一護「何者って、死神」ほむら「なん…だと…」(416)

SS初心者で、スレも初めてだけど、書いてもいいのかな…。

・ブリーチ×まどマギ
・改変あり
・チャドの霊圧は消えない(予定)
・時系列
ブリーチ→死神代行証消失編後辺り
まどマギ→シャルロッテ戦辺り

よろしくお願いします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1338228397(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)

一護「で、なんの用でこっちきたんだよ」

ルキア「貴様、見滝原という場所を知っておるか?」

一護「あぁ。隣街だろ?」

ルキア「その見滝原で、担当していた死神が消息を絶っている」

一護「へぇ。虚にやられたのか?」

ルキア「それが、その見滝原近辺、丁度空座町とは反対方面を担当していた死神も同じく消息を絶っている。確認しただけでも、4名の死神が行方不明だ」

ルキア「問題なのは、その近辺から虚の出現が極端に減ったのだ」

一護「それを、調査しろってか」

ルキア「……実は、先に調査団が組まれ、見滝沢近辺の調査が行われた。七番隊を中心として、射場副隊長、更に斑目三席も同行した」

一護「ちょっと待てよ!まさか2人とも!」

ルキア「案ずるな。二人とも無事だ」

ルキア「ただし、斑目三席は意識不明の重体。射場副隊長も重症。調査団も半数やらるた」

一護「あぁ、だからあんたたちもいたのか」


平子「事態を重くみた総隊長は、わいと雛森ちゃん、狛村隊長に日番谷隊長、そしてルキアちゃんの隊長格で調査隊を編成。再調査を命じたんや。ついでに、現世に詳しい死神代行にも協力を要請したっちゅうやけ」

一護「乱菊さんは?」

日番谷「……残務整理が山のように溜まっていてなぁ…」ピキッ
一護「あぁ、なるほどな。ん?ちょっとまて。狛村さん!?」

平子「自分の隊、しかも副隊長まで負傷されたんや。話だと、馬鹿でかい化け物にやられたのかゆうてたらしいで。今は屋根の上や、よんでこよか?」

一護「いらねぇよ。つうか入ってこれねぇだろ。それに、今から向かうんだろ?」

ルキア「あぁ、早速な」

日番谷「いいのか?」

一護「……別に構いやしねーよ」

平子「ほんなら、行くで」


~シャルロット戦~

マミ「ティロ・フィナーレ」

シャルロッテ「 」ズパーンッ

さやか「さっすがマミさん!」

まどか「やったぁ!」

シャルロッテ「 」ギュルルル

マミ「え?」

まどか「マミさんあぶない!」
シャルロッテ「 」クパァ


ドゴォォォォン!!


シャルロッテ「!?」

一護「いってぇ、平子!もっと周りみて戦いやがれ!あぶねぇじゃねぇか!」

平子「うっさいわ。ちゃんと防いだんやからええやろ。誰かさんが、わいのせっせ作ったお好み焼きを横取りした罰でも当たったんとちゃうか?」

一護「昼飯の時の怨みを今払うんじゃねぇ!」

雛森「隊長、それよりも、ここはどこでしょう?それに、さっきの虚は」

シャルロッテ「 」ガブガブ

一護「虚を、喰ってやがる」

さやか「マミさん!大丈夫ですか!」

マミ「………」ガタガタガタガタ

まどか「マミさん!」

一護「……だ、大丈夫なのか?」

平子「ちょっと見せてみ。………首は繋がってる、派手に見えるのは血のせいやろ。雛森ちゃん、この子の事、頼むわ」

さやか「マミさん大丈夫なんですか!」

雛森「今治すから、ちょっと離れてね」

まどか「今は、この人達に任せようよ。もしかしたら、マミさんやほむらちゃんと同じ魔法少女かもしれないし」

さやか「でも……転校生みたいなのだったら」

まどか「わたし達じゃあ、どうにもできないよ」

さやか「……うん。すいません、マミさんを、お願いします」
平子「さて、こっちはあの化け物退治といきますか」

一護「なんなんだアイツ?虚……にはみえねぇし」

平子「さぁ?とりあえず、退場してもらおか」





~シャルロッテ退場~


ルキア「一護!大丈夫か!」

一護「大丈夫だ。しかし、遅かったじゃねぇか?」

狛村「貴殿が飛ばされた後を追ったのだが、急に見失って近くを探していたのだ」

日番谷「おまけに、虚も出てきてな」

ルキア「ところで、その子らは?」

平子「詳しいことは後や。どこか安全な場所に移動したいんやが……」

さやか「……家は、親いるし」
まどか「……マミさんの部屋なら、どうかな」

さやか「……マミさんもこのままって訳にはいかないしね。この人達も悪い人じゃないみたいだし」

一護「平子、どうする?」

平子「しゃあない。まずは、この子の部屋に行って色々聞かんとな。その気絶してる子は狛村隊長、お願いや」

狛村「承知した」

さやか(わんこだ)

まどか(おっきいわんこだ)

一護「それじゃ、残りは平子と俺でおぶってくから、案内たのむな」

まどか「はい。よろしくお願いします、えっと……」

一護「黒崎一護、よろしくな」



~マミさんの部屋~


雛森「傷の方は心配ありません。傷跡も残らないでしょう」

さやか「よかったぁ。ありがとうございます、雛森さん。ところで、どうしてここに転校生もいるの?」

ほむら「……貴方には関係ないわ」

一護「来る途中でグルグル巻き状態で身動き取れなさそうだったから連れてきたんだ。知り合いじゃねぇのか?」

さやか「マミさんが戦ってる時に、何してんのさ」ギロッ

ほむら「巴マミ直々に縛られてたのよ」フサァ

まどか「さやかちゃん、落ち着いて。ほむらちゃんも」オロオロ

平子「口喧嘩の最中わるいけと、教えてくれへんかな?その、魔法少女について」

ほむら「……条件があるわ」

平子「わいらの正体、やろ。そっちが話したら教えたる。そこの嬢ちゃん助けたんや、こっちの質問が先でえぇやろ」

ほむら「……わかったわ。じゃあまず――」


~少女説明中~


日番谷「魔女と、魔法少女、ソウルジェムに、願い事……」

ルキア「願いをかなえる代わりに、魔女と戦え。おとぎ話のような話ですね」

一護「魔法少女なんてファンタジーなのが、存在してるなんてなぁ。にわかには信じられないぜ」

ルキア「しかし、先ほどの所謂『魔女』といい、信用に足りると思うぞ」

一護「ほむらと、そこのマミって子はその……魔法少女なんだろ?じゃあそこの二人は?」

さやか「私たちは、まだキュウべえと契約するか迷ってて、そこでマミさんの魔女退治に付いて行ってたんです」

日番谷「随分と危ないマネをするもんだな。一歩間違えば、命は無いぞ?」

雛森「白ちゃん口悪いよ。でも、本当に危ないことはわかってね」

まどか「は、はい……」

日番谷「……日番谷隊長だ…」ボソッ

一護「ん?じゃあこいつは?仲間じゃねぇのか?」

さやか「……そいつは、この前私たちの中学校に転校してきたマミさんとは別の魔法少女です」

まどか「さやかちゃん、ほむらちゃんはマミさんに縛られてたたから助けにこれなかったんだよ」

さやか「……でも、マミさんに縛られたって事は、それなりに理由があったんでしょ。仮に、縛られてなくったって、助けにきたかどうか」

まどか「さやかちゃん!」

一護「……仲、悪いんだな」

ほむら「…問題ないわ。それよりも、今度はあなた達が質問に答える番」

平子「ん?あぁせやな。ルキアちゃん、説明お願い」

一護「おいちょっとまて。まさか、またあの絵を使うんじゃ……」

ルキア「絵を使った方が解りやすいだろう。なぁ雛森さん」

雛森「え?ま、まぁ多少は」

ルキア「ほれみろ。では今から準備をするのでこのスケッチブックとペンを借りるぞ」

一護「だからやめろ!そうだ雛森さん!あんたなら説明上手そうだ!代わりにやって」

ルキア「よし出来た!」

一護「はや!」

平子(インキュベーター、確か………)



~ルキア説明中~



さやか「な、なるほど(絵がなかったらもっと解りやすいのに)」

ほむら「死神、ねぇ。私たち魔法少女がいるのだから、今更驚くことでも無いわね(でも、あの絵は何なのかしら)」

まどか「説明ありがとうございます。ルキアの絵のおかげでかなり解りやすかったです」

ほむさや一「「「なに!?」」」

ルキア「どうだ一護、お前より彼女の方がよっぽど美的センスがあるようだな」

一護「奇跡って、起こるもんだなあいた!」

さやか「転校生、あの絵」ヒソヒソ

ほむら「まどかのために、ここは合わせなさい」ヒソヒソ

まどか「どうしたの、二人共?」

さやか「な、何でもないよ!そうだ!もう1人の、その、おっきなわんこさんは、どこに?」
一護「そういや狛村さんどうしたんだ?」

日番谷「身体がデカくて入れないからな。義骸を取りに行ってる。そろそろ来るだろ?」

一護「確かに、狛村さんデカいからなぁ」

日番谷「どうして俺を見て言う」ピキッ

まどか「ぎがい?」

ルキア「簡単に言ってしまえば、仮の肉体だ。普段私達死神は義骸に入って現世に紛れ込むのだ」

ほむら「……仮の、肉体」

まどか「でも、あの、マミさんを運んできてくれた、ワンさんは、ちょっと入らないんじゃ……」


平子「大丈夫や。技術開発局特注やからな」


ピンポーン

平子「噂をすれば、や。すまんが、ちょっと場所借りるで」

さやか「マミさんの部屋なんだけどね」

まどか「まぁ、緊急事態って、事で」

さやか「うわ!なんですかそのそっくりなマネキン!」

ルキア「先ほど言っていた義骸だ。私達死神が、現世で調査する際に一般人に溶け込む時などにこの中にはいるのだ」

さやか「話には、聞いてたけど……何か気持ち悪いなぁ。ゾンビみたい」

コン「姐さんの義骸に向かって何言いやがるんだ!」

さやか「今度はぬいぐるみがしゃべった!」

ルキア「そいつはコン。義骸の説明をしたときに言っていたソウルキャンディだ。一護が死神になったとき、空になった生身にこいつを入れて、生身に被害が及ばぬようにするのだ」

さやか「へぇ、この変なぬいぐるみが、ねぇ」

コン「なんだと!この愛くるしいセクスィボディを変だと!どこをどう見りゃそうなるんだよ!」

さやか「どこがセクスィボディよ。ねぇまどか」

まどか「ふぇ!あ、えぇっと……」

平子「何騒いどんねん。寝てるのもおるんやで」

一護「おそかったじゃねぇか。ん、誰だそのガキ?」

平子「誰って、狛村隊長」

一護「狛村さんか。………ええ!」

狛村(義骸)「技術開発局に特注を依頼した際に、なんでも試したい技術があるので試験体になって欲しいと言われてな。私としても、流石にあの姿で現世は歩けぬので、了承したのだ」
一護「……相変わらず、すげぇなぁ技術開発局」

日番谷(……俺より、背が高い……)

まどか(おっきなワンさん、じゃないんだぁ)

平子「さて、それじゃあわいらは義骸に入って暫くは監視や。魔女の事も気になるが」

狛村(義骸)「すまぬが、そのインキュベーターとやらは今どこに?」

ほむら「さぁ?私がいるから逃げたんじゃない?もしくは、あなた達がいるからか」

平子「ま、えぇわ。雛森ちゃんはその子を。で、そこの2人はルキアちゃんと日番谷隊長。そっちの子は一護でたのむ」

さやか「え、監視って、わたしたちをですか?」

狛村(義骸)「この近辺で何かが起きているのは確かだ。万が一、主等に何か起こってしまっては大事に至る」

日番谷「こちらとしても貴重な情報源を減らしたくはない。魔法少女に関しては、俺達はまだよく解っていない」

まどか「つまり、私達を守ってくれる、SPみたいな感じのですか?」

一護「ちょっとまて。なんで俺まで参加してんだ!俺には学校あんだぞ!」

平子「気にするなって。あんまり長くなるなら交代してやるから」

一護「お前が担当しろよ!」

平子「わいと狛村隊長の二人は色々やることあんねん。念のために日番谷隊長まで付けたんや。それに手伝う言うたのはお前やろ。自分の言うたことには責任持ちや」

一護「わかったよ。あぁ、また指導室に呼ばれんなぁ」

ほむら「私に護衛なんて必要ないわ」

一護「だとよ」

平子「ダメや。取りあえず、今日のところは解散し。もう暗なるで」

ルキア「では、私は二人を送ってゆく。一護はそちらを頼む」

さやか「マミさん、本当に大丈夫ですか?」

雛森「私がちゃんと見てるから。起きたら説明もするし、心配いらないわ」

まどか「よろしくおねがいします」



一護「お前、あの二人と仲悪いのか?」

ほむら「美樹さやかが難癖付けて突っかかってくるだけよ」

一護「まぁ、おまえの態度も問題あんだろうけどな」

ほむら「問題ないわ。ところで、どこまでついてくる気?」

一護「家の近くまでだよ。時間も遅いし、頼まれたしな」

ほむら「なら、ここでいいわ。私はあなたに心配されるほど、弱くは無いつもりだし」

一護「魔法少女、だからか?」
ほむら「そうよ」

一護「そういや、あんたは魔法少女になる時、何を叶えてもらったんだ?」

ほむら「貴方には関係ないことよ」

一護「そういうなって。家にも丁度中学に上がったのが2人いんだよ」

ほむら「そう。なら、忠告してあげる。今とは違う自分になろうだなんて、絶対に思わないことね」

ほむら「さもなければ、全てを失うことになる」

一護「随分辛辣だな」

ほむら「事実よ。それと、このあたりでいいわ。自分のプライベートは、隠したいの」

一護「へいへい。じゃあ取りあえず、またな。気をつけろよ」
ほむら「……取りあえず、送ってくれて、ありがとう」

一護「そういうことは、俺よりもあの二人に言ってやれよ」

ほむら「善処するわ」






仁美「おはようございます。あら、そちらのお人形は?」

さやか「し、知り合いから預かってるんだ!へ、変かな?」

仁美「いいえ、ただ、すこし珍しかったもので」

さやか「それは私にはぬいぐるみは似合わないって言ってるのかぁ?」

仁美「早く行きませんと遅刻してしまいますわよ」

さやか「無視するな!」

まどか「まぁまぁ、さやかちゃん」

さやか「これ、やっぱり鞄に入れておこう」ヒソヒソ

まどか「そうだね。学校で見つかると大変だし。ごめんね、コンちゃん」ヒソヒソ



~数分前~



まどか「あ、ルキアさん」

ルキア「よかった。まだ学校に行ってないようで」

さやか「どうしたんですか?」
ルキア「こいつを渡しにきたのだ」

さやか「こいつって、昨日の変なぬいぐるみじゃないですか」

コン「コン様だ!名前くらい覚えろ男女!」

さやか「なんだと!」

まどか「落ち着いてさやかちゃん。ルキアさん、どうして、コンちゃんを?」

ルキア「私は学校の中までは行けぬからな。一応、対策はしてあるようなのだが、念には念をと思ってな」

ルキア「私もこの近辺を調査しなくてはならんので、いつでも護衛してやれるわけではないからな。万が一、私がいないときに虚や魔女という奴に襲われたら大変であろう」

さやか「……役に、たつんですか?」

ルキア「いないよりはましだと思ってな。放課後になれば私も来ることが出来る。念のためだ」

まどか「わかりました。それじゃあよろしくね、コンちゃん」

コン「ちゃん付けはやめてぇ!恥ずかしい!」



さやか「男子が騒いでるね」

まどか「どうしたのかな?」

さやか「ん~と、なになに~?また転校生がくる?」

まどか「ほむらちゃん来たばっかりなのに、早いね」

さやか「なるほど。で、こんどはどんな子が来るのか、騒いでるわけか」

さやか「全く、ここにも美少女ならいるってのにね」

まどか「さやかちゃん、そういうのって、自分からは言わないよ普通」

さやか「ガクッ!まどかの癖に正論を~。くらえ!」コチョコチョ

まどか「さやかちゃん!やめ、やめて!仁美ちゃんも、助けてよ!」

先生「は~い、皆席について~。今日は、授業の前にお知らせがありま~す」

先生「暁美さんに続いて、もう一人、クラスメートが増えます。急な転入になりましたが、仲良くやってくださいね」

先生「じゃあ、入ってきて」ガラガラ






「日番谷、冬獅郎……よろしく……」






日番谷(どうして俺が、こんな目に……)


~回想~

平子「さて、日番谷隊長」

日番谷「改まってどうしたんだ?」

平子「これを」スッ

日番谷「……なんだ、これは?」

平子「転入届」

日番谷「……で、どうしろと?」

平子「聞けばあの三人、同じクラスみたいやし。学校の中だと、クラスメートになった方が色々と便利やろ」

日番谷「なんで、俺が?」

平子「……適材適所」

日番谷「よし、表にでろ」



日番谷(あの後、雛森にも説得されて、渋々了承した、が)

日番谷(……中学生、背、そこまで低いか……)

日番谷(恐らく、転入届や歯切れの悪い言い訳からして、アイツの仕業だろうな。根に持ちやがって)

日番谷「まつもとぉ~」





松本「ハックシュン!やだ、誰か噂してるのかしら」

日番谷きゅんはもちろん女子の制服なんですよね!

>>14
その発想は無かった。いや、私にそんな文才はないです。


少し進めます。

ルキア「おぉ!二人共。今朝がたぶり。ん?コン、お前まさか二人にまで手を出したのではないだろうな?」

コン「言いがかりっす!この俺様は姐さん一筋っすぶふぉ!」

さやか「何が一筋だ。授業中にいきなり先生に飛びついた癖に」

ルキア「何をしておるのだ、お前は」

まどか「学校では鞄に隠し付いたんですけど、急に出てきて先生に飛びついて……」

さやか「思いっきりたたき落とされて、職員室のロッカーにしまわれたんです。私も呼び出しくらったし」ギロッ

コン「ふ、不可抗力ってやつですよ」

ルキア「コン、自分の役目を忘れたのか?そういえば、日番谷隊長の姿が見えぬのだが?」

まどか「それが……」

さやか「……今頃、走ってると思います」

まどか「ちょうど今の時期は大会も近いので、運動部の勧誘がスゴいんですよ。冬獅郎君、運動神経いいですし」

さやか「加えて、女子も活気ついちゃって。質問攻めから逃げてたらいつの間にかリアル鬼ごっこですよ」

まどか「さやかちゃんを待ってる間に、いなくなっちゃいました」

ルキア(人選ミス……か?松本副隊長、笑ってるだろうなぁ)

まどか「そういえば、ルキアさんはこの後どうするんですか?」

ルキア「ん?今日は、二人に街の案内をお願いしたくてな。後、昨日負傷した巴マミの様子を見に行くくらいだ」

さやか「任せてください!あ、途中で少し寄り道してもいいですか?」

ルキア「私は案内されている身だ。構わんさ」

まどか「上条君のところ?」

さやか「うん。昨日は行けなかったからね」

ルキア「上条?一体だれなのだ?」


さやか「私の幼なじみです。事故で入院しているんですけど」

まどか「そうだ!ルキアさんの仲間なら上条君のけが治せるんじゃないですか!」

ルキア「……すまぬ。我々はあまり現世に干渉してはならんのだ。今回が特別であって、普段なら姿を見られた時点で記憶を消さなくてはならん」

さやか「結構、物騒ですね」

ルキア「その者の、運命を変えてしまうかもしれぬ程の行為は、我々とて犯してはならぬのだ」

ルキア「そういうわけなので、すまぬな。力になれず」

まどか「…気にしないでください。私もちょっと軽はずみで聞いちゃって」

さやか「…よし!それじゃあルキアさんにこの街の素晴らしさを教えてあげましょう!」

ルキア「あぁ、よろしく頼む」

まどか「そうだね。じゃあどこから紹介する?」

さやか「大丈夫。さやかちゃんのとっておき、スペシャルコースで案内してあげるさ」

コン「じゃあ大人なおねぇさまのいるお店は?」

さやか「黙れ変態!」ボコッ

コン「やめ!潰れる!鞄に入れるならせめてちゃんと入れろ!」



一護「よぉ。元気か?」

ほむら「人並みには、ね。貴方は随分と暇そうね」

一護「んなわけあるか。学校終わったら平子に拉致られて大変だったんだぞ」

ほむら「それはお疲れ様。それじゃあ」

一護「まてまてまてまて」

ほむら「何か?私はあなたと違って忙しいのだけど?」

一護「あのなぁ、折角こうしてきてやったのにはいさようならは無いだろ」

ほむら「守ってなんて、頼んだ覚えはないわ」

一護「そんなんだと、友達なくすぞ?」

ほむら「………大丈夫よ。今度こそ」

一護「ん?」

ほむら「なんでもないわ」

一護「まぁ、じゃあ単刀直入に聞くぜ」

一護「何を隠してる?」

ほむら「何の事かしら」

一護「魔女とか、その魔法少女とかのことだよ。お前、知ってること全部話してないだろ」

ほむら「そう見えたかしら」

一護「……まぁ、いきなり昨日合って、信頼しろなんて無理はいわねぇさ」

一護「お前が信用してくれたら、今度こそ全部話してくれよ」

ほむら「……お前呼ばわりしてる人は、なかなか信用出来ないわ。それに、ストーカーさんにもね」

日番谷「…ストーカーじゃねぇよ」スッ

一護「いたのかよ冬獅郎。本当にストーカーに見えるぞ」

日番谷「隠れたくて隠れてんじゃねぇ」

ほむら「確かに……あの人数で来られると、怖いわね」

一護「何のことだ?」

ほむら「彼に聞いてみたら?」

日番谷「……黒崎、俺は先に戻る。後は任せた」

一護「いやまて。協力するとはいったが、なんでもかんでも押し付けるな!……まぁいい。取り敢えず………あれ?何処行った?」

一護「……そういや、あいつの名前、なんだっけ」




マミ「」ムクッ

雛森「あ、目が覚めましたか?学校には体調不良と伝えておきましたよ」

マミ「……ありがとう、ございます」

雛森「お粥ありますけど、食べますか?」

マミ「……いただきます」




~マミさん食事中~




日番谷「目が覚めたのか?」

雛森「あ、おかえり。うん、ついさっき」

マミ「あなたも、死神さん?」

日番谷「日番谷冬獅郎だ。訳あって、すまんが部屋借りてるぞ」

マミ「いいえ、こちらこそ、助けてもらって……」

日番谷「治療したのは、雛森だ。感謝するならそっちだ」

雛森「白ちゃん、人を指差さない」

マミ「……死神さんに、世話してもらうなんてなぁ」

雛森「ご、ごめんなさい」

マミ「いいえ、雛森さんには感謝してるんです。でも、まだ実感がわかなくて」

マミ「あの時、もし助けがなかったら、私は、魔女に、首を……」ブルブルッ

雛森「巴さん、しっかりして。あなたの首はちゃんとあるから」

マミ「す、すいません取り乱しちゃって。でも、怖いんです。もしかしたら、今すぐ首から上が……」

日番谷「あんな経験をしたんた。すぐに切り替えろって方が無理がある」

雛森「安心してください。私がいますから。もしもまた襲ってきても、大丈夫ですよ」

マミ「……やっぱり、まだ、割り切れないみたいです。先輩面して、見栄張って、この有り様ですよ」

雛森「今は、とりあえず落ち着きましょう。街の方は、私たちが何とかしますから。紅茶、飲みますか?といっても、入れたことないから不味いかもしれないけど」

マミ「……じゃあ、私が教えます。何かしていた方が、落ち着けるし」

雛森「じゃあ、お願いしますね」

日番谷「……お茶」ボソッ

雛森「白ちゃん」

日番谷「……偶には、いいか」


ルキア「ん?これは……」

さやか「ル、ルキアさん!これって!」

ルキア「見えるのか?」

まどか「……はい。これって、幽霊、ですか?」

ルキア「そんな所だ。すまぬな、少し時間を貰うぞ」ポンッ

さやか「ルキアさんから、ルキアさんが出てきた!?」

ルキア「ソウルキャンディで、義骸から出てきたのだ。斬魂刀でなければ魂葬はできぬからな」

ルキア「魂葬とは、現世にいる霊達を尸魂界に送ることだ。簡単に言うと、成仏させる、と言った所か」

さやか「へぇ、そうだったのか。でも、無理矢理成仏させてるみたいで、なんか変ですね」

ルキア「ものの例えで成仏と言ったまでだ。勿論、自らの意志で成仏してくれる方が、こちらとしても助かる」

まどか「何か、問題でもあるんですか?」

ルキア「理由はいくつかあるが、一つは──」スパッ

ルキア「虚というのに喰われないように、だな」

さやか「……す、すごい。見えなかった……まどか!みた!?」

まどか「私にも一瞬だったから見えないよ……」

さやか「かっこいいなぁ。私も死後は死神目指そっかな~」

ルキア「お主は、素直なのだな」

まどか「さやかちゃんの長所で、短所でもありますけど」

さやか「何を~ッ!言ったなぁ!」

ルキア「仲が、良いのだな」




ピンッ




まどか「さやかちゃん!これって!」

さやか「魔女の結界!でもどうして急に」

ルキア「……これが、結界か。通信機は反応なし。霊圧も、外部からは遮断されておるな。これでは見つけられぬ訳だ」

ルキア「二人は安全な場所に。チャッピー、頼む」

ルキア(チャッピー)「わかっただピョン。それじゃあ離れるだピョン」

さやか「うわっ!死神じゃない方のルキアさんがしゃべった!しかも、ピョンって!」

ルキア(さて、魔女と呼ばれる相手にどこまでやれるか)

ルキア「次の舞、白漣ッ!」パリィッ

さやか(氷?綺麗だなぁ…)




ルキア(限定霊印ありでは、流石に厳しいか……)

ルキア「こうなれば、核を見つけて一撃で」

ほむら「その必要はないわ」ホムン

ルキア(一体何処から現れた?)

ルキア「お主は、確か魔法少女の……」

ほむら「暁美ほむらよ。アナタこそ、どうしてここに?」ギロッ

ルキア「いきなり襲われたのだ。魔女というのは、彼方から襲ってもくるものなのか?」

ほむら(襲ってきた?魔女は普通自分の結界からは出てこれないはず。どういうこと)

ほむら「今回のは、イレギュラーよ」

まどか「ほむらちゃん!来てくれたんだ」

ほむら「……取り敢えず、礼を言うわ」

ルキア「気にするな」

さやか「転校生、来たんだ」

ほむら「魔女を倒して、グリーフシードを取らないといけないからね。巴マミの分も」

さやか「必要ない」

ほむら「アナタが決めることではないわ。それに、頼みたいこともあるの」

さやか「……」

ほむら「それじゃあ。くれぐれも、インキュベーターには気をつけることね」スッ

一護「ここかあ!」

ルキア「何をしておるのだ」

一護「ルキア、ここにあのマセガキ来なかったか!?」

ルキア「ひどい言いようだな」

一護「アイツ、ことごとく逃げやがって、しかも徐々にトラップまで仕掛け始めやがって」

ルキア「お主、少し臭うぞ?」

一護「うるせぇ!」

ルキア「因みに、お主の探し人はとうの昔に去って行ったぞ」

一護「なに!?早く言えよ!クッソッ!」

ルキア「全く、騒がしい奴だ」

まどか「二人は仲がいいんですね」

ルキア「そうか?私から見れば、お主ら二人の方が仲良さそうだぞ」

さやか「そりゃあもう、まどかは私の嫁ですから!」

まどか「ヒャッ!やめてよさやかちゃん」

ルキア「羨ましい限りだ。さて、続きは明日にするとして、今日はもう遅い。送っていく」

ルキア「明日も、続きを楽しみにしておるぞ?」

さやか「任せてください!」

まどか「明日はマミさんの所にもお見舞い行きたいね」

さやか(あ、恭介のお見舞い!……仕方がない、明日少し寄っていこう)



潔癖症のさやかちゃんは虚の正体=元普通の人間を知っても大丈夫なのか・・・

>>1に質問なんですが、
魔法少女・魔法少女候補たちは強力な霊感を元から持ち合わせている設定ですか?
ストロベリーさんは東京の空座町と見滝原を毎回往復してるのですか?
ほむほむに死神を戦力に加える気が無いようですが、どうしてですか?

>>24
霊感に関しては、大分悩みました。
魔女の結界の影響で死神である一護達を目視でき、後はそこで死神達の目視の方法を身体が勝手に学習した、という感じです。
ただ、それだけだと厳しいので、魔法少女の素質のある人は、霊感が一般より高い、と勝手に改変もしました。



さやかの性格が、面倒くさい方に改変してきてるんで、注意しながら書いてます。
確かに、虚の正体知ったら大変そう。

あ、忘れてましたが一護は毎回往復です。大丈夫、彼は男の子だもの。


じゃあまたちょっと投下します



まどか「おはよう、冬獅郎くん」

日番谷「ん?一緒にいる青いのはどうした?」

まどか「……寝坊したみたいで。仁美ちゃんも今日は休みみたいだから一人で来たの」

さやか「はぁ、はぁ、はぁ、お、追いついたぁ」

まどか「おはよう、さやかちゃん。あ、ほむらちゃんもおはよう」

さやか「……折角まどかがおはよう言ってるのに、無視はないだろ」ボソッ

まどか「いいよさやかちゃん。私気にしてないから」

日番谷「鹿目、あの空席は?」

まどか「え?あそこは、上條くんの席だよ。同じクラスメートで、訳あって今は入院してるんだ」

さやか「あ、そうだ。今日の帰り、ちょっと寄り道してもいいかな?」

まどか「上條くんのお見舞い?」

さやか「うん。最近あいつ元気ないからさ。昨日も行ってないし」

日番谷「知り合いか?」

まどか「さやかちゃんと上條くんは幼なじみ。お見舞いもよく行くんだ」

日番谷「……ヒドいのか?」

さやか「……まぁ、それなりに」

日番谷「……美樹、頭の後ろに落ち葉付いてるぞ」

さやか「へ?……は、早く言いなさいよ!」アタフタ

日番谷「俺は寝る。放課後また逃げなきゃならんからな」

まどか「ははは……お疲れ様……」




ルキア「付き合わせてしまってすまぬな」

さやか「いいですよ。こっちもアイスご馳走になったりしましたし(ほとんどぬいぐるみコーナーから動かなかった気もするけど)」

まどか「ご馳走になりました」

ルキア「いやいや、私も随分癒されたし、ほんのお礼だ」

まどか「確かに、癒されましたしね」

さやか(私は流石に疲れたかな。二人共、一気にテンション上がって連れ回すんだもん)

ルキア「では、見舞いの間、私たちは待っておるぞ」

まどか「上條君に、よろしくね」

さやか「わかった。じゃあちょっといってきま~す」ダダダダダッ

ルキア「仲がいいのだな」

まどか「はい。いつもさやかちゃんには助けられてはばかりで」

ルキア「そんな事はない。まどかも十分、さやかを助けているさ」

まどか「そうかなぁ。私は、助けられてばかりで」

ルキア「そうそう、昨日いた長い髪の子は、知り合いなのか?随分さやかは敵視しているみたいだが」

まどか「ほむらちゃんですね。この前転校してきたんです。無愛想ですけど、きっといい子なん、だと思うんです、けど」

ルキア「あの子も魔法少女と聞いていたが、マミという魔法少女とは違うのか?」

まどか「わかりません。ただ、ほむらちゃんはキュウべえの事が嫌いみたいで……。マミさんは魔法少女が増えて縄張り争いが酷くなるのを避けるためだといっていましたけど」

ルキア「なるほど。一理あるな。そのグリーフシードというのは、魔法少女達にとっては重要なのだろ?」

まどか「そうみたいです。マミさんは、魔女や使い魔関係なく退治してたんですけど、ほむらはマミさんとはちょっと対立してたみたいで」

まどか「さやかちゃんは、特にそこに反発しちゃって。マミさんに憧れてましたし。ルキアさんは、どう思いますか?」


ルキア「何とも難しい質問だ。……そうだな、私としては、確かに巴マミの行動は立派だと思う。しかし、正義の味方というのは、大変なのだぞ?」

ルキア「まず、平等でなければならない」

まどか「平等、ですか?」

ルキア「私たち死神の仕事は、一見すると、まどかの言っていたように正義の味方のようにも見える。しかし、それは違う。我々は、調整者と言われ、現世、つまりこの世界と我々の住む世界との均衡を保っているにすぎない」

ルキア「だらが我々が虚から人を助けるのは、任務であり、使命。何処にいろうとも、どんな状態であろうとも全うする義務がある」

ルキア「しかし、巴マミは違う。正義感でその魔女を倒す。そこにあるのは自分の意志のみだ。もちろん、そのグリーフシードを獲得するためという目的もあるが、我々のように、任務としてではない。言わば、ボランティアの様なものだ」

ルキア「確かに、その行為は賞賛に値する。しかし、ある大きな弱点が存在する」

まどか「なんですか?」

ルキア「……孤独、なのだ。我々は仲間がいる。言わば仕事なのだから、当たり前だ。しかし、ボランティアには必ずしも仲間がいるとは限らない。ずっと独りでやらなくてはいけないこともある」

