レッド「シロナ……お義母さん」(255)

立てたった
うひょーい

キャラ壊注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1337955501(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)

レッド母「それで、グリーン君は元気なの?」

ナナミ「はい。……でもいつもジムを開けっ放しにしているので挑戦者たちが困ってるみたいなの」

レッド母「へぇ~。大変ね」

ナナミ「お母さんも何か言ってあげてくださいよ。あの子もレッド君のお母さんに言われたならジムの仕事に戻るかもしれないですから」

レッド母「私が言ったところで変わらないわよ。寧ろグリーン君らしくていいじゃない。レッドなんか全然連絡寄越さないからどこにいるんだか……でも最近はよく帰って来るけど」

ナナミ「そうなのですか。それでもレッド君は元気ですって。弟よりも強いみたいだし」

レッド母「そうよね。それに連絡寄越さないって事は元気でいる証拠だもんね」

ナナミ「それにレッド君はお母さんのこと大好きなんじゃないですか?」

レッド母「そうなの? 母思いで嬉しいわね」

「ただいまー」

レッド母「あ……レッド! お帰り!!」

レッド「ただいま」

レッド「ごめん。心配かけたよね?」

レッド母「心配したけど……元気そうで何よりだわ」

レッド「……母さんも元気そうで何よりだよ」

ナナミ「おかえり。お邪魔してるわよ」

レッド「あ、こんにちは」

レッド母「今日は家に泊まってくの?」

レッド「そのつもり」

ナナミ「じゃあ私もお邪魔していいですか?」

レッド「良いよね?」

レッド母「歓迎しちゃう♪ じゃあ私ちょっと買い物行ってくるわね」

レッド「行ってらっしゃい」

ナナミ「気を付けてくださいね。ここらで最近なぞの赤いポケモン青いポケモンが見かけられたみたいなんで」

レッド母「大丈夫よ。それじゃあ行ってくるわね」ガチャ

バタン

レッド「赤いポケモンに青いポケモン?」

ナナミ「私も良くわからないけどテレビでやってたの」

レッド「ふ~ん。じゃあ僕もちょっと出てくるかな。夕食までに帰るよ」

ナナミ「どこかにお出掛け?」

レッド「そろそろ来るんだ時間なんだ。だから僕も行かなくちゃ」

ナナミ「そう。気を付けてね」

レッド「うん。だから留守番お願いします」

ナナミ「わかったわ」



レッド「あ、母さん」

レッド母「あら? お出掛け?」

レッド「ちょっとね」

レッド母「夕食までには戻ってきなさいよ」

レッド「わかってる。母さんも気を付けてね」

レッド母「わかってますよ」

ジョウト地方

ゴールド「今日こそ勝たせてもらいますよ」

レッド「…………」

デンwwwwwデンwwwwwwwwwデンwwwwwデンデンwwwww
デデンwwwwデデンwwwwwデデンwwwwデデデーンwwwwwww

ピカチュウLv.81「ちゅぁぁああっ!」

ゴールド「やっぱりレベルたけー!! しかも天候はあられ……でも勝つ! いけ! メガニウム!」

メガニウム「メガトロン!」

カントー地方

レッド母「……さてと、帰らないとね」

ガサガサ

レッド母「あら? さっきはここ何もいなかったいや、揺れていなかったのに……誰かいるのかしら?」ヒョイ

???「!?」

レッド母「……珍しいポケモンね」

???「!!」キュィィン

レッド母「え?」

バシュッ!!

レッドの家

ナナミ「……へぇ。じゃあレッド君はゴールド君と戦っているのね」

オーキド「そうなんじゃ。でもまだレッドの方が強いじゃろう」

ナナミ「なぜそう言い切れるの?」

オーキド「ゴールド君は平均レベルが50代じゃからじゃ」

ナナミ「弟もそんな程度だけど……」

オーキド「レッドの平均レベルは四捨五入切り上げで77なんじゃ」

ナナミ「それすごい」

オーキド「じゃろ」

ナナミ「さて、お茶も飲んだしおじいちゃんは帰ってね」

オーキド「え?」

ナナミ「おじいちゃんはレッド君のお母さんに招待されてないでしょ」

オーキド「SHIT!」

ナナミ「さてと、ちょっとテレビでも見せてもらいましょう」ピッ

テレビ『……はい。そう言う事ですね』

ナナミ「あら?」

テレビ『えー繰り返し説明します。ただいま入った報告によりますと意識不明の重体者は一名、現在攻撃したと思われるポケモンを追っています』

オーキド「この人は……」

ナナミ「レッド君のお母さん?」

オーキド「ちょっと行ってくるわい!」

ナナミ「あ、私も行くわ!!」

ジョウト地方

レッド「…………」

ゴールド「ああっ! 秘密兵器のアルセウスが!!」

テテテテレテレー♪

レッド「…………」

ゴールド「くそー。じゃあこれで……次は俺が勝ちますから」ダダダ

レッド「…………」

レッド「……なにあれ? めっちゃ焦ったんだけど…」

レッド「ともかく帰るかな。お母さんの夕食楽しみだなぁ~」

レッド「久々に一緒に寝よっかな」

レッド「……マザコン……じゃないよな? これくらい?」

カントー地方

オーキド「……」スタスタ

ナナミ「おじいちゃん!」

グリーン「どうだったんだよ!? レッドのお母さんは何で死んじまったんだよ!!」

オーキド「死んじゃおらん。ただ、死んだ方がマシだったかもな」

ナナミ「どういうこと? 確かにニュースじゃ重体だったけど……」

オーキド「レッドのお母さんは……遷延性意識障害(せんえんせいいしきしょうがい)じゃ」

グリーン「なんだよそのせいえんなんとかってやつはよ?」

オーキド「簡単に言うと植物人間。もうお母さんの意識が回復することは0に近い」

ナナミ「そんな……」

オーキド「……どうやら、攻撃したポケモンは無限ポケモンのラティアスかラティオスのどちらかじゃ」

ナナミ「ラティアス? ラティオス?」

グリーン「それって今話題の謎のポケモンってやつだよな?」

オーキド「そうじゃ。表では謎のポケモンとされているが裏でははっきりとわかっておる」

ナナミ「でもどうして攻撃を?」

オーキド「あのポケモンは人を避けるからちょくちょくエリアを変えている……徘徊ポケモンとも呼ばれる」

グリーン「だからどういうことだよ」

オーキド「……これはわしの仮説じゃが……レッドのお母さんは偶然休んでいたラティアスかラティオスに出くわしたんじゃろう」

オーキド「それで、休んでる居るところにいきなり人がやって来た。そしてお母さんは興味本位で近寄ったのじゃろう……なんせここらじゃ見たことないポケモンだからのう」

グリーン「それじゃあ……事故だっていうのかよ」

オーキド「向こうも悪気はない。威嚇的に技を撃ったんじゃろ」

ナナミ「……レッド君にどう伝えれば……」

グリーン「俺が話す」

ナナミ「いえ、みんなで話しましょ」

オーキド「わしはすまんが大学に呼ばれた。理由は今回の事件についてじゃ。だからお前さん達頼む」

グリーン「任せとけ!」

ナナミ「わかったわ」

オーキド「……そうじゃ。あと、レッドにはもうお母さんは死んだと言っておきなさい」

グリーン「何でだよ!! 植物人間って言っとけば」

オーキド「…………」

ナナミ「」ビクッ

グリーン「……わかったよ」

ほぼ同時刻

レッド「~♪」

レッド「あれ? なにやら騒がしいな」

野次馬A「おいおいマジかよ」

野次馬B「ああ。どうやら死んだらしいぜ。重症だったのにな」

野次馬F「1人息子がいたみたいよ。あの人」

野次馬G「可哀想にね。私達もおちおち外に出れないわね」

野次馬D「プラズマ団の仕業じゃねーか」

レッド「……? 何か事件でもあったのかな?」

グリーン「おいレッド」

レッド「あ、グリーン」

グリーン「……この事件……知りたいか?」

レッド「何が起こったの?」

グリーン「…………姉ちゃん…」

ナナミ「レッド君。良い? 何が起こっても絶対に落ち着いてね」

レッド「やだなぁ。僕はいつも平常心だよ。でも今はお母さんの夕食が待ってるから平常心じゃないけど」

グリーン「っ……」

ナナミ「…………」

レッド「あれ? どうかしたの?」

ナナミ「……実はね。この事件なんだけど……」

レッド「うん」

ナナミ「死んだのはね……レッド君のお母さんなんだ」

レッド「…………」

グリーン「…………」

ナナミ「……」

レッド「……」

レッド「それ? 冗談でしょ?」

グリーン「レッド!」

レッド「やだなぁ。2人して冗談言うなんて……」アハハ

ナナミ「レッド君、私の目を見て」

レッド「はい」

ナナミ「冗談に見える?」

レッド「……だからなんども言わせないよ……じょう…だん……でしょ」ツー

グリーン「冗談だったら俺様までこねーよ」

レッド「……うそだよ……嘘だ!! だってお母さんはさっきまで笑ってた!」

ナナミ「レッド君落ち着いて!!」

レッド「嘘だよ!! ヤッパリドッキリどかで2人は僕をハメようとしてるんだ!!」ダッ

グリーン「おい!」

ナナミ「……まあ無理もないわ」

グリーン「……姉ちゃんはどうする?」

ナナミ「……こればっかりは私には…」

グリーン「とにかく後追わねーと」

レッドの家

レッド「ただいまー!!」

レッド「母さんいるでしょ?」

レッド「帰って来たよー!!」

レッド「今日もいつもの子来たけど倒したよ!!」

レッド「その子ったらよくわからない。新種のポケモンなのかな? たくさん連れてきたけどさ」

レッド「なんでかな? 認められていないのかもしないけど言う事聞かなくて自滅してたんだよね。ははは、笑えるでしょ…」

レッド「他にはね……えっと……他には……」

レッド「ところで母さんは隠れてるの? かくれんぼやってるの? 僕が鬼なの?」

レッド「良いよ。昔はグリーンとナナミさんとよく遊んだよね」

レッド「だから絶対見つけるよ」スタスタ

レッド「……いつも母さんはここに隠れてたよね」ガチャ

シーン

レッド「……おかしいな?」

グリーン「おい!」

レッド「あ、グリーンみーっけ!」

グリーン「…………お前何やってるんだ?」

レッド「かくれんぼだよ。僕が鬼みたい」

ナナミ「レッド君」

レッド「ナナミさんもみーっけ! さあ後はお母さんだけだよ」

グリーン「……レッド」

ナナミ「レッド君も壊れないかしら?」

グリーン「わからねぇ」

レッド「ここかなー?」ガチャ

シーン

ナナミ「……可哀想」

グリーン「居るはずのない人を探してるレッドなんて見たくないけど……仕方がないのかよ」

レッド「ここかなー?」ガチャ

5時間後

レッド「おかしい」

レッド「お母さんがいない」

グリーン「これでわかっただろ?」

レッド「……わかった! もしかして外に行って隠れてるんだ! じゃあ僕も」

ナナミ「レッド君!!」ダキッ

レッド「ナナミさん」

ナナミ「無理しちゃダメ……」ギュッ

レッド「でも母さんは……いるんだ……絶対に……」

グリーン「……」

レッド「いるんだ……かあ…さんは……うっううう……」グスッ

ナナミ「……」ナデナデ

レッド「ううう……」ポロポロ

タマムシ大学

オーキド「ふぅ。やっと終わったわい」

グリーン「じいちゃん」

オーキド「おおグリーン! レッドはどうじゃ?」

グリーン「今姉ちゃんが看てる……でも姉ちゃんじゃ無理っぽい」

オーキド「どうしてだ?」

グリーン「アイツは姉ちゃんを姉ちゃんとしてしか見えていない」

オーキド「そうか」

グリーン「何とかしてくれよ? 俺のライバルがあんな形で失いたくないんだよ」

オーキド「……ふむ。じゃあちょっとわしの知り合いに頼んでみるかのぅ」

グリーン「頼む」

シンオウ地方

シロナ「大好きです! 付き合ってください!!」

ヒカリ「ごめんなさいっ!!」

シロナ「ぐはぁっ!!」グサッ

ヒカリ「とても嬉しい言葉ですけど……やっぱり女の人同士はおかしいですし…」

シロナ「そんなことないわよ!!」

ヒカリ「それに……やっぱり私! サトシが好きなんです!!」

シロナ「ぐわぁぁっ!!」ドサッ

サトシ「おーいヒカリー! まだかー?」

タケシ「早く行かないとまた野宿になるぞ」

ヒカリ「ごめーん。すぐ行くー!! だからすみません! でもトレーナーとしては尊敬してますから!! では!」ダダダ

シロナ「」

シロナ(……)

シロナ(2戦2敗ね)

シロナ(コウキ君はマイちゃんだし……やっぱりあたしはもう期限切れなのかな?)

シロナ(はぁ……)

シロナ「……ん? ポケベルが鳴ってる」スチャ

シロナ「はい、シロナですけど……」

シロナ「あら? ナナカマド博士、お久しぶりです……はぁ」

シロナ「……失恋ですよ失恋」

シロナ「…………え?」

シロナ「それどういうことですか? ちょっと博士!」

シロナ「……切れた」

シロナ「しかし、良くわからないけど行ってみるしかないのね……」

シロナ「カントー地方に」

じゃあ寝ます
お休み
また明日更新します

数日後・カントー地方・タマムシ大学

オーキド「……レッドはどうじゃ?」

研究員「グリーン君が言う事によると引き籠ってるみたいです。ナナミちゃんやグリーン君にも会いたくないようで……」

オーキド「そうか。家族がいなくなったから仕方がないしなぁ」

研究員「それよりも……来客が来るようなのですが……」

オーキド「わかっている。呼ぶように頼んだのはわしだからな」

研究員「はぁ」

オーキド「そろそろ来るじゃろう」

研究員「誰なんです?」

シロナ「あ、こんにちは」

オーキド「おお! 待っておったぞ」

シロナ「お久しぶりです。オーキド博士。ナナカマド博士に頼まれて来ました」

研究員(シンオウチャンピオンのシロナさんかよ)

オーキド「すまんなぁ。どうやら振られたみたいだけど……その傷が治らないうちに呼ぶのも悪いと思うんじゃが……」

シロナ「ぐっ……なんで博士までそれを……」ズキッ

オーキド「ナナカマド博士から聞いた」

シロナ「……ふっ。まああたしの美貌がわからない人に振られたって構いませんよ」フフン

オーキド「ほう」

シロナ「さて、博士。お話曰く頼みごと、とナナカマド博士から聞いたのですが……」

オーキド「ああ、君は子供が好きかね?」

シロナ「ええ! 大好きですとも」

オーキド「じゃあ……ある子の義母になってくれんか?」

シロナ「え?」

オーキド「正確には養母じゃな。まあそこら辺の詳細はわし『全然』わからんがわしの力でなんとかしとくわい」

シロナ「あのいきなり話が見えないのですけど……」

オーキド「おっとすまんすまん。最近起こったポケモン事件を覚えているかな?」

シロナ「確か無限ポケモンのラティアスかラティオスによる殺害事件ですよね?」

オーキド「ああ、その事件の被害者の息子さんじゃ」

シロナ「また、どういう繋がりで?」

オーキド「その子はわしの孫の幼馴染でな……チャンピオンになった凄い子なんじゃ」

シロナ「ほう」

オーキド「だから、お願いできるかのう」

シロナ「義母ねぇ……あの、その子食べても良いですか?」

オーキド「ああ、心を開けさせて再び外に冒険させる気が出来るなら何したって構わん」

シロナ「ふ~ん。じゃああたしがその子と恋仲になったり駆け落ちしたりしてもよろしいのですね?」

シロナ(ま、顔によるけど)

オーキド「構わんよ」

シロナ「わかりました。このチャンピオンシロナ、その子の義母になって見せます!!」

オーキド「おお、そうか。ありがとう。期待しているぞ」

シロナ「あ、でもあたしも忙しいので毎日って訳には行きませんけど」

オーキド「構わないよ。じゃあ、その子の家の住所な。頼んだぞ」

シロナ「お任せください」

マサラタウン

シロナ「ふふ~ん。まさかいきなりこうなるとは思ってなかったわ」

シロナ「あ、ここね」ガチャ

シロナ「?」ガチャガチャ

シロナ「鍵かかってる」

シロナ「……あ、インターフォンあるじゃない」ポチットナ

ピンポーン

シロナ「…………」

シロナ「……おかしい」

シロナ「ってちょっと待って。そもそもその子はお母さんを亡くしてしまって引き籠ってるんだっけ? なら心を開いて義母を認めさせるってすごく難しくない?」

シロナ「しかも、いきなりやって来て『今日からあなたのお義母さんよ』なんて無理があり過ぎる」

シロナ「……はぁ。子どもでついつい釣られてしまったわ」

ガチャリ

シロナ「あ」

レッド「………………」

シロナ「あ、あのね……えっと」アタフタ

レッド「…………」スッ

シロナ「あっちょっと待って!!」ガッ

レッド「!!」

シロナ「待って! 怪しいと思うけど怪しい人じゃないから安心して……ね?」

シロナ(クソっ! ど真ん中ドストライクじゃない!!)

レッド「…………なっなんですか?」

シロナ「えっと……オーキド博士から頼まれて来たの」

シロナ「今日からあたしが君のおかあさんよ!」

シロナ「あ、ちなみにおかあさんでも義理の母だから義母ね」

シロナ(正確には養母らしいけど)

レッド「……帰ってください。僕に義母なんていない」スッ

キィィーガッ

レッド「!?」

シロナ「こらこら、お義母さんにそんな言葉使わないの」ニコッ

レッド「僕の母さんは死んだんだ」グググ

シロナ「だからっていつまでも死んだお母さんのこと引きずってはいられないでしょ?」

レッド「でも貴女はちがうよ」

シロナ「ええ。でもね、大人にもルールってのがあってね、言われたことを守らないといけないのよ。だから君があたしの事を認めなくてもあたしは君のお義母さんなのよ」グググ

レッド「じゃあお母さんは庭の草むしりでもしていてください」グググ

シロナ「顔ゲッソリしてる息子がいるのに草むしりお義母さんがどこにいるのかしら?」

レッド「とっとにかく帰ってください!!」

シロナ「じゃあどうしたら認めてくれるの?」

レッド「認めません。僕の母さんは1人だけです」

シロナ「じゃあ母さんが死んじゃったから君も後を追うように死ぬの?」

レッド「それは……」

シロナ「……とにかく入れてくれない? お義母さん泣いちゃうぞ」

レッド「…………やっぱり駄目です!!」

バタンッ

シロナ「…………思ったより厄介ね」

シロナ「また明日来るからねーっ!!」

レッド「…………………………」

レッド「なんなんだ。あの人は……」ガタガタ

レッド「とぅとにかく警備をしっかりしておかないとどこからか入ってきそうだ」ダダダ

レッド「まずは、裏口からだ」


次の日

シロナ「お義母さんだから開けてちょうだい」ドンドン

シロナ「……やっぱり駄目ね。しかも家は入れない様に全部要塞みたいにしてあるわね」

シロナ「仕方がない。外から入れないなら中から入るしかないわね」

シロナ「お義母さん頑張っちゃうわ」

シロナ「今日は帰るけど明日も来るからね」

レッド「…………」

レッド「なんなんだよ。あの人……」

レッド「まさかお母さんの知り合いかな? いや、父さんの……まさかね」

レッド「ともかく夜来られちゃたまらないから固めておかないと……」ダダダ

レッド「でも昨日はあれから来なかったし……」

レッド「…………いや、それでも固めておかないと」

グリーンの家

ナナミ「大変ですね」

シロナ「ううん。でも彼は前よりも生気が戻ってる気がする」

ナナミ「そうですか……あ、でも彼じゃなくてレッドという名前がありますからね、お義母さん」

シロナ「あ、そうなんだ。気を付けないと……」

ナナミ「ふふふ。じゃあ私も明日シロナさんを運んでから出るのでチャンス的には一回なので頑張ってくださいね」

シロナ「お願いね。ナナミちゃん」

ナナミ「それにしてもシロナさんってポケモンも子供も大好きなんですね」

シロナ「あと、歴史もね」

ナナミ「へぇ~でもポケモンは私の方が勝ちかも」

シロナ「どうかしら?」

ナナミ「毛繕いしてあげましょうか?」

シロナ「ポケモンの?」

ナナミ「はい」

シロナ「じゃあこの子、お願いしちゃおうかしら」

ナナミ「……流石、なつかれてますね」

シロナ「互角なのよ。コーディネーターのナナミさん」

次の日

レッド「…………」チラッ

レッド「…………今日は来ないのかな?」

レッド「ならいっか」

ピンポンピンポン

レッド「この呼び鈴のならし方は……」ダダダ

ガチャ

ナナミ「レッド君、お届け物よ」

レッド「…………なっなんですか?」

ナナミ「これね、お母さんが最後にレッド君あてに頼んだものなの」

レッド「お母さんが…………」

ナナミ「あ、ごめんね。ちょっとしんみりしちゃったね。じゃあね」

レッド「…………」

バタン

レッド「…………」

レッド「…………なんだろ? 母さんが……」ビリビリ

パカッ

シロナ「……」

レッド「……」

シロナ「……おっお義母さんでーす」ニコッ

パタン

シロナ「待った! レッド君!」ガバッ

レッド「なっなんで貴女なんですか!! 母さんが僕に当てたものじゃないんですか!!」

シロナ「だからお義母さん登場したわよ。よっと」

レッド「帰ってくださいよ。さりげなく段ボールから出ないで」

シロナ「お義母さん泣いちゃうぞ」

レッド「……こうなったら」ダダダ

シロナ「…………そういうことか!」ダダダ

部屋前

シロナ「……」ガチャガチャ

シロナ「やられた」

シロナ「レッド君、いつまで部屋に籠る気なの?」

レッド「貴女が帰るまでです。ここは僕の家です」

シロナ「だからって引き籠ってちゃ身体に悪いわよ」

レッド「良いですよ。貴女がいる方が僕にとって身体を悪くしますから」

シロナ「ふ~ん。でもこちらとしてもお義母さんだからそれなりに頑張らといけないから……とにかくこれからよろしくね」

レッド「…………」

シロナ「あぁ……自己紹介がまだだったわね。あたしはシロナ。ポケモントレーナーよ」

レッド「…………」

シロナ「じゃあ、何かあったら出て来て言ってね。あ、でも出てけとか帰れとかはなしね。お義母さん泣いちゃうから」

レッド「…………」

シロナ「じゃあお夕飯の買い物行ってくるからね」

シロナ「まだ、レッド君の好きなものわからないから今日はあたしの得意料理と行くから」

レッド「…………」

シロナ「それじゃあちょっと待っててね」

レッド「…………あ」

シロナ「ん? どうかした?」

レッド「…………気を付けて…」

シロナ「…………もちろん」

トン…トン…トン←階段下りる音

レッド「…………」

ばふっ←ベッドダイブ音

レッド「…………」

レッド「僕……何言っちゃってるんだろう」

朝はここまで
めんどくさいからもう夜まとめて載せちゃっていいかな

失礼しました

まとめて載せちゃいます
てか、今更だがこの組み合わせは需要ありますか?

トキワシティ

グリーン「……そうですか」

シロナ「まあ、ここはあたしに任せてよ」

グリーン「お願いします。アイツは多少マザコン気味ですし」

シロナ「結構な気がするけど」

グリーン「あ、そうだ。暇なら俺と勝負しません?」

シロナ「ごめんね。今は今日のお夕飯のお買い物行くところなの」

グリーン「そうですか」

シロナ「今度勝負しましょう。本気で良いかしら?」

グリーン「構いませんよ。俺も本気で行きますから」

シロナ「この俺様が! 世界で一番! 強いってことなんだよ!」

グリーン「あ……いや、あの時は……」

シロナ「楽しみにしているわ。最強さん」

グリーン「くっ」

シロナ(好みじゃないわね。やっぱりレッド君ね)

グリーン「あ、一応ここらはラティアスラティオスが出るかもしれませんので気を付けてください」

シロナ「わかった。ご忠告ありがとね」

グリーン「アイツが元気になったみたいですし。シロナさんのおかげです」

シロナ「でもまだ、認められてないから……」

グリーン「すぐ認められますよ。アイツは母性本能に弱いと思うし」

シロナ「へぇ~……あ、じゃああたしはそろそろ……レッド君あたしのこと嫌がってたのに心配してくれたのよ」

グリーン「へぇ~レッドの奴羨ましいなぁ。こんな別嬪さんがお義母さんなんて」

シロナ「ナナミちゃんが泣いちゃうわよ」

グリーン「親が羨ましい……でもしょうがないか。じゃあ俺もジムに戻ります」

シロナ「頑張ってね」

レッドの家

レッド「……今の内にトイレ行っておかないと」

ガチャリ

シロナ「ただいまー」

レッド「!?」

シロナ「帰ったわよー」

レッド「…………」ダダダ

シロナ「あれ? 出てきたの?」

レッド「…………」グッ

バタンッ

シロナ「ただいまー」ドンドン

レッド「…………」

シロナ「……じゃあお夕飯作るから良かったら降りて来てね。来ないなら運びに行くけど」

レッド「…………」

シロナ「……あーまだダメよね。じゃあ持っていくから」スタスタ

レッド「…………」

シロナ「……ふぅ。思ったより疲れるわね」

シロナ「『J( 'ー`)し』こうなっちゃうかも」

シロナ「……しかし、お義母さんとはいえ家事スキルがあまりない……とっとりあえず、研究してる時に食べてるもので良いかな」

シロナ「いや、でもそれはただのトーストだし……」

シロナ「とにかく作ろう」ガサガサ

俺はこの組み合わせ好きだよ

30分後

シロナ「どうしてこうなった」

シロナ「……料理スキルない義母なんてやっぱり認めてくれないよね……」ツンツン

シロナ「せめてレッド君には見栄えのいいところをよそって……」コソコソ

シロナ「……はぁ……ここまで来て追い出されるなんて悲しいわね」

トン…トン…←階段上がる時の音

コンコン

シロナ「レッド君、お夕飯……だけど……」

シーン

シロナ「……ここ、置いておくから……不味かったら残しても良いから」

シーン

シロナ「…………つっ次こそ美味しく作るから」ボソボソ

トン…トン…

シーン

ガチャリ

レッド「…………」キョロキョロ

レッド「!?」

レッド「……」ヒョイ

バタンッ

レッド(…………なっなんだこれ?)

レッド(……いや、もしかしたら見た目が悪いだけかもしれない)

レッド「……」パクッ

レッド「ごほっ!! ごほごほ!」

レッド(不味い……あの人……えっとシロナさんだっけ? 一生懸命なのはわかるけど……不味い……母さんのご飯が食べたい)

シロナ『今日からあたしが君のお義母さんよ!』

レッド「…………」

レッド(……)チラッ

レッド(うっ……)

レッド「…………」パクパク

レッド「……不味い」

レッド「なんで食べてるんだろう?」パクパク

シロナ「……まっず」

シロナ「何これ塩と砂糖間違えてるし……うわ~あたしったらあんな不味いものをレッド君に食べさせようと……」ズーン

シロナ「……どうしよう? 鍋一杯作ってしまった。しかもおそらくレッド君が残すと考えて……このまま処分したいけど……それは流石に食べ物を粗末にしちゃうから……」

シロナ「……食べるしかないのね」パクッ

シロナ「おえー」

シロナ「後で胃腸薬を買って来よう」パクリ

シロナ「……ぐっ……あと、料理本も」

シロナ「くぉぉおおお」パクパク

レッド「……」カラン

レッド(死ぬ)バフッ

レッド(…………あ、食器出しておかないと)ヨロヨロ

ガチャリ

レッド「…………」キョロキョロ

レッド「……」サッ

バタンッ

レッド「…………」

レッド(あ、次からは自分の分は自分で……無理だろうな)

レッド(せめて何か飲み物を頼まないと……)カキカキ

ガチャリ

レッド「…………」サッ

バタンッ

シロナ「…………」カラン

シロナ「……ごめんなさい。舐めてました」

シロナ「……もう無理……鍋半分食べたから許してください。食べ物たちよ」

シロナ「……レッド君の食器を取りに行かないと」ヨロヨロ

トン…トン…

シロナ「あら? 食器が空……食べてくれたんだ……あれを……」

シロナ「レッド君ありがとね。明日は今日よりマシなの作るからね!」

ガサッ

シロナ「ん?」ペラッ

『飲み物』

シロナ「わかりましたよ」

トン…トン…

レッド「…………」

レッド「やっぱり、不味かったんだ」

レッド「でも、ちょっと懐かしい味がしたんだよね」

レッド「不味さが現実を引き戻してくれたけど」

コンコン

シロナ「飲み物持ってきたよ。好きな飲み物わからないからあるだけ持ってきたからさ……そこから適当に選んでよ。あとで残りは回収しに来るからね」

トン…トン…

レッド「…………」

ガチャリ

レッド「……」キョロキョロ

レッド「……美味しい水、サイコソーダ、ミックスオレ、モーモーミルク、お茶、きのみジュース、タウリン? キトサン? マックスアップ? ブロムヘキシン? インドメタシン? リゾチウム? ふしぎなアメ? もりのヨウカン?」

