雪歩「一人、よりも二人、よりも・・・」 (37)

雪歩(......)ペラッ

雪歩(今日は午後のお仕事ないんだけど、なんだか帰る気がしないなぁ...)

雪歩(買ってきた雑誌も読んじゃったし...)

小鳥「雪歩ちゃん?」

雪歩「はっ、はいぃ!!」ビクッ

小鳥「そんなに驚かなくても、よかったらでいいんだけど、お茶もらってもいい?」

雪歩「あ、全然大丈夫です。すぐいれてきますね」




雪歩「どうぞ、熱いので気をつけてくださいね」

小鳥「いつもありがとうね。ところで、さっきなんの雑誌を読んでたの?」

雪歩「さっきの雑誌ですか?あれはスコップとか電動ドリルの雑誌です!」

小鳥「そ、そんな雑誌あるのね...」

雪歩「はい!結構いろいろな種類のものが載ってて意外と可愛いものもあるんですよ!」

小鳥「あら、ほんとね。意雪歩ちゃんのスコップもその中に載ってたりするの?」

雪歩「わ、私のスコップですか?私のスコップはお父さんに特注で作ってもらったのでこの雑誌には載ってないですよ。グリップとか角度とか調整してもらって、力を入れなくてもサクサク掘れちゃうんですぅ!あとちょっと無骨に見えちゃうんですけど本物のスコップらしく......」

小鳥(やばいわね...)

雪歩「取っ手をオーソドックスな赤にしてもらって」小鳥「ゆ、雪歩ちゃん!?」

雪歩「えっ、あっ、ごっ、ごめんなさいっ!めっ、迷惑でしたよね...、こんないきなり畳み掛けたりして...。わ、私穴掘って埋まってますぅ!!」ザクッザクッ

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小鳥「ま、待って雪歩ちゃん!そうじゃないの!穴掘らなくていいから!」

雪歩「ほ、本当ですかぁ...?」

小鳥「え、ええ!だから穴掘らないで!お願いだから!」

雪歩「ごめんなさい...。最近は頑張ってセーブしてたんですが...」

小鳥「い、いいのよ!大丈夫大丈夫!それよりもね、雪歩ちゃん、お昼ご飯どうするの?」

雪歩「えっ、お昼ご飯ですか?あまり考えてなかったんですけど、一応何かは食べようと...」

小鳥「それなら私と一緒に食べない?たるき亭で食べようと思ってたんだけど、一人より二人って言うでしょ?お給料出たばかりだし、よかったら奢るわよ?」

雪歩「で、でも、そんなの悪いですよぉ...」

小鳥「いいのよ、雪歩ちゃんと食べることってあまりなかったから、いい機会かなと思って」

ガチャッ

美希「ただいまなのー」

雪歩「あ、美希ちゃん」

小鳥「あら、美希ちゃん。おかえりなさい」

美希「あれ?今事務所は雪歩と小鳥だけなの?」

雪歩「うん。あ、そうだ美希ちゃん、今日はお昼ご飯どうするの?」

美希「今日?今日は午後のお仕事ないから帰りにおにぎり屋さんでおにぎり食べて帰ろうと思ってるの!」

小鳥「美希ちゃんらしいわね」

雪歩「よかったら一緒に食べようよ。まだお昼まで時間あるから、美希ちゃんのためにおにぎり握ろうかなって思ってるんだけど...」

美希「えっ!?雪歩がおにぎり作ってくれるの!?じゃあ美希も一緒に食べるの!」

小鳥「でも雪歩ちゃん、お米炊かないといけないし、具材はどうするの?」

雪歩「お米は今といできて、具材を買いに行く間に炊いておきます。お米ありましたよね?」

小鳥「え、ええ、じゃあお願いしちゃおうかしら...」

美希「ねえ雪歩、美希も買い物ついて行っていい?」

雪歩「もちろんいいよ、美希ちゃん。じゃあお米といでくるから、音無さんとどんな具にするか決めておいてね」

美希「了解したのー」

雪歩(事務所でお米研ぐなんて初めてだなぁ...)ワシャワシャ

雪歩(事務所の皆でいろんな料理作ってパーティーしたら楽しそう...)ワシャワシャ

雪歩(でも最近は皆お仕事いっぱいで、なかなかOFFが合わないんだよね...)ワシャワシャ

美希「雪歩ー」

雪歩「あ、美希ちゃん、買うおかず決まった?」ワシャワシャ

美希「うん、一人一品ずつできめたんだけど、美希が生たらこで小鳥が昆布なの!雪歩は何にする?」

雪歩「えっと...、じゃあ梅干にしようかな」ワシャワシャ

美希「わかったのー」

雪歩「あっ、美希ちゃん。もうちょっとで炊く準備できるから、買いに行く用意しておいてね」ジャー

美希「もうばっちりなの!」

雪歩「ふふ、あっ、事務所にお塩ってあったかな...」ピッピッ

<オシオナラシタノタナノイチバンミギヨー

美希「あ、あったの!ありがとう小鳥ー!」

雪歩「じゃあ買いに行こうか、美希ちゃん!」

美希「レッツゴーなのー!」

見てる人いるのかな
もしいたらだけど、少し落ちます
再開は早めだと思います

雪歩「寒いね、美希ちゃん」

美希「寒いの、雪歩と二人で出掛けるなんて凄く新鮮なの」

雪歩「ふふっ、そうだね。最近は皆頑張ってるから誰かと出掛けるなんて真ちゃんと春香ちゃんくらいだったもの...」

美希「むぅ...、雪歩がいると真クンに振り向いてもらえないの、ハニーも春香とよく一緒にいるし...。美希は不機嫌なの!」

雪歩「そ、そんな...。私なんてひんそーでちんちくりんだから...」

美希「ミキ、雪歩のそういうところ、凄いって思うな」

雪歩「え?」

美希「だって雑誌とかで雪歩の写真見ても誰にも見劣りしてないし、舞台でも誰よりもキラキラしてたから」

雪歩「そ、そんなこと...」

美希「そんなことあるの。なのに雪歩全然自信がなくって、まったく勿体無いの。ハニーはきっとその謙虚さが雪歩のいいところだって言うと思うけど...」

雪歩「美希ちゃん......。あ、ありがとう...」

美希「どういたしましてなの。あっ!スーパー見えてきたの!ダッシュなのー!」

雪歩「ま、待ってよ美希ちゃん。そんな急に走らなくても...」

<イラッシャイマセー

美希「雪歩、走るの遅いの」

雪歩「そ、そんなこと言ったってぇ...」ハァ...ハァ...

貴音「ふふっ、仲睦まじきことは良いことです」

美希「あっ!貴音!」

雪歩「四条さん、こんにちは」

貴音「雪歩と美希で二人きりとは、真、珍しい組み合わせですね」

美希「そうだ!貴音はこれからお仕事なかったりする?」

貴音「いいえ、これからぷろでゅーさーとぶーぶーえすてれびでの打ち合わせがあります」

雪歩「そうなんですか...。お仕事頑張ってくださいね」

美希「じゃあなんで貴音はここにいるの?」

貴音「実は、いきつけのらあめん屋を私の番組で紹介して以来、今頃の時間になると多くの人が並ぶようになってしまったのです。気に入っていたお店でしたから、人気が出るのは大変嬉しいことなのですが...」

美希「貴音のリポートはなんだか行かなきゃ!って思わせる力があるの」

雪歩「それで、あまりに人が並んでいたからスーパーに来た、ってことなんですか?」

貴音「それもありますが...。ぷろでゅーさーに少しらあめんを抑えろと言われてしまいまして...。」

美希「全くその通りなの」

雪歩「あははは...」

貴音「では、打ち合わせがありますので、これで...」

雪歩「四条さんも、またOFFが合えば一緒にお昼食べましょうね」

貴音「ええ雪歩、わたくしからもお願いします」

美希「貴音とお昼食べると時間がかかりそうなのー」

雪歩(もしかすると私たちより多く食べて早く食べるかも...)

雪歩「たらこと...、ねえ美希ちゃん、昆布は塩昆布でいいのかな」

美希「塩昆布でいいの、あとは梅干しなの」

雪歩「あとたくあんとインスタントのお味噌汁も買いたいな。おにぎりだけだと寂しいし」

美希「じゃあお味噌汁選んでくるの、梅干しとたくあんは雪歩に任せるの」

雪歩「お願いね、美希ちゃん」




ガチャッ

雪歩「ただいまですぅ」

美希「寒かったのー」

小鳥「ありがとう二人とも、お米炊き上がってるわ」

美希「早速作r「美希ちゃん!」

美希「どうしたの雪歩」

雪歩「外から帰ってきたら、ちゃんと手洗いうがいしようね」ニコォ

美希「ご、ごめんなさいなの...」

中途半端なところですが今日はここまでとさせていただきます
続きは明日の午後くらいですね

雪歩「美希ちゃん、手洗ってきた?」

美希「洗ってきたの!」

小鳥「ごめんね雪歩ちゃん、本当は私がお金出す立場なのに...」

雪歩「いえいえ大丈夫ですよ、いつもお世話になってますし。それにたまにはお茶以外のものも作りたいなって、思ってましたから」

小鳥「また今度、好きなものご馳走してあげるわね」

美希「雪歩のおにぎり楽しみなのー」

雪歩「じゃあ美希ちゃん、すぐ作るから待っててね」




小鳥(...。みきゆきも良いわね...)

雪歩「えっと...、具入りおにぎりは塩なしでいいかな。それと塩にぎりで四種類作って...」

雪歩「お米はどんな感じかな」カパッ

雪歩「うん、良い感じ。このまま触ると熱そうだから少し手を濡らしておこうかな」ジャー

雪歩「よし、早速...。あ...意外と熱くないかも...。えっと、とりあえず塩昆布からかな」ニギニギ

雪歩(梅干し梅干し...)ニギニギ

ガチャッ
<オツカレサマデーsッテウワァッ!!...ドンガラガッシャーン!!
<ハ...ハルカチャン...タイジョウブ...??

雪歩「春香ちゃん...また転けてる...」

春香「えへへ...。あ、ありがとうございます小鳥さん」

小鳥「毎度の事だけど派手に転ぶわね~」

春香「あはは...。...って雪歩、おにぎり作ってるの?」

雪歩「うん、春香ちゃん、お昼ご飯まだだったら一緒に食べよ?春香ちゃんの分も握るから」

春香「えっ、いいの雪歩!ならしてもらうだけじゃ悪いし、何か手伝えることないかな?」

雪歩「うーん...。あ、じゃあたくあん切ってもらっていいかな」

春香「ふふっ、それにしても事務所で何かつくるなんて中々ないよね」

雪歩「そうだね、最近は事務所に戻っても音無さんくらいしかいなかったから...」

春香「クリスマスの時みたいに皆集まってパーティーしたいねー」

雪歩「春香ちゃんも私と会うの一週間ぶりくらいじゃないかな、春香ちゃん最近テレビに出突っ張りで凄いよね」

春香「そ、そんなことないよ~...。雪歩だって舞台とかドラマとか出てるし、私なんてバラエティばっかりで...。」

雪歩「そういえばこの前901TVのバラエティ番組の石垣島ロケ、すっごく可愛かったよ!」

春香「あーあれね...、うん...」

雪歩「プロデューサーがね、春香ちゃんが転ける時はなぜか見えないからバラエティで良い画になるって息巻いてたよ」

春香「のヮの」

春香「あっ、雪歩ごめん、ちょっと音無さんに聞いておきたい事があったから聞いてきていいかな...」

雪歩「えっ?うん、いいよー。たくあんも後は私が切っておくから春香ちゃんはゆっくり休んでて」

春香「小鳥さん小鳥さん、ここの予定なんですけど...」

小鳥「あぁここね、ここはプロデューサーさんと営業回りの後にね...」

美希「あふぅ...、ミキなんだか眠いの~...」

雪歩「ごめんね美希ちゃん、ちょっと時間かかっちゃって...」

美希「あっ雪歩っ...、全然大丈夫なの!ミキまだまだ起きてられるの!」

雪歩「じゃあちょっとできた持ってくるの手伝ってくれる?」

美希「はーいなのー」

春香「......」

小鳥「それでこの日が山形でのロケで...。春香ちゃん?聞いてる?」

春香「あっ、ごめんなさい。ちょっとボーッとしてて...」

小鳥「ダメよ?ちゃんと休まないと。アイドルは身体が資本なんだから...」

春香「だ、大丈夫ですよ私は!それにしても、雪歩と美希が一緒にいるのって珍しいですよね」

小鳥「そうね、いつも自信たっぷりな美希ちゃんと自分に自信のない雪歩ちゃん、美希ちゃんがグイグイ引っ張っているようでもところどころで見せる雪歩ちゃんの面倒見の良さがとてもグッとくるわ。今一押しのカップリングよ。春香ちゃんも一冊どう?」

春香「あ、そういうのいいんで」

小鳥「」

美希「春香も小鳥も運ぶの手伝うの」

春香「あっ、ごめんね!すぐ行くから!...小鳥さん、ありがとうございました」

小鳥「え、ええ、どういたしまして」(やはりここに仲間はいないか...)

雪歩「お味噌汁の具はどれがいい?豆腐とわかめと茄子となめこがあるんだけど」

春香「えっと、なめこで」

美希「ミキは豆腐にするの」

雪歩「じゃあいれてくるね、音無さんは何にしますか?」

小鳥「そうねえ...。私もなめこにしようかしら」

雪歩「わかりました、お茶もいれてくるのでよければ先に食べておいてください」

小鳥「まさか急に事務所で雪歩ちゃんのおにぎりが食べられるなんて思わなかったわ」

雪歩「そ、そんな私のおにぎりなんて期待に添えられるわけないですぅ...」

雪歩「はい、お茶とお味噌汁。えっと...、お豆腐は誰だっけ...」

美希「豆腐はミキなの」

雪歩「はい、美希ちゃん、それとお茶ね」コト

美希「ありがとうなのー」

雪歩「じゃあなめこは音無さんと春香ちゃんですね。どうぞ、それとお茶です」コト...コト...

小鳥「ありがとうねー」

春香「ありがと雪歩」

雪歩「えへへ、先に食べててくれてもよかったんだけどね」

美希「そんなわけないの!雪歩が作ってくれたんだから雪歩も一緒に食べ始めるの!」

雪歩「あ、ありがとう美希ちゃん...」

春香「でも凄く美味しそうだねーこれ、そういえば具は何が入ってるの?」

雪歩「えっとね、右から音無さんリクエストの塩昆布、美希ちゃんリクエストの生たらこ、私のリクエストの梅干しと具無しの塩むすびだよ」

美希「具無し塩むすびとは...まるで春香みたいなの!」

春香「それひどくない!?」

小鳥「まあまあ春香ちゃん...」

美希「ミキはたらこの次に塩むすびが好きなのー」

雪歩「では、しっかりと手を合わせまして...」

「「「「いただきます!」」」」ナノー!!

サッカーが見たいので本日はここまで
明日も今日ぐらいの時間帯で続けたいと思います
雪歩の握ったおにぎりはもう宇宙ヤバイ

バイトが予想より早く終わったのでこんな時間ですが投下したいと思います
いつも通りの遅レスですがご容赦ください

美希「雪歩のおにぎり、すごくおいしーの!」バクバクバクバク!!

雪歩「み、美希ちゃん...そんなに急いで食べると喉に詰めちゃうよ...」

春香「美希...そんなに急がなくてもおにぎりは逃げないよ...」

美希「早く食べないと春香に取られちゃいそうなの」

春香「なっ...!私そんな食い意地張ってないよ!」

小鳥「うふふ、それにしてもこのおにぎり美味しいわね、雪歩ちゃんをお嫁さんに貰う人は羨ましい限りだわ」

美希「ミキ、ハニーと真クンをお婿さんにもらって雪歩をお嫁さんにもらうの!そうしたら真クンと雪歩も一緒なの!」

春香「いやいやいや!真は女の子だし美希も女の子だから!結婚できないから!」

美希「なら結婚できる国にいけばいいのー、春香はお手伝いさんとしてなら一緒にいてもいいよ?」

春香「私の扱い酷くない!?」

小鳥(私も雪歩ちゃんと真ちゃんをお嫁さんに貰いたいなぁ...。そうすればまこゆきであんなことやこんなこと...)ピヘヘヘヘヘ

雪歩(音無さん、すごく悪い顔をしてますぅ...)

美希「雪歩のお茶とおにぎりは最高の組み合わせは最高だったの、お腹一杯なのー」

雪歩「また言ってくれたらいつでも作ってあげるよ」

春香「私もお茶の淹れ方勉強しようかなぁ」

小鳥「春香ちゃんもお茶淹れるの上手じゃない、雪歩ちゃんレベルとはいかないけれど...」

春香「ねえ雪歩!今度お茶の淹れ方教えてくれない?OFFが合えばなんだけど...」

美希「ミキも少し興味あるの!雪歩が居ないときにハニーに淹れてあげたいの!今度雪歩のお家行っていいかな?」

雪歩「私の家、大丈夫かなぁ...。お弟子さん達の集まりがなければ大丈夫なんだけど...」

小鳥「春香ちゃん春香ちゃん、お仕事の時間大丈夫?」

春香「えっ?あっ!?やばい!すぐ行ってきます!雪歩、またOFFの予定わかったら教えるね!じゃ!」タッタッタッ

小鳥「さ、私も仕事しないとねー」

雪歩「あ、お皿とか下げときますねー」

小鳥「何から何までごめんなさいね雪歩ちゃん」

美希「あふぅ...。お腹一杯になったらなんだか眠くなってきちゃったの...」

雪歩(ふぅ...、またすることなくなっちゃったな...)

美希「ねえ雪歩」

雪歩「どうしたの美希ちゃん」

美希「雪歩の膝で寝てもいいかな。最近事務所の皆に膝枕してもらうのがマイブームなの」

雪歩「そ、そうなの...?」

美希「今のところ一番気持ちよかったのは貴音なの。気持ちよすぎてすぐ寝ちゃったの」

雪歩「私なんかでよければいいんだけど...」

美希「じゃ、遠慮なく寝させてもらうの!」ポスッ

小鳥(これは...!!秘蔵のレア写になりえる...!!)

美希「雪歩の膝も気持ちいいの...。あふぅ...」

眠気がやばいの
お昼頃にまた復活します。次の投下時間で終わりそうです

美希「.........」zzZ...

雪歩(美希ちゃん、もう寝ちゃってる...)

雪歩(今日は久しぶりに事務所の人とご飯食べられたなぁ...)

雪歩(プロデューサーに言ったらまた皆を集めてパーティーができるかな)

雪歩(クリスマスのときやお花見のときみたいに皆集まれるのかな)

雪歩(.........)

雪歩(ふふっ、良い詩が書けそうな気がする)

雪歩(プロデューサーにもこの詩集が見せられるようになったらいいな)

小鳥(ようやく一段落ついたわ...。あら?)

美希「.........」zzZ...

雪歩「.........」zzZ...

小鳥「ふふっ、二人とも良い寝顔してるわね」

小鳥「ん?なんだろうこのノート...」パラパラ

小鳥「これ、雪歩ちゃんの詩のノートじゃない...。どれどれ...、あっ、この詩は今日の日付になってるわね...ふむふむ...」

小鳥「うん、雪歩ちゃんらしい良い詩ね。いつかこの詩も皆に見せられるようになるのかな、雪歩ちゃん」

小鳥「私も詩を書いてみようかしら...、なんて...」

ガチャッ

P「ただいま戻りましたー」

小鳥「あっプロデューサーさん、今は少し声のトーン抑え目にしてあげてください」

P「何かあったんですか?...って雪歩と美希が寝てるのか。この二人が一緒にいるの、珍しいですね」

小鳥「ええ、今日はお昼に雪歩ちゃんが事務所でおにぎりを握ってくれて美希ちゃんと春香ちゃんと一緒に食べてたんです」

P「へぇ、貴音が言ってたのはそういうことだったんですね」

小鳥「そういえば貴音ちゃんは一緒じゃないんですか?」

P「貴音は今日は直帰です。いやー、貴音がスーパーで美希と雪歩に会ったって言ってまして...。俺も食べたかったなあ、雪歩のおにぎり」

小鳥「ふふっ、今度雪歩ちゃんと事務所に居るとき、それを言ってあげてください」

P「えっ?」

小鳥「雪歩ちゃん、最近事務所の皆にあまり会えないって寂しそうでしたよ?今日お昼ご飯食べてる時すごく楽しそうでしたし...」

P「そうですねぇ...。また検討してみます」

小鳥「あとそれとですね...」

後日


P「雪歩ー、お前にある仕事が来たんだが...」

雪歩「えっ、私単独ですか?うぅ...、私なんかがそんな...」

P「いや...、この仕事は雪歩しかできないよ。もし嫌だったら断っても問題無い」

雪歩「えっと...、どんな仕事でしょうか...」

P「出版社からの話でな、雪歩、一つ自分の本を出してみないか?」

雪歩「本...ですか...?」

P「ああ、雪歩の趣味を詩を書くことと知ったらしくてな。ジャンルは何でもいいそうだ、物語でも自叙伝でもお茶の淹れ方でも掘り方でも健康法でもなんでも」

雪歩(うぅ...私の書く詩なんて人様に見せるようなものじゃ...)

P「やっぱり、恥ずかしい、か?」

雪歩「ええっと...はいぃ...」

P「まあ仕方ないよな...、こんないきなりな話」(実際は俺が強引に取ってきたんだが)

雪歩(うん...、やっぱり恥ずかしいよ...恥ずかしい...)

雪歩(でも...美希ちゃんは...)

雪歩「あ、あの!プロデューサー!」

P「ん?どうした?」

雪歩「わ、私って、あの...、その...」

P「言いたいことなら何でも言ってくれよ?」

雪歩「き、キラキラ、できてます、か...?私!キラキラできてますか!」

P「ど、どうしたんだよ雪歩、そんな美希みたいなこと...」

雪歩「ごっ、ごめんなさい...」

P「謝ることないよ。そうだなぁ、雪歩は今すごくキラキラしてるよ、事務所の誰にも劣らないくらい。舞台でもテレビでも皆を魅了してるさ、俺自身雪歩に魅せられてるしな」

雪歩「ほ、本当ですか...?」

P「嘘をつく理由なんてどこにもないよ」

雪歩「わっ、私!そのお話受けます!」

そしてある日の収録



司会「そういえば雪歩ちゃん、今度本を出すそうですね」

雪歩「はい、この度『詩家萩原雪歩』として初めての詩集を出すことになりました」

雪歩「アイドルとしての生活、一人の高校生としての生活、萩原雪歩としての生活を詩集にしました」

雪歩「いつもひんそーでちんちくりんな私ですが、この詩集は自信を持って世に出させていただきます」

司会「へぇ、雪歩ちゃんはいつもそんな謙虚な姿勢だけど、この詩集には相当な自信があるみたいだね」

雪歩「この詩集というかわからないんですけど...、私がこの詩集を出そうと決めた時、絶対にこの本をキラキラさせるんだって決めていたんです」

司会「キラキラっていうと、同じ765プロの星井美希ちゃんのようだね」

雪歩「はい、美希ちゃんみたいに自分に自信を持っていきたいんです」

司会「ところで、その詩集のタイトルを教えてもらえるかな?」

雪歩「はい!えっと、近日発売の詩集、タイトルは『一人、よりも二人、よりも・・・』です!」







おわり

元々みきゆきを書きたかったんだけどなんか違う感じになっちゃった
それではHTML依頼出してきます

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