かった!」

さやか「うおぉぉぉぉぉぉ!」

ハコの魔女「――!」

さやか「何かしようたってもう遅いよ、食らえーっ!」

キィィィ―――ィィィン

ハコの魔女「―――……」

まどか「あ、景色が戻った!」

さやか「魔法少女さやかちゃん、大勝利!」


マミ「魔女の結界が消えた?魔女が倒されたのかしら」

マミ「それよりも…鹿目さん、鹿目さーん!」

まどか「あ、マミさーん!ここでーす!」

さやか「マミさん、遅いよ!」

マミ「悪かったわ…って、美樹さん…あなた、まさか!?」

さやか「えへへ、結局なっちゃいました」

マミ「…本当に良かったの?」

さやか「ええ、いいんですよ」

マミ「魔法少女はとても辛いわよ。人が死ぬところも見るかもしれない」

マミ「辛くても、悲しくても、1人でも魔女と戦っていかなければならない」

マミ「…そんな世界よ?」

さやか「……そこは結構悩んだんですよ」

さやか「でも、私の決断は、これなんです」

さやか「その結果。私の叶えたい願いは叶ったはずだし、まどかも助けることができた…」

まどか「…さやかちゃんは、何を願ったの?」

さやか「んー、恭介の腕が治るようにって、願っちゃった」

まどか「恭介君の?」

マミ「お友達?」

さやか「ええ、幼馴染の友達です。昨日ちょっと喧嘩のようなことになっちゃいましたけど…」

さやか「それでも、恭介の腕が治ってほしいから…そう願ったんです」

まどか「そうなんだ…さやかちゃんはそれでよかったの?」

さやか「私が願ったことだし、それに魔法少女になったことでまどかを助けれた」

さやか「後悔なんて…あるわけないじゃん!」

マミ「そう…なら、もう言わないわ」

さやか「えっへへ。明日からよろしくお願いしますよ。マミ先輩!」

マミ「ええ、魔法少女の後輩のためにも頑張るわ。一緒に頑張りましょう」

さやか「はい!」

まどか「……」

まどか(…2人とも、いいなぁ)

まどか(私も、QBに頼んで魔法少女になろうかな?)

一気に投下して一旦投下停止。
さやかさんは結構好きです、一番のほむらさんの次ぐらいに。

ここのほむらちゃんなのはクロスに匹敵するくらいかわいい

丁寧口調でのら抜き言葉が気になってしかたない……
さやかみたいな口調だとなくてもいいんだけどマミやほむらの台詞には入れてもらえるとうれしい

この丁寧口調に、さらに「ら」抜き言葉までやめたら
中年おばさんくさ(ry

>>131
大丈夫かお前?

寄らば斬ります
寄って斬ります
寄らなくても斬ります

寄ら斬り三段活用

ユグドラさん懐いですね。


杏子「魔法少女が1人増えたって?」

QB「ああ、中々の素質の子だよ」

杏子「ふーん、ま、あたしには関係無いけどな」モグモグ

杏子「そんなのより、お前が言うイレギュラーってやつのが気になる」モグモグ

QB「暁美ほむらか…あれは完全にイレギュラーだ。正直何を考えてるかさっぱりだよ」

杏子「…なるほどねぇ、その暁美ほむらってやつは今も見滝原にいるのか?」モグモグ

QB「居るはずだよ」

杏子「そうかそうか」ゴクリ

杏子「じゃあそいつに会ってみようじゃないか、ついでに新しくなったヤツもな」

―――

インキュ「美樹さやかが魔法少女になったのかい?」

ほむら「ええ、美樹さやかはQBと契約したわ。でもそこは問題じゃない」

ほむら「美樹さやかが問題なのは、契約した後よ」

ほむら「今までの経験上魔女になる確率が高いのは上条恭介絡みだと思うわ」

ほむら「彼女から彼に接触できるこじつけをもらえたのは意外だったけどね」

ほむら「予め手は打ったわ。ここからどう動くか分からないけれど…彼を信じるしかない」

インキュ「なるほどね」

ほむら「…ところで、インキュベーター」

インキュ「なんだい?」

ほむら「そろそろQBとの見分けがしっかりできるように、適当なリボンを買ってきたわ」(猫の首につける的な赤いリボン)

インキュ「それを付けるのか。それなら見た瞬間に分かるね」

ほむら「最初からこうすればよかったのよ。首につけるけど、いいかしら?」

インキュ「構わないよ」

ほむら「……これでいいわ」

インキュ「さて、これで残るはまどかだね」

ほむら「ええ、絶対にまどかに契約はさせない。それだけはやり遂げるわ」

ほむら「ところで、貴方は普段何をしているのかしら。私の家に居るところだけは分かるけど」

インキュ「この町をじっくり見ているんだよ。僕はこの時間軸のインキュベーターではないからね。やることがないのさ」

ほむら「観光的な何かをしているのね」

インキュ「そうだよ。人間には感情がある分、それに関係している文化は非常に興味深いからね」

インキュ「今日も人間を観察しながら町を観光するつもりさ」

ほむら「有意義に過ごしてるわね。こっちは大変なのに」

インキュ「勿論、できるときに助力はするよ」

ほむら「…QBは信じられないけど、貴方の言葉なら信じられるわね。インキュベーター」

インキュ「それは君に信頼されてると言っていいのかい?」

ほむら「比較する対象が酷いだけよ」

インキュ「一応、それも僕なんだけどね」

ほむらちゃんマジほむほむ


マミ「さて、今日もやらないといけないわ」

まどか「何をやるんですか?」

マミ「この町のパトロールよ」

さやか「パトロール?」

マミ「町中を歩き回って、使い魔か魔女が居ないか探すのよ。魔女は積極的に探さなきゃいけないわ」

さやか「なるほど、だったら暁美さんも呼びましょうよ。3人なら何も怖くない!」

マミ「そうしたいのだけれど…実は暁美さんの電話の番号とかも知らないの」(誰か知ってるかしら?)

さやか「…あーあー、わ、私も知らないなぁ…まどかは?」

まどか「私も知らないよ…暁美さんとまだあまり関わってないから」

さやか「凄い美人には秘密が一杯なのかねぇ」

マミ「そうかもね。暁美さんについては仕方ないわ、美樹さんと2人でやりましょう」

まどか「あ、あのマミさん。私も行っていいですか?」

マミ「鹿目さんは…そうね、一緒にパトロールするぐらいなら大丈夫だと思うわ」

マミ「でも、結界の中まで来てはダメよ?」

まどか「それは…分かってます」

マミ「ならいいのよ」

さやか「マミさん、どこから回るの?」

マミ「そうね、今日は繁華街の方から行ってみようかしら」

さやか「繁華街から行くなら、ちょっと買い物も寄りたいかなーって」

マミ「もう、美樹さん。遊びじゃないのよ?」

まどか「そうだよ、魔女って人を襲っちゃうんだよ?」

マミ「行方不明の事故に直接関わるものなのよ、魔女って」

マミ「ちょっと買い物に寄りたい、なんていう軽い気持ちは捨ててもらいたいわね」

さやか「…すみませんでした」

マミ「分かればよろしい」

さやか「じゃあ、家に戻ってすぐマミさんのところへ行くよ」

まどか「私も、急いでいきます」

マミ「ええ、待ってるわ」


歩道橋上

ほむら(…もう暗いわね、今日はQBがあまり動いているようには見えない。帰ろうかしら)

ほむら(夜風が気持ちいい)

まどか「あっ、暁美さん!」

ほむら「鹿目さん?」

さやか「お、本当だ」

マミ「奇遇ね」

ほむら「美樹さんにマミもいるのね」

さやか「あ、マミさんだけ名前呼び? ずるいよマミさん!」

マミ「えっ?」

さやか「暁美さん。毎回美樹さん、美樹さん言われるのもなんだから、さやかって呼んでください」

ほむら「えっ? …さやかでいいのかしら」

さやか「うんうん、やっぱり苗字呼びより名前呼びの方が親しまれてる感があるよね」

まどか「さやかちゃん…」

まどか「暁美さん。わ、私もいいかな?」

ほむら「…まどかって呼べばいいの?」

まどか「はい、さやかちゃんが言うなら私もそう呼んで構いません」

ほむら「…急にビックリしたわよ、2人とも」

さやか「いやー、だってこの前守ってもらったし、暁美さんは私の恩人な訳でしょ?」

さやか「そんな恩人に名前で呼ばれるぐらい、むしろ親密感があっていい。そうだよね、マミさん」

マミ「そ、そうね…」

ほむら「で、み…さやか。どうしてこんな時間にうろついてるのかしら?」

さやか「マミさんと一緒にパトロールしてたんだ」

マミ「今日は魔女は居なかったけど、使い魔は3匹ぐらいは倒したわ」

ほむら「そう」

??「わざわざ使い魔を倒すのか?やっぱりもったいないことしやがるな」

マミ「…その声は、まさか」

杏子「よう、マミ。久しぶりに会ったが、相変わらず甘い考えだな」

さやか「…マミさんの知り合い?」

マミ「佐倉杏子よ…隣町の魔法少女。昔、一緒に魔女と戦ってたわ」

まどか「魔法…少女?」

杏子「へっ、自己紹介の手間が省けたぜ」

杏子「ところで、暁美ほむらってやつはお前か?」

まどか「え、ち、違うよ?」

杏子「じゃあ、お前か?」

さやか「何言ってるの? 私じゃないよ」

杏子「はぁ?じゃあ誰だよ」

ほむら「暁美ほむらなら、私だけど」

杏子「…はぁ?」

杏子「…あっはははははは!魔法少女? その体で少女ってか? あっははははは!冗談だろ!?」

さやか「…なんか、あいつ斬りたくなってきた」

マミ「私は撃ちたくなってきたわね」

杏子「ひ、ひー…わ、笑いすぎた。予想外なところから冗談が来るとは思ってもなかったね…」

杏子「…で、暁美ほむらはどこだ?」

ほむら「…あら、私のことは無視なのかしら」

杏子「いやだって、あんたどう見ても少女じゃないじゃん。信じられないっての」

ほむら「なら、これを見せれば信じられるのかしらね?」

杏子「ソウルジェム!?」

杏子「…なんてこったい、まさかあんたとは思ってもなかったぜ」

ほむら「貴女の反応はある意味正しいわ、普通、私が魔法少女だなんて思わないもの」

杏子「だが、ソウルジェムがあるなら話は別だね」

杏子「ちょっと付き合おうじゃないか、暁美ほむら」ジャキン

マミ「ちょっと、佐倉さん!」

杏子「マミは引っ込んでなよ、私は暁美ほむらとちょっと付き合いたいだけだっての」

ほむら「佐倉杏子…」

まどか(このままじゃ暁美さんと杏子ちゃんが戦っちゃう、魔法少女同士で戦うなんてダメだよ)

まどか(そうだ、あのソウルジェムってやつがなければ暁美さんは変身できないから…!)

まどか「ごめん、暁美さん!」ガシッ

ほむら「まどか!?」

まどか「…えいっ!」

ほむら「なっ…!」

ヒューン、ポトッ。ブォォォォン…

マミ「鹿目さん、何をやってるの!?」

さやか「ちょ、まどか!?あんた、ソウルジェムを…」

ほむら「まどか、なんてことを…して……」バタリ

まどか「…あ、暁美さん?」

さやか「ちょ、ちょっと暁美さん!?」

マミ「どうしたの!?」

杏子「な、なんだ…? おい、どけ」

まどか「ひっ」

杏子「…何が起きた。…どういうことだ、おい」

杏子「こいつ、死んでるじゃねぇか…」

というわけで、ここまで。
ら抜きに関してですが「信じれるかしら?」の部分は完全に脱字です…申し訳ない。
それ以外に関しては…広い心で読んでいただけると嬉しいです、ごめんなさいorz

乙 まどかェ・・・

まどか(そうだ、あのソウルジェムってやつがなければ杏子ちゃんは死んじゃうから…!)
まどか「ごめん、杏子ちゃん!」ガシッ ポイッ
杏子「なっ…!」
ヒューン、ポトッ。ブォォォォン…

という展開を夢見つつ乙

やりやがったこいつwwwwwwどうやってソウルジェム取ってくるか見物だな

安定して余計なことをする
それがまどか

きゅっぷい…

この状況でほむほむのSG奪ってどうするんだよ……

>>1

マドカー……やはりまどかはまどかだな

夏休みだな

夏休みの夜は上質なお茶フィナーレとSSが合う

良いスレを見つけた・・・


QB「やってしまったね、鹿目まどか」

杏子「…いつからそこにいたんだ、QB」

QB「さっき通りがかったのさ。それにしても、とてもまずいことになったね」

さやか「あんた、暁美さんがこうなったのが分かるの!?」

マミ「…待って。鹿目さん、どうして暁美さんのソウルジェムを投げたの?」

まどか「…変身しなければ、2人とも戦わないと、思って…ソウルジェムがなければ、変身できないから…ひっく」

まどか「ごめんなさい…ごめんなさい…」

杏子「確かに無防備なやつと戦うほど、あたしは外道じゃないけどさ…」

杏子「これは話が違う…おいQB、これは一体どういうことだ。説明しろ」

QB「簡単なことさ、ソウルジェムが体から離れれば君たちだってそうなるよ」

さやか「なっ!?」

杏子「…ソウルジェムが体から離れたら死ぬっていうのか?」

QB「死ぬっていう表現は違うかな。魂そのものが離れるんだよ。体だけが残るのさ」

マミ「どういうことよ…QB」

QB「まだ気づかないのかい? ソウルジェムは君たち魔法少女の魂そのものなんだ」

マミ「そんな、そんな…ことが…」

QB「本当だよ。何せ人間の体はとても脆いからね、そのままじゃあ魔女と戦ってもすぐに死んでしまう」

QB「でも、魂そのものをソウルジェムにすれば体がいくらボロボロになっても君たちは死なない」

QB「コンピューターで言うハードウェアとソフトウェアの関係だよ」

QB「ソフトフェアが無事なら、ハードウェアを修復すればいいだけだからね」

杏子「テメェ、あたし達の体はただの抜け殻だって言いてぇのか…?」

QB「ソウルジェムを離さなければ大丈夫だよ、こういうことにはならないさ」

杏子「そういう問題じゃねぇっ!」

マミ「…どうして教えてくれなかったの?QB」

QB「何故教えないといけないんだい?」

QB「君たちが聞かなかっただけじゃないか、聞いてくれれば教えてあげれたのに」

杏子「っ…! テメェェェェ!」ブゥン!

