宮藤「サーニャちゃんが猫になった!?」(1000)



~エイラとサーニャの部屋~


エイラ「ん」パチ


つ散乱する軍服一式


エイラ「……またサーニャ服脱ぎっぱなしかヨ~」

エイラ「今日だけだかん……あれ?」バサッ

エイラ「上のベッドにも居ない?」

エイラ「まさかベッド下に落ちて~……ないゾ?」




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1333099239(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)



エイラ「トイレじゃなかったし……サ~ニャ~!どこ行ったンダ~!?」


?「ニャ」


エイラ「へっ?」


?「ニャァ」




エイラ「……」バサッ


つ銀色毛並みの子猫


エイラ「」バサッ


エイラ「まさか……ナ?」バサッ


つネクタイを引きずった銀色毛並みの子猫


エイラ「え……サーニャ?」


猫「にゃあ」


エイラ「えええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」




~厨房~


宮藤「ん、これでよし!仕込みはしておくべきだよね~」

リーネ「後はみんなが来るのを待つだけだね!」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッ……

ドンッ

バンッ!




エイラ「宮ァアアアアアア藤ィィイイイイイイイイイイイイイ!!?」キキキッ

宮藤「エイラさん珍しいですね?一番乗りですよ~!」

エイラ「そ、それよりも、モ!た、大変ナンダ!」ガクブル

リーネ「大変って……何がですか?」

エイラ「こ、ここ、これ!」ズイッ


つネクタイを下げた銀色毛並みの子猫


宮藤「わぁ可愛い!珍しい毛色の子猫ですね~!」

エイラ「そ、そりゃそうダロ!なんたってその猫は……ゴニョゴニョ」モジモジ



宮藤「可愛いなぁ!(そういえばあの猫はみっちゃんが面倒見てくれてるんだっけ……)」ナデナデ

猫「ミィ」

リーネ「ほんとだね~!エイラさんこの子は何処で?」

エイラ「私のベッド……」ブル

宮藤「え~?窓でも開けといたんですか?」

エイラ「違う……」ガタガタ

リーネ「オラーシャンブルーの女の子ですね。それにしてもこのネクタイ、何処かで?」ヒョイ

エイラ「その猫は……」フルフル

宮リ「「この猫ちゃんは?」」






エイラ「サーニャなんだあああああああああああああああああアアアアァァ!!!」





エイラ「はぁ……はぁ……」ガク

宮藤「えーっと?」

リーネ「この子猫が?」

宮リ「「サーニャちゃん!?」さん!?」

エイラ「……たぶん」




宮藤「エイラさん冗談が下手ですよ~!サーニャちゃんが猫になる訳ないじゃないですか~!」

エイラ「だって朝起きたらサーニャが居なくて代わりにこの猫ガ!」

リーネ「サーニャさんは昨日部屋に?」

エイラ「ああ、一応服は有ったし……でも毛布の下でその猫がネクタイしてて……」

宮藤「まさか~?……貴女はサーニャちゃんなの?」

猫「ニャ」

宮リ「「……え」」




宮藤「リーネちゃん?今この子返事したよね?」

リーネ「うん……」

エイラ「し、信じてくれるカ?」

宮藤「でも……サーニャちゃんが~……」

リーネ「……あっ?」




エイラ「どうした?リーネ」

リーネ「……小さい時お姉ちゃんに聞いたことが有るんです」

リーネ「墜落とかで魔法力を消費し続けたまま意識を失うと使い魔とくっついたまま離れなくなるって」

エイラ「ど、どういう状態なんだソレ?」

リーネ「単純に野性に戻ってしまうって話でしたけどもしかしてサーニャさんなら……」

宮藤「毎日夜勤で疲れて帰って来てるからそのせいで完璧に猫化しちゃったみたいな感じかな?」

リーネ「単純に墜落よりも同調してそうだしね」

エイラ「そんなのって有りかヨ~!?」




ペリーヌ「そんなの迷信ですわ!迷信!」バタン

エイラ「……ツンツン眼鏡、あとから来て話立ち聞きしたのカ?」

ペリーヌ「違いますわ!貴女がその猫を持って入ろうとした時にこの私を突き飛ばしたのですわ!」

エイラ「あ~……わりぃナ」

ペリーヌ「気を付けて下さいまし!」




リーネ「えっと……本当に居ないのかサーニャさんを探してみてそれからこの子が本物かを決めましょう?」

エイラ「うぅ……頼む」ペタン

宮藤「見つかればそれで良いしね!じゃあ私はバルクホルンさん達の部屋行ってくる!」トトッ

リーネ「私はハンガーを。ペリーヌさんは……」

エイラ「何でこうなっタ……うぅ」グス

ペリーヌ「このダメ人間を見ておきますわ」

リーネ「お願いします」タタタッ



~バルクホルンとエーリカの部屋前廊下~


ゲルト「ふぅ……」バタン

宮藤「バルクホルンさぁーん!」トトッ

ゲルト「む、宮藤か。おはよう」

宮藤「おはようございます!ちょっといいですか?」

ゲルト「なんだ」




宮藤「バルクホルンさんの部屋にサーニャちゃん来てませんか?」

ゲルト「サーニャ?いや来ては居ないぞ」

宮藤「そうですか……実はサーニャちゃんが基地内で行方不明になっちゃって」

ゲルト「なんだと!?だが確かにこの基地は未だトラップやギミックに溢れているからな……私も捜すのを手伝おう!」

宮藤「お願いします!」



~ハンガー~


リーネ「シャーリーさん!」

シャーリー「ん、リーネか。そろそろ飯に行こうかと思ってたんだ!」

リーネ「ええ、朝御飯なら出来てますけどちょっと別件で」

シャーリー「なんだ?私は胸とストライカーなら答えてやれるぞ~?」

リーネ「それはまた今度で///」



リーネ「サーニャさんを見かけてませんか?」

シャーリー「サーニャ?いや、今日はまだだな」

リーネ「実は帰ってきてエイラさんの部屋で着替えたあと行方不明になってしまっていて」

シャーリー「まあそこにストライカーは有るしな。夜間帰りでもう一回は無いだろうさ」

つMiG i―225

リーネ「ええ……」




ルッキーニ「でも私今日は見た様な気がするよ?」スタン

シャーリー「おう!ルッキーニ、何処でだ?」

ルッキーニ「木の上で寝てた時に。明け方くらいかな?」

シャーリー「何時もじゃないのか……それ」

リーネ「じゃあやっぱり帰ってきては居るんですね」



エイラ「うっ……うっ……」ウル

ペリーヌ「いい加減泣き止みなさいな」

猫「にゃん」ペロ

エイラ「ありがとサーニャぁぁ……でも不憫だヨ……」グスッ

ペリーヌ(ああ……仕方ありませんわね)




ペリーヌ「……もしサーニャさんがこの猫だったとして、元に戻れるかどうかは置いといてですわよ?」

エイラ「うん……」

ペリーヌ「今はちゃんとこのサーニャさんと向き合いなさいな。泣いていては話が進みませんわ」

エイラ「!……そうするヨ。サーニャ?」

猫「にゃ」ピョン

エイラ「うん。猫のサーニャも可愛いナ!」

ペリーヌ(前途多難ですわ。お二人とも早く見つけて下さいな……)ハァ



~T字路A~


ゲルト「サーニャ~?何処だ~?」

宮藤「サーニャちゃ~ん!何処ー!?」

宮藤「居ませんね~?」

ゲルト「付近の扉は開けて回ったしな」




~T字路B~


ルッキーニ「サ~ニャ~?」ガチャ

シャーリー「何処だ~サーニャ~?」ガサゴソ

ルッキーニ「サーニャ?」ヒョイ

シャーリー「ここ……じゃないよな~」パタパタン

リーネ(一応捜してくれて……るよね?)



~T字路C~


もっさん「おう、お前達……何してる?」

シャーゲル「「ああ、少佐!実は……」」

シャーリー「ん?そっちに居たのか堅物」ヒョコ

ゲルト「なんだとリベリアン!」

シャーリー「いや特に今日は喧嘩売ってないぞ?」

ゲルト「私だって売っていないぞ!」

シャーゲル「「なら何なんだ!?その態度は!」」ガルルル



宮藤「リーネちゃん、サーニャちゃんは居なかったよね?」

リーネ「うん。どうしようかな……」

ルッキーニ「でもサーニャが猫になるなんて流石にあり得ないんじゃないの~?」

もっさん「ふむ?話を聞かせろ」

宮藤「実は……」



~食堂~


エイラ「サーニャ///」

猫「にゃん」

ペリーヌ「あっ?エイラさん、皆さん来ましたわよ」

エイラ「宮藤、リーネどうだっタ?」

宮藤「エイラさん……見つかりませんでした……」

シャーリー「まあ確かにこの猫サーニャに似てるけどな?」



ゲルト「サーニャ?」

猫「にゃ」

ゲルト「むぅ……」

ルッキーニ「返事したね?」

ペリーヌ「犬と違って猫が返事をするのは珍しいですし……でも」

リーネ「う~ん」



もっさん「エイラ、ちょっとその子猫を渡せ」

エイラ「ん……」ソッ

もっさん「どれどれ……」カチャ・・・キィイイイイイイン

もっさん「ふむ、ただの猫か。魔法力でも有ればまた違ったがな」

エイラ「じゃあ本物のサーニャは何処にいるんダヨ~!?」



宮藤「坂本さん!もしかしたら魔法力切れで戻れないのかもしれません!」

もっさん「む……一理有るのか?」

シャーリー「なら宮藤が久々に付加魔法試してみれば良いじゃないか?」

エイラ「そうダナ!宮藤頼ム!」

宮藤「はい!私にできることなら!」



宮藤「はぁあああ……」ポワッ

猫「にゃ?」

宮藤「はぁ……」ナデナデ

猫「にゃあ///」

宮藤「ん……」フニフニ

猫「にゃぁ……にゃん///」

宮藤「……っ」サワサワ

猫「……にゃ」zzz



ルッキーニ「えーっと?」

ゲルト「特に変化なし。マッサージしてやっただけか」

宮藤「ごめんなさいエイラさん……」

エイラ「良いよ……大丈夫ダ。気持ち良さそうに寝てるシ」

ペリーヌ「だから最初から言って居ましたのに」

リーネ「まあまあ、ペリーヌさん」



ミーナ「おはよう!みんな結構揃ってるわね?」

宮藤「中佐!」

ミーナ「あら可愛い猫ちゃん。エイラさんが拾ったの?」

エイラ「いやえっと……サーニャが居なくなって代わりにこの猫ガ……」



ミーナ「どういうことかしら?」

ペリーヌ「基地にはサーニャさんが帰ってきては居るらしいのですけれど行方不明で」

ルッキーニ「リーネが言うにはこの猫がサーニャじゃないのって」

リーネ「疲労が続いて意識が無くなると使い魔と融合するって話をお姉ちゃんから聞いたことが……」



ミーナ「あらあの話ってブリタニアまで広まってたのね」

もっさん「ミーナ、知っていたのか?」

ミーナ「ええ。あれは確か古いカールスラントの新兵教訓よ」

ゲルト「む、そうなのか?」

ミーナ「ええ、不足の事態に備えて魔法力は残しておきましょうって意味よ」

ミーナ「きっと私より更に二回り先輩位しか知らないわね~ガランド中将より上だから」



シャーリー「じゃあ何でコイツはこの基地に?」モグ

エイラ「知らないよ~そんなノ~」モグ

猫「にゃあ」ペロ

ミーナ「とりあえず危険な装置は無いはずだし、食事が終わったら固有魔法で捜してあげるわ」

宮藤「なら安心ですね」

ゲルト「うむ……最初からミーナを捜すべきだったかもしれないな」モグ



~廊下~


ミーナ「……」ヒュアアアン

ミーナ「あら?トゥルーデとエーリカの部屋に居るわよ?」

宮藤「えっ?……バルクホルンさん?」ジリ

ゲルト「なっ!?ち、違うぞ宮藤!」アタフタ

ルッキーニ「シャーリー……怖い」

シャーリー「お前……ルッキーニ狙うなよ?」

ペリーヌ「流石にそこまでとは……」

ゲルト「誤解だ!私は知らなかったんだ!」アウアウ

エイラ「バ ル ク ホ ル ン た い い ?」ゴゴゴ

ゲルト「違うんだあああああああああああああああああああああああぁぁぁ……」



~バルクホルンとエーリカの部屋前廊下~


ゲルト「かはっ……固有魔法が無ければ死んでいた」タラー

エイラ「これぐらいにしといてやるヨ!」

ミーナ「で、トゥルーデ?貴女の部屋に入っていいかしら?」

ゲルト「ああ、しかし気を付けろよ?」

もっさん「大方想像はつくな」



~バルクホルンとエーリカの部屋~


宮藤「えっ?三日前より増えてる……」

ペリーヌ「こっ……これは……」


つジークフリート線だったもの


ルッキーニ「えーっとこれ……境界線って言うより……」

シャーリー「言うな……」

リーネ(まさにベルリンの壁ッッ……)



ゲルト「私がついていながら……昨日の書類整理とストライカー整備で部屋を半日開けてしまったのが失策だった。奴はただ倍ではなく現在の累乗で物を増やせる様になって居たんだ!」ガクッ

もっさん「しかしハルトマンは何処だ?」

エーリカ「……はっ!?みんな居るの?」カサ

宮藤「ハルトマンさん?」

エーリカ「助けて宮藤!トゥルーデが荷物除けてくんないんだ!」カサガサドサ

ゲルト「違うだろうっ!貴様が勝手に埋もれた癖に!」

エーリカ「だからって助けてくれないのは酷いよ!」

ゲルト「……まぁいい。今は助けてやるがさっきより埋まっている様な?」

エーリカ「シュトゥルム使ったらちょっとね?」



エイラ「そんでサーニャは何処行ったンダ!」

ミーナ「えーっと……その瓦礫の下よ……」ヒュアアン

エイラ「サああニャアアアアアアぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」ポイポイバサッ


つ白い足


エイラ「サーニャ!?」

サーニャ「」

エイラ「さ……さ……」


エイラ「サああああぁぁぁニャああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



エイラ「サーニャ!」

サーニャ「ん……あれ……朝?」

エイラ「サーニャぁ……良かった……よがったんだナ゛……」ウウッ

サーニャ「エイラ……?」

猫「にゃあ」スリスリ

サーニャ「あっ、ここに居たのね。ダスヴィダーニャ」

猫「ニャ!」



~食堂~


エーリカ「リーネ、おかわり!」

リーネ「はーい」

ミーナ「見つかって良かったわ。あのままだったら完全に埋め立てられてたもの」

エイラ「良かっタ~……」

サーニャ「ごめんね?エイラ」

宮藤「つまりこうだったんだね~」



~明け方、ルッキーニの寝床付近~


サーニャ「あっ、暴れないで」

猫「にゃあ」モゾ

ルッキーニ「ふぇ?サーニャ?」

サーニャ「もうちょっとだから」



~ハンガー~


猫「にゃにゃあ!」タタッグイッ

サーニャ「よいしょ……リード代わりにこれでいいかしら?」

つネクタイ

猫「うにゃあ……」



~エイラとサーニャの部屋~


サーニャ「ふぅ……」ヌギッ

猫「うー……うにゃぁ」タタッ

サーニャ「あっ、ダメだってば!」

ガチャ



~バルクホルンとエーリカの部屋~


ガチャ

猫「にゃ……」スタタタ

サーニャ「ダメよ……ダスヴィダーニャ?おいで?」

猫「にゃあ……」ピョン

サーニャ「危ないわ……」



「烈ッッ風ッッざあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


グラグラグラッ


ドサドサドサドサガサパリガチャングチャパキガンゴンガタングギャベキドスボンドタンバタゴンカチャザクザリバキドカン


サーニャ「き


猫「にゃあああ!?」タタッ



~エイラとサーニャの部屋~


猫「……にゃ」モゾ

猫「ふー……」キョロ

猫「……」モゾモゾ

エイラ「ん」パチ



~バルクホルンとエーリカの部屋~


エーリカ「うっ!?痛ったあああぁぁぁぁぁぁい!!?」ゴチンドサ

ゲルト「ふむ、目覚まし烈風斬は今日もきっかりだな」

エーリカ「助けてぇトゥルーデ!今ので私に物がああぁぁぁ!」ウル

ゲルト「下敷きになった様だな?いい気味だ」スタコラ

エーリカ「いや待って!」ジタバタ

ゲルト「ふん、上に乗っているのは医学書だ!自分で除けられる量だぞ」

エーリカ「それは解るけど!腕が抜けないの!」

ゲルト「これに懲りたら積むのを止めろ!集めるのもなッッ!」

エーリカ「トゥルーデぇええええ!?」

ゲルト「昼には助けてやる……」クルッ



バタン


エーリカ「トゥルーデ……」

エーリカ「いいもん!自力で脱出してやる!」

エーリカ「『シュトゥルム』!」ギュルル


ブワッ……ドサドサドサドサドサドサドサドサドサドサドサドサドサドサ


エーリカ「うわっ?周りも崩れぐあああああああああぁぁぁぁぁぁ」



~現在~


宮藤「ところでサーニャちゃん、何でその子はサーニャちゃんって呼ぶと返事するの?」

サーニャ「たぶん夜間哨戒の度に『ダスヴィダーニャ』って声掛けてたから……かな」

猫「うにゃにゃぁ」

エイラ「オラーシャ語でさよならカ。つまりそいつは『ニャ』に反応するんダナ?」

猫「ふにゃあ」

リーネ「そうみたいですね」



エーリカ「人騒がせだね~。それよりもその猫どーすんのさ?」

サーニャ「私は飼い主さんになってくれる人を捜そうって思って連れて来たんですけど」

ミーナ「まぁ、別に使い魔以外をウィッチが飼ってはいけないなんて軍規や隊規には無いし……でもこの子エイラになついてる」

猫「にゃ!」

エイラ「私は別にサーニャが良いならなんでも。コイツ可愛いしナ」

サーニャ「中佐?」

ミーナ「エイラさんと二人で世話をするなら良いわ。ちゃんと躾てね?」

サーニャ「はい!」

エイラ「サーニャと世話カ~」

猫「にゃあ」


エイラ「ま、こんなのもアリダナ!」


~FIN~

――――――――――――――

ここまで短編

ここからちょっと長めにお付き合い下さいな

――――――――――――――



~夜間哨戒~


サーニャ「♪~♪♪~♪♪~♪~♪~」ラララ

エイラ「月が紅いナ……」

サーニャ「地平線に近いと光の成分でも赤しか届かないってハイデマリーさんがチャットで話してたわ」

エイラ「だから近く……大きくて……怖いぐらい紅いのカ……」

サーニャ「うん」



エイラ「そう……カ……」

サーニャ「エイラ?」

エイラ「……っ」ズキ

エイラ(なんだこれ……っ)



サーニャ「大丈夫?」

エイラ「大……丈夫……ダ」カハッ

エイラ(疼く?……いや身体が軋んでるみたいだ)

サーニャ「顔が真っ赤……エイラ降りよう?」

エイラ「ぐっ……あがっ……」フラ

エイラ(なんだ?先読みが集中出来なくて使えない!?)

エイラ(原因……くそっ……まさかあの月か!)



サーニャ「エイラ!エイラ!」

エイラ「ぐぁ……あ……」グラ

エイラ(血管が……体温が急上昇してる……!)

サーニャ「エイラ!?」ダキッ

エイラ(サーニャ……フリー……ガ……ハマー落と……しちゃ……ダ……メ……)



エイラ「う……」ガクッ

サーニャ「エイラっ!……意識が無いの!?」ユサ

サーニャ「芳佳ちゃんに診て貰いに戻った方が……いえ、まずは動かさないように……」



~地上の河原~


サーニャ「エイラ……少し休んでて!私は土手の上だから!」タタッ

エイラ「……」ゼェ

エイラ(サー……ニャ……っ)

エイラ(あれ……なんか視界が……小さく……)



サーニャ「救難信号だけでも出さなきゃ……」キュイン

<<こちら坂本!サーニャか?どうした?>>ザザザ

サーニャ「実はエイラが哨戒中に意識不明になって!」

<<何!?今はどうしてる!>>

サーニャ「今、私の後ろの河原に寝かせています!」

<<解った!ジープで宮藤とシャーリーをそっちにやる!エイラを診てやってくれ!>>ブチ

サーニャ「はい!」



エイラ(……ん)


エイラ(サーニャ……どこ……?)


エイラ「キュ……?」ノソッ


エイラ(あれ……)



エイラ「キャーン」スクッ


エイラ(……これ私の声だよな)


エイラ「フャン?」キョロ


エイラ(視点の低さと銀色な毛並みの身体……)



エイラ「……」フサフサ


エイラ(尻尾フサフサだな……)


エイラ(……)




エイラ「キャワアアアアン!!?」




エイラ(なんで私は狐になってんだあああぁぁ!!?)





エイラ「ワウ!キャキャン!?」ガウ

エイラ(訳わかんねぇよ!何で狐になる必要あるんだよ私が!?)

エイラ「ワウッ……フン?」ハッ

エイラ(まさか、いやまさか……あれか?)



~スオムス、エイラの子供時代~


エイラ「姉ちゃん、月蝕だってさ!」

アウロラ「そうか~。ま、こっちじゃオーロラよりは圧倒的に珍しいな」

エイラ「暗くなんのが月蝕だっけ」

アウロラ「だな。そういやイッル、お前この話聞いたこと有ったか?」



エイラ(『年頃なスウィッチが月を見ると使い魔に身体を乗っ取られる』だっけ?)ウーン

エイラ(あれ『夜更かししなけりゃ明日も元気』な良く有ることわざじゃなかったのか!)ガーン

サーニャ「エイラ……?」

エイラ(あ、サーニャ……)クルッ



エイラ「キュ……」トトッ

サーニャ「エイラだよね?」

エイラ「クフゥン!」スリスリ

サーニャ「やっぱり。だってこんなに綺麗な銀狐がずっと人間みたいに悩み苦しんでる訳無いもの」

エイラ(え……ずっと見てたのかよ~……)



サーニャ「エイラの使い魔は黒い子だったけどエイラは銀色なんだね」

エイラ(たぶん髪の色なんだろうけどな~。ところで……)ジッ

サーニャ「あっ……なんで驚かないのかって聞きたいの?」

エイラ(流石サーニャ!)コクコク



サーニャ「だってエイラはエイラでしょ?」


エイラ「!」


サーニャ「これから色々有っても私がお世話してあげるわ――」


「――エイラがいつもしてくれてたから、ね?」



エイラ「キュン!……キャワワワアアアアン!」ダキッ


エイラ(サーニャ!……サーニャぁあああああああああああああああ!)


サーニャ「大丈夫……大丈夫……」ナデナデ



~明け方少し前~


シャーリー「現ちゃ~く!スクランブルで十五分は最高記録だな!……あらっ宮藤、大丈夫か?」キキッ

宮藤「うぇ……。ところでなんでストライカーじゃなくてジープなんですか?」フラ

シャーリー「ストライカー回収しなきゃなんないだろ?」

シャーリー「それに夜間専従班はあの二人だし、そこまでは慣れてないお前まで墜落してどうにもならんのはごめんだぞ~」

宮藤「そ、それもそうですけど!?」ウプ



~河原~


シャーリー「んでこれは一体何かな?宮藤ぃ~?」

宮藤「えっとサーニャちゃんがブロンドっぽい銀狐と気持ち良さそうに寝てます!」

シャーリー「ならエイラは何処行った?」

宮藤「解りません!でもフリーガーハマーが墜落で陥没しててストライカーは二脚有りますよ?」



シャーリー「エイラの服も有るしな……まさかのまさかか?」

宮藤「えっ……いや幾らなんでも……」


シャ宮「「せぇの……」」


シャ宮「エイラさん「が狐に成っちま」ですか!?」



シャーリー「え?」

宮藤「へ?」

宮藤「『エイラが狐に成っちまった?』」

シャーリー「『エイラさん化け狐だったんですか?』」


シャ宮「「えええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」」


エイラーニャ「「Zzz……」」ギュッ


~続く~

乙華麗!

まさか>>1がこんな素敵スレを建てて居たとは……

自分とした事が、気付くのが遅すぎたな。

自分の方ももうすぐ次を投下出来る予定だよ。



>>80 Yo buddy. You still alive?

ではまた今日もお付き合い下さいな
次からは不定期更新になると思うけれども



~河原~


シャーリー「な訳無いだろ!宮藤!?」

宮藤「でも坂本さんが『扶桑海の巴御前』の使い魔はそういう妖狐な類いだって!」

シャーリー「ならお前の使い魔も確か特殊じゃなかったか?」

宮藤「兼定は刀の化身なだけです!」

シャーリー「いや刀の化身が特殊なんだよ……」



宮藤「そしたら人間が狐になっちゃうってシャーリーさんの言ってる事なんて考えられませんよ!」

シャーリー「欧州とかで良くあるだろ?ドラキュラとかさ!」

宮藤「でもそんなの居るかどうか解らないじゃないですか!?」

シャーリー「そんなもんそっちの言う人間にまで化けられる狐だってそうだろうよ!?」



宮シャ「「はぁ……」」

シャーリー「直接聞かね?」

宮藤「そうですね……」

エイラ「……ガウ」ムクッ

エイラ(うるさいぞ二人共~サーニャが起きちまうだろ~?)



宮藤「えっと狐さん?」

エイラ「アウ」

エイラ(なんだよ……あ、知らないんだったな)

宮藤「狐さんってエイラさんですよね?」

エイラ「ワウ!ワウッ!」コクコク



シャーリー「マジかよ……戻れないのか~?」

エイラ「ワウ」コクコク

宮藤「……元から人の皮を被った化け狐じゃないんですよね?」

エイラ「ガルル!」ガブッ

宮藤「ごめんなさい!エイラさん、痛いです!」



シャーリー「それくらいにしてやれエイラ。じゃあなんか気がついたら狐になってたのかよ?」

エイラ「ワフッ」コクコク

宮藤「不思議ですね。人が動物にって扶桑だと良くある昔話だったような……八郎潟の主とか」

シャーリー「ほら扶桑にもそういう話あるだろ?案外あり得ない話じゃないんだよ!」

エイラ(良く解らないけど頼むから基地まで早くサーニャと連れてってくれよ)



~ロマーニャ、501基地~


もっさん「……むぅ」

ミーナ「あらあら」

サーニャ「エイラ~おいで~」

エイラ「キャウン!」トトッ



ルッキーニ「エイラが輝いてるよ……」

ゲルト「つまりエイラは大気層による光の加減で紅に染まった月を見て狐になったと?」

シャーリー「サーニャが言うにはな~」

エーリカ「何処の狼男~?あり得ないよ~!」

ペリーヌ「本当ですわ!そんなのおとぎ話だけですわよ!」

ミーナ「まあまあ。今はとりあえず調査のため、ウルスラさんにこちらへ向かってもらっている所よ」



もっさん「しかしエイラが居ないとなると昼夜を問わず戦闘に支障をきたすな……」

エーリカ「大丈夫大丈夫!エイラが居ない分くらいトゥルーデが頑張ってくれるでしょ~?」

ゲルト「ああ!当然だr……お前もな?エーリカ」

エーリカ「出来ることだけねぇ~」

シャーリー「でもそれでやってけてるから今回もなんとかなんだろ。たぶんな」

ゲルト「そんなに上手くいくか……」



~兵舎裏~


宮藤「エイラさん、調子はどうなんですか?」カキカキ

エイラ「フッ」ブルブル

宮藤「なんともない、と……固有魔法は使えます?」カキカキ

エイラ「グゥー……ガウン!」ピキン!タンッ



~兵舎側面~


リーネ「きゃあああぁぁぁ!?」ムギュ

エイラ「キャンッ!バウッ!」キリッ!モミモミ

宮藤「おお!リーネちゃんが偶然通りかかった!」

リーネ「ひゃっ///やん///」ギュ



宮藤「待ち伏せじゃないのに謀ったような強襲……なんだか前より予知感度が良い様な?」カキカキ

リーネ「助けて芳佳ちゃん///」ムギュ

宮藤「あっ、リーネちゃんごめん!お痛が過ぎますよ~エイラさん」プラーン

エイラ「カウッ!」ジタバタ



ルッキーニ「芳佳~?まだ~?」ウズウズ

宮藤「ちょっと待ってね~ルッキーニちゃん」カキカキ

ルッキーニ「早く早く!サーニャが昼寝してる時間だけしかエイラ弄れないじゃん!」

宮藤「あんまり酷いことしちゃダメだよ!……あれ?」

リーネ「エイラさんならちょっと前に何処かへ行っちゃったよ……」



エイラ(撫でられ回されるのはごめんだぞ……ん?)タッタッ

ペリーヌ「あら?エイラさん、奇遇ですわね」

エイラ「グルル……」ジリ

エイラ(よりによってコイツかよ……)



ペリーヌ「そこまで露骨に嫌わなくても良いじゃありませんの?……こちらにおいでなさいな」

エイラ「……」トコトコ

ペリーヌ「貴女もツイてませんわね。まさか獣にまで身をやつすとは」

エイラ(知らねぇよ……私だって好きでなった訳じゃないんだ)

ペリーヌ「でもなかなか綺麗な毛皮ですわ。一級のマフラーぐらいにはなりますかしら?」

エイラ(……ガリア復興財源にするとか言ったら噛むぞ?)グルル



ペリーヌ「しませんわよ。扶桑じゃ狐は人を化かすと言われてますから」

エイラ(化かさなかったらするのかよ~?)グゥ

ペリーヌ「はぁ……ジョークも通じないんですの?」

エイラ(いや、マジかどうか解んないんだよお前は特に……)ハァ



ペリーヌ「貴女は貴女のままですわね。安心しましたわ」

エイラ「クゥ?」ジィ

ペリーヌ「振る舞いの端々に貴女が見え隠れするんですもの。ふふっ」クス

エイラ(何なんだよ見せ物じゃ無いんだぞ)ムー



ペリーヌ「あら失礼。ならお詫びにこれを差し上げますわ」スッ

つブルーベリー

ペリーヌ「リーネさんが分けて下さったんですけど、何分量が多いでしょう?」

エイラ(あれいつも凄いよな~)コクコク



ペリーヌ(あら?)

エイラ「ハグハグ」フリフリ

エイラ(なんかコイツの前で犬食いは餌付けされてるっぽくてイヤだけど気前良くくれたしな~)

ペリーヌ(尻尾振ってますわね。黙ってれば美人なのは人間の時と一緒ですわ……)



エイラ「……キャゥ」ジッ

ペリーヌ「食べ終わりましたの?ならもうここに居なくても「キャン!」ピョン

ペリーヌ「えっ?」

エイラ(……お礼だ。撫でさせてやるよ)コロン

ペリーヌ「……良いんですの?」



エイラ(早くしろ。気が変わらないうちにな~)スリ

ペリーヌ「なら遠慮なく……」ナデリ

エイラ(……寝るか)フワァ

ペリーヌ「エイラさん、暖かいですわね」

エイラ「クゥー……」zzz

ペリーヌ「ふふっ……」ナデリナデリ



~深夜、敷地内キオスク~


エイラ(サーニャは夜間哨戒に行っちゃったし、さっきツンツン眼鏡と昼寝したから寝れないし……)ポツン

エイラ(今日も月が紅いけど何も感じない)ジッ

エイラ(どーしよっかなぁ……)

エイラ(サーニャに世話して貰えるのと野性の勘的に固有魔法で未来がはっきり視える以外はマイナスだらけだもんな)



エイラ(ん!)ピキン!

エイラ「キャウン!」クルッ

エーリカ「うわっ!?……バレたか~」ガサッ

エイラ(中尉だったか。読めてたよ)



エーリカ「ほんと違和感バリバリだよね?露天風呂でも気になってさ~」

エイラ(仕方無いだろ。ルッキーニとシャーリーに無理矢理連れてかれたんだから)ハァ

エーリカ「でもどんな感じなのさ?凄く五感とか良くなってるんじゃない?」

エイラ(私は六感も含むけどな)コクリ

エーリカ「やっぱりか。思った通りだね」



エイラ(ん、どういう意味だよそれ?)

エーリカ「良く言うじゃん?目や耳の不自由な人はその他の器官がその感覚を補うってさ」

エイラ(まあな)ウン

エーリカ「だから私達人間には無い能力がその他の生物には有ってもおかしくない……つまり種の特化する能力の違いなんだよ」



エイラ(まともだ……今日はまとも過ぎる!?)ポカン

エーリカ「だからエイラはその身体でしか感じられない感覚を忘れないと良いよ~。きっと戦闘で役立つからさ!」

エーリカ「……聞いてる?」

エイラ(聞いてる聞いてる!)コクコク



エーリカ「一応これでも医者志望なんだからね?」

エイラ(いつか聞いた事有ったな~)


エーリカ「だからさ?自分の不調も判っちゃったり……する訳さ……」ゲホ


エイラ(え?おい!?)



エーリカ「トゥルーデに……心配かけらん……ないじゃん?」ハアハア


エイラ(この感じって……私と同じか?)


エーリカ「ちょっ……と……エイラ……頼め……る?」パタ


エイラ(何をだ!?)



エーリカ「サー……ニャん……見て……なかった……しいか……らさ?」ドクンドクン


エーリカ「わ……た……しが……どうな……るの……か見と……い……てく……れ……る?」ビクッ


エイラ「キャン!」コクコク


エーリカ「や……く……そ……」ガクッ



エイラ(確かこのまま私だと視野が狭まってったんだけど……)


エーリカ「……ぅ」ピョン


エイラ(尻尾……)


エーリカ「っく……がぁあっ!」ブワッ


エイラ(魔法力が溢れて……暴走してる!)


エーリカ「がああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?」パアアアァ





――――――カッ!






エーリカ「……」ヒュン


エイラ「……キャウン?」ペロ


エーリカ「……くぅん」ズリ


エイラ「キャウ……」ペロ



エーリカ「わん……くふぅん」キョロ

エーリカ(あはは……私はクリーム色かぁ。尻尾と耳の先は黒だね)

エイラ「キャン、キャウン?」

エイラ(みたいだな。言葉通じてるか?)

エーリカ「わん!」

エーリカ(もちろん!)



エーリカ(や~視点低いね?不便と言うかなんと言うか)

エイラ(うん。慣れないよこれは)

エイラ(それより何で気が付いたんだ?自分がヤバイって)

エーリカ(気が付いたってのはちょっと見栄だったね。なんとなく寝ぼけて紅い月を見てたら頭痛くなってさ~)

エイラ(あ~……私と同じだ)

エーリカ(そっか。そんで外にエイラ居るから近づいたんだけど……ところでさ?)



エーリカ(エイラ、スオムスの訛り無くなってるよ?)

エイラ(マジか!?)

エーリカ(考えるに動物ってボディランゲージ多用するから気持ちを言葉で伝えなくて良いじゃない?)

エーリカ(だから言葉のはっきり確立した私達の間だとよりクリアに聞こえるのかな)



エイラ(どうしたんだよ中尉……今宵はらしくないぞ?)

エーリカ(脳が興奮してるんだ。でもエイラ凄いよね)

エイラ(何がだ?)

エーリカ(考えれば考えるほど自分一人だけ動物で戻れないって怖いよ……)

エイラ(まあ話し相手居ないのは泣きたくなったかもしれないな)

エーリカ(そっか。なら私がうってつけで良かった!)



エイラ(私も嬉しいぞ!……あーでもこれって勘違いされそうだよな)

エーリカ(何がさ?)

エイラ(そっち猟犬、私は獲物……)

エイラ(この状況を空戦に例えると?)



エーリカ(つまり!本物の『ドッグファイト』!?)

エーリカ「わん!」バッ

エイラ「キャウン!?」スカッ

エイラ(うわっ!?)

エーリカ(ごめん、冗談!『ドッグファイト』って互いが合意しないと発生しないからね~……エイラは先読み回避有るし)



エイラ(まあこんなじゃれ合いも良いけどこれからどうする?)

エーリカ(明日にはウルスラ来るしなぁ……それからにしようよ!)

エイラ(うん。じゃあ約束通りさっきの変身について話そうか?)

エーリカ(そうだね~お願い!)


