菜々子「お兄ちゃん!ゴーカイジャーって面白いね!」 番長「そうだね (99)

P4Gのネタバレがありますので、未プレイで今後プレイするつもりの人は見ないほうが良いです
以下本文



:::【ゴーカイガレオン】:::

ナビィ「レッツ!お宝ナビゲートー!」

ピロピロピロピロ

ゴツン!

ナビィ「雨の日の深夜零時~、マヨナカテレビからちょっと変わった大いなる力が現れる~」

パタパタ

ナビィ「こんなん出ましたけど」

ハカセ「雨の日の深夜零時?」

アイム「マヨナカテレビ・・・ですか?」

ジョー「なんだ?それは」

マーベラス「マヨナカテレビ?なんだそりゃ、おい鳥!どういうことだ?」

ナビィ「鳥じゃないってば!よくわかんないよ」

ルカ「ガイ。アンタなんかわかんないの?」

ガイ「雨の日の深夜零時にテレビ・・・ですか?ちょっと思い当たるスーパー戦隊はないですね・・・」

ハカセ「ちょっと変わった大いなる力・・・ってのも気になるよね」

マーベラス「まあ良い。そのテレビってのを見りゃいいんじゃねえのか?」

ガイ「テレビと言えば電気屋さんですかね。このへんで一番近いのは・・・」

マーベラス「よし、行くぞ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394213231

:::【ジュネス・家電コーナー】:::

マーベラス「こいつがテレビか」

ガイ「はい」

ハカセ「んー。なんの変哲も無い、ただの映像装置だね」

ルカ「こんなのから大いなる力が出てくるってこと?」

アイム「雨の日の午前零時に見なければ意味がないのではないでしょうか?」

マーベラス「そんなもん待ってられるか!おいハカセ、雨を降らせろ!」

ハカセ「無茶言わないでよ。いや、無茶でもないのか?ねえガイ、雨を降らせる戦士っていないの?」

ガイ「はい!雨ならですね---」

ジョー「いや、わざわざ手を打たなくても、今日は調度夕方から雨が降りそうだ」

マーベラス「へっ、都合がいいじゃねえか!おい、これ買ってくぞ」

ルカ「仕方ないわね。ガイ」

ガイ「はい。あ、すいませーん店員さーん!」

陽介(店員)「え?はい、なんでしょうか?」

ガイ「このテレビ買いたいんですけど」

陽介(店員)「え、ええっ!?このテレビを!?」

ガイ「はい。どうかしたんですか?」

陽介(店員)「い、いや、別に。わかりました」

その日の夕方
:::【ジュネス・フードコート】:::

陽介「わりぃな皆、いきなり集まってもらっちまって」

番長「急にどうしたんだ?こんな時間から」

陽介「いやそれがさ、ほんとびびったぜ。今話題の宇宙海賊がさっきジュネスに来てよ、"あの"テレビを買って行ったんだぜ?」

千枝「"あの"テレビって、あんたアレ売ったの!?」

陽介「しょうがねーだろ商売なんだからよ」

千枝「いやそうだけど、クマ君どうすんのよ。アレなかったら帰れないっしょ」

陽介「そりゃ大丈夫だろ」

クマ「そうクマね。もうあっちの世界も平和クマからね。霧も晴れてるし、どこから入っても危険はないから、どこから帰っても平気クマよ」

千枝「ならいいけどさ」

直斗「しかし、何故宇宙海賊達はテレビなんか買って行ったのでしょうか?」

完二「あ?そりゃ普通にテレビ見たかったんじゃねーのか?」

直斗「巽君・・・彼らは地球より遥かに発達した文明から来ている宇宙海賊ですよ?わざわざ地球のテレビなんか買わなくても、テレビ番組が見たいのであれば電波でも拾って自分達の機械で投影すれば済む話でしょう」

完二「あー・・・そうか」

雪子「じゃあ、どうしてわざわざテレビを?」

千枝「・・・テレビでしか出来ないことをしたかった・・・とか?例えば、マヨナカテレビ見るとかさ」

全員「!」

千枝「え、あれ?私はてきとー言っただけだよ?」

りせ「遅れてごめーん!何の話?」

番長「・・・まさかな・・・」

千枝「あはは・・・」

りせ「?」

陽介「そりゃもうとっくに終わった話じゃ・・・」

直斗「イザナミも倒しましたしね」

番長「・・・まさかとは思うが、クマ、あっちで最近変わったことはないか?」

クマ「あっちの世界でクマか?全然ないクマ。平和なものクマよ?」

りせ「何々?また何かあったの?」

雪子「宇宙海賊さん達が、今日ジュネスに来てテレビを買って行ったんだって」

りせ「あー・・・そういえば八十稲羽らへんに止まってますねー海賊船。それにしても、テレビを・・・ですか?なんでわざわざ?」

直斗「現段階ではまだ何もわからないとしか・・・ただ、マヨナカテレビはもう終わった話だとしても、千枝先輩の推測、"テレビでしか出来ないこと"を求めて購入したという説は有力ですね」

千枝「い、いや、アタシはホラ、てきとー言っただけだってば」

りせ「テレビでしか出来ないこと・・・って、テレビの中の世界に入るとか!?」

完二「ザンギャックの連中と、なんか関係あるんスかね?」

番長「さあな・・・そういえば、都会では何度もザンギャックによる被害が出ている。こっちは大丈夫なのか?」

完二「宇宙海賊の人らがこの辺に船止めるようになってからぁ平和なもんスよ。たまに思い出したように襲ってきますけど、すぐあの人らが潰しに来てくれるんで」

雪子「そうだね」

陽介「ま、ゴーミンの相手ぐらいなら俺達にだって出来るしな」

千枝「ふっ。まだまだね花村。アタシはこないだスゴーミンをぶっとばしたわよ」

陽介「お、おいおい無茶すんなよ」

雪子「どうしても放って置けなくなったらマリーちゃんが本気出すとか言ってるけど、今のところは宇宙海賊さん達に任せるつもりみたい」

番長「そうか。マリーもだが、皆も無茶はするなよ。こっちの世界でペルソナは使えないし、あいつらは生身で倒しても巨大化してきたりするから、ゴーカイジャーに任せるべきだ」

完二「生身で倒しても・・・って、なんかまるでやったことあるみたいな言い方っスね」

直斗「ま、まさか先輩、都会のほうでザンギャックと戦ったんですか?」

番長「ああ。行動隊長だとかいうやつらを二人倒したが、巨大化されたからゴーカイジャーに任せて避難したことがある」

陽介「お前が一番無茶してどうすんだよ!」

番長「あの時は逃げ遅れた人がいて見過ごせなかった」

りせ「さっすが先輩!」

クマ「さっすがセンセイ!」

陽介「言ってる場合かっつーの!まあでも、それなら仕方ねーか。そういうの放って置けないのがお前だもんな」

雪子「確かに」

千枝「・・・行動隊長はちょっと無理かなー・・・しかも二体・・・?」

番長「とりあえず、クマがあっちの世界が変わりないと言っている分には大丈夫だろう。案外普通に地球の電化製品を見てみたかっただけなのかもしれない」

直斗「まあ・・・そうですね」

完二「・・・そういや、雨降ってますね」

りせ「雨かー。ちょっと気になるね。あの事件からもう大分経つけど」

陽介「ま、気になる奴は見てみようぜ。何もうつらねーと思うけどさ。それより今は本題に入ろう!この夏、せっかくこいつが来たんだし、皆でいろいろやる予定たてようぜ!」

番長「そっちが本題なのか?」

陽介「当たり前だろ相棒!スーパー戦隊の問題とか、さすがに手ぇ出せねぇしな」

クマ「はいはいはいはい!クマはねー、逆ナンされたいクマ!」

陽介「お前の希望は聞いてねー!つーか、勝手にされてろ!」

雪子「逆ナンとか言うのは、もうやめようか?」

クマ「あ、あれ、ユキちゃん?目が笑ってないクマよ」

完二「俺もめでたくバイク買ったし、どこでも行けるっスよ」

りせ「私も、この夏はけっこうあけてあるよ?先輩のために!」

千枝「毎度毎度元気だねこの娘は・・・」

直斗「僕は去年、この時期はまだ皆さんと一緒じゃなかったから、僕も皆さんと海に行きたいですね」

完二「う、海ってこたぁ・・・直斗の水着・・・!」

直斗「た、巽君!何考えてるんですか!///」

完二「わ、わりぃ・・・!」

陽介「つーか前向きだな完二。去年あんなことがあったのに」

完二「う、うっせーぞ!去年のこたぁもういいだろ!}

直斗「えぇ?何かあったんですか?」

千枝「あったねー。ひどいことが」

りせ「うん。あれはひどかったなー」

クマ「クマ」

雪子「何かあったっけ?」

陽介「あまりのショックに記憶飛んでる人がいるよ」

完二「いっそ皆忘れてくれ・・・」

>-皆と楽しく過ごした。

深夜
:::【ゴーカイガレオン】:::

マーベラス「おい鳥!何もうつらねーぞ!」

ナビィ「オイラに言わないでよ。それに、鳥じゃないってば!」

ガイ「もう少し待ちましょうよ。まだ零時じゃないですから」

カタカタカタ

ハカセ「あった。なんだか、このあたりの都市伝説にあったみたいだね。マヨナカテレビっていうやつ。雨の日の深夜零時にテレビを見ると、運命の相手が見えるとかって話らしいよ。しかも、電源入れてなくても何かがうつるなんて情報もあるみたい」

アイム「運命の相手?ということは、レジェンドの方がうつるということでしょうか?」

マーベラス「直接レジェンドと会えるんじゃねーのか?面倒くせえな」

ルカ「そろそろ零時だよ」

ビビ・・・ビ・・・

マーベラス「何だ?何かうつってんぞ」

ハカセ「本当だ!」

ガイ「これは・・・誰でしょうか?」

アイム「この人影は・・・どこかで見たような」

ルカ「どこだっけなあ・・・」

ジョー「これはマーベラスじゃないか?」

マーベラス「あ?俺?何で俺なんだよ」

ルカ「言われてみれば確かにマーベラスっぽい。でもな~んか変ね。やけに映像荒いじゃん」

プチュン

ハカセ「あっ、消えた!?」

マーベラス「は!?おい!」

バンバン

ハカセ「ちょっとマーベラス!機械を叩いたりしないでよ!」

マーベラス「うるせぇ!おい鳥、レジェンドがうつるじゃなかったのか!」

ナビィ「し、知らないよ・・・でも、どうしてマーベラスがうつったんだろうね?」

マーベラス「・・・さあな」

ハカセ「でも、確かに変だね。本当に電源入れてないのに勝手になんかうつったし」

ジョー「これは、明日も見るしかないな」

アイム「そういえば、明日も雨のようですね」

マーベラス「・・・仕方ねぇ。また明日だ」

:::【堂島家】:::

ピッ

陽介『おいおい、うつったぞおい!どうすんだよ!?』

番長「落ち着け」

陽介『お、おう。けどま、海行くか山行くか論争が終わんなくて、結局また明日決めようっつってたけど、かわりに明日やることは決まりだな』

番長「そうだな。とにかく明日、また集まろう」

ピッ

歴戦のスーパー戦隊の方々でも生身じゃ叶わないスゴーミンをペルソナ無しでノシちゃう千枝ちゃんまじ野獣の女

翌日、朝
:::【ジュネス・フードコート】:::

陽介「まず、あれが誰だったのかって話だよな」

千枝「あれ、マーベラスさんじゃない?」

完二「っスね」

陽介「マーベラスって、宇宙海賊のか?そうだったかー?」

千枝「あの尖った格好は間違いないと思うんだよね」

雪子「あれ?クマ君とりせちゃんは?」

番長「二人にはテレビの中の世界を見に行って貰っている。それと、マリーには連絡がついたからこっちに向かって貰っている」

完二「あいつも?仕事大丈夫なんスかね?」

番長「元々、夏には多く休みを取るつもりだったらしい」

直斗「なるほど、ではとにかくクマ君と久慈川さん待ちですね」

陽介「だな。って、あれは!」

\ キャーッ /

ドドーン!ドドーン!

完二「ザンギャック!」

陽介「こんな時にきやがって!どうする?相棒!」

番長「・・・被害が出ないよう、ゴーカイジャーが来るまでの時間を稼ごう。直斗、里中、完二、一緒に来てくれ。天城と陽介とクマは、ジュネスの客達の避難誘導を頼む!」

雪子「わかった!」

陽介「よっしゃ!けど無茶すんなよお前等!」

クマ「がんばるクマ!」

直斗「行きましょう。このような状況では、発砲も止む無しです」

千枝「よっし!ぶちのめすよー!花村達も無理しないでね!」

完二「っしゃ!やってやんぜ!」

>>11 武器が違うからね。仕方ないね。

ワルズ「フハハハハハハハ!いいぞバリゾーグ!インサーン!この俺自ら出撃してきた甲斐があったというもの!もっと破壊の限りを尽くし、地球人どもを恐怖で屈服させるのだ!」

???「あっ!」

ワルズ「逃げ遅れた地球人のガキか!喜べ、俺が直々に手を下してやろう!」

ドンッ!ドンッ!

ワルズ「ぐあっ!」

バリゾーグ「ボス!」

インサーン「何者だ!もう宇宙海賊が来たのか!?」

直斗「だいだら特性のジャッジオブヘルの味はどうですか?」フッ

インサーン「!??」

番長「秀!秀じゃないか!こんなところで何してるんだ!」

秀「せ、先生!?先生こそなんで!?都会に帰ったんじゃ?」

番長「夏休みだから遊びに来ているんだ。それより秀、ここは俺達に任せてはやく避難するんだ!ジュネスのほうに避難誘導が出ている」

秀「は、はい!」

インサーン「何者だっていうか・・・(本当に何者!?)」

千枝「あんたらねー、よくも八十稲羽で好き勝手してくれてるわね!」

完二「ブッ潰す」

直斗「推理の必要がありませんね。貴方達は有罪、いえ、有害です」

ワルズ「ち、血がっ!!この俺の血が!」

バリゾーグ「ボス、お戻りください!」

ワルズ「ぐっ、インサーン!俺はバリゾーグと退却する!その地球人どもを殺せ!いいな!」

インサーン「ははっ!行け、ゴーミン共!スゴーミン共!」

ゴーミン「ゴー!」

スゴーミン「スゴ!」

番長「行くぞ皆!」(名刀・椿落とし

完二「おっしゃー!」(ジーザスミラー

千枝「アチョー!」(ステラグリーブ

直斗「行きます!」ドンッ!ドンッ!(ジャッジオブヘル

番長「はあっ!」

ズバッ

スゴーミン「ス・・・スゴ・・・」バタッ

完二「おらあっ!」

ガキンッ

スゴーミン「スゴー!」バタッ

千枝「おりゃおりゃおりゃー!」

ドカドカドカドカドカ

ゴーミン's「ゴー!ゴ、ゴーーーー!」バタバタバタ

直斗「はあっ!」

ドドドドドドンッ

スゴーミン「スゴ・・・」ドサ

インサーン「い、一体何者だこの地球人達は・・・!」

番長「後はお前だけだ」

インサーン「ひ、百のゴーミンと三体のスゴーミンが瞬く間に・・・こうなれば私が直接!」

ドンッドンッドンッ!