QB「おっと、危ないじゃないか」ヒラッ

QB「今の状況だと、暁美ほむらはソウルジェムが戻ってこない限りそのままだね」

マミ「…そ、そんな…」

QB「僕はどこにいったか分からないから、君たちで探すしかないね。頑張ってくれ」

さやか「…もう、うざいよ…あんた、どっかいってよ!」

QB「そうさせてもらうよ、じゃあ、僕はこれで」ヒョイ

杏子「…チッ!」


マミ「QB… 暁美さん…」

まどか「ごめんなさい…ごめんなさい…」

さやか「…そ、そうだ。暁美さんのソウルジェムを探さないと、このままじゃヤバいよ!」

杏子「…あたしも手伝うぜ、胸糞悪いが暁美ほむらとこいつのおかげで今のが分かったようなもんだしな…おい」

まどか「…ひっ」

杏子「まどか、って言ってたっけか?いつまでも泣いてるんじゃねぇ」

まどか「でも、わた、私のせいで…暁美さんが…死――」

杏子「暁美ほむらはまだ死んだわけじゃないだろ!」

まどか「…っ!」ビクッ

杏子「ったく、なんであたしがこんなことを言わなきゃ…っと、あんたは…」

さやか「…さやかだよ。そっちこそ、杏子だっけ?」

杏子「ああ、探しにいくぞ。ソウルジェム」

さやか「…そうだね」

マミ「私は…暁美さんの体を家に持っていくわ」

さやか「…お願いします」

マミ「鹿目さん、一緒に来てくれるかしら?」

マミ(…意外と軽いわ)

まどか「……はい」

まどか「私の、私のせいだ…」

マミ「…鹿目さん、あなたの行動は…正直、怒鳴りたいぐらいよ…」

まどか「…っ」

マミ「でも、あなたのおかげで分かったこともあるわ。…それだけは感謝してあげる」

まどか「………」

マミ「…QBに対して、色々考えなくちゃいけなくなったわね」

―――

インキュ「…とんでもないことになったね、まさか、ああなるとは思ってもなかったよ」

インキュ「よりによって暁美ほむらのソウルジェムを投げてしまうとはね」

インキュ「でも、ソウルジェムの向かう方角は見えた…今こそ僕が助力する時だね、暁美ほむら」

やだ・・・このインキュさん、かっこいい・・・

短いですが、ここまで。
アニメもここらへんから鬱な話になりますよね(主にさやかさんが

私の家の冷蔵庫は丁度空いてますがねマミさん

「さやかす」はいつものことなのに「まどかす」と言うことになるなんて…

インキュさんいないと完全に詰みじゃないですか、やだー

まあ予想は出来た

まどかがいるだけでこんなことになるなんて…


あぁ、インキュさんが居て良かった……

やだインキュさんカッコイイ///

インキュさんでインキュバス想像した
インキュさんマジイケメン

そしてQBと人違いされて射殺されるインキュベーターというフラグですね。

マミさんがリボンに気づくかどうか、それが問題だ

てか、ほむ姉さんのソウルジェム持っている時点で攻撃されないのでは……?

後はリボンがどう役立つかだ


さやか「あああ!もう、どこにあるのさ!」

杏子「ここらへんには無いんじゃないか、ここは道路だろ?」

さやか「ま…まさか…」

杏子「車に乗ってどっか運ばれたかもしんねーな、最悪…」

さやか「それだったらヤバいじゃん!?どうすれば…」

インキュ「お困りのようだね、佐倉杏子、美樹さやか」

杏子「…あん?どのツラ下げて戻ってきやがったテメェ」ジャキン

さやか「…QB。あんた何をしにきたのよ」シャキン

インキュ「2人とも、いきなり武器を向けられると困るね。僕は協力しにきたのに」

杏子「…すっとぼけんじゃねぇ、テメェのせいであたしはすげぇイライラしてんだよ」

さやか「待って、杏子。…あんた、何で首にリボンなんて巻いてんの?さっきは無かったよね?」

インキュ「気づいてくれたかい? 僕は『QB』じゃないからね、だから協力しにきたって言ってるのさ」

杏子「……QBじゃないとしたら、テメェは一体誰だ」

インキュ「僕はインキュベーターさ、ともかく、暁美ほむらのソウルジェムがどこに向かったか教えてあげるよ」

―――

マミ「……」

まどか「……」

マミ「その、鹿目さん?」

まどか「…はい」

マミ「…私も悪かったわ。暁美さんのソウルジェムが投げられた時、倒れた時の衝撃」

マミ「それと、QBにソウルジェムのことを知らされてショックで動けなかったから」

マミ「動けてたら、私でもなんとかできたはずなのに…あなただけ責めるのはいけないわね」

マミ「だから、ごめんなさい」

まどか「……マミさん」

マミ「大丈夫よ、佐倉さんと美樹さんがきっと探し出して――」

QB「ここにいたのか、探したよ」


まどか「QB!」

マミ「QB、あなた…」

QB「鹿目まどか、さっきはとても大変なことをしてしまったね」

まどか「…分かってるよ」

QB「暁美ほむらのソウルジェムはきっと見つからないよ。だってこの僕ですら場所が分からないからね」

まどか「そ、それは、まださやかちゃん達が…」

QB「それに投げ捨てられた衝撃でソウルジェムが壊れてたら、暁美ほむらは本当の意味で死んでるよ」

まどか「…え?」

マミ「…なんですって?」

QB「ソウルジェムはそう簡単に壊れるものじゃない。でも、車という物に轢かれたりしたらどうだろうね?」

まどか「…っ!」

QB「でも、そうなったとしても大丈夫だよ。君が願い事を言えばいいんだ」

まどか「……私が魔法少女になればいいの?」

QB「君が願えば暁美ほむらのソウルジェムなんてすぐここに呼び寄せれるだろう」

QB「仮に壊れていたとしても、君が願えば暁美ほむらを生き返らせることぐらい容易いさ」

まどか「……私…」

QB「さぁ、願い事を…」

マミ「いい加減にしないかしら、QB」ジャキン

QB「…マミ?」

マミ「あなたとは友達だったつもりだったけど、今日の態度を見ていたらそう思ってた自分が馬鹿みたいに思えたわ」

マミ「鹿目さんまで抜け殻の体にする気なら…許さないわ」

QB「やれやれ、君たち人間は真実を知るといつもそうやって…全く、訳が分からないよ」

マミ「黙って去りなさい。でないと本気で撃つわよ」

QB「…これじゃ契約は無理だね。じゃあ鹿目まどか、またの機会に」

マミ「……」

まどか「……私は」

マミ「鹿目さん、QBの言うことは気にしなくていいのよ。あの2人がきっと見つけ出してくれるわ」

マミ(ほむらお姉ちゃんがQBを狙ってた理由、分かった気がしたわ…)

このマミさんは魔女化を知っても発狂しなそう

なら、めずらしくアタリを引いたぽいな!

>>59
広辞苑だと18までは少年少女と定義される

面白い

ワンダーランド出身の魔法少女(27歳)もいるんだし何の問題ない

>>170
某時空管理局の白い悪魔「少し、頭を冷やそうか・・・・」

>>173
第四部で二十歳過ぎた人!
第四部で二十歳過ぎた人じゃないか!


インキュ「暁美ほむらのソウルジェムは、偶然にも落ちた際に車という物に乗ってしまった」

インキュ「物を運ぶ車だったんだろうね。揺られながらもソウルジェムは落ちずに向こうの方へ車は行ってしまったんだ」

さやか「ソウルジェムが物を運ぶ車に乗ってしまったって…」

杏子「真上から物が落ちて乗る車なんて軽トラぐらいだな、よし、急いで追いかけるぞ」

さやか「そ、そうだね急がなきゃ」

インキュ「できればどっちか僕を乗せてくれると嬉しいな」

杏子「あたしの肩に乗りな、お前の言うことはまだ信じた訳じゃねーが…」

インキュ「よっと。しかし、信じてくれないと困るね」

さやか「っていうか追いつけるの? かなり先まで一本道だけどここ高速だよ!?」

杏子「諦めたら終わりだっつうの、いくぞ!」

さやか「ま、待ってよ杏子!」

杏子「遅いと置いてくぞ!」

杏子(ったく、なんであたしがこんなことやらなきゃいけなくなったんだか)

杏子(でも、あんなの見せられたら助けるしかないだろ…あーあ、あたしもやっぱ甘いなぁ…)

杏子「…なぁ、インキュベーター」

インキュ「なんだい?」

杏子「あたしさ、まどかってやつがなんでソウルジェムを投げ捨てたのか理解できねーんだ」

杏子「確かに暁美ほむらが変身したらあたしは戦うつもりだったさ、でも投げ捨てるのは…」

インキュ「ソウルジェムの重要さを知ってなかったのかもしれないね」

インキュ「きっと変身するための物としか思ってなかったんじゃないかな」

杏子「だとしても、普通投げるか?」

インキュ「まどかは弱いからね、持ってるよりかは投げ捨てた方が奪い返されにくいだろう?」

杏子「……納得できそうでできないな」

インキュ「衝動的に動く人間の行動なんていつもそうさ。過ぎ去ったことは仕方ないよ」

さやか「…ちょ…ま…杏…」

杏子「あいつ遅いな…」

インキュ「…君が速過ぎるんじゃないかな、それに彼女は契約して1日ぐらいしか経ってないよ」

杏子「…なーるほど、あいつがQBの言ってた新しいヤツか。色々話すにしても後々だな」

インキュ「杏子、車の様子が変だ」

杏子「とと、なんだ? …渋滞してるじゃねぇか」

さやか「やっと追いついた…って、渋滞してるじゃん!ラッキー!」

インキュ「これは運が良かったね」

杏子「ああ、さっさと探そうぜ」

さやか「…これ、見られないかな」

杏子「速く動きゃ錯覚程度でごまかせるだろ」

さやか「そういう問題かなぁ」

杏子「んなこと言ってないで早く探すぞ」

さやか「そうだね、暁美さんのためにも急がないと」

明日の朝刊フラグを建てて休憩。
魔法少女なら誰だろうと魔法少女だって電波が飛んできた。
たとえそれがまじかる☆ステッキ(物理)使用者だとしても。

おいおい、世の中には二十歳で少女認定された魔法少女?がいるんだぜ

もう止しましょうこんな話し、無益に人を傷つけるだけよ

魔法少女にも鮮度があるのですっ!!

中学生ってのはなァ
ババァなンだよ

>>173

しょう‐ねん〔セウ‐〕【少年】


1 年が若い人。特に、年少の男子。ふつう、7、8歳くらいから15、6歳くらいまでをいう。「―の心」「―時代」

2 少年法などでは満20歳に満たない者。児童福祉法では小学校就学から満18歳に達するまでの者。いずれも男子と女子を含んでいう。



>いずれも男子と女子を含んでいう

但し、あくまでも「少年法」において、だからな?

まあ60過ぎでプリキュアに変身できる人もいるし

それ以上いけない

マミ「……」(鹿目さん、さっきからずっと黙りっぱなしね…)

まどか「……」

ゴンゴン

マミ「…ベランダから?」

杏子(開けろー、マミー)

さやか(ガラスを叩くなっ)

マミ「佐倉さん!美樹さん!」ガラッ

マミ「ソウルジェム、見つかったの!?」

さやか「はい!ここにしっかり!」キラン

杏子「下手したら行方不明になるところだったぜ…」

マミ「ああ、よかった…鹿目さん、暁美さんは大丈夫よ」

まどか「……」

さやか「ありゃ、まどか? おーい、まどかー?」

マミ「さっきからずっとこうなの、QBが来てから呼びかけてもダメなのよ」

さやか「え、あいつが来たの?」

マミ「…酷かったわ。私が強制的に追い出したけど、どう見ても鹿目さんに契約を強制させてたわ」

さやか「…うわ、最低じゃん」

杏子「んなことより、暁美ほむらだろ。どうやって戻すんだ?」

インキュ「暁美ほむらにソウルジェムを触れさせるんだ。そうすれば元に戻るよ」

マミ「…QB?」ジャキン

さやか「ああああ、マミさん!こいつはQBそっくりですけどQBじゃないんです!」

杏子「ああ、こいつが居なかったらソウルジェムなんて見つからなかったぞ」

マミ「…そうだったの、よく見れば首にリボン巻いてて違うわね。ごめんなさい」

インキュ「よっぽど嫌われたんだね、初めは2人にも武器を向けられたよ」

杏子「そりゃ、あんな存在1匹だけだと思ってたからな…」

さやか「それはごめんね。とりあえず、暁美さんの手に…」コトッ

ほむら「……っ!」ガバッ

マミ「暁美さん!」

まどか「暁美、さん…?」

ほむら「……こ、ここは…マミの家?」

さやか「そうです。…えっと、まず何を言ったらいいのか…」

まどか「ごめんなさいっ!」ガシッ

ほむら「えっ?」

まどか「暁美さん、ごめんなさい!ごめんなさい、ごめんなさい…」

ほむら「ま、まどか、落ち着いて」

まどか「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」ボロボロ

さやか「まどか…」

マミ「鹿目さん…」

ほむら「…ダメね、しばらく泣かせてあげましょう」ナデナデ

ほむら「…何があったか、教えてもらえるかしら」

19歳でも魔法少女!リリカル・マジカルがんばります!

白い悪魔はおかえりください

大丈夫だ!世の中にはマッチョのボディービルダーが魔法少女にだってなったんだからセーフだよ!

