QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」3(644)




1スレ目:QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1307/13072/1307255457.html)
前スレ:QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1313495570/)


注意!

このスレは、「魔法少女まどか☆マギカ」と「ボボボーボ・ボーボボ」のクロスオーバーSSスレです。
まどマギ側のキャラ崩壊や、ボーボボ原作にはないオリジナルの奥義やギャグを多分に含みます。
それらに不快感をお持ちの方はご注意ください。


首領パッチ「3スレ目一番乗りはオレだぁーーーッ!!」ズサーー!

田楽マン「ふ、遅かったな」つ葉巻

首領パッチ「!?」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1330168873(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)

いや、私だ

>>1です
前スレ埋め終わりました

最新話の投下は今夜22:00ごろを予定しています

ギリギリ誘導間に合って良かったな、乙

オクタヴィア戦後となると、後は・・・・・期待して待つしかねぇ!

期待して待ってます

カメラップしながら待ってるで!





前回までのあらすじ



田楽マン「まあ今回も私の作戦が上手くいったおかげ……って感じですかね?」

田楽マン「彼らは皆個性的ですからね(笑) それを一つの目標の為にまとめあげるのは苦労しましたよ」

田楽マン「美樹くんが戻ってくれてホッとしてます。何せ大切な仲間ですから」

田楽マン「あの瞬間は感動的でしたね……。皆が『田楽先生ありがとう!』って駆け寄ってくるんです。そこから勝利の胴上げ!」

田楽マン「常にトップとして采配を振るうことは勿論プレッシャーを感じますけど、やりがいがあります」

田楽マン「あ、もう取材終わりですか? あ、はい、最後に写真? カッコよく撮ってくださいね(笑)」

田楽マン「はい、この後もテレビ局からインタビューですよ。いやぁ、最近環境がガラッと変わってビックリしてます」

田楽マン「それではお疲れ様でしたー」



まどか「田ちゃん、ボーボボが話があるから来いって……」

田楽マン「ヒッ!?」



  第十話 「もう誰もが頼りない」




 ~マミホーム~


さやか「ねぇねぇ、もう始めちゃおーよ」

ほむら「あなたの為に開いてるのよ? 少しは堪えなさい」

杏子「アタシも腹減ったし、そろそろ食いてぇ!」

マミ「もう、佐倉さんったら」クスクス 

まどか「それじゃ、開会の言葉を……天の助君!」

天の助「えっ!? で、でも、俺こんなの司会なんてやったことないし~、上手く出来ないかも~…」モジモジ

首領パッチ「いいからさっさと始めろ」

天の助「仕方ねぇーな! コホンッ」イソイソ

天の助「えっと、司会をつとめさせて頂きます、ところ天の助でございます。この度は皆様、お忙しいところお集まり…」イソイソ





首領パッチ「『さやかお帰りパーティ』開幕じゃあああぁぁーーーーッッ!!」つマイク グイッ




     全員『イエエエエエェェーーーーッ!!』


       ガヤガヤ ワーイワイワイマールケンポウ



まどか「さやかちゃん、お帰りっ!」

ほむら「ほら、ぐいっといきなさい。主役でしょ」グイグイ

さやか「えへへ、何か照れるなぁ~!」つコーラ

ボーボボ「ビールと枝豆を一つずつ」

マミ「い、居酒屋じゃないんで…」

杏子「流石マミの料理! うまうまっ!」モグモグ



天の助「あ……、あぁ……!」ガクガク…



.


まどか(今、みんなでマミさんのお家に集まっています)

まどか(何をしているかというと、見ての通りさやかちゃんの『お帰りパーティ』!)

まどか(みんなで学校をサボってパーティなんて、なんだか新鮮っ!)ティヒヒ!

天の助(も、持っていきおった……。俺が積み上げてきたモノ、全部横から持っていきおった!)プルプル



天の助「首領パッチてめぇ!」ガバッ

首領パッチ「まあまあ、これで許してくれや」つダイヤモンド スッ

天の助「嘘、ダイヤモンド!? も、貰っていいのでございましょうか!?」

首領パッチ「これで文句ねーだろ?」

天の助「も、文句なんてそんな、へへへ…」つダイヤモンド

天の助(バカめ、首領パッチ! これで俺は大金持ち! こんなシケた町さっさとおさらばしてやるぜ)ククク…


天の助「あッ!? しまった、このダイヤ、MOTHER2のダイヤだ! トンズラ助ける為にしか使えん!!」つダイヤモンド ガガーーン!

首領パッチ「フッ、今頃気づいたか」

さやか「あんたらもバカやってないで、こっち来て食べよーよ」

100万ドルのダイヤwwwwww




さやか「にしても、マンションの一室にたくさん来たね……。結構ギュウギュウだよ」 ワイワイ>

まどか「みんな、さやかちゃんの為に頑張ってくれたんだよ!」 ガヤガヤ>



マミ「えっ!? ソフトンさんってソフトクリーム屋をしてるんですか!?」

ソフトン「ああ」

杏子「アタシもたまに手伝ってんだよ」



魚雷ガール「いい? 恋ってのはとにかくアタックよ! それはもう、相手の内臓を損傷させるくらい突っ込んで…」

仁美「な、なるほど…」

恭介「志筑さん、あんまりそれは信用しないほうが……」



ほむら「ちょ、それは私のクッキー…」

絶望君「クッキー! クッキー!」モグモグ

田楽マン「諦めな、お嬢ちゃん」モグモグ

KING鼻毛「Nーー、諸行無常だぜぇ!」モグモグ

ほむら「ていうか、何で私の周りはあなたたちなの!?」ホムーン!



さやか「……最後の方の奴らって何かしてくれたの?」

まどか「えっ!? あ、あの、うん、色々…。そう! 色々してくれたよっ!」

さやか「色々……そうなんだ……」

ほむら「さやか」ヌッ

さやか「うわっ、ビックリした!? いきなりどーしたの、ほむら」

ほむら「アイツらの近くは御免だから、こっちに来たわ。まどかもいるしね」

さやか「ああー、さいですか。で、あたしに何か用?」

ほむら「用があるに決まってるでしょ。魔女になってしまった時のことを詳しく知りたいの」



ボーボボ「それはあちきも知りたいでありんす」

さやか「ボーボボも?」

ほむら「当たり前でしょ。魔女から人間に戻ったのなんて、おそらくあなたが初めてなのよ。自分の稀少性を理解してる?」

ボーボボ「おまはんの話を聞けば、魔女化を防ぐヒントを見つけられるかも知れんばい」

ほむら「それに、魔女の精神状態や思考回路……。魔法少女の関係者なら大金を積んででも知りたいもの」

ボーボボ「その通りザマス」

さやか「そ、そっか……。てかさっきから何でボーボボのしゃべり方安定しないの?」

ボーボボ「……」



ボーボボ「キャラを立てようと……////」ポッ

さやか「まだ立てるつもりなの!? もう十分立ってるよ!!」サヤーン!?

ほむら「欲張りにも程があるわ!」ホムーン!?




さやか「う、うーーん……。あの時のことってホントに思い出せないんだよね」

さやか「何か自分じゃない何かが動いてたっていうか……」

首領パッチ「操られてた人間は皆そう言うんだよ」

さやか「でも、みんなの声はハッキリと聞こえたよ。それで嬉しくなって、体が熱くなって……、ガァーーーッてなって、ドオォーーンって感じ」

ほむら「致命的に語彙力が無いということだけが分かったわ」

さやか「な、何をーーう!」プンプン!

ボーボボ「つまりこういうことだな」スッ



     <渋谷100人に聞いた! さやかの印象は?>
 
 ほんとバカ …… 80人
               
   青  …… 14人

「どこ見てんのよ」だけだったよね …… 匿名票3000人



さやか「何このアンケート!?」

ほむら「明らかに100人を越えている……」

まどか「コレ、ほとんど芸人の話してない?」


ほむら「収穫ナシか……。まあそんなものかもね」

ボーボボ「元に戻ったこと自体が奇跡だからな。もう一度出来るかどうか、確証は持てん」

さやか「え、そーなの?」

ボーボボ「ああ。アレは小さな奇跡が組み合わさって起きたものだ」

ボーボボ「『聖鼻毛領域』を完全に破壊されずに、結界を上塗りされたのが幸いした。そのおかげで皆の声がさやかに届きやすくなったんだからな」

さやか「へぇー……。そう考えると何だか怖くなってきたな……。魔女になってたとはいえ、みんなを殺そうとしてたんだし……」

てか、KING鼻毛はいつまでいるんだw



ほむら「あら、さやかにしては繊細なことを言うじゃない」

さやか「どういう意味よ」

まどか「あっ! さやかちゃん!」

さやか「ん、何よ?」

まどか「ほ、ほらっ! 上条くんのこ、告白……!」

さやか「うぅ!? い、いいいい今はその話はナシ!」カアァッ!

ほむら「茹でダコみたいに真っ赤になったわね」

さやか「と、とりあえずは保留! 今はパーティを楽しむの!」

天の助「ということはパーティが終わったら……」

まどか「帰り道で……キャッ!」

首領パッチ「青春の甘い思い出だな」ウンウン

さやか「み、みんなイジメないでよぉ……」



仁美「さやかさん…」

さやか「あっ、仁美」

仁美「少し…、二人だけの内緒のお話があります。よろしいですか?」

天パチ((内緒……?))ピクピクッ

さやか「う、うん。そりゃもちろん」スクッ

仁美「ではこちらへ……」

首領パッチ「……」ソ~ッ…

まどか「ダメだよ、首領パッチ君」ガシッ

首領パッチ「なっ!? 思わぬ伏兵! 俺にかまわずに行け、天の助!」

天の助「お、おう!」ダッ


門番ボーボボ「フシュー! フシュー!」ゴゴゴゴゴゴ…

門番ボーボボ「オレ、ココ、トオサナイ……」ゴゴゴゴゴゴ…

天の助(これ死んだわ、俺)




さやか「それで……、話って?」

仁美「……」

仁美「申し訳ありませんでしたっ!」ペコリッ!


さやか「うぇっ!? ちょちょちょっと!? どーしたのよ、いきなり!?」

仁美「私はさやかさんのことも考えずに……!」

さやか「頭を上げてよー、何で謝られるのか全然分かんないんだけど……」

さやか「……えっと、もしかして恭介のこと?」

仁美「はい……。私はあんな方法で……」

さやか「いやいや、仕方ないって! だってさ、あんたも恭介が好きだったからやったことなんでしょ?」

さやか「恋する乙女は手段を選ばないものだよ。そりゃいきなり告白するって言われてビックリしたけど、あたしはそれを責めるつもりなんて……」

仁美「いえ、違うんです! 確かに私は上条君に好意を寄せていましたが、それは決してさやかさんに並び立つようなものではないんです」

さやか「??? ますます意味が分かんないんだけど…」


さやか「仁美! ここは省略も出来るあの便利な言葉を使うよ!」

仁美「は、はい!」




仁美「かくかくひとひと!」

さやか「しかじかさやさや!」



さやか「な、なるほど、そんなことがねぇ」

仁美「本当に申し訳ありません……!」

仁美「あんな方法ではさやかさんは余計に思い詰めてしまうと分かっていたはずなのに……」

仁美「それに、今回さやかさんが魔女になってしまったのも元はと言えば私の責任……!」

仁美「どうにかお詫びをさせて頂きたく思います!」

さやか「……そっか」

さやか「仁美、分かったよ。ちょっとこっちに来て」

仁美「は、はい……」スッ

さやか「……」


      ぎゅっ…


仁美「あっ……?」

さやか「ありがとね、仁美」

さやか「形はどうあれ、あたしと恭介の為にやったことなんでしょ?」

さやか「それに、お詫び? とんでもないよ!」

さやか「仁美は危険な魔女の結界に入って来て、あたしに呼びかけてくれたじゃん。それだけでも十分過ぎるよ」

さやか「どんなことがあってもあんたは親友なんだからさ」ギュッ

仁美「さやかさん……」




まどか「仁美ちゃん……よかったね」

ほむら「これでさやかと仁美の確執がなくなったわね」

ボーボボ「いい話やの~!」グスグス…

天の助「」チーン…



     そして、楽しい時間はすぐに過ぎていき…



ボーボボ「や、やっちゃった……。やっちゃったよぉ……!」つ包丁 プルプル…

首領パッチ「」死~ん

天の助「お、落ち着け! とりあえず死体をどうにかしないと……!」


        楽しいパーティの幕引きとなりました


さやか「ナレーションと絵が全く噛み合ってねぇーーーーッ!?」サヤーン!?




ほむら「あんなにあった料理を全てたいらげるなんて…」

マミ「作り甲斐があったわ」

絶望君「えっ! クッキーもう無いの!?」

マミ「え、ええ。みんなが食べちゃったし……」

絶望君「ガーーーーン!!」ガーン!


首領パッチ「選手の方はスタート位置にお着きください」

絶望君「……」

首領パッチ「よーい……どん!」つピストル ドン!

絶望君「―――ッ!!」ダッ!

絶望君「ウオオオォォォッ!」ダッダッダッ!


       窓 < パリィーーーーンッ!


まどか「クラウチングスタートから流れるように自殺したぁーーーッ!?」マドーン!

絶望君『クッキーの 無き世に未練は とうにない』ヒューーー…

さやか(一句詠んだ!?)

ボーボボ「余興にはちょうどいい」

杏子「ひでぇ!?」

支援




マミ「さて、そろそろお開きなわけだけど……」

さやか「はいはいっ! ちょっといいですかー?」ノ

マミ「なぁに、美樹さん?」

さやか「このパーティの主役ってやっぱ私な訳でしょ? じゃあ、やっぱりあたし、最後に言いたいことがあるんです!」

マミ「いいわよ、さあどうぞ」

さやか「首領パッチ、マイクちょうだい!」

首領パッチ「ほらよ」

Mike「ハローエブリワン!」

さやか「そんなありがちなギャグはいいから、さっさと寄越せ!」つマイクガバッ

Mike「オーマィガッ」

首領パッチ「本当はハーフナーを出したかったけど、よく考えたらサッカーそんなに詳しくなかった……」ズーン…

まどか「な、何言ってるの首領パッチ君……!?」




さやか「え、えーと、どうも主役のさやかちゃんです」コホン

さやか「今日はあたしの為に集まってくれて、いや違うなー……。あー、今日はお日柄もよく……って何言って……」



さやか「と、とにかく! みんなありがとぉーーーーッ!!」



さやか「やっぱりちゃんとお礼を言わなきゃって思ってさ……」エヘヘ

さやか「みんなのおかげであたし、戻って来れました! 何度お礼を言っても足りません!」

さやか「迷惑かけてごめんなさい! そしてありがとう!」ペコリ!

さやか「これで終わりです!」


まどか「いいんだよ、さやかちゃん。みんなさやかちゃんを助けたくてしたことなんだもん」

ほむら「当たり前よ」

Mike「オォ、ビューティフォー!」パチパチ

杏子「また魔女になったらぶん殴ってやるからな!」

マミ「あはは、それはやっぱり遠慮したいわね…」

さやか「みんな……!」





  ~マミ'sマンション前~


マミ「じゃあ、さようならみんな」

杏子「ああ、アタシらはこっちだから」

ソフトン「うむ」

魚雷ガール「ええ」

杏子「ナチュラルについてくんじゃねーよ、魚雷野郎」

まどか「バイバイ、杏子ちゃん!」

さやか「またね!」

首領パッチ「一人でバクバク食いやがって! 塩まいてやる、塩!」パッパッ!

杏子「テメーもコーラを独り占めしてただろうが!」



OL「あ、すいませーん」

マミ「あら、この前の……」

OL「やっぱりここにいた、絶望君さん。急に消えちゃって、多分ここにいるんじゃないかと……」

絶望君「クッキ~……」シクシク

OL「はいはい、クッキーですね。じゃあ帰りましょうか」

マミ「さようなら~」

絶望君「クッキ~…」ズルズル…

絶望くんヒモかよ……




KING鼻毛「Nーーー…。俺も帰りますか」

ボーボボ「……」アフロ < パカッ

KING鼻毛「チャオ☆~」ゴソゴソ

まどか(ボーボボのアフロの中に帰るんだ……)

ボーボボ「入店拒否!!」ボキャッ!

KING鼻毛「NOooo!?」ズサー!

KING鼻毛「ちょっ、えっ? What!? 俺だよ、KING鼻毛本人だよ!?」

ボーボボ「郷里のおっかさんが言ってたぞ……」

KING鼻毛「えっ?」

ボーボボ「お前のような親不孝鼻毛は、JACK鼻毛に格下げされなさい!!」ブワァッ!

KING鼻毛「  」ガーーーーーン!!



田楽マン「んじゃ、俺も愛車で帰るか」

まどか「田ちゃん車持ってたの?」

田楽マン「いや、ロボだけど」

さやか(あのアゴ長ロボかよ…)

田楽マン「おーい、出番ゲリオーン! どこ行った~? 出番だぞ……あっ!?」


  レッカー車『出番ゲリオン「マジ勘弁してください……」』ブオオオオン…


田楽マン「ぎゃああぁぁ!? レッカー移動受けてるーー!? ショック!!」ガーン!




まどか「それじゃあ、私たちもそろそろ……」

さやか「そだね」

まどか「あっ、私たち仁美ちゃん達と帰るから」

仁美「行きましょう、まどかさん」

首領パッチ「帰りにゲーセンか保健所寄ろうぜ」

ほむら「な、何よその2択……」

さやか「えっ!? な、何でよ、あたし達みんな帰り道同じじゃんかっ!」

さやか「何であたしだけ除け者に……」

まどか「さやかちゃん、後ろ」

さやか「えっ?」クルッ


恭介「さやか……」←車椅子


さやか「あ」

まどか「上条君、車椅子だし誰かが押してあげないとね~」ニヤニヤ

仁美「それにさやかさんに『お話』があるようですし~」ニヤニヤ

ほむら「腹を括りなさい」

さやか「あ、あんた達~…」カアアァッ




まどか「私たち、邪魔にならないように仁美ちゃんちの車で帰るから」

志筑家執事「お嬢様」


     リムジン「プップー!」


仁美「あら、ご苦労」

首領パッチ「かっけーー!」

天の助「おお、金持ちの車……」

さやか「いやいやいや!? どう考えてもそれで恭介を乗せて送ってあげたほうが…」

仁美「出発」

志筑家執事「はっ」

リムジン「ブオオオオオオオオォォン!!」ゴォーーー!

さやか「い、いっちまいやがった……」


さやか「ま、マミさん!」

ボーボボ「それで、ザムザはサナギから成虫になり、地球侵略に乗り出す訳だ」スタスタ

マミ「なるほど」スタスタ

さやか「OH…」



さやか「……」ポツーン

恭介「……」ポツーン


さやか「……帰ろっか、恭介」

恭介「ああ……。その、さやかは一緒に帰るのがイヤなのかい?」

さやか「違うよ、あのー……。心の準備ってもんが……ね?」

恭介「それもそうだね」




       カラカラカラカラカラカラ…


車椅子の移動している音だよ 親をロケット団に殺されたカラカラが亡骸の前で慟哭している音じゃないよ



さやか「まだお尻痛いの?」

恭介「ああ、ダイレクトに刺さったからね……。せっかく足も治ったのにしばらくは立てそうにないや」

さやか「そっか、足も治ったの……。よかった……!」

恭介「……」

恭介「さやか、僕の手のことなんだけどさ……、君が願いを」

さやか「待って恭介」

恭介「えっ?」

さやか「その願いはあたしが勝手にしたことなの。恭介に感謝してもらう為にとか、そういうのが目的でやった訳じゃないの」

さやか「それに、マミさんやボーボボみたいに町の安全を守るヒーローに憧れてた節もあるし…」アハハ…

恭介「……」

さやか「だからさ、願いを叶えてもらった恩があるから付き合うってのなら、それは……」


恭介「さやかはさぁ……僕を苛めてるのかい……?」



さやか「……えっ?」


恭介「事故にあった後に真っ先に来てくれて、僕が無事って聞いて泣いてくれて、でも手に後遺症が残るって聞いたらまた泣いて……」

恭介「毎日のようにお見舞いに来てくれて、退屈しないように本やCDを持ってきてくれて……」

恭介「キツイ事を言ってもそれでも側にいてくれて、いつも笑顔でいてくれて……」

恭介「その上、僕に奇跡を起こしてくれた……。そんな君に礼を言うなだって? ふざけないでくれよ」

恭介「頼むから、お礼を言わせて欲しい。そして、告白の返事も聞きたい」


恭介「『ありがとう、大好きだよ』って僕は言いたいんだ」

さやか「恭介……」



さやか「ごめんね、あたしまた恭介のことを考えずに……」

恭介「いいんだよ、そこがさやかの良いところでもあるし、さやかだから仕方がないし」

さやか「ちょ、ちょっとそれどういうこと?」

恭介「冗談さ、冗談」


恭介「それじゃ、直球で言わせてもらうよ。君のことが好きだ、さやか」

恭介「返事を聞かせてもらえるかい?」

さやか「……」


さやか「よろこんでっ!」ニッ!



    ガサガサガサッ!


さやか「うわっ!? な、何? 草むらから…!?」

     ガサガサッ!

恭介「し、白い影……ダニー!?」



      ガサッ!


QB「やあ、さやか久しぶり」

恭介「違った! 全然違った!」

さやか「キュゥべえ……!」

QB「まあまあ、怒らないでよ。ひとまず再会を喜び合おうじゃ…」

QB「」さやかちゃんソード < ドスッ!

恭介「うわわっ! さ、さやか! これは動物愛護団体が黙っていないよ!」

さやか「大丈夫、こいつエイリアンだから」

恭介「はあ!?」


QB「ヒドいなぁ。まるでほむらみたいじゃないか」ヒョコッ

恭介「に、2匹目!?」

さやか「さっさと消え失せてくれる? つか死ね」

QB「何でこんなに嫌われちゃったかな? 僕は祝福に来ただけなのに」

さやか「祝福?」

QB「そうだよ。魔女から魔法少女に戻れて嬉しいだろう? まあ寿命が少し延びただけで、遅かれ早かれみんな魔女になるんだけどね」

さやか「ホント腹立つわね、あんた」

恭介「さ、さやか、何なんだこのしゃべる生き物は……」

さやか「全ての元凶だよ。見つけたら一発殴っていいから。……つーか」



さやか「何で恭介にあんたの姿が見えてるのよ?」

QB「彼は魔法少女のことを知ってしまった。ならばもう部外者ではない」

QB「こちらから見えるようにしてあげたのさ。何か利用できるかもしれないしね」

さやか「そう……。よかった、>>1が設定を忘れたのかと思った」ホッ…

恭介「話についていけない……」

QB「僕は争うつもりはないよ。むしろ感謝してるくらいさ」

さやか「は?」


QB「僕達だって、リスクと効率を考えたうえで、一番犠牲の少ない方法をとっているつもりさ」

QB「でも君のおかげで、新しい道が開けるかもしれない。犠牲を減らせるなら、それに越した事はない」

QB「だからさやか、システムの改良に協力してくれないかい? データを取る為にもう一度魔女に…」さやかちゃんソード < ブスッ


QB「」チーン

さやか「帰ろ、恭介」

恭介「あ、ああ……」




  ~ほむほーむ~


まどか「バイバイ、ほむらちゃーん」手フリフリ

仁美「さようなら」

首領パッチ「アバヨ」

天の助「ダチ公」

ほむら「ええ、また明日」

リムジン「ブオオオオン!」ゴオォーーッ!


  ドア < ガチャッ

ほむら「…………」

ほむら「~~~~~~!!」プルプル



ほむら「~~~~やった! やったわ!」ホムン!

ほむら「さやかが戻ってきた……これは奇跡と言わざるをえない!」ホムホム!

ほむら「長い間夢見てきた未来が、今まさに目の前にある!」

ほむら「これなら<ワルプルギスの夜>の撃破も、もしかすると……!」

ほむら「……」


ほむら「いや、もしかするとではダメね。よく考えれば、私はここまでボーボボ達に頼りっぱなしだわ……」

ほむら「もちろん皆の力を合わせて勝利を掴めるのならば、それに越したこともないけれど…」

   バサッ>

ほむら「ん?」


     『資料』


ほむら(これは……、私が今まで必死に集めてきた<ワルプルギスの夜>についての資料……)



  『キュゥべえに騙される前のバカな私を、助けてあげてくれないかな?』



ほむら「……」ギュッ

ところで>>1は気づいてるのかな?メール欄がsagaであることに。




  ~翌日 通学路~


さやか「おはよう、まどか!」

恭介「やあ、みんな」カラカラ

まどか「あ、さやかちゃんに上条君! おはよっ!」

仁美「おはようございます」

天の助「二人で登校か、妬けるねぇ」

首領パッチ「キィー! 見せつけてくれちゃって! 天の助さん、私達も愛の深さを確かめ合いましょう!」

天の助「……いや、遠慮しとく」

首領パッチ「!?」

首領パッチ(て、天の助がギャグにノって来ない!? な、何故!?)

天の助「……」ポケーッ

首領パッチ(しかも、心ここにあらずといった様相……! まるで脳が腐ってるような反応!)

首領パッチ(こ、これはまさか……ハッ!)

            スッ
首領パッチ「ドキドキ」つ 天の助「ポケー」



    ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!


   ペラッ
   つ『賞味期限 1973.7.27』ゴゴゴゴゴゴ!


首領パッチ「!!!」ガガーーン!



首領パッチ「さっぱり分からねぇ!!」ガン!

さやか「いや、今おもいっきり原因分かったじゃん!」サヤーン!?

天の助「どーしたんだよ?」ポケー

まどか「そ、そろそろ学校に行こうよ……」ティヒヒ…

恭介「鹿目さんの言う通りだよ……」アハハ…




  木陰 < ガササッ



木|杏子「……」コソッ

杏子「さやかの奴、大丈夫そうだな……あいつも元の生活に戻れて嬉しいだろうね」

杏子「また変に負い目を感じてたら…って見に来たけど、これなら心配なさそうだ!」


      アハハハハ~ >


杏子「……」ジーー…

杏子(制服か……。そういやアタシ、一度も着たことがない……)

杏子(アイツら学校に行って何してんだろう? どんな勉強してるのかな)

杏子(難しいのかな? でもやっぱ毎日笑いながら通ってるし、楽しいのかも……?)

杏子「アタシもあの輪に入れれば……」ボソッ


杏子「!」ハッ!

杏子「な、何考えてるんだろ、アタシ!? ああ~! 何か恥ずかしい!!」アンアン!

杏子「止めだ、止めっ! さやかも大丈夫そうだし、さっさとズラかろう!」クルッ



ともだち楽マン「きょ~う~こちゃん……、あ~そび~ましょ~……(低音)」ズオオオオン…


杏子「ぎぃやああぁぁーーッ!?」アンアーーン!?



            ギャァーーー>

恭介「な、何か悲鳴が?」

仁美「ホントですわ、何だか不気味……」

首領パッチ「サウンドノベルで油断してたところに悲鳴のSEが急に鳴ったら超ビビるよな」

まどか「だね」

さやか「今はマジで遅刻の危機だし、学校に急ごうよ」




杏子「で、で、田楽テメぇぇぇ!!」ギュウウウゥ!

ともだち楽マン「引っ張らないでぇ! このマスク自前なの!」イヤー!

杏子「いきなり何すんだ!?」つ友達マスク スポン!

田楽マン「きょ、杏子を見つけたからちょっと驚かしただけなのら! そんなに怒らないで!」

杏子「次やったらマジで潰すからね!(……ん?)」

杏子(……じゃあ、コイツさっきのアタシの話聞いたんじゃ?)タラー…

田楽マン「のら?」


杏子「お、おい、田楽。テメーさっきの話聞いてたのか?」アセアセ…

田楽マン「……ふっふふ」

田楽マン「そりゃ、もうバッチリ!」ニヤリ!

田楽マン「『な、何考えてるんだろ、アタシ!?』から聞いてたのら!」ババーーン!

杏子(あ、思ったより聞いてないコイツ)


杏子「ならいいよ。んじゃ、アタシ帰るから」スタッ

田楽マン「あ、僕もついてくのら」

杏子「いや、来んなうっとうしい。これやるからどっか行け」つポッキー スッ

田楽マン「くっ! 俺が犬だからって、そんな汚い手を!!」

杏子「オメー、犬だったのかよ……。ほら、シッシッ!」シッシッ!

田楽マン「ヒドい奴なのら」トボトボ

杏子「ソフトンのとこにでも行くか。ソフトクリームでも奢ってもらお」スタスタ


田楽マン「……」トボトボ

田楽マン「……ふっ」ニヤリ

田楽マン「ちゃーんと聞かせてもらったぜ、杏子ちゃんよぉー」ニタニタ





  ~学校~


魚雷ガール「別に一日くらい休んでもいいでしょ? 文句ないわね? ん?」グググ!

教師「そ、それはもちろん……」ガクガク

まどか「あ、先生おはようございます」

さやか「ちわーーっす」

魚雷ガール「あらあら元気ね」ニコニコ

教師「く、首! 絞まっ!!」バンバン!

天の助「おはようございます」ニコニコ

魚雷ガール「朝から変なもん見せんじゃねぇーーーッ!!」ブン!

天の助「ぶへぇッ!?」ゴバァッ!

教師「ぐばぁッ!?」グフッ!

魚雷ガール「先生は! 朝は低血圧なの! 魚雷だから!」バッバッバ!

恭介(ひでぇし、魚雷関係ねぇ……)



さやか「はい、到着だよ!」

恭介「ありがとう、さやか」カラカラ

中沢「おぉっ!? おやおや!」

中沢「上条と美樹が一緒に登校……、しかも心なしか距離が近い! これはついに二人が結ばれたって訳か!」

さやか「もー、中沢ったら……」

恭介「でも、間違ってはないよね、さやか」

さやか「ねー♪」サヤサヤ♪

クラス全員「「「!?」」」


クラス全員(((あ、あの超奥手の美樹さやかと……!)))

クラス全員(((超鈍感な上条恭介が……!?)))

クラス全員(((そんなバカな!?)))ガガガーン!

首領パッチ「マジでショック~♪」


中沢「ななな、何があったんだお前ら!? ありえねー! マジでつき合うなんて!?」

恭介「そんなこと言ったって、つき合ってるしね」

さやか「ねー♪」サヤサヤ♪

中沢(う、うぜぇ……)プルプル…




ほむら「うっとうしいカップルね」

まどか「あ、ほむらちゃんおはよう!」

ほむら「おはよう、まどか」ニコッ

まどか「?」

ほむら「……」つナデナデ

まどか「わわっ? 急にどうしたのほむらちゃん!?」マドッ!?

ほむら「なんとなくよ。気にしないで」つナデナデ

まどか「気にしないでって……。は、恥ずかしいよぉ」マドマドォ…

ほむら「……」つナデナデ


ほむら(まどか……、あなたとの約束は必ず守るわ。私の命と引き替えにでもね)

ほむら(今回のさやか救出作戦のおかげで、私は自分の目的を改めて思い出せたわ)

ほむら(必ず明るい未来を手に入れてみせる!)


ほむら「まどか……私は…」つナデナデ

まどパッチ「何、ほむらちゃん?」

ほむら「」



まどか「さやかちゃん、2時間目の数学の宿題のことなんだけどさ……」つノート

さやか「あれ、さっきほむらといなかったっけ?」

まどか「うん、恥ずかしかったから首領パッチ君とすり替わって来ちゃった」テヘマド☆


ほむら「ま、まどか~……。ひっ、何か手がヌルヌルする!?」つヌルヌル~…

首領パッチ「これぞ東京名物ハジケ汁。雨に濡れた犬の臭いで有名だぜ」

ほむら「さ、最悪だわ……」ホムーン…





  ~三年教室~


マミ(きっと今頃鹿目さん達はハシャいでるのでしょうね)

マミ(ああ、3年生であることをこれほど後悔したことはないわ……)

ボーボボ「なら留年すればいいじゃな~い」ウフフ

マミ「」

クラスメイト「」


マミ「ぼ、ぼ、ボーボボさん!? どうしてここに!?」アワワ!

ボーボボ「俗世を見て回ってる。皇族にはこんな機会が滅多にないからな」

マミ「皇族!? しれっとウソをつかないでください!!」

クラスメイトA「と、巴さん、そのアフロさんは?」

クラスメイトB「すげぇアフロ……?」

クラスメイトC「何だあのグラサン、どう見ても怪しいな」

クラスメイトD「ま、まさかあの優等生の巴さんの知り合い!?」

マミ(し、しまった、どう言い訳すれば!? 正直、魔法少女がバレることよりキツイ気が……)

クラスメイトE「ていうか、不審者っぽいし先生に言ったほうが……」

マミ(どどどどどーしよ!?)マミミミ…!

ボーボボ「落ち着け! 同じ学び舎で奮励努力してきた仲じゃねーか!」

ボーボボ「一年間家族同様に過ごしてきたのに、何が原因でいがみ合っているんだ!?」



        『お前が原因だよ……』



   ドア < ガラッ

校長「おい、騒ぎを聞いて来てみれば何だ君は!?」

ボーボボ「父さん!?」

校長「えぇっ!? いや違う、絶対違う!」

担任教師「と、とにかく来なさい! 暴れるな!」グイグイ!

ボーボボ「や、止めろ、俺は無実だぁーーッ!!」ジタバタ!

校長「こ、このアフロ野郎……!」グググ!

担任教師「校長、警察呼びましょう!」

ボーボボ「うおおおぉぉッ!?」



   ドア < ガラッ


クラスメイツ「「「……」」」

マミ(……視線が痛い)マミーン…

クラスメイトA「あの~、巴さん。あの人と知り合いのように見えたんだけど……」

マミ(止めてお願い、話を振らないで!)


    ドア < ガララッ


ボボ八先生「はい、席につけお前ら~」

担任教師・校長「ぐ、ぐふぅッ…」ボロボロ…

マミクラスメイツ「「「ええええぇぇぇーーーーッ!?」」」マミーーン!


ボボ八先生「今日からここの担任になったボボ八だ。ちなみに担任と校長との話し合いは平和的に解決した」

クラスメイツ(((絶対ウソだ……)))

ボボ八先生「俺は今までの担任とは違ってスパルタ教育でいくからな」

クラスメイトB「あ、あの~、先生は巴さんとどういう関係で……?」

ボボ八先生「そのことについてはNOコメントだ。罰としてお前、70日間日直な」

クラスメイトB「えぇーー!?」ガーン!

ボボ八先生「マミを困らせる奴は俺が許さん。他の奴らも同じ質問したらぶっ飛ばす」

マミ(ボーボボさん、私のこと考えて……)ジーン…!

マミ「……」


マミ「いや、これ逆効果じゃない?」マミーン…




ボボ八先生「授業が始まるまでまだ少し時間がある。今から自由にしてよし」


      ざわざわざわざわ


マミ「もう、ボーボボさん! 一体どういうことですか!?」

ボーボボ「まあ落ち着け。何もただのおふざけで来たわけじゃない」

ボーボボ「学校の時間帯はマミや他の魔法少女との連絡が取りづらい。キュゥべえの行動も注意しなければならない今、この方が何かと動きやすい」

マミ「本音は?」

ボーボボ「家で一人は寂しいもん」ウルウル…

マミ「はぁ……、分かりましたよ。あんまり目立った行動はしないでって、もう十分目立ってる……」


    トコトコトコ


田楽マン「やっほー、ボーボボ~、マミ~」トコトコ

ボーボボ「田楽マン」

クラスメイツ「「こ、今度は何アレ? また巴さんの知り合い?」」ザワワ

マミ「どんどん私の交友関係が怪しくなっていく……」マミーン…

マミ「どうしたの田ちゃん?」

ボーボボ「何の用だ」

田楽マン「へっへっへ、耳寄りの情報があるんですよ、旦那~」ニヤニヤ

ボーボボ「情報?」




   ~昼休み 屋上~


さやか「恭介、あ~ん」つタコさんウインナー

恭介「は、恥ずかしいよさやか! 大体、手は治ってるんだから食べさせてもらわなくても…むぐっ!」

さやか「もう~、恭介ったら~!」サヤサヤ


ほむら「……ウザイわ」

まどか「お、思っても言っちゃダメだよ…」

仁美「……ウザイですわ」

まどか「ひ、仁美ちゃんまでぇ……」


まどか「あれ、首領パッチ君と天の助君は?」

首領パッチ「いやぁ、遅れちった。売店が込んでてよぉ」

まどか「あ、首領パッチ君。天の助君は?」

首領パッチ「いや、知らん」つ袋『焼きそばパン 天の助「……」 コーラ』ガサゴソ

まどか「購入されてるーー!?」マドーン!?

まどか「え、え!? まさか、賞味期限が切れてたから新品の天の助君を購入……!?」

 天の助「……」

 天の助「いや、これ俺の寝袋だけど?」

まどか「そうなの!?」



   ドア < ガチャッ


マミ「やっぱりここにいたのね」

ボボ八先生「お前らは腐りきったボンタンだ」

さやか「マミさん!」

まどか「ボーボボ、その格好どうしたの?」

ボボ八先生「今日からここに赴任した。学校ではボボぱっつぁん、もしくはイヴァン雷帝と呼べ」

ほむら「ら、雷帝?」

さやか「へー、ボーボボが先生か~! 学校が賑やかになって今まで以上に楽しくなっちゃうな!」




ボボ八先生「今日は面白い情報を持ってきたぜ」

田楽マン「俺がリークマンね!」

仁美「情報?」

まどか「一体なんなの、イヴァン雷帝?」

ほむら「そっちで呼ぶの、まどか!?」

ボボ八先生「ああ、実はな」ゴゴゴゴゴ…

ほむら(……ん? ボーボボの後ろに何か気配が…)

ボボ八先生「杏子のことなんだが…」


    イヴァン雷帝『……』ゴゴゴゴゴゴゴ!!


ほむら「本人が憑いてるぅーーーッ!?」ホムーン!

マミ「しかもかなりお怒りのよう!!」マミーン!


ボーボボ「ん、何だ? 俺の後ろを見て……?」クルッ


    イヴァン雷帝『……』ズドドドドドド!


ボーボボ「……」


ボーボボ「/////」キュン!

さやか「惚れた!?」


イヴァン雷帝『/////』キュン!

恭介「向こうも!?」


ボーボボイヴァン「『/////』」スタスタ


          エンダァーーーイヤァーーー♪


さやか「ちょちょちょ、どこいくの!?」

マミ「帰ってきてください、ボーボボさん!」

田楽マン「しゃーねーな! んじゃ、俺が代わりに説明してやる!」バッ

田楽マン「耳の穴かっぽじってよく聞けよーーッ!!」つマイク




まどか「イヴァン雷帝ー!」

ほむら「だから、それで呼んだらどっちがどっちか……」

マミ「ボーボボさん!」

仁美「あらあら」

恭介「こんなに賑やかなのも久しぶりな気がするなぁ」

さやか「そだね」

承の助「俺だって背後霊くらいいるぜ!」ゴゴゴゴ

花京院パッチ「幽波紋? 幽波絞?」ゴゴゴゴ



田楽マン「……」

田楽マン「俺だって、こんな扱い……」

田楽マン「イヤだぜ!!」バッ!

田楽マン「花火ッ! 花火ッ! 俺は花火ッ!」ピョーンピョーン!

ほむら(ついに壊れた……)

まどか「やっぱり可哀想だから話聞いてあげようよ、みんな」ウェ、ウェヒヒ…

さやか「仕方ないわねぇ…」

田楽マン「まるで線香花火のような人生ッ!」ピョーン!

まどか「ねえ、田ちゃん話聞かせて?」

田楽マン「……」


田楽マン「誠意が足りんなぁ~……。『聞かせてください、田楽マン様』だろうが? あ"?」ギリリッ


ほむら「さっさと話しなさい」つベレッタ < シュウ~

田楽マン「喜んで……」ボロッ





  ~田楽説明中 しばらく田楽でお待ちください~


田楽マン「あれッ!? 俺が説明してんのにこのシーン俺を徴用すんの!? 意味無くない!?」


         ~意味はない~


田楽マン「えぇーーーッ!?」ガーン!




         ~田楽説明終了~


まどか「きょ、杏子ちゃんが学校に!?」

仁美「まあ!」

マミ「話を聞く限り、そうみたいね」

ほむら「聞き間違いじゃないかしら。杏子が自分から学校に行きたがるなんて……」

田楽マン「いーや、間違いないね! この耳でちゃんと聞いたのら!!」

恭介「耳どこだよ」

まどか「でもスゴく素敵なことだと思うな! 杏子ちゃんとも一緒に学校に行けたら、それはとっても嬉しいなって!」

マミ「確かに楽しくなるし、魔法少女のコミュニティが発展するのは喜ばしいことだわ」


ほむら「でもやっぱり腑に落ちないわね。あの杏子が……」

天の助「まあまあ。不良だった奴が急に学校に通い出すことってよくあるぜ?」

首領パッチ「そうそう!」


   杏子『オ…オレ…故郷に帰ったら学校にいくよ…。 頭悪いって他のヤツにバカにされるのもけっこういいかもな…』


ほむら「それ死亡フラグじゃない!」




ボーボボ「俺は大いに歓迎だ」

まどか「ボーボボ! あの人はどこにいったの?」

ボーボボ「遠距離恋愛という形で決着がついた」

  イヴァン雷帝「故郷は極寒の地(ハート)」

さやか「付き合うんだ!?」サヤーン!?


ボーボボ「<ワルプルギスの夜>の発生までもうあまり時間は無い。それまでの間、出来るだけ同じ時間を共有するのが望ましいな」

さやか「息の合ったコンビネーションを出す為には、そういうのも必要だもんね!」

ボーボボ「そして杏子自身の為でもある」

マミ「確かに……。あの年で教育機関に所属していないっていうのは色々と問題があるわね。あの子の未来にも……」



ボーボボ「よし、俺から学校に掛け合ってみよう」

まどか「本当に!?」

骸骨ボーボボ「杏子を学校に通わす為だ。人肌脱ぐぜ」ハラリ…

さやか「脱ぎすぎ! 骨見えてる!」

ほむら「そ、そんなに勝手に話を進めていいものかしら? 杏子に一度確認を取ったほうが……」

田楽マン「甘いのら、ほむら」チッチッチ

田楽マン「杏子のことだからそんな話すれば、恥ずかしくてすぐに拒絶するのら。ここは多少強引でもサプライズという形で遂行するのが一番なのら!」

ほむら「うっ…(コイツに正論を吐かれるとは……)」



さやか「サプライズ! いいね、それ! 杏子の驚く顔が目に浮かぶなぁ!」

仁美「お友達が増えるのはとてもいいことですわ」

恭介(あのポニーテールの子か? 僕の分までツッコミをいれてくれるかも……)

天の助「まあ、パシらせてやるか」

首領パッチ「下っ端だしな」

まどか「じゃあじゃあ、杏子ちゃんには秘密ってことだね!」

さやか「ボーボボ、あたしも手伝うよ! 杏子にはたくさん恩があるからね」

マミ「それじゃあ私も!」

まどか「あ、私も~。 ほむらちゃんは?」

ほむら「じゃ、じゃあ私も……」

ボーボボ「さっそく放課後に校長室に襲げ…話し合いに行こう!」



       「おおおおおぉぉーーーーッ!」


.




   ~風見野市~


杏子「ぶぇっくしょいッ!!」クシュン!

杏子「あ"あ"ー、ちくしょいっ! 花粉症か?」ズルズル

ソフトン「誰かが噂をしているのかもな」

杏子「一体誰が……って、あのバカどもしかいねーか」

杏子「つうか、ソフトン風見野まで戻って何してんだ?」

ソフトン「<ワルプルギスの夜>に向けて、しばらくはボーボボ達のいる見滝原に本拠地を移すだろう?」

ソフトン「だから家財道具、もとい店を取りに来た」


     『ソフトクリーム屋ワゴン車』


杏子「あー、そっか、そうだよな~」

ソフトン「お前も忘れ物があるのなら取りに行ったらいい。当分風見野には戻らないだろうからな」

杏子「うーん、別に忘れ物も何もねーな。あの協会に何か残してた訳でもないし。つーか家財道具は親父達が持って行っちゃったし」

ソフトン「そうか」

杏子「にしても、ソフトンはすげぇな。最初は地面に埋まるアルバイトだったのに、今では店長にまで登りつめちゃったんだからな」

ソフトン「暖簾分けをしたようなものだ。それにお前が手伝ってくれたお陰でもある」

杏子「そうか? そうかな? へへへ~」テレテレ



杏子「ん? あっしまった、ポッキー買い忘れてた!」ハッ!

ソフトン「……必要な物か?」

杏子「モチ! アタシのチャームポイントだぞ!」

杏子「ちょっと買ってくる! 出発は待ってね!」タタタタ!

ソフトン「そんなに急がなくてもいいものを」



ソフトン「……」

ソフトン「出来ることなら杏子にも普通の中学生の生活をさせてやりたいものだ……。さやか達と同じような」

ソフトン「しかしそれも難しい話だろう。今は目の前の闘争に集中しなくては……」




  ~放課後 校長室~


さやか「えー、ダメなんですか!?」

ボボ八先生「は?」

校長「ぼ、ボボ八先生……いくら何でもそれはムチャクチャですよ……」

ボボ八先生「は?」ギロッ

校長「ひぃッ!? そ、そもそもアンタこの学校の教師じゃな…」

ボボ八先生「(エヴァ)破?」

校長「ひぃぃ!?」ガクガク

マミ「ぼ、ボーボボさん、あまり威圧したら……」

まどか「校長先生、どうして杏子ちゃんはダメなんですか?」

校長「どうしても何も当然だろう」

校長「君たちと同じ2年生に編入させる為には、少なくとも1年生の学習、それ以前に小学校の教育を受けていないといけない」

さやか「あー、あいつ勉強なんかしてなさそうだなー……」

校長「その子だってロクに素性が知れないんだろう? 学校の管轄外の書類だって必要になる。それが揃わない内は無理だ無理!」

ボボ八先生「テメー……、そんなに俺の『ぱっつぁんナックル』を喰らいたいのか?」ゴゴゴゴゴ!

校長「だ、ダメなものはダメだ!!」

さやか「今日は諦めようよ」

まどか「そうだよ、ボーボボ」

ボーボボ「チッ。しかたねー」



    スタスタスタ…



校長「や、やっと行ったか……。やれやれ、とんでもないことになった」

校長「これ以上訳の分からない連中を学校に入れられるか…」

    パサッ…

ハゲ校長「ん?」


首領パッチ「……」つヅラ


ハゲ校長「……」

首領パッチ「……」つヅラ


首領パッチ「全校生徒の皆さあああぁぁぁん!!」ダッダッダッダッダッダ!

ハゲ校長「待って! マジで待って! お願い止まってぇぇ!!」





  ~ファーストフード店~


ボーボボ「やはり俺たちだけで杏子を入学させるのは難しそうだな……」

まどか「そんな……」

ボーボボ「判子や家族状況の確認書類……その他諸々が必要になるな」

仁美「杏子さんの家族……ですか?」

まどか「杏子ちゃんのお父さんやお母さんって何してるんだろう? 杏子ちゃん、あまり自分のことは話さないから……」

まどか「さやかちゃん、杏子ちゃんと仲がいいし何か知ってる……、ってさやかちゃんは?」

仁美「上条君と一緒に病院に行きましたわ。上条君のお尻の検査をするとか……」


     さやか『ごめんねー☆』


まどか「えぇー……」

ほむら「あの青……」

まどか「マミさんは?」

マミ「ごめんなさい、確かに一緒に戦ったりもしてたけど、お互いにそういうプライベートなことは不干渉にしてたのよ」

まどか「そう……ですか」



まどか「そうだ! 首領パッチ君と天の助君って、あの時(第7話)杏子ちゃんと一緒に居たでしょ。何か知ってるんじゃない?」

首領パッチ「……何ソレ?」

天の助「知らんけど」

まどか「うわ、もう忘れてる……」

首領パッチ「あ、そういえば!」

まどか「思い出した!?」

首領パッチ「『杏子』ってキョウコって読むんだな」

まどか「そこからぁーーーッ!?」マドーーン!

男「!?」ビクッ

女「!?」ビクッ

子「!?」ビクッ

まどか「あ、すいません、大声出して……」ペコペコ

男「い、いえ……」

まどか「もう! 首領パッチ君のせいで、隣の人に変な目で見られたじゃない!」

首領パッチ「アンコじゃないんだなー」シミジミ




ボーボボ「手がかりはナシか」

田楽マン「ダメダメなのら~」

まどか「どうしよっか? 何とかしてあげたいんだけど、これじゃあ……」

仁美「う~ん、悩みますわ……」ムムム…


  仁美「むむむむ、むむむ……!」ムムムム…!