インサーン「ぐあっ、何だ!?」

マーベラス「随分無茶苦茶な地球人がいるじゃねーか」

ハカセ「マーベラスがそういうこと言う?」

アイム「あの方達が、今回の大いなる力に関わるレジェンドの方達でしょうか?」

ガイ「いえ、見た感じ違います・・・というか、レジェンドの方にしてはいくらなんでも若すぎですよ」

ジョー「・・・フ。レジェンドの連中以外にも強い地球人はいるということか。どうするんだマーベラス?こいつらなら勝手に勝つんじゃないのか?」

マーベラス「決まってんだろ。やるぞ!」

ルカ「そうそう。あんたら百人以上で来てたんだから、いまさら多勢に無勢なんていわせないよ?」

インサーン「ゴーカイジャー!おのれ!」

ゴーカイジャー「ゴーカイチェンジ!」

ゴーーーーカイジャー!(Voice.関智一)

マーベラス(ゴーカイレッド)「ゴーカイレッド!」

ジョー(ゴーカイブルー)「ゴーカイブルー」

ルカ(ゴーカイイエロー)「ゴーカイイエロー!」

ハカセ(ゴーカイグリーン)「ゴーカイグリーン!」

アイム(ゴーカイピンク)「ゴーカイピンク!」

ガイ(ゴーカイシルバー)「ゴーーーーーーーーーーーーーーカイイイイ、シルバー!」

マーベラス(ゴーカイレッド)「海賊戦隊!」

ゴーカイジャー「ゴーカイジャー!」

番長「来たか、良し。俺達も避難しよう」

完二「ウッス!」

直斗「はい」

千枝「おっけー!」

ハカセ(ゴーカイグリーン)「あ、あれ?行っちゃうの?ねえ君達!」

マーベラス(ゴーカイレッド)「どうでも良いだろ。おいガイ!レジェンドじゃねえんだろ?」

ガイ(ゴーカイシルバー)「はい、それは間違いありません」

ハカセ(ゴーカイグリーン)「マーベラスがいいならいいけどさあ・・・」

マーベラス(ゴーカイレッド)「わかったら行くぞ!」

番長「ここまで来れば大丈夫だろう」

完二「そっスね」

千枝「ま、あのままやっても楽勝っぽかったけどね」

番長「駄目だ。巨大化されてしまうと俺達ではどうしようもない。それどころか、俺達が避難していないとゴーカイジャーの邪魔になってしまう」

千枝「それは確かにそうだね」

直斗「す、少し走りすぎました」

完二「んだ?だらしねぇぞ直斗」

直斗「た、巽君達が元気すぎるんですよ。僕だって体力つけるために走りこみとかしてるのに・・・」

千枝「まだまだだね。っていうか普通にいたね。マーベラスさん」

完二「っスね。つっても事件の時のパターンだったら、このあと被害者がテレビん中に入ってから次のマヨナカテレビにシャドウ登場ってとこでしょうけど」

直斗「・・・とはいえ、もうテレビの中に入れられてしまうような外的要因はないはずです。それに、イザナミが倒れてテレビの中の世界で霧が晴れた以上、そもそもマヨナカテレビそのものがなくなってしまったはず。僕達の知っている状況とは、何かが違ってきています」

番長「そうだな。今はまず、りせとクマの帰りを待とう」

マーベラス(ティラノレンジャー)「ティラノスラッシュ!」

ガイ(キバレンジャー)「吼新星!乱れ山彦!」

ジョー(ブルースリー)「スーパースカイダイビング!」

ルカ(キレンジャー)「メガトン頭突き!」

アイム(ニンジャホワイト)「折り鶴の舞!」

ドドドドドドド

インサーン「うぐああああ!おのれ、ゴーカイジャー!」

マーベラス(ゴーカイレッド)「よし、とどめだ!ゴーカイブラスト!」

ゴーカイジャー(初期メンバー五人)「はあっ!」

ファアアアアアアイナルウェイイイィィイイブ!(Voice.関智一

ドンッ!

ゴーカイシルバー!ゴールドモーーーーーーード!(Voice.関智一

ガイ(ゴーカイシルバー・Gモード)「ゴーーーーーカイィ、レジェンドリーーーーーーム!」

???「はいはい、そこまで」

ガシッ

ガイ(ゴーカイシルバー・Gモード)「何っ!?」

インサーン「お、お前は・・・!」

マーベラス(ゴーカイレッド)「バスコ!」

バスコ「はいマベちゃん。元気してる?」

マーベラス(ゴーカイレッド)「どういうつもりだバスコ!」

バスコ「いやぁ、ただの通りすがりなんだけどさ、目撃しといて助けないってわけにもいかない立場なんだよね。それに、ザンギャックの人に恩を売っとくのもありかなと思ってさ」

インサーン「・・・感謝するわバスコ。このことは覚えておくわよ。帰還するわ」

バスコ「はいよ。今後ともご贔屓に」

ルカ(ゴーカイイエロー)「あっ、待ちなさい!」

シュン

バスコ(変身)「ちょっとちょっと、待つのはそっちでしょ?せっかく来たんだからさ、少しぐらい遊ぼうよ」

マーベラス(ゴーカイレッド)「上等だ!ゴーカイチェンジ!」

ラーイブマン!(Voice.関智一

マーベラス(レッドファルコン)「ファルコンブレイク!」

バスコ(変身)「ハア"ッ!」

ガキン!

バスコ(変身)「相変わらず弱いな~マベちゃんは」

マーベラス(レッドファルコン)「何だと!?」

ガイ(ゴーカイシルバー・Gモード)「俺達も行きましょう!」

ジョー(ゴーカイブルー)「ああ、わかっている!」

バスコ(変身)「サリー」

サリー「キキッ!」

ジョー(ゴーカイブルー)「どけっ!」

サリー「キキィッ!!」

バスコ(変身)「(ま、今はやることもあるし、ほどほどで切り上げますかね)」

:::【堂島家】:::

番長「ただいま」

菜々子「あ、お兄ちゃん!おかえりなさい!」

番長「うん。皆、集まってるな」

菜々子「勢揃い!」

番長「うん」

マリー「・・・っていうか遅いよ君達。何やってたの?」

千枝「まあちょっとだけ、ザンギャックといろいろっていうか・・・」

マリー「何それ!君達、私には危ないことするなとか言っといて自分達はしてるんじゃな!」

番長「え、え~と・・・」

完二「大丈夫だよ。危なくなる前に宇宙海賊さんらに任してきたから」

マリー「そういう問題じゃない!」

陽介「ま、まあまあ!とりあえず落ち着こうぜ、さっきの場合は仕方ねーって」

直斗「はい。一般の方が避難する時間を稼ぐためでした」

マリー「・・・ばかじゃないけどあほ、きらいじゃないけどむりするな」

番長「うん」

菜々子「お兄ちゃん達、ゴーカイジャーと会ったの!?」

>-菜々子の目が光り輝いている

番長「うん」

菜々子「凄~い!菜々子ね、ゴーカイジャーに助けてもらったことあるんだ!」

番長「そうなのか?次に会ったらお礼しなきゃな」

マリー「次とかダメ。ペルソナも使えないのに危ないことしないで」

番長「・・・善処します」

マリー「わかればいいけど・・・」

りせ「・・・っていうかマリーちゃん先輩と近くない?菜々子ちゃん並みの距離感じゃん。もうちょっと離れても良いよね?」

マリー「別に近くないよ。いつもこういう感じだったし」

りせ「何!?それどういうこと!?」

ビシ

りせ「あぃたっ」

完二「話進まなねーから落ち着け馬鹿。テレビん中はどうだったんだよ?」

りせ「う・・・完二になだめられるとかムカツクんですけど」

完二「仕方ねーだろ。普段仕切り役の花村先輩じゃ、お前にきついこと言えねーからな」

陽介「す、すまんな完二」

千枝「まあ確かにねえ」

雪子「なんか、完二君って大人になったよね」

直斗「(わかる)」

番長「(まあ、コミュ築く前と比べると別人だな)」

完二「な、なんすか急に///」

雪子「髪型とか、さ。ぷっ、あはははははは!」

千枝「あちゃー・・・」

完二「アンタまだそれかよ!つーかいい加減にしてくださいよ!だー!ラチあかねえ!」

番長「クマ、テレビの中はどうだった?」

クマ「それが、よくわからんのクマ」

番長「よくわからない?」

クマ「クマ。どこかに、変な場所が出来てる感じはするクマ。良くわからんクマけど」

陽介「マジか!?」

マリー「・・・私も見てきたけど、確かに妙な空間が出来てる。ただ、それがどこなのか、どっちなのか、どれぐらいのものなのかが全然わからない」

りせ「私も同じ。一応いろんな場所からテレビに入ってはみたんだけど、どこから入っても凄く遠いところに漠然と何かがあるとしか感じなかった」

千枝「・・・え、イザナミは、完全に倒れたわけじゃなかったってこと?」

マリー「・・・わからない。サギリ達もイザナミも、全部が私とひとつになったと思ってたんだけど・・・」

雪子「誰かがテレビの中に入れられたような気配はあるの?」

クマ「今のところはないクマよ。ただ、変な場所について何も情報がないクマから、これ以上は調べようがないクマね。クマにだけ良くわからんならともかく、りせちゃんやマリちゃんでも良くわからんとなると、もうお手上げクマ」

マリー「・・・ごめん」

番長「謝ることはない。それより、わざわざ来て貰ってすまないな」

マリー「・・・ばかきらいおんなごろしばんちょう。君のためだよ」

りせ「ちょ、ちょ~っとマリーちゃん?今何て言ったのかなぁ?」

マリー「・・・君達のためだよ?」

りせ「そうは聞こえなかったかなぁ」

陽介「はいはいストーップ!せっかく集まったんだし、ここは穏やかに行こうぜ、な?」

完二「ニュースでも、宇宙海賊さんらが勝ったって話、してますしね」

千枝「今回はシンケンゴーカイオーの烈火大斬刀で決めたか~!熱い大技ですなぁ」

番長「・・・里中、スーパー戦隊好きなのか?」

千枝「まあね。なんか憧れるじゃん、正義の味方って」

菜々子「かっこいいよねゴーカイジャー!」

千枝「うんうん。特にゴーカイグリーンだね!中身は若干ヘタレっぽいけど」

マリー(やっぱり緑)

雪子「私はゴーカイレッドかな。ちょっと乱暴そうだけど」

マリー(やっぱり赤)

陽介「俺はゴーカイブルーだな。あの二刀流なんか、俺に通じるものがあると思うんだよね」

千枝「花村のなんちゃって二刀流とは比べ物にならないけどね」

陽介「な、なんだよ。そこまでいうことはねーだろ!」

クマ「クマはねー!ゴーカイイエローとゴーカイピンクが好きクマ!かわいいクマ!」

番長「クマらしいな」

直斗「・・・巽君は?」

完二「あ、俺?俺は別に・・・」

陽介「なんだ完二照れてんのか?"宇宙海賊さんら"とか言ってるぐらいだから、興味なくはねーんだろ?

完二「・・・まあ、ゴーカイイエローっスかね」

番長「一番漢気があるからか?」

完二「どういう意味っスか!つか、そういう直斗こそどうなんだよ?」

直斗「ぼ、僕は別にスーパー戦隊に興味などありまひぇん!///」

完二「・・・ありまひぇんってお前」

直斗「う・・・ゴーカイシルバーです///」

陽介「確かに、なんか同じ追加戦士っぽいもんな。直斗の場合は加入前からずっと絡んじゃいたから、そんな感じしねえけどさ」

番長「・・・りせは?」

りせ「私はゴーカイピンクかな。ああいう格好って、私には合わないけど結構好きなんだ。あと、なんか気品あるところとか私と似てるし?」

完二「お前と似て・・・?・・・まあ、確かにお前の頭ん中は年中ピンクだけどよ」

りせ「何それどういう意味!?ちょっとバ完二!」

完二「だから縮めんな!」

雪子「あれ?でも完二君って絶対ジョーさんのことが好きだと思ってたのに・・・」

完二「・・・キレる前に一応聞いときます。どういう意味スか?」

雪子「同じ変な髪形同士。ぷっ、あははははははは!」

完二「んだよまた髪型かよ!もういいだろ!つーか失礼だろジョーさんによ!」

千枝「もう駄目だね。完二君の髪型はいつまでも雪子のツボだよ」

りせ「マリーちゃんは?」

マリー「・・・風雷丸」

りせ「まさかの風雷丸!?」

番長「菜々子は?」

菜々子「え?んっと。えっと。皆好き!」

番長「菜々子らしいね。じゃあ、お兄ちゃんのことは?」

菜々子「え、えぇ?///」

陽介「お、おいどうしたんだ相棒」

りせ「せ、先輩?」

番長「なんでもない」

陽介「お、おう。それがなによりだ。で?お前はどうなんだよ?」

番長「ガオライオン」

陽介「お前もサポートロボかよ!」

番長「うん」

完二「らしいっつーかなんつーか。んで、どうするんスか先輩。妙な場所が出来たっての、ほっとけないスよ」

番長「・・・三人がかりで探知しても駄目となると、クマが言うようにどうしようもないだろう。悠長だが、何か変化があるのを待つしかないな」

完二「待つしかねぇ・・・か」

直斗「調べようがないというのも、歯がゆいものですね」

完二「おう」

陽介「まあまあ、気長にやろうぜ。サギリだのイザナミだのはもう解決してんだし、今はせっかく相棒が来てんだしさ!何かあったら本気出すっつーことで」

マリー「もしもの時は、私もいるしね」

千枝「うわ、頼もしい」

番長「とはいえ、マヨナカテレビがうつった以上は放置できる問題じゃない」

陽介「だな。今日も小降りだけど雨降ってるし、またチェックできる奴はチェックするっつーことで」

雪子「うん」

クマ「おなかすいたクマ」

ガクッ

陽介「・・・お前、緊張感ねーにもほどがあんだろ!」

クマ「もう昼過ぎクマよ!仕方ないクマ!」

千枝「フッフッフ。これは、私達の料理の腕前を披露する時が来たようね!」

雪子「うん」

陽介「いやいやいや、ないないないそれはない」

千枝「何だと!?最近私がずっと料理の練習してきてんの、あんただって知ってんでしょ!」

陽介「知ってるからこそないっつってんの!いつもは俺だから良いけど、菜々子ちゃんにお前の料理なんか食わせられっか!」

りせ「あれ、あれれ?花村先輩、それって千枝先輩の料理独り占め宣言?」

千枝「え、えっ?///」

陽介「違ぇ!明らかに違うニュアンスだっただろ!///」

クマ「陽介は最近調子に乗りすぎクマね」

陽介「乗ってねー!そういうんじゃねー!」

完二「先輩大胆っスね人前で」

陽介「お前までなんだよ!」

マリー「料理・・・料理か」

>-何だか危険な予感がする。刈り取る者やマーガレットと戦った時よりもずっと命に関わる事態の予感だ。

番長「愛屋に行きたい」

雪子「え?」

番長「久しぶりだから、どうしても愛屋に行きたいんだ」

陽介「(相棒ナーイス!)」

千枝「まあ番長君がそう言うんじゃ仕方ないか。幸い雨の日だし、皆でスペシャル肉丼行ってみよう!」

完二「お、いっスね!」

直斗「じゃあそうしましょうか」

菜々子「菜々子も?」

番長「うん」

:::【愛屋】:::

マーベラス「親父!肉だ肉!」

店主「アイヤーお客さん、巷で話題の宇宙海賊さんじゃないかね!さっきの戦いニュースで見てたよ!お疲れさんね!」

マーベラス「おう!」

ルカ「へぇー。このスペシャル肉丼っていうの、全部食べたらタダなんだ?」

店主「そうよ。挑戦してみる?でも、一人で一杯食べきらないと駄目よ~?」

ジョー「全員それでいいだろ。それ六つだ」

店主「はいよ!」

ガイ「え、全員ですか?でもこういうのって普通は凄い量が・・・」

ルカ「残した奴は罰ゲームだね」

ハカセ「そんなー!」

アイム「なんだか楽しいですね」

ハカセ「アイムは本当前向きだね」

ガララ

ハカセ「・・・あー!」

番長「あ」

ガララ

陽介「な、何閉めてんだよ相棒!」

番長「いや、ちょっと・・・」

千枝「どしたの?番長君」

マリー「やっぱり、私達の手料理食べたくなったとか?」

りせ「あ、そういうこと?」

>-ここで退く訳にはいかないようだ。

ガララ

ハカセ「やっぱり!ホラ、さっきの人たちだよマーベラス!」

マーベラス「うるせーぞハカセ!なんだっつーんだ!」

番長「・・・」

千枝「わ、ゴーカイジャーじゃん」

マーベラス「お前等はさっきの・・・」

店主「ハイお待ちどう様、スペシャル肉丼六つね!」

ドン

マーベラス「おお、そんなことより飯だ飯!すげえ、肉の山盛りじゃねえか!」

ガツガツ

ガイ「こ、これは・・・」

ルカ「思った以上に凄いのきたわね・・・」

ジョー「・・・・・・」

ハカセ「・・・っていうか出てくるの早いね」

アイム「えーと・・・お、おいしそうですよ?皆さんも頂きましょう」

マーベラス「ぅんめえ!」

ガツガツ

番長「・・・座ろう」

千枝「よーし食うぞ!すいません!スペシャル肉丼二十人前!」

陽介「おい待て!何だよ二十人前って!どう数えても俺達十人だろ十人!」

千枝「あれ?とりあえず一人二人前ずつじゃないの?」

陽介「どんな計算だよ!?菜々子ちゃんだっているんだぞ!つーかとりあえずってなんだよ」

千枝「あそっか。まあいいや、私が十人前食べるよ」

マーベラス「何だと!?マジか」

ギラッ

マーベラス「親父!こっちも十人前、おかわりだ!」

ハカセ「ちょ、ちょっとマーベラス!何で対抗心燃やしてるの?」

ジョー「く・・・食いきれるかこんなもの・・・!」

モグ・・・モグ・・・

ガイ「まだご飯すら見えません。肉丼っていうか、肉盛り・・・?」

モグ・・・モグ・・・

ルカ「・・・・・・」

モグ・・・モグ・・・

アイム「・・・・・・」

モグ・・・モグ・・・

菜々子「わ、ゴーカイジャー!お兄ちゃんゴーカイジャーだよ!」

番長「うん」

菜々子「ゴーカイジャーも、スペシャル肉丼食べてるね」

番長「そうだね。きっとゴーカイジャー達なら、皆余裕で全部食べてしまうよ」

菜々子「凄~い!凄いねゴーカイジャー!」

ジョー「お、おいそこの貴様、何を勝手なことを・・・!」

番長「俺にだって食べられるんだからね。ゴーカイジャーなら当然だよ」

ジョー「な・・・!」

ガイ「なん・・・だと・・・!」

店主「ハイお待ちどう様!お客さん久しぶりね!」

番長「お久しぶりです」

完二「っしゃ!いただきます!」

直斗「いただきます。相変わらず凄い量だ・・・」

クマ「でもクマは全部食べるよ」

ガイ「(あんなクマまで・・・っていうかクマ?)」

マリー「私も余裕」

ガイ「(あんな細身の女の子まで・・・!?)」

モグ・・・モグ・・・

ジョー「くっ・・・最早限界だ・・・だが、こんなところで負けるわけには・・・!」

モグ・・・モグ・・・

ガイ「ジョーさん、これはもう・・・!」

菜々子「・・・ジーッ」キラキラ

ジョー「あ、諦めるな・・・っ!」

ルカ「ごちそう様。あー無理無理無理。一抜けた。皆で諦めれば怖くない。こんなのお金ぐらい払うわよ」

ジョー「ル、ルカ・・・お前という奴は・・・っ!」

アイム「では私も、ごちそう様でした」

ハカセ「僕も僕も!」

ジョー「お前等・・・っ!」

菜々子「・・・ジーッ」キラキラ

ジョー「ぐ・・・っ!」

モグ・・・モグ・・・

ジョー「な、何故こっちばかり見てるんだ・・・っ!?」

モグ・・・モグ・・・

ガイ「ジョーさん・・・こ、子供の夢を、ヒーローが奪うわけにはいかないですよ・・・!」

ジョー「ガイ・・・お前は、お前はまだ戦うというのか・・・っ!?」

ガイ「はい・・・正義は、正義は必ず勝つんです!ギンッギンに行くぜ!」

ガッ

寝ます。また明日

期待
不死鳥戦隊フェザーマンは出ますよね

再開します

完食組
番長、千枝、完二、クマ、マリー
マーベラス


ルカ「結局ジョーもガイも無理だったじゃん」

ジョー「・・・誰にでも物理的な無理というものがある・・・」

ガイ「い、一気にいこうと勢いをつけたのが失敗でした・・・」

番長「ペース配分も重要ですよ」

マーベラス「食ったぜー・・・!」

千枝「あー!おなかいっぱい!もう無理!」

陽介「そりゃあんだけ食えばな。つーか、いつもお前の体のどこに入ってんのか不思議だよ体積的に」

マーベラス「おいお前、やるじゃねえか!俺と同じ十二杯だ!」

千枝「マーベラスさんもね!」

菜々子「お兄ちゃん、ゴーカイジャー達、スペシャル肉丼残しちゃったね」

ジョー&ガイ「」グサッ

番長「うん、そうだね。きっとここに来る前に何か食べていたんだよ」

菜々子「そっか」

番長「さて・・・」

直斗「ええ」

マーベラス「ん?」

直斗「お店の中では伝えにくいお話があります。外に出ませんか?」

マーベラス「あ?」

ジョー「・・・」

:::【惣菜大学前】:::

千枝「ここのビフテキ串ってのが最高なんですよ!」

マーベラス「肉屋の隣に肉屋があるのか!気に入ったぜ」

ハカセ「っていうかまだ食べるの?マーベラス」

ルカ「私は当然パス」

アイム「私も、もう食べられそうにありません」

陽介「つかお前もだよ里中。さっきもう無理~!つってたろが」

千枝「肉は別腹だから!」

陽介「いやさっきのも肉だろ!?」

クマ「クマも食べるクマ!」

マリー「私も私も」

りせ「マリーちゃんすご・・・体のつくりが違うのかなあ?」

雪子「千枝と同じつくりしてるのかも」


ジョー「話というのは、当然この店のことではないのだろう?」

直斗「はい」

ジョー「さっきは、お前達のように強い地球人がいることには驚いたぞ。一体何者なんだ?」

直斗「別に何者でも、普通の学生ですよ」


ゴーーーーーーーカイィ、シルバー!
凄い凄い!ゴーカイシルバー!


ジョー「何をやってるんだあいつは・・・」

アイム「・・・お話というのは、何でしょう?」

番長「最近何か、マーベラスさんの周りで変わったことはありませんでしたか?」

ジョー「変わったこと?」

直斗「例えば・・・誰かに見られているような気がするとか」

アイム「見られているような?どういうことでしょう?」

直斗「ああ、いえ・・・少し遠まわしすぎましたね」

番長「近いうちに、マーベラスさんの身に何かが起きるかもしれないんです」

ジョー「何だと?」

完二「・・・つっても、決まりってわけじゃないんスけどね」

直斗「ええ。あくまで可能性の話です」

アイム「危険の可能性、ということでしたら、私達はいつもザンギャックと戦っていますので」

直斗「詳しくはお伝え出来ないのですが、そういうことではないのです。とはいえ、あくまで可能性の話ですので、今はとりあえずこのことを覚えておいて下さればそれで結構です」

ジョー「なにやら込み入った事情がありそうだな」

直斗「ええ。もし何かあったらこちらまでご連絡下さい。僕達が、あなた方のお力になれるかもしれません」スッ

アイム「お気遣いありがとうございます」

マーベラス「うん。うめえ」

千枝「でしょ?マーベラスさん話せるなあ」

マーベラス「たけぇ肉じゃねーみたいだがな、肉はなんだろうがうめえもんだろ」

陽介「なんか妙なとこで共感してんな」

千枝「肉好きに悪い人はいないってね!」

マーベラス「・・・・・・お前、気に入ったぜ!お前が欲しくなった!」

千枝「え?///」

陽介「は!?///」

マーベラス「一緒に海賊やらねーか!さっきの戦いも見てたが、腕っ節もあって飯もガンガン食う。お前なら良い海賊になれるぜ!」

陽介「ああそういう・・・ってえええええええ!?」

マーベラス「どうだ?おもしれーぞ宇宙海賊は」

千枝「えっと・・・」

陽介「だ、駄目駄目!そんなん駄目ですよ!」

千枝「・・・マーベラスさん。お誘いは嬉しいし、なんか宇宙海賊っていうのも楽しそうだけどさ」

マーベラス「おう」

千枝「アタシ、ここにいる奴等が大事だから。馬鹿な奴等だけど、仲間だから」

マーベラス「・・・仲間か」

千枝「行けないや。ごめんマーベラスさん」

マーベラス「・・・そうか。いや、謝ることじゃねーさ」

陽介「里中・・・」

千枝「こ、こっち見んな!///」

マーベラス「ま・・・お前なら言われるまでもねえだろうが、仲間は大事にしとけ。バカしかいなくてもな。おいお前等、帰るぞ」

ジョー「フ・・・そうだな」

ルカ「はいはい」

アイム「皆さんどうもありがとうございました。またお会いしましょう」

ガイ(ゴーカイシルバー)「またね菜々子ちゃん!ゴーカイジャーは、いつでも君の心の中にいるから!」

ハカセ「あ、待ってよみんな!もう!」

りせ「・・・一時期悪い噂とかもあったけど、良い人達じゃん」

雪子「そうだね」

完二「っかしマーベラスさん大胆でしたね。いきなり勧誘かよ」

番長「里中が勧誘された時の陽介の慌て方が面白かったな」

陽介「ふ、ふざけんな!面白かったってなんだよ!///」

千枝「///」

陽介「お、お前もなんか言えよ!///」

マリー「あいつらなら、何かに巻き込まれても自分達でどうにかするんじゃない?」

クマ「そうクマね。なんだか事件の時のセンセイ達みたいだったクマ」

マリー「あ、それなんかわかる」

菜々子「お兄ちゃんサインもらっちゃった!ゴーカイシルバーのサイン!」

番長「良かったな」

直斗(あ、いいな・・・)」

完二「ん・・・?」

直斗「t、とりあえず、僕の連絡先をアイムさんにお渡ししておきました。何かあれば連絡をくれるかもしれません」

陽介「おお、さすがにぬかりねえな。じゃ、腹もふくれたし、どうするよ相棒?」

番長「そうだな・・・菜々子、何かしたいことはあるか?」

菜々子「えっ、菜々子?」

番長「うん」

菜々子「ジュネス行きたい!」

番長「わかった」

陽介「じゃ、また夏の作戦会議再開だな」

クマ「クマは絶対に海クマ。これだけは譲れないクマよ」

完二「まずは山だ!海なんて広いだけだぜ」

マリー「うん。山がいいね」

クマ「山なんか行っても何もないでしょ!」

マリー「海にだって塩水しかないよ」

クマ「皆の水着が見られるクマ!」

女性陣「・・・・・・・・・」

クマ「む、無言で真顔になるのはやめて欲しいクマ」

陽介「まあまあ、そこらへんも含めて話し合うということでさ」

番長「うん。行こう」

>-皆と楽しく過ごした。

:::【???】:::

バスコ「これが、影で世界を救ったやつらの大いなる力ねぇ」

サリー「キキッ」

バスコ「せっかくだからさ、マベちゃんには精々苦労してもらおうじゃないの」



:::【???】:::

???「マーベラス、マーベラス」

マーベラス「・・・何だ・・・?・・・誰だ・・・?」

アカレッド「私だ、アカレッドだ」

マーベラス「・・・アカレッド・・・?・・・どうして・・・」

アカレッド「君と君の仲間達に危険が迫っている。いまだかつてない程の危険だ」

マーベラス「・・・危険・・・?・・・ここはどこなんだ・・・?」

アカレッド「詳しいことは私にもわからない。だが君に一つ忠告をしに来た」

マーベラス「・・・忠告・・・」

アカレッド「そうだ。君はこれから、君が今まで見たくなかったもの。見ようとしてこなかったものを見なければならない」

マーベラス「・・・見たくなかったものだと・・・?」

アカレッド「ああ。辛い想いをすることになるかもしれない。だが、決して目を背けてはならない。難しいことかもしれないが、それが君のためだから」

マーベラス「・・・アカレッド・・・俺は・・・」

アカレッド「どうやらもう時間のようだ。君達の健闘を祈っているよ」

マーベラス「・・・待ってくれ・・・アカレッド・・・俺は・・・」

マーベラス「アカレッド!」

マーベラス「・・・・・・・・・夢か?つーか、何だここ。どこだ?」

深夜
:::【ゴーカイガレオン】:::

ルカ「あれー?ねえ、誰かマーベラス知らない?」

アイム「夕食の後、すぐに仮眠を取られていたようですが」

ルカ「それがいないのよ。もうすぐ零時だったのに」

ハカセ「そういえば、さっきから見ないね」

ジョー「全く・・・何かあったんじゃないのか?ナビィ、地球にザンギャックが来たりしてはいないか?」

ナビィ「別に来てないよ?」

ガイ「ちょっとモバイレーツかけてみますね」

ピピピ

ガイ「・・・・・・通じませんね」

ジョー「・・・妙だな」

ルカ「あ、零時になるよ」



:::【マヨナカテレビ】:::

マーベラス『やあ、テレビの前の皆!元気にしてるかい?』

マーベラス『僕はいつだって元気いっぱい!正義のために戦うぜ!』

マーベラス『今日の敵は海賊戦隊ゴーカイジャー!僕達赤きカ遺族団が、悪い海賊をやっつけてやる!』

マーベラス『そこそこ派手にいくぜ!見逃さないでくれよな!』

:::【ゴーカイガレオン】:::

ルカ「・・・はあ?」

アイム「・・・・・・えーっと・・・・・・」

ガイ「な・・・」

ジョー「なんだこれは・・・!」

ハカセ「敵は僕達で・・・マーベラスが、赤き海賊団で・・・って、ええええええ!?」

ナビィ「何々!?今の何!?今のマーベラスだよね!?」

ジョー「見た目は確かにマーベラスだったが、自分のことを僕とか呼んでいたぞ」

ルカ「なんかガイみたいに暑苦しいこと言ってたしね」

ガイ「あ、暑苦しい・・・?」

ハカセ「それより、僕達が敵ってどういうこと!?」

ジョー「昼間あいつらが言っていたのはこのことか?アイム!」

アイム「わかりませんが・・・電話番号を教えて頂いたので、連絡してみます」

ジョー「頼む」

:::【白鐘邸】:::

直斗「もしもし、白鐘です」

アイム『もしもし。このような深夜に申し訳ございません。ゴーカイジャーのアイムです。今お電話に少々お時間頂いてもよろしいでしょうか?』

直斗「はい。ご連絡ありがとうございます」

アイム「あの・・・実は私達、マヨナカテレビというものを見まして』

直斗「そういうことでしたか。マーベラスさんはご無事ですか?」

アイム『それが、先ほどから行方がわからないのです・・・』

直斗「なるほど・・・わかりました。おそらくマーベラスさんの失踪にはマヨナカテレビが関係しています。マヨナカテレビのことも含めて、ゴーカイジャーの皆さんに説明させて頂きますので、午前十時にジュネスのフードコートにお越し下さい。ただ、皆さん目立ちますので、何か変装してきて下さると助かります」

アイム『ジュネスの?少々お待ち下さい・・・ガイさん、ジュネスのフードコートってご存知ですか?』

ガイ『はい、大丈夫ですよ』

アイム『・・・わかりました。伺います』

直斗「お待ちしております」

ピッ

直斗「(さて、皆さんにも連絡だな。また忙しくなりそうだ)』

プルルルル

直斗「(ん?これは・・・巽君)」

ピッ

直斗「はい、僕です」

完二『おう、俺だ。マヨナカテレビは見たか?』

直斗「はい。マーベラスさんがうつりましたね」

完二『おう。お前に言われたとおり、一字一句逃さずにマヨナカテレビのマーベラスさんが言ってたことを書き留めておいてあるぜ』

直斗「助かります。実は僕、さきほどまでゴーカイジャーのアイムさんと連絡を取っていたのですが」

完二『お。連絡来たのか』

直斗「ええ。どうやら、ゴーカイジャーの方達もマヨナカテレビをご覧になったみたいです。ジュネスでテレビを買って行ったのはおそらく、マヨナカテレビを見るためだったのでしょう」

完二『マジかよ?どこでマヨナカテレビのこと知ったんだ?』

直斗「それは今のところわかりません。ただ、ゴーカイジャーの方達には十時にジュネスのフードコートに来て欲しいと伝えておきましたので、一度皆で集まって認識をあわせましょう」