>>186

>児童福祉法では小学校就学から満18歳に達するまでの者

いずれも男子と『女子』を含んでいう

まどマギにおいて魔法少女はジョブ名だから仕方ない
鳥籠さんだって魔法少女

ほむら「なるほどね」(…膝上にまどかを乗せる日が来るなんてなんて思ってもなかったわ)

さやか「…本当、見つかって良かったよ」

まどか「ごめんなさい…」

ほむら「落ち着いたかしら?」ナデナデ

まどか「…はい」

ほむら「インキュベーターには感謝しないといけないわね。本当に助かったわ」

インキュ「君には迷惑をかけたからね。それに、君が死んでしまうと僕も動きづらいのさ」

ほむら「…それもそうね」

さやか「えっと…暁美さん、死んでたんですよ? なんでそんな平気なんですか?」

杏子「平然としすぎて大慌てしていたこっちが変かと思っちまうぜ…」

マミ「ところで、インキュベーター…どう見てもQBだけど、これは一体どういうことなの?」

ほむら「順番に話すわ。まずは何故平気にしているの、という質問から答えるわよ」

ほむら「答えは簡単。ソウルジェムが体が離れるとこうなるってことを知っていたからよ」

さやか「…本当ですか?」

ほむら「まどかの行動は予想外だったけどね」

まどか「ご、ごめんな…」

ほむら「いい加減、しつこいわ」ビシッ

まどか「いたっ!?」

ほむら「別に私は怒ってないわ、いえ、怒るべきでしょうけど…怒ったって仕方ないもの」

杏子「マジか…あたしだったら絶対殴るな」

まどか「ひ、ひりひりする…」

マミ「…暁美さん、この前にQBを襲った理由として『魔法少女に深く関わる問題』って言ってたわよね」

マミ「それはもしかして、このことなのかしら」

ほむら「その問題の1つがこれよ」

杏子「1つだって…?」

ほむら「まだあるわ。最も重要な問題が1つ…ね」

さやか「わ、私たちの問題ってまだあるの…?」

ほむら「これに比べたら軽いわ」

杏子「…冗談じゃねぇ、これが軽いだって?」

さやか「あ、あはは…マジですか…」

ほむら「それは今話すかどうかは置いておくわ…次はインキュベーターについて、ね」

インキュ「僕のことだね」

ほむら「インキュベーターについては、私について深く関わる話から知らなければならないわ。…知ってみたいかしら?」

マミ「…ええ」

ほむら「とても信じられる話ではないと思うわ。それでも?」

杏子「何もったいぶってんだよ、あたしは知りたいんだ。話せ」

さやか「杏子と一緒かな。…私も知りたいです、暁美さん」

マミ「…聞く準備はできてるわ」

まどか「私も…知りたいです」

ほむら「…それじゃあ話しましょう。1人の魔法少女の話を」

さやかの一人称があたしだったことに今気づく。
だが、一人称「私」でもかわいいはかわいい。このままにしようという結論に至るまで3秒。

ほむねーさんの前だから丁寧にしゃべってたってことでいいんじゃまいか

あれ?ageた?ごめんなさい

さすがに19歳のほむほむは精神が大人なのか落ち着いてるな
黒髪でスレンダーの美人とかもうほむほむ!


ほむら「…これがここまでの話よ」

ほむら(魔女のことについては省かせてもらったけれどもね)

杏子「…マジかよ、1ヶ月を何回もループしてたってわけか?」

まどか「そんな、そんなのって…私の約束で…」

ほむら「…気にしないでいいわ、諦めきれずに私がやってるだけだもの。貴女が契約さえしなければそれでいいのよ」

まどか「暁美さん…」

マミ「暁美さん、あなた…ずっと繰り返してたのね…」

さやか「で、でもさ…だったらどうして暁美さんはその姿になってるですか?私たちと同級生だったんですよね?」

インキュ「それは僕のせいさ」

マミ「インキュベーター?」

ほむら「そうね、前回の時間軸も失敗し、私はまた時間を遡ることになった…」

インキュ「その時に、暁美ほむらが時間遡航できると知った僕はある行動に出たんだ」

杏子「一体何をしたんだ、インキュベーター」

インキュ「時間遡航する時の暁美ほむらに触れていたらどうなるのか、ってね」

インキュ「その結果、暁美ほむらと僕は時間遡航をすることができたけど…」

ほむら「私の時間に歪みが生じて、その影響で私はこうなったわ」

マミ「そ、そうだったの…」(こ、後輩だったのね…)

さやか「な、なんか凄い…」(…マジで同い年なの?)

まどか「わ、わぁ…」(暁美さん、本当は私と同じ歳だったんだ…)

ほむら「…まぁ、長い間ループしていたから、精神的な年齢は貴女達よりも上かもね」

ほむら「私を今後どう呼ぶかは自由にしていいわ」

さやか「…このままでいいかな、今更変えるなんてムリムリ。私には年上で美人でかっこいい暁美さんのイメージしかないや」

マミ「そうね…美樹さんと同じ意見だわ」

まどか「流石に、その私みたいにほむらちゃんとか言えないです…」

杏子「あたしはなんだかわからねぇが…面倒だからほむらでいいや」

さやか「ちょっと杏子、失礼じゃない?」

マミ「そうよ佐倉さん、せめてさん付けをしないと失礼よ」

まどか「え、えっ?」

杏子「なんでだ、いいじゃねぇか」

ほむら「…どう呼ぶかは自由よ」

杏子「ほら、ほむらもそう言ってるんだし」

さやか「…何か納得できない」

ほむら「どうでもいいわよ、そんなこと」

マミ「暁美さんが言うなら、仕方ないわね…」


ほむら「さて…話を続け――」

QB「…なるほどね、そうだったのか」

さやか「あ、あんた…!」

QB「話は聞いていたよ。なるほど、殆どが予想外すぎる内容だ」

杏子「今度こそQBか…テメェは消えろ」ジャキン

マミ「撃たれたいのならそのままでもいいわよ」ジャキン

QB「…おかげで僕の計画が台無しだよ」

まどか「計画?」

QB「暁美ほむらのソウルジェムが行方不明になれば、鹿目まどかは契約してくれると思ったんだけどね」

杏子「…どこまでクズなんだ、テメェ」

QB「けれど、まさかイレギュラー中のイレギュラーが…それも僕自身が居ただなんて、信じられないよ」

インキュ「君が絶対予想できない存在だと自負してたよ。今まで君たちに姿を見せなかったからね」

QB「君さえいなければ、僕の計画通りだったはずなのに…どうしてくれるんだい」

インキュ「君には悪いけど、残念だったね。僕は暁美ほむらの仲間だ。君の気持ちは分かるが、手助けはしないよ」

QB「君なら分かるだろう、僕らが抱えている問題が」

インキュ「僕には関係ないね、それは君の仕事だろう? 僕がやることじゃないさ」

マミ(これは…一体何の話かしら)

インキュ「ただ僕は、暁美ほむらに迷惑をかけた分、助力しただけさ。それの何がいけないんだい?」

QB「…全く、訳が分からないよ」

杏子「あ、テメェ、待ちやがれ!」

ほむら「…放っておいていいわ」

杏子「…チッ。せめて一発入れたいぜ」

ほむら「…それにしても、ここに馴染んでるわね、貴女」

杏子「あ、そ、それはだな…ああもう、予想外のことが多すぎてつい目的を忘れてた…」

杏子「でも今日はやめだ、また明日以降にでも来てやるよ。じゃあな」ガラッ

さやか「えっ…嘘、もうこんな時間なの!?やっば、怒られる…私もう帰るね!お邪魔しましたぁー!」ガラッ

まどか「2人ともベランダから…わわわわわ、本当に時間が!? どうしよう!?」

ほむら「まどかは私が送るわ、QBや男性に狙われたら危ないから。…魔法少女の話はまた今度かしらね」

マミ「そうね…あっという間に解散になっちゃうなんて。じゃあ、鹿目さんは任せたわ、暁美さん」

ほむら「ええ。行くわよ、まどか」

まどか「は、はいっ!」

インキュ「お開き、ってところかな。僕は一足先に帰ってるよ」

ほむら「分かったわ」


まどか「…暁美さんは私のこと、本当はどう思ってるんですか」

ほむら「話したわよね、私の最初の友達って」

ほむら「もうどこまで前か、この濃い1ヶ月を何度も繰り返して忘れてしまったけど…」

ほむら「それでも、私が変わるきっかけになった、最高の友達よ」

まどか「でもそれは、私じゃなくて…」

ほむら「そうね、別の時間軸の貴女。それでも、貴女は守りたい存在だと思っているわ」

まどか「…そうですか」

ほむら「今回やったことは衝撃的だったけどね」

まどか「そ、それは」

ほむら「…ごめんなさい、掘り返すのはいけないわね。いいのよ、もう許してるから」

まどか「うう…」

ほむら「このことで魔法少女の真実を少し知ったでしょう」

まどか「はい、QBがあんな酷いなんて思ってませんでした…」

ほむら「さやかは恐らく、貴女のようにQBに半強制的に契約を迫られたと思うわ」

ほむら「貴女は、何があっても契約してはだめよ、魔法少女にはなっちゃダメ」

まどか「…はい!」

ほむら「…さ、着いたわね」

まどか(あ、そうだ)

まどか「えっと…ちょっといいですか? 暁美さん」

ほむら「どうしたの?」

まどか「えっと、携帯の番号。教えてくれると嬉しいです」

ほむら「そうね、便利だから教えておきましょう。ちょっと待って頂戴」

ほむら「…この番号よ、みんなにも教えていいわ」

まどか「あ、ありがとうございます!」

ほむら「それじゃあ、おやすみなさい。まどか」

まどか「おやすみなさい、暁美さん!」

とりあえず、ここまで。
自分で書いてるとQBが腹黒すぎて逆に清々しい。

乙!!
この先どうなるのかな、楽しみだ

>>197


ほむら「~QBや男性に狙われたら危ないから」


俺「」ギク


これからどうなるのか、非常に楽しみです


>>201
お前はまどかを襲うのかそれともほむら姉さんを狙うのか返答次第では楽に[ピーーー]ないぞ(性的意味で)

QB黒い分インキュが綺麗だからモウマンタイ

インキュ綺麗すぎる

ほむらのペットインキュベーターが協力してくれてるのは
・違う時間軸の個体であるため、この時間軸のほかの個体とリンクすることができない
・自身が無力であるため、ほむらの庇護下にいる必要があり、そのためにも協力する必要があるし、まどかが魔女化したら死ぬから避けたい
・というかここで契約を取っても自分の宇宙の利にはならず、合理的な彼的には無意味だと感じている

って所だろうか

身長的に見上げる角度的に素晴らしいモノが視認できるからじゃない?

「僕は一人ぼっちなんだ……」
「僕はなんて無力なんだ」
「死にたくない!」
「ここは僕の戦場ではない」

なるほど

そうか、身長が伸びたということは相対的にスカートがミニに・・・
素晴らしい

パンストから少し透けて見えるほむパン…






ふぅ…

http://i.imgur.com/CNQy0.jpg
貼れって言われt

  ∧∧
_,,.(,,゚Дf二0____,,
,,,.(,つ;,=0,―' ̄


|||||||||||||||||||||||||||||   ..┳  :||||||||||||||||||||||||||||||
||||||||||||||||||       ┠ +20    :||||||||||||||||||||
||||||||||||||         ┃         :||||||||||||||
||||||||||          ┠ +10     :||||||||||||||

||||||||          ハ,,ハ          :|||||||||
|||||||:┣┿┿┿┿  ( ゚ω゚) ┿┿┿┿┫ :||||||||

||||||||:        />>201\        :|||||||||
||||||||||      ⊂  ) ┠ -10つ      :||||||||||
||||||||||||||       (_┃⌒ヽ      :||||||||||||||
||||||||||||||||||:       ┠ -20}   :||||||||||||||||||||
|||||||||||||||||||||||||||||  ノ┻   :|||||||||||||||||||||||||||||



楽しみだ、腹黒QBとイケメンインキュベーター良いキャラしてる

期待してるぜ

sageするの忘れた
すまんまそ


ほむホーム

ほむら「…今日は波乱だったわね」

インキュ「全くだよ。このリボンをつけてなかったら、2人に信じられなかったかもしれないしね」

ほむら「お互い感謝ってところかしら。貴方がいなかったら、まどかが契約していたかもしれなかったわ」

インキュ「ちょっと危なかったけど上手くいったと思うよ。君のことも話すことができたしね」

ほむら「ええ、これで色々楽になるわ」

インキュ「でも魔法少女と魔女の関係は話さなかったね、それはどうしてだい?」

ほむら「まだ知るべきではないと思ったからよ、もう少し先延ばしにするわ」

インキュ「君がそう言うなら僕もそうするさ」

ほむら「…まぁ、これでまどかはよっぽどのことじゃない限り契約はしないでしょうね」カチャカチャ

ほむら「…これをもう少し多めにして…」サラサラ

インキュ「何をしているんだい?」

ほむら「爆弾の作成ね、そろそろ足りなくなってきてたの」

インキュ「わざわざ作ってるのか」

ほむら「軍用の爆弾が使えれば申し分無いんだけど、入手するのが面倒なのよ」

ほむら「自作するやつは普通、威力は低いけれど…そこはアレンジすれば威力もかなり大きくなるわ」

ほむら「その気になればみんなも作れるわよ」

インキュ「それは…物騒だね」

ほむら「教える気は一切ないわ、魔法を直接攻撃に使えない私が特殊なだけ」

インキュ「なるほど…ところで、この時間軸に来た時にすぐに起きたあの現象は」

ほむら「ああ、貴方から見たら私が少しの間消えていたのよね」

インキュ「一体何があったんだい?」

ほむら「過去のマミを魔女から助けたわ。私は過去に戻っていたらしいのよ」

インキュ「なるほど、通りでこの時間軸のマミが全く君に不信感を出さないわけか」

ほむら「敵対を殆どしてないのもあるわ」

ほむら「思えば、私が居なかったらマミはあの時で死んでいた…」

ほむら「だとしたら、ああなるのは必然だったのかしらね。時間って不思議だわ」

インキュ「そうか…あとは、君の能力はどうなったんだい?」

ほむら「確かにその時のようにいきなり能力が暴走しだして…なんてことは起きなくなったわね」

ほむら「ただ、しっかりと砂時計は消滅してる。けれども時は止めれる」

ほむら「私の能力は砂時計の砂を止めて時間を止めたりするものだけれど、その対象が無くても時間を止めれるということは…」

インキュ「…もしかしたら、この時間そのものが対象になったってことか」

ほむら「バグで逆に使い勝手が良くなるといったところかしら」

ほむら「時間遡航に関しては…もしかしたらできなくなってるかもしれない」

インキュ「そうだとしたら、ワルプルギスの夜は絶対に倒さないといけないね」

ほむら「ええ…まだ時間はある、みんなも居る。今は慌てないことが最善よ」

1つだけ投下しておいて休憩。
インキュさんのハンサムっぷりが人気なようで…
何故インキュさんがほむら姉さんに対して味方しているかは>>205が全て語ってくれています。すげぇ…