レッド「…………後半関係ない気がする……とりあえず、お茶と美味しい水で……」

レッド「待てよ。このお茶……シロナさんが淹れたのかな? 缶を移しただけのかな?」

レッド「まあいっか」

ガチャリ

レッド「……」サッ

バタンッ

レッド「……」ゴクゴク

レッド「……はぁ。まだお茶は淹れたてだった。お茶くらいは淹れることが出来るみたいだ」ゴクゴク

レッド「……これくらいにしておかないとまたトイレに行きたくなる」

レッド「……」

レッド「寝よう」ゴロッ

レッド「……ZZZ」

レッド「ZZZ」

パリーン

シロナ「あ、またやっちゃった……」ガチャガチャ

シロナ「あー思ってたよりめんどくさい!! 普段はごみ箱ポイで済むのに……」ゴシゴシ

シロナ「でも引き受けちゃったしな……もうちょっとで心を開いてくれそうだし……」

シロナ「何よりもど真ん中! どストライク!!」グッ

シロナ「後々過ちを犯したあたし達は逃亡の日々…………素晴らしいシチュエーションね」ウンウン

シロナ「……ま、そこまでは望んでないけど今はこれの処理をしなくちゃ」ゴシゴシツルッ

シロナ「あ」

パリーン

シロナ「…………」

レッド「……ZZZ」

レッド「ZZZ」

レッド「……ん」パチ

レッド「……眠りが浅いな」

レッド「喉渇いた」スッ

レッド「……あ、もうないや」

レッド「…………いるよね?」

レッド「…………大人しく寝てよう」ゴロッ

コンコン

シロナ「レッド君、お義母さん買い物行ってくるけど何か欲しいものあるかな?」

レッド「…………」

シロナ「胃腸薬とか?」

レッド「…………いらない」

シロナ「そっか。わかった。じゃあ行ってくるね」クルッ

レッド「…………あ」

シロナ「ん?」

レッド「…………暗いから……気を付けて」

シロナ「……ありがとね」

トン…トン…

レッド「…………」

レッド「…………」



シロナ「……そこそこですね。おそらくもうちょっとって気がしますね」

オーキド「そうか。じゃが、無理は言わんからの」

シロナ「ええ。しかし、彼は復讐をしない点優しいですね」

オーキド「……おお。確かに」

シロナ「……では、あたしはこれで」

オーキド「すまんな。わざわざ報告感謝するよ」

シロナ「あたしもレッド君のこと好きですからね」

オーキド「ところで何故ここに?」

シロナ「胃腸薬買いに行くついでですよ」ニコッ

レッドの家

レッド「う~ん。あの人家事スキルがないな」

レッド「僕もあんまりないけど……ここまで酷くはないよ」スッ

レッド「……油落ちてないし」ベタベタヌメヌメ

ジャー

レッド「……」ゴシゴシ

ジャー

レッド「……ふむ」

ピカリーン☆

レッド「これでよし……って何やってるんだ」

レッド「早くトイレ行って戻ろう」スタスタ

レッド「……もう散々だよ」スタスタ

ガチャリ

シロナ「ただいまー!」

シーン

シロナ「はぁ……これじゃあ1人で家帰って来るのと同じだよ」

シロナ「ん?」ジー

シロナ「……綺麗になってる。まさかレッド君が……はぁ」

シロナ「お義母さん失格ね」ガクリ

シロナ「と、とにかく今日はダメでも認めてもらえるまで頑張らないと!」

シロナ「ギブアップは……無理なのかしら? いえ、ギブアップなんてするくらいなら最初から断るわよね」

シロナ「とりあえず、胃腸薬飲んでから料理の本読もう」サラサラ

シロナ「……んくっ! 苦い! 水水!!」ゴクゴク

シロナ「…………ぷわっ! さて、読むか」ペラッ

シロナ「…………」ペラッ

シロナ「……」ペラッ

シロナ「……」ウトウト

シロナ「……」カクカク

シロナ「……」グラッ

ゴン

シロナ「ZZZ」

次の日

レッド「…………」

ガチャリ

レッド「…………」キョロキョロ

レッド「……いないな」バタン

トン…トン…

レッド「……」ソー

レッド「あ」

シロナ「ZZZ」スースー

レッド「……」

レッド「……」コソコソ

レッド「……風邪引いちゃう」ファサッ

レッド「あ……料理の本だ」

レッド「……期待しても良いのかな?」

シロナ「んん~」

レッド「!」ビクッ

シロナ「うへへ~ZZZ」スースー

レッド「……良かった。簡単に朝は取って部屋に戻ろう」ガチャゴソゴソ

レッド「…………じゃ、じゃあおやすみなさい」

トン…トン…

シロナ「んん~」パチ

シロナ「今……誰か……幽霊かZZZ」

シロナ「ZZZ」

シロナ「…………」ガバッ

シロナ「違う! 今のレッド君じゃない!! てか今何時」チラッ

シロナ「……8時30分……ああっ! 朝ご飯!!」

シロナ「……って何を作ろう」

シロナ「まあ朝だしここはあたしがいつも一人朝ご飯を食べているトーストとサラダでいっか。そっちは昨日のアレよりも美味しいはずだし」カチャカチャ

シロナ「……出来た! 先に誰に行ってるかわからないけど調理最中はカットしただけなんだから!」

シロナ「……ん? ちょっと待て。冷蔵庫の中身が昨日より少ない。もしかして先にレッド君食べちゃったのかな?」

シロナ「…………いただきます」モグモグ

シロナ「……」モグモグ

シロナ「…………」ゴクゴクパクリ

シロナ「……」ゴックン

シロナ「ごちそうさま」カチャカチャ

シロナ「さて、とにかく彼とまずは仲良くならないといけない。それならレッド君の好きなもの。すなわちゲーム!! ポケモンバトルじゃあたしが勝っちゃうかもしれないし」

シロナ「レッドくーん!!」コンコン

シーン

シロナ「お義母さんだぞ~」コンコン

レッド「!」

シロナ「お義母さんとゲームしてあそぼ!」

シーン

シロナ「……」ガチャガチャ

シロナ「ねえ遊ばない?」ドンドン

レッド「あっ、遊ばないよ! 早く帰ってください!!」

シロナ「でもこのままずっと独りぼっちだけど良いの?」

レッド「良いですよ! グリーンやナナミさんがいるし」

シロナ「あの子たちはもう自分の道を見つけてるわよ。ジムリーダーにコーディネーター」

レッド「っ!!」

シロナ「……まあ、そんなしんみりな話は良いからお義母さんとげー「ほっといてください!!」

シロナ「……そう。ごめんね」

レッド「あ……」

トン…トン…

レッド「…………」

レッド「なにやってるんだ……ボクは…」


シロナ「結構ショック受けたんですけど……」ズーン

シロナ「あれが反抗期って奴よね……ゲームしたかったなぁ……ガンネクなら……ん? ガンネクはP○Pじゃん! じゃあ近くでやらなくても出来るじゃん!! なんだ早く気付けばよかった」

シロナ「って待て。そもそもあたしはガンネクやEXVSとかやってるけどレッド君は出来るのか? そもそもガン○ムを知っているのかしら? それにガンガンだと絶対あたしのキュ○レイには無理よね……EXVSだとバ○シィ……泣いちゃう? いや、あたしもあんまりやったことないから知らないけど」

シロナ「……却下ね。残念だけど」

シロナ「じゃあどうしよう?」

シロナ「……仕方がない。ポケモンバトルでも誘うか」


コンコン

シロナ「レッドくーん! じゃあお義母さんとポケモンバトルしない?」

シーン

シロナ「もちろん。条件はあるわ。勝った方の言う事を聞く!」

レッド「…………」ピク

シロナ「もちろん、あたしに出てけって言えばもう貴方の前にはもう多分現れることはないでしょう。でもあたしが勝ったらその時は覚悟してね」

シロナ「どう? オーキド博士から聞いた情報だとかなりの強さらしいわね」

シロナ「実はあたしもそこそこ強いんだけど……どうかしら?」

ガチャリ

レッド「……ほっほんとうですか?」

シロナ「お義母さんを信じなさい」

レッド「だから違う」

シロナ「ならそれを証明して見せなさい。言っておくけどあたしは本気で行くからね」

レッド「…………」




シロナ「……さて、始めましょう」スッ

レッド「…………」スッ

デンwwwwwデンwwwwwwwwwデンwwwwwデンデンwwwww
デデンwwwwデデンwwwwwデデンwwwwデデデーンwwwwwww

ピカチュウLv.81「ちゅぁぁああっ!」

シロナ(げっ! レベル高っ!)

シロナ「いっいくわよ……ん? ごめんね。ちょっと待って」スチャ

シロナ「はい…………ああ。どうかしたのかしら?」

レッド「…………」

シロナ「……え? そうなの? …………はぁ。あーわかったわ」

レッド「…………」

ピカチュウ「ちゅぁぁああっ!」

シロナ「ごめん。ちょっと悪いけど用事で出掛けるから勝負はお預けにして……ね」

レッド「…………」ポシュン

シロナ「ちゃんと勝負するから……えっと帰りは遅いから自分で作るか外食でも出来合わせでも良いから……はい。これ」スッ

レッド「…………」

シロナ「ほんとごめんね。あ、でもちゃんと今日中には帰ってくるから玄関の所を封鎖したりしないでね。合鍵あるけど入れないとお義母さん寒い思いしないといけないから……」

レッド「…………」

シロナ「それじゃあね。えっと出掛けるなら気を付けてね」

レッド「…………」ポツーン

シンオウ地方

シロナ「あー疲れた」

ヒカリ「シロナさーん」

シロナ「あらヒカリちゃん」

ヒカリ「今日のチャンピオン防衛戦頑張ってくださいね」

シロナ「あ、そうなの」

ヒカリ「そうですよ。相手はサトシですけど……秘密ですけどシロナさんを応援しちゃいます」

タケシ「ヒカリー! そろそろ席に座るぞー」

ヒカリ「今行くー! じゃあシロナさん頑張ってください」

シロナ「……」フリフリ

シロナ「……何だろう? いつもなら今日もやる気出して行けるってハズなのに……今日はやる気が出ないわね……ヒカリちゃんからのエールなのに」

シロナ「防衛戦めんどくさいなー。あ、試合終わったらこっちの資料をレッド君の家に持ってこうかしら。全部は無理だけどある程度は」

シロナ「さて、どうせサトシ君の事だしピカチュウね」

シロナ「そう言えばレッド君もピカチュウだったわね。それよりもそっくりね。瓜二つみたい」

シロナ「……まあフェイカーはサトシ君ね。レッド君はおそらくガブが来たら相性のいいポケモンに変える気がするわ」

ステージ

ワーワー

サトシ「シロナさん! よろしくお願いします! いけー! ピカチュウ!! 10万ボルト!! 俺達のやる気出すぞ!!」

サトシのピカチュウ「ぴぃぃかぁぁちゅぅぅぅぅうううう!!!」バリバリバリ

シロナ「ガブ、地震」

ガブリアス「ばーか」ドンゴゴゴゴゴゴゴ

サトシのピカチュウ「ぐわぁぁぁああああああああ!!!!」バタリ

審判「勝者シロナ!!」

シロナ「……」ピース

サトシ「お疲れ様ピカチュウ、良く頑張った」

シロナ「確かにそのピカチュウには思い出と絆が凄くあるんでしょうけど、サトシ君は相性を考えた方が良いわね」

サトシ「ありがとうございました!!」

シロナ「頑張ってね」

サトシ「はい」

シロナ「さて、一旦家に寄って資料を持ってかなきゃ」

カントー地方

レッド「…………とりあえず、適当にぶらぶらしてたら夕飯の時間だ」

レッド「あの人は夕飯はどうするんだろう?」

レッド「何か作ってあげておいた方が良いのかな? あげておいた方が良いよね。これあの人のお金だし」

レッド「何作ろう? とりあえず、簡単なもので良いかな」ザクザク

レッド「…………」

レッド「…………」

レッド「…………」

レッド「…………」

レッド「よし、出来た!」

レッド「いただきます」パクパク

レッド「……」モグモグ

レッド「……」パクパク

レッド「ごちそうさま」カチャカチャ

レッド「……」カチャカチャ

レッド「……こうれでよし。あの人の分もこれでよし」

レッド「お風呂入って来よう」

ザパーン
シャアアアアアア
ザパーン

レッド「あーすっきりした」ホカホカ

レッド「久々にテレビ見るかな」ピッ

テレビ『はい、以上シンオウ地方からでした』

レッド「ん? なんだ今の」ピッピッ

テレビ『はい。まあ流石にチャンピオンの座は譲りません』

レッド「え」

テレビ『それでもまだまだあたしは上を目指して頑張りたいと思っています。多分世界にはあたしより強い人なんてたくさんいるみたいだし』

テレビ『シロナさんありがとうございました。では続いては……』

レッド「あの人……シンオウのチャンピオンだったの」

レッド「父さん? 母さん? どっちの親族だろう?」

レッド「それでも僕のお母さんは……」

レッド「…………くっ」


シロナ「はぁ……疲れた。あーあ、時刻は真っ暗だわ。カントージョウト間ならまだしもシンオウカントー間は流石に堪えるわ」トボトボ

シロナ「お腹減った……資料重い」トボトボ

ガチャリ

シロナ「ただいまー」ヨロヨロ

シロナ「流石に寝てるよね……あら? これは……」ヒョイ

シロナ「嘘!? レッド君があたしのために?」

シロナ「……」パクリ

シロナ「美味しい」パクパク

シロナ「……手料理なんておばあちゃん家行った時以来だ」モグモグ

シロナ「これくらい美味しく作れたらなぁ」モグモグ

シロナ「ごちそうさま」

シロナ「…………」カチャカチャ

シロナ「……完了。汚れとかちゃんと落ちてるわよね?」

コンコン

シロナ「レッド君まだ起きてる? お義母さんさっき帰ってきたから……」

シロナ「ありがとね。お夕飯……久々の手料理食べれて嬉しかったんだ」

シロナ「今度は親子だし、一緒に付くったご飯でも食べようね。あ、その時はあたしに料理とか教えてね……あはは。でもその前にまずは君に認めてもらえなきゃね……」

シロナ「じゃあ、おやすみなさい。ごちそうさま」

トン…トン…

レッド「ZZZ」


次の日

ガバッ

シロナ「…………」ボー

シロナ「……12…時……」ポリポリ

シロナ「あーっ!!」

ドタドタ

シロナ「レッド君いる!!」ガチャガチャ

シロナ「……ってそういや、鍵かけられてるんだった」

ガチャリ

シロナ「あ、開いた……そっか内側からしか鍵かけれないのか」ヒョコ

シロナ「……いないわね」

シロナ「お出掛け……か。じゃあその間に料理の勉強するかな」

バタンッ

トキワジム

レッド「そっそんなんじゃ……」

グリーン「いやいや、重度のマザコンレ~ッド君にはもうシロナさんを受け入れてるに決まっている」

レッド「それはないよ」

グリーン「そもそも、あの人はシンオウ地方だと超人気者だぞ。何者かわかってるのか?」

レッド「えっと……チャンピオンだっけ?」

グリーン「そうだ。ここのチャンピオンはワタルとまあ悪くないけど……女性だと女の子からも目指そうと思うだろ。ポケモンマスターに」

レッド「そうかな? ナナミさんのようなコーディネーターとか」

グリーン「まあそれもあるな。てか、何が気に入らないんだよ? 料理は本買って今勉強してるらしいんだし」

レッド「それは……」

グリーン「…………まあいいや。答えられない時点でお義母さんと受け入れちまえよ」

レッド「そんな……」

グリーン「ま、俺とバトルしようぜ! 話はそれからだ」

レッド「わけがわからないよ」

グリーン「宣言してやる! お前はそれ以上行くだろう!!」

レッド「?」

グリーン「……俺のフーディンがそう言ってる」ポイ

フーディン「じゅわー」

レッド「グリーンってポケモンの気持ちとかわかるんだ」

グリーン「IQ高いからな。フーディンは」

レッド「そうだったね」ポイ

エーフィ「キュー」

グリーン「おい被ってる!!」

レッド「まあいいじゃん。それよりもうバトルは始まってるんでしょ」

エーフィ「キュー!」ビー

エーフィは壁を貼って物理技に強くなった

グリーン「……交替か」

レッドの家

シロナ「……さて、まあ前よりは上出来になった。本のおかげで」

シロナ「次は洗濯なんだけど……これは流石に出来たわ。下着とか完璧☆」

シロナ「次は掃除とかも……出来た……うん、出来た事にしよう…」

シロナ「…………」チラッ

シロナ「知らない知らない」フルフル

シロナ「……あ、もうお昼……レッド君食べるのかな?」

シロナ「まあ食べるならまだ量もあるし大丈夫ね」

シロナ「……ちょっと待ってみるかな」

シロナ「…………待ってる間にアルフ遺跡の資料でも読んでるか」

シロナ「…………」

1時間後

シロナ「ごちそうさま」

シロナ「外食か……まああたしも良くしてたわね。お昼の残りは夕飯に回して……あたしも出掛けてくるかな……いや、今日は洗濯物も干してあるし大人しく家で待ってよう。昨日がハードで疲れたのもあるし」

シロナ「段々お義母さんぽくなって来たわね……あたし結婚してないけど」

シロナ「それはともかく……お風呂でも入ってこよ」スタスタ

ザパーン

シロナ「オッケー!」ホカホカ

シロナ「それはともかくなんとしてもレッド君にお義母さんと認めてもらわないといけない。あれ? これ毎日口にしてるわね」

シロナ「さて、少し時間が出来たわ」

シロナ「この時間で何かしたいけど……眠い」

シロナ「普段はこんなことないのに……」ウトウト

シロナ「ちょっとだけ……ちょっとだけ仮眠をとるわ」

シロナ「…………」

シロナ「……ZZZ」

シロナ「ZZZ」

トキワジム

レッド「あ、そろそろ帰らなきゃ」

グリーン「山にか?」

レッド「違うよ……僕の家だよ」

グリーン「え? お義母さん嫌いなんだろ」

レッド「そうじゃなくて……」

グリーン「はいはい。わかってますよ。じゃあ俺は挑戦者を倒してくるかな……お前に勝てたけどお前はまだ本気を出していないようだったしな。本気でやっと倒せた俺が悔しくてたまらねぇ」

レッド「そう。ばいばい」

グリーン「……ああ、またな」

レッド「……あ」

グリーン「なんだよ」

レッド「今日あの子来る日だった」

グリーン「ああ。アイツか。強いよな」

レッド「ちょっと行ってくる」

グリーン「そうかい」

レッドの家

シロナ「ZZZ」グラリ

ゴン

シロナ「ZZZ」

ジョウト地方

ゴールド「ウルッフッフッフ……こうなれば奥の手ですよ」

レッド「…………」スッ

デンwwwwwデンwwwwwwwwwデンwwwwwデンデンwwwww
デデンwwwwデデンwwwwwデデンwwwwデデデーンwwwwwww

ピカチュウLv.81「ちゅぁぁああっ!」

ゴールド「いけ! コラッタ!」

コラッタLv.1「ちゅー」

ゴールド「がむしゃらせっかでピカチュウ破壊!!」

レッド「…………」

ピカチュウ「ちゅぁぁああっ!」ドカッ

コラッタ「ぐふっ……ぺかちー」ガムシャラ

ピカチュウ「ちゅぁぁ……」

ゴールド「おっけぇぇええええいいいいいい!!! 電光石火だ!!」

ピカチュウのでんこうせっか

ピカチュウ「ちゅう」ドン

コラッタ「おふっ」バタリ

ゴールド「ノォォオオオオオオオ!!!」

カントー地方・レッドの家

シロナ「う~ん……ZZZ」

シロナ「……ん」パチッ

シロナ「……」ボー

シロナ「…………あ、もうこんな時間」

シロナ「洗濯物よせないと」トテトテ

シロナ「……あ、雨降ってる」パチパチ

シロナ「よいしょっと……」ドサッ

シロナ「…………傘あるのかな」

ざーざー

シロナ「強くなってきた」

ざーざー

シロナ「お昼の残りで十分だから迎えに行こう。傘は……敢えて大きいの1つね」ガシッ

シロナ「確か姉弟達はカントーとジョウトの境辺りにある山に行くとか言ってたわね……つまりシロガネ山ね」

シロナ「さて、行くか」ガチャ

ザー

シロナ「よっ」カチッバサッ

シロナ「あーあ。これ洗濯確定ね。靴も濡れるし……」バシャバシャ

シロナ「これは一緒にお風呂か!?」

シロナ「あーっ!! 沸かしてない! でもさっき入ったし……いや、やっぱり温いよりも温かい方が良いね。一旦戻ろう!!」

ジョウト地方

ココドラは倒れた

ゴールド「しまったぁぁああああ!!! このココドラは石頭だったぁぁぁぁ!!!」

レッド「…………」

テテテテレテレー♪

ゴールド「つっ次こそは俺が……!!」ダッ

レッド「…………」

レッド「がむしゃらとか反則でしょ」

レッド「危なかった。さて、帰ろう」

28番道路

ざーざー

ゴールド「くそー!!」

シロナ「あ、そこのキミちょっといいかしら?」

ゴールド「はい! 綺麗なお姉さん」ピタッ

シロナ「あら嬉しい。えっと……帽子被った子見てない?」

ゴールド「……あの、もしかしてこの洞窟の奥にいる人の事ですか? 無口で」

シロナ「あ、多分その子……あ、あたし今お義母さんなの」

ゴールド「はぁぁ?」

シロナ「そこね、ありがとね」スタスタ

ゴールド「…………」

ざーざー

ゴールド「なんなんだよぉぉおおおおお!!! コトネぇぇえええええ!!!」ダダダ

レッド「……あ……雨だ」

ざーざー

レッド「…………どうしよう?」

スッ

レッド「!?」

シロナ「帰るわよ」

レッド「!?」ダッ

シロナ「おっと! お義母さんから逃げるなんていい度胸ね」ガシッ

レッド「?」ズルズル

シロナ「そのまま帰られても洗濯物とか面倒なのよ。それにここまで来て逃げられちゃ本当にお義母さん泣いちゃう」

レッド「しっ知らないよ!」

シロナ「あら? じゃあ今までのお母さんにもそうやって泣かせてきたの?」

レッド「…………」

シロナ「そうよね。じゃあ一緒に帰りましょ。濡れたままで帰ると掃除が大変だし、さっきも言ったけど洗濯も大変なの」スタスタ

レッド「…………」スタスタ

シロナ「……」スタスタ

レッド「……」スタスタ

シロナ「……」スタスタ

レッド「…………あ、あの…」

シロナ「……ん?」

レッド「どっどうしてそこまで僕の事を……」

シロナ「そりゃあ……」

レッド「僕のお母さんはそこまでしてくれなかったよ!! ここまで迎えとか……危ないし」

シロナ「だってまだレッド君はあたしのこと家政婦とかと思ってるんでしょ? もしくはいきなりやって来た変な女の人」

レッド「そうだよ」

シロナ「ぐ……すぐにそう言われると悲しい。でもね、あたしはレッド君、貴方の母さんなの。雨降ってたら迎えとか行くし、風邪引いたりしたら看病だってしてあげる……あ、質問に答えていなかったわね。それはまだあたしがお義母さんに慣れてないから」

シロナ「キミに認めてもらう為なら出来る限り努力する……こんなんじゃだめ?」

レッド「…………」

シロナ「…………」

ざーざー

シロナ「ほら、いくら傘あるからって服も結構濡れてるし……早く帰ろ? ね♪」

レッド「…………」

レッド「……うん」

シロナ「あ、初めて言う事聞いてくれた♪」

レッド「…………」ササッ

シロナ「んもう。恥ずかしがらなくたっていいんだぞ。あ、もうちょっとこっち来て」

レッド「?」ソソソッ

シロナ「濡れるでしょ」

レッド「……あ、ありがとう」

シロナ(ああ、あたしが濡れるけど……仕方がない)

カントー地方・レッドの家

シロナ「はいきたくー」

レッド「…………」ヌギヌギ

シロナ「じゃあ先にお風呂入っちゃって」

レッド「え」

シロナ「風邪引くでしょ。あたしのことは良いから……上がったらあたしが入ってその後は一緒にお夕飯食べましょう……っても昼の残りだけど」

レッド「わかった」ドタドタ

シロナ「……やっとここまで来た。まともにしゃべってる! やったー!! ……くしゅんっ!!」

シロナ「……ヤバい。とりあえず、髪は拭いておこう」ゴシゴシ

シロナ「へくちっ!!」

シロナ「……今日はまだ我慢ね」ボー

シロナ「とにかく夕飯の用意でもゆっくり開始……あ、あれ?」ユラッ

シロナ「視界が……おか…し……」フラッ

ドサッ

シロナ「」

レッド「……上がったよ……って!?」ホカホカ

レッド「え? ええ? えっと……シロナさん! ねえ起きてよ!! 寝てちゃダメだって……」ユサユサ

シロナ「……はぁ……はぁ…」グッタリ

レッド「……」スッ

レッド「すごい熱だ! とっとにかく濡れた服を……どっどうしよう!! そうだ! ナナミさんに……」

レッド(でも、その間にもし死んじゃったら……)

シロナ『お義母さんだぞ~』

レッド「…………ぐっ」ダッ

レッド「タオルもってきた!」

レッド「ごっごめん! 見てない!見てないから!!」ヌガシヌガシ

シロナ(服が着崩れただけの状態)「んくっ……」

レッド「シロナさん自分で拭ける? 出来ればお願い!! ダメなら頑張る! 変なところ触ったらごめん」

シロナ「……あ…れっど…く……」

レッド「しゃべらなくて良いよ……その……前はお願い//」スッ

シロナ「あ……うん…」

レッド「ボク着替え持ってくるから」ドタドタ

シロナ「……」フキフキ

シロナ「あー……やっちゃったー……せっかく約束したのに……」

レッド「持ってきた! 脱がないの!?」

シロナ「見る?」

レッド「あ//」

レッド「ごっごめんなさい!」スタコラ

シロナ「……別に聞いただけなのに……」ヌギヌギ

シロナ「……」フキフキ

シロナ「へくちっ!」

シロナ「あ゛ーもうっ!!」プチプチ

シロナ「もういいよー」

レッド「……」チラッ

レッド「ほっ」

シロナ「ごめんね。あたしはもう寝るから……一緒に夕飯食べれなくて」

レッド「そんなことよりシロナさんは早く寝て早く治して」

シロナ「あ、じゃあそこまで付き合ってよ……ふらふらしてるの」

レッド「わかった」

寝室

シロナ「ありがとう」ゴロッ

レッド「何かあったらすぐ知らせて」

シロナ「うん。ごめん」

レッド「いいから……えっと……じゃあおかゆと薬で良いかな? 風邪だよね?」

シロナ「多分そう」

レッド「わかった……ねえ……」

シロナ「なぁに?」ムクリ

レッド「シロナ……お義母さん」

シロナ「だからなぁに?」

ぎゅっ

レッド「……死なないでね。もう失いたくないんだ……」ギュー

シロナ「…………」ギュッ

シロナ「これくらいじゃお義母さんは死なないわ。死にたくないもの……せめて一緒にお夕飯食べるまではね」

レッド「……ありがとう」

シロナ「じゃあお願いね」

レッド「わかった」

シロナ「…………」

シロナ「やっと認めてもらえた……」クスッ

シロナ「彼にお義母さんとして……」

コンコン

レッド「持ってきたよ」

シロナ「ありがとー」

レッド「1人で食べれる?」

シロナ「そこまでは大丈夫。あんまり長居すると風邪移っちゃうから……」

レッド「それでも……」

シロナ「気持ちは嬉しいけど……レッド君に移しちゃったらお義母さん悲しいの。う~ん……それでもいたいならマスク付けて来てくるなら良いわよけほけほ」

レッド「!」

レッド「わかった」ガチャ

シロナ「……心を開いてくれたけど思ってたより物凄いマザコンね」

シロナ「美味しそうだから食べる前に……せめて下着は装備したい」

シロナ「ずっとパジャマだったからバレてるかも……でもそんな余裕ないか」

レッド「付けてきた」ガチャ

シロナ「え? あ、うん」

レッド「大丈夫だよね?」

シロナ「大丈夫。そこまで心配してくれるのは嬉しいけど……」

レッド「お義母さんは迷惑?」

シロナ「そんなことないけど……でもお義母さんはレッド君のために作ったご飯食べて欲しいなぁ……お昼残りだけど……」

レッド「…………」

シロナ「治ったら一緒に食べようね…けほけほ」

レッド「でっでも……」

シロナ「君のお母さんは大丈夫だったのよね? だったらあたしも大丈夫。今の君は周りが見えてない。看病は嬉しいけど……もし君が今度は風邪引いたら悲しむのは誰かわかってる?」

レッド「…………わかった」

シロナ「物分かりがよくて嬉しいな」ナデナデ

レッド「あ……えっと……じゃあ……お大事に」

シロナ「ありがとね」

バタンッ

シロナ「…………」

シロナ「……下着付けないと…」アセアセ

ゴソゴソ

シロナ「完了。さてと、いただきます」パクリ

シロナ「え? これ本気? おかゆに本気出すとは……あ、美味しいってことよ」パクパク

シロナ「……」パクパク

シロナ「……ふぅ。ごちそうさま」カラン

シロナ「薬薬……」サラサラ

シロナ「苦い!」ゴクゴク

シロナ「あ゛ー苦かった」

シロナ「……さて、寝よう」ゴロッ

シロナ「…………」

シロナ「ZZZ」

コンコン

ガチャリ

レッド「食器回収しに来たよ」ヒョコッ

シロナ「ZZZ」スースー

レッド「寝てるのか。あ、空だ……おそまつさま」

レッド「お義母さんのも美味しかったよ。ごちそうさま」

レッド「じゃあおやすみ」

バタンッ

シロナ「ZZZ」スースー

次の日

シロナ「ふっかーつ!!」

レッド「よかった」

シロナ「レッド君のおかげね」ナデナデ

レッド「あ、ありがとう」

シロナ「あ、聞きたいけど……いい?」

レッド「なっ何かなお義母さん」

シロナ「今のところレッド君だけど……それでいい? それとも変える?」

レッド「えっと……お義母さんだから君付けが良いなぁ~」

シロナ「ん。わかった。じゃあレッド君」

レッド「なに?」

シロナ「今日こそ一緒にお夕飯食べようね」

レッド「あ……」

レッド「うんっ!」

シロナ「じゃあちょっとまだ早いけどお夕飯の買い物行かない?」

レッド「僕も行くよ」

シロナ「当然。お金はあたしが出すからお菓子も買っていいわよ」

レッド「良いの? やった」

シロナ「ただ、一個ね」

レッド「厳しいね」

シロナ「そりゃそうよ」

シロナ「だってお義母さんだもん」


終わり

とりあえず、お義母さんと認めてもらえるまでが終了
需要あるならお義母さん→恋人みたいなってのを明日載せるよ

>>58
良かった。需要あったのね。嬉しいかも

じゃあ明日もまとめて載せるけどちょっと色々出来が酷いけど許してくださいな
失礼しました

他にも書いた作品あるの?