       ポワポワポワ…

  まどか「うわぁ! すごくいい匂い!」

  首領パッチ「説明しよう! 仁美は悩み過ぎると頭が熱を発して、昆布だしのようないい匂いが辺りに漂うのだ!」

  まどか「すごいよ、仁美ちゃん! これで万事解決だね!」

  仁美「て、照れますわ~」

 ~~~~~~~~~~~~
       O
      0
     。
仁美「なーんて、うふふふ……」ホワンホワン

まどか「ど、どうしたの、仁美ちゃん……?」




まどか「ほむらちゃんは何か知ってる? 杏子ちゃんの家族のこと……」

ほむら「……」

ほむら(知っている……けれど、話していいものかしら?)

ほむら(一家心中で一人だけ生き残ってしまったなんて……、やはり私が勝手に話していいことじゃないわ)

ほむら(話すのならば杏子自身が自ら話すべきね)


ほむら「いえ、力になれなくて残念だけど。私も大して知らないの」

まどか「そっか……」


ボーボボ「取りあえず、今日は解散しよう。今夜の対<ワルプルギスの夜>訓練では杏子にこの事を悟られないようにしろ」

ほむら「えっ? そ、そんな訓練するの!?」

まどか「あれ、知らなかったのほむらちゃん?」

仁美「せっかくの訓練ですのに」

ほむら「な、何で仁美が知ってて、私が知らないのよ……」

天の助「あ、悪い、メール送り忘れてた」

ほむら「」


ボーボボ「ソフトンには俺が秘密裏に相談しとこう」つ鳩 < ポッポー

まどか「……もしかして伝書鳩で?」

ボーボボ「なっ!? 秘密の筈なのにどうして!?」

まどか「いや、だってそれ、鳩が……」




ボーボボ「それじゃ、支払い任せたぞ、天の助」

ほむら「よろしくね」

天の助「!?」

まどか「ありがとう、天の助君!」

マミ「助かるわ」

天の助「ちょ、ちょ、何で俺なの!?」

首領パッチ「諦めろパシり君」


天の助「た、頼むよ首領パッチ! お前も少しくらい払ってくれよ!」

首領パッチ「ふんふ~ん♪」つipod スチャッ

天の助「い、一瞬の内にイヤホンを装着するとは、やはりただ者ではない!?」

男「……」ジロッ

まどか「あっごめんなさい、うるさかったですよね」アセアセ

男「い、いえ……」


ボーボボ「おい、そろそろ行くぞ」

まどか「あ、はーい」

天の助「ちくしょう! しかたねー、払ってやるよ!」つ財布

      財布 < 二千円札s ゴバッ!

ほむら「二千円札しか入ってない!?」

天の助「日本中で押しつけ合っている二千円札は巡り巡って僕の財布に来るんです……」シクシク

ほむら「な、何だか悲惨…」



    ワイワイガヤガヤ


男「……」

子「お父さん、どうしたの?」

女「あなた……?」

男「いや……。ちょっとあのイヤホンの絡まりが気になってな」

女「もう、本当に変わってないわね、あなた」

子「お父さんったら~」クスクス

男「いや、もうあの時ほど熱中はしてないさ。何せ……」



杏子父「私たちは帰ってきたんだからな。ついに」

杏子母「ええ……」





10話前半はこれにて終了です 後半は出来次第で

パーティ開きすぎワロタ
某海賊漫画並みの宴会率

途中で指摘を受けたのですが、sagaであることに何か不都合があるんでしょうか?
ボーボボの中では「死ね」や「殺す」は頻繁に出てくるので、モザイクがかからないように常に入れているのですが…
分からないことも多いので、>>1の気付いていないことがあるのならば是非とも今後のスレの為に教えて欲しいです

>>1超乙
多分>>37はsagaの事知らないんじゃないかな、別に問題はないと思うよ

新スレそうそう>>1

乙でした!
第10話はオリジナル展開になるんですね。佐倉一家が幸せになれるのを期待しています。
佐倉一家が心中じゃなくて失踪になっているのはあくまでこの時間軸だけで、ほむらの過去の時間軸は心中になってるんですね。


もう誰もが頼りないwwwwwwwwww

>>1
もう誰もが頼りないwwwww

>>67-68
あれ…エラーって表示されたのに書き込まれてる…
連投スマソ

上条覚醒から急速にジョジョネタが増えてきて嬉しい限りwwww

メンバーが多くて会話が大変…?
逆に考えるんだ…『ネタの幅が広がるさ』と考えるんだ…


恭介すでにツッコミ疲れかwwwwww
とりあえず恭介に乗馬叩き込んでACT4会得させれば勝てんじゃね?


エゴイスティックエンペラーとかすでに懐かしいなww


校長とハジケ汁にワロタww

思ったんだけど、ほむらの銃ってベレッタじゃなくてデザートイーグルじゃなかったっけ?
多分ベレッタも持ってるだろうけど

>>73
ボーボボのベレッタP43マグナムが火を吹くから

あれ?ベレッタPマグナム43だっけ?

イヴァン雷帝:PV秋元○介

>>37
sageは>>1以外がすることで>>1が来た時にすぐわかるようになるんだっけ?(疑問形)

今までさやかちゃんが元に戻ったクロス作品って
『銀魂』『めだかボックス』『ドラゴンクエストモンスターズ』『とある魔術の禁書目録』
以外にある?

むしろ、戻らなかったクロス作品探した方が早いんじゃない?

自分で探せ
それができないならSS談義スレ行け

二千円札はたしか沖縄で流通してるのでは

乙!
JACK鼻毛さんにワロタwwwwwwwwwwトランプかよwwwwwwwwwwwwwwwwww

続きマダー?

楽しみにしてるぜ!

>>81

あわてないあわてない
亀ラップでも聴いて落ちつこうよ。

上がってるから来たかと思えば…

あーあ、まったくよぉ

喧嘩はやめろ!それより、最強ジャンプの話でもしようぜ!

雑談なら余所でやれks

こーらまだかな

>>88
ageないでよ


ぬか喜びしてしまったじゃないか…

もしかしたら>>1はPSPまどかをプレイ中なのか?
あれは二次創作の参考にもなっていいと思うよ



     __√/___         _,--ミ

     { i======i `l   γ ‐ '"~´  __,)       .i'´ `i         /´ `i
     | i三三三i .|   ゝ-イ .√~´_,、     /´ヽ|   .|/^ヽ    ___ノ  ノ___
     l、_i二二二i_.ノ  γ^'"´   ̄´  )    .ノ  ノ.|  |ヽ .ヾ  i´         `i
    l´`ニ二 ̄二ニ´`i  ヽ-.‐┐ l' ̄´"_    /  / .|  | .ヽ  ヽ ` ̄フ  / ̄ ̄ ̄´
    | `ニニ'"ニニ´ .| γ‐‐'~  ` ̄ ´ )   ヽ ノ .|  |  .ゝ、丿  (´  く  /⌒〟
    ヽ ` ̄ ' ̄´‐イ ヽー¬  i‐'"^ ̄´    `´  ヽ、ノ ,-‐、    ヽ  `´  ./
    ` ̄} { ̄} {´      |  |    ノ⌒l       _ノ  丿    ,`>   \
  ( ̄  ̄´    ̄ ` ̄ ´)   |  ヽ---'  ノ  '´ ̄ ̄´  /    i'´  彡へ、 ヽ
   ` ̄フ ノ ̄ {  | ̄´´    ヽーーーー'´   ゝー―-='      ゝ-‐'     ゝ-'
     `"´   `"´            ____        ____        ____
V I B R I S S A E  M A G I  √ヽ (___   _) _  √ヽ (___   _).__  √ヽ (___   _)._     _____         ○   _i´ `i__
B   O   B   O   B   O   |  | ___|  | ( )_ |  | ___|  | ( )_ |  | ___|  | ( )_   (____  ` ,         ○ (_   __  `i
M   A   G   I  C   A    |  | (___   .) `(__).|  | (___   .) `(__).|  | (___   .) `(__)        ./  /  __i⌒i__    |  |    |  |
                   |  ノ ___|  .|__    |  ノ ___|  .|__    |  ノ ___|  .|__           /  / (__   __)   /  /     |  |
                   `´ / __  ._)   `´ / __  .___)   `´ / __  .___).       i⌒ 、/  /   __|  |___   /  /     |  |
                    |  .i´ .|  l      .|  .i´  |  l       |  .i´ .|  l    ∧    ヽ   /  (__   __)  ゝィ       !  |
                    .ヽ  `‐'  ノ      ヽ  `‐'  ノ      ヽ  `‐'  ノ <  >   ヽ `、       |  |           _ ノ  |
                     `──―'        `──―'        `──―'   ! ヘ !     ` ´        ゝィ         .( __ ノ

このAA作っていたら色々と遅くなったというのは、ジョジョにも誰にもいえない秘密よ…

こんばんは>>1です
第十話残りの投下を始めます




  ~町中~


まどか「あ」

さやか「お、まどかじゃん」

まどか「上条君と病院に行ってたんじゃないの?」

さやか「うん。結構あっさり診察終わっちゃってさ。家に送って帰ってきたよ。あんたらは?」

まどか「みんなで杏子ちゃんの事を話してたよ。でも、話がまとまらなくてね」

首領パッチ「ムダナカイギザウルス~♪」

天の助「んで、マミ達と分かれて帰る途中って訳」

さやか「そっか。じゃ、一緒に帰ろうよ」


    テクテク


まどか「……っていう感じで、書類とか色々必要ってボーボボが言ってたんだ」

さやか「ふ~ん、やっぱり簡単にはいかなそうだね」

まどか「そうだ! さやかちゃん、杏子ちゃんの家族のこと何か知らない?」

さやか「えっ、杏子の家族? あー……」


   『変な宗教』『何か残念な親父』『埋蔵金を追え!』モヤモヤ~


さやか「う、うん、ちょっと色々事情があるみたいだよ……」

まどか「そうなんだ……」

杏子「アタシがどーしたって?」

まどさや「「」」ギョッ

さかなクンの助「ギョギョッ!」




さやか「きょきょきょ、杏子!? あんたいたの!?」

杏子「何でそんな驚いてんだ? アンタらの姿が見えたからちょっと声かけただけだよ」

まどか「も、もしかして聞いてた?」

杏子「 ? 何をだよ? つーかアタシの話してたろ、何の話だよ」

さやか<ど、どーしよ、どーやって誤魔化そう!?>テレパスィー

まどか<バレちゃったら大変だよぉ!>アセアセ

天の助<……>


天の助<みんなで……歌いましょう>



   交わした約束忘れないよ

            目を閉じ確かめる


           押し寄せた闇

                 振り払って進むよ



杏子「おい、何歌ってんだてめーら」




       いつになったらなくした未来を



杏子「いつまで続けるつもりだ、コラ」



    変わらない思いをのせ 扉閉ざされた扉開けよう

      バカサバイバー 生き残れこれ バカサバイバー


杏子「おい、バカサバイバーになってるぞ」

首領パッチ「……」つ『J○SRAC』スッ

杏子「いらん気をつかわんでいい!」




杏子「ホント、意味わからねーなお前ら」

さやか「は、ははは、あたしもこいつらに入れないでよ(誤魔化せたみたい……)」

杏子「一緒に歌ってた癖によく言うぜ」

まどか「ティヒヒ…」


さやか「そ、そうだ、杏子! あんた今からヒマ?」

杏子「あん? まあ、ソフトンの手伝いも終わったし、ヒマっちゃあヒマだけど?」

さやか「じゃあさ、ゲーセンいこ、ゲーセン! 一度杏子と一緒に遊びたかったんだ!」

杏子「ゲーセンかー。言っとくけどアタシ、かなり強いよ?」ニヤリ

さやか「ふっふふ、望むところよ!」


まどか「さやかちゃん? ゲーセンって……」

さやか<杏子にそれとなく聞いてみない? 学校のこととかをさ>テレパスィー

まどか<なるほど…>

首領パッチ「目から鱗だぜ……」鱗ポロポロポロ

さやか「ほ、ホントに鱗が落ちてる!?」

首領パッチ「はい、記念品」つ鱗 スッ

さやか「いらないよ、気持ち悪い!」


天の助「あ、金の鱗だ! おじさーん、『ハジケの缶詰』と交換してー!」つ金の鱗

まどか「どこぞのチョコ菓子!?」

首領パッチ「金なら100枚、銀なら500枚だよ。出直して来な」

さやか「難易度高ッ!?」

杏子「なー、そろそろ行こうぜ」





  ~学校~


ボーボボ「お前は先に帰ってもよかったんだぞ」

マミ「ボーボボさんの用事なら手伝いますよ。でも、どうしてまた学校に戻ってるんですか?」

ボーボボ「俺は教職に就く者だ。受験生一人一人の進路の事を考えないとな」

マミ(ボーボボ、佐倉さんだけじゃなくクラスのみんなのことも……!)

ボーボボ「こいつはシベリア送りで……、こいつはマグロ漁だな。あとこいつは闇払いに推薦しよう」つ名簿パラパラ

マミ(…………やっぱ心配)マミーン…


マミ「ところで、ボーボボさん。佐倉さんのことなんですけど……」

ボーボボ「何だ?」

マミ「昔、私は佐倉さんと一緒に行動してたことがあるんですけど、その時にあの子は家族のことを全く教えてくれなかったんです」

マミ「おそらく、何か複雑な事情があると思うんです。だから、家族状況などの書類を揃えるのはかなり難しいんじゃ……」

ボーボボ「そのことも想定内だ」

マミ「えっ、それじゃあ何か作戦でもあるんですか?」

ボーボボ「ああ……」スッ



父ボーボボ「杏子のヤツも随分成長したなぁ、母さん」ババン!

マミ「……」

ボーボボ「……」

マミ「ノリませんよ?」

ボーボボ「ガーン…」シュン…





  ~ゲームセンター~


     ワイワイガヤガヤ

さやか「ゲーセンに着いたよー!」

まどか「わーい!」

杏子「そーいや久々だな、ここ来るのも」

パチ天「「うおおおぉぉーーー、遊ぶぜぇーー!!」」ダッダッダ!

さやか「ちょっと、どこ行くの!?」

首領パッチ「決まってんだろうが! ゲーセンに来たら真っ先にすることはーーー!!」ダッダッダ!

天の助「ゲーセンと言えば、腕相撲マシンだろうがーーー!!」ダッダッダ!


 腕相撲マシン『フン、デカくなったな小僧』ウィーーン


まどか「まだそのゲーム置いてる店あったの!?」


首領パッチ「オラァーー!! 勝負じゃ、コラぁーー!」つガシッ!

      ボキィッ!

首領パッチ「うわぁーーーん、折れたぁーー!?」ギャァァァァ!

 腕相撲マシン『俺に後退は無い!』

天の助「コノヤロー、首領パッチの仇!!」つガシッ!

      パアァンッ!!

天の助「ひいいぃぃ、僕ちゃんの腕が木っ端微塵にぃーー!?」

 腕相撲マシン『天空の鳳凰は落ちぬ!』

さやか「何やってんのよ……」



首領パッチ「杏子~、俺たちの代わりに戦ってくれよ~!」ウルウル

天の助「悔しいよぉ~!」ウルルンタイザイキ

杏子「何でアタシが……」つガシッ

さやか「とか何とか言って、やる気マンマンじゃん」

杏子「うっせぇ」


杏子「ふんぬ~!」グググ…

 腕相撲マシン『俺との戦いを避けてきたのではなかったのか?』ウィーーン

首領パッチ「行けー! やれ、杏子ー!」

天の助「そこだぁー! 秘孔を突けー!」

まどか「頑張って杏子ちゃん!」

      ワイワイヤンヤヤンヤ!!

さやか「いいぞー! ……あ(いけない、当初の目的を忘れるとこだった!)」

さやか(それとなーく、話を聞かなきゃ!)



さやか「ねぇ、杏子……」


 腕相撲マシン『お、お師さん……』ガシャーーン


杏子「勝ったぁーー!」

首領パッチ「次! こっちに行こうぜ!」グイグイ

まどか「あ、待ってよ!」

杏子「おい引っ張るな!」グイグイ

天の助「次はガンシューティングだ!」

さやか「あ、ちょっと話が!」

     タッタッタッタッ…


  ドア < ウィーーン

モモ「うわぁ、ゲームがいっぱい!」

杏子母「あなた、どうして突然ゲームセンターに……?」

杏子父「杏子を見つけたんだ……」

杏子母「えぇっ!? ほ、ホントに? 見間違いじゃ…」

杏子父「確かに見たんだ、あの赤髪を……。あんな赤髪、私達の娘以外にあり得ない」

杏子母「た、確かに!」

杏子父「しかも、隣に青い子やピンクの子とかが居て、すごく目によろしくなかった」

モモ「お姉ちゃんいるの?」

杏子父「取りあえず探そう。離れないようにしなさい」





  ~ほむら邸~


ほむら「ど、どういうこと!?」

ほむら「少し気になって杏子の家のことを調べてみたら……」


ほむら「どこにも一家心中の記録がない!」


ほむら「当時の新聞も週刊誌もインターネットでも調べてみたけれど、どこにも見あたらない」

ほむら「私の知らないところで一体何が起こっているというの……!?」

テレビ『続いてのニュースです……』

ほむら「まさか、佐倉一家はまだ生きている? それなら何故杏子が……でも、もしかして……いや……」

ほむら「何らかの理由で風見野を離れているのかしら。もし見つけることが出来れば、杏子を学校に通わせることも……」

ほむら「でも、そう簡単に見つかる訳が……」


テレビ『織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、明智光秀、武田信玄、歴史に名だたる武将の埋蔵金を次々と発見したことで知られる佐倉さんが……』

ほむら「見つかったぁーーーーーッッ!?」ホムーーン!?


ほむら「って、埋蔵金!? 娘ほっぽって何してるのあのエセ神父!?」

ほむら「しかも、どんだけ見つけてるのよ埋蔵金!」


テレビ『佐倉さんは、見つけた埋蔵金の多くを恵まれぬ子供達への寄付、及びコードが絡まらないイヤホンの開発費にあてると発表しています』

ほむら「絡まらないイヤホン!? ますます意味が分からない……」

ほむら「見つかったのはいいけど、何だかイヤな予感がするわ……」

ほむら「とりあえずは杏子を探しにいきましょう」スッ

ストーリー忘れた





  ~ゲーセン~


首領パッチ「コレやろう、コレ! 絶対面白いぜ」つ100円 チャリン


  『カッパ君と遊ぼう! わくわくゲーム』<ピロリロリン♪


さやか「絶対つまんないでしょ、それ」

 カッパ君『僕はキュウリが大好きかっぱ~。君と一緒に遊ぶかっぱ!』

パチ天「「うおおぉぉ、楽しそう~~!」」ワクワク!

杏子「おい、それよりあっちのリズムゲーを……」

   『襲い来るゾンビをせん滅せよ!!』

   ゾンビ『ウガアアァァ!』

   カッパ『チッ、もう嗅ぎつけて来やがった!!』

杏子「そういうゲームなのか、それ!?」アンアン!?


まどか「あ……」

さやか「どうしたの、まどか?」

まどか「あのお人形がカワイイなぁ…って」


    『UFOキャッチャー』ウィーーン

.


さやか「あー、確かにまどかが好きそうなぬいぐるみだね」

まどか「お小遣いあるし、やってみようかな……」

杏子「止めといた方がいいよ」

まどか「えっ?」

さやか「何でよ?」

杏子「ありゃあ、取れないよ。店員がわざと取りにくい位置に置いてやがる。よっぽどの腕じゃないと無理だな」

さやか「な、何それ! 腹立つ店!」

杏子「まどかなら30回位やれば取れるんじゃない?」

まどか「そ、そんなお金ないよぅ……。それじゃ諦めよっかな」

杏子「ようし、安心しな。アタシが取ってやる!」

さやか「おっ? 出来るの?」

杏子「アタシを誰だと思ってんだい?」

天の助「ゲームセンターあらし」

杏子「出っ歯じゃねぇ、ふざけんな」



杏子「アンタ達とはゲーセン歴が違うの。まあ、ちょっくらお手本ってのを見せたげるよ」スッ

杏子「どれが欲しいの?」

まどか「えっと……、あの黒猫のお人形がいいな!」

杏子「任せな!」

まどか「頑張ってね杏子ちゃん!」

さやか「いったれー!」

首領パッチ「どれ、私もその勝負に参戦しましょうか……」スッ

杏子「は? 勝負?」

首領パッチ「先にまどかのお目当ての人形を取った方が勝ちだぜ! 幸い同じ商品のUFOキャッチャーが二台ある!」

杏子「そんな下らないことしなくても……」

首領パッチ「おやおや、杏子さんは負けるのが怖いんですか? とんだ魔法少女ですねぇ」ニヤニヤ

杏子「な、何ィ!? 上等だ、コラ! ぶっ潰す!」

首領パッチ「望む所じゃボケェーー!!」

まどか「何だか大事になっちゃった……」

さやか「杏子も乗せられやすいね」


天の助「両者、位置について……」

天の助「よーい…ドン!!」


首領パッチ「うおおおおぉぉぉぉーーッ!!」

杏子「おりゃああああぁぁーーーッ!!」





 UFOキャチャー < ウィン、ウィーーーーン…


さやか「うわ、絵面地味っ……」

杏子「おらおらおらぁーーーーーッ!!」

首領パッチ「うらららららぁーーーーーッ!!」

まどか「でもスゴく白熱して……してるのアレ?」

さやか「いや、叫びの割に動きが無いからよく分かんない」

まどか「だよね」


杏子「奥義『ヤマクズシ』!!」ウィーーン!

さやか「杏子、あんた……!」

まどか「上の方の人形を狙った!?」

さやか「UFOキャッチャーは穴近くの人形を引っかけて落とすのが定石でしょ!? どうしてそんな無茶を……」

杏子「へっ、見てなって」


   人形 < コテッ


まどか「掴めずに掠っただけ……、これじゃダメだよ!」

さやか「いや、よく見て!」


   人形 < コロコロコロッ!


まどか「こ、これは!? 引っかけた人形が斜面を転がっている!?」

さやか「しかも、他の人形も巻き込んで……! それはさながら極寒の雪山の雪崩の如く……!!」

まどか「これが、『ヤマクズシ』……!」




天の助「不味いぞ、首領パッチ! このままじゃ負ける!」

首領パッチ「分かっている。こっちも奥義を使おう」

まどか「首領パッチくんも!?」

首領パッチ「奥義『暴虐の帝王 ~ネロ~ 』!!」ゴゴゴゴゴ!

さやか「ぼ、暴虐ぅ!?」


首領パッチ「オラララララぁーーーッ!!」ドガガガガガッッ!!


   UFOキャッチャー < ガンガンガンガンガン!!!


まどか「ただ単に筺体を殴ってるだけだぁーー!?」マドーン!?

首領パッチ「落ちろぉーーー! 落ちろぉーー!!」ガンガンガン!

さやか「それルール違反でしょ! 店員に怒られるよ!?」

店員「あのー、お客様……」

さやか「ほら来た!」

首領パッチ「む! ならば、第2奥義!!」


首領パッチ「奥義『クレーマー・クレーマー』!!」


首領パッチ「オカシくねぇか、おい? コレ絶対取れねぇだろコラ、あ゙ぁ゙ん!?」

店員「そ、それはお客様……」

首領パッチ「慰謝料払え! 慰謝料としてあの人形ヨコせ!!」グイグイ

店員「お、お客様ぁ~……」

まどか「ガラの悪い客になった……」



  ぬいぐるみ < ボトボトボトッ!


さやか「あっ」

杏子「っしゃあ! 5個ゲット!」

まどか「杏子ちゃんが先に取った!」

首領パッチ「どうやら引き分けか」

さやか「あれ、あんたも同時に取ったの?」

首領パッチ「ああ、ゴネまくったぜ」

杏子「反則だろそれ」


杏子「ほらよ、アンタのもんだよ。黒猫以外にも色々取れたけど」つ ぬいぐるみs スッ

まどか「ありがとう! スゴい……、1回で5個も……! あっ、お金払うね」ゴソゴソ

杏子「100円位いいって」

まどか「でも……そうだ! それじゃ、ハイ!」つ ぬいぐるみ

杏子「 ? アタシが取った人形……どういう意味?」

まどか「ティヒヒ、人形5個は流石に多いから。みんなにお裾分け! さやかちゃんにも!」つ ぬいぐるみ

さやか「あ、ありがと」つスッ

杏子「相変わらずだね。まあ、その人形はアンタのもんだし、どうしようがアンタの勝手だよ」



まどか「はい、首領パッチ君、天の助君!」つ ぬいぐるみ

天の助「おう」

首領パッチ「んだよ、俺もせっかく取ってやったのに」

まどか「あ、首領パッチ君もありがとう!」

首領パッチ「せっかくお前の言ってた奴を取ったのによ」つ『きんにくピーマン』 スッ

まどか「何この人形!? 私コレ取ってって言った覚えこれっぽっちも無いよ!?」マドーン!

きんにくピーマン「喰らえ……」

まどか「しゃべった!?」

首領パッチ「ほらやる」

きんにくピーマン「喰らうがいい……」

まどか「い、いらない…」



さやか(……はっ! 楽しすぎてまたまた目的を忘れてた! これじゃ、ただ遊んだだけで終わっちゃう!)

さやか「ねぇ、杏子。あんたさ学校に……」 ガンガン!>

杏子「あん? ん、何だこの音……?」 ガンガン!>

さやか「えっ?」チラッ



 UFOキャッチャー『田楽マン「……」』ジーーーッ



さやか「……」

杏子「……」


 UFOキャッチャー『田楽マン「し、しまった、コレは罠か!? 世界カワイイキャラ選手権の会場と間違えちまった!!』

 UFOキャッチャー『田楽マン「出してくれぇ! このままじゃ悪徳バイヤーに人身売買されちゃう~~!!」』ガンガンガン!!



さやか「……」

杏子「……」

さやか「向こう行こっか」

杏子「ああ」

UFOキャッチャー『田楽マン「ああっ、ちょっと待って! 助けてくれよ、ほらさっきみたいに俺をゲットしてよ!!』ガンガン!

さやか「えぇ~~……」

杏子「テメーの為に100円使うのはちょっと……」

UFOキャッチャー『田楽マン「ひ、ヒドい!!」』ガガーーン!



 「あっ! あのお人形さんかわいい!」


.


さやか「え?」

UFOキャッチャー『田楽マン「ほ、ほら見ろ! 俺の可愛さが分かる人間はちゃんといるんだよ!」

女の子「いや、あなたじゃなくて横のクマのお人形なんだけど……。あなたなんか怖いし」

UFOキャッチャー『田楽マン「おぶぇぐばああぁぁぁッ!!」』ゴバァッ!

まどか「しょ、ショックのあまり血を吐いた!?」マドーン!?

さやか「他のぬいぐるみも血まみれに……!」

首領パッチ「ば、バイオハザードだぁ……」ガタガタ

杏子「……」

さやか「ん、どうしたの杏子?」

杏子「……モモか?」

さやか「えっ?」


モモ「……お姉ちゃん?」


まどか「え……」

まどさや「「えええぇぇーーー!?」」




杏子父「モモ! 勝手に走ったら……なっ!?」

杏子母「あ……!」


杏子「お、父さん……お母さ…ん?」


まどか「え、えぇっ!? これって……!?」

さやか「杏子! 本当に……!?」

天の助「誰こいつら?」

首領パッチ「安田大サーカスじゃね?」サンニンダシ

まどか「まったく違うよ!!」

さやか「ねぇ、杏子!」

杏子「……」



   キィィーーーーーーン!!



まどさや杏「「「!!」」」



まどか「これって!」

さやか「魔女……!? す、すごく近い!!」

モモ「な、何?」



  結界 < ガパァッ!



モモ「きゃあぁぁぁぁッ!?」ゴオォォーー!

杏子父「モモ! うっ、うわああぁぁ!?」ゴォーー!

杏子母「あなたっ、きゃああぁぁーーーッ!?」ゴォーー!


まどか「ああッ! 取り込まれた!?」

さやか「すぐに追おう!」ダッ

杏子「くっ!」ダダッ!

首領パッチ「暴れるぜぇーーーッ!!」ダッ!

天の助「な、何だって娘が誘拐された!? 分かったすぐに帰るぞ」

天の助「ちょっと急用が出来たから、さようなら」エ、エヘヘ

首領パッチ「はい、散歩しましょうねポチ~♪」ガシッ

天の助「ぐえええぇぇ~~!? ごめんなさい、逃げないから首輪はやめてぇーーーッ!!」

首領パッチ「オラッ、走れ!」

天の助「ひいぃーーーッ! わんわーーん!!」


  結界 < ゴゴゴゴゴ…



UFOキャッチャー『田楽マン「……」』

UFOキャッチャー『田楽マン「えっ、俺置いてけぼり?」』





  ~町中~


ほむら「この感じは……魔女!」

マミ「そうね!」

ほむら「と、巴さん!? いつの間に背後に!」

マミ「あなたの知らぬ間によ」ファサッ

ほむら「それは私の真似ですか……?」

ボーボボ「場所はどこか分かるか」

ほむら「ボーボボも居たのね」

ボーボボ「俺たちはちょうど学校から帰る途中かもしれん」

ほむら「そこはハッキリしてくれないかしら……」

マミ「魔女の気配は向こうからですよ、ボーボボさん!」

ボーボボ「よし、俺の愛車に乗れ!」


  ベンツ『ププー!』


マミ「スゴいセレブぅーーーッ!?」マミーン!

ボーボボ「ボーナスで買ったんだ。傷は付けるなよ」ドアガチャッ

ほむら「この高級車なら一瞬で目的地に付けるかも……」ドアガチャッ

ボーボボ「みんな乗ったな? 全力でペダルを漕げ!!」キコキコキコキコキコ!!

ほむマミ「「人力ィーーーッ!?」」


ボーボボ「急げ! 間に合わなくなるぞ!」

マミ「で、でもこれ走った方が早いんじゃ……」

ボーボボ「とにかく漕ぐんだぁーーー!!」




      キコキコキコキコキコキコ……


ボーボボ「うおおおぉーーー! 音速じゃぁーーー!!」キコキコキコ!


       ザワザワ… ナニアノクルマ…


マミ(は、恥ずかしい……)キコキコ…

ほむら「どんなに漕いでもやっぱり遅いわ! 大体この車ホントにベンツなの!?」チラッ


   『メロスです-Benz』チーン


ほむら「メロスですぅ!? メルセデスじゃなくて!?」ホムーン!?

マミ「ぱ、パチモンじゃない!!」

  ベンツ『待ってろセリヌンティウス!!』プップー

マミ「ホントにメロスだった!!」

ほむら「ちょっとボーボボ! こんな車じゃいくら漕いでも……」


ボーボボ「うるせぇ!! 一度本気でやってみろ! 熱意が伝われば必ず道は開ける!」

ボーボボ「うおおおおぉぉーー!!」キコキコキコキコ!

  ベンツ『私は友情の為に死にに行くのだ!!』プップー

ボーボボ「うおおぉぉ! 頑張れ! 頑張れメロス! 暴君に友情を見せつけるんだ! 頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ~~~!!!」キコキコキコキコ!!

ボーボボ「って、バカぁーーーーーッ!!!」鼻毛ズパァーン!!

  ベンツ『ぐわああぁぁーー!?』ゴシャッ!

  ベンツ『』ドサァ…

ボーボボ「フー……」スッキリ

ボーボボ「じゃ行くか」スタスタ

ほむら「」


ほむら「……と、巴さん」

マミ「いつものボーボボさんよ。気にしないで……」

ほむら「そう……」





  ~結界内~


まどか「杏子ちゃん、さっきの人たちってホントに……」

杏子「ああ」


杏子「アタシの両親と妹……だよ」

まどか「!!」


父パッチ「嘘だ! 杏子の本当の家族は俺たちだ!」

妹の助「お姉ちゃん!!」

母さやか「杏子……」

杏子「フザケてんじゃねーぞオイ!! あれはオメーらがしつこかったから付き合ってやっただけだ!!」アンアーン!

まどか「な、何があったのかな……?」


さやか「でも、何で杏子のお父さん達がここに? まさか……」

杏子「な、何だよ」

さやか「埋蔵金……」

杏子「……いやいやいや、あり得ないでしょ」

さやか「だけどあの書き置き……。帰ってくる時は埋蔵金を発掘した時とかって」

杏子「あり得ないって。いくら何でも埋葬金なんてさ、ないないない」


まどか「あっ!」

さやか「どうしたの?」

まどか「あの人達どこかで見たことあると思ったら……」

まどか「ニュースに出てたよ! 確か埋蔵金を発見して億万長者になったとか……!」

杏子「ま、マジかよ……?」

首領パッチ「杏子、困ったことがあったら何でもおじさんに言いなさい」ポンポン

天の助「杏子さん肩揉みますよ、へへへ」モミモミ

杏子「急にひっつくな! 親父が金持ちって知った途端コレかよ!」



さやか「この近くにお父さん達はいないみたいだね。どこに行っちゃったんだろう?」

まどか「もしかしたら、結界の奥に飛ばされてたりして……!」

さやか「速く助けにいこう! 一般人が生身では危ないよ!」

杏子「そうだね、まずは親父達の救出だ」


まどか「それにしても、この結界ってなんか不思議だね、豪華っていうか……」

さやか「ケバイね。趣味の悪い金持ちの家みたいな感じ」

杏子「的を得てるな」

首領パッチ「金だ、金だぁーーー!!」ヌスミヌスミ!

天の助「これは俺のもんだバカヤロー!」ヌスミヌスミ!

さやか「一応、他人の物だし止めなよ」

杏子(つーか、結界から出たらそれ消えるだろ)


使い魔「キキー!!」ガバッ!

さやか「 ! 使い魔!」

使い魔「キッキー!」ヌスムナ!

   バキィッ!

天の助「ぐっばぁッ!?」ゴバッ!

首領パッチ「ひいぃ、許してぇ~!!」ボカッ!

杏子「言わんこっちゃねぇ」



使い魔「キッ?」クルッ

まどか「えっ」

使い魔「キッキーー!」ダッダッダ

まどか「きゃあぁぁーっ!?」


さやか「ま、まどか!」

杏子「ちっ!(バカ共に気を取られてた!)」


使い魔「キキー!」スカッ

まどか「きゃぁぁ……ってあれ?」


さやか「 !? まどかを素通りした……!?」

杏子「いや、よく見ろ」

さやか「えっ?」


使い魔「キキキー♪」つサイフ

まどか「あっ私のサイフ! 返してよ!」

使い魔「キキー!」ダッダッダッダ!!

まどか「行っちゃった……」

さやか「ガメツい奴ね。ということは魔女本体はよっぽどの守銭奴か」

まどか「私のサイフが……、ママが買ってくれたのに……」

首領パッチ「どんまいどんまい」

天の助「久々にストレッチマンを見たら、まいどんとかいうのが居てビビった」



さやか「それじゃ、杏子のお父さん達が引き込まれたのは、金持ちオーラを感じ取ったからかな?」

杏子「フザケた魔女だな、ますます腹が立ってきたよ」

まどか「でもさ……」

杏子「あん?」



まどか「でも、その魔女も元は魔法少女なんでしょう……?」



さやか「まどか……」

杏子「……」

まどか「その魔女だって、さやかちゃんの時と同じように元に戻せるかもしれないんだよね?」

杏子「かもな」

杏子「だけどな、今アタシの家族が危ない目に遭ってるんだ。そんなできるかどうか分からないもんに賭けられるか。さやかの時は奇跡だったわけだし」

まどか「それは、分かるよ……。でも魔女を含めてみんなを助けられる可能性があるんだよ?」

杏子「もしかすると、使い魔が成長した魔女かもしれないよ。今更そんなこと考えてどうするの」

杏子「元は同じ仲間だったかもしれないけどさ、奴らを倒さないとアタシらも魔女になるわけ」

まどか「確かにそうだけど……」



さやか「まどか」

まどか「さやかちゃん……」

さやか「あのね、前のあたしだったらまどかの意見に賛成してたと思うよ」


さやか「でもさ、一回魔女になって実感したよ。もうあんなのになりたくないって……」

さやか「自分が何かも分からずに、ただただ絶望し続けるんだよ? 辛いなんてもんじゃない。知らず知らずの内に親友も傷つけてたりするし」

さやか「だからさ、もう絶対に絶望しない。そして、魔女は倒す」


さやか「魔女もキュゥべえの被害者ってことは分かる。だけどあの子達も本心ではこんな事したくないって思ってるよ」

さやか「だから、魔女が新たな絶望を生む前に倒す。それこそが魔女の為だし、あたし自身の為でもある」


まどか「さやかちゃん……」

さやか「このやり方も無理があるだろうけどね。でも今はこれしか方法がないと思う」

杏子「よく言ったなさやか!」

さやか「まどか……、これじゃダメかな? あんたにとってはスゴく辛いだろうけど、お願い」

まどか「……」

まどか「……分かったよ。ごめんね、呼び止めちゃって」

杏子「いいって、気にしてないよ。ちゃちゃっと倒して、親父達を助ければいいだけだし」

さやか「じゃ、行こっか」

首領パッチ「あ、話終わった?」ジャラジャラ

天の助「全自動の卓買おうぜ」ジャラジャラ

杏子「何麻雀してんだよ!」

まどか「……」

まどか(さやかちゃんの言ってることは理解できるけれど……やっぱり……)

まどか(考えてみれば、倒してきた魔女も元は魔法少女なんだよね……)


まどか(今まで倒した魔女も、これから倒さないといけない魔女も、魔女になる前の魔法少女も……)

まどか(みんなを助けることは本当に出来ないのかな……?)





  ~結界・再深部~


魔女「ウケケケケケェーーッ!!」

さやか「いた! 魔女!」

杏子「親父達は……」キョロキョロ


佐倉一家「「「」」」キゼツ


まどか「あそこだよ! みんな気を失っているみたい……」

さやか「先に助けよう!」

杏子「おう……、あっ!」


使い魔s「「キキー!」」


佐倉一家「「「」」」ズルズル


杏子「親父達を引きずって……、どこに連れてくつもりだ!!」

さやか「杏子、アレ!」


使い魔「キキッキー!」

  金庫 < バッターーン!


まどか「き、金庫の中に入れちゃった!?」

杏子「 フザケやがって!!」

魔女「ウケケケケェーーー!!」



天の助「よしっ、杏子の家族は俺に任せろ! お前らは魔女の相手だ!」

さやか「大丈夫なの、天の助?」

天の助「安心しろ、こういうのは慣れてる!」


  プルプル真拳奥義<ピッキング天ちゃん>!


天の助「うおおおぉぉーーーッ!!」カチャカチャ!

金庫(く、くやしい……でも……!)カチャカチャ!

まどか(犯罪だ……)

天の助「俺が救出しているうちに速く!!」カチャカチャカチャ!

金庫▓░▓▒(んほおおおおぉぉーー!!)カチャカチャ!

さやか「あ、テレビのピッキングの防犯講座みたいにちゃんとモザイクかかるんだ」

杏子「というより雰囲気オカシいだろ、あれ」




魔女「ウガアアァァーー!!」

さやか「いくよ、杏子!」

杏子「おう!」

首領パッチ「この成金野郎がぁーーッ!」


魔女「ウケケェーーー!!」ゴォッ!

   コイン < ヒュン! コイン < ヒュン! コイン < ヒュン!

さやか「お金を飛ばしてきた! 銭形平次!?」

杏子「下らねー技だな!」

首領パッチ「馬鹿め! そんな攻撃、屁でもねーぜ!」


首領パッチ「うおおおぉぉぉーー!!」つ100円 シャカシャカ!

首領パッチ「おりゃりゃーーーー!!」つ10円 シャカシャカ!

首領パッチ「おおお、大玉ゲットぉ!」つ500円 シャカシャカ!

杏子「何してんだ貧乏人!!」ドガッ!

首領パッチ「ウゲェッ!?」チャリンチャリーン!

杏子「これも敵の攻撃だぞ、アホか!」

首領パッチ「お前に貧乏人呼ばわりされるとか無いわ~……」

杏子「うっせぇ!」アンアン!


魔女「ウケケケ~!」ギャハハハ!

さやか「魔女にも笑われてるよ」

首領パッチ「んだとぉ!? 俺を怒らせたらどうなるか、その身に教えてやるぜーーー!」

首領パッチ「うおおぉぉぉぉーーーッ!!」ダダダッ

魔女「ウケッ!?」

首領パッチ「うおおおぉぉーーーッ!」ババッ



   スチャッ!


首領パッチ「肩凝ってるね、お婆ちゃん!」トントントン!

魔女「???」

さやか「お小遣いをそれとなくせびる孫になった!?」

杏子「まだまだ金を搾り取る気じゃねーか!!」

魔女「ウケケ……♪」

まどか「ま、魔女もいい気分になってる……」

首領パッチ(くっくっく、シメたぜ!)トントン

魔女「ウケケェ……♪(これ、駄賃だよ)」つ スッ

首領パッチ(キタキタキタァーーー!!)グッ!



       つ『干し柿』



首領パッチ「いらんわ糞ババアーーー!! 通帳よこせやぁーーッ!!」ボキャッ!


      奥義<ハジケ流超劇場型詐欺>!!


魔女「ウゲェーーッ!?」ゴバァッ!

さやか「ここまでが奥義だったぁーーー!?」サヤーン!?

首領パッチ「てめぇらの年金はな、全部俺たち孫のもんなんだよ」つタバコ スパー

まどか「む、むごい……」


魔女「ウギギギ……」

魔女「ウケーーッ!!」ブワァッ

     コインs < ジャラジャラジャラ!

首領パッチ「ぶげぇッ!?」

杏子「魔女の反撃っ……!」

さやか「首領パッチが金に埋もれた……」

首領パッチ「久しぶり!! この感覚久しぶりぃーーーッ!! ハレクラニ以来!!」アップアップ!

    ドゴォーーーン!!

まどか「首領パッチくーーーん!?」




     しゅうぅ~~~

首領パッチ「  」

杏子「無事か、首領パッチ!?」

さやか「首領パッチ……? ちょっと、何とか言いなさいよ!」

首領パッチ「キ……」

杏子「き?」


首領パッチ「キキキーー!」キー!


杏子「!?」

さやか「!?」

まどか「ど、首領パッチくんが使い魔みたいに……!?」



魔女「ウケケケ♪」ニヤニヤ

杏子「あの馬鹿、操られやがった!」

首領パッチ「キキッキー!」

さやか「ていうことは『魔女の口づけ』が!? ってどこにあんの!?」

杏子「あそこじゃね? ほらあの首……いや、首無かった! じゃあ、どこだ!?」

まどか「ほら、あの上から三番目のトゲの端っこに……」

さやか「アレ違くない? つーか地肌がオレンジだから見つけにくい!」



首領パッチ「キキキー!」ポカポカポカ!

さやか「いたたた! 正気に戻りなさいよ!!」

首領パッチ「キキッキー!」

杏子「マズいな。洗脳されたっつーことは本体を倒さねーと……」

天の助「ふん、どいつもこいつも。お前らは首領パッチのことを何も分かってないな」スッ

さやか「どういう意味よ」

天の助「奴はあの程度の敵に洗脳されるほどフヌケちゃいない。あれはいつものボケの延長線上だ」

杏子「じゃあ、全部演技っつーのか?」

首領パッチ「キキー!」

天の助「当たり前だ。なあ、首領パッチ!?」

首領パッチ「キ……キキ……」


首領パッチ「いや、洗脳されてるけど?」


さやか(普通にしゃべった!?)

天の助「ガーーン!」ガーン!

杏子「おい、見当外れじゃねーか」

まどか「天の助君……」

さやか「あんなに偉そうに言ったのに恥っずかしー」プププ

天の助「……」ダラダラ…


パチ天「「キキキー!」」キー!

杏子「何一緒に洗脳されてんだよ」




さやか「というか、天の助! あんた金庫の方はどうなったの!?」

天の助「ああ、見事に打ちひしがれたぜ」

  金庫 < シャッキーン☆

杏子「ダメだったんじゃねーか!」

まどか「自信満々に言うことかな……?」


魔女「ウケー!」シュバッ

使い魔s「「「キキキー!!」」」ダッダッダ

首領パッチ「キキー!」ダッダッダ

さやか「げっ! 使い魔の奴らが来た!」ツイデニバカモ!

杏子「迎え打つぞ!」スッ


さやか「てぇーーい!」ブン!

使い魔「ウギャーー!」ズバァッ!

首領パッチ「あぶなっ」スカッ!

杏子「オラァッ!」ヒュン!

使い魔「グエェー!」ズブッ

首領パッチ「おっとっと」ヒョイッ

まどか(あれって絶対理性あるよね……)



使い魔s「「「キッキー!」」」ダッダッダ!

首領パッチ「ヒャッハッハー!」ダッダッダ!

まどか「あっ!?」

さやか「しまった、あっちには金庫が!」

杏子「人質をとるつもりか!」

天の助「俺に任せろ!」


     プルプル真拳奥義『旅先の免税店ってワクワクするよね?』!!


天の助「安いよ、安いよ~」『50パーセントOFFセール』

まどか「なに店開いてんの!? こんなんで使い魔が引っ掛かる訳が……!」



                 『使い魔s』<ウオオオオォォーー!!
                   │
                   │ダ
                   │ダ
                   │ダ
                   │ッ
.    \ヤスイヨ~/       │
     『天の助』 ←────┘カクンッ!
            ダダダダッ!

                 『金庫』



使い魔「「ヤスーイ!!」」キキー

首領パッチ「ちょっとコレはアタシのよ!」

まどか「全員が吸い込まれるように特売に向かったぁーーッ!?」マドーーン!


天の助「ウチは優良店だからね~」

首領パッチ「ブランド品がこんなに安いなんて信じられないわー! ……ん?」


       ヴィ ト ・ ン
            ↑
       拡大(コロテ)



首領パッチ「パチモンはいらんわぁーーー!!」ドゴォッ!

天の助「ぐへぇ!? バレるとはぁーー!?」ゴバァッ

まどか「お粗末すぎるコピー商品だった……」


首領パッチ「こんなシケたところに居れるか! 金持ちの所に行くぞ!」

使い魔s「「「キキキー!」」」オー!

さやか「使い魔たちのリーダーみたいになってる!?」




首領パッチ「金庫についたぜ! さあ、開けるぞ!」

使い魔s「「「キキー!」」

さやか「くそう、あいつら速い!」ハァハァ

杏子「ちくしょう!」


首領パッチ「鍵無くしたぁーーー!!」ウワァァン!

使い魔s「「「キキ~!!」」」ウワァァン!

さやか「想像以上にバカだったこいつら!」

首領パッチ「ちくしょう力技だ! 開け開け開けー!!」ドガガガガ!

使い魔s「「「キキキキー!!」」」ドガガガガッ!

     ボキィッ!!

首領パッチ「腕が折れたぁーーー!?」ギャアアァァ!

使い魔s「「「ギギィーーッ!?」」」ウギャアァァ!

杏子「敵なのに、こっちが心配になってくる……」


さやか「あの金庫、思ったよりも頑丈らしいね」

杏子「あれなら中の親父たちも無事だろうな」




まどか「大丈夫かな……、ん?」キラッ

まどか「何だろうコレ? 鍵……?」つ鍵 スッ


使い魔「キキー!」

首領パッチ「そうか、あれが金庫の鍵か!!」

まどか「えぇっ!?」

首領パッチ「それをよこせぇーーーッ!!」ダッダッダッダ!!

使い魔s「「キキキーー!!」」

まどか「ひっ!? こっち来ないでぇーー!」ダッダッダッダ!

首領パッチ「待ちやがれぇーー!!」


さやか「まどか!」

まどか「助けて、さやかちゃーん!」

さやか「アゴを引いて脇を締めると速く走れるよ!」

まどか「そんなアドバイスはいいから助けてぇ!!」



天の助「おい、この金庫を利用するぞ!」

杏子「どうやってだよ!」

天の助「今奴らは金庫に背を向けている。そこで、この馬鹿デカイ金庫を滑らせてブツケる!」

さやか「こんなデカくて重いモノ無理でしょ!」

天の助「やってみなくちゃ分からないだろ!」



天の助「この前ね、太平洋に会ったのよ、太平洋に」

天の助「最近会ってなかったから聞いたんだよ。『仕事忙しいんですか?』って」

天の助「そしたら何ていったと思う?」


    太平洋「太平洋は大変よ(太平洋とかけている)」



金庫「ズコーーーーッ!!」スッテーーン!


さやか「ホントに滑ったぁーーーッ!?」サヤーーン!

  金庫 < ズガガガガガガッ!

杏子「しかもすげぇ勢いで! 止まんねぇ!」



まどか「来ないで~~!!」ダッダッダッダ!

首領パッチ「どこに逃げるつもりだ、小娘ー!!」ダッダッダ!

使い魔s「「「キキー!」」ダッダッダ!

まどか「いやぁ~~!」

首領パッチ「はっはっはっは~~!!」 ズガガガッ!

首領パッチ「んだよ、うっせぇな!」クルッ


    金庫 < ズガガガガガ!!!


首領パッチ「ええええぇぇーーーッ!?」ガビーン!



     ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!




           小さき者よ……



                  首領パッチ「あ、ああ……!!」ガタガタ



                                    力の差を知るがいい……!




首領パッチ「あああああーーーッ!!」ガタガタガタ

      金庫 < ブチッ

首領パッチ「ぶっ!!」

さやか(潰された……)

使い魔s「「「ギギー!?」」」ブチブチッ!

杏子「よっし、他の使い魔も潰した!」



まどか「ありがとう、みんな! もう金庫を止めていいよ!」ダッダッダッダ!

   金庫 < ズガガガガガガッ!


さや杏「「え……」」

まどか「え?」ダッダッダッダ!

さや杏「「……」」

まどか「ね、ねぇ何で黙ってるの? このままじゃ私もあの金庫に潰されちゃうんだけど……」ダッダッダッダ!

さやか「大丈夫安心して、まどか!」

杏子「おい、天の助……」

天の助「あっしは滑らせる担当ですぜ」

さや杏「「……」」


まどか「だ、黙らないでよ! 足も限界だし、早く止め……!」ダッダッダッダ!

さやか「まどか」

まどか「えっ?」ダッダッダッダ!

さやか「アゴを引いて脇を締めると速く走れるよ」

まどか「そのアドバイスさっきも聞いたよーッ!? これ本格的にヤバいんじゃないの、ねえ!」

杏子「落ち着け、まどか! ギャグ漫画なら団子みたいにコネたら元に戻るもんだよ!」

まどか「何でぺっちゃんこになった後のことを考えてるのぉーーーーッ!?」ダッダッダッダッダ!



   金庫 < ズガガガガガガガッッ!


まどか「いやあぁぁー! 本当の意味で二次元の住人になっちゃう~~!!」ダッダッダッダ!

魔女「ウゲェッ!?」ビクッ!

さやか「まどか!? そっちには魔女が!」

まどか「ひいぃーーーッ!!」ダッダッダッダ!

魔女「ウケケェッ!?」アセアセ

杏子「ありゃ、聞こえてないよ」


   金庫 < ズガガガガガガッ!


    ドゴオォーーーーーン!!


まどか「きゃああぁぁッ!?」ドゴォーーン!

魔女「ウゲゲェーーーーーーッッ!?」ドゴォーーン!


杏子「魔女にブチ当たった!!」

さやか「まどかぁーーッ!?」


魔女「ウググ……」ピクピク

杏子「相当のダメージだ!」

さやか「で、でもまどかが……! まどかは!?」



    しゅうぅ~~……


まどか「うぅ……、あれ? 無事? どうして……あっ!?」

???「……」ゴゴゴゴ…

さやか「だ、誰かがまどかの前に……! あの人がまどかを守ったの!?」

まどか「あなたは……! どうしてあなたが!?」

???「……」ゴゴゴゴ…




きんにくピーマン「……」ゴゴゴゴゴ!




杏子「オメーかよ!?」

まどか「ど、どうして私の身代わりに……!?」

きんにくピーマン「気がついたら体が動いていただけさ……ゴフッ!」

まどか「ああっ! ヒドい怪我!」

きんにくピーマン「まどか……一つだけ、願いを聞いてくれないか……」

まどか「それ以上しゃべったら体が……!」

きんにくピーマン「最期の願いだ……! ……喰ってくれ、俺を……喰らってくれ!」

まどか「それは無理」

きんにくピーマン「先っちょだけ…」

まどか「無理」

さやか「何にせよ、まどかが無事で良かった」ホッ




魔女「ウギギギギギ……」ボロボロ

さやか「見て! 魔女が弱っている!」

杏子「よしっ!」

首領パッチ「ウググググ……」ボロボロ

天の助「見ろ! 首領パッチが唸っている!」

杏子「よしっ……、ってどうでもいいわ!」

天の助「あれは首領パッチがサナギから成虫になる合図だ」

杏子「あの状態でサナギなのかよ」


首領パッチ「ううぅぅ!」バリバリッ

まどか「体にヒビが……! まさか本当に蝶になるの!?」

首領パッチ「うああぁーーーッ!」ピキピキピキ!


     バリン!


パチニューラ「キシャアアァァ!!」バタバタバタ!

まどか「きゃああぁぁ!? ゴジラに群れをなして戦いそうな怪獣に進化したぁーー!?」

さやか「ぐ、グロイ……」



パチニューラ「キシャアアァァーー!」バタバタ!

天の助「こ、これが首領パッチの真の力……!」

パチニューラ「キシャシャァーー!」バタバタ!

杏子「こんなやつ倒せるのかよ……」

まどか「ひぃ、怖い……! すごく凶暴になってる……」ガタガタ


     ウワー  ヤベー コワイー


パチニューラ「キシャ……アぁ……」



パチニューラ「あ、あの自分、場違いなら帰りますけどっ……?」

まどか「思ったより気が弱い!?」マドーーン!

首領パッチ「何なら幼虫にもどりますし……」イソイソ

さやか「意外と話が通じる奴だったね……」


杏子「つーか、オメー洗脳解けたのか?」

首領パッチ「ああ、あの<江戸 金庫の乱>でな」

さやか「さっきの騒動に変な名前付けとる!」

首領パッチ「恐ろしかったぜ。まるで<呪いのローラー>を喰らったかのような衝撃……」

  サンシャイン『アパッチのおたけび? うん、オッケー☆』テヘペロッ

まどか「ローラ違いだよ」


首領パッチ「しかし、俺を洗脳するとは死ぬ覚悟は出来てんだろうな、成金野郎?」ゴゴゴゴゴゴ!

天の助(首領パッチがキレた! こうなったアイツはもうブルドーザーを止めることも出来ないぜ……)

杏子「出来ないのかよ」




魔女「ウギギギ~~!」プルプル

さやか「今がチャンスだね。使い魔は皆始末したし、後は魔女一人!」

杏子「4人で力を合わせて、ソッコーで終わらそうよ」

首領パッチ「ならば、連続奥義でケリを付ける!」

天の助「私たちのカルテットをご馳走させて差し上げましょう」フフフ!


魔女「ウケケケェーーー!!」

天の助「金、金、金とウルサいワガママBOYめ!」ダッダッダッダ!

首領パッチ「金以外にも目を向けろ! その考えを叩き直して有り金全部頂く!!」ダッダッダッダ!

まどか「前半と後半が噛み合ってない!」


魔女「ウケケーーーッ!!」

    コインs < ヒュンヒュンヒュン!!

さやか「わわっ! またこの攻撃ぃ!?」キン! キン!

杏子「ショボイもんだけど、こうも数が多いとしんどいな!」キン! キン!

天の助「ならば、その必死に集めた金も重みとなることを教えてやろう!」プルプルプル~!

魔女「ウケェ!?」プルプル!

杏子「何だ!? ところてんが魔女の体に絡まった!?」



     プルプル真拳奥義<衝撃吸収! ところてん貯金箱!>


                 ズンッ!!

.



魔女「ウグググ……!?」オモイー!

まどか「魔女の背中に巨大な貯金箱が!」

さやか「中にはお金がぎっしり詰まってる!」

天の助「へへへ! その貯金箱はちょっとやそっとじゃ壊れねーぜ!」

天の助「どうだ、動きにくいだろ! それが金の重さだ!」

魔女「ウゲゲゲェ……!」ググググ…


首領パッチ「でかした、天の助! これならあの奥義を使えるぜ!」

天の助「おう、元よりそのつもりよ! 行くぜ首領パッチ!」


    協力奥義<氷河期を勝ち抜いたエリート新入社員>!!


 『ウィッチ・コーポレーション』

首領パッチ「社長! ともに世界規模の会社を作りましょう!」

天の助「新しい企画なんですが!」

魔女「???」


さやか「変な会社を立ち上げたぁーーーッ!!」

杏子「それのどこが奥義だよ!?」

まどか「よく見て二人とも!」

さや杏「「へ?」」


首領パッチ「海外への展開も視野に入れて、社内公用語は英語に……」セッセ!

天の助「はい! 我が社のスポンサーになっていただくと……」セッセ!

まどか「才気溢れる社員が汗水垂らして働くことによって……!」


首領パッチ「やったGoogleを抜いたぞぉーー!!」

天の助「社長! ついに我が社が世界1の企業に!」

   貯金箱 < チャリンチャリンチャリンチャリン……!

魔女「ギギギギギギィ~~!?!?」グググググ!!

まどか「稼いだお金がそのまま魔女に!!」

さやか「そんな規模のデカい奥義だったのぉーーーッ!?」サヤーーン!




魔女「ウゲェアァーーーッ!!」ブン!

首領パッチ「グヘェッ!?」ズサーー!

天の助「ゴバァッ!?」ズサーー!

まどか「ああっ! 殴り飛ばされた!」

首領パッチ「チッ! まだあんな力が残っているとはな!」

天の助「一生懸命尽くしてきたのにリストラかよ~~!」


魔女「ウガアアァァァーーッ!!」ダッダッダッダ!

首領パッチ「せっかく億万長者になったのに、まだ金の正しい価値が分からねーのか!」

天の助「お前のような分からず屋は……!」

首領パッチ「分からず屋は……!」

魔女「ウガガガーーーッ!!」


パチ天「「アフリカに行って恵まれぬ子供達と触れ合ってきやがれーーーッ!!」」メキャァッ!


    バッキィーーーーンッ!!


魔女「ウゲバァーーーーッ!?!?」ヒューーーーン!



杏子「魔女が飛んでいく……。まさかたった一発のパンチで本当にアフリカに飛ばすつもりか!?」


       ヒューーーーーン……


          ドスン!


魔女「ウグググ……」シュウゥ~…

コパッチ「アンニョンハセヨ!」

まどか「韓国!?」

さやか「大陸ですらない!」

杏子「でもなんで韓国に……」


コパッチ「飛行機に乗せるハムニダ」ズルズル…

魔女「グググ……」ズルズル


    『ソウル国際空港』


まどか「あぁッ!? 一端ハブ空港を経由してアフリカに送るつもりだぁーーー!!」

さやか「旅行気分かよ!!」



     そして、アフリカについた


魔女「ウグググ……」ピクピク…



まどか「で、でもここからどうするの? 魔女はアフリカにいるし攻撃できないよ?」

杏子「魔女がアフリカの暮らしを見て改心するとは思えねーしな……」

天の助「そこで、お前らの出番だ!」

さやか「へ? あたしら何するの?」

首領パッチ「…………」



首領パッチ「……寄付をしよう」




  100円でもいい 10円でもいい

  その小銭で救える命がる

  あなたの小さな優しさが、いずれ大きな愛を生むでしょう

  恵まれぬ子に愛の手を  すべての人々に愛の手を……




    貯金箱 < チャリリリリーーーンッ!!

魔女「ウギャアアァァァーーーーー!?」バキバキベキッ!!


まどか「世界中の寄付がアフリカに集まって魔女の重しになってる!!」

首領パッチ「これぞ、究極奥義<ピースフル・地球>!!」

杏子「無駄に壮大だな」

さやか「あたしも徹子の方のユニセフに寄付したよー!」



魔女「ウギャギャギャギャーーー!?」ベキベキバキィッ!

天の助「どうだ、普通の小銭でも桁違いに重いだろう! 100円で救える命……、それは命の重さだ!」


魔女「ウグググ……!!」

日本人「アフリカに来たら変なのが居た……。何だアレ?」

魔女「ギギャギャーー!」ブンブン

日本人「え? ここ掘れワンワン? まあ俺は元からそのつもりで来たんだけどね……」




天の助「ヒャッハッハ! これで買ったも同然だぜ!」ガッサガッサ!

首領パッチ「戦利品を頂くとするかー!」ガッサガッサ!

さやか「うわ……、さっきまで金の重さがどうとか言ってた癖に……」


      地面 < プシュッ!


パチ天「「ん?」」


      地面 < ブシュウゥゥゥゥーーー!!


パチ天「「ぶべぇらぁーーーッ!?」」ドゴーーン!

まどか「首領パッチくん、天の助くーーん!?」

杏子「き、急に地面から水柱が……!?」


魔女「ウケケケェ~」ズルリッ


さやか「アフリカに居るはずの魔女も一緒に出てきた!? これは……」

首領パッチ「あの野郎……! アフリカにボランティアで来ている日本人井戸掘り職人に穴を掘らせてここまで戻って来やがった!」

まどか「ええぇぇーーーッ!? すごくまどろっこしい!!」マドーーン!

魔女「ウケケケッ!」ニヤニヤ




天の助「ううぅ……、足の骨が折れちまったぁーー!」エグエグ…

さやか「落ち着いて天の助! 落ち着いて自分の言葉に疑問を持って!!」


魔女「ウケケケーーーッッ!」ブンブン!


杏子「うおっ!? 金の攻撃から素手にシフトしやがった」

まどか「これ以上背中の貯金箱を重くしない為だ!」


魔女「ウケケケェーーー!!」ブンブン!


さやか「うわ、こっち来た!? 天の助、早く起きあがってよ、邪魔!」

天の助「無理だ~、もう俺は二度と立ち上がれねぇ! これ絶対骨だけじゃなくてアキレス腱もイッてる!」

さやか「言いたいこと山ほどあるけど、逃げないとブチ殺されるよ!」グイグイ

天の助「おい、重傷人を引っ張るな! 見ろよこの足! 指が全部消失してんだぞ!」

さやか「あー、うっとおしい!! ツッコミたいけど早く逃げないと……」

魔女「ウケェーー!!」ブン!

さやか「うぇっ!? 危なっ……」グラッ

さやか「きゃあぁーー!?」ビターーン!

天の助「ぎゃあッ! 重い!」

さやか「ちょっと、失礼でしょ!」

天の助「だって勢いよく乗られたら……ハゥッ!」ピキーーン!


天の助(そうだ、この感覚……久しく忘れていた。上に乗られるこの感覚……!)


天の助「俺ってバカだなぁ……。そうだよ、例え足がモゲても手がチギレても……!」

さやか「て、天の助?」



            風と同化出来る胴体があるじゃないか……!!



天の助「うおおぉぉーー! そうだ、俺にはこの技がある!!」

天の助「ところてんジェットぉーーーーッッッ!!!」ゴオォッ!





魔女「……」

さやか「……」

天の助「……」

天の助「あ、動力がなかった」

さやか「何がしたいのあんた!?」サヤーン!

天の助「さやか、ちょっとその状態でオナラこいてくんない? ぶっ飛ぶくらいのデカイヤツ」

さやか「失礼すぎるわ!!」


魔女「ウケェーー!!」ドゴォッ!

天の助「ぐわあぁーーッ!!」ズサー!

さやか「きゃあぁぁッ!?」ズサー!

まどか「さやかちゃーーーん!!」

天の助「ううぅぅ……、まさかこんなことになるとは……!」


    敗因:さやかのオナラがデカくなかったから


さやか「何であたしのせいになってんの!? しかもあたしが一応オナラしたみたいになってるし!」




魔女「ウケケケケケッ!!」ニヤニヤ

杏子「ちっ、あのヤロー調子に乗ってやがるな」

首領パッチ「ハイ、先生! ここは一発お見舞いしてやった方がいいと思います!」

杏子「珍しく意見が会うな。こっちに気づいてない内にちょっくらヤルか」つ槍 スッ

首領パッチ「お供しますぜ!」

杏子「なるべく音を立てるなよ」

首領パッチ「イエッサー!」



       終了条件1:「魔女」を倒す



まどか「うわぁ、急にSirenっぽくなった!?」

さやか「なるほど、これなら隠密行動に適してるね!」


杏子「よっしゃ行くぜ!」

堕辰パッチ「ウウウウウウウウウゥゥゥゥーーーーッッ!!!!!」

まどか「全然適してなぁーーーーい!?」マドーン!

さやか「何でよりによってそれに……」



魔女「!!」

杏子「魔女に気づかれた!?」

堕辰パッチ「ウウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーッッッ!!!!」

さやか「当然だね」

魔女「ウケケケェーー!!」ブン!

杏子「ぐおッ!?」ガキン!

堕辰パッチ「ウウウウウ……ぐばぁっ!?」ゴバァッ!

堕辰パッチ「ぐふぅ! 頭を刈られちまった!」ズサーー!

杏子「元から頭だけだろ」

堕辰パッチ「この世界はダメだ杏子。俺の首を持って過去のお前に渡すんだ……!」ハアハア

杏子「いや、アタシ確かに協会の人間だけど、ループできる訳じゃねーし……」



魔女「ウケケケケケケェーーーーッ!!」ゴゴゴゴゴゴ!

まどか「な、何なのこのオーラ!?」

さやか「魔女を見て! とんでもない量の魔力が魔女に集まってる!」

杏子「次の一撃でケリをつけるつもりか」

天の助「あの威力……やべぇ……!」

首領パッチ「そうはさせるかぁーーーッ! 行くぞ杏子!」バッ

杏子「お、おう」ダッ


       協力奥義<正月路地裏の風物詩>!!


杏子「大人しく金出しなよ」グググ!

首領パッチ「お年玉もらってんだろ、坊っちゃんよーーーッ!!」ゲシゲシッ!

魔女「ホンマカンベンシテクダサイ……」オドオド…

まどか「カツアゲだぁーーーー!?」


さやか「これで魔女の攻撃は中断され……」

天の助「あの馬鹿! カツアゲなんてしやがったら……!」

さやか「えっ!?」



首領パッチ「へへへ、中々持ってるじゃねーか!」

杏子「お、おい首領パッチ!」

首領パッチ「ん?」


魔女「ウケケケケケッ!!」ミガル!


まどか「ああっ!? 魔女の背中の貯金箱がほとんどカラに!」

天の助「カツアゲしちまったからだ」

さやか「で、でもカツアゲで取られる金の量なんてたかが知れてるじゃん! あの貯金箱をカラにするほどの大金を、首領パッチがカツアゲしたとでも言うの!?」

首領パッチ「しまったぁーー! 小切手でカツアゲするんじゃなかったぁーーーーッ!!」


  首領パッチ『えぇッ!? こんなにくれるの!? ホントにいいの!?』

  魔女『ウケケ』つ小切手 カキカキ


さやか「どんなカツアゲの仕方だぁーーーーッ!?」サヤーン!?


魔女「ウケェーーー!!」ブン!

首領パッチ「ぐへえぇーーーーッ!?」ズサーー!

杏子「拘束が外れたから魔女が素早くなりやがった!」

さやか「どーすんの、首領パッチ! あんたのせいで……!」

首領パッチ「分かってる、テメーのケツはテメーで拭くぜ」つ小切手 スッ




首領パッチ「この小切手を換金してぇーーー!」つ札束



      違法カジノでざわざわしてやるぜぇーーー!!



首領パッチ「ククク……倍プッシュだ……!」


           ざわ…

                      ざわ…


   ~五分後~


首領パッチ「うわぁーーーん、ボロ負けしたぁーー!!」ウワァァン!

ヤクザ「兄ちゃん、ここまでしでかしてどう落とし前つけるつもりだ?」

さやか「何やってんのーー!?」

杏子「つーか、遊んでんじゃねーー!」


ヤクザ「どっちの腎臓を執ってほしい?」

首領パッチ「ひいぃぃ! 勘弁してぇ! 違うんです、あっちの人のお金なんです! あの人が払ってくれます!」

魔女「!?」ビクッ

まどか「魔女に責任転嫁した!?」


     極道奥義<プロフェッショナル・YAKUZA>!!


ヤクザ「なかなか活きのいい腎臓だ」ヒュバッ!

魔女「ウギャァーーー!?」グシャ!

ヤクザ「角膜もいただくぞ」シュバッ!

魔女「ウゲゲェーーーーッ!?」ブシュッ!ブシュッ!

まどか「ヤクザがスゴいスピードで次々と魔女の内蔵を抉り取っていく……」

さやか「ヤクザ怖ええぇぇーーーーッ!?」サヤーン!




魔女「ウギギギ…ギギ……!」ピクピク…

天の助「弱っている! 今がチャンスだ!」ダッダッダ!

首領パッチ「みんなでトドメの一撃をお見舞いするぜ!」ダッダッダ!

杏子「りょーかい!」ダッダッダ!

さやか「任せて!」ダッダッダ!

ヤクザ「やってやろうじゃないか」ダッダッダ!

さやか「あんたも!?」ダッダッダ!



       究極奥義<ヤクザのケジメ>!!



杏子「オラァーー!」ザクッ!

魔女「ウゲェーーッ!?」ブシュッ!

さやか「てぇーーいっ!」ズバァッ!

魔女「ウガァーーーーーッ!?」ドガッ!

ヤクザ「組に泥を塗ったんだ、覚悟は出来てるだろうな?」ゴシャッ!

魔女「ウギャァーーー!?」ズサー!

ヤクザ「フン、ゲスい鳴き声だ」シュババッ!

ヤクザ「二度と、裏の世界を嗅ぎ回るんじゃねーぞ……」ゴゴゴゴ…

魔女「ウギャギャギャァーーーーーーッ!!」ドゴォッ!



       ドゴオオォォーーーーン!!



まどか「奥義名から何から何までほとんどヤクザの奥義だぁーーーーッ!?」マドーーン!



         しゅううぅぅ~~…


  グリーフシード < カランッ


天の助「よっしゃー!」

首領パッチ「ありがとうございます、ヤクザさん!」

ヤクザ「残りの3000万円……ちゃんと返せよ」

首領パッチ「」ぐにゃぁ~





   ~ゲーセン~


さやか「結界が消えた!」

杏子「お、おい、親父たちはどこだ!? 魔女が死んだなら解放されてるハズだろ!?」

まどか「あれっ? ホントだ、居ない……!」

首領パッチ「ああぁ、しまった!!」

杏子「何か分かったのか、首領パッチ!?」

首領パッチ「人質が金庫に入ったまま魔女を倒してしまったから、現実世界でも不都合が生じた! アレを見ろ!」

まどさや杏「「「えっ!?」」」チラッ


 UFOキャッチャー『佐倉ファミリー「「「う~ん…」」」キゼツ』


首領パッチ「UFOキャッチャーの中に入っちまってる!」

天の助「な、なるほど、納得いったぜ!」

杏子(納得出来ねぇ……)アンアン…



首領パッチ「杏子! いまこそ家族を救出するときだ!」

天の助「さあ、得意のUFOキャッチでGETするんだ!」

杏子「いや、流石に無茶がねーか!?」

首領パッチ「やってみなくちゃわからねぇぶれぼひゃぎゃーー!!」

天の助「これは首領パッチが熱くなっている時特有の噛み方! 早く助けねぇとどんどん奴が何言ってるか分からなくなるぞ!!」

杏子「元から何言ってるか分からねーだろ……」

首領パッチ「いいからさっさとしろじゅびぎゃどんべーーーー!!!」

杏子「ちっ、分かったよ……」



杏子「……」カチャカチャ…

   キャッチャー < ウイィーーン…

 UFOキャッチャー『杏子父「」』

   キャッチャー < ウィーーン、ガシィッ!

 UFOキャッチャー『杏子父「痛てててててぇッ!? なに!? 何コレ!?」』


 UFOキャッチャー『杏子父「私は何を……? ってどこここ!? 何で周りに人形が……、あっ』

杏子「……」

 UFOキャッチャー『杏子父「杏子……」』

杏子「お、おう、親父……」

さやか「何この再会……」サヤーン…




 UFOキャッチャー『杏子父「本当に杏子なのか……?」』

杏子「ああ……」

 UFOキャッチャー『杏子父「大きくなったな……。いや、育児を放棄した私なんかに言われたくはないか」』

杏子「……」

 UFOキャッチャー『杏子父「お前はきっと私を恨んでいるだろう。許してくれ……とは言わない」』

さやか「え、ええぇーーッ!? このまま話を始めちゃうの!? 一回出ようよ! 何かすごくマヌケな絵面だよ!」

 UFOキャッチャー『杏子父「む、そうか、すまない……」』

杏子「ちょっと退いててよ。今開けるから」つ槍 ズパッ!

まどか「あれが本当に杏子ちゃんのお父さんなの? 何だか雰囲気が違うような……」

天の助「ぬ~ん、俺たちも再現VTRでしか知らぬから分からないな」

まどか「再現……?」



杏子父「モモ、気をつけなさい」スッ

モモ「うん、ありがとうお父さん」ヨイショッ

杏子母「あ、あなた……手!」

杏子父「うん? 手がどうし……た」つぬいぐるみs <プラーン…

さやか「あ、腕に人形のヒモが絡まってる」


杏子父「ふ……ふぅん……! ううぅぅ……!!」プルプルハァハァ……!


さやか「あ、ああぁ~~~~ッ!? 興奮してるぅーーーッ! これは間違いなく杏子のお父さんだぁーーーッ!!」

杏子「頼むから止めてくれ……」




杏子母「あなた! 気をしっかり持って!」

杏子父「す、すまない。禁断症状が……」

杏子「親父」

杏子父「あ、杏子……」

杏子「今頃ノコノコと、何しに帰ってきたんだよ」

モモ「お、お姉ちゃん……?」


杏子「アンタ、自分が何したか分かってる? 自分の娘を捨てたんだよ」

杏子父「……」

杏子「埋蔵金を探しに行く? ふざけんな」

杏子「運良くお目当てのモノを見つけたみたいだけどさ……、それでどうなるの?」

杏子「金持ちになって帰ってきたから許してくれってか?」


杏子「それでも親か」



さやか「杏子……、そんな言い方……」

杏子「さやかは黙っててくれ……、これは家族の問題だよ」

首領パッチ「杏子……、どんな言い方……?」

杏子「聞くなよ」


杏子父「杏子……」

杏子「話しかけないで」

杏子父「聞いてくれ」

杏子「聞きたくない」

杏子父「……ならば勝手に話させてもらう」




杏子父「私は馬鹿だった。どうしようもない大馬鹿者だった」

杏子父「下らないプライドに囚われて、家族のこともロクに考えていなかった」

杏子父「あの日、協会を離れるとき、お前も連れていくかどうか悩んだ。だが、前日にあんなことを言った手前、お前と話すのが怖かった」

杏子父「悩みに悩んで、置いてきてしまった。心のどこかで、お前の力に恐怖していたんだ」

杏子父「家族に非難されても譲ることは出来なかった。家族を守る為と自分に言い聞かせていた」

まどか「そんな……」

さやか「最低……」

杏子「……」


杏子父「そこからは後悔の日々だった。許されぬ罪を背負った罪人になったかのようだった」

杏子父「私は考えた。どうすれば罪が許されるのか? そして私はあの書き置きを実行することにした」

杏子父「私が不甲斐なかったから、家が貧しかったから……。だから娘は魔女になってしまった」

杏子父「なら、ちゃんと家族を養えるようになれば、お前も許してくれるんじゃないか……と」


杏子父「埋蔵金を探している時、生きているという実感を感じられた。この時になってようやく私は、下らない宗教に魅せられていたと気づいたよ」

さやか「遅せぇ」

杏子父「しかし、一つ埋蔵金を見つけてもまだ心は満たされなかった。私はいつの間にかトレジャーハンターが職業となっていた。これでは神父をしていた時と少しも変わらない」

杏子父「もっと大きな価値のあるものを発掘しようと、次々と新たな埋蔵金を堀り尽くした。家族までも巻き込んで……」

杏子父「そんな馬鹿な私が、何故今になって帰ってきたと思う?」

杏子「……さあね」

杏子父「悪魔が……現れたんだ……」

杏子「悪魔……?」



杏子父「白い獣が……モモに甘言を囁いてきたのだ」




杏子「白いっ……、キュゥべえか!?」

まどか「えぇっ!?」

さやか「アイツ、どこにでも湧くのね……!」

杏子「そ、それでモモは……!? まさかお前っ!」ガシッ!

モモ「い、痛いよ、お姉ちゃん……!」

杏子「言えっ! お前まさか、魔法少女に……!」

杏子母「杏子……」

杏子父「その子は拒んだ」

杏子「えっ……」


杏子父「叶えたい願いもあった筈だ。願いさえすれば、お前に会うことや、元の家庭に戻ることも出来たのに、モモはそれを望まなかった」

杏子父「本能的に理解していたんだろうな。甘い言葉には裏があることを……」

杏子「そうかぁ……、お前強いなぁ……。お姉ちゃんよりずっと賢いよ」

モモ「えへへ、ありがとう。それにね……」

杏子「ん?」

モモ「お願いは、やっぱり自分の力で叶えたいもん!」

杏子「モモ……」



杏子父「モモから悪魔のことを聞いてやっと理解したよ、杏子。お前は何も悪くはなかった」

杏子父「ただ、貧しくても幸せな家庭が欲しかったんだな……」

杏子「親……父……」

杏子父「これは都合のいいワガママだとは分かっている。だが私は、私たちは心から望んでいるんだ」

杏子父「私に出来る罪滅ぼしはこれしかない」



杏子父「お前の願いを叶えるよ、杏子。もう一度、あの協会でみんな一緒に暮らそう」



杏子「お……お……」

杏子「お父さん……!」

杏子母「杏子……!」

モモ「お姉ちゃん!」

杏子「お母さん……モモ!」




さやか「杏子……良かったね……!」

まどか「杏子ちゃん……!」ウルウル

天の助「これで一件落着か」

首領パッチ「ハンカチ無しでは見れねぇ~~!」

 UFOキャッチャー『田楽マン「ふ、困った奴らだ」』

まどか「田ちゃん、まだそこにいたの!?」




       コソコソ…

 ボーボボ「あれが杏子ズファミリーか」コソコソ

 マミ「まさか、佐倉さんの家族がトレジャーハンターだったとは……。でも、いい雰囲気ね」コソコソ

 ほむら「まさか、到着した時にはもう終わっていたなんてね」コソコソ

 マミ「私たちはもうちょっとしたら出てきましょう」コソコソ

 ほむら「そうですね、数年ぶりの家族の団らん……邪魔しないほうがいいわ」コソコソ



さやか「そうだ! ねぇ、杏子! 学校のことなんだけどさ!」

杏子「あ? 学校?」


 マミ「……」

 ほむら「……」

 ほむら「…………空気読めよ青が」チッ

 マミ「あ、暁美さん!?」


さやか「あんた、学校に行きたくない? 私たちと同じ学校にさ!」

杏子「え、えぇッ!? で、でもアタシ全然勉強できないし……それに……」

さやか「グズグズ言わないの! あんたが本当は学校に行きたがってるっていうネタは挙がってるんだから!」

杏子「なぁっ!? 何で知ってるんだよ!」

首領パッチ「みんなにバレてるぞ」

天の助「そーそー」

まどか「ご、ごめんね」

杏子「ななな何で……アレは独り言で……ハッ!」チラッ

 UFOキャッチャー『田楽マン「ぷぷぷ」ニヤニヤ』

杏子「田楽てめええぇぇぇ!!」



杏子「コノヤロー! よくも!!」ガンガン!

 UFOキャッチャー『田楽マン「おいおい、店のモノに暴力を振るうんじゃねーぜ~」ギャハハハ!』

杏子「ならば!」つ100円 チャリン!

 UFOキャッチャー『田楽マン「え」』


   キャッチャー < ギャルルルルルッ!!


 UFOキャッチャー『田楽マン「え、ええぇぇーー!? 何この動き!?」』


杏子「オラオラオラオラァーーーッ!!」カチャカチャカチャッ!!

   キャッチャー < ガシィッ!!

 UFOキャッチャー『田楽マン「ぐえぇッ!?」』

   キャッチャー < グルングルングルングルン!!

 UFOキャッチャー『田楽マン「ぎゃああぁぁーー!? 殺されるぅ!! UFOキャッチャーに殺されるぅーーッ!!」』

   キャッチャー「地獄の断頭台!!」ゴシャァッ!

 UFOキャッチャー『田楽マン「ぶうぅッ!? 悪魔将軍!?」』


まどか「でも、さやかちゃん、言って良かったの? 学校のことは杏子ちゃんへのサプライズって…」

さやか「よく考えてよ、まどか。数年ぶりに家族と再会したんだよ? これを超えるサプライズなんてあたし達には無理だってば」

さやか「だから、杏子への祝福として……ね?」

まどか「そっか……そうだよね!」




杏子「オラァーー! 調子乗ってんじゃないよコラァ!」

田楽マン「ひいぃぃ、許してぇ!」プルプル

杏子父「杏子」

杏子「あ、親父」

杏子父「学校に……行きたいのか? いや、それも当然だろうな」

杏子「え……、いや、その、それは……」

杏子母「杏子、遠慮しなくてもいいのよ?」

杏子「遠慮なんて……。でもさ、学校に入学って書類とかお金とか色々必要に……」

杏子父「子供がそんな心配するものではない」

杏子「魔法少女だって……」

さやか「はいはい! あたし魔法少女だけど、ちゃんと女子中学生やってますよー!」

杏子「ぐっ!」

杏子父「ああ言ってるが……」

杏子「で、でもさ……」


杏子父「お前はどうなんだ?」

杏子「えっ……?」

杏子父「お前は行きたくないのか、学校に」

杏子「……」


杏子「……行きたい」


杏子父「そうか……任せておけ」ナデナデ

杏子父「お父さんの力でどうにかしよう」

まどか「え、でもどうやって……?」

杏子父「安心したまえ、杏子は必ず入学する。……そして」

杏子父「そして、君の学校の設備はモロモロが向上するよ。記念碑と記念樹が出来て、図書室の寄贈書は数百万を越え、学食の食べ物も全て無料になるはずだ」

さやか(金だ……! 金の力を使うつもりだ……!!)ガタガタ




ボーボボ「俺も協力しよう」スッ

まどか「あっ、ボーボボ!」

杏子父「君は……?」

ボーボボ「彼女達の学校の支配者だ」

杏子父「えッ!?」

ほむら「良かったわね、杏子」

マミ「佐倉さん!」

杏子「ほむら……マミ……、あ、ありがとな」

杏子「そうだ、さやかもまどかも首領パッチも天の助も! ありがとう!」

さやか「いいっていいって!」

まどか「うんうん!」

パチ天「「礼には及ばん、小娘」」


杏子父「この子達も、お友達かい?」

ほむら「どうも」

マミ「初めまして!」

モモ「わあ、お姉ちゃんがいっぱい!」

杏子「みんな、いい奴だよ。仲間だし友達」

杏子「あと、その、もう一人世話になった奴がいるんだけど……」

杏子父(話し方が少し変わった……、ということは)

杏子父「そうか、その人はお前の大切な人か……」

杏子「た、大切って何言ってんだよ!? そ、そりゃ大切といっちゃ大切だけどさ……」

さやか「やーい、赤くなってるー」

杏子「止めろコラ! ……あっ、いた! おーい、ソフトーン!」手フリフリ

杏子父「え?」チラッ




ソフトン「杏子、ここにいたのか。荷物のことだが……ん?」

杏子「おう、紹介するよ。アタシの家族で、さっき帰ってきたところで……」

杏子父「!! あ、あぁ……!」


杏子父「う、ウンコ……!」ガタガタ


杏子父「と、父さんは認めんぞぉーーーーッッ!!!」

杏子「何を!?」アンアン!?



         語り継ぐ 人もなく

                 吹きすさぶ 風の中へ



まどか「何か流れ始めた!?」

杏子父「認めん、認めんぞぉーーーッ!!」ダッダッダッダッ!

マミ「あっ、そっちには……!」

      ブギュゥッ!

田楽マン「ウギャァッ!?」グバァッ!

杏子父「うわあぁッ!? 何か踏んだ……!?」グラッ



          紛れ散らばる  星の名は  忘れられても



 UFOキャッチャー < ガッシャァーーーーンッ!!



杏子父「ウギャアアアァァーーーーッ!?」バリリーーン!

杏子「親父ぃーーーーーッ!?」

杏子母「あなたーーー!?」

モモ「お父さぁーーーん!?」



         ヘッドライト・テールライト

                       旅はまだ終わらない



         ヘッドライト・テールライト

                       旅はまだ終わらない



まどか「何でいい話で終わらそうとしてるの!?」マドーン!?

さやか「ヘッドライト・テールライト勿体ねえぇぇーーーッ!!」サヤーン!?



佐倉杏子―――家族と再会し学校に通い出す 
  
杏子母・モモ―――再び杏子と生活する


杏子父―――再起不能
                                    ___________|\
                                   [|[||  To Be Continued....!    >
                                     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/



まどか「あれぇ、ジョジョっぽい!?」



  第十話「もう誰もが頼りない」 完



第十話終了 今回は完全オリジナルの誰得回でした
またもや、予想以上に長くなりました
計画性の無さが滲み出ていますね

駄文を量産してる癖に、書くスピード自体は全く上がらない…
とりあえずは、さっさと十一話を書く作業に戻る……前に寝ます

それでは

あと、誤字の修正を


>>110


さやか「え?」

UFOキャッチャー『田楽マン「ほ、ほら見ろ! 俺の可愛さが分かる人間はちゃんといるんだよ!」

女の子「いや、あなたじゃなくて横のクマのお人形なんだけど……。あなた何だか怖いし」

UFOキャッチャー『田楽マン「おぶぇぐばああぁぁぁッ!!」』ゴバァッ!

まどか「しょ、ショックのあまり血を吐いた!?」マドーン!?

さやか「他のぬいぐるみも血まみれに……!」

首領パッチ「ば、バイオハザードだぁ……」ガタガタ

杏子「……」

さやか「ん、どうしたの杏子?」

杏子「……モモか?」

さやか「えっ?」


モモ「……お姉ちゃん?」


まどか「え……」

まどさや「「えええぇぇーーー!?」」



>>140



杏子「魔女が飛んでいく……。まさかたった一発のパンチで本当にアフリカに飛ばすつもりか!?」


       ヒューーーーーン……


          ドスン!


魔女「ウグググ……」シュウゥ~…

コパッチ「アンニョンハセヨ!」

まどか「韓国!?」

さやか「大陸ですらない!」

杏子「でもなんで韓国に……」


コパッチ「飛行機に乗せるハムニダ」ズルズル…

魔女「グググ……」ズルズル


    『ソウル国際空港』


まどか「あぁッ!? 一旦ハブ空港を経由してアフリカに送るつもりだぁーーー!!」

さやか「旅行気分かよ!!」



     そして、アフリカについた


魔女「ウグググ……」ピクピク…



>>141



まどか「で、でもここからどうするの? 魔女はアフリカにいるし攻撃できないよ?」

杏子「魔女がアフリカの暮らしを見て改心するとは思えねーしな……」

天の助「そこで、お前らの出番だ!」

さやか「へ? あたしら何するの?」

首領パッチ「…………」



首領パッチ「……寄付をしよう」




  100円でもいい 10円でもいい

  その小銭で救える命がある

  あなたの小さな優しさが、いずれ大きな愛を生むでしょう

  恵まれぬ子に愛の手を  すべての人々に愛の手を……




    貯金箱 < チャリリリリーーーンッ!!

魔女「ウギャアアァァァーーーーー!?」バキバキベキッ!!


まどか「世界中の寄付がアフリカに集まって魔女の重しになってる!!」

首領パッチ「これぞ、究極奥義<ピースフル・地球>!!」

杏子「無駄に壮大だな」

さやか「あたしも徹子の方のユニセフに寄付したよー!」



魔女「ウギャギャギャギャーーー!?」ベキベキバキィッ!

天の助「どうだ、普通の小銭でも桁違いに重いだろう! 100円で救える命……、それは命の重さだ!」


魔女「ウグググ……!!」

日本人「アフリカに来たら変なのが居た……。何だアレ?」

魔女「ギギャギャーー!」ブンブン

日本人「え? ここ掘れワンワン? まあ俺は元からそのつもりで来たんだけどね……」


それでは、今回はこの辺で


久々にリアルタイムで読んだが、相変わらずのクオリティだった
ちゃんとボーボボの空気になってて、深夜なのに1人布団に籠ってバカ笑いしてる不審者だった俺

乙です!
今回は魔女もオリジナルなんですね。どんな姿してたんだろ?
首領パッチと天の助が久しぶりに戦いの中心に入ってて面白かったです!
次はいよいよワルプルギスの夜ですね。


あかん、腹筋がヒクヒクするwwww


今回はギャグのキレが一段と良かった

めちゃくちゃおもろい
ゲーム版まどかにもこんなシナリオがあればよかったのに

ヤクザ怖えぇぇ!そして強えぇぇぇぇwwww
ほむらが重火器を拝借したのがこのヤクザのとこだったらほむらの命がヤバいww


ここの>>1はひょっとすると澤井なんじゃないだろうかw

偉い人は言いました、「UFOキャッチャーは貯金箱である」と

遅れて乙
田楽マン哀れすぎて濡れた

乙でした
相変わらずのクオリティーで、笑いながら読ませて頂きました
杏子、良かった……!

ヤクザの下りがあまりにも澤井臭がしてマジで澤井本人なんじゃないかと思えてきた
とにかく乙、次の更新も楽しみにしてるよ


相変わらず高すぎるクオリティwwwwww
首領パッチの使い魔になるくだりとか完璧だったわwwwwww
金庫のくだりをほむらが聞いたらブチキレるだろうなwwwwww

次回もあらすじ含めて期待してます!

1ヶ月待ったかいがあった
次も期待してるぜ!


相変わらずの本物じゃねーの?と疑うクオリティだったぜ
次も期待している

首領パッチが使い魔と一緒に暴走するシーンが一番笑えた

もうこいつ沢井じゃね?

もはやただの澤井先生です

さやか編までいってメモステがお亡くなり…

毎度毎度、原作並みのクオリティーで話が進むから楽しくてしょうがない
絵は無いけれど、どの場面も頭の中に浮かんできてわくわくが止まらない

次の話の楽しみにしています、頑張って下さい

まずは、まどかかさやかのツッコミ顔(ビュティのツッコミ顔をトレース)を思い浮かべる
それでだいたいの場面が出来あがり

その意見は賛成だな、sageをいれようぜ  な?

俺の中の杏子の顔はだいたいヘッポコ丸みたいな顔してる

>>188
お前は俺だったのか
知らなかった

乙! 「ハレクラニ以来」ワロタwwww

田楽の扱いに愛を感じる

原作ではさやかの葬式だったが代わりに杏子父が病院送りになったか、安い代償だな
今回はプロジェクトX思い出したわ、あの頃は毎週アニメより楽しみだったなあ
しっかしこの魔女の元って美神令子みたいな女しか思い浮かばん

徹子の方のユニセフwww

遅かろうがなんだろうが最後までやりきってくれると信じてる。

オリジナルの話だろうがいい意味で面白いので遠慮なくやってほしい。

>>175
先生は言いました。課金ゲーはドル箱であると

ほしゅ

まどかがツッコミ役に見えて随所でまどからしくてよかった。今回の魔女は使い魔が成長したものであってほしいな

そろそろ続きが来ないかな~。
しかし、ヤクザが魔女からえぐりとった内臓って使えるんだろうか?

待ってるよ

面白すぎwww大爆笑www

ほんとに本人じゃないの!???

怪しすぎるwww

そして無駄に筋通りすぎwwwさやかと天の助が幼馴染設定w 上条がくるw ボーボボの精神系攻撃www

比べちゃまずいがw他のSSだとさやかがわけわからんうちに魔女から元に戻ってるけどww
こっちのは理屈がしっかりしてそうww設定からして必然ww

伏線スゴスww

チベットさんのテンションがやばい

ハンペンより臭え

ん?4月は更新なしなのかな?
月一ペースくらいだったのに心配だ

待て、確か5月はまどかの世界観では・・・・・

最近物騒な事件ばっかりニュースでやってるから、>>1の身が心配。

>>205
それ「外には車が走ってるから危険」レベルの心配
あとsageろよな

だがところてんが主食になるよりは事故に遭う確率高いだろ

見落としかけたけど、サブタイトル…
もう誰もが頼りない…確かに

俺のソウルジャムが濁りはじめた………

>>209

賞味期限がきれて腐っちゃったのか?

ageないで

数字の変動が小さくてもGWだから期待しちゃう

三回連続でageてんのかよ
脳味噌ところてんなの?

これら

>>198
>>205
>>210
名前  VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)

同一人物か?
とりあえず
E-mail(省略可)

sage
っていれてくれ。とりあえず入れてくれ。入れないと迷惑なんだ。

ほむら「私は、まどかの、まどかと>>1の可能性を信じている!」

だから>>1早く来てくれぇー!!!

皆落ち着け!>>1が来ない、こんな時にどうするのか・・・・

ところてん促進

それでもあなたはageてしまうのね・・・

あげるのはよくないんだよ

このss見てボーボボの漫画衝動買いしたが
もう本当にすごいな澤井

Gガンネタが入ってた時は感動したわ

ボーボボのハジケギャグの裏には澤井の膨大で緻密なマニアック知識がある。だからあんな無計画漫画にも自然に骨格が生まれる。

分かる人には分かるマニアックネタを、分からん人にもノリと勢いで罷り通らせるからね
真説で失速したのは残念だけど、それでも所々でツボを突かれるのは流石

ほむら(まどかの悲しい顔を見るのが耐えられない。笑顔が見たい)

ほむら(お願いだから…>>1早く来て……)

>>219
新説のところてんマグナムか

わかるやつはわかって笑え
わからんやつはわからなくても笑え
笑わないやつは読まなくていい

それくらいの気概だよな、澤井

ドーピングコンソメスープ真拳はいまだおれにとって神

このSSでは三バカがマミさんを救うシーンを何度も見返すなあ

俺は杏子の過去(再現VTR)が一番好きだ

自分はまどかがハコの魔女に襲われてる所に魚雷先生が駆け付けるシーンがいいな。

しかし、いつもより投稿が遅れてるね…やっぱり最終決戦だから制作も難航してるのかな……

上条でジョジョは天才だと思った
じょうじょうでジョジョだもんな・・・

甲信越のAUもしもしはそろそろ死ねよ

>>226
しかも声優がリキッドスネークだから更にシュールwwwwww

これからも待ってるぜ、>>1

あと一週間で2ヶ月…

あ、マジかよ・・・・カムバックー!>>1

二ヶ月早過ぎワロリンヌ

リミットが近いぞ

まだだ、まだ終わらんぞ!!

ss書きの苦労を察してやれよ。世のssの8割はエタるんだからさ。
俺も別所で書いてるけど、一話更新に一年、完結に8年かかったことがあった。

8年か…それを書く方も待つ方も凄いと思う。

エタる以前に>>1が事故や致命的な病気なのか心配してしまう
制作の進行具合とかは求めないけど、生存報告の四文字だけでもくれたら安心して待てるんだが

咲いちゃった

あともうちょいでクライマックスってところまで来てるんだ
とっておきの展開を考えてるのかもしれないぞ

>>1です
まず最初にすみません……、投下ではなく生存報告です

「新生活が始まり周囲の環境がガラッと変わり、SSに向ける時間が大幅に減ってしまった」

という定型文の様な言い訳にもならない言い訳を吐かせていただきます……

いつもはギリギリに完成出来たし大丈夫だろうとタカをくくっていたらこのザマ
こんなSSですが心待ちにしていらっしゃる方々には重ねて本当に申し訳ありません

どうしようもない>>1ですがこのSSを完結させたいという気持ちは今も変わらず持っています
5月中には必ず何らかの形で投下したいと考えて執筆作業を続けようと思います

最後に重ねて重ね重ね本当に申し訳ありませんでした

無事だったか
無理しなくていいからリアル第一で頑張ってくれ

無理はしないでくれ

頑張れ頑張れ

せーぞんほーこいくだけで大丈夫! >>1頑張って!

おお!生存報告していただけるとは!
ダイジョーブダイジョーブ、ワタシたちはどれだけ時間がかかろうと
静かに待ち続けるだけデース

全く音沙汰が無かったから心配してましたよ。
無事ということを知れただけでも嬉しいです!

日蝕の日に生存報告か、まさかゴルゴムに改造されたんじゃ…。

あせらなくてもいいよいいよー
無事ってことがわかっただけで十分
よかったよかった、これでまた安心して待機できる

ゴルゴムの仕業か!

がねほむ「仮面ライダーブラック!!」
ほむら「仮面ライダーブラックRX!!」
救済の魔女とノブヒコが重なって再生されたわwwww

せーぞんほーこく安心しました
ゆっくりでいいんで良作オナシャス

>>247 お前は喜ぶ前にメール欄にsageを入れることを学習しろ

|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|oぬo
|―u'

| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾ
|―u' ぬ <コトッ

| ミ  ピャッ!
|    ぬ

無事だったか、良かった良かった
そして未だにageてる奴は何なんだ、何遍となく指摘されてるだろうに

とりあえず生存報告が聞けただけで十分だ
気長に待ってるよー

エイジがどうしたの?

エイジが僕の生卵をゆで卵にしちゃったの;;

|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|oぬo
|―u' ぬ

| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾ
|―u' ぬぬ <コトッ

|
|
| ミ  ピャッ!
|    ぬぬ



>>1です
はい、五月中は無理でした、六月になりましたね
許してください、いやホント

ようやく、自分の納得のいく出来になり、投下をする次第です
皆さんには本当に迷惑をかけてしまいました

前口上はこれくらいにして、投下の方を始めたいと思います

キター!
頑張れ!

支援





前回までのあらすじ



ボーボボ「やっぱり俺って、不可能を可能に……」


       バシュッ!




     宇宙空間を漂うアフロ


まどか「違う……、いやある意味違わないけど違う!! いい加減に真面目に……!」

ボーボボ「出来るわきゃねえだろおおおおおーーーッ!!」

さやか「せめてキャラは一つに決めようよ」



  第十一話 「残っちゃった……♡ 道しるべ!」





  ~教室~


先生「新しくみんなのお友達になった、佐倉杏子さんです」

杏子「ど、どうも」

先生「佐倉さんのお父様は理事長とのとても太いパイプを持っているので、皆さんくれぐれも粗相のないように」

まどか(えぇー……)

恭介(自己紹介でそんなこと言うのか……)


杏子「佐倉杏子……です。よ、よろしくな」


        パチパチパチパチ!


生徒A「かわいい~!」

生徒F「あのトレジャーハンターの佐倉さんの子供!? すげぇ!」

中沢「彼氏いるんですかー?」

杏子「は、はあ!? てめぇ、何言ってやがる!」アセッ!

さやか「中沢、あんた!」

中沢「まあまあ、ちょっとしたジャブ……」



   ドア < ガラッ!

黒服A「Mr.中沢……、ちょっとこちらへ」ガシッ

中沢「えっ」

黒服B「佐倉様がお話があると……」グググ…

中沢「え、ええぇーーー!? ち、違うんす、ちょっとしたジョークで……!」

黒服C「詳しい話は地下室でお聞きします」

中沢「ひいいぃ、だ、誰か助け…」

   ドア < ピシャッ!


全員「「「…………」」」


さやか「杏子……」

杏子「ワリぃ……。親父の奴、今までの反動か知らんが急に過保護になっちまってさ」

まどか「ウェ、ウェヒヒヒ……」

ほむら「なんというか、壮絶ね……」




ほむら(ついに、杏子が私達の学校に入学した)

ほむら(教室で制服姿の杏子を見ることになるなんて、誰が予想したかしら)

天の助「実は第三話で教室の外から杏子がこっちを見ているシーンは、これの伏線だったんだぜ」

ほむら「そんなシーンないわ、嘘吐かないで」

ほむら(さやかの魔女化からの救出、さらには杏子の復学まで……。これほど良いことが連続で起こるなんて何だか信じられないわ)


杏子「よろしくな、お前らっ!」

さやか「あたしの方が先輩なんだから敬いなさいよ~!」

まどか「ウェヒヒヒ、さやかちゃんったら!」

不良パッチ「新入りはまず、根性焼きで俺たちに忠誠を誓ってもらわんとなぁ~!」

杏子「うっせえ、エセ不良」

不良の助「お砂糖とスパイスと素敵な物をいっぱい買ってこいよ」




   ~昼休み 屋上~


マミ「あらあらあらあら!!」キラキラキラ~!

杏子「あ、あんまジロジロ見るんじゃねぇ! 恥ずかしいだろ!」

マミ「佐倉さんの制服……! すごくかわいいわぁ!」ギュッ!

杏子「わわっ! 抱きつくなよ!」


まどか「マミさんすっごくうれしそうだね」

さやか「やっぱ改めて後輩が増えたって感じがするんだろうね」

ほむら「微笑ましいわね」

仁美「キマシ……ゴホッゲホッ」



杏子「あっ、そうだ! ありがとな仁美!」

仁美「えっ? き、急にどうしました?」

杏子「親父に聞いたんだけどさ、アタシが学校に通えるように直接訴えに行ってくれたらしいじゃんか」

杏子「お前の一声のおかげもあってアタシはここにいれるんだからさ。やっぱ礼を言わないとね」

仁美「そんな、私は友達として当然のことを……!」

杏子「友達……へへっ! アンタみたいないいトコのお嬢様と友達になれるなんてね。これからよろしくね」

仁美「はい! もちろんですわ!」


まどか「杏子ちゃんも学校に通えてめでたしめでたしだね」

さやか「だねー」

ボーボボ「いや、まだだぞ」

まどか「あっ、ボーボボ!」



ボーボボ「まだ肝心の<ワルプルギスの夜>への対処は万全ではない」

ほむら「ええ、今の状態じゃ足りないわね」

杏子「うーん、確かに浮かれてチョッピリ忘れてたかもね」

仁美「皆さんのお話でしか聞きませんでしたが、そんなに強いのですか……?」ゴクリ

ほむら「強いなんてモノじゃないわ」

マミ「暁美さんが言うのだからよっぽどなんでしょうね」


首領パッチ「へッ! <ワルプルギス>だか<わるぷるぎす>だか知らねえがよ……」

さやか「どっちも同じだけど」

首領パッチ「この首領パッチ様の手に掛かればお茶の子さいさいだぜ!」

天の助「だな!(お茶の子? 何でお茶に子供がいるんだ?)」

ボーボボ「頼りにしてるぜ(さいさいって何だ? サイが2匹とか?)」

まどか「誰一人理解してない……」

首領パッチ「任しときな!!(『お茶の子さいさい』って確かインドのことわざだったよな……?)」

杏子「使った張本人もかよ!」



ボーボボ「<ワルプルギスの夜>出現の予定日まで約1週間。それまでの間に俺たちは戦闘能力の底上げを行う!」

まどか「今までやっていた夜の特訓だね!」

ボーボボ「いや、それ以上に厳しくやるぞ。この訓練についていけば必ず結果は出る!」

    アフロ < パカッ

   『目指せ東大!!』ヒラヒラ~

さやか「趣旨ちがくない!?」

ボーボボ「ソフトンや魚雷先生と構成した特別メニューが待ってるぞ」

杏子「特訓か……望むところだぜ!」

マミ「コンビネーションの強化……! 皆、頑張りましょうね!」

仁美「私、お弁当を作りますわ!」



    ワイワイ、キャーキャー



ほむら「…………」

まどか「ほむらちゃん? どうしたの、気分悪い?」

ほむら「……あっ。いえ、違うの少しボーッとしちゃって」

まどか「大丈夫?」

ほむら「ええ……」





   ~放課後~


杏子「へえ、中学の下校ってこんな感じなんだ」ワクワク

さやか「帰りにお店に寄っても怒られないんだよ!」エッヘン!

杏子「なっ!? マジかよ、ウチの小学校じゃチクられてたのに!」

マミ「うふふ、佐倉さんったら」

首領パッチ「俺、将来の夢、カウンセラーにしよっかな」

天の助「合ってると思うぜ。ほら、お前昔から外反母趾だもんな」

首領パッチ「だろ?」


ほむら「…………」



まどか「ねえホントに大丈夫、ほむらちゃん?」

ほむら「あっ、ご、ごめんなさい」

まどか「さっきから心ここにあらずって感じだったよ」

ほむら「そう……」

ほむら「……」


ほむら「私、今日ちょっと用事があるの……。お先に失礼させてもらうわ」

まどか「えっ、そうだったの?」

さやか「用事って……あっ、詮索しないほうがいい?」

ほむら「できればね」

仁美「それじゃあ、また後で……になりますね」

杏子「今日の夜の特訓サボるなよー」

ほむら「あなたじゃないから、それは心配無用よ」

杏子「な、なにおう!」ムキー

パチ天「「ばっはっは~い」」

ほむら「ええ、また……」





      スタスタスタ…



ほむら「…………」

ほむら(おかしい……、おかしいわ)

ほむら(仲間達の信頼は確実に強固になっている。<ワルプルギスの夜>対策の準備も怠っていない)

ほむら(でも……)

ほむら(ここまで順調に進んでいるにも限らず、私の心は全く踊らない……。どうしてなの?)

ほむら(また心のどこかで、今までのようにどうせ無理だと諦めている? いやそれは無いわ。今も心でやる気の炎は燃えている)

ほむら(なのに、何なのこの気持ちは……? 何故、皆を見ているとこんなにも気持ちが沈んでしまうの?)

ほむら(分からない……解らない……!)

ほむら(…………)



 結局、私は答えを見つけることが出来なかった。
 そして気づけば、私の足は仲間達のもとへと進んでいた。
 彼らをもう一度見れば、もしかするとこの気持ちの理由が解るかもしれないと……



ほむら「…………」

ほむら「あっ、そういえば」

ほむら「結局アレから中沢を見てないわね」

な、中沢ぁぁぁーー!





  ~上条邸 恭介部屋~


ほむら「……」コソッ

ほむら「何で堂々と会いに行かずにストーカーのように隠れてしまうのかしら……?」

ほむら「まあこっちの方が色々と都合のいい面があるわよね」

ほむら「さて……」ジー…



さやか「もう大丈夫、恭介?」

恭介「うん、おかげでね。腕も足もお尻も完治したよ」

さやか「良かった、これでやっとバイオリンの練習を再会できるねっ!」

恭介「うん……」

さやか「入院中の遅れを取り戻せれば、また大会で賞を取れるし……」

恭介「さやか」

さやか「プロテストにだって……えっ? ど、どうしたの真剣な顔をしちゃってさ」

恭介「うん……、ちょっと大切な話があってね」

さやか「話……?」

恭介「大会にはもう出ないつもりなんだ、僕……」

さやか「えぇッ!?」サヤン!?



さやか「そ、それってどういうつもり!?」

恭介「落ち着いて。別にバイオリンを辞めるって訳ではないよ。今まで以上に練習に取り組むつもりさ」

さやか「でも、そんな……どうしてなの?」

恭介「もう……僕の演奏は君以外には聞いて欲しくないんだ」

さやか「……へっ?」


恭介「僕のこの手は、君に授けてもらったようなものだよ」

恭介「だから、君の為にこの手を使いたい。君だけの為にバイオリンを演奏したいんだ」

さやか「…………」

恭介「これが僕に出来る唯一の……」



さやか「恭介!!」ガバッ


恭介「う……、ど、どうしたんだい、急に大声上げて」アセッ

さやか「それは……、それは違うでしょ!」

恭介「え……」

さやか「確かにあたしは恭介のことが好きだったから、恭介の演奏が好きだったから魔法少女になったよ」

さやか「でも、今の恭介が言っていることはただの独りよがりじゃない!」

さやか「嬉しい……、そう言ってくれるのはスゴく嬉しいけど……。やっぱり間違ってる」

さやか「そのやり方だと、この間のあたしみたいになっちゃうよ……!」

恭介「さやか……」


さやか「あたしが独り占めするにはもったいないよ、恭介の演奏は。もっと沢山の人に聞かせてあげなきゃ」

さやか「魔法少女が奇跡を与えるように、恭介にも……」

恭介「……」



恭介「参ったなぁ、さやかに説教されちゃうなんてさ……」

恭介「僕は随分と腑抜けてたみたいだ。一人の男として情けないよ」

さやか「恭介、分かってくれたの?」

恭介「ああ、もちろんだよ。君に並び立つ資格のある男にならなくちゃ……」



恭介「と、いうわけでこの『アメリカ大陸横断レース』に出場して男を磨いてくるよ!!」つSBRチラシペラッ!

さやか「全然分かってなぁーーーい!?」サヤーーーン!?


  ギャーギャーワーワー!



ほむら「……」コソッ

ほむら「……何だか、さやかの魔女化の一件から上条恭介のキャラが変わったような気がするわ」




  ~佐倉家~


杏子「……でさ! ソフトンはアタシに色々と教えてくれたんだよ!」

ソフトン「この子は飲み込みは悪いが、一度覚えたことは忘れずに応用できるからな」

杏子「今のアタシがあるのも、ソフトンのおかげさ!」

杏子母「あらあら、杏子ったら……」ウフフ

モモ「すごーーい!」キラキラ

杏子父「…………」イライラ…



杏子父(さっきから何なんだよこのウンコ野郎は……! こちとら何年ぶりの一家団欒だぞ!)

杏子父(そしてお前は杏子の何なんだ! まさか嫁に取ろうとでも思っているんじゃないだろうな……!)

杏子父(そんなこと……そんなこと……!)



  ソフトン『お義父さん』

  杏子『親父! 初孫だよ、顔を見てやってくれよ!』スッ

  ウンコ『バブー!』





.





杏子父「殺すか……」ボソッ

杏子母「あ、あなた!?」ビクッ!

杏子父「お、おっと……えーと、ソフトン君だっけ?」

ソフトン「ああ」

杏子父「君が甲斐甲斐しく杏子の世話をしてくれたのは良く分かった……。だが何故この場所にいるのだ?」

杏子父「一家水入らずを邪魔する無粋者は出ていってもらいたいね」

杏子母「あなた、そんな言い方……!」

モモ「えぇーー!? もっとソフトクリームさんとお話したーい!」

ソフトン「……」

杏子「親父ッ!? そ、ソフトン気にしないでよ! お前はずっとここにいても……」


ソフトン「確かに無粋だったかもしれないな」スッ

杏子「ソフトン!」

ソフトン「いいんだ、杏子。俺が帰ればすむ話だ」

杏子父「そうだ、帰れ帰れーーー!」ヤンヤヤンヤ

杏子「お、親父コノヤロー!」



杏子「よくもそんなゲスいことが言えるな!」

杏子父「ハッハッハーー! 娘を守る為なら修羅にもなろう!」ハハハハハ!

杏子「そもそもこうなった原因は親父が夜逃げしたからだろうがぁーーーーッ!!」アンアーーン!



   槍兵『うおおおーーーッ!』ダッダッダッダ!

   槍兵『覚悟!!』シュバッ!

       ブスッ!

   痛い所『ぐ、ぐふううぅーーーーッ!?』ゴバァッ!



杏子父「ぎゃあああぁあーーー!? 痛い所突かれたぁーーーッ!?」ガガーーン!

杏子「何だこのイメージ図!?」



杏子父「このぉ! 娘をたぶらかしやがって、もう我慢できん!」シュバッ

杏子「なっ、跳んだ!?」

ソフトン「――ッ!」ハッ!

杏子父「くらえぃ、必殺<父の愛>!!」ギュオン!


杏子母「あ、あの技は……!?」

モモ「ただのパンチ!?」



       ――――――――ただのパンチである!!



.



      バビロン真拳奥義<ジャームの忘れられし栄光>!!


       ドゴォーーーンッ!


杏子父「ぐわああああぁぁぁーーーー!!?」グバァッ!!

杏子「おい砕け散ったぞ、父の愛」

ソフトン「手加減はしてある」

杏子父「ちくしょう~! 埋蔵金の相続問題で100世帯以上の織田家が名乗りをあげてきた時くらいに悔しい~~!!」キー!




杏子父「くそう、このままじゃ私の立場が……」 ワイワイ>



モモ「すごーい! お兄ちゃんって強いんだね!」

ソフトン「いや、まだまだ学ぶべき点は多い」

杏子「お、おいモモ! 『お兄ちゃん』ってどういうことだよ!?」

モモ「 ? お兄ちゃんだからお兄ちゃんだけど?」

杏子「な、なんでソフトンを、お、お、お兄ちゃんって呼ぶんだよ!」

モモ「お姉ちゃん、どうしたの?」

ソフトン「悪いものでも食べたか?」

杏子「そういうわけじゃねえ!」


杏子「その、ソフトン。お前は……『お兄ちゃん』って呼ばれるの……いいのか?」

ソフトン「……」




           ???『お兄ちゃん!』



.


ソフトン「…………」フッ

ソフトン「悪い気は……しないな」

杏子「じゃ、じゃあアタシがそう呼んでも……、笑ったりしない?」

ソフトン「そんなことをする訳がないだろう」

杏子「そ、そっか、へへへ……!」



杏子父(……!!)

杏子父(杏子は奴を兄と……? まさか不在の私の代わりに家族となる存在を欲していたのか……?)

杏子父(今まで兄妹のように接してきたのか……だから杏子は奴にあんなに……)

杏子父(そうか、『兄』か……。それならさっきの予想よりかは随分とマシに……)




    ソフトン『お父さん』




杏子父「………」



杏子(よ、よし! 言ってやるぞ!)ドキドキ!

杏子「お、おに……! おにい…ちゃ…!」

杏子父「やっぱりどっちも許せえぇーーーーーん!!!」ガバッ!

杏子「いい加減にしやがれぇ!!」スパン!

杏子父「ゴバァッ!?」



ほむら「……」コソッ

ほむら「あの父親……。ボーボボ達と同じ人種かしら?」





  ~マミマミホーム~


ボーボボ「ほらほら、散歩に行くぞ」

鯛「」ビチビチッ

ボーボボ「喜びすぎだぞ、コイツぅー☆」ハハハ

鯛「」ビチビチビチッ

マミ「あのボーボボさん、その鯛は……」

ボーボボ「食用だ」

マミ「いや、そういうことじゃなくて……」

鯛「」ビチビチッ


ボーボボ「何だ? お前も散歩行きたいのか?」

マミ「えっ、あ……、じゃあご一緒させてもらいますね」




  ~道路~


ボーボボ「さあ、ちゃんとおしっこするんだぞー」

鯛「」ビチビチッ

マミ「あ、あのボーボボさん!」

ボーボボ「ん?」

マミ「その、お話があって……」

ボーボボ「お話……?」



  幼なじみ『主人公君に大切なお話があります。放課後にあの伝説の木の下に来てください!』

     ↓

   伝説の木の下へ

     ↓

  魔王『よくぞここまでたどり着いたな勇者よ。ここで因縁の決着を付けようではないか』ゴゴゴゴゴ!


   ~~~~~~~~
      ○
     O ホワンホワン…
    o

ボーボボ「ならば俺も全力で答えよう……!!」ゴゴゴゴゴゴゴ!!!

マミ「え、ええぇーーーーッ!?」マミーン!?


ボーボボ「来い、魔王よ!」

マミ「ま、魔王!? 言ってる意味が分かりません!」

マミ「私はただ普通にお話があって……」

ボーボボ「ならばそう言え」

鯛「」ビチビチ

マミ「最初からそう言ってたような……」



マミ「実は、ボーボボさんに改めてお礼を言いたくて」

ボーボボ「お礼? 世の為人の為にした行為などここ数十年全く無いが?」

マミ「そ、そんな謙遜しなくても……。私としては感謝してもしきれないです」

マミ「自分で言うのも変な話ですけど、弱い私をここまで強くしてくれたのはボーボボさん達のおかげです」

マミ「昔のままの私じゃ、魔法少女の大きすぎる真実の前ではきっと背負いきれずに潰れてしまってました」

マミ「ボーボボさん……、今の私は胸を張って仲間の側に立てます。恐れずに魔女に立ち向かえます」

マミ「私はボーボボさんに会ったあの日に生まれ変わったんです」

ボーボボ「俺たちは別に大きなことはしていない。ただ軽くお前の田中を押してやっただけだ」

マミ「せ、背中を押してください……!」



マミ「でも、すべてはボーボボさんのおかげで……」

ボーボボ「止めてくれ、ムズ痒くてしかたがねぇぜ」ポリポリ

ボーボボ「今あるこの状況は、お前達の心の成長の賜物だ。感謝される筋合いはない」

マミ「でも、お礼くらいは……」

ボーボボ「しつこいな」スタスタ

鯛「」ビチ…ビチッ…

マミ「あっ……」


    スタスタ…


ボーボボ「……マミ」ピタッ

マミ「えっ?」

ボーボボ「俺はもうとっくの昔にお前達から、お礼にも勝る素晴らしいモノをもらっているんだぜ」

マミ「そ、それって……」ジーン…

ボーボボ「ああ」ニヤッ



ボーボボ「お前達の鼻の湿り気……、笑顔だ」



マミ「ボーボボさ……! ん、えっ? ……え!?」

ボーボボ「か~えり~ましょ~」タッタッタッタ

鯛「」ズルズルズル…

マミ「ちょっ、まっ……鼻!? ボーボボさん、湿り気ってどういう……、ボーボボさーーん!?」ダッダッダッダ



ほむら「……ここは、相変わらずね」ハァ…





  ~喫茶店~


まどか「特訓か~、一体どんなことをするんだろう?」

仁美「きっと私の想像を絶するモノなんでしょうね」



 メイドコス総理大臣『日本の貨幣を10円玉のみに統一します』つ塩 パッパッパ   ←仁美の想像の限界



まどか「……」

まどか「いやぁ……仁美ちゃんなら出来るんじゃないかな? 想像」

仁美「あら? そうかしら」

天の助「ストローを最初に作った人知ってる!? 知ってる!? 知ってるぅ!?」つストロー ガタガタッ!

首領パッチ「この豆知識辞典によると!! 豆知識辞典によるとッ!!」つ豆知識辞典 ガタガタッ!

天の助「よると!? よるとッ!?」ガタガタ!!


首領パッチ「んーとね……」つ豆知識辞典 ペラペラ

首領パッチ「坂本龍馬だってさ」

まどか「絶対違うよ!!」マドーン!



まどか「でも首領パッチ君達ってホントに不思議だよね」

首領パッチ「はあ?」

天の助「どーいう意味だよ」

まどか「いやそのまんまの意味だけどね」

まどか「スゴく変わってるけどさ、それでも優しくて皆のこと考えてくれてたりするもん」

まどか「昔から二人に助けてもらったことってたくさんあるよ」

まどか「ほら、私が苛められた時、さやかちゃんと三人で守ってくれたりさ」

首領パッチ「てめーが鈍くさいだけだろうが」

天の助「まったくだな」

まどか「でも、なんだかんだ言って助けてくれるじゃん」エヘヘ


まどか「私、皆と出会えて本当に良かったと思ってるの」

まどか「魔法少女とか、魔女とか、エントロピーとか。不思議な目にあったり悲しい気分になったりもするけど」

まどか「後悔だけはしたことがないんだよっ!」



仁美「私も同感です、まどかさん!」キラキラ!

首領パッチ「んだよ、気持ちわりーなー」

天の助「褒めてもところてんしか出ねーぞ!」

まどか「あ、ところてんはいらないや」


   アハハハー! キャーキャー!




ほむら「まどか……」

ほむら「あなたは優しいわね。初めて会った時と全く変わらずに……」

ほむら(……私はどうなのかしら)

ほむら(今の私は……、あの時と同じ信念を……)



まどか「エイミー……」ボソッ



ほむら「っ!」ハッ




仁美「あら? エイミー……って?」

まどか「あっ、ごめん独り言なの!」

天の助「それってあの猫か」

仁美「あら、猫さんですか?」

まどか「うん、野良の子猫でね。私が名付けたんだ」エヘ

首領パッチ「最初は衰弱してたけど、俺のショック療法が効いたな」



  首領パッチ『アーータタタタタタタタ、ホワァタッ!!』ビシバシビシッ

  エイミー『ニャアアァーーー!?』ガクガク

  まどか『ダメだよ、首領パッチ君! 人間の秘孔と猫のは全く違うんだから!!』アセアセ!



まどか「その後、みんなで飼ってくれる人を探してね。無事に見つかって今は新しい家族の所にいるの」

天の助「見つかるまでの間はみんなで育ててたなぁ」ウンウン!

まどか「天の助君の出すところてんだけは絶対に食べなかったね、あの子」

仁美「まあ、ステキ!」

まどか「久しぶりに会いたくなっちゃって……。ちょっぴり寂しいなぁ……なんて」



ほむら「…………」

ほむら「……エイミー、か」





  ~歩道橋~


ほむら「…………」

ほむら「結局、この気持ちの真意は分からなかったわ」

      ――――――嘘よ

ほむら「どうぜロクでもないことだわ。さっさと忘れてしまおう」

      ――――――目を背けているだけ

ほむら「もうこんな時間……。特訓に遅れてしまう、急がなきゃ」

      ――――――本当は分かっている。気づかない振りをしていただけ

ほむら「皆に怒られてしまうわ」

      ――――――だって認めてしまうと、私は……


ほむら「…………」



ほむら「ボーボボ達と出会わなくても、私は皆を助けることが出来たのかしら」

ほむら「繰り返したループのせいで、まどかに因果が巻き付いていく」

ほむら「もがけばもがくほどに、足掻けば足掻くほどに、因果が……。そんな彼女を私は一人で本当に助けられるの?」




ほむら「…………そうか」

ほむら「私は、彼らに、ボーボボ達に――――――」




QB「やあ、暁美ほむら」ヒョコッ

ほむら「! インキュベーター……」



ほむら「何の用かしら? できれば顔も見たくないのだけど」

QB「驚いたなあ、君が鉛弾以外の挨拶をするだなんて」

ほむら「あなたを殺したところで大きく現状が動く訳ではないでしょう。無駄な労力を使わずに、今は<ワルプルギスの夜>と戦うことだけを考えているの」

QB「ふうん、素晴らしい心持ちだよ。僅かながらは学習するんだ、幾千回ループを繰り返した君がね」

ほむら「……今の話を聞いてたの?」

QB「ああ、これで合点がいった。いくら何でもまどかの大きすぎる素質は疑問だったんだよね」

QB「君の無駄な努力のおかげで今のまどかがいる訳だ」

QB「そして、君の能力は時間逆行。時を止めたのもその応用か。何だ、種を明かせばただのセコいものだったんだ」


ほむら「……探偵の真似事? 用件が終わったなら消えなさい」

QB「いいや、まだ本題に入っていない」

ほむら「何でもいいわ。さっさと終わらせて……」



QB「僕は鼻が利くんだよ。とびきりの絶望のニオイがしてね」




ほむら「―――! どういう意味……?」

QB「それは君自身がよく知ってるんじゃないかな? 失礼ながら今日一日の君を含めた皆の行動を監視させてもらったよ」

ほむら「なッ!?」

QB「率直な感想だ。客観的に見て彼らは希望に満ち溢れている」

QB「誰一人からも絶望を感じない。皆が<ワルプルギスの夜>を倒せると信じている」

QB「それを見ているとね、僕でさえ、この僕でさえ彼らがそれを成し遂げるかもしれないと錯覚してしまうんだ」

ほむら「い、インキュベーター……?」

QB「勘違いしないでほしい。僕にもちろん感情なんて存在しない。しかし、今までの結果や君たちの言う信じる力とか希望の力だとかを冷静に分析すれば、もしかしたら……ってね」




QB「ただし暁美ほむら。君はダメだ」



.



QB「君は今、本当に希望を秘めているのか? 君は胸を張って彼らの側に立てるのか?」

ほむら「そ、そんなの当たりまっ……!」

QB「へえ、その言葉を今まで過ぎ去った世界で切り捨ててきたマミに言えるのかい? さやかにも杏子にも、そして……」

QB「鹿目まどかにも」

ほむら「詭弁を……ッ!」

QB「確かに詭弁かもしれないが、これは同時に事実も孕んでいるだろうね」

QB「教えてくれよ、ほむら。今、君が抱いている気持ちは、全ての世界の彼女達に伝えられるのか」

ほむら「それは……! それは……」

QB「自分が一番よく知っているんだろう。君は魔法少女として『正しい』のか。彼らと並び立てるのか」

ほむら「うぅ……っ!」

QB「黙ってちゃ分からないだろう? 感情のある生き物はこれだから……」

ほむら「………」

QB「それじゃあ、僕が言ってあげよう。ねえ、ほむら」





「ここまで誰一人欠けずに<ワルプルギスの夜>に挑めるというのは全て」

「何度も無駄な努力を重ねてきた君なんかではなく」

「あのおちゃらけて愚かでバカな」

「ボーボボ達だけのおかげなんだよ」




ほむら「あ、ああ……!」



「あああああああぁぁぁぁーーーーーーーーッッッ!!!」






          ピシッ


.





  ~まどホーム前~


   ドア < ガチャッ


まどか「…………」

さやか「遅かったね、まどか」

首領パッチ「特訓に遅れちまうぞ~!」

天の助「さっそく遅刻か、この落第生!」

仁美「まあまあ、そんなに責めなくとも……」

恭介「みんな揃ったし、そろそろ行こうか」

まどか「……」



さやか「ん? どうしたの、まどか?」

まどか「な、何だかスゴく嫌な予感がするの……」

首領パッチ「嫌な予感? てめぇの勘は信用ならねぇな」

さやか「アンタのよりよっぽど信じられるわ! でも、またどうして?」

まどか「うん、何だかほむらちゃんのことを思い出しちゃって……。今日、気分が悪そうだったし」

恭介「暁美さんが?」

仁美「そういえば……」

天の助「じゃあ、ほむらの身に何か起こってるとでもいうのか?」

まどか「ううんっ! 私の勘違いかもしれないしそんなこと……」アセッ



      ブチィッ!


首領パッチ「いやあぁぁ! 今日イメチェンでたまたま履いてきた草履の鼻緒が両方ともちぎれたぁーーーーッ!!」ショック!

恭介「こ、これは不吉だ!」ヒッ!

首領パッチ「これじゃ素足で原始人生活だよー!」ウワーン!

さやか「まどか! もしかして……!」

まどか「で、でもでもただの偶然かも……、ん!」  カーニャー!!>



    カーカーカーカー!! ニャーニャーニャーニャー!!



さやか「た、大量のカラスに鳴かれた上に、大量の黒猫に目の前を横切られた……!」

恭介「それなら、股の間からカラスに向かって石を投げれば、カラスの呪いから逃れられるッ!」

まどか「うぅぅ、でも偶然が重なったのかも……!」



    キャアアァァーーーーッ!

.


さやか「あ、ああ……!」ガタガタ

まどか「どうしたの、さやかちゃん!?」

さやか「あ、アレ……!」

恭介「なっ、アレは……!」


   アレ→ 仁美「ひっ、何ですの……?」バババーーーーン!!


さやか「仁美の髪の毛がワカメみたいになってるーーー!」ヒィ~!

恭介「うわあああぁ! 本当だ!」


仁美「……!」

仁美「あらあら……」ウフフフ




仁美「これはもとからですわぁーーーーーッ!」ヒトーーーーン!



   この時の仁美の顔は、
              何故か大層嬉しそうだったという。


.


まどか「もう! こんな時にふざけないでよっ!」カミジョウクンマデ!

さやか「ごめん、つい」アハハ~

恭介「悪いね」アハハ~

仁美「んもう!」アハハ~



    「うわああああぁぁーーー!!」


天の助「お、俺の体にポン酢が掛けられて、いかにも高級料亭で出されそうな気品ある風格が漂っているーー!?」つポン酢 タラタラ

天の助「これは間違いなく不吉の前兆! これから起こる不運に打ち勝つ為には、誰かが俺を食すしかないぞ!!」

      ババーーーーン!



さやか「それでも、こうも気味が悪いとまどかの言うことも本当かもね……」

まどか「や、やっぱり?」

首領パッチ「アナタハー、神ヲー信ジマスカー」

恭介「暁美さんの様子を見に行ったほうがいいかもしれない」

仁美「ええ、それも急いで!」

さやか「それじゃあ皆、行こうか!」

まどか「うん!(ほむらちゃん……!)」




     スタタタタタ……


天の助「…………」ポン酢 タラタラ

天の助「まあ、俺が食うからいいけどね」モグモグ

天の助「うめぇなあ……ちょっと塩気が多いかもしれねーけど……。こんな上手いモノを食えねぇ奴らは可哀想だぜ」ポロポロ


おっさん「共食いかよッ!!」

天の助「……」

おっさん「……」

天の助(…………誰だろうこの人)




  ~廃工場~


さやか「確か特訓はここでやるはず!」タッタッタッタ

恭介「やっとついた!」タッタッタッタ

まどか「ボーボボ!」タッタッタッタ

佐々木ボ次郎「遅いぞ、宮本武蔵!」

まどか「ち、ちがいますよ…!」ゼェ…ハァ…

マミ「ず、ずいぶんと急いで来たみたいね。何かあったの?」

杏子「特訓だからって気合い入れすぎだろ」お菓子ポロポロ

ソフトン「お前は少し気を抜きすぎだ」

魚雷ガール「ソフトン様~♡」スリスリ

杏子「マイペースって言いなよ(クソッ、魚雷野郎め……)」



まどか「みんな居る……? あっ、ほむらちゃんが居ない! ほむらちゃんは!?」

魚雷ガール「ギョラっ? そういえば見てないわね」

ボーボボ「お前らと一緒だと思ってたんだがな」

さやか「マジで……?」

まどか「そんな……、やっぱり何かあったんじゃ……?」


仁美「……あっ! あそこにいらっしゃるのは……!」

まどか「えっ?」




ほむら「……」ザッザッ…



まどか「ほむらちゃん!」

恭介「でも、本当にアレって暁美さん?」

仁美「何か感じが違うような……」

さやか「まるで転校してきたばっかの……いや、それよりも冷たい表情をしてる……!」

首領パッチ「ほむら……変わっちまって……。俺の小指の大きさくらいしかないじゃねぇか!」

さやか「それは遠近法!!」サヤーン!




ほむら「……お待たせ」ザッ



ボーボボ「……遅かったな」

ほむら「ごめんなさい」

まどか「ほむらちゃん……?」

ほむら「……」

まどか(やっぱり……何かおかしいよ……!)


ソフトン「ボーボボ、あれは……」

ボーボボ「分かっている」



杏子「キャラ付けかい? 険しい顔になっちゃってさ」

マミ「暁美さん? 本当にどうしたの?」

ほむら「何でも……ないわよ」

天の助「分かったぞ! コイツ、『魔女の口づけ』で洗脳されてるんだ!」

首領パッチ「本当か!? なら体のどこかにあの模様があるはずだ!」


首領パッチ「ここかな?」つ サッ

         スカート < ペラッ

ほむら「」ピキッ





首領パッチ「うぐ……ぐ……」ボロ…

ほむら「次にやったら塵一つ残さないから」

まどか(ま、間違いなく本物のほむらちゃんだ……)




ほむら「……」

まどか(本人なのは間違いない。でも、ほむらちゃんであって、ほむらちゃんじゃないような……)


ボーボボ「ほむら、俺たちに何か話すことがあるんじゃねーか?」

まどか「えっ?」

ほむら「流石ボーボボ……よく分かったわね」

ボーボボ「表情を見れば分かる。三つ目の鼻の下にシワが出来てたからな」

ほむら「一つしかないけど」


ほむら「私のちょっとした昔話を聞いて欲しいの。そんじょそこらの長編小説よりも長いから大幅に端折るけどね」

マミ「暁美さんの過去……?」

杏子「結構気になるじゃねーか」

魚雷ガール「授業は一時休止ね」


ほむら「あれは……そうね、最初の世界……」

ほむら「私という人間の『始まり』よ」

.




    ~ほむほむ説明中~


田楽マン『まあ、本編の10話11話と同じだぜ』

田楽マン『つーか俺、特訓に呼ばれてねーんだけどぉーーー!!』

田楽マン『頭数にも入れられてないってことかぁーーー!?』

田楽マン『うおおおぉぉぉ! 腑に落ちねぇーーー!』

田楽マン『俺の出番がどんどん消えていくーー! 俺自身がこのSSから消えていくーーー!!』

田楽マン『イヤだぁーーー! 消えるのはイヤだぁーーー!!』

田楽マン『うわああああぁぁぁぁーーーー!!!』



田楽マン「はぁ……はぁ……」

田楽マン「続いては東京都からのラジオネーム『真夏みかん』さん19歳……」スッ!

まどか「今の独白、ラジオのお便りだったの!?」マドーン!




   ~ほむほむ説明終了~


ほむら「……以上よ」

まどか「ほ、ほむらちゃん……!」

さやか「ほむら、あんた……」

マミ「そんな辛い運命を……」

ほむら「勘違いしないで。私は同情してもらう為に話したわけではないわ」

ボーボボ「……」


恭介「変わらない世界を何度も繰り返す……」

仁美「あまりにも、恐ろしいですわ……」

杏子「きっと……アタシらには想像も出来ないほどにね」




まどか「私が史上最悪の魔女にっ……!」

ほむら「ええ、あなたが契約を交わすことだけは絶対に防がなければならないの」

さやか「あの時間停止の魔法も、タイムスリップのオマケだったんだね」

ほむら「そうよ。私の本来の力は、やり直すこと。取り戻すこと」

ほむら「初めての友達……、鹿目まどかの為にね」

まどか「ほむらちゃん……」



ボーボボ「それで? 話はそれだけじゃないだろ」

ほむら「もちろんよ」

まどか「えっ?」


ほむら「ボーボボ……私と……」





ほむら「闘って!」


     『ソウルジェム』 バッッ!!


.




ボーボボ「……」

マミ「なっ!?」

さやか「あんた、本気!?」

まどか「そんな……!」

魚雷ガール「まあ大胆」


ほむら「馬鹿げていると思うかしら?」

ボーボボ「ああ」

ボーボボ「お前の持っているその濁ったソウルジェム。そんな状態で闘うつもりなのか?」

ほむら「あら、それだと本気を出せないと言い訳するつもりなの?」

ボーボボ「ふん、魔女になりかけの癖してよくしゃべるな」

まどか「ま、魔女になりかけ……!?」


まどか「ほ、ほむらちゃん! どうしてそんな!」

ほむら「…………」

まどか「おかしいよ、ボーボボと闘うだなんて! ソウルジェムがそんな状態なのに!」

ほむら「まどかは口出ししないで」

まどか「うっ……!? ほむらちゃん……」

ほむら「……」



ほむら「でも、関わるなとは言ってないわ。あなたにはむしろ一番前でこの闘いを見ていて欲しいの」

まどか「えっ……!」

ほむら「私はボーボボと闘わないといけない。これは私が望んだこと」


ほむら「私は過去を背負ったままこれ以上生きていけないの……」グググッ!


まどか「ほむらちゃん……?」

ほむら「あの過去を捨て去る訳ではない。でも、現在<イマ>と決別する力が欲しい」

ほむら「過去と向き合った上で戦い続ける強さが欲しいの」

ほむら「私は決着をつけるわ。その為にはボーボボ、あなたと闘わなければならない」

ほむら(そう、闘わなければ………)


     ・
     ・
     ・

.



  QB『………』

  QB『……へぇ』

  QB『これは驚いた。並の魔法少女ならコレくらいで堕ちてる筈だ。事実さやかもそうだった』

  QB『流石は……、常人ならば発狂するだろう幾千回のループを繰り返してきただけの事はあるよ』

  ほむら『はぁ……、はぁ……』

  QB『暁美ほむら』


  ほむら『あなたに、誉められても、何一つ嬉しくないわね……』

  QB『酷いなあ、最高級の賛辞のつもりだったんだけど』

  ほむら『インキュベーター……』

  QB『ん?』

  ほむら『あなたの言葉の効力はとてつもない……認めてあげるわ』

  ほむら『そうね、今回は私の負けよ……』

  QB『…………』




   『私は……、ボーボボ達にこの上なく嫉妬してる……』

   『自分の成し遂げられなかったことをいとも簡単にやってのける……。私では決して立てない、皆の中心に彼らはいる……』

   『これまでの私が助けられなかった世界……。その後悔も、より大きく嫉妬を増幅させている』

   『魔法少女に、いえ、人に過ぎたる程の巨大な嫉妬を、私は孕んでいるのよ……』




  QB『……はっ』

  QB『はははははははは!!!』

  QB『君はバカだ! 大バカ者だな、ほむら!』

  QB『魔法少女は心に積もらせる絶望によって、大きくソウルジェムの調子を左右される』

  QB『例え本人が絶望を認めなくとも、時間の経過と共にじっくりと魔女化が進行していくんだ』

  QB『それなのに君は、最もやってはいけないことをしてしまったんだよ!』

  QB『君の抱えている『嫉妬』という濁りを、君は口に出して自認してしまった!』

  QB『古来より言葉には魂が宿っていると言われてきたが、まさにその通りだ! 後でどんなに否定しようと、自分の発した言葉はいつまでも付きまとうのさ!』

  QB『魔女になった君を、彼らは助けられるかな? 何千回のループによって蓄積された、巨大で醜悪な絶望を抱える君を!』

  QB『これで絶望は他の魔法少女にも伝染する! 僕の勝利だ!』

  QB『ははははははっ! ありがとう、暁美ほむら! じきにすぐ魔女になる君に、沢山のお礼を送ろうじゃないか!』

  QB『はははははははははっ!!』



      あはははははははははははっ!


  ほむら『……ふふっ』

  QB『ん? 何がおかしいんだい?』

  ほむら『あなたが余りにも感情豊かに話すもんだからつい……ね』

  QB『……人間の真似さ。これならば君の心にも来るものがあるだろう』

  ほむら『いいえ、滑稽すぎて見てるこっちが大笑いだったわ』

  QB『……自分の立場が分かってるのかい? 君は魔女になる……、これは絶対に覆らない事実さ』

  ほむら『……』つグリーフシード スッ


      ソウルジェム < スーーー……


  ほむら『確かに……。ある程度はグリーフシードで穢れを取れるけれど、これ以上は浄化できないわね』



  QB『そうさ、いかにグリーフシードを積もうが無駄なことだよ』

  QB『君の根幹に絶望が根付いているんだ。簡単にチャラに出来るものじゃないさ』

  QB『これで分かったろ? 君はおしまいさ。いや君だけでなく、他の魔法少女もボーボボ達もこの町も、鹿目まどかも』

  ほむら『……私が魔女になって、皆を破滅に導くとでも?』

  QB『ああ。あのボーボボ達も、魔女になった君を元に戻すことは出来ないだろう。最悪相打ち、よくて辛勝かな』

  QB『そして君を倒して満身創痍な彼らを待ち受けているのは、あの<ワルプルギスの夜>だ』

  QB『皆が傷つき倒れていくのを見て、まどかは僕と契約し……魔女になる』

  ほむら『……』

  QB『待ち遠しいな。これで僕たちの、宇宙の均衡を保つ仕事は完遂される』



  ほむら『……』

  QB『何だ、まだそんな所にいたのかい、ほむら』

  QB『さっさと魔女になって、ボーボボ達を倒すか倒されるかしてきたらどうだい』

  ほむら『ふふっ……私がボーボボ達と戦う……ね』

  ほむら『面白いことをいうじゃない。人間のジョークを勉強したの?』

  QB『……?』

  ほむら『そんなに早く見たいというのならね……インキュベーター』




  ほむら『すぐにでも見られるわよ』ファサッ


.



     ・
     ・
     ・



ほむら「…………」


ほむら「……ワガママなことだと承知の上よ。<ワルプルギスの夜>がすぐそこまで迫っているのに、ふざけていると思われても仕方がない」

ほむら「だけど、お願いボーボボ……。私と闘って」

ほむら「私は私自身の気持ちに踏ん切りがつかないの。これは私の覚悟の問題」

ほむら「あなたと全力で闘って、自分の覚悟に決着をつける」

ボーボボ「……」

杏子「ほむら……」

さやか「あんた……」

まどか「な、何を言ってるの? そんなのダメだよ! 友達同士で闘うなんて!」

まどか「せっかく、みんなが協力しあってるのに……どうして……」

ほむら「ごめんなさい、まどか。でも、このままじゃ私は<ワルプルギスの夜>と戦えない……」

ほむら「心に迷いのある私じゃ、ただの魔女にだって勝てる気がしないの」

まどか「ほむらちゃん……」



まどか「ねえ、ボーボボも何か言ってよ! こんなの止めようって……!」

ボーボボ「……」

ボーボボ「いいだろう、受けて立とうほむら」

まどか「ボーボボ!?」

ほむら「ありがとう、ボーボボ」

ボーボボ「かまわん。お前の言うとおり、精神が不安定な状態で決戦に向かおうだなんて、言語道断だからな」

ほむら「……」



さやか「まどか、やらしてあげようよ。何も命を懸けた闘いじゃないんだからさ」

まどか「でもっ!」

杏子「アタシはほむらの気持ちは分かるよ」

まどか「えっ……?」

杏子「何て言うかさ、ケジメって感じ? アイツ、アタシらと会うずっと前から戦ってきた訳じゃん」

杏子「アタシらの知らない何かをたくさん背負ってきたんだと思うよ。いわば、一つの禊ぎでしょ。それをアタシは否定出来ないね」

首領パッチ「杏子……。そんな難しい言葉知ってたのか?」

杏子「うっせぇ」


さやか「あたしも杏子の意見に賛成かな」

まどか「さやかちゃんまで……? ま、マミさんは!?」

マミ「鹿目さん……、残念だけども私も……」

まどか「そんな……!」

ソフトン「まどか、これは彼女の問題だ。そしてボーボボは彼女に指名された。少なくとも今俺たちが口出し出来る問題ではない」

まどか「ううぅ……」



ボーボボ「なるほど、その為にここに呼び出したのか」

ほむら「ええ、この廃墟ならどこにも迷惑はかからないわ」

首領パッチ「いいぞー、やっちまえー!」

天の助「ヒューヒュー!」

ほむら「それじゃあ、始めましょうか。ボーボボ、首領パッチ、天の助」

パチ天「「えっ」」


首領パッチ「ええぇーーーッ!? 何で俺らも闘うことになってんの!?」

天の助「そ、そーだ! テメーとボーボボで勝手によろしくやってろよ!!」

ほむら「さっきも言ったように、今まで立て続けに起こった奇跡は、みんなボーボボやあなた達のおかげよ」

ほむら「感謝はしているわ。だから闘って」

天の助「『だから』の前後が全く繋がってねぇーー!?」

ボーボボ「いいのか? 三対一になるぞ」

ほむら「望むところよ。私は今まで独りで闘ってきた。これでいいの」

首領パッチ「勝手に話を進めてんじゃねー!!」



ボーボボ「仕方ねーな。 つっかもうぜっ♪ ふふふんふんふふ~ん♪」チラッ

首領パッチ「ん……ハッ!?」

ボーボボ「この世~はデッカイふふふふふん♪」つ三星球 チラチラッ

首領パッチ(あ、あれはドラゴンボール!? な、何故あれをボーボボが……ああぁッ!?)

ボーボボ「アドベふふ~ん♪」シェンロン『お前の願いを……』ボー…

首領パッチ「シェンロンが出かかってるーーー!? まさかボーボボの奴、もう全ての球を集めているのか!?」

ボーボボ「この闘いで戦果をあげれば、これを進呈してやらんこともなきにしもあらず」

首領パッチ「い、イェッサー!」


天の助「ケッ! 俺はモノで釣られるような男じゃねえ! こんな無意味な争いは御免だぜ!」

ボーボボ「じゃあ君はいいや」

天の助「ええぇッ!?」

ボーボボ「準備はいいか、ほむら」

首領パッチ「来いよベネット!」

ほむら「ええ、OKよ」

天の助「ちょ、ちょ、ちょっと待って!」

首領パッチ「んだよ、天の助」

天の助「ほ、ほら俺も戦力になるんじゃないかなー…ってさ!」



天の助「俺も鬼じゃないし手伝ってやってもいいぜ! あのドラゴンボールで手を貸すのも考えて……」

ボーボボ「あ? モノに釣られない天の助さんは引っ込んでろよ」

ほむら「邪魔よ」

首領パッチ「死ね」

天の助「う、ううぅぅ……」

ボーボボ「誠意さえ見せてくれれば、仲間に入れてやるけどなー」

天の助「く、くぅッ!」


         スッ……


天の助「お、お願いします、一緒に闘わせてください……!」ドゲザ

ボーボボ「あーあ、しょうがねーなー!」ニヤニヤ

首領パッチ「ぷぷぷ、だっせぇ」ニヤニヤ



天の助(恥辱……! 恥辱! 恥辱! 恥辱!!!)ググググ!



天の助(この恨み、決して忘れん! 必ず果たさん!)



   天の助の心に芽生えた小さな闇……

           それは確実に、着実に成長していくのであった……


.


まどか(やっぱり、ダメだよほむらちゃん)

まどか(私には分かるよ。ほむらちゃんが頑張ってきたことも、無理をしてきたことも!)


まどか(だって、私は夢で見たもの……!)



ボーボボ「ゆくぞ、ほむらッ!!」ゴオォォッ!

ほむら「いくわよ、ボーボボッ!」ゴオォォッ!

首領パッチ「どこ行く?」

天の助「スプラッシュマウンテンは混んでるだろうから、先にダンボに乗ろうぜ」つ地図 ペラッ



まどか「ダメぇッ! ボーボボ! ほむらちゃーーん!!」



十一話前半はこれにて終了です

やっと、「ツッコミ」をしてくれる敵との対決……、待ちに待っていました
奇声しか発しない魔女はボーボボ流の戦いにおいて、少し不自由な面もありました
というか、かなり初期の段階からほむらとボーボボが戦う事は決めており、ついにこの時がやってきたという気分です

今回の戦いは>>1自身も今まで以上に楽しんで執筆出来ると思うので、次こそはもう少し早い投下を心がけます

それでは今日はこのへんで

乙!
上条はもうすでにSBRに参加してるだろww


ギャグ時空ではシリアスキャラほどドツボに嵌ってしまうからな…

乙です!
まさかワルプルギス戦の前にこんなに盛り上がりそうなバトルが始まるとは!
後編に期待しています!

最高だぜ・・・最高にボーボボってやつだぜぇ

>>298
つけもの「呼んだ?」

よし!これで次の投下まで戦える! 乙でした!

乙~。ほむらのつけものにワロタw融合は無しの方向って言ったけど三人揃うと期待してしまう。


まさかのほむほむ=つけもの説浮上
恭介がその内スタプラとか使いだしそうだな


つけものwwww


のっけからガンダムネタ中の人ネタに吹いたwwwwwwwwww



恭介はもうすっかりジョニィだろコレwwwwww
そして田楽マンの扱いは相変わらずwwwwwwwwww

乙! 待ち望んだ甲斐があったぜ!
ところで>>1はこういうクロス以外にも、普通の形態の小説を書く人なのかな?
文章の端々からそんな雰囲気を感じるんだが……

>>273のタイミングが的確すぎる


途中までかなり笑えていたのに、QBの野郎!
文章というか物語のレベルが高すぎじゃないかこのSS。QBの極悪さまでパワーアップしてるし。
凄すぎるよ!

とてつもなく面白い!

>>1は他に作品はあるのでしょうか

ほむらが(ある意味)シリアスキャラのプライドを賭けてギャグキャラの頂点とも言えるボボボーボ・ボーボボに戦いを挑むとは…
そして仁美、初めてツッコミが出来て良かったね。



ボーボボを題材にしている時点で何をいまさらって感じだが
最後のツッコミを行う敵って作者の言葉が一番シリアスブレイクしちまったなあwwwwww

しかし恭介はどんどんジョニィになっていくな
後、杏子の過去が変わっていたのはこの世界線の親父がハジケリストだったからなのかな



恭介がそのうちタスク使い出しそうな勢い

杏子父、渋い顔なのにハジケすぎだろw

いつも以上のクオリティ乙です!
レム戦のネタ思い出して吹いたwwwww

どーでもいい話だけど>>347がスタスクに見えたわ

6月7日はミルクをのもー。

バカー!

そういえばこの話の第1話が投稿されたのが去年の6月5日だったから、もう1年たったって事なんだな~
しみじみ。

そういえば、昨日は6月7日だったのか・・・牛乳飲むの忘れた

一周年記念人気投票

1位:ボボボーボ・ボーボボ
2位:ボボボーボ・ボーボボ
3位:ボボボーボ・ボーボボ
4位:ボボボーボ・ボーボボ
5位:ボボボーボ・ボーボボ
6位:ボボボーボ・ボーボボ
7位:ボボボーボ・ボーボボ
8位:ボボボーボ・ボーボボ
9位:ボボボーボ・ボーボボ
10位:ボボボーボ・ボーボボ

>>354
この時、不正したのって誰だっけ?

確かボボボーボ・ボーボボかボボボーボ・ボーボボのどっちかだった気がする
まったく他の奴らは真面目にやったてのに・・・

やはりボボボーボ・ボーボボが1位か・・・・。
不正した奴もいたというのに・・・相変わらずだな。

一周年じゃなくて三話とかじゃなかったっけ?

このスレの一周年って意味じゃね

あれ俺ボーボボに投票したのに反映されてないじゃん

ボボボーボ・ボーボボの優勝か~。俺の投票したボボボーボ・ボーボボは七位止まりか……

>>361
俺の入れたボボボーボ・ボーボボなんて13位だったんだぞ?

ボボボーボ・ボーボボは2位かー惜しかったな

ボボボーボ・ボーボボが4位!? ボボボーボ・ボーボボとボボボーボ・ボーボボに負けたのか!?
一位がボボボーボ・ボーボボなのは納得だが、2位にボボボーボ・ボーボボ、3位にボボボーボ・ボーボボが来るとは予想外だぜ。

ボボボーボ・ボーボボがゲシュタルト崩壊してきた

つけもの「一位のボーボボはぁ~つけもの王国にいるだぷぅ~」

>>367

殺したいほどにウゼェ~!!

あなたたちふざけすぎっーっ!!

ハジケと鼻毛がコンブリオ

そういえばアニマックスでボーボボ始まるらしいな

物質ハジケ融合!!!
>>369>>370>>371!!!!

久しぶりに見たら超熱い展開になってんな。ワルプルギスの前にこんなのが見れるとわ、続き凄く期待してます。

イレギュラーのボーボボたちがいるからほむらがいらなくなったんじゃなくて、ほむらががんばったからボーボボたちのいる時間軸にまでたどり着けたんだと思うの

>>374
ほむちゃんは仏の境地じゃないから、自分の力で助けられないことにコンプレックスを感じちゃうのよ。
今回うまく行きそうなのが自分の力の成果じゃなくてボーボボたちがいるかいないかだけの違いで、世界が助かろうともカタルシスがないから無力感は拭えないのよ。

>>375
難儀な性格だねぇ…。一番酷いのはそんなほむらの精神の傷に塩を塗ったQBだけど。
杏子やさやかの時みたいにほむらにもボーボボの漢魂が伝えらればいいな。

普通なら結構絶望感のある展開だよな、クロス先のキャラが活躍したせいでほむらが追い詰められてるって。

でもなぜか何も怖くない。これからバッドエンドに移行するだなんて微塵も考えられない。
この展開見て改めて思ったよ、やっぱボーボボ達は凄ぇ。ハジケリストに不可能はないわホント。

そういえばヘッポコ丸も自分の非力さに引け目を感じてたころがあったな。
実際GBAの9極戦士ギャグ融合じゃ唯一通常攻撃が全体になる利点はあるが、ハジケ技の威力ではビュティ以下で味方攻撃まである始末。
ぶっちゃけ使い勝手が最低で、ほぼ後方要員。ドラクエでいえばクリフトかテリーのポジション。

>>378
は?
「命令させろ」ができるようになってからのクリフトはスクルトがかなり強いからな?
引換券と一緒にすんなよ

>>378
あのなあ、そこはピピンかテリーだろ?

屁こきのヘッポコ野郎とイケメンテリーさんを一緒にすんな。
いくらテリーさんが強くて人気もあるからって嫉妬してんじゃねえぞ。見苦しい。

いつの間にかドラクエ談義になってる…。
やっぱりネタ要素とかがあっても、そのキャラが本当に大好きな人もいるから例え話でも比較とかしちゃ駄目だね。

テリーマンは正義超人の実力者だろ!
いい加減にしろ!

ボーイ!大人をからかっちゃいけないよ!

あれ?ビュティとヘッポコ丸と破天荒は?

クソコテ市ね

融合はないって言ってるから無理だけど、大人の女もとい横浜の純子が出たらおもしろいんじゃないかな。
でなくても十分すぎるくらいに面白いが。

ほむらがお手軽にパワーアップする方法としては、そうだな……見滝原に「食の千年帝国」と銘打ったレストランはないか探してみよう

鼻毛融合すれば簡単に強くなれるだろww

やっぱりパワーアップは正統派でいきたいな

ほむら「見えた!水の一滴!」

私は私自身とQBでオーバネットワークを構築!かっとビングだぜ私!
私はほむらでもQBでもない、貴様を倒す者『ZEXAL』だ!

速攻魔法発動!超融合!!
首領パッチをコストに相手の場のほむらのSGとボーボボを融合!
ボむらを融合召喚!

あれだ
鼻毛に伝わる超増強剤
秘薬「ハナクソ玉」を使えば……

ボーボボとほむらが聖鼻毛融合したら………

完全院さんにラスボス系のスキルを貸し出してもらえばいいんじゃね

よそはよそ、ウチはウチ!

>>394
ボむらかほーボボのどっちかかね

いや、ボむボむかもしれんぞ

ここの魚雷先生は元の姿に戻っちゃったりしないよな
大丈夫だよな

自分の武器の本当の名前とか知れば強くなれるだろ

超融合とか変身って基本的にまともはバカに、バカはまともになるけど…バカとまともで融合したらどうなんだろうか

>>399
なったらなったでムカつく野郎とかなんかでキュゥべえ斬殺しそうだけど
で、次に天の助を徹底的にボコる
ワルプルギス以上に面倒な相手だわ

この世界、おりキリがいたとしても全力で関わるのを避けるだろうな

今日アニマックスでボボボーボ・ボーボボやってたな
久しぶりに見ちまったぜ…そしてうえきの法則並に声優が豪華すぎるわ

ボーボボ「月光蝶である!」

ヘッポコ丸「それでも守りたい世界があるんだ!」

ヘッポコの声優さんはカガリだぞー

ボーボボ「おれは不可能を可能にする男さ!」

あれ?違和感ないぞ。しかしこいつはステラを実質見殺しにしてるからな…

>>407
ごめん。うろ覚えだったから間違えた。
結局キラ君ってだれだっけ?ヘッポコじゃないなら破天荒かウンコさんだよね?

>>406すまん、PS2のハジケ祭りの方だと保志だったわ

ソーメン老師はお亡くなりになりましたね…

>>411
ああ、マグロ師匠の声もやってたあの人だっけ…。

ボーボボ「バナナをわすれたーーー!!!」

ギガ「俺のこの手が真っ赤に燃える! 勝利を掴めと轟き叫ぶぅ! ばぁぁぁくねぇつ! ゴッド・フィンガァァァーッ!!」

ソーメン老師は、あるときはヒーローの偽者になって地球侵略を狙う凶悪宇宙人、あるときは「そんな暇あるか!」とテストもなしに発明品を成功させる宇宙最高の科学者だったのだ

ヤシの実マン「GNバズーカバーストモード!」

ボーボボ「シャイニングフィンガーとは、こういうものか!」

支援

まだかな、まだかな。

あげんな

ボーボボ「まだだ!まだ私は自分を弱者だとは認めていない!」

そういや、鋼錬faのスカーの兄貴もボーボボだったな

ボーボボ「天光満つる所 我はあり 黄泉の門 開くところに汝あり いでよ!神の雷! これで終わりです!」

ボーボボ中の人ネタは  これで終わりです
ならうれしいな

ライス「見せてあげるよ! ボクの米真拳を!」
 
杏子「食い物を粗末にすんじゃねーっ!」
 
ライス「ぶべらっ!」

こっちを見ろぉ!!俺はパズルだ!好きなだけ遊べぇ!

こっちを見てー!ダルマ落としよー!さぁ来い!さぁ来いぃ!!

俺はジェンガだ!さあ遊べ!!

うおおおおおおおおおおおお遊びてー!!

警部殿!警部殿!ドッキングシステム完了です!

K鼻毛様「N~~ほむら、お前の気持ちはよくわかるぜ~出番がないって、つらいよなぁ~」

まどマギの脚本家が浦沢義雄だったら・・・

お、おちゃ・・・お茶漬け食いてぇぇええええ!!

なんでいつも聖鼻毛領域化するんだよww

>>433
魂の解放ができてねぇな

ボーボボ「魂の解放、それは墓地から天の助と首領パッチとソフトンと魚雷ガールとマミを除外する。そして魔法発動《死者蘇生》!これでボーボボを特殊召喚すれば、フィールドの主役はオレひとりじゃーいっ!」
 
まどか「うん、じゃあ《異次元からの帰還》をチェーンするね。これで《死者蘇生》の解決前に天の助くんと首領パッチくんとソフトンさんと魚雷先生とマミさんを特殊召喚」

田楽「だがそれはどうかな?俺はそれにチェーンして神の警告を発動するぜ!」

ボーボボ「くっ!帰還を通すしかない!」
田楽「!?」

>>435
ボーボボ「ならば!チェーンして《異次元からの埋葬》!効果で首領パッチと天の助を墓地に戻すぜ!」
パチ天「!?」

そもそもなんでマミが墓地なんじゃーーーー!!!

うおー!
分からん分からん分からん分からん!

まどか「教えてあげるよ。わたしのデッキのテーマは『不死』。相手を倒すまで、何度でもほむらちゃんが蘇るように構築してあるの!」

続きが待ち遠しいな。

>>440
エネミーコントローラー発動。特殊コマンドでほむらは自分の仲間たちと戦うがいい!
特殊キーワード:QB「君の抱えている『嫉妬』」

>>440
だって、だって僕……パン派だもの…

>>442
つ《非常食》

>>443
たしかに小麦粉だけどボソボソで固いからやめなよ乾パンは!!w

>>444
つ《ハングリーバーガー》

ルールとマナーを守って、楽しくデュエルしよう!

こいつは非常食だ!

なんだ、遊戯王スレか

昔ボーボボのカードゲーム、略してボカゲーが発売されてたのを覚えてるか?おれはまだ持ってるぜ

>>449
さあ!弾け!弾け!弾け!弾けー!って遊んで、ぬのサイコロが鍵を握る訳でもないアレ?

ぬのサイコロを遊戯王の大会で使ったら相手が微妙な顔をしてたぜ

>>438
きっとグリードクェーサーかなんかに頭食われたんだよ

鼻毛装機 ボンセル

いったいこのスレには何人デュエリストがいるんだよ?

うさぎのぬいぐるみ「かかってこーい」

某したらば板にあったAA
せっかくだから転載

                                                       ト、 | V  |/ | //
      お  う      ぎ                 _            ト、}VW{_.ィ   ト、| \|      |" / イ
     ┏━┻━┓  ━┻┳┻━ 三三ヲ     .   ̄    ̄    .  ャ┘:しゅく::く \`              /___
     ┃ ,┃ ,┃    ━╋━   .ィ〔ア  . '´ ・            ン:::::rァ::r~┐:L一                ∠_
     ┃ .:╋:. ┃  ┳━┻━━ 狂三ミx                 Z:::‘ァ }l_ゞ'.」:::<                   /
   ┌━┳┻┳━  ╋━━╋┻     }:}!   ・            ∠:::`L」.ノLノ::「    連載3回突破記念   ∠ _
   |  ┛  ┗    ┛    ┻┛ 狂三彡'                  /イΛハト勹                    /
   |                 /                          ‘.>   キャラクター人気投票   >
   |                 .                           ‘ ̄/                 \
   |  ┃  ┃  ━ ┃┃ ┃  ╋  ┏┓┣┓ ┃ ┃             l∠_   結果発表!!!  \ ̄
   |  ┃  ┃  ━  ┏  ┃  ┃    ┛┗   ┗ ┃             l  / イ            '. ‐-
   |  ┛  ┃  ━━┛  ┗  ┛    ┳┳┳    ┛             l  /  }   ィ        .|\'.
   |                   .    r 、,.、       __            .' ./ ̄ ̄ ̄\} .Λ .ト、 .i\l |
   |                  、 ./ ./ }   .  ¨ ̄::::::   ',          ' ./         V  V \l   .|
   |                  >'  ./ /   | ,、 ::::::::: . ヘ :,       ' |        |          .|
   |                 /  / /    .|.r- ≧x_厶-ヵ ,-、   /  .|  あ み   .|          .|
   |               . '´     /   r.¬ ヾ三'ノ- L三ツ l.ィ l . '    |  り ん  |          .|
   |                /      ゙̄ヽ‐-} _|   r┘└、  _l_ノ´     <  が な   |          .|
   |               .'       ̄V  `T|ュv  `¨TT¨’ 、 ^l  l         |  と      |          .|
   |        -‐……‐-  .._    ,厶 .}   _. 、 ;' ィ≦≧冫゙ /  l.._      |  う     |          .|
   |   .  ´           `  、}.`¨´. ´ .′ \  ー-- / i ‘.  ‐-   |        |          .|
 ┏┷━━━━━━━━━━━━━━━┓ '   、 `  -― ´  .'  ‘.       、          |          .|
 ┃第 6位 ボボボーボ・ボーボボ 301票.┃ア    、  ::::::::::::   /   '.=-   、. \___本_た  キ   キ|
 ┃第 7位 ボボボーボ・ボーボボ 258票.┃、     \ :::::::   /___ `ー==ミ」     当 ..く __ャ  .ミ.|
 ┃第 8位 ボボボーボ・ボーボボ 199票.┃ .      -‐          ‐-  .l  -‐ に  さ   ラ ‐-の|
 ┃第 9位 ボボボーボ・ボーボボ 176票.┃   . . '      第 1 位      ヽ   あ .ん  は   お   、
. ,┃第10位 ボボボーボ・ボーボボ  .89票.┃   . l    ボボボーボ・ボーボボ   }   り  の  何  .気
. l┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛   i ` .       5071票     . '   が .投  位   に
. l                                 lー、  ‐-    ___    -‐       と .票  だ   入
 .                      ./ ̄ ̄ ̄\\Y⌒} Y )   r-、 ./              う     っ   .り

  、       . -=   ̄ ヽ     /         . `'く乂)  |! (_う >/           ! ! !    た   .の
   、    .イ  :::::: /`  '.   .|         |   \う l! r'> .′                 か
   \     l´丶 ::::_,,-‐┐ i r-、.|         |ー-  _\l!ア  -i                   な
   | .\  r.}[r_ゥ]r-L'三'ノ  l i 、〉〉|    神   |      ̄  .  - ――― -   .        ?
   |   ` {r] ::r'::::  -、   ノ.' _/ |    に     .|      .  ´    第 2 位    ` 、
   |     `|ッ,. `^~^゙´   `' 「<.    感   |     .l   ボボボーボ・ボーボボ   l
   |     八 , ィ三≧ 、 `' . ′ .|    謝   |     ` .     3072票     .         ,、
   |    /}ヽ `二 -‐   / 〉 |         |       __  ‐-、    -‐    ´  -、   / \
   | -‐''´ / | \_,_,.. /  /  .|         |` ..  . '"   、   廴_        r'.ィ } /   _. ヽ
 -‐''´  _... -┴‐    ‐―-<   、        /   ` 、     '、 '"     ‐-    .l { /. '  Α | ::::'    _.  ´
   i . '"      第 3 位    ` 、 \___/      /      、         _ Lノ i |   |.l:泌'..::厶-‐
   |{   ボボボーボ・ボーボボ   .l -‐ …… ‐-     /         \        /  Z_   `¨¨ク´    .|
   l.゙ 、      1802票      /          ` /`丶        \      、     ,_ (_ l / ̄\
   、  ‐-   ____   -‐              丶  \        \     、   "r--ァ-' | フ  .|
    、つう、 \;, 〃   i ./                  .   \        \    、   ..ゝ'  <  ン |
/〉    、ひ ひ  } '"ひ /|/                     .    \        \  r一=='"     \_/
. /     、の_)ト、_人__ノ '.                        ,     \        `>―…―  .      |

/        \ヘl        、       __          l        \    .  -‐    ̄ ̄ ̄   ‐- _..L -‐
`  .     ヽl         >  . ニ_     _ミ      .}、_廴_      \_ . ´     第 5 位     ヽ
   |` . __ノ  負  ボ  〔__   l r-_-ニ--ニ=_7  __ノ    /       /.l    ボボボーボ・ボーボボ  }
   |   `ヽ   け  |   / , 、l ` =ヲ⌒弋-' l-、 `ヽ   く  >        i ` .      514票     . ´
   |   <   た   ボ   \{ l ,. ≧=-=ミ xul引 <   っ  {  / ̄ ̄ ̄\     ―--------―   i |
   |      .}    :   .ボ   r一-トv" }-ー  .」 r{く ノ      「   .|         |                 .l |
   |    .ノ    .:  に   >`j ヽ u `二`ー'  .:' Y´ ̄`ヽΛ .l   |  順 順  |    ____      .'|
   |    ̄)   :      { _ .'  \ ,  ,. ./  ‘.      ヽ{  .|  位 当  |   / ,、    ,、'.       ' .|
   |    ./         _\.'  '.   ̄ ̄´  /  ‘.` .        l  で  な  |   | _`  /_i_  ./   |
   |   /'´ ̄ ヽ . --ミ、 {  /   ‘.  ..:::::::: /   、  `  ._   |  す    |丶厂|└ァ77-七ヲl引_  '   .|
   |        . }/    `l イ  ___   /     `  、  `   |  ね    > ゝ.!. '. '. ' _'ァ _|イ.       |
   |     r'´ /  、. . -‐           ミ      \、    \___// レ' ' /ィ孟ォ、x ヲ 廴     .|
   |     '.    . "      第 4 位    `      >''´ ̄\   }ィ'" /   ニユ-- . ',. ‘. `  ._ |
   |     ‘.    l   ボボボーボ・ボーボボ   } ,...  '´  r―-、. \  } _. イ    .r_ノ― '´ /  ‘.    `丶
   |        i   ` ._       721票    ,, ' ヽ、  r―{    \ \!ヾ゙     ノ    ./   `=ミッ'    /
   └────|  /〉     ―-     -―  ~ミ、/ ̄l   、    ヽ  ヽ   r< \   /     /   .′
   53       |/ ./      `'≪ー)、r‐、 l!  ry⌒ _{   、  \    '  ',  厶---ミ、   r――‐ / _  '
            ./        `'く 乂ノ ; r勹 イ ‘.     \   ヽ      lイ'<ry-,、_      /    、\|
             ̄  ‐-  _  `(く   >'´ .!  ヽ    `           l_   `'く人) i!ry⌒ア    __\
                      ̄ ̄ ̄ ´ ̄ ̄ \   `            ‘.  ̄   ミx |!>'" -‐  ̄    ̄

このAA作者は絶対にこのスレ見ている、間違いない

ボーホボやってたころが俺にとってのジャンプ全盛期だった

今日のボーボボ再放送天の助出るで

近所の中古屋の遊戯王大会に「天の助」って名前でエントリーしたわ
結果、三位だった

>>462
順当な順位ですね

>>462
神に感謝しなきゃな

>>462
勿論下からだろ?

ボーボボがデュエルするとしたらデッキには《カラテマン》が入ってくるかな

オシリスの天空竜は絶対出てくる

>>465
勿論上から三位
ちなみに六武で何度も先行シエン決めてやったわ

絶望した!オシリスデッキじゃなかったことに絶望した!

お尻…なんだって?

オシリス()三幻神最強はわたラーの翼神竜であること確定的に明らか

手札三枚なのになぜか攻撃翌力6000のオシリスか

ここは遊戯王スレじゃねーだろwww
ほら、ラブ・ラビリンス始まるぞおまいら

ラブ・ラビリンス ~愛の契約~

王子役:ほむら
姫役:ボーボボ
QB&首領パッチ:犬役

おい





おい

ヲーの翼ネ申竜がなんだって?

一ヶ月半か…
そろそろこないかな~

過去の名場面では語るか。エリー戦でまどかが契約しそうになったとき、魚雷先生が颯爽と飛び込んできたシーンはよかった
「なぜなら私は魚雷だから!」が、あんなにかっこよく見えた場面はない

魚雷先生がOVERに戻るのを密かに期待してる
アイツ三世と互角にやりあったり強すぎるだろ

ほーら魚雷ちゃ~ん
ネリ消しあげるよ~
ネリ消しあげるからこっちおいで~

俺はやっくんとパチ美の結婚式かな、誓いのキスをーのとこでその結婚式待ったで突っ込んできた天の助かっこよすぎだろ
その天の助を後押しするほむほむととやっくんの肩を持つさやかの激闘とかどさくさにまぎれて杏子を拉致するまどかとか
それを横目に魔女退治に勤しむマミさんの婚期を逃した女の末路感とか友情出演のボーボボとか感動したわ

>>481
なにソレ!?そんなシーン無かったでしょ!? by杏子

>>482
あらすじが本編を凌駕する by天の助

>>483
某人造昆虫アニメは
あらすじがもはやキチの分類だったな
内容もボーボボにキチを加えた感じ

よくわからんけどビーファイターなら知ってる

おそらくカブトボ○グかと

昆虫ならムシ王カードをやるぞお前ら~

ほらほら~

シリアスシーンが地味に好きだ。3話のボーボボとマミとほむらの会話とか、5話6話の天の助とさやか、恭介の会話とか。
あれがあるから9話オクタヴィア戦のラストには感動した。ボーボボとのクロスなのに。

このSSはギャグやる時は思いっきりふざけて、シリアスはスパイス程度にしながらもちゃんとやってるのがいい。

このクロスSSは本当にすごいな。
ボーボボものなのに完全には壊れてないし、ところどころ納得できる理屈をつくりえる道筋もしっかりしてる。
そして、最初から壊れていない人の悪い意味での壊れ方がどうくるのかが気になって仕方がない。

ただのギャグの塊かと思ったら、中身までしっかりしてて面白い。

続きはいつなのか待ち遠しい。

これコピペ?

今週中に生存報告がないと2ヶ月経つな

ドドドドドド!

「くっそッ!これ以上敵の猛攻防ぐには援軍かこないと無理だ!」


「やつが…

>>1さえきてくれれば…」

>>492
未来に希望など無いのです

少年よ、これが絶望だ

ターンエンド

絶望オォーーーーーー!!

Z-ONE「うるせぇー!!!」バキッ

遊星「ぶべらっ!」

あと3日・・・まだまだ待つぜ!!!

報告だけでも欲しいですね…。

まだだ、まだ終わらん!

あと1日・・・それでも待ってるぜ

マジかよ
どうしよう

やっぱ難しいんだろうな

やっぱ思いついても満足できるほどうまくまとまらないのかな…?
俺たちの満足はこれからDA☆
だから期待してます

追いついた
ワルプルもこいつらなら大丈夫な気がする
続き待ってるぞ澤井
色んな意味で

生存報告だけでいいから来てほしい

>>1です

すみません、また生存報告だけです
夏休みが無いに等しいうえに毎日が忙しく、なかなかSSを書く時間が取れません
おおまかな骨組みはできているので後は肉付けしていくだけなのですが…

いつ投下できるかは現状では全く分からない状態です
しかしエタらせるつもりはありません

なるべく早く投下、そして完結できるよう最大限の努力を行います

応援と感想ホントにありがとうございます

ギリギリだけど報告してくれてよかった

頑張って

ゲナハ!

よかよか、生存報告だけで十分だ
夏バテしないように気を付けてな

よぉし、そんな>>1の為に    踊ろう!

なかなかやる>>1だな
これは待たざるをえない

>>1の為にディフェンス部も全国高校野球優勝するしかないな

>>1にはところてん促進グッズをあげよう

>>1のためにもシンクロ召喚しまくってエネルギーを送り続けるしかないな

>>1
生存報告をしてくれる社会人の>>1ならきっと最後までやってくれると信じてしまうぜ

もう>>1様と呼びたいレベル

>>517

最初から>>1様だろうが!!!

さやかと恭介を融合!いでよマスターオブ恭介ナイト!

>>519
杏子「変態だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああッッッ!!!!!」

>>509
毛髪大怪獣ゲハラっての思い出した。マジである上にけっこう本格的な特撮

続きが気になってどきドキ土器土器…

このssのせいでボーボボ読み直したり買い直したハジケリストはきっとZブロック基地の一流シェフより多いはず

二流もいるよ

>>522 >>523
そしてレス流れてく。

海苔食えばはごろも~

海苔食えばはごろも~

ひさし君出ねぇかな…

のど飴舐めすぎるとからい♪

砂糖舐めすぎて味しない♪

そんなあなたにシャルロッテ印の恵方巻き入りケーキ♪(\150)

1本2本3本~4本7本8本♪
毛毛毛のダンスができた~よ♪
毛毛毛の毛太郎でてきたよー♪
ワンワン ワンダフルデイズ横綱~♪
ルルルル~毛よし~しっかりしなさ~い♪
のり食えばはごろも~♪
のど飴なめすぎるとからい♪
抜いた毛を引っぱってー♪
丸まりが小さいと毛が弱ってる証拠ー♪
リンスしとけー♪
バカサバイバー 勝ちのこれこれ
バカサバイバー ベイべー♪

最後バカサバイバーになってる!

ジャンプアニメのOPは神ばかりだけどバカサバイバーほどボーボボに合った曲はないと思う
勇者よいそげやおいでよ亀有に並ぶベストソング

しかも歌ってるのがウルフルズだから豪華だよな
ボーボボアニメの曲はバカサバイバーと幸せが好きだな

はやく鳴らせゴーング! フゥ~♪
WILD CHALLENGERも大好きです

みんなで笑顔で踊るED好きだったわ

今たまたま思ったんだけど、アフロとリーゼントどっちがいいかな?


教えて軍艦さん!

>>537
ちくわ「中身のねぇ奴は嫌いだ」

>>538
ドーナツ「全くだな」

>>539
ピーマン「もっと実のある話をしようぜ」

ところでこの前つけものにオー157がついてたとかニュースになってたが
まさか……?

>>541
犬ううううう

ソイレントシステムを思い出した

追いついた。楽しみに待ってます。

キライチューンもたまには思い出してあげてください…

首領パッチ「まだかな~まだかな~コーラまだかな~」

>>540
ピーマンはしょっぱいからキライなんだよ!

るろ剣が実写化したんだからボーボボも実写化しないかな

アフロヘアのおっさんの鼻から鼻毛が自由自在に出入りするのか・・・
実写で見たら小汚なそうだな

実写版ヤッターマンのボヤッキーやトンズラーのテイストでメイクすればいいんじゃない

個人的にはジャガーの二の舞になるくらいなら
アニメ絵のままで映画化してほすぃ…

ジャガーとボーボボはある共通点がある、それは・・・・ゲームの声優は残念なことだ

>>548
僕と契約して魔法少女になってよ!

>>551
僕と契約して、魔法少女になってよ!

実写化した首領パッチと天の助が気になる
とくに天の助
ところてんマグナム期待

楽しみにしてますヨォ?

今日で一ヶ月じゃね?落ちる?

二ヶ月じゃなかったっけ

エターっすかね

がんばれ?
はっちゃけろ?はっちゃけろ?

まだ1ヶ月だ

ところで、プリキュアとボーボボのやつって>>1のやつか?

作者さんも生存報告したときにエタらせるつもりはないって言ってたからゆっくり待ちましょう。

>>561
え?そんなSSがあったなんて知らなかったです。
なんてタイトルですか?

>>562
ウルフルン「出たなプリキュア」ボーボボ「お前の好きにはさせねぇ」

てか、最近何故かボーボボ系SS増えてきたね、気になる人はエレファントに行けばいいよ
今の所 アイマス・プリキュア(ボーボボ風味の二種類)・けいおん・めだか・ハンター・禁書(pixivと2ch系SSの二種類)と結構色々と多い

エレファントだな? 行ってくる

エレファントは見易いSS多くて良いんだけどコメしてる奴らが痛いんだよな…元スレの判とかもあったし
そういうの気にしない人はいいかもな

スレチになったが1よ頑張れ… !
面白過ぎてボーボボをTSUTAYAで借りちまったぜ…

エレ速でボーボボとけいおん!クロスまとめられてたけど、ボーボボのクロスってボーボボ勢に喰われやすいよな
ここはまどマギ側のキャラも維持しつつだけど

むしろ、ボーボボにキャラのパワーで押し負けない作品って何があるんだよw

エレ速はアフィ付いてる時点で嫌われるもんだが中でも悪質な方だろ
SS中にリンク貼って踏ませるのは引くわ
おまけにコメ欄とか信者沸きまくってそうだし関わりたくはない

エレファントの批判より、作品の良さを語れよ!

ところ天の助・チーズケーキ風味

エレ速は俺も嫌いだがここで文句言う必要ないだろ…

そんな事よりお前ら!!はやくこのスペースシップに乗り込め!!

>>568
バキとか…いや何でもねッス

この前、遊戯王の大会に首領パッチって名前でエントリーして見事に優勝した
首領パッチ「オレが一番じゃーい!!」

こいつハラルドじゃね?

そういやハラルドって小野坂だったなww

俺は最近ちっとも戦績伸ばせないんだよな。エクシーズはどうも好きになれん
シンクロの厨二的かっこよさの虜になってしまった。恐るべし厨二、とっくに中二は過ぎたのに卒業できない厨二

>>567
押し負けないって言ったらほとんどいなくなるだろ。ギャグは普通優先されちゃうんだから。
結局は書いてる人の腕次第だ。
って考えるとこの>>1は凄すぎる。ほんとに。

続き・・・・・

>>578
ギャグ対ギャグなら押し負けないんじゃね
銀魂とか

くらえ毛抜きビーム!

銀魂はツッコミが面白いと個人的には思うからな…
ボーボボとは笑いのベクトルが違う気がする

ボケの量は圧倒的にボーボボが多いからな…押し負けそう

ボーボボ勢に一々つっこんでたらさすがの銀さんやぱっつぁんも過労死するな

銀さん神楽は一緒にボケる
そしてメガネが過労死

天の助と首領パッチがぱっつぁんと神楽に変装する

もしくはマダオと同居する

マダオにところてん否定されて落ち込む天の助しか見えない

かなり古いが『県立地球防衛軍』て奴ならボーボボと同規模の変態ギャグだった
あとは奇面組とかかな

他社だけど、ミカベルワールドの連中なら釣り合いが取れるな
にしても、>>1の生存報告が無い・・・・後一月経つか管理人の気まぐれで落とされそうだ……

ミカベルはツッコミが一々くどいのがなぁ……

ギャグ漫画日和ならば合うかな?

全っ然合わない、てか日和のギャグって人を馬鹿にしたり見下したりしてる内容じゃん、ボーボボとは全然違う

まだなのか…



ハンターハンターの休載明けはまだなのか…!

ボーボボ達が相手でもペースを狂わされないのは魔人探偵脳噛ネウロのネウロ様だけのような気がする

サンバマン「ここで登場サンバマーン!!!」

サンバマン「盛り上げ名人サンバマーン!!!」

サンバマン「踊れ踊れ!サンバサンバサンバ!!リンボリンボリンボ!!!」

サンバマン「なんや、ここはえらいけったいなとこやなぁ。もしかして>>1でも出るんとちゃうか?」

「オクタヴィア出た・・・」

銀魂は無理だなぁ。
とりあえず見てきたまどマギと銀魂のSSだと、銀さんが唐突になんかいいこと?言う。唐突にうまくいく!
って展開しかないもの。

結局は書き手さん次第だし、銀魂のキャラ人気のせいか、面白いSSはほとんど駄作にうもれてしまっている。
逆にボーボボは書き手さん少ないからハズレを引きにくいな。

それにしたってこれは面白すぎておかしいけども。

>>594
まだゲーム持ってるぜ。雨の中ゲーム屋まで傘さして予約したソフト買いに行って、指人形ともどもゲットした思い出

>>596
言いたい事は分かるわ
銀魂は嫌いじゃないけど何故か銀さんが説教臭くなるんだよな
確かに人生経験云々は分からんでもないけどね…

PAPUWAくんならどうだ

っていうかいい加減スレチだ!

銀魂混ぜてもあんまり笑えないんだよな………
なんだろう?銀魂って成分が薄まるとあんまり面白くない

銀玉の人は基本作者同じ人だからじゃねーの?

>>601
基本銀さん単体でクロス先に行くからじゃね?
新ぱ…めがねもいっしょじゃないとなかなか銀さんがボケれないから結果的にシリアスモードばっかになるんだと思う

キタキタおやじならボーボボの勢いにも負けなそう
絡めそうもないけど

続きはまd

悟空は不条理で圧せると思うけどアラレちゃんは無理だろうな

>>603
いや、そういう問題じゃない。そもそもシリアスの流れにすること自体が作者の力量。
この>>1なんてすごいだろ。
最初の時点でボーボボの世界を加えたから、それ以降の全てが世界観的にアリになり
魔女さやのときの上条のジョジョ化は強引だったが、逆に言えばその一点だけが強引なだけ。
そのあとの魔女さやの件はボーボボたちの行動(漫画で確認できる精神攻撃の類)があった上でのことだから違和感もない。

銀魂×まどマギなら、下手にさやかが魔女化してから説教などで唐突にうまくいくなんて展開をするよりも、
最初から仮面ライダーウィザードみたいに絶望する前に魔女化を止める手もあったろうに。
わざわざ手遅れにしてから無理にうまくいかせるんだもの。

長文ウゼェと思ったら案の定QBだった、まどかが勧誘出来ないからって荒れてんじゃねーよ

その点トッポってすげぇーよな、最後までチョコたっぷりだもん

上がってるから期待してしまった・・・ 続きマダー?(・∀・)っ/凵⌒☆

さやかが魔女から元に戻るSS数あれど、このオクタヴィア戦が一番感動した

・魔女になろうとした時にさやかが杏子の説得により魔女に戻してほしいと願っていた事
・原作には居なかった上条や仁美などのさやかの友人達がいた事
・ボーボボワールドにより空間が上塗りされ精神面での攻撃が掛けやすかった事

様々な奇跡が重なって大きな事を成し遂げたというのが私は素晴らしいと思いましたね

      著者 絶望君

>>611
お前が書いたの!?

>>608
わけがわからなかった。けどid見て納得した

>>607
絶望がお前のゴールだ

>>613
絶望君「もう、ゴールしても良いよね?」

ザイガス!ザイガス!

>>614
クッキーがお前のゴールだ

マミに救われたOL再登場にはびっくりした。ボーボボにあんな粋なことさせるとは(いい意味で

支援

首領パッチ「へへ…このSS乗っ取ったり」

首領パッチ「>>1のいないこのSSに来られることなんてめったにないからな、今のうちに…」つ納豆

首領パッチ「オラー!このSSを納豆まみれにしてやるぜー!俺の出番が少ない仕返しじゃー!」ネバネバ~

首領パッチ「あとハナクソつけとこ」ホジホジ

    さやかちゃんソード < ピト

さやか「」ピキッ

~3分後~

首領パッチ「」死~ん


>>613
照井さん?

大丈夫か…>>1よ…
君のSSを待っている人達がこんなにいるぜ…

・このSSのおかげで未確認を全滅させることができました!!
・このSSのおかげで美味しい野菜が作れるようになりました!!
・このSSのおかげで耳を裂くような鏡の世界からの呼び出しが聞こえなくなりました!!
・このSSを見ることができたのも乾巧ってやつの仕業なんだ…
・このSSのおかげで生まれ変わるほど強くなれました!!辛味噌!!
・このSSのおかげでストーリー展開が28話までは高評価を得られました!!
・このSSのおかげで本当は嫌いなサバを番組内で食べる事ができました!!
・このSSのおかげで飛天御剣流を使えるようになり足手まといにならなくなりました!!
・このSSのおかげで引きこもりの少年が昼ドラ展開に巻き込まるようになりました!!
・このSSのおかげで写真がまともに撮れるようになり記憶も戻り自分がラスボスだと思い出しました!!
・このSSのおかげで相棒が一年後に復活しました!!
・このSSのおかげで友人が未来の世界で復活しました!!
・このSSのおかげで五年後に母校で教師をしていることになりました!!
・このSSのおかげでベルトがしゃべってばかりになりました!!

頑張ってくれ!!!>>1

来週帰ってこなかったら・・・・・>>1、お願い……!

>>621
平成仮面ライダーwwww

それでもサービスマンなら……サービスマンなら!

マミさんってマドルチェティアラミスと首無し騎士どっちが似てるだろうか?

絶望君が契約したら間髪入れずに魔女化するのかな

>>629
クッキーの魔女の誕生である

>>627
ミスったスマソ
629→626

>>625
ドリル・ウォリアー

今だから言わせてもらう。

このSSの仁美は一番かわいい。

>>630
同意。
二次SSでは腹黒かったりマイナスのキャラ付けが目立つけど、
ここではノリの良いボケキャラかと思えば健気な所があったりで、なんかすごい魅力的に感じる。

>>1です
生存報告と同時に、一つ悪いお知らせがあります

夏が終わればまた執筆を再開できると思っていたのですが、
予想に反してやらなければならない事が減るどころかどんどん増えていき、正直毎日いっぱいいっぱいでネタを考える暇すらありません
いつ再開できるかですが、かなり先になりそうとしか言えません

投下もしないのにこのまま残していてもスレの負担になるだけなので、ここで一旦このスレを落とし、再開する時にもう1度立て直そうと思います

ここまで読んでくださった皆さんには本当に申し訳ありません
いつになるかは分かりませんが、ひと段落したら戻って来るので、その時も読んで頂ければ幸いです


応援と感想ありがとうございました
それでは、またいつか

あらら
次もこの板で建てるんだよね?楽しみにしてるよ~

くそぉ、そうですかぁ・・・・残念ですけど また再開されることを祈っています・・・・・

お疲れ様…本当楽しかったわ…まだまだ待てるから私生活にゆとりができたらゆっくり再開してくれ!!

スレ建てる時はパート4も入れてね?

残念だ…続きが気になるのに…

新スレ建てるときはスレタイ同じで頼んます

なんだこの…サービスマンがノーサービス状態に追い込まれた時以上の悲しみは

ここはあえてageる
>>632

ブータン「」ショボーン

ブータンかなり残念……
またスレ立ったら絶対に見るよ!!頑張ってな!!

俺達の戦いはこれからだ!

ウン吉くん……////

おう・・・リアルで忙しいんじゃ仕方ないか
再開楽しみに待ってるぜ、>>1乙!

って、落とすんならHTML依頼だしとこうぜ

まぁリアル犠牲にしてまでやることじゃない
余裕ができたらまた楽しませてくれ
ありがとう>>1

>>1
戻ってくるまでいつまでも待ってるからな!

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