あんこちゃんの過去は救済されるのかな

しえん


てっきり精神疾患にでもかかったのかと思ってたら、>>205みたいな理由だったのか

さやか「…そっか、これがあたしかぁ」キラン

さやか「……ほんっと、現実味無いけど、これがあたしなんだ」

さやか「あー、ダメだ。また落ち着かない、寝れない。やっぱり受け止めづらいなぁ…」

さやか(そうだ…明日は、恭介のお見舞いしにいこうかな)

さやか(でも恭介怒ってたもんなぁ…そうだ、暁美さんなら何か知ってるかも)

さやか(まどかから教えてもらった番号を、まさかすぐに使うなんて…さやかさん思いもよらなかったよ)

さやか(私の代わりに1回お見舞い行ってきてくれたし、恭介の状況でも聞いてみよっと…)ピピピ

トゥルルルルル、トゥルルルルル、ピッ

ほむら『もしもし、こんな時間に誰かしら?』

さやか「あ、暁美さん。こんな深夜にごめんなさい。さやかです」

ほむら『さやかね。いいわよ、丁度まだ起きてたから』

さやか「えっと、この前恭介のお見舞いに行ってくれましたよね?」

ほむら『ええ、それがどうかしたのかしら』

さやか「あー、いや、その…恭介、どんな感じでしたか?」

ほむら『ちょっと暗かったわ。貴女を怒鳴ったのを悔やんでるみたい』

さやか「えっ…そ、それは本当ですか!?」

ほむら『気になるなら、お見舞いに行ってみたらどうかしら?』

さやか「う、うーん。でも…」

ほむら『まだ恭介君の返事を聞いてないのに、貴女だけで決め付けるつもり?』

さやか「…そうですよね、うん。明日お見舞いに行ってみます」

ほむら『ええ、そうするといいわ』

さやか「はい、それじゃあ切りますね。ありがとうございました」

ほむら『もう遅いから、早めに寝なさい』

さやか「あはは、分かってますよ」

ピッ

さやか「んー、そうだね。行ってみますかぁー」

さやか「…あっ! 宿題やってなかったぁぁ!」

さやか「ど、どうしよう…ま、まどかはもう寝てるよね…こんな時間じゃマミさんも起きてなさそう…」

さやか「なら、私の選択肢は…!」ピピピ

トゥルルルルル、ガチャ

ほむら『もしもし』

さやか「ごめん、暁美さん!」

ほむら『…またさやかなのね。今度は何かしら』

さやか「実は宿題が…数学の宿題がまだ終わってなかったんです」

ほむら『あら、徹夜かしら?』

さやか「その…分からないところがあるので…手伝ってもらえれば、とっても嬉しいっていいますか…」

ほむら『そう…いいわよ』

さやか「ほ、本当ですか!?やったぁ!」

ほむら『数学ぐらいなら電話越しでも教えるのは簡単だわ、どこが分からないのかしら』

さやか「は、はい。えっと、この多項式ってやつの計算なんですけど…」(た、助かったぁ…!)


さやホーム

さやか「えっと、りんごとか持っていこうかな…それと…」

~♪ ~♪

さやか「あれ、電話…誰からだろう。恭介?」ピッ

恭介『もしもし、さやかかい?』

さやか「あ、うん。どうしたの?携帯で電話しても大丈夫なの?」

恭介『大丈夫だよ、病院の外で電話してるからさ』

さやか「そうなんだ」

恭介『今日は来てくれるのかい?』

さやか「うん、今家に居てさ、準備してから病院に行くつもりだよ」

恭介『そうか…じゃあ待っているよ、さやか。じゃあ、また』

さやか「わ、分かったよ。またね、恭介」ピッ

さやか(…わざわざ恭介から電話してくるなんて、凄く珍しいな。ちょっと急ごうかな?)

―――

さやか「ふ、ふぅ…急いだら疲れちゃったよ…あれ?」

仁美「……」

さやか(仁美も恭介のお見舞いに行く途中だったのかな? 習い事してるのによく来ることできるよねぇ)

仁美「あ、さやかさん」

さやか「やっほー、仁美も病院に?」

仁美「え、ええ」

さやか「じゃ、一緒に行こうよ。恭介のお見舞いでしょ?」

仁美「…えっと、私は恭介君のお見舞いは終わって、帰る途中なんですの」

さやか「あ、そうなんだ。じゃあ私は行ってくるよ」

仁美「ええ、恭介君が待っていますわ。早く行った方がいいですわよ、さやかさん」

さやか「そうだね、携帯でも呼ばれちゃったし…。じゃあまたね、仁美」

仁美「はい、また学校で会いましょう」

仁美「……」

~~~~~

仁美「恭介君。私、恭介君のことが好きなんです。…付き合ってくださいませんか?」

恭介「…仁美…ごめん」

仁美「…ど、どうして…私の何がいけませんの?」

恭介「仁美。僕は、僕が一番大切な人だと思っている人が居るから…」

仁美「…さやかさんのことですか?」

恭介「ああ、ちょっと前まで曖昧だったけど…僕は…」

恭介「ずっとお見舞いにきてくれて…僕が突き放しても、それでも僕を大切な人だと思ってくれる」

恭介「僕は…そんなさやかが好きなんだ。だから…ごめん」

~~~~~

仁美「あんなにはっきりと言われましたら、素直に諦めるしかないですわ…」

仁美「…ふふ、応援しますわよ。さやかさん」

仁美さんの口調が安定しなすぎて絶望しそう。
仁美ファンの皆様、許してください。

それはいいけどなんで抜け駆けしてるの?

確か、原作じゃ見舞いすら行ってないんだっけ ここの仁美はアグレッシブなのか?

仁美の原作の設定見たら吐血したくなる衝動に駆られました。完全無視じゃないか…
「頑張って稽古の間に時間を見つけ、恭介のお見舞いに行くアグレッシブな子」ということで許して貰えないでしょうか。
彼女の唯一のセリフ有り場面が…

乙乙
恭介って仁美のこと呼び捨てにしてたっけ?


恭介はみんなのものだろ

仁美のことは志筑さん呼び、それにまずさやかにライバル宣言するはずなのに


さやか「恭介、来たよ」

恭介「さやか…」

さやか「…あ、あはは。…その、あの時はごめんね。恭介の気持ちも考えないで…」

恭介「…いや、僕も悪かったよ。あんなに怒鳴らずにもっと優しく言うべきだった…」

さやか「……」

恭介「……」

さやか「えっと…ど、どう?腕の方…まだダメ?」

恭介「…動くようになってきたんだ。今はリハビリ中で…もう少しで、なんとか学校にも行けるようになるよ」

さやか「本当!?良かったじゃん!」

さやか「やったぁ、じゃあ、腕が治ったらまた恭介のヴァイオリンが聴けるんだ!」

恭介「…奇跡の、おかげだよ」

さやか「…そうだね、良かったね…恭介!」

恭介(さやか…)

恭介「…その、さやか。ちょっといいかな。伝えたいことがあるんだ」

さやか「何?」

恭介「僕と、付き合ってくれないか。さやか」

さやか「……」

恭介「…さやか?」

さやか「……」ギュウウウウ

恭介「さ、さやか!?そんなに頬をつねるのは…」

さやか「…いったぁ!? ゆ、夢じゃない!?」

さやか「え、い、今の言葉本当?いい間違えじゃない?買い物に付き合ってくれとかそういうの?」

恭介「違うよ!恋愛的な意味でさやかのことが好きなんだ!」

さやか「えっ…」カァァァ

恭介「……」

さやか「…え、えっ、えっと…わ、私なんかでいいの?」

恭介「さやかだからだよ…それとも、ダメだったかい?」

さやか「ううん、そんなことないよ!私だって恭介のことが…好きだもん」

恭介「そ、そうか」カァァァ

恭介「…じゃあ、僕と付き合ってくれるのかい?」

さやか「…えへへ、もちろん!」

とりあえず、ここまで。
とんでもないことをやらかしてしまいましたが…
ここで自己嫌悪に陥ってモチベを下げるよりかは作品の最後まで突っ走ってから反省することにします。
大変ご(物語への)ご迷惑をおかけしました。

大変(作品への)ご迷惑をおかけしました。の誤字です。締まらない…

ほむ姉さんのバグがきっと仁美と恭介にも影響があったんだよ
うん、そういうことにしよう

このフラグには指一本触れさせんぞ!

仁美が因果律を超えるほどにアグレッシブな時間軸、ってことで(ぇー

まどポみたいなもんと考える
アニメではなかったがまどポであった仁美とさやかの戦い的なifもんだと思うことにする

>>227
ポータブルだとライバル宣言の前から見舞いに行ってたらしいよ

しえん

恭介がギタリストだったりすることもあるんだから、そういう世界だったんだと考えれば
大した差異じゃないし、恋してるときの行動なんて不安定なもんだ

>>227
こまけぇことはきにすんなww
>>1は原作者でもあるまいしww

>>235
えー
じゃあ呼び名だけの問題だったという…なんだったんだこの流れw

そういえば背が伸びたってことはパンスト延びてピチピチになっててうっすら生足が透けちゃったりプチっと伝線しちゃったり・・・

でも嘆きの壁は成長してないっていう

AからBレベル

だがそれがいい

Bあれば十分

二次になれるとさやかちゃんが"ある"扱いされてるのに違和感が沸く

是非うめてんてーの公式見解を伺いたいところ

さやかはマミさんの次レベルじゃなかったっけ?

うわあageちゃった すまない

マミ>サヤ>アンコ>マドカ>>>>>>>>ホムホム じゃね?

http://i.imgur.com/PssKj.jpg

マミ>さやか>杏子>まどか=メガほむ>ほむら

本編見る限り明らかに縮んでるほむほむ・・・

まどか背デカイのか意外

そりゃタイタスと合体できるからなぁ

背の順は普通低い順に並ぶだろう

>>251
ずっと病院にいた子が魔女とガンガン戦ってたら、そりゃ痩せるよな、、、

しかしスレンダー美人とか俺得すぎてヤバイ

小さくて程よい肉付きのまどかこそ至高
ほむらになって抱きしめながら頭撫でたい

ばかな残念系の今後が楽しみなさやかちゃんが最高だろ

まどかとか、どうでm・・・あれ?こんな時間に誰だ・・・?

プレシャスメモリーズのパック絵見るとほむらにも谷間あってまどかより大きく見える
それに現実世界だとほむらくらいの胸の人が多いしね

>>258
ホムラチャン乙


はよ続きはよ


さたか「って、わけなんです!もう嬉しくて…」

マミ「だからそんなに機嫌が良いのね、美樹さんは」

さやか「えっへへ、おかげで昨日から頬が緩みっぱなしですよ」

マミ「でも魔女相手に気を緩んではダメよ?」

さやか「分かってます!」

マミ「…でも、今日は魔女は見当たらなさそうね」

さやか「そうですね。もう終わっても…あれ?」

杏子「んー、うまっ…あっ」シャクシャク

マミ「あら、佐倉さん」

杏子「マミにさやかじゃねぇか。偶然だな」シャクシャク

さやか「杏子じゃん。こんなところでりんごかじって何やってんの?」

杏子「ほむらに聞きたいことが色々あるから、あいつの家を探してるんだよ。見滝原のどっかにあるんだろ?」

マミ「暁美さんの家ね…見たことないわ」

さやか「マミさんと同じく、私もどこにあるか知らないよ」

杏子「…お前らなら知ってると思ったんだけどなぁ」

インキュ「暁美ほむらの家に行きたいのかい?」

杏子「あぁ?」ジャキン

杏子「ってなんだ、インキュベーターか…」

さやか「ほんっと、首のリボンなかったらQBそのものだから紛らわしいよ…」

インキュ「だからって、攻撃とかはしないでほしいね。佐倉杏子」

杏子「武器を向けたのは悪かったってーの、ところでほむらの家知ってるのか?」

インキュ「知ってるもなにも、僕はよく暁美ほむらの家に居るからさ」

さやか「マジで!?」

マミ「…意外ね」

インキュ「身を隠す良い場所だったからね」

杏子「じゃあ、教えてくれよ」

インキュ「お安い御用だ。暁美ほむらも君たちなら家を知られても全く問題無いだろうね」

インキュ「というわけで、付いてきてくれ」

マミ「まさか、こんな方法で暁美さんの家を知ることができるなんてね」

さやか「どんな家だろう? もう魔女も探さないし行ってみましょうよ」

マミ「そうね、佐倉さんと同じく色々聞きたいこともあるし…」

インキュ「何を聞くんだい?」

杏子「色々、だけどさ…特に気になるのはあいつが言ってたアレだよ」

杏子「『ワルプルギスの夜』についてだ。これだけは知りたくてな」

さやか「なんか凄い魔女なんだっけ?」

マミ「ええ、そうね…噂だけが流れてるわ」

さやか「へぇー…」

杏子「ま、ほむらなら詳しいだろうな…実際見たっていうあいつの話が一番信じられるぜ」

杏子「ともかく、それはあいつの家に着いてからだ。昨日聞けなかった分しっかり聞きだしてやる」

TとYを打ち間違えたせいで『さやか』が『さたか』になるという痛恨のミス。
お許しください…!

大丈夫、はよ続きはよ

さかなちゃん!

そういう誤字基本気づかないんだよな…
年か?


