QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」(958)



注意
※初SSです
※キャラ崩壊があります
※原作に無いオリジナルの奥義やギャグが登場します

いろいろ拙い部分があるかもしれませんが、生温かい目で見守ってやってください

それでは、約5分後に投下を始めます

え?こいつ魂とかあるの・・・?


ほむら「今回もダメだった……。私にまどかは救えないの……?」

ほむら「いいえ、次こそは救ってみせる……! 待っててまどか……」

――――――――
―――――
――


第一話 「夢の中で逢った、林田」



学校

ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします」

まどか(あれ……? この子に私どこかで……?)

さやか「転校生まどかのこと睨んでるよ?」

首領パッチ「超感じ悪くな~い? 後でシめるっしょ、マジで」

まどか「や、やめようよさやかちゃん、首領パッチ君」

ほむら「」

天の助とかも出る?

とりあえず期待する



ほむら(な、何なのこの金平糖のお化けは……?)

ほむら(QBの同類か何か……? いや、でも今までの時間軸では……)

ほむら(それに他の皆はこの生物を不審に思っていないようだし)

ほむら(訳が分からないわ……)


生徒A「暁美さん、大丈夫? 気分悪いの?」

ほむら「ご、ごめんなさい、少し緊張しちゃって」

生徒B「保健室行ったほうがいいよ」

ほむら「そうさせていただくわ」スタスタ



ほむら「……」スタスタ

まどか(え、何で私のところに……?)

さやか(え、何でまどかのところに……?)

首領パッチ(え、何でおいどんのところに……?)

ほむら「あなたに用はないわ!」ホムーン!

まどか「ひっ!?」

ほむら「はっ! ご、ごめんなさい」

まどか「う、ううん、いいよ別に。それより保健室に行かなくていいの?」

ほむら「鹿目まどか、確かあなたが保険委員だったわね。まだこの学校のことをよく知らないから

、保健室に連れていってちょうだい」

まどか「え?保健委員は首領パッチ君だよ?」

ほむら「」



首領パッチ「はぁ~い! 私のこと呼んだぁ~? 魅惑の美人ナース、パチ子ちゃんでぇ~す!」

キュピッ

ほむら「ば、バカな……、こんなことが……」

首領パッチ「急病患者一名ご案なぁ~い!」ガシッ

ほむら「こんな、世界……。イレギュラーすぎるわ……。私とまどかの出会いが……」ズルズル


まどか「ほむらちゃん大丈夫かな……」

さやか「保健委員が首領パッチだもんね……」

天の助「ふっ、奴ならば大丈夫だろう」

まどか「天の助君……」

天の助「ほむらと言ったな。アイツの目から溢れんばかりのところてん愛を俺は確かに受け取っ

た……。奴は本物の漢だ……!」

まどか「ほむらちゃんは女の子だよ?」




ほむほむin廊下


まどか?「ほむらちゃんって髪の毛サラサラだよね。いいなぁ。私なんてゴワゴワで、小学校の頃あだ名がバイソンだったんだ」スタスタ

ほむら「……」スタスタ

まどか?「ほむらちゃんの髪の毛ってきっといい香りなんだろうなぁ。それに比べて私なんて中国の肥だめみたいな臭いだよ。色ピンクなのに香り汚物だよぉ」スタスタ

ほむら「……それ以上まどかのマネをしないでちょうだい。そのトゲ全部引っこ抜くわよ」

まどパッチ「な、何ィ! 貴様、俺の変装を見破るとはただ者ではないな! 伊賀の里の者か!」シャキーン

ほむら「……」スタスタ

首領パッチ「ちぇー、ツッコミは無しかよ。そんなんじゃこの世界は生きていけないぜ」カツラトリッ

ほむら(本当に何なのこの金平糖野郎は……。そういえばよく見てなかったけど教室にゼリーのお化けみたいなのもいたわね……)スタスタ


ほむら(まどか達と友人のように接していたけれど油断はできないわ)スタスタ

ほむら(魔女の仲間かもしれないし、あの淫獣の亜種かもしれない)スタスタ

ほむら(この世界は今まで以上にに注意深く監視する必要がありそうね)スタスタ

ほむパッチ(そう、まどかの家の風呂やトイレや郵便受けやゴミ箱も監視をしないと)スタスタ

ほむら(いや、それはずっと前から欠かさずやってきたことだから……!)ビクッ

ほむら「ちょっと! ナチュラルに人の思考に入ってこないでちょうだい!」ホムーン!

首領パッチ「人はおいらのことをエスパーパチ男と呼ぶ」キリッ

ほむら「どうでもいいわ! 私にかまわないで! 大体、何でまどかじゃなくてあなたなのよ!」

心太もいるのかよww
期待

おやびんが主役ならボーボボは出さないで欲しい


首領パッチ「おいおい、ホムリタス。俺の案内無しで保健室までたどり着けると思ってるのかい?」

ほむら「誰がホムリタスよ! ていうか何よ、その古代ギリシャっぽい名前!」

ほむら「もうあなたは必要ないわ。ここからは一人でもいける」スタスタ

首領パッチ「ヒュー! クールだね」

ほむパッチ「でもね、暁美ほむら。もしも今の生活が尊いと思っているなら……」ファサッ

ほむら「それは私のセリフよ!」ホムーン!




放課後 ファーストフード店


さやか「成績優秀でスポーツ万能だけど、実はとんだ電波ちゃんだったとはねぇ」モグモグ

首領パッチ「何か妙にまどかにご執心だったぜ」モグモグ

天の助「おい、何でこの店ところてんが無いんだ?ん?」グググ

店員「も、申し訳ありませんお客様。当店ではところてんは……」

まどか「でもあの子と私、夢で会ったような無かったような……」

さやか「あんた転校生の電波受信しちゃったのー?」クスクス

仁美「夢は深層心理の現れですから、暁美さんとどこかであったことがあるのかもしれませんわね」

天の助「全くこの店どうかしてるぜ! なあ首領パッチ」

首領パッチ「五秒で消えろ」

天の助「!?」

>>13
すみません、ボーボボは出ちゃいます…


仁美「あら、もうこんな時間。お稽古がありますのでお先に失礼しますわ」

さやか「今日は生け花? 日本舞踊?」

仁美「カバディですわ」

さやまど「「カバディ!?」」

仁美「もう受験が近いってのに、どういうつもりなんでしょうね」クスクス

さやか「いや、受験抜きにしてもどういうつもりだよ!!」


仁美「うふふ、申し訳ありませんが私はこれで……」

天の助「おい」ガシ

仁美「はい?」

天の助「申し訳ないなら奢れよハレクラニ」つ伝票

さやか「お前は失礼過ぎだ、バカ!!」ガシィ

天の助「ぐおおおチョークスリーパー!?」ガクガク

まどか「や、やめなよさやかちゃん! 天の助君泡吹いてるよ!」

首領パッチ「……」


首領パッチ(素敵な恋してぇ・・・)ボー

これは期待せざるをえないwwwwwwwwwwwwwwwwwwww




帰り道


仁美「それでは」テフリフリ

まどさや「「ばいばーい!」」

パッチ天「「志筑仁美三等兵に敬礼!」」ビシッ

まどか「このあとどうする?」

さやか「CDショップに寄ってもいい?」

まどか「ティヒヒ、また上条君の為に? さやかちゃんは献身的だね!」

さやか「も、もう! 止めてよまどかったら!」

父の助「父さんはさやかの交際を断じて認めんぞ!」

上パッチ「お父さんお願いです! 娘さんを、さやかを僕にください!」ババーン

父の助「おお! スク水に天使の羽、鼻メガネ、そしてアフロヘアー! その姿こそ伝説のバイオリニストにのみ許された礼装! 上条君、娘との交際を許可しよう」

上パッチ「お、お父さん……!」ジーン

さやか「はっ倒すよ、あんたら」




まどさや馬鹿's in CDショップ


首領パッチ「ビンビンマッチョでぇー!」シャカシャカ

まどか「おーえーおーえー!」シャカシャカ

首領パッチ「ぁガンガン行っとけぇー!」シャカシャカ

まどか「おえおえおー!」シャカシャカ

さやか「ちょ、ちょっと首領パッチ! 恥ずかしいから静かにしてよ! まどかまで!」

まどか「ご、ごめんね。なんかノッちゃって……」ティヒヒ

首領パッチ「Say WAAH! ボーボボぉー!」シャカシャカ


天の助「……」シャカシャカ

さやか「ほら天の助を見習いなよ。意外と静かに聴いてるよ」

まどか「ホントだ……。ごめんね、さやかちゃん」

さやか「いいって。なぁ、天の助……ん?」

天の助「……」シャカシャカ釈迦釈迦釈迦

さやぁ「釈迦になってるぅーーッ!?」ガーン

天の助「天上天下唯我独尊」釈迦釈迦

さやか「完全に釈迦だコレ!!」

首領パッチ「うるせぇ! もらい泣きが聞こえねぇだろがぁ!」

さやか「WILD CHALLENGERじゃなかったのぉ!?」




工事中


QB「ハァ……ハァ……!」ダッダッダッダッ

ほむら「くっ! ちょこまかと……!」バンバン!

ほむら(ただでさえおかしな世界……。何としてもコイツをまどかに会わせてはいけない……!)

QB「ハァ……ハァ……」ダッダッダ

ほむら(その為には、ここでコイツを始末する……!)ダッダッダ

田楽マン「助太刀するぜ?」キリッ

ほむら「」


ほむら「また何か増えたぁーーー!?」ホムーン!

ほむら「な、何なのよあなた!  肩に乗らないでちょうだい!」ブンブン

田楽マン「俺はなぁ、奴が憎いんだよ。小動物で白くて可愛いキャラって、誰の了解を得てんだ、あ”あ”ん!?」クワッ!

ほむら「顔恐ろしッ!!」ビクッ

田楽マン「だから僕もほむらのお手伝いをするのらー!」パァァァ

ほむら「今更可愛い子ぶっても意味ないわよ……」ダッダッダ


田楽マン「ふふ、ほむらの嬢ちゃんには参ったぜ。……とうっ!!」ブワッ

QB「きゅっぷい!?」ガシ!

ほむら「キュゥべえに飛び移った?」

QB「うぅ!  離してよ!!」

田楽マン「今だぁ嬢ちゃん! 俺がこの害獣を掴んでいる間に早く! 俺のことは気にするな! 俺ごと奴を蜂の巣にするんだぁぁ!!」ババーン

ほむら「わかったわ」ズダダダダダ!!

田楽マン「容赦無ええぇぇぇぇぇ!!」ブシュッブシュッ

QB「うわあああぁぁぁ!?」ブシュッブシュッ

ちょっと用事が入ったので一旦抜けます。
20分ぐらいで帰ってきますので。

原作らしいけど、ヒデェwwwwwwwwww
あとソフトンさんは出るの?

乙~

ボーボボキャラを入れることで完全にノリがボーボボになるということがわかったww

お待たせしました。投下再開します。

>>26
ウンコさんについては、今のところ未定です。



CDショップ


まどか「ふんふ~ん」シャカシャカ

???(助けて……助けて……!)

まどか「!」ビクッ

まどか「い、今の何……?」

???(助けて……まどか……助けて……!)

まどか「私の名前を……一体だれが……?」フラフラ

さやか「ま、まどか、どこ行くの!?」

天の助「神の力を持ってして、世界中の主食をところてんにしよう」釈迦釈迦

首領パッチ「バカサバイバぁー! 生き残れこれ! バカサバイバー!」シャカシャカ

さやか「二人とも! まどかを追うよ!」ダッ

パチ天「「イエッサー大尉!」」ビシィ




工事中 関係者以外立ち入り禁止


まどか「ここから声が……」フラフラ

???「……助けて、まどか……」

まどか「声が天井から……?」

ガターン!

まどか「きゃっ!? 天板が……!」

田楽マン「田楽ドライバー!!」ガシィ

QB「ぐわあああぁぁぁ!!」バキバキ

まどか「きゃあああああぁ!?」

田楽マン「へへへ、どうだ俺の技の味は。漢田楽、ただでは死なんよ……!」

QB「きゅ~……」


まどか「白い何かが白い何かに技をかけながら落ちてきた……」

田楽マン「ん?  いいところに観客が一人いるじゃねぇか。おい害獣。最後の戦いとしてジャッジはそこの嬢ちゃんに決めてもらうってのはどうだ?」

QB「……」死ーん

まどか「た、大変、意識がない……」

田楽マン「この嬢ちゃんに俺とお前、どっちが真の可愛いキャラ王者かを決めてもらうってことよ。異論はねぇな?」

田楽マン「まあ、俺の勝ちに決まってるがな! いくぜぇ!」

田楽マン「のらー。田楽を食わせるのらー(これで落ちなかったオナゴは一人もいねぇぜ! さあ嬢ちゃん、俺を選ぶんだ!)」ノラーノラー


まどか「あなた、大丈夫!?」ダッ

田楽マン「」スカッ

QB「ううぅ、まどか……」

まどか「すごい怪我……。こんな酷いこと誰が……」

田楽マン「……」スタスタ

田楽マン「……」窓ガララッ

田楽マン「……世界はこんなにも灰色になっちまったのか」

田楽マン「」ダッ

ヒューーーーーッ

まどか「身投げしたああぁぁ!? そんなにショックだったの!?」


まどか「あっ、それよりもこの子の怪我が……」

ほむら「そいつから離れなさい、鹿目まどか……」スタッ

まどか「! ほむらちゃん!?」

ほむら(どうやらさっきの変な奴は消えたようね)

ほむら「そいつに関わってはいけないわ」

まどか「で、でもこの子、こんなに怪我しているし、それに……!」

ほむら(やはり、あなたは優しすぎるわ……。そいつがどんな悪魔かも知らずに……)



ボシュウウゥゥゥッ!

まどほむ「「!!」」

さやか「まどか、早くこっちに」消火器ボシュウゥゥ

まどか「さやかちゃん!」

首領パッチ「俺たちもいるぜ」サンマの煙モクモク

天の助「忘れんなよ」団扇パタパタ

さやか「あんた達、何意味の無いことやってんの!?」

首領パッチ「なんだとぉ!? サンマ焼いた時の煙ナメんじゃねーぞ!」

天の助「そうだ! 痛い目に遭うぞ!」

首領パッチ「そう、サンマの悲劇に出会ったのは、まだ俺たちが十歳の頃だった……」ホワンホワン

さやか「変な回想始めないで! 行こう、まどか!」ガシ

まどか「ありがとう、さやかちゃん!」ダッダッダ



ほむら「……ゲホッゲホッ」

ほむら「美樹さやか……。あなたはいつも私の邪魔を……」

ポトッ

ほむら「……? 頭の上に何か乗って……」

サンマ<やあっ!

ほむら「…………」グシャ

サンマだったもの<ウボァ

ほむら「よくもコケにしてくれたわね、あの金平糖……」メラメラ

短いですが今日はここまでで終了です。
まだ1話も終わってないとか…

なんとか原作に近づけられるように頑張っていきます。

それでは

乙だが
どっちの原作に近づけるん?

破天荒とか魚雷先生って出るの?

きたいしえん

ガ王が出番がほしくってそちらを見ている。

まどかとボーボボのクロスとは俺得すぎる
期待してるから頑張ってくれ

ボーボボクロスは難しい
俺が言うんだから間違いない

杏子の中の人はビュティ

もしかしてだいぶ前にVIPであった禁書とボーボボのクロスの人か?


超絶期待


期待せざるを得ない

乙!
スレタイですでに牛乳吹いたwwwwww
そして今思うとボーボボ面白かったなぁ…。

期待するしかなk

スレタイで吹いたのは久しぶりだ
期待してる

バットエンドが想像出来ない

どんな鬱な元ネタとでもクロス先がボーボボである事の安心感と言ったらもう
いい感じにハジけてて面白い。期待

フライング覚悟でもう言っとくわ
QBざまあwwwwww

じっとサービスを待つ

まどかマギカ知らないけど、これは酷いwwwwwwww
完全にボーボボ陣に持ってかれてるwwww

ワルプルさんが小物に見えるぜ…ゴクリ

>>13 テメー、ハジケ組みだな・・・・俺らウンコ派と殺ろうってのか?

プルコギ!!プルコギ!!(σ゜3゜)σ


うわわわわ。こんなにもレスが。皆さんありがとうございます!
>>1です。

皆さんが期待している他のキャラ達の事ですが、全員とは言えませんがこれから登場していく予定です。
でもガ王はたぶん出ません。

>>43
禁書×ボーボボの作者とは別人です。あの作品は自分も見ていました。
とても面白かったですね

>>55
今日から全員田楽組だ

それでは、一話後半を投下します







さやか「何なのアイツ!? 今度はコスプレで通り魔かよ!」ダッダッダ

ほむパッチ「コスプレなら負けないわ」ファサッ

ほむの助「伊達にアイドルやってないものね」ファサッ

さやか「うっとおしいわ、あんたら! ていうかいつの間に着替えたの!?」ダッダッダ

さやか「それよりもまどか、それぬいぐるみじゃないよね。生き物?」ダッダッダ

まどか「うん、でもすごく弱ってて……」ダッダッダ

ズズズモワアアァァ……

さやか「あれ? 非常口は!? それに何コレ! どこここ!?」

まどか「ほ、本当にデパートの中なの……?」

そうだ。ボボパッチとか融合キャラて出す?

>>59
融合キャラは自重しておくつもりです。


首領パッチ「蝶!私は蝶なのよ!」パタパタ

天の助「な、何て美しい! それに比べて私は未だ醜い芋虫……。いつになったらあの可憐な蝶になれるのかしら……」グスグス

さやか「ちょ、ちょっとふざけてる場合じゃないでしょ!」

まどか「さやかちゃん、あれ……」

使い魔ヒゲ「Das sInd miR uNbEkanNte bluMEn」ゾロゾロ

天の助「私もいつか大空を飛ぶのよ……!」

さやか「な、何よこいつら……。天の助危ないよ!」

使い魔ヒゲ「ja, Sie sinD mIr auCh UnbekAnnt」バキィ

天の助「ぐはぁっ!? ヒゲ強ええぇぇ!」ズサー


使い魔ヒゲ「ScHneideN Wir siE Ab」ゾロゾロゾロ

まどか「囲まれちゃった……」ギュウ

さやか「どうしよう、まどか……」ギュ

首領パッチ「天の助さん、好き……」ギュウ

天の助「僕もだよ、パチ美……」ギュ


パアアアァァァァァ!


さやか「な、何!? 光が!?」

まどか「これって……!?」


パアアアァァァァ!!



鼻毛真拳奥義<あ、レシートはいいです、将軍>!!



ドドドドーン!!


まどか「す、すごい……」

さやか「ヒゲの変なのが一瞬で……」

首領パッチ「ぎゃああああぁぁぁ!?」ドドドーン

天の助「何で俺たちまでえええぇぇ!?」ドガガーン


スタッ

ボーボボ「危ないところだったな」

来ちゃったーーーーーーーーーーーーー!?


まどか「あ、あなたは……?」オドオド

ボーボボ「自己紹介の前にやらなきゃいけないことが残っているようだな……」

使い魔ヒゲ「die ROsen sChenKen wIr unSereR KönIgiN」ゾロゾロ

さやか「あ! あいつらまだこんなにいたの!?」

ボーボボ「すぐに片づける。さあ、ムダ毛処理の時間だぜ」グーン

まどさや「「鼻毛が伸びた!?」」

首領パッチ「ううぅ、お肌が荒れちゃうわ……」シュルル ガシッ

天の助「俺のわき腹! わき腹が無ぇよぉ!!」シュルル ガシッ

ボーボボ「ふん!!」グオン!!

天の助「うわわああぁぁ!?」グオン!

首領パッチ「アイキャンフラーイ!?」グオン!


さやか「首領パッチと天の助を掴んで……!?」


ぐるんぐるんるぐるん


鼻毛真拳協力奥義 <バカトルネード>!!


ごおおおおぉぉぉぉ!!


首領パッチ「ぎゃあああぁぁぁ!?」グルンルグン

天の助「ボーボボてめえぇぇぇ!?」グルングルン

ボーボボ「ご苦労様~」プチッ

首領パッチ「鼻毛切るんじゃねええぇぇぇ!!」ヒュー

天の助「覚えてやがれええぇぇぇ!!」ヒュー


ボーボボ「あーおーげば、とーうーとーしー」

まどか「ほんとにスゴい……」

さやか「ヒゲ達もバカ二人も消しちゃった……」

ボーボボ「怪我はないようだな」

まどか「ありがとうございます。で、でもこの子が……!」

ボーボボ「コイツは……」

???「キュゥべぇ!」タッタッタ


???「大丈夫? キュゥべぇ!」

さやか「また誰か出てきた……」

まどか「でもこの制服、私たちの学校のだよ」

さやか「じゃあ、同じ学校の?」

ボーボボ「どうやらこの子たちはコイツを保護していたらしい。使い魔たちなら俺が駆除しといて

やったぜ」

???「ありがとうございます、ボーボボさん」


???「キュゥべえ、すぐに治療してあげるからね……」

まどか「あの、あなたは……」

???「自己紹介がまだだったわね。私は巴 マミ。こっちがボーボボさんでこの子はキュゥべえ。

どちらも私の大切なお友達」

まどか「あ、私は鹿目まどかっていいます。こっちは友達のさやかちゃん」

さやか「美樹さやかです。よろしく巴先輩」ペコリ

マミ「マミって呼んでね。それよりもキュゥべえを守ってくれて、ありがとう」

まどか「いえ、そんな……。私はこの子がすごい怪我をしてたから……」

マミ「確かに重傷ね、一体誰がこんなことを?」


ほむら「そいつから離れなさい」スタッ



まどか「ほむらちゃん……!」ゴクリ

さやか「転校生……!」ゴクリ

首領パッチ「雷電……!」ゴクリ

天の助「天津飯……!」ゴクリ

ボーボボ「テリーマン……!」ゴクリ

ほむら「ちょっと! 後半三つは何よ!(また変なのが増えてるし!)」ホムーン!


マミ「……あなたがキュゥべえを痛めつけたの?」

ほむら「違うと言ったら嘘になるわね」

マミ「……帰ってちょうだい。魔女は逃げたわ。グリーフシードは譲ってあげる」

ほむら「私が用があるのはまどか。そしてそいつ、キュゥべえよ」

マミ「飲み込みが悪いのね。見逃してあげるって言ってるのよ。お互い、余計なトラブルとは無縁でいたいでしょ?」

俺「クロコダイン……!」ゴクリ

俺「サスケェ……!」ゴクリ


ほむら「……」ホム

ほむら(ここは手を引いたほうが良さそうね。戦って負ける気はしないけど、彼女の言うとおりここで戦ってもメリットは無いわ。それに向こうにはイレギュラーが多すぎる……)

クルッ

ほむら「……」スタスタ

ピョン ヒュー

俺「ごひィ……!」ゴクリ



さやか「……ぷはぁっ! あ~緊張した!」

マミ(あの子は一体……。今まで会ったどの魔法少女とも、何かが違う……)

まどか(ほむらちゃん、どうしてキュゥべえを傷つけたりしたのかな……)

首領パッチ(俺の出番が少ない……。何故だ、この物語の主人公は俺のハズ……!)

マミ「とりあえず、キュゥべえの治療をしましょう。そこに寝かせて貰える?」

まどか「は、はい。わかりました」ソー

ほむパッチ「その」ファサッ

ほむの助「必要は」ファサッ

ほむボボ「ないわ」ファサッ

さやか「あんたらホント、コスプレ好きねぇ……」

俺「ザイリン…」

出番十分多いだろw


マミ「どういうこと?」

ボーボボ「マミ、お前がわざわざ魔力を消費しなくても俺がそいつを治してやる」

マミ「そ、そんなことが出来るんですか?」

まどか「魔力?」

マミ「鹿目さん、詳しい話は後にさせてもらうわね。必ず説明するわ」

まどか「はい……」

マミ「それでボーボボさん、一体どうやってキュゥべえの治療を?」

ボーボボ「このアフロに入れるんだよーー!!」パカッ

首領パッチ「出たぁぁぁ! 本日初のアフロオープン!」

天の助「いよっ! 待ってましたぁー!」


マミ「だ、大丈夫なんですか本当に……?」オソルオソル

首領パッチ「大丈夫大丈夫! 患者を入れてっと」ポイッ

まどか「け、怪我してるから優しく扱ってあげてね!」

天の助「アフロを閉めまーす」カポッ

ボーボボ「ふしゅー! ふしゅー!」

さやか(額にボタンが……)

首領パッチ「そしてスタートボタンをポチッとな!」ポチ

ボーボボ「ぽっぽー!!」


ズギャギャギャギャギャギャ!!



マミ「大丈夫なんですよね!? 本当に! ねぇ!」オロオロ

天の助「まあまあお母さん慌てないで」ポンポン

首領パッチ「今は先生のオペの成功を祈る他ありません」

ボーボボ「ぽっぽーぽっぽー!!」

ギャリギャリギャリギャリゴギゴギ!!

さやか(明らかに何か砕いてる音だよ……)

ボーボボ「オペしゅーりょー!!」

マミ「キュゥべえは!? どうなったんです!?」

天の助「慌てない慌てない。この手術の成功率は97%です。先生が手術ミスすることも有り得ま

せん。アフロを開けるとそこには、元気に走り回っているキュゥべえ君の姿が……」パカッ



ぐちゃ…… 

キュゥべえらしきモノ<こんなのってないよ


ちょっと晩飯を食べてきます。30分ぐらいで戻ります。

投下再開です。


マミ「」

まどか「」

さやか「」

ボーボボ「……」カポッ

ボーボボ「テヘッ/////」

マミ「テヘッじゃないですよぉー!?」マミーン!


マミ「キュゥべえが! わたしの友達がぁぁぁ!」

ボーボボ「落ち着けマミ!」

マミ「落ち着けませんよ!」

天の助「落ち着け! 落ち着け!」グイグイ

マミ「ちょ、へんなハンカチ押しつけないで!」

首領パッチ「落ち着け! 落ち着け! 落ち着け!」

首領パッチ「おーちーつーけー」パカッ グデーン

マミ「きゃあああぁぁぁ!?」

まどか「きゃあああああ!?」

さやか「うわあああ!? 首領パッチの口からキュゥべえが!?」

ボボパチ天「「「イッツ、イリュージョーン」」」キリッ

さやか「カッコつけんな! なんか腹立つ!」


まどか「す、すごい。無傷ですね……」

マミ「一体どういう原理で……」

QB「う……う~ん?」パチッ

マミ「良かったキュゥべえ、気がついた?」

QB「マミ! 君がいるってことは、僕の傷は君が治してくれたようだね!」

マミ「え、いやその……。キュゥべえを治療したのは私じゃなくて、あそこの三人が……」スッ

三馬鹿「「「きーみの手っでぇー、切ーり裂ーいーてー」」」

QB「……訳が分からないよ」

QB「わけが……わからないよ……」


マミ「きゅ、キュゥべえが本気で困惑してる……! ボーボボさんは何か変だと思ってたけど、あなた達もすごいのね……」

さやか「いや、あいつらと一緒にしないでください!」

QB「まどか、僕を助けてくれてありがとう。撃たれた傷もドライバーで折れた骨もこの通り治ったよ」

まどか「よかったねキュゥべぇ。あ、お礼は首領パッチ君達に言ってね」

QB「いや、何かあれとは関わりたくないよ……」



ボーボボ「脂肪です」

首領パッチ「脂肪です」

天の助「脂肪です」

三馬鹿「「「余分三兄弟です」」」

さやか「全員いっしょじゃんか!!」


まどか「……うん、確かにちょっと分かる。あ、それより何で私の名前を……?」

QB「君たちにお願いがあるんだ。鹿目まどか、美樹さやか」

まどか「えっ?」

さやパッチ「あたいも?」

さやか「お前じゃねぇ、座ってろ」

QB「それはね……」




田楽マン「俺と契約して魔法少女になってくれ!」バーン!

QB「台詞言われたぁ!?」

田楽マン「てめーの好きなようにはさせねぇぜ……!」

まどか「あ、さっきの」

さやマミ「……誰?」



第一話「夢の中で逢った、林田」 完


第一話はこれで終わりです。
二話は今週末に投下する予定です。

レスや相の手をくださった皆様、ありがとうございます。
それでは。


すばらしいハジケっぷりだな

ボーボボワールドに期待

乙!
首領パッチ達はほむほむと対立するのか………


ハジケっぷりが流石ww

オイオイどういうことだよ…全員脳内再生できるじゃねーか… 2話が楽しみだぜ 


最高に面白い
キャラ数的にも丁度よくてよいな~ww

カンチョー君がスタンバイしています。
ちょいキャラでカッパとか出たらおもしろそうである。

お茶漬け星人に期待

絶望くんの絶望でエントロピーがヤバイ

話が進まねぇww


いいはじけっぷりだ

>>100


腹筋がハジケ飛んだぜ

QBじゃなくてもボーボボのギャグのノリにはわけがわからないよと言いたくなるぜ

ダメだ、このスレは危険すぎるwwwwwwwwwwww

ニヤニヤが止まらねえwwwwwwwwww

魔女の結界よりボーボボワールドの方が怖ぇ

みんなボーボボ好きなんだな、俺もだけど

ボーボボが嫌いな男なんていねぇ!
澤井先生マジ戻ってきてくれ  出来ればコロコロに

完成度たけぇwwwwwwww
田楽マンもしっかり働いてるのがいいなwwwwww

首領パッチの声優って小野坂だったよな

何気に声優陣が豪華だった事を覚えている

ボーボボ:子安武人
首領パッチ:>>109で合ってる
ヘッポコ丸:進藤直美
田楽マン:金田朋子
ヤシの実マン:神谷浩史
スーパーラビット:白石稔
KING鼻毛様:竹本英史
ナレーション
&サービスマン:太田真一郎
ツル・ツルリーナ3世:置鮎龍太郎

何気に声優陣がムダに豪華だった事を覚えている

ボーボボ:子安武人
首領パッチ:>>109で合ってる
ヘッポコ丸:進藤直美
田楽マン:金田朋子
ヤシの実マン:神谷浩史
スーパーラビット:白石稔
KING鼻毛様:竹本英史
ナレーション
&サービスマン:太田真一郎
ツル・ツルリーナ3世:置鮎龍太郎

最近エラーで誤連投多いよな

>>110-111

あれ…?ごめん、連投になってた

ハンペンは出てくるの?

>>107
澤井先生は確か今絵本作家やってるぞ

>>115マジデ?kwsk

澤井先生のwikiみりゃ早いぞ
つーかファンタシースターポータブル2のコスチュームデザインしてたんだな

澤井先生って本気出すと結構上手いらしい
ちょっと前に画像を見て驚いた覚えがあるんだが、画像持ってないorz

追い付いた乙!!!

ひさし君はまだですか?

ひさし君はまだですか?

魔法少女でなくてハジケリストになるんですね、わかりますww


っていうかほむらとQBはいつまで正気を保てるんだろ?(絶対順応できそうもないしW)

|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|oぬo
|―u'


| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾ
|―u' ぬ <コトッ




| ミ  ピャッ!
|    ぬ

|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|oぬo
|―u' ぬ


| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾ
|―u' ぬぬ <コトッ




| ミ  ピャッ!
|    ぬぬ

|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|oねo
|―u' ぬぬ


| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾね
|―u' ぬぬ <コトッ




| ミ    ね
| ピャッ! ぬぬ

>>125  てめぇ・・・・・ぬの上にねを置くとは、舐めたことしてくれるじゃねぇか・・・俺らとこ屁組によォ……

|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|o o  ね
|―u' ぬぬ


| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾね
|―u' ぬぬ <スッ




| ミ  
| ピャッ! ぬぬ

|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|oめo 
|―u' ぬぬ



| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾめ
|―u' ぬぬ <スッ



| ミ   め
| ピャッ! ぬぬ

|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|o o  め
|―u' ぬぬ


| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾめ
|―u' ぬぬ <スッ




| ミ  
| ピャッ! ぬぬ

いつまで続けるんだ

今確認したが、杏子が伝説の五段ツッコミをしてくれないかな?
声優つながりで。

五段ツッコミって軍艦編終盤のあれ?

組み込まれ
組み込まれ
組み込まれ
組み込まれ
組み込まれてるー!!!

このスレのせいで、Amazonでボーボボ全巻ポチる羽目になってしまったww

伝説の8話打ち切りのアレって中古でも品薄らしいぞ

発売してから速攻で買った俺は勝ち組


澤井先生の絵本だけ見つからなかったorz


>>1です。
2話の途中までですが、きりのいい所までできたので投下します。



前回までのあらすじ

謎の声に導かれ、まどか達はデパートの奥へと入っていく
そこで起こった様々な出来事
謎の小動物
襲いかかる暁美ほむら
現れる使い魔
二人組の救世主
『魔法少女』の勧誘

そして、ヒゲの使い魔たちによってヒゲを植え付けられたさやかは世界一ダンディな漢を目指す為、旅に出たのだった……

さやか「何じゃこりゃあーーッ!? 誰よ、こんなフザケたあらすじ書いたのは!!」

パチ天「「やべっ!! 逃げろ!」」ダッダッダ

さやか「お前らかぁーーッ! 待てやこらぁーー!!」ダッダッダ

まどか「さやかちゃん速ーい……」



第二話 「それは、とっても歯がゆいなって」




  ~マミホーム~


マミパッチ「さあ遠慮しないで入ってね」

さやか「それはあんたの台詞じゃないでしょ!」

マミ「うふふ、いいのよ。一人暮らしだからこんなに賑やかなのは久しぶり。さあ、入って」ガチャッ

まどさや「「お邪魔しまーす!」」


爺ボーボボ「やあ、マミのお友達かい? 狭い家だけどゆっくりしていきなさい。おおい、婆さんやー! お茶を頼むー!」ヨボヨボ

婆天の助「これはこれは、よく来てくれたねぇ。干し柿食べるかい?」ヨボヨボ

さやか「何でお前らが先に居るんだよ!!」

首領パッチ「まあまあ、いいじゃねーか。積もる話はこの中で……」スタスタ

マミ「首領パッチ君の言うとおりね。とりあえず紅茶の準備をするわ」スタスタ

まどさや「「じゃあ、今度こそお邪魔しまーす」」スタスタ

田楽マン「ふっ、邪魔するぜ」スタスタ

ボーボボ「ただし田楽。テメーは駄目だ」

ドアバターーン!!

田楽マン「」




  ~マミルーム~


まどか「このケーキおいしい~!」モグモグ

さやか「メチャうまっすよ、マミさん!」モグモグ

マミ「そう言って貰えると嬉しいわ」

ボーボボ「お前のモノは俺のモノ! 俺の野茂はお前のモノ!」ガツガツ

首領パッチ「ボーボボてめぇ! 俺のケーキ!!」

天の助「ふふふ、静かにしなさい。紅茶の香りが逃げてしまいますよ?」ドロドロ

さやか「て、天の助! あんた溶けてるよ!?」

天の助「え? あ、どおりで死んだ婆ちゃんが見える訳で……」ドロドロ

QB「うわぁ、顔面から溶けていってる……。すごいグロテスク……」

つけものと田楽の扱いが悪いのは原作での基本だよな
アニメでは無駄にプッシュされてたけど



マミ「キュゥべえに選ばれた以上、もう他人事じゃないものね。あなた達もたくさん疑問を抱えてるでしょう?」

さやか「ふふん、何でも訊いてくれたまえ?」キリッ

まどか「ウェヒヒ、さやかちゃん逆だよぉ」クスクス

首領パッチ「はい先生! 一般相対性理論と特殊相対性理論の違いを教えてください!!」

さやか「え、ええっ!? ちょっと今のは冗談で……!」

右京の助「おやおやおやぁ? 何でも訊いてくれと言ったのはどこのどなたでしたっけぇ? 職務放棄してしまう先生にはキツイお仕置きが必要ですね、パチ山君」ズイ

パチ山「ですよねぇ! 右京さん!」ズイ

さやか「ちょ、ちょっとこっち来ないでよ! それにモノマネ似てないし!」

ボーボボ「……」ガシ

パチ天「「え」」

窓ガララ

ボーボボ「鬼は外じゃーい!!」ポイッ

パチ天「「ぎょへえぇぇぇ!?」」ヒュー

窓ピシャッ

ボーボボ「話を続けようか」手パンパン

さやマミ「「は、はい……」」

まどか(ボーボボさんってちょっと怖いなぁ……)



マミ「これがソウルジェムよ」スッ

まどか「うわぁ! 綺麗な宝石!」キラキラ

マミ「キュゥべえに選ばれた女の子が契約によって生み出す宝石よ」

マミ「魔力の源であり、魔法少女であることの証でもあるの」

さやか「契約って何ですか?」

QB「僕は君たちの願い事を何でも一つだけ叶えてあげられるんだ」

まどか「えっ!?」

さやか「ホントに!?」

パチ天「「まままままマジかーーーーッ!?」」

マミ(あ、戻ってきた)

まどか「ね、願い事って……」

QB「何だってかまわないよ。どんな奇跡だって起こしてあげられるんだ!」


さやか「それって金銀財宝とか不老不死とか、あと……」

天の助「豆腐の根絶やしとか!?」ズズイ

まどか「て、天の助君、それはちょっと……」ウェヒヒ

QB「君たちはその願いの代償に魔法少女になって魔女と戦ってもらうんだ」

QB「魔女との戦いは命と隣り合わせなんだけど……」

QB「今、僕たちは一人でも多くの魔法少女を必要としているんだ」

QB「だから、鹿目まどか、美樹さやか。僕と契約して魔法少女になってよ!」

首領パッチ「それってヒロインになれるってことよね! 素敵!」ガバッ

QB「え」

ここで食いつくかwwww


QB「いや、僕はまどか達に……」

首領パッチ「私、子供のころから魔法少女になるのが夢だったの~!」ガシッ

QB「ひっ! 話を聞いてよ……。魔法少女には女の子しかなれないし、そもそも君は人間かどうかも……」

首領パッチ「あ”あ”ん? テメー、俺がアルプスの妖精だからってナメてんじゃねーぞ、オイ!」クワッ

QB「し、知らないよぉ。助けてマミぃ……」


さやか「魔女って何なんですか。魔法少女とはどう違うんです?」

マミ「全く別物よ。魔法少女が希望を振りまく存在ならば、魔女は絶望をまき散らす存在……」

天の助「ところてんと豆腐みたいな関係ですね」フフフ

マミ「全然違うわ」

マミ「魔女は人の心の闇に取り付いて徐々に精神を蝕んでいくの」

マミ「魔女が何故そんなことをするのかはまだ分からない。というよりも魔女に関しては分からないことのほうが多いわ」

マミ「原因不明の事件や事故、自殺は皆魔女の仕業と言われているの」

まどか「つまり、魔法少女の仕事はその魔女をやっつけて人々を守ってあげることなんですね!」



QB「ま、マミぃ~……」

首領パッチ「おいてめぇコラ! おいてめぇコラ!」グイグイ

ボーボボ「やかましいわい、どすこい!!」ピューバキッ

首領パッチ「垂直ロケットぉぉ!?」ズサー

QB「何で僕までぇ!?」ズサー


さやか「でも、何でそんな魔女のことが世間に知られていないんですか?」

マミ「魔女は普通の人間には見えないの。それに普段魔女は結界の奥に潜んでいるのよ」

まどか「あの変な世界ですか?」

マミ「そう。普通の人は結界の中に迷い込んだら、二度と出られないわ。あなた達、結構危ないところだったのよ?」

さやか「う~! 助けてくれてありがとうございます! ボーボボさんにマミさん!」

ボーボボ「礼には及ばないぜ。未来あるツッコミニストの命があんな所で奪われるのはあまりに惜しい」

さやか(あれ? コレって誉めてるの?)

まどか「ところで、ボーボボさんって魔法少女でもないのに何であんなに強いんですか?」

ボーボボ「ん? 聞きたいか小娘?」葉巻スパー

さやか「うわ! 急に成金みたいになった!」

まどか「はい。それにボーボボさん、マミさんや首領パッチ君達と親しいようですし……」

ボーボボ「ボーボボでいい。堅苦しいのは苦手でな。それとバカどもとはただの腐れ縁だ」



マミパッチ「バカって言わないでティロ!」プンスカ

マミの助「そんなこと言われたら、皆死ぬしかないじゃないっ!」プンスカ

マミ「それってもしかして私のマネ……?」イラッ

さやか(ああ~、確かにバカだわ)

ボーボボ「俺は少し鼻毛を扱えるだけの普通のサイヤ人だ」

さやか「いや、十分普通じゃないよ……」

ボーボボ「マミとの馴れ初め……。それは今から二年前に遡る……」ホワンホワン

天の助「皆さーん! 回想シーンですよぉ! ここ重要! 超重要!!」

首領パッチ「映画館内では携帯電話はマナーモードにしてくださーい!」

まどさやマミ(((うるさい……)))




  ~回想~


 文明開化の波が押し寄せた江戸。版籍奉還によって旧武士である士族達は……


さやか「二年前じゃなかったのおぉーーーッ!?」サヤーン!?


 あの頃の俺はまだ若造だった……

犬ボーボボ『ウ~~ワンワンワン! ワンワン!』


まどさや「「犬だーーー!!」」ガーン!


 世の中のことなんか何一つ知らず、背伸びをして大人になったと勘違いしていたんだ

犬ボーボボ『例のブツだ。確かに渡したぞ』スッ

中国マフィア『約束通り三億円アル』パカッ


まどさや「「危ない取引してるぅぅー!? 背伸びしすぎだーー!」」


 しかし、ついに俺にも悪運が降りかかる……

保健所職員『待てーー!!』ダッダッダ

犬ボーボボ『ちっ! サツが嗅ぎつけやがった!!』


さやか「いや、保健所の人だよ!?」

まどか「やっぱり保健所は怖いんだ……」



犬ボーボボ『体が動かねぇ……。俺はここで死ぬのか…?』

???『ちょっと、あなた大丈夫!? 酷い怪我……!』

犬ボーボボ『あ、あんたは……?』

 そんな時、小汚い俺に手を差し伸べてくれた人こそ……


西郷隆盛『大丈夫でごわすか……!』


 西郷隆盛、その人だった


マミ「私じゃないの!?」マミーン!?

さやか「てか、偉人が出てきたぁーッ!?」サヤーン!


  ~回想終わり~

笑えるほ




ボーボボ「と、いうわけだ」

さやか「いや、全然わからないよ!!」

パチ天「「い”い”話だな”ぁ~~~~!!」」グスグス

まどか「今の話って本当なんですか……?」

マミ「違うに決まってるでしょ……。マミのマの字すら出てこなかったじゃない」

マミ「本当は私が魔女と戦っていて危なくなってた時に、突然現れて私を助けてくれたの」

マミ「それからは一緒に魔女退治に付き合ってもらったりしているの」

さやか「へぇ~、お互い信頼し合っているベストカップルという訳ですな!」

マミ「も、もう! そんなのじゃないのよ。いつもありがとうございますね、ボーボボさん」

ボーボボ「俺が好きでやっているだけだぜ」

まどか「……」

さやか「どうしたの、まどか?」

まどか「うん……。何でほむらちゃんはキュゥべえを襲ったのかなって思っちゃって……」

マミ「そのことなんだけどね。おそらくあの子は新しい魔法少女が増えることを恐れているのよ」

さやか「え? でも魔法少女同士、仲間なんじゃないんですか?」

マミ「魔法少女達は一人一人、自分の縄張りを持っているの。新しい魔法少女が生まれれば、当然自分のテリトリーが減ってしまうわ」

マミ「それに、魔女を倒すとそれなりの見返りがあるから、それ目当てで魔法少女同士が対立することも珍しくはないわ」

さやか「縄張りって、何だかヤクザみたいですね……」

まどか(本当にそうなのかな、ほむらちゃん……)



天の助「おい、てめぇどこの組のもんだ? ボボボの兄さんにガンつけるとはいい度胸じゃねぇか?」オラオラ

ボーボボ「ぶち殺すぞ、兄ちゃんよぉ……!」オラオラ

首領パッチ「あ”あ”ん!? てめぇらこそ、このバッジを見てもまだそんな口がきけんのか?」スッ

天の助「なぁッ!? そ、その紋章は……『ひよこくらぶ』!」ガガーン!

ボーボボ「俺たち『たまごくらぶ』の上位組織!! 失礼しやしたぁーーッ!!」ドゲザー

首領パッチ「ふん、ゴミどもが……」


マミ「そうね、魔法少女ってアニメやマンガのような可憐で格好いいイメージがあるけど、命がけでとても危険なの」

マミ「魔法少女になるならばよく考えるべきよ」

まどか「う~ん迷っちゃうなぁ」

さやか「だよね、何たって願い何でもなんだからね」

マミ「そこで提案なんだけど、あなた達、私の魔女退治に付き合わない?」

まどさや「「えっ!?」」



首領パッチ「ヤッくん、はい、あ~ん。おいしい?」

天の助「パチ美さん! 僕という人がありながら!」


マミ「魔法少女体験ツアーって訳よ。実際に魔女との戦闘を見て、改めて魔法少女になるかどうか決めるの」

QB「なるほど、いい案だねマミ。魔法少女としてベテランのマミに、何だかよく分からないけど強いボーボボがいれば安全だよ」

まどか「どうする、さやかちゃん?」

さやか「う~~ん、思い切ってついていっちゃおうか! マミさん達がいるなら確かに心強いよ!」

マミ「じゃあ決まりね。さっそく明日から体験ツアーを始めましょう」


ボーボボ「うおおー! 金を出せーー!!」バンバン

首領パッチ「ヤッくんだけは! この子だけは見逃してーー!」

天の助「パチ美さん……僕を裏切った罰だよ……」フフフ



まどか「あ、もうこんな時間! それじゃあマミさん、ボーボボさん、今日は色々とありがとうございました」

さやか「ほら、バカどもも帰るよ」グイグイ

首領パッチ「やだやだやだ! もっと遊びたい~~!」ジタバタ

天の助「お家帰るのやだ~~~!」ジタバタ

ボーボボ大統領「核爆弾のスイッチ押しちゃうぞ~~!」ジタバタ

さやか「一人物騒な人がいる!!」


  ~玄関~


田楽マン「……」

マミ「それじゃあ、皆。また明日ね」

まどさや「「さようなら~~!」」スタスタ

首領パッチ「アディオス!」スタスタ

天の助(田楽の奴ずっとあそこにいたのか……)スタスタ


マミ「行っちゃった……ふふっ」

ボーボボ「嬉しそうだな、マミ」

マミ「あら、わかります? 後輩が出来るかもしれないって思うと、嬉しくて」

QB「魔女退治においてはチームのほうが倒しやすいことがあるからね。是非とも彼女達を勧誘しなくちゃ」

QB「それじゃ、僕も行くとするよ」


マミ「あら、もうすぐ晩ご飯だけど、どこにいくの?」

QB「鹿目まどかのところさ。彼女はとても素晴らしい魔法少女の素質を持っているからね。なんとしても契約してもらうためにも、少しでも多く勧誘をね」

ボーボボ「……」

マミ「あらあら。それじゃキュゥべえ頑張ってね」

QB「うん! いってきます!」タッタッタ

ボーボボ「……」

マミ「……どうしたんですか、ボーボボさん?」

ボーボボ「あの狐野郎がどうにも気に入らなくてな……」

マミ「キュゥべえが……?」

ボーボボ「俺には奴の心の中にまで、あの真っ白な毛が生えているとは到底思えない。他人のことを、毛の未来のことを考えない毛狩り隊と同じ臭いがするぜ」

マミ「ぼ、ボーボボさん……」

ボーボボ「……」


マミ(バレリーナの格好で言うことじゃないと思うわ……)マミーン…




  ~まどホーム~


まどか「驚いちゃったなぁ。まさかキュゥべえが追いかけてくるなんて」

まどか「それにお母さん達にはキュゥべえが見えないなんて!」

QB「僕の姿は魔法少女の素質がある人間にしか見えないからね(あれ、自分で言っといてなんだけど、何であの金平糖達には僕の姿が見えたんだろう……)」

たっくん「あうー。まろかー?」ウーウー

まどか「ティヒヒ、たっくん私が誰と話しているのか不思議そう」

首領パッチ「あうー、まろやかーこんぶぽんずー」ウーウー

まどか「」

たっくん「」

QB「」

まどか「何で首領パッチ君がいるのぉーーーッ!?」ガビーン

首領パッチ「安心しろまどか。俺の姿はハジケリストの素質がある人間にしか見えないんだぜ」フフフ

たっくん「……」

QB「弟くんがすごい睨んでるよ……」


まどか「そんな見え透いた嘘はいいから! 何で私の家にいるの!?」

首領パッチ「俺の出番が……少ないんだよぉーーッ!!」クワッ

まどQB「「えええぇぇーーーッ!?」」

首領パッチ「主人公は俺だろ!? ヒロインは俺だろうがぁーーッ! 俺よりも目立ってんじゃねーーーッ!!」

まどか「どう考えても私が主人公だよ! 自惚れにも程があるよ!!」

QB「まどか! 君も十分自惚れてるよ! それよりもそんなに騒ぐと家の人に……!」

詢子「……」ドアガチャッ

まどか「……」

たっくん「……」

QB「……」

首領パッチ「家政婦は見た……!」


田楽マン「こうして夜は更けていく……」




 ~ほむホーム~


ほむら「今日は散々な目にあったわ……」ホムゥ

ほむら「金平糖にゼリー野郎、鼻毛男……。何故今回の世界はこんなにも訳の分からないもので溢れているの……?」

ほむら「今までのループから考えると、確か明日は巴マミの魔法少女体験ツアーね」

ほむら「何が起こるか分からない……、しっかりと監視をしておかなくちゃ……!」

嫌な予感しかしない・・・




 ~翌日~


まどか「……おはよう、さやかちゃん、仁美ちゃん、天の助君」ゲッソリ

首領パッチ「あーたーらしーい、あーさがきーたー」スタスタ

仁美「大丈夫ですか……?」

さやか「おはよう、まどかに首領パッチ。なんかやつれてるね……(肩に乗ってるキュゥべえと何

か関係あるのかな?)」

QB<昨日お母さんにこってり絞られたからだよ>

さやか<ひゃっ!? なにこれすごい、テレパシーってやつ!?>

まどか<ティヒヒ、私も最初はびっくりしちゃったよ。これもキュゥべえの力らしいよ>

首領パッチ<ロボトミー……>

天の助<み……み……、弥勒菩薩……>


QB<君たちは魔法少女の素質を持っているからね。僕が中継地点となって意志疎通が出来るわけだ>

まどか<内緒話には最適だね!>

首領パッチ<妻夫木聡……>

天の助<し……し……。ううぅ、俺の負けです……>ガクッ

首領パッチ<筋はいい。だが己に慢心せず精進なされよ>

天の助<うぅ……ありがとうございます、マスター・オブ・しりとり……>

さやか<あんた達は何やってるの……>

QB(あれ? 何でこいつら普通にテレパシー出来てるの? まさか、本当に魔法少女の素質が……?)


仁美「皆さん、何か様子がおかしいですわ……。まさか、もう皆さんは目と目で全てが通じ合うような仲に……!?」オロオロ

まどか「ひ、仁美ちゃん……?」

仁美「昨日私と別れた後に、皆さんの仲が急接近するような事態が!?」

天の助「その通り! 何故なら俺たちはところてん促進委員会に加入したからだ!」バーン

さやか「あんたは黙っててね」

仁美「そ、そんないけませんわ! 皆さんは女の子同士に、金平糖にところてん! 禁断の恋ですわーーー!」ダッダッダ

さやか「ちょ、ちょっとカバン置いて……」

QB「愉快な子だね」

まどか「ティヒヒ、仁美ちゃん少し天然入ってるからね……」

さやか「あはは、あんたが言えた義理じゃないでしょー?」クスクス


首領パッチ「カバンの中にドリアン入れてやろうぜ」ゴソゴソ

天の助「納豆もおまけだ」ヌチャヌチャ

QB「……うわぁ」

天の助が、納豆……?




 ~学校~


キーンコーンカーンコーン

ほむら(まどか達が登校してきたわ)

ほむら(おそらく、キュゥべえを使って楽しくテレパシーでもしてるのでしょうね)

生徒A「ねぇねぇ、聞いた? 早乙女先生産休だってさ~」

生徒B「えぇ~! ホントに? おめでたじゃん」

まどか「ええっ! 先生が!?」

さやか「ありゃりゃ、マジ意外だね~!」

ほむら(……)

ほむら(今までのループから考えると、これは到底あり得ないことで、かなり驚かなければいけないんでしょうけど)

ほむら(あいつらを見てしまってからは大して心も動かないわ……)


首領パッチ「うちの赤ちゃんもこんなに大きくなっちゃって。ね~、ヤッく~ん!」オホホ

天の助「まあ! 可愛いベイビーですこと!」オホホ

ほむら「……はぁ」

生徒C「それで、今日は代理の先生が来るんだって!」

中沢「マジで!? 美人かな~?」

ほむら「……」

ほむら(嫌な予感しかしないわ……)

ドアガララッ

魚雷ガール「はぁ~い、席についてぇ~! 魚雷先生のトキメキ恋愛駆逐教室の始まりよ!」

ほむら「」



首領パッチ「ひいいぃぃ~~! 魚雷先生~~!?」ガタガタ

天の助「な、何故ここにぃ~~!!」ガタガタ

魚雷先生「あら、前の学校の生徒と出会えるなんて! あなた達元気にしてた~?」ギョラギョラ

まどか「首領パッチ君たちと知り合いみたいだね」

さやか「まあ、どう見ても同類だろうね……」

ほむら(もういちいち驚くのも疲れてきたわ……)ホムゥ…

首領パッチ「冗談じゃねええぇえぇ!! こんな訳の分からない授業受けれるかああぁぁ!」ダッダッダ

天の助「命が幾つあっても足りねええぇぇ!」ダッダッダ

さやか「あ、あんた達どこいくの!?」

魚雷ガール「教育的指導ーーーーーーッ!!!」

ドゴオオオォーーーン

ガシャーーーン

パチ天「「ぐばああぁぁッ!?」」

ここで魚雷先生は予想外だったwwww


魚雷ガール「早引けなんて先生は認めないわよっ!」スタッ

ほむら(教室のガラスが全部割れたわ……)

魚雷ガール「んもう、先生は分かっているわよ。久々の再会で感動して、ついはしゃいじゃったんでしょ? 本当に可愛い生徒ギョラね!」

パチ天「「」」死ーん

首領パッチ(霊体)「三途の川行く前にTSUTAYA寄ってかね?」スー

天の助(霊体)「俺も借りたい映画あったわ」スー

まどか「死にかけてるよーーーー!?」マドーン!


魚雷ガール「そうよね、せっかくの再会だもの、感動的にしなくちゃね! 先生登場シーンからやり直すわっ!」タッタッタ

さやか「い、行っちゃった……」

まどか「起きて! 起きてよ、二人とも!」心臓マッサージマドマド

パチ天「「」」死ーん…

首領パッチ(霊体)「あ、会員カード忘れた」

天の助(霊体)「ハリポタ全部借りられてんじゃん……」

最強キャラきちゃったwww



二分後

ほむら(バカ共が目を覚ましたわ……。そのまま死んでればいいものを)

さやか「そろそろ先生来るんじゃない?」

首領パッチ?「いやぁ、マジ死ぬかと思ったわ。なあ首領パッチ」

天の助?「まったくだな、天の助」

まどか「あれ、なんか……あれ?」

QB「精神が入れ替わってるね……(どういう原理だよ……)」

パチ天「「先生まだかな~」」


♪~~ ♪~~ ♪~~


まどか「あ、音楽が! もうすぐ来るんだね」

ドアガララッ

魚雷ガガール「Can't read my ! Can't read my ! No he can't read my poker face!」ババーーン!!

さやか「レディ・ガガみたいな人入ってきたぁーーーーッ!?」サヤーン!?

まどか「す、すごい衣装だね……」




  ~昼休み 屋上~


まどか「魚雷先生の授業って最初から最後まで訳が分からなかったね」

さやか「うん。たまに黒板にうんこ描いたりね。あと首領パッチ達に異様に突っ込んでくるし」

首領パッチ「ティーチャーは超厳しいからな」

天の助「ああ、並の人間では耐えられぬシゴキよ」

QB「君たちはあの先生のお気に入りみたいだね」

さやか「あんた達がいちいちボケたりしてたからだと思うわ」

QB(『魚雷』の魔女。性質は『ボケ殺し』……。いかんある意味、『ワルプルギスの夜』より恐ろしいよ)

さやか「ところでさ……、まどかは願い事考えた?」

天の助「ふ、愚問。もちろん豆腐共の……」フフフ

さやか「あんたに聞いてない」

まどか「ううん、まだ。……さやかちゃんは?」

首領パッチ「そりゃあ、浴びるほどのコーラをだな……」フフフ

さやか「だからあんたじゃないって」


さやか「あたしも全然。ちっさい頃はランプの魔神とか読んで、色々考えてたんだけどなぁ」

さやか「欲しい物もやりたい事もいっぱいあるけどさ、命がけってなっちゃうとねぇ? よく考えると命懸けるほどのもんじゃねーってさ」

QB「以外だなぁ、君たちのような年代の女の子なら二つ返事で契約するものだけど」

さやか「まあきっと、あたし達がバカなんだよ」


パチ天「「え……!?」」ガガーーン!

さやか「なんで『え、俺らも!?』みたいな顔してんだよ!? お前らは無条件でバカだよッ!」


まどか「さやかちゃん、それって……?」

さやか「早い話、幸せバカ。世の中には命を懸けてでも叶えたい望みを抱えている人って、たくさんいるハズでしょ?」

さやか「そんな望みが見つからないってことは、その程度の不幸しか知らないってことじゃん。恵まれすぎてあたし達、バカになっちゃってるんだよ」

さやか「何で……あたし達なのかな? 不公平だと思わない?」

まどか(さやかちゃん、上条君のこと……)


さやか「こういうチャンスを、心の底から欲しいと思っている人は他にいるハズなのにね……」


『いつもありがとうね、さやか』

『さやかの持ってきてくれるCDのおかげで退屈はしないよ』

『リハビリは辛いけどね、またいつかバイオリンを弾く為には……、必ず……』

『ところてんっておいしいよね』

『すごくいい曲だよ、一緒に聴くかい?』


さやか「……」

さやか「……おい」

天の助「し、知りませんぞ。私は何も知りませんぞ~」ピュ~ピュ~

さやか「人の思い出に変なもの混ぜるんじゃねええぇぇ!!」おしりペンペン!

天の助「ひぎゃあぁぁぁ! 許してサヤカサーン!」バシーン!バシーン!

まどか「さ、さやかちゃん、それぐらいにしてあげたら……」アセアセ

首領パッチ「真性のアホだな(俺も混ざらなくて良かった……)」



ドアガチャッ

まどか「!」

さやか「!」

QB「!」

天の助「癖になりそう……!」

首領パッチ「……ゴクリ」


ほむら「……」


まどか「ほむらちゃん……」マド…

さやか「まどか、QBを持って後ろに下がって……!」バッ

パチ天「「僕たちはー?」」

さやか「どっかいってて」



ほむら「……」スタスタ

さやか「なんだよ? まさか、学校でやろうってつもり!?」

まどか(どうしよう……今は私たちしかいないのに……)

マミ<心配しないで……>

まどさや< ! マミさん!>

まどか<でも、どこに……>キョロキョロ

マミ<あなた達から見て左側の別棟にいるわ。大丈夫、この距離なら向こうが襲ってきてもすぐに対処できるわ>

ほむら「……(巴マミ……ご苦労なことね)」

ほむら「いえ、そのつもりはないわ」

ほむら「そいつが鹿目まどかと接触する前にケリをつけたかったけど、今更それも手遅れだし」

QB「……」

ほむら「それで、どうするの? 魔法少女になるつもり?」

さやか「そんなこと、あんたに関係ないでしょ!」

まどか「さやかちゃん……」

ほむら「……」ホム…

俺「ベジータ・・・」ゴクリ


ほむら「一応、警告しておくわ。あなた達が自分の人生が尊いモノと思っているのなら、魔法少女なんかにはならないことね(一話で言えなかった台詞、やっと言えたわ)」スタスタ

まどか「ま、待って! ほむらちゃん!」

ほむら「……」ピタッ

まどか「ほむらちゃんは、どんな願い事をして魔法少女になったの?」

ほむら「…………」ジッ

まどか「あ……、えっと……」

ほむら「……」

ほむら「……」スタスタ

まどか「あぁ……」

さやか「何だよあいつ。言うだけ言っといてこっちの事は無視かよ」


マミ(あの子の狙いは一体何なのかしら。縄張り? グリーフシード? ……キュゥべえ?)

マミ(それに昨日のボーボボさんの言葉も気になるわ……)

マミ「……」



首領パッチ「そして俺達がこの数分の間、ずっと積み木でサグラダファミリアを作っていたことは誰も知らない」キラーン

天の助「ジェンガで培った技だぜ」キラーン

どどーん!

さやか「うわっ!! ホントにいつの間に!」

まどか「す、すごい……」ゴクリ

QB「この行為に一体どんな意味が……」


首領パッチ「もうちょっとで、完成する……。このてっぺんに最後の積み木を乗せれば……!」

プルプル

天の助「慎重にいけよ! 焦るな首領パッチ!」

さやか「こ、これはちょっと応援したくなるかも……」

ブブブブブ! <カワシタヤークソーク♪

ガシャーン! ガラガラガラ!!

首領パッチ「ああッ! 柱部分に採用したケータイに着信がぁぁーーーーッ!?」ガーン!!

天の助「OH MY GOOOOOD!!」ガーン!!

さやか「いや、何でそんな重要なところにケータイ使ってんだよ!?」サヤーン!

キーンコーンカーンコーン

まどか「あ、チャイム……。教室戻ろっか、みんな」

今回はここまでです。
後半は来週中に完成させて投下するつもりです。

読んで頂きありがとうございました。
それでは。

乙でしたー 続きが気になる作品だぜちくしょう!
そういやこれって真説の後の話かな?だったらボーボボ界の魔法少女がいるけど


>>181
時系列については、皆さんのご想像にお任せします。
ボーボボにそんなものは、あって無いようなものなので。

乙ー 次が待ち遠しいな
>>156で毛狩り隊って発言してるってことは、ボーボボらは別の世界から来たのかね

>>183
そこは物語の根幹に関わったり関わらなかったりです。
じきに明らかにしようと思っています。

それでは今回はもう消えます。

「悲しいことに作者(澤井)の画力が追いついてねーーー!!!」

ギブミーたんすいかぶーつ!!

ライスがスクール水着に着替えました

乙!
笑わせてもらったわwwwwあと懐かしい!

185
オシリスの事かw


安定しておもしろいわ

面白すぎるだろこれ

西郷さんと魚雷ガールで寒天吹いたわwwwwww

>>1です。
第二話後編ですが、思いのほか早く書けたので今から投下します。
>>179からの続きです。




  ~放課後 ファーストフード店~


QB「よく来たね、みんな」

マミ「それじゃあ、魔法少女体験コース張り切っていってみましょうか!」

まどさや「「イェーーーイ!」」

天パチ「「……いぇーい」」ドヨーン

さやか「テンション低っ!? どうしたのあんた達、まさかまだあの積み木のこと引っ張って……」

天の助「いや、魔法少女体験ツアーって聞いたからさ……」

首領パッチ「てっきり、ユニチカフェニックスの人達が来ると思ってたら……はぁ……」

さやか「それは『東洋の魔女』だよ! 何をどうすればそんな勘違いするんだよ!」

ボーボボ「えっ! 違うかったの!?」ガーン!

まどさや「「!?」」


マミ「あ、あはは、ごめんなさいね、変な期待させちゃって……。それじゃ皆、準備はいい?」

さやか「はい、一応武器として持ってきました!」つバット バーン

まどか「うわ、さやかちゃんやる気まんまーん!」

QB「魔法で強化すればそこそこの攻撃能力は見込めるね」

首領パッチ「ふっ、俺もだぜ」つチョコバット バーン

さやか「はいはい」


マミ「うふふ、そういう覚悟でいてくれると助かるわ。鹿目さんも何か持ってきたのかしら?」

まどか「えっと、その、私はその……」モジモジ

まどか「これを……」つノート

さやマミ「「ノート?」」

まどか「と、とりあえず衣装だけでも考えておこうと思って……」ペラ…

さやマミ「「ぷっ」」

さやマミ「「あはははははっ!」」サヤサヤマミマミ

まどか「わ、笑うのはちょっと! ヒドい、かも……」カアァァ

さやか「まどかはホントに可愛いなぁ~!」

マミ「ふふ、その意気込みは素晴らしいわ」

ボーボボ「あ、あの~、じつは私も~」つノート モジモジ

まどか「えっ、ボーボボも!?」

ボーボボ「恥ずかしいんですけど~、一生懸命考えてきました~」モジモジ

さやか「どれどれ……? 『月』?」


『月はまぶしいぜ 闇に染まった俺には眩しすぎるぜ 堕ちちまった俺さえも優しく照らす月は……』


天の助「うわああぁぁ!! それは俺の恥じらいのポエム集じゃねぇかーー!! 止めてくれ、読まないでくれぇぇぇ!!」ガタターーン

まどか「天の助君って詩人だったんだね……」

さやか「ぷぷぷ、キャラじゃないね」クスクス




  ~町中~


マミ「こうやってソウルジェムをかざすと……」

パアアァァ

さやか「あ、ちょっと光ってる!」

首領パッチ「LED!? LEDなの!?」ズイズイ

まどか「し、知らないよぉ……」

マミ「これは魔女の魔力の痕跡に反応するの。だからこの光の具合を見ながら地道に探していくのよ」

まどか「た、確かに大変そうですね……」

マミ「う~ん……、昨日取り逃がしたから、だいぶ足跡が消えかけてるわ。特定するのが大変そうね」

QB「僕なら、ソウルジェムよりも正確に魔力を特定出来るけど、どうするマミ?」

マミ「遠慮しておくわ、キュゥべえ。やっぱり最初は私のカッコいい姿を見せてあげたいからね」

首領パッチ「ということは、一番最初に魔女を見つけた奴が一番カッコいいというわけだなぁーーー!」

マミQB「「え」」

マミ「べ、別にそういう意味で言ったわけじゃ……」

首領パッチ「うおおぉぉーー!! 一番ハジケて一番目立つのはこの俺だぁーーー!!」ダッダッダ

さやか「い、行っちゃったよ、あのバカ……」

天の助「ふっ、その勝負私も参戦しましょう……。このダウジングところてんロッドで……!」ぷるる~ん

マミ「いや! ダウジングで見つけるものじゃないし垂れ下がってるわよ!」マミーン!

ボーボボ「ならば、俺は奥義<鼻毛千里眼>で魔女の居場所を未来視しよう……!」ゴゴゴゴ

まどか「す、すごい、そんなことが出来るの!?」

ボーボボ「ぬううぅ~~ん!」ゴゴゴゴ





ゲルトルート『僕って色白でしょ?』




ボーボボ「ハッ!!」ピキーン!

さやか「変なの未来視しちゃってる!?」


――――――――
―――――
―――

  ~廃墟~


OL「はぁ……はぁ……」フラフラ

OL「死ぬ……、死ぬしかない……」フラフラ

OL「死ねば……、救われる……」フラフラ

???「クッキー……」フラフラ


―――
―――――
――――――――




マミ「魔女は人々の心を絶望に染めて事件や事故を起こすの」スタスタ

マミ「だから、大きな道路や喧嘩が起きそうな歓楽街とかをチェックしないといけないのよ」スタスタ

QB「マミもそれらを優先的にパトロールしているからね」

マミ「他にも自殺が起きそうな人気のない場所とかも……」スタスタ

さやか「へぇ~、やっぱ地道ですねぇ」スタスタ

ピカァァーー!

まどか「!」

さやか「!」

マミ「!」

QB「大きな魔力の反応だ!」

マミ「かなり近くに魔女がいるわ……!」

天の助「ど、通りでところてんロッドがしきりに震えるわけだぜ……!」ぷるんぷるんぷるん

さやか「それは関係ない」

マミ「反応はこっちね。行きましょう」スタスタ

まどさや「「はい!」」




  ~廃墟前~


マミ「間違いないわ、ここよ」

まどか「廃墟ですね……」

さやか「うわぁ、まさに何か出てきそうな雰囲気だなぁ」


首領パッチ「お~い、おめぇら~~!」タッタッタ

ボーボボ「ん? 首領パッチか」

さやか「あんた今までどこ行ってたの?」

首領パッチ「いやぁ~、魔女が中々見つからなくてよぉ。でもほら、この通り生け捕りにして来たぜ!」ズイ

マッチョ「好物はプロテインっす」

天の助「あらやだ! この子、魔女じゃなくてマッチョ連れて来ちゃってるわ!!」

マミ「流石に気づくでしょそれはッ!!」マミーン!



まどか「 ! ま、マミさん、屋上に人が……!」

さやマミ「「えっ!?」」


OL「死ねば助かる……、死ねば救われる……」ブツブツ

フラッ

まどさや「「ああっ!!」」

マッチョ「SASUKEに出るのが夢っす」


マミ(くっ……! 間に合って!!)リボンシュルシュル

シュルシュルシュル

フワッ

OL「……」


マミ「ふう、何とか間に合ったわ……」

さやか「よかった~~!」

まどか「こ、この人一体どうしてあんなことを……」

マミ「キュゥべえ……」

QB「うん。魔女の仕業だね。その証拠に彼女の首筋に『魔女の口づけ』があるよ」

まどか「そんな……、この人はこんなこと望んでいないのに……」

さやか「あっ! 屋上にもう一人いる!」

まどマミ「「えっ!?」」


絶望君「死にて~」ヒューー

まどさやマミ「「「マジもんの人が来ちゃったぁーーー!?」」」ガビーン!!


ボーボボ「昇龍拳!!」ドゴォ!!

絶望君「ぐふぅッ!!」

まどさやマミ「「「迎撃したぁーーーーッ!?」」」

ボーボボ「よし、まずは使い魔を一匹……。さあ、本体を潰しに行こう!」

絶望君「……」ピクピク

まどか「えぇ!? この人、使い魔って……ええ!?」

マミ「と、とりあえずボーボボさんの言うとおり、中に入りましょう。二人とも気絶してるだけみたいだし……」

さやか「そ、そうですね。魔女を倒せばこの人たちは治るみたいですしね」

QB(この紙袋男には『魔女の口づけ』が無いんだけどなぁ)

首領パッチ「なッ!? 俺が見つけたのは魔女じゃなかっただと!?」

マッチョ「自分、日体大っす」

天の助「結構すげぇ!」




  ~廃墟内部~


パアアァァ

さやか「す、すごい! バットが何かメルヘンに……」

まどか「わぁ、可愛い」

マミ「私の魔力を少し流し込んだわ。気休めにしかならないけどね」

QB「これも魔法少女がなせる技さ」

首領パッチ「僕のもお願いしまっす!」スッ つチョコバット

天の助「俺も!」スッ つところてん

ボーボボ「ミーも!」スッ つホリコマンダー

マミ「え、えぇ~? 何故だか魔力が無駄になる気しかしないわ……」

さやか「いや、間違いなく無駄になりますよ」



ズズズズズ…


まどか「あ、あれは……!」

マミ「結界の入り口……ね。あそこをくぐると魔女の結界内よ。準備はいい?」

さやか「はい……!」ギュウ…

まどか「……」コクッ

マミ「それじゃあ、行きましょうか」スタスタ


首領パッチ「あれれ!? 僕たち自然にスルーされたぞ!?」

天の助「何でじゃぁーー! 男女差別かぁぁーー!!」

ボーボボ「落ち着け! こういう時こそ落ち着いて素数を数えるんだ!」

首領パッチ「よ、よーし! 子、丑、寅、卯、辰……」

まどか「それ干支だよ」

さやか「あんた達、おいてくよー」


ほむら「…………」ジー




  ~結界内~


マミ「ふん!」 ドーンドーン!

ヒゲ使い魔「キー!?」ドゴーン!

さやか「えい! こっち来んなぁーー!」ブンブン


ヒゲ使い魔「Das sInd miR uNbEkanNte bluMEn」バキッ

ヒゲ使い魔「ja, Sie sinD mIr auCh UnbekAnnt」ボコッ

ヒゲ使い魔「ScHneideN Wir siE Ab」ドゴッ

天の助「ぐええぇぇ!? 何で俺ばっか集中的にいいぃぃ!?」

ボーボボ「ゴキブリホイホイがあると助かるわ~」オホホ

首領パッチ「ほんとねぇ、奥さん」オホホ


マミ「二人とも大丈夫? 怖い?」

まどか「確かに怖いですけど……」

さやか「マミさん達がいれば百人力っすよ!」

マミ「ふふ、ありがとう。使い魔の数が増えてきたから、おそらく本体の魔女に近づいてるわ。今まで以上に気をつけてね」

まどさや「「はい!」」




  ~結界内 最深部~


ゲルトルート「GUUUOOOOOOO!!」ババーン!


マミ「見て、あれが魔女よ」

さやか「うわぁ、グロい……」

まどか「何だかすごく強そうですね……」

パチ天「「記念撮影♪」」パシャッ


キュオーーーン

マミ「簡易魔法障壁を造ったわ。この中にいればある程度の攻撃ならば安全よ」

マミ「キュゥべえをよろしくね」ダッ!

QB「がんばってね、マミ」

ボーボボ「油断は禁物だぞ」

さやか「いけええぇぇ! マミさーーん!」

パチ天「「あれれぇー!? 何故か僕たちの所だけシールドが無いんですけどぉ!?」」



マミ「はあっ!」ドーンドーン

ドゴオオォォォン

ヒゲ使い魔「GYAAAAAA!」ゴシャッ

蝶使い魔「GYAAAA!」ドゴッ

ゲルトルート「MUOOOOOO!!」グオン

マミ「こっちよ!」ズガン!ズガン!


ボーボボ「巧いな。完璧に戦闘を自分のペースに持っていっている。あの魔女、完全に翻弄されているぞ」

さやか「へぇぇ! さっすがマミさんだね!」

まどか「ボーボボは一緒に戦わないの?」

ボーボボ「マミの背中が語っている。手出しは無用とな……」

首領パッチ「おい、テメーら無視してんじゃねーぞ! 俺らも中に入れやがれ!!」ガンガン

天の助「開けてくれよぉ! 瓦礫が飛んできてんだよぉ!」ガンガン

ヒューーー

ドゴドゴドゴォ!

天パチ「「ぎゃああぁぁぁッ!?」」



ゲルトルート「GUUUOOOOOOOOOHH!!」

シュルシュル!

マミ「くっ!」


さやか「うわぁ、何かヒモが出てきた!? あいつまだあんな隠し玉を!?」

まどか「マミさん大丈夫かな?」

ボーボボ「いざとなったら俺が出よう(マミならば大丈夫だと思うがな)」

ヒューー

首領パッチ「あ、ヒゲも飛んできた」ピトッ

天の助「う~ん、マンダム」ピトッ



ゲルトルート「OOOOOOHHH!!」ブオン

マミ「きゃあっ!!」グオン!


まどか「ああっ! マミさん!!」

さやか「マミさんが宙づりに……!」

ボーボボ「……」


ゲルトルート「GAAAAAAOOOOO!!」ゴゴゴゴ

マミ「……」シュルシュル

まどさや「「マミさんッ!!」」

マミ「大丈夫……」

マミ「未来の後輩達に、あんまり格好悪いところ見せられないものね……っ!」


首領パッチ「え?」つマミ遺影

天の助「何か言った?」つ線香

さやか「お前らなに普通に葬式の準備してんだよッ!?」



マミ「はぁっ!」

ヒュバッ

マミ「惜しかったわね」

ゲルトルート「!」

マミ「ティロ・フィナーレ!!」


ドゴォォォーーン!!


天の助「ぎゃっはっはっはっはっ!! ティロ・フィナーレってなんだよ、だっせぇ! ぎゃっはっはっは!!」バンバンバン

首領パッチ「か、かっちょいい……」

カラン



マミ「うふふ、終わったわよ」つ紅茶 カチャッ

さやか「勝ったんですね!」

まどか「すごい!」


モワァァ~

まどさや「「あっ」」

QB「本体を倒したからね。魔女によって造られた結界も消えていくよ」

首領パッチ「いやぁ、一事はどうなることかと~」スゥー

天の助「ホントホント、助かってよかった~」スゥー

まどか「あれぇ!? 首領パッチ君達も消えてるよ!?」マドーン!?

首領パッチ「何いってんだよまどか、そんなコトアルワケガ……」スゥーー…

天の助「お前、たまに訳わかんないことイウヨナ……」スゥーー…

さやか「うわわわ、何一つ気づかないまま消滅しちゃったよ!」

ボーボボ「気にするな、あるべきところに戻っただけだ」

まどか「そうなの!?」

QB(魔女の同類? いや、それにしては……、ホント訳が分からないよ)



マミ「これがグリーフシード。魔女のタマゴよ」スッ つグリーフシード

さやか「タマゴ!?」

ボーボボ「……!」スッ つ ご飯&箸

まどか「ボーボボ、何でご飯とお箸を出してるの? 食べる気なの? まさか食べる気なの……?」オロオロ

マミ「運が良ければ、たまに魔女が落とすこともあるの」

QB「心配しないで、その状態だと安全だよ。むしろ役に立つ貴重な物だよ」

マミ「ほら、私のソウルジェム……。夕べよりもちょっと色が濁っているでしょ」

さやか「言われてみると……」

マミ「でもグリーフシードを使えば……ほら」


パアアアァァ…


さやか「うわぁ、キレイになった~」

マミ「さっきの戦いで消耗した魔力も、これで元通りになるの。昨日いってた魔女退治の見返りっていうのがこれよ」

ボーボボ「……」シュン…

まどか「ボーボボ、何でションボリしてるの? 本当にあれ、食べる気だったの……?」オロオロ


マミ「えいっ」ヒュン

まどさや((グリーフシードを投げ……?))


パシッ


まどさや((……! 向こうに誰かが……!))

マミ「あと、一度くらいは使える筈よ。あなたにあげるわ……」


スタスタスタ……


ほむパッチ「あなたの獲物よ」スタスタ

ほむの助「あなたの好きにすればいいわ」スタスタ

さやか「いや、お前らかよッ!!」サヤーン!?

ほむら「私の序盤で数少ない登場シーンがッ!?」ホムーン!?

まどか「あ、ほむらちゃん。そんなところにいたんだ」

これ本当にマミるのか?
ボンドでくっつけるとか平気でするぞwww



マミ「はいはい、返してね」パシッ

パチ天「「ああん! もうちょっとだけぇ!」」

マミ「コホン、改めて……。あなたにあげるわ、暁美ほむらさん」

ほむら「……」

マミ「それとも、人と分け合うのは不服?」

ほむら「いいえ、これはあなたの獲物。あなただけのモノにすればいいわ」

マミ「そう、それがあなたの答えなのね」

ほむら「……」

ほむら「……」スタスタ


ほむら(今のところ、彼女達の動きは今までのループと同じ)スタスタ

ほむら(あの変な奴らが加わったとしても、どうせ何も変わらない……)

ほむら(奇跡は私が起こす……。待っててね、まどか……)




さやか「ホント感じの悪い奴!」プンスカ

まどか「仲良くなれないんですか……?」

マミ「難しいわね……。あの子にも何か、譲れないものがあるんでしょうね」

ボーボボ「タケノコタケノコ……1ニョッキ!!」シュバッ

首領パッチ「あっ!? ずりーぞテメー!」

天の助「ノーカンだ、ノーカン!」




 ~廃墟前~


OL「……う、ここは?」

マミ「大丈夫ですか?」

OL「あれ、私……あぁ!」

OL「いやだ、どうして……私……あんなこと……!」ガタガタ

マミ「もう、大丈夫ですよ」ギュッ

マミ「ちょっと悪い夢を見てただけですから……」

さやか「一件落着……ってところかな」

まどか「うん……!」


絶望君「絶望ォォ!」

ボーボボ「大丈夫。もう、大丈夫ですよ」ヨシヨシ

絶望君「絶望おおぉぉ! 絶望オオォォォ!!」

ボーボボ「怖い夢を見てただけですからね」

絶望君「絶望おおおぉぉッ!! 絶望オオオオォォォッ!!」

ボーボボ「うるせえ!!」バキッ!

絶望君「絶ぼッ!?」グバァッ!

まどか「あっちは……」

さやか「見ちゃダメ」



マミ「それじゃ、帰りましょうか」

さやか「魔法少女体験ツアー1日目、無事終了っすね!」

まどか「マミさんすっごくかっこ良かったですよ。ね、首領パッチ君!」

首領パッチ「はぁ~? あんなの全然大したことねーよ! 特にあの最後の必殺技とかよぉ!」

さやか「えぇ~! 何言ってんのあんた! カッコ良かったじゃん、あのテロなんとかって奴!」

マミ「ティロ・フィナーレ」

さやか「そ、そうそうティロ・フィナーレ!(今、一瞬目がマジだった……)」

まどか「かっこいい名前ですね!」

マミ「そう? 初めて考えた必殺技だから、ついつい力が入っちゃってね……えへへ」テレテレ

首領パッチ「へっ! 全然イケてねーよ!」

首領パッチ「次の魔女退治では、俺様の超必殺技<パチ・フィナーレ>でトドメを刺してやるぜ!!」バーン

まどさや((あ、感化されてる))



マミ「それじゃ、みんな私の家に来る? 紅茶とクッキーをご馳走するわ」

まどか「いいですね!」

さやか「行きます! 是非是非!」

QB「マミの紅茶は絶品だからね」

ボーボボ「悪くねーな」

首領パッチ「仕方ねーな、特別に行ってやるぜ」

天の助「タダ飯ばんざーい!」

絶望君「クッキー! クッキー!」

まどさやマミ(((え、この人も来るの?)))



まどか(叶えたい願いごととか、私には難しすぎて、すぐには決められないけれど……)

まどか(人助けのために頑張るマミさんの姿は、とても素敵で)

まどか(こんな私でも誰かの役に立てるとしたら、)

まどか(それは、とっても……)



田楽マン「レギュラーキャラなのに皆の輪の中に入れない……。それは、とっても歯がゆいなって……」ズーン…

まどか「あ、田ちゃん居たの……?」



第二話「それは、とっても歯がゆいなって」 完

乙!
「怒雷蜂」って言う立派な必殺技あるだろお前wwww

これで第二話は終わりです
次は運命の第三話ですね
投下は来週中を予定しております

お付き合い頂き、ありがとうございました

サブタイ田楽かよwwwwwwwwwwwwww

面白ろ過ぎる!!
才能を分けてくりゃさい!!

首領パッチってダメージ要員だけど。本気だしらめちゃくちゃ強かったような気がするw

杏子ちゃんの代わりにビュティがくるわけですね、分かります


まどかがビュティっぽいなw ピンク髪という共通点もあるし
中の人的にはあんこなんだけどね



魔の第3話なのに……ハジケの予感しかしないぜ!!

絶望君www

こいつ好きだったわwwwwwwwwww

>>230
「絶望したーーー」と言ってまどかあたりが「それ別の漫画だよ!!」とかツッコンでほしかったな

使い捨てキャラがいかにもボーボボっぽいなwwwwwwww

>>231
シャフト繋がりでしかもボーボボやビュティの中の人が出てるしな

ひさし君はまだですか

昔ボーボボの最終回見た時に思い浮かんだ続きを思い出した

ピーマンの宇宙要塞にはボーボボの母親(目キラキラ)がいて、母親はドンパッチが優勝してない第1~7回ぐらいまでのキングオブハジケリスト優勝者とか

空っぽのピーマンの中には宇宙エネルギーを溜め込んだツルリーナ四世がいるとか

ピーマンが抱えてたペルシャネコがバーババとか


いろいろ考えてたよ

>>235
どうでもいいからsageろ

>>236許してやれ。
そんなに怒ったら>>235が可哀想だろ?


>>235まじうぜえええぇぇぇぇぇぇ!!

