照「お母さんとお父さん」 (48)

照「長野に帰省した」の続きみたいなもの。

ぬるい展開しかありません。波乱の展開とか書く技量ない。

平和のみ、です。

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照(今日はお父さんと咲が、お母さんに会いに来る。

なので、私は白糸台の寮からお母さんの家へ向かっている…)テクテク


照(お父さんは反省してたけど…

お母さんは、お父さんと仲直りできるかな?)テクテク



照(…なんてことを考えていたら迷った)ガーン

宮永母のおうち

宮永母「あら、照。お帰りなさい。」

照「た、ただいま。」ナントカタドリツイタ



照「今日、お父さんと咲が会いに来るんだよね?」

宮永母「そうよ。」

照「お父さんのこと、許してあげられそう?」

宮永母「どうかしらね。
最初は、あの人の顔も見たくない、って出てきちゃったけど。
お互い離れていたおかげで頭も冷えたからね。
今後のことについて話し合うつもりよ。」

照「お父さんも、お母さんには戻ってきてほしいんだよ。
この間、私が長野に帰省したとき、お父さんが電話で話してたでしょ?」

宮永母「ふふっ、あの時は、照がお土産のお菓子を食べちゃって台無しだったわね。」

照「むむむ」

宮永母「心配しないで…
前向きに話し合うから。」

照「せっかくだから、お母さんはお父さんとゆっくり話しなよ。
私が、おもてなしに料理を作るから。」

宮永母「あなた、料理できたの?」

照「私はエプロンをつければ、侍女式自動人形なみに…」

宮永母「清楚なクッションをお持ちでないでしょ…」

照「わ、私の後輩だって、邪悪なクッションを持ってるわけじゃないよ。
咲の友達には綺麗なクッションをお持ちの子がいたけど…」ズーン

宮永母「まぁ、照が作ったのなら、お父さんも咲も喜んでくれるでしょ。

二人が来るのは夕方だから、夕飯の材料を買いに行って、下準備をしましょうか。」

照「うん。」

宮永母「…心配だから私も手伝うわね。」

照「頑張る。」

お買い物中


宮永母「ブリの切り身と牛薄切り肉と…」

照「お菓子と…」

宮永母「ジャガ芋と人参と玉葱とほうれん草と…」

照「お菓子と…」

宮永母「オクラ、山芋、納豆と糸こんにゃくと…」

照「お菓子と…」

宮永母「フルーツ缶とヨーグルト…」

照「お菓 宮永母「戻してきなさい!」

宮永母「もー、こんなにお菓子ばっかり持ってきて…」

照「違うの、これはようせいさんが…」

宮永母「何わけのわからないこと言ってるのよ。」






??「てるてる、せきにんてんかー」
??「はなはだいかんにおもうー」

やはり中原さんは渚のイメージが強いのかな、かな…

ちなみに『衰退』とのクロスにはなりません。

照「お母さん、今日の晩御飯は何を作るの?」

宮永母「いやいや、あなたが作るって言い出したんでしょ?」

照「そうだった…
ブリの照り焼きと、肉じゃがと、ほうれん草のおひたしと、オクラと山芋の納豆和えを作って、フルーツヨーグルトが食後。」

宮永母「じゃあ、食材も買ったし、帰りましょう。」

帰宅

照「早速、料理を始めよう。エプロン着けて…と。
さあ、お母様、始めましょう一一以上。」

宮永母「…やめなさい。」

照「はい…」



照「気を取り直して、まずは煮込むのに時間がかかる肉じゃがからだね。」

宮永母「おっ!わかってるじゃない。」

照「にんじん、じゃがいもは皮をむいて…」デコボコ

宮永母「ちょっ!厚くむきすぎ。ピーラーを使いなさい。」

照「うぅ」ガーン

照「たまねぎは薄くスライスする……ううっ、しみるー。

牛肉は一口大に切って…あれ?」ビローン

宮永母「ちゃんと切らないから、国旗みたいになってる…」


照「糸こんにゃくは水に通して、と。
ふぅ、ようやく材料を切り終わった…」グッタリ

宮永母「まだ下準備が終わったところでしょ。」

照「次は材料に火を通す。
鍋に油をひいて牛肉を…」

宮永母「待った、待った、油が十分に熱されてないわよ。
水を垂らして、ジューってなるくらいまで待ちなさい。」

熱し中 ジュー

照「おお、ジューってなった。」

宮永母「じゃあ牛肉を入れて、色が変わってきたら、たまねぎと、じゃがいもと、にんじんね。」

照「はーい、ポイポイッと。」

ジュージュー

照「火が通った。」

宮永母「次はダシ汁と酒、砂糖を加えて、中火で3分ほど煮るの。」

グツグツ、コトコト

照「い、いい匂いがしてきた。