インキュ「ここがそうだよ」

杏子(フルネームの表札…マミと一緒で1人暮らしか)

マミ「…凄いわね」

さやか「どこかで見たことあるような…なんだろ、映画…?」

杏子「おーい、ほむらー」ドンドン

ほむら「そんなに叩かなくても分かるわよ」ガチャ

杏子「おっ、居たか。今日は前のことについて色々聞きたいことがあってきたんだ」

マミ「私も佐倉さんと同じ感じかしら」

さやか「私は付き添いかな。2人と大体一緒だけどね」

ほむら「…入ってもいいわよ」

杏子「んじゃ、おじゃまするぜ」

マミ「おじゃましますわ」

さやか「おじゃましまーす」

―――

ほむホーム

杏子「この部屋…どうなってやがる…」

さやか「こ、これは独創的っていうかなんていいますか…」

マミ「え、ええ…凄いわね…」

ほむら「立体映像よ、雰囲気作りとでもいいましょうか」

さやか「立体映像って…」

ほむら「まぁ、座りなさい。私に聞きたいことがあるのでしょう」

杏子「ああ…単刀直入に聞くぜ。ワルプルギスの夜っつう魔女はどんなやつだ?」

マミ「暁美さんの話だとこの見滝原に来るのよね」

ほむら「…ええ、恐らく今存在する中では最大級で最強の魔女よ」

杏子「最強って…んな大げさな…」

マミ「…いえ、大げさなわけでもなさそうよ」

さやか「えっ、どうしてですか?」

マミ「ワルプルギスの夜は存在するとは言われてるけど、目撃したという情報は無いのよ」

マミ「何故なのか分かるかしら」

杏子「見つけづらいんじゃ…まさか」

マミ「ええ…たぶんだけど、もしかしたら『目撃した魔法少女は全員死んでいる』ってことかもしれない…」

マミ「もしそうなら、暁美さんが言う強さも納得できるわ」

さやか「う、うわ…」

ほむら「…マミの言ってることはあながち間違いではないわ。それだけ強い魔女よ」

杏子「…それがここに来るってのか」

ほむら「ええ、絶対に来るわ。私の目的はまどかを契約させないこと。そして…」

マミ「ワルプルギスの夜を倒す…ことなのね。暁美さん」

ほむら「その通りよ」


さやか「暁美さん、逃げてやり過ごすんじゃダメなの?」

ほむら「ワルプルギスの夜を倒すことは、まどかが契約しないことと繋がるのよ」

ほむら「ワルプルギスの夜は大災害そのものよ、とてつもない台風となって見滝原を荒らしつくすわ」

さやか「それは…勘弁してほしいなぁ」

ほむら「…もし逃げたり、倒せなかったらこの見滝原を守るために、まどかは契約してワルプルギスの夜を倒す」

ほむら「そうなってしまうのよ」

杏子「まどかってやつは魔法少女になったらそんなに強いのか」

ほむら「そうね…ワルプルギスの夜は私が全力でやっても倒すまでには至らなかったけど、まどかなら倒せるわ」

マミ「…そんなに?」

さやか「それって本当なの!?」

ほむら「本当よ。それだけまどかは魔法少女としての素質がある」

杏子「まどかってやつもワルプルギスの夜もデタラメみてぇだな…」

ほむら「実際、どちらも私達からしたらデタラメよ」

ほむら「私は絶対に倒したいと思ってる魔女よ」

ほむら「もし頼めるのなら…貴女達にも協力してもらいたいの。私1人じゃ無理だわ」

マミ「喜んで協力させてもらうわ。暁美さん」

マミ「今までで最大の人助けになりそうね…この町のほぼ全ての人々を守るっていう、ね」

さやか「協力しないなんて無いね。この町を荒らすなんて、このさやかさんは黙ってられないよ」

ほむら「ありがとう、2人とも。…貴女はどうかしら」

杏子「あたしか…あたしは隣町だからここは関係無いけどさ…」

杏子「そのワルプルギスの夜と戦うのも悪くはねぇな、グリーフシードをくれたら手伝ってやるよ」

さやか「杏子…そこはタダで受ける場面じゃないの?」

杏子「仕方ないだろ、本当なら私だって避けたいんだ」

ほむら「無理にとは言わないわ。…グリーフシードならあげるわよ」コトンコトン

杏子「5個もいいのか!?」

ほむら「先払いで5個よ、それとももっとほしいかしら?」

杏子「い、いや…先払いだけで5個も貰っちゃ十分だ…うん。じゃあ、あたしも協力するぜ、ほむら」

ほむら「ありがとう、杏子」

さやか「現金なやつ」

杏子「…こんなやつを相手にしろって、普通なら逃げてもおかしくないんだぞ、さやか」

ほむら「そうね、命を落とす可能性は高いわ。でも私は絶対に挑まなければならない。たとえ一人でも…」

マミ「大丈夫よ、4人もいればなんとかなるわ」

ほむら「…そうね」

ほむら(こんな感じ良く集まることなんて、まずなかったものね)

ほむら(絶対に倒すわよ。ワルプルギスの夜を)


さやか「っていうかあんた戦闘狂?避けたいけど戦ってもいいって」

杏子「それは…その、なんだ。お前らが心配とかそういうんじゃなくてな」

杏子「QBに対する怒りをぶつけるにはただの魔女じゃ無理だろ?だったらワルプルギスの夜にぶつけようって話だ」

杏子「それに相当大変みたいだが、グリーフシード5個も貰えるならやりがいがあるってもんだ」

さやか「言い訳みたい…」

マミ「そうね…」

杏子「さやかだけじゃなくてマミまで言うか!?」

ほむら「…そういえば、インキュベーターはワルプルギスの夜について何か知っているかしら」

インキュ「僕が知っている情報で君たちの役に立つ情報は無いかな」

インキュ「ただ、僕たちがあまりワルプルギスの夜に触れていないだけで…」

インキュ「ここまで契約を拒否されているこの時間軸の僕なら何か知ってるかもしれない」

インキュ「たぶん、ワルプルギスの夜も利用するだろうね。まどかを契約させるために」

マミ「…本当に最低ね」

さやか「うわぁ…信じられないよ。まぁ私は最初から喋り方とか嫌だったけどさ」

杏子「…でもさ…」

インキュ「どうしたんだい」

杏子「不思議なんだよ。なんでQBはまどかってやつを契約させたいんだ?」

ほむら「!」

杏子「普通なら諦めて別の魔法少女になりそうなやつでも探せばいいだろ」

杏子「契約させる前提で話してるけど、その契約の目的が魔法少女にさせる以外でなんなのか…イマイチ掴めないんだよな」

マミ「…確かにそうね。魔女を倒すために…っていう目的じゃそうなのよね」

さやか「私と契約する時もまどかが危ないからっていうのを強調してたなぁ。魔女じゃなくて」

杏子「ソウルジェムの仕組みといい、絶対に何か裏があるに違いねぇ」

杏子「なぁ、ほむら。このことについて何か知ってるのか?」

マミ「インキュベーター、どうなの?」

インキュ「…暁美ほむら、どうするんだい」

ほむら「…そうね。知ってはいるわ」

ほむら「ただ、今教えることは――」

QB「失礼するよ。まさかこんなところでみんなで集まってるとはね」

杏子「…テメェ、また性懲りもなく…!」

ほむら「…邪魔者ね。何しに来たのかしら」

QB「今日は君たちに情報を教えようとしただけなんだけどね」

マミ「…何の情報よ」

QB「君たちが契約について知りたがってるからね。魔法少女の全てを話そうかと思ったのさ」

とりあえずここまで。
魔法少女組を作ると強制的にぼっちぽくなってしまう彼女。


あんこちゃんあんあん



この>>1は間違いなくリボキュゥスレ読者


飛んで火にいる何とやら
ぶち殺せ


会話の流れなのにインキュにすら無視されてるように…

乙乙
寂しくて泣いてるまどっちをお姉さんほむほむが慰めてあげればいいと思う

>>250
一番後ろはいやだけどまどかを後ろにするのはもっといやで困ってるほむらちゃんマジほむほむ
>>255
そういえばそうか、ダイエットすると痩せる順序は胸→腹だからな…

ほむらに男装させたらものすっごい格好よくなるきがする

>>276
昔、とあるカードゲームとクロスさせる時に本編のオマージュでほむらが前世では男でまどか姫と婚約していた話考えていた・・・・

そこまでの過程が長く、自分がそのカードゲームについてよく知らないから断念した。
どっかに男ほむら画像とかないかな・・・・・

http://i.imgur.com/4Qvow.jpg
男めがほむなら

逆に、
背が低くてかわいいまどか君×スレンダー美人でキリッとしたほむほむ
でもいいんじゃなイカ?


マミ「…それは本当かしら?」

さやか「全て…ねぇ。QBが言うんじゃ信頼できないよ」

ほむら「…どういう風の吹き回しなのかしら、貴方から言うなんて」

QB「知りたいのなら教えてあげるよ?」

杏子「本当に全部教えてくれるのか?」

QB「そのつもりだよ、君たちが知りたいと思うならね」

杏子「…[ピーーー]のは後にしてやる」

ほむら(ここは、話をさせてやるべきかしら…ね)

QB「そうだね、まず何から話そうか」

QB「君たちはエントロピーについて考えたことあるかい?」

さやか「エントロピー…?」

インキュ「暁美ほむら、説明できるかい? 君が教えたほうが分かりやすいはずだ」

ほむら「…簡単に言えば度合いよ。例えばコーヒーにミルクを入れた時」

ほむら「最初は、当たり前だけど混ざっていないわ。これが『エントロピーが低い状態』よ」

ほむら「逆に時間が経っていくと、段々と混ざり合っていくわ。これが『エントロピーが高い状態』」

マミ「…そのエントロピーは私達と何の関係があるのかしら?」

インキュ「このエントロピーっていうのはやっかいじゃなさそうに見えて、とてもやっかいな問題でね」

インキュ「さっき暁美ほむらが言っていた、完全に混ざり合った状態だとどうなると思う?」

杏子「完全に混ざり合うとどうなるんだ?ただ単に混ざるだけじゃねぇのか?」

インキュ「そうじゃないんだ。完全に混ざり合ってしまうと、もうそこから変化しなくなってしまうんだよ」

さやか「…えっと、つまり…どういうこと? 暁美さん」

ほむら「…じゃあ、話をエネルギーで考えてみましょうか」

ほむら「その場所にあるエネルギーは、自身を変化させて、熱のエネルギーを生み出してるわ」

ほむら「でも、『エントロピーが高い状態』になっていって…完全にエントロピーが高くなってしまったらどうなるかしら」

マミ「…変化しなくなるってことは…熱を生み出さなくなるのかしら」

ほむら「熱エネルギーどころか、変化をしなくなってありとあらゆるエネルギーを生み出さなくなる」

杏子「ある意味死んだってことか」

ほむら「熱的死、とも言うわね」

さやか「む、難しいけど…なんとか」

インキュ「そのことが、とても大きな場所で発生してるんだ」

マミ「大きな場所?」

QB「教えてあげるよ。宇宙そのものが『エントロピーが高い状態』なのさ」

杏子「…宇宙?」

QB「そうだよ。宇宙そのものがこのままじゃエネルギーを生まなくなる。死んでしまうのさ」

QB「それを防ぐために、僕たちは魔法少女と契約してるんだ」

杏子「…話が飛んだぞ。なんで宇宙の危機があたしらとの契約に繋がるんだ?」

QB「このエントロピーが高い状態は、自然に戻ることはないんだ」

QB「でも、簡単に高い状態から低い状態に戻せる方法があるんだよ」

マミ「それで宇宙を救うっていうのかしら」

QB「その通りさ」


QB「エントロピーを低い状態に戻すのは簡単だ、外からエネルギーを加えればいいんだ」

QB「でも、宇宙の外からのエネルギーのいうのは発生することがないからね。だから僕たちが動かなければならない」

さやか「エネルギーを与えることが、なんで低い状態に戻すことになるの?」

ほむら「…補足するわ。たとえ話、水に入った氷はエントロピーが高くなって水と一体化し、そのままじゃ二度と氷にはならないわ」

ほむら「けれど、冷やすという外からのエネルギーを加えることによってまた氷に戻る」

ほむら「つまり、エントロピーが低くなって氷に戻った。そういうことよ」

さやか「な、なるほど…」

QB「解決策はある。けれど簡単にいかない…宇宙規模なんだ。エントロピーを減らすためのエネルギーはかなりのエネルギーじゃないといけない」

QB「そこで僕らは感情というエネルギーに目をつけたんだ」

マミ「感情…?」

QB「ああ、感情エネルギーは僕らが知るエネルギーの中でも一番凄いエネルギーだ」

QB「だけど、ここでも問題が発生したんだ。僕らの種族には感情というものを持ってなかった」

QB「そこで感情を持つ生命体を探すために宇宙を飛び回った」

QB「そして、やっと感情を持っていた人間という生命体が居る地球へとたどり着いたってところさ」

QB「この地球を見つけ出すまでは中々苦労したよ」

QB「後は、感情エネルギーをどう回収するかという問題だった」

QB「なりふり構わず回収したら、君たち人間が絶滅してしまうからね」

杏子「絶滅って、テメェ…あたしら何だと思って…」

QB「本当のことだから仕方ないよ」

QB「そこで研究したところ、感情の中でももっとも強大なのが…」

QB「第二次性徴期の女性。つまり君たちと同じ年齢ぐらいの少女と呼ばれる人間さ」

マミ「私たちの感情…?」

さやか「…ねぇ、あんた…さっきさ…感情エネルギーをなりふり構わず回収したら私たちが絶滅するって…」

さやか「それって、私たちを死なせるってことじゃ…」

QB「大体その通りさ」

さやか「う…嘘…」

杏子「……」ギリギリッ

QB「君たちが生む感情エネルギーはとても強大だ…それこそ、宇宙のエントロピーを減らすことができるぐらいにね」

QB「だから君たちが犠牲になれば、宇宙はその分救われるんだ」

杏子「テメェ…!」ギリギリッ

マミ「…何を言ってるの…?」

ほむら「……」

さやか「ソウルジェムが、私たちの魂ならさ…」

さやか「ソウルジェムが濁りきった時には…私たちどうなっちゃうの? 死んじゃうの…?」

QB「そうだね…ソウルジェムが濁りきる時。その時にエネルギーが発生するけど、同時にとてもソウルジェムに関わりがあるものになるんだ」

マミ「関わりのある…まさか…!?」

QB「ソウルジェムは濁りきるとグリーフシードになる」

QB「そう、だから君たちはソウルジェムは濁りきると…魔女になるのさ」


さやか「…えっ?」

杏子「―――ッ!」

杏子「ああああああああああッ!」ザシュ!ザシュ!ザシュ!

