ことり「海未ちゃん……ごめんね」 (72)

ことり「穂乃果ちゃんが風邪引いて学校休むなんて珍しいね」
海未「今日は練習もないですし、お見舞いにでも行きましょうか」
ことり「さんせーい!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394017173

穂乃果の部屋

がちゃっ
穂乃果「あっ海未ちゃん、ことりちゃん」ガバッ

海未「風邪引きなんですから寝ていて下さい」

穂乃果「二人が来てくれたのに寝てられないよ~」ふらっ

ことり「穂乃果ちゃん大丈夫?」

穂乃果「大丈夫だけどやっぱりまだ身体がいうこときかないよ~」

海未「寝てください。私たちがいると穂乃果が寝そうにないので帰りますね」

穂乃果「えっ……寂しいから二人ともまだいて欲しいななんて……」

海未「仕方ないですね。いいですかことり?」

ことり「うん、でも穂乃果ちゃん寝ないとダメだよ~」

穂乃果「は~い」

……

ことり「穂乃果ちゃん寝たね」
ことり(寝顔可愛い)

海未「そうですね」

ことり「これからどうしようか?」

海未「ことりは穂乃果を見ていてください。私は穂乃果が起きた時のためにプリンでも買ってきます」

ことり「は~い! いってらっしゃ~い」
ことり(海未ちゃんには悪いけど穂乃果ちゃんの寝顔を独り占めできるね)

海未「では行ってきます」がちゃ

……

ことり(穂乃果ちゃん可愛い……)
ことり(ほっぺ触るぐらいいいよね!)

ぷにぷに

穂乃果「はにゃ~ん」

ことり(うわ~かわいい~)

……

ことり(ことりの理性が保てないよ~)
ことり(もういいや穂乃果ちゃんのほっぺにキスしちゃえ)ちゅっ
がちゃ

海未「ことり……何をしているのですか?」

ことり「あっ……海未ちゃん……」
ことり(海未ちゃんに見られた……どうしよう…)

海未「ことり……話したいことがあります。ついて来てください」

ことり「はい……」

音ノ木坂公園

海未「ことり……あなた穂乃果のほっぺにキスしてましたね?」

ことり「は……い」

海未「どういうことですか?説明してください」

ことり(海未ちゃん怖い…)
ことり「穂乃果ちゃんがあまりにも可愛かったから……」

海未「あなたは可愛いと思ったら本人の許可無しにキスするのですか?」

ことり「ごめんなさい……」
ことり「でもほっぺだからいいかななんて思ったりして」

海未「駄目です」

ことり「すみません」
ことり(でも小さいころは結構ほっぺにキスしてたのにどうして)
ことり(わかった……海未ちゃんも穂乃果ちゃんのことが好きなんだ)
ことり(だから私がキスしたのが気に食わないんだ)

海未「仕方ないですね。許してあげます」
海未「今後はこういうことのないようにしてください」

ことり(やった~許してもらえた)
ことり「海未ちゃんだ~い好き!」もっぎゅ

海未「なにするんですか!」

ことり(えっ…なんでこんなに赤くなってるんだろ?)

海未「すみません大きな声を出して」
海未「では穂乃果のとこに戻りましょう」

ことり「うん」

穂乃果の部屋

穂乃果「海未ちゃんことりちゃん酷いよー!目が覚めたらいないんだもん」

ことり「ごめんね穂乃果ちゃん」

海未「すみません」
海未「穂乃果の熱も下がったみたいですね」
海未「買ってきたプリンがあります。みんなで食べましょう」

穂乃果「わーい」

海未「プリン食べ終わったら家に帰りますね。時間も遅くなってきましたし」

穂乃果「はーい、今日はありがとう海未ちゃんことりちゃん」

海未ことり「どういたしまして」

ことり(穂乃果ちゃんのほっぺにキス出来たしよかったよ)

……

海未「ことり、帰りますよ」

ことり「うんっ」

帰宅道

海未「今日はもう遅いですし道も暗いですからうちに泊まっていってください」

ことり「ありがとう海未ちゃん、じゃあ泊まらせてもらうね」
ことり「取り敢えずお母さんに連絡しとくね」

……

海未の家

ことり「おじゃまします」

海未「言い忘れてましたが今日は母の日舞の出張稽古でみんな留守にしてます」

ことり「ということは海未ちゃんと二人きりだね」

海未「そ、そうですね」

ことり(また赤くなった、海未ちゃんも恥ずかしがり屋さんだね)

海未「夕飯の支度をしますのでことりはお風呂に入ってきてください」

ことり「えっ……折角海未ちゃんと二人なんだから一緒に入りたいな」
ことり「夕飯の支度は一緒にやろっ!」

海未「はいっ、では一緒に入りましょう」カァ

……

ことり「やっぱり海未ちゃんの家のお風呂大きいね」

海未「父のお弟子さん達がうちのお風呂に入っていくことが多いので」
ことり「でも海未ちゃんなんでそんな隅にいるの?」

海未「……ことりに身体を見られるの恥ずかしいですから」
海未「ことりみたいに胸も大きくないし」

ことり「そんなことないよ。海未ちゃんは髪長くて落ち着いてて女の子の理想だよ」

海未「そんなこと……ないですよ」

ことり「いつまでもそんな調子だと希ちゃんじゃないけどワシワシしちゃうよ~」

海未「はっ、わかりました」

……

海未「……ところでことりは穂乃果のことが好きなのですか?」

ことり「えっ……」

ことり(海未ちゃんも穂乃果ちゃんのことが好きだからことりが穂乃果ちゃんをどう思ってるのか気になるのかな)
ことり(穂乃果ちゃんのこと好きだからしっかり伝えないといけないね)

ことり「うん、大好きだよっ!」

海未「……友達としてですか? それとも……」

ことり「付き合えたらいいなって思ってる」

海未「……そうですか」

ことり「海未ちゃんはどう思ってるの?」

海未「……すみません。逆上せてしまったので先に上がります」

ことり「あっ、うん」

……

ことり(そんなに私が穂乃果ちゃんのこと好きなのがショックだったのかな)

ことり(海未ちゃんと恋敵になっちゃうね)

ことり(ことりもそろそろ出よう)

……

ことり「海未ちゃん大丈夫?」

海未「はいっ、大丈夫です。少し休んだら治りました」
海未「明日朝練もありますし今日はもう寝ましょうか」

ことり「うんっ!明日穂乃果ちゃん治ってればいいね」

海未「……そうですね」

……

ベットの上

海未「ことり起きてます?」

ことり「…………」

海未「寝ているようですね」

海未「ことりは鈍いのですね」

海未「ことりがこんな近くにいたらドキドキして寝れませんね」

海未「ことりの寝顔可愛いですね」

ことり(とっさに寝たふりしちゃったけどどういうこと?)

ことり(えっ!もしかして海未ちゃんはことりのことが好きなの?)

ことり(だから穂乃果ちゃんにキスして怒ったり穂乃果ちゃんのこと好きって言ったら気分悪くなったりしたのかな?)

ことり(どうしよう……海未ちゃんのこと全然わかってなかった)

ことり(海未ちゃんのこと傷つけちゃったかな?)

ことり(海未ちゃんに謝らないと)


ことり「海未ちゃん……ごめんね」

海未「えっ!えっ!……ことり起きていたのですかっ!」
海未「ひどいですひどいです」


海未「……でもこの際自分の気持ちをはっきり言います」
海未「ことり……あなたのことが好きです!」


ことり「ごめんね……海未ちゃん」

海未「……仕方ないですね」

ことり「ことり海未ちゃんのこと勘違いしてたの」

海未「……どういうことですか?」

ことり「海未ちゃんはてっきり穂乃果ちゃんのことが好きだと思ってたの」

海未「……そうですか」

ことり「ごめんね海未ちゃん……海未ちゃんの気持ちに気付いてあげられなくて」

海未「……でもことりは穂乃果のことが好きなのですよね?」

ことり「……うんっ」

海未「……そうですか」
海未「……でも必ずことりを振り向かせてみせます!」

海未「ですが今日だけは……」もっぎゅ
海未「このままでいさせてください」

ことり「……うん」

海未「……」グスッグスッ

……

海未ことり「昨晩はすみませんでした」

海未ことり「あははは」

海未「この話はもうやめて支度して学校に行きましょうか」

ことり「うんっ」

……

穂乃果の家

海未「ほーのーかー早くしないと朝練遅れますよー」

ことり「穂乃果ちゃーん早く早く~」



穂乃果「ごめんごめん、さあ今日も朝練頑張ろー!」

海未「穂乃果っ!」

穂乃果「何?海未ちゃん」

海未「絶対に負けませんからねっ!」

穂乃果「えっ、何のこと?」

END

今回SS処女作で文才もないから駄文になって申し訳ないです

またSS書いていきたいのでダメ出しでも何でもいいのでアドバイスとか感想頂けるとありがたいです

もっと長い方がいいと思う
出来たら続き欲しい
ことうみで!

>>21
ありがとうございます

上手くできるかわかりませんがこの続き書かせていただきます

ことほのルートも欲しいなぁ

19の続き

……

放課後

穂乃果「海未ちゃん海未ちゃーん?」

海未「何ですか?穂乃果」

穂乃果「朝言ったことってどういうこと?」

海未「それは……秘密です」

穂乃果「えーっ、海未ちゃんのケチ!」

穂乃果「あっ、ことりちゃーん」

ことり「どうしたの?穂乃果ちゃん」

穂乃果「海未ちゃんがなんか隠し事してるんだよーことりちゃん何か知ってる?」

ことり「えっ……何も知らないよ」

ことり(穂乃果ちゃん……ごめん)

ことり(隠し事はしたくないけどこれだけは言うわけにいかないのっ)

穂乃果「そっかー」

海未「早く練習に行かないと遅れますよ」

穂乃果ことり「はーい」

みなさん感想などありがとうございます

>>27
ことほのルートですか
取り敢えずこの続きが出来たら考えてみたいと思います

……

帰宅道

ことり「穂乃果ちゃん海未ちゃんじゃあまた明日ね~」てくてく

穂乃果「じゃあね~」

海未「……」

海未「穂乃果」

穂乃果「何、海未ちゃん?」

海未「学校に忘れ物をしてしまったので先に帰っていて下さい」

穂乃果「海未ちゃんが忘れ物ねぇ~いつもは穂乃果に注意ばっかりしてるのにねぇ~」にやっ

穂乃果「まあいいや、じゃあ先に行くね!また明日ー」

海未「穂乃果に笑われるとは……でもことりの為です」

順番間違えました

……

屋上

海未「1、2、3、4、5、6、7、8」

海未「では少し休憩にしましょう」

穂乃果「ことりちゃーんお水取って~」

ことり「はいっ、穂乃果ちゃん」

ことり「海未ちゃんもどうぞっ」

海未「あっありがとうございます」

絵里「みんなくれぐれも無理しないでね。最近穂乃果が風邪引いたばかりだし」

希「そうやね、体調にはきいつけないかんとカードも言うてるんや」

穂乃果「海未ちゃんことりちゃーん穂乃果の風邪うつったりしてないよね」

海未「大丈夫だと思いますが」

ことり「……大丈夫だよっ」

穂乃果「よかったー」

海未「……」

……

……

帰宅道

ことり「穂乃果ちゃん海未ちゃんじゃあまた明日ね~」てくてく

穂乃果「じゃあね~」

海未「……」

海未「穂乃果」

穂乃果「何、海未ちゃん?」

海未「学校に忘れ物をしてしまったので先に帰っていて下さい」

穂乃果「海未ちゃんが忘れ物ねぇ~いつもは穂乃果に注意ばっかりしてるのにねぇ~」にやっ

穂乃果「まあいいや、じゃあ先に行くね!また明日ー」

海未「穂乃果に笑われるとは……でもことりの為です」

……

海未「ことりっ」

ことり「えっどうしたの海未ちゃん?」

ことり「穂乃果ちゃんと一緒に帰ったんじゃないの?」

海未「ことりっ、あなた風邪引いてませんか?」

ことり「えっえっそんなことっないよ~」

海未「バレバレですね」

ことり「すごいな~海未ちゃん、わからないように振る舞ってたのに」

海未「何年の付き合いだと思ってるんですか」

ことり「みんなに迷惑かけたくなかったの……ごめんね」

海未「ことりのためなら迷惑なんて思いませんよ」

ことり「……でもっ」

海未「取り敢えずことりの家まで行きましょう」

海未「風邪引きにここは寒すぎます」

ことり「ありがとう……海未ちゃん!」

……

ことりの家

理事長「おかえりなさい。あら海未さんも一緒でどうしたの?」

ことり「ことりが風邪引いたから海未ちゃんに送ってもらったの」

理事長「えっ……ことり風邪引いてたの?気づかなかったわよ」

理事長「ことり、体調悪いってなんで言わなかったの?」

ことり「だって、お母さんまたスクールアイドル活動が大変だからこうなるって言うと思ったんだもん!」

海未「まぁまぁことり、落ち着いて」

理事長「……海未さんごめんね。今日はもう遅いしことりが迷惑かけちゃったようだから泊まってきなさい」

海未「迷惑だなんて思っていませんがお言葉に甘えさせていただきます」

理事長「海未さん、取り敢えずことりをそのまま部屋に連れて行ってくれますか?」

海未「はいっ」

……

ことりの部屋

ことり「海未ちゃん……ありがとう!」

海未「どういたしまして」

ことり「ほんとにごめんね……」

海未「謝らないでください、私はいつでもことりのそばにいますよ」

海未「ですから今は取り敢えず寝てください」

ことり「うんっ、わかった。おやすみ海未ちゃん」

海未「おやすみなさい」

……

ことり(目が覚めちゃった……夕ご飯も食べずに寝たからお腹すいたよ~)

ことり(海未ちゃんがいない……さみしいよ)

がちゃ
海未「そろそろ起きると思って花陽直伝のお粥作ってきましたよ」

ことり「ありがとう!海未ちゃん」

ことり「お腹すいてたんだ~本当にありがとう!」

海未「では口を開けてください」

ことり「えっ……でも……恥ずかしいよ~」カァ

海未「そんなこと言ってないで……はいっどうぞ」

ことり「……あーん」

海未「あっ、でもこのままだと熱すぎて火傷してしまいますね」フーフー

ことり(海未ちゃんがフーフーしてくれてる)カァ

海未「では改めてはいっ、どうぞ!」

ことり「……あーん」

海未「美味しいですか?」

ことり「とっても美味しいよ」

……

ことり「ご馳走様でした」

海未「お粗末様でした」

海未「食器片付けてきますね」

ことり「待って海未ちゃん!」ぎゅっ

海未「どうしたんですか?ことり」

ことり「ことり気付いたの!」

海未「何をですか?」

ことり「海未ちゃんに告白されてから海未ちゃんを気にするようになって……」

ことり「海未ちゃんはことりのことを本当に考えてくれてるって」

海未「……そんなことないですよ」

ことり「ことりも海未ちゃんの気持ちに応えないといけないなって思ったの」

ことり「だから……海未ちゃん付き合って欲しいの」

海未「私の気持ちに応えるって、それって私の気持ちのためにことりが私と付き合うってことですか?」

海未「……そんなのは駄目です。ことりは穂乃果のことが好きなのにことりの為になりません」

海未「本当に私のことを好きになってくれるまで付き合ってくれなくて結構です」グスッ

海未「失礼します」

ことり「待って海未ちゃん!」ぎゅっ

ことり「ごめんね……海未ちゃん」

ことり「……ことり自分の気持ちはぐらかしてた」

ことり「ことり口下手で勇気もないから」

ことり「……これでことりの気持ちわかってもらえるかな」


チュッ


ことり「ことりは海未ちゃんのことが好きなのっ」

ことり「海未ちゃんっ」

海未「はいっ」

ことり「ことりと付き合って貰えますか?」

海未「……はいっ」

海未「……とっても嬉しい」ポロポロ

ことり「ことりも……嬉しい」ポロポロ

……

海未「……一つお願いしていいですか?」

ことり「何?」

海未「もう一度キスして欲しい……です」カァ

海未「さっきのはいきなり過ぎてあまり覚えてないです」

ことり「いいよっ!じゃあ目を瞑って」

海未「はいっ!」


チュッ


END

そういえばID変わっちゃいましたね

色々煮詰まってて遅くなっちゃいました
駄文になってしまったかもしれないですがまた感想やアドバイスがあったらお願いします

ことほのは書けたらまた書いてみたいですが取り敢えず今日は眠いので寝ます

海未ちゃんが告白してからこれだけ早くに心変わりしちゃうのはことりちゃんの気持ちがあまりにも軽すぎるから次回からは流れを見て1ヶ月後とかって時間をスキップさせるのはどうだろう
ことほのもしっかり書くなら海未ちゃんを舞台から退場させずにもう一度キチンと恋心に触れてあげると切なさがますかと

いろいろ偉そうにごめんよ
とりあえず今日は乙

ご意見感想ありがとうございます

>>44
ことりちゃんが軽いのは自分でも薄々気付いてたんですよね
時間経過させるのは参考にさせていただきます
ご意見ありがとうございました

ことほのも頑張って考えてみたいと思います

おつ
ことうみ、ことほの
ならばほのうみも書いてほしいな、なんて思ったりする
でもそうなると海未ちゃんが難しいか

>>48
ほのうみですか
この設定だとかなりキツイですね
海未ちゃんはことり一筋設定なので

ことほのルート
……

帰宅道から分岐

ことり「穂乃果ちゃん海未ちゃんじゃあまた明日ね~」てくてく

穂乃果「じゃあね~」

海未「……」

海未「穂乃果」

穂乃果「何、海未ちゃん?」

海未「学校に忘れ物をしてしまったので先に帰っていて下さい」

穂乃果「海未ちゃんが忘れ物ねぇ~いつもは穂乃果に注意ばっかりしてるのにねぇ~」にやっ

穂乃果「でも一緒に行くよ!もう暗いし海未ちゃん一人じゃさみしいでしょっ」

海未「えっ……でもっ……」

海未「……すみません、穂乃果。私、嘘つきましたっ」

穂乃果「えっ……どういうこと?」

海未「本当はことりの様子がおかしかったのでことりのとこに行こうとしてました」

穂乃果「なんだよ~海未ちゃん!最初っからそう言ってくれれば良かったのに」

海未「……すみません」

穂乃果「穂乃果もことりちゃんのこと大好きだからことりちゃんのこと心配だよー」

海未「えっ……」

海未(穂乃果がことりのこと好きって友達としてですよね……)

穂乃果「……どうしたの?」

海未「いえっ、……私のことはどう思ってますか?」

穂乃果「勿論大好きだよっ! ……変な海未ちゃん」

海未(……友達としてってことでしょう。良かったです)

穂乃果「ことりちゃんのとこに行こっ!」

海未「……はいっ」

……

穂乃果「ことりちゃ~ん」

ことり「うわっ、びっくりした~」

ことり「どうしたの? 穂乃果ちゃんと海未ちゃんも」

海未「ことりの様子が今日少しおかしかった気がしたので……ことり、風邪引いてませんか?」

ことり「そんなことないよ~」

穂乃果「ほんと~かなー」デコピタッ

ことり「……」カァ

穂乃果「海未ちゃん! ことりちゃん少し熱あるみたいだね」

海未「……やはりそうですか」

穂乃果「ごめんね……ことりちゃん、穂乃果の熱うつしちゃったね」

ことり「穂乃果ちゃんの所為じゃないよ~ことりがしっかり体調管理出来てなかっただけだよ~」

穂乃果「……でも」

海未「取り敢えずことりの家まで行きましょうか」

海未「穂乃果も自分を責めすぎないでください」

穂乃果「……うん」

穂乃果「ことりちゃんのこと全力で看病するねっ!」

ことり「ありがとう、穂乃果ちゃん海未ちゃん」

……

ことりの家

ことり「お母さんまだ帰ってないみたいだね」

海未「ことりはベットで寝ていてください」

穂乃果「穂乃果は濡れタオル用意するよー」

海未「では私はお粥でも作りますね」

ことり「ごめんね……迷惑かけちゃって」

穂乃果「迷惑なんかじゃないよ、ほら早くことりちゃんの部屋に行こっ」


……

ことりの部屋

穂乃果「ことりちゃん、はいっ濡れタオル」

ことり「ありがとう、 穂乃果ちゃん」

穂乃果「本当にごめんね……ことりちゃんが無理してるのにも気付いてあげられなくて」

穂乃果「ことりちゃんのことも気付いたの海未ちゃんだし……海未ちゃんはことりちゃんのことよくわかってるね」

ことり「……そうだね」

ことり「ことりは穂乃果ちゃんにもことりのこともっとわかって欲しいななんて……」

穂乃果「……」

がちゃ
海未「お粥できましたよ」

ことり「……ありがとう、海未ちゃん」

海未「いえいえ、ことり自分で食べれますか?」

ことり「うんっ」

穂乃果「待って海未ちゃん! 穂乃果がことりちゃんに食べさせるよー」

ことり「えっ……」

穂乃果「ことりちゃんに全力で看病するって決めたんだもん! 遠慮しないで」

ことり「じゃあ……お願いね」

穂乃果「フーフー」

穂乃果「はいっ! あーん」

ことり「あーん」カァ

海未「どうですか?」

ことり「とっても美味しいよ」

ことり「海未ちゃんありがとう」

海未「いえいえ、どういたしまして」

がちゃ
理事長「ことり、ただいま」

穂乃果海未「お邪魔してます」

理事長「あらっ、二人ともどうしたの?」

海未「ことりさんが風邪を引いたみたいなので家まで送らせていただきました」

理事長「ありがとうね。今日はもう遅いから泊まっていきなさい」

海未「お言葉に甘えさせていただきます」

穂乃果「ありがとうございます!」

理事長「取り敢えずお風呂に入っちゃいなさい」

穂乃果海未「はいっ」

……

お風呂

海未「なんか流れで一緒に入ることになりましたね」

穂乃果「そうだね……でもちょうど良かったよ」

海未「……どういう意味ですか?」

穂乃果「海未ちゃんに話があるの……」

海未「何ですか?」

穂乃果「穂乃果にもっとことりちゃんのことわかってほしいってことりちゃんに言われたの」

海未(それってことりなりの穂乃果への告白でしょうね)

穂乃果「これってどういうことかな?」

海未(……穂乃果も鈍いのですね)

海未「穂乃果はことりのことどう思ってるのですか?」

穂乃果「えっ……」

穂乃果「穂乃果はことりちゃんのこと好きだよ!」

海未「友達として……ですか?」

穂乃果「友達としてなのかなー?」

海未「えっ……どういうことですか?」

穂乃果「穂乃果もよくわからないの……」

海未「どうしてですか?」

穂乃果「こんな不思議な気持ちになったのは初めてなの……」

海未(それってもしかして……)

穂乃果「実はことりちゃんにほっぺにキスされたとき私起きてたの……」

穂乃果「ほっぺにキスなんて小さいときには結構してたのに……」

穂乃果「……でもその時とってもドキドキしたの」

穂乃果「海未ちゃんがことりちゃん連れてっちゃった後ドキドキして眠れなくて穂乃果1人で淋しかったんだよっ」

海未「……すみません」

海未(間違いなく穂乃果はことりのことが友達としてではなく……好きみたいですね)

穂乃果「それでね今日は知らないうちにことりちゃんを目で追いかけるようになってたんだけど……」

穂乃果「ことりちゃんはずっと海未ちゃんを気にしてるみたいだったからなんか胸がチクチク痛んじゃって……」

……

海未「……穂乃果、それは恋心です」

穂乃果「えっ……えっ……でもことりちゃんも穂乃果も女の子だよっ」

海未「同性でも恋心を抱くことはあります」

海未「……正直に言いますが……私もことりのことが好きですっ」

穂乃果「……えっ……!」

海未「あなたよりもずっと……ずっと前からことりのことを愛しています」

穂乃果「……そうだったんだ」

海未「……でも私は昨日ことりに振られました」

穂乃果「……えっ!」

海未「ことりは……穂乃果、あなたのことが……好きみたいです」

穂乃果「……えっ!」

穂乃果「……海未ちゃん……」

海未「……同情しないでください……これでも泣くの堪えるので必死なんですよ」

穂乃果「……海未ちゃん……でもなんで恋敵の穂乃果に塩を送るようなことをしてるの?」

海未「……私は、穂乃果と正々堂々と勝負がしたいんです」

海未「ことりに穂乃果より私のほうが好きって思われるようになりたいんです」

海未「だから……穂乃果も私に構わずことりにアタックしてください」

海未「私は絶対にあなたからことりを奪ってみせますから……」ポロポロ

穂乃果「……海未ちゃん」

海未「長湯になってしまいましたね……私は先に上がります」

穂乃果「……」

……

ことりの部屋

穂乃果「あれっ、海未ちゃんは?」

ことり「ちょっと逆上せちゃったからベランダで涼んでくるって~」

穂乃果「……わかった」

穂乃果「……ことりちゃん」

ことり「な~に? 穂乃果ちゃん」

穂乃果「私、……」

ことり「どうしたの?」

穂乃果「……ここで言わなかったら海未ちゃんに合わせる顔がないよね」ボソッ

ことり「……何て言ったの?」

穂乃果「……ことりちゃん」

ことり「はいっ!」

穂乃果「……穂乃果はことりちゃんのことが……好きです」

ことり「……えっ!」

ことり「……嬉しい……私も穂乃果ちゃんのことが好きです……でもっ」

穂乃果「でも?」

ことり「……海未ちゃんに昨日告白されたの」

穂乃果「……海未ちゃんからきいたよ」

ことり「……そうなんだ」

ことり「……それなら話が早いね」

ことり「……だから嬉しいけど海未ちゃんに悪い気がして……」

穂乃果「……そうだよね……でもさっき海未ちゃんに言われたんだ」

穂乃果「同情なんてしないで穂乃果もアタックしろって」

穂乃果「私が絶対に穂乃果からことりを奪ってみせるって」

穂乃果「……だから……海未ちゃんに気を使って付き合わないと海未ちゃんのこと傷つけちゃうかなって」

ことり「……そうだね」

穂乃果「……じゃあ……ハッキリ言うね」

ことり「……うんっ」

穂乃果「……私、ことりちゃんのことが好きです! ……付き合ってください」

ことり「……私も大好きです! こちらこそよろしくお願いします」



チュッ



ことり「嬉しい……嬉しい……」ポロポロ

穂乃果「穂乃果も……嬉しい」ポロポロ

……

がちゃ
海未「やっとよくなりました」

穂乃果(海未ちゃんの目が赤い……こんな海未ちゃんの顔見るの初めてだよ……)

海未「そろそろことりは寝たほうがいいですよ。部屋暗くしますね」ポチッ

ことり「うん……おやすみ穂乃果ちゃん海未ちゃん」

穂乃果海未「おやすみ(なさい)」

がちゃ

……

廊下

海未「穂乃果……上手くいったみたいですね」

海未「でも現を抜かしてると私がことりを奪っちゃいますから心していてくださいね」

穂乃果「……うん、望むところだよ!」


END

ことほのルート取り敢えず終了です

日本語ちょっと変になっちゃったかもしれないです

よろしければご意見やアドバイスお願いします

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom