彼氏彼女検索センター (27)

彼氏彼女検索センター

女「よし!これで彼氏見つけるぞ!」

コンピュータの中の人(いっちょ仕事しますか)

コンピュータ「あなたのアピールを入れてください」

女(少し盛っても良いよね)

女(よく彼氏いないの?皆ほっとかなさそうに見えるのにってよく言われるし)

女(実際、私が嫌われる理由は頭悪い事だし、それさえ隠せば……後運動と)

女「んー、美少女で運動が出来て高学歴」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1368026467

コンピュータ「それでは条件を3つ入れてください」

女「えーと、イケメンでお金持ってて知的な人かなー」

コ中人(はいはい…)ババババ

コ「検索完了…該当者7人」

女「おー!スゴイ!」

コ中人(どおよ、俺の超高速探し)

女「誰にしようかなー」

コ「該当者が6人になりました」

女「ええ!なんで!」

コ「6人の中からランダムに選びますか?」

女「ちょっと!なんで!教えてよ!」ガンガン

コ中人(チッ、うっせぇな)

コ「選択から消えた人は『即決出来る人』が条件にありました」

女「なんだ…じゃあランダムで」

コ「1人目です、審査をクリアしてください」

女「審査?」

コ「相手が用意した質問に答えて下さい」

女「おkおk」

コ「量子宇宙論をどうお考えですか?」

女「は?漁師?宇宙?」

コ中人(わかってねぇな)

コ「審査をクリア出来ませんでした」

女「わかるわけないでしょ!」

コ「2人目です、審査をクリアしてください」

女「よし来い!」

コ「ぶっちゃけヤらしてくれる?」

女「ボツで」

女「絶対に知的じゃない」

コ中人(お前もだろ? )

コ「3人目です、審査をクリアしてください」

コ「お金と人殺しどちらか選ばなければならなかったらどうしますか?」

女「え?」

コ中人(絶対こいつ取り返しのつかない事してるだろ)

女「どういう意味だろ?」

コ中人(流石に可愛いそうだな)

コ「審査をクリア出来ませんでした」

女「え!どこで?」

コ「4人目です、審査をクリアしてください」

コ「あなたは花道、茶道、書道、武道・・・・を嗜んでいますか?」

女「…無理」

コ中人(まぁ、普通だわな)

コ「審査をクリア出来ませんでした」

コ「5人目です、審査をクリアしてください」

コ「アニメ、ゲーム、マンガは好きですか?」

女「好きです」

コ「審査に通りました」

女「やったー!ラッキー!」

コ「次の審査に移ります」

女「えぇ!何個あるの?ねぇ!」ガンガン

コ中人(叩くなよ)

コ「個人差があります、この人はこれで最後の審査です」

コ「コスプレしてくれますか?」

女「えー、んー、ほ、保留?」

コ「保留しました、次に移ります」

コ「6人目です、審査をクリアしてください」

コ「僕と結婚してくれますか?」

女「重っ!無理無理無理!」

コ中人(ホントだよ、ここは婚約者を見つける場所じゃないってぇの」

コ中人(やるなら婚約者検索センターでやれよ)

コ「審査をクリア出来ませんでした」

コ「5人目の方になさいますか?」

女「んー、もうちょっと詳細は無いの?」

コ中人(しょうがねぇ、裏リストを少し言ってやるか)

コ「ゲーム関係の仕事についています」

女「他は?」

コ中人(切りねぇな…これ言うか)

コ「嫁がいます」

女「え?既婚者!」

コ「違います」

女「ど、どういう事?」

コ「二次元に嫁が30人ほどいます」

女「ちょっと無理かな……今日は諦めよ」

コ「またのお越しをお待ちしております」

女「はぁー」トボトボ

コ中人(10分か…いい仕事したな)

コ中人「疲れたぁ、社長今日は上がります」

社長「ご苦労様」

コ中人後輩「先輩スゲーっす、俺もあんなプロい超高速探しやりてぇっす」

コ中人「お前検索に1分もかかるもんな」

コ中人後輩「はい、自分このバイトの審査のギリギリのラインで受かりましたから」

コ中人「まぁ、頑張れ」

社長「はい、給料ね」

コ中人「ありがとうございます」

社長「いやいや、君の働きからしたらあたりまえだよ」

社長「といっても、後輩君の給料の1.2倍だがね」

コ中人「それじゃ、失礼します」

コ中人「いやー、やっぱやめらんねぇな、この秒給850円のバイトは」

女「どっかにいい人居ないかな」

女「お!カッコイイ人発見!」

コ中人「とりあえず、今日は飲むか」

女「す、すいません」

コ中人「ん?この声は…」

女「あ、あの、ちょっとお時間ありますか?」

コ中人(マジか!マジで美少女とか!)

コ中人「えぇ、時間なら空いてますよ」

女「あ、あの」

コ中人「待って、君の心を当ててみよう」

コ中人「今彼氏募集中でしょ?」

女「な、なんで」

コ中人「俺が付き合ってあげるよ」

女「本当ですか!」

コ中人「とりあえず、俺ん家行こうか」

女「はい!」

俺「リア充め!消えろ!」

チャラ男1「ちょい彼女ー、そんな奴より俺たちと遊ぼうぜ」

女「い、いえ、結構です…」

チャラ男1「はぁ?痛い目に会いたいの?」パキパキ

女「…」ビクッ

コ中人(ん?この声は…)

コ中人「女ちゃん俺にまかせて」ボソッ

女「え?」

コ中人「ちょっとこっち来てチャラ男1君」

チャラ男1(何で俺の名前しってんだ?)

チャラ男1「なんだ、やんのか?」

コ中人「君さ、バイト先○○コンビニだよね?」

チャラ男1(なんで知ってんだ!)

コ中人「住所は○☆?だよね?」

チャラ男1「お、お前何もんなんだよ」

コ中人「貯金残高24万、暗証番号○□△だね?ケータイ暗証番号?▽○☆だったっけ?」

チャラ男1「す、すいませんでしたー!!」

コ中人「いやー、何とか話術で引いて貰ったよ」

女「スゴイです!どんな話術を?」

コ中人「ODSっていう話術だよ」

女「スゴイです!あっ、そういえば何で私の名前を知ってたんですか?」

コ中人「さっき僕が話術で聞いたんだよ、気づかなかった?」

女「ん?自分で名前を?言ってないような言ったような?」

コ中人「ちなみに俺の名前はコ中人っていうよ」

女「コ中人さん良い名前ですね」

コ中人「ありがと、じゃあ行こうか」

3分後

コ中人「後2つ角曲がったら家だよ」

警察官1「すいません少しよろしいですか?」

コ中人「なんでしょう?」

警察官1「実はこの近くで殺人事件が起こりまして」

女「こ、怖い…」

コ中人「すいません家に帰る途中なのですいません」

警察官1「で、ですが…」

コ中人(女ちゃんが怖がってるしな)

コ中人「後で電話でもしていいですから」

警察官1「わ、わかりました」

コ中人の家

コ中人「さぁ、くつろいで」

女「お邪魔します」

女(綺麗な部屋…難しそうな本)

コ中人「今、お茶出すね」

コ中人「あっ、飲み物なにがいい?」

女「じゃあオレンジジュースを」

コ中人「わかった」ブーブー

コ中人「誰だろ?ゴメンね」

女「いいえ、ゆっくり話して下さい」

コ中人「はい?もしもし」

警察官2「もしもしコ中人さんでしょうか?」

コ中人「はい、そうですが」

警察官2「実は殺人事件の件で…」

コ中人「あぁ、やられた人は?」

警察官2「あっ、はい、被害者1さんという方です」

コ中人「じゃあ、容疑者1っていうのが犯人だと思いますよ」

コ中人「被害者1さんはほとんど恨まれないですけど、その人だけは恨んでるみたいなんで」

警察官2「ありがとうございます」

コ中人「全く、少しくらい自分たちで事件解決しろよ」

警察官2「すいません…ですがこの完全管理社会でも個人情報を入手するのは…」

コ中人「じゃあ監視カメラをまたやればいいじゃないか」

警察官2「それだと…」

コ中人「もういい、話してもらちがあかない」ブチッ

警察官2「あっ…」プープー

コ中人「ゴメンね、迷惑電話だったよ」コト

女「いえ別に…」ゴクゴク

女「!お、おいしい!」

コ中人「そうかな?普通のオレンジジュースだと思ったんだけど」

コ中人(本当は最高級品なんだけどね)

女(これが普通なんて…すごいお金持ちなのかな」

コ中人「そんなことないよ?」

女「え!私声に出しちゃってました!」

コ中人「うん、少しね」

女「す、すいません!」

コ中人「大丈夫だよ、でも俺一般的な年収とかしらないからさ」

コ中人「女ちゃんはわかる?」

女「な、なんとなくなら…」

コ中人「じゃあさ、俺がどれくらいか判断して」

コ中人「俺の最低年収は2500万くらいだけど」

コ中人(まぁ、週1で10分くらいならこんくらいだろ)

女「高っ!最低年収でですか?」

コ中人(まぁ、一般的な年収くらい知ってるけどね)

コ中人「ちなみに最高年収が2386億3000万くらいだ」

コ中人(まぁ、週5で5時かな…あんときは疲れてしょうがなかったな)

女「キュー」バタン

コ中人「あっ、さすがに刺激が強過ぎたか」

女「はっ!ここは!」

コ中人「あっ、大丈夫?急に倒れちゃったけど?」

女「あ、あの、コ中人さ…まはどこかの大企業の社長なんでしょうかですか?」

コ中人「ウソだよ、本当は普通少し多くしか稼いでないから」

女「なんだ、ビックリした」

コ中人(まぁ、女ちゃんに引かれても困るしな)

女「そうだ!あのケータイ番号交換しません?」

コ中人「うん、いいよ」

コ中人(まぁ、もう知ってるんだけどね)



コ中人「じゃあまたね」

女「はい、とっても楽しかったです」

コ中人「さてと、明日仕事だし…寝るか」

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