杏子「はぁ…はぁ…」

さやか「…そんな、魔女に…」

マミ「そんな…ことって…」

杏子「はっ、ははっ、ざまぁみやがれ…」

ほむら「…無駄よ」

杏子「は? 何言って――」

QB「全く、むやみに潰されると困るよ。代わりはいくらでもあるけど勿体無いじゃないか」

杏子「…は?」

マミ「QB…? なんで?」

杏子「自分の死体を食ってやがる…」

QB「きゅっぷい」

杏子「…畜生!なんだよ、なんだよテメェ!」

さやか「…どうして…どうして私たちにこんな酷いことを…」

QB「やれやれ…君達は家畜に対してそういう思いを抱くのかい?」

QB「それに、人類の少しが犠牲になれば、宇宙は救われる。その中には勿論この地球も入っている」

QB「人類の未来のためと思うなら、犠牲になるというのは悪い取引じゃ――」

ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!

マミ「………」

QB「…佐倉杏子に攻撃されるのは分かってたけど、君に攻撃されるとは思わなかったよ」

マミ「…もう喋らないで。さっさと消えなさい」

QB「最近の君たちは実に野蛮だね、人間は真実を知るといつも…」

マミ「消えなさい」

QB「そうさせてもらうよ。このままじゃ体のスペアが無駄になっていく一方だ」

QB「せっかく教えてあげたというのに…本当に訳が分からないよ」

ほむら「…行ったわね」

とりあえず、ここまで。
QBとほむらによるよく分かる(?)エントロピー講座。…合ってるのだろうか。
QBさんブラックすぎてインキュさんがホワイト路線まっしぐら、ふたりはきゅっぷい。


焦らすなあもっと見たいなあ

>けれど、冷やすという外からのエネルギーを加えることによってまた氷に戻る
冷やすのはエネルギーを加えるんでなく奪う方じゃないかと

>>285
冷凍庫で氷を作るのに電気を使うみたいなイメージじゃない?

>>285
『冷やす』ことはエネルギー的には熱を奪うことだけど、
状態を変化させるという『外からのエネルギー』になるから加えるという表記に。

あくまで例えでしかないんだからわかりやすいように言ったってことで。

外から氷を放り込んで温度差を作り出したら熱エネルギーを得られるようにはなる

そもそも「熱」とは分子の運動エネルギー
「凍る」とは分子の運動が分子間の相互作用によって制限されること
つまり水や水蒸気は運動エネルギー>分子間の力
氷は分子間の力>運動エネルギー

例えば25℃くらいの部屋で必死に動き回りたい(液体でいたい)水を凍らせるには
その運動を押さえつけなくてはいけない(運動エネルギー>分子間の力だから)
当然エネルギーが必要

逆に-5℃くらいの部屋であまり動き回りたくない(個体でいたい)氷を溶かすには
分子に運動エネルギーを与えなくてはならない(分子間の力>運動エネルギーだから)

だからややこしいね

考察は大変素晴らしいがあくまで例え話でありまして
仮に力学的に間違っていても意味としては通じるわけですから
まぁみなさんそんな力まなくても良いのでは?

エネルギーのやり取りは高い方から低い方へ流れるものでその変化は不可逆ですよっつーのがエントロピーの法則なんやな(適当)

なるほどわからん

ほむらさんはさやかちゃんでも分かるように教えてやったんだから
ちょっと例え方がおかしくてもいいと思うんだよ

それにしてもこの時間軸のQBさんは本編以上にむかつくな、それがいいんだが

SSを見に来たら理科の授業になったでござる

冷やして凍らせるというのは分子の運動を鈍らせるということだから
鈍らせるためにエネルギーを使うってのは言い方として間違ってないよ。
落下している物体を空中で静止させるような感じ。

>>292
「エントロピー"において成立する"法則」
「エントロピーの法則」
このふたつはだいぶ意味が違う

もう結構

あぁ。確かにエントロピーなんかより、まどかの出番が無い事の方が深刻な問題だよな

エントロピーや熱力学については↓でも眺めて何となく解った気にでもなっておけばいい
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/熱力学
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/エントロピー

それよりも、この場にまどかがいなかったという事がこのあとどう響くのかな?
腹黒QBが今度はどんな手で攻めてくるのかコワイ・・・

むしろ熱的死や宇宙の終焉って項目のがこの作品的には合ってんじゃないか?

出番のためにソウルジェムでも投げる仕事でも増やすのか

螺旋の力を使えばエントロピーなんて

相転移はエントロピー変化の他にエンタルピー変化も関わってるからややこしい
まあ厳密な理論はSSには必要ないでしょ

そんなエントロピーがどうだかとかいいから、
ブチ切れあんこちゃんあんあん
冷静なほむらちゃんまじほむほむ
とか言っとけばいいんだよ!

え?ブチ切れマミさん?
ちょっと需要ないです

>>305
青い子 が 忘れられたこと を 恨むように こちらを見ている

宇宙滅んでもいいのか!!!!!

まどほむのためなら宇宙など幾つ滅びてもいい


さやか「…私たち、魔女になっちゃうんだ」

ほむら「最終的にはそうなってしまうわ」

杏子「っ!」ガシッ

マミ「佐倉さん!」

杏子「…お前は知っていたのか?」

ほむら「…ええ、全て知っていたわ」

杏子「だったらなんで早く教えなかったんだよ!なんで…」

ほむら「…この事実に耐えれるとは思ってなかった」

ほむら「でも、QBが喋ろうとした時に、あまり後に話すのもいけないと思ったの。だから喋らせた」

ほむら「けれど、この事実よ。相当のショックを受けたでしょう」

杏子「…胸糞悪いどころじゃねぇよ」

マミ「覚悟がいる、ってことはこういうことだったのね…」

さやか「……」

ほむら「貴女達にもあいつの本性が分かったはずよ」

杏子「ああ、十分分かったよ…あいつは敵だ、敵でしかねぇ。顔を見せるたび突き刺したいぐらいだ…」

マミ「あれを友達と呼んでいたことが信じられないわ…」

ほむら「あいつに人間の価値観は一切通用しないわ」

杏子「テメェはどうなんだ、あいつらと一緒なのか?」

インキュ「僕はちょっと違うけどね。君たちの文化も色々興味深いと思ってるよ」

インキュ「研究すれば感情について何か理解できるかもしれないしね」

ほむら「それに、こいつは今は無力よ。QBみたいに体のスペアもないでしょうね」

インキュ「その通りだ、本当なら僕はあの僕みたいに体が複数あって。その全てがリンクしているんだ」

杏子「うわっ…あんなのが沢山いるのかよ。最悪じゃねぇか」

インキュ「僕は暁美ほむらが言った通り、この体しかないからね。攻撃されたらたまったもんじゃない」

杏子「お前は恩もあるし攻撃はしねぇ。問題は…クソッ、思い出すだけでイライラして…」

さやか「…魔女に…魔女になっちゃうんだ…」

マミ「…美樹さん?」

さやか「あ、あは、あはは…あははははははっ!」

杏子「お、おいさやかっ!?」

マミ「美樹さんっ!?」

ほむら「拙いわ、急いで追わないと…」

杏子「あたしに任せろ!ったく、何してんだあいつ!」

ほむら「…任せたわ、なるべく連れて帰って頂戴」

杏子「ああ、そのつもりだ」

ら抜きっすね


マミ「……」

ほむら「…落ち着いてきたかしら」

マミ「ごめんなさい。ショックが大きくて立ち直り辛くて…」

ほむら「しょうがないわ。私が知っている中では、この事実を知ったとき他の魔法少女と無理心中しようとした魔法少女もいる」

ほむら(…別の時間軸の貴女なのだけれどもね)

ほむら「それに比べたら、貴女はよく耐えてるわ」

マミ「暁美さん…いえ、ほむらお姉ちゃん。魔女にならないためには…」

ほむら「抗うしかないわ。杏子の言っていた通り、抗わなければすぐに魔女になってしまう」

ほむら「…本当に魔女になりたくないのなら、ソウルジェムが穢れきる前に壊すしかない」

ほむら「悲しいけど、魔法少女はそういう運命なのよ」

マミ「……」ダキッ

ほむら「…辛いかしら」

マミ「…正直、辛いわ。でも…今までと同じように生きないといけないのよね」

ほむら「ええ…たとえ魔女になるとしても、魔女から人々を救うことはできるわ」

マミ「そうね、そうよね。…私だけ立ち止まる訳にはいかないわね」

マミ「どうせなら、最期まで抗ってみるわ」

ほむら「その意気よ、マミ」

マミ「マミちゃんって呼んで…あと、もう少しこのままでいいかしら?」

ほむら「…ほどほどにね」

ほむら(マミはもう大丈夫そうね。後は…さやかの方かしら)

―――

さやか「あ、あはは……」

杏子「おい!どこにいくんだ!」

さやか「杏子…?」

さやか「こ、来ないでよ!1人にさせてよ!」

杏子「てめぇのその態度を見たら放っておく訳にはいけないだろうがっ!」

さやか「…来ないでよ」シャキン

杏子「なっ!?てめぇ、何武器を向けて…」

さやか「グリーフシードを手に入れ続けても、どうせ魔女になっちゃうなら…生きる意味なんてさ…」

杏子「お前、泣いて…」

さやか「私のことは放っておいてよ…お願いだから…お願い…」

杏子「……」

杏子(何が原因で泣いているかは知らねぇが…)

杏子(泣いてるやつを強引に連れて帰るのは…あたしにはできねぇ)

杏子「くそっ…」

―――

さやか「せっかく、好きって言われたのに…ひっく…」

さやか「恭介……」


ほむら「杏子…」

杏子「…すまん、連れ戻せれなかった」

ほむら「そう…でも、あのままでいたら、さやかは魔女になってしまうかもしれない」

杏子「分かってるよ、すぐに探し出すつもりだ」

マミ「…美樹さんは携帯持ってたわよね。電話すれば…なんて甘いかしら」

杏子(あの様子じゃ無理だろうな…)

マミ「ともかく、見滝原中探してみるわ」

杏子「あたしも手伝うぜ。あいつがそのまま魔女になったら胸糞悪すぎるからな」

ほむら「私も探すわよ。今、さやかが1人でいるのは危ないわ」

ほむら「さやかはきっと魔法少女の真実に絶望し、そしてグリーフシードを持ってない。もし遅れてしまったら…」

マミ「…手遅れには絶対させないわよ」

杏子「何か本当に、最近よく分からない事ばっかり起きちゃってさぁ…」

杏子「でも、どれも放っておけないって思っちゃて…あたしも甘いね、本当に」

マミ「ありがとう、佐倉さん」

ほむら「…さやかを探し出すわよ。行きましょう」

――

[翌日]

まどか「さやかちゃん、今日は休みだなんてどうしたんだろう?」

まどか「…昨日は元気だったのになぁ…そうだ、マミさんに聞いてみよう」

まどか「あっ、マミさーん」

マミ「鹿目さん、どうしたの?」

まどか「さやかちゃんのこと、何か知りませんか? 学校に来ていないんです」

マミ「…まだ帰ってないのね」

まどか「えっ、まだ帰ってないって…昨日からですか!?」

マミ「鹿目さん、落ち着いて聞いてくれるかしら」

マミ「美樹さんが昨日から行方が分からなくなってるわ。携帯に電話をしても出てくれないの」

マミ「昨日、私と佐倉さんと暁美さんで探したけど見つからなかった…」

まどか「そ、そんな…」

マミ「今日も探すつもりよ。…絶対に見つけるから安心して、鹿目さん」

まどか「…あの、私も一緒にさやかちゃんを探すのを手伝います!」

マミ「気持ちは嬉しいけど…魔法少女である美樹さんは普通の人が行けれないところにも行くことができるの」

マミ「鹿目さんじゃ、美樹さんを見つけることは…とても難しいと思うわ」

まどか「そんな…」

マミ「ごめんなさい、鹿目さん。辛いでしょうけど…美樹さんを探すのは私たちに任せて、待ってもらえるかしら」

まどか「はい、さやかちゃんをお願いします…」

まどか(さやかちゃんが行方不明なのに何の役にも立てないなんて…)

まどか(こんなの、あんまりだよ)

とりあえず、ここまで。
指摘もあった通りら抜きが1つ。まるで成長していない…

すまん無神経な書き方したな、面白かったよ!

乙 QBさんがさやかの件を出汁に営業に来そうな予感 


杏子は一度引き下がったのにまた追跡するのか

恭助にも探させたいところ。


まどか空気


ら抜きを気をつけるのは、ほむらだけでいいんじゃないかな?
あんこちゃんとマミさんは逆に違和感が…

>>319
今回ほむらがら抜きだったろうが馬鹿かお前[ピーーー]よ節穴
>>1さん面白いっす!!頑張って下さい!!!

お前らが騒いで始めて気になるレベルのどうでもよさ

>>321
どうでもいいならスルーしろやクソガキ

>>322
何をイライラしてんのかしらないけど荒れる原因だからそういう言葉は控えろ

>>320
俺が言ってんのは>>312に、あんこちゃんとマミさんのセリフに入ってるのが気になったんだよ
馬鹿はテメーだ

スレ汚しすまん…>>1頑張ってください

煽り合わないでくれ、荒れるから……

スレ汚しすまん…とか言うなら突っかからなきゃいいのにね。
荒れれば荒れる程ぽれが得するのに(・ω・)

わかってるならつっかかるのやめてね

安定のもしもし

もしもし×
夏○

こんな時間までPCに張り付いてる方がぽれ的には怖いわ…(・ω・)
夏夏と小馬鹿にしているつもりだろうけどそうやってスレチ発言しちゃって荒れて得するのは誰かな?(・ω・)

このもしもし……できるw

良い子ちゃんぶってる割に言ってる事は屑なんだよなぁ夏に沸きだす奴は

煽りに反応するぐらいなら黙って支援してなさい

とりあえず、みんな一旦落ち着いてもう寝ようぜ…

こんな時はボケるしかないのか!

もう喧嘩はやめて!俺のために争う姿はみたくないの!