じゃ、次はみりんと醤油を入れて…」

宮永母「その前にアクをとってね。」

照「はい。」

宮永母「うん、味も整ったわね。
後は、水気がなくなるまで2、30分くらい煮ましょう。」

照「ふふ」

宮永母「どうしたの?」

照「お母さんと料理するの、楽しい。」

宮永母「あらあら、嬉しいこと言ってくれちゃって。」

照「肉じゃがが出来る前に、おひたしと照り焼きの準備をしよう。」

宮永母「ほうれん草はサッと茹でて、ブリの切り身はキッチンペーパーで水気を取っておきましょう。」

照「茹でたほうれん草は、水気を絞って、一口大に切る。」

宮永母「後はそれを醤油、スリゴマ、削り節と和えれば完成よ。」



照「次は、ブリの照り焼き。
まずは、フライパンで、ブリを焼こう。」

宮永母「その前に醤油、砂糖、みりん、酒を合わせておいてね。
照り焼きのタレにするから。」

照「じゃ、フライパンに油をひいて…」

照「切り身に火が通るように、両面を焼くんだね。」

宮永母「火が通ったら、フライパンの油や焦げをペーパーで拭き取るといいわよ。
火傷しないように気をつけてね。」

照「それから、さっき合わせたタレを入れるんだね。」

ジュジュー

照「おぉ、香ばしい匂い。」

宮永母「あとはタレを絡めながら一焼きね。」

>>18
ちな、茹でたほうれん草は重さの1%のだしとその3倍の醤油を使った出汁醤油をかけるとかなり美味くなるぞ

照「最後にオクラと山芋の和え物。」

宮永母「これは、材料を切って、納豆と和えるだけね。
山芋は細長く切ると、お箸でつまみやすいわよ。」

照「ネバネバ和え物…」

宮永母「このネバネバしたのが、体にいいらしいわよ。」

照「うん、それと…」

宮永母「?」

照「ううん、何でもない。
お父さん、食べてくれるといいね。」

宮永母「そりゃあ照が作ったんだもの。
食べてくれるわよ。」

照「次は咲も一緒に、お母さんと料理を作れるといいな。」

宮永母「ええ、そうね。」

>>21
なるほどなるほど、なるほどー。
ちなみに冷やしたほうがシャキシャキした食感がでて好き。

って、調理シーン長すぎた。

ピンポーン

宮永母「あ…」

照「咲とお父さんだ。」


咲「お母さん!お久しぶり。」

界「…ひ、久しぶり。」

宮永母「いらっしゃい咲
……界さんも…」

界「あ、あぁ、お邪魔します。」

宮永母「……ふぅ。他人行儀なことはやめましょ。
せっかく来てくれたんだもの。まずは入って。」

界「ありがとう。」

咲「わー、なんかいい匂い。」

宮永母「今ね、照がご飯作ってくれてるのよ。」

界「ほう。」

咲「お姉ちゃん、料理大丈夫なの?」

宮永母「私が横で見張ってたから大丈夫よ。」

照「お父さん、咲、いらっしゃい。」

咲「お姉ちゃん、本当にお料理出来たんだね、すごい。」

照「言ったでしょ。私はエプロンを着ければ…」

咲「あはは…」

照「今度は咲も一緒に、お母さんとお料理しようね。」

咲「うん!うん!!」

キッチン

咲「あ、肉じゃがが出来てるね。」

照「うん、ご飯も炊けてるから、後は盛りつけるだけ。」


ダイニング

宮永母「…」

界「…」

宮永母「つ、疲れたでしょ。まずは一休みして。」

界「あ、うん。」


宮永母 界((気まずい…))


界(おかしいな、前に電話口では、いい感じで話せたんだが。
今までのこと、謝らなければいけないんだが、面と向かうと話しづらい。)

宮永母(もう頭も冷えて、落ち着いて話せると思ったんだけど。
喧嘩して出てった手前、話しにくい。)

界「…」

宮永母「…」

照「お母さん、一通り出来上がったから、そっちに運ぶね。」

フルーツ缶(デバンマダ?)

宮永母「あ、そういえば、フルーツ缶を開けてなかったわね」タタタッ

界「あ…」

咲「? フルーツは食後でいいんじゃ?」

照「はい、お父さん、どうぞ」

界「あぁ…、ブリの照り焼きに、肉じゃがに、おひたしか。
照が作ったのか?」

照「うん、あともう一品。」

界「お、オクラと山芋か。」

照「うん。お父さん、泊まっていくんでしょ?」

界「あぁ、今日は、母さんにお世話になるつもりだ。」

照「ネバネバしたものは精力がつくらしいから…」

界「!?」

宮永母inキッチン「ちょっ!!?」メコォ!
フルーツ缶(ギャアア)

宮永母「ちょ、ちょっと照!変なこと言わないでよ!
豪盲牌の練習しちゃったじゃない。」

照「咲も、もしかしたらお姉ちゃんになれるかもしれない…」

咲「わ、わー。たのしみだなー」(棒読み)