完二『ぬかりねえな。お前は凄ぇや』

直斗「こ、これぐらいは当然です///」

完二『気張んなって。俺なんか、お前の言うとおりにするぐらいしか出来ることねぇからな』

直斗「そ、そんなことありません!巽君は・・・!」

完二『・・・?・・・ま、まあいいや。とにかく、特別捜査本部に集まるんだな?』

直斗「はい。なんだか懐かしいですね、その呼び方も」

完二『だな。あー・・・それと、直斗』

直斗「はい、何ですか?」

完二『全部丸くおさまったらよ、ガイさんにサインもらっとけや』

直斗「え、ええっ!?ぼ、僕は別に///」

完二『隠すなって。わかってんよ、好きなんだろ?スーパー戦隊』

直斗「う・・・は、はい///」

完二『なら貰っとけ。後悔しねえようにな。そんだけだ、じゃあまた明日な』

直斗「あっ!た、巽君!」

完二『・・・どうしたんだよ。んなでけぇ声出して』

直斗「す、すいません。その、おやすみなさい///」

完二『おう。おやすみ』

ピッ

直斗「今日は、良い夢見られそう///」

午前十時
:::【ジュネス・フードコート】:::

直斗「あの・・・確かに変装してきて欲しいとは言いましたが」

ガイ(ビッグワン)「はいぃ!やっぱり変装と言えば、ビッグワンの番場壮吉さんですよね!」

ハカセ(レッドワン)「僕達一度は止めたんだけど、最終的には地球人ってそういうものなのかなーって・・・」

ルカ(シンケンイエロー)「」

ジョー(シンケンブルー)「」

アイム(ニンジャレッド)「申し訳ありません・・・」

ガイ(ビッグワン)「華麗な変装を見せてくれたことのある方々の装いで来ました!どうでしょうか!?」

陽介「変装といえばって、もう趣旨変わってるしな・・・つーか目立ちすぎだろ!人目を忍ぶ気ないだろ!どうでしょうか!?じゃねーーよ!!」

ガイ(ビッグワン)「いやー、実は一度でいいからビッグワンに変身してみたかったんですよね」

陽介「知らねーよ!頼むからザンギャックの前でやってくれ・・・」

完二「先輩、場所変えましょうや。ちっと目立ちすぎてる」

番長「そうだな」

アイム(ニンジャレッド)「申し訳ありません・・・」

続きはよ、面白い。

:::【堂島家】:::

菜々子「ジーッ」キラキラ

ジョー「・・・・・・」

ガイ「ほらほらジョーさん!笑って笑って!」

ジョー「なんで俺がそんなこと」

ガイ「僕達だってスーパー戦隊なんですよ!子供達の、夢と憧れの存在・・・っ!」

ジョー「知らん」

ルカ「馬鹿やってないで、話聞くよ」

ジョー「わ、わかっている」

番長「・・・さすがにこの人数だと狭いな」

雪子「ごめんね。ウチの部屋が空いてたら良かったんだけど、やっぱり夏休み中だから」

番長「いや、仕方ないよ」

マリー「いきなりテレビの中ってわけにもいかないしね」

ハカセ「テレビの中・・・?」

直斗「僕のほうから説明しましょう。そのかわり、そちらからも状況を教えてもらいます」

>-お互いの状況を説明しあった。

ガイ「テ、テレビの中の世界でそんなことがあったなんて・・・人知れず世界を救った人たちがいたなんて・・・!」

りせ「お宝ナビゲートねぇ・・・ホントかなぁ?」

ガイ「感動しました!スーパー戦隊とは違うけど、そんなヒーロー達がいたなんて!!サイン下さい!」

バッ

番長「え、俺ですか?」

ガイ「はい!」

番長「はい」

カキカキ

陽介「って書くのかよ。まあいいけどよ」

ジョー「話を聞く限りでは、もうそのテレビの中での戦いとやらは終わったのだろう?」

千枝「そのはずだったんですけどね」

直斗「先ほどここに来るまでの道で全部目を通して、アイムさんにもお話を伺っていたのですが・・・」

完二「お」

直斗「ゴーカイジャーのアイムさんと僕達全員が、昨日のマヨナカテレビで見聞きした言葉を照らし合わせました」

直斗「以前の僕達が知っているマヨナカテレビには、"見る者が見たい物を見たいように見る"という特性が少なからず有り、そのマヨナカテレビの具体内容にはわずかずつながらも見る者によって差異が見られていました」

直斗「しかし、今回マヨナカテレビにうつっていたマーベラスさんの言動を、見た全員が同じように聞き取っています」

直斗「全員がマーベラスさんに対して抱いている印象が全く同じ?いえ、今回調査に協力いただいた方の中に、マーベラスさんと同じくゴーカイジャーであるアイムさんがいたり、皆さんのゴーカイジャーに対する興味関心の度合いが異なっていたりする以上、それはありえないでしょう」

直斗「つまり、以前のマヨナカテレビとは明らかに特色が異なるんです。人々の抽象的な願望やイメージによってのみ構築されているものではないように思えます」

番長「それは、何者かの具体的な意図が介入しているかもしれないということか?」

直斗「あくまで現段階での個人的な推測を言わせて貰えば、そうなります」

直斗「ゴーカイジャーの皆さんにわかるように説明させて頂きますが、以前のマヨナカテレビの特色はこうです」

1.多くの人々が強く興味関心を抱いた人物が映る
2.映る内容(映っている人物像)やその映像の線明度には、多くの人々がその人物に抱いている印象や興味の強さが影響する
3.マヨナカテレビに映った人物がテレビの中の世界に入ると、その人物のシャドウがテレビ番組を見せる
4.シャドウが見せる番組の内容も、特徴2に該当する

ジョー「なるほど。であれば、少なくともアイムとお前達が全く同じものを見ている時点で、その"以前のマヨナカテレビ"とやらとは違う物だな」

番長「・・・だが、最初にうつったマーベラスさんの影の鮮明さは、見た人によって違ったんじゃないか?

千枝「あ、それ私も思った。私や完二君はぱっと見で気付いてたけど、花村とかは微妙な感じだったよね」

陽介「確かにな。あん時はいつものことかと思って流したけど、はっきり見えてた奴等とそうでもない奴等にわかれてた」

ハカセ「そういえば、僕達の中でもジョーははっきり気付いたけど、他の皆はジョーに言われてから気付いたね」

ルカ「確かに。言われたらはっきり見えてきたけど、それまではぼんやりしてた」

直斗「・・・全くの別物というわけでもなさそうですね。いや、途中から何者かの意図が介入したのか・・・?」

番長「何にせよ、これ以上の推測は出来ない。マリー」

マリー「うん。さっきテレビの中を見てきたら、確かにいるね。マーベラス」

ジョー「何!?」

クマ「確かに感じたクマよ。クマにはもうはっきりとはわからんかったクマが、マリちゃんとりせちゃんには場所までわかったみたいクマ」

番長「場所もわかるのか?」

りせ「うん。けど、ものすごく遠いところに感じるだけ。いろんなテレビから入ってみたけど全然駄目だったし、あれじゃ遠すぎて行けないよ」

ルカ「・・・つまり、マーベラスが誘拐されてテレビの中に放り込まれたってこと?」

アイム「私達の目を掻い潜って・・・ですか?一体誰がそのようなことを・・・」

ハカセ「テレビなら、ガレオンにもあるけどね」

全員「!」

完二「おいりせ!マーベラスさんが放り込まれちまったのと同じテレビから入れば」

りせ「うん!マーベラスさんがいるのと近いところに出られるかもしれない!」

マリー「・・・もしまたあの頃と同じように変な空間が出来てたら危険かもしれないけど、まあ今は私の力もあるし・・・」

直斗「どうやら、行ってみる価値はありそうですね。先輩」

番長「ああ」

雪子「マーベラスさんを助けなきゃ」

千枝「肉好き仲間の危機を、見過ごすわけにはいかないね」

陽介「うっし、決まりだな」

クマ「クマ!」

ジョー「・・・来てくれるのか?」

番長「はい。行きましょう」

菜々子「・・・お兄ちゃん、行っちゃうの?」

番長「うん。ゴーカイレッドを助けに行ってくる」

菜々子「・・・ゴーカイレッドを助けに」

番長「うん。でも、危ないから菜々子は一緒に連れて行けない」

菜々子「・・・うん。菜々子、お留守番・・・出来るよ」

番長「お兄ちゃんは、絶対菜々子のところに帰ってくるから、大丈夫だよ。それと、このことはお父さんにも内緒だ」

菜々子「・・・うん。わかった。絶対、絶対帰ってきてね」

クマ「大丈夫クマ。クマが一緒だから、ナナちゃんは心配しないで待ってるクマ!」

マリー「何があってもふっ飛ばしてくるから。余裕だよ」

りせ「すぐ帰ってくるから、ちょっとだけ待っててね」

ルカ「・・・妹・・・か。ねえ、菜々子ちゃん!」

菜々子「な、なあに?」

ルカ「少しだけお兄ちゃん達借りてくよ。帰ってきたらアタシとも遊んでね!」

菜々子「う、うん!頑張って!」

アイム「あ、ずるいですルカさん!菜々子さん、私とも遊んで下さいね」

ガイ(ゴーカイシルバー)「もちろん俺も!」

菜々子「うん!うん!」

ジョー「いつ変身したんだか・・・フ。行くぞ」

ハカセ「あ、あのー・・・じゃあ僕も」

ガシ

ルカ「ハカセは別にいらないでしょ」

ハカセ「あっ、ちょっとルカー!そりゃないよ!」

:::【ゴーカイガレオン】:::

千枝「これがガレオンの中かー」

直斗「おお・・・」

完二「どうした直斗?やけにキョロキョロしてんな」

直斗「何でもありません!///」

完二「そ、そうか?」

ジョー「これが例のテレビだ」

番長「マーベラスさんは、ここから?」

ジョー「お前達の話を信じるなら、状況的にはこのテレビに入れるしかなかっただろう。マーベラスはあの時、この船長用の椅子に座って寝ていたし、ガレオン内の俺達全員の目につかずにマーベラスを外に運び出すのは困難だ。誰もこの部屋にいない時を見計らってこのテレビに入れたという説が濃厚だろうな」

番長「なるほど・・・マリー、りせ、クマ、このテレビから何か感じないか?」

マリー「わからない。入ってみないことには」

りせ「同じく」

クマ「クマ」

番長「・・・とりあえず入ってみよう」

マリー「何が起きるかわからないから、私がフォローしきれるように全員で行ったほうが良いかも」

陽介「全員でって、いくらなんでも狭いだろ」

番長「なせばなる。行こう」

陽介「ちょ、おま、マジか!?」

ギュウウウウウ

:::【テレビの中】:::

スタッ

ドテッ

ドカン!

うまく着地組
番長、千枝、完二、直斗、マリー
ジョー、ルカ、ガイ

微妙に着地失敗組
雪子、りせ
アイム

顔面から着地組
陽介、クマ
ハカセ


ルカ「・・・何やってんのよハカセ」

ハカセ「だ、だって~!」

千枝「・・・花村」

陽介「ひ、久々すぎてしくじったぜ・・・!」

クマ「クマ」

ゴー!ゴー!
スゴー!

ジョー「ゴーミン!?スゴーミンもか」

ハカセ「え!?でもなんか黒くない!?」

ガイ「どちらにせよ、やるしかないでしょう!特捜隊の皆さん、下がって!」

番長「いえ、あれはシャドウです。俺達も戦いますよ」

ガイ「シャドウ・・・あれが?」

ジョー「とにかくやるぞ・・・マーベラスがいないと、どうも締まらんがな」

番長「里中、完二、陽介は俺と一緒に前衛だ。マリーと天城と直斗には後衛を頼む。りせとクマは各自サポートについてくれ」

ゴーカイジャー「ゴーカイチェンジ!」

ゴーーーーカイジャー!(Voice.関智一

特捜隊「ペルソナ!」

カッ

ガイ(ゴーカイシルバー)「あ、あれがペルソナ・・・!」

ガキン!

ジョー(ゴーカイブルー)「な、なんだこのゴーミンは・・・!」

ハカセ(ゴーカイグリーン)「い、異常に強いよ!なんなのこのゴーミン!」

ルカ(ゴーカイイエロー)「でもマーベラスはいないし、アタシ達がやるしかないでしょ!ゴーカイチェンジ!」

アイム(ゴーカイピンク)「はい!ゴーカイチェンジ!」

カーーーレンジャー!(Voice.関智一

アイム(ピンクレーサー)「ピンク爆弾パンチ!」

ルカ(イエローレーサー)「バイブレード!ハッ!」

カッ

番長「行くぞヨシツネ!八艘飛び!」

千枝「ゴッドハンド!」

完二「イノセントタック!」

陽介「ブレイブザッパー!」

雪子「マハラギオン!」

直斗「メギドラオン!」

マリー「コンセントレイト・・・」

クマ「マハタルカジャー!」

りせ「マリーちゃん!あっちにお願い!」

マリー「うん。ネブラオクルス・・・!」


ドゴゴゴゴゴゴゴ

シューーーーー・・・・・


陽介「つ、つえーなマリーちゃん」

千枝「ホント。けど、どしたの?なんか顔色悪いよ?」

マリー「・・・ちょっと、調子悪いかも」

番長「無理はするな。俺達もいる」

マリー「・・・うん」

アイム(ピンクレーサー)「皆さん、とてもお強いのですね」

ルカ(イエローレーサー)「うん。まさかそこまでとはね」

ジョー(ゴーカイブルー)「・・・ここはとにかく視界が悪い。なんだこの霧は?これでは俺達はまともに戦えないぞ」

ガイ(ゴーカイシルバー)「そうですね・・・」

クマ「フッフッフー。そんなこともあろうかとー!」

ハカセ(ゴーカイグリーン)「?」

クマ「ジャーン!ゴーカイジャーの皆用に、コンタクトレンズを持ってきたクマ!」

陽介「お前いつのまにそんなもん作ってたんだよ。つーか何でコンタクト?」

クマ「眼鏡つけたままじゃ変身出来ないでしょー!」

陽介「なるほど。お前にしちゃ珍しく、気を利かせたわけね」

クマ「珍しくとは失礼クマね。前々から眼鏡つけたくない人用にいっぱい作ってたんだクマ」

陽介「そういうことか。とっといて良かったなそれ」

雪子「コンタクトじゃ、恒例のヤツ出来ないね・・・」

陽介「どんだけがっくりきてんだよ・・・」

ジョー「こんなものを付けるのは初めてだ・・・お、本当に霧が晴れたぞ」

ハカセ「うわっホントだ!凄い!」

ルカ「あ、見える見える」

アイム「・・・あれは!」

ガイ「ゴーカイガレオン!?」

ジョー「いや、確かに見た目はガレオンだが、いくなんでもあれじゃ大きすぎる」

雪子「あそこにマーベラスさんが?」

りせ「・・・間違いないと思う。マーベラスさんの気配があるよ。でも、それと一緒に凄く強い力を感じる・・・何これ・・・!」

マリー「・・・う・・・ん・・・」

りせ「この力・・・この気配は・・・マリーちゃんの・・・!?」

完二「お、おいマリー!」

直斗「マリーさん!」

マリー「う・・・ああああああああ!」

番長「マリー!」

りせ「マリーちゃん!?」

シュンッ

番長「なっ・・・!」

完二「消え・・・やがった・・・!」

千枝「な、何で!?何が起きてるの!?」

雪子「マリーちゃん・・・!」

陽介「い、一体どういうことなんだよ!?完全に晴れたはずの霧がまた出ちまってるし、マリーちゃんは消えちまうし!」

ハカセ「何々!?何が起きてるの!?」

>-仲間達が慌てている。ゴーカイジャーも状況理解がおいつかないようだ。

番長「皆、落ち着くんだ!」

一同「!」

番長「りせ、マーベラスさんと一緒に感じた強い力とは何だ?」

りせ「・・・うん。なんか、クスミノオオカミの力・・・っぽい」

番長「っぽい?」

りせ「はっきりしないんだけど、あの時戦ったクスミノオオカミとは少し何かが違うの」

クマ「クマにもちょっとわかるよ。匂いはクスミノオオカミと同じ、けどあの時戦ったのよりずっとずっと強そうクマ」

番長「そうか」

番長「この霧を生み出していたアメノサギリ。この霧を消すために存在していたクスミノオオカミ、それらを作り出したイザナミ。全てがマリーに還った今、また再び霧が出たことについてマリーが関係しているはずだ」