>>335
お前のためじゃねーよ!ww
なにはともあれ>>1さんがんばってください

身長延びたスレンダー系ほむほむと花火を見に行きたい

>>1は外野は気にしないで頑張ってくれ

>>337
かき氷食べさせて頭をキーンとさせたいわ^^

まあ、アホは黙ってNGしとけ

乙!しかし上條に助け出させるためにあんあんの行動が不自然になってるのが痛いな

ほむらがらぬきなら、ほむになるしかないじゃない!
ほむちゃんまじほむほむ!
あれ?これでもいいな・・・

>>341
上條じゃなく上条な

その話題は荒れるからやめろ

つーか本気でいってんのか

黙って読め

伸びてると思ったら議論()か


さやか「……」

さやか「ソウルジェムが随分濁ってる…」

さやか「…どうせ魔女になっちゃうんだよね。私」

さやか「恭介とずっと一緒になれると思ったのになぁ…あははは…」

さやか「このままソウルジェムが濁りきって、魔女になっちゃって…」

杏子「あ? …ああっ!」

さやか「杏子?」

杏子「てめぇ!心配させやがって、まさかこんなところに居るとは思わなかったぞ!」

さやか「…1人にしてって言ったじゃん。なんでまた来たの?」

杏子「あの時は泣いていたから、連れて帰る気も起きなくて1人にさせたが、今はそうじゃねぇだろ」

杏子「ソウルジェム見せてみろよ」ガシッ

さやか「あっ……」

杏子「うわっ!?1日でこんな濁るものなのか…? 濁りきったらやべぇのは分かってるだろうが。さっさと浄化するぞ」シュウン

さやか「……」

杏子「…これでよしっと。…どうした、さやか」

さやか「…何してるのさ。どうせ魔女になるのに…」

杏子「…あ? お前、ちょっとこっち向け」

さやか「なに――」

パァン!

さやか「っ!?」

杏子「お前、人を心配させといてその態度はなんだ…何様のつもりだ」

さやか「……」

杏子「私だけじゃねぇ、ほむらに、マミに、お前の友達のまどかも心配していたぞ」

杏子「お前が何を思ってるかは知らないが、こんだけ心配させといてその言葉はなんだ?」

さやか「……ごめん」

杏子「…気分はどうだ、ちょっと説教染みたが聞いただろ?」

さやか「うん、なんかちょっとスッキリした感じがする。今のビンタも、凄く効いた」

杏子「そうか…すまなかったな、ついカッとなった」

さやか「私の方こそごめん、悪いこと言ってたって分かったから…」

杏子「なら、いいさ」


さやか「…あたし、さ。好きな人が居るんだ」

杏子「へぇ」

さやか「その人とずっと一緒に居れるって思ってた。でも、魔女になるしかない運命って知っちゃってさ…」

さやか「…目の前が真っ暗になって…何か私、がむしゃらに動き回ってた気がする。あんまり昨日のこと覚えてないや」

杏子「そうだな、3人がかりで探してるのに今まで見つからなかったとか、隠れる才能があるかもな?」

さやか「あはは…」

杏子「…顔もさっきよりマシになってきたな」

さやか「まだ本調子じゃないかな…うん」

杏子「そうか。…そうだな、ずっと聞けなかったが…さやかは何を願って魔法少女になったんだ?」

さやか「……えっと」

杏子「言いたくなかったら言わなくていいんだぞ」

さやか「…さっき言ったその好きな人がさ、事故で腕が動かなくなって、病院でも治すこともできないって言われてて…それを治すために、かな」

杏子「他の人のための願いか」

さやか「何よ、悪い?」

杏子「…あたしもさ、他の人のために願って魔法少女になったんだ」

さやか「そうなんだ」

杏子「でも、良い事にはならなかった。いや、途中までは良かったんだ」

杏子「だけど、その人のために願ったのに…その人から嫌われてさ」

さやか「……」

杏子「本当、馬鹿みたいだよな。良かれと、その人のためにって思ったのに逆に嫌われて…」

杏子「最終的に、酷い結末になった」

杏子「それが、まぁ…あたしの昔の話だ。他人のために願った結果が無駄になった、って訳さ」

さやか「…私はそうじゃない…と思いたいな」

杏子「…さやかはあたしのようにはなるなよ?」

さやか「うん、杏子も大変だったんだね」

杏子「このままほっときゃ魔女になりそうだったやつに、大変って言われてもなぁ?」

さやか「そ、それは…」

~♪ ~♪

さやか「あ、携帯…ちょっとゴメンね、杏子」(恭介からだ…)

杏子「ああ」


恭介『さやか、大丈夫かい?』

さやか「うん、大丈夫だけど…」

恭介『そうか、良かった。志筑さんからさやかが学校を休んでるって聞いて心配したよ』

さやか「あ、あははは…ご、ごめん。ちょっとふかーい悩み事があって…」

恭介『…悩み事?』

さやか「どうしたの?恭介」

恭介『いや…もしかしてさ、その悩み事って…魔法少女についてのことかい?』

さやか「!?」

さやか「な、なんで、なんで恭介が…知って…」

恭介『…図星だった?』

さやか「…た、確かにそうだけど…なんで恭介が知ってるの?」

恭介『実はさ、魔法少女について暁美さんって人に教えてもらったんだよ』

さやか「あ、暁美さんが!?」

恭介『うん。さやかが魔法少女のことを知ったら、悩んでしまうかもしれないってね』

恭介『悩み事で学校を休むぐらいだから、もしかしたらって思ったんだ』

さやか「…恭介は知ってるの? 魔法少女は魔女になるってこと」

恭介『ああ、ソウルジェムっていうものの仕組みも知ってるよ』

さやか「……」

恭介『その…だからさ、さやかには魔女になってほしくないんだ』

さやか「……えっ?」

恭介『僕の我侭で、さやかに言うのも言うのもなんだけど…魔女にならないために頑張ってほしいなって』

恭介『たとえ魔法少女になっても、さやかが好きだから』

さやか「っ……!」カァァァ

恭介『電話越しでごめん、本当なら顔を向けて話ことなんだろうけど…』

さやか「いや、大丈夫!大丈夫! 恭介の言葉ですっごく元気出たよ!」カァァァ

恭介『そうかい? それは良かった』

さやか「ありがとう、恭介。ありがとう…」

恭介『…じゃあ、そろそろ切るね』

さやか「うん、またお見舞いにいくね」

恭介『もうすぐ退院だから、お見舞いよりも学校で話したりしたいな』

さやか「あはは、そうだね」

恭介『じゃあ、またね。さやか』

さやか「うん!」

泣いてたから連れ戻さなかったんだ!
泣いてなきゃ連れ戻してたんだ!!!

ちょっと無理があるだろ


さやか「さやかさん完全復活!」バァーン!

杏子「そ、そうか…」

杏子(おい、誰との電話で一体何があった…?あ、好きなやつからの電話だったのか?)

さやか「って、ああああっ!」

杏子「…何だ?」

さやか「1日も連絡しない上に家に帰ってないから絶対親が怒ってるー!」

さやか「おかげで着信履歴がヤバイことに…あああー!」

杏子「…さっさと帰れよ。ったく、心配したこっちが馬鹿らしくなってくるぜ…」

さやか「ごめんごめん、杏子もありがとうね」

杏子「ほむらとマミにも言えよ、あいつらはまだ探してるはずだからな」

さやか「あんたが電話すれば?」

杏子「……携帯が無いんだよ」

さやか「……何か、ごめん。と、ともかく急いで帰るよ!」

杏子「おう、二度と行方不明とかになるなよ」

杏子(ま、あの復活具合じゃあ、さやかはあたしのようには絶対ならないな)

杏子(…だぁぁぁ、なんかあいつらと会ってからあたし甘いなぁ…本当に甘いなぁ…!)

杏子(まぁ…久しぶりに行ってみるか、あそこに)

とりあえず、ここまで。
はい、無理がありました…杏子さんだいぶ行動おかしいです。
反省どころか退場ものですね。ごめんなさい。

しばらく数時間の残業確定&土曜出勤が続くので、
『家に帰るのが遅くなる→帰ったら即睡眠→起きて出勤→打ち込む時間なんてない』
の日々が続きます。ご了承していただけると嬉しいです。

乙~

まぁ、あんこちゃんは小卒だから仕方ないだろう

もう終わっていいよ


仕事がんばれ

おつー
社会人は時間とるの大変だもんね
楽しみにしてるから頑張ってください

乙 気長に待ってるぜい 間がかなりあくなら、生存報告よろ

おつー
夏だからか変なのが他のスレでも湧いてるが気にすんなよー

この恭介はできる
乙 イイハナシダナー


いくらでも待ってやんよ


上やんがいい仕事してる

設定も面白いし、展開も楽しい
だからこそ、キャラ崩壊というか「このキャラはこんな事しないだろ(言わないだろ)」が目立って見える
語尾や一人称等が特に違和感を感じる
ssだからキャラがちょっと変わって見えたりするのは御愛嬌だが
違和感は無くあって欲しいと個人的に思う

sage忘れごめん

上がってるから期待してきてみたらコレか

ぶっちゃけこういうときは無駄に煽る方がアレだからね

煽るって…指摘してあげてるだけだろ
否定されたくないなら投下せずメモ帳に書き綴ってれば良い

これくらいなら許容範囲だろ

どうやったら煽りに見えるのかわからない

批判が嫌なら~ってのは常套句だよな 正統化させる為の詭弁にしか使われないけど

学習能力が無いな みんな 自分も

わざわざ謝罪してる所に嫌味言ってるの見るほうが上がった事実よりもうっとおしいなあってだけ
煽るって表現も微妙に違ったかな?

末尾OをNGに入れれば大体解決

うへぇ

土曜出勤って書いてあるけど日曜に投下がないってことは……

泊まり込みで日曜日も帰ってないって事だな


ほむホーム

ほむら(やっぱり杏子が発見したのね、さやかの事)

QB「やれやれ、君たちは本当に執念深いね」

ほむら「あら、居たのね。今気づいたわ」

QB「これじゃあ鹿目まどかを魔法少女にさせることができないじゃないか」

ほむら「魔女になりそうな…もしくは魔女になったさやかをダシにまどかと契約しようって魂胆だったのかしら?」

QB「……」

ほむら「…いい加減、諦めたらいいと思うわ」

QB「鹿目まどかの存在は僕たちにとっては絶対に見逃せない。それは無理な話だね」

ほむら「私としては、私達よりも貴方の方が執念深いと思うわ。意味が分からないわね」

QB「君達は宇宙の危機に関して何も思わないのかい? それこそ訳が分からないよ」

QB「鹿目まどかが魔女になった時のエネルギーは比べるものが存在しないぐらいのものだ」

QB「そのエネルギーさえあれば宇宙は助かる。そうなったら君たち人類、いや、鹿目まどかは宇宙の英雄とも言っていいぐらいさ」

ほむら「へぇ、宇宙の英雄が家畜と同じような扱いだなんて面白い冗談だわ。…撃たれたいようね」

QB「僕を撃っても無駄なのは君も分かってるだろう」

ほむら「気分晴らしにはなるわ。会話も中断できるし、一石二鳥よ」

QB「君とは本当に会話が合わないね」

ほむら「合わないじゃなくて、合わせたくないのよ」

ほむら「自分達を理解してくれない者と話すのは貴方達も好きではないでしょう?」

QB「…それもそうだね。じゃあ、僕はこれで失礼させてもらうよ」

ほむら「……去ったわね」

インキュ「やぁ、さっきまでこの時間軸の僕が居たみたいだね」

ほむら「そうね」

インキュ「さて…僕の時とは大違いだね。巴マミも美樹さやかも居る。佐倉杏子だって協力してくれるだろう」

ほむら「あの時は貴方の邪魔もあったからだと思うけど…確かに今回は一段と心強いわね」

ほむら「今までのループの中でここまで上手く進んだ事はないわ」

ほむら「マミ、さやかは脱落せず、杏子はいつでも協力してくれそうな雰囲気だわ。ここの杏子は素直なのもあるけど…」

ほむら「それに、QBの実態を見たまどかは私が言わなくても契約を拒否するでしょうね」

インキュ「…さすがにあの事は強引すぎたね。もっとも僕が居たから狂ったんだろうけれども」

ほむら「感謝してるわ。かなりね」

インキュ「僕もまどかが魔法少女…いや、魔女になったら困るからね」

インキュ「死ぬということはさすがに避けたいよ。やるべきこともあるから」

ほむら「貴方が言うと不思議な感じがするけど…そうね、まどかは最強とも言える魔法少女になり」

インキュ「最強とも言える魔女にもなる。そして地球全体を荒らしつくすだろうね」

ほむら「…本当、このシステムは勘弁してほしいものね」

ほむら(さてと、終わりが段々と近づいてきたわ。これで残るはワルプルギスの夜…)

ほむら(絶対に負けない…覚悟しなさい。貴女も、私も)


まどか「良かった、さやかちゃんが行方不明とかって聞いたから…すぐ戻ってきてくれてほっとしたよ」

さやか「帰った後、親にじっくりこってり叱られてねぇ…そっちでめげそうだよ」

まどか「1日居なかったんでしょ? それは仕方ないと思うかな」

さやか「ですよねー」

マミ「あら、美樹さん」

さやか「あっ、マミさーん! 一昨日と昨日はすいませんでした、ごめんなさい!」

マミ「いいのよ、無事で良かったわ。佐倉さんに感謝しないとね」

さやか「あはは、そうですね。杏子が居なかったらこんな早く立ち直れなかったかも」

まどか「…立ち直る?」

さやか「あ…いや、まどか。実は秘密のふかーい悩みがあって…」

マミ「…でも、それが原因で失踪しかけたのよね」

まどか「悩み事でって…洒落になってないよ、さやかちゃん?」

さやか「あ、あはは…まどか、なんか目が怖いよ?」

マミ「まぁまぁ。鹿目さん、許してあげて。人にも言いたくないような深い悩みだったらしいから、ね」

まどか「…そっか、それじゃ仕方ないよね」

まどか(…悩み事かぁ)

まどか(そういえば、さやかちゃんもマミさんも杏子ちゃんも、暁美さんもみんな魔法少女で…)

まどか(みんな、支えあってるのに私だけ仲間外れな感じだな)

まどか(…暁美さんなら相談しやすそうかな)

まどか「さやかちゃん、マミさん。今日もパトロールに?」

マミ「そのつもりだけど…鹿目さんは?」

まどか「その、暁美さんの家って知ってますか?」

さやか「あ、暁美さんの家なら一昨日行ったよ。道教えようか?」

まどか「そうなの? じゃあ、教えてくれると嬉しいかなって」

さやか「勿論! ちょっとまってね、まどか。ノートの切れ端でそれっぽい地図作るから…」カキカキ

さやか「…よし、できた! あと、暁美さんに会ったら私がありがとうって言ってたって伝えといて!」

まどか「うん。さやかちゃん、ありがとう」

さやか「どういたしまして。それじゃあまたね、まどか」

マミ「またね、鹿目さん」

まどか「うん、またね。さやかちゃん、マミさん」

まどか(暁美さんの家かぁ。どんな風なんだろ? 結構オシャレな感じなのかな)

まどか「えっと、まずは…あ」

まどか(さやかちゃんには悪いけど、ちょっと地図が見づらいかな…どうしよう)

まどか(とりあえず、付近まで行けば分かるかな?)