追いついたwwww
よくあのノリを再現できるなww
でも首領パッチはチョコバットじゃなくてネギ持とうよww

ソードからハンマーの流れは最高

>>236
スマン下げ忘れてた

>>237
ハイハイゴメンゴメン


投稿が待ち遠しい

>>240
とって付けたような
>>>>237
>>ハイハイゴメンゴメン

>>投稿が待ち遠しい

これじゃあお前がうざいのは変わらないぞ。

とりあえず喧嘩すんな、そんなことしてると魚雷先生がやってくるぞ

魚雷先生といえば、魔女ってどいつもこいつも割とふざけた姿だよな……

魔法少女まどか☆マギカ 完

今更だけど天の助を見た杏子は一体どんな反応するんだ? あいつは粗末に扱われても仕方が無いけどさ

パチフィナーレイイヨイイヨー

>>245
残念、彼は期限切れだ

糞ワロタ
誰かが書いてくれるのずっと待ってた

さて、レーズンとおちょぼ口くんとメソポタミア文明が待ち遠しい

出るわけねーだろあんな使い捨てキャラwww

今週来ないのかな
なんかまとめられてたけど

土日に期待しようず つーことで寝よう

>>249
いやいや絶望君が出たし何が出てもおかしくはないだろwwwwww

絶望君は準レギュラーだからな
レベル的にはハレクラニあたりと同じ出現率

>>249

だよな・・・

じゃぁ大人しくブータンに期待するわ

紙マンと糸マンだ!

占わせろ!

グリとグラは犠牲になったのだ…

洗えません
ロスカル

テニスプレイヤー1P「何だよこれ……」
テニスプレイヤー2P「俺達、使い捨てキャラだろ……?」

ちなみにハジケ度が低いとキャプテン石田になるぞ

大人になれないヤツは置いていく

元気が一番

>>262
友情出演 貧弱マン

>>1です
これより第三話を投下します
その前に注意をば


まどマギ要素を入れる為に色々とやったらシリアスモドキが出来てしまいました
もちろんギャグも入れておりますが、
「ボーボボにシリアスはいらねぇ!」「俺はギャグだけを見に来たんだ!」
という方はご注意ください




前回までのあらすじ


首領パッチ『嗚呼、ロミオ! あなたはどうしてロミオなの!?』

ヤッくん『   』


首領パッチ『何か言えや、こらああぁぁぁッ!!』つ拳銃 バキューンバキューン!

ヤッくん『   』ズガン! ボゴン!

さやか「全然あらすじになってないし、何やってんのあんた!?」



第三話 「もう何も怖くない! 恐れ知らずの気高き乙女!」




  ~病院~


恭介「やあ、さやか。いつもありがとうね」

さやか「ううん、いいって。それよりも、ハイこれ」スッ つCD

恭介「うわぁ、すごいや。さやかはホントにレアなCDを見つける天才だね」

さやか「ぐ、偶然だよ。褒めても何も出ないよ~」アハハー

恭介「ふふ、この曲大好きなんだ。さやかも一緒に聴く?」スッ つイヤホン

さやか「ふぇっ!? いいの?」アタフタ

恭介「本当はスピーカーで聴きたいところだけど、病院だしね」

さやか「じゃ、じゃあお言葉に甘えて……////」スッ



♪~ ♪~ ♪~


さやか(……いい曲。小さい頃、恭介に招待してもらったバイオリンのコンテストを思い出すなぁ)

さやか(……!)

恭介「……くっ。……ひっく」ポタポタ

さやか(…………恭介)


病室前

天の助「おいおいおい、これふざけて入ってったら殴られそうな雰囲気じゃねーか」ヒソヒソ

首領パッチ「くっそ、せっかく財前教授のコスプレ用意してきたのに!」ヒソヒソ


さやか(……あいつら後で殺す)




  ~公園~


マミ「ティロ・フィナーレぇッ!!」


ドゴオオォォォン!!


使い魔「GUUUOOOOOOOHHH!!」


シュ~~~


さやか「いやぁ! やっぱマミさんカッコいいっすね!」

まどか「流石だね!」

ボーボボ(…………)

マミ「もう、見せ物じゃないのよ。あなた達も十分危険ということをちゃんと自覚しなさい」

天の助「ティロ・フィナーレ……ぷぷぷ」プルプル

マミ「何か不満でも?」カチャッ

天の助「ひぃぃ! 銃口向けないでぇ!」

さやか(マミさんってたまにキャラぶれるなぁ)

まどか(私も魔法少女になったらマミさんみたいな必殺技を……)キラキラ


首領パッチ「あり? おいマミ、あの魔女の奴、グリー何とかを落とさなかったぞ」

QB「あれは魔女じゃなくてその部下の使い魔だからね。奴らはグリーフシードを持ってないのさ」

ボーボボ「テメーには聞いてねぇ」

首領パッチ「全くだ」

QB「」

田楽マン「へっ、ご愁傷さん」ポンポン



まどか「あんなに強そうなのに、魔女じゃなかったんだ……」スタスタ

天の助「なーんかここん所ハズレばっかだな」スタスタ

マミ「使い魔退治も結構大切なのよ? 使い魔も成長すれば分裂元の魔女になることもあるの」

スタスタ

マミ「ところで、二人とも願い事見つかった?」

首領パッチ「俺はもちろ」

さやか「はいはいあんたじゃないから」

まどか「うぅ~ん、私はまだ……」スタスタ

さやか「あたしもだな~」スタスタ

マミ「まあ、いざ考えてみると中々浮かばないものよね」スタスタ

天の助「そうだ、マミは一体どんな願い事をしたんだー?」スタスタ


マミ「……」ピタッ


まどか「ま、マミさん……」

天の助「あれ? 僕ちん地雷踏んじゃった!?」

ボーボボ「このおバカッ!!」ボゴォッ!

天の助「ぐばぁっ!!」ズサー

さやか「ま、マミさん、どうしても聞きたいって訳では……」

マミ「私の場合は……」



――――――――
―――――
―――


『痛い……、お父さん、お母さん……』

『助けて……誰か、助けて……』

『それが君の願いかい?』

『あなたは…………?』


―――
―――――
――――――――


マミ「考える時間も無かったというか……ね」

まどさや「「マミさん……」」

マミ「あなた達はまだまだ猶予が残されているわ」

マミ「時間はあるんだからキチンと考えて、自分にとっての最上の決断をしてほしいのよ」

マミ「私には出来なかったことだからこそね」

天の助「あれ? これって俺殴られ損じゃね?」


さやか「……ねぇ、マミさん。この願い事って他人の為に使ったらアウトなのかな? 例えばあたしなんかよりも困っている人の願いの為に使ったら……」

まどか「さやかちゃん……、それってもしかして上条君のこと……」

さやか「たっ! 例えばって言ってるでしょ!////」

上パッチ「さやか、それほど君は僕の為に……!」ジーン

さやか「   」ブン!

首領パッチ「ぐえぇぇぇぇッ!?」ゴシャッ!

まどか「さ、さやかちゃん、バットは流石に凶器だよ……!」アセアセ



QB「別に契約は対象者の願いじゃないといけないなんて規定は無いよ。過去にも他人の為に願いを叶えて魔法少女になった子だっているからね」

マミ「私としてはオススメはしないわ。確かに他人のことを思う慈愛の心は大切よ。でもそれならば尚更、自分の望みをハッキリさせないと」

マミ「美樹さん、あなたはその上条くんに夢を叶えてほしいの? それとも彼の夢を叶えた恩人になりたいのかしら?」

まどか「ま、マミさん……」


首領パッチ「これが噂のシリアスゾーン……!」ビリビリ

天の助「糞っ、俺らじゃ会話に入ることもできねーぜ!」ビリビリ


マミ「同じようで全然違うことよ」

さやか「……! そ、そんな言い方って……!」

マミ「ごめんなさい。でもね、私はあなたに後悔だけはしてほしくないの。このことを履き違えたまま契約をしてしまえば、あなたにとっても彼にとっても最悪の結果になりかねないわ」

さやか「……あ、あたしこそ。ごめんなさい、甘い考え方だった……」

マミ「いいのよ、焦って決めるとロクなことにならないわ。うんと悩めばいいの」


首領パッチ「も、もうふざけてもいいのか……!」プルプル

天の助「体が……疼く……!」プルプル

さやか「怒るべきなのか、ここまで我慢できたのを褒めるべきなのか……」

ウンコッコ博士がいてくれたら……!




  ~まどホーム~


まどか「う~ん……」

QB「どうしたんだい、まどか」

まどか「うん、今日のマミさんとさやかちゃんのことでね……」

首領パッチ「ずいぶんと険悪なムードだったよな」

まどか「何かもう、首領パッチ君がいることに何の驚きも感じなくなっちゃったや……」

QB「まどかは願いが多すぎて決まらないのかい? それとも……」

まどか「そう、願いが思いつかないんだ」

まどか「ホラ、私ってどんくさいし、何の取り柄もないし」

首領パッチ「だな」キッパリ

QB「そうキッパリ肯定するのはどうかと思うけど……」

まどか「だから私、マミさんみたいなカッコよくて素敵な人になれたらそれだけで十分幸せなんだ」

QB「まどかは強い力に憧れているのかい?」

まどか「そう言われると……どうなのかなぁ」

どうでもいいけど、天の助がスタスタ歩くのおかしくない?



首領パッチ「力が欲しいか……。力が欲しいのなら…………くれてやる!」カッ!

QB「君が魔法少女になれば、マミよりも遙かに強い力を手に入れられるよ」

まどか「えっ?」

首領パッチ(こ、こいつら無視しよった!)ガーン

QB「君からはとてつもない魔法少女の素質を感じるよ。今までに無いほどのとても大きな……ね」

まどか「もうキュゥべえったら、からかわないでよ」

QB「僕はいつだって本気だよ、まどか」

首領パッチ「何で俺の扱いこんな悪いの? 第三話だからか? 運命の第三話だからか?」

まどか「ど、首領パッチ君、何言ってるの?」




  ~広場~


マミ「何ですか、ボーボボさん。話って?」

ボーボボ「単刀直入に言わせてもらおう。マミ、最近のお前の戦い方は無駄が多い」

マミ「……! そ、それはどういう……」

ボーボボ「身に覚えが無い筈がないだろう。最近のお前は効率よりも見栄え重視の戦い方をしている」

ボーボボ「使い魔相手に強力な魔法を使ったり、わざと自分から攻撃をくらい厳しい戦いに見せたり」

マミ「……」

ボーボボ「後輩候補が出来て浮かれているのは分かる。しかしお前の言った通り魔女退治は命がけだ」

ボーボボ「最近は魔力補充も出来ていないじゃないか。そんな戦い方ではいつか足下を掬われるぞ」


マミ「わかって……いますよ」


ボーボボ「……」

マミ「でも私、今までずっと一人で戦ってきたんです。独りで……誰からも感謝されずに……」

マミ「だからかもしれませんが、信頼できる仲間っていうのに憧れてて……。ボーボボさんと首領パッチ君や天の助君みたいな、心で繋がっているという仲間に……」

マミ「魔法少女はアニメやマンガみたいに綺麗なものじゃない……。分かってはいるけれど、そう思えば思うほど仲間というものを意識しちゃって……」

マミ「少しでもあの子達が魔法少女に夢を見るように、罪悪感を感じながらカッコつけて振る舞って……」

マミ「口では危険だ、よく考えろって言ってるけど、本当はあの子達が早く契約するのを望んでる……」

マミ「魔法少女に成りたての頃の私が見たら、どう思われちゃうのかな……」

マミ「やっぱり私って最低ですね……」

ボーボボ「マミ……」




ほむら「その通りね」スッ



マミ「 ! あなたは……!」

ほむら「お取り込み中悪いわね」

マミ「……」

ボーボボ「何の用だ……?」

ほむら「巴マミ、わかっているの? あなたは無関係な一般人を危険に巻き込んでいるのよ」

ほむら「あなたも知っているでしょう。かつて大勢の魔法少女が魔女との戦いで死んでいったことを」


ほむら「もしも契約してしまえば、彼女達は二度とこの平穏な日常を過ごせない」

ほむら「魔女を狩る為すべてを犠牲に……」

ほむら「さっきの話は聞かせてもらったわ。そういう考えができるのなら、どうか彼女達とこれ以上関わり合いを持たないで」

マミ「………」

ほむら「魔法少女の輝かしい部分だけを見せて、彼女達に幻想を抱かせているあなたは……。はっきりと言わせてもらうわ、あなたは……」


ほむら「最低よ」



マミ「……っ!」ビクッ

ほむら(かなり堪えているみたいね……。魔女化する心配は無いと思うけど、これでまどか達に迫るのを自重してくれるかしら)

ほむら「私だってあなたの辛さは分かっているわ。でもその私情に他人を巻き込むことだけは絶対に駄目」

ほむら「私はあなたと争いたくてこんなこと言ってる訳じゃないのよ。それじゃ……」クルッ

スタスタ

マミ「…………」



ボーボボ「待ちやがれ」



ほむら「……何かしら」

ボーボボ「確かにマミは間違っていたかもしれない。自分の心に嘘を吐いていたかもしれない……」

ボーボボ「お前の言っていることも最もだ」

ほむら「………」

ボーボボ「だがな……、何も知らないお前が、マミをそこまで責めていい訳がねぇ!」

マミ「ぼ、ボーボボさん……!」

ほむら「……!」



ほむら(何も知らないですって? 知らない訳がないじゃない……!)

ほむら(私は巴マミのことをよく知っている。彼女の過去も、彼女の様々な死に様も!)

ほむら(それじゃあ、あなたが巴マミの何を知っているというの? 彼女の苦しみを本当に理解しているの!? 魔法少女の忌々しいシステムを知っているとでもいうの!?)

ほむら(あなたこそ、何も知らないくせして! いきなり現れて! 仲間面をして出てきて……!)

ほむら(そんなあなたが……! 訳の分からないあなたが!)



ほむら「あなたが……巴さんの何を知ってるというのよ!!」



マミ「あ、暁美さん……!?」

ボーボボ「……どういう意味だ?」

ほむら( ! 私としたことが……。こんなことで動揺するなんて……!)

ほむら「何でも……無いわ……。今のは忘れて……」


シュン!


ボボマミ「「き、消えた……」」

ボーボボ(暁美ほむら……。あいつには分からないことが多すぎる。そして、今の言葉は一体……)

マミ「あの」

ボーボボ「ん?」

マミ「ボーボボさん……。あなたや暁美さんの言う通り、もう鹿目さん達を連れていくのは……止めたほうがいいですよね」

マミ「これ以上あの子達に迷惑はかけられないし、私のせいであの子達が契約してしまったら……」

ボーボボ「マミ……」

何かボーボボがとあるの上条さんに見えてきたww


ボーボボ「俺はお前の戦い方について忠告しただけだ。魔法少女体験ツアーについてはとやかく言うつもりはない」

マミ「え、でも……」

ボーボボ「まどか達は強い。あいつらが契約する時は、きっと自分の心に納得し考えて考え抜いた結果だ」

ボーボボ「お前のせいであいつらが巻き込まれている……、それは絶対に間違っている」

ボーボボ「本当にカッコいい先輩とは何か……。それはゆっくりと自分で考えればいいさ」

マミ「ボーボボさん……」

ボーボボ「さあ、帰ろう。家に帰って発毛促進ビデオの続きを観ようじゃないか」スタスタ

マミ「……はいっ!」タッタッタ

マミ(ありがとう、ボーボボさん)

マミ(何だか少しだけ心が軽くなっちゃった)

マミ(そして……)


マミ(そして、何でスクール水着を着ているのかは最後までツッコめなかったわ……)マミーン…




  ~ほむホーム~


ほむら「…………」

ほむら「私は……何故、あの時……」

ほむら「いいえ、ダメよほむら。目の前のことに集中しなくちゃ……」

ほむら「明日はお菓子の魔女が出現する日……」


ほむら「そして巴マミの命が尽きる日」


ほむら「私は何度も、何度も彼女を助けようとしたけど……。必ずあの人は死んでしまう」

ほむら「世界を越えるごとにその因果は強く、複雑に絡み合って……、変えられない運命になる」

ほむら「今回こそは彼女を助ける。あんな奴らに期待なんてしない」

ほむら「何度も奇跡を夢見て、何度も運命に裏切られてきた」


ほむら「奇跡は起きない……。奇跡を起こすのは……私よ」




  ~翌日 病院~


首領パッチ「…………」

さやか「……はぁ。おまたせ」スタスタ

天の助「ん? 今日は早いな」

首領パッチ「…………」

まどか「あれ、上条君に会えなかったの?」

首領パッチ「…………」

さやか「なんか今日都合が悪いみたい」

首領パッチ「…………」

さやか「つか何で首領パッチずっと黙ってるの? 気持ち悪い」

首領パッチ「…………」

天の助「ああ、これか? いや病院だから電源切らなくちゃって思ってさ」ポチッ

首領パッチ「シンチャクメッセージハアリマセン」ピーピー

まどか「首領パッチ君ケータイだったの!?」マドーン!?




  ~病院内 廊下~


QB「さやかはその上条君とやらをずいぶん気にかけているようだね」

さやか「きゅ、急に何を言うの!」

天の助「そりゃあ、こいつら幼なじみだからな」

首領パッチ「そうそう幼なじみ」


 さやか『恭介! テメーに会うために、地獄の底から這い戻ったぜ!!』

 恭介『わざわざ殺される為にか……!』


さやか「あんた達の幼なじみのイメージはどうなってるの……」


まどか「上条君はすごいバイオリンの奏者なの。私も何度か聴いたことがあるんだけど、ホントにプロ顔負けなんだよ!」

さやか「ま、まあ、あたしの幼なじみだし、当然じゃん?」

QB「へぇ、それがどれくらいすごいのか、残念ながら僕にはよく分からないけど。それでそんな彼がなんでこんな病院にいるんだい?」


さやか「…………っ」

まどか「え、えっと、それはその……」

さやか「事故にあったんだよ。交通事故」

さやか「よりによってバイオリニストの命の腕を怪我しちゃってね。切断は免れたんだけど、今も動かなくてリハビリ中……」

QB「なるほど、昨日聴いていた願い事についてはそのことか」

さやか「うん……。キュゥべえならさ、治せるの? 恭介の怪我」

QB「君の願いがそれならば可能だよ」

さやか「……そっか」

まどか「さやかちゃん、もしかして……」

さやか「いや、まだ考え中だよ。恭介もリハビリ頑張ってるんだ。恭介だって自分の力でバイオリンを弾けるようになりたいと思ってるはず」

さやか「だから……まだ……」




  ~病院 駐車場~


さやか「それにしてもわざわざ来てやったのに失礼しちゃうよね」

さやか「そうだ、今度みんなで行こっか! まどか達も最近会ってなかったでしょ? たまには賑やかにして恭介元気付けてやろう!」

まどか「え、さやかちゃん、いいの? 二人っきりの方が、その、上条君元気になるんじゃ……」

さやか「ちょ、ちょっと! 何言ってんの、まどかったら! いいのいいの、みんなで内緒でジュースとか持ち込んで、パーッとさ!」

天の助「ならば俺はところてんパックを5ダースほど持ってくるぜ!」

さやか「いや、いらん」

首領パッチ「んじゃ俺は、もぎ[ピーーー]テゥを大量に……」

さやか「モザイクかかってるー!? そんな得体の知れないもの持ってこないでよ!」


まどか「あれ……」ピタッ

さやか「ん、どうしたのまどか?」

まどか「あそこに、何か……」


グリーフシード <しゅううぅうぅ~~



QB「グリーフシードだ! 大変だ、孵化しかかってるよ!」

まどか「そ、そんな、何でこんなところに……」

QB「早く逃げないと結界ができちゃうよ!」

さやか「あの変な迷路みたいなのが……!」

まどか「マミさんに知らせないと……」

QB「マミの居場所までは遠すぎる。僕のテレパシーも届かないよ……」

さやか「まどか、マミさんの番号とかメアドは聞いてる?」

まどか「う、ううん」フリフリ

首領パッチ「あ、俺知ってるぞ」

さやか「マジで? 意外に頼りになるじゃん首領パッチ~!」

首領パッチ「はい、メモ」スッ つメモ


『マミ電話 117』


さやか「それは時報サービスの番号だろうがぁぁッ!! こんな時にフザケてんじゃねぇぇぇ!」ギリギリ

首領パッチ「ぐええぇぇチョークスリーパー!?」ガクガク

まどか「や、止めなよさやかちゃん! 完全にキマってるよ!?」

QB「こんなことしている場合じゃないでしょ……」


さやか「そ、そうね。まどか、首領パッチと一緒にマミさんを呼んできてくれない? あたしと天の助はコイツを見張ってるから」

天の助「!?」ガタッ


QB「無茶だよさやか! 中の魔女が完全に出てくるまで、まだ時間はあるけど……」

QB「結界が閉じると君一人では出られないんだよ? マミの助けが間に合うかどうか……」

さやか「あの迷路ができると、このタマゴもどこにあるのか分からなくなるんでしょ! こんな病院で魔女が出てきたら悪夢よ!」

さやか「放っておけないよ……」

まどか「さやかちゃん……」

シュタッ

QB「……分かったよ。まどか、先に行っててくれ。僕はさやかと一緒にグリーフシードを見張ってるよ」

まどか「でも、キュゥべえ……」

QB「マミがここまでくればテレパシーを使って正確に僕らの位置を伝えられる。最も効率のいい作戦だと思うな」

さやか「ありがとうキュゥべえ。まどか、頼んだよ」

まどか「うん……。三人とも無茶はしないでね……!」

天の助「おい! それよりも何で勝手に俺が残ることになってんだよ!? おかしいだろ! 俺だってこんな危ねぇとこ御免だぜ!!」

さやか「うるさい黙れ」

天の助「やだ、この子冷たい!」ガーン


まどか「行こう、首領パッチ君!」

首領パッチ「おう! 急ぎだな、俺の愛車に乗れ!」クイッ


パンダ <ウイイィ~~ン


まどか「いや、それ遊園地とかにある動物の乗り物だから! こんなので行ったら日が暮れるよ!!」

首領パッチ「御託はいい! さっさと乗れ!!」

まどか「う、うん分かった……」マドマド

首領パッチ「しっかり捕まっとけよ? 飛ばすぜぇぇぇーーッ!!」


パンダ <ドギュウウゥゥゥゥゥーーーン!!

まどか「きゃああああぁぁぁぁぁぁァァァァ!!??」キラーン

さやか「めちゃくちゃ速ぇーーーッ!! ウソでしょ!?」サヤーン!?


QB「さやか! 結界が!」

さやか「えっ!」

天の助「ひいぃぃ~! イヤだぁ~~~!!」ガタガタ


グリーフシード <ピカアアァァッ!




  ~マンション マミホーム前~


ドアドンドンドン

まどか「マミさん! 大変です! 病院でグリーフシードが!」ドンドン

首領パッチ「ハッ! よっ! ハッ!」ドドドン カッ ドン カッ ドンドン

まどか「ちょっと首領パッチ君、太鼓の達人やってないで手伝ってよ! マミさん、居ないんですか!?」ドンドン

ドアガチャッ

侍ボーボボ「騒がしいでござる」

まどか「武士が出てきたぁーーー!?」

ボーボボ「話は聞いたぞ。マミなら今、髪の毛のロールをセット中だ。もう少し待て」

まどか「あの髪、毎日セットしてたの!? マンガの世界みたいに勝手にカールしてたんじゃないの!?」マドーン!?

首領パッチ「もう一回遊べるドン!」

まどか「うるさいよ!!」




  ~病院 結界内~


使い魔A「キー」ヒョコヒョコ

使い魔B「キーキー」ヒョコヒョコ


天の助「おいおいおい! 俺を巻き込むんじゃねーよ! どの使い魔も何故か執拗に俺のこと狙ってくるんだよ! こんなところに居られるかよ!!」

さやか「騒がないでよ、天の助。使い魔達にバレるでしょ」


グリーフシード <ピカッ ピカッ


QB「グリーフシードの反応が顕著だ……。魔女が孵化するのも時間の問題だよ」

QB「君が僕にただ一言でも言ってくれれば、契約をして君を魔法少女にすることができるんだけど……」

さやか「マジに危なくなったら頼むわ……」

天の助「ならば俺も願いを決めとかないとな……」

QB「いや、君と契約する気は露ほども無いんだけど」

プルプル真拳使ってくれ



ガササッ


使い魔A「キキキー!」ヒョコッ

さやか「うわ、ヤバッ! バレた!」

天の助「ひいぃぃ~! お助けぇ~!」

QB「マズイよ! 僕自身にはコイツらをどうにかする力はないんだ。さやか、早く契約を!」

さやか「いやぁ、今したら何か勿体ない気がするし……」

QB(この状況でマジかよコイツ)

さやか「天の助! 今戦えるのはあんただけなんだから、コイツをどうにかしてよ!」

天の助「俺!? 無理無理無理!! 僕ちゃんただのところてんですから!!」

さやか「あんたの様なところてんがいるか! 都合のいい時だけ食品面すんじゃないわよ!」

使い魔A「キキ―!」ヒョコヒョコ

QB「こっちに来てるよ!」

天の助「大体、俺に全くメリットないじゃん! そもそも無理矢理ここに連れてこられた訳だし!」

さやか「あんたそれでも男? たまにはカッコいいとこ見せなさいよ!」



さやか「あーもう、分かった! アイツをどうにかしたら、あんたの言ってたところてんでも何でも食べてやってもいいわよ!」

天の助「……!」

さやか(いつもところてんところてん五月蝿いコイツなら、これで動くハズ……!)

天の助「…………」


天の助「いや、嬉しいけどさ。そんなんじゃ釣り合わないよね、実際」溜息ハァー

さやか(うっわ、コイツぶっ殺してぇ!)




  ~病院 駐車場~


マミ「ここね」スッ

マミ<キュゥべえ、状況は?>

QB<マミ、来てくれたんだね。まだ孵化はしていないけど、危ない状況に変わりはない>

QB<それとついさっき使い魔に見つかるというハプニングもあったけど、さやかが天の助をぶん投げて事無きを得たよ>

マミ<……それって事無きを得てるの?>

QB<得てるよ。急いで欲しいところだけど、下手に魔法を使うと刺激してしまうかもしれない。なるべく静かに速く来てくれないかな?>

マミ<なかなか難しいことを言うわね>

まどか<さやかちゃん大丈夫?>

さやか<平気平気! 退屈で<ヒヤシンスでヤンス>>

さやか<人のテレパシーに被せてんじゃねええぇぇッ!!>

天の助<ぐはぁぁッ!?>

まどか<だ、大丈夫そうだね……>ティヒヒ

マミ「いきましょう鹿目さん、ボーボボさん、首領パッチ君!」

まどか「はい……」ゴクリ

ボーボボ「ああ」

首領パッチ「よっしゃー!」


壁|ほむら「…………」




  ~病院 結界内~


マミ「急ぎましょう。魔女が孵化する前に」スタスタ

まどか「はいっ!」スタスタ


ほむら「待ちなさい」


まどか「 ! ほむらちゃん!」

マミ「暁美……さん」

ほむら「昨日の話をもう忘れたの? 巴マミ、あなたはどこまで愚かなの?」

マミ「…………」

ボーボボ「うめぇ! これうめぇ!」ガツガツ つお菓子

首領パッチ「お菓子がたくさん、夢のようじゃー!!」ガツガツ つお菓子

まどか「ふ、二人とも……。それは魔女が造ったお菓子だから食べないほうが……」



ほむら「今度の魔女はこれまでと訳が違うわ。あなた達は手を引いて」

ほむら「そして巴マミ。今度こそ鹿目まどか達に関わらないと約束して。それが出来ないのなら、強行手段に出させてもらうわよ」

マミ「…………」

まどか「ほむら、ちゃん……。何で? どうしてほむらちゃんはそこまで……」

ほむら「あなたには関係ないことよ、鹿目まどか。これは魔法少女である私と彼女の話」

まどか「……っ」

ほむら「さあ、何とか言ったらどうなの?」

マミ「…………」


マミ「……嫌よ」



ほむら「 !! 」

ほむら「ど、どういうことっ!?」

マミ「暁美さん……、確かに今までの私のやり方は間違っていたわ。私は後輩達の憧れの的になるために卑しく踊っていたわ」

マミ「あの子達を騙していたのよ。それは最も汚らわしく酷い行い……」

まどか「マミさん……?」

ほむら「っ! それが分かっているのなら! だったらどうして……!」

マミ「気づけたのよ、私がどれほど下劣だったか。私がどれほど鹿目さん達の都合を考えていなかったのかを」

マミ「ボーボボさんとあなたのおかげでね……」


マミ「だから今度はちゃんと教えるつもり。魔法少女になるということがどれほど辛く、どれほど悲しいことなのかを」

マミ「魔法少女の光だけを見せずに、その光によって生まれる影も見せるわ」

マミ「それに半端なところで鹿目さん達を放っぽり出したら、それこそ許されない最低な行為」


マミ「後輩の面倒を最後まで見る。それが、カッコいい先輩でしょ?」



ほむら「……!」

まどか「マミさん……!」

マミ「今日の魔女、あなたに譲る気は無いわ。向こうで今、キュゥべえと美樹さんや天の助君が私を待っている」

ほむら「聞いてなかったの? 今度の魔女は今までとは…」

マミ「あなたも、ついてきて」

ほむら「えっ……?」

マミ「私一人の力で倒したいところだけど……。危なくなったら仲間を頼れ……、昨日ボーボボさんにそう教わったの」

マミ「私がコテンパンにやられてカッコ悪いところを見せちゃったら、その時はあなたがカッコ良く倒せばいいわ」

ほむら「私はあなたの仲間じゃないのよ?」

マミ「仲間よ。だって、魔法少女はみんな友達だもの」ニコッ



ほむら「……巴マミ」

マミ「暁美さん、今まであんな態度を取って、あなたの話を聞こうともしないで、本当にごめんなさい」

マミ「どうか、私と友達になってくれないかしら?」

マミ「そして、いつか昨日みたいに、巴さんって呼んでほしいな」

マミ「あなたにそう呼ばれて、不覚にもキュンときちゃったわ」エヘヘ



ほむら(この巴マミは今までとは何かが違う……。こんなやりとり今までなら絶対に成立しなかった)

ほむら(この鼻毛男がいるから? 運命がねじ曲げられていってるとでも言うの?)

ほむら(私は……私は……)

ほむら「友達……にはなれない……と思う」

マミ「そう……」

ほむら「でも、あなたの申し入れには賛成よ。危なくなったら手を出させてもらうわ。鹿目まどか達を危険な目に遭わせるのは絶対に許さないから」

マミ「 ! ありがとう……!」



まどか「良かった、二人とも仲直りしたんですね……!」

マミ「まだ仲良しとは言えないけどね。さ、急ぎましょ! 私たちを待っている人がいるわ」

ほむら「そうね」

マミ「それと、暁美さん。この戦いが終わったらあなたの話を色々と聞かせてもらえるかしら」

マミ「あなたがどうしてキュゥべえを目の敵にしているのか、あなたがどうして魔法少女が増えることを嫌っているのか、知りたいし……」

マミ「そして何より、あなたのことをもっと知りたいわ」



ほむら(……この巴マミは強い。今までよりもずっと)

ほむら(鼻毛男と行動してきたから? 彼女の精神が成長したとでも……?)

ほむら(でも、彼女は果たして耐えられるのかしら)

ほむら(彼女すらも知らない、魔法少女の真実<カゲ>を知った時に)

ほむら(彼女は、果たして……)

ほむら(とても心配なことだけど……)

ほむら(久しぶりに見た私に向けられた笑顔を見ると)


ほむら「ええ……、分かったわ」


ほむら(拒否することなんか、出来ないじゃない……)



まどか「良かった、本当に良かった……。マミさんもほむらちゃんも仲直りできて……!」

使い魔ボーボボ「アア、ソノトオリダナ」キーキー

使い魔首領パッチ「ヘッ、シンパイカケヤガッテ」キーキー

まどか「あれぇ!? 二人とも使い魔みたいになってるよぉ!?」マドーン!?

使い魔ボーボボ「ナニイッテンダマドカ」モグモグ つお菓子

使い魔首領パッチ「ワケワカンネーヨ」モグモグ つお菓子

まどか「絶対そのお菓子が原因だーーーッ!!」

ボーボボ△




  ~結界 途中階~


タッタッタッタ


まどか「あ、あのマミさん!」タッタッタ

マミ「なぁに?」タッタッタ

まどか「魔法少女のことなんですけど……」タッタッタ

ほむら「……」タッタッタ

ボーボボ「……」タッタッタ

首領パッチ「えっほ、えっほ」タッタッタ

まどか「願いごとのこととか、私なりに色々と考えてみたんです」タッタッタ

マミ「……」ピタッ

ほむら「……」ピタッ

首領パッチ「トハウス」


まどか「う……、こんな時にこんな話は、やっぱり……」

ほむら「いいえ、続けてちょうだい」

まどか「う、うん。それで……、こんな考え方怒られるかもって思うんですけど」

まどか「私、昔から得意科目とか他人より優れた才能とか、そういうのが無くて……」

まどか「誰の役にも立てなくて、周りに迷惑をかけっぱなしだったんです」

首領パッチ「だよな」

ほむら「黙ってて。ぶち殺すわよ」

首領パッチ「   」オクチチャックマン



まどか「それがすごく嫌で、誰かの為になりたいってずっと思ってきたんですよ」

まどか「それで、一人で誰かの為に戦っているマミさんを見ていると……心の底から憧れちゃって」

まどか「私、願い事の為よりも、マミさんのようになるために魔法少女になりたいって思っちゃったんです」

ほむら「……」

マミ「……」

まどか「でも、さっきのほむらちゃんとの話を聞いてると……」

まどか「マミさんは何か私に言いたいことがあるみたいで……。それにほむらちゃんは私に魔法少女になってほしくないみたいで……」

まどか「こんな時なんですけど、その話聞かせてもらえませんか!」

マミ「……分かったわ」


マミ「鹿目さん、私はあなたや美樹さんに嘘を吐いていたの」

マミ「カッコ良く爽快に魔女を倒していく先輩を演じていたけれど、本当の私は臆病でダメダメなのよ」

マミ「あなた達が私に憧れて魔法少女に……、後輩になってくれるようにと見栄をはって」

マミ「派手な技使ったり、全然余裕そうな態度を取ってみたり」

マミ「そんな嘘……いつかはバレるのにね」


まどか「マミさん……、でもマミさんは本当にカッコ良くて……!」

マミ「駄目よ、鹿目さん。あなたは私への憧れと、魔法少女への憧れが一緒になっているわ」

マミ「魔法少女になればお友達とカフェに行くことも、休日に皆でショッピングに行くことも、好きな男の子の話題で盛り上がることも出来なくなってしまうのよ」

マミ「魔女の血にまみれた危険な一生を歩んでいかないといけないの」

まどか「マミ……さん」


ほむら「巴マミの言うとおりだわ」

ほむら「鹿目まどか、私があなた達の契約を望まない理由。それは今の話のこともあるわ」

マミ「それが全部……という訳ではなさそうね」

ほむら「……」

ほむら「まどか、これだけは覚えておいて。あなたや美樹さやかが契約をすることで、悲しむ人間が必ずいるということを」



まどか「……分かったよ、ほむらちゃん」

まどか「ねぇ、この後ほむらちゃんのお話、マミさんだけじゃなくて、私にも教えてくれないかな?」

まどか「私もほむらちゃんとお友達になりたいや」ニコ

ほむら(まどか……、あなたは本当に優しい。あなたの笑顔を見る為ならば、私は……)

ほむら「ええ、喜んで……!」


マミ「そうだ! 暁美さん料理は出来る?」

ほむら「え? ええ、一応……」

マミ「それじゃこの後、皆でケーキを作りましょう!」

まどほむ「「け、ケーキ!?」」

マミ「最高に大きくて贅沢なお祝いのケーキよ」

マミ「それで皆でパーティするの。暁美さんが私達のお友達になった、お祝いのパーティよ!」

ほむら「ちょ、ちょっと! 話はするって言ったけれど、パーティなんて!」

まどか「すっごくいいですね、それ!!」キラキラ

ボーボボマダム「お料理には自信があるザマス!」

首領パッチマダム「本場のおフランス料理を見せてやるザマス!」

マミ「ね! じゃあ決まり!」

ほむら「う、あなた達ね~……」




キイイィーーン!


QB<マミ! グリーフシードが動き始めた! 孵化が始まる、急いでッ!>

マミ「 ! どうやらおしゃべりが過ぎたようね!」

マミ<分かった、すぐに向かうわ!!>

QB<頼むよ、パワーの余波で天の助がやられた>

まどか<ど、どんだけモロいの天の助君……>

ボーボボ<ぷぷー!>

首領パッチ<ぎゃっはっはっは! 情けねぇーー!!>

まどか<ふ、二人ともぉ~……>

マミ「行きましょう! 皆!」

まどか「はい!」

ほむら「ええ」

ボーボボ「おう!」

首領パッチ「おっしゃ!」




  ~結界 最深部~


マミ「おまたせっ!」

QB「全く、肝が冷えたよ!」

さやか「良かった、間に合ったぁ!」

天 の 助 「」死ーん

まどか「うわっ、四散してる……」

さやか「あれ、転校生じゃん。何でいんの?」

ほむら「……」

さやか「だんまりかよ」

まどか「このことについては後で説明するね、さやかちゃん」

マミ「そうね、それじゃさっさと終わらせてもらうわっ!」

シュバッ

ほむら「巴マミ! 無茶だけはしないで!」

マミ「分かってるわ、暁美さん」ニコ

QB「皆! グリーフシードが孵化するよ!」



グリーフシード <グオオォォォン


ボゴボゴボゴボゴッ

ポワンッ


シャルロッテ「   」トテッ


さやか「あれ? なんか弱っちそうだね」

ボーボボ「見た目で判断しては駄目だぞ。マリオRPGのジャッキー師匠なんか滅茶苦茶強いだろ」

さやか「いや、まあ強いけど、それとは何か違うような~」

ほむら(鼻毛男の言うとおり。あの魔女は外見だけなら可愛いものよ。“外”見だけならね)


マミ「それじゃ、せっかくのところ悪いけど、パーティの準備があるの。大人しく倒されてね」スチャッ

サヤカスェ…



バン! バン! バン!

ドキューン! ドゴーン!

シャルロッテ「   」ドゴッ ビシッ


まどか「頑張って、マミさん!」

さやか「……あれ?」

天の助「どうした?」

さやか「いや、何ていうか、マミさんの戦い方が変だなぁって。何かじわじわいってるというか、地味っていうか……。いつもみたいに早く大技決めちゃえばいいのに……」

ほむら「彼女も……変わったのよ」

さやか「は? どういうこと転校生?」

ほむら「……」



マミ(焦らなくていい。確実に大ダメージを与えられる瞬間をじっと待つ!)

マミ(そして、小さなダメージを積み重ねていくことも忘れない)

マミ「はぁっ! せいっ!」

使い魔A「キー!?」ボゴォッ

使い魔B「キキー!?」ドゴォッ


シャルロッテ「   」ゴシャッ


フラッ……


マミ(今……!)

マミ「ティロ・フィナーレぇぇッ!!」

ドゴオオォォン!


ほむら「!」

ほむら(来たわね……)

ほむら(巴マミ、あなたはよく健闘したわ。でもあなたとその魔女はあまりに相性が悪い)

ほむら(ここからは私がいくわ。あなたが悲惨な死に様を晒す前に)スッ


カチッ



ほむら(……時は、止まったわ)

タッタッタ

マミ『   』

ほむら(あなたはここで死ぬべきではない。あなたが死ねばまどか達に大きな影響を与え、新たな因果が発生してしまう)

ほむら(あなたは死なせない。奇跡は……私が起こすのだから!)


カチッ


マミ「 っ!? 暁美さん、いつのまにここに!?」

ほむら「下がってて巴マミ。ここからは私があいつの相手をする」


さやか「やったぁ! ってあれ、転校生は?」

まどか「き、消えちゃった」

首領パッチ「いや、あそこにいるぞ!」

天の助「テレポート!? あいつエスパーだぞ、エスパー!!」

ボーボボ「……」



マミ「何を言ってるの? 魔女はもう……」


シャルロッテ「   」


ドオオオォォォン!!


真シャルロッテ「   」ニタァ

ニュオ~~~ン


マミ「……え」

ほむら(来た……!)



真シャルロッテ「   」クルッ

ビュン!


マミ「……はっ!」

ほむら「……なっ」

ほむら(方向変換? そんな! 今までは真っ直ぐ巴マミの方向に来ていたのに!?)

ほむら(これも私が繰り返したループの因果なの!? いや、そんなことよりも)

ほむら(向こうには……!)



まどか「ひっ!」

さやか「こ、こっちに来る……!」

パチ天「「いやああぁぁ~~!!」」ギュッ

QB「まどか、さやか! 僕と契約を!」



ほむら(まどか達が……!)

ほむら(今時を止めても……、間に合わない……!)

ほむら「まどかッ!!」



真シャルロッテ「GUOOOOOONN!!」グパァッ!

まどさや「「きゃあああぁぁぁッ!!」」


シュバッ!!


ほむら「!」

ほむら(まどか達の前に誰かが……盾に……)

ほむら(そんな、あれは……そんな……)



マミ「…………」



ほむら「巴マミ! どうしてッ!?」




マミ(……何とか……間に合った……)

マミ(残った魔力をほぼ全て使って身体能力を強化)

マミ(伸縮性のリボンによって体を思いっきり弾いて、何とかここまで来れたわ。こんなに上手くいくなんて……)

マミ(嗚呼、鋭い歯……。私はこれに噛み砕かれるのね)

マミ(でも、不思議と恐怖は無いわ。いつもの私ならお漏らししちゃってるかもしれないのにね)

マミ(食べられると痛いのかしら? 苦しいのかしら? 頭からなら痛みも感じないかもしれないわね)

マミ(……それでも、大丈夫)

マミ(だって私は、さっき暁美さんや鹿目さんと本当の気持ちで話した時から、)


マミ(もう、何も怖くないんだから……)



真シャルロッテ「GUUAAAA……」


カチッ

ダッダッダッダッ

ほむら(お願い間に合って! お願い!)

ほむら(守ろうって決めたのに! 死なせないって決めたのに!)

ダッダッダッダッ

ほむら(この距離では間に合わないということは、自分が一番理解してる……! でも、諦められない!)

ほむら(やはり運命は変わらないの……? 課程はどうあれ、巴マミが死ぬという因果は……)

ダッダッダッダッ

ほむら(あと数メートルなのに……! あとほんの少しなのに!)

ほむら(奇跡を起こすって……! 私は……!)

ダッダッダッダッ

ほむら(時が……動いてしまう)


カチッ

金平糖とところてんに釣られたのかシャルロッテ・・・



真シャルロッテ「……AAAAHHHH!!!」


グオン!


QB「マミッ!」

まどさや「「 ! マミさん!」」

ほむら「巴さあああぁぁんッ!」

マミ「……!」ギュッ



ゴシャッ!!







鼻毛真拳奥義<恐れ知らずの気高き乙女>!!

超ハジケ奥義<度肝抜き! ハジケ玉>!!

プルプル真拳奥義<鉄壁のぬりかべ天ちゃん>!!






ドゴオオオォオォォォンッ!!!

支援、且つ差し入れ
つ「BGM Wild Challenge」




まどか「!」

さやか「!」

ほむら「!」


真シャルロッテ「GYYAAAAAHH!!??」ドゴーン!



マミ「……え」パチッ


スタッ


ボーボボ「危なかったな」スッ

首領パッチ「ここからは俺らにハジケさせろよ」ペロッ

天の助「この借りは高くつくぜ?」プルン

お前らよくやった!!
流石に、こういうときはふざけないかww




マミ「み……みんな……!」

マミ「みんなぁ……。あ、ああ……」ポタポタ


ほむら(嘘……。あいつらが……)

ほむら(あのイレギュラー達が……奇跡を……!)


ボーボボ「まどか、マミを頼んだぜ」

まどか「ボーボボ……!」

ボーボボ「俺はこの食いしん坊な魔女に、ちょいと虫歯の恐ろしさを教えてやる」スタスタ

さやか「大丈夫ですか、マミさん! まさか、どこか怪我を……!」

マミ「大丈夫、大丈夫よ、美樹さん……ひっく。ただ、嬉しかった、っく、だけだから……!」ポタポタ

マミ(もう私は独りぼっちじゃない……! こんな幸せな気持ち、初めて……!)

マミ(仲間が……! 私にも仲間が……!!)


ほむら(私はどうやら、こいつらの認識を改めなければならないかもしれない……)


ボーボボ「行くぜお前ら。フォーメーションZだ」スタスタ

首領パッチ「へへっ、腕が鳴るぜ」プピープピー

天の助「ホントに鳴ってる!?」


ほむら(この鼻毛男……いえ、ボーボボ達の認識を……!)

で、ものすごく嫌な予感(あるいはお約束)しかしないんだがww



真シャルロッテ「UUUUOOOOOO……」ユラァッ…

ボーボボ「来い、お菓子の魔女。そんなにお菓子を食いたければ、俺たちのスイーツ奥義をたらふく御馳走するぜ」バン!

首領パッチ「残さず食えよ?」バン!

天の助「果たして、お前は俺を食うに値する器かな?」バン!


真シャルロッテ「GUUUOOOOHHH!!」

ゴオオオォォッ!

ボーボボ「俺に任せろ」スッ


鼻毛真拳奥義……!

かっこいいのにこの後の展開を考えるとwwww



ボーボボ「バカガード!!」ガバッ!

パチ天「「何イイイィィィ!!?」」ガーン!!

さやか「いきなり仲間を盾にしたぁぁーー!?」

ボーボボ「さあ、どうぞお召し上がりください、魔女さん!」

パチ天「「ボーボボてめぇー!! 離せええぇぇ!!」」ジタバタ

真シャルロッテ「GAAAAAHHH!!」


パクッ


ボボパチ天「「「あ」」」

まどか「三人丸ごといったああぁぁぁーーッ!?」マドーン!!



ボボパチ天「「「」」」プラーン


さやか「そんな、ボーボボ達が!」

マミ「いえ、よく見なさい……」

さやか「えっ?」


ボボパチ天「「「」」」つDS ピコピコ


マミ「あの状況でDSしているわ!」

さやか「ホントだ! 意外と余裕……」


DS画面『HELP ME!』


さやか「……いや、よく見ると助け呼んでる! やっぱヤバイんじゃん!! 紛らわしい!」サヤーン!

やっぱりwwwwww




  ~真シャルロッテ 口内~


天の助(首上)「おいおいどうすんだよ! いきなり頭から食われちまったぜ!」

首領パッチ(首上)「こりゃ、確かにやべーな……」

ボーボボ(首上)「安心しろ。一寸法師という昔話を知っているか?」

ボーボボ(首上)「鬼に食われた一寸法師は腹の中から鬼を攻撃し、見事鬼退治をした……。つまり体内は最も無防備な場所だ!」

天の助(首上)「な、成る程……」

ボーボボ(首上)「さあ、俺らも暴れるぜ! お願いします、一寸法師さん!」

アフロ <パカッ

一寸法師「マカセテクダサーイ」

首領パッチ(首上)「カタコトの一寸法師が出てきた!?」

天の助(首上)「そんなので大丈夫なのかよ!」

一寸法師「ガンバリマース」


奥義<極殺百連撃>!!


ズバズバズバッ!

一寸法師「ウオオオオオオォォォッ!!」ズシャズシャズシャッ!!

パチ天「「すげぇ技出したぁーーーーッ!?」」ガガーン!




  ~外~


真シャルロッテ「!!」

真シャルロッテ「WOOOOHHH!?」ペッペッ


ベチャッ


まどか「あ! 魔女が吐き出した!」

さやか「口の中から攻撃したんだ!」

ボーボボ「ありがとうございました、一寸法師様」スタッ

一寸法師「礼ニハ及ビマセーン」

アフロ <カポッ

首領パッチ「ギギギギ……」ボロロ

天の助「あの、エセ一寸法師の野郎……」ボロロ

マミ「何故か、首領パッチ君達の顔が切り刻まれているわね……」


真シャルロッテ「GAAAAAHHH!」

グオン!

首領パッチ「チッ、また来やがったか!」

ボーボボ「ならば、新たな助っ人を呼ぼう!」

天の助「奴の出番か!」

ボーボボ「せーの、」

ボボパチ天「「「助けて、田楽マーーン!!」」」

改めて>>1の計り知れない技量を思い知る三話となった

来るなーーー!!
逃げろーーー!!!
田楽マーーーーン!!!!

シリアスとギャグの融合…あなどれねぇ



田楽マン「のらー!」ピョーン

田楽マン「久しぶりの出番だぜ! 友のピンチは見過ごせないのら!」

田楽マン「さあ、俺の相手はどいつだ?」ギラン!

ボーボボ「あの方です」スッ


真シャルロッテ「UUUUHH!」グルルル

田楽マン「」


ボーボボ「田楽先生」ガシッ

ボーボボ「お願いしますッ!!」ブン!

ヒューーーー!


田楽マン「ひええぇぇぇ!? 無理無理無理ィーーーッ!!」

真シャルロッテ「GUAAAH!」

バクン

田楽マン「」

ボボパチ天「「「ホールインワーン♪」」」

まどか「で、田ちゃん……」

さやか「ちょっと、フザケてる場合じゃないでしょ!」

このあとの展開が目に浮かぶ…ww




ボーボボ「よし、次は天の助。お前が行ってこい」ガシッ

天の助「え、ええッ!?」ビクッ

首領パッチ「食われるのが夢だったんだろ」ガシッ

天の助「いや、確かにそうだけどよぉ! その、何ていうかさ……」


天の助「あ……味わって食べてくれる人に、食べてもらいたいし……/////」モジモジ


ボボパチ「「しゃらくせええぇぇぇッ!!!」」ブン!

天の助「うわあああぁぁぁぁッ!?」ヒューー!

真シャルロッテ「   」ブオン

ビターン!

天の助「ぐふぅッ!!」

さやか「ああっ! 天の助だけ、何故か尻尾で叩きつけられた!!」

天の助「な、何故じゃぁ~……。何が不満じゃぁ~~」


まどほむマミQBボボパチ「「「「「「ところてんだからだろ(でしょ)」」」」」」

さやか「確かにそうだけど、みんな冷たすぎない!? 一応仲間でしょ!」



ボーボボ「お菓子の魔女! お遊びは終わりだぜ! てめーはまどか達を、そしてマミを頭から食おうとした。それだけは絶対に許さねぇ!」ドン!

マミ「ボーボボさん……!」

ボーボボ「行くぜ! 鼻毛真拳奥義……!」ゴゴゴゴゴ




ボーボボ「広島名物マミじ饅頭! マミじ饅頭! マミじ饅頭!」ポイポイポイポイ!

マミ「私をかたどった生首の饅頭を大量に投げつけたぁーー!?」マミーン

まどさや「「マミさんへの配慮はぁーーーーッ!?」ガーン!

首領パッチ「意外と旨いぜコレ」モグモグ

天の助「味は杏子味やカスタード味、チーズ味とか豊富にあるんだぜ」モグモグ

まどさや「「杏子って誰!?」」

天の助「あ、間違った、アンコね」

ほむら「ちょっと! そんな攻撃効く筈が……!」


ポカポカポカッ

真シャルロッテ「UUOOOOONN!?」ビクビク

ほむら「って効いてるぅーーーーッ!?」ホムーン!?

ボーボボ「修学旅行のお土産を甘く見るんじゃねーぜ」

首領パッチ「大好評につき、全国のローソンで発売中!」

マミ「私の許可は……?」マミーン…



ボーボボ「まだまだ! 奥義を畳みかけるぜ! 鼻毛真拳奥義……」ダッダッダ


<パチャーリーとチョコレート工場>!!

パチャーリー「ボォンカさん!」

ボォンカ「君はチョコが好きかい?」

まどか「チャリチョコ気取りッ!? ジョニーデップに怒られちゃうよ!?」

天パ・ルンパ「Stretches like a violin ♪」バッバッ

さやか「お前がウンパ・ルンパかよ!」

真シャルロッテ「GUOOOOOHH!!」

グゴオオオォォォッ!

ほむら「魔女が……!」

ボォンカ「チョコ造りに一番必要なモノは何だと思う?」

パチャーリー「それは一体……?」

天パ・ルンパ「ファンファンウィーヒザステーステー♪」グルングルン

ボォンカ「それはね……」


ボォンカ「とろろじゃぁーーーいッ!!」ザバァー!

真シャルロッテ「OOOOOOOHHHH!!??」ビチャビチャ

まどか「とろろぶっかけたぁーーー!?」マドーン!?

さやか「チョコ関係無えええぇぇぇッ!!」サヤーン!!



真シャルロッテ「WOOO……」シュウウ~~

まどか「やった、だいぶ攻撃が効いているみたいだね!」

さやか「もうすぐ倒せるじゃん!」

ほむら「………」

首領パッチ「へっ! 大したこと無かったな!」ダッダッダ

天の助「意外と楽だったぜ」ダッダッダ

ボーボボ「行くぞ! 最終奥義トリプルアタック……!」ダッダッダ


真シャルロッテ「   」ガパッ

ニュル~~~ン

真シャルロッテ(新)「GUOOOOHH!」グオン

ボボパチ天「「「何イイイィィィィッ!?」」」ガガーン!


まどか「 !? さっきみたいに口の中から!」

さやか「そんな、アイツ不死身かよ……!」

ほむら(そう、これが奴の最も厄介な点。しかしコレくらいは倒せなければ……!)



真シャルロッテ「GOOOOHHH!」ビターン

ドゴーーン!

ボボパチ天「「「ぐはああぁッ!?」」」


まどさやマミ「「「ボーボボ(さん)!!!」」」

しゅうぅ~~~

ボーボボ「まさか、奴にあんな隠し玉が……!」

首領パッチ「ひいいぃぃ~、完全再生(パーフェクト・リバース)だぁ~~~!」

天の助「あ、アンチョビぃ~!」


さやか「うっわ、懐かしい! コロコミじゃん!」

まどか「『コロッケ!』だよね、私も見てたよ!」

マミ「私はT-ボーンが好きだったわ」

QB「僕はウスターかな」

ほむら「……(何の話題か分からないわ……)」ホムーン…

QBェ……
お前も見てたのかよ……

QBさりげに参加してんじゃねえよwwww

QBはアンチョビ的な




天の助「ちくしょう……こんな敵どうやって倒せばいいんだよ……!」

ボーボボ「落ち着け! 奴は確かに高い再生能力を持っている。ならば俺たちはその再生能力を上回る速さで攻撃を仕掛ければいいんだ!」

首領パッチ「ということは、連続で奥義を決めるしかねーな!」

ボーボボ「その通りだ!」


ほむら(そのことにいち早く気づくとは……。やはり彼らの戦闘のセンスはバカに出来ないわね)



ボーボボ「奴は西洋菓子好きの魔女! それならばこちらは日本の駄菓子で応戦するぜ!」

まどか「そ、そんなことが出来るの……!?」

ボーボボ「鼻毛真拳マル秘奥義……!」




<聖鼻毛菓子時間(ボーボボスイーツアフタヌーン)>!!



パアアァァ~~!

ボトボトボトッ

まどか「うわぁ! お菓子だぁ!」

さやか「すごい……。たくさんのお菓子が空から降ってきた!」

ほむら「でも、魔女の生み出したのとは違う、駄菓子屋のお菓子みたいね」

首領パッチ「わぁーーい! お菓子だぁーー!」

天の助「うわぁーい! うわぁーい!」

ゴシャッ

パチ天「「へぶぅッ!?」」ゴガン

ボーボボ「時たま鉄アレイが紛れています」

マミ(ボーナスステージ……?)




ボーボボ「この奥義によって出現した古き良き駄菓子を食すことで、俺たちはパワーアップすることができる!」バン!

ボーボボ「まずは俺からだぁぁッ! セレクト、『うまい棒』!」ガシッ

ニア うまい棒 <ピッ

ボーボボ「うめぇ! うめぇ!」ボリボリ

ピキーン!

アフロ <パカッ

バーーーーン!

QB「アフロから大量のうまい棒が……!」

ボーボボ「味わって食えよ?」


奥義<超うまい棒ミサイル百連発>!!


ヒュンヒュンヒュンヒュン

ドドドドドオオオォォォォンッ!!

真シャルロッテ「OOOOOHHH!?」ドゴォ ゴシャァ


まどか「本当にパワーアップした!!」

ほむら「すごい……。うまい棒なのに、なんて威力なの……!」




首領パッチ「よっしゃぁ! ボーボボに続くぜぇ!」

首領パッチ「セレクト、『もぎもぎフルーツ』!」ガシッ

ニア もぎもぎフルーツ <ピッ

首領パッチ「もぎもぎぃーーーッ!」モグモグ

ピキーン!

カッ!


茂木パッチ「脳のメカニズムというのは……」シュ~

まどか「茂木健一郎になったぁーーーッ!? これってパワーアップなの!?」


奥義<茂木パッチのハジケアハ体験>!!


茂木パッチ「三秒以内に間違いを見つけやがれええぇぇぇ!!」ビシ!バシッ!

真シャルロッテ「UUOOOOOHH!?」ピシッ! パシィッ!

さやか「グミを鞭のように使って、スパルタアハ体験!?」

マミ「絶対脳に良くなぁーーーいッ!!」マミーン!




天の助「次は俺の番だぁーーーッ!」ダッ

ボーボボ「天の助! お前の為に取っておきの駄菓子を用意してやったぜ!」ポイッ

天の助「サンキュ、ボーボボ! さあ、俺もパワーアップだ!」パシッ

ニア スルメンジャー <ピッ

天の助「って、これスルメンジャーじゃねぇか! 食べるのに時間がかかるーーー!」ガビーン

天の助「固ええぇぇぇッ!!」クッチャクッチャクッチャ

真シャルロッテ「GYAAAAOOOO!」バシン

天の助「ぐはぁぁーーッ!」ドゴーン!


ボーボボ「囮に気を取られたな! 後ろだぜ!」スッ

真シャルロッテ「!」

天の助「ちくしょー! 俺は最初から囮目当てかよーッ!」




ボーボボ「セレクト、『モロッコヨーグル』!」ガシッ

ニア モロッコヨーグル <ピッ

ボーボボ「端っこに残ったヨーグルト食いづれぇーー!!」ガツガツ

ピキーン!


奥義<何で『モロッコ』なんじゃああぁぁぁぁ!>!!


どばどばどば~~~!!

真シャルロッテ「OOOOOHHHH!?」

パチ天「「ぎゃあああぁぁ!? 俺らもとばっちりーーー!!」」ゴボゴボ

まどか「大量のヨーグルトが津波のように!?」

さやか「当時の小学生達の疑問をそのまま奥義に昇華させたぁーーーッ!!」




ボーボボ「さらにさらに~~!」ダッダッダ

ボーボボ「セレクト、『きびだんご』!」ガシッ

ニア きびだんご <ピッ

ボーボボ「うめぇ! 23円とは思えないボリューム!!」ガツガツ

ピキーン!


奥義<桃太郎達の座談会>!!


桃太ボーボボ「んで、最近さぁ~」グダグダ

犬パッチ「ああ、分かる~」グダグダ

猿の助「だよねぇ~」グダグダ

キジ楽マン「マジでぇ~?」グダグダ

さやか「何これ!? ダベってるだけじゃん!」サヤーン!



真シャルロッテ「GUUAAAAAHH!!」ゴォォォ

ほむら「敵が来るわよ!」


桃太ボーボボ「ところで、きびだんごってさぁ。この周りのシート取るの大変じゃね~?」ビリビリ

犬パッチ「そうそう、全然取れないよな~」ビリビリ

猿の助「途中で破れるしな~」ビリビリ

キジ楽マン「言えてるぅ~」

まどか「……あ、あのぉ、ボーボボ?」


まどか「そのシート、オブラートだから一緒に食べてもいいんだよ……?」


桃太ボーボボ「」

犬パッチ「」

猿の助「」

キジ楽マン「」



桃太ボーボボ「知らなかったぁーーーッ!」バキッ!

犬パッチ「ちくしょおおぉぉ!!」ドゴッ!

猿の助「俺たちの今までの苦労はぁぁーーー!?」ゴシャッ!

キジ楽マン「悲しみの四重奏ぉぉーーー!!」メコッ!

真シャルロッテ「OOOOOOOHHHH!?」ドゴーン!!

ドドーーン!!


さやか「八つ当たり!? 何てはた迷惑な奥義なの!?」

マミ「ていうか、普通は知ってるでしょーー!?」マミーン!?

ボンタン飴(byセイカ食品)見たいなものか。

まどかさん・・・冗談よしてくださいよ・・・




首領パッチ「まだまだ食ってもらうぜ!」バッ

首領パッチ「セレクト! 駄菓子の王様『ビッグカツ』!」ガシッ

ニア ビッグカツ <ピッ

首領パッチ「うおおぉぉぉ~! ころもがぼろぼろ落ちる~~~!」ガツガツ

ピキーン!

カッ

カツキング(首領パッチ)「トンカツ王者、カツキング~」

さやか「うわ、なんか王様みたいのになった!」

カツキング「奥義<カツキングの独断政治>!」


ヒューーー

ズシン!

真シャルロッテ「UGGOOOOOOHH!?」ミシミシミシ


さやか「魔女の上にでっかいビッグカツが落ちてきた!?」

マミ「す、すごい重そう……」


カツキング「追加奥義<カツキング十字稜建造!>」


ヒューー

ズン!
ズン!
ズン!


まどか「空から降って来たビッグカツが積み重なってピラミッドに……」


超奥義<カツキングの仁星公開処刑>!


真シャルロッテ「OOOOHHH……!!」プルプル

カツキング「登れ、シュウ! そこで力尽きても人質に情けは掛けんぞ!」

さやか「まさか北斗の拳のつもり!?」

ほむら「ビッグカツのせいで馬鹿にしてるようにしか見えないわ……」


天シロウ「シュウゥーーーーーッ!!」

まどか「あ、天の助君がケンシロウ?」

ボボシロウ「あぁッ! 先に取られた!!」ガーン!

さやか「何やってんの……?」




天の助「よっしゃぁ! 今度こそ俺の番だぜ!!」

天の助「セレクト、『ココアシガレット』!」ガシッ

ニア ココアシガレット <ピッ

天の助「うおおおぉぉ! 三本丸ごと食いの高級感ーーー!!」ポリポリ

ピキーン!


奥義<天の助兄貴のハードボイルド教室>!!


天の助「男にはな……、命を懸けなきゃならねぇ時があんだよ……」スパー


さやか「ココアシガレットを煙草に見立ててハードボイルドを語ってる!!」

まどか「確かに小さい頃は煙草みたいに吸ってたけど……」


ボーボボ「流石です、兄貴!」

首領パッチ「一生ついて行きます、兄貴!」

天の助「ふっ、オメーらには特別にハードボイルドの本質を教えてやろう……」

ボーボボ「マジっすか、兄貴!?」

天の助「ああ……。ハードボイルドってのはな」

天の助「ハードボイルドってのはな……、例えるならば……」




       『コインランドリーの相撲取り』


力士『……あ、小銭忘れた』

力士『まわし洗えねーじゃん……』


天の助「……だろ?」

さやか「訳分からん」

まどか「何故にコインランドリーで……」


ボーボボ「見損なったぜ兄貴ィィ!!」つ拳銃

ズキューン! ドキューン!

首領パッチ「あんたの時代は終わりだああぁぁ!」つロケットランチャー

ドゴオオォォン! ズゴオオォォン!!

天の助「ひぎゃあああぁぁああぁぁッ!!??」ドゴーン!

真シャルロッテ「GYAAAAAAOOOOHH!?」ドドーン!

ドオオオォォオォン!

まどさや「「魔女もろとも殺ったぁーーーーッ!?」」ガガーン!!

マミ「ていうか、ココアシガレット関係無いじゃない!!」マミーン!




ボーボボ「まだまだ、続くぜぇええぇぇ!」

ボーボボ「セレクト、『ヒモQ』!!」ガシッ

ニア ヒモQ <ピッ

ボーボボ「うおおおぉぉぉ! コーラとソーダで超お得ぅーーー!!」モグモグ

ピキーン!


鼻毛真拳奥義<鼻からヒモQ出ちゃったよ♪>!!


ボーボボ「ビバ! 1メートル越えグミ!」

シュルシュルシュル!

真シャルロッテ「WOOOH!?」グルグル

パチ天「「すげぇ長ええぇぇぇ!!」」キラキラ

マミ「ヒモQで魔女を雁字搦めに!」

ほむら「上手い! これで魔女は自由に動けない上、一番の武器である口も塞がれたわ!!」

早く首領パッチにわたパチを!ドンパッチを!シゲキックスを!?



真シャルロッテ「HMMMMMM!!」ジタバタ

ボーボボ「諦めな、そのヒモQはワイヤーより堅いぜ。それに、口を開けないのなら再生も出来ないだろうな」

ゴゴゴゴゴゴ

ボーボボ「そして、お前のその再生能力の仕組みもすでに気づいていたぜ。あの椅子の上にいる人形がお前の本体なんだろ?」クイクイッ


本体「   」ビクッ


ほむら( !  私が数回のループでも見破れなかった仕組みを、あの男はこんな短時間で!)



首領パッチ「なるほど、どおりで!」

天の助「そうと分かればこっちのもんだぜ! 本体ごとぶっ倒してやるッ!!」

ボーボボ「ああ。最終奥義をお見舞いするぜ」

真シャルロッテ「NMMMMMMM!!!」ジタバタ


ボーボボ「精算の時間だ、魔女! タダでお菓子を食うと『万引き』になるんだぜ!!」ゴゴゴゴ




鼻毛真拳究極奥義<駄菓子屋婆ちゃんの怒りの鉄槌>!!


ボーボボ婆「金を払えええぇぇぇぇッ!!」

ドゴオオォォォン!!

首領パッチ婆「こんのバカガキがああぁぁぁぁッ!!」

バキイイイィィィッ!!

天の助婆「また当たり棒を偽装しよってええぇぇぇッ!!」

ゴシャアアアァァァッ!!



真シャルロッテ「GYAAAAAAAOOOOOOOHHH!?」

ドゴオオオーーン!

本体「   」プチッ


ドオオオォォォォォォォーーーーン!!!


しゅうぅぅぅ~~~


グリーフシード <カランッ


ボーボボ「……ふっ」

ボーボボ「みんなもお菓子の食べ過ぎには注意しろよ?」




まどさや「「やったぁ! ボーボボの勝ちだぁーー!!」」

田楽マン「ふっ、俺の指示通りだな……!」

マミ「ボーボボさん……! みんな……!」

ほむら「……」


モワァ~~ン


さやか「良かった。魔女も倒したし結界が消えていく」

ボーボボ「マミ、受け取れ」スッ つグリーフシード

マミ「え……。でも、私が倒した訳じゃないし……」

ボーボボ「魔法少女ではない俺達には無用の長物だ。ゲートボール以外の用途は見つからん」

マミ「あ、ありがとうございます……!(ゲートボール?)」



まどか「首領パッチ君達って実はとっても強かったんだね!」

首領パッチ「へっ! 当たりめーじゃねぇか! 何たって俺様はキング・オブ・ハジケリストだからな!」

さやか「天の助、見直したよ~! ありがとね、みんな助けてくれて」

天の助「礼はいらん。代わりにところてんを食すがいい」

さやか「ふふ、いつもならぶっ叩いてるところだけど、考えてやってもいいかな~?」

天の助「ええっ!? マジで!?」


    『思わぬところで思わぬ優しさに触れた天の助は、逆に何か裏があるのではと疑ってしまった』

    『美樹さやかの心への罪悪感と猜疑心。二律背反が溢れるその精神で天の助は再び空を飛べるのか!?』


天の助「次回『ところてん空を往く』第19話。『食せさやか! 今ところてんが命を紡ぐ!』。お楽しみに!」

さやか「あ、なんか食う気失せたわ」



ワイワイワイワイ


ほむら「……」

ほむら(運命が変えられた……)

ほむら(これはもしかすると、もしかするかもしれない)

ほむら(幾度と無く繰り返してきた悲劇を、彼らと一緒ならば、あるいは……)

ほむら(巴マミの命は救われた)

ほむら(まだまだこれから先、様々な問題が残っている)

ほむら(でも、今は……)



マミ「みんな、今日は私の家でパーティをする予定なの! みんなを是非招待したいわ」

まどか「豪華なケーキも作るんですよね!」

首領パッチ「ハジケ料理を見せてやるぜ!」つコーラ

天の助「料理と言えば俺! 分け合って食べてね?////」

さやか「いいですね! それってあれですか? 魔女退治成功のパーティっすか?」

マミ「いいえ、とってもめでたいことよ」


マミ「暁美さんの歓迎会!」

さやか「ええっ!? 転校生!?」


ほむら(今は……、この喜びを素直に味わいましょう。みんなと一緒に)



第三話 「もう何も怖くない! 恐れ知らずの気高き乙女!」完

乙!ツッコミどころしかないこの回で最もツッコんじゃいけない部分、それは…!


実はシャルロッテにマミさんが独りで挑んだら圧倒する事だァー!


死ぬほど笑えてかつ素晴らしい内容だった

これで第三話は終了です。

>>370
首領パッチのわたパチネタは候補に挙がっていましたが、結局出さずじまいになってしまいました。

370さんや、自分の好きなお菓子を期待していたのに出なかったという方々、申し訳ありません。


皆さん、今日もお付き合いありがとうございました。

質問など(登場予定キャラ等)があればできる限りで答えていこうと思います。


2chには時々澤井先生本人のようなセンスを持った馬鹿(褒め言葉)が出てくるから困る

怒んパッチを見たときの周りの反応が気になる

乙レスありがとうございます
質問も無いようなので、今日はここで消えようと思います

それでは。


面白かった頃のボーボボ思い出すわ、あとキャラはソフトンさん欲しいな

田楽シュートはなかったか・・・・残念だ……

乙ッ!!

パチ・フィナーレは次回に持ち越しか

そろそろところ天マグナムが見たいな

これは乙

そしてせっかくだから俺はPS2版のテーマソング(水木一郎ver)を選ぶぜ!
ttp://www.youtube.com/watch?v=j5VoHj6DDww&sns=em

わたパチはワルプル戦まで取っておくだろ
とにかく乙!
すさまじい奥義の数々だがこれ以降特にワルプル戦はどうなるんだよ・・・ww

ボーボボワールドに誘い込めば問題ない

3バカ文明とか好きだったな
ワルプス戦で横浜の純子とか出たら楽勝だろ

怒んパッチは出る?怒怒んパッチも

オーバー様も出して欲しい

カンチョーくんは?
本当は仲間になる予定だったヘリコプターとかカッパとかなつかしのキャラを出してほしい。

これが神か…
シリアスもギャグもどちらも素晴らしい
最近のでは銀魂クロスとこれが二大神SSだわ…

泣き笑いなんて久しぶりにしたぜ乙


とりあえずコロッケ!のアンチョビとにがうりの戦いは泣ける

もしソフトンさんが出ても流石にイチゴ味だよね…!?

あれって規制もあっただろうけど単にビュティの髪色に合わせただけかもしれないんだよね

あの人はチョコ味だろww
カラーになると赤くなるけどww

間をとっていちごチョコと言うことで

まどマギキャラにもハジケるキャラが出てきたりとかしてこないかwwktk

今日立ち読みしてきたがタマネギも居たんだよな・・・

ランバダ出てきたらたいていの魔女は倒せるよね
ポリゴン真拳で動き止めてしまえば楽だし

ここまでサービスマンなし

サービスマンは高貴な存在だから

ここまで首領パッチが真拳っぽいの使ってるのにツッコミ無し

ツッコミは(たぶん)杏子の仕事だから

N&Nsも好きなんだけどなぁ

>>409
首領パッチは「真拳」は使ってない。あくまで「奥義」
漫画にも「ハジケ流奥義」や「裏ハジケ流奥義」が存在する。

針千本や電気針千本、怒雷蜂が該当する

真拳使いを弱体化させる相手に「意味ねえよ  俺真拳じゃねぇし」って言ってたな

首領パッチってハジケ力の潜在力解る回でボーボボとは桁違いな潜在力持ってたよな。戦闘描写的にも何気にボーボボより強いし

だってヒロインだし

あ"ぁ"ん!?ヒロインかつ主人公だろうがぁぁあ!!

首領パッチさんお疲れ様です

おやびんがいらっしゃったと聞いて

ギャグマンガに考察をしようとする変な空気を一瞬で変えた首領パッチさん流石です

なにこれ、新手のイジメ?

ベーコンとおりまーす










ベーコンとおりまーす

ベジ・・・・ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

心太と書いてところてんと読む

人は一人ではないのです

聖鼻毛融合はやるかな?

確か融合キャラは自重するって言ってた気が

Qボー

SG飲み込んで融合するのか!

↑ここまで全員魚雷先生の餌食

↓ここから全員OVERの餌食

シュルロッテの再生でコロッケ思い出すな~って思ったらでできてワロタ 俺はフォンドボーが好き

スレチ

っと思ったけど、本文でその漫画のこと触れてたんだな スマン

おめめキラキラお兄ちゃん属性のワカメはどうだろうか

オーバー城二階の豚のケツの扉にいた奴も捨てがたい

いや、ボールはボールだろ

一階だろ


青森のミカーン

豚のケツの扉にいた奴?
あぁ、ビュティに1コマで倒されたアイツか

追いついた。
とりあえずスレタイみてQBざまぁwwwwwwww余裕でした

結界の何処かから強者結構と言いながら出てくるハンペンはまだですか

何気に出落ちキャラのダイナマイト3兄弟好きだったな

>>440
あれ花火じゃん

サイクリングに行くことさ!

魔女にすら食べてもらえないかわいそうな天の助
天の助は本編中に誰かに食べてもらうことができるだろうか

>>443
昔はボーボボに歯ごたえがあって美味いって褒められてたのにな

サービスマンの出番はまだですか?

あれはカンチョー君同様最終兵器だから

そういや、魔女にカンチョーって効くのかな?

挿す場所さえあればっ…!

プルプル真拳奥義『極上料理』

サービスマンってあのオバQっぽいやつだっけ

アニメは大人の事情で全く面影無くなった人です

ウサギのうさちゃんは中の人繋がりで登場するよね!

>>450
あっちの方も個人的には好きだ

ぬのハンカチって素敵だよね

文明系の奴居なかったっけ

あいつら捨て忍者なんだよな、ルビーと無限蹴人の二人は最終話にはOVERの近くにいたけど

何故誰も軍艦の話をしない

我流鼻毛真拳奥義!建築拳!

>>453
メソポタミア文明、インカ文明と…なんだったっけ?忘れた
たしかアニメはこいつらでたあたりでゴールデン枠から外されたっけ

インダス 黄河 メソポタミアだよ     エジプト?そんな中学時代を思い出すような奴はいない

>>457
最後にOVERが出てきた回でアニメ打ち切られた時は正直ふざけんなwwって思った。

アニメで心底腹が立ったのはこれが1回目、2回目はMARで、3番目は銀魂打ち切り。

そういえばなんで打ち切られたんだろ?
めっちゃ面白かったからそのまま最後までやってくれてもよかったのに

ボーボボアニメは下ネタを変に伏せないで原作のままやるべきだと思ったな ソフトンさんとかライスとかサービスマンとか
アニメって原作のどこまでいった?

トイレコロシアムで一度終了、放送時間を変更  サイバー都市編終了で再び打ち切り   そして闇皇帝編の三袋戦後「俺達の戦いはこれからだ」と言う感じで終了だった筈

三度打ち切りを経験したアニメってのはそうそう無いと思う

ジャンプ本誌で掲載されてた時とコミックスになった時、変えられてるコマってたまにあるよな

なんでザンギャーグはただの肉屋からヒヨコに負ける存在に変えられたんだろうか?

ボーボボアニメは打ちきりになったのは教育委員会が文句言ったからって聞いたが

今日あたり第四話かな?

こんばんわ >>1です。
これより第4話を投下します。



前回までのあらすじ


マミ『もう何も怖くない!』

真シャルロッテ『マミサンモグモグ』ガプッ

マミ『』プラーン

まどさや『『マミさーーん!!』』


首領パッチ「と、いうわけだ」

マミ「ちょっと何よこれ! 私死んでるじゃない!? 縁起でもないことは止めて!」マミーン!

ほむら「……(これが正規ルートなのにね)」ホムーン…



第四話「上条先輩! 奇跡も、魔法も、買ってきました!」




  ~マミほーむ~


首領パッチ「ぎゃっはっはっはっは~! 飲めや騒げやぁーーッ!!」ゴクゴク

マミ「ふふ、そんなにガブ飲みしなくてもコーラは逃げないわよ」

田楽マン「おい、酒を注げ。先の戦いの功労者は誰だと思ってるんだ?」

まどか「田ちゃん、なんでそこまで偉そうにできるの……?」

天の助「さあさあ、皆さんそろそろお腹空いたでしょ? たくさんお食べ♪」プルルン

さやか「活け作りみたいにしても誰も食わないわよ」

ボーボボ「悪霊退散! 悪霊退散!!」パッパッパ!

天の助「ぎゃあぁぁぁ! 塩は止めて!! 水分が! 水分がぁーーッ!」シワシワ~

ほむら「……」


ほむら(私は今、巴マミの言家でまどか達とパーティをしている)

ほむら(今までのループならば到底考えられないこの事態に、『THE COOL ほむほむ』と巷で名高い私も、流石に驚きを隠せずにいるわ)



マミ「さあ、みんなお待ちかねのケーキの完成よ!」

さやか「待ってましたぁ!」

まどか「すごくおいしそう!」

首領パッチ「寄越せ! 俺が切ってやる!」つ包丁

さやか「あんた自分の分だけ大きく切るつもりでしょ? 貸して、あたしがやったげる」

ほむら「美樹さやかも信用ならないわ。私が切るわ、貸しなさい」

さやか「どういう意味よ、転校生」


ほむら(これも巴マミがこの日を生き延びたことによって確立している)

ほむら(さらに私はこの時点での彼らと比較的に良い友好関係を結んでいる)

ほむら(これも今までのループではあり得ないこと)

ほむら(しかも今の巴マミからは堅固な決意が見て取れる)


まどか「ほむらちゃん、口にクリームが付いてるよー」

ほむら「 ! あ、ありがとう、鹿目まどか」フキフキ

まどか「まどかでいいよ、ほむらちゃん!」ホムラチャン!

ほむら「ま、まどk 三馬鹿「「「マドカー!!」」」」

ほむら「」

まどか「え……っと。な、何かな?」アセアセ

三馬鹿「「「言わなければいけない気がして」」」

ほむら「訳が分からないわ」




  ~それからしばらくして~


まどか「美味しかった~!」

さやか「めちゃ美味っすよ!」

マミ「ふふ、みんなが手伝ってくれたからよ」

首領パッチ「ハジケは少し足りなかったがな」爪楊枝シーシー

さやか「あんたに料理任せたら本格的にヤバそうね」

まどか「ねぇ、ボーボボも美味しかったよねっ?」


坊ボボ「ーーーーー」(座禅)チーン


まどか「お坊さんになってるぅーー!?」マドーン!

首領パッチ「何てこった! ボーボボを出家させるとは……!」ワナワナ

天の助「奴は昔から最高に美味い料理を食うと出家する体質なんだ……! ボーボボをして美味いと言わせるとは……!」

マミ「それって凄いことなの!? お坊さんになられても凄さがよく分からないわよ!」




さやか「さて……と! 悪いけどあたし帰るね」

まどか「え、もう? でもまだほむらちゃんの話、聞いてないよ?」

さやか「うん、ちょっと恭介が心配でさ。魔女はちゃんと倒したけれど、あんな近くでドンパチやってた訳じゃん」

さやか「転校生の話はまた今度聞かせてよ。それかまどか経由でもいいし」

まどか「でも、ほむらちゃんはやっと話してくれるようになったんだよ。マミさんとも仲直りしたし、今話を聞いてあげないと……」

ほむら「別にかまわないわ」

ほむら(美樹さやかはまだ私のことを信用していないようね。しかしそれも無理のない話)

ほむら(どの世界でも私と彼女の相性はほぼ最悪……)

首領パッチ(水と油と、時々、オトン……だな)

ほむら(入ってこないで)

ほむら(ここは焦ってはいけない。彼女との距離はゆっくりと縮めていけばいい。焦って行動してロクな事にならなかったということは過去の経験が物語っている)

さやか「じゃあね、みんな」


ドアガチャン


マミ「それじゃ……聞かせてくれるかしら、暁美さん」

ほむら「ええ」



  ~数十分後~


ほむら(ある程度重要な事は伏せて話したわ)

ほむら(私の時間操作能力、幾つもの世界を越えてきたこと)

ほむら(そして、魔法少女の魔女化)


まどか「そうなんだ……。ほむらちゃん、転校してくる前から魔法少女を……」

マミ「それで、何人もの仲間の死を見てきたのね……」

天の助「マミよりもベテランってわけか」


ほむら(今はまだやはり魔女化について話すべきではないと思う)

ほむら(巴マミを信用していない訳ではない。でも、今はみんなとの距離を縮めなければ)


ほむら「キュゥべえについては気に入らないことだらけよ」

ほむら「奴は魔法少女の本質を見せずに契約を迫る。悪質な詐欺師のようなものだわ」

まどか「そうなの……? そんなに悪そうには見えなかったけど」

ほむら「奴は人間のことなんて家畜としか思っていない」

まどか「そ、そんな……」


マミ「……確かに、暁美さんの言うことも一理あるかもしれないわ」

マミ「私の場合どう考えても契約せざるを得ない状況で勧誘されたし……」


ほむら「その通り。例えば病院での魔女との戦いの時、何故奴は敢えて危険な結界の中に入っていったか分かる?」

ほむら「もしも魔女が生まれて危機的状況になれば、側にいる美樹さやかと契約を結びやすいからよ」

まどか「た、確かに……」

マミ「そういえば思い返すに、あの子と一緒にいてお互いの価値観が微妙にズレていると感じることも、少なくはなかったわね」

まどか「そ、それじゃあ、キュゥべえはどうして、何のために契約を迫るの?」

ほむら「宇宙のエネルギーの為よ」

まどマミ「「宇宙?」」


ほむら「奴の目的はこの宇宙の均衡を保つこと」

ほむら「効率よく莫大なエネルギーを得るためには、十代の少女を魔法少女にするのが一番と奴らは考えているわ」

マミ「そ、それじゃキュゥべえは……」

まどか「宇宙人……!?」

ほむら「そう」

マミまど「「妖精じゃなかったんだ……」」

ほむら(小学生か……)



ほむら「奴は人間のことをエネルギーを得る為の家畜としか思っていない」

ほむら「奴のせいで何人もの魔法少女が絶望の底に叩きつけられてきたわ」

まどか「キュゥべえが……。でもでも! ほむらちゃんの言ってることの証拠は……」


ほむら「そうね。証拠は、何よりもこの場に奴がいないことじゃないかしら?」ファサッ


まどか「え……、本当だ……」キョロキョロ

マミ「パーティが始まってからずっと居なかったわね」

ほむら「奴が本当に人間のことを気にかけていると言うのなら、死にかけた巴マミの為にもずっと側にいるはずよね」

ほむら「今この瞬間にも、奴はまどかや美樹さやかとの契約を成功させる為に動き回っているんでしょう」

マミ「なるほどね……キュゥべえが怪しいと言うこともよく分かったわ。それでもまだよく分からないことがあるの」

マミ「どうして、キュゥべえが鹿目さんに固執するのかということよ。確かにとんでもない才能を有しているとは聞いたけど、それだけが理由かしら?」

ほむら「もちろん違うわ」

ほむら「奴は優秀な魔法少女を作りたい訳ではない。まどかとの契約によって後々得られる莫大なエネルギーを欲しているの」

ほむら「宇宙全体のエネルギー問題を解決できる程のエネルギーをね」

まどか「あの時、キュゥべえが言ってたことは本当だったんだ……」


ほむら「まどか、よく聞いて」

ほむら「確かにあなたが魔法少女になることで、たくさんの人々を救えるかもしれない」

ほむら「でもこの世の中は天秤が吊り合うようになっているの」

ほむら「魔法少女になったあなたから発信される奇跡が存在するように、どこかで必ず絶望が生まれてしまう」

ほむら「その絶望は目には見えなくて、耳にも聞こえない。しかし確かに存在していて、最後の最期に顔を見せるものなの」

ほむら「今はこのことを理解出来なくてもいい」

ほむら「だけれども、私は絶望に嘆く人々、そして何よりもあなた自身を見たくはない」



まどか「ほむらちゃん……」

マミ「暁美さん……」

マミ「ねぇ、暁美さん。あなたはまだ、本当はもっと話さないといけないことを話してないんじゃないかしら……」

ほむら「……ええ」

ほむら「でも、それは……」

マミ「分かってるわ。『あなた達を信用していない訳ではない』……でしょ?」

ほむら「……」

マミ「私は正直怖いわ。よく考えると、魔法少女のこともキュゥべえのことも分からないことだらけだったから……」

マミ「一体どんな壮絶な<真実>が、あなたの口から発せられるのか、怖くて仕方ない」

マミ「あなたの言うことは全て信じるつもり。でも、私がその<真実>をどう受け止め、どう対処するのか……、私にも分からないわ」

マミ「今ここで全て教えてとは言わないわ。あなたの持っている<真実>や、どうしてあなたがそんなことを知っているのか……などは」

マミ「でも、これは避けられないこと。いつか私たちが直面しないといけない問題」

マミ「あなたと私たちの心に<覚悟>が生まれた時に、もう一度この話をしましょう……」


ほむら「それが、いいわね……」

まどか「そう、ですね……」


マミ「それじゃ! この話は終わりにしましょ! 紅茶を淹れるわ!」

まどか「わぁ、ありがとうございます! 私マミさんの紅茶大好きです!」

ほむら「同意するわ」

マミ「うふふ、暁美さん。今日はたくさんお話出来て嬉しかったわ」

ほむら「こちらこそ……よ」




ボーボボ「」

首領パッチ「」

天の助「」

田楽マン「」


    チーーーーン


まどか「あれぇ!? どうしたのみんな!?」

マミ「し、死屍累々ね……」

ほむら「まじめな話だからふざけないように努力したんでしょうね」

まどか「そ、そんな。首領パッチ君達に『ふざけるな』なんて、『息をするな』と同意だよぉ……」

ほむら「ええ、見事に死にかけてるわね」

ほむら(彼らなりの思いやり……かしら?)




カチャカチャ


まどか「いいんですか、手伝いますよ?」

マミ「いいのいいの、お客様に皿洗いをさせるわけにはいかないわ」

首領パッチ「当然だな」

天の助「ああ」

田楽マン「全くだ」

ほむら「ふんぞり返らないで、腹が立つわ」

ボーボボ「飴と鞭 - 飴 = 鼻毛 !!」

ビシーーン!

パチ天田「「「うぎゃあああぁぁッ!?」」」


ピロリロリン♪


まどか「……あ、さやかちゃんからメールだ」


――――――
――――
――


題名 : 明日さぁ

From : さやかちゃん

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

病院いってみたけど恭介大丈夫だったみたい(^ ^)b

いきなりだけど明日さぁ、恭介のお見舞いにみんなで行かない???

ほら、今日言ってたでしょ、たまにはパーッとやろうって↑↑

首領パッチと天の助にも聞いてみて!

いい返事まってまーす(・ω・)ノシ


――
――――
――――――



まどか「お見舞いかぁ、でも本当にいいのかな?」

首領パッチ「どうしたんだ?」

まどか「うん実はかくかくしかじかで……」

首領パッチ「ふんふんなるほど……」


胸ぐらガシッ


首領パッチ「かくかくしかじかで分かるかぁーーーーッ!!!」クワッ!

まどか「えぇーーーッ!? そこは分かってよ! マンガやゲームなら伝わるパターンじゃん!!」

天の助「つまりこういうことだろ?」スッ


『ところてん←夢、希望 さやか←ほんとバカ』


まどか「全然ちがうし訳が分からないッ!!」

ほむら「な、何があったのよ……?」


 ~まどまど説明中~



ほむら「なるほどね」

まどか「さやかちゃん一人の方が上条君も喜ぶと思うけど……」

ほむら(美樹さやかの契約はもうすぐ行われてしまう……。この場合まどか達を側に付けて、彼女に下手な行動をさせないほうがいいかもしれない……)

ほむら「私は賛成よ。入院経験がある身として言わせてもらえば、病院なんて本当に退屈で牢屋みたいなところ。たまにはそういう息抜きも大切だわ」

まどか「う~ん、そうなんだぁ。そうだね、上条君最近元気ないみたいだし、たまにはいっか!」

首領パッチ「ふふ、ついにあのネタを見せる時が来るとはな」

天の助「ああ、腕がなるぜ……!」

まどか「え、二人とも漫才やるのっ?」ワクワク

首領パッチ「その通り、抱腹絶倒させてやるぜ!」

天の助「楽しみにしてろよ?」

まどか「うん!」



ドアガチャッ


首領パッチ「さっそく相方探しだぁーーッ!」

天の助「誰か僕たちと漫才やりませんかぁーーッ!?」

ダッダッダ

まどか「今から相方探し!? 絶対間に合わないでしょ!!」

マミ「あら、二人とも帰っちゃったの?」

ほむら「失踪しただけよ」

マミ「そ、そう。それよりもう夜中よ。鹿目さん達も帰ったほうがいいんじゃない?」

まどか「あ、本当だ! それじゃ、マミさんありがとうございました!」

マミ「いいえ、こちらこそ」

まどか「ボーボボさんもさようなら」

ボーボボ「べ、別にもう来なくてもいいんだからねっ!/////」

まどか「それじゃ、ほむらちゃん帰ろっか(何故ここでツンデレ……?)」

ほむら「ええ、それじゃ(どういうチョイス……?)」


ドアバタン



マミ「ふぅ……。今日は色々なことがあって何だか疲れちゃった」

ボーボボ「お疲れ……だな」

マミ「いえ、ボーボボさんに比べれば、これぐらい疲れた内に入りませんよ」

マミ「……ボーボボさん。もしかすると、キュゥべえのこと、あなたの言っていた通りかもしれません……」

ボーボボ「ああ」

マミ「ボーボボさんはいつから気づいていたんです?」

ボーボボ「初めからだ。あのしゃべり方、あの立ち振る舞い、契約という言葉……全てが気に入らなかった」

ボーボボ「そして何よりも……」



――――――
――――
――


 ボーボボ『ふーんふふーん♪ 今日は気分を変えて真っ白なワンピースを着ちゃおっと!』

 ボーボボ『素敵だわ~! 私よりも白の似合う女なんてこの世にいないわね~!』

 QB『やあ! 君がマミの言っていた鼻毛おと……うわ、何だこりゃ』

 ボーボボ『な、何よあなた! 女の子の着替えを覗くなんて……ハッ!』

 ボーボボ(な、何て白さなの! 純白だわ! 完全に白を着こなしている……!)

 QB『な、何だい、いきなり黙って』

 ボーボボ(か、完敗だわ……。この子こそ白にふさわしい! 私なんか足下にも及ばない……!)

 ボーボボ『キーーッ! 悔しい~~~ッ!』ダッダッダ

 QB『……何なんだ一体』


――
――――
――――――



ボーボボ「この俺に屈辱的敗北を味合わせた!!」バン!

マミ「こんなバカみたいなことしてたの!?」マミーン!


マミ「そ、それよりも、今度からキュゥべえにどう接すればいいのかしら」

マミ「今まで一緒に暮らしていたけど……暁美さんの言うことが正しいと思っているし……」

ボーボボ「奴が帰ってきてから直接質問すればいい。その時の返答次第でお前が判断すればいい」

ボーボボ「ま、元より俺は信用していないがな」

マミ「……そうですか。もしも、私が暁美さんやボーボボさんより、キュゥべえを信じたらどうします?」

ボーボボ「それがお前の意志ならば尊重しよう。だが、しっかりとお前の考えを聞く。奴の言葉のどこが信用に値するのか、マミが奴のことをどう思っているのかを、お前の口から説明してくれ」

マミ「はい……!」

マミ「あ、それと、最後まであの子が帰ってこなかったら?」

ボーボボ「邪な考えを持っていないのならば、今すぐにでも帰ってくるだろう。………問答無用でぶっ潰す!」バン!

マミ「あ、あははは……(本気なんだろうなぁ)」

ボーボボ「そうだ、マミ。お前にこれを渡そう」

アフロ<パカッ

マミ「え……これは?」



 つボボボ人形

ボーボボ「戦いのお守り<おしゃべりボボボ人形>だ。アフロを押すとおしゃべりするぞ」ポチッ

ボボボ人形『懺悔! 懺悔しろ! 懺悔!』

ボーボボ「別バージョンもある」ポチッ

ボボボ人形『フランケンシュつっ……。フラけっつ、しゅ……ふりゃんけしゅたんうぃ!!』


ボーボボ「さ、受け取れ」

マミ「あ、ありがとうございます……(正直いらない……)」

ボーボボ「これで素早さと攻撃力が5上がる」

マミ「装備品だったんですか!?」




  ~某マンション~


QB「まったく厄介なことになったものだよ。計画の大幅な修正が必要だ」

QB「これもあの暁美ほむらや、鼻毛男達のせいだ」

QB「あのイレギュラー達の対処はどうするべきだろうか。まさか魔法少女でないにも関わらずあの魔女に勝ってしまうとは」

QB「非常にまずい。このまま魔女がバッタバッタと倒されていけば、鹿目まどかとの契約をする機会が極端に減ってしまう」

QB「暁美ほむら、そして何よりあの鼻毛男共に細心の注意をしよう」


QB「もうマミの家には帰れないだろう。暁美ほむらは何故だか知らないが、僕の正体を知っているような言動だった」

QB「先の戦いでマミやまどかとの距離が極端に接近していた。今頃僕や魔法少女のことについて(どこまで知っているか分からないが)話しているに違いない」

QB「この状況でまどかの契約を得るのは相当骨が折れる。しかし諦める訳にはいかない」


QB「ここは一計講じてみるか」

QB「ちょうどいい配役もいる。暁美ほむらの忠告も聞かず、一人盲目の愛へと突っ走っている……」


さやか「お、オッケイのメールが来た! 明日が楽しみだなぁ」つケータイ カチカチ


QB「美樹さやか……。そうだろう?」

QB「きゅっぷい!」




  ~翌日 ホスピタル 上条病室~


さやか「やっほ、元気?」

まどか「上条君、久しぶり!」

さやパッチ「ナースにばかり目を奪われていたらダメだぞ!」

さやの助「んもう、恭介のエッチ!」

恭介「や、やあ、さやか。それに鹿目さんや首領パッチ達まで……。何だか賑やかだね」

恭介「こんなに大勢でお見舞いかい?」

さやか「うん、それもあるんだけどね……じゃじゃーん!」つジュース スッ

恭介「ジュース?」

さやか「そ! たまにはパーッといこうよ!」

首領パッチ「ハジケまくろうぜぇ~~!」

まどか「迷惑だったかな……?」

恭介「いいや、とんでもないよ。こんな薄暗い病室じゃ暗い性格になっちゃうかもしれないし、ありがたいよ」

天の助「はい、ところてん促進グッズ」つ『I love ところてんTシャツ』

恭介「は、はは、ありがとう、天の助……(いらねぇ……)」




首領パッチ「一番首領パッチ! コーラ一気飲みやります!」

天の助「いよっ! 日本一!」

恭介「それ、コーラじゃなくて牛乳だよ!?」

まどか「いや、よく見て上条君……。牛乳じゃなくて……豆乳だよ!!」バーン!

恭介「どうでもいい!」


さやか(ふふふ、何だか久しぶり)

さやか(首領パッチや天の助がバカやって、それにあたし達がツッコむ風景なんて……)

さやか(恭介もいつもより楽しそう……!)


天の助「ところてんは奇跡の食物でな。アメリカで不治の病で倒れた子供を助けたというニュースは記憶に新しいだろ? ん?」つところてん グイグイ

恭介「いや、聞いたことないし、顔に押しつけるの止めてくれないかな……」

まどか「はい上条君、これ! さやかちゃんと上条君を描いてみたんだ!」つ まどノート

さやか「ちょ、ちょっとこの絵、距離が近すぎない!?/////」アセアセ

恭介「あ、ありがと……(やべぇ、上手くもないし下手でもないから、リアクション取りづらい……)」


恭介(でも……こんなに楽しいのは久しぶりだな)

恭介(さやかに感謝しなくちゃね)

恭介(……)




天の助「三千万!?」

ブラックパッチ「あなたに払えますかね?」

天の助「い いいですとも! 一生かかってもどんなことをしても払います! きっと払いますとも!」

ブラックパッチ「それを聞きたかった」

さやか「何やってんの、手塚先生への冒涜だよ!」

恭介「…………」


恭介(何だろう、この気持ち……)

恭介(そうだ……。僕が怪我をして欠席をしてしまった大会で、同年代の子が優勝したと聞いた時と同じ気持ちだ……)

恭介(これは、嫉妬?)

恭介(彼らは好きなことをやっている……。好きなことをやって、楽しんで、笑って……)

恭介(だからあんなに、生きているって感じがして、すごく羨ましいと感じてしまうのだろうか)

恭介(今の僕にはやりたいことが出来ない。どんなに”やりたい”と望んでも……)

恭介(彼らに、友達である彼らに嫉妬するなんて……僕は……)




まどか「あ、もうこんな時間……」

さやか「本当だ、いやぁ楽しい時間は早く過ぎますなぁ~」

恭介「はは、お婆ちゃんみたいだよさやか」

首領パッチ「んじゃ、最後にアレやるか」

天の助「おお、いっちょやっちまうか」

恭介「ん、まだ何か隠していたのかい?」

さやか「えへへ、取っておきだよ」

首領パッチ「はーい、機材入りまーす」ガラガラ


 『スピーカー』


恭介「スピーカー……?」

さやか「うん。恭介さ、たまにはスピーカーで音楽聞きたいっ言ってたでしょ?」

まどか「だから今日だけ病院には内緒でそれをやっちゃおうってね!」

恭介「で、でも他の患者さんに迷惑になるんじゃ……」

天の助「心配ご無用! はぁッ!」


グニュグニュグニュ


プルプル真拳奥義<六面ところてん詰めルーム>!!


恭介「天の助が伸びて、壁や床に広がった……?」

天の助「俺のぷるぷるボディは防音材の役割も果たすんだぜ! これで心おきなく大音量で鳴らしやがれ!」

首領パッチ「よくやった!」ゴシャ

天の助「へぶぅッ!?」グハァッ

首領パッチ「それじゃ、プレイヤーとスピーカーをセットして……」ガチャガチャ

天の助「え、えーと今何で俺は殴られたんだ? あれ?」アセアセ

首領パッチ「セット完了! ミュージックスタート!」カチッ



 ♪~ ♪~ ♪~


恭介「……!」

さやか「恭介、この曲が好きって言ってたよね? マイナーでどこのCD屋にも置いてなくてさ、苦労したんだよ?」

まどか「すごい……優しい音色だね」

首領パッチ「ふっ、体が勝手にリズムを刻んじまうぜ……」トントントン

天の助「ふ~る~え~るぅ~~」プルプルプルプル

恭介「……っ」


恭介(彼らに悪気はない。それは分かっているけど……)

恭介(自分では弾くことの出来ない曲を……聴くだけなんて)

恭介(…………)


 ♪~ ♪~ ♪~


―――――――
―――――
―――



恭介「それじゃありがとね、みんな」

さやか「まどか達は先帰っててよ」

まどか「いいの? 後かたづけ手伝わなくて?」

さやか「うん、元はと言えばさ、あたしが無理いった訳だし」

首領パッチ「じゃあなモヤシ野郎、精進しろよ」

天の助「渡したところてんギフトセット、残さず食うんだぞ?」

恭介「か、考えておくよ。それじゃあね」

まどか「二人とも、バイバーイ」手フリフリ


さやか「……いっちゃったね」

恭介「……うん」

さやか「それにしてもとことん散らかしちゃって……。すぐに片づけるよ」

恭介「手伝おうか?」

さやか「無理言わないの。病人に鞭打つことなんて、さやかちゃんには出来ませんて」

恭介「いつも……ありがとう」

さやか「いいよいいよ。それにしても、天の助の奴中々やるね」

恭介「あの防音の技かい?」

さやか「そうそう、全く看護師さんにバレなかったよ。これなら次もスピーカーで聴けるかもね」

恭介「……っ」

さやか「早くリハビリ終わらせて、一緒に学校行こうよ! みんな恭介のこと待っているよ」

さやか「早く復帰しなきゃバイオリンだってライバルに先を越されるかもしれないし」

恭介(…………)

さやか「やっぱさ、すぐにバイオリニストに復帰するにはイメージトレーニングとかも必要と思うんだよね……だかr」



恭介「さやかはさぁ……僕を苛めてるのかい……?」



さやか「え……?」

恭介「どうして今でもまだ、僕に音楽を聴かせるんだ。嫌がらせのつもりなの……?」

さやか「それは、だって恭介、音楽好きだから……」

恭介「もう……聴きたくなんかないんだよッ!!」ブン!


CD<ガシャアアーーン!!


さやか「きょ、恭介!」

恭介「自分ではもう弾けない曲を、何も出来ず聴いてるだけだなんて!」

恭介「僕は……! 僕は!」グシャッ


CD<ゴシャッ! バキィ!


さやか「恭介、止めて! 手が……!」バッ

恭介「さわらないでくれッ!」バッ

恭介「動かないんだよ……もう、痛みさえも感じない。こんな手なんてっ……!」

恭介「医者がさ、諦めろって……! 現代の医学じゃ無理だって……!」

さやか「恭介……」



さやか(そ、そんな……。あたし、そのことを知らずに……恭介に……恭介に……!)


恭介「僕の手はもう二度と動かない……。奇跡か、魔法でも起こらない限り絶対に……」

さやか(恭介……)


さやか「……」

さやか「あるよ……」

恭介「……え?」

さやか「奇跡も、魔法も、あるんだよ」






さやか<そうでしょ……キュゥべえ?>






QB<……その通りさ、美樹さやか>

CDのケースが…!

CィィィィィィィィDィィィィィィィィィィィィィィィィ!




  ~ホスピタル 廊下~


天の助「あ」

まどか「どうしたの、天の助君?」

天の助「あっちゃー、この『ところてん握力ボール』渡すの忘れてたぜ」つ『ところてん握力ボール』 プルルン

まどか「うわ、何その不快な球体……」

天の助「弾力があり、喉ごし爽やか! リハビリにもってこいのところてんグッズだ」

首領パッチ「そんなものよりも、俺の『ハジケボール』の方が!」つウニ

まどか「どう見てもウニじゃん! そんなの握ったら血塗れになっちゃうよ!!」

天の助「これ、恭介の野郎に渡してくるから、先帰っててくれ」タッタッタ

まどか「行っちゃった……」

首領パッチ「んじゃ、帰るか」

まどか「うん、そだね」



天の助「ついでに、ぬのパジャマもおまけに付けてやるか。きっとあいつ大喜びするだろうな~」ヌフフフフ

天の助「ぬ~ん、罪作りな食品<おとこ>だね、俺は! ……ん?」


さやか「   」タッタッタ


天の助「さやかじゃん。どこ行くんだアイツ? あっちは屋上だぞ……」

天の助「さては、恭介の野郎と一悶着あったな。恋の悩みと言えば俺様、プルプルキューピッドの出番だぜ!」

天の助「気づかれねーように尾行すっか」タッタッタ




  ~町中~


マミ「 ! この感じ……」

ボーボボ「どうしたマミ?」

ほむら「気づいたのね、巴マミ」スタッ

マミ「あ、暁美さん、いつの間に……」

ボーボボ「ほむ田天功!」

ほむら「て、天功? そ、そんなことよりも、魔女が発生したわ。それもかなり近い」
マミ「ええ、私も今気づいたところ。すぐに向かわなきゃ!」


QB<場所は西の工業地帯の倉庫だよ、マミ>

マミ<キュゥべえ! 一体どこにいたの!?>

QB<今はギリギリテレパシー圏内にいるよ。僕は用事があって行けないけど、早く向かった方がいいんじゃないかい?>

マミ<あなたには色々と聞きたいことがたくさんあるけれど……、分かったわ、すぐに行く>


マミ「場所は西の工業地帯の倉庫よ! 行きましょう、ボーボボさん」

ボーボボ「ああ」

ほむら「待って、私も一緒に行くわ」

マミ「え!? あなたが?」

ほむら「いけなかったかしら?」

ボーボボ「ほむほむが仲間になりたそうな目でこちらを見ている!」

マミ「いえ、とんでもない! とても心強いわ!」


ほむら(まだ巴マミから目を離す訳にはいかない)

ほむら(お菓子の魔女は乗り越えたけど、未だに彼女に因果が絡みついているかもしれない)

ほむら(美樹さやかの魔法少女化も気になるけど……。今回は巴マミが死んでないし、おそらく契約する確率も低いはず)

ほむら(今は巴マミだけに注意して行動する)


ボーボボ「ほむほむが仲間になった!」

ほむら「さあ、行きましょう」

マミ「ええ!」

ボーボボ「霜降り肉を五個費やしただけあったぜ! これでデスタムーアの材料がそろった!」

ほむら(こいつには未だに慣れないわ……)




  ~町中~


まどか「……あれ?」

首領パッチ「ん、どうした?」

まどか「あそこにいるのって仁美ちゃんだよね?」


仁美「   」フラフラ~


まどか「今日はお稽古のはずなのに……どうしたんだろ」

首領パッチ「分かった、アイツ不良デビューしたんだ! スケバン刑事に触発されたんだ!」


 仁美『おい、ビックリマンシールあるだけ出せや』


まどか「そんなわけないでしょ! ていうか、何その歪んだ不良像!?」

CDのケースをカパカパする神拳ってあったよな?


まどか「とりあえず、会いに行こうよ」

タッタッタ

まどか「仁美ちゃーん」

首領パッチ「よぉ、ワカメガール」

仁美「   」ボー

まどか「仁美ちゃん……? どうしたの、ねぇってば!」ユサユサ

仁美「……あら」

仁美「鹿目さんに首領パッチさん、ご機嫌よう」ウフフ

まどか「ど、どうしちゃったの? どこに行こうとしてたの?」

仁美「どこって、それは……ここよりずっと素晴らしい所、ですわ」

仁美「そうですわ、鹿目さん達も是非ご一緒に!」

仁美「ええ、そうですわ。それが素晴らしいですわ」フラフラ

まどか「な、何だかいつもの仁美ちゃんじゃないよ……」


首領パッチ「おい、まどか! こいつの首筋を見ろ!」

まどか「え……。ああっ、これって!?」


  ゴゴゴゴゴゴ……


首領パッチ「白髪の枝毛があるぞ!!」

まどか「そっち!? どうでもいいよそんなの!」

まどか「ほら見て、この模様ってマミさんの言ってた<魔女の口づけ>だよ!」

首領パッチ「……あ、そうなん?」

まどか「リアクション薄っ!!」

まどか「ど、どうしよう、マミさんやほむらちゃんに連絡……、あぁダメだ。携帯番号分からないし、今きっと魔女退治の最中だよ……」

首領パッチ「とりあえず付いていかねぇと見失っちまうぞ」

仁美「   」フラフラ~

まどか「ああっ、待って仁美ちゃん!」タッタッタ




 ~倉庫群~


男A「   」フラフラ

男B「   」フラフラ

女A「   」フラフラ

絶望君「クッキー……」フラフラ

女B「   」フラフラ

仁美「   」フラフラ

首領パッチ「人が増えてきたな。こいつらもみんな魔女の術中にハマっちまったんだな」

まどか「こ、こんなにたくさん……(またこの前の人がいる……)」

まどか(でも、本当にどうしよう……。マミさんやほむらちゃんはいないし、このままじゃこの人たちは、前みたいに危ないことをしちゃうのかな?)

まどか(私一人で止められるかな……、でも見捨てたりしたら仁美ちゃん達が……)

まどか「どうしよう首領パッチ君……」


まどか「……あれ? 首領パッチ君?」キョロキョロ


男C「   」フラフラ

女G「   」フラフラ

首領パッチ「イームホーテープゥ イームホーテープゥ」フラフラ


まどか「なに違和感無く混じってるの!?」マドーン!?




  ~工業地帯 倉庫内 結界~


魔女「GAAAHHH!」

マミ「暁美さん! 後ろ!」

ほむら「 ! はぁッ!」ゴシャッ!

使い魔A「ギャーー!」ズサー

ほむら「助かったわ」

マミ「どういたしまして! ふん!」バンバン!

使い魔B「ウギャー」ズキューン

ボーボボ「鼻毛ソーメン召し上がれ♪」ブンブンブン

使い魔C「グギャギャーー!!」ビシッバシッ


ほむら(確かこの魔女は人々に呪いをかけて自殺させようと誘導していたはず)

ほむら(そして、それに巻き込まれた志筑仁美を助ける為に、まどかも魔女に接触してしまう)

ほむら(だけど、今回は早い内にこの倉庫に来れたわ。マミやボーボボとの共闘によって最速で倒せる。これでまどかが危険な目に会うことはない!)




  ~ホスピタル 屋上~


天の助「お、おい! 何してんだよお前!」

さやか「何だ……、天の助じゃない。何か用?」

QB「そうだよ、今から契約の儀式が始まるんだ。あまり部外者は居てほしくないんだけどな」

天の助「ぶ、部外者って何だよ! 一応俺レギュラーだろ!」

天の助「いや、そんなことより何でいきなり魔法少女になろうとしてんだよ!」

さやか「あんたには関係ないでしょ」

天の助「マミやほむらだって危険だ危険だって言ってただろ! 自分から死にに行くつもかよ! そのキュゥべえだって話に聞くと怪しい野郎らしいぞ!」

さやか「転校生の話なんて信じられる訳ないでしょ」

天の助「おいおい、女特有のこえーイジメかよ」


天の助「願い事に釣られたのか? 金銀財宝か? 不老不死か? だったらそんなのより、ところてんのグローバル化という素晴らしい……」

さやか「……恭介」

天の助「あ?」

さやか「恭介の手……今の技術じゃ絶対に治せないんだって……」

QB「奇跡か魔法でも起きない限りね。しかし僕ならばその奇跡すら実現できる」

天の助「そ、その為に……」

天の助「でもよ、あいつがそれで治って喜ぶと思ってんのか!? お前が魔法少女になって死にそうな目に会ってよぉ」

さやか「あたしのおかげで治ったなんて、言うつもりはない。感謝なんかされなくていい」

天の助「そういう問題じゃなくてよぉ……」



天の助(やっべぇ、これで契約とかしちゃったら、絶対ボーボボとかにボコられる……!)

天の助(何とかして止めないと、俺の命が危ねぇ!)


天の助「……だったらよ、俺を食えよ」

さやか「……は?」

天の助「俺はまだお前にところてん食ってもらってねぇぞ! あん時食ってもいいって言ってただろ!」

天の助「魔法少女になる前に俺を食いやがれ!! じゃないと俺は絶対に契約なんて認めねぇ!」バン!



さやか「…………」

天の助「…………」

QB「…………」


さやか「キュゥべえ、あたしの願いは『恭介の手を治すこと』!」

QB「君の願いはエントロピーを凌駕した!」


キュイイーーーン!


天の助「あれぇーーーッ!? 普通に無視したぁーーーッ!?」ガーン!


ゴオオオォォォォオオォオォ!


天の助「ぎゃああぁぁ! 何だこのパワー!? 飛ばされる~!」


ピカァァーーッ!


さやか「ううぅ………!」

ソウルジェム<ホワン


QB「さあ、受け取るといい。それが君の運命だ」

天の助良いやつだとおもった俺がバカだったww

すみません。誤字の修正です。

>>505



  ~ホスピタル 屋上~


天の助「お、おい! 何してんだよお前!」

さやか「何だ……、天の助じゃない。何か用?」

QB「そうだよ、今から契約の儀式が始まるんだ。あまり部外者は居てほしくないんだけどな」

天の助「ぶ、部外者って何だよ! 一応俺レギュラーだろ!」

天の助「いや、そんなことより何でいきなり魔法少女になろうとしてんだよ!」

さやか「あんたには関係ないでしょ」

天の助「マミやほむらだって危険だ危険だって言ってただろ! 自分から死にに行くつもりかよ! そのキュゥべえだって話に聞くと怪しい野郎らしいぞ!」

さやか「転校生の話なんて信じられる訳ないでしょ」

天の助「おいおい、女特有のこえーイジメかよ」


天の助「願い事に釣られたのか? 金銀財宝か? 不老不死か? だったらそんなのより、ところてんのグローバル化という素晴らしい……」

さやか「……恭介」

天の助「あ?」

さやか「恭介の手……今の技術じゃ絶対に治せないんだって……」

QB「奇跡か魔法でも起きない限りね。しかし僕ならばその奇跡すら実現できる」

天の助「そ、その為に……」

天の助「でもよ、あいつがそれで治って喜ぶと思ってんのか!? お前が魔法少女になって死にそうな目に会ってよぉ」

さやか「あたしのおかげで治ったなんて、言うつもりはない。感謝なんかされなくていい」

天の助「そういう問題じゃなくてよぉ……」




  ~倉庫内~


男A「   」つバケツ フラフラ

女B「   」つ洗剤(酸性) フラフラ


まどか「な、何? 何をするつもりなの……?」

首領パッチ「マイクテス、マイクテスー」


男C「   」つ洗剤(アルカリ性) フラフラ

まどか「え……、あれって……」

まどか「 ! ああッ!」


――――――
――――
――

 詢子『いいか、まどか』

 詢子『混ぜるな危険って書いてあるだろ? この手のものは扱いを間違えると大変なことになる』

 詢子『有毒ガスが発生してな、人なんか簡単に殺しちまうんだ。だから使い方には注意しろよ?』

――
――――
――――――


まどか「あぁ……!」ガタガタ


男C「   」つ洗剤(アルカリ性) フラフラ

首領パッチ「え……、あれって……」

首領パッチ「 ! ああッ!」

繝上Β繝翫・繝医Λwww



――――――
――――
――

 ヤッくん『   』

 首領パッチ『いやぁ! 止めてヤッくん! 私、こんな初めてはいやぁ!』グイグイ

 ヤッくん『   』

 首領パッチ『あふぅ! そんな、ヤッくんが実は肉食系オオカミ男子だったなんて……!』グイグイ

 ヤッくん『   』

 首領パッチ『でも、でも!』

 首領パッチ『パチ美はそれでも、ヤッくんのこと愛しているから……!』

――
――――
――――――


首領パッチ「あぁ……!」ガタガタ

まどか「いや、回想全然関係無いじゃん!」マドーン!?



まどか「と、とにかく止めなきゃ!」ダッ

仁美「   」パッ

まどか「うぅッ!?」ガシィ

仁美「邪魔をしてはいけませんわ。あれは神聖な儀式ですのよ」

首領パッチ「ヤッくんとの初体験がぁッ! 恥ずかしいーーーッ!!」ダッ

仁美「   」ゴシャァッ

首領パッチ「うごぉッ!?」ボゴォ

まどか「首領パッチ君にだけ何か威力強くない!?」

仁美「気のせいですわ」


まどか「そ、それよりも、あれって危ないんだよ? ここにいる人、みんな死んじゃうんだよ!?」

仁美「そう、私たちは今、この汚らわしい世界から解放されて、新たな旅路に出るのです」

仁美「それはとても素晴らしいことなのですよ」

仁美「生きている身体なんて邪魔なだけ。お二方もすぐに理解できますわ」ウフフ



まどか「そ、そんなぁ……、放してよぉ!」

首領パッチ「完全に洗脳されてやがるな……。よっしゃ、トランスフォーム!」ガシャンガシャン

ドーーーン!

パチボール「『ボール』!! まどか! 俺を向こうに思いっ切り投げろ!」

まどか「う、うん!」ガシッ!

まどか「えいッ!」ポイッ

パチボール「目指せ、三振王!」ヒューーー


ガシャーン!


男A「 ! 」

女B「 ! 」

バケツ<コロコロ

洗剤<コテッ

首領パッチ「トランスフォーム解除!」ボボン

首領パッチ「へへっ、危険物は預からしてもらうぜ」つ洗剤二種 ガシッ



まどか「首領パッチ君! それを早くみんなの手の届かない所へ!」

首領パッチ「おう……」つ洗剤二種 ジーーーッ

首領パッチ「……」つ洗剤二種 ジーーーッ

まどか「ど、どうしたの洗剤見つめて」

首領パッチ「…………」洗剤二種 ジーーーッ


首領パッチ(意外とイケるかも……)つ洗剤二種 ゴクゴクゴク

まどか「飲んだぁーーッ!?」マドーン!?

首領パッチ「マズゴバァッ!!??」グバァッ

まどか「当然の結果だぁーーーーッ!!」

首領パッチ「だ、だが洗剤はすべて飲みきった! これでこいつらが自殺する心配はないぜ!」グググ…

まどか「そこまで命張らなくても、窓の向こうに捨てればよかったんじゃないの?」




仁美「儀式の続行が不可能になってしまいましたわ」フラフラ

男A「なんて罰あたりな奴らだ」フラフラ

女B「よくも神聖な儀式を……」フラフラ

絶望君「絶望……」フラフラ

男F「彼らも解放させなくては、我々の世界へ」フラフラ


まどか「ど、どうしよう首領パッチ君、こっちにくるよ……」ジリジリ

首領パッチ「サインの催促、では無さそうだな……」ジリジリ

まどか「絶対違うよぉ……。でも、仁美ちゃん達は操られているだけだし……」

首領パッチ「仕方ねぇ、傷つけずに無力化となるとあの手しかねぇな……!」

まどか「そ、そんなこと出きるの?」

首領パッチ「ああ、洗脳を無効化させる特殊な方法だ」

まどか「そんなスゴいのがあるなら早く仁美ちゃんたちに!」

首領パッチ「本当は使いたくなかったが……。<特殊ハジケ治療術その15>……!」



首領パッチ「<首領パッチの口づけ>!!」ガバッ!

ブチュウッ!

仁美「 ! おええぇぇぇッ!?」バタン

まどか「何それホントに治療法!? 仁美ちゃん気絶しちゃったよ!?」

首領パッチ「大丈夫だ。<首領パッチの口づけ>は特殊な技でな。洗脳自体は消すことは出来ないが無害なモノに書き換えるんだ」

仁美「ううぅ……」

魔女の口づけ<シュウウゥ~

まどか「ホントだ! <魔女の口づけ>が違う模様になっていく……!」

首領パッチ「そして、<首領パッチの口づけ>を受けた者は……」

まどか「受けた者は……?」




仁美「やっぱり74式戦車のガスタービンエンジンの音は格別ですわね~……」



首領パッチ「ミリオタになります」

まどか「何故!?」


  『 I am legend !! 』


まどか「しかも、模様全然ミリタリーと関係無い!!」


まどか「で、でもこれで確かに危険性はなくなるね。首領パッチ君じゃんじゃんチューしていってね!」

首領パッチ「んもう! この唇は本当はヤッくんだけのモノだけど、今日はだけは特別だぞ☆」


ぶちゅうぅ!

男G「 ! おげえええぇぇ!」バタン

ぶちゅうぅ!

女F「うええぇぇ~~!」バタン

まどか「……何か知らないけど罪悪感が沸いてくるや」


男B「やっぱり最強といっちゃ実戦経験豊富なエイブラムス一択だろ」

女E「テメ、メルカバディスるとか屋上だな!」

まどか「……何故だろう、胸が締め付けられるよ」



絶望君「/////」ドキドキ

首領パッチ「あらぁ、最後はあなただったのね。じゃあラストだし、特別にサービスしちゃおっかな☆」

絶望君「!」ドキドキ

首領パッチ「それじゃ、素敵なあなたには、特別に……」



        つ『釘バット』



首領パッチ「ふん!!」

ゴシャァッ!!

絶望君「絶ぼぉッ!?」ズサーー

まどか「何やってるの!?」マドーン!


――――――
――――
――

  ~5分後~


首領パッチ「これで全員無力化したぜ」

まどか「でも、元凶の魔女を倒さなくちゃ元に戻らないんだよね……」

首領パッチ「その通りだ。こっちの部屋が怪しい。行こうぜまどか」

まどか「うん……。私も仁美ちゃんのこんな姿、これ以上見たくないや……」

首領パッチ「んじゃ、ドアを開けるぜ……」キイィ


ガチャッ




  ~工業地帯 倉庫内 結界奥地~


魔女「GUUHH……」フラフラ

ほむら「弱っているわ、巴マミ!」

マミ「ええ、言われなくても! ボーボボさん!」

ボーボボ「ああ、準備完了だぜ」


マミ「ティロ・フィナーレぇッ!!」

ドゴオオォォォン!!

ボーボボ「鼻毛真拳奥義<鼻毛濁流>!!」

ドドドオオオォォン!!


ほむら「 !! 巴マミの弾丸とボーボボの鼻毛が合わさっていく……!」

マミ「これぞ、新しいフィナーレの形よ!」

ボーボボ「こんな相手の幕引きにはもったいないがな」

マミボボ「「ティロと毛が融合した必殺技!」」



合体奥義<一ティ団毛2(いっちだんけつ)>!!



ドゴオオオオオォォォォオオォン!!!


魔女「UUOOOOOHHHH!!??」


しゅうぅ~~


マミ「やった、倒したわ!」

ほむら「何て威力なの……!」

ボーボボ「まだ、70%程度だな。もう少しシンクロ率が上がれば恐ろしい程の破壊力になるだろう」

ほむら「すごい……(私もまどかとこんな合体技を……!)」


タッタッタッタ


マミ「 ! 誰か来るわ!」

ほむら(もしかして、まどかが……?)

ほむら(ならば、間に合ったということね。彼女が危険な目に会う前に魔女を倒せたんだから)



タッタッタッタ


ドアガチャッ



さやか「魔法少女さやかちゃん、ただいま参上~! 月に変わってお仕置きよ!」




      ババーーン!!




ほむら「    」

マミ「    」


さやか「あ、マミさんに転校生! てことはもう魔女倒しちゃったとか? あちゃー、乗り遅れちゃったなー!」

マミ「み、美樹さん……、その格好もしかして……」

さやか「そ! そのもしかして! あたしも魔法少女になっちゃいました!」

ほむら「みみみみみ美樹さささささ」ガクガク

さやか「うおっ! 転校生慌てすぎ! そんなに驚いた? ライバル出現で焦ってんの~?」


ボーボボ「おい、どういうことだ? ん?」ググググ

天の助「ひえぇ~! お許しを~~ッ!」グェ~


ほむら「あなたは、どこまで愚かなの!! 魔法少女になるってことがどれだけ厳しく……」

さやか「もちろん、理解してるって~。マミさんとかからちゃんと聞いたもん。それを分かった上で契約したんだから」



ほむら(ダメだ、この美樹さやか、何も理解できていない! 魔法少女になるということの意味を!)

ほむら(あの時彼女は先に帰ってしまった。考えてみれば、あの中で美樹さやかだけが私の話を聞いてない……)

ほむら(彼女に魔法少女の本質を教えられなかった。そして目を離している隙に契約を……)


さやか「なーんだ、二人とも魔女倒しちゃったんだね。んじゃ、まどか達も助けれたんだ」

マミ「!」

ほむら「!」

ほむら「美樹さやか! どういうこと!?」

マミ「どうしてそこで鹿目さんが出てくるの!?」

さやか「えっ、え? いやだってあたしキュゥべえに言われたんですよ。『まどか達が魔女に襲われて危ないから、ここの西の倉庫に行け』って……」

ほむら「なっ……!」




――――――
――――
――


さやか「これが……ソウルジェム」

さやか「これであたしも魔法少女になったんだね……!」

QB「その通りだよ。そしてルーキーにさっそく仕事だ」

さやか「え?」

QB「魔女が発生している、それもかなり強力な部類のね。そしてその魔女の術に今、鹿目まどかや君の友達が巻き込まれているんだ」

さやか「まどか達が……!? ちょっと! 何でそれを早く言わないの!?」

QB「魔法少女になる前の君に話したところで何も出来ないだろう? だから契約した後に話したんだ。とても合理的なはずだ」

さやか「ああ、もう! なんかあんた腹立つわね! 天の助! そんな所でノビてないで、さっさと行くよ!」

天の助「うううぅ、ボーボボに殺されるぅ……」

さやか「ほら、立って! キュゥべえ! 確かこのソウルジェムの反応で魔女の居場所が分かるんだよね?」

QB「いや、その必要はない。すでに魔女の居場所は特定している。西の工業地区の倉庫だ」

さやか「ありがと。待っててね、まどか! 魔法少女さやかちゃんが華麗に倒してやるんだから!」

天の助「お、俺も行くのかよ~……」


――
――――
――――――




マミ「一体どういうことなの、暁美さん!」

ほむら「すぐにソウルジェムを出して!」

さやか「えぇっ、うん!」スッ


ソウルジェム×3<ピカッピカッ


マミ「ソウルジェムが反応している……! もう魔女は倒した筈なのに……?」

さやか「へ? え? どういうこと!?」

ほむら「キュゥべえにハメられたわ……」


ほむら「今、私たちが倒したのは本物の魔女でなく、使い魔が成長したモノよ」

ほむら「最初からおかしかった……。魔女でありながら使い魔の量も少なく、グリーフシードも落とさない」

ほむら「キュゥべえは今、この町に魔女が2体存在していることを知っていながら、私たち魔法少女をこの一カ所に集めた」

ほむら「もう1体の魔女をまどかと引き合わせ、契約せざるを得ない状況を作るために……!」



マミ「そ、そんな……!」

さやか「まどかが危ない……」

ほむら(あの淫獣……! 奴の監視を怠った私の責任だわ……!)

マミ「すぐに向かいましょう!」

さやか「でも、どこに?」

ほむら「魔力の反応は向こうからよ。確かあそこには廃墟になった工場があった筈……」

さやか「あ、知ってる。お化けが出るって有名なところだよね! あたし道分かるよ!」

マミ「その廃墟ってちょうど町の端っこじゃない! 今から急いでも一時間以上はかかるわ! その間に鹿目さんが……」

天の助「いや、おそらく少しの間なら大丈夫だろう」

さやか「何でそう言い切れるのよ?」

天の助「まどかは首領パッチと一緒に帰っていた。つまり必然的に首領パッチもまどかの側に居るはずだ」



首領パッチ『ジャスミンの香り~! ジャスミンの香り~!!』クルクル



ほむさやマミ(((余計不安だ……)))ズーン


ほむら「うだうだ言ってられないわ、まどかが危ない! 急ぎましょう!」

マミ「ええ!」

さやボボ天「「「おう!」」」

ほむら(まどか……どうか無事でいて!!)




  ~魔女結界内~


人形使い魔A「ケケケケケ」

人形使い魔B「ケケケー」


まどか「魔女の結界……。やっぱりここに魔女が……」

首領パッチ「な、何だこの空間は~!」


エリー「ーーーー」フワフワ


まどか「見て、首領パッチ君! コンピューターみたいなのがいるよ!」

首領パッチ「あれが本丸だな! ぶっ殺してやる!!」


エリー「ーーーー!!」キッ


人形使い魔A「ケケケケケ!」ヒュン

人形使い魔B「ケケケケケー!」ヒュー


まどか「ああ、気づいたみたい!」

首領パッチ「へっ! この泥人形ども俺が一瞬で……」


首領パッチ「 ! ハッ!!」



~~~~~~~~~

人形使い魔A「ケケケケー☆」キラキラ

人形使い魔B「ケケッ♪」キラキラ

~~~~~~~~~


首領パッチ「か、可愛い……!」

まどか「あれが!? うっそでしょ!!」

首領パッチ「ダメ! 私にあの子達は殴れない! こんな可愛い子達を……!」

人形使い魔A「ケケケケー!」ヒュー

人形使い魔B「ケケケッ!!」ヒュー

まどか「こっちに来るよ! 何とかしてよお願い!」

首領パッチ「無理よ! 私には……!」フリフリ

首領パッチ「……あ!」


ヤッくん「    」コテッ


首領パッチ「や、ヤッくん! いつからそこに!?」

首領パッチ「いや! 違うのよ! これは浮気とかじゃなくて……!」

首領パッチ「ヤッくん信じて! パチ美は……パチ美は!」

人形使い魔A「ケケケー!」バッ

人形使い魔B「ケッケケ!」バッ


首領パッチ「色目使ってんじゃねぇよ、タコ助がああぁぁぁッ!!」

ドゴオォッ!

ゴシャァッ!

ゴリッ!

メキャァッ!

ボゴオオォッ!


<パチ美怒りの五連撃>!!



人形使い魔A「ケケー!?」グシャッ

人形使い魔B「ケケッケ!?」ズサー

首領パッチ「愛は絶対勝つのね、ヤッくん!」ギュウ

ヤッくん「   」ギュー

まどか「何この茶番……」


エリー「ーーーー!?」

首領パッチ「てめぇ、俺とヤッくんの仲を引き裂くつもりだな!? ぜってぇ許さねぇ!!」

エリー「ーーーーー!!」ヒューン

まどか「あ! 逃げた!」

首領パッチ「待てやこらぁーーッ!!」ダッ

まどか「ま、待ってよぉ!」ダッ

まどか(な、何だか弱そうな相手でよかった……。これなら首領パッチ君が倒してくれる……)

エリー「……」


今日はここまでです。残りは明日の夜に投下しようと思います。
それでは。

乙乙

乙乙乙

乙乙
乙乙


乙乙
乙乙乙

乙!

笑える話なのに増えた魔法少女にわらえねぇorz


仁美が傷物に・・・

乙乙!
天の助もっと頑張れよww


天の助良い奴だと思ったらコレだよw

ていうか首領パッチって、今回の口付けとか詩人に注入したエキスとか
攻撃翌力は無いけどタチが悪い技を持ってるよな

>>540
基本味方に居ると頼りなく、敵に回すと物凄く恐ろしいキャラばっかりだからな

マミさんを筆頭にな

74式はディーゼルエンジンやで

相変わらずのクォリティだな…

続き期待

実は強い絶望くんに見せ場はあるのか

相変わらずの青で安心した



そろそろスーパーラビットにも出番をあげてください・・・

さすがヒロイン期待以上のハジケっぷりだ


ボーボボが居ないと頼りになる首領パッチに期待

THE COOL ほむほむとか言い出したあたりにほむにハジケリストの才能を見た

てすつ

天の助は食べられフラグをもう少し立てておくべきだった

ここでハンペン師匠が登場しないかなぁ…

sageてー

ボーボボワールド発動したら、まどマギ側のキャラもハジケるんだろうか

>>554
もしやったらほむほむがヤバいな。

まどか「私実は男の子だったの!」

さ・マ・ほ・杏「マジで!?」

ま・杏「結婚しました♡」

ほ「マジで!?」

>>556

超融合しないからボボパッチの助でないんだよな…

>>557
マジで!?
そういやそうだったな……

>>543
ご指摘ありがとうございます
脳内変換お願いします


>>1です
今から第4話の残りを投下します




  ~結界 最深部~


首領パッチ「へへへ、もう逃げられねぇぞ……!」ポキポキ

まどか「ハァ、ハァ……だいぶ、奥まで来ちゃったね」ハァハァ

エリー「ーーーー」

首領パッチ「さあ、堪忍しやがれ!」

エリー「ーーーー」ニヤリ



バッ!


人形使い魔C「ケケケ!」バッ

人形使い魔D「ケケッ!」バッ

人形使い魔E「ケケー!」バッ

人形使い魔F「ケケッケ!」バッ


ズラァーーーッ


まどか「 ! 使い魔がいっぱい!」

首領パッチ「な、何だとぉ!?」

まどか「ここに誘導するために逃げた振りをしてたんだ……!」



エリー「ーーー!」ビシッ

使い魔's「「「「ケケケー」」」」ワラワラワラ


まどか「いやっ! 離して!」ガシィ

首領パッチ「Noooo! ケダモノぉーーッ!」ガシィ


使い魔's「「「「ケケー!」」」」」ビーン!


まどか「うわ! 体が伸びた!?」グニャ~

首領パッチ「ゴムゴム!? ゴムゴムの実!?」ニュ~ン


まどか(そ、そんなこのままじゃ……! 誰か助けて!!)




  ~町中~


ゴオオオオォォォ!!


天の助「うええええぇぇぇぇぇ!?」ゴオオォォォ!

さやか「ちょっと天の助! もっとスピード出ないの!?」

天の助「無茶言うな! ところてんジェットは一人乗りだぞ! それに推進力がペットボトルロケットじゃ無理に決まってんだろ!」ゴオオオォー!

ボーボボ「四の五の言うな!」ボコッ!

天の助「うぎゃぁッ!!」

ほむら「しかしこの速さならギリギリ間に合うかもしれないわ……!」

マミ「天の助君に四人で乗るのは流石に狭いけどね……」


ペットボトル<プシュッ


ボーボボ「あ、燃料切れた」

天の助「なに!?」ヘロヘロ~

ほむら「ど、どうするの!? スピードが落ちてるじゃない!」

ボーボボ「心配無用!!」つタバスコ スッ

ボーボボ「入刀!」


ケツ<ズボッ!!


天の助「ぎゃあああぁぁッ!! ケツが焼けるぅうううぅうッ!!」


ズドドドドドォォォッ!!!


ボーボボ「これぞ秘技タバスコブースト!」

さやか「炎が……。見るからに痛そう……」

マミ「ていうか、速すぎよぉーーーッ!?」



ショウ「マジだりぃ~。マジあのブスうっざいわ。俺とあいつが吊りあうわけねーだろ」

後輩「ショウさん、マジ人気っすね。その内指名率一位になるんじゃないスか~?」

ショウ「はは、バカな女のおかげだぜ」


ヒューーーーン


ショウ「あ?」

後輩「何スか、あれ……」



天の助「お尻いいいぃいぃいぃぃぃッッ!!!」ゴオオォォォ!


ゴシャッ!!


ショウ「ガハッ!?」ドゴォ!

後輩「ぐばぁッ!?」バキィッ!


天の助「いやああぁぁぁ! 痔になっちゃうぅぅ~……(ドップラー効果)」


ショウ「   」ピクピク

後輩「   」ピクピク




  ~結界 最深部~


使い魔'S「「「「ケケケー!」」」」

エリー「ーーーー」スーッ


まどか(魔女が近づいてきた……一体何を……)

首領パッチ「みんな私を奪い合わないでぇー!」


ブオン! ブオン!


まどか「ま、周りにモニターが出てきた……」

まどか「この画面に映っているのは……私!?」



 まどか『マミさん頑張ってください!』

 まどか『ボーボボさんすごい!』

 まどか『首領パッチ君達ってとても強いんだね』

 まどか『どうしよう、マミさんやほむらちゃんに連絡しないと……』


まどか「あ……ああ……!」



まどか(全部……私だ。弱い私……)

まどか(マミさんやボーボボさん達に任せっきりで、何もしない私……)

まどか(さっきだって、首領パッチ君がどうにかしてくれると思ってた)


首領パッチ「つまんねー。パイレーツオブカリビアン流せよ」ホジホジ


 まどか『ごめんねキュゥべえ、まだ願いは……』

 まどか『止めてよぉ、私にそんな大層な力無いよ』

 まどか『首領パッチ君が倒してくれる……』


まどか(私だって戦えない訳じゃない……。魔法少女にさえなれば、私も誰かの役に立つ……誰かを救える……)

まどか(私が魔法少女にならない理由は何……?)

まどか(ほむらちゃんに止められたから? もちろんそれもあるけど……)

まどか(もしかして、私は……行動を起こしたくない?)

まどか(失敗を恐れてただ見てるだけ……。誰かがやるのを待っている)

まどか(今だって私のせいで首領パッチ君が……)


まどか「私って……嫌な子だ」



エリー「ーーーー」

使い魔'S「「「「ケケケケー!!」」」」


まどか(動きが変わった……)

まどか(まずいよ、このままだと二人とも……)



QB「お困りかい? まどか」




まどか「キュゥべえ……!」

QB「まどか、このままでは君達の命運は尽きてしまう」

QB「他の魔法少女は来ない。彼らは今、他の魔女の対処をしているからね」

QB「君が契約して戦うしかない」

QB「頼りにしてる首領パッチだって、ほら」



首領パッチ「うう、アシュラマンとかずりーだろ……!」グスグス


QB「腕を伸ばされすぎて、遊び尽くしたキン消しみたいになっている」

まどか「何で……何で?」

QB「いや、僕に聞かれてもね」



QB(ツッコむ気も起きないとは、魔女の精神攻撃がだいぶ効いているようだ)

QB(この様子なら契約もしやすいだろうね)


QB「さあまどか、契約を」

まどか「キュゥべえ……あなたは、魔法少女を……」

QB「暁美ほむらに何を吹き込まれたか知らないけど、僕のことなんかどうでもいいじゃないか。今考えるべきはこの状況じゃないかい?」

まどか「……そうだね、このままだと……。首領パッチ君も……私も……」

QB「そうさ、マミだって後輩を欲しがっていた。暁美ほむらだって君が仲間になればうれしいはずだよ」

QB「君もみんなの役に立てるようになるんだよ」

まどか「私が……みんなの役に……?」

QB「ああ。前も言った通り、君は最強の魔法少女になれる。困っている人全てを助けられるのさ!」

まどか「私が……わたしが……」



エリー「ーーーー!!」ビシッ

使い魔'S「「「「ケケケケーッ!!!」」」」


ヒューーーーン!


QB「使い魔達が来るよ! 早く!」

まどか「私は……わたしは……」

QB「何を躊躇っているんだい!」





QB「美樹さやかだって契約したんだよ!」



まどか「……え?」

まどか「ど、どういう意味!? さやかちゃんが……!?」

QB「そんなことどうでもいいだろう。ただ美樹さやかが契約したという事実を述べたまでだよ」

まどか「さやかちゃん……? そんな……」


使い魔'S「「「「ケケケーーッ!!!」」」」


ゴオォォッ!!


QB「まどか早く!!」

まどか「魔法少女……私は……。さやかちゃ……ん、どうして……」

QB「まどか! 僕と契約して魔法少女になるんだ!!」

まどか「……」

まどか「キュゥべえ……。いいよ……私、魔法少女に……」




   (いけないわ!)


まどか「!」

まどか「だ、誰……?」

QB「どうしたんだい、まどか?」


   (あなたは契約をするべきではないわ!)


まどか「誰、誰なの……」


   (こんな方法であなたを魔法少女にするなんて……!)


   (そんなの……そんなの……!)




ドゴオオオオオォォォオォォン!!!






魚雷ガール「そんなの、あたしが許さないーーーーーッ!!!」



ドオオオオォオォォン!!



魚雷ガール「何故なら私は魚雷だからーーーーッ!!」



使い魔'S「「「「ヒギャァーーー!?」」」」ゴシャッ!

エリー「#*`¥ω&~~~~ッ!!??」ドゴォッ!


まどか「!」

QB「!」

コレは予想GUY



まどか「ぎょ、魚雷先生……?」スルスル

QB「拘束が解けた……」


スタッ


魚雷ガール「おまたせ☆ 魚雷は遅れて登場するものよん!」

まどか「先生……どうして……?」

魚雷ガール「可愛い生徒の危機なんだから。見捨てる訳がないでしょう?」

まどか「せ、せんせぇ……」

魚雷ガール「ヒドいわ……こんなに衰弱して……」

QB「くそ! またイレギュラーか」

魚雷「あんた! 私の生徒をこんな目に遭わせてただで済むと思っているの!?」

QB「仕方ない、ここは撤退……」ダッ



魚雷中学生「に」ダッ

魚雷高校生「が」ダッ

魚雷大学生「す」ダッ


魚雷社会人「かぁああぁぁぁーーーーッ!!」ゴオオォォーーッ!


ドゴオオォォォォォン!!


QB「グバァッ!?」ゴシャッ

まどか「少年が青年を経て社会に羽ばたくまでの過程を見せながら突撃していったぁーーーッ!?」マドーン!

魚雷社会人「社会に尽くして自分に尽くす!!」バンッ!

QB「こ、こんなのってないよ……」ピクピク

魚雷先生きた!
もうなにも
こわくない

まさかのww

逆に三馬鹿のピンチ

やったね!先生ならワルプルギスだって恐くないや!



首領パッチ「ちくしょう、もう俺は戦えねぇ……。筆箱からゴミ箱へ捨てられる……」

魚雷ガール「可哀想に……。この子もキン消し症候群になってしまったのね……」

まどか「その状態って病気だったんですか!?」

魚雷ガール「ええ、毎年日本人の85%が発症しているわ」

まどか「そんなに!? 無駄に多い!」

魚雷ガール「これを治す治療法は一つしかないわ!」


極悪斬血真拳奥義<魚雷盆踊り2012>!!


魚雷ガール「あ、ギョラ♪ ギョラギョラ♪ よいよいよい♪」フリフリ

まどか「な、何これ盆踊り?」

魚雷ガール「ほら、あなたもやる!」

機雷「ノリ悪いぞ」

焼夷弾「楽しもうぜ!」

まどか「えぇ~……。周りに兵器しかいないのに私もやるの……?」

魚雷ガール「あ、ギョラ♪ ギョラギョラ♪」フリフリ

まどか「よいよいよ……い/////」フリフリ

兵器'S「「「よいよいよい!!」」」

まどか「恥ずかしい……。こんなのでホントに首領パッチ君は元に戻るの?」チラッ



ラオパッチ「…………」ズーン



ラオパッチ「俺が望んだ天とは、貴様だったのかもしれん……」

まどか「何かすごく''漢''になってるぅーーーッ!!??」

魚雷ガール「おふざけは許さないーーーーッ!!」ドゴオォッ!

首領パッチ「へぶうぅッ!?」メキャッ!

まどか(鬼だ……)

これで三馬鹿はふざけられなくなったなwwww



首領パッチ「ハッ! 俺は今まで何を……!」

魚雷ガール「やっと気がついたわね。さっさとこのふざけた魔女をぶっ潰すわよ」

エリー「%@;*#~~……!」プルプル

まどか「あ、あの先生……。何だか魔女のことや魔法少女のことを良くご存じのようですが、どうして……?」

魚雷ガール「ふふ、あなた達がどんなに隠そうとしても先生にはお見通しよ」

魚雷ガール「週刊<戦艦長門を造る>創刊号に詳しく書いてたんだから!」


 魚雷ガール『へぇ、扶桑に伊勢に魔法少女ね~。目から鱗だわ』ペラペラ


まどか(えぇ~……?)


魚雷ガール「いい? あなたはあなたの出来ることをすればいいのよ」

魚雷ガール「それが戦闘なのかサポートなのかは、自分で良く考えなさい」

魚雷ガール「でも、危なくなったら先生や周りのみんなに頼るのよ? 一人で溜め込んでても、お通じと同じで良くないんだから」

まどか「先生……」



魚雷ガール「さ、速攻でぶち殺すわよ。教え子をこんな夜中まで徘徊させるなんて、教師の名が折れるわ」

首領パッチ「先生が来てくれたなら百人力だぜぇ!」パキポキ

まどか「あ、あの! 二人とも!」

魚雷ガール「ギョラ?」

首領パッチ「あんだよ?」


まどか(自分の出来ること……。私にはこれくらいしか出来ないし、大した意味もないかもしれない……)

まどか(でも、これが! これが今の私に出来ること!)


まどか「……頑張ってください!!」


魚雷パチ「「……」」


首領パッチ「何を言うかと思えば……」

魚雷ガール「全くね……」


クルッ



魚雷パチ「「当然じゃない(だろ)」」




まどか「……」

まどか「……はいっ!」コクン


魚雷ガール「そんな高いところにいないで降りてきなさい。その画面、粉々にしてあげるわ」ピッ

首領パッチ「それとも怖くなったのか、コノヤロー」チョイチョイ

エリー「~~~~!」ワナワナ

エリー「ーーーー!!」ビシッ

使い魔's「「「「ケケケーー!」」」」


ヒューーー!


首領パッチ「また使い魔で攻撃かよ、芸が無ぇな」

魚雷ガール「行くわよ、奥義……!」



<おてんば姉妹のお人形あそび☆>!!


首領パッチ「うわぁーい! お人形さんだぁ!」パァー!

魚雷ガール「可愛いー! 一緒に遊びましょう!」パァー!


まどか「うわ! 何かファンシーな感じになった!?」


ガシッ


人形使い魔C「ケケッ!?」ガシィ

人形使い魔D「ケッ!?」ガシィ

魚雷ガール「私はこのお人形さんにするわ!」

首領パッチ「いいなぁお姉ちゃん! じゃあ、その子達と私のお人形さん達でおままごとしましょう!」

魚雷ガール「さんせーい!」

首領パッチ「出ておいで~、私の可愛いお人形さ~ん」


カバン<ゴソゴソ


首領パッチ「あっ! いたいた、こんなところに隠れて! もう、恥ずかしがり屋なんだから!」



首領パッチ「アーノルド☆」スッ

つ『アーノルド・シュワルツェネッガー』

首領パッチ「ブルース☆」スッ

つ『ブルース・リー』

首領パッチ「セガール☆」スッ

つ『スティーブン・セガール』


まどか「金ローでよく見るイカツい人形が出てきたぁーーーッ!?」マドーン!?


シュワ「抹殺完了!」ズガン!

人形使い魔B「ケッ!?」グシャッ!

ブルース「ホワァタァッ!!」

人形使い魔C「ケベェッ!?」スパーン!

セガール「ただのコックさ」

人形使い魔D「キーーッ?」バキィッ!


まどか「本物顔負けのアクションだぁーーーッ!! ホントにこれっておままごとぉ!?」


魚雷ガール「お人形遊びって楽しい~!」

首領パッチ「うん! お人形さんも楽しそう!」

まどか「どこが!?」



エリー「~~~~!!??」アタフタ

まどか「でも、使い魔達が一瞬で全滅した……。魔女もかなり焦っているみたい」


首領パッチ「残るはてめーだけだぜ!」ドドドド!

魚雷ガール「おふざけは許さなーーーいッ!」ゴオォォーー!

エリー「 ! ーーーー!」カッ


ブオン! ブオン!


首領パッチ「何!?」

魚雷ガール「ギョラッ!?」

まどか「またモニターが! 気をつけて! この魔女は相手に不の感情を植え付けて弱らせるの! そのモニターを見ちゃダメ!」


エリー「ーーーーーッ!!」カッ


モニター<ジジジジ……


まどか「ああッ! 映像が流れちゃう!」

首領パッチ「さっきみてーに、過去の後悔とかを流して精神攻撃するつもりだろうが、この俺には効かねーぜ! さあ、どうする!」


モニター<ジジッ……



――――――
――――
――


 首領パッチ『よっしゃ、まだ誰もいねーな? 早朝に学校に侵入するのは意外と大変だったぜ……』フ~

 首領パッチ『ひひひ、まどか。てめー、主人公面していい気になってんじゃねーぞオイ。主人公は俺だってことをその身に教えてやる!』

 首領パッチ『ぎゃっはっはっは~! なめ茸祭りじゃー! お前の机でなめ茸祭り開催じゃーい!!』ネバネバ~

 首領パッチ『机の中から外までなめ茸色に染めてやるぜぇーーー!』


――
――――
――――――


モニター<ヒャッハッハッハーザマーミロー


首領パッチ「…………」ガタガタガタ

まどか「…………」




まどか「……ほう?」ゴゴゴゴゴゴ




 ヒギャァァァァ ユルシテマドカサーン>

魚雷ガール「ふん、ゲスな攻撃ね」


モニター<ジジジ……


魚雷ガール「でも残念♪」カパッ


極悪斬血真拳奥義<魚雷妨害電波>!!


ギョラギョラギョラギョラギョラ~~~~!


キイィィーーーン!


モニター<パリン! パリン!


エリー「ーーーーー!?」

魚雷ガール「映像を出される前に潰せばこの通り♪」


まどか「すごい! これで魔女の攻撃は全て封じられた!!」

首領パッチ「    」ボロッ


エリー「~~~~!!」アセアセ

まどか「あ、逃げる気だ……!」

魚雷ガール「ここまでやっておいて逃がすわけがないでしょう? 行くわよぉッ!!」

ガシィッ

首領パッチ「おわぁッ!?」


ヒューーーーン!!


魚雷ガール「また会ったわね」ニヤリ

首領パッチ「上へ参りまーす」

エリー「ーーーッ!!???」ビクッ

まどか「すごい! 一瞬であんな高さまで上昇した……!」



首領パッチ「この高さ……、そして敵との位置関係……。先生! あの技ですね!」

魚雷ガール「ええ、その通り。予習も出来てて関心よ」

首領パッチ「しゃあッ! かますぜぇーーッ!!」

エリー「~~~ッ!?」


協力奥義<夏の夜空と魚雷流星群>!!


ドドドドドオオォォオォン!!

チュドーン!

チュドーン!

ドゴォォォォォン!


魚雷ガール「まさに夏の風物詩ーーーッ!」

首領パッチ「もう戻らない小五の夏休みーーーーッ!」


ドゴオオオオン!



エリー「&’%$>@#~~~~~ッッッ!!!???」


ドオオオオォォォォン!!


しゅううぅ~~


グリーフシード<カランッ


スタッ

魚雷パチ「「きーみーがいたなーつはー♪」」

まどか「すごい! すごいよ二人とも!!」



ぐにゃあぁ~~


まどか「あ、結界が消えていく……」


ドアガチャッ


ほむら「マドカー!」ダッ

まどか「ホムラチャン! それにみんな! 一体どうしたの!?」

マミ「どうしたもこうしたも……」ハァハァ

さやか「まどかが魔女に襲われて危ないって聞いて……」ハァハァ

ほむら「さらにキュゥべえにしてやられたりなんなりで……。でも無事そうね、魔女だって消えている」ハァハァ

ボーボボ「どうやら俺たちの心配は杞憂だったようだな」

ボーボボ「魚雷先生、この度は本当にありがとうございますっ!」スッ

魚雷ガール「生徒を守っただけよ。礼には及ばないわ」

さやか「あれ、魚雷先生……。じゃあ、先生が魔女を倒したの!? うわ、すっご!」

マミ(ボーボボさんが敬語を……。この人はかなりの実力者のようね)

ほむら(こいつらの知り合いはみんな魔女を倒すような強さを持っているのかしら……)

ほむら(でも、どうやらまどかは契約せずにすんだようね……。本当に良かった……)

首領パッチ「ちくしょう、俺だって戦ったんだぞぉ~!」

天の助「俺なんて、ところてんジェット酷使し過ぎて、体が大根下ろしよろしく消失しちまったよ……」グスグス



ほむら「そうだ、キュゥべえ! あいつはどこにいるの!?」

まどか「あ! さっきまでそこに倒れてたはずなのに……」

魚雷ガール「逃げ足の速い奴ね。心底気に入らないわ」

マミ「あの子からは聞きたいことがあるのに……」

さやか「あれ、何でみんなそんなにキュゥべえ嫌いになってるの?転校生はまだわかるけどさ」

まどか「さやかちゃん……」


まどか「そうだ! さやかちゃん! さやかちゃん本当に魔法少女になっちゃったの!?」

さやか「ん? 何だ知ってたの? ま、この格好みたら気づくか。どうどうカッコイイ~?」

まどか「そ、そんなどうして……」

さやか「何でそんなに落ち込んでんの? いいのいいの、あたしがなりたくてなったんだからさ」

さやか「魔法少女さやかちゃん! バリバリ働きますよ~! マミさん、今度から一緒にパトロールしましょう!」

マミ「え、ええ……そうね」



ほむら(まどかの契約を防ぐことは出来たけれど、結果的に美樹さやかが契約を交わしてしまった)

ほむら(この場合私はどうすれば良かったのかしら。あの時無理矢理にでも美樹さやかを引き留めて話を聞かせるべきだった?)

ほむら(すべての事象を総合的に考えて行動しなかった私のミスだわ)

ほむら(特に今までの統計は全く役に立たないということを思い知らされたわ)

ほむら(美樹さやか……あなたを魔女にはさせない。こうなってしまった以上、少しでも多くの戦力が<ワルプルギスの夜>に向けて必要になる)

ほむら(そして、何よりまどかを悲しませたくはないし、あなたも絶望に染まってほしくない)

ほむら(美樹さやか。奇跡の代償というものは……)


さやか「私もカッコイイ必殺技欲しいな! ボーボボさん達の奥義!みたいなヤツとかさ!」


ほむら(知らぬ間に膨れ、肥え、はち切れ、破裂する風船のようなモノなのよ)



ほむら(黒色に染められた、決して空に浮かばぬ風船……)




  ~鉄塔~


???「……」モグモグ

QB「君は相変わらずお菓子が好きだね。その内風船のように太ってしまうよ?」

???「うっせーな、アタシの勝手だろ」モグモグ


???「それよりも、何の用だよ。こんなところに呼んでよぉ」

QB「とても大切な話だ杏子。この町にイレギュラーが出た」

杏子「は? 何だそれ?」

QB「僕にも訳が分からないものさ。魔法少女でないにも関わらず魔女を倒すほどの力を持つ、イレギュラー中のイレギュラー達だ」



杏子「おいおい、冗談キツイよ? 魔法少女じゃないのに魔女を倒すなんてありえねー。無理に決まってんじゃん」

QB「そう思う気持ちも確かに分かる。しかし、僕はこの目で見てきたんだ」

QB「彼らは慈善事業で魔女を狩っている。人々の為、町の為と実に慈愛に満ちた思想だ」

杏子「ふーん。何だそいつら、気に入らねーな。マミはどうしてんだよ」

QB「彼女はああいう性格だからね、そいつらの行動に賛同して一緒に戦っているよ」

杏子「けっ、相変わらずヌルい考えだな」

杏子「んで? それとアタシを呼んだことに何か関係はあんのかよ?」

QB「大アリさ」

やっと杏子が出てきたな
ビュティとヘッポコ丸は出るのか?

あんこちゃんまじあんあん

やっと杏子が出てきたな
ビュティとヘッポコ丸は出るのか?



QB「彼らの力は凄まじい。強力な魔女も余裕で倒してしまう」

QB「このまま魔女を狩り続けると、自然に彼らの行動範囲も広がって……」

杏子「なるほど、アタシのシマに入ってくるかもしれない……ってことか」

QB「飲み込みが早くて助かるよ」

杏子「んじゃ、そいつらを殺っちまえばいいわけ?」

QB「そう。僕は奴らを邪魔だと感じている。君は将来的に奴らと争う可能性がある。利害は一致してるだろう?」

杏子「はん! どれほど強いかは知らないけど、アタシの敵じゃないね」

QB「とても心強いよ」



QB(話は上手く進んでいる)

QB(この町に佐倉杏子という起爆材を投下すれば、均衡はたやすく崩壊する)

QB(美樹さやかと佐倉杏子。性質も思想も正反対の彼女らが出会えば必ず大きなアクションが起きるはず)

QB(どちらかが消えることになるだろう。そうなれば周りの魔法少女の絶望は加速され、さらにトドメに<ワルプルギスの夜>だ)

QB(まどかとの契約も今よりはスムーズに進む)



???「ここにいたのか……」スタッ

QB「!」

杏子「て、てめぇは! 尾けてきやがったな!」



杏子「ソフトン!」


ソフトン「……」

ウンコさん来ちゃったwwwwwwww



ソフトン「杏子、そいつから離れろ。今すぐにだ」

QB「何だい、君は。僕は今彼女と大切な話をして……」

ソフトン「黙るがいい、悪しき獣よ」


ゴオォォッ!


QB( ! 何てオーラだ!!)

杏子「お、おいソフトン、何でそんなに怒ってるんだよ? お前らしくもねーぞ……」

ソフトン「言うとおりにしろ。その者からは隠しきれない邪悪な臭いを感じる……」

杏子(いや、臭いってお前……)


QB(おそらく鼻毛男と同じイレギュラーだろう……。ここは逃げたほうが良さそうだ)

QB「杏子、ちゃんと考えておいてくれよっ!」ヒュン!

杏子「おいキュゥべえ! あいつ、ホンット逃げ足は速ぇな……」



ソフトン「杏子、もうアイツと関わるのは止めろ」

杏子「うっせーな! そっちこそアタシに関わるのを止めろよ!」

杏子「毎回毎回、迷惑なんだよ! この前の魔女だって、別に助けてくれなくてもアタシ一人で倒せたし!」

杏子「まっじぃ飯を無理矢理食わしたり! 言っとくけどあれは食い物の為に食ってやってるんだからな!」

ソフトン「お前が道を踏み外さない為にだ。一度堕ちた者がもう一度光に戻ることは容易ではない」

杏子「んだと!? アタシは魔法少女だぞ! この力をどう使おうがアタシの勝手だろ! 堕ちるも糞もねーよ!」

杏子「何でこんなにお節介焼くんだよ! 本当のことを教えろよ!」

ソフトン「…………」

ソフトン「放っておけなかった……」



ソフトン「君は俺と同じ臭いをしているから」

中の人的にあってるけれどさwwwwww

懐かしいセリフ北―!wwwwwwww




杏子「住所不定だからってバカにすんなああぁぁぁぁッ! ちゃんとシャワー浴びてるわああぁぁぁぁッ!!」

杏子「ソフトンのバカぁーーーーッ!!」ピョンッ !!

ソフトン「杏子、どこに行く!?」

杏子「ウンコバカ野郎ーーーーッ!!」ダッダッダ

ソフトン「……訳が分からん」




ソフトン(……あの白い獣、この町にイレギュラーがいると言っていたな)

ソフトン(イレギュラー……もしかすると奴らが……)


ヒュゥゥゥ…


ソフトン「随分と……懐かしい風だな……」



第四話「上条先輩! 奇跡も、魔法も、買って来ました!」 完


そりゃあ中の人的に繋がりはあるけどさぁw


ここでソフトン…だと…

乙です。自分的には怒んパッチ。怒怒んパッチを出して欲しい

超GJ!
魚雷登場でマジ鳥肌立ったwwwwwwwwww


ここでソフトン…だと…



第四話はこれで終了です
ついに皆のアイドル、ウン吉くんが出てきましたね

ビュティやヘッポコ丸などのツッコミキャラはボーボボの方からは出さない予定です
まどか側に優秀なツッコミストがいるので
期待していた方、ごめんなさい

レギュラーキャラはこれで固定されそうです
>>1の技術ではこれ以上増えられると対処が出来ないので……

それとこれからの投下について連絡を
最近私情が立て込み、投下頻度がかなり不定期になりそうです
夏を過ぎれば改善されそうですが、なるべく頑張ってみます

乙乙

あんこちゃんはヘッポコ丸ポジの突っ込みで過労死しそうと思ったが大丈夫そう
それどころか全員馴染みそうね

うん、キャラが増えすぎるのは>>1に負担掛かると思うし、良いんじゃないかな
澤井てんてーも真説の最後ら辺はキャラを万遍無く書き切れてない感があったし

乙!
やっぱりボボパッチやボボパッチの助に合体はしないのか・・・?

>>618
そこは諦めるんだ
融合戦士って持ち技がワンパターンっぽいし

>杏子「まっじぃ飯を無理矢理食わしたり!」
……ちゃんとした飯…だよね?

おつおつ
ツッコミ界の女王にソフトンとは盛り上がって来た ソフトンの色が原作かアニメかそれが問題だ
ホスト共がボーボボ側のモブ絵で再生されるw


ソフトンさんはチョコ味だから臭くなんかないよ!

>>619
「食い物の為」とは言ってるが、ちゃんと食べてる。
そしてあんこは素直じゃない。

あとは・・・・・・わかるな?

バビロンきた これでかつる

乙乙!
魚雷先生が味方の時の安心感は異常

>>617
早々に離脱させられた師匠ハンペン、もはや居たのかすら怪しいガ王のことかー!

あんことうんこって似てるよね

>>1乙!

ようやく真打の登場だな・・・わくてかが止まらない

>>625
今そっちに槍持った赤いのが走ってったぞ

コパッチと若頭

コパッチと若頭って出るのかな? というか出てほしいww

ワカメ兄さんの巻き込まれてからのツンデレはまだですか?

魚雷の社会人のところとか原作読んでるテンションだったよwwwwwwww

この>>1はかなりの実力者

ウンコさんきちまったwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
でもソフトンってイケメンになるんだよな・・・バビロンの力によって

元々イケメンだっただろソフトンwwwwww

ソフトン「どあほ~   どあほ~    出せ!どあほう!!」

とりあえず、さやかが絶望することはなくなったな

>>629
無理だろ
だって ア イ ツ ラ 弱 い も ん

つけものはでないのか…

「そんなの、あたしが許さない」
このセリフを魚雷先生が言うとは…!

>>581はストパンネタなのか?

>>637
扶桑って戦艦がある

>>638
魔法少女と結びついたからついそっち系のネタかと思ってしまった
全く関係ないんだね
スマソ

今回の話の後で魚雷先生の変身が解けた後、一番ショックを受けるのは、まどかだろうな…

こええもんなアレ……

ところで上条の腕にミニボボたちを注入すれば腕動くんじゃね?

>>640
5回怒ると魚雷先生になるんだよな、確か
逆に魚雷先生からアレに戻るシステムってあったっけ?

シャフト作品の野中キャラは可符香や一条さんとかボーボボ世界でも違和感なくやってけそうなカオスなキャラがそれなりにいる

現在644レス、そしてここまでの作者のレス数が307レス…
流石ボーボボスレだ。やっぱりみんな読んでるんだな

>>642 気分でもどる

>>644
正直ボーボボやってた頃のジャンプが一番面白かった

>>646
同意
今はギャグも面白いのないしな 最近は惰性だけで読んでる

破天荒とか出ないかな

伸びてると思ったら駄レスかよ糞が

超クロスでボーボボ後に澤井先生が書いた不良爺ちゃん出してほしい

超クロスでボーボボ後に澤井先生が書いた不良爺ちゃん出してほしい

黒梟か

黒梟か

ワルプルギス戦で、三世編のようにボーボボ達に助太刀に来た魚雷がOVERに戻って OVERvsワルプルギスvsボーボボ&魔法少女! みたいになったりとかしたらそれはそれでww

ボーボボやってる時はジャンプ立ち読み出来なかったな 笑いこらえて怪しさMAXだった

てか逆に聞きたいけど今ジャンプってギャグあるの?
読者投稿コーナーしか知らないんだが

>>656
いぬまるだしは面白いぞ

ガールズジャンプだとかミラクルジャンプだとかはいらないからさ
いつまでも取っておきたいってそう思えるギャグジャンプを創刊してほしいもんだ

それはそれで買う手が付かないと思う
同じ料理ばっかり食べてると飽きるのと同じように

とりあえず個人的にアフロの中から遊戯さん出てきて欲しいが

>>659
あのコマって高橋先生が描いたんだっけ?

澤井先生曰く、ノリノリで描いてくれたらしいよ

ギャグマンガって考えるの大変だからなぁ・・・

>>662
真説でギャグが減ったのもその辺が原因かもね。

正直今のジャンプにはボーボボみたいなハジけた漫画が必要だと思う

>>664
来たかと期待しちまったじゃねーか、sageろ

澤井先生が描いたまどマギ
うめ先生が描いたボーボボ

どっちもみたくねぇwww

澤井先生が描いたひだまりスケッチ
うめ先生が描いたチャゲチャ

あれか、デスノートとのコラボのことか

このソフトンは黒太陽真拳受け継いだバージョンかな?

だとしたら降りてくるよね、何がとは言わんが

ソフトンさんの声てネガタロスだったんだな

ボーボボ、デスノートもだけどドラゴンボールもコラボしてたよな

>>671
そもそもボーボボは声優陣が豪華

※ただし、アニメになってからのみ


PS2版の声優は……

PS2版声優

ボーボボ   水木一郎   (アニソンの帝王)
ビュティ    榎本温子   (プリキュアSS:キュアイーグレット、彼氏彼女の事情:宮沢雪野、他)
首領パッチ  山口勝平   (名探偵コナン:工藤バーーーローー、ワンピ:ウソップ、他)
ヘッポコ丸  保志総一郎 (ガン種:キラ・ヤマト、ひぐらし:前原圭一、他)

ソフトン    緑川光    (アニメと一緒)
天の助    長嶝高士   (代表作特になし。ただ、スーパー戦隊シリーズの悪役として何度か登場)
破天荒    保志総一郎  (ヘッポコ丸参照)
田楽マン   榎本温子   (ビュティ参照)


十分すぎるこのメンバー

ちなみにアニメ版の天の助も代表作は特になし、男Aとかの脇役で多数のアニメに出てたはず

違うんだよ・・・・確かに豪華っちゃあ豪華なんだけど……
声が死ぬほどあってないんだよ・・・・特に水木ボーボボと山口首領パッチ

首領パッチは小野坂があまりにもマッチしてるよな

アニメの配役が神がかり過ぎてたからな。
誰一人文句言えないんだもん

お茶漬け星人が檜山だったり、数カットしか出てないウサギの人形が千和だったり、メインキャラ以外もすごかったよな
つってもこの二人しか覚えてないけど

ボーボボの声優は子安。
異論は認めない

でもヘッポコ丸の声優さんは突っ込み下手だったよな
突っ込みが基本棒読みだったし

>>679
OVER(杉田智和)
スパーラビット(白石稔)
KING鼻毛さん(竹本英史)
6月7日(鳥海浩輔)
メンマ(中原麻衣)
おちょぼ口くん(成田剣)

このあたりすごいと思った

OVERは合ってないかなって思ってたが、こうして見るとすごい面子だなwww
メンマってなんだよww

王位争奪戦でボーボボ&ヘッポコ丸ルートに出てきた奴
三馬鹿文明共々やっつけた

漫画が漫画だから本物のメンマ出てきてもおかしくないが
ビジュアルは可愛い中華風の女の子やで。15巻か16巻に出てる

たしかラーメンのあまりのおいしさで相手の内臓を破裂させる技を使う娘。

まずゴバァ!

みんなボーボボ好きなんだな

まだかな(^ω^)

息を潜めて待ってるぜ

「ではそちらの席に座ってお待ちください」
「おう!」

ちょこん

まだかな~
コーラまだかな~!

あ・・・

かけないで…醤油かけないで…

『見る』ではなく『感じる』のです

劇場風景画「千本ノック」

芸術を馬鹿にした技が面白すぎたし、結局芸術のベクトル関係ないwwww

アート・オブ田中さん一家は俺も好きだった。
ああいうギャグ全開で攻撃する領域支配系の技は良いよね

相手の作り出した法則を思いっきり無視し、完全にこちらのペースで相手をフルボッコにできるボーボボたちはもはやチート級

聖鼻毛領域で精神解放してた魚雷先生マジ最強

>>696
sageろ

>>696 うっせえボボちゃんマークぶつけんぞ

>>696
>>1が来たと思って見に来たのに騙すだなんて

おふざけは許さない!

マダカナー

天の助は単体では他の戦闘要員が全員やばい時か相手が食品、元部下の時くらいしか真の実力を発揮しないけど、天ちゃん1人で頑張るときは来るんだろうか。

なにはともあれ鶴の構えで待つしかねぇ。

天の助が天の助らしくない活躍ぶりを見せるときが来るのを僅かに期待してる。
何にしろ待ち遠しいな。

ところてん怒りの乱舞

今更だけど、ほむらってさやかに嫌われても仕方が無い行動ばっかりしてる気がするな……嫌いなのか?

ほむら→さやか:話聞かないし、聞いても信じないし、嘘見抜くし、大好きなまどかとイチャついてる。大嫌い。
さやか→ほむら:猫(?)を銃撃するし、マミさんの形見のGS奪うし、親友のまどかにガン飛ばしてくる。大嫌い。

1周目:
さやかが魔法少女にならないのでほむらとの絡みは少ない
ドラマCDでは、勉強が遅れているほむらをさやかが気遣う描写アリ
このことから二人の関係は少なくとも悪くはなかったと思われる

2周目:二人の絡みは描かれていない

3周目:
ここで初めてはっきりとした対立が描かれる。
ほむらにとってQBは皆を騙した憎き相手。
しかしさやかにとってQBは願いを叶えてくれた仲間であり
おそらく恭介の腕を治した恩人(?)ということにもなる。
ほむらの説明に逆にほむらが仲間割れを狙っていると疑う。
結局、魔女化したさやかをほむらが爆破処理(謝罪はしている)

4週目:二人の絡みは描かれていない

5周目:
初対面でほむらは周囲のクラスメートにそっけなく、まどかのみに声をかけ続ける。
ほむらにとっては切羽詰まっており、まどかや関係者以外に構っている余裕がないのだが
さやかにとっては無視された上に親友を睨みつけられたと映ったようで第一印象は良くない。

次にQBを銃で撃ち殺そうとしているところをまどかとさやかに目撃される。
ほむらにとっては契約阻止のための行動なのだがさやかから見れば明らかな動物虐待。

また、薔薇の魔女を倒して得たグリーフシードをマミさんが譲ろうとしたがほむらは固辞。
そっけない態度から傲慢なだけと映りまたもさやか(表情的にまどかも?)の印象を下げる。

さらに、お菓子の魔女戦ではマミさんが殺された直後に登場しシャルロッテを爆破している。
ほむらからすれば直前にそのマミさんの魔法で拘束されており急いで駆けつけてきたのだが
さやかは事情を知らないので、心象の悪いほむらがわざと見殺しにしたと猜疑心を強める。

そして、マミさんが最期に戦った魔女のグリーフシードを手に取るほむらに憤慨するさやか。
ほむらは「魔法少女にならないで」という意味で、魔法少女でないあなたには不要というが
さやかにとっては意図的な横取りを確信させる言葉となって、関係は決裂した。以下ずるずる。

この不和でさえ何とかしちゃうハジケリスト半端ねぇな

どうせ最後はところてんが閉めるんだろ!
分かってるんだからな!

人は一人ではないのです

支援のつもりだけどごめんなさい

http://wktk.vip2ch.com/dl.php?f=vipper10979.png

>>710
謝るくらいならやらなければいいと思うよ。

大丈夫、謝っちゃう>>710も私は応援してる

目が腐った、謝るくらいなら最初から貼るな、訴訟

さやかだけは評価する ただしまどか、テメーは駄目だ

すまん。自重する。

首領パッチ大往生

>>716
ある意味いつものことじゃないか

ボボルリッツ・ハナゲーナ大佐

てすてす

>>719
誤爆か?

そろそろ1ヶ月経過
>>1が待ち遠しい

>>719
俺が初心者だからわからないだけなのかもしれないが
それは何か意味がある行為なのか?

スルーするべし

ちくしょうめ!また期待を裏切られてしまったorz

>>718
死ぬがよいと言いつつ「ぎゃああああ!!」で済ませてくれそうだな

もうすぐで一ヶ月経つな

期限は三ヶ月だけどな

私まーつーわ

ちっ、>>1……溺れやがって
止まっちまった回遊魚みてえによぉ

テメーら いい加減にしろられっちゃれら

>>729
前田さん落ち着いて

ピロッチ!

ピロッチ!

ピロッチ!

ピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロ

ピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロ




ガダボン☆

>>734
懐かしいwwwwww

ボーボボ関係のクロス探してニコ動行ったんだけどさ

トムの人の作品は良かった、すんげぇ良かった
でも幻想入りの奴は駄目だった・・・・『人気キャラ出せばいい』臭さが凄かった……確かに笑わせる為ならなんでもする系だけど、少し違う感があったよ

久しぶりに来てみたらボーボボワールドが発動していたでござる

お久しぶりです。>>1です 長らくお待たせしました
私情の方も一応一段落つき、おそらく投下頻度も上がる……ハズです
まどマギはもちろんボーボボも好きな人がこんなに居て、とても嬉しく感じています
そして何より、皆さんの応援支援のレスが>>1の原動力です

それでは第五話投下を始めます




前回までのあらすじ



さやかがヤっちまったらしいよ



まどか「何このめちゃくちゃテキトーなあらすじ!?」

さやか「これじゃ何一つ分からないじゃない!」

杏子「アタシの初登場には一切触れないのかよ……」



第五話 「紅海なんてあるわけない」

ヒャッハー!

舞ってた




  ~学校~


仁美「ふわぁ~……あ、はしたない、ごめんあそばせ」

さやか「仁美どうしたのぉ? 寝不足~?」

仁美「ええ、昨日病院やら警察やらで夜遅くまで」

さやか「えぇっ!? 警察ぅ!? あんた何かやったの?」


首領パッチ「違法賭博……だろ?」

仁美「っ! な、何のことかしら?」

天の助「隠しても無駄ですよ、志筑さん。幹部は皆、洗いざらい吐いたんです……」

首領パッチ「チェックメイトだ」


仁美「くっ、何故……! 私の計画は完璧だったはず……!」

天の助「サイコロ……ですよ。あなたの組織は証拠を残さない為、チンチロリンのサイコロはサイコロステーキを使っていた」

首領パッチ「本来ならばお前が全て食し、証拠を隠滅していたはずだった。しかし、あの日のお前は昼にケーキを食べ過ぎてお腹がいっぱいだった」

天の助「家に帰って食べるつもりだった指紋入りのサイコロステーキ……。あなたの家の冷蔵庫から発見しました」

仁美「…………かないませんわね。ホント人生って賭博みたい……。サイコロ次第でこんなにも変わるなんて……」

首領パッチ「お前はまだ若い。残りの人生でいくらでも罪を償える」

天の助「6だけが出る人生なんて、つまらないでしょう?」

仁美「……ある意味、今日はツいていましたわ。あなた方のような人に出会えるなんて……」

首領パッチ「では、行きましょうか……」

仁美「ええ……」


ファンファンファンファン……




土曜ヒステリック 「パッチと天」 完


さやか「何やってんのあんたら……」

まどか「仁美ちゃんって、結構こういうのノるよね」

ほむら「意外……ね(もしかして一番バカ共に順応しているのって……)」



仁美「まあ、冗談はさておき。私、夢遊病らしきものになったらしくて……」

さやか「夢遊病~~!?」

仁美「それも私と同じ症状の方が大勢いて。気が付いたら、皆同じ場所に倒れていたんですの」

さやか「えぇ~、何それ~!」

首領パッチ「夢遊病か……俺もたまにあるぜ」ヘヘッ


――――――
――――
――


雛パッチ『ピーピーピーピーピー!』ピーチク

親鳥ボーボボ『ピーピーピー!』パーチク

雛パッチ『ピピッピ、ピーピー!』

親鳥ボーボボ『ピッピ、ギエピー!』

雛パッチ『……』

親鳥ボーボボ『……』



雛パッチ『……!』ガシッ!

親鳥ボーボボ『……!』ヒシッ!




    <  停  戦  協  定  >



――
――――
――――――



まどか「何これッ!?」マドーン!

ほむら「夢遊……病?」ホムーン…


仁美「お医者様の話では集団幻覚だとか何とか……。今日も放課後に病院へ精密検査へ……、はぁ、面倒くさいですわ」

さやか「そんなら、学校休んじゃえばいいのにさ」

仁美「それはいけませんわ! それではまるで本当に病気にみたいで、家の者がますます心配してしまいますわ」

さやか「さっすが優等生! さやかちゃんとは出来が違いますわ~!」


まどか(……さやかちゃん)

ほむら(……美樹さやか)

天の助(……)

ゲームボーイブタ(……)ピコピコ

首領パッチ(……)


首領パッチ「っ!? お前はゲームボーイブタ!!」

天の助「お前も来ていたとは……!!」

まどか「だ、誰?」

ほむら「放っといたらどんどん増えてきそうで怖いわ……」ホムーン…




  ~河原~


さやか「う~~ん! ひっさしぶりにいい気分! 爽やかだわー!」ノビ~

首領パッチ「爽やかー!」

天の助「爽やかすぎてー! 爽やかすぎてー!」

首領パッチ「思わず獣人化!」クワッ!

天の助「俺も!!」グワッ!

さやか「超爽快~~!」



まどか「さやかちゃんはさ、怖くないの?」

さやか「ん? そりゃ、確かにちょっとは怖いよ」

さやか「でもさ、マミさんやボーボボ達や心強い仲間って奴? 皆がいるから安心だよ。ちょーっと、他力本願かもねっ」

さやか「あの後、転校生から聞いたキュゥべえの話には驚いたけどさ。一応あいつには感謝してるんだよ」

さやか「あたしの願い事、叶えてくれた訳だし」


首領パッチ「ガルルルル!」

天の助「グルルルル!!」


さやか「あたしももっと強くならないとなー! 昨日魚雷先生が来てくれなかったら、まどか達が大変なことになってたかもしれないもん」

さやか「マミさん達に戦い方教えてもらわないとね。これからは皆で見滝原の平和をガンガン守りまくっちゃいますよー!」



まどか「……後悔とか、全然ないの?」

さやか「後悔ねぇ……。強いて言うなら、迷ってたことが後悔かな?」

さやか「もっと早く魔法少女になっていたら、恭介に辛い思いさせなかったかもしれないし。マミさん達の負担も減らせたかもしれない」

まどか「さやかちゃん……」


田楽マン「きゅーん、きゅーん」プルプル

首領パッチ「ガアァァァァッ!!」

天の助「グルルァァァァッ!」



まどか「さやかちゃん、私……私は……」

さやか「さーてーは、またなんか変なこと考えてるの? あんたは他人の悩みまで抱えちゃういい子だからね」

さやか「こんな事になっちゃった後だから言えるんだけどね、私はさ、なるべくして魔法少女になった? みたいな?」

さやか「命に代えてもいいって思う願い事が見つかったんだもん。私はそれに気づくのが遅かったことが後悔」

まどか「……」

さやか「だから、まどかが引け目を感じることはないよ。魔法少女にならずに済んだっていう、ただそれだけのこと」

まどか「うん……」


首領パッチ「    」チーン

天の助「    」チーン

田楽マン「    」チーン


さやか(全滅してる……)



ほむら「とても高貴な考えね、美樹さやか」

まどか「ほむらちゃん……! いつからここに!?」

ほむら「最初からいたわよ……」ホムーン…


さやか「どういう意味よ、転校生。皮肉のつもり?」

ほむら「いいえ、今のは本心よ。私の心からのね」

ほむら「ただしね、美樹さやか。どうかその思想を最後まで貫いてちょうだい」

ほむら「例えどんなに辛く厳しい現実を突きつけられても……」

まどか「ほむらちゃん……」

さやか「何々~? さやかちゃんが心配なの~? あんた意外と可愛いとこあんじゃなーい!」

ほむら「フザケてるんじゃないのよ。私はかなり本気で……」

さやか「分かってる、分かってるって! 今のさやかちゃん、やる気まんまんですから~!」



さやか「そ、れ、じゃ! あたし行くところがあるから!」スクッ

首領パッチ「もう行っちまうのかー?」

まどか「何か用事でもあるの?」

さやか「まあ、ちょっとね。じゃ、またね~!」手フリフリ

まどか「うん、また明日……」手フリフリ

首領パッチ「高速で手を振ることによって、まるで千手観音のように!」手シュバババババ

田楽マン「負けるかぁ!」手シュバババババ

ほむら「…………」


ほむら(昨日、美樹さやかにはまどか達にしたのと同じ話をした)

ほむら(キュゥべえの目的、奴が人間をどう思っているのかを)

ほむら(彼女は口では『理解した』と言っていたけど、果たして……)

ほむら(最悪の事態にならなければいいけど……)



さやか「…………」スタスタ


キイィーーン…


さやか<居るんでしょ? キュゥべえ>

QB<やぁ、さやか。暁美ほむらがずっと近くに居て、中々話しかけられなかったよ>

さやか<昨日、転校生から話を聞いた。あんた、悪~い宇宙人なんだって?>

QB<……彼女の話はある一点から見た僕を忠実に表している、とだけ言っておこうかな>

QB<失望したかい? 口も利きたくないかい?>

さやか<確かにあんたは胡散臭いとも思っていたし、イラッときたことも何度かあった>

さやか<でも、あたしは願いを叶えてくれたあんたに恩を感じてるよ>

QB<……>

さやか<だから、今は転校生とあんた、どっちを信じるかは保留……って感じ>

QB<ありがとう、とても嬉しいよ>



QB(残念だったね、暁美ほむら)

QB(今の所、美樹さやかの信頼を勝ち得てるのは僕のようだ)

QB(君たちは、いかにもな"犬猿の仲"だものね)

QB(しばらくは美樹さやかに着いて回ろう。上手く計画通りに駒を進めたいしね)


さやか<……でも>

QB<ん?>

さやか<でも、あんな汚い手でまどかと契約しようとしたこと。まどかを危険な目に合わせたことだけは、絶対に許さないから!>キッ

QB<……>

QB<ごめんよ、僕には宇宙を救うっていう使命があってね。なりふり構ってられなかったのさ>

QB<まどかのエネルギーは凄まじく、それさえ手に入れれば……>

さやか<ふざけないで。もう一度でもあんなことしたら、あたしがあんたを八つ裂きにする>

QB<分かったよ。今後、まどかに無理な勧誘はしないと誓おう>

さやか「ふんっ」スタスタ



QB(……やれやれ。何で人間は友情だとかいう下らないものを大切にするのかな)

QB(目に見えず、確かめようもない物を守って何か得でもするのだろうか)

QB(しかし、彼女らの至高とするこの"友情"も僕の計画に利用できるかもね……)


さやか<用がないなら、もう話しかけてこないでね>

QB<分かった。魔女の出現や緊急時以外では黙っておこう>


さやか「あー、イライラする……」スタスタ




天の助「…………」コソッ




  ~喫茶店~


ガヤガヤ


マミ「…………」

ボーボボ「どうした、マミ。お前が紅茶を前にして人間のように大人しくしているとは珍しい」

マミ「どういう意味ですか」

マミ「ちょっと考えごとをしていたんです」

ボーボボ「言わずとも何を考えていたかは分かる」

マミ「……」

ボーボボ「まさか、さやかが……」

マミ「ええ……」

ボーボボ「チャーリーズエンジェルだったとはな」

マミ「何の話ッ!?」マミーン!?



マミ「そうじゃないでしょう。魔法少女ですよ、魔法少女」

ボーボボ「ああ、そっちか。そっちで攻めたか」

マミ「いや、そっちも何も、それしかないでしょう……」

ボーボボ「お前はどう思っている?」つ角砂糖 ガシッ

マミ「何だか今は、心の中がごちゃごちゃしてて……」

ボーボボ「……」アフロ<パカッ

マミ「美樹さんはきっと、この前話していた男の子の為に願いを叶えたんでしょうね。それがいけない事とは思わない。きっと美樹さんが心から叶えて欲しかった願いのはず」


アフロ< 水戸黄門「おや、助さん。角さんは何処に?」

      助さん「はて、おかしいですね。さっきまで確かにここに……?」


マミ「でも、美樹さんはまだ魔法少女を甘く見ているような気がするんです。……私が言えた義理じゃないですけどね」

超待ってたぞ!


ボーボボ「キュゥべえの野郎はまだ帰ってないのか」つ角砂糖 スッ

マミ「ええ、あれっきり……。美樹さんも契約してから見ていないと言ってました」

ボーボボ「相変わらず、気に入らねー奴だ」つ   角砂糖 ポイッ


アフロ< 角砂糖「   」コロコロ

      水戸黄門「角さん、どこに行っていたのですか?」

      助さん「心配したぞ」

      角砂糖「   」


マミ「私が美樹さんを支えないと……、先輩としてあの子を引っ張ってあげないとって、昨日から考えているんです」

マミ「まだあの子は魔法少女に大きな理想を抱いている。それはとっても素敵なことですが、同時に危ういことでもあるはずです」

ボーボボ「お前の言うとおりだな。先輩が板に付いてきたじゃないか」

マミ「え、えへへ……」マミマミ



アフロ< 水戸黄門「まあ、取り立てて騒ぐことでもないでしょう。ところで今度の町はどんな所なのですか?」

      助さん「ええ、温泉街として有名です。何でも万病に効く幻の湯があるとか無いとか」

      角砂糖「   」

      水戸黄門「ほほう、それは楽しみですねぇ」

      角砂糖「   」



      黄門 助「「……って」」

      黄門 助「「これ角砂糖やないかーーーい!!」」ズコー


アフロ<カポッ


ボーボボ「そろそろ魔女探しに行くか」スクッ

マミ「え、ええ……(何、今の……)」マミーン…

てっきり短編同様最後まで突っ込まないと思っていたが……




  ~店外~


杏子「…………」コソッ

杏子「ふーん。あれがキュゥべえの行ってたイレなんとかか」

杏子「確かに体はゴツいけど、大したことなさそうじゃん」モグモグ

杏子「マミの奴も腑抜けきってやがる。あーいらつくー」モグモグ


ボーボボ「~~~」

マミ「~~~」


杏子「流石に何話してるかはここからじゃ分かんねーな。もっと近づいてみっか」モグモグ



ボーボボ「……!」クルッ


杏子「―――なっ!?」ガバッ

杏子(いきなりこっちを見た!? 気配は完全に消してたはずなのに!)

杏子(それに、何て殺気だ……。心臓に刃物でも突きつけられた気分だ)

杏子(どうやら、マジでキュゥべえの言う通りかなりの実力者らしいな……)ゴクリ




ボーボボ「…………」ジー

マミ「どうしたんですか、ボーボボさん。 向こうに何か……?」

ボーボボ「何者かの視線を感じた……」

マミ「え……」

ボーボボ「どうにも怪しげな視線だったな。今の気持ちを表すならば……」


ボーボボ「んもぅ~~~~! えっち!!」クネッ


マミ「」

ボーボボ「……」

マミ「…………」

ボーボボ「…………」




  ~病院~


さやか「そっか、退院はまだなんだ」

恭介「足のリハビリの方はまだ済んでないしね。まだ補助なしじゃ歩くのも難しいんだ」

恭介「手の方も何で突然治ったのか……。医者が驚いてたよ、こんなの有り得ない!ってさ」

さやか「へぇ、お医者さんでも分からないの? 恭介、解剖されちゃうかもね~」

恭介「はは、それは遠慮したいなぁ」

さやか「ふふふ。それで、恭介自身はどうなの? どっか体におかしい所とかはない?」

恭介「うん、無さ過ぎて怖いっていうか……。何で病院のベッドで寝ているのか不思議に思うほどだよ」

さやか「そう! よかった……!」


恭介「さやか……」

さやか「ん? どしたの?」

恭介「さやかの言った通り、これって奇跡だよね」

恭介「さやかには随分と酷いこと言っちゃったよね。いくら気が滅入っていたからって、今までお見舞いに来てくれたのに……」

さやか「変なこと思い出さなくていいの」

さやか「奇跡が起こったんだから。今の恭介なら大喜びしても罰は当たらないのに、何しんみりしちゃってんの」

恭介「まだあまり実感がなくてね」

さやか「まあ、無理もないよね」


ドア <ギイィッ


さやか「 ! 誰!?」

恭介「うわっ!?」ビクッ

さやか「誰か外にいるんでしょ? 出てきなさい!」


ドア <……



ドア <ガララッ


天の助「へへへ、旦那ぁ。良いお天気で……へへへ」

さやか「天の助……」

恭介「やぁ、天の助」

さやか「何の用?」

天の助「み、見舞いに決まってんだろ! つーか何でそんなに冷たいんだよ、お前!」

恭介「そうだよ、さやか。わざわざ来てくれたんだしさ」

さやか「……ごめん」

さやか(転校生が尾けてきたのかと思った……)



天の助「お、おい恭介、お前ホントに手が治ったのかよ?」

恭介「え? うん、そうだけど……早いね、もう知ってるなんて」

天の助「あ、え、えっと、さっき医者達が話してたぜ」

恭介「そうだったんだ。困ったな、こういうことで有名人になりたくないのになぁ」


さやか<ホントに何しに来たのよ、あんた>

天の助<だから見舞いだっつってんだろ>

さやか<嘘。転校生に言われて見張りにきたんじゃないの?>

天の助<はぁ? 何で俺がそんなことを……>

さやか<どうだか>



さやか「ん。そろそろ時間だね。それじゃ行こうか恭介」

恭介「 ? 行くって……どこに?」

さやか「それは、お た の し み!」

天の助「お、俺も行くぜっ!」

さやか「あんたは呼んでない」

天の助「うっせぇ! 恭介、おめーまだ歩けねぇよな? 俺が車椅子押してやるよっ!」

恭介「あ、うん、ありがとう天の助」

さやか「……」

さやか(本当にこいつは何が狙いなの……?)




  ~屋上~


医者A「……」

医者B「……」

ナースA「……」

ナースB「……」

恭介父「……」

恭介母「……」


恭介「あっ……みんな」

さやか「本当のお祝いは退院してからだけど……、足より先に手が治っちゃったからね」

恭介父「……」つバイオリン スッ

恭介「それは……」

恭介父「お前からは処分してくれと言われていたが、どうしても出来なかったんだ」

恭介「父さん……」

恭介「……」つバイオリン スッ



恭介父「さあ、弾いてごらん。怖がらずに……」

恭介「……」コクリ



 ♪~ ♪~ ♪~



さやか(みんな、あたしの願い、叶ったよ)



 ♪~ ♪~ ♪~



さやか(後悔なんて、あるわけない)

さやか(あたし、今最高に幸せだよ)




恭介「……ふぅ」


 パチパチパチパチパチパチパチパチ


恭介母「うぅ……」ポタポタ

恭介「母さん、父さん……僕は……」

恭介父「お前の言いたいことは分かっている。ちゃんとした話は退院した後にゆっくりとしよう」

恭介「うん……」

さやか「さ、病人は病室に戻ろっか」

天の助「俺に任せな」カラカラ

恭介「ありがとう、天の助」


天の助「……」カラカラ

天の助「……さやかに感謝すんだぞ?」ボソッ

恭介「うん、もちろんだよ。今までずっとお見舞いを……」

天の助「そんだけじゃねぇんだよ、ぼっちゃんが」カラカラ

恭介「えっ?」

さやか「ほら、何してんの早く行くよ!」

天の助「へいへい」カラカラ




  ~展望台~


杏子「…………」ジー

QB「見えたかい? あれがこの町の新しい魔法少女。美樹さやかだ」

杏子「……えーと、ちょっと待てよ。今この町には魔法少女が何人居るんだ?」

QB「マミにさやか、そしてイレギュラーの暁美ほむらを入れて三人だね」

杏子「一つの町に三人って……、よく争いが起きねぇな」

QB「さらにこの間教えた鼻毛男達がいるよ」

杏子「何だかメンドクサくなってきたなー」

QB「頼むよ杏子。今の僕には君だけが頼りなんだよ」

杏子「任しとけって。適当に見て回ったけど、どうやらあいつらの中で一番強いのはあのアフロ野郎のようだね」

杏子「奴にさえ注意すれば、よゆーよゆー。マミは腑抜けてるし、新人も弱そうだし」



QB「……杏子、まさか魔法少女達も始末する気かい?」

杏子「ん? ったりまえじゃん。特にあの新人野郎は気に入らないからね」

QB「正気かい? 僕が依頼したのはあの鼻毛男達だけだよ」

QB「魔法少女も消えてしまえば、誰がこの町の魔女を……ハッ」

QB「まさか、君はこの町も自分のテリトリーに……」

杏子「……へへっ」ニヤリ

杏子「最近、こっちの魔女のグリーフシードの出が悪いんだよね。ほら、備えあればなんちゃらなんちゃらって言うじゃん」



QB「全てが君の思うように動くとは限らないよ? 特に暁美ほむらには要注意だ」

QB「鼻毛男程とは言えないが、彼女も桁外れなイレギュラーだ」

杏子「ふーん、そいつ何者なの?」

QB「僕にもよく分からない」

杏子「はぁ~? 何よそれ。そいつもアンタと契約したんでしょ?」

QB「そうとも言えるし違うとも言えるね」

QB「彼女にも謎の部分が多い。僕でさえ未だに彼女の能力を把握していないんだ」

QB「僕から言えることは、くれぐれも鼻毛男や暁美ほむらには注意しろ……って事だけだね」

杏子「へっ、上等じゃん。最近弱っちい魔女ばっかで退屈してたんだよね」



QB(自分で画策しておいてなんだけど、佐倉杏子を連れてきて何だか心配になってきた)

QB(まさか魔法少女の一掃も考えるとは。僕としては鼻毛男を始末してくれればそれで良いんだけどね)


杏子「げっ」

QB「ん、どうしたんだい?」

杏子「見ろよ、ソフトンが追っかけてきてやがる」



ソフトン「  」キョロキョロ



杏子「後を尾けてきてたか。アタシを探してんな」

QB「……彼は一体何なんだい?」

杏子「アタシにも分かんねーよ。とにかく見つからない内にトンズラするわ」


QB(……)

QB(どうにもイヤな予感がするぞ。彼には要注意だな……)




  ~町中~


ほむら(まどかからお呼ばれがかかったわ!)ホムホム

ほむら(大事な話があるから喫茶店に来て……だなんて。興奮してきたわ!)ホムホムーン!

ほむら(……ま、今までのループから考えると、美樹さやかのことについてなんでしょうけどね)

ほむら(それでも、まどかからの呼び出しなら興奮せずにはいられない!)ホムホムーン!



 ドン!

???「……!」

ほむら「あ、ごめんなさい」

ほむら(興奮の余り注意力が散漫になっていたわ。これではいけない。私はCOOL THE ほむほむ。ちょっとやそっとでは動揺しない精神力を……)



ソフトン「すまない、大丈夫か?」

ほむら「」

駄目だこのほむほむ早くなんとk

いやもう駄目だ




ほむら「ウンコだぁぁーーーーーッ!?」ホムーン!?

ソフトン「!?」

ほむら「あ、いえ、その、やだ私ったら気が動転して……」アセアセ

ほむら(なななな何よこのウンコ!? この衝撃、首領パッチ達との初対面の比じゃないわ!)

ソフトン「本当に大丈夫か? どこか怪我をしたとか……」

ほむら「そんな! ぶつかったのはこっちで……(……ん?)」

ソフトン「しかし、こっちも不注意で……」つiphone



iphone < Google検索「マップ 使い方」



ほむら(このウンコ最近iphone買ったばかりでまだ使いこなせてないっぽいーーーーーッ!!!)ホムーン!




ほむら「ま、マップなら青い丸が自分よ。それで目的地の住所を検索すれば自動でそこまでの最短ルートを教えてくれたりするけど……」

ソフトン「ん? あ、ああ、すまない。どうにもこういうハイテク機器は苦手でな」

ほむら「道が分からないのなら案内しましょうか?」

ソフトン「いや、流石にそれは悪い」

ほむら「時間はあるから構わないわ(最悪送った後に時を止めてまどかの下に向かえばいいしね)」

ソフトン「やはり君に申し訳ない。それに、俺が探しているのは場所では無く、連れの子供なんだ」

ほむら(子供……?)

ほむら「その子の特徴は?」

ソフトン「君と同じくらいの年で、赤髪のポニーテールだ」

ほむら「!」

キテタ!
頑張れ



ほむら(佐倉杏子! 間違いないわ。そろそろ来る頃とは思っていたけど……)

ほむら(彼女とこの男(人間なのかしら?)は一体どういう関係で……?)


ほむら「それなら仕方ないわね。それと、マップを拡大したいのなら、指で……こう広げれば……」スッ

ソフトン「おお! ありがとう。これで街の中も探しやすくなった」


ほむら(ボーボボ達の知り合いかしら? 悪そうには見えないけれど……)


ほむら「私もその子のことを探しておくわ。見つけたら連絡するから、アドレスを教えてちょうだい」 つiphone スッ

ソフトン「何から何まですまない。よろしく頼む」 つiphone スッ

ほむら「……」

ソフトン「……」



ほむら「あー、その……iphoneには赤外線が無いわ」

ソフトン「なっ!? 本当か?」

ほむら「ええ。iphone同士ならBumpというアプリを使えばすぐにアドレス交換できて便利よ」

ソフトン「うーん、これなら前のケータイのままの方が……」

ほむら「うふふ」クスッ


ほむら(やっぱり悪人ではないでしょうね。ウンコなんて言って悪いことしてしまったわ)

ほむら(…………)

ほむら(いや、やっぱウンコだわ)




  ~十分後 喫茶店~


ほむら「話って何?」

まどか「あのね、さやかちゃんのことなんだけど……」

ほむら「……」


マミ「鹿目さん、遠慮せず言えばいいわ」

ロボーボボ「ガ・ン・バ・レー。ガ・ン・バ・レー」ウィーンウィーン

首領パッチ「さあ、オジサンに話してごらん?」

ほむら(やっぱりこいつらもいるのね……)ホムーン…



まどか「あ、あの子は、思いこみが激しくて、意地っ張りで、結構すぐに人とケンカしちゃって……」

首領パッチ「今やってる映画のネタバレとかしちゃって……」


   さやか『あ、謎のプリンスってスネイプだよ。しかもダンブルドア殺すし』

   首領パッチ『!!??』


ボーボボ「さらに仲間内のルールで禁止されてるのに平気でチートキャラを選んじゃったりして……」


   さやか『ホントだってば! 絶対、アンクは使わないって!』

   画面 <ムウン!レッドバインド! ムウン!レッドバインド! ムウン!レッドバインド!

   ボーボボ『!!??』


まどか「でもね、すっごくいい子なの! 優しくて、勇気があって、誰かの為に頑張りすぎちゃって……」

ほむら「そう……」

ほむら「……」

ほむら(途中の二つは何なのよ……)



ほむら「魔法少女としては、致命的ね」

まどか「……っ」

ほむら「度を越した優しさは甘さに繋がる。勇気と無謀は別物なのよ」

ほむら「そして、どんな献身にも見返りなんてない」

ほむら「それをわきまえなければ魔法少女は勤まらない。だから巴マミも命を落とした」

まどか「 ! そんな言い方止めてよッ!」

首領パッチ「てめぇ、言って良い事と悪い事があんじゃねーか、おい!」

ボーボボ「マミの死を愚弄する気か!」

ほむら「そんな気はないわ。事実を言っただけ」


 ギャーギャーワーワー


マミ「…………」


マミ(何コレ、新手のイジメ?)



  肩ポンポン


マミ(……ん?)チラッ

田楽マン「へへッ」b <グッ!




マミ「ティロ・フィナーr」

ほむら「じょじょじょ冗談はさておき」

まどか「そそそそうだね、ちょっと話が脱線しちゃちゃったねね」

マミ「次やったらマジで解ってんな?」

ほむまど「「はい」」


田楽マン「」チーン

マミさんこええwwwwww




まどか「さやかちゃん、まだ魔女も使い魔も倒してないって言ってたの。もしかすると強い魔女に会っちゃって、やられちゃうかもしれない……」

まどか「マミさんやほむらちゃんに戦い方を教えてもらうともいってたけど、あの子一人で何でも解決しようと張り切っちゃうから……」

まどか「魔法少女じゃない私じゃ、直接さやかちゃんの力になってあげれないから」

まどか「だから、ほむらちゃんやマミさん。ボーボボや首領パッチ君にお願いしたいの。さやかちゃんの横で助けてあげて欲しい」

マミ「あれ、天の助君は?」

まどか「天の助君は、私のお願いでもうさやかちゃんの側にいるんです。何だかんだ言って、さやかちゃんと一番仲がいいのは天の助君だから」

マミ「天の助君、意外と優しいのね」

ほむら(ボーボボに殺されたくないからだと思うけど……)


まどか「ほむらちゃん達は魔法少女としてもベテランだし、ボーボボ達はすごく強くて頼りになるし。皆が側にいればさやかちゃんも安心すると思うの」

まどか「それに魔女をやっつける時も皆で協力して戦えば、ずっと安全なはずだよね?」

ほむら「……」



ほむら(まどか、あなたはやっぱり優しいわね。しかし、この懇願に二つ返事でYESと答えるのは馬鹿のやること)

ほむら(確かにチームで協力すれば大きな力を手に入れられる。しかし、それは信頼関係があればの話)

ほむら(私に美樹さやかに巴マミ。こんな見事にバラバラのチームでは使い魔すら倒せるか怪しいほどよ)

ほむら(気軽に了承していい問題ではない。ここは遠回しに拒否するべきね)

ほむら(別に美樹さやかを見捨てるのではない。もちろん彼女も救いたい)

ほむら(でも無理に慣れないチームで戦って、もしも最悪の結果になったら? 誰かが死ぬかもしれない、絶望に染まるかもしれない)

ほむら(その場合、まどかは自分を責めてしまうはず。皆を助けるために契約……ということも有り得る)

ほむら(遠回しに拒否をして、別の案を考えましょう。例えば、陰で支える程度ならb)


マミ「もちろんよ、鹿目さん!」手ギュッ

まどか「マミさん……!」手ギュッ

ほむら「」




ほむら(ととっとっっととと巴マミィィィィイイイィィイイィィ!!!!)ホムーン!!

ほむら(あなたはッ! どこまでッ!! 愚かなのォォォォォオオオォォォォ!!??))

ほむら(そして、さり気なくまどかの手を握ってるんじゃねぇええぇぇぇ!!)



<ほむほむメーター>

安らぎ       楽しみ      まどまど      無情       怒り        憤り
  ┝━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┥

                                                   ここ↑ <ピコーン




マミ「その通りよ、鹿目さん。魔法少女は皆友達。力を合わせれば勝てない敵なんていないんだから!」

まどか「マミさん……! 私、マミさんに相談して良かったです!!」ダキッ

マミ「ふふ、鹿目さん、安心してね」ナデナデ

ほむら「」




ほむら(うううううぅぅおおおおぉぉぉぉぉおおおぉおぉッ!!!)ホムホムーン!!

ほむら(まどかが、抱きつ、抱きつききつき抱きき抱きぃぃいいいぃぃぃぃ!!!)



<ほむほむメーター>

  楽しみ      まどまど      無情       怒り        憤り       修羅
━━┿━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┿━━━━━━┥

                                                    ここ↑ <ピコーン




ほむら「ぎぎぎぎぎぎぎいぃ~~~!!」ギギギギギ

ボーボボ「うおぅ!? 何て歯ぎしり!!」

首領パッチ「落ち着け! 落ち着けほむら!」

ほむら「これが落ち着いていられるもんですか!!」ギギギギ

首領パッチ「落ち着けよ! 今のお前……お前……!」






首領パッチ「リアクションが大げさすぎる若手芸人みたいでそんなに面白くないわ」





<ほむほむメーター>


  怒り        憤り       修羅
━━┿━━━━━━┿━━━━━━┥     ピューーーーーーーーーー!

                       三三三三三三三三三三三三三 ここ↑ <ガシャーン




田楽マン「」ピクピク

首領パッチ「」チーン


ほむら「巴マミ、何を考えているの? 絶対に出来るとは言い切れないことをそんな簡単に承諾するなんて正気じゃないわ」

マミ「確かに容易なことではないと理解はしているわ。でも私は美樹さんを導いてあげたいの」

マミ「これは後輩にいい所を見せるとかじゃない。私の本心で、美樹さんには魔法少女として正しい道を歩んで欲しいと考えてのことなのよ」

ほむら「でも、リスクが高すぎるわ!」

まどか「ほむらちゃん……ダメなの?」ウルウル

ほむら「!」

まどか「ほむらちゃんは諦めちゃってるの? 自分のことも、他の子のことも全部」ウルウル


ほむら(まどかにこんな目で見つめられたら私は、私は……)

ほむら(でもリスクが……でもまどかが……うう~)

おやびん流石過ぎるわwwww



ボーボボ「ここで分岐点!」

ボーボボ「ほむらがまどかの願いを承諾するかどうかは君たちが決めるんだ!」

ボーボボ「このレスから下の5レスの内、多数決でYESかNOか決定するぞ!」

ボーボボ「ほむら達の運命は君たちの手に掛かってる! それではよーーい、スターt」

ほむら「分かったわ、まどか。YESよ」

まどか「本当!? ほむらちゃん!」

ほむら「ええ、あなたのお願いは断れないもの」キリッ

ボーボボ「」



田楽マン「」ピクピク

首領パッチ「」ピクピク

ボーボボ「うううぅ……せっかく僕考えたのに……」グスグス


まどか「ありがとう、ほむらちゃんマミさん!!」

マミ「頑張りましょうね、暁美さん」

ほむら「ええ、もちろんよ」


ほむら(勢いでYESと言ってしまったけれど、どうしましょう。あの美樹さやかが快く私とチームを組むなんてあり得ない……)

ほむら(作戦は、まず巴マミが近づきバディを組みしばらく共闘し、後から私が出来るだけ腰を低くしてそこに入る)

ほむら(乗せられやすい美樹さやかならば、この作戦でいける……といいのだけど……ん?)

ほむら(今、店の外に……)




QB「  」ヒョコッ



ほむら( ! インキュベーター!?)


QB「   」タタタッ


ほむら(逃げた! 追わなければ!!)


ほむら「ごめんなさい、急用が出来たわ。少し抜けさせてもらうわね!」スタッ

まどか「ええ!?」

マミ「どうしたの暁美さん!」

ほむら「キュゥべえが外にいたのよ」

マミ「キュゥべえが!? 待って、それなら私もあの子と話したいことが!」

ほむら「ダメよ、奴を追うのは私の仕事。あなたは私の分まで美樹さやかのサポートをしてちょうだい」

まどか「でも、ほむらちゃん! ほむらちゃんもさやかちゃんと仲良くならないと……!」

ほむら「ごめんなさい、まどか。あいつに今度は何を企んでいるのか問いたださないと!」


シュン!


まどマミ((消えた……!))



マミ「暁美……さん……」

まどか「…………」


ヴヴヴヴヴ!


まどか(あ、私のケータイ……)ケータイ<パカッ

まどか「……マミさん。天の助君が、さやかちゃん今からパトロールに行くって……」

マミ「そう。じゃあ、早く会いに行かないと……キュゥべえのことは暁美さんに任せましょう」

マミ「安心して、私がきっと美樹さんを守ってみせるわ」

まどか「はい……!」




マミ「それで、そこの死人達はどうしましょ……」


田楽マン「」

首領パッチ「」

ボーボボ「ううぅ……」グスグス


まどか「うわー……、ホントどうしよう……」

本日はこれにて終了です 後半は書け次第投下します

ハリポタのことについては、流石に今公開中の死の秘宝のネタバレは不味いと思い、
この間TVで放送された謎のプリンスにしました

あと、おそらく今後も安価はしません、あしからず

それでは

乙ー

久しぶりに腹筋がヤバイwwwwボーボボたちの破壊力パネェwwww

相変わらずのクオリティーでしたね
今日の夜食はおでんだ…

ワイルドチャレンジャー聞きながら待ってたかいがあったぜ! 乙!

乙ー
だんだんまどマギ側もハジケてきたなwwwwwwww

嗚呼、まどマギキャラが段々ボーボボたちに侵食されていく…ww
そしてこの仁美は憎めない

乙!
とりあえず天の助を応援するぜ

乙!
おもしれーっす

乙でした~

ところでほむほむメーターの「まどまど」って一体なんだ?

>>811
スキンシップだろ、その先の「楽しみ」は…エッチなのはいけないとおもいます!

去年までジョジョのアーケード地元のゲーセンにあったのにのな~

ほむらちゃん!女子中学生がウ○コなんて言っちゃいけません!

乙!
やだ・・・天の助がなんか渋カッコいい・・・流石ところてん歴34年。

ああ、マミさんがどんどんボーボボたちに染められていく



いいぞ もっとやれ

ほむほむが段々壊れてきた…

だがそれがいい


ほむほむは安価ブレイカーだな

やっぱりソフトンの頭はチョコ味だったか・・・・

ソフトンさんの悪口言ってたらキラキラ目を光らせたソフトンさんが羽ばたいて飛んできてウン・・・ソフトクリーム投げてくるぞ

乙って>>743ギエピーが混ざってるwwwwww
そして何だか天の助がかっこいい…惚れちゃいそうだぜ……!

パチ天コンビがちゃんとまどかとさやかの友達やってる所がいいな。
序盤の日常パートを見てると、笑えると同時にほのぼのする。



戦闘が楽しみだな、お兄ちゃん(ウンコ)的にも。

未来に絶望しかない者のくせに…なんなのだ?
こいつらを突き動かす…まるで希望があるかのような精神力は、い…一体

それがハジケだ・・・・・NO ハジケ, NO ライフ!

>>824
スクアーロさん、何やってんすか

どうも、>>1です
第5話後編、書き上がりましたので投下いたします




  ~さやかs'マンション~


さやか「すーー、はーーーっ」深呼吸サヤサヤ

さやか「よしっ! 魔女退治行っちゃいますかーあははは」


自動ドア<ウイィーーン


さやか「ま、まあ、魔法少女プリティさやかちゃんにかかれば、どんな魔女だってちょちょいのちょいって感じ?」スタスタ

天の助「嘘こけ。足震えてんぞ」

さやか「うぇッ!? て、天の助! あんたいつの間に!?」

天の助「ずっとここにいたっつーの」

天の助「んなことより、さやかよー。緊張しすぎだろ、そんなんじゃロクに戦えねぇぞ」

さやか「う、うっさいなー! あたしは本番に強いタイプなの!」

天の助「ゲームとは違ぇんだぞ? マミやほむらに手伝ってもらえば……」

さやか「転校生に頼るのなんか絶対にイヤ」

天の助「うおぅ……キッパリだなぁ。何でだよ、あいつすげぇ強くて頼りになるみてーだぞ?」

さやか「…………」



さやか「転校生はさ、キュゥべえの邪魔ばかりしてるじゃん」

さやか「それは新しい魔法少女が生まれるのを防ぐ為。これがどういうことか分かる?」

天の助「あ? いやそれは、キュゥべえが悪党だからで……」

さやか「違う。確かにキュゥべえは聖人君子の超イイヤツじゃないってのは分かってる」

さやか「でもね、転校生のやっている行為は一つの奇跡を潰してるということなの!」

さやか「誰かが叶えたかった奇跡を! 誰かが望んでいた奇跡を! それを潰していい権利なんてあいつには無いはずでしょ!」

さやか「私は自分の奇跡に満足してるの。キュゥべえに感謝もしている」

さやか「キュゥべえと無理にでも仲良くなれとは言ってない。でも、実現するはずだった奇跡が消えていくことは、どうしても許せない」

さやか「だから転校生は……なんだかイヤ……」



天の助「…………」ポカーン

天の助「何かよぉ、お前少しおかしいぞ……」

天の助「俺、頭ワリーし食品だから巧く言えねぇけど」

天の助「奇跡=キュゥべえ、みたいになってるぞ。過大評価っていうか何ていうか」

さやか「は? あたしの望んだ結果に対して過大評価って何よ?」

天の助「うーん、そういうキツい意味合いじゃなくて……。夢見すぎの少女っつーか……」


天の助「アレだ。元々お前ほむらのこと嫌いじゃん。その奇跡がどうちゃらって話、ほむらを嫌うダシに使ってる気がするわ」



さやか「 !! そんな訳ないでしょ! ふざけないで!」

さやか「私は奇跡に満足していて、転校生は奇跡を潰している! こんな簡単な話がどうして分からない

の!?」

さやか「転校生の話だってどこまでが本当か確かめようが無いじゃん! 宇宙人だとかエネルギーだとか

、あいつの作り話かもしれない!」

天の助「おい、落ち着けよ!」

さやか「どいて! あたしパトロールに行くから!」

天の助「だから一人じゃ……」ガシッ

さやか「離して!」ジタバタ




     「さやかちゃん!」



さやか「あ……まどか……」

まどか「どうしたの、何かあったの……?」

マミ「天の助君に何かされたの?」

首領パッチ「天の助に何されたんだ?」

ボーボボ「おい、天の助。何したんだ?」

天の助「何で全員俺が何かしたと思ってんだよ!!」ガーン!?



首領パッチ「いや、お前以外に誰が罪を犯すんだよ」

ボーボボ「人を疑うならまずところてんから、という故事もあるしな」

マミ「ごめんなさい、今までの前科から考えると……」

天の助「そんなヒドい! それでも僕はやってない!!」



さやか「な、何でもないよ。安心してまどか。サッサトハナセヨ」手バシッ

天の助「お、おう」

さやか「それより何でまどかがここに? ボーボボやマミさんまで……」

まどか「うん、さやかちゃんが心配になってね。一人でパトロール行く気だったでしょ?」

さやか「う……、いや、そのね、マミさん達の迷惑になるかもと思ってさ」

マミ「迷惑なんてとんでもないわ。初めてのパトロールでいきなり強力な魔女に出くわすこともあるのよ」

マミ「魔法少女はみんな友達なんだから、遠慮する必要なんかないわ」

さやか「マミさん……、すみません……」

ボーボボ「何はともあれ、間に合って良かった」



まどか「あのね、さやかちゃん。私、みんなとお話したんだけどさ」

さやか「え?」

まどか「マミさんやボーボボ達、それにほむらちゃんも一緒に戦ってくれるって!」

マミ「そうよ、可愛い後輩だもの。それに一人よりもチームの方が魔女も楽に倒せるはずだわ」

さやか「て、転校生が……?」

さやか「それで……その転校生は?」

まどか「あ……今はね、キュゥべえに話を聞くために追いかけてる、と思う」

さやか「 !! 」

まどか「ど、どうしたの……?」

さやか「い、いやね、転校生が意外だな~って! 何だかんだ言ってあいつもさやかちゃんのことが好きなんだね~! あははは!」

天の助「おい、俺の時と露骨に反応が違くね?」

さやか「うるさい」


さやか(キュゥべえを追いかけている? やっぱり転校生は危険……)

さやか(何でまどかもマミさんもボーボボ達も、転校生を少しも怪しんでないの!?)

さやか(まさか、みんな転校生とグルなの……?)

天の助は超時々核心突くよな

おい、誰かこの青止めろ

天の助イケメンに見えた気がしたが、やっぱりいつものままなのかww



まどか「さやかちゃん……」

さやか「ん? どうしたの?」

まどか「あのね、私、マミさん達みたいに何か出来る訳じゃないし、足手まといにしかならないって分かってるんだけど……」

まどか「私もさやかちゃんを支えたいの! お願い! 邪魔にならないところまででいいからついていきたい!」

さやか「まどか……」

さやか「まどか、あんたってホント優しい子だね」

さやか「あたしね、口では平気とか大丈夫とか言ってるけど、内心怖くて仕方がないんだ」

さやか「さっき天の助に指摘された通り、体も震えてたし。だからすっごく心強い」

さやか「何も出来ないなんて言わないで。まどかは側に居てくれるだけであたしの力になってくれるんだから」

まどか「さやかちゃん……!」



マミ「それじゃ、パトロールを始めましょっか。美樹さん、先輩が手取り足取り教えてあげるからねっ!」

さやか「お手柔らかにお願いしますよ~?」

ボーボボ「強い魔法少女になるには生半可な覚悟では足りないからな。厳しい修行が待っているぞ」

首領パッチ「まずはこの焚き火の中の甘栗を火傷せずに素手で取ってもらおうか」メラメラ

さやか「火中天津甘栗拳!? あんたはあたしをどうしたいのよ!!」サヤーン!?

天の助「ならば俺は究極奥義<猛虎落地勢>を伝授しよう!」

さやか「それただの土下座でしょうが!? さてはあんたら、らんまの再放送見たでしょ!!」

まどか「うぇ、ウェヒヒ……」マドマド


さやか(あたしって、ほんとバカ)

さやか(こんなに優しいまどか達が、転校生みたいな危ない考えをもってる訳ないじゃない)

さやか(少しでもみんなを疑った自分が恥ずかしい……)

さやか(ということは………)



さやか(みんな転校生に騙されてるんだ)

さやか(まどかもマミさんも優しいから、転校生の奴そこにつけ込んで……)

さやか(あたしが何とかしなくちゃ。あたしが転校生からみんなを守らないと……)

ダメだこいつ…早くなんとかしないと…




  ~町中~


QB「   」タッタッタッタッ

ほむら「待ちなさい!」ダッダッダッダ


ほむら(ちょこまかと本当に腹の立つ奴! 今度は一体何を企んでいるの!?)


QB「   」タッタッタッタ

ほむら「止まらないと撃つわよ!!」バキューンバキューン!

QB(撃ちながら言うなよ……)タッタッタッタ


ほむら(まどか達は大丈夫かしら……。今までのループから考えると今日は、美樹さやかと佐倉杏子の初対面)

ほむら(そして、こいつは二人の戦いをダシにまどかに契約を迫る)

ほむら(今回は巴マミやボーボボ達が美樹さやかの側に居るから大丈夫だとは思うけれど……、万が一ということもある)

ほむら(まどか達に近づく前にこいつを捕まえないと……!)

やめたげてよぉ!



???「待てッ!!」ダッ

QB「 !! 」

ほむら「 !! あなたはッ!?」

ソフトン「君はさっきの……?」ダッダッダッダ


ほむら「暁美ほむらよ。確か……ソフトン。あなたはどうしてここに?」ダッダッダッダ

ソフトン「君も奴を追っているのか? 奴ならば連れの居場所を知ってるかと思ってな。しかし何故君もキュゥべえを?」ダッダッダッダ

ほむら「あなたの連れ、佐倉杏子と同じ魔法少女だからよ」ダッダッダダッダ

ソフトン「杏子の名を……! なるほど、相当詳しいようだな」ダッダッダッダ

ほむら「ええ。今はお互いの利害が一致しているわ。何とかして奴を捕らえましょう」

ソフトン「ああ、任せろ」ダッ!!

QB「 !? 」

ほむら「は、速い……何てスピードなの!」

さやかェ…



ソフトン「取ったッ!」バッ

QB「くッ!」シュバッ!

ほむら「惜しい! もう少しだったのに路地裏に……!」

QB「   」タッタッタッタッタッ

ソフトン「身軽な体を生かした逃走方法だな……」

ソフトン「だが……」


  ズゴゴゴゴゴ…


QB「なっ!?」

ほむら「 ! 前方に壁が……!?」



  ゴゴゴゴゴゴ…



  バビロン真拳奥義<カラクームの密室迷宮>



ソフトン「一本道の路地裏に逃げ込んだのが間違いだったな。壁さえ作ればもうどこにも逃げられない」

ほむら「これで奴は袋小路に追い込まれたという訳ね」

ソフトン「さあ、話を聞かせてもらおうか」

QB「…………」




  ~町中~


首領パッチ「そして俺はジョンの奴に言ってやったんだ。『HEY、ジョン! そいつは熊じゃなくて君のお袋さんだぜ』ってね!」

ボボ天「「HAHAHAHAHAHA!!!」」ゲラゲラ

マミ「あ、あはははは……?」

まどか「マミさん、無理して笑わなくていいんですよ」

さやか「うるさいよ、あんたら」

首領パッチ「おいおいおい、冗談キツいぜキャサリン~」

さやか「誰がキャサリンよ!!」サヤーン!



まどか「ここらへんに魔女はいないみたいだね」

マミ「ソウルジェムにも反応は無いわ。これが本来最も良いことなんだけどね」

さやか「あたしとしては、出てきてほしい気持ちとそうじゃない気持ちが半々って感じですね」

さやか「何せ、ぺーぺーの素人なんですから。出来れば弱い魔女とかがいいな~」

まどか「あ……さやかちゃん、アレ!」


落書き使い魔「ブーーン! ブッブブーーン!」ブーン


さやか「 ! あれって……」

マミ「使い魔ね。追いましょう!」


落書き使い魔「ブブーン! ブンブンブーン!!」ブーン

⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン




  ~路地裏~


落書き使い魔「ブンブーン! ブーンブンシャカ!」ブーン

マミ「美樹さん、変身を!」

さやか「はい!」

首領パッチ「おう!」

天の助「合点!」

さやか「あんたらはいいから!」



マミさやパチ天「「「「変身!」」」」


   ピカーーーッ!


マミ「うふふ」キュピーン!

さやか「さぁ、やっちゃいますよ!」キュピーン!

首領パッチ「世界の半分をお前にやろう」キュピーン!

天の助「さあ、我が腕の中で息絶えるがよい!」キュピーン!


まどか「何故か魔王が紛れてるーーーッ!?」マドーン!

[ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww]混ぜんなwwwwww



落書き使い魔「ブーンブーン!!」ブーン

まどか「ああッ! 逃げちゃう!」

マミ「逃がすわけないでしょ」チャキッ

さやか「当たり前!」シャキーン

まどか「うわっ! さやかちゃん、その剣、どこから!?」

さやか「えへへ、マミさんの銃みたいにあたしも出せるようになっちゃいましたー!」

マミ「美樹さん、投擲は出来る?」

さやか「やったことないけど……頑張ってみます!」

まどか「マミさんは銃を使って、さやかちゃんは剣を投げて……! これなら遠くの使い魔もやっつけれるね!」

マミ「その通り。いくわよ、美樹さん」スチャッ

さやか「はい、マミさん!」シャキン!!


まどか「二人とも頑張って! ……ん?」


落書き使い魔「ブーーン! ブーーン!」ブーン

ミツバチボーボボ「逮捕するー逮捕するーー」ブーン


まどか「何か変なのがいるぅーーーッ!?」マドーン


マミ「SHOOOT!」ドキューン!

さやか「ぇえいッ!」ブン!


まどか「二人とも気にせず攻撃したぁーーーッ!? ワザト?」



落書き使い魔「ビガッビガッ!?」ビクッ

ミツバチボーボボ「何をする貴様らー!」


ヒューーーーン


まどか「このままじゃ、使い魔もろともボーボボが!」

首領パッチ「ッッしゃあ!」ハイタッチ!

天の助「YES!!」ハイタッチ!

まどか(うわ、心の底から嬉しそう……)


ヒューーーーン!


落書き使い魔「ブゥゥーーーン!!」アタフタ

ミツバチボーボボ「うわわわわっ!」アタフタ



 ガキィーーーン!



剣<カランカラン


まどか「!」

さやか「!」

マミ「!」


杏子「ちょっとちょっと。何やってんのアンタら。アレ使い魔じゃん」スタッ



落書き使い魔「ガンバンベー!」ヒューーー!

まどか「使い魔が逃げちゃった……!」

ミツバチボーボボ「ぐふぅ! 俺だけ全部被弾……」ボロロッ

パチ天「「ぎゃっはっはっはっはっ!! ざまぁーみろぉー!!」」ゲラゲラ



マミ「さ、佐倉さん……」

さやか「な、何よあんた。何やってんのよ!」

杏子「何でキレてんの? 見て分からない? アレは使い魔。魔女じゃないしグリーフシード持ってないわけ」

さやか「何言ってるの! 例えグリーフシードを持ってなくても、使い魔を放っておいたら誰かが殺されるのよ!?」

杏子「だからー、4~5人くらい食って魔女になるのを待てっての。そうすりゃちゃんとグリーフシード孕むんだから」

杏子「卵産む前の鶏シメちゃってどうすんの?」

さやか「な……! 魔女に襲われる人達を、見殺しにするって言うの!?」


ミツバチボーボボs「「「「「「兄弟の敵じゃぁーーーーッ!!」」」」」」ブブブブブーーン!

首領パッチ「ぎゃあああぁッ! 一族総出で復讐に来たぁーーッ!?」

天の助「つーか、何で俺らなんだよ! さやか達が加害者だろうがーー!!」



杏子(な、何コイツら……。マジに訳分かんねぇ)

杏子「はぁ……、アンタもマミと同じ激甘な考えなわけぇ? なーんか根本的に勘違いしてるよ、アンタ」

杏子「何だったっけ……、そう、食物連鎖だ。弱い生き物が強い生き物に食われる……これが自然の摂理でしょ」

杏子「弱い人間を強い魔女が食って、その強い魔女をメチャ強いアタシらが食う。これが世間一般普通なの」


まどか「マミさん……、この子と知り合いなんですか?」

マミ「ええ。名前は佐倉杏子、古い元友人よ。考えの不一致から疎遠になったけど」

さやか「分かります。こいつの考えは気に入らない」

マミ「私も。でも、隣町に住んでいるこの子が、どうしてここに……」



杏子「何こそこそ話してんだよ。おい、青いの」

さやか「あ、青!? よりによってその呼び方選ぶ!?」

杏子「うっせぇ、特徴それくらいしかねーじゃん」

杏子「まさかとは思うけど。人助けとか正義の味方気取りとか……、そんなくっさい戯れ言吐くために、アイツと契約したんじゃないよね?」

さやか「 ! だったら、何だって言うの!」バッ!

マミ「待って美樹さん!」ガシッ

さやか「マミさん離して! そいつ殺せない!」ジタバタ

マミ「魔法少女同士で争ってどうするの! ここはじっと堪えるのよ!」

さやか「でも、あいつは許せない! こんなふざけたことを抜かすなんて!」

まどか「ダメだよ、さやかちゃん!」

マミ「美樹さん、抑えて!」

ガラハゲさんがおる

ギャグとシリアスの同時進行…!



杏子「いいじゃんか、離してやれよ。アタシもそいつを軽くボコってやりたいわ」つタイヤキ スッ

マミ「佐倉さん。いくらなんでも質が悪いわ。これ以上この子を挑発しないで」キッ

杏子「いやいや、アタシは親切で言ってあげてんだよ。あの使い魔が逃げた先って、診療所や介護施設が多い地区だったけどー?」つタイヤキ モグモグ

まどさやマミ「「「!!」」」


杏子「その新人をここに置いて、さっさと使い魔倒しにいったほうが良くない? アンタの立派な考えなら、『弱い人が食べられちゃう! 助けないと~!』ってなるよね」つタイヤキ モグモグ

マミ「あなた……!」

さやか「………」



さやか「マミさん、行ってよ。こいつはあたしがギタギタにする」

マミ「なッ!? 嘘でしょ、美樹さん! 佐倉さんは無視して、私と一緒に使い魔を倒しに行きましょう!」

さやか「それは出来ないよ。あたし、どうしてもこいつにさっきのことを訂正させてやりたい」

さやか「マミさんなら遠距離戦も得意だし、すぐに倒して戻ってこれますよね」

さやか「後でいくらでも叱ってくれて構いません。お願いだからこいつはあたしに任せて」

マミ「でも、そんなの……! そんなのって……!」



ボーボボ「さやかの言うとおりにさせてやれ、マミ」

マミ「ボーボボさん! でもそれじゃ……!」

ボーボボ「男にも女にも、譲れない信念というものがある。さやかはその信念を汚した相手をどうしても許せないんだ」

天の助「俺の信念はレンタルビデオを借りたら二日以内に見終わること」キリッ

首領パッチ「俺の信念は酢豚パインを愚弄するやつに天罰を下すこと」キリッ

まどか「黙っててね」

やっぱりこの青いの駄目だ



マミ「ボーボボさん……。それでも佐倉さんと美樹さんじゃ実力差があまりにも……」

ボーボボ「安心しろ。俺もこの戦いに参戦させてもらう」

マミ「えッ!?」

ボーボボ「さやかと同じように、俺も奴に信念を傷つけられた一人という訳だ」

さやか「ボーボボ……」

首領パッチ「俺達もだ。俺達もボーボボと同じ信念を持っている」

天の助「この信念に泥を塗られちゃ黙ってられねぇな」

さやか「首領パッチ、天の助……」

ボボパチ天「「「…………」」」


ボボパチ天(((あの野郎、タイヤキを頭から食いやがった! 許せねぇ!!)))

まどか「ええぇぇーーーッ!? これが信念!?」マドーン!?

ああ、それは確かに抗争が起きるほどのデカイ問題だわ……



マミ「………分かったわ。絶対に無理だけはしないでちょうだいね」

さやか「ありがとう、マミさん。そしてごめんなさい……」

マミ「いいのよ、美樹さん」


マミ(思えば私は、あの佐倉さんと別れた時……自分の信念を貫き、伝えることからある意味逃げていたのかもしれないわね……)


マミ「すぐに戻ってくるからね!」シュバッ



杏子「おうおう、行っちまった。さ、て、と。んでアンタはどうすんの?」

さやか「言うまでもないでしょ。あたしはあんたをぶっ潰す」

杏子「へぇ~、面白い。そこのアフロ野郎達もまとめてかかって来な。青いのだけじゃ弱すぎて退屈しちゃうもん」

さやか「黙れ……!」チャキッ

ボーボボ「安い挑発だ、いちいち相手をする必要は無い」

首領パッチ「やってやろうじゃん」パキポキ

天の助「お手並み拝見ですね」メガネクイッ

まどか「み、みんな……」


まどか(これは本当に正しいことなの? 魔法少女同士で争うなんて……)

まどか(でもこれに疑問を感じているのは私だけ? みんなは魔法少女だったり強い力を持っていたりするから普通なの?)

まどか(それとも、信念ってものを私が持っていないから?)

まどか(みんな………)


杏子「さ! かかってきなよ!」ダッ!

さやボボパチ天「「「「うおおおぉぉーーーーッ!!」ダッ



ドゴオオオオォォォン!!




  ~町中~


ソフトン「さぁ、話してもらおうか。杏子はどこにいるのか。そして貴様は何を考えているのか」

ほむら「あなたに黙秘権なんかないわよ」

QB「…………」


QB「………」ニヤリ

ソフほむ「「!!」」



ほむら「フザケないで! 何がおかしいの!?」

QB「何がおかしいだって? 君たちがまんまと僕の策にハマってくれて、あまりにも滑稽でね」

ソフトン「何だと?」

QB「君たちは僕の肉球の上で踊っていたに過ぎないのさ。全ては鹿目まどかから君たちを遠ざける為の策」

ほむら「なっ!? まどかですって!?」

QB「そうさ。今頃、佐倉杏子と美樹さやかが交戦しているだろう。親友が戦っていて窮地に陥る……、かなり契約しやすい環境だ」

ソフトン「杏子が……!?」

QB「その場に君たちがいるとどうしても邪魔なんだよね。だからこの町外れの場所に誘導させてもらった」


ソフトン「しかし、貴様もここにいて、どうやってその子と契約すると言うんだ?」

QB「簡単なことさ」スッ


 つ小型ナイフ キラン


ほむら(ナイフ!? こいつそんなものをどこに隠して……、いや、それよりも)

ほむら「そのナイフで何を………まさか!?」

(目論見が若干外れてるな、一番不味いのはボーボボ組みなのに)


QB「おやおや、気づいたのかい暁美ほむら。君は僕の事をどこまで知っているんだい? まったく末恐ろしいよ」つ小型ナイフ

ソフトン「何を言っている! 何をするつもりだ!?」

QB「すぐにでも分かるさ。それじゃあ、ほむら。次の僕によろしくね」つ小型ナイフ ヒュンッ!


ブスッ!


QB「」ガクッ

くそ、魚雷先生は来ないのか



ソフトン「自らを……。自殺だと?」

ほむら「違うわ! 計られてしまった!」

ソフトン「どういうことだ?」

ほむら「奴は命を無限に持っている! 死ねば記憶を共有した新しい個体が現れるの!」

ほむら「おそらく奴は今頃、まどかや佐倉杏子の近くに転生しているはず……!」

ソフトン「な、何と言うことだ……!」


ソフトン「すぐに向かわなければ! しかし、場所が……」

ほむら「居場所なら少し心当たりがあるわ」

ソフトン「本当か!」

ほむら「ええ。でも、必ずそこにいるという確証は無いわ」

ほむら(今までのループの統計が必ず当たるとは限らない。もしかすると前回とは全く別の場所で戦っているかもしれない)

ソフトン「例え確率が低くとも、君を信じよう」

ほむら「それじゃあ、すぐに向かいましょう。ここからかなりの距離よ」

ソフトン「よし、足を用意しよう」



ソフトン「失われし太古の聖馬車……」

ソフトン「バビロン35号!!」


 ボワン!

<バビロン35号>ジャーーーン!


ほむら「ロクな車じゃねぇーーーッ!?」

ほむら(でも、『ぬ』とか書いてる車よりはマシね)




  ~路地裏~


天の助「ウンコに負けたぁーーーッ!! ショック!」

まどか「わ!? どうしたの、天の助くん!?」

天の助「いや、何か急に叫びたくなって……」

首領パッチ「フザケてる場合じゃねーぞ。あの野郎、中々の実力者だ!」

まどか「そ、そうなの……?」

首領パッチ「ああ、俺達4人をまとめて相手してるってのに、全ての攻撃を捌いてやがる」


杏子「ほらほら、どうしたんだよ! さっきの威勢はどこいった?」ズガン!ガキン!

さやか「くぅ……!(強い! 防御しか出来ないなんて!)」キン!カキン!


ボーボボ「さやか! 鼻毛真拳奥義<ノルウェーのタモリ>!!」


鼻毛<ヒュンヒュンヒュン!!


杏子「おおっと! おもしれぇ技を使うじゃん!」キン!キン!

杏子「でもね、アタシの獲物もそれくらい出来るよ!」


槍<ジャラララッ!


ボーボボ「何ッ!?」

まどか「や、槍が蛇みたいに曲がった!?」


杏子「おりゃあッ!」ブン!


ドゴォォン!!


ボーボボ「ぐおッ!?」ズサー!

まどか「ぼ、ボーボボ!!」



杏子「おっと。何だまだいたのか、ちんちくりん。部外者は危ないから下がっててよ」

まどか「え……」

杏子「ほいっと」シュン


柵<キュオーーーン!

まどか「な、何コレ……!」


さやか「あんた! まどかに何するつもり!?」

杏子「べっつに~。こいつには関係が無いからね。怪我でもしてもらったら気が悪いから隔離しただけ。むしろ感謝して欲しいんだけど?」

さやか「うるさい!」シュバッ!

キィン!

杏子「マジで弱っちいな。張り合いがねぇ」グググ

さやか「う……!(奴は片手なのに、何て力!? 押し負ける……!)」ググググ…



首領パッチ「おい、さやかが危ねぇぞ!」

天の助「おっしゃあ、助太刀するぜ!」ダッ!

首領パッチ「おう!」ダッ!


パチ天「うおおおぉぉぉ!!」ダッダッダッダ

杏子「ふん。何をするつもr」

首領パッチ「記念写真撮ッテクダサーイ!!」つカメラ バキィッ!

杏子「ガッハァ!?」メキャァ!

まどか「カメラで殴ったぁーーーッ!?」マドーン!?



天の助「僕達、アメリカカラ来マシータ! ニッポン大好キデース!」ポカポカ!

杏子「くっ!! 止めろッ!」ガード!

首領パッチ「写真撮ッテクダサーイ! 後、金閣寺ッテドコデスカー!?」ポカポカ!

杏子「止めろぉぉッ!!」ガード!

天の助「サムライ超クールデース! 忍者モ格好イイデース!!」ポコポコ!

杏子「………」ワナワナ

首領パッチ「寿司ベリーデリシャスデース! 好キナデッキハ、トゥーンデッキデース!」ポコポコ!

杏子「止めろ………」ピキピキ


杏子「つってんだろうーーーーッ!!!」ブン!

ゴシャアアァッ!

パチ天「「ぎゃあああぁぁッ!?」」ズサーー


<津 典太郎 (つ てんだろう)>
 1922~1998
日本の数学者。相対性理論と食い込みパンツの関係性の研究で有名。
日本で初めてオイラーの最終定理を理解した振りをしたことでも知られる。


杏子「失せろぉーーーッ!!」ズガン!

津 典太郎「ぎゃああぁぁぁッ!?」グシャッ!



杏子「はぁ…はぁ…、あーうっぜぇ! ふざけた技使ってんじゃねぇぞ!」

ボーボボ「それはどうかな?」

杏子( !? さ、さっき吹っ飛ばしたはずなのに、いつの間に真後ろに!?)

さやか「ボーボボ! やっぱりスゴい!」

首領パッチ「背後を取るとはやるな!」

天の助「よしっ! 残虐奥義をかましたれぇーーッ!」

まどか「ざ、残虐奥義!?」



杏子「何をするつもり……!(う、動けない!? こいつ、いつの間にか鼻毛で拘束を!!)」グググ

ボーボボ「皆の期待を一心に受けた残虐奥義……食らいやがれ」

鼻毛<シュルシュルシュル

杏子(こ、腰が後ろに曲がっていく……!? まさかこいつ、背骨を折るつもりか!?)

杏子「や、止めろぉぉーーーッ!?」グギギギギ…

ボーボボ「その名の通り悪逆非道の禁じ手。鼻毛真拳残虐奥義……」

杏子「うおおおぉぉッ!?」ググググ…




ボーボボ「無理矢理イナバウアー♪」クネッ

杏子「   」キュピーン!


バーーーーン!!



まどか「」

さやか「」




まどさや((ざ……残虐?))

さやか「ね、ねぇ天の助、あれってホントに効果があ……」

パチ天「「」」ガタガタガタガタ!

さやか「めちゃくちゃ怖がってる!? いや、でもあれってただイナバウアーしてるだけじゃん! 全然残虐じゃないじゃん!」

杏子「ぐ……ゴハァッ!!!!」ドボドボドボドボッ!!

さやか「めっちゃ血吐いたぁーーーッ!? やっぱり残虐だった!?」サヤーン!

まどか「というより、アレが大ダメージ!?」マドーン!?


杏子「ぐおおぉぉッ! 離せぇッ!!」ブチブチィ!

ボーボボ「 ! 鼻毛の拘束を引きちぎるとは……!」

杏子「ふん!」ブン!

ボーボボ「ぐわぁッ!?」ドゴーン!

まどか「ボーボボ!」

杏子「中々やるじゃんか! さあ、もっと来いよ!」




さやか「そんな! あいつ、あんな攻撃を受けてもまだピンピンしてる!」

天の助「ああ、かなりの耐久力だ」

首領パッチ「攻撃力も規格外だぞ。あの野郎、松竹梅で例えるならばコスモスくらいのランクだな……!」

さやか「松竹梅で例えろよ」


天の助「こうなったら力技で押し切る! さやか!首領パッチ! 三人の力を合わせてトリプルアタックだ!」

首領パッチ「そうだな、俺たちは竹馬の友。誰よりも心が通じあった仲だ」

さやか「なるほど、親友同士ならば息も合うし、強力な攻撃を繰り出せるというわけね!」

天の助「よし、行くぞ! えいえい……」

さやか「おーッ!!」
天の助「ところってーん!!」
首領パッチ「ハジケ完了ォーッ!!」

まどか「うわ、見事にバラバラ……」


さやパチ天「「「うおおおぉぉぉぉッ!!」」」ダッダッダッダ!

杏子「へっ。雑魚がどれだけ合わさっても無駄無駄」スチャッ




ボーボボ「待つんだ、お前らッ!!」ドン!




杏子「!」

さやか「!」

首領パッチ「!」

天の助「!」

まどか「!」



 『ウミウシカフェ HANAGE』


ウミウシA「  」ウネウネ

ウミウシB「  」ウネウネ

ウミウシC「  」ウネウネ

ボーボボ「都会のオアシス……ウミウシカフェだ」

 *     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *     。
      +    。  |  |
   *     +   / /   イヤッッホォォォオオォオウ!
       ∧_∧ / /
      (´∀` / / +    。     +    。   *     。
      ,-     f

      / ュヘ    | *     +    。     +   。 +
     〈_} )   |

        /    ! +    。     +    +     *
       ./  ,ヘ  |
 ガタン ||| j  / |  | |||
――――――――――――



全員「「「「………」」」」


ボーボボ「さあ、和んでけ」

ウミウシA「  」ウネウネ

ウミウシB「  」ウネウネ


パチ天「「超可愛いーーーーッ!!」」キラキラ

まどか「嘘ぉーーーッ!?」マドーン!?

さやか「ナマコみたいのしか居ないじゃん!」サヤーン!


首領パッチ「この子、マジ可愛いー!」

ウミウシA「  」ウネウネ

天の助「癒されるわーー!」

ウミウシB「  」ウネウネ

ボーボボ「西日本への展開も構想しています」


杏子「ふん!」ブン!


ガシャーーーン!


パチ天「「ぐばぁッ!!」」ズサー

ボーボボ「店がぁ! まだローン残ってるのに!!」ガーン


杏子「フザケてんじゃねーぞ、コラ」イライラ

ボーボボ「とんでもないことをしてくれたな……。ウミウ神様の逆鱗にふれたぞ……」

杏子「は? どーいう意味?」

まどか「う、ウミウ神様?」

天の助「ウミウシの中の神様のことさ。万物の創造主だ……。まさか、ボーボボの奴、ウミウ神様を呼び寄せるつもりか……!?」

ボーボボ「御降臨なさってください、ウミウ神様!!」


 ゴゴゴゴゴゴゴゴ


ウミウ神「あいよー」ヒョイッ


まどか「めっちゃ軽いノリで出てきたぁーーーッ!?」

さやか「うわ、ドデカいウミウシ……、グロっ」


首領パッチ「お、恐ろしい……。ウミウ神様の怒りが炸裂するぞ……」


ウミウ神様「マジ許せんわー」


 <ウミウ神の九十九神罰 第六章十三節『我罪ニ罰ヲ欲スル者ナリ』>


ドドドドドオオオォォォォォン!!!


杏子「ぐおおおぉぉッ!?」ドゴーン! ズゴーン!

まどさや「「ドすごい技出したぁーーーッ!?」」ガビーン!



ボーボボ「感謝します、ウミウ神様」

ウミウ神様「どういたしまー」スゥー…


しゅ~~~~


まどか「煙で何も見えないよ……」

さやか「あいつはどこに?」

天の助「ウミウ神様の怒りを買ったんだ。跡形も残ってはいないさ」

さやか「ならいいんだけどね……」



しゅ~~~~


キラン


さやか「 ! 」

杏子「甘いぜ?」


ブンッ!!


ドグシャァッ!!


さやか「きゃああぁぁッッ!?」ドゴーーン!

まどか「さ、さやかちゃん!?」

ボーボボ「何ィ!?」

首領パッチ「あの攻撃を受けてまだ……」

天の助「さやかぁッ!?」


杏子「確かに今のは効いたけど、防ぎきれないってほどじゃないよ」

杏子「それにしてもそこの新人、ほんっと甘ちゃんだね。敵の死体見てから武器下ろせっての」



さやか「」


まどか「さやかちゃん! さやかちゃん!!」

柵<ギシギシッ!

杏子「無駄だって。そいつは魔法少女でもないお子ちゃまの力じゃ壊せないよ」

杏子「さて、新人は再起不能。内臓グチャグチャになってるだろうから、ほっといたら死ぬかもね」

杏子「次はお前らの番だよ。一瞬で終わらしてやるよ」スチャッ

ボーボボ「……」

首領パッチ「てめぇ……!」

天の助「よくもさやかを……!」

杏子「ふふん!」スッ…


杏子「………」

杏子「っかしーな……」

杏子「全治三週間ってくらいには痛めつけたのに……」

まどか「え……」



さやか「く……うぅ……」ヨロヨロ


まどか「さやかちゃん!」

パチ天「「さやかッ!」」


杏子「そういや、あんた他人の怪我治すために契約したんだって? なるほど、願いが癒しならしぶといサンドバッグが出来上がるわけだ」

さやか「黙れぇッ!!」

杏子「おうおう、腕の骨折も治ってんじゃん、すげーなその回復力。アタシにもちょっぴり分けてくれよ」

さやか「ああああぁぁぁッ!!」ダッダッダ!



カキィィン!


杏子「真っ直ぐ突っ込むとか芸がねぇな。イノシシかよ」ググググ

さやか「黙れ黙れ黙れぇッ! あんたは絶対に許さないッ!」グググ

杏子「うぜぇ。超うぜぇ」グググッ

杏子「そもそも先輩に対する口の効き方がなってないよね。ぶっ飛ばしちゃうよ?」

さやか「誰があんたなんかにィッ!!」

杏子「ふん。眠ってろ、トーシロが」


バキィッッ!!


さやか「ぐぅ、あああッッ!?」ズサーー

まどか「さやかちゃん!!」



杏子「口で言ってもわからねぇ、殴ってもわからねぇバカとなりゃあ……、後は殺しちゃうしかないよねぇッ!?」ヒュン


ボーボボ「マズい! さやかは今無防備だ!」

首領パッチ「俺たちが壁となって守るしかねぇ!」

天の助「他でもないさやかの為だ! 行くぞッ!」

まどか「みんな……!」



   協力奥義<鉄壁の要塞 ~友を守る最強の壁~>

『ダンボール』『ダンボール』『ダンボール』『ダンボール』『ダンボール』『ダンボール』


ボボパチ「「さあ、来い!!」」

まどか「守るつもり微塵も無ぇーーーーーッ!?」マドーン!?


天の助「ふざけんなよ、お前ら! それでも仲間かよ!!」

まどか「て、天の助くん……!」


天の助「さあ来やがれ、俺が壁になってやる! どんな攻撃も防いだらぁーーッ!!」

バーーーーン!


まどか(まだ、ダンボールの方が効果ありそうな気がする……)



杏子「退いてなッ!」ブン!

ドゴォーーン!

天の助「ぎゃあああぁぁぁッ!?」

『ダンボール』『ダンボール』<グシャァッ


ボーボボ「な、何ィッ!? 天の助も加わった鉄壁の防御が!?」ガーン

首領パッチ「こんなことって……!?」ガーン

まどか「大丈夫。誰も期待してないから」


さやか「う、ううぅ……」ヨロヨロ

杏子「おねんねの時間だ、新人ッ!」シュバッ!

まどか「さやかちゃーーーん!!」




ギィーーーン!


まどか「あぁッ!」

さやか「はぁ…はぁ……!」グググッ

杏子「なッ!?」グググ

杏子(アタシの攻撃を受け止めただと!? バカな、こんな奴に見切られるハズが無ぇ!)

さやか「負けない……! あんたなんかに負けるもんかぁーーッ!」

ガキィンッ!

杏子「うわッ!?」ズサー!


杏子「へへっ! おもしれぇじゃんか!」


キィン! ガキィン! キィン!


まどか(こんなことって! やっぱり良くないよ!)


天の助「ところて連打!」プルンプルン!

さやか「はあぁぁーーッ!!」キン!キィン!

首領パッチ「ハジケハジケハジケーーーッ!!」ドガガッ!

ボーボボ「アチョーッ!!」ヒュンヒュン!

杏子「せいッ! おらぁッ!!」ガキン!キィン!


まどか「みんな止めて! こんなのおかしいよ! 魔女でもないのに味方同士で戦うなんて!」

まどか「みんな、話を聞いてよ!」


ガキン! キン! ドゴォーン!


まどか(みんな聞こえてないみたい……。この柵さえ無ければ……)

まどか「どうすれば……」




QB「今の君ではどうしようもないね」



まどか「 ! き、キュゥべえ!?」

ボーボボ「何ッ!?」

さやか「あいつ……!」

首領パッチ「何だと!?」

天の助「あ、あの野郎……!」


まどか「キュゥべえ、あなたがどうしてここに!?」

QB「僕がどこにいようが僕の勝手さ。それよりも今は美樹さやかの心配をしたほうがいいんじゃないかい?」

QB「杏子との実力差は大きすぎる。杏子はさやかを中心に攻撃しているだろう。いくらボーボボ達が助太刀してもあれでは長く保たない」

まどか「う……」


さやか「キュゥべえ! まどかとの契約は……!」

杏子「どこ見てんだ! まだ終わっちゃいねぇ!」

ガキィン!

さやか「くぅ……!」グググ

魚雷先生はまだかっ……!



ボーボボ「糞っ! 奴に契約をさせるなッ!」

首領パッチ「だが、どうする!? この柵はちょっとやそっとじゃ壊れやしないぞ!」

ボーボボ「安心しろ、コイツに行かせる」ガシッ

天の助「え?」ガシィッ

ボーボボ「めんそぉーーれぇーッ!!!」ブン!!

ヒューーーーー!

天の助「ぎょへええぇぇ!? 俺ですかーーー!?」


柵<ガンッ!

天の助「ぶへぇッ!?」


柵<にゅる~~ん

天の助A「」ニュル~ン

天の助B「」ニュル~ン

天の助C「」ニュル~ン

天の助D「」ニュル~ン

まどか「きゃあぁぁッ!? 分裂しながら柵の隙間を通過してきたぁ!?」マドーン!


首領パッチ「よしッ! 向こう側に行けた! 天の助、キュゥべえの野郎をぶっ飛ばせ!」


天の助A「あ、合体するのに3分くらいかかるんだけど」プルン

天の助B「少し待ってね」プルルン

天の助C「大兄弟~♪」プルルン


全員(((((うわぁ~……、コイツ使えねぇ……)))))


QB「さあ、バカは放っといて。まどか、今の君ではどうしようもないよ」

QB「彼女や彼らには譲れないモノがあるのだろう。口で言っても無理ということは身にしみたんじゃないかい?」

まどか「………」

QB「でもどうしても止めたいというのなら、方法が無いという訳じゃない」

まどか「え……」

QB「この戦いに割り込むには、同じ魔法少女でなければダメだ」

QB「君にはその資格がある。君がそれを望むのならね」

まどか「契約をしろってこと……?」

QB「そうさ。君のたった一言が親友を救うことが出来る」

まどか「さやかちゃんを……」



さやか「ダメだよ、まどかッ!!」

杏子「よそ見すんじゃねぇ!」

ガキィン!

さやか「うわああぁッ!?」ドゴォッ!


まどか「さやかちゃん………」

まどか「………」

天の助D「天の助が集まって、キング天の助になった~~♪」プルルン



杏子「おらぁぁぁッ!!」ダッ

ブン!

さやか「うおおぉぉッ!!」ダッ


ボーボボ「なんてパワーだ! あれではどちらかが大怪我を負うぞ!」ビリビリ

首領パッチ「な、何だって!?」ビリビリ


まどか「私が契約すれば……」

まどか「キュゥべえ……私……!」






        「それには及ばない」




  バビロン真拳奥義<タキシラの継承者>!!



ガキイイィィィン!!

ウ、ウンコさぁぁぁぁぁん!!!



杏子「なっ!?」

さやか「え……!?」


柵<サラサラ……


まどか「柵が……」


ボーボボ「お前は……!」

首領パッチ「まさか……!?」

天の助「てめぇもここに……!」

QB「………」

???「………」シュゥゥゥ…



まどか(嘘!? あの人、さやかちゃん達の攻撃を片手で……!!)

さやか「だ、誰……?」

杏子「お前、どうやって嗅ぎ付けやがった!!」


杏子「ソフトn『ボボ天パチ「「「Mr.ウンコッティー!!!」」」』


ソフトン「………」

ドドーーーン!!



ほむら「私の出番……」

マミ「帰ってきてみたら、何この状況……」

まどか「あ、ほむらちゃんにマミさん」



第五話 「紅海なんて、あるわけない」 完

これにて第5話終了です
ギャグもシリアスも難しいですね
両方を尊重することがこんなに困難とは
次回も書き上がり次第の投下になると思います

それでは


次も期待してる

乙でした!
原作でほむほむが止めたシーンをソフトンに譲ったか   次も期待しているぜ!


てか天の助はさやかのことが気になってるのか?責任感とかで

乙でした!
原作でほむほむが止めたシーンをソフトンに譲ったか   次も期待しているぜ!


てか天の助はさやかのことが気になってるのか?責任感とかで

乙!
ここのさやかは原作よりもテンパり具合がひどいな…

次回を楽しみに待ってるよ!
乙!

乙!
ここのさやかは原作よりもテンパり具合がひどいな…

>>914

相変わらず面白過ぎる
魔王が出てきたところで吹いたwwwwww

乙…それは時を奏でる悠久の調べ…

あとは誰が出るのか楽しみだなー
メインじゃなく一発屋ならいくらでも出せるだろうし…ウンコさんの相棒のあの僕らのアイドルもきっと…


いつも面白いSSをありがとう

誰か早くこの青をどうにかしてくれ

ていうかピンク髪の女の子にはツッコミの遺伝子でも流れているのか?ww

乙。まどか勢相手でもウンコに負けるぬとコスモスに吹いたww

天の助がさやかに対して本格的に役に立つ日は来るんだろうかww
本当に自分以外が戦えなくなったとき以外は大体こんな感じだしな天の助



安心と絶望のところてんだった


青のウザさはさらにヒートアップだった
天の助は相変わらずだった



なんでかここのシーンは青が一方的に悪い事にされがちなんだけど
お前らモブはマミさんかさやかに守ってもらわないと魔女の餌食なんだぜ

さやか厨はどいつもこいつも頭沸いてるなwwwwww
魔女なんていねーよアニメと現実の区別つけろwwwwwwww

>>931
ごめんな、言い方悪かったな

視聴者の見てない所では魔法少女じゃない一般人が生活してて
そいつらモブは実際に魔女に襲われて悲惨に死んでるんだから
そうした市民を鶏の餌みたいに言ったら憤慨するキャラがいて当然
むしろ全員すんなり納得したら視聴者が置いてけぼりを食らっちゃう
……と言いたいわけだ

物のたとえが下手だったな

さやか厨は本当に迷惑だな
本編で描写されてない部分引っ張り出して他キャラ叩きかよ

キャラと同じで知恵遅れだから仕方ない

キャラアンチをここですんな
さやか=ウザい は当たり前なんだからどっちも黙ってろ

そのとおり
ウザかわいいのがさやかちゃんの魅力

ツッコミの遺伝子なら赤の方が濃そうだけどwww

アンチは別スレ行け ここはボーボボとのクロススレだ

なんか荒れてんな…
とりあえず煽りはよそでやれ

お前らこれ以上荒らしてるとボーボボさんに全員ウミウ神様呼ばれて罰受けさせられるぞ・・・

そのとーり
そのとーり

特別出演:その通りおじさん

傷ついてる人がいたら慰める

これギャルの鉄則

勘定はたくさん飲んだ方が払う


これギャルの鉄則

そろそろ無駄レスは控えろ

これギャルの鉄則

ギャグとシリアルの同時進行すげえな
場面を想像したらギャグにしか見えないけどwwwwww

ハーンペーン…… ホイップ!

保持保持保持保持保持保持

 ガ ダ ボ ン

天さやとは新しいな

天さや! そういうのもあるのか

なんかの名物料理みたいじゃねえか

「うぉおおおおおおおおおおお茶ずけ食「SSの続きが見てぇええええええ!!」」

おっぱい揉みてーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!

な、な、な・・・・・なんじゃこりゃーーーーーーーー!!!

おい、残り100切ってんだからレスは控えろ
ここは保守はしなくていいから


>>1です

新スレを立てたので誘導します


QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」2
QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1313495570/)

あと、HTML化の依頼も出しておきます

2スレ目からも、よろしくお願いします

乙~
続きワッフル

たの                                    しみ

>>579
そんな、あけなくても・・・・

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom