ローラ「某の新たな家庭教師なるぞ」上条「」(908)

タイトルでほぼ分かるとうり「上条×ローラ」SSでございます。
あまりにも上ロラSSがないため自分で作ってしまいました。
所謂「俺得」SSとなっています。
それに、こんなSSを書いてるくせして>>1は原作をあまり読んでいません。
キャラはしっていますし、知識はありますが、原作は読んでいないという奇妙な状態です。

思い立ったが吉日だってことで立てたほぼ勢いです。
その為書き溜めもあまりしていません。更新速度は激おそです。

ちなみに>>1は初SSです。
このサイトを使うのも初めてとなります。
つまり、>>1は完全に初心者です。
どうか、生暖かい目で見てください。

キャラの口調等おかしい点もあるかと思いますが、決して投げたりはしないので。

※作品についての注意点
・時系列はあまり意識していません。大体新約あたりです。(バードウェイとかはでません)
・時系列がおかしいですが、神の右席等や主要人物大半とは面識があるものとします。(出すかわからんが)
・一部キャラ崩壊しているかも
・スレ内のテンションにより話の方向性が変わったりします。時々安価とるかも。

常に「sage」でお願いします。
批判等はありがたい教えとして今後のために役立てるので、できるだけ詳しくお願いします。

では投下します

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1328373912(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)


~とある日の事~ 

聖ジョージ大聖堂

その大きな聖堂の中の一角。
割と豪華であり、少々小さ目な部屋に二人の男女はいる。

女性の方の名はローラ=スチュアート。
長い髪というか長すぎる金髪をもっている。
自身の2,5倍はあるだろう。
ベージュ色の修道服を着て、これまた豪華な椅子に腰かけてなにか本を読んでいる。

もう一人の男はステイル=マグヌス。
赤い髪をしていて、目の下にバーコードをつけている。
タバコを吸いながら腰かけている女性の傍らに立っている。
この男は神父であるが、そんな事はおかまいなしにタバコを吸い、ピアスをしたりとやりたい放題である。



 ローラ 「ステイル、そこの紅茶をとる事を命ずる」

 ステイル「・・・は?」

 ローラ 「なにをしているのだ。さっさととれい」

 ステイル「・・・チッ」

 ローラ 「舌打ちをするでない!!」

 ステイル「・・・」スッ

 ステイルが渋々テーブルの上のコップに紅茶をすすぎ、ローラに差し出す。

 ローラ 「ふむ、苦しゅうないぞ」

 ステイル「ったく、なんで僕が...」ボソ

 ローラ 「なんぞ、ステイル」

 ローラ 「何か文句があるのだろうか?」

 ステイル「・・・は?」

 ローラ 「なにか?ステイル。お主は日本語もわからんのか?」

 ステイル「・・・」

 ローラ 「それにそのタバコもやめるがよいぞ」

 ローラ 「某はタバコは嫌いでな」

 ステイル「・・・」

 ローラ 「なにか物をいわぬか!!ステイル!!」

 ステイル「おい、最大主教...」

 ローラ 「なんぞ?ステイル」

 ローラ 「やっと文句の一つでも申す気になりたるか?」

 ステイル「お前のそれは、一体何語だ……?」

 ローラ 「……は?」


 ステイル「前々からお前の日本語はおかしいと思っていましたが」

 ステイル「今のお前の言語はもはや日本語として聞いてもいいのかすら怪しいんですよ」

 ローラ 「そ、それはいったいどういう事と申すか!!」バン!!

ローラが椅子から立ち上がり、机を強くたたく。
だがステイルは動じることなく淡々と言う。

 ステイル「言ったでしょう。変とかいう次元ではないって言ってるんですよ、最大主教の言葉は」
 
 ローラ 「どどどどどどういう事なるか!?それは!!」

 ステイル「何度も言いませんよ」

 ステイル「変だっていっているでしょう?」

 ローラ 「某の言葉の何処がおかしいと問うて!?」

ローラが顔を真っ赤にして怒る。

 ステイル「いや、もう説明するのも面倒ですし」

 ステイル「僕はもう行きますね」

 ステイル「護衛の時間はもう終わっていますし」

 ローラ 「な!!少し待つのことよ!!」

そういってステイルは足早に部屋の外にでていってしまった。

 ステイル(今日はこれから学園都市に行く用事が入っているんだ)

 ステイル(久々にあの子にあえるからね、こんなくだらない事に時間を使っていられないんだよ)ニヤニヤ

 ステイル(おっと、あの子へのイギリス土産はなにがいいかな)ニヤニヤ

廊下を歩きながらも終始ニヤニヤしていたステイルであった。
 


 ローラ 「某の日本語の何処がおかしいと言いたるの……?」

 ローラ 「先日新しい日本語の講師を雇ったから万事解決していた筈……」

 ローラ 「いったい何がおかしいと申すの!?」

 ローラ 「こらー!!とまれい!!ステイルゥーーー!!」

そういってローラも部屋から飛び出していく。
 
そんな日常から、この物語は始まる...

ローラの口調をせめてマスターしてくれ、見るに耐えん
あと一人称

 ローラ 「それで、某の言葉の何処がおかしいと申すか?」

 ステイル(まんどくせ)

 結局ローラはステイルを捕まえ、今はなにか講義をするような部屋で尋問じみた事をしていた。

 ローラ 「早くいわんか!!」

 ステイル「はぁ……」

 ステイル「一つ聞きますが、最大主教は確か今家庭教師を雇っていましたね?」

 ローラ 「うむ、そうなりたるが。それがどうした?」

 ステイル「それは一体誰なんですか?」

 ローラ 「ふむ。今の家庭教師は」

 ローラ 「元神の右席のアックアに、天草式の建宮」

 ローラ 「それに、アニューゼ部隊隊長のアニューゼであるな」

 >>4
 ご指摘ありがとうございます
 ローラの口調や一人称はわざとです。これが物語の軸ですね。



 ステイル「神の右席!?一体なんでそんな面子が!?」

 ローラ 「奴に聖人に戻る方法を持ちかけたら一発でひっかかりよったのよ」

 ステイル「・・・」

 ローラ 「で、その事柄がどうかしたのか?ステイル」

 ステイル「今はっきりとしましたよ、最大主教の日本語がおかしくなった理由が」

 ローラ 「ほう?それは如何にしてか?」

 ステイル「その家庭教師の面子が悪いですね。明らかに」

 ローラ 「な、は!?一体このメンバーの何処が悪しきと申すか!?」

 ステイル「一体何を吹き込まれたかは知りませんが、元々口調に癖がある奴らですよ?」

 ステイル「わざわざそんな面子を集めずとも普通の日本人講師でよかったでしょう」

 ステイル「なんでわざわざそんな面子にしたんです?」

 ローラ 「それは至極簡単な事よ」

 ローラ 「某の家庭教師をさせる事で、某との距離を縮めさせてイギリス正教の結束を高める為なのよ!!」

 ステイル「ならなんでアックアまで……」

 ローラ 「アックアをイギリス正教に取り入れる事を視野に入れていたからに決まっているにでしょう」

 ステイル「そんな事できるわけないでしょう……」

 ローラ 「何をいいたるか!!」

 ローラ 「某の人を扱う能力をなめたるではないぞ!!」

 ローラ 「その証拠に最近の授業では笑が絶えないのでな」

 ローラ 「きっと距離が縮まっている証拠よ!」

 ステイル(それは笑われているだけだろう……)

 ステイル「とにかく、そんな家庭教師はやめることですね」

 ステイル「でなければ、もっとその言葉がおかしくなりますよ」

 ローラ 「ぐぬぬ...」

 ローラ 「では、一体どうしたらいいにけると申すか!?」

 ステイル「それを考えるのは貴方の仕事でしょう」

 ローラ 「うむむ・・・」

 ローラ 「仕方あるまい、また新しい講師を雇うとしようかの」

 ローラ 「ステイル、身近に置いておいて危なくない日本人を知りえぬか?」

 ステイル「そんなのざらにいますでしょう」

 ステイル「それこそ学園都市の先生にでも頼めば...」

 ローラ 「ふぅむ、確かにそれが一番の良案であるか」

 ローラ 「良し、今からその講師をよぶとするk――ステイル「ちょっとまて!!」

 ステイル(まてよ?これをダシにしてあいつを呼べばあの子もついてきて一石二鳥じゃないか!?)

 ステイル(あいつならこの最大主教の護衛もできるから僕が護衛をする必要もないし)

 ステイル(あいつが家庭教師についているあいだあの子はフリー!!)

 ステイル(そうだそうだ、あいつを家庭教師にすれば最大主教も納得するし)

 ステイル(nice !! nice僕!!)

 ステイル「最大主教、僕に心当たりがいますよ」

 ローラ 「ほう?それは誰であるか?」

 ステイル「それは―――


 こうして不幸な不幸な少年は自分が見知らぬ所で不幸に巻き込まれていくのであった...


とりあえず様子見という事でここで止めます。
明日(もとい今日)また投下します。

少なすぎると思いますが丁度キリもいいので。
所謂地の文という奴は極力すくなくしていますが、もし状況がわかりづらい等ありましたら文句を言ってください。
大変助かりますので。

ちょっと短いかと思うが一区切り付いたんで一旦投下。

ステイルがインデックスをどう呼ぶのか悩む……どうよばせても違和感がすごい。

イギリスでステイルとローラのドタバタが起こってから二日後
 
季節は秋。
とはいってももうすぐ冬に入るのではないかと言わんばかりに寒かった。

そんな学園都市のある裏路地では、ここの住人には見慣れた光景が広がっていた。

スキルアウトA 「おらおら!さっさと金だせや!!」

スキルアウトB 「まぁまてよ、A。こいつ、金よりももっといいもんもってんぜ?」

スキルアウトA 「あー確かにそうだな…」

女子  「や、やめてください!!」

スキルアウトC 「おーおー『やめてください!』だなんてかわいいねぇ~」

スキルアウトC 「そんな事涙目で言われたらお兄ちゃん少し興奮しちゃうよ~?wwww」

スキルアウトA 「おいおいお前の変態癖だしてんじゃねえよwwwwww」

スキルアウトA 「ねえねえ。これからお兄ちゃん達と良い事しようよ?」

そういってスキルアウトAは女子の服を脱がそうとする。

女子  「イヤアアアアア!!」

スキルアウトA 「あぁ?」

スキルアウトB 「ったく、せっかくいい所だってのに……邪魔すんのは何処のどいつだ?」

上条  「女の子泣かしといて何が邪魔だ!」

スキルアウトC 「なんだ?たった一人か?wwwwww」

スキルアウトA 「いっちょまえにヒーロー気取ってんじゃねえぞゴラァ!!」カチャ

そういってスキルアウトAは懐から拳銃を出す。

スキルアウトA 「へへ!どうだ?こいつで撃たれたくなかったら動くんじゃねえ…ぞ……」バタ

スキルアウトAは言い終わる前に上条の鉄拳を食らい倒れてしまう。

上条  「てめぇら……言いたいことはそれだけか...?」

スキルアウトB 「なっ……!?こいつ、はええぞ!!」

スキルアウトC 「くそ!!」

そうして残りの二人も各々金属バットやナイフを出すも、それを使う前にBは倒れてしまう。

スキルアウトC 「一体どうなってやがんだ!?」

上条  「フッ!!」

スキルアウトCがナイフを振り回すも、それを掻い潜りながら上条はCの懐に入り鳩尾にアッパーを食らわせる。

スキルアウトC 「ぐは!!」バタ

上条  「ふぅ……」

女子  「あ…あぁ……」

上条は幾多の戦場を乗り越えたおかげか、戦闘能力が飛躍的に向上していた。
もはやこんなチンピラに負けることはないだろう。

上条  「大丈夫か?」

女子  「え!?あ、は、はひぃ~」ガク

上条  「おい!大丈夫か?」ガシ

女子  「あ、はい。大丈夫でしゅぅ。ちょっと腰が抜けちゃって」

上条  「そうか。立てないか?」

女子  「いや、少し経てば大丈夫だと思いますので、私の事は放っておいてくれて構いませんよ」

女子  「そ、それよりも、助けてくれてありがとうございます!!」

上条  「ん?いやいや、そんな事はあたりまえだと思いますの事よ?」

上条  「困っている人がいたら助けるのは当たり前だろ?」キリ

女子  「え?いや、そんな...」カァ///

上条  「それよりも、こんなとこにいたらまた絡まれちまうぜ?」

上条  「上条さんがおぶっていきますよ」

女子  「おぶってって、え!?そ、そんな……」

上条  「ちょっと表に出るだけだから大丈夫だよ。俺も丁度同じ方だからな」

女子  「そ、そんな……」

上条  「だって歩けないんだろ?だったら仕方ありませんよねー」

女子  「え?いや、ちょっと勝手に!」

上条  「ほらほら遠慮しないで」

そういって上条は強引に女子を背中におぶる。

上条  「さて、早く出るとしますか」

女子  「うーん……」

上条は何も気にすることなく路地裏から出ようとする。
こうしてまた一人見ず知らずの女性に旗を立てる上条であった。

上条  「ほら、もうでたぞー……?」

女子  「ど、どうかしたんですか?」

上条  「いや、あまりにも人が少なすぎるって思ってな……」

丁度出た路地は上条御用達のスーパーだったのだが、なぜか人が一人もいない。
それどころか、スーパーの中には店員すらいない。

女子  「一体どういう事でしょう……?」スッ

そういって女子が上条の背中から降りる。

上条  「もう歩けるな?」

女子  「は、はい!もう大丈夫で…す...」

そこまでいった女子は突然はしって行ってしまった。

上条  「な、なんだ?突然」

    「もうこんなのは何度目だと思う?いい加減慣れて欲しいね」

上条  「!!」

ステイル「やぁ」

上条  「ステイル!?ってことはこれは人払いか?

上条  「でも、いったいなんでこんな所に?」

ステイル「それは君が何処にいるか分からなかったからね」

ステイル「たった今ここら辺一体に人払いを仕掛けたんだよ」

上条  「ここらへん一体に?」

ステイル「ああ。まったく、手間取らせるね」

上条  「そんな事しなくても俺の家にくりゃいいじゃねえか!」
ステイル「最初にそうしたんだがね。君がいなかったからこんな手段を取ったんだよ」

ステイル「それだけ用件は急を要するってことさ」

上条  「用件……?」

ステイル「ああ。単刀直入ですまないが」

ステイル「君、今すぐイギリスに来てくれ」

上条  「・・・は?」

上条  「ごめん、ステイル。もう一回言ってくれ」

ステイル「相変わらずの頭をしているね。一回耳鼻科にも行った方がいいと思うよ」

ステイル「君をイギリスに連れてこいと僕は言われている」

上条  「イ、イギリス……?今から?」

ステイル「ああ。もちろんあの子もね」

上条  「いやいやいや、ちょっとまていきなりすぎんだろ何考えてんだ」

ステイル「何を考えてるかなんて僕の知ったことじゃない」

ステイル「僕の任務はただ君を連れて来ればいいだけだからね」

上条  「おいちょっとまてよ、イギリスだぞ!?外国だぞ!?」

上条  「それを今いきなり行けって言われても無茶だろ!!」

ステイル「別に無茶でもなんでもない」

ステイル「君は以前にも何回か外国へ行き戦争もしているじゃないか」

ステイル「移動手段なら例の超音速旅客機を使えば問題ない」

ステイル「それに第一これはお願いではなく命令だ。君に拒否権は無いよ」

上条  「おい!俺の日常はどうなんだよ!」

上条  「学校とか。それに何をしに行けって言うんだ!?」

ステイル「まったく、君は本当に面倒くさい奴だね」

ステイル「言っただろう。何をしに行くかなんてそんな事僕の知ったことじゃない」

ステイル「それにこれはイギリスの最大主教から直接命令されたことだ」

ステイル「僕にも拒否権は無いし失敗は許されない」

ステイル「もし君が行かないというなら、その時は僕の首が飛ぶだけだ」

上条  「なっ……お前の首が飛ぶ……」

ステイル「それにそれだけじゃすまないだろうね」

ステイル「僕が失敗した後にどうなるか。そんなの容易に想像できるだろう?」

上条  「い、一体どうなるんだ...?」

ステイル「まったく、そんな事も考えられなくなったのかい?平和ボケしているね」

ステイル「あの子が、禁書目録がどうなる……君にならわかるだろう?」

上条  「!!」

ステイル「まぁ、それでも行かないというのなら僕はもう知らないがね」」

上条  「ま、まってくれ!!」

上条  「分かった、俺がイギリスに行けばいいんだな!?」

ステイル「さっきから何度も言っているだろう。そうだ」

上条  「いいぜ。行ってやるよ」

ステイル「決まりだな。では今すぐだ。もたもたするんじゃないぞ」

上条  「ああ、ちょっと準備するから待っててくれ」

ステイル「飛行場に直接来い。イギリスに行くまでは僕がついていなければならないからな」

上条  「あ、インデックスは?どうすればいいんだ?」

ステイル「あの子も連れてこい。あの子はあちらでは僕が護衛する事になっている」

上条  「くっ...!分かった」

上条  (いいぜ、何処にだって行ってやる)

上条  (そうして誰も不幸にならないのなら)

上条  (俺はどんな幻想だって壊して見せる!!)



そう決意する上条であったが、それが無駄に終わる事を彼はまだ知らない。

 ~飛行場~

上条  「ふぅ~、ようやくついたか」

ステイル「遅い。なにをモタモタしている」

上条  「いやーすまねえすまねえ」

上条  「行くときインデックスに噛みつかれてな」

イン  「と、当麻が悪いんだよ!!」

イン  「当麻がごはんを作らずに急にイギリスに旅行に行くなんて言うからなんだよ!!」

ステイル「ん?旅行……?

上条  「ステイル、耳貸せ」グイ

ステイル「なんだ」ボソボソ

上条  「インデックスには心配をかけないように旅行で行くっていってある」

上条  「だから余計な事は言うなよ…?」

ステイル「まったく、君ってやつは…」

ステイル(まぁ、その方が都合がいいかね)

上条  「ん?なんかいったか?」

ステイル「誰も何も言っていない」

ステイル「さあ、もう行くぞ。時間もあまりない」

上条  「お、おう」

イン  「イギリス~イギリス~♪」



そういって意気揚々と歩く一向だが……



イン  「ねえ、当麻」

イン  「本当にこれで行くの……?」

上条  「ああ……そうだ」

一向の目の前には大きな巨体で鎮座している超音速旅客機が一機。

ステイル「何を突っ立っているんだ」

ステイル「あれで行くのは君だけだよ」

上条  「は!?」

ステイル「僕とその子は普通の旅客機だ」

ステイル「それじゃま、がんばってくれ」

イン  「なんだか知らないけど頑張るんだよ!当麻!!」

上条  「お、おい待てよお前ら!!」ガシ

上条  「へ?」

SP  「上条様はこちらでございます」

上条  「いや、ちょ!は、離せええ!!」

上条  「ふ、不幸だあああああああああ!!!」


こうして舞台はイギリスへと移るのであった...

とりあえずここまでです。

あんまり自分で書いた文を読み返すのは好きになれませんね。
もっとうまく書けないかと落ち込んでしまいますから。

ステイルってインデックスを名前で呼んだ事ありましたっけ?

ぎゃーーーー!!!すみません、>>13に上条さんのセリフ少し入れ忘れていました!!
正しくは↓


女子  「や、やめてください!!」

スキルアウトC 「おーおー『やめてください!』だなんてかわいいねぇ~」

スキルアウトC 「そんな事涙目で言われたらお兄ちゃん少し興奮しちゃうよ~?wwww」

スキルアウトA 「おいおいお前の変態癖だしてんじゃねえよwwwwww」

スキルアウトA 「ねえねえ。これからお兄ちゃん達と良い事しようよ?」

そういってスキルアウトAは女子の服を脱がそうとする。

女子  「イヤアアアアア!!」

    「おい!!」

    「なにしてんだてめえら!!その子が嫌がってんだろうが!!」


です。最後の二文が抜けていました。
こんな調子で今後も続くと思います。どうかひと肌程度の目で見てください。


名前と括弧の間はスペース空けない方が読みやすいかも

>>23 
ご指摘ありがとうございます!
すぐに修正いたしますので。

これからもこんな風に指摘してくれるとありがたいです。
では、投下します。

上条達が日本を経ってから数時間。
上条がイギリスについた時は朝の十一時半であった。
ステイルやインデックスは普通の旅客機である為イギリスにつくのはまだまだ先である。

上条「・・・」

超音速旅客機の旅は上条の精神をすり減らすには十分であった。
何も食べていない筈の上条は何かを吐きそうになり、それを抑えるので一杯一杯である。

ステイル曰く、イギリスで迎えが待っているとの事。
空港のロビーで上条を待っていた人物は...

上条「えーっと、迎ってのは多分魔術師だよなぁ」

上条(神裂か?それともまた五和とかかな?)キョロキョロ 

  「おーい!!上条当麻!!こっちになりたりよ!!」

上条「・・・」

  「こっちよこっち!こっちだといいたるに」

上条(なんかすごい変な言葉で俺の名前呼ばれた気がするけど気のせいだな。外国怖い)

  「ちょっと!!無視をしたるというにけるか!!」

上条(やっぱ後ろから呼ばれてる気がするけど振り向いたら不幸なめに会うと俺の不幸センサーが言っている!!)

  「そうかそうか、某の事をそんなに無視をしたるか」

上条(あーほんと、言葉が通じないって怖いなーなぜか後ろの人の言葉はちょっと分かるけど逆にそれが怖いなー)

  「ならば食らうが良いよ!!某の裁きの鉄槌!!えいやーーー!!」ドン!!

上条「ぶべら!!」バキッ

そういって上条の体は空港のロビー内で盛大に吹っ飛ぶ。

上条「」ピクピク

ローラ「ふん!!ざまあ見ろの事!!」

上条「ってーなぁ!!さすがの上条さんも怒りますの事よ!?」

ローラ「貴様が無視をするのが悪しき事よ」

上条「・・・」

ローラ「なに、また無視をしたるの!?まったく、無礼にもほどがある!」

上条「え……確かお前って……イギリス正教の……」プルプル

ローラ「ん?なんぞ、覚えておったのか」

ローラ「某はイギリス正教の必要悪教会の最大主教、ローラ=スチュアートになりけりよ」

ローラ「某に会えた事自体だ非常に稀有な事だ、有難いと心にせよ」

上条「最…大…主教……?」プルプル

ローラ「如何した?先ほどまでの強気は何処にいったといいたるかの?」

上条「は…ははは……」

ローラ「・・・?」

上条「不幸だあああああああああああ!!!」

ローラ「うるさい!!」ペシ

上条「すいませんごめんなさいなんでもしますから許してください」

ローラ「まったく、どういう風の吹き回しにけりか?」

上条(やべえええええ!!!最大主教が目の前にいるってこれ不幸な臭いプンプンすんじゃねえか!!)

上条(こ、ここは穏便に済ますしかねぇ、とりあえずなんか話題を振らないと)

上条「いや、そりゃ最大主教相手なんだから腰を低くするのはあたりまえだろ」

ローラ「最大主教と言う立場を理解しつつもため口でありけるのね」

上条(ぎゃあああああああ!!しまったああああああ!!!)

ローラ「まぁ、今回はよきにけりよ」

ローラ「今日からは互いの立場が変化するのであるにけるから」

上条「……はい?」

ローラ「ん?一度言うだけでは理解に苦しむか?」

上条「いや、そうじゃなくて」

上条「なんていったか良くわかんなかっただけでありましてですね」

ローラ「なんと言ったか理解できんとそう言ったではないか」

上条「いや、そうじゃなくてだな?」

上条「そのあんまりにも変な日本語すぎてよくわからなかったとそういう意味でしてね?」

ローラ「・・・ほう?」

上条「さっきから思ってたんだけどなんか前に会った時よりも日本語変になったなーなんて...」

上条「なんでそんなに怒ってるんでせうか?」

ローラ「フフフフフ、そうかそうか。貴様もそういいけるか」プルプル

上条「あのーローラ様?」

ローラ「わ...」プルプル

上条「わ……?」

ローラ「私の何処がおかしいといいけるのよ~~!!」

上条「うぉおおお!?」




そういってローラは上条に襲い掛かるのだが、
自分の事を「私」と無意識の内に言っている辺りまだ改善の余地はあるローラであった。

一方その頃ステイルはと言うと・・・


 ~旅客機内 ファーストクラス~

ステイル「さぁ、どんどんお食べ」

イン  「ほ、本当にこれ全部たべていいのかな?ステイル」

インデックスの前にはステイルが特注で用意した超がつく豪華料理が並べられている。

ステイル「ああ、当たり前じゃないか。君の為に用意した物なんだから」

イン「ありがとうなんだよステイル!!いただきますなんだよ!!」バクバクムシャムシャ

イン「おいしいんだよ!!当麻の料理の100倍はおいしいんだよ!!」ガツガツムシャムシャ

ステイル「ハハ、そういってくれると僕も用意したかいだあるよ」

ステイル(最大主教のカードをくすねておいて正解だったね)

イン「すごいんだよステイル!!大好きなんだよ!!」ムシャバクガツガツ

ステイル「」ブッーーーー



インデックスの一言により鼻血をだして撃沈していた。

上条「う~いつつつ...」

ローラ「さ、さすがにやりすぎたにけるのよ」 

上条「まったく、次からがは穏便に済ましてほしいと上条さんは主張しますよ」

上条(それにしても……)チラ

ローラ「某も反省はしてるのよ、だからこの事は一切無かった事にするが吉よ」

上条(ちょっと近くないですかーーー!?)

上条とローラが空港から出た所、丁度雨が降ってきてしまったためローラはタクシーを使おうとしたのだが、
なぜかローラの手元にあったはずのカードが無くなっていたので、
とりあえず傘を買って近場の教会に行くことにしたのだ。 が...

上条(さすがに俺も金がないからって一つの傘に二人が入るのは無理があったか?)

上条(いや、だがここですこしでも節約をしなければ今月の家計はもっと大変な事に……)

ローラ「おい、上条。おい!聞こえていないのか?」

上条「はい!?」

ローラ「つい先刻から思っていたのだがな、この状況は日本でいうあいあい傘と言う奴だろうか?」

上条「!!」

ローラ「言葉は知識としてあるがいかんせんどうにも意味が思い出せぬ」

ローラ「いったいどう意味であるの?」

上条(しまったーーーー!!)

上条(いまこんな状況でそんな事を言ったら確実に殴られる!!)

上条(ここは穏便に済ます為になんとかして嘘を教えるしかない)

上条「えーっとだな、ローラ様。相合傘というのh「上条さん……?」

上条「へ?」

  「やっぱり!上条さんじゃないですか!!」

上条「あれ……五和?そうか、ここイギリスだもんな」

そういって上条の言葉を止めるのは天草式所属の五和である。
上条にとっては死地を潜り抜けた戦友であるので、しっかりと記憶に残っている。

五和「はい、だからこそ上条さんがなんでここにいるのか教えてほしいんです」

上条「ん?なんでここにいるか……?」

上条「そういえばなんで上条さんはここにいるんでせうか?ローラ様」

ローラ「おお、そういえばまだいっとらんのであったわね」

五和「へ……?最大…主教……?」

五和「な、なんで上条さんと最大主教が一緒に……?」

五和「そ、そそそそそれにあいあいあいあいあああいああいいあい傘だなななんてええええ」

ローラ「一体どうしたといいける?これがそんなにおかしい事なのか?」

上条(まずい!!ここで五和に説明されたら上条さんは確実に不幸ルート確定ですの事よ!!)

上条「五和!!」ガシ

五和「は、はひ!?」

上条は雨に打たれる事をものともせず五和の両肩をがっしりとつかむ。

上条「とりあえず近くの教会にいこう!!」

上条「そこで俺の事情をじっくり説明しようじゃないか!!な!?」

五和「は、はい!!」

五和(近い近い近い近い近い上条さんが近い!!)

上条「おし!そうときまったら早速移動だ!!」

上条「早くいこうぜ、ローラ!」

ローラ「な!?貴様、今さりげなく呼び捨てにしおったな!!」

上条「さーさー細かい事はキニシナイキニシナイ」

ローラ「ちょ、強引におすでない!ちょっとまたんか!上条ーーーーー!!」

五和「上条さんと最大主教……いつからあんなに仲が良くなったんだろう……」ショボーン


そんな彼らを遠くから見張る者が複数


建宮「ううむ、これは一大事なのよな」

香焼「ちょっと代理、双眼鏡俺らにも貸してくださいよ」

浦上「代理、一大事って一体なにが起こったんですか?」

建宮「たしかに空港にターゲットは来ていたんだが……」

建宮「まさか最大主教とあいあい傘をしているとは予想していなかったのよな」

浦上「最大主教と!?」

香焼「ちょっ!まずっすか!?双眼鏡かしてくださいって!!」

建宮「あ、もう行ってしまったのよな」

香焼「ちぇ、俺も見たかったっす」

建宮「まあまて、どうやらターゲットは五和も交えて三人で近場の教会に行くそうなのよな」

浦上「この辺で近場っていったら……」

建宮「大体場所は特定できるのよな」

建宮「我々が先回りをしてカメラと盗聴器を仕込めば万事OKなのよな!」

浦上「なるほど!それなら私たちもサポートできますね!!」

対馬「あのー代理。それ私もやるの?」

建宮「あたりまえなのよな!今の天草式は何の為に存在すると思ってるのよ?」

香焼「五和を上条の物にさせる為っす!!」

建宮「よく言ったのよな!浦上!!」

建宮「そうときまったら早速行動開始なのよな!!」

浦上&香焼「ラジャー!!」

対馬「……もうやだこの組織」



そうして各々の戦いは始まっていく...

とりあえずこれぐらいですかね。
ほんとはもっと多く投下したいのですが、あんまりうまくいかないものですね。

とりあえずセリフと名前等は修正しました。
今後もっと修正する事になると思います。

sageてるから当たり前だが、読んでくれてる人がいるのかちょっと不安になりますね~。

イギリス清教
ローマ正教
ロシア成教

お間違えの無いよう

>>34
ありがとうございます、今後善処していきます。

いっそ全部生協にすればいいんじゃね?

>>37
生協……?
それはどういうことですか?

なるほど、確かにそれもよさそう・・・
ってそれだけはやめておきましょう。
ってかローマとかでるかわかりませんし。

あぁ、ラッキースケベイベントが少ない・・・どうしたらいいのだろうか・・・
文才欲しいなー

雨なんだし転んで下着スケスケみるみるーとかベタすぎるか笑

>>41
正直なところそれ採用でもいいですね。

たしかに一般人ならあれですが、最大主教の服は下にパンツ以外つけてるか不明な修道服ですから。
それに、結構転びそうですし。
まあ、下着スケスケはいいですね。色々考えてます。

さっき思いつきましたが、しばらくスケベイベントはなしです。
理由は後々公開いたします。

もう少し書いたら投下しますので。

一応誤字チェック等はスラーっとしておりますがそれでもおそらくあると思いますので、ご了承ください。

では、投下します。


とある教会

名前等もちゃんとあるが、あまり信仰に来る人もすくないのかほぼ廃れていて、
名前などもはや意味の無いものとなってしまった教会。

上条達一向はこの場所を雨宿りに使用し、上条も自分の今の立場を確認していた。

ちなみになぜローラがこんな場所を選んだかと言うと、
もし襲撃者が来ても人気が無い為に巻き込む心配がない事や、単に一番近かったからというものである。

上条「で、ローラ。なんで俺はここにいるんだ?」

ローラ「だから先ほどから何度も言うてるではないか」

ローラ「某の日本語の講師として招いたと」

上条「それ……まじでか?」

ローラ「嘘をついても仕方なかろうて」

五和「でも最近新しい家庭教師を雇ったと仰っておりましたよね?」

五和「確か、私たち天草式の建宮さんもそうだった筈ですが」

上条「そうなのか?」

ローラ「あ奴らは無能だと言う事がつい先日発覚したのよ」

五和(つまりクビですか)

上条(まぁ、元々へんな語尾とかついてたし)



~教会の外~

浦上「本当ですか?代理」

建宮「少しふざけすぎたのよな」

香焼「最大主教の口調が悪化したのは代理のせいっすか...」

ローラ「だから上条は変わりとして呼ばれたにつき」

ローラ「これから最大一か月は某の元についてもらう」

上条「はぁ!?一か月!?」

上条「ってかお前本気でそんなくだらない事に俺を呼んだのかよ!?てかなんで俺!?」

ローラ「くだらないと言うでない!!」

ローラ「別に貴様が拒否するなら私は止めぬ」

ローラ「だがそうした場合、今の天草式やアニューゼ部隊、それに禁書目録もどうなるか……」

上条「ああ、もうわかりましたよやりますやります!!」

ローラ「ふむ、それならよろしいのだ」

五和(上条さんかわいそう……)

ローラ「ああ、そうそう。それと一か月すぎても私の口調がおかしいと言われた場合延期するにつき、心しておけ?」

上条「なんてこった……」orz

上条「上条さんに自由は無いのか……トホホ...」

ローラ「そんなにうなだれるでない」

ローラ「ちゃんと貴様の学校には連絡をいれて置いてある、それに正規の報酬として給料もやろう」

上条「給料……だと……?」

ローラ「もちろん成功報酬として加算さりけるがな」

ローラ「ほれ、ちと耳を貸せ」グイ

上条「お?」

ローラ「」ゴニョゴニョ

上条「!!!!!!!!!!!!!!!」

上条「ぜひやらせてください!!!」

ローラ「ふむ、苦しゅうないぞ」

五和(一体いくら積まれたんだろう……)

上条「ふぉおおおおお!!上条さんは燃えてきましたよおお!!!」

ローラ「ほお、それは心強いな」

上条「それじゃあ」ガシ

ローラ「へ?」ガッシリ

五和「!!」

上条「雨も止んだ事だし、早速やるぞ!!」

ローラ「ちょ、ちょっとまたれよ!!」

五和「そ、そうですよ!!上条さん焦らないでください!!」グイ

上条「え?そ、そうか?」

こうしてローラをつかむ上条をつかむ五和という何とも奇妙な光景ができあがった。

ローラ「まだ行うには時は早すぎるのよ!!」

ローラ「は、早く腕を離したれ!!」

上条「ん?おお。すまねえ」パッ

ローラ「男に腕をつかまれるなんて...」ブツブツ

上条「ん?なんか言ったか?」

ローラ「何も言っとらん!!」

五和「と、とりあえず外にでませんか?最大主教」

ローラ「う?うぅむ。そうだな」


こうして一向は教会の外に出る。



建宮「ううむ、最大主教が絡むとなるとあまり手出しできないのよな」

浦上「どうするんですか?」

建宮「こっちからは様子見なのよな」

建宮「五和がどうでるかによってこの先の動きが決まるのよな」

香焼「五和、大丈夫っすかね?」

建宮「今回の敵は大きいのよな……健闘できればいいんだがなぁ」

上条「で、これからどうするんだ?」

五和「そ、そそそそれでですね?上条さん」グイ

上条「おおお!?」

上条(いいいいいきなり五和さんの胸がちちちちかいんですけど!?)

五和「よ、よかったら私の家にきません」グゥ~

五和「・・・」

上条「・・・」

ローラ「・・・」

上条「なぁ、五和」

上条「今の音、おまえか?」

五和「いえ、違いますけど……」

上条「ってことは...」ジー

五和「えーっと……」ジー

ローラ「な、なんでこっちをみたるのよ!」

上条「いや、俺でも五和でもないんだし、だったらおまえしかいないから」グゥ~

上条「ほら、また鳴った。確実にローラの方からしたぞ?」

ローラ「う、ううぅぅぅ...」

五和「では、ひとまずお昼にしましょうか。もう十二時半ですし」

上条「ああ、そうだな」

五和「じゃ、じゃあ上条さん。私の手料理でいいでしょうか……?」

上条「おお!五和の手料理か!!」

上条「五和の料理はおいしいからなーそれなら上条さんよろこんでたべますよ?」

五和「はい!!それじゃあ決定d「まて」

五和「……え?」

ローラ「某はそれでいいなどと一言も申しとらんぞ」

上条「なんだよ、おいしいんだしいいじゃねえか」

ローラ「某は上条の手料理が食べたい」

上条「は……?俺の?」

五和「」ピクン

ローラ「某は日本の料理と言うものをあまり食べたことがないにける」

ローラ「それに、これから毎日を共にする者がどれほど家事ができるのかも頭に入れて損はないのでな」

上条「いや、別に俺はいいけど……」

五和「私も上条さんの料理、食べてみたいです」

上条「い、五和も?」

五和「だって、いつも私が作ってばっかりでしたし」

五和「たまには上条さんが作ったものも食べてみたいです!」

上条「う~ん……まぁ、二人がそこまで言うのなら別に良いけど」

ローラ「決まったか?では早速移動するとしよう」

五和「では、私は車を取ってきますね」

上条「おお、助かるよ」

五和「いえいえ、これぐらいは……」

そういって五和は車をとりにいった。

上条(それにしても)

上条(さっきからやけにローラは静かだな)

上条(そんなに腹減ってんのか?)

上条がそう思考している間もローラは黙ったままである。
そんなローラが何を考えているかというと...

ローラ(上条の肩が微妙に濡れている)

ローラ(だけど私の肩は濡れていない……)

ローラ(やっぱり考えられる理由は一つか)

ローラ(私が濡れないようにして自分を濡らした。と)

ローラ(まったく、この男は……)

ちなみにローラの思考は日本語ではないため、言語がおかしい事はない。
そこらへんは成長したといえるのだろうか……?

建宮「ううむ、もう少しで自分の家に引きずりこめたところだっのよな」

浦上「やっぱりうまくいきませんねー」

香焼「もっと積極的でもいいと思うんっすけどね」

建宮「今回は五和には少々分が悪いのよな」

建宮「最大主教の強引さには我々ですら引けをとるのよな」

浦上「今回は撤退させたほうがいいのでは……?」

建宮「うむ、そうするのよな」

建宮「おい、対馬。五和に連絡をとれ」

対馬「え?私?なんで私が」

建宮「同じ女であり五和と一番仲がいいからなのよな」

対馬「もう、面倒くさいわねぇ」prrrrrr

対馬「あ、五和?なんかね」

対馬「代理がなんか話があるから戻ってこいってさ」

対馬「ん?そうそう。建宮建宮」

対馬「あ、そう。がんばってねー」ピッ

建宮「対馬、呼び捨てはよくないのよな」

対馬「あーでも代理、怒るより先に命の覚悟しといた方がいいかも」

建宮「……?」

対馬「せっかくの上条の手料理が食べられなくなったんで相当ご立腹よ」

建宮「!!」

浦上「あらら」

香焼「あちゃ~」

対馬「じゃ、私はもう行くわね~」

建宮「あ!待つのよな!!」

浦上「あ、じゃあ私もいきますね。対馬さん、これから買い物でもどうですか?」

対馬「あら、良いわね」

香焼「あーじゃあ俺もいくっすね。そろそろバイトなんで」

建宮「お、おい!!お前ら!!」

建宮「・・・」シーン



そうして三人は恐ろしい速さで散って行ったのであった。
この後の建宮の運命を知る者はいない……




上条「それにしても五和の奴、遅いな……」prrrrrr

上条「ん?」ピッ

上条「なんだ、五和か」

上条「え?急な用事で戻れなくなった?」

上条「ふんふん、そうか。まあ分かった」

上条「おお、じゃあな~」ピッ

ローラ「上条、なにがおきよった?」

上条「なんでも五和に仕事が入ったって話だけど」

ローラ「仕事?はて、この時間に仕事などはいっとったかな」

上条(あれ、でもたしかなんか血祭とかいってたような気もしなくない……)

ローラ「仕方あるまい、歩いてゆくぞ」

上条「おい、ローラは最大主教だろ?なんかないのかよ」

ローラ「生憎と今はなにも持ち合わせがないのでの」

ローラ「なぜかカードもなくしてしまったし、今は携帯も持ち合わせとらん」

上条「はぁ、また歩くのか……」

ローラ「ほれ、さっさとゆくぞ」

ローラ「それほど遠くも無きにけるしの」

上条「あれ?でも料理ができる場所って一体どこに行くんだ?」

ローラ「勘の悪い奴よ」

ローラ「私が行く料理の出来る場所と言ったら大体絞れるであろう」

上条「えーっと……ローラがいける場所で料理が満足にできる場所……」

上条「おい、それってまさか...」

ローラ「ようやく気付いたか?」

そうこうしている間にローラは足をとめる。
どうやら目的の場所についたようだが...

上条「おい、冗談だろ?」

ローラ「車があればまた別の場所であったのだがな」

ローラ「ま、ここでも問題は無きにけりね」

上条「ふ、不幸だ・・・」



上条の目の前にある施設。



それは


           「イギリス清教女子寮」  


                             であった...

さて、これで投下は終了です。
案外簡単に50レスいきましたね。無駄話が多いからでしょうか?

それに、一回の投下分をもっと多くしたいですね。
今は丁度いいんでしょうか?個人的には少ないのですが…

とりあえずまぁ、1000まで書きたいですねー。

これが終わったらサーシャやオルソラでも書きましょうか。
原作ローラさんよりかは口調等書きやすそうですし。

あ、ローラ一筋ですけどね。

>>37もネタで言ったのに、そんなマジレスしてやるなや

>>55
あーほんとそこらへんはだめですね。
ノリとかの問題ではなく、大分切羽詰ってて余裕がないせいですかね。

さて、ちょっと展開やらなんやらに難がありますが、とりあえず投下します。
熱湯に氷を入れたような程度の目で見てください。

 ~イギリス清教女子寮内食堂~

時刻は既に午後一時を回ろうとしている。
本来なら既に皆食事を終え、女子達の面々は各々の日常を繰り広げるのだが……


上条「・・・」汗ダラダラ

神裂「・・・」

アニェーゼ「・・・」

シェリー「...チッ」

オルソラ「まぁまぁ」

アンジェレネ「シスタールチア、まだ食後のデザートを食べていません...」ボソ

ルチア「アンジェレネ、静かにしなさい」ボソ

ローラ「上条の料理はまだ出来てなきにけるの?」


現在上条を囲み女子寮の精鋭6人+αで絶賛修羅場中なのである。


上条「あのー、皆さん?なんでそんなに怒っていらっしゃるんでせうか……?」

シェリー「てめぇが最大主教と一緒にここに入ってきて料理作らせろなんて言うからだろぉがぁあああ!!」ガタン!!

上条「ヒッ!?」ビクン

神裂「まぁまぁ、シェリー。ここは一先ず話を聞きくとしましょう」

神裂「この度素人から……ね」チャキ

上条「わかりましたからその刀をしまって下さいの事ですよ神裂さん!!」

アニェーゼ「まったく、本当にあんたは一体なんなんですかねぇ?」

アニェーゼ「いきなりここに来る事自体珍しいってのに、女連れで」

アニェーゼ「しかも相手が最大主教ときちまったもんですから」

アニェーゼ「こりゃしっかりと事情を聴かなきゃいけないってもんですよ」チャ

上条「アニェーゼもその杖をしまえってええええ!!」

オルソラ「まぁまぁ、なのですよ」スッ

上条「お、オルソラさん?何を包丁を手に持ってるんでるんでせうか……?」

オルソラ「私は今とてもごきげんなのでございますよ」ブン

上条「ぎゃああああああああああああ!!!お願いだからそれを振り下ろさないでえええええ!!」

アンジェレネ「シスタールチア、もう我慢できません。少しだけなら...」

ルチア「シッ!我慢をしなさい、シスターアンジェレネ!!」

ローラ「上条!!さっさと某に作りたるのよ!!」バンバン

上条「お前も少しは状況を読めええええ!!」

それぞれが上条に向かい凶器を向ける中、上条はなんとかこの場を回避しようとするも...


上条「ほら!ローラがこいつらに状況を説明すれば...」

神裂「ローラ……?今最大主教の事を呼び捨てに……?」

シェリー「ほほう?もうその二人はそんな中ってことか?」

アニェーゼ「上条当麻、本当にあんたってお人は……」

オルソラ「オホホホ♪」

上条(しまったぁあああ!!墓穴をほっちまったじゃねえか!!それにオルソラがなんか怖い!!)


自体は悪化する一方で...


神裂「上条当麻・・・」チャキ

シェリー「上条・・・」スッ

アニェーゼ「上条・・・」グッ

オルソラ「さぁさぁなのでございますよ☆」スッ

アンジェレネ「もうがまんできません!!ぐばあああああ!!」ガツガツムシャムシャ

ルチア「ちょ!シスターアンジェレネ!?」

ローラ「か~み~じょ~お~!?」バンバンバンバン

上条「えーモニターの前にいる方々本日はどうもありがとうございました」

上条「これをもって上条さんの冒険は終了でございます」

上条「いままで本当にありがとうございましたそれでは最後に一言」

上条「不幸だああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」


その言葉を持って上条の意識はブラックアウトするのであった……

一方その頃ステイルはと言うと


ステイル「さぁさぁ、まだまだあるからね」パチン!

イン「すごいんだよ!!ステイルが指を叩くだけで料理がいっぱいでてくるんだよ!!」

ステイル「はっは~僕をだれだと思っているんだい?」

イン「大好きなんだよステイル!!これからもずっと一緒がいいんだよ!!」

ステイル「」ブベラッ!!!


ステイルも同様に意識を失っていた。

上条「う、うぅん……」

ローラ「あら、目を覚ましたるか?」

上条「あれ……ローラか?俺、何をして...」

ローラ「神裂にシェリー、それからアニェーゼにオルソラ……」

上条「ああ、はい理解しましたありがとうございます」

上条「で、ここは何処だ?」

ローラ「使っていない部屋を借りたのよ」

ローラ「安心せい、他の者は皆自室で待機をさせておる」

上条「そうか……あれ?ってことはここまで運んでくれたのって」

ローラ「感謝するが良い。某が運んでやったのだからな」

上条「やっぱりか。ありがとうな、ローラ」キリ

ローラ「ッ!!」カァ

ローラ「上の立場の者としてと、当然の事をしただけよ!!」

上条「それでも、さ」

ローラ「うぅ……」

ローラ(な、何を焦っているの私は!!)

ローラ(このまま私の計画を進めれば事は全て万事解決)

ローラ(それまでミスはゆるされないのよ!!)

ローラの言う計画とは、ステイルに持ちかけられた物である。

時は少し遡る・・・


ステイル「上条当麻ですよ」

ローラ「はぁ……?上条当麻とは、かの幻想殺しの少年か?」

ステイル「そうです」

ローラ「だがなぜ奴なの?どうせ学園都市ならそれこそ他に先生などがいるであろうに」

ステイル「なに、簡単な事ですよ」

ステイル「最大主教はあいつの右手が欲しくないのですか……?」

ローラ「!!」ピク

ステイル「もし最大主教が奴と親密な中になり、あいつをイギリスに住まわすことができれば...」

ローラ「幻想殺しはイギリス清教の物に……といいたるか?」

ステイル「ええ、そうです」

ステイル「それに、奴を動かすのはとても簡単でしょう」

ステイル「僕が直接行き、禁書目録を盾にすれば何処へだって行きますよ、あいつは」

ローラ「ふむ、なるほど……」

ステイル「どうです?いい案でしょう」

ローラ「良し、きめたるぞ」

ローラ「幻想殺しを某の夫にしたる!」

ステイル「!?」

ローラ「そうすれば奴は否が応でも学園都市に戻ることなくここに住むことになるであろうし」

ローラ「もし拒むとして、禁書目録も同じイギリスにつないでおけば問題はなかろう」

ステイル「はは、さすが最大主教。よき考えで」

ローラ「フフン♪やっと某のすごさがわかってきとろうかしら?」

ステイル「いやはや、さすがです」

ローラ「それでは決行は二日後とする!!」

ステイル「それでは、二日後に僕が行きましょう」

ステイル「禁書目録と共に幻想殺しも連れてまいりますよ」

ローラ「うむ、たのんだぞ。ステイル!!」

ステイル「はは、仰せの通りに」

ローラ「では某は戻る。二日後までは自由行動としてよいぞ」

ステイル「は、了解しました」

ステイル(計画通り...ちょろいな)ニヤァ


まんまとステイルの思惑通りに上条とインデックスを連れてきたローラであった。


ローラ(そう、こんな所でミスをしてしまっては今後チャンスはもう巡ってはこないはず)

ローラ(逆に身を固められるかもしれなわね)

ローラ(ともかく、ここでできるだけ好感度を上げておき一か月間の間に一生を私に捧げさせねば……)

上条「あ、そうだローラ」

ローラ「ん?なにたるか、上条」

上条「もう二時過ぎだけどまさかまだ飯食ってないなんてことはねえよな……?」

ローラ「まさか」

上条「ですよねー」

ローラ「食べる訳がなかとろうに」

上条「そっちですかぁ!?」

ローラ「某は上条の料理が食べたいといったであろう」

上条「なぁ、なんでそんなに俺の手料理が食べたいんだ?」

ローラ「そんなこと、至極当然の事よ」

ローラ「当麻、貴方だからこそよ」ニコ

上条「!?」

上条(な、なんだ今のローラ!さっきまでと全然違うし、なにかがおかしいだろ!!)

ローラ「ほら、上条。さっさといきたるわよ」バタン

上条「お、おい!今お前当麻って...」

上条「一体……なんなんだ……?」



ローラ「ふふ♪あれは相当きいとろうわね」

ローラ「絶対に物にしたるわよ、上条当麻」


こうしてローラの一人駆け引きが始まるのであったが、当人はまだ気づいていない。
自分でも知らぬ間に、駆け引きの相手が「幻想殺し」から「上条当麻」へと変わっていることを……

上条が眠っている間に、表舞台の裏側では、悲惨な光景が繰り広げられていた。


建宮(くそ!五和の奴、本気なのよな)

建宮(こっちの戦術や魔術がことごとく無効化されてるのよな!)

建宮(だが……)

建宮「まだまだ甘いのよ!!」ブン

そういって建宮がお得意のフランベルジェを振りかざす。

                           が、


五和「甘いのはそっちですよ、建宮さん」

建宮「!?」

建宮「フランベルジェのつっさきにのるなんて……成長したのよ、五和」

五和「[ピーーー]」

建宮「ぐぉおお!!」


もはやギャグとしか思えない程の強さで建宮を蹴り飛ばす五和。
この二人の死闘、いや、一方的な狩りは続く…


浦上「あれ、どうします?」

対馬「ほっといていいんじゃないかしら?いつもの事だし」

対馬「それよりケーキ食べに行きましょ。そろそろお菓子の時間だし」

浦上「あ、いいですね。いきましょうか」


・・・まったくもって人望の無い建宮であった。



~女子寮内食堂~

上条「ほら、できたぞ」コト

ローラ「これはなんぞ?上条」

上条「味噌汁と目玉焼きに豆腐だよ」

上条「まったく、何を食べたいか聞いてみたら和食だなんてな」

上条「イギリス清教 の最大主教がこんな物を食べたいだなんて上条さんびっくりですよ」

ローラ「中々和食と言うのは食べる機会がないにけるからな」

上条「そんなもんなのか?」

ローラ「確かに和食を作る能力を有するコックは居るが、どこか和食とは言えないのでな」

上条「だったら五和とか神裂に頼めば良いんじゃ無いか?」

ローラ「まったくもって上条は。魔術師は体のいい召使ではないにけるぞ?」

上条「あー確かにそうだもんな」

ローラ「ごちそうさま、でいいのであろう?」

上条「早!!何時の間に食べたんだお前!?」

ローラ「お前などではない。しかとローラと呼ばぬか」

上条「お、おぅ。すまねえ」

ローラ「ま、お腹が減っていたのは否めなかったから当たり前よ」

上条「それにしても早すぎだろ……見えなかったぞ」

ローラ「それだけ上条の料理がおいしかったって事よ」

上条「あれ?でも確か俺箸しかおいて無かったよな?ローラは箸つかえんのか?」

ローラ「!!」

ローラ(しまった!ここで手取り足取り教えてもらえばもっと近くなったかもしれないというのに)

ローラ(私としたことが、平然と使ってしまったわ...)

ローラ「と、当然になりけるのよ!!」

ローラ(ここは強引に話をかえた方がよさそうね)

ローラ「うむ、そうだそうだ。これから毎日某の為に作ってくれるか?」

上条「はぁ?毎日?上条さんは家庭教師をするのだけでも一杯一杯ですの事よ」

ローラ「なにを言うか、上条は家庭教師兼某の護衛なのだから寝る部屋も同じになりけるのだぞ?」

上条「・・・はい?」

ローラ「その方が何かと便利でな。つまり上条の為に用意した一軒家で一つ屋根の下一緒に暮らすのだぞ?」

上条「一つ……屋根の下……?」

ローラ「なので、家庭教師だけでなく某の身の回りの世話も少々やってもらう事となるわけよ」

上条「は、はははは...なぁ、何かの冗談だろ……?」

ローラ「嘘をついたとて何の得もなかろう」

ローラ「それより喜ばんか。こんな美人と一緒に暮らせるのだぞ?」

上条「え、や……それは...」

上条(た、確かにローラは美人……って言ってもおかしくはないよな)

上条(多分歳も俺よりも全然上だろうし、上条さん的には度ストライクだが……)

ローラ「まぁ、嫌と申すなら一緒に野宿でもかまわんのだが?」

上条「うーん、仕方がねえな...分かったよ。一緒に暮らせばいいんだろ?」

ローラ「おし、決まったのね」

ローラ「では早速移動したるか」

上条「お、おう。ってまた歩きか?」

ローラ「心配するでない。先ほど連絡はつけて置いた。もうすぐ迎えが来る手筈だ」

上条「そうか。なら安心だな」

ローラ「では外にでるぞ、上条」

上条「あ、待てよ、ローラ!」

上条(・・・それにしても、神裂やオルソラは何処にいったんだ?)


そんな疑問を残しつつ、上条は女子寮を後にした。


ローラ(フフフ、計画通り)

ローラ(ここで起こり得る他のイベントは全部折れたわね)

ローラ(誰にも私の邪魔はさせないわよ……フフ♪)


そう考えるローラは何処かたのしそうであった。

神裂「・・・」ズーン

シェリー「ったく、最大主教め……」

シェリー「しばらく同じ部屋で待機してろっていったっきり何の音沙汰もなしかよ」

アニェーゼ「上条さんを気絶させたのはちっとやりすぎましたかね」

神裂「私は...当麻にあんなことを...」

オルソラ「まぁまぁ、貴方様一人がやったわけではないではありませんか」

神裂「それでも私は……私はあんなことを……」グスン

オルソラ「まぁまぁ、泣かれては私も困ってしまうのですよ」

アニェーゼ「神裂さんもこんなですし……」

シェリー「何時になったら出る許可がおりんだ?」

アニェーゼ「さぁ、そんなこと知るわけないじゃないっすか」

アンジェレネ「シスタールチア、私はケーキが食べたいです...」

ルチア「貴方は少し我慢と言うものができないんですか?シスターアンジェレネ」

アニェーゼ(ケーキを食べたいって事は否定しないんっすね)


ローラの思惑により上条への接触を間接的に予防(?)された彼女達は、それぞれ意気消沈していた。

さて、とりあえずこんな物です。
これぐらいの分量を毎日二回ぐらい投下したいと思っていましたが、
あんまり読んでくれていらっしゃる方も多くなさそうなのでこれ位でいいですかね。

途中saga忘れてて五和のセリフに規制入ってます。
あえて何を言ったかは明かしません。ご想像にお任せします。

相変わらず誤字等多いと思われます。まだ自分でも気づいてないところも多そうですし。

投下スピードは先にも行ったとおり読んでくれていらっしゃる方も少なそうなので、マイペースで行きます。
ただやりなげだけはしないをモットーにやっていきます。

SS速報はいいですねー。のんびりできますから。

では、また今度。

乙ー
気楽な内容のSSなんだから、書き手も気楽にいこーぜ

どうも、ゴミ箱です。

まさかこんなSSに4レスもしていただけるなんて嬉しさで死んでしまいそうでした。

>>71
ちょっとくらい肩の力をぬきましょうか?
まぁ、今後も変わらずに気楽にやっていきます。

では投下します。

ローラ「ちょっと上条!あまり近くに寄る事はやめたるか!!」ギュウギュウ

上条「んな事言ったってこう狭くちゃ仕方ねえだろ!?」ギュウギュウ

上条とローラは今、自分達の新居となる家に向かって移動をしている。
移動手段は車なのだが、ローラの個人的希望とあまり目立つことを避ける為に、
少し古めなイギリスの町中を走るならピッタリだが上条が思わず首をかしげる様な車をローラは選んだのだが・・・


上条「それにしても、なんでこの車はこんなに狭いんだよ」

ローラ「仕方なき事なのよ。余り大きくて目立つ車は選べなきなのだから……」

上条「だからってたった二人でこの狭さはねえだろ...?」

上条「てか車内の三割をローラの髪が陣取ってるってこれは一体どういう事なんでしょうかねぇ?」

ローラ「某の大事な大事な髪を傷つける分けにはいかぬのよ!」

上条「少しは切るという選択肢を取る気持ちは無いんですかそうですか上条さんは呆れて物も言えませんよ」

ローラ「上条は某の髪を疎かにしたるというの!?」

上条「当たり前だろ!!ローラの髪の長さは普通じゃねえんだから」


そんなやり取りをしているどんどん険悪なムードになっていく車内。
元々仲が良かった分けでもない二人なので、無理もない。


ローラ(このままではマズイわね)

ローラ(こんな些細な事で好感度を下げていては後に響いてしまう……)

ローラ(こうなったらやるしかないわね...!)


さながらローラの思考はギャルゲーを攻略するかの如く今後の展開を予測する。
そして結果何を思ったのか、次の瞬間ローラは上条に抱きついていた。


上条「なっ……!?ロ、ローラさん?一体何をしているんでせうか……?」

ローラ「こ、この方がきつくなしに、某の髪も傷つかないであろうと思うてな...///」

上条「いや、だからってこれはあんまりにも極端と上条さんは思いましてですねぇ?」

ローラ「う、ぅうるさい!!ほれ!しっかりと抱えんか!!」

上条「え?あ、はぁ?」


強気に言うローラであるが、その顔は誰が見てもわかる程に真っ赤になっていた。
だが上条自身も同じであるため、ローラのその点は突けなかった。
そんな状況でもローラは臆する事なく上条の上で強引に姿勢を変えていく。


ローラ「ふぅ、これで良きかな」

上条「えーっと……これは今どうなってんだ...?」


最終的には上条がローラをお姫様抱っこする形に落ち着く。


ローラ「ほ、ほれ!これで先よりかは狭くなきにけると思わんか?」

上条(いやいやいやいやどうしてこうなった!!)

上条(落ち着け~男上条!よし、まずは状況を確認するんだ!)

上条(まず狭い車内に右手に広がります光景はローラの綺麗な髪となっております)

上条(そして前方に見えますのはローラの整った綺麗な顔があり、俺は今そのローラをお姫様抱っこしております)

上条(・・・)

上条(どうしてこうなった・・・)

ローラ「上条?何か言ってくれないと某もはずかしいなるのよ...///」

上条「はっ!!」

上条「な、なぁローラ?一旦落ち着いて俺の上から降りようじゃないか。な?」

ローラ「それは、あまり好ましい事ではなきにけるのよ……」

上条「あ、そうだ!さっきまであんまり近づくなって自分で言ってたじゃねえか、な?」

ローラ「あれはあれでまったく別の事として捉えるが吉よ」

上条「上条さんにはなにが違うのかまったくもってわかりませんの事ですよ...」

ローラ「まったく、上条はさっきから何故にそんなに某を抱く事を嫌がるか?」

ローラ「よもやそんなに某の事が嫌いであるといいけるのか...?」

上条「あぁ……いや、そのぉ...」

ローラ「こんな美女を抱いておきながらにして上条はなんにも考える事を行わないと、そう言いたるの...?」

上条(相変わらず何言ってるか断片的にしか分かんねえなぁ)

上条(ただまぁ、確かにローラを抱いていて悪い気はしないんだよ……なぁ?)

上条(本人が自慢してんのがむかつくけど確かに美人だし)

上条(それになんといってもその髪がすごいよな。ほのかに独特のいい匂いもする...)

ゲス条(あれ?ローラもなんか抱いていて良い的な事言ってるしこのままでいいんじゃね...?)

ローラ「もう。いつも某を無視したるのだから。もう良い!!」プイ

上条「あ、あぁ。わりぃわりぃ」

上条(やっぱ駄目だこれ騙されちゃだめの事ですよ上条さん!!)

上条(年頃の男女が車内で抱き合ってるなんてこれは絶対にあってはならない!!)

ローラ「本当に悪いと思いたるのか...?」

上条「ももももももちろん思ってますとも!!」

ローラ「ならば上条、一つ某の頼みを聞くが良いよ」

上条「は?なんでそうなるんだよ」キョトン

ローラ「今まで散々某を無視していたのだ。当然の事であろう」

上条「いや、それとこれとはまた違うと上条さんは思うのでせうが...?」

ローラ「なにも違わん!!それとも上条、貴様は今までこんな事をしておいたまま何も償わないと言いたるの?」ギロ

上条「は?え、なにこれはBAD END確定ですかそうですか」

ローラ「ほれ、さっさと某の願いをなんでも一つ聞くと言いたるが良いよ」

上条「う...」

ローラ「なんぞ?やはり償いをしたくないといいたるのかこの男は」

上条「いや、そういうわけじゃなくてだな?」

ローラ「ならばなんぞ?なにかこの最大主教のいう事を聞けない重大な事情でもありにけるのか?」

上条「ぐぅ……わかった、わかったよ!俺はローラの願い事をなんでも一つ聞きます!!」

上条(くそ!!もうどうにでもなれ!!)


そう覚悟した上条であった。
だが、ローラから帰ってきた答えは上条の予想の斜め上どころか真上を絶賛進行中であった。

ローラ「...撫でろ」

上条「・・・は?」

ローラ「だから、某の頭を撫でろと言いたるでわないか」

上条「撫でるって……え?なんで?」

ローラ「理由などどうでもよい。はよう頭をなでんかといいとろうが」

上条「へ?何、そんな事でいいのか?」

ローラ「他に何があるというの?もしや上条、貴様はあんなことやこんな事を……破廉恥であるぞ!!」

上条「は!?いやいやいやちげえって冤罪だぁ!」

ローラ「ふん、まあ上条が何を考えていたかなどどうでも良きこと」

ローラ「さっさと某の頭を撫でるが良い」

上条(どうでも良いっていわれた)

上条(だけどまぁ、こんな程度でいいなら上条さんよろこんでやりますよ)

上条「じゃあ、いくぞ……」

ローラ「うむ、良いぞ」

上条「・・・」サワサワ

ローラ「んー...」

上条(こりゃすげえ撫で心地だな。柔らかいわけでもないけど、すげえスベスベしてるっつうか)サワサワ

ローラ「ほー...」ボケー

上条(一体どんな手入れしたらこんなになるんだ?)サワサワ

ローラ「・・・」

上条「さて、もういいか?」

ローラ「あぁ……」

上条「なんだ?まだやってほしいのか?」

ローラ「いや、もうよいよ……」

上条「?」

ローラ「某の髪をこんなに長く触ったのは上条がはじめてになりけるぞ?」

上条「え?そうなのか?」

ローラ「当たり前たる事よ。普通下賤なオスなんぞに某の髪を触らせる事なぞせん」

上条「あれ?でも、それじゃぁなんで俺はいいんだ?」

ローラ「なんども言わせるでない」

ローラ「当麻だから……よ」ギュ


そういってローラはさらに強く抱き締め、上条の胸に顔をうずくめる。

上条「は、はい!?」

上条(ちょちょちょちょちょなんかぎゅってしてきましたよローラさんなにしてんすかあああ!!)

ローラ(フフ、これはかなり効果があるわね♪)

ローラ(上条も相当混乱しているようだし)

ローラ(よし、このまま一気に落とすのよ!)


そう決意するローラであったが。


ローラ(・・・)

ローラ(それにしても...)

ローラ(ただ抱かれているだけだというのに、なんでこんなに気持ちが良いのかしらね...)

ローラ(それに、頭を撫でてもらう以外でもよかったかしら……私の髪を触らせてしまったし)

ローラ(でも、悪いきはしなかったわね...)

ローラ(一体なんなのかしら?この気持ちは……)

   
                                                             
これを上条当麻をよく知る人物が知ったら、「また上条か」と言うであろう。

だが、はたして本当にこれがフラグメーカーによる物なのか。
それを判断する者も、答えを知る者もいない。
それを知る術を持つ者はただ一人。ローラ=スチュアート本人のみである...



~飛行機内~


ステイル「・・・」

イン「Zzz...」スゥースゥー

ステイル「・・・」ピピ、ピー

イン「ぅ、ぅぅん...」

ステイル(ね、寝顔を写真に収めてしまったフヒフヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒh)ブッー


上条と違い何処までも欲望に忠実なステイルであった。


ローラ「運転手よ、まだ付かんのか?」

運転手「当然、もうすこしでつくのである」

ローラ「ふむ、そうか」

上条(あれ?このしゃべり方何処かで...?)

運転手「自然、ついたのである」

上条「お?ここか」

ローラ「運転手よ、ごくろうであった。さ、上条。はよう降りろ」
                                                                運転手「必然、転ぶでないぞ。少年」

上条「おぉ、ありがとうな」


そういってローラを抱いたまま車から出る上条であるが、その足は目の前にある建物に入ることなく止まる。


ローラ「運転手よ、その車は聖ジョージ大聖堂へ送っておくがよいぞ」

運転手「当然、承知したのである」ブロロロロロ

ローラ「さて、さっさと行こうではないか、上条」

上条「え……あぁ……はぁ...?」

ローラ「うん?どうしたといいけるか?上条」

上条「お、おい……ここが俺の家だって冗談だろ...?」

ローラ「なにを言うの上条。嘘をついたとてなにもなかろうて」

上条「は……ははは...」

上条「ここがこれから俺の家...?」

ローラ「なにかおかしい所でもあるといいけるか?」

上条「で、でかすぎんだろぉがああああああ!!!」


上条の目の前には、上条が学園都市で借りている学生寮よりかは小さいか、ほぼ同等の大きさの建物が建っていた。
上条は油断していたのだ。
一軒家と言われて想像した物は日曜日にやっている七人家族の住んでいる二階の無い家程度かと思っていたが、そんなものではない。
恐らく三階まではあるだろうし、少し離れてみないと視界に全てが入らない程の物である。
さすがは最大主教である。恐るべし。


ローラ「私はあまり贅沢が好きではないのでな。こんなこじんまりとした家になってしまったがな」

上条「こじんまり……?これで...?」 
                                              
ローラ「ほれ、なにをしておる。さっさと中にはいらんか」


上条「え?あ、ああ」

ローラ「それにしても以外ぞよ。もっと驚くと思っておったがな」

上条「は、はははは……人間ってのは驚きすぎると言葉をなくすんですのよ...」

上条「あ、このままだとドアあけられないな。降りれるか?」

ローラ「あ、うぅん……」


ローラはどこか名残惜しそうに上条から降りる。


上条「おし。じゃぁ、あけるぞ~」

ローラ「某もまだ中は見てなくてよ。楽しみなの~」

上条「さて、それでは。お邪魔しまーす...」ギィィイ

上条「oh...」

ローラ「ふむ、まぁまぁと言いけるかしらね」

上条(これは……夢か!?夢なのか!?)

家の外見からの期待を裏切る事無く上条の目の前に広がるのは、もはや玄関とは言い難い物であった。
それはまさにどこかのアニメでしか見たことのない部屋。
バイ○ハザード1の洋館のよりも広いか、同じくらいか。ただただ広い。

一回には扉が三つ。それぞれ少し進んでから右、左、真ん中についている。
そして真ん中の扉を挟むように二階に続く螺旋状の階段がある。
二階にも同じようにして扉が三つある。

言う慣れば「ホール」といってもいいであろう。


上条「こ、ここが俺の……家……」

ローラ「あんまり広くは無きにけるわね」
                                                                上条「上条さんにとっては十分にお広いのでせうが...?」

ローラ「まぁ、二人で住むのでありけるからいいかしらね」

上条「あーそうか、ここに二人で住むのか...」

ローラ「そうなりけるのよ?ま、そのうち慣れるであろうことでしょう」

上条「だといいけどな……ん?」


なにげなく玄関で靴を脱ごうとした上条がある異変に気付く。



ローラ「どうしたであろうか?上条」

上条「ここって……イギリスだよな?」

ローラ「今更何をいいたるか?上条」

上条「この段差って……靴を脱ぐためなのか?」

ローラ「?」

上条「いや、ここって外国だろ?だったら靴を脱ぐっていう文化は無いはずだよな...?」

ローラ「ああ、そのことなら心配はなきことよ」

ローラ「この家は日本人である天草式の奴らに立てさせた物であるからして、上条が心配するような文化の違いはほぼ無いに等しいわい」

上条「さっき魔術師は召使ではない的な事言ったのは何処のだれでしょうねー...」

ローラ「そ、そんな事はどうでもいいといいけるよ!ほれ、さっさと部屋を確認したるわよ!」グイグイ

上条「うお!ちょ、ちょっと押すなって!」


こうして上条とローラの共同生活が始まるのであった。





建宮「やられたのよな……」

浦上「私たちの為の寮っていってましたよね?最大主教は」

対馬「まんまとはめられたってわけね」

五和「上条さんが...最大主教とい、いいいい一緒にあそこ・・・n...」バタン

対馬「ちょ、五和!?返事をしなさい!五和!!」

香焼「もう本格的になんにもできないっすよ?代理。どうするんすか?」

建宮「なに、こんな時の為に実は盗聴器とカメラをあの家には仕掛けておいたの……ゴフッ!!」ビチャ

香焼「代理!大丈夫ですか?」

建宮「まったく、五和め。成長しよったな……」バタン

香焼「だいり!? 建宮さん!?たてみやああああ!!!」

浦上「もう……こんなんじゃどうしようもありませんね」

対馬「代理も五和も倒れたんじゃね」

浦上「では、今日のところは解散とします?」

対馬「今日というよりか、もう今回はあきらめるしかないんじゃないかしら?」

浦上「確かにそうですね。一イギリス清教の下っ端である私たちだけではどうしようも「ちょっとまつがいいし」

浦上「!!」

対馬「あ、あんたは……なんでここに!?」

  「ふふん。あの女には幻想殺しは渡すわけにいかないし」

  「だから私がじきじきに出陣したんだし」


そして、幻想殺しを取り巻く環境は徐々に範囲を広げていき、世界は彼を中心にして変化をしていくのであった...

はい、投下終了です。
実は午後ずっと頭痛が痛くて・・・頭痛で大変だったのですが、なんとか書き上げました。

ところどころ変な改行がしてあって読みにくくなってます。申し訳ありません。

ちょっと展開があれかなーって思います。
自分としては理に適ってるかと思ってるんですがね?

さて、とりあえずこれで本日は終了です。
次辺りはスレタイにある家庭教師編がはじまります。(スレタイに入るまで長すぎんだろ)

それに最後の方にあの方がでましたね。天草式と絡めたのは単におもしろかったからです。

ではまた今度―

素直におもしろい
体調崩さない程度にがんばってください

どうもーゴミ箱です。

最初に誤っておきますごめんなさい。
今回自分は自然とながれてるかと思ってるけどかなり強引だと思うんで。

>>83
ありがとうございます。ただその「おもしろい」の一言で100年は寿命がのびますよ。

さて、では投下しますね。……こんな展開でいいんだろうか?

 ~新上条家~

上条「ふぅ、これで一通り見まわったか?」

ローラ「まさか部屋がこんなにあるとは思わなきにけるのよ...」グッタリ


上条とローラはたった今新たな家の部屋をすべて確認し終えたのである。


上条「確かにちょっと多かったな。なんでだ?」

ローラ「あーそういえば」

上条「ん?なんか心当たりでもあるのか?」

ローラ「元々天草式の寮にするという名目で建てよと命じた建前、部屋が多くなるのは必然だったわ」

上条「ってかそんな事を天草式にやらせるなよ」

ローラ「日本人だけで構成されている組織というのはなかなかに少なき事なのよ」

ローラ「天草式は魔術以外の事にも長けている上、人数も多い故に色々な事を頼まれるのよ」

ローラ「聖ジョージ大聖堂周辺の草刈りや、修道女の引っ越しの手伝い等を行いたるわね」

上条(天草式も悲惨だな...)

ローラ「さて、某は少し休みたるからして、何かあったら呼びたるがいいのよ」

上条「おう。ってそういえば夕食も俺が作るのか?」

ローラ「なにを言いたるの?当り前であろうて」

上条「結局そうなるんですかそうですか」

ローラ「フフ、上条の料理がうまいから頼んでいるのであろうよ?」

上条「あんまりうれしくねー」

ローラ「さぁ、もう某は行くわよ」

上条「へいへーい」


そういってローラは螺旋状の階段を上り、二階にある自分の部屋へと向かった。
この家の間取りは元寮予定だったからか単純で、食堂や風呂場、それに倉庫などは一階にあり、
上条とローラの部屋は二階にある。
とは言っても二階には他にも空室がおよそ十個程度あり、いささか二人で住むにしては多すぎであった。

上条「さてと、これからどうしようか...」

上条「あ、そういえばまだ冷蔵庫の中とかも見てないな」

上条「まさか何も入ってないなんてこたねぇよな...?」


そう思い上条は厨房へと向かう。
厨房は一階にある。
まずホール(玄関)の真ん中の扉を開けると、長い廊下がある。
その廊下の左側には手前と奥に一つずつ扉があり、奥の方が厨房につづく扉である。
ちなみに手前にはおそらく作戦を説明するための講義室があり、黒板もあるため勉強にはもってこいであった。


上条「しっかし長い廊下だな……30mぐらいはあるんじゃねえのか?これ」

上条「厨房もこれまたでっけぇんだよなー」

上条「全部の部屋が俺の寮よりも大きいってなんだよこれ...」orz

上条「嘆いても仕方ねえ、さっさと冷蔵庫の中を確認するとしますかねっと」ガチャ

上条「oh...」

上条「この冷蔵庫自体馬鹿でけえってのにその中にこれでもかと言わんばかりの肉が……」

上条「ん?右にあるこれも冷蔵庫か?」ガチャ

上条(うっわ、こっちには野菜がいっぱい入ってますの事よ)

上条「あれ?でも魚がねえなぁ?」キョロキョロ

上条「ん?確かあれも冷蔵庫だよな?形は違うけど……確かテレビでみたな」

上条「おし、開けてみるか」ガチャ

上条「こ、これはマグロ……!?」

上条「いやそれだけじゃない、鮭に鰤、蟹もあるじゃねえか!!」

上条「お、恐ろしい……もしかしてこれ全部使っていいのか...?」

上条「もし全部使っていいとしたら一か月は買い物に行かなくても困らねえな……」

上条「一応ローラにもちゃんと聞かないとな」


そう言いつつ、上条は再びホールへと戻る。


上条「さて、食糧のチェックも終わったところで……まだ四時か」

上条「まだまだ時間があるな。俺も一旦部屋にもどるか」


そう言って上条も二階へと上がる。
二階にある丁度二つの階段に挟まれる位置にある扉を開けると、一階と同じように長い廊下が続いている。
左側には扉が等間隔で四つあり、
右側には廊下を二分割するように真ん中に廊下が続いている。
その右側に伸びている廊下の一番奥には左右にそれぞれ扉がある。

その右の方の扉が上条の部屋で、左がローラの部屋だ。
上条とローラの部屋は元々神裂と建宮の為の物だったんだとか。
偉い人に大きな部屋を分け与えるなんて天草式らしくもないと思いつつも、
ローラの指示だと言うのだから渋々作ったのだろうと勝手に結論づける。

上条「にしても...」ガチャ

上条「・・・」

上条「これは広すぎる...」

上条「さっきおおよそで測ってみたけどこれ1辺20m近くはあるよな……」

上条「いや、でかすぎだっての」


そういって幸せの文句を叩きつつ、上条は部屋に備え付けられているダブルベットに近づく。
上条は部屋の大きさにばかり目が行って、ベットが少し膨らんでいる事に気づかない。


上条「ふぅ、さすがに急な事が立て込みすぎて上条さんも疲れましたよ」モソ

上条(それにしてもなんでこれダブルなんだ……?)


上条が少し疑問に思いつつも、ベットの中にはいる。
携帯のアラームを設定し、少し仮眠をとろうと思っていた。 のだが...


上条(ん?なんだ?なんか違和感が……)ギュ

上条「・・・は?」


ベットの中で突然何者かに抱きつかれる上条。
あまりの突然の事に頭の処理が追いついていかない。


上条(・・・ちょっとまて、落ち着こう。そうだ少し深呼吸しろ、深呼吸)

上条「スーハー」

上条(よし。とりあえず落ち着いて状況を確認だ)

上条(この家には今俺とローラしかいないから、恐らくこの手はローラだろう)

上条(でもなんでここにいるんですかもうわけわかめあbbbbbbbbbb)

ローラ「――――上条?」

上条「う……やっぱり、ローラか...?」

ローラ「この家には某と上条しか居ないでわないか」

上条「そ、それはそうとして、なんでここにいるんだ?てかなんでこんな……」

ローラ「こっちを向くでない!」

上条「あ、す、すまねぇ」

上条(あれ?なんで俺怒られてんだ?)

ローラ「なに、ただ驚かせようとしただけになりけるぞ」

上条「は...?驚かせる?」

ローラ「先ほど某は少々上条に嘘をつきたったのよ」

上条「嘘?なんの嘘だよ」

ローラ「上条は忘れたか?某は言ったであろう。上条と某は一緒に寝ると」

上条「・・・おい、まさかそれって」

ローラ「つまり……こういう事といいたるの♡」ギュ

上条(ふぉおおおお!!!ローラがなんかさらに強く抱きしめてきてちょっとこれはまずい!!)

ローラ(フフ、計画通り)ニヤ

上条「ちょ、ちょっとはなれろローラァァアアアアア!!!」

上条(くっ……そぉ……こんの!!)

ローラ「離さないにけるのよ上条!!」

上条「ぐぬぬぬぬぬ...!!」ググゥ

ローラ「・・・!!」パッ

上条「!!」

上条(いまだ!!)ガバッ


なんとかローラの拘束(抱きしめ)から逃れた上条は、そのままの勢いでベットから飛び出る。


上条「おい、ローラ!!なんか今日のお前はおかしいぞ!!」

上条「いや、前に会った時とは違いすぎるんだよ!!」

上条「なんで俺にこんな事するかは知らねぇ。だがな、俺はこんな事をする為に来たんじゃねえんだぞ!!」

ローラ「え……あぁ……」

今までローラからされてきた行為に対して抑えてきたものを爆発させた上条は、
ローラの事もおかまいなしに説教を始める。
そんな上条の凄い剣幕にローラは、ただ黙るしかできない。


上条「俺は今日ステイルに脅されて無理やり来たんだ!学園都市での俺の日常を捨ててな!」

上条「その時に俺は決めたんだよ。インデックスを、皆を守るためにならなんだってする」

上条「俺はそう誓ってここに来たんだ。例えそれが、俺がどんな事をしてでもってな」

上条「だがここに来てみたらどうだ。家庭教師?ふざけんじゃねえ!!」

上条「お前らのそんなふざけた事のせいで、皆がどれだけ不幸になろうとしてたか、てめぇらはしってんのかよ!」

上条「俺の思いを踏みにじって、皆を不幸にするような事をしといて、これ以上こんなふざけた事をするならなぁ」

上条「ローラ=スチュアート。てめぇのそんなふざけた幻想は、この俺がぶち殺す!」

ローラ「わ……私はただ……」

上条「なんだ、やるってんならかかってこい。何処までも相手になってやる」ギュ


そういって握りしめる右手に力を込める。 が...


ローラ「・・・」ブルブル

上条「・・・」

ローラ「うぅ……ぐす……」ポロ

上条「・・・え?」

ローラ「うぇ……わ、わたひわぁ・・・」グスン

上条(な、なんですとおおおおおおおお!?)

上条(ないちゃったあああ!?)

ローラ「う、うわああああああん!!」バタン

上条「あ!ちょ、ローラ!?」


そんな時、上条の頭の中にある声が響く...

~とある建物の三階~

香焼「今の、聞いたっすか?」

対馬「えぇ。もうばっちり」

浦上「最大主教……泣いてましたよね?」

対馬「あれは完全に上条が泣かせたわね」

香焼「ったく、代理め。自分の部屋にだけ盗聴器とカメラをつけてないとかありえないっすよ」

香焼「仕方ないから女教皇の部屋のマイクの感度を最大にしてるっすが、まあなんとかなったっすね」

対馬「それにしても、これはまずいわね」

浦上「え?なんでですか?五和が彼を取り戻すチャンスじゃないですか」

対馬「まぁ、まだ浦上ちゃんにはわからないかもね」

香焼「俺もそっち系は全然だめです」

対馬「なら見てればわかるわよ、かなり厄介な事になるわ。こりゃあの人でも手が焼けるわね」

対馬「――――キャーリサ様でも・・・」

浦上&香焼「?」

~上条亭四階屋上~

時刻は日暮れ。
太陽が沈みかけている。
ここらへんにはこの家以外に建物とよべる建物はなかった。
ただあるのは流れる川や、ちょっとした公園やら。
そんな中にポツンと一つだけ立つこの建物からの眺めを遮る物など、何もない...


ローラ「うぅ・・・ひっぐ...」

ローラ(私はただ上条に怒られただけなのに)

ローラ(いつも彼が相手にしている事をされた、ただそれだけなのに……)

ローラ(なのになんで・・・なんでこんなに悲しいの...?)


ローラは夕日に照らされるテラスの手すりに体を少し預けながら、泣いていた。

ローラは当初、幻想殺しを手に入れ、イギリスに住まわせればあとは放置するつもりだった。
嘘でもついて夫婦になり、このイギリスに縛り付ければ後は会わなくとも命令一つで動かせるはずだったのだ。
だが、今はなにかが違う。

夫婦となった後の事も考え始めている自分がいる。
それどころか、上条の幻想殺しを時々忘れそうになっている自分がいる。
計画の為に嫌われる事を避けていたはずなのに、今は本能で嫌われないようにしている自分がいる。

たった半日一緒にいただけ。ただそれだけで生まれたこの感情。
これは一体なんなのか...?ローラはこれが理解できずにいた。


ローラ「・・・ぅ」

ローラ「もう私は……上条には好かれぬだろうなぁ...」

ローラ「逃げてきてしもうたものね……」 オーイローラ!!

ローラ「・・・?」


その時後ろから聞こえた声を、ローラは聞き間違えなかった。
ひどく小さな声だったが、ローラにはすんなりと聞こえた。


ローラ「上…条...?」

上条「ローラ!」

上条「よかった、やっぱりここだったか!」


上条はそういってローラに走って近づく。
このテラスは入口である階段から端まで50m弱はある。

やはり、広い。

ローラ「一体何をしたる為に来たといいけるか...?」

上条(目の下が赤いな。やっぱり泣いてたのか……)

ローラ「某を殴りに来たとでもいいたるか?それもよかろうな...」

上条「いや、そのー違うんだ」

上条「さっきは俺が……そのーわ、悪かったよ。言いすぎたな」

ローラ「上条...」

上条「ローラの事に不満を持ってたのは否定しない」

上条「ただ、あそこまで言うのは俺が間違ってた」

上条「これからここで二人で暮らすんだろ?だったらさ、ほら。こんな風にしたままじゃダメだろ?」

ローラ「・・・それだけか?」

上条「へ……?」

ローラ「某がかわいそうとかはおもわぬのかと問うてるの!!」

上条「あ、いやそんな滅相もございませんちゃんとローラ様の事を重々考えたうえでございまして」

ローラ「だったら一つ」

上条「一つ...?」

ローラ「今から一つある事をしたる。それを上条は目を瞑って受け止めい」

上条「なっ……!?またそんなのかよ...」

ローラ「なに、不満だといいたるの?」

上条「あーいえ、どうぞどうぞ、ナンデモシテクダサイ」

上条(上条さんはもうつかれたでございますよ)

ローラ「ふむ、ではゆくぞ」

上条「……おう」


なぜか心の中でオルソラ口調になる上条に向かってローラは...


ローラ「えい!!」ガバッ

上条「はいぃいい!?」ドサ

上条(まったこんなのですかあああ!?)

ローラ「うふふ、これで許したるわよ♪」ギュ

上条「はぁ・・・もうそれでいいですよ...」

ローラ(やっぱり、これが一番落ち着くわね……♡)

上条(……これって結構やばくね?)


ローラは上条に抱きつき、張り倒す。
ただそれだけの行為だが、それが男女の間ではすさまじいある意味を持つ。
今のローラと上条はそれをさして深く考えてはいない。

紅に輝く二人。映し出すのは真っ赤な夕日。
この二人の心情を、そのまま写しだしたようである。

ただ、時が来るその時まで……この二人がその意味を知るのはまだまだ先である...

~天草式監視組~

対馬「ほらごらん。厄介なことになったでしょう?」

浦上「えぇぇえええ!?なんでこうなるんですか!?」

香焼「最大主教が上条さんを押し倒すとか上条うらやま」

対馬「日本人である私たちが一番しってるじゃない。『雨降って地固まる』って」

浦上「た、確かにそうですね。『喧嘩するほど仲がいい』もこれと同義ですね」

香焼「でもこれやばいっすよね?こんな所を五和がみたら大変っすよ?」

対馬「確かにまずいわね……早めにモニターを切りましょ・・・」

五和「」

対馬「五和!?いつのまにそこにいたの!?」

五和「上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんが上条さんがかmmmmmmmmmmmmmmm」バタン

浦上「キャーーーー五和!!」

香焼「やばいっすよ!!息してないっす!!」

対馬「……もう、あきらめた方がいいかもしれないわね。五和」


そういって対馬は立ち上がり、家の中へと手をつないで入っていくローラと上条をモニター越しに見据えるのであった。

さて、今回はこれで打ち止めです。
あ、ラスオじゃないですよ。

昨日家庭教師編とかいっときながら全然違います。
恐らく次の次あたりからでしょうかね?まだ夜の事をかきたいので。

さー眠いので寝ます。また今度お会いしましょう。

・・・展開もう少しなんとかならんかったか…感想をいただけたらうれしいです。

あーまたやってしまった。
もう本当にすいません。投下msがありました。>>89>>90のあいだに↓がはいります。


青ピ『うわーかみやんが女の子を泣かせたで~』

土御門『かみやんがそんな奴だとは薄々感づいてたにゃ~』

吹寄『上条……貴様、もう私に近づかないでくれる?』

姫神『上条君。そんな人だとは思わなかった。』

子萌『上条ちゃん?ちょっと職員室まできましょうねー』

御坂『・・・サイッテー』

黒子『まぁ類人猿ですから当然のことですわね』

一方『BBAだから許すぜェ』

打ち止め『あーー!いっけないんだーってミサカはミサカは指を指して注意してみる!』

御坂妹『貴方がこんな方だったとはとミサカは幻滅します』

番外『ギャハ☆やっぱりあんたはこんな程度だったんだ☆』


それは、学園都市にいるはずの面々の声……


上条「うわああああああ!!!」

上条(もしかして上条さんはとんでもない事をやらかしたのではないか!?)

上条「おい、ローラ!!まってくれぇえええ!!」


そういって上条もローラを追って部屋を出る。
行先はただ一つ。ローラがやけに気に入っていた、四階のテラスである。

一気読みした乙
>>1って俺妹SSも書いてる?

>>98
一番最初に>>1が初めて書いたって書いてある

うあー全然かけね―なんでこんなに……全然かけん。
今回は結構短くなるかもしれないですね。あらかじめ予告。

>>98
ええ、>>101さんの言うとうり初です。
まあだからこんなくそ展開なんですがね・・・・・・orz

さーて、日に日に執筆速度が落ちてるゴミ箱です。

最近姿勢が悪いせいで首が痛いです。
整体師でもいきましょうかね。

さて、投下します。相変わらずms等があるかもしれませんが、目を瞑っていただけるとありがたいです。

時刻は夜の八時
上条とローラが仲治りをした後、二人は夕食を取り終えてそれぞれの部屋で休息をとっていた。


上条「ええ、そのはずだったんですよ」チラ

ローラ「おろ?このせんべいとやらはこのお茶とよくあいたるわね」

上条「結局このありさまですよ」ズーン

ローラ「当麻ー。そちもこっちにきたれよー」

上条「はいはい」


結局あの後ローラは上条の意思を無視して上条の部屋で一緒に住む事を決めていた。
そしていつのまにか上条の事を「当麻」と呼んでいた。

ちなみにここで確認するが、べつに二人は現時点ではお互いの事を好きとかそんな明確な思いは抱いていない。
確かに抱き合ったりしたり、ローラは急に下の名前で呼んだりしているがただそれだけ。
二人にとっては別になんでもない普通の事である。この二人には恐れいる物だ。


上条「で、もうここからでてく気はないんですねそうですか」

ローラ「何を当たり前の事をいいにけるか」

上条「はぁ……」


そう溜息をつきつつも部屋に付属してあった湯呑にお茶を注ぐ上条。
そのままローラと同じように椅子に座る。


上条「まぁもういいけどな。この部屋も俺一人だと広すぎるし」

ローラ「ん?随分と物分りがよき事よな?」

上条「上条さんは不幸にはなれてるんですよー」ハハッ

ローラ「ふむ、それは良きことね。ほれ、当麻もおせんべいをたべようぞ」ポイ

上条「ん?おお、すまねぇ」


そういって上条はお茶を飲みながらせんべいをかじる。


上条「お、こりゃかなり良いもんだな」

ローラ「やはりそうであろうか?」

上条「ああ、こんな良いお茶やせんべいは上条さんの部屋には置いてありませんよ」

ローラ「そんなに良きものか。ほー」

上条「意外だな、こんな和風な物がこんな家に付属でついてるなんて」

ローラ「あぁ、確かこれも天草式の奴らが自分達が住むときの為に置いておいたのだったな」

上条「・・・ってことはこれなにか、私物なのか?」

ローラ「いや、これらはa○azonで取り寄せたのではなきにけるのではなかろうか?」

上条「てかこれをa○azonって……」

上条(今度天草式の奴らにはお詫びしないとな)

そう思いつつもついついせんべいをかじる上条である。
上条がそうしている間に、ローラが席を立った。


ローラ「さて、某はそろそろ風呂に入りたるわね」

上条「おお、じゃあ俺はローラの後だな」

ローラ「うむ、しばしまつがよ……」

ローラ(いや、これは好機か...?)

ローラ(たった一度の事で諦めては最大主教の名が廃るわね)

ローラ(ふふ、私はまだあきらめてはいないわよ、当麻!)

ローラ「そうだな、うむ。当麻」

上条「ん?なんだ?」

ローラ「一緒に……入りはせぬか...?」

上条「ブフォッ!!」

上条「はぁあ!?」

ローラ「別に良き事ではなくて?」

上条「何をもってして良いという判断が下ったああ!」

ローラ「今この家には某と当麻しかいないのだろう?」

ローラ「だったら邪魔をする者などいない。良いではないか?」

上条「だからなんでそれで俺と一緒に入るって事になんだよ!?」

ローラ「別に良いではないか。某がよいというのだから」

ローラ「それともあれか?やはり某の事が嫌いだから入りとうないのか?」

上条「いや別に嫌いって分けでもないけど……」

ローラ「うむ、だったら良いな?では行くぞー当麻」グイッ

上条「あ、ちょ!引っ張るんじゃねえよ!!」

ローラ「ほれほれ遠慮をするでない」グィー

上条「く、くそぉ!不幸だああああ!!」


別に叫んだ所でどうにでもなるわけではないが、叫ばずには居られない上条であった...


~上条邸一階 浴室~

上条の部屋の丁度真下に浴室はある。
つまり、上条の部屋と同じくらいの大きさなわけだが、元々上条の部屋も気味が悪い位広いのでこちらもかなり広い。


上条「・・・」

ローラ「~♪」

上条「・・・」

ローラ「なにをさっきから黙っておるの?当麻」

上条「いや、そりゃー誰だって黙るだろ」

ローラ「なんぞ、そんなに某の入浴の仕方が気にいらぬといいたるか?すけべ」

上条「いや、すけべはねえだろすけべは」


上条とローラは確かに一緒に入っているのだが、今の二人には決定的な違いがある。
上条はタオル一枚で入っているのに対して、ローラはなんと着衣入浴という詐欺紛いの行為をしているからだ。
元々ローラはいつもこうして入っているらしいが、上条としてはなんともそれが気に入らない様子で。


上条「まぁ、外国人なんてそんなもんか。きにしてた俺が馬鹿みてぇじゃねえか...」orz

ローラ「まぁ別に気にするほどの事でもなきことよ」

上条「はぁ……もう上がるか」

ローラ「あ、ちょっとまちたれよ」

上条「なんだ?」

ローラ「某はただ当麻と遊び半分で風呂に入ったわけではないぞ?」

上条「遊び半分だったら殴ってたけどな」ボソ

ローラ「文句を言うでない、ほれ」ポイッ

上条「ん?なんだこれ」

ローラ「みてわかとろう?櫛よ、櫛」

上条「櫛...?ってことは……」

ローラ「なんとなく理解できとろうかしら?某のこの髪をとかして欲しいのよ」


そういってローラは自分の髪留めを取る。
すると、自分の身長の2.5倍はある髪が浴槽に広がる。


上条「そんなの自分でやればいいじゃねえかよ」

ローラ「いいであろう、これから二人で暮らすのだ。某がこんな事を頼むのは信頼した者にしか頼まぬのだぞ?」

上条「はぁ……まあいいけど」


そういって上条は持っている櫛をローラの髪にかける。


上条「こんな感じでいいのか?」

ローラ「うむ、ちょうど良いぞ。なかなか当麻はうまいぞよ」

上条「なんで褒められてんのにうれしくないんでしょうかね」


そうしてこんな時間がしばらく続いた。
ローラの髪は長い為、結構時間がかかるのである。

ローラ「うーん、そろそろよいぞ」

上条「お、そうか。それにしてもこんな面倒な事毎日やってるのか?」

ローラ「これだけではないぞ?毎日太陽の光に当てながら櫛でとかさなければならなきだし」

上条「ふーん、そんなもんか」

上条「まぁ確かに、そんだけしてりゃこんな綺麗な髪にもなるか」


上条はそう言って髪を撫でる。


ローラ「男にここまでやらせたのは当麻がはじめてになりしなのよ」

上条「意外だな」

ローラ「そうでもなきにけるわよ?」

ローラ「某とてそうそう淫らに男と接したりはせぬ」

上条「なんか、今日一日でローラの印象が変わったな」

ローラ「ふふ、某もなるわよ」


上条とローラの間には普段とはまた違った空気が今流れていた。
お互いを信頼し合ったからこその会話のせいであろう。
なんだかんだで上条のローラに対する印象は好意的な物へと変わっていた。


上条「さて、俺はそろそろ上がるな」

ローラ「うむ。某はもう少し入っておるからの」

上条「分かった。じゃあ先にな」


そういって上条は洗面所もとい更衣室へと戻る。
今の風呂場にはローラだけが一人入っている。


ローラ(思わず一緒に入ってしまったわ)

ローラ(け、結構恥ずかしかったわね///)

ローラ(けど、そのおかげで結構距離が近づいている事が分かったわね)

ローラ(このままいけば順調に夫婦になれるかしらね)

ローラ(・・・)

ローラ(でも、夫婦になった後……私は一体どうしたいの...?)


そんな答えのない疑問に対して、自問自答を繰り返すローラであった。


~イギリス市内とあるホテル~


イン「ステイル、さっさとお風呂からあがるんだよ!!」

ステイル「ああ、もう少しまってくれ」

イン「もう、遅いんだよ!!」

ステイル「ほら、今あがったよ」

イン「やっとなんだよ。一時間くらい待ったんだよ!」

ステイル「ほら、早くはいってきなよ」

イン「当たり前なんだよ!!」バタン

ステイル「・・・」

ステイル「フヒヒヒヒヒヒwwwwwwww」

ステイル「カメラはセット完了しておいたし、盗聴器もばっちりだね」

ステイル「こ、これで僕はかかかか神になれるうくぁwkだおsんkgsだwdds」


人として何かを失い始めていたステイルであった・・・

~上条の部屋~

上条とローラが風呂から上がった頃には既に九時を回っており、やる事も無い為二人はもう寝る事にした。


上条「なぁ、ローラ」

ローラ「ん?なにたるか、当麻」

上条「もしかしてこの部屋のベットがダブルベットの理由って……」

ローラ「あら、気づいたにけるか?なかなか勘が良くなってきとるわね」

ローラ「勿論、某も一緒に寝る為になるわよ」

上条「まぁもうそんなこったろうと思ってたんだけどな」

ローラ「もう、さっきから当麻はなにをそんなに嫌がるか!?」

上条「え!?い、いや、これにはちゃんとした理由があってだなぁ」

ローラ「ふん!!どんな理由で某をなんども拒絶したるか!?」

上条「いや、今日一日中ずっと思ってたんだが、男女が二人だけで同じ家に住むだけで問題だろ?」

上条「その上ローラは最大主教だし、俺みたな家庭教師とはいえ一般人と抱き合ったり一緒に風呂に入ったりするのはどうかと上条さんは思っててですね?」

ローラ「なんぞ、たったそんな事にけるか」

上条「へ?そんな事?」

ローラ「その心配はなきにけるわよ、当麻」

上条「な、なんでだよ?」

ローラ「それは何もつながりがない二人がするからこそ生まれる疑念であるからして、某と当麻ではなんにも問題はないのけるのよ」

上条「えーっと……つまり...?」

ローラ「フフッ♪だから」

上条「?」

ローラ「某と当麻はもう何のつながりもない他人ではないであろう……?」ギュ

上条「ちょ、ローラ!?」


そういってローラは本日何度目か、上条に抱きつき、そのままベットへと倒れこむ。

たった一日でこの二人の距離はどれだけ縮まったのか。それは神意外に誰も知りえないことである。
ただ、縮まったという事は確定している。ローラにはそれだけで十分であった。


ローラ(さぁ、あとどれぐらいで落とせるかしらね)

ローラ(やっぱりこうしてるのが一番心地よいわ。寝心地もよさそうね)

上条(うぅっ……!!今日何回目ですかこれは!?)

ゲス条(・・・あーなんかどうでもよくなってきた……風呂上がりだからローラのいい匂いがするし)

ゲス条(相変わらず髪綺麗だし、年上だしもうこのままでいいかぁ……)


着々と上条を落としていくローラ。たった一日でここまでやるのは、さすがは最大主教と言ったところか。
だが落とされているのは本人も同じことである。
はたして、どちらが先に落ちるのか……それはもはや時間の問題であった。

「第三者の介入がなければ」であるが。

さて、今回はちょっと短めです。

番外編というかなんというか、ちょっと物語の本筋にはあまり必要ないとは思ったけど2828したかったから書いた。
後悔はしていない。

ってことでまあ今回はある程度グダグダ覚悟で書いたんで別に内容はいいかなーと。
ただ、つぎからはちゃんとした物語の本筋に入るのでそういうわけにもいかないでしょうし、ちゃんといきます。

では、また今度ー。

面白かったという言葉ってのはすごくうれしいものなんだと書いてる側に立ってみて改めて感じました。

基本毎日更新するつもりですが毎週金曜はあやしいですね。ちょっと報告しておきましょう。

あと土日は二日間かけて計3~6回更新できたらいいなと思っております。

やっぱり金曜日はいつもの量投下するのは無理の様です。
少々少ないですが、その分を土日で補うので勘弁してください。

では、投下します。

上条がイギリスへ来てから二日目

たった一日で恐ろしい程の互いの距離を縮めた二人は、
本来の目的であるローラの日本語矯正をする事になっている。


~朝~

上条「ふぁあ...」

上条「あー……よく寝た」

上条「ん?」キョロキョロ

上条「あ、そうか。俺今イギリスにいるんだっけ」

上条「とりあえず起きますか...」

ローラ「」スースー

上条(ってそうだったあああ!!一緒に寝ちまったんだよ上条さんはなにをしているんですかこの野郎!!)

上条「と、とりあえず起こすか」

上条「おーい、ローラ。起きろ―朝だぞー」ユッサユッサ

ローラ「う、うーん……」

ローラ「あら、当麻。えーっと、日本では朝に確か...」

上条「『おはよう』」だろ?」

ローラ「あぁ、そうだったわね。おはよう」ニコ

上条「おお、そうそう。それでいいんですよ」

上条(ってなに平然と話してんだよ一緒にねてしまったんですよ俺は!!」

ローラ「当麻、最後のあたりは口にでてしもうてるわよ?」

上条「え!?あ、しまった!」

ローラ「ふふ、何も心配をしたることではないわよ」

ローラ「某が良いと言いたるのだからね」

上条「いやいや、仮にも男女が同じベットで寝たんですよ?」

ローラ「もう、当麻は昨晩の某が言った事を覚えておらんと言いたるか?」

ローラ「当麻と某はもう他人ではなかろう。ちがうか?」

上条「他人じゃなくてもダメな物は駄目です!!そういうのは恋人同士とかが許されるんです!!」

上条「昨日はうやむやになっちまったが今日はそうはいかねえ!」

ローラ「むぅー、当麻は頑固であるな」

上条「ほら、さっさと顔あらって朝飯でも食べるぞ!」

ローラ「もう、仕方なきにけるわね。またれよー当麻ー!」

~食堂~

上条「ほら、できたぞ」コト

ローラ「ありがとうといいたるわよ、当麻」

上条「いちいちあやまらなくてもいいって」

ローラ「それが日本人というものであろう?」

上条「お前日本人をなんかまちがえてねぇか...?」

ローラ「まぁ、そんな事はどうでも良きことよ。はよう食べようぞ、当麻」

上条「へいへい」

ローラ「それにしてもこの味噌汁とやらは美味しいわね、気に入ったのよ」ズズー

上条「べつに捻った事はしてないんだけどな」カチャカチャ

ローラ「こんな物を毎日食すなんて日本人は贅沢よな」モグモグ

上条「ローラが言う事かよ...」


何気ない食事風景だが、学園都市にいたころの上条では考えられないものであったであろう。
忘れてはならないが、ローラはインデックスに首輪をつけた張本人である。
そんな危険人物と普通に接する程の仲になったという事の重大さに上条本人も気づいていない。


ローラ「さ、食べ終わった時はなんといいたるの?当麻」

上条「『ごちそうさま』だ」

ローラ「ふむ、では。 ごちそうさま 」

上条「ん、 ごちそうさま 」

上条「あ、食べ終えた食器は重ねといてくれ」

ローラ「うむ」カチャカチャ

上条「大きい皿は下にな」

ローラ「これでよいか?」

上条「あぁ、それでいいよ。あとは俺がやっとくから」

ローラ「当麻は中々家事もできたるわね」

上条「褒めても何もでませんよーっと」


そういって上条は食器をもって厨房に行く。

この厨房には学園都市製の全自動食器洗い機がついているため上条は特に手間をかける事無く食事を終える事ができる。
それに炊飯器や電子レンジにおいても学園都市製の最新型が置かれているため、上条は感極まって泣いてしまったほどだ。

上条が食堂と厨房を何度か行き来した後、お茶を持ってローラの隣へと戻ってきた。

上条「ほら、お茶だ」

ローラ「あら、気が利きたるわね」

上条「こういう時はありがとうってんだぞ?」

ローラ「あ、ありがとう」

上条「よくできました」ニコ

ローラ「!! 」カァ///

ローラ「に、日本語は難したるわね!」ズズゥ

上条「あぁ、その事なんだけどな?」

上条「俺はローラの家庭教師ってなんだよな?具体的に何をどうすればいいんだ?」

上条「上条さんのおつむの出来はよくないんですよ?」

ローラ「なに、簡単なる事よ」

ローラ「某の話す日本語がおかしいと言われなくなればいいのよ」

ローラ「先ほどのように某に日本語の使い方等も教授すれば完璧たるわね」

上条「まぁそんくらいならなんとかなるけど……」

上条「一日にどれくらいやるんだ?給料をあんだけ貰うんだからちゃんと決めとかないとな」

ローラ「んー……三十分程度で良き事ではなきかな?」

上条「・・・は?」

ローラ「それか当麻が疲れるまでで良きによ?」

上条「いやいやいや上条さんにはあなたが何を言っているのかまったく理解できないのでせうが...?」

ローラ「家庭教師と言ってもそんなにきつきつでやってもつまらないもの」

ローラ「某は勉学が嫌いたるのよ~」

上条「おいちょっとまてよそんなんで俺あんな額の給料を受け取っていいのか...?」

ローラ「別に大した額でも無きによ?」

上条「上条さんはなんだかこの仕事に裏がありそうで怖くなってきましたよ...」ブルブル

ローラ(あら、珍しく勘がいいわね)

ローラ「そんな裏なんて無きにけるわよ?」

上条「そ、そうか?ならまぁ良いんだけど……」

上条(絶対に不幸な事が起こる気がしてならない)

上条「まぁ、とりあえず昼すぎから始めるか」

ローラ「それが良きことね。朝はのんびりするわよ~」

上条(よくこんな奴が最大主教になれたな……)


そんな疑問を浮かべながらも上条はお茶をすすりまったりするのであった。

七時間前。まだ上条達が寝ている最中の時のお話。

~学園都市~

とある高校。上条が通っているお世辞にも頭が良いとは言えない高校である。
上条は平然とイギリスに行っているが日本ではふっつーに平日の火曜日である。


一時限目の始まりのチャイムが鳴った頃...

子萌「さー皆さん、早く席にすわりやがれですよー」

吹寄「先生!上条がまだきてません!」

子萌「上条ちゃんはしばらく出席停止だという連絡がさっき学校にきたのですよー」

吹寄「出席停止...?」

子萌「先生にもそこはよくわからないのです」

子萌「それと、これも先ほど学校に届いたものなのですけどね、土御門ちゃんに手紙ですよー」

土御門「へ?俺に?」

子萌「はい、珍しい事もあるんですねー。学校経由だなんて」

土御門「どれどれ、差出人は~」ヒョイ

子萌「多分外国人だと先生は思うんですけど...」

土御門「ローラ=スチュアー・・・は?」

青ピ「なんやつっちー、女か?女なのか!?」

土御門「チッ!あの女め、一体どういうつもりだ...?」パラ


※全部外国語です


ローラ『はぁい土御門、元気にしてたかしら?』

ローラ『しばらくの間当麻はイギリスで預かるから、そっちで説明とかよろしくね☆』

ローラ『ばぁい』ノシ


土御門「当麻・・・だと・・・?」

土御門(いや、他にも突っ込むべきところはいっぱいある。だがな...)

土御門「ははは...かみやん、ついに俺らのボスに毒牙をかけちまったにゃ~」

土御門「帰ってきたら……」

土御門「 殺 す 」

子萌「なんだか土御門ちゃんが怖いです~」


やっぱり知らないところで勝手に不幸になる上条であった...



はーい、たったこんな量ですが投下終了です~。

本日決めましたがこのSSが終わったら次に「サーシャ×上条」を書くことが本格的にきまりました。

そしてそれが終わったら自分の中での最終目標「東方×禁書」をかいてみようと思います。
ま、何年後になりますかねーww

ではまた今度ー。


今回も面白かった。あと小萌

>>122
あれーwikiみてやってた筈なのになんでmsったし・・・orz
ありがとうございます。

はい、今お腹いっぱいで幸せなゴミ箱です。

今回から家庭教師編及び上条終焉編です。
終焉の意味はなんとなく読めばわかるかと思われます。

では投下しますー。

~上条邸 教室(仮)~

上条は教卓に、ローラは席につき、お互いに対面している。
現在時刻は昼過ぎである。学園都市では今頃夜であろう。


上条「さて、そんじゃーはじめるか」

ローラ「おー先生」

上条「先生って言われるとなんだかむず痒いな……いつも通りで頼むよ」

ローラ「ん?そうか、当麻」

上条「やっぱそっちのがしっくりくるな」

ローラ「で、当麻。始めに何をしたるのか?」

上条「はいアウトー」

ローラ「え...?」

上条「だからアウトだって」

ローラ「まったく理解できん事なるのだが」

上条「またアウトー」

ローラ「一体どういう事といいたるの!?」

上条「つまりだな、ローラが間違った言葉づかいをする度にそこを直すってのが一番手っ取り早いと思ってだな?」

ローラ「某は別に間違えてなどいないであろう?」

上条「自覚なしですか……ちなみに今もアウト」

ローラ「むぅーどこがおかしいといいたるの?」

上条「うわーアウトアウトこりゃ骨が折れるかもな...」

上条「とりあえずまず一人称直せ。自分の事某って言うのやめなさい」

ローラ「ほえ?日本人はこう言いたるものではないの?」

上条「あなたはいままでに自分の事を某って言ってる人をみましたか...?」

ローラ「アックアが時々言ってたにつき、某も始めたのよ?」

上条「アックアェ...」

上条「とにかく!アックアはちょっと特殊だから良いんだよ」

上条「ただローラが某ってのはおかしいっての。私だろ、普通」

ローラ「私……?それのどこが普通と言うか?」

上条「ローラは一回英語の教科書の『 I 』の意味を調べてこい」

ローラ「はて...?なんだったかしら?」

上条「私だよ私。それに女性は普通私ってので通ってるもんだぞ?」

ローラ「そういう物か?それならばまぁ……」

上条「さて、次はどこかな...」

ローラ「私の言葉使いはさして誤りはないと思うといいたるのよ」

上条「うわこれはめんどくさい」


こうしてローラの地獄の(主に上条が)特訓が始まる...

<<三日目>>

上条「普通の人は申すってのは使わないんだって」

ローラ「そんな事を言いたるのは私だけだと言うの?」

上条「『言いたる』じゃなくて『言う』で良いんだって」


<<四日目>>

上条「なんでローラは敬語とか変な古文が混じってんだよ」

ローラ「敬語?古文?それは一体なんたるものなの?」

上条「上条さんの知らない言葉も混じってますよ」


<<五日目>>

上条「だー!!何度言ったらわかるんだ!!敬語を混ぜるなってええ!!」

ローラ「そ、そんなに怒る事をせずとも良きではなくて!?」

上条「なんで一々『事』とか『良き』をいれるんですかねぇ!?」


<<六日目>>

上条「ローラは一々物の言い方が遠まわしすぎるんだよ。ストレートに『なんで?』って言えって」

ローラ「あーうー☆」

上条「!?」


<<七日目>>

上条「なんだよなんなんだよなんなんですかァ!?」

ローラ「お、落ち着きたれよ当麻!」

上条「くかきこけくけこきかこかかかかかかかかか!!!」


<<八日目>>

上条「人と言う字は人は支えあって生きているという意味だって死んだじっちゃんがいってた」

ローラ「当麻は記憶が無いのではなかったの?」

上条「 な ぜ ば れ て た し 」


<<九日目>>

上条「・・・お前直す気あるの?」

ローラ「私の言葉使いはおかしくなってないで?」

上条「」orz


~そんなこんなで十日目~


上条「つ……疲れた...」ハァ

ローラ「ん?どうしたの、当麻。まだ初めてすらいないわよ?」

上条「いや、確かに少し治ったんだけど……」

ローラ「早く終わらせてお散歩にいきたいなりー」

上条(なんでコ○スケになってんだよおおおおお!!!)ガンガン!!


果たしてローラの日本語は治るのであろうか……?
それは彼の努力次第である。

~とある建物の三階~


対馬「うーん、中々に苦戦してるわねー上条も」

浦上「本当ですね。このままでは過労死してしまうんじゃありませんか?」

五和「上条さん……」

対馬「まったく、こっちだって苦労したわよ。五和の暴走をとめるのに」ハァ

五和「す、すいませんでした!あの時は我をわすれてて...」

対馬「まぁ、無傷とはいかなかったけどね」チラ

建宮「」チーン

香焼「」チーン

浦上(香焼さんは完全に巻き込まれただけな気もします)

対馬「まぁ、あの二人の事はほっときなさい。それより、これはかなり好都合かもね」

五和「え?どういう事ですか?」

対馬「実わね?十日前に私たちに接触してきたある人物がいてね」

対馬「その人も上条を奪還しようとしてたらしくて、この十日間準備していたらしいのよ」

五和「ある人物が上条さんを奪還する為の準備を……ですか?」

対馬「そ。その人物ってのがまーたすごい人でねー」

五和「い、一体だれなんですか?」

対馬「あー私が説明する必要もないみたい。後ろ後ろ」チョイチョイ

五和「へ?」

キャーリサ「久しぶりだし。天草式の女」

五和「キャ、キャーリサ様!?」

五和「な、ななななんでこんな所にキャーリサ様が!?」

キャーリサ「私がなぜここにいるかなどそんな事はどうでもいいし」

キャーリサ「で、対馬とやら。あの女はまだ当麻を取ってはいないでしょうね?」

対馬「はい、まだ大丈夫です」

対馬「それどころか今の上条の精神は最大主教の家庭教師によりかなり疲弊してる模様です」

キャーリサ「ふーむ……攻め入るには今が最大の好機みたいなの」

キャーリサ「あまり攻を急いては良くないのだけど、今は別」

キャーリサ「さっさと行くのが良いみたいだし」

浦上「行くって……キャーリサ様が自ら行かれるのですが?」

キャーリサ「この戦場では出し惜しみをしてても無駄みたいだし、攻め入るなら私が行った方がいいみたいなの」

キャーリサ「それに、私がたった一人で行くほど愚か者ではないとしってるの?」

対馬「え...?それってまさか!」

キャーリサ「この十日間私がなにをしていたと思っているの?」

キャーリサ「さぁ、さっさとはいってくるがいいし!」

  「ふん!本当にここにあのバカがいるの?」ゾロゾロ


  「そうでなければお姉さまも私も来ていないでしょうとミサカは当たり前の事を言います」ゾロゾロ


  「まさか。本当に来るとは思わなかった」ゾロゾロ


  「わ、私はただあいつを連れ戻しにきただけだからね!?」ゾロゾロ


  「今度こそはきちんとお詫びをしなければ...」ゾロゾロ


  「チッ、なんであたしまで……」ゾロゾロ


  「まぁまぁ、貴方様もまんざらではないのでしょう?」ゾロゾロ


  「ぐちぐちいってねぇでさっさと行きましょうや」ゾロゾロ


  「第一の質問ですが、なぜ私はここにいるのでしょう?」ゾロゾロ

対馬「こ、これは・・・!?」

キャーリサ「ふふん、最強かつ最少の精鋭部隊だし」

キャーリサ「ほれ、お前の名はなんというの?」

五和「へ?私ですか?」

キャーリサ「そうよ、槍使いの女」

五和「い、五和ですけど……」

キャーリサ「そうか、五和。貴様の当麻への愛はどれくらいの物なの?」

五和「え、あああ愛って!?」

キャーリサ「そんな程度で動揺をするようなら貴様はこの部隊に入れることはできないの」

キャーリサ「もし貴様もこの作戦に加わりたいなら、今ここで私たち皆に当麻への愛を宣言するがいいし」

五和「あ、愛を宣言ってそんなのできるわけが――「できないならいいし」

キャーリサ「所詮その程度の思いだったってだけだから」 

五和「え、あ...」

キャーリサ「さて、それじゃあ早速私たちは行くし」

五和「あ……ま、待ってください!!」

キャーリサ「ん?どうしたし」ニヤ

五和「わ、私も!私も行きます!!」

五和「上条さんへの愛なら、誰にもまけません!!」

一同「!!」

キャーリサ「フフン、よく言ったし」

キャーリサ「それでは五和を我らの部隊の十人目の席に座る事を許可するし」

五和「あ、ありがとうございます!!」

キャーリサ「では皆の者、出陣だし!!」

一同「オーーー!!」

対馬「な、なんだか大変な事になってきたわね...」

浦上「ほ、本当ですね」


もはや第三者とか言うレヴェルではなくなっていた。





土御門「ノリでついてきちまったけど、大変な事になってるにゃー」

建宮「ううむ、これは予想以上なのよな」

土御門「なんだ、まだ生きてたのか」 

建宮「女教呈代理をなめるんじゃないのよ」

土御門「そっちの下っ端はまだのびてるけどにゃ~」

建宮「香焼は犠牲になったのだ……」

土御門「それはいいとして、俺らはどうするにゃ~?」

建宮「それはもちろん」

土御門「もちろん……?」

建宮「楽しむのよな!」

土御門「やっぱそうなるにゃ~」


相変わらず波長の合う二人である。



       

※都合によりステイル×インは自主規制させていただきます※





上条「・・・」

ローラ「どうしたの?当麻。急に黙りこんだりしちゃって」

上条「死期が近づいてる気がする……」

ローラ「?」


その時だけは自分の予感が外れて欲しいと心から願う上条であったが、そうは問屋というか神がゆるさないのである。

はい、とりあえず投下終了です。

今回はぞろぞろとでてきましたね。
なんとなく口調でわかってくれるとかなりうれいしのですが……

今日の夜にまた投下します。なにかアクシデント等無い限り。

それと、次はちょっとだけ、ほんのちょっとだけシリアスになります。
シリアスにはあまりしたくありませんでしたが、この物語のトリガーとなる重要な事なので。

……文才が試されると思います。

それではまた今度ー。

ちょっと人呼んでみたくなったので一旦sage解除。
夜にはまた『sage』進行にするんで。


今回も面白かったぜい。あと、建宮は教皇代理な。

>>134
ありがとうございます。
不覚でした……

さっききづいたけど sage 解除したから人が来るなんてそんな幻想ぶちこr(ry

>>134,>>135
7,11巻頃の建宮さん以外は教皇代理とは認めない。
あの頃のあの人はまさしく教皇代理だったが、それ以降はただの偽者!
作者さん・・・・一瞬でいいからかっこいい建宮さんを出してください・・・・・

>>136
あ、ご安心下さい。

今はそれしか言えません。作者がネタバレはあれなんで。

これを夜に上げるのもどうかと思い今ちょっと投下。
本編ではありません。ちょっとしたものです。

上条がイギリスで十日間過ごした間の出来事



~学園都市~

窓のないビル

そこは、学園都市で最大権力を有し、さらには魔術界の中でも過去最強と唄われるほどの人物がいる場所。
その人間の名は、「アレイスター」 
学園都市のすべてを手にし、第三次世界大戦を勝利した者である。


今その人物は何もしていない。
上条がイギリスに行く事など想定外の出来事が起きているにもかかわらず。
答えは簡単。 彼は今、自らが作りだしたプランに踊らされて何もできずにいるのだ。

そんなビルを見つめる者が一人。


  「・・・」


率直に言ってしまおう。
彼には名など無い。故に「名無しの魔術師」などと同僚からは呼ばれていた。
だが彼はそれを内心否定している。
なぜならば、彼は魔術師でありながら魔術師ではないからだ。


名無し「アレイスター」

名無し「貴様が動かないのならば俺は動くぞ」

名無し「今やあの少年の周りには世界に喧嘩を売れるものが大勢いるな」

名無し「だがそれは許されぬことだ」

名無し「故に、俺が動くのだよ」

名無し「後悔は……するなよ」


そういってその者はケータイを広げ、学園都市にある飛行場へと向かう。
当然、かの者「幻想殺し」に会うため。

その者の目的はなんなのか。そんな物、知れたことである。
その者は、脳裏に幻想殺しの顔を浮かべる。

「世界を滅ぼしかねない者」の顔を...

本編はまた夜です。

どもーゴミ箱です―。
ちょっとできるだけ人を読んでみたいと思うんで最初の一回だけsage解除する事にしました。
まあだからって人来るってわけじゃないんですけどね( ´・ω・`)

さて、投下します。

~上条邸~



上条がイギリスに来てからすでに11日が経った。
家庭教師の契約は原則一か月と決まっている。
当初上条は一か月なんて長すぎると思っていたのだが……


上条「結構微妙だなこれ...」

ローラ「どうしたの?当麻。そんな難しい顔をしたりて」

上条「ローラの日本語矯正が中々時間がかかって一か月で終わるか微妙なんだよ」

ローラ「私の日本語はまだおかしいと言いけるの?当麻は」

上条「いや、大体の部分は良くなってきたんだけど……なんか前に戻ったっていうか」

ローラ「一か月と言っても後二十日もありけるのよ?」

上条「まぁそうなんだが……」

上条「今のローラの駄目な部分は前俺があった時にもおかしかった部分なんだよ」

上条「つまり、あの時あった後から付け加えておかしくなった部分はあらかた治ったんだけどな?」

ローラ「まぁ、そうなの?」

上条「あぁ。だけど元の部分が中々治らなくてなー」

上条「ちなみに最初日本語は誰に教わったんだっけ?」

ローラ「あのにっくき土御門なのよ!」

上条「土御門……次あったら一発位殴っとくか」



土御門「ばっちり聞こえてるぜよ、かみやん」

建宮「どうするのよな?」

土御門「丁度こっちも殴りたかったからお相子だにゃー」

建宮「仲がいいのよな」



ローラ「さぁ当麻。今日の授業をやるのよ」

上条「ん?おお、もうそんな時間か」

上条「さて、今日はどうするかね...」ピンポーン

上条「ん?」


そういって教室に行こうとする二人であったが、突然鳴った玄関の呼び鈴によりその足は引き止められる。

まちがえてsageわすれちまった


ローラ「あら、ここに来客とは珍しきね」

上条「確かに今まで一回も客なんてこなかったからな。宅配か?」

上条「とにかくローラは奥にいっててくれ。こんなとこに最大主教がいるなんて知れたら大変だからな」

ローラ「は~い」スタスタ


さながら子供の様に返事をして奥にいくローラ。
確かに日本語はいい感じになってきたがまだ礼儀等がなってない気がすると上条は思う。

とそこでふと上条は疑問に思う。 ローラって何歳だ?

ピンポ~ン♪


上条「おおっと、そんな事考えてる場合じゃねえな。はーい!!」ガチャ

上条「どちらさまです……か……」

キャーリサ「久しぶりだし、上条当麻」

上条「は...?」

上条「な、なんでこんな所に王女様がいるんですかね幻覚でしょうか」

キャーリサ「こんな所とは言い草だし。ここはイギリスだからなにもおかしいところはないし」

上条「あーそうでした」

キャーリサ「ところで、前にあった時は随分お世話になったし?」

上条「あ...いや、その節は本当にすみませんでしたあ!!」ドゲザー

キャーリサ「ふむ、まあいいとするの」

上条「と、ところで本日は何用でこんな所にいらっしゃったんでせうか?」

キャーリサ「ここに最大主教のあの女が当麻と同居してると聞いてきたんだし。今はいるの?」

上条「あ、ああ。ローラに会いに来たのか。ふぅ、びっくりしたぜ」

上条(まさかこんな所に英国王女がくるなんて思わなかったからな)


同居人も十分すごいのだがそんな事は気にも留めない上条である。

キャーリサ「ではお邪魔するし」

上条「あぁ、どうぞどうぞ王女さまー」orz

キャーリサ「別にそんな事当麻がする必要ないしー」

上条「え?あぁ、そうでございますか」

上条(ん?待てよ、当麻?)

キャーリサ「それにしても当麻、貴様はあの必要悪の教会の実質的なボスである最大主教を呼び捨てとはね」

上条「あぁ、いやこれはそのー」

キャーリサ「随分と仲がいいようだし」

上条「う……ま、まあそうだな」

キャーリサ「まぁそんな事はどうでもいいの」

キャーリサ「ちょっとこちらで色々と面倒事が起きて、その事についてローラに頼みごとがあって今日は来たの」

上条「はぁ、頼みごとでせうか?」

キャーリサ「でもぶっちゃけ当麻でもいいんだし、面倒事は嫌いだから当麻に頼んでいいか?」

上条「あー上条さんにできる事ならなんでもいいですよ?」

キャーリサ「なら単刀直入に言うし。当麻、しばらくこの家の部屋を貸してほしいし」

上条「は……?部屋を?またなんで?」

キャーリサ「それはちょっと言えないの。それを話すと当麻も危ない目にあうし」

上条「そ、そんな内容なら上条さんは是非聞きたくないんですよ」

キャーリサ「ふむ、それでいいし」

キャーリサ「で、部屋はかしてくれるの?」

上条「あぁ、まあ大分余ってるし別に良いけど」

キャーリサ「それと、当然ながら風呂や食事等も済ませてよいか?」

上条「まあいいと思うぞ?この家でかいし」

上条「で、つまりは人が泊まるって事でいいんだよな?誰なんだ?」

キャーリサ「私の部下だし」

上条「騎士団のやつらか?まあべつにいいか」

キャーリサ「では決まりだな?ちゃんと家賃は払うからしんぱいするなだし」

上条「いや、別に家賃はいらないから家を壊さないでほしいんですけどね」

キャーリサ「ふむ、承知したし。ではさっそく呼んでいいか?」

上条「あぁ、構わねえぞ」

キャーリサ「聞いたか?この家の主から許可をとったし!!さっさと入るがいいし!!」


そうキャーリサが玄関の外に向かって声をかける。
すると、ぞろぞろと足音が近づいてきた。

上条「ん?結構いるっぽいな。何人だ?」

キャーリサ「私も含めて11人だし」

上条「11人か。まあ大丈夫かな?」


上条はこのとき、同居人を増やす事になんのためらいも持っていなかった。
理由は至極当然な事で、ただ単に2人だとこの家はいささか大きすぎるからだ。

そんな安易な考えで部屋を、家を貸す。
その行為を彼はすぐに後悔することとなる。なぜメンバーを確認しなかったのか等も。

そして、キャーリサが連れてきた「部下」の面々が玄関から姿を現す。


キャーリサ「さぁ皆の者、この家の主にあいさつをするがいいし」

上条「・・・あ゛?」

御坂「ひ、久しぶりね!これからいいい一緒に住むけど、よ、よろしく!」

上条「( ゚д゚)...?」

御坂妹「お姉さまは緊張しすぎなのですとミサカはミサカはミサカは上条さんへのあいさつをそっちのけでつっこみます」

上条「(;゚д゚)...??」

姫神「久しぶり。上条君。」

上条「(;゚Д゚)...???」

吹寄「ふん!いままで何をしてたのか貴様にはたっぷりと話してもらうわよ!」

上条「(((;゚Д゚)))……????」

神裂「ど、どうも。お邪魔します……これからしばらく厄介になります」

上条「( ゚ Д ゚)!?」

シェリー「よぉ」

上条「( ;゚Д゚) !?」

オルソラ「お久しぶり、なのですよー」

上条「(  Д ) ゚ ゚  !?」

アニェーゼ「しばらく厄介になっちまいますね」

上条「(; Д ) 。 。  !?」

サーシャ「第一の質問ですが、私はここにいてよろしいのですか?」

上条「((((( ; 。 Д 。)))))!?!?!?」

五和「よ、よろしくお願いします……///」

上条「( ゚д゚)...」

キャーリサ「では当麻、改めてよろしくだし」

ローラ「当麻ー?さっきからなにか騒がしたるようだけどなにか……あら?」

上条「は・・・ハハハ・・・一体なにがどうな・・・って・・・・・・・」

上条「キュー」バタン


上条は余りのショックに倒れてしまう。
俗にいう「バタンキュー」である。


ローラ「と、当麻!?とうま!!は、はやくベットにぃ!!」ダッ

一同「!!」


ローラは倒れた当麻を抱えて急いで二階に上がっていく。
視界に入っていた筈のキャーリサなどそっちのけである。

キャーリサ「ちょっと驚かせすぎたし...」

御坂「そんなのんきな事言ってる場合!?私達も早くいかなきゃ―――― ガシ

御坂「へ?」

キャーリサ「若いの、攻を急いてはいい結果は残らないんだし。今はまつがいいし」

神裂「で、ですがキャーリサさま、あのままでは当麻は「当麻は?」

神裂「!!」

キャーリサ「当麻がどうなるというの?」

アニェーゼ「あのままじゃ最大主教にとられちまうっていってんですよ」

キャーリサ「ふむ、まあ確かにそうかもしれないが」

神裂「だったら!」

キャーリサ「忘れてはならないし!あの女は私たちよりもはるかに高いアドバンテージをもってるんだし?」

一同「……!!」

キャーリサ「今の私たちがいくよりもローラの方が当麻も幸せだと思うし」

キャーリサ「それに、あの女にできない事をした方が効果的だし...」ニヤ

キャーリサ「この中で一回でも当麻に料理を作ったか、家庭的だな等褒められた者は?」

五和「はい!」ノ

オルソラ「はいなのですよ」ノ

神裂「い、一応そんな事を言われた気が……」ノ

キャーリサ「よし、その者は私の後をついてくるがいいし」

キャーリサ「それ以外は指定の部屋で待機。この家の間取りは頭に入っている筈だから大丈夫だと思うの」

一同「アイアイサー」


五和、神裂、オルソラはキャーリサの後についていく。
それ以外の者は皆二階の空き室に向かった。

五和「キャーリサ様?一体なにをするんですか?」

キャーリサ「ふふん、さっき言った通りだし。あの女にできぬ事をすると」

神裂「最大主教にできない事……ですか?」

キャーリサ「あの女は今恐らく当麻をベットに連れて行って同じ場所にいるはず」

キャーリサ「なら、当然この家でできない事もでてくるの」

オルソラ「つまりは当麻様が倒れている間に家事手伝いを済ませてしまうという事でございますね?」

キャーリサ「そーいう事だし」

キャーリサ「さて、ついたし」

神裂「厨房……ですか?」

五和「大きいです...」

キャーリサ(元々は天草式の為に作られたなんて口が滑っても言えないし)

オルソラ「では早速」

神裂「オ、オルソラ?」

五和「一体何をしようというのでしょうか?」

キャーリサ「ぼやぼやしてていいのか?」

キャーリサ「オルソラは今の内に夕食の下準備を終わらせるつもりだと思うし」

五和&神裂「!!」

キャーリサ「でも今から下準備をしたとしてもすぐに終わってしまうの」

五和「という事はその後にほかの仕事もすれば……」

神裂「当麻の為になるということですね」

キャーリサ「そうだし。重要なのは寝ている間に全部が終わってる事だし」

キャーリサ「やるなら急いだ方がいいし?」

五和「は、はい!オルソラさん、手伝います!!」

神裂「オルソラ、私もです!!」

オルソラ「まぁまぁ、ではお二人は和食など作ってはいかがでございますか?」

キャーリサ「うむ、こっちは万端なの」

キャーリサ(中々オルソラは賢いの。好敵手だし)

キャーリサ「さて、次は攻撃的チームだし」


どうやらキャーリサの中での女子達の区分けは性格できまっているらしい。


キャーリサ「そうだし。ここにいる者たちは性格に癖があるからわけやすいの」

キャーリサ「ちなみにこうだし」


保守的=神裂、五和、オルソラ

攻撃的=御坂、シェリー、吹寄

普通=御坂妹、アニェーゼ、サーシャ


キャーリサ「こんな感じだし」

キャーリサ「攻撃的はツンデレと読むんだし。まちがえるなよー」


ああ、どうも。


キャーリサ「べつにこれぐらいなんともないし」


ところでだれか忘れてません?


キャーリサ「...?」

キャーリサ「1、2、3....」

キャーリサ「確かに人数があわないの。おかしいの」


ですよねー。


キャーリサ「ま、まあいいの」

キャーリサ「兵の性格にあわせて作戦を組むのは指揮官として当然だし」

っと、そうこうしている間にキャーリサは二階につき、各々が待機しているはずの部屋の前に立つ。
部屋のドアには前もって渡しておいた名前のプレートが張られてある。
そんなドアの前でキャーリサは...


キャーリサ「集合!!」

御坂「!」バタン

シェリー「...」カチャ テクテク

アニェーゼ「ほいほい」バタン

御坂妹「集合がかけられましたとミサカは(ry」

キャーリサ「うむ、先ほど下のチームには命令をくだしてきたの」

キャーリサ「だから今度は御坂、シェリー二人が責める番なの」

シェリー「はぁ?あたしらが?」

御坂「ど、どうやって?」

キャーリサ「あわてるではない。ただ『今度は』といっただけだし」

キャーリサ「まだその時ではないけど、準備だけは怠るなよ?」

シェリー「チッ、めんどくせえ」

キャーリサ「それならさっさとこの家から出ていくがいいの」

キャーリサ「戦意を喪失した者は作戦に支障をきたすの」

キャーリサ「安心するがいいし。シェリーがいなくなった後もだれかが当麻をとるだろうからな」

シェリー「……わーったよ!」

キャーリサ「御坂は?」

御坂「わ、わかってるわよ!!」

キャーリサ「ならいいし」

キャーリサ「妹とアニェーゼはしばらく当麻と絶妙な関係を維持するがいいの」

キャーリサ「今は全員の力であの女のアドバンテージを崩すのが先なの」

キャーリサ「個人個人の戦いはその後なの」

御坂妹「了解しましたとミ(ry」

アニェーゼ「わかりましたよ」

キャーリサ「じゃあまたなにかあったら呼ぶの。解散!」


キャーリサがそういうと一斉に各々の部屋に戻る。

キャーリサ「さて、残るは二人ね」


やっぱり忘れてますね?


キャーリサ「?」

キャーリサ「なんの事なの?」


いえ、いいです。


キャーリサ「次はサーシャと吹寄ね」


吹寄とサーシャ(と忘れられているが姫神)は先ほどの面々とは別の場所の空き室を使っている。


キャーリサ「吹寄は前もって言ってあるから、サーシャね」

キャーリサ「サーシャ?ここを開けるがいいし」コンコン

サーシャ「はい、なんでしょうかキャーリサ様」

キャーリサ「では、貴様に命令を与えるし」

キャーリサ「これは私たちの中でもサーシャにできない重要な事だし」

サーシャ「第一の質問ですが、そんな事を私ができるのでしょうか?」

キャーリサ「ふふん、その質問に答えるまえにまずはこれに着替えるがいいし」バッ

サーシャ「!!!」


キャーリサが出した服は、事前に調べておいたサーシャが好むような服である。  ※あえて描写はしません


サーシャ「だ、第二の質問ですが、そそそれに着替えると魔術的効果などがうすれてしまうのですが」

キャーリサ「ふん、心配ないし」

キャーリサ「今回の作戦に魔術は必要なしなの」

サーシャ「第三の質問ですが、早速着替えてもよろしいでしょうか?」

キャーリサ「おぉ、早くきがえるがいいの」

サーシャ「で、では!!」ババッ


そういってサーシャはものすごい勢いでキャーリサから服を奪い取ると、自室に入ってしまった。


キャーリサ「おーい、まだなのー?」

サーシャ「い、今でますので...」ガチャ

キャーリサ「おお、かなりかわいくなったし」

サーシャ「第四の質問ですが、これを来てどうしろと言うのですか?」

キャーリサ「ふふ、それはね~」

キャーリサ「―――」ゴニョゴニョ

サーシャ「!!」

キャーリサ「わかったの?」

サーシャ「その質問への回答ですが、是非やらせていただきます」

キャーリサ「うむ、それでいいし」


サーシャへの命令を終えたキャーリサは自室へと向かう。
キャーリサの自室は三階である。


キャーリサ「さて、これであらかた終わったの」

キャーリサ「これであの女のアドバンテージはほぼ消し炭だし」

キャーリサ「ふふ、当麻は私の物だし。誰にも渡さないしー」


寝込む上条に対して容赦無く攻め立てる軍事のキャーリサ。
恐るべし。





~土御門&建宮チーム~

建宮「なんだか皆本気なのよな」

土御門「そりゃー指揮官がキャーリサ王女だしな」

建宮「ではそろそろ」

土御門「俺らも動くとするかにゃー」


全ての様子を見る鼠二匹もまた行動するのであった。

これで本日分は投下終了です。

ちょっと展開が強引ですが、あまりだらだらこんな所を進めてもしかたないので。

はて、今気づいたのですが>>1で安価取るとかふざけたこと言ってますね。
あれは無しの方向でお願いします。

では、また今度。

今気づいたけどレススピードなんてあったのか。

20前後をキープしたいな。

とりあえず投下。
またちょっとした小事です。

~上条&ローラの部屋~

例によって例のごとく上条が倒れた後の事。
上条はベットで寝込み、ローラは傍に付き添っている。
もう既に一時間半は寝込んでいる。


ローラ「なかなか……目覚めぬわね」

ローラ「当麻、一体なにがあったといいけるかしら?」


ローラはかなりというか怖い位に落ち着いていた。
上条が倒れたというのになぜだか慌てることがない。
なぜだろうか、自分でもわからない。


ローラ「玄関にいたのは軍事のキャーリサね。それに、女子寮の連中もいた気がしたるわね」

ローラ「キャーリサの目的もまた、恐らくは当麻を手中に入れる事かしらね」

ローラ「ふむ...そうね、今頃はもう部下たちに命令でも下してるかしら?」


ローラの考える通り、キャーリサは今五和や神裂、オルソラを引き連れ厨房にいる。
お互いの腹の内など鼻から知っているのだろう。


ローラ「私とキャーリサどちらが当麻を取っても未来は変わらずだといいたるに」

ローラ「・・・」

ローラ(本当に……変わらないの?)

上条「うぅ……ん...?」


そうしてローラがまた思考の渦にはまるかというときに、上条は目を覚ます。


ローラ「あら、やっと起きたりね。当麻」

上条「あれ?俺……なにしてたんだっけ?」

ローラ「キャーリサ」

上条「ううぅ……眩暈が...」

ローラ(なんだか一種のトラウマになってるのかしらね)

ローラ「当麻、あの時何を見たの?」

ローラ「倒れるなんてよっぽどの事になるのよ?」

上条「えーっと……」

上条「?」

上条「あれ……なんであいつらここにいるんだ...?」ハハハ

ローラ「もしや、神裂では?」

上条「い、いや、俺が見たのはそんなちゃちなもんじゃねえ、俺が見たあいつは……あいつらは俺のこの日常を...」

ローラ「ん?」

上条「本当になんでここにあいつらが……」

ローラ(話がすすまないわね)

ローラ「当麻はもう少しやすみたるがいいわね」

上条「そ、そうさせてもらうか」


そういって上条は布団を被り、ベットの中にもぐりこむ。
で、ローラは...


ローラ「さて、それじゃぁ私も」モゾモゾ

上条「・・・おい、ローラ。なにしてんだ?」

ローラ「私も眠くなったから寝るだけよん♪」

上条「はぁ……まぁいっか」

ローラ(当麻も随分と丸くなったわー)

ローラ(これをあいつらに邪魔されるわけにはいかないわね)

ローラ(当麻は私の物なんだから)


今のローラの頭の中ではキャーリサ達の作戦に対抗する手段が考えられていた。
勿論それは上条を誰にも渡さないためである。

つまり 「イギリスについての事などほぼ皆無」であった。

これが何を意味するか……それに気づくのはいつなのであろうか。


とりまこんだけ。
ちょっとここだけはキリがよかったから。

こんなんだからsage解除せんでもええよねー

まぁあげて変なやつに目をつけられるとめんどくさいから下げ進行が望ましいわけだが
>>1がすることに文句はつけないし
人呼びたいのであればあげ進行もやむなしなのかな

>>163
変な奴がくるっていう発想はなかったですね。
やっぱりさげ進行でいきますかー。んーころころかえてすまないです。
SS速報にはROM専の人が多いって聞いたんだがそうなんだろうか?

あとこのSS書いてて上条さんがうざくなってきた。
なにローラと一緒に寝てんだよ一回殺そうかしら。

>>164応援している

ロ-ラ×上条 最後まで書き上げたのは読んだことが無いので

期待もしている。

ちょいいつもより短いけど一旦投下します。
この土日足してもあんま平日と変わらん投下量だなこれじゃ。
すんません。

~上条邸~

時刻は夕方

上条が倒れてからもう三時間は経っている。
だがそれでもキャーリサは動じる事もなく、後々の展開を考えている。


キャーリサ(ふむ……やっぱりあの女の考えている事は予測できないの)

キャーリサ(今どうなってるか部屋の様子を見れないのもかなり痛手だし)

キャーリサ(とりあえずはサーシャに動いてもらわないと何もできないし)


そう考えている間に、上条の部屋の扉が空いたのをキャーリサは隠しカメラで確認する。

ちなみに勘が鋭い人はもう気づいているかもしれないが、この家の隠しカメラやマイクを統括している場所は全て同建物の三階にある。
外からだと明らかに三階はあるのになぜか三階がない。その秘密はここにあった。
連絡路は外側にある階段である。ふつうの壁に偽装されているため、念入りに調べなければ分からない程だ。


キャーリサ「ようやく動いたんだし!」

キャーリサ「って……これはどうゆうことなの?」


キャーリサが見ている映像は、ローラと上条が部屋から出てくるものである。
ただ普通と違う点は、その上条がローラと手を握っている所であろうか。


キャーリサ(予想外だし……まさかあの女と当麻がここまで仲が良かったなんて思わなかったし)

キャーリサ(さて……この戦線は結構きびしいし)


そう唸るキャーリサは、ローラが一瞬だけこちらを見たのを気づけなかった。


~数分前~

上条は既に完全に回復し、ベットから起きていた。


上条「うわー寝ちゃったよ寝すぎましたよ何を昼間っからだらだら寝てるんですかね上条さんは」

ローラ「別に仕方ない事なのだから良きでしょ?」

上条「つってもこれはひどいですよ...」


そういって上条が時計を見る。


上条「あーもう夕食の準備しなきゃな」

ローラ「今日はなにかしらん?」

上条「ん~そうだな...」

上条「よし、ローラの好きなイクラ丼でも作りますかね!」

ローラ「本当なるの!?」

上条「ええ、いいですとも。今日はパーっとやりますか」

ローラ「ふふん♪それなら早く行こうではないか~当麻」グイグイ

上条「はいはい分かったからってそんなに押すなよ」

ローラ「イ~クラーイ~クラー♪」

上条(まるで子供だな、こりゃ。ほかの奴らが見たら一体どう思うんだか)


実際上条の言うとおり、さすがにこれは異常である。
普段のローラも確かにどこか垢抜けている所はあるが、ここまで子供の様に他人に接する事はほぼない。
これが何かを考えての行動ならば恐ろしい事だが、恐らく何も考えていないであろう。
まさしく「素」の行動なのだ。
そんな事を考えている上条だが、今現在とても大変な状況だという事をすっかり忘れている。

ローラ「あ...」ピタ

上条「ん?」


突然ローラが部屋のドアの前で止まった。


ローラ「当麻、ちょっと手を出したれ」

上条「ん?なんだ?」スッ

ローラ「えいっ!」ギュ

上条「へ?あのー急にどうしたんでせうか?ローラさん」

ローラ「あまり気にする事もなきにけるのよ、当麻」

上条「んーそうか?てかお前なんか日本語悪化してるような気が――「べ、べつに悪化などしてなき事よ!」

上条「いやまあ、それならいいんだけどな」

ローラ「ほれ、さっさといきとうぞ、当麻」

上条「はいはい」ガチャ


扉を開ける上条の手とは逆の手には平然とローラの手が握られている。
最初は一緒に風呂に入ったり急に抱きつかれたりで騒いでた上条であったが、何処かもう慣れた様子である。


上条「あれ……?」

ローラ「ん?どうしたのか?当麻」

上条「なーんか重要な事を忘れてる気がする……」

ローラ(もしかして女子達の事を忘れてるのかしら)

上条「まぁいっか」

ローラ(ここは教えない方が……)

上条「さーて、ちゃっちゃと下ごしらえをすますとしますかね」ガチャ


そういって厨房に入った上条の目の前に入ってきた光景。
それは、なぜかびしょ濡れで涙目になった神裂と、横でおしぼりを差し出す五和であった。

神裂「あ……」

五和「え、えーっとこれはですね」

上条「は、ははは……お前らこんな所で一体なにをしてるんだ...?」

ローラ(あらら、これは予想外ね)

上条「そうか、思い出したぜ。さっき俺が寝てた理由といいなんか頭に引っかかる事といい...」

神裂「か、上条?ここここれには訳がありまして」

五和「そ、そうです!!これには深い深いわけがあってですね?」

上条「あーなんか久しぶりにこれ言う気がするなー...」キラキラ

五和「はい...?」

神裂「・・・?」

ローラ(まぁこっちの方が私には好都合かしらん)


そう思いつつローラは自分の耳を両手で塞ぎ、横にいる上条は頭を手で抱え――――


上条「不幸だああああああああああああ!!!!」


家の中に不幸少年上条の18番が轟くのであった...

~食堂~

今現在この家にいる(と思われる)人間が全員集合している。
上条が自体を把握するために全員を呼んだのだ。ちなみに夕食も兼ねている。


上条「で、なんでお前らがここにいるんだよ」

御坂「おまえらって」

御坂妹「誰の事をとm(ry」

姫神「言ってるのか。」

吹寄「まったく分からないわね」

上条「だーーーーかーーーーーーらーーーーーーー」

上条「学園都市にいるはずのお前らがなんでここにいるんだってきいてんだよ!!」

キャーリサ「それは私が連れてきたんだし」

上条「はぁ!?キャーリサがつれてきた!?」

キャーリサ「たまたま別件で学園都市にいったらこいつらにからまれたの」

キャーリサ「そんでもってなんやかんやでついてきちゃったし」

上条「もう上条さんわかんない!!」

ローラ「・・・」

御坂「な、なによ!あんただって急にいなくなって!!」

吹寄「そうよ!なにが出席停止よ!」

上条「いやそっち!?」

御坂妹「私もお姉さま方と同意見ですとm(ry」

姫神「私も。かみj「私たちはあんたを連れ戻しに来たんだからね!!」

上条「はぁ?俺を連れ戻す?」

御坂「そうよ!!そこのローなんたらって女からね!!」

ローラ「ん?私から?」

上条(いやそこまでいったなら最後まで言えよ)

姫神「そう。あn――「貴方が学校に手を回した人ね!?」

吹寄「上条は絶対に私達が学校に通わせるんだから!!」

上条(いやお前らが学校どうしたんだよ)

ローラ「ふむ。確かに学校に手を回しけるのは私ね」

ローラ「で、連れ戻すとはいかに?」

御坂妹「そのままの意味ですと(ry」

御坂妹「省略しないでくださいとミサカは宣言します!!」

上条「へ?」

ローラ「?」

御坂妹「いえ、こちらの事です」

キャーリサ「つまり、無理やり脅されてきた上条を連れ戻しに来たってこの子達は言いたいんだし」

キャーリサ「別に変な事でもないし」

上条「それでなんで俺の家に住む事になんだよ」

上条「それになんでアニェーゼとか神裂とかもいるんでしょうねもうわかりましぇーん」

神裂「わ、私達はただ貴方にお詫びというかなんというか」

アニェーゼ「そうっすね。こないだ気絶させた詫びってやつですよ」

上条「詫びるならでてってほしいです」

キャーリサ「本当に出てって良いの?当麻」

上条「は?」

キャーリサ「当麻が寝ている間にこの家の掃除や家事は全部終わらせておいたし」

上条「え?」

シェリー「ほんっとーに理解がおせえ野郎だなてめぇは」

シェリー「てめーが伸びてる間にあたしらがこの家の雑務をやっといたっつってんだよ!」

上条「そ、そうなの?」

オルソラ「そうなのでございますよ」

キャーリサ「ってことでこれから当麻の家の家事やら掃除は私たちに任せるがいいし」

キャーリサ「これが私たちなりのお詫びという奴だし」

キャーリサ「断られると大分困るし」

上条「あー...」

上条(だめだ。あまりの事に理解が追いつかん)

上条(ってかそんな事より...)

上条「一番謎なのはお前だよ!!サーシャ!!」

サーシャ「第一の質問ですが、それはなぜなのでしょう?」

上条「お前俺となんの関係もねえじゃねえか!!」

サーシャ「第一の回答ですが、私はキャーリサ様の護衛となっています」

上条「はぁ……護衛?」

キャーリサ「そうだし。今はサーシャは特例として私の護衛となっているの」

キャーリサ「前大戦の事もあって今サーシャの立場はとても不安定なの」

キャーリサ「そこを私の護衛とする事でなんとか危険は回避したってわけだし」

上条「うーむ……」

サーシャ「私見ですが、私は別に上条当麻の家に住むのではなく、キャーリサ様の傍にいるという事としています」

上条「よし、もうキャーリサとかはいいや」

上条「で、御坂や何故かいる吹寄はなぜここに住むんですかね?」

御坂「べ、別にいいでしょ!?」

御坂妹「どうせこんな広い家なのだからいいですよねとミサカは少し嫉妬の念を送りつつ答えます」

吹寄「私達だってこんな家で暮らしたいのよ!!」

姫神「あれ。なんでだっけ?」

上条「( ゚д゚)...」

キャーリサ(うわ~やっぱり連れてくるんじゃなかったし)

ローラ(これはひどきことね)

上条「まぁ……もういっか。うん、こんな事日常茶飯事だし」

上条「さぁさぁ皆さんとりあえずたべるとしましょういただきます」

ローラ「うむ、いただきます」

御坂「へ?あぁ、えーっと」

五和「上条さんがたくましくなってる……」

神裂「それは違うと思いますよ、五和」

アニェーゼ「まぁとりあえず食っちまいましょうや」

シェリー「食うか」

キャーリサ「なんか理解を諦められた気がするの...」

サーシャ「第二の質問ですが、私もこれを食べてよいのでしょうか?」

キャーリサ「良いと思うの。私も食べるし」

吹寄「まったく、のんきなんだから……イギリスよ!?イギリス!!」

御坂妹「そんな事しっていますとミサカは行儀悪く口に物を入れたまま喋ります」

姫神「あ、おいしい。」


結局上条は状況を理解したのかしてないのかいまいち納得できないままに夕食は終わった。
ぶっちゃけると上条はあまりの事につっこみが間に合わなかったから姫神をフォローできないだけであってうんたらこうたら



~夕食後~

上条「ふー食った食った」

ローラ「やっぱりイクラはおいしいなるわね~」

神裂「結局私達の和食には手を付けてくれませんでした……」

五和「私の最大のアプローチポイントがぁ……」

オルソラ「おせんべいはおいしいのでございますよ」バリボリ

キャーリサ(むーこれは中々厳しい状況だし)

キャーリサ(まさか女子達の作った料理よりも自分で作った料理を優先するなんて思わなかったの)

キャーリサ(まぁ何をするかはさておき、とりあえずこれをやっとかなきゃいけないわねー)

キャーリサ「あー学園都市から来た面々よ、よく聞きたまえ―」

御坂妹「はい、なんでしょうかとミサカは満腹ムードで聞きます」

吹寄「ん?イギリス?」

姫神「それは。ちょっとおかしい。」

御坂「吹寄さんが壊れてる...」

キャーリサ「そちらにはすまんが即刻帰るが良いし」

吹寄「へ!?イギリスに帰るですって!?」ガタッ

姫神「吹寄は放っておいて。なんで?」

御坂妹「もはやギャグですねとミサカは内心焦りまくりで席をたちます」ガタッ

御坂「ちょ、ちょっとどういう事よ!?」

キャーリサ「それは簡単だし。お前らには学校があるんだしー」

姫神「話が。違う。」

吹寄「そうよ!私達はイギリスにこれるっていうから上条にあいにきたのに!!」

御坂妹「もうつっこむのはやめますと言いつつミサカは特に問題が無いと心の中でガッツポーズをします」

御坂「私だって学校くらいやすむわよ!!」

キャーリサ「あー御坂は残ってていいし。残りの三人は即刻帰るがいいし」

御坂妹「どうしてですか?とミサカは学校が無い事を主張します」

吹寄「いくらなんでも横暴よ!!」

姫神「どういう事?」

御坂「私はいいの?」

キャーリサ「何度も言わないし。御坂妹以外は学校に行けし。妹は学園都市側から調整やらなにやらで帰ってこいだと」

キャーリサ「御坂はちょっと別件で残ってもらうの」

姫神「そ。そんな。」

吹寄「え?まさか今から?」

御坂妹「」チーン

キャーリサ「うむ、今からだし」

キャーリサ「飛行機の手配はすんでるし。今から行けば朝頃にはつくし」

姫神「まさか。またあれにのるの?」ガクブル

吹寄「ぎゅ、牛乳がぁ...」ガクブル

御坂「私だけ?なんで?」

御坂妹「」

キャーリサ「さーとっととでてくがいいし!!」

姫神「ちょ。なんか体が勝手に玄関に引き連れられる。」ズルズル

吹寄「なによこれ!どうなってんの!?」ズルズル

御坂妹「もうなにもかもどうでもいいとミサカハミサカハミサカハ」ズルズル

キャーリサ(これで作戦に支障をきたす物は排除したの)


そうしてきてそうそうに姫神、吹寄、御坂妹は退場する羽目になった。 な ぜ き た し 

そんなやりとりを横で見ていた上条は、なんだか大変だなーと他人事であった。


上条「まぁ学校にはいかなきゃな」ウンウン

上条「さーて、なんか疲れたしとりあえず風呂でも入るか―」

一同「!!」

ローラ「もう入るの?当麻」

上条「ああ。ゆっくり湯につかりたい」

ローラ「ふふ、なんだかおじいさんの様なるわね」

上条「もうつかれたんじゃー」

ローラ「まぁそういうのならば私も、もう入ろうかしらねー」

一同「!?」

上条「あのーローラさん?こんな大勢の前でそんな事をいうと……」

ローラ「ん?どうしたといいけるのかしらん?」チラ

キャーリサ(これは……まずいし)

神裂「なぁ!!あああああ最大主教は今ななななんと!?」

五和「た、確か今一緒にはいるって」

御坂「///」ボンッ

シェリー「あーなに、そういう関係?」

アニェーゼ「これはちっと予想外でしたね」

オルソラ「あらあらまあまあ」

キャーリサ(まさかここまでとは思ってなかったし)

ローラ「・・・」ニヤ

キャーリサ(この女まさか……狙って!?)

上条「え、えーっとローラさん?」

ローラ「どうしたの?当麻。いつもの事じゃない?」ニコ

一同「!!」


上条「いや、まあそうなんだけどって何皆さん武器を構えて怖い顔をしているんでせうか?」

神裂「ほぅ……『い つ も』ですか」チャキ

五和「ふふ」ニコ チャキ

御坂「へー『い つ も』なんだー?」バチバチ

シェリー「・・・」スッ

アニェーゼ「はぁ……まぁこうなっちまいますよね」カチャ

オルソラ「フフフフフ☆」スッ

上条「ははははは、皆さん一体どうしたというんだね?」

ローラ(ちょっと焚き付けすぎにけるかしらね?)

神裂「ふん!!」ビュバ!!

五和「せい!!」ブン!

御坂「チェイサー!!」ドゴォ!

シェリー「・・・」ブン ドゴォ!!

アニェーゼ「えい!」ガキン!!

オルソラ「えい!なのでございます」ブン!!

上条「なんかデジャぶべらあああ!!」

キャーリサ「はぁ……やっぱりだし」ガク


上条はローラの仕掛けた地雷に巻き込まれてまたもや意識不明の重体に陥るのであった。

果たして、上条はこの家から生きて帰る事はできるのか?
それは彼の努力しだいである。






はい、投下終了でございます。
ちょっと展開早めです。若干強引な感じが否めません。
まぁこんな所をグダグダ進めてもって感じがあったんで。
あ、でも風呂の下りはまだあるんで安心してください(なにが)

>>166
そうなんです。まだ完結してるのはないんですよ。
まあだから書いてしまったんですがね。期待してもらえてうれしいです。

ではまた今度ー

乙~
さすがにローラ以外の扱いが雑すぎだと感じた
これだったら最初からださない方がいいと思う

それとは別に上条×ローラは結構好きなんで期待してる

>>181
うぅ・・・やはりそこをつかれましたか。
これからちょいちょいそれぞれの扱いの場を増やしていくのでお許しください。

はい、ゴミ箱です。
今日vitaにヴィーナス&ブレイヴスなるゲームをいれてみました。
結構おもしろくて執筆に影響がでてしまわないかひやひやでした。

さて、こんな無駄話もここらへんで投下しますか。
あ、ちょっとだけいつもより短めです。

~イギリス空港~

姫神「どうして。私達はかえらなきゃいけないの?」

吹寄「本当よ!まったく、せっかくのイギリスなのに」

御坂妹「さっきからイギリスイギリスと貴方は上条さんはどうでも良いのですかとみ(ry」

吹寄「い、いや別にあいつを無視するわけじゃないのよ!?」

吹寄「ただ私はせっかくのイギリスなのにこんなに早く帰るなんてって思ってね」

姫神「・・・」ピク

姫神「でも。学校は大切だよね」

吹寄「それでもイギリスよ?外国なのよ!?あそばないともったいないじゃないの!!」

姫神「・・・うん。」

御坂妹「そもそもミサカは外国にはあまり興味が無いとミサカはお土産を買いたい気持ちを抑えながら言います」

吹寄「お土産?あ、じゃあ買っていこっか!」

御坂妹「買ってしまってよろしいんでしょうかとミサカは後が怖くないか恐る恐る尋ねます」

吹寄「大丈夫大丈夫。別に誰が咎めるわけでもないから!」

御坂妹「ならば憂さ晴らしに買っていきましょうとミサカは早速何を買うかを考えます」


二人は早速空港のお土産売り場に走って行ってしまった。
どうやら二人はお菓子でも買うらしい。


姫神「・・・」チラ


姫神がそのお菓子屋さんのすぐ横を見ると、そこには健康に良い紅茶やらが置いてある。
どうやら体の老廃物を打ち消すらしい。日本人も安心なすべて日本語表記である。


姫神(なんだろう。この違和感。)


姫神のその予感はただの女の勘ではなく、いつもの日常に紛れたほんの些細な異常を見つけるような物であった。
存外日常に紛れた異常。つまりは「非」日常とは見つけにくいものなのである。


姫神(気にしすぎ……かな?)


姫神がそうやって不信に思ってる間も、御坂妹と吹寄はお土産選びを楽しんでいるようだ。

ここにいる姫神を無視して...

~上条邸~

翌日


上条「うー・・・あ?」


上条が目を覚ますと、そこはいつも寝なれたベットであった。
気のせいか体の節々が痛い。なんでだろうと思い出す上条は昨晩の事を思い出す。
結局上条は女性陣の攻撃により意識不明のままであったらしい。


上条「いつつつ...さすがにこれはしゃれになんねぇな……」

上条「あれ?包帯まかれてんじゃん」


上条が半身起きて自分の体をよく確認してみると、丁度痛い部分に包帯が巻いてある。
一見すると重症患者だが、本人はそれ程でもない。


上条「一体だれが...?」モゾ

上条「ん?」チラ

ローラ「・・・」スゥスゥ


上条が自分の横をみると、ローラが寝ていた。
珍しく髪留めが取れている。このままでは自慢の髪も傷んでしまうだろう。


上条「やっぱり……こいつだよな」

上条(なんだか世話ばっかかけちまってんな...)

上条「ありがとうな」ナデナデ


そう思った上条は、お礼の念を込めて頭を撫でた。
彼にはそれが精一杯の行為であった。


上条「さて、起きますかね」モゾモゾ

上条「おっと、ローラを起こさねえようにしねえとな」

上条「今何時だ?」


上条は自分の部屋の時計を確認する。
時計の長針は丁度真上を指しており、短針はⅩⅠをさしている。つまりは十一時だ。


上条「ゲッ!もうこんな時間かよ」

上条「この家に来てからは早起きを心掛けてたんだけどなー」トホホ

上条「まぁまだ昼の準備は大丈夫かな?とりあえずシャワーだけでも浴びねえと」

上条(つってもああ広いとシャワーって感じがしねえんだよな)ガチャ


そんな事を考えつつも急いで浴場に行こうとする上条だが、その足は部屋のドアを開けた所で早速止まってしまう。


神裂「」

上条「はい、ありがとうございましたー」バタン

神裂『ちょ、上条!?顔を見た途端逃げるとはどういう事ですか!?』バンバン

上条「うるせえ!!てかお前らまだここにいたのか!?」

神裂『昨日許可を取ったじゃないですか!』ドンドン

上条「うおぉ!?と、とりあえずドアを叩くな!壊れる!!」

神裂『はっ!し、失礼いたしました』

上条(聖人の力でドア叩くとかしゃれになんねえよ……壊れてねえよな?)

神裂『そ、そのー上条?実は一つ言いたいことがございまして……』

上条「ん?なんだ?」

神裂『き、昨日は本当に申し訳ありませんでした!!』

上条「あー……」


上条は扉越しなのでわからないが、恐らく頭をさげているのだろうと推測する。
だが実際は頭をさげるなんてレベルではなく完璧な土下座であった。
やはり神裂は日本人。それはそれはきれいな土下座である。


上条「いや、急に誤られてもこまるんですが」

神裂『な...!!わ、私がどれだけこれを言うのに時間のかかった事か……』

上条(聞こえてますよー)

上条「まぁその事に関してはまた昼にでいいだろ」

上条「とりあえずはそこをどいてくれ」

神裂『へ?何故ですか...?』

上条「神裂がいると怖くてでれない」

神裂『!!!!』


上条がそういった後、神裂は黙りこくってしまった。


上条「おーい、神裂さーん?聞こえてますかー?」


まぁ上条がそんな事を言うのも当然と言えば当然か。
なにせ上条は二度も5人以上からリンチされたのだから。
しかも相手は聖人やらゴーレムやらである。それに付け加えキレた女達。
これがトラウマになって残らない方がおかしい。

まぁ、簡単にいってしまえば神裂やアニェーゼ達の株は大暴落していたのだ。


神裂『もう……よいです。私は...』カツコツカツコツ...

上条(ん?いったのか?)


上条がそう思い恐る恐るドアを開けると、そこにいたのは...

サーシャ「第一の質問ですが、お体は大丈夫でしょうか?」

上条「ん?なんだ、サーシャか」

サーシャ「愚痴を言うようですがなんだとは言い草ですね」

上条「いやーさっきまでこわーいお姉さんがいましたからね」ハハハ

サーシャ「第二の質問ですがそれは神裂火織ですか?」

上条「あーまぁな」

サーシャ「第三の質問ですが、それはなぜです?」

上条「そりゃーそうだろ。あいつに二回もぼっこぼこにされたんだからな」

上条「そういえばサーシャはなにもしてこないんだな」

サーシャ「第一の回答ですが、私はむやみに暴力はふりませんので」

上条「嘘つけ」

サーシャ「前言撤回です」ブン

上条「うおぉ!?すんませんごめんなさいだからそのバールをしまってえええ!!」

サーシャ「むぅ……」

上条「ん?すぐしまうんだな」

サーシャ「第二の回答ですが、やめろと言われたのでしまっただけです」

上条「こ、こんな物分りのいい奴だったなんて」

上条「サーシャはええこやぁ……」ワッシワッシ

上条(他の奴もこうだったらいいんだけどなぁ……)

サーシャ「やっ、ちょ!!あ、頭を撫でるのはやめてください!!」

上条(あれ?そういえばサーシャの頭って初めて見た気がする)

上条「そういえばサーシャ、お前なんか変わったか?」

サーシャ「第四の質問ですが、見てわかりませんか?」クルリ


そういってサーシャはその場で一回転してみせる。

上条「あぁ、なるほど。服か」

サーシャ「第三の回答ですが、気づくのが遅すぎます」

上条「はは、ごめんごめん」

上条「なかなか似合ってるな。かわいいぞ?」

サーシャ「...!!」///

上条「ん?どうした?サーシャ」

サーシャ「な、なんでもありません!」

上条「そうか、ならいいんだけど」

サーシャ(少しとりみだしました)

サーシャ「第五の質問ですが、上条さんはこれからなにをするつもりなのでしょう?」

上条「上条さんは今から豪華な風呂でシャワーを浴びようと思っていたのですよ」エッヘン

サーシャ「私事ですが、そういえば私も昨日はお風呂に入っていません」

上条「へ?そうなのか?」

サーシャ「昨日は皆さん上条さんが気絶なされてからそれぞれの部屋に閉じこもってしまいました」

サーシャ「よって、皆さんもお風呂にはいられておりません」

上条「ってことはローラもか……?」

サーシャ「第四の回答ですが、最大主教は上条さんを介護するので慌てていたようです。当然入っていないでしょう」

上条「そっか……やっぱりローラがこれを...」チラ


そういって上条は自分にまかれている包帯をみる。

サーシャ「憶測ですが、恐らくそうでしょう。かなり慌てていたようです」

上条「あー……本当に迷惑かけちまったな、ローラには」

ローラ「別に良いたる事よ」


そうローラの眠たそうな声が上条の後ろから聞こえる。


上条「あ、起こしちまったか」

サーシャ「おはようございます、最大主教」

ローラ「ふぁああ……んーーー!・・・っはぁ!」ノビー

ローラ「おはよう、サーシャ=クロイツェフ」

上条「まだ寝てなくていいのか?」

ローラ「昼過ぎまで寝とる者などそうそういなくてよ、当麻」

上条「つってもまだねむたそうだけどな」

ローラ「う、うるさいたるのよ!!」

上条「はは、はいはい」

ローラ「もう……」

上条「そういえばローラ昨日風呂入ってないんだって?」

ローラ「うーむ、そういえば昨日は忙しくて入ってなきにね」

上条「ってことは髪もとかしてないよな?」

ローラ「ふむ、確かにそうと言いたるけど。何故?」

上条「いや、昨日もお世話になっちまったし、そういえば俺ローラのに面倒かけてばっかだからさ」

上条「髪、とかしてあげようかなーなんて……」

ローラ「それなら毎日やってるではなくて?」

上条「うぐ……ま、まぁそうなんだけどな?」

ローラ「フフ、でも当麻の口からその言葉が聞きとろうなんてね」

ローラ「それだけでもうれしいのよん」

上条「そ、そういってくれるとありがたいでございます」

ローラ「ではお昼前に終わらせてしまうのが良きね」

上条「あーそうだな。午後からはまた授業があるし」

ローラ「うむ。では早速いきたるのよー当麻」

上条「おう」

そんな一部始終を遠目で見ていたサーシャ、というかどう割って入ったらいいか分からなかったサーシャ。
当然考える事は一つ。


サーシャ(どうしてこういう展開になりえるのでしょうか?)

サーシャ(この二人には男女の壁と言うものがないのでしょうか?)

サーシャ(・・・)

サーシャ(うらやま「しいなんて考えてるだなんてサーシャも大胆だし」

サーシャ「!?」

ローラ「あら」

上条「キャーリサ!?」

上条&サーシャ(一体どこから!?)

キャーリサ「てゆーかさっきからそこにいたし」

上条「ぜ、全然気づかなかった」

ローラ「で?何用かしら?」

キャーリサ「さっきから聞いてて、ちょっと思いついた事があるの」

上条「思いついたこと……?」

キャーリサ「そうなの。どちらかというと提案だし」

サーシャ「第一の質問ですが、それは一体なんでしょうか?」

キャーリサ「ふっふ~ん、聞いて驚けし?」

キャーリサ「そこにいるサーシャも一緒に入れてやってほしいし」

上条「」

サーシャ「」

ローラ「・・・」

キャーリサ「ん?どうしたの?皆の者」

上条「はあああああああああああああ!?」

ローラ(こんな直球でなんて予想外ね)

サーシャ「だ、だだだだだだい4の質問ですがななななぜそのような考えに至ったのか理由を答えてください」

上条「そうだ!!理由を言え!!」

キャーリサ「考え付いた理由はサーシャが入りたそうだったからだし。ただそれだけだし」

上条「はぁ!?」

ローラ「・・・」

サーシャ「べべべべつに私ははいりたくなど「良きによ」

サーシャ「んなっ!?」

上条「へ?」

ローラ「別に良きになるわよといいたるの」

上条「お、おいローラ!一体何いってんだ!?」

ローラ「これを拒否する理由は無きにだからよ、当麻」

キャーリサ「ふっふー。どうせ貴様らは裸どうしで入るわけではないんだし?」

上条「!!」

上条「あ、あたりまえだろ!!」

サーシャ「第3の質問ですが、それは本当ですか?上条」

上条「そうにきまってんだろ。じゃなきゃ一緒に入るとかありえねえって。なぁ、ローラ?」

ローラ「・・・」

上条「あっるぇえええ!?なんでそこでだまっちゃうんですか!?」

キャーリサ「とにかく、これで決まりだし。さぁさぁさっさと一緒に入ってくるがいいの」

上条「おい、ちょっとまてよ!!」

上条「そうだ!なぁサーシャ、お前はいやだよな?」

サーシャ「第一の回答ですが……拒否はしません」

上条「おk把握不幸だああああああああ!!!」

ローラ「ほれ当麻、さっさといきたるわよ」

サーシャ(ドキドキ)

キャーリサ(ふふん、うまくいったし)

キャーリサ(サーシャじゃないとうまくいかない事なんだし。まったく手間をかけさせるの)


こうして半ば強引にサーシャも一緒に風呂に入る事になり(着衣だが)リアルハーレムを形成する上条であった...





次回「神裂火織的恩返し&お詫び大作戦(土御門考案)決行の巻」

はい、投下終了です。
自分でもびっくりするぐらい展開が進みません。
ってことで次からは各キャラ毎の話になります。

ここで言っておきますが、すべて同じ日の出来事です、お間違えの無いようにお願いします。

では、また明日。いえ、今度でいいですかね?

はい、ゴミ箱再臨です。
今日はちょっと短め。キリがよかったから。
これからは一日の投下量を目安として「今日は~Kb」って報告してみます。
暇なので。


今日は大体8Kbです。

では投下

~上条邸 浴場~

上条邸のお風呂場はかなり大きい物である。
それは一般家庭の物など気にならない程だ。
だがそれでも大をつけるのは気が引けるという事であえて上条は「大浴場」ではなく「浴場」と呼んでいた。


上条「ふぅー……やっぱあったまるぜー」

上条「最初はシャワーだけと思ってたけど結局入っちまったな」

ローラ『当麻ー我々も入りたるわよー』

上条「おお、良いぞー」


そう上条が返事をすると、ローラが入ってきた。
これだけ見ると上条がローラの真っ裸をガン見してるように思えるが、そうではない。
ローラはしっかりと服をきている。所謂「着衣入浴」である。
なんでもこれがローラにとっての「普通」なんだとか。

そんな上条もタオルの下にしっかりと水着を履いていた。
初めて入った時にさすがに恥ずかしかったからである。


ローラ「お邪魔したるわよーっと」チャプン

ローラ「んー朝のお風呂も良きね」

上条「そうだよなー……はぁ...」

上条「あれ?サーシャはどうした?」

ローラ「まだ外にいたるわね」

上条「なんだ、やっぱ入らないのか?あいつ」

ローラ「なーに?やっぱり入ってほしいといいけるの?」

上条「いや、そういうわけじゃないんですけどね?」

サーシャ「あ、あの~……」

上条「ん?」


上条が声のした方を向くと、そこには何故だか引き戸からちょこっと顔を出したサーシャがいた。


上条「どうした?サーシャ」

サーシャ「だ、第一の質問ですが、本当に私は一緒に入ってもよろしいのでしょうか?」

ローラ「愚問であるぞーサーシャ。私が良きと言いたるのだから遠慮せずに入ればよかろう」

上条「いや、遠慮してもらわないと上条さんは困るんですけどね?」

サーシャ「第一の回答ですが、で……では入らせていただきます」

上条「おう、入るなら早く入っちまえよ。あったけーzブフォオ!!」

ローラ「!!」


上条は最後まで言う前に思わず吹いてしまった。
上条でなくとも世の男性紳士諸君ならばだれでも吹かざるをえないであろう。

なぜならば、上条の視界に入って来るはずだったのは

『風呂に入ってきた 服を着た サーシャ』 なのだが、

今視界にある者は違う。今、目の前に居るのは、

『風呂に入ってきた バスタオルをつけただけの サーシャ』 であったからだ。

上条はさっきまでサーシャも同じく着衣入浴という形で一緒に入るのだと思っていたというかそういう約束だったので、
完全に不意打ちであった。

上条「ななななななんて恰好をしてるんですかサーシャ!!」

サーシャ「だ、第二の回答ですが、そのぉお風呂で服を着るのはやっぱり抵抗があったので……」モジモジ

上条「だからってババババスタオルだけってのはだめだろ普通に考えて!!」

サーシャ「と、とにかく入らせていただきます!」ザバン


そういってサーシャは勢いよく浴槽に飛び込む。
わざわざジャンプして入ったせいでバスタオルが少しめくれてしまう。
上条はもはやそれだけで直視ができなくなってしまった。

そして……


サーシャ「し、失礼します」ピト

上条「ちょ、サーシャ!?」

サーシャ「あ……あまりこちらを見ないで貰えると助かるのですが...」

上条「え?あ、ご…ごめん!」


上条とサーシャの距離は今現在ほぼゼロ。ゼロ距離である。
上条は余計に直視できなくなってしまった。


上条「でーサーシャさん?急にどうしたんでせうか...?」

サーシャ「第三の回答ですが、先ほども言ったように着衣入浴がやはり嫌だったのでこうしました」

サーシャ「布を巻いているのであまり問題はないかと思いまして」

上条「いやいやいや問題しかありませんよ!」

サーシャ「こちらを向かないでください!!」

上条「ハィイ!!」


そんな上条が向ける視線の先にはローラがいた。
先ほどから何故だか無言だった。見た目もだいぶ落ち着いている。

いや、てか怒ってる。そんな風に上条は直観で捉える。


上条「ろ、ローラ……?なんか怒ってる...?」

ローラ「・・・」プイ

上条「えぇっと……ローラさーん?」

ローラ「・・・」ブツブツ

上条「え?」

ローラ「うりゃあ!」ガバァ

サーシャ「ほえ?」チラ

上条「うおぉ!?」


突然ローラが抱きついてきた。表現は間違っていない。

上条「へ!?ちょ、ちょっとまったローラおまえなにして「だまれい!!」

上条「!!」

ローラ「当麻は何をしにここに入りにきたと言うの!?言いたれ!!」

上条「えーっと……ローラ様の髪をとかしに参りましたはい!」

ローラ「ふむ。で、当麻は今なにをしておるの?」

上条「えーと……」チラ

サーシャ「?」

上条(小首をかわいらしく傾けないでくださいサーシャさん!)

ローラ「まったく、それを当麻は他の女とイチャイチャしおって」

上条「い、いや!俺は別にイチャイチャなんてしてないって!」

ローラ「もう……それなら何がイチャイチャになるといいけるの?当麻」

上条(上目使いは反則ですよローラさんもぉ!!)

上条「そりゃーあれだろ?なんかこうーカップルがするような奴……かな?」

ローラ「では質問を変えるわよ?当麻がしたいイチャイチャとはなにか?」

上条「なんで俺がしたいのに変わってんのかわかんねえけど……」

上条「えーとそのーあのー……あれだ!年上の女の人の膝枕とか腕を絡ませて手を繋いだり。あぁ、あと耳掃除もいいよな」

上条(って何をいってるんですか俺はぁぁああああ!!)

ローラ「ふむ……そうか。分かったのよ」

上条「え?それだけ?」

ローラ「ふふん、もういいのよー♪」

上条(え?え?ええ?なんで上機嫌なの!?)

サーシャ「……はぁ」ショボーン

上条(そしてなんでサーシャは落ち込んでんだよ!!)

ローラ「さ、当麻。さっきまでの事は置いておきて、さっさと私の髪をとかしたるが良きよ」

上条「……上条さんにはもうまったく分かりませんの事よ」

ローラ「何を言っておるのかさっぱりなのよん。さー早く早く」

上条「はぁ・・・はいはい」

上条(本当に子供みたいだな。すぐ怒ったり機嫌良くしたり)


いやそれは女全部だというツッコミ不在なのがいたたまれる上条であった



上条「あれ……もうこんな時間じゃねえか!」


そうこうしているうちにもう三十分も入っていたらしい。


ローラ「何をあわてたるの?当麻」


髪をとかしてもらって上機嫌なローラが問う。


上条「もうすぐ昼だからすぐにでも準備しねえと間に合わねえ」ザバァー

サーシャ「第一の質問ですが、それは我々の分もつくらなければならないからですか?」

上条「ああ。なんか急に人数増えたからな、結構時間かかっちまうんだ」

サーシャ「提案ですが、それならば私も手伝います」

上条「ん?手伝ってくれんのか?」

ローラ「・・・」ピク

サーシャ「第一の回答ですが、私も作れば時間の短縮になるでしょう」

上条「まぁそれは助かるんだが……サーシャって料理つくれんの?」

サーシャ「第二の回答ですが、問題はありません」

ローラ「・・・むぅ~」

上条「そうか、なら頼むぜ。サーシャが手伝ってくるってんなら喜んで頼むってもんですよ」

サーシャ「それはよかったです」

ローラ「ぐむぅ~~」

上条「なら早速あがるとするか」

上条「それにサーシャのそれ。ちょっと会話しづらいからな・・・」チラ

サーシャ「!!」

サーシャ「し、失礼をしました!」

上条(あれ……なんだろ。恥じらうサーシャってありだな)

上条(もしやこれが、これこそが世に言うギャップ萌えというやつか!?)

上条(あぁ……上条さんは今歓喜してますよ...)

ローラ「これ、当麻!さっさとでていかんか!!」

上条「Σ(゚д゚ )ハッ!!」

上条「お、おう!さぁさぁ上がりますかね」ガラ


この時上条はある重大な過ちを犯した。
この淡々としたある意味で幸せな日常生活を送ってきたせいで、色々と忘れていたのだ。

例えば、自分は不幸者であったり、自分はうっかり女の人を押し倒してしまうスケベ野郎であり、
自分はうっかりと女の人の着替えを覗いてしまったり etc...

この中でも自分が不幸者だという事はまだ頭にあったかもしれない。
だが、それだけでは甘かった。それがこのような事態を引き起こしてしまったのだ。

思えば、更衣室の中に人がいるのかいないのかちゃんと確認する癖を直してしまったのがまずかったのであろう。


五和「」

上条「」


まあ当然であろう。

上条が開けたドアの向こうには、丁度すべての服を脱ぎ終わった五和がいた。(つまり全裸)


五和「」

上条「いやあのこれはですねそう事故事故ですよ事故乙なんですよ五和さん!!」

上条「いやほんとすいませんでもほらこのドアって向こうからだと全然みえないからほら」

サーシャ「上条さん?一体どうしたのですか?」ヒョコ

ローラ「どうしたるか?当麻」ヒョコ


上条のうしろから異変を嗅ぎ付けたサーシャとローラがやってきた。


サーシャ「あ……」

ローラ「あら……」

五和「え……?」

上条「いや違うんですよ五和さんこれには深い深いわけがありまして」

五和「……んの...」

上条「へ……?」

五和「なんの理由があってこの二人と一緒にお風呂に入ってるんですかあああああああああ!!!」

上条「えそっちでブッバアアアアア!!」

サーシャ「か、上条さん!?」

ローラ「当麻!!」

上条「ふ……こぅ...」ピクピク


そんな事いわせないとばかりに激痛が上条の体を走る。
一体全体素手でそうやってこんなにやるのか不思議な五和であった。
(全裸です。一応ね)


はい、投下終了。たった5レスです。
ただこれ位じゃないと毎日更新はきつくなってきました。
何分忙しいもので。

さて、今日でもう200いきましたね、
初めてSS速報を使った身としては結構特別です。

これからの内容としては場面場面で切るので、極端に短かったり極端に長くなるかと。
そんな感じでグダグダしていきます。

どうかあっつい目で上条とローラやその他大勢の行く末を見守ってください。

どうもーゴミ箱です。
今回は前回言った極端に短い例です。

せいぜい7Kbです。
次回は大体10は超えると思うんですがね。

では投下します。

~昼前~

上条「うぅーいつつ……」

上条「ぜってえ理不尽……でもないかぁ...」


上条は今、重たい足を引きづりながら厨房へと向かっていた。


上条「あーこれは昼ちょっと遅くなるかなー」

上条「なんかサーシャもローラと一緒にどっかいっちゃうし」

上条「はぁ……あの人数分を一人でか…不幸だ...」ガチャ


上条が厨房の扉を開けると、そこにいたのは……


神裂「ど、どうも」

上条「」


神裂であった。そう、そこは問題ではない。
問題なのは神裂が着ている服である。

いや、服ですらない。これは世に言う


神裂「裸……エプロンです」///

上条(だあああああああああああ!!!)

上条(なんなんだよ今日はあああああああああああああ!!)


上条の虚しい叫びが心の中でこだまする。


上条(・・・あーそうか。うん、気にしたら負けなんだなこれは)

上条「さーって、さっさと作るしますか。今日はカレーかな~」

神裂「ちょ、ちょっと上条!!なぜ無視をするんですか!!」

上条「おう、どうした?神裂。手伝ってくれるってんなら大歓迎だぜ?」


もはや驚きすぎてなにか悟りを開いた上条は神裂にいつもの様に接していた。
それが逆に神裂の羞恥心に刺激をあたえる。


神裂「いや、まってください!!なにかいう事はないんですか?」

上条「へ?うーん……あーなんか苦手な物とかある?」

神裂「そうではなくて!」

神裂「その……こう…わ、私の服装とか...」モジモジ

上条(はいこんなの無視なんてできるわけないっすよ上条さん!!)

上条「あのーさ……一応聞くけどなんでそんな恰好なんだ?」

神裂「それは…そのー...」

神裂「い、今まで迷惑をおかけしていたので、そのお詫びとして……こ、この姿でご奉仕すれば喜んでくれるかと...」///

上条(うわ!やばいやばいその姿であんまりもじもじしないで見えるとこ見えちゃいますからああ!!
   てかご奉仕ってなんですか!!なんかえr……ゲフンゲフン)


上条は思わず顔を逸らし、なんとか意識しないようにする。
ただそれも無駄な努力であった。

上条「そんな恰好でご奉仕とか言うなんて神裂さんは恥ずかしくないんでせうか?」

神裂「私だって恥ずかしいんですよ!!」ズイ

上条「恥ずかしいと思うなら近くに寄ってこないでくださいよ神裂さん!!」

上条(これはまじでやばいって!見えちゃいますから胸の谷間とかそんなレベルじゃないも……oh...」

神裂「・・・?」

上条(こ、これはまさかのまさかでいままで何回か見えたような見えなかったようなあれか?あれなのか!?)

神裂「!!」

神裂「ど、どこをみてるんですか!!」パン

上条「ブッ!」

神裂「あ...」


上条の視線の先に気がついた神裂は、思わず上条の頬を本気で平手打ちしてしまった。


上条「いつつ……」

神裂「も、申し訳ありません、上条当麻...」

上条「あーいいっていいって。悪いのは俺なんだから」

上条(それに……みえちゃいましたし)グッ


心の中で密かにガッツポーズをする上条。


上条「なぁ、神裂はなんでいつもそんな恰好をしてんだ?」

神裂「い、いつもなどではありませんよ!!」

上条「え。でもいつもなんかあの教育上よろしくない恰好を」

神裂「あれは左右のバランスを崩すことによって得る魔術的な効果があるんですよ!」

上条「それでもあれじゃん。随分前にも俺が入院してる時になんか変な服きて……あー」

上条(やっべ、なんかあれトラウマ)ブルブル

神裂「あ、あれも貴方の為にと思って...」

上条「いや、なんでそれが俺のためになるんですかね?」

神裂「男の人というのはこうゆう恰好をすれば喜ぶ物だと聞いたので……」

上条「なんか男を勘違いしてるよね!?」

神裂「違うのですか……?」

上条「その情報をどっから仕入れてきたぁ!!」

神裂「土御門にこれをすれば貴方は喜ぶと聞いて来たのですが……」ズーン

上条(土御門の奴……やっぱ一発殴んねえと)

上条(ん?待てよ...?)

上条「なぁ神裂。お前いつ土御門からそんな話を聞いたんだ?」

神裂「はい?えーっと、丁度私が上条さんに怖いっていわれた後ですね」

上条「あー……そういえばそんな事いったな……ごめん」

神裂「いえ、いいのですよ。元々私が悪いのですから」

上条「まぁそれはそうとしても……まさかこの家に土御門もいるのか?」

神裂「はい、そうらしいですね。私も驚きましたが、
   てっきり貴方は知ってるものだと思ってましたが違うのですか?」

上条「上条さんがあんな変態義理妹ラブな奴をこの家に入れるわけないですよ?」
   ううむ、侵入したとしたらいつだ?
   やっぱりキャーリサが御坂とかを連れてきた時一緒に来たのか?」

神裂「ですが、土御門は私達と一緒にきていませんよ?」

上条「あいつの事だし、またなんか変な手使ってこっそりついて来たんだろ」

神裂「なるほど、ありえますね」

上条「それにしてもあいつはなんで来たんだ?」

神裂「そ、それは……」

上条「ん?知ってんのか?」

神裂「いえ!そのー……し、仕事じゃないでしょうか?」

上条「仕事?ってことは魔術師関連か?ならなおさらなんでこの家に...?」

神裂「さ、さぁ。そこまでは分かりませんね」

上条「そうか。まぁ考えてても仕方ねえな」

上条「ってやっべ!もう十二時じゃねえか!!
   さっさと昼飯つくんねえと!」

神裂「あ、それならもう準備して置きましたよ」

上条「え?まじで?」

神裂「はい。これです」ジャジャーン

上条「おおお!!本当に人数分作ってある!!」

神裂「当麻が困らないように作っておいたんですよ」

上条「お、やっと名前で呼んでくれたな」

神裂「え……?」

上条「なんか神裂っていっつも俺に謝罪やらお詫びやらで堅苦しかっただろ?
   だからいつも名前で呼ばれた方が良いなと上条さんは考えていたわけですよ」

神裂「そ、そうだったのですか?」

上条「あぁ。だからまぁなんだ?そのーもう迷惑かけたとかお詫びとかいいからさ。
   俺だって悪いところはあったんだし。これからは普通に友達でいこうぜ」ニコ

神裂「そう……ですか」

神裂(やはり……友達どまりなのですね...)

神裂「でも今までの事をすべて無かった事にするなど……」

上条「いいんだって。上条さんは心が広いんですよ?」

神裂「ふふふ、自分でいってしまっては駄目ではないですか」

上条「はは、まーそうだよな」

神裂(なんでしょうか……私は、ずっとこのような展開を望んでいたのでしょうか?)


そんな事を考える神裂。
そんな時、ここから甘い空間になりそうだった二人の間を引き裂くように、
食堂へと通じる扉が勢いよく空いた。

御坂「ちょっと!!まだご飯の用意はできてな……」

上条「み、御坂!?」

神裂「あ……」


その時神裂はものすっごい速さで自分の服に目をやる。
正直若干わすれていた。上条とこんなにもフランクに話せる事の方に、意識してしまっていた。

そして同時に上条も己の犯されている立場を再確認。

まず料理らしからぬ行動をしていない自分。
目の前には裸エプロンの神裂。

証拠は少ないが、自分が変な事をしていると誤解されるには十分すぎる。


御坂「へー……あんたってこんな所で女の人にそんな服きせるんだー...?」バチッ

上条「いやいやいや御坂さん待ってくださいよ、ね?
   完全に誤解してるよね?ね!?」

御坂「ほんっとにあんたってやつは……」バチバチッ

上条「まって!話をきけって御坂!
   上条さんは女の方にこんな服を着せて喜ばせるような趣味は―――

御坂「さいってえええええええええええ!!」ドッゴーン!

上条「うおぉ!?」


上条は右手を前にさしだした。 
が、なぜか電流は器用にその右手をよけて……


上条「へ?」

御坂「え?」

上条「あbbbbbbbbbb」


上条当麻にダイレクトアタックをしたのであった。




~上条邸 三階~


建宮「これは……どういうことなのよな...?」

土御門「ねーちんが手加減をした……のか?」

建宮「あの勢いからしてそれは無いと思うのよ」

土御門「まぁ、その可能性はほぼゼロだな」

土御門「だが、問題はそれだけじゃない」

土御門「今の御坂の電流。あれは恐らく御坂の人為的な物ではないだろう」

建宮「どういうことだ?」

土御門「かみやんの右手はある程度の範囲に入ったらすべての異能を消せるんだ。
    つまり、その範囲をちゃんと理解していなければあの芸当はできない」

建宮「幻想殺しをよけることか?」

土御門「あぁ。だが、御坂がそれを理解しているとは思い難い。
    それなのに現実にそれを御坂はやってのけたか」

建宮「なおさらわからなくなってきたのよな」

土御門(一体……なにがおきてる...?)



その二人の目の前には、一台のモニターがある。

その映像は、神裂が上条を「本気で」平手打ちした時の物、
それと、御坂が上条に向かって出した電撃が上条の右手を「すんでの所で」回避した物だった...

はーい、投下終了です。
こっからどうなるのかは大体ご想像できるかとおもいますがどうなんでしょうか。

後半眠気に負けて雑になってます。ご了承ください。

では、また今度です。 ねむいー

申し訳ありませんが今日の投下分は間に合いそうにありません。
急いで書いて駄作になるのも嫌なので、今日の分は土日に回したいと思います。

本当にすいません。

うわーレススピードかなり落ちてるなー。
嫌だな~怖いな~って思いながらもスレを開いたんですよ。
そしたらね?

            
              いたんですよ(2レスも)



・・・はい、ゴミ箱です。
スピード、かなり落ちてますね。20前後保ちたかったです。グスン。

今回は少々上条視点限定ではありません。
気づいたら他のキャラの動向も書いてました。

ってことで投下です。 今回は13Kbです。

~食堂 昼食時~


                 食事 


それは、この家では戦争なのである。理由は簡単。

合法的な理由で上条のとなりに座ることができ、あんなことやこんな事をできるからである。
その事を全員が共通理解しているがために起きる戦争。
今回の戦争は特に白熱していた。上条が御坂の電撃によりダウンしていたためだ。

そして、見事その栄冠を勝ち取ったのは五和と神裂であった。


上条「」グデーン

五和「上条さーん。大丈夫ですか~?」ユッサユッサ

神裂「反応がありませんね。一体どうしてでしょうか?」チラ

御坂「!!」ビク

御坂「う……あ、あてるつもりなんてなかったのに……なのに、なんで...」


そういって御坂は自分の手元に視線をやった。
その目は何か何処か空を見ているかのようでもあった。


神裂「はぁ...まぁ、もう過ぎたことです。もういいでしょう」

シェリー「神裂だって他人事じゃねえだろ」スッ

神裂「なっ……!!な、なぜそれを!!」


シェリーがそう言いつつ出したのは神裂が着ていた裸エプロンである。
神裂がそんな物とっとく筈もなく、しっかりと処分した筈なのだが……


シェリー「あーなんか廊下に落ちてたんだよ」

神裂「ろ、廊下にですか?」

シェリー「ま、んなこたどうでも良いんだよ。
     問題は神裂がこれを来てたって事だよな~」ニヤニヤ

神裂「見せびらかさないでください!!」

シェリー「ただのエプロンなんだからいいじゃねえか~」ヒラヒラ


そんなやり取りを横目に、五和はもくもくと上条と距離を詰めていた。物理的に。


五和「上条さん?はい、おしぼりですよー」

上条「あー……」グデーン

五和「上条さん、はい。アーン」

上条「うー……」グデデーン

五和「ほら、上条さん。ちゃんと口を開けないとこぼれちゃいますよ?」ニコ

アニェーゼ(なんか五和が病んじまってますね)

オルソラ(なんだか上条様から生気がでてないのでございますよ)

アニェーゼ「そういえば上条さんは朝五和にボッコボコにされちまったんでしたっけ?」

オルソラ「上条様が心配なのでございます」

アニェーゼ「そりゃ心配ってもんです」

オルソラ「五和さんは意外と暴力的なのでございますね」

アニェーゼ「だから上条は無反応なんですかね?」

オルソラ「まぁまぁなのですよ」

アニェーゼ「そうですね」


なんの会話かだんだん分からなくなるが意思疎通はできている二人。
この二人の言う通り、若干であるが上条は五和の介護を少し抵抗しているのかもしれない。

キャーリサ「このままでいいのか?ローラは」

ローラ「なんの事といいけるか?」

キャーリサ「とぼけるなし」

キャーリサ「当麻をあのまま放っておくなんてお前らしくないし」

ローラ「ふふん、キャーリサはまだまだ甘きね」

キャーリサ「どういう事なの?」

ローラ「当麻はこの家で私と共同生活してる間にある性格がついたらしきなのよ」

キャーリサ「ある性格?」

ローラ「そうなのよん」

ローラ「今の当麻は、自分に危害を加える女を極端に嫌うようになりたりなのよ」

キャーリサ「なっ...それは本当なの!?」

ローラ「ふっふ~ん♪当麻は私とのこの安定した生活に慣れたりなようなのよ」

キャーリサ「だからって……」

キャーリサ(なんかおかしいとは思ってたけど、こんな事とは思わなかったし)

キャーリサ(どーりで我々を嫌う分けなの。当麻は一回女子寮でぼこぼこにされてるし、
      御坂達は日常的に攻撃してたらしいの)

ローラ「でもその代わりにやさしい女が好きなタイプになりたるようなのよ。
    まぁ、あの五和がどんなに頑張っても無駄足る事なのよん♪」


ローラはなぜか終始ご機嫌である。


キャーリサ「やさしい……ふふん、それなら好都合だし」ニヤ

キャーリサ(五和には悪い事をしちゃったけど、これは戦争なの。
      切り捨てさせてもらうし。ごめんなの、五和)

キャーリサ(サーシャ、いくがいいし!)チラ

サーシャ「あ……はい」


キャーリサがサーシャに向かって合図をすると、サーシャは席を立ち、上条の所に向かう。
サーシャがそこで何をしたかと言うと……


サーシャ「上条さん、失礼します」

上条「・・・んぁ?」

五和「へ?」

神裂「な、なにをしてるんですか!?サーシャ!」


サーシャは上条の両隣の二人など気にする事無く、上条の膝の上に座った。
意外な事にかなりフィットしているようだ。


上条「さ、サーシャさん?これはいったいどういうことでせうか...?」

サーシャ「第一の回答ですが、単に居心地がよさそうだったからです。
     現に、かなり良いですよ。ここは」


事実、サーシャは見た目かなりリラックスしていた。
完全に体を上条に預けている。

上条「いや、理由になってないんですけれど」

サーシャ「いけませんか?」

上条「駄目ってこたねえけど……」

サーシャ「私情ですが、上条さんの元気がなかったので心配だったのですよ?」

上条「え?」

サーシャ「先ほどから何も摂取していないではないですか。
     皆さんほとんど食べ終わっていますのに」

上条「あーそっか。それで……」

サーシャ「えぇ」

上条「それで、もしかして元気づけてくれたのか?」

サーシャ「それについてですが、そんな大した事はしていません」

上条「はは、まあそれでもうれしいよ。ありがとうな」ナデナデ

サーシャ「・・・はい」///


上条とサーシャの隣を奪ったというのに蚊帳の外な二人はというと。


神裂(クッ……やられましたね)

神裂(あの席順を決める時にそそくさと適当な席に座ったのは元々このためですか)

五和(上条さんの膝の上……いいなぁ)

神裂(貴方では無理でしょう、五和)

五和(そ、そんなことありませんよ!)

五和(女教呈の方が無理じゃないですか!!)

神裂(それはどういう事ですか!?)

五和(身長も馬鹿に高いし胸も大きいし)

神裂(胸の大きさは関係ないでしょう!!)


なぜかテレパシーで喧嘩をしていた。


キャーリサ「ふむ、これでいいんだし」

ローラ「・・・」ズズー

キャーリサ「のんきにお茶なんかのんでていいのか?」

ローラ「愚問。私の心は広きよ」

キャーリサ「うーん……」

キャーリサ(さっきからこの女の落ち着きようはなんなんだし?)

ローラ「さて」

ローラ「当麻ー。そろそろ授業になりけるわよー」


その疑問冷めやらぬうちに、ローラは席を立ち上条の元へといってしまう。


上条「ん?もうそんな時間か?」

ローラ「もう一時よ、早くいきましょう」

上条「ああ。じゃ、行きますか」

ローラ「あ、そうだわ」

ローラ「サーシャ、あなたも来るがよいよ」

サーシャ「私も……ですか?」

ローラ「ええ、そうよ」

上条「は?サーシャも?」

ローラ「別に悪しき事でもなきでしょう?」

上条「まぁ、確かに悪くはねぇけど……」

サーシャ「第一の質問ですが、なぜ私もなのですか?」

ローラ「うーん……気分かしら」

サーシャ「気分……ですか」

上条「気分ってのもどうなんだよ...」

ローラ「まぁ細かい事は気にするでないぞ。
    さぁ、早くいこうぞ。当麻」

上条「あ、あぁ」

サーシャ「・・・?」


疑問に思いながらも二人の後を追うサーシャ。
そんなやり取りを遠目で見ていたのはキャーリサは、ローラの意味ありげな行動に眉を顰めていた。

キャーリサ「・・・」

キャーリサ「サーシャが当麻の近くにいる事は悪くはないんだけど」

キャーリサ「あの女め、一体どういうつもりだし……さっぱりわからないの」

キャーリサ「それに、こっちの問題も片付けなきゃいけないの」チラ


キャーリサの目線の先には、すっかりおとなしくなった御坂の姿がある。


キャーリサ「さっきから黙り込んで、すっかり意気消沈気味だし」

キャーリサ「このままじゃいけないんだけど、当麻の性格を考えると難しいんだし」

キャーリサ「うーん……」


こうして一人悩むキャーリサである。
その頭の中には野望で満ちているのだが、いかんせんそれをなす為の経路が作れない様子である。


アニェーゼ「シェリーさん、この後どうしますか?」

シェリー「あーあたしはもうちょいここにいるわ」

アニェーゼ「じゃああっしもここにいますかね。暇ですし」

御坂「・・・」

オルソラ「大丈夫でございますか?」

御坂「・・・」

オルソラ「確か、御坂様でよろしいのですね?」

御坂「ふぇ……え?わ、私?」

オルソラ「ええ。あなた様以外にはありえませんよ?」

御坂「あ……えーっと...」

オルソラ「失礼いたしました、私はオルソラ=アクィナスと申します。
     オルソラで構いませんよ」

御坂「オルソラさん……?」

オルソラ「はい、なんでございましょうか?」

御坂「あのー、なんで私に話しかけたんですか...?」

オルソラ「ふふ、そんなの簡単でございますよ」

オルソラ「貴方様が泣くのを我慢しているような子供の顔をしていたからでございます」

御坂「え……?それってどういう...?」

オルソラ「私は一介の修道女の身であり、貴方のような悲しみに満ちた方を放ってはおけないのですよ」

オルソラ「御坂様は今、何を我慢しているのですか?」

御坂「あぁ、いや……私は別に我慢なんてしてませんよ?」

オルソラ「ならばなぜ、貴方は先ほどから上条様に話かけなかったのでしょう?」

御坂「あの馬鹿に……私が?」

オルソラ「いえ、それだけではございません」

オルソラ「貴方様は先ほどから誰にも干渉しようとしていませんでした。
     ただ普通に黙々と食事をとり、周りに合わせて席を立とうとしませんでした」

オルソラ「貴方は、御坂様は上条様に電撃を浴びせてしまったにもかかわらず、
     上条様に何もしようとしませんでした」

御坂「いや……それは、ちがくて...」

御坂「ただそのー……そう!は、話をするチャンスがなかったのよ!」

オルソラ「そうでございましょうか?」

御坂「え……?」

オルソラ「御坂様は、巡ってきたチャンスを掴み取るような方ですか?」

御坂「それは……どういう意味?」

オルソラ「簡単な事なのでございますよ」

オルソラ「貴方様は以前上条様が倒れたとき、自分一人で上条様の元へ行こうとしました。
     それはつまり、貴方はチャンスを待つようなお方ではないという事です」

オルソラ「多少強引でも、その力を使ってでもチャンスを作り、掴み取ってきた。
     御坂様はいままでそうやってきて、上条様とお近づきになってきたのではないのですか?」

御坂「それは……その...」

オルソラ「ですが、先ほどまでの貴方様は周りと自分を隔絶させていました」

オルソラ「チャンスを作る事をせずに、自分自身を抑え込み、我慢なされていましたね?」

御坂「わ、私は……我慢なんて…して……うぅ...ひっぐ...」ポロ


御坂はついにと言うか、抑えていたものが溢れたかのように泣いてしまった。
オルソラと話初めてから、数分の出来事であった。
それだけ、溜め込んでいたのだろうか。


オルソラ「御坂様も本当は上条様と話したかった筈ですのに、何を恐れていたのですか?」

御坂「だ、だって……わたひ…ひっぐ...」

御坂「またあいつを傷つけるかも…しんないし……うわああああああん!!」


御坂はとうとうオルソラに抱きついて本泣きしてしまった。


オルソラ「何も恐れる事などありませんよ」

オルソラ「ただ、今は全てを吐き出しなさい」





アニェーゼ「会話成立してましたか?」

シェリー「さぁ?」


台無し。


五和「女教呈だっていつもいつも変な服着てるじゃないですか!!」

神裂「それとこれとは違いますよ!!」


こっちはこっちでまだやっていた。
どうやら上条がいなくなったことに気が付いていない様子だ。


神裂「こうなってはらちがあきません」チャキ

五和「私もそう思ってましたよ」スッ

  「あーちょっとまつのよな」
 
  「そうだぜい?お二人さん」



二人が本格的に戦いを始めようとしていた時に、横から槍を出すものが二人。

神裂「土御門ですか……」

五和「建宮さん……?」

土御門「ふぅ~あぶねえあぶねえ。
    こんな所で聖人が本気をだしたらどうなるか分かってるのか?」

建宮「五和も少し反省するのよな。
   理由はどうあれ我々の女教呈に犯行するなんてもってのほかなのよ」


神裂「も、申し訳ありません。少し頭に血が上ってしまって...」

五和「すいませんでした、建宮さん……」

建宮「謝るのはこっちじゃねえのよ」

五和「そ、そうですよね」

五和「申し訳ありませんでした!女教呈様!!」

神裂「いえ、こちらこそすいませんでした、五和」

土御門「っで?お二人ともな~にを喧嘩してたんだにゃー?」


実際はモニターでばっちり見てた土御門だがわざと聞いてみる。


神裂「えーっと……」

五和「あれ...?」

神裂&五和「なんででしたっけ?」

土御門(呆れるぜい)

建宮(呆れたのよ)

土御門「まぁそんな事は置いとくとしようぜい。
    どうせ思い出せないんだ、もっと先の話でもする方がいい」

神裂「先の話……ですか?」

五和「先になにがあるんですか?」

建宮(これはもう重症なのよな)ヒソヒソ

土御門(こっから焚き付けるのが俺らの仕事なんだぜい?)

土御門「あーコホン」

神裂「?」

五和「はい?」

土御門「上条 当麻」

神裂「!!」

五和「あ!」

土御門「お前らがここに来た理由は?」

神裂「当麻を!!」

五和「我々の物にするためです!!」

建宮「やれやれ、今更思い出したんじゃ先が思いやられるのよな」

五和「うぅ……」

土御門「さーさて今かみやんは何処にいるんでしょうかね~?」

神裂「そういえば……」キョロキョロ

五和「いません!!」

土御門「まったく、やっぱり気が付いてなかったにゃ~」

建宮「で、どうすんのよ?お二人さん」

神裂「もちろん追いかけます!!」

五和「私だって上条さんの為ならどこにでもいきますよ!!」

土御門「まぁまて。それはこの映像をみてから言うんだな」ヒョイ

神裂「こ、これは……!!」

五和「教室……ですか?ここは」


土御門が見せたのは上条がローラの家庭教師をやっているところだ。
当然ながらサーシャもいる。中々楽しそうであった。


土御門「あんまりあせっても良い事なんてないぜい?」

建宮「今はとりあえず様子をみるのよ」

神裂「うぅ……わ、わかりました」

五和「そうですね……あぁ、上条さん...」

土御門「わかったならとりあえず俺らについてくるんだにゃー」


そういって土御門達も移動を開始する。

~同時刻 イギリスのとある町~

それぞれがそれぞれの行動をはじめる裏で、また行動をする者がいる。

それはなにも、物語の表舞台に立つ者に限った話ではない……


名無し「・・・」

名無し「餌は……あれか」


そういう名無しの視線の先には、
白い修道服を身にまとった青髪の少女と、大柄の神父がいる。

名無しは何かを携帯で確認しつつ、その者達の存在を確認する。


それぞれがそれぞれのEDに向かって進む中、それを捻じ曲げんとする者が存在する。
それをまだ、彼らはしらない...

はい、投下終了です。

なんでしょう、どう書いても強引感が否めません。
これが文章力と言う奴か・・・!?

ってまぁそんなもんですよね。
最後の名無しは自分のオリキャラっていいましたっけ?
てか>>1に書き忘れてましたね。これあんまり良くないですね。
すいません。

ではまた今度です。
今日はもう投下しないと思います。なので、ご了承ください。


あと女教皇な

>>233
なん・・・だと・・・!?

・・・すいませんでした。

乙~
オリキャラは嫌う人も多いから出すつもりなら最初に書いといたほうがよかったかも
自分の場合は出ててもほかのキャラ食っちゃう程やりすぎなきゃ平気だけど

後、ある程度の話の方向性も書いといてくれるとこっちも助かるかも

>>235
ですよねー。次スレ立てる時はもっとちゃんとしなきゃだめですね。

ってことでオリキャラの設定だけネタ晴らしします。
かなり悩みましたが、皆さんも知っておいた方が何が起きてるのか把握しやすいかと。

あ、でも展開がどうなるかや、こいつが何をしたか等は明かしません。
あくまでもこいつの設定だけなので。はい、では勝手ながら申し訳ありません。
今後こんな事無いようにしますので。



名前は名無し。これの元ネタは2chですね。
こいつは魔術師ではありません。どちらかと言うと科学側でしょうか?
それでありながら魔術じみた物を使う者です。

使う技と言うかまぁ術式でしょうか?は極端です。受ける者により影響が変わります。

自分が指定した位置の半径100m以内は神の干渉ができなくなり、
天使や神の恩恵が受けられなくなります。 通称「避難地区」です。
これにより聖人は普通の体に、魔術師は魔術行使ができなくなります。
ですが、神や天使の力を使わない魔術は使用できます。(例:陰陽師等)

ただ、一般人からしてみたら何が起こったか分からないままです。
普通に銃も使えますし、体に何かが起こるわけでもありません。
名無し自身も攻撃の術式等を持ってるわけではありません。
ただ持ってるのは一般戦闘用の「銃」等です。

そして、この術式の正体は、神の干渉を阻害するのではなく、
崇拝する神を入れ替える事にあります。

名無しは指定した範囲内の神を他の神と入れ替えます。
他の神とはとある物体を神として置き換えた物です。つまり、本物の神ではありません。
所謂「偶像崇拝」です。意味はあってるかと。

これにより、その範囲内はその置き換えられた神の領域となり、物理法則がある程度捻じ曲げられます。

ただ、物理法則が捻じ曲げられると言ってもこれは名無しが操ってるのではなく、
勝手にねじ曲がってしまう物です。つまり、「何が起こるか分からない」と言うわけです。

それに、デメリットもあります。
神を入れ替えるという事は、入れ替えられた神の入れ物も用意しなければなりません。
直径200m範囲の神の力を入れる入れ物はそうそうありません。
彼は、その力を自分の体に押さえつけているため、生命活動がかなり困難になります。

ただ、それでも相手によってはかなり手ごわくなるかと。
例えば上条さんや魔術師全般は不利です。
反対に、能力者や一般の軍人なんかは全く無傷ですね。
まぁ物理法則がどう動くかによるでしょう。

最後に、範囲を指定する方法ですが。 これがかなり難しいです。
「置き換える神に通ずる物」を中心に発動されます。
つまり、それを破壊されてしまっては終わりなわけです。
それと同時に、置き換える神とする物体も破壊されてはなりません。


とまぁこんな物です。
自分もオリキャラはあんまり好きじゃありませんが、どうせボッコボコにされんならいいかなと。

・・・どうですかね?アウレオルスよりかはチートじゃないかと思うんだが...























その能力だと上条さんにはあまり意味なくね
銃や体術と考えると有利かもしれないが
物理法則が変わるなると自分の銃もどうなるかわからんし
むしろその影響を受けない幻想殺しの方が確実性が高い気が

>>238
実はこの物理法則はある法則にのっとっています。

ヒントは、神としている「ある物」です。
それが何かは言えませんが、それが物理法則を書き換えている原因でもあるので。

名無しは今まで使ってきた経験で、ある程度何がどうなるか理解しています。
ですが、それは長年の経験なので確実ではありません。
あと、名無しは結構鍛えられています。軍人レベルですかね?
この術式を使う為にある程度鍛えてないと発動しただけで死ぬので。
肉弾戦重視な上条さんはどちらにせよ不利です。武器があれば別ですが。

それと、物理法則といっていますが実際には性格や能力にも多少影響はあります。

例えば、発火能力で相手を燃やしたと思ったら濡れたとか、
テレポートしようと思って演算したら座標があわないとか。
自分の好きなタイプがなぜか変わったとか。
こんなもんでしょう。

これらの事から意外とこの能力は強くないです。
どっちかってーと天罰術式の方が強いです。まあ所詮モブなので。
相性が良いだけですね。

まぁ闘ってみなければわかりませんけど。

ちょっと書くの疲れたからこの話の作成経緯とこれからの方向性を書く。


最初の頃は、ただ単に上条さんとローラがくっつくのをかければいいかと考えていたんだが、
どうしても途中で天草式等の乱入者が入ってきてしまったんですよ。
だからいっそ開き直ってほぼ全員だしたんです。
そしたら今度は上条さんとローラさんの一大イベント欲しいなってなって。
で、オリキャラを作ってしまったんです。(申し訳ない)

↑ここまでの構想はスレ建てる前からありました。
ただ>>1にオリキャラを出すと書き忘れるという大惨事でして。
この失敗は次に生かしたいです。全ての失敗要素が経験ですね。ほんと。

あと、これから上条さんとローラさんがどうなるかってーと。

「ある試練」が二人を分かちます。それを乗り越えた時に二人は...
乗り越えられるかどうかもわかりません。乗り越えたとしても決して100% HAPPY END ではないかもしれません。
ですが、それでも二人なら道を開くでしょうね。

これだけはどんなに他の面子がちょっかいを出しても避けられません。
その試練が来るまではだらだらと日常風景を書いていきます。

それと、ローラがサーシャに対してなんであんなにやさしいかは今日の投下分で明かします。

ノシ

ども、ゴミです。
とうとう箱いらずでいいんじゃないかと思ってしまいます。

さ、無駄話は無しで行きましょう。
今回はヒロインが主役の短編です。

5Kbとかなり短めです。予め、ご了承ください。

では投下します。

~上条&ローラの部屋~

時は少し遡り、上条が五和の全裸を拝んだあとの事。
サーシャとローラは上条を一人残し、二人で部屋に戻っていた。。


サーシャ「最大主教、よろしいのですか?」

ローラ「ローラでいいわよん」

サーシャ「はい、ローラ様」

ローラ「よろしい」

サーシャ「さて、本題ですが」

サーシャ「第一の質問ですが、ローラ様の目的はキャーリサ様と同じはずです」

ローラ「当麻を我が物とする事かしら?」キョロ キョロ

サーシャ「はい」

ローラ「そんな事を言って良いの?」ガサゴソ

サーシャ「問題はありません」

サーシャ「私見ですが、キャーリサ様は既にローラ様の考えておられる事を知っているかと」

ローラ「まぁ、当然たる事ね」バリボリ

サーシャ「あのー……まじめに聞いてるのですか?」

ローラ「勿論よ」ズズー

サーシャ「……まぁ良いでしょう」

ローラ「それで、話とはなんなの?」

サーシャ「その回答ですが、先ほどローラ様はなぜ上条さんを置いてきたのでしょうか?」

ローラ「どういう事かしら?」

サーシャ「仮説ですが、ローラ様が上条さんを手に入れようと考えているのならば、
     あの場で上条さんを抱きかかえてここに連れてきてもおかしくはない筈です」

サーシャ「ですが、ローラ様はそれをなさりませんでした」

サーシャ「何故なのですか...?」

ローラ「……」ズズー

ローラ「そうね。ではサーシャ、貴方には話しましょうか」

サーシャ「……?」


その言葉を発してからは、どことなくローラの雰囲気が変わった気がする。

ローラ「私が目指している物は、ただ当麻を私の物にしようというわけではないのよ」

サーシャ「どういうことですか?」

ローラ「ふふ、まぁ簡単に言ってしまえば……私は当麻と夫婦になろうと考えてるのよ」

サーシャ「ふ……夫婦!?」

ローラ「ま、キャーリサもそこまではしようと考えていないでしょうね」

サーシャ「夫婦って……ならばなぜ、尚更上条さんの傍により長くいようとしないのですか!?」

ローラ「何故かしらねぇ……?正直な所、私にもよくわからないわ」

サーシャ「わからない...?」

ローラ「そうよ」

ローラ「そう、何故だか傍に居なくても満ちているの」

ローラ「なぜかしら……ね」

サーシャ「・・・」

ローラ「まぁ、今回は貴方と二人で話をする為にわざと置いて来たのよ」

サーシャ「私と話す為……ですか?」

ローラ「ええ、そうよ」

ローラ「少し、貴方たちについて知っておきたい事があるの」

サーシャ「知って置きたいことですか?それはなんでしょう」

ローラ「知りたいことはたった一つよ」

ローラ「貴方達はどれだけ本気で当麻を好きなの?」

サーシャ「え...?」

ローラ「貴方達が当麻をとろうとしている事は知っているわ」

ローラ「でも、それがどれだけ本気かはわからないのよ」

サーシャ「我々がどれだけ本気か...」

ローラ「そうなのよ。結局、貴方たちは一生当麻と一緒にいて……後悔はしないと言える?」

サーシャ「・・・」

ローラ「一生一緒にいる事は簡単ではないわよ」

ローラ「彼が一生自分に向いていてくれるかなんて保証はないし、
    自分が他の人に心変わりしてしまうかもしれないわね」

ローラ「それでなくとも彼への愛が途中で枯れてしまうかもしれないのよ?」

サーシャ「それは……」

ローラ「絶対にそれが無いといいきれるの?」

サーシャ「・・・」


サーシャは口を開くことができない。
ローラの言っている事が怖いからだ。何故だかわからないが、怖い。
これが最大主教、ローラ=スチュアートの言葉だからだろうか?
それすらも分からない。だが、そんな沈黙を破るようにローラは再び口を開く。

ローラ「私は言えるわね」

サーシャ「え...?」

ローラ「私は彼を裏切らないし、絶対に彼も裏切らないと」

ローラ「今の私なら言えるわよ?」

サーシャ「私達は……その...」

ローラ「貴方たちがそれを言えるかどうかわからないから聞きたかったのよ」

サーシャ「・・・」

ローラ「でも、答えられないのなら無理をしなくてもいいわ。
    答えが見つかるまで、まっているからね」

サーシャ「申し訳……ありません」

ローラ「謝る事などしなくていいわよ」

ローラ「さぁ、そろそろと行きたるわよ。もうご飯になりし時ね」

サーシャ「!!」


サーシャはその時初めて気が付いた。
ローラの今までのしゃべり方に、なんの違和感も感じていなかった事を。

つまり、今のローラはもう…… 


ローラ(答えが見つからないのなら、少しだけ手伝ってあげる)

ローラ(貴方なら、私の思い通りに行動してくれそうだからね……フフ♪)


全ての行動の結果を予測し、それぞれの価値を天秤にかけ動く者、ローラ=スチュアート。
果たして、彼女の視る未来は何なのか……それは、そう遠くない事であろう。









はい、投下終了です。

今回の話を要約すると、

「サーシャはローラに単に操られているだけ」

と、なりますね。別にやさしくなんてなかったんです。
いやぁローラさん怖い。
そんなローラさんが僕は大好きです。

ではまた今度

申し訳ありません、今日投下しようと思ったもの誤って全部消してしまいましたので、
今日の投下は中止です。

すいませんでした。

あー眠い・・・・・・なんかどんどん投下の時間遅くなってる気がする。

なんか場面転換がはげすぃので一旦ちょっとだけ投下してのこりはまた明日にします。
あまり急いでも仕方ないと思ったんで。

さすがに二日連続で投下しないと投げたと思われちまうかもなんで、とりあえず少量でも投下しときます。
たた3Kbですけどね。すいません。

~上条&ローラの部屋~

時刻は午後二時半頃。
ついさっき上条は授業を終えたばかりだ。


上条「ふぅー……」

ローラ「当麻、時には紅茶なんてどうかしら?」

上条「そうだな~いつもお茶ばっかだし、たまには紅茶も飲んでみるか」

ローラ「ふふ、この私が入れたる紅茶は別格なりしなのよん」

上条「楽しみにしておりますよっと」


二人は今、特になにもすることが無い為ソファーに腰をかけゆったりとしている。
この家に来てからと言う物、二人にはこれが毎日の習慣となっている。
なんせ家にはテレビ位しか娯楽がない。
そのテレビも当たり前だが外国の番組しかやってないので娯楽にならない。
つまりは暇だからだ。

だから自然と二人は授業を終えた後、こうして何もせずにただ座っているだけとなっていたのだが、
いつしかこのゆっくりと流れる時間が二人には至福の時となっていた。

上条からすれば学園都市の騒がしい日常からは考えられない程の穏やかな時間。
ローラからすれば上条と共にこうしていると言う事だけで心が安らぐ時間。
二人の心の底、本人も気づかない程の心の底で、いつしかこの時が永遠に続くようにと二人は自然と願っていた。

こんな時が毎日続けば嫌でも二人の心の距離が縮まるのだが、ローラは特に気にしてはいない様子だ。
ローラはこの時だけは、いつも自分の本来の目的を忘れてしまうのだ。


ローラ「はい、当麻」コト

上条「お、ありがとう」

ローラ「茶菓子もあるわよ」

上条「紅茶に茶菓子?」

ローラ「まぁあまり気にしたる事でも無きよ」

上条「んー?まぁいいか……」


紅茶に茶菓子なんてどうなのだろうかと思うが、
実際は普通なのだろうかとも思う上条。

確かにこちらに来て大分立つ上条であるが、まだまだここの常識などは備わっていない。
紅茶等も初めて飲むし、実際会うのかもわからない。

今度ステイルにでも聞いてみようか等と考えながら紅茶を飲む上条だが


上条「うぉ!なんだこれ!?」

ローラ「ど、どうしたの?当麻」ビクン

上条「こ、これが本場の紅茶なのか...!?
   俺が学園都市で飲んでる奴なんかとはくらべものにならねえ……」ゴクリ

ローラ「うーん……そうでも無きにではなくて?」

上条「え?」

ローラ「この家に置いてある物を用いたのだけれど、あまり良い葉では無いわね」

上条「葉っぱ?」

ローラ「やはり天草式はこちらでは紅茶の事を気にして無きになるのかしら?」

上条「ちょ、ちょっとまったまってくれ、これの何処が良くないんだ?」

ローラ「全部……かしら?」

上条「ゑ?」

ローラ「恐らく、葉も少々不出来な物を用いているでしょうし、今の時期では良い物は取れないと思いたるわ。
    それに、天草式はお茶には力を割きたるけど、紅茶にはあまり関心しとらんと見えるわね。
    買い置き間隔で買おうてきたのかしら?随分古くなりしね。」

上条「たった一口でそこまでわかるもんなのか?」

ローラ「ええ。私を誰だと思うて?」

上条「はは、さっすが本場イギリスだな……」

ローラ「これ。そこは最大主教である点を褒めたる所でなくて?
    そ れ に イギリスに茶農園は余り無きによ?」

上条「え?イギリスが本場じゃないのか?」

ローラ「イギリスの葉のほぼすべては輸入品になるのよ?」

上条「し、しらなかったでございます……」


なんだか自分の知識にすっかり自信が無くなってしまった上条は紅茶をまた一口飲む。

・・・やはりなにが悪いのか全然わからない。
すくなくとも学園都市で飲めないものであるのは確かであろう。

とりあえずここでSTOP


本当はこっから先ちょっと書いてあるけどまだ終わってないんでSTOP
このごろあんまりイチャイチャ書いてなかったから久々に二人っきりを書いてます。

他の方々は裏方で動いてるのでご安心下せえな。

あー眠い。おやすみです ノシ








はい、ゴミ箱です。

前回の続きです。投下しまーす。


上条「あーうまかった」


上条はローラが入れた紅茶を瞬く間に飲んでしまった。

いつも飲み物なんてサブであったのに、それがメインになるなんて意外である。
それほどまでにおいしいのだが、これでもまずいと言うのが信じられない。


ローラ「そんなにおいしかったの?」

上条「こんな物人生で始め……いや、二回目か?」

ローラ「あら、そう?」

上条「前来た時に飲んだかなーって。まぁごたごたしてたからあんま覚えてないけど」

ローラ「そういえば当麻は一回イギリスに来きしだったわね」

上条「あの時はなんだかんだでゆっくりしていられなかったなー」


以前イギリスに来たときの事を上条は思い出す。
あの時は結局すぐ他の国に言った気がする。
観光どころの騒ぎでもなかったからあまり変わりはないのだが。

そんな事を考えている上条の横で、ローラはローラであの時の事を思い出しているようであった。
その表情は、傍目からみてもあまり優れた物ではなかった。


ローラ「ねぇ、当麻?貴方はまだ、覚えているわよね...?」

上条「ん?なにをだ?」

ローラ「私が禁書目録に何をしたのか……よ」

上条「あー……」ポリポリ


上条はかつてローラがなにをしたかを思い出す。
恐らく、以前上条がローラにあったときの事を思い出しての質問であろう。
上条は少し考えた後、こう答える。


上条「あんまり印象はない…かな?」

ローラ「え...?」

上条「確かインデックスに首輪をつけたんだったよな?」

ローラ「そうよ。私達の管理下に置かんとするためにね」

上条「それを俺が破壊しって言うけどさ……」

ローラ「あ、」


ローラはその瞬間、思い出す。
上条にはインデックスの首輪を壊した時の記憶がないのだ、と。
上条と一緒に生活をし、この生活に満足していたためか、色々と忘れていた物だとローラは思う。

だが、それは上条も同じ。

上条「確かにローラはひどい事をしたかもしれないけどさ、今はこうして俺と一緒にくらしちまってるだろ?
   前の俺だったらローラとこんな生活してるなんてありえなかったと思うんだよ」

上条「それはやっぱこっちに来てからずっと一緒にいてさ、俺はローラの素顔を知って、
   インデックスに首輪を掛けたローラが全部じゃないって事も知ったからだと思うんだよな」
   
上条「正直な所、上条さんは首輪の事とかも忘れかけてたんですよねー。
   ハハ、ステイルに言ったら殺されるかもな」

ローラ「当麻……」

上条「上条さんはこの生活が幸せなんですよ。だから、もういいんだよ。
   それに……なんか、ローラと一緒にいるのが当たり前になっちまったからなー」


照れくさそうに上条は言う。
そんな事を言うなんて、学園都市にいるころでは考えられなかったであろう。

それほどまでに互いの距離が縮まっている証拠であった。
事実、上条はインデックスの事等もわすれかけていたようだ。

上条の中で、ローラ=スチュアートという存在がどんどん大きくなっている。
それは最大主教とかそんな物ではなく、一個人としての存在が、確実に誰よりも大きいものとなっている。

それがローラにとってはたまらなく嬉しい事であった。


ローラ「当麻は、本当にこの生活が幸せ……?」

上条「うーんそうだな...前の生活よりかは全然良いかな」

ローラ「そう……」


ローラはそれを聞くと、少し黙ってしまった。


上条「な、なんか変な事いいましたか?」

ローラ「ふふ♪」ニコ

上条「?」

ローラ「当麻!!」ダキ

上条「え!?」


上条が反応をした次の時には、ローラは上条に抱きついていた。
あまりに唐突な事だったために、上条は受け止める事もできずに倒れこんでしまった。


上条「きゅ、急にドウシタンデショウカローラサン?」

ローラ「んふふ……♡」ギュ

上条(む、胸がああ!!)

ローラ「嬉しい……のよ」

上条「え...?」

ローラ「私はずっと心配してたの。当麻がまだ私を嫌ってるのではなかろうかって。
    だから、さっきの事を聞くのも怖かりし事だったのよ」

ローラ「でも、そんな事はなかったわ。当麻は今の生活が幸せと言いたるんだものね」

上条「お、おう」

ローラ「だったら、私はもうなにも心配など……無きになのね...」

上条「ローラ...」


ローラは自分の顔を完全に上条の胸に押し付けている。
そのせいで表情は見えないが、もしかしたら泣いているのかもしれない。


上条(ローラはローラで、やっぱり背負ってる物があるんだよな)

上条「大丈夫か?」

ローラ「しばらく……このままにさせ…て...」

上条「あぁ……」


そういうとローラは、さらに強く抱きしめてくる。
上条もそれを拒む事無く、ゆっくりと抱きしめ、さらに軽く頭を撫でる。
さながら、親が泣いた子供を宥めるかの如く。

身長が高校生の平均よりちょい上な上条が横になってもまだ余裕があるソファー。
これもまた、ローラが用意した物なんだろうか?
とにかく、今はこのソファーで助かったと思う上条である。

それからどれぐらいがたったか。上条がそう思い時計を見ると、もう三時であった。


上条「もう…大丈夫か?」

ローラ「うん……ありがとう、当麻」


顔を上げたローラの表情には、特にこれといって変化はなかった。
あえて言うならどこかふっきれたような物か。
どうやら泣いていたわけではなさそうだ。


上条「とりあえず起きませんか?」

ローラ「あ…ご、ごめんたるのよ!」


そういってローラは急いで上条の上からどき、ソファーの上で姿勢よく縮こまってしまう。
今になって恥ずかしくなったのか、顔がかなり赤くなっている。
だがそれは上条も同じなので、指摘なんてできるわけがない。


上条(いやちょっとまて、落ち着け上条当麻)

上条(今までだって何度もあった事だ、そうだろう?)


そう思い自分を宥め、深呼吸をする上条。
この生活を初めてからというものこれも何回しただろうか。


上条(おーけーもう大丈夫だ、さぁ後は平然と紳士的に―――


そう体制を立て直そうとした上条に、若干どぎまぎしつつもローラが話しかけてきた。


ローラ「い、いきなり抱きついたりして申し訳なきにけるのよ、当麻……」///

上条(ってなんだこれ!い、いつもみたいに元気っ娘でいてくださいよローラさん
   って直視できねええええ!!)

上条「いや、そのー……ま、まぁ俺も悪かったしさ。ほら!おあいこですの事よ!!」

ローラ「そ、そう……?」

上条「そうだそうですそうなんですの三段活用上条さんは紳士で心が広いんですよ!」

ローラ「なら……今度はこれで…良い?」


ローラは、もじもじしながら上条の手をつかんできた。
この頬を赤らめながらのもじもじ手づかみ攻撃は今の上条に死を与えるに十分な攻撃力であった。


上条(うおおおおおお!!なにしてるんですかローラさんちょっとこれはやば

ローラ「と、当麻!?」


上条の視界は次の瞬間にブラックアウトする。
別に今までも当たり前のように起きていた事であったのにも関わらず、
今回は特別なにかが違っていた。

その違いと言うのがなにか等に気づく前に、上条は意識を閉ざすのであった...

はい、投下終了です。

なんだか最近投下する量が少なくなってきてます。
最低でも三時間はないとやっぱきついですね。一時間や二時間ちょっとじゃ無理があります。

今日改めて自分が書いたものを読み返しました。
・・・なんでだろう、つまらない。
自分が書いた物なんてそんなもんでしょうか?
まぁ、おもしろいと思ってくれてるなら本望ですが。

っとまぁとりあえずここまでです。また今度ー ノシ

さー投下します。

今回はすっげえ中途半端で終わります。
区切りでもありませんが、たまにはいいかなと。

てか、なんか10Kbもかけなくなってきました。
8Kb位が今の平均ですかね。
まぁ……気長に見てください。 では、投下します。

上条が意識を失っている間の出来事。
それは、一人の少女の気持ちに一つの区切りをつける、とある出来事。


御坂「ここがあいつの部屋かな……?」キョロキョロ


上条の部屋の前。
そこにいたのは、通称ビリビリ中学生(上条のみだが)こと御坂美琴であった。
彼女はオルソラに叱咤されて今、上条にあいに来たのだ。

今まではどうしてもふんぎりがつかなかったのだが、どこか吹っ切れたようだ。 


御坂「ふぅー……」

御坂「よし!!」


部屋の前で一呼吸置き、意を決して扉のノブに手をかける。
ノックとかそんな事どうでもいい。中でなにが起きてるかなんて、そんな事まで気が回らない。

御坂は勢いのままに、扉を開ける。
そして、御坂が目にした物は...


御坂「え...?」


それは、大きな部屋の中央。
この部屋とつりあっているのが驚きなほどのソファの上。
確か、ローラと言ったか。その女性が、寝ている上条を膝枕にして座っている。
その顔は、驚くほどにやすらぎに満ち、そして幸せそうであった。

そして、その女性がゆっくりとこちらに顔を向け、静かに、それでいて良く通る声で言った。


ローラ「貴方、ノックをしようと思わなきにけりるの?」

御坂「……?」


なんていってるのかわからん。
というか、上条がなぜこんな事になってるのかどうかも考えたいのに思考が回らない。


ローラ「はぁ……やはり私の言葉が理解しけるにか」

御坂「えーっと……そのー...ご、ごめんなさい」

ローラ「仕方なしね」

ローラ「いいわ、とりあえずこちらにきなさい」

御坂「あ……は、はい」

御坂(あれ?今...)


確かあの馬鹿はここに家庭教師に来たんだったっけ、と思い出していた矢先、
今度はさっきと打って変わって流暢な日本語で話しかけてきたローラ。

さっきの話し方からして大方この女の人の日本語を直しに来たのかと予想を立てたが、
突然ちゃんと日本語を話すもんだからわけがわからなくなってしまった。


ローラ「ほら、何をしているの?」


御坂が混乱している間も、御坂を呼ぶローラ。
とりあえず、訳がわからないままローラの元へと行く。

御坂「あのー……その日本語は...?」

ローラ「ふふ、当麻には秘密よ♪」

御坂(い、今当麻って!?)


やはりそれ程の仲なのだろうかと少し驚く御坂。
自分の方がもっと前から知り合っていたのに、なんだか負けた気分だ。


ローラ「確か、御坂美琴…で、あってるわね?」

御坂「はい。そうですけど……」

ローラ「あら、中々礼儀正しいわね。印象と大分違うわ」


そんなたわいも無い話をしながらも、ローラは上条の頭を撫でている。
御坂の意識はどうしてもそっちに向いてしまう。気になって仕方がない。


ローラ「やっぱり、当麻が気になってきたの?」

御坂「!!」

ローラ「ふふ、顔に書いてあるわよ」


一発で読まれた御坂は、それだけでこの後どうすればいいのか分からなくなってしまった。
正直な所、この部屋に入り、今の上条を見た瞬間に感情が爆発しなかっただけ奇跡なのだ。
そんな御坂に冷静になれと言う方が無理だ。


御坂「い、いえ!そのーえーっと……」

ローラ「別にかくさなくてもいいわよ」

御坂「うぅ……」

ローラ「さて。じゃあ詳しく聞かせてもらおうかしらん?
    当麻に会う為にノックもせずに入る程の理由とやらをね」

御坂「・・・」


御坂は少し、黙り込む。
先ほどまでは、内心大慌てだったが、もはやそんな物何処へやら。
今の御坂の中では、この女を信じるか否か。その二択だけがある。


ローラ(ふぅん……随分と感情の起伏がはげしいわね。まだまだ子供と言ったところかしら)


もし上条がこれを聞いていたらお前が言うなとつっこまれていただろう。
ローラ「ふむ……そうね。では、先にこちらから話をするわ」

御坂「え……?」

ローラ「先にこちらから状況を話せば、そちらも話やすいでしょう?」

御坂「は、はぁ...?」

ローラ「それとも、なぜ当麻がこうなってるか気にならないの?」

御坂「それは...!!」

ローラ「でしょう?」


何故だか、御坂はこの女に手のひらで踊らされているような気がしてならない。
本当ならもっと素直に、攻撃的に行きたかったのだが、なぜかそれができない。
今の自分はいつもの常盤台でお嬢様ぶっている仮の姿の自分だ。

ローラ「そうねぇ……まずはどこから話しましょうか」

御坂「ね、ねぇ……なんであんたはそそそそそその馬鹿をひひひ膝枕なんてしてんのよ!」

ローラ「少し落ち着きなさい」

御坂「うぐぅ……」

ローラ「別にこれは当麻が望んでなっているわけじゃないのよ」


寝ている上条の顔を見ながらローラは言う。


御坂「それって……どういうこと?」

ローラ「それが……急に気を失っちゃったのよ、当麻」

御坂「え...?」


今、ローラは気を失ったといったか……?
ならば、今上条は寝ているのではなくて気絶している事になる
御坂「ちょっと!それってどういうことなの!?」

ローラ「分からないわ」

ローラ「まぁ最初は心あたりがあったのだけれど、それにしては不自然すぎるのよ。
    なんだか、体が内側から異常をきたしているような気がして...」

ローラ「あなた、心あたりはないかしら?」

御坂「...!」


もし、もし本当に上条が突然気を失ったというのならば、
もしかしたらそれが体の異常かもしれないと言うなら、
そんなの、心当たりなんてレベルではない。

恐らく100%自分のせいだろう。

以前御坂は上条にほぼ本気の電撃を直撃させたことがあるが、
さっきのだって下手をしたら普通に死んでもおかしくないレベルの電撃ではある。

上条が身体機能に異常をきたしてもおかしくはない。
いや、正常な方がおかしいのである。


御坂「それは……多分」

ローラ「多分?」

御坂「私―――「貴方のせいではないわよ」

御坂「え?」

ローラ「貴方は当麻がどれだけ頑丈かしっているでしょう?」

御坂「で、でも!!」

ローラ「でもじゃないの」

ローラ「当麻に攻撃した者なんて他にもいっぱいいるわよ」

御坂「私の能力を知ってるでしょ!?
   私なら、こいつをこんなふうにできちゃうもん...」

ローラ「当麻がこうなってしまったのが全部自分のせいだなんて。
    貴方、随分と責任感にとんでるわね?」

御坂「当たり前よ!!」

御坂「私は……だって、だってぇ……」グズ


御坂は突然泣き出してしまった。

ローラ(本当に忙しい子ね。怒ったり泣いたり)

ローラ「もう……なら貴方はどうしたいの?」

御坂「どうって……」

ローラ「自分で責任全部とって、当麻にあやまって。
    それで、一生当麻と会わないつもり?」

御坂「そんなの……わかんないわよぉ!!」

ローラ(はぁ……つかれるぅ~)


御坂は上条に謝りにきたのだが、その先どうするかをローラにつかれてしまった。
確かにローラが言うのもごもっともな事で、このままでは所謂コミュ障にもなりかねない。

もうなんていうかローラは喋りたくない。


ローラ(本当にもう、恋心と言うのは厄介ね~)

ローラ(この御坂と言う子、あのメンバーの中で一番上条を好きになってるわねぇ)


でなければこんなのおかしいのである。
上条に攻撃をした者なら他にもいるし、その面々はここまで重症ではなかった。

所謂純粋な恋心の成せる技と言うものだろうか。


ローラ(それにしても、恋……かぁ)


思えば、ローラは今までに恋などした事などなかったと思う。
昔にそんな事あったか等思い出してみるが、やはり心当たりがない。

つまりは、理解できない。理解しようにも、サンプルがない。

生憎と恋心と言う物とはまったく無縁だった気がする。
そんなのでよくもまぁ夫婦だなんだと言えたものだと心の中で薄く笑う。

けれど……


ローラ(もしかしたら……でも、そんな事ありえない...の?)


以前から感じていた、上条と一緒にいるときの妙な感じが、もしかしたら・・・もしかするのだろうか?


ローラ「ねぇ、美琴」

御坂「な...なにぃ?」


もう泣き止んでいた。早い。


ローラ「貴方が今当麻にしてる、恋とはどんな物なの?」

御坂「こ、恋!?」


御坂はその言葉を聞いた瞬間思い切り立ち上がる。
体のまわりを電気が走っている。同様の証拠だろうか?





投下終了です。
ほんと中途半端です。明日に続きです。

これ書いてると思います。
小説家は本当につらい職業なんだろうなぁと。

・・・ではまた今度。 ノシ

HEY!!ゴミ箱だぜ!!

さーて投下します。

今回はなんと17Kbです!
……一日かけてこれはねえな。うん。

御坂「あ…あああんた急になにいってんの!?」

ローラ「別に、ただ知りたくなっただけよ」

ローラ「美琴は当麻に恋とやらをしているのでしょう?」

御坂「ちちちち違うわよ!」


電気を垂れ流し、顔を真っ赤にして否定する御坂。
これでも本人は隠しているつもりだろうか?


ローラ「ちがうの?」

御坂「あったりまえじゃない!」

ローラ「わざわざここまできて?」

御坂「それはこの馬鹿をつれもどすために!」

ローラ「ふーん、そう。じゃぁ……」


その言葉を聞いたローラは、意味ありげに薄く笑う。
なにをするのかと御坂がみているまえで、ローラは...


ローラ「ん…」チュ

御坂「!?」


気を失っている上条のほっぺにキスをした。


御坂「な……なにしてんじゃごらぁあああああ!!!」

ローラ「何って、ただのあいさつよ?」


ローラの突然のキスに、感情を爆発させた御坂。
あと一歩で落雷が落ちるレベルにまで達している。


御坂「あ…あいさつって、ふざけんじゃないわよ!!」

ローラ「何故怒るのかわからなきによ~」

御坂「馬鹿にしてぇ...!!」

ローラ「別に良いでしょう?今に始まった事ではないし」

御坂「!?」

ローラ「いつもの事よ。そんなに怒る事ないわよ」

御坂「ど…どういう……事……?」プルプル

ローラ「今言った通りよ。今に始まった事ではないと言ってるの」

御坂「ぐ…うぅぅ……」

御坂「こんのぉ...」プルプル

ローラ(ほんと、素直なんだから)


ローラの安い挑発に簡単に引っかかってしまった御坂。

その御坂は今、ローラに向かって右手を差し出している。
右手に握られるは、ゲーセン等で使われるコインが一つ。
今の状況を彼女を良く知る人が見れば、その場から一目散に逃げ出すだろう。

これはまさに、彼女の18番「超電磁砲」である。

だが、ローラは動じない。別に彼女は超電磁砲を知らないわけではない。
科学側の頂点の一角に君臨する者の事は、能力の情報程度は手元にある。
御坂がこれから何をしようとしているかを知った上で、動こうとしていない。

御坂「っざけんじゃ...」ピーン


御坂に握られるコインが弾かれる。
宙を舞うコインは、ゆっくりと御坂の手元へ吸い込まれて行く。

それでも動こうともしないローラ。慌てるどころか、静まり返っている。
その目は、じっと御坂を見据えている。

まったくもって真逆の位置にいる、二人。
今まさに雷をおとさんとする雷雲と、それでも波一つ立てない海。


御坂「ないわよっ!!!」ドォン!


とうとう放たれた超電磁砲は、迷うことなくローラへと向かう。
このまま超電磁砲が直撃したら、ローラは部屋ごと木端微塵になってしまうであろう。

だが、そんな風に事が都合よく運ぶ分けがない。

なぜなら、この場には「主人公」がいるのだから。


神裂「させません!!」バン

御坂「―――ッ!?」


この場に割って入ってきたのは、「聖人」神裂火織であった。
扉を吹っ飛ばして、恐ろしい速さでローラの目の前に立ちふさがる。

手に握られるは、いつもの七天七刀ではなく金色の長槍である。
御坂の放つ超電磁砲を、その長槍で弾く。
すると、なぜか爆発せず、槍が壊れる分けでもなく、超電磁砲が消滅してしまった。
コインは跡形もなく消えている。


御坂「う…そ……」

神裂「五和!!」

五和「はい!」バッ


神裂の次に来たのは、五和。いつの間にか御坂の後ろに迫っていた。


五和「失礼します!!」

御坂「え?」


五和は持っていた金色の紐を御坂に巻きつける。
いや、手も一緒に体に縛り付け、自由に動けなくしている。拘束に近いだろう。


御坂「ちょ、ちょっと!どういう事よ!!」

神裂「それはこっちのセリフです!!」

神裂「大きな音がするから来てみれば、
   我らが最大主教と当麻にあんな事をしているなんて……どういうつもりですか?」

御坂「そ…それは!!」

神裂「何か弁解でもあるなら後で聞きましょう。でなければ、無理やりにでも黙っていてもらいますよ」チャキ

御坂「くっ!」ググ...


御坂は拘束から無理やり逃げようとするも、失敗に終わる。


御坂「な…なんで!?なんで能力が―――「無駄ですよ」

五和「その紐と女教皇が持っている槍に貴方の電気は通用しません。
   全て放つと同時に『相殺』されます」

御坂「そんな...」

神裂「これでわかったでしょう?今の貴方は無力です。
   とにかく、貴方のしようとしたことは未遂にせよ重罪にあたります。
   おとなしくしていてください」

五和「御坂さん。なぜあんな事をしたんですか?」

神裂「五和!」

五和「申し訳ありません、女教皇。
   ですが、聞いてあげたいんです。御坂さんの気持ちも」

神裂「そんな事――「良くてよ」

神裂「あ、最大主教!?」

ローラ「元々は私が挑発をしたにつき、このような事になりしなのよ。
    これに関する罪も無くてよし。全てなかった事にしたれ」

神裂「よろしいのですか?」

ローラ「ふん、貴様らとて当麻がいなければ来なかったであろう。
    罪などあって無き。よって無実でいいわ」

神裂「・・・わかりました」

神裂「五和、話をする間もその拘束だけはしておきなさい」

五和「はい。さ、とにかく少し落ち着きましょうか」


その後、その場は一旦落ち着きを取り戻した。
神裂と五和にも上条が意識不明だとローラが説明し、とりあえず状況の把握もできた。

御坂は相変わらず拘束されたままであるが、別に正座を強いられる事もなく、
いたって普通にソファーに座らされた。


五和「で、なんであんな事をしたんですか?」

御坂「それは……そのぉ...」

神裂「よっぽどの事でもなければあそこまでやらないでしょう。
   当麻を巻き込むかもしれなかったんですよ?」

ローラ「さーどうしてかしらねぇ?」ニヤニヤ

御坂「だって...」

五和「だって?」

御坂「だって!その女がコイツといっつもききききキスしてるっていうから!!」

五和「!?」

神裂「はぁ!?」

ローラ「さぁ、なんの事かしら?」

御坂「なんの事って…しらばっくれるってーの!?」

五和「どういう事ですか!?最大主教!!答えて下さい!!」

神裂「毎日…キス……」ブツブツ


御坂の衝撃発言によって何かが一気に最高潮にまで達した三人。

ローラ「あら、私がいつキスをしてると言いたるのかしら?」

御坂「ちょっと!日本語も変になってるし、馬鹿にしてんの!?」

ローラ「私は別にキスをしとうとはいいにしもあらずよ?」

五和「どういう事ですか...?」

ローラ「確かに私は当麻の傍にずっといるとはいいたりね。
    でもキスをしてるとは言いとらんわよ?」

御坂「え……で、でもさっきは!!」

神裂「はぁ……そんな挑発に...」

五和「それにそれだけであれを撃つのはちょっと...」

御坂「な、なによ!!仕方ないでしょ!?」

ローラ「ま、もうすぎさりし事よ。忘るるが良いわね」


そういってお茶を濁すローラ。
お茶を飲む姿はなんとも形容しがたい物があるが、中身は少々子供っぽいので困る。


神裂「まったく、最大主教も一体なにが面白くてこの子を挑発などしたんです?」

ローラ「あぁ、そうそう。それだったわ」

ローラ「美琴。先ほどは私がいつもキスをしているから怒ったのであったな?」

御坂「怒ってなんか…まぁ、ちょっとは...」

ローラ「なぜ?」

御坂「なんでって…?」

ローラ「別に、当麻は美琴の物でも無いでしょう?
    なぜ怒ったの?別に私が当麻と何をするも自由とろう物でしょう?」

御坂「それは……その...」

五和「・・・」

神裂「・・・」


五和も神裂も御坂の返答を待っている。
正直に行ってしまえば、二人には御坂が上条の事を好きになっているなんてわかりきっている。
だから、今気になるのは「どれぐらい好きなのか」だ。


御坂「私は…えっと」

ローラ「ん?」

御坂「…きだから...」ボソ

ローラ「なんといっとろうか聞きとれぬわよ~」

御坂「ああもう!!」

御坂「そうよ!!私はそいつの事が大好きなのよ!!」

ローラ「あら。随分大胆ね」

五和「上条さん起きてませんよね?」ヒソヒソ

神裂「恐らく大丈夫でしょう」ヒソヒソ
    
御坂「あ……」カァァ

ローラ「別にいいじゃない。減る物はなにも無いのだから」ズズー

御坂「い、いやでも!あああああたしなにをいって」

ローラ「まぁそこは置いときましょう。ここで詰まってては先に進まんもの。
    美琴に聞きたいのはその次よ次」

御坂「な、なにゃ!?」

五和「にゃですって」ヒソヒソ

神裂「かみまみた」ヒソヒソ


ローラはお茶を飲みきると、湯呑をテーブルに置く。
それはその場を仕切りなおす合図である。


ローラ「さぁ御坂美琴。貴方は当麻が好きなのね?」

御坂「いいや!べ、別に好きって分けでもないし?」

五和「説得力ありませんよそのツンデレ……」

ローラ「まぁそこはいいのよ。では聞くが」

ローラ「美琴。貴方は当麻の傍に一生いると決まった時、
    それを受け入れる覚悟はある?」

御坂「い、一生!?そそそそんなまだ早すぎるって!」

神裂「話が進みませんね」

五和「最大主教、それはどういう事ですか?」

ローラ「簡単な事。当麻の傍にいるという事は、
    当麻に降りかかる不幸を自分も受けなければならないのよ?」
    あるいは、自分が不幸にしてしまうかもしれないのに」

ローラ「それなのに先ほどのようなあんなささいな事で一々感情を
    爆発させていては当麻の身が持たないわよ。
    わかるでしょう?」

五和「なるほど……それもそうですね」ズズー

神裂「…」ゴクリ

御坂「私が……不幸をかける...?」

ローラ「あら、やっとまともになったわね」


御坂「私が不幸かけるって……どういうこと?」

ローラ「さっきと同じよ」

ローラ「貴方の能力が当麻を気づつけるかもしれないと言ってるの」

御坂「...!!」

ローラ「聖人である神裂ならわかることでしょう?
    自分のせいで周りの物がどんどん不幸になっていく様が」
    
神裂「そうですね…ええ、痛い程に」

御坂(聖人?)


御坂にとって初耳な聖人とは、神に祝福された者である。
自らにふりかかる「幸福」はただの人間の比ではない。
それ故に、不幸はまわりにまきちらされる。

それが今の神裂の聖人の認識だ。
(実際には周りの物が不幸になる事などなく、ただ自分と比べて不幸が浮き彫りになっているだけなのだが)

そこに正真正銘本当に不幸な少年上条当麻がきたらどうなるか。
そこは予想の範疇を超えた事が起こるかもしれない。

だからこそ神裂は怖いのだ。
たとえ自分が聖人でなかったとしても不幸な少年が、一体どうなるか……想像できないから。


五和「女教皇、大丈夫ですか?」

神裂「はい…心配する事などありませんよ、五和」

ローラ「美琴。貴方はそれを耐える覚悟はあるの?」

御坂「覚悟……」

ローラ「別に貴方が不幸をかけるとは必ずしもきまったわけではないわよ
    でも、貴方のその幼い精神がどうなるかは目に見えてわかるの」

ローラ「貴方はまだ幼いのから、それがどう成長するかは分からないわ。、
    でも、もしずっと今のままなら、貴方ただ当麻をいたずらに傷つけるだけよ?」

御坂「私は……」

ローラ「さぁ、どうなのかしら?」

神裂「・・・」

五和「御坂さん...」

御坂「私は……守る」

ローラ「ふむ……」

御坂「守ってみせるわよ!この……と、当麻の全部を!
   私からも、不幸からも全部!!」


御坂が初めて他人に宣言をした瞬間。初めてちゃんと名前で呼んだ瞬間でもあった。


ローラ「ふふ、いったわね」

ローラ「でも……そんな簡単にいくかしらね~」

御坂「どういうことよ...?」

ローラ「だって、当麻を自分の物にするのは……美琴ではないかもしれないのよ?」

ローラ「ねぇ?神裂に五和」

神裂「べ…べべべ別に私は当麻を自分の物になど」モジモジ

五和「ええ。上条さんは私の物です」

神裂「い、五和!?」

ローラ「さぁ、どうするのかしら~美琴?」

御坂「そんなの…決まってるわよ!!」

御坂「あんた達なんかに負ける分けないわよ!!
   絶対にととと当麻は私の物にしてやるんだから!!」

ローラ(あらー随分と単純ね)

五和「私だって……私だって負けませんよ!!」

神裂「あうぅ…わ、私は...」

ローラ(こっちも炊きついちゃった。テヘ☆)

御坂「あんたみたいな地味な女になんかまけないわよ!!」

五和「じ、地味って……ひ、貧乳中学生にいわれたくありません!!」

御坂「んなっ……!さ、最近大きくなってきたわよ!!」

ローラ「まぁ、美琴の意思も確認できたしもういいわね」

ローラ「さ、貴方たち出ていきなさい。もう疲れたわ。神裂、あとは頼んだわよー」

神裂「は、はい!」

神裂「ほら、五和!いきますよ!!」

五和「あ、ちょっと女教皇!まだ話が!」

御坂「ちょっとぉ!この紐…ってかもはや縄じゃないの!!とれっていってのよー!!」


こうしてなんだかんだで騒然としていた部屋は一瞬にして静まり返った。

結局御坂は自分の気持ちに素直(?)になれたのだ。
結果オーライ……という事にしておいても問題はないだろう。
これも全てローラの誘導故なのだが。


ローラ「はぁ……それにしても扱いやすいわねー」

ローラ「まだまだ子供ね」


御坂の顔を思い出しながら呟くローラ。
あれで高位の能力者なのだ。皮肉な物だと思う。

ローラ「さて、そろそろ……」

ローラ「当麻ーおきたれー」ペシペシ


上条の顔を軽くたたき起こす。


上条「ん……あれ?こ、ここはどこだ!?」ガバァ

ローラ「ど、どうしたるの!?」

上条「ゆ、夢か……」ハァハァ

ローラ「いったいどんな夢をみてたの?」

上条「俺とローラが結婚して寮生活するゆ……あ」

ローラ「え……?」

上条(しぃいいいまったあああああああああ!!)

ローラ「そ、そんな……って、寮生活!?」

上条「えそっちですか!?」

ローラ「ま、まぁ夢なんだから、大丈夫大丈夫」ボソボソ

上条「一体なにがどうなってんだこりゃ……」

上条「・・・」

上条「なぁ……ローラ」

ローラ「ん?どうしたるの、当麻」

上条「そのー……なんていうか」

ローラ「?」

上条「すんげえ急に言うけどさ……」

上条「えーっと…こ、これからも……よろしくな」///

ローラ「きゅ、急にどうしたの...?」

上条「いや、なんかさ。これからどれぐらい一緒にいるかなんてわかんねえはずなんだけどさ、
   ずっと一緒にいるような気がして……な」

ローラ「もう…当麻ったら」ギュ

上条「あぁいや!変な意味とかありませんからね!?誤解だけはしないでほしいんですよ!」

ローラ「そんなの……分かってるわよ...」

ローラ「私だって……」


部屋に差し込む紅色の夕日が、二人の頬に描かれる色を上から塗りつぶす。
だが、それでもこの二人の間の淡い空気だけは上書きなどできないだろう。

こんな時が永遠に続く。そう信じる二人。

永遠に続くかどうかはこの二人が決められる。

一瞬か、永遠か。

どちらを取るかは……この二人次第である。


~上条の夢の中~

上条が気を失っている間。


上条『ここは……どこだ...?』

  『当麻ー!』

上条『ん?』

  『当麻ったら!こっちこっち!』

上条『この声……ローラ…か?』

ローラ『もう、どうしたの?』

上条『え?って、あぁれ?ここ、俺の寮か?』

ローラ『なにを言ってるの?当麻』

上条『なんで俺寮にいるんだ?いや、ってかなんでローラが?』

イン『当麻ーお腹がすいたんだよ!!』

上条『あれ?インデックス!?なんで!?』

イン『なにを変な事をいってるの当麻!いいから早くご飯が食べたいんだよ!
   お腹がすいたんだよ!』

ローラ『もう当麻ったら。ねぼけてるのね』

上条『い、いや、俺はねぼけてなんか』

ローラ「ん…」チュ

上条(!?)

上条(あれ?なんだここ……俺の部屋?寝てるのか?)

ローラ『どう?起きたかしらん』

上条『ハッ!って今ローラなにを!?』

ローラ『ほっぺにチューってしただけじゃないの。それとも……唇が良かったかしら?』ニコ

上条『そういう問題じゃないとおもいますですはい!』

イン『朝っぱらからイチャイチャしないでほしいんだよ!!』

ローラ『良いじゃない、少しぐらい』

上条『い、一体なにがどうなってんだこりゃぁ』

ローラ『だって私達はもう……』

上条『もう……?』

ローラ『・・・・』パクパク

上条『あれ?おい、ローラ。どうした?』

イン『・・・・!』パクパク

上条『おい、インデックスまでどうしたんだ?』

上条『え?なんだこれ……俺の…体……透けてる...?』

ローラ『・・・!!』ギュ

上条『ってローラが普通に抱きついてきたぞなんだこれ!!』

上条『透けてんのに気が付いてないのかこの二人は……』

上条『とりあえず家の中を見て回るか』

上条『あれ?こんな写真置いてあったか?』

上条『・・・ゑ?』

上条『これって……結婚式...だよな?』

上条『なんでローラが…?相手は……俺!?』

上条『は!?え!?』

上条『俺ってローラと結婚してんの!?え!?!?』

上条『そ、そうだ!表札!表札!!』バタバタガチャン

上条『嘘……だろ…?』ワナワナ

上条『上条……ローラ?』

上条『いったいどうなって……?』

上条『あれ…急に眠く...』

上条『そうか……ってことは、ローラは俺と新婚生活してんのか...?』

上条『い、いみがぁ……』バタン


良い夢見やがって……


はい、投下終了でございます。
眠いです。とすちーむ、ここらへんで物語の終点へ直行ですかね。

ここまできてんのにまだお互いの気持ちに気づかない二人歯痒い書いてる俺が歯痒い。
はぁ・・・とりあえずねます。

あーそれと、いつもレスしてくれている方々はたぶん同一のお二人がただとおもうのでせうが・・・
もしそうなら、いつもありがとうございます。

では ノシ

乙~
細かいことで悪いけど御坂がいきなり能力使うのはちょっと違和感あった
上条さんと黒子以外にはあんまり使わないイメージなんで

それはそうと確かに長屋は大体自分だと思う
いつもだめだしみたいなことばっかでゴメンね
あくまで個人的な感想だからあんま重く受け止めなくていいからね

うーん・・・いきづまってますねー。
なかなか・・・どうして・・・うーん・・・

>>289
自分のイメージとして、もしも自分の恋心に気づいた御坂をいつも上条にべたべたな、
所謂恋敵が挑発してきたらどうなるだろう?

とかんがえると、やっぱ電撃かなーと。
確かに以前の御坂ならあり得なかったと思えますが、新約の時ならどうなるだろう?と、思いまして。

あ、超電磁砲だったのは別に理由はありません。ぶっちゃけかっこよかったからですww


それと、個人的感想でも十分、大変参考になります故、どんどん言っちゃってください。
レスいただくだけでゴミ箱のテンションはあがってきますのでww

あーやっぱり投下無理でした。すいません。

なかなかにこっからの展開が難しいです。
あんまり雑に作りたくありませんし、ゆっくりじっくり作りたいですし。

それと、週末に所謂「テスト」があります故、少々投下が難しくなります。
どうか、寛大な目でごらんになってください...では、失礼いたします。


・・・ちなみにこれ、アニメで言うところの「OP」です。 
終点?あぁ、OPの終わり部分の所の事ですね。 す、すいません!!

ってことで、要約すると「まだ本編始まってない」んです。

終わると思いました方いましたら、安心を。
長いと言う方は、すいません。

詳しくは後日です。 ノシ

追いついた

急に上条×ローラに目覚めて困ってたらこれを発見

てかこれ以外発見できなかったorz

初めて書いたにしては上手いと思うぜい

なにはともあれ途中で失踪するのだけは勘弁だにゃー

あと土御門の出番を増やしてくれ!!

はい、執筆中ですがちょっと雑談を。

>>293
確かに現行で「奥様は最大主教なのよん」(であってるかと)がありますが、あっちは更新停止してますしね。
ご覧になってくれて大変うれしいです。 失踪は自分が予期せずして死ぬ以外にありえませんので、ご安心を。

土御門は裏で動いてます。ほかのキャラと一緒に。
ですが、とりあえず上条の方を終わらせてください。
その後にちょいちょい書いていきますので。

ではいつもより早いですが、本日分を投下します。

眠いですし。分量は9Kbぐらいです。
二日間あればこれぐらいいけますね。

~夕食時~

一同が食堂に集まり、またもやにぎやか(すぎる)な食事になるんだろうかと上条は思っていた。
・・・のだが、何時の間にか上条とローラ以外の人間は皆この家からいなくなっていた。


上条「それにしてもあいつらどこにいったんだ?」

ローラ「あやつらも暇ではないのよ、当麻」カチャカチャ

上条「ま、上条さんは平和なら良いんですけどね~...」カチャカチャ


確かに、かなり平和。というか、平穏。穏やかである。
なんというか、あの面子が来てからと言う物まともに静かな時と言うのを過ごせていなかった気がする。
まだ来てから一日しか経っていない筈なのだが、上条はもうギブアップしたいくらいだった。
なので、それはそれで良い事なのだがなぜか釈然としない。


上条(ま、考えててもしかたないか)パクパク

上条「ごちそうさんっと」

ローラ「ごちそうさま」

上条「ふぅー、ローラの料理も中々だな」

ローラ「ふふん、当たり前よ」

上条「これなら毎日でもいいと思いますよ」

ローラ「毎日……」


上条が何気なく放った一言で、妄想を始めるローラ。


ローラ(私が当麻に毎日……)


上条『はは、やっぱりローラの料理はおいしいなぁ』

ローラ『ふふ、当麻ったら♡』

上条『でも、俺はローラの方がもっとおいしいと思うんだ……』キリ

ローラ『と、当麻...』///


ローラ(・・・)ボケー

上条「さて、さっさと片付けをしますかね」

ローラ「ハッ!わ、私も片付けるわよ」

ローラ(わ、私ったらなにをこんな下品な事を……で、でも)チラ

上条「マヨラ~その手ーを、開く者などいなーいっていっけね、空耳だこれ」カチャカチャ

ローラ「っ!!」カァア

上条「ん?どうした。なんか顔赤いぞ?」

ローラ「ななななななんでもなきたるわよ!!」プイ

上条「?」


自分でした妄想のせいで顔を直視できなくなるとは何とも滑稽である。


ローラ「うぅ...」

ローラ(一体どうしたって言うの?・・・私)///


終始顔を赤らめているローラであった。



結局、その後は何事もなく二人とも部屋に戻った。


上条「それにしても……静かだなぁー」

ローラ「そうね...」


当麻とローラはまたも、じっと部屋で座っている。勿論、夕方にも座っていたソファーだ。
やる事が無いと、逆にこれが「やる事」となってしまう。なんとも変な事だ。


上条「なんか、あいつらがいるのに慣れちまうとこれはこれで寂しいな」

ローラ「むー」

上条「へ…?」

ローラ「当麻は私と一緒にいるだけでは不満といいけるの?」

上条「いやいや別にそういうわけではありませんよ!?」

ローラ「もう…当麻ったら...」トス


ローラは隣に座る上条の肩によりかかる。
自分の体を預けるでけでなく、寄り添うと言った形だ。


上条「・・・はぁ」

上条「なんつーか……いろんな事に慣れちまったなぁ」

ローラ「いろんな事?」

上条「えーっと...」


上条は少し考え込み、なにか決心したように目を開く。


上条「た、例えば……こんな事とか」ギュ

ローラ「あ...」


上条は、寄りかかるローラの肩に手を回して自分にさらに抱き寄せた。


上条「いや……そのー...」/// 

ローラ「ふふ...♡」ギュ


別にローラは深く詮索をしようとはしなかった。
それをすると、この時間が壊れてしまう気がしたから。


ローラ(……やっぱり、そうなのかしらね)

上条(・・・)

ローラ(この思いが...)


今はまだ、確信するまでには至っていない。だが、なんとなくそうなんだろうと思う。
今のローラにはそれで十分であった...



―――その状態でどれぐらいが経っただろうか。

少々寝そうになっていたローラに、上条が口を開く。


上条「なぁ、ローラ」

ローラ「ん...なぁに?当麻」

上条「ちょっとだけでいいからさ、少し俺に付き合ってくれないか?」

ローラ「なにをするの?」

上条「ただの散歩だよ」

上条の言った通り、ローラは本当に散歩に付き合わされただけであった。


もう夜9時は回っている。今夜は丁度満月であった。

この家の周りには大きな建物は愚か、家と呼べる物すらもあまりない。
代わりにある物といえば、月明かりに照らされた川。
整備された道路の脇に咲く花々に、少し赤みがかった木々。なんの色であろうか。
なんと言うか、外国であるのに「風情」がある。

今は丁度12月に入ったところであった。
季節は冬であり、イギリスは日本と比べ寒い。それなのに、少なくとも花は咲いている。

ローラは夜に外に出たことがなかった。
だからこそ、この月明かりに照らされたこの道全てが真新しく見える。


ローラ「きれい……」

上条「そうだな……」


ここが夜だとこんなに映える物なのかと、
なぜもっと早くに知らなかったのだろうかと、ローラは少し後悔した。
今からでも、こんな風に上条と二人でこれるのだろうか?


ローラ「うぅ…」ブルブル

上条「ん?なんだ、寒いのか?」


ローラの服装は、良く冷える冬の夜だと言うのにいつも着ている修道服ひとつだけであった。


ローラ「予想以上に冷えたるのよ...」

上条「はぁ…仕方ねぇ」


そういう上条は、自分が着ていたダウンをローラに着せ、マフラーもまきつけた。


ローラ「当麻…良いの?」

上条「はは、上条さんは丈夫だから大丈夫なんですよ。それに、下にもまだ着てるしな」


上条は、自分が着ている厚めの服を引っ張って見せる。
だが、ローラはそれでは満足していない。


ローラ「なら、せめてこれぐらい」

上条「?」


ローラは自分に巻きつけられたマフラーを上条にも巻きつける。
丁度、恋愛物の映画やドラマで見られる、男女が一つのマフラーを共同で巻きつけるような感じだ。


ローラ「いいでしょう……?」

上条「ん~……なら、これもした方が良い…かな?」ギュ

ローラ「あ...」///


上条は言うなりローラの手を握る。

忘れてはならないが、上条は超が付くほどの鈍感朴人参野郎なのだ。
そんな上条が自分から女性の手を握るなど、一方通行が黄泉川に自分から抱きつくほどありえない事だ。


そっからの二人は、なんの変哲もない、他愛も無い話をするだけ。


上条「それにしても、俺がこっちに来てからもう二週間近くか」

ローラ「まだそれしか経っとらんわね」

上条「いやいや、上条さんにとっては一年より長かったですよ」

ローラ「それは一体どうしてかしらん?」

上条「そ、それはですねぇ~...」

ローラ「ふふ、私も長く感じたわよ。当麻と過ごしたこの生活」

上条「ローラもか……?」

ローラ「当たり前じゃないの」

ローラ「だって、私の傍にはいつも当麻がいたじゃない」ギュ


そういってローラは、握る上条の手をさらに強く握る


上条「ローラ...そうだな。俺も、そうなのかもな」

ローラ「ふふっ♪」


それだけでも、十分なのだ。

―――そうこうしている間に、二人はかなり歩いていた。
大体このあたりを一週してきたのだろう。目の前に上条邸があった。
上条とローラは、いつも思う。

「二人でいる時間は早すぎる」 と。

人間と言うのは楽しい事、望んでいる事をしている間は時間の感覚が早くなるのだ。
それが表すことは、言わずもがな。 二人にとって、この時間は「望まれているもの」なのだ。
終わりのない物など無い。全てに終わりがあるのだから、それは仕方のない事。

だが、この時間の終わり方は、意外な形でやってくる。

それは、ローラの最も望まない形でやってくる...


上条とローラが家の前に立ち、ローラが玄関を開けようとした時。


上条「まってくれ、ローラ」

ローラ「どうしたるの?当麻。はやくはいりましょう」

上条「その前に一つ、話しておきたいことがあるんだ」

ローラ「・・・」


ローラはそこで何かを感じ取り、黙り込む。


上条「俺も少し迷ってた。けど、やっぱりちゃんと話しをしなきゃだめだって思ったんだよ」

ローラ「一体……なんの事...?」


ローラの本能が、それは深く突っ込んではだめだと叫ぶ。
今から話を変え、逃げなければ。

だが、口から出る言葉は全く真逆の物。


上条「一つ、確認するぞ?」

ローラ「・・・」

上条「俺はローラの日本語を直すために、家庭教師をするためにきたんだよな?」

ローラ「今更そんな事確認するだなんて、一体どうしたの?」


なんとなく、声が裏返っている気がする。
自分はいま、怖がっているのか?


上条「ってことはさぁ。
   もし、もしもローラのそれが治ったら、俺はもう帰らなきゃいけないんだよな?」

ローラ「あぁ……」


もう、ここまで来ては何もかも遅い。
これから何が起きるか。そんなこと、目に見えて分かる。


上条「なぁ…ローラ」


だが、拒絶などできない。


上条「ローラはもう……」


いくら耳をふさごうが、それだけは防げない。


上条「治ってる…んだよな...?」


その瞬間。ローラの中で、何かが崩れ落ちたのであった...

はい、投下終了です。

え?中途半端?きにしないでください orz

さて、特に報告する事もありませんかね。

OPのサビ部分です。いよいよ大詰めですよー。

これぐらいでしょうかね。でわ ノシ

今回も良かったぜい

盛り上がって来たな

>>304
申し訳ありませんが、極力sageでお願いいたします。
最近というか、あまり人目につかせたくありませんので。

>>305
ヴァルトラウテ・・・?はて、初耳ですね。
なんなんでしょうかそれは。よろしければ教えて欲しいです。

>>306

恥ずかしいながら、やり方が分からない

どうかご教授をm(__)m

そもそもsageって何!?

>>307
メール欄にsageと打て

>>308
フヒヒwwwwwwww・・・・サーセン

正直言ってもう一回作り直したいです。
処女作にしてはひどすぎる。タイムリープしてぇ。

>>309
サンキュー
出来てるかにゃー?

>>310
もしかしてカオスヘッドご存知?

ねぇ・・・

ねぇよ(T_T)

PSPで繋いでるからか?

連投すいません。ですが、少し気になった事がありまして。

>>308
その「日記がメインでSSがおまけ」の部分を、もっと具体的に教えてください。
自分の何が他のSSと違うのか明確に知っておきたいのです。

出来た!!

みんなありがとう(T-T)

>>318
他のSSとの違いなんて気にせず書けばいいと思うぜい

それがゴミ箱の個性?だし、俺は結構好きだ

とうか

暗闇にたたずむ二人。辺りを照らす光は、月明かりのみ。


ローラ「あぁ……いや……」

ローラ「な、なにをいいしなの?わ、私の日本語は――「もういいんだ」

ローラ「え...?」

上条「もう無理なんかしなくても、いい」

ローラ「な…なんで……なんでなの?」

上条「そんな事、すぐわかるさ。上条さんはローラの家庭教師なんですよ?」

ローラ「...っ!」

上条「なぁ……そうなんだろ?」


その言葉を最後に、その場には沈黙が訪れる。
上条は、ただローラの答えを待つ。


ローラ「……たしは...」

上条「…なんだ?」

ローラ「私…は...」

上条「…」

ローラ「…」グッ

上条「どうなんだ...?」

ローラ「…」ダッ!

上条「あ!ちょ、ローラ!!」


ローラは突然走り出してどこかへ行ってしまった。


上条「くそ...!!」

上条「おい!まて!ローラ!!」


上条もローラを追いかけようとしたが、その足はふいに止まる。
上条を遮る者がいたからだ。その者は、いつの間にか上条の目の前にいた。
月明かりのおかげか、顔は良く見えた。


  「…」

上条「んなっ・・・!!な、なんでお前がここに…!?」   






上条「...吹寄!!」

吹寄『・・・』

上条「お前……学園都市に帰ったんじゃなかったのか!?」

吹寄『・・・』

上条「・・・?」

上条(なんだ?なんで何も言わねえんだ?いつもの吹寄ならもっとなんかあんだろ!?
   てかいつの間にここにいたんだ?なんでここに!?)

吹寄『・・・』

上条(クソ!埒が開かねえ...!)

吹寄『・・・』

上条(とりあえず...)

上条「すまねぇ、吹寄。今、俺やらなくちゃいけない事があるんだ。
   事情は後で聞くから、それじゃあな!」


そういって上条は吹寄の横を通ってローラを追いかけようとした。

                               が、
 

吹寄『・・・』ドンッ

上条「がっ...!?」


丁度吹寄の真横を通った直後。上条の脇腹に、吹寄が強烈な一撃を放っていた。
完全な不意打ち。上条は防御は愚か、まったく身構えてすらいなかった。



上条「ぐ…がはぁ...!」

上条(なん……だ!?)

吹寄『・・・』クス

上条「吹…寄...?一体、なにを……」


倒れこむ上条を、立ったまま見下ろす吹寄。その顔には、笑みが見える。


上条(笑ってる…のか?)

吹寄『・・・』スッ

上条(やべっ…!)


吹寄が上条にしゃがみながら接近する。
もし今もう一度攻撃されたら、身を守ることなどできない。


上条「く...そぉ……!!」

吹寄『だめよ……』グッ

上条「な...!?」


立ち上がろうとする上条を抑え込む吹寄。
振り払って立ち上がろうと思った上条であるが、その体のどこからでてくるのか。
異常なまでの力に抑えられて、動くとができない。

今にして思えば、先ほどの攻撃も異様なまでの力だった。不意打ちにしては体へのダメージが大きすぎる。


上条「吹寄…おまえ、一体……どうしちまったんだよ!?」ググゥ...

吹寄『・・・』ニコ

上条「なん……!?」

吹寄『ん...』チュ


吹寄がいきなり、上条にキスをした。
いや、そんな物ではない。口の中に舌を無理やり入れてきている。


上条「ん…ぐぅ...!?」

吹寄『はぁ…んん...』

上条(こいつ……口の中になにかを!?)


吹寄は、恐らくあらかじめ口の中に入れていたのであろう何かの薬を上条の口の中に無理やり入れてきた。
拒む上条であったが、最後には強制的に飲み込まされてしまった。


吹寄『ぷはぁ...』

上条「ぐ……うぅ…なんのつもり...」

上条(あれ……なんか……眠…く...)バタン

吹寄『・・・』クス


上条の意識は、そこでとだえてしまった...



しゅうりょう

もうどうすればいいのかわからない

やーやー盛り上がってますねー。

ちょっと遅くなりましたね―。投下します―。

とある川にかかる橋の上。

見た目20歳の美女、イギリス清教の最大主教ことローラ=スチュアートがそこにはいた。

彼女を照らすのは今、なにもない。

満月の月明かりも今では雲に遮られてしまっていた。


ローラ「はぁ……」

ローラ「逃げてきてしまったわね...」


正直な所、ローラ自身なぜ逃げてきてしまったかわからない。
気が付いていたら走っていたのだ。


上条『もう無理なんかしなくても、いい』


ローラ(そんな事言われたって…)


苦悩するローラ。もはや、自分が何をしたいのかすらもわからない。
だが、そんな彼女を救うものは唐突にやってくる。


   「おや?そこにいるのはミサカの宿命のライバルである人ではありませんかと
    ミサカは道に迷っていたので助かったと安堵します」

ローラ「...?」クル

御坂妹「どうもとミサカは軽く会釈をします」


振り向いたローラの目の前に居たのは、学園都市に帰ったはずの御坂妹であった。

   
ローラ「御坂妹さん……で、よろしいのかしら?」

御坂妹「知っていましたかとミサカは少し驚きます」

ローラ「少しわね。確か、御坂美琴のクローン……妹達の一人だったわね」

御坂妹「はい、仰る通りですとミサカは肯定します。
    ミサカの検体番号は10032号、一番古い個体ですとミサカは詳しく説明します」

ローラ「ってことはつまり...」

御坂妹「えぇ。察する通り、ミサカ以前のミサカ達は全て実験により失われましたとミサカははっきりと言います」

ローラ「それは……」


思わず言葉を濁すローラ。

ローラは最大主教と言う立場の上で、今まで多くの事件に介入してきた。
時には部下に首輪をつける為、時には戦力を増やす為、時にはただ利益の為だけに部下に非道な仕打ちをした事もあった。

だが、ローラ自身人が死んでも何も思わないとかそんな人間ではない。
もし隣で悲しむ者がいれば共に悲しみ、もし隣で怒れる者がいればそれを清らかな心で沈め、
もし目の前に大量虐殺者がいれば、それを許すような者ではないのだ。

だからこそローラは言葉に詰まる。
大量に死んだ妹達の内の一人に、どう話しかけていいのかがわからない。


御坂妹「ミサカに気を使っているのですか?ならばその必要はありませんとミサカは断言します」

ローラ「でも……」

御坂妹「消えていったミサカ以前のミサカ達は、もう気に掛ける必要はありません」

ローラ「それはつまり、貴方以前の妹達はどうでも良いという事?」

御坂妹「そうではありません。
    消えていったミサカ達は、もう既に救われましたからミサカは補足します」

ローラ「救われた……?」

御坂妹「はい。ミサカ達は、上条さんに救われたのですとミサカは答えます」


                上条 


今一番ローラの心に引っかかっている者の名前。


ローラ「当麻が……」

御坂妹「ミサカは美琴お姉さまのクローンであり、一万体以上もいる中のたった一つの個体にしかすぎません。
    そんなミサカ達にとって、生きるも死ぬも等価値でしたとミサカは某SFアニメのシ者のセリフを引用します。
    ですが、上条さんはミサカに生きろと言ってくれました」

ローラ「………」

御坂妹「上条さんはミサカだって一人の人間だと、死んで良い筈が無いと言ってくれました。
    上条さんは初めてミサカ達クローンに、生きとろ訴えかけてくれたのですとミサカは興奮気味に説明します」

御坂妹「それが、ミサカ達にとっての救いだったのですとミサカは再度言い放ちます」

御坂妹「上条さんにとって、ミサカ達が幸せになる事が唯一の幸福だと言ってました。
    それが上条さんにとっての幸せならば、ミサカは絶対にこの命を投げたりはしませんとミサカは宣言します」


見た目感情のこもっていない瞳で、しかししっかりと、力強く言う御坂妹。
それには信念のような物を感じられた。


ローラ「そう……なら、一つ聞いていいかしら?」

御坂妹「なんでしょうかとミサカは快く受け付けます」

ローラ「貴方にとって、当麻は一体何?」

ローラ「命の恩人?感謝すべき相手?一生忠を尽くすべき者?守るべき者?
    一体……なんだと言うの?」


ローラは恐る恐る聞く。
もし自分がこんな事を聞かれたとしたら、絶対に答えられないだろう。
正直に言って、どんな答えが返ってくるのかがわからない。
それがただ単に、怖い。でも聞かなければならない。そんな気がする。


御坂妹「ずっとそばに居たい、大切な人ですとミサカは即答します」

ローラ「大切な人……それはなんなの?
    それはやはり『好きな人』という事ではないの!?」


意図せずして声を荒げるローラ。
「大切な人」とは一体なんなのか。それが、わからない。
自分のこの上条に対して芽生えつつあるのだろう
「恋」という感情がまだよく分からないからこそ、なおさらその答えをしりたい。


ローラ「貴方も当麻が好きだからこそここまで来たのでしょう?
    ならばなぜ好きな人と言わないの?」


自分の考えをぶつけるローラ。
さながら、自分もわからない答えの問題を相手に解かせるように。


御坂妹「ミサカ達には恋愛感情等はわかりません。
    ですが、これが例え恋だとしても、そうでなくともミサカのこの思いは変わりませんとミサカは断言します。
    呼び方等どうでも良いのです。ミサカが上条さんの傍に居たいのには変わりませんとミサカは自分の考えを訴えます」

ローラ「そんな答えじゃ……わからないわよぉ...!」


絞り出すように声を出すローラ。
帰ってきた答えが理解できない。そんな苦しみが自らの体を突き刺す。

彼女にはもはや、イギリス清教の最大主教の影などはない。

ただ、一人の男に悩む「女」その物であった。


御坂妹「分からない筈がありませんとミサカは貴方の考えを否定します。
    貴方は既に理解している筈ですとミサカは当たり前のように言います」

ローラ「どういう事...?」

御坂妹「貴方は上条さんとずっと同棲していましたとミサカは嫉妬を含みながら言います。
    その間に、貴方は感じていなかったのですか?とミサカは問いかけます」

ローラ「感じる……一体、なにを...?」


徐々にローラを照らし出す光。
その光は、ローラを闇から引きずりだすもの。


御坂妹「貴方は上条さんと共に居たいとは、ずっと傍にいたいとは思わなかったのですかとミサカは再度確認します」

ローラ「ずっと……」

御坂妹「もし思っていたのならそれが答えですとミサカは簡潔に言います」

ローラ「………」


ずっと一緒に居たい。

そんな事は分かっていた。
ずっと上条と一緒に暮らせればいいだなんて、そんな事はずっと前からわかっていた。
だけど、分からないふりをしていた。今までだって何度かふと思うことはあった。

この時間が、一緒に居る時がずっと続けばいいだなんて。

だけれど、そのたびに自分の中のなにかが邪魔をする。
『最大主教の私』が全ての邪魔をしていた。
この気持ちは全て偽り。全てはこの国の利益の為の『偽』だ、と。

無意識下で全てを押さえつけていた。
幸せと感じる事も、何もかも。

そして最後には、偽りの『結婚』をして終わりのENDを、無理やりに描いていた。
結婚した後はまた別々の世界。一生会う事も無いだろう、と。

だが、果たしてそれは本当の願いか?『女の私』の願いか?


彼女のその迷いは、すぐに断ち切られる。


御坂妹「貴方はもう少し、自分に素直になるべきではないでしょうかとミサカは軽い助言をします」

ローラ「あぁ...」


自分に素直になればいい。
そんな単純な言葉が、これほどまでに自分を楽にさせたことは今までに無かったのではないか。

この時、ローラを繋ぎ留め、拘束する物は何もなくなった。


ローラ「そう……そうね」

御坂妹「どうかしましたか?とミサカは少し言いすぎたかと心配になります」

ローラ「いいえ、なんでもないわ。フフ♪ なんだか踊りたいような気分ね」

御坂妹「急にどうしたんでしょうかとミサカは若干戦慄します」

ローラ「言ったでしょう?なんでもないわよん。さぁ、当麻の所に行きましょう」

御坂妹「そうですねとミサカは余り深くは追及しないようにします」


二人はそのまま歩みだす。

その二人の頭上の満月は、いつしかはっきりと見て取れるようになり、
何にも遮られることもなく透き通るような光で二人をつつみこんでいた...

投下終了です。

正直言って今回すっっっっっっっっっっげえええええむずかったです。
この二人の会話は本当に時間かかりました。
その上でまだ満足にできあがっておりません。鬼畜!!

っとそんな事をいっててもしかたありません。
とりあえず次からは楽そうなので、一日一回…いや、二日に一回か。
まぁ毎日報告します。

では ノシ

<問題>

手元にDSがありました。
それとラブプラスがありました。
ゴミ箱は毒男です。

上記の文を解読し、導かれる答えを書きなさい。

例答:死んだ

ゴミ箱のDSが入った
なんと!ゴミ箱がDSでラブプラスをプレイし出した
ゲームなんぞしてるくらいなら[ピーーー]!
というか続きを柿が矢枯れください!!

答え このすれ完結させて[ピーーー]!

>>352
わかってます。分かってはいるんです。
ですから書くのと同時進行です。

なんだろう、本当になにか悟りを開いた気がする。

今日の投下分はあまり期待をしないでください。
自分でも書き上げられるか分かりません。

あ、ラブプラスは関係ありませんので、あしからず。

うぃーっす。

投下しまーす。

うぃーっす。

投下しまーす。

あ、連投スマソ



上条が吹寄によって眠らされた後。
微睡の中、彼は携帯のコール音を頼りに目を覚ました。


上条「うぅ……」prrrrrrrrrr

上条「んー...」ピッ

上条「もしもしどちらさまで『ようやくつながったか!!』

上条「耳元で叫ばないで頂けると上条さんはとても助かるのですが」キーン


なんとも眠たそうな口調で喋る上条。
電話の相手は声を聴いただけで一発で分かった。

土御門だ。


土御門『ふざけてる場合じゃねえ、かみやん!!何回電話したと思ってる!?』

上条「あーすまねぇ、ちょっと寝ちまってたみたいで」

土御門『寝てた?一体どこでだ?』

上条「えーっと...」キョロキョロ


見渡す上条。どうやら倉庫のような所らしい。
天窓から差し込む月明かりによって、かろうじてだが中の様子が分かる。


上条「なんか倉庫っぽい所だ」

土御門『具体的な場所はわかるか?』

上条「ちょっとまってろ」


上条は立ち上がり、目の前にある大きな扉を開けようとする。
だが、びくともしない。鎖やつっかえ棒などは見当たらない。
魔術的な物なら関係は無い筈だし、単純に上条一人の力では足りないのだろう。


上条「だめだ。外に出られねぇ」

土御門『閉じ込められたのか?』

上条「そうみたいだな」

土御門『そうだな...ならまずは何があったか説明してくれ』

上条「分かった」


自分でも驚くほどに冷静に状況を説明する上条。
別にこんな状況に慣れたわけでもない筈だが、今はとにかく感謝すべきか。

土御門『やっぱ吹寄か……くそっ!』

上条「やっぱ?どういう事だ、土御門」

土御門『とりあえずかみやん、今度はこっちの状況を説明するから、頭に叩き込め』

上条「分かった」

土御門『いきなりで混乱するかもしれないが、俺と天草式以外、主要な魔術師が全員拘束された』

上条「は...?」

土御門『拘束と言っても縄とかで縛られたわけじゃない。全員、聖ジョージ大聖堂に閉じ込められた』

上条「ちょ、ちょっとまってくれ!主要な魔術師ってまさか...」

土御門『あぁ。ご察しの通り、かみやんの新居に暮らしてたキャーリサ王女やねーちん、
    それとおまけに御坂美琴もだ。くそったれ』

上条「んな……キャーリサや神裂が...?一体どうやって!?」


忘れてはならないが、神裂は聖人、キャーリサはカーテナの破片を持ち、御坂はLEVEL5の電撃使いだ。
それ以外にも魔術師はいるだろう。
その面々を拘束、しかも聖ジョージ大聖堂に閉じ込めるなど、よほどの者でもなければ不可能だ。


土御門『たまたま俺や天草式は別の場所にいたから良かったが、
    ねーちん達が聖ジョージ大聖堂に固まってる所を狙われた』

上条「何処の魔術師だ!?」

土御門『いや、魔術師じゃない……と思われるがな。
    敵は催涙ガスを使ってねーちん達をまとめて眠らせたんだ。
    どういうわけか聖ジョージ大聖堂の防御結界は全部機能停止している』

上条「催涙ガス……ってことは...まさか!」

土御門『あぁ。恐らく……科学側の人間だ』


科学側の人間。
その言葉が土御門の口から発せられただけで、上条に戦慄が走る。

上条「科学側の人間が魔術師を襲うって、それ結構やばくねえか?」

土御門『そうなんだが……どうにもそこらへんの判断がつかねぇんだ』

上条「どういう事だ?」

土御門『さっきも言ったが、なぜか大聖堂の防御結界は機能停止してたんだ。
    どうもこれは魔術の色が濃い。だが使われたのは催涙ガスだ』
    
上条「なら、単に魔術師が催涙ガスを使っただけじゃねえのか?」

土御門『それも考えたが、実はもう一つ科学側の人間が襲ったと言う証拠がある』

上条「なんだ?」

土御門『今、聖ジョージ大聖堂の周りに不可視光線が張り巡らされてる。
    触れただけで蒸発もんのな。それのせいで俺らはねーちん達の救出ができていねぇ』

上条「なっ……」

土御門『しかもこの光線が何処から放たれてるのか把握できてない。
    こんな技術、学園都市製でもなければありえない』

上条「そんな………」

土御門『だがこれにももう一つ、疑惑がある』

上条「まだあるのか?」

土御門『あぁ。何も俺らはこの不可視光線をただ黙って受け入れたわけちゃいねえ。
    何度も消そうと試みた』

上条「魔術でか?」

土御門『そうだ。だが……全て失敗に終わった。
    光を屈折させる魔術も、大聖堂の周辺をごっそり消し去る魔術もな。
    恐らくこれに干渉してるのも魔術だ』

上条「一体……何が起こってんだ...?」

土御門『今それについても天草式が全力で調べ上げてる。だが望みは薄いな』

上条「土御門はなにしてんだ?」

土御門『俺も最初は天草式の連中と一緒に調べてたんだが……ちょっと事情が変わってな』

上条「なにがあったんだ?」

土御門『丁度俺がかみやんに会いに行こうとした時にだ。
    かみやんの家の前に姫神が倒れてた』

上条「姫神が!?」

土御門『意識は無かったが命に別状はない。心配する必要はねぇ』

上条「だからって……!!」

土御門『とにかく、その時点で学園都市に帰ったはずの吹寄にも連絡した。
    だが応答なしだ。なにかあると思ってはいたがな』

上条「でも、なんだってあいつらはまだイギリスに残ってんだ?」

土御門『さっき調べたが、どうやら日本行きの旅行便が一機事故で運休になっていた。
    恐らくそれだな』

上条「って事は……御坂妹も!?」

土御門『恐らくな』

上条「くそっ!!なにがどうなってんだ!!」ガン


思わず壁に拳を叩きつけた上条。

土御門『落ち着けかみやん。今慌てたって何にもならねえぜ?
    とりあえず連絡が取れただけ良しとしよう』

上条「くっ...!」


こうしている間にも刻々と時は過ぎていく。
何もできない自分が歯痒い。
とりあえず、一刻も早くここから脱出しなければ。


上条「土御門、俺の携帯からここの位置情報をわりだせないか?」

土御門『やってみる、少し待ってろ!』


そういって土御門は電話を切ってしまった。


上条「頼むぞ……」

   「終わったか?」

上条「!?」

   
声がした方を上条は振り向く。
そこには、体長2mはあるだろうか。かなり大柄な男が立っていた。
全身を黒に統一し、大きなマントを羽織っている。


上条(何時の間に!?)

   「ふむ。とりあえず自己紹介といこうか」

名無し「とは言っても名前など無いのだがな。まぁ名無しとでも呼べばいい」

上条「………」ジリジリ


上条は一切視線を逸らそうとせず、無言のまま構えを取る。


名無し「ふむ、危機管理能力と言うべきか。そこらへんはちゃんと備わっているようだな。
    では無駄話もなんだ。単刀直入に言わせてもらおう」
    

そういうと名無しは、懐からハンドガンを取り出した。


上条「!?」

名無し「上条当麻。君には死んでもらおうか」パーン


そういうと名無しは、間髪入れることなく引き金を引いた―――









投下終了です。

まず第一に自分でもびっくりするぐらい展開が早いです。
でもどう考えてもこうなるんです。なっちゃいました。

第二に土御門あんがいむずい。

第三にはやくイチャイチャ書きたい。

一応書いていると言う証拠として一レスだけでもします。
本格的投下は・・・無理です。申し訳ありませんでしたぁ!!orz

名無し「死んでもらおうか」パーン


何の躊躇いも無く、慣れた手つきで引き金を引いた名無し。
銃口から飛び出る鉄の塊は、正確に、寸分の狂いもなく上条の頭に向かって行く。


上条「―――ッ!!」


上条はそれを間一髪、頭を少し逸らす事により回避する。
名無しが上条の頭を正確に狙っていたからこそ成しえた芸当。
それでなくとも、ただの平和ボケした一般人では反応すらできなかったであろう。


上条「っぶねぇな!いきなりなにして...!!」チャッ

名無し「………」パーン

上条「くっ!!」バッ


無言のまま次弾を撃つ名無し。最早対話の余地はないのだろう。

名無しの撃つ弾はやはり上条の頭を正確に狙っている。
至近距離で撃たれ続けるこの状況を少しでも打開しようと、前転により回避をしたのだが、それが裏目に出た。


名無し「………」パーンパーンパーン

上条(なっ……壁に当たった弾が跳ね返って―――)


前進により場所が少しずれたことにより、角度が丁度合わさってしまったのか。
上条から外れた筈の弾は、跳ね返って上条に向かってきていた。


上条「くそ!!」


避けようと試みる上条であるが、到底避けられるはずもない。
只でさえ外とは違って狭い倉庫の中。当然壁も近くにあり、跳弾は簡単に上条に届く。
徐々にだがかすり傷を負っていく上条。

太ももから、腕から、肘、肩、様々な場所から血が滴り始めた。
このままではいずれ綺麗に食らってしまうだろう。

そんな時...


名無し「………」カチカチ

上条(弾切れ!?)


今まで打ち続けていた名無しの銃の弾が切れた。およそ弾数は20発と言ったところか。
ハンドガンにしては嫌に多い量である。


上条(今しかねぇ!)

上条「うぉおおおお!!」


その隙を狙って一気に近づこうとする上条。


名無し「………」バッ

上条「な!?」


だが、名無しは躊躇することなく弾の切れた銃を捨て、腰に掛けてあった他の銃を手に取った。
弾薬を変える行為をせず、銃そのものを変える事により圧倒的に隙を少なくする。
たった一つの武器に固執せず、瞬時に状況を判断できるからこその行為であった。

キリ悪いけど投下します。


名無し「………」チャ

上条(けど、こっちのがはええ!!)


名無しが構えを取っているときには既に懐に入っていた上条。
いつも通り、あとはそのまま右ストレートを顔面に加えるだけ……

                            の筈だったのだが。


名無し「まだまだ甘い」スッ

上条(なっ……構えを解いた!?)


名無しは何を思ったか、狙いをつけていた銃を降ろした。
上条の右手が顔面に突き刺さる直前だと言うのに、ノーガードで突っ立っている。


上条(何を考えて――――?)メリ

上条「ごは……あぁ!?」ドン


名無しが構えを解いた直後。
上条はその行動の意味を考えている間に、左の脇腹に強い衝撃を受け吹っ飛ばされていた。


上条「なん……だ...?」


震えながらもなんとか立ち上がる上条。自分がさっきまで立っていた場所を見る。
そこには、何処か満足気な笑みを浮かべた吹寄が立っていた。


上条「吹寄……お前、また…なんで...?」

吹寄『………』ニコ


この倉庫の中には上条と名無ししかいなかった筈。
それに、上条を一発で吹っ飛ばすなど生身の人間、それに女子高生が到底できる事とは考えられない。

誰がどう見ても、明らかに異常だ。


上条「まさか……」

名無し「気づくのに時間がかかりすぎているな。彼女がここに出現した瞬間に気づくべきだ」

上条「くそ...!吹寄になにをした!?」

名無し「なに、少し夢を見てもらっているだけさ」

上条「夢……?」

名無し「そう、夢だ」


           夢


それは、人間が睡眠時に行う脳内の情報整理の時に起きる、一種の幻覚である。
その日見た中で一番強烈なイメージ、深層心理の状態、外部からの影響等により、人は様々な夢を見る。

それを今、吹寄は見ていると名無しは言う。


名無し「正確には彼女本心が...と言った方が良いがな」

上条「どういう意味だ?」

名無し「気づいていただろう。彼女の様子がおかしくなっていたのがな。
    そうだな...大体君らが食事をとっていた時か」

上条「食事...」


上条は初めて吹寄達が来たときの事を思い出す。

その時の、吹寄の様子。


吹寄『私達だってこんな家で暮らしたいのよ!!』


自らの願望を大勢の前で豪語し...


吹寄『まったく、のんきなんだから……イギリスよ!?イギリス!!』


欲求を人に押し付け...


吹寄『そうよ!私達はイギリスにこれるっていうから上条にあいにきたのに!!』


上条としては本当はちょっと寂しかったこの言葉。

あの時はただ受け流していたが……


上条「そんな……あの時から...?」

名無し「そうだ。彼女は普段から自分の欲望を押さえつけているようであった。
    そのはけ口として通販と言う手段を無意識の内に用いていたようだが、
    今回はその抑え込んであった欲望を利用させてもらったのだよ」

上条「それと夢とどういう関係があるってんだ!!」

名無し「簡単な事だ。君に会う前に、彼女には寝ている間にある催眠をかけておいた。
    それにより彼女の意識、本心は今だ寝ている状態にある。
    彼女は起きた後も、全ての行動も『夢』と勘違いしている。
    夢の中ならば何をしても良い。自分のしたい事をし、誰に咎められても後ろめたい事など無い」

上条「なら、今の吹寄も夢を見てこんな事をしてるってのか!?」

名無し「それは違う。私はもう一つ、
    彼女の欲が満たされた時、ある催眠が発動するようにスイッチを仕掛けておいた」

上条「………」


上条はもう名無しに食って掛かる事はせず、食い入るように名無しの顔を見ていた。


名無し「その催眠は、いたって簡単。彼女に新たなる欲を植え付けるというものだよ。
    彼女は今私の命令を受け付けると言う『欲』に従って行動しているの。
    恐怖や脅しではない、彼女自身の欲求により行動している」

吹寄『………』

名無し「それと同時に、彼女の自我にも少し眠ってもらっている。
    いわば、今の彼女はもう一つの人格によって動かされていると言っても間違いではないな」

上条「つまり……今の吹寄はお前の奴隷って分けか...」

名無し「奴隷という表現は適切では無い。強いて言えば召し――「うぉおおおおおおお!!」


名無しが言い終わる前に、上条は雄叫びを上げて突っ込んでいた。
それを見た名無しは、手に持つ銃をぶら下げた少し振る。
すると、立っていた吹寄が上条の前に立ちふさがり、名無しの壁となった。


名無し「それと、彼女の身体能力の向上は薬によるものだ。
    催眠が切れると同時に効果も切れる。ま、最悪でも一週間程度の筋肉痛だろうな」


まるで自分はただ観戦しているだけと言わんばかりに冷静に説明する名無し。
彼がこうして説明をしている間に、上条は吹寄の蹴りを食らい、またも吹っ飛んでいた。


上条「く…そ……」


絶望的な状況の中、震える足で立ち上がりながら上条は握りしめた右手を見る。
だが、そんな上条に名無しは無情にも真実を告げる。


名無し「無駄だ。彼女を操っているのは異能の力ではない。
    脳への光信号を電気的に操って行った洗脳だ。君は無力だよ」クイ

吹寄『………』ダッ

上条「くっ!」


立っただけで体に痛みが走る。
そんな状態の上条に、止めを刺さんとばかりに吹寄が飛びかかってきた。

一発一発が致命傷。次食らったら、もう後は無いと考えていいだろう。


上条「っ!!」バッ

吹寄『………』ドン


体のバランスをわざと崩し、吹寄のとび蹴りを最少の動きで避けた上条。
上条がいた筈の場所に放たれた吹寄の一撃は、軽く地面をえぐっていた。


名無し「さて、少し無駄話が過ぎたな。どうする?幻想殺しの少年」

上条「………」グッ


自分の右手が通用しない。相手は魔術師でも能力者でもない。
今までの事件とは、戦闘とは何もかもが違う。

だが、それがなんだというのか。


上条「てめぇの洗脳に右手が通用するかどうかなんてはなからわかってる」

吹寄『………』ユラ...

名無し「ほぅ...」

上条「けど、きかねえからなんだってんだ!」


そうだ。
今までの事件だって、もし上条の右手に幻想殺しが宿っていなかったとしても、
上条はそのまま黙っていただろうか?


上条「俺のこの右手が通用しないからって助けない理由にはならねんだよ!
   だから、どんな事があっても、俺は絶対にてめぇから吹寄を助ける!!」

名無し「………」クィ

吹寄『………』ダッ


上条の言葉など無視し、またも吹寄は上条に襲い掛かる。


上条「いいぜぇ、名無し」スッ


それを見た上条もまた、構えをとる。


上条「てめぇがそんなふざけた事を平気でやるってんなら」バッ

吹寄『……!』スカ


今度は自分から一歩後ろに跳ぶ事により吹寄のとび蹴りをよける上条。
どうやら吹寄自身の戦闘経験は無いようなので、よけられた後等体ががら空きであった。


上条「まずはそのふざけた幻想をぶち壊す!!」

吹寄『――――ッ!?』


ノーガードの吹寄の顔面に渾身の一撃を食らわせる上条。
吹寄の体はそのまま綺麗な放物線を描き、吹っ飛ばされる。

終了です。
うぃーいつもの通りご感想いただけたらうれしいですー。
まってますー。

>>383
>彼女は今私の命令を受け付けると言う『欲』に従って行動しているの。

口調がヒントか…

>>386
(´神`)<そこには触れないで貰おうか...orz

どうもー。
いやーDSは自分で踏んでしまったのでなんとも……
とりあえず3DS今日家帰る時に買ってきました。
3Dイラネ……

はい、投下しますね。

上条「すまねぇ……吹寄」


殴られた吹寄が宙を舞うその瞬間だけ、スローモーションの様にゆっくりと流れる。
そして、地面にたたきつけられたその時。 


                ―――バギン

 
上条「・・・は?」


それは、上条のよく聞きなれた「異能の力を破壊した」時に起きる、独特の破裂音。
それが吹寄の体からした。


上条「なん……で...?」

名無し「やはりな」チャ

上条「!?」


上条はそう意味深な言葉を吐いた名無しの方を見る。
すると、今まさに名無しは吹寄に向かって銃を撃たんとしていた。


上条「っんのぉ――――!!」ダッ

名無し「ふむ」バン


思い切り地面をけり、その勢いのまま倒れていた吹寄を庇う上条。
なんとか吹寄に弾が当たる事は防げたが、代わりに上条は右足の脹脛に一発食らってしまった。


上条「っ痛―――」

名無し「まさかいきなり殴るとは思わなかったよ。わざわざ異能の力では無いと言っておいたのにな。
    保険を掛けておいて正解だった」

上条「どういうことだ!?」

名無し「まず初めに一つ訂正をしよう。彼女の洗脳は科学の力等ではない」

上条「なに?」

名無し「なに、深く考える必要などない。
    至極簡単な事、現行の科学力では人の心を完全に制御するなど不可能なのだよ」

上条「まさかてめぇ、能力を使って……!」

名無し「そうだ。学園都市の中には精神操作系能力者などいくらでもいる。
    別に完全に操れなくとも良い。少し心に方向性を加えるだけでよいのだ。
    それぐらいならば低能力者でも十分できる」

上条「くっ……!」


上条は心の中で舌打ちをしながら自分の右手と気絶している吹寄を交互に見る。

名無し「だが、それでは君に洗脳が解除される恐れがあった。
    君は男女平等にグーパンチをかましているらしいのでな。
    だから彼女にはある一つの保険を掛けておいたのだよ」

上条「それが身体能力強化の副作用って分け……か」

名無し「ご名答だよ。中々に理解力があるな」

上条「ふざけんじゃねぇ!!」


そういって上条は立ち上がり、名無しに向き直る。
それだけで右足がズキンと痛む。右足以外にも体の各所にかすり傷を負っている。
それが地味にだが、確実に上条の体力を削っている。


名無し「さぁ、君は彼女を守りながら戦えるか……?」チャ

上条「くそっ!」


名無しは吹寄の洗脳が解けたとして、
その後は上条の足枷となるように体の自由を奪う副作用を持つ身体能力向上薬を吹寄に飲ませていた。

もし吹寄が目覚めたとして、動けない体の吹寄。
上条の性格を考えれば、これ以上に無い足枷である。

動かなければ蜂の巣。動けば吹寄が危機に晒される。まさに、見えぬ抑止力。

状況は絶対的に不利、絶望的なまでの窮地。


上条(考えろ……!この状況をなんとか……)

両者の間の距離はたった10m前後。なにかきっかけがあればいい。
何か気を逸らすことができれば……


名無し「残念だが、打開策など無い。さぁ、終わりだ」

上条(くそ!なにか、なにかあるはずだ!!)


トリガーに指をかける名無し。
その間も、必死にこの状況の打開策を探し続ける上条。
地面を見、壁を見、天井から吹寄の体。隅々まで見渡した。

その果てに、上条はある事に気づく。

上条「……?」


それは、たった 0,数秒の世界の事。
偶然天窓から差し込む月明かりが名無しの体を照らし瞬間。

その一瞬、一瞬だが、上条は見た。

名無しの体の各所から、血が滲み出ているのを。

今までは薄暗い中で、しかも名無し自身黒い服を着ていたので分からなかったが、
明るい光に照らされた一瞬だけ、はっきりと分かった。
体中から血がにじみ出ているのを。
それは何処か、土御門が魔術を使ったときの反動にも似ていた。

それを見た上条は、一瞬で思考する。
今までの名無しの言動、攻撃、仕草など、様々な点を。
そうして上条は、ある一つの答えにたどり着く。


今の名無しは「ほぼ行動不能状態である」と。


名無しの今の体の状態を起点にして、一瞬で浮かび上がった名無しの行動の疑問点。

なぜわざわざ接近した上条を吹寄に迎撃させたのか。
なぜ吹寄の洗脳が解けると分かっていて上条の行動を阻止しようとしなかったのか。
なぜ名無しは一歩も動こうとしていないのか。

それら全てを消化した結果であった。

なぜそんな状態に陥っているか等は分からない。
だが、そうと分かればやる事は一つ。


上条「ふん!」ブン

名無し「なに...」


上条は、自分の懐に在った携帯電話を名無しに投げた。


名無し「くっ……!」バン


名無しはそれをキャッチしようとはせず、銃で撃ち落とした。


上条(かかった!!)


それは上条の予想通りの行動であった。

もし体を自由に動かすのが困難な状態ならば、飛んでくるものをキャッチする事は極力避ける筈。
持ち前の銃で打ち落とすだろう、と。

かくして名無しは上条を撃つタイミングを逃し、自ら自分が行動不能だという事を露呈した。

上条はこの絶好の機会を逃す事はしない。



上条「うぉおおおお!!」ダッ

名無し「ちぃ!!」チャ

上条「おせえ!!」


上条は痛む右足を極力使用せず、左足一本、たった一歩で名無しの懐まで踏み込む。
名無しは上条を負いきれず、銃の有効射程距離の内側に侵入を許してしまった。


名無し「くっ...!?」ガク


名無しは後ろに跳ぼうと考えたのか、地面を軽く蹴った。
だが、それが裏目に出た。
後ろに軽く飛んだあと、名無しは自らの体重を支える事ができずに、転倒してしまった。

二人の間には再び2m程度の間が空く。
その間に、壁は無い。


上条「てめぇだけは……」グッ

名無し「くっ...!!」

上条「許さねえ!!」ダッ


そういい、上条が名無しに向かって踏み込む。
両者を隔てる物は何もない。なにも無かった筈だった、が。


            カチ


上条が踏み込むと同時。地面から、なにかスイッチが入ったような音が聞こえた。


上条「!?」

名無し「かかったか」


上条は恐る恐る下をみる。すると、そこにあった物は...


  只<チワーッス


上条「なっ...」カッ


薄暗い倉庫内を、一瞬にして閃光が満たす。
そして、耳を塞いでも聞こえる程の爆音が、上条を起点に響き渡った...
 



――同時刻 とある倉庫の外

そこには、季節に合わずアロハシャツを着、サングラスをかけた金髪の男と、
黒ずくめのフードに身を隠した者が四人、対峙していた。


土御門「お前ら……どこのもんだ?」

魔術師A「それを答える義務はない」

魔術師B「もちろん、ここを退く義務もな」

土御門「へっ……なら、俺にはそこを通る権利があるんだが?」

魔術師C「ならば証明しろ」

魔術師D「その権利とやらをな」

土御門(チッ、こいつは面倒な事になったにゃー)


焦りながらも、どこか落ち着いている土御門。それもそのはずだ。
こいつらは見ただけでわかる程の弱魔術師。所謂「モブ」と言う奴だ。
確かに四人もいて厄介だが、手を出さなければ問題はない。

土御門がここに到着した時点で、天草式の面々を応援として呼んである。
少しでも時間稼ぎをすれば十分。事を急いでも何も変わらない。
彼らしい考え方である。

だが、その余裕は一瞬でかき消される。


        ドン!!


一瞬の閃光と爆音が倉庫の方からした。


土御門「なに!?」

魔術師A「どうした……?」

魔術師B「慌てるな」

魔術師C「なにがあっても結果は変わらない」

魔術師D「結局はあいつが全て終わらせる...」


まるで何かを崇拝するかのように呟いていく魔術師達。

一体あの倉庫でなにが起きているのか。

土御門はまだ、それを把握する事ができなかった...







うぃー投下終了です。
とりあえずなんかどんどん進めてサッパリ終わらせたかった。
うん、やっぱりグダグダはよくない!

あと、ゴミ箱には熱い展開を書くほどの想像力はありませんでして...
申し訳ありません……orz

とりあえず、なんとか次で終わりに近づきますよー。
多分...

乙~
>熱い展開を書くほどの想像力はありませんでして…
ならなぜお前はこうして書いているんだ?
自分には出来ないかもしれない…だがそれでも書くって決めんたんだろ!
ほかの何者でもなく自分のその手で書きたいって思ったんだろ
こうやっててめぇを待ってるやつもいるんだ
さぁはじめようぜあーもう疲れたわー

>>399
どうしてそこで諦めんだよ!!
もっと自分の実力に自信もてよ!!
最後までやれる!がんばれがんばれそこであきらめちゃだめだ!!
自分の実力出し切って行けよ!!

・・・つかれた。
なんていうか、いちゃいちゃする展開はいくらでも思い浮かぶんですがね~

ッエーイ☆☆

うん、完結させるとは言ったんだけどね……

ちなみに「ッエーイ」は生存報告なんで。はい。

~上条邸~

上条が目覚めた頃、丁度ローラと御坂妹が家に到着していた。


ローラ「ただいま~」

御坂妹「ただいまとミサカはしれっと自分の家アピールをします」


凍える体にとりあえず暖を取るべく、上条の部屋に行く二人。
外に上条がいなかったから、部屋にいる筈だ。

ローラはいち早く上条に会いたかった。
いきなり逃げた事等、自分の気持ちに蹴りをつける為に。


ローラ「あら…当麻がいない...?」ガチャ


だが、上条の姿は家の何処にもなかった。


御坂妹「どうしたのでしょうとミサカは心配になります」

ローラ「それに、他の者たちも帰ってきてないわね...」


それどころか、いまだにキャーリサらも帰ってきていないようだ。


ローラ(これは一体、どういう事……?)


確かにキャーリサ達が帰ってきていない事も気がかりだが、
何より不信なのは上条も一緒にいないと言うところ。
別にこの時間になにか出かける用があるとも思えない。

元々ここに集まってきた者達は、全員が平和な表世界とは少しずれた者たちだ。
そんな者たちが一斉に消えるなんて事、普通はありえない。

つまり、今この状況は普通ではない。


御坂妹「おや…?あれはなんでしょうとミサカは指を立てます」

ローラ「ん?」


御坂妹が指を指す方向。
そこにはベットがあり、誰もいない筈なのに少し盛り上がっていた。








ローラ「なにかしら」テクテク ガバ

ローラ「!? こ、この子……」

御坂妹「姫神……さん?とミサカは驚愕しながら呼びます」


ローラがめくった布団の下には、学園都市に帰った筈の姫神の姿があった。
恐らく、御坂妹と一緒に残ったのだろう。

家に帰る途中の話では、
三人でいた筈がいつのまにか御坂妹だけになってしまい、他の二人は行方しれずだった筈。

それが、なぜここにいるのか。


姫神「うぅ……」


そんな事を考えていると、姫神が何かを話そうとしていた。


ローラ「大丈夫?」

姫神「ふ…ふき……」


どうやらまだ起きているわけでは無い様子。


ローラ「ふき……?」

御坂妹「もしや、吹寄さんの事ではありませんかとミサカは回答を補助します」

姫神「だめ……それ以上...」

御坂妹「夢を見ているのでしょうかとミサカは予測します」

ローラ「随分うなされているわね」


改めて見ると、ひどく汗をかいている。
別に熱があるわけでもなさそうだし、なにか病気にかかっている訳でも無いと思える。


姫神「上条くん……がぁ...」

ローラ「!!」

御坂妹「なぜ上条さんの名前がとミサカは少々混乱します」

姫神「う……」


姫神の寝言(?)はそこで途絶えてしまった。

いきなり姫神の口から発せられた上条の名。ローラは思う。
それは単に、夢の中に出てきたからだとか、そんな単純な理由ではない気がする、と。
もし夢の中に出てきたとして、うなされる程の夢に一体どんな風に出てきたのか。
そして、吹寄に対して発せられたであろう「ダメ、それ以上」とは何を指しているのか。

どうにも単なる夢ではない気がする。
ローラは何か、ただならぬ嫌な予感に体を支配されていた。





ローラ「御坂妹さん、少し、この子を見ていて下さらないかしら?」

御坂妹「えぇ、いいですが貴方はどうするのですかとミサカは疑問を口にします」

ローラ「少し外に出ているだけよ」


そういってローラはそそくさと部屋をでていってしまった。


御坂妹「一体どうしたのでしょうとミサカは首をかしげます」

姫神「んぅー...」

御坂妹「とりあえず姫神さんの介抱でもしましょうかとミサカは袖をたくしあげます」グィ

姫神「あぁ……」

御坂妹「大丈夫です、私がついていますよとミサカは宥めるように言います」

姫神「い、妹さん死んじゃだめぇ……」

御坂妹「………」


まったくもって本当にどんな夢を見ているのか、御坂妹は気になって仕方がなかった。



続きはまた後だー

ヘァヘァトゥヘァもうやめるんだ!!

そのー本当にもう「面白い」って言っていただけるとすごいうれしいでございまする。
その言葉が書く活力となっていますから。

あとなんかすごいこのノリがおもしろかったです >ッエーイ☆

今後ともよろしくお願いします。

イ゙ェァァァアアアアアアアア!!!!

ローラ「はぁ、はぁ」タッタッ


街灯の無い道を、長い髪をはためかせながら走るローラ。
彼女が走る道を照らす物はただ、月明かりだけ。

今のローラの表情は、とても優れたものではない。


ローラ(当麻……)


ローラは焦っていた。


以前の自分がみれば、信じられないと笑う程に。

彼女の心中にある、ただ一人の男の姿。
イギリス清教の最大主教と言う名の鎧を捨て、自分の本心と向き合ったローラは、
ただこの男。上条当麻の事を思い、焦り、不安に駆られていた。


ローラ(絶対に……絶対に無事でいて、当麻!!)


そんなローラはなにも、当てもなく駆け回っている訳ではない。
自分のこの最大主教と言う「立場」をフルに活用し、上条が何処にいるかを調べてみた。

そうしたらば、今現在キャーリサ達共々大変な事になっていると言う情報と共に、
土御門が上条のいる場所に向かったという情報も入った。

キャーリサ達の事もきになる。が、とにかく今は上条の事が気がかりだ。
つまり、土御門の情報だけが頼りだった。


ローラ「たしか、こっちだったかしら」クル


少し走った所、突き当りにぶつかり方向を変えたローラ。
と、丁度その時。


ローラ(……?)


ローラが方向を変えた時、遠くの方で何かが光った気がする。
それだけではない。普通だったら気のせいにする程小さな音だが、爆発音もした気がする。


ローラ(間違いない、あっちに土御門が……当麻がいる!?
    じゃぁ、今の光は……まさか...!)prrr


ローラの携帯が鳴る。
このタイミングでかかってきたという事は、恐らく土御門であろう。

ローラ「土御門!!」

土御門『最大主教、厄介な事に――「当麻は!?」

土御門『落ち着いて下さい、最大主教』

ローラ「今どうなっているの?」

土御門『たった今、上条当麻がいるはずの倉庫が爆発しました。
    倉庫に接近しようとしましたが、現在4人の魔術師に阻まれました。
    天草式が到達するまで接近は困難です』

ローラ「なっ……爆発って」


上条のいる倉庫が爆発した。

一瞬にして頭が真っ白になっていくローラ。


ローラ「そんな……当麻が……」

土御門『まだ上条の身になにかあったと決まったわけでもない。
    とりあえず倉庫に接近できなければ話になりませんから、
    最大主教もくるなら早く来てください』


それだけ言うと、電話は切れてしまった。
土御門の方から一方的に切ったようだ。


ローラ「くぅ……」ダッ


今にも爆発しそうな程の感情を胸に抱き、声にならない悲鳴を上げて、
走り出すローラ。

彼女の願いはただ一つ。 それは、上条との再会。

それもただの再会ではなく、笑って抱き合えるような。そんな、再会だ。


土御門「ふぅ……」ピッ

土御門「まったく、相変わらず最大主教とは話したくないな。
    敬語疲れるにゃ~」

建宮「おいおい、なに呑気な事いってんのよ」

土御門「お、もう終わったか」

建宮「当たり前なのよ。あんな青二才共、俺一人で十分なのよな」


持ち前のフランベルジェを肩に掛けながら言う建宮。
彼の背後には、四人の魔術師が倒れていた。


建宮「それよりも、早くいかなくて良いのか?」

土御門「ああ、もう少しまて」

建宮「いいのか?上条当麻にもしもの事があったら……」

土御門「かみやんは頑丈だから大丈夫だぜい? それに」

建宮「それに……?」

土御門「もう少し焦らした方が面白くなるからにゃー」

建宮「?」

とりあえずあの……えーっと、すごい偉い女の人の方は一旦終わったよーってミサカはミサカは満面の笑みで言ってみたり!
これからミサカはあの人とあと前にあったヒーローさんと買い物に行くのってミサカはミサカはうずうずしながら自慢するの!!

あ、そうそう!
あとね、なんかすごい綺麗でなっがーい髪の人も一緒にいくんだったってミサカはミサカは思い出したりする。
あの女の人、なんて言ったっけ…… >オイ!ナニシテンダ、イクゾォ!
あ、ごめん!もう行かなきゃってミサカはミサカは急いであの人の所に行かなきゃって――――

>>427 あれ、俺何書いてんだろ・・・
はは、つかれてんのかな・・・

気にする必要はありません
あなたがおかしいのは分かりきったことですからとミサカは慰めつつ激励します

>>429
くかきけこかかきくけききこかかきくここくけけけこきくかくけけこかくけきかこけききくくくききかきくこくくけくかきくこけくけくきくきくきこきかかか―――――ッ!!

あーで、>>427 は別に疲れたと言う分けではありません。
どっちかってぇと>>428 の方がツッコミ待ちです。
>>427 は未来の様子と思ってくれてよろしいです。
打ち止めちゃんが言ってる「あの女の人」等、まぁなんですか。
みていて微笑ましい様子が繰り広げられるんでしょうねー



        ここはどこだろう

    

     なにもない

                 
                 だ
          真っ暗


    あぁ……すごく、 心地が  
                   い
                 い

   だけど

           すごく

 
         
       き も ち が わ る い




―――――――……て!


          聞こえる


―――――――………めよ!


           声が


―――――――――――上条!!


          これは………

上条「はっ……」

吹寄「上条!!!」

上条「吹……寄...?」

吹寄「よかった…!!」

上条「どうした……痛ッ!」

吹寄「だめ、まだ動いちゃ!」

上条「体中がいてぇ……一体どうなって...ゑ?」チラ

吹寄「……!」ハッ

吹寄「だめよ!みたらだめ!!」

上条「はは……なぁ、なんだよこれ...」


  なにが起こったのか、そんな事はまだわからない


上条「なんで・・・」

 
  だが、それでも一つだけ理解できた


上条「なんで俺の足……ないんだよ...」


  あるべきはずの場所に、あるべき物が無い


吹寄「だめ……みたら、だめえぇぇ...」

 
  吹寄、なんでお前が泣いてるんだ


上条「はは・・・はははは」


  なんでお前は、うごけるんだ?


上条「なんだよこれ……どうなってんだよ」


  なぜ、俺のまわりにはなにもないんだ


上条「なん・・・で・・・」


そこで少年の意識はまた、閉ざす。
自らの精神を防衛するため、海よりも深く、深く深く深く。
どこまでも、深く。もぐりこむ。
もはや、起きる事など二度とないと言わんばかりに。

一体なにがあったのか。 時は少し、ほんのすこしだけ遡る。

まさかこんなシリアスな物を風になるとは思わなかった。
自分が読み手だったら「タイトルとチゲ工工工エエエエエエェェェェェ(井 ゜А ゜ェェェェェェエエエエエエ工工工!!」って画面殴ってる。

これ終わったら俺……1000行くまでぞんぶんに上条とローラのいちゃいちゃ書くんだ……

おいおいお前らまさか2スレ目とか行かせる気か?wwww

・・・冗談……だよね?
一応、冗談だと思うけどアンケートぐらいとっときますか。

1、1000で終了

2、2スレ目で終了

3、終わんな

どれか選んでみてください。

まじか・・・まぁ、飽きるまでやりますか。
でも、1000言ったら他のSSも書きますから。
つまり同時進行します。良いですよね?

  只<チワーッス


上条「なっ...」カッ


薄暗い倉庫内を、一瞬にして閃光が満たす。
耳をふさいでもまだ足りない程の爆音が倉庫内に響き渡る。

そして...



上条「」

名無し「ふむ……まぁ、なんとか予定通りか」


まるで、何事も無かったかのように立ち上がった名無し。
上条を起点とし、名無しの目の前には扇状に「破壊の跡」があった。
天井と壁はもろく吹っ飛び、地面には焦げた跡が付いている。


名無し「まったく、君は恐ろしいな。
    私がもしもの時の為に仕掛けておいたクレイモアを使う羽目になるとはね」


つまりは、一番最悪なシナリオの保険。 クレイモア。

内部には複数の鉄球が入っており、それを爆発物を用いて飛ばす。
その鉄球は扇状に跳び、最大加害距離は約250m、有効加害距離は約50m程。


名無し「まさか私の撃つ弾をことごとく避け、彼女を催眠から解き、
    瞬時に私のこの身体状況を把握するとはね」


名無しはそういいながらも、銃を構える。
狙いは勿論、上条の「頭」。


名無し「それにしても……君は本当に不幸体質なのか?
    まさかクレイモアを受けて尚、まだ息があるとはな」


名無しの言うとおり、上条はまだ生きていた。
僅かだが肩が上下している。息をしている証拠だ。


名無し「見た所、クレイモアの真上にいたおかげで鉄球の被害を最小限に抑えたか。
    だが……その足だけはどうにもならなかったようだな」


          足


クレイモアの真上にいたおかげか、確かに扇状に広がる鉄球はよけれた。
だが、それは体全体を見たらの話。完全によけれた分けではない。

これもまた真上にいたせいか、爆散した鉄球が集中して上条の足に降り注いだ。
結果……上条の両足は、膝から下がとても見れたものではなくなってしまっていた。


名無し「さて……独り言はこれ位にして。今度こそ……終わりだ」チャ


名無しがトリガーに指を掛ける。
躊躇などしない。ただ、まっすぐに……撃つ。

だが、その手は動かない。動くことができなかった。


名無し「なっ……!?」


名無しは目を疑った。
だれだって自分の目が正常に機能しているのか疑うだろう。

なぜならば、足をもがれ、生命維持が困難になっていた筈の上条が……

            たった!!

上条『・・・』

名無し(どうなっている……!?
    確かにこいつの足は使い物にならない筈……)


名無しは再び上条の足を見る。


名無し(なんだ……あれは。光が集まって……足を作っている?
    いや、そもそもあの光はなんだ?一体どこからでている!?)

上条『・・・』スッ


無言のまま、名無しに向けて右手を突きだす上条。
その目には、光も何もない。暗闇が広がっていた。


名無し(意識がないのか……?なにをするつもり―――


様々な疑問を膨らませている名無しは、その思考を途中で辞めさせられる。
上条の右手から、直視できぬほどの「光」が押し寄せてきたからだ。


名無し「くっ……!?」


何とか右に前転することで回避した名無し。
名無しの身体状況は上条が予想していた通り、走る事すらままならないような物。
先ほどこけたのは演技でもなんでもない。
そんな状態での前転など、体に負担がかからない筈がない。


上条『・・・』ユラァ

名無し「あれはたしか…… 竜王の殺息!!」


閃光は一瞬で止んだが、それこそ一瞬で判別できた。
あんな物、この世界に二つと存在しない。見間違えるはずもなかった。


名無し(どういうことだ、これは!)


上条はまたもこちらに右手を向けている。もう一度放つだろう。


名無し(くっ……まさか、命の危機に反応して発動したのか...奴の〟中〝が)

上条『・・・』パァァ

名無し(とにかく、ここ方退避せねば……あれは直線攻撃。
    運がよければまだ撤退の余地はあるはずだ)

そう思い、名無しは急いで走る準備をする。


名無し「避難地区……解除」ピン


名無しが懐で何かをしたのか、軽く何かが弾ける音がした。
すると、次の瞬間。
名無しの体から何かが解かれるかのように、衝撃波が起きた。


名無し(よし、これで後は逃げるだけ……?)

上条『・・・』グィ

名無し(なっ……手を上に掲げて……まさか!!)


上条は右手を真上に掲げる。
それと同時に、上空に無数の赤い槍の様な物が出現した。


名無し「『硫黄の雨は大地を焼く』だとぉ!?」

上条『・・・』ブン


上条が掲げた右手を振り下ろす。それと同時に、無数の槍は地面に降り注ぐ。

それは、容赦なく地上を「一掃」する――――
 



倉庫跡から約400m地点


土御門「なっ……あれはまさか」

建宮「間違いねぇ、『竜王の殺息』なのよな!!」

土御門「チッ!これはまずいな。まさかこんな事になるとは思わねぇって!」

建宮「そもそもこれは恋愛小説の筈なのよな。仕方ねえ事」

建宮「……?おい、あれはなんだ」

土御門「あれは…槍?...!!」

建宮「知ってるか?」

土御門「『硫黄の雨は大地を焼く』だ。まさに「必殺」って言葉が似合う魔術だ!」

建宮「とりあえず、俺らで止めるしかないのよ!!」ダッ

土御門(正直行きたくないにゃ~……トホホ)ダッ




上条『・・・』ブン

名無し「くる……か」


恐らく、上条が放ったと思われる槍が降り注ぐ。


名無し「終わりか...」


最早名無しには、避けようなどと言う考えはなかった。
そんな物意味をなさない。

男が女子更衣室に間違って入って弁解をしようとするほど、無意味。 意味は無い。


名無し「・・・!」


無言のまま立ち尽くす名無し。
その名無しの視線に入ったのは、たった一つ。


        吹寄だった。

恐らく、伏せていたからか。先ほどのクレイモア地雷に当たらなかったのだろう。
無傷だった。それが今、上条の攻撃により危機にさらされている。

名無しは確かに冷酷だ。命令とあらば誰でも殺す。
情など無い。命令でなくとも、危険因子と自己判断した者は、消す。

だが、それ以外は普通の人間だ。誰でも無差別に殺して何も感じない分けがない。
今回は単に吹寄が上条にとっての良い障害だったから利用しただけ。
何も殺そう等とは考えていなく、逆に生きて返してやりたいくらいだ。

つまり……


名無し「やらせるわけにはいかん!!」バンバン


名無しは無駄ろうと思いつつも、上条に向けて発砲する。
案の定、弾は全て上条の手前で全て落ちた。弾かれた等ではなく、「落ちた」
なんらかの特殊な『領域』でもあるのか、攻撃は全て防がれてしまうようだ。

つまり、上条の周囲は安全。


名無し「うぉおおおお!!」ダッ


名無しは謎の領域をかすめるようにして上条の脇を通り越し、吹寄の元へと向かう。
吹寄はいまだに意識不明の様だ。だが、かえって好都合だ。抵抗される恐れが無い。


名無し「ふん!!」ブン


抱き上げた吹寄を、間髪入れることなく上条の元へと投げる。
またも吹寄の体はそのまま飛ぶことなく、落ちた。叩きつけるわけでもなく、落ちる。


名無し「さて……これでいいか」


名無しは頭上を見上げる。すると、もう槍は目前に迫っていた。


名無し「……」


今から上条の元へ行こうとしても、もう遅いだろう。

名無しは何をするわけでもなく、目を閉じた...

陰陽師!! ( ゚∀゚)o彡 HEY!!


終了です。
今回のでもう自分が描いていた戦闘(?)パートは終了です。
満足しました。あとは文字通りの「後始末」です。

乙~
名無しんがぶれっぶれですな
>>450
極楽にいかせてあげるわ

>>451
正直言って自分でも微妙なキャラ。
絶対に黒歴史行き確定ですね、これ。


吹寄「うぅ……」


上条が名無しを倒すために、全てを薙ぎ払ったのと同時に、吹寄は目覚める。
目に入ったのは、丁度槍が降り注ぎ、上条が同時に倒れこむ光景。


吹寄「え……?」


まず最初に、なんだこれは。と、そんな漠然とした疑問しか浮かばない。
ここはどこだ?自分は何をしていた?そして……なにこれ、と。

なにがなんだか分からない。
とりあえず、なぜか倒れている上条を起こしてみよう。そう思い、上条の体を見る。


吹寄「ちょっと、起きなさい……よ、上……条...?」


なにかがおかしい。なぜ、上条の足が無い。


吹寄「え・・・ちょ、上条?」

上条「」

吹寄「ねぇ・・・ねぇったら!上条!!おきて!!」

吹寄「うそ……だめ!死んじゃだめぇ!!」


吹寄の脳裏によぎる、「死」
自分がいままで居た世界では考えられなかった筈なのに……なのに、意外とすんなりと分かった。
もしかしたら、上条は死んでしまうのではないか? と。

今分からない事はいっぱいある。なぜここにいるのか。
いったいどうなってるのか、まったくわからない。
だけれど、そんな事よりもなによりも……今は上条の事しか考えられない。


吹寄「上条!!」


すがりつくように叫ぶ。そして……











そして時は再び、時は上条が眠った頃に戻る。


吹寄「うぅ……ひっぐ」


眠り込む上条に縋り付くようにして泣きじゃくる吹寄。


吹寄「どうしたら……いいのぉ...?」グス

土御門「さて、かみやんは眠ったか」

建宮「さすがにやばいのよな、これは」

吹寄「あれ……つちみか…ど?なんでここに」

土御門「おおっと、目覚めたばっかりで悪いが、少し眠ってもらうぜい?」プシュ

吹寄「ぇ……ちょっとまちな…さ...」パタ

土御門「無針注射だにゃー。さて、建宮にはこいつを運んでもらうか」

建宮「上条の方はいいのか?」

土御門「これぐらいなら大丈夫だ。足の一本や二本、学園都市なら再生できるぜい?」

建宮「・・・冗談に聞こえねえのよな」

土御門「まぁ安心しろって。とりあえずそいつは先に学園都市に運んでくれ」

建宮「上条の方はどうするんだ?」

土御門「こっちは簡単に送る分けにはいかない。少し応急処置をした上で送る」

建宮「わかった。じゃ、先にいってるのよ」

土御門「頼む」


そういうと建宮は、フランベルジェを脇に刺し、吹寄をお姫様だっこをして走り去っていった。


土御門「さて……そろそろ来る頃か」


土御門がそう言いながら、建宮が去って行った方向とは逆の方を見る。
すると、そっちから長い金髪を揺らしながら、ローラが走ってきた。


土御門「最大主教」

ローラ「土御門!当麻は!?」

土御門「ここに」


土御門は右手で上条の方を指す。
そこには、かろうじて息はしているものの、今にも事切れてしまいそうな上条がいた。


ローラ「と……とうま...?」


ローラは土御門の指示した方を恐る恐る辿る。そして、上条を見た瞬間。
魂が抜けてしまったかのように崩れ落ちてしまった。


ローラ「う……嘘でしょぅ...?ねぇ当麻ぁ……とう…まぁ...」


ローラはそのまま、上条にすがりより、上条をだきしめる。
それを見たまま、土御門は淡々と告げる。


土御門「最大主教、決断をしろ」

ローラ「な……なによ」

土御門「上条当麻は助かる。今すぐに学園都市に連れて行けばな」

ローラ「ほ、本当に!?」

土御門「あぁ」


土御門がそういってすぐに、遠くからヘリの音がし始めた。
恐らく、上条がこうなっていると予測して、初めから呼んでいたのだろう。


ローラ「なら早く当麻を!」

土御門「勿論そうする。上条は……かみやんだけは絶対に死なせたりはさせないからな」

土御門「俺が聞きたいのはそこじゃない。最大主教。いや、ローラ=スチュワート。
    お前はこれからどうするつもりだ?」

ローラ「私が……?」


土御門が敬語を使わなかったりお前とかいったりとすさまじい無礼をしているが、
どうやらローラは気づいていないようだ。


土御門「かみやんはこれから学園都市に連れて行く。だがお前はどうする?
    かみやんと一緒に行くか?ここにとどまるか?」

ローラ「勿論当麻と一緒に――「最大主教がか?」

ローラ「―――ッ!!」

土御門「お前は仮にもイギリス清教の最大主教だ。
    学園都市に行く等、そう簡単じゃない事位自分でもわかるだろう」


土御門がそう言う間に、ヘリは土御門の丁度真後ろに到着した。
乗務員と見られる者が、多数出てきた。


ローラ「くっ……でも!!」

土御門「でも……どうするつもりだ?その権限を使って無理やりにでも行くか?
    残念だが今回はそれは無理だ」

ローラ「な、なぜ!?」

土御門「☆直々に命令が下っている。内容はこうだ」

土御門「上条当麻を事実上拉致したイギリス清教の最大主教を学園都市に入れるな。
    接近した場合は打ち落として構わない、とな」

ローラ「ぐっ……アレイスターめ、なんのつもりで!」

土御門(嘘だけど)


そうこうしている間に、乗務員は上条をヘリに収容し終わったようだ。
最後に一人だけ、ローラに一礼した。


土御門「さぁ……どうするつもりだ?時間は無いぞ」

ローラ「わ、私は……」


上条は自分にとってなんなのか...それに気づいた。それだけで十分か………?
いや、満足はしないだろう。だが、今の自分ではどうする事もできない。


ローラ「―――いや」

土御門「………」

ローラ「私は……当麻と共に生きたい!!」

土御門「たとえ死んでも……か?」

ローラ「だって……私は、当麻を……当麻...」


そのままへたり込んでしまうローラ。

ヘリのパイロットが土御門に急げと指示をしている。
恐らく、これ以上グダグダしていては危険なのだろう。


ローラ(一体……どうしたら……)


あらゆる事を考えるローラ。
最初は自分の事最大主教という立場を使い、無理やりついていく等簡単だと思っていた。
だが、☆直々に厳戒態勢が敷かれているとなれば、話は別。

ここまで自分が無力だと思ったことは今までになかっただろう。


ローラ(最大主教の名が聞いて呆れるわね...)


ここにきて、この立場が本当に憎たらしいと思うローラ。


ローラ「……立ち……場...?」

土御門「………」ニヤ

ローラ「そう……そうだわ……そうよ!」

土御門(ようやく分かったか)

ローラ「土御門、私はいくわよ」

土御門「いいのかにゃ~?最大主教は学園都市にはいれないんだぜい?」ニヤニヤ

ローラ「そう、最大主教はね……」


土御門曰く、この時のローラには一切の迷いはなかったと言う。








                「私は、最大主教を辞退する!!!」


土御門(相変わらず言い方が古いな……ま、でも)

土御門「よし、ならもういいな?いくぞ!」

ローラ「へ……あ、ちょ、ちょっとまちたれよ、土御門!!」


そうしておてんばローラは完全に最大主教と言う拘束を脱ぎ捨て、
イギリスを後にするのであった...

・・・終わりました。さて、感動のOPでしたねー(棒)

今日は自由に投下させていただきました。投下しますの一言も無しに。
これからしばらくこんな感じでいきます。

え?神裂?五和?キャーリサ?

・・・書いて欲しいとの要望があれば書きます。
もしないのであれば……気が向いたときに。

2でいいんじゃね

まだスレガ余ってるのに1にする意味がわからないよって

>>474 >>475 やっぱりそうですよね。なんかおかしい事言ってすいませんでした。

投下






                それぞれの様子





―――学園都市―――

上条が学園都市に帰還してから二週間が経った。

季節は冬。 
秋の色は完全に消え去り、外は何処を見てもカップr……あぃや、冬色に染まっている。

そんな中。早朝のとある病院の一室に彼らは居た。


カエル「―――――今日付けで退院できる筈だよ」

土御門「本当かにゃ~?」

カエル「うん。ただし、日常生活に戻るためにはしばらくリハビリが必要だろうね?」


土御門とカエル顔の医者が話ている傍には、一人の少年がベットの上で眠っていた。
体の所々に包帯をまかれ、足にはこれでもかとまでに包帯がまかれ、
その上にギブスでがちがちに固められていた。


土御門「まさか本当に回復するとは……カミやん、とうとう人間をやめたか」

カエル「確かにこの少年の回復力は常人を逸しているが、どちらにせよ当たり前な事だね?
    僕はもう、絶対にこの少年に負ける分けにいかない」


カエル顔の医者が見下ろすのは、イギリス帰りで速攻病院にシュゥゥゥーッ!!された上条だ。

上条が病院に到着した時日本は丁度真昼だったからか、大した混乱は起こらなかった。
にしても病院側の対応はそれはそれは素晴らしかったんだとか。
思わず土御門は突っ立ったままその流れる様な動きに見とれてしまったらしい。


カエル「うちの常連さんだからね?」

土御門「カミやんにも同情するにゃ~・・・」

カエル「するだけ無駄だろうがね?
    さ、とりあえず僕はこれで失礼するよ。君も早く出て行ってくれたまえ」

土御門「今回ばっかりはそうさせてもらうとするぜい。ばいばいにゃーカミやん」


そう言って二人は病室を後にする。


土御門「ふぅー……ってもうこんな時間だと!?子萌先生を泣かせる分けにはいかないぜよ!
    さっさといかねぇと―――」


そのまま病院を走り去ろうと思っていた土御門は、ロビーの所で不意に立ち止まる。
見知った顔がいたからだ。


土御門「おやおや~?こんな所でなにしてるんですたい、ねーちん」

神裂「土御門ですか……」


ロビーに居たのは、椅子に座っていた神裂だった。
どことなく疲れているようだが、土御門はそんな事知らんといった感じで話かける。


土御門「まっさかーやっぱりカミやんの事が気になってるんじゃ――「そ、そんな事ありませんよ!?」バッ

土御門「分かったからねーちんその刀をしまうぜよ!!」

神裂「へ?あ、申し訳ありません」グイ

土御門「ってもっと突きつけられてるんですけどぉ!?ねーちんそれはまずいぜよ!!」

神裂「はぁ……もう良いです」スッ

土御門「ふぅ……で~?なにしにきたんですかねーかんざーきさーん?」ニヤニヤ

神裂「……上条当麻のお見舞いです。それ以外なんでもありませんよ」

土御門「こんな時にまでお見舞いとは、さすがねーちん抜かりないにゃ~」

神裂「元はと言えば貴方のせいでこうなったのでしょう!?」

神裂「最大主教の交代なんて許されるはずがありません!それを勝手に!!」

土御門「あれは別に俺じゃなくて元最大主教の決断だ。なにも問題はない」

神裂「しかし!」

土御門「それともなんだ?もしかしてこれで自由にあの女がカミやんと
    一緒にいれるってんで妬いてるのか?くぅ~...ッハハハハハハ!!!
    さっすがねーちんは乙女だ……ってなんでまた刀を構えてるんですか
    ここは病院だから流血はまずいって流血はぎゃあああああああぁぁぁ....


本日ここにもう一人の患者が生まれた瞬間であった。
ちなみに子萌先生はしっかりと欠席した土御門に対して泣きましたとさ。



~常盤台中学校女子寮~


御坂&黒子の部屋


携帯[・・・]

御坂「まだかしら………」ソワソワ

携帯[・・・]

御坂「あ~もう!昼休み終わっちゃうじゃないのよ!!」ソワソワ


そう一人で悶絶するは、ベットの上で正座をしている御坂美琴である。
彼女の目の前には、以前上条とお揃いで手に入れたゲコ太のストラップがついたケータイが一つ。


携帯[そげぶ!!そげぶ!!]ブーブー

御坂「!!」ピッ

御坂「は、はひ!みみみみみさきゃでしゅけど!!」

御坂「・・・は?」

御坂「あーはい、わかりました。伝えておきますー」ピッ

御坂「PC部品の発注キャンセルですってぇ~……?」プルプル

御坂「だあああああああああ!!くぅぅううううろこおおおおおおお!!」





風紀委員第一七七支部


黒子「!!」ビクン

初春「どうしました?白井さん」

黒子「なぜだか黒子に死期が近づいている気がしますの...」

初春「?」




御坂「……んっもう!!こうなったらとことん待ってやるわ!」

携帯[・・・]

御坂「………」

携帯[・・・]

御坂「・・・」イライラ

携帯[・・・]

御坂「~~~~!!!」プルプル

携帯[・・・]

御坂「っこんのぉ……!」

携帯[・・・]

御坂「さっさとかかってこいやああ!!」バチバチ!

携帯[そげぶ!!そげぶ!!]ブーブー

御坂「はいもしもし御坂でしゅ!!」ピッ

カエル『あー御坂美琴君かな?』

御坂「はい!はいそうです!!」

カエル『今日彼は退院できると判断したから、明日からリハビリを始めるよ』

御坂「明日からですか!」

カエル『うん。という事で、明日からきてくれるかな?』

御坂「いいともぉ!!」

カエル『では日時等は前に言った通りだから。遅れずにくるようにね?』

御坂「はい、はい!!ありがとうございました!!」ピッ

御坂「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」

寮監「なにがきたって?御坂美琴ぉ!!」バンッ

御坂「ひっ!?」

寮監「もうすでに昼は終わっているぞ?なのに貴様はなぜここにいるんだろうなぁ?」

御坂「そそそそそれはあのーほら、ふかーい訳があって...」

寮監「そうか。ならば、その訳というのを聞いてやらんとなぁ」

御坂「そ、そうです!是非聞きましょう!」

寮監「あわてるな。まずは貴様にたっぷりと規則の重さというものの重さを教えてからだ……なぁ?」バキ、ボキ

御坂「ひぃ・・・いやあ、ここ、こないdひいいいいいいいいいいいいい!!」


普段荘厳としている女子寮の中に、一人の少女の悲鳴が響き渡ったのであった。


―――イギリス―――

イギリス清教女子寮内食堂

恐らく、この女子寮内に居るであろう全ての人間が集っていた。(神裂を除く)


アニェーゼ「さぁ、今日はいよいよ我らが新最大主教就任式典ですからね!
      気合入れて望んじまってください!」

シスター達「ねぇねぇ、前の最大主教って駆け落ちしたんでしょ?」「やだ、本当!?」
     「ありえないってー!だって〝あの〟最大主教よ?」「それがそれが、相手はあの……」
     「嘘!?本当に?」「良いわよねー、私達だって奪ってってほしいわよー」 ザワザワ


アニェーゼ「ちょ、ちょっと静かn――「じゃあ神裂も今学園都市に行ってるって事!?」ザワザワ

アニェーゼ「私の――「なんで私達もいけないの~!!」ザワザワ

アンジェレネ「シスタールチア、修道女は結婚してもよろしいのでしょうか?」

ルチア「あたりまえでしょう、アンジェレネ。私達は神に仕える身なのですから」

アンジェレネ「そうですか……では、元最大主教はもう結婚できるんでしょうか?」

ルチア「なぜです?」

アンジェレネ「だって、もう修道女ではないのでしょう?違うのですか?」

ルチア「!!」

シェリー「どうした?『しまった』って顔してるぜ~?」グイ

ルチア「な、なぜ私がそんな顔をしなければならないのですか!///」

シェリー「どうせあれだろ?上条と同居してたのはシスターだから出し抜かれないとか考えてたんじゃねえの?」ニヤニヤ

オルソラ「まぁ、ルチアさんもお盛んなのでございますよ」

ルチア「ってオルソラさんまで!どうしてそうなるのですか!?」

アニェーゼ「~~~~~!!!」プルプル


この後アニェーゼが泣きながら叫び続けてたのは言うまでもない。


――同イギリス 英国王室内――


ヴィリアン「さて、ドレスの着付けはこれぐらいでいいでしょうか」

ヴィリアン「今日の式典にウィリアム様も出席すると聞いては、着付けは一人でやらねば!」グッ

ヴィリアン(って思いっきり大きな声で言ってしまいました...お、お姉さまは聞いていないでしょうか?)チラ

キャーリサ「はぁ……」ズーン

ヴィリアン「ちょ、姉さま!?なんでまだパジャマなんですか!」

キャーリサ「うぅ……軍事とかもうそんなの違うし、私なんてただの雌だし~」

ヴィリアン「言ってる事よくわかりませんよ!体育座りなんてどっかの高校生みたいなことしてないで、
      早く支度をしなきゃ式典に間に合いませんよ~!!」ググゥ

キャーリサ「聖ジョージ大聖堂にとじこめられた私なんて王女でもなんでもないし、
      式典に出る必要もないの~~」

ヴィリアン「まだそれを引きずってるんですか!?もーお姉さまらしくありませんよぉ!」グイグイ

キャーリサ「うぅ……」

ヴィリアン(よっぽどショックだったんでしょうか……心も体もぴくりとも動きません)      

サーシャ「ぅー……」ガチャ

ヴィリアン「あ、サーシャちゃん。今起きたの?」

サーシャ「第一の回答ですが、その通りです。今何時でしょうか?」

ヴィリアン「もう八時ですよ。早く支度しないとサーシャちゃんも式典におくれちゃいますよ?」

サーシャ「そ、それは早くしなければなりませんね」

ヴィリアン「いつもは早起きなサーシャちゃんがこんな時間に起きるなんて、何かあったの?」

サーシャ「第二の回答ですが、昨日はキャーリサ様を寝るまで励ましていたので……」

ヴィリアン(お姉さまぁぁぁあああ!?)

キャーリサ「はぁ……」イジイジ


この後、騎士団長とエリザードが殴り込みに来るのだが、それはまた別の話...

                      




                          I am Alpha and Omega. 





                         the beginning and the end.





                          the first and the last.









終了。

ダマシテワルイガー・・・実はまーだちょっち処理してないイベントが多数あります。
これを本編とするかプロローグとするかは皆さんの判断に任せます。
まぁ・・・見ててニヤニヤはできないかと思われます。いや、できるか?ww

すいません、諸事情により>>487の「多数のイベント」はなくなりました。
つまりもう完全に本編となります。>>487は無かった事にしてください。

申し訳ありません、すさまじいミスをしました。

イギリスと日本の時差を完全に忘れていました。
イギリスの事は学園都市側の数時間後の事と思ってください。(脳内保管でおながいします)

次からはちゃんとキオつけますので・・・しつれいしました。

俺もそのうち上条×ローラ書こうかな・・・

はいーども。

>>491 どうぞどうぞ、どんどんお書きになってくださいてか書いてください!
こんなSSよりも全然面白い物ができると思いますよ。ええ、本当に。

じゃ投下します。
 

―――再び学園都市―――

時計の針は12を指している。丁度昼時だ。

上条の病室には神裂がいた。


神裂「体調の方はどうでしょうか?」

上条「もう大分良くなってるよ。ただ、これ以上入院生活をつづけたら上条さんはどうにかなってしまいそうですよ...」

神裂「それも今日までなのでしょう?」

上条「そうなんだけど、この足はまだリハビリをしないと使えないらしいからな」

神裂「その……あの時は、本当に申し訳ありませんでした...」

上条「いやいやいや、なんで神裂があやまってんの」

神裂「なんでと言われましても……私達はまた貴方を危険と言うレベルでは済まされない事に巻き込んでしまいましたから...」

上条「うーん、今回のは巻き込まれたって言うか、俺が原因じゃないか?神裂達がどうこうってのはちょっとちがう気がするな」

神裂「それもそうですが……」

上条「それに結果的に俺はこうして生きてるわけだし。もう過ぎたことはやめにしようぜ」

神裂「そうですね……やはり、貴方はやさしい御方です...」ボソ

上条「ん?なんか言ったか?」

神裂「い、いえ!なんにも言ってません!あ、こここれ、林檎です」サッ

上条「お、サンキュー。ありがたくいただくぜ。……ってこれ、もしかしてあの刀で切ったのか...?」

神裂「七天七刀の事ですか?はい、そうですが……何か?」

上条「いえ、なんでもないですよホホホホホ」

上条(血の付いた刀で切ったんだなんて言ったらわざわざ包丁買ってきてここで切ったりしかねないからな)

神裂「おや、失礼」prrrr

上条「んー構わないぞー」

神裂「はい、もしもし」ピッ

神裂「……えぇ、そうですが」

神裂「ちょ、ちょっとなんでそうなるんですか!///」

上条「?」

神裂「うぐぅ……はい、わかりました。失礼します」ピッ

上条「すげぇ慌ててたな、誰からだ?」

神裂「建宮からです」

上条「(呼び捨てェ……)で、何の用だったんだ?」

神裂「それが、これから急いでイギリスに戻らなければいけなくなりまして……」

上条「ふーん……ってこれから!?いくらなんでも急すぎじゃねぇか?」

神裂「貴方も知っているでしょう?今日なにがあるか」

上条「あれって神裂も出席すんの?あれに出席すんのってかなり偉い人とかだけじゃなかったっけ」

神裂「いえ、私は出席するのではなくて新最大主教の護衛をするのだそうです。
   なんでも、先ほど差出人不明の犯行予告が送られたそうで……」

上条「それでか……確かに、神裂が護衛に付いたらもう手出しできなさそうだもんな」

神裂「そ、それはどういうことでしょうか……?」

上条「だって神裂強いしな。聖人ってだけで戦う気起きないだろ」

神裂「そうですか……はぁ...」ショボーン

上条「?」

神裂「とにかく、私はこれでいきます。どうぞ、お大事に」ペコリ

上条「おう、またなー」バタン

上条「ふぅ……これでまた暇になったか。一応学校は出席停止になってるからいいけど……話し相手ぐらい欲しいな」

御坂妹「では私が話相手にでもなりましょうかとミサカはひょっこり現れます」

上条「うぉ!?って御坂妹か。びっくりしたー」


御坂妹「お久しぶりですとミサカは一週間ぶりの対面に心躍らせながら挨拶します」

上条「いつ帰ってきたんだ?」

御坂妹「丁度さっきです。イギリス時間で午後6時頃に出発しましたのでとミサカは懇切丁寧に説明します」

上条「そうか。確か、一週間前から新最大主教就任式典とかってのの手伝いでイギリスに行ってたんだよな」

御坂妹「はい、ミサカだけではなく世界中の妹達が手伝いに行きましたとミサカは補足します」

上条「でもなんだって妹達が手伝いに行ったんだ?別に普通の人でいいだろ」

御坂妹「聞いていませんか?これは元最大主教である彼女たっての希望だったそうです」

上条「元最大主教って……」

御坂妹「ローラさんですとミサカは先に言います」

上条「ローラ……」

御坂妹「何故ミサカ達が呼ばれたかはミサカ達にもわかりませんとミサカは真意を話します」

上条「そうか……」

御坂妹(そういえば、ローラさんがイギリスに向かったのは丁度一週間前、しかもミサカよりも早くにでしたね...)

御坂妹「ところで、今日退院できると聞きましたが本当なのでしょうか?とミサカは小首を傾げて聞きます」

上条「あぁ、一応そうなってるけど実際はリハビリとかもあるからもうちょっと後だな」

御坂妹「そうですか……なら、そのリハビリに私も付き合いましょうかとミサカはしれっと爆弾発言をします」

上条「誘ってもらって悪いんだけどさ、なんかリハビリを手伝ってくれる奴はもう決まってるらしいんだよ」

御坂妹「そ、それはまさか彼女でしょうかとミサカは恐る恐る尋ねます

上条「なんか話によるとお前らのお姉さまだと」

御坂妹「ミサカのお姉さま……だと……!?」

上条「ど、どうした?」

御坂妹(糞、やられました!まさか先手を打っていたとは……!とミサカは心の中で壁を殴ります)ガン ガン

上条「おい、大丈夫か?」

御坂妹「はい、大丈夫ですとミサカは内心大焦りで答えます」

上条「(焦ってるんだ)そうか?まぁ、とにかく悪いな」

御坂妹「でも、上条さんはよろしいのですか?とミサカはなんとか突破口を開こうと試みます」

上条「あぁ、なんか最近あいつ感じ良いし。俺が目覚められたのもあいつのおかげらしいからな」

御坂妹「そ、それはどういう事でしょうとミサカは震えながら聞きます」

上条「なんか、俺が二週間前学園都市に帰ってきてから一週間意識不明だったのを、
   御坂があの電気で目覚めさせてくれたらしいんだ」

御坂妹(そうだったのかとミサカは真実を知って壁を殴ります!!
    しかも『御坂』っていつのまにか名前で呼んでる!!とミサカは悔しさを隠しきれずにリアルの壁を殴ります)ガン ガン

上条「お、おい何やってんだ……?」

御坂妹「ハッ!申し訳ありませんとミサカは慌てて謝罪します」

上条「まぁいいんだけど……なんか疲れてんのか?」

御坂妹「そうですね……今日はもう帰りますとミサカは戦略的撤退をします」

上条「おぅ、そうか」

御坂妹「では、ミサカはこれで失礼しますとミサカは名残惜しい気持ちを我慢しつつ撤退します」バタン

上条「おー……さって、これでまた一人ですか」



御坂妹が去ってから、特に面会に来た人物もいなかった。
そのまま夜までずっと上条はボーっとしているしかなかった。


上条「………」


時刻は十二時。今日はどうやら雲一つない満天の星空のようだ。
月は……出ていない。窓から差し込む光は、外の街灯の物か。

病院の面会時間は既に過ぎており、それどころか消灯時間も余裕で過ぎている。
だが、上条は眠る事ができなかった。
どうにも誰かが来るような気がして、胸の高鳴りが抑えられずに眠る事ができなかったのだ。
例えるならば、遠足の前の日の夜の様な物か。


上条「……寝るか」


だが、誰かが来るなんてありえない。来たとして、まずここまで来れないだろう。
それを理解したのか、さっきまでの胸の高鳴りが嘘のように引いて行った。


上条「くそ……なんでこんなに……」

上条(寂しいんだ...)


胸にぽっかりと穴が空いたような虚無感。目覚めてからの一週間ずっと感じていた、満たされない感じ。
お見舞いに来た人は確かにいっぱいいた。

昼に来た神裂に御坂妹、五和に建宮に……そういえば御坂本人はきていなかった気がする。
土御門は毎日来ているらしいし、一回アニェーゼ舞台が全員で来たこともあった。

だが、それでも満たされない。何かが足りない。


上条「はぁ……」


それを埋める事は叶わぬまま、上条の意識は眠りにつくのであった……


チュンチュン チュンチュン


上条「ん...んん...」モゾ


上条は、雀の囀りを目覚ましにして起きる。


上条(ねみぃ……ん?)


起きて早々に上条は、ある違和感を感じとった。なにか物が置いてあり、布団が突っ張っているような。うまくはぐことができない。
布団の中に完全にもぐりこんでしまった上条は、そのせいで起きる事が出来ない。
心当たりがない上条は、誰かがお見舞いでも置いていったのかと思った。
だが、まさか布団の上にお見舞いを置く人なんていないだろう。まったくもって分からない。


上条(仕方ない、面倒だけど布団から這い出ますかね~)モゾモゾ


枕がある方とは反対の方から布団を這い出た上条。そして、そのまま布団を抑えていた物体を見る。


上条「ったく、誰だよ人が寝てるっての…に……」


それを見たとき、最初は夢かと思った。まだまだ自分は起きていないのだと。
だから頬を抓ってみた。だが、痛い。とても痛い。どんなに抓っても変わらない。

じゃあ、ただの見間違えか。起きたばかりでまだ目が正常に機能していないのか。
だから目を擦ってみた。だが、視界は鮮明になるばかり。自分の見ている視界は変わらなかった。


上条「は……はは……まさか」


ベットの上で四つん這いになりながら、〝彼女〟に近づいていく。


上条「本当に……」


ただただそっと、はやる心を抑えて近づく。


上条「本当に、お前なのか……?」


そして、とうとうたどり着く。手を少し出せば、もう届く。


  「う……うぅーん...」

上条「は……ははは…本当に?嘘じゃない...?」

  「なにかしr―――!!」


もう二度と会う事はないと思っていた。だからこそ、内心何処かであきらめがついていたのかもしれない。

(この時上条は知らなかった。自分が眠っていた一週間、ずっとそばに彼女がいたのを)

だからこそ、もうこのこみ上げる気持ちを抑えられなかった。

彼が語りかける言葉は一つ。


上条「お帰り……ローラ」ギュ


よく自分の所に帰ってきた、と。


ローラ「と……当麻ぁ...」ギュゥ


そして、二人は抱き合う


今までの分を全て取り返すように


そして、これからもずっと離さないと……そう誓うかのように...




          きっと何者にもなれないお前たちに告ぐ、さっさとうまい棒を買うのだ!


投下終了でございます。
今回は我ながら色々雑でした。地の分は途中から入れ、改行はあまりせずと……
とにかく、急展開ですいません。まぁ、これぐらいがちょうどいいんでしょうか。

ま、そんなこんなでまた今度です。

とうとうこのスレも500を突破しました。501だけはとりたかったのでこんな時間にレス。
一つ、決断を下しましたので報告。
前々から思っていましたが、やはり全キャラ平等に出演は無理かと。
今も努力はしてますが、やはり限界はあります。
そこで、思ったのが一つ。 それでもいいのかも と。
ってことです。これからキャラの待遇の差がでても、そこは了承していただきたいと思います。
それが受け入れられないなら、「死ね」の一言を言ってブラウザの戻るを押していただきたいと思います。

身勝手な事ですいません。さいなら。

>>501
もしかして俺のせいか…だったらごめん
>全キャラ平等に出演は無理
自分は単なる当て馬的扱いが嫌なだけでそりゃここは上条×ローラスレなんだから
ふたりメインでOKですよ

追伸、>>500は単純にネタだから気にしないでね

>>502 いえいえいいのですよー。自分の願望は言って悪いなんて事ありませんよ。
そんなしんみりしてしまってもあまりおもしろくありません、ここはひとつ盛り上げていきましょうよ。

ってことで きゃあああああああああsぢpまはおいdしょあいじょあおまhぼべべおべえskだおksだぬおああああdじゃおいcんjひぎゃああああああああああああああうっほおwwwwないもおいdhふぉsdfjそああヴィいねぇえ陰影えぇえあj度今おいvなうぃお会いrのアイホあああああgたああうぃおwk度合おごっどはんfどくらっさあぃもいおじゃvmうぃjcもあじじょあいcまいjろいぶうwwwwwwwっわああくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」

ふぅ、すっきり


アニェーゼ舞台ってなんだよアニェーゼ部隊だろ

乙です
このスレすごくおもしろかったです                                                                                            
ネット初心者でごめんなさい
コメント書くだけなのにすごく緊張しました

>>504 うっわ、今気づいた……すいません、やっぱりこういう凡ミスはしちまうもんです。
今後無いようにしていきたいです。

>>505 このスレで初めてですか、ありがたいのでしょうかね?
まぁ変な事言わなければとやかく言われる事もありません、普通にいきましょう。普通に。
あと、名前の覧の右の所にあるE-mailの所に半角で[sage]と打っていただけるとありがたいです。

括弧あるから必要かとおもいました
ありがとうございます
ネット怖いのでちょっと気が抜けません

>>509 なら、名前の部分を空欄にして方が良いかもしれません。
匿名掲示板の性といいましょうか、固定ハンドルネームと言うのは嫌われるたちがあります。
匿名なら自分が初心者だとも気づかれないでしょうし。
まぁ、慣れるまでひっそりしていてもいいでしょう。

ッエーイ☆

どうしてこうなった……俺の知ってる上条さんと違う。
もうこんなんしか書けません。急展開かどうかは人によるかもしれません。
ただ、もうこれ以外かんがえられないんで……とりあえず、投下します。
(御坂さんは出ません。てか出しません。)


長い事抱きしめあった後、一応病人である上条はベットに横になり、ローラはその横に座った。

以前、上条とローラは手を握り合っている。


上条「久しぶり……だな」

ローラ「えぇ……本当に、会いたかったわ。当麻...」

上条「今度は絶対に離さないからな」ギュ

ローラ「え……?」

上条「最後にあった時、逃げられっぱなしだったからな。やっぱり、日本語……治ってたんだな」

ローラ「騙していて、ごめんなさい……」

上条「なぁ、なんで黙ってたんだ?」

ローラ「そんなの、簡単よ...」

ローラ「だって、だって治ってしまったら、当麻と一緒に居られなくなってしまうでしょう...?」

上条「でも、最初に俺を家庭教師として呼んだのはローラなんだろ?」

ローラ「それは……」

上条「ん?」

ローラ「……そうね。当麻には、もう全てを話すわ」

上条「全てって……?」

ローラ「全て……よ。私が当麻を家庭教師と称して私の傍に居させた本当の目的」

上条「やっぱり、なんか裏があったのか……?」

ローラ「ない分けが無いでしょう? 
    私が何の理由も無しに科学側の、しかも学生を家庭教師にする理由がある?」

上条「まぁそりゃあそうだよな...」

上条(そうだ……若干忘れてたけど、ローラって〝あの〟魔術師達のリーダーだもんな。
   なんの考えも無しに俺を家庭教師にしたりしないか……)


ローラ「私が当麻を家庭教師にしたのはね……当麻を私の傍に居させて、我が物にしようとしたからよ」

上条「我が物って……って、具体的に言うと...?」

ローラ「当麻を、私の夫として迎えようとしていたのよ」

上条「お、夫!? って結婚ですか!?」

ローラ「そうよ。当麻を私の夫とすることで、当麻はイギリスを離れる事ができなくなり、
    私の言う事を嫌でも聞かなければならなくなるから」

上条「そうだったのか……」

ローラ「私と共に居させることで、私に惹かれさせようとした。
    私は貴方と結婚をして、私の。ひいてはイギリス清教のいい手駒にしようとしたわ……」

上条「なぁ、やっぱりそれって……これの為なのか?」

ローラ「えぇ。もし貴方が幻想殺しを持ってなかったとしたら、貴方には興味も沸かなかったでしょうね」

ローラ「最初は、当麻じゃなくて……その右手が手に入れば十分だったのよ」

上条「そう……か。そうだよな...」

上条(はは……なんだ、結局俺はローラの思う壺だったって分けか)


もしローラの言う事が全て事実ならば、上条はローラの思い通りに動いていた事になる。
事実、ローラと一緒に居るのを悪くないと思い始め、あまつはかつてのインデックスと同じ立場となりつつあった。

共に居なければ、違和感さえ覚える関係に。

だが、それは全て、上条の思いこみだったのか……?
さっきローラの「会いたかった」等、全てが偽りだったのか……?


ローラ「でも、今は違うの」

上条「え……?」

ローラ「言ったでしょう? ずっと会いたかったって。私は、ずっと当麻と話がしたかった」

上条「俺と...?」

ローラ「………」コクリ

ローラ「私は、確かに最初は貴方のその右手を手に入れる為に行動をしてきた」

ローラ「でもね……途中から、おかしくなってきたのよ」

上条「おかしく……?」

ローラ「そう……なんだか、段々当麻自身の事ばかり考えるようになって、幻想殺し等の事は、忘れかけていたの...」

ローラ「当麻と一緒にいる毎日が心の底から本当にたのしくって、幸せに感じて」

ローラ「正直、他の事などどうでもよかったわね」

上条「ローラ……」

ローラ「貴方とずっと共にいれれば良いとさえも考えてしまった」

ローラ「だから、貴方がいなくなってしまうと思った時……どうしたら良いか分からなくって、逃げてしまった」

ローラ「でも、もう逃げないわ」ズイ

上条「な! ちょ、ちょっとローラ?」


ローラは上条のベットに上に乗り、上条に限りなく近づく。


ローラ「私は……もう、当麻と離れたくない。気づいたのよ、この気持ちに」

ローラ「幻想殺しとか、イギリスの為だとか、そんな事はもういいの。ただ、私は貴方と一緒にいれればいい...」ギュ


ローラは、そのまま上条の胸に頭をうずくめる。
上条もそれを拒む事無く、そっと両腕でローラを包み込み、抱きしめる。


ローラ「だから……私はね」

上条「………」

ローラ「私は……」


再び顔を上げ、上条と対面するローラ。
お互いの距離は、ほぼ零距離。


ローラ「私は……貴方が好...ん――――――!!」

上条「………」ギュゥ


ローラがそれを言い終わる前に、上条がローラの唇を奪った。
それは、あまりにも唐突な物であり、ローラはまったく予想もしていなかった。

だが、心のどこかでそれを望んでいたのかもしれない。
一切抵抗することも無く、ローラはされるがまま、長い長い口づけを交わした。


上条「――――っはぁ」

ローラ「当……麻……? 今、なんで...」

上条「ったく、上条さんももう限界ですよ!」ガバァ!

ローラ「キャ! ちょ、ちょっと当麻!?///」


上条は、ベットの上で自身と同じように半起きになっていたローラを、無理やり押し倒した。


上条「俺だってずっとお前といたかったんだ! 二度と会えないかもしれないとかも思ったけども……」

上条「けど、それでもお前の事だけは忘れられなかったんだよ!!」

ローラ「とう……ま...」

上条「さっきお前が全部話してくれた時は、本当に悲しかった」

上条「やっぱり全部、俺の一方的な思い込みだとも思ったさ」

上条「でもその後、ずっと一緒にいたいって言ってくれた時は……正直、死ぬほど嬉しかった」

上条「だからってか……もう、俺も迷わない!」

ローラ「そ、それじゃぁ……」

上条「ったく。こんな所じゃなくて、もっとムードあるとこで言えよな……」

ローラ「うふふ……なにを?とーま♪」










                
                  好 き だ    ロ ー ラ







投下終了でぃ~す。
もういいよね、これで。 

書き上げてから投下するかどうか葛藤してから2時間、とうとう投下しました。
反省はしている。
ただ、俺のしたい事はした。後悔はしていない。

・・・寝る。

しかし>>530だけとりだすとグエンスレに変わってしまうのが難点である

>>533
ローラ「(必要悪の教会の)みんな~っ!学園都市(主に上条さんの周り)はいいところなりけるのよ~っ!」


一方「月光蝶であるっ!」翼バッサー

いいねぇやっぱり上条×ローラは、なのになんでこんな少ないんだ?
そしてぜひともこのSSは完成させて欲しいですね~

>>541
残念、この物語は完結しません。
何故かって? ゴールがないからです。


投下

―――とある病院―――

12月20日 火曜日 時刻は午前10時


今日は、上条当麻が晴れて退院する日である。
(退院と同時に足のリハビリが始まる為、実質まだ退院と言うわけではないのだが)


御坂「ふっふ~ん♪ やっとこの日が来たわね~」

御坂「今日から手取り足取りみっちりしごいてやるんだから!!」


しごいてどうするというツッコミは置いといて、御坂は今、上条の入院している病院に来て居る。
以前から予約していたらしい、上条の「リハビリの付添人」であるからだろう。


御坂「っと、とりあえずリアルゲコ太にあわなきゃいけないかしら……」

御坂「まぁ後でいっか。そんな事よりも早くあいつに会わなきゃね~」

御坂「今日私が来る事は知らない筈だし、きっと驚くだろなー......ふふっ♪」

御坂「い、嫌別に驚く顔が見たいとかそういうわけじゃないんけど」


一人ツンデレをしている間に、御坂は上条の部屋を発見する。

スライド式のドアの所に「上条様」と書かれたプレートが張られていた。
良く見ると透明なプラスチックに直に書かれており、それは固定され剥がせない事を示していた。

どうやらこの個室は上条専用の部屋の様だ。以前来た時は普通の病室だった筈だ。
病院に専用の個室を持つ気分とはどんな物だろうか。

そんな事を考えながらも、御坂は上条の部屋の前にたどり着く。

今まで何度も彼のお見舞いには来ていたが、今回はただのお見舞いではない。
面会時間外による突撃。

前々から計画していた、サプライズお見舞いだ。
(小心者の御坂にはこれが限界なのだ。大目に見てあげよう)


御坂(まだあいつは誰も来ないと思って油断しているだろうし、ここで思いっきり突撃すれば相当驚く筈よね!)

御坂(そして、突撃した後のドタバタに乗じてあいつとあんな事やこんな事……///)

御坂(よ、よし! いくわよ~!)バチバチ


御坂はドアの前にしゃがみ、そのまま右手で取っ手をつかむ。
両足に力を込めて、力強く蹴りだす準備をする。


御坂(このままドアを開くと同時に一気に……!!)

御坂「っせーの.......うぉおおりゃぁ……あ…………え?」ガラガラ

上条「!?」

ローラ「え……?」


ドアを開けると同時に、御坂はその場で固まる。
思いっきり蹴りだそうとしていた両足は、凍りついたかのように動かす事ができなかった。

ドアを開けた時に目に飛び込んだ光景が、信じられなかった。


御坂「なに……やってんのよ」

上条「び、びりびりこそなんでここに」

御坂「今……今、そこの女となにしてたのよ」ポロ


何かが耐え切れなくなった御坂は、それを我慢することも忘れて涙を流す。


上条「これはあのーそのー……」チラ

ローラ「見てわからなかったかしら?」

御坂「なんで……」


御坂「なんれキスしてたのよおおおお!!」ダッ


上条「あ! ちょ、ちょっとまてよビリビリ!!」グッ

ローラ「駄目よ当麻! まだその足で走ったら駄目!!」

上条「でも、追わないと駄目だろ!!」

ローラ「私が行くから、大丈夫よ」

上条「良いのか……?」

ローラ「えぇ。だから待っててね、当麻」ニコ


上条に天使の様な微笑をすると、ローラは長い金髪をたなびかせながら、歩いて御坂の事を追いかけた。
決して急ぐことはせず、逆に時間を掛けてゆっくりと追いかけた。

彼女の足取りに迷いはなく、向かった先は病院の屋上であった。


ローラ「やっぱりここに居たわね」

御坂「何よ……」

ローラ「貴方が心配になって来たんじゃない。どう? 涙はもう枯らしたかしら」

御坂「泣いてなんか……いないわよ!!」ドシャン


御坂が一際大きな声で否定すると同時、けたたましい音を立てながら、御坂を中心に落雷が起きた。

周りの事をまるで考えていない能力の行使。御坂のパーソナルリアリティが暴走を起こしつつある証拠だ。


御坂「なんであんたがくんのよ!!」

ローラ「あら、まさか当麻に来てほしかった? とんだ策士だこと」

御坂「――――っさいわねぇえ!!」バチバチ


御坂の一言一言に答えるかのように、電撃が周囲に放出される。
だが、決してそれはローラを狙おうとはしない。


ローラ「違う? なら、貴方はどうしてほしかったと言うのかしら」

御坂「あんたには関係ないでしょうが!!」

ローラ「ふ~ん……そう。なら、私は当麻の所に戻るわ」


まるで興ざめしたかのようにローラはその場を去ろうとする。


御坂「なっ……ちょ、ちょっとまちなさいよ!!」

ローラ「なにかしら?」

御坂「さっきのあれは……あれは、なんなの.......?」


今にも泣きそうな勢いでローラに答えを求める御坂。放電はいつの間にかストップしていた。

今のミサカからは、自分でも知ってる癖になにを聞いているのか、と。そんな自己嫌悪混じりなオーラが漂っている。

それに対してローラは、頭を抱えながらも御坂と改めて対面する。両者の距離は、さっきよりも近づいている。



ローラ「私には関係が無いと自分でいってたじゃないの。それを今更私に質問するのね。まったく、本当に都合がいいわね貴方」

御坂「ぐっ……」

ローラ「まぁいいわ。それで、あれがなんなのか……見てしまったのでしょう? 貴方も」

御坂「本当に……してたの?」

ローラ「えぇ。貴方の見間違いでもなければ、勘違いでもないわよ。正真正銘の……ね」

御坂「そんな......じゃぁ、もしかして」


そこで言葉を詰まらせた御坂。どうにもこの先の言葉が出てこないようだ。


御坂「うぅ、ぐす……うえぇ......」ポロポロ

ローラ「はぁ……まったくもぅ」テクテク


泣き出してしまった御坂に、少し急ぎ足で近づいていくローラ。

さっき時間をかけてきたのも、御坂が泣き止むのを待つためのローラの考えであったのだが、今ここで泣いてしまってはどうしようもない。


ローラ「ほら、もう泣き止みなさい」ガバ

御坂「え……?」


泣いている御坂を、やさしく抱き込んだローラ。さっきとは打って変わったローラの態度に、御坂もどうしていいか分からない様子。


御坂「な、なにしてるのよ」

ローラ「別に私は貴方をいじめてるわけじゃなーいの」ナデナデ

御坂「撫でるのをやめなさいよ......///」

ローラ「貴方に涙は似合わないわよ。だからほら、笑わなくちゃだめでしょう?」ニコ


抱き込んだまま、御坂を励ますローラ。

何故だか分からないが、そこにはさっきとはまるで違うローラの一面を御坂が垣間見た気がした。

何処か、全てを許し、何もかもを受け入れる。それこそ女神の様で、聖母の様な物を……


御坂「でも……私、もうどうしたらいいかわかんないのに......」ギュ

ローラ「なに? まさか当麻を私に奪われたから?」

御坂「それ自分で言う事!?」

ローラ「んふふ♪ でも事実でしょう?」

御坂「そりゃぁそうなんだけど……」

ローラ「それで? 貴方はそれだけで何もかもを失うようなか弱い人間?」

御坂「それって……どういう事?」

ローラ「美琴。貴方は前に私の前で宣言したじゃないの。絶対に当麻は私の物に、って」

御坂「それはあれよ! 場の流れでいっちゃっただけで」

ローラ「じゃあ誤りなの? それに、当麻を守るとも言ったじゃない」

御坂「別に嘘って分けでもないけど……でも、もう当麻はあんたと......」ゴニョゴニョ

ローラ「別に私達は婚約を決めた分けでもないわよ? NTRぐらいしようとは思わないのかしらね~」

御坂「ってそれをあんたが言うか!?」

ローラ「そうでなくとも、言った事を実行する力ぐらい、美琴にはあるじゃないの」

御坂「無視するのねそこは」

ローラ「じゃぁもし、もしも当麻が危険な目にあった時……貴方はそれを放置する?」

御坂「するわけないじゃない!!」

ローラ「なら、もう大丈夫ね。それだけ聞きたかったのよ」


そう言ってローラは御坂から離れた。


御坂「あんた……」 

上条「おーい、大丈夫かー!」


タイミングを見計らったかのように、上条が屋上へとやって来た。


御坂「あっ…………」

ローラ「当麻ー!」タッタッタッ

上条「さっき大きな音がしたから気になってきたんだってローラちょ飛び込んでくrうおぉ!」ガバ

ローラ「来ちゃダメっていったのに」

上条「あははは、心配だったからな。御坂がさ」

御坂「私が……?」

上条「あぁ。さっきあんなもん見られちまったし、急に泣いて走っちまうんだもん」

御坂「まったく……どこまでも馬鹿なんだから......」


この時の御坂の心の中には、ある一つの感情が芽生えていた。




絶対に私にふりむかせてみせる!!




その感情を原動力にして、少女は再び新たな一歩を踏み出していく……

投下終了でございまーす。

ちなみに婚約してないとか言ってるけどそれはまだゲフンゲフン

あと長屋さんが小説かくそうですねー。
もしこの自己満足SSに感化されたと言うのであれば、すっごくうれしぃ限りです!!
(でもどの長屋さんかわかんねぇや)

あ、あと誤字や「これ絶対間違ってるよね」とか「これ絶対おかしいよね」とか
「あぁん?」とか「糞 ス レ」とかあればどんどんいってください。

オヤスミ

あれ? 今見返したけど俺こんだけしか投下してないの!?
すいませんでした・・・

やっと追いついたぜ…


面白いから飽きずに読めた

>>552 どうもこのスレを読んでいただきありがとうございます!
飽きるまで読んでいただけたらうれしいです。

では投下しますー

――学園都市 第七学区――


上条「ふぅ~......疲れたー」カラカラ

ローラ「当麻ったらあんなに張り切っちゃって。これで体を壊したら元も子もないのよ?」カラカラ


上条は今、ローラの押す車椅子に座り自らの家へと向かっていた。

イギリス帰りで速攻病院に送られた上条は、自分の家でもある学生寮に帰れていなかった。
その為、退院してすぐに上条は自分の寝床が無事かどうか確認する必要があったのだ。

ちなみに、ローラの言う「張り切りすぎ」とはリハビリの事である。


上条「いや別に上条さんはそんなに張り切ってないんですけどね?」

ローラ「でもいきなり走ろうとしたりジャンプしたりしようとしてたじゃない」

上条「それは御坂が電撃で追い立てたりするからだって!」

ローラ「あれも治療の一環なのでしょう? だったら受けなきゃ駄目じゃない」

上条「あんなん食らったら死ぬだろ普通!!」

ローラ「大丈夫よ、当麻なら頑丈だもの」

上条「何を根拠にそれが言えるんですかね~上条さんにはわかりませんよ」

ローラ「とにかく、早く治ってもらわないと困るのよ」

上条「別にこれぐらいどうってこと無いんだけどなぁ」

ローラ「私が困るのっ!」

上条「な、なんでだ?」

ローラ「だって……その足じゃ、抱きつけないじゃないの///」

上条「うっ……/// って昨日とびかかって来たよな? な!?」



そんなやり取りをしている間に、上条の住んでいる学生寮が見えてきた。

カエル顔の医者の居る病院と同じ第七学区に位置する上条の学生寮。
それは、可もなく不可もなく。いたって普通の学生寮である。


ローラ「あれが当麻の家?」

上条「あれがって言うかあれの一部っていうか。寮制だからあれ全部ってわけじゃないぞ?」

ローラ「そうなの……前々から大きな家を買っておけば良かったかしら」ボソボソ

上条「ん? なんか言ったか?」

ローラ「いえ、なにも」

上条「そうか。えーっと、俺がこんなんだからエレベーターを使わなきゃだめだな」

ローラ「あら、エレベーターなんてついているの?」

上条「え? 普通ついてないか?」

ローラ「イギリスには機械が備わっている寮なんて物自体があまりないのよ。
    まして、エレベーターが備え付けられているなんてそうそう無いわね」

上条「ふ~ん。まぁ、ここは日本だし、学園都市だし……」

上条「…………イギリス?」

ローラ「?」

上条「…………あ゛」


上条が丁度自分の部屋の前に来た時に、何かを思い出したかのように声を上げた。


ローラ「どうしたの?」

上条「やべぇ……インデックスの事忘れてた」

ローラ「……何を言ってるの? 当麻」

上条「どうしよう……イギリスに置きっぱなしだよ。ステイルが居るだろうけど、どうしよう」

上条「こ、殺される……」ガクブル

ローラ「はぁ……当麻、まさか貴方何も聞いていないの?」

上条「へ? 何が?」

ローラ「当麻は私が最大主教を辞めたと言うのは聞いたかしら」

上条「あぁ、すげぇ唐突だったよな。そういえばなんでだ?」

ローラ「もう、そうしなきゃ当麻とずっといられないからよ......///」

上条「そ、そうだったのか///」

ローラ「あーコホン。話しを戻すわよ。それで、私が最大主教を辞めるという事は、誰かが代わりを務めなければいけないの」

上条「……ちょっとまってくれローラ。その話の流れからしてすっごく嫌な予感しか上条さんしないんですけど」

ローラ「多分当麻の思っている通りなのだけれど」

上条「え゛っ。まじで?」

ローラ「うん」




ローラ「禁書目録が新最大主教よ」

上条「は……? はぁぁあああああああああああああ!?」




上条は心の底から叫んだ後、とりあえず部屋に入った。勿論、インデックスはいなかった。

上条がイギリスに発った時、ひどく慌てていたのだろう。
部屋の中はまるで泥棒にでも入られたかの如くぐっちゃぐちゃだった。
…………もしかしたら本当に泥棒に入られたのかもしれない。


上条「さて、さすがにこの部屋の中で車いすは使えないしな。よいしょっと」


車椅子から立った上条は、車椅子に引っ掛けておいた折り畳み式の松葉杖を取り出した。


ローラ「当麻、この車椅子は何処に置けばいいの?」

上条「あーそれ畳めるんだけど……無理か?」

ローラ「え? えーっと……?」

上条「ここ ここ。このボタンを押せば……ほら」ウィーン カチャ


上条は車椅子の取っ手についていた赤いボタンを押した。

すると、某ロボットアニメ張りの変形でみるみる内に車椅子はアタッシュケース位の大きさに畳まれた。


ローラ「やっぱりすごいわね、学園都市は。たった一つのボタンで畳めるなんて」

上条「まぁそこは近未来科学都市なんだし(多分)。あ、それ玄関に置いといていいぞー」

ローラ「はーい」

上条「さて…………この惨状はどうしたもんかな」


玄関を抜け、上条は自分の部屋の全体を見渡す。

タンスからは衣服が投げ出されたままであり、押し入れからは物が溢れ出ている。
図ったかのように冷蔵庫のドアは漫画につっかえて閉じておらず、炊飯器は無残にも下に落ちてぶっ壊れている。

恐らくしばらく家を空けている間に泥棒にでも入られたのだろう。

色々と言いたいことは山ほどあった上条だが、とりあえず一言だけで済ますことにした。


上条「不幸だ……」



――イギリス 聖ジョージ大聖堂――


新最大主教就任式典終了後


ステイル「最大主教様、ご苦労様でした」

イン「あ、ステイルだ!」

ステイル「どうも」

イン「そんな堅苦しくしないで欲しいんだよ」

ステイル「では、どうすればいいでしょうか?」

イン「いつも通りにしてほしいんだけど、だめ?」

ステイル「貴方がそういうのであればそうしますよ」

イン「それと、ちゃんと名前で呼んで欲しいかも!」

ステイル「分かりました。インデックス、調子はどうかな」

イン「うん、なんだか清々しい気分なんだよ」

ステイル「清々しい?」

イン「なんだか、頭がきれいさっぱりしたって言うのかな」

ステイル「ふぅん……?」

イン「ねぇ、ステイル。ちょっとだけ聞いていい?」

ステイル「なんだい?」

イン「私ね、昨日まで自分が何してたか思い出せないんだけど……なにしてたのかな?」

イン「確か、ステイルと火織が泣きながら何かを言ってるのは覚えているんだけど……」

ステイル「…………嫌、別段なんともなく普通だったよ」

イン「そう? なら良いんだけど……そうだ、火織に会いに行こう!」

ステイル「あぁ、いいとも」

イン「今火織は何処に居るのかな?」

ステイル「多分インデックスの護衛が終わった後には女子寮の方に戻っていた筈だよ」

イン「女子寮……? そんなのあったかな?」

ステイル「あぁ、知らなかったかい?」

イン「うん、初耳なんだよ。私が一回知った物を忘れるわけないから当たり前かも」

ステイル「そうか……まぁ、これからまた覚えていけばいいさ」

イン「?」

ステイル「そう、これからね……」


――女子寮内 食堂――

式典が終了し、寮内のほとんどの者が帰ってきていた。


アニェーゼ「ふぅ、皆さんとりあえずお疲れ様でしたね」

シスター達「「「「「「お疲れ様でしたー」」」」」」

アニェーゼ「今日の仕事は私達がここにきて行った中でもかなり大きな仕事でした!」

シスター達「「「「「「オォーー」」」」」」

アニェーゼ「それで、皆さんに朗報です! 
      新最大主教就任によるイギリス清教の新体制が安定するまで、皆さんには休暇が与えられました!」

シスター達「「「「「「やったーーー!!」」」」」」

アンジェレネ「シスタールチア、お休みですよ! どこに行きましょうか!」

ルチア「アンジェレネ、なぜ休みをもらったからと言ってどこかに行くとなるのですか」

ルチア「私達は修道女の身ですよ? それを――――「ってことで女子寮内選抜学園都市派遣組を決めちまいます!!」

ルチア「ってシスターアニェーゼ!?」

アニェーゼ「どうやら休暇は二週間近くあるみたいですし、せっかくだから学園都市に潜入しちまいましょう!」

ルチア「ど、どうしてそうなるのですか!?」

シスター達「なんだなんだ」「さっすがルチアはガリ修道女ね」「いいじゃないの、私達だって羽を広げたいもん」
     「そうだそうだー」「修道女で何が悪い―!」

ルチア「なっ……あ、貴方たちは」

シェリー「んー? なんだかおもしろそうな事になってるじゃねぇか」

ルチア「あ、シェリー! 貴方も何か言ってやってくださいよ!」

シェリー「いや、今来たばっかなんだけど」

神裂「どうやら女子寮内から学園都市に向けて派遣部隊が作られるみたいですよ」ヌゥ



シェリー「っていたのか神裂」

神裂「いえ、今来ましたが会話は聞こえていたので」

シェリー「さっすが聖人だな」

神裂「うれしくありませんけど」

ルチア「二人ともなに呑気にしているんですか! 
    私達は修道女なのに――――「それで、派遣部隊の人数は何人にいたしましょうか?」

神裂「いたんですか、オルソラ」

オルソラ「最初からいたのでございますよ」

ルチア「話を――――「とりあえずそんなに人数は遅れませんから、三人っすかね」

シェリー「まぁ妥当か。で、決め方は?」

アニェーゼ「ふっふっふー……じゃじゃーん! 特製あみだくじです!」

神裂「そんな物まで作っていたのですか」

シェリー「おお、ちゃんと人数分の棒があるぞ」

アニェーゼ「ぬかりはねぇっすからね。さ、ここに居る全員、棒の上に名前を書いちまってください」

オルソラ「では私から書かせて貰いましょう」

神裂「では次は私が――――「あ、神裂は駄目だからな?」

神裂「なっ、なぜですか!?」

シェリー「あたりまえだろー? お前今日も学園都市から帰ってきたって言ってたじゃねぇか」

神裂「うっ……ま、まぁそうですが」

アニェーゼ「聖人にくれてやる運はねぇってことです」

神裂「うぅ…………」

シスター達「次私ー!」「ちょ、押さないでよ!」「絶対あててやるんだから!」
     「まだーー?」「早くしてよ~」ガヤガヤ

アニェーゼ「ちょっ、そんなに押さないで―――





アンジェレネ「シスタールチア、私達も早く行きましょう」クィクィ

ルチア「ぐすん…………」ズーン



終了でござる。今日はもう一回ぐらい投下できるかな……?
ま、期待はしないでください。

まさかの禁書が新最大主教という展開。理由は語られますから大丈夫です。
後、名無しとかの事や、キャーリサ達がどうやって聖ジョージ大聖堂に閉じ込められたかもしっかり書きます故、
いましばらくお待ちください。

>>556 すいません、投下msしました。

「上条がイギリスに発った時、ひどく慌てていたのだろう。
 部屋の中はまるで泥棒にでも入られたかの如くぐっちゃぐちゃだった。
 …………もしかしたら本当に泥棒に入られたのかもしれない。 」

この文入りません。 消し忘れていました。

申し訳ありませんでした。

リアルタイム初遭遇、投下乙

まさかインデックス…また記憶を…


ところで、都内が暴風吹き荒れてるのは、きっと佐天さんが暴走してるのだろうか
ちょっと探しに行って、抱き締めてくる

あと、ついでに近くの土手に川の様子を見てくるぜ!

>>562 そういえば台風並みの強風らしいですね。
死ぬなよ! 絶対に死ぬなよ!! 生きて帰ってこいよ!!


…………皆さんもお怪我のないように、お気をつけください。


ちょっと安価とってみよー。
取らないって言ってたけどなんか安定してるし。


女子寮から学園都市に行く人物

1、アニェーゼ
2、アンジェレネ
3、ルチア
4、シェリー
5、オルソラ
6、密かに五和
7、その他(要望を書いてください)

↓3 まで、学園都市に行ってほしい人の番号を書いて下しあ。先着だ!


人少ないし、時間かかるかもしれんがね。














sage忘れ、本当にごめんなさい

>>569 直してくれればいいので大丈夫ですよー

安価の結果学園都市選抜は以下のメンバーになりました。

・ルチア
・シェリー
・浦上
・神裂(浦上が行く都合により)

です。

では>>570の結果を物語の反映したいと思います。

――女子寮内 食堂――


アニェーゼ「さて、これで全員ですかね?」

シェリー「まて、枠が一つ余ってるぞ」

アニェーゼ「え? えーっと……あっ、本当ですね」

オルソラ「もしかして、神裂さんの分を残していたのではないですか?」

アニェーゼ「あ…………」

シェリー「図星かよ」

アニェーゼ「で、ではこの枠は無かった事に」

シェリー「もしその枠が当たりだったらどうするんだ?」

オルソラ「それも無いわけではありませんよね」

アニェーゼ「うぅ……で、ではどうしましょう?」

神裂「こうしましょう!」

シェリー「なんだ?」

神裂「見ていて下さい」

オルソラ「何をするのでしょう?」

アニェーゼ「空いてるところに名前を……って」

シェリー「…………天草式?」

神裂「はい」

アニェーゼ「どういうことですか?」

神裂「ここに居る者達だけでこの選抜を決めるのは不公平だと思いました」

神裂「ですから、我らが天草式の中からも一人選抜したいとおもいまして」

オルソラ「それはやはり、五和さんなのでしょうか?」

神裂「いえ……その、五和は......」

シェリー「あーオルソラはしらねーんだっけか」

オルソラ「はい?」

アニェーゼ「五和さんは上条さんと元最大主教がくっついたって聞いて倒ちまったようなんですよ」

神裂「どこから入手した情報なのかは大体予想できますが……」

シェリー「で? 天草式の中のだれがいくんだ?」

神裂「それはまず当たらなければ話になりませんから、とりあえずやりましょう」

アニェーゼ「そうしますか」

アニェーゼ「では…………」

一同「………………」ゴクリ

アニェーゼ「えぃ!」バサ

シェリー「えーっと」

オルソラ「まぁ、はずれなのでございますよ……」ショボーン

アニェーゼ「ちぇっ! はずれちまいましたね」

神裂「天草式は見事にあたりましたね」

シェリー「私もあたりだな」

神裂(私が含まれた天草式なのだから外れるなんてありえませんのに)ニヤ

アニェーゼ「では、他の一人は誰っすか?」キョロキョロ

シスター達「これが運命」「我々モブに」「光はない」
     「神は主人公に」「光を照らすのだ」

オルソラ「違うようですね」

シェリー「一体誰だ――――「シスタールチア、みてください!!」

シェリー「ん?」

アンジェレネ「あたってますよ! ほら!!」

ルチア「なんですか……もう私はどうでも......え?」

アンジェレネ「だから、ルチアがいけるんですよ!!」

ルチア「なっ……これは本当ですか!?」

アニェーゼ「これじゃあいつものメンバーと変わらないっすね」

シェリー「まぁそうだろうな」

神裂「では私は天草式の元にいってきます」

シェリー「おー」

――天草式詰め所――


対馬「さーて、今日からの休暇はどうしますか」

浦上「対馬さん、一緒に日本にかえりませんか?」

対馬「んーそうね、久々にかえりましょうか」

香焼「そういえば二人とも何処出身なんっすか?」

対馬「それは……私にもわからないのよね」

浦上「私もです」

香焼「そうっすか……俺もなんで、なんかほっとしたっす」

浦上「じゃぁ香焼さんも一緒に帰りましょうか」

香焼「えっ、いいんっすか?」

対馬「いいもなにも、別に一人増えた位じゃ問題ないもの」

浦上「っというわけです」

香焼「それなら同伴させてもらうっす。ありがとうございまーす!」バタン

神裂「皆そろっていますか?」


浦上「女教皇様!」

対馬「いえ、大体の者はもう休暇でどこかにいってしまいましたが……」

神裂「まぁ、ここに居る者だけでもいいでしょう」

香焼「なんかあったんすか?」

神裂「それがですね、なんと合法的に学園都市に二週間滞在できるようになりました」

対馬「えっ!?」

香焼「合法的に……!?」

浦上「ですか......?」

神裂「はい。一人だけですが」

浦上「一人ですか……」

対馬「前だったら五和に行かせてあげたんだけどねぇ......」

香焼「あれじゃぁいかせられないですよね」

神裂「では、この中の三人からきめましょう」

対馬「三人? 女教皇様は行かないのですか?」

神裂「私は貴方たちの中から誰かが行けば保護者同伴の様な形で行く事ができますから」

香焼「ず、ずるいっす」

浦上「いいなー……学園都市。行ってみたいかも」

対馬「じゃぁいってくれば?」

浦上「へ!?」

対馬「浦上ちゃんなら何にも問題ないだろうし、あっちでも女教皇様のお邪魔にならなさそうだからね」

浦上「そ、そんなこと言っても」

香焼「そうっすね、俺も別に行きたいと思わないですから。行って来たらどうですか?」

浦上「対馬さんはいきたくないんですか!?」

対馬「私も大していきたいと思わないもの。普通に日本に帰るだけで十分よ」

浦上「そうなんですか……」

神裂「では決まりですね。さぁ浦上、準備をしてください。出発は明日ですよ」

浦上「は、はい!!」





乙女達の聖戦は、終わらない......



終了です。
反映するだけなので少々雑になってしまいました。
では寝ます。 ノシ

本日は急遽予定を変更してステイル編をお送りいたします。
当初の予定では上条ローラ視点でしたがね。
違和感を感じる所が多々あるかもしれませんが、ご容赦を。

投下

――イギリス市内――

インデックスの希望により、ステイルはインデックスをイギリス清教女子寮へと案内していた。


イン「ねぇステイル、その女子寮って所にはどんな人が住んでるの?」

ステイル「そうだねぇ、神裂の他にはシェリー=クロムウェルやオルソラ=アクィナスと、それからアニェーゼ部隊かな」

イン「火織は知ってるけど……シェリーにオルソラ? 
     アニェーゼ部隊とかってもう、私の知らない人ばっかりなんだよ」

ステイル「今日会いに行けばいいさ」

イン「うーん……ねぇステイル、その女子寮っていつからあったのかな」

ステイル「ちゃんと機能し始めたのはつい二か月前くらいだよ」

イン「二か月……?」

イン「それって確か、私がステイルや火織と一緒に世界中を飛び回ってた時じゃなかったかな」

ステイル「あぁ……」

イン「うーん、やっぱり変なんだよ」

イン「うーん…………」

ステイル(やはり……全てを話すべきだろうか)

ステイル(あの時、あの女にはああ言われたが……)


――――――――――――――――――――――――


―――――――――――――――――


――――――――――


――――......


ステイル『最大主教! これはどういう事ですか!!』

ローラ『あら、ステイルじゃないの。そんなに血相を変えてどうしたのかしら?』

ステイル『どうしたじゃありませんよ!』

ステイル『なぜ禁書目録が次期最大主教になるのかと聞いているのです!!』

ローラ『あら……それの事ね』

ステイル『何……?』

ローラ『いい? 禁書目録が最大主教になるという事は、
    禁書目録にはこれから「道具」としてではなく、立派な「人」としての価値が与えられるのよ』

ローラ『それはつまり、今の様に仮初の平和等ではなく、真っ当な人として、一個人として生きていける事を表すわ』

ステイル『!!』

ローラ『つまり、私も禁書目録などではなく「あの子」と呼ばなければいけない分けよ』クスクス

ローラ『失礼。それに、禁書目録が持っている魔道書の制御だって、もう心配なくなるわ』

ステイル『どういう事です?』

ローラ『人の上に立つとなれば、当然人から見られることとなるの。それも大勢よ』

ローラ『そうなれば、何もせずとも自然と人の目という「鎖」が付いて回る事になるわ』

ローラ『その鎖があれば、禁書目録は自ずと魔道書の知識を自己勝手に使おうなんて考えなくなるわよ』

ステイル『くっ……だが、問題はそれだけではないだろう!』

ステイル『今あの子は、胸糞悪いがあの少年の元にいる! あの少年が生きる支えとなっているんだぞ!?』

ローラ『それも問題ないわよ』ガサゴソ

ローラ『ほれ、これを見てみなさい』ポイ

ステイル『これは……日記?』

ローラ『そうよ』

ローラ『「あの子」の日記』

ステイル『二年前の日記!? なっ、なぜ貴方が?』

ローラ『簡単よ。来たるべき時の為に、とっといておいたのよ』

ステイル『来たるべき時……?』

ローラ『そう、まさに今ね』

ローラ『それを使えば、あの子の記憶は二年前にリープするわ』

ステイル『二年前に……リープ?』

ローラ『まぁ、簡単に言ってしまえば「巻き戻る」のよ』

ローラ『丁度、ステイルと神裂火織と共に行動をしていた頃にね』

ステイル『二年前……まっ、まさか、本当に?』

ローラ『この後に報じて嘘をつく必要などないわよ』

ステイル『じゃ、じゃぁあの子は〝前〟に戻ると言うのか?』

ローラ『えぇ、そうよ』

ステイル『なら、あの子の〝今〟はどうなるんだ?』

ローラ『消えるわね。きれいさっぱり』

ステイル『またあの子の記憶を消すと言うのか……貴方は』

ローラ『それは違うわよ? 元々無かった事になるだけ。本来あるはずのない「if」となって消えるだけよ』

ステイル『そんな事が許されると思っているのか!』 

ローラ『元々、私は許される事など一つもしてきた事は無いわ』


ローラ『今回私は自分が一番幸せになる道を選んだ』

ローラ『けれど、それだけじゃ私は余りにも傲慢だわ』

ローラ『だから……貴方達にも幸福を差し伸べたのよ』

ステイル『幸福……?』

ローラ『えぇ。ハッピーエンドをね』

ステイル『まさか……あの子を前に戻す事がハッピーエンドにつながるとでも?』

ローラ『えぇ、そうよ』

ローラ『私は今まで幾多の非道をあの子にしてきたわ』

ローラ『首輪をつけ、幸せをむしり取り、記憶を消し……』

ローラ『そして、何人もの「主人公」が犠牲になってしまった』

ローラ『そう、貴方達も巻き込んでしまった』

ステイル『………』

ローラ『だから、私ができる範囲であの子に幸せを与えようと思ったのよ』

ステイル『そういう事ですか……』

ローラ『それに、これは私のしょく罪でもあるの』

ローラ『ステイル=マグヌス……』

ステイル『な、なんですか』

ローラ『今まで、本当にごめんなさい』ペコリ

ステイル『んなっ…………』

ローラ『これは、私にできる最大限の償いよ』

ローラ『これからあの子を守ってあげなさい。「主人公」さん』

ローラ『それじゃあ、今度再び会いまみえたらよろしくお願いするわね』クルリ

ステイル『あ、最大主教! 待ってください!!』

ローラ『もう私は最大主教じゃないわ』カツカツ

ローラ『ただの女……よ』クル ニコ

――――


―――――――――――


―――――――――――――――――


―――――――――――――――――――――......


ステイル「………」

イン「ステイル! ステイルー!」

ステイル「はっ。なんだい、インデックス」

イン「さっきから何度も声をかけてたんだよ?」

ステイル「あぁ、すまなかったね」

イン「もう、ぼーっとしてたらあぶないかも」

イン「これからは気を付けるんだよ?」

ステイル「うん、これからね」

ステイル(そうだ……これはあの女が、ローラ=スチュワートが行った〝善〟)

ステイル(それを踏みにじる事だけはできないな)

ステイル「インデックス」

イン「ん? どうしたの?」

ステイル「いや、最大主教」

ステイル「僕はこれから何処までも護衛するからね」

ステイル「例え死ぬ事になろうとも、死んだあとでも何処までも」

ステイル「地獄の果てまでも、ね」

イン「別に、護衛じゃなくたっていいのに」

イン「ステイルは、インデックスとしてついてきてほしいな」

ステイル「ふっ……そうかい?」

イン「当たり前なんだよ」ニコ







これで全てが報われたといわけではないだろう



あの錬金術師にだってこんな終わり方が無ければ不公平だっただろう



けれども、それでも



僕はもう、この僕に向けられた笑顔を、決して絶やすわけにはいかない......


ごめんなさい、またローラ=スチュワートになってる。
正しくはローラ=スチュアートですよね。 ちょっと首つってくる。

(最初の頃のゲステイルなんていなかった)

さて、そろそろやりたいことやったし、なんか需要ないっぽいしhtml化しようかしら。
まぁそんな事を念頭にしつつ、他のSSも書こうかと思ってるんですが。

どれが一番需要ないと思いますか?↓

1.シェリー×上条
2.サーシャ×上条
3.ヴェント×上条

皆さんの意見を参考に次の作品をどれにしようか決めようと思います。
まぁ別に安価ってわけでもないですがね。
(実はどれもご都合主義に走るしかないからあまり気が乗らなかったりするのはヒミツ)


>>590 あ俺です俺。

そんな意図はないと思いますが、随分後ろ向きな質問ですね・・・

嫌いなキャラを答えるみたいで答えるの戸惑ってしまいます

>>592 あ、言うの忘れてた。
自分需要ないのが大好きなんです。
だから一番好きなカップリングが 上条当麻×上条詩菜 だったりするんです。
これ言うの忘れていましたー。

それを含めても確かにちょっとあれですね……
ではこうしましょう。

>>590 の中で一番読みたいのをお願いします。

個人的には2が見たいけど…まさかこのスレ投げたりしないよね?

マイナーカップリング好きっすか、ちなみに好きなのがマイナーなのか
マイナーだから好きなのかどっちですか?言い方からすると後者っぽいですが

>>594 >このスレなげたりしないっすよね? まさかご冗談を。
ただまぁすっきり終わらせる時はくると思うんでよろしく。

マイナーだから好きってのもある事はあるけど、やっぱり純粋に好きなカップリングがマイナーになってるってのもある。
まぁ本当は一概に言えないんだけれど、マイナーが好きです。

あとローラは上条とのカップリングが好きとかじゃなくて純粋に俺の嫁。


イギリス王室の三姉妹×上条が読みたい

では、次の長編SSは サーシャ×上条 にしますか。
このスレが1000までいったら書き始めます。
その後 ヴェント×上条 を書きますか。一体いつの事になるやら。

それとは別に適当にお気楽SSを書いていきます。
今の所 黒子×上条 を執筆中。
それが終わり次第 >>601さんの ヴィリアン・キャーリサ・リメエア×上条を書いていきますか。
ちなみに 上条×黒子 のスレは立てたとしてもリンクは貼りません。
もし見たいと言う方はご自分でお探しになってください。
投下はもうちょっと後です。

一応インデックスの所は今回で終了にしたいと思います。
もうなるべく早く終わらせました。三レスくらいですかね。
なぜかって? 書いててモチベがさがるからです。
よめばわかる。

投下


――学園都市 とある学生寮――

久々に帰った自分の寝床である部屋を見て、愕然とした上条。
だがそんな不幸の余韻に浸っている暇なんてあるはずもなく、今彼は……いや。
彼らは、とりあえず座るスペースだけを確保して、話こんでいた。


上条「それで、インデックスの事なんだけど……」

ローラ「やはり……気になるの?」

上条「そりゃぁ気にならないわけないよな。だって、あいつが最大主教とか意味わかんないし」

上条「なぁ、なんだってそんな事したんだ?」


特に我慢する必要は無いと判断したのか、上条は遠慮する事なく疑問を投げつける。

だが、上条の予想とは裏腹に、ローラは少し困ったかのように答えた。


ローラ「単純に考えて、色々と都合がよかったから……かしらね」

上条「都合?」

ローラ「そうよ」

上条「なんのだ?」

ローラ「うーん……」


そこでローラは口ごもってしまった。

自分では言いたいのだが、なにかがつっかえて言う事が出来ない様に見える。


上条「どうした?」

ローラ「その……」

上条「ん?」

ローラ「当麻、一つ約束をしてほしいわ」

上条「約束?」

ローラ「えぇ」

ローラ「私がこれから話す事を聞いても、絶対に……」ギュ

上条「え?」


ローラは言い終える前に、上条に抱きついた。絶対に離さないと、そう言いたげな表情で。


ローラ「絶対に私を嫌いにならないと……私を捨てないと約束してくれるの......?」

上条「何言ってんだよ……」ギュゥ

上条「永遠に話してやるもんか。いやだって言ったって離さねぇからな」

ローラ「当麻……」


少しばかりの、静寂。二人はただ抱きしめあうだけ。

お互いの存在がこんなにも近くに感じられると、それだけで十分なのだ。


ローラ「なら、話すわね」

上条「無理しなくても……いいんだぞ?」

ローラ「ううん、いずれ話さなければならなくなるでしょうし、それに気になるでしょう? 当麻も」

上条「そりゃぁまぁそうだけどさ……」

ローラ「無理しなくたっていいのよ」

上条「それじゃあいいか?」

ローラ「えぇ」



そこからローラが話した内容は、ステイルに述べた物と同じ


インデックスとステイル達を救うのと同時に、自らのしょく罪でもある、と


だが、そこには一つだけ違うものがあった


それは――――



ローラ「私は……あの子が邪魔だった」

上条「邪魔って……」

ローラ「だって……あの子がいる限り、私は貴方の傍に居る事はできない!」

ローラ「だから…………だからぁ......」ポロポロ


自らの、思い。 感情であった。

確かに償いは彼女のしたい事でもあったのだが、それはインデックスに対しての罪悪感からくるものが生み出したもの。
彼女本心の願いは別にあった。

インデックスがいなくなればいい。

その手段の一つとして、彼女はインデックスを最大主教としたのだ。


上条「………」

ローラ「私は、あの子を救うと言う名目で当麻からあの子を引きはがしたの!」

ローラ「そして、今私はあの子が居る筈の場所に、今ここにいる!!」

上条「……いぃ」ボソ

ローラ「結局、私はそうやって自分に有益になるようにしか動いてないのよ」

上条「もう……いぃ」

ローラ「ごめんね、当麻。ここまで来て私は、結局はこんな惨めな女だったのよ」

上条「もういいっていってんだろ!!」ギュゥ

上条「それ以上……言わないでくれ」

ローラ「当……麻…………」

上条「頼む……頼むから、それ以上俺の傍から離れようとしないでくれ......!!」

上条「いっただろ! 俺は、どんな事があってもお前を離さねぇって!!」

上条「だから……だからこれ以上、俺を…………俺を迷わさせないでくれよ......!」

ローラ「うぅ……ぅぅぅ......うぁぁああああ!!」

上条「くそ……くそぉ......!!」ポロポロ





何があっても離れないと、そう誓った二人。

だがそれは、言う程簡単ではない。

お互いの全てを背負っても、それでもつぶれる事なく、永久の道を二人で歩いていく。

それができる者のみが、誓う事ができるのだ......


短いですがもう終わりです。
とりあえずインさんはちょくちょく出てくるけどもうあまりでないかもしれません。
同様にステイルも。

じゃ ノシ

あー投下します。眠い中書き上げたからちょっと雑かもしれない。
それとキリが悪い。あと誤字があったらスルーしておくれ。


――とある学生寮――

夕方時。丁度空が夕日により紅色に染まる頃。


上条「さて、ローラ。もう泣き止んだか?」

ローラ「えぇ、もう大丈夫よ」

上条「まったく、せっかくここまできたんだからあんな事はもうこりごりですよ」

ローラ「うぅ……こ、今回は仕方ないじゃないの。もぅ」


上条の言う「あんな事」とは、ローラの泣きじゃくりながらの抱きつき(攻撃)の事である。
本人は意識していないようだが、それはそれはもうすごい力なんだとか。

おかげで上条は、離された後もしばらくもだえる事となった。


上条「いやーそれにしても、今にして思えば結構貴重な所を見れたのかもな」

ローラ「貴重って?」

上条「だって、ローラがあんなに泣く姿なんてそうそう見れたもんじゃなさそうだし」 

ローラ「なっ、ななななにを言うの当麻は!? 当麻だって泣いてたじゃないの!」

ローラ「子供みたいに大きな声で『びえーん』って泣いてたじゃない!」

上条「びえーんなんていってねぇし! それにローラ程子供でもねぇよ!」

ローラ「んなっ! わ、私が子供だとでも言うの!? 当麻は!!」

上条「だってそうですよねーころころ機嫌変わるし、なんか仕草とかも大人には見えませんけど?」

ローラ「私は立派な大人よ! 当麻こそまだ高校生で、私から見たら子供なのだけれど?」

上条「なっ! お前歳を持ち出すのはずりぃぞ!!」

ローラ「ふふん、ここは絶対に譲れない所ね」

上条「…………いや、ちょっとまてよ?」

ローラ「ん? どうしたのかしらん?」

上条「……なぁ、ローラ」

ローラ「急におとなしくなって、どうした?」


今まで何故疑問に思わなかったのか自分でも不思議だった上条。

今まさに、自分の中に芽生えたある一つの疑問を正直に投げつけようとしている。
まぁ歳の話を持ち出されたのだから、聞かなければ気が済まなかったのであろうが、
それが禁句だとも知らずに......


上条「ローラってさぁ」

ローラ「なぁに? 当麻」



上条「何歳なの?」

ローラ「」プッチン


まぁその後上条の身に何が起こったかは……ご想像にお任せしよう。





上条の身にカオスが起きた後の事


上条「うぅ……い、いくらなんでもこれはやりすぎではないのかと上条さんは思いますの事よ」ボロ

ローラ「ふん! 乙女のディープな所を突いた当麻が悪いのよ」プンプン

上条「そりゃぁ悪かったって。ってててて......」

ローラ「と、当麻が悪いのだから!」

上条「不幸だ……」

ローラ「悪い……のだから…………」チラ

上条「うわ、買い物いかなきゃ食糧ねぇじゃん……不幸だ」ハァ

ローラ「うぅ~......」プルプル


自分でぼろぼろにした上条を見て、なんとも切ない気持ちになっていくローラ。

ローラにも列記としたプライドと言うものがあり、自分でやったのだから後は知らんぷり。


…………するつもりだったのだが。


ローラ「っもぅ!」ダダダッ ギュゥ

上条「へっ、は? ちょっ、ちょっとローラさんなにをしているんでせうか!?」


やっぱりというかなんというか、上条にとびかかっていた。


ローラ「ごめんね、当麻! もうこんな事しないから……!」ギュゥウ-

上条「いやいやいやこれは色々とまずいってローラ、ちょっ、離れろって!」

ローラ「嫌! 離さない!!」

上条「何故だやばいんだってこれええ!!」

上条(主に胸が顔に当たってくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」)


余談ではあるが、ローラの抱きつきが攻撃として成り立っているのは〝これ〟のせいなのだ。
いつも地味(自称)な修道服を着ているローラだが、それでも一目でわかるの程の二つの大きなゲフンゲフン。
これが上条を滅茶苦茶に圧迫していた。


ローラ「当麻が苦しそうにしてるのをみてるのなんて……やっぱり耐えられない!」グス

上条「えっ……!?」


そんな若干ふざけた事を考えていた上条であったが、今のローラの一言により目が覚める。

これで思考が覚醒しない方がおかしい。なぜなら――――


ローラ「ひっぐ……うぅ」ポロポロ


ローラは今、また泣いていたからだ。


上条「えーっとそのーほら、そんなに泣くなって」

ローラ「ご、ごめんなさい……ぐす」

上条「俺もあんな何も考えずに不幸だとかなんだとか言っちまって悪かったよ」

ローラ「当麻は何も悪くない……悪くないわよ」


悪魔でも傷つけた自分が悪いと言い張るローラ。だが、それを上条は許さなかった。


上条「いいや、全部俺が悪い」

ローラ「え……?」

上条「ローラと一緒に過ごせているのに不幸だなんて、そんな事いう俺は本当に馬鹿野郎だよ」ギュ

ローラ「!!」


何時になく強気な発言を裏から支えるのは、やはりローラの存在だった。

不幸と言うのが日常の彼にとっての、常なる幸福。
この言葉は、その幸福を野放しにした不幸で消し去ろうとした自分への戒めでもあったのだろう。


上条「さっきの言葉も……その、すげぇ嬉しかったし」

ローラ「じゃ、じゃあ当麻。当麻は今……幸せなの?」

上条「あぁ、幸せだとも」

上条「不幸だなんてこれっぽっちも思っちゃいねぇさ」


それが今の彼の本音。

どんなに不幸が降りかかろうと、どんなに不幸が彼を気づつけようとも、
結局自分は幸福である事に変わりはないのだと。

それがローラと共に過ごした彼なりの「答え」なのだ。


ローラ「そう……ふふ♪ そう、そうなのね♪」ガバ

上条「ってまたかよ!」

ローラ「私も幸せよ……当麻」ギュウゥ

上条「ったく、本当に泣いたり笑ったり忙しいよな。ローラは」

ローラ「いいじゃない、だって」



ローラ「当麻だけなんだから♡」

上条「はいはい……って、え?」



――学園都市内 外――


色々とごたごたしている内に、もう日は完全に落ちてしまっていた。
だが、上条はそこで食糧が無いという前代未聞の緊急事態を思い出し、買い出しに来ていたのだ。

今は車椅子には乗らず、松葉杖で外に出てきている。
たまには歩きたいという上条が無理やり外にそのままでてきたのだ。


上条「なぁローラ」

ローラ「なぁに?」

上条「ローラってさぁ……その服以外になにも持ってないのか?」

ローラ「えーっと……この修道服の事かしら?」

上条「そうそうそれ」

ローラ「なんで?」

上条「いや、そのー……なぁ?」チラ

ローラ「?」


上条がジッと見るのは、ローラの胸。
オルソラと言いなんと言い、修道服と言うのはどうしてこう出ている所を隠さないのだろうと上条は思う。


ローラ「って当麻……何処を見ているの か し ら ?」ニコ

上条「ひっ!!」ビクン


一瞬笑うローラの背後に燃え上がる何かを垣間見た上条。
やはりこういう時のローラ程怖い物は無いと再認識させられる。


ローラ「もう! 当麻のスケベ!」

上条「ぐぅっ……」

ローラ「それで? なんでそんな事を急に言い出したの?」

上条「いや、普通に考えてちょっと目立ちすぎかなーっと思ってな」

ローラ「そうかしら? 私は結構地味な物を選んでいるつもりなのだけれど」

上条「だってどんなに服が地味でもローラがそんなに目立ってちゃな」


上条のいう事はもっともであった。

日本人とはとても思えない顔立ちに、最早同じ人間かと疑いたくなる程に綺麗で、長い黄金色の髪。
そして……


上条「そのー……胸とか」ボソ

ローラ「なっ……///」

上条「と、とにかく目立つなら目立つでちゃんとした服を着て欲しいと上条さんは思うんです!!」

ローラ「むぅ~……当麻は私に目立ってほしいの?」

上条「だって……ローラは何着ても目立っちまうだろうからな。そのー……綺麗だし、かわいいし?」

ローラ「そ、そう/// まぁ当麻がそういうなら……」テレテレ

上条「じゃあ今度セブンスミストにでも――「あ? 上条じゃねぇか! おーい!」

上条「え?」


後ろから急に名前を呼ばれ、振り返った上条。

そこには、元スキルアウトであり、上条の友達である浜面仕上がいた。


浜面「よっ!」

上条「おぉ! 久しぶりだな!!」

浜面「どれくらいぶりだ?」

上条「大体一か月程度じゃねえか?」

浜面「えーっと最後に会ったのが戦争の時だったから……そうか、もうそんなにか」

上条「はは、それにしても元気そうだな」

浜面「お前こそ変わらねえな。って、その足どうしたんだ?」

上条「あぁいや、いろいろあってな」

浜面「はは、なんだ。またどうせ『不幸だー!』とか言ってやらかしたんだな?」

上条「まぁそんな所だな」

上条「お前こそまだあの女の子達の尻にしかれてんのか?」

浜面「あ? あぁまあな」

上条「ははは、まだやられてんのかよ」

浜面「お前こそ年がら年じゅう不幸ばらまいてんじゃねェか」

上条「ハハハハハ」

浜面「ハハハハハ」




浜面「あ゛?」

上条「ほぉ?」


結局険悪ムードになってしまった二人。だがこれが友達と言うものなのでさして問題はない。

そう、この二人の間は問題がないのだが……


  「は~まづらぁ~……お前さぁ、私を置いて走って一人で行くとか舐めてるの?」

浜面「あっ……」

  「 ブ チ コ ロ シ 確 定 ね 」


瞬間、浜面の背後から青色の光線の様な物が飛んできた。

浜面はそれを間一髪しゃがんでよける。


浜面「っぶねーな!! 当たったらどうすんだよ!?」

  「別に浜面ならこんぐらいじゃ死なないし大丈夫でしょ?」

上条「あれ……たしかあんたは」

  「あら? どっかで見た顔だと思ったらあんた」

上条「麦野……さん?」

麦野「あら~覚えててくれたの? うれしいわね、前大戦の英雄に覚えていてもらうなんて」


浜面と共に現れたのは、LEVER5の第四位「原子崩し」こと麦野沈利であった。

どうやら上条の事を「英雄」としているようだ。


上条「いや、そんな英雄なんてもんじゃないですよ」

麦野「そうかしら? だって貴方が居なければ世界がどうなってたかわかんなかったんでしょ?」

麦野「ここにいる無能で馬鹿で屑みたいな奴より全然良いじゃない」ニコ

浜面「うぅ……」ズーン

上条(浜面ェ……)

麦野「って、その足どうしたの?」

浜面「なんかまた不幸でやらかしたらしい」

麦野「あんたも本当に不幸ねぇ……」

上条「はははは......」

麦野「所で、今日はこんな所でなにしてるのかな~?」

上条「あっ……」


そこで上条は今更のように思い出す。

今日は自分一人ではなかったと。


上条(や、やばいっ!! すっかり忘れてましたよこの馬鹿野郎!!)チラ


恐る恐る後ろを振り返る上条。

そこにはちゃんとローラが居た。居たのだが……


ローラ「………」ブツブツ

上条「え、えーっと……ローラサーン?」

ローラ「ふん! 当麻なんて知らない!!」

上条「うわああああああ!!!」


案の定、である。


麦野「え……な、何この人」

浜面「ん? どうしたんだ沈……oh...」


どうやらこの二人はいまだにローラに気づいていなかった様子。
上条が話しかけた時、やっと自分達に関係のある人だと理解したようだ。

まず第一印象が――――

麦野(こんなに綺麗な人見たことないわよ……)

だそうで。

浜面(な、なんだあのクソなげぇ金髪は、すっげえ綺麗だ......)

っとまあ当然な反応であった。



浜面「お、おい上条。その人はだれなんだ?」

上条「え!? あーえっと……なんていったらいいかな」

ローラ「ふんっ!!」プイ

上条「あぁもう機嫌直してくれって! 俺がわるかったから!!」

麦野「あら、もしかして……そういう関係?」

ローラ「………」ピク

上条「えっ……?」

浜面「おいてめぇ! どうなんだよ!! あぁ!?」

上条「いやいやいやそういう関係ってどういう関係なのか上条さんサッパリなのですが」

麦野「だからー、あれよアレ」


麦野「夫婦」ニヤ

上条「っ!?」

浜面「かみじょぉぉおおおおおお!!」


上条「いや、まぁそういうわけじゃ」

麦野「違うのかにゃーん? じゃあ直接きいちゃおうかしら」


そういって麦野はローラに近づいていく。
以前、ローラは機嫌を損ねてそっぽをむいている……わけではなかった。


麦野「失礼、貴方のお名前を教えてもらってもよろしいかしら?」

ローラ「ローラ=スチュアートよ」

麦野「麦野沈利よ、よろしく」スッ

ローラ「えぇ、よろしくね」ギュ

麦野「それで本題ですけど、あの子とは一体どういう関係ですかねぇ?」ニヤァ

上条「いや、そのー―――――「妻、よ」

麦野「!?」

浜面「!?」

上条「あー……」

ローラ「上条当麻の妻……よ?」

終了です。
しばらくこんな茶番に付き合ってもらう事になるかもね。
ま、どんどん甘ったるくしてくか。



今回も良かったけど、鮭弁当の人からしたら夫婦より恋人に見えるんじゃないかと思った

でもローラのデレが超可愛い

でしゃばってゴメン

いやはや、追いついたー

全くけしからんほど、いいですねェー

>>625 はい、ここまで読んで頂いてありがとうございます!
本当にけしからんですね! 一回上条殺します!!   え? だめ? 

>>623 描写不足ですいません。この時麦野が言った「夫婦」と言うのは、
単に仲のいい男女を指して小馬鹿にするようなニュアンスの言葉です。
別にそういう仲でもない男女に使えば馬鹿にできるのですが……まぁ相手が悪かったと思いましょう。

遅くなってすいませんでした。
どうにも忙しく、もう眠すぎてやばいくらいです。
書いてる途中にも寝そうになったり。

ちょっと少ないですが、投下できるぐらいにはなったので投下。


――――――妻……よ?


ビルに囲まれた街中。そこに、隙間を掻い潜るように漏れ出していた夕日が、未だにうっすらと影を残している。
ローラ=スチュアートが放った一言は、確かにその瞬間、世界を止めていた。いや、凍りつかせていた。
…………なんだけれども。


上条「うーん…………」

ローラ「だめ……かしら?」


頬を赤らめ、少しモジモジしながら上条の答えを待つローラ。
そのかわいらしい仕草の前に、上条は脆くも崩れ去るしかなかった。


上条「うぅ……/// ま、まぁ俺はそれでも構わない……かな?」


自らの気持ちを声にだすのが恥ずかしいのか、目線は何処か落ち着きがなく、少し照れているようだった。
だが、その言葉に一切の迷いは無い。


ローラ「ふふ♪ よかった♡」


松葉杖を気にしてなのか、思いっきり抱きつく事はせずに、そっと上条の腕に自分の腕を絡めたローラ。
それを拒む事無く、終始頬を赤くしたまま上条もローラに少し身を寄せる。

詰まる所、もう「どうしてこうなった」と言う事しかできない程自分達の世界に浸っていた。


浜面「おい沈利……これどうすんだよ」


最早驚くでもなく、慌てる事もなく。むしろ何かを悟ったかのような態度で麦野の指示を仰ぐ浜面。


浜面「…………あれ?」


だが、いくら待っても答えは返ってこない。
不信に思った浜面は、麦野の方を軽く横目で見てみた。


麦野「………」


そこには、確かに麦野がいた。だが、何処か様子がおかしい。
暗がりなので浜面には良く分からないが、若干火照っているように見える。
その証拠に、頬が赤くなっている。いや、顔全体といって差し支えないだろう。
それに、何かをブツブツ呟いているようだ。

少しの間それを見ていた浜面の行き着いた考えはただ一つ。


浜面(よし、帰ろう!!)


まったくこの状況についていけない浜面は、もう考えるのをやめ、とにかくこの場から離れる事にした。


浜面(上条からは後で話きけばいいか。ぜってえ絞り出してやる)


別にあの金髪の美女が誰なのかとか、なぜ妻とか言ってるのかとか色々気になる事が無いわけではなかった。
だが、とにかくもうこの場に居るのが嫌になった浜面は、未来の自分に全てを託し、撤退する事にしたのだ。


浜面(沈利も一体どうしちまったんだか。まぁ、先に帰っててもいいy……は?」


「ギュッ」っと。それこそ、そんな効果音が似合うような感触が、浜面を襲う。
その正体を確かめるべく、浜面は恐る恐る視線を下に、自らの胴体に落とす。
そこには、見惚れるような女性の腕が巻きつけられていた。


浜面「お、おい! 沈利……だろ!? きゅっ、急にどうしたんだよ!!」


浜面にはもう心当たりが一つしかなかった。
この時間帯にはもう人はあまり見かけられないし、何より自分にこんな事をするような人物など一人しか知らない。

浜面は恐る恐る振り返る。そして、自分の胴体に腕を回して抱きついていたのは…………やはり麦野であった。


浜面「なんのつもりだよ…………」

麦野「そのー……ね?///」


―――――――――――――――――――――――――――


――――――――――――――――


――――――――


――....




~数分後~

上条「あれ? 浜面の奴、何処に行った?」


自分たちの世界からようやく戻ってきた上条。
周囲を見渡してみると、浜面どころか人っ子一人いなかった。


上条「まっ、いっか。別にまた会えるだろうし」


普通にまた会えると言う事がどれほど素晴らしい事なのかを度々痛感させられる事の多い上条。
だが、それをさらっと言える程に、今の彼は平和的世界の上に立っていた。

そんな折、ふと上条はローラを見た。


ローラ「~♪」


上条の腕にしがみついて離そうとする気配がない。
どうやら、未だに甘い世界に浸っている様子だ。


上条(そういや浜面達の前で堂々と抱きしめちゃったな)


あの時は、完全に周りが見えていなかったのだろう。
人目を気にする事無く、完全に甘い甘い自分達の世界に浸っていたのだ。
もし次もこんな事があったとしたら……というか、そんな事考えたくも無い。


上条(まっ、隠すような事でもないんだけど……ちょっと浮かれすぎか?)


この時初めて、上条に「羞恥心」やら「自重心」なる物が芽生え始めた。
だが、己の腕にしがみつくローラを離したりとかそういった事はせず、逆にさらに抱き寄せる。

それに反応したのか、ローラがこちらを向いて一言。


ローラ「大好きよ……当麻」

上条(あぁもう幸せなんだからいっか)


折角芽生え始めた上条の良心(?)も、結局はローラよってあっけなく摘み取られてしまった。


ローラ「ねぇ、当麻」

上条「ん?」


上条が結論を下した時。ローラが少し、不満気な顔で上条迫っていた。
どうしたかと思い、足を止める上条。


ローラ「…………お腹がすいたわ」

上条「あっ」


その時上条はやっと思い出した。なぜ自分が外に出ていたのか。
今足を止める前は、何処に向かって足を進めていた?


上条「っ上条さんは何をやってるんでしょうかねえ!!」


急いで携帯内蔵の時計を見る。
すると、案の定。


上条「六時……十分……」

ローラ「とうま~買い物なら早くいきましょうよ~」


完全下校時刻は、当に過ぎていた。





上条「そりゃーそうだよなー」


いきつけのスーパーを前にして、嘆く上条。


ローラ「どうしたの? 早く入らないと…………」

上条「いや、それがだな」


入れない、と上条は言うのだ。


ローラ「入れない……?」


小首を傾げ、頭に?マークを立てながらオウム返しをするローラ。


上条「いや、入れないわけじゃないんだけどさ」

ローラ「どういう事?」


ローラは何を言うのかと不思議そうだ。
だが、入れない理由等至って単純と言うか、実に上条らしかった。


上条「入りづらいんだよ。完全下校過ぎちゃったから…………」


学園都市特有の絶対制度、完全下校。基本的に学生は、この時間以降は外出が禁止となっている。
もし外を歩こう物なら、それだけで警備員の目に留まる。

この制度のせいで、上条は今までに何度涙を拭いて来た事か。


ローラ「完全下校……?」

上条「あぁ、ローラには後で説明するよ」

ローラ「お願いね」

上条「おう。さて、どうするか」


別に入れないわけではない。
原則外に出てはいけないだけで、日本の法律程の縛りも無い。
だが、ただの学生が下校時間後のこの時間にここに入るのは、なんというか、嫌だった。

このままでは食糧にたどり着けない。っと、そんな時。


上条「あっ……そうだ」


どうやら、この状況をどうにかする方法を思いついたようだ。


ローラ「なにか思い出したの?」

上条「いや、ちょっとした思い付きなんだけど」


それは、今上条が最もしたい事。


上条「外でたべようか」


外食であった。

終了です。
寝る。 ノシ

ども。
いつにもまして展開がごっちゃごちゃだけど目をつぶって下しあ。

投下


   
    学園都市


その名の通り、都市そのものが大きな学園となっている場所。

人工の7~8割を学生が占め、それ以外は教職員か研究者ぐらい。
大人という存在自体が珍しい……と、極端にいえばそうなる。

そうなってくると、当然。居住スペース等も決まってくる。
大体が学生寮かアパート、マンションと呼べる物は稀有だ。

つまり、絶対的に学生と無縁の場所と言うものも生まれてくるのだ。
その一つの例として、ホテルがあげられる。

学園都市外の要人の為に一応設置はしてあるが、学生がここを利用する事などほとんどない。
そんな事情の最中、とある高級ホテルの最上階に二人の姿は在った。

――レストラン Sweet a Hest――

  
二十階建てというここらへんに広がるホテル街の中でも、少々大き目な部類に入るこの高級ホテル。
その最上階に、このレストランは入っていた。

外から見れば、円盤をそのまま上にくっつけた様な感じであり、
中からは円形のホール状になって見える。

特に柱と言えるような物は無く、唯一中央に支払用のカウンターとエレベーターがポツンと突っ立っている程度。
天井、床、テーブル、全てがシンプルかつ豪華。壁……は全面ガラス張り。
そんな部屋を、薄暗い紫色の照明が、少しうっとりさせるような空間を作り出す。

厨房は見えないが、
何処からともなく料理を運ぶ紳士が現れては消えていき、客は突然料理が現れたかのような錯覚にすら陥る。

総じて言えば、まさに高級レストラン。
来たものは全員、個々の世界を持ち、そこで料理を食べる。
それが可能な場所であった。

そんなレストランの窓際にて......


上条「はぁ……キレイだな」

ローラ「えぇ……」


頬杖をついたまま、窓に向かって溜息をつく上条。
いや、正確に言えば、窓から覗ける「景色」 眺めに対してだろう。

前述した通り、周りのホテルよりも少し高いこのホテル。
それ故に、ここからの眺めを遮る物等、無い。

遠くを覗ける空に、下方に位置する建物の明かりが浮かび上がる。
皮肉にも、人工のその光は、自然界の蛍を連想させた。


ローラ「こんな物、初めて見たわ。まさか、ここでこんな気持ちになれるなんてね」


うっとりとした表情のローラ。
店内の雰囲気と相まってか、ここはどこよりも心地が良いのかもしれない。


上条「意外だな」

ローラ「え?」


ローラの方を振り返らず、口から洩れたような疑問を投げかける上条。


上条「ローラって、ここに来る前にこんなの一杯見てきたと思ってたんだけどな」


ここに来る前。つまり、まだローラが最大主教だった頃。


上条「普通にすごい立場だっただろ? なら、こんな場所で食事なんてザラにあったんじゃないかなーって」

ローラ「確かにそれもそうねぇ……」


首を傾げ、顎に手を当てている素振りを見る限り、
自分自身なぜここまでゆったりとしていられるのかが分からないらしい。


ローラ「あっ」

上条「ん?」


ポン、と。難問がようやく解けたかのように、手を打つ。
そのローラの顔は、今までに無いくらいに微笑んでいた。



ローラ「うふふ♪」

上条「どうしたんだ?」

ローラ「いいえ、あまりにも簡単だった物だから。ついね」

上条「簡単って……さっきのか?」

ローラ「そうよ」


そう言いつつ、上条に迫るローラ。

今更なのだが、二人は対面して座っている分けではない。

忘れてはならないが上条は怪我人であるため、一人立つのも一苦労する。
そこで、ローラの提案により二人は隣同士で座る事にしたのだ。
その方がなにかと便利らしい。(何が便利かは上条も知らない)

っとまぁそんな事情により、ずっとベタベタしているわけで。


上条「おいローラ。さすがにここでそれは」

ローラ「いいじゃない、ちょっとぐらい」


ちょっとと言いつつも、がっつり上条の腕にしがみついているローラ。


上条「ちょっとってなんだっけ?」

ローラ「これぐらいよ」


やはり、離す気はないらしい。
さらにがっしりとつかんで、二度と離さんとしている。

それを拒まない辺り、上条も満更ではないようだが。


上条「それで? 結局、どうしてなんだ?」

ローラ「あら、分からないのかしら?」

上条「うーん…………」


そんな事を言われても……と、上条は黙り込む。

元々レベル0の烙印を押されている上条からしてみれば、
毎日何かしらの肉を食べれればそれだけで豪華と言える程の経済事情。
そんな状態で、それこそ王族レベルの生活を送っていたローラの思考等、分かるわけがない。


ローラ「別に、今の当麻ならわかってくれてもいいと思うのだけれど」

上条「そうなのか?」

ローラ「そうよ」

上条「うーん……」


ローラの言う、「今の上条」とは、一体どういう事なのか。
今のという事は、以前とは違う状態と言う事になる。
だが、自分自身結構以前と変わったと思う上条。

それをいざ上げてみるとなると、中々出てこない。



ローラ「本当にわからないの?」

上条「んな事いわれたってなぁ……」


一番変わったと言えば、インデックスが居なくなった所だろうか。
だが、それは今とは関係が無い。


ローラ「そう……」


ずっと唸っている上条を見ていたローラは、突然、糸が切れたかのように崩れ落ちてしまった。
実際にはまだ上条にしがみついてはいるのだが、なんとなく、そんな風にとれる。


ローラ「わからないのね……そう。いいもん別に」

上条「えっ?」

ローラ「ふんっ」


そう言い放ち、上条から顔を逸らすローラ。
どうみてもいじけている。急にどうしたと言うのか。


上条(不覚にもかわいいと思ってしまいましたよ。っと、そんな事は置いといて)

上条(やっぱり、分からないと駄目なのかな)


考えられる要因としては、上条がこの〝答え〟にたどり着いてないという事。
だが、それのせいでローラが機嫌を損ねるとは考え難い。

っと、そこまで思考して、上条はある事に気づく。


上条(まてよ……おい、ちょっとまて)

上条(俺の身の回りで一番変わったって言えば――――)


なぜ、今の今まで気づかなかったのか。
答えなど、そこに転がっているではないか。


上条「そういうことか......」

ローラ「え?」

上条「ごめんな、ローラ」


自分の馬鹿さ加減を謝り、そっぽを向いているローラを強く抱きしめる上条


ローラ「へ? ちょっ、当麻?///」

上条「そりゃそうだよなー。上条さんだって今までとは違うにきまってるよな」

ローラ「それって……」


上条の意味深な発言に、その意図を察したローラ。
その顔には、みるみる笑顔が広がっていく。


上条「そりゃーそうだよな。だって――」




上条「今の俺には、ローラがいるからな」ギュ

ローラ「…………良かった♡」


ここで一旦終了。
本当なら一回でレストランを終わらせたかったのに。
いかんせん書き終わらん。とりあえず今度です。

まぁ結局は自己満足SSなんで、それに付き合ってくれるだけうれしいです。


やっぱりローラはかわいい

その内他のサイトで最初から書き直すかも。
構成もちょろ~っと修正したりしてね。


投下



コトッ


上条「え?」


テーブルの上からしたらしい、物が置かれる音。
それに反応して顔を向けたとき、そこにはただ自分が頼んだ料理が置いてあるだけであった。


上条「いつのまに……」

ローラ「どうしたの?」

上条「いや、なんかもうここすげえわ」


なんと言ったらいいのか、自分の中の高級レストランのイメージがさらに覆された気分だった。
まさか、料理を運ぶ姿を見せないとは、一体どういう事か。


上条「まぁ、こっちのムードも壊されないしいいんだけど」

ローラ「あら? 私の料理もある」


今度は物音が一切しなかった。一体どういう原理だ、と上条は思わずにはいられない。

ちなみに、上条が頼んだのは、デミグラスソースオムライス。
時々だが、こういうものが食べたくなるのだと言う。

ローラも上条と同じくオムライス。
なんでも、上条と同じ物が食べたかったのだとか。


上条「本当にそれでよかったのか?」

ローラ「えぇ、勿論」

上条「まぁそれならいいんだけどな……さっ、いただきます」

ローラ「はい、いただきます」


正直言ってもう空腹が限界にまで達していた上条。
もう待って等いられなかった。

早速一口食べてみる。


上条「んぐ…………ンンン!?」

ローラ「あら、これは……」

上条「うっ、うめええええええええええええええ!!」


思わず、ほぼ条件反射的に叫んでしまった上条。
もし足が普通に使えたのなら、その場で踊りたくなるほどに、おいしい。


ローラ「すごいわね、ここ。こんな物、あちらでも食べられないと思うわ」

上条「あぁ、そういえばローラはこんな物毎日のように……ってもう食べ終わったのかよ」

ローラ「え?」


ローラの目の前においてある皿には、オムライスの影も形も無かった。
丁寧にごはん粒の一つすらも残っていない。


ローラ「あら……」

上条「はぁ……前にもこんな事あった気がするんですけど」


上条が初めてローラに料理を振舞った時の事。
味噌汁や白いご飯に梅干し等、到って普通の和食だった。

それをローラは、上条が少し目を離していた間に全て平らげてしまっていた事がある。
「あっと言う間に」という言葉があるが、まさにそれだ。


ローラ「えーっと……テヘ☆」


小首を傾げ、如何にもと言った感じで誤魔化したローラ。


上条「嫌別に誤魔化さなくても」

ローラ「だって……行儀悪いと思われたら嫌だもの」

上条「って言われてもなぁ……」


正直な所、食べている所を見ていないのだからどうしようもない、っと思う上条。
もしかしたら犬食いをしていたかもしれないし、丁寧にスプーンを使い食べていたかもしれないし、
はたまた箸を使っていたかもしれない。

様々な妄想が膨らむ。


上条「まぁ、そんな気にするなって」

ローラ「そう……?」

上条「そうそう。さて、上条さんも食べますかね」


別段そこまで重要な事でもないし、気にすることでもない。
そこで上条は思考をやめ、自分の分を食べる事にした。









上条「それに」

ローラ「それに?」

上条「どんなローラだって、俺は好きだからな」

ローラ「えっ?

上条「それでいいだろ?」カチャカチャ

ローラ「ああぁ……うぅ///」


上条「ふぅ……うまかった」カチャ

ローラ「ごうそうさま……ね」

上条「あぁ、ごちそうさま」


上条が食べ終わった頃には、もう七時を回っていた。


上条「そういやバスとか全部止まってるんだよな……っとなると、また歩くのか」


ここから上条の住む学生寮まではそう距離はない。
とはいえ、今から歩いて帰るとなると、家に着くのは何時になるのやら。


ローラ「まぁ、いいじゃない。時間はたっぷりあるんだから……ね?」

上条「そう……だな。時間なら、いっぱいあるからな」


今や自由の身のローラと、まだまだ若い上条。これから二人には、余りあるほどの時間がある。

それがある幸せを、もう二人は痛い程に理解している。
だからこそ、急ぐこと等せずに、ゆっくり、ゆっくりと……愛を育んでいくのだ。


上条「それじゃあ、行こうか。さすがにいつまでもここに居る分けにはいかないからな」

ローラ「それもそうね」


ローラの補助もありながら、席を立つ上条。
おぼろげな足取りで、ゆっくりと部屋の中央のエレベーターに向かう。

そこで、ローラがふと、関心したように言った。


ローラ「それにしても、当麻がこんなレストランにこれるなんて意外だったわ」

上条「あー……」


それは、ある意味で上条にとっては禁句の一言でもある。
時折上条は、見栄を張って自分の経済力ではどうにもならない事をする。
その時は、決まってこのような言葉で〝ボロ〟をだしてしまうのだ。


上条「ふっふっふ~」


だが、この時の上条はいつもとは違った。


上条「じゃじゃ~ん!」

ローラ「これは……チケット?」


上条がポケットから取り出したのは、金色で縁取りされた、二枚のチケットの様な物であった。


上条「そう、なんとなんと、このレストランの食費などもろもろがタダになる特別チケットなのだ!」

ローラ「タダ……って、そんな物どこで手に入れたの?」


怪しい、っと、率直に思うローラ。
単純な話、ローラの舌もうならせる程の高級レストランのタダ券等、誰でも怪しむ。


上条「これはな、なんとあの土御門が見舞いに来た時にくれたんだよ」


見舞いの時にくれた。つまり、まだ上条が入院していた時の事。


――――――――――――――――――――――――――――――――


―――――――――――――――――――――


―――――――――――


――――...

――とある病院の一室――


上条「こ、高級レストランの……タダ券だと……!?」

土御門「そうだにゃ~」

上条「も、ももももしかしてそれを……俺に?」

土御門「そうだにゃ~」

上条「……まじで?」

土御門「しつこいぜい、カミやん。こういう時はおとなしくもらっとくもんだにゃ~」

上条「ありがたや~!」

土御門「丁度二枚余っただけだからいいぜい」

上条「二枚も……?」

土御門「おっと、その二枚目をどう使うかはしらんぜい。ばいばいにゃ~」ガラガラ

上条「あっ! ちょっとま……」バタン



……――――


―――――――――――


―――――――――――――――――――――


―――――――――――――――――――――――――――......


上条「って、もしかして土御門の奴、二枚くれたのって……」


そこで土御門の意図にようやく気付いた上条。
もしローラと二人で行くのを予測して二枚くれたのだとしたら……

今までシスコン軍曹と言っていたのを、改めなければならないだろう。


ローラ「なら、今度土御門元春の奴にお礼をしなければね」


そう何処か、見直したと言った風な笑顔を浮かべながら言うローラ。
やはり、同じ思いであった。


上条「そうだな……」


心の中で、土御門にこれでもかとばかりに賞賛を送るしか、今の上条にはできなかった。


タダ券二枚を片手にギュッと握りしめ、エレベーターの傍にあるレジに向かう二人。
だが、この時上条はある予想をしていた。


上条(いつもだとここで駄目になるんだけど……どうだ?)


やはり、そこは不幸体質故か。
どんなにこのタダ券があろうが、安心はできないらしかった。

もしかしたら、今この場で不幸にもなくしてしまうかもしれない。
もしかしたら、今この場で突然発火系能力者が攻撃してきて、チケットが灰と化すかもしれない、
もしかしたら、このチケットはもう使えなくなっているただの紙切れかもしれない。
もし、もし、もし......
そんな予測が、絶えず脳裏をよぎる。

だが、


店員「はい、本日の食事料金は無料となります。どうぞ、またお越しください」


その予想は、簡単に裏切られた。


上条「よかった……!!」


思わずその場で、感極まってへたり込んでしまった上条。
他の人からすればむしろこうならなければおかしいレベルの事だが、それが上条にとっては幸運なのだ。


ローラ「はぁ……当麻、早く行きましょう」


その様子を見たローラは、溜息を吐きつつも早くするように促す。


上条「おう、行くか!」


だが、当の本人はローラが若干呆れているのも知らずに、終始上機嫌であった。

終了です。
いつもながらに短くてすんまそん。

投下


――とある学生寮――


上条「あー忘れてた」


玄関から少し進んだところで、上条は突っ立ったままそう言った。
彼の目の前には、目も当てられないような程に物が散乱していた。


上条(貴重品とかはあっちに持っていってらから無事だったけど、どうすっかなこれ)


改めてみると、今の彼の部屋はとても生活できるような状況ではなかった。

ベットの上には割れた窓ガラスが散乱しており、タンスは倒れている。
押し入れからは物と言う物が凍りついた滝の様な状況で飛び出している。
家電製品は冷蔵庫とかろうじて炊飯器が生きている程度か。
エアコン……は元々壊れていたから問題はない。


ローラ「どうしたの? とう……」


後から来たローラも、この様子を見て言葉を濁す。
さっきまでの幻想ムードは、一瞬にして残酷な現実によって上書きされてしまった。


上条「仕方ない。 今日は子萌先生にお世話になるか」


そう思い、携帯で子萌の家へと電話を掛けようとする上条。
だが、そこで一つだけ気になる事が。


上条(そういえば、今子萌先生の家に居候してた人いなかったっけ?)


いつ知ったかは覚えていないが、確か結標とか言う人が居た筈だ。
自分の記憶が正しければ、
かなりの美人で巨乳、おまけに変なファッションセンスだったと、若干下心混じりに思い出す。

もしその人が今も居候をしているとすれば、男上条一人だけそこで寝るわけにはいかない。


上条「どうしよう……」

ローラ「当麻、とりあえず少し片付けましょう?」


そういうローラの姿は、既に部屋の中にあった。


上条「そうだな……」


今この時間帯から片付けるとなると、恐らく夜が明けかねない。
だから片付けは明日に回してもいいが、そうするとそれはそれで色々と困る事になる。


上条「よし、とりあえずベットの上から片付けるか」

ローラ「分かったわ」


とにかく、ベットだけでも使用可能にして、寝る場所だけでも確保しようという結論に至った。
上条は、また浴槽に布団を敷いて寝ればいいと考えていた。


ローラ「それにしても、当麻の部屋をこんなにしたの……だれなのかしら」

上条「まぁ、どうせスキルアウトとかだろう。 もう上条さんは慣れっこですからね~」


別に貴重品は奪われてないのだし、家電製品も学園都市側の援助もあって安く買えるだろう。
それ故に、遠まわしな軽い不幸発言で事を終わらせつつ、タンスを起き上がらせ、ベットへの道を作る。
常にローラの前にいて仕事をさせない辺り、紳士的ともいえる。


上条「あっ、ローラはちょっと洗面所の方を見てきてくれないか?」

ローラ「洗面所?」

上条「そっちの方にあるから、荒らされてないか見てきてくれ」

ローラ「わかったわ~」


上条に指示をされる事に、何処か気分を良くしたのか。 鼻歌混じりに洗面所に向かうローラ。
その後、しっかりとローラがこの場を離れるのを後ろ目で確認する。


上条(ローラは行ったか……よし!)


そして、驚くべきスピードでベットの下を確認した。


上条(ローラがいない間に、俺の秘蔵コレクションをなんとかしなければ!)


