上条「新しい家での暮らし」(670)

上条さんが新しい家で女の子達と暮す話です。

初SSです。
まったり進行です。
原作とは違うところがありますので、死んだ人が生きてたりします。
インデックスさんはイギリスに帰ってます。

温かく見守っていただけると有難いです。

ヒュッ!

土御門「いきなり呼び出して、何の用だアレイスター」

☆「土御門、君に頼みがある。そこにある6つの封筒を、指定された場所に届けて欲しい」

土御門「また、何か企んでいるのか?」

☆「いや。もう、争いを起こす気はないさ」

土御門「本当だな?」

☆「本当だ。分かってくれたなら、それを届けてくれ」

土御門「……分かった」

ヒュッ!

アイテムはでますか?

上条の住むマンション

ガサガサ ストッ

上条「……ん?」

スタスタスタ

上条「封筒だ。誰からだ?」

ビリビリビリ


「やぁ、統括理事長のアレイスターだ。早速だが、君には、今まで沢山の事件を解決してもらっている。
 というとこで、私からのプレゼントがある。下の地図の所に君のために新しい家を建てた。
 家電、インテリアなど全て最新式だ。お金も多少振り込んでおいた。思う存分楽しめば良いさ。

 あと、一人じゃ寂しいし部屋が余るから、5人ほど呼んでおいた。それじゃ、バイバイ。」

上条「……」

上条「……不安だけど、とりあえず行ってみるか」


ビリビリドーン!
フコウダー


~数十分後~

上条「疲れた……。そういえば、ここら辺にあるはずだけど……」テクテク
 
少し歩くと上条の目の前には、近くの家とは明らかに大きさが違う新築の家があった。

上条「これか…」

上条「確かに、こんだけでかいと一人じゃ勿体無いな……。そういえば、5人ほど一緒に住む人が増えるって書いてあったな」

どんな人と一緒に住むことになるのか考えながら、家の門を開け、出来たばかりの道を歩いていく。
外から見たとき、家の明かりが付いていたので、もう誰かが家に入っているようだ。

ピンポーンピンポーン


「はぁい」

ガチャ

上条「こんにちはー」

黒夜「こんにち……あっ、テメェは確か……」

上条「あっ!お前はこの前の!?」ササッ

黒夜「おい、なんで隠れる」

上条「あ、あのー……怒ってらっしゃいますか?」


黒夜「ハァ…あの時の事は気にすんな。あん時は自分が悪かったんだ。だから、とっとと家ん中入れ」

上条「本当にもう気にしてない?」チラッ

黒夜「あぁ、本当だ」

上条「それじゃ、失礼します」

テクテク テクテク

上条「……」キョロキョロ

黒夜「……」テクテク


黒夜「…リビングに着いたぞ」

ガチャ

上条「おおぉぉぉぉぉぉぉ」

ドアを開けると、そこには大きな空間が広がっており、まだ綺麗な家具が並んでいた。

上条「すげぇ……。こんな素敵な家を貰えるなんて……上条さんにも幸せが訪れてきましたよ…」ウッウッ

黒夜「えっ!?いきなり泣くんじゃねぇよ」

黒夜「ほれ、ハンカチだ。使え」

上条「あ、ありがとう…」ゴシゴシ

黒夜「お茶持ってくるから、そこらへんの椅子に座ってろ」


~数分後~


ゴクゴク ゴクゴク

上条「うまいっ!」

黒夜「それは、良かった」

上条「ところで今、家にいるのは俺達だけか?」

黒夜「そうだ」

上条「そうか……。そういえば、☆からなにか聞いてないか?」

黒夜「……何も聞いてないな。朝起きたら、この事についての封筒が届けられてたぐらいだ」

上条「なんて書いてあったんだ?」

黒夜「ちょっと、待ってろ」

そう言うと、黒夜は近くにあった鞄の中から封筒を取り出した。

ガサガサ

黒夜「ほれ、中身だ。あとは、自分で読め」

彼女から渡された手紙を上条は読んでいく。

「やぁ、元気にしてるかい。早速だが黒夜海鳥、君にプレゼントがある。
 下の地図に目的地が書いてある。そこに有る家、そして家具、メイド服が君への贈り物だ。
 ちなみに、家の中ではメイド服で行動するように。
統括理事長 アレイスター=クロウリー」

上条「……」

上条(メイド服……あいつ好きなのか?)

手紙を読み終えると、上条は黒夜の方へ顔を動かした。

上条「なるほど。だから、メイド服を着ていたのか……」

黒夜「……あぁ」

上条「……」ジー

黒夜「……」

上条「……」ジー

黒夜「……何でずっと、こっちを見る」

上条「なんだ……その……似合ってて、すごく可愛いと思うぞ」

黒夜「なっ///いっいい、いきなり変なこと言うンじゃねェ!」ボンバーランス

ビュン

上条「うぉっ!あぶねぇ!」パキーン

黒夜「チッ!全く、訳の分かンねェ右手持ちやがって」

ピンポーンピンポーン

黒夜「あァ?」

上条「だっ、だ、誰か来たみたいだぞ」

黒夜「……運が良かったな」

上条「ふぅ……助かった」

ピンポーンピンポーン

黒夜「はぁい。今出るから、ちょっと待ってろ」スタスタスタスタ

ガチャ

???「こんにちは」

今日の所は、ここまでです。
有難う御座いました。

>>3
アイテムは出る予定ですが、家に入るのはたぶん一人になります。

それでは


黒夜「ほれ、ハンカチだ。使え」
上条「あ、ありがとう…」ゴシゴシ



黒夜「ほれ、ハンカチだ。使え」
上条「あ、ありがとう…」シコシコ

に見えた助けて上条さん

どうも、>>1です。

皆さん、意見や感想ありがとうございます。

少しだけですが、後ほど投下します。
あと、最後にアンケートを取りたいと思ってます。
5人目まだ決めてないんで

それと、早速ミスです。
>>4の最初に『翌日』を入れるのを忘れてました。

遅くなりました。
短いですけど、いきます。

>>35
そげぶ

???「こんにちは」

 
 
上条「誰が来たんだ?」ヒョイ

 
 
 
 
 
上条が部屋から顔を出し、玄関の方を見ると、そこには猫目が特徴的な金髪のシスターが立っていた。

 
 
 
 
 

上条「あ、お前は……」

ルチア「おや、久しぶりですね。上条当麻」

上条「ルチアか、久しぶりだな」

黒夜「なんだ、知り合いか」

上条「あぁ……いろいろあってな」

黒夜「深入りはしない方が良いか?」

上条「そうしてくれ……」

~窓のないビル~

モニター<ソウシテクレ……

ヒュッ!

土御門「おい、アレイスター。また呼び出して、今度は何だ」

☆「つっちー、君に礼が言いたい。封筒を届けてくれてありがとう」

土御門「……それだけか?」

☆「そうだが」

土御門「……1つ聞きたいことがある」

☆「なんだね」

土御門「どういう理由で、あのメンバーにしたんだ?お前の好みとかか?」

☆「理由なんてない。あみだくじを行うソフトを使っただけさ」

土御門「……あみだくじ?」

☆「そうだ。例えば、黒夜海鳥。彼女は暗部組織の1人だ。暗部にはアイテムを除いて6人の女がいる」

土御門「その6人の中で当たりみたいな物を引いたのが、黒夜という事で良いんだな?」

☆「すこし違うが、大体君の予想通りだ。だが、ミスが起きた」

土御門「……どんなミスだ?」

☆「コピーする文章を間違えたせいで、あみだくじの中に男を入れてしまった……」

土御門「……それだけか?」

☆「あぁ。そして、当ってしまった。だが、気にするな。再抽選したからな」

土御門「そうか。……ちなみに誰が入ってたんだ?」

☆「砂皿だ」

土御門「……あいつか」

☆「もし、ミスに気付かなかったら大変な事になっていたかもしれないな」

土御門「なんでだ?」

☆「手紙は自動でパソコンに作くらせた。しかし、内容は黒夜に送った手紙と一緒だが、名前が砂皿に変わっていた」

☆「もし、その手紙が砂皿に届いて、その内容に従ったならどうなる?」

土御門「…………あっ!」

☆「分かったかようだな。流石、つっちー勘が鋭い」

土御門「砂皿がメイド服で、上条当麻に御奉……ここから先は考えたくないな……」

☆「あぁ。それだけは、確実に避けておきたい……。おっと、話が長くなったな。また用があったら連絡すると思う」

土御門「分かった。……あと、つっちーなんて気安く呼ぶな。このバカ野郎」

ヒュッ!





☆「…………これがツンデレと言うやつか」

貝積「違います」

黒夜海鳥…なんて読むの?

今日はここまでです。
ありがとうございました。

実は、あみだくじが出来るソフトでこのメンバーになりました。ごちゃごちゃですけど。

1.暗部女性6人、超電磁砲4人娘⇒黒夜
2.イギリス清教⇒ルチア
3.アイテム、フレメア、婚后、食蜂、木山⇒サバ缶
4.新たなる光、オリアナ、ヴェント、サーシャ、ワシリーサ⇒列車からダイブ

5.まだ決まってないから、アンケートを取るんだよ!
>>58-65であみだくじに入れてほしいを1人とあみだくじの上から何番目にいれるか書いて欲しいんだよ!
すでに、あみだくじに参加してる人でも大丈夫なんだよ!被った場合は、1つ下のを選ぶんだよ!

おっと、安価ミス
>>60-67ですね

黒子 1

>>56
そのまま、くろよるうみどりです。

>>58のアンケートですが、ワシリーサ、五和が番号被りです。
なので、まだ8番が空いてます。ということで、>>71の人を入れたいと思います。

サテンさん 8

>>58の結果は、御坂妹になりました。

それでは、またその内書きに来ます。
アンケート参加ありがとうございました。

御坂妹とか…もうちょいましな奴はいなかったのか?

御坂妹は他のssでしょっちゅうみるからさすがにあきるんだよな…ここはフロリスとか他のあんま出ない奴らを出してほしかったな

>>1です。

>>77 >>81
すまんね。くじの結果だからしょうがないんだよ

では、投下します。

~家~

テクテク テクテク

ガチャ

ルチア「失礼します」

黒夜「お菓子とか持ってくるから、そこらへんでのんびりしてろ」

ルチア「分かりました」ストン

上条「よっこいしょっと…」ストン

黒夜「おやじくせぇな」

上条「うるせぇ」

ルチア「失礼ですが、上条当麻。お手洗いはどこに有るか分かりますか?」

上条「あー、トイレなら、扉を開けて左に行けばあるぞ」

ルチア「そうですか。ありがとうございます」テクテク

ガチャ

~2分後~

ガチャ

上条「場所は分かったか?」

ルチア「ええ。それにしても、広いお家ですね」

上条「そうだな。広すぎる気もするが……」

ルチア「すみませんが上条当麻、聞きたいことが有るのですが」

上条「どうした?あと、毎回フルネームで呼ぶのは……」

ルチア「そうですか……」

ルチア「では、何とお呼びすればいいですか?」

上条「んー……。学校の皆からは、カミやんとか上条とかで呼ばれてるな……御坂なんかアンタ呼ばわりだし」

上条「そう考えると、名前で呼ばれることって少ないな……」

ルチア「なるほど。では、もっと親睦を深めるために名前の方で呼びますね」

上条「おうっ!」

ルチア「では、これからよろしくお願いしますね。当麻さん」ニコッ

上条「お、おぅ///」ドキッ

ルチア「どうしました?」

上条「いやっ……べ、別に何でもな……あっ!そうだ、聞きたいことってなんだ?」

ルチア「あぁ、そうでしたね。聞きたいことというのは…」

そう言うと、彼女は黒夜の方を見た。

ルチア「どうして、彼女はメイド服を着ているのですか?」

上条「あぁ…あれか……。そのいうことは、手紙に書いてあるんじゃないのか?」

ルチア「そういえば、電話でも学園都市に来いと言われましたので手紙はちゃんと読んでいませんね」

上条「手紙見せてくれるか?」

ルチア「良いですよ」

ガサガサ

ルチア「これですね」

「やぁ!学園都市統括理事長のアレイスター=クロウリーだよ。
どうだ必要悪の教会の女子寮での生活は順調かい?シスター・ルチア。
いきなりで済まないがが、学園都市に来て欲しい。
明日学園都市へ向かう飛行機のチケットや都市に着いてからの事は、全て此方が手配してあるから大丈夫だ。
あと、この事は他の者には内緒にしておいてほしい」

ルチア「…だそうです」

上条「服のことについては書いてないのか」

ルチア「そうみたいですね……」

上条「じゃあ、そのままでいいか」

上条「……にしても、内緒にしろは無理じゃないか?今頃、アンジェレネとかが気付いて、探し回ってるんじゃないか?」

ルチア「そうですね。でも、イギリスはまだ朝なので大丈夫だと思いますよ」

上条「そうか……でも、気付いたら大変な事になりそうだな……」

テクテク テクテク

黒夜「お菓子とお茶持って来たぞ」カチャカチャ

ルチア「おや、すみませんね。何から何まで」

黒夜「気にすんな。それより、これ食おうぜ」スタッ

上条「そうだな。晩飯まで大分時間あるし、何より美味しそうだ」

ガサガサガサガサ パカッ

パクッ パクッ パクッ

ルチア「……」モグモグ

ルチア「美味しいチョコですね」

上条「そうだな」モウイッコ パクッ

黒夜「うめぇ」パクッ

上条「そういえば、お菓子はあるけど晩飯の材料はあるのか?」モグモグ

黒夜「冷蔵庫には、このチョコと飲み物しか入ってなかったぞ」モグモグ

上条「ゴクン。……そうか。なら、今から買いに行くか」

黒夜「でも、まだ人が来んだろ?」パクッ モグモグ

上条「そう言えばそうだな。じゃあ、どうする?」

ルチア「それでは、私と当麻さんで材料を買ってきますね」

黒夜(当麻さん?)

黒夜「……まぁ、良いや。そんじゃ、何か買って来てくれ」パクッ

上条「分かった。じゃあ、今日はカレーにするか」

黒夜「普通だな」モグモグ

上条「美味しければ、何でも良いだろ」

黒夜「まぁな。んじゃ、頼んだぞ」パクッ モグモク

黒夜「これ、うめぇな」モグモグ

パクッ モグモグ

ルチア「……彼女、全部食べてしまいましたけど大丈夫なんですかね?」ヒソヒソ

上条「……さっき、あれしかないとか言ってなかったか?」ヒソヒソ

ルチア「………」

上条「おい、黒夜。これって皆で食べるやつじゃないのか?」

黒夜「……」



黒夜「あっ……」



黒夜「やべぇ……」

黒夜「……」チラッ

黒夜「おい、上条」

上条「ん?」

ダダダダダ

黒夜「歯ぁ喰いしばれぇぇぇぇっ!」

上条「え?」

黒夜「おぉぉぉらぁぁぁぁぁぁああああああっ!!」

ドゴッ!

上条「ガッ………グフッ……」

ドサッ

上条「……な、なんで、だ……」ゲホッゲホッ

ルチア「だっ、大丈夫ですかっ!?」サスサス

黒夜「この前、一度飲み込んだものを腹を叩いて戻すってのをテレビ見てな。お前の腹殴ったら帰ってくるかなぁと思って」

上条「ゲホッ……そ、そんな技術、上条さんは持ち合わせていませんよ」

黒夜「あ!」

上条「こ、今度はなんだ」

黒夜「買ってくる物にこのお菓子も追加しとけばいいのか」

上条「最初にそれに気付けよ……。ところで、幾らだそのチョコ」

黒夜「えっーと……9個入りで、2940円か?」

上条「高っ!そんなチョコ買えるお金は上条さんにはありませんよ!」

黒夜「高いか?別に、少しくらい良いだろ?それに、アレイスターから金貰ったみたいだしな」

上条「……そういえば、お金を振り込んだとか書いてあっt…………ん?」

黒夜「どうした?」

上条「なんで、その事知ってる」

黒夜「さっき、勝手に読んだ」

上条「……まぁ、良いか。それじゃ、買い物…ゲホッ…行って来るな」

黒夜「おぅ」

同時刻

~とあるマンション~

ゴロゴロ スピー

ムニャムニャ

「んー……」zzzz

TV<四時になりました。今までに入ってきたニュースをお伝えします

「ムニャム……ん?」

「四時か…………」







「あっ!」ガバッ

「ヤッ、ヤバッ!は、早く、着替えないといなけい訳よ」ドタドタ

~数分後~

「よしっ!着替え完了」

「急げば、なんとか間に合……いそうにないって訳よ……」

「とりあえず、早く行かなきゃ」

ドタドタ

「ん……封筒が届いてる。けど、今は読んでる場合じゃないっ!」

「あっちに着いてから、読めば良いや……」

ガチャ 

バタン!

「早く行かないと、麦野に何されるか分からないって訳よ!」ダダダダダ

今日はここまでです。
ありがとうございました。

それでは、またその内来ます。
おやすみなさい

こんにちは>>1です。

それでは、今日の分投下しますぜ

フレンダ出発から数分後

~ファミレス~

麦野「……遅ぇ」イライラ

絹旗「この映画超つまらなそうですね」ペラペラ

滝壺「ねぇ、はまづら」ツンツン

浜面「どうした?」

滝壺「これ終わったら、一緒に買い物行かない?」

浜面「おう!良いぞ。で、何か買いにいくんだ?」

滝壺「新しいジャージ」

浜面「また、ジャージ?たまには、普通の女の子らしい服も着てみたらどうだ」

滝壺「例えば?」キョトン

麦野(さっきから目の前でイチャつきやがって)イライラ

絹旗「この映画も超ダメな気がします」ペラペラ

浜面「ミニスカートとか?」

滝壺「うーん……似合うかな?」

浜面「滝壺なら、なんでも可愛く着こなせると思うぞ!」グッ!

滝壺「……はまづら///」

浜面「滝壺」ジー

滝壺「はまづら///」ジー

浜面「滝つb『ビュン!』……え?」クルッ

麦野「なぁに、ずっとイチャついてんだぁぁぁ?」イライラ

浜面「そっそそん、そんな理由で、攻撃してくんなよっ!あぶねぇな!」

滝壺「……ねぇ、はまづら。こっち向いて」

浜面「ん」クルッ

滝壺「……」ジー

滝壺「……はまづら、前髪ぱっつんになったね」

浜面「え?ぱっつん?……え?」サワサワ

浜面「あれ?前髪が……前髪がない……」サワサワ

絹旗「超似合って……プッ……ないですよ」クスクス

滝壺「大丈夫だよ、はまづら。私はそんなぱっつんが似合わないはまづらを応援してる」

浜面「……本当か」

滝壺「本当だよ」

墓面「……た、滝壺ぉぉぉぉぉ!やっぱり、お前だけが救いだぁぁぁ!」ダキッ

滝壺「……はまづら……こんな所で恥ずかしい///」

浜面「お、おおぅ///すまない。じゃ、じゃあ続きは家に帰ってかr『ビュン!』……」

絹旗「今度は、モミアゲが超吹っ飛びましたね」

浜面「」

麦野「次、イチャイチャしたら髪だけじゃすまさねぇからな」イライラ

絹旗「それにしても、フレンダのやつ超遅いですね」

ダダダダダ

チョットソコドイテ!

滝壺「ん?」チラッ

滝壺「あれ、ふれんだじゃない?」

絹旗「やっと、着ましたね」

ドンッ!

ゴメンッテワケヨ

ハァーン!キンパツビショウジョト、カタトカタガフレアッテモウタデェェ クネクネ

滝壺「あの青髪の人、変な動きしてる……」

絹旗「……超気持ち悪いですね」

ガチャ カランカラン

フレンダ「はぁ…はぁ……や、やっと着いた……」

店員<ラッシャッセー!オヒトトリサマデ?

フレンダ「はぁ……ふぅぅぅ……」

フレンダ「……待合わせしてるので、大丈夫です」

店員<ワカリマシター!デハ、ゴユックリドウゾー

店員<ゴユックリドウゾー!
店員<ゴユックリスルノデアル
店員<ゴユックリシテクダサイネー

テクテク

フレンダ「む、麦野?」

麦野「……なんだ」

フレンダ「ごめん、寝坊して遅れたって訳よ……」ペコッ

麦野「……今回は許してやる」ボソッ

フレンダ「え?ほっ、本当?」

麦野「本当だ……だけど、また遅れたりしたら真っ二つだからな。覚えとけよ」

フレンダ「あっ、ありがとうって訳よ!麦野!」ダキッ

麦野「なっ!い、いきなり、抱きつくんじゃねぇぇぇぇぇェェェェェ!」ブンッ

ドンッ

レンダ「ガハッ……」

滝壺「むぎのも丸くなったね」

浜面「どこがだ……」

フレンダ「……で、今日は何するの?」

滝壺「なにもしないよ」

フレンダ「え?」

絹旗「今日は、超まったりしてるだけです」

フレンダ「そ、そうなの……」(なんで呼び出した……)

フレンダ「ねぇ」チラッ

浜面「ん?」

フレンダ「滝壺の横に居るコイツは誰って訳よ」

滝壺「はまづらだよ」

フレンダ「え?……浜面なの?」

浜面「おう!」

絹旗「浜面流の超おしゃれテクニックみたいです」クスクス

麦野「似合ってないわね」

浜面「全部、テメェのせいだろうがぁぁぁぁぁぁぁぁ」

絹旗「浜面超うるさいです」

滝壺「はまづら、ちょっとうるさい……」

浜面「」

麦野「ハハッ!滝壺にも言われてやんの」

フレンダ「それにしても、似合ってない訳よ」

浜面「うるせぇぇぇぇぇぇぇっ!」

ギャーギャー ギャーギャー ギャーギャー

ビュン! 

イヤァァァァァァァ!

ギャクモヒカン!

ネェアナタ!アソコニ、ヘンナカミガタシタヒトガイルヨッテミサ(ry

ミチャイケマセン!

「うるさい連中ね……」

「さっさと食べて、目的地に行こう」ズルズル

ガチャ

<アリャッシター

スタスタスタ

「ふぅ……。さて、行きますか」クルッ

ドンッ!

「あいたっ!」ドテッ

「いてて……」

「おや、これは失礼しましたとミサカは心配そうに手を差し伸べます」サッ

「あっ、ありがと……」ニギッ

「よいしょっと」スクッ

「大丈夫ですかとミサk『大丈夫だから気にしなくて良いよ』」

サッサッ

「スパッツに砂が付いただけみたいだし」

「そうですか、怪我をしていなくて良かったですとミサカは一安心します」

「あっ!そうだ!あなた、学園都市の人だよね」ガサガサ

「そうですが……」

「じゃあ、この地図に書いてある建物の場所とか分かる?」

「ん?この手紙に、この地図は……」

「何か知ってるの?」

「ミサカもちょうど、ここに向かおうとしていた所ですとミサカはドラマ的な展開に驚いてます」

「そうなんだ!なら、ちょうど良いや。一緒に行こうよ」

「良いですよ」

「そういえば、ミサカミサカ言ってるけど名前はなんて言うの?」

「ミサカの名前はミサカ10032号ですとミサカは即答します」

「10032号?まぁ、いいか……。じゃあ、宜しくねミサカちゃん!あっ、ワタシはフロリス」スッ

「フロリスですね、こちらこそ宜しくですとミサカは硬い握手を交わします」ニギッ

フロリス「じゃー、しゅっぱぁーつ!」

御坂妹「おー」

今日はここまです。ありがとうございました。

>>113
浜面が墓面になってる……まぁ、いいか

それでは、その内来ますね。

フレンダ首ふっとんでんじゃん

くそ…このままじゃ上条さんが夜中に
振拍数を計ると言われ胸をさわる事になったり、言葉責め+逆レイプされたり、足コキうわああああああ

一週間ぶりの>>1です。

>>125
全く気付かなかったんだよ!ミスなんだよ!

>>132
言葉責めは考えてなかったよ

じゃあ、投下します

~スーパー~

上条「さて、材料買うか……にしても、☆の奴あんな大金を振り込りこんで来るとは……」

ルチア「☆にしたら、端た金なんですかね……」

上条「そうだろうな……。☆、ありがとう……」グスッ

ルチア「こんな所で泣かないでください」

上条「おお、すまん。じゃあ、材料買いに行くぞ」



生徒A「おい、あれ上条じゃないか?」

生徒B「本当だ。てか、前と違うシスター連れて来てるぞ」

生徒C「くそっ!なんで、あいつだけ……」

生徒A「取り敢えず、吹寄と青ピに報告だな」

生徒C「ああ。罰はどうする?」

生徒B「睡眠薬で眠らせて、頭部に改造したトラバサミを……」

生徒A「あんなの作れねぇよ」

~肉コーナー~

上条「どれにしよう」

ルチア「牛肉にしてみますか?」

上条「じゃぁ、そうするか」

ガラガラ


~レトルト食品コーナー~

上条「ルーは中辛で良いかな?」

ルチア「良いと思いますよ」

上条「よし。じゃあ、次は野菜か」

ガラガラ

~野菜コーナー~

ガラガラ

上条「じゃがいもは3個あれば十分かな」

上条「さて、次は人参か」

タタタ

ルチア「取ってきましたよ。あと、玉葱も」

上条「おっ!悪いなルチア」

ルチア「いえいえ。このくらいしないと一緒に来た意味ないですよ」

上条「そうか。じゃあ、飲み物と明日の分の材料取って来るから、ルチアはチョコと皆で食べれそうなもの取って来てくれるか?」

ルチア「分かりました。それでは、取って来ますね」タタタ

上条「頼んだぞー」

十分後

上条「やっぱ、2人だと早く済むな」ガサガサ

ルチア「そうですね……よいしょっと」

上条「そういえば、ルチアは料理出来るのか?」ガサガサ

ルチア「それなりに出来ると思ってますよ」

上条「そうか!なら、晩飯作るの手伝ってくれるか?」フクロヅメオワリ!

ルチア「はい、任せてください!」

上条「頼りにしてるから、頑張ってくれよ」ナデナデ

ルチア「なっ///…いっ、い、いきなり頭撫でないでくださいっ!」

上条「おぉぉ、ごめん」スッ

ルチア「あっ……」

上条「ん?」

ルチア「なっ、なんでもないですっ///」スタスタ

上条「あっ!待ってくれ!この荷物1人じゃキツいぞっ!」タタタタタ

チラッ

生徒C「どうするよ、あいつ」

生徒A「大丈夫だ。写真を撮っておいた。あとは、これをクラスの奴らに見せれば……」

生徒C「男子総出動だな」

生徒A「だが、問題がある」

生徒C「なんだ?」

生徒A「好感度を上げようとする女子が上条の盾になるだろうな……」

生徒B「可能性はあるな……」

生徒C「そうなったとしたら……闇討ちするか」

生徒B「よし、武器は任せろ。薙刀が何本かある」

ン?ナギナタ?

生徒A「全部持って来い」

生徒C「これで、奴を討つ事が出来るな」

テクテク テクテク

生徒ABC「「「ふふっ……ふはははははははははははははははは」」」

黄泉川「おい、お前ら薙刀を何に使うじゃん?」

生徒ABC「「「………………oh」」」

~家~

黒夜「暇だ」ピッ

TV<アナタト、コンビニ、フィアンマート♪

ピッ

TV<シンサクベントウ、ハンバイカイシ!ホットヴェント!

ピッ

TV<1+1=3!

ピッ

TV<ミキサーシャバクハマデ、5、4、

ピッ

TV<サキホド、クイニゲデトウチュウノ、キハラアマタヨウギシャガツカm

ピッ

黒夜「遅ぇ……」

黒夜「…………」

黒夜「……そうだっ!」

スタスタスタ

黒夜「鏡は確か……ここに」ガラッ

黒夜「おっ!あった、あった」

クルッ

黒夜「ふーん。後ろはこうなってんのか…」ジー

黒夜「脱ごうとすると……『バチッ!』……弾かれるんだよなぁ……」


しばらく鏡で自分の姿を見ていると、ある男の言葉が脳裏に甦った。


『似合ってて、すごく可愛いと思うぞ……』


黒夜「……///」カァァ

黒夜「……はっ!違う!違う!あいつは、こういう事を平気で言う野郎なんだ」

黒夜「落ち着け自分!そうだ!テレビでも見てれば、気が紛れるはずだ」ソリャ

ピッ

TV<☆「ふぅ……。スッキリした。……さて、今はどのような状況かな」

TV<☆「……なるほど。場所を変えても黒夜ちゃんしか居ないという事は、1人でお留守番してるのか」

黒夜「……」

黒夜「あぁ?」

TV<☆「ん?」チラッ

TV<☆「…………あっ」

黒夜「おい、テメェ。今、何見てる」

TV<☆「……」

プツン

黒夜「あっ……通信切りやがった」

黒夜「あいつ、どこにカメラ仕掛けやがった」キョロキョロ

ピッ

黒夜「ん?」

TV<☆「やぁ。さっきは取り乱して悪かったね」

黒夜「テメェの事情はどうでもいいんだよ。それより、カメラをどこに仕掛けたか教えろ」

TV<☆「残念ながら、カメラはどこにも仕掛けてはいないよ」

黒夜「カメラを仕掛けてない?……どういうことだ」

TV<☆「滞空回線を使っているのだよ」

黒夜「滞空回線か……。そんなもん使ってまで、ここを見る理由はなんだ?」

TV<☆「……君に教える義務はないよ。ただ、ソロ活動の際に少し使わせてもらうだけだよ」

黒夜「はぁ?」

TV<☆「おっと、ここから先は内緒だ。それじゃ、バイバイ☆」

黒夜「おいっ、ちょっと待t『プツン』……」

黒夜「……☆の奴、何をする気なんだ」

ピンポーンピンポーン

黒夜「おっ!やっと、帰ってきたか」

タタタタタ

ガチャ

フロリス「どうもっ!」

御坂妹「どうもっ!とミサカはフロリスの真似をしてみます」

黒夜「……なんだ、あいつらじゃねぇのか」スッ

ガシッ

フロリス「ちょっ、ちょっと!いきなりドア閉めないでくれる?」

黒夜「何の用だ?」

フロリス「とりあえず、ドア開けなさい」

黒夜「はいはい」

ガチャ

黒夜「…………で、誰だ」

フロリス「フロリスだよ」

御坂妹「ミサカ10032号だよ」

黒夜「何の用があって、此処に来たんだ?」

フロリス「んーとね。あっ!ちょっと待って」ガサガサ

フロリス「ジャーン!実は、アレイスターから手紙をもらったのさ」ピラピラ

黒夜「……お前もか」チラッ

御坂妹「はい。その通りですよとミサカも貴方にこの手紙を見せます」ピラッ

黒夜「……分かった。入っていいぞ」

フロリス「お邪魔するよー」

御坂妹「お邪魔します」

バタン

  : : : : : : : /: : : :/: : : / : : : : : : : : : : \
  : /: : : : /: : : :/: : : / : : /: : : : :!: ヽ : : ヽ
  /: : : : /! : : :├‐<__/| : : //|: : | : |: : '.
  : : : : /.:l: : : : !,,,___\ \/N |: : | : |: : :| 今日は。ここまで。ありがとう。
 .: : : :/ヽ|: : : :.|丁「ノi:::}Tミ'     >:L_」: : :|
 .: : :/'⌒l: : : : | 弋...._/    `チァ:r、/:!\j   
 .: :/{. (|: : : : |           ヒ'_/イ:「  ̄__人,、__________
 .:/:人 ー|: : : : |         ,    j│  ̄ ̄`^'` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 : /: :/:ー|: : : : |           ' :|

 /: :/ : : |: : : : |     ' ’    イ.: :|
 : :/ : : /|: : : : |丶、       . イ: :|: : |
 :/: _xく. |: : : : |   `7:=r 1´: : :| :|: : |
  ̄    |: : : : |  /\:!: | : : : | :|: : |

どうも>>1でし

いろいろあって遅れましたね。
すみませんね。

それじゃ、投下します。自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

~リビング~

黒夜「はい、お茶」

御坂妹「どうもありがとうございますとミサカは軽く会釈します」ペコリ

フロリス「悪いね」

ゴクゴク ゴクゴク

フロリス「これが……日本茶」

御坂妹「おいしいですねとミサカは素直に感想を述べます」

ゴクゴク

黒夜「ふぅ…」自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

フロリス「ねぇ、黒夜」

黒夜「なんだ?ってか、何で名前を知ってる」

フロリス「胸にプレート付いてるじゃん」

黒夜「あぁ……これか」

御坂妹「ところで、何で貴方はその服を着ているのですか?とミサカは先程から気になっていた事を聞いてみます」

フロリス「ワタシも気になる」

黒夜「えっーとな……」



黒夜「んと……」



黒夜「あれ?思い出せねぇ……」


フロリス「どういうこと?」自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

御坂妹「では、思い出せる範囲を教えてください」

黒夜「手紙を持って、この家の前に来ただろ」

フロリス「それで?」

黒夜「家の前にリモコンを持った金髪の女がいた」

御坂妹「ほう」

黒夜「そんで、そいつに話しかけられた」

フロリス「ふむふむ」

黒夜「そこからが思い出せねぇんだよ」

フロリス「ふーん。じゃあ、気付いたらこの格好になっていたと」

黒夜「あぁ……」

御坂妹「なるほど。あなたは金髪の女に操られたのではないですかとミサカは真相を追究してみます」

黒夜「だろうな……」自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

フロリス「脱げないの?」

黒夜「脱ごうとすると、何かに弾かれる」

フロリス「まぁ、服を着させられた位でしょ?なら、別に良いじゃない。それより、お腹空いたわ」

御坂妹「さっき、ファミレスから出たばかりなのに?」

フロリス「うん。さっき、食べたのうどん(小)っていうのだけだし……」

黒夜「悪いが、今この家に食料はねぇよ」

フロリス「えっ!なんで!」

黒夜「今、買い物行ってる2人と全部食べた」

フロリス「はぁ……。無いならしょうがないや」シュン

御坂妹「残念でしたねフロリスとミサカは落ち込んだフロリスを慰めます」ヨシヨシ

フロリス「そういえば、その2人はあとどれくらいで帰ってくるの?」

黒夜「もう少しで帰ってくるだろ」

フロリス「分かった。なら、その間テレビでも見てるかな」ピッ自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

ピッ

TV<☆「現在は3人でお留守番か」

黒夜「ch替えるの忘れてた……」

TV<☆「もう少し左に寄れ」

ウィィィンという機械音がすると、アレイスターが見ているモニターにはフロリスの下半身が映った。

TV<☆「よし、止まれ」

TV<☆「うむ。この角度からのスパッツ……悪くない。保存しておこう」ピッ

フロリス「え?」

TV<☆「写真が増えてきたら、マタイの奴に売りつけてみよう」

TV<☆「おっと、そろそろ常盤台の水泳部の活動が始まるころだな」ピッ

アレイスターがモニターの画面を変えると同時に、彼女達が見ていた映像も途切れた。自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

フロリス「……今の誰」

黒夜「統括理事長だ」

フロリス「あいつ、ワタシの写真撮って何する気だ……」

黒夜「分かんねぇ。ソロ活動ってやつに使われんじゃねぇの?」

フロリス「はぁ!?」

御坂妹「ソロ活動に使うなんて、とんだ変態引きこもり野郎ですねとミサカは☆を侮辱してみます」

フロリス「マタイの奴、写真持ってたらぶっ飛ばしてやる!」

黒夜「ところで、ソロ活動ってなんだ?」

フロ妹「「え?」」

御坂妹「良いですか、黒夜。ソロ活動とはオナn『ちょっと、黙ろうかミサカちゃぁぁぁん』………はい」

黒夜「どうした?」

フロリス「なんでもないよ。気にする事ではないさ!」

黒夜「そうか……」

黒夜(あとで、上条に聞いてみよ)自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

~スーパーからの帰り道~

上条「ふぅ……結構重たいな」

ルチア「そうですね。明日の分も全部買っちゃいましたし」

上条「ルチアが寿司食べたいとか言うし……」

ルチア「別に良いじゃないですかっ!なかなか食べられないんですから」

上条「まぁ、俺も最近食べてなかったんだけどな……」

ルチア「どうしてですか?」

上条「大量に食う奴がいたのさ……」ハァ

ルチア「インデックスの事ですね」

上条「あぁ……そいつのせいで、あの時は金が無くて、もやしばっか食ってたな」

ルチア「当麻さんも大変だったんですね」

上条「まぁ、今となれば良い経験だったかもな……」

ルチア「なぜです?」

上条「もやしを使う料理のレパートリーが増えたのさ!」グッ

ルチア「は、はぁ……。そうだったんですね」自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

テクテク テクテク

上条「なぁ、ルチア」

ルチア「なんですか?」

上条「なんで1つの袋を二人で持ってるのでせうか?」

ルチア「こっ、こ、これは///」アタフタ

上条「どうした?顔が赤いぞ。疲れたのか?」

ルチア「疲れてませんっ///きっ、気にしないでくださいっ!」

上条「そうかっ!それにしても、この感じカップルみたいに見られてるかもな」

ルチア「カッ、カカッ、カップル///」プシュー

上条「おいっ!いきなり止まってどうした!?」自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

~数分後~

上条「…ーい!」

上条「おーい!ルチアさーん!」ブンブン

ルチア「はっ///」

上条「大丈夫か?」

ルチア「なっ、なななんでもないです///そ、それより、早く帰りましょう!」グイ

上条「おっ、おい!ちょっと待て!」

ルチアが思い切り引っ張り出したせいで、上条はその場に転んでしまった。
そして、そのままルチアは歩いていってしまった。

上条「いてぇ……」

上条「よいしょっと……」

上条は立ち上がると、自分の身体に怪我が無いか確かめた。

上条「怪我はしてないみたいだな」

上条「そういえば、一緒に持ってた袋まで持ってったけど大丈夫かな……」自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

少し離れた場所

ルチア「ハァー……ハァー……。重い……」

ルチア「勢いでここまで着ましたけど……。そろそろキツくなってきましたね」

ルチア「バス停のイスもありますし、ここで暫く待ってるとしますかね」

ルチア「よいしょっと」





ルチア「……それにしても、素直になるというのは難しいものです」自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

~数分後~

上条「おっ。居た居た」

ルチアが待ち草臥れていると遠くに彼の姿が見えてきた。

ルチア「やっと着ましたか……」

上条「ふぅ……。いきなり、走り出したからどうしたのか思ったよ」

ルチア「それは、気にしないでください///……ただ……」

上条「ただ?」

ルチア「ただ……ちょ、ちょっと妄s……か、考え事をしてただけですから」

上条「どんな考え事してたのか知らないけど、いきなり走り出さないくださいよ」

ルチア「すみません……」シュン

上条「……まぁ、別に怪我もしてないし、食料も無事だったから気にしてませんよ。それより、早く帰ろうぜ」

ルチア「……そうですね。もしかしたら、他の方が来てる可能性もありますね」

上条「よしっ!じゃあ、行きますか」

ルチア「はいっ!」自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

~上条家~

ガチャ

フロリス「誰か来たのかな?」

 「「ただいまー!」」

扉の開く音がすると、2人の声が威勢よく玄関から響いてきた。

黒夜「おっ!この声は」

スタスタ スタスタ

ガチャ

上条「ただいまー!」

ルチア「ただいまです」

黒夜「おかえりー」

御坂妹「おや、あなたが此処の家主でしたか」

上条「え?御坂……いや、妹の方か。お前もここに住むことになったのか?」

御坂妹「はい。そうですよとミサカは☆からもらった手紙をあなたに渡します」ピラッ

上条「ふむふむ……。内容は殆どルチアと同じだな」

御坂妹「ということは、あなたがルチアさんですね。これから宜しくお願いしますね」ペコッ

ルチア「御坂…妹だっけ?此方こそ宜しくね」ペコッ自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

チョイチョイ

上条「ん?」

上条が振り返ると、どこかで見覚えのある少女が居た。

フロリス「やぁ!久しぶりだね」

上条「………………誰?」

フロリス「あぁ?今、何て言った?」

上条「えっーと……ですね」

フロリス「ワタシの事忘れたのか?」ズイズイ

上条「すみません。あのー……」

フロリス「なんだ」

上条「そのー……何か……ヒント的な物をくださると……ありがたいです」

フロリス「……レッサーの同僚」

上条「…………」

フロリス「フォークストーン」

上条「………あっ!」

フロリス「思い出したかっ!」

上条「…………」

フロリス「黙らないでくれる?」

自分の事を思い出したかと思えば、結局何も出てこなかった事に腹を立て。
彼女は上条の頬に槍をグリグリと押し付けた。

上条「ごめんなさい。ごめんなさい」ペコッペコッ自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

フロリス「列車から飛び降りた」

上条「あっ!……フロ……リスか?」

フロリス「そぉぉぉぉだよっ!」グリグリ

上条「すみません。すみませんっ!ですから、槍を放してくれませんか……」

フロリス「いいか!あの時、アンタのせいで死ぬかと思ったんだぞっ!」グリグリ

上条「…………申し訳御座いません。あそこが浅い所だと知らなかったもんですから……」

フロリス「おい、上条と言ったな」グリグリ

上条「はい。その通りでございますが」

フロリス「ちょっと、真っ直ぐ立ちなさい」グリグリ

上条「はいっ!」スッ

フロリス「おぉぉぉらぁぁぁぁぁぁああああああっ!!!」

上条が直立した瞬間、フロリスの拳がドスっという音と共に上条の鳩尾に突き刺さった。

上条「がっ…はっ……ぐふっ……」バタッ

フロリス「ふぅ……。これで許してあげる」

上条「ゴホッ……ゴホッゴホッ……」

黒夜「大丈夫かぁ?」サスサス自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

~数分後~

上条「はぁ……。痛てぇ」

黒夜「まだ痛むのか?」サスサス

上条「すまねぇな、黒夜」

黒夜「気にすんな。メイドだし」サスサス

フロリス「ねぇ、上条」

上条「どっど、どどうした?」

フロリス「はぁ……人の顔見た瞬間怯えないでよ」

上条「だ、だって、あんなパンチ喰らったら……」

フロリス「……あの時の事は、あれでもう許したから」

上条「……あれだけで許してくれるのかっ!」

フロリス「うん」

上条「良かった……。それで、何か話があって来たのか?」自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

フロリス「えっとね、実h『グゥゥゥー』……///」

上条「え?」

御坂妹「豪快な音でしたね」

黒夜「どんだけ、腹減ってんだよ」

ルチア「お腹空いてるのですか?」

フロリス「う、うん///」グゥゥゥー

上条「そうか。なら少し早いけど、晩飯作り始めるかな」ヨイショ

フロリス「ホントっ!?」

上条「ああ。じゃあ、行くぞルチア」

ルチア「はい」自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

~台所~

上条「じゃあ、作りますか」

ルチア「それでは、私はサラダとか作ってますね」

上条「それじゃ、俺はカレー作るか」

2人はそれぞれの作業に取り掛かり始める。



~30分後~

タタタタタ

フロリス「まだー?」グゥ

上条「まだ」マゼマゼ

フロリス「むぅ」

ヒマデスネトミサカハ…

ジャー、ゲームデモスルカ。マリカーガオイテアッタハズ…

ホウ。マリカーデスカ…自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

~10分後~

ルチア「お皿出しときますね」テキパキ

上条「サンキュー」

タタタタタ

フロリス「まd『まだです』……」シュン

ミサカモオナカガスイテキマシタトミサカハ…

ソウダナ。ソレニシモ、オマエナカナカヤルナ

シスターズデ、ヨクヤッテマシタカラ


~40分後~

上条「そろそろ良いかな?」カパッ

鍋<イイヨ!

上条「良い感じだな。じゃあ、よそい始めるか」

ルチア「ご飯入れてきますね」

上条「悪いな。……今考えれば、1人の時は大変だったな」

ダァァァァ!マケター!

ヤリマシタトミサカハ…

ゲッソーノヤロウ…自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

~料理完成~

テクテク

上条「持って来たぞー」

フロリス「来たかっ!」キュピーン

ルチア「他の物取ってきますから、並べておいてくれますか」

フロ夜妹「「「はーい」」」


ペロッ

アッ!フロリスツマミグイシタナー

ナッナナ、ナンノコトカナー


上条「えっーと、1・2・3・4・5っと」

上条「……そういえば、あと1人来てないな」

ルチア「まだ、気付いてないとかですかね?」

上条「それか、かなり遠い所にいるとか?まぁ、その内来るだろ」

  「並べ終わったよー」

ルチア「終わったみたいですね」

上条「じゃあ、行くか」カチャカチャ自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

上条「それじゃー、いただきますっ!」


「「「「いただきまーすっ!」」」」


御坂妹「美味しいですね」モグモグ

フロリス「あっ、熱いっ」ハフハフ

黒夜「うめぇ」モグモグ

ルチア「野菜も食べないと駄目ですよ」モグモグ

上条「へーい」モグモグ


フロリス「余った唐翌揚げは私の物だっー!!

御坂妹「させませんよとミサカは最後の唐翌揚げを横取りします」


上条「あと、1人の分は冷蔵庫に入れとけば良いかな?」

黒夜「そうしとけ」モグモグ


ルチア「こらっ!!合わせ箸はいけませんっ!」

フロ妹「ごめんなさい…」


上条「賑やかだな」

黒夜「そうだな」モグモグ自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

~食後~

上条「じゃあ、皿洗ってくるかな」

黒夜「手伝うぞー」

上条「おお、悪いな」カチャカチャ

黒夜「皿取ってくれ」

フロリス「ハイ」

黒夜「じゃあ、これで机拭いといて」

御坂妹「分かりましたとミサカは机をフキフキー」

上条「よいしょっと…」カチャカチャ

黒夜「ほい、皿」

上条「どうも。じゃあ、残りの皿とか持ってきてくれ」

黒夜「あいよ」タタタ自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

~台所~

上条「フフフ~ン♪」

シャカシャカ ゴシゴシ

黒夜「持って来たぞ」

上条「それじゃ……そこに置いといてくれ」ゴシゴシ

黒夜「ほい」

黒夜「じゃあ、洗い終わった皿片付けるか」フキフキ

上条「フフンフ~ン♪」ゴシゴシ

黒夜「……なぁ、上条」フキフキ

上条「んー、どうした?」ゴシゴシ

黒夜「ソロ活動ってなんだ?」

上条「ソロ活動?普通に考えて、集団の中にいる人が集団を離れて1人で活動すること……じゃないのか?」

黒夜「そういう意味じゃないと思う」フキフキ

上条「そうか…。じゃあ、誰がどういう感じで使ったんだ?」ゴシゴシ

黒夜「☆の奴が私やフロリスの下半身の写真に撮った後に使った」フキフキ

上条「…………え?」カチャ

黒夜「どうした?」自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

上条「……☆がどうしたって?」

黒夜「だから、フロリスとかの写真を撮ってそれを使うとか」

上条「……えーっとだな……。ソロ活動というのはだな……」

黒夜「うん」フキフキ

上条「あー……」

上条(ここは正直に言ったほうが良いのか……誤魔化したほうが良いのか……。誤魔化したほうがいいな。
いきなり、それは[田島「チ○コ破裂するっ!」]の事だとと言ったら、絶対ぶっ飛ばされる上に引かれるはずだ!
よしっ!誤魔化そう!でも、どうやって誤魔化す?ソロ活動だろ……ソロ活動……ソロ……ソーロー…早漏。早漏!
そうだ早漏だ!そうだよっ!早漏だよっ!いやいやいや!駄目だ駄目だ!余計に駄目だ。どうすればっ!
   どうすれば、うまく誤魔化せるんだ……考えろ!考えるんだっ!)

黒夜「おい」

上条(思い浮かばねぇぇぇぇぇっ!)

黒夜「おいっ!」

上条「な、なんだっ」

黒夜「適当なこと言って誤魔化そうとしてるだろ?」

上条「そっそ、そそんな事ありませんよっ!」バタバタ

黒夜「じゃあ、何でそんなに慌ててるんだ?」

上条「えー……」

黒夜「正直に言え。騙そうとしたな?」

上条「……はい」自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

黒夜「はぁ……。なんで、騙そうとした?」フキフキ

上条「……本当の事言ったら、ぶん殴られそうだから」

黒夜「殴らねぇよ」

上条「本当だなっ!?」

黒夜「うん」フキフキ

上条「えー。じゃあ、言いますよ」

黒夜「おう!」

上条「☆の言ってたソロ活動とは……オナニーです!」

黒夜「…………え?」

上条「だから、自慰の事ですよ。男はですね、自分のアレを上下に擦るんだよ。シュッシュッシューって」

黒夜「///」プルプル

上条「すると気持ちよくなってきt………ん?」

黒夜「……この///」グッ

上条「あぁー……。嫌な予感がする……」

黒夜「こっ…こ、この変態がぁぁぁぁぁぁあああああああっ!」

そう叫ぶと、黒夜は上条の右頬を右腕で抉る様に殴り飛ばした。

上条「ガッ!」

黒夜「///」ドタドタ

上条「……本当の……事……言っただけ……なの…に…………」バタッ自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

~リビング~

ガチャ

黒夜「……///」スタスタ

フロリス「黒夜!さっき叫んでたけど、どうしたの?」

黒夜「……セクハラされた///」

御坂妹「なんですって!とミサカは何をされたか詳しく聞きたいです」ドキドキ

黒夜「……ソロ活動について教えてもらった」

御坂妹「どこまで教えてもらったんですかとミサカはとても気になってドキドキしてます」

黒夜「その……本来の言い方みたいな?」

フロリス「なんだ……それだけか」ホッ

御坂妹「やり方まで教えてもらってなくて良かったです」

黒夜「あっ……でも、上下に擦ると気持ち良いとか///」ゴニョゴニョ

ルチリス妹「「「!」」」ガタッ

フロリス「……どうする?」チラッ

御坂妹「とりあえず、ぶん殴っときますかとミサカは制裁を下すことを薦めてみます」スッ

ルチア「そうしましょうか」スタッ

フロリス「よしっ!」スタッ自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

~台所~

バタンッ!

フロリス「どこだっ!」

フロリスが勢い良く、台所に入ると足元にグニッとした感触があった。

フロリス「……ん?」チラッ

フロリスが目線を下げると、そこには呻き声を上げている上条がいた。

上条「ぅぁ……ぁ……ぁ…」グデー

ルチア「…………」

御坂妹「…………」

フロリス「…………どうしよう」

ルチア「……ここで寝ててもらっては困るので、リビングまで運びますか」ヨイショ

御坂妹「それじゃ、足持ちますね」ヨイショ

ヨイショ ヨイショ

フロリス「……じゃあ、皿洗いでもしとくかな」フンスッ!

ゴシゴシ ゴシゴシ自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

ルチア「全く、この男は……」

御坂妹「困った奴です」

テクテク テクテク

ルチア「よいしょっと……」

御坂妹「よいしょ」

ポスンッ

上条「ぅぅ…………ぁ……」

御坂妹「チッ……いろんな所でフラグ立てやがってとミサカはミサカの敵を増やした罰としてビンタしておきます」ペチンッ!

ルチア「ミサカの敵と言う事は、あなたも彼を?」

御坂妹「『あなたも』という事は、ルチアさん……貴方とはライバルのようですね」バチバチ

ルチア「ミサカさん、貴方が彼とどこまでの関係か知りませんが負けませんよ」バチバチ

バチバチ バチバチ

黒夜(何睨み合ってんだ?)自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

~20分後~

上条「……んー……んぅ…んっ!?」

上条「…………はっ!」

キョロキョロ

ルチア「やっと起きましたか」フゥ

上条「おぉ、ルチアか…」

ルチア「台所で倒れていましたが……黒夜に殴られたんですね?」

上条「あぁ…。そうだったな……」

ルチア「全く、いきなり下ネタ発するとか……何をしてるんですか」

上条「だって、黒夜の奴が教えろ教えろ言うから……」

ルチア「だってじゃありません。限度がある事を覚えておいてくださいね」

上条「すまん。で、なんで膝枕なの?クッション有るのに」

ルチア「こっ、これは……別に何でもありませんっ///」プイッ

上条「?」

御坂妹(先に取られてしまいましたね……畜生)自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

ガチャ

上条「ん?」

フロリス「皿洗い終わったぁー」ノビー

ルチア「お疲れ様です」

上条「皿洗いやっといてくれたのか?」

上条はルチアの足の上から起き、ソファーの前に立った。

フロリス「片付けもやっておいといたよー」

上条「サンキュー。フロリス」ナデナデ

フロリス「きゃっ///」

上条「それじゃ、顔洗ってくる」テクテク

フロリス「んっ///」チラッ

御坂妹「どうしました?」

フロリス「……いきなりは反則だよね」

御坂妹「それを普通にするのが、上条当麻なのです」ゴクゴク

御坂妹「あー、うめぇ」

黒夜「お前もおやじくせぇな」

御坂妹「ミサカもまったりしたいのです」ゴクゴク自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

       ⌒ヽ、 ̄¨ヽ`ヽ\
   ¨¨ヽ、\ \ ヽ \ 、\
  二≧ 、ヽ \ 丶 \ 、 丶 ',
 ー=≦   ミ、 \ヽ } |  j ハ

 三二ニ    ミミr…‐ ミ,ム / / /|
  \=ニ 二 三´ __ ,,)   _ヾ //|
-‐¬>‐= =≧ ´tェュヾ ィェァi'//7ー‐- 、    ありがとうございました。
. . ..ー=≦二 r=ミ  ` ノ } i ヽ }/フ. . . . . )   今日はここまで、なんですねー。
\ . . >=ニ∧(r _〉   ,ニ ニ、 イ}彡'. . . ./    それでは、またその内来すねー。
  \. `.ー=ニ个 {. <竺竺ヨソ. . . . ./
   \ . . . . . . i゙ヽ、   _ ノ. . . /自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中


唐翌揚げもsagaが必要だったのか…
唐翌揚げになってますけど、唐 揚げですね。自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中

乙ッ!

もしかしてマタイはスッピンのヴェントの写真も・・・

>>1ナリよ

>>196
マタイ「勿論。そして入浴やトイr…誰だこんな時間にチャイムが鳴す奴は……」

それでは、投下するナリよ

~ファミレス~

麦野「それじゃ、バイバイ」

絹旗「超バイバイです」

フレンダ「バイバイって訳よ!」

滝壺「バイバイ。じゃあ、はまづら買い物いこ」

浜面「おう!じゃあなお前ら」

絹旗「結局ずっと、超イチャついてましたね」

麦野「イチャイチャしやがって」イラッ

フレンダ「溺愛状態って訳よ」ヤレヤレ

フレンダ「じゃあ、絹旗行くよー」

麦野「どこ行くんだ?」

絹旗「フレンダの家に置いてきたDVDを超取りに行ってきます」

麦野「ふーん。じゃあ、気を付けて帰れよ」

絹旗「麦野も超気を付けてくださいね」

フレンダ「麦野は怖いから、そうそう襲う輩はいないって訳よ!」

麦野「あぁ?」ギロッ

フレンダ「冗談って訳よ!さぁ、絹旗走るわよっ!」ダダダ

絹旗「あっ!フレンダ超待ってくださいっ!」ダダダ


麦野「…………」






麦野「……4分割だな」

テクテク テクテク

フレンダ「ふぅ……。疲れた」

絹旗「はぁー……。いきなり超ダッシュしないでくれませんか?」

フレンダ「身の危険を感じたから……。まぁ、ごめんって訳よ!」

絹旗「次、麦野に会った時は超謝らないといけないですね」

フレンダ「やっぱり?」

絹旗「じゃないと、真っ二つじゃ超済まない気がします」

フレンダ「え゛」

絹旗「8分割にされたりして」

フレンダ「」ガタガタ

絹旗「超ジョークですよ。きっと4分割で済みますよ」

フレンダ「」ガタガタ

絹旗「おっと、超弄り過ぎましたね」

フレンダ「」ガタガタ

絹旗「横で超振動しないでください」

フレンダ「誰のせいよ……」

~数十分後~

テクテク テクテク

絹旗「超疲れました。なので、自分の住処に帰ります」

フレンダ「えっ!?」

絹旗「最愛ちゃんの超ジョークです」

フレンダ「またか……。でも、もう少しで着くって訳よ!」ビシッ



~数分後 フレンダ宅~

フレンダ「ここだよー」

絹旗「ふぅ…。やっと、着きましたか」

フレンダ「じゃあ、入るって訳よ!」

ガチャ

フレンダ「あれ?」

絹旗「どうしました?」

フレンダ「鍵が開いてる……」

絹旗「泥棒でも入ったんですかね」

フレンダ「……とりあえず、入ろう」スッ

パチッ


フレンダが部屋の電気を点けると、部屋は入居前の様な状態になっていた。


フレンダ「………え」

絹旗「………超何も無いですね」

フレンダ「どういう事って訳よ……」

絹旗が部屋の中に入っていくと、部屋の中央には紙が残されていた。

絹旗「………フレンダ、これを超見てください」


絹旗の視線の先にはアレイスターからの書置きがあった。


「フレンダへ。
家具や私物などは、全て新居の方に送っておいた。
一応、他人に見られたくない物は『パソコン部品』という名前でダンボール詰めしておいた。
超振動する奴の事だ。それじゃ、失礼するよ。
                               統括理事長アレイスター=クロウリー」

フレンダ「…………」

絹旗「家買ったんですか?」

フレンダ「買ってないって訳よ」

絹旗「……この超超振動する奴ってなんですか?」

フレンダ「……その内、教えてあげる」

フレンダ「そんな事よりも、早く家の場所に向かうって訳よ!」

絹旗「じゃあ、その内超教えてもらうとして……。どこに有るか分かるんですか?」

フレンダ「…………」

絹旗「…………」

フレンダ「あっ!」

絹旗「分かったんですか?」

フレンダ「場所は分からないけど、朝、届いてた封筒に何か書いてあるかも知れない」

ガサガサ

フレンダ「見つけたって訳よ!」ジャーン!

フレンダが鞄の中から封筒を見つけると、勢いよく封筒を破った。

絹旗「超気になるんで、見せてください」チラッ

フレンダ「……」ジー

絹旗「ふむふむ」

フレンダ「……」ジー

絹旗「なるほど。6人暮らしになるって事ですね」

フレンダ「そうみたいね……」

絹旗「まぁ、良いじゃないですか。料理が超ヘタなフレンダには丁度良いかも知れませんよ?料理が出来る人がいればですけど」

フレンダ「えっ!?な、なんで、ヘタなこと知ってる訳よ!」

絹旗「前に来た時、ごみ箱の中コンビニ弁当で超埋まってましたから」

フレンダ「バレバレだったって訳よ」シュン

絹旗「とりあえず、その超新居とやらに向かいましょうか」テクテク

フレンダ「……うん」ショボーン

絹旗(さっきの一言で、超ダメージ受けてますね)

~数十分後~

彼女達は時に道に迷いながらも、順調に上条の家に近づいていた。

フレンダ「ここを右に曲がって……」

絹旗「本当に右で超合ってますか?」チラッ

フレンダ「……たぶん合ってる訳よ!」

絹旗「また、たぶんですか……。無事に着けるか超心配です」ハァ


~数分後~

フレンダ「ここ……かな?」

絹旗「ここ……ですか?」チラッ

フレンダと絹旗の前には、上条達が住む家があった。

絹旗「本当に超合ってますか?」

フレンダ「……うん」

フレンダはポケットの中から手紙を取り出した。

フレンダ「手紙に書いてある説明とは、全部合ってるはずな訳よ」

絹旗「どれどれ」ジー

フレンダ「玄関の前に立ってと……東には真っ赤なコンビニが見える」

絹旗「えーっと、コンビニは……」チラッチラッ

絹旗「……あっ!ありました」ビシッ

フレンダ「よしっ!次は、西に料亭とスーパーが見える」

絹旗「あれですね」ビシッ

フレンダ「じゃあ、次は家の後ろにビルが見える」

絹旗「窓の無いビルが超建ってます」

フレンダ「次は、向かいに見た目が同じ家がある」

絹旗「ありますね」

フレンダ「最後に、家の表札は『上条』である」

絹旗「全部、超合ってるということは……」

フレンダ「ここで間違いないみたいね……」

絹旗「そうですね……」

フレンダ「6人暮らしにしては……」

絹旗「超大きいですね……」

絹旗「とりあえず、超入りましょうか」テクテク

フレンダ「うん」

ピンポーンピンポーン

「はーい」

ガチャ

ルチア「どちら様ですか?」

絹旗「あのー……上条さんですか?」

ルチア「違いますが……。彼に何か用があるのですか?」

フレンダ「実は、☆から手紙をもらったって訳よ!」バーン!

ルチア「おや、そうでしたか!では、お入りください」スッ

絹旗「超お邪魔しま-す」スタスタ

フレンダ「お邪魔するって訳よ!」スタスタ

バタン!

ガチャ

絹旗「超こんばんはー」バーン!

フレンダ「絹旗、声がでかいって訳よ……」


上条「ん?2人?」

御坂妹「どっちですかね……」

フロリス「小さい方かな?金髪の方かな?」

黒夜「絹旗ちゃんだ!」フリフリ

絹旗「あっ……。黒夜だ!」フリフリ

フレンダ「知り合い?」

絹旗「まぁ、超いろいろ有りまして……」

フレンダ「そうなんだ」


御坂妹「そこのお二人さん」チョイチョイ

フレ旗「「はい」」タタタ

御坂妹「☆から手紙をもらったのはどちらですか?とミサカは貴方たち2人に質問します」

フレンダ「私って訳よ!」

上条「それじゃ、隣にいる子はなんで来たんだ?」

絹旗「付いて来ただk……あっ!そうだ!フレンダの私物が入った箱は超どこにありますか?そこに私のDVDが…」キョロキョロ

上条「送られた来た箱なら……確か……」チラッ

上条が振り向くと御坂妹が箱の中から2つのバイブを取り出し、それを手にしていた。

御坂妹「これの事ですか?」ヴィィィィィン ヴィィィィィン

フレンダ「…………え?」

絹旗「ちょ、超超振動は、あ、あれの事でしたか///」

黒夜「また、出してきた……」

ルチア「まっ、またですか///」

上条「おいっ!何で、それ持ってんだっ!」

御坂妹「あなたが箱を落としたて、中をぶちまけたからですとミサカは先程起きた出来事を説明します」ヴィィィィィン ヴィィィィィン

上条「だからって、持ち出してくんなよっ!」

フレンダ「そ、そうよっ!早く片付けてよっ///」

フレンダからの命令を無視して、彼女はフレンダの元へ歩んでいく。

御坂妹「あなたのですよね?」ヴィィィィィン ヴィィィィィン

フレンダ「え!?……ま、まぁ、そうだけど……」

御坂妹「ちょっと、試したい事が……」ヴィィィィィン ヴィィィィィン

フレンダ「?」

御坂妹「失礼しますね。えいっ!」

そう言うと御坂妹は、持っている物をフレンダの局部に擦り付けた。

フレンダ「ひゃっ!…ぁぁ……あっ…んっ……ぁぁ……」

御坂妹「まだまだぁぁぁ!とミサカは振動の強さを高めてみます」ヴィィィィン ヴィィィィィン

フレンダ「んっ……はぁ…止めっ……て……」

上条「……oh」

フレンダ「あっ……見な……っ…い……あっ…で……ひゃぅ///」


黒旗「「///」」

ルチア「フロリス!」

フロリス「はいっ!」

ルチア「彼女を止めてくださいっ!私は当麻さんをっ!」

その光景をじっと見ていた上条に、ルチアからの制裁(延髄切り)が下った。

上条「がっ……」バタッ

フロリス「わっ、分かりましたっ!」ダダダ

フロリス「とうっ!」ガシッ

フレンダ「ぁぅ……///」

御坂妹「チッ!取られてしまいましたねとミサカはもっとフレンダのことを弄りたかった事を吐露します」

フロリス「全く……」

御坂妹「まぁ、ちょっとした遊び心ですよ」

フロリス「遊び心でいきなり、あんな事しないでよっ!」ヴィィ

ポチッ

御坂妹(あと少しで皆の前でお漏らしさせる事が出来たのに……)

フロリス「大丈夫?」

フレンダ「……ちょ、ちょっとトイレ……行って来る」

ルチア「御手洗いは左に行けばありますよー」

フレンダ「ど、どうも……」テクテク

ガチャ

御坂妹「…………あっ!」ピカーン

ルチア「どうしました?」

御坂妹「☆はトイレも覗けるんですかね?」

ルチア「…………」チラッ

フロリス「…………」チラッ

黒夜「…………たぶん」

絹旗「えっ!?超どういう事ですか?」

黒夜「こういう事だ」ポチッ

ピッ

黒夜がTVを点けると、ちょうど絶頂を迎えたアレイスターが映った。


TV<☆「うっ!」





TV<☆「ふぅ……」

TV<☆「……フレンダちゃん…………保存しておこう」ポチッ

TV<☆「おい!お前」

TV<側近A「どうしましたか?」

TV<☆「後でビーカーの水入れ換えて置いてくれ」ジャバー

TV<☆「私は、これからマタイの所に行って来る」フキフキ

TV<側近A「分かりました。では、お気を付けて」ペコッ

黒夜「…………」ポチッ

プツンッ

絹旗「……超最低な野郎ですね」

ルチア「今から、マタイの所に行くという事は……」

フロリス「バチカンに向かうという事ですね」

御坂妹「バチカン……ちょっと失礼しますね」ピッピッピピッ

prrrr prrrr prr

『はい』

御坂妹「あっ!こんにちは。ミサカ10032号です」

『あぁ、君か。何の用だ?』

御坂妹「今からバチカンに向かって欲しいのです」

『なぜだ…』

御坂妹「ミサカやミサカの知り合いを不快な気持ちにさせる奴がいるのですとミサカはバチカンに向かって欲しい理由を話します」

『……分かった』

御坂妹「おっ!ありがとうございます。標的はマタイ=リースとアレイスター=クロウリーです」

『え!?』

御坂妹「頑張れー。それでは、失礼しますね」ブチッ

御坂妹「あの2人に攻撃できそうな人をバチカンに向かわせました」

フロリス「誰?」

御坂妹「オッレルスという人ですとミサカはミサカの頼れる知り合いで一番強そうな人を選びました」

ルチア「オッレルスですって!?」

絹旗「超強いんですか?」

御坂妹「ええ。第7位をあっさりと倒してしまうくらい強いです」

黒夜「すげぇな」

ルチア「でも、何で貴方がその名前を知ってるのですか?ましてや連絡先まで……」

御坂妹「実は、ミサカの妹達が彼にボコボコにされたんです。それで……」

フロリス「それで?」

御坂妹「仕返しに外に居るミサカ達を全員オッレルスの元へ行かせました。そして、全員で『謝罪しろ!賠償しろ!』を連呼させました。一週間」

黒夜「ひでぇ…」

御坂妹「そうしていると彼が出てきて、『なんでもするから、帰ってくれっ!』と言ったので……」

絹旗「まぁ……そうなりますよね」

御坂妹「『なんでもするから』と言われたんで、外のミサカ達はいろいろ奢って貰ったみたいです。連絡先とかはその次いでに聞いたみたいです」

ルチア「大変な一週間でしたでしょうね」

フロリス「大変で済むかな?」

ガチャ

フレンダ「ただいま…」


フロリス「おっ!帰ってきたよ」

ルチア「彼女が盗撮されていた事は内緒ですよ」

御坂妹「分かってますよ」グッ

フロリス「分かった」グッ

黒夜「大丈夫だ」グッ

絹旗「超内緒にしておきます」グッ


フレンダ「…みんな、どうしたの?」

絹旗「なっな、超なんでもないですよ!わ、私はもう帰りますねっ」

フレンダ「うん……分かったって訳よ」

絹旗「それでは、超バイバイですっ!」


  「「「「「バイバイ」」」」」


タタタタタ ガチャ バタン!

黒夜「…………」チラッ

黒夜「DVD忘れてやがる……」

フレンダ「んー……」

黒夜「どうした?」

フレンダ「疲れたから、少し寝てくるって訳よ……」

ルチア「そういえば、寝室はどこに?」

フレンダ「ソファーあるから、別にいいy……」バタッ


言葉を言い終える前に、フレンダはソファー?の上に突っ伏してしまう。


黒夜「あ…」

ルチア「なぜ、ああなってしまうのですか……」

フロリス「本当だよね……」

御坂妹「これが上条クオリティなんですよ」

上条「」

フレンダ「……スー…スー……」


ソファーには気絶した上条、そして、その上にはうつ伏せになったフレンダが寝ている。
茶臼のばしに近い状態である。


御坂妹「どうします?」

ルチア「とりあえず、ブランケットでも掛けておきますか」バサッ


黒夜「そんじゃ、私はデザートでも食いに行くかな」

フロリス「そんな物があるのか!?」


ルチア「貴方の事だから、彼女を引っ剥がすかと思いましたよ…」

御坂妹「寝ている人を無理やり動かすのはあれなので……。それにしても、マヌケ面で眠りやがって……」

ルチア「本当ですね」クスッ


上条「」

フレンダ「…ん……」Zzz

  /'' ̄ ̄ ̄ ̄`'ヘ、

  |ヽ_____ノ|    今日はここまでだサバ!
  |`──────'|    時間が空いたらまた来るサバ!
  |::-<[鯖 味噌]>-::|    ありがとうだサバ!
  |`──────'|    
  ~~―――――~~

見た目が同じ家だと…お向かいさんは誰か来るのかな?

>>1です。

>>200
マタイの日本語がおかしいな……酔ってたからかな

正しくはこんな感じですかね。
マタイ「勿論。その他、入浴やトイr…誰だこんな時間にチャイム鳴す奴は……」

それでは投下します。

~リビング~

TV<「8時になりました。夜のニュースをお伝えします」

上条「………ん」チラッ

上条「……8時か……」

フロリス「おっ!起きたか」

上条「あぁ……。フロリスか……他のみんなはどうした?」

フロリス「絹旗は帰って、ルチアと黒夜、ミサカ、私は貴方が買ってきたチョコ食べてるよ」

上条「そうか…。じゃあ、俺も食べに行k…………あれ?」チラッ

フレンダ「……スー……スー……」Zzz

上条「…………どうしよう」チラッ

フロリス「…………起きるまで頑張ってねっ!」

上条「え!」

フロリス「嘘だよ。後で持ってくるから」

上条「悪いな」

上条「どうしましょう……」チラッ

フレンダ「…スー…スー…」

上条「…………」

上条「…………」クンカクンカ

上条(あぁー……良い匂いがする……)

フレンダ「………」Zzz

上条「…………」ジー

上条(そういえば、気を失う前……フレンダ『ひゃっ!…ぁぁ……あっ…んっ……ぁぁ///』…………oh)

先程の事を思い出してしまった上条は、自分のソレが徐々に大きくなっていくことに気付く。

上条(ヤバイ!ヤバイ!下条さんがっ!!落ち着け!落ち着け!!)

フレンダ「……んー……」モゾモゾ

上条(フレンダさぁぁぁぁあああああん!寝相でグリグリしないでぇぇぇぇぇっ!)

フレンダの寝相により上条のソレが刺激される。

フレンダ「……んんぅ……」モゾモゾ

上条(おおぅ……)

フレンダ「……スー……」モゾモゾ

上条(膝が下条さんを擦ってくれてる……)

フレンダ「んにゅ………」スースー

上条(もう少し!もう少しずれてくれれば!)

上条の願いが通じたのか、フレンダはソファーの隅の方に寝返りをうった。

フレンダ「……ぅー……」ゴロン

上条(おっ!やった!これで、起きられる!)

上条(そーっと……)

フレンダ「……ん……」Zzz

上条「ふぅ…」ムクッ

上条「よいしょ…………っと」スタッ

フレンダ「……スースー…」

フロリス「おーい!チョコ持ってきt…………きゃっ///」


チョコを運んできたフロリスの先には、ズボンの股間部分が膨れ上がっている上条が居た。


フロリス「///」チラッ チラッ

上条「どうした?」

フロリス「あ、あのー……えー……ず、ずず……ズボンが///」チラッ

上条「……ズボンがどうかしたのか?」チラッ


ズボン<そんなに押さないでください


上条「…………あっ」

ズボンの事に気づいた上条は、ソレを隠すべくブランケットを自分の下半身に被せた。

上条「え、えっー……そのー……あれだ。こういう事は何時起きるか分からないんだ……」

フロリス「……う、うん。チョコ置いとくね……それじゃ///」ピューン

上条「………何か、恥ずかしい」

上条「………とりあえず、食べよう」ムシャムシャ

上条「美味しい」

フレンダ「……んー……」ゴロンゴロン

ドテッ

上条「あっ」

フレンダ「……んー……あれ?床で寝たっけ……」

上条「今、落ちたんだよ。ほれっ」サッ

フレンダ「あっ、ありがと……」

上条「大丈夫か?」

フレンダ「うん。大丈夫って訳よ」

上条「良かった。じゃあ、顔洗ってくるかな……」

フレンダ「私もー」トテトテ

ルチア「やっと、起きましたか」

御坂妹「髪の毛がボサボサですよ」

フレンダ「むー……。なかなか直らないって訳よ」ワシャワシャ

~洗面所~

先程まで、寝ていた二人は洗面所でジャバジャバと音を立て顔を洗っていた。

上条「ん……タオル……タオル」

フレンダ「はい」スッ

上条「おぉ!サンキュー」

上条はフレンダからもらったタオルで顔を拭く。

上条「ふぅ」サッパリ

フレンダ「目が覚めた訳よ」サッパリ

上条「じゃあ、リビングに戻るか」

フレンダ「うんっ!」

上条「ここ、まだ跳ねてるぞ」

そう言うと、上条はフレンダの髪を優しい手つきで整えていく。

フレンダ「あっ…」

上条「それにしても、綺麗な髪だなー」サワサワ

フレンダ「さっ、触りすぎな訳よ///」

上条「おおぅ…。すまん」

~リビング~

上条「やっと、落ち着ける時間が出来たな」フゥ

フレンダ「大変だったの?」

上条「まぁ……いろいろ有りまして……」

黒夜「ほとんど、上条が悪いだろ」

ルチア「その通りです」

御坂妹「全くだ」

フロリス「そうだね」

上条「…………」

フレンダ「言い返す言葉もないのね……」

上条「…………あぁ」

フレンダ「そういえば、皆の事よく知らない訳よ!」

御坂妹「初対面の人が多いですからね」

フロリス「それじゃ、1人ずつ自己紹介ターイム!」パフパフ

フレンダ「誰からするの?」

御坂妹「何を話せばいいの?」

上条「名前と……何か一言で良いだろ」

黒夜「……雑」ボソッ

上条「うるせー!」

黒夜「聞こえてたかっ!」

上条「まぁ……。膝の上に乗ってりゃすこし位小さくても聞こえるよ」ポンポン

黒夜「えへへ///」

フロリス「……」

ルチア「……」イラッ

御坂妹(何か殴ってもいい物は……)キョロキョロ

フレンダ「むっ…」ジー

上条「で、誰からやるんだ?」

フロリス「あっ!そうだったね」

ルチア「それでは、私からいきますね」

上条「おう!」

ルチア「私はルチアと言いまして、イギリスのランベスから来ました。えーっと…………家事は任せてください」

パチパチパチパチ

上条「俺が居ない時は任せたぞ」

ルチア「はいっ!」

フロリス「それじゃ、次はワタシだ。名前はフロリス。ルチアと同じくイギリスから来たよ。車の運転なら任せてねっ!」

パチパチパチパチ

御坂妹「車の運転出来るという事は18歳なんですね」

フロリス「15だよ」

御坂妹「えっ?」

フロリス「えっ?」


フレンダ「次は私って訳よ!名前はフレンダ=セイヴェルン。特技は爆弾作りな訳よ!」

パチパチパチパチ

上条「家の中で爆発起こさないでくれよ……」

フレンダ「なるべく、気をつける訳よ」


黒夜「次は私かな。自分は黒夜海鳥。えー……窒素を操って窒素の槍を作り出せる事が出来る」

パチパチパチパチ

フレンダ「絹旗と似てる訳よ」

黒夜「まぁ、窒素の塊を制御する事は一緒だ」

御坂妹「次はミサカの番ですね。ミサカはミサカ10032号と言います。妹が沢山いますので、このネックレスをしてるのがミサカだと思ってください」チャラ

パチパチパチパチ

フロリス「イギリスにも妹さんはいるの?」

御坂妹「ミサカ17000号がガラシールズにいますよ」

フロリス「そーなんだ」ヘー


上条「最後は俺か…。えー、上条当麻です。知ってる人もいるけど、俺の右手には異能の力ならどんな力でも無効化する幻想殺しが宿ってるんだ」

黒夜「その力のせいで、酷い目に遭った……」ハァ

フロリス「その力でせいで、死にそうになった……」ハァ

御坂妹「その力で、助けてもらいました」フフンッ

ルチア「その力のせいで、はっ、裸にされてしまいました///」

    「「「!!」」」

フレンダ(能力で作った服でも着てたのかな?)

フロリス「という事は、上条はルチアの裸体を見たのね……」

上条「いやいやっ!見てない!見てない!その時、俺は気絶してたはずだっ!」

黒夜「そうなのか?ルチア」チラッ

ルチア「そうでしたけど………。あの時は恥ずかしかったんですよ///」

上条「ごめんなさい」ペコリ

御坂妹「そういえば、ルチアは彼の事を当麻さんと呼んでいますね」

ルチア「………えぇ」

フロリス「それじゃあ、みんなはこれから上条の事を当麻で呼ぶことにしようよ」

フレンダ「それに賛成な訳よ!」

御坂妹「いいでしょうか?とミサカは上条に問い掛けます」

上条「まぁ……。別にいいけど」

フロンダ「「やったぁー!」」

フロリス「それじゃ、自己紹介も終わったし。みんな!これから、よろしくねっ!」

 
    「「「「「こちらこそ、よろしくっ!」」」」」

フロリス「それじゃあ……何しようか」

フレンダ「晩御飯は食べたの?」

黒夜「もう食った。フレンダは晩飯食ってきたのか?」

フレンダ「少しだけど食べてきた訳よ」

上条「そうか。なら、カレーは明日の昼飯に出すか…」

ルチア「お寿司が余ってますけど、食べますか?」

フレンダ「えっ!お寿司!」キュピーン!

上条「食べるのか?」

フレンダ「うんっ!」

上条「分かった。じゃ、持ってきますか」

スタスタ

黒夜「テレビ何かやってるかな……」ピッ

TV<側近B「零すなよー」ジャバー

TV<側近C「こっちは大丈夫だ」ジャバー

コポコポ コポコポ

TV<側近A「よしっ!入れ替え完了だ」フゥ

TV<側近D「あー…しんどかった……」

TV<側近A「それじゃ残りは俺が片付けとくから、お前ら帰っていいぞ」

TV<側近D「すみませんね先輩」

TV<側近A「気にすんなよ。じゃ、またな」

TV<側近BCD「「「先輩お疲れ様でしたー!」」」

TV<側近A「おう!気をつけて帰れよ」

TV<側近A「…………さて、書類でも片付けますか」


御坂妹「彼らも大変なんですねとミサカは☆の世話をしている彼らが可哀想になってきました」

ピッ

TV<フィアンマートノ、『フィアチキ』ニクロコショウアジガツイカ!

フレンダ「最近、行ってないなぁ……」

ピッ


TV<アシタハ、トテモスガスガシイイチニチニナルデショウ

ルチア「今年はなかなか雪降りませんね」

ピッ


TV<クイニゲデツカマッタ、キハラアマタヨウギシャガ、ダッソウシマシタ

黒夜「一方通行の親父じゃねぇか」

ピッ


TV<ワシノハドウキュウハヒャクハチシキマデアルゾ!

フロリス「日本のテニスはすごいなぁ……」

ガチャ

上条「持って来たぞー」テクテク

フレンダ「おっ!やっと来た訳よ」

上条「ほい。醤油とかはパックの中に入ってるからな」

フレンダ「ありがとっ!」

上条「いえいえ。これも上条さんのお仕事ですよ」

パクッ モグモグ

フレンダ「おいしぃ…」モグモグ

上条「よく噛んで食べろよ」

フレンダ「うんっ」コクンッ

フロリス「ねぇ、黒夜」

黒夜「なんだ?」

フロリス「寝室とかって2階?」

黒夜「あぁ」

フロリス「お風呂は?」

黒夜「1階だ。……フレンダが食い終わったら、みんなでこの家回るか?」

ルチア「そうですね。まだ、この部屋くらいしか入ってませんからね」

黒夜「じゃあ、フレンダが食い終わるまでババ抜きしようぜ」サッ

~ババ抜き~

黒夜「あー……これもか」ポイッ ポイッ

ルチア「これと……これ」ポイッ ポイッ ポイッ

フロリス「んー……」ポイッ ポイッ

御坂妹「これはミサカが1位になる予感がします」ポイッ ポイッ ポイッ

上条「………これで最後か」ポイッ



御坂妹「それでは、親決めしますか」

フロリス「どうやって?」

黒夜「じゃんけんで良いだろ」

上条「それじゃ、行くぞ」


   「ジャンケーン!ポンッ!」


ルチア「よしっ!」チョキ

フロリス「負けたっー!」パー

黒夜「イェイ」チョキ

上条「どうせ、いつも通りですよ……」パー

御坂妹「ふっ」チョキ

フロリス「それじゃ、2回戦!」


   「ジャンケーン!ポンッ!」


御坂妹「畜生とミサカはグーを出したことに後悔します……」グー

黒夜「よっしゃぁっ!」パー

ルチア「負けてしまいましたか…」グー


黒夜「それじゃ、私から時計回りなー」


順番:黒夜⇒御坂妹⇒フロリス⇒上条⇒ルチア


黒夜「行くぜっ!」

御坂妹「カモン!」サッ

黒夜「え……。もう2枚かよ……」スッ

御坂妹「これは、ミサカの運が良い証拠です」フフンッ

黒夜「じゃあ……これっ」サッ

黒夜「……げっ」

ルチア「ババ引きましたね」ニヤリ

黒夜「何の事かなー……。ほら、ミサカお前の番だ」

御坂妹「分かってますよ。それじゃあ……」

フロリス「どれにするんだい?」スッ

御坂妹「……それでは、これで」サッ





御坂妹「…………ふっ。終わりました」ポイッ

上条「えっ!?」

フロリス「はやっ!」

ルチア「もうですかっ!?」

黒夜「はえぇよ……」

御坂妹「これがミサカの実力ですよとミサカは余りの速さに自分でも驚いてます」

上条「………羨ましい」

フロリス「1位はミサカだったけど、2位は私の物だっ!」

上条「ほいっ」サッ

フロリス「…………多いね」

上条「気にするな……いつもの事だ」

フロリス「じゃあ、これ」スッ

フロリス「…………ない」


上条「じゃあ、次は上条さんの番ですね」クルッ

ルチア「はい。どうぞ」サッ

上条「これでいいか」スッ

上条「…………おっ、あったあった!」ポイッ


ルチア「それでは……」

黒夜「来いっ!」サッ

ルチア「では、これを」スッ

ルチア「ふむ……。あっ!有りました」ポイッ

黒夜「くそっ……」

~数分後~

黒夜「一騎打ちか……」4枚

上条「ババはお前か……」3枚

黒夜「来いよ」サッ

上条「…………これだぁぁぁぁぁっ!」バシッ

上条「……良しっ!」

黒夜「チッ……」


黒夜「今度は私の番だっ!」3枚

上条「負けねぇぞっ!」2枚

黒夜「これだっ!」スッ

黒夜「問題は次だ……」ポイッ

上条「そうだな……」

~5分後~

上条「どっちだ……」1枚

黒夜「どっちかなー?」2枚

上条「右……かな……」スッ

黒夜「へぇー」

上条「……左か」

黒夜「ほぉー」

上条「くそっ!どっちなんだっ!?」


ルチア「さっきから、あれの繰り返しですね……」

フロリス「そうだね……」

御坂妹「まさか、罰ゲーム足しただけであんなに白熱するとは……」

ルチア「罰ゲームとかありましたっけ?」

御坂妹「さっき、あの2人が勝手に作ってましたよとミサカは先程、黒夜から教えてもらった事を話します」

フロリス「どんな罰ゲームだった?」

御坂妹「風呂掃除みたいですよ」

ルチア「子供ですね……」

上条「……こっちだ!」バシッ

黒夜「残念でしたっ!」

上条「くそっ…」

黒夜「それじゃ、次は私だ」

上条「ちょっと待て」マゼマゼ


そう言うと、上条は机の上に2枚のカードを並べた。


上条「よしっ!右と左どっちだ!」

黒夜「むむむ……」


フレンダ「食べ終わったよー」テクテク

フロリス「味はどうだった?」

フレンダ「美味しかった訳よ!」

ルチア「良かったです」

フレンダ「ところで……。まだ、終わらないの?」チラッ

御坂妹「たぶん、すぐ終わりますよ」

黒夜「…………右だぁぁぁぁぁあああああっ!」バシッ




上条「…………」




黒夜「……やったぁぁぁぁぁっ!」バンザーイ

上条「畜生……。やっぱり、こうなるのか」ガックシ

黒夜「………と、当麻」

上条「なんだ?」チラッ

黒夜「風呂掃除任せたぞっ!」グッ

上条「…………仕事が増えた」

テクテク テクテク

ルチア「やっと、終わりましたか……」

上条「おぉ……すまん。罰ゲームが有ったからな……」

フロリス「早く片付けて、家の中を探索しよー」

黒夜「へーい」ガサガサ

上条「ケースは……どこだ」キョロキョロ

御坂妹「これですよとミサカはトランプのケースを差し出します」ヒョイ

上条「ありがとっ」ヒョイ

~上条家探索~

上条「さて!片付けも住んだし、家の中を回るか」

フロリス「誰が案内してくれるの?」

黒夜「私がする」

御坂妹「頼みましたよ」

黒夜「任せろ」グッ


黒夜「じゃ、行くぞー」

フロリス「はーい」


上条「どこが何の部屋か分かってるのか?」

黒夜「お前らが買い物行ってる間に探索してた」

上条「そうだったのか」

~1階~

黒夜「まず、今居るここがリビングだ」

フロリス「うん」

黒夜「そして、あの扉の先は台所だ」ビシッ

フレンダ「ほー」

黒夜「ここは、こんなもんで良いだろ。じゃー、次行くぞ」

ルチア「はい」

テクテク テクテク


~廊下~

リビングから出て、すこし歩くと1つ目の扉が見えてきた。

黒夜「まず、ここが……」

ガチャ

黒夜「物置だ」

上条「結構広いな」

ルチア「もう、すでにいろいろ置いてありますね」キョロキョロ

フロリス「あれは?」ビシッ

御坂妹「炬燵ですよ」

フロリス「あれが……コタツか……」

黒夜「それじゃ、次行くか」

テクテク

黒夜「物置の横が……」

物置を出て、少し歩くと3つの扉があった。

黒夜「トイレだ」

上条「男子トイレ1つに、女子トイレは……なぜ2つあるんだ?」

フロリス「そりゃ、年頃の女の子5人も居たらねぇ?」

フレンダ「必要な訳よ」

御坂妹「そうですよね」

ルチア「えぇ」

上条「そういうもんなのか……」

黒夜「そんで、トイレの横が……」

ガチャ

黒夜「洗面所で……」

テクテク

ガラガラッ

黒夜「洗面所の扉を開けると脱衣所があって、その先の扉を開けると風呂場だ」

黒夜達が脱衣所を通り、風呂場への扉を開けると、小さい旅館のような風呂場が出来ていた。

フロリス「おぉぉー!少し小さいけど、大浴場みたいだね」キョロキョロ

御坂妹「おっ、ケロリン♪」

上条「風呂は男女一緒なのか?」

ルチア「男1人の為に、もう1つ風呂場は作ろうとは思いませんよ」

上条「そうだな」

御坂妹(いつ乱入しましょう……)

ルチア(まずは、一緒に入る事から……)

黒夜(メイドだし、『お背中御流しいたします』とかで一緒に入れるかな……)

フレンダ(背中の洗いっことかで……)

フロリス(みんな、同じこと考えてそうだな)

黒夜(他に作戦は………後で考えるか)

黒夜「じゃー、リビングに1回戻るぞ」

フロリス「おー」

テクテク テクテク


~庭~

黒夜「ここが庭だ」

ルチア「ふむ。広々として、日当たりも良さそうですね」

フロリス「ドア開けないの?」

上条「今開けたら、光に虫が寄って来てリビングが虫だらけになるし、寒い」

フロリス「それもそうだね……」

黒夜「とりあえず、よく使う場所を案内したけど、こんなもんで良いかな?」

上条「あぁ。ちなみに他に部屋どんな部屋があるんだ?」

黒夜「書庫と和室ぐらいかな」

御坂妹「ということは、各個室は2階ということですねとミサカは推測します」

黒夜「おぉ」

フレンダ「それじゃ、2階に行く訳よ!」

~2階~

テクテク テクテク

上条「結構部屋ある感じだな」キョロキョロ

黒夜「あぁ」

フレンダ「どんな部屋があるか楽しみな訳よ!」


黒夜「じゃあ、まず階段上がったら、すぐのこの部屋は……」

ガチャ

黒夜「衣装室だ」

上条「どんな衣装があるんだ?」

ルチア「これは、チアですかね」

フレンダ「学生服に、いろんな職業の制服まであるね……」キョロキョロ

フロリス「あっ!浴衣と着物がある!」ワーイ

上条「着たかったのか?」

フロリス「うんっ!」コクリッ

御坂妹「普通の物と極端に短い物がありますねとミサカは着る時はどちらを着ようか悩みます」

黒夜「替えのメイド服は……ちゃんと有るな」

黒夜「じゃー、次ー!」

テクテク テクテク


黒夜「衣装室の横は……」

ガチャ

黒夜「シアタールームで良いのかな?」

上条「そうだろうな」

フレンダ「これは、絹旗が喜びそうな訳よ!」

黒夜「なんか、毎日映画のDVD持ってきそうだな」

御坂妹「それは楽しみですとミサカはまだ見たこと無い映画というものに興味津々です」ワクワク

ルチア「私もどんな物が有るのか楽しみです」ワクワク

フロリス「怖いのは、持ってきて欲しくないなー……」

上条「じゃあ、フレンダ。絹旗に『ホラー系の映画のDVDかBD有ったら持って来い』って伝えて」

フレンダ「分かったって訳よ!」カチカチ

フロリス「ひどいっ!」

ルチア「フロリスだけ見に来なければいいのでは?」

フロリス「1人じゃ寂しいもん……」



黒夜「おーい。そろそろ、次行くぞ」

黒夜「あと、5部屋は各個室だ」

上条「ふーん………ん?」

黒夜「どうした?」

上条「なんで、5部屋なんだ?」

黒夜「さぁ?なぜか一部屋だけ、2人部屋だった。そしてベッドは1つだ」

御坂妹「と、言うことは……」

ルチア「誰かと誰かが……」

フロリス「同じ部屋って事だね」

フレンダ「どうする?」

上条「じゃあ、俺は1人部屋で……」

御坂妹「ちょっと、待ちなさい」ガシッ

上条「え!?」

フロリス「当麻は、2人部屋決定だからね」

上条「……なんでっ!?」

ルチア「ここからは、私たちだけで会議しますので、当麻さんはリビングに戻っててください」

上条「俺の意見は?」

黒夜「知るか。そんなもん」

上条「…………不幸だ」

~リビング~

上条「会議長いな……」

上条「……今何時だ」チラッ


時計<21時10分なんだよ!


上条「9時過ぎか……」

携帯<トケイハラン・グ・ドシャ♪

上条「おっ!メールだ」

パカッ

上条「アンジェレネからか。珍しいな」



 日付:20xx/x/x 21:10
 From:アンジェレネ
 sb:捜索願い
 ───────────────────
 こんにちは。お久しぶりです。
 実はシスター・ルチアが朝から居ないんです!
 今、寮内をみんなで探してます。
 もし、そちらで見かけたら情報お願いします。
 
 あと、そちらにしか売ってないお菓子とか有り
 ましたら送ってください!

上条「気付いたか……。どうしよう?」

上条「ルチアが帰ってきたら聞けば良いか。……お菓子は何送ろうかな」

上条「甘いものでも送っとけば良いか……」

上条が贈り物の中身を考えていると、ドタドタと階段を下りてくる音がした。

ガチャ

フレンダ「決まった訳よ」

上条「おお!やっとか……。で、どうなったんだ?」

フレンダ「チッ」シュッ

次の瞬間、フレンダから繰り出された蹴りが上条の脛に当たった。

上条「いっ……がっぁぁ……うぉぉぉぉぉ……」

見事に決まったのか、上条は余りの痛みに悶絶した。

上条「あぁぁぁっ!……いきなり、何すんだよっ!」

フレンダ「何でもない訳よっ!」プイッ

御坂妹「まぁまぁ、フレンダ落ち着いてください。ミサカも少しイライラしてますが抑えてるんですよ?」

フレンダ「むぅ……。でも、納得出来ない訳よっ!」

ルチア「少しは落ち着いてください。当麻さんと2人っきりなれるチャンスは幾らでも有る筈ですよ…………たぶん」

フロリス「そぉーだぁーよぉー」ニヤニヤ

黒夜「クソが……」

上条「早く、どこの部屋か教えてくれよ……」サスサス

フロリス「ワタシと同じ部屋だよっ!」ブイッ

上条「そうか……」

フロリス「なんで、ちょっと嫌そうなの?」

上条「そっ、そんな事は無い!」

フロリス「ホント?」

上条「あぁ!本当さ。フロリスと同じベッドで寝れて上条さんは嬉しい限りですよ」

フレンダ「え?」

黒夜「あぁ?」

ルチア「今何と?」

御坂妹「銃は鞄の中に……」ガサガサ

フロリス「イヤンっ///」

上条のその発言により、リビングは瞬く間に殺気に満ちた空間となった。

上条「………………逃げろっ!」

上条は殺気を感じ取り、その場を離れようとするがすでに遅かった。
上条の四肢をそれぞれフロリス以外の女たちに掴まれていた。

上条「…………どうする気でせうか?」

黒夜「別に、なァァァンにもしねェよォ」

上条「口調が…………。フロリス助けてぇぇぇ!」

フロリス(一緒に寝るって事はあんな事やこんな事まで……まだ早いよ///)

上条の叫びも空しく、フロリスは真っ赤な顔をして妄想に耽っていた。

上条「あぁ………」

御坂妹「覚悟は出来ていますかとミサカは鈍感ウニ野郎に問いかけます」

上条「…………不幸だああああああぁぁぁぁぁぁっ!」

今日はここまでです。
ありがとうござんした。

>>227
お向かいさんか…どうしよう

あと、登場人物が小さくなるのは別に良いですよね?
3人居て、1人上条家一時乱入という形ですけど。

それではまた磁界お会いしましょう

黒夜の口調おかしくないか?
一方通行口調で一人称が私だった筈。

向かいの家は不幸にも家が爆発したときの予備だと思ってた

>>276
俺も何かあった時の為のスペアかと思ってた

>>276
>>282
野原家の悲劇

どうも>>1です。

>>275
気をつけてるんだが、なんか口調が優しくなっちゃう

>>276 >>282
お向かいの家については、まだ何も決めてません。
爆破用予備住宅になる可能性も有るし、お向かいさんを入居させるかもしれない

>>287
ガス爆発だっけ?

それじゃ、投下します。

~リビング~

上条「いてて………」

フロリス「大丈夫?」


上条は、自分の一言で怒らせてしまった4人の女性たちによる制裁を受け終え、フロリスに看病してもらっていた。
その制裁は凄まじく、ビンタや蹴り、関節技だけではなく、御坂妹による毒霧からのカナディアン・デストロイヤーなども有った。


フロリス「じゃあ、次は右のほっぺ出して」

上条「はい……」スッ

フロリス「すこし沁みるよー」ポンポン

上条「ん。…………おっ!」ビクッ

フロリス「このくらい我慢してよ」

上条「すまん……」

フロリス「じゃあ、絆創膏貼るね」ガサガサ

ペタッ

フロリス「はい。終わりっー!」

上条「ありがとな、フロリス」ナデナデ

フロリス「いえいえ///」

上条「この後、どうするんだ?」

フロリス「んー………お風呂入る?」

上条「パジャマとか有るのか?」

フロリス「…………ない」

上条「…………衣装室から何か取ってくるか」

フロリス「うんっ!」


~衣装室~

上条「丁度良いの有るか?」

フロリス「んー」

フロリスは、衣装室に掛かっている衣装を自分の体に合う物か調べている。

フロリス「これはどうかな?…………少し小さいな」

上条「この箱はなんだ?」

上条が棚から取り出したのは箱の中には、体操服とブルマが入っていた。

上条「フロリスこれは?」

フロリス「んー…………こういうの着てたら興奮するの?」

上条「ぶっ!いきなり、変な事言うなよ!」

フロリス「どうなの?どうなの?」ズイズイ

上条「まぁ……。す、少し位はするんじゃねぇのか…」

フロリス「じゃー、これを今日の寝間着にするかな」

~リビング~

フロリス「当麻はパジャマあるの?」

上条「おう!2着ぐらい持って来てるぞ」

フロリス「じゃあ、お風呂行こー!」

フロリスは上条の手を引っ張るが、上条は動こうとしない。

上条「えっ?」

フロリス「えっ?」

上条「何してるんだ?」

フロリス「えっ…。一緒に入らないの?」

上条「なんで?」

フロリス「えと、そ、それはn『フロリスゥ~?』………」

黒夜「当麻は今日、風呂掃除があんだよ」ゴゴゴ

ルチア「私たちは先に入りましょうねぇ」ゴゴゴ

フロリス「はっ……は…い……」

御坂妹「早く参りましょうかとミサカはフロリスを引き摺りだします」


その後、フロリスは御坂妹とルチアに引き摺られ、リビングを出て行く。
その際に、黒夜はメイド服の施錠を上条の力で解いてもらった。


フレンダ「初日から、そんな事はさせない訳よ!」

~風呂場~

風呂場では5人の少女が各シャワーの前で椅子に座り、身体を洗っていた。


フロリス(せっかくのチャンスを逃した……けど、一緒に寝れるから良いや♪)ニヤニヤ

ルチア「……何さっきからニヤニヤしてるんですか」

フレンダ「絶対に淫らな妄想してる訳よ!」

フロリス「してないよー……えへへ///」


黒夜「なぁ……」

御坂妹「どうしました?」

黒夜「フロリス後で沈めようぜ」ニヤリ

御坂妹「加勢しますよ」ニヤリ

~入浴~

ルチア「ふぅー……」

フレンダ「ふぃ~……」

フロリス「落ち着くねぇ~……」

御坂妹「あぁぁ~……」


黒夜「…………ババァばっかりだな」


 「「「「あぁ?」」」」


黒夜「ごめんなさい」

御坂妹「これからは言葉に気をつけてくださいねとミサカは貧にゅ……黒夜に注意します」

黒夜「おぃ。今、貧乳って言ったろ」

御坂妹「な、なんの事か分かりませんねー」

ルチア(今の口調……どこかで聞いた気がする)

黒夜「そう言うテメェもねぇじゃねーかっ!」

御坂妹「黒夜よりは有りますよ」

黒夜「なんだとっ!」

フレンダ「そこの貧乳お二人さん落ち着く訳よ」

黒夜「うるせぇ!テメェも貧の方だろうがっ!」

フレンダ「なんだとっ!こんにゃろーっ!」

フレンダ「あんた等2人よりかはある訳よ!」

黒夜「あんま変わらねぇだろ」

御坂妹「そうですよ」

フレンダ「ぐぬぬ……」


フロリス「あんまり暴れないで欲しいね」

ルチア「そうですよ。胸の大きさ位で喧嘩なんて……」


フレンダ「…………大きさは大事な訳よ」

黒夜「そうだ」

御坂妹「そうですよ」

フレンダ「フロリスは………」

御坂妹「一般的な大きさより少し大きいですかね?」

黒夜「だな」

フレンダ「ルチアは………」

黒夜「1番でけぇな」

御坂妹「ずるいですとミサカはルチアの胸を羨ましがります」

~20分後~


フロリス・黒夜・御坂妹・ルチア


御坂妹「………プハッ」

黒夜「…………」ブクブク

フロリス「3回戦は黒夜の勝ちーっ!」

黒夜「…………」ブクブ

フロリス「黒夜ー」

黒夜「…………」

御坂妹「もう終わりましたよとミサカは黒夜を引き揚げます」ザバァ

御坂妹が隣に沈んでいる黒夜を引き揚げると、彼女はぐったりした状態だった。

黒夜「…………」グデー

フロリス「…………」

御坂妹「…………」

フロリス「ま、まだっ、おb、溺れたばっかりだから」

御坂妹「こ、こういう時は、あ、焦らず、おお、おっ落ち着いて、じ、人工呼吸を」

フロリスと御坂妹が慌てていると、床に打ち揚げられた黒夜の元にルチアが近寄ってきた。

ルチア「貴方こそ落ち着いてください」

フロリス「深呼吸しよう!深呼吸!」フゥー

御坂妹「は、はいとミサカは深呼吸をして心を落ち着かせます」フゥー

ルチア「取り合えず人工呼吸しますね」

そう言うと、ルチアは黒夜に人工呼吸を始めた。

ルチア「んっ………ん……」

黒夜「…………」

フロリス「だ、だ大丈夫だよね?」

御坂妹「大丈夫だと思います」

~2分後~

黒夜「……んー……ゲホッ!ゲホッ!」

ルチア「ふぅ……」

フロリス「おっ!」

御坂妹「ふぅ……なんとかなりましたね」

黒夜「ゲホッ!……ぁあー……」

ルチア「大丈夫ですか?」

黒夜「あぁ……なんとか……」

フロリス「良かったぁ」フゥ

ルチア「全く……助かったから良かったですがゲームだからってやりすぎはいけませんよ」

黒夜「……あぁ」

ルチア「次からは気を付けてくださいね」

黒夜「分かった。…………なぁ、ルチア」

ルチア「どうしました?」

黒夜「……あっ、ありがとよ///」

ルチア「慣れてないんですね」

黒夜「うるせぇ」

フロリス「じゃあ、そろそろ出ようか」

ルチア「はい」

~黒夜と御坂妹が潜水ゲームを始めたころのリビング~

フレンダ「うぃぃ~」ガタガタ

フレンダは浴衣を着て、マッサージチェアーに座っていた。

フレンダ「おぉぉ~」モミモミ

上条「気持ちよさそうだな」

フレンダ「最高な訳よぉぉ~」モミモミ

上条「なぁ、フレンダ」

フレンダ「なぁ~にぃ~」ガタガタ

上条「そんな旅館で着るような浴衣、衣装室にあったか?」

フレンダ「自分の部屋に置いてあった訳よ」グリグリ

上条「そうか。……じゃあ、そのコーヒー牛乳は?」

フレンダ「脱衣所の冷蔵庫に入ってたよぉぉ~」モミモミ

上条「冷蔵庫なんてあったのか……」

フレンダ「うぃぃ~」ガタガタ

上条「じゃあ、あいつらが出てくるまでのんびりしてるかな……」ゴロン

フレンダ「うぃぃ~」モミモミ

~20分後~

フレンダ「スー……スー……」zzz

上条「ん?寝てるのか?」チラッ

フレンダの寝息が聞こえた上条は彼女の元へ近寄ってみる。

上条「おぉぅ……」ゴクリ

フレンダ「…スー…スー…」zzz

上条の目の前にいるフレンダの浴衣は、椅子の振動や彼女の寝相で乱れてしまっていた。
そのお陰で、上条からは彼女の胸だけではなく下のほうも微かに見えていた。

上条「ふむ……。揉み易そうな良い胸だな…………って、俺は何を考えてるっ!!」

フレンダ「………ん……」zzz

上条「どうしよう……。取り合えず、さっき被ってたブランケットでも羽織らせておくか」

そう言うと上条は、先程まで自分が寝転がっていた所にブランケットを取りに戻る。

上条「よいしょっと」バサバサ

ブランケットを少し叩き、再びフレンダの元へ行く。

上条「いくら暖房が効いてても、浴衣一枚じゃ風引くかもしれないしな……」バサッ

フレンダ「…んー……」zzz

上条「まぁ、その内起きるだろうし、今はこのくらいでいいかな」





ワイワイ ワイワイ

上条「おっ!出てきたか」

フレンダ「……スー……スー…」zzz

ガチャ

フロリス「いい湯だったよー!」

黒夜「あぁぁ……まだ、ボッーとする」フラフラ

上条「のぼせたのか?」

ルチア「いいえ」

上条「じゃあ、何があった?」

御坂妹「溺れてちょっと気絶した位ですよとミサカはお風呂で起きた事を説明します」

上条「大丈夫か?」

黒夜「あぁ……気にすんな。ちょっと休む」

御坂妹「ちゃんと腕に捕まっててください」

黒夜「悪いな……」

上条「………まぁ、無事で良かったか」

フロリス「ねぇ当麻」

上条「どうした」

上条が振り向くと、衣装室で渡した寝間着?を来たフロリスがいた。
しかし、サイズが少し小さいのか腹部が偶にチラッと見えてしまう。

フロリス「ど、どうかな///」モジモジ

上条「……よ、良いと思います」

フロリス「ホントっ!」ピョン

彼女が少しジャンプすると服が捲り上がり、綺麗な白い肌が露になる。

上条「おおぅ……」

上条(ブラが見えなかった気がした……聞いてみるか)

上条「なぁ」

フロリス「なに?」

上条「その………下着は……着てるよな?」

フロリス「着てないよ」

上条「はあっ!?」

フロリス「どうしたの?」

上条「なんで着てないんだよっ!」

フロリス「面倒くさかったし……それに」

上条「それに?」

フロリス「こういうの好きかなぁって思って……」

上条「」

フロリス「いや……その……///」


ルチア「当麻さんお風呂はどうしたんですか?」

フロリス「あっ!ちょっと邪魔しないd『あっ、そうだったなぁーははは』

フロリス「えっ」

上条「じゃ、お風呂入ってくる」ピューン

フロリス「あっ……行っちゃった」

ルチア「独り占めにさせる気はありませんよ」

フロリス「クソッ……ライバルが多いと大変だ」

ルチア「どんどん増えてきますからね。独り占めは難しいですよ」

フロリス「別に良いもんっ!あ、後で抱き締めてもらう予定だから///」

ルチア「……まぁ、頑張って下さいね。当麻さんが気付くのには時間が掛かりますよ」

フロリス「むぅ……何か良い作戦は……」

ルチア「良い案を見つけても、当麻さんはそれをぶち壊しそうですね」

フロリス「確かに……」

~風呂場~

上条(今日も大変だったな)

上条(いつも以上に殴られた気がする…)ゴシゴシ

今日の事を思い出しながら身体を洗っていると、ふと有る事に気付いた。

上条「あっ。今日は道で絡まれたりすることはなかったな!」

上条「いつもに比べたら、不幸じゃなかったかもしれないな」ゴシゴシ

そういう事も思いつつ、シャワーで身体に付いた泡を流していく。

キュッ キュッ

上条「さて、のんびり浸かるとするかな」


上条が蛇口を閉め、風呂の方へ振り返る。
しかし、彼は不幸である。
道で絡まれたりする事がなかった分がここで回ってきたかもしれない。


上条「湯が……ない……」

理由は分からないが、女性組が入った頃には大量に有ったお湯が今の湯船にはお湯は残っていない。
誰かが栓をうっかり外してしまったのか……。

上条「………風呂に入れず、掃除か」


上条「不幸だ……」

~10分後~

一旦風呂場を出て、服を着て来た上条は風呂場の掃除をしていた。

上条「デカイと……疲れるな」ゴシゴシ

湯桶や椅子を洗い終え、風呂場の床を掃除していると脱衣所と風呂場を繋ぐ扉が開いた。

御坂妹「お疲れ様ですとミサカは風呂掃除をしている当麻さんを応援しに来ました」

上条「……その為のだけに来たのか?」

御坂妹「えぇ」

上条「手伝いは?」

御坂妹「しません」

上条「…………」ゴシゴシ

御坂妹「もしかして、お手伝いした方が良いでしょうかとミサカはお疲れ気味の当麻さんに質問します」

上条「あぁ。出来れば手伝って欲しい」

御坂妹「しょうがないですね。ミサカの本気見せてやりますよ」

上条「おう!有り難い!」

御坂妹「どこ掃除すればいいですかね」

上条「じゃあ……風呂に水撒いてブラシで擦ってくれ」

御坂妹「分かりました。では、濡れるといけないのでズボンは脱いで来ますね」

上条「あいよ。さて、残り頑張るか」ゴシゴシ

ズボンを脱ぎ、少し大きめのTシャツ一枚になった御坂妹が上条のお手伝いを始める。

御坂妹「じゃあ、まずホースで水を………ホースはどこにありますか?」

上条「左から2つ目の所に刺さってるぞ」ゴシゴシ

上条に言われた通り、左から2つ目の蛇口を見るとホースが填めてあった。

御坂妹「これですね。では、お掃除を開始します」キュッ

御坂妹が勢い良く蛇口を捻ると、水の勢いが強くミサカの手でホースが暴れてしまった。

御坂妹「きゃっ!」

上条「どうした」クルッ

御坂妹の驚いた声を聞き、上条が目線をずらす。

上条「うおっ///」クルッ

上条は御坂妹の様子を見るなり、目線を元の位置より更に遠くへ向けた。
なぜなら、暴れたホースから飛び出た水のせいで彼女のシャツは透けてしまっていた。

御坂妹「おや、下着が丸見えになってしまいましたね」

上条「とっ、ととりあえず着替えて来い」

御坂妹「こういうシチュエーションには興味はないんですかとミサカは顔を赤くしている当麻さんに聞いてみます」

上条「………あり…ます」

御坂妹「当麻さんは濡れ濡れですけすけが好きと……」カキカキ

上条「何メモってんだっ!早く着替えて来いよっ!」

御坂妹「しょうがないですね。でも、今の事はMNWに流しておきますね」

上条「えっ!?」

御坂妹「じゃ、着替えてきますね」

そう言い残して、御坂妹は風呂場を後にした。

上条「全く俺にプライバシーってものはないのか……」

上条「はぁ……。早く掃除終わらせるか」ゴシゴシ


~10分後~

上条「ふぅ……。やっと終わった」

御坂妹「やっと終わりましたねとミサカは達成感を味わいます」

上条「お前、何もしてないだろ」

御坂妹「バレてましたか」

上条「うん」

御坂妹「じゃあ、後片付けはミサカがしますね」

上条「頼んだぞ。じゃあ、窓閉めるくる」

御坂妹「分かりましたとミサカはブラシを片付け出します」

~リビング~

風呂掃除を終えた2人はリビングでコーヒー牛乳を飲みながら寛いでいた。

上条「ぷはっ!やっぱり風呂上りにはこれだよな」

御坂妹「美味しいですねとミサカはまた新しい事を知れて嬉しいです」

上条「にしてもこれ無くなったら、自分達で買いに行けばいいのか?」

ルチア「誰かが届けにくる可能性もありますよ」

上条「そうだよな」

フレンダ「まぁ、無くなれば分かる訳よ」

黒夜「あと何本あった?」

御坂妹「12本です」

フロリス「じゃあ、1人1日1本で明後日には無くなるね」

黒夜「1人1本だからな」

上条「分かってるよ」

御坂妹「そういう事を言い出すと無くなった場合一番最初に怪しまれますよ」

黒夜「1日1本で十分だよ」

フロリス「3本飲んだらダメだからね」

黒夜「はいはい」

上条「あっ」

フロリス「どうしたの?」

上条「なぁ、ルチア」

ルチア「何ですか?」

上条「アンジェレネが気付いたぞ。メールも来たし」

ルチア「とうとう気付かれましたか……。返信はしたんですか?」

上条「いや。ルチアに言ってから返信しようと思ってた」

ルチア「そうですか。では、学園都市にはいないと伝えてください」

上条「ん?なんでだ」

ルチア「えー……理由はどうでも良いのですっ!いないと伝えればいいのです」

上条「おっ、おう。分かった…」

上条「じゃあ、携帯は………フロリス取ってくれ」

フロリス「はーい」

上条に頼まれ、フロリスは自分の座っている所の近くにある携帯を取りに行く。

フロリス「はい。どうぞ」

上条「ありがとう」

フロリスから携帯を受け取り、それを開くと新着のメールが2件届いていた。

上条「ん?誰からだ」

メールボックスを開くと、『神裂火織』と『レッサー』からメールが届いていた。
2人のメールを読むと、2人共アンジェレネと内容はほとんど一緒だった。

上条「……フロリス」

フロリス「ん?」

上条「レッサーにこの事伝えたか?」

フロリス「ううん。1人で勝手に来たよ」

上条「レッサーにもバレたし……神裂にもバレたぞ」

御坂妹「バレたらいけないのですか?」

上条「いけないって訳ではないけど……」

フロリス「まぁ、この場所が分かっちゃったら……」

ルチア「イギリスから人が流れ込んでくるでしょうね」

フレンダ「どれくれい?」

ルチア「まぁ、男女合わせて20人は来るでしょうね」

フロリス「ほとんど、女子だと思うけど」

黒夜「どんだけ旗立ててんだ……」

上条「旗?」

上条「まぁ、いいや。取り合えず、こっちには来ていないって送っとくぞ」

フロア「「ハイ」」

上条は返信の文を作り、メールを送ってきた3人に一斉に返信する。

上条「さて、どうなるか」


~2分後~

携帯<ワクワクwill!ドキドキWill!

上条「おっ!レッサー早いな」

上条「どれどれ」

 日付:20xx/x/x 23:08
 From:レッサー
 sb:
 ────────────────────
 本当は居るんじゃないですか?
 探査系の魔術を使ったら、学園都市にいるみた
 いです。しかも、ルチアも近くに居るということに
 なってますけど。
 
 ちなみに、今はイギリス清教の女子寮にいます
 が、フロリス捜索のため少し経ったらそちらに向
 かいますね。

 P.S.
 私のせくしぃな衣装に期待しててくださいっ!

黒夜「内容はどんな感じだ?」

上条「えーっと……居場所もバレてるぞ」

フロア「「えっ!?」」

上条「レッサーとかが女子寮に行って、探査系の魔術を使ったみたいだな」

フロリス「レッサーのやろう……」

御坂妹「バレてるって事は、この家に沢山人が来ることになりますね」

フレンダ「お客さんが増えるって訳よ」

上条「もっと、食べ物買っておけば良かったな」

黒夜「明日は日曜日だし、全員で買い物行くか?」

上条「そうだな。荷物も増えそうだし」

フレンダ「じゃー、明日はみんなでお買い物に決定な訳よ!」

御坂妹「わーい」


フロリス「いつの間にか、明日の予定の話になってる……」

ルチア「もう、乱入されるのは決定な感じですね」

フロリス「そうだね」

その後、すこし談笑していると…

時計<0時なんだよ!

その声と共にゴーンという鐘の音が家の中に響き渡る。

上条「もう12時か」

御坂妹「ミサ…カはそろそろ…眠たくな……って来ました」ウトウト

ルチア「私もそろそろ寝る時間ですので…」

黒夜「早いな」

上条「じゃあ、悪いけど。御坂妹を部屋まで連れてってくれないか?」

ルチア「分かりました。行きますよミサカ」

御坂妹「……はい。ふぁーぁぁ」

フロリス「でっかい欠伸しちゃって」

ルチア「それでは、おやすみなさい」

御坂妹「おやすみ…なさい」ウトウト

  「「「「おやすみ(な訳よ!)」」」」

黒夜「トイレ行ってくる」

フロリス「ワタシもー」

2人がトイレに向かい、リビングにはフレンダと上条の2人になった。

上条「さて、何しよう」

フレンダ「んー」カチャカチャ

上条「何してるんだ?」

フレンダ「爆弾作ってる訳よ」カチカチ

上条「えっ」

フレンダ「これを……ここに…」グリグリ

上条「……ここで爆発は起こすなよ」

フレンダ「今まで、製作中に爆発させたことは無いから大丈夫な訳よ」

上条「そうか……」

上条(不安だ……)

時は流れ…

時計<1時なんだよ!


黒夜「んー……ねみぃ」ゴシゴシ

1人は睡魔に襲われ始め


フレンダ「んー……これを挟んで…」カチャカチャ

1人は爆弾製作に励み


フロリス「…スー……」Zzz

上条「寝ちゃったか……」

1人は上条の肩を借りて寝ていた。

上条「起こさないように持ってあがるかな」ナデナデ

フロリス「……んー……」Zzz

~30分後~

フレンダ「よしっ!出来た。あとは、これをぬいぐるみに……」グイグイ

フレンダ「完成な訳よ!」

ようやく、爆弾製作を終えたフレンダ。

フレンダ「んっー!」

腕を高く伸ばし、腕の疲れを取る。

フレンダ「………あれ?」

腕を下ろし、辺りを見回すと誰も残っている者は居なかった。

フレンダ「みんな寝ちゃったのか……。私もそろそろ寝よう」

フレンダがソファーから腰を浮かすと、リビングの扉が開いた。

フレンダ「ん?」クルッ

上条「おっ。やっと終わったのか」

フレンダ「うん。当麻はまだ、寝てなかったの?」

上条「あぁ。フロリスと黒夜をベッドに寝かせて、今は戸締りをチェックしてるところだ」

フレンダ「そうなんだ」

上条「じゃ、台所見てくるから机の上の奴ちゃんと片付けとけよ」

フレンダ「はーい」

フレンダ「さて、自分の部屋に持って帰るかな」

上条「1人で全部持てるか?」

フレンダ「大丈夫な訳よ」

上条「じゃあ、気をつけて階段昇れよー」

フレンダ「うん。それじゃ……チュッ…」

フレンダは上条に近寄り頬に軽くキスをした。

フレンダ「毛布掛けてくれたお礼な訳よ///」

上条「おっ、お、おう///」

フレンダ「そ、それじゃ、おやすみな訳よ///」

上条「お、おっおやすみ///」

赤くなった顔を逸らしながらフレンダは道具や作った爆弾を持って、部屋を後にする。

上条「……柔らかかったなぁ」

フレンダの唇の感触を呟きながら、上条はポーッとしながら突っ立っていた。

~数分後~

上条「さて、台所の鍵閉まってるか確かめに行くか……」

上条が台所に向かおうとすると、『パリーン!』、『ガシャン!』という音が台所から聞こえた。

上条「なんだ?」

上条「…………泥棒じゃないよな」

泥棒じゃなく、不安定に重なった皿が落ちた音だと願いつつ台所への扉を開く。

上条「……誰かいるんですかー?」

しかし、台所から人の声はしなかった。

上条「皿は落ちてないな」

台所の扉を半分開けながら、中の様子を覗う。

上条「やっぱり、誰か居るのか……」

拳を握り、慎重に台所の内部に歩み始める。

上条「誰か居るんなら、出て来い」

上条が誰も居ないはずの空間に話しかける。

「あいてっ!」

上条「やっぱり、誰か居るな」

上条は人の声がしたほうにゆっくりと足を進めていく。

「ん?」

上条「え?」

そこにはダボダボになったコートを着ている茶髪の女の子が居た。

「あんただれ?」

上条「……上条ですけど」

「なまえは?」

上条「当麻……上条当麻」

「とうまだね」

上条「あぁ」

上条「お前は誰なんだ?」

「私?」

上条「うん」

「私の名前は―――――――――

茶髪とコートで誰が小さくなったかは分かりますよね。

今日はここまです。
ありがとうございました。

それでは、また次回!

アホ毛と毛布じゃないのー?

フィアンマか…

面白くて一気に読んでしまった


ただアレイスターが気持ち悪くて萎える

上条家にロリのんが来たのか!?
そして、あと2人は誰だろ

手塩さんを忘れちゃダメだ



ところで手塩って誰?

ロリのんと聞いて

>>336
そんなのあんの?

どうも>>1です。

>>323
アホ毛ちゃんは黄泉川のところに居ます

>>326
ここではコンビニ経営してます。

>>327
気持ち悪いほどの紳士

>>330
まぁ、その内

>>331
ブロックの1人です。

>>332-336
みんな、ロリのんと考えてたのか。
小麦のんとかって考えた。どっちでもいいんだけどね

>>337
漫画版レールガンの第30話の扉絵にいますよ


それじゃ、投下します

上条「お前は誰なんだ?」

「私?」

上条「うん」

「私の名前はしずり!むぎのしずりって言うの」

上条「むぎの……しずり………誰?」

「むっ!レベル5の第4位を知らないとは、いい度胸してるね」

上条「……えっ、第4位?」

しずり「そうだよっ!」

上条「お前みたいな小さいのが?」

しずり「えっ?」

上条「あれ……気付いてない?」

しずり「あれ……身体が縮んでる……うっ……ううっ…」

上条「えっ!?泣いちゃった……ど、どうしよう」アタフタ

しずり「うぅぅ……うっ……うえぇぇぇぇぇぇ!!」

上条「小さくなったから、泣いたのか!?」

しずり「うっ……うぅん…」ブンブン

上条「違うのか!………はっ!お腹が空いてるのかもしれない」

上条「な、なぁ、お腹空いてるのか?」

しずり「……うぅぅ……うっ…」ブンブン

上条「これも違うのか……。畜生っ!どうすれば良いんだっ!………お漏らしか……」

しずり「うっ……うぇぇ…うぅぅ……おなかすいた…」

上条「空いてるんかいっ!」

上条「何が食べたいんだ?」

しずり「うっ……えっと……シャケ弁」

上条「シャケ弁?」

しずり「うん」

上条「シャケ弁は……その……ごめん」

しずり「ないの……うっ……うぅ」

上条「えっ!?またか……。なんか、食べてくれそうな物でも出してみるか……」

しずり「ずびっ…うぇ…」

上条「え、えっと、カレーは食べれるか?」

しずり「……うん」

上条「シャケ弁は無いけど、カレーで我慢できるか?」ナデナデ

しずり「うん」

上条「そうか!なら、今出してくるな」ナデナデ

しずり「にゃーん」

上条「じゃあ、そこの扉開けるとソファーが有るから、座って待っててくれ」

しずり「はーい」

上条「はぁ……。なんとか収まったか」

~リビング~

しずり「まっだかなー♪まっだかなー♪」

ガチャ

しずり「おっ!」

上条「持って来たぞー」

しずり「早くー」

上条「待て待て。ほいっ」

しずり「おいしそー」ジュルリ

上条「熱いから、気をつけて食べろよ」

しずり「うん。ふー…ふー!」

上条「飲み物は水でいいかな」

しずり「ふー!……パクッ!」

モグモグ モグモグ

しずり「おいしい……けど、ちょっと辛い」

上条「水飲むか?」

しずり「ちょーらい」

上条「ほい」

しずり「ありがと」ゴクゴク

しずり「カレーはとうまが作ったの?」

上条「そうだけど」

しずり「料理作るのうまいんだね」

上条「まぁ、1人暮らししてたからな」

しずり「そうなんだ……ふーふー」

モグモグ モグモグ

上条「……なぁ」

しずり「なに?」

上条「さっき、身体が縮んでるって言ったよな?」

しずり「うん。縮んでる」

上条「身体が縮んだってのは本当なんだな?」

しずり「ホントだよ。ふーふー……パクッ」

上条「誰に小さくされたか分かるか?」

しずり「ゴクンッ。……えっとね……道を歩いてて」

しずり「そしたらね、あわきんが話しかけてきたの」

上条「あわきん?」

しずり「あわきん」

上条「本名とか分かるか?」

しずり「むす……むす……おむすび」

上条「それは食べ物だ」

しずり「ごめん……。思い出せない」

上条「そうか。じゃあ、そのあわきんにあった後は?」

しずり「少し歩いてたら、テレポートしたの」

上条「テレポートか……」

上条(白井に聞けば誰か分かるかな)

しずり「そしたら、目の前に逆さまになってる人が……」

上条「逆さま……なんか透明な筒の中に入ってなかったか?」

しずり「うん!入ってたよ」

上条(☆の奴、今度は何したんだ……)

しずり「そしたらお茶を出してくれて、それを飲んだら……」

上条「小さくなったと」

しずり「うん」

上条「その逆さまの人以外に誰かいたか?」

しずり「えっと……博士と天井って人がいた」

上条「知ってる人なのか?」

しずり「逆さまの人がそう呼んでた」

上条「そうか……」

しずり「ふー…パクッ」モグモグ

上条「じゃあ、あわきんに会う前は何してたんだ?」

しずり「ファミレスで絹旗と……」

上条「えっ?絹旗って……短いワンピース着てて、ショートカットの子?」

しずり「うん。知ってるの?」

上条「ちょっと前に、この家に来てた」

しずり「そうなんだ」

上条「あぁ。他には誰か居たのか?」

しずり「滝壺と浜面とフレンダとのんびりしてた」

上条「滝壺に浜面にフレンダか……」

しずり「また、知り合い?」

上条「フレンダってのは、金髪で『訳よ』って言葉を良く使う子だろ」

しずり「うん。その子だよ」

上条「今のこの家に住んでるよ」

しずり「そうなんだ」

上条「あぁ」

しずり「今何してるの?」

上条「寝てるはず」

しずり「ふぅーん。……ねぇ」

上条「なんだ」

しずり「いたずらしに行こうよ」

上条「いけませんっ!」ピシッ

しずり「あいたっ」

上条「そういう事は駄目だからな」

しずり「えー」

上条「ほら、もう遅いからとっとと食べて寝るぞ」

しずり「ぷー」

上条「ぷーじゃありません!」

しずり「……分かった」

~数分後~

しずり「もぐもぐ」

しずり「終わったよー」

上条「ほい。じゃあ、片付けてくるか」

しずり「お手伝いするよー」

上条「しずりは偉いな」ナデナデ

しずり「へへー///」

上条「じゃ、台所行くぞ」

しずり「はーい」テテテ


~台所~

上条「フフフ~ン♪」ゴシゴシ

しずり「よいしょ」フキフキ

上条「これが、最後だ」

しずり「フキフキ~♪」

しずり「はい!終わったよ」

上条「よく出来ました」ナデナデ

しずり「これ位簡単だにゃーん」

上条「じゃ、棚に片付けるか」

上条「それじゃ、歯磨きしに行くか」

しずり「うん」

上条「洗面所行くぞー」

しずり「待ってー」テテテ


~洗面所~

上条「ほい。歯ブラシ」

しずり「ありがとー」

上条「ちゃんと磨けよ」

しずり「うん」ゴシゴシ







しずり「ガラガラガラ……ペッ」

上条「はい。タオル」

しずり「んー…」フキフキ

上条「じゃあ、寝るか」

しずり「うん」

そう言って、洗面所を出た瞬間ある事に気付く。

上条「あっ…」

しずり「どうしたの?」

上条「しずりの寝床がないな……」

しずり「えっ!?」

上条「どうしよう」

しずり「とうまのベッドはあるの?」

上条「あるけど…」

しずり「じゃあ、一緒に寝ようよ」

上条「えっ」

しずり「1人じゃ怖いもん」

上条「えー……」

しずり「ダメなの」ウルウル

上条「うっ…」

しずり「ジー……」

上条「分かったよ!そんな目で訴えかけるなよっ!ほらっ、早く行くぞ!」

しずり「やった!」

~上条とフロリスの部屋~

上条「もう1人は寝てるから静かにしろよな」

しずり「分かった」

上条「じゃ、入るぞ」

上条はフロリスを起こさないように慎重に扉を開け、部屋の中に入っていく。

しずり「おぉー。大きいね」

上条「大きな声出すなよー」

しずり「それっ」ピョイン

ベッドを見るなり、しずりは勢い良くベッドに飛び込んだ。

上条「よいしょっと」

しずり「フカフカ~」

上条「そうだな。それじゃ……」

しずり「おやすみ」ギュッ

フロリスと上条の間に挟まれたしずりは、上条の腕に抱きついた。

上条「……おやすみ」ナデナデ

しずり「んー……」

上条「じゃ、俺も寝るか」

そして、上条はベッドの横のライトを消す。

~翌日 日曜日 朝8時~

目覚まし<ピピピピピ ピピピピピ

上条「……んー…もう朝か…」

目覚ましのアラームを消し、ムクリと身体を起こす。

上条「んんっーー!さて……」

身体を伸ばし終え、真横に頭を動かす。

しずり「…スー…スー……」

フロリス「…んー……」Zzz

しずりは上条の方からフロリスの方へ寝返りをしてフロリスの腕に抱きついていた。

上条「微笑ましい光景だな」

上条「誰か起きてる奴居るかな……」

上条はフロリスとしずりを残し自分の部屋を出て洗面所へ向かう。

~リビング~

ガチャ

上条「おはよー」

ルチア「おや、当麻さん。おはようございます」

上条「起きてるのは、ルチアだけか?」

ルチア「そうですよ」

上条「そうか。朝飯は作ったのか?」

ルチア「作りましたよ」

上条「みんなの分?」

ルチア「ええ。一応6人分作っておきました」

上条「悪いな」

ルチア「いえいえ。特にやる事もありませんでしたし」

上条「じゃあ、食べるか」

ルチア「他のみなさんは?」

上条「その内、起きるだろ。冷めたら、また温めれば良いさ」

ルチア「……そうですね。それでは、先に食べてますか」

2人はルチアの作ったトーストやサラダなどを食べ始める。






上条「なぁ、ルチア」

ルチア「はい?」モグモグ

上条「そのフード邪魔じゃないか?取った方が良いだろ」シュッ

上条は隣に座っていたルチアのフードを勝手に脱がしてしまう。

ルチア「あっ!勝手に取らないでください!」バタバタ

上条「……なんだ、(これ)取っても可愛いじゃないか」

ルチア「なっ///かっ、返してくださいっ!!」バタバタ

上条「家に居る時ぐらい取っておけよ。その方が良いと思うぞ」ニコッ

ルチア「…………とっ、と当麻さんが、そう仰るのでしたら///」

上条「じゃ、ここに置いとくぞ」

ルチア「はっ、はい///」

ルチア(先程、とっても可愛いって……いえ、取っても可愛いという事でしょうか……はっ!!
    そしたら、取らなくても可愛いと言う事に………あわわわわ///)

上条(それにしても、柔らかそうな髪だな………触りたい………撫でよう)スッ

ナデナデ

ルチア「ひゃぁ!しょ、食事中にいきなり頭撫でないでくださいっ///」

上条「そんなに怒るなよ。ちょっと、頭撫でたかっただけだよ」

ルチア「全く………………ほっ、他の人には…やらないでくださいね///」ゴニョゴニョ

上条「ん?何か言ったか」

ルチア「何でもないですっ///」プイッ

~食後~

上条「美味しかったぞ」

ルチア「ありがとうございます」

上条「それじゃ、皿洗ってくるかな」

ガチャ

2人が朝食を食べ終えた時、リビングの扉が開いた。

しずり「おはよー」

上条「おっ!起きたか」

ルチア「……誰?」

しずり「ねぇ、とうま」

上条「なんだ?」

しずり「この人誰?」

上条「この人はルチアって言うんだ」

しずり「ルチア?」

ルチア「はい」

しずり「おはよーっ!」

ルチア「お、おはようございます……」

上条「良く出来た」ナデナデ

しずり「えへへ///」

ルチア「ちょっと来てください。当麻さん」

上条「おお、なんだ?」

ルチアに呼ばれた上条は彼女の元に近寄る。

ルチア「あの子は誰なんですか?」

上条「あの子か。あの子はむぎのしずりって言うんだ」

ルチア「なぜ、この家に居るんですか?」

上条「えっと……台所のガラス割れて、ダンボールでガラス補強してあっただろ」

ルチア「はい」

上条「ガラスを割ったのはしずりだ」

ルチア「えっ!?」

上条「そして、そこから侵入してきた」

ルチア「それで?」

上条「真夜中だったし、家に泊めてやろうと思ったのさ」

ルチア「あの子に親は居るんですか?」

上条「分からない。……けど、親が居たら親の居るところに向かうはずだ」

ルチア「確かに……。ということは、あの子は1人暮らししてたんですかね」

上条「だと思うよ。それに、しずりは本当はあんな幼い子じゃない」

ルチア「どういう事ですか?」

上条「しずりは、どうやら☆のせいでああなったらしい」

ルチア「☆に何かされたんですか?」

上条「お茶飲んだら、小さくなったって言ってたぞ」

ルチア「何らかの能力か魔術か……」

上条「違うと思う…」

ルチア「では、当麻さんの右手では治らないのですか?」

上条「ああ。右手で頭撫でたりしたけど、何も変わらなかった」

ルチア「ふむ……それでは、薬か何かでしょうか」

上条「だろうな」

ルチア「その内戻るんですかね?」

上条「だと良いけど……」

ルチア「取り合えず、この家で面倒見ますか」

上条「それが良いと思う。それに、フレンダとは知り合いらしい」

ルチア「そうなんですか……」

ルチア「あの服は?」

上条「見つけたときにはもう着てた。たぶん、☆が与えたんだろ」

ルチア「なるほど……あそこに掛かっているコートは?」

上条「あれは、服の上に羽織ってた」

ルチア「彼女のだったんですね」

上条「あっ!」

ルチア「いきなり、どうしたのですか?」

上条「カレーの残り食べさせたけど大丈夫か?」

ルチア「別に問題は無いですよ。少し多めに材料買ったんですから」

上条「そういえば、そうだったな」

ルチア「お昼になりましたら、何作れるか考えましょう」

上条「そうだな」

ルチア「それでは、そろそろ戻りますか」

上条「おう」

しずりについての話を終えた上条とルチアは彼女の待ってるリビングに戻る。

~リビング~

しずり「おいしい」モグモグ

上条「ただいま」

しずり「おかえりー」

ルチア「すみませんね。いきなり席を立って」

しずり「何の話してたの?」

上条「しずりの事だよ」

しずり「私のこと?」

ルチア「ええ。いろいろ教えてもらいましたよ」

しずり「ふぅーん……ムシャムシャ」

上条「葉っぱ食み出て、牛みたいになってるぞ」

しずり「んー…ムシャムシャ」

ルチア「ふふっ。本当、牛みたいですね」

~食後~

しずり「美味しかったよ」

ルチア「それは良かったです」ニコッ

上条「他の奴らは、まだ起きないのか」

しずり「きっと、みんな疲れてるんじゃない?」

上条「そうかな?みんな、布団から出たくないだけかもしれない」

ルチア「黒夜とか有り得そうですね」

しずり「誰?」

上条「この家のメイドさんだ」

しずり「この家もメイドさんいるんだ」

ルチア「この家も?という事は、貴方の家にもメイドが居たんですか?」

しずり「執事もいるよ」

上条「お嬢様だったのか……」

しずり「そうだにゃーん」

ルチア「……ねぇ、当麻さん」

ルチアはしずりに聞こえない様に、上条の耳元で話す。

上条「なんだ」

ルチア「なんで、彼女はこの家に入ってきたんですかね?」

上条「……そういえば、その理由聞いてなかったな」

話を終えた上条は、ずっとこちらの様子を眺めていたしずりに話しかける。

上条「なぁ、しずり」

しずり「ん?」

上条「なんでこの家に入ってきたんだ?」

しずり「……なんとなく……かな?」

上条「じゃあ、誰かに押し込められた訳じゃないんだな」

しずり「そうだよ」

上条「ふむ……」

ルチア「☆からの命令とかでは無いのですね」

上条「そうみたいだな」

ルチア「他に彼女の事について分かった事はありますか?」

上条「そうだな……。レベル5の第4位って事くらいかな」

ルチア「それ以外には?」

上条「分からない」

ルチア「そうですか……。ここはフレンダを待つ事にしましょうか?」

上条「そうだな。元の姿の時の事知ってるみたいだしな」

ルチア「では、降りてくるまでテレビでも見てましょうか」

上条「ゲームの方が良いんじゃないか?ほら」

上条がしずりの方を指差すと、彼女はTVの前にあるゲームのコントローラーを持ちながらはしゃいでいた。

しずり「ゲームしようっ!」

ルチア「……断ったら」

上条「泣きながら、能力出してくると思う」

ルチア「…………やりますか」

上条「よしっ!しずりゲームするぞー」

しずり「わーいっ!」ピョイン

上条「あんまり、テレビに近づきすぎるなよ」

しずり「はーい」

そう言うと、しずりは座っている上条の上に座った。

ルチア(羨ましい……)

しずり「早くやろー」

上条「何するんだ?」

しずり「スマブラ」

ルチア「スマブラですか……久々に腕が鳴りますね」

上条「やった事あるのか?」

ルチア「ええ。学園都市からの贈り物にあったので」

上条「いろいろ送ってんだな」

ルチア「お陰で洗濯などが楽になりましたよ」

上条「神裂の奴は上手く使えてるのか?」

ルチア「…………」

上条「……まだ、慣れてないのか」

ルチア「ええ」

しずり「まだー」

上条「おっと。悪い悪い、今点けるからな」

しずりに言われ、上条はゲームを開始させる。

上条「誰にしようかな」

しずり「オリマーにしよ」

ルチア「それでは、私はスネークで」

上条「カービィで良いか」

しずり「CPは?」

上条「おかませで良いだろ」

ルチア「それでは、おまかせで」

TV<メタナイト!

上条「………どうせ、すぐ負けるんだろうな」

ルチア「そんな弱気にならないでくださいよ」

しずり「始まるよー」

上条「上条さんの本気見せてやる!」

~2分後~

上条「なんでだぁぁぁぁぁっ!」

ルチア「いくらなんでも、もう終わりは早すぎますよ」

しずり「とうま弱いね」

上条「いつもの事だから、気にしてないさ」





しずり「えいっ!」

ルチア「なかなかやりますね」

しずり「負けないんだからっ」

ルチア「こっちだって!」

上条「しずり頑張れー!」

ルチア「むっ!私の事も応援してくださいよ」

上条「ルチアも頑張れー!!」

しずり「やぁ!」

ルチア「とうっ!」

上条(ルチアみたいな奴でもゲームで熱くなるんだな……)

ルチア「ていやっ!」

しずり「はっ!」

~廊下~

上条達がゲームで盛り上がっているのを、ずっと眺めていた者が居た。

黒夜「騒がしいと思って降りてきたら……何だよ、あの『新婚生活順調ですっ!』みたいなのは」

黒夜「つーか、あのガキは誰だ」

黒夜が扉の間からリビングを覗いていると、階段から誰かが降りてきた。

黒夜「ん?」

フレンダ「あっ、黒夜。おはよー」

黒夜「フレンダか。おはようさん」

フレンダ「今日は黒のメイド服なんだ」

黒夜「あぁ」

フレンダ「で、何してるの?」

黒夜「いや……ちょっとな」

フレンダ「覗きの趣味でも?」

黒夜「ねぇよ。それより、とっとと顔洗って来い」

フレンダ「はーい」

ヤッタァー!カッタヨー!

黒夜「終わったか?そろそろ入るか……」

上条達が一段落終えたのを確認して、黒夜は扉を開ける。

ガチャ

上条「ん?」

黒夜「おはよ」

上条「おお。おはよう」

ルチア「おはようございます」

上条「ほら、しずり。黒夜だぞ」

上条の上から下り、黒夜の元へ走り出す。

しずり「メイドさんおはよー」

黒夜「おう。おはよー」

上条「……な、なぁ、黒夜」

上条に話しかけられた黒夜はしずりをルチアの元へ行かせ、上条の方へ近寄る。

黒夜「なんだ」

上条「麦野沈利って知ってるか?」

黒夜「あぁ……第4位か」

上条「うん。その人」

黒夜「第4位がどうした」

上条「実はな……」

黒夜「早く話せよ」

上条「……あの子が第4位なんだ」

黒夜「え?」

上条「だから、あの子が麦野沈利なんだよ」

黒夜「はあぁぁぁぁぁ!!?冗談も程々にしろよ」

上条「いや、冗談じゃない」キリッ

上条の真剣な顔を見て、黒夜はこの話は本当なのかもしれないと思い始める。

黒夜「…………マジで?」

上条「あぁ」

黒夜「能力使えるのか?」

上条「……確かめてないな」

黒夜「当麻の右手を的にして能力使わせてみたらどうだ?」

上条「怖いけど……やってみるか」

黒夜「なんかあったら、私がカバーする」

上条「任せたぞ」

上条「それじゃあ……。しずり、ちょっとおいで」

しずり「はーい」タタタ

上条に呼ばれ、しずりは彼の元へ駆ける。

しずり「なに?」

上条「しずりは第4位なんだろ?」

しずり「そうだよー」

上条「それじゃあ、その力を見せてくれるか?」

しずり「良いけど。家壊しちゃうかも……」

上条(流石レベル5……恐ろしい)

上条「……大丈夫。この右手を狙ってくれるか」

しずり「大丈夫なの?」

上条「大丈夫だよ」

しずり「……分かった」

そう言うと、しずりは上条から少し離れた所に走り、程よいと感じたところで足を止める。

しずり「気をつけてね」

上条「おう」

しずり「じゃあ、行くよー」

上条「来いっ!」

上条は右手を前に突き出し、能力による攻撃を待つ。

しずり「えいっ!」

その声と共に、彼女の肩の横に1つの白く輝く玉が現れる。

黒夜「……本物じゃねぇか」

その光景を見て、黒夜は彼女が本物の第4位だと確信した。

しずり「いけっ!」ビュン!

そして、その玉は光線となり上条の右手に向かって放たれる。

上条「おりゃ!」パキーン!

しかし、その光線は上条の右手によって消滅した。

しずり「おおっ!消えちゃった」

上条「ふぅ……。なんとかなったか」

ルチア「怪我をしなくて良かったです」

黒夜「カバーする必要なかったか」

しずり「じゃあ、ゲームの続きやろー」

上条「これで信じたか?」

黒夜「あぁ……それにしても、なんで小さくなってるんだ」

しずり「あれ?みんなやらn『☆のせいみたいです』……」

黒夜「また、何かやらかしたのか」

上条「ああ。それに協力者もいるみたいだ」

黒夜「誰だ?」

しずり「ねぇ、一緒にしy『博士って呼ばれる奴と天井だ』……」

黒夜「……博士は死んだはずだぞ」

上条「え」

黒夜「第2位にやられたはずだ」

上条「でも……」

ルチア「彼女は見たみたいですし」

しずり「ねぇ、ねぇ、早k『死ぬ前に☆に回収されたとか、実は死んだのは偽者とか』……」

黒夜「…………まぁ、良いや。居たら居たで別に問題はねぇよ」

上条「いや……。なぜ、小さくしたか聞かないとな」

ルチア「そうですね。他に小さくさせられた人がいるかもしれませんよ」

黒夜「じゃあ、見つけたら捕まえて尋問だな」

上条「おう!見つけたら、この家に連れて来てくれ」

しずり「ねぇ…ね『分かった』……うぅ」

上条「天井は死んでないよな?」

黒夜「あいつは行方不明だ」

上条「えぇぇぇぇ」

ルチア「その人も回収とかされたんですかね」

黒夜「だろうな」

上条「じゃあ、そいつも見つけたら捕まえるか」

ルチア「勿論」

黒夜「じゃあ、その2人を探してるって知り合いとかにメールするか」

上条「そうだな。探すのが少し楽になるだろうし」

上条と黒夜は携帯を取り出し、知り合いにメールを送ろうとする。

上条「なぁ、顔は?」

黒夜「…………ちょっと待て」

そう言うと、黒夜は携帯を弄り出す。

黒夜「…………あった」

上条「おっ!じゃあ、その写真送ってくれ」

黒夜「へーい」

黒夜「送ったぞ」

上条「ありがと………。おっ、来た来た」

上条は黒夜からのメールを開き、添付されていた写真を開く。
そして、その写真を今度は自分のメールに添付して知り合い達に送信を開始する。


~3分後~

上条「よしっ。送信完了」

黒夜「やっとか」

ルチア「早く見つかるといいですね」

上条「そうだな」

黒夜「それじゃ………」

しずり「うっ……うぅぅ…ずっ……」

黒夜が振り返ると、しずりがソファーの上で泣いていた。

黒夜「おい……泣いてるぞ」

上条「えっ!?」クルッ

しずりが泣いてると聞き、彼女の方へ振り返る。

上条「どうしたっ?」

上条達は急いでしずりの元へ駆け寄る。

ルチア「大丈夫ですか?」

しずり「うぅぅ……うっ……えぐっ……ずびっ」

黒夜「何で泣いてんだよ」

しずり「ぅぅ……みんなが……うっ…私を無視するんだもん…」

上条「あー……。さっき、俺達が話に夢中になってたせいか」

黒夜「そういえば、何か話しかけられてた様な……」

ルチア「気付けなかった私達がいけませんでしたね」

しずり「あぅ……ずっ……うぅぅ」ゴシゴシ

上条「ほら、しずり。コッチおいで」

そう言うと上条は、しずりを担ぎ上げた。

上条「もう無視なんてしないからな」ナデナデ

上条はしずりを肩に凭れ掛けさせ、頭を撫でながら彼女を落ち着かせる。

しずり「うぅぅ……ぐすっ……ほんとぉ?」

上条「あぁ。ずっと傍に居てやるからな」ナデナデ

しずり「ずっ……んっ」ギュウ

やっと泣き止んだしずりは、上条の首に腕を回し抱きついた。

上条「ふぅ……。やっと、落ち着いたか」

ルチア「ほら、ちょっと顔を見せなさい」

しずり「んっ」

ルチアに言われ、素直に顔を上げる。

黒夜「鼻水垂れてっぞ」

上条「えっ」

ルチア「今、拭きますからね。はい、顔を出して」スッ

しずり「はい」グイッ

ルチア「よいしょっと」フキフキ

しずり「んー」

ルチア「……はい。拭き終わりましたよ」

しずり「ありがと」

上条「俺の肩に付いてるか?」

黒夜「あはははははっ!!びちょびちょだぞ!」

上条「本当だ……まぁ、洗濯すれば問題ないさ。じゃ、着替えてくるかな」

ルチア「ついでに、フロリスも起こしてきてください」

上条「へーい」

~上条とフロリスの部屋~

ガチャ

上条「フロリスは……」

フロリス「ぐぅー……」Zzz

上条「まだ寝てるのか……。先に着替えるか」

上条はタンスの中から着替えを取り出し、新しい服に着替えた。

上条「さて……。フロリス起こすか」

フロリス「………」Zzz

上条「すぅぅ…………起きろフロリス!!!」

上条はフロリスの横に立ち、大きく息を吸い込み叫んだ。

フロリス「……」ビクンッ

フロリス「…んー……」ゴシゴシ

上条「おはよう。フロリス」

フロリス「…あー……おはよう…」

上条「ほら、早く起きるっ!」

フロリス「……分かったよ」ムクリッ

フロリス「朝ご飯は?」

上条「もう作ってある」

フロリス「そうなんだ。それじゃ……んーっ!」

フロリスは身体を伸ばし、ベッドから降りる。

フロリス「さて!今日も一日頑張りますかな」

上条「じゃあ、行くぞー」

フロリス「あっ!」

上条「どうした?」

フロリス「………やっぱり、何でもない。じゃ、お先に下行ってるね」タタタ

上条「……何だったんだ」

フロリスが何を思い出したのか気になるが、その事は頭の隅に置いておく。
そして、濡れたシャツを洗濯機に入れる為に脱衣所へと向かう。

~洗面所~

フロリス「ぷはっ!冷たい…」

ガチャ

フロリス「ん?」フキフキ

上条「……寝癖直ってないぞ」

フロリス「なかなか直らないんだよねー」ツンツン

上条「ずっと押さえつけとけば、その内直るだろ」

フロリス「そうだね。で、当麻は何しに来たの?」

上条「上条さんは洗濯物を置きに来ただけさ」

フロリス「何か零したの?」

上条「まぁ……ちょっとな。リビングに行けば分かるさ」

フロリス「?」

エエエエエエエエエエエエエエッ!

フロリス「!」ビクンッ

上条「今のは……フレンダの声だな」

フロリス「何が起きてるんだ……」

今日はここまでですね。
ロリのんはこんな感じになりました。

関係ないですけど、「てれたかお」って打つと「照れた顔」じゃなくて「テレ孝雄」になって面倒くさい。
それでは、また次回。

どうも>>1です

感想どうもです。

それでは、投下しますね。

~リビング~

フレンダ「えっ?えっ?なんで?」

黒夜「落ち着けよ」

フレンダ「落ち着けるない訳よ!」

ルチア「さっきの叫び声で怯えちゃったじゃないですか」ナデナデ

しずり「フレンダ……怖い」ブルブル

先程の叫び声でしずりは怯えてしまい、ルチアの腕を掴みながらその腕の影に隠れている。

フレンダ(なにあれ、食べたい……」

黒夜「聞こえてんぞ」

フレンダ「えっ。そ、そんな事はどうでもいい訳よ!それより、なんで麦野があんなに小さくなってるの!」

ルチア「だから、さっきから☆の仕業と言っているじゃないですか」ナデナデ

フレンダ「きっと、それは冗談な訳よ!その子は偽者よ!」

しずり「……フレンダが私の事信じてくれない」シュン

黒夜「なんで、信じねぇんだよ」

ルチア「そうですよ。フレンダの事知ってたじゃないですか」

フレンダ「き、きっと☆が情報を与えたのよ!それだから、私の事知ってる訳よ」

ガチャ

フロリス「騒がしいけど、何があったの?」

しずり「今度は誰?」ヒョイ

フロリス「…………誰かの……隠し子?」

黒夜「そんなのいねぇよ」

ルチア「ほら、フロリスに挨拶しなさい」

しずり「う、うん。フロリスおはよー」ブンブン

しずりはルチアの影に隠れながら、フロリスの方に手を振った。

フロリス「お、おはよう……誰?」

黒夜「麦野沈利。学園都市の能力者の第4位だ」

フロリス「あんなに小さいのが?」

黒夜「いや。本当はお前より年上だ」

フロリス「じゃあ…何で?」

ルチア「☆の作った薬のせいで小さくなったのです」

フロリス「そんな物まであるのか……」

フロリス「それで、さっきの叫び声は何なの?」

黒夜「フレンダが真実を聞いたからだ」

フレンダ「いきなり、そんな話信じらない訳よ」

フロリス「まぁ、そうなるのが普通だよね」

ルチア「いい加減、しずりの事信じてくださいよ」

フレンダ「むぅー……まだ、信じれない訳よ」

黒夜「それじゃあ、お前ら2人にしか分からない問題出してみたらどうだ?」

フロリス「良いかもね」

フレンダ「答えられるものなら、答えてみなさいっ!」

ルチア「それでは、フレンダ問題をどうぞ」

フレンダ「それじゃ……私の好きな食べ物は?」

しずり「サバ缶」

フレンダ「正解……。じゃあ、私の能力名は」

しずり「持ってないから無い」

フレンダ「むむ……。私の同僚の名前全員言いなさい」

しずり「私と滝壺と浜面と絹旗」

フレンダ「じゃあ、その組織の名前は」

しずり「アイテム」

黒夜「全問正解じゃねぇかよ」

ルチア「そろそろ……」

フレンダ「まだっ!まだ終わってない訳よ!」

黒夜「……じゃあ、次の問題」

フレンダ「それじゃあ……昨日の夕方、私はどこに居たでしょう」

しずり「寝坊して集まりに遅れた後、ファミレスの中でサバ缶食べてた」

フレンダ「ぐぬぬ……。じゃあ、次の問題解けたら信じてあげる訳よ」

ルチア「答えたら、信じてくれるみたいですよ」ナデナデ

しずり「ほんと?」チラッ

フレンダ「ええ。それじゃあ……最後の問題!今の浜面の髪型はっ!」

しずり「真ん中とモミアゲが無くて、前髪がパッツンになってる」

黒夜「合ってるのか?」

フレンダ「………完璧な訳よ」

ルチア「これで信じてくれますか?」

フレンダ「………はい」

黒夜「良かったな」ナデナデ

しずり「やったね!」ブイッ

フロリス「ところで、このしずりって子は何時来たの?」

ルチア「当麻さんによると、昨日の夜中みたいです」

フロリス「どこから入ってきたの?」

ルチア「台所の窓割って、入ってきたそうです」

フレンダ「相変わらず強引な訳よ」

フロリス「窓はどうなってるの?」

黒夜「ダンボールで抑えてある」

フロリス「大丈夫なの?」

ルチア「後で、業者の方が来るみたいですよ」

フロリス「それなら、問題ないか」

ガチャ

上条「なぁ、御坂妹は何処行ったんだ」

ルチア「ミサカなら台所に居ますよ」

上条「いつの間に……」

黒夜「着替えてるときに出てきたんだろ」

上条「そうだったのか」

ガチャ

御坂妹「ちょっと焦げちゃいましたね」ツンツン

上条「おっ。おはよう」

御坂妹「おはようございますとミサカは軽く会釈します」ペコッ

上条「何してたんだ?」

御坂妹「見ての通り、卵焼きと焼き魚を作っていました」

上条「洋食は嫌だったか?」

御坂妹「いえ。今日は和食を頂きたい気分でしたのでとミサカは今の心境を語ります」

上条「それじゃ……フロリスとフレンダで余り全部食べても良いぞ」

フロリス「えー」

フレンダ「えー」

フロリス「2人じゃ辛いよ」

上条「そこをなんとか……」

黒夜「おい。私まだ食べてないぞ」

上条「そうだっけ?」

黒夜「あぁ。それじゃ……最後のハムは私の物だっ!」シュバッ

フロリス「あっ!昨日の唐翌揚げといい、また取られた……」

フレンダ「美味しい」モグモグ

フロリス「こっちはもう食べてるし……」

ルチア「さて、私達は何しましょうかね」

上条「んー……買う物メモにまとめとくか?」

ルチア「そうですね」

上条「それじゃ、まず台所に行くか」

しずり「私もー」タタタ

上条「家の中では走るなよー」

しずり「分かった」キキィー

上条とルチアの前で走っていたしずりは、上条の言葉に素直に従った。

ルチア「当麻さんの言うことは聞くんですね」

上条「まぁ……俺の事、結構信じてくれてるんじゃないか?」

ルチア「食べ物与えてくれるからかも知れませんよ」

上条「そんな子じゃないさ。でも、『食べ物くれるから好き』が本当だった所で、俺の気持ちが変わる事は無いさ」

ルチア「そう言うと思ってましたよ」

<メモドコー!

上条「ああ。ちょっと待って」タタタ

上条は、棚の引き出しを漁っているしずりの元へ駆け寄る。

上条「えーっと……確か、ここに……」ガサガサ

しずり「あっ!あったよ」ヒョイ

上条「おお!そっちに有ったか」

しずり「ペン貸して」

上条「はい」スッ

しずり「ありがとー」

上条「何書くんだ?」

しずり「私の欲しいものを」

ルチア「余り沢山は書かないでくださいよ」

しずり「うん」

上条「じゃあ、俺は冷蔵庫の中身を見るか」

ルチア「それでは、私はそれ以外の所を」

上条「しずりー」

しずり「なに?」

上条「俺達が言ったやつも書いといてくれ」

しずり「うんっ!」

~数分後~

上条「もう……無いかな」

ルチア「こちらは特に買う物はありませんでした」

上条「そうか」パタン

しずり「はい」スッ

上条「おっ!ちゃんと書いてくれたか。ありがとな」ナデナデ

しずり「どういたしまして!」

ルチア「ところで、買い物には何時行くんですか?」

上条「うーん……。窓が直ったらで良いんじゃないか」

しずり「何時来るの?」

上条「11時位に来るみたいだぞ」

ルチア「あと、1時間半ぐらいですね」

上条「お茶とかの用意しておくか」

ルチア「では、私がして置きますので当麻さんはしずりと遊んでいてください」

上条「良いのか?」

ルチア「すぐに終わりますから、構いませんよ」

上条「そうか……。じゃ、お任せするぞ」

ルチア「はいっ!」ニコッ

~リビング~

御坂妹「我ながら、なかなか良い出来でしたね」

フロリス「うぷっ……」

上条「どうしたんだ?」

黒夜「パンに挟む物ねぇから、パンにパン挟んで食ってた」

上条「何してんだ……」

フレンダ「麦野。ちょっと来てー」

しずり「はーい」タタタ

しずりはフレンダに呼ばれ、ソファーの所まで走る。

しずり「どうしたの?」

フレンダ「脚を揉んで欲しい訳よ」

しずり「いいよ」

フレンダ「それじゃ、寝転がるから宜しく頼む訳よ!」

しずり「任せなさいっ!」ドーン

しずりはうつ伏せになったフレンダの脚に跨り、脹脛から揉んでいく。

しずり「痛くない?」モミモミ

フレンダ「ちょうど良い訳よ」グッ

~揉み始めて3分~

しずり「んー………えいっ」ギュッ

フレンダ「おぅっ!」

上条「どうした?」

フレンダ「横腹を…掴まれた訳よ」

しずり「ちょっと悪戯したくなった訳よ!」

フレンダ「むっ!それは私の物な訳よ」

しずり「使ってみたかった訳よ!」

フレンダ「訳よは私1人で十分な訳よ」

しずり「えー…」

フロリス「チョット位良いんじゃないの?」

上条「しずりも楽しんでるんだし、そこは年上としてさ……」

しずり「そうだよー」

フレンダ「…………じゃ、今日だけだからね」

しずり「ありがとうな訳よ!」ビシッ

フレンダ「それじゃ……脚揉み再開して欲しいにゃーん」

しずり「あっ!それは私のっ!」

フレンダ「チョット位良いでしょ?」

しずり「むー………えいっ!」ギュッ

フレンダ「あふっ!」

黒夜「何やってんだよ……」

~11時10分~

ピンポーン ピンポーン

上条「おっ!来たか」

フロリス「窓直しの人かな?」

上条「そうだろうな」

ピンポーン ピンポーン

上条「今、行きますよー」

上条はリビングを出て、急いで玄関へ向かう。

ガチャ

上条「お待たせしま……した」

浜面「………え?」

上条「なんだ、浜面か。何の用だ?」

浜面「見りゃ分かるだろっ!窓直しに来たんだよっ!」

上条「お前が?まぁ……取り合えず入ってくれ」

浜面「お邪魔しまーす」

~リビング~

浜面「どこの窓だ?」

上条「台所だ」

ガチャ

浜面「お邪魔しまーす」

しずり「あっ!」

浜面「ん?」

フレンダ「え?」

浜面「あ……」

フレンダ「浜面なんで来たの?」

浜面「窓直しに来たんだよ……ところで、何で此処に居る?」

フレンダ「えーっと……新しい我が家だにゃーん」

浜面「何で麦野みてぇな喋り方してんだよ…」

しずり「今日一日交換してる訳よ!」

浜面「この小さいのは誰だ?」

しずり「浜面ぁ……」

浜面「なんで、俺の名前知ってる!?」

フレンダ「麦野だから」

浜面「え?」

しずり「むぎのしずりですっ!」

浜面「嘘だっ!」

上条「本当だ」

浜面「……嘘……だろ?」

フロリス「本物だよ」

黒夜「そいつが第4位だ」

御坂妹「嘘じゃありませんとミサカは変な……ププッ……髪形の人に伝えます」

浜面「見るなぁぁぁぁっ!」

ルチア「帽子被れば良いのでは」

浜面「飛ばされたんだよ……」


  「…………」


浜面「黙るなよ……」

フレンダ「で、まだ信じないの」

浜面「いきなりあんな事言われて信じられるか?」

フレンダ「私も最初は信じられなかったけど……」

浜面「だろ?」

フレンダ「でもっ!この子は本物の麦野な訳よ」

浜面「でも、性格が……」

フレンダ「……まぁ、昔はこんなんだったんじゃないの?」

浜面「いやいや、それはないない。昔から短気ですぐ攻撃してくる奴だったはずだ」

しずり「はぁーまづらぁ」ゴゴゴゴゴ

浜面「!」ビクンッ

フレンダ「そんな事言うから、怒っちゃった訳よ」

しずりを怒らせてしまった浜面は上条の後ろに隠れようとする。

浜面「上条!盾になってくれ!」サッ

上条「させるか!」スッ

浜面「なぜだっ!?」タタタ

上条「男なら当たって砕けろっ!」シュッ

浜面「あんなのに当たりたくねぇんだよぉぉっ!!お前の右手d『ビュン!』……えぇぇぇぇ」

上条「………眉毛なくなったな」

浜面「いやぁぁぁぁぁあぁあああああっ!」

ルチア「取り合えず、謝りましょうよ」

上条「そうだな。じゃあ、焼き土下座でも……」

浜面「それだけは勘弁してくれ……」

しずり「はぁーまぁぁぁづらぁぁぁぁぁぁ!」

浜面「ひぃぃぃぃっ!!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!!!」

~数分後~

浜面「あぁー……。まさか、本当に麦野だったとは……」

御坂妹「はい。お茶です」

浜面「おう。悪いな」

しずりから漸く許しを得た浜面は台所の窓を直していた。

坊主で。

御坂妹「すぐに信じれば、そんな事にはならなかったのにとミサカは浜面を哀れな目で見つめます」

浜面「いや……むしろ、こっちの方がいいだろ。さっきの髪型のままだったら、街に出れねぇよ」

御坂妹「まぁ、さっきの変な髪形よりはましですかね」

浜面「眉毛が無いのはあれだが……」

御坂妹「坊主で眉毛が無いって……」

浜面「眉毛は描けばいいし、髪はカツラか帽子被ればいいさ」

御坂妹「今日みたいに飛ばされるかもしれませんよ?」

浜面「…………」

御坂妹「どうしました?いきなり黙り込んで」

浜面「いや、あの時の風がどうも不自然だったんだよなぁ……」

御坂妹「どんな風だったんですか?」

浜面「ほとんど風なんて吹いてなかったのに、いきなりデカイゴミ箱が飛ぶほどの風が吹いてきたんだ」

御坂妹「風を操る能力者でも居たんじゃないんですか?」

浜面「なのかなぁ……」





浜面「よしっ!終わりだ」

御坂妹「お疲れ様ですとミサカはお茶を差し出します」

浜面「ありがとな」ゴクゴク

御坂妹「それは、リビングに戻りますか」

浜面「おう」



~リビング~

御坂妹「当麻さーん。終わりましたよー」

上条「おっ。終わったのか」

浜面「ふぅ……」

フレンダ「…………」ジー

浜面「なんだ?」

フレンダ「顔………怖いね」

浜面「うるせぇっ!」

しずり「顔怖い……」ブルブル

しずりは浜面の顔を見るなり、上条の後ろに隠れた。

上条「お前のせいで怯えちゃったじゃないか!」

浜面「元々はこいつのせいだろうがぁぁっ!」

しずり「ひぃっ!」

上条「泣いたらどうすんだよっ!また、あれが飛んでk『ごめんなさい』……早っ」

御坂妹「ところで、お値段は御幾らですか?」

浜面「お、おう。えーっと……15000円だ」

上条「はい」スッ

浜面「丁度頂きまーす」

上条「ありがとな」

浜面「何でも屋みたいな所でバイトしてっから、何かあったらまた呼んでくれよなっ!」グッ

上条「おう!ところで、なんでバイトしてんだ?」

浜面「滝壺にクリスマスプレゼントを買うためさ」


フレンダ「ヒューヒュー!」

フロリス「ヒューヒュー!」

黒夜「うるせぇ……」


しずり「プレゼント?もしかして、旅行行くの?」

浜面「ん?旅行なんて行かないぞ」

しずり「そうなんだ」

上条「なんで、旅行行くと思ったんだ?」

しずり「えーっと……公園でね」

上条「公園?」

しずり「うん。夜、公園歩いてたの」

浜面「公園…………」

しずり「そしたらね。熱海旅行のポスター貼ってある壁が有って……」

上条「それで?」

しずり「その壁に浜面が滝壺を押し付けながら『いくぞ!いくぞ!いくぞ滝壺ぉぉぉっ!』って言ってたの」

浜面「ぶほぉっ!」

黒夜「ぶっ」

フレンダ「何してんのよ……」

フロリス「ワーオッ」

ルチア「なんと……」

御坂妹「大胆な……」

上条「お前……公園で何してんだ……」

浜面「…………」

しずり「みんなどうしたの?」

上条「なんでもないよ。お菓子が台所の棚にあるから食べてても良いぞ」

しずり「ホントッ!」キュピーン

上条「好きなの食べてて良いからな」ナデナデ

しずり「やったぁー!」ピューン

~玄関~

浜面「はぁ……」

上条「…………」

浜面「……それじゃ、帰るか」

上条「ちょっと待て」スッ

上条は浜面に5千円札を渡す。

浜面「ん?」

上条「昼飯代だ」

浜面「良いのか?」

上条「滝壺と美味しい物食べてくれ」

浜面「悪いな。それじゃ……」

上条「おい。ちょっと待て……」

浜面「なんだ?」

上条「今度する時は、誰にも見られない所でしてくれ」

浜面「あぁ。気を付けるよ。それじゃ、またな」

浜面は玄関の扉を開け、家から出ていく。

上条「またな」

~外~

浜面「さて、会社に戻るか……」

浜面は上条から貰ったお札?を財布に入れ、会社に向け歩き出す。

浜面「これから、外でしたくなったらトイレに入るか。それにしても、2回目で外か……」

男子の敵である浜面は、次の滝壺とのプレイについて考える。

浜面「バニー……着せてみるか」

浜面(滝壺「バニー姿恥ずかしい///」……着せよう!)ホワンホワン

浜面「おっと、鼻血が……」ダラダラ


少女A「あの人、鼻血垂らしてるー」

少女B「きっと、妄想してたんだよ」

少女A「なるほどっ!」


浜面「ティッシュは……」ゴソゴソ

ポロン

浜面「あっ……財布が落ちt『ビュオオオォォォォォォォォォオオオオ!!』……またかっ!」

浜面の財布は不自然に発生した突風により、どこかへ飛んでいってしまった。

浜面「財布が………まったく、さっきからこの風はなんなんだよ……」

~路地裏~



ビュオオオォォォォォォォォオオオオオオ!!!



路地裏には落ちているゴミ等、一瞬で吹き飛ばしてしまう程の突風が吹いていた。



一方通行「天ァァァ井くゥゥゥゥゥゥン!!逃げンじゃねェ!!」ビュン!

天井「ひぃぃぃぃっ!来るなぁぁぁぁぁぁっ!!」

一方通行「おらァ!」ブンッ

一方通行は落ちていた空き缶を天井の頭に狙いを定め、己の能力で投げ飛ばす。

天井「あぎゃっ!」

空き缶は見事に天井の後頭部に当たり、天井はその場に倒れこむ。

一方通行「動くンじゃねェぞ」

一方通行はゆっくりと天井に近付いていく。

天井「ひぃっ!くっ、くくるなぁ」ガタガタ

頭を抱えた天井は恐怖のあまり動けなくなっていた。

一方通行「オマエ、あいつらに何をした」

天井「あっ、あ……おっ、教えるわけないだろ」

一方通行「とっとと吐け。吐かねェと頭ぶち抜くぞ」

天井「頼む!ま、まだ殺さないでくれぇぇぇっ!」

一方通行「死にたくなかったら、とっとと言うことだなァ」

天井「わ、分かった。話す話す!話すから手を下ろしてくれっ!」

一方通行「………」スッ

天井「ふぅ……」

一方通行「……誰の命令だ」

天井「……誰からの命令でもないさ」

一方通行「どォいう事だ」

天井「薬を届けた先が偶々、君の住む所だっただけさ」

一方通行「適当な事言って、誤魔化そォとしても無駄だぞ」

天井「ほっ、本当だっ!嘘じゃないっ!」

一方通行「………で、薬ってのはなンだ」

天井「あの薬は……人を若返させる薬だ。見た目も精神も……だが、効力が高すぎたみたいだ」

一方通行「それで、黄泉川の奴が小学生か園児が分かンねェ位小さくなってた訳だな」

天井「そ、その通りだ。もう、話すことはないよな?」

一方通行「いやァ……まだある」

天井「……なんだ」

一方通行「番外個体はどこに居る」

天井「あ、あぁ……あいつか。知ってる訳無いだろ…」

一方通行「本当かァ」ジリッ

天井「ほっほほ、本当さ!真実を聞きたいなら☆の元へ行けっ!」

一方通行「☆……」

天井「も、もう良いか?」

一方通行「あァ」

天井「それでは……」

一方通行「待て」

天井「な、なんだ」

一方通行「小さくしてくれて…………あ、ありがとゥ///」

天井「うわぁ……」

一方通行「うるせェ!!とっとと消えやがれェェェ!!」

天井「わわっわ、分かった」ダダダ

天井は一心不乱にその場から走り出す。

一方通行「はァ………」






一方通行「あいつも良い事するじゃねェかァ……」ニヤリ






一方通行「あ、捕まえンの忘れた」

~上条家~

上条「さて、そろそろ出かけるか」

フレンダ「昼ご飯は?」

上条「ファミレスとかで済ませる予定だけど」

フロリス「ファミレスか……今日は少し大きいの頼もう」

上条「昨日行ったのか?」

フロリス「うん」

しずり「ねぇ」

上条「なんだ?」

しずり「シャケ弁食べたい…」

上条「シャケ弁ってファミレスに……ないよな」

御坂妹「スーパーとコンビニなら有るんですけどね」

黒夜「コンビニ弁当をファミレスの中で食べるのかよ……」

フレンダ「いつもそうしてるけど」

黒夜「えっ?」

フレンダ「変?」

御坂妹「持ち込み禁止じゃないんですか?とミサカは質問します」

フレンダ「禁止だった…………かなぁ」

上条「持ち込みはダメだろ」

しずり「それじゃ……シャケ弁は」

上条「どうしよう……」

ルチア「定食頼めば、鮭付いてくるのでは?」

上条「おおっ!それだ!しずり、今言ったので我慢出来るか?」

しずり「シャケがあるなら我慢する」

上条「しずりは良い子だな」ナデナデ

しずり「もっと、褒めてー///」

上条「しずりはカワイイな」ナデナデ

しずり「へへー///」

ルチア(ずるい……)

フロリス(いいなぁ)

黒夜(小せぇっては、こんなに優遇されんのかっ!)

フレンダ(フレメア元気かなー)

御坂妹(ミサカも薬を飲めば………白もやしに拉致られそうですね)

~路地裏~

一方通行「☆……若返り薬くれねェかなァ」テクテク

携帯<ナカナカイイネ!トッパカイチョウ!

ピッ

一方通行「誰だ……」

☆『やぁ、一方通行久しぶりだね』

一方通行「☆!!何の用だ……」

☆『実は、君の住む一室の前に瓶を置いといた』

一方通行「瓶だァ?」

☆『あぁ、とても小さな瓶だ。中身の液体は君へのプレゼントだ』

一方通行「……罠か」

☆『そんな物は入れてない』

一方通行「本当かァ」

☆『本当さ』

一方通行「……つまんねェもン置いといたら、許さねェからなァ」

☆『君が今、一番欲しがってる物を置いといたつもりさ』

一方通行「今、一番欲しい物………はっ!まさかっ!?」

☆『早くしないと、誰か取られてしまうかm『ブツッ』

一方通行「あひゃっ!先に取った奴が居たら、消し飛ばしてやるぜェェェェェ!!!」

一方通行は☆からのプレゼントを取りに行く為、凄まじい勢いで空を翔る。

~窓のないビル~

☆「さて……どうなるかな」

エイワス「彼は誰を小さくするのか……楽しみだな」

☆「エイワス……賭けをしようか」

エイワス「賭け事にはあまり興味が無いのでな。遠慮しておくよ」

☆「……そうか」

エイワス「あぁ…」

エイワス(それにしても、この部屋は来るたび変な臭いが漂っているな……)

☆「薬を飲んでいない芳川かな?いや、同僚だった結標の可能性も……」ウーン

エイワス(あぁ……臭い…)

☆「ミサカ達の誰かに飲ませて、打ち止めを2体に増やすのか……」ウーン

エイワス(遊びに行こう)シュン!

☆「様々な可能性があるな……君はどう思う?」チラッ

☆「…………あれ?」キョロキョロ








☆「寂しいじゃないか」

~10分後 黄泉川宅~

一方通行「ふゥ……。瓶はまだ開いてねェなァ」

一方通行は小さな瓶をポケットに入れ、黄泉川の待つ家に入っていく。

一方通行「ただいまァ」

あいほ「おかえりじゃん!」

打ち止め「おかえりってミサカはミサカは貴方に抱きついてみたり」

一方通行「邪魔だ」ベシッ

打ち止め「あいたっ!」

一方通行「大人しくしてたかァ?」

あいほ「じゃん!」

一方通行「昼飯は」

あいほ「まだじゃん!」

一方通行「……作るか」

あいほ「何作るじゃん?」

一方通行「牛丼」

木原「牛丼かっ!楽しみにしてっからな」

一方通行「…………」

木原「どうした?一方通行」

一方通行「なンで、テメェが居るンだよォォォ!!」

打ち止め「さっき、遊びに来たのから迎えてあげたのってミサカはミサカは理由を説明してみる」

一方通行「こんな奴を勝手に入れるなァ!!」

打ち止め「ごめんなさい」

あいほ「ごめんじゃん」

木原「まぁまぁ。そんなに怒んなよ」

一方通行「あいつ等には、手出してねェよなァ……」

木原「イエスッ!」グッ

一方通行「本当だなァ」

あいほ「本当じゃん」

打ち止め「一緒にゲームして遊んでたのっ!」

一方通行「なンのゲームしてた」

あいほ「夜○病棟じゃん!」

一方通行「木ィィィ原くゥゥゥゥン!! オマエ、ガキに何させてんだァァァ!!」

木原「ダメか?」

一方通行「ダメに決まってンだろォがァ!」

木原「楽しんでたぞ」

あいほ「なかなか楽しめたじゃん」

木原「ほらな?それに、あんな事している所までは進めちゃいねぇ」

一方通行「………本当だろォなァ」

木原「本当だよってアマタはアマタは真実を伝えてみる!」

一方通行「……」イラッ

あいほ「ねぇねぇ」

一方通行「あン?」

あいほ「早く作って欲しいじゃん!」

打ち止め「そうだよ!ミサカも早く作って欲しいってミサカはミサカは貴方にお願いしてみる!」

木原「早く食べたいってアマタはアマ『喋ンな』………まったく……ノリの悪い奴だ」

一方通行「作ってるから、あっち行ってろ」

     「「「はーい!」」」



~牛丼4人前完成~

木原「美味いなってアマタはアマタはお前の料理の腕前にびっくりしてる!」

あいほ「おいしい」モグモグ

御坂妹「美味しいね」モグモグ

木原「でも、紅生姜が無いのが残念ってアマタはアマタは机をいじいじ…」

一方通行「うぜェ…」モグモグ

木原「だから、その代わりにアマタはアマタは一味唐辛子を掛けてみる」パラパラ

一方通行「黙って食ェ」モグモグ

~一方通行完食後~

木原「おい。その瓶はなんだ?」モグモグ

そう言って、一方通行の前にある瓶を指す。

一方通行「オマエには関係ねェ事だ」スッ

一方通行は瓶を取ろうとする。

木原「秘密にするのはいけないぜ」パシッ

しかし、木原に先に取られてしまう。

一方通行「おい!テメェ、それを今すぐ返せっ!!」

木原「秘伝のソースって奴なんだろ」キュポン

一方通行の言葉を無視して、木原は中の液体を牛丼にかける。

一方通行「テメェ!それを食べr『変な味だな』……あァァァ」

木原「もしかして、睡眠薬か?」モグモグ





木原「……なんか、身体が熱いな。牛丼温かいからかな」モグモグ

打ち止め「貌がもの凄く赤いけど大丈夫?ってミサカはミサカはアマタンを心配してみる」

あいほ「湯気まで出てるじゃん」

木原「大丈夫だから、気にすんな。それにしても旨かったな」ゲプー

2人からの心配も気にせず、木原は牛丼を完食する。

~5分後~

一方通行「……クソっ!」ドンッ

木原「何、そんなに怒ってんだよ」ホカホカ

あいほ「横にいるだけで温かいじゃん」

打ち止め「本当だねってミサカはミサカはアマタンに抱きついてみたり」ギュッ

木原「おっ!甘えん坊さんだな」ナデナデ

一方通行「そのガキに気安く触れてンじゃねェぞ……」

木原「撫でるくらい良いだろ?それにしても……はぁ…はぁ……熱い……」

あいほ「大丈夫じゃんか?」

木原「はぁ……はぁ……がっ!」

打ち止め「何事ってミサカはミサカはいきなりの出来事に動揺を隠せない!」

木原「はぁ……うっ……がぁぁぁああああっ!!!」

あいほ「身体がどんどん小さくなってるじゃん!?」

一方通行「…………」

3人はどうする事も出来ず、ただただ木原の様子を眺めてる事しか出来なかった。

木原「ぐぁぁぁぁああああああっ!!!」シュウウウ

あまた「はぁ……はぁ……あん?」

あいほ「すごい事になったじゃん……」

一方通行「チッ……」

あまた「おい、一方通行。お前そんなに大きかったか?」

あいほ「違うじゃん。お前が小さくなっただけじゃん」

あまた「あぁ?俺がそんな事なるわk……打ち止めの顔が目の前にあるじゃねぇか」

打ち止め「ミサカと同じぐらい小さくなっちゃったねってミサカはミサカは突然のことに凄く驚いてる!」

あまた「おいおい……どういう事だ」

一方通行「テメェが瓶の中身食ったからだ」

あまた「ああ……さっきのあれか。あれがなんなんだ?」

一方通行「あれは、若返り薬だ」

あいほ「若返り薬?」

一方通行「あァ。オマエが小さくなったのも、それが原因だァ」

打ち止め「直るの?」

一方通行「知ンねェ」

あまた「それじゃ、また子供で生活できんかぁ。久々にメリーゴーランド乗れるじゃねぇか」

あいほ「この子どうするじゃん?」

一方通行「こいつの家に送り返す」

打ち止め「この家に住まそうよーってミサカはミサカは貴方にお願いしてみる」

あまた「そうだっ!そうだよな!って言うか、そうしてくれ!」

一方通行「ダメだ」

あまた「そこを何とかっ!頼むっ!」

あいほ「なんで、そこまでお願いするじゃん」

あまた「家族にこんな姿見られたくねぇ」

打ち止め「直るまで、ここに居させてあげたら?」

あまた「頼むっ!直るまででいいから!」

一方通行「…………はァ、好きにしろォ」

あまた「よっしゃあっ!」

あいほ「よかったじゃん」

打ち止め「これで、出てった番外個体の代わりが出来たってミサカはミサカは仲間が出来たことに大喜び!」

一方通行「ただし、寝床はソファーな」

あまた「別にいいぜぇ」

打ち止め「ダメだよ!冬なんだからちゃんと布団で寝させないとってミサカはミサカは貴方に注意してみる」

一方通行「じゃァ、どうすンだよ」

あいほ「んー……」

ガチャ

芳川「ただいま」

あいほ「おっ!桔梗おかえりじゃん」

打ち止め「おかえり!!ってミサカはミサカは仕事で疲れた芳川に元気な挨拶をしてみたり」

芳川「2人ともただいま」ナデナデ

あまた「よぉ!」

芳川「あら、また小さいのが………一方通行」

一方通行「なンだ?」

芳川「小さい男の子もいける口なのね……」

一方通行「はァ?何、ふざけた事言ってンだ」

芳川「違うの?」

一方通行「ちげェよ」

芳川「それで、この子はどうしたのかしら?」

あいほ「私と同じで小さくなっちゃったじゃん」

芳川「それじゃ、元は大人なのね」

あまた「おう!木原数多だぜ」

芳川「あら。貴方の育て親じゃない」

一方通行「…………コーヒー買ってくる」スタスタ

あまた「話の途中にコーヒー買いに行くなよ」

あいほ「アイツはいつもそういう奴じゃん」

芳川「あなたはここに住むのかしら?」

あまた「おうよ!」

芳川「寝床はないけど、良いのかしら」

あまた「ソファーで我慢するさ」

打ち止め「本当にソファーで良いの?風邪引くかもしれないよってミサカはミサカはアマタンの身体を心配してみる」

あまた「大丈夫だろ」

芳川「でも、風邪引かれると面倒なのよね……」

あいほ「私と打ち止めだけで面倒見るのは辛いじゃん」

打ち止め「風邪移っちゃうかもしれないし」

芳川「それじゃ……私の抱き枕になりなさい」

あいほ「えっ?」

あまた「どういう事だ?」

芳川「簡単な事よ。寝るとき、私のベッドで一緒に寝ればいいのよ」

あまた「良いのか?」

芳川「良いわよ。それに、貴方抱き心地良さそうだし」

あまた「よしっ!これで寝床確保だっ!」

芳川「それじゃ、ちょっと昼寝してくるわね」

あいほ「1時までには起きるじゃん」

芳川「分かってるわよ。それじゃ、抱き枕行くわよ」

あまた「へーい」





あまた「おおぉー。なかなか、良いベッドだな」ポフポフ

芳川「そうかしら?」

あまた「そうだよ」

芳川「……まぁ、良いわ。早く寝ましょ」ギュッ

そう言うと、木原は芳川に抱かれる。

あまた「おふっ!」

木原の顔は丁度、芳川の胸と胸の間に埋まった。

芳川「おやすみ……」

あまた「おっ、おう!」ドキドキ

あまた(胸が!胸が!むふぉぉぉぉぉおおおおおっ!!!)

今日はここまでです。
ありがとうございました。

それでは、また次回ー

>>426
ミスありました。

×あまた「それじゃ、また子供で生活できんかぁ。久々にメリーゴーランド乗れるじゃねぇか」

○あまた「それじゃ、また子供で生活できんのかぁ。久々にメリーゴーランド乗れるじゃねぇか」

牛丼食ってる最中に御坂妹が乱入してるのは間違いじゃないってことだよね!?ってミサカはミサカは大人数での食事が楽しかったり!

まだなのかああああああああああああああああああああああ!!!!!

>>446-451
待たせてしまって、申し訳ない。
いろいろと用事が重なって大変だったの。

それでは、投下ー

~窓のないビル~

☆「木原数多が薬を飲んでしまったか……」

エイワス「貌に刺青の有る子供が出来てしまったな」

☆「というか、彼は食い逃げで捕まった筈なのだが……」

エイワス「君はちゃんとニュースを見ていないようだな」

☆「他の事に夢中になっていたのだよ。で、彼は連行中に逃走でもしたのかい?」

エイワス「その通りだ。手錠でアンチスキルの首を絞め上げた事で逃走に成功したようだ」

☆「アンチスキルより強いのか木原数多は……」

エイワス「戦い慣れはしているからな」

☆「ところで、エイワス」

エイワス「なんだ?」

☆「ショタ化した木原数多についてどう思う?」

エイワス「私にはあまり関係ない男だ。私にとっては小さくなった事など、どうでもいいのだよ」

☆「そうか……。今度は成長を促進する薬でも作らせてみるかな」

エイワス「それで、木原数多を元に戻すのか?」

☆「分からない。また、適当にばら撒いてみる心算だ」

エイワス「老い耄れの元に届いて、飲んだものが死んでしまう可能性があるのだが……」

☆「そういう者が居る家には届かないようにしておく」

エイワス「間違えるなよ」

☆「任せておけ」

~コンビニ~

ウィィィィン

黒子「いらっしゃいませですの!」

上条「白井?」

黒子「あら、上条さんではないですか」

上条「何してんだ。バイトか?」

黒子「違いますの。授業の一環でお仕事の体験をしてるだけですの」

上条「休日なのに大変だな。まぁ、頑張れよー」スタスタ

上条は黒子に手を振りながら、弁当コーナーに早足で向かう。


上条「シャケ……シャケー……これかっ!」バシッ

上条「ふぅ…。残ってて良かった」

上条は売れ残っていた最後のシャケ弁を手に取り、急いでレジに戻る。


黒子「420円ですの!」

上条「はいですの!」チャリン

黒子「丁度ですの! レシートはいりますの?」

上条「くださいですの!」

黒子「馬鹿にされた気分ですので、破り捨てますの」ビリビリ

上条「手厳しい……。それじゃ、またなー」

黒子「ありがとうですのー」

~ファミレス~

上条「買って来たぞ」

しずり「ありがとー」


上条はファミレスの向かいにあるコンビニで買ったきたシャケ弁をしずりに渡す。
先程、しずりはシャケが有るなら我慢すると言っていたが、シャケ定食は朝しか出さないメニューだった。
そのため、上条がコンビニに走る羽目になったのだ。


上条「俺のは……まだ、来てないのか」


上条は冷めても大丈夫なネギトロ丼を頼んでいたが、それはまだ届いていなかった。
一方、女性達は上条の事など気にせず、持ってこられた料理に箸を付けていた。


フレンダ「梅酒サバ缶……ふむふむ」モグモグ

ルチア「んっ……美味しいですね」モグモグ

フロリス「おおぅ……超々特大はやりすぎたぜ……」モグモグ

黒夜「やっぱり、私頼まなくて正解だったじゃねぇか」モグモグ

御坂妹「すいませーん!ご飯おかわりー!!」

店員「分かりましたー!今すぐ、お持ちしまーす!」タタタ

アックア「ネギトロ丼のお客様はどちら様であるか」

上条「へーい」

アックア「どうぞである」スッ

上条「ありがとなー」

アックア「注文した料理は全て持ってきてあるな」

上条「おう!」

アックア「それでは、失礼するのである」スタスタ

上条「…………」


上条はふとおかしな事に気付いた。それはアックアの服装だった。


上条「なんで、女性用の着てるんだろ」

テッラ「メニュー置いときますねー」

上条(テッラは普通に男用来てるのに……)


テッラは普通で在り来たりなファミレス店員の男性用の服を着ていた。

が、アックアは違った。彼が着ていたのは普通は女性が着ている仕事服だった。
少し短めのスカートから見える太く丸く根を張った大木のような脚。前に屈んだ時に見える彼の締まりに締まった太腿。
半袖のシャツに映える太く、硬くそうな腕。彼は実に素晴らしい身体を持った漢である。


上条「相変わらず、良い身体してるなぁ……。そんな事より、早く食べよう」パキッ





上条「ん?」

フレンダ「どうしたの?」

上条「貌にタレ付いてないか?」

フレンダ「えっ!? ど、どっちに付いてる訳よ」

上条「えー……右だ」

フレンダ「ありがと」フキフキ

上条「…………」ジー

フレンダ「ん?」

上条「上条さんから見て右だったんだけどな」

フレンダ「こっち?」

上条「あぁ」

フレンダ「まさか、タレが飛んでいたとは……」フキフキ

上条「そういえば、朝食の時もジャム少し付いてたぞ」

フレンダ「えっ!? なんで、言ってくれなかった訳よ!」

上条「すぐ、歯磨きしに行ったから別に良いかなぁ……って」

フレンダ「そういう時は直ぐに言って欲しい訳よ」

上条「へーい」

~食後~

上条「さて。そろそろ行けるか?」

黒夜「あぁ……」

フロリス「うぅ……」

しずり「大丈夫?」

フロリス「キツいけど……歩く事は出来るよ」

御坂妹「食いすぎはいけませんよとミサカは2人の腹を少し押してみます」グッ

黒夜「おぅっ!」

フロリス「うぅっ!」

ルチア「止めなさいっ!」ペシッ

御坂妹「あうちっ!」

黒夜「家帰ったら……覚えとけ……」

フロリス「お仕置きしてやる」

上条「で、2人は歩けるんだよな?」

フロリス「うん」

ルチア「歩けば、少しは楽になりますよ」

黒夜「かもな……」

上条「2人が良いなら、そろそろ行くけど。大丈夫か?」

フロリス「はーい」

黒夜「大丈夫だ」

上条「それじゃ、行くぞー」

しずり「ねぇ」

上条「どうした?」

しずり「足痺れたから……おんぶして」

上条「あいよ」スッ

足が痺れて動けないしずりを上条は椅子からそっと降ろしてあげる。

上条「ほれ」

しずり「よいしょっ」ダキッ

上条「立っても良いか?」

しずり「良いよー」

上条「それじゃ……よいしょっと。落ちるなよ」スッ

しずり「落とさないでぇ…」

上条「はーい」

ルチア「それでは、行きますか」スタスタ

フロリス「起こしてー」スッ

黒夜「ほれっ」グイッ

フロリス「ありがと」

御坂妹「お2人とも、早く行きますよー」スタスタ

フレンダ「早くしないと、置いてっちゃう訳よ」


アックア「合計で6300円である」

上条「たけぇな……。はい」

アックア「丁度、お預かりするのである」

上条「それじゃ、またな」

しずり「またねー!」

テッラ「また来て下さいねー」

アックア「また、お越しするのである」

~外~

上条「それじゃ、向かいますかね」

ルチア「そういえば、どこ行くんですか?」

上条「新しく出来た、大きいショッピングセンターだ」

御坂妹「何を買うのですか?」

上条「んー……。しずりとルチアとフロリスの服と食料。あとは……まぁ、何か必要そうな物でも」

しずり「服買ってくれるのっ!」

上条「ああ。今、着てるのしか無いからな」

しずり「やっふぅーっ!」ピョンピョン

上条「こらっ!あんまり、暴れるんじゃありませんっ!」

しずり「ごめんなさい……」

ルチア「そう言えば、ミサカの服は買わないんですか?」

御坂妹「ミサカは制服行動が厳守ですのでミサカは外出用の服を買っても、それを着て外に出ることが出来ないのです」

ルチア「そうだったんですか……。パジャマでも買ってあげたらどうですか?」

上条「そうだな。いつも、制服じゃ窮屈だろうし。何か欲しい部屋着あったら言ってくれ」

御坂妹「本当ですか!」

上条「ああ」

御坂妹「やりました。これで、お姉様よりだいぶリードしてきましたね」ニヤニヤ

上条達が話をしている後ろでは、フレンダが黒夜とフロリスの様子を見ていた。

フロリス「ふぅ………うっ…」

黒夜「なかなか……楽になんねぇな」

フレンダ「あまり、私に寄りかからないでよ。歩きにくい訳よ」

黒夜「すまねぇな……」

フロリス「メニュー表……ちゃんと………見ればよかった」

フレンダ「黒夜が何も頼まなかったから良かったけど……今度は注意する訳よ」

フロリス「……うん」

黒夜「ちゃんと、量見てから注文してくれよな」

フロリス「はい」


上条「おーい!早く行くぞー」

しずり「遅いよー」


フレンダ「すぐに追いつく訳よ!」

黒夜「早く…行くぞ……」

フロリス「待ってー」

上条「そういえば、『訳よ』はもう飽きたのか?」

しずり「あっ!」

ルチア「忘れてたみたいですね」

しずり「わ、わ忘れてないもん!フレンダが返して欲しいって言うからだもんっ!」

上条「はいはい」

しずり「むぅー……えいっ!」ギュッ

上条「いてっ!いきなり、頬抓るなよ…」

しずり「ごめんなさい……」

上条「……触るくらいなら良いぞ」

しずり「ホッペぷにぷに」チョイチョイ

上条「んー……。こそばゆいな」

ルチア(触りたい……)

御坂妹(小さくなれば、当麻さんにおぶってもr……奴が来てしまいますね)

上条「あっ!」

御坂妹「げっ…」

ルチア「どうしました?」

一方通行「あァ?」

上条「よう!」

一方通行「何だァ、三下か……。そんなに女連れて何してンだ?」

上条「皆で買い物に行くだけさ」

フロリス「そう……だよ」

一方通行「オマエが買い物に付き合う必要なンてあンのか?」

上条「まぁ、同居人だし」

一方通行「はァ?その周りの奴ら、全員同居人なのか?」

ルチア「そうですけど」

一方通行「なンで、そうなった」

上条「☆、家、くれた」

一方通行「また、☆か……。その、小せェのもかァ?」

上条「こいつは……途中追加みたいなものだ」

一方通行「触っても……良ィ?」

上条「まぁ、別に良いけど……」

上条の許可を得た一方通行は、上条におんぶされてるしずりの元へ近寄る。

一方通行「よォ。名前はなンて言うンだァ」ナデナデ

しずり「むぎのしずりだよ」

一方通行(第4位と同じ名前じゃねェか……)

一方通行「第4位とは関係あンのか?」

しずり「私が第4位だよ!」

一方通行「はァ? 嘘はいけねェぞ」メッ!

上条「いや、合ってるから……」

一方通行「えっ?」

上条「あぁ。この子は本物のむぎのしずりだ」

一方通行「………小さくなったのか」

上条「そうみたいだ」

一方通行「誰のせいでこうなったとか、分かってンのか?」

上条「☆と博士と天井っていう科学者達だ」

一方通行「アイツ等と一緒かァ……」

上条「お前の知り合いにも小さくされた奴が居るのか?」

一方通行「あァ。2人も居る」

上条「そうか。まぁ、いずれ戻るだろうし、そんな心配する事じゃないだろ」

一方通行「別に、戻ンなくてもいいンだけどなァ」ボソッ

上条「ん? 何か言ったか?」

一方通行「イヤ。なンも言ってねェ」

上条「そうか……」

一方通行「あァ……」

しずり「…………」ジー

一方通行「………ンじゃ、そろそろ帰る」

上条「気を付けて帰れよ」

一方通行「変に心配すンじゃねェよ。気持ち悪ィ……」

上条「じゃ、またなー」フリフリ

しずり「またね。白兎さん」フリフリ

一方通行「…………」フリフリ

~ショッピングセンター~

上条「着いたぞー」

しずり「おっ!」

フレンダ「ふぅ……」

黒夜「腹もだいぶ楽になったな」

フロリス「そうだね」

上条「それじゃ、しずり。降りてくれるか」スッ

上条はしずりを乗せたまま膝を曲げ、彼女が降りられるような高さまで腰を下げていく。

しずり「はーい」ピョン

上条「ふぅ…。それじゃ、行くぞー」

~1階~

ガヤガヤ ザワザワ

フロリス「人多いねぇ」

黒夜「そうだな」

フレンダ「それで、まずはどこから行くの?」

ルチア「まずは、服ですね」

上条「おう!衣類関係は……4階だな」

ルチア「エレベーターはあっちですね」

上条「それじゃ……」ギュッ

しずり「ん?」

上条はしずりの手を握り締める。

上条「迷子になると……あれだろ。皆に迷惑かけるし」

しずり「むぅ。迷子になんかならないもんっ!」プー

上条「じゃあ、手を離しても良いんだな?迷子になっても知らないぞ」パッ

しずり「あぅ……」

上条「それじゃ、行くz『待って』……なんだ?」

しずり「やっぱり……離さないで」スッ

上条「はいはい」ギュッ

御坂妹「それでは……」ササッ

その様子を見ていた御坂妹は、上条の元に早足で駆け寄る。

ルチア「?」

御坂妹「左手はミサカが」ギュッ

上条「おうっ!?」


ルチア「しまった!」

フロリス「あっ!」

黒夜「クソっ……」

フレンダ「取られた……」


上条「おっ、お前は迷子にならないだろっ!」

御坂妹「分かりませんよ?勝手にどこかに行っちゃうかもしれませんよ。それでも、良いのですか?」

上条「ぐぬぬ……。分かったよ……それじゃ、手離すなよ」ギュッ

御坂妹「は、はい///」ギュッ


ルチア「両手に茶髪……」

フレンダ「親子に見える訳よ」

黒夜「私じゃ妹に見えるな」

フロリス「もしかしたら、『お兄ちゃん』って言葉にもの凄く反応するかもよ」

黒夜「やってみる価値はあるな……」

上条「じゃ、御坂妹ボタン押して」

御坂妹「はい」ポチッ

上のボタンを押し、エレベーターが下りてくるのを待つ。


ウィィィン


客A「まだかな」

客B「すぐに降りてくるわよ」


ウィィィン


上条「降りる人が先だからな」

しずり「はーい」

客C「はい。どうぞ」

上条「すみませんね」ペコッ


最後に降りてきた人が、エレベーターの扉を押さえてくれている内に彼らはその中に入っていく。


御坂妹「ボタン押してください」

しずり「4階だね」ポチッ

上条「延長も押しといてくれ」

しずり「はー……い……届かない」

ルチア「私が押しますね」ポチッ

上条「サンキュー」

黒夜「せめぇ……」

フレンダ「結構、キツい……訳よ」

フロリス「隅っこは意外と楽ね」

しずり「まだかなー」

上条「もうすぐだ」

チーン

上条「降りるぞー」

ゾロゾロ

ルチア「全員いますね?」チラッ

黒夜「居るぜ」

フレンダ「ちゃんと居る訳よ!」

フロリス「暖房効きすぎじゃない?」

しずり「ちょっと、暑いね」

御坂妹「当麻さんと手繋いでましたから」ドヤァ

  「チッ……」イラッ

上条「なんか、みんな機嫌悪いな……」

  「「「当麻(さん)のせいですっ!!!」」」

上条「えっ……上条さんが悪いの!?」

黒夜「チッ……」イライラ

フロリス「気付いてよ……」イライラ

フレンダ「これだから、鈍感野郎は……」イライラ

ルチア「困るんですよね」イライラ

上条「?」

しずり「早く行こうよ」グイグイ

上条「おお、そうだな」

御坂妹「それでは、洋服店に向かいますよとミサカは強引に当麻さんを引っ張ります」グイ

上条「おぅとっと……危ねぇな」

御坂妹「これは失礼しました」

しずり「いきなり、早く進まないで!」

御坂妹「すみませんね」ナデナデ

しずり「ふんっ」プイッ

御坂妹「おや、機嫌を損ねてしまいましたか……」

上条「その内、直るさ」

~洋服店~

上条「さて、適当に散らばってくれ」

ルチア「なぜです?」

上条「え?上条さんはそこのベンチで休んでようかと……」

フロリス「ダメだよ」

フレンダ「私達の服を選んで欲しい訳よ」

上条「えぇぇぇ」

御坂妹「えぇぇじゃありませんよ。とっとと行きますよ」グイッ

上条「上条さんに服選びのセンスなんてありませんよ?」

ルチア「そんな事はどうでも良いのです」

黒夜「当麻が選んでこそなんだよ」

フレンダ「普通女の子と来たら、一緒に見るのが男の役割な訳よ」

上条「そういうもんなのか?」

しずり「そーだよ。とうまは乙女心が分かってないね」

上条「上条さんに乙女心なんて一生分かりません」

フロリス「はいはい。さっさと行くよー」グイッ

上条「あぁぁ……」ズリズリ

上条「で、最初は誰だ?」

黒夜「んじゃ、私から」

フロリス「部屋着でも買うの?」

上条「家に居る時はメイド服だろ……外出用か?」

黒夜「そうだ」

上条「じゃ、取ってきて」

黒夜「はぁ?そういうのは、ついて来るもんなんだよ」グイッ

上条「女って分からない……」


~服選び~

上条「んー……」

黒夜「んー……」

ルチア「私達は部屋着でも探して来ますか?」

フロリス「そうした方が良いかもね」

御坂妹「1人1人やってたら、遅くなりそうですし……」

しずり「それじゃ、とうま。しずり達部屋着見てくるね」

上条「分かった。気を付けるんだぞ」ナデナデ

しずり「はーい」タタタ

上条「フレンダは良いのか?」

フレンダ「まだ着た事無いの一杯あるし、今は特に買う必要はない訳よ」

上条「そうか。それじゃ、黒夜にアドバイス頼む」

フレンダ「任せなさいっ!」

上条「頼もしいな」

フレンダ「そう言えば、当麻は服買わなくていいの?」

上条「今は……別にいいかな」

フレンダ「そう」





黒夜「これなんてどうだ」カチャ

フレンダ「んー……黒多くない?」

黒夜「んだよ。好きなんだから、別に良いだろ」

フレンダ「黒だけじゃ、つまらない訳よ」

黒夜「じゃ、何が良いんだよ」

フレンダ「……白なんてどう?」

黒夜「私に合うか?」

フレンダ「とりあえず、1回着てみたら?物は試しって訳よ」

黒夜「まぁ、試着ぐらいなら……」

フレンダ「それじゃ、次行ってみよー!」

黒夜「騒がしい奴だ」


上条「……フレンダが居て良かった」

~試着室~

フレンダ「はい。出てきてー」

ジャー

黒夜「んー……。似合ってるか?」

試着室から出てきた黒夜は、白と水色を基調としたシャツとデニムを着ていた。

フレンダ「また、パンツな訳よ。思いっきり足出してみたら?」

黒夜「横が丸見えのズボンなら持ってるぞ」

上条「あぁ……あれか」

フレンダ「そうじゃなくて、スカート穿いてみたらって事よ」

黒夜「えぇぇ。今、冬だしなぁ……」

フレンダ「冬だからこそな訳よ!」ビシッ

黒夜「スースーしてさみぃからパス」

フレンダ「温度なんて関係ない訳よ!」

上条「寒いなら、タイツでも穿けば良いだろ」

黒夜「ふむ……」

上条「それでもイヤなら、短いパンツを穿いてみればどうだ?」

黒夜「一応、取って来る」タタタ

~数分後~

ジャー

黒夜「スースーすんな……」

フレンダの言われた通り、黒夜はフリルの付いたスカートをタイツの上から穿いていた。

上条「ふむ……。なかなか、良いんじゃないか」

黒夜「本当かっ!?」

上条「上条さんは本当の事しか言いませんよ」

黒夜「そんじゃ、これ買うかな」

フレンダ「じゃ、次はパンツ穿いて来る訳よ」ジャー



~着替え完了~

ジャー

先程のスカートをショートパンツに替え、黒夜はカーテンを開けた。

フレンダ「……可愛いんじゃない?」

上条「そうだな」

黒夜「えっ///」

上条「後は……その、白いコートは脱いだ方が良いな」

フレンダ「それには、同感な訳よ」

黒夜「わ、分かった……」

店員「有難う御座いましたー」ペコッ

黒夜「どうも」

先程のスカートなどの会計を済ませ、上条達は別行動中の者達を探す。

上条「さて、他の奴等はまだ選んでるのか?」

黒夜「あっち行ってたよな」

フレンダ「きっと、まだ服選びしてる訳よ」

上条「それじゃ……来るまでベンチで休んでるか」

黒夜「そうするか」

上条達はルチア達が来るのを洋服店の前にあるベンチで待つ事にした。

黒夜「フレンダ、お茶くれ」

フレンダ「はい」スッ

黒夜「どうも」ゴクゴク

上条「上条さんにもくださいな」

黒夜「ほい」スッ

上条「悪いな」

ゴクゴク

上条「ほい。ありがと」スッ

フレンダ「如何致しまして」

暫くすると、服を抱えたルチア達の姿が見えてきた。

フレンダ「あっ!やっと来た訳よ」

上条「やっと来たのか……思ったり、長くはなかったな」

タタタ

ルチア「遅れて、すみませんね」

上条「いやいや、そんなに待ってないよ。それより、早く試着室行こうぜ」

フロリス「ちゃんと、見てよね」

上条「はいはい。分かってますよ」

御坂妹「適当ですね」

フレンダ「きっと、当麻は早く終わらせたい訳よ」

フロリス「そうなの?」

上条「ちっ、ち、違いますよ。早く、貴方達のいつもと違う姿を見たいだけですよ」

フロリス「ほう」

ルチア「でしたら、ちゃんと見ててくださいね」

上条「任せとけっ!」グッ

フレンダ「麦野はどこ行った訳よ」

黒夜「本当だ。居ねぇぞ」

御坂妹「もう試着室に入りましたよ」

フレンダ「早っ!」

~再び試着室~

ジャー

しずりは、ピンクのパーカーにロールアップショートパンツを着ていた。

しずり「どう?」

上条「回ってみて」

しずり「ぐるぐるー」クルリッ

ルチア「なかなか可愛いですね」

フロリス「結構、似合ってるじゃない」

しずり「ホントっ!?」

フレンダ「本当な訳よ」

御坂妹「ミサカが選んだ甲斐がありましたね」フフンッ

上条「なかなか、良いの選ぶじゃないか」

しずり「ありがとね! ミサカ!」

御坂妹「いえいえ。礼には及びませんよ」

しずり「それじゃ、次の人どうぞ!」

御坂妹「それでは、ミサカが行きますね。……っと、当麻さん」

上条「どうした?」

御坂妹「黒と白どっちが良いですか?とミサカは当麻さんの好みを聞いてみます」

上条「じゃあ……白で」

御坂妹「分かりました。それではミサカは試着して来ますね」

~数分後~

ジャー

御坂妹「当麻さんの行った通り、白い方を着てみましたが似合ってますかね」

御坂妹は部屋着用のモフモフしていそうな生地のパンツとそれとセットになっている同じ生地のシャツを着ていた。

上条「んー……1回黒の方重ねてみて」

御坂妹「はい」

上条「白の方が可愛いな……」

御坂妹「へへ///」

上条「しずりはどっちが良いと思う?」

しずり「白!」

御坂妹「それでは、白の方にしますねとミサカは当麻さんに選んでもらった事を他の妹達に自慢しまてみます」

上条「へーい。つか、他の妹達には知らせるなよ……」

御坂妹「なぜです?」

上条「お前以外の奴らも『買って! 買って!』って言ってくる予感がするからだ……」

御坂妹「それでは、洋服を買ってもらった事はMNWに流すのは辞めておきますね」

上条「あぁ、そうしてくれ……」

御坂妹「それでは、ミサカは元の服に着替えてきますね」

上条「へーい」

ジャー

ルチア「それでは、次は私が」

~数分後~

ジャ…ガッ…ガッ……ジャー

ルチア「滑りの悪いカーテンですね」

上条「ははっ!それで、着心地はどうだ?」

ルチアはシャツの上に黒のショートコートを羽織り、下はタイツの上に濃い緑色のショートパンツを穿いていた。

ルチア「丁度良い感じですね。それより、見た目は如何ですか?」

上条「綺麗だな」

ルチア「えっ///」

上条「ん?」

ルチア「い、今何とおっ、仰いましたか?」

上条「綺麗だなぁ……って」

ルチア「それは……あのー……似合っているという事で良いのですかね///」

上条「おう!」

ルチア「本当に似合っているんですね……」ジー

上条「嘘は付いてないさ。てか、お前はそこらへんの女の子より可愛いんだから、もっと自信持ったらどうだ」

ルチア「そ、そうですかね///」

上条「そうだよ」

ルチア「それでは、これをお願いします」

上条「はーい。そこにあるパジャマは試着したのか?」

ルチア「これは、あちらの試着室でしてきましたので大丈夫ですよ」

上条「分かった。じゃ、元の服に着替えてくれ」

ルチア「分かりました」

フロリス「最後はワタシだねっ」

上条「もう、4時か…」

フロリス「聞いてない……」


~数分後~

ガッ…ガッ…ガッ…

フロリス「開かない……」

上条「逆だぞ」ジャー

フロリス「あぅ……恥ずかしい///」

上条「で、どうだ。気に入ったか?」

フロリスは上はシャツの上にジャケットを羽織っていて、下はミニスカートに黒いソックスを穿いていた。
少し恥ずかしいのだろうか、手でスカートを伸ばしたりしている。

フロリス「うーん……。ミサカに着てみろって言われたんだけど……どうかな///」モジモジ

上条(あの太腿に挟まれたい……」

フロリス「ん?今なんか言った?」

上条「いっ、いやいや、まだ何も言ってませんよっ」

フロリス「そう……」

フロリス(何に挟まれたいのかなぁ……胸かな?)

上条「で、それは買うのか?」

フロリス「あっ…う、うん」

上条「それじゃ、着替え直したら会計行くぞー」

フロリス「はーい」ジャー

~レジ~

吹寄「次の方どうz……って上条っ!貴様、こんな所で何してるのよ!」

上条「え……お買い物ですけど」

吹寄「……もしかして、後ろの人たちの服買いに来たの?」

上条「えぇ……そうですが」

吹寄「罰ゲームか何か?」

上条「違いますよ。上条さんにも色々あるんですよ。それより、早く会計してくれないか」

吹寄「あっ、ああ。そうだったわね」



~会計終了~

吹寄「有難う御座いましたー!」

上条「どうも。ほれ、袋持ってくれ」スッ

フロリス「ほい」

ルチア「はい」

しずり「またねー」フリフリ

吹寄「また来てねー」フリフリ

上条「さて、食品に向かう前に行きたい所とかあるか?」

ルチア「家電や日用品は殆どありましたし別に良いのでは」

フロリス「そうだよ。早く、食料買ってご飯にしよ」

上条「じゃあ、そうするか。じゃ、フロリス達で先に買う物入れといてくれ」

フレンダ「なんで?」

上条「いや、知り合いがさ、学園都市のお菓子が欲しいって言うから贈り物しようかなって」

ルチア「誰ですか?」

上条「アンジェレネ」

ルチア「あの子は……」

しずり「ルチアの知り合いなの?」

ルチア「そうですよ」

しずり「へぇー」

上条「それじゃ、ルチア付いて来てくれるか?」

ルチア「良いですよ」

上条「じゃ、ギフトコーナー行ってくるから頼んだぞ」

  「はーい!」

~ギフトコーナー~

上条「何が良いかな」キョロキョロ

ルチア「大勢居ますので、沢山入ってるのを5箱ぐらい買いますか?」

上条「5箱では足りない……」

ルチア「なぜd……あっ!インデックスも居るんでしたね」

上条「ああ。だから、20箱は必要だな…」

ルチア「1人で10箱食べちゃうんですかね」

上条「10で収まれば良いけど……」

ルチア「あっ! 当麻さん」

上条「ん?」

ルチア「この、ゼリーとクッキーが入ってるのはどうですかね? 量も多そうですし」

上条「んじゃ、それと………和菓子の方も送っておくかな」

ルチア「そうですね」

店員「お決まりになりましたか?」

上条「えー……それじゃ、これを10箱でこっちも10箱お願いします」

店員「はっ、はい。送り先はどちらでしょうか?」

上条「ルチア、女子寮の住所書いてくれ」

ルチア「分かりました」

ルチアは店員から貰った紙に女子寮の住所を書き込んでいく。

ルチア「……はい。出来ました」





店員「有難う御座いましたー!」

上条「どうも」ペコッ

~食品館~

上条「さて、あいつ等探すか」

ルチア「お菓子コーナーに居そうですね」

上条「……有り得るな」

ルチア「あの子達は携帯持って来てましたっけ?」

上条「フレンダが持ってた様な……。一応、掛けるけてみるかな」カパッ

上条は携帯を開き、フレンダの携帯へ電話を掛ける。

prrrr prrrr prrrr prrrr prrrr

上条「出ないという事は携帯持って来てないな……」

ルチア「ミサカや黒夜は?」

上条「持って来てないって言ってた」

ルチア「そうですか……。それでは、地道に探しますかね」

上条「そうするか」

~野菜コーナー~

上条「居ない……な」キョロキョロ

ルチア「居ないですね……あっ!」

上条「居たのか?」

ルチア「違いますよ」

上条「じゃ、どうしたんだ」

ルチア「こうするのを忘れてました」

そう言うと、ルチアはブラブラと垂れていた上条の右手をギュッと握り締めた。

上条「えぅ///」

ルチア「ま、迷子にならない為ですよ///」

上条「ルチアは迷子に何かならないと思うんですけど……」

ルチア「もしも、何かあった場合の為ですよ」

上条「例えば?」

ルチア「え、ええーっと……………早く、黒夜達探しに行きますよっ!」グイッ

上条「話逸らすなよ」

~鮮魚コーナー~

上条「此処にも居ないか」

ルチア「あっ。お寿司……」

上条「欲しいのか?」

ルチア「良いですか?」

上条「少しくらいなら別に良いぞ」

ルチア「ありがとうございますっ!」ニコッ

上条に礼をしたルチアは、お寿司が20貫ほど入っているパックを手に取った。

上条「さて、先にある精肉のとこにも居ないし、やっぱりお菓子売り場か……」

ルチア「ジュースの所かも知れませんよ?」

上条「有り得r……あれ、黒夜だろ」

上条は精肉売り場の方を指した。

ルチア「あぁ……黒夜ですね」

そこには、先程までそこに居なかった黒夜が辺りをキョロキョロと見回していた。

上条「なんか、怪しい人にしか見えないぞ……」

ルチア「服が真っ黒で、フード被ってますからね……」

黒夜の事を眺めていたが、居なくなると面倒なので上条とルチアは彼女の元へ歩み寄る。

上条「おーい、黒夜」

黒夜「はっ! 当麻か!」クルッ

上条の声で呼ばれた気がした黒夜は、その声がした方へ振り返る。

黒夜「やっと……見つけた……」

ルチア「どうしたんですか?」

上条「しずりとかはどうした?」

黒夜「実はな、分かれた後フレンダとフロリスが缶詰の所へ勝手に行ったんだ。
   そしたら、しずりがお菓子、ミサカがアイスの所へ行っちまったんだ」

ルチア「渡したメモは無視ですか……」

黒夜「あぁ。今はしずりを探してる所だ」

上条「フレンダとかは?」

黒夜「フレンダがカートとメモ持ってたから、『メモの方優先しろ』って言ってきた」

上条「それじゃ、フロリスと一緒に野菜とか見てるんだな」

黒夜「そうだ。ミサカはさっき見つけて、そっちに行かせた」

ルチア「それでは、あとはしずりだけですか」

黒夜「あぁ。たぶん、お菓子コーナー行くとか言ってたけど、その場所が分かんなくて迷子なのかもなぁ」

上条「変な奴に捕まらない内に見つけるぞ。ルチアはフレンダと合流してくれ」

ルチア「分かりました」

~惣菜コーナー~

しずり「ねぇ」

結標「何?」

しずり「自炊するんじゃないの?」

結標「…………」

しずり「失敗した時用だね」

結標「そうよ……」

しずり「何回も挑戦してるんでしょ?なのに、上手くならないって………悲惨だね」

結標「うっ…」グサッ

しずり「同居人の人は作ってくれないの?」

結標「今は修行中だがら、横に立って教えてくるだけなの」

しずり「ふーん。作った料理は食べてるの?」

結標「…………」

しずり「処分しなきゃいけない程の物なんだね」

結標「そうよっ!どうせ、作っても食べられる物にはならないのよ!真剣にやってる筈なのに、それなのに……」

しずり「料理上手くなりたいの?」

結標「なりたいわよっ!今すぐに!!」

しずり「それなら、お料理教室とか行けば良いのに」

結標「………奥様方がうるさいのよ。男は高校生以上しか居ないし」

しずり「ショタコン!」

結標「うるさいっ!!!」

結標「そんな事より、麦野は戻らなくて良いの?」

しずり「……どこに居るか分からない」

結標「迷子だったのね……。連れの人の分かりやすい見た目は何か無いの?」

しずり「えーっと……黒髪ツンツンと金髪3人とゴーグルとフードかな」

結標「分かり易いような、分かり難いような……」

しずり「見つかるまで、一緒に居てよね」

結標「はいはい」

しずり「むっ。何そのやる気無い返事は」

結標「どうだっていいでしょ。それより、貴方の連れ見つけるわよ」

しずり「ちゃんと探してよね」

結標「任せなさい」

~捜索開始から10分~

しずり「居ないね」

結標「貴方置いて、帰ったとか」

しずり「とうまがそんな事するわけないもんっ!」

結標「冗談よ。それにしても大きいと大変ね」

しずり「そうだね……ねぇ」

結標「なに?」

しずり「私が小さい男の子だったら、どうしてた?」

結標「お持ちかえr……案内所へ届けるわよっ!!」

しずり「嘘ついちゃダメだよ」ニヤリ

結標「くっ!」

しずり「ショタコンって大変なんでしょ?」

結標「ええ。小さい男の子見ただけで涎が止まらなくなるわ」

しずり「うわぁ……」

結標「引かないでっ!!」

しずり「引かないのはあわきんと同じ趣味の人ぐらいだよ……」

結標「仲間が欲しい……」

~さらに10分~

黒夜「居たっ!」

しずり「あっ、黒夜だ!」

結標「やっと、見つかったわね……」

漸くしずりを見つけた黒夜は、少し慌てて走ってきた。

黒夜「はぁ……勝手にどっか行くんじゃねぇよっ!!」

しずり「あぅ……ごめんなさい」ペコッ

黒夜「全く……すみまs…ショタコンじゃねぇか!!!」

結標「ちょっと!いきなり、それは酷いじゃない!!」

黒夜「悪いな。お前がショタコンなのは、有名だからな」

しずり「なんで有名になっちゃったの?」

黒夜「飛行船のモニターに『結標淡希はショタコンです』って表示させた奴が居たせいだ」

結標「全く、誰の仕業かしらね……晒した奴、誰か分かる?」

黒夜「そんなもん知らねぇよ。どうせ、☆じゃねぇのか」

結標「やっぱり、☆なのかしら……」

黒夜「そいつ以外だったら……お前と仲悪い奴等の誰かだろ」

結標「仲悪い……まぁ、後で探してみるわ。それより、とっとと麦野を連れて帰ったら?」

黒夜「あぁ…そうだったな。それじゃ、またな」フリフリ

しずり「バイバイ!」フリフリ

結標「バイバイ」フリフリ

~飲み物コーナー~

黒夜「見つけたぞー」

上条「おっ!やっと見つかったか」

しずり「勝手にどっか行ってごめんなさい」ペコッ

上条「これからは1人でどっか行ったらダメだからな」

しずり「うん……」

上条「分かったか?」

しずり「はい」ペコッ

上条「それじゃ、今度は離さないからちゃんと掴んでろよ」ギュッ

しずり「うんっ!」ギュッ

黒夜「じゃ、右手は私の物だ」ギュッ

上条「飲み物持てないんだが……」

黒夜「私が持ってやるよ」

しずり「しずりも持つよー」

上条「それじゃ、2Lのジュースとお茶1本ずつ取ってくれ」

しずり「よいしょ」ガシッ

黒夜「オレンジで良いか?」ガシッ

上条「おう。それじゃ、皆の所行くぞ」

~缶詰コーナー~

フレンダ「水煮、生姜煮、味噌煮、カレー煮どれにするか迷う訳よ」

フロリス「まだ、迷ってるの?」

フレンダ「こっちには新商品のシチュー煮と唐辛子煮ってもあるし……」

ルチア「では、ここはこの醤油味付けなんてどうですか?」

御坂妹「いやいや、ここはおでん風味ですよとミサカはこのサバ缶をフレンダに推してみます」

フレンダ「んー……」

フロリス「缶詰なんて非常食みたいな物だし、沢山買っても困らないでしょ?」

ルチア「そうですね。では、全部入れちゃいましょ」ガシャガシャ

フレンダ「良いのかな……」

フロリス「入れちゃえ入れちゃえ」ガシャガシャ












御坂妹「シュールストレミング…………入れときますかね」ポイッ

上条「見つけたぞ……って、何でこんなにサバ缶入ってんだよっ!!」

しずり「わぁー……」

フロリス「勢いで……かな?」

上条「そんな理由で入れるなよっ!!」

ルチア「違いますよ。これには、ちゃんとした訳があるのですよ」

上条「なんだ?」

ルチア「缶詰は沢山あった方が良いじゃないですか」

上条「まぁ、災害があった場合を考えるとあった方が良いけど……」

ルチア「そうですよ。それに今は7人暮らしですよ。これくらい、すぐに無くなりますよ」

フレンダ「えっ! みんな食べるの?」

フロリス「勿論! だから、いちご味を入れたのさ」

御坂妹「ミサカも食べたいですよ。なので、焼きそば風味入れときましたよ」

上条「お前ら……」

黒夜「んじゃ、私はわさび味を」ポイッ

しずり「私はチョコ味!」ポイッ

上条「……じゃ、俺も」

御坂妹「大丈夫ですよ。当麻さんのはミサカが入れておきましたから」

上条「そうか……」

上条(嫌な予感しかしねぇ……)

~会計~

店員「有難う御座いましたー!」

上条はレジで会計を終わらせ、袋詰めをしているルチア達の方へ向かう。

上条「買いすぎじゃないか?」

ルチア「でも、これで買い物行く手間が省けましたよ」

上条「まぁ、そうだけど……」

フロリス「ほらっ、袋に入れるの手伝ってよ」ガサガサ

上条「はいはい。今やりますよー」

御坂妹「この袋開かないですねとミサカはこの袋に対して段々イライラしてきました」ガサガサ

フレンダ「ちょっと、貸しなさい。こうっ……ぐいっと!ほら、ちゃんと開いた訳よ」

御坂妹「ありがとうございます。では、この袋に何入れましょうかね」

しずり「お魚さん入れて」

御坂妹「分かりました。それでは、この鮭を」ガサガサ

上条「ん?」ガサガサ

フロリス「どうしたの?」

上条「なんだ、この黒いはk『バシッ!』……」

上条が何やら怪しい箱をカゴの下から取り上げた瞬間、それをフロリスに取られてしまう。

上条「フロリs『さぁ!早く帰って、ご飯だっ!!』……なに、買っt『ヨシっ!終わったよ!』……」

フロリス「さぁ、みんな帰るぞっ!!」タタタ

上条「何買ったんだ、あいつ……」

~帰り道~

上条「缶詰重てぇ……」

しずり「ガンバレー!」

上条「それにしても、上条さんだけ持つ袋多くないですか?」

フロリス「男だしね」

フレンダ「みんなより多く持つことは当然な訳よ」

上条「やっぱり、そういう理由か……」

ルチア「…………」


上条が手に大量の袋を持っているお陰で、腕にはかなりの負担が掛かっていた。
そんな上条の姿を見たルチアは、後ろから上条の持つ袋の1つに手を伸ばす。


ルチア「1個くらいなら、持ってあげますよ」ガシッ

上条「えっ……でも、お前2つも持ってるし……」

ルチア「小さい袋ですから大丈夫ですよ。それに、当麻さんの身体に何かあったら困るじゃないですか」

上条「別に袋沢山持ったくらいで怪我なんてしないさ」

ルチア「両手塞がってて、転んだらどうするんですか?」

上条「あぁ……。まぁ、グシャっとはなるかな」

ルチア「そうなっては困るのですよ。ですから、私が1つ持ちますよ」グイッ

上条「おお……すまんな。」

ルチア「これくらい何とも有りませんよ」

しずり「ルチアは優しいね」

上条「そうだよな」

ルチア「そうですかね?」

上条「そうだよ。それに、家事もほとんど出来るし最高じゃないですか。お嫁さんにしたいくらいですよ」

ルチア「おっ、おお嫁さんでっ、ですか///」

フロリス(!!)

御坂妹(ふむ。家事は出来た方が良いみたいですね)

フレンダ(持ってあげるべきだった訳よ……)

黒夜(やっぱり優しいっては大切なのかねぇ……)

上条「しずりとか子供の扱いも上手そうだしな」

しずり「料理も美味しいしねっ!」

黒夜「確かに旨かったな」

フレンダ(やはり、お料理上手くならないとダメな訳よ……お料理教室でも通おうかな)


皆が談笑しながら歩いている中ルチアは顔を赤らめたまま、立ち止まっていた。
先程の上条からの乙女心を全く気にしていない発言を受けた場所で―――


ルチア「べっ、別に……と、当麻さんの……おっ、お嫁さんなら///」ゴニョゴニョ

上条「おーい! ルチアー!」

ルチア「えっ! はっ、はいっ!」ドキドキ

上条「何してんだ?さっさと帰るぞー」

ルチア「あっ! 待ってください」タタタ







    「なによ、あいつ……楽しそうにして……」

>>437
全く、気づかなかったんだよ!
御坂妹じゃなくて打ち止めなんだよ。

>>413
お札の後に?付いてますが、気にしないでください。


今日はここまです。
ありがとうございました。

それでは、また次回ー

どうも、すみません>>1です
外行ったりとかいろいろと有りまして、投下できませんでした
今日は時間が無いので投下できないですが、12月中には来られる様にしまう。

では、少し書いてみるか…

「なによ、あいつ……楽しそうにして……」


しずり「ねぇねぇ…手をつなごうよぉ~!!」グイグイ

当麻「ん…そうだな」ギュッ

上条は荷物を持ちかえ沈利の手を握る。

しずり「エヘヘ~//」

ルチア「ウフフ…可愛いものですね…」ニコニコ

しずり「ルチアも手をつなごっ!!」

ルチア「えっ!!」

ルチアは一瞬固まる。
それは沈利の子供ながらの純粋な要望であったが、ルチアからすると小さい沈利を挟んで上条と並ぶのは夫婦以外のそれに見えなかったからだ。

そしてそれは、他の者にも同じであった。

フレンダ(なっ!!ズルいわけよ!!)

黒夜(ちくしょう!!なんであの時荷物をもたなかったんだよぉ!!)

御坂妹「ルチアは嫌そうなのでミサカと手を繋ぎませんか…とミサカは下心を隠し提案してみます」

フロリス「声に出てるよ……」

だが、沈利は

しずり「いや!!ルチアが良いの!!ルチアは私と手を繋ぐのはいや??」ウルウル

ルチア「い、いや!!そんな事は断じて無いのですが!!」オロオロ

御坂妹「ミサカはミサカは…」ズーン

フロリス「ま、まあ…元気出しなよ」

決心がつかないルチアと迫る沈利、両者一歩も譲る気配がない。
と言うより、ルチアには他者にポジションを譲る気も無かった。

そしてこの膠着状態を打ち破ったのはまたしてもこの男であった。


上条「まあさ…手を繋ぐぐらい良いじゃねーか」

しれっと衝撃の発言をする。
これぞまさに上条クオリティである。

ルチア「な!!」
(この男は…!!)

フレンダ「一変、死んだ方が良いわけよ!!」バキッ

上条「いてっ!!」

黒夜「女の敵め!!」バキッ
御坂妹「ミサカもさすがにいらっとしました…と割と本気で当麻さんを叩きます」

上条「痛い!!痛い!!暴力反対ですよ!!」

フロリス「悪い…フォローしきれないよ…」

上条「なっ!!見て見ぬふりもいじめの加害者ですよ!!」


上条「酷い目にあった…」ボロッ

しずり「しずりがおまじないかけてあげるね!!痛いの痛いの飛んでいけ~!!」ビュンッ

ルチア「なっ!!いま何かが出ましたよ!!」

沈利は無意識に左手から原子崩しを放ってしまう。
ちなみにこの時、ルチアはさりげなく沈利と左手を繋いでいた。
上条が左にくる形である。

そして原子崩しはゴミ箱に直撃し、それを大破させる。


フレンダ「メ…メルトダウナー!!」

御坂妹「い…今のは…とミサカは…」

フロリス「なにかの魔術!?」

黒夜「うん…これは何も見なかったことにしよう…」

上条「な、何をしたんだ!!しずり!!」

しずり「ビクッ!!わ、わからないよぉ~…」グスン

沈利は突然の上条の声に怒られたと勘違いしてしまう。

ルチア「まあ…悪気は無いんですし許して上げてください…ね??」ナデナデ

しずり「ウッ…グスッ…」

ルチアが沈利を抱き寄せ慰める。
そうしていると子供をあやす母親にしか見えなかった。

上条「ああ!!ごめんごめん!!ありがとなしずり!!」ナデナデ

しずり「…怒ってない??」

沈利は上条に上目遣いで尋ねる。
その目にはまだ涙が残っている。

上条「良い事をしたのにしずりを怒る奴がいたら…そんな幻想はぶち殺してやる」ニッ

しずり「グスッ…エヘヘ…じゃあ手をつなごっ!!」

上条「おう!!」

フレンダ「ぐぬぬぬ…悔しいけど夫婦にしか見えないわけよ!!」

黒夜「子供かぁ……」
(あたしも上条と…////)

フロリス「…なに黒夜赤くなってんの??」

御坂妹「本来はミサカが…」イジイジ


自宅へと仲良く歩く上条当麻・ルチア夫妻(仮)だが、突然、夫が歩みを止める。

上条「お!!おい…これじゃまるで俺とルチアが…ふ、ふふふ…」

ルチア「ふ、なんですか??//」ドキドキ


上条「不幸だぁぁぁーー!!//」

上条は真っ赤になって叫ぶ。
なお、その後女心がわからない上条が再び皆から鉄拳制裁を食らったのは言うまでもない。
フロリスですら加わったという。

上条「なっ!!フロリスまで!!」

フロリス「いくらなんでもルチアに失礼すぎだよ!!」バキッ



一方、その頃…


「あ、ああ…あいつに子供!!」ガーン

「お、お姉さま!!魂が口から抜けてますの!!」

「もーほっといてぇ~」グスン



……後は任せた

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