陽介「・・・おう」

番長「霧は巨大ゴーカイガレオンからきている。りせとクマが探知しているクスミノオオカミのような気配が、マリーが消えたことや霧が出たことに関係しているだろう」

りせ「私もそう思う。最初はクスミノオオカミかと思ったけど、今はむしろマリーちゃんの気配に近いよ・・・!」

クマ「クマも同意見クマ」

番長「マーベラスさんの失踪、マリーが消えたこと。霧がまた再び出たこと。そして、おそらくマーベラスさんの心理を反映したであろうこの世界、きっと全てはつながっている。だから今はとにかくマーベラスさんの元へ急ごう!」

完二「・・・へっ、わかりやすくていいや」

直斗「ですね」

陽介「内心お前が一番動揺してんだろうに、よくやるぜ」

番長「俺のかわりに皆が慌ててくれたからな」

陽介「あっ、言ったなお前!」

ジョー「・・・フ。まとまったようだな」

番長「俺達はもう大丈夫です。行きましょう」

ジョー「やはりお前のようなやつがいるとまとまりが良い。今だけ俺も、お前のことをリーダーと呼ぶとしよう」

番長「え?」

ルカ「あ、いーねそれ。アンタここでのリーダーだったんでyそ?」

アイム「良いですね。よろしくお願いします。リーダーさん」

ガイ「かつて世界を救った人と一緒に戦えるなんて、光栄です!よろしくお願いしますリーダー!」

ハカセ「リーダー!」

番長「何か変なことに・・・」

陽介「いんじゃねーの?特捜隊、再結成ってわけだ!」

番長「・・・まあいいか。よし、行くぞ!」

番長「(すぐ行くぞ・・・マリー!)」

:::【巨大ゴーカイガレオン・一階】:::

陽介「広すぎるから手分けして探索することになった。まあそれはいいけどよ」

千枝「うん」

ルカチーム
ルカ、ハカセ、
陽介、千枝、クマ

陽介「シャドウ多すぎんだろ!」

ゴーミン(シャドウ)「ゴー!」

スゴーミン(シャドウ)「スゴ!」

クマ「ヨ、ヨースケはすぐ弱音クマね」

陽介「お前が一番ボロボロだろが。つーかシャドウ達がザンギャックみたいな見た目なのも謎だしな」

ハカセ(マジグリーン)「ジー・ジジル!とりゃ!」

ルカ(マジイエロー)「ジー・ジジル!マジスティックボーガン!

ドン!ドン!

ハカセ(マジグリーン)「多いけど、やるっきゃないよ!」

ルカ(マジイエロー)「そうそう、お互い数の不利は慣れっこでしょ?クマ、他のチームの様子はどう?」

クマ「センセイ達チームがこっちに向かってきてくれてるクマ!あと、ナオちゃん達チームが階段を見つけたっぽいクマよ!」

陽介「よっしゃ、あともうちょい踏ん張って、他と合流だ!」

:::【巨大ゴーカイガレオン・二階】:::

直斗チーム
直斗、完二、雪子
ガイ

ガイ(ボウケンシルバー)「サガスナイパー!サガスモード!」

ウィーン---

サガスナイパー[Hit!!]

ガイ(ボウケンシルバー)「あっちのほうに宝箱がありそうです」

完二「便利すぎんだろ」

直斗「一階では結局階段も見つけてしまいましたしね」

雪子「いいなー変身」

:::【巨大ゴーカイガレオン・三階】:::

番長チーム
番長、りせ
ジョー、アイム

りせ「この先に、強いシャドウの気配があるよ!」

番長「行こう」

ガチャ

ジェラシット(シャドウ)「ジェラシットオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!」

番長「!?」

ジョー(ゴーカイブルー)「ジェラシット!?

アイム(ゴーカイピンク)「ジェラシットさん?どうしてここに?」

番長「あれはシャドウです!」

りせ「間近に来るとわかるけど、凄く強いシャドウ・・・先輩、皆と合流したほうが」

番長「そうしたいが、あっちはそうさせてくれないつもりらしい」

ジェラシット(シャドウ)「ジェラシットオオオオオオオオオ!!!!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴ

番長「トランペッター!ランダマイザ!」

カッ

ジョー(ゴーカイブルー)&アイム(ゴーカイピンク)「ゴーカイチェンジ!」

ギーンガマン!タイームレンジャー!(Voice.関智一

ジョー(ギンガブルー)「流水の鼓動!」

シュバッ

アイム(タイムピンク)「ベクターエンド!ビート6!」

ジャキン!ジャキン!!

ジェラシット(シャドウ)「利かないなあ!」

ジョー(ギンガブルー)「何!?」

番長「りせ!弱点は!?」

りせ「分析結果が出た・・・けど、弱点がないっ!」

番長「なんだと!?」

ジェラシット(シャドウ)「炎のジェラシーパワー!!!!」

ゴオオオオ

ジョー(ギンガブルー)「ぐっ!」

アイム(タイムピンク)「キャッ!」

ジェラシット(シャドウ)「妬ましい・・・地球人が妬ましい・・・!」

番長「・・・?」

ジェラシット(シャドウ)「宇宙人だからって影で蔑みやがって・・・俺だって精一杯働いてるんだ!」

番長「なんの話だ・・・?」

りせ「さあ・・・?」

ジェラシット(シャドウ)「俺には力がある!お前達地球人なんかにはない力が!なんだって出来るんだ!お前達を[ピーーー]のだって簡単なんだぞ!」

ドンッ!ドンッ!ドンッ!

ジェラシット(シャドウ)「ぐあぁ!」

直斗「大丈夫ですか皆さん!」

りせ「直斗!」

ガイ(ゴーカイシルバー)「えっ!?ジェラシット!?」

ジェラシット(シャドウ)「うるさいうるさい!皆燃やしてやる!俺の嫉妬の炎で全部燃やしてやるううううう!!!」

雪子「来るよ!」

番長「やるしかないか・・・火に耐性のあるペルソナを使う!同じく火に耐性がある天城も前に出てくれ!他の皆はバックアップを頼む!」

特捜隊「了解!」

ガイ(ゴーカイシルバー)「火に耐性・・・となるとこれしかないでしょ!」

ジョー(ギンガブルー)「ああ、行くぞ!」

アイム(タイムピンク)「はい!」

ゴーカイジャー「ゴーカイチェンジ!」

ゴーゴーファアイブ!(Voice.関智一

ガイ(ゴーレッド)「マーベラスさん不在だから、俺がレッドです!ファイブレイザー!ガンモード!」

アイム(ゴーピンク)「ファイブレイザー!ガンモード!」

チュドンチュドン!

ジョー(ゴーブルー)「ビルドディスチャージャーで火を押さえつける!お前達は隙を見て奴を叩け!」

番長「助かります!」

完二「一気に行くぜ!マハタルカジャ!」

カッ

りせ「火と風、光と闇は全く通用しないみたい!氷と電撃にも耐性あるし、物理でいくしかないよ!」

番長「わかった!完二!直斗!ジョーさんが火を押さえつけてくれている間に突っ込むぞ!」

完二「ウス!」

直斗「はい!」

番長「天城は出来るだけ近くで完二の回復を!」

雪子「わかった!ディアラハン!」

カッ

完二「アザス!行くぞオラアア!イノセントタック!」

カッ

直斗「はあっ!」ドンドンドンドン!

ジェラシット(シャドウ)「ぐふっ!」

番長「イノセントタック!」

ドガッ

番長「効いてる!とどめを頼むぞ!」

ガイ(ゴーカイシルバー)「よし!行きましょう!」

ジョー(ゴーカイブルー)「行けアイム!俺が合わせる!」

アイム(ゴーカイピンク)「はい!」

ファアアアアアアアイナルウェイイイイイイブ(Voice.関智一

アイム(ゴーカイピンク)「ゴーカイブラスト!」

ジョー(ゴーカイブルー)「ゴーカイスラッシュ!」

ガイ(ゴーカイシルバー)「ゴーーーーカイ!シュウウウウティングスターーーーーー!」

ドドドドドド

ジェラシット(シャドウ)「ジェッ・・・・ジェラシットオオオオオオオ!!!!」

ハカセ「皆!大丈夫!?」

千枝「ありゃ、もう終わっちゃってる?」

陽介「すまーん!クマの馬鹿の鼻が役に立たなくて合流が遅れた!」

クマ「そういう言い方はあんまりクマ。クマだってクマなりに頑張ってるクマよ」

ルカ「そうだよ陽介。クマがいなきゃ、皆がどっちにいるかもわかんないからね」

クマ「ルカちゃん・・・!・・・そんなにクマのことを・・・!」

ルカ「調子に乗らないの!」ゲシ

陽介「まあ確かにそうですけどねぇ、って、何?皆、相当待たせちゃった?」

りせ「今休憩中、まだまだ上の階には強い反応があるよ」

ジョー「・・・お前達はいつもこんなのを相手にしていたのか?」

番長「いえ、今回のシャドウは特別強いですね」

直斗「強いといえば、ゴーミンのような姿のシャドウがスゴーミンや行動隊長のそれより強いのも気になりますよね」

完二「今のジェラシットって奴は特別だったみてえだが、道中で出てくる行動隊長みてえなシャドウより強ぇもんな」

アイム「今まで倒してきた行動隊長達が出てきたのには驚きましたが・・・」

ジョー「どいつもこいつも、それぞれの特技をなくしていた。ジェラシットだけはまんま奴だったが」

ガイ「といっても、ジェラシットのシャドウも本物のあいつより随分強かったですね」

ルカ「何々?皆で煮詰まってんの?」

完二「考えてもしゃあねえんスけどね。何か喋ってねえと間がもたなくて」

ジョー「・・・特別元気な奴がいないからな」

ルカ「ったくアンタは・・・だから今からその特別元気な奴をむかえにいくんでしょ?」

ハカセ「ルカ・・・」

番長「よし、先に進もう」

:::【巨大ゴーカイガレオン・七階】:::

番長「この先か」

りせ「うん・・・間違いないよ、マーベラスさんがいる」

ジョー(ゴーカイブルー)「ようやくか」

アイム(ゴーカイピンク)「行きましょう」

ガチャ

ジョー(ゴーカイブルー)「マーベラス!」

マーベラス(シャドウ)「俺は・・・アカレッドみたいになりたい」

マーベラス「何いってやがるてめえ!」

ハカセ(ゴーカイグリーン)「マーベラスが二人!?」

クマ「あ、あれは片方がシャドウだクマ!」

ルカ(ゴーカイイエロー)「マーベラスのシャドウ!?」

マーベラス「お、お前等どうやってここに・・・!」

マーベラス(シャドウ)「俺はずっとアカレッドに憧れていた」

マーベラス「だ、黙れ!」

マーベラス(シャドウ)「俺のために命を賭けてくれたアカレッド。あれは凄かったな。格好良かった」

マーベラス「黙れって言ってんだ!」

マーベラス(シャドウ)「でも俺に全てを託して、アカレッドは死んじまった」

マーベラス「て、てめえ・・・いい加減に・・・!」

マーベラス(シャドウ)「勝手だよなあ。俺もアカレッドみたいに死にたいぜ」

マーベラス「なっ・・・!」

アイム(ゴーカイピンク)「そんな!?」

マーベラス(シャドウ)「それに・・・裏切られるのは怖いから、本当はもう仲間なんていらない」

マーベラス「・・・・・・!!」

マーベラス(シャドウ)「また信じて裏切られるぐらいなら、勝手に信じて裏切られる前に死んだほうがきっと楽だ」

マーベラス「お前・・・それ以上口を開くんじゃねえ!」

ジョー(ゴーカイブルー)「マーベラス・・・」

マーベラス(シャドウ)「海賊?ゴーカイジャー?仲間?下らねぇな。どうせまた裏切られるんだろ?」

マーベラス「お前は・・・何なんだよ!」

マーベラス(シャドウ)「俺はお前だ」

マーベラス「!?」

マーベラス(シャドウ)「お前の中にある、本当の気持ちだ」

マーベラス「俺は、俺はそんなこと考えてねえ!思ってねえ!」

マーベラス(シャドウ)「おいおい勘弁してくれ。自分を認めねぇつもりか?」

マーベラス「お前は・・・」

マーベラス(シャドウ)「全部本当のことだろう?アカレッドみたいになりたい、また裏切られるのは怖い」

マーベラス「お前なんか・・・!」

マーベラス(シャドウ)「だったら裏切られる前に裏切ろうぜ!アカレッドやバスコが俺達にやったみたい!」

番長「よせマーベラス!」

マーベラス「お前なんか俺じゃねえ!」

マーベラス(シャドウ)「ハハ・・・ハハハハハ!」

マーベラス「ぐっ・・・なんだこりゃ、力が抜ける・・・!」

マーベラス(シャドウ)「我は影・・・真なる我・・・裏切る方法は俺が死ぬ以外にもあるなあ!お前等ゴーカイジャーを殺せば良いんだ!」

マーベラス「ふざけんなやめろてめえ・・・ぐっ・・・!」

直斗「・・・なるほど、マヨナカテレビの"今日の敵は海賊戦隊ゴーカイジャー!僕達赤き海賊団が、"というのは、こういうことですか」

ハカセ(ゴーカイグリーン)「僕達は一体、どうすれば・・・」

ガイ(ゴーカイシルバー)「そんな・・・あれがマーベラスさんの、本当の気持ち・・・?」

マーベラス「ち・・・違う・・・!」

ジョー(ゴーカイブルー)「お前等!マーベラスは!

アイム(ゴーカイピンク)「み、皆さん惑わされないで下さい!マーベラスさんは・・・っ!」

スッ

番長「戦いましょう」

ジョー(ゴーカイブルー)「・・・リーダー!

アイム(ゴーカイピンク)「番長さん・・・」

番長「仲間のあなた達がマーベラスさんを信じなくてどうするんですか?シャドウを倒す、マーベラスさんを信じる。やることはたった二つ、簡単でしょう?」

ジョー(ゴーカイブルー)「・・・フ。簡単ときたか。人使いの荒いリーダー様だ。お前達もさぞ苦労してきたのだろうな。わかるぞ・・・俺達のキャプテンも、多少世話が焼けるからな!お前は座っていろマーベラス・・・すぐに終わらせる!」

ルカ(ゴーカイイエロー)「確かにアンタの言うとおりだね・・・アタシャ一体何を迷ってたんだか・・・マーベラス、ちょ~っとだけ待っててね!」

ハカセ(ゴーカイグリーン)「ぼ、僕は最初からマーベラスを信じてたけどね!」

アイム(ゴーカイピンク)「番長さん、ありがとうございます。マーベラスさん、あと少しの辛抱ですよ」

ガイ(ゴーカイシルバー)「かっ・・・感動で、涙が止まらない・・・俺は・・・俺はやりますよ!待ってて下さいマーベラスさん!」

マーベラス「・・・お前等・・・!」

番長「皆!ゴーカイジャーのサポートに回れ!」

特捜隊「了解!」

カッ

番長「トランペッター!ランダマイザ!」

クマ「マハラクカジャー!」

完二「マハタルカジャ!」

陽介「マハスクカジャ!」

ジョー(ゴーカイブルー)「力が沸いてくる・・・!」

りせ「・・・見えた!皆、弱点は火だよ!」

雪子「華焔!」

カッ

直斗「アギダイン!」

カッ

千枝「チャージ!」

カッ

ガイ(ゴーカイシルバー)「聞きましたか皆さん!?これっきゃないでしょう!」

ハカセ(ゴーカイグリーン)「あったりまえ!」

ゴーカイジャー「ゴーカイチェンジ!」

サーンバルカン!ダーイナマン!バーイオマン!チェーンジマン!ダーイレンジャー!(Voice.関智一

ガイ(バルイーグル)「バルイーグル!」

ジョー(ダイナレッド)「ダイナレッド!」

ルカ(レッドワン)「レッドワン!」

ハカセ(チェンジフェニックス)「チェンジフェニックス!」

アイム(リュウレンジャー)「リュウレンジャー!」

ガイ(バルイーグル)「オール炎の戦士です!」

雪子「全部・・・赤・・・!」キラキラ

マーベラス「・・・気が利くじゃねえか」

ガイ(バルイーグル)「イーグルファイヤー!」

ジョー(ダイナレッド)「レッドファイヤー!」

ルカ(レッドワン)「ファイヤーソード!!」

ハカセ(チェンジフェニックス)「フェニックスファイヤー!」

アイム(リュウレンジャー)「天火星!稲妻炎上波!」

千枝「準備おっけー。ゴッドハンド!」

ドゴーーーーーーーン・・・

ジョー(ダイナレッド)「やったか!?」

ザッ・・・

マーベラス(シャドウ)「・・・こんなものがゴッドハンドだと?本物のゴッドハンド、見せてやるよ」

千枝「何を!?」

マーベラス(シャドウ)「ゴーカイチェンジ!」

マースクマン!うふっ(Voice.完二のシャドウ

マーベラス(シャドウ・レッドマスク)「レッドマスク!」

ガイ(バルイーグル)「黒いレッドマスクだと!?」

クマ「もうレッドマスクでもなんでもないクマね」

完二「つーか今なんか嫌な声聞こえなかったか?」

ジョー(ダイナレッド)「奴もゴーカイチェンジ出来るというのか!?」

マーベラス(シャドウ・レッドマスク)「てめえらに出来ることが俺に出来ねーとでも思ったのか?ゴッドハンド!」

ズガンッ!