上条の言う秘蔵コレクション。
それは、世の男性紳士諸君ならば理解できるであろう、ある意味で自分だけの現実の事。

それは絶対に他人(特に異性)には見られてはいけないし、見られたら自分の存在を抹消したくなるほどの物。
だからこそ、それは核シェルターを使ってでも守り通さなければいけないのだが……


上条「あ……れ……?」


そこにある筈の物は、今上条の目の前には無かった。


上条「ない、ないないないないない!!」

上条「どういう……ことだ!? 俺、確かにここにいれといた筈……あ!!」


そこで、はっとなる。
自分が隠したのは、ここではなかったと。


上条(そういえば、行く直前にインデックスに見つかりそうになって……)


上条は中腰に立ち上がり、ゆっくりと後ろを振り向く。
首から「ギギギ......」という機械音すら鳴りそうだった。


上条(洗面所に移したんだっ……)


気づいた時には既に遅し。
自分がとった安全策により、逆に墓穴を掘る事になろうとは。

そんな世界の絶望を垣間見たような彼の目の前には、ローラがそびえ立っていた。


ローラ「ねぇ当麻~……〝これ〟はなに……?」


少し引きつった笑顔を浮かべながら、掲げている右手に持っているのは、上条の命とプライドの次に大切な秘蔵コレクション。


上条「い、いやーそれはその~……」

ローラ「えーっと……ロリっ子大全――「うわあああああ!!」


なんとか読み上げられる前に取り返した上条。
誰もいないとはいえ自分の性癖を暴露されるなどたまったものではない。


ローラ「ねぇ当麻。 それ、どうするつもしかしら?」

上条「どうするって……」


怖いくらいの笑みを浮かべたまま、上条の持つ〝それ〟を指さすローラ。
それを持つ上条の手は、今までのどんな時よりも震えていた。


上条「………」

ローラ「………」


しばしの沈黙。 しかしローラは笑ったままだ。
痛いくらいの視線と沈黙により、最早思考がまとまらない。

そんな上条に再起をかけるのは、ローラの言葉。


ローラ「なら、一つだけ聞くわ」

上条「な、なんだ?」


策士ローラが考えるのは、あまりにも無慈悲で、それでいて絶対不可避な質問。


ローラ「当麻がそれを捨てないのなら……もうここで私とはお別れね」

上条「なっ!?」


実際別れる気など一マイクロメートルも無いのだが、脅し文句としてこれ以上の物はないだろう。
元より答え等一つしか期待していないのだから、なにも恐れる事はない。


ローラ「それはそうでしょう? そんな物を大事にとっとくと言うのなら――ビリ

ローラ「……え?」


ビリ、ビリリ……と、上条の手にあったそれから、音がする。
それは見るまでも無く、上条がそれを破り捨てていた音であった。


ローラ「と、当麻……そんな簡単に」


正直な話し、ローラも上条のこの行動に戸惑っていた。
まさかなんのためらいもなローラ「それはそうでしょう? そんな物を大事にとっとくと言うのなら――ビリ

ローラく上条がそれを破り捨てるなんて、まったく予測していなかった。


上条「簡単に、きまってんだろ…………」


だが、上条はそれが至極当然と言いたげな風にそれを床に叩き付け、ローラに向かって歩き出した。


ローラ「ちょっと、当麻!」


松葉杖を捨て、自らの足でローラに向かって歩き出す。
だが、現実はそこまで甘くは無い。 当たり前のように、上条の前進は、脆く崩れ去る。


上条「ローラにそんな事言われたら……上条さんにはこうするしか道はないって――――ッ!」


そうして、二歩、三歩と進んだ後、前のめりに倒れそうになるところを、ローラがやさしく抱き支える。


上条「だから……できるなら、もうそんな事は言ってほしくないんだ……」

ローラ「ごめんね、当麻。 でも、大丈夫よ……」


ローラ「私は、絶対に何処へも行かないから」


上条のすがる様な言葉に、聖母の様に、やさしく言い聞かせるように、ローラは言った。


上条「はは……まぁ、俺が絶対に離さないけどな」

ローラ「信頼してます! ふふ♪」


こうして、ようやく再会を果たした二人の長い長い一日は終わりを迎えるのであった。









上条(やっべー、俺の秘蔵DVDコレクションまではばれてなかった!)

上条(ここはローラの気をこのままこっちに引いて、なんとか後で回収して――「あ、そうそう」

ローラ「なんだか良く分からない丸いプラスチックの板も割っておいたわ」

上条「………………」

終了。
奥さまは最大主教が更新していたようですの……やっぱりうまいですね、いろいろ。
あんな物を書きたかったのに……どうしてこなた。

おそくなりまして、すいません。

寝る時間を少しずつ削ってちょっとかけた。
ここ書いててつい2828してしまった俺は地下生き。

――とある学生寮 上条の部屋――


上条「うぅ――――さみぃ......」モゾモゾ


冬の寒さから身を守るように、布団の中に改めて体を押しやる上条。
部屋の寒さは冬の外とさして変わりがなかった。
割れた窓ガラスを塞いでいるガムテープの隙間から、冷気が漏れ出しているせいであろう。

上条とローラが再開を果たした翌日。
荒らされた部屋の掃除を中途半端な状態で終え、上条達はさっさとベットで寝てしまっていた。


上条(まぁ別に急ぐもんでもないし。 一日かけたって終わるか分からないからな)


上条が言う事ももっともであった。
慣れているとはいえ、荒らされた部屋の掃除は引っ越しをする時並みに苦労をする。
ましてや、足をうまく使えない身だ。 常人の倍、疲労が増すだろう。


上条(まぁ、足が治ったら掃除しますかね。 さ、寝よ寝よ)


そう心の中で決め、再び眠りに付こうと体の向きを壁向きから反対にした。


上条「…………ぁ」


あまりに唐突だったので、少し面喰ってしまった。
目の前に、ローラがいたのだ。


上条(そういえば、一緒に寝てたの忘れてたな……)


普通忘れるなんてありえないのだが、そこは上条と言ったところだろうか。


ローラ「むにゃ……とうまぁ、そんな事......ん♡」

上条(ってどんな夢見てんだ!?)


思わず突っ込んでしまいたくなったが、そっと心の中に抑えた。
というか、上条からしてみれば、それどころではなかった。


上条「……近い」ボソ


そう、すさまじく近い。

もはや顔面はゼロ距離に近い。
唇と唇がくっつくまであと3センチあるかないかと言ったところだ。

体の方は、気を遣ってローラに使わせている厚めの毛布のおかげで触れてはいない。
とはいえど、毛布越しにでも当たるところは当たっている。


上条「………」ゴクリ


いままさに、上条の中で紳士と獣が闘っていた。
天使や悪魔とかそんな大それた物ではないが、上条にとっては今後の人生を左右しかねない程の戦いである。


上条(いや、もうほら、キキキキスまでしちゃったんだし別に変じゃないさ。
   でもいいのか!? だからって、一線超えるような真似してもいいのかよ!!)


すさまじい自問自答を繰り返す上条。
なんとか自分の中のゲス条を抑えようと必死になっていだのだが、


ローラ「好き……」

上条(ちょっとだけならいいと上条さん思うんですよ)キリ


結局敵う事はなかったのである。


上条「ってことで……お、おじゃましますよ~」ゴソゴソ

ローラ「うぅん......」


ローラが包まっている毛布の中に、起こさないように体をすべり込ませていく上条。
こういう時にだけ器用さが発揮されるとはなんとも情けない話である。


上条(お、俺なんかとんでもない事してないか……!?)


今の上条とローラとの距離は……いや、距離なんて物もはやないだろう。
完全に密着している。 ローラの寝息がかかるたび、心臓が跳ね上がるのが分かる程だ。


上条(ってかやっぱりむ、胸が!!)


上条の体に、何か柔らかい物が押し付けられるのがわかる。
最早意識しないようにするなんて不可能だった。
思わず、視線が行ってしまう……と、その時に初めて上条は気づいた。


上条(……おい、ちょっとまてよ)


視線はローラの胸から、さらに下までつい行ってしまう。
そして、さらに驚愕の事実を目撃する。


上条(なんで……なんでYシャツにパンツ一枚なんでせうか......?)


良く見れば、Yシャツの下に何も着ていなかった。
所謂……


上条(裸Yシャツ……!?)

中途半端ですいません。
まだ続きます。

いつになるかなぁ・・・?

コッソリ投下。
にしても最近書く速度自体落ちてる感が否めない……

なんでローラがこんな恰好で寝ているのかとか、その他諸々様々な疑問が津波の様に押し寄せる。
だが、それを考えるより先についつい目が行ってしまう。


上条(いやいやいやさすがにこれはまずいですだろおい……おい!)


心の中でそう叫びつつも、徐々にローラの首に手を回して抱きしめていく。
まったく言動と行動が一致していなかった。


上条(あーなんかいい匂いだし、なんていうか……気持ちいいなぁ)


抱きしめたローラの髪の毛の香りが、上条にとっては心地よかった。
それだけで満足したのか。 自分の行為の重大さなんてどっかにやってしまったらしい。


上条(にしてもこれ、さすがにダイレクトにおっぱ……胸の感触が伝わりすぎじゃないか?)


Yシャツ越しに感じている筈のローラの胸の感触は、生で触れているそれを変わりなかった。
大きさといいなんといい、感じる全てがとても服越しとは思えない。

いくらYシャツ一枚だけとはいえ、ここまで分かりやすく胸の感触とは伝わるものだろうか?
不信に思った上条は、ゆっくりと視線を胸元に向ける、と。


上条「ってボタンが取れてる!?」

ローラ「うぅん……」

上条(やべ、起きたか!?)

ローラ「ほぇ…………? とうま……?」

上条「いや、ちょっとてローラ! これには深いわけがあるんだって!!」


思春期真っ盛りな高校生が布団の中で寝ている女性を抱きしめていた。
しかも、その女性は半裸。

これだけでも十分起訴はできる。
上条に弁解の余地なんてなかった。

ローラ「もう、とうまうるさい」

上条「あ……ご、ごめん」


目の前で叫ぶ上条に、いつも通りしかるローラ。
それで眼が冴えたのか、今の状況を確認する。


ローラ「ねぇ、これどういう事かしらん?」

上条「あーっと……」


返答に困った上条ではあるが、ローラの首に回した手を解こうとはしない。


ローラ「全く……良い? 当麻」

上条「な、なんだ?」

ローラ「こういう事しても良いけど、次からは起きてる時にしてほしいわね」


軽く子供を叱るように、コツンとおでこを上条の頭にぶつける。
そして、自身の腕を上条の首に回しつつ、互いの距離を縮めるようにゆっくりと抱きしめるローラ。


ローラ「分かった?」

上条「あぁ……ごめん」

ローラ「分かったなら良いの」


果たして、高校生上条当麻に弁解の必要など鼻っからなかったのであった。


ローラ「さぁ、もう少し寝ましょうか?」

上条「それが、上条さん結構トイレにいきたいのですが……」

ローラ「はぁ……ぶち壊しね」


上条「そういえば、なんでそんな服で寝てるんだ?」

ローラ「? そんな服って……これ?」

上条「いや、なんでボタンはずしてんのかなーって…………」


目を少し泳がせながらも、今にも漏れ出しそうなそれを指す上条。
キョトンとしていたローラであったが、自分の胸を見た瞬間顔が真っ赤になってしまっていた。


ローラ「これ……その、寝間着なかったから」

上条「そのYシャツ俺のだろ?」

ローラ「ベランダで見つけたから、着ちゃった……てへ」

上条「てへって……じゃあそのボタンは?」

ローラ「とれちゃったのよ。 最初は締めてたのだけれどねぇ......」

上条「と、とにかく今日買いに行くぞ!」

ローラ「うん」///


キリが良いのでSTOP

まぁ前から大体そうだけど毎回短編的になるかも。
かもだからまだわからない。ただまぁ投げないよう頑張る。

元々自己満SSだとは思ってたけど、こんなgdgdになってしまって申し訳ない。
もっと定期的に投下できるようにしたいなぁ……すんません。

あ、そうか・・・週末って土曜でしたね(汗

すいません、今日です今日。
でもサザエさん=週末ですよね?
自分だけですか、そうですか......


―――とある病院―――


リハビリ二日目

今日も今日とて御坂美琴先生による壮絶なリハビリが行われていた......!!


御坂「オラァ! もっと背筋伸ばす!!」

上条「お、おう」

御坂「返事は『はい』でしょうが!!」

上条「はい!!」

御坂「分かったらこの廊下をあと五往復!」

上条「そんなにやるのかよ!?」

御坂「電流流して手助けしてやるんだから楽でしょうが!
   ほら早くする!」バチバチ

上条「分かったからその電気を俺に向けるなって!」パキィ

御坂「ッてなに消してんのよ、この馬鹿!」ドガァン

上条「病院でそんなに電気使う奴に馬鹿なんて言われてたまるかあ!!」パキィン

ローラ(あの子あんな性格だったかしら……?)


――――二時間後 休憩室


上条「ハァハァ……も、もう立てない......」

ローラ「はいとうま、お疲れ様」


今まさに倒れんとする上条をやさしく抱き支え、ソファーへと座る。
勿論、ひざまくら。


上条「にしても、きつすぎるだろこのリハビリ」


溜息混じりにつと不満を漏らす。

御坂の電気により、本来動くはずのない足を無理やりに動かすこのリハビリ。
足を使う時の信号を普段通り脳へと送る事により、通常よりも治癒を速めると言う。
とんでもない荒療治であるが、効果は抜群と言ったところか。


カエル「その代りに、体への負担はとんでもない程に大きいけどね?」

ローラ「あら、お世話になってます」


そう補足をしながら、冥土返しは入ってきた。


カエル「動かしてはならないという脳の命令を無視して体を動かすんだから、
    それ相応の負担が体にかかるのは当たり前だよ」


座っているローラに軽い会釈をしつつ、説明を続けた。


カエル「ま、これも全部彼女の力のおかげと言ったところかな」

上条「まぁそうなんですけど…………」


御坂の協力が無ければ成立しないこのリハビリ。
心の中で彼女に感謝しつつも、御坂に対して若干の恐怖心が上条の中に芽生えつつある。
自分に電気を差し向けてくる者に対して、無心でいろと言う方が無茶だ。


カエル「まあ、仕方がない事だね? こればっかりは避けようがないよ」

上条「ははっ、ですよねー」


上条自身も分かっている事だけに、軽く鬱になりそうだった。


ローラ「でもとうま、なんでわざわざこんなつらい事をしているの?」

上条「え?」


そんな折、上条の頭を撫でながらローラがそう言った。


ローラ「だって、こんな方法じゃなくても、普通に直せばいいじゃない?」

上条「あぁ、まあそりゃそうなんだけど」

ローラ「私は、できるならあんまり無茶は――――それについてなんだけどね」

カエル「昨日説明し忘れていたけど、君のその足は普通のリハビリでは治らない物なんだよ」

上条「は…………?」


ローラの言葉を遮って、突然語られた事実。
まったくもって無防備だった上条。
事実を受け止めるとかより、とにかく思考が停止した。


カエル「君のその足は元の形に戻っただけでも奇跡なんだ。
    本来それを動かすためのリハビリなんてあるはずがないんだよ」

ローラ「…………」


だが、それを聞いてもローラは特に慌てる事も無く、静かに上条の頭を撫でるのみ。
柔和な顔を崩す事もなく、むしろ少し安心したと言った感じであった。


上条「――――って、それどういうことなんだよ!?」


そんなローラの事等露知らず、ようやく我に返った上条は、
上半身を起こしながら冥土返しに問いただした。

だが、当の本人は呑気に自販機で飲み物を買っている。


カエル「人の話しはちゃんと聞いてほしいね?
    言った筈だよ。『普通のリハビリでは治らない』と」


缶コーヒーを飲みながら、特に重苦しい雰囲気も無くあっさり話す。
こういった態度の時は、決まって特に重要な事を話さない時だ。


上条「普通のリハビリ……って事は」

カエル「…………まさかとは思うけど、
    君がやっている〝それ〟がただのリハビリだと思っていたのかい?」

上条「えー……」


頬を軽く掻きながら、昨日今日の「リハビリ」の内容を思い出す。

周りには患者さんは愚か看護婦一人いなく、同伴者はローラ一人のみ。
「講師」もとい「先生」である御坂は思いっきり電気を放ってくる。
そして、動かない筈の足を能力で無理やり動かしてただひたすら廊下を往復する。


ローラ「絶対に普通じゃないわね」

上条「うん。 うん......」

カエル「むしろこれが普通だと思ってた方が異常だね?
    一回脳の検査でもしてみるかい?」

上条「いやふざけんなよ!」


そうこうしている間に、
「ま、あまり気にする必要はないからとにかく安静にね。 絶対安静だよ、絶対」
と強く言い残し、冥土返しは部屋を出て行った。


上条「ってことはなにか。 上条さんは普通のリハビリはできないんですか」

ローラ「むしろこれを普通と思ってたのが本当に異常よ?」

上条「そんなこと言われても......」


上条自身としては、ただ治るのが早い〝普通の〟リハビリだと思っていた。
それが上条専用特化メニューだとしらされたのだ。


上条(嫌になったら他の人のにしてもらおうと思ってたんだけですけど。
   って......)

上条「これじゃ余計にビリビリに頭上がんねえじゃねえか!」

ローラ「とうま、静かに」

上条「あ、ごめん」


正直叫びたくもなる。

上条は御坂が居なければ二度と歩けなかったわけなのだ。
言ってしまえば御坂は命の恩人なのである。


上条「歩けるようになったら御坂に何されるかわかんねえ……」


当然ながら代償として何か要求されるであろう。
だが、絶対に上条が想像している事とは違うことが要求される事は確かだ。


ローラ「それにしても……」

上条「どうかしたのか?」

ローラ「いえ、なにもないわ」

上条「?」


いつもなら上条に少し甘えているローラが、やけに静かである。
それどころか、何処か真剣な顔で何かを考えている


ローラ(とうまがここにこうしているのに、美琴がこないわね……)

上条「ローラ?」

ローラ(リハビリ中も、前見たときより若干とげとげしかったような気もするし)

上条「おーい」

ローラ(あの子の性格を考えればここに突入してきても良いと思うのだけれど)

上条「…………」

ローラ「…………」ブツブツ


上条(無視って……つらいね)


久しぶりにローラが居ない時の事をふと考えさせられた上条であった。


それからしばらく休憩室にいた二人だが、とうとう御坂が来ることは無かった。




終了

とりまストーリーに区切り付いたら一旦スレ落とす。
書き溜めできたらまた立てるよ。
名無しのその後や女子寮共もまだかいてないしね。

一応サーシャも書いてるからその内に。

じゃ、またこんど~ ノシ

これからは周一で投下できるかな?

まあ量は多かったり少なかったりで、はい。
あと今回上条さんはっちゃけてる。


12月23日 土曜日

上条が退院した三日後

セブンスミスト内衣服屋


ローラ「こっちなんてどうかしら、とうま」


自分が持っていた服を、上条に当てかけてみせる。


上条「あぁ、いいと思う」

ローラ「あら、そう......」


それに対し、あまりにもありきたりと言うか、中身のない生返事で済ます上条。

持っていた服を元に在った場所に戻し、再度他の服を選ぶ作業にはいる。


ローラ「むー」


それにしても、あまりに素っ気ないと思う。
上条がどう思っているのかがどうしても気になるから素直に聞いているのだが、
これではこちらとしても張り合いが無い。

そう思っている間も、上条は服をみる分けでもなく、只々ボーっとしているだけ。
ローラが服を選びはじめてから、ずっとこの調子であった。

女の買い物を男は嫌うとどこかで聞いたことがあった。
だがまさかここまで面倒臭そうにされるなんて、思ってもみなかった。


ローラ「はぁ……」

ローラ(楽しみにしてたのに、ちょっと残念ね)


先日、上条から修道服以外の服も有った方が良いと言われ、
その時から楽しみにしていた今日の買い物。

学園都市に来てから初めての買い物という事もあって、昨晩は中々寝つけなかった。
それが、始まってみたらこんなのである。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上条『すごく似合ってるぜ、ローラ』

上条『それ着てるローラ、かわいいよ』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ローラ(理想って程でもなかったのだけれどねぇ……)

ローラ(やっぱり、かわいいって言われたかったわね)


いつもなら素直にそういう事を言うのだが、今はとてもそんな気分ではなかった。
ショックや残念といった様々な感情が入り混じっていた。

思えば、上条と一緒にいてこんな気分になるのは初めてだったかもしれない。



ローラ(さ、帰りましょう)


心の中でそっと呟いて、地味に気に入っていた服を一つ手に取りレジへと向かう。


上条「あ、まった」

ローラ「え?」


だが、レジへと行く前に上条に腕をつかまれとめられてしまった。
一体、どうしたのか?


ローラ「とうま、どうしたの?」

上条「それ、買うのか?」

ローラ「? そうよ?」


上条が指を指しながら言ったのは、自分が持っている服だった。
白を基調とした、若干ながら自分の今着ている修道服に近い形の冬物の服である。
自分は服の種類などは分からないが、やはりズボンだとかそういうのは似合わない気がするのだ。


ローラ「これが、どうかしたの?」

上条「いや、そのー……」

上条「こっち……じゃ、だめか?」

ローラ「え?」


上条が指さした先に在ったのは、マネキンに着せられた一式そろった服であった。

全身灰色で統一され、やっぱりロングスカートに、上は冬用のコートであろうか。
フードがついており、コートの中には白の服が着こまれている。

率直な感想で言えば、こちらの方が自分が今手にしているのよりも魅力的であった。
だが、あえて見て見ぬふりをしていたのだ。


ローラ「ってとうま、これ……本当に?」

上条「嫌かな?」

ローラ「嫌じゃないわよ? ただ……」


そう。 ただ、高い。
自分が今手にしているのよりも、一桁0の数が多かった。
だからこそ、見て見ぬふりをしてきた。


ローラ「でも、どうして?」

上条「え? あーいや、だってさ」


「かわいいから」と、上条は言うのだ。

確かに今まで見せてもらった物も良かったのだが、やっぱりこれの方が良いと。
思えば、ずっと上の空だった上条の視線は、ずっとこのマネキンに向かっていたのかもしれない。



ローラ「とうま…………いいの?」

上条「なんで?」

ローラ「なんでって、お金が」

上条「そんなの気にする程じゃないからいいって。
   俺はローラが喜んでくれればそれが一番うれしいし、なによりかわいいし」


最後の言葉で、思わず顔から火が噴きでそうであった。
というか、買う理由になっていない。 なんだ、かわいいからって。
ずっと自分が言われたかった言葉が、こうもあっさり口から出る物なのか?


上条「さ、それじゃあ買おうぜ!」

ローラ「あっ、ちょちょっと!」


なんの躊躇いもなく、それはレジを通った。
そしてそのまま、その場で着替えさせられてしまった。


上条「うん、やっぱりそれの方が良いと思うんですよ」

ローラ「そ、そうかしら?」

上条「ああ」


まさか、本当に買うとは思っていなかった。
さっきまでの勝手な絶望ムードは一気に晴れていった。

鏡の前で、一回転してみようかとしていたところに、
おもむろにこちらに近づいてくる上条。

何をするかと思えば、抱きしめられてしまった。


ローラ「きゃっ!!」

上条「やっぱり、かわいいよなーローラは」

ローラ「――――!!」///


そのまま頭を撫でられ、しばしその時を過ごしていた。

やっぱり今日は、幸せな日であった。
楽しみにしていた、幸せな日だ。



上条「………」

上条「インデックスが居ないと、俺ってこんな買い物もできるのか……」

さ、終了です。
次回は来週の日曜まで……ですかね?

あ、私事ではありますが、右手の人差し指を昨日骨折しちゃいましたw
タイピング速度に変わりはないので、あんまり関係ないっちゃないんですがね。

ではこの辺で、BYEBYE


PS.ギルティクラウンのハレとシュウのやつも書いてみたいなり
 あぁ、ローラかわいいよローラ


ローラの服を買った後、上条達はセブンスミストの丁度中央あたりに居た。

デパートメントストアの基本と言えば基本だが、
衣服店や雑貨店エリア、レストランが集中しているエリア等、
全てのエリアに通ずる場所が一か所はある。

現在進行形で、彼らは今後の事を考えていた。


上条「さって、服も買ったしどうする――――グゥ~

上条「ん?」


上条の背後から、明らかに空腹時に鳴る独特の音が聞こえた。


上条(気のせい――――グウゥゥ......

上条(気のせいじゃないな)


上条は今松葉杖ではなく車椅子で移動している。
ローラに押してもらっているのだが、どうも音がする場所が近すぎる。

つまり――――


上条「ローラ?」

ローラ「!!」ビクッ


一応確認しようと顔を向けずに確認したのだが、どうやらビンゴの様だ。


上条「…………ごはん、食べるか」

ローラ「うん………」///


ローラ自身女性として結構恥ずかしかったのだろう。
上条が見たときは、顔から火が出そうになっていた。


セブンスミスト 
「虚空事件-グラビトン事件-」後地

虚空事件が起きてから数か月経った今、
セブンスミスト内の爆発の在った場所は、以前とは全く様変わりしていた。

以前は衣服店やらが散漫していたのだが、
今では爆発によってできたスペースを利用して休憩所となっていた。

奇跡的にも店内側への爆発の影響は少なかった(上条が防いだのだが)為、
爆発の影響をもろに受けた店外側を解放空間として日光を取り入れたのだ。
座る場所等を多く設け、店内にも拘わらず植林を多くしたりして自然的環境に近づけた結果、
飲食可のやすらぎスペースとして多くの客の憩の場となっていた。


上条「で、えーっとローラさん? なんでここに?
   てかレストランこっちじゃねえぞ?」

ローラ「~♪」


当初上条は、レストランに行くと思い込んでいた。
だが、予想を裏切り車椅子を押すローラの足はここに運ばれていた。

先ほどから何度もローラに話し掛けているのだが、
鼻歌交じりに全てガンスルーされている。


上条(さっきから無視されてるんですけど男上条泣いてたまるか!!)


と強がるものの、やはり無視は堪える物があるようだ。
今までもそうであったが、傍に人がいるのが当たり前になっている上条にとって、
無視といった類の事は一番耐え難い物となっていた。(大抵大げさだが)

そう上条が一人悶えている間に、目的地についたらしい車椅子は前触れもなく止まった。
それに気づき、どうしたかと上条は前を見た。
すると、そこには公園などによくあるベンチがあった。

なぜこんな所にあるのかと疑問に思ったが、
所々に植えられている人工の植物やらやたら取り込まれている日光を見る限り、
どうやら店側としては公園を意識しているらしい。


上条(つっても普通に四人位座れる場所あんじゃねえか。
   ベンチまでだして確かに雰囲気出てるけど無理あるだろ)


無理して公園に見せようとしているらしい店側に、若干呆れてしまっている。


ローラ「さ、とうまここに座って」

上条「へ?」


終始無言だったローラが突然そんな事を言うので、上条は思わず面喰らってしまう。


上条「いや、あのー昼飯は……?」

ローラ「いいから、はやくはやく」

上条「お、おお」


急かすローラの両手には、既に上条専用の松葉杖が持たれていた。
それを上条に押し付けてくるのだから、上条も慌てるほかない。


ローラ「あ、こっちに座ってね」

上条「端っこ?」

ローラ「そうよ」


ローラは、上条をベンチの端っこに座るように促した。
自身は上条の反対側に座った。


上条(なんで間開けるんだ? てか、なんでベンチ?)


周りを見てみると、ちゃんとテーブルがある空席が見られるし、
何より周辺に食べ物屋が全くない。

よくあるフードコートの様な物かと思えるが、完全にただの休憩所のようで、
飲食物は持参するしかないらしかった。


上条(ん……?)


と、ここまで一人ぼんやりと考えていたが、
何か自分の考えに引っかかる所があったらしく、少し首を傾げる。


上条(持参する……?)


上条がそうしている間に、
ローラは上条との間にできたスペースに何処からだしたか、
丁寧に布に包まれた長方形の大き目な箱を置いていた。

それを見た時、上条の中に一つだけ浮かび上がる物があった。


上条「弁当…………?」

ローラ「ふふっ、さすがに気づくかしらん?」


そう言うやいなや、ローラは箱を包んでいた布を解いた。

包まれていたのは、プラスチック製のタッパーの様な容器であった。
様なというのは、蓋がプラスチックせいの透明な物ではなく、
しっかり中が見えないように色づけされ、
汁がこぼれないようにゴム加工が施されたらしい立派な物だったからだ。


ローラ「本当はしっかり弁当箱に入れたかったのだけれどね?
    とうまの部屋にこれしかなかったのよ」

上条「だからってこれに入れてきたのか……?」

ローラ「あら、だめだったかしら?」

上条「いや、駄目ってこたないけど......」

上条(さすがに大きすぎじゃね?)


というのも、
この容器は普段上条が残り物を適当に詰め込んで取っておくために使うものだ。
当然ながら何も考えていない上条は、とりあえず多く詰め込めるものを買うわけで。
普通に考えればとても弁当箱にするには大きすぎる事がわかるだろう。

そんな風な疑問が多々あるのだが、一番気になった事と言うのは別にあった。


上条「てか、こんな量いつ作ったんだ? それに、材料なんてあったか?」


後半は若干震え声になっていた。
理由は単純で、こんな量の食材が上条の部屋にあった心あたりはないし、
そもそも冷蔵庫自体昨日していなかった気がするからだ。


ローラ「材料なら心配いらないわよ?」

上条「へ? なんで?」


余りにもあっさりとした答えに、一瞬だが拍子抜けしてしまう。


上条「心配いらないって、どういう事だ?」

ローラ「昨日親切なお隣さんからもらってきたのよん」

上条(土御門ェ……)


隣から元最大主教が来たとなればいくら土御門といえどどうしようもないだろう。
新手のたかりの様な物だ。


上条(材料費ゼロはうれしいんだけど、今は節約の必要もあんまないしな。
   後で土御門に謝っとくか)

ローラ「もう、とうま。 そういう事は中身を見てからにしましょうよ」

上条「ん? ああ、そうだな。 じゃ、早く食べようぜ!
   もう上条さんお腹ペコペコですよ」

ローラ「慌てないの! ほら、開けるわよ」

上条「oh......」


弁当箱(の様な物)の中身は、結論として言えば「豪華」の一言だった。

一般的なおせちやそういった類の豪華ではなく、
「普通のピクニックに持っていくような弁当としては最高レベル」といった意味だ。

ウィンナーや小さな星形のポテトと言った定番と言えるような物は勿論、
野菜も色とりどり入っており、なぜかスパゲッティやらハンバーグも入っている。
なんでも弁当という名前がしっくり来る内容だった。

それでいて、食べ盛りの男子高校生の胃袋を十分に満たす量を両立している。


上条「す、すげえ…………」

ローラ「ちょっと、気合入れすぎちゃったかしら?」


思わず苦笑するローラだが、そんな心配をよそに上条の手には既に箸が握られていた。


上条「もう我慢できねえ! いただきます!」

ローラ「あっ! ちょっと、感想のひとつぐらいないの!?」


ローラの言葉も無視して、まずは一口目に付いたハンバーグをほおばった。
大きさや形からみて、手作りらしいそのハンバーグは口の中に入れると共にうまみが広まっていき......


上条「うめえええ!!」

ローラ「はぁ……まあ、いいかしらね。 いただきます」

ごめんねーいつもなら普通にもうちょっと続けて書くんだけど……

いかんせん、睡眠時間できるだけ取りたいんだ。
すまぬ、すまぬ。

じゃ、おやすみだよ……

ローラ「あー上条君だー☆」

ローラ「髪の毛つんつんしてるー☆」

ローラ「ねーシャンプーどんなの使ってるの☆」

ローラ「ふふっ、オッケー♪」


のローラかと思ったら違った

異常なしと言ったなぁ。
ダマシテワルイガーあれは嘘だ。

「てんかん」かもしれないんですと……トホホ。

ってことで投下。


時刻は昼過ぎ。


休憩スペースに居座る人はあまり多くなく、上条達の周囲に目立った人影は見当たらなかった。

このエリアはそう見られないが、世はクリスマスムード一色である。
本来なら子連れの親子はクリスマスプレゼントを買い、
カップルはカップルで互いのためのプレゼントを選んだりと忙しい時期だ。


上条「ふー……ごちそうさま」


そんな事には我関せずと言った様子で、
上条はローラの用意した弁当をものの見事に平らげられていた。


ローラ「はい、お粗末さま。 どう? 口にあったかしら」

上条「うまいにきまってますよ! ローラの作った飯がまずいわけねえだろ?」

ローラ「本当? うれしいわ、とうま」


微笑みを浮かべるローラの手には、
既に大きな弁当箱(タッパー)が綺麗に包まれていた。

余談であるが、ローラの用意した弁当はほぼ全て上条が一人で食べていた。
ローラはローラで別に小さな弁当箱を用意していたらしい。


上条「さって、飯も食ったしこれからどうするか」

ローラ「まあまあとうま、ちょっとゆっくりしましょう?
    特にする事もないんだから……ね?」


早々に行動を開始しようとした上条をなだめると、
そのままローラは上条の肩に身をまかせ、もたれかかった。


ローラ「久しぶりにこうしたって…………いいでしょう?」


上条は大して気にしていないが、周りを見渡してみると、カップルが多くいるのが分かる。
ただ何か喋っていたり買った物を開けていたりと、
それぞれがそれぞれ違う形でこの時間を、空間味わっているのが見て取れる。

それを見たローラがしたくなることと言えば、簡単な事だった。


上条「そうだな……それもいっか」


上条もそれを拒む事無く、ローラを抱き寄せる。

この時上条は、なんとなくローラがなぜベンチに座ったのかが分かった気がした。



上条「はぁ…………」

ローラ「………」


特に何をするでもなく、ただぼーっとベンチに座っている二人。
寄り添い、腕を絡ませてお互いを支えあっている。


上条「それにしても、本当にうまくなったな」

ローラ「なにが?」

上条「料理だよ。 味噌汁作ってた頃がなつかしいな」


上条の言うとおり、ローラの料理の腕の上達はめざましい物があった。
たった一か月で基本的な料理のレシピは覚え、上条の好み等も把握していた。


ローラ「良き妻になる為なのよん」

上条「妻……か」


ローラは度々そんな事を漏らすのだが、
実を言えば、上条自身まだ「妻」やら「夫婦」と言った物の実感は無かった。

別に将来が本当に約束されたというわけでもないし、
まだ高校生である上条にはどうもしっくりこない事だ。


上条(けど、恋人……ってのもしっくりこねえよなぁ......)

ローラ「どうしたの? とうま。 急に黙っちゃって」


ローラの問いかけにもしっかりとした反応は無く、終始上の空だった。


上条「なあローラ。 一つ聞いていいか?」

ローラ「なあに?」

上条「俺の事好きか?」

ローラ「え、えっ?」


何処を見る分けでもなく、
しっかりローラを見据えていったわけでもないこの言葉。

照れるとか失礼とかよりも、ただ戸惑うしかローラにはできない。


上条「俺の事、好き?」

ローラ「えっ!? ちょ、ちょっとそんな急に......」

上条「俺は好きだ」

ローラ「ととととうま!?」


そうは言うものの、上条はやはり何処か別の所を見ている。
口ではそういうものの、やはり何か別の事を考えているといった感じだった。


ローラ「ねえ、どうしたの急に?」

上条「嫌いか?」

ローラ「嫌いってそんな…………」


ここにきて、ようやく自分が何を聞かれてるのかしっかり理解できてきたローラ。
体が若干熱くなってきているのか、頬が赤くなり若干汗も出ているようだ。

ローラ「もう……あ、愛してるにきまってるわよ......///」

上条「そっか」


対する上条はなんとも素っ気ない返事を返すばかり。
だが、ローラの手を握る強さは確実に強くなっていた。


上条「じゃあさ……」

ローラ「………」

上条「俺と、これからもずっと一緒にいてくれるか……?」


それを言う時には、上条はしっかりと視界にローラの姿をいれていた。
その目は何処か、何かを決断したようで、何か覚悟をしたような、そんな目であった。

傍から見たらただのプロポーズかもしれない。
だが、ローラには何か、もっと深い別の意味もあるように感じられた。


ローラ「…………とうまが今何を考えていたのか、私にはさっぱり分からないわ」

上条「………」

ローラ「まったく、私の事をしっかりと見ないで「好きか?」ですって。
    もう、ありえないわよ?」

上条「それは――――「まあ、そんな事はいいのよ」

ローラ「とうまが私を好きでいてくれるのは知っているから」

上条「そ、そうか…………?///」

ローラ「もしそうでなかったとしたら……ね?」

上条「うっ!?」


一瞬だが、尋常じゃない殺気をローラから感じ取った上条。
信じられないが、上条の目にはローラの背後からなにか黒いオーラの様な物が見えていた。


ローラ「とにかく。 とうまがなにを心配してるのか分からないけど」


そう言いながら、ローラは上条の首に手をまわし、抱きしめる。
互いの顔はゼロ距離まで近づいていて、相手の吐息がかかるたび心拍数が跳ね上がる。


ローラ「私は、もうとうまの元を離れる気はないわ」

ローラ「どんなにつらい事があっても、死ぬまでとうまについていく」

ローラ「例え、もしとうまに忘れられようとも…………」

上条「ローラ……」


一瞬だが、顔に陰りを見せる。
それを見た上条は、その時になってようやく気付いた。

ローラとて、不安なのだと。
最大主教の座を明け渡し、たった一か月一緒に居ただけの高校生に、全てを捧げる事に。

これから先上条の気持ちが変わるかもしれない。
そんな不安にかられながらも、今を幸せに生きていたのだ。


上条「大丈夫だ」

ローラ「え?」

上条「例えどんな事があったって、俺だってローラの事を忘れないし」

上条「そのー……ず、ずっと愛し続ける」

ローラ「とうま......」

上条「もしこれから先どうなるかなんて不安があるなら――――」



   そんな幻想、この俺がぶち壊してやる



その言葉をどれほど心待ちにしていたのか。
ローラの顔には、不安やらの感情の一切なく、安心しきった笑顔だけが残っていた。


ローラ「うん……やっぱり、私はとうまと一緒にいてよかったのね」


ムードの欠片もない場所で、世に言う「プロポーズ」を成した上条。
だが、そんな事気にもしない。 彼らには、場所など関係ないのだろう。


上条「ローラ……ごめんな」

ローラ「もう、なんで謝るのかしら?」

上条「いや、俺自分の事しか考えてなかったからさ……」

ローラ「うふふ……もういいのよ」


そのまま二人は顔を近づけていき、唇と唇を重ねた。
少しの間離さず、しっかりとお互いの温度、感触を確認する。
所謂「フレンチ」止まりのキスであったが、今の二人にはそれでも十分だった。


上条「ローラ…………」

ローラ「とうま…………」


体を徐々に離し、
しばしこの余韻に浸ろうと上条が視点を座ってる方向、前に向けたときだった。


一方通行「……チッ」

打ち止め「……///」

子萌「か、上条ちゃん…………?」

黄泉川「……じゃん」

上条「」

ローラ「とうま?」


上条(ああああああああああああああああああああっ!!!!)


少し、周りに気を配るべきだったかもしれないと、
一秒にも満たない時間の間に後悔をする上条だった。

とりまおわり。

余談ですけどこれで原稿用紙7枚分なんですって。
意外と夏休みの読書感想文なんてあっさりいけそうですけどね。

あと、レスつけてくれて本当にありがたいです。
書いてていいんだなーって思えます。 ありがとうございまする。

すっかり、更新ペース落ちましたね……
まあ、やることなす事一杯ありますが、頑張りますね。

投下

~黄泉川邸~


黄泉川「ッハハハハ!!」

小萌「ちょ、ちょっと黄泉川先生笑いすぎなのですよ!」


とあるマンションの一室。
黄泉川の借りている部屋から、その笑い声は響きわたっていた。
響き渡っていたと言うのは何の比喩表現でもなく、本当に上下左右の部屋に響いていた。


黄泉川「だってこれが笑わずにいられるかって、そりゃ無理じゃんよ!」

黄泉川「買い物に来て弁当食べてたら急にプロポーズしてキスなんて……」

黄泉川「…………なんか冷静になると結構むかついてきたじゃん」


そう言うや否や、手に持っていた飲みかけの缶ビールを一気飲みした。
見てみれば、黄泉川の傍には既にいくつもの空き缶が転がっている。


黄泉川「これ結構笑ってる場合じゃないじゃぁん?
    なんでこんなウニ頭野郎がぁ……ヒック」


すっかり酔っぱらっている黄泉川の怒りの矛先は、
ばったり会った流れで黄泉川のマンションに連れてこられた上条だった。

いま上条は、四人掛けのごく普通のダイニングテーブルに、
教師二人に対面する形で座っていた。

テーブルの上には特に豪華な料理があるわけでもなく、
帰り際に勝ったピザが二枚と、酒のつまみになりそうな物と例によって缶ビールがたくさん乗っているだけだ。


黄泉川「たぁっく、な~んで高校生がこんな外人連れて買い物なんてしてるんだっちゅうに、
    教師としてこれは見過ごせないじゃん!! ......ヒック」

黄泉川「そもそも病気で出停処分だったはずの奴が……ヒック
    のんびり買い物なんてなにしてるん……ヒック」

小萌「黄泉川先生! 生徒の前で飲みすぎなのですよ~!」

黄泉川「んぁ? あーそうじゃん、ちょっと飲みすぎたじゃんよ。 ......ヒック」

上条「うぅ……」

ローラ「とうま、大丈夫?」

上条「お、おう、大丈夫大丈夫」

黄泉川「でもやっぱ納得いかないじゃん!!」

上条「ひっ!」

小萌「黄泉川先生!」


黄泉川がビールの缶を開けてから、既にこのようなやり取りは一時間は続けられていた。

黄泉川のぐだりを小萌が宥める。 一旦は冷静になるが、やはりまたぐだりだす。
それを当事者視点で見ている上条としては、たまった物ではなかった。

それに、上条は自分がなぜここにつれて来られたのかが分からなかった。
一方通行や打ち止めは何処か別の所に追いやられたようで、今部屋には先生と生徒とその恋人(妻)だけ。
一般的に考えて教師が生徒の不純異性交遊を見て補導した……ともとらえられる。
だが、上条の属性(フラグ乱立)を知っている小萌としては、そんな措置をとったつもりはさらさらなかった。


小萌「こ、コホン。
   えーっと、とりあえずとして黄泉川先生の言ってる事全部が全部間違っているわけではないのは分かりますか?
   上条ちゃん」

上条「え? えー…………は?」


突然、小萌がいつもの先生モードになり、上条に問いかけた。
黄泉川の言っている事が、正しいかどうか……と。

だが、小萌が何を言わんとしているのか、上条にはさっぱりわからなかった。
わざとらしく顎に手を当て、上を向いて考えてみるが、やはり分からない。
隣に座っていたローラはなんとなく察したのか、気まずそうな顔をしている。

それを見ていた小萌は、溜息を吐くしかなかった。


小萌「はぁ……やっぱりわかっていないんですね」

上条「??」

小萌「んー……えと、ロー……」

ローラ「ローラ・スチュワート。 ローラと、呼んでもらって構いませんわ」

小萌「はい、ではローラさん。 貴方はこの事の重大さ……分かっていらっしゃいますか?」

ローラ「ええまあ、なんとなくわかりますわ」

上条「えっ!?」


小萌の言う「事の重大さ」という言葉すら理解できない上条としては、
この状況が全くわからなくなってくる。


上条(一体皆何と闘っているんだ……!!)

ローラ「とうま、こんな時にその冗談はちょっと……」

上条(読まれた!?)

小萌「顔を見ればなんとなくわかるだけですよ~上条ちゃん」

上条「小萌先生まで!?」

小萌「まあ上条ちゃんですから仕方ないんですけどね~」


半ば何かを諦めたような顔で、ふっと呟く。
ローラも小萌の心情を察したのか、苦笑していた。


小萌「では上条ちゃん。
   言わなきゃわからないようなので先生がみっちりと教えてあげるのです!」

上条「いや~なんのことかさっぱり上条さんには分からないのですが......」

小萌「だからそれを今から教えるのです!!」


「ふぅ」っと一息ついて、小萌はさっきまでの物よりも、さらに先生らしく真剣な顔を作った。
その小萌からを向けられる鋭い眼差しは、いつも上条に向けられる物とは明らかに違っていた。



小萌「上条ちゃん。 今貴方の横にいるその彼女は、誰ですか?」

上条「え? ローラですけど……」

小萌「そういうことではなくて! 一体どういう方なのかを聞いているのです」

上条「どういうってそれは……」


「どういう方」か。 つまり、「どのような人物か」ではなく、「何者か」というニュアンスだ。
それは、いったいどういう質問なのか。

小萌の眼は、いつの間にか鋭くなり、ローラに向けられていた。
それを見れば、その質問の意味と〝意図〟は理解できた。


ローラ「………」

上条「えっと、ローラは……」

小萌「お馬鹿な上条ちゃんでもこれだけは分かっている筈ですが、一つ説明しておきますよ?」

小萌「ここ学園都市は学生の街です。 勿論、日本人のみで構成された」

小萌「例外として先生や留学生として生徒の中に外国人がいるかもしれませんが、
   そんな事は、恐らくないでしょう」

小萌「何故だかわかりますか?」

上条「それは……」


言葉に詰まる上条。 答えは分かっている。
それは、ここが「能力者」を育てる学園だから。

普通とは違う。
だからこそ、普通じゃない人が集い、普通は消えていく。


小萌「日本人ですら、[外部者]と[内部者]で隔てられるのです」

小萌「では、何故そんなこの町に[外国人]がいるのでしょう?」

上条「ッ……!」

ローラ「………」


上条は、答える事ができない。
仮に答える事ができたとして、それがどうしてできようか?

上条がそれをすると同時に、ローラをこの学園の、
「異常が普通である中」での〝異常〟であると認める事になる。

そんな事、できる分けが無い。


上条「ローラはその……」

小萌「………」


小萌と上条の間に短い沈黙が訪れる。
短い筈のその沈黙。
だが、その沈黙の間の時計の針の動きは、どんなときよりも進むのが遅かった。


上条「くっ…………」

小萌「どうしても答えられませんか?」

上条「えっと……ごめんなさい」

小萌「はぁ……まあいいです。 いつもの事ですからね」

上条「え?」


さっきまでの張りつめた緊張の糸が、嘘のように切れていくのを肌で感じ、
あっけにとられてしまう上条。

小萌の顔もいつもの柔和な物になっていて、ローラに至っては普通にピザを食べている。
いや、さっきから食べていたのかもしれない。
妙に静かだと思えば黄泉川は寝ているし。


上条「あれ、もしかして……」

小萌「勝手に緊張していたのは上条ちゃん一人だけですよ?」

上条「えっ? いやだって、さっきの質問どう考えても」

小萌「尋問って言いたいんですか?」

上条「いやまあ……はい」

小萌「はぁ…………いいですか? 上条ちゃん」

小萌「私は教師として、高校生である上条ちゃんに、[教えている]のですよ?」

小萌「ですから、尋問や拷問なんて思ってもらうと、少し傷ついちゃいます」

上条「で、でもさっきのは」

小萌「それに! 良く考えればすぐにわかることですよ?」

小萌「さっきの質問、そこに居るローラさんだけでなく、インデックスちゃんやステイルちゃんの事も説明つきませんよね?」

上条「あっ……たしかに」

小萌「では、なんで私がいまこんな質問したかわかりますか?」

上条「え? いや、それは……」

小萌「そのローラさんが、上条ちゃんにとって[大切な人]だと思ったからです」

上条「あっ」


結論として、小萌は「教師」として、生徒であり高校生である上条に。
ローラの存在をどう思っているか問うたのだ。

ここでもしあっさり喋っていたのなら、その程度。
頑なにしゃべらず、自らを危険にさらしてでも〝それ〟を守ることができるか。

つまりそういう事だろうかと、上条は一瞬で思いついたのだが。


上条「もしかして、試してたんですか?」

小萌「試す? はて、なんの事でしょう?」


全く自分は何も知らないと言った顔で、子萌は未開封の缶ビールを手にかけた。


小萌「私は教師ですから、私ができることは生徒に[教える]ことだけですよ♪」

上条「えー……?」


試していたのか、それすら思い込みなのか。
どうにも腑に落ちない。


上条(結局何が言いたいんだ?)

小萌「不純異性交遊って言えばわかりますか?」

上条「ぶっ!!」

小萌「まっ、教師としてそれだけは言っておくのです」エッヘン

上条「は、はい……」


結論から言えば、「高校生らしいしっかりした〝恋愛〟をする事」と言いたかったのか。

それを初めて理解した上条は、心の底から大きく息を吐き、
徒労感に見舞われながらもなんとか黄泉川家で一夜を過ごす事となった。



上条と小萌のやり取りを無言で見ていたローラ。
その顔には何処か、陰りを見せていた。


ローラ(これはとうまを試していたわけでも、単に質問していたわけでもない)

ローラ(生徒に[教える]ねぇ。 確かに教師として普通かもしれないけれど......)


      ――少しまわりくどすぎやしないかしら?――


ローラ(本当に教師として注意するなら、一言で足りる)

ローラ(とうまの理解力や空気の読めなさを知っているなら、なおさら一言で終わらせる筈よねぇ?)


果たして、この「質問」をされていたのは本当に上条本人なのか。
それとも、本当にこれは「質問」だったのか?


ローラ(まあさしずめ、[警告]と言ったところかしらね?)

ローラ(この小萌って子と黄泉川って子は恐らく根っからの良識人)

ローラ(私やアレイスターとは根本から違う人間の筈)

ローラ(ならば、私達に……いえ、私にだけ分かる形で[教えて]くれたのかしらね)


こんな風に思考を巡らせる時、ローラは決まって無言になる。
それは、上条と暮らし始めた時からついた癖であった。  

少しでも上条と共になにも無い平穏な日々を送る為の、彼女なりの努力だった。          


ローラ「ねぇとうま」

上条「ん? なんだローラ」

ローラ「私は、本当にずっととうまと一緒に居れる……?」


不安と、どこか落ち着きの混じったような声色で尋ねる。
まるで、答えが分かり切っているのに、それが確かなのか疑心暗鬼になっているような。


上条「急にどうしたんだ?」

ローラ「ちょっと、不安になってしまって」


これは、事実だ。
小萌のこのやりとりを聞いていて、やはり蘇る不安感。

魔術側の頂点に立っていた過去の記憶。 近い過去の呪縛。
それを未だに忘れきれないでいる、不安。



ローラ(でも…………)

上条「大丈夫だよ」


結局はいつも、この男の言葉で全てが晴れる。


上条「ローラは俺が守ってやる。 絶対に、離さねえよ」

ローラ「ありがとう……やっぱり、大好き......」


こうして、いつもこの男に抱きついている。
それが幸せだし。 別に、誰にも咎められやしないし。


 ――守ってやる――


それに、今はこの言葉に甘えるしかない。

これが幻想だとしても。

夢でもなんでもなく、しっかりと実在していても。

今はまだ、不安定な足場の上で。

それでも安心できるから。


ローラ(とうまと一緒なら......)





小萌「だからイチャイチャしすぎなのですよぉ!!」

上条「うわすいません!!」

ローラ「…………はぁ」


…………早く大人にならないかなぁ……なんて、ね♪

おわり


































投下がね。

あんまり甘ったるくしすぎると飽きられるんで、時々は辛めのスパイスでもつけようかしら。

一時 age 

以降今まで通り「sage」でよろしくお願いします。

皆さんが捨ててくれた薬はありがたく焼却処分(服用)いたしますわー。

頑張って書きます。

微量ながら投下

上条が黄泉川家にて小萌に指導(自称)された後の事。


黄泉川「う~ん……もっと酒もってくるじゃんにゃん......」

小萌「かみじょうちゃ~ん補修でしゅぅ......」

上条「なあローラ。 これ寝言だよな?」

ローラ「だれが見ても寝言でしょう? 何がそんなに怖いの?」


結局教師二人は生徒の目の前で完全に酔いつぶれていた。
時々何か寝言を言っているが、教師故か、
その一言一言が上条にとっては戦慄を覚える内容である。


ローラ「それにしても、自分達の教え子の前でこの体たらくとは、
    ちょっと呆れるわねぇ……」

上条「あっはは…………まじでどうすんだこれ」

  「そいつらは俺が処理しといてやンよォ」


上条が溜息を吐こうとしていたところに、その声は玄関からした。

独特の口調と、どこか面倒臭そうな感じが入り混じった話し方。
声色も良く知っている。 こんな喋り方をするのは一人しかいない。


上条「よ、よう。 一方通行」

一方通行「おォ」


何処かぎこちなく挨拶をする上条。
対して、予想外にも一方通行は軽く返事を返してきた。

上条の予想としては、一言目に軽く毒づけられると踏んでいたのだが、
拍子抜けしてしまった。


打ち止め「やっほー! ってミサカはミサカは深夜テンションで話しかけてみたり!!」

上条「おっ、打ち止めもいるのか」


そんな所に、一方通行の後ろから打ち止めが顔を出してきた。
いつも通り元気な声で……というか、妙にハイなテンションだ。


上条(一方通行があまりつっかかって来なかったのは打ち止めがいたからか)


――――とか思っていたのだが。


一方通行「おゥ、あいさつは良いからさッさとこの部屋から出てきなァ」

上条「はい?」


今さっきまでの甘い考えは、一方通行がチョーカーのスイッチを入れると共にぶち壊された。

いきなりの戦闘モードに思考も体もついていけない上条。
一体、どういう事なのか?


上条(いやいやいやいやなんでどうしてこうなってるんですか!?)

ローラ(ちょっととうま、昼間の事思い出して……!)

上条(昼間……あっ、もしかしてあれの事怒ってるのか!?)


〝あれ〟というのは、とても簡単な事で……


打ち止め「ねえねえ!!
     ヒーローさんとお隣に居る綺麗な髪の人の話をミサカはミサカは直接聞いてみたい!!」

一方通行「だァァあああああ!! だからそれはまだ早いッて言ッてるだろゥがああ!!」


一方通行が叫ぶや否や、上条に飛びかかってくる。
その様は正に子を守る親の様であり、それでいて背後からどす黒い〝何か〟が垣間見える。


上条「ってやっべ逃げるぞローラ!!」

ローラ「あっ、ちょちょちょっと待つのよとうま!!」

打ち止め「ヒーローさん待ってよ! ってミサカはミサカは逃げるヒーローさんをとっ捕まえる!!」

一方通行「ォらああああああああ!! さッさとでていきやがれェェええええええええ!!」



~学園都市内 とある路上~


上条「ハァッ……ハァッ……」

ローラ「ふぅ…………もう! 何よあの子。 話しに聞いていたよりも親馬鹿じゃない」

上条「ハハッ、まあそんだけ大切なんだろ」


黄泉川のマンションを出て、一方通行の攻撃を振り切った二人。
そんなに距離を離してはいないが、一方通行の姿はいつの間にかなくなっていた。


上条「それにしても――――つっ、疲れた……!!」

ローラ「そんな体で無茶するからよ、もう」


現在の上条の足は、まだ使用不可能な未完成品。
本人も忘れがちではあるが、走ったりするなど本来もってのほかである。


ローラ「とうまの馬鹿……車椅子忘れてくるってどういう事?」

上条「あははは、いやー上条さんついうっかりしてましてですね」

ローラ「はぁ…………」


深い溜息をつくローラ。
その溜息は上条を心配するからこその物なのだが、本人は当然分かっていなかった。


上条「てか、ここ何処だよ……」


辺りを見渡してみると、特に目立った物はない。
到って普通のマンションや、街灯が突っ立っているだけ。


ローラ「GPS……という物は使えないの?」

上条「ああ、マップの事か? それならすぐに……っと」


上条が現在地を確認するために、携帯を起動する。


上条(そういや今日はあんま携帯使ってねえな)


とかそんな事を考えながらホーム画面を見ると、

そこには、 「12月24日」 と今日の日付が大きく表示されていた。


上条「……は?」

ローラ「どうしたの? とうま」

上条「なあローラ……今日って何日?」

ローラ「え? 23日でしょう?」

上条「ってことは……日付またいだかーうわー」

ローラ「?」


何処ともしれぬ路上の上で、一人頭を抱え込む。
本人にとって、一番最悪な形でクリスマスを迎えてしまった瞬間である。

とりあえず終了で。
本当はつづきあるけど、区切り良いとこで終わらせたいのでね。

……話違いますが、ツイッター初めてみたんです。
それで、そういうのってここで晒していいもんなんですかね?
ツイッターなんで良いかなって思ってたんですが……どうなんでしょう?

思わずこんな時間まで書いてた。
もう今日しかないと思った。
ごめんなさい。

投下

12月24日

学園都市には狙ったかのように白い雪が降っており、クリスマスムードに包まれていた。
科学サイドであり、さらに宗教感の薄い日本では、クリスマスなんて結局はカップル達がいちゃつく名目でしかない。

そんなものとは無縁の筈のとある男子寮の一室。


ローラ「とうまー、そろそろできるわよ~」

上条「おっ、やっとか! 上条さんはまちくたびれましたよ~!」


クリスマスという事で、たった二人だがパーティーでも開く事にした上条達だった。
のだが、要の料理をなんとすべてローラが作ると進言していたのだ。

その内容といえば、
「まあクリスマスパーティーならこんな料理がでるんじゃね?」という上条の安直な発想によって決められた。


ローラ「運ぶの手伝ってくれるかしら?」

上条「おう、任せなさい」


どうやら運びきれない量があるらしい。
どれどれと上条が覗き込むと、そこにはどこの家族パーティーかと言いたくなるほどの料理が置いてあった。


上条「俺が言ったやつ全部作ったんでせうか……?」

ローラ「あら、だめかったかしら?」

上条「いやー……」


グラタン、鳥のチキン、ケーキ1ホールとチーズフォンデュになぜか寿司と少し首をかしげるものも混ざっている。
たった二人のパーティーにしては豪華すぎる内容であった。


上条(ま、まあパーティーだし大丈夫大丈夫)


実際、この量ならば以前居候していたインデックスの一食分とさして変わらなかった。


ローラ「さ、食べましょう?」

上条「いただきます」

ローラ「いただきます」


時刻はすでに七時を回っていた。
昼間上条達が何をしていたかをいえば、昨日の疲労によりずっと寝てしまっていたのだ。


上条「はー散歩ぐらいしたかったな」

ローラ「まあいいじゃない? 本当のクリスマスは明日なんでしょう?」


確かに、日本ではそこらへん曖昧だが25日が本来クリスマスであるので、まだまだクリスマスムードは終わらない。


上条「まあそうだけど…………」


ローラの作った料理に舌鼓をうちつつ、上条には別の疑問が浮かび上がっていた、


上条(なんかすっかり日本の習慣に浸ってるけど、良いのか?)


元々イギリスの、さらに魔術サイドのトップという奇異な立場にいたのだ。
それこそ「クリスマス」という一大イベントは重要視すると上条は踏んでいたのだが、
いざクリスマスになってみればそこにはすっかり日本に順応したローラがいるではないか。

それだけではない。
あぐらの上条に対し正座であり、さらに箸、フォーク、ナイフ、スプーンそれぞれを的確に使い分けている。
大体の外国人はすべてを無理やり箸で食べようとするのだが、そこらへんさらに日本慣れしている気がする。


上条「あのーローラさん」

ローラ「ん? どうひたのふぉーま」モグモグ

上条「クリスマスですよね?」

ローラ「そうね」ゴックン

上条「なんかこーしなくていいのか?」

ローラ「なんかって……なにかしら?」

上条「例えばそのー教会に行ったり祈ったり」

ローラ「しないわよ?」

上条「え?」

ローラ「だってここ日本じゃない」


これには上条も参った。まさか数週間の間にローラがここまで日本に適応していたとは。
もうすこし何か宗教を重んじるものがあってもよいのではないかと思っていたのだが。


ローラ「ほらとうま、早く食べないと冷めちゃうわよ?」

上条「あっ、そうだな。 やっぱりおいしいですよローラのご飯は」

ローラ「うふふ、ありがとう、とうま♡」

上条(かわいいしどうでもいいや)


結局こんな調子でうやむやにしてしまうのである。

パーティーといっても特別何かを祝うわけでもないので、
結局は豪華な料理を食べ、雰囲気を味わうだけで一日は終わってしまう。

問題は、その雰囲気をどれだけ楽しめるかなのだ。


上条「ふぅー……」

ローラ「あら、こんな時に溜息なんてついて。 どうしたの?」

上条「いや、なんか信じられなくてさ」

ローラ「信じられないって……?」

上条「そのーなんていうか、色々とな」


色々と言っても、上条周りで変わっている部分なんて目立って一つしかなかった。
たった一ヶ月と少し。
たったそれだけの期間。
だがそれは、今年の夏休みに起こったことと同じぐらいに、上条の運命を変えていた。


上条(インデックスがいなくて、いまここにはローラがいる)

ローラ「?」

上条「まあ、それだけなんだけどな」ハハッ

ローラ「もう、なんのこと?」


こんなことなんども二人で確認したのだ。
いまさら言うことでもないだろうと思い、上条はそれをそっと心の中にしまった。

それ以上に、上条にはひとつ引っかかっている物があった。


上条(あの夢はなんだったんだ……?)


かつて見た、夢。
それは、インデックスとローラがいて、さらに結婚もしていた筈。
筈というのも、インデックスと同居という事実の方がインパクトが強すぎてはっきり覚えていないのだ。

まさか正夢かとも内心思っていたのだが、実際には現実とかけ離れている。

インデックスは離れ離れでいるし、何より結婚なんて全く現実味がない。

もしあれが単なる夢だったとしても、夢とは必ず何かしら自分に起因する要素がある物。
さらに、あれだけ鮮明な夢だとすれば、より強いなにかがあるはずなのだ。


上条(もしかしたらあれは……)

上条(俺の――――)

ローラ「とうま……!?」

上条「あれ?」


気づいたときには、すでに瞳から涙を零していた。


ローラ「と、とうま、急にどうしたの!?」

上条「いや、なんでもない、あくびだよあくび」


なんで泣いたか、ぼんやりとだがわかっていた。
結局、未練がましいという事なんだろうか…………

そこで上条は思考をやめた。
これ以上は、もう不要だと判断したからだ。

ローラと過ごす上で......


上条「なあ……」

ローラ「なあに?」

上条「もう、寝るか……?」

ローラ「そう、ね。 もうこんな時間だし」


時刻は十時過ぎ。
特に何かをしていたわけでもないが、まったりとしている間に時間とは恐ろしい速度で経つものだ。

二人ともすでに風呂に入り、寝巻きに着替えている。
ローラは昨日まではしっかりと新しく買ったパジャマを着ていたのだが、
なぜか今日は一回りしてTシャツ一枚に下着だけとなっている。

上条のほうは勿論しっかりパジャマを着ている。


上条「………」

ローラ「………」


二人の間に、変な空気が流れていた。
その空間をもし子供連れの親が見たら、真っ先に子供の目と耳をふさぐであろう。
それだけ、アレな空気であった。


上条「えっと、その、あー俺ほら、クリスマス誰かと過ごすとかはじめてでさ。 多分……」

ローラ「そ、そうなの? 私はほら、護衛とか誰かいたけれど」


どんな話をしようと、やっぱりこの空気ははれない。
もう逃れられないと悟ったのか、上条は後ろ髪を欠きながら、ベットに横になるそぶりを見せた。


上条「じゃ、じゃあ……電気、消すか」

ローラ「そうね……うん///」


その日、何があったか……それは誰にもわからない。
が、次の日、二人は昼過ぎまで寝ていたという…………


学園都市には依然として雪が降っている。

呪われた人生を歩んでいる者、幸福な人生を歩んでいる者、自ら運命を変えた者、変えられた者、守られる者、守る者。

全てに、平等に。


とある二人には、はっきりとした幻想と淡い現実を抱かせるように。

学園都市の一人の少年と、魔術界のトップの二人の駆け落ちの一年は、幕を閉じる――――――





神裂「私たちは……?」

ルチア「ま、まあまだ学園都市についてませんから……」


…………まだまだ、舞台にはでれない。