きたか…!!

  ( ゚д゚ ) ガタッ
  .r   ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
  \/    /


ほほうほむほむ


まどか「えっと、こっちで…うー、見つからない」

杏子「…お?」

まどか「あれ、杏子ちゃん」

杏子「まどかじゃないか。何してるんだ、こんなところで」

まどか「暁美さんの家に行く途中なんだけど…ちょっと分からなくて」

杏子「ほむらの家にか? じゃあ行き先は一緒だな」

まどか「杏子ちゃんも?」

杏子「ああ、ちょっと話したいことがあってな。まどかも来るのか?」

まどか「うん、私も暁美さんと話したいなって」

杏子「そうか、じゃあ付いてくるといいさ。道なら知ってる」

まどか「ありがとう…そういえば杏子ちゃんとはあんまり話してないね」

杏子「そりゃ…会ったのがあの時だからな。会話どころじゃないぐらいバタバタしてたのもあるな」

杏子「しかしなぁ、あの時はびっくりしたぜ? ほむらのソウルジェムを…」

まどか「そ、それに関しては忘れたいの! それにちゃんと暁美さんに許してもらったから!」

杏子「まぁ、私のも投げるなよ? あたしの本体が投げられるなんてゾッとするからな」

まどか「もー! 杏子ちゃん!」

杏子「悪い悪い。…そういえば、まどかはほむらにQBから守ってもらってるんだったか」

まどか「守ってもらってるってよりも…契約しないようにしてくれてるのかな」

まどか「暁美さんが言ってたけど、別の時間軸の私からのお願いみたい…」

杏子「…そうか。まぁ、魔法少女というのがあんなのだからな。まどかはならない方が絶対にいいさ」

まどか「うん、暁美さんもそれが理由で私が契約しないようにしてくれてると思う」

まどか「私も本体がソウルジェムになっちゃうのは嫌だもん」

杏子(…本当は、もっと壮絶な事実なんだがな)

杏子「っと、もうすぐだ。見えるか?」

まどか「あれかな。なんかマンションみたい…暁美さん居るかな?」

杏子「魔女を狩りに行ってなければ居ると思うぜ」

―――

まどか「暁美さん、居ますか?」

ほむら「…あら、まどか? それに杏子まで…」

杏子「よう、ちょっと聞きたいこととか話したいことがあってさ」

まどか「私も少し話したいことがあって…」

ほむら「入ってもいいわ。少し待ってもらえるかしら」

まどか「はい!」

杏子「何してたんだ?」

ほむら「道具の作成よ。内容は秘密だけど、気にしないで頂戴」

杏子「そうか、じゃあお邪魔するぜ」

まどか「お邪魔します」

とりあえず、ここまで。
仕事が辛くてtxtに打ち込む時間と気力と妄想時間が足りない。
でも、みんな待っててくれてて…それはとっても嬉しいなって。
時間を見つけて頑張っていこうと思います。ありがとうございます。

そういえば来週はお盆休みだったね。忙しすぎて気づかなかったよ…



気にせず生存報告くらいしてくれりゃいいよ
ゆっくりでいいから完結してくれたら嬉しい

ゆっくり完結してね

上げるな

乙乙
ゆっくりでいいよ、生存報告さえあれば待ってるから

乙乙乙!!
まあゆっくり休んで

>>390
sageようか

あんこちゃんぺろぺろ

インキュベーターのやるべきこと…?


まどか「…うわぁ」

杏子「立体映像らしいぜ」

まどか「なんか魔法みたい…不思議」

ほむら「待たせたわね。座ってもいいわよ」

まどか「はい…あ、そうだ。暁美さん、さやかちゃんがありがとうって言ってました」

ほむら「さやかが?」

ほむら(上条恭介のことかしら。いいフォローになったのかしらね、彼)

ほむら「分かったわ。それで、話があるって何の話かしら」

杏子「どっちから話す?あたしは後でもいいぜ」

まどか「…えっと、私は暁美さんと2人っきりで話したいなって」

杏子「じゃああたしから話すか。別に聞かれてもいいしな」

ほむら「…それで、何の話かしら」

杏子「まぁ、話っつうか聞きたいことっつうか…」

杏子「そうそう、別の時間軸のあたしってどうだった?」

ほむら「それ聞く理由を知りたいわね」

杏子「いや、まぁ…気持ちの問題だ」

ほむら「…そうね、別の時間軸の貴女かしら」

杏子「おう、どうだったんだ?」

ほむら「最初は敵対してたけど…なんだかんだ言って優しかったわよ」

まどか「そ、そうなんだ」

杏子「優しい…ってそんなキッパリ言われるとな…」

ほむら「事実よ、別の時間軸でもさやかの心配をしてたりしたもの」

杏子「ま、マジか…って、なんでさやかなんだ?」

ほむら「…秘密よ」

杏子「…なんだよ、ケチだな」

ほむら「もっとも、他人のために願いを叶えた者同士、何か互いに惹くものがあったのかもね」

杏子「っ!?」

まどか「そうなの? 杏子ちゃん」

杏子「ほむら…まさかあたしの願いを」

ほむら「知っているわ。別の時間軸の貴女が話してくれたもの」

杏子「…おいおい、口が軽すぎるだろ…あたし」

まどか「どういう願いだったの?」

ほむら「その願いでどうなったかも、私は知っているわ。…あんまり人に知られたくないようなものだとは思うけど」

まどか「あ…そ、それって私が知っちゃうのはダメだよね?」

杏子「…まぁ、別にいい。どうせ過ぎたことだしさ」

杏子「ついでだし、まどかにも話してやるか…あたしの願いのこと」


杏子「うちの親父は教会の神父だったんだ。宗教団体の1人で教えを説いてたんだ」

杏子「でも、その団体から外されちゃって…あたしの家族は食事にも困るようになっちまった」

ほむら「その時にあいつが現れたのかしら」

杏子「ああ、その時のあたしは…心の底から『どうして親父の言うことを誰もしっかり聞いてくれないのか』って思った」

杏子「親父の教えが正しいと思っているからな」

杏子「…そこで、あいつが現れた」

まどか「QB…」

杏子「…あたしは、そこで願ってしまったのさ。『みんなが親父の話を真面目に聞いてくれるように』ってな」

まどか「ど、どうなったの?」

杏子「願いは叶ったよ。親父の教えを聞くやつは日に日に増えていった。親父もそれに嬉しがってたよ」

杏子「あたしだって親父が正しい事を人々に広めてくれる。そう信じてたんだ」

杏子「…だが、それも一時的でさ」

杏子「ある日、あたしは親父に言ってしまったんだ。話を聞きに来ているのは願いのおかげで、魔法のおかげなんだってな」

杏子「そう言ったのが間違いだった」

杏子「そのことを知った親父は、絶望した。おまけに、あたしのことを『魔女』って言ったんだ」

杏子「皮肉だよな、魔女を狩ってるやつが…親に魔女って言われるなんてさ」

まどか「ひ、酷い…」

杏子「その後、親父はあたしを残して家族と心中しちまった。…親父のために願った結果がこれさ」

杏子「他人のために願った願いとはいえ、さやかはあたしみたいにはならなさそうだけどな。そうだろ?ほむら」

ほむら「…そうね」


杏子「…まぁ、これがあたしの昔の話だ。自業自得だよな」

まどか「…そんなの、そんなのおかしいよ。自業自得なんかじゃないよ!」

杏子「いや、自業自得だ。あたしが願っちまったせいでこうなったんだから」

まどか「違うよ! 杏子ちゃんはお父さんのために願ったのに…そんなの…」

杏子「…でもさ、私が願わなかったら親父は無理心中しないで、まだ生きていたかもしれない」

杏子「生活は厳しかったと思うけど、そういうでも良かったはずだろ?」

杏子「願った後も、あたしが黙ってれば済んでいたはずだ」

杏子「最近、そう思うと…間違ったことをしたのかなって思うんだ」

まどか「そんなことない、杏子ちゃんは間違ったことなんてしてないよ!」

杏子「…でもさ、」

まどか「お父さんのために、って願った杏子ちゃんが間違ってるなんて、絶対におかしいよ!」

杏子「……」

まどか「杏子ちゃんが間違ってるなんて、そんなことないよ…あっちゃいけないよ…」

ほむら「そうね、結果としては悪くなってしまった…」

ほむら「貴女が悪いかもしれないけれど、間違っているだなんて私は絶対に認めないわ」

ほむら「報われなくても、貴女は許されるべきよ。たとえ結果がどうであれ、ね」

杏子「まどか、ほむら…」

杏子「…なんか、ありがとうな。なんかそこまで言ってくれてもらうと気分が軽くなるよ」

杏子「特にまどかだ、会ったばっかりのあたしの話にそこまで思ってくれるなんてな」

まどか「え…そ、そこまで?」

ほむら「あら、その証拠に今にも泣きそうなのに?」

まどか「あ。そ、それは…」

杏子「…まぁ、あたしは聞けることも聞けたし、帰るとするよ」

ほむら「貴女の過去の話になっちゃったけどね」

杏子「いいんだ。それのおかげで気分も晴れたしさ。じゃあな、ほむら、まどか」

まどか「…またね、杏子ちゃん」

杏子「ああ、またな。まどかは絶対にあいつと契約なんかするなよ。したら承知しねぇからな?」

まどか「…うん」


ほむら「…2人っきりね」

まどか「…そうですね」

ほむら「まどかは、何の話をしに来たのかしら」

まどか「話というよりも、相談です」

ほむら「どんな相談なのかしら?」

まどか「みんな、暁美さんも杏子ちゃんも、マミさんもさやかちゃんも、魔法少女ですよね」

ほむら「…ええ、そうね」

まどか「みんな魔女を倒して人の役に立ってて…そんなみんなを、ただ見ているだけなのが辛いんです」

まどか「昨日のさやかちゃんの事だって、友達なのに私は探しに行けなくて…家に帰ってずっと辛くて…」

ほむら「なるほどね。…私は、貴女がそういう子なのはとても良く分かっているわ」

ほむら「人の役に立ちたいって思ってるのに何もできないなんて、貴女にとってはとても辛いでしょうね」

まどか「…辛いです」

ほむら「でもね、貴女はとっても優しいわ。そんな貴女の優しさが、誰かの心の支えになっているの」

ほむら「私だって、その優しさに救われた一人だもの」

まどか「…でも、それは違う時間の私…」

ほむら「違うわ、たとえ別の時間軸でも貴女は貴女。貴女そのものよ」

ほむら「あの時は貴女は魔法少女だったけれどもね。でも、魔法少女関係無しに貴女の優しさは私を勇気付けてくれた」

まどか「……」

ほむら「…皆と同じところに居たいからと思っても、魔法少女にはなってはいけないわ」

ほむら「貴女が契約したら、命懸けで助けれくれた別の時間軸の貴女に何て言ったらいいのか…困るじゃない」

まどか「約束…なんですよね。私からの」

ほむら「ええ、他でもない…貴女からのね。破るわけにはいかないわ」

ほむら「それに、貴女には魔法少女にならなくてもいい人生は必ずあるのだから…」

まどか「……」

ほむら「だから、そう悩まないで。いつも元気な貴女で居てほしいわ」ナデナデ

まどか「あ…」

ほむら(…つい、撫でてしまったわ)

ほむら「撫でられるのは嫌だったかしら、ごめんなさい」

まどか「…いえ、いいんです。嫌じゃありませんから。この前の時もそのおかげで落ち着けましたし…」

ほむら「そう。なら、続けてもいいかしら?」

まどか「…はい」

ほむら「……」ナデナデ

まどか「…撫でられるなんて、中学校に入ってからお母さんにもされてないかな」

ほむら「でも、悪くはないでしょう?」

まどか「あはは…そうですね。暁美さんの撫で方、凄く優しくて…安心します」

ほむら「…そう」

まどか「暁美さん…もうちょっとしてもらっていいですか?」

ほむら「ええ、いいわよ」ナデナデ

まどか「…ありがとうございます」

とりあえず、ここまで。

生存報告がてら、ちょこちょこtxtに打ち込んで溜めてたのを放り投げました。
どうでもいいですが、私は当然ほむ姉さんより身長が低いので、力強く撫でられてみたいです。


俺はほむ姉よりギリギリ高いけど撫でて欲しいな…

自分より少し背丈の低いお姉さんに撫でてもらうなんて最高じゃないか


撫でて欲しい

>>401
むしろこのほむらを撫で撫でしてやりたいものだ

マダカァ

ぬるぽ

マドガッ

まだか☆マダカ?

このスレはエタる

上がってたから期待したのに
生存報告しないと不味い

ひと月経ったか……生存報告だけでいいから来てくれ!
モノができてないから気まずくて来れないとかそんな事は気にしなくていい!
書き込むのを躊躇ってたら本当に落ちてエタってしまうんだ!
スレが存続さえしていればいつか続きは書ける!
だから生存報告を!

もうすぐ二か月

終わったな

はよ

はよ

まだまだ諦めない

無駄な上げ

無駄ではない

もうだめだ

たのむ

まだだめじゃないぞ

書き手以外がageてんじゃねーよ…紛らわしいだろうが

もう2ヶ月か

おーい、落ちちゃうぞー!!

>>1
生存報告しろよー!

>>419
専ブラ使えよ

誰かがhtm化依頼を出しちゃってるよ
作者が2ヶ月以上不在という理由で。

次回の管理人登場時までに書き込みがないと落ちちゃう。

まるでHTML化依頼を悪のように表現するんだなww

>作者が2ヶ月以上不在という理由で。

うん、普通の理由だな
書きます書きます言いながら書かないで延命するよりいいんでね、もう

二ヶ月経ったら勝手に出されるというより、lainさんの負担軽減だろ

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