まどか「……」

ルキア「少し、脱線してしまったな。私が言いたいことは」

さやか「」ダダダダダッ

まどか「さやかちゃん?!」

ルキア「何かあったのか?あの方向からでは、おそらく屋上か?」

まどか「私!様子見てきます!」

ルキア「まて。病室で何か合ったのだろう。少し、独りにしておいてやれ」

まどか「でも……」


ルキア「遅かったら、その時は呼びに行けばいいさ。少し喉が渇いたな、飲み物でも飲んで一休みしよう」

まどか「……はい」

ルキア「現世の飲み物は相変わらず奇妙だなぁ。まどか、何が―――!」

まどか「どうかしましたか?」

ルキア「まどか、暫くここで大人しくしていてくれ。虚が近くに現れた」

まどか「え!さやかちゃん!」

ルキア「案ずるな。ここから少し離れている。一応、私の義魂玩を入れた義骸は残しておく。心配は無用だ」

まどか「ルキアさん、一人で大丈夫ですか?」

ルキア「そんな顔をするな。昨日の私をみただろ?これでも副隊長、強いのだ。では、行ってくる!」

ルキア(チャッピー)「いってらっしゃいませ~!」

まどか「気をつけてください!」










まどか「ルキアさん、大丈夫かなぁ」

仁美「」フラ~

まどか「あ、仁美ちゃん!」

仁美「あら~、鹿目さんじゃあありませんか~」

まどか「ど、どうしちゃったの?」

仁美「ふふふ~、そうだ、ちょっと此方に来てみてくださいよ~」

まどか「ぇ、あ、ちょっと仁美ちゃん、引っ張らないで!」

ルキア(チャッピー)「お飲み物捨てて来ましたよ~………あれ、まどか様?」キョロキョロ



仁美「ふふふ~」フラ~

まどか「ここは………」

QB「ここは、魔女の結界みたいだね。どうやらあの子は操られているみたいだ」ヒョイッ

まどか「キュウべえ!」

QB「ほら、首筋に魔女の口付けがあるだろ?」キュピィ

まどか「そんな、早く、知らせなきゃ」

QB「誰にだい?マミは暫く戦えない。あの死神たちもいないよ?」

まどか「そんな……」

QB「そら、魔女のお出ましだ。このままだと、君も、君の友達もあの魔女にやられてしまうよ」

まどか「……」

QB「この状況を打開するには、君が魔法少女になるしかないんじゃないかな?」

QB「もっと早く、決断しておくべきだった。そうすれば、巴マミは助けられた。今だってどうにかなった。君は、他人に頼りすぎなんだ。何一つ自分ではやらない。安全なところで、高みの見物さ」

まどか「ち、ちが」

QB「ほら、図星だ。動揺してるじゃないか」

まどか「わ、私は」

QB「もう楽になりなよ。巴マミがああってしまったのだって、君の責任でもってあるんだ」



QB「だから」



魔女「DAKARA」



魔女「MOURAKUNINACCHAINA―」








???「はあああああっ!」スパーンッ

まどか「え?!」

???「良かった、間に合って。いきなり近くで魔女の気配がしたから、もしかしてって飛んできたよ」

まどか「さ、さやかちゃん、その格好」

さやか「魔法少女さやかちゃんが来たからにはもう安心だよ!」キュピーン

QB「さっきさやかと契約したんだ」ヒョイッ

まどか「キュウべえ!」

QB「どうやら、幻覚を見せて自殺させようとしてたみたいだね。間に合ってよかったよ」

さやか「さぁて、ちゃちゃっとやっつけちゃうよ!」




~さやかちゃん活躍中~








さやか「まどか、大丈夫?」

まどか「うん。ありがとう、さやかちゃん」

さやか「よかったぁ、間に合って」

まどか「でも、どうして」

さやか「色々、思うところがあったんだよ。マミさんが暫く戦えないみたいだしね」

まどか「あれ、キュウべえは?」

さやか「え?あれ、いない。一緒に来たんだけどなぁ」

ルキア「まどかッ!こんな所にいたのか。これは一体」

さやか「魔女の仕業ですよ」

ルキア「何!本当が!二人共大丈夫か?!怪我はないか?魔女は何処に!」

まどか「だ、大丈夫ですよ。さやかちゃんがやっつけてくれたから」

ルキア「何、だと?」

さやか「へへ~ん。私美樹さやか、魔法少女はじめました!」

ルキア「なぜ、いきなり」

さやか「……ちょっと、色々あるんですよ」

まどか「まさか、上条君の腕を……」

さやか「……まぁ、色々あったんだよ」

ルキア「……そこまで言うのなら、あまり詮索はせんが、せめて鹿目殿には後で話してやれ。親友なのだろ?」

さやか「……はい、わかりました」


コン「お~い男女~、俺様を置いていくんじゃねえ!」

さやか「誰が男女だ!」スパンッ

コン「やめろ!折角鞄持ってきてやったんだぞ!感謝くらいしやがれ!」グサッ

さやか「感謝されたかったらまずその口をなおしなさ―。転校生……」

まどか「ほむらちゃん?!」

コン「お、こんどはないチチ」ズパーンッ

ほむら「美樹さやか。私の忠告、聞いていたのかしら?」

さやか「はっ!残念だったね。折角マミさんが暫く魔女退治出来ないからグリーフシード独り占め出来そうだったのに。なんなら、さっきの魔女のグリーフシード、あげようか?」

ほむら「……いいえ、それはあなたが取ったもの。あなたが使う権利があるわ」

ほむら「それと、鹿目まどか。あなたは魔法少女にならないことね。でないと、全てを失うわよ」スッ

さやか「まてよ!行っちゃったよ。何だよあいつ、いきなり現れたり消えたりしてさ」

ルキア「まぁ、彼女にも何か考える事があるのだろう。ひとまず、今日はもう日も落ち始めている。他の人が目を覚ます前に帰ろう」

ルキア(おかしい、この近辺は虚の出現が極めて少ないと言っていたはず。なのに、二日続けて……)

ルキア「さやか」

さやか「はい?」

ルキア「魔女退治には、我々も手を貸す。無理をするんじゃないぞ」

ルキア「それと、虚に関しては我々に任せてくれないか?これは、少々事情があるのでな」

さやか「大丈夫ですって。わかりました」

ルキア「……本当に、無理はしないでくれよ」

まどか「さやかちゃん……」





~マミさんの部屋~


平子「お、ルキアちゃん。丁度えぇ。ほれ、技術開発局からの特性伝霊機」

一護「あの二人は?」

ルキア「丁度送っていった所だ。お前の方こそ、暁美殿はどうした?」

一護「……見失った」

ルキア「馬鹿者め」

平子「夫婦喧嘩は後にし。さっきの伝霊機で、魔女の結界はっとる場所は特定出来るようになったはずや。これからは、魔女の反応にも気い付けとけよ」

ルキア「そうだ、平子隊長。報告することが一点。美樹さやか殿が、先ほど契約し、魔法少女になったようです。インキュベーターの姿は、依然確認できませんでした」

マミ「美樹さん、契約したのね……」

日番谷「あいつ、契約したのか……。確か、改造魂魄がついて一緒だったな?今後、美樹さやかの監視に付けておけ」

マミ「監視?」

日番谷「これは、平子からの提案だ」

平子「悪う思わんでな。ちと心当たりがあってな。念のためや、念のため」

一護「で、そのコンは?」

ルキア「あ、しまった。預けたままだ」

一護「おいおい、ひでぇな。そういや狛村さんは?」

平子「狛村隊長なら、いまちょっと出かけとる。少し遠くを調査しとる最中や」

雛森「皆さん、お食事できましたよ」

一護「なぁ、いいのか?あんたの部屋だろ?」

マミ「構わないわ。助けてもらった上に、世話してもらってるもの。それに、賑やかなのは好きなの」

平子「さて、それじゃあ、いただきますか」

一護「あッ!それ俺のじゃねえか!自分の食えよ!」

平子「器の小さい男やなぁ。家帰ればまた食えるやろ?」

一護「それとこれとは別だ!よこしやがれ!」

平子「横取りは泥棒の始まりやで」

一護「お前がいうな!だからとんじゃねぇ!」

日番谷「食事の時くらい静かにしろ」

雛森「白ちゃん、そう言って苦手なの分けない。ちゃんと食べないと大きくなれないよ?」

日番谷「いい加減に、その白ちゃん言うのを止めろ」

マミ「フフッ(賑やかな食事なんて、久しぶりだわ……)」




>>24
最後の質問忘れてました。すいません。
ほむほむは、単に死神を信用しきっていないだけです。
利用する気はあります。
QBの仲間の可能性も、新しい敵の可能性も考慮し、ある程度距離をとってる状態ですね。

勿論、利用できるならワルプルギス戦でもとか考えてます。

大変だね、ほむほむは。

なるほど、しかしその設定だと有史以前から人類に干渉してきたインキュベーターに今まで死神側が気付かなかったことが若干不自然にならない?

>>42
その辺りは、だいぶ無理な改変になりますが、一応は考えています。
機会があれば解説しますね。


さやかを研究材料に……
なんてうらやま怪しからんことを!


~隣町~


狛村(義骸)「うむ、感度はそれ程良いわけではないな。場所も特定し辛い。無いよりは、ましだが」パタンッ

狛村(義骸)「それにしても、すっかり遅くなってしまった。有益な手掛かりも掴めぬし、一旦戻るか」

狛村(義骸)「しかし、現世は恐るべき速さで変わるものだ。夜だと言うのにまだ明るい所があるとは」

狛村(義骸)「あの時は、こうして街並みを観ることはなかったからな。むしろ、破壊しておった……悪いことをしたものだ」

コンビニ店員「あざじゅした~」

???「へっへっへ~。チョロいチョロい。大量大量~っとイタッ!」ドンッ

狛村(義骸)「す、すまぬ。よそ見をしておった(やはりこの義骸は慣れぬなぁ)」

???「ちゃんと前みて歩けよな!あぶねぇだろ!」

狛村「ぬ…すまぬ」

コンビニ店員「あ!?万引きだあああ!!」ガタッ

???「やっべ!もうバレやがった!逃げるぞ!」

狛村(義骸)「ま、まて!わしは何も」

???「あそこにいたら変な疑いかけられてしょっぴかれるだろ!取りあえず走れ!」





???「はぁ、はぁ、何とか逃げきれたな」

狛村(義骸)「お主、一体何をしたのだ?」

???「な~んにも。くうかい?」

狛村(義骸)「……今は、遠慮しておく」

???「なんか古風な言い方だな。ちっせぇのに」

狛村(義骸)「お主、帰らぬのか?もう辺りは暗いぞ?」

???「……いいんだよ。悪いな、巻き込んじまって。折角だ、名前聞いてもいいか?」

狛村(義骸)「狛村、左陣と申す。貴殿は?」

???「名前まで古風だなぁ。私は杏子。佐倉杏子ってんだ。よろしく」

狛村(義骸)「佐倉殿か。こちらこそよろしく頼む」

杏子「やっぱ古風だな。最近の学校じゃあ流行ってんのか?」

狛村(義骸)「いや、少々流行りものには疎くてな」

杏子「ゼーセンの流行りならついていけんだけどなぁ。あ、犬だ!」

狛村(義骸)「どうやら、捨て犬らしいな。少しばかりお腹を空かせているようだ」

杏子「くうかな?!これくうかな?!うわ!食べた食べた!」

狛村(義骸)「犬はネギ科の物は食べられん」

杏子「へぇ、詳しいんだな。うぅ~かわいいやつめ~」

狛村(義骸)「……前に、親友に頼まれ、特集記事を書いたことがあってな。そのお陰で詳しいのだ」

杏子「そんなこともやんのかよ今の学校って。仲いいんだな」

狛村(義骸)「……さぁ、どうだろうな。今でも、親友なのは確かだ。懐かしいな」

杏子「どんな奴なんだよ?」

狛村(義骸)「……悲しい奴だった。良き親友であり、友だった」

杏子「……まぁ、その、そうなのか」

狛村(義骸)「……拾い主が見つかるとよいのだがな」

杏子「……犬もすきだけど、私はやっぱり猫のほうが好きだな」



杏子「犬ってさ。必死に飼い主の為に尽くすじゃん。よかれと思って、懸命に尻尾振ってさ。他人の為に、必死こいて尽くしても、結局はコイツみたいに、捨てられる」

杏子「なら、自分の為だけに自由気ままに生きる猫の方が幸せじゃね?」

狛村(義骸)「儂は、それでも犬の方が好きだな」

杏子「へぇ、どうして?」

狛村(義骸)「確かに、佐倉殿の言うことには一理ある。だから、好きなのだろう。似ておるのだ」

杏子「なら私は猫に似てるな。自分の為だけに生きてるし」

狛村(義骸)「そうなのか?儂には、犬の方にも似ておると思うぞ?」

杏子「おいおい、そりゃあ節穴ってもんだぜ?今食ってるこれらなんてさっきのコンビニから盗ってきたんだし」

狛村(義骸)「しかし、儂を囮にして逃げれば楽なものをわざわざ引っ張ってきたではないか」

杏子「それは……その、後味が悪いからだよ!」

狛村(義骸)「そうか。では儂はそろそろ帰るとする。世話になったな、佐倉殿」

杏子「杏子でいいよ。なんか堅苦しいんだよ、左陣の言い方は」

狛村(義骸)「そうか。しかし、名前を呼ぶ奴は久しぶりだ。何か変な気がするな」

杏子「変な奴」

狛村(義骸)「では、改めて。世話になった、杏子」

杏子「またな」













杏子「何のようだよ、キュウべえ」

QB「いや、お取り込み中みたいだったから」プイッ

杏子「珍しいな、お前がこっちにくるなんて」

QB「ちょっとね。そうだ、いい情報があるんだ。巴マミを、知っているね?」

杏子「……そりゃあな」

QB「彼女が休養で暫く魔女退治にでるなくなったんだ」

杏子「へぇ」

QB「ただ、今イレギュラーが現れてね。このままじゃ折角のグリーフシードが勿体無いじゃないか?」

杏子「……なるほどね。もっと詳しく聞かせな」



ほむら(美樹さやか。あれほど釘を差したというのに。契約なんてしてしまって……)

ほむら(仕方がないわ。最優先はまどかの安全。巴マミが生存しているのだから、まだ大丈夫)

ほむら(問題は、あの死神と名乗る者達。インキュベーターの仲間、というわけでは無さそうね。ただ、だからといって味方と判断するのは軽率)

ほむら(そもそも、私達の正体を知らないと言うことが怪しい。本当に知らない?)

ほむら(……ダメね。情報が足りなさすぎる。全く、美樹さやかの軽率な行動のせいで無駄に頭を悩ませないといけないじゃない。なんでもう、考える時間を取れないのかしら)

ほむら「あら?」

日番谷「……暁美、だったか?」

ほむら「当たりよ、日番谷冬獅郎。こんな人気のないところで、何をしてるのかしら?」

日番谷「何もしてねーよ」

ほむら「そう……なら、早くしないと予鈴がなるわよ」

日番谷「んなことは判ってる」

ほむら「なら、急ぐ事ね」

ほむら「……あの、私一旦教室に戻るのだけど」

日番谷「……俺も、用があるんだよ」

ほむら「あら、それ次の授業の道具」

日番谷「……迷ったんだよ」ボソッ

ほむら「……もしかして、迷子?」

日番谷「……なりたくてなったんじゃねーよ」




~回想~

運動部「よろしくお願いしますッ!」

日番谷「だから何度も言ってるだろう。悪いが部活に入る予定はない」

運動部「そこをなんとか!」

日番谷「頼むから、そこを退けろ。トイレに入れねぇだろうが」

運動部「何卒!何卒よろしくお願いします!」

日番谷「……もういい、他に行く」

運動部「ま、まって!柔道部!道をふさげ!」

日番谷「な!うわっと!」

陸上部「俺たちが追う!」

ラグビー部「俺達も、忘れちゃ困るぜ!」

日番谷「……(なんで、こんな目に……)」





日番谷「で、逃げていたらここにいたわけだ」

ほむら「……何というか、ご愁傷様ね」


日番谷「それにしても、広い校舎だな」

ほむら「そうね。私もよく迷うわ」

日番谷「その割には覚えてるんだな」

ほむら「……何度もやってれば、嫌でも覚えるわよ」

日番谷「そりゃそうだ」

ほむら「……何かしら?」

日番谷「いや、黒崎のやつがお前の事を『素直じゃないませた奴』と言っていたからな」

ほむら「酷い評価ね」

日番谷「だな」

日番谷「……美樹の件、すまなかったな。俺たちが付いていながら契約させちまって」

ほむら「あなたが謝ることではないわ。彼女が、自分で決めた事よ」

日番谷「お前、嫌がってたじゃねぇか」

ほむら「……忠告しただけよ。あなた達こそ、いつまでいるのかしら?」

日番谷「……まだ殆どわかってねぇからな。もう暫くは厄介なる」

ほむら「そう。教室はこの先の角を曲がった先よ」

日番谷「そうか、助かった」

ほむら「予鈴が鳴るわ。それじゃあまた」

日番谷(……あのマミとかいう魔法少女とは明らかに違った雰囲気。気にしすぎ、というわけでもねぇか)

ほむら(まず、彼らの協力を得られない事を前提に、準備しないと。と、なると……佐倉杏子と接触を)

ほむら(……信用するのは、まだ早い)




ルキアの魔法少女候補に対する呼び方が定まってないんですが、ルキアはまどか達のことをどう呼んでいる設定なのですか?
普通の魔女の戦闘力は虚でいうとどれ位なのでしょうか?
死神は第二次成長期の女子じゃなくともQBを認識できるのですか?

>>52
初対面や目上には名字+殿(巴殿とか暁美殿)で、よく話す相手には呼び捨てで書いてます。(さやか、まどか)
一応、各キャラ呼び方には気をつけますが、よくミスします。雛森や平子、狛村さんなどは更に悩みます。もはやイメージです。すいません。


魔法少女の強さですが、死神で言うなら三席~隊長クラス?でしょうか。
理由は、マミさんとか杏子の戦闘みると、副隊長よりぶったゃけ強いかも、と思ったからです。なので、ベテラン魔法少女は大虚クラスもいけるんじゃないかな?
ただし、さやかのように成り立てや経験不足、相性などもあるんで、考慮したら三席以上の実力はありそうだと思います。虚は、相性によるかな。初期の一護よりは弱いかも。
この辺も、まだまだしっかりしてないです。すいません。参考までに意見くれると助かります。


第二次性徴うんぬんの下りを、すっかり忘れてました……
ただし、死神(尸魂界)は現世の人とは色々違うんで、そこを無理やり改変してみてるんで、結果を言うと、死神には見えます。
以下言い訳
QBの言う素質の一部に霊感が関係するとしまかす。契約する際、その人の魂をソウルジェムに移し、魔法少女は生まれます。この時、身体から魂は離れるので、擬似的に死神と同じように霊体になったというムチャクチャな理論にしました。
なので、同じ霊体である死神たちにも観ることはできる、ととりあえずしてみました。

……指摘されればされるほど、何となくで書いてる自分にイヤになります。

一角さんは、そうでしたね。
……まぁ、結果は変わんないですし、彼は特例とかで制限されててもいいかな?

少し上げます





さやか「はああああっ!」

魔女「ピギャ~」

さやか「よし、おわり」

まどか「お疲れ様、さやかちゃん」

ルキア「なにやら機嫌が良さそうだな」

さやか「はい。今日のさやかちゃんは絶好調ですよ!」

コン「もやしっこにヴァイオリン聴かせてもらったからって、そんなにいいもんかねぇ」

さやか「勝手に人のプライベートを話す口はこれかなぁ~」グギギ

コン「やめて!俺様のスウィ~トなマウスがギザギザになる~!」

まどか「ルキアさん、マミさんの様子は」

ルキア「大分回復はしたし、心配ない。もう少しで復帰できるだろう」

まどか「よかった。いくらルキアさん達がいてくれるからって、さやかちゃん一人だけはやっぱり心配だよ」

さやか「大丈夫だって!ルキアさんもいるんだし!そうだ、今度稽古付けてくださいよ!」

ルキア「我々は、基本虚退治などが優先されるのでな。これから戦い続けるのであれば、覚えていても損はない」

まどか「あの、ほむらちゃんは?」

ルキア「一護が護衛担当なのだが、よく見失うらしくてな」

さやか「いいですよ。転校生なんかいなくても、マミさんが帰ってくるまで私が頑張りますって!」

ルキア「さやかは、暁美ほむらの事を好いていないようだが、何かあったのか?」

さやか「……なんか、転校生って、自分の目的の為なら、他はどうでもいいみたいな感じがするんですよ」

コン「つまり、ただの毛嫌いって訳がいだだだだ!」

まどか「私は、仲良くしてほしいんだけどなぁ」

さやか「……まぁ、まどかがそこまで言うなら」


ルキア「そう自分から毛嫌いするものではない」ピピピッ

さやか「ルキアさん、虚ですか?」

ルキア「そのようだ。一番近くは私か。すまない、少し席を外す。なるべく早く片付けるが、遅いようならもう帰りなさい。あまり私のいないところで無茶をするなよ!」

さやか「は~い、ルキアさんも気をつけて~。やっぱ私も助けに行った方がいいのかな?」

まどか「虚に関しては、極力関わっちゃだめって言われてるでしょ、さやかちゃん」

さやか「わかってるって。あれ?また魔女の反応だ。でも、今度のは、小さい?」

まどか「さやかちゃん?」

さやか「まどか、ちょっと行ってくるね」

まどか「だ、だめだよ!今日はもう無茶しちゃだめだって!」

さやか「心配性だなぁ。大丈夫だって!じゃ!」

まどか「さやかちゃん!」





次は深夜辺りに更新予定です

さやか「とりゃ!」ズブチャッ

さやか「呆気なかったなぁ。これで終わりかな?」

???「おい、何してんのさ?」

杏子「そいつ使い魔じゃん。あと4、5人襲えば魔女になれば、グリーフシード手には入るってのに。何勿体無いことしてんのさ」

さやか「……でも、その為に4、5人犠牲になるんでしょ?」

杏子「あんたさぁ、大元から勘違いしてんじゃない?食物連鎖って知ってる?」

杏子「弱い人間を魔女が喰う、その魔女をアタシたちが喰う。それが当たり前のルールでしょ。そういう強さの順番なんだから」

さやか「あんた……」

杏子「まさかと思うけど、やれ人助けだの正義だの、その手のおチャラケた冗談かますために……アイツと契約しわけじゃないよね、アンタ?」

さやか「だったら、何だって言うのさ!」

杏子「ちょっとさ、やめてくんない?遊び半分で首突っ込まれんのってさ、ホントムカつく!」ズバッ

さやか「……アンタみたいなのばっかだから、マミさんは…」カキンッ

杏子「へぇ、少しはやるじゃん。でも、言って聞かせてわかんねぇ、そんで抵抗されちゃあ、やるしかないよね!」

さやか「負けるもんか!アンタなんかに!」




まどか「さやかちゃん!」

さやか「ぐわっ!」

杏子「なんだ、知り合いか?」

さやか「アンタには、関係ない!」

まどか「さやかちゃん!キュウべえ!どうして魔法少女同士が戦わなくちゃいけないの!」

キュウべえ「どうしようもないよ。お互い譲る気はないようだし」

まどか「お願い、キュウべえ!やめさせて!」

キュウべえ「僕にはどうしようもないよ。ただ、どうしても止めたいなら、方法がない訳じゃない」

キュウべえ「この戦いに割り込むには、同じ魔法少女でなくちゃいけない」

まどか「そうだ、私が契約すれば…」

杏子「そらよ!まぁそれなりに楽しめたよ」

まどか「さやかちゃん!」

杏子「終わりだよ」

まどか「キュウべえ私―」

ほむら「それには及ばないわ」スッ

杏子「なっ?!」

まどか「ほむらちゃん!」

杏子「アンタか。厄介なイレギュラーってのは。妙な技使いやがる」

さやか「くっ!邪魔するな!」ドカッ

まどか「さやかちゃん?!」

キュウべえ「大丈夫、気絶しただけみたいだ」スッ

杏子「何なんだよアンタ!どっちの味方なんだ!」


ほむら「私は冷静な人の味方で、無駄な争いをする馬鹿の敵」

ほむら「あなたはどっちなの?佐倉杏子」

杏子「な……どこかであったか?」

ほむら「さぁ?「やっと見つけた!」」

一護「てめぇいきなり消えたりいなくなったりすんじゃねぇよ!追いかけるこっちのみにもなりやがやれ!」

杏子「こいつが、もう一つのイレギュラー、ねぇ」

一護「ん?誰だそいつ。仲間か?」

杏子「まさか。しゃーない。手札も見えない、おまけにイレギュラーが二人となったら一旦退くしかないか」スッ

まどか「さやかちゃん!!」

さやか「うぅ……」

一護「何だったんだ、あいつ。ほむらは何か知ってんのか?」

ほむら「気安く呼ばないで。それに、これはどう言うこと?鹿目まどかがどうしてここにいるの?」

一護「そういやルキアは?一緒じゃなかったのかよ」

まどか「一緒だったんですけど、ほろおが現れたらしくて」

一護「またタイミングの悪い時に。で、その子は大丈夫なのか?」

ほむら「……グリーフシードは、持ってるかしら」

さやか「……一応」

ほむら「なら使いなさい。さっきの戦闘でかなり魔翌力を使ったでしょう」

さやか「……言われなくたって」ファア

一護「しっかし、不思議なよなぁ、それ」

さやか「キュウべえが言うには、ソウルジェムが黒く濁る前にグリーフシードで汚れを取り除かないといけないみたいです。でないと魔翌力も使えなくなるらしいし」

まどか「ほむらちゃん、ありがとう。さやかちゃん、無茶、しないでね」

さやか「大丈夫だって。だからまどか。私を気遣って契約なんてしちゃだめだからね。まどかはなんでもすごい力を秘めてるらしいけど」

ほむら「……そうね。友達を思うなら、もう魔法少女とは関わりを持たない事ね」

一護「で、そのキュウべえってのは?」

さやか「あれ、さっきまでいたのに」

ルキア「一護!さやか、まどか!大丈夫か?!」

一護「遅かったな、ルキア。虚は?」

ルキア「心配せずとも倒してきた。それより、一体なにが」

一護「それはおいおい話すとして、今日はもう帰るぞ。ほむら、お前もっていねえ!」

ルキア「私が来たときにはいなかったぞ」

一護「あのやろう!また消えやがって……」


とりあえずこの辺。
また暇ができましたらちょこちょこ上げます。

乙ぅ
チャドの出番が…ない?

>>63
チャドの出番ですが、プロット整理したら出番が一瞬しかない…だと?

霊圧は消えないが、出番は消えかかってます。


どうしよう……

杏子「ふう、遊んだ遊んだぁ。しっかし、まさかワルプルギスの夜がねぇ」

杏子「……さ~て、今日はどこで寝ようかなぁ~。ん?あれは……」

杏子「お~い!左陣じゃねぇか!」

狛村(義骸)「佐倉殿?」

杏子「おうおう、よく覚えてたな。こんな時間にどうしたんだよ?」

狛村(義骸)「少々、野暮用でな」

杏子「そうだ、さっき景品でアイス取ったんだ。くうかい?」

狛村(義骸)「そうだな。頂こう」








~近所の公園~




杏子「そんでさぁ。そいつがまためちゃくちゃウザくってさぁ。正義の味方かってんだよ。弱いくせに。弱いくせに!きれい事並べやがるんだぜ!マジムカつくって。他人の為になんか必死こいたって、後で絶対痛い目にあうってのに!解るよな、左陣!」

狛村(義骸)「あまり飲み過ぎると、腸に悪いぞ」

杏子「気にしてられっか!ああマジ腹立つ!なんだよ、自分の為に力使いやがれって!他人助けたって意味ないっての!な!」

狛村(義骸)「だから、そうやってオレンジジュースを一気飲みしながらアイスを食すのは」

杏子「アタシのジュースが飲めねえってか!」

狛村(義骸)(酒に酔った者を介抱している気分だ)

杏子「プハァ~。で、アタシが言いたいことは、アイツは分からず屋ってことさ」

狛村(義骸)「そう、なのか?」

杏子「そうさそうさ。正義の味方なんて所詮は理想か独り善がり。利口者は自分本位なもんさ」


狛村(義骸)「……佐倉殿は、正義の味方が嫌いなのか?」

杏子「呼び捨てでいいって。嫌いっていうか、他人助けていいことしてるって勘違いしてる奴が嫌いなんだよ。アイツみたいな」

狛村(義骸)「……古い友に、正義の為に生きていた男がいてな。誰よりも正義に生き、そして強い友だった」

杏子「へぇ。物好きだなぁ。左陣の友達なんなら、早くそんなことやめろって言っとけよ。ろくな目に遭わねえよ」

狛村(義骸)「そうだな。しかし佐倉殿も」

杏子「杏子。いちいち殿とかいらねぇって」

狛村(義骸)「失礼した。杏子も、そういう経験があるのだな」

杏子「そういう経験って?」

狛村(義骸)「他人の為に、自らを犠牲にする経験」

杏子「………まぁ、色々あったからな」

狛村(義骸)「そうであろう。でなければ、そのような事は言えん。余程後悔したのであろう。……すまぬ、少し踏み込み過ぎてしまった」

杏子「気にしてないさ。しかし左陣って見た目の割にはジジくさいな」

狛村(義骸)「……では、ジジくさいついでに、助言を一つ」

狛村(義骸)「その友は、世界を愛せなくなり、儂はそんな友を止められず、何もできないまま別れてしまった。杏子の言う『アイツ』とやらが気になるのなら、後悔せぬように行動したほうがよい」

杏子「……なんだよいきなり。私に正義の味方にでもなれってか?」

狛村(義骸)「毛嫌いしてはいるが、似合うと思うぞ?貴殿の正義の味方。では、先に失礼する」

杏子「おい待てよ!……アイツの為に、何かしろってか?アタシが?」

杏子「……あ~あ、これ喰ったら、ねよぅ」



平子「はいは~い、いまでましたよ~」

京楽『頼まれてたの、見つかったよ~ん。名前が違ってたから苦労したよ。資料、届いたかな?』

平子「ちょうどさっき貰た。助かりましたわ」

京楽『そうそう、頼まれてた事だけど、許可降りたよ。次からは調査隊は独自の判断で限定解除を行ってもいいとさ』

平子「それは助かりました。まぁ、そんな事態にならんのがいいんやけどね」

京楽『そうそう、二人とも目を覚ましたよ。まだ復帰は無理だけど聴書なら取れたがら、資料に付けといたよ』

平子「お、ありがとうございます。今度いい店紹介しますわ」

京楽『そりゃあ楽しみだ。あぁ七緒ちゃん、いやこれはちが』ブツッ

平子「ありゃりゃ……、さ~てと」

平子「……………なんや、やっぱりあたりか……」


マミ「そ、そんな……」

雛森「平子隊長!何かの間違いじゃありませんか?!」

平子「いや、間違いない。さっき来た技術開発局の資料を見て確信した。なんなら、そのキュウべえにワイらがいないときにでも聞いてみるとえぇ」

マミ「そ、そんな……ソウルジェムに、そんな秘密があるなんて……」

雛森「気をしっかり持って、マミさん!平子隊長、元には戻せないんですか?」

平子「無理やろな。実例も無いみたいやし。ショックかも知れへんけど、気ぃ付けな。あんまり落ち込みすぎると、ワイらはあんたを殺らんとならん」

雛森「マミさん!落ち着いて。何か食べて落ち着きましょう。昨日のケーキ、食べましょう、ね」

マミ「……そう、ね。まずは落ち着かないと」

平子「後、このことは他言無用や。一応、何とかならんか技術開発局にはいってみるから、あんまり落ち込まんでな」

マミ「はぃ……ぁ、じゃあ他のみんなも!」

平子「例外はないみたいや。過去の記録と類似しとるしな。なる程、あの嬢ちゃんの言うとおり、いけ好かんもんやわ」

マミ「でも、どうして私には話たのです?」



平子「まぁ、一番先輩みたいやしな。それに、成り立てのあの嬢ちゃんに話してみぃ。最悪やで」

日番谷「確実に取り乱すな。最悪のケースもあり得る」

マミ「私も、大分ショックなんですけど」

平子「まぁ、あんさんは傷の方もだいぶ癒えて、気持ちに余裕の出来始めたこの時期のがしたら、大変そうやったしな」

マミ「ぅ……」

日番谷「とにかく、あの二人には黙っておいた方がいい。話すタイミングは、朽木に任せるとしよう」

平子「ルキアちゃんに懐いてるからな。今日も一緒やろ?」

日番谷「それに比べて、黒崎は……」

平子「まぁ、あの二人は、しゃーないって」

日番谷「それじゃあ俺は狛村に話してくる。後は任せたぞ」

平子「はいは~い。さて、雛森ちゃん後は頼んだで。ワイもちと行ってくるわ」

平子「しっかり見張っといてな。おっぱいちゃんが魔女化したり勝手に飛び出したりせんように」

マミ「お!おっぱいちゃんって!!」カァー

雛森「平子隊長!女性に失礼ですよ!」




~次の日の放課後~


さやか「ごめんまどか。今日は、一人で帰るわ。ルキアさん、いいですか?」

ルキア「そうだな……。本来は、好ましくはないのだが、良かろう。但し、コンは連れて行ってくれ」

さやか「はい。無理言ってすいません」

ルキア「気にするな。無理はするでないぞ」

さやか「……はい。じゃあまどか、また」タッタッタッ

まどか「……さやかちゃん、元気なかったなぁ」

ルキア「そう気を落とすな。あんな事があったのだ。すまぬな、私がしっかりと護衛していれば」

まどか「ルキアさんのせいじゃないですよ。私なんか、近くにいたのに……」

ルキア「……言っておくが、私も反対だ。本当なら、さやかにも契約してほしくはなかった」

まどか「でも、みんな戦っているのに、私だけ安全な所にいるなんて」

ルキア「――それは違う。お主は今、まぎれもなく闘っているではないか」

まどか「え?」

ルキア「自分自身、それまでの鹿目まどかと、必死に戦っている。それは大層立派な事だぞ?私など、お主よりも長く生きている癖に、つい最近まで逃げていたのだから」

まどか「……そんなこと、ないですよ」

ルキア「そうだ、この前紹介してくれた美味しいケーキを出してくれる喫茶店があったらしいな。紹介された時は、ちょうど定休日らしく、食べられなかった所だ。少し、寄っていかないか?」

まどか「でも……」

ルキア「安心しろ。コンはああ見えていざという時は頼りになる」

まどか「……はい」


~喫茶店~


ルキア「いつもお主らの話ばかり聞いて、私の事は話していなかったな」

ルキア「これも何かの縁だ。お主の役に立つかは解らぬが、私の過去話でも聞いてみぬか?」

ルキア「死神になったばかりの頃だ。私は元々は『戌吊』という、わかりやすく言えばヒドい所出身でな。それが、真央霊術院という死神の学校の様なところに入った際、今の朽木家に、養子に貰われたのだ」

ルキア「朽木家は尸魂界でも有名な大貴族。その家の娘となったのだから、皆腫れ物を扱う様によそよそしくなってな」

ルキア「そうして、無事に死神となって護廷十三隊の十三番隊に所属することになった。そこで、ある人と出会った」

ルキア「その方は私の上官、副隊長でな。とても気さくな方で、色々と面倒事を持っていた私にも、他の隊士と同じ様に接してくれた。私には、その姿が眩しく見えてな」

まどか「……さやかちゃんみたいな人ですね」

ルキア「……確かに、似てると言われればそうかもしれぬ。その方の隣には、妻がいてな。そのお方も、聡明で優しく、美しく、私の憧れだった」

まどか「ルキアさんは、その、その人の事……」

ルキア「さぁ、どうだったのだろうな。敬愛していたのは確かだ。ただ、その人の隣は心地よかった。だから、憧れていたのかもしれぬ」


ルキア「しかし、ある任務で、その人の妻が殉職された。そして、その人と、私と、そして上官である隊長の三人でその虚の討伐にむかった」

ルキア「……その人は独りで戦いを挑み、虚に不意を付かれて浸食された」

ルキア「私は怖くなってな。すぐに逃げ出した。しかし、すぐに戻ってきてしまった」

ルキア「私は、その向かってきた、虚に犯されたその人に、刃を突き立てた」

ルキア「助けたいから戻ったのではない。一人助かろうと逃げ出した自分が恐ろしくなったからだ。突き刺したのは、苦しむその人を見ていられなかったからだ。そんな私に、その人は礼を言ってくれた。こんな、醜い私などにな」

まどか「そんなことないです!ルキアさんは、そんな、醜くなんかないです!」ガタッ

ルキア「……大丈夫だ。もう、乗り越えた過去だ。そんな事があって、その人の親族に会いもせずに逃げていた私は、現世で一護と出会い、まぁ色々あって、兄様との壁も消え、その人の親族にも会う決心が付いた」


まどか「……凄いですね、ルキアさん」

ルキア「そんなことはない。一護に出会わなければ、今も自責の念で闇の中を歩いていたし、謝罪もできなかった」

ルキア「もっとも、いざ謝罪しに行くと、謝罪しすぎて殴られたがな」

ルキア「こんな話をしたのは、お主に私のようになってほしくはないからだ」

まどか「え?」

ルキア「言われたのだ。自分が思うほど、誰も悪く思っておらぬ、自分ばかり責めるな、なんでもかんでも背負って立てる程、頑丈ではない、と」

ルキア「まどか。人は、気づかぬうちに、誰かを助けているものだ。謝る相手に、感謝されることもある」

まどか「……私は、何ができるんでしょうか」

ルキア「……そうではないだろ?」

まどか「え……」

ルキア「まどかは、何がしたいのだ?」

まどか「…………」

まどか「……私は、私はッ!さやかちゃんを、大切な親友を助けたいッ!」

ルキア「……よし、わかった。ケーキは、今度また、三人で食べに来よう」

まどか「はい!!」






とりあえず、一旦区切ります。
ルキアの過去とか、間違ってたら恥ずかしいです。
後、うまくまどかの奮起に繋がったように見えましたでしょうか?

段々ボロが出始めて怖いです



杏子「……チッ。バッカじゃねーの」

杏子「よぅ、元気かい?」

さやか「あんたは!」




~杏子、さやか交戦イベント発生~



~少女激突中~


さやか「くっ!」ドカッ

杏子「ほら!さっきまでの威勢はどうした!正義の味方ってのはその程度かい!」

杏子(あ~、何やってんだろアタシ……)

さやか「く、くそぅ……」

さやか(悔しいけど、やっぱり強い。コンのやつ置いてきて良かった。悪いことしたな、コンにもまどかにも)

さやか(このままじゃ、負ける。でも、今の私じゃアイツの懐に入り込めない。どうする)

さやか(一か八か。回復の魔法を一点に集中して、気を失わないように、食いしばって!)

杏子「そら、これで終いだよ!」

さやか(いまだ!)グサッ

杏子「な!こいつ、自分から刺さりにきやがった!」

さやか「この距離なら、うりゃあああああ!」

杏子「なんだと!」













コン「さやかのばかやろ~う!ねえさ~ん!誰かいないか~!」

まどか「コンちゃん!どうさたの!さやかちゃんは!」

コン「おぉ、まさに救世主」ダキッ

コン「ってそんな場合じゃねぇ!さやかの奴が杏子とかいう魔法少女と戦いに行きやがった!頼む!止めてくれ!」

まどか「さやかちゃんが!そんな!」

コン「面目ねぇ。また、俺様が付いていながら」

ルキア「話は後だ。コン、向かった方向を。まどか、私に掴まれ」

まどか「さやかちゃん、無事でいて!」









まどか「さやかちゃん!?」

さやか「………」サヤ-ン

ルキア「なん、だと。脈が、ない?」

コン「てめぇ!さやかに何をした!」

杏子「し、しらねぇ、しらねぇよ!こっちが斬られそうになったから、無理やり距離とって、そうしたら、そいつのソウルジェムが下に落ちて、いきなりイレギュラーが現れて、そう思ったら血相変えていなくなって、いきなりそいつがたおれて、どうなってんだよ!」

QB「ソウルジェムが一定の範囲から離れたからだよ」キャプィッ

まどか「キュウべぇ!」

ルキア「こやつが、インキュベーター」

QB「お初にお目にかかるよ、死神さん。僕はキュウべぇ。魔法少女の力を与えるインキュベーターさ」

杏子「おい、そんなことはどうでもいい!こいつがどうなったのかをきいてんだよ!」

QB「さっき言ったじゃないか。ソウルジェムが離れすぎたから、入れ物である身体が動かなくなったって」

まどか「え、それってどういうこと?」

QB「しかたがないなぁ。順をおって説明するよ」






~淫獸解説中~




杏子「な!じゃあアタシ達は勝手にゾンビにされたってのかよ!」

QB「別に隠していた訳じゃないよ。訊かれなかったから、答えなかっただけさ」

まどか「そんな……じゃあさやかちゃんやほむらちゃんも!」

QB「暁美ほむらに関しては、イレギュラーだから確証はないけどおそらくね」

まどか「そんな、そんなのって」

QB「そんなにさやかやほむらが心配なら、君が契約して―おっと!」ズキューン

ほむら「その必要はないわ(避けられた……)」


QB「やぁ暁美ほむら。いきなり撃ってくるなんてヒドいじゃないか。……仕方がない、今日の所は諦め―」カチンッ

QB「……今度は、君か」

日番谷「待ちやがれ。テメェには聴きたいことが山ほどあるんだ。探したぜ、インキュベーター」

QB「……全く、君たちは好戦的だね。僕からは聴きたいこともないから、退散させていただくよ」スッ

日番谷(俺の氷から、逃げた?どういうことだ?)

まどか「ほむらちゃん、どうしてここに……」

ほむら「私は、彼女のソウルジェムをたまたま見つけただけよ。それよりも、聞いたでしょ?これが、あなたが憧れていたのか魔法少女の実態よ」

ほむら「……彼女たちのようになりたくなかったら、契約なんてしないことね」















さやか「……あれ、みんな、どうしたの?」
















続きは夜に上げます。

本編のまんまの所はわざと省いています。
ごめんね。

場面などは気をつけてみます。
会話だけと確かに判りづらいですね。

また少し上げます。
クサくまどマギには似合っていない展開が続きますが、すいません。


―――――――――

~マミさんの部屋~


マミ「今日も、学校結局休んじゃった……」マミーン

雛森「仕方がないですよ。ここの所、大変でしたし」

マミ「……美樹さん達も、魔法少女の秘密、知ってしまたのね」

雛森「……そう、みたいですね」

マミ「……あんなに信頼していたキュウべぇに、まさか騙されていたなんてね。その上、後輩をこんな世界に巻き込んで、当の本人はこんなザマ」

雛森「仕方がないですよ。それだけショックが大きいんですよ」

マミ「……もう、死ぬしかないのかしら」ボソッ

雛森「……止めますよ、どんな事をしてでも」

マミ「でも、私達魔法少女の運命は決まってる。今まで頼っていたキュウべぇも、もう頼れない。どうしろって、いうのよ……」

雛森「……前に進むしか、ないんです」

マミ「前に、進む」

雛森「マミさんに比べたら、大したこと無いかもしれないけど、私もあるんですよ、そういう経験」

マミ「……聞いても、いい?」



雛森「……今の、平子隊長の前に、藍染隊長という人が私の上官だったんです。とても優しくて、本当に優しくて。あの頃の私にとって、藍染隊長は全てでした」

雛森「この人の為なら、なんでも、どんな事でもやれる、その位盲目的に慕っていたんです」

マミ「その人に、裏切られたの?」

雛森「……はい。その日は、恥ずかしいんですけど、怖くて隊長の部屋で眠らせてもらったんです。その時見た優しい顔が、私の中の、最後の藍染隊長でした」

雛森「目が覚めたら部屋にはいなくて。外にでたら、いきなり殺さた姿で、一気に頭の中が混乱して、怒りのまま、その感情を叩きつけちゃって。もう一気にどん底ですよ」

雛森「同期の死神にも刀向けて、本当、自分が自分じゃないみたいで。その後、謹慎処分として牢に入れられちゃって」テヘッ

雛森「次に、見つかった遺書を渡されて、そこに犯人が幼なじみだって書かれていて、すぐ牢屋を飛び出して、白ちゃんに、刀を向けて。もう自分でも訳が分からなくなっちゃうんですよね」




雛森「それで、そのまま自分でも何がなんなのか判らないまま斬りかかっちゃったんですよ。幼なじみをですよ?勿論、返り討ち」

雛森「目が覚めたら、救護室にいて。気が付けば白ちゃんの後ろを追いかけてたんです。何がしたかったんですかね?そうして、たどり着いた場所に、死んだはずの藍染隊長がいたんですよ」

雛森「もう何もかも一気に吹っ飛んで、抱きしめられたらもうどうでも良くなって。凄く安心できたんです。良かった、あれは悪い夢だったんだって」

雛森「そして、そのまま、そのままの優しい顔で、刀で胸を突き刺されたんです。後の事は、殆ど覚えてなくて、大変だったみたいです。急死に一生だったみたいで」アハハッ

マミ「え、えぇそぅ……」

雛森「その後、目が覚めて、藍染隊長の事を聞かされても、全然理解出来なくて。夢なんじゃないか、騙されてるんじゃないかって」

雛森「心配してくれた白ちゃんにも、あ、私と白ちゃんは幼なじみなんですけど。また馬鹿みたいな事言って、もう自分でもグチャグチャだったんです」

雛森「藍染隊長の救出を懇願ですよ?現実逃避までしちゃって、本当にヒドかったんです」



雛森「でも、私は死神、死神なんだって。あの優しかった藍染隊長の言葉を思い出しなから、なんとか前線に出られるくらいには回復したんですよ。裏切った隊長の言葉で、ですよ?皮肉ですよね」

雛森「でも結局、何にも役に立てなくて。そこでも足引っ張っちゃって。そして、藍染隊長の能力で、白ちゃん誤って私を刺しちゃったんです。思いっきり、後ろからグサッと。その後、一気に錯乱した白ちゃんも斬られて」

マミ「重い!想像以上に重くて反応に困るわ!」

雛森「大丈夫ですよ。まだ震えが止まらなかったりしますけど、平気ですから」ブルブル

マミ「笑顔で言われても説得力がないわ!」

雛森「そんなに、重かったですか?」

マミ「想像以上の、悲壮感だったわ」

雛森「なら、大丈夫ですよ」

マミ「だから何が?ほら、若干腕震えてるじゃない!」



雛森「私はこうして、前に進むことができました。だから、大丈夫ですよ」

マミ「……」

雛森「インキュベーターに騙されていたとしても、魔法少女の真実が残酷でも、それまでマミさんが頑張ってやってきたこと、助けてきた人達は、しっかりと残ってるじゃないですか」

マミ「私の、してきた、こと……」

雛森「……白ちゃんに刺された時、その時の白ちゃんの顔を見て、ようやく解ったんです。私はこのままじゃいけない。白ちゃんに、こんな顔させちゃいけないんだって」

雛森「こんな顔にさせたのは、私なんだって」

雛森「マミさんにも、守りたいものがあるはずです。守ってきたものがあります。だから、前に進のをやめて、死のうなんて、思っちゃいけないんです」

マミ「……私ね、初めは褒められたかったんだと思うの。私が契約したのは、交通事故にあったとき」

マミ「魔法少女になって私は生き延びたけど、両親は揃って他界。その頃からかな、独りぼっちだったのは」

マミ「魔女を倒すようになって、学校でも独りでいることが多くなって」

マミ「もう、独りだったから。キュウべぇに誉められて、嬉しかったのね」



雛森「今でも、マミさんは独りですか?」

マミ「……そうね。もう、先輩なんだもんね」

マミ「いつまでも、くよくよしていられないわ。なんてったって、私は」

マミ「頼れる素敵な先輩なんだもの。後輩のピンチには駆けつけてあげないとね」マミーン!














雛森「あ、味噌汁作ってる途中だったんだ!いけない!」

マミ「そういえば、やけに変な匂いが部屋中に」

雛森「大変!鍋から変な煙が!」ガシャッ

マミ「か、換気しなくちゃ!窓、窓開けて」

雛森「あ、あれ開かない?鍵が回らない!」

マミ「え?!なんで?こほっ!やだスゴい匂い」

雛森「こほっ!そうだ換気扇、換気扇を!」

マミ雛森「「こほっ」」



とりあえず、マミさん復活まで。

雛森については独自の解釈が合ったりしたので、違っていたかもしれません。
また、マミさんの魔法少女としての悩みに関しては、本編で既に克服済みです。
今回は、キュウべえに裏切られた、魔法少女の秘密を受けて、少々自暴自棄になっていた、そんな感じでした。



―――――――――

~その日の夜~


一護「よっと。やっと見つけた」スッ

ほむら「何かご用かしら、黒崎一護。慰めに来てくれたのかしら?」

一護「いや、なんも」シラッ

ほむら「だったら、何の用で」

一護「だから用なんてねぇよ。偶々見かけたから追いかけただけだ。お前いっつも突然消えるからな」

ほむら「……妹さん、元気かしら」

一護「五月蠅いくらい、ピンピンしてるよ」

ほむら「そう。聞いているとは思うけど、インキュベーターと契約なんかさせないことね」

一護「あんたは知ってたんだな、魔法少女の正体」

ほむら「えぇ。あなたの言ったように、隠し事をしてたのよ。これで、こちらの交渉道具が一つ減ってしまったわ」

一護「で、あんたはいいのかよ。魔法少女ってのは」

ほむら「私には、目的があるの。そのためなら、どんなことでもするわ。あなた達も、利用させてもらうわね」

一護「仲間の目の前にしてよく言うな。まぁがんばれよ。出来るだけ助けてやるから」

ほむら「!……あなた、何をいってるの?」


一護「ん?だからよく仲間のいる前で―」

ほむら「私がいつ助けてなんて頼んだの!なにも知らない癖に、部外者は黙ってなさいよ!気が散るの!」

一護「なんでそんなに怒鳴んだよ。おかしなこと言ったか?」

ほむら「……ごめんなさい、少し取り乱したわ。ただ、どうしてまだ何も知らないあかの他人に、そこまで信用するのかしら」

一護「変か?」

ほむら「……余程の脳天気か、お人好しでも変よ。もしかしたら、魔女やインキュベーター、貴方の敵の手先かもしれないのよ」

一護「そうやって無理やり悪ぶってるやつに言われてもなぁ」

ほむら「なっ!」ホムーン

一護「ん?今日は珍しく表情コロコロ変わるな」

ほむら「う、うるさい!用がないなら邪魔よ!」

一護「いや、一応護衛頼まれてるから。それに、もっと信用してくれてもいいと思うぜ?」

ほむら「よ、余計なお世話よ!」スッ

一護「……ま~た消えやがった。瞬歩かなんかか?」





―――――――――

ほむら(そんなに簡単に、できるわけないじゃない……)スッ



とりあえず、一旦終わり。

他の魔法少女も登場させたりも考えましたが、そもそもよく知らないんで渋ってます。キリカとか性格とか把握しきれてないんで、出しづらい。
出しても、損な役目だから虚でいいかなぁ。

整理すると、雛森の経験ってトラウマとかそんなレベルじゃないですね。

後、これ書きながら
『魔法少女だと思った?残念!死神さやかちゃんでした!』
というネタを思いついたけど、気にしない。

また時間が空いたら上げます。


―――――――――

~翌朝~


まどか「……よし」

まどか「さやかちゃん、おはよう!」

さやか「まどか……うん、おはよう」

まどか「大丈夫?」

さやか「……まぁ、うん。とりあえず、ね」

まどか「無理してるね」

さやか「そんなことないよ」

まどか「私じゃ頼りなかったら、ルキアさん達もいるんだし、独りで考え込んじゃだめだよ?」

さやか「……まどかに励まされるなんて、なんか変だなぁ」

まどか「ウェヒヒ、いつも励まされてるから、お返しだよ」

さやか「……ありがとう」

コン「これで授業中はよく寝れるな。一晩中難しい顔して眠れてないんだぜ」ヒョコ

さやか「あんたは、うら若き乙女の寝顔を覗きこんでたのかなぁ?」ゴゴゴゴゴ

コン「どこにそんなお姉様がいるんだよ」キョロキョロ


さやか「ならそんな節穴な目はいらないよね。まどか、ちょっと押さえてて。今その張り付いてるめんたまひんむくから」グググッ

コン「まて!いくら母体がぬいぐるみだからって痛いもんは痛いんだぞ!だからあいだだだ!」

さやか「この際だ、目の前にいる美少女さやかちゃんを見つけられるように新しい目をあげよう」

コン「自分でいうなよなあだだだだ!もげる!もげる~!」

まどか「さやかちゃんその辺で」

さやか「いいや、こいつ人が落ち込んでるってのにこうズガズガと。一辺しっかり教えてやらんと!」

仁美「おはようございます、二人とも」ワカッ

さやか「おはよう、仁美」

コン「た、たすかったぁ」

まどか「コンちゃん、ありがとう」ヒソヒソ

コン「……なんのことでい?」

さやか「どうしたの、まどか?」

まどか「なんでもない。行こ!」




―――――――――

~学校~



さやか「あ」

ほむら「……」

さやか「……」

ほむら「……何か、用かしら?」

さやか「な、手を洗ってるだけじゃん!」

ほむら「そう、ならいいわ」

さやか「……」

ほむら「……だから、用があるなら言ってくれない?」

さやか「……わ、悪かったよ。転校生のこと、悪く言って」

ほむら「…できれば、契約する前に気づいてほしかったわね」

さやか「だって仕方がなかったじゃん!」

ほむら「……気にしてないわ。もし、少しでも悪いと感じているのなら、まどかには絶対契約させないことね」

さやか「そりゃ!……解ったよ。絶対にさせない。約束する」

ほむら「……そう」

さやか「――転校生、まどかと仲いいの?」

ほむら「……どうかしらね」

さやか「いや、やけに気にしてたからさ、昔どこかで会ってたのかなって。私も付き合い長いから、どっかで会ってたら覚えてるとは思うんだけど」

ほむら「……気のせいよ。それじゃあ、まどかのことよろしくね」

さやか「……うん、わかった。頑張る」




さやか「………」ジャー




さやか「まどかのこと、か。やっぱりかなわないなぁ」


今日はちょいちょい上げてきます。そろそろストックが切れそう。

確かに似てますね、魔女と虚。


さやか「すいません、今日は独りで帰ってもいいですか?」

ルキア「ん?どうしたの「駄目!」」

まどか「今日は絶対私離れないよ!」ガシッ

さやか「いや、まどか……」

ルキア「……今日は二人で帰るといい」

さやか「でも」

ルキア「しかし、まどかは離れる気、ないぞ?」

まどか「ぐ~」グ~

さやか「……わかりました、観念します。だから、ちょっと離れてまどか」

まどか「逃げないように手は離しません」

さやか「はいはい、わかりました。それじゃあすいません」

ルキア「私のことは気にするな」








―――――――――



まどか「さやかちゃん、どうして今日独りで帰ろうとしたの?」

さやか「ん?あ~、ちょっと、考え事があってね」

コン「昨日もそれで寝てない癖に」ヒョコッ

さやか「……アンタがいたこと、忘れてたよ」

まどか「考え事って、やっぱり魔法少女のこと」

さやか「…うん。朝はさ、あんな事言ったけど、やっぱりね。ほんと、こんな身体になっちゃって、恭介にどんな顔して会えばいいのかなって」

杏子「いつまでもしょぼくれてんじゃねぇぞ、ボンクラ」

さやか「また、あんたか」

まどか「………」ギュッ

杏子「今日は一人じゃないのかよ。ま、いいや。ちょっと面貸しな、話がある」




―――――――――

~杏子お話中~


さやか「あんたの事、誤解してた。その事はごめん、謝るよ」

さやか「……でも、私は人の為に祈ったことを後悔してない。そのキモチを嘘にしない為に、後悔だけはしないって決めたの。これからも」

杏子「何であんた」

まどか「さやかちゃんは、本当にそれでいいの?」

さやか「うん。私は高すぎる支払いをしたなんて思ってない。この力は、使い方次第ではいくらでも素晴らしいモノに出来るはずだから」

まどか「……さやかちゃん、やっぱり無理してるね」

さやか「してないよ。だから―」

まどか「してるよ!さやかちゃんのこと近くで一番見てきたのは私だよ!」ガッ

さやか「まどかは、心配性だなぁ」

杏子「何で、そこまでいいきれんだよ。所詮あたしらは魔法少女。他に同類なんていないんだぜ?」

さやか「それでも、私は私のやり方を貫くよ。それしか、ないから」

まどか(やっぱり、何か変だ。ワザと無理してるみたい。なんで……)






ルキア「……ひとまず、争う様子はないな」

ルキア「しかし、さやかの事は引っかかる。もうしばらく、コンを付けさせてはおくか。なんだかんだいって、仲は良いからな、あの二人」スッ






―――――――――

~次の日~



日番谷「」ガラガラ

まどか「冬獅郎くん、おはよう。昨日は早退したんだって?」

日番谷「野暮用でな。で、どうだ?」ヒソヒソ

まどか「……うん、ちょっと、危ないかな」

仁美「どうかなされましたか?」

まどか「ううんっ!何でもないよ」

上條「」ガラガラ

中沢「上條!退院したんだって?久しぶりだな!」

仁美「上條さん、退院なさったんですね」

中沢「上條、怪我はもういいのかよ」

上條「ああ、家にこもってたんじゃ、リハビリにならないしね。殆ど問題ないよ。担当医も信じられない、奇跡がなにかおきたんじゃないかってさ」

まどか「よかったね、上條くん」

さやか「うん」

まどか「さやかさんも行ってきなよ。まだ声かけてないんでしょ」

さやか「いいんだ、私は」

仁美「………」




上條くん、どうしようか考え中です。


とりあえず、この辺で。


―――――――――


日番谷「――わかった。なら至急用意を頼む。最低、4つは急いでくれ」

日番谷「さて……ん?あいつは……」

上條「君は、転校生の……日番谷くん?」

日番谷「こんな所で何してるんだ、上條?」

上條「あれ、自己紹介なんてしたかな?」

日番谷「美樹らに聞いた。こんなとこで何してんだ?」

上條「いや、ちょっと久しぶり過ぎて、道に迷っちゃったんだ」

日番谷「……丁度教室に戻るところだ」

上條「手間かけさせて、ごめんね」





日番谷「……入院してたんだって?」

上條「うん。事故で腕怪我しちゃって。でも今ではこの通り」

日番谷「よかったな」

上條「これで、やっとヴァイオリンを引くことが出来るよ。今日から早速なんだ」

日番谷「よっぽど好きなんだな」

上條「……医者に一回、もう完治は無理だって、前みたいにヴァイオリン引けないって言われたんだ」

上條「僕にはヴァイオリンが全てだったからね。本当、今この腕が動いている事が、夢みたいだよ」

上條「あ、今度演奏会があるんだ。といっても、まだ先の話だけどね。良かったら君も来てよ」

日番谷「………気が向いたらな」



―――――――――

~仁美決心イベント~



さやか「……そっか。あはは、仁美が恭介の事を、ね。うん、お似合い、なんじゃないかな?」

仁美「先ほどの私の言葉、しっかりと聞いておりましたの?」

さやか「真剣に聞いてたよ?仁美なら、恭介も絶対に首を縦にふっちゃうよ」

仁美「何故私が、さやかさんに自分の想いを伝えたのか。私はさやかさんと、正々堂々と勝負したいから、伝えたのです!」

仁美「さやかさんも、上條さんに好意を持っていらっしゃったのではないのですか!」

さやか「仁美がそんなに声荒げるとこ、始めてみた」

仁美「さやかさん!」

さやか「……私が恭介に好意?違うって。仁美の勘違いだよ?」

仁美「あなたは、それでよろしいのですか?」

さやか「いいも悪いも、私にはもうどっちでもないよ」

仁美「……もしも、それが答えなのなら、私はあなたを軽蔑しますわよ」

さやか「仁美、恭介のこと、よろしくね。あいつ、もう私じゃなくても大丈夫みたいだし」

仁美「さやかさん!本当にこのままで、あなたはいいのですか!さやかさん!」



―――――――――


コン「いいのかよ。このままじゃホントにあの子にとられちゃうぜ?」ヒョコッ

さやか「盗み聞き、犯罪」

コン「話をそらすな。好きなんじゃねーのかよ」

さやか「……わかんない」

さやか「魔法少女になって、マミさんやルキアさんみたいに戦ってるうちにさ、気づいちゃったんだ」

さやか「私は、恭介を助けてたつもりで、実は好意を押し付けて依存してたんだって」

さやか「ルキアさんが言ってたんだ。ボランティアで続けていくほど、容易じゃない。本当に、その通りでさ」

さやか「でも、それでも誰かを助けてるって思うと、大丈夫だったんだ」

さやか「でも、恭介が退院した時。ほら、私に何も告げなかったでしょ?」

さやか「その時、私何でって、あんなに助けてあげたのにって、そう思っちゃったんだ。それで、直ぐにルキアさんのセリフが聞こえてきた」

さやか「恭介にしても、仁美にしても、まどかにしても。私は親友だ、幼なじみだってつけ込んで、ただ自分の虚しさを埋めてただけ」

コン「屁理屈だな、それじゃあ。悪いように考えすぎだ」



さやか「さっき仁美にさ、告白された時に、なに考えてたと思う?あの時、仁美なんか助けなければよかった。杏子の言うとおり、恭介の足でもって切り落としてしまえば良かった。そんなこと、考えちゃったんだよ?」

コン「仕方がねぇさ。いきなりあんな事いわれりゃ、片思い中だったら――」

さやか「違うよ。私が怖かったのは、恭介に頼られなくなること。依存できなくなること。好意なんてもんじゃなかったのさ」

コン「そうやって、割り切って決めつけて、あきらめんのかよ」

さやか「…じゃあさ、仮に私のれが好意だとするよ?何ができるのさ。もう、死んでるしさ。こんなゾンビみたいな身体で、抱き締めて?キスして?言える訳ないじゃん」

さやか「それに、最近まどかも独り立ち?みたいで、逆に私が助けられたりさ。もう私には、魔法少女として、正義の味方であり続けるしか、ないんだよ」

コン「それでいいの訳あるングッ」グッ

さやか「ごめん。たださ、あんたにまで、助けられたらもう私、自分に向き合えなくなるからさ。お願いだから、あんたは、今のままでいてよ」

コン「ンググググッ」

さやか「……なんてね。冗談だって。さて、今日も頑張りますか。昨日休んじゃったしね」



ちょいちょい修正しながらあげます。

アドバイスありがとうございます。
さやか編が長くなります。もうちょっと続きます。

バッドエンドはかけません。理由は、書くと私がグロッキーになるからです。


―――――――――

~とある魔女戦~


さやか「アハハハハ!本当だ、その気になれば痛みなんて、完全に消えちゃうや。これ、便利だなぁ」グチャッグチャッ








さやか「結構魔翌力、消費しちゃうなぁ。まぁいっか。次の反応はっと」

コン「おいさやか、流石にあれはマズいって!R18だぜ?!見てるこっちがいたいっての!」

さやか「あんたぬいぐるみでしょうが。なんか魔法少女と仕組み似てるし、案外できるんじゃないの?」

コン「うるせいやい!そっちこそそのひねくれた自己診断改めやがれって」

さやか「……よけいなお世話。ほら、次の反応、振り落とされないでね」




―――――――――


杏子「マミ!お前復活したのか!」

マミ「お陰様でね。いつまでもへこたれてたら、後輩に示しが付かないもの」マミッ

マミ「それと。すっかり言うタイミングが遅くなっちゃったけど、あの時はごめんなさい。頭ごなしにあんなことまでしてしまって」

ほむら「気にすることはないわ。寧ろ、いきなり信用される馬鹿よりも賢い選択だと思うわ」

一護「それは俺の事をいってんのか?」

ほむら「貴方なんて一言もいってないわよ。ところで鹿目まどか。どうしてあなたがここにいるのかしら?」

まどか「さやかちゃんが、心配で。ルキアさんに無理言って連れてきてもらったの。ほむらちゃん、ごめんね」


杏子「そういや、アタシは初対面のやつもいるんだったな。佐倉杏子、ごらんの通り魔法少女さ」

一護「黒崎一護。死神代行」

ルキア「朽木ルキア、死神だ」

雛森「雛森桃、同じ死神です」

杏子「改めて死神ですって言われるとなぁ。魔法少女が言っても説得力ないけどさ。まぁ、魔法少女つっても、ね」

マミ「……正体、知っちゃったのね」

杏子「ま、アタシは割り切ったけどな。あの新人はどうだか知らないけど。しかし、マミが知ってて、しかも落ち着いてるなんてな」

ほむら(本当ね。前は錯乱したり暴走したり、大変だったのに)

マミ「まぁ、私も色々考えさせられてね。前に進むことにしたの」

杏子「随分、前向きになったなぁ。そういやなんでその死神様がたくさんいるんだ?」

マミ「それも含めて、追々話しましょ。今は、この魔女を倒すことに集中ね」

一護「ようやくお出ましか。さっさと終わらせるぜ!とおりゃああああ」ズバーンッ

魔女「ギャアアアア!」

一護「ンガッ!」

さやか「おろ?何か踏んだ?」フミッ

コン「一護ェ……」

ほむら(たった一振りで、魔女を倒した?!いくらたまたま剣激が魔女にクリーンヒットしたからといっても…)



さやか「すみません……急いでたもんで。あ!マミさん。復帰したんですね。よかったぁ」

マミ「美樹さん!どどどどうしたのその姿!衣装は穴だらけに血だらけ、体中も傷だらけに!」

さやか「ここにくる前に、魔女倒してたんです。ちょっと手こずったんで、力押ししたら」

まどか「さやかちゃん大丈夫?!怪我は?!」

さやか「大丈夫だって。ちゃんと痛覚も切ってたし、穴空こうが魔法ですぐ直るしさ」

さやか「私、あんまり才能ないし強くないから、この位しないとね」

ほむら「ソウルジェムを見せなさい!」

ほむら(よかった。まだ大丈夫みたいね)

ほむら「早くグリーフシードを使いなさい。このままじゃまともに回復もできないでしょう。持っていないなら、私のストックを渡すから」

さやか「別に平気。魔女もなんか倒してたみたいだし。傷は服で隠れる所だから」

ほむら「そんな身体で何が平気なの!」

マミ「そうよ!早くソウルジェムの汚れを取り除かないと―――」








マミ「美樹さん、魔女になってしまうじゃない!」ドンッ











ほむら「 」ほむーん

まどか「嘘……」まどーん

杏子「なん…だと…」あーん

さやか「え」さやーん


マミ「いくら魔法少女に待ち受ける運命が過酷なものだとしても、私たちは乗り越えていくしかないの!辛いのはわかるわ。私も辛いもの。でもね、クヨクヨしていても運命は変えられないの!運命にたち」

ほむら「黙りなさい巴マミ」ズバーンッ

ほむら「何で貴方がそこまで知っているの!なんで平気なの!」ヒソヒソ

マミ「え、だって雛森さんのヘビーな体験談聞いちゃったら、そんな経験してもこうして明かるく振る舞えるんだって、なんだか勇気を貰っちゃって」ヒソヒソ

ほむら「……完全に、私の落ち度だったわ。巴マミ、よく聞きなさい。彼女たちが知っているのは、ソウルジェムの仕組みと身体との関係。魔女うんぬんはまだなのよ!」ヒソヒソ

マミ「 」まみーん

杏子「おい、さっきのってどう言うことだよ!さやかが魔女になるって!」



さやか「……ははは、うん、そっか。やっとわかった。前から少し疑問だったんだよね。あぁ、そう言うことだったんだ」

マミ「み、美樹さん落ち着いて。これは、その、あの、えっと」

さやか「転校生は、全部知ってたんだね。だから、まどかにあんなに注意してたんだ」

ほむら「……できれば、あなたにも」

さやか「無理しなくていいよ。私は、きっと聞く耳持たなかった。ま、まどかが無事でよかったよ」

杏子「おい、お前」

さやか「今まで悪かったね。色々迷惑かけちゃって。才能ないし、デキわるくて、その癖正義を振りかざして、耳を閉ざし、忠告聞かないで走っちゃった馬鹿にしちゃ、頑張ったかな」

まどか「さ、さやかちゃん」

さやか「コン、最後くらいはさ、正義の味方として、筋通しとかないとね」

まどか「さやかちゃん、何処行くの?何する気?」

さやか「ほっといてもさ、きっと私のソウルジェムは汚れてく。心のどこかで魔女になりたいっておもってるのかな。まぁさせないけど」

まどか「何する気?いやだよ、さやかちゃん」

さやか「……じゃあ、まどかも契約する?まどか、かなりの才能あるらしいよ?願い事もうまく使えば、すごいんじゃない?」

まどか「さやかちゃん、どうしたの、ねぇさやかちゃん」

さやか「恭介には、仁美がいる。まどかには、ほむらがいる。それに、まどかなら私いなくても大丈夫」

さやか「たからさ、きっと私の役目はもう終わったんだ。運命ってマミさんいってたけど、本当かもね」






さやか「さよなら、まどか。実はずっとまどかのこと、僻んでたんだよ?」ズパッ





まどか「さやか、ちゃん?」ズチャッ










この辺で。

ベタな展開でごめんなさい。
あと、さやかがかなり面倒な性格に成っちゃってる気がします。

続きは、明日……じゃなくて今日の夜?辺りにでも。

>>144
否定するにしてもフィールドを発生させなきゃいかんから
クインシーが天敵だな
事実原作で盾の霊子が吸収されてたからな
ん?石田1人でなんちゃらの夜倒せんじゃね?