~続く~



色々調べたらこんなのも見つけたり

それじゃあ、またゆっくりこの深夜にお付き合い下さいな



~夜明け前、敷地内キオスク~


エイハル「「……」」Zzz

もっさん「む、エイラ……と野良犬か?」ザッ

もっさん「いやそれにしては見覚えが有る様な。はて?」

もっさん「まあロマーニャは暖かいから外に寝かしておいても良いだろう」



「烈ッッ!」


「風ッッッッ!!」


「斬ッッッッッッ!!!」


ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……




エーリカ「きゃん!?」ビクッ

エイラ「キャウ!?」ビクッ

エイラ(少佐か。ビックリした……)ブル

エーリカ(あれはあれで人間の時も身の危険感じるけど今は恐怖を通り越して絶望が……)ガタ



ペリーヌ「あらエイラさんご機嫌よう。その子はお友達ですの?」トコトコ

エイラ「クゥ……キャウ」コク

エーリカ「がうがう!」

ペリーヌ「……ダックスフンドですわね?」

エーリカ「がうー!」ブワッ



ペリーヌ「きゃっ!破廉恥な!……突風ってまさか貴女は!?」フワッ

エーリカ「わん!」

ペリーヌ「エイラさん……この子は501の最強エースだった方ですの?」

エイラ「……キュン」コク

ペリーヌ「……」

ペリーヌ「なんだか目眩が……はぁ」パタ



エーリカ(気絶しなくてもよくなぁい?)アウ

エイラ(中尉と私が居なかったらそれこそ本格的に今は隊がヤバイ気がするんだ)キュン

エーリカ(そうかなぁ?で、ペリーヌはいつもの奴かなこれ?)ウー

エイラ(だな、少佐ウォッチングの途中だったんだろ)フン

エイラ(でもほんと長く観察してるのに飽きないよな、ツンツン眼鏡ってこの趣味)キャン

エーリカ(私の昼寝とエイラのサーニャ好きと同じじゃないかな?)ガウ

エイラ(そうかもな)フゥン



エイラ(どーするよ?)フンフン

エーリカ(仕方無いから起こすわ~)ペロペロ

ルッキーニ「あれ?エイラとわんちゃん何してんのさ?」

シャーリー「ペリーヌが倒れてて見知らぬ犬が一匹……はぁ、またかよ?」oh

エイラ(手間かけるな。シャーリー)ペコリ



~会議室~


リーネ「……あの、なんで私の前で話し込むんですか?」

エイラ「キャウウ」クイ

エーリカ「わん」クイ

もっさん「それでどこへ行ったんだバルクホルンは?」

ミーナ「ええっと……来たわね」ヒュアアン



ゲルト「大変だミーナ!朝からエーリカが見当たらない!」

エーリカ「わん!」タッ

ゲルト「放送を聞いて私が起こす前に居なくなっているなど考えられん!」

エーリカ「あう!」グイ

ゲルト「しかも基地内全てを見回ったのにだ!固有魔法で探してくれないか?」

エーリカ「がうがう!がう!」カプ

ミーナ「トゥルーデ?」



シャーリー「お前……コント出来たのかよ……」

ゲルト「何の事だ?私は至って真面目だぞ!」

エーリカ「くぅん……」ウルッ

エイラ「キャウン……」ナデナデ

ミーナ「……貴女の足下に居るのは誰かしら?」



ゲルト「……」ジッ

エーリカ「きゅうぅん……」ジッ

ゲルト「ふむ、エイラとダックスフントだな」

エーリカ「きゃん!?」ガーン

宮藤「バルクホルンさん……貴女は鬼ですか?」



もっさん「その犬はどうやら庭のあずまやに夜からエイラと居たらしくてな。そして私とペリーヌが見つけた訳だが……」

シャーリー「保護したのは私達だけどね。またかって呆れたよ」

ゲルト「ならばコイツがエーリカだと?」

エーリカ「あう……」ウル

ゲルト「ぬ……済まん、二人にしてくれ」



ゲルト「お前がフラウだと言う証拠は無いだろう?」

エーリカ(あ、タンクトップ机の上に有るけど取れないや……)チラ

ゲルト「しかしだ。私も宮藤に鬼と言われたままはイヤなんだ……解るな?」

エーリカ(また宮藤基準にもの考えてるよ~!?)コクコク



ゲルト「さて……お前は誇り高きカールスラント軍人だ。どうしようもなく不安だがこの方法を取らせて貰う」チャキ

エーリカ(いやいやいや!何で拳銃向けるのさ!?)ビクッ

ゲルト「さぁ見せてくれ!お前ならこの状況でどうするんだ?」ジリ

エーリカ(普通のやり方知らないし!うぐっ……こうなったらあれしか……)ジリ

ゲルト「さあ!早くしろっ!」



エーリカ「きゃん!」パタ

エーリカ(うっ!やられたー!)

ゲルト「……何?」

エーリカ「へっへっへっ!」コロン

エーリカ(降参+服従のポーズ!)

ゲルト「ほう」



エーリカ(とりあえずこれでどうさ?)キュン

ゲルト「フラウ」

エーリカ「あう!」フリフリ

ゲルト「お前は行方不明のまま死んだ方がカールスラント軍人の鏡だ!」グッ

エーリカ「がう!?」



シャーリー「待て!待て!待てぇえええい!!!」ガシッ

ゲルト「止めるなリベリアン!コイツはこのまま死んだ方が名誉的には幸せだああぁぁ!」ジタバタ

シャーリー「お前ハルトマンならどうするかきいてんじゃねえか!ハルトマンは自分らしくそうしたんだろ?」

エーリカ「あう!」

ゲルト「だからと言ってどうすれば良い!?撫でておけば良かったか!?」

シャーリー「それで良かったろ?ふざけたから殺すのはお前ダメだって!」



ミーナ「はぁ……トゥルーデ、貴女はハンガー掃除当番ね」

ゲルト「済まない……」

もっさん「妥当だな。営倉に入れられないだけ感謝しろ……まあ心中は察するがな」

エーリカ「あう!」

エイラ「キュウ」



もっさん「では宮藤。昨日の診察結果と考察を頼む」

宮藤「はい!まだハルトマンさんの分を比較してないのではっきりとはしませんがこんな感じです」

宮藤「まず発症と言って良いかは解りませんがここ数日の紅い月を見たことで始まる様ですね」

宮藤「ハルトマンさんもですか?」

エーリカ「あう!」コク

宮藤「どうも。そして変身直前までは高熱や呼吸困難が続き、意識が無くなったあとに使い魔の動物へ身体が変化している……あってます?」

エイラ「キャウ」コクン



エイラ(詳細伝えたいけど伝わらないしな……)

エーリカ(大体あってるならあってる。違うのは違うで返事しようよ)

宮藤「さてここからは変化してからの体調などですけど」

宮藤「変身直後から体調は回復していき、魔法力と固有魔法は変身前よりも増強されている様です。あとはハルトマンさんの結果次第なので以上で終わりますね」

エーリカ(ウィッチって元から回復力は高いし~。魔法力は身体が小さいから使わなくて済んでるんだと思うよ)

エイラ(自然治癒力か……ニパが変身したら最強かもな)



シャーリー「固有魔法が強化されてるならそれって戦闘に使えないか?」

ゲルト「む、エイラとエーリカの魔法が強化か……なかなかかもしれんな」

エイラ(でも先読み結果伝えられないぞ)

エーリカ(そうだよね。私だって自分で飛んでないから安全面でシュトゥルム撃ちっぱなしは無理だし)



ルッキーニ「ところでさ?後ろの人間なハルトマン中尉って気が付いてる?」

リーネ「え、えっと?妹さんの方ですか?」

ウルスラ「すみません。丁度良かったのでさっきから聞かせてもらっていました」スク

シャーリー「いやぁ幻覚かと思って口に出せなかったんだよね」



エーリカ(気が付かなかった……ウルスラごめんね!)ペロ

ウルスラ「ああ姉さん、可愛くなってしまって……」ナデ

ミーナ「ようこそ501へ。ジェットストライカー以来ね」

ウルスラ「はい。今は本国で実地試験も落ち着いたので、しばらくはこの基地に滞在出来ますからよろしくお願いします」



ゲルト「歓迎する。じゃあウルスラにも意見を聞こうじゃないか」

ウルスラ「ええ、私のあまり多くはない経験と知識の範囲で仮定すると月の波長に関係が有りますね」

もっさん「それはどのような?」

ウルスラ「月の満ち欠けは動物の出産や本能行動に関係すると言われています」

ウルスラ「それは脳波と月の出す波長がシンクロする時に起こるようなんです」



ウルスラ「人も例外ではありません。例えば狼男なんかは満月の波長に脳波がシンクロして凶暴性が増してしまったのでしょうね」

エイラ(じゃあもしかして?)

ウルスラ「今回は使い魔とウィッチの脳波が紅い月の特殊波長によりシンクロ。魔法力か何かによって身体が変化した……のではないかと」

ゲルト「説得力が有るな……」



ウルスラ「ところで……原因はそれだけではないようなんです」コト

宮藤「バスケット?」

ウルスラ「……見て貰った方が早いです」バサッ


つ眠っている金色のシャルトリュー



リーネ「ソマリみたいな金色のシャルトリュー……」

ゲルト「この猫の種類か?」

リーネ「えぇ……金色のシャルトリューなんて居ない筈ですけど……あれ、シャルトリューって!?」


ペリーヌ「……ふにゃ」モゾ



エイラ(おーい、ペリーヌ~?)クンクン

ペリーヌ「にゃあ?……シャーッ!」ピョン

ペリーヌ(この声はエイラさん?……きゃ、顔が近いですわよ!)

ペリーヌ「にゃ?にゃあ?」キョロ

ペリーヌ(え?なんで……皆さんが大きく見えるんですの?)



エイハル「「きゃう!」」


エイハル((ようこそ!))


エイハル「「きゃあおん!」」


エイハル((アニマルウィッチーズへ!))



ペリーヌ「にゃあ!?」

エーリカ「わう。わう~」

エイラ「キャ~ウ!」

ペリーヌ「にゃあ……」



シャーリー「コイツはペリーヌかよ……訳わかんねぇな」

宮藤「気絶してたからお部屋に運んで……その後に?」

ウルスラ「通路にもう変身した状態で倒れてました。やはり月は見てないんですか?」

ルッキーニ「見てないよ。たぶん最初に倒れた頃はもう地平線が明るくなりかけてたと思うし」

ゲルト「月が全ての原因ではない……か。サーニャが変身して居ない訳だしな」

サーニャ「ふ……ぁ」Zzz



ペリーヌ(一体全体なんだって言うんですの……この私が猫になんか)シュン

エイラ(お前月は見てないんだろ?なんか原因は有るか?)クゥ

ペリーヌ(解りませんわ。強いて言うなら貴女とお昼寝をしてしまった位で……)ニャア

エーリカ(それだわ。それそれ!)アウ



ウルスラ「原因の心当たりは?例えばそれこそ使い魔と波長が有ってしまうような」

宮藤「ペリーヌさんって昨日エイラさんとお昼寝してたよね?」

リーネ「夕食で呼びに行くまで……確か」

ミーナ「じゃあもしかして変身したウィッチとふれあい過ぎると動物に?」

ウルスラ「そうですね。紅い月の波長を自分で出してしまっているのかもしれません」



ペリーヌ(なら貴女のせいで私が猫に!?貴女はいつも人を巻き込み過ぎですわ!)シャア

エイラ(お前だって同意の上で気持ち良さそうに私を撫でてたろ?)キュ

エーリカ(それよりミーナとかがなんかこっち見てるんだけどさ……)アゥ

エイペリ((嫌な予感……))ブル



ミーナ「……今空いてて一人部屋はペリーヌさんの所よね?」ニコ・・・ゴゴゴ

シャーリー「おいっちにさんし。まぁ……仕方無いのかねぇ?」グイ

ゲルト「これ以上の戦力ダウンは防がねばなるまい!」バキゴキ

もっさん「エイラ、ハルトマン、ペリーヌ……安全と完治は保障しよう。大人しく捕まってはくれないか?」シャキン


エイペリハル(((……敵わないよね?これ!?)))ガタガタ


~続く~



イメージ

エイラ(全部銀で)
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エーリカ(耳と尻尾の先が黒)
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ペリーヌ(上の猫で下の毛色)
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http://mup.vip2ch.com/dl?f=29532


さてまたまた今宵もお付き合いを




~元ペリーヌの部屋、現隔離室~


エーリカ(私達にあてがわれた部屋)ハァ

エイラ(または牢獄)ハァ

ペリーヌ(他人の部屋に押し込まれたからってそんな言い方しないで下さる?)ニャン



エーリカ(だってさ~やること無いんだもん。元に戻れるかは置いといて外行けないのはね?)フンフンフン

エイラ(猟犬も狐も寝てばっかは身体が受け付けないしな)ノビ

ペリーヌ(猫が寝るしか能がないみたいな言い方ですわね?それにハルトマン中尉は昼寝がご趣味でしょうに……)ナァオ

エイラ(まあ良く考えりゃ外は外ででっかい野犬とかいるかもしれないしな)キャフ



ペリーヌ(野犬……ですが私にはトネールが有りますわ!)ニャア

エイラ(あーそういやお前トネール使うの気を付けろよ~)ウゥー

ペリーヌ(なんでですの?)フニャン

エーリカ(本人は大丈夫でも私達は身体が人間じゃないから高圧電流喰らったら死んじゃうじゃん……絶対床に流さないでよ?)ガウ

ペリーヌ(盲点でしたわ……先程流さなくて良かったですわね)コク



~隔離室前廊下~


シャーリー「うん。アイツ等同士で話が通じてるっぽくて良かった」

ゲルト「臨時に鍵を付けただけの部屋ではあるが三食散歩と昼寝付きだからな」

ミーナ「はぁ……この部隊っていつもどこかがハチャメチャよね」

もっさん「それが501なんだろうが、な。ミーナは良くやっているさ」



ウルスラ「では月を長時間見ている上に過度な接触をしても動物化しないと?」

サーニャ「たぶんそうです」

宮藤「なんででしょうね?」

ウルスラ「慣れているナイトウィッチには月の効果が薄いのかもしれません。他にも要因は有りそうですね」



サーニャ「じゃあ私が三人のお世話をしますけど……」

ウルスラ「お願い出来ますか?」

サーニャ「はい。エイラのお世話をする約束を昨日したので」

宮藤「良かった~これであの三人も寂しくないね!」



エイラ(でもこれ感染性の症状だけど凄いよな)ハウ

ペリーヌ(何がですの?)ポフッ

エイラ(私達が動物になるって身体が小さくなった時の事さ。中尉は身体が魔法力に分解されてったんだ)スンスン

エーリカ(って事は魔法力で身体を再構成出来るかもって試しては居るんだけど~。ムリダナって)フルフル



ペリーヌ(なら変身魔法の出来るウィッチはもしかしたらおとぎ話だけではないって事ですわね)ニャウ

エイラ(そーなんな。固有魔法じゃなくてって話だし)フー

エーリカ(便利かもね~。変身解かなければ甘えられて……ちょっと不便だけどさ)フン

エイペリ「「ひゃん!?」」



エイラ(……今なんと?)フリフリ

エーリカ(便利なとこも有るよねって。不便が多いけどさ)アウ

エイラ(違うぞ!その真ん中!)ハウハウ

エーリカ(甘えられること?)クゥン

ペリーヌ(流石EMTですわね!)フリフリ



エーリカ(え?私なんか凄い事言ったの?)ワン

エイラ(ああ!例えばだな?)ブンブン

ペリーヌ(そう!例えばですわ!)ブンブン

エーリカ(あいよ)



~冬~


サーニャ「くしゅん!」

エイラ(サーニャ!)ピト

サーニャ「あらエイラ。暖めてくれるの?」

エイラ(そ、そうだぞ///私をだっこすると良いんだな!)グイグイ

サーニャ「ありがとうエイラ。……うん、暖かいわ///」スリスリ

エイラ(わ、私も幸せだぞ///)ムギュ



~同じく冬~


もっさん「ふむ、やはり久々の扶桑で敷き布団は堪えるな……」

ペリーヌ「にゃあ!」タタッ

もっさん「済まんなペリーヌ。起こしたか?」

ペリーヌ(そんな事有りませんわ!それより少佐がお風邪を引いては一大事です!)モゾ

もっさん「おぉ、なんと?ペリーヌ、お前のお陰で快適な夜を過ごせそうだ!はっはっは!」

ペリーヌ(少佐と一夜を同じ布団///)ハアハア



エイラ(こうなるよな!?ツンツン眼鏡!)ブンブン

ペリーヌ(ペリーヌで良いですわよ!エイラさん!)ニャアン

エーリカ(うっわ……でも私は……)ハア



~夏~


ゲルト「散歩だ!フラウ!」グイ

エーリカ「きゃん!」グエ

エーリカ(せめて夜に散歩しようよ~!足裏暑いんだけど!?)

ゲルト「さあダッシュだ!クリスの見舞いに行かねば!」ダッ

エーリカ「きゃいーん!?」ズリズリ

エーリカ(自分で車運転したら危ないからって走らなくても~!?)



エーリカ(そして病院前で炎天下に放置……私はダメだわ)キュン

エイラ(流石にあり得なくもないからなんとも言えないな……)ナデナデ

ペリーヌ(大尉の使い魔ってある意味凄いのかもしれませんわね)ナデナデ

エーリカ(ううっ……)グス



エーリカ(ま、これも二人の理想も私達から他のウィッチにうつらなくならないとダメだよね)ワウ

ペリーヌ(そうですわね。でもドーベルマンな少佐も見てみたいですわ///)ニャウニャウ

エイラ(あ~オラーシャンブルーなサーニャかぁ……可愛いに違いないぞ///)ハッハッ

エーリカ(ぐぅ……ポインターと狼?ごめん、無理だわ……獲物にされる)ブル



エイラ(まぁ一番無害なのはシャーリーだろうなぁ)ウゥ

エーリカ(ルッキーニは猫でしょ?)フフン

ペリーヌ(確か黒豹ですわ……)ニャン

エーリカ(うわぁ……ガッティーノは子猫だって聞いたよ?)アォウ

エイラ(ロマーニャ人は豹を平気で子猫って言うんだな……子供の頃からちょっとでかいだろうに……)クゥ



エーリカ(そう考えるとミーナは最強だよ。ほんと)ガウ

ペリーヌ(部隊の統率力とあの時折見せるプレッシャー……使い魔由来だったんですのね)ニャ

エイラ(うん、止めよう。まだ死にたくないからな)ゾク

エイラ(ちなみに私の姉ちゃんも使い魔は狼だぞ)キリッ



エイラ(いやさっきも話したけどプレッシャーと言えばあの二人はヤバイよな?)クゥー

エーリカ(シャーリーとリーネ……私達が見上げるからだけどあの丘もとい双峰はガチだね)キュン

ペリーヌ(自分が小さいと本当に圧倒されますわ)ニャ

エイハル((どっちの意味で?))フフン

ペリーヌ(トネー((ごめんなさい))



エイラ(腹減ってきたな……)キャワン

エーリカ(たぶん代謝が良いんだよ~……辛いけどね)グゥ

ペリーヌ(ええっと……これどうするんですの?犬食いですわよね……)ニャアアン

エイラ(仕方ねぇって。私は気にしないから二人も気にすんな)クゥ

エーリカ(あーやだやだ!お腹すいた~!)ガルル



ペリーヌ(良く考えたら朝食べてませんわね……)ペタン

エイラ(ああ……このあと颯爽と天使が舞い降り、私達を救済してくれてだな……未来が視える)パタ

エーリカ(ぐるる……エイラとペリーヌどっちが美味しい?)ガウ

エイラ(食えるもんなら食ってみろ~……)クー

エーリカ(ってあれ?この音は!)スク



カラカラカラカラカラ、カチャン


サーニャ「ご飯ですよ~?わっ!?」グイ

エイラ「キャーン!キャーンキャーン!」パタパタ

ペリーヌ「にゃあ!」フリフリ

エーリカ「くぅん!」グイグイ



エイラ(天使だ……なんか良く解んないけど私の大天使サーニャが来てくれたぁああああ!)

ペリーヌ(エイラさんの気の乗らない未来予知もなかなか当たりますわね!)

エーリカ(ごはんごはん!)

サーニャ「芳佳ちゃんがアレルギーに考慮して作ってくれましたよ」



エイラ(天使だ……なんか良く解んないけど私の大天使サーニャが来てくれたぁああああ!)

ペリーヌ(エイラさんの気の乗らない未来予知もなかなか当たりますわね!)

エーリカ(ごはんごはん!)

サーニャ「芳佳ちゃんがアレルギーに考慮して作ってくれましたよ」



ペリーヌ(宮藤さんらしいですわね。少しの手間で美味しく作ってますわ)ハムハム

エーリカ(うまうま)ガツガツ

サーニャ「エイラ、美味しい?」ニコニコ

エイラ(うん、美味しいぞ!)モグ



サーニャ「聴きながら食べて欲しいんですけど、ナイトウィッチは紅い月の波長に作用されないらしいです」

エーリカ(へぇ~つまりサーニャんは動物にならないんだ……)ハム

エイラ(ならない方が良いと思うぞ。少し惜しいけどな)ペロ

サーニャ「なので私が三人のお世話をしますね」

ペリーヌ(サーニャさんなら心配要りませんわ)フリフリ



エーリカ(んく。で夜間哨戒どうすんだろ)ゴクン

サーニャ「スケジュールは朝だけ芳佳ちゃんかリーネさんがご飯を。私はお昼から夜間哨戒まで着きますけど……大丈夫ですよね?」

ペリーヌ(問題ないですわ)ニャ

エイラ(ごちそうさま。このあとなにやんだ?)ピト



サーニャ「ええっと……ご飯が終わったら夕暮れまで外で運動の時間だよ、エイラ。だから少し休んだら行こうね?」

エイラ「キャウン!」フリフリ

ペリーヌ(エイラさんの気持ちは解るんですの……?)ニャ

エーリカ(いつも必要以上にくっついてるからじゃないかな。あれたぶんなんとなくだよ)ウゥン



エーリカ(はぁ……なんとなく犬やってみたけどさ)ダラ

エイラ「キャーン!」カプ

サーニャ「エイラ、ナイスキャッチ!」

ペリーヌ「にゃあ!?」ドスン



エーリカ(ほんとにたった一回ご飯を貰っただけで単純に信じれたりするんだね。元からサーニャんは好きでもこれは違う)

エーリカ(よく三日飼ったら三年忘れないって言うけど)

エーリカ(飼い主を待ちきれないって本能が凄いや)

エーリカ(……深く考えるのはちょっと止めよう)

エーリカ(この感覚もきっと今しか解らないんだから)


サーニャ「あっ?ハルトマンさん、ボールが上に!」

エーリカ「がう!」パシッ


~続く~



百獣の王の中の王様途中からだったけど面白かった

さてまた今日もどうぞお付き合いを



~夜、隔離室~


ブーンブーンブーン!


エイペリハル(((レッドアラート!)))ビクッ

エイラ(サーニャ!サーニャが!)カリカリ

エーリカ(大丈夫だよエイラ!サーニャんが連絡してきたならさ!)ポン

エイラ(そりゃそうだけど!)グゥ

ペリーヌ(どちらにしろ中佐達がなんとかしてくれますわ!)ウニャア



~急行中~


ミーナ「サーニャさんの連絡によるとネウロイはこの立ち込めた雲を避けて超低空で進行中だそうよ!」

ゲルト「ウルスラによると視覚で月を認識すると波長にシンクロしてしまう様だしな……今回はツイている!」

ルッキーニ「シャーリー、私帰ったら夕方まで寝るんだ……zzz」

シャーリー「あんまりフラグ建てんなよ~?リベリオンでは戦場で未来の話をするともれなく墜ちるんだって戦闘機乗りのジンクスがあるんだ」

ゲルト「ふん!下らん!私達はウィッチだろう!」

シャーリー「空を愛してんのは変わらないんじゃないか?……っとあれか」



サーニャ「皆さん!」

ミーナ「サーニャさん、無事みたいね!……これは空中要塞型ネウロイ?」


ネウロイ「……」ゴゴゴ


もっさん「ふむ、宮藤とリーネを少し前進させる。あとサーニャは後退し、二人と合流しろ」

ゲルト「攻撃はして来ないな?専守防衛を主体としているのか」



サーニャ「隠密かもしれません。雲の上ではなく地上スレスレに位置して対空レーダーを掻い潜っていたので」

シャーリー「なんにせよさっさと片付けちまうか!ルッキーニ!」

ルッキーニ「はいさ!」

ゲルト「少佐!こちらも!」

もっさん「ああ!」

ミーナ「少し風がきついわね……雲が切れないといいけれど」



ネウロイ「……!」ピシュイイイイン

ルッキーニ「うわ?」カキン

シャーリー「くそ、大鑑巨砲主義だな!しかも自分より上を全て薙ぎ払うのか……」

ゲルト「下面装甲は硬い……不味いな」ガガガ

ネウロイ「……!」ピシュイイイン



もっさん「ならば上から烈風斬で一思いに沈めるか!」チャキ

ミーナ「美緒!それは最後の手よ……貴女自身と隊の戦力維持的にもね」

もっさん「むう……巻き上げられた破片で雲が晴れてしまうな……」



シャーリー「ルッキーニ!いっけええええ!」ブン

ルッキーニ「うじゅうううぅ!」ガンッ


ネウロイ「!?……!」ピシュイイイン・・・ブワッ


ゲルト「傾いだか!しかしビームが雲を……短期決戦でいかねばな!」

<<宮藤です!リーネちゃんのライフル適正狙撃距離までネウロイが侵入しました!>>



もっさん「よし、主砲を狙え!宮藤はシールドを最大展開!」

もっさん「出力維持のためコアに主砲が直結しているようだ!あれを壊せばケリがつく!」

<<狙撃開始します!サーニャさんのフリーガーハマーの残弾も同じ射線へ撃ち込みますので一旦待避を!>>

ルッキーニ「にっげろ~!」

シャーリー「よしきた!」



ズドン……ズドン……ガスン!


ネウロイ「!?」ピキ


ヒュン……バアアアアアアァァァ


ネウロイ「!?!?!?」ピキーン・・・ボキィイイ



もっさん「よし!主砲が折れた!コアをッ!」

ルッキーニ「あったれぇえええ!」バンッ

ゲルト「うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」ガガガガガ


ネウロイ「……!」パキ・・・パリーン



ドゴォオオオオオ……ガアアアアアアアァァァン!


キラキラキラキラ……


シャーリー「よし!やったな!」


もっミー「「まだだ!」よ!」キュイイン


ネウロイ「……」キィイイン



シャーリー「あっ!?野郎、戦闘記録を持ち帰る気だな?」キィイン

ミーナ「シャーリーさん!待って!」


ネウロイ「……」キィイイン


シャーリー「逃がすかああああああぁぁぁぁぁ!超 加 速 !」キィイイイイイイ・・・ガガガッ


ネウロイ「!」ガスン



ネウロイ「……」シュボッ


シャーリー「ちっ……雲ん中に入られた……」キキッ


<<シャーリーさん、気を付けてね?貴女まで……>>


――カッ



ズゴォオオオオオン


シャーリー「うわ!?」カキン


ブワアアアア……


シャーリー「ぐっ……当たってたならすぐ爆発してくれよ……」シュイン


シャーリー「ん?」キラン



~隔離室~


シャーリー(起きたら狐と猫と犬に枕にされてました……)キュ

エーリカ(いやぁ~まさかシャーリーまで来るとはね~)ペロ

エイラ(サーニャが居ない時はシャーリーだけしか頼れないのにな……)ペロ

シャーリー(そう言ってくれるの嬉しいけど……さりげなく舐めるの止めろよ~くすぐったい)ブル

ペリーヌ(にしても大きいですわね?エイラさんより二回りくらい)ポフン



シャーリー(まあリベリアンだしな)フガフガ

エーリカ(リベリアン?)アウ

シャーリー(種類だよ種類。肉とか毛皮用だから餌を普通にあげてもでかくなるんだ)フフン

エイペリ((リベリオン人の普通が解らない……))ポカン



エーリカ(ま、これで非常食には困らないね!)ワン

シャーリー(扱い酷いな、オイ)フー

エイラ(シャーリーが踏みつけたら終わりだ。大丈夫だろ)キャウ

シャーリー(そうか~)フゥ



~隔離室前廊下~


ゲルト「……」コソ

「にゃあ」

「あう!あう!」

「キャウ」



カラカラカラ

宮藤「あ、バルクホルンさん!おは「待て待て!別にリベリアンが喰われてないか気にした訳では!?」アワアワ

宮藤「あ~鳴きませんからね~。うさぎって」

ゲルト「そ、そうだったな!私としたことが……」

宮藤「逆にハルトマンさんがやられちゃいますよ~」

ゲルト「何ぃ!?それはそれで困るな……くそ」



~隔離室~


シャーリー(あーバルクホルンと宮藤が外に居んな)ピコピコ

エーリカ(トゥルーデ早くどっか行ってよ!ご飯来ないじゃん!)ガルル

ペリーヌ(エイラさん……次は誰だと思います?)ニャ

エイラ(次か~でもこれぐらいで済む気がするぞ……まあ一波乱有りそうだけどな)キュウウ



ペリーヌ(……)

エイラ(野性の勘だ)キリッ

ペリーヌ(今の貴女の勘は当たるからイヤですわ)プイ

宮藤「ご飯ですよ~」ガチャ


~続く~



シャーリー(上がアメリカン種でイメージは下の子の毛色)
http://mup.vip2ch.com/dl?f=29566

http://mup.vip2ch.com/dl?f=29567

ちなみに色覚はみんな人間のまんま。魔法力のおかげか小さくなりつつプラスの動物特性が付加された感じ

乙華麗!

何か別世界のロンドンを強襲した二重ブーメランみたいなネウロイだったな。


現在の状況
http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=29569
ほぼこんな感じだよね。

http://i.imgur.com/VMxuF.jpg

>>222
ヴァラヒア……?

フミカネの描いたニパが可愛すぎた



ちょっとレス返し


>>222そういえばまだ小ぃサーニャの単行本買ってないや

>>224>>228ジャーマン・ジャイアントのハーマンくん!約8kgだからシャーリーはこれよりちょっと小さいくらいかな

あと『うさぎ 大きい ダライアスorデリアス』でググるともっと凄いのが居たりするよ

>>225ネウロイのイメージはバラウールの砲身が露出したスピリダス。脱出したのはハリアーかな


さてさてまたお付き合いいただきましょう



~隊長室~


もっさん「……」

ミーナ「……どうしましょうか?」

もっさん「……まさかあんな事になるとはなぁ」

ミーナ「シャーリーさんの離脱とネウロイの戦力強化……どちらもどちらかの代償にはならないわよ」



コンコンコン


ウルスラ「中佐、資料が出来ました」ガチャ

ミーナ「ありがとうウルスラさん、そこにかけて頂戴」

もっさん「さて本題といくか」



ウルスラ「今回の事象についての被害者プロファイリングですが現在の共通点を表させてもらいました」

ウルスラ「まず出身が欧州地域であること。シャーロット大尉も数世代前は欧州出身ですから当てはまります」

ウルスラ「次に尉官であることですが関連性はないでしょう」

もっさん「ふむ、続けてくれ」



ウルスラ「では被害者全員に固有魔法があること。しかしこれはサーニャさんが持っていても変化しないことで覆しているので有無は関係ありません」

ウルスラ「生活習慣についてではペリーヌ中尉以外……つまり他の三人のリズムがバラバラであるから変身した訳では無いと見られますね」

ウルスラ「以上の二項より夜間戦闘歴がユーティライネン中尉以下であると動物化してしまう」

ウルスラ「そして接触についてこちらもサーニャさんより月への調和耐性がないと動物化します」



ミーナ「とにかく夜間戦闘は避けたいという事ね」

ウルスラ「しかしそうでも無いかもしれません。少佐に聞いてみたいことがありますがよろしいですか?」

もっさん「私で役立つなら話そう」

ウルスラ「では、貴女はサーニャさんの救難信号発信直後に月を見ていませんか?」

もっさん「む……基地内放送をかけたあと天候を見るために見た気がするが……」



ウルスラ「やはり……ルッキーニ少尉にも聞きましたが同じような事を言っていました」

もっさん「確かに奴は外で寝ていた筈だな」

ウルスラ「これではっきりしたので私の予想を聞いて頂きますね」

ミーナ「ええ、是非聞かせて」



ウルスラ「ユーティライネン中尉があの月を見た日にはこの隊の全員が何も感じずに月を見上げていたんです。そして変身はしなかった」

ウルスラ「しかし二度目に長時間か近くで深夜の月を見た。または動物化ウィッチに長時間触れると変身してしまうということ」

ウルスラ「それがプロセス――」

ウルスラ「ユーティライネン中尉は月に近く、長い時間一度に見てしまったからでしょう」



ウルスラ「さて例外なサーニャさんやルッキーニ少尉に坂本少佐の変身しない理由」

ウルスラ「現在戒厳令で月を見ないのもありますがそれはたぶん違うでしょう……」

ウルスラ「姉さん、ペリーヌ中尉、ユーティライネン中尉、シャーロット大尉……共通点はもうひとつあります」

ウルスラ「彼女達が16か17歳であるということ」

ウルスラ「つまりこのラインより上か下であれば月による影響を受けないと思われます」



もっさん「そうか!確かに鍛練のため昨日は月のある内に外へ出たが私自身影響は無かったな……」

もっさん「それにシャーリーは宮藤と急行した際、夜明けに近かったのが変身しなかった理由か」

ミーナ「ということはまさか次にリーネさんがそのラインへ入るのかしら?」

ウルスラ「はい。そして姉さんがああなったという事は私もでしょうね」



もっさん「……リーネは完全な昼間勤務に回すとして夜間はサーニャと残りになるな」

ミーナ「それにしても昼間の戦力ダウンは避けられないわ。火力が足りないもの」

ウルスラ「ならこうしましょう。後方支援専門ではありますが私も出ます」

ウルスラ「試験に使っていたFw190とフリーガーシュレック、MG42を持って来ては居ますので」

ミーナ「実戦はスオムス以来ではないの?」

ウルスラ「ですから重火器による後方支援です。今も私は戦闘機動では足手まといになりますからね」



もっさん「む……そういえば504から連絡は有ったか?」

ミーナ「あら、ドッリオ少佐からは何も問題ないとこの前来ていたわよ」

もっさん「あちらにも調度17ぐらいの隊員が居た筈だがな」

ウルスラ「あちらには変化が無いとは興味深いですね。基地の位置や隊員の出身について調べてみたいです」


コンコンコン



宮藤「お話中済みません。ミーナ中佐、食料の事なんですけど」

ミーナ「まぁ、ロマーニャ軍からの支援が有ったでしょう?」

宮藤「各物品がちょっとずつ足りなくなって来たんですよね……人数の関係で二週間は持ちそうですけど」

もっさん「よし、ミーナ。504への訪問と食料の補給を一度に済ませようと思う」



ミーナ「えっ?」

もっさん「私が運転して二人を連れて行こう。宮藤、お前は一人で買い出しになるが大丈夫か?」

宮藤「ええ、大丈夫です。ロマーニャの市場って楽しいですし」

もっさん「観光ではないからな?」



~隔離室~


シャーリー(ほう……なんと……)ピコピコ

エイラ(ほっといてもこの四人はこんな感じだったんだな)クゥ

ペリーヌ(ですわね。私達って……)ニャア

エーリカ(……)コソ



~基地廊下~


もっさん「じゃあ行くか。宮藤、ウルスラと先にトラックへ行っていろ」

宮藤「はい、坂本さん!」

ウルスラ「はい。では一応ストライカーを積んでおきますね」

ミーナ「三人とも気を付けて。任せたわ」

ミーナ「私は現状の戒厳令と隔離を緩和する準備をしなきゃ」



~バチカン~


もっさん「宮藤、頼んだぞ。先程話した通りだから私は夕方までに迎えに来よう」

宮藤「はい!」

ウルスラ「またあとで」


ブロロロロ……



宮藤「さて市場はあっちだよn「きゃいん!?」ブニュ

宮藤「え?」

エーリカ「きゃう~ん」サスサス

宮藤「ハルトマンさん……何でここに居るんですかぁ!?」



~隔離室~


ゲルト「鍵が空いていると思ったらエーリカが居ないだと!?」

シャーリー(うっせえな……止めろよ大声)イラ

エイラ「キャウウン?」

ペリーヌ「にゃ~」



~バチカン市外、市場~


宮藤「じゃあ私もしかして鍵かけ忘れたんですか?」

エーリカ「わん」

宮藤「だからって着いてきませんよ普通は」

エーリカ「がう~!」カプ

宮藤「きゃあぁ!?」



~隔離室~


ゲルト「いや……まさかリベリアン貴様!エーリカを殺ったのか!?」

シャーリー(殺るわけ……)キュイイン

シャーリー(――ねぇだろ!)ダッ

ゲルト「何!?」

シャーリー(シャーリーハイスピードジャンピングキィーック!)ゲシッ

ゲルト「ぐあっ!?」バキィイ

エイラ(おっと……クリティカルだな)ヒョイ



~バチカン市外、市場~


宮藤「ん~これで!」

おばさん「ちょっと値切りすぎじゃないかい?」

宮藤「いいえ!まだいけますってお姉さん!」

おばさん「あれま!口が上手じゃないのさ!気に入ったからそれで良いよ!」

エーリカ(う~わ、ガチで値切ったよ……)



宮藤「え~ダメですか~?」

おっちゃん「う~ん」

宮藤「はぁ……ロマーニャ人のお兄さんなら女の子に優しいと思ったのに「そこまで言われちゃしょうがない!」

おっちゃん「ロマーニャ男のプライドで……これでどうだい?」

宮藤「おぉ!よっ色男!」

エーリカ(こんな才能有ったんだ~宮藤~……ねむ)フワァ



エーリカ「あう?」クン

宮藤「次は調理用酒とお酢ですね。まあワインビネガーしか手に入らないんですけど」

エーリカ「う~……あう!」タタッ

宮藤「あっちですね。待って下さいよ~」トコトコ



エーリカ(お酒だ~!)アウ

番犬(ん~?なぁにしに来たぁおじょぅうちゃあん?)ガウ

エーリカ(いやちょびっと飲めるかなぁって)クゥン

番犬(笑わせるじゃぁねぇか?まだ子犬の癖にぃ)ガウガウ



エーリカ(17だもん!カールスラントでもロマーニャでもお酒は飲めるでしょ!)ワン

番犬(17だぁ?ふざけるもんじゃねぇぶるああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!)ガルルル

エーリカ(プレッシャー!?でも私今だけ犬でほんとはウィッチだもん!)アウ

エー番犬((がるるるる!))ギリ



店主「おいおいガルム、あんまりちっこいのに噛み付いてやるなよ~……」

宮藤「あっ!ハルトマンさん何してるんですか!」

店主(名前がハルトマンってどこのエースだよ……このわんこ)

エーリカ(宮藤ぃ~)フリフリ



店主「おう、嬢ちゃんのわんこかい?ごめんな~ウチのが喧嘩売っちまって」

宮藤「いえ、こちらこそ済みません。ところで調理用酒とワインビネガーを見繕ってくれませんか?」

店主「良いぜ。そこの中で良さそうなのを持ってきな」

宮藤「はい……えーっと」



番犬(ふん、まあウィッチだとしても犬の姿では何も出来んだろぅ?)

エーリカ(いいもん!宮藤に買って貰うから!)ガシ

番犬(なぁにぃ?やれるもんならぁやってみろぅ)

宮藤「あ。ハルトマンさん、何ですか?」

エーリカ(ワイン買って?)キラキラ



宮藤「おねだりですか……」

店主「あんまりは犬にやらない方が良いぜ~。まあ欲しがるなら安く売ってやるよ」

宮藤「あぁ、済みません!……ハルトマンさん給料天引きしますからね」コソ

エーリカ(値切ったよね?さっきあんなに値切ってたからお金有るよね?)キュウン



宮藤「ダメです。ミーナ中佐にバレますよ」コソ

番犬(ふん、自業自得よぉ!)フフッ

エーリカ(ぐぞー!)ガウガウ

店主「ん~ところで配達先ってこれここの軍のスペースだけど嬢ちゃんウィッチか?」

宮藤「ええ。まあ新人ですけど……」



店主「頑張ってくれよ~!駐留軍に酒が売れんのは良いんだけどネウロイに身の危険を感じるのはもう懲り懲りだからな」

宮藤「ここもネウロイが?」

店主「いんや、俺はブリタニアへの撤退戦までパイロットやってたけど引退したんだ……機体の限界感じちまったからな」

宮藤「凄いです!生き残ったんですね!」



店主「ま、昔の事さ~。嬢ちゃん予定は大丈夫かい?」

宮藤「えっと……済みません!もう行きますね!」

店主「じゃあな~」

宮藤「どうも~!ハルトマンさんも行きますよ~!」



エーリカ(行かなきゃ!んじゃまたねおじさん!)タタタ

番犬(二度とくぅるなぁ!)バウ

店主「ふぅ、息抜きになるぜ」

店員「あ、てめまたサボって女の子と喋ってやがったな?」

店主「説教は御免だ。あれは客だよお客、そうカリカリすんなって相棒」



~504基地~


ルチアナ「……えーっとですね」

フェル「ひゅん!」スク

もっさん「大丈夫だ。うちもだから気にするな」

マルチナ「わん!」

ウルスラ「やはりですか。欧州出身という以外は特に基地の位置など地域性の関連は無いんですね」



ルチアナ「運悪く竹井大尉がまだ戦略会議に出頭していてこうなってしまったんですけど」

ルチアナ「隊長……こっちはフェデリカ少佐の事ですが501に任せている以上ウチはどうなっていても大丈夫だと言って」

ルチアナ「……隠していたというかなんというか済みません」

もっさん「やはり国柄、能天気だな……なら何人戦力が残っている?」

ルチアナ「竹井大尉が帰ってくれば私と錦少尉に天姫少尉……あとはジェーン大尉ですね」



もっさん「醇子が居ればなんとかはなるな。では心配しなくて済みそうだ」

ウルスラ「なら現段階での情報を提供して貰えますか?動物化への対処法についてもある程度こちらからお教え出来るので」

ルチアナ「はい、喜んで。……隊長とマルチナはもうそれぐらいにしたら?」

マルチナ「がう!」ガブ

フェル「ひゅん!」バシッ



~ベネチア~


エーリカ(疲れた~)ペタン

宮藤「ハルトマンさん、これで終わりましたから休憩しますか?」

エーリカ「あぅ」



宮藤「ハルトマンさんもなかなかやりますよね」

エーリカ「……ぅ?」

宮藤「ミーナ中佐に怒られるのが目に見えてるのに脱走するなんて」

エーリカ「……」ゾッ



宮藤「でも解りますよ。やりたい事とやらなきゃならない事を区別しないで突き進んでしまう事って」

エーリカ「あう」

宮藤「だから私は501のみんなが大好きなんです」

エーリカ「あおん!」



エーリカ「~♪」

宮藤「あ、忘れない内に。さっきの請求は中佐を通しますからね」

エーリカ「きゃん!?」

宮藤「一回怒られるのと二回怒られるのは同じでしょうし」

エーリカ「きゃわぁあああああん!!?」


~続く~



504イメージ

フェルナンディア(ほんのちょっとオレンジを強めにした感じ)
http://www.youtube.com/watch?v=WZwjhmlFw3k&sns=em

マルチナ(エーリカみたいなクリーム色)
http://mup.vip2ch.com/dl?f=29566

乙華麗!

サイピクの店に居た犬はガルムって名前のキーノートだな。

ちぃサーニャ単行本はアンソロ未収録話が大量収録されてるからアンソロ全巻買った人も安心して買える。

ミス
マルチナ(エーリカみたいなクリーム色)
http://mup.vip2ch.com/dl?f=29639

>>271ありがとう。ちょっとゲオに行ってくるよ



~501基地、隔離室~


サーニャ「お昼ですよ。あれ……バルクホルン大尉?」

ゲルト「」

シャーリー(あ、サーニャ。コイツ気にしなくていいからな?)

サーニャ「とりあえず毛布掛けときますね」



サーニャ「それにハルトマンさんが居ないけど」

エイラ(抜け駆けだな、うん)フンフン

ペリーヌ(でも大尉に言われるまで気が付きませんでしたわね)ニャー

エイラ(身体小さいからな……)キャウン



サーニャ「それじゃあ中佐に呼ばれているのでまたあとで」

エイラ「キャウ~」フリフリ

ペリーヌ「にゃあ~」フリフリ

シャーリー「キュ」ピコピコ

バタン



ゲルト「」

ペリーヌ(……死んでませんわよね?)ツンツン

シャーリー(大丈夫だろ。少なくとも頭は打ってない)ツンツン

ゲルト「」



エイラ(ん?中佐とリーネが来るぞ)キィン

シャーリー(サーニャ呼んでたし、朝は確か隔離の緩和してくれるとか言ってたな)ピコ

エイラ(でもこの状況どう見えるんだ?)キョロ

ペリーヌ(鍵をなんとかして開けた大尉はハルトマン中尉を捕まえ損ねて、逃がしたあとにふて寝……ちょっと無理がありますわね)ニャ

ゲルト「」



ガチャ

ミーナ「うん、みんな元気そうね」

エイラ「クフゥン?」

ミーナ「ウルスラさんが原因だけは究明してくれて、貴女達を隔離する必要は無くなったの」

ミーナ「今からその説明をするけど……閉じ込めてしまってごめんなさいね」



ミーナ「――ということだからトゥルーデがエーリカを」

ミーナ「ルッキーニさんはシャーリーさん、サーニャさんがエイラさん」

ミーナ「ペリーヌさんは……宮藤さんにお世話をして貰うという様に体制を変えます」



エイラ(内容が解りきってるとは言えないもんな)コソ

シャーリー(まあさっき盗み聞きしたし)ピコ

ペリーヌ(……坂本少佐はダメだとして少なくとも、リーネさんの方が宮藤さんより安心出来るのですけれど)ジー

エイラ(宮藤だって別に同じだろ。ただリーネに接触はヤバイらしいしな)ンー

リーネ「うぅ……ごめんなさい、ペリーヌさん」

ペリーヌ(なる様にしかなりませんわね……)ハァ



シャーリー(まあルッキーニに世話して貰うのは別に不安じゃないから私は良いんだけどさ)フンフン

エイラ(あー、案外なんでも世話上手だしな~)ウン

シャーリー(自慢じゃないけどそうだろ?でもそういうこと考えたらハルトマンが可哀想だ)ウゲ

ゲルト「」

エイラ(大尉に世話されるのか。忘れよう……抜け駆けなんてしたから中尉は犠牲になったんだ)ブンブン



ミーナ「えーっと、エーリカが見当たらないけど……」キュイン

シャーリー(そら来た!探知魔法!)ビク

ミーナ「それにトゥルーデ~?さっきからこんなとこでお昼寝かしら?」

ペリーヌ(……)ゾク



ミーナ「でもこれ新体制を話す前に部屋に入ってるわよね~……ダメじゃないの」

ミーナ「まあ良いわ。じゃあ三人ともハルトマン中尉に会ったら言っておいてね?」

シャエイペリ(((……何を!?)))ゴクリ

ミーナ「バ チ カ ン は 面 白 か っ た か し ら ?」ゴゴゴ

ミーナ「そう伝えておいてね?よろしく」ニコ



~廊下~


エイラ(やっと牢獄から出られたぞ……)ノビ

ペリーヌ(何時までそれ引っ張る気ですの?)フシャア

シャーリー(んじゃルッキーニ探しに行くわ!またあとでな~)ダダダダ

エイペリ((うさぎになってもスピード狂は変わらないなぁ……むしろ胸が無い分速いわ~))



エイラ(でお前どうする?リーネとくっついてたらヤバイんだしこっちに来てるか?)フン

ペリーヌ(お誘いはありがたいですけれど私は部屋で寝てますわ……)ナーォ

ペリーヌ(どうもハルトマン中尉に夜通し抱き付かれてたらしくて節々が痛みますの……)ゴキッ

エイラ(それは仕方無い。んじゃ大尉と夕飯まで寝てな~)トテトテ

ペリーヌ(気が進みませんけど……)トボトボ



~エイラとサーニャの部屋~


サーニャ「あ、エイラ。今から迎えに行くところだったのに」

エイラ「フーン!」

サーニャ「夕御飯まではまだ早いし、サウナに行く?」

エイラ「ワウ!」

サーニャ「ふふっ。じゃあ行こっか」



~???~


ゲルト「む、ここは?」

ゲルト「見知らぬ場所だが……確か私はペリーヌの部屋に立ち入って?」

ゲルト「……思い出せん」



『お姉ちゃん?』

ゲルト「ん、この声……」

『お姉ちゃん!』

ゲルト「まさかっ!?」



クリス『おねぇちゃあん!』

ゲルト「クリスぅうううううううううう!?」クルッ

クリス『お姉ちゃん!久しぶり!』

ゲルト「い、犬がクリス……いや待て!何故クリスが犬に!?」



エーリカ『私と遊んでたらこんなんなっちゃってさぁ~?』

ゲルト「は、はは……フ ラ ウ ?」ゴゴゴ

『お姉ちゃん!ダメ!』

ゲルト「ぐ!?邪魔をするなクリス!」



クリス『私が犬になったぐらいでハルトマンさんに暴力を振るうお姉ちゃんなんて……大 っ 嫌 い !』

エーリカ『トゥルーデ……私も流石に拳銃突き付けられたら信用出来ない……から、さ?』

ゲルト「お前達……嘘だろ……」

エーリカ『行こう……クリス』

クリス『……うん』


ゲルト「待ってくれっ……」



~ペリーヌの部屋~


ゲルト「待ってくれぇええええええええええええええええええええええええ!!!」ガシィッ

ペリーヌ「ふぎゃん!?」ビリビリ

ゲルト「ぐあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?」ボスボス



ペリーヌ(なんなんですの!?人が頑張ってクッションを運んで寝始めたところでしたのに!)フー!

ゲルト「ク……リ……」コゲ

ペリーヌ(寝惚けて動物の尻尾なんて掴まないで下さいまし!心臓発作で死ぬかと思いましたわ!)ヒリヒリ

ゲルト「……ス」ボロ



~帰りのトラック車中~


もっさん「宮藤。お前が手際よく終わっていて助かった」

宮藤「いえ、ところでウルスラさんは何か解りましたか?」

ウルスラ「治療法はデータ照合をしなければヒントすら……でも変身プロセスの確立には十分ですね」

宮藤「そうですか」

エーリカ(ねぇ何で私は縛られてじゃがいもの箱に詰められてるの?少佐に見つかったのが運の尽きなの?)ゴソ



~隊長室~


もっさん「帰ったぞミーナ」

ミーナ「お帰りなさい。504はどうだったかしら?」

ウルスラ「こちらと変わりませんでした。報告書はのちほど」

ミーナ「まぁ……そうなるわよね」



宮藤「中佐、明細です」

ミーナ「あら、だいぶ安く仕入れてきたわね……嗜好品って何かしら?」

宮藤「あ、ハルトマンさんがちょっとおねだりで……本人には給料天引きの許可を取りました」

ミーナ「……やっぱりそっちに付いていったのね。今どこに?」



~ハンガー、資材置き場~


エーリカ(いい加減誰か助けてよ~……)カリカリ

シャーリー(中尉、伝えなきゃならんことが有るんだ)コンコン

エーリカ(何……さ?)ウゥ

シャーリー(中佐からだ。バ チ カ ン は 面 白 か っ た か し ら ?)キュ

エーリカ(あははは……)ゾク



シャーリー(ありゃあ中佐は怒っt……うん?……さて私は鬼の居ぬ間にさよならするよ)ピコピコ

エーリカ(ちょいまち!待って!その間それ絶対ミーナだよね!?)ガリ

シャーリー(さぁな~?)トテトテ

エーリカ(ミーナに会うのに一人にしないでぇええええええ!)ガリガリ

シャーリー(抜け駆けなんてするからさ。恨んじゃ居ないけどね)タッ



~廊下~


ゲルト「済まなかった!本当に済まなかった!」

ペリーヌ「……」プイ

ゲルト「そうだ!今度少佐にマンツーマンな扶桑式整体術を教えて貰える様に頼んでやるからどうだ!?」

ペリーヌ(!?……仕方有りませんわね、手を打ってあげますわ)ニャ



ペリーヌ(はっ!このプレッシャーは!?)コソッ

ゲルト「ペリーヌ?」

ミーナ「……」ガシ

エーリカ「きゅぅうん」ガシ

宮藤「あ、バルクホルンさん!」

ゲルト「宮藤?ミーナに……エーリカ!貴様やはり脱走していたのか!」

エーリカ「くぅん」ウル



宮藤「元はと言えば私が鍵を掛け忘れちゃったんですけど……」

ミーナ「でもトゥルーデ、隔離室に入るのは禁止と言って合ったわよね?」

ゲルト「あ、ああ。しかし私はリベ……もといシャーリーとエーリカどちらかが喧嘩をしないか気になって!」

ミーナ「動機は解ったわ……」



ミーナ「宮藤さんは経費節約の功績で不問、トゥルーデはハンガー掃除当番を追加」

ミーナ「エーリカは~……そうね。嗜好品の八割を隊に寄付と毎週火曜に部屋の清掃のどちらがいいかしら?」

エーリカ(待って!確かに今はウルスラが部屋を片付けてくれたけどこの私一人はキツいって!)アウ

ミーナ「譲渡で手を打つの?」

エーリカ「ぐぅうう……」



~バルクホルンとエーリカの部屋~


エーリカ(夕飯が喉を通らなかった……)ゲプ

ゲルト「さあ食後の散歩でも行くか?」

エーリカ(いや、良いや。トゥルーデもドロップキックと強化トネール喰らったんで疲れたでしょ?)ゴロン

ゲルト「エイラもリベリアンも運動しているというのに……太るぞ」

エーリカ(良いよ……案外疲れるんだよ?腹這いでトコトコ歩くの)ダラ



ゲルト「……済まなかったな、フラウ」

エーリカ「あう?」

ゲルト「気の迷いで拳銃など向けてしまった事だ」

エーリカ「くぅう」



ゲルト「思えば何時からだろうな?お前にこれだけ関わる様になったのは」

エーリカ「……」

ゲルト「お前と穹で戦い続けて……いつ果てるとも知れない中を」

ゲルト「これが戦争だ――どちらかが相手を滅ぼすまで終わらない……っ」

エーリカ「……ぅん」タッ



エーリカ「ぐぅっ」ズシ

つワイン

ゲルト「買って来たのはそれか。ビール派のお前がワインとは珍しいな」

エーリカ(これでも私、ムードは大事にするよ?)ウー



シュワアァァ……


ゲルト「暗い部屋と窓際にグラスのスパークリング……美しいな」


エーリカ(炭酸入りだから。でもほんとに綺麗だよね)ペロペロ


ゲルト「そして未だ地上へ流れ続ける血を体現する様な紅い月。これが全てを狂わせたのか」


エーリカ(そう、部屋に真紅の月明かりだけが真っ直ぐに射し込む……)


エーリカ(この一時の狂気が終わったら私は――元に戻れるのかな?)



ゲルト「フラウ、眠るか?」ポンポン

エーリカ(え、なにそれ)ブルッ

ゲルト「たまには私の方に来ても良かろう」

エーリカ(うん、程よく酔ってるね)ジリ



ゲルト「私も張り合いが無いんだ……お前もリベリアンも動物に」

ゲルト「ダメだな。一気に疲れが出た……身体が熱い」

エーリカ(あ、ちょっと?抱き締めないでよ)ガシ

ゲルト「来い……フラ……ウ……」zzz

エーリカ(……仕方無いなぁ)zzz



~翌朝、ペリーヌの部屋~


宮藤「ふぁあ……朝ごはんの準備しよ……」モゾ

ペリーヌ「にゃ……」zzz


きゃん!ばう!?


宮ペリ「「っ!?」」



~バルクホルンとエーリカの部屋~


もっさん「どうしたハルト……大丈夫か?」ガチャ

エーリカ(私は大丈夫だけど……)アウ

もっさん「……」

エーリカ「……」



ゲルト「……」

もっさん「バルクホルン……」

ゲルト「……」ブルブル

もっさん「良いんだ。何が有ったかはウルスラに話せ……ジェスチャーでな」

ゲルト「ばう……」


~続く~



着々と戦力が削れていく501

その現象に一人の天才科学者が挑む!

次回、危ないよとHave a nice dayは……何だっけ?


トゥルーデ(まさにこんな感じのショートヘアード・ポインター)
http://mup.vip2ch.com/dl?f=29746

ではまた今度



~バルクホルンとエーリカの部屋~


ウルスラ「ではどうぞ。バルクホルン大尉と姉さん」

エーリカ(えーっと……まず私がワインボトル渡して)カプ

ゲルト(受け取ってお前と私の分を注いだ)カチン

ウルスラ「グラス?つまり大尉も飲んだと……」カキカキ



ゲルト(そして……済まん。私はこのあと記憶が無いんだ)シュン

エーリカ(いや簡単だよ。ベッドに無理矢理連れ込んだから朝あんなんなってたんだけど)

ゲルト(何だとっ……つまりこうか?)ゴロン

エーリカ(そうそう。抱き締める感じで)モゾ

ウルスラ「それで姉さんを抱いて寝たと……///」



シャーリー(へぇ?お前らそんな仲だったんだ~!)ヒョコ

ゲルト(な!?ち、違うぞリベリアン!)バウ

ペリーヌ(不潔ですわ!見損ないましたわよ、大尉!)フー

エーリカ(ほんとにさ~馬鹿力で『抵抗したら背骨折るぞ』だもん)フフン

エイラ(酷いなぁ……私には絶対出来ないぞ)ジリ

ゲルト(……これが通過儀礼か)ガルル



ウルスラ「そうすると飲酒による何かの副作用……大尉、これのどれかに昨晩の体調は当てはまりますか?」

ゲルト(発熱、倦怠感、過呼吸、目眩、動悸、頭痛……ほとんど全てだな)ポンポン

ウルスラ「なるほど、興味深いデータが取れました。では次から皆さんと実験をします」

エーリカ(爆発は勘弁……あとジェットストライカーもね)ワフ



~隊長室~


ミーナ「……」

もっさん「ミーナ……やけ酒だけは止めておけよ」

ミーナ「大丈夫。あれは戦勝祝いにするつもりで取って有るから」

もっさん「しかし酒でバルクホルンがリタイアとは……おおかたハルトマンに付き合ったのだろうがな」

ミーナ「変な所で律儀だから損するのよあの娘は……」



~元仮設基地、アンフィテアトルム~


ウルスラ「では始めますね」カチ

エーリカ「きゃわん!?」ゴロンゴロン

シャーリー「きゅ」グイイイン

ペリーヌ「にゃああ!」ビリビリ

ゲルト「ばう」ズリズリ

エイラ「キャウ」ヒョイヒョイ



宮藤「う、ウルスラさん?これカールスラントの訓練なんですか?」

ウルスラ「いえ、これはこの施設を利用することで皆さんの魔法力を限界まで消費してみようかと思ってですね」

宮藤「というと?」

ウルスラ「魔法力が人間の時より多い訳なので、減った分を回復する際に人間へ戻れるかもしれない説……ですね」



宮藤「でもこれ酷いですよ……シャーリーさんのランニングとバルクホルンさんのウェイトはいいですけど」

宮藤「ペリーヌさんが発電装置で、エイラさんは訓練用のクレーですか?」

エーリカ「きゃう~!?」ゴロンガタン

宮藤「それにあれってゾーp「カプセルです」

ウルスラ「中に入って平衡感覚を保つためにシュトゥルムを使えば良いので」



ペリーヌ「」パタ

エイラ「……」グテ

シャーリー「ふー」

ゲルト「がう!」

エーリカ「おえ……」ウプ



宮藤「ダメでしたね~」

ウルスラ「では明日に持ち越しますか」

エイラ「ぐぅ」カプ

ペリーヌ「に……ゃ」ズリ



~基地内廊下~


ゲルト「ばう」フミ

エーリカ「ふぅん?」ジタバタ

ゲルト「ばう、ばう」グッ

エーリカ「わん!」ダッ

ゲルト「ばう!……ぐるるっ!」ダッ



シャーリー「きゅ?」ピコピコ

ペリーヌ「にゃぁ?」ムク

エイラ「……キャウン!」ピキン


ダダダダダダダダッ


ペリーヌ「ぎにゃ!?」ドンドチャ



エイラ「グウウ!」

ペリーヌ「にゃあ~……」パタン

シャーリー「きゅ!」ダダダッ

エイラ「ガウ!」



エーリカ「きゃいん!?」ダッ

ゲルト「ぐるぅあう!」ガブ

エーリカ「!?」タッ

ゲルト「がぁああう!!!」ガルル



シャーリー「きゅ!」キィイイン

エーリカ「わ、わん!わん!」

シャーリー「きゅ」ダダダッ

ゲルト「ぐぎ……がるっ!」



シャーリー「きゅ!」ズザザザッ

ゲルト「がううぅ!?」ドテッ

エーリカ「あう!……きゃいん!?」

ゴチィイイン!



ミーナ「……エーリカが煽ってトゥルーデが追いかけ、その尋常じゃない様子にシャーリーさんは止めに来たのね?」ニコ

シャエーゲル「「「……」」」コクン

もっさん(流石に小型犬を空とはいえ書類鞄で殴らなくても……)

ミーナ「次は無いわよ~?」ニコ



~隊長室~


もっさん「ウルスラ、取り寄せ依頼の有った資料だ」

ウルスラ「どうも……ふむむ」ペラ

ミーナ「それじゃあ現状を。お願いするわ」



ウルスラ「……どれからお話ししましょうか?治療法の案、変身のプロセス、気候による反応の中で」

もっさん「最後の気候については聞いたことが無かったな?関係無いとも言って居たろう」

ウルスラ「ええ、ですがもっと根の深いものでした。地中海性気候はご存じですか?」

ミーナ「ロマーニャの気候の事よね。夏乾燥して冬は偏西風で雨が降るって」

ウルスラ「そうです」



ウルスラ「新たなネウロイの巣がヴェネツィア上空に位置してから現在まで偏西風は起きていません」

ウルスラ「不幸なことはネウロイの巣の暗雲が少なからずロマーニャ全土の大気を覆っている様で、これが現在の紅い月を産み出しています」

ミーナ「でも今までそんなことは……」

ウルスラ「恐らく新型ネウロイの暗雲であるのが原因ですね。最近紅くなったのは一定濃度を越えたためでしょう」



ウルスラ「しかし、幸運な事に前回皆さんが倒した空中要塞型ネウロイは小型、中型の生産拠点も兼ねていたらしく、観測ではローマ方面の戦力が大幅な減少をしています」

もっさん「私もその資料は読んだ。今は一時的な小康状態だと」

ウルスラ「はい。この期間で相手も今回の反省を踏まえ、強くなってくるでしょう」

ミーナ「私達はそれに体制の修正を間に合わせれば良いのね」

ウルスラ「おっしゃる通り。私も全力を尽くします」



ウルスラ「次は変身のプロセスです」

もっさん「504の話も総合したんだな」

ウルスラ「はい。これは追加点のみですが」

ウルスラ「まず飲酒を行った場合、どんなウィッチでも引き金が有れば変身が起こるようです」



ミーナ「何が関わってるの?」

ウルスラ「副作用の血流加速と体温上昇に加え、酩酊でユーティライネン、フェルナンディア両中尉の症例に近くなり、その状態で月か動物ウィッチと触れることが関連しています」

もっさん「……ふむ」

ウルスラ「誘導体に動物ウィッチがなっていることは私にとって不思議なのですが……それよりも露天風呂の効能は?」

ミーナ「え……っと」

ウルスラ「状況が似ていますから。のぼせなければ大丈夫でしょうけど……私も適度に動物ウィッチと触れ合って無事ですし」

もっさん「行ってくる!」ガチャ



ミーナ「治療法はどうなの?」

ウルスラ「少し手荒く行きたいのでこの書類にサインを」

つ委任状

ミーナ「……ええ。問題ないわ」サラッ

ウルスラ「どうも」



~露天風呂~


ルッキーニ「シャーリー、耳の裏洗うから我慢してね~」アワアワ

シャーリー「ふー」ポワ

宮藤「ペリーヌさんもちょっと気を付けて下さいね?トネールはみんな死んじゃいますから」シャワ

ペリーヌ「ぬ~……ひゃん///」ビク



ゲルト(……宮藤に洗って貰うのか?この私が?///)ヘッヘッ

エーリカ(あ~トゥルーデお姉ちゃん息荒くしてる~!宮藤に言って来よ~!)チャプチャプ

ゲルト(ま、待て!それより泳ぐな!)ガブ

エーリカ(この円卓の鬼神!お下げの悪魔!私の足短いから溺れちゃうじゃん!)ガウ

ゲルト(済まん……って胴は長いだろう!)バウ

エーリカ(バレたか~)



宮藤「じゃあバルクホルンさんとハルトマンさんどうぞ~!」

ルッキーニ「中尉こっち来る?」

エーリカ(うん、頼むわ)フリフリ

ルッキーニ「じゃあお腹からね!」



宮藤「バルクホルンさん、失礼しますね~」サワ

ゲルト「ばう///」ビク

ゲルト(あぁ……クリスとの洗いっこを思い出すなぁ……///)

宮藤「うわぁ!身体が凄い引き締まってます!」プニ

ゲルト(宮藤に身体を誉められ……うっ///)ビクンビクン



もっさん「宮藤、ルッキーニ、お前達のぼせて無いか?」ペタ

ルッキーニ「大丈夫だよ~!」ビヨーン

エーリカ「あう~」ブニ

宮藤「私よりもバルクホルンさんとペリーヌさんが……」



ペリーヌ(……シャルトリューの毛皮って防水性の代わりに熱が籠りますわ)ホカホカ

ゲルト「」プカ

もっさん「バルクホルン?」

ゲルト「」プカプカ

もっさん「……はぁ」


?「……」ジィイイ


~続く~



ウルスラは危険なアトラクションに手を出すようです

そしてのぞきの正体は?

次回、くっつきまくるの


……明日は四万持って映画に行って来るんだ

ではでは



~翌朝、敷地内広場~


ウルスラ「これから二日ほどかけ、治療のために装置及び薬品等々を用意しますので皆さんは休暇扱いです。どうぞご自由にお過ごし下さい」

シャーリー(薬品……)ピク

エーリカ(気にしたら敗けだって!さあどっか行こうよ!)カプ

シャーリー(噛むなよ~)



~廊下~


ペリーヌ(あらエイラさん、お早いですわね)ニャ

エイラ(ん、ツンツン眼鏡。昨日はサーニャの夜間偵察無くてな~)ノビ

ペリーヌ(それにしては遅かった様な気がしますわよ?)

エイラ(い、色々あんだー!気にすんなぁ///)



~広場~


シャーリー(どうする~私は何処でも付き合うぞ~?)

エーリカ(一番陽当たりのいいとこ探さない?)ゴロ

ゲルト(ふむ、基地内探索か。この身体になってから気が付く事は多いからな)

エーリカ(んじゃ、しゅっぱぁつ!)タタッ



~廊下?~


エイラ(あれ、こっちって来た事無いよな?)キョロ

ペリーヌ(薄暗いですわ……)

エイラ(……)トコトコ

ペリーヌ(……)ソロソロ



エイラ(……)

ペリーヌ(……)

エイラ(わっ!)ガオ

ペリーヌ(きゃあああ!!?)ビク



エイラ(なかなかいい声で鳴くじゃないか~)

ペリーヌ(貴女は何なんですの!だから不思議ちゃん呼ばわりされるんですわ!)フー

エイラ(やりたくなるじゃんかよ~)

ペリーヌ(もう……)タタッ



エイラ(悪かったって……危ない!)キィン

ペリーヌ(へ?)カチ


ガチャン……カパ♪


エイペリ「「ひゃああああああああああああ!!?」」ヒュルルルル


パタン……



~草むら~


シャーリー(あ~背の高い草多すぎてイラつく)ワシャ

エーリカ(うさぎがそれいっちゃダメでしょ……うわ、お腹に絡まった~!助けて~!)アウ

ゲルト(だからさっき迂回すると言ったろう。ほらっ)グイ



~遺跡~


シャーリー(ジャングルを抜けるとそこは小さな洞窟だった!)ジャン

エーリカ(私達は生きてこの洞窟を探検出来るのかぁ~!?)ドドン

ゲルト(……何のつもりだお前達?)

エーリカ(映画的な?)

シャーリー(そうそう。映画的な)



ゲルト(それに洞窟ではなく遺跡の排気口だ。よく見ろ、箒の矢印がそこにある)ガウ

エーリカ(箒の矢印って……判るけどじゃあなんでこれこんなとこ付いてんの?)

ゲルト(解らん)

シャーリー(余程身体小さくないと入れないからな~。ここ確か大昔のウィッチのもんだったらしいし、使い魔専用出入り口かも)

ゲルト(もしそうなら戦争が終わればブリタニアの501基地地下温泉同様、史学調査でも行われるだろう)



エーリカ(じゃあ立ち入り禁止になる前に探検しちゃおっか!わたしいっちばーん!)タッ

シャーリー(せこい!待てよ~!)タタッ

ゲルト(お、おい!?)

エーリカ(トゥル~デ~!来ないと宮藤にびびりだって言っちゃうよ~!)アオン

ゲルト(な!……私は体高のせいでほふく前進をせねばならないんだぞ)



~???~


エイラ「キャウ……フン?」ズシ

ペリーヌ「……」

エイラ「ヒャウ!」ユサ

ペリーヌ「……ゃあ」



エイラ(おい、大丈夫か?)

ペリーヌ(坂本……少佐ぁ///)トロン

エイラ(……)ピト

ペリーヌ(……んぐっ!?)バタ

ペリーヌ(ぷはっ!口塞ぐなんて殺す気ですの!?)ゲホ

エイラ(他人の上で寝てまでのろけてんじゃねーよ)パシ



ペリーヌ(年中サーニャサーニャ言ってる貴女よりは良いじゃないですの!)フギャ

エイラ(お前だって少佐少佐寝ても覚めても言ってんじゃないかー!)ガウ

エイペリ「「ぐにゃあぬぬぬぬぬぬ!!!」」

ペリーヌ「フシャアアアア!!!」ダッ

エイラ「ギャアウウウ!!!」ガルルッ



エイラ(……敗けたよ)ボロ

ペリーヌ(そんな……私の敗けですわ。……何故固有魔法を使わなかったんですの?)バタン

エイラ(言ったろ?一騎打ちだって……)ゲフ

ペリーヌ(エイラさん!?)

エイラ(喧嘩して良かった……お前と同じだって解って……)ガク

ペリーヌ(エイラさん!エイラさぁあああああああん!!!)



エイラ(まあ、ウィークポイントは全部躱してたから死なないけどな)スク

ペリーヌ(だろうと思いましたわ。で、ここどこですの?)

エイラ(判んない。基地の地下だけど前に中佐が空洞なんて無いって……)

ペリーヌ(そんな……っ?あら、風が吹いてきてますわよ)ヒヤ

エイラ(出口は有るのか。よし、探すぞ!)

ペリーヌ(ですわね!)



~遺跡内~


エーリカ(今何時だろ?)

ゲルト(ふむ、リベリアン。私の首元を見てくれ)

シャーリー(ん、10時ちょっと過ぎだとさ~。バルクホルン)

ゲルト(何だ)

シャーリー(首輪キツくないのかよ?すっかり犬じゃんか)

ゲルト(失礼な!)



ゲルト(カールスラント軍人たるもの規律を守るため、時間は常に把握するものだ!)

シャーリー(でもお前自分で見れてないじゃん……)

ゲルト(ぐ、しかし前足では落ちてしまうからな)

エーリカ(首輪に仕込んでるのもどうかと……)

ゲルト(機能性重視だ!)



エーリカ(おっ?)

シャーリー(おう!)

ゲルト(む!)ドス

シャーリカ((うわっ!))ドチャン



ゲルト(急に止まるなエーリカ、リベリアン。鼻を打っただろうが)ジン

シャーリー(よくそんなこと言えたなぁ……他人のケツ突っついときながら)

エーリカ(シャー……リー……退けて……死……ぬ…………)ガク

シャーリー(あ、ごめん)モゾ



エーリカ(重すぎ!ダイエットしなよ~!)

シャーリー(いや、これ適正体重だからな!)

ゲルト(……で何を見つけた?)

シャーリー(そうだよ。中尉どうしたんだい?)

エーリカ(うん。あれ)



~基地地下~


エイラ(ツンツン眼鏡、この先ちょっと明るくなってないか?)

ペリーヌ(本当ですわ。地表が近いのかもしれませんわね!)

エイラ(でもこの香り……花?)クン

ペリーヌ(あら……珍しいですわね。この季節外れな香りは)クン



~突き当たりの部屋~


ペリーヌ(まあ!やはり『ペルシャの聖人』ですわ!)

エイラ(ああ、『ペルシアンタドュケ』だ)

ペリーヌ(スオムス語ですわね。英名も幾つか有りますわ)

エイラ(そうか。この花よく山に咲いてたけどなんか小さくなって見るとやっぱり綺麗だな)



ペリーヌ(なるほど……)

エイラ(なんか解ったのか?)

ペリーヌ(ここは野草のための栽培室でしたのね)

エイラ(ふーん)

ペリーヌ(少し季節より遅れて育てればいつでも使えますでしょ?特にこのロマーニャなら)

ペリーヌ(最後に蒔かれたのがこの花で今までゆっくりと命を繋いでいたんですわ)

エイラ(だな。……そうだサーニャに摘んでくか)ハム



~遺跡内、???の間~


ゲルト(これは魔方陣?しかも巨大で高度な……)

シャーリー(巨大……じゃないかもな。私達小さいから)

ゲルト(しかしだ!まさかこんな術式がこの遺跡に存在するとは!)

シャーリー(まぁ見るからになんかのヤバイ魔法を使う用のヤツだよ。ん?)



ゲルト(碑文か……読めん)

エーリカ(ラテン語だよ。……中央に立って?)

ゲルト(意外だな。読めるのか、エーリカ)

エーリカ(少しなら読める。私、医者志望よ?医者志望)

エーリカ(ペリーヌなら全部読めるだろうけどね~)



シャーリー(昼から連れて来ようぜ。んで中央に立ってどうする?)スク

エーリカ(魔法力を下の溝にゆっくり流し……)

ゲルト(待て!危険だ!明らかに起動手順だろう!)

シャーリー(なら私が生け贄になってやるよ)

ゲルト(何だと!?)



シャーリー(こういうのは遺しといた意味があんだろ?それに特殊な使い魔なら勝手に起動するかもしれない)

シャーリー(起動されても良いから遺してるのさ。黒魔術じゃあるまいし)

ゲルト(正論だがお前の身がだな!?)

シャーリー(まあ気にすんな。私は気にしないから)

ゲルト(ぐぅ……)ジリ



エーリカ(続けるよ。流して溝を満たしたら、一声こう叫ぶ)

シャーリー(おう!)

シャーリカ((Trans!))


カッ――



――ポフン


ゲルト「ば、ばう?」

エーリカ(うっわ、ピンクのスモークとかウルスラの薬品ぐらいだわ)


シャーリー「げほっげほっ……なんだよ!埃と煙で凄いなオイ!」


エーゲル((な、なんだってー!?))



シャーリー「お?おおう!なんか知らんが元に戻ったぜ!」

ゲルト(あり得ん……訳が判らない!?)ガウ

シャーリー「あ~ごめんな、わんこホルン。何言ってっか解らんくなっちまった」 ナデナデ

エーリカ(うーん。問題有り過ぎだけどね)ジロ

シャーリー「ひんやり……ん、よく考えたら裸じゃんか!」ボイン



シャーリー「つまりこの魔方陣って『使い魔の人間化を実現し、いつの間にか忘れ去られたなんか凄いの』な訳か~」

ゲルト(私も元に!)

エーリカ(ストップ。話が人間側からは通じるし、私が戻るわ)

エーリカ(Trans!)


――カッ



ポフン――


エーリカ「おお!ほんとに戻った!」

シャーリー「やったなぁ!」

ゲルト(……なんだこの疎外感は)

エーリカ「さてとまず一旦この遺跡を抜けて……あれ?」

シャーリー「どうした?」



エーリカ「一気に両肩入らないんだけど。出口に」

シャーリー「あ~忘れてたなぁ!元に戻ったら出らんないじゃん!」

エーリカ「ほんとだね~!あっはっは!」

シャーリー「あはははっ!」

ゲルト「ばうっ!」ガル



シャーリー「そだ、わんこホルンに誰か呼んで来てもらうか?」

エーリカ「良いかもね!でも話通じないし、ここ通れる様に壊せるのトゥルーデだけだよ?」

ゲルト「ばう!」

シャーリー「いや一ヶ所でも壊したらダメだろ!老朽化してんだからコイツの馬鹿力だと崩壊する!」

ゲルト「きゅうん」シュン

エーリカ「う~……じゃあこれと同じ魔方陣を外に描けば良いかも!」



ゲルト「……ぐるぅ」

シャーリー「もっかい戻るのかぁ~……?」

エーリカ「出らんないからね……書き写す紙とかも無いし」

シャーリー「んじゃ……Trans!」


――カッ



ポフン――


シャーリー(こっちはこっちで動き易いけどさぁ)


ポフン――


エーリカ(不便だよね~)



ゲルト(……しかし困ったな。誰かが人間で話をせねばここは伝わらん)

シャーリー(んなもんどっかからペンと紙パクって来て中で手紙なり書けば良いだろ?)