千枝「早っ・・・ぐふ・・・っ!」

陽介「里中ーッ!てめえよくも!」

シュッ

陽介「くっ・・・は、はええ・・・!・・・補助魔法全開だってのに、こりゃやべえな・・・!」

マーベラス(シャドウ・レッドマスク)「これが本物のゴッドハンドだ。覚えとけや」

ルカ(レッドワン)「アタシ達の攻撃が効いてないっての・・・?」

りせ「そ、そんなことはないはずなんだけど・・・」

マーベラス「その女の言うとおりだ・・・効いてる。そいつは強がってるだけだ」

アイム(リュウレンジャー)「マーベラスさん!立てるのですか?」

マーベラス「おう。手間かけさせたなお前等。俺もやるぜ」

番長「その必要は、なさそうですよ」

マーベラス「何・・・?」

直斗「今、仰いましたよね。"効いてる。そいつは強がってるだけだ"って」

マーベラス「・・・ああ」

完二「なんで、わかったんスか?」

マーベラス「へっ・・・わかるさ」

マーベラス(シャドウ)「・・・・・・」

マーベラス「急に大人しくなっちまったな・・・変身もといて・・・」

千枝「きっと、マーベラスさんが立ち上がったからだよ」

マーベラス「・・・そうか・・・そうだな」

マーベラス(シャドウ)「・・・・・・」

マーベラス「わかるさ。こいつは強がりで、臆病で、でも、それでもこいつらと一緒にいたい・・・ただの寂しがり」

マーベラス(シャドウ)「・・・・・・」

マーベラス「ただの"俺"だ。自分のことだからな、わかるさ」

マーベラス(シャドウ)「・・・・・・」

マーベラス「アカレッドに憧れる俺。バスコの裏切りに傷ついて、今でもトラウマ残してる弱ぇ弱ぇ俺。一人ぼっちは寂しいけど、また裏切られるのは怖いなんて、矛盾を抱え続けてた馬鹿みてえな俺。どれもこれも俺だ。お前は、俺だ」

マーベラス(シャドウ)「・・・・・・」コクン

マーベラス「だったらよ、お前だってもうわかってんだろ?こいつらはバスコとは違う。もう俺達が裏切られることなんてない。だから俺達だって、誰かを信じても良いんだってことぐらいよ」

マーベラス(シャドウ)「・・・・・・」コクン

キラキラキラキラ

パシッ

マーベラス「・・・これは?」

>-マーベラスは自分と向き合うことで、困難に立ち向かうための大いなる力、"アカレッドのレンジャーキー"を手に入れた!

マーベラス「アカレッドの、レンジャーキー!」

陽介「な、なんでレンジャーキー?」

クマ「マーベラスは宇宙人だから、出てきた力の形がヨースケ達とはちょっと違うみたいクマね」

陽介「なるほどね」

ジョー「マーベラス!」

ガイ「マーベラスさん!」

マーベラス「お前等には、面倒かけちまったな」

ルカ「べっつに?いつものことでしょ?ま、アンタは元気そうね。じゃあ今はそんなことより・・・」

マーベラス「ああ。おい!肉好き女!」

千枝「に、肉好き女はひどくない・・・?」

マーベラス「わ、わりぃ。大丈夫か?一発キツいの貰っちまっただろ」

千枝「まあ、鍛えてあるもんで。でも、あとちょっと座ってたいかも」

雪子「傷とダメージはすぐ治したけど、体力はもうちょっと座ってないと戻らないかも」

マーベラス「そうか。だが、無事なら何よりだ。つーか・・・ここはどこだ?俺はなんでここにいる?で、お前等一体何もんだ?」

直斗「休息が必要なメンバーもいることですし、ここで少し説明と認識あわせをしましょうか」

番長「そうだな」


十分後


マーベラス「なるほど。それでジョー達に手ぇ貸して俺を助けに来たってわけか」

番長「そうです。りせ、クマ、上の階には」

りせ「うん。二つの大きな力を感じる。ここまで近づいたからわかるけど、片方は間違いなくマリーちゃんだよ」

クマ「もう片方は凄く悪い奴クマ。こんなに嫌な匂いははじめてクマ」

マーベラス「そいつが俺をテレビに放り込んだ犯人ってわけか?」

クマ「それはわからないクマが、本当に嫌な感じクマ」

りせ「・・・生田目さんには迷いと正義感、足立さんには迷いと苦しみ、アメノサギリやイザナミには純粋な使命感があったけど・・・」

クマ「こいつはただただ悪い奴クマ。悪い気持ちの他には何にも感じないような・・・!」

マーベラス「・・・そいつの正体には、心当たりがある」

完二「マジスか?」

マーベラス「ああ。そいつはどうやら、俺が決着つけなきゃならねえ相手だ。捕まっちまったっつーお前等の仲間は必ず俺が助ける。だからお前等、もう帰れ。ジョー、お前達もな」

ジョー「何だと!?ふざけるな!」

完二「冗談じゃねっスよ!ここまできといて、んーなこと出来るわきゃねっしょ!」

マーベラス「お前等・・・・・・へっ、そうか。もう"俺"が決着つけなきゃならねえ相手じゃねえな」

>-一人一人と目を合わせながら、マーベラスは全員を見回した。そして最後に、俺と目を合わせた。

マーベラス「"俺達"が決着付けなきゃならねえ相手だな。行くか、リーダー!」

番長「はい、行きましょう。キャプテン」

:::【巨大ゴーカイガレオン・十一階】:::

マーベラス「ここだけ他の階と様子が違うな」

雪子「・・・空気が重い」

マリー「お・・・遅いよ君達・・・」

番長「マリー!」

バスコ「いやぁ、もっと遅いほうが助かったんだけどな」

マーベラス「バスコ!やっぱりてめえか」

バスコ「マリーちゃんの中にある大いなる力、強すぎてまだ全部盗みきれてないんだよね。ちょっと来るのが早いよマベちゃん」

マーベラス「ふざけんじゃねえ!そいつを返してもらうぜ!」

直斗「あなたがマヨナカテレビを復活させ、マーベラスさんをテレビの中に入れた犯人なのですね?」

マーベラス「他の部屋にいたジョー達はともかく、俺と同じ部屋で寝てたナビィを起こさずに事を起こせる奴、つまりナビィのことを良く知ってる奴なんてのは限られてるからな。宇宙がいくら広くたって・・・もう、こいつぐらいしかいねえよ」

ジョー「マーベラス・・・」

バスコ「あら、なんだバレちゃってたの?そう、俺だよ俺。イザナミノミコトの力がまだこの世界には残っていたからね。外の世界からテレビを通してその力の残骸を盗みとって、マヨナカテレビを再現してみたんだ。どう?楽しめた?」

直斗「一体何故そんなことを?」

バスコ「マベちゃんの醜い本性を知れば、他のゴーカイジャーの人達も呆れるかと思ってさ」

完二「面白くねえ冗談だ。そこになおりやがれ」

ルカ「お生憎様。こっちはアンタと違って、皆マーベラスのことが好きだからさ」

バスコ「チッ・・・」

直斗「それだけではないのではないですか?」

バスコ「へえ・・・ゴーカイジャーの人達と違って、特捜隊の人にはちょっとは頭の良いのがいるみたいじゃない?」

ハカセ「な、何だと!?」

バスコ「君達特捜隊、っていうかマリーちゃんに、この空間まで来て欲しかったんだ。マヨナカテレビを再現してみせれば、絶対君達は来ると思ってね」

直斗「目的は、マリーさんの力ということですか?」

バスコ「そ。マベちゃんの影響を受けて形は変わっちゃったけど、この空間は元々俺が俺のために作ったところなんだよね。外の世界とかでマリーちゃんの相手をするのは大変そうだけど、この空間でならイザナミの力の残骸しか使えない俺でも結構自由が利くから、楽に大いなる力を頂くには良い場所だったってわけ」

番長「力を全部抜き取ればマリーがどうなるか、わかっていてやったのか?」

バスコ「まあ、そりゃ死ぬでしょ。マリーちゃん自身が、君達の大いなる力そのものなんだからさ」

りせ「許せない・・・!」

マーベラス「バスコ。てめえはここでぶっ潰す!」

バスコ「醜い自分と向き合って元気一杯だねえマベちゃん?でもお生憎様、こっちもマリーちゃんの力の一部はもらったとこだし、マリーちゃんも君達特捜隊の一員、つまりは大いなる力に関わる、かつての戦士だからさ」

パ~ラ~パララララ~~

ギュイン

マリー「」

バスコ「こっち側の戦力なんだよね」

マーベラス「バスコてめえ・・・!」

陽介「マジで絵に描いたような悪役だなおい。アンタは笑えねえぞ、バスコさんよ!」

千枝「こりゃー、やっぱ事件が終わった後も体鍛えといて正解だわ。お陰でアンタをぶっとばせる!」

雪子「いつだって、何度だって、絶対に助けるよ。マリーちゃん!」

完二「シャレになんねえことした落とし前。キッチリつけさせて貰うぜ」

りせ「返して貰うよ!私達のマリーちゃんを!」

クマ「クマにだって、本気で怒ることくらいあるクマよ!もー許さんからね!」

直斗「アナタは宇宙人だから、アナタを地球の法で裁くことは出来ません。だから僕達が裁きます!」

ガイ「もちろん俺達も戦います!皆さんのために、マリーさんのために!」

アイム「ええ。行きましょう、絶対に負けません!」

ハカセ「えっと、ええ~っと・・・な、なんで皆そんなかっこいいこと言えるの?えっと・・・こ、こらぁ!許さないぞ!」

ルカ「こんな時ぐらいビシっとしてよねハカセ・・・さてバスコ、アンタがアンタのために作ったここ。ここがアンタの墓場だよ」

ジョー「生きてここを出られると思うなよ・・・!」

マーベラス「よし、やるぞ!」

ゴーカイジャー「ゴーカイチェンジ!」

ゴーーーーカイジャー!(Voice.関智一

マーベラス(ゴーカイレッド)「ゴーカイレッド!」

ジョー(ゴーカイブルー)「ゴーカイブルー」

ルカ(ゴーカイイエロー)「ゴーカイイエロー!」

ハカセ(ゴーカイグリーン)「ゴーカイグリーン!」

アイム(ゴーカイピンク)「ゴーカイピンク!」

ガイ(ゴーカイシルバー)「ゴーーーーーーーーーーーーーーカイイイイ、シルバー!」

マーベラス(ゴーカイレッド)「海賊戦隊!」

ゴーカイジャー「ゴーカイジャー!!」

番長「りせ!マリーがどんな状態なのか分析を頼む!出来るだけ急いでくれ!」

りせ「わかった!」

番長「マリーは俺が一人で止める!全員ゴーカイジャーに続いてバスコを討て!」

特捜隊「了解!」

マーベラス(ゴーカイレッド)「行くぞ肉好き女!」

千枝「だ、だからその呼び方はないっしょ!」

マーベラス(ゴーカイレッド)「何て呼びゃ良いんだ!?」

千枝「アタシは里中千枝!」

マーベラス(ゴーカイレッド)「わかった。じゃあ行くぞサトナカ!ゴーカイチェンジ!」

マースクマン!(Voice.関智一

カッ

マーベラス(レッドマスク)&千枝「ダブルゴッドハンド!」

ズガガガ

バスコ「ぐはっ・・・や、やるじゃない?こりゃ俺も本気でやらなきゃヤバイね」

シュン

バスコ(変身)「ハア"ッ!」

ブンッ

マーベラス(レッドマスク)「ぐあっ!」

千枝「うわ・・・っと」

ルカ(ゴーカイイエロー)「行くよ野郎共!」

ハカセ(ゴーカイグリーン)「うん」

完二「いつでもいっスよ!」

直斗「僕は野郎じゃないですけど」

ルカ(ゴーカイイエロー)&ハカセ(ゴーカイグリーン)「ゴーカイチェンジ!」

ハーリケンジャー!ジャーーッカ-!(Voice.関智一

ハカセ(クワガライジャー)「超忍法!牙稲妻!」

完二&直斗「ジオダイン!」

カッ

バリバリバリバリ

ルカ(ダイヤエース)「ダイヤソード!敢えて名付けるなら・・・ミナダイン斬りって感じ?」

完二「ルカの姐御、そのネーミングはちょっと危ねえっス」

ズギャーン

バスコ(変身)「うぐっ・・・!」

バリバリバリバリ

バスコ(変身)「はあ・・・鬱陶しいなあ」

ドカッ

ルカ(ダイヤエース)「うわっ!」

完二「危ねえ!」

ガシ

ルカ(ダイヤエース)「サンキュー完二!アンタ頼りになるじゃん!」

完二「ウス」

直斗「」カッ

クマ「なんかナオちゃんが怖いクマ・・・」

アイム(ゴーカイピンク)「行きますよクマさん!ゴーカイチェンジ!」

ゴーゴーファアイブ!(Voice.関智一

クマ「クマはいつでもオッケークマよ!」

アイム(ゴーグルピンク)「クマさん!これを!」

クマ「クマーーーッ!」

バシ

アイム(ゴーグルピンク)&クマ「ピンクダブルリボン!」

ババーン!

マーベラス(ゴーカイレッド)「手ぇ貸せ赤女!」

雪子「あっ、赤女!?」

マーベラス(ゴーカイレッド)「ゴーカイチェンジ!」

シーンケンジャー!(Voice.関智一

雪子「あっちょっと!もう!」

カッ

マーベラス(シンケンレッド)&雪子「華焔烈火大斬刀!」

ズガガガガガ

バスコ(変身)「ぐぐ・・・面倒な・・・!」

ジョー(ゴーカイブルー)「ハナムラ!」

陽介「わかってますって」

ジョー(ゴーカイブルー)「ゴーカイチェンジ!」

ハーリケンジャー!(Voice.関智一

陽介「マハスクカジャ!」

カッ

陽介「行くぜ!」

ジョー(ハリケンブルー)「超忍法!影の舞!」

カカンッ

ザシュ!ザシュ!

陽介「パワースラーッシュ!」

カッ

陽介「ブレイブザッパー!」

カッ

陽介「マハガルダイン!」

カッ

ザシュシュシュシュシュシュ!

カカンッ

バスコ(変身)「は、速いじゃないの・・・!」

ジョー(ハリケンジャー)「フ・・・良いぞハナムラ」

陽介「へへっ、ニンニンってね!」

完二「オラ、直斗!行って来いや!」

直斗「はい!」

ガイ(ゴーカイシルバー)「ギンッギンに!」

直斗「行きますよ!」

ガイ(ゴーカイシルバー)「ゴーカイチェンジ!チェンジチェンジチェンジ!

デーカレンジャー!ガーオレンジャー!ゴーオンジャー!メーガレンジャー!(Voice.関智一

直斗「アギダイン!ガルダイン!ブフダイン!ジオダイン!

カカカカッ

ガイ(デカマスター)「ベガスラッシュ!」

ガイ(ガオシルバー)「銀狼満月斬り!」

ガイ(ゴーオンウィングス)「ジェットダガー二刀流!」

ガイ(メガシルバー)「ブレイザアアアインパクト!」

ガガガガッ

ガイ(ゴーカイシルバー)「今だ!決めよう!」

直斗「はい!コンセントレイト!」

カッ

ガイ(ゴーカイシルバー)「ゴーカイチェンジ!」

ゴーカイシルバー!ゴールドモーーード!(Voice.関智一

ガイ(ゴーカイシルバー・Gモード)「ゴーーーーーカイィ、レジェンドリーーーーーム!」

マーベラス(ゴーカイレッド)「続けええええ!」

ゴーカイジャー&特捜隊「ファアアアアアアイナルウェイイイイイイブ!!!!!」

カッ

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴ--------・・・・・・・・・

マーベラス(ゴーカイレッド)「・・・はぁ・・・はぁ・・・いくらバスコの野郎でも、こんだけくらっちゃひとたまりもねえだろ」

バスコ(変身)「ま、本人だったら流石にそうかもね」

マーベラス(ゴーカイレッド)「何だと!?」

陽介「あんだけくらっといてまだ立ってんぞオイ」

クマ「はっ・・・こ、こいつは、シャドウだクマ!」

直斗「何だって!?」

ジョー(ゴーカイブルー)「ど、どういうことだ!」

番長「目を覚ませマリー!りせ!まだなのか!」

りせ「わかった・・・けど、こんなことって・・・!」

番長「どうしたんだ?」

りせ「あっちで戦ってるバスコは、生身じゃなくてシャドウだよ!それも、ほとんどマリーちゃんの力で動いてる・・・!」

番長「何だと!?

バスコ(シャドウ・変身)「さっすがはイザナミノミコトの大いなる力ってところかな?」

直斗「い、一体、アナタは何者なのですか・・・?」

バスコ(シャドウ・変身)「それはお仲間から聞けば?あっちはもう気付いたみたいだよ?」

ガイ(ゴーカイシルバー・Gモード)「何・・・!?」

ザッ・・・

番長「幾万の真言!」

カッ

バスコ(シャドウ・変身)「あちゃ~・・・やっぱそうなるよねぇ。じゃあね~マベちゃん。俺の本体によろしく」

シュウウウウ・・・

マーベラス(ゴーカイレッド)「一体・・・何が起こってやがる。おいリーダー」

番長「今のバスコはシャドウ。この空間も、ここにいたシャドウ達も・・・イザナミ、つまりマリーの力で作られたものだったんです」

マリー「・・・はぁ・・・はぁ・・・えと、ただいま」

りせ「マリーちゃん!」

ガバッ

マリー「わっ・・・大袈裟。ちょっと、消えかけただけ」

りせ「大袈裟じゃないじゃん!ばか!ばか!」
ポカポカ

マリー「・・・ごめん」
ナデナデ

ジョー(ゴーカイブルー)「疲れているところ悪いが、説明してもらえるか?」

マリー「・・・うん」

マリー「君達が来る前にバスコのシャドウが言っていた話だと・・・本物のバスコは、自力で本当の自分と向き合ったあとに、その力をシャドウのままイザナミの残骸から抜き出した力で造り上げたこの空間に残していったんだ」

陽介「シャドウのまま残す!?そんなことできるのかよ?」

マリー「シャドウに勝てる実力があるなら、可能であるとは思う」

マーベラス「じゃあ余裕だろうな。バスコは強ぇ」

マリー「・・・そして本物のバスコが外の世界でマーベラスをテレビに入れて、その行方をバスコのシャドウに託した」

ガイ「なるほど」

マリー「私がこの空間に来てしまったことで、その力を十分に奪うことが出来るようになったバスコのシャドウは、自分や、この世界にいたほかのシャドウ達を強くして君達の邪魔をした。私がここに来てからすぐ調子が悪くなったのは、そのせいだったみたい」

りせ「そっか・・・」

マリー「イザナミの力に通用するのは、伊邪那岐大神の幾万の真言だけ。バスコのシャドウを、君達全員が共闘したにも関わらず倒せなかったのは当然だよ。でも、今回は君達に加えてゴーカイジャーもいたから、もしかしたらあのまま頑張っていたら倒せたかもね。宇宙からきた力であるゴーカイジャーは、イザナミの理解の外だから」

直斗「・・・・・・この世界にいたシャドウ達は、元は何から生まれたのですか?」

マリー「多分・・・あれはザンギャックの奴等の思念が影響して生まれたシャドウ。ザンギャックはいわゆる"外の世界から来た数多くの意思"だから、その巨大な意思の集合の力が、イザナミの力の残骸を目覚めさせたのかも。マヨナカテレビにマーベラスがうつったのは、"ザンギャックの関心が今一番高い人物"がマーベラスだったから。変な性格だったのはよくわからないけど、多分あれがいわゆる"理想的なスーパー戦隊のレッド像"だったんじゃないかな」

直斗「そうか。ゴーミン達だって強くありたいってことですかね。彼等のシャドウが強かったのは、普段やられっぱなしであるコンプレックスの反動だったわけだ」

マリー「多分、地球にいる人達とザンギャックの関心が一番高い人物が重なってしまったのが、私でさえ既になくなったと思っていたイザナミの力の残骸が目覚めた理由だったんだと思う。バスコはそれを目敏く取り込んだ」

マーベラス「・・・昔から、あいつはお宝のことになると鼻が利く奴だったからな」

アイム「マーベラスさん・・・」

ハカセ「・・・でも、一つだけ謎じゃない?」

千枝「謎?」

ハカセ「何でわざわざバスコは全部シャドウにやらせて自分は外にいるんだろ?せっかく、こんなにすっごい大いなる力を手に入れるチャンスなのに・・・」

番長「・・・確かに」

>-状況を整理してみよう。俺達特捜隊、マーベラス達ゴーカイジャー。全員が今、テレビの中にいる。

>-俺達はともかく、ゴーカイジャーは今、ザンギャックから地球を守る要だ。

番長「・・・八十稲羽が危ない!」

眠い無理。
もうちょっとだけ続くんじゃよ。


ゴーカイジャー見たくなった

再開します

>>76 当時の歴代三十五戦隊の集大成といってもいい作品だから、興味があったら是非見たほうがいいです

:::【八十稲羽】:::

ワルズギル「フハハハハハハハハ!バスコとかいうやつの情報も馬鹿にしたものではないな!本当に海賊共がやってこないではないか!」

ダマラス「殿下、今のうちに全勢力をもって地球侵略を進めるべきかと進言します」

ワルズギル「やかましい!俺に意見するな!俺の目的は最早海賊共を叩きのめすことだ!地球侵略など、やつらがいなければいつでも出来る!」

ダマラス「しかし殿下!」

ワルズギル「ええいうるさい!バスコとやらは海賊共を痛めつけておくと言っていたのだろう?弱った奴等が来たところを完膚なきまでに叩きのめす!そのために大軍を奴等の船があると思われる都市に送り込んだのだ!とはいえ大軍を暇させるわけにもいかんから、破壊活動を進めさせてはいるがな。さて、そろそろ俺直々に地球に降りるとしよう!」



:::【ジュネス・駐車場】:::

堂島「菜々子!俺は警官隊に混じってザンギャックと戦う!お前は早く避難誘導にしたがって逃げろ!」

菜々子「お父さん危ないよ!駄目だよ!」

堂島「いいから行け!」

ゴーミン「ゴー!」

スゴーミン「スゴ!スゴー!」

堂島「なっ・・・!もうこんなところまで来てやがったか!」

\ キャーッ / \ ウワー /

堂島「人が多いここは格好の的ってわけか?お前等、八十稲羽で好き勝手暴れさせはせんぞ!」

ドカッ

ゴーミン「ゴー!」

バキッ

ゴーミン「ゴー・・・!」バタッ

スゴーミン「スゴ!」

バキッ

堂島「ぐあっ!」

菜々子「お父さん!」

堂島「菜々子、お前だけでも逃げろ!ここは俺が!」

菜々子「嫌だよ!お父さん!」

スゴーミン「スゴー!!」

菜々子「お父さんが、お父さんが・・・助けて、助けてお兄ちゃ~ん!助けてゴーカイジャー!」

ドカーン!ドカーン!ドカーン!

スゴーミン「ス、スゴー!」

堂島「・・・やっと来たか、海賊め」

>-ゴーカイガレオンから舞い降りた十五の影。

マーベラス(ゴーカイレッド)「ゴーカイレッド!」

ジョー(ゴーカイブルー)「ゴーカイブルー」

ルカ(ゴーカイイエロー)「ゴーカイイエロー!」

ハカセ(ゴーカイグリーン)「ゴーカイグリーン!」

アイム(ゴーカイピンク)「ゴーカイピンク!」

ガイ(ゴーカイシルバー)「ゴーーーーーーーーーーーーーーカイイイイ、シルバー!」

番長(ゴーカイブラザー?)「ゴーカイブラザー!」キラーン

堂島「?!?」

陽介(ゴーカイジュネス?)「ゴーカイジュネス!」

千枝(ゴーカイミート?)「ゴーカイミート!

雪子(ゴーカイレッド?)「ゴーカイレッド!」

マーベラス(ゴーカイレッド)「おい!レッドは俺だ!」

雪子(ゴーカイオカミ?)「あっ、そういえばそっか。えーっと、じゃあ、ゴーカイオカミ!」

完二(ゴーカイソメモノヤ?)「ゴーカイソメモノヤ!」

りせ(ゴーカイアイドル?)「ゴーカイアイドル!」

直斗(ゴーカイタンテイ?)「ゴーカイタンテイ!」

クマ(ゴーカイクマ?)「ゴーカイクマーーーーッ!!」

陽介(ゴーカイジュネス)「お前等まんまかよ!」

マリー(ゴーカイオオカミ?)「ゴーカイオオカミ!」

雪子(ゴーカイオカミ)「マリーちゃんそれ私と微妙にかぶる」

マリー(ゴーカイノミコト?)「あれ?じゃあ、うーん・・・ゴーカイノミコト!」

マーベラス(ゴーカイレッド)「海賊戦隊!」

ゴーカイジャー&特捜隊「ゴーカイジャー!」

菜々子「お兄ちゃんだー!」

堂島「あいつら・・・何やってんだ?

数分前
:::【ゴーカイガレオン】:::

マリー「私達も戦おう」

番長「うん」

陽介「マ、マジかよ。まあ、しゃあねーか」

マリー「イザナミの力の残骸を吸収出来たから、一時的にだけど君達のペルソナを外で使えるように出来るよ」

陽介「マジ!?なら全然いけるじゃん!あ、でも外の世界でペルソナなんか使って人に見られでもしたら・・・」

マリー「大丈夫。私が皆を変身させるよ」

千枝&雪子「変身!?」キラキラ

直斗「本当ですか!?やった!」

完二「な、直斗・・・落ち着け」

直斗「ご、ごほん・・・そ、それなら人前でペルソナを使っても大丈夫ですね///」

マーベラス「よし、わかった。じゃあお前等は、今日だけゴーカイジャーの助っ人だ!名前考えとけよ」

雪子「(まあレッドしかないかなあ・・・)」

千枝「ねーねー、ゴーカイカンフーとゴーカイミートどっちがいいかな?」

陽介「なんかどっちもアレじゃね?強いて言うならカンフーのほうがマシだけど、ミートのほうがお前っぽいかもな」

千枝「うーん・・・」


:::【ジュネス・駐車場】:::

陽介(ゴーカイジュネス)「つーかマリーちゃん!?じゃなかった、ゴーカイノミコト!このマスクほっとんど口元見えてるじゃねーか!ライダーマンのアレみたいになってるじゃねーか!」

マリー(ゴーカイノミコト)「ライダー・・・?いいじゃん。それっぽいスーツは着てるし、そのスーツ凄く頑丈にしてあるから、ちょっとやそっとじゃびくともしないよ」

陽介(ゴーカイジュネス)「よくねーっつの!まあ、ここまできたらやるしかないか・・・ハハ・・・もし後でなんか聞かれたら、ゴーカイジャーに特殊能力借りたとか言っとけばいいだろ・・・」

千枝(ゴーカイミート)「ねーねー、やっぱりゴーカイカンフーにしとけば良かったかなあ?」

陽介(ゴーカイジュネス)「お前はまだそれ言ってるのね」

マーベラス(ゴーカイレッド)「へっ。余裕そうじゃねーかお前等!よし!番長!」

番長(ゴーカイブラザー)「ああ!」

マーベラス(ゴーカイレッド)&番長(ゴーカイブラザー)「派手に行くぞ!」

番長(ゴーカイブラザー)「菜々子を泣かせたのはどいつだああああああああああっ!!!!!」

ダダダダダダダダダダダダ

陽介(ゴーカイジュネス)「変身した意味ねーーーー!?」

番長(ゴーカイブラザー)「アリス!」

カッ

アリス「死んでくれる?」

スゴーミン「ス・・・スゴ・・・」

ゴーミン「ゴー・・・」

バタバタバタバタ

マーベラス(ゴーカイレッド)「なんだありゃ?すげえな」

アイム(ゴーカイピンク)「みかけはともかく、強さは私達以上かもしれませんね」

スタッ

番長(ゴーカイブラザー)「ここは俺達ゴーカイジャーに任せて、早く避難してください!」

堂島「・・・いや、お前番長だろ。何してんだ?」

菜々子「お兄ちゃん!お兄ちゃんでしょ!?」キラキラ

番長(ゴーカイブラザー)「な、なんのことでしょうか?俺はゴーカイブラザーですよ」

堂島「他にも、巽に花村に里中に天城に久慈川に熊田に・・・っておいおい、白鐘まで。勢揃いじゃねえかお前等。一体何やってんだ?」

菜々子「お兄ちゃんゴーカイジャーになったの!?」キラキラ

番長(ゴーカイブラザー)「菜々子、俺はお兄ちゃんじゃなくてゴーカイブラザーなんだよ」

堂島「で、そのゴーカイブラザーはなんで菜々子の名前知ってんだ?」

菜々子「お兄ちゃん凄い!」キラキラ

番長(ゴーカイブラザー)「うっ・・・それは、と、とにかく急いで避難してください!」

堂島「・・・わかったよゴーカイブラザー。だが、お前も絶対無事に帰ってくるんだぞ」

>-堂島からの強い信頼を感じる。

菜々子「お兄ちゃん頑張ってね!」キラキラ

番長(ゴーカイブラザー)「任せろ菜々子!あっ、いや、お兄ちゃんじゃないけど頑張るぞ!」

マーベラス(ゴーカイレッド)「・・・何やってんだ、あいつ・・・?」

ハカセ(ゴーカイグリーン)「・・・さ、さあ・・・?」

やっぱどの世界でも番長は菜々コンだなぁ

ワルズギル「ハハハハハ!来たか海賊共!貴様等を始末するために一万の兵を連れてきた!んん?なんかお前達メンバー増えたか?まあいいか、どうせここで全員死ぬのだからな!」

シャッ

マリー(ゴーカイノミコト)「たかが一万で足りるとでも思ったの?」

ワルズギル「なっ、いつの間に目の前に!?」

ダマラス「させぬわっ!」

ガキン!

ダマラス「うぬっ・・・な、何者だお前・・・っ!?」

マリー(ゴーカイノミコト)「邪魔」

ドカンッ

ダマラス「ぐはあっ!」

ワルズギル「えっ!?ダマラス!?おいダマラス!」

ダマラス「」

ワルズギル「・・・えっ?」

ダマラス「」

ワルズギル「よ、よしっ!私は撤退する!ダマラスを連れ帰るため仕方なくな!あ、あとはお前達で海賊共をやってしまえ!いいな!?」

スゴーミン「ス、スゴ!???」

ゴーミン「ゴー!?!?!?!?」

ジョー(ゴーカイブルー)「宇宙最強の男を一撃で・・・?」

マーベラス(ゴーカイレッド)「へっ、あいつもやるじゃねえか。俺達もやるぞ!ゴーカイチェンジ!」

ゴーーーセイジャー!(Voice.関智一

りせ(ゴーカイアイドル)「よーし!いっけー皆!ぶっとばしちゃえー!」

カッ

キュイーン

>-全員の攻撃翌力・防御力・命中率・回避率があがった。

マーベラス(ゴセイレッド)「スカイックソードだ!おい番長!」

番長(ゴーカイブラザー)「ああ!来いヨシツネ!乗れマーベラス!」

カッ

マーベラス(ゴセイレッド)&番長(ゴーカイブラザー)「レッドブレイク八艘飛び!

シュババババババババ!
ザシュザシュザシュザシュザシュザシュザシュザシュ!

スゴーミン「ス、スゴー!」

ゴーミン「ゴー!」

ゴーカイジャー「ゴーカイチェンジ!」

ジェーットマン!オーーーレンジャー!バートルフィーバー!ターボレンジャー!フラーーッシュマン!ジューーウレンジャー!(Voice.関智一

ジョー(ブルースワロー)&陽介(ゴーカイジュネス)「ジュネス+スワロークロー!」

ガリガリガリガリ

ハカセ(オーグリーン)&千枝(ゴーカイミート)「ミート超力クラッシャー!!」

ドゴーーーーン!

マーベラス(バトルジャパン)&雪子(ゴーカイオカミ)「オカミバトルファイヤー!」

ゴオオオオオ!!

ルカ(ターボイエロー)&完二(ゴーカイソメモノヤ)「マハジオジャンピングボーガンダイン!」

バリバリバリバリドドドドドド!

アイム(ピンクフラッシュ)&クマ(ゴーカイクマ)「クマクマプリズムシューター!」
ガイ(ドラゴンレンジャー)&直斗(ゴーカイタンテイ)「レンジャースリンガー!ゴーカイショット!」

ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン

マリー(ゴーカイノミコト)「キリがない。私もやるよ」

ズズズズズ・・・・

マリー(ゴーカイノミコト)「・・・幾千の呪言!」

カッ

ブワアアアアアア

ルカ(ゴーカイイエロー)「げっ!ゴーミンが凄い勢いで消えてく!何アレ!?」

マーベラス(ゴーカイレッド)「まるで波だな。俺達海賊にゃぴったりじゃねーか!よし!一気に行くぞ!」

りせ(ゴーカイアイドル)「はい、照準よーし!」

ゴーカイジャー&特捜隊「ゴーカイガレオンバスター!」

マーベラス(ゴーカレッド)「セット!」

レッドチャージ!(Voice.関智一

完二(ゴーカイソメモノヤ)「ラアアアアアイジングストラアアアアアアアアアアアアイク!!!」

ドーーーーーン--------・・・・・・・・・・・・・・


:::【ザンギャック艦】:::

ワルズギル「おのれ!おのれおのれおのれ!宇宙海賊共め!一万の軍勢が!!」

インサーン「・・・まだ終わってはおりませんわ。送り込んだスゴーミンは百体。その分・・・!」

ビビビビビ

ゴゴゴゴゴゴゴ

番長(ゴーカイブラザー)「スゴーミンが巨大化したな。あれはさすがに、俺達の手に余るぞマーベラス」

マーベラス(ゴーカイレッド)「わかってる。ちょっくら行って来るぜ。だが、いつもより随分多いなあいつら」

アイム(ゴーカイピンク)「スゴーミンだけでも、百近いのではないでしょうか?」

マリー(ゴーカイノミコト)「・・・私の力も使って」

マーベラス(ゴーカイレッド)「・・・良いのか?」

マリー(ゴーカイノミコト)「私の存在そのものも私の力で成り立ってるから、今回限りだよ?」

マーベラス(ゴーカイレッド)「へっ。十分だぜ」

マリー(ゴーカイノミコト)「君が自分と向き合うことで出たレンジャーキーがあるはず。それを使って」

マーベラス(ゴーカイレッド)「わかった。よし、行くぞお前等!」

バッ

ガイ(ゴーカイシルバー)「来い、タイムレンジャーの大いなる力!豪獣レックス!」

ゴゴゴゴゴ

マーベラス(ゴーカイレッド)「行くぞ!海賊合体!」

ジャキーン

ゴーカイジャー「完成!ゴーカイオー!」

マーベラス(ゴーカイレッド)「来い!特捜隊の、ちょっと変わった大いなる力!」

ゴーカイジャー「レンジャーキー!セット!」

マーベラス(ゴーカイレッド)「(・・・頼むぜ、アカレッド)」

カッ

ゴーカイジャー「完成!ペルソナゴーカイオー!」

マーベラス(ゴーカイレッド)「よし、ガイ!お前もこっちに来い」

ガイ(ゴーカイシルバー)「はい!特捜隊の、大いなる絆の力!」

我は汝・・・・・・汝は我・・・・・・

カッ

ゴーカイジャー「完成!カンゼンペルソナゴーカイオー!」

カッ

ゴーカイジャー「ゴーカイ!カンゼンペルソナバースト!!」

ズドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!---------------・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あれ、なんでカンゼン?

:::【ザンギャック艦】:::

ワルズギル「・・・・・・あ、頭が痛い・・・俺はもう寝る・・・」

インサーン「殿下・・・」

バリゾーグ「ボス・・・」

ダマラス「」


:::【宇宙船ワイルドジョーカー】:::

バスコ「さっすが特捜隊ってところかな?マベちゃん達にはそこそこ強くなってもらわないと困るから、ああいう奴等がいてくれると助かるよ」

サリー「キキッ?」

バスコ「何でわざわざゴーカイジャーを強くするようなことをするのかって?そりゃあ、生きててもらわないと困るからだよ。そう、大いなる力を全て集めて、俺に横取りされるその時まではね」

:::【堂島家】:::

陽介「やっと終わったなー・・・」

りせ「疲れたー!」

マーベラス「お前等には、でけえ借り作っちまったな」

りせ「そんなの言いっこなしでしょ?マーベラス達だって、地球守ってくれてるじゃん」

マーベラス「別に、俺達はそんなんじゃねえ。気に食わねえザンギャックの連中ぶちのめしてたら、偶然地球守ってるように見えてるだけだ」

千枝「はいはいわかったわかった」

マーベラス「な、なんだサトナカてめえ!喧嘩売ってんのか!」

千枝「なんでそうなるのよ!」

陽介「まーまー二人とも落ち着いて、ほら、もう肉も焼けるからさ」

マーベラス&千枝「肉!」

アイム「では、クマさんはクマさんなのですか?」

クマ「そうクマ。クマはクマクマ」

ジョー「何を頭の悪い会話をしている・・・」

ルカ「コラ完二飲め!私の酒が飲めないというのか!?」

ガバッ

完二「も、もう酔ってんスか?いやあの、つか俺まだ未成年スから///」

ルカ「そんなものは知らん!おっさんみたいなツラしてからに!」

完二「ツラは関係ないっスよ姐御」

直斗「や、やめてくださいルカさん!巽君が困っているじゃないですか!」

ルカ「んー?なんだ直斗、お前でも良いんだぞ?ほら、こっちおいでよ可愛がったげるから」

グイッ

直斗「え、ええっ!?いやあの///」

ハカセ「ちょっとやめなよルカ!二人とも困ってるよ!」

ルカ「うるさーい、ハカセはいらなーい!」ヘラヘラ

ハカセ「ひ、ひどい!?」

ガイ「体は大丈夫なんですか?」

マリー「うん。余裕。つくりが違うから」

雪子「マリーちゃんの場合は本当につくりが違いそうだね」

りせ「本当に大丈夫なの?無理してない?」ジトーッ

マリー「・・・うん、大丈夫。心配してくれてありがと」

りせ「は!?べっ、別に心配とかはしてないし・・・!」

マリー「フフ」

番長「出来たぞー。誰か運ぶの手伝ってくれ」

マーベラス「うおー!よし行けハカセ!ガイ!」

ハカセ「ええっ?マーベラス達も手伝おうよ。ほら!」

マーベラス「あっ、てめ!ったく仕方ねえな!」

ハカセ「っていうか、ホントに僕達も料理手伝わなくて良かったの?何も一人で全部やらなくても」

ガイ「ですね。俺もドンさんも、料理は得意分野ですよ!」

マリー「そうだよ。私達も手伝うし、皆で作ればよかったじゃん」

りせ「そうですよー先輩」

>-身の危険を感じる。

番長「いや、今日はどうしても、一人で作りたかったんだ。ゴーカイジャーの手料理はまたの機会にお願いします」

ガララ

堂島「ただいまー、ってなんだこの靴の量は?いつにも増して凄いな」

菜々子「お兄ちゃんただいま!」

番長「おかえり。今日のお仕事は終わったんですか?」

堂島「おう。宇宙海賊とザンギャックが来てから、勤務が不定期になっていてな。今日は昨日からの夜勤で、昼で空けたからさっきは菜々子をジュネスに連れて行ってやってたんだ」

番長「・・・・・・あ、ジュネスに行ってたんですね?それは・・・えー、知らなかった」

堂島「あくまであれはゴーカイブラザーなんだな?」

番長「な、なんのことでしょうか?」

堂島「ったく。まあいい・・・って、おい、当事者達がいるじゃねーか」

マーベラス「おいおっさん!俺達とザンギャックを一括りにしてんじゃねえ!」

アイム「マーベラスさん。別に悪い意味で言われたわけではないのですから」

堂島「・・・調度良い。お前達には、面と向かって言いたいことがあったんだ」

マーベラス「何だと?上等じゃねえか、言ってみてくれや」

ハカセ「ちょっとちょっとマーベラス。なんで喧嘩腰なの?やめなよ」

堂島「ありがとう。お前達が助けてくれたおかげで、菜々子が生きている。本当に感謝している」

マーベラス「・・・あ?なんの話だ」

菜々子「この間ね、ゴーカイジャーに助けて貰ったんだ。今日も、助けて貰った!」

マーベラス「お前を・・・か?そういやお前の顔、前に見た覚えがあるな」

堂島「そういうことだ。お前達の意図がどうあれ、お前達が今まで助けて来た多くの人々は、お前達に感謝して生きている。それを伝えたかった。ほら菜々子、お礼を言いなさい」

菜々子「う、うん。お兄さん、ゴーカイレッドだよね?」

マーベラス「まあな。俺がゴーカイレッドだ!」

ジョー「ゴーカイブルーだ」

ルカ「ゴーカイイエロー!」

ハカセ「ゴーカイグリーンだよ」

アイム「菜々子さん。実は私、ゴーカイピンクなんです」

ガイ「ご存知、ゴーーーーカイシルバー!だよ」

菜々子「・・・ゴーカイジャー、ありがとう!」

マーベラス「俺達は別に、お前を助けようと思って助けたんじゃねえよ。大方、ザンギャックをぶちのめしたら、偶然そこにお前がいただけだろ。礼なんかいらねえぞ」

菜々子「そ、そう・・・なの?」ショボーン

ジョー「・・・!・・・お、おいマーベラス・・・っ!」

ガイ「マーベラスさん、ヤバイです・・・ゴーカイジャー史上最大の危機です・・・!」

マーベラス「あ?何が---」

番長「」カッ

マーベラス「ま、まあ、いつでも俺達が助けてやるから、安心してくれよな!」キラーン

菜々子「・・・ほんと?」

マーベラス「も、もちろんだぜ!(何で俺がこんなこと・・・!)」

ガイ「(マーベラスさん笑顔笑顔!)」

菜々子「・・・そっか、ありがとう!」

マーベラス「・・・おう。(ま、こういうのも悪かねえが、やっぱり海賊らしくはねえな)」

ジョー「・・・フ」

ガイ「・・・へへっ」

マーベラス「よーし!飯だ飯だ!めちゃくちゃうまそうじゃねえか!」

陽介「ま、番長は俺達の仲で唯一まともに料理出来るしな」

番長「直斗や完二だって普通に出来るだろう」

直斗「まあ、僕の場合はレシピを見ながらなら」

完二「先輩と違って、大したもんは作れないスよ」

マリー「ねえちょっと君、私は?」

りせ「せぇ~んぱい?」

雪子「それ、どういう意味?」

千枝「なーんか、聞き捨てならないセリフが聞こえたなあ?」

>-身の危険を感じる。

番長「とにかく、食べよう」

>-流すことにした。

ルカ「いただきまーす!」

アイム「いただきます」

>-まだ身の危険を感じるが、気にしないことにした。

堂島「ふぁ・・・俺ぁもう寝るわ。夜勤明けでもう限界だ。菜々子のこと、頼めるか?」

番長「もちろんです」

堂島「騒がしくしてても構わんが、出来れば近所から苦情が来ない程度にしてくれよ?」

番長「はい」

マーベラス「よし、勝負だサトナカ!」

千枝「受けて立~つ!」

陽介「おもむろに人んちで大食い勝負はじめんな!」

雪子「ジョーさんって、どうしてその髪型にしようと思ったんですか?」

ジョー「なっ・・・なんだお前いきなり!」

雪子「だ、だって・・・ぷっ、あははははは!変な髪形!」

ジョー「なっ、なんだと!?」

ルカ「完二ってさ、今付き合ってる子とかいるの?」

完二「それ聞いてどうしようっつんスか?つか、彼女とかいるようなツラに見えます?言ってて虚しいぜ・・・」

ルカ「え、マジ?じゃあさぁ」

クマ「クマは今絶賛募集中クマよ!ルカちゃん是非!」

ルカ「何が是非よ!アンタには聞いてないっての!」ガッ

りせ「ねーねー。アイムちゃんって絶対ジョーのこと好きでしょ?」

アイム「もちろんです。ゴーカイジャーの方達は皆好きですよ」

りせ「そうじゃなくっれぇ!男として!愛してるんでしょ?んふふ~」

アイム「そ、そのようなことはございません。ゴーカイジャーの仲間は皆等しく大切な方達です///」

りせ「またまたそんなこと言っちゃっれぇ。ほらぁ完二、お前もちょっろ言ってやれ。ヒック」

完二「おい誰だよこいつの飲ませたの!?」

直斗「あの、実は極秘のお願い事項がありまして・・・」

ガイ「はい?なんでしょう?」

直斗「サ、サインをですね・・・あ、はい、直人君に、でお願いします。はい」

マリー「・・・バカが六人も増えた」

ハカセ「ちょ、六人って、僕も入ってるの?」

マリー「当たり前じゃん」

ハカセ「ひ、ひどい」

マリー「フフ」


菜々子「お兄ちゃん、ゴーカイジャーって面白いね!」

番長「そうだね」

>-長い間、皆と楽しく過ごした。


おわり

>>32 申し訳ない、だしどころがなかったです。

>>46 筆が遅かったり誤字脱字があったりしたのはすいませんでした。書き溜めとかしてないから遅かったですね。

>>82 菜々子ちゃん可愛すぎるからしゃあないですね。

>>86 カンゼンじゃまずいですっけ?

>>92
バリゾーグとワルズが居るし、まだマッファルコンも仲間になってないみたいだからカンゼンゴーカイオーになれないじゃん
なのに普通にカンゼンって使ってるから、違和感があった

まぁそれだけ、映画の謎時空と考えればいいだけだし、違和感を覚えた程度で聞いといて
完結乙です

>>95 
なるほどですね。名前が紛らわしかったか。
SS内で言ってるカンゼンペルソナゴーカイオーは、あくまでペルソナゴーカイオーと豪獣レックスの合体形態(ゴーカイジャー同士のコミュMAXみたいなかんじかな)であって、本家カンゼンゴーカイオーとはつながりがありません。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom