【安価】晴絵「弘瀬菫には癖がある」 (96)

宥『癖……ですか?』

晴絵『うん。恐らく彼女自身も気付いてない些細な物だけどね』

晴絵『それでも、判っているのなら対処できる』

宥『その癖とは、何なのでしょう……』

晴絵『ああ、うん……とりあえずこれを見て。過去の弘瀬菫の闘牌』ピッ



晴絵『……っと、ここで一時停止……ほら、判る?』

宥『……?』



晴絵『説明するとね、弘瀬菫は誰かを狙い打つ際────────』


晴絵『>>2して>>3する癖があるんだ』




※ 昨日の今日でまたこんなのです、こめんなさい

※ 闘牌描写は適当

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1393926302

スタンドを出

脱衣

弘世な

>>2 >>3

宥『あったかくなさそう……』プルプル

晴絵『うん。私もどうして今までみんな気付かないのかって位見事に脱いでたよ』


晴絵『でも気付かないのも無理はなかった。弘瀬菫はスタンド能力で“それがさも当然”かのように誤認させていたんだ』

宥『そ、そんな……でも何で先生は認識できたんですか……?』

晴絵『ああ、それは私もスタンド使いだから────まぁそれはいいとして』


晴絵『調べてみたけど、やはりあの“弓”がスタンドだったよ』

宥(調べてわかるようなものかな……?)


晴絵『恐ろしいことに、あのスタンドは能力が3つもある』

宥『み、3つも……!?』プルプル


晴絵『そう。“相手を寸分の狂いなく射抜く力”、“脱ぐのが自然と思わせる力”』




晴絵『そしてもう一つが……“>>6”』


晴絵『ちなみにスタンドの名前は>>7だよ』

射った相手を寸分残さず脱がせる能力
名前だったら下

てるてる

>>4 マジだ……すんません、直しときます
弘世が一発変換で出ぇへんのや……


>>6 >>7


宥『あ、あったかくない……!!』ハワワワ

晴絵『うん……“てるてる”が宮永照と関連性があるかは判らないけれど』


晴絵『宥にとっては、この能力は天敵と言っても過言ではないね』

晴絵『だから対策を立てよう!』


宥『で、でも……“脱ぐ”と言う唯一の癖が、スタンドによって判らなくなるんでしょう……? どうしたら……』

晴絵『ああ、それなら簡単だよ。宥もスタンド使いになればいい』

宥『!?』

晴絵『と言うか、弘世菫と対戦する選手は殆どがその対策としてスタンドを身に付けてるよ』


宥『!!??』

晴絵『スタンドはスタンド使いにしか見えない……つまり、てるてるに対抗するには宥もスタンドを身に付けるしかないんだ』

宥『で、でもそんな簡単に身に付く物なんですか……?』

晴絵『確かに私の力だけでは難しいね……』

晴絵『なので、今回助っ人を呼んでおいた』

宥『!!』



晴絵『どうぞ!>>11(さん)!』

姉帯

石戸

>>11

霞『あらあらうふふ』

晴絵『今回スタンド会得に助力してくれる石戸霞さんだ』

霞『敬語は要りませんよ、阿知賀のレジェンドさん』



霞『さて、松実宥さん、でしたかしら?』

宥『え、永水の、石戸霞選手ですよね……?』

霞『あら、知っていたの? 嬉しいわ』


霞『さて、本題に入ります……スタンドね』



霞『私たち永水女子……六女仙、神代及びその分家は“神”という名目でスタンドを身に付けているわ』

宥『そ、そうなんですか!?』

霞『本当はこれ言っちゃいけないんだけど……はっちゃんも巴ちゃんももう卒業だし、いいわよね』



霞『そんなわけでスタンドね、ちょっと待って……』




霞『あらあらうふふ、あらあらうふふ、ふんふむほいっ!』キラーン☆



晴絵『』

宥『』


霞『ふぅ……今ので身に付いたわ』

宥『!?』

晴絵『宥、出してみな』

宥『出すって……どうやって……?』

霞『出ろ~って心から念じれば出るわよ』

宥『え、で、出ろ~っ』ポワワ~ン



>>15『…………』

宥『わっ、ほ、本当に出た……っ!』

>>15『……ううっ』


霞『あらっ、喋れるのかしら』


>>15>>16


>>15は咲キャラまたはそれに準ずる何かでオナシャス!

えとぺん

アラフォー

どんな相手にも全力で立ち向かうよっ!

アカン、日本の麻雀界終わりや

>>15 >>16


アラフォー『どんな相手にも全力で立ち向かうよっ!』

晴絵『!!??』ビクッ


宥『これが……私のスタンド……“アラフォー”』


アラフォー『私はアラサーだよっ!』


宥『そう……一回り、違うの……』



霞『あらあらうふふ……晴絵さん?』


晴絵『』


霞『あら……トラウマの再起で気絶してる』

宥『あのっ、ありがとうございました……っ』

霞『うふふ、いいのよ。準決勝頑張ってね。それじゃあ』ガチャッ


宥『はいっ……!』



宥『あっ……そうだ、アラフォーちゃん』

アラフォー『アラサーだよっ!』

宥『貴女って、何かオカルトないのかな……?』

アラフォー『ないよっ!? “小鍛冶健夜の力の五割を行使できる”くらいしかできないよ!?』


宥『』


晴絵『』ピクッピクッ





少し用事ができたので小休止

10時か11時あたりに戻ってきます

五割とか一般人なら死ぬレベルやろ…

阿知賀の優勝が決定した……

クロチャーが跳ばされるな
というかそれ以外の対策がねえ

___________

________

_____

宥(──なんてことがあって、私はスタンド────アラフォーを発現させた)

アラフォー『アラサーだよ……もう言っても意味ないのかなぁこれ』

宥(静乃ちゃんや憧ちゃん、玄ちゃんには見えてないみたいだったけど)

宥(灼さんには見えていたの。灼さんもスタンド使いなのかなぁ……)



玄「お姉ちゃん次鋒戦始まるよ!」

宥「うん、今行く……」




晴絵「えーと、何? そ、そのスタンドなら……きっと勝てるよ」ブルブル

宥「先生、あったかくなさそう……私のせい?」

晴絵「ゆ、宥は関係ないよ!? ただ……」

アラフォー「跳満だよっ!」

晴絵「こ、これ本人じゃないの……?」


宥「…………?」

<ジホウセンスタートデース

東一局 親・二条泉


宥(広世菫さん……)チラッ

宥(“てるてる”を食らったら、服が脱げる……あったかくないよぉ……)ブルブル




美子(仁美ちゃん、頼むけんね)

美子(二回戦はこれ温存しよったばってん、今回は使う……!)

エザキシープ『…………』ドドドド



泉(船久保先輩がなんやスタンドだか何だか五月蝿かったけど何いってるか判らんかったわ)

泉(スタンドって何? 何が立つん?)





菫(…………)

アラフォー『宥ちゃん! 私に打たせて!』

宥(だ、駄目……小鍛冶さんが打ったら、それこそ卓が割れちゃう……!)

アラフォー『割れないよ!? 人をなんだと思ってるの!?』

宥(とにかく駄目、広世さんが動くまで温存……)


宥(温存って言う字、あったかそう~)ポワワ~




美子(仁美ちゃんの能力、“最近の政権交代の如く”細かく素早く刻む……)

美子(色々危ない能力たい……)

エザキシープ『なんもかんも……』



泉(どーせ狙うのは新道寺やろうし、ある程度は大丈夫やろ)




菫「…………っ」ピクッ

菫「っっ!」ガバァッ

美子「!!」ピクッ

宥(脱いだ……と言うことは)



てるてる「」ドドドドド




宥(来た……てるてる!)



てるてる「」ヨイショヨイショ



宥(ミニ宮永さんが弓矢構えてる、かわいい……)



泉「?」

まさかのスタンドss

菫(狙い打つ─────その余剰牌)

泉「~♪」スチャッ



菫(来た……行くぞてるてる!)

てるてる「」ウンウン




菫「ロン! 8000!」スッ




泉「はっ……?」グサーッ



宥(射たれた……!)

美子(来る、第三の能力……)



菫(脱がせてるてる!)

てるてる「」リョウカイシタ



泉「」ブクブク…



宥(あったかくないあったかくない)ブルブル

宥(どどどどうしようアラフォーちゃん!)

アラフォー『私の力を使うべきだよ!!』

宥(う、うん、やっぱりそうだよね……)


アラフォー『あっ、いい忘れてたけど、小鍛冶健夜の力を受け取るにはとある対価が必要なの』

宥(対価……? それって?)



アラフォー『いや簡単なんだけどね。一局使うごとに婚期が10年延びるっていう』


宥(!!??)

やばいそれはやばい

アラフォー『正確には小鍛冶健夜に吸い取られるんだけど……』

宥(ええ……そうなの?)

アラフォー『うん。まぁ人助けだと思って』

宥(…………)



アラフォー『……宥ちゃん?』




宥(私は、小さい時から玄ちゃん達に迷惑をかけてばっかりだった)

宥(だから、麻雀部に誘われた時はとっても嬉しかったの)

宥(やっと玄ちゃんに恩返しできるって)


宥(だから、その為にも勝たなくちゃ……)


宥(……どうせ、こんな寒がりな私なんか、誰もお嫁に欲しくなんかないよね……)


宥(…………でも)




宥の選択は?>>33

1:玄ちゃん達の為に、婚期を犠牲にするよ……!

2:ごめんね玄ちゃん……お姉ちゃん、やっぱり……

3:試合に勝つ、婚期も逃さない、両方やらなくちゃならないのが『お姉ちゃん』の辛いところ……

1

3

>>33

宥(試合に勝つ、婚期も逃さない、両方やらなくちゃならないのが『お姉ちゃん』の辛いところ……)

宥(でも、覚悟は……できてる!)ゴォッ!

アラフォー『宥ちゃん……』




宥(私が早くお嫁に行かなくちゃ、玄ちゃん心配しちゃうものね……)

宥(私は玄ちゃんが喜ぶ顔が見られるなら何でもするけど、その為に私が犠牲になっても喜ばないことくらいは判る)


宥(大丈夫。お姉ちゃん、負けないから……!)


宥(アラフォーちゃん、お願い……!)

アラフォー『!! わかったよ!』パァァァ



宥(─────────!!)


宥(何これ…力がみなぎって……)


宥(体の芯から、心の底からあったかい……!)



菫「ロン」ザクー

泉「なんでウチだけぇー……」グスン



菫(一人だけスタンド持ってないから狙いやくていい)





美子(仁美ちゃん、お手)

エザキシープ『私は犬じゃなかとよ……』

宥(さあ、東三局……っっ!!)ハッ


宥(まさか、これって……!)


菫「……どうした?」



宥「……ツモです。地和」パラララ



泉・美子・菫「!?」

宥(これが……元世界ランキング二位の実力……!)




アラフォー『うーん、牌の順番が汚かったなぁ、やっぱ五割じゃこんなものなのかなぁ……』

宥「!?」





菫(地和だと……馬鹿な)

てるてる「………!」ビクビク

菫(ん、どうしたてるてる? そんなに怯えて……)

てるてる「…………」ユビサシ

菫(……あれは)




美子(仁美ちゃんも頑張って地和出してよ)

仁美『無茶ば言うんじゃなか……』




泉「」

このままやってると寝落ちしそうなんで寝ます

明日か明後日には終わらせる予定です




皆様のコメントがエネルギーになります、本当にありがとうございます


お疲れさまでした

乙サクサク書いてあるから読みやすくて良いよー

乙 テンポ良いから面白く読んでるよ 次回も期待

地和出すとかアラフォー最低だな乙

宥(アラフォーちゃん、やりすぎだよぉ……!)

アラフォー『し、仕方無いじゃん! 牌が勝手に揃っちゃうんだもん!』


宥(全く……っっ!?)ビクッ

アラフォー『??』


宥(か、からだが……っ!?)ドクンドクン


アラフォー『宥ちゃん!? どうしたの!?』



アラフォー『はっ! もしかして、小鍛治健夜の力に宥ちゃんの肉体が耐えきれず……!?』


アラフォー『ど、どうしよう!?』





宥(ううっ、ううう……!!)ハァハァ



宥はどうなった?>>43

下の毛が生えなくなった

足の小指が麻痺した

>>43

宥(こ……小指が……)ビリビリ

アラフォー『……あれ?』

宥(小指が痺れてるよぉ……うう)

アラフォー『……だけ?』

宥(だ、だけって何が……?)

アラフォー『あ、うん、何もないならいいんだけど』



アラフォー『まさか、小鍛治健夜の力を五割とは言え、ほぼ無傷で受けきる高校生がいるなんて……!!』


アラフォー『宥ちゃん、まさか……!?』

てるてる『───────、───────』

菫(なるほど……つまりこう言うことだな。“阿知賀の松実宥はプロのスタンドを有している”)

てるてる『』コクコク

菫(馬鹿な……プロのスタンドなんて、その身が持つ筈が……)

てるてる『』ソウダケド…


菫(……プロか。行けるかてるてる?)

てるてる『』ヤッテミル

菫(ああ。目標は阿知賀だ。狙い打つぞ)

てるてる『』スッ…

菫「」バッ!


宥(脱いだ……また、仕掛けてくる)

美子(狙いは……うちか、阿知賀か……?)

泉「寒い」


てるてる『………』ギリギリ




アラフォー『……こっちだ』

宥(!)

アラフォー『宥ちゃん気を付けて。相手はこっちを狙ってる』

宥(……ありがとう、アラフォーちゃん)



アラフォー『どうする? もう一度私の力を使えば、相手をかわしつつ役満和了れるけど……』

宥(さ、流石に何度も役満だしたら、怪しまれちゃうよ……っ)

アラフォー『えっ、小鍛治健夜の時は怪しまれなかったけど』

宥(それはまた違うと思うの……)

すこやんなら何しても良いという風潮 正しいと思います

宥(…………)

アラフォー『因みに、シャープシュート? をかわすのは難しくないの……明らかな余剰牌を切らなければいいだけだから』

アラフォー『どうするかは宥ちゃん次第だよ……幸い、リスクは婚期を逃すだけだし』

宥(大丈夫、私は負けない)


宥(理不尽なアラフォーの呪いにも……!)

アラフォー『私だってやりたくてやってるんじゃないよ!?』


宥(…………)ジーッ



アラフォー『あ、えーと……文句は小鍛治健夜に言ってよ~』

宥(アラフォーちゃん、力を貸して!)

アラフォー『! 任せて!』パァァァ



宥(────うん、あったかいのが身体中を伝わるのが感じる……!)ビリビリッ


宥(! また……小指が……! でも)



宥(お姉ちゃん負けない……!)





てるてる『!! 』ビクッ

菫(てるてる! どうした!?)




エザキシープ『怪物が来る……!』

美子(怪物……? 白糸台……じゃなければ、阿知賀……?)



泉「この三人さっきから何して張るんやろ」

_________

_______

____

宥「…………」スッ


菫(さっきからかわされてばかりいる……読まれているのか?)

てるてる『』ソレダケジャナイ

菫(……何だと?)


てるてる『』スタンドノカクガ……


菫(てるてるがそこまで言うほどの相手なのか……ということはもしや)



エザキシープ『……小鍛治健夜』

美子(!?)

エザキシープ『空気としては、そんな感じたい……力は全然やけど』

美子(小鍛治健夜……って勝てるわけなかとよ!!)

エザキシープ(これは予想外やね……!)




泉(とにかく和了らないと……点棒稼がんと……!)スッ


宥「ロン。清一対々三暗刻役牌、倍満です……!」パラララ


泉「!!!」




美子(紅孔雀……)




アラフォー『役満だと目立つらしいから大人しめにしといたよ!』

宥(って、全然大人しくないよぉ……)

ププーッ ジホウセンシュウリョウーッ!



恒子『オーラスに松実宥選手の紅孔雀が炸裂ーっ!! これで阿知賀と白糸台の差は僅かなものとなったぁー!!』


健夜『…………』


恒子『……どうしました、小鍛冶プロ?』

健夜『え、ええっ……? えっと、松実選手なんだけど……』



健夜『ちょっと、気になるんですよね……』


恒子『小鍛冶プロ、それはつまり──────』

健夜『その後に言う台詞は大体予想つくきど言わないでね!?』

【廊下】


宥「廊下あったかくない……」スタスタ



アラフォー『あれ、あそこにいるのは……』



健夜「……松実宥選手だよね? 少しいいかな?」



宥「…………」


アラフォー『気を付けて宥ちゃん。このアラフォー信用ならないよ』

宥(アラフォーちゃんはいったいどういうポジションなの……?)

___________

_________

_______

健夜「いやぁ凄かったね、地和に紅孔雀、圧倒的だった」

宥「あ、ありがとうございます……」

健夜「そう、まるで若い頃の私みたいな」

宥「…………」


健夜「あはは、まだ若いけどね」



健夜「……貴女、スタンド使い?」

宥「! は、はい……」

健夜「そう……私は違うんだけどね」

宥「そ、そうなんですか……?」


健夜「うん、違うの……だから、貴女のスタンドが“何か”は、判らないな」


宥「っ!!」ビクビクッ


健夜「あはっ、何驚いてるの……ごめんね、付き合ってくれてありがとう」

宥「あっ……は、はい……」



健夜「後半戦も頑張ってね」




宥「…………」




アラフォー『…………』



宥(怖かったよぉ……)ヘナヘナ

アラフォー『何あのアラフォー、大人げないね……』

行き当たりばったりで書いてたら偉く凄いことになった

先のことは何一つ考えてません




菫(……小鍛治プロのスタンドか……にわかには信じがたいが)

てるてる『』チュウイシテミテミテ

菫(ああ、松実宥には警戒を怠らずに行こう)




美子(メゲたい)

エザキシープ(宮永照に小鍛治プロ……とんだ迷宮に迷い混んだね)

美子(とりあえず点棒減らされんように頑張ろ)





浩子「ドアホー」

泉「だってスタンド言うても何が何だか」ウワーン

アラフォー『宥ちゃん……本当に足は大丈夫?』

宥(うん、たぶん大丈夫だけど……何で?)

アラフォー『小鍛治健夜の力を受けての異変なら、何か大変な事が起きるかもしれないの』

宥(大変な事……?)



アラフォー『そう……あ、でも安心して』

宥(……?)



アラフォー『大変な事になるっていっても、>>57くらいの事だから』

小指が縮む

急に発情する

役牌含みの清一

>>58 これは恥ずかしい間違いですわ……

小鍛治と小鍛冶も大分間違えてたし

適当に脳内変換お願いします


>>57

宥(は、発情……?)

アラフォー『うん。独り身によって有り余っている性欲が解放されるんだろうね』

宥(性欲はいらないのに……)

アラフォー『しょうがないよ』

宥(あったかくないなぁ……)




アラフォー『ほら、後半戦始まるよ! ……あと役満二回くらい和了っとく?』

宥(そんなことしたら他校トんじゃうよ……あ、いいのかな?)

【後半戦開始】

東一局 親・二条泉


菫(小鍛治健夜が相手だとしたら、てるてる相手でも部が悪い)

菫(……尻尾を掴むためにも、少し仕掛けるか)ヌギッ

てるてる『』グイッ



アラフォー『! 来た!!』

宥(待って、もう少し様子を────)



てるてる『…………』イタ

菫(ああ……見えたな────小鍛治健夜)


菫(世界二位相手に普通の麻雀してたら敗北は必然……例えてるてると言えどきついだろう)

てるてる『』チカラブソク…


菫(まぁ、策はある)




菫(麻雀以外の方法で倒せばいいことだ。至極簡単)

アラフォー『どうするの? 宥ちゃん』

宥(うん、私はもう十分稼いだし……オリに徹する……)

アラフォー『そう』



菫(今だ! 射れ! てるてる!!)

てるてる『!』ヒュカッ





アラフォー『!!』グサーッ


宥(アラフォーちゃん!?)

アラフォー『ご、ごめん宥ちゃん……私はもう、ダメ……みたい』ゴフッ


宥(しっかりアラフォーちゃんっ!!)


アラフォー『……宥ちゃんは……もう、私がいなくても……ゲホッガハッ!』


宥(そんな……私、アラフォーちゃんがいないと……)


アラフォー『もう、しっかり……宥ちゃんはお姉ちゃんなんだから……』


アラフォー『頑張れ……宥……ちゃ……』バタッ



宥(アラフォーちゃーんっ!!)

リアルファイトwwwwwwww

菫(よし、やったぞてるてる)

てるてる『』ドヤァ

菫(小鍛治健夜の影なき今、松実宥恐るるに足らず)


菫(前半戦の分も射抜かせてもらうぞ)シャキン!




エザキシープ『アラフォーの雀圧が……消えた……!?』

美子(雀圧?)





宥(ぐすっ……ひぐっ……)

宥(アラフォーちゃん……アラフォーちゃん……)



宥(……ううん、泣いてちゃ駄目、私)

宥(しっかりしなきゃ……アラフォーちゃんに怒られちゃう)


宥(アラフォーちゃん、私、頑張るからね……!)

TV< ジホウセンガハジマリマス!


霞「……あら」


霞「松実さん……スタンドを射抜かれたわね」

初美「そういえば、スタンド使いがスタンドを喪失したらどうなるんですかー?」

霞「そうね、一応言っておくけれど……死ぬとか、そんなのは無いわ」



霞「ただ、>>67になるわね」

性格が変わる

自分の暗部と向き合わなくてはいけなくなる

麻雀が元世界二位の強さになる(つまりすこやんの強さに)

それなんてシャドウ

てるてる「『矢』を支配するには、貧弱な者ではつとまらないッ!!」

>>67

初美「……暗部?」

霞「ええ。元々スタンドって言うのはね、“その人の願望”が人型になって現れるものなのよ」

霞「例えば弘世さんは“宮永さんと一緒にいたい”からあのスタンドなのだし、新道寺の安河内さんも恐らく同じ理由だと思う」


霞「じゃあ何故松実さんは“小鍛治健夜”を願望にしたのか──────」


初美「……麻雀で勝ちたいから?」



霞「さぁて、それは松実さんしか判らないわね……」



初美「それと暗部がどう関係あるんですかー?」

霞「願望って言うのはね、裏を返すと劣等感」



霞「今、松実さんはその劣等感と正面から向き合わざるを得ない状況にある─────」
____________

_________

_______

【宥の脳内】

宥?(アラフォーちゃん……)

宥?(アラフォーちゃんがいないと、私……)


宥?(私、勝てない……玄ちゃん達の役にたてないよ……)



宥?(私は一人じゃ何もできない……)


宥?(お願い玄ちゃん、助けて玄ちゃん──────)






宥「これが……私」


宥「違う、私はお姉ちゃんで……玄ちゃんを助けて─────」


宥?(だって私は一人ではこたつからすら出られないもの)


宥「違う、違うの……聞いて……っ」


宥?(何も違わない……だって私は)


宥「違うっ、違うの……」



『惑わされないで、宥ちゃん』



宥「!!」

アラフォー『確かにこの“影”の言ってる事は嘘じゃないかもしれないけど……』


アラフォー『宥ちゃんは、何もできない訳じゃない』

アラフォー『だって、宥ちゃんがいなければ』


アラフォー『全国という舞台に踏み入ることすらできなかったんだから』


宥「!!」


アラフォー『確かに宥ちゃんは寒がりで、頼りないかもしれないけど』


アラフォー『役にたてない、なんてことは絶対にないよ!』


宥「そう……そうよね。ありがとう、アラフォーちゃん」


アラフォー『わかってくれて嬉しいよ。でも、私もう行かなきゃ』

宥「行くって……どこへ?」

アラフォー『…………じゃあね、宥ちゃん』



宥「あ、アラフォーちゃん!!」



宥「……行っちゃった」




宥「……アラフォーちゃん……」

宥?(…………)


宥「……アラフォーちゃんの言う通り」

宥「私は玄ちゃんがいないと、きっとこたつからも出られない」



宥「でも、私一人でも何かできるはずだから」

宥?(…………)




宥「……ねえ、アラフォーちゃん」


宥「私、この戦いが終わったら──────」



宥「脱玄ちゃん、してみる……」



宥「今のままじゃ、いずれ結婚した時、困るものね……!」


宥?(…………!!)

___________

_________

_______

宥(……あれっ)

宥(今のは……?)

宥(…………)

宥(……アラフォーちゃん……)




アラフォー『呼んだ?』

宥(うわぁぁ!? な、何で?)

アラフォー『あぁ、そのことなんだけどね』



アラフォー『私はもうスタンドじゃないの』


アラフォー『今の私は、“ペルソナ”……“レクイエム”とも言うけど、つまり“スタンドの先”に私はいる』


宥(…………!?)

霞「……人の精神の奥底にある、もう一つの別人格……」

霞「願望の象徴であるスタンドが、“劣等感”を受け入れたら……」

初美「超理論ですよー」

霞「仕方ないじゃない……」



霞「……スタンドの先に行った人なんて、私の知っている中では小鍛治プロしか知らないわね」

初美「ってことは彼女は小鍛治プロ並の素質があるってことですかー!?」


霞「……きっとね」

___________

________

_____

アラフォー『今の私は、アラフォー・レクイエム……そこらへんのスタンドなんか目じゃないよ!』

宥(アラフォーちゃん……! また会えて嬉しい……!)

アラフォー『喜ぶのは後……』



アラフォー『とにかく、この三人』



アラフォー『ちゃっちゃとゴッ倒そう!』


宥(…………うんっ!)

ブブーッ ジホウセンシュウリョウーッ!


恒子『なんとーっ! 阿知賀女子が三校をまとめてトばしたーっ!』

恒子『松実宥、圧倒的! まるで二十年前のすこやんみたい!』

健夜『十年前だよ!?』



健夜『……だけど、あの子……きっと、私と……』

恒子『? どうしました、小鍛冶プロ?』

健夜『あ……うんうん、何でもありません……』



健夜(松実宥選手……あれは、私の七割くらいの力を行使してた……)

健夜(……私のスタンド、これからも活かしてね)



健夜(そして婚期を……)

トバシターッ!!!!

この場合二位はどこになるんだろ

実際ニ起コル『真実』に到達スルコトハ、決シテナイ!
ワタシの前ニ立ツ者ハ、ドンナ能力ヲ持トート、絶対ニ!行クコトハナイ。

玄「お姉ちゃんすごい!」

宥「うん、お姉ちゃん頑張っちゃった」


晴絵「や、やっぱり世界二位はすごいね……っっ」ピクッピクッ



玄「先生、お姉ちゃんの打ち方に小鍛治プロを思い出して満身創痍なんだって」

宥「…………」




玄「……お姉ちゃん?」

宥「あのね、玄ちゃん……私、さっきから足の小指が痺れてるの……」////


玄「お姉ちゃん……? 何を」

宥「ねえ、玄ちゃん……あっためて?」ガバァ


玄「ちょっお姉ちゃんみんな見てるってあわあぁぁぁぁっ!!」




静乃「宥さん、今ので頑張りすぎて頭が熱くなりすぎたのかなぁ」

憧「ね、ねぇシズ、ああいうの……どう思う?」/////




宥(玄ちゃん、お姉ちゃんこれからはちゃんとするから)

宥(一人でできることはなんでもするから)




宥(だから……今は、甘えさせて?)/////





カンッ


今回は結構なカオスだったな

乙! 発情はそのまま適用されてたかww

終わり(ゴールイン)が無いのが終わり…
おつ

【ある朝】

アラフォー『宥ちゃんー、朝だよ、起きてー』

宥「ううん……お布団あったかぁい……」

アラフォー『玄ちゃんに迷惑かけちゃうよ!』

宥「!!」ガバァ



宥「う、うう……さむいよぉ…………」






宥「そういえば、アラフォーちゃんには迷惑かけてもいいの?」

アラフォー『迷惑も何も、私は宥ちゃんの一部なんだから、気にしないでいいよ』

宥「ありがとうね、アラフォーちゃん……」


アラフォー『ううっ、私も寒いよ……』

宥「抱っこしあって、あったかくなろうよ……」ギュッ

アラフォー『そうだねぇー』ヌクヌク

________

_______

_____

美子(三校同時にトばされたんで、阿知賀の上家やった新道寺が勝ち残ることになったとけん)

エザキシープ(もうあれとやりあいたくなかよ……)フルフル

美子(私もたい……)フルフル



今度こそカンッ

なんかいろいろひどいことになってしまい申し訳ありません

書いてる分には楽しかったのですがきっと見てる分にはナンダコレ状態すよね






本当は婚期云々ももう少し回収したかったけど思い付かなかったです





恐らく次やるとしたら中堅戦ですね

誰目線がいいとかあります?(安価で行動指定するキャラ)


アラフォーの心を持つ宥姉か…

そら仁美ちゃんよ

乙でした
面白かったよ

たかみーもいいな

はじめちゃんがナガノスタイルを伝道する物語

ほんなら近日中に羊先輩か収穫さんでスレ建てますの

福岡弁ガタガタだけどな


もう名前間違いとか役の間違いとかそういうの無いように頑張りたいです


それではまたいずれ

次回も期待~

まってるよ

うげっ、最後の最後で穏乃の字間違えとる
>>81


ほんにメゲるたい…

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