エーリカ(それならここ暗いからランプも探さなきゃ)

ゲルト(うむ、午後からは物資調達といくか)

シャーリカ((おー!))



~キッチン、勝手口~


エイラ(サーニャ~!お土産だぞ!)グイ

サーニャ「あら?エイラ、これくれるの?」

エイラ(うん!)コク

サーニャ「ありがとう。『ベロニカ』なんてどこで見つけたのかしら?」

エイラ(あ~説明出来なくてもどかしいな)アウアウ



宮藤「サーニャちゃん、それって『イヌフグリ』だよね?」

サーニャ「えっと、国によって名前がまるっきり違うから判らないわ」

宮藤「うん、やっぱり『イヌフグリ』。春になったらどこでも見れるけど欧州にも有るんだね」

エイラ(扶桑語の犬は解るけどフグリって何だ?)ポン

サーニャ「芳佳ちゃん、扶桑語の花の意味は何なの?」

宮藤「あっ『イヌフグリ』の意味は……///」



~勝手口、外~


シャーリー(うわなんだこれ!?)

ゲルト(くっ、自然のブービートラップか!)

エーリカ(取れない~!何なの!?)

宮藤「えっと……皆さん何を?」



宮藤「あ~『ひっつき虫』ですか~!」

シャーリー(何なんだ?)

エーリカ(虫……)

宮藤「『オナモミ』とか『センダングサ』とかの種子を犬とかにくっつけて運ぶ草のことですよ」

ゲルト(つまりカッコウの草版か……)



宮藤「でも酷いですね。何してきたんですか?」

エーリカ「わう!わう!」

ゲルト「ばう!」

宮藤「……ごめんなさい。解りません」

シャーリー(あぁ本当に不便だな……)



宮藤「まぁ夕方にお風呂に入ってネバネバを落とせば取れますけど。あんまり草むらはめっですよ?めっ!」

ゲルト(あ、ああ///)フリフリ

エーリカ(ダメダナ)

シャーリー(マジファックだわ……)

宮藤「なら良いです!じゃあお昼にしましょうか」



シャーリー(さて食ったし、行くかぁ?)

エーリカ(私、昼寝の時間……)

ゲルト(む、良いから来い!そこの二人もだ!)ガブ

ペリーヌ(なんですの?)

エイラ(良いぞ~。付いてく)



~エイラとサーニャの部屋~


エイラ(んじゃ、このランプで良いか?)カプ

ゲルト(済まんな)

ペリーヌ(でも本当に戻れるなら色々考えられることは試した方が良いですわよね)

エーリカ(ウルスラへ手紙に書いてみるよ)



~遺跡~


シャーリー(今度は迂回出来たぜ)

ゲルト(くっ付けていて気分は良くないからな)

エイラ(で、ここかぁ)

ペリーヌ(埋もれてますわ……)



~遺跡内、変化の間~


ペリーヌ(――この双方向転身魔方陣は後世、ウィッチが使い魔と心を通わせるために遺す)

ペリーヌ(――私はこの研究に残りの生涯を賭けて完成した)

ペリーヌ(――惜しむらくはこの神殿が損傷の甚大さゆえ放棄され、××××に移らねばならない)

ペリーヌ(――試してもらうことも出来ず、この方陣を朽ち果てさせるのも宿命ならば諦めよう)

ペリーヌ(――未来の志を同じくする者、またはウィッチ及び使い魔へ)

ペリーヌ(――××××=××××××……作成者の名前は読めませんわ)



シャーリー(ロマンだねぇ……)

エイラ(じゃあこれで叫ぶのか?)ペタン

ペリーヌ(ええ、Transですわ)

エイラ(Trans!)


――カッ



ポフン――


エイラ「あ~ア~?戻れタナ」

ペリーヌ(訛りも戻ってますわ……)


――ポフン


ゲルト「さっさと書くぞ、エイラ。時間がない」

エイラ「へいへい」



エーリカ(で、ペリーヌは戻らないの?)

ペリーヌ(どうせこの身体に戻らなきゃなりませんでしょう。眼鏡も服も無いですし)

シャーリー(え、お前眼鏡無しでも見えてるんだ?)

ペリーヌ(視力は治ってますわ。猫の特性的にそうなんでしょうね)

エイラ「やっぱりクッション持ってくんだっタナ……冷えるゾ」

ゲルト「む……しかし『一時のスースー、百金を掴む』だ。我慢しろ」



~基地内、隊長室~


ミーナ「あら?」

カリカリカリ

ミーナ「まあ、みんな揃ってどうしたのかしら?」ガチャ

ゲルト「わふ」グイ

つ調査レポート



ミーナ「調査レポート……これ貴女の筆跡よね?」

ゲルト「ばう」

ミーナ「どういうことかしら?まあ中を見れば解るわね」

ペリーヌ「にゃ!」

エーリカ「……」zzz



ミーナ「……なんですって!?これは本当なの?」

シャーリー「きゅ」

ミーナ「まさかこの基地にヒントが有ったなんてね。ウルスラさんを呼んで!」

ウルスラ「済みません。立ち聞きしました」ガチャ

エイラ「ヒャウ」



ウルスラ「――っと言うことは測量や記録に行かなきゃなりませんね」

ミーナ「ええ。私の固有魔法で強度を確認しつつ、トゥルーデに穴を広げて貰うにも先に記録をしなければ戻れなくなるかも……」

ウルスラ「では私が動物化しましょう。それなら現状戦力も維持出来ますし」

ミーナ「わざわざごめんなさいね。そういえば治療の準備は?」

ウルスラ「大丈夫です。まだ設営段階で、薬品も試作品の栄養ドリンクしか作っていません」



~滑走路~


リーネ「はあっ……はあっ……」

もっさん「今日はここまでだ!リーネ、フルウェポンは流石にやり過ぎた……済まない」

リーネ「だ、大丈夫です……」

もっさん「詫びにさっきウルスラが置いてった栄養ドリンクをやろう!ほら!」

リーネ「済みません……んくっ」

もっさん「私も飲むか。どれ」



~ハンガー~


ミーナ「ウルスラさん?」ニコ

ウルスラ「済みません……失敗ですね。しかも瓶を間違って渡してます」

もっさん(はっはっは!この身体……魔法力がみなぎるじゃないか!)ゾクッ

宮藤「リーネちゃん、可愛いなぁ///」

リーネ(芳佳ちゃん///)



ミーナ「はぁ……とりあえず明日はウルスラさんが動物化し次第、遺跡を調査しましょう」

ルッキーニ「あそこにまだそんなとこ在ったんだぁ~」

宮藤「アンフィテアトルムも結構色々在ったのにね」

サーニャ「エイラ、元に戻れるって良かったね」ナデナデ

エイラ(なんか勿体無いな……///)


?「……」ジー


~続く~



~露天風呂~


リーネ(芳佳ちゃんとお風呂久しぶりだね)

宮藤「リーネちゃん、しばらく振りだよね~。避難させられてたし」

ゲルト(ふぅ……やはり妹は良いよな。あの柔らかい手で撫で上げられるだけで///)

エーリカ(なぁにいっちゃってんのかなこのシスファカは)



ミーナ「美緒……」

もっさん(何だ?ミーナ)

ミーナ(ああ///……ダメよミーナ!この美緒は美緒であって美緒じゃないの!)

ミーナ(とてもとても湯煙で凛々しくなってるなんて言えないわ///)ポッ

もっさん(逆上せたのか~?おーい?)

ペリーヌ(坂本少佐~!お隣お邪魔しますわ~!)チャプン


?「……!」ジー


~もっかい続く~



もっさん
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リーネ(普通は寝てるのに遺伝で立ち耳なスコティッシュホールド)
http://mup.vip2ch.com/dl?f=29968


ウルスラ(クリーム強めな感じ)
http://mup.vip2ch.com/dl?f=29969


劇場版グッズが無くて¥22500をパンフレットとドラマCD七枚に注ぎ込んだ人が通りますよ

http://mup.vip2ch.com/dl?f=29967


ではまた今度もお付き合いくださいな


ではまたお付き合いを

劇場版CDを二枚とも手に入れてうきうきしてます



~翌朝、会議室~


ウルスラ「くふ」クンクン

エーリカ「あう!」ペロ

ゲルト「……///」ジュルリ

シャーリー「……」



ミーナ「ということで……はぁ」

宮藤「ミーナ中佐、頑張ってください!」

ルッキーニ「頑張れー!」

ミーナ「ありがとう……今、戦力的に501は危機に陥っている訳だけど昨日発見された魔方陣が転身を可能にしてくれたわね」

ミーナ「ということで動物化しているみんなに調査してもらうわ」

ミーナ「まずは方陣の転写を。特に条件がなければ遺跡の壁を慎重に破壊して人間の出入りを可能にしましょう」

もっさん「わおん!」



~遺跡前~


ミーナ「ここね……」キュイン

宮藤「どうですか?」

ミーナ「アンフィテアトルム並みに老朽化してるわ。やっぱり破壊は無理ね」

ゲルト「ぐぅ」

ルッキーニ「んー?あれ、あたし入れそうかも!」

シャーリー「きゅう」

ミーナ「ルッキーニさんが入れそう?宮藤さんは?」

宮藤「あて!……無理ですつっかえます!」



ミーナ「よくトゥルーデ入れたわね?美緒は?」

もっさん「……」ブンブン

宮藤「坂本さんは体高がバルクホルンさんより有りますから~」

ウルスラ「ふぅう」

エーリカ「あうん」

エイラ「うげ」



ミーナ「じゃあ無線機を」

ウルスラ「ぎゃう」

ゲルト「がう!」

宮藤「えっと?いってらっしゃい!バルクホルンさん」

ゲルト「ばう///」

ルッキーニ「よーし!張り切って行ってみよー!」

ミーナ(何かしら……この感じ……///)ドキドキ



シャーリー「ふが」

ペリーヌ「にゃあ!」ペシ

リーネ「にゃ……」

エイラ「きゃう~」ポン

ミーナ(そうよ!子供の頃にクルトと行ったワルシャワ動物園よ!)ピカン

もっさん「?」



ミーナ(そう、忘れていたわ!あの頃のときめきを!)キラキラ

ミーナ(最高じゃない!なんで気が付かなかったのかしらっ!)キラキラ

もっさん(ミーナ、なぜそんな目で私を……おーい?)

ミーナ(ああ、可愛い!美緒だけど美緒だけど可愛い!)ナデナデ

もっさん(っ!ミーナ、本当にどうした!?)ワシャ



~遺跡内通路~


シャーリー(ん……)ピコ

ペリーヌ(どうしましたの?)

シャーリー(いや……なんでもない)

ルッキーニ「うっわ……まだ通路有るの?」

ゲルト(宮藤にいってらっしゃいって///いってらっしゃいって///)ハアハア

エーリカ(はいはいあっそ……)



~変化の間~


ウルスラ(ここですか)キョロ

ルッキーニ「うわ、なんかおっきいね!」

エイラ(まあその溝とか大理石は特に魔方陣へはなんも関係なさそうだぞ)

ウルスラ(ええ……初めて見た術式です。これは凄い)

シャーリー(見てろよ~ルッキーニ!Trans!)カッ



シャーリー「よっと!」ポフン

ルッキーニ「シャーリー!久しぶり~!」ダッ

シャーリー「おうルッキーニ!やっと喋れるなぁ!」ボイン

ウルスラ(なるほど……魔方陣はしっかり生きてます)

ペリーヌ(経年変化に強いんですわ)

リーネ(良かった~……戻れますね)

シャルッキ「「あははははっ!」」ボイン

エイラ(デカイよな~)ジー

エーリカ(ほんとブルジョワジーだよね)ジー



ウルスラ「では作業をしましょうか。中佐?」

<<宮藤です。ちょっと中佐と坂本さんはお取り込み中なので私がお話を聞きます!>>

ペリーヌ「な!?なんですって!」

<<えっと……お取り込み中です!>>

ペリーヌ「しょ、少佐!坂本少佐ぁあああああ!」カッ

ペリーヌ「にゃあああ!」タタタッ

ウルスラ「なるほど、意思があれば掛け声はなんでも良いと」

エーリカ「へ~そんなもんか~」



シャーリー「早いとこ済まそうぜ!石膏流せないし、どうすんだ?」

エイラ「一ヶ所一ヶ所書き取るのも冷えるからイヤダゾ」

ウルスラ「転写をします。もちろん簡単正確に」

ウルスラ「溝ではなく平面にこのインクを塗ったあとに大尉が曳いてきてくださったこのシートを被せて完成です」

ゲルト「ふむ、良かろう」

ルッキーニ「うじゅ、落書き……ダメだね」

エーリカ「うん、真面目な方ね」



リーネ「出来ましたね~。これでそうっと……」

ルッキーニ「そうっと……」

エーリカ「……ひっ」

ゲルト「……」

ウルスラ「……」

エイラ「……」

シャーリー「うぐっ……」

パサッ……



シャーリー「イッてぇええええ!!!目に睫毛入ったあああああっ!!!」

エーリカ「ひくっ!ひくっ!ひゃっくりっ……」

リーネ「姿勢のせいで腰が……」

ルッキーニ「息止めてたら死ぬかと思った~!」

エイラ「ダメダナ」

ゲルト「お前達……揃いも揃って鍛え方が足りん!」



~遺跡前~


ペリーヌ「にゃあ!」スタッ

宮藤「ペリーヌさん……」ユラ

ペリーヌ「にゃ……?」

宮藤「――ペリーヌさん!もふもふさせてくださぁぁあああああい!」ダッ

ペリーヌ「にゃあ!?」ビリビリ

宮藤「っ!?はううぅ……」パタ



ペリーヌ(な、なんですの?巨乳好きのはずの宮藤さんが……)

ミーナ「あらぁ……宮藤さんはまだまだね?」キラキラ

ペリーヌ(中佐……いえ、これは中佐ではありませんわ!)

もっさん(ぺ、ペリーヌ……逃げろ……)

ペリーヌ(坂本少佐!……これは毛並みが乱れて!?)

もっさん(ミーナが、な……?)



~先刻~


ミーナ「ああ可愛い!この切り耳可愛いわ!」フサ

もっさん「ぐふう……」

ミーナ「なんででしょうね?この尻尾と言い、フォルムと言い――最高よ!」ナデ

宮藤「ち、中佐?坂本さんが!」

もっさん「」グテ



ミーナ「大丈夫よ!それより宮藤さんはおっぱいが好きよね!」

宮藤「えっ!あの……それは///」

ミーナ「でもね!貴女はこの道にも踏みいるべきだわ!」

宮藤「な、なんでですか?」

ミーナ「貴女は付加魔法が出来るでしょう?つまり動物を弱らせないで思う存分もふもふ出来るのよ!」

宮藤「ッッ!!?」

ミーナ「そう!――貴女にしか出来ないことだわ!」

宮藤「中佐……――私、やってみます!!!」



~現在~


もっさん(ミーナは……奴がまさか……)

ペリーヌ(凄いですわね。なんという動物愛……)

ミーナ「ペリーヌさんは撫でづらそう……どうしましょうか~」キラキラ

もっさん(だから早く……中の奴等に伝えに行け!ここは私が!)

ペリーヌ(少佐!……ひゃ!?)ガシ

宮藤「ペリーヌさぁあん?なでなでするだけですからねぇ~?」

ペリーヌ「にゃあ!」ビリ

宮藤「ふふっ、効きませんよ~!付加魔法の要領でペリーヌさんの身体中に微細なシールドを張ってますからぁ!!!」

ペリーヌ(そ、そんな?)

宮藤「あははっ!」モフ

ペリーヌ(そんなああああああああああああああああああああああああ!!?)



ウルスラ「では四分割して運びましょうか。斜めに同じマークを入れてください」

シャーリー「あいよ。……ところでこれ間違って並べたらどうなんだろ?」

エーリカ「副作用で戻れなくなるかもね」

ウルスラ「起動しないが八割でしょう。ですが魔法陣なんて中世に存在した簡易な物しか見つからないんです……こんな高度で古いものとなると」

ルッキーニ「つまりロマーニャ最強?」

ゲルト「遺跡ならばな……」

リーネ「中佐、そろそろ帰投します」

<<ええ、待ってるわ~>>



ミーナ「さ~先頭は誰が来るかしらね?宮藤さん!」キラキラ

宮藤「たぶんシャーリーさんかウルスラさんです!」ナデナデ

もっさん「わふ……」

ペリーヌ「にゃぅ」


宮ミー「「フフフッ!!!」」キラキラ


~続く~



久しぶりに連日で

では今夜もお付き合いを頂きます



~通路出口付近~


ゲルト(ふぅ、出口か)

エーリカ(ならさ?もしかして……)

ウルスラ(先程試さなかっただけで出来るかも知れませんね)

シャーリー(エイラ、今って基地ん中はサーニャだけか?)

エイラ(ああ、でも目が覚めたら側に居たいからこのあとすぐに行くよ)

シャーリー(そうか。ま、ルッキーニに中佐と宮藤でなんとかなる作業だろうしな)



~遺跡前~


宮藤「皆さん、お帰りなさい!」

ルッキーニ「たっだいま~!」

ゲルト「ばう///」

ミーナ「みんな帰ってきたわね~?」ズズズ

リーネ(あれ?何で入り口塞ぐんだろ……)



ウルスラ「ふぐぅ」

つレポート

ミーナ「あら、ありがとう。あとで読むわ」ススッ

ゲルト(……ミーナ?)

ミーナ「実はね、みんな~?」キラキラ

ミーナ「私、昔からもふもふしたのとかこう艶のある毛皮がだーい好きなのよね!」キラキラ

エイラ(あ、ヤバイ!)キイン



ミーナ「そしてみんなは今まさにその条件を満たしているのよ!この奇跡の意味が解るかしら!?」キラキラ

エーリカ(……トゥルーデ?)ゴクリ

ゲルト(……うぐっ)ゴクリ

ミーナ「だからね?――」




ミーナ「――みんな、私にもふもふ『されて』くれないかしら?」キラキラ・・・ゴゴゴ






エーリカ(な)

ウルスラ(ん)

シャーリー(だ)

ゲルト(とぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!?)ガオオン

ミーナ「うふふ///喜ばないでよ~照れるわ///」キラキラ


~草むら~


エイラ(リーネ!お前も来たのか?)

リーネ(エイラさん!今は逃げましょう!)



ルッキーニ「え?ミーナ中佐ももふもふしたいの?」モフ

シャーリー(わわ!ルッキーニ、今見せたらヤバイって!)

ミーナ「そうなの!こうやってもふもふ!ふわふわ!」ガシ

ウルスラ(いや、あの?ちょっと……)

ミーナ「あ~!可愛いわ!アナグマってこう臆病って言うかおとなしい感じがウルスラさんとマッチしていてほんと最高よ!」モハサワフワモフ

ウルスラ(うっ……ダメ……)グテ

エーリカ(ウルスラがあああああぁぁぁ!!?)



ルッキーニ「……あたしはそこまでじゃないかな。シャーリー行こっかー」ダダッ

シャーリー「きゅ!」

宮藤「行かせないよ!ルッキーニちゃん、シャーリーさん!」ガシィ

シャルッキ「「え゛……」」

エーリカ(ウルスラ!ウルスラあああああ!)

ウルスラ「」グテ

ゲルト(ミーナ……貴様!)ガルル



ミーナ「宮藤さんナイスよ~!さて、貴女達には二つ選択肢があるわ!」キラキラ

ミーナ「ルッキーニさんはまずシャーリーさんを置いたら見逃してあげる!それから動物化しているみんなはどっちかを選んでね?」キラキラ

ルッキーニ「ん……シャーリー?」

シャーリー(ほら、下ろして良いぞ。そして逃げろ!)ピョン

ミーナ「まず一つは普段の私への迷惑料として思う存分貴女達をもふもふさせてもらうわ!それで終わり!」キラキラ

ミーナ「もう一つは貴女達が私に歯向かうなら無制限動物化しててもらう!もちろん私を倒せば終わりよ!」キラキラ



シャーリー(どうする?最初の条件を飲むか?)

ゲルト(いや待て!奴はあの魔法陣を組むとは確約していない!)

シャーリー(奴って……お前がそんな呼び方するなんてさ?)

ゲルト(今の奴はミーナではない!欲望にまみれたただのヴェルフィンだ!)

エーリカ(ウルスラをこんなにするなんて!幾らミーナでも流石に許せないよ!)

シャーリー(決まりだな……)



ミーナ「決まったかしら~?」キラキラ

ゲルト「ばう!がるるるるる!」

エーリカ「ぐるるるる!」

シャーリー「ふー!」

ミーナ「二番を選んだのね~?良いわ!」


ミーナ「――『魔弾の射手』第一幕と……いきましょう?」



ゲルト(とにかく私が奴を組伏せれば勝ちだ!任せろ!)ガルウ

シャーリー(なら中尉はさっき話してた奴を!)キィイン

エーリカ(一か八かならやってみよう!)タッ


ミーナ「そうね!それが一番だわトゥルーデ!」キラキラ

ゲルト「があああう!」ジュタ

ミーナ「宮藤さん!」

宮藤「任せてください!シールド展開!!!」ピキン



ゲルト(ぐっ……剛体術!)ガチン

宮藤「うわっシールドが!?」シュン


宮藤「――なんてね?」


ゲルト「がう!?」ドサ

宮藤「バルクホルンさん、捕まえましたよ~!さあ私になでなでされてくださいっ!」ナデ

ゲルト「ぐるるるる……///」ビクン



シャーリー(嘘だろバルクホルン!!!)

ミーナ「さあシャーリーさんは私と遊びましょうか!」キラキラ

シャーリー(クソ!何なんだよあの悪気の無い少女の瞳は!?)キィイン

ミーナ「待ってよ~うさぎさーん!」キラキラ

シャーリー(ちくしょう!……ぐあっ!)ゴロンゴロン

ミーナ「あっ大丈夫?怪我してない?」タタ

シャーリー「きゅう……」

ミーナ「でもふさふささせてね!」キラキラ

シャーリー(いや!ちょ……うわあああああああああああああああああぁ!!?)



エーリカ(アーメン……さて、出来たね。魔法陣)

つシートの魔法陣

エーリカ(頼むよ……Trans!)カッ

――ポフン

エーリカ「とう!」シュタ

エーリカ「やっぱり思った通りだ!方陣を組めさえすればいけるみたいだね!」



ゲルト「ぎゃう……///」

宮藤「気持ちいいですかぁ?」サワサワ

ゲルト(これが宮藤のテクニックか……正気なら尚良いんだがな///)

エーリカ「いい加減にしなさぁーい!」ゴチン

宮藤「うわ……」バタ


ゲルト「くぅん///」

エーリカ「トゥルーデ……流石にヤバイよアンタ」



ミーナ「どこ~?エ~リカ~!」モフ

シャーリー「」ゴロン

ミーナ「固有魔法で捜し……あれは?」


豆柴「Zzz」コテン


ミーナ「確か扶桑の『シバイヌ』じゃなかったかしら!きゃあぁ!可愛い!」キラキラ

ミーナ「今行くわぁああああああああああ!!!」ダッ



エーゲル「「貰ったあああああああああああああああああああああああぁ!!!」」ガシィ


ミーナ「えっ!?」

ゲルト「ブービートラップだ!残念だったな!」

エーリカ「宮藤はさっきトゥルーデが人間化した時に同じ魔法陣に居たら犬になっちゃったんだよね~!つまりさ~?」


エーゲル「「お前もいっぺん動物になってみやがれぇえええええええええええええええええええええ!!!」」



ミーナ「嫌よ!私は動物の貴女達をなでふさするの~!!!」ジタバタ

エーリカ「戦争ストレスは解るけどお願いだから限度は考えて!」

ルッキーニ「そうだよ~シャーリーの仇だ~!」ガシ

ゲルト「よく来たルッキーニ!このまま行くぞ!」

ミーナ「止めてよ~!」




エーゲルッキ「「「Trans!」」」




カッ――







――ポフン




モクモクモクモク




ルッキーニ「に゛ゃあ?にゃあ!」

ゲルト「ばう!?」

エーリカ「あう~」



ルッキーニ(おー!ほんとに動物になったよ~!)

ゲルト(黒豹……なんという……)

エーリカ(シャーリーと並んだら獲物と捕食者だね)

ルッキーニ(しかも、すっごい魔法力!)

エーリカ(そうそう。固有魔法が強化されるんだ~)

ゲルト(ふぅ……さて私はリベリアンと宮藤を拾って……?)



モクモクモクモク


ブワッ――




――アオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォン!!!




エーゲルッキ「「「ひゃん!?」」」ビクッ







ミーナ(ふふふっ……さあて――『魔弾の射手』第二幕開演よ!)ニタア




エーリカ(これ……黒いペーターさん引いたよね?)

ゲルト(ルッキーニではなく……奴がジョーカーだったのか)

ルッキーニ(やるしかないの?怖いよ……)




ミーナ(さあ『ピーク・アス』、行くわよ~!)ガルル




ゲルト(仕方あるまい。――ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケを撃墜する!!!)


エーリカ(丁度ドッグファイトだしね!)


~続く~

宮藤(肩に乗ってる九字兼定くんの目と毛色を芳佳さん風に)
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ミーナ中佐(上のオオカミに下の毛色)
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次はゴールデンウィーク前に一回と中で一回か、中で二回のどちらか来る予定



ではお昼ですがどうぞお付き合いを



~遺跡前~


ミーナ(さあ、私に勝てるなら掛かって来なさいな!)ゴゴゴ

ゲルト(くっ……威圧されている!)

エーリカ(仕方無いって。犬の本能的に祖先なヴォルフは怖いもん)

ルッキーニ(い、犬じゃなくても怖いよ!!?)

エーリカ(……『シュトゥルム』ッッ!)ギュルル



ミーナ(ふふふ……)キィイン

エーリカ「きゃいん!」ドテ

ミーナ(あら……エーリカ、『シュトゥルム』には弱点が有るのよ)

ミーナ(――魔法力由来のその気流はウィッチのシールドタックルや魔法力の籠った弾丸を防げない)

ミーナ(相手が空中かつ身体へのコーティングしか無いのなら墜落させるぐらい効くけれどね?)

エーリカ(ぐぅ……まだまだ!)ヨロ



ルッキーニ(――うりゃりゃりゃりゃあ!)ヒュン

ミーナ(後ろからなんて読めてるわ!)ゲシ

ルッキーニ(ふにゃあ!?)

ゲルト(ぐっ、大丈夫か?ルッキーニ)ガシ

ルッキーニ(う、うん!)



ミーナ(私に奇襲なんて効かないわ!私の固有魔法、『三次元空間把握』には!!!)


ゲルト(あの固有魔法全開状態のエイラに唯一、ペイントの一撃を当てた存在……――面白い!!!)


ゲルト(ならばこのゲルトルート・バルクホルンが『ドゥエル』を申し込むッッ!!!)


ミーナ(受けてたちましょう……そしてこの隊全ては私のモノになるのよ!!!)


エーリカ(うわ……ミーナ、役に入っちゃってらぁ)

ルッキーニ(い、今の内にシャーリーと芳佳拾って来るね!)



~草むらの先~


エイラ(ん、あれ少佐とペリーヌか!?)

リーネ(お二人とも大丈夫ですか!)

もっさん(うぐ……はっ!ミーナは!?)

リーネ(今、バルクホルン大尉達が相手を!)

エイラ(どうも隊長も動物化した臭いけどな……遠吠えが)

ペリーヌ(ま、不味いですわ……ミーナ中佐と言えばオオカミじゃないですの!)


もっさん(仕方有るまいな――私が止めてくる!)



エイラ(少佐じゃ無理だ!ドーベルマンは対人犬なんだぞ!?)

ペリーヌ(バルクホルン大尉でさえ彼女には手こずりますわ!坂本少佐!!!)


もっさん(ふっ――甘く見られたな?)


もっさん(私には揺るぎない扶桑の剣技がある!)


もっさん(そしてこの身体で私は全盛期状態まで魔法力が戻った!それに――)


もっさん(――ミーナの『三次元空間把握』を打ち破れるのは私だけだからな?)


リーネ(坂本少佐……)

エイラ(そこまで見栄張られちゃなんも言うことはないぞ)

ペリーヌ(少佐ぁ)ウルウル

もっさん(必ずやミーナを正気に戻してやる!だからお前達は――)



~遺跡前~


ゲルト「ぐがあああう!」ダッ

ミーナ「グウ!ガウ!」

ゲルト「ぎゃい……がるるるる!」ズサッ

ミーナ「アオオオオオオオン!!!」

ゲルト「……ッッ!」ビク

ミーナ「グルガアアアアウ!!!」ドン

ゲルト「きゃいん!」ドザザザザ



ゲルト(奴め……歌の得意なのを利用し、遠吠えで怯ませてくるとは!)ハアハア


ミーナ(まだやるの?――トゥルーデ、貴女じゃ私は絶対に倒せない)


ゲルト(くそ……眼が霞む……)


ミーナ(ならこれで終わりにしましょうね!)ダン


ゲルト(最後の力――)


ゲルト「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ――」


ゲルト(――関節を全てロックし、クッションを無くす!)


ゲルト(それが剛体術!!!)



ゲルト(私のかけがえのない夢……!)


ゲルト(妹達をただ私が愛でるために!)


ゲルト(その妹達へ害を成す貴様を!!!)


ゲルト(倒すッッ!!!)



ミーナ(ほんとにそればっかりよね~)ヒュン


ゲルト(な


――ズザザザザザザザザザザ……


ゲルト「ぐっ……」


ゲルト「」バタ



エーリカ(そんな……『筋力強化』してたトゥルーデが……ステゴロで敗けた?)

ミーナ(さあ、邪魔者も居なくなったわ……人間に戻るのもめんどくさいし、このまま可愛がってあげるわね?フラウ)ゴゴゴ

エーリカ(うぐ……)


もっさん(ミーナ、まだお前は私を倒していない!!!)



ミーナ(美緒?あら、眼が覚めちゃったの~)


もっさん(お前の趣味嗜好は別にどうでも良いが、今やっていることが何か解っているのか!!!)


ミーナ(ええ、もちろん!隊長として当然じゃなあい?)


ミーナ(隊員とのスキンシップは!!!)ガッ


もっさん(ぐっ!)カキン



ミーナ(流石の身の捌きね!惚れ直しちゃうわよ!!!)


もっさん(っ……魔法力をヒッティングの瞬間に込めているのか!)ズザッ


ミーナ(ふふふ!その細身の身体もすぐに私の思い通りにしてあげるっ!!!)


もっさん(――ミーナ!本気を出すぞ!!!後悔するなよ!!!!!!)キィイイイイイイン


エーリカ(魔眼に魔法力が……凄い)





もっさん(扶桑に伝わる数多の剣技――烈風斬の元になったとされる技の一つ!!!)




もっさん(――『風の傷』ッッッッ!!!)ギュイイイン




エーリカ(極大の真空波……私の比じゃない!!!)







ミーナ「ガウウウウウゥゥ




ズシャアアアアア――






もっさん「はあはあ……はぁっ……はっ」

エーリカ(少佐……)

もっさん(ハルトマン……済まんな。ミーナを斬った……)

エーリカ(仕方無いよ。ミーナもきっと安らk(――あら、美緒の本気も大した事無いわね?)


もっリカ「「がう!!?」」



ミーナ(あんな見切りやすい真空波じゃネウロイを斬るのが精一杯でしょう?)


もっさん(……ミーナ)


エーリカ(あり得ないよ……固有魔法で回避したの?)


ミーナ(さあ、続きをしましょうよ!私を倒すんでしょう!!?)


ミーナ(『魔弾の射手』第三幕――それは終幕よ!!!)



もっさん(ぐあああああっ!!!)ドガ


ミーナ(ふふ……あはははははははははっ!!!)


もっさん(ミーナァアアア!!!)


ミーナ(おいでなさい!!!私のペットにしてあげるっ!!!)



もっさん「ぐががう!!!」ガブッ


ミーナ「アオオオオオオオォォォン!!!」ガギッ


もっさん「ぎゃいん!?……ガウウウウウウウウ!!!」ザク


ミーナ「グルゥ!?ギャアオオオオオオォォォン!!!」ズシャア



エーリカ(止めてよ……)


もっさん(はあはあ……楽しいな?ミーナ!!!)


ミーナ(ええ、貴女と本気でぶつかるのは何時以来かしら!!!)


エーリカ(お願いだからそれ以上は……血は流さないで……)


ミーナ(今度こそ……次で緒わりにしましょう!!!)


もっさん(ああ!掛かってこい!!!)


エーリカ(やめてぇえええええええええええええええええええええええええ!!!)





ミーナ(美緒おおおおおおおおおおおおおおおおォォォォォォォォォ!!!)




もっさん(ミーナァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!)




(――爆ッッ流ッッ波ッッッッ!!!)




カッ――











エーリカ(う、ううん?)


もっさん(ミーナ、『魔弾の射手』の第三幕は主人公が罪を懺悔し……赦されるだったな)


ミーナ(ええ……)


もっさん(みんなに謝れよ……)ガク


ミーナ(――ここまでしてしまった私なんて赦され無いわ……)ガク


エーリカ(え、そんな……)


エーリカ「あぉん……」




エーリカ「――アオオオオオオオォォォン!!!」




~THE END~










宮藤(大丈夫です!気を失っただけですよ!)ワン

エーリカ(宮藤!)グス

ルッキーニ(間に合ってないけど間に合ったかな?)

シャーリー(ルッキーニ、頼むから首元噛まないでくれ……獲物の気分だから)


ブロロロロロロ



サーニャ「えっと……これは一体?」

エイラ(派手にやったなぁ?)

宮藤(サーニャちゃんにエイラさん!)

リーネ(芳佳ちゃん!)

ペリーヌ(坂本少佐ぁああああああ!!!)



ウルスラ(大丈夫ですか?大尉)

ゲルト(ああ、大丈夫だウルスラ///)

サーニャ「とりあえずフリーガーハマーとフリーガーシュレックを持ってきたけれど……必要無かったかしら」

エイラ(ま、撃ったらおしまいだしな)

宮リー((あ……!))



シャーリー(やっちまったな~シートがズタボロだぜ?)

エーリカ(少佐が剣技を撃ちまくったからね……)

ペリーヌ(また戻れないんですの~?)

ウルスラ(予備を取りに行って……日没が近いですし、明日以降じゃないと無理ですね)

ゲルト(はぁ……)

サーニャ「あの……」



サーニャ「別に頭数が増えただけですし、引き続いて戻れるまで私が皆さんのお世話をしましょうか?」

宮藤(サーニャちゃん……!)

エイラ(サーニャぁあああ///)

ゲルト「ばううん///」

エーリカ「がう……」ガブ

サーニャ「なら決まりですね!」ニコ


もっミー「「Zzz……」」


~続く~



ここまでで一旦の区切り

某犬耳白髪少年が珠を集める物語からちょっとネタを拝借

ではゴールデンウィークにまたお付き合いを

では今宵もお付き合いを

書き溜めた分が四回投下出来るので今日以降ゆっくりと



~翌日、隊長室――臨時軍事法廷~


エーリカ(――よって被告ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐は心身耗弱の元に)

エーリカ(ミオ・サカモト少佐、ゲルトルート・バルクホルン大尉、シャーロット・E・イェーガー大尉、ペリーヌ・クロステルマン中尉、ウルスラ・ハルトマン中尉への強制猥褻行為を行い)

エーリカ(あまつさえ下士官のヨシカ・ミヤフジ軍曹を共犯へ引き込んだものであります!)ワワン

ルッキーニ(裁判長、発言許可を!被告は公的に戦争及び部隊維持への心的ストレスが長期間に渡り認められていますです!)ニャア

エイラ(その件については被害者全員からも嘆願書が出ている。では中佐、何か言いたいことは?)キュ

ミーナ(被害者のみんな……いえ、隊員全員に謝りたいわ――ごめんなさい)グウン


エイラ(……判決)


エイラ(被告ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐は――)



~傍聴席~


サーニャ「♪」

宮藤(ねぇ、サーニャちゃんは何でそんなにご機嫌なの?)ワン

サーニャ「えっと、理由はね?昔読んでた『キツネの裁判』って実際見てみるとあまりにも可愛いかったものだから」

宮藤(サーニャちゃん……確かに人間からみればわんわんにゃあにゃあ言ってるだけだけど……)

サーニャ「他にもグリム童話が見れるかなぁって」

宮藤(ミーナ中佐よりは遥かにまともだよね?うん)



~法廷~


エイラ(つーことで中佐。刑罰は無期限小動物ウィッチとその他物資の運搬を科すぞ)

エイラ(判決理由は宮藤とリーネとツンツン眼鏡、ハルトマン中尉や私はいざという時に歩幅がちっちゃいから)

エイラ(それにあの大尉よりも力が有るらしいし、今はサーニャの手伝いが必要だからな~)キュフン

エイラ(不服はあるか?流石に中佐ももう暴走しないだろ?)フン

ミーナ(ええ、無いわ……でもこんな軽くt(んじゃ以上閉廷!面倒臭いのは終わり終わり!)カンカン

エーリカ(お疲れ~)

ルッキーニ(ん~疲れたー!)



~廊下~


もっさん(ふむ……)

ペリーヌ(坂本少佐、どうかいたしましたか?)

もっさん(いや、なにぶん昔のことを思い出してな)

ペリーヌ(昔の?)