ついでに二人のポケモンバトルも見たいかなぁ
勝敗は任せる

すみません
今から載せます
出来はあまりよくないのでご了承ください

>>122
ありますよ

>>123
おまけ的なのでやろうかな~って

レッド「ただいまー!!」

シロナ「おかえりー」

レッド「今日のご飯何?」

シロナ「今日はレッド君の大好きな料理よ」

レッド「よっしゃ!」

シロナ「先に手洗いうがいしてきてね」

レッド「わかってるよ」

シロナ「で、今日はまたあの子と戦ってきたの?」

レッド「うん。まあ勝ったけど……なんだかギリギリでさ」

シロナ「良いんじゃない。一回負けたって」

レッド「お金盗られる」

シロナ「あー……でも前まで取ってる側に居たんだし」

レッド「でも……」

シロナ「じゃあお義母さんと勝負しない? ほら、前はあたしの用事で戦えなかったし」

レッド「そう言えばお義母さんってチャンピオンだっけ?」

シロナ「あれ? あたし教えたっけ?」

レッド「前テレビで見た」

シロナ「あちゃー……見られてたか……ただのトレーナーで良かったのに」

レッド「でもなんか悪い気がするな。チャンピオンとすぐ戦えるなんて」

シロナ「こっちはプレッシャーが凄いけどね。負けた時の」

レッド「お義母さんどうせ強いでしょ」

シロナ「強くなきゃチャンピオンなんて勤まりません」

レッド「そうだった」

シロナ「じゃあ、明日勝負しましょう。言っとくけど本気で行くから」

レッド「勝ったら?」

シロナ「何が良い?」

レッド「う~ん……その時決める」

シロナ「わかった。じゃあお義母さんはたまには家事を手伝ってもらおうかしら」

レッド「これは負けられない」

シロナ「……じゃあ食べましょう」

レッド「いただきます」

シロナ「召し上がれ」

レッド「……」パクリ

レッド「……」モグモグ

シロナ「どう? 前よりはるかに良くなった気がするけど……」

レッド「美味しい。お店開けるんじゃない?」

シロナ「良かった。でもお店開くほどあたしは暇がないのよ」

レッド「……」ジー

シロナ「……? どうかしたの?」

レッド「あっ……いや何でもない」パクパク

シロナ「変なレッド君」パクリ

レッド「…………ごちそうさま」カチャカチャ

シロナ「お風呂入ってきたら?」

レッド「そうする」トテトテ

シロナ「……」パクリ

シロナ「……まさかね。いやでも元々そうだったし……それはそれで……でもなぁ」

シロナ「……」モグモグ

シロナ「ごちそうさま」

シロナ「まあ……どうなることやら」カチャカチャ

レッド「良いお湯だった。お義母さんも入ってきたら?」

シロナ「じゃあ食器洗ってくれる?」

レッド「ぐ……へっ部屋に戻ってるね」ダダダ

シロナ「くっ……あれ? なんか本格的にあたしお母さんじゃない?」

シロナ「経験ゼロなのに……」ゴシゴシ

シロナ「……思い出さなきゃ良かった」ゴシゴシ

次の日・外

シロナ「う~ん……良い天気ね」

レッド「勝てるかな」

シロナ「勝つ負けるより楽しまなきゃ!」

レッド「……そうだね。よしいけ!」ポイ

カメックス「かめー」

シロナ「こっちはこいつよ!」ポイ

ミロカロス「みろー」

レッド「あ、タイプ被った」

シロナ「さあどうする?」

レッド「えっと……あ、あのやっぱり見せ合い50でやらない?」

シロナ「それだと棄権ってことであたしの勝ちで良いわね」

レッド「やっぱり?」

シロナ「だってレッド君なんか自信あるでしょ」

レッド「だって……交替したら負けるし…」

シロナ「まあわからないわけはないけど……良く来る子とはこんな惨めなことしてないんでしょ?」

レッド「あの子は戦法自体良くわからない」

シロナ「?」

レッド「ある時は伝説ポケモン連れてきて、またある時はレベル1ばっかり連れてきて……」

シロナ「確かね……本人が変態型ね」

レッド「だからさ、お願いお義母さん!! 見せ合い! ダメらなら仕切り直し!」

シロナ「う~ん。じゃあ仕切り直しって事であたしも替えるけどいい?」

レッド「良いよ」

シロナ「おっけー」

レッド「こんどこそ」ポイ

シロナ「おそらく……」ポイ

カビゴン「ZZZ」

ルカリオ「ファッ」

レッド「あ……あ、あのさお義母さん」

シロナ「だーめ」

レッド「うう……だめだぁ…」

レッドはお義母さんに負けた

シロナ「よくこの技構成で今まで勝ってたわね」

レッド「一体も倒せないで負けたのはお義母さんが初めて」

シロナ「……じゃあ、お義母さんと技構成を考えましょう」

レッド「え?見てくれるの……でもなんか外じゃ言えないな」

シロナ「黙ってればいいのよ」

レッド「あ、そうだね」

シロナ「でもその前にお昼ね。お腹減ったし」

レッド「あ……もうこんな時間か」

シロナ「負けたから手伝ってよね」

レッド「……やれやれ、しょうがないな」

シロナ「生意気言わない」グニ

レッド「いだだだごめんなさい」

シロナ「簡単な事だけで良いわ」

レッド「わかった」

シロナ「…………あ、ちょっとごめん」スチャ

シロナ「はい……ああ、どうも。なんでしょうか?」

シロナ「…………はい。今からですか?」

シロナ「…………そうですか。では今から向かいます。はい、どうもありがとうございます」

レッド「誰からだったの?」

シロナ「オーキド博士。ちょっとタマムシ来てくれだって……だからお昼は1人でお願いできる?」

レッド「僕も行く!」

シロナ「あたしだけで来てくれって言われてるの。ごめんね」

レッド「…………」

オーキド『ほれしっかり腰を振るんじゃ』パンパンッ

シロナ『あっんっ……はぁっ…』

研究員『僕のも咥えてくださいよ』

レッド「うわあああああああああああああああああ!!!!!」ブンブン

シロナ「え? ちょっとどうしたの?」

レッド「……」ガシッ

シロナ「何か困ることでもあるの?」

レッド「やっぱり駄目だ。僕がお義母さんを守る!! だから僕も行く!」キリッ

シロナ「……ルカリオ。彼の頭に何が起こっているのかあたしの頭に流して」

ルカリオ「わん」ビビビ

シロナ「…………」

レッド『お義母さーん!!』

オーキド『ふぅ……お前さんの義母は最高だったぞい』

シロナ『あへあへ……えへへ…』アヘガオダブルピース

研究員『レッド君、お義母さん気持ち良かったよ』

シロナ「なっ//」

ゴンッ

レッド「あだっ!」

シロナ「こっこんなことあるわけないわっ!!」

レッド「え?」

シロナ「なんであたしがオーキド博士に犯される妄想が頭の中に流れてるのよ!!//」

レッド「あ//」

シロナ「まっまあ気持ちは嬉しいけど……それはないから//」

レッド「ぐっ…」

シロナ「しかもそんな妄想ってレッド君ってお義母さんが寝取られちゃうのが好みなの?」

レッド「そっそれは嫌だ! お義母さんは渡さない!」ダキッ

シロナ(マザコンが加速している)

シロナ「えっと……じゃあもう一つ。亡くなられたお母さんにもそんな妄想してたの?」

レッド「それはないなぁ」

シロナ「ないか……ってそれあたしにはあるってどういう事よ?」

レッド「あ、ごめんなさうっ!!」ダッ

シロナ「待てい」ガシッ

レッド「あう……」

シロナ「まあ別にレッド君の頭の中じゃあたしがどうなってようが知らいけど……その……」

シロナ「せっせめて妄想の中くらい……じゅっ純愛にしなさいよ//」テレッ

レッド「…………」

シロナ「いっ今妄想しなくて良い!!」

レッド「はい」

シロナ「はぁ……と、言うわけで行ってくるから」

レッド「僕も行く」

シロナ「お留守番してなさいね」

レッド「お昼……」

シロナ「……じゃあお昼食べてから行くわ」

レッド「よっしゃ」

シロナ「ただ、手伝ってちょうだい。さっき負けたんだし」

レッド「覚えてましたか」

シロナ「当たり前」

午後

シロナ「じゃあ行ってくるけど……付いて来ちゃダメよ」

レッド「わかってるよ」

シロナ「本当? ちょっと怪しいから見張り付けておくわ」ポイ

トゲキッス「ぷわー」

シビルドン「ごー」

レッド「行かないって」

シロナ「念のため……倒されてたら誰がやったか一目でわかるから……あたしのトゲキッスは相当強いし」

レッド「だから行かないってば……」

シロナ「怪しいから念を押してるの!! さっきの妄想とかもあるし」

レッド「あ、あれは……//」

シロナ「まあほどほどにね。じゃあ行ってくるから」

レッド「うん。行ってらっしゃい」

レッド「…………さてと」

トゲキッス「ぷわー」

シビルドン「ごー」

レッド「……やめよう。なんか今は勝てる気がしない」

タマムシ大学

シロナ「来ましたよ」

オーキド「待っとったぞい。レッドはどうじゃ?」

シロナ「元気ですよ」

オーキド「そうか。ではちょっとついて来て欲しいんじゃ」

シロナ「はぁ…」

シロナ「…………」

シロナ『あっいいぃ……ああんっ』

シロナ「……//」ブンブン

オーキド「どうかしたかね?」

シロナ「いえ……ちょっと呆けてました」

オーキド「そうか」

病院

シロナ「ここは……」

オーキド「……お、ここだここだ。ここに入ってくれんか」

シロナ「ここに何があるのですか?」

オーキド「……もうダメなのかもな」

???「…………」

シロナ「…………彼女は?」

オーキド「レッドの本物のお母さんじゃ」

シロナ「えっ?」

オーキド「……いいか、シロナ君。これから話すことは絶対に忘れてはならん」

オーキド「更に上を望むならな」

シロナ「……ええ」

トキワジム

グリーン「ピカチュウはもうダメだろ。ただレベル高いだけじゃん」

レッド「そこを何とか……今更後に引けないんだよ」

グリーン「……じゃあこれでも持たせとけ」

レッド「なにこれ?」

グリーン「電気玉。火力が上がる」

レッド「こんなのあるんだ」

グリーン「あと、全体的にバランスは良いけど火力がない。よくゴールド倒してきたな」

レッド「お義母さんにも言われたよ」

グリーン「いやいや、これはマジだぜ」

レッド「これで良いの?」

グリーン「いや、全般的にお前の手持ちはレベルが高いだけって言う印象だ。まあ見せ合いになるとお前の本気がわかるけど……」

レッド「どうすればいいのさ?」

グリーン「んなもん技構成組み直せ。終わり。マザコンは帰りな」

レッド「ええ~」

グリーン「お前……最近ここ来てるけど理由はシロナさんがいないからってなんだよ」

レッド「お義母さんは僕が守らなくちゃね」

グリーン「昔は自分を鍛えるとかで山籠もりしてたのにな」

レッド「だって二の舞にはなりたくないからさ……」

グリーン「ああ、そうだったな。てか、なんかおかしいな」

レッド「なにが?」

グリーン「いや、いいや。上手く説明できない。俺は用事があるから出かけるからもうジムはお開きだ」

レッド「ええ!」

グリーン「それじゃあな」

レッド「あーうん。あ、今日あの子と戦う日だった」

グリーン「頑張れよ。じゃあな」

レッド「うん。ばいばい」

レッドの家

シロナ「ただいまー」

トゲキッス「ぷわー」

シビルドン「ごー」

シロナ「見張っててくれたね……そしてルカリオに見張らしてたけどいなかったから……どうやら別の所ね」

シロナ「さて……どうしたものかね」

シロナ「あ、戻って良いわよ」ポシュン

シロナ「…………」

シロナ「さて、お夕飯の準備でもするかな」ガチャ

シロナ「あー食材切らしてるから買ってこないと……」スチャ

シロナ「……あ、レッド君いまどこ? お夕飯の買い物行くけど……何が良い?」

シロナ「……え? ……ああ、うん。良いけど…………何も起こらなかったわよ。期待してたの?」

シロナ「…………ふふふ。ぞれじゃあね」

シロナ「さて、行きますか」

ジョウト地方

ゴールド「何故だ」

レッド「…………」

ゴールド「くそー! 次こそは俺が倒してやるぅぅぅうううっうー!」ダダダ

レッド「…………」

レッド「もうどんな戦法なのかわけがわからないよ」

レッド「さて、お義母さんと約束してたんだった」

レッド「しかし、お義母さんが買ってくれたこのポケベル凄いなぁ」

トキワシティ

レッド「ごめん。遅くなった」

シロナ「結構待ったんだけど」

レッド「ごめんなさい。もう対戦がわけわからなくて」

シロナ「まあ良いけど……待ってるの疲れちゃったからアイス買っちゃったけど食べる?」

レッド「良いの?」

シロナ「お夕飯食べれなくなっちゃうし……」

レッド「じゃあ貰います」スッ

シロナ「……」サッ

レッド「え?」

シロナ「これはあたしの」ペロリ

レッド「じゃあ僕のは?」

シロナ「はいお金」スッ

レッド「恥ずかしい」

シロナ「じゃあ我慢ね」

レッド「おっお義母さんも来て」グイッ

シロナ「あ、ちょっと……もうっ」

アイス屋

レッド「どれにしたの?」

シロナ「えっと……これとこれとこれ」

レッド「じゃあ僕もそれで」

店員「はいはーい。かしこまりました」

シロナ「他にも美味しそうなのあるけど……」

レッド「お揃いが良い」

シロナ「はぁ」

店員「お待たせしました。気を付けてくださいね」

レッド「ありがとう」

シロナ「じゃあ行きましょうか。もうすぐ暗くなるし……」

店員「ありがとうございました」

店主「エリカちゃん、ジムあるんでしょ? 上がって良いよ」

店員「はいはーい。おつかれさまでしたー」

夜・レッドの家

レッド「ごちそうさまでした」

シロナ「どうだった?」

レッド「なんか最初の料理覚えてる? あれ逆に食べたくなった」

シロナ「……勘弁してよ。レッド君はあれだけで済んだけど……あたしはあの後地獄を見たんだから……」

レッド「……へぇ~」カチャカチャ

シロナ「流してるよね。二つの意味で」

レッド「うん」

シロナ「……じゃあこれもお願い。あたしは向こう行ってるから」

レッド「うん。わかった」ゴシゴシ

シロナ(あ、先にお風呂入っちゃお)

レッド「…………」カチャカチャ

ジャー

レッド「……」カチャカチャ

ジャー

レッド「……」

レッド「……完了」ピカピカピカリン

レッド「お風呂はいろーっと」トテトテ

レッド「あれ? そう言えばお義母さんどこに行ったんだ?」

レッド「まあいいや」ガチャ

シロナ「えっ」

レッド「ん」ガチャン

シロナ「…………」

レッド「…………」

シロナ「あっ//」サッ

レッド「あ、えっと……」アワアワ

シロナ「……いっ一緒に…入る?//」(上目遣い)

レッド「~! //」

ガチャ

レッド「いっいや……そのしっしつれいしましたぁぁあああ~!!」ドタドタ

シロナ「あ…」

シロナ「もう//」ブクブク

レッド「うわぁぁぁあああああああああああああああ」ゴロゴロ

レッド「あれは不意打ち過ぎるよぉ…」

レッド「…………ちょっと待て」

レッド「良く考えたらお義母さんの裸じゃないか」

レッド「それなのに何興奮してるんだろう?」

レッド「…………」

シロナ『……いっ一緒に…入る?//』

レッド「やっぱりダメだァ……」

レッド「ドキドキが止まらない」

レッド「お義母さんだぞ! シロナさんはぁぁ!!」

レッド「……明日グリーンに聞いてみよ」

シロナ「レッド君、上がったよー」

レッド「わかったー」トテトテ

シロナ「あ」

ばったり

レッド「あ」

シロナ「…………」

レッド「…………あ、その……」

シロナ「早く入っちゃいなよ」

レッド「そうします」スタスタ

シロナ「…………」

シロナ「……」チラッ

シロナ「なんとしても平常心を保たないと……」ドキドキ

シロナ「でもやっぱり意識しちゃうよね……さっきの雄叫びも聞こえたし……はぁ…」

シロナ「まあいいや。忘れよう」

次の日

シロナ「…………」モグモグ

レッド「…………」モグモグ

シロナ「それとって」

レッド「はい」コト

シロナ「ありがと」パクリ

レッド「うん」モグモグ

シロナ「…………」パクパク

レッド「…………」モグモグ

シロナ(朝だからかもしれないけど……重い!)

レッド「今日はどこか行くの?」

シロナ「え? ああ……特に出かけないかな……家で資料見てのんびりしてるくらいかな」

レッド「資料?」

シロナ「考古学のね……ジョウト地方のアルフ遺跡とかの」

レッド「ふ~ん」

シロナ「そういうレッド君は?」

レッド「僕も家でのんびりしてる。特に出かけるとこないから」

シロナ「そう」パクリ

レッド「ごちそうさま」カチャカチャ

シロナ「あ、うん」

レッド「…………」スタスタ

シロナ「……はぁ……蹴りつける必要があるのかなぁ」

シロナ「でもあたしからはなぁ……」

シロナ「ごちそうさまと」カチャカチャ

シロナ「……さて、資料資料っと」ドサッ

シロナ「えっと……どこからだっけ?」ペラペラ

シロナ「…………」ペラッ

シロナ「……」

シロナ「ああっ! 頭に入らない!!」

レッド「ちょっと出かけてくるね」

シロナ「ん? ああ。行ってらっしゃい。お昼はどうするの?」

レッド「お昼までには帰ってくる」ガチャ

シロナ「わかった。気を付けてね」

レッド「うん」

バタンッ

シロナ「……さて、気を取り直して資料資料」ペラッ

トキワジム

グリーン「うん。告っちゃえよ」

レッド「ええっ!!」

グリーン「お前に恋人とか想像出来んけどな」

レッド「グリーンそれ酷い」

グリーン「だってさ……ちょっと君たち、コイツどう思う?」

ジムトレ「そうですね……押しが弱い気がします」

グリーン「ありがとう。だってさ」

レッド「えっえっと……ドユコト?」

グリーン「つーまーり、レッド君はタチネコで言うとネコなんですな」

レッド「?」

グリーン「……悪い。要するに弱気なんだよ」

レッド「そうかな?」

グリーン「今から告ってこい」

レッド「そっそれは無理だって……」

グリーン「そこだ!」

レッド「え?」

グリーン「諦めてるから押しが弱いって言われるのよ」

レッド「それでもいいよ」

グリーン「つか、お前はどっちで見ているんだ」

レッド「え?」

グリーン「お前はシロナさんはお義母さんとして見ているのか。それとも好きな人として見ているのか……」

レッド「どっちだろうね」

グリーン「…………ま、まあ砕けて良いから強気で接してみたら……これ読んでみ」ポイ

レッド「……」ペラッ

レッド「……」ペラペラ

レッド「//」ペラ

レッド「なにこれぇ~」

グリーン「特別読み切り漫画だ。こんな感じで頑張れよ」

レッド「いや、そこじゃなくて白いのでベタベタしてるんだけど……臭うし」

グリーン「あやべっ!」

レッド「グリーン……」

グリーン「……なんだよ」

レッド「僕が言うのもあれだけどさ……死んで」

グリーン「お前に言われるとは……思ってなかった」

レッド「僕も言うとは思ってなかったよ」

グリーン「クソッ!! まあレッド、これだけは言っとく」

レッド「うん?」

グリーン「頑張れよ」ポン

レッド「ちょっと汚い手で触らないで」バシッ

グリーン「てめぇぇぇえええええ!!!!」

レッドの家

レッド「ただいまー」ガチャ

シーン

レッド「あれ?」

レッド「お義母さん?」トテトテ

シロナ「…………」

レッド「あ、いた……お義母さん!」ガシッ

シロナ「うわひゃいっ!!」ビクッ

レッド「!」

シロナ「あっ……おっおかえり」ドキドキ

レッド「なんかごめん」

シロナ「あ、ううん。えっと……あ、もうお昼だし準備しなくちゃ……あっ」ガッ

レッド「危ない!」ダッ

ドターン

シロナ「いつつ……レッド君ありがと…」ムギュー

レッド「うっうん…」

シロナ「……」

レッド「……//」

シロナ「……あっ! ごっごめん! すぐどくね」グッ

ガシッ

シロナ「え」

レッド「…………」ダキッ

シロナ「レッド……君?」

レッド「…………」ギュッ

シロナ「ねっねえお昼作れないよ……//」

レッド「……あっ! ごっごめんなさい!!」パッ

シロナ「…………」スクッ

レッド「あ……えっと……」

シロナ「気にしないで……思い出しちゃったんでしょ? しょうがない子ね」ニコッ

レッド「あ……」

シロナ「すぐ作るから待っててね」

レッド「…………」

午後

シロナ「ちょっとジョウト地方行ってくるわね」

レッド「僕もジョウト地方行くよ」

シロナ「ん? お義母さんはアルフ遺跡だけど……」

レッド「シロガネ山」

シロナ「あぁ……気を付けてね」

レッド「お義母さんこそ……」

シロナ「あ、お夕飯は? まああたしは家で食べるけど……」

レッド「僕もそうする」

シロナ「それじゃあ早めに切り上げないと」

レッド「お先に」ガチャ

シロナ「あたしも」

バタンッ

ジョウト地方・シロガネ山

コトネ「なんでもゴールドが負けてるって言うから今日は代わりに挑戦しに来ましたよ」

レッド「…………」

コトネ「いざ勝負!」

デンwwwwwデンwwwwwwwwwデンwwwwwデンデンwwwww
デデンwwwwデデンwwwwwデデンwwwwデデデーンwwwwwww

ピカチュウLv.81「ちゅぁぁああっ!」

コトネ「マリルいけー!! アクアぞうきんジェットだー!!」

マリル「まりるー」

ピカチュウ「ちゅぁぁああっ!」

アルフ遺跡

シロナ「これでこれでこれで」カチカチカチカチ

シロナ「チェックメイト!」カシャン

ゴゴゴパカッ

シロナ「あー!」ヒュー

ドスッ

シロナ「いだっ!! お尻に大ダメージが……」ヒリヒリ

シロナ「くぅ~……ん?」

アンノーンL「あのー」スイー

シロナ「アンノーン?」

アンノーンO「あのー」スイー

シロナ「さっきまでいなかったのに……」

アンノーンV「あのー」スイー

シロナ「…………」

アンノーンE「あのー」スイー

シロナ「嫌味か! この偶然は!!」

アンノーン!「あのー」スイー

シロナ「……もう嫌だ。アンノーンにも応援されるなんて……帰ろう」

シロガネ山

コトネ「くぅ~もうちょっとだったのにぃ~」

レッド「…………」

テテテテレテレー♪

コトネ「何が悪かったのかなぁ……あまのじゃくジャロに影ふみシャンデラに加速バシャを連れてきたのになぁ……やっぱりポイヒグライオンにカバドリュとか使った方が良かったのかなぁ?」スタスタ

レッド「…………」

レッド「……何あのポケモン。初めて見た」

レッド「というか……特性とか恐ろしいね。レベル低くて助かった」

レッド「あ、でもコラッタは怖かった」

レッド「僕もやっぱり今のスタイルから替えた方が良いんだよなぁ」

レッド「お腹減ったし帰ろう。先だったらご飯作らないと……」

カントー地方・レッドの家

レッド「ただいまーってまだ帰って来てないか。外真っ暗なのに……」

レッド「さて、何を作ろう?」

レッド「遺跡行ってくるから疲れると思うし……簡単なものか」

レッド「それおかしいか」

レッド「…………作るか」

シロナ「たっだいまー!」

レッド「おかえりー」

シロナ「おっ! 良い匂い。作ってくれてたの?」

レッド「うん。まあお義母さんには敵わないけど」

シロナ「どれどれ?」ピタリ

レッド「!」ビクッ

シロナ「全然見た目悪くないじゃん」ムギュー

レッド「あ、あの……その……//」アワアワ

シロナ「ん……あっ! ごめんごめん!!」パッ

レッド「あぅ……」

シロナ「さっ先にお風呂入ってくるから……//」スタコラ

レッド「あ、うん」

レッド「…………」

レッド「ぁぁぁ……思い出してしまった……」

グリーン『お前はシロナさんはお義母さんとして見ているのか。それとも好きな人として見ているのか……』

レッド「……くっ」

レッド「僕は……」

お風呂

シロナ「……」ブクブク

シロナ「……」ブクブク

シロナ「」ブクブク

シロナ「」ブクブク

シロナ「ぷわっ! 死ぬところだった……はぁはぁ…」ザパッ

シロナ「はぁ……どうなっちゃうのかしら? このじれったい思いは……」

シロナ「シャワー浴びて上がろう」

レッド「盛り付けはこんなものかな」チラッ

ざー
ピカッゴロゴロー

レッド「雨降ってるし雷鳴ってる」

シロナ「お待たせー」スタスタ

レッド「あ、来た来たってヴぉうぃ!!」

シロナ「え?」

レッド「なっ何て恰好なんですかぁ//」

シロナ「慌ててたし着替え忘れたから……ちゃんとタオル巻いてるから良いでしょ?」

レッド「めっ目のやり場に……//」オロオロ

シロナ「……」スタスタ

ジャー

シロナ「……」ゴクゴク

シロナ「水美味い!」

レッド「ちょっと!」

シロナ「ん?」

レッド「……その本当に……困るから…//」

シロナ「もうちょっと待って」ウロウロ

レッド「おっ襲っちゃいますよ//」

シロナ「え?」ピタッ

レッド「あ……」

フッ
ピカッゴロゴロ

「あれ?」

「てっ停電!?」

「どこにいるの?」オロオロ

ガッシャーンッ

「ひっ!」ダキッ

「……」ガシッ

「いっ家に落ちないわよね?」ギュー

「…………」

「ねぇレッドく―――」

パサッ

「――ちょっちょっとれっんちゅっ……」

「…………」ギュー

「ぷはっ……やっ……やめ…あんっ!!」

「もう抑えられないよ!! 好きだよ!」

「はぁ…はぁ…」

寝室

「最初はお義母さんとして見てたけどさ……いつの間にか女の人と見てた」

「はぁ……はぁ……」

「それにおかあ……シロナさんもそう思ってるんじゃないの!?」

「…………」

「僕頑張ってみたよ。初めてだから良くわからないけどとにかく頑張ったんだ」

「ねぇ? 義母って事はお父さんとしたんだよね? 僕とどっちが上手だった?」

「…………」

「……ちょっと悔しいんだよね。ファーストじゃないってことが」

「…………」

「…………答えてくれないんだね。そうだよね。ごめんなさいって遅いよね」

「…………」

「……でも今だけはこうさせて……」ギュッ

「…………」

次の日

シロナ「…………」スクッ

レッド「……どこか行くの?」

シロナ「水飲みに……」

レッド「わかった」

シロナ「…………」

シロナ「…………」カキカキ

シロナ「……」ガチャ

シロナ「……待ってる」

バタンッ

レッド「…………」

レッド「嘘じゃないか」

レッド「……」スッ

レッド「……」ジーッ

レッド「……」

レッド「…………」ガチャ
バタンッ

病院

レッド「……来たよ」

シロナ「……名前で呼んでくれないのね」

レッド「どっちで呼べばいいか僕はわからなくて……」

シロナ「……そう。こっち」スタスタ

レッド「ここに何があるの?」スタスタ

シロナ「…………」スタスタ

レッド「…………」スタスタ

シロナ「……ここ。入って良いわよ」ガチャ

レッド「…………えっ」

バタンッ

シロナ「……どうかしら? 本物のお母さんは」

レッド「うそだ……死んだんじゃ……」

シロナ「君だけがそう思ってたのよ。あの事件はすぐに世間から消えた。それにあの時はテレビすら見ていなかったようね。だから騙されてたのよ」

レッド「そんな……」

シロナ「それで……本題なんだけど……」

レッド「…………」

シロナ「実はね。もう君のお母さんは目覚めることはないの……一生ね」

レッド「じゃあなんで……」

シロナ「じゃあここで色々ネタ晴らしと行きましょうか。まず、あたしは確かに義母として君の前に現れたわ。正確には養母としてね」

レッド「……」

シロナ「……あ、それだけだったわね。じゃあ本題、こういう患者さんって助かる見込みがないの。だから安楽死っていうのがあるの。まああたしの専門じゃないから良くわからないんだけど……要するにいつまでも生かすよりは死を選ばせる。例えば酸素マスクを外してあげたりね」

レッド「…………それでどういう……」

シロナ「レッド君……愛しているわ。貴方のお母さんに負けないくらいね」

レッド「…………」

シロナ「それはあたしがお義母さんとしてでもあり、1人の女としても同じ……でも今君には母親が2人いる。母親は2人もいらない。だからあたしかそこで寝ている本物か……どちらか選んで……」

レッド「そっそんな……」

シロナ「もし、本物のお母さんを選んだならあたしはもう貴方の前には姿を見せないわ」

レッド「……」

シロナ「あたしを選んでくれたら……そこのお母さんのマスクを外してあげて……」

レッド「えっ」

シロナ「これはオーキド博士からの伝言ね。このまま寝てても可哀想だから楽にしてあげて欲しいとね」

レッド「…………でもお母さんはそんなこと……」

シロナ「エスパータイプのポケモン……心を通わしたの……無理矢理ね。そしたら同意してくれた」

レッド「っ!」

シロナ「それに医療費もかさむからね……時間は1日」

レッド「……くっ」ガチャ

バタンッ

シロナ「…………酷い選択肢ね。お母さん」

レッド母「……」

シロナ「そもそも……あの博士もう歳でしょ……よくよく冷静になればあたし選べば大団円じゃない。てか、もしお母さん選んだらレッド君にヤリ捨てられた女じゃん。それは勘弁」

シロナ「でもあの子マザコンだからなぁ……怖いなぁ~……いつつ……昨日張り切り過ぎた。お父さんとか知らないって……全部初体験だっての//」

シロナ「……でもあの停電不意打ちはちょっと抵抗しちゃったよまさか裸のままベッド連れてかれるとは恐ろしいわね。欲求って//」

シロナ「じゃあお母さん……また」ガチャ

バタンッ

レッド母「……」

カントー地方

レッド「…………どっちを選べば良いんだ?」

レッド「もう意識の戻らないお母さんとシロナお義母さんいや、シロナさんかな?」

レッド「どっちも大切な人だし……」

ガサガサ

レッド「う~ん……ああ! 決めれない!! どっちも大事な人だよ!!」ガサッ

???「!?」

レッド「時間ないし……ん?」

???「……」キュィィン

レッド「ポケモン! ピカチュ…」

バシュッ

シロナ「……ってことで一晩お邪魔します」

ナナミ「どうぞ~」

シロナ「良かった。泊まるところないから」

ナナミ「あー……それでどうですか?」

シロナ「…………明日、帰るか帰らないか」

ナナミ「へぇ~。で、どうなんですか実際は?」

シロナ「う~ん。わからない」

ナナミ「わからない?」

シロナ「彼にとってはどちらも大事な人……どっちか選べと言われたらあたしも選べない」

ナナミ「なるほど」ピッ

テレビ『……です。どうやらまた被害者が出たようです』

シロナ「……」ボー

テレビ『今回はなんとか応戦したようですが全治2週間……そして……』

ナナミ「あれ? また起きたの?」

シロナ「あ、これが……」

テレビ『被害者はマサラタウンの……』

シロナ「行ってくる!!」ガチャ

ナナミ「あっ……」

バタンッ

レッド「……ん?」パチッ

レッド「ここは……いつつ……」

???「動いちゃダメよ」

レッド「あ……シロナさん」

シロナ「大丈夫? お腹減ってる? それとも何か飲み物?」

レッド「ううん。それよりここは?」

シロナ「病院。レッド君も同じ目にあったみたい。でもとっさにポケモン出したから致命傷は避けれたんだって……」

レッド「そうですか……」

シロナ「…………良かった」ダキッ

レッド「!」

シロナ「心配したんだから……」ギュッ

レッド「……ごめんなさい」

シロナ「じゃああたしはこれで……」

レッド「待って!」ガシッ

シロナ「まだ何かあるの?」

レッド「もうちょっとそばにいて……」グイッ

シロナ「……もう//」ドサッ

レッド「つつつ……」

シロナ「自業自得だぞ。本当だとあたしはもう帰らなきゃいけない時間なんだし……」

レッド「へへへ……」スルッ

シロナ「もー//」

次の日

シロナ「はい、あ~んして」

レッド「あ、あ~ん//」パクリ

シロナ「よしよし。あーもうあのナース長ムカつくわね。あたしを知らないとかどんだけテレビ見てないのよ」

レッド「しょうがないよ。そのまま寝ちゃったし」

シロナ「そうだけど……あーもうなんかいらいらしてきた。ちょうだい」パクリ

シロナ「まっず」

レッド「それを食べてる人の目の前で言わないでよ」

シロナ「あ、ごめん。でもレッド君の手料理の方が美味しかったのは本当」

レッド「ありがとう」

シロナ「じゃあ……待ってるから」

レッド「…………どちらもって道は?」

シロナ「……ないわ」ガチャ

レッド「……わかった」

バタンッ

レッド「……よし!」パクパク

レッド「……うん、不味いね」ゴクン

ガチャリ

レッド「疲れた……」

シロナ「待ってたわ」

レッド「決めたよ。僕はシロナさんを選ぶよ」

シロナ「お母さんは?」

レッド「…………」

レッド「あのさ」

シロナ「何かしら?」

レッド「お母さんは本当にこれで喜んでくれるのかなぁ?」

シロナ「…………わからない」

レッド「……じゃあこんなのはおかしいよ」

シロナ「じゃあどうするの?」

レッド「それは……」

シロナ「あたしを選んでくれたことは嬉しい。でもお母さんを忘れられないならお母さんを選んであげて……思い出は残るから……」

レッド「……ねえ解決策探し出して見せるから……もう一日……時間ちょうだい」

シロナ「良いわ。ただ、今日はもう来ないから……明日また来る」

レッド「わかった。じゃあねシロナさん」

シロナ「ええ」ガチャ

バタンッ

レッド「…………さて、行くぞ」

シロナ「……無理無理。どうやっても無理よ。まあ何か考えはあるみたいだからちょっと尾行するけどさ」コソコソ

シロナ「というか全治2週間のまだ二日目なのに……」

シロナ「……あ、エーフィ出した。ルカリオ、こちらのことはジャミングして」

ルカリオ「わん」

シロナ「さて、どうするのかしら?」

シロナ「リザードンに乗って飛んでった……どう追おうかしら?」

シロナ「……諦めよう。さて、今日はどこで寝泊まりしようかしら?」

シロナ「誰もいない家に帰りますか」テクテク

次の日

シロナ「それ本当?」

レッド「本当だよ。それでね……紹介するよ」

シロナ「オーキド博士もびっくりな気がするけど……」ガチャリ

レッド「母さん!」

レッド母「あ、待ってたわよ」

シロナ「……」クルッ

レッド「あれ? どこ行くの」

バタンッ

シロナ「うぇっ? えええ? ちょっと待って! えええええ!!! どう言う事よ!!」

レッド「あー……実はね」ポイ

ラティアス「らてぃー」

シロナ「そのポケモン」

レッド「頼んだんだ。いや、このポケモンじゃなくても良い気がするけど……実はね、エーフィに探してもらったんだ。僕を攻撃したポケモンをね」

シロナ「それがこのラティアスだったの?」

レッド「ううん。ラティオス……悪気はなくてさ……ただ、偶然遭遇してビックリして攻撃しちゃったんだって……だから和解できたんだ。お母さんも同じだったんだ」

シロナ「レッド君心広いね」

レッド「それでね、お母さんの方も頼んだんだよ。えっと……いやしのはどうでね」

シロナ「それで治ったの?」

レッド「現に喋ってたでしょ」

シロナ「……」ガチャ

レッド母「はぁい」フリフリ

バタンッ

シロナ「夢じゃないわね……」

レッド「それでそのままラティアスはなついちゃったんだ」

シロナ「ほー」

レッド「じゃあ中に入ろう」

シロナ「あ、とにかく良かった」ホッ

レッド「あ……あのさ//」

シロナ「ん?」

レッド「その…ぼっ僕の……彼女になってよ//」

シロナ「……じゃあ報告しよっ」ニコッ

レッド「……」パァァ

ガチャリ

レッド母「話は終わったの?」

レッド「うん! あのね母さん! この人はね、僕の……」


終わり

ちょっとおまけ書く

その1
春・サザナミタウン

レッド「おーよしよし」ナデナデ

エーフィ「キュー」

シロナ「もふもふがヤバい」フニフニ

エルフーン「ふわーん」

ガチャリ

カトレア「こんにちは。遊びに来たわ」

シロナ「あら、来てくれたのね」

カトレア「……見ない顔ね……? 貴方……」

レッド「あ、こんにちは」

カトレア「…………」

レッド「あ、あれ?」

シロナ「惚れちゃったの? 残念だけど彼「ラプラス!」

シロナ「……」

レッド「え?」

カトレア「ラプラスをくれた貴方……覚えてないの?」

レッド「……えっと…何の事?」

カトレア「……出てきて」ポイ

ラプラスLv.80「らぷー」

レッド「……あっ! そのラプラス僕が育てたのだ」

シロナ「マジ?」

カトレア「思い出せた?」

レッド「ああっ!! あの時の……どうして……?」

カトレア「そう思い出してくれたのね……良かった」

レッド「全然違うからわからなかったよ」

カトレア「……そう言えば貴方ってそう言う喋りかたのね」

レッド「うん。そうだよ」

ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ

シロナ「…………」ツーン

エルフーン「ふわーん」


終わり

シロナ「ええっ!! そっそんな~!」

その2
レッドの家

レッド母「……」ツー

レッド母「シロナさん」

シロナ「はい?」

レッド母「ここ……まだ誇り残ってますけど……」

シロナ「すっすみません! 綺麗にしたつもりでしたけど……」

レッド母「しっかりして貰わなくちゃ困るんですけど……」

シロナ「ごっごめんなさい」

レッド母「……その後は玄関の掃除もお願いします」

シロナ「はい……」ペコペコ

レッド母「……」スタスタ

シロナ「くっ……なんであたしがこんな目に……」

レッド「しろーなさん」ダキッ

シロナ「レッド君?」

レッド「またお母さんに?」

シロナ「ええ。レッド君も言ってあげて……」

レッド「ガツーンって言っておくよ」

シロナ「頼もしいわぁ」

レッド「おかあさーん!!」

シロナ「……」ワクワク

ガツーンッ

レッド「ぐわぁぁぁああああ!!」

シロナ「あれ?」

レッド母「レッドに頼もうなんて甘いわよ。シロナさん」フフフ

シロナ「くっ……」


終わり

シロナ「報われてないじゃない!!」

書き溜めが終わっちゃった
お疲れさまー

余談だけど個人的にはこの組み合わせが一番好きー
みんな大好きエロがなくてごめんねー
明日依頼出す

ごめんなさい。寝てました
短編何ですぐ終わると思うので即興で行かせてもらいます

その3
レッドの家前

シロナ「しまった……また、帰りが夜中になってしまった」

シロナ「いや、浮気じゃないよ。ただ、あたしも色々やることが増えただけなのよ」

シロナ「ま、この時間ならお母様も寝てるだろうし……一応表から入ると終わるから裏口から」コソコソ

ガチャリガチャッ

シロナ「タ、タダイマー」コソコソ

レッド母「おかえりなさい」ニコッ

シロナ「ア、オカアサマ。タダイマモドリマシタ」

レッド母「何してたんですか? レッドが心配してましたよ」

シロナ「えっと……遺跡巡り……ちょと……その後は…………」

レッド母「まあとりあえず、入ってください」

シロナ「あの、レッド君は……」

レッド母「まあ寝てますけど……ダメですよ。心配させるようなことしちゃ」

シロナ「くっ……すみません」

レッド母「じゃあ今すぐ迎え行ってあげてください」

シロナ「え? 寝てるって……」

レッド母「いつもの場所ですって。じゃあお休み」スタスタ

シロナ「え? ちょっとお母様?」

シロナ「行ってしまわれた……」

シロナ「いつもの場所……何があるんだろう?」

ジョウト地方

シロナ「……さて、前はここで会ったけど……あれ? ロッククライム使うの?」

シロナ「あーどうしよ。今のあたし補正かかってないからポケモンに覚えさせなきゃ……」

シロナ「えっとガブの瓦割りでいいや」

ポカン

シロナ「さて、行くか」

シロガネ山・最深部

シロナ「……さむっ」

シロナ「あ、いたいた……・レッド君ー!!」ポン

シロナ「迎えに来たわよ。帰りましょう」

レッド「…………」

シロナ「レッド君?」

レッド「…………」スッ

シロナ「ちょっと待て!」ブン

レッド「あだっ!」

シロナ「いきなり勝負ってどういうこと?」

レッド「あ、シロナさん。ごめんなさい。ここだといつも無口で勝負してたんで……」

シロナ「はぁ……じゃあ帰りましょ」

レッド「その前に勝負しない?」

シロナ「え?」

レッド「僕……多分今なら勝てるよ」

シロナ「へぇ~。あたしのシンオウ最強メンバーに勝てるの……ふ~ん」

レッド「シロナさんがいつもどこかに出かけている間に僕も鍛えたんだ」

シロナ「まあ、良いわ」

レッド「でさ、負けたら勝った方の言う事を聞く脱衣バトルでどう?」

シロナ「……ごめん。わかんない」

レッド「だから、6体いるから倒れた数だけ服脱いで脱ぐもの無くなったら負け……で更に言う事聞くの」

シロナ「寒いよ。ここ」

レッド「僕の家で脱げばいいよ。そのまま一緒に寝ようよ」

シロナ「レッド君が壊れた」

レッド「シロナさんが1人でどこか行って帰ってこないからグリーンに教え込まれた」

シロナ「え? 掘られた?」

レッド「それはないよ。じゃあさ、やろうよ」スッ

シロナ「脱衣はなし」

レッド「そこをお願い! 僕の目の前だし良いじゃん!!! まさか嫌いになったの」グスッ

シロナ「……わっわかったわかった。確かに恋仲になって浮かれてたあたしも悪いから……良いわよ」

レッド「やった!」

シロナ(どうせ、ピカチュウ81のチームなんかあたしの6Vチームの前には敵わないし)

レッド「じゃあ回復の薬は使用ありね」

シロナ「そう。天候はあられ……じゃあ始めましょう」

レッド「いけ! ピカチュウ!!」ポイ

シロナ「やっぱりレベル81」

ピカチュウLv.88「ちゅぁぁああっ!」

シロナ「アレ?」ポイ

ミカルゲLv.74「おんみょーん」

レッド「ボルテッカーだ」

シロナ「……あ、悪の波動!!」

ピカチュウ「ちゅぁぁああっ!」バチバチバチドゴーン

ミカルゲ「みょーん」→HP赤

ミカルゲ「おんみょーん」バシュッ

ピカチュウ「ちゅぅー」→HP赤

ぱらぱらぱらぱら

ピカチュウ「ちゅう……」バタリ

ミカルゲ「みょーん」

レッド「あ、ピカチュウ。戻れ」ポシュン

シロナ「……ヤバい。思ってた以上にヤバい」

レッド「えっとじゃあシロナさん。僕は後で何を脱げばいいの?」

シロナ「……後で決める! 余裕こいてられなくなった」

レッド「わかった。じゃあいけ! フシギバナ!!」ポイ

シロナ「77よね? よね?」

フシギバナLv.84「バナー」

シロナ「」

レッド「ヘドロ爆弾」

シロナ「サイコキネシス」

フシギバナ「バナー」

ミカルゲ「おんみょーん」バタリ

シロナ「くっ」ポシュン

レッド「よし!」

ぱらぱらぱらぱら

フシギバナ「バナー」

シロナ「トゲキッス」ポイ

トゲキッスLv76「ぷわー」

シロナ「エアスラッシュ」

トゲキッス「ぷわー」ザシュッ

フシギバナ「いって」

レッド「ヘドロ爆弾だ」

フシギバナ「……」ポイ

トゲキッス「ぐふっ」

ぱらぱら

シロナ「あられがなければ……エアスラッシュ……いえ、水の波動」

トゲキッス「これで」バーン

フシギバナ「うっ」

フシギバナはこんらんした

レッド「やれ!」

フシギバナ「……」バシッ

わけもわからず自分を攻撃した

レッド「あ……」

ぱらぱらぱら

シロナ「交替しなかった……おそらくここで回復の薬だから……エアスラッシュね」

レッド「回復の薬」

キュイーン

トゲキッス「とう」バシュッ

フシギバナ「ぐふっ」→HPオレンジ

パラパラ

シロナ「ここで決めるにはやっぱりエアスラッシュよね」

トゲキッス「とう」バシュッ

フシギバナ「ばなー」バタリ

レッド「ああ……」

シロナ「よっしゃ」

レッド「じゃあいけ!」ポイ

ラプラスLv.80「らぷー」

シロナ「あれ? カトレアさんのじゃ……」

レッド「一旦借りてる」

シロナ「ああ、そう。このためだけね」

レッド「うん」

シロナ「じゃあどうするか? まあ、トゲキッスお疲れ様! はどうだん」

トゲキッス「とう」バシュッ

ラプラス「ぐっ」

レッド「ふぶきで」

ラプラス「凍れ!」キュイーン

トゲキッス「ぷわー」バタリ

シロナ「……やっぱね」ポシュン

レッド「おかしいな。こんなはずじゃ……」

シロナ「ルカリオ!」ポイ

ルカリオLv.76「わん!」

シロナ「はどうだん」

レッド「しおみず」

ルカリオ「破ッ!」バシュッ

ラプラス「あうあう」バシャー

ルカリオ→HP緑

ラプラス→HP赤

シロナ「……もうちょっとで倒せるけど……はどうだん」

ルカリオ「破ッ!」バシュッ

ラプラス「ぐあっ」バタリ

レッド「ラプラス!!」

シロナ「怖い怖い」

レッド「じゃあリザードン!」ポイ

リザードンLv.84「りざー」

レッド「フレアドライブ」

シロナ「交替、ミロカロス」ポイ

ミロカロスLv.74「みろー」

リザードン「くらえ」ドゴーン

ミロカロス「ミロー><」

ぼっ

ミロカロスはやけどを負った

シロナ「う~ん。なみのり」

レッド「エアスラッシュ」

リザードン「とう!」ザシュッ

ミロカロス「みろー」ザパーン

シロナ「お互いもうHPないわね……なみのり」

レッド「回復の薬」

キュイーン

ミロカロス「みろー」ザパーン

パラパラ

ミロカロス「ミロ…><」バタリ

リザードン「りざー」→HP赤に近いオレンジ

シロナ「お疲れ様。じゃあガブリアス行ってみよう」ポイ

ガブリアスLv.78「がおー」

シロナ「ドラゴンダイブ」

レッド「りゅうのはどう」

ガブリアス「がおー」ドバンッ

スカッ

シロナ「ちょっ!!」

リザードン「りざー」ドバー

ガブリアス「ぐぁぁあああああ」

シロナ「ヤバい」

ガブリアス「……」パクパク

キュイーン

ガブリアスはオボンの実で体力を回復した

シロナ「もう一回!」

ガブリアス「がおー」ドバンッ

リザードン「りざー」バタリ

レッド「ああ……そんな……」

シロナ「勝った。数では有利ね」

レッド「……」ポイ

カビゴン「ゴンッ」

シロナ「ドラゴンダイブね」

ガブリアス「がおー」ドバンッ

レッド「ふぶき」

カビゴン「いてーんだよ」ビュゥゥ

ガブリアス「ヤメロォォオオ!」バタリ

シロナ「……デスヨネー」ポイ

ルカリオ「わん」

シロナ「はどうだん」

ルカリオ「かたき討ちだ!」バシュッ

カビゴン「ぐあああああ」

レッド「ギガインパクト」

カビゴン「いてーから!!」

パラパラパラ

ルカリオ「……」バタリ

シロナ「は?」

レッド「よし! 形勢逆転だ!!」

シロナ「え? ちょっと待って! 元気の塊は……」

レッド「だめー」ニヤリ

シロナ「詰んだ……」ポイ

ロズレイドLv.74「きゅいーん」

シロナ「ヘドロばくだん」

ロズレイド「ほい」ポイ

カビゴン「ぐふっ」バタリ

レッド「回復の薬を考えて使わなかったのが敗因だよね」ポイ

カメックスLv.84「カメー」

シロナ「……・エナジーボール」

レッド「ふぶき」

カメックス「かめー」ビュゥゥゥ

ロズレイド「きゃー」バタリ

急所に当たった

テテテテレテレー♪

レッド「やったー! 勝ったぞー!!」

シロナ「回復の薬……ルカリオに使っておけばよかったのかしら……」

レッド「じゃあ帰ろう。シロナさん手持ち全滅だから僕が守らないとね」ギュッ

シロナ「お願いね」

レッド「帰ったら……シロナさんは脱いでね」

シロナ「そっちもよ」

レッド「……シラナイ」

シロナ「おい待て」

レッド「ともかく帰ろうよ」

シロナ「そうね」

レッド「お願いはさ。1人で行かないで今度からは僕も一緒ね」

シロナ「……ああ。なんだ。それだけ。了解。今度はレッド君に守ってもらうわ」

レッド「あ、やっぱなし……その連れてってくれそうな言い方だった!!」

シロナ「流石に1人だけ各地回るのは恋仲であるレッド君に悪いし……今度は2人でいろんなところ周りたいもの」

レッド「やっぱり、今のなし……は」

シロナ「ダメね」

レッド「そんなー」

シロナ「良いじゃない。どっどうせ一緒に寝るんだし//」

レッド「……それもそうだね。僕を置いてどこかに行かないでよ」

シロナ「はいはい」


終わり

レッド「でもちゃんと服は脱いでよ」

シロナ「覚えてたのかこいつ!!」

その4

シロナ「あり得る組み合わせ
     あり得ない組み合わせ
     そんなの人の勝手
     公式が認めない限り可能性は0じゃない」

レッド「誰に言ってるの?」

シロナ「いや、誰だろ……でも、言いたかった」

レッド「ふ~ん。抱き着いても良い?」ダキッ

シロナ「同時じゃない」

レッド「えへへ……素肌は良いね」スリスリ

シロナ「レッド君……当たってる……貴方のが」

レッド「あ//」

シロナ「良いわよ。別に……男の子だもんね//」

レッド「シロナさん大好き」モミッ

シロナ「あたしも好きよ。でも胸揉みながら言わないで。カッコよくないから」


おわり

レッド「この後のシロナさんはエロかった」

シロナ「だっ黙ってなさいよ//」

いやー疲れた
バトルは実際に挑みながら書いたのでほぼ正確です。
回復の薬をちゃんとどこかで使用してれば勝ってました。
CPU的にはミロカロスとミカルゲあたりだと思います。
でもそれじゃあ、あっさり負けだわ。

さてと、依頼に出そうかまだ何か書こうか悩むんですけど……ネタもないんで切り上げようかと思います
HTML化された後これ書いとけばよかったっていろんなシチュエーション浮かぶのはいつもの事なので……
またこの組み合わせで何かネタが浮かんだら書こうかなと……でももう出会いの接点がないのがちょっとあれですけど

次ここで書くのはBW2発売後です。
発売前はこれで最後です。
あ、スレ立てたその時はこの組み合わせはあり得ないとか言わないでください。
禁書みたいにあり得ない組み合わせがたくさなるから大目に見てください。

では、お疲れ様でした。失礼しました。


エロなくてごめんなさい!!!
次回はちゃんと書きます!! 多分!!

バトルシーンひどすぎワロタ

あ、カトレアのラプラスの伏線ぽいの回収してないけどいつか書きたい。
今度こそ失礼しました

>>224
気にするなよ

これマジラストね。もうあげないから
それで相談に乗ってくれ

その5
夏・サザナミタウン

シロナ「どう?」パチンッ

アイリス「すごく美しいー!!」

シロナ「良かった! そう言えば他のジムリーダーの子達は?」

アイリス「えっと……フウロさんは泳ぎに行ってアロエさんとカミツレさんは来てないよ」

シロナ「ふ~ん。じゃああたしも泳ぎ行ってくる」

アイリス「彼氏さんと?」

シロナ「そ」フフン

アイリス「良いなぁ~わたしも欲しい!」

シロナ「目指せ! バトルサブウェイ! そこのマルチトレインだとカッコいい男の人とゲーム出来るとか」

アイリス「ホント!?」

シロナ「カミツレちゃんに聞いた方が早いかも。あたしは興味ないし」

アイリス「そうだね!」ガチャ

シロナ「もう帰るの?」

アイリス「わたしは水着持ってくる」

シロナ「ふ~ん……さて、レッド君待たせちゃあれだし……行かなきゃ」

バタンッ

浜辺

シロナ「レッドく~んおまたー……」

ビキニのお姉さん「ねーねーお姉さんと遊ばない?」

レッド「でも……僕には……」

大人のお姉さん「ボクー。お姉さん達オトコのヒト募集中なんだよねー」ピトリ

レッド「でっですけど……僕には…」

ぶっ飛びガール「そんな事言わずにさぁ~ちょっとだけ……ね?」

シロナ「…………何あれ?」

レッド「あぅ~…………あ、シロナさん!! というわけですみません!」ガシッ

大人のお姉さん「なーんだ。女持ちかよ」

ぶっ飛びガール「しかも年上? マジあり得ない」

ビキニのお姉さん「……あっ! あそこのイケメン達狙おー!!」

レッド「良かったー」ホッ

シロナ「何かされたの?」

レッド「なんか気持ちいいことしようとか絡まれた」

シロナ「で、どうしたの?」

レッド「シロナさんが来てくれて助かった」

シロナ「よろしい」

レッド「…………」

シロナ「? どうかしたの?」

レッド「綺麗だなって」

シロナ「ふふふ。ありがと」

レッド「浮き輪は借りてきたよ」

シロナ「じゃあ沖までよろしく」

レッド「え?」

シロナ「え? あたしに泳がせる気?」

レッド「あの……これ言うのは良くないんだけど……」スッ

ふにっ

レッド「これしぼいだっ!!」

シロナ「本当に良くないわね」

レッド「ごめんなさい」

シロナ「とにかく! 沖までよろしく」

レッド「わかりました~」



シロナ「お疲れ。浮き輪にしがみついていいわよ」プカー

レッド「はぁはぁ……」ガシッ

シロナ「……しかし、今日は誰もいないわね」プカー

レッド「…………」プカー

シロナ「どうかしたの? 急に黙り込んで」

レッド「いや、大きい波が……」

シロナ「え?」

ドパーッ!!