>>145
石田のレベルがイマイチわかってません……
個人的にはチャド→意外と強い、石田→意外と弱いって感じです。

ワルプルギスは、虚界、もしくは尸魂界に出現した場合なら石田(覚醒?)で圧倒できそうな気もします。
現世では、霊子で構成されていないので、ごり押しになるでしょうが、どうでしょうね。

今週のブリーチみたら、クインシーのデタラメな強さで一層石田の評価が変わっちゃいそうです。

>>141たしか杏ほむだけでもわるぷるは倒せたような
トゥルーエンドじゃないけど

今週の鰤

そんな……いくらヴァンデンライヒのシュテルンリッターとはいえ
クインシー・フォルシュテンディッヒすらしておらずに
スクラヴェライもしていない奴のハイリッヒ・プファイルで
吉良が反応すら出来ず即死させられるなんて……
こいつらがクインシー・フォルシュテンディッヒしちまったら
一体どれほどの強さになってしまうんだ……!

>>1
今更だけど、シリアスシーンに持って行くのなら

ほむら「 」ほむーん

とかはどうしてもギャグノリに見えてくるから止めた方が良いと思う


>>148-149
あくまで「可能」って意味で書いたつもり
この時点で四人魔法少女がいるし、四人で戦った場合どうなるのと


>>150
専門用語過ぎて意味わかんねえwww

>>151
ワザとシリアスに成りきれないようにしたりしてます。
流石にほむーんはやりすぎだったかも。後がシリアス風だっただけに。

ワルプルギスの実力って結構波あるんですね。テレビでのあのイメージだったんで。

専門用語多いのに、なんとなく理解できてしまった私は、立派なブリジアンです。

つーか>>1は酉つけてくれるとありがたい
投下以外の判断がし難い

>>153
なるほど。
こんな感じですか?

そういえば、単行本でまさたね。相変わらずオサレポエムでした。複線とかあるのかな?

遅れましたが、また投下します。

誤字脱字が多くで泣けてきます


―――――――――


ほむら「まどかは、まどかは!」

マミ「大丈夫、意識もあるし傷もすぐに無くなるわ」ファッ

ルキア「すまぬ、見失ってしまった」スッ

雛森「まさか、親友を斬りつけるなんて」

ルキア「今、一護とコン、それに杏子が街中探しておる。早く見つけぬと」

ほむら「あの、馬鹿……」グッ

まどか「……ありがとうございます、マミさん。もう、大丈夫です」

マミ「綺麗に無くなったけど、精神的にも辛いだろうから後は私達に任せて――」

まどか「私も探します」

ルキア「ならぬ!今のさやかは――」

まどか「大丈夫です!」

まどか「私が、さやかちゃんを連れ戻します」

雛森「鹿目さん……」

ほむら「私が、まどかの付き添いをするから大丈夫」

まどか「ほむらちゃん」

ルキア「……しかし」

まどか「ここで行かないと、私一生後悔するんです!逃げたくないんです!」

ルキア「……わかった。私達も見つけ次第直ぐに知らせる」

まどか「ありがとうございます!」

ほむら「じゃあまどか。手を握って。魔法で一気に行くから。絶対に離さないで」

まどか「うん。ありがとう、ほむらちゃん」

ほむら「まだ、早いわ。あの馬鹿を連れ戻したら、今度は二人分聞いてあげる」スッ





―――――――――



さやか「はぁ、なんとかまいたかなぁ」

さやか「まどか、大丈夫かなぁ。マミさんいるから平気だと思うけどなぁ」

さやか「でも、流石に最後の捨てセリフはないよね~。悪ぶるなら、もっと前からやっとかないと」

さやか「ほむらにもし悪いことしたなぁ。あんなにまどかまどか言ってたからなぁ。ショックで倒れたりしないといいけど」

さやか「ソウルジェムはっと。うわ、殆ど黒いじゃん。早いなぁ。さっきまでまだ青い部分残ってたのに」

さやか「ここなら、最悪失敗しても他の人の迷惑にならないし。あ、でもこれ砕いたらこの身体はどうなるんだろ?消える?」

さやか「消えてくれたほうが、後々迷惑かかんないからなぁ。残ってたら、どうしよう」

さやか「恭介、今ごろ何してるかなぁ。リハビリかな。早くヴァイオリン引きたいもんね」

さやか「しかし、仁美と恭介か。美男美女、絵になるなぁ。あの二人なら、心配ないか」

さやか「……さて、このままダラダラしてて魔女になりました、じゃあ締まんないからね」カチャッ



コン「なにが、しまんないんだよ」ハァハァ

さやか「……コンか。黒崎さんの姿してたから、一瞬わかんなかったよ」

コン「その割には、すぐわかったな」

さやか「ここ数日、ずっと一緒だったからね。でも、何で場所わかったの?」

コン「ここ数日、ずっと一緒にいたからだ」

さやか「そっか。で、どうするの?」

コン「連れて帰って謝らせんだよ」

さやか「それやだなぁ。ルキアさんとかマミさんとか、怖そう。転校生に至っては殺されちゃうかもね」

コン「殺させねぇさ。俺は、もう何だって、アリだろうが虫だろうが人だろうが魔法少女だろうが関係なく殺させねぇのさ!」

さやか「残念。私はもうゾンビだよ?」

コン「……そういや、話したこと、無かったな。俺様の、いや改造魂魄のことを」

コン「見ての通り、俺様は普通の義魂玩とは違う特別製だ。そもそも、改造魂魄ってのは尖兵計画の一環で開発された肉体の一部を強化したもんだ。俺様でいうと、下部強化とかな」

さやか「へぇ。案外凄かったをだ。で、その尖兵計画ってのは?」



コン「虚退治が姐さん達死神の仕事だろ。だけど、死神だって限りがあるし、虚だってどんどん出てくる」

コン「んで、対虚用に死体を尖兵として戦わせるっつう計画が出たんだよ」

さやか「まるで魔法少女みたいだね。でも死体を戦わせるなんて、ヒドいこと考えたね」

コン「計画が進んでいく中、そういう声も出始めてな。結局、非人道的とかなんとか理由がつけられては、計画は白紙になったってわけさ」

さやか「そりゃそうだって。私でも非人道的だってわかるもん。でも、ならなんでコンはここにいるの?計画は白紙になったんでしょ?」

コン「……非人道的って理由で中断した尖兵計画だが、計画自体は結構進んでてな。改造魂魄も、俺を含めて結構作られてたんだよ」

コン「ここで問題だ。計画が中止された後、俺達改造魂魄はどうなったと思う?」

さやか「……コンがここにいるし、ある分は使ってるんじゃないの?」

コン「……廃棄だよ。それまで造られていた俺様を含めた改造魂魄は、全て廃棄されたのさ」

コン「俺様は、運良く一般の義魂玩に混じって難を逃れたけどな。奇跡に近かった」



さやか「廃棄って、それって、つまり――」

コン「尸魂界の都合で造られて、尸魂界の都合で廃棄されたのさ、俺達は。お前ら魔法少女ってのに似てるって言ってたな。本当、案外にてるかもな」

コン「次々と破棄されて、いつ自分の番がくるのかって、毎日ビクビク怯えてた。なんとか逃げ出して、一護や姐さんに会って、今こうしていられるのなんて、それこそ奇跡みたいなもんさ」

コン「お前の今の状態を、ゾンビだとか言ったがな、それでも生きてるじゃねえか。自分の足で歩けるじゃねえか!俺達は、そんな些細な事すら出来なかったんだ」

コン「お前がなんと思おうが関係ねぇ。はっきり言ってやる!お前はゾンビなんかじゃねえ!立派に生きてる人間だ!勝手に死ぬだのなんだの言ってんじゃねえよ!」

さやか「……」

コン「……人には奇跡も魔法もあるんだよなんていっといて、自分はさっさとあきらめんじゃねぇよ」

さやか「……」

コン「……まだまだいいたりねぇけど、とりあえずいい。後は―」

まどか「さやかちゃん!」トトトトッ

コン「しっかり怒られてきやがれ」



さやか「まどか……」

まどか「フンッ!」

さやか「あ、私のソウルジェム」ファサァ

まどか「……」

さやか「あぁ、転校生の持ってたグリーフシードか。別に使わなくてもいいのに」

まどか「トリャ!」バチンッ

さやか「いたっ!何すんの!!」

まどか「ばか!ばか!さやかちゃんのばか!」

まどか「意味なくいきなり悪ぶって!勝手に私をおいて行っちゃうし!何にも私には相談してくれないし!大丈夫?心配ない?どの口がいってるの!本当に心配したんだよ!どれだけ心配かければ気が済むの!私だって我慢の限界だよ!」

まどか「いい?!さやかちゃんはね!正義の味方なの!どんなときでも諦めたりしない、すぐ立ち上がる私のヒーローなの!優しくて、頼りになって、どんなときでも助けに来てくれる、助けてくれる、何度でも立ち上がる!さやかちゃんが自分を信じてなくても関係ない!私の中のさやかちゃんは、そんな自慢の親友だもん!」




さやか「……まどか、泣きながら言っても、説得力ないよ……」

まどか「泣かせるような事したさやかちゃんが悪い。いーだ」ほっぺぐにゅ~

さやか「痛い痛いって」

まどか「……言うことは?」

さやか「……傷、大丈夫?」

まどか「違います」

さやか「…迷惑かけて、ごめんなさい」

まどか「やり直し」

さやか「………うん、信じる。」

まどか「合格」ギュッ

さやか「傷大丈夫?後とか残ってない?」

まどか「大丈夫。もう綺麗に無くなってるよ」

さやか「心配かけすぎて、ごめんね」

まどか「いいの。ずっとさやかちゃんに迷惑かけてたから」




さやか「……今日ね、仁美に言われたの。恭介の事好きだって」

まどか「うん」

さやか「まどかは、知らない間に私なんかよりずっと成長してて。私は勢いで、ルキアさん、転校生の忠告も無視して勝手に契約したゃうし。なのに正義の味方なんてカッコいいこと言って、全然できてなくて」

さやか「恭介も前に進んでるのに、私は一歩も進んでなくて。仁美の気持ちも気が付かなくって。せめて、魔法少女くらいはって頑張っても、全然意味なくて」

まどか「うん」

さやか「自分でも、どうしたらいいかわかんなくなって。仁美の事とか、恭介の事とか、魔法少女の事とか、まどかのこととか」

まどか「うん」

さやか「……もう、いっそ死んじゃおっかなって。もう何していいのか、わかんなくって……」

さやか「う、う…うわあぁぁあぁあぁぁぁん!!」

まどか「大丈夫、さやかちゃんは強い子だもん。またすぐに立ち直れるよ」







コン「一件落着、なのか?」

ほむら「解決なんてしてないけどね。まどかが、それでいいなら問題ないわ」

コン「一護の奴がいってたぜ。少しは人の話を聞くなり、信用するなりしてくれって」

ほむら「善処するわ。でもよくここがわかったわね」

コン「感だよ。どうだ?少しは見直したか?お前こそどうやって見つけたんだよ」

ほむら「……こう見えても、彼女とは付き合い長いのよ。向こうは知らないだろうけど」

コン「ふ~ん」

ほむら「……ありがとう」

コン「ん?何がだ?」

ほむら「私独りだと、美樹さやかまで手が回らない。今回だって割り切って見捨てていたわ。だから、ありがとう」

コン「……いいってことよ」





さやか編、なんとか終了です。
コンの設定を使い、初めはコンに説得させようと思いましたが、まどかにさせました。

まどかのセリフは、ルキアのセリフに似せています。

やっぱりちょっと恥ずかしいです。このての話は。

それではボチボチまた投下していきます。


修正が多くて大変です。


―――――――――



杏子「………」

狛村(義骸)「杏子殿。どうなされた?」

杏子「ん?あぁ、左陣か。ちょっと、色々あってな」

狛村(義骸)「何か悩み事か?」

杏子「そんなとこだ。知り合いがな、ちょっとあって。一件落着したみたいだけどさ」

狛村(義骸)「では、一体何に悩んでおるのだ?」

杏子「いや、なんかこう――上手くいかないなぁって」

杏子「……魔法少女って、信じるかい?」

狛村(義骸)「……杏子殿、実は―」

杏子「いや、何でもない。忘れてくれ。わりぃな、急に変なこと言って」

狛村(義骸)「杏子殿」

杏子「ん?」

狛村(義骸)「……少し、付き合ってくれぬか?」




―――――――――


杏子「ここは?」

狛村(義骸)「以前、この通りでひき逃げ事件が起きたらしく、子供が一人、亡くなっておる」

杏子「で、ここがどうしたってんだよ?」

狛村(義骸)「お主になら、見えるはずだ」

杏子「何が見えんだよ……!子供?!」

狛村(義骸)「ここで亡くなった子だ」

杏子「……これみて、どうしろってんだよ」

狛村(義骸)「この子は、迫ってくる車から、一緒にいた母親を守るため突き飛ばし、帰らぬ人となった」

狛村(義骸)「しかし、その母親は、その事が原因で病んでしまってな。先日、後を追うように亡くなった」

杏子「……ばっかじゃねえの。結局、無駄死にじゃねえか」

狛村(義骸)「助けたつもりが、相手にとっては苦しめる結果となる事もある」

狛村(義骸)「それでもこの子は言うのだ。自分がここに居れば、ここで事故に遭う人は減ってくれる、だからまだいけない、と」

杏子「……私も、人助けをしろってか?」

狛村(義骸)「そうではない。意地を張らずに、思ったように行動をしてみよ、と助言しておるのだ」

杏子「……まぁ、善処してやるよ」




あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛






虚「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」

杏子「なんだ!虚とかいうやつか!?でも、なんでまた」

狛村(義骸)「この子を、狙ってきたのだろう。虚にとっては餌だからな」

杏子「―――」

杏子「ああ!もういい!止めだ止め。いちいち難しく考えるなんざ、アタシの性にあわないしな」

杏子「左陣。下がってな。あんたの言ってること、どんくらいわかってるかは自分でもってわかんないけど、これだけはわかるぜ」

杏子「今、私は、こいつ守ってあいつぶっつぶして、このムカムカをどうにかしたいんだってな!」ヒカァ

杏子「こいよ、化けもん。こっちは毎回魔女と戦いなれてんだ。てめえ如きじゃあ、お役目不足だってな!」




~杏子虚と交戦中~




虚「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」

杏子「トロいトロい!そんじゃあ、そろそろおっちんじゃいなッ!」




パリンッ




魔女「キャアアアリリリリイイイ!」




杏子「こんな時に魔女かよ!いいぜ、まとめてかかってきやがれ!!」

魔女「キャアアアリリリリイイイ」グチャグチャ

虚「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」マミマミ

杏子「魔女が……虚を、喰ってやがる……」

虚魔女「あ゛あ゛あ゛あ゛アアアアアアアア!!」

杏子「なん……だと…?」



虚魔女「あ゛あ゛あ゛あ゛アアアアアアアア!!」ビリャリッ

杏子「ぐっ!いきなり早くなりやがった?!おまけに力もましてやがる」

杏子「不規則な打鞭にこのすばしっこさ。図体デカいのにどうなってんだよ!」

杏子(やべぇ、不意打ちとはいえ、ヤベエの貰っちまった。回復は苦手なんだよなぁ)

虚魔女「あ゛あ゛あ゛あ゛アアアアアアアア!!」ビリャリッビリャリッ

杏子「クソッ!そういや魔翌力補充してなかったっけ?やべぇ、これじゃあかわすだけで精一杯じゃねえか!」ガシッガシッ

虚魔女「あ゛あ゛?あ゛あ゛あ゛あ゛アアアアアアアア!!」

杏子「な!あいつ左陣達のとこに!ふざけんじゃねえぞ!てめぇの相手は私だ!」

虚魔女「あ゛あ゛あ゛あ゛アアアアアアアア!!」クルッ

杏子「やば!くそったれえええ!!」

杏子(別に、今更誰かのためとか、正義の味方とか、そんなんに成りたいわけじゃない)

杏子(ただ、アイツを、まっすぐなアイツを見てたらさ。思い出しちまったんだよ。昔のアタシを)

杏子(昔持ってた、まだあったあのまっすぐな、素直な気持ちをさ)

杏子(だから、そんな事を思い出させてくれたアイツに、しっかりといってやりてぇじゃねえか)

杏子「だから、こんなとこで[ピーーー]ねえんだよおおおッ!」

虚魔女「あ゛あ゛あ゛あ゛アアアアアアアア!!」ビリャリッ









ガキンッ!!





「一つ、主に謝らねばならぬ事がある」



「儂は、ごらんの通り現世の住人ではない」



「ぬしが、魔法少女なるものとは知らんかったのだ。いままで正体を偽りながら、貴公と語り合っておったことを詫びたい。すまぬ」



「そして、改めて自己紹介をさせてはくれぬか?儂の名は―」







狛村「護廷十三隊七番隊隊長、狛村左陣。貴公の友になりたいしがない死神だ」










杏子「………で」

杏子「でっけええ!でっけえわんこだ!お前わんこだったのか!ん?死神?死神で、わんこ?」

狛村「今まで正体を隠したままで、すまぬな」

杏子「何謝ってんだよ。へぇ、左陣ってでっかいわんこだったのか。だから犬にすかれてたのか!」

狛村「いや、そういう訳では―――話はあとだ。まずは、こやつを片付ける」

杏子「……左陣がさ、ピンチの時に都合のいいように現れる正義の味方にみえるよ」

狛村「儂は正義の味方などという大層なものではない」





狛村「貴公の味方だ」








卍解


黒縄天譴明王






杏子編はこんな感じでした。

狛村さん出したいがために頑張りましたが、どうだったでしょうか。

カッコよくできたか、違和感なくできたか不安です。


―――――――――


一護「で、今日呼び出して何のようだよ」

ほむら「協力してほしい事があるの」

さやか「協力って、ルキアさん達にも?」

ほむら「そうよ。だから、わざわざ集まってもらったのよ」

マミ「でも、流石にこの人数だと、部屋も狭く感じるわね」

さやか「いや、狭く感じるのは人数のせいだけじゃないですって」ジー

杏子「そうか?アタシは別に狭くねーぞ」ケロッ

さやか「あんたは狛村さんにしがみついてるからでしょう!いい加減に離れなさい!狛村さんも義骸に入れなくて困ってるでしょ!」

杏子「そういうのは本人に聞いてから言えっての。左陣はこうしてるの嫌か?」

狛村「いや、そう言うわけではないが――」

杏子「な。だからアンタが口を挟む必要はないんだよ」

さやか「狛村さんは気使ってるに決まってるでしょ!そんな事もわかんないの?!」

まどか「落ち着いて二人とも。ほむらちゃんの話をちゃんと聞かないと」

ほむら(そう言ってるけど、しっかりしがみついてるのよね。そんなに気持ちいいのかしら?)

ほむら「話を続けるわ。協力というのも、ある魔女を退治してほしいの」



杏子「そういやアイツがくるんだっけな」

マミ「知ってるの?」

杏子「あぁ。ほむらに初めて会った後に、話を聞かされたからな。でも、本当にくるのか?」

ほむら「来るわよ。今から10日後。ワルプルギスの夜が、この見滝原に」

マミ「ワルプルギスの夜ッ!!」

ルキア「何者なのだ?そのワルプルギスの夜とは」

マミ「私も直接見たことはないから、噂程度になりますけど、史上最悪の魔女と呼ばれています」

雛森「史上、最悪……」

ほむら「通常の魔女と違って、ワルプルギスの夜は結界に隠れる必要がないわ。人に見えないから、巨大な自然災害として処理されるようだけど」

平子「で、そないなことなんでほむらちゃんが知ってるねん。出現時期、場所も」

ほむら「言わないと、協力できないと言うなら言うわ」

平子「極力言いたくはない、と」

狛村「しかし、それほどの魔女がいたとは。それほどの被害を出すというのに、我々でも気が付ぬとは」

平子「おそらく自然災害ってことで片付けられてたんやろ。例え遭遇したとしても、おそらく隊長格でもない死神ならやられてしまう。こっちも、台風に当たったとかで処理されてたんやろな」


一護「ま、ようはそのワルなんとかを倒せばいいんだろ?」

ほむら「簡単に言わないで。今まで多くの魔法少女を葬ってきた魔女よ。それまでの魔女とは格が段違い。当然、命の危険もあるわ。だから無理に――」

一護「別に今更命懸ける程度でビクついてられねえよ。んなこと心配してねえで、助けてくださいと一言言えばいいだろ」

ほむら「誰も助けてなんて頼んでないわ。協力を要請しているだけ。ダメならダメで私一人でもどうにかするから気にしなくていいわよ」

一護「協力ってことは助けてってことだろ」

ほむら「字が違うじゃない。本当に高校生?」

一護「てめぇは何でそう喧嘩ごしで……」グヌヌ…

ルキア「止さぬか、たわけ。他人の部屋で暴れるものではない」

狛村「………平子隊長」

日番谷「……」

雛森「隊長……」

平子「……はいはい、わかったわかった。協力するって。みんなしてそんな目でみないで!」

一護「無駄に引き伸ばすからだろ」

平子「五月蠅いわ、ボケ。まぁ、ワイらもその魔女には用があるからな」

一護「なんだよ、用ってのは?」

狛村「……今の証言で、調査隊を襲い、鉄左衛門、斑目三席を負傷させたものは、その魔女だと考えられる」

日番谷「虚の仕業ならなんらかの反応がある。あの二人を退けるほどの相手だ。少なくても大虚クラス以上。しかし、何の反応も、記録も無かった」

平子「元々、反応不可能な虚との戦闘を考慮して少数での調査やったしな」

狛村「魔女に関しては、我々が把握しきれぬ故、反応も記録も残らぬ」

日番谷(……ま、それ以外にもあるんだがな)



ほむら「でも、どうしてワルプルギスの夜の仕業なのかしら?まだこの街には現れてはいないはずよ?」

平子「実は、調査隊が襲われたのはこの街やない。前に局部的に地震が起こった場所や。虚か、あるいは魔女か使い魔を追ったんやろ」

ほむら「地震?」

まどか「ほむらちゃん、知らないの?隣街で、おっきな地震が起きて土砂崩れとか起きたって騒ぎになったんだよ?確か、ほむらちゃんが転校してくる少し前かな?」

さやか「その頃だね。大きな地震にも関わらず、隣街限定だったって事で少し騒ぎになったんだよ。ニュースでもやってたし」

ほむら「……そんな事が…」

日番谷「そのワルプルギスって魔女が、話通りの魔女なら、十分可能だろうしな」

杏子「ふ~ん。あの地震がねぇ。確かに妙な地震だったけどな」

一護「まぁそのワルなんとかってのを倒すことには代わりねぇだろ。で、どんな魔女なんだ?」

ほむら「そうね、今から説明するわ」




~少女説明中~





ルキア「なるほど。それほどの魔女が存在するとはな」カキカキ

さやか「そんなに大きい魔女なんて、想像つかないや(まぁあの絵のせいでもあんだけどな……)」

マミ「加えて、攻撃防御共に厄介ね。逆さまの状態で倒せればいいのだけど」

ルキア「機動性を付き、攻撃を続けなければいかんな、幸い、大きいので当てやすい」

ほむら「当日は、ありったけの重火器をぶつけるつもりよ。それでも、心許ないのだけど」

一護「てか、おまえどっからそんな武器持ってきたんだよ」

ほむら「秘密よ」

平子「さて。ワイは一旦尸魂界に戻って報告してくる。後は……そうやな。修行てもしとったら?」

日番谷(まだ、学校生活が続くのか……)

さやか「私は、あんまり実力不足気味だしねぇ。今のままだと足手まといになりそう」

杏子「グリーフシードも大量に確保しとかないとな。さやかの修行も兼ねて」

さやか「幸い、経験豊富な人が多いから……ね?」

日番谷「……言っておくが、俺はおまえ等よりも年上だ」


マミ「私も、カンを取り戻さないと。そういえば、あのぬいぐるみは?さやかさんと一緒のはずじゃあ?」

さやか「何のことでしょう」

一護「コンのやつ何しでかしやがったんだよ」

まどか「なんでも、さやかちゃんのお母さんが、汚くなってたから洗濯したみたいで。それで、運悪く、さやかちゃんの下着と一緒に洗われたみたいで」

一護「……アイツもとうとう見境なくなったのか」

ルキア「いつかは踏み外すとは、危惧していたがのぅ」

雛森「少しはフォローとかしてあげた方が……」

一護「いらん」

ルキア「無用」

さやか「自業自得」

マミ「……そ、それじゃあまず私とさやかさんの修行からね。私は、時間はかからないと思うけど、さやかさんはどうしても経験不足になってしまうわね」

さやか「一応ルキアさんに教えてもらっているんです。同じ剣だし、わかりやすいし――」

ほむら「……まどか、少しいいかしら?」ヒソヒソ






―――――――――


まどか「どうしたの?二人きりで話があるって」

ほむら「……ワルプルギスの夜が来る日、あなたは何が起こっても安全な場所からはなれないでほしいの。勿論、契約なんてもってのほか」

まどか「……ほむらちゃん、どうして私にそこまでしてくれるの?」

ほむら「……以前、交わした友達とのとても大切な約束のためよ」

まどか「……私ね。以前は自分の事、嫌いだったんだ。優柔不断で、他人任せで、なんの取り柄もないって。でも、ほむらちゃんに会って、マミさんと会って、ルキアさん達にあって。私、それまでの自分じゃいけないって思ったんだ」

まどか「ほむらちゃんが、その友達とどんな約束をして、どうして私に気を掛けてくれるのかは、やっぱりわかんない。前の自分だったら、そんな事が怖くて、ほむらちゃんの事信用できなくなってたかもしれない」

まどか「でも、今は違う。ほむらちゃんを信じる。きっと、ほむらちゃん達なら、そのワルプルギスの夜っていう魔女も倒せるって」

まどか「だから心配しないで。そして、できたらその友達の事とか話してくれると嬉しいな。私、待ってるから」

ほむら「まどか……」

まどか「戻ろう。今日は風が少し強いから寒いよ?」

ほむら「……先に、戻っていて。少し、風に当たりたいの」

まどか「わかった。それじゃあマミさんに暖かい紅茶、用意してもらってるからね」

ほむら「………」



一護「何してんだこんなとこで?」

ほむら「盗み聞きとは、関心しないわね」

一護「まずその顔どうにかしてから言え。ほれ」

ほむら「それには、およばないわ」

一護「ハンカチ持ってたのかよ」

ほむら「レディの嗜みよ」

一護「……お前、なんで泣いてんだ」

ほむら「泣いていないわ。目にゴミが入ったのよ」

一護「そうかよ。……約束ってのは、まどかを守ることか?」

ほむら「……そうよ。どんな事があっても、まどかに契約なんてさせない。守ってみせる」

一護「―――ワルなんとかって魔女、強いのか?」

ほむら「強いわ。とてつもなく」

一護「まぁ、いいや。そろそろ戻るぜ」

ほむら「一つ、いいかしら。ワルプルギスの夜は、あなたが思っているより遥かに強いわ。命だって危ない。にもかかわらず、どうしてそこまでするの?」

一護「……理由なんてそんな大層なもんはねぇよ。話通りの化け物なら空座町にも被害でるだろ。あそこには、家族や仲間がいるからな」

一護「だから、そのついでだ。ついでに、その約束も果たさせてやるんだよ」

ほむら「……ありがとう」ボソッ

一護「ん?なんかいったか?」

ほむら「お人好しで人生損するわねって言ったのよ」

一護「うるせぇ」



次からはダラダラとギャグやら番外編やらになる予定です。

狛村さんと杏子のコンビが意外と好きです。
そして、恭介と仁美は、どうやって動かそうか試行錯誤中。

個人的な好みに突っ走りそうなんで、自制しながら書いてます。

全員、卍解したら余裕じゃね?こんな状況なら全員限定霊印も解除されてるだろうし
一護って今も虚化出来たっけ?

>>191
ほむらは卍解の実力を把握し切れていませんので、確実にワルプルギスを倒せるように、少しでも戦力が欲しいという感じです。

実際、テレビでのワルプルギスの夜の感想から、今の現世にいるメンバーでも何とかなりそうですね。想ってたよりもワルプルギス討伐って無理ゲーじゃないみたいですし。

一護の虚化は………原作でやってくれないので何とも言えませんが、アニメでは無月後も使えてるみたいですし、可能なんじゃないでしょうか?

どうなんでしょうね?


―――――――――


さやか「フンッフンッ!」

コン「あのぉ……姐さん?これは一体……」

ルキア「さやかには、実践経験も足りぬが、それ以上に己の実力を知らなすぎるからな。即席とはいえ、あれほどの戦いが出来たのだ。自身の使い方を覚えてしまえば、更に伸びるとおもってな」

コン「それと、丸っこい球体を頭に付けられたら俺様と、何の関係が……」

ルキア「私が見るに、さやかの武器はスピードだ。一気に間合いを詰め、斬りかかる。しかし、まだ自分の間合い、スピードを把握しきれていない」

コン「だから?」ゴクリ

ルキア「コンは逃げ回る。さやかは斬りかかる。これで万事解決だ」

コン「いや姐さん!解決してない!」

さやか「ルキアさ~ん!こっちは準備おっけ~ですよ!」フンッフンッ

コン「いやまてさやか!あれだよな、寸留めってやつだよな!そうなんだよな!」

さやか「やだなぁ。寸留めなんて、この見習い剣士さやかちゃんにデキる訳ないじゃ~ん」テヘッ

さやか「いつでも全力一刀両断~」

コン「まだあのこと怒ってんのかよ!あれは事故だって言っただろ!俺様はおめぇみてぇなガキじゃなくてだなぁ!もっとボンッキュッボンなお姉様をだな!」

ルキア「因みに、さやかのブラは何カップだったのだ?」

コン「それが意外と中学にしてはデカくってなんとここだけの話――」

ルキア「さやか、はじめてよいぞ!」

コン「姐さ~ん!マジで追って来やがった!ちょやめ!」

コン「ぁ、あ、あふぃ~んッ!」




唐突に始まる仁美編。しかも短いです。ちょっと投げやりです。

>>79辺りです。

―――――――――――――


~とある道端~


平子「……あかん。道に迷た」

平子「こうも人が多いと、上にも行けへんし。義魂玩は性に合わんしなぁ」

平子「ひよりのやつ、何が急にシュークリームが食べたいわ~じゃ。人が下手に出てればええ気になりおって」

平子「しかし、買っていかんと飯抜きやしなぁ。しゃーない。ちょいとそこの女の子ちゃ~ん、ちょいと道を聞きたいんやけど、ええかな?」

仁美「はい?私ですか?」

平子「そうそうそこの親切そうなお嬢ちゃん。えぇっと、この場所に行きたいんやけど、ここ何処だかわかる?」

仁美「少しお借りしてもよろしいですか?現在地が、この辺りになりますので、この通りを真っ直ぐ行って、左に曲がって、二つ目の信号を右に曲がって進んで行けば、見えると思います」

平子「ほんまか!ありがとうな!ん、確か……鹿目や美樹と一緒にいた子やないか」

仁美「さやかさん達の、お知り合いの方ですか?」

平子「まぁ……そんなところや。こんど二人に何か礼持たせとくから、ほんまにありがとうな。じゃっ!」

仁美「あ……行ってしまわれましたわ。まだ名前も聞いておりませんのに」


―――――――――――――



~次の日~


平子「まぁ、お礼する言うたから、別にええけどな。あんまり参考にならへんで」

仁美「構いません。寧ろ、そちらの方が気軽に相談できます」

平子「しかし、何でまたあんなとこに」

仁美「……知り合いを、見かけた気がしまして」

仁美「相談と言うのは、その知り合いの事で。今日、その知り合いに、同じ殿方に好意を持っている、と告白したのです」

平子「ブフッ!厄介な相談もってきおったなぁ」

仁美「……明日一日おいて、その殿方に告白をする事を、伝えました」

平子「……見かけによらず、強気やな。で、相手の反応は?」

仁美「……最後まで、はぐらかされてしまいました。その知り合い……、親友とは長い付き合いになりますので、好意を持っていることにはすぐにわかりました」

仁美「隠していることも、出来たのですが、このままではいけないと思ったのです。私も、親友も」

平子「思い違いとちゃうんか?」

仁美「いいえ、それはありません。断言できます。ただ、どうしても親友は、その事を認めようとしなくて」

平子「告白したらいいのか、わからんと」

仁美「……告白は、します。ですが……」

平子「……まぁ、ワイは部外者やし、そいつらのことも知らへんから気の利いたアドバイスなんて、出てこんけどなぁ」

仁美「いいえ、聞いていただいただけで助かりました。両親にも、ましてや親友にも相談できませんでしたし」

平子「これは、ワイの感想や。参考になるかわからんが、せっかくの機会や」

平子「そういう感情は、一日そこらではどうしようもならへんよ。しかも、その親友の子、認めへんかったんやろ?幼なじみいうやつを好きな事」

仁美「……私は、抜け駆けしてもいいのでしょうか」

平子「さぁなぁ?けど、抜け駆けする気ならとっくにしてるやろ?仁美ちゃんは、その殿方のこと好きやけど、その親友とも一緒にいたいんやろ?」

仁美「……わかってたのかもしれません。さ、親友は一日で告白まで行く事はできないと。こうすれば、告白の結果がどちらになろうと、一緒にいることができるのだと」





さやか『あたしさやか!それじゃあ一緒に行こうか!』




仁美(さやかさんとの出会いは、中学校からでした……)

仁美(進級したての頃は、相変わらず人付き合いが苦手で、ほとんど独りでしたわね)

仁美(放課後も習い事がありますし、人見知りだから、と諦めていましたわ)

仁美(さやかさんと初めてお話をしたのは、丁度レクレーションで班に分かれた時でしたわね)

仁美(………あの時は、何をさやかさんと話して仲良くなったのか、もう忘れてしまいましたわ)

仁美(そういえば、その時に初めて上條さんともお話をしたのでしたわね……)

仁美(それから、まどかさんと出会って、一緒に登校するようになって………)

仁美(そうでしたわ、さやかさんとの付き合いはそれほど長いわけではないでしたわね。もうずっと一緒にいるものだと錯覚していましたわ)

仁美(………私、さやかさんのこと、全然知らないのですね……)





仁美「今日は、ありがとうございます。このような面倒ごとを相談してしまいまして」

平子「ん?いやいや、なんもいいこと言えてへんけど……いいのか?」

仁美「はい。聞いてもらえただけでも、十分です」

平子「そうならいいけどなぁ」

平子「そうや。こうやって見ず知らずの人に付いてくのはもう止めよ?」

平子「嬢ちゃんほどのべっぴんさんやと……どうなっても知らへんからな~」

仁美「は、はい?」



平子の出番が少なかったので考えたのですが、正直消化不良な感じです。
ただ、あのさやかのあの受け答えで、仁美が納得するとは思えませんでしたのでその補完のための話です。

平子の大阪弁がとても書きにくいです。下手に素人が書くと似非大阪弁になってしまうんで。

大阪弁が書きにくいのを解っていながら何故>>1はあえて平子を選んだんだ?
あれか、「俺、平子をうまく描けたら告白するんだ」的な願掛けみたいなやつか

>>207
一つは好きなキャラだからです。
後は、現世に慣れており、指揮能力や判断力のある、実力も申し分ない隊長ということで選びました。
拳西と悩んだりしましたが、一護との関係も考えると平子の方がいいかなぁと思いまして。

享楽さんや総隊長は流石に出てこないでしょうし、浮竹さんは体調的に無理でしょうし、ローズはキャラを把握しきれていないんで……
どうしても、熟年の隊長を入れておきたかったというのもあります。

大阪弁が書きにくいものの、動かしやすいので平子は助かります。

全く関係ありませんが、雀部長副隊長が熟年の死神であることって設定である程度バレてましたね。
英国紳士に憧れてとか、いつの時代の英国紳士だったんでしょうね。


大阪弁に限らず、方言はあまりそれっぽくしてしまうと、似非っぽくなってしまうのである程度抑えながら書いてます。
~てんがな!は流石に……ですね。おおきに、は悩んだ挙句とりあえずやめておきました。
日本語難しい……

とりあえず、この場を収めるために一言


「一体いつから―――――
      このスレが荒れていると錯覚していた?」



とりあえず、不手際にてご迷惑おかけしましてすみませんでした。
まぁ、反応があるだけありがたいところですね。本当に……

本当はもう少しギャグをやっておこうと思いましたが、それは本筋が終わってからでもいいかと思いました。
てなわけで、進みます。ダラダラですけど、進みます。


―――――――――



杏子「ふぁふぇふ?」モグモグ

マミ「佐倉さん、口に含んだまま話さない」

日番谷「このタイミングで、帰還命令?

ルキア「急ですね。何かあったのですか?」

平子「総隊長命令や。調査隊は撤収。速やかに帰還しろってさ」

雛森「でも、それだと……」

ほむら「………」

まどか「ほむらちゃん……」

平子「帰還次第、早急に討伐隊を編成。来る決戦に備えよ。要は護廷十三隊が正式に協力するから一旦帰ってこいってわけや」

杏子「な~んだ。……どう言うことだ?」

マミ「つまり、ルキアさん達が正式に協力してくれるってことよ」

日番谷「つまり、これで現世の心配もせず、全力でやれるわけか」

狛村「確かに、今まででは街を壊さぬように注意しなければならぬからな」

さやか「てことは、援軍もあるんですね!やった!燃えてきたぜぇ!」

コン「足手まといに何じゃねあいた!」ガツンッ


狛村「しかし、いくらまだ時間があるとは言え、彼女らを残して全員帰還とは」

平子「ま、万が一って事もある。一応、狛村隊長、雛森ちゃんは残留。討伐隊到着次第合流や」

さやか「え、冬獅郎も?」

日番谷「野暮用でな。頼んでおいたのが、どうなってるかを確かめに行くんだよ」

さやか「……ズル休み?」

日番谷「口の効き方に気をつけろ。おまえ達にも、関係あることなんだ」

杏子「ふ~ん。左陣は残るわけか」ホッ

一護「俺もいるし、何とかなるだろ」

平子「あぁ……一護、お前もワイらと一緒に来るんや」

一護「なんで?!」

平子「技術開発局がな、代行許新しくしてみたからってな。機能の説明もあるから来いだとさ」

一護「マジかよ……」ガックシ

ほむら「何をそんなに落ち込んでるのかしら。その技術開発局って所に行くのはそんなに嫌なの?」

一護「――問題はそこじゃねえよ。技術開発局って事は瀞霊廷に行くんだよ。つまり―」

一護「剣八に会う可能性があんだよ」ドンッ

平子「……その更木隊長からの伝言や。『来るなら顔出せ。久々に斬り合おうぜ』だと」

ほむら「随分、素敵なお誘いじゃない?」

さわか「あ、私の特訓は?ルキアさん帰っちゃうんでしょ?」

ルキア「後は実践あるのみだから、他の者の戦いを見て参考にすればよい」

一護「すっかり先生だな」

ルキア「お主よりも筋が良くてな。教えがいがあるのだ」

ほむら「あなた……そんなに酷いのね」

一護「どういう意味だこらっ!」

さやか「―――はっ!さりげなく私も貶すな!」




―――――――――



「―――さてと。それじゃあ、始めようか――」


「邪魔者は殆ど消えた。最高のタイミングだ。これで、やっと君は契約する。しざろうえない」


「さぁ、始めようか」



「―――ワルプルギスの夜!」







今日はこの辺で。
次からようやく、奴がきます。
改変ありありなんで、苦手な方は注意してくださいね。

さわかって………
やっぱりやっちゃったぜ。

今後は、気をつけたいと思います。

じゃあ投下していきます


―――――――――



杏子「この時期の癖にさみぃなぁ~」ブルブル

狛村(義骸)「少々風が強いからな」

狛村(義骸)「しかし、現世は近場にあれほどの品を揃える店が至る所にあるとはな」

杏子「あっちにはコンビニってないのか?」

狛村(義骸)「最近、要約それに似たものは出来たのだが、現世程ではない」

杏子「左陣の所って、結構古くさいんだな」

狛村(義骸)「それもあるだろうが、それ以上に現世の発展の速さが凄いのだ」

杏子「まぁそうかもな。さ、早く帰ってマミに渡して飯にしようぜ!」

狛村(義骸)「あまり揺らすと卵が割れてしまうぞ?」

杏子「大丈夫だって。寧ろこのくらいで割れる卵が悪い」

狛村(義骸)「しかし、割ってしまい怒られるのは、貴公だぞ?」

杏子「うぅ……それは、怖いな……ん?」

杏子「……さぁて、腹ごしらえに、ちょっと運動でもすっかな」

狛村(義骸)「結界、か」



杏子「左陣は休んでていいぜ。この程度の魔女」

QB「やぁ、杏子。久しぶりだね」キャプィ

杏子「……キュウべぇ。今更何のようだ?」ギロッ

狛村(こやつがインキュベーター。記述通り、小さいな)

QB「何って、君がこれから戦おうとしている魔女の事でね」クスクス

杏子「なんだよ、知ってんのか?変な笑い声出しやがって。らしくねーな」

QB「ごめんごめん。ちょっと、おかしくてね。さっき君はこんな魔女、そう言ったね?」

杏子「何がいいたいんだよ」

狛村「杏子、離れるぞ!」スタッ

杏子「ちょ!なんだよ左陣!いきなりワンこになりやがって!」







QB「彼女の事、知ってるだろ?」








杏子「なんだよ……なんで、なんでだよ!」

QB「さぁ、始まりだ。今宵、僕は最強の魔法少女と契約する!」











杏子「なんでワルプルギスの夜がいるんだよ!」



ワルプルギスの夜「―――」

狛村「ワルプルギスの夜!あの、向こうに見える巨大な魔女が……」

杏子「待てよ、まだ時間はあるんじゃないのかよ!早いってんだよ!」

杏子「どうすんだ!左陣の仲間まだきてねえってのに!」

狛村「こちらに、向かってきておるな」

杏子「左陣、どうすんだよ」

狛村「杏子は、先に帰り事情を説明しに行ってくれ」

杏子「くそ!こんな時にテレパシーつかえねーし!」

狛村「落ち着くのだ!一旦戻り、現世の情報機関に避難の呼びかけをしてもらうよう連絡をいれよ」

狛村「もっとも、既に勧告はされているとは思うがな」

ワル「―――」強風

杏子「左陣、あんたはどうすんだよ」

狛村「今こちらに来ては、現世の被害は広がるな……」

狛村「……皆が避難出きるだけの、時間を稼ぐ」

杏子「……わかった。直ぐに、すぐ戻ってくるからな!死ぬんじゃねーぞ!絶対だぞ!」

狛村「――承知!」







―――――――――


ほむら「……そんな、うそ………」

マミ「ワルプルギスの夜が……でも、暁美さんの話では」

杏子「この目で見たんだよ!早くしねーと左陣が!」

雛森「……どうやら、本当みたいですね」ピッ

マミ「緊急速報、大型の台風突如出現……」

さやか「マミさん!転校生!みんないる?!ニュースみた?!」ガタンッ

雛森「さやかさん?!まどかさんは?」

さやか「急に避難命令出てさ。まどかは両親と一緒に早めに避難してるよ」

ほむら「どうして………。まだ、早いじゃない。まだ準備が終わってないのよ。出現場所だって」

マミ「でも、現れる事はわかってただけでも良かったわ。多少の誤差は―――」

ほむら「違うわ!間違えるわけないじゃない!」ドンッ

ほむら「こんな誤差今まで一度もなかったわ!時間も!場所も違うなんて!」

さやか「お、おちつきなよ。どうしたのさ。いつものクールな転校生じゃないよ?」

ほむら「落ち着け?!これから何が起こるのか全くわからないのに?そんな状態でワルプルギスの夜が来てるのに!」

ほむら「グリーフシードも十分じゃない!私も準備ができてない!」

杏子「どうでもいいから早く!」

さやか「ちょっと二人とも!」

雛森「はい!深呼吸!」パンッ

雛森「一回深呼吸、しましょう。はい、すって~」ス~






雛森「はいて~」ハ~








雛森「狛村隊長が、そんなに簡単にやられる心配はない」

雛森「今、私たちがする事は二つ」

雛森「一つ。速やかに準備を済ませて狛村隊長の援護に向かう」

雛森「二つ。落ち着いて、自分のなすべき事を考える」

杏子「自分の、成すべきこと」

雛森「実は、瀞霊廷に連絡がつかないの。何か特別な結界が張ってあるみたい」

雛森「こんな状態じゃあ、瀞霊廷からの援軍はあまり期待できないわ。かなり厳しい戦いになる」

雛森「それでも、あなた達は、行くの?」

杏子「…」

ほむら「…」

マミ「…」

さやか「…はい。行きますとも」

杏子「そうだよな。左陣が簡単に負けるはずないよな」

マミ「でも、急がないとね」

ほむら「……勿論、ここで奴を倒すわよ」

雛森「……では、急ぎましょう。あ、さやかさん。コン君連れてますか?」

さやか「はい、いますよ」

雛森「じゃあ、コン君。お願いが、あるんだ」

コン「ん?俺様に?」






―――――――――


狛村「流石に、出来る」グッ

杏子「左陣!大丈夫か!」

さやか「これが、ワルプルギスの夜」

マミ「大きぃ……」

雛森「狛村隊長、遅くなりました」

狛村「雛森副隊長。瀞霊廷との連絡は」

雛森「それが、通信機が通じなく、直接は不可能でした。一応、手は打ちましたが、あまり期待は出来ません」

狛村「やはり、そうか」

ほむら「…やるしか、ない」

狛村「そのようだな。では、出し惜しみはせん!ゆくぞ!」

杏子「やってやんよ!」

さやか「修行の成果見せてやる!」

マミ「一気に叩くわよ!」

ほむら「これで、終わらせる!」







―――――――――


まどか(さやかちゃん、マミさん、杏子ちゃん、雛森さん、狛村さん。それに、ほむらちゃん。今頃凄い魔女と戦ってるんだよね。心配だなぁ)

まどか「皆、大丈夫かな」

QB「残念ながら、大丈夫じゃあないよ」

まどか「キュウべぇ!一体どうしてここに」

QB「君にある提案をしにきたのさ」

QB「鹿目まどか。僕と契約しないかい?」

まどか「私が、すると思う?」

QB「前だったら、無理さ。でも今は違う。契約するしか方法は無いんだ」

まどか「一体、どういう意味?」

QB「ほむら達では、今のワルプルギスの夜を倒すことはできないからさ。断言できる」

QB「一つ。暁美ほむらは、ワルプルギスの夜の出現する正確な時間帯を知っていた。だから、それに合わせて準備もするはずだった。でも、準備をする前に来てしまった」

QB「二つ。死神達の協力がない。妨害されて連絡も取れないから、今こんな状態だなんて知る由もない。例え今連絡出来でも時間がかかりすぎる。間に合わない」

QB「そして、三つ。これが一番の理由さ。君が契約して、史上最強の魔法少女と成らなくては、勝てない理由さ」

QB「ワルプルギスの夜は、進化したのさ。それまでの魔女から、より高次元の存在へとね!今までの彼女なら、まだ希望はあったというのに」

まどか「キュウべぇ、まさかあなた!」

QB「僕にとっても予想外だったよ!まさか、こんな力がこの星で手に入るなんて!理解できないよ!」

まどか「……でも、私がここで契約したら、今がんばっている皆を裏切る事になる。だから!」

QB「じゃあ、現実を見せてあげる」キュル

まどか「キュウべぇ!」シュル








―――――――――


QB「ごらん?これが、現実さ」キュル

まどか「―――みんな!」

ほむら「ま、まどか?」

さやか「ははは、幻聴まで聞こえてきたのかな?」

マミ「……いいえ、彼女は本物の鹿目さんよ。キュウべぇも一緒にいるから間違いないわ」

杏子「おいおい、マジかよ。アイツを守ってあんな化け物相手にするなんて、冗談じゃねーぞ」

さやか「……転校生、まどかの事、お願い」

ほむら「何を、言ってるのかしら?」

さやか「もう、ないんでしょ、武器?転校生の能力なら、一番まどかを守りやすいだろうし」

狛村「ぐはっ!」グサッ

杏子「左陣!くそったれええ!」

マミ「佐倉さん、まって!もう大丈夫です。ありがとうございます」ファア

雛森「気をつけてください。暁美さん、鹿目さんを安全な所に!」

さやか「……今、グリーフシード何個持ってる?」

ほむら「……あなたが心配する事はないわ」

さやか「はい。一個渡しとくね。私まだ一個あるから」

ほむら「…すぐに戻ってくるわ」

さやか「…うん。がんばる」




ほむら「まどか!どうしてここに!」スッ

QB「僕が連れてきたのさ。現実を目の当たりにすれば、契約するしかないと決心してくれると思ってね」キュプゥィ

ほむら「インキュベーター!あなた、一体どういうつもりかしら?」

QB「言ったじゃないか。鹿目まどかと契約して、莫大なエネルギーを回収したいって。だから、まどかが契約しなければ、どうにも成らない状態を提供したのさ」

ほむら「―――インキュベーター。あなた、魔女を操ることが、できたの?」

QB「そんなこと、今まで君が見てきたインキュベーター達は出来たのかな?まぁ、どの過去でも、そんなことは無かっただろ?」

ほむら「あなた……私の正体を」

QB「まどか。君はまだ教えてもらってないのかい?彼女、暁美ほむらの正体を?」

QB「暁美ほむらは、過去の可能性を切り替えることで、幾多の並行世界を横断してきた魔法少女さ。なるほど、他のインキュベーターも知らないわけだよ」



まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「……言うのが遅くなって、ごめんなさい。だけど今は関係ないわ!」

QB「あるんだよ。魔法少女としての潜在力は、背負い込んだ因果の量で決まる」

QB「つまり、今のまどかには大量の因果の糸が集中しているってことさ」

QB「まどかは、君が同じ時間を繰り返す毎に、強力な魔法少女になっていただろう?」

ほむら「…っ!」

QB「同じ理由と目的で、何度も時間を遡るうちに、君は幾つもの並行世界を、螺旋状に束ねてしまったのさ。鹿目まどかを中心軸としてね」

QB「その結果、決して絡まることの無かった並行世界の因果線が、全て今の時間軸の鹿目まどかに連結したのさ」

QB「君が繰り返してきた時間、その中で循環した因果が、巡り巡って、鹿目まどかに繋がった」

QB「ありがとう、暁美ほむら。君のおかげで鹿目まどかは、最強の魔女になることができた」


ほむら「……わ、私が、まどかを……」ボトッ

まどか「ほむらちゃん!しっかりして!」

ほむら「……なら、尚更、ここで、終わらせる……」

QB「……一年以上前のある日、僕は虚に襲われた。その後、その虚は虚界に戻り、ある科学者の所に導かれた。そこで僕は研究材料として、色々されたのさ。実に探求心の強い、破面だったよ」

QB「研究施設が壊れて、僕を取り込んだ虚はそのまま逃げたみたいでね。どうなったかはわからないけど、気がつけば僕は乖離していたのさ」

QB「それからさ。気が付けば、僕は魔女を操る術や、記憶を引き継ぐ術が頭の中にあったのさ。結果は見ての通りさ。ワルプルギスの夜も、思いのままに出来た!そして、鹿目まどか。君を見つけた!」

QB「これほどの潜在力を持った者を、僕は見たことがなかった。そして、この僕が、僕こそが君から生まれるエントロピーを手に入れるに相応しいと確信した!」

QB「手始めに、君に目を付けていたインキュベーターを喰い、君に関するデータを手に入れた。後は、周りを削っていき、契約のチャンスを待っていた」

QB「しかし、君は契約はしなかった。親友のさやかまで使ったと言うのに、ダメだった………」





QB「だから、最後の手段を使ったのさ」






QB「さあ!鹿目まどか!契約をしようじゃないか!それ以外に、今のワルプルギスの夜は止まらない!全てを破壊し続ける!」

まどか「……ほむらちゃんの、大切な友達との約束って、私だったんだ。だったら、それなら絶対にできない!ほむらちゃんが、皆が諦めずに戦っているのに、裏切るなんてできない!」
QB「…なら、その希望を今、打ち消そう」ドチャ

QB「空座町に向かっていた所を、捕まえておいたよ」

まどか「コンちゃん!」

QB「尸魂界に連絡が取れないから、直接連絡しようとしたのかな?それとも、ジャミングの範囲外からの連絡?」

ほむら「そ、そんな……」

QB「これで、助けは来ないと理解できたかな?それしゃあもう一つ。今度は君の目の前で、友達を一人奪う事にしよう」

ほむら「くっ!」サッ

まどか「キュウべぇ!やめて!」

QB「おや、時間停止の魔法を使うだけの魔翌力はないのかい?それとも、疲労困憊で、もう避けることも不可能かな?」

まどか「ほむらちゃん!あぶない!よけて!」



ほむら(身体が重い……魔翌力も、そういえば、美樹さやかから貰ったグリーフシードがあったわね)

ほむら(これを使って……使って、どうするの?)

ほむら(このままじゃあ、ワルプルギスの夜は倒せない。現に、魔法少女三人、死神二人の状態でもおされ始めてる。準備不足だわ………)

ほむら(だからと言って、また繰り返しても、まどかを苦しめる事になる)

ほむら(もう、つかれちゃった……ごめんね、まどか。貴方との約束、まもりきれなくて……)

ほむら(さようなら……ごめんなさい……)







まどか「ほむらちゃんッ!」











カキンッ!!





「よう、また泣いてんのか?」






ほむら「え……く、黒崎、一護?」

一護「お、初めて年相応の顔見たわ。案外かわいいとこあるな」

まどか「黒崎さん?!」

一護「さて、おちょくるのもこのくらいにして。……わりぃ、遅くなった」ほむらの頭にポンッ

QB「……イレギュラーは計算済みさ。黒崎一護!君の対策もできてある!」

一護「―――」

QB「君も感じただろ?!そうさ!空座町に虚の大群が出現したのさ!これで死神達にはバレルかもしれないが、致し方ない。どの道今からじゃあ間に合わないさ!」

QB「早くもどらないと君の大切な家族や仲間が虚の餌食となるよ!どうする?」

QB「………ど、どうして携帯を取り出しているんだい?」




一護「あ、チャド?今大丈夫か?石田いる?いる。じゃあ伝えてくれないか?」

一護「俺助けにいかねーとヤバいかって」








チャド「―――問題ない。直ぐに終わる」



一護「だとさ」




いったん休憩です。

チャドの霊圧は消えませんよ。矛盾点がないように注意しながら修正中。

ザエルアポロェ……
小説読んでみたいです。

内定?
傲りが過ぎるぞ、人事部。

こんな時間ですが、ちびっと投下

QB「なん……だと……」

さやか「一護さん!来てくれたんですか!」

一護「なんとかな。遅くなった」

マミ「いいえ、助かりました。こちらは狛村さんが負傷してしまって、もう一旦下がるしかできない状態でしたし」

杏子「なんで庇ったりすんだよ……。さやか!早く治療!」

さやか「わかったって。雛森さんはそっちを」

まどか「皆、無事でよかった」

一護「まだ、厄介なのがいるけどな」

ワル「KYAAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」

QB「………む、無駄さ。ワルプルギスの夜は最強。何せ、只でさえ強い彼女は、さらに進化したのだから」

ほむら(そう、あのワルプルギスの夜はこれまでとは段違いに強い。そして、私達はもう疲労困憊)

QB「これが、その進化さ!」

QB「帰刃!」

さやか「ワルプルギスの夜の姿が、変わった?」

狛村「これは……帰刃!?」

杏子「おい!使い魔まで不気味に成りやがったぞ!しかもこっちに来やがる!」

マミ「佐倉さん伏せて!えい!」ティロフィナーレ

さやか「な!使い魔の癖に耐えてるよ!」

狛村「ふんッ!使い魔一体一体が、まるで大虚クラスではないか……」ズチャッ

ワル「KYAAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!」

ほむら「くっ……」

一護「心配すんなって」

QB「わかったかい?いくら君が来たところで!この状況を打開できると思ったのかい!」



一護「助けに来たのは、俺だけじゃないんだぜ?」






ルキア「次の舞、白漣」キンッ






ルキア「ならば、我々が打開してみせよう」

平子「ふぅ、やっと追いついた」

さやか「ルキアさん!」

ルキア「待たせたな。守ると言ったのに、いつも待たせすぎだな、私は」

QB「そ、そんな、ばかな!黒崎一護はいざ知らず、死神がなぜ!」

ルキア「確かに、貴様の張り巡らせた防壁によってこの場所での出来事は瀞霊廷には届いてはいなかった」

雛森「ここからの通信は不可能だったので、ならこの場所以外からの通信を考えました」

QB「だ、たけど、君たちの策はこうして阻止したはずだ」

雛森「インキュベーター。あなたは、この状況をまどかさんにいち早く知らせる為に、現世の通信系統には防壁を張らなかった」

雛森「だから、私は空座町のある所に連絡を入れる事ができた。しかし、これではあなたが気づくかもしれない。だから、コンさんに、囮をお願いしたんです」

コン「へへへ……ざまぁ、みやがれ…」

QB「だ、だけど直ぐに準備が整うなんて」

平子「それが出来たがら、こうして来たんやないか 」パチンッ







ガタンッ



平子「魔女討伐死神選抜部隊、到着~」

一護「おせぇよ」

平子「人のこと言えんやろ」

さやか「あれが、ルキアさんと同じ、死神」

一護「結構集まったんだな」

平子「更木隊長に朽木隊長。涅隊長に、ワイら三人。隊長だけでも六人の豪華さや」

一護「よくもまぁ、要請が通ったな」

平子「昔なら通らへんよ。お前が変えたんや」

ほむら「……まどか。ごめんなさい、私、さっきあきら―」

まどか「ほむらちゃん、今までごめんね。私のムチャなお願いのせいで。いっぱい苦労かけさせちゃって」ギュッ

ほむら「……いいの、大丈夫。もう、挫けない。これで、終わりにする!」



マユリ「お取り込み中すまないが、ちょっと君のソウルジェムを貸したまえ?」

まどか「ひゃい!」

ほむら「あ、あなたは、誰かしら?」

マユリ「私のことなどどうでもいいサ。いいから早く貸したまえ!」

一護「そいつは涅マユリ。技術開発局の局長だ」

マユリ「仕方がないねぇ。ネム!」

ネム「はっ!」

さやか「マミさんみたいな、おっきぃ……」

マミ「み、美樹さん!どこを見ているの!」

ほむら「ちょっ!どこに触って!や、やめ!ちょ、まった!やめ!あっ!だめ!わかった!わかったから!」

マユリ「初めから素直に渡していればこんな手間をかけんでもよかったというのに………君達も早く渡したまえ」

杏子「あんまり、渡したくないけど……」

ネム「……」ワキッ

さやか「私た方が、いいかもね。ほら、ルキアさんの仲間なんだし、大丈夫、さ!」

マユリ「君達に関しては、既に研究済みなのだから興味ないよ。ただ、これがしっかり機能するかを試したいだけさ。……ほら、出来たよ」

ほむら「な、投げないで!これは、何をつけたの?」


マユリ「それは君達がグリーフシードと呼んでいる物を模して作った自動変換器さ。これを付けていれば、ソウルジェムの汚れが一定以上になると、浄化するようになる」

マユリ「そもそも、ソウルジェムの汚れとは、感情が魔翌力に変換され、消費されまた感情へと戻ったもの」

マユリ「一定量を越えると処理しきれない感情が暴走して魔女へと姿を変える。グリーフシードは空になったソウルジェムのなれの果てさね」

ほむら「つまり、これがあれば、グリーフシードいらず」

マユリ「魔法少女や魔女に関しては、既に研究し尽くしたから興味ないのだがね。この装置も、実験は既に終わっているのだよ。今の君たちにも対応できるよう改良済みに、ね」

マユリ「そこにいる改造魂魄は、君達魔法少女の研究データをベースにして進められたらものだ。研究資料が役に立ったよ」

マユリ「しかし、あの魔女は興味がそそられるねえ」ニカッ

ほむら(研究されていた後で、良かったわ……)

マユリ「というわけで、一部分くらいは残しておきたまえ?後で研究材料にするのだから」

まどか「ぁ、ありがとう、ございます」

マユリ「ぁあ、但し、君には少し興味がある。潜在力が凄まじいんだろ?実に興味深いねぇ……」

まどか「あ、あはは……」

一護「気をつけろ。あいつはやるといったらやるぞ?」

ほむら「わかったわ。気をつける」


さやか「ほんとだ。綺麗に汚れが消えていった」

マユリ「因みに、基礎能力も底上げするよう組み上げたから、前よりも動きやすいはずだよ」

杏子「おっ!すげぇ!これで、グリーフシードの心配はなくなったな」

マミ「もう何もこわ―――」

さやか「マミさん、それはやめましょ。なんだか、いやな予感しかしないから」

杏子「しかし、左陣の仲間って本当につえぇな」

剣八「ハハハハハハハハハハハ!!」ザキッザクッザクッ

一護「いや、あれは例外だ。規格外ともいう」

日番谷「卍解『大紅蓮氷輪丸』」

日番谷「雛森、お前はここでそいつを守っててくれ。こいつらは俺達で食い止める。あの化け物は、あんた達に任せた」

雛森「わかった。白ちゃんも無理しないでね」

日番谷「……『日番谷隊長』だ」

まどか(照れてた)

さやか(照れてた)

マミ(あの氷の翼……きっと能力の名前はエターナルフォースブリザードね!)

ほむら「皆、準備はいい?」

一護「俺が先頭で切り開くから、しっかりついて来いよ」

ほむら「あなたが……ちょっと心配ね」

一護「いつもの辛口が戻ってきたじゃねぇか」

狛村「儂も行こう、朽木副隊長は雛森副隊長と共に、鹿目まどかの護衛を頼む」

杏子「大丈夫かって聞いても、問題ないって言うよな。――頼んだぜ」

一護「さて、まずは――」



ファアアアアアアアア



ほむら「桜の、花弁?」

マミ「綺麗……」

白哉「この中を通って行くがよい」

ルキア「兄様!わざわざありがとうございます」

さやか「あれが、ルキアさんのお兄さん。すっごいカッコいいなぁ」

一護「サービスいいじゃねぇか。どうしたんだ?」

白哉「ルキアが世話になった、礼だ。後方は、我々が全滅する。存分に、戦うがよい」

一護「―――任せたぜ。さて、じゃあ行くぜ!」





次がワルプルギス戦です。
今日の夜には投下したいなぁ。

今週のブリーチで、狛村隊長に負けフラグ、ひいては死亡フラグがたった気がします。涙目です。

遅くなりました。
今回もダラダラ投下させて頂きます。

戦闘描写を入れようとも考えましたが、そこまで深く読む必要もないので会話シーンのみとさせていただきます。

面倒だからとかそんなのが理由じゃないっすよ!

ほむら「私が時間を止めてあなた達を四方に送るわ。残念だけど、もう武器がいからサポートに専念する」

狛村「ならば、まず奴の足を止めよう!卍解!『黒縄天譴明王』!」

狛村「はぁぁあアアアアッ!!」ガシンッ

杏子「あんがとよ、ほむら。さやか!今のうちに左右からたたき込むぞ!」ドドドドドッ

さやか「サンキュー。任せなさいってええ!」バザァンッ

一護「あいついつの間にあんな技覚えたんだ?」

マミ「彼女、ああ見えて努力家なのよ。巨大な敵を想定した技を開発したりね。暁美さん、私を後ろに」

マミ「出し惜しみは無しよ!ティロ・フィナーレ!」ティロフィナーレッ!

一護「……うわぁ、あいつらこんなに強かったのかよ。護衛とかいらなかったんじゃねぇか?」

ほむら「魔翌力の消費に気をつける心配がなくなったからよ。さ、ぼぉっとしてると舌噛むわよ」スッ

一護「さて、と。こっちもやるか」スタッ

一護「卍・解!」ピカァンッ

一護『天鎖残月』カチャッ

ほむら「他の死神と違って、あなたのそれ、地味ね」フッ

一護「うるせぇよ。これで俺は戦い抜いてきたんだよ」

ほむら「なら、頼むわね」

一護「任せろ」

ほむら「ワルプルギスの夜の真上に」

一護「はああああああああっ!!」

一護「月牙天衝!!」





バアアアアァァァァァアアアンッッ!!




ほむら「やったの!?」

一護「駄目押しのおおお!」カチャッ

一護「もおいっちょおおおおっ!」






ギャチャアアアアアアアンッッ!!





マミ「す、凄い……」

さやか「一護さん、こんなに凄い死神だったんだ……」

杏子「アタシらの攻撃の比じゃない位の威力じゃん……ちょっと自信なくすなぁ……」

ほむら「これで……」







QB「終わらないから、最強なんだよ」








狛村「なん……だと……」

杏子「左陣!うわっ!」スシャッ

さやか「杏子!くっそ!なんだよこの触手!」スシャッ


QB「知ってるかい、黒崎一護?帰刃は、一回だけじゃない」


QB「知ってたかい、まどか?ワルプルギスの夜は、後一回、帰刃が出来るんだ」




一護「刀剣解放、第二階層……だと……」



日番谷「……まだあがる、か」

白夜「―――諄い」

マユリ「ほぅ……中々興味をそそられるじゃないかネ」

平子「まだ強うなるんかいな………」

ルキア「使い魔達が更に変化しただと!」

雛森「それじゃあ、巴さん達は!」

QB「さぁ、どうするまどか?僕はいつでも構わないよ」

QB「因みに、僕を斬った所で、ワルプルギスの夜は止まらないよ」

ルキア「くっ!兄様達も、手一杯で助けに行けぬ。一護……」

まどか「……ほむらちゃん」







―――――――――


狛村「ぐはぁっ」ズドンッ

ほむら「しっかりして杏子!狛村さんならきっと大丈夫だから」

杏子「くっそ!すまねぇ、ついもらっちまった」

マミ「大丈夫?!暁美さんは美樹さんと黒崎さんのサポートをお願い」

一護「さやか!あんまり無理すんな!」

一護「俺がスピードで攪乱する。その隙を衝け!」スッ

さやか「わかりました!」スタッ

杏子「ほむら!左陣を頼む!」

ほむら「わかったわ」スッ

杏子「ワルプルギスの夜の野郎、さっきまでのダメージゼロかよ。しかも更に堅くなりやがったし」

マミ「もう私の最大出力のティロ・フィナーレですらかすり傷一つ付けられなかったわ」

杏子「でも、やるしかないよな」

マミ「……そうね。ここで頑張らないと、後ろで戦っている死神さん達に申し訳ないわ」

杏子「へへへ……よし、じゃあ行くか!」






一護(ゼロ距離の月牙天衝の傷跡すら、再生で綺麗になくなりやがった。他の攻撃も有効打にはなってねぇな。持久戦はきつい。―――今以上の威力で一気に決めねえと)

ほむら「大丈夫?」

一護「狛村さんは?」

ほむら「自分の事よりも、あなたのサポートをって」

一護「ほむら、一つ聞いていいか?その能力で、他人を過去の状態に戻したりってできねぇのか?」

ほむら「……やったことはないけど、今の魔翌力消費を考えずに済むのなら、出来ないことはない、と思うわ」

ほむら「だけど無理よ」

一護「なんでまた?」

ほむら「例え、過去の状態に戻すことができても、制止状態で、長時間待ってくれないわよ」

一護「……戻すのは、アイツじゃねぇよ。俺だ」

ほむら「……そうだとしても、無理ね。リバウンドに耐えきれないわ」

一護「リバウンド?」

ほむら「過去に戻した分が、一気に跳ね返るのよ。通常の時間で経験するはずの負担を、一気に経験する羽目になるわ。普通なら、耐えられないわ」



一護「要は可能ってことだろ?なら、俺を17ヶ月前の状態に戻してくれよ」

ほむら「あなた、話を聞いていたの!そんな長い時間を戻すということは、その分負担も大きく―――!」

一護「大丈夫だって」

ほむら「大丈夫なわけないでしょ!」

一護「しかたねぇなぁ……」

一護「―――なら、信用しろ」

一護「アイツを倒さねぇと、お前の約束は果たせねぇんだろ?そのために、何回も辛い思いしてきたんだろ」

一護「それに比べりゃ、どおってことはねぇさ」

ほむら「……どうなっても、責任もてないわよ」

一護「慣れてる」

ほむら「……必ず、倒しなさいよ」

一護「あったりめぇだ」

ほむら「……わかったわ。皆!聞いて!今から暫くの間、私と一護は動けないわ。だから、その間、守ってほしいの!」

杏子「おいおい、簡単にいってくれちゃってさぁ~」

さやか「―――やってやろうじゃん。魔法少女の底力、みせてやる!」

マミ「偶には、先輩らしい所みせないとね」

ほむら「15分……いいえ、10分でいい!頼んだわ!」

杏子「うっはぁ、長い10分になりそう」

さやか「まどかの手前、弱気になれないからなぁ。やったる!」

マミ「それじゃあ、怪我には気をつけて。行くわよ!」







さやか「さやかちゃん必殺のぉ~。スクワルタトーレ!はああああっ!」ザバァンッ

杏子「くっそ!ワルプルギスの夜ってこんだけデタラメだったのかよ!」ズガァンッ

マミ「泣き言の前にとにかく打ち続けて!反撃の隙を与えちゃ駄目!」ドカァンッ

ワル「KYAAAALTU」フッ

杏子「え?なんだあれ」

マミ「佐倉さん避けて!」

ワル「KYAAAALTU」ピカッ





グラン・レイ・セロ





さやか「なっ!杏子大丈夫!」

マミ「美樹さんよそ見しない!」

さやか「うわっ!」

杏子「しっかりしろよ。まだ10分たってないんだぜ」

さやか「いてて……。杏子、まだ大丈夫?」

杏子「腕治してくれたらな」

マミ(強いなんてもんじゃない……注意をこっちに引きつけるだけでも一苦労よ。おまけに、こっちの攻撃は効いてない)

マミ「暁美さん、早くしてね……」





―――――――――


QB「全く、いい加減に諦めなよ。いくら死神が加勢したところで、今の彼女は止められない。次元が違うんだよ?」

QB「別の次元へと昇華した彼女を止められるのは、同じく別の次元へと昇華することのできる、君しかいない」

QB「精々、手遅れになる前に決断することを勧めるよ」

まどか「……キュウべえ、何にもわかってないんだね」

まどか「私の決心は揺るがない。私は契約しない。絶対に契約しない」

まどか「それは、みんなのことを私が信じているように、私のこともみんなが信じてくれているから」

まどか「だから、私はみんなを裏切らない。キュウべえ、何度でもいってあげる。私はアナタと契約なんて絶対にしない」

QB「浅はかだねぇ。信頼なんて、ただの言葉遊びじゃないか。現に、今君の仲間は窮地に立っている。そんな陳腐なもので、どうやって打開するんだい?」

まどか「アナタは、何もわかっていない。みんななら、やってくれる。そう、約束したから」

まどか(そうだよね、みんな――)

QB「……随分、呑気な考えだね。君はきっと自らいってくるさ。現実とは、とても残酷なんだ……」







杏子「魔翌力の消費考えなくてもいいっつうのに……やべぇ、疲れてきた」ハァ、ハァ、

さやか「杏子、止まってると危ないよ!」スッ

マミ「きゃっ!」ドカッ

さやか「マミさん!危ない!」

杏子「てめぇの相手はこっちだあああ!」

ワル「KYAHAHAHAHAHAHA」

さやか「マミさん!しっかりして!……ダメだ、気を失ってる!」

杏子「とりあえずどっかに置いてこい!アタシ一人じゃ押さえきれない!」

さやか「杏子!後ろ!」

ワル「KYAHAHAHAHAHAHAHA」スジャラッ

狛村「明王おおおおおっ!」ウォオオオッ

杏子「左陣!」

狛村「はああああああっ!」ギチャンッ

さやか「やったあ!一刀両断!」

ワル「KYA……HAHA…HAHAHAHA」ギリ…ギリ…

ワル「KYAHAHAHAHAHAHA」ギリリリリリ

狛村「ぐっ!」グフッ

杏子「左陣の渾身の一撃でも、駄目かよ……」

さやか(マミさんは戦闘不能、狛村さん、杏子に私はもう限界……)

狛村「ウォォオオオオッ!」ズガァンッ

ワル「KYAHAHAHAHAHAHA」ズチャァンッ

杏子「早く、早く……まだかよほむら!」

ワル「KYAHAHAHAHAHAHA」











一護「待たせたな」






狛村「黒崎……」

さやか「一護さん!それに、ほむら?!」

ほむら「……心配ないわ。少し、ムチャをしただけよ」グッタリ

マミ「皆、大丈夫?黒崎さん?!」

一護「みんな、わりぃけど、ほむらを頼む」ドサッ

一護「そんで、出来るだけ離れてくれ」

ほむら「黒崎、一護……」

一護「なんだよ?」

ほむら「後は、任せたわ……」

一護「――おう!」

ワル「KYAHAHAHAHAHAHA」シュルルルッ

ワル「KYAHA?!」カキンッ!

一護「てめぇに恨みはねぇ。だが、てめぇを倒さねぇといけねぇみたいなんだ」

一護「加減は、しねぇぜ」





―――――――――





一護(時間が一秒一秒過ぎる度に、身体が軋みやがる)

一護「おりゃああああ!」ズザンッ

ワル「KYAHAHAHAHAHAHA」

一護(ダメージは有るみたいだが、時間がかかりすぎだ)

ワル「KYAHAHAHAHAHAHA」

一護(おまけに、すぐ再生しやがる。しかたがねえ)

一護「やっぱ、使うしかねぇか……」



一護「最後の、月牙天衝を」



一護(無理矢理してるせいか、やべぇな……)






一護「ま、約束したからなぁ」


一護「アイツ等には、まだまだこの先沢山の未来があるんだ」



一護「それを、壊そうってんなら――」



一護「その土手っ腹、真っ二つにしてやるよ」











一護「無月」





























QB「な、なんだ……どうしてあれが現れた!」

雛森「……当然です」

QB「な、何を言っている……僕はインキュベーター、宇宙を救う救世主だぞ!」

雛森「違う。アナタの正体は―――」







雛森「インキュベーターと同化した、虚よ」









平子「破面の研究者に偶然、捕縛されたらしいな。研究記録にしっかり残ってあったで」スッ

平子「研究記録は途中で切れててな。その記録の最後に行われていた研究が、虚の能力の譲渡やった。記録によれば、譲渡の過程で虚へと変容したらしい」

平子「奴の死後、研究資料は技術開発局が回収したはずやったが、お前はどうやら逃げたみたいやな」

QB「や……や、やめろ!はなせ!」ガシッ

平子「そして、長い時間をかけて虚と分裂。研究の影響で既にぶっ壊れておったお前は、インキュベーターとしての目的、エネルギーの確保のみを追求」

平子「鹿目まどかの内在する膨大なエネルギーに目を付け、暴走したってわけや」

QB「はなせ、はなせえぇええ!」ガシッガシッ

ルキア「……斬魂刀に斬られた虚はその罪を濯がれる。しかし、虚となる前の罪までは濯がれることはない」

ルキア「お主の、インキュベーターとしての行動は、ここでは罪だと判断されたのだ」

QB「やめ、はなせ、やめろおおおおお!!」ガシャンッガジンッ


ルキア「――さらばだ」



まどか「――キュウべぇ…」




QB「うわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」








>>276
すみません。肝心なところでミスしてしまいました。
この文が先です。

―――――――――


QB「な、なん……だと……」

まどか「結界が壊れていく……」

QB「ばかな、はがな!そんなはずはない!ワルプルギスが、僕の切り札が!こんな下等種族に負けるわけがないじゃないか!」

QB「そんな、何かの間違いだ……僕ね、計画が、エントロピーが」

ルキア「……インキュベーター、貴様の負けだ」

QB「……フフフ、どうわRA、そうMIたいだ……だが、これで終わっTAと思うなよ!おまえ達は宇宙を救う僕に、諦めることはないのさ!」キリリリリ

ルキア「いや、お主はもう終わりだ――」スッ

QB「フッ。今更僕を斬ったところで、すぐに代わりの――」ズチャッ








ギリリリリリ






ガシャアアアアアアアアン!






―――――――――


マミ「――やったの……?」

さやか「空が、はれてく……」

杏子「や、やった……」

杏子「やったやった!左陣やったぜ!あのワルプルギスの夜を倒したぜ!」ダキッ

さやか「一護さんがやりましたよ!やった勝ったあ!」ダキッ

マミ「二人とも落ち着いて……狛村さんも怪我してるんだから……」ヤレヤレ


一護「やったぜ?」ドヤッ

ほむら「……そうね」

一護「……どうした?」

ほむら「……今まで、この時の為に、多くの並行世界を犠牲にしてまで、がんばってきて……」

ほむら「いざ、こうしてみると……心の整理が追いつかないみたい」

一護「んなもん、やることなんて一つしかねーだろ」

ほむら「え?」

一護「まどかのとこに、行ってこいよ」トンッ

ほむら「――えぇ、そうね。そうよね」

ほむら「黒崎一護」

ほむら「――ありがとう」









―――――――――


ルキア「お?気がついたか?」

一護「ん?なんで俺寝てるんだ?」ムクッ

ルキア「貴様が無理をし過ぎたからだ」ゴンッ

一護「いってぇ!何も叩くことはねぇだろ!」

ルキア「全く。貴様は心配ばかりかけおって……」

一護「……白夜達は?」

ルキア「もう尸魂界に帰還しておる。我々は、後処理でもうしばらくはいるがな」

一護「……そうか」

ルキア「……聞かぬのか?」

一護「死神だのなんだの、面倒な事に巻き込まれたんだ。忘れるのがいいさ」

ルキア「……そうか」












さやか「ルキアさ~ん。一護さん目覚めましたか?」ヒョコッ

一護「ブフッ」

ほむら「あら、目が覚めて早々、汚いわね」フサァ

一護「お、お前ら!何で!どうして!」

ルキア「一つ言っておくが、今回は記憶を弄ってはおらぬぞ?」

一護「なにぃ!」

ルキア「今回から、尸魂界の方針で、魔法少女たちにこの装置を配る事になってな」

ルキア「とはいえ、我々が渡しても信用されぬだろうし、同じ魔法少女からの方がいいであろう?」

ルキア「他にも―――ん?どうかしたのか?」

一護「だったら最初からそういいやがれ!」

ルキア「貴様が勝手に勘違いをしたのだろうが」

まどか「ただいま~。あ、黒崎さん目が覚めたんですね」ガタッ

平子「何夫婦喧嘩しとんねん。起きたらさっさと手伝わんかい」

一護「え?何だよ?」

マミ「あら、おかえり。佐倉さんは?」

まどか「狛村さんをつれて、デパ地下に行っちゃったみたいで……」

まどか「多分、時間までには帰ってきますよ……」

さやか「杏子のやつ……。罰としてアイツの量だけ減らしましょっか」

ほむら「あら意地汚いこと」

さやか「なんだとほむら!」

マミ「はいはい、落ち着いて。そろそろ焼き上がるから、手伝って。鹿目さん、材料お願い」

一護「何があんだよ?」

ルキア「ん?あぁ、それはだな―――」







―――――――――



さやか「では、僭越ながらこのさやかちゃんが司会をさせて―――」

コン「どうでもいいからとっととフンギャ!」

杏子「もういいだろ。動き回って腹減った」

さやか「あんたは狛村さんを連れまわして遊んでたからでしょうが!」

杏子「いいじゃねぇか。しっかり時間には間に合ったんだから」

日番谷「俺が探し出すまで気がついてなかったがな」

雛森「まぁまぁ、ね」

さやか「えーコホン。じゃあさっさと乾杯に……あ、まどか、ほむら、お願いね」

まどか「へ!?む、無理だよ!」

ほむら「さやか、あなた!」

さやか「ほらほら早くしないと~。ささ、平子さん」

平子「おぉ、どもども~。あんさんは?」

狛村(義骸)「いや、遠慮させて――」

杏子「え?」

狛村(義骸)「いや、頂こう」

ほむら「……じゃあ、いっせ~ので」

まどか「うん、わかった。一緒にね」

ルキア「しかし、料理が上手いのだな。家の侍女達にも負けてはおらぬぞ?」

マミ「みんなが手伝ってくれたからですよ」

一護「お~い、さっさとしろ~」

ほむら「うるさい黒崎一護!今やるわよ!」

まどか「ほむらちゃん、じゃあいくよ」

ほむら「わかったわ。いっせ~ので」








まどほむ「「乾杯ッ!!」」





これにて本編終了です。
最後までありがとうございました。

この後は、番外編やら小ネタやらをダラダラやっていけたらとかおもってます。

第三者が勝手に書いてくれても全然構いません。少しでもブリーチSSが増えてくれたらうれしいです。

なるべく矛盾なくやってみましたが、何かおかしな点がありましたら、ご指摘お願いします。

最後にミスもしてしまいましたが、無事に終わることができてよかったです。

本当にありがとうございました。


番外編、小ネタなども、気が向きましたら見てやってください。

では。

乙ー
ただ、ブリーチは藍染離反のあたりで読むのやめたからイチゴが何したのかわかんね
技名でぐぐったら、使ったら死神の力失うさいきょーのわざ
って感じだとおもったんだが
17ヶ月前に戻した理由ってやっぱ力失う事に関係してたの?

>>283
だいたいそんな感じです。
無月習得時の一護は、馬鹿みたいに強いので。
ただし、ほとんど時間がないため、一撃必殺の無月を使ったといった流れです。


後はリバウンドが起きて倒れた、というわけです。
無月後の死神の力うんぬんは、リバウンドで一気に解消、という力業です。

無理矢理ですね。

よくわからないんだけど、あの個体だけ虚と融合した影響が出てたってこと?
QBは健在なんだよな

>>292
そうですね。
インキュベーターがあのQB以外にも存在している、として考えてます。
なのでインキュベーター自体はまだ存在していることになります。
インキュベーターの設定って、こんな感じでよかったかな?

蛇足ですが、マミさんと契約したQBとこのSSで登場したQBは別物です。あのQBはこのQBに食べられ、記憶を引き継いでいたりします。

誰も期待していないでしょうが、番外編のある程度の構想ができたのでチマチマあげてきます。
大分遅い更新になると思います。

日番谷「…………」チャリン

日番谷「なんで牛乳がこんなとこにしか置いてないんだよ……」

日番谷「ん?これは……キーホルダー?」

???「どこだ~どこだ~どこいった~?」キョロキョロ

日番谷「ん?」ピピピッ

???「そこの白髪の少年。ここらでキーホルダーを見かけなかった?」

日番谷「……これのことか?」

???「おお!まさしくそれだよ!いや~よかった~。これがないと私はもうどうしようかと……」

日番谷「そんな大事なもん、無くすなよ」

???「誰も無くしたくて無くす訳ないじゃないか!しかし本当によかった~。ありがとう恩人」

日番谷(表情のよく変わる女だ)

???「ところで恩人。このキーホルダーはどこにあったの?」

日番谷「そこに落ちていた」

???「あぁ、あの時か。でも市販の紅茶よりも織莉子の入れてくれた紅茶の方が美味しいなぁ」

日番谷「しらねぇよ」

???「恩人はなに飲んでるの?」

日番谷「みりゃわかるだろ」

???「それもそうだね。………あぁ、なるほど」

日番谷「何納得してんだよ」

???「大丈夫。また伸びるって」

日番谷「―――」ムカッ

???「中学生でその位なら普通だって。私と同じくらいだからって気にしない」

???「あれ恩人。ちょっと表情が堅いぞ?」

日番谷「生まれつきなんでねぇ」


???「仕方がない。ここはアタシが奢ってあげましょう。キーホルダーのお礼もかねてね」

日番谷「別にいらねーよ」

???「そう言ってくれるなよ。はい、どうぞ」

日番谷「……それで、さっき酷評していた紅茶を渡すんだ?」

???「いや、これ以外飲んだことなくてさ」

???「牛乳二個なんて、やでしょ?」

日番谷「………まぁ、誠意だけはもらっといてやる」

???「恩人は中々表情が変わらないねぇ」

日番谷「生まれつきでねぇ」

???「ははは。それは勿体無い。さて、アタシはそろそろ戻るとするかね」

日番谷「おい、ちょっとまて―――」

???「何だい?そういえばまだ名前聞いて―――」

日番谷「魔法少女だろ?」




書き忘れましたが、場面は大体>>119の前日辺りです。

ゆっくりやっていきます。

???「――なんのことかな?」

日番谷「――今、俺が何人に見えている?」義魂丸

???「――あれ?おっかしいなぁ。男の子の魔法少女なんて、聞いたことないんだけどなぁ」

日番谷「安心しろ。俺は正真正銘の男だ」

???「だよねぇ。まさかって思ったけどね。魔女とか狩ってる時に見られちゃったのかなぁ?」

???「………恩人こそ、何者?QBの仲間とか?」

日番谷「ちげぇよ。お前こそ、魔法少女でいいのか?」

???「………おかしいなぁ。この中学にはアタシやマミっていう魔法少女しかいないんじゃ……あ、最近ふえたって織莉子がいってたっけ?」

日番谷「織莉子ってのは。同じ魔法少女の仲間か?」

???「織莉子はアタシの大切な大切な、た~いせつな愛しい人さ」

???「そりゃもう素敵でさ。髪はしなやかに長くて透き通るほど綺麗だし、紅茶入れるの世界一上手だし、あ、恩人と同じ髪の色しててね―――」

日番谷「あぁわかった。お前がそいつを敬愛してんのはよ~くわかった」

???「織・莉・子!そいつなんて呼ばないで」

日番谷「わ、悪かった……」




???「―――ねぇ、恩人。良かったら、織莉子の計画手伝ってくれない?」

???「織莉子はね!世界を救うために頑張ってるんだよ!健気にも果敢に立ち向かってるんだ!恩人もなんかいい人みたいだし、織莉子の話を聞けばきっとわかるよ!」

???「―――魔法少女はさ。魔女になっちゃうし、話聞かないし、QBのこと無駄に信用してて、おまけにQBいるから無理だけど、恩人ならさ!きっと一緒に―――」





???「世界を滅ぼす魔女、鹿目まどかをやっつけられるって!」






日番谷「なん……だと…」

???「あ、あたしの名前は呉キリカ。恩人は?」

日番谷「――わりぃな」

キリカ「ん?」

日番谷「そいつは、出来ねぇ頼みだ」

キリカ「ん?名前名乗るのが?」

日番谷「鹿目まどかは、俺たちが保護しなきゃならねぇからだ」

キリカ「―――恩人、名前聞いていい?」

日番谷「日番谷、冬獅郎だ」

キリカ「そっか。冬獅郎っていうんだ。残念だなぁ―――」

キリカ「ねぇ、冬獅郎」






キリカ「織莉子の為に死んで?」カチャ








相変わらず短いです。
冬獅郎とキリカは実際どちらが背高いんでしょうね。


―――――――――


日番谷「……早いな」スッ

キリカ「恩人こそ。恩人は恩人だからさ。せめて痛くないように一気にヤっときたかったのに。痛くするからゴメンね」

日番谷「気にすんな。お互い様だ」ガシャッ

キリカ(あの氷は厄介だなぁ。このまま持久戦に持ち込めばいいけど)ザシュッ

キリカ(それにしても、恩人は何者だろ?後で織莉子に聞いてみよ)スッ

日番谷(確か、魔法少女ってのは願いによって扱う能力が変わっていくんだったな)

日番谷(なら、奴のスピードは能力に関係しているのか?それとも、このスピードが標準なのか)カキンッ

日番谷(仕掛けてみるか)ズバンッ

キリカ(凍らせるだけじゃなくて飛ばすこともできるんだ!まだ避けきれない!)

キリカ「えい!」パリンッ

日番谷「―――随分威力の高い爪だな」

キリカ「恩人の刀だって。凄いなぁ。氷なんて出せちゃってさ。本当はやっぱり魔法少女なんじゃない?」

日番谷「どっからどうみても健全な男だろ。第一、あの胡散臭いインキュベーターを信用できねぇよ」

キリカ「確かに。いけ好かないやつだからねー」

キリカ(強い。間違いなく。しかも全然全力じゃない)

キリカ(ホントは、一気に終わらせたかったんだけど)


キリカ(ま、アタシの能力の前じゃあ………)

キリカ「恩人は、強いなぁ。仕方がない」

キリカ「―――全力で行くよ?」ブワッ

日番谷(攻めてきたか。な――)ガギンッ

キリカ「どう?結構すごいでしょ?このまま素直に斬られた方が楽だって」グググッ

日番谷(あの図体のどこにこんな力があるんだよ)グググッ

キリカ(おっかしいなぁ。魔翌力の配分巧くできないや)クイッ

キリカ(もうちょっと、魔翌力を爪に回してっと。さっきので、氷は魔翌力を工夫すれば大丈夫ってわかったし)

キリカ(そろそろ、おわらせよっかな)

キリカ(恩人、ごめんね)ガジッ

日番谷(受け流すのでやっとかよ!スピードも上がってきている)スタッ

キリカ「逃がさないよ!」スッ

日番谷「逃げる気なんてねぇよ!」ズバッ

キリカ「はははっ!遅い遅い!」スッ

日番谷(卍解はなるべく避けたいんだがな)グッ

キリカ「あれ?どうしたの、恩人?」

キリカ「間合いでも取ってるの?でもさ、そうやって止まってると」






グシャッ!






日番谷「なに………!」

キリカ「サヨナラ、恩人」



キリカ「……違う。これじゃない」

日番谷(―――今まで完全には見切れていなかったアイツの動きをしっかりと確認できただと?)スッ

日番谷(……どういうことだ?)

キリカ「すごいなぁ。さっきのどうやったの?その氷?」

日番谷「ちげぇよ」

日番谷(頭下げて教わっといてよかったぜ。じゃねぇと、今頃一発もらってたな)

日番谷「なんで鹿目まどかを狙う。一般人襲ってなんの意味がある」

キリカ「知らない」キッパリ

日番谷「何?」

キリカ「織莉子が話してくれたけど、そんなのどうでもいいんだ。だって、織莉子がそうしたいなら、私だってそうするもの」

日番谷「テメェの意志はねぇのかよ」

キリカ「あるよ」

キリカ「織莉子が決めたことなら、そうしたいなら、アタシはそれを全力で成し遂げさせる。それがアタシの意志」

キリカ「アタシは織莉子の為に生きてるの。織莉子の為にこの力を使ってるの。これ以上何が必要?」

キリカ「恩人には、わからないかな?別にいいけどね」

日番谷「―――わからねぇ訳じゃあねぇさ」

日番谷(寧ろ、よく理解出来ちまう)

キリカ「―――それで、いつまで様子見?」

日番谷(さて、と。これまでの奴の動きをまとめると―――)

日番谷(……試してみるか。卍解状態じゃねぇから、大した大きさのは出来ねぇが)

キリカ「――今度は、氷の柱か」

日番谷「千年氷牢」ガシャンッ

キリカ「――だけど、もう遅いよ?」スタッ

日番谷「竜霰架」ズバンッ

キリカ「はははっ!恩人は器用だなぁ!柱の次はドラゴンか! 」ススッ

キリカ「だけど、あたらないよ?」

日番谷「―――」

キリカ「もうおしまい?それじゃあ早く斬られてよ」

日番谷(そういうからくりか――)

日番谷(なら、このままじゃあ駄目だよな)



日番谷「――卍解」




キリカ「………そんな隠し技持ってたの?ヒドいなぁ。今まで手加減してくれてたの?」

日番谷「んなわけねーだろ」

キリカ「いやいや、そんな大技温存されてたなんてね」

キリカ「でも、ちょっと遅かったかな?」スジャッ

日番谷「どうかな」スッ

キリカ「はははっ!確かに速くなったみたいだね!でも――」

キリカ「アタシは更に上をいく――」ススッ

日番谷「くっ!」ガシャンッ

キリカ「ははっ!やっと捉えたよ!もういい加減にやられちゃいなよ!」ズサッズサッズサッ

日番谷「それは、無理な相談だ!」

キリカ(速くなったし、氷の範囲も広がってる。初めから使われてたら、大変だったなぁ)

日番谷(卍解してるっつうのに、まだ振り切れねぇのかよ!)

日番谷「くそっ!」パリィンッ

キリカ「―――油断ならないなぁ」

日番谷(いまだ!)

キリカ「あれ?距離を取ろおって?」

キリカ「残念。恩人――」スッ



キリカ「―――サヨナラ」ズバチャッ


日番谷「ッ!!」ナン…ダト…







この辺で。
ゆっくり待たせてごめんなさい。

キリカ「――危なかった。最後の最後に切り返そうとしてきたんだもん。もうちょっと早かったら、あれでやられてたかな?」ストッ

キリカ「魔法少女でも、ましてや魔女でもないやつに、まさかここまでてこずるなんて思っても見なかった」

キリカ「鹿目まどかの状況を確認しに久しぶりに登校したってのに、疲れたなぁ」





キリカ「帰って織莉子に報告しなきゃ――あれ?」






日番谷「――終わりだ」





キリカ「――まさか、死んだふり?」

日番谷「んなわけねーだろ」

キリカ「―――また、氷。恩人は本当に器用だなぁ。手応えあったのに」

日番谷「流石のお前も、範囲外からの広範囲、最大速度の攻撃には対応出来なかったようだな」

キリカ「バレてたの。――動けないや」

日番谷「当然だ」

キリカ「結界の外からの、超広範囲の氷結。しかも不意打ち。流石にかわせないなぁ」

キリカ(一撃入れる為に、魔翌力を爪に割きすぎたせいもあるかな)

日番谷「さて、話してもらうぜ。目的と、織莉子と言う魔法少女について、な」

キリカ「――やだ」

キリカ(ちっとやそっとの魔翌力じゃあ、ビクともしない。なら――)





キリカ「はあああああああっ!」グゴゴッ




日番谷「爪が、変化しただと!」

キリカ(間合いが近すぎだよ、恩人!)パリンッ

日番谷「……バカな。あの状態から、脱出した、だと?」




日番谷(くそったれ!流石にあの間合いじゃあ避けきれねぇ)ダラダラ

日番谷(取りあえず、凍らせて止血はできた。まだ何か能力を隠し持ってるのか?)

キリカ「とうとう、一撃入ったみたい」

キリカ「はぁ、はぁ、やっと出られた……」

日番谷(あの様子は―――)

日番谷「……もう止めておけ」

キリカ「あれ、結構、魔翌力使っちゃったかな?はぁ、きっついなぁ」

キリカ「―――ぁぁ、なるほどね。無茶、し過ぎてたのかな?」

キリカ「はぁ、はぁ、なら、サクッと倒れてね、恩人」スタッ

日番谷(速さはどうってことはねぇ。しかし、なんだこの重さは!)ガギンッ

キリカ「その格好は、見かけ倒しなのかな恩人!」ガシャッ

日番谷「テメェを誤って斬りすぎねぇように加減してやってんだ!」ダガシャッ

キリカ「随分あまいなあ!」ダダダッ

日番谷「うるせぇよ!」カキンッ

キリカ「ぁぁ、やば。もう限界……」ガシャッガシャッ

キリカ「だからさぁ……斬られちゃってよ」パッ

日番谷(な!これは、あの結界!俺が遅くなる!しまった!奴を見失う!)

キリカ(捉えた)スッ

日番谷(懐に入られた!くそっ!動きがおせえ!)

日番谷(仕方ねぇ!限定解除!)






―――――――――













キリカ「――あれ、当たんない?」スカッ


日番谷「――避けられた?」








「何学校サボってんねん?」





日番谷「……平子」

キリカ「ぁりゃりゃ……今度は、二人に増えちゃったよ……」

平子「取りあえず、限定霊印戻しとき。虚に感づかれる」

日番谷「どうしてここに」

平子「そりゃあ、虚の反応もないんに、死神の反応あったら、行かなあかんやろ」

キリカ「ぁぁ、もう無理、限定~」グタッ

日番谷「しっかりしろ。ひとまずコイツをつれて――」





「私のキリカをこんな目に合わせたのは、アナタかしら?」





日番谷「また、魔法少女か。テメェが織莉子ってのか?」





織莉子「―――」ドドドドドッ







この辺で。
レンジは卍解より始解の方が好きでした。虚園でも無理して卍解しないで慣れてる始解の方がよかった気がしましたが、気にしない。

日番谷「……受け取れ」ヒュッ

織莉子「グリーフシード?何のまねかしら?」バシッ

日番谷「罠なんか仕掛けてねぇよ。持ってんなら自分のでもいいからさっさと使え」

織莉子「―――そうね。悪いのだけど、自分のを使わせてもらうわ」スッ

平子(あん嬢ちゃんの腰に付いてるんが、あの子のソウルジェムかい)

キリカ「織莉子……ごめん、負けちゃった……」

織莉子「喋らないで。もう大丈夫だから」

キリカ「あの恩人、魔法少女じゃないみたい。だけど、鹿目まどかの、仲間みたい」

織莉子「そう。ありがとう、おかげで助かったわ。偉いわね、キリカ」ナデナデ

キリカ「うん。じゃあちょっと、休むね……」

織莉子「えぇ、おやすみなさい。――――さて、と」ゴゴゴッ

日番谷(この女。なんだこの禍々しい空気は)

織莉子「……素直に、逃がしてはくれなさそうね」

日番谷「聞きたいことがあるからな。何故、鹿目まどかを狙う」

織莉子「少なくとも、この街の平和の為、とはいっておきます」

日番谷(素直に話を聞く奴じゃねぇか……)

日番谷「――そいつを降ろせ。怪我人にまで、手を出すつもりはねぇ」

織莉子「私のキリカを、そいつ呼ばわりしないでくださる?」

平子「―――嬢ちゃん、このキリカっちゅう子の仲間か?」

織莉子「それ以上の存在よ」キリッ




平子「――悪い事は言わへん。もうこの子を変身さすな」

織莉子「――!」ガバッ

織莉子「そんな……なんで、こんなに早く、ソウルジェムが……」

日番谷「何があった」

平子「さっきのあの子のソウルジェムみとって気づいたんや」

平子「おそらく……無茶のし過ぎや。ソウルジェムの限界が来とる。いずれは……」

日番谷「………」

織莉子「――前から、無茶してたんでしょ、キリカ。本当に、キリカは……」

日番谷「――鹿目まどかをねらう理由は何だ?」

織莉子「―――」キュィンッ

日番谷「止めておけ。二対一だぞ」

織莉子「それで?邪魔をするなら、排除するまで――」ブワッ

平子(おいおい、こないな年頃の嬢ちゃんが出すプレッシャーかいな!)

平子(下手すると、ワイも限定解除せんとあかんなぁ)

日番谷「――そのままだと、いずれそいつは魔女になるぞ」

平子「ちょ、冬獅郎!」

織莉子「……そんなこと、知っていますわ」

平子(おや、知っておる、やと)



日番谷「そのキリカってのを助けたいなら、アテがある」

織莉子「いきなり何を言うのかしら?」

日番谷「信じる信じないはテメェが決めろ」

織莉子「……信用しろ、と?」

日番谷「もう追撃もしねぇ。逃げるなら、好きにしろ」カチャッ

平子(おいおい、なに考えとるんやこのガキンチョ。アテゆうたって――)

日番谷「俺達は、訳あってある魔法少女に協力している第三者だ。インキュベーターとは関係ない。勿論、人間でもない」

日番谷「そのソウルジェム。今うちで準備してある道具が、本当に効果があるかを試したい」

平子(簡潔に言うと、こちらの実験に協力せんかっちゅうことか)

平子(確かに、まだ試作みたいやし、今の魔法少女らに効果あるんかもやってみいへんとわからん。せやかて――)

織莉子「――[ピーーー]わよ」ギリッ

日番谷「――言っただろ。追撃はしねぇ。こっちはもう刀を鞘に納めたんだ」

織莉子「――信憑性が皆無ね」

日番谷「なら、此方から追加で提案してやる」

日番谷「実験に協力し、仮にキリカに何かあった場合、鹿目まどかをそちらに差し出す」

平子「な!」

織莉子「!」


日番谷「妨害が生じた場合、俺が力ずくでお前に差し出す」

平子(おいおい、何言い出すねん?)

織莉子「―――アナタのメリットは?」

織莉子「こんな無茶な要求を通して、アナタに何の得があるの?」

日番谷「――そいつが魔女になると、後味が悪いんだよ」

日番谷「お前、そいつに随分と慕われてんだな。お前の事を話している時、そいつバカみてぇにニヤニヤしてたぜ」

織莉子「―――」

織莉子「―――こちらからも、一つ条件があるわ」

織莉子「これを、常に身に付けていてもらうわ。無理に取ったり、攻撃したり、キリカに何かあったら―――」




バァァァァァァンッッ!




織莉子「こうなるわ」

日番谷「―――いいだろう」

平子「チョイまちチョイまち!何考えてんねん!」

日番谷「……俺達の目的は、例の事件の調査だ。本当なら、アイツ等に協力させたいところだが」

日番谷「――今はマズいだろ」

平子「だからって、こないな事勝手にきめんなや」

日番谷「責任は俺が取る」

平子「そうゆう問題やない!」

日番谷「―――すまん」

平子「―――はぁ、あんまり迷惑かけんやないぞ」

平子(あのガキンチョ、ちゃんと謝るとこ初めてみたわ)

織莉子「話はすんだかしら」

日番谷「あぁ。早速で悪いが、ついてきてもらうぞ」

織莉子「どこに?」





日番谷「死神の住処だ」







展開に無理があったと思いますが、すいませんでした。

日番谷君は、キリカが自分の姿に重なって見えた、とか思ってください。


変なところが有りましたら指摘などおねがいします


―――――――――


~説明中~


織莉子「死神………、キリカが無茶するわけね」

日番谷「大して驚かねぇんだな」

織莉子「魔法少女やったり魔女倒したりしているからね」

平子(能力はわからへん。しかもまどかを狙うとる。ガキンチョどうするつもりや)

平子「しかしすんなり許可でたなぁ。こないあっさりで大丈夫なんか?」

日番谷「新設された四十六室も以前のようにまだ機能しきれていないからな」

平子「まるぅなったなぁ。お、そろそろ着くで」



―――――――――


キィィィィィン


織莉子「ここが………」

一般隊士「お疲れ様です!日番谷隊長!平子隊長!」

日番谷「技術開発局の方は?」

一般隊士「先ほど準備が整ったとの連絡が入りました」

日番谷「わかった。報告の方は頼む」

平子「あぁ…、またどやされんやろうなぁ~。貸しやで」

日番谷「わかってる。技術開発局にはすぐに向かうと伝えてくれ」

一般隊士「はっ!」










―――――――――


阿近「あれ、日番谷隊長。はやいですね。その子らが、例の魔法少女ってのですか?」

日番谷「あぁ。涅は?」

阿近「隊長なら奥で副隊長と一緒に待ってますよ。案内します」

織莉子(二世代くらい時代が古いのかと思えば、この科学力。今は無理な魔翌力の消耗は避けるべきね)

阿近「隊長。日番谷隊長、例の魔法少女二名が到着しました」キィィン

マユリ「ほぅ……。キミたちが、魔法少女、ネェ……」ジロ

日番谷「涅、それで、大丈夫なのか?」

マユリ「そう急かすんじゃないヨ。取りあえず、調べて診ないことにはネェ。阿近、用意は出来てるネ?」

阿近「はい。直ぐに取り掛かれます」

マユリ「ではまず……そこの寝ているキミ。キミから入りたまエ」

織莉子「―――え?」キョトン

マユリ「だからこの水溶液に入りたまえと言っているのだヨ。いくら既に調べ尽くしているとは言え、身体検査は必要じゃないカ」

織莉子「いや、でも……」オドオド

マユリ「何かネ?早く急ぎたまエ」

織莉子「キリカの、素肌を――」オドオド

マユリ「ワタシはそんな裸体になんの興味もわかんガネ」キッパリ

織莉子「――」ブチッ

阿近「―――これ着てください。更衣室はあちらです」

織莉子「――わかり、ました…」




日番谷「……検査の際は、俺も同席するぞ」

マユリ「話は聞いているヨ。しかし、インキュベーターなんて懐かしいものを……」

日番谷「研究は済んでるのだろ?」

マユリ「だからあまり興味がわかないのだヨ。コレの実験が出来るというから、承諾はしたがネェ……」

阿近「日番谷隊長は、魔法少女、魔女両者と戦闘していますね。どうでした?」

日番谷「――報告通りだ。魔女の張る結界が感知し難いくらいだな」

マユリ「あれは所謂隔離空間のようなものだからネ。恐らく、我々にも感知されないように改良したのだろゥ」

織莉子「――インキュベーターについて、知っているの?」

阿近「じゃあ、その子をこちらに座らせて。―――隊長、始めます」

マユリ「全く、一体いつまで待たせる気カネ?」

織莉子(キリカ…………)

織莉子「――それで、どうしてインキュベーターの事をあなた達は知っているの?」

マユリ「それは、元々は協力関係だったからに決まってるじゃないカ」

織莉子「協力関係?」

マユリ「――ふむ。今の所、大した変化は見られないネ。これだからあの連中は……。自分達こそ、至高の生命体だと自負している連中はつまらん……」

織莉子「あなた達死神とインキュベーターが協力者って何なのよ」

マユリ「そもそも、有史時代から存在していたと自称するインキュベーターと、我々死神が初対面だと思っていたのカネ?」



マユリ「記録では、護低十三隊が設立されるよりも前。随分と昔にインキュベーターとの間には協力関係が築かれていたみたいダネ」

マユリ「現に、瀞霊廷の初期技術や流魂街の街並みなどは、インキュベーターからの影響でもあるようダ」

マユリ「インキュベーターから技術と情報を。我々は現世とのバランスを」

マユリ「我々死神は現世と調停。インキュベーターはエネルギーの回収。利害の一致。協力関係といっても、実質は互いの役割には干渉しない、そういう関係のようダネ」

マユリ「我々が現世で虚を退治する。インキュベーターは技術提供をする代わりに、自分達の活動に手を出すなと言ってきた」

マユリ「奴らにとっても、虚は邪魔のようだからネ。当時の我々は、これを承諾。こちらにも必要以上に干渉しないことを条件に、技術提供を受け入れた」

マユリ「だガ。そんな関係も今では解消されている」

織莉子「なぜ?」

マユリ「インキュベーター側が、我々に干渉し始めたのだヨ」



マユリ「君らの言う魔法少女。その適合者を流魂街の住民から探し始めたのサ」

マユリ「理由はわからんガネ。その件より、奴らは我々の前から消えたのだヨ」

織莉子「……魔法少女にされた人達は?」

マユリ「残念ながら、魔法少女は生まれなかったヨ」

織莉子「え?」

マユリ「そもそも、魔法少女がどうして誕生するのか、君はわかるカネ?」クルッ

マユリ「もともと不確定な存在である『感情』を、『願望』という形である程度固定化し、その『ソウルジェム』に移し替える。これが『契約』の段階だヨ」

マユリ「この固定化された『感情』を『ソウルジェム』が魔翌力化させて君たちは『魔法』と呼ばれるものをつかうわけサ」

マユリ「消費された『魔翌力』はそのままソウルジェムに内在する。ただし、『魔翌力』へと変換されたとしても『感情』である事には代わりはない。『魔翌力』へと変換された『感情』の成れの果てを君たちは『汚れ』とよんでいるネ」

マユリ「その『汚れ』が一定以上溜まると、『ソウルジェム』の機能は暴走、『魔女』へと姿を変えるわけサ。『願望』として固定化された『感情』の暴走なのだから、『魔女』の姿は自然と『願望』に影響されるわけだヨ。そして、残るのは空になった『ソウルジェム』。君たちが『グリーフシード』と呼ぶものサ」

マユリ「インキュベーターはソウルジェムの暴走の際に発生するエネルギーに特に興味があるようでネ。故に、感情変化が最もわかりやすく激し君たちをターゲットにしているのサ」


マユリ「しかし、この尸魂界には魂魄という概念しかない。これが、何を意味しているかわかるカネ?」

織莉子「―――魂しかないのだから、感情を分離できない、かしら?」

マユリ「その通り。奴らのシステムでは、『感情』の固定化が必要だが、魂魄という形にすでに固定化されている状態では、そもそも無理なのだヨ」

マユリ「実際、何人かの流魂街の住民と契約しようとしたようだが、成功した報告は入っていない」

マユリ「瀞霊廷、四十六室はインキュベーターとの関係を破棄。インキュベーターはその後、姿を消し、今日に至る訳だヨ」

織莉子(なるほどね。なら、私よりも詳しい訳ね)

織莉子「――なら、あなたはどうやって魔法少女について研究したの?」

マユリ「流魂街の一件の際に、調査せよという指令がきたのだヨ。だから、キミ達の研究は既に終了しているのだヨ」

マユリ「ただし、インキュベーターに関しては元々かなり古い情報でネ。この事も、隊長格でも数名しか知らないことサ」

日番谷「現に、俺は知らなかったからな。霊術院でも教えてねぇし」

マユリ「所で、そろそろ出て行ってくれないかネ?」

織莉子「……え?」

マユリ「日番谷隊長は、やむ終えないとして、私は自分の研究室に部外者を立ち入らせたくはないのだヨ」

織莉子「いや、だからって――」

マユリ「――ネム」

織莉子「うわっ!は、はなして!ちょっと!」

日番谷「あぁ、まてまて。一旦おろせ」

日番谷「わりぃな。そういうわけで、後は任せてくれねぇか?」

織莉子(話を聞く限り、確かに私よりも頼りには、なる………でしょうし………)

織莉子「………はぁ」




書きためがまた尽きた……

sageは、SSを投下する時にはわざと外していましたが、付けたままの方がよかったでしょうか。

説明は自己解釈。ごめんなさい。

……うん。その………

あ、投下します




―――――――――


七緒「……え?」キョトン

松本「だ・か・ら、この子のこと、お願いね」

七緒「何で私なんですか!日番谷隊長が連れてきたんですから乱菊さんが面倒見てくださいよ!」

松本「いやそれがね……」

松本「まだ、たんまり残ってるのよ、仕事……」ドヨン

七緒「まだ終わってないんですか……」

松本「隊長ったら帰ってくるなり更に増やすのよ!ワタシが何したっての!」

七緒「仕事をサボってたんでしょう。それに、私だって仕事があります」

松本「でもねぇ。こんなかわいい子を男共の巣に送るのはかわいそうでしょう?」

松本「流石に二番隊は無理だから除外。本当は四番隊が良かったんだけど、まだ忙しそうだし、女性の副隊長となると、十三番隊か五番隊は今出てるから無理でしょ?」

松本「それで、十一番隊は………うん、論外。更に私も無理。頼れるのが七緒、アナタしかしかいないのよぉ~」ダキッ

七緒「ぅ………私の一存では―――」

松本「あ、京楽隊長には話通しておいたから!じゃ!そういうことで~」スタッ

七緒「え、ちょ!待ってください!………全く、あの人は……」

織莉子「………」

七緒「―――と、とりあえず、隊舎に向かいましょうか。えぇっと、名前は――」

織莉子「美国織莉子です。お世話になります、伊勢七緒さん」

七緒「こちらこそ、よろしく……」

織莉子「隊舎に向かう前に、魔法少女に関する文献があると聞いています。そちらを借りてもよろしいでしょうか?」

七緒「文献?わかりました。では先にそちらを取りに向かいましょうか」





―――――――――

七緒「ではこちらの客間をお使いください。他に何か必要なものはありますか?」

織莉子「では、お言葉に甘えて。灯りと机に成るものを頂けますか?早速この文献を読みたいので」

七緒「わかりました。部下に持ってこさせます。あと、部屋をでる際は私に一言お願いしますね」

織莉子「――それは、監視の為ですか?」

七緒「いいえ、技術開発局に向かう際は、私も同伴しないといけないので。それに、瀞霊廷は広いですし」

織莉子「―――わかりました。御手数お掛けします」

七緒「では私は隣の部屋にいますので。何か連絡が入ったら、伝えますね」バタン

織莉子「―――本当に、人間とは違うのね。少し観ようとしても、未来像がかなりぼやけてみえないわ」

織莉子「――流石に独りで出歩かせては貰えないみたいね」

織莉子(……何をしていりのだろう、私は。早く、鹿目まどかを止めなければ、最悪の事態に……)

織莉子(でも、それでキリカが……キリカを犠牲にしても、いいの?)

織莉子(今更、後戻りなんて出来ない。全ては世界を救うため。でも―――)

織莉子「………キリカ」

京楽「そんな思い詰めた顔してどしたの?」ノソッ

織莉子「ッ!だ、だれ?」クルッ

京楽「京楽春水。ここの隊長やってるの。キミが、日番谷隊長が連れてきた子だね?」

京楽「たしか、美国織莉子ちゃん、だよね?」

織莉子「そ、そうです……」

京楽「あったり~。隊舎にいる女の子は全員名前覚えてるのよ。これ、数ある僕の特技の一つね」

織莉子「は、はぁ……」

京楽「そうそう、さっき技術開発局の子とすれ違ってね。君の連れの、キリカちゃんだったかな?容態が安定したから四番隊に移ったってさ。実験、成功したみたいだよ」

織莉子「キリカが!……そう、ですか………よかったぁ………」

京楽「明日顔見に行ってあげなさい。今日はもう遅いから―――」

織莉子(よかったぁ……本当に、よかった―――)ウルッ

京楽「ねぇ織莉子ちゃん」

織莉子「あ、はい?」

京楽「―――今ね、七緒ちゃんから逃げてる所なのよね、僕」

織莉子「え?……そう、ですか。では何か尋ねられてもみていないと答えておきますね」

京楽「いやいや、僕も新しく来た客人、しかも女の子にそんな嘘をつかせるわけにはいかないよ」

京楽「そ・こ・で。ちょっとこっち来て」クイックイッ

織莉子「はぁ……」

京楽「逃げるついでに、一緒にデートでもしよっか」ダキッ

織莉子「え?」スッ







―――――――――

京楽「―――」クイッ

七緒「京楽隊長。随分と長い厠でしたね」スッ

京楽「七緒ちゃ~ん。それがさ~中々切れが悪くって」

七緒「それであの子を連れて四番隊にですか?」

京楽「あらら……バレちゃってたの?」

七緒「はぁ……。せめて一言いってください」

京楽「だって七緒ちゃんに言っても外出許してくれないじゃん」

七緒「当然です。夜分遅くに外出を許可できるわけないでしょう」

京楽「ほ~ら、いわんこっちゃない」

七緒「隊長~」

京楽「ごめんごめん。で、涅隊長は何て?」

七緒「技術開発局の報告では、まだ若干の調整が必要ですが、機能には問題ないそうです」

七緒「余程の事がなければ、まず魔女化はない、と」

京楽「そう。しかし、嫌なものだねぇ~。希望を得る代償が、絶望だなんて。しかも、あんな小さい子に――」クイッ

七緒「――隊長」

京楽「なに?」

七緒「お酒は控えるようにと言ったはずです」

京楽「あらら………」





書きためまた尽き。
予定では、織莉子キリカ編と恭介編をやって終わりになります。失踪しないように、頑張ります


―――――――――


織莉子「ん……、朝?」チュンチュン

織莉子「昨日、キリカの顔を見に行った後、文献を読みながら寝てしまったようですね」

織莉子「んん~、首が痛い……。これ、朝食?今何時?寝過ぎたかしら……」コリコリ

織莉子「とりあえず、食べましょう。キリカに会いに行くのに空腹じゃあ笑われるわ」






七緒「え?ここにはいない?」

四番隊士「はい。今朝早くに目を覚ました後、日番谷隊長が事情を説明。その後……えぇっと、ちょっと待ってください」

七緒「こまったなぁ。私まだ顔見てないから探せないし……」

八番隊士「伊勢副隊長、客人をつれて参りました」

七緒「ご苦労様。美国さん、おはようございます」

織莉子「おはようございます。朝食ありがとうございました。所で、キリカは……?」

七緒「あぁ…ちょっと待ってくださいね」

四番隊士「あ、あった!えぇっと……どうやら十一番隊の方に向かったようですね」

七緒「……どうして十一番隊なんですか……」

四番隊士「すみません、そこまでは……。あ、ただ阿近三席も一緒みたいですし、実験じゃないでしょうか」

七緒「……わかりました」

織莉子「キリカはどこに?」

七緒「ご友人は、別の隊舎にいるようですね」






―――――――――


七緒「あそこが、十一番隊舎です」

織莉子「……随分雰囲気が違いますね」

七緒「まぁ、十一番隊は戦闘専門部隊とまで言われてる所ですからね。隊舎ごとに雰囲気は違うのでしけど」

織莉子「戦闘専門部隊……。どうしてキリカはそんな所に?」

七緒「私も詳しくはわかりませんが、おそらく昨日の検査の続きではないでしょうか?」

壺府リン「あ!伊勢副隊長~!いいところに!大変なんです~!」ダダダダダッ

織莉子「確か、技術開発局にいた――」

壺府リン「はぁ、はぁ、よかった……ちょっと、来てください……、大変、なんですよ!」

七緒「ちょっと、どうしたの?まず落ち着いて」

壺府リン「はぁ、はぁ……実は、昨日の実験の続きみたいで、阿近さんに連れられて来たんですが、それで大変――」

織莉子「――キリカ!」バッ

七緒「あ、美国さん!ちょっと、貴方もしっかりしてください!あぁもう!」

織莉子(迂闊過ぎた!余りに信用し過ぎてた!キリカに何かあったら―――!)





織莉子「キリカァ!」バッ








キリカ「どりゃああああああ!」ドカンッ






キリカ「さあ!次!」キリッ

織莉子「………え?」キョトン

阿近「だからもう十分だっつうの。これ以上はいらないから戻るぞ」

キリカ「えーもっと出来るよ?」ワキワキ

阿近「だから必要ねぇって。誰がここまでやれって言った」

キリカ「折角伸び伸びと動かせるのにぃ~。あ、織莉子!織莉子だ!」ダキッ

織莉子「え、あぁ、うん。お疲れ、様?」ナデナデ

キリカ「みたみたみたみた?!アタシ滅茶苦茶体軽くなったんだよ!魔力もいやな感じしなくなったしさ!」

七緒「全く、何があったんですか。それに、この惨劇は………」

阿近「身体能力の向上具合や魔力供給に関した検査、の犠牲になった十一番隊士です」

阿近「あくまで検査なんで、官席クラスは外してもらったんですが………はぁ」

壺府リン「阿近さ~ん!伊勢副隊長呼んできました~」

阿近「もういい、止まった。んじゃこれの後片付け頼むな」

壺府リン「え?……ええ!これ重いんですよ!」

阿近「だろうな。頑張れ」

七緒「――官席クラスの実力ですね」

阿近「身体能力も向上して、元々の戦闘センスも相まって、一般隊士では十一番隊士ですらこの有り様ですよ」



阿近「データも十分集まったんで、帰ろうとしたんですが……まだやり足りないと駄々をこね始めまして……」

阿近「綾瀬川五席でも誰でもいいから、止められそうな人を呼んでこいとコイツに頼んだんですよ」

七緒「では、その検査とやらはもう終わったのですか?」

阿近「隊長曰わく、微調整が必要みたいっすね」

織莉子「まだ調整が必要なのかしら?―――キリカ、少しだけ、少しだけでいいから、離れてなさい」

キリカ「ヤ!」キリッ

阿近「歩きながらでもいいですか?じゃ、頼んだぞ」

壺府リン「へへへ………、はぁ~い………」





―――――――――


阿近「微調整ってのは、大体はソウルジェムの汚れの除去に関する調整です」

七緒「確か、その汚れが溜まると、大変なことになるんですよね?」

織莉子「話では、その機械を付けたら汚れは自動的に取り除けるのではないの?」

阿近「実は、取り除ける汚れは、付けた後に消費した魔力の分であって、初めから内在している汚れはこれではまだ無理なんですよ」

阿近「だから、そこの子の汚れを取り除く際に検査などが必要だったんです。問題はもう一つ」

阿近「ソウルジェムの劣化の修正も、まだこれでは出来ません。つまり、コレをつけたからといって、現段階では確実に魔女化を防ぎきれないのですよ」

七緒「それで、可能なんですか?」

阿近「一応、個々に関しては対応出来てますし、現にその子も元気になってます。ただ、その機能を全部コイツに付けるとなると、大変ですね」キィィン

織莉子「つまり、これを付けたからといって、魔女化を完璧に防ぐことは出来ない、と」

マユリ「『現段階では』という単語が抜けているヨ」クルッ

キリカ「あ、白化粧の人」

阿近「これ、さっきの記録です。あれ、それって確か……前に破面の研究施設から回収した時のデータですよね?」

マユリ「―――ちょっとオモシロいものをみつけてネ」ニヤッ





深夜にまた更新できたらしたいです。
書きため尽きてるけど。

日番谷隊長はすでに現世に戻って登校してます。
本編では丁度さやか編の中盤くらいですね。
>>119辺りです。

本編見たら、今更ながらいろいろ酷いけど、ごめんね!


―――――――――


阿近「隊長、日番谷隊長から連絡です。例のものはいつ実践段階に入れるのかと」

マユリ「ダマレ、と伝えておけ」

阿近「………もうしばらくはかかるかと。はい、それ程時間はかかりません。試作品でしたら、直ぐにでも。ただし―――はい、わかりました」ガチャ

阿近「隊長、とりあえず最低でも4つ程実践投入できるように、だそうです」

マユリ「簡単に言ってくれるネェ」

キリカ「もうできたんじゃないの?」

阿近「それが、もう少しってところなんだ。しかし、一個完成させるだけでも時間かかりますね」

キリカ「でもさ。コレ付けるだけで運動神経も上がるなんてスゲー」

マユリ「運動神経なんてものは低脳な輩に説明する際に面倒な解説を省くために創られた架空の神経だヨ。そもそも、魔法少女といっても母体は人間なのだヨ?身体能力向上に関しては尖兵計画の例もあるのだから、簡単だヨ」

マユリ「尖兵計画は、君達魔法少女のシステムを基礎としてるのだからネ」

キリカ「へー」

織莉子「所で、さっき言っていた『オモシロいもの』とは?」

マユリ「―――マダ調査中だヨ。ワタシは中途半端でいることが嫌いなのでネ」

阿近「ところで、君の能力は日番谷隊長の報告通りなら『速度低下』であってたかい?」

キリカ「――織莉子」チラッ

織莉子「――えぇ、そうよ。それが何かしら?」

阿近「――魔法少女の魔法はその願いに対応している。それが本当なら、能力は願いの影響を強く受けているはずだ」

マユリ「回りくどいヨ、阿近。呉キリカ、キミはインキュベーターに何を願い、そのチカラを得たのだイ?確かに、興味が無い訳じゃあないからネ」



織莉子「そんなプライベートなこと、キリカに答えさせるわけ―――」

キリカ「いいよ」

織莉子「キリカ!?」

キリカ「まぁ、いい加減に織莉子にも言っておきたかったし。いい機会かなって」

阿近「―――『速度低下』なのだから、単純に考えれば……足を速くして、もっと速くなりたい、などですか?」

マユリ「しかし、それならば『速度低下』ではなく素直に『加速』の魔法でいいじゃないカネ」

織莉子(確かに、私もキリカの願いについては分からない。『速度低下』なんて魔法にも違和感はあったわ……)

キリカ「クイズ形式じゃないから当てようとしないでよ。話しにくいって」

キリカ「本当は、織莉子にも話さない予定だったんだけど、一回死にかけたしね……。色々思うところあってさ」

キリカ「二人には助けてくれたお礼に話してあげてもいいし、隠しても盗聴とかしてきそうだし」

マユリ「――」ニカッ

キリカ「―――織莉子。実は一つ嘘を付いてたんだ。『今までのキリカ』はね、魔法で作られた『偽りの姿』なんだ」



キリカ「本当のアタシは根暗で内気で学校にも行かない『ダメな子』なんだ。もうさ、自分でもどうしようもないくらい酷くってさ。友達もいないし、毎日ぜんぜん楽しくないし、心底そんな自分がイヤだったんだ」

キリカ「……覚えてるかな?初めて会ったときのこと。あの時ね、織莉子に優しくされて、すっごくうれしかったんだ。こんなアタシに、こんなに優しくしてくれて」

キリカ「あの時、アタシは織莉子に助けられたんだ―――」

キリカ「でも、いざ自分から話しかけようとするとね、鎖に身体が縛られてて、声すらかけられないんだ。それで気がついたの」

キリカ「内気で人付き合いが下手なことを他人のせいにして、アタシはずっと避けてきたんだって。そんなアタシが、織莉子になんて言うのさ?」

キリカ「そしてアタシは願ったの。『違う自分になりたい』って」

キリカ「――――織莉子に隠し事なんてやっぱりやだね。告白できて良かったよ」

織莉子「――――」



マユリ「ふむ………キミの精神状況の変化には興味はないが、これでキミの魔法が『速度低下』な訳がある程度はわかったヨ」

キリカ「え、そうなの?なんで?」

マユリ「キミは『違う自分』を願ったのだロ?ならば、魔法は自然と変化を有するものとなる。『速度』とは、自然界に存在する変化する概念の一つ。無作為に選ばれたその『速度』を主たる魔法が契約により構築された訳だヨ」

キリカ「じゃあなんで『低下』なの?『加速』でもよかったじゃん」

マユリ「それは、キミが『違う自分』と願ったからダネ」

マユリ「『違う自分』とは、一件自ら一歩を踏みだそうとするポジティブな思考に思うかもしれないが、それは違う」

マユリ「『違う自分』とは、『今までの自分』を否定するネガティブな要素が大きい。それまでの自分を否定し、捨て、新たに別の自分を作り出す」

マユリ「現世では上向き、下向きと言い換えられたりもするようだからネェ。そのような側面が影響し『低下』という制約が追加されたのじゃないカネ?」

キリカ「………なるほど」

マユリ「ただし、インキュベーターとの契約には不規則な不確定要素があまりにも関係しすぎるようでね、この考えは云わば、当たらずも遠からずといったところカネ」

織莉子「研究はし尽くしたのに、解らなかったの?」

マユリ「ここまで解明した、と言ってほしいネ。流石に思考パターンまで予測するのはワタシと言えど限界がある。ある程度は出来ているがネ」

キリカ「へー。…………織莉子?」

織莉子「―――ん?何でも……ないわ………」





ヒドい自己解釈でした。
次は場面が現世に移り、恭介編です。

宣言しますと、恭介編で織姫とチャドを出す予定です。石田は……要望があれば、考えます。

チャドの出番が消えたら、ごめんなさい

単発ギャグっぽい何か。
一段落後、ほむ宅に杏子が住むことになり、一護と狛村さんが手伝いに来ている、そんな状況です。
軽い気持ちでご覧ください。



―――――――――




杏子「ところでさ、この部屋って広いよな」

ほむら「そうかしら?確かにマミの家に比べると、広いかもしれないわね」

一護「広えっつうか、モノがほとんどないだけじゃねえのか?」

杏子「そう!そこでさ、うちの教会にあるソファーを――――」

ほむら「ダメよ」

杏子「なんでだよ!ちゃんときれいにしてるし、座り心地すっげぇいいんだぞ!こんなに広いんだからいいじゃねぇか!」

ほむら「ソファーなら既にあるじゃない」

杏子「自分専用の使い慣れたソファーがいいんだよ」

ほむら「居候が贅沢言わない」

一護「いや、そんくらいならさっさと認めたほうがいいぞ。こういうのは、気がつかねぇうちにどんどんいろんなもんが増えてくもんだ」

ほむら「あら、詳しいわね。あなたにも居候がいたのかしら?」

一護「あぁ、未来の猫型ロボットみたいに人の押入れに勝手に居座られてた」

ほむら「………杏子、頼むから押入れはやめなさいね。あなたが入ると著作権に引っかかりそうだから」

杏子「なんでだよ!」

ほむら「猫っぽいじゃない」

杏子「――――うっせえ!」テレッ

一護「しっかし、実際ソファーを入れるとして、場所はあるけどどうやって持ってくるつもりだ?」

杏子「その点は抜かりないぜ」ポンッ

狛村「ん?なにか移動する家具でもあるのか?」

杏子「左陣の、あのでっかいの出るやつあんじゃん!あれを使えばらくらくよ!」

一護「狛村さんの卍解に頼んのかよ……」

狛村「すまぬが、それはできぬぞ」

杏子「なんで!!」

狛村「実は、以前瀞霊廷内で大掃除があった時に定められた決まりでな。掃除の際の卍解の使用は禁じられておるのだ」

一護「へぇ、そんな決まりもあんのかよ」

狛村「儂も手助けをしたのはやまやまなのだが、こればかりは規則でな」

ほむら「そもそも、街中でそんなことやったら、大惨事でしょう」

一護「今の時間だと、まだ人気があるしな。あ、お前の魔法なら一瞬でもってこれんじゃね?」

ほむら「私に、こんなか弱い女子中学生に、重いソファーを、一人でもってこいと?」

一護「何がか弱いだよ。重火器乱射する女子中学生のどこがか弱いってんだ――――」バンッ

ほむら「チッ、外した」

一護「何が外しただ!あたったら死ぬだろ!」

ほむら「死んだら死神代行から本場の死神にランクアップできるじゃない。よかったわね」

一護「よかねーよ!」


―――――――――



恭介「あれは……いったい何だったんだろう」

恭介(そう、久々の登校に中沢達が放課後に軽く祝ってくれた帰り道。家に帰ってリハビリにヴァイオリンを引こうと家路を急いでいた時)



―――――――――






~帰路~



恭介「久々の登校、みんな変わってないなぁ。すっかり辺りも暗くなってるし、急がないと。うっ!」ブワッ

恭介「……風?今日は風なんてこんなに強く吹いてなかったのに」

恭介「雨雲でも近づいてきてるのかな?」フィッ

恭介「――――え?さやか?」










恭介(遠目で、しかも建物の上だったからぼんやりとしか見えなかったけど……あれは確かにさやか、だと思う……)

恭介(ずっと一緒だった幼なじみを見間違えたりはしない、しない、のだけど、自信がない)

恭介(高い建物の上に、独創的な衣装に身を纏った幼なじみが、突然現れて突然飛び立つように、消えたんだ)

恭介(僕はその飛び立った方向に向かって駆け出した。病み上がりですぐに息が上がってしまったけど、それでも進んだ。自分の見たものを否定したくて)




恭介(そして、見てしまった―――)




恭介(身体中が傷だらけの、穴の空いた、紅く染まった、見たことの無い顔をした幼なじみを――)


恭介(すぐに物陰に隠れた。距離は離れていたし、見つかった訳でもない。でも、声をかけられなかった。幼なじみの、さやかのあんな顔を見たのは、初めてだった)


恭介(呼吸を整えて、もう一度覗いてみると、そこにさやかの姿はなかった)





恭介「夢、なわけないか……狐に化かされたかな?」ハハハ…

中沢「ん?どうかしたか?」

恭介「いや………ノート貸してくれないか?休んでる間、どこまで進んだか確認しておきたいんだ」

中沢「俺のでいいのかよ?美樹に借りりゃあいいんじゃね?紛いなりにも女子なんだし、幼なじみだろ?」

恭介「いや―――ちょっと、ね」

中沢「まぁ、俺の汚ねぇ字でいいなら、貸してやるよ」

恭介「助かるよ」

中沢「……お前、美樹と何かあったのか?」

恭介「……まさか。杞憂だよ」キョロ




まどか「―――、―――――?」

さやか「――、―――」






恭介(その日、あの顔を見た次の日、さやかは早退した。体調不良らしい)

恭介(ほっとした、そんな自分がいた)

恭介(軽く自己嫌悪したくなった)





―――――――――


恭介「寄り道は、校則違反じゃないのか?」

中沢「いいじゃないの。久々に食べたいだろ?」

恭介「まぁ、食べたくないわけじゃないよ」

中沢「退院祝いに一個奢るからさ、な?」

恭介「……わかったよ。心遣いに感謝します」

中沢「よし!んじゃいこうぜ」



―――――――――


~パン屋~


店員「いらっしゃいませー」

中沢「あら、てっきり今日はいると思ったんだけどなぁ」キョロキョロ

恭介「やっぱり、あの人目当てか」

中沢「失礼な!今日はお前の退院祝いだって!」

??「すみませ~ん!遅くなりました~」ガラガラ

店長「いいって事よ。隣街から大変だろ?なんだったら、もうこっちは大丈夫だから」マッチョ

??「いえいえ。ちょうどいいトレーニングになりますし。ここのパン美味しいですし。特にこの創作パン」

店長「そう言ってくれるのは織姫ちゃんだけだよ」シクシク

中沢「お、織姫さん!お久しぶりです!」ガチガチ

織姫「あら、中沢君。それに上條君。久しぶりだね」

恭介「お久しぶりです。まだこっちのバイトやってたんですね」

織姫「あっちだと、このパン置いてくれなくてね。買っていってね」

恭介「中沢が喜んで買うそうです」

中沢「な!」

織姫「本当!なら常連さんだし、サービスしちゃうね」

中沢「―――は、はい!」キリッ

恭介「じゃあ僕はこれを」

中沢「お前は買わないんかい!」

恭介「今日はカレーパンの気分なの。それに、食べ過ぎると夕食食べれなくなるからね」

中沢「お前………!」

恭介(そういえば、さやかはいつもメロンパンだっけ。最後に一緒に来たのって、何時ぐらいだったかな)

織姫「上條君?何か悩み事?」

恭介「いえ、何でもありません」



―――――――――


~廃墟~


恭介「やっぱり、何もない、か………」

恭介(あの建物には、屋上は無いって言ってたし、もしかしたらって来てみたけど)

恭介「もうこんな時間か。何をしているんだろう、僕は」

織姫「上條く~ん!」

恭介「織姫さん?!」

織姫「こんな所でどうしたの?あ、彼はチャド君。今日沢山パン貰っちゃったからこれから皆に配りに行くんだ。あ、上條君もはい、どうぞ」

恭介「あ、ありがとうございます」

チャド「井上、この子は?」

織姫「こっちの方の店での常連さん。上條君こそ、もう暗くなるよ?しかも一人でこんな所に」

恭介「それを言うなら、織姫さんこそ、どうしてこんな所に?」

織姫「貰ったパンを食べる前に、少しでもお腹を減らしておこうと思って走ってたら上條君見つけたの」

恭介「相変わらず、ですね」

チャド「もう時間も遅い。送っていこう」

恭介「いえ、すぐそこなので大丈夫です。パンありがとうございます。それじゃあ」

織姫「あ、上條く~ん!行っちゃった」

チャド「何か探していたみたいだな」

織姫「お店に来たときも、元気なかったんだよ。てっきり退院したてだからだと思ってたけど……」






恭介「………はぁ、何やってるんだろ」ハァハァ

恭介「もう暗いなぁ。………帰らなきゃ」ヒュゥ

恭介「………風?―――さやか?」クルッ

恭介「……違う、誰もいな……いや、なんだ、あれ?」




そこには、誰もいなかった。


なのに、何かがいた。

見えないなにかが、こちらを睨みつけていた。

動く度に、空間が歪み、輪郭が表れる。

人間じゃない。


化け物、大きい化け物だ。


昨日の事を思い出した。


さやかの、幼なじみのあの姿。



あの顔


目の前の見えない化け物


化け物



ばけもの



さやか



さやか?「――――」ニッ




恭介「うわわあああああああああああ」


グシャンッ!


恭介「うぐっ」

恭介「はぁ、はぁ、はぁ………」

恭介(殴られた?車に跳ねられたらみたいに、凄い衝撃だ……動かない……)

恭介(……来る、近くに……)
恭介「ばけ、もの………」






「巨人の一撃ッ!」

続きは今日中に。

恭介編は今日中に全部上げる予定です。


それでは一旦。



―――――――――



恭介「……ここは」

織姫「あ、目が覚めた?」

上條母「恭介、大丈夫?公園のベンチで眠っていたみたいだけど……」

織姫「きっと退院したばかりで疲れがたまっちゃったんですよ。お店から帰る途中に見かけて、声をかけても起きてくれなかったので」

恭介「え……?」

上條母「そう、ありがとうございます。わざわざ運んでくださって」

織姫「運んでくれたのはチャド君ですし、上條君も大丈夫みたいでよかったですよ」

上條母「ほら、恭介。ちゃんとお礼いいなさい」

恭介「あ、はい。ありがとうございます」

上條母「あら!お鍋温めたままだったわ!ちょっとごめんなさい!」

織姫「さて、それじゃあ私達も帰ろっか」

恭介「ま、待ってください!あの……本当に、僕は公園のベンチで眠っていたんですか?」

織姫「――そうだよ?覚えてないの?」

恭介「―――いえ、なんでも、ありません」







―――――――――


恭介「あ―――」バッタリ

さやか「ん?恭介、おはよ」

恭介「あ、あぁ、おはよう」

さやか「どうしたの?まだどっか具合悪い?聞いたよ、昨日道端で疲れて寝ちゃったんだって?」

恭介「平気だよ……じゃあ」スタスタスタ

さやか「?」



恭介(さやかとまともに話せない。どうしつもあの時の顔が、頭をよぎってしまう)

恭介(それに、あの見えない化け物。夢なのだろうけど、どうしても、頭から離れない)

恭介(――――早く、ヴァイオリンが引きたい……)




―――――――――



恭介(第二音楽室を借りられてよかった。ヴァイオリンはあんまり良くないけど、引けないよりはずっといい)

恭介(ヴァイオリンを引いているときだけは、どんな時でもって落ち着いていられる。昔から、いつもそうだっけ)

恭介「ふぅ」

日番谷「うまいもんだな」パチパチ

恭介「………日番谷君?いつから聞いてたの、恥ずかしいなぁ」

日番谷「その腕前で恥ずかしがることはねーだろ」

恭介「まだリハビリ中だからね。流石にブランクがあって前に比べたら……」

日番谷「俺には、音楽のセンスはねーからわかんねぇが、いい曲だったぜ」


恭介「『アヴェ・マリア』っていう有名な曲さ。何度も引いてるから、無意識に引いてたんだね」

日番谷「――最近忙しくてあまり眠れてねぇんだ。わりぃが、もう一回引いてくれねぇか?」

恭介「………よろこんで」




恭介(最初に引いたのは、昔、楽譜を広げていたさやかが選んだんだっけ)


恭介(そういえば、さやかに最後に聞かせたのは………何時だったかな?)


日番谷「―――!」

恭介「え?」キョロッ

日番谷「どうかしたか?」

恭介「いや、何でもない。ちょっと寒気がしただけ」

日番谷(霊圧に反応した?それほど強い霊力をもってるわけでもねぇのに?)

日番谷(――何らかの影響は、受けてるみたいだな。ま、霊感が強くなった程度だし、問題ねぇか)

恭介「――変な夢を、みたんだ」

恭介「幼なじみが、ひどい状態になってる姿。それ以来、その幼なじみにどう接していいかわからなくなっちゃってね」

日番谷「所詮夢だろ?気にすることはねーさ」

恭介「……夢、だと思う。夢であってほしいかな?確かに、夢なら気にすることないのにね」

日番谷(―――)

日番谷「―――ヴァイオリン、いい音色だったぜ。その礼に一言助言してやる」

日番谷「その夢とやらが、現実かどうかはしらねーが、世の中には一生知ることのねぇ真実ってのも、存在してんだぜ」義魂丸

日番谷「「――今みたいにな」」

恭介「ひ、日番谷君が二人?!ま、待って!」

恭介「………いない?」








―――――――――



恭介「――――」キーコー

恭介(最近、立て続けに変なことが起こるなぁ)

恭介(医者が匙を投げた腕が動いて。リハビリもほとんど必要ないくらい直ぐにヴァイオリンが引けて。そしたらさやかを見かけて)

恭介(―――あんなさやかを見て。今度は変な夢を見て。お次は、お化け?まさか………)

恭介(ここ、昔よく近所の子たちと遊んだ場所だっけ)

織姫「だ~れだ?」ボインッ

恭介「……織姫さん、なにしてるんですか?」バインッ

織姫「あれ~。何でわかったの?」

恭介「いや、その……」カァァ…

織姫「?」

恭介「こ、こんな所でどうしたんです?」

織姫「友達と待ち合わせ。恭介君は?」

恭介「今帰り道です」

織姫「――悩み事?」

恭介「わかるんですか?」

織姫「そりゃあ、こんな公園に独りでブランコ乗って空ポカ~んってみてたらね」

恭介「……最近、変なことが起きすぎて、ちょっと疲れたんですよ」

織姫「変な事って、幼なじみのさやかちゃんに関係あるの?」

恭介「なっ!織姫さんがなんでさやかのことを!」

織姫「中沢君が言ってたよ?『あいつには美樹さやかっていう幼なじみがいる勝ち組なんです。しかも最近胸がデカくなってるんで、きっとあいつが揉みまくってるんですよ!』って」

恭介「そんな事したらさやかに殴られますよ」

織姫「幼なじみかぁ。私はそういうのいないから羨ましいなぁ」


恭介「……織姫さん。昨日僕は本当にここで眠ってしまっていたんですか?」

織姫「悩み事に、関係するの?」

恭介「……道端で、変な化け物に襲われたんです。あれが夢だったなんて、どうしても思えなくて……」

織姫「そんな事起こり訳ないって。夢だよ夢」

恭介「普通なら、そう思って終わりなんですけど。その前に、見ちゃったんです」

恭介「――幼なじみが、さやかが、傷だらけで穴が空いて、血まみれで髪にまでかかっついて、見たことの無い、僕の知っているさやかからは想像もつかない笑みを浮かべた姿を」

恭介「あれは……あれは夢なんかじゃない。この目で見てしまったんです。だから、もしかしたらあの夢も現実で、さやかはもう―――」

織姫「えい」ギュッ

恭介「ぅわっ!お、織姫さん?!」カァァァ…

織姫「そういうことなら簡単だよ?さやかちゃんに聞いてみたらいいんだよ」

織姫「でもね。その前に、一つ聞いていいかな?」

織姫「恭介君は、どうしてそんなに気になってるの?」

恭介「それは……あんな姿見たら―――」

織姫「それが、その子じゃなくても?」

恭介「………」

織姫「どうかな?」

恭介「……いいえ、多分そのまま関わろうとはしません」

恭介「―――さやかだから。僕の幼なじみだから、どうしても知りたいんです」

織姫「なら、ちゃんと聞いてみなきゃ。どんなに付き合いが長くてもね、きちんと話さないと、伝えないと解らないんだよ」

織姫「このままじゃ、拗れたまま距離は広がっていくよ?それでもいいの? 」

恭介「………それは、いやです」

織姫「多分ね。恭介君のその悩み事、私は答えられるんだと思う。でもね、きっとこれはその子から直接聞いてあげないと、駄目なんだと思うの」

織姫「というわけで、恭介君に私からのアドバイスをあげましょう」

恭介「アドバイス?」

織姫「そう。よく見ててねぇ―――」

織姫「この世にはね、不思議なことも現実にあるんだよ」ピカァン

織姫「こんな風にね」コンナフウニネ

恭介「―――え?」

織姫「皆には、ナイショよ?」ナイショダヨ?







―――――――――


仁美「上條さん」

恭介「志筑さん?どうかしたの?」

仁美「―――少し、お話があります。放課後、公園の噴水前まで来てくださいませんか?」






続きは今日中に。
暇つぶしになれば、幸いです。


―――――――――


~公園~

仁美「ふぅ。なんだか、緊張しますわね」

仁美「人生初の、告白なのですから、当然ですわね」

仁美「―――これで、いいのです」


タッタッタッタッ


仁美「………お早いですね。待たせてしまいました?」

さやか「いつも待たせてばっかりだからね。それに、あんなに時間厳守って言われたらね」

仁美「さやかさんは、そうでもしないと遅れてしまうではないですか」

さやか「なにお~?………で、話って?」

仁美「………私、今日上條さんに告白します」

さやか「―――そう」

仁美「一日の猶予をさやかさんには渡しました。それをどう使うかは、さやかさん次第でした」

さやか「うん。だから仁美は、わたしなんか気にしないでいいよ?」

仁美「勿論です――――ですが、返答は保留にさせていただく予定です」

さやか「――え?」

仁美「保留してもらい、そして改めてもう一度、告白したときに返事を貰います」

さやか「ちょ、ちょっと!なんでそんなまどろっこしい事。私の事はいいからさ」

仁美「――さやかさん、一つ勘違いをしていますわ」

さやか「え?」

仁美「私、初めから勝てる試合や、勝ちを譲られる試合は大嫌いなのです。勝つなら、自分の力で、勝ちたいのです」

仁美「そして、私はとても頑固なんですよ?」

仁美「親友の想い人を間違えるほど、私はさやかさんをみていませんわ」

さやか「………はは、仁美って、見た目によらず頑固だね」

仁美「さやかさんも、見た目によらず乙女ですわ」

仁美「何があって、長年の恋心に蓋を閉めようとしたのかはわかりません。理由も聞きません」

仁美「ですから、これは私からの、最大限の譲歩なのです」

さやか「―――」

仁美「―――と、言うわけですわ。上條さん」

さやか「き、恭介?!」クルッ

恭介「―――」グッ


仁美「改めて、告白しますわ。以前より、私は貴女に恋い焦がれています。ですが、返事はまだいりません。申し訳ないのですが、再び告白したときに、今回のと合わせてお願いします」

恭介「――うん、わかったよ。ありがとう」

さやか「………」

仁美「折角ですから、言わないのですか?」コソッ

さやか「い、いわないの」コソッ

仁美「……往生際が悪いですわね」ボソッ

恭介「――――それじゃあ、僕からも、一つ聞いていいかな?さやか―――」

さやか「へ?…………ええええ!」

恭介「ちゃんと、答えてほしいんだ」グッ

さやか「あ、はい、うん……」シュン






恭介「―――先日、街の外れの廃墟で傷だらけで血まみれの姿でいたのは、どうして?」





さやか「―――あ」

さやか(みられた………?)

恭介「しかも、身体に穴をあけて、服装だってちがった。見ちゃったんだ、その姿」

さやか(どうするどうする!みられたって、いやどうしようよ!話すにしたって、何を?魔法少女でしたって?いやいやいやいや!)アセアセ

仁美(………え?てっきり、上條さんが告白するのかと思ったら、私ここにいていいのかしら?)キョトンッ

恭介「……話してくれないかな?」

さやか「……劇、そう劇の練習をしてたんだよ!今度まどかと一緒に出ることになってね!私は騎士役でさ!それでその練習でね!ほら、恥ずかしいじゃん?メイクとかも最近のは凄くってもねぇ!恭介も騙されたんだね!でも見られてたのかあ!恥ずかしいなぁおい!」アセアセ

恭介「――さやかは嘘が下手だね」クスッ

さやか「う、嘘じゃないよ~ホントだよ~!」アセアセ

恭介「――普通なら、夢か何かだと思うし、さやかの嘘でも納得したとおもうよ」

恭介「――ここ最近ね、不思議な体験をしたんだよ。さやかのひどい姿見たり、見えない化け物に襲われたり、転校生の日番谷君が目の前で2人になったり、馴染みのパン屋の店員さんの髪飾りから小さな妖精みたいなのが出てきたり………」

恭介「だからさ、さやかに何が起こったのか聞いても大丈夫だからさ。話してくれないかな?」

さやか「………いや、だから、ね」オドオド

仁美(何やら立ち去るタイミングを見失いましたわ……)


恭介「―――」


さやか「―――」


仁美「―――」


コン「ここまできたら、いい加減に全部話しちまえよ。もう隠しきれねーだろ?」ヒョコッ

さやか「いやね、そうは言っても―――」アレ?

恭介「………」

仁美「ぬいぐるみが、しゃべった?「

さやか「ふわああああああああああ!」テッケンセイサイ

コン「アベシッ!」ブギャバッ

さやか(なんで?!なんでこいつがいるの?!ちゃんとまどかに預けてきたのになんで鞄から?!はっ!)アセアセ



ほむら
まどか
木―――――――――



仁美
さやか
恭介




さやか(あんたたちのしわさかああああああ!ああもうどうすんのこれ!もう話しちゃう?いっそ全部はなしたろかー!)アセアセ

まどか(さやかちゃん……)

ほむら(へたれね……)

仁美「……さやかさん」

コン(し、しまる……)グググッ

恭介「……さやか」

さやか「ああもうわかった!わかりました!わかりましたよ話しますよ!」






~へたれ説明中~



さやか「えぇ……と。つまり、恭介が見たのはその魔女っていうのを倒した時の私で、ね?魔法で今はこの通り」

コン(かなり大雑把に端折ったな。願いの事とかも言ってねぇし。まぁこいつの願いがあれだから、いいたかないんだろうな)

恭介「――まだ、隠してるでしょ?」

さやか「いや、さすがにないって。てか魔法少女とか魔女とか、信じるの?」ドキッ

恭介「信じるよ。でも、それはさやかが全部話してくれたら、ね」

恭介「さやかって、嘘付くときに必ず髪の毛が一カ所逆向くんだよ?」

さやか「え、うそ!」ビクンッ

恭介「………ね。やっぱり隠してる」クスッ

さやか「――――わかったよ。知ってること、全部言うからさ」アキラメ

仁美(どうしましょう。これ絶対に私なんかが聞いちゃいけないことですわ!)アセアセ




~さやか説明中~




さやか「―――これが、そのソウルジェム」ヒョイッ

恭介「――そっか。この腕は、さやかが治してくれたのか」自分の腕をギュッ

さやか「私が好きでやったんだから、恭介が気に病むことじゃないよ。全部、判ってて受け入れたんだから。だから、恭介が謝ったり、そういうの大丈夫だよ」

恭介「―――ありがとう。謝ることが出来ないんなら、せめて感謝くらいはさせてよ。ありがとう……………」グッ

恭介「…………………ごめん」ポロッ

さやか「だから、いいって。仲間もいるし、独りじゃない。それに、私は私だから。これからも、美樹さやかだから」


仁美「――――さやかさん」

さやか「あ、仁美も気にしなくていいからね。ごめんね、急にこんな話―――」バチンッ


仁美「―――私は」プルプルッ


仁美「わたくしはそんなにたよりない、あなたにとってはたにんなのですかッ!」ブチギレッ


仁美「なんで私には何も、一言も相談してくださらなかったのですかッ?!私は、私はそんなに助けになれませんでしたか………!」


仁美「いつもいつも大丈夫大丈夫とッ!それのどこが大丈夫なんですかッ!なのに私が知るのは必ずすべて終わった後ッ!結果しか聞きませんわッ!」


仁美「私にはまどかさんのように相談できませんかッ?!友達としては未熟でしたかッ?!親友ではありませんでしたかッ?!それとも、大して親しくない間柄なのですかッ??」


仁美「私は、あなたの親友としては、不十分なのですか?」グググ……

さやか「仁美………」

仁美「………答えてください」



さやか「―――そんな訳、ないじゃん。仁美は私の大切な親友の一人だよ?だから、親友だからこそ相談なんてできるわけないじゃん。仁美に危険な事させたくないじゃん」

仁美「さやかさんこそ、親友がそんな危険な目にあってるのに、見過ごせるはずないじゃありませんか」


さやか「―――ごめん。言えなくて、ごめん」

仁美「―――おあいこですわ。私も、無神経な行動でさやかさんを苦しめましたし」

さやか「あれは、仁美が悪い訳じゃないよ」

仁美「所で、あの時の返答を欲しいのですが?」

さやか「―――あぁ、あの時の、ね」

仁美「今度こそ、逃げないでくださいね」

さやか「―――わかってる






さやか「私も、今でも恭介の事、好きだよ」





恭介「………え?」キョトンッ

さやか「でも私も返事は保留ね。また告白したときに、その答え頂戴?」

恭介「え、ええええ!」ビックリッ

コン「……爆発しやがれ」ボソッ

仁美「負けませんわよ、さやかさん」

さやか「こっちだって、仁美」


木―――――――――


まどか「さやかちゃん、うまくいったかな?」

ほむら「あの様子だと、うまくいったみたいね」

まどか「……よかったぁ。でも、覗きなんてちょっと緊張するね」

ほむら「これであのへたれも、少しはまともになればよいのだけど」

まどか「そういってるけど、ちゃんと応援してるよね。コンちゃん入れたのもほむらちゃんのアイディアだし」

ほむら「あれは、いやがらせよ………」ホムン


と言うわけで、恭介編終了です。
駆け足になりました。
さやかとくっつけようかとも想いましたが、今回はこんな形にしてみました。

何か不明な点や疑問などありましたら、答えます。
残すところ、織莉子編のみです。
舞台は瀞霊廷に移ります。
そしてまた間が空きます。早めに戻って来るようにしたいです。


―――――――――

~瀞霊廷、朝~



織莉子「―――」ホゲェ

七緒「おはようございます。朝食ですか?」

織莉子「いえ、流石に遅いので昼食まで待ちます。キリカは………?」

七緒「朝早くに十一番隊の所に向かわれましたよ?今日は朝から草鹿副隊長と甘味屋を廻るようです」

七緒「織莉子さんにも声をかけたそうですが、熟睡していたようで諦めたそうです。大丈夫ですか?」

織莉子「え、何が」

七緒「最近、夜遅くまで灯りが付いていますし、昼前まで寝ていたり、何かありましたか?」

織莉子「いえ、最近ちょっと疲れが溜まっているだけです」

乱菊「なら今日はみんなでお風呂にでも入りにいきましょ!」ヒョコッ

七緒「……乱菊さん、なんでいるんです?」

乱菊「細かいことはいいのよ!さ、行きましょ行きましょ!」グイグイ

七緒「あ、ちょっと乱菊さん!」

織莉子「うわぁっ!待って降ろしてください!」

乱菊「二名様ごあんな~い」







―――――――――



~健康ランド~


七緒「どうしていきなりこんな事に」

乱菊「いいのいいの。疲れてるときは、こうやってリラックスして英気を養うのよ」

勇音「でも、昼前からこうやって貸し切り状態で入るお風呂って気持ちいいですよね~」

七緒「……確かに、そうですけど」

織莉子「ブクブクブクブク」

乱菊「そういえば、勇音はなんでここにいるの?」

勇音「このところ、ゆっくり休む暇ありませんでしたから。隊長が一段落もついたし、休みなさいって」

乱菊「部下想いのいい隊長ねぇ~。ウチなんて帰ってくるなり追加の書類よ?もう腹が立ったから逃げてきちゃった」

七緒「それは自業自得です」

織莉子(地獄で天国、というのかしらねぇ~)


勇音「その子が、例の」

乱菊「そうそう。隊長がつれてきたのよね~。かわいいでしょ?」

七緒「疲れてるみたいなんですから、自重してくださいよ?」

勇音「虎鉄勇音、四番隊の副隊長やってます。こうやって話すのは初めてですね」

織莉子「………よろしく」

勇音「………いいなぁ、ちっちゃくて」ボソッ

乱菊「―――ねぇ勇音?」スッ

勇音「はい?ひゃっ?!」

乱菊「あ、やっぱり。あんた背だけじゃなくて、胸も大きくなったでしょ?」モミモミ

勇音「ちょちょちょなに触ってるんですか!やめてください!」

乱菊「いいじゃない。減るもんじゃないし」

織莉子(……二人とも、大きい……)

七緒「私達だけだからといって、あまり騒ぐと迷惑ですよ?」

乱菊「妬かない妬かない。七緒も形は綺麗だから」

七緒「何を言うんですか!」

乱菊「織莉子ちゃんは……まだ成長途中ってとこかしら?」モミモミ

七緒「触らんでいい!セクハラですよ!」

乱菊「なら………織莉子ちゃん、触ってみる?」グイッ

七緒「何を言ってるんですかあなたは!」

織莉子「それじゃあ……後学のために」モミ

織莉子(やわらかい……)ホワァ

七緒「いたいけな少女に何させてるんですあなたは!」

乱菊「だって、七緒のじゃあ、ねぇ」

七緒「ほっといてください!」

勇音「お、落ち着いて。あ、サウナあるみたいですよ?」

七緒「………少し、入ってきます」

織莉子(……どうすれば大きくなるのか、聞く雰囲気じゃあないですね)




おかしい……。
さくっと締めるつもりが、いつものようにダラダラしてしまった。

続きは、なるべくはやくやってみます。

>>810
あれ? てっきり身長比べてるもんかと思ってた
あと単純に勇音のほうがデカイのかと

>>398
ですね。ただし、七緒と比べたら………

これネタにすればよかったのに……

中学生の発育を、マミさんの存在を月島さんに斬られて忘れてました

織莉子(こうしてゆっくり入ったのなんて、久しぶり)ホカホカ

乱菊「さてと。確かこの辺りに新しく出来た甘味屋が……」



甘味屋『ズダダダダダダダダ』



七緒「流石に、出来たばかりで込んでますね」

乱菊「………よし、次行きましょー」クルッ

勇音「あ!そういえば今日提出する書類出すの忘れてた!」

乱菊「そんなの明日にしなさいよ」

勇音「そうもいかないですよ!私が提出しないせいでほかの業務が遅れたら大変じゃないですか!すいません、ちょっと外します」スタッ

乱菊「相変わらず真面目ねぇ。」

七緒「先にお昼にしませんか?」

乱菊「それもそうね。じゃあ」ガシッ

日番谷「お前はその前にこっちだ」イラッ

乱菊「あちゃ、見つかった……」ダラァ

日番谷「まだまだ、仕事は残ってんだ。さっさと戻るぞ」

日番谷「それと、美国。さっき技術開発局の連中が探してたぞ」

織莉子「何かしら?完成でもしたのかしらね」

七緒「じゃあ先に席取っておきますね。そろそろ込んできますし」

乱菊「隊長~、昼ご飯の後でも~」

日番谷「お前にはしっかり弁当が待ってるぞ」イラッ

乱菊「ヒィッ!」




―――――――――


~技術開発局~


マユリ「やっと来たかネ」

織莉子「何かご用かしら?」

マユリ「最後の調整に手間取ったが、ようやく完成したからネ。これが、その完成品だヨ」ヒョイッ

織莉子「……前とあまり変わっていないようだけど」

マユリ「機能は前に言った通りダ。付けたその時から外すまで効果は持続する」

織莉子「―――本当に、浄化されているわ」カチャッ

マユリ「身体能力は、変身後のみに適用するようにして、基本は本来の変身後の約1.8倍。ただし、魔力の配分によっては最大で死神の隊長格にも匹敵する程まで上昇が可能。まぁ、個人の能力にもよるがネ」

織莉子「魔力は尽きないのかしら?」

マユリ「内在量は変わらないサ。魔力の消費還元効率を極端に強化してるが、魔力が尽きないわけじゃない」

織莉子「今までのように、余計にセーブしなくてもいいと言うことね」

マユリ「但し、あくまでも浄化効率が上がっているだけで、魔女化を防いでいるわけではないヨ。魔力の100%を、刹那に消費すれば、忽ちソウルジェムは砕け、魔女へと昇華する」

織莉子「つまり、ほぼ防いでるじゃない」

マユリ「それと、それの強度については、ワタシが保証しよウ」

織莉子「それは、頼もしいわね」



阿近「隊長、黒崎死神代行が到着しました」

織莉子「黒崎、死神代行?」

一護「よっと。ん?こんなちっこいの、ここにいたか?」

阿近「日番谷隊長が連れてきた、魔法少女っすよ」

一護「てことは……あのほむらと同じ魔法少女か?!ほむらの仲間とかか?」

織莉子「……どうかしらね」

一護「しかし、本当に遊子と同じくらいの奴しかいねぇんだな」

織莉子「……多分、私達くらいのが、一番騙しやすくて、墜ちやすいのよ」

一護「そんだけ素直でいい奴が多いってことだろ?」

織莉子「………どうかしらね?」フサァ

一護「……魔法少女ってやつは、なんか変にませてるっつうか、素直じゃねぇっつうか……。もっと頼ったりしたらどうだ?」

織莉子「仕方がないわ。頼り方を忘れてるのよ」

一護「わかんねーわけでもねぇけど。んなもん一言でいいじゃねーか」

一護「『助けて』」

一護「そんで後で礼でも言えばいいんだよ。んなの子供の特権だろ?」

織莉子(助けて、か)

一護「そのほむらってのも、人の話は聞かーわ、人に話をしねーわ、勝手に独りでなんでも使用とするわ……」

一護「まぁ、悪い奴じゃあねぇから、そのほむらってのに会ったら仲良くな」

織莉子「………それは、無理かもしれないわ」

一護「んなことはねーさ。こんなに似―――」

マユリ「いつまで無駄話をしてるんだネ?黒崎一護。まずはこれを――」

一護「そう急かすなよ。ん、代行証?これがな―――」

織莉子(……仲良くなるには、私の手は少し汚れすぎよ)

織莉子(彼女も、そして私も………)








次で番外編もラストの予定です。

キリカとやちるは二人そろって朽木家にいってるんじゃないでしょうか?


昼頃には、投稿します。


―――――――――


織莉子(これで、キリカも私も、魔女になる心配は殆ど無くなった)

織莉子(そして、鹿目まどかも魔女化する可能性も、ほぼ無くなった)

織莉子(でも、救済の魔女が現れないと確信したわけじゃない。なら、やはり鹿目まどかを……)

織莉子(……鹿目まどかの暗殺のメリット、デメリットよりも、この道具のメリット、デメリットの方が遥かに安全だわ)

織莉子(つまり、私の計画は未遂にして達成された、というわけかしら)

織莉子(だからと言って、私の、魔法少女を殺した罪は消える訳じゃない)

織莉子(キリカにだって、ひどいことをさせてきた。危険な事をキリカに任せて、私は………)

京楽「こんな時間にこんなところにいたら、風邪引くよ?」ヒョイッ

織莉子「……この世界にも、夜風はあるんですね」

京楽「まぁ、現世とはそんなに変わんないからね。よっこいしょっと」お酒グピッ

織莉子「ここの夜風は、少し冷たいですね」

京楽「だから、酔いを醒ますのには丁度いいのさ。そして、迎え酒にもね」グピッ





―――――――――


キリカ「あ、恩人」

日番谷「日番谷隊長だ。こんな所でどうした?」

キリカ「今日ちっこいのと甘味屋巡りしてたから、そのお土産を織莉子にあげようと思ってね。織莉子、疲れてるみたいだからさ、連れ回せなかったかわりにコレ食べさせようって。恩人は?」

日番谷「野暮用の帰りだ」

キリカ「それじゃあ一つ頼み事していい?」キョロキョロ

キリカ「ここ、どこ?」







キリカ「そういえば、まだ言ってなかったね。助けてくれてありがとう」

日番谷「別に、助けたわけじゃあねぇさ。結果的にあんたが勝手に助かっただけだ」

キリカ「………恩人はしっかりしてるね。自分の言いたいこと言えたりさ」

日番谷「あんただって十分言ってるぜ」

キリカ「今の私は私じゃないもん。これは、私が理想とした私だもん。言いたいことをしっかり言って、友達を作れて、明るい、社交的な自分」

キリカ「だからさ。恩人みたいな人、憧れるんだ。まぁ、もっと明るく笑ったりしたら完璧理想像なのに」

日番谷「うるせぇ」ムスッ

キリカ「後、口悪いのも」

日番谷「………いいんじゃねぇのか?」

キリカ「なにが?」

日番谷「あんたが仮に、本来の、以前までの自分だったとしても、オレはこの通りの無愛想はかわんねぇし、あんただってあの織莉子ってのの為に動いてただろ?」

日番谷「根っこの部分は、かわらねぇもんだよ」

キリカ「―――大人びてるねぇ。ちっちゃいのに」

日番谷「テメェ、その減らず口今すぐ凍らせるぞ」

キリカ「前みたいに行くと想うなよ。ワタシはパワーアップしたんだから」

日番谷「負けたくせに」

キリカ「ちっちゃいくせに」


日番谷「―――」


キリカ「―――」


日番谷「丁度いい所に訓練場があるじゃねぇか」ピキッ

キリカ「運良く、織莉子のお土産は溶けたりしないや」カチャッ








日番谷・キリカ「「おっとてがすべったあああああ!」」








―――――――――


京楽「昔ねェ、僕は部下を失った事があるんだ。当時の副官、今の七緒ちゃんの席官だね」グピッ

京楽「永い事隊長続けてると、何人もの部下を死なせたり、失ったりするんだけどね。だからあんまり引きずらないようにしてるんだけど―――」グピッ

京楽「その一件だけは、どうにも引きずってるみたいでねぇ。七緒ちゃんについ過保護になっちゃってるんだよ」ヘラッ

京楽「あ、この話は七緒ちゃんには内緒だよ?あの子そういうの気にするタイプだから」

織莉子「……その、部下さんは………」

京楽「―――ついこの間、再会してね。倒れてる所に思いっきり踏まれちゃった。昔から変わってなくて安心したよ」

織莉子「よかった、ですね」

京楽「そうだねぇ。だけど、その子以外にも、過去に失った部下は山ほどいる。その隊士達には悪いけど、ある程度は割り切ってるんだよ」グピッ



京楽「一人一人の生死に、感情を左右されてちゃあ、残った隊士も失いかねない。効率を考えて判断する、薄情と言われれば否定しない」

京楽「―――いいんじゃないかな?そうやって、考え、悩むことは」グピッ

織莉子「………答えは、見つかりません」

京楽「答えなんて、そんなに簡単にみつかるもんじゃない。ただ、一つ、君に言えることは、僕のようになっちゃあいけない」

京楽「織莉子ちゃんの悩み事が、どれだけ難しくて、深くて、君を悩ませているのかは、僕には判らない。そして、その悩みは僕に言うべきじゃあない」

京楽「彼女に、言ってあげるべきだよ」クイッ

織莉子「―――キリカ?」

京楽「やあ、キリカちゃんに日番谷隊長。どしたの傷だらけで」

日番谷「なんでもねぇ」引き分け

キリカ「ちょっと転んだだけ」痛み分け

京楽「あ、どうだい?松本ちゃんも呼んでこれから夜酒なんて?」

日番谷「いや、あいつはまだ仕事が――」

京楽「あまいものもあるよ?それも新作」

キリカ「食べましょうそうしましょう!」グイッ

京楽「はい決まり~。やっぱりかわいい子に注いで貰わないと~」

日番谷「おいまてまだ俺は」

乱菊「は~いお酒の追加持ってきたわよ~」ヒョイッ

日番谷「松本!」







キリカ「織莉子も、ね!はやくはやく!あ、これお土産。後で一緒に食べよ」ニッ

織莉子「―――そう、ね。ねぇ、キリカ?」クスッ

キリカ「なに?」

織莉子「後で、話があるの。聞いてくれる?」

キリカ「―――うん!」





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