もっさん(ああ、あれは『扶桑海事変』の頃だった――)



~1937、扶桑皇国横須賀基地の一室~


醇子「あは!あはは!」ペラ

徹子「ぶっ!」ペラ

ガチャ

もっちゃん「やっと銃器の点検終わったよ……何読んでるの?」キィ

醇徹「「えっ?」」



もっちゃん「漫画……だよね?」

醇子「知らないの?美緒ちゃん」

もっちゃん「うん」

徹子「ふ~ん、良い家系の生まれなのにこうも違うのかね~?」

もっちゃん「うち案外厳しいから……それに私、『これ』で忙しかったり」カチャ

徹子「お前はほんとに振り回されてんな」

もっちゃん「……」



徹子「あ゛~!もーお前はこの話するとなんですぐ暗くなるかなぁ!」

もっちゃん「……ごめん」

醇子「なら美緒ちゃん!はい!」スッ

つ一巻

もっちゃん「え?」

徹子「読んでみろよ。俺も久々に読んだけど面白いぜ!」

もっちゃん「うん!」



~T字路~


もっさん(そして私はあの漫画に出逢った訳だ。はっはっは、実に面白かったな!)

ペリーヌ(う゛う゛……美しい友情ですわぁ!っく、それでその漫画とはなんですの?)グス

もっさん(あれは『しろのら』と言ったか。その内容が問題なんだ)

ペリーヌ(ええと?)

もっさん(白い野良犬が動物軍に入り、活躍する訳だ。まさに今の私達と状況がそっくりでな……そんなことをふと思い出したんだが?)



宮藤(坂本さん読んでたんですか?あれ面白いですよね!)ヒョコ

ペリーヌ(宮藤さん!?貴女どこから……)

もっさん(宮藤も読んでいたのか!まあ私は海軍新米士官編までしか読みきっていないがな)

宮藤(あのあとしろのらはウィッチ適性が判明するんですよ~。そして確か戦功や武功の数々を打ち立てて昇進してですね?)

もっさん(なんと……奴もウィッチに!?)

宮藤(はい、私が読んでた頃は大尉まで昇進してましたよ)

宮藤(みっちゃんは単行本を集めてましたし、聞いたらわかりますけど今は丁度少佐か中佐ぐらいかも?)



もっさん(むぅ、親近感が湧くな……)

宮藤(そういえば坂本さんみたいですもんね!)

もっさん(あそこまで無茶はしないがなぁ?)

宮藤(してますよ~!)

もっさん(そうか?はっはっは!)

宮藤(あはは!)


ペリーヌ(ひっさびさにこの豆ダヌキィイイイ!!!もとい豆柴ァアアアア!!!)フシャアアア



~ハンガー~


ウルスラ(それでは行きますか)

ペリーヌ(昨日みたいなことはもう二度と御免ですわよ)

エイラ(まあ中佐にされるのは仕方無いとしてサーニャにされるのはもっと仕方無いけど///)

ゲルト(サーニャ……ふむ///)

シャーリー(うちはほんとにこんなのしか居ないな……どうにかならんの?)

ウルスラ(私には無理です。手に追えません)



~迂回路~


シャーリー(じゃあルッキーニとハルトマン中尉は昼寝で残りがサーニャに付いてんのか?)

ウルスラ(姉さんは昨日の疲れが出たみたいです。年中寝てますが)

ゲルト(少佐は少佐で何か違うことをしているようだしな)

ペリーヌ(あら、それならエイラさんが何故こっちに居ますの?)フフン

エイラ(今なら中佐とリーネが居るし、サーニャに『悪い虫』は付かないからだぞ)

ペリーヌ(そういうことでしたのね……)

ウルスラ(ん?)



~屋内~


ザザザザァアァァ……


ミーナ(あら、やっぱり降ってきたわね)

リーネ(朝から湿度は高かったんですけど)クシクシ

宮藤(あ、リーネちゃん招き猫みたいで可愛い///)

リーネ(本能なんだよ///)

サーニャ「タオル用意しなきゃいけないわ」



~遺跡出入り口~


エイラ(くっそ……未来予知はしてたけど帰りにゃ間に合わなかったな)

シャーリー(とりあえずシートは濡らさんで運べたけどどうする?)

ゲルト(作業はしていくぞ。シート自体は明日……地面が乾いてからでないと引き摺れん)

ウルスラ(じゃあやりますか)

ペリーヌ(終わった頃には雨も止みそうですわね)



~レクリエーションルーム~


エーリカ(気が付いたら置いてかれてたけどどーする?)

ルッキーニ(寝るのも飽きたね……追いかけっこも中佐が怒るし~雨だし~)

エーリカ(基地探検でもする?私達は地下じゃなくて屋根裏探しに)

ルッキーニ(良いよ!)

エーリカ(なら私の部屋のさ?――)



~遺跡、出入り口~


ゴロゴロ……ザァアア……


シャーリー(うわちゃあ……雷だ)

エイラ(先読みで落ちるとこは判るぞ)

ゲルト(むぅ……よし、リベリアン。私にくわえられろ)

シャーリー(はぁ?)

ゲルト(ウルスラとエイラは私の胴の下に。ペリーヌは防水性を活かした避雷針役で前を歩け)

ペリーヌ(仕方ありませんわね……)



シャーリー(いやいやいや!何が好き好んで猟犬にくわえられなきゃなんねえんだよ!?)

ウルスラ(まあ細かいことはお気にせず)

ゲルト(そうだ。何よりお前の通った跡が轍になったら明日が大変だろう)

シャーリー(でもお前……口長いじゃん?うさぎは案外脆いのよ?)



ゲルト(あぁ……つまり本能が危ないと告げているのか?)

シャーリー(……まあな。ルッキーニにくわえられんのもちょっと)

ゲルト(ならば……ほら)

シャーリー(あん?)

ゲルト(背に乗れ。私も気が短いんだ)

シャーリー(……ああ)

ゲルト(掴まっていろよ?)



シャーリー(……乗りづらっ)

ゲルト(ふん、ぽっちゃりうさぎめ)

シャーリー(言ったな?このゴリマッチョ)

ゲルト(何とでも言え)

シャーリー(なら寝かせてもらうぞ)

ゲルト(振り落とされるなよ?)

シャーリー(ん……)



エイラ(のろけないで欲しいよな)

ウルスラ(意外と私は耐性が有るので)

エイラ(あ~『オーロラ』?)

ウルスラ(昔の話です)

ペリーヌ(……後ろは何をやってるんですの?)



~バルクホルンとエーリカの部屋~


エーリカ(あれなんだよね。あの訳解んない取っ手)クイ

ルッキーニ(ん~足場作ったらジャンプで開けれるよ)

エーリカ(じゃあそこの木箱と~)ズズ

ルッキーニ(このドラム缶かな。よいしょ)ガシャン

エーリカ(いや~ごめんね?適当な踏み台作ったらトゥルーデでも届かなくてさ)

ルッキーニ(任せて!こういうのはあたしだから!)



ルッキーニ「にゃあぁぁあああ!」タンタン

ルッキーニ「んにゃあ!」グイ


ガチャ……ドサドサドサドサドサドサドサドサドサドサドサドサドサドサ!


エーリカ(う、うわあああああ!?)

ルッキーニ(え、ちょハルトマン中尉!?)



エーリカ(ヤバかった……身体が小さくて助かったね)

ルッキーニ(大丈夫だった?なんか本だらけだよ)

エーリカ(やだこれまさか古文書じゃん!古ッ!)

ルッキーニ(へ?何で上に?)

エーリカ(ん~隠し場所に困ったかなんかかな。ラテン語だし、またペリーヌの出番だわ)

ルッキーニ(ふーん。お宝だと良いね!)

エーリカ(そだね~……埃臭い)ゲホ



~???~


リーネ(綺麗だね……お月様……)

宮藤(う、うん……///)

リーネ(ロマーニャに来てから2ヶ月……気が付いたら2ヶ月)

宮藤(……///)

リーネ(ネウロイはまだ強くなっていくんだろうけど)

宮藤(――リーネちゃん)

リーネ(私は芳佳ちゃんとならきっと……ね///)

宮藤(リーネちゃん!私も愛してる///)



リーネ(えっ///)

宮藤(ええっ?///)

宮藤(だって『月が綺麗ですね』は扶桑じゃ有名な告白の……///)

リーネ(え?そんな///)

宮藤(知らなかったのは解るけど……じゃあ私への答えは……?)

リーネ(うっ///)

宮藤(リーネちゃんは私の事――どう思ってるの?)

宮藤(リーネちゃん///)

リーネ(わ、私は!よ、芳佳ちゃんの事を///)



~次の日~


リーネ(ゆ、夢……///)ブル

宮藤(むにゃ……おっぱ)

リーネ(芳佳ちゃんに枕にされてたんだ)

リーネ(でも芳佳ちゃんとなら私は本当に……///)


~続く~



それではまた今日の夜にでもお付き合いください

鳥獣戯画も擬人化だけどのらくろもうちのじいちゃんが戦争中に読んでたくらいポピュラーな擬人化だと気が付いた最近



ではでは今日もお付き合いを

今回はちょっと騒ぎすぎたかもしれません



~ハンガー~


ゲルト(昨日の雨は半日で月間降水量の十倍ほど降ったそうだ)

エーリカ(あ、マジで?)

ウルスラ(基本7mmとかですから穏やかに長く降ったというだけでも凄いですよ)

エーリカ(うー、地面昼には乾くかなぁ……)

エーリカ(気持ち悪くない?濡れた粘土って)

ゲルト(否定はしない)



~滑走路~


サーニャ「Lu~♪」キュイン

エイラ(ネウロイは居るか?)

サーニャ「ううん。やっぱり居ないみたい」

エイラ(何やってんだろうな~)

サーニャ「LaLa♪~?」キュウゥン

エイラ(ど、どうした!?)

サーニャ「これ……この反応と魔法力は……」キュィイン



プロロロロロロ……


醇子「ふぅ……」

サーニャ「お久しぶりです。竹井大尉」

醇子「ええ、サーニャさんお久しぶり。で、この狐ちゃんがエイラさん?」

エイラ「キュフ」

醇子「ものの見事に小動物化してるわね……」



もっさん(じゅ、醇子?)タタッ

醇子「え、ドーベルマンが眼帯してる……まさか美緒?」

もっさん(だから坂本と呼べと!それよりなぜ来た?)グルゥ

醇子「ああ、ごめんなさいね『少佐』。だって貴女はうちの基地にアポイント無しで来たでしょ?」

醇子「お返しよお返し~。まあ実は一昨日連絡したんだけど繋がらなくてね」

もっさん(……確かに一昨日も昨日も昼間は隊長室が無人になっていたな)



醇子「この分だと何か解った事はあるのか疑わしいけれど……」

もっさん(そんなことはないぞ!)ガルル

醇子「まあ!ムキになっちゃって~!」ナデナデ

もっさん(や、止めろ醇子!)

醇子「ほりほりぃ~可愛いわね~」ナデフサ

もっさん(ぐぬ、お前もミーナと同じかぁ!?)

醇子「とまあ美緒弄りはこれくらいにして、サーニャさんが解っている事を話してくれないかしら?」スク

サーニャ「はい」

もっさん(んな……)

エイラ(少佐をこうも一方的に……『リバウの貴婦人』、前より一層出来るようになったな!?)



~隊長室~


醇子「ええと、つまり状況から考えて魔方陣は転写するだけで使えると?」

ミーナ「ガウ」

醇子「良かった。これで『赤ズボン隊』が再起できるわ」

サーニャ「でも取りに行かなければ……」

醇子「もちろん付き合うわよ。それに話の信憑性が気になるしね」

醇子(なんか面白そうじゃない!)



~遺跡~


ゲルト「ばう」

シャーリカウル「「「きゅうん」」」

醇子「……え?」

サーニャ「どうしたんですか」

醇子「い、いえ。サーニャさん以外全員動物化してたのって本当だったのね……冗談かと」

エイラ(大尉~サーニャは本気の話しかしないだろ~)ファア

醇子「呆れられちゃった。……ん」ペタ



もっさん(何をしている?醇子)

醇子「さっき大尉達が入っていくのを見て……ちょっと違和感が有ったのよ」コン

醇子「ウィッチが動物化する前にここを使う場合を考えたら明らかにおかしいわ」サス

醇子「あとあの通路を通れない貴女みたいな動物も居るから……」コンコン

もっさん(ほう)

醇子「で、扶桑的な感覚で考えると……」コンコンポン


ガチャ……ズドドドドドドドドドドドドドドド!



~変化の間~


シャーリー(な、何だぁ!?)

エーリカ(地震かな……)

ウルスラ(それにしては遺跡が揺れすぎてませんか?)

ゲルト(む!)


ギギギギ……ガチャバタン!



醇子「ほら!当たりよ!」

もっさん(カラクリか!)

醇子「ウィッチとその使い魔にだけ使わせるなら、なる前のウィッチまたは元使い魔用の出入り口が無きゃおかしいわ~」

ミーナ(組み合わさっていたから私の固有魔法で判らなかったのね。それにしても扶桑の建築技師でも居たのかしら)

もっさん(しかしこれで私達は隊として機能を回復出来るな。醇子、恩に着る!)クゥン

醇子「気にしないで。ブリタニアでの研修のお礼よ」



~基地~


ルッキーニ(また置いてかれた……)

宮藤(でも、もうすぐ元に戻れるし)

リーネ(そ、そうだね)

ペリーヌ(……長かったですわ)

宮藤(あ、帰ってきたよ!)



~ハンガー~


醇子「じゃあ、ちょっとこのシート使ってみて良い?」

もっさん(いや、試すなら私が)

醇子「今でも話通じてるけど、数多い方に合わせた方がいいでしょ?」

もっさん(む、むう……止めはせん)

醇子「ってことで」バサ



醇子「はあぁぁぁぁ……」ゴゴゴ


醇子「 変 身 ! 」シュバッ


シャキイィイイイン――


――ドッカーン!



醇子(よいしょ)スタ

シャーリー(なんだ今の!?)

ゲルト(……七色の閃光が)

もっさん(醇子、お前はいつも何かやらかすな?おい)

醇子(別にやろうと思ってしてる訳じゃないわ。貴女の無茶と同じで)フフン

もっさん(あれは出来るからやってるんであってな!)ガルル

エイラ(な?やっぱりブリタニアの時よりスゲェだろ)

エーリカ(いや、私はあっちが爆発しそうで怖いよ)


ミーナ(ぐぬぬ……)



宮藤(竹井さん!お久しぶりです!)

ルッキーニ(じゅんじゅんだ~!)

醇子(あら宮藤さん、それにみんな)

ペリーヌ(……リーネさん?なんだかあの二人)

リーネ(似てますね。毛色といい、癖っ毛といい……ほんとの姉妹みたい)

ゲルト「……がう?」ピクッ



エーリカ(でもさっきのあれって私達も出来そうじゃない?)

シャーリー(まあ面白いことには全力で乗るぜ!)

ゲルト(……お前達)

エイラ(大尉、宮藤にカッコいいとこ見せれんぞ)

ゲルト(よしやるぞ!!!)

もっさん(あ、もう気にしない事にさせてもらう)



サーニャ「えっと……第一回『Trans!』コンテスト始まります」

サーニャ「司会は私、サーニャ・V・リトヴャク。解説は」

エイラ(『ダイヤのエース』なこの私、エイラ・イルマタル・ユーティライネンと)

ウルスラ(改造人間にしてやるー。ウルスラ・ハルトマンでお送りいたします)



~一人目~


シャーリー(いきまーす!)


ギュイイイイイイイン!


シャーリー(――高まりし速さが新たに輝く光となる!)


キラン


シャーリー(――シンクロ・オフ!シールド展開!)


シャキシィイイイン


シャーリー(――加速するぜ!シャーロット・E・イェーガァアアアアアアアア!!!」




ウルスラ(なるほどぴったりですね)

エイラ(安易にプリティな方へは行かなかったな)

サーニャ「では次の人どうぞ!」



~二人目~


エーリカ(じゃあ私ね!)


エーリカ(『シュトゥルム』!)


ヒュバアアアアア


エーリカ(『ハート』!)


シャキィイイイン


エーリカ( 変 身 ! )


エーリカ「『シュトゥルムハート』!!!」ビシ




エイラ(おぉ、Wか~)

ウルスラ(地球の記憶……是非弄りたいですね)

サーニャ「お次は誰ですか~」



~三人目~


ゲルト(んしょ)ガチャ


ゲルト(いくぞ!)


テロテロテロテレテレ♪


ゲルト(はあぁぁぁぁああああああああああ!!!)


ゲルト( 変 身 ! )シュイ


ギュアアアアアアン


プシュイイイン


ゲルト「オレ……参上!!!」ガシャ




エイラ(電王かつ首輪をベルトに見立てて来ましたね~)

ウルスラ(銃を小道具にしたのもグッドですよ)

サーニャ「え~と次はペリーヌさんですね」



~四人目~


ペリーヌ(『Trans!』ですわ!)スッ


キイイイイイイイイン


ペリーヌ(――はっ!)


ゴロゴロゴロ……ズドガアアアアアアアン!


――ビリビリッ


ペリーヌ「いやん///」


パヤパヤパヤパヤパッ♪


ペリーヌ「ふぅ……」




エイラ(無駄に優雅にやったキューティー〇ニーだな……)

ウルスラ(あー……ちょっとタイムですね)

サーニャ「一旦ストップです」



ペリーヌ「なんなんですの!?」

エイラ(シート焦げちまったじゃんかよー)

ペリーヌ「うっ……」

ウルスラ(凄いですね。床に溝が出来てます)

ウルスラ(ここから写せるので問題ありませんよ)

エイラ(良かったな)

ペリーヌ「えっ?セーフなんですの?」



~五人目~


ルッキーニ「ルッキーニ!戦闘モード!」


ヒュンガシン!ヒュンガシン!ヒュヒュンガシガシン!!!


ルッキーニ「はぁぁ……」


ピィユン――キラン!


――カッ


ルッキーニ「パワードルッキーニ!!!」シャキィイン




エイラ(なるほど。某カエル軍曹の〇美か!)

ウルスラ(パワードスーツはケロ〇の科学力ですしね……実際これあったら戦争終わry)

エイラ(なんつったらいいの……扶桑のボディースーツとルッキーニってロ〇コン受け良いんじゃね?たぶん扶桑人形出るぞ)

サーニャ「はい、次はリーネさんです」



~六人目~


リーネ(――カムバック!)タン


ぎゅいいいいいいいん


リーネ「リボーン!」スタン


シュバアアアアン




ウルスラ(あー、自分を弾丸化してシールドを貫通しながら『Trans!』ですか)

エイラ(でもこれリーネも出来るけどペリーヌ向きなネタなのはほっとくぞ)

サーニャ「噂は信じちゃいけませんね。次はお待ちかねです」



~七人目~


リーネ「Ready!」


宮藤(プリキ〇アスマイルチャージ!)


ゲルト「ゴーゴーハッピー!レッツゴーハッピー!」


ポワンポワンポワンポワンプュワン!


宮藤「キラキラ輝く未来の光!」


宮藤「キュ〇芳佳!!!」シャキィーン




エイラ(……コメントなしで)

ウルスラ(さて、そろそろネタバレですがもちろんオールヌードでやってますこれ。つまり衣装はみんなの心の中に有りますよね?)

サーニャ「ではミーナ中佐お願いします」

エイウル((え!?))



~八人目~


ミーナ(――ッ!)


ミーナ(ミュウミュウミーナ!!!)


ミーナ(メタモルフォーゼッ!!!)


――キラキラ!シャリン!


ミーナ「人類の未来に御奉仕するわん!」




エイラ(いやいやいや!狼耳と尻尾に鈴は再現度高いけどさ……中佐出てないじゃん!?)

ウルスラ(実は『メタモルフォーゼ』ってカールスラント語です)

サーニャ「では大トリは竹井大尉ですにゃん!」

エイラ(サーニャまで!?///)



~九人目~


醇子(出たわね!エレキング!)


ペリーヌ「キュ///キュイーン///」ビリビリ


醇子(いくわよ!『ウ〇トラアイ!』)スチャ


つペリーヌの眼鏡


セブーンセブーンセブーンセブーンセブンセブンセブン♪


ギュルルルルルル!!!


醇子「ヘアッ!」シュタ




エイラ(固有魔法じゃないのに何をどうやったらあの円〇プロ的な変身シーンが再現出来んだ!?)

ウルスラ(渦巻きと火花と光エフェクト……魔法力の可能性を見ましたね)

サーニャ「審査終了でーす!お疲れさまでした~!」



サーニャ「ということで優勝は~」


デロデロデロデロデロデロデロデロデロデロ……


ダダダン!


サーニャ「竹井醇子大尉!」


一同「やっぱりかぁ!」



ウルスラ(ごめんなさい。シャーロット大尉と宮藤さんは惜しかったですがあの演出の理解不能さが竹井大尉の選定理由です)

エイラ(個人的にはルッキーニはカッコよかったんだけどな~。中佐もいい線いってたわ)

サーニャ「というわけで竹井大尉には副賞のワインをプレゼントします!」

エーリカ「あ゛……」

サーニャ「はい、おめでとうございます!」

醇子「ありがとう~!」



醇子「さて新しい魔方陣のシートも戴いたし帰るわ」

ルッキーニ「じゅんじゅん、まったきってね~!」

醇子「次はもうちょっと穏便に、ね」

ミーナ「じゃあフェデリカ少佐にもよろしく」

醇子「ええ、もちろん。うちの坂本『さん』がまたご迷惑お掛けしますがそちらもどうか」

もっさん「がう!」

醇子「それじゃ!」


プロロロロロロ……


~続く~



エイラ(私達だけ元に戻ってないし、戻るか)

ウルスラ(そうですね)

エイラ(んじゃ、先やるぞ)



エイラ(アプリボワゼ!!!)


――キラン


エイラ(うりゃあああああああああああああ!!!)


――パリン……キンッ!


エイラ「颯爽登場!銀河美少女――『メルス』!」


エイラ「君の銀河ハ!きっと輝ク!!!」



ウルスラ(『メッサーシャルフ』のスオムス愛称……というか『シルシ』有ったんですか?)

エイラ「ま、細かいことは気にすんナ」

ウルスラ(では次は私が)



ウルスラ(キ〇ミン!)


ウルスラ(キル〇ンフォーゼ開始!)


ウルスラ「わん!」


ポワンポワン


ウルスラ「はっ」スタ



エイラ「確かに〇ルミンは動物化っぽいナ」

ウルスラ「全編動物化ですがね」

エイラ「んじゃ服着に行くカ」

ウルスラ「ええ」


もっさん「……」



もっさん(……誰も居ないな?)


ガラン……


もっさん(確か魔方陣の上でこうやって)



もっさん(いくぞ!)


もっさん(武装!烈風ッッッッ!!!)


チャキィイイイイイイン!


もっさん「サム〇イトルーパー!!!」



ウルスラ(ごくり……なかなかポージングその他完成度高いです)●REC

エイラ(先読みしたらとんでもないものが撮れたナ。さっきのコンテスト優勝出来るゾ?)

ウルスラ(どうします……?)

エイラ(中佐とツンツン眼鏡専用のなんかの時の謝礼にするカ)

ウルスラ(焼き増ししますね)

エイラ(ああ……!?ってあれ、ガッチャ〇ンじゃないカ?)

ウルスラ(次はキャ〇ャーン?)

エイウル((流石やでェ……坂本少佐ァ……))


~続く~



今回はネタパートで。個人的に要潤とG3は大好き

じゅんじゅん(髪色=毛色な紀州犬というかそれならでっかい柴犬……)
http://mup.vip2ch.com/dl?f=30543
http://mup.vip2ch.com/dl?f=30542

気が付いたらスレも半分。まだまだまったりいく予定

では今日の夜もまたお付き合いを




じゃあ今日もお付き合いを

今日と明日の分で書き溜めが尽きるけれど来週からはまたマイペースに行くのでたまに覗いて貰えれば嬉しいです



~次の日~


ブーンブーンブーン!


ミーナ「敵襲よ!キューブ型ネウロイが一基!」

もっさん「ふっ……今ほど万全な状態は有るまい!当直全機いくぞ!」



~アドリア海上空~


ネウロイ「!」カシャンカシャン

シャーリー「ブレイクパターンA―7!スリーアローヘッジス!」

ゲルト「そうだ、そう来るよな!各機散開!」

エイラ「チャッチャと片付けるゾ!」



エーリカ「ひっさびさで練度が高めだね?ま、全開戦闘でお相手するだけだけど!」パリン

ゲルト「魔法力に余裕が有るからな!」ガガガ

もっさん「ふん!」ザンッ

宮藤「1、2、3……そこっ!」パリーン


ネウロイ「……」



<<こちらミーナ、全機の撃墜を確認。同型、同戦力比換算で最速タイムよ>>

リーネ「凄いです……」

ルッキーニ「小さいのばっかだから~」

ゲルト「ドッグファイトでコンバットエリアに長く居座るのは死を意味する……まあ最速と言うのならそれだけ安全だった訳だ」

シャーリー「だな。さあて……次はどんなのが来るかねぇ?」

<<少佐、後方に少しネウロイの反応が……魔眼で確認を>>

もっさん「ああ、了解した!」キィイイン



もっさん「――敵機、コア確認。機影からJu87爆撃機タイプと推定……」カチ

エーリカ「『シュトゥーカ』!?」

ゲルト「ロマーニャで奴等が喰らった基地格納庫の機体を出して来たのか!」

もっさん「先程の箱にコアが無かったのはコイツが理由だろう」

シャーリー「リーネ、お前とルッキーニの出番だな?」

リーネ「は、はい!」

ルッキーニ「狙撃なら任して任して!」



もっさん「よし、有効射程侵入確認。狙撃開始!」キィン

リーネ「いきます!」ダン

ルッキーニ「当てるよ!」バン


ヒュルルルルル


ネウロイ「!?」


ネウロイ「!」カシャン


ズガアアアアアアン



もっさん「な!?増槽が自律機動している!」

エーリカ「あ~……あれシールドの真似かな?」

ゲルト「無駄に考えて来た様だな」

リーネ「少佐、すぐにシールドが再生してます!」

ルッキーニ「これじゃ貫けないよ~!」



エイラ「地道に接近戦でいくカ……」

もっさん「仕方有るまい。では、ミーナ!ペリーヌとウルスラを連れて上がってくれ!」

<<了解よ!>>

宮藤「坂本さん!ネウロイが実弾発砲!」

もっさん「何!?全機散開だ!」



ネウロイ「!」バンッ


ヒュルルルルル……


――カッ


グワン――ズゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!



宮藤「っく……炸裂しましたよ!?」

ゲルト「近付いて解った……あの37mm砲装備は『カノーネンフォーゲル』!!!」

シャーリー「弾頭も強化してあるのか?あれで基地狙われたら終わりだな」

もっさん「まずはあの大砲を破壊するぞ!私がシールド擬きを切り裂いてやる!」

もっさん「――かかれ!」



ネウロイ「!」ピシュイイイーンバババババ


エーリカ「散弾ビーム?何なのさ~もう~!」ピシピシピシ

エイラ「ほい、ほい、ひょいっト」

ゲルト「戦艦並みの対空砲火だな」ピシピシ



もっさん「――はあっ!」ブワッ


シールド「」パカ

37mm「」ペキ


もっさん「――せいっ!」ザク


37mm「」ゴキン

シールド「」ズガン



ネウロイ「!」キュルキュル


もっさん「魔法力で斬ったシールドを再生している……だと?」

ゲルト「今しかないな。シャーリー!」

シャーリー「なんだ?」

ゲルト「ルッキーニを右主翼へ投擲しろ!私は左にエーリカを投げる!」ガシ

エーリカ「え゛!?」

シャーリー「任せろ!」



シャーリー「いっけぇええええ!」ブン


ルッキーニ「うじゅうううう!!!」キィイイン


ゲルト「喰らえッ!『シュトゥルムウントドランク』ッッッッ!!!」グイン


エーリカ「あとでクリスに言ってやるううううう!!!」ギュルルル



ズボッ――ズボッ――


ネウロイ「!!?」グラッ


――ウウウウウン……


ゲルト「『ジェリコのラッパ』か?凄まじいな」

もっさん「よし、奴は航続不能だ!そのまま海に墜落させろ!」


ネウロイ「!?」ピシュンパラババラ


宮藤「リーネちゃん!エイラさん!」カキンカキン

エイラ「終わりダナ!」ガガガ

リーネ「これで!」ズドン



ガガン!ズガアアアン!


ネウロイ「!!?!?」バシャアアアン


――フワン


――パリン!


エイラ「墜落後にいつもコアだけ逃げるのは読めてんダヨ。バーカ」シュウウ

<<こちらでも撃墜を確認したわ。みんな、お疲れ様!>>

<<全機帰投を!こんどこそ周辺にネウロイの反応は無いわ>>



~ハンガー~


シャーリー「いやぁ~作戦勝ちだったな?やるじゃんか」

ゲルト「ふん。たまには有効活用せんと私もコイツも腕がなまる」

エーリカ「だから~好きでサボってた訳じゃないし!トゥルーデに投げられる意味も解んない~!」

ルッキーニ「でも固有魔法の『ノリ』がいつもより良いよ?」

ゲルト「ふむ、まあ確かに連戦であそこまで……やはり動物化の影響か」

シャーリー「利用しない手もないよな?」



~隊長室~


ミーナ「なるほど……戻ってからも魔法力自体の強化は見込めるのね?」

もっさん「隊の実感として一口に言えば宮藤の付加魔法だろうな」

もっさん「あれは宮藤の魔法力を分け与えてしまい、その後の戦闘に支障が出るが――」

ミーナ「こちらのリスクは動物的些細なハンデだけで複数人が強化ね」

もっさん「そうだ」

ミーナ「ウルスラさんはまだ副作用とかの検査で居てくれるし、一考には値するけれど」



ダダダッ……ガチャ!


シャーリー「中佐、これからの話なんだけどさ!」

ゲルト「隊の三分の一くらいを動物化しておき、出撃の際に後発隊として使えば戦闘継続時間や火力の維持に役立つと思うのだが!?」

ミーナ「あら貴女達も?」

もっさん「やはり同じ結論に至るか」

ゲルト「ああ、どうにも先程の様な連戦に対応を強いられる事が確実になりそうだからな」

シャーリー「どうだい?中佐」



ミーナ「三人が良いって言うなら……でも考えてね?」

ミーナ「例えばルッキーニさんやハルトマン中尉みたいに戦闘以外はマイペースな事をしているなら良いんだけれど」

ミーナ「私や宮藤さん、リーネさん辺りは隊の維持に影響してくるわ」

もっさん「先に言われて良かったな。良いだろう」

シャーリー「そういうことならもちろん了解してるよ。な、バルクホルン?」

ゲルト(宮藤の豆柴が見られないだと……あまつさえリーネのスコティッシュまで!?)ガーン

シャーリー「バルクホル~ン?」

ゲルト「あ、ああ!」

ミーナ「……ならシフトを作ってみて、夕方のブリーフィングで見せてちょうだい」



~夕方、ブリーフィングルーム~


もっさん「――ということでだ。シフト表を作った訳なんだ」

シャーリー「対象は中佐、宮藤、リーネ、ウルスラとサーニャを除いた全員」

ゲルト「とりあえず確認してくれ。質問と異義は受け付けよう」



ペリーヌ「AとBグループに分けたんですのね」

ペリーヌ「坂本少佐、私、ルッキーニさん、ハルトマン中尉がA」

シャーリー「私にエイラ、バルクホルンがBだ」

エイラ「んで日程ハ?」

ゲルト「二日交代だ。魔法力の充電期間という意味でもな」



ルッキーニ「訓練は~……?」

エーリカ「私はやらないよ~……?」

もっさん「お前達は定期以外呼んでも来んだろうが!一応、シフト中の訓練時は人間化してもらうぞ」

ゲルト「五人にはまた迷惑をかけるがな。済まん」

宮藤「いえ、免除してもらってますし」

リーネ「そうです。今までと変わりませんよ」



ミーナ「話は纏まったようね。ほんとに大丈夫かしら?」

エイラ「なんとかなるヨ。あ、とりあえず中佐からサーニャに話しといてクレ」

ミーナ「ええ、シフト的にはBが先なのね」

エイラ「そうだってサ」

サーニャ「Zzz」タラー



~廊下~


ゲルト(……)

シャーリー(……)

エイラ(黙るなよ~)

ゲルト(うむ……)

シャーリー(ああ……)



エイラ(こうなるなら何でハルトマン中尉とかルッキーニとかこっちに入れないんだよ?)

シャーリー(いやそれはそれでさ)

ゲルト(前衛四人が全員後発では……)

エイラ(んでペリーヌは少佐とくっ付けとけば良いってか?)

シャーゲル((……))



エイラ(じゃあ二人っきりになるとどうして会話が続かないんだ?)

ゲルト(いつもはそちらから喧k……もとい話題を振ってくるだろう)

シャーリー(ああ……でもさ……)

エイゲル((でも何だ?))



シャーリー(……だよ)

エイラ(は?)

シャーリー(……だって!)

ゲルト(……何?)



シャーリー(――自分よりでっかい動物怖いんだもん!)


ゲルト(な!?///)ズキューン

エイラ(そう来たか)

シャーリー(仕方無いじゃん!反撃手段が体当たりだけって怖いんだぞ!)



ゲルト(あ、ヤバイ)

シャーリー(うぅ……)フル

エイラ(あ~可哀想になぁ)ナデナデ

ゲルト(コイツ――)




ゲルト(――やっぱり可愛い!!!)





エイラ(つまり誰かと居るなら良いけどルッキーニとか中佐辺りと二人っきりは怖いのか?)

シャーリー(うん……)

エイラ(重症だな~)ナデナデ

ゲルト(リベリアン、いやシャーリー)

シャーリー(んっ……?)フルフル



ゲルト(ほら、背に乗るが良い。背中ならお前を食いたくても食えんだろう?)

シャーリー(やだ……)コソ

エイラ(私の後ろに隠れなくても)

ゲルト(シャーリー、お前を食う奴がこの隊に居るか?)

シャーリー(……)ジッ

エイラ(大尉だとさ)



ゲルト(それならお前を当に食っていなきゃならんな)

シャーリー(……?)

ゲルト(教えてやる。ポインターは動物を持ち帰るか追い掛けるのが仕事だ)

ゲルト(オオカミや鷲の様にうさぎを殺したり、食ったりは絶対せん)

シャーリー(うん……)



ゲルト(解ったなら背に乗れ。震えていては夕飯に間に合わんぞ)

シャーリー(……)ウル

ゲルト(ぬう……///)

シャーリー(ん、解った!あんがとなバルクホルン!)ピョン

ゲルト(ぐぁ……!?)ズシャア


エイラ(あ~めんどくさいなぁ……恋人のカードの逆位置貼り付けたろか)



~次の日~


エイラ(結局大尉は気を良くしてシャーリーを自室まで連れ込んだけどなにもしなかったな)

エイラ(ただ何故か私まで連れてかれたのは……危なかった)

エイラ(こういう時のハルトマン中尉だな。やっぱり)

サーニャ「エイラ、何か言った?」

エイラ「フフン」フリフリ



シャーリー(いい加減降ろせよ~)ポカ

ゲルト(ふん、うさぎに殴られても痛くないな)

サーニャ「あ~……猫さん足したらブレーメン?」

エイラ(サーニャは相変わらず可愛い///)


ブーンブーンブーン!




ミーナ「また爆撃機型よ!今度は何故か機影がIL―2の重装に似ているの!」

サーニャ「『シュトゥルムモビク』……」

もっさん「私達が先に出て牽制をしよう!ミーナ、ウルスラはバルクホルン達と待機だ!」

ウルスラ「了解です」

もっさん「よし!ストライクウィッチーズ出撃!!!」



~アドリア海上空~


もっさん「リーネ、ルッキーニ!狙撃開始!」

もっさん「サーニャはそこで管制を!残りは上から被せるぞ!」

宮ペリ「「了解!」」

エーリカ「さくっといこうか!」


ネウロイ「……」ゴゴゴ



<<何!?コイツ……コア付きをブースターにしながら八機も運搬していたのか!>>

<<宮藤さん!後ろは任せますわ!>>

<<了解です、ペリーヌさん!>>

<<ありゃ?追い付けない!>>

<<サーニャです。中佐、待機班の出撃をお願いします>>

<<本体の『イボイノシシ』は対装甲ライフルを弾いてます!>>



~ハンガー~


ミーナ「いくわよ!」

ウルスラ「ええ!」

エイシャーゲル「「「テイクオフ!!!」」」


ブロロロロッッ!



~アドリア海上空~


ネウロイ「!?


――パリン


宮藤「一機撃墜しまし……くっ!坂本さん、二機だけが異常に速いです!」

ペリーヌ「もうあの二機だけですのに!」

もっさん「くそ……紫電ですら追いつかん!」

<<ごめんね!深追いし過ぎて引き離された!>>


キィイイイイイイン!!!


宮藤「あっ!?」



シャーリー「いくぜ、エイラ!リリース!」ビュン


ネウロイ「?」


ヒュルルルルルルル――


エイラ「――貰っタ!!!」キィイン


ネウロイ「!


――パリィイイイン!


ネウロイ「!!!」


エイラ「シャーリー!」


シャーリー「視えてる……ぜッッ!」バキュン


――パリン


ズゴオオオオオォ……ン



ゲルト「ほう……また無骨な……」


ネウロイ「!」ガガガ


ゲルト「更に30mmのガトリングか。これはこれで兵器化したら強そうだな」


ネウロイ「!!!」ビィイイイイッ


ゲルト「効かん!」ギン



ゲルト「装甲の固さにビームの出力、推進力――どれを取っても一級品。ふふっ……」


ゲルト「ミーナ、リーネ、サーニャ、ウルスラ!一斉砲火だ!」


ゲルト「私は弾幕の切れた瞬間に突っ込む!」


ミリウサ「「「「了解!!!」」」」



ネウロイ「!」


ガガガガ……ガスン!ガスン!


ネウロイ「!?」


ガガガガ……ヒュルルル……ズゴオオオオオォ!


ネウロイ「!!?」


ガガガガガガガガ……ズガガガガガガガァアアアア――



ネウロイ「!……!?」フラ


ゲルト(対装甲ライフル三発、ロケット十八発に機銃が百発前後……まだ飛べるか!)


ゲルト「――ならばっ!」




ガッシャアアアアアン!




ゲルト「爆ぜろッッ!!!」ズガガガガガ




キュウウウ……ドガアアアアァァァァ――




――パリン!




キラキラ――





~基地、隊長室~


もっさん「なるほどな。アウトレンジから予知をしているエイラを投下し、一機撃墜」

もっさん「そしてシャーリーは予め進行方向を予知していた残り一機の背後について撃墜か」

エイラ「ま、予知も加速も万能だからナ」

シャーリー「そういうこった!」



ミーナ「あらトゥルーデも中々よ?」

ミーナ「あのリーネさんの対装甲ライフル弾を弾いてたネウロイへ予備弾倉をとっさに挿して爆破ですもの」

ゲルト「あれは偶然コアまで爆発が届いてだな?それに一斉砲火で装甲も薄く……」

もっさん「謙遜するな、バルクホルン」

もっさん「だがしかしこれで動物化もあながち無駄ではないことが解ったな!はっはっは!」

エイラ「ま、こんなんでいっカ」


~続く~



しろくまカフェはなかなか面白かったです。サーシャさん的に

今回の後半のネウロイ君(ルー〇ル大佐がコンセプトを設計した有名な爆撃機)
http://mup.vip2ch.com/dl?f=30582
http://mup.vip2ch.com/dl?f=30583

さて次回はあのお話を再構成。お楽しみに

ではではでは明日もお付き合いください



さて今日もお付き合いを

ところで明日は毛色の違う外伝を投下してもいいですかね?

本編には直接関係ありませ……んが



~アドリア海上空~


エイラ「あ~めが降っても気にしナイ~」

エイラ「風が吹~いても気にしナイ~」

エイラ「槍が降っても気にしナイ~」

エイラ「ふっぶきが吹いても気にしナイ~」

エイラ「な~に~が降っても~気にしっナ~イ~♪」



ネウロイ’s「!!?


ズガガガガアアアン!


エーリカ「何でわざわざエイラの方に行くんだろ……」

ゲルト「確かに甚だ疑問では有るがな……」

シャーリー「で、あれなんだ?」


聖剣「……」ゴゴゴ



もっさん「塔だな……」

ルッキーニ「しかも下側少し海から浮いてるよ?」

もっさん「この前の三機は全てここからの出撃か」

ゲルト「少佐、妙だ……装甲には機銃は言わずもがなエーリカの『シュトゥルム』ですら効かん」

エーリカ「死ぬかと思った……」ジン



もっさん「やはりコイツを作るために侵攻を休めたのか……ならばまだ何か有る筈だな?」

エイラ「ん~製造工場以外にカ?」

もっさん「ああ、とりあえず上を見てくる!」


プロロロロロロ……



もっさん「ふむ……」カチャキィイイン

もっさん「先にコアが……あそこまでは幾らなんでも……」


聖剣「……!」キラン


もっさん「何ぃ!?」


ピシュウイイイイイイイイイイイイン!!!



宮藤「坂本さん!?」

<<うぐっ……『烈風斬』を相殺するビームの火力だと……!>>

<<……仕方有るまいな。全機帰投、装備を整える!>>

リーネ「……『烈風斬』を相殺?」

シャーリー「遂にぶっ飛んだの出てきたなオイ」



~基地上空~


サーニャ「あ、みんな」

もっさん「夜間哨戒か?ミーナ」

<<ごめんなさい。サーニャさんも今日はみんなと戻って>>

サーニャ「了解です」

エイラ「サーニャ~!」



~ハンガー~


もっさん「ウルスラ、早速作戦立案その他に協力してくれ」

ウルスラ「はい、必要と思われる機材は用意してますからそれらも検討を」


エイラ「で、風に乗って浮かんでたから拾ったんダ」

つイトスギの小枝

サーニャ「故郷の家の回りにも生えていたわ」

宮藤「でもやっぱり葉っぱ……」



~基地、ブリーフィングルーム~


もっさん「さて奴のスペックを私と連合軍航空機による観測結果から確認したい」

もっさん「奴は全長約35000m、コアは成層圏に位置していた」

もっさん「更に直下への高出力ビームを放つことが出来る上、全体がネウロイの製造工場を兼ねている」

もっさん「ヴィネツィア山中で建造後、海岸線を微速ではあるがこちらへ進行してきた様だ」



ゲルト「……成層圏か」

もっさん「更に装甲はハルトマンの『シュトゥルム』を耐えきり、ビームの火力は私の『烈風斬』と肩を並べる……」

ペリーヌ「……」

リーネ「……」

もっさん「ここまでは奴のスペックを並べたまでだ。私とて奴と引き分けたままは嫌なのでな」



もっさん「ウルスラ、頼む」

ウルスラ「はい。ではあのネウロイ、『エクスキャリバー』のコアを破壊する手順をご説明します」

リーネ「聖剣……ですか?」

ウルスラ「まあロマーニャ的に外見を言えば『ブランディストック』……三つ叉の銛になりますが」

ウルスラ「やはりネウロイが坂本少佐の『烈風丸』に対抗したなら『エクスキャリバー』かと」

もっさん「妥当だろう」



ウルスラ「まず成層圏までですが三段ロケットの要領で装備するブースターによって加速します」

ウルスラ「下段に五人、中段に三人、上段に二人の編成で」

ウルスラ「成層圏手前で二人のうちの片方が最終調整を行い、分離」

ウルスラ「そして残りの一人がネウロイのコアを同高度で直線的に狙います」

ウルスラ「これが成層圏への侵入とコアの破壊方法です」



シャーリー「攻撃前に狙撃されるな……」

ミーナ「だから打ち上げは十人なの。不足の事態に備えてね」

エーリカ「どういうこと?」

ミーナ「今回の作戦では夜間と高高度に慣れているサーニャさんが成層圏へ突入します」

ウルスラ「フリーガーハマーの扱い的にもサーニャさんしか居ないことを考えると……」

エイラ「ンナ!?」ガタッ



ミーナ「まあ、それだけではサーニャさんが撃墜されてしまうのは確実……よって避けるためには――」

ミーナ「――まずシールドの性能で宮藤さん」

宮藤「は、はい!」

ミーナ「そして――未来予知のエイラさんに付いていって貰わなくちゃいけないのね?」

エイラ「お、オウ!」



宮藤「でもさっき上段は二人って……」

ミーナ「ええ、三人纏めて輸送と最高の成果を挙げるためには二人に動物化してもらうわ」

もっさん「宮藤のシールドとエイラの未来予知が動物化している間、更に強化されているのはこの前確認したからな」

もっさん「つまり戦車で言えば追加装甲とレーダーをくっつけた様なものだ」

宮エイ「「なるほど」」

サーニャ「よろしくね。エイラ、芳佳ちゃん」

エイラ「任せロ!宮藤に頼らなくても避けさせてやるゾ!」

宮藤「エイラさん……成層圏はストライカー動きませんよ……」



~隊長室~


ミーナ「エイラさんと宮藤さんを一緒に……貴女も考えたわよね」

もっさん「ブリタニアの夜間哨戒の一件が関係しているな。あの二人ならサーニャも安心だろう」

ミーナ「でも上手くいくかしら……何かまだ……」

もっさん「うむ……」



~次の日、廊下~


エイラ「……ム~」


エイラ『宮藤来たぞ!』

宮藤『大丈夫だよ!サーニャちゃん!』

カキィイイイイイン!

サーニャ『流石芳佳ちゃん!シールドのお陰で無事にいけるわ!』

宮藤『サーニャちゃんは私が護るよ!』

サーニャ『芳佳ちゃん///』

エイラ『え、あの……』



エイラ「私が霞む……やっぱりシールド張れなきゃダメダナ」

エイラ「でも生まれてこの方、自慢じゃないけど張ったことなんて無いゾ……」

エイラ「……」グルグル

ペリーヌ「渦巻き書きながら落ち込むってなんてベタな格好してますの?」

エイラ「ツンツン……ハッ!?」

エイラ「ペリーヌ!ちょっと私の部屋に来てクレ!」

ペリーヌ「な?……ひゃ!エイラさん!」



~エイラとサーニャの部屋~


エイラ「ペリーヌ!頼ム!」

ペリーヌ「……そんなこと貴女に向いてないですわよ」

エイラ「解ってんだけどサ!」

ペリーヌ「何故そこまでしますの?今回必要なのは貴女の先読みですわ」



エイラ「お前なら解るダロ?」

ペリーヌ「え?」

エイラ「――自分の気持ちを伝えたくても伝えられないから……行動で示すノハ」


ペリーヌ「……」


エイラ「……」



ペリーヌ「……なら手伝ってあげても「ペリーヌ、良く言っタ!」

エイラ「これやるヨ!」

つ坂本少佐ブロマイド(マジ〇ガーZポーズ)

ペリーヌ「な、こ、これはなんですの!?」

エイラ「私とウルスラのカメラマン魂が産んだ最高の写真サ!」

ペリーヌ「この真剣な眼差し……///」

エイラ「私が納得いくまで付き合ってくれたら更に二枚!シールド張れるようになってサーニャに認められたら十枚やるヨ!」



~基地上空~


ペリーヌ「いきますわよ!リーネさんもウルスラさんも頼みますわ!」

リーウル「「はーい!」」

エイラ「頼むゾ~!」



リーネ「!」バキューン

ウルスラ「おお」


エイラ「――見切った!」


ペリーヌ「」チュイン

ペリーヌ「エ イ ラ さ ん ! ?」



エイラ「いや済まんナ……マジで悪かった」

ウルスラ「凄いですね。なら二面攻撃で」ガガガ

リーネ「えい!」ズキュン

エイラ「ほいサ!」

ペリーヌ「」ボカズガズザ

ペリーヌ「エイラさん、無理ですわ……」



~ハンガー~


ウルスラ「見て解りましたがエイラさんの固有魔法はオートですよね?」

エイラ「ダナ。身体が勝手に動いテル」

ウルスラ「つまりその姿勢から最小限で躱せる動きをしてるんです」

ペリーヌ「……ならエイラさん、私の提案聞いてくださいます?」

エイラ「おうヨ!」



エイラ(いや、あのこれなんですかね?)ギチギチ

ペリーヌ(ただ椅子に縛っただけですわ)

エイラ(先読みしたくないからしないけどまさか……)

ペリーヌ(大丈夫ですわよ。一撃で死にはしませんわ……たぶん)ビリビリ

エイラ「きゃ……キャウウウウウウウン!?」


ズゴオオオオオオン!



エイラ「ケホッ……」ボロン

ペリーヌ(ムリダナ。ですわね)

エイラ(どーしよ……お前を護るんじゃそっちに任せちまうし、こんなに命賭けても無理かよ)

ペリーヌ(とりあえず休みなさいな。明日のお昼には出撃ですわ)

エイラ(うん、そうする。ありがとな……)トボトボ

ペリーヌ(エイラさん……)



~エイラとサーニャの部屋~


エイラ「!」

サーニャ「エイラ……ボロボロよ」

エイラ「キュウ……」

サーニャ「エイラ、良く聞いて?」



サーニャ「ウィッチにもね?役割って有ると思うの」


サーニャ「この隊だってそう」


サーニャ「エイラは私を護ってくれるけど……それは今回も同じよ」


サーニャ「芳佳ちゃんはシールド、エイラは先読みがあるわ」


サーニャ「だから」


サーニャ「努力して……ボロボロになってまで私を護らなくて良いよ?」


エイラ「キャウン?」


サーニャ「エイラに出来ること。それだけで私は――」



エイラ「ガウ!」


エイラ「ガウ……ガルルルルッ!」


サーニャ「えっ……?エイラ、何て言ったの?」


エイラ「ガウッッ!」


ダダダッ……パタン


サーニャ「嘘……エイラの言ってること……初めて解らなかった」



~サウナ~


エイラ(クソッ……私が何も出来ないからサーニャに気を遣わせて)

エイラ(あんなこと言ったけどどうすんだよ……)

ウルスラ「エイラさん」

エイラ(わ!?)ドテ



ウルスラ「あ、済みませんね」

エイラ(いや……足滑ってコケただけさ)

ウルスラ「シールド張れそうです?」

エイラ(……判んね)

ウルスラ「そうですか」



エイラ(はぁ……ところで何でここに居るんだ?)

ウルスラ「スオムス時代を思い出そうかと」

エイラ(スオムス奪還にカールスラントはだいぶ協力してくれたんだもんな)

ウルスラ「航空ウィッチは私くらいしか居なかったかもですけどね」

エイラ(いらん娘ね~……今の507はヤヴァイから)ゾクッ



エイラ(はぁ……)

ウルスラ「さっきからため息ばかりですね」

エイラ(うん……)

ウルスラ「初心に帰るのは大事ですよ?」

エイラ(え?)



ウルスラ「誰の著書かは忘れましたがこんな言葉があります」


「――『魔法力と想いが一体になるときいつも奇跡は起こる』」


「――『理論を超えるのは常にウィッチの力だ』」


エイラ(その一節……)

ウルスラ「科学者がこんなこと言っちゃダメでしょうけど私もウィッチですからね」

エイラ(……)

ウルスラ「じゃあ水風呂に行きましょうか」

エイラ(おう……)



~隊長室~


もっさん「ダムバスターもダメか」

ミーナ「主力艦二隻が損傷ですって……」

もっさん「ふむ……逃がせないな」

ミーナ「ほんとに――『円卓の鬼神』でもいればね」



~次の日、ハンガー~


宮藤(エイラさん、よろしくお願いします!)

エイラ(ああ、勿論さ。――抜かるなよ!)キリッ

シャーリー「うげぇ……」

ルッキーニ「ナ゛ニ゛ゴデェ……」

もっさん「ふむ、ジンジャーならハチミツ入れると旨いはずだぞ」

ミーナ「そのままの方が美味しいわよ?」

サーニャ「……ぺっ」


リーネ「ふふっ」ニコニコ



ウルスラ「装着完了ですね。Me262用なので本来の使い方ではありませんが耐久性はバッチリです」

つストライカー+ロケットブースター

エーリカ「ウルスラが持って帰らないからもうちょっとで廃棄処分だったんだぞ~」

シャーリー「ところでそれは……やり過ぎじゃね?」

つフラックウルフ+ロケットブースター×2

ウルスラ「私のフラックウルフはアタッチメントを各所に装備してますから。片方ずつ吹かしますし」



~滑走路~


もっさん「よーし、円陣組めよ~」

リーネ「えーっと……」

ゲルト「リーネ、お前も身長でこっちだ」

リーネ「ですよね……」

シャーリー「ルッキーニ、そうっとな?」

ルッキーニ「解ってるよ~痛いもん」

ミーナ(あ~……そこ丁度良いツボ当たってるわ~///)



エーリカ「んじゃ、切り離しの瞬間に私の『シュトゥルム』で向かい風を緩和するから」

ウルスラ「その際に私がロケットブースターの片割れを点火、ギリギリまでサーニャさんを接近させて離脱と」

ペリーヌ「このコンビネーション、流石は双子の悪魔ですわね」

エイラ(別にウルスラならサーニャの相手でも許せるな)

宮藤(えっ?)

エイラ(気にすんな)

サーニャ(また……エイラの話だけ解らない)



もっさん「3……」


シャーリー「2……」


ゲルト「1……」


ミーナ「――初段、ストライカー発進!」


プロロロロロロロロ!



~高度10000m~


もっさん「限界だな……いくぞ!」

ゲルト「ロケットブースター点火!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ……!


シャーリー「良いね!この感じッ!」



ミーナ「さあ、燃料切れ前に切り離すわよ!」

リーネ「芳佳ちゃん頑張ってね!」

宮藤「わん!」

もっさん「二段ロケットブースター点火!初段円陣ブレイク!」

シャーリー「いっけぇ!最後の一押しだ!」キュイイン

ゲルト「頼んだぞ!」グイン


ゴゴゴゴゴゴッッ……!



~高度25000m~


ペリーヌ「時間ですわ!ハルトマン中尉!」

エーウル「「いっせえのおせっ!!!」」


ギュルルルルル……ブワッ!


ゴゴゴゴッッ!!!


ウルスラ「姉さん!ではあとで!」

エーリカ「おっけー!」

ルッキーニ「サーニャ~!芳佳~!エイラ~!頑張れー!」

ペリーヌ「エイラさん……信じて!」

エイラ「……!キャウ」



~高度28000m~


ウルスラ「サーニャさん、そろそろ声が響かなくなります!」

サーニャ「はい」

ウルスラ「私はこのままあの『エクスキャリバー』を陽動しますが!」

サーニャ「はい!」

ウルスラ「貴女はお二人と確実な攻撃を行ってください!」

サーニャ「はい!」

ウルスラ「では、のちほど!」


ギュイン……ゴゴゴゴッ!ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!


エイラ(ウルスラ!あんがとな!)

サーニャ(……ッ、エイラァ)



~高度30000m~


エイラ(……うわ、フリーガーハマーの筒開けたとこ入ってるだけで来れたぞ)

宮藤(ウィッチって良く考えたら凄いですね!気圧が変化しても大丈夫だなんて!)

宮藤(それにこの景色!天国みたい!)

エイラ(ああ……さて、そろそろか?)

サーニャ(――声も響かなければ、心もなの……?)



――キラン


ピシュイイイイイイン!


エイラ(そら来た!宮藤!)

宮藤(シールドッ!)


ギギギギギギギ……フゥン……


宮藤(やった!サーニャちゃん!今だよ!)トントン

サーニャ(うん!)ガチャ

エイラ(ッ……待て!)ガシ



ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!


ビュン!ビュン!ビュン!


ピシュイイン!


ズガガガガガガガ――



聖剣「!!!」


触手A「!」


触手B「!」


触手C「!」



エイラ(うげっ!迎撃されるってこれか!)

サーニャ(今、エイラが止めてくれたのに……)

宮藤(不味いよ!サーニャちゃん、あれに撃って!)


ABC「「「!」」」


ピシュイイイイイイン!


宮藤(くっ!)ピキィン


サーニャ(う、うん!)


ドカン!ドカン!ドカン!……ズガガガ――



触手A「!」ヌッ


サーニャ(……拳銃で!)パンパンパン


触手A「


エイラ(ぐっ!宮藤ッッ――耐えろ!)


聖剣「――!!!」


ピシュイイイイイイイイイイン!!


宮藤(えっ!さっきより!?)


イイイイイイイイイ!!!


宮藤(火力が途中でぇ……くううううぅぅぅ……!!!)


ズシュウウウウ……



エイラ(おい!宮藤!気絶すんなああああ!?)


宮藤(……)


サーニャ(芳佳ちゃんが……なら早く決める!)チャキ


聖剣「!!!」キラン


エイラ(ダメだ!構えるな!サーニャ!!!)ガシ


サーニャ(えっ!?)


――ピシュイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!!!!



ジジジジジジジ……!!!


サーニャ(ぐっ……!?)


エイラ(サーニャ!?)


サーニャ(――エイラ、さっきから教えてくれてたのにね……)


――イイイイイイイイィィィイイイイ!!!


エイラ(サーニャ!早くロケットブースターを!)


サーニャ(ごめん……芳佳ちゃんと逃げて……)


――ドンッ


宮藤(……)


エイラ(いやだああああああぁぁぁ!!!)



エイラ(嫌だ!サーニャ……サーニャァアアアア!!!)


――ガシッ!


サーニャ(エイラ!ダメよ!)


エイラ(こんな飽和した火線の中に――サーニャだけ置いてけない!!!)





――リヒトホーフェン!!!




アンタが伝説の魔女なら憧れた私にだって一回ぐらいシールドを――




――愛してる人のために張らせてくれぇええええええええええええええええええええ!!!




キラン――




キィイイイイイイイイイイン!!!――








サーニャ(エイラ!?)




エイラ(うおりゃあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!)




ピキィイイイン!キラン!!!




キィイイイ――




聖剣「!?」




サーニャ(私のシールドにエイラのシールドが――重なった?)




エイラ(やった!)




エイラ(そうさ、サーニャを護れなくて――)




サーニャ(――エイラの声、やっと!)



エイラ(ウィッチなんかで居てたまるかぁああああああああ!!!)







プロロロ――ブロロロロロロロッッ!!!




サーニャ(エイラ!)




エイラ(サーニャ!)




聖剣「!?!?!?」




キィイイイイイイイイイイン!!!




ガツン――




――パリン







――キラ……




――キラキラ……キラ……





サーニャ(エイラ……ありがとう)


エイラ(いいや……私はなにも……)


サーニャ(エイラはもっと信じて欲しいって言いたかったんだよね)


エイラ(うん)


サーニャ(見て……オラーシャよ)


エイラ(ああ、綺麗だな)


サーニャ(ウラルの山に手が届きそう……)


エイラ(――じゃあ……このままあの山の向こうまで……飛んで行こうか?)


エイラ(私は……サーニャと一緒なら私はどこへだって行けるんだ……!)


サーニャ(嘘……)


サーニャ(でもありがとう)


サーニャ(今の私たちには帰れる所があるもの)


エイラ(うん……)



サーニャ(だけど嬉しかったから……)


――ッ


エイラ(えっ///)


サーニャ(ふふっ!仲直り、そして約束ね///)


サーニャ(いつかオラーシャへ一緒に行こう!)


エイラ(ああ!)


エイラ(――……私にもアイツが誰かを護りたいって気持ちがちゃんと解った気がするよ)


サーニャ(うん!)


エイラ(さ~あ帰ろう!サーニャの瞳みたいに綺麗で丸い……あの星へ!)


――ゴゴゴゴッ!!!


~Fin~



エイラ(あれ……宮藤?)

サーニャ(あ!)

エイラーニャ((……投げちゃったああああ!?))



~高度10000m~


ヒュルルルル……


宮藤(私はこのままどうなっちゃうの~!?)


――ぷにん


もっさん「よっと」

宮藤(この胸は……坂本さん!)プニ

もっさん「私の魔眼が役に立ってよかったな!はっはっは!」

宮藤(おお!合法だよね?抱っこされてるから合法だよね!)プニプニ


~続く~



今回は第六話を動物化で改変したけれどどうだったでしょうか

特別出演、聖剣『エクスキャリバー』さん
http://mup.vip2ch.com/dl?f=30615

ではまた明日お付き合いください

最後に静寂な闇夜へこの曲を


http://www.youtube.com/watch?v=T35PSqCNepM&sns=em




今日は少し早めに

次回はちゃんと本編に戻るのでご心配なく

ではお付き合いくださいな



~聖剣攻撃作戦前夜~


もっさん「『円卓の……』?」

ミーナ「うちの国の皇帝が救国に現れるって定義したのが『円卓の十二騎士』――」

ミーナ「『宝剣付黄金柏葉騎士鉄十字章』を授与される軍人はそうなんだけど」

ミーナ「ウィッチとしてはかの『スツーカ大佐』がそうで、未だ全軍で一人しか貰ってないの」

ミーナ「身近ならエーリカやトゥルーデ、ガランド将軍、『アフリカの星』、『砂漠の狐』ぐらいのカールスラント軍人ならこれからまだ貰えるかもね」

もっさん「お前もだろう?ミーナ」

ミーナ「私なんて別に、ね。199機で撃墜も止まってるし」

もっさん「ふっ……で『鬼神』は?」



ミーナ「彼はカールスラント、オストマルク……ガリア撤退戦の全てに参加して居たそうなんだけど」

ミーナ「ブリタニアで失踪しちゃって行方不明。はっきりしているのはただ戦闘機のパイロットとして陸空問わずネウロイを葬っていたこと」

もっさん「剛の者か……」

ミーナ「そうでしょうね。絶対不利をひっくり返す旗印だったらしいから」



――1940年6月某日、ドーバー海峡


――ブリタニア、ガリアの両国を隔て


――直線距離ではたった34km足らずのこの海峡はその日


――西欧州において怪異と人類のボーダーと成った


――事実、対岸で攻め寄せた怪異の上げる無慈悲な黒煙が


――それを明確にしていたのだった



<<よう相棒、まだ生きてるか?>>


二機の戦闘機が黒い火炎と雨の中を飛び去る


<<……見れば判んだろ。どうにか生きてるよ>>


胴はルフトヴァッフェ基本灰色迷彩、そして主翼翼端から中程までの群青色

そんな機体に乗り、相棒と呼ばれた彼の心中は不機嫌を通り越していた



<<クソ……まさか殿を務めるたぁヤキが回ったな>>

<<その逆さ。でもウィッチの護衛は欲しいもんだ>>


給油と装備を整えた直後の奇襲

燃え盛る飛行場の僅かなスペースを縫って空へ上がったまでは良かった

時を同じくして、ブリタニア司令部からの無線を拾ってしまったのが彼らの運のツキである



<<もう軍属もウィッチも……ネウロイだって居ない。早くブリタニアに行きたいんだけどねぇ?>>


水に何らかの拒否反応のあるネウロイは瘴気を撒き散らすと何処へともなく待避していた


<<『ギリギリまでこのドーバーを哨戒しろ』。気楽でいいな>>


遠くにまだ輸送船団がぽつりぽつり浮かぶ



<<ん……>>

<<お客さんだな>>


頭上の雲が動いた――


――いや正確には


――裂けた



「!!!」


雨雲を一条の閃光で切り裂き、低高度の進路をその怪異は確保した

そして目の前には忌まわしきウィッチではなくただの的が浮かぶ


「!!!」


怪異は戸惑うことなく再度閃光を放つ

が――



<<おっと、単発じゃあ当たらんね?>>

<<大型か……逃がす訳にゃいかんぞ>>


「!?」


紅き閃光の先には何も残らない……

残らない筈だった――ウィッチでもなければ



「!……!!!」


驚愕も残しながら怪異は上昇するその二機へと閃光を浴びせる


<<……久々なヘタクソか。この前の奴は掠めてきたぜ!>>

<<たぶん型式的にコアは中央部だろうな。最初はそっちで頼むぞ>>


「!……?」


当たらない……当てられない

怪異は思い悩む





<<そんじゃ!――>>




<<――ガルム隊、インゲェええええええええええええイジッッ!!!>>





放たれる閃光は背すら掠めず、空を闇雲に裂いていく


<<さって……ダイブ!>>


シャルフのナイフ――その名に相応しい青のループを機体が上空で描く


「!!!!!!」


下方に居た時より当てやすい――

怪異は敵の自殺行為に乗じて最大級の火線で対応する



<<ふっふふん……惜しい惜しい!俺は基本のロールしかしてないぜ?>>


怪異は機動を予測し、閃光による偏差射撃をしていた

そう、情報ならこの戦闘機という兵器は閃光を避ける為に回避動作をする

つまり必ず機体は現在位置から逸れるのだ



「!?」


しかし……この機体は違う……

直進し、機体を動かさないが故に怪異の偏差射撃は天を裂いていた

更に機体の主翼や真芯を狙う閃光を紙一重で横転して躱す

怪異がそれら全ての情報を整理した――瞬間



<<――ストライクだぜ!!!>>


――金属の触れ合う音の後、『ナニカ』が怪異の身体へ食い込んだ


「!?……!?!?」



近接され過ぎたのが原因だ……

閃光の放てない漆黒の鎧に刺さった『ナニカ』

砕けた身体は修復したが『ナニカ』は抜けない


<<相棒!ナイスボンバリング!>>

<<いつものこった~!>>



「!?」


片割れの一機が既に怪異の後方に追随していた

もう迎撃は間に合わない


<<短かったが……終わりだな>>


――機銃が先程の『ナニカ』へ放たれる



砕ける『ナニカ』――


それは白銀の柩


その身に宿していた小さな悪夢を


――怪異の中へ注ぎ込む



「……!?!?!?……!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


――怪異は漆黒の鎧を膨張させる


そして数倍に膨らみ――


「……!


――白銀の『ソラノカケラ』と化した



<<やっぱりこの戦法が対ネウロイの切り札だな!>>


収束爆弾コンテナを撃ち込み、起爆させる――それだけの作業


<<俺ら以外じゃリベリオンの……アイツらしか出来ないが>>

<<さっき壊滅してたっけ>>


後年この危険過ぎる方法はパイロットに敬遠され、封印される

しかしそれでもキルレートはこちらの方が高く、上層部ではジレンマ化していた



<<あそこんとこの一番若いのブリタニアまで行ったら除隊して結婚するって言ってたよな>>

<<PJか……惜しい奴を亡くしたよ。明るくてな~>>


長い期間を戦い続けた戦友は地に墜ちて何人も――逝った


<<もう慣れちまったな。どうする?>>

<<何がさ?>>



<<身の振り方さ。俺はもう飛べない>>


<<嘘つけぇ~>>


<<飛びたくないって訳じゃないけど……な>>


<<ん……>>



<<お前が『円卓の鬼神』って言われてさ。俺は嬉しかった……>>


<<なんたってエースパイロットの相棒が俺だからな>>


<<でも、もう……この穹は……>>


<<俺たちの……戦闘機乗りの穹じゃないんだ>>


<<……それで?>>



<<それだけか?理由は、さ?>>


<<――ヘタレは地上だけにしやがれ!>>


<<いつもいつも俺と飛んでたお前はどうしたんだよ!>>


<<ベルリンやパリやパ・ド・カレー!見てきた奴が今頃……弱音なんて吐くな!>>


<<相棒……>>


<<お前なら生き残れるさ、だろう?『片羽の――



――鈍い音


鬼神の目の前を下方から黒い影が過った――


<<うぐっ!?>>


<<おい……嘘だろ?>>




<<ネウロイが――>>




<<――寄生しやがった!!!>>





<<弱音吐いた途端にこれじゃあツイてないな>>

<<仕方ねぇさ!早く脱出しろ!>>

<<あいよ。……ん?>>

<<おいおい、冗談は要らんよ?まさか出れないとか言わないよな?>>

<<……>>

<<嘘だろ……>>



<<さっきの爆撃と熱でキャノピーが歪んだみたいだな……>>

<<お前はほんとに……仕方無い。海に墜ちたら羽根の下のパイロットフィッシュも死ぬんじゃね?>>

<<よし……>>

<<……>>

<<……>>

<<……またじゃないよな?>>

<<……ネウロイが自律飛行してるせいで機体が動かん>>



<<何なんだよ……もう嫌!お前なんか知らない!>>

<<……相棒、愛想尽かすついでに最後の頼みがあるんだ>>

<<なんだ?愛想尽かさんから聴いてやるよ>>


<<ありがとな……相棒……じゃあ――>>




<<――俺を……コイツごと撃墜してくれ>>





<<やだ!>>

<<頼むから……>>

<<俺はお前の自己犠牲なんか要らんのよ!>>


<<――……よく考えてくれるか?>>



<<ネウロイ……奴等はとりあえず手当たり次第に姿をコピーして戦闘する>>


<<『ラロス』は正に俺らの模倣さ。解るな>>


<<おう>>


<<――で、もし『メッサーシャルフ』が丸っきりコピーされたら?>>


<<……>>


<<奴らはこうやって俺たちの兵器を喰らい、戦力とデータを回収してやがったんだ……>>


<<へへっ!……なら――>>





<<――叩き墜とすだけさ!俺やお前やウィッチの嬢ちゃんたちがな!!!>>




<<鳥ってのはその命が絶えて地に墜ちる瞬間まで水平飛行をしようとするんだ>>




<<幾らこの穹が俺たちのものじゃなくなっていても>>




<<命を賭してきたのは変わらない>>




<<お前だってそうだろ?>>





<<っ……相棒>>


<<俺たちは今までそうやって……>>


<<はあ……なんか俺も飛び続けんの嫌んなってきたなぁ>>


<<――もし、お前を助けられたら俺と商売やんねぇか?>>


<<良いぜ……生きてたなら付き合ってやろう……>>


<<言ったな?忘れんなよ!>>



鬼神の機体は怪異の取り付く下面へ滑り込む


<<……ちっ!コックピットの直下にコアっぽいのがあんぜぇ?>>


赤い六角形のパネルがたった一枚


<<仕方有るまい。撃て!>>


覚悟は決めた


<<ちょっと待て……何とかする……>>


暇なんて有るか!


<<いいから撃て!>>


コックピットを占拠され、俺がお前を……そんな未来は――


<<雨でソイツも弱ってる!一撃で決めるから待て!>>



<<撃ちやがれ!>>


早くしろ!


<<待てアホが!>>


早くっ!


<<撃て――>>




<<――撃てよ!臆病者!!!>>




<<なんっつったクソヤロオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォ!!!!!!>>




<<C’moooooooooooooooooooooooooooooooooooooooon!!!>>




――放たれる流線形の鉛弾




それは雨を切り裂き――







――相棒、知ってるか?




――不死身のエースってのは戦場に長く居すぎた奴の過信さ




――お前と俺だよ




――相棒……





<<えっ……いや!ちょっ!>>


<<じゃあ……またな>>


<<待てって!>>


<<待てよ――>>




<<――ピクシィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!>>





~1945年、バチカンのとある酒屋~


店主「まあ……そんなこんなが有ってさ」

番犬(ふん……)

店主「もう限界の近かった『メッサーシャルフ』じゃなくて『フラックウルフ』があればな……」グイ

店主「アイツはほんとに……」カラン



チャキッ――


店員「なんで偲び酒みたいな事しながら 店 の 酒 飲んでるんだ?」ゴゴゴ


店主「あ、お前……生きてたの?拳銃怖いよ?」ケロ

番犬(バ、バカかぁ……煽ってどうするぅ!?)

店員「自分が人殺した事にするわ!勝手に話を美談にするわ!その話し相手が犬とか!」

店員「お前はいつからダメになっちまったんだあああああああああぁ!?」ユサユサ

店主「止めっ……止めて!吐いちゃわなくても吐くから!!!」



店員「お前人に配達任せてる間中ずっと何してんだクソッタレ!?」

店主「べ、別に酒の味見しか……」

店員「女の子ナンパしてんじゃねえかよ!羨ましい!」

店主「お前の方が基本モテるよね?嘘ついちゃダメよ?」

店員「んなことあるけど出合いのチャンスは平等だろうがああああ!?」

店主「……ガルム、アイツかじってくんね?」

番犬(Zzz……)



店員「真剣に聞けよ!サイファアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

店主「もうやだー!」


客(……入りづらいな)

つフリードリヒ4世署名入り原隊復帰要請勅書

客(まあ、前と変わらんならそれで良いが)




STRIKE ACES~忘れ去られし鬼神の凱歌~




~続く?~



なんだかいつもと違う話ですがお気にせず

そしてネウロイに一矢どころか十矢(二次大戦にもクラスター爆弾は有ったので)ぐらい報いても円卓の鬼神と片羽の妖精なら許され……る筈

今回の不運なネウロイさん
http://mup.vip2ch.com/dl?f=30624


次回は遂にあの娘が動物化してるかもしれませんね、お楽しみに

ではまたいつかの夜にお付き合いを


余韻はこちら
http://www.youtube.com/watch?v=2wiskH1UE4c&sns=em




すごい量だね……圧巻だよ

こっちは劇場版コンプリートファイル買ったけど早く話したいな

北見は放映6月だもんね。あれは色々語り尽くせないよエスコン的に

うん、ユージェニーはどんどん使ってあげてくれ


あとオレはエースコンバット1945の方が良いかなと思ったけどよく考えたら

プレイヤーの動きで所属陣営の機体開発が進む(バッファローから早い段階でマスタング)なら面白そうだよね

それにこっちが連合軍なら世界初のジェット戦闘機に何故か核ロケット積んだ敵エースと戦ったり

ラバウルでサムライ達に一騎当千されかけたり夢は尽きないね

もうビショップさん出しちゃったし、悪役的な立場じゃなければ大半はNAMEDの化け物CPUを……

もちろんサッチウィーブとかダイブアンドズームとか再現で……


ごめん久々に妄想が長文化した……ちょっと狐になってくる

うわ、別スレと誤爆した……


次回投下は来週までにはするのでお待ちくださいな



では今日もお付き合いを

今回は戦闘無しです



~エイラとサーニャの部屋~


エイラ(ん……)ゴロン

エイラ(ありゃ……なんかおかしいな)

エイラ(……)

エイラ(サーニャが居ない!?)バサ



エイラ(ちょっ!マジかよ!?)

エイラ(服もないし……ヤバイ!?)

エイラ(そうだ二段目!)

エイラ(サーニャ!)ヒョコ

つネコペンギン

エイラ(だああああちがああああああう!!!)



エイラ(嘘だろ……未帰還なんて……)


……ノソッ


エイラ(!?)ビクゥ


ゴソッ……


エイラ(……)



ポフッ


サーニャ「……」ポー


エイラ(……)


サーニャ(おはよう……エイラ)


エイラ(ああ、おはよう)


サーニャ(ん……zzz)パタ


エイラ(……)


エイラ(サーニャが猫んなったああああああああああああああぁぁぁ!!?)



エイラ(いや確かに可愛いけどさ!サーニャのごめん寝凄く可愛いけどさ!)

エイラ(サーニャは人間の……)

サーニャ「……んにゃあ」キラキラ

エイラ(……///)ドクン

エイラ(静まれぇえええええええええええええええええええええ!!!ヘタレ攻めじゃなくなるぞぉおおおおおおおおおおおお!!?)ドクンドクン



~一時間後~


サーニャ(ん……)

エイラ(起きたか?)

サーニャ(……Zzz)トロン

エイラ(……///)ゴクリ

エイラ(だあああああああああああああああああああああああああ襲っちゃダメだああああああああああああぁぁぁ!!!)ガンガン



~二時間後~


サーニャ(ん……エイラ、おはよう)

エイラ(はぁ、やっと起きたか)タラー

サーニャ(あ、ごめんね。よいしょ?)ドテ

サーニャ(……私、猫になってるわ)

エイラ(気付くの遅すぎ可愛いいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃ!!!)



エイラ(サーニャ、何で猫になってるんだ?)

サーニャ(解らないけど……)

エイラ(解らないけど?)

サーニャ(夜間哨戒から帰って来て……気が付いたらここで寝てたから……)

エイラ(まあ良いさ。いつでも戻れるし、こっちの姿は疲れも取れる)



サーニャ(私、エイラと同じみたいな毛色だね)

エイラ(あ、ああ///)

サーニャ(うん、お揃いよ)

エイラ(私、もう本能とくっついちまうかな……サーニャともくっつけるし)クラ



サーニャ(どうしよう、出られないわ)カリカリ

エイラ(んじゃ私の上乗って開けてくれ)

サーニャ(うん。よいしょ)ブラン

ガチャ

サーニャ(開いたわ、エイラ!)ピョン

エイラ(今の絶対に可愛い動物動画グランプリ取れるよな。タイトルはもちろん『猫と狐の共同作業』で)



~廊下~


シャーリー(お、エイラ。そっちは……)

サーニャ(サーニャです。シャーリーさん)

シャーリー(サーニャかぁ。毛色がエイラの妹みたいだな、お?)

エイラ(だろ?///)

ゲルト(こちらから妹と聴こえて)スタッ

エイラ(シスファカあっちいけー!)



ゲルト(別に良いじゃないか?私にとってあの二人以外は全ていm(もういいから勘弁してくれ!!!)

シャーリー(お姉ちゃ~ん……なんつって)

ゲルト(な!?///)ギラン

シャーリー(ダメだコイツ……やっぱり怖い)フルフル

サーニャ(よしよし)ナデナデ



ゲルト(妹同士の絡み……なんと美しい///)

エイラ(墜落しろよー!ニパみたいにガソリンの黒煙吸ったあとハンガーに顔面から墜落しろよ~!!!)

サーニャ(大丈夫)

シャーリー(……うん)



シャーリー(……)ジト

エイラ(……嫌われたな)

ゲルト(ぐっ……なんて蔑んだ瞳だ……私が身を焦がさせられるとは///)

ゲルト(お、お姉ちゃんのここ空いてますよ///)スッ

シャーリー(おっしゃあ!サーニャ、C’moooooooon!)ドスン

サーニャ(うん)ヒョイ

ゲルト(うぐ……ふふふ……二人も私の上に///)プルプル

エイラ(このお姉ちゃん騙されて悦んじゃってるよ……)



シャーリー(そんで何が起こったんだい?サーニャお前なんかしたか?)

サーニャ(もうハンガーまで着いたのかさえ記憶が無くて……)

エイラ(服も部屋に無くてさ~)

シャーリー(そりゃお前……うん、まずは中佐に休み貰えよ)

ゲルト(働き詰めだったからな。『エクスキャリバー』のあと2日間全員)



エイラ(跳ねっ返りでボロボロのネウロイを駆逐して……あんなの初めてだったぞ)

ゲルト(興味深かったといえば再生能力が無くなっていたが)

シャーリー(生産途中でほっぽり出されたからだろ。ん、生産途中で?)

ゲルト(ほう?)

エイラ(生産拠点を潰してけばこの前までみたいに楽かもな~)

サーニャ(私が探せばきっと……)

ゲルト(ならサーニャをきちんと休ませねば)キリッ



~キッチン~


宮藤「あれ?バルクホルンさん、この猫ちゃんってサーニャちゃんですか?」

ゲルト(良く判ったな?)

宮藤「やっぱり~!実は今日の朝、ハンガーでサーニャちゃん夜間哨戒セット一式が見つかってですね」

エイラ(なんだよそのファンにお得な感じ///)

宮藤「更衣室は壊れてるし、魔方陣の上にストライカーとフリーガーハマーが折り重なっててビックリしましたよ~」

シャーリー(やっぱり魔方陣か~……つまり寝ぼけて魔法力を適当にぶち撒いたら変身しちまったんだな)



サーニャ(はぐはぐ)

エイラ(むせるなよ~吐くなよ~)

ゲルト(それにしても今日は眠くなるな)

シャーリー(ロマーニャはいいとこだ。ほんと)

宮藤「サーニャちゃんお水こっちに有るよ~?」



~レクリエーションルーム~


シャーリー(んでこれ何がどうなったし)ゴロン

ゲルト(私がこのままヴァルハラかアヴァロンに行けそうだと言う話だが///)クゥン

エイラ(いや、サーニャをあの『赤ズボン隊』抱き枕に乗っけてみたらやっぱり可愛いかったなって話だろ///)ハッハッハッ

サーニャ(ん……Zzz)

シャーリー(よく寝てら。ある意味眠り姫だよな)



エイゲル((!?))ピク

シャーリー(な、なんやねんおどれら?)ゾク

エイラ(ま、まさか……)

ゲルト(こんなことに……!?)



~バルクホルンの妄想~


ゲルト(ああ、麗しき姫……何故貴女は目を覚まさないのです……)

サーニャ(Zzz……)

ゲルト(貴女のお噂は果ては東の黄金の国、果ては西の新大陸まで及んでいますのに……)

ゲルト(この私が茨を掻い潜った徒労は貴女を見つけた時に吹き飛びました――)

ゲルト(――ですがこの茨の呪いは私を蝕んでいる様です……)

ゲルト(せめて最後の思い出として貴女様との口づけを――)



シャーリー「」ポカン

ゲルト(そして奇跡的に呪いは解けて私の妹帝国に新たな姫が……///)

エイラ(やらせるかぁああああああああああああああああああああああ!!!)

シャーリー「」アウアウ



~エイラの妄想~


エイラ(なんと美しい……白雪を更に白くした様な柔肌に――)

エイラ(――この世の全ての果実がくすんで見える様な淡い赤の頬と唇……)

サーニャ(Zzz……)

エイラ(貴女がかの呪いに倒れて百年もの間その美しさが誰にも見初められなかったのは奇跡……)

エイラ(私がこの姿に身をやつしてまで探し求めたかいも有るというもの)

エイラ(さあお目覚めください……この私と新しき世を共に――)



シャーリー「」コテン

エイラ(そして私とサーニャの呪いはキスによって解け、失われた時間を埋める様に……///)

ゲルト(ふん、甘い!私の妹帝国こそ最強!)

エイラ(何言ってんだ!浮気性!)



ゲルト(浮気性?私は平等な愛をだな!?)

エイラ(クリスとハルトマン中尉とサーニャとシャーリーにウルスラや宮藤とリーネ、ペリーヌ、ルッキーニなら一体誰選ぶんだよ!)

ゲルト(な!?)

ゲルト(……クリスは確定でフラウも確定だ)

ゲルト(そしてウルスラも勿論、シャーリーとサーニャは確定にしない訳がない……。宮藤とリーネにペリーヌ?ルッキーニ?バカを言うな!確定だ!)

エイラ(ほら選べないじゃんかよー!!!私はサーニャだけだぞー!!!)



ゲルト(ぐぬぬぬぬ……はっ!?)

ゲルト(――ならば!!!)ダッ

エイラ(未来予知を超えた!?)

ゲルト(姉を持つ貴様を我が妹帝国に堕とし、サーニャとの百合を完成させてもr「はいは~い、サーニャ起きちゃうからまた今度ね~」バチコーン

ゲルト(ぬ……あ!?)バタン



エーリカ「このアホが……本能剥き出しじゃん」

エイラ(た、助かった……毎度毎度あんがと……)クウ

エーリカ「気にしないで~私もいつもの仕返しがてら本気でぶっ叩いてるからさ!」ニッシシ

エイラ(大尉はいつか天使とダンスっちまうんだろうな……)



エーリカ「ところでシャーリーどしたの?」

シャーリー「」ピク

エイラ(あー気が付かなかったけど相手役に使っちゃったのか……ごめんな)ナデ

シャーリー「」キュウ

エーリカ「はっはぁん、またトゥルーデペロペロしたなぁ?」



エーリカ「ダメだよ~?ビックリさせたらうさちゃん死んじゃうよ?」

エーリカ「基本一人にしても死なないけどさ」

エイラ(え?)

エーリカ「ん、野うさぎとか見れば解るじゃん。普通は単独行動よ」

エイラ(知らんかった……)

エーリカ「ストレス掛けてたら死んじゃうけどそんなんなったらミーナぶちギレるね……」

エイラ(……もっと見たくないな)



~ペリーヌの部屋~


ペリーヌ「まさかエイラさん、これをくださるなんて流石ですわよ!」

つ8mmフィルム~Mio――秘め撮~

ペリーヌ「これで何時でも少佐と逢えますわ///」

ペリーヌ「でも観るためにはブリーフィングルームを……どうしましょう?」

ペリーヌ「うーん……」



~隊長室~


ミーナ「……///」

つレコード~Mio――秘め撮~

ミーナ「まさか宮藤さん投棄の一件で私がこれを貰えるなんて!」

ミーナ「はぁ……眺めてるだけでも涎が……」ジュル

ミーナ「今日はオールナイトね///」


ミーナ「でもなんでタイトルが『シークレットレコード』じゃなくて『シークレットフィルム』なのかしら?」



~ハンガー~


ウルスラ「これをこうして……いけますかね?」

もっさん「概念的には誰もが考えるものだがなぁ」

ウルスラ「コンテナには一応、カスタマイズして試験に使えるストライカーが有りますけど」

もっさん「ふむ……完成したらすぐに教えてくれ」

ルッキーニ「むにゃ……」zzz



~裏庭~


宮藤「ひっきさいた~やっみがほえ~ふっるえるていとに~♪」

リーネ「あれ、芳佳ちゃ~ん?」トコトコ

宮藤「あっくをけちらしーてぇせっいぎをしめすの~だ~♪」

宮藤「ちゃっちかちゃん♪」

宮藤「はっしれ~!こーそくの~!こうっこーくかげきだん~!」

宮藤「うーなーれ~!しょうげきの~こうこっくかげきだん~!」ビシィ

宮藤「ってリーネちゃん!?」

リーネ「///」



宮藤「うわ、何処から観てたの?///」

リーネ「えっと……サビのところからかな///」

リーネ「だ、大丈夫だよ?芳佳ちゃんが歌手志望だったなんてこの隊内じゃ言わn「違うよ~リーネちゃん!」

宮藤「扶桑には『皇国歌劇団』って言うのがあってね?」

リーネ「へ?」



宮藤「銀座……扶桑の首都にある『大皇国劇場』の演劇に出る花形さんたちの事をそう呼ぶんだ!」

リーネ「つまりミュージカルスター?」

宮藤「うん!それでその「演目の中で最も有名で海外公演も行われたのが『皇国華撃団』ですわね」

ペリーヌ「まさか宮藤さんが主題歌を知っていたなんて驚きですわ……」

宮藤「さらっと何もかも酷いです……ペリーヌさん」



宮藤「じゃあペリーヌさんは何で知ってるんですか?」

ペリーヌ「私は貴族ですから!……というのは置いておいて」

ペリーヌ「私のお父様のお知り合いは広く広くいらっしゃったんですけれど」

ペリーヌ「ある時、懇意にしていた富豪の方の娘さんが扶桑からオペラスターとして凱旋するので是非にとお誘いを受けたんですわ」

ペリーヌ「それでお父様に連れられて観にいった訳ですのよ」



宮藤「どうでした?」

ペリーヌ「はっきり言えば素晴らしかったですわね!物心ついたばかりの私には鮮烈でしたわ!」

ペリーヌ「今思えば『サクラ・シングウジ』と『イリス・シャトーブリアン』は私の憧れだったかも……」

宮藤「ペリーヌさん、その二人は今では伝説のスターですよ!私も好きでした!」

ペリーヌ「まあ、気が合いますわね!」

宮藤「サイン持ってるんですよ~私!さくらさんの!」

ペリーヌ「あら!私だって全員分持っていましたのよ!」


リーネ(ブリタニアはウェスト・エンドのミュージカルだからなぁ……話に付いていけないや)シュン



~レクリエーションルーム~


サーニャ(ん、あれ……また私寝ちゃったの?)

サーニャ(……でもみんなも寝てる)

エイラ(さー……にゃぁ)Zzz

シャーゲル「「」」ゴロン

エーリカ「……ぐぅ」コテン

サーニャ(……寝よう。エイラも隣に居るもの)

サーニャ「ふにゃぁ……にゃふ……」

サーニャ「……」Zzz


~続く~



~ブリーフィングルーム~


ガチャリ


?『……誰もいませんわね?』コソ

?『映写機がここにしか無いのが本来はおかしいのですわ……』

?『さてセットしなければ……』

?『……よいしょ』



ガチャリ


?『レコードの再生機は確か前に……有ったわ!』コソ

?『ええっと……』

?『針をこうして……あら』

?『ブレイカーが落ちてるのね』



?『仕方ありませんわね……ええとこの壁際に……』

?『ひんやりしてるからこれよね……』ピト

?「きゃあ!?」

?「ひゃっ!?」


パチ!



ミーナ「ペ、ペリーヌさん?」

ペリーヌ「中佐……?何故こんなお時間に?」

ミーナ「私は書類を取りに<<ま・じ・ん・がぁああああああああああゼェーット!!!>>

ペリーヌ「坂本少佐!?しかもこの歌詞は……」

ミーナ「ああ……もうダメ……」



ペリーヌ「書類じゃなくてレコードじゃありませんの。中佐?」

ミーナ「うぅ……」

ペリーヌ「その点、私は物音に「あっ……!」

つうっすら何かの影

ミーナ「……」カチ


パチン!



もっさん<<神の名に於いて鋳造する――>>


もっさん<<――汝ら罪無し!>>


もっさん<<ビッグ〇ー!ショウタァーイム!!!>>



ミーナ「……」

ペリーヌ「……」

ミーナ「私たちに罪は無いわね……」ウルウル

ペリーヌ「ええ……本当に……」ウルウル



もっさん<<――ハルトマン、徹子、マルセイユ、エイラを倒して私は――>>


もっさん<<東!>>


もっさん<<西!>>


もっさん<<南!>>


もっさん<<北!>>


もっさん<<中央不敗!!!>>


もっさん<<スーパーウィッチになってくれるわぁああああああ!!!>>



ミーナ「やっぱり美緒を愛している二人が争うことなんてなかったのよ!」


ペリーヌ「ミーナ中佐!」


ミーナ「ペリーヌさん!」




ミーペリ「「ウィッチに生まれてよかったああああああああああああ!!!」」




エイラ(……済まん)

ウルスラ(違う筋に人気があるんです……ごめんなさい)●REC


~続く~



いやあおとといはこっぱずかしい誤爆を……済みませんでした

サーニャ(ピッタリこんな感じ)
http://mup.vip2ch.com/dl?f=30696
http://mup.vip2ch.com/dl?f=30695

さて今日のED
http://www.youtube.com/watch?v=76cCsDowKfg&sns=em

またこんな流れでよければお付き合いください

実はwikiも依頼して来ました




えーっと現在書き溜め中で三日以内には投下出来そうです


お詫びでは有りませんが今週作った趣味のプラモを

http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=30824
http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=30825
http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=30826
http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=30827
http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=30828

ドイツ軍が作ったジェット戦闘機、メッサーシュミットMe262『シュヴァルベ』です

バルクホルンさんのジェットストライカーの原型機なのでカラーを再現しました

コックピット縁には二次大戦のパイロット(もちろんゲルハルトさんやエーリヒさんも)がよく恋人の名前を記したのを元にして彼女の妹の名前を両側面に


ではではまた近日中にお会いしましょう




それでは投下といきます

時間が時間ですがお付き合いくださいな



~ハンガー~


シャーリー(……)

つアンフィテアトルムで壊したバイク

シャーリー(ダメだ。やっぱり壊れてら)ピョン

シャーリー(呼ばれた気がしたのにな……)

シャーリー(――こんな夜にお前に乗れないなんて、か)



シャーリー(……ん)

~♪~♪~♪

シャーリー(サーニャでも中佐でも無いな……)

シャーリー(……)



~海岸~


「夢を見たんだ~君のゆ~めを~♪」

「青いコ~スモ~ス、胸のロケ~ット」

「シンプルだろう~こたえなんてさ~」

「ヘッドフォンから~な~つ~か~し~メロ~ディ~♪」

シャーリー(やっぱり……この声って)



「あと~さき~考えず進んできた~け~ど~」

「いつも、明日は、そう、笑いか~ける♪」

「まんてんほしーくずハイウェイ!」

「君にっみせーてあげーたいー!」

「とつぜん!きせーきっえーがーくシューティンスター!」

「ろっかん、ひきよっせらーれてくー……」



シャーリー(おぉ……ルッキーニ……)パフパフ

ルッキーニ「シャーリー?見てたの~……」

シャーリー(悪かったよ)

ルッキーニ「まあ良いや」



シャーリー(またなんで歌なんか?)

ルッキーニ「あたしの小さい頃にロマーニャで流行ってた曲なんだ」

ルッキーニ「いっつもラジオから流れてたから、さ。自然に覚えちゃってた」

ルッキーニ「……ロマーニャに帰ってきたら思い出しちゃってね」

ルッキーニ「あの頃はネウロイなんてヒスパニアくらいにしか……」

シャーリー(……)



ルッキーニ「ロマーニャはほんとにツイてると思う。今の今までこんなことになんなかったんだから」

シャーリー(……)

ルッキーニ「ふぅ……ん」

シャーリー(……なあ?)

ルッキーニ「なぁにシャーリー?」



シャーリー(……ルッキーニ、お前は昔に戻れたらって思うか?)


ルッキーニ「さあね。わかんないけど――」


ルッキーニ「――みんなとも……ううん、シャーリーとあたしが逢えてなかったから」


ルッキーニ「きっとあの頃から見たらこの未来も正しいんだと思うよ」


シャーリー(っ……そっか)



ルッキーニ「じゃあ、もう寝よう~。すぐにサーニャ帰って来ちゃう」

シャーリー(そんな時間か?……くそ、時計係居ないじゃん)

ルッキーニ「ここで良いや。ね、一緒に寝よ?」

シャーリー(砂浜かぁ。まあたまには、な)


ルッキーニ「おやすみ。シャーリー」ギュッ


シャーリー(ああ、おやすみ。ルッキーニ)



~朝~


ブーンブーンブーン!

もっさん「来ただと!?……くそっ、研ぎの最中だと言うのに!」

もっさん「ならば『正國』は……扶桑に置いてきたな。仕方あるまい、銘無しを使うか」カチャ



~基地上空~


ミーナ「ブリーフィング、今するわよ!敵機は超高速型!」

シャーリー「中佐、それってどれくらいだ?」

ミーナ「レーダーに映りにくいそうだから正確ではないけど……マッハ3ね」

ウルスラ「……とても興味深いです」

シャーリー「喧嘩する気すら起きねぇわ。ただ地上最速だって言うならツラだけは見といてやるよ!」



宮藤「マッハ3って?」

エイラ「単純計算なら時速3600kmダナ」

宮藤「よ、良く解りません」

リーネ「うーんと、私のライフルが時速3100kmでシャーリーさんの最高速が確か時速1200kmだから……」

宮藤「……」アウアウ



もっさん「あれか……速すぎるな……」

ウルスラ「シュレックのVT信管で攻撃します」

もっさん「よし、いけ!」

カシャン……ドスドスドスドスドスドスドスドスドス!!!



ネウロイ「……?」キィイイイン


ネウロイ「!」


ネウロイ「――♪」


ズカアアアアアアアァァァ……



もっさん「な……なんだと!?」


ネウロイ「!」キィイイイイイン


ゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!


エーリカ「うわ!?」

ゲルト「ソニックブーム……リベリアンの比ではないな」

ウルスラ「……VT信管の反応を超えて飛んでいますね」

ミーナ「みんな、あれは空戦機動中だと命に関わるわ!いつでもシールド展開出来るようにして!」

もっさん「――ふむ、その速さ見切った!」

ペリーヌ「しょ、少佐!?」



ネウロイ「?」


もっさん「ほら、掛かって来い!私はここだ!」


ネウロイ「!」キィイイイン


もっさん「さあ来い……」


ネウロイ「!!!」キィイン


もっさん「――はあっ!」



キラン……シャキン!


ネウロイ「♪」


もっさん「……くっ」


パ……キン……


ミーナ「そんな……?」


ペリーヌ「『烈風丸』が……折れた……!?」



ネウロイ「♪」キィイイイン


シャーリー「良いぜ!付き合ってやる!」キィイイイン


ネウロイ「♪」ビュイイイン


ブワッ――


シャーリー「いっ!?うわああああああ……はぁ」



~ハンガー~


もっさん「くそっ!居合い斬りの要領で『烈風斬』を放ったら『雲耀』にしかならなかった!」

シャーリー「少佐~仕方ねぇって……刀が違うんだもん」

もっさん「奴の衝撃波は斬れたが……あまつさえ白刃取りだぞ!?不甲斐ない!」

ルッキーニ「シラハドリ?」

宮藤「刀を手で挟んで受けることだよ、ルッキーニちゃん」



宮藤「でも坂本さん、いつ白刃取りなんかされたんです?」

もっさん「すれ違いの瞬間……一瞬装甲に隙間が出来て刀を挟み込んだ」

もっさん「『烈風丸』であっても恐らく折られたな……」


ミーナ「これ、額縁に入れて飾らない?」

ペリーヌ「そうですわね……少佐の愛用の品ですし」

エイラ(……ダメダナ)



~ブリーフィングルーム~


エーリカ「いやー『コメート』ってより『シューティンスター』だったねー」

ゲルト「その表現が妥当だな。だがアイツは何故帰ったんだ?」

ウルスラ「良く居る情報収集型の最上位機かもしれませんね」

ウルスラ「あの機体にあくまでも交戦の意志は有りませんでしたし、大本のコアが私たちのスペックを測りたいんでしょう」

もっさん「……ネウロイの癖に私の太刀筋を見抜くどころか、扶桑の主力『流星』を名乗るだと?」

もっさん「絶 対 に 叩き墜としてくれる!!!」




ミーナ「まあまあ熱くならないで。もしそうだとしてこちらの情報がバレてるのは?」

ウルスラ「私のシュレックのVT信管とシャーロット大尉の加速、坂本少佐の太刀筋……だけですかね」

ミーナ「……調度主力に据えて置きたいところね」

ペリーヌ「でもリーネさんのライフルの初速なら捉えられない訳じゃ有りませんわよね?」

リーネ「射程が問題ですけど……」

ミーナ「確かにそうね。調子に乗ってまた偵察に来るでしょうし、次こそは仕留めましょう」



~昼~


ブーンブーンブーン!

エイラ「どんだけ早いんダ?報告すんノ……」

ウルスラ「確実に小さな巣が近くに有りますね」

エイラ「あとでサーニャと探しに行くカ」



~基地上空~


ネウロイ「!」


もっさん「リーネ、来たぞ!ヘッドオンで当てろ!」

リーネ「は、はい!」ズキューン



ネウロイ「!?」


ネウロイ「――!」シャキン


ネウロイ「!」クイ・・・ピタ


ネウロイ「~♪」クルクル


ネウロイ「☆」ビシィイ



シャーゲル「「……は?」」

エーリカ「止まったよね?空中で静止したよね?」

エイラ(コブラだ……コブラやりやがった)

ウルスラ「空気抵抗を垂直に機体の腹で受けて減速、そこから左向きのバレルロール……」

宮藤「左捻「あ ん の バ カ ネ ウ ロ イ ! ?」



ネウロイ「?」パカパカ


シャーリー「羽根開いたら……なんかアレ、おとぎ話のワイバーンみたいだな」

ペリーヌ「ワイバーン?」

もっさん「『飛龍』……アイツは一体扶桑になんの恨みがあるんだ!?」

ミーナ「こじつけが過ぎるわよ、美緒」


ネウロイ「……!」キィイイイイン

キラン!



~ハンガー~


エーリカ「少佐が怒るから逃げちゃったじゃん!」

ルッキーニ「ほんとだよ~!ネウロイだってアイデンティティあるんだよ!」

もっさん「ぐぬぬ」

シャーリー「立場が逆転しとる……明日は雨か?」

ゲルト「いや……雪だな」



~ブリーフィングルーム~


ミーナ「あちらにはリーネさんの狙撃がバレてしまったわね」

ウルスラ「ですがあのネウロイ『ワイバーン』は自分の情報も少なからず置いていきましたから」

シャーリー「超高速超機動、可変主翼、んでなんか茶目っ気有りか?」

ゲルト「むぅ……」

リーネ「あのなんだか……済みません」



ウルスラ「まだ全員のスペックを知られた訳では有りませんから、あと少なくとも三回は来るでしょう」

ミーナ「三回……ね」

ウルスラ「ということで私の持ってきた新兵器を久々に使いたいのですが」

エーリカ「おお!懐かしきビックリどっきりウェポン!」

ルッキーニ「見せて見せて!」

ウルスラ「ではハンガーで」



~ハンガー~


ウルスラ「これですね」テッテレー

つ風船爆弾

宮藤「あ、これって和紙ですか?」

ウルスラ「ええ、扶桑の上質紙と糊で出来てます。重ねても軽いので」

もっさん「ふむ、対空機雷ということか」

ウルスラ「爆弾以外に水素ガスが入っていますから」

シャーリー「でも航空機に引っ掛かったら危なくないか?風に流されんだろ?」

ウルスラ「それが試験を中止した理由です。ノイエカールスラントの試験場内ですら行方不明になりかけたので……」

ゲルト「墜落したら地上に被害が出るしな」



ウルスラ「ですがサーニャさんやミーナ中佐の居るこの隊ならその心配も有りませんので」

ミーナ「まあ捕捉は簡単だけれど……ネウロイへの命中率が不安よね」

ウルスラ「ですね。上手く誘い込んで頂ければきっと」

ルッキーニ「速いよ~?あのネウロイ」

エーリカ「ん~つまり当てれば良いんでしょ?当てれば」

ミーナ「あら、自信があるの?」

エーリカ「もちろん!妹の悩みは私が解消しなきゃね!」

シャーゲル((普段増やしてんの誰だよ))



~夕方、基地上空~


ネウロイ「♪」ノシ


ウルスラ「姉さん、頼みます」


エーリカ(うん!方位よし、高度よし、敵機捕捉……!)アウ


ネウロイ「?」


エーリカ(喰 ら え っ !)




エーリカ(バ ニ シ ン グ ス 〇 ー ム ! ! !)





ズゴゴゴゴゴゴゴッ!!!


ネウロイ「!?」


ボスッ!ドカン!ボスボス!ドカアアアアアアアン!!!


ペリーヌ「す、凄い……通常の『シュトゥルム』は身体の周りに纏うだけですのにこれは気流を螺旋化してネウロイの進行方向へ集中させていますわ!!!」



ネウロイ「!!?……!」キィイイイイイン


エーリカ(あと少し……でも向かって来てる……?)グギギ


ネウロイ「……」キィイイイイイイイイイイ


ズガン!ズガ――


ネウロイ「――……!」ギュン


エーリカ(うそっ!?)キャイン




ジュボフッ――……





~ハンガー~


ウルスラ「大丈夫ですよ。姉さん」ナデナデ

エーリカ「くぅん……」シュン

もっさん「実に惜しかったな」

ゲルト「……爆発の際、気流が乱れる事を計算し、被弾に構わず加速。そしてまさか一瞬だけ出来た渦の隙間を最高速でくぐるとは」



~ブリーフィングルーム~


ミーナ「あと二回……ね?」

ウルスラ「露見していないと思われる攻め手はバルクホルン大尉、ペリーヌ中尉、エイラさん、ルッキーニさんの固有魔法です」

エイラ「イヤ、見た目で判るとしてルッキーニとツンツン眼鏡の固有魔法見たら終わりかもナ~」

ゲルト「む……一度使った手には簡単に乗らんだろうしな」



リーネ「何かヒントは無いでしょうか。あのネウロイって攻撃してきませんし」

もっさん「そうだな。基本……奴は一対一には乗るようだ」

ウルスラ「情報収集をしたがってますからね。ですが一対一の状況で相手をするとなると危険が付き纏います」

シャーゲル「「ならさ!」ば!」ガタ



シャーリー「あん?」

ゲルト「なんだ、さっさと言え。譲ってやる」

シャーリー「いや、別に譲られてもな……」

ゲルト「ふん、早くしろ」

シャーリー「はあ、要はこの隊の誰かがサシで相手せんきゃならん訳しょ?」

シャーリー「前例的に少佐みたいな感じで誘えば来るわけだ」



シャーリー「んでアイツはもし『少佐以外』が『少佐っぽいフォーム』で攻撃してきたときどうする?」

ミーナ「恐らく同じ対処法をするわね」

シャーリー「だろ?って事はだ!」

シャーリー「それを利用して、今回の反省点を生かすとリベリオンの国技にうってつけなのがあるんだよ!」



もっさん「リベリオンの国技か。バスケットボール、リベリアン・フットボール、マーシャルアーツ……」

エイラ「解ッタ!アイスホッケーだよナ!」

シャーリー「ブッブー!扶桑にも有るし、エイラは惜しい!」

シャーリー「正解はベースボールだ!」

宮藤「野球ですか?」

エイラ「ペサパッロかヨ~確かにソウダナ」



シャーリー「あれはバッターとピッチャーが一対一だし、少佐のイアイにも通じないこともないだろ!」

ペリーヌ「で、どうやって反省点を活かすんですの?」

シャーリー「それはバットの先っぽに爆弾くっつけてさ?」

ゲルト「くわえさせてドカンか……」

シャーリー「おろ?よく解ったな?」



ゲルト「うちにはシュラークバルが有るからな。……少佐の横向きのイアイフォームはあれのスイングにしか見えん」

シャーイラ「「だよな!」」

もっさん「お前ら……」

ゲルト「それに私も『パンツァーファウスト』を奴とゼロ距離でヘッドオンして撃ち込む気だったからな」

ゲルト「いいだろう。私がその作戦を実行しよう」

エーリカ(いい加減自分の危険考えようか?ね?)ガウ



滑走路


パシィイイン!

宮藤「シャーリーさん、肩良いですね!」ポイ

シャーリー「そうか?まあそれほどでもあるけどな!」パシ

シャーリー「ところで宮藤はなんでそんなしっかり受けられんだ?」

宮藤「私、学校のソフトボールで捕手ばっかりやってたので。シャーリーさんはアンダースローじゃないんですね」

シャーリー「私もソフトボールやってたけどやっぱ振りかぶりのが球に勢い付くじゃん?スピード狂ならこっちかなあって」プルン

パシィイイン!

宮藤(お陰で眼福ですよ!///)



もっさん「それは解ったが何故いきなり野球の練習なんだ?」

ゲルト「何事も型から入らねばと言われて……な」ブンッ

ゲルト「『パンツァーファウスト』を奴に当てれば良いわけだが真芯に当てた方が効果は上がるのも一理ある」

エイラ「おーし!撃つゾー!」ブン



サーニャ<<一番、エイラ。エイラです>>

ウルスラ<<解説は私がしますね>>

シャーリー「プレイボール!いくぞ~!」

エイラ「おう、来イ!」

宮藤(シャーリーさん、無難にフライでアウトにしましょう)

シャーリー(おっけー)



ウルスラ<<初球……振りかぶって……投げた!>>

エイラ「予知通りフォークダナ!」カキン

シャーリー「ほい」パシ

エイラ「うえっ!?」

ウルスラ<<予知は出来ても球速に押されてますね~アウトです>>



ウルスラ<<では配置をご説明しましょう>>

ウルスラ<<バッテリーは宮藤さんとシャーロット大尉で確定です>>

ウルスラ<<それ以外は特別ルールとして今打ち終わったバッターがファーストに>>

ウルスラ<<セカンド、サード、ショート、レフト、センター、ライトを回ります>>

ウルスラ<<つまり次回打者はライトということです>>



サーニャ<<二番、ルッキーニちゃん。ルッキーニちゃんです>>

ウルスラ<<これはある意味見物ですね~>>

ルッキーニ「へっへへ~!打っちゃうよ~!」

シャーリー「おう、打たせないぜ!」

宮藤(ホームランは無いですし、高めに集めましょうか?)

シャーリー(そだな。んじゃいくぞ)



ルッキーニ「ん~よいしょ!……あれ?」スカ

ウルスラ<<ストラーイク>>

ルッキーニ「え!?」ブン

ウルスラ<<ツーストライク>>

ルッキーニ「う゛ー!シャーリー酷い~!」カクン

ウルスラ<<スリーストラーイク!アウトです>>

シャーリー「勘弁な~」

ウルスラ<<チェンジアップですね。投球練習で速球ばかり見せていたことはこれの伏線でしたか~>>



サーニャ<<三番ミーナ中佐。ミーナ中佐です>>

ミーナ「私、スポーツあんまり得意じゃないのよ~♪」キィイイン

シャーリー(固有魔法丸出しで気張ってらっしゃる……)

宮藤(う~ん、シャーリーさん。フォアボールでいきませんか……?)

シャーリー(仕方ねぇな)



ウルスラ<<おーっと勝負を避けましたね~。今回は透明ランナー制を使います>>

ミーナ「……」キラン

シャーリー「ごめんな~中佐ぁ~」

宮藤(これでフォアb「うりゃああああああ!!!」

カキィイイイイイン!



ウルスラ<<ああぁっとこれは予想外です!敬遠球を打ちました!>>

ウルスラ<<しかも伸びてます!扶桑の新〇選手が敬遠球を打ったときより伸びてます!>>

もっさん「くっ!間に合わん!」

エーリカ「『シュトゥルム』!」ギュルン

ペリーヌ「っ……捕りましたわ!」パシィ

ペリーヌ「あっ!?」フラ


ボチャアアアアアン!



ミーナ「あ~残念~!」

シャーリー(何なんだよこの人!?)

宮藤(怖いです……思わずシールド張りかけました)

ペリーヌ「球は離して……ませんわよ……」グッチョリ

ウルスラ<<ミーナ中佐は固有魔法で計測した中で一番甘い球を打ってます>>

ウルスラ<<でも姉さんの『シュトゥルム』によって打球が直下に落とされましたね~>>

ウルスラ<<両方ともエースにしか出来ない芸当ですよ>>

ウルスラ<<ちなみにグラブを投げてないのでセーフです。投げてたら無条件で三塁へ進塁でした>>



サーニャ<<四番バルクホルン大尉!バルクホルン大尉です!>>

ウルスラ<<遂に本命登場でしょうかね!因縁のライバル対決始まります!>>

ゲルト「ふっ……さあ掛かって来いリベリアン!私が打ち崩してくれる!」ピシィ

シャーリー「ホームラン宣言か……なら私も本気を見せなきゃな?」



宮藤(どうします?)

シャーリー(アンフィテアトルムの時の作戦覚えてっか?)

宮藤(あれですか?……了解です)



ウルスラ<<キャッチャー頷きました。さあ注目の第一球!>>


シャーリー「いっけええええええええ!」


ビュウウウウウウン!


ゲルト「絶好球!!!」


宮藤「お姉ちゃん///」ボソ


ゲルト「!?」


パシィイイン!



ウルスラ<<初球気合いの籠ったストレートでした!これは凄い!>>

シャーリー「ふぅ……宮藤、よく受けたな!」パシ

宮藤「いえ、まっすぐですから!」

ゲルト「……聞き間違いか?」



ウルスラ<<さあて第二球……投げました!>>


ゲルト(今度こそ!)


宮藤「お姉ちゃんだぁいすき///」ボソリ


ゲルト「私もだぁあああああ!!?///」


カキィイイイイン!



ウルスラ<<ファアアル!僅かに右へ反れました!>>

ウルスラ<<しかし何が私もなんでしょうか?>>

ゲルト「///」

シャーリー(……宮藤)

宮藤(やり過ぎましたかね?)

シャーリー(――次、作戦止めて『アレ』使うからな)

宮藤(っ……はい)



シャーリー「バルクホルン、ちょっと聴けよ」

ゲルト「///……なんだ?」

シャーリー「――これから私が編み出した魔球を投げてやる」

シャーリー「もし打てたらお前をお姉ちゃんとでも姉さんとでも呼んでやるし逆らわん!」

シャーリー「でも打てなかったら……解ってるな?」

ゲルト「――ふっ……いいだろう。その勝負受けて立つ!」


ゲルト(やっべなんか条件出してきたツンデレ妹超可愛ええええええええ!!!)





シャーリー「いくぞ――」



シャーリー「はああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」キィイイイイイン




シャーリー「ワ ン ダ ー ワ イ ド ホ 〇 イ ト ボ ー ル ! ! !」




ゲルト「あたれええええええええええええええええええええええぇぇぇ!!!」ギュイイイン




――ギギギギギギギギギ……




ガキィイイイイイイイイン!!!――







宮藤「――……っく!?」




ゲルト「っ……これは……」




シャーリー「引き分けだな……」







つボールがねじ込まれた金属バット




ウルスラ<<これは……『超加速』と『筋力強化』が拮抗しないと……>>


ウルスラ<<……>>


ウルスラ<<あっ……>>



ゲルト「むう……見てみろ」スッ

シャーリー「すっげえな」パシ

宮藤「あ」

ウルスラ<<バッターアウトー……>>

ゲルト「なっ!?」

シャーリー「ああ、そっか……悪いな。バルクホルン」



ウルスラ<<前例が無いのですが状況的にファールチップです……>>

ウルスラ<<……別な例えだとゴロを捕球した際、グローブにボールが挟まって取れない場合は>>

ウルスラ<<そのグローブがランナーより早くファーストに渡ればアウトになるのと同じ原理で>>

ゲルト「な……んだ……と……?」

シャーリー「まあ、うん。仕方無いな……諦めろ」


宮藤(このバット……そしてボール……)



~夜、アドリア海沿岸~


エイラ「こっちの方角のどっかってのは解ってんだけどサァ」

サーニャ「……地表には見当たらないわ」キュイン

エイラ「ここまで居ないとなると……お手上げダナ」



サーニャ「……谷?」キキュ

エイラ「おっ……海岸の高台が抉れたとこカ」

サーニャ「うん……あれ?」キィン

エイラ「ナンダ!?」キラン


ネウロイ「!?」ヒョコ



エイラ「見つけタ!これじゃレーダーにもサーニャのリヒテンシュタイン型魔導針にも引っ掛からなかった訳ダナ!」


ネウロイ「!」ヒュン


サーニャ「洞窟へ引っ込んだわ……追撃はダメね」

エイラ「明らかに誘ってるナ。巣が出来て日も浅そうだし、明日以降の攻略で間に合うダロ」



~昼、ブリーフィングルーム~


ミーナ「流石に痛めつけたから来ないわね……」

宮藤「中佐、バルクホルンさんでも撃墜しきれなかった時なんですけど……」

ミーナ「何か案が有るの?」

宮藤「はい、ちょっとペリーヌさんとルッキーニちゃんに協力してもらって……」ゴニョ

ミーナ「なるほどね~。やってみましょうか!」

宮藤「これならこっちも失敗してもまだチャンスは有ると思うんでs

ブーンブーンブーン!