シロナ「きゃああああ!!!」

レッド「うわああああ!!」

ドパーッ!!

レッド「…………はぁはぁ大丈夫?」

シロナ「…………」ダキッ

レッド「いっいきなりどうしたの//」

シロナ「……ヤバい//」ギュー

レッド「え? あれ……生の感触がする……水着は?」

シロナ「……さっきの波で飛ばされた//」ギュッ

レッド「ええっ!!」

シロナ「とっとにかく離れないで!! レッド君も君以外の人にあたしの見られるの嫌でしょ」

レッド「絶対やだ!」ダキッ

シロナ「でもどうしよう? このままじゃ帰れない」

レッド「う~ん」

シロナ「それにさ……そろそろ混むと思うんだよね。浜辺」

レッド「あ!」

シロナ「どうしよう……レッドくぅん」ウルウル

レッド「僕に言われても……」プカプカ

シロナ「浮き輪が飛ばされなかったのは幸いだけど……」

レッド「とりあえず、探してみようよ」

シロナ「……」キョロキョロ

シロナ「幸い。まだ誰も見えないわ」

レッド「よしじゃあ波からしてこっち」バシャバシャ

シロナ「……」キョロキョロ

シロナ「! レッド君ストップ!!」

レッド「え?」

シロナ「おーい!!」

フウロ「…………」バシャバシャ

シロナ「フウロちゃーん!!!」

フウロ「…………ん? あ、シロナさん一行。どうしたんですか?」バシャバシャ

シロナ「水着無くしちゃったんだけど……探すの手伝ってくれない?」

フウロ「……ふむ」ジー

シロナ「?」ダキツキ

レッド「どっどうも」ダキツカレ

フウロ「……そのままでも良いかがするけど……」プカプカ

シロナ「いやいや、お願い!」

フウロ「う~ん。でもですねぇ。この広い海で布きれを探せと言われましても結構厳しい気がします」プカプカ

シロナ「そこをお願い! あたし達帰って来れない!!」

フウロ「じゃあアタシとアイリスに声を掛けて探してみますけど……そっちでも探してくださいね」プカプカ

シロナ「ありがとう」

フウロ「じゃあこれで……」バシャバシャ

レッド「…………」プカー

シロナ「ん? どうかした?」

レッド「どこかで見たような……」

シロナ「ジムリーダーだから会った事はあるでしょう」

レッド「いや、さっきの浜辺で」

シロナ「!?」

レッド「まあいいや。とりあえず、探しながら帰りましょう」バシャバシャ

シロナ「お願いね」ムニムニ

レッド「そう故意的に抱き着かないで//」

シロナ「こうなると思ってなかったの!」

浜辺

わいわいがやがや

レッド「……」ザプーン

シロナ「……」ザプーン

レッド「浮き輪返さなきゃいけないし」

シロナ「混んでる……別荘までちょっと距離あるし……」

レッド「……もういいや!」ガシッ

シロナ「へ?」

レッド「手で隠してて」ヒョイッ

シロナ「え? ええっ」

レッド「ここを走りきる」ダダダ

シロナ「転んだ時の事考えてる?」

レッド「一応……その場合、僕に抱き着けばいいの」

シロナ「……ばか//」


別荘

レッド「周りからの視線でしにそうになった//」

シロナ「あたしも//」

レッド「……お風呂入らない?」

シロナ「あ、ちょっと待ってて……良いよ。沸いてるから……一緒に入る?」

レッド「うん」

シロナ「ふ~ん」ジロジロ

レッド「なっ何?」

シロナ「えっちなのは禁止だぞ♪」

レッド「その発想は結構期待してました……ごめんなさい」

シロナ「素直ね」

お風呂

ザパーン

レッド「//」

シロナ「//」

レッド「やっやっぱり後ではいる」

シロナ「いっ良いわよ。一緒に入っちゃいなさい! てか、命令」ガシッ

レッド「なんでこんなに恥ずかしいんだ//」

シロナ「それはその……そう! 昼間だから!!」

レッド「え?」

シロナ「夜ならレッド君に抱かれてる// でも今は昼だから抱かれないえっとつまり……//」

レッド「落ち着いて! 混乱してるよ」

シロナ「そっそうだ!! じゃあ今えっちしよう//」

レッド「……」バシッ

シロナ「あだっ」

レッド「落ち着いて……ね?」ジー

シロナ「……はい」

レッド「……良かった」

シロナ「……」

レッド「……」

シロナ「……んっちゅっ」

レッド「ん……」ピチャバシャ

シロナ「んんっ//」ビクッ

レッド「……ふぁっ…いい?」ムニッ

シロナ「入れなければいいよ//」

レッド「夜?」モミモミ

シロナ「ええ。昼間から盛りたいけど……フウロちゃんやアイリスちゃん帰って来るし……」

レッド「……そっか」ギュッ

シロナ「んっ……もう変態//」

レッド「シロナさ……シロナが僕を調教させたでしょ」ペロリ

シロナ「ひゃうっ//」ビクリ

レッド「ねえ? 昨日の夜何やってたの?」クリクリ

シロナ「はぁはぁ……なっなんのんんっ」ビクッ

レッド「夜。僕ちょっと喉渇いたから水飲みに起きたんだけど……」スリスリ

シロナ「なっ何もしてない//」

レッド「…………そう」ピタリ

シロナ「あ……」

レッド「じゃあお先に」

シロナ「待って! 言うからやめないで」ウルウル

レッド「……何してたの?」

シロナ「えっと……ち//」ボソボソ

レッド「ん?」

シロナ「だから…………ッチ//」ボソボソ

レッド「えーなにー?」

シロナ「レッド君の事思ってオ○ニーしてましたっ//」カオマッカ

レッド「……だっ大胆だね//」

シロナ「これでどうよ//」グスッ

レッド「よしよし、泣かないで……ね」サスリサスリ

シロナ「うう……早くして//」

レッド「シロナさ……シロナはどうして欲しい?」

シロナ「……これを」ガシッ

シロナ「ここに……ぐちゃぐちゃにして//」クチュリ

レッド「……こう?」くちゅくちゅ

シロナ「あっ……そう…良いわ…んっ//」ピク

レッド「僕には何もしてくれないの?」くちゅくちゅ

シロナ「えっ……待って…いっいまあっ……」

レッド「いつもより早いね。でも良いよ。僕しか見てないから……ううん。僕だけのシロナを見せて」ぐちゅぐちゅ

シロナ「あっ……いっちゃういくいぐぅぅうううううう」びくんっびくん

レッド「わわっ」ガシッ

シロナ「あはっ……はぁ…はぁ……//」ビクッビクッ

レッド「痙攣してるシロナ可愛い……んちゅ」ピチャリ

シロナ「ふぁあ……んっんんっ」ピチャピチャ

レッド「…………」グチュリ

シロナ「ん……んんっ//」ギュッ

レッド「んぷぁっ……今日2度めだね。可愛い」

シロナ「あう~」トローン

レッド「そろそろ出よっか。逆上せちゃうよ」ザパッ

グッ

レッド「?」

シロナ「…………」ウルウル

レッド「……2回も逝っちゃったから立てないんだね。わかった」グイッ

リビング

レッド「……ねえ…だめ?」

シロナ「やだ」

レッド「そんな~」

シロナ「だってあたしだけ好き勝手された。ズルい」

レッド「ごめんなさい。なんかスイッチ入った」

シロナ「ふ~ん。それでこんなにおっきくしてるんだ」グニッ

レッド「あうっ」ビクン

シロナ「……いつから我慢してたの?」グニグニ

レッド「……えっと……くっ…」

シロナ「ほらほら……言いなさい」グニグニ

レッド「かっ絡まれたときからです!!」

シロナ「ムカつく」グニュ

レッド「うわあっ」ビュルッ

シロナ「きゃっ!」ベチャッ

レッド「あふぅ……」ビクンビクン

シロナ「随分と元気な子ね。足で踏まれて喜んでたり……じゃあ次、最近やってみたいシチュエーションは?」

レッド「あぅ……はぁはぁ…」

シロナ「答えられないのかしら? 最近あたしのミロカロス借りてるけど……あれと関係しているの?」

レッド「……」コクリ

シロナ「ふ~ん……じゃあ何なのよ?」ポイ

ミロカロス「ミロー♪」

レッド「……はぁ…体力回復したぞ……ミロカロスはね。こう巻きつくシチュエーションの練習かな? 巻き付け!!」

ミロカロス「みろー」うねうね

シュルシュル

シロナ「え? なっ何であたし!? っ! ミロカロスやめなさい!」グググ

レッド「練習したよね? ミロカロス?」

ミロカロス「みろー」じゅわ

シロナ「なっなんなの!? 身体がべたべたして気持ち……ひゃあっ」ビクン

レッド「……エロいね。こう巻きつかれてるシロナさんって……このミロカロスが出してるのってまあなんか知らないけどローションみたいなものらしいよ」モミモミ

シロナ「どっどうする気なのよ」

レッド「いや、ただ。巻きつかれてるシロナさんが見たかっただけ」

シロナ「……そっそう//」

レッド「こう隙間から見れる素肌が良いんだ。あ、ミロカロス可愛い」ナデナデ

ミロカロス「みっミロォ//」

シロナ「なんであたしのミロカロスがそんなになついてるのよ!!」

レッド「良いじゃん。お互いのポケモン共有しようよ」

シロナ「くっ……」キッ

レッド「あ、ごめんなさい。戻って」ポシュン

シロナ「きゃう」ドサッ

レッド「大丈夫?」

シロナ「…………レッド君はこのあとどうしたい?」

レッド「え?」

シロナ「終了か、入れるか……あたしは……いっ言わせるな//」バシッ

レッド「えっと……ミロカロス出すタイミング悪くて……だから……でもボクは興奮したら……入れたい!!」

シロナ「どこに?」

レッド「シロナさんの膣に//」

シロナ「なっなんで男の子ってこうスパって言えるのよ変態//」

レッド「シロナさ……シロナが可愛いからいけないんだ//」スリスリ

シロナ「ああっ……んくっ…入れるなら焦らさないで//」

レッド「入れるよ。ここでは初めてだよね」ズププ

シロナ「ん……すんなり入った//」

レッド「最初は大変だったよね。動くけど大丈夫?」

シロナ「ええ。ただ、抱いて欲しいな//」

レッド「よいしょ」スクッ

シロナ「あっ……これでいいよ。きて//」

レッド「んしょ」ズプズプ

シロナ「遅い! もっと早く! 激しく突いて!!」

レッド「くっ……」パンッパンッ

シロナ「あっあっ……いいっ …良いわぁぁあ゛あ゛あ゛」ユサユサ

レッド「はぁ…はぁ、はぁ……」パンパンッ

シロナ「あっ、ああっ……レッド君の……おちんちんが奥まで当たってるぅうううう!!」

レッド「どっどう?」パンッパンッ

シロナ「すごくっひゃぅっ//」ビクン

レッド「逝っちゃったんだね。でも僕はまだ続けるよ」パンッパンッ

シロナ「まっまっへ……あたしがまだ……ひんっ!!」ビクッ

レッド「記録更新をっ……目指すっ!!」パンパン

シロナ「ひゃぁっ! まっまたっ!! あたひ…こっこわれひゃうっ//」ビクンッ

レッド「っ……ぼっ僕もそろそろ限界……」パンッパンッ

シロナ「きてっ! れっどの熱いせーしをあたしのお○んこにぶっかけてぇぇえええ!!!」

レッド「だめだ! イクッ!!」ドビュルルルッ

シロナ「ッぅぅぅ!! ……来てる……れっどのせーしがあたしの中に……//」ガシッ

レッド「っ……」ビクッビクッ

シロナ「はぁ、はぁ……すごく熱い。一緒に逝けたかな//」ギュッ

レッド「はぁ、はぁ…中に出した時すごく気持ちよかった//」

シロナ「うん。まだびくびくしてる……この変態//」

レッド「変態で感じてる変態もいるけどね。抜くよ」

ガッチリ

レッド「?」

シロナ「しばらく一緒になってたいの//」ギュー

レッド「そうだね……んっちゅっ……」ピチャリ

シロナ「ふぁ…んっんんっ」ピチャピチャ

レッド「……」モミッモミモミ

シロナ「んんっ!! ぷぁっ…はぁあむっんっんんっ」ビクッビクッ

レッド「ぷぁっ……また逝っちゃった?」

シロナ「いうなばか//」

レッド「じゃあ抜くよ」

シロナ「うん//」

ぬぷりどろりっ

シロナ「こんなに一杯出して……いつか妊娠しちゃう」

レッド「ごっごめんなさい」

シロナ「許す」ニコッ

レッド「じゃあ服着ましょう」アセアセ

ガシッ

シロナ「まだ、もう一回行けるでしょ?」ドンッ

レッド「え?」ドサッ

シロナ「挟んであげる」ムニュッ

レッド「っ!?」ムクリッ

シロナ「言葉で起つなんて……変態ね。んちゅ」ジュプジュプ

レッド「そっそれは同時だからっ!」

ガチャリ

フウロ「いや~探しましたよ。はい、シロナさん。みず……ぎ…」

シロナ「ん…………」ムニュムニュ

レッド「あ……くっ……」ビクビク

フウロ「…………」ポカーン

シロナ「んぱっ! あっこっこれはその……たまたま押し倒しちゃって言うか……//」ササッ

フウロ「ハッ!!」

シロナ「とっとにかく違うの!! ねえお願い!!」アワアワ

フウロ「こっここに置いときますね……じゃっじゃあアタシはアイリスともうひと泳ぎ行ってきますから//」カオマッカ

シロナ「フウロちゃん! だから違うんだって!!」

フウロ「わかってます! ごめんなさい! ノックもせずに……それじゃあごゆっくりぃ~//」バタンッ

レッド「うっ……」ビュルッ

シロナ「……」ベチャ

レッド「はぁはぁ……あれ? どうかしたの?」

シロナ「ミラレタ……モウダメダ…シノウ」ヨロヨロ

レッド「え? 僕そんなに早かったの」オロオロ

シロナ「そっちじゃない!!」


終わり

シロナ「フウロちゃんは結局3Pで賄賂をしたわ」

レッド「あの時は色々大変だったね」

フウロ「妊娠しました」

レッド「!?」

フウロ「うそ」

レッド「ほっ」

フウロ(ほんとかわからないけどね)

シロナ「あたしも妊娠した」

レッド「えーそれはないよー」

シロナ「……」バシッ

レッド「…………ごめんなさい」

さて、今度こそ終了
まず、ポケギアをポケベルと間違えてたからそこ脳内変換お願いします

で、実はこの組み合わせが出会うシチュエーション?が浮かばないんだ。
どなたか案を出してくれないか?
接点がないから中々こういった話にもって来れないんだよ

ともかく今度こそお疲れ様。依頼出したのに続けてたら
あと、シチュエーション?お願いします。

失礼しました

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