ライナー「う~~トイレトイレ」(64)

※クソスレ


ライナー(今 トイレを求めて全力疾走している俺は104期の、ごく一般的な訓練兵)

ライナー(強いて違うところをあげるとすれば、特に理由のない暴力に襲われるってとこかナ・・・)

ライナー「名前はライナー・ブラウン」キリッ

ライナー(そんなわけで、ミカサに吹っ飛ばされたショックで尿意を催したため)

ライナー(訓練所の脇にある、屋外トイレにやって来たのだ)

ライナー「ん?」


ライナー(ふと見ると、小便器に”使用不可”のラベルが貼られていた)

ライナー(うぉッ! やなトイレ・・・)

ライナー(このラベルの字は教官直筆だから、破ったら殺されるし)

ライナー(案の定、大の方は全部内側から施錠されている・・・コニーの仕業だろう)

ライナー(そう思っていると、突然俺の脳は、鏡に映った俺の前で恐ろしいことを浮かべたのだった)

ライナー(女子トイレいこ)

ライナー「よかったのだろうか、ホイホイ入っちまって。」

ライナー「これは見つかったら言い訳なんてできない状況なんだぜ」

ライナー「いや、こんなこと初めてだけどいいんだ・・・俺・・・普段はホモとか言われてるんだからな・・・」

ライナー「ふっ…かなしいこと言わせてくれるじゃないの。・・・それじゃあさっさとすませて出るからな」

鎧の巨人「」ボロン

ライナー(言葉通りブラウンのワークはクイックリーだった。)

ライナー(俺はというと、マイサンが暴れないように、補正してやることが精一杯の気遣いだった。)

ライナー「ふぅ、スッキリしたぜ・・・?」

しかしその時予期せぬでき事が・・・

ライナー「うっ・・・!で、出そう・・・」

ライナー「マジかよ!?俺は女子トイレで欲情したっていうのか!?」

ライナー「ち、ちがう・・・これは残尿感だ…トイレに来たのだってそのためだろ…?」

ライナー(ここに来るまでに俺は男子連中に冷やかされた)

ライナー(訓練生活では一人になれる機会は滅多にない)

ライナー(そのため、中には体調が悪いと称して訓練中に抜け出し)

ライナー(こっそり処理している奴が居るっていう話だ)

ライナー(もちろん、俺はそんなことはしない。それが兵士としての当然の務めだからだ)

ライナー(あぁ、俺は変態じゃない…それを証明する、てっとり早い方法があるじゃないか)

ライナー「そうだ・・・いいこと思いついた。お前、衛生陶器の上に腰掛けろ」


ライナー「男は度胸・・・!試してみるのさ。きっとなんとも思わないハズだぜ。」

俺はそういうと、素肌にまとった訓練兵団服を脱ぎ捨て逞しい尻を露出させた。

ライナー(便器の上に腰掛けるだなんて・・・我ながら、なんて考えだろう・・・)

しかしクリスタの綺麗な丸みがあり垂れずに上がっている桃尻がソコにおさまっていたと思うと座ってみたい
という変態じみたことをためしてみたい欲望が心の底から込み上げて来たわけじゃないからな…!

ライナー「それじゃあ・・・座るぞ…」

ライナー「」ドキドキ

ライナー「座りました・・・」ハァハァ

ライナー「ああ…つぎはチェックだ」チラッ

鎧の巨人「http://sanikusu.s140.xrea.com/SE/pwup.wav」※音量注意

ライナー「oh」

こうしてライナーは自分が変態だったということに気付いたのでした

続かない

ライナー「お前!俺の肛門までもが鋼鉄で出来てると思ってるんじゃないのか!?」

コニー「しーましェ~ン」

エレン「ライナー遅いな」

ミカサ「エレン、口より手を動かす。今の貴方は暴漢役。早く私を襲って」

エレン「元はと言えばミカサがライナーを本気で投げ飛ばすからだぞ」

ミカサ「それは・・・少しやりすぎた…かもしれない…」

アニ「まったくだよ。早く戻ってきて貰いたいものだね。いつまでも3人で組むのは嫌だから」

ミカサ「だったら貴女が他の人と組めばいい」

アニ「いやだね」

クリスタ「ライナー大丈夫かなぁ?・・・どこか具合でも悪くしちゃったのかな・・・」

ユミル「まだしばらく戻ってこないと思うぞ」

クリスタ「どうして?」

ユミル「いや、なんでもないわ。まぁ心配するな。具合悪いどころか一部分はとても元気だからよ」ゲラゲラ


エレン・クリスタ(心配だなぁ)

  訓練兵がライナーの様子を見に行きます コンマ以下ぞろ目が安価

ダズ

ベルトルト

まさか2スレでスーパークリティカルとか

ベルトルト(ブルッ・・・急に尿意が・・・)

ベルトルト「教官、トイレに行って来てもよろしいでしょうか?」

キース「ん?お前もか?まぁ、いいだろう。すぐ済ませてこい」

ベルトルト(良かった。普段から真面目な兵士を演じているから、すんなり許可されたぞ)

)ベルトルト「う~~トイレトイレ」

ベルトルト(今 トイレを求めて全力疾走している僕は104期の、ごく一般的な訓練兵)

ベルトルト(強いて違うところをあげるとすれば、アニに興味があるってとこかナ・・・)

ベルトルト「名前はベルトルト・フーバー(真顔)」

ベルトルト(そんなわけで、訓練所の脇にある、屋外トイレにやって来たのだ)

ベルトルト「ん?」

ベルトルト(ふと耳を傾けると、聞いたことのある声が聞こえてきた)

ベルトルト(ライナー?)

「うぉおおお!俺は・・・!俺はッ!!戦士に成り損なっちまった!!」

「済まない!アニ!ベルトルト!本当に済まないッ!!」

彼は酷く慟哭しているようだった。

(ライナー・・・どうしてしまったんだ)

声のする方へ、ベルトルトは行こうとした。

(いや、だめだ…ライナーは今、葛藤しているんだ)

それを乗り越えなければ戦士になれない。ベルトルトは歯を噛みしめた。

「頑張ってくれ・・・」

そう小声で呟くと、内股で兵舎へ向かった。

「クリスタ・・・ッ・・・クリスタッ!・・・ウッ!!」

ライナーは泣き続けた。

***
「なぁ、アルミン」

夕飯を食い終わって、部屋に戻る途中のことだった。

俺は、いつものようにエレンと2人で居る所に声を掛けたんだ。

確か座学のことで何か聞こうとしていたんだと思う。

俺は30分間ほど座学に遅れてしまっていたのだ。

「何言ってるんだ?ライナー」

だが、それはエレンの一言で遮られた。

「そいつはクリスタだぞ?」

ライナー「ん?」

エレン「ん?」

ライナー「ちょっと待ってくれ、クリスタなら食堂を出た時ユミルの横に居たよな?」

エレン「あれはアルミンだぞ?」

ライナー「んんっ?」

この遣り取りがあったのは今から1時間前の事だ。

俺はアルミンが水汲み当番で部屋から出て行ったのを見計らい、104期の気の合う仲間に事の顛末を話した。

皆は内心訝しんで聞いていた。中には俺から10m以上離れてる奴もいたが、まぁ無理はないだろう。

話している俺も半信半疑だからな。そんな俺達の反応を芳しくなく思ったのだろう。

「だったら俺が確かめてやるよ!」

エレンはそう言い、アルミンが戻って来るなり問い詰めにかかった。

アルミン・・・いや、クリスタはあっさり入れ替わっていることを肯定した。


「な、俺の言ったとおりだろ?」

ドヤ顔をするエレン。が、俺はそれには目をくれなかった。それどころではなかったのだ。

クリスタは静かに口を開けた。

「悪いけど、アルミンは明後日まで、私たちが預かったから。」

固唾を呑んで聞いていた。だから聞き間違えるハズはない。

クリスタは確かにそう言ったのだと。

扉から出ていくクリスタを見ながら、俺は心底思った。

アルミン爆発しろ、と。






前回までのあらすじ

アルミンが拉致されていた。

エレン「くそッ!・・・俺が、もっとしっかりしてれば・・・アルミンを・・・アルミンを奪われずに済んだのに・・・!」

ジャン「バカ野郎!そんなことを憂いてる場合か今は!?」

エレン「ジャン・・・・・・わりぃ、そうだったな。・・・俺は絶対にアルミンを取り返す!」

ライナー「だが、どうするつもりだ?」

エレン「決まってんだろ。今から女子寮に突っ込むんだ!」

ベルトルト「いや、それはまずいよ。もう時間も遅いし、教官に見つかったら弁解できない」

ライナー「ベルトルトの言う通りだ。それに、正攻法が通じる連中とも思えんしな」

エレン「じゃぁどうすりゃいいんだよ!?」

ライナー「落ち着け、エレン。今は頭を使う時だ」

コニー「俺はバカだから分からん・・・こういう時はアルミンに頼りっぱなしだったからな・・・」

ジャン「そのアルミンが居ないんだから、バカなりに考えるしかないだろ」

コニー「そんなことは分かってるよ!」

ベルトルト「うん。でも、コニーの気持ちは分かるよ」

ライナー「こういう時に相談できる奴が居れば、な・・・」

ジャン「ん、待てよ・・・思い出したぜ…居るぞ一人!」

エレン「本当か!?」

ジャン「あぁ、アルミンが特出してて忘れていたが・・・あいつもズバ抜けて優秀で頼りになるヤツだってことをよ!」

マルコ「大体の事情は分かったよ」

ライナー「流石だ、理解が早くて助かる」

マルコ「エレンを止めたことは正しかったと思うよ、けど一つ疑問がある」

ジャン「なんだ?」

マルコ「どうしてクリスタを捕まえて置かなかったんだ?」

ジャン「いや、なんか気が引けるっつーか・・・」

ベルトルト「そうだねぇ・・・」

コニー「俺はバカだから周りに合わせただけだ」

エレン「ん?なんでクリスタを捕まえなきゃいけないんだ?」

ライナー「紳士的に無理だろ」

マルコ「あ、うん。分かったよ」

マルコ「とにかく、今の状況を整理しよう。まず、最後にアルミンに会ったのは?」

ライナー「それなら俺とエレンが食堂を出る時に、ユミルの奴と一緒だったのを確認している」

エレン「アルミンは夕飯の途中にトイレに行った。それからすぐにクリスタがやってきて俺の隣に座ったんだ」

ジャン「その間に入れ替わったんだな」

エレン「まさかこんなことになるなんて、俺は思わなかったんだ…」

ライナー「お前だけの責任じゃない。(エレン裏山死刑)」

コニー「俺なんか、まったく気付かなかったしな」

ベルトルト「つまり、二人が入れ替わったのがバレない自信があったのか・・・」

マルコ「あるいは、バレないかどうか実験していたのかもしれない」

ジャン「なんでそんなことする必要があったんだよ?」

マルコ「それは分からない。けど、アルミンが席を外した後に、クリスタがエレンの所にやってきたタイミング」

マルコ「リスクを負ってまで、ユミルの横にクリスタに似せたアルミンをわざわざ配置し、日常を演出したこと」
    
マルコ「何より、前々から予定されていた教官の都合で、明日から連休に入るということ・・・」
    
マルコ「これは、計画的な複数人による犯行とみて、ほぼ間違いないだろう」

エレン「じゃぁ…なんだよ・・・・・・女共は、ずっと前から・・・こんなこと考えてたってことか・・・」
    
エレン「・・・・・・・・・気持ちわりぃ・・・わけわかんねぇ・・・!」

ライナー「落ち着けと言ってるだろエレン。何も女共全員って訳じゃないだろ?」

コニー「少なくともミカサは、こんなことに加担しないと思うぞ」

ジャン「納得はいかねーが、コニーの言う通りだろうな」

コニー「おい、それはどういう意味だ!?」

ジャン「お前にじゃねぇよ!」

ライナー「ついでに言うと、クリスタも誰かに脅されてるだけだと思うぞ」

ベルトルト(アニは大丈夫かな)

エレン「・・・・・・」

ジャン「気持ちは分からなくもないけどな。お前がしっかりしなくてどうすんだ」

エレン「わりぃ、少し疲れてたみたいだ」

マルコ(今のが駆逐モードか)