~基地上空~


ネウロイ「……」キィイン


シャーリー「んーなんか元気ないな」

リーネ「所々完全には再生していませんね」

ゲルト「つまり……この『パンツァーファウスト』が全てを握る訳か」



ネウロイ「……?」


ゲルト「来い!ネウロイ!」


ネウロイ「……!」キィイイイイン


ゲルト「そうだ……」


ゲルト(見極めれば……)


ネウロイ「!」ズゥウウウ


ゲルト「――ったれぇええええええぇぇぇ!!!ふあぁいやぁああああいぃぃんぱぁくとぉおおおおお!!!」


ゲルト(――捉えられる!!!)


ネウロイ「……!」


ガチン


ズガアアアアアアアアアアアアアア――



ネウロイ「!……!?」フラ


ゲルト「ぐっ……殺り損ねたか……」

シャーリー「大丈夫か!?」ガシ

ゲルト「……」ガク

ウルスラ「たぶん脳震盪です。命に別状は無いでしょう」

リーネ「良かったですけど……ネウロイが」



エーリカ「でもマッハ1.3は出るんだ……」

もっさん「これで逃がせば……コイツより上が来るかもしれん」


ネウロイ「……!……!」フラフラ


エーリカ「少なくともそれはね……!」

もっさん「っ……引き離されるな……その上『木の葉落とし』か」


<<坂本さん!ハルトマンさん!ネウロイを直進させてください!>>



ネウロイ「……!」キィン


宮藤「さあどんな球種でも受けますよ!」


<<無理だ宮藤!墜とせたってマッハの破片がシールド外から降り注ぐぞ!>>


宮藤「ペリーヌさん!ルッキーニちゃん!さっき説明した通りね!」


ルッキーニ(りょーかーい!)


ペリーヌ(ま、仕方ありませんわ)



ネウロイ「!」


キラン!


ネウロイ「!!!」


宮藤「飛んで火に入る――」


宮藤「――夏のネウロイ用シールド!!!」


ビリビリ!コォオオオン!


ネウロイ「!?」




ガッシャアアアアアアン!!!





もっリカ「「宮藤ぃ!?」」


パラ……


キラ……キラン


<<三人とも生きてまーす!ネウロイも撃墜しましたぁ!>>



~ブリーフィングルーム~


もっさん「危なすぎるだろうが!墜としたことは褒めてやるが無茶はするな!」

ミーナ「私が許可したのよ~。あと美緒はその発言、鎖付きブーメランよ」

宮藤「最初は昨日のバットとボールみたいな感じでネウロイを食い止めようと思ったんですけど」

宮藤「私のシールドにペリーヌさんとルッキーニちゃんの固有魔法をくっつけたら、あの虫を焼く蛍光灯みたいになるかなって」

もっさん「誘蛾灯か……まあネウロイも光には反応していたようだし、な」



エイラ「あ、みんなオハヨー」

サーニャ「……おはようございます」

ミーナ「あら、二人とも珍しく警報で起きなかったの?」

エイラ「中佐~そこは勘弁してくれヨ~。警戒当番じゃないし、やっとこさ巣を見つけたんだからサ」

一同「えっ!?」



エイラ「あり?ああ、報告書まだだったナ」ヒョイ

ミーナ「南側の沿岸……地図だとこの崖の洞窟ね」

エイラ「サーニャが気が付いたんだケド、どうも最近出来た割りには戦力が多いらしイ」

サーニャ「……ネウロイの中でも大きいのが4つ、それぞれ独立してました」

リーネ「大型が?」

サーニャ「小型はあの偵察型しか居ないみたいです」

エーリカ(あれ?もしかしてトゥルーデ無理する必要無かった?)



もっさん「ならば、早速明日奇襲を掛けるか!」

ミーナ「って装備はどうするの?」

ウルスラ「ストライカー整備も含めてもうやってますよ」

ミーナ「はあ……どうしてもやるの?」

エーリカ「相手の基地ごとぶっ潰した方が楽だしね~。戦力比3:1だもんいけるって!」

ミーナ「……解ったわ。それじゃあ電撃戦の準備をしましょう」


~続く~



ミーナ「近距離だけど遠征だから軽装……でもね~」

ウルスラ「ロケットブースターでは?」

エイラ「それなら持てるだけ持ってっカ」

ペリーヌ(ところでシャーリーさんどこ行ったんですの?)

ルッキーニ(さあ~?知らないよ?)



~医務室?~


ゲルト「ん……見覚えのある天井だな」

ゲルト「アレッシア先生?居ないのか?」

ゲルト「むぅ……」フワ

ゲルト「?」バサ



シャーリー「Zzz」

ゲルト「な!」

ゲルト「リベリアン!何故貴様がそこで寝ている!?」

シャーリー(ふぁ~)

ゲルト「答えろォ!」



シャーリー(眠かったんだよ……天気良いし)

ゲルト「だからといって何故ウサギだ!?」

シャーリー(二人同じベットは幅取るじゃん。となりシーツないし)クイ

ゲルト「ならば自分の部屋で寝ろ!」



シャーリー(堅いこと言うなよ~!ほらほら~)スリ

ゲルト「う!?素足に毛を擦り付けるな///」

シャーリー(なら腹の上なら良いだろ?)ピョン

ゲルト「む……」

シャーリー(まあそんな気ぃ張んなって)

シャーリー(何でも出来る奴なんか居ねぇしさ)



ゲルト「……」

シャーリー(ついでにマッサージしろよ。昨日の賭けの分だ)

ゲルト「ぐっ……」ナデプニ

シャーリー(おお、勝者の特権だねぇ~///)



ゲルト「……」フニフニ


シャーリー(……動物になった理由な?)


ゲルト「なんだ」


シャーリー(今みたいに……人間のお前とウサギの私ならきっと大丈夫だと思ってさ)


ゲルト「っ///」フワ



シャーリー(――自分に正直んなれるかなって)


シャーリー(ごめんな、無理な作戦やらせて)


ゲルト「好きでやったんだ……気にするな」


シャーリー(ありがと)


シャーリー(……ふぁ)Zzz


ゲルト「ふふっ……」



~医務室~


ゲルト「……シャーリー……ぐぅ」zzz

シャーリー「うわ、夢でも私となんか言い争いしてんのかよ!?」

アレッシア「どうかしらね。こんな寝顔だからそれは……」

シャーリー「眉間にシワなきゃもうちっとみんなに好かれんのになぁ。コイツ、少佐くらい喜怒はっきりしてたらさ」

アレッシア「それだったら少なくともこの隊で中佐とハルトマン中尉の次に貴女がこの人を理解しているけどね」

シャーリー「そっかぁ?はぁ……こんな堅物捌ききれねぇつうの」


ゲルト「ふふっ……ふわふわ……」zzz


~もっかい続く~



お疲れさまでした

今回のネウロイさんはこれですが

http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=30889

専用小型長距離ミサイル『ダークファイア』がまだ概念すらないので未武装になってます

あと風船爆弾と誘蛾灯はちょうど二十世紀前半の技術です

あと次回のネウロイはロボット好きには堪らないかもしれません


今回のED
http://www.youtube.com/watch?v=OfRwb2AYIy0&sns=em
http://www.youtube.com/watch?v=Xduw1USXGTc&sns=em

ではまた次スレもちらつきつつ不定期の深夜にお付き合いください




では今夜もお付き合いください

本編と行きたかったんですが今回は外伝です



――あ、どうも連絡が遅れましたね


――ええ、昨日目が覚めたばかりで


――……まあ滅多にこんなこと体験出来ませんし


――命あっての物種ですけども



――っ……その話ですか?


――それは本当ですよ


――ただ


――あれは確実に


――……詳細は文面でお伝えしますね


――私の武器はカメラとペンですから



――1945年5月某日、オトラント海峡


――古くからギリシャとロマーニャを対岸に隔てて存在するこの海峡は


――アドリア海への入り口であり、ヴェネツィアなどの主要な都市の発展に貢献した


――『ローマは一日にして成らず』という格言


――それだけ多くの船がこの海を滑り、世界と交易したのだろう



「ふぅ……」


ロマーニャでは季節外れの霧


こんなに濃いと久々の海面もうんざりする


ただひんやりとしたこの空気も悪くはないのだが



「もう少しで最寄りの港に着くが……どうだったかね?この艦の乗り心地は」


後ろからの声に振り向くといかにもロマーニャ男らしい風貌でありながら威厳のある瞳の軍人が立っていた


このアデュア級中型潜水艦、『シィーレ』のジュニオ・ヴァレリオ・ボルゲーゼ艦長だ


「ええ、もちろん良かったですよ。潜水艦とは思えない陽気さも相まって」

「誉め言葉だ。君が居なくなると寂しくなるな」


私の言葉の半分は冗談、半分は感謝


まさかロマーニャの一流料理を一週間、毎日食べられるとは誰も思いもよらないだろう



ここに来る前、私はリベリオンで記者をしていた。今もだが


『ニューヨーク・タイムズ』、少しは名の知れた新聞社のしたっぱ


事実、うちの社は国との繋がりが無いこともないからだろう


戦場の記録を記事にし、いい意味での情報操作もとい戦意高揚を任されている


今回、私はその社命を受けてロマーニャの取材をするためにジブラルタルからこの艦に乗った訳だ



未だ海面には蒼白い霧が漂っている


この艦はジブラルタルへ到達する前に一度、アフリカ沿岸で補給支援を行っていて


その帰りに人員輸送のついでで連合軍の正式記者となった私を拾ってくれたらしい


ただ惜しむらくは順番が違えば、あのパットン将軍や『アフリカの星』とも会えたかもしれない事だ


まあ、取材目標はヴェネツィア最前線なので被写体の諦めはつくが……



「ふむ、『ファタ・モルガナ』でも現れたかな?」


海を眺めていた艦長が少しおどけたように口を開く


「『ファタ・モルガナ』?」

「そうだ、シチリアの伝説でな。蜃気楼を起こす妖精の事だ」

「解りやすく言えば『モルガン・ル・フェイ』だな」

「『アーサー王』の?」


あの妖女……アーサーやランスロットを惑わしたとかいう



「ここはオトラントだからな。しかし……」

「何か?」

「君はもちろん第501統合戦闘航空団は知っているだろう?」

「ええ!今回の取材で是非逢えたらと!」


知らない訳がない。ブリタニアでの彼女たちの命を賭けた戦功は何にも代えがたいものだ


「彼女たちが数日前、成層圏にコアがあるというネウロイを撃破してな」

「そのネウロイのコードネームが『エクスキャリバー』だったのだよ」



「艦長!それくらいは教えてくださいよ!」


な、なんというスクープを逃したのだろうか……


「……伝えても海の上だったのだがな」

「うっ!?」


一本取られてしまった


「その流れから言えば『モルガン』ぐらいは居てもおかしくはないと思わんかね」

「……ええ。そうですね」


この霧をネウロイが……それはそれで風情のある奴も居たものだ



霧は晴れずに存在感を増している様だ


「さてと……ではあと一踏ん張りするよう、機関室に気合いを入れてくるか」

「君も艦内に入りたまえ。ここまで来て海に落ちていられては私も堪らんよ」

「ありがとうございます。では、ご一緒させて頂きますね」


私は艦長の提案を快く受けた。少し体を冷やした様な気もしたから


でもそれは――その感覚はもっと違うものだった



「艦長!左舷から飛行物体でっせ!」

「ぬあっ!?」


下士官の若者がドアに手を掛けた艦長を勢いに任せて突き飛ばす


「うぐ……飛行物体だと?ネウロイか?」

「解りまへんのや!四機で編隊組んでるくらいしか!」

「第一種対空戦闘配置だ!同時に潜航準備!」

「艦長が口説いてる間にもう着いてますー!」

「……これが」


そう……何となく空気が震えていたんだ。やっと解った



「観測班見えるか!」


「まだです!」


先程までとは艦の空気が変わる――でも何故か胸騒ぎは違った方へ酷くなっていく


<<こちら副長!やっぱり潜航準備に五分かかります!>>


「ふむ、仕方有るまいて!レーダーはどうだ?」


<<飛行物体の上空接近あと10秒……5、4、3――>>





――とっさに私はカメラを霞む空へ向ける




――轟く衝撃波の爆発音




黒いシルエットがその霞を斬り裂いて――




「――ネウロイ!」




――四機の怪異は私の構えたファインダーへ収まった







――シャッターが切れる音




――そこから刻が動き出すまで確かに私は『彼』と見つめ合った




――黒い紙飛行機の様なフォルム




――紅に染まった機首と二枚の垂直尾翼の先端




――それはこの穹を我が物にしたような力強さで




――すぐにでも闇に溶けてしまいそうな儚さを持っていた





「「「「……」」」」


四機はダイヤモンド編隊を保ったまま再び穹へ翻る


「よし、タリホー!司令部に発見を通達せよ!」


<<サーイエッサー!>>


「っ……」


私の中の恐怖はいつの間にか変質していた


『彼』を撮らなきゃならない


いや、『彼』をもっと知りたいんだと



「これより10サンチ砲で霧を払う!機銃座は偏差射撃を心掛けろ!」


「操舵はランダム回避!機関最大!潜航準備急げ!」


潜航まであと二分ぐらいか……


次のチャンスを逃せば彼とはもう逢えないだろう


何故私はこうも『彼』に心惹かれるのか――


――もどかしいが答えは出ない



一呼吸ののち、アデュア級唯一の単装砲が火を吹き


穹を鉄が裂いて彼方へ消える


あとには忘れ去られていたロマーニャの蒼い大空が顔を覗かせた


そしてその穹の隙間へ――『彼』は僚機を率いて飛び込む


自身を迎え撃つ二条の火線などものともしない機動を携えているから


それを体現する様に急降下と共に空中へ美しい螺旋を描いていく『彼』





「当てろォオオオ!!!」




「気概を見せてみやがれえええええ!!!」




――ああ、『彼』には当たらない……




――迫る四機




――終わりを確信した私は




――最後にもう一回、『彼』にピントを合わせて




意識を手放した――





私が目覚めたのは昨日、あれから数日経った軍の病院だった


話によるとあの四機は主砲への攻撃を行い、次に機関部を狙ったらしい


しかし、付近を航行していたブリタニア海軍の『プリンス・オブ・ウェールズ』艦隊所属巡洋戦艦『レパルス』と


アドリア海からアフリカへの航路を取っていた戦艦『クイーン・エリザベス』、『ヴァリアント』の加勢によって


『彼』は一旦撤退し、乗員の救助は完璧に行えたのだという。


私の生きているのがその証拠だ



だが最後に『レパルス』が『シィーレ』から離れた瞬間を見図って再度奇襲され


『彼』は『シィーレ』を永遠の海中へと誘った


これが何を意味するのかは全く理解出来ないが少なくとも


怪異の中で一際『彼』が戦況を読み、確実な戦果を上げる事の出来る


いわば『エース』であることは確かなのだろう



――私が敵である怪異にこんな気持ちを持つのはニューヨークなら考えられなかった


――けれどあの霧の『亡霊』たちはそれを覆した


――限り無く生産される怪異に命という概念は当てはまるのかは判らない


――しかし少なくとも『彼』は


――人類が命を賭けて戦う事に対して自身も真っ直ぐだった気がするのだ



――たった数分の邂逅が私の視界を広くしてくれた


――これから私の撮る世界がいつか『彼』をまた捉える事


――それを楽しみにしている


――今はそれだけだ



「ふぅ……」


明日からはロマーニャの取材に戻らなければいけない


私の本心は隠した文章を書き上げ、封筒へ突っ込む


「署名、署名っと」


――Albertine Genette


「これでよし……」


そしてもう一度、痛む身体でシーツに潜り込んだ





――さあて




――夢でなら




――愛しの『彼』と




――逢っても文句は言われまい……ふふっ




漆黒の咆哮~悪魔~




~THE END~





さていかがだったでしょうか

今回のネウロイさんはあの部隊
http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=31064
デルタ翼状態が紙飛行機に似ていますよね

主人公のモデルはもちろん亡霊やら南十字星やらを取材したあの人です

あとボルゲーゼ艦長は人物的にこのお話にうってつけでした(詳細は暇なら調べてみてくださいね)


ではまた深夜にお付き合いを


ところで残り100を切りましたがここからどうしましょう
キリ良く本編ではないおまけを書くつもりですが

①小ネタ(時間軸無視で色々やる)
②504か502(一部キャラ崩壊はあしからず)

のどちらかにしたいので>>9112くらいまでで多い方を
そこまでレスが無ければ>>1が好きな方を次回書いてきますね


長々とお付き合いありがとうございました


①希望
むしろ次スレ継続希望

2で

えーっとこれ>>914までで引き分けですかね?
それじゃあ>>1が好きな方を書きます
沢山のレスに元気が出ました

>>910安心してください。続きますよ


スレの終わりが近いところで時間軸なんですが(CP=コンプリートファイル)

マルセイユが来たのは7月(CP2)

ヴェネツィア解放も7月(CP2)

3日後に天城がみんなを迎えに来た(ロマーニャからバ・ド・カレーまで送る、劇場版CPの小説)

出発から三週間で扶桑に帰国(天城は無理が祟って1ヶ月の修理予定、劇場版CPの小説)

8月3日に宮藤がガリアへ天城で出発(劇場版)

1ヶ月+αで9月にバ・ド・カレー到着(劇場版)


なんかおかしいですよね。天城がほとんど壊れてなかったんでしょうか……

コンプリートファイル2の記述間違いもあり得ますし、アニメの最後での7月にロマーニャ解放のセリフはつまり6月に第十二話があったのか?(あれ……マルセイユ?)

7月まで余裕があるならウィッチーズを自由に遊ばせられるんですがね……小説版だと改変があり、6月に解放(消滅確認が)されているんです

よって>>1は小説版の時間軸でマルセイユを出しますので6月にロマーニャが解放されます(これなら整合性が取れる筈)


混乱を招かないためですが長々とルート説明にお付き合いありがとうございました

次はいつかの深夜に。ではまた

お知らせ

今日の日付変更前から小ネタを投下します

ではのちほど



それじゃあ始めます

今回の中身はゆるゆる日常編

ではお付き合いください



エイラ(あ~暇臭いな)コロ

エイラ(よし、あれやっか)

エイラ(確かここに……)



エイラ(おお!有ったんだな!)

つ毛糸玉

エイラ(なんかこう、体動かすのに……玉乗りを……)ドテッ

コロン!コロン!

エイラ(うえっ!?ちょ、ちょっと待てよ~!)



ペリーヌ(はあ……)トボトボ

ペリーヌ(先にエイラさんに交代を伝えてから『Trans』すれば良かったですわ)

コロ……

ペリーヌ(これは……毛糸玉?)



ペリーヌ(……)ツン

コロ

ペリーヌ(……っ)ツンツン

コロリン

ペリーヌ(楽しいですわっ///)ニャア



ペリーヌ「にゃあ~♪」

コロコロ

ペリーヌ「うにゃ///」

コロットントン

ペリーヌ「にゃああん///」



エイラ(……)

ペリーヌ「にゃにゃあ」

ペリーヌ「ふにゃん!?」

ペリーヌ「なぁーん///」

エイラ(……)



ペリーヌ「ふー♪」パシ

ペリーヌ「にゃっ!」クル

エイラ(……)

ペリーヌ「ふぎゃん!?」

ペリーヌ(エイラさん!?)



エイラ(いやあ楽しそうですなぁクロステルマンさん)

ペリーヌ(い、いつから……)

エイラ(いえ別に。三十分くらいですかな?)

ペリーヌ(そんな!?)

エイラ(可愛かったですぞ~)ニヤ



ペリーヌ(こ、このペリーヌ・クロステルマン……最大の汚点ですわ)

エイラ(ほう、そんなに)

ペリーヌ(もう生きてるのも嫌……!エイラさん、介錯を!)

エイラ(介錯って……可愛かったのに。毛皮ふわふわ眼鏡な感じで)



ペリーヌ(可愛っ……///)

ペリーヌ(うう……この毛糸玉がいけないんですわ!)ドン

エイラ(あ、私の毛糸玉!)

ゴロゴロゴロ!

ペリーヌ(へ?)

エイラ(待て待て~!)

ペリーヌ(っく!待ちなさい、エイラさんまた貴女のせいですの!?)



テンテンテン……


エーリカ(おお!毛糸玉だぁ!)

ルッキーニ(やたあ!転がしてぇ~転がしてぇ~!)

ルッキーニ(シュート!)ゲシィ



ゲルト(……『Trans』するぞ)

シャーリー(……)

ゲルト(お前、二重人格だろほんと)

シャーリー(うう……)フルフル



ヒュルルル……


シャーリー(んっ?)

パシィン!

シャーリー「」キュウ

ゲルト(シャーリー!?)



ゲルト(おい!シャーリー!?)

エーリカ(あー!トゥルーデ、まさかシャーリー食べる気!?)

ルッキーニ(お願い止めてぇ!)

ゲルト(食べんわ!)



ルッキーニ(ところで大尉~毛糸玉、見掛けなかった?)

ゲルト(毛糸玉?)

シャーリー「」キュウ

つ毛糸玉

ゲルト(お前たち……まさかサッカーなんかしてないよな?)



エーリカ(……)

ルッキーニ(……)

エールキ((にっげろぉおおお♪))ダダ

ゲルト(待たんか!危ないだろうが!)



エイラ(お、シャーリー?大丈夫か?)

シャーリー(う、うん……一体何が?)

エイラ(あーたんこぶ出来てんな)サス

シャーリー(痛い……)グス



エイラ(大丈夫、大丈夫。……このモードは大尉が近くに居やがったな?)

ペリーヌ(エイラさん!)

エイラ(ちょっと何があったか聞いてくるからシャーリー頼むわ!)ダッ

エイラ(そう!シャーリーは今、泣いているんだ!)

シャーリー(ぐすん)ウル



ペリーヌ(えっ!お待ちなさい!)グイ

ペリーヌ(なんですの!?)

シャーリー(うう……)ウル

ペリーヌ(あのシスコン大尉……ほら、シャーリーさん?宮藤さんの所行きますわよ)

シャーリー(ん……)



宮藤「どう?リーネちゃん」ポワポワ

リーネ(うん、気持ちいいよ///)

宮藤「痛みなら身体を小さくして治癒魔法だよ!」

リーネ(うぅ……肩凝りならまだ我慢するけど)

リーネ(芳佳ちゃん、ベッドから落ちそうになって胸に掴まるんだもん///)



ゲルト(待てと言っている!エーリカ、ルッキーニ!)

エーリカ(ま、不味い!足早すぎだよあのお姉ちゃん!)

ルッキーニ(うじゅう……あっ!少佐だ!)

もっさん(む?)



ゲルト(少佐!止めてくれぇ!!!)

もっさん(心得たっ!)

エーリカ(うぐ……でも負けないよ!ルッキーニ!)ガシ

ルッキーニ(うん!)ヒョイ



エーリカ(必殺!)

ルッキーニ(シャーリー直伝ドリフトターン!!!)ズザザッ

もっさん(ぬあっ!?)

ルッキーニ(そして曲がり角へダーッシュ!)



もっさん(ぐっ……済まんな。バルクホルン)

ゲルト(いや、気にしないでくれ……)

もっさん(いい加減聞き分けてくれたらな)

ゲルト(全くだ)



ゲルト(さて回り込むとするかな)

もっさん(ああ、それが「貴女たち、二度はないって言ったわよね~?」ガチャ

ゴチン!

もっさん(うぐっ!?)パタ

ゲルト(な……)バタ



ミーナ「あら?なんだか手応えが有りすぎ……きゃあ!」

ミーナ「美緒!トゥルーデ!ごめんなさい!」

もっゲル「「」」ガク

ミーナ「どうしましょう……」

ミーナ「……」

ミーナ「……介抱するだけよ?」

ミーナ「ベッドに寝かすだけよミーナ///」



コロンコロン


宮藤「あれ?これ毛糸玉?」

宮藤「……リーネちゃん!はいっ!」

リーネ(へっ?あっ!)パシ

宮藤「おお!」



リーネ(あ、なんか身体が勝手に……)コロコロ

リーネ(……)タタ

リーネ「にゃあ///」

宮藤「っ!?」ズキュン

宮藤「リーネちゃん可愛いよぉ……お持ち帰りだよぅ」



シャーリー(んっ……)

ペリーヌ(着きましたわよ)

ペリーヌ(はっ……あれは!?)ドクン

リーネ「にゃあ♪」

ペリーヌ「ふにゃん///」

リーネ「にゃーあ♪」

宮藤「っ!ペリーヌさんまで!可愛いいよう可愛いよぉ……!」

シャーリー(あっ……あれ、宮藤……)



シャーリー(うう……宮藤治してくんない)グス

シャーリー(……)

シャーリー(あれ?私なにやってたんだ?)ポケラ

シャーリー(ん?)



ペリーヌ(っく!リーネさん!身体が止まらないんですけれど!)

リーネ(し、仕方無いですよ!本能ですから!)

リーネ(芳佳ちゃん!止めてぇ……)

宮藤「はうう……///」ドバ

ペリーヌ(鼻血出しながら見とれてますわ!)

シャーリー(わぁお)



シャーリー(だっはっは!お前ら本気で猫やってるのか!?腹いてぇ!)

ペリーヌ(さっきまでウサギしてた貴女に言われたくありませんわよ!)

リーネ(シャーリーさん!止めてください!)

シャーリー(おう、任せろ……そらそこd「シャーリーさん!邪魔しちゃダメですよ!」ガシ



宮藤「楽しそうなんですからダメです!しかも可愛いですし!」ダキ

シャーリー(宮藤~ごめんな二人とも)

リーネ(もう……いや)

ペリーヌ(豆ダヌキ……)


宮藤「ふふっ、お礼なんて///」ニコニコ



リーネ「にゃう♪」

ペリーヌ「にゃー///」

シャーリー「……ふー」ジタバタ

宮藤「はう///」ハアハア



ウルスラ「あ、エイラさん。こんにちは」

エイラ「キャウン!」

エイラ(ウルスラ、大尉知らないか?)

ウルスラ「大尉……バルクホルン大尉もシャーロット大尉も知りませんよ」



エイラ(そっかー)

ウルスラ「お役に立てなくて済みません」

エイラ(いや、気にすんな)

ウルスラ「ええ」



ウルスラ「ん~」

エイラ(ウルスラ、聞きたいこともう一個あったわ)

ウルスラ「はい、なんですか?」

エイラ(少佐とリーネが飲んだ失敗作のドリンクって何なんだ?)



ウルスラ「ああ、アレですか?」

エイラ(なんか気になんじゃん)

ウルスラ「アレはですね……だったわけですよ」ゴニョ

エイラ(マジかよ……ヤバイってそれは)



エイラ(サルミアッキのシロップとコーラとウォッカ……?)

エイラ(スオムス本国でアル中になるから禁止されてたサルミアッキ・シロップ一体どこで手に入れたし!?)

エイラ(何よりそれにあとなに突っ込んだら元に戻る薬作れたんだよ!?)

ウルスラ「あとは発汗作用と代謝促進が必要だったんですよ……」

ウルスラ「で、間違えてコーラとサルミアッキのシロップだけ混ぜたやつではなくウォッカも混ざったやつを……」

ウルスラ「ちなみに私も動物化したとき飲みましたけど、味は美味しかったですよ。ええ、主にコーラが」



エイラ(まあシロップは『酒を飲んだことに気がつかない』が売りだったんだよな……)

エイラ(それにキツいの飲んでも動物化すると二日酔い無いらしいし。大尉が言ってた)

ウルスラ「へぇ、確かに少佐とリーネさんは酔ってませんでしたね」

エイラ(あれ、酒?……なんか一瞬未来のビジョンが視えた気がしたけどいいや)ピキン



ウルスラ「まあ、アレはお騒がせしました」

エイラ(ん?サーニャ!)

サーニャ「あ、エイラ。どこ行ってたの」

エイラ(ごめんごめん。ちょっと……あれ?何してたっけ)

サーニャ「忘れちゃったの?エイラ……忘れん坊だね」ニコ

エイラ(うぅ///)



サーニャ「じゃあお昼寝しよう……今日は夜間、哨か……い」パタ

ウルスラ「おっと」ガシ

エイラ(ウルスラ、ナイス!)

ウルスラ「いえ」

エイラ(ついでに運んでくれよ)

ウルスラ「もちろん」



ウルスラ「よいしょ」

エイラ(なあウルスラ、煮詰まってんだろ?)

ウルスラ「ええ、まあ」

エイラ(昼寝すんぞ。きっとなんか思い付くからさ)

ウルスラ「でも……いいんですか?」

エイラ(お前ならサーニャに手ぇ出さないし)



ウルスラ「じゃあ、失礼して」

サーニャ「」Zzz

エイラ(ふぁ……こんなとこ大尉に見つかったら襲われるな……)Zzz

ウルスラ「ん……っ」zzz


~Fin~



ルッキーニ(な、なんかすごい音したよね?)

エーリカ(……聞き覚えの有る音だよ。私には)

ルッキーニ(えっ?)

エーリカ(恐らく……)



エーリカ(あちゃあ……)

ルッキーニ(これ……あの二人の毛だね?)

エーリカ(ルッキーニ、二人の救出作戦やるよ!)

ルッキーニ(サーイエッサーであります!ハルトマン中尉!)



ミーナ「うふふ///」

ミーナ「可愛がってあげるわね?美緒、トゥルーデ///」

エーリカ(ルッキーニ、もうちょっと背中なだらかにしてよ)

ルッキーニ(う、うん。中佐、何するんだろうね?)

エーリカ(ミーナ、私なんか悲しくなってきた)



ミーナ「さあてどれにしましょうか?」

ゲルト「」

ミーナ「やっぱりこのウェスタン・スタイルかしらね?よいしょ」

エーリカ(うわ……動物用の服とか何であるのさ?)

ルッキーニ(う゛ぇ……)



ミーナ「あー本人はリベリオンの云々言いそうだけどカッコいいじゃない///」

ミーナ「次は美緒ね~」

ミーナ「やっぱり貴女にはこれ辺りがいいと思うのよ」

エーリカ(あ、あれは!?)



つ紋付き袴

ミーナ「~~ッッ!可愛い///」

ミーナ「ドッグショー用の衣装屋さんがローマに有るとは言ってたけど何でも揃ってたからビックリよね!」

ミーナ「次は~♪」

エールキ((……))ゾクゥ



エーリカ(……諦めよっか?)

ルッキーニ(うん、あとあたしこれから中佐の部屋の前で絶対走らないよ)

エーリカ(そうしよう)

ミーナ「きゃあ!可愛い///」

エールキ((……ダメダナ))


~Fin?~



お疲れさまでした

今回はなんだか本編に近いような

エーリカさんは僚機を連れ帰るのに英断したようです

次回は次スレで最初から長編外伝ネタをやります
こっちに投下しようとしたら異常に書きすぎてたことに気がついて、今回投下分を焦って書いたのは秘密

502、504も構想は出来たのでなんとかします(今回は残りが短いのでやめました)

次スレの扱いですが、こっちが埋まり次第ちゃんと自分が建てようかと思いますのでお待ちください
スレタイはパッと見で判りやすくします(一応、検索の際はエイラで)
ということでこれより下はご自由にどうぞ


ではこのスレにお付き合い頂き、ありがとうございました
また次スレでもどうぞよろしく



あっと、ところで『これから』の投下スタイルですけど


①今のまま全部一気に

②二回くらいに分ける


どっちがいいですかね?

次回は計算上100レス有りますけど……

要望や質問なんかと一緒に答えてくだされば幸いです



じゃあいつも通り①でいきますね

まだ埋まりそうに無いので埋め投下



漆黒の咆哮~暇潰し~


A―10「だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

ハリアー「うっせアベンジャーうっせ」

A―10「すまんぬ」

スピリダス「まあ落ち着け落ち着け」

スツーカ「兄さんまだいいじゃないですか」



A―10「んだこらぁああん!?」

スツーカ「燃料気化爆弾型ブースター装備してあそこまで突っ込めただけ……ねぇ?」

ハリアー「オレ、なんか知らんけどちょい役だからね?」

スピリダス「そうだ俺よりキャラ立ちしてんだからお前ら文句言うなクソども。バラウールぶちかますぞボケ」

A―10「」



X―02「恵まれてるね……私たち」

エクス「そうね……」

X―02「発言権ないに等しいよね」

エクス「良いのよ……私たちのが強いから」



エクス「でも……触手付けたけど勝てなかったし」

X―02「偵察機だからって機銃付けてもらえなかったよ……ミサイルなんて重いから加速の邪魔だってさ」

エクス「ツイてないわね」

X―02「うん」



エクス「触手にもせっかく近接装備付けたのに」

X―02「なにそれ」

エクス「……とりゃ!」

触手A「ブィイイイン!」

X―02「ゼッ……Zセイ〇ーだ!?」

エクス「X―02ちゃん、隠すとこ違うわ」



F―14「なんか人間に惚れられた件について」

XB―0「リア充乙」

F―14「いや、メンヘラ臭いんだよ。オレにはナガ……もとい二番機が居るからな」

XB―0「あっそ二股乙」

F―14「いい加減にしやがれ。ガルム呼ぶぞ」

XB―0「むぅ、困った。ごめんな」



F―14「そういやたまにウィッチの個人データ送られてくるけどあれなんぞ?」

XB―0「あ~あれはな……秘密だ」

F―14「なんじゃそりゃ」

F―14「めっちゃ役に立ってんじゃん」

XB―0「スネイクとだけいっておこう」



F―14「ところでなんでオレこっちなん?」

XB―0「女のチョッ〇ーとスノ〇が見たいか?お前」

F―14「……」

XB―0「ついでにバートレt「悪かった、全面的にオレが悪うございました!」



XB―0「ならお前なんで船沈めまくってるん?あと霧」

F―14「それは言えんな。大いなる計画と意志のために!」

XB―0「どこの教団よ」

F―14「ちなみに霧はオレ出せないからね。まあこれはあとで解るさ」

XB―0「どこの小学校の教師やねん」



F―14「んじゃ爆撃こんなもんか?」

XB―0「だな。ところでお前ランキング更新されてたぞ」

F―14「報告したの誰だろ?」

XB―0「私だ」

F―14「お前か。全く気がつかなかったぞ」

XB―0「騙されたな」

F―14「ああ」

XB―0「暇をもて余した」

F―14「ネウロイの」


XB―14「「あっそっび」」


~終われ~



STRIKE ACES番外編~リボn……もといカモメの魔女~


メビウス「はいはい、ハローこんちわ~グッドナイト~」

メビウス「おっまちかねなメビウス1ちゃんで~す!」

メビウス「メタで残り埋めるのにダメ押しで出陣しちゃいましたよ~」

メビウス「地の文?私には似合わないから無し~」



メビウス「やっとここまで来れたわね~」

メビウス「あ、ちなみにほんとにこれから下はメタネタだから見たくなかったらスルー推奨よ」

メビウス「読む前後で気分を害した人はごめんなさい」

メビウス「でもこのスレとか次スレは嫌いにならないで欲しいな」



メビウス「ほんとならね~私の外伝あるらしいんだったけどね~」

メビウス「ほら、この板にもう一個芳佳スレあるじゃない?」

メビウス「ちょっと気にしちゃうわけよ~私~。ごちゃ混ぜになるのは」

メビウス「ちなみにそこの>>1は結構ここに常駐してる◆N6riM5WUwgね~」

メビウス「もちろんあっちはちゃんと応援してあげてよ!私との約束だからね!」



メビウス「私のプロフィール?」

メビウス「ファラウェイランドのウィッチね」

メビウス「まあ最近お国は暇だけど」

メビウス「あと題名通り、使い魔はカモメ」

メビウス「ちなみにカモメちゃんはPS2版エ〇コン三部作のOP全部に出てるのよ」

メビウス「あら!これって明日使える豆知識じゃな~い♪」



メビウス「エス〇ン勢がなぜ出てるかって?」

メビウス「>>1がエ〇コン好き以外の何物でもないけどそれ以外の理由はね~……」

メビウス「ヒントだけにするわ」

メビウス「この板にあるスレ……かしら」

メビウス「閲覧の注意事項は所属人数少ないから馴れ合いは気にしたら負け」

メビウス「きっとそのスレで見覚えのある文体に出会うはずだから、ね」

メビウス「ええ、さらっと新規スレ民勧誘な宣伝よ~」



メビウス「最近、グリフィスとかいう私のパクリみたいな奴が居るわよね?」

メビウス「ああいうのイラッとこない?」

メビウス「ハッセを『極北のマルセイユ』とか抜かすアホみたいに」

メビウス「ま、私のが強いはずだけどね!」


グリフィス「くしゅん!……う、噂された?」



メビウス「あとは~……そうね。特に無いかしら?」

メビウス「>>1は雑談好きだからね~」

メビウス「他愛もないネタでもそっからインスピレーション湧くタイプよ」

メビウス「……ハイエナ?」

メビウス「じゃなかったホットスプリング?」