界「ま、まてまて。
いくら母さんが若作りでも、高翌齢出産は母体に負担がかかって良くない。」

宮永母「そうね。ちゃんと避妊しないと…」(錯乱)

界「えっ?」

宮永母「あっ!?」カァァ///


照「けっ、見せつけやがって」(もーっ、二人とも仲良しだなぁ)

咲「お姉ちゃん、逆!
言ってることと思ってること逆だよ!?」

咲「気を取り直して、いただきます。」パクパク

界「いただきます」モグモグ

照「どうかな?」

界「うまい…」

咲「ほんとだ。お母さんのお料理みたい。」

照「味付けはお母さんに教えてもらったし、横で見てもらったからね。」

咲「お母さん、お母さん。今度は私にも教えてよー。」

宮永母「あら、咲の料理の腕は、もう私より上なんじゃない?」

咲「そ、そんなことないよ。私もお母さんに教わりたい!」

宮永母「まぁまぁ…次は私に作らせてよ。ね、お父さん?」

界「お、本当か?楽しみだなぁ。」

宮永母「でしょう?」

宮永母(って、あれ?何だか…)

界(普通に話せてるぞ。)

咲「ごちそうさまでした。」

照「お粗末さまでした。」

咲「ねぇ、せっかく家族揃ったんだから、また麻雀打とうよ。」

宮永母「でもここには麻雀牌がないわよ」

咲「カード麻雀を持ってきたの。」

界「お、準備がいいな。」

照「私は咲ほど優しくないよ。
巻き上げたら貯金なんてしてあげないからね。」

宮永母「あら、お年玉の貯金のこと、教えてあげたの?」

界「あぁ、この間、照が帰省した時にな。」

照「もー、お父さんもお母さんもひどい。」ぶーぶー

咲「ここはお金を賭けたりしないで……
みんなで楽しもうよ!」ゴッ

照「うん!」ギュルギュル

宮永母「まだまだ娘達には負けないわよ!」8000アーデルハイド オーバー

界「え……8000?えっ?」

照「ロン 1000」

照「ロン 2000」

照「ツモ 1000、2000」ギュルギュル

照(よし来い!)コークスクリューツモ

照「あっ!」バラバラー

咲「あーあ。風でカードが散らかっちゃった…。」

宮永母「これは照のチョンボね。」

照「」ガーン

界(むむむ、いかに魔物レベルの娘たちと、スーパーアーリア人みたいになってる母さんが相手とはいえ、一度くらいはあがりたいな。)

界(おっ、早い順目で張ったぞ。ここはダマで出和了りを期待するか。)

宮永母 打牌

界(きたッ)

界「御無礼、ロンで 咲「あ、それロン!」

界「えッ?」

咲「あ、お父さんも当たりだった?
ゴメンね、ダブロン無しだから、上家の私の和了だね。」

界「はい……」ションボリ

対局終了して

照「じゃあ、洗いものも終わったし、私は寮へ帰るね。」

咲「えっ、もう帰るの?」

照「うん。咲も私のとこにおいで。
お母さん達、二人にしてあげよう。」

宮永母「もう、まだ言ってるの。」テレテレ

界「参ったな…」タハハ

照「いやいや、お母さんとお父さん、今後のことで話し合うんでしょ。
二人のほうが話しやすいと思って。」

宮永母 界「「ソウデシター」」

咲「でも、私が白糸台の寮に泊まって大丈夫なの?」

照「一日くらいへーき。
じゃあ、明日の朝、また顔を出すね。」

界「帰り道、気をつけてな。」

咲「お、おやすみなさい。」

宮永母「ほんとに行っちゃった…」



界「なぁ…」

宮永母「なぁに?」

界「言うのが遅れてしまったけど…今まですまなかった。

また、今日みたいに皆で過ごしたい。
戻ってきてくれないか?」

宮永母「…私も、今日は楽しかった。」

界「じゃあ…」

宮永母「お菓子…」

界「え?」

宮永母「前に電話で話してたお菓子、持ってきてくれた?」

界「ああ。もちろん。」

宮永母「もうお風呂あがりに、パンツ一枚で歩き回らない?」

界「うん。」

宮永母「もう、私のこと放っておかない?」



界「…」ギュッ

宮永母「…あ」ダキシメラレ

白糸台寮

咲「お父さん達、ちゃんと仲直りできるかな?」

照「大丈夫、本当はお母さんもお父さんとよりを戻したいはず…

お母さんとお父さんが仲直りしたら、また家族皆で暮らそう。」

咲「うん!」


カン

おまけ


宮永母「あ、でも3人目を作るのは…」

界「あれは照の冗談だろ!?」

宮永母「……“作らない”なら…」ボソッ

界「!?」ドキッ


このあと目茶苦茶…
まぁいいや、おまけもカン。

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