マルコ「うん。それじゃあ皆、今日はもう解散していいよ」

コニー「え、いいのか?」

ベルトルト「そんなに悠長で大丈夫なの?」

マルコ「大丈夫さ。クリスタは、預かった、って言ったんだろ?」

ライナー「そうだが」

マルコ「だったら返すつもりがあるってことさ」

ジャン「なるほど、確かにな。元から危害を加えるつもりなら、あんな回りくどい事もしないハズだよな」

ライナー「それに、引き渡す条件が連絡されてない以上、下手に動くよりは寝た方が安全ということか」

コニー「とにかく、アルミンは無事なんだな」

マルコ「そうなるね」

エレン「それを聞いて安心した。…悪いけど、俺は先に休むことにするよ」

ライナー「おう。お休み、エレン」

ベルトルト「ゆっくり休んでね」

マルコ「エレンも寝たようだし、僕も戻るよ」

ジャン「あぁ、悪かったな。遅くに呼び出しちまってよ」

マルコ「水臭いこと言うなよ。”A domani”―また明日」

コニー「で、俺らはどうする?」

ジャン「ほう、コニーの割には気を利かせたんだな」

ベルトルト「マルコはああ言ってたけど、見張ってた方がいい気がする」

ライナー「そうだな。いつ行動してくるか分からないしな」

コニー「おー、じゃぁトランプでもすっか!」

なんかミステリーになってた!
続き楽しみ

ライナー「>>32 sage進行なのによく見つけたな。掘られたいのか?」

 マルコSide

マルコ(部屋には盗聴器が仕掛けられていたから、詳しい話はできなかった)

マルコ(ここまで徹底してると後ろ盾があるのかもしれないな)

マルコ(アルミンのことだから、ただでは捕まらないだろうし)

マルコ(きっと彼なりの手がかりを残しているだろうけど)

マルコ(万が一の時の為に”あの方”の力を借りられるよう、手筈しておくか)

コニー「なー、一つ疑問に思ってたんだけどよ」

ジャン「あんだよ?」シャクシャク

ベルトルト「・・・・・・」ゴクゴク

ライナー「ジャン、俺にもポ○チ分けてくれ」

ジャン「ほらよ、でなんだって?」

コニー「食堂ん時のアルミン?の奴、クリスタと同じ格好だったよな」

ベルトルト「そういえばそうd」

ライナー「!?!?!?!?!?!?」ブーッ

ジャン「うわっ!?」

ポテチのデンプン質が唾液で溶解してデロデロになった物体がジャンを襲う!

ベルトルト「はい、お茶」ペットボトル

ライナー「サンキュー」

ライナー「コニー・・・よく聞こえなかったから、もう一度言ってくれないか」

コニー「ん、アルミンはクリスタの私服を着せられてたんだろ?アイツらも酷いことするよな~」

ライナー「!?!?!?!?!?!?」ポイッ

ジャン「ぐぇっ、こいつ蓋開けてから投げやがった!」ビチャァ...

ライナー「コニー、絶対アルミンを取り戻すぞ!」

コニー「お、おう?」

ライナー(そして殺す)

ベルトルト「あれは狩る者の目だねぇ」ズズズ

エレン「イェーガー...」ムニャムニャ


それから1時間


コニー「よぉし、俺も上がり! 罰ゲームはジャンに決まりだな!」

ベルトルト「コニー強いねぇ」

コニー「へへっ、伊達に弟妹とやってたわけじゃないからな!」

ジャン(チクショウ・・・まさかコニーにババ抜きの心理戦に負けちまうなんて…)

ジャン(ベルトルトは、いつも何考えてるか分かんないから仕方ないけどよ)チラッ

ジャン(やっぱライナーが怖すぎた)ガクブル

>>35
ああ…ポテチか、俺疲れてんだな…

ジャン、罰ゲーム(徹夜)実行中
   
コニー「...zzZ」グガー

ライナー「...zZZ」スヤァ

ベルトルト「...zzZ」ゴロゴロゴロゴロゴロ

エレン「やめろよミカサ...靴下ぐらいもう自分ではけるっての...zzZ」スヤスヤ

ジャン「......」ギリギリ

       ライナーSide

ライナー「くそぅ、アルミンめ、羨ましい。似合ってたが俺は絶対に許さんぞ!!」

アルミン「ライナー酷いなぁ」

ライナー「アルミン!?いつの間に後ろに…聞いてたのか?」

アルミン「ライナーが気付かなかっただけで、ずっと前から居たよ。僕を許さないんだって?」

ライナー「ち、違うんだ。つい本音が漏れちまったというか…」

アルミン「僕にだって、ちゃんとした言い分があるんだよ?」

ライナー「いや、すまん…。その通りだ…。お前の立場を慮っていなかった」

アルミン「クスッ…いいよ、許してあげるよ。似合ってるって言ってくれたし♪」

ライナー「お、おう......(どうなってる…アルミンが可愛く見えるぞ!?)」ドキドキ

アルミン「じゃさ、この服はどうだろう? 似合うかな?」クルッ

ライナー(いつの間に純白のゴスロリワンピ姿になったんだ……だが...)

ライナー「いい。…とてもよく似合っているぞ。まるで天使みたいだ。」

アルミン「ほんと?」

ライナー「あぁ、ちょっと意地悪な、だけどな」

アルミン「ライナーひどい!」

ライナー「ははは、怒るなって。」

アルミン「うー......」

ライナー「ところでよ、ちゃんとした言い分って何なんだ?」

アルミン「ライナーには教えてあげない」

ライナー「悪かったって。そんな頬膨らませないでくれ」

アルミン「......」スタスタ

ライナー「ん、どうした?」

アルミン「......」ジー

ライナー「俺の顔になんかついてるか?」

アルミン「いや、ライナーはバカだから口で言っても分かんないと思ってね」

ライナー「なんだと。アルミンには負けるが、こないだの座学の成績は上位の方だぞ」

アルミン「そういうことじゃないんだよ。ほら手、借りるよ」

ライナー「いや、お前何をして・・・」フニュッ


ライナー「軟らかい・・・!?(しかも何か良い匂いがする・・・だと・・・)」

アルミン「ま、感触の感想は置いといて。説明するよりこっちの方が簡単だろ?」

ライナー「おんな・・・の子、なのか?」

アルミン「そ。こうした服をたまに着るのは、自分が女の子だった、てことを忘れないようにするためさ」

ライナー「そうだったのか...知らなかった」

アルミン「知らなくて本当は良いんだけど、少し心外なんだよね」

アルミン「こうみえても、クリスタよりは大きいんだよ僕。・・・ちょっぴりだけど」

ライナー「すまん...」

アルミン「だから謝らなくて良いって」

ライナー「だが良かったのか...そんな大事な事を俺なんかに」

アルミン「んー、そうだね。バレたらここに居られなくなっちゃうし」

とんでもないことをさらりと口にしやがった。

アルミン「でも、ライナーのこと信用してるし」

続けて言うアルミンは少し口ごもっていた

アルミン「その・・・ライナーには心配掛けちゃったから・・・と、特別なんだからね」

アルミン「秘密にしておいてよっ!!」

ライナー「ひみ...つ? 俺とアルミンだけの...ひみ...zzZ」


その日ライナーは夢精した。

な、なんだってーーー
てか、新作来てたのか…
sage進行だったから見落としてた

マルコ「やぁ、皆よく眠れたかな」

ベルトルト「まだ少し寝足りないかも」

コニー「俺も。夜更かしなんかするんじゃなかったぜ。ライナーは流石だな」

ライナー「フッ。早起きは兵士としての務めさ」

エレン「おいおい、二人とも頼むぞ…。って、おいジャン! どうしたんだその眼は!」

ジャン「頼むから黙ってくれ」

エレン「そんなんでアルミンを助けられると思ってんのかよ!?」

ジャン「黙れ靴下野郎!お前の声は響くんだよ!!」

マルコ「はは、相変わらず仲がいいな」スッ

エレン「人が心配してやってんのに・・・ん?」

”部屋には盗聴器が仕掛けられている可能性がある”

”バレないように裏庭に移動しよう”

マルコが小さなプラカードを提示していた。

ライナー「・・・朝から元気なのは結構だが腹も減った。食堂に行かないか?」

ジャン「そ、そうだな・・・。いつまでもコイツに付き合っていられねぇしよ!」

エレン「なんだと!?」

マルコ(うまいぞ、ジャン。煽ることでエレンはいつも通りだ。)

ベルトルト「コニーとエレンも着替えたら行こうよ」

コニー「お、おう。もちろんだぜ?」

エレン「すぐ着替える!」

マルコ「よし、皆部屋から出たね。ドア閉めるよ」ガチャッ

ベルトルト「今日のメニューは何だろう?」テクテク

ライナー「さぁな。だが、期待はしない方が良いぞ」テクテク

ジャン「違いないな」テクテク

しばらく進んだところで彼らは一斉に走りだした。

裏庭――樹齢300年と言われる大木が中心部に屹立し、その周辺にはベンチが設置されている。

夏は涼しく、訓練所の中ではデートスポットとしても人気が高い。なお、屋外トイレもここにある。

マルコ「みんな、居るな?」

マルコは少し遅れてからやってきた。

ライナー「全員居る。話を聞かせて貰おうか」

エレン「本当に盗聴器なんて仕掛けられてたのか!?」

マルコは頷いた。

マルコ「見つけたのは偶然だった。君達の部屋に入った直後だったよ」

ジャン「俺がマルコを呼びに行った時か」

マルコ「そうさ。僕がいつも携帯しているFMラジオにノイズが入ったんだ」

コニー「それがどうしたんだ?」

ベルトルト「同じ周波数で競合している機器が部屋にあった、ということだね」

ジャン「要は、電波を受信する機器同士が反発しちまったんだな」

エレン「な、なら直接見たわけじゃないんだろ?もしかしたら、別の何かかもしれないじゃないか!」


マルコ「残念だけど、僕は君たちの部屋に何度も遊びに行ったことがあるけれど」

マルコ「今までにこういうことはなかった。一度もね。」

ライナー「だとすると危険じゃないのか。相手の機器にも何かしらの異変が起きたはずだろう?」

マルコ「問題ないよ。僕のラジオの電源はすぐに切ったし、その場では気付かないフリをした」

マルコ「現に今、僕たちが無事でいることが、危険はなかったことの証明になるだろ」

エレン「なんだよその言い方は・・・ッ!自分の予想が正しかったことを自慢してるのか!?」

マルコ「自慢かどうかはさておくとして、事実じゃないか」

エレン「・・・・・・!」ギリッ



ベルトルト「だ、だめだよエレン…大きな声を出したら、気付かれるかもしれない」

エレン「あぁ、そうか・・・俺達がどうなってもいいって、そう思ってんだな。」

エレン「お前も、アルミンを攫った奴らと同じだな。結局、自分の事しか考えてないんだ・・・!」

ジャン「お、おいエレン! そんな言い方は・・・」

ライナー「アルミンが攫われた時点で俺達にも危険があったことに変わりはない。そうだろ?」

ライナー「だが、マルコもマルコだ。結果論を理由にするなんて、らしくないな」

エレン「・・・・・・悪かった。考えて見りゃ、あの状況で知らせる事はできないもんな」

エレン「それに、もし知らされていたら・・・今の俺じゃ何を仕出かしてたか分からない」

マルコ「僕こそごめん。これからは独断はしないで、皆の意見を尊重することにするよ」

コニー「ふぅ、なんとか仲直りしたか? 見てる俺の方までハラハラしちまったぞ」

ベルトルト「ほんとだね。アルミンじゃないけど、胃が痛かったよ」

ライナー「時間も少ない。早々に今後取るべき行動について説明してもらえるか」

マルコ「・・・やっぱり今は情報が少ない。だから、今は自分たちの安全面を優先するべきだと思う」

マルコ「行動はできる限り大人数で。決して一人にはならない事。そして新しい情報は逸早く共有する」

コニー「じゃあ、いつも通りでいいんだな?」

マルコ「ただ、エレンはいつもの朝食メンバーが成立してないから、僕たちと食べた方が良いと思う」

エレン「心配はいらない。ミカサを一人ぼっちにするわけにはいかないし・・・・・・それに、話も聞きたい」

マルコ「・・・分かった。くれぐれも気を付けてくれ。何かあったらすぐ助けに行く」

エレン「ありがとうマルコ」

食堂


ジャン「なんか・・・」

コニー「いつも通り、だよな・・・」

サシャ「あれ、二人共パァン食べてないじゃないですか。貰ってあげてもいいですよ?」

ジャン「サシャか。・・・あげてもいいが条件がある」

サシャ「うへぇ、冗談ですよぉ・・・って、え! 良いんでふか?」ヒョイパク×2

コニー「あ、俺の分まで・・・」

ジャン「アルミンの件だ」

サシャ「アルミン?そーいえば今日は見ないですね。んぐっ・・・体調でも崩したんですか?」

ジャン「・・・・・・いや、何でもない。行っていいぞ」

サシャ「はぁ・・・。ご馳走様でした」スタスタ

ジャン(サシャは関係ないのか…?)

エレン「」ポツン

ベルトルト「どうやら居ないみたいだね」

ライナー「あぁ…俺の天使が何処にも見当たらない」

ベルトルト「そっちじゃなくてミカサだよ」

ライナー「マイエンジェルゥ・・・」

ベルトルト(キモイ・・・)

ライナー「お前今俺のことキモイと思っただろ」

ベルトルト「お、思ってないよ」

ライナー「冗談だ。クリスタがかわいいいってこと以外にも探すべき理由はあるだろ?」

ベルトルト「…今回の件の重要参考人だからね」

マルコ「隣、いいかい?」

エレン「・・・あぁ」

マルコ「どうも」

エレン「・・・・・・・・・」

マルコ「・・・・・・・・・」

エレン「・・・・・・・・・」

マルコ「・・・ミカサだけじゃない」

エレン「・・・・・・・・・」

マルコ「・・・クリスタにユミル、ミーナにアニも居ないんだ」

マルコ「可笑しいと思わないか。居ないのは顔が知れてる成績上位の者ばかり」

エレン「・・・・・・・・・」

マルコ「それなのに、どうして他の皆は不思議がらないんだと思う?」

ジャン「おい、やっぱ待て。もう1つ聞きたいことがある」

サシャ「もう・・・何ですか!?」

ジャン(ストレートに聞いちまうのは危険だな)

ジャン「・・・お前がいつも一緒になって食ってるメンバーが居ないのはどうしてだ?」

コニー「あ、それは俺も気になってた」

サシャ「クリスタとユミルの事ですか?」

ジャン「そりゃ居ませんよ。だって」


サシャ「その2人は今朝、出発しましたから」

>>57 訂正 

サシャ「そりゃ居ませんよ。だって」


サシャ「その2人は今朝、出発しましたから」


マルコ「恐らくこういう事だ」

マルコ「ミカサを含めた5人の内のだれかが一枚の書類を作成した」

マルコ「件名は”連休における帰省アンケート調査”とでも謳ったんだと思うよ」

マルコ「”この連休中に帰省したい者は名前を書くように”教官が発行したかのように見せかけてね」

マルコ「それにあらかじめ、自分たちの名前を書いた上で皆に回覧させたんだ」

マルコ「目的は、自分たちが居なくなっても不自然だと思われないようにすること」

マルコ「例えば成績上位の者に限ること、詳細なレポートを提出すること」

マルコ「帰省の条件を厳しいものに設定しておけば、他にわざわざ帰省したいと思う人は居ないだろう」

マルコ「そして、その偽造アンケートは男子寮にも順番に回ってきた。君達の部屋を除いて」

マルコ「僕の部屋には、僕が居ないのを見計らって回ったんだろうね」

ジャン「その話は辻褄が合ってる。サシャに聞いた話とな」

ベルトルト「ということは、あの盗聴器は僕たちの動向を把握するための物だったのか…」

ライナー「もっと言うなら、アルミンが攫われたっていう事実を知ったメンバーだろうな」

コニー「ますます訳が分からん」

ジャン「・・・あいつらにとって俺達の行動は問題じゃなかった」

ジャン「俺達が部屋に居るかどうか確認さえできれば良かったのさ。計画を実行するためにな!」

コニー「計画・・・。アルミンを何処かに連れて行くって事の目的は何なんだ」

マルコ「・・・・・・」

エレン「けど、はっきりしたことはある。俺の敵は、その5人だってことだ」

待ってるよ

保守

保守

保守

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