垣根「見せてやるよ・・・俺の力をな」(797)

魔術と科学が交差した大きな戦いから数年、この学園都市はある種の平穏を取り戻しつつあった。

あの大戦で多くの建物が破壊された。ここ第7学区も今では平和そのものだが、当時は瓦礫の山と化していた。

そしてその第7学区の市場で一人の男が歩いていた。茶髪で長めの髪にホストのような顔立ちの男。

「明日は能力測定か、またうまく誤魔化さないとな」

彼の本当の力はLEVEL5しかし能力測定のときは常にLEVEL3ぐらいの力に抑えていた。

なぜなら彼はーーーー垣根帝督は死んだことになってるから。

喧騒とした市場を抜け、大通りに出たらなにやら人ごみができていた。

垣根は邪魔だと思いつつも人ごみのほうに目を向ける。

その中心には茶髪で肩まである髪の少女がいた。回りの少女たちは「きゃー御坂様だー」

といってさわいでいた。

垣根は「御坂?どっかで聞いたことのある名前だな」と思っていたら、

その少女が天に向けてなにやらものすごいスピードでコインを打ち出すのが見えた。

垣根がこいつなかなかの能力者じゃんと思ったら、周りの少女達が

「これがあの超電磁砲ですか、すごすぎます!!」とかいって前よりも激しく騒ぎ出した。

垣根は周りの少女達の言葉を聞いて、なるほどこいつが超電磁砲かと納得した。

しかしそれと同時に落胆の色も隠せなかった。




少女ーすなわち超電磁砲の今の肩書きは学園都市最強のLEVEL5。

たしかにほかの能力者と比べたら圧倒的である。

しかしかつての最強のLEVEL5はあの程度小石をけるだけでやってのけた。

もちろんかつての第2位の垣根にも遠く及ばない。

垣根はあんな雑魚が学園都市最強とは世も末だな、とか考えながら

あきらなかにダルそうなオーラを出しながらそこを通り過ぎようとしたら

人ごみを形成する一人の少女がいきなり垣根に話しかけてきた。

少女「ちょっと、さっきから見てたけどあなたなんなの?

御坂様がせっかく超電磁砲を見せて下さったって言うのに、何の反応もなしに

しかもそのダルそうなオーラはなんなわけ?もうちょっと空気読めないの?」

といって食って掛かってきた。

垣根はいきなり喧嘩を吹っかけられて、唖然とした。

垣根はこれまでの経験から相手にしたら絶対めんどいことになると思い無視して

通り過ぎようとしたが、それでも少女は食ってかかってきた。

どうやら少女はどうしても垣根に何か言わせたいらしい。

めんどいと思いつつも垣根は言葉を返した。

垣根「それで俺にどうしろってんだ?」

少女「どうしろってっ・・・あなた御坂様の超電磁砲を見ても何も思わないわけ?」

垣根「思わねぇよ、もういいだろそこをどけよ」

垣根はいつの間にかに自分と少女が人ごみの中心になってることに気づいた。

少女は絶句していてそのことには気づいてないようだが。

垣根はこりゃ絶対にめんどいことになるな、とあきらめ半分でため息をついたら

案の定さっきまで人ごみの中心にいた、茶髪で肩まで髪がある少女が近づいてきた。

御坂「私の超電磁砲を見て何も思わないなんて、なにも思わないなんて

なかなか勇気があるじゃない」とニコヤカに語りかけてきた。

垣根はなにが勇気だと思った。第1位と第2位がきえて繰上げで最強になっただけの存在の分際のくせに

昔の垣根なら腹が立ってがまんするということはなかったが今は違う。

かつての第1位との戦いに敗れ、光の世界へと足を踏み出した彼は

はじめこそ慣れなかったものの、光の世界の常識というものをみにつけていたからだ。





>>11訂正 御坂「私の超電磁砲を見て何も思わないなんて、なにも思わないなんて

なかなか勇気があるじゃない」


訂正後 御坂「私の超電磁砲を見て何も思わないなんて、なかなか勇気があるじゃない」


すいませんでいした





垣根はむかつく気持ちを抑えながらもどう言葉をかえそうか考えた

垣根(とりあえず挑発するのはやめておくか、なら俺が下手にでるしかないか。

癪だけどこれが一番、事が簡単に治まりそうだ)

垣根「これはこれは学園都市最強の御坂様に声をかけられるとは光栄です」

そういうと御坂は探るような顔で、こう言ってきた。

御坂「ふ~ん、その子と私じゃ接する態度がぜんぜん違うんだね」

垣根はこいつまじで肉塊にかえてやろうかとおもったが、なんとかその気持ちを抑えた。

御坂「まあいいわ、で私にしゃべりかけられて他になんか言うことないの?チンピラさん」

御坂はここで垣根が一番気にしている悪口を吹っかけてきた。

垣根は光の世界の常識はもちあわせていたが、生憎切れやすい性格は直っていなかった。

超電磁砲の挑発と知りつつ、ついつい調子に乗ってしまう。

垣根「じゃあ一つ聞かせろ」 垣根の表情が一変した。

御坂はただのチンピラがまさか学園都市最強の人間の挑発に乗るとは思わなかったため

少し驚きつつも「何よ?」と言った。

垣根「じゃあ学園都市最強のLEVEL5はいつから道端で超電磁砲ぶっぱなすビックリショーになってんだ?

テレビにでもでたいのか?」

俺達のヒーロー一方通行は何処にいったんだろう

>>21 一方通行は今は行方不明になっている、という設定でお願いします
あとあと出そうかとも思っているので・・・



御坂は絶句した。目の前の男が自分が学園都市最強のLEVEL5と知りながら喧嘩をうってきたからだ。

それと同時になにやら闘争心が湧き上がってきた。自分にそれだけの態度をとるということは能力によほど自信があるんじゃないか、と勝手に結論づけた。

「ほほう、最強のLEVEL5を前にいい度胸してんじゃない。まさかあんたもLEVEL5とかいうんじゃないでしょうね?」

垣根は「その通りだくそボケ、3枚に下ろすぞ貧乳アマ」と内心で思いつつも言葉には出さない。

垣根「俺はLEVEL3の物質変換能力だよ」とはき捨てるようにいったところ

御坂は急に戦意をそがれたような顔をして、「なんだぁ、LEVEL4ぐらいあるとおもったんだけどな~」

そういって「ああもういっていいよ」と。

垣根はなんちゅー自己中心的な女だとおもいつつも、これ以上面倒ごとにまきこまれるのも御免なので

素直に立ち去ることにした。

垣根は御坂と別れた後、いきつけのコンビニでコーヒーを買い自宅すなわち学生寮へと戻ることにした。

垣根「ああ~なんか疲れた、今日は寮に戻ってコーヒー飲んだら寝よう」となにげに矛盾していることを考えながらとぼとぼあるいてたら、「おーい、垣根~」と後ろから声をかけられた。

学校の友達だった、垣根はいったい何のようだと思いつつも笑顔で答える。

垣根「よー、どうしたこんなところで」

友「どうしたじゃね~よ、聞いたぜ。なんでも学園都市最強のLEVEL5に喧嘩売ったとか?」

垣根はなんでこんなにうわさが流れるのが早いのだろう。と少し呆れた


垣根「まぁいろいろあってな」

友「いろいろってなんだよ教えろよ~」

友達に事情を説明している間に学生寮へとついた。

その友達は「じゃあな~垣根、見直したぜ」といって別れた。

垣根も「お前に見直されてうれしくねーよ」と思いつつ「おう、またな~」 といった。

そして部屋に戻った垣根は猛烈に眠たくなってきた。

垣根はコーヒーは明日でいいかと思い、少し早いけど寝ることにした。

ベッドに入り目をつぶる垣根、それが長い長い夜の始まりだった。




数日前 ロンドンにある必要悪の教会ーー通称ネセサリウスにはとっくに深夜を過ぎた時間帯にも関わらず2人の人間がいた。一人は身長の2倍ほどの長さの髪がある少女、もう一人は赤毛で身長200cmあるかも知れない大きな神父。

2人の間にはただならぬ雰囲気が漂っていた。

少女が口を開く。

「これはしかたなきことなのよ」

それに対し赤毛の神父が口を開く。

「ふざけるな・・・また繰り返すというのかあの最悪の戦争を」

原作が付く以上常にその存在が付いて回るのは当然だろ
好き勝手にやりたいだけなら完全オリジナルでも書いてろや

というかギャグやエロならともかく
シリアスっぽいのでキャラ崩壊させても違和感バリバリなだけで面白くも何ともないから。

真面目wwどうせ垣根がウザ美琴をボコってホルホルするのが関の山だろ

>>58 これは「ss」だぜ?  これで納得できないなら帰れ

>>59
有名作品の知名度設定キャラその他を借りたおんぶだっこなSS書いといて
原作ファンに叩かれたら「これはSSだから^^」なんてそもそも虫が良すぎんだよ
オリジナルにしとけや

納得できないならもう「美琴厨しね^^」とでも書いとくしかねーなww

垣根は激しい揺れとともに目覚めた。

垣根は地震でも起こったのかと思い、眠たい目をこすりながらも起きた。

まぁすぐにおさまるだろうと、軽い気持ちでいた垣根はなんとなく窓の外を見て絶句した。

辺りには倒壊した建物、生き埋めになって喘ぐ人たち。垣根は前にもこのような光景を見たことがあるーーーーそう、数年前に起こった最悪な戦争のときに




>>46 すいません、序盤で垣根と美琴を絡ませるにはこれぐらいしか思いつかなくて
これから徐々に戻して以降と思います。

それと、ss書くの初めてで、文才ないですが大目に見てくれると助かります

垣根はすぐさま寮を飛び出した。

垣根「いったいどうなってやがる、クソが、状況がまったく理解できねぇ」

そう考えてたら女子寮のほうから、誰かが走ってくる音が聞こえた。

敵か、と一瞬身構えたが頭に花飾りをつけた少女に真っ黒の長く綺麗な髪をした少女を視界がとらえた瞬間その構えをといた。

2人の少女の名は初春飾利と佐天涙子。垣根の後輩だ。

垣根「お前ら無事だったか」 

初春「あ、垣根先輩 こっちは大丈夫です・・・しかしこの状況は・・・いったい何が起こってるんですか?」

垣根「俺にもわかんねぇよ、ただ俺たちを・・・この学園都市を攻撃している連中がいることは明らかだ」

佐天「攻撃って・・・まさか、まt

佐天が何かいおうとしたその時、3人の近くの壁が突如として吹き飛んだ。

垣根は壁が吹き飛んできたほうを見ると、2人の男が立っていた。

片方は余裕の笑みを浮かべ、もう片方は傷つき、今にも倒れそうである。

それはさっきまで垣根と行動をともにしていた少年だった。

どうやら2人はまだ垣根たちに気づいてないらしい。

友「はぁ・・はぁ・・いったい何者だ。いきなり攻撃してきやがって・・・
なにより、この俺・・・LEVEL4の発電能力をここまでかんたんにあしらうなんて」

謎の男「その質問に答えるきはさらさらありませ~ん。ではそろそろお別れの時間で~す」

そういうと男はどこからともなくナイフを取り出し、それをもう一人の少年へと投げつけた。

少年にはそれをよける体力はもう残されていない。そして少年の喉元にナイフが刺さった。

垣根は考えた。かつての自分なら仲間が死のうが、苦しもうがどうでもよかった。

いや、自分の役に立たないと思ったら仲間でも簡単にきりすてた。

それ故に今自分の胸の中にわきあがる感情を理解できなかった。

垣根にとって友達を痛めつけているあの男を倒すことはたやすいだろう。

しかしそれは自分がLEVEL5だと世間にしらしめてしまうこと。

もし世間が実は自分がLEVEL5だと知ったら、どうするだろうか?

何で隠してたんだ、低能力者を馬鹿にしているのか? とつめたい目で見られるだろうか。

それとも、恐怖に慄き自分と距離をとろうとするのか。

いずれにせよ、今までの自分が作りあげた人間関係が崩れていくことが目に見えていた。

まだ2人の男はこちらに気づいていない。今なら逃げることができる。






少年は目を開けた。いつまでたっても痛みがない。

友「なぜだ・・・たしかにナイフが刺さったはずだけど・・・」

そういって少年は自分の喉元を見て驚いた。そこにあるのはナイフの形こそしてるものの、

とてもその役割を果たすことができない程やわらかいものだったのだ。

少年は敵であるあの男が情をかけてくれたのかと思ったが、その男も呆気にとられていたため、どうやらそうでないらしいと思った。

「なら・・いったい何が・・・」と思い、辺りを見回すと、そこには茶髪で長めの髪にホストのような顔立ちの男がいた。

垣根は自分がとった行動に驚きを隠せなかった。

自分がLEVEL5とばれれば、自分の存在そのものが危うくなるというのに。

垣根のその行動は、己の身を呈してでも友達を守りたいとう気持ち故の行動なのだが、もちろん垣根は気づいていない。


友「お前は・・・そうか垣根が助けてくれたのか」

垣根は男が少年に向かってナイフを投げたときとっさに、物質の成分をゼリーに変えていたのだ。


友「でも逃げろ、LEVEL4の俺が手も足も出ないんだ・・・LEVEL3のお前がどうこうなる相手じゃない」

垣根は答えない。

後ろからも声が聞こえてきた。

初春「そうですよ、逃げてください。私たちじゃどうにもできませんよ」

佐天「しかし、それじゃあ友さんが・・・」

初春「でも、このままじゃ垣根さんも死んでしまいますよ」

垣根はそれでも何もいわない。

突如、謎の男が初春と佐天めがけてナイフを打ち出した。

垣根はあわてて、ナイフの性質をゼリーに変える。

謎の男「さっきから、何をごちゃごちゃといってるんですか。あなたたち全員逃がすわけないでしょ~う」

そういって男は今度は全員にナイフを打ち出す。しかしそれも、すべてゼリーへとかえられる。

謎の男「ふむ、どうやらあなたにはナイフがきかないようですね~。しかしそのナイフが数千本となればあなたにとめるすべはないでしょ~う」

男は垣根を見据える。ここからが本番だといいたげに。

友「クソ、そいつのいってることは本当だ逃げろ、垣根」

謎の男「もう遅いで~す」

男がそういった直後何千というナイフが垣根に直撃した。

友「かきねぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

垣根がいたその場所にはもくもくと土埃があがっていた。

友「くそがぁぁぁぁぁぁ」 最後の力を振り絞って男に電撃も放つも、見当違いの方向にとんでいく。

もはやその少年にはなんの力も残されていなかった。

謎の男「心配しなくてもいいで~す。すぐに彼の後をおわせてあげま~す」

そういって男が少年に止めをしようとした瞬間、突如垣根がいたはずの土埃から一枚の白い羽がとびだしてきた。

「誰の後をおわせるって?」

長い羽の付け根にいる少年の声が響き渡った。その少年を見てもう一人の少年は目を疑った。

そこには、たった今目の前に男にナイフで串刺しにされたはずの少年ー垣根帝督。

友「どうして・・・」 少年は垣根が生きていたことの喜びよりも、なぜ垣根があの攻撃をくらって無傷なのか。そしてあの羽はなんなのか。という疑念の気持ちが勝った。

それに対して垣根はただ一言。「すまない」と。

男はあせりながら「な、お前、無傷だと」といって再び何千ものナイフを再び垣根に襲い掛からせたが、今度は垣根にぶつかる前に、すべてのナイフが塵となって消えた。

謎の男「馬鹿な・・・」さっきまで余裕の笑みを浮かべていた男だが、今の男にそんな余裕はもうない。

何千ものナイフを一瞬に消すなどという事がただの能力者にできるわけがない。

そう。男は聞いたことがある。学園都市に6人しかいない化け物のことを。

すなわち「LEVEL5」のことを。








男は考えた。自分の力を試してみたいと。

相手がいくらLEVEL5といえど、所詮若造。これまでくぐり抜けてきたブランクが違うと思った。

しかし、その考えはすぐに絶望へと変わる。

男の攻撃は垣根に届く前にすべて無にかえる。ダメージをあたえるどころか、攻撃を当てることすらできない。


そして、その戦いを離れたとこから見る少女達もまた驚きを隠せないようだった。

そのうちの一人の初春は自分がまだ中学1年だったときのことを思い出していた。

かつて、自分を殺そうとした少年のことを。そしてその少年が自分を助けてくれた白い髪の少年と戦うとき、6枚の羽をだしていとことを。たしかその少年とは・・

初春「まさか・・・学園都市の第2位・・・未元物質」

垣根と男の勝負は長くは続かなかった。

垣根は男が作った一瞬の隙を逃さずに翼を叩き込んだのだ。

男は吹き飛んだ。まだ息はあるらしい・・・

謎の男「はぁ・・はぁ・・お見事で~す。これがLVEL5のちからというものなのですね」

友「れ・・・LEVEL5ぅ!!」

男の発言に最初に反応したのは、垣根の友達であり男にボロボロにされた少年だった。

友「おい、どういうことなんだよ垣根ぇ!!」

佐天「垣根先輩・・・」

初春「・・・・・・・」

周りの反応を見てか男は少し考え、そして納得した。この垣根と呼ばれている少年は自分がLEVEL5ということを偽っているのだと。

その上で「彼のちからは間違いなくLEVEL5で~す。ないやら訳があって隠してたみたいですがね」といった。




普通の状況なら自分の友達がいきなり実はLEVEL5でした、といっても信じてもらえるわけがない。

しかし垣根の友達である少年はその力を目の当たりにしてしまった今信じないわけにはいかない。

友「なんで・・・なんでだまってたんだよ!!」

少年はそういって痛む体を引きずって垣根に近寄った。

垣根は「終わった」と思った。自分がLEVEL5であるのがばれた以上、もうここに自分の居場所はない。

すると、突然友達の少年がこんなことを言い出した。

友「お前LEVEL5っつったら、学園都市から支給される金も半端ないんだろ!?
 もうちょっとおごってくれてもよかったじゃねぇのか」

垣根「・・・・・・は?」

垣根にはいきなりこんなことを言い出した、少年の心意が理解できなかった。

自分はLEVEL5。他者とは違う存在。畏怖されることはあっても、同等に見られるはずがないのだ。

友「もしかしてお前こんなこと考えてなかったか?もしLEVEL5だってばれたら、俺たちともう友達にいられないだろうってな」

その少年は核心をついてきた。垣根は何もいえない。少年は言葉を続ける。

友「そう考えてたんなら、それはお前のたんなる驕りだ。俺たちがお前がLEVEL5だとしってビビルとでも思ったのか? お前はLEVEL5以前に俺たちの友達だ。お前はそんなことすら忘れてしまったのか?」

そういって少年は垣根に近づき、そして垣根の顔面に一発パンチをお見舞いしてやった。

友「今まで隠してた罰だ」そういって少年はニヤリと笑った。

垣根は思い知らせれた。自分がいかに馬鹿だったかを。

そして垣根の顔にパンチをくらわし、それが正真正銘最後の力だったのか今は気絶している少年を見てこういった。

垣根「まったくムカツク野郎だ。人が思いつめているなことをいとも簡単に解決しやがって。・・・・ったくきいたぜ、お前のパンチ」

垣根は笑っていた。昔のような残酷な笑みではない。ただただ嬉しいから笑っていた。

気づいたら自分の下に二人の少女が近寄ってくるのが見えた。

佐天「へえ~垣根先輩LEVEL5だったんですか、これには驚きましたよ~」

垣根「まあな、騙してて悪かったよ」

佐天「いえいえ~、でも嬉しいです。LEVEL5の知り合いが2人もできるなんて。そうだよね初春」

初春「・・・・・・」

佐天「初春?」

初春「え、あ、はい。とても嬉しいことです」

佐天「初春? どうしたのそんなにあわてて?」

初春「え、あわててなんかないですよ~、あははははは」

垣根「ところで、もう一人のLEVEL5の知り合いってのは誰なんだ?」

佐天「あ、はい。聞いて驚かないで下さいよ。なんとあの学園都市最強のLEVEL5 「超電磁砲」の御坂美琴さんです!!」

垣根はどう言葉を返そうが迷ったが、ここは佐天にあわせようと思った。

垣根「へぇ~すごいじゃねぇか。あの超電磁砲か」

佐天が垣根に超電磁砲の自慢をしていた。

AIMバーストとかいう巨大な怪獣と戦ったことや、テレスティーナ木原の野望を阻止したことだとか。

垣根もそれにあわせて、いちいち相槌をうっている。

佐天「でね。それd「垣根先輩!!」 佐天が話をさらに話を続けようとしている所に突如さっきまで黙っていた初春の声が響き渡った。

佐天「ちょっとどうしたの初春」話を途中で遮られた佐天は少し非難の目を初春に向ける。

垣根「どうした?」

初春「あの・・・その・・・垣根先輩の順位を教えて頂けないでしょうか?」

佐天「あ、そういえばまだ聞いてませんでしたね」

垣根はどう答えようかと迷った。自分は死んだ存在になっているはずなのだから、当然今の順位に組み込まれているわけがない。かといってLEVEL5だとばれてしまった今答えないわけにはいかない。

そして垣根はここは運を天に任せることにした。

垣根「ええっとだな、第3位だ」

佐天「へぇ~第3位ですか。昔の御坂さんと一緒ですね」

初春「・・・・・・・・」

佐天「能力名はなんていうんですか?」

垣根はまったく疑ってこない佐天の様子を見て安堵した。どうやら嘘が通じたらしい。

垣根「ああ、俺の能力は物質変換(マターチェンジャー)だ」

佐天「物質変換ですか。それはいt「垣根先輩!!」 

佐天が何かいおうとしたらまたもや、初春がさえぎった。

垣根「・・・どうした?」

垣根は一抹の不安を感じながらも、尋ね返した。

初春「先輩・・・本当のことを言ってください・・・」

佐天「え、本当のことってどういう事?何言ってるの初春?」

初春「・・・今この学園都市においてLEVEL5の第3位とは、御坂さんの先輩にあたるーーー常盤台高校に所属するひとだったはずです。能力名はたしか心理掌握」

佐天「え、どういうこと?じゃあ垣根先輩が言ってることは嘘なんですか?
でも、さっきの戦闘を見る限りじゃ、LEVEL5相当の力があるとは思うんですけど」

佐天はかつて超電磁砲と行動をともにしたことがある。LEVEL4とLEVEL5の違いはよく理解している。

垣根も先ほどの佐天の自慢話でなんとなくそのことが理解できていた。

実はLEVEL4でした、といっても信じてもらえるわけがない。

垣根はその場を誤魔化すことにした。自分が元第2位の未元物質だとばれるのだけは絶対に避けたい。

垣根「そ、そうなんだ。実は俺は第6位なんだ。LEVEL5の中で最弱ってちょっと恥ずかしかったから嘘ついてみただけさ」

佐天「なんだそうなんですか~、垣根先輩意外と子供っぽいとこあるじゃないですか」

初春「・・・・・・・・・・学園都市の第6位は削板軍覇さんです。」

辺りに沈黙が漂った。

垣根はこれ以上誤魔化しは聞かないと思った。2度も嘘がばれたのだから仕方がない。

しかし、この状況を打開するいい案もおもいつかない。ただじっと佐天と初春の視線に耐えるしかなかった。

沈黙を打ち破ったのは初春だった

初春「・・・・垣根先輩、あなたは・・・・・」 初春は途中で言葉が詰まる。

佐天「どうしたの初春?」 佐天はそういって心配そうに初春の顔をのぞく。

垣根は初春が自分に対して言いたいことがあるが、言い出せずにいるとということに気づいた。

この状況を打破させるには、どうやらそれを言い出させる必要があるなと考えた。

そして、自分がかつての第2位 未元物質であるということさえばれなければ、なんとかなるだろうとも。

垣根「俺にいいたいことがあるんだろ?いってみろよ初春」

垣根のその言葉に初春も覚悟をきめたようだ。

初春「はい・・・では言わしてもらいます。垣根先輩・・・いえ垣根帝督。あなたは数年前に死んだはずのLEVEL5・・・ 
かつての第2位・・・未元物質ですね」

垣根は絶句した。なぜ・・・なぜこの少女がそのことを知っている。

ばれるような発言などしていないはずだ。

まさか今の戦いを見てそれに気づいたというのか。しかし垣根は数年前から能力を本気で使ったことはない。

だったら、それ以前に・・・垣根がまだ暗部にいたころにすでに知っていたことになる。

だが、当時暗部でも垣根の能力を知っていた人はほとんどいないはず・・・ましてや光の住人である初春は知る由もないはずだが・・・

垣根は必死に考えた。自分が光の住人に手を出した事など数えるほどしかない。

その出来事を必死に思い出し、やがて一つの答えにめぐりついた。

かつての第1位と戦うとき、光の住人である少女に手を出したこと。

そしてその少女の頭になにやら花模様の飾りをつけていたこと。

そして、今自分を見据えてくる少女が頭に花飾りをつけていること。

垣根(まさか・・・こいつあの時の・・・)

佐天「え、何言ってるの初春? 当時の第2位ってたしか初春を殺そうとした人物じゃないの? それにすでに第2位は死んだはずじゃ・・・」

垣根「・・・・・・・・・・・」

初春「・・・先輩・・・何も言わないということは、そうであることを認めるんですね」

佐天「そんな・・・垣根先輩、何か言ってくださいよ。初春に冗談はやめろって」

垣根は諦めた。相手がかつての自分と関わりがない人物だったなら、認めることはなかっただろう。

だが今目の前にいる少女は、かつて自分が殺そうとした少女。

誤魔化しきるのは不可能だと思った。そして垣根は口を開く。

垣根「ああ。俺は死んだはずのかつての第2位、未元物質。そして・・・お前を殺そうとした男だ」

佐天「そんな・・・・・・・・」

辺りに再び沈黙が漂った。


沈黙を破ったのは、今度は垣根だった。

垣根「俺に殺されかけた復讐でもするのか?」

初春「一つだけ聞かしてください」

垣根「なんだ?」

初春「先輩は、私がかつて先輩が殺そうとした人物であるということに気づいてたんですか?」

垣根は質問の真意は理解できなかったが、ありのままの事実を述べた。

垣根「いや、気づいたのは今だ。正確にはそのことをお前が気づかしてくれた」

垣根がそうと、初春は急に肩の荷が下りたようにゆるやかな顔になりそして、一言「よかった」と呟いた。

初春「先輩はそのことを黙っていたわけじゃなかったんですね」

急に言葉の口調がやわらなかくなった初春を見て驚きつつも垣根は答える。

垣根「それがどうした? 俺がお前を殺そうとした事実はかわらないんだぞ」

初春「はい。たしかに人を殺そうとするのは絶対に許される行為ではありません。しかし、先輩は今もまだ私を殺そうと思っていますか?」

垣根「それは・・・・・・」

初春「先輩は、私がかつて先輩が殺そうとした人物であるということに気づいてたんですか?」

訂正 初春「先輩は、私がかつて先輩が殺そうとした人物であるということに前から気づいてたんですか?」

余計なお世話かとも思ったが「言わしてもらう」とか「気づかしてくれた」って言わせて、気づかせてだと思うぞ
>>1も自分で文才ないっていってるし指摘したほうが>>1のためかと思ったから言わせてもらう

面白いから期待してるよー

垣根にはもちろん初春を殺そうなどという気持ちはあるはずがない。

しかし、自分の心を正直に言うこともできなかった。

それは初春もわかっていたようだ。

初春「今の先輩と、かつての先輩は違いますよね。それは先輩が一番よくわかっていますよね」

垣根「まあな・・・・・・・」

初春「ならもうそれでいいんじゃないでしょうか。今の先輩は先輩であって敵ではありません。周りの友達から慕われ、私たちからしたら頼りになる先輩です。過去のことは全部水に流せとは言いませんが、少なくともそれを引きずる必要はない思います」

垣根は呆れた。そして笑った。

光の世界というのはどうやら自分が考えていたよりもよっぽいあまいものだったようだ。

途中から黙っていた佐天も口を開いた。

佐天「初春の言うとおりですよ。垣根先輩。もう私たちは友達なんですから」

垣根「ったく友といいお前らといい甘いやつらばっかりだぜまったく」

3人は笑った。しかし3人はまだ知らなかった。

これは学園都市に対する攻撃の序章であるということを。

そこで気絶している男が魔術師であるということをーーーーー

>>118 ご指摘ありがとうございます。

他の方々も自分の至らないところがあれば、どんどん教えてください。

んじゃこれだけ
ーーじゃなくて――の方が綺麗に見えるよ

時を遡ること1時間30分 

とある路地を走る少女の姿があった。

少女は茶髪で肩まである髪に名門常盤台高校の制服を着ていた。

少女の名前は御坂美琴――――そう学園都市最強のLEVEL5 常盤台のエース「超電磁砲」である。




>>121 ありがとうございます。

美琴は携帯で誰かとしゃべっている。

御坂「黒子~、門限まであと何分ぐらい?」

黒子「急いでくださいお姉様。もうあと数分ですわ、今日遅れたら2日連続で門限破りになってしまいます。そんなことしたらあの寮監のことですの、何されるかわかったもんじゃありませんわ」

御坂「わかってるわよ。だからこっちも急いでんのよ」

黒子「だいだい、お姉様。こんな時間までなにをしていらしたのですか」

御坂「うっ、え~と、そう立ち読みよ立ち読み」

黒子「まったく、昔からのことですけれでもお姉様にはLEVEL5としての自覚が些か以上に欠落していますの。ましてや学園都市最強になった今立ち読みで門限やぶりなどと」

御坂「うっさいわね、私も立ち読みぐらいしたくなるのよ」

御坂(とてもじゃないけどガチャガチャの前でゲコ太でるまでがんばってたなんて言えないわね)

そうこうしている内に寮の前に着いた。寮監はまだ立っていない。どうやらセーフのようだ。

疲れた足を引きずり、自室の前まで行き扉をあけた。

黒子「おねぇぇぇぇぇさまぁぁぁぁぁぁぁまっていましたの」

といって飛び掛ってくるツインテール少女。

美琴も手馴れたように電撃で答える。

黒子「ああ、お姉様の愛のムチとても気持ちいのですの」

御坂「変なこといってないではやいとこ夕食の準備なさい。あんた今日当番でしょ」

黒子「は、そうでしたの。私としたことがお姉様の事を思う一心、すっかり忘れていましたわ」

御坂「嬉しいけど、あんたはそれがへんな方向にはしりすぎなのよ」

黒子「へんなだなんて失礼な、これれはお姉s「はやくいきなさい」

黒子がへんなことをいいだす前に美琴は話を遮った。

黒子は「ひどいですの~」とかいいつつも食堂にテレポートしていった。

美琴はそれを見て、やっとうるさいのが消えたかと胸を撫で下ろした。

美琴は一人になったところで、服を着替えようとしたら、今度は扉をコンコンと叩く音が聞こえた。

黒子はさっき食事当番で、でていったはずだ。

美琴は夕食前の忙しい時間に自分を尋ねてくるなんて誰だろうと思いながら「どうぞ」といった。

入ってきた少女を見てこういった。「あんたか、いったいどうしたの?」

その少女は茶髪で肩まである髪で美琴と瓜2つの姿をしているが、心なしか美琴より表情の起伏が乏しくみえる。

その少女はかつてつんつん頭の少年から御坂妹と呼ばれていた存在。

そう御坂美琴のクローンとして作られた存在だ。



御坂妹はあの最悪の実験が終わった当初こそ病院で生活していたが、カエル顔の医者が

「君も学校というものにいってみてはどうだい」 といったのがきっかけで今は美琴の妹としてこの常盤台高校に所属している。

御坂妹「はい、とくに来た意味はありませんが久しぶりにお姉様のお顔をはいけんしたかったので、とミサカは懇切丁寧に説明します」

御坂「あんたねぇ、この忙しいときに来なくたって、顔なんていつでもみれるじゃない」

と美琴はためいき混じり言葉を返す。

御坂妹「実はお姉様の着替えの最中に突入する予定だったんですがどうも早く着すぎたようです、とミサカはお姉様に聞こえないように呟いてみます」

御坂「聞こえてるわよ、ってあんたそんなこと考えてたの。まさか黒子にへんなことふきこまれたんじゃないでしょうね」

御坂妹「いや、あんな変態に言われることは何もねーとミサカはさりげに馬鹿にしてみます」

御坂「まあいいわ、とりあえず今から着替えようとしてたところだから今はでていきなさい」

御坂妹「残念ですがそうさしてもらいます、とミs「ドッガーーーーーーン」

御坂妹が最後まで言葉を発する前に突如として爆音が響きわったった。

音は食堂のほうから聞こえてきた。

御坂「ちょ、いったいなんなのよ」

御坂妹「わかりません。とミサカは驚きを隠しつつ言ってみます」

御坂「とりあえず食堂のほうに行くわよ」

そういって美琴は食堂のほうへ走っていった。

御坂妹「待ってくださいミサカもいきます。とミサカもお姉様の後を追いかけます」




食堂に続く渡り廊下で美琴が見たもの。


――大きく破壊され、もはや原型を留めていない食堂

――瓦礫に埋もれ呻く人を助けようとする生徒達


しかし美琴にはそんなことどうでもよかった。否、どうでもよかったわけではない。

普段なら迷わず助けてるだろう。が、今の美琴は一つの事しか頭になかった。


「黒子は・・・・・・黒子は大丈夫なの?」

自分を信頼してくれる後輩、かけがえのない友達、絶対に怪我をしていてほしくなかった。



倒れている人を見渡す。そして――


「!・・・・・・黒子ッ!」

見てしまった。瓦礫にこそ埋もれてないが、爆発の反動のせいか肩から血を流しうつ伏せに倒れている一人の少女を。

「う・・・・・・お姉様・・・・・・」


「大丈夫!?・・・・・・今救急車を呼んであげるからね!」


「・・・・・・申し訳ありませんのお姉様――黒子が不甲斐ないばかりに・・・・・・」


「何言ってんのよ・・・あんたは――――」


・・・・・ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォ!


美琴のその言葉は最後まで言い終わることがなかった。

突如として数千度近くもありそうな大きな炎が美琴を襲ったからだ。

「お姉様――――――!」


黒子は叫び、他の生徒達はその騒ぎに気づき何事かと目を走らせる



――――「はあ・・・・・・不意打ちだなんて真似本当はしたくなかったんだけどね――これも戦争を終わらせるためだ、悪く思わないでくれ・・・・・・」


突如どこからともなく声が響いた


「!・・・・・・誰ですの!」


そういって黒子が声のしたほうを見るとそこには一人の男が立っていた

黒い衣服を纏い、赤毛で身長200cmあるかも知れない大きな男。

「僕の名前はステイル・・・・・・ある人物を殺すためにきたんだが――ここまで簡単に済むとはな・・・・・・」


「・・・・・・あなた何を言っておりますの?」


「言葉の通りさ、御坂美琴という人物を殺しにきたのさ・・・・・・不本意だがね――」


「だから何を言っているますの?」


「君もしつこいな・・・・・・まあ用件は済んだことだし僕は帰るとするよ」


「だったら質問を変えましょうか・・・・・・まさか貴方はあれぐらいでお姉様を殺したと思っていますの?」


黒子がそういうや否や美琴を覆っていた炎が突如として弾けとんだ。


「!・・・・・・何!?」





「はぁ~い、こんばんは侵入者さん。不意打ちだなんて随分と卑怯な真似してくれるじゃない?」


美琴の声が響く



「何・・・・・・!――無傷だと!」



ステイルは焦った。あれは自身で作り出せる最高温度だ――――手加減したつもりはない


なら、なぜあの少女は傷一つつかず平然としているのだろうか?

ステイルは知っている。どんな能力も打ち消すという能力があることを――――

  
が、しかし、そんなとんでも能力を持つのは世界上どこを探してもとある少年を除いて存在するはずがない。


ステイルのそんな驚きを隠せない表情を見て美琴は静かに告げる。


「さてと・・・・・・覚悟なさい・・・・・・私の後輩に手を出したこと存分に後悔させてあげるわ!」

「糞・・・・・・やむおえないか!」


ステイルからルーンのカードがばら撒かれ、それは天井、床、壁、とあらゆるところに貼り付けられる。


「いけ、イノケンティウス!」


そういって摂氏3000度もある炎の怪物を美琴へと襲わせる、が――――――――



「無駄よ無駄!そんな程度の炎じゃ私を倒すことなんかできないわよ!」


そういって美琴が生み出した雷撃の槍がイノケンティウスを貫く

「そんな・・・馬鹿な・・・」


イノケンティウスは摂氏3000度もあるステイル最高の魔術


それを力技だけでねじ伏せるなんて、はっきりいって無茶苦茶だ。


ステイルはイノケンティウスは何度でも復活させることはできるが――――



――――「(無理だ・・・・・・これではまったく勝ち目がない――アークビショップからは危なくなったら引けといわれたが
・・・・・・まさかこの僕が本当にひくはめになるなんてな・・・・・・」

「どうしたの!さっさと攻撃してきなさいよ!・・・まさかもう打つ手がないとか言うんじゃないでしょうね?」


「っく・・・・・・(正攻法じゃ逃げることはできなさそうだな――不本意だがあのツインテールの少女を利用さしてもらうか」


ステイルはそう考えイノケンティウスを、瓦礫の傍で倒れている黒子に矛先を向ける。


「な!?・・・・・・あんた!」


美琴は突然の出来事にあわて、そしてそれを防ぐために一瞬ステイルから目を集中をそらす。


バゴーーーーーーーーーーーーーーン


炎と雷がぶつかり大きな音がなった。

「アンタ・・・・・・なんのつもりよ――って、え?」


そこには既にステイルの姿はなかった。


「(っく逃げられた!)」


美琴は追おうとしたがここぞとばかりにでてきた寮監に引き止められた。


「今はけが人の手当てが先だ!御坂!お前も手伝え」


――――――――数時間後


「もう大丈夫だよ、たんなるかすり傷だね。まあねんのため今日一日はとまっていきなさい」


そういってカエル顔の医者は病室を出て行く。


「よかったね黒子・・・・・・かすり傷程度で済んで」


「本当ですのまったく運がよかったですわ、それよりお姉様の方こそ大丈夫ですの?」


「はあ・・・・・・あんたねえ私を誰だと思ってんのよ、あの程度の敵で怪我する美琴センセーじゃありませんよっと」


「ならよろしいのですが・・・・・・それよりも寮を襲ったあの男一体何者ですの?」


「・・・・・・私にもわからないわよ・・・・・・」

そう言ったが実際には美琴はあの男が何者かは見当がついている


あの中世ヨーロッパのような服装に奇妙なカード――――そうあの男は


「(間違いなく魔術師だよね・・・)」



垣根は学び舎の園の中を歩いていた。


垣根「はぁ・・・・・・めんどくせぇな・・・・・・」


彼はさきほどの出来事を振り返る。


今日の能力測定で、昨日友に言われた通り自分の力を隠すことなくぶつけるつもりだった。


が、垣根の学校はただの平凡な学校。


LEVEL5を測定できる機器なんて存在するわけがなかった。

つまりは学校側は特別な施設を借りることにしたらしいが――――


垣根「・・・・・・・・・何でよりにもとってなんでそこが常盤台なんだぁ」


常盤台といえばLEVEL5の第1位と第3位が在籍し、学園都市有数のお嬢様学校である。


まあもっともそんなことはどうでもよかった。垣根が今考えていることは一つ――――


垣根「超電磁砲が第1位の座をとられて黙ってるわけねぇよな」

垣根は能力測定の後に降りかかるであろう事柄に頭を悩ます。


もっとも今さらどうすることもできず、歩みを進めるしかなかったのだが。


――――十分後



垣根「ここが常盤台か・・・・・たしかプールで測定するっていってたな・・・・・・
超電磁砲に見つかる前に早く終わらすとするか」

これと同時刻常盤台高校の中では――――


湾内「え、能力測定?」


婚后「はい、なんでもよその学校じゃ計測不能らしくて常盤台に来たらしいのですわ」


湾内「内の学校に来るって事は少なくともLEVEL4以上ってのは確かなんですよね」


婚后「そういうことになりますわね・・・・・・御坂さんと同じでプールで測定するみたいですわよ」


湾内「そうですか・・・・・・なら暇ですし見学にでも行きませんか?」


婚后「ええ、そのお誘いに来たのですわ――――ってあれは白井さん」

白井「あら、こんにちはですの」


湾内「白井さんもう怪我は大丈夫なんですか?」


白井「はい、カスリ傷程度だったのでもう大丈夫ですわ」


婚后「よかったですわね―――ところで白井さんも能力測定の見学に行きませんか?」


白井「ああ、なんでも他の学校じゃ測定不能だったからうちの学校に着たとかいう・・・
今日はジャッジメントのお仕事もありませんし別に構いませんわよ」



婚后「そうときまればはやくいきましょ。もうすぐはじまるみたいですわよ」

休むときは休むって言ってね。待ってるから

あと・・・より…の方がさっぱりして良いよ

つか>>1で数年後の話ってなってるけど御坂とか黒子ってまだ中学生なんだね

>>211 わかりました

>>212 助言ありがとうございます。ただ今書き溜めた分は・・・になっているので次からそうさしてもらいます

>>213 高校生です

測定所は全長50Mもある巨大なプールだった。


普通は25Mだろと毒づきながら測定の準備へと取り掛かる。


もっとも準備といっても服が濡れても大丈夫なように体操服に着替えるだけだが―――


着替え終わった垣根はプールの飛び込み台の上に乗り測定係の準備が整うまで待機する。


測定係「準備は整いました。測定開始です」


垣根は6枚の羽を繰り出す―――


垣根「(たしかプールの水を物質変換で氷にかえりゃいいんだっけか・・・はん!楽勝だなオイ」


そして垣根は羽をプールを覆うように大きく広げ、そして未元物質を通過した太陽光をプールへと向ける。


水を氷へと変換されるように変化させられた太陽光がプールの水に突き刺さる。


測定係「!・・・・・・な!?」


驚くの無理はない。全長50Mもある水が一瞬にして固まったのだから。

垣根「おい・・・・・・ぼさっとしてないでとっとと測定結果出せよ!」


この反応を予想していた垣根は、固まっている測定係を促す。


測定係「え・・・・・・あ、はい・・・・・・変換速度0.015秒、変化可能域1千㎡・・・・・・これは――――」


測定係「LEVEL5です!しかもこの演算能力――――序列でました、第1位です!!」

婚后光子、湾内絹保、そして白井黒子は絶句していた。


目の前で起こったこと、そしてその結果が信じられなかった。


婚后「え、え~と、夢ではありませんよね?」


婚后が戸惑いながら、自分と同様驚きを隠せない二人に尋ねる。


湾内「……信じられませんがどうやら現実みたいです……」


白井「第1位ってことは……まさかお姉様が降格してしまいますの!」


湾内「そういうことになりますね……まさかあの御坂様をこえるだなんて―――」


白井「……は!―――こうしてはいられませんわ、一刻も早くお姉様に伝えなければ!」


そういってツインテールの少女はテレポートしていった。


残された2人の少女はその光景を見守るしかなかった。

常盤台中学寮内―――


美琴は自分の部屋で昨日の出来事を考えていた。


昨日突如として現れた大柄な魔術師のことを。そしてその言葉を―――


魔術師は確かに言った。自分を殺しにきたと。


自分を殺すのが目的というならば、絶対にまた仕掛けてくるに違いない


そうなればまた周りに被害が及ぶ可能性がある


今回黒子運よくはカスリ傷程度で済んだ。しかしそうなんども上手くいくはずがない。


今度はカスリ傷程度じゃすまないかもしれない。そう考えると美琴は無償に居た堪れなくなってきた


自分のせいで周りの人間が傷つくというのは美琴にとって一番許せないことだ


美琴はこれからどうすべきかを考えていたが――――――

ツインテールの少女の出現とともにその思考は遮られた。


白井「大変ですのお姉様!」


御坂「どうしたの黒子そんなに慌てて?」


白井「どうもこうもありませんのお姉様!今日特別に他所からこの学校に測定に来た方がいるのはご存知ですわよね?」


御坂「ええ、知ってるわよ。でもそれがいったいどうしたの?」


白井「なんとその殿方LEVEL5の認定を受けましたの!」


御坂「なんですって!……へえ~すごいじゃない!それで序列は?」

白井「それがその……」


御坂「どうしたの?はっきりいいなさいよ」


白井「…………ですの」


御坂「え?――ごめんよく聞こえなかった、もっぺんいってくれる?」


白井「第1位ですの……」


御坂「え?……ちょっとそれ本当!?」


白井「はい、これによりお姉様は第2位に降格してしまいますの……」


御坂「…………黒子!」


白井「……はいですの」


御坂「ちょろっとそいつのとこに案内しなさい」

垣根は測定が無事終わったのを確認すると、私服へと着替え帰路へとついた。


強い日差しにより熱くなったアスファルトを避けるように歩いていく。


垣根は思う。こんな事なら最初からこうしとけばよかったのではないかと。


以前は自分の居場所を失う事を恐れ、すべてを包み隠していた。


が、とある友人のおかげでそれがいかに馬鹿な考えだったかを思い知らされた。


垣根は口にこそ出さないがその少年には感謝しているつもりだ――――


垣根「まったく感謝だなんていつからそんなに俺は丸くなったんだがな」


と、その時。突然後ろから自分を飛びとめる声がした


御坂「まちなさい!……黒子あいつがそうね?」


白井「はい、間違いありませんの」


垣根は振り返る。案の定常盤台の制服姿の少女が2人。そしてその内の1人を見ておもわずため息が漏れる。


垣根「はぁ~……思ったよりも早い御登場だな超電磁砲」


御坂「!!あんたはあの時の!――――どういうことよ、あんたLEVEL3っていってなかったけ!?」


ああ、そういえばそんな事いったけな。


もっともあれは超電磁砲に絡まれるのがめんどくさくて嘘をついた訳だが。

もっとも今さら包み隠すわけにもいかず、すべて話したところ――――


御坂「ふざけんじゃないわよ!」ビリビリ


垣根「!っちょいきなりかよ!――お前常盤台のお嬢様ッつうのはおしとやかなんじゃねぇのか?」


御坂「うるさい!……まあその事はいいわ、あんた今から私と勝負しなさい」


やっぱりか。理解してた事とはいえそれでもめんどくせぇ。


御坂「場所は○○学区の大きな土手よ……絶対にきなさいよ」


そういって美琴はこちらの答えも聞かずに黒子につかまりテレポートしていった。

今日はここまでです。
明日また来ます

第三位とその取り巻きらしき女子がテレポートで離れたあと、垣根はしばらく立ち尽くしていた。

垣根「はあ。やっぱこうなったか。お嬢様ってのはおしとやかな生き物じゃなかったっけ?
   いや。高飛車もありかな?でもあれはどっちかってえとツンデレか?」

婚后「そこのあなた! お待ちになって!!」タタタ

湾内「っこ、婚后さん!待って、ください……!」タタタ

垣根「ん? 俺?」

常盤台の制服を着た女子がこちらに向かって走ってきた。

婚后「は、はい!そこ、の……あなたです……!」

垣根「(また決闘の申し込みじゃないだろうな?)何の用かな?お嬢さん方」

常盤台の女子二人は運動とはまた違う理由で顔を赤くさせながら垣根に話しかける。

婚后「わ、わたくしは婚后光子と申します。あなたのお名前は?」ペコ

湾内「あ、わたしは湾内と申します! よろしくお願いしまう!」ペコ

垣根「俺は垣根帝督だ。やっぱ、第三位とはだいぶ違うんだなあ。これが嬢様ってやつだな」ウンウン

なにがなにやら意味のわからないという風な二人。

垣根「あ、気にしなくていいよ。それより用事は何かな?」

婚后「え、あ、その……、あなたが、その、レベル5の、その……第一位の認定を受けて、」

垣根「ああ。俺はついさっきレベル5の第一位の認定を受けた。信じられないのならもう一回測定してもいいけど?もっとも、常盤台が許可を出   すならの話だが」
婚后「い、いえ。わたくしはあなたが測定をする場面を見てましたの。信じます」

湾内「わたしも、です。信じます」

突拍子過ぎて受け入れることができないのだろうか。無理もないか、と垣根は考えた。

じゅ、住民がいました!?
てっきり誰もいないものかと……

なんかノリで続き書く人いないかなと思って始めての投稿した人の文章でよろしければやらせて頂きたいです
注:亀から見た亀のちまちました投稿

俺は支援する。
頑張ってくれ!!

>>532 ううっ ありがとう がんばる 


婚后「あと、その、用件は特にありませんわ。いきおいで呼び止めて申し訳ありません」

湾内「ご迷惑をおかけしてもしわけありません。まだ、気持ちの整理ができてないみたいで……」

垣根「気にしなくていいよ。いきなりだったもんな。俺もまさかこんなことをするとはちょっと前まで考えられなかったしな」

三人の話に少し食い違いがあったが、三人ともそこには気づかない

婚后「そうですか。ところで、先ほど御坂さんがここにいらしてたような?」

湾内「え? 御坂さまが?」

垣根「おお。ついさっき第三位に今夜は決闘だ、みたいなことをいわれた。そんで、こっちの返事も聞かずにどっかいったぞ、テレポートで。ったく、申し込まれた俺にも拒否権あるだろう、傲慢だなあ。」

婚湾「け、決闘ですって!?なぜそのようなことを!」

垣根「大方俺を認めてないだろう」

婚后と湾内名乗ったふたりは大いに驚いてた。元レベル5の第一位がいきなり現レベル5の第一位にけんかをうったのだ。御坂は負けず嫌いというのは知っていたが、いきなりそんなことをするような人格だったのだろうか。



たぶん明日に続く

婚后「どういうことですのっ!? 御坂さんがいきなりそんなことをするなんて! いえ、あなたはその申し込みを受けたのですか!!?」

垣根「あー、返事を待たずにテレポートでどっかいったって。告白のあと、恥ずかしくなって走り出すのとおんなじくらい離れるのが早かったなあ。」

婚后「っつまり決闘しないってことですか!? よかったですわ。公式戦でもないのにレベル5同士が戦うなんってどうなることやら……」

湾内「学園から罰がありそうですね。それにしても、御坂さまが決闘を申し込むなんて……」

垣根「俺は決闘に意思もメリットも何にもないけど、なんかいかなかったらとことん付きまといそうだな」

婚湾「御坂さん(さま)はそんな人じゃありませんわ!」

二人して否定したが、先日のレールガンショーをみた垣根は第三位にしたう人間ってこんなに多くなってたんだなあ、程度しか感じられなかった。

垣根「まあ、そんなわけだけど、ちょっくら第○○学区のでっかい土手にいくわ」

はて?という表情の二人

垣根「あとあとに備えて実戦の勘を取り戻すのもいいだろう」

平穏な生活を続けたいなら、まずなぞの襲撃者どもを撃退するしかない。
暗部を離れてそこそこ立つ。実戦の腕を確かめるためにもレベル5との戦いはいいだろう。乗り気ではないが。

>>533
本文七行目の「今夜は」のところを「今から」に脳内変換してください orz

たぶん今夜来ます

垣根「それじゃあ俺は第三位と遊んでくる。じゃあな」スタスタ

婚后「あ、またお会いしましょう」ペコ

湾内「気をつけてくださいね」ノシ

二人は垣根を見送った。

婚后「あれ? 遊んでくるというのはどういうことですの?」

湾内「まあ、どういう意味でしょうか。そういえば、第三位とは何のことでしょうか?」

婚后「第三位はうわさも聞きませんわね」

湾内「そうですわね」

……………―――――――。



あれ、心理掌握じゃないの第三位
って思ったら麦野も居ないってことかなこれ
それにしても序列変わってるから心理掌握が第三位とも言えるのか、面倒くちゃいな

>>537
うわあ すみません!!
数え間違いです

婚后「第三位はうわさも聞きませんわね」
湾内「そうですわね」

>>婚后「第三位といえば心理掌握さんじゃありません?」
 湾内「そうですわね。心理掌握さまのお知り合いでしょうか」

と脳内変換してください
ほんとにすみません
ご指摘ありがとうございます

1.垣根
2.御坂
3.心理
4.麦野
5.元第六位
6.削板

です

垣根「ああ、そういえば第三位って暗部じゃないんだよなあ。実戦になるか? 今の俺はそれでいいが、

襲撃者どもはそれで通用するか?」

垣根は今、第○○学区の土手へ向かっている。買い物に行くように気軽るで、デートに行くような軽や

かで、決闘の場に向かう。

垣根「ん? そういえば、今のあいつは第一位じゃなくて第二位だったか。ずっと第三位第三位っていい

続けたな。それにしても――」

本当の第一位、一方通行《アクセラレータ》は今どこにいるだろう。この俺を打ち負かした最強は今どこ

にいる。学園都市の安寧の場が今犯されつつある。それを守ろうとしたお前はどこにいる。それとも新し

い居場所を見つけたのか?

垣根「はっ。だめだなあ。こんなの俺じゃないっつーの。つか、俺がここを守るんだろうがよ。あの野郎に頼

らないといけないほど俺は腑抜けか? ふざけんなよ、俺。なに考えてんだよ」

ひとり言増えたなあ。はあ。



戦闘シーンどうしよう
擬音と地の分どっちがいいでしょうか?
わかりません

多分また明日

ありがとう!
がんばってみる
スローペースながら

夏休み過ぎたらパソコンできる時間かなり減るから
終わるまでになんとか書き溜め増やしたいです

心理掌握が麦野越えたってことか

>>544
うわぁあ!!
また間違えました!

1.垣根
2.御坂
3.麦野
4.心理
5.元第六位
6.削板
 
です
今度こそ間違いがありません
二回も間違って本当にすみませんでした

そうこうひとり言いって、周りから奇妙な視線で見られながら、大きな土手に着いた。

黒子「いくらお姉様でこれはいけませんは!! けんかを売ったことについてはとりあえず追求しませんが、高能力者同士の戦いをこのような場所でするなんていけませんわ!! ジャッジメントとしても、お姉さまを慕う黒子としても!! 常盤台のエースの名が廃れますわよ!!」

御坂「なによ! このくらい! 第一位の座を取られるほうがよっぽどその常盤台のエースの名が廃れるじゃないの!! あのチンピラに私とこの場がぼろぼろになるまで戦えるだけの能力があるっていうの!?」

黒子「そういうことじゃないんですの!! 第一位の座はあとで学園都市に審議していただければよろしいのではありませんか!!」

御坂「そもそもあのチンピラは来てすらいないじゃない!! そんな腑抜けに――」

垣根「おいおい。そんな騒ぐなよ。周り迷惑だろう、主に俺が。つーか、ひどいいようだなオイ。チンピラとか腑抜けとか」

第三位(もとい超電磁砲)とその取り巻きらしきツインテジャッジの黒子が不毛な言い合いをしていた。
周りに響いてウザイ。迷惑だ。おもに俺が被害者。

御坂「あら。来てたのね、ホスト崩れのチンピラさん。腑抜けじゃなかったようね」ニマニマ

しょっぱなから挑発か。いいじゃねえか、いいじゃねえか。乗ってやるよ。

垣根 ブチ 「格下の貧乳アマがほえてんじゃねえよ。今日の演目はレールガンのほかになにがあるんですか

ぁ?一発芸だと飽きられるぞ」

御坂「なんですってッ!? ちょっと能力測定でいい結果が出たからっていい気になってんじゃないわよッ!!」

垣根「いい気になってねえよ。そもそもあんなやつらが出てこなければ普通にいられたし、認定されたら面

倒事増えるし、俺にメリットなんかねえよ。つかてめえがその面倒事第一号だ」
                                                   、、
もっとも、自分が決め付けてる一般人のイメージが少し、いや。だいぶ変わったことについてのみは襲撃者

どもに感謝だな、と心中で付け加える。

御坂「いい気になってない? 何日か前とはずいぶん態度が違うわね! レベルアッパーとか使って能力の強

度あげてるとかってオチじゃないでしょうね?」

垣根「あれは多数の能力者がいないと使えねえだろうが。そういうお前こそ、ちょっと能力測定でいい結果

が出た人間に対してずいぶん突っかかるんだなあ。順位がそんなに気になるのかあ? そこのツインテールが

いったように、あとで上申すればいいんじゃないのか。あんなその場で出された結果でとらわれてんのはお前

じゃん」ニヤ

この男!! べらべらっとしゃべりやがって!! 今すぐ打ち負かしてやるわよッ!!

御坂「今に見てなさい!! すぐに惨めに命乞いし始めるんじゃないかしらぁ!!?」

垣根「ああそう。せいぜいがんばれ。あ、そうそう。そこのジャッジメント。吹っかけて来たのこいつだから、責

任こいつに求めろよ。あと、ここから離れとけ (レベルアッパー、口滑ったけど、こいつ頭に血が上ってて暗部

にいたこと気づかれなくてよかった~)」

御坂 ブチ 「決闘だから全力でいかせてもらうわよ……! それとわたしは御坂美琴。通り名は超電磁砲《レールガン》。覚えなさい」

垣根「そうかよ、超電磁砲。俺は垣根帝督だ、よろしく」

なんか妙なところで改行になってるよですが
気にしないでもらえると、うれしいです
以後気をつけます

たぶん今夜また来ます

うわぁぁあああああ!!!?
下げ忘れた!

書き手変わったのはいいが性格改変はそのままなのか

>>551
いきなり変えるのは難しかったから
[ピーーー]と[ピーーー]を経て少しずつ元のに変えていくつもりです
ちなみに なぜこの性格になったのかわけを今考え中 30%ほど考えました

単純にスレ立てた>>1がアニメしかみたことないか他人のSS見てSS書こうとしたかのどちらかだと思う

>>552は自分です  一応
補足
ツンデレ要素はあまり入れない予定

>>553
原作見てないと垣根くん出せないんじゃ……?
あ。SS見てたなら何とかなるのかな?


あと
>>547の下から二行目のルビは「のみ」の上にあるはずでしたが
ずれました すみません

てか性格に関しちゃ黒子も若干おかしくね?
まぁ俺は性格よりかは設定に色々疑問があるな
でも期待してるから頑張って

>>555
えーと
違和感や疑問を感じた方はぜひいってください
改善したり改変したりするから

期待してくれてありがとうございます

頑張って、楽しみにしてるから

>>557 了解 ありがとう

※科学の知識が足りなかったり、戦闘シーンが奇妙だったりしたらご指摘ください
 もしくは生暖かい眼で見てください。 基本的にこまけぇ以下略で。



御坂「そっれじゃあ……いっくわよぉおおッ!!」パチバヂィ

パヂィィ――ン、とあまり小気味よくない音が始まりの音だ。
青白い光は激しい音を出しながら垣根へ向かっていく。もちろん、人間では認識できない速さで。
だが――

垣根「おお。まぶしいな」

垣根の前にやや白濁した透明度の高い得体の知れない壁ができていた。壁の厚さ自体は数ミリしかな

いだろう。

だが、その壁に電撃が当たった瞬間、電撃は跡方もなく消えた。

御坂「(小手調べで威力はそこまでないけど、スタンガンより威力はあったはずよ。それがあの壁に当たった

瞬間になくなった)」バチバチ

御坂はその現象を見て分析した。頭に血が上っていたとしても、彼女は学園都市五本指に入る頭脳の

持ち主だ。
むろん、その間にも電撃を放っているが、ことごとく垣根と名乗った男を囲むようにできた壁で消された。

御坂「(第二のバカみたいね。それにしてもどういう理屈かしら。電流と電磁場がいきなり消えたわ。前に

薄絹休味《うすきぬやすみ》って人と戦ったときは確か念動力の副作用で電撃を邪魔してたっけ。でも、

今さっきまでなかった壁ができてるから念動力じゃないわよね? )」



1レスですみません
パソコンから降りろと親がうるさい……
明日昼にちょっと増量の予定 実現確率50%ほど

まってる

薄絹休味って誰だっけ?と一瞬思ってしまったww

期待

多分>>1も戦闘シーン辺りに躓いたんだろうな
詳細な能力を知ってなかったりして

てか美琴じゃ傷一つ付けられないだろ
能力の規模の問題じゃなくて種類というかこの世に存在しない物質って時点で電撃じゃどうしようもない
ましてこれって覚醒垣根だろ?
まあていとくんならちゃんと手加減するだろうけど

>>559-560 >>562
ありがとうございます

>>561
やっぱりマイナー?
見てないけど資料で知りました

>>563
そうかな?
がんばる

>>564
覚醒垣根はイレギュラー要素が多すぎます
帝督くん紳士   のはず

レスをありがとうございます

少々投下

戦闘シーンが奇妙だったりしたらご指摘ください
もしくは生暖かい眼で見てください。 基本的にこまけぇ以下略で。




垣根「おいおい。レールガンの一発芸じゃないけどさ、電撃だけじゃあきるぜ? こんなもんかよ、超電磁砲」

御坂「うっさいわね! そんな挑発に小学生でも乗らないわよ?」ビリビリ

垣根「始まったばっかでそんなのに乗ったら失望するわ。あ。もしかして俺の能力分析してんの?」

御坂「ええそうよ。それくらいハンデがあったほうがいいでしょう? 素人さん」バッチィイ

垣根「はっ! むしろこっちがしてやろうか? 教えるよ、俺の能力」

御坂「結構よ。倒す相手の能力名なんか聞きたくないわよ」ハン

垣根「あっそう。ま、終わったあとにばらしてお前の驚く顔を見るのもいいか。ああ、そうそう。ひとつ言わせてもらおうか」


そこで、垣根の雰囲気ががらりと変わった。今までは明るそうな青年が突然、暗いどん底にいるような目をして、いった。



垣根「俺を[ピーーー]気でこねえと、てめえが死ぬぞ」

御坂「――ッ!?」ゾワッ

垣根「まあ、[ピーーー]気はないけど? それと、そろそろ本気出せよ、つまんねえ。あきそうだぜ」ハハ

なんなの、今の感じは。一瞬で元に戻ったけどさっきのあの感じはなんなの。何なのこいつ。

御坂「ッ……そういうあんたも防いでばっかで、つまらないわ」

垣根「いやあ。久々の実戦だからさあ、ちょっと調子確かめようと思って。まっ、もう確かめ終わったから、そろそろいこうかな?」

今まで少しずつの電圧を吊り上げてきたが、まるっきり能力もわからない。これ以上小手調べしてたら危ないわ。いや、小手調べにもなってない。

御坂「これを受けてまだ立っていられたらッ!!」バチィッ

本気を出したほうがいい。

電流の弱い、飾りの高圧電流ではなく、本物の光速で飛んで行く10億ボルトの高圧電流の槍を放つ。


閃光と轟音が響く。
だが――

垣根「立っていられたらどうするんだ? さっきから俺は同じ防御しかしてねえぞ。まさかこれが本気か?」

垣根は何事もなくたっていた。目の前に展開している壁の厚さも変わっていない。
バチバチバチバチ

ザァァアアア――――――――ッ!!

黒色の刃の波が彼を襲った。

御坂「電撃が通じないのはもうわかってるのよ。だから、目潰しにつかったわ。
   それっ、もう一丁」

御坂の声がその場に響く。
その直後

黒色の刃の波――砂鉄が集まった刃は崩れ、細かく分布して、磁力によって竜巻のように垣根のいる場所の周りを舞う。

宿題に追われてなければ
今夜また来ます

[ピーーー]のところは「殺す」に脳内変換してください さげっぱなしだった orz

>>570
なんですか それ
今いろんなスレに書き込んでるようですが

>>570を見た勇者はぜひ情報ください
前に妙なモンに引っかかった以来、開けなくなった。
ほかの人のレスなしでは  |||orz

ニートから脱出するゲームみたいだけど、開けなかった

>>572
ありがとう

御坂「これくらいでくたばってないでしょうね。まだ序章なんだから」


「よかったよかった。これが全力だったら絶望してたわ。学園都市の頂点をこんなやつが占めてたなんてっ

てな。ま、期待ははなっからしてねえが」


声が返ってきた。
それと同時に、垣根が立っていると思しき場所を中心に奇妙な爆発が起きた。

御坂「待ってたわよッ!!」

土埃が晴れないうちに、御坂の右腕からオレンジ色の光が迸った。

――仮にもレベル5( 認めないが第一位)の認定を受けた男だ。かつて戦った第一位に力が届くはずは

ないが、砂鉄くらいでは倒せないだろうと御坂は考えた。

だから
磁力で砂鉄の竜巻を起こしている間
ポケットに手を入れてコイン《弾丸》を取り出し、右手を構えていた。

声が聞こえた瞬間にレールガンを音源へ放った。
大まかな位置はわかっていた。磁力を使用していたため、電磁波による探知はできなかったが、レールガ

ンが直撃しなくてもひっくり返ってるだろう。

御坂「おおい。生きてるでしょうね。まっ、これでわた――」

「おお、ピンピンしてるぞ。今のってどれくらい速いんだ? つか周りがひでえことになってスゲエな、オイ」

御坂「ッ――しぶといわね! 音速の三倍で飛ぶコインをどう処理したの?」ビリビリ

レールガンで決められなかった。なんなのこいつ! 無傷だなんて、冗談じゃないわよ!

垣根「どうしたって、弾いたに決まってるだろう。つーかよ、レールガンに速度制限はなかったよな。それで

音速の三倍って全力? それとも手加減?」ブワッ

砂鉄とレールガンによって舞い上げられた土埃が一気に吹き飛ばされた。

改行が変になってる orz
気にしないでください お願いします
多分 後でまた少し投下します


レールガンは速度を上げようと電流を流しすぎると表皮効果で弾丸がプラズマ化して
蒸発してしまいますので、弾丸の材質によっては速度に制限が出来るそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%B3#.E9.80.9F.E5.BA.A6.E8.A1.A8.E7.9A.AE.E5.8A.B9.E6.9E.9C

>>579
ありがとうございます

>>580
ご指摘ありがとうございます
うーん レールガン奥が深いなあ
御坂のセリフによれば音速の三倍以上でも出せるらしいから速度制限ないかと思ってた(コインかどうかはわからない)
でもって wikipediaのページを見れば相対論的制限とやらで光速は超えられず
打ち出す弾丸の耐久力も速度に影響を及ぶす うーん

よくわかりませんが、以後レールガンの描写には気をつけます
学園都市よ
新素材でできたレールガン専用弾丸を御坂に支給しろ
そうすれば…… フッフッフッフッ

>>581
>レールガン専用弾丸
既にいくつかのSSでそのネタ使われていたような・・・?

その中心にいる男――垣根は先ほど自己申告したととおりピンピンしていた。

御坂「…簡単に手の内を教えると思う?」

垣根「それって自分の能力に絶対的な自信を持ってないて風にも聞こえるな。まあ、そんなやつは一人しかいないがな」

やっぱ俺ってあいつ意識してるよなあ。さっきからそればっか考えてるし。お前だったらどうしてるかって。らしかねえな、しけてる俺は。

垣根「はーい。ここでちょっと休憩がてらに解説タイム。終わったらこっちからいくぞ」ニタァ

御坂「誰が聞く――」ビリ

垣根「反論スルー。では第一回の解説タイム開始ぃ。まず、この俺の能力は学園都市で一人しかいないだろうレアものでーす。次にー、電撃をどうしたかというと、電撃=電気。電気=電子。だからぁ、電子の性質を変えてぇ、あちこちに拡散しましたー。環境にやさしいクリーンなやり方だぜ。レールガンは、っと、さっき答えたな。あ、そうそう。質問していいぜ。最初のひとつしか答えるないがな」



>>582
そういえば、一回見たことがありますね ホットケーキ


また明日の昼間 たぶん


めちゃくちゃ期待してるよ!!
はやく明日にならないかなっ♪

ほす

>>584
ありがとう!!

>>585
ほすってどういう意味ですか?

少々投下
そして夏季後半課外消えろ

御坂「性質を、……変えた?」ビリピタ

垣根「おう。あの壁でな。それに通すと素粒子の性質が変化する。あ、でも詳しいネタばらしは最後な。
   それまでてめえのあほ面はとっておく。では、こっちの番だな!!」クック

垣根はそういうと未元物質《ダークマター》を超電磁砲を中心に五メートルの円になるように引き出した。
形状はさっき砂鉄のように刃形。ただし、[ピーーー]つもりがないため、先頭は完全に尖っていない。少々丸みを帯びている。

シュッガガガガガガガガガガガガガガガガンッ!!!!!!

それらは一斉に円の中心――超電磁砲に向かって突き刺すために飛ぶ。

だが、超電磁砲はとっさに先ほど操っていた砂鉄や周りの金属物を引き寄せ、盾にした。

はぁ、……はぁ、はぁ。

砂鉄やらなにやら、さらに土埃が舞ってる中、超電磁砲の声が聞こえる。
未元物質はすでに消した。

垣根「 (ああ。頑丈になるように組み立てたが、もう少し脆くしたほうがよかったかな?
   勝手がちょっと掴めねえな。直撃はしてないはずだが、
   砕いた『盾』の破片が突き刺さって……、うん、大丈夫だよな……? 」

垣根は超電磁砲を[ピーーー]つもりもないし、重傷とかを負わせるつもりもない。
ただ、戦いの勘やら、能力の細かい調整をしたいだけだ(ちょっと超電磁砲を懲らしめようとかいう思いはまったくミジンコのこれっぽちもない、うん。まったくない)。

垣根「おおーい、超電磁砲ー! いきて、じゃなくて。無事かー! 」

御坂「……うっさいわね!! 善人面してんじゃないわよ!! チンピラが!!」ハァハァ

この世に存在しない素粒子を生み出し(または引出し)、操作する能力なので、刃にして飛ばせてみました。
原作でも翼動かしてたし。

こまけぇ以下略

もしかしたら後でまた来るかもしれません。
夜は必ず来ます


こりゃ翼いらねぇな

>>590
ありがとう!
ていとくんは翼だけじゃないんだぜ!
翼は最終形態なんだ!
一方さんと戦うまで〔つっても15巻前半だけだけど(`;ω;´)〕は一度も出てきてないんだぞ!

少々投下
ひどい文章になってしまって申し訳ありません

垣根「ああ、よかったよかった。つーかチンピラはやめろ俺はいつも天使みたいに慈悲あふれる顔であって、

悪人面では決してない」ブワッ

貧乳アマが! 俺が気にしてるを何回もいうんじゃねえよ。と思いながらも、土埃を爆風で吹き飛ばした。

御坂「ごほっ! げほ、こほ! なんでこんなにほこりがあるのよ!!」ビリビリ

垣根「そりゃあ、攻撃が地面に当たったからだろ」

土埃が晴れて見えた超電磁砲の姿は悲惨――というほどでもないが、制服は汚れ、ところどころ切れて

いた。また、大きな傷はないようだが、露出している部分には細かい切り傷があった。

御坂「なんなのよさっきのはッ!!? 」

垣根「俺の能力でつくった刃だ、すげえだろ」

そういえば、俺は全力を出せるのか? 暗部じゃないこいつに。ヒトヲゴロスための能力を。

今の俺には無理だな。
暗部のやつでもないとヒトヲゴロスための能力を全力で使えないだろうし、その調整はできなさそうだ。
それを思い出せてなかった俺は相当ヤバイ《平和ボケしている》かもしれない。
今の俺にとってはいいことかもしれないが、今からするべきことに対しては、悪いな。
ま、能力に対する俺の認識が鈍ったことがわかればもういいのかもしれない。

そうだ、ひとつ超電磁砲に教えよう。それを聞いてどうなるかがたのしみだな。

つくったってどういうこと?

垣根「そろそろお開きにしようか」

御坂「なんですって!!? 勝手な――ッ!?」バッ

勝手なことをいってんじゃないわよ!! といおうとしたが、邪魔が入った。
その邪魔は先ほどの刃と似たような物体だった。
だが、先ほどのものはせいぜい10~15センチほどの白色の刃に対して、今回の刃は20~30センチほどで、無色透明になり見えづらい。

シュッガッガッガッガッガァァァアアアアアアン!!!!!!

御坂「なッ!? 」バッ ゴロゴロゴロ

御坂はそれらが自分の周りにできた瞬間に後ろに跳んででさらに二回跳んで、直撃をよけたが、
それらは地面に刺さった瞬間爆発した。

御坂は爆風に煽られ、体勢をくずし地面に転がった。

御坂「ッ!!」ガバッ

爆発がやんで、急いで体勢を立て直した。
第二波がくるッ!!

シュッガガガガガガガ!!!!

先ほどよりいくらか小規模の爆発が起きた。

御坂「(手加減されてるのッ!? クソ!? このわたしが手加減されてるっていうの!!?)」ゴロゴロガバッ

御坂は手をポケットに入れてコインを手に掴み、

垣根「なあ、知ってるか?」

垣根が声をかけてきた。
こちらはさっきぎりぎりで攻撃をかわしたばかりで、向こうはおしゃべりの余裕もあるというのか。わざわざ優勢を誇示するな。
攻撃のため声を無視しようとしたが、会話に気をとらせて、レールガンを撃とうとしていることに気づかせな

いのはどうかと思い直して、声に応じた。

御坂「なに?こっちは必死で攻撃かわしてるってのに、余裕ですってか?戦いの最中にはな――」

垣根「レベル5の順位はいくつかの条件で決められている」

こちらの返事も話も聞かずに勝手に話し始めた。
レベル5の順位の決め方?そんなの強さに決まってるじゃない。ばっかばかしい。

垣根「まず、能力研究の応用が生み出す利益。これが一番大事だ。その次に戦闘力、応用力、演算力とかがくる。
   つまりだ。順位=強さじゃないんだ」

御坂「それがど――」

それがどうしたっていうの、といおうとしたが、なぜかデジャヴを感じた。

垣根「物理的攻撃翌力のない第五位と意味不明で不安定なナンバーセブンを除いて、
   戦闘力のみでレベル5の順位を並ぶとな、第一位と第二位の間に大きすぎる溝がある。
   第二位と第三位の間には決して越えられない壁がある。第三位から第五位の間は団子状態だ」

ひどい文章ですみません

「攻撃翌力」になってるようですが、正しくは「攻撃力」です
すみません

今夜来るかも?
風行きが怪しいです

やったー待ってたぜ
続きがんばれ

>>596
乙。
ところでヒトヲ“ゴ”ロスも誤植?

>>598
……はい
すみませんでした
割とシリアスなのに……

今夜は親がパソコン占領してなければ投下します

>>597-598
ありがとうございます
誤植すみません

親がテレビ見てるからパソコンは自分のものだぜ!
ちょっと投下

御坂「あんた頭大丈夫? ナンバーセ――」

いいかけて何かが引っかかった。魚の小骨がのどに引っかかったような、靴の中に泥水が入ったような、
気になる不快感は。今この男はレベル5の順位の話をしている。そこはいい。だが、なにか引っかかる。それはなんだ――、

御坂「――ッ!!?」

垣根「どうかしたか? 」ニヤニヤ

御坂「あ、アンタは、いつ、いつの話をしてるのよ!?」

垣根「今の話しだ。順位の決め方は今も変わってないぞ」ニヤニヤ

御坂「そんなことを訊いてるわけじゃない!! アンタはいつのレベル5の話をしてるのよ!?」

垣根「今の話だ。今まで変わったことのないレベル5の強さの話だ」

今まで変わったことのないレベル5の強さの話。
第二位《第四位》以下は全員面識がある。今御坂は圧倒してる。
変わったことがない。
目の前に、レベル5とさっき認定されたこの男なんだ。


今まで――――――――――――………………………………。


既視感。今まで自分の攻撃が通用しなかった人間《レベル5》。順位。強さ。ナンバーセブン。第七位。

第三次世界大戦。第三位。違和感。研究の応用。第四位。麦野沈利。研究所。妹達。第一位。

一方通行。恐怖…………………………………。

御坂「あ、あぅ……あぁ、ぅ……。あ、ああアンタは、なにものなのよ……?」 ガク ガク

垣根「俺は垣根帝督だ。さっきも言っただろう、第三位」

第三位。
己の過去の順位。
その上にいたのは化け物の第一位とまだ見ぬ第二位。


御坂「あ、ア、……一方通行は死んで、第二位も死んで……」

垣根「あの化け物がそう簡単に死ぬとは思えねえな。何せこの俺を殺しかけたんだ。どこかにいるだろう、あのチビガキといっしょに」

化け物。
一方通行《アクセラレータ》。

垣根「お前は一方通行がロシアにいって行方不明になって、第二位が消されたから、、繰上げで第一位になった。暫定的にな」

御坂「なんで、ロシアのこと、知ってんのよ……」

垣根「ん? 第三次世界大戦のときに一方通行がロシアに行ってるって聞かれたんだよ。俺にも出撃してほしいから、炊きつけとしてな。なんで知りえたのかは秘密な」ハハ

学園都市の闇。妹達のことがきっかけで見えた。
この男もそれを知りえる立場にいた。自分よりもさらに高い場所で。

垣根「さて問題。俺は一年前、レベルがいくつだったでしょうか? 答えられたらこれで戦いからお話し合いうつす。お前に拒否権はねえ」

第二位と第三位の間には決して越えられない壁がある。
認めたくはない。
だが、事実だ。
第三位じゃどうにもできない。常人との間に絶壁があるもう一人の化け物。

御坂「……何のお話をするのかしら。一年前のレベル5第二位。今の第一位さん」

話がさくさく進むのはご都合主義
気にしないでいただけると助かります

駄文を読んでくださってありがとうございます

次は平和的なお話し合いです  のつもり

※結構前から文章に出してないけど、黒子は土手の端にいるよ
 お姉様ぁぁあああああ――ッ!!?とか叫んでたよ
 
あと、明日の昼はこれません
なぜかって? 

立ち読みです!! 朝から立ち読みなんです!!
夜は多分これます

少し誤字多いな
なんとなく伝わるからいいけど

>>605
すみません |||orz
以後気をつけます
本当にすみませんでした

ちょっと補足説明
>>1は数年後といってますが、御坂たちを常盤台中学校にとどめるため、一年後に改変しました


そのほかに>>1との相違点などがあればご指摘ください
お願いします

そんな気にすることもないんじゃね?
なんかもうすでに>>1が色々間違ってるんだし。

読んできた続き待ってる乙
微妙に文章抜けてるきがするけどなんとなく脳内変換で補った

sageとsaga一緒に入れたら?

読み返してみると>>1は会話文の間に状況とか各キャラの心理描写みたいなの結構挟めてるね

あと投下すんのは初めて?

おもしろい 支援
一方さんはロシア戦後に打ち止めとひっそり山奥で幸せに暮らしてると妄想
続き待ってます

>>611
お前のせいでエプロン装備の家庭的一方通行を想像しちまったじゃねーか

今更だけどスレタイで「見せてやるよ……蒼の力を!」を思い出した

殺すとか死ねっての使いたい時はメ欄にsagaっていれておくんだ

>>608 >>610 >>611 
ありがとうございます

>>609
すみませんすみませんすみません
脳内変換をお願いします
どうにかして改善します

>>610
初めてです

>>610 >>614
なぜかいつも「書き込む」を押してから
うわぁぁああああ!!? ってなる
なぜだろう?

>>611->>612
自分がいるwwwwww
妄想したことあるし今もしてる

>>613
なんですか、それ?

1レスだけ投下します
少なくてすみません

喫茶店

垣根「はあーっ!! 疲れたー。腕が予想以上に鈍ってたなあ」ノビー

垣根は疲れ果てて喫茶店にいる。

本来、超電磁砲こと御坂美琴とお話し合いをするためだが、
ツインテールの風紀委員(以下ツインテメント)と通報する通報しないと言い合ったり、
ツインテメントが乙女の顔を肌をこんなに傷つけてお姉様の血《体液》がハアハアbbbbbbbbとしたり、
戦いでちょっと《さんざん》散らばった土手をちょくちょく修繕したりして結構精神力体力精神力時間を消費した。いや、浪費した。
戦いよりその後のほうを疲れさせられるとか、あのツインテメントスゲエ。

そして、超電磁砲は破けた制服と傷の手当てのため常盤台の寮に(テレポートで)戻っている。

垣根「暇だなー。一人で喫茶店に来るなんて久しぶりだなあ。つうか、きちんとした喫茶店に来るのは一年ぶりかもなあ」バタングテー

明日宿題から逃げなら書きます
少なくてすみません
朝から晩までの立ち読み楽しかった

>>615
BLAZBLUEってゲームの主人公の決め台詞みたいな物

>>617
立ち読みして宿題終わんなかったら切ないぞ

>>618
ありがとう

>>619
ただいま宿題から逃走&闘争中
立ち読みは日曜日だけなので終わるはずです たぶん
理科の問題集、レポートと美術と英物語要約

Oh my God……!?

シュン
御坂「あら、お金がないの?」

黒子「あら、お友達いましたのね」

突然、座ってる席の通路側に超電磁砲とツインテメントがテレポートで現れ、話しかけてきた。

垣根「金は腐るほどある。口座の名義をなんか操作して戸籍上死ぬ前の金は今も俺のモンだ。
   あと、友達が多すぎて一人で出かける暇ねえんだ。うらやましいだろー」

御坂「じゃあアンタのおごりでいいわよね」

垣根「疑問形ですらねえな。決定事項かよ」

黒子「あなたがお誘ったのですから当然ですわ。ところで、戸籍とか何のことですの?」

垣根「あー、すまん。気にしなくていい」ガタ スッ

うっかり口を滑らせてしまった。暗部だったら命がないが、ここは穏便に。
垣根は手をツインテメントの前にかざし、小さな壁を作った。手の付近で小さな爆発を起こし、酸素が壁

を通過するようにした。

黒子「あ……ら?」バタ ボフッ

御坂「アンタ……!」

垣根「気にするな。ただの催眠薬に似た気体だ。強力だが人体に被害はない」

御坂「もうちょっとほかの方法はないの!?」

垣根「わりぃ。うっかりいっちまったから。黙らせるにはこれが一番手っ取り早い。
   それに、どうせこいつには寝てもらう必要がある」

垣根は倒れそうになったツインテメントを抱えて、自分の斜め前の席に運んで置いた。
口を滑らせ、いきなり眠ってもらったが、これから話すことがことなので今寝かせるのも悪くはないだろう。

垣根「さっさと座れよ」ガタン

御坂「……黒子に離れてもらえばいいじゃないの」ガタン

垣根「俺にはこいつがお前にべったりで、離れろっつっても離れないと思うが。
   それに無理に引き剥がすほうが怪しまれるぞ」スッ ペラペラ

御坂「そ、それはそうだけど。ていうか、黒子はもうアンタが戸籍上し死ぬとかいってるの聞いてるのよ。それ

に、起きた後どういうのよ。あ、メニュー貸しなさいよ」

垣根「But no problem. なんと、あの自家製催眠薬もどきは使用者が意識を失う前と起きた後しばらくの記憶がないのだ!
   起きた後わけを訊かれたら貧血ってもっていえ。あと、メニューはそこにもう一部あるぞ」

御坂「わかったわよ。でも、貧血って...…。そもそも、こんな場所で機密事項とか話していいわけ?
    アンタって死んでることになってるけど実は生きてるとか、聞かれていいの?」

ちっ。俺のすばらしい発音には賞賛《ツッコミ》なしかよ。
まあ、だてにレベル5、クローンども、妹達だっけ? で暗部を覗き見したわけじゃないか。
割と早く話が進めそうだ。

ちまちまとした投下ですが見てくださってありがとうございます

宿題をするぜ
夜は宿題から逃げ切れたら来ます
夏休みよ
終わることなかれ……!!

支援してるぜ

>>625
ありがとう!!

理科の問題集終わったぜ!

喫茶店の席
 |御坂 黒子
窓|テーブル     ←一番端っこの席
 |垣根        店内は満員の半分ほど
            時間はお昼時過ぎて、3時前くらい
            
※能力測定日で特別に半日だよ(←勝手に決めちゃいました)
 垣根くんは特別に常盤台に行ったから午後の測定になったんだよ

ここまで補足説明 
            

垣根「聞かれちゃあ困るけど、こいつ《ツインテメント》がいっしょだったんじゃ、こんなところに誘うのがせいぜいだ。
   大声で話さなければ何とかなるさ。なんなら俺が防音するか? あ、お前注文決まったか?」

御坂「そんなに急いで話すべきことなの、アンタの話って。わたしはアップルパイとミルクティーで」

垣根「早く情報交換したいんだ。上層部は一方的に連絡よこすだけだし、昔の知り合いにも連絡つかない、しつけない 。
   手っ取り早く話が聞けそうなのはお前だけだ。俺はレアチーズケーキとレモネードだな。じゃあ、注文するぞ」

超電磁砲から注文する品を聞き、店員を呼んだ。
店員はテーブルに伏せているツインテメントを見て怪訝そうな顔をしたが、適当にずっと歩いてたから、
脱水一歩手前で疲れてるからといって、アップルパイとミルクティー、レアチーズケーキとレモネードと氷水のおかわりを注文した。

御坂「じゃあ、さっそく本題に入る?」

垣根「いや。食い物が来てからにしよう。話の途中に来たら気まずい」

御坂「それもそうね。じゃあ、改めて自己紹介しておくわ。わたしは御坂美琴。常盤台の三年生で、
   元第三位で今は第二位の超電磁砲《レールガン》よ」

垣根「それじゃあ俺も。俺は垣根帝督。高二で、第二位の未元物質《ダークマター》」

御坂「あら、よろしくの一言もないのね」

垣根「よろしくする気がないんでな。ところで、そこのツインテメントは?」

御坂「白井黒子。わたしの後輩。中二でテレポーター。見ての通りジャッジメントよ。
   あと、次、こんな風に気絶させたらただじゃおかないわよ」

改めて自己紹介が終わり、二人ともテーブルの上にあった氷水を一口飲んだ。
グラスを置いて、超電磁砲が話しかけてきた。

御坂「第二位って、アンタはまだあの化け物が生きてるって思ってるの?」

垣根「化け物なら生きてるだろうよ。俺もあんまり詳しいことは知らされてないが、上層部のトップは何らかのプランを実行するため一方通行   が必要らしいからな」

御坂「必要なら、野放しにするかしら。それに、レベル5の代用品もいるしね」

超電磁砲の表情が変わっていた。
こいつは確かクローンを勝手に作られて、プチプチ一方通行に殺されていったっけ。

垣根「性能は高くないだろう。現に、第二候補《スペアプラン》の俺は代替品を作られずに、めんどい工程を経て蘇生されてる。それに、あれは自分のプランに必要なものを失くしたりしない。あと、俺が自由に動けてるか、泳がされてるかはさておき、スペアを確保しにこないあたり、第一候補《メインプラン》の生死や動向はつかんでるだろう」

御坂「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」

第三位が叫んでテーブルを叩こうとしたから、あわてて手をつかんで止めた。

垣根「お、おい。落ち着け! 店の中だぞ。目立つな」

超電磁砲はあっ、といって周りを見た。
注目されていた。
気まずそうに二人はこほん、とわざとらしい咳払いをした。

明日昼、美術のポスターを書きながらレスを書きます

それでは、おやすみなさい

乙です

今北だがお前に文才はない

そりゃ文才なんて書かなきゃ伸びないだろ

とりあえず超つまらん
垣根持ってくれば伸びると思ったか?

まぁ、まだ読んでないんですけど

   ∩___∩         |
   | ノ\     ヽ        |
  /  ●゛  ● |        |
  | ∪  ( _●_) ミ       j
 彡、   |∪|   |       >>635
/     ∩ノ ⊃  ヽ
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

>>631-632
ありがとうございます
(自分はのっとりです)

>>633
駄文ですみません
ご指摘ください

>>634
フォローありがとう!

>>635
すみまs
えっ?
えーと
とりあえず、ご指摘ください

>>636
……回れ右してぇぇえええええ


逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ
……書きます
私に書かせてください!!

店員「えーと、ご注文の品をお持ちしました」ゴトゴト

御垣「ありがとうございます」フカブカ

一瞬だが、店員が天使、いや。救世主に見えた。
周りの視線と超電磁砲との雰囲気が痛い。

……チワゲンカ? コイビトカシラ? デモサンニンンダヨ ウワキ? トキワダイノオジョウサマガ? 

さまざまな音が耳に入って、聴覚神経が脳に伝えるが拒否だ拒否。
このときほど自分の能力が《一方通行》だったらよかったと思う日はないだろう。

垣根「……とりあえず。落ち着け。いいな」

御坂「わ、わかったわ。ごめんなさい」

垣根「俺たちは注目されちゃまずいんだよ。わかる? これから話すことは聞かれちゃまずいんだよ。わかる?」

御坂「……わかってるわよ。でも……アンタがいきなり意味不明なこと言い出すからよ……」

そうか。こいつはアレイスターの何らかのプランを実行してることを知らないんだ。

垣根「悪かったよ。勝手に話を進めて」

御坂「ていうより、第一候補《メインプラン》とか第二候補《スペアプラン》とか、何の話よ」

垣根「学園都市のトップが企んでる計画に関するものだ。むかし、ちょっと調べてな」

御坂「……話ってそれのこと?」

垣根「いや、違う。その話は今回どうでもいい。今回の話はもっと身近だ」

思わず笑った。
どうでもいい、か。
やつの計画の全貌は知らないが、利用できるものはすべて利用してやがる。
もしかしたら今回のこと、やつが裏で糸を引いてるかもしれない。
自分を棚上げするが、表の人間を巻き込んで計画を実行してるなら、

垣根「アレイスター、もしそうだったら、ゆるさねえぞ」ボソ

なにこいつ? 急に意味のわから話をしたと思ったら、また急にあの表情になって。
でも、さっきよりもっと昏い気がする。

御坂「どうしたのよ、似合わない顔して」

垣根 ハッ「い、いや。なんでもない。気にするな」

御坂「口に出してたわよ、ふふ。先にケーキ食べるわよ」

垣根「どうぞどうぞ。あと、ませた笑いかたすんじゃねえよ」ヒョイ

嘲笑いだっての。
アップルパイに八つ当たり気味にフォークを刺した。

御坂「で、ケーキも来たし、そろそろ本題に入ってよ。できればさっきのプランも説明してくれとうれしいけど」モグモグ

垣根「はいはい。本題に入ろうか。プランは俺も詳しくは知らんが、話す必要があれば話す」モグモグ

御坂「どうでもよくないのね。本題はなに?」

垣根「常盤台にも出たらしいが、襲撃者の話だ。情報交換してほしい」

襲撃者。
あの大柄の赤毛神父。黒子と後輩たちを傷つけた襲撃者。

御坂「どんなところから話せばいい」

乗ったわよ。
あのバカがかかわってた魔術。第三次世界大戦。かわいい後輩たちの敵。

垣根「まあ、ずいぶんとやる気だな。関わるかどうかはわからないが、とりあえず一年前のさまざまな出来事から話そうか――」

垣根はそこでいったん切って、こちらの顔をまっすぐ覗き込んで続けた。

垣根「――ただし、これから話すことは全部上層部に筒抜けで、お前を学園都市の暗部に落としかねない。俺はそれを避けたい――」


御坂「御託はいいわ。暗部に行かないと得られない情報もあるでしょう。
   襲撃者もそうだけど、それに関係してるかもしれない人物《バカ》のことも多分そう。
   わたしはなんとしてもそれが知りたいの」

御坂「――だから、全部話しなさい。わたしも全部話すわ」

今夜また来ます

初めて書いたssに反応があって嬉しいんかどうかは知らないけど
不快に思うレスまで全部返さなくても良いからね?

あと合間合間の厨臭い私事報告もいらないな

レスをありがとうございます

>>645-646
ご忠告痛み入ります

それでは少々投下
最初のところは地の文で書きました。
奇妙なところだらけでしょが、ご指摘を下さるとうれしいです。
改善します

自分はこんなにも小さかったんだ。
知ってるかのようで、何も知らなかった。
あの年に、こんなにもたくさんのことがあったの?
あのバカも、一方通行も、妹達も、垣根というやつも。

今日聞いた話は役に立つ。

わたしと垣根はそれぞれの話を聞くとひとつの物語ガ出来上がる。
たとえるならば人物画を人物と背景に無理やり分けていたものを重ねて一枚の絵にした感じだった。

わたしは学園都市の表側、少しの裏側。それと実際ロシアに行って見たものを話した。
垣根は学園都市の奥深くに沈んでいる暗部と上層部の話をした。

学園都市と魔術、あのバカと一方通行。

大体のことはつかめた。
もちろんすべてじゃない。たとえば、『0930』と呼ばれる事件、あのバカがイタリア旅行に行ったときのことと

か、アビニョンのこととか、一方通行がロシアに行く前のこととか。

だけど、世界の二大勢力が何を企んで、何をしたかは大体わかった。
許さない。
憶測に過ぎないがこれからしようとしているだろうことも許せないだろう。

それにしても、

御坂「……あいつが魔術について知ってて話が早かったわ……利害が共通してて――」ボソ

黒子「あ、あのー、お姉様?」

御坂「ぇ、へっ!? 黒子呼んだ!?」

どうやら考え事に夢中になっていたようだ。
声をかけられてびっくりした。

黒子「お姉様は先ほどから何を難しい顔をなさってますの? 何かつぶやいてたようですが……」

御坂「い、いやあ、なんでもないわよ。ただ、その、そう!! あの男にリベンジしようって、イメージトレーニングしてたの!
   そう、イメージトレーニングよ!!」

黒子「はあ、そうでしたの。あの殿方つよかったですわね」

御坂「そうね。一応レベル5の第一位の認定を受けただけあるわ」

うまく話をそらせた……かな?

黒子「ええ。お姉様を負かせるなんて……。あ、っちょ、お姉様!? 放電してますわよ!?」

御坂「え、ああ。ごめん。ついうっかり。当たらなくてよかったわね、黒子ぉ」

黒子「そ、そうですわね。あー、ところでわたくしはなぜ貧血などで倒れたんでしょうか?」ハテ

御坂「夏に土手で長時間片付け知ったせいじゃないかしら……あはは」

話をぶり返さないでよ。
せっかく喫茶店で眼が覚めたときにごまかせたんだから。

黒子「それは脱水症状ではありませんか? それにしては二時間とは長いような……。
   まあ、過ぎたことですし、仕方ありませんわ。明日、保健室の先生に見せていただきましょう」

御坂「そうしたほうがいいわね」

黒子「お姉様。悩みがおありでしたら、この黒子が聞いて差し上げますわ。遠慮せずに言ってくださいな」

御坂「えっ? 何を突然」

黒子「いいたくなかったら仕方ありませんが、悩みは溜め込んでも仕方ありませんわよ? 」

見透かされてるのかしら?
わたしってそんなに顔に出るたちだっけ。
それに、どうせ黒子には話せないわ。

御坂「あるはあるけど、言ってもしょうがないわ。自分で解決できるよ」

黒子「そ――ですか。なら仕方ありませんわ。気が変わりましたら、ぜひ、黒子に言ってくださいな」

御坂「わかったわ」

黒子「さて、門限まであと三時間ほどありますわ。いかがですか? 黒蜜堂などでデザートコースを……」

御坂「うーん、さっきアップルパイを食べたから、体重大丈夫かしら……」ブツブツ

……………―――――――。


魔術的通信の場

ローラ『まさか本当にステイルが引くとは、思いつかなんだわ」

ステイル「言い訳じゃないけど、まさか一発でイノケンティウスをやられるとは……」

ローラ「学園都市恐るべきたるわ。もう一人の送ろうた魔術師もダウンしたようで」

ステイル「増員を考えたほうがいいかもしれないね。しかし、またこのばかげた戦争を……」ギリッ

ローラ「仕方なきことよ、ステイル」

ステイル「それで、詳細だけど――」

……………―――――――。

それではまた明日
おやすみなさい

レスをありがとうございます!!
昼はインターネットの接続が悪ったため投下できませんでした
すみません
夜に昼投下するはずだった分も投下します

ちょっと投下

午前十時 とある寮の部屋

垣根「うーん……ねむっ!!」ノビー

歯磨きもしたし、顔も洗ったし、服も着替えたが、ねむい。

垣根「なぜ今日の俺に気持ちいい爽やかな朝は訪れないのだ!?
   昨日ははあんなことやこんなことがあって疲れ果てて遅く《今》まで寝たのに!?」

昨夜、というよりも今日未明まで超電磁砲から得た情報の整理や今後の方針固めをして、朝七時半に

目覚まし時計を沈黙させ、セミの鳴き声で起きたのだから当然だが、垣根はそれに気づかない。

垣根「それにしても,教師どもから能力測定に関する連絡がないな。もっと騒がれるかと思ったぜ。
   まっ、静かに越したことはないか」

prrrrrrrrrrr

垣根「あん? 」

誰からの電話だろう。教師は携帯にかけないし、学校の友人からの電話とも、超電磁砲からのとも着信

音が違う。
さて、俺の電話番号を知ってるのは――
ポチッ

垣根「もしもし」

『ああ。やっと出ましたね。垣根さんですね』

垣根「挨拶もなしに俺だと特定かよ、オイ」

『間違い電話はありえませんし、あなたなら、ほか人間に自分の携帯電話を預けることもないので』

垣根「雑談はいい。要件はなんだ。お前らに連絡され筋合いはないはずだ」

『平和ボケてますか? それともとぼけてるんですか?』

垣根「どっちでもいいだろ。さっさと用件を言えよ」

『わかりましたよ。用件はですね、なぜあなたがレベル5であることをばらしたのか。
 と、なぜ暗部ではない御坂美琴に暗部の話をしたのか。この二つです』

やっぱりか。
学園都市の情報もう恐るべしだな。
ここで白を切っても、うそをついても仕方ないか。
だが、多少ごまかさせてもらうぞ。

垣根「その二つの理由を答えればいいんだな」

『ええ。まあ、答えによっては質問が増えたり、あなたに対してしかるべき措置を取らせていただきます』

垣根「つーか、お前らの情報網じゃどうせもうわかってんだろう」

『早く質問に答えてください』

垣根「拒否権はねえんだよなあ、ったく」

今の俺じゃこの電話の相手もからかえないんだよな。
昔がのんきだったのか今が平和ボケしてるのか。わっかんねえな。

垣根「まあ、なんだ。レベル5ってのがばれちまったのはお前らの不手際じゃね?
   さっさと襲撃者を侵入者の段階で止めておけば、俺は能力を使う機会もなかったし、今ここでムカつくお前と話すこともないはずだ」

『こちらの不手際は認めてもいいでしょう。で、なぜ、あなたは能力を使用するところを見た三人を処分しなかったのですか?』

垣根「そういう気分じゃなかったんでな」

『それで納得すると思ってるんですか?』

おやおやおや?苛立ってるな.
短気は損気だぜ? 指示役のお前が苛立ってどうするんだ。

垣根「それはお前の判断することか? あと、超電磁砲に暗部のことを話したことだが、闘う経緯の説明は必要ないな?」

『ええ。いりません。ただし、あなたが生かされてる立場で、いつでも暗部に戻る可能性があることをお忘れなく』

垣根「わーってるよ。で、理由だが、次の襲撃に備えて情報がほしかったんだ。
   襲撃者どもが常盤台を襲ったらしいからよ。そこで、学園都市はそんな簡単に侵入を許すはずがない、魔術師がここに来て、
   襲撃するなんて第三次世界大戦を繰り返す気かと思ってな。
   前回はお前らが裏で糸を引いてるようだったから、今回ももしや、ってことで、ちょっと情報収集がてらに、
   利害が一致した超電磁砲と共同戦線を張ることにした」

『……すいぶんと、話しますね』

垣根「上層部の情報収集能力は実証済みだからよ。俺が保障してやるよ」

『滞空回線《アンダーライン》ですか。あなたがこのようなことになった一因ですね』ハハ

垣根「その笑い方、久々にムカついたぜ」

『おっと、これは失礼』

垣根「謝ってすむなら暗部はいらねえな。話はこれで終わりか」

『その通りですね。はい、話はこれで終わりです。一応』

垣根「えらく引っかかる言い方だな、オイ」

『この後も質問があったり、連絡があるということです。場合によっては暗部に戻っていただくこともあります。

そうそう、ご心配なく。表側の友人には手を出しません』

この野郎ッ!!

垣根「……そいつはよかった」

『あと、御坂美琴にも同じような電話がかかってるはずです』

予想通りか。
自分からとはいえ、表側にいた人間を引きずりこむのはいい気分じゃない。

『それと、できれば御坂美琴と接触しないでいただけると助かります』

垣根「ああ? できれば、って、ずいぶんアバウトだな」

『個人のお願いですので。ただでさえ侵入者に襲撃者に、あなたが言ったように、
 戦争の繰り返しになりそうで仕事が増えてるんです。これ以上不確定要素を増やして、自分の仕事を増やさないでください』

垣根「そういえば、超電磁砲って性格は難ありだけどよお、顔かわいくね? 今からナンパしに行くわ。それじゃあ」ポチ

『っちょ――』

午前十時半 常盤台寮前

御坂「……朝の電話の女が暗部の人間よね? わたしに電話をかけてきたけど、パシリか指示役ってところかしら」

御坂「それにしても、昨日垣根ってやつがいったみたいに、ほんっとに話が筒抜けになってるわ。
   その日の行動までわかってるなんて、上層部のその……そう、滞空回線《アンダーライン》って優秀ね」

朝、いきなり知らない電話がかかってきてびっくりしたが、その内容にはもっと驚かされた。
暗部入りか……。
自分から首を突っ込んだとはいえ、まさかこんなに早くその可能性が出てきたとは、見積もりが甘かったのやら、上層部が早いのやら。

御坂「……ん? そういえば、上層部とか上層部のトップとかよく言ってたけど、統括理事会とか統括理事長のことだよ……ね?
   でも、一度も名前が出てこなかったってどういうこと? 嫌ってるのかしら?」

あら、統括理事長の名前って聞いたことあったっけ?

低い確率ですが
今日また来るかもしれません

それでは

御琴暗部入りか…

レスをありがとうございました

昨晩はもう一回投下することができず
すみませんでした

>>669-670
ノーコメントということで?

ちょっと3レスほど投下します

~~♪~♪~~~♪

御坂「ん? 垣根?」ポチ

垣根『えー、もしもし。超電磁砲か?』

御坂「そうよ。あと、超電磁砲って呼ぶのやめなさいよ」

言いながら通行者の邪魔にならないように道の脇に移動する。

垣根『それ以外思いつかねえ。……あ。第三位とか?』

御坂「おちょくってんのか、オラ。さっさと用件いなさい。たいした用事じゃなかったら許さないわよ」

垣根『そういう意味はねえな。用件はちょっとデートに誘おうと。
   お前性格もプロポーションわ、よくないけどさ、顔マジかわいくね?』

ピクピク
こめかみあたりがなんか動いてるような気がした。
ていうか、ふざけんな。
こっちはさっきシリアスな話をしたばかりなのに、この男は……!!
しかもさり気に…………!!

御坂「……どこにいる。今すぐ殺しに行くわ、本気で」ミシミシ

垣根『お、おい。冗談だ冗談! ていうか、ミシミシって!! お前どれだけ携帯に力いれてんの!? 携帯端末がないと不便だぞ!!』

御坂「じょぉおだぁん? ずいぶんと面白冗談ね……」ミシミシ

垣根『い、いや! 上層部から電話をかけられたであろう後の硬い雰囲気をほぐそうとて俺は冗談を言ってみたりしてたんだよ!!』

日本語がおかしいわよ。
録音してればネットにばら撒けたのにねぇ……!

異様な雰囲気を発散しているため、道の脇に移動しなくとも通行人は御坂を避けるだろうが、彼女は気づかない。

御坂「そぉお? とりあえず、もう一回だけ、用件を言いなさい」 ミシ

垣根『……はい。お前のところにも暗部からの電話がかかったか?』

御坂「そうよ。今さっきまでそれについて考えてたけど、アンタの冗談で思考を中断されたわ」 ミシ

垣根『すいませんでした。……俺のところにもかけられた。ちょっと質問されたけど、目的は警告と牽制だ。お前のところは?』

御坂「似たようなもの。なぜ戦ったのとか、なぜ暗部に首を突っ込んだのとかで」

垣根『……そうか。暗部入りの話とかは……?』

御坂「ちらっとね。その可能性もあるとか、これ以上首を突っ込むならもう暗部に来ちゃいなよとか。
   あなたも方も言われたのね」

垣根『ああ。暗部に呼び戻すかもなって。詳しい話をするか?』

御坂「必要あるかしら」

垣根『質問を質問で返すなよ。まあ、警告程度じゃとくに必要性は薄いだろう』

御坂「それもそうね。用事はこれだけ?」

垣根『ああ。じゃあ、これで』

御坂「わかった」ポチ

あ。
そういえば、統括理事長の名前聞き忘れた。

それではまた夜ごろにー

少ない投下をします

一人称や二人称に間違いがあればご指摘ください

とある廃ビル

ステイル「やっぱり君が来たか」

神裂「ええ。どうやら各方面からの圧力や前回戦いの結果から、あのバ、こほん。
   最大教主《アークビショップ》はわたしを戦場《ここ》に送ることを決定したそうです」

ステイル「……君は今回のことをどう思う」

神裂「科学側が喧嘩を売ってきたように見えますね。
   彼の意思にそって魔術側に滞在することに決定し、さらに科学側がそれを認め、手出しをしないと――」

ステイル「――そういうことじゃない!」

ステイルは突然大声で神裂の話を遮った。

神裂「ど、どうしたのですか!?」

ステイル「あ、ああ。す、すまない。……その、大きな局面じゃなくて、今回、僕たちがレベル5の子達を殺

すことについてだ」

神裂「……つらいことです。争いが拡大するために彼らには犠牲になっていただきますが、本来、彼らを

わたしは救わなければならないはずです」

ステイル「……そうだな。あのこのためとはいえ、きみにそんなことをさせる日が来るなんて」

神裂「最大教主も仕方がないでしょう。それに、わたしは殺さずに行動不能にするつもりです」

ステイル「そうか。だが、学園都市の技術は想像以上にすさまじいと考えたほうがいい。すぐに傷を治し戦

線に出ることもありうる」

神裂「ええ。そこを配慮して今回は彼らを行動不能にしたあと魔術で昏睡状態が続くようにします。
   細かい作業は苦手ですが」

ステイル「わかった。ただの自己満足に過ぎないが、今回はきみを手伝おう。
     行動不能になる程度の傷を負わせて、あとはきみが術式を施す」

神裂「わかりました。自己満足でもあのこにこれ以上の地獄を見せたくないし、騙したくもないですから」

ステイル「そうだな。ただ、甘く括らないほうがいいよ。レベル5は強い。手加減するのはきついぞ」

神裂「そうですね――」


二人は気づかない。
なぜ、最大教主やほかの十字教のトップはこの段階ですでに戦争がおきると確定し、
学園都市の本拠地の戦力を削りはじめることを決定したことを。


先の大戦はまだ尾を引いてる。

明日昼に来ます

伏線は回収する主義だぜ?

それでは
おやすみなさい

文章が幼稚、だけど物書きしようって姿勢は応援したい。老婆心だけどねww
・・・・・・ああそうそう、後このSS大切に保管しときな。
折角、黒歴史を生成してるんだから大人に成った時に
読み返して身悶えするのも良いもんだよ?ww

続き、楽しみにしてる。

昼なんだよ!
早くしないと(ry)

すみません!!
お昼これませんでした!!
本当にすみませんでした!!

昼投下する分も含めて、夜に投下します

>>680
ご指摘と応援をありがとうございます
……ああそうそう、保管しなくてもよさそうです
今読み返して身悶えてますから
後々読み返すときはすでに悶絶で死んでるでしょうから……

>>681
すみませんでした
早くしないととある不幸な少年の頭がちぎれそうですね

それでは夜ごろに投下します

ちょっと投下

上層部から電話があって数日。

教師たちが突然のレベル5認定とそれに付属するさまざまなことを気遣って夏休みまでの登校を免除してくれた。

それで、後輩(初春)からハッキングをされに極めてもらったり、今回の襲撃について目をつけられない程度に情報収集をしたり、
友人の見舞いにいったり、超電磁砲と情報交換をしたり、有益だか不穏だか呑気だか判断のつきづらい数日を過ごした。

垣根「今んトコ目立った動きもないし、得する情報もねえな。
   てーか、アレイスターたちに目をつけられない程度の情報収集じゃどうにもなんねえよな、やっぱ」

御坂「そうね。こっちも書庫《バンク》をハッキングしてるけど、情報がないわ。
   その滞空回線《アンダーライン》ってのに入ってるではずの情報は覗けないし、どうしようか」

垣根「その前に、なんでもお前は俺の隣にいるんだあ?」

そう。俺は進展のない状況に飽きて、気分転換に散歩しようと外に出た。
そこで、待ち構えたようにこの女と会った。

御坂「いやね。後輩《黒子》がうるさく付きまとうのよね。最近いつも電話してるの誰ですの? 最近のお姉様はなんか変ですわ。
   もしや殿方ができた……!? そんなの黒こが許しませんわ!! 以下省略。それでアンタのところに逃走したのよ」

垣根「……レベル5の第一位に認定された俺と連絡することはツインテメントも納得するから?」

御坂「そうよ。というわけで、今日一日よろしく」

垣根「……お前はまじめで表側の学生だろ。学校サボっていいのか?」

御坂「前回の襲撃のこともあるし、それに能力測定の日が終わると八月まで半日授業なのよ。そう、夏休みよ!」

えーと。
つまり? 七月中旬から八月までの半日授業が夏休み? 少なくね?
常識を教えるべきだろうか。

垣根「えーと、世間一般には夏休みは半日の休みじゃなくて全日の休みで構成されてる七月下旬から九月までの休暇のこというんだけど」

御坂「……へ? ……うそぉ!!」

垣根「マジ。常盤台恐るべし。箱入り恐るべし」

御坂「……襲撃者たちは何らかの理由で学園都市の戦力をそるためにレベル5《わたしたち》を消そうとしてることは確定したよね」

話題を急転換しやがった。
ちょっとつついとこうか――ビリビリしてきそうだからやめとこう。

垣根「そうだな。だが、俺のいる学校にも来たのは俺を狙ってか、陽動か、単独行動か、その他かははっきりしてない」

御坂「あのあと、襲撃者は確か消えたのよね」

垣根「ああ。気絶させて近くにいたやつの傷の応急処置終えたあとに見たときはもういなかった。
   時間にして……だいたい十分から十五分くらいか」

御坂「そのとき、結構傷を負ってたのよね」

垣根「そのはずだ。けど、確かめてはない」

御坂「不用心ね。自力で離れたのか、仲間に連れ去られたのか、暗部が連れ去ったのか。どれかしら?」

垣根「わからない。不確定要素が多すぎる。チッ、目的さえわかれば対策も立てられるってのに」ギリッ

思わず舌打ちをした。
進展がないのだ。襲撃者の目的は重要な情報なのに。
わかってるのは、超電磁砲を殺そうとしたことからレベル5を狙っているだろうということ。
戦争を終わらせるためにと襲撃者が言ったこと・

御坂「そうね」

どうやら超電磁砲も同じように苛立っているらしい。

垣根「逃がしたことに、後輩を傷つけられたことに、進展がないことにいらだってる。
   お前は急にこんなやつと手を組まざるを得ない状況になったこともか」

御坂「なに? いやみ?」

垣根「いいや。ただいまの俺たちの心理状況を確認しようと思ってな。ムカつく状況だな、オイ」

御坂「向こう見ずに突っ込んでいきそうね」

垣根「視界が狭いままな」

御坂「調べる方向を変えるつもり?」

垣根「ああ。襲撃者も待ってはくれないだろう。そろそろ第二陣が来るころだろうよ。
   そいつらを捕まえて話でも聞こうか」

御坂「それもそうね。……アンタと一緒にいたほうが黒子たちに迷惑かからないかな?」

垣根「おいおい。俺に迷惑かかりまくりだぞ。それに、一緒にいるってホテルにでも泊まる気か?」

あ。
言ってから気づいた。
この女はこういうことに免疫ないし、すぐにキレる。ヤバイ!

垣根「――せ、潜伏も考えてホテルにいたほうがみんなに迷惑かからないよな!
   お前ホテル全室貸し切る金とかあるか!?」

御坂「……あることにはあるわ。でも学校は外泊許可とか出さないわよ」ビリビリ

垣根「そ、そうか。あ、そうだ。お前、俺といるときに襲われたら俺がレベル5ってことを隠せ」

御坂「……なんで? ていうか、隠すって言うなら、あんたは戦わないってこと?」

垣根「そういうことでもない。俺はレベル5に返り咲きしたことを知ってる人間は少ない。
   それに、上層部も隠しているから襲撃者どもは俺のことを知らない可能性が高い」

御坂「あっ、そういうこと。間違った情報与える気ね」

話がわかるじゃんか。性格難ありだけど。

垣根「それもある。知られないほうが不意打ちできたり、あいつらを自由に追跡できたりするからな」

御坂「わかったわ、じゃあそういうことにする」

垣根「そうと決まれば、辛気臭い話は終わりだ。ちょっと腹減ってきたし、なんか食いに行くか?」

御坂「そうね。ここら辺はデパートも多いから、いいお店があるかも。デザートのおい店ってないかな?」

垣根「よくくるけど、デザートがうまい店って今頃満員だぜ? もう少し歩いたとこ――」バッ

御坂「えっ!? なに!! どうしたの!?」バッ 

垣根は突然話をやめ、勢いよく周りを見た。
何の変哲もない町並み。テパート、店、信号、音楽。

くそっ!! 話に集中してたけど、周りの警戒を怠ってただと!

御坂「どうしたのよ!! 黙ってないで答えなさい!!」

垣根「周りを見ろ!! 足りないものを探せ!!」

御坂「どこもおかしくな――ッ!?」

町並みはなんら変わりない。
ただ、
垣根たち以外、


人間が誰一人いないことをのぞいて。


御坂「っちょ、何でこの時間帯に誰もいないのよ!?」

二人はもう答えを知っている。
それと深く関わっていた人物を知っているから。
科学の暗部を通してそれ知って戦ったから。

量が少なくてすみません
明日また来ます

それでは
おやすみなさい

乙なんだよ!

展開が早いような気がしたけど気のせいだと思った

>>691
レスをありがとう
展開がはやいようなのは気のせいだと思っていただければ……
うん、都合ということで  

すみません
今日の昼は書けませんでした
夜に投下します
セントウムズカシイヨー

かなり期待

>>693
き、期待させられ恐縮でございます!!

量少ないけど投下します

ステイル「やあ、よく気づいたね。本当はあと百メートルくらい進んだところで出てくるつもりだったけど」

常盤台を襲って御坂を殺そうとして、黒子たちを傷つけた人物がここにいる。
黒い神父みたいな服を着て、赤い髪をした大柄な魔術師が自分の十五メートル前に現れた。

御坂「アンタはッ!!」ギリッ バチバチ

ステイル「やる気満々だね。まあ、前回の反省として、今度は人払いさせてもらったよ」

御坂「わたしを怒らせないために、っての? 残念だけどもう――」

垣根「人質は取れなくなるけどいいのかよ。むしろ被害を最小限にとどめようとしてるみたいだけど?」

はっ、となった。
確かにそうの通りだ。
わたしは表側の人間で、人質は通じる。裏でこそこそやってるあいつはそのことをわかってたはずだ。

前回の反省として。
それならもっと人数を増やすなり、自身を増強するなりしているはずだ。

ステイル「……僕たちも目立ちたいわけじゃないんでね。
     前回は君を確実に襲えるのが隠蔽できないあそこだけだったから――」

垣根「おいおい。『僕たち』とかいっていいのかよ。仮にも敵だろう」ニヤニヤ

ステイル「ッ!!」

あ。本当だ。
気づかないところに、意識しないところにヒントがある。
襲撃者も驚いてるようだ。

ステイル「――前回の反省さ。それにしても、君も只者じゃないようだね」

僕が気づかないところでいった一言をはっきりと指摘した。
プロである僕の言葉を、だ。
それに、その前も標的の不用意な行動《攻撃》をさえぎって、気持ちを静めた。
単純な行動を誘うためにわざわざこのような行動を取ったというのに。
同じプロか? 裏にいる雰囲気がなくもないような……?

垣根「黙り込むなよ。雰囲気がまずいぞ」ニヤニヤ

いや。これはこの男の策かもしれない。ペースに乗るな。

ステイル「ニヤニヤした気持ち悪い顔をするな。彼女と一緒ってことはそれなりの能力者だろうな」

御坂「こんなのと一緒にしないでもらえるかしら。たかがレベル3とレベル5を。パシリがせいぜいだわ」

垣根「ちょっ、ひでえな、オイ! パシリってなんだ、パシリって! 有益な情報の伝手っていえよ!! しかもさり気に個人情報教えるなよ!!
   ハッタリで俺がレベル5ってことにもできたんだぞ!!」

御坂「あら、ごめん。たかがレベル3じゃばれても特に問題ないわ」

ステイル「もうわかってるだろうから言うけど、僕たちはレベル5を殺しに来たんだ。誰がレベル5かは知ってる」

垣根「ぐッ……!!」

それほど警戒する必要はあるのか?
さっきのはまぐれで、こいつがバカかもしれない。
ただ、あいつのように実は頭が回るというオチもあるか、とりあえず警戒しようかな?

ステイル「これ以上はなすことはあるか。遺言くらい神職のものとして聞いてやる」

御坂「はあ? ああ、やろうっての。そっちこそ、葬式は教会でいいよね。
   もっとも、学園都市があんたのことを調査するために
   死体を読心能力者《サイコメトリー》やら科学者に渡さないときの話だけどね。負け犬の魔術師さん?」

あー、挑発しあってるわ。
両方とも熱くなりすぎて俺に被害与えるなよ、「レベル3」の俺に。
てか、話から聞くとあの男も結構の使い手だから、前回の反省として同レベルのがあと二、三人いるかな?

詳しくは理解できないが、魔術で気配を消して、大人数潜伏してるってこともありえるか。

垣根「えー。なんか一触即発だから、俺、避難しとくわ。それじゃ!」ノシ   バン ダン 

足元で二回爆発を起こし、後ろ五十メートルほど下がって、路地裏で観戦することにした。
おや、これはこれは。

垣根「こそこそ隠れてるあんたが反省の結果か?」クルッ


神裂「……気づいてここに来たんですか?」シュッ タン


入り口から見て、路地裏を構成している左側の建物の屋上から一人の女が飛び降りてきた。
女は左右非対称に服を改造していて、似非神父と同じくらい個性的だった。
つうか、この建物六階いはあるよな……。

垣根「いや。このあたりが観戦するためのベストポジションだから来てみただけだ」

神裂「そうですか。あの距離から気づいてたら相当なものですね」

垣根「そうだな。あいにくそんな怪人的スキルは所持してねえ」ハア

突然声をかけられたときは驚きましたが、どうやら偶然のようですね。
しかし、あの建物から飛び降るところを見ても眉一つ動かさないとは肝が据わってますね。

垣根「で、あんたは反省の結果ってことでいいよな? てか、あの似非神父より強い?」

神裂「はい。あと、ステイルは似非神父ではなく、本物の神父です」

垣根「ふうん。どうしてもレベル5を殺したいようだな。社会人は大変だなあ」

神裂「学園都市の戦力を落とすために、レベル5を行動不能にしたいのです」

垣根「なーるほどお。これはいいことを聞いた」

神裂「何のことで――」

ドッガァァアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!

神裂「なッ!?」

垣根「おお、始まった始まった。なかなかのスタートのサインだな」

ステイルとの戦闘が始まった!?
多少の時間話をしていたとはいえ、戦闘が始まる前兆を捉えてなかったなんて!!

垣根「さて、増援をを見つけようと思ってたが、一発目で見つけるとは運がいいよな。うん、あの神父より強いのか。うんうん」ニタァ

神裂「そうですが、それがどうしたというのですか」

垣根「いちいち反応くれれ性格でありがとー。そしてお前は超電磁砲とステイルとやらのところには行かせられねえな。
   ここで俺の相手をしろよ。ちなみに夜の相手も募集中だから、そっちでもいいぞ」スタスタ

さらに、ここじゃ狭いから外に出ようぜ、といいながら神裂《敵》に背を見せて歩いた。

神裂「あなたと戦う理由はありません。それに、あなたでは相手になりません。無益な戦いは避けてもらえませんか」

垣根「まあまあ、そういわずに相手しろよ。どうせ俺に勝算はないんだろう?」ニヤニヤ

振り返って、ニヤニヤした笑みを浮かべながら少年はどこかひかっかること言う。
ここでステイルのところに行っても戦闘や施術の途中で邪魔してきそうですね。
ステイルも一分は余裕でもつでしょう。
あなた方の安全のためにも、あなたを排除させてもらいます。

ひどい文章ですみません

戦闘シーン現在作成中です
何日かに分けて投下するつもりです

明日は立ち読みしますので
夜ごろにまた

おやすみなさい

みなさんレスをありがとう!!

ちょっぴり戦闘シーンの冒頭部分を投下

ステイル「――くッ!!」ゴロゴロ

御坂「あらあら。前回とぜんぜん変わらないじゃない。学習機能あるの?」ビリビリ

お互いに一通りいやみを言って、名前と魔法名を告げたところで戦闘をはじめたが、炎剣を生み出す途

中で電撃が飛んできた。それを避けるために炎剣を盾にしたが、爆風で体勢が崩れたところにレールガン

が飛んできた。

ステイル「くそッ!!」ゴロゴロ ガバッ

御坂「常盤台で傷つけたみんなの分の返しは三倍が最低ラインだよ」バヂィッ

また電撃が飛んできた。
くそが!!
かわしてるといつかやられる。
標的――御坂美琴は手加減をしてこちらを絶望させて傷つけることを目的としてるらしい。
そこを何とか利用できないだろうか。

御坂「そうそう。襲撃のあとにさあ、わたし、同じレベル5と戦ったんだよね。すっごくムカついたけど、
   結構いいことも知ったんだよね。たとえば――」

ズッゴォォオオオオオオオオオオ――――ン!!!!!!

――――……!!?
な、なんだ今のはッ!!?

御坂「人は未知のことを畏れて、それを探ろうと混乱する。あと、あえて手加減することで相手の逆上を誘うとか」

こ……、こいつッ!!
精神のほうから僕を倒そうとしているのか!?
魔術師である僕を!!

――――ッ!!
調子に乗るな。逆上するな。自分を見ろ。周りを見ろ。敵の言葉に耳をかすな!!
これは基本だ!! 忘れるな!!

ステイル「……殺しのプロがそんな挑発に乗ると思うのか? 日本という国の人間はとことん甘いらしいな」

御坂「そう? 人間って意外とあせると冷静だと思い込むものよ。あ、そうそう。さっきの攻撃の説明いる?」

ステイル「敵の言葉に耳はかさないんでね。それと、時間をくれてありがとう――ッ!!」

バォアアアォゴォォォオオオオオオオオオオオン!!!!!!

坂が立っている道路の周りの建物が爆発して、彼女めがけて破片が飛んだ。

ステイル「僕は拠点防衛・攻略を得意とする。君たちが人払いされてる空間に入ったことは、
     すなわち僕の要塞に入ったのさ。おい、生きてるだろうな」

バジィィィイイイイイイン!!!!!!

電撃が瓦礫の山に大穴をあかせた。

御坂「ッ、心配されなくとも、ピンピンしてるわ」ハアハア

ステイル「ふうん、予想よりダメージが少ないね。あの突然降ってきた瓦礫をどうした」ボン

御坂「磁力で鉄筋コンクリートとかを盾にしたわ。さすがに小石は防げなかったみたいだけど。
   あら、アンタはやっと得物を出せたわね」バチバチ

ステイルは答えずに炎剣を一振りした。
正確にいうとこれは炎剣ではないけどね。

垣根「おうおう。派手にやってるねえ。あのステイルとかいう野郎、お前が増援にいること忘れてるんじゃねえか?」

神裂「……彼は基本的に一人で戦うことに特化してますから、
   戦いに集中して私を忘れてるという可能性もあるような……」

なんだかんだいって路地裏で背を向けたときに気絶させてもよかったが、
狭い場所より広いほうがいいので、とりあえずついていくことにした。

垣根「んー、ここら辺でいいかな? あっちの邪魔にならないだろう。
   音はどこに行っても届きそうだし。ここでいいよな?」

神裂「はい。ここであなたを排除させていただきます」グッ

垣根「もう構えるなよ。俺は垣根帝督だ。相手よろしく、楽しく行こうぜ」

神裂「神裂火織と申します。では――」ダン

名前を言うなり、神裂は垣根と名乗った少年向かって突進した。
七天七刀は抜かず、鞘で打撃するつもりだ。

バギィンッ!!!!

神裂「なッ!?」ダン

垣根「うおっ! あっぶねーだろう! つかはやっ!! 目視できねえじゃんか。
   自動防御設定してなかったらやられてたわー」

なんですか、先ほどの音は。
私と彼の間に何もなかったはずです。
聖人の私が何かを見落としてる可能性は低い。自動防御とはなんですか。

垣根「うっわー。こりゃ本気出さなきゃいけないトコ? 敵が強いのは楽しいけど、この場合やっかいだな」ハア

神裂「……余裕ですね。さっきのはなんですか?」

垣根「解説する気はねえし、そんなに余裕でもねえ」

神裂「そうですか。少々本気を出させてもらいましょう」スッ  ギン

七閃。
周りの標識やら電柱やら建物やを切断して垣根のほうに倒した。
彼を殺す気はないが、早くステイルのところに増援しに行きたい。話してる最中にも大きな破壊音と土埃があがってる。

神裂「すみません。すぐに瓦礫の中から出します。回復術式は標的を行動不能したあとに施します。な

るべくはや――ッ!!」ダン

シュッガッガッガッガッガァァァアアアアアアン!!!!!!

突然透明な物体が飛んできて爆発した。

垣根「ああ、これ気に入ったかも。新技最高ー」

神裂「無事だったんですか!?」

垣根「心なしかうれしそうだな。お前らは殺しにきたんじゃないのか? それと、魔法名名乗れよ」フサァ

なにやら白い羽に包まれながら垣根は瓦礫の中から出てきた。
無傷だ。

神裂「なぜ科学側のあなたが魔法名ということを知っているのですか!?」

もしやこの少年は魔術側の差し金!?
それとも関係者や協力者!?

垣根「別に魔術側の人間じゃねえぜ」

神裂「ではいった――」

垣根「ちょっと科学側の暗部がいただけさ。それでいろんな情報を知ってるだけだ。それと。
   もう一度いう、本気を出せよ」ニヤニヤ

土埃が晴れて、見えてきたのはまたもや何か引っかかる笑みだった。

あの正体不明な爆発物質に今の言葉。
……本気を出したほうがよさそうですね。

神裂「救われぬ者に救いの手を《Salvere000》!!」

次回多分本衝突

今思った
ねーちんとていとくんって身長あんまり変わんないよーな……


明日の夜もしく昼にまた
シュクダイチョットピンチ

それでは
おやすみなさい   

レスをありがとうございます!

ちょっと2レスだけ投下します
夜また来ますんで

なによさっきのは!!
炎でできた剣を振ったらいきなりいくつもの火の玉が襲ってきた。

御坂「ちっ!!」ダン

ステイル「優勢を崩されるのはやいね」ブン

また飛んできた。
一振りに大体八個の火の玉が飛んでくる。
盾をつくろうにも時間が足りないし、当たった瞬間溶ける。

御坂「いったい何度なのよ!!その火は!!」クッ ゴロゴロ

ステイル「ん? ああ、摂氏3000度くらいだよ。当たったら即灰か炭になるよ。だからさっさと当たれ」ブン

御坂「ちっ!!」ダン バヂィン

このままずっと避けても意味がない。
かわしつつも高圧電流を地面に流した。

ステイル「なっ!?」ガクン

御坂「は、はあ。……散らばった金属片を媒介にしたら拡散するわね。さすがに気絶できないわ」バヂィン

ステイル「くッ……!!」ホォ゙ン

体がしびれながらもステイルと名乗った男は御坂との間に爆発を起こした。

御坂「目くらましか爆風に乗って逃げようとしてるのかしらないけど、効かないわよ!!」バヂィン

ガラガラガラガラ

とりあえず電撃の槍とレールガンを一発ずつプレゼントした。
電磁波による探知をしているが、今のところ特に変った様子はない。

あ。
そういえば、手加減するの忘れてた。生きてるわよね。
さすがに人殺しにはなりたくないし、話を聞かなくてはならない。

御坂「うーん。まだ戦えるかどうかわからないし、うかつに動けないわ……ちょとコインの残量も気になるし」ボソ

垣根のやつはどこに行ったかしら。レベル5ってことは言わなかったから、どこかでみてるのかな?
ていうかさっきなん聞き覚えのある音が聞こえたような。まさかあいつも戦闘中?
襲撃者は増援をよこしてる可能性があるから、あながち間違いじゃないかも。

ステイル「――…… 魔女狩りの王《イノケンティウス》!!」ボン

御坂「ちッ!! まだ戦えるわけ!?」バチッ ドォオオオン

どうやらまだ切り札を使う力はあるらしい。
前回はレールガン一発で倒せたが、何らかの対策を施してる可能性がある。
先に術者をつぶすッ!!

バヂィィィイイイイイイイイ――――ン!!!!!!

お知らせ
九月一日より一週間に1、2回くらいしか投下できなくなります。
今よりもさらに 亀×ちまちま な投下になります
すみません

ちょっと書き溜めを未来進行形で製作します。

ちょっと投下

おいおい。
予想以上にはええじゃねえか。つか魔法名名乗ったとたんに周りの建物が破壊されてくんですけど。
ここら辺割と気に入ってるんだからよ。

神裂「ちょこまかと!! あなた方のためにも邪魔しないでください!!」ダン シュン バギン

垣根「俺たちのためならまず俺たちが判断する。どんな風にいいのか、その判断材料をよこせ」フッ パシバシ

神裂「予想以上にしぶといですね! レベル4はあるんですか? それによって報告が変わりますね」スン

垣根「おっとっと。お前に報告する機会はねえぞ。ここで俺が殺すんだよ」シュンッ シュンッ シュン

うそだけどな。お前らを殺しちまうと情報が聞けねえ。詳しい情報はともかく、組織名と目的だけでも吐かせてもらうぞ。
考えながらも、垣根は爆発物質を刃の形にして飛ばした。
そういえば超電磁砲は相手を殺スンかな?。なんかやりそうだけど、その殺す覚悟があるかどうか怪しいな。

垣根「なあ、誘った俺がいいのもなんだが、あっちはいいのか?」

神裂「ステイルはそんな簡単に倒されませんよ――はッ!!」ダン ガシャン

垣根「ッ!! 店壊すなよ! 店主が一生懸命繁栄させてる店を!!」ブワッ

チィッ!!
そろそろ本気を出したほうがいいな。相手が本気を出す前に!!

神裂「なッ!!? て、天使ぃ!?」ビクッ

垣根「自覚はある。だがいちいち指摘するな」ブン シュゥン

垣根は未元物質でできた三対翼を振い羽を刃に変えて音速以上の速度で飛ばした。
神裂はそれをバックステップでかわし切れなかった刃を七天七刀で叩き落した。

垣根「~~♪ やーるじゃん。音速以上で飛ぶ刃をかわすとかスゲェなオイ!」ブン

神裂「何ですか今のは!? 魔術を使えないはずのあなたがなぜ天使を模した偶像を自分にそして攻撃

をッ!? イギリス式ではないならどこの術式ですか!? いや、テレズマを感じられない!! いったい――!?」ダン

ギィィン

垣根「説明お疲れ。それといい加減あたれッ!!」ブワァッ

ちぇっ。
動揺してるようだが、正確に攻撃をやり過ごしてやがる。
そろそろ決めないと動揺がおさまるな。
ん? イギリス式って、こいつもしかしてイギリスの差し金?

神裂「くッ!! 風が!!」ゴロ バン

垣根「おうおう。範囲広げればあたるんだな、よかったよかった。ダメージはあんまないようだが」バシィン

神裂「ぐ、はッ!」バン

垣根「じつは、翼って物理攻撃にも使えるんだよな。あと誤解がないようにいっておく、彼女はほしいがSM趣味はねえぞ。こ
   れはあくまでも敵を行動不能にするための攻撃である」パシッ ガン

あんまりいうと怪しいが、これだけはいわなくてはならない。
俺は変態じゃねえ。断じて変態じゃねえ。ここ大事。

垣根は心中でそんなことを思いながら神裂にそこらの瓦礫を投げつけたり、翼で打撃を与えたりしている。

垣根「おっと、こんなところに刀が。没収な、ワイヤーも」パシッ

とりあえず、顔に傷はつけてねえな。ちょっと酸素を強力睡眠薬に変えてこいつを寝かせたら情報源確保だ。
そしたらちょっくら超電磁砲の方を見てくるか。なんか周りが破壊されて地獄絵図になってるようにしか思えない。

また明日の昼(夕方かもしれない)に投下します

おやすみなさい

乙なんだよ!
ねーちんは何処へ行ってもかませなんだね…

ていとくん強いな乙

>>722
そんなつもりはなかったけど
ごめん ねーちん 

>>723
神裂さんは本気出す前にていとくんにやられたんだ。だからガチでやりあったときの結果は誰も知らないんだ!
ていとくんは強いよー

数日後 とある一室

垣根「お前らがさっさと傷を治さないから俺たちは大切な青春を数日も浪費する羽目になった。
   なぜ健全な高校生はなぜこんな建物にこもって淡々と怪我人の面倒を見なければならにのか!?」アァ

神裂「……え、と。そのう、申し訳ありません。看病ありがとうございます」ペコ

ステイル「面倒ならさっさと僕たちを外に放り出せばいいじゃないか」フン

御坂「わたしも寮監に言い訳するの大変だったんだから。あと、学園都市の上層部には黒焦げになった

アンタの死体渡してもいいわね」ハン

垣根「まあ。俺としては、そこのお姉さんを看病できるなら青春だが、何でこいつを……!
   自分が傷つけた相手くらい自分で――うおッ!!」パリィン

御坂「ふ、不純な動機を持ってるアンタに、看病させられるか!!」ビリビリ

神裂「遠慮させていただきます」

ステイル「暴れるのはいいけど巻き込むな」

はあ。
俺の冗談が通じる人間はいないのか?

垣根「えー、なにやら危険なオーラが漂う初心な超電磁砲に気を使ってこの話はここで終了させていただきます。
   ってお前!! 何放電し始めてんの!? いったん停電したらつなぐの面倒だぞ!!」

御坂「……そうね。変態は触れないのが一番だわ。あ、傷の治り具合はどう?」

神裂「あ、はい。おかげさまでほぼ完治です。やさしいんですね」

御坂「わたしにとって明確な敵以外に対してはね。あっちなら傷口に塩擦り込むわ」

垣根「容赦ねえ。ステイルならあとちょっとで治りきるかな? そうそう、塩を擦り込むならまだ間に合うぞ」

御坂「後々の楽しみに取っておくわ」

ステイル「君のほうがよっぽど彼より変態だよ」

神裂「ステイル!! 敵ですがこうもよい待遇をしてもらってますから、少しは感謝したらどうですか?」

垣根「感謝してるならあとで俺たちの質問に素直に答えろよ」

神裂「……それとこれは別の話です。質問に答えるつもりはまったくありません」

垣根「そういうことは質問の内容を聞いてからいえよな」

御坂「あ、そうそう。あの馬鹿の縄で縛られてるけど痛くないかしら? 異常を感じたらすぐ言ってね」

垣神「雰(あ、)囲気(いえ)ぶち(そんな)壊すな!!(ことはありません)」

ステイル「こんな縄カードさえれば……」ボソ

垣根「気を失ってる間に身につけてたものすべて取っ払って、安全なものに取り替えたから何やっても無駄だぞ。
   あとその縄は簡単にちぎれない、燃えない、風化しないという優れものである!!」

神裂「道理でちぎれないわけですね」ボソ

御坂「おんなじタイミングでしゃべったことは誰も突っ込まないんだ」ボソ

垣根「俺以外全員ボソボソいってんじゃねえ!! つか縄をちぎるとか普通に言ってドンだけ怪力だよ!!
   あとステイルがボソッといったからみんな突っ込むタイミング失っただけじゃねえか!! それにお前が今ツッコンだじゃんか!!」

御坂「何いってるのかわからないわ。落ち着きなさいよ」

垣根「……はあ、はあ。このメンバー疲れる。ちょっと冷静になってくるわ」

多分夜にまた来ます
そろそろ尋問開始しようかな?

すみません
今夜これる可能性が激減しました
申し訳ありません

ゆっくりやってくれ

今日から週一か…

でも期待に変わりはないんだよ!
無理せず自分のペースで書いてください。完結超期待してるんだよ!!

一日後 とある一室

昨日までは神裂と同じ部屋(真ん中あたりにいかにも急遽作りました感あふれるカーテンの仕切りがあった)にいたが、今日になって別の部屋にうつされた。うつされた部屋は大体3メートル×3メートルの正方形の部屋だ。

神裂と同じ部屋にいたときも思ったが、やけにきれいな場所だ。

垣根「なあ、この何日間で俺たちの知りたいことはわかったんだろう。何回もいったがいい加減しゃべろよ」

ステイル「ああ。君たちの知りたいことはわかった。そのことをしゃべらなければいいだろう?」

垣根「そうすれば生かされると思ってるのか?」

何戯言を言っている。

ステイル「まさか。というより、それをいうなら、僕みたいな人間《敵》に期待するんじゃないよ。
     君は御坂美琴と違って君はこういうことに詳しいだろ?」

垣根「……ああ。お前と似たような場所にいた。だから敵に何をしたら情報をくれるのかも、わかってる」

それがどんな表情だったのはわからないが、一瞬、少し表情が変わった気がする。
そして、当たり前だが、どうやら目の前の人物は学園都市の暗部にいい思い出はないらしい

ステイル「そんな簡単な脅しで情報を言うと思うのか? それに、君はどうやらそういう手を使いたくないらしいね。
     おかげさまで僕は今こうして元気にいる」

垣根「……まあな。せっかく今は表にいるんだから、裏のことをしたくないんだが、表にいるために裏の手を使わざるを得なかったら使うぞ。   そしてお前は今、俺に選択しろと迫っている」

ステイル「……知ったことじゃないね。同情を誘ってる気か? 使いたければ使えばいい」

垣根「はああ。そうかそうか。お前、自分から入ったのか? そこでなければできないことをするために、入ったのか?」

ステイル「なっ!? 僕は――ッ!!」

垣根「あっ、図星か。くはあ。信念を持って行動する人間は実に強情で手ごわい。特にその信念のためにすべてを捨てる覚悟とか何でもすると   決めてるとさらにめんどうだ。カッコイーねえ。おっ。俺ちょっといいこと言ってね?」

顔色を変えるべきじゃなかった。
特に変わったことを聞かれたわけでもないのに、なぜだ。
しかもそこから何でここまで推測できる!
ただのでまかせか――

垣根「おーい、聞いてんのか? 無視すんなよ。っつか、またもや図星?」

ステイル「ッそんなことじゃない」

垣根「その微妙な間が気になるねー。それにしても、暗部にいるお前みたいなやつほどめんどい相手はねえ」

ステイル「……僕みたいな相手をしたことがあるんだね。いっておくけど、僕は君が相手をしたであろう人間たちと違う」

垣根「誰も彼もそういうよな。……はああ」

垣根は大きなため息をした。わざとらしい。
頭をガシガシとかいだあと、こちらをまっすぐ見てきた。

垣根「今からひとつ質問をする。これでお前の運命を決めようじゃないか」

ステイル「どうぞご自由に。聞くだけきいてやる」

さて、これから肉体的精神的苦痛が襲うのか。
まあ、耐えられないことはないが嫌いだね。
そもそもあんなへまをするのは僕らしくなかった。
僕たちみたいな人間は負けたときがすなわち死ぬ時だ。
……少し例外はあるみたいだが、そうそういるものじゃない。


垣根「じゃあ聞こうか――


               ――お前は、上条当麻を知っているか?」

少なすぎてマジですみません orz
明日また来るかもしれません

どうしたらこんな少なくなるんだろう……


>>729
ありがとうございます

>>730
すみませんすみませんすみm(ry
期待をありがとうございます
完結する気はあります

亀とちまちま投下ですが……

今製速にある禁書スレの中で1番好きだ

全力で支援するぜ

>>737
英語と社会か・・・SSのネタに利用するにはちょうどいいんじゃね?

ちょっと文章変になりました
投下

同時刻 とある一室

御坂「広くもないけど狭くもないから、そんなに窮屈じゃないよね」

神裂「え、あ、はい。しかし、3メートル×3メートルの正方形の部屋は少々珍しいですね」

御坂「正方形だからね。リビングとかは正方形のもあるけど、このサイズのはね……。
腕とか、椅子に縛ったままでごめんね」ハハ

神裂「あ、いえ。敵である私をこのような待遇で扱うことに感謝してます。
それにこの縄、頑丈ですけど、血流を阻害するほどきつく縛られてませんので」

御坂「へえ、あいつも詳しいわね。ていうか、きつく縛られたらすぐに言ってね!」

神裂「はい。そのまま放置すると手自体が壊死したり腐ったりするのですぐにいいます」

御坂「えー、そういうことじゃないんだけど……まあいいや」

腕の壊死でなければどういうことでしょうか?
情報を引き出すとか垣根という方はいってましたので、きつく縛って私が耐え切れなくなるのを待つのでは?
しかし、彼らはここにずっとこもることを良しとしてません。時間がないのかもしれませんね。
その方法だと一々私に食事を与えなければなりませんから、面倒なのかもしれません。

神裂「……はい。それと、ひとつ質問よろしいでしょうか」

御坂「ん? いいよ」

神裂「私たちを別々の部屋に移したということは、同じ部屋にいると不都合なことが起きる。
何かしら聞きたいことがあるようですから、そのためですか?」

御坂「………そこまで考えるんだあ。……確かに、そのつもりだよ。
まっ、あなたに危害を加えるつもりはないんだけど、今のところは」

神裂「質問は何でしょうか。多くのことは答えられませんが、私たちを優遇してくれたことを感謝して、
できるだけのことはお答えします」

御坂「元々、情報収集のためにあなたたちをここに連れ来たんだしね。質問させてもらうね」

やはりそうですか。
本人たち、いえ。この子の性格もあるでしょうけど、そうでなければこのような待遇はありえませんね。
勝手な理屈ですが、罪なき人を倒さなくてよかったです。
あなた方に感謝します。

神裂「はい。質問をどうぞ」

御坂「じゃあ質問させてもらうわ。一、あなたたちはどこの組織に属しているのか。
二、そこでどんな位置にいるのか。三、そこで誰に命令を受けてわたしたち狙ってきたのか。
あと、わかるならどんな理由でわたしたちが狙われたのか。答えてくれるかしら」

御坂は指を一つ一つ立てて質問の数を示した。

神裂「第一から第二の質問には答えられません。第三の質問の答えは組織のトップです。どんな理由かはいえません」

御坂「分かったわ。じゃあ、あなたたちの組織は第三次世界大戦にかかわってた?」

神裂「ッ答えられません」

かろうじて間を空けずにすみましたが、怪しまれないでしょうか。

御坂「……あなたに守るべき人は複数いる? あなたを守ってくれる人は複数いる?」

神裂「はい? あ、どちらも複数います」

この質問はどういう意味でしょうか?
彼女は私がイギリス清教であることを知らないはず。
そして天草十字凄教に属することも知らないはず。
人質というわけでもないでしょう。

御坂「そう……。最後に一つ質問あるけど、いい?」

彼女は私の顔をまっすぐ見てたずねた。
その目の中にさまざまな感情が混じってるように見えた。
後悔、羨望、期待、諦め、希望。
なぜこのような目をしているのでしょうか。
なぜ、どこか違和感を覚えるけど、既視感を覚えるのでしょうか。

神裂「はい。私に答えられることでしたら、答えます」

御坂「ありがとう。………あなたは、上条と――――」

バァァアアン!!!!

神裂「なッ!?]

御坂「ッ!?」バチィィン


垣根「うぉッ!? なにすんだよ!!?」




は?


は?


この声は確か私を倒した垣根という方の声ですが……?



御坂「――何でここにいんのよ!? どうやってはい―――……」

な、にが、起こったのですか。

御坂が代表して(といっても二人)質問した。

神裂「……あ、なたは、」

垣根「ん? 俺は垣根帝督だけど?」

いえ、それはわかっています私を倒してここに連れ込んでステイルの看病をした敵《御坂》の仲間で強くて正体不明でどうやら暗部や魔術について知っているようで――

論点はそこではなく!!

神裂「なぜここに突如大きな音いっしょに出てきたのですか!? この部屋に出入り口はひとつしかないはずです!!
   椅子に縛られてますのでよく見えませんが、なぜあなたがここにどうやって入ってきたのですか!?」

しかもなぜか気配が聞こえた声以上に増えている。

垣根「日本語が変だぞ。ついでにそこの男も超電磁砲もなんで絶句してんの? 見えてないこの姉ちゃんと違ってお前らはわかんだろ」

御坂「り、理解が追いついてないのよ!! ていうか何でいきなり大事な質問しようとしてるときにいきなり出てきてんのよ!!」

ステイル「……君はいったいなにがしたいんだ。ドッキリか?
     僕たちにそのトリックもどきを説明してくれないかい? 聞きながらちょっと頭の整理をするよ、この常識知らず」

ステイル?
聞こえた声以上の気配はステイル?
しかし、彼は別の部屋にいるのでは?

本当にどうなっているのですか?

以上投下終了です
パソコン禁止令が出てなければ土日にまた来ます


テスト……
絶望した!! 欝だ!! 死のう!!
完結したあと>>736やみてくれてる人方がみんな飽きてしまってラノベが世界中から消えたら死のう!!


>>736
感激しすぎてやばいです
救世主です

>>738
どのように ヒントください

垣根「常識知らずとは何だ! 確かに俺の能力に常識は通用しないが、俺はれっきとした常識人だ!
   ついでになんで誰も俺が超電磁砲に出会い頭電撃を飛ばされたことに突っ込まないんだ」

御坂「いいから説明しなさい!! 場合によってはただじゃ済まさないわよ!!」

垣根「ッ!? はい!!」

何だよ。ちょっとお茶目なあらわれ方をしただけじゃねえか。何でそこまで怒んだよ。

垣根「えーと、まずこの部屋っていうか、建物から説明するが――あ、そうだ。コイツ《神裂》にもう質問したか?」

御坂「今まさにしようとしてたところよ……! いい雰囲気のところを壊してくれてありがとね……!!」

えっ?
いい雰囲気ってまさか…………

いやまさか
こいつらはせいぜい友情物語くらいだろう

垣根「えー、じゃあちゃっちゃと済まそうぜ」

ステイル「……それって、僕にした最後の質問のことかい?」

垣根「ああ、それだ」

ステイル「ふーん、やはりか。……神裂」

ん? 何する気だ?
味方とはいわないが、とりあえず敵意はもうないはずだが、妙なことを口走らなければいいが。

神裂「どうしたのですか、ステイル」

ステイル「こいつらは上条当麻の知り合いらしい。ついでに、インデックスとも会ったことがあるらしい」

おっ。何を言うかと思ったら、案がいいこというじゃねえか。

神裂「なッ!? 彼とあの子の知り合いだったんですか!?」

垣根「まあ、直接知り合ったのは超電磁砲で、俺は暗部のリストで簡易紹介を見ただけだ」

ステイル「そういうことだ。こいつらもどうもが事情ありらしい。話は聞こうと思っている」

神裂「ッ! そうだとして、私たちは……」

御坂「あのバカのことを知ってるなら教えてほしい。ロシアでチラッと見たきり、何の消息もつかめないの………」

パンパンパン

いきなり垣根が手をたたいた。

めんどそうなことになる前に阻止しとくか。
垣根「はいはいー。人生の岐路に立たされて選択を強いられてるような顔の神裂はとりあえず落ち着け。
   そいうことはあとで決めればいい。超電磁砲も急いで訊かなくてもいいぞ。一気に訊くと訊かれた側も答えづらいし、
   混乱する。特に、情報源がこんな状況だし」

御坂「何でアンタはそんなに落ち着いてるのよ。少しはわたしの気持ちも考えてもらえないかしら」

垣根「何恋する乙女みたいなこといてんだ。そういうのはその上条って奴に言えよ。急がば回れって言葉知ってるか」

御坂「知ってるわよ。説教とかそういうのは聞きたくないわ」

垣根「はあ。まあ、今しくじるよりは、遅くても会えたほうがいいだろう」

御坂「…………しかたないわ」

ステイル「……君たちについてはあとで聞くことにしよう。
     気分転換にこの建物とこの部屋にまつわる話をしてくれないかい?」

神裂「………ステイルに賛成です。まず周囲の状況を捉えることに専念しましょう」

御坂「そうよ。建物は前に聞いたけど、この部屋はどういうこと?」

とりあえず投下しました
奇妙な文章ですみません

一週間以内にはくるはずです

ピーってなんだよ
ちんこか!?あァン!?

感動ッ!!
まさかこんなに見てる人がいるとは思わなかった!
ありがとうございます!


強さの議論について
御坂や垣根が勝てたのは、まあ本人たちスペックが大きく占めてあるし、魔術側の情報量が少なかったし、補正も入ってるので、ここでは勝てました。

>>773
パー速機能覚書・テスト


垣根「あー、わかったわかったわかった。説明するぞー」

まったく。長い説明になりそうだなあ。
ていうか、こいつらは思いのほか驚かないな。

垣根「まあ。まず、状況確認だ。俺はさっき、この部屋と俺がいた部屋の壁にあるドアから出てきた。そこはいいな」

御坂「わかってるわ。当たり前のこと聞かないでよ」

垣根「ああ、はいはい。……とまあ、ドアの前に、お前たちはこの部屋の様子をどう思う。あと、俺がいた部屋の様子もだ、ステイル」

神裂「? ……綺麗な部屋だと思います。ただ、正方形の部屋は少し珍しいと……」

ステイル「……この部屋もさっきいた部屋もふつうだね。あと、造りが全く同じだ」

垣根「そこは普通に気づくよな。じゃあ、これは―――」

パチン、と垣根は指を鳴らした。

御坂「何よ。もったいぶって――」

ん?
何かが変わったような……?

神裂「……? あっ。光が!」

御坂「え? 部屋の灯に異変が?」

垣根「ちげえよ。壁だよかべぇー。部屋の雰囲気ていうか、部屋自体が明るいだろう」

言われてみれば……。

御坂「んー、確かに。アンタの力《能力》ってそんなこともできるの?」

垣根「お前が考えてるような方法じゃないが、まあ。できるな。ただなあ……」

御坂「なによ、はっきり言いなさいよ」

垣根「気づけよー。こういうのが一番むなしいぞ、オイ。
   だからー、光源は俺の未元物質《ダークマター》で、この部屋にとってなんだあ?」ニヤニヤ

ステイル「どういう意味だ。君のダークマターとやらはなんだ。説明しろ」

垣根「言葉のままの意味だ」

なに意味のわからないことを言っているんだ、この男は。

神裂「……ダークマターが何かわかりませんが、……私には壁自体が光っているように感じられますが……」

ステイル「なにを言っているんだ、神裂。そんなわ―――」

垣根「おめでとう!」

パチン、とステイルの話をさえぎって垣根はともう一度指を鳴らした。

すると、周りで淡く光っている白い壁は蜃気楼のように消え、代わりに顔をのぞかせたのはところどころ塗装が剥がれた、金属ともプラスチックともつかない素材の壁だった。
そして、ステイルと垣根が先ほどまでいた部屋とこの部屋をさえぎっていたのもどうやらダークマターとやらでできた壁らしい。それもほかの壁同様に消え失せて、いまや一風変わった四角形と思っていた二つの部屋は、ひとつも普通の、長方形の部屋となった。

御坂「はぁッ!?」

神裂「ッ!!」

ステイル「なッ!?」

垣根「おうおう。やっと驚いたな。これでドアのカラクリはわかったか?」

まったく。レベル5もいるし、敵本陣に潜入した(もしくは自分たちを含めアレイスターに泳がされた)魔術師も、超人じみた聖人さんとやらも、壁が光った時点で気づいてほしいもんだ。観察力とか偵察力とかあるだろうに。

まあ、こいつらが驚いたからいいや。

御坂「アンタ、まさか……!」

垣根「そうそう。あんまりにも内装がひどかったから、ちょっと壁紙《ダークマター》をはってごまかそうと。
   ついでに尋問用にこの二つドアがついた部屋に仕切りをつけて驚かせてみようとも思ってな」

ステイル「超能力はそんなこともできるのかッ!? 錯覚ならともかく、実体を持ったものをッ!! 神の領域に……!!」

垣根「考えが短絡過ぎるな。もっと思考をやわらかく、視野を広くしろよ。
   こんな少ない情報で早々結論を出すと後々、自分の首を絞める羽目になるぞ」

神裂「いわれなくとも! ですが、物質の創造はッ!!」

垣根「だーかーら! 人の話を聞けよ。少ない情報で早々結論を出すと後々、自分の首を絞める羽目になるぞって」

御坂「ま、まあ。確かにこいつの能力は説明聞かなければどういうものかわからないわ……」

垣根「なんか微妙に現実逃避してね?」

御坂「そ、そんなことないわ。ていうかアンタ!! 何で私に教えなかったのよ!? どういうつもりよ!!?」

逆切れ?
まあ、信用してないわけじゃないし、あくまでも目的のために手を組んでるだけであって……。
いかん。自分で言っていいわけに聞こえる。でも確かに、教えなかったこちらの落ち度だな。だが――

垣根「――教えたらドッキリできないじゃん。せっかく生意気なお嬢様を遊べる機会だし、ユーモアのためだ」



お知らせ
10/13まで投下できないだろうと思われます
また、10/13以降の一週間ほども投下できない可能性があります
申し訳ありません
中間何とか失せろ消えろ[ピーーー]


ふと思ったんだが
10/10発売の22巻の内容次第で脳内プロットの大幅訂正が必要になる可能性が……

修正したほうがいいのか
21巻まで内容でここを書いてます、といっておくのがいいのか
ご意見を

…………。
御坂「どうやらアンタに何を言っても通じないらしいね……」ググ

ステイル「全く持ってその通りだね。神の子以外で救える者はいないようだ」

神裂「このようなときに自粛できないのですか? 万一本当の敵襲があったときに――」

垣根「ああ!! もう悪かったよ! ちょっとしたドッキリでこんなに怒るなよ!」

御ス神「別に怒ってないけど(ませんが)」

垣根「その目が怖いー。もう二度としません。本当に悪かった」

いまさら謝るようなら、最初からしなければいいのに。
ていうか、ここには手をつけてあることをここに入るときに教えろっての。

御坂「だいぶ時間を無駄にしたけど、わたしたちが利害関係を結べるってことはわかってもらえるかしら。
   この馬鹿が余計なことをしたせいで話がややこしくなったけど」

神裂「あなたが上条当麻とインデックスの知り合いで、上条当麻の行方を捜している。
   そこまではわかりました。ですがそれ以上の情報は知りません。
   それに、垣根はどのような理由でどのような目的を持っているかもわかりません」

垣根「つまり、判断材料が足りないといいたいわけか」

神裂「そうです。捕虜の身でいえたことではありませんが、もっと明確で、確実な情報をください。
   それと、現時点において、私はあなた方に協力する気がありません」

垣根「まっ、それもそうだろう。どうだ。インパクトがありそうなお前の話からするか?」

御坂「へ?」

へ?
わたし?

垣根「へ? じゃねえよ。お前の行動理由を言えって」

ステイル「君も……。いや、いい」

垣根「なんだよ。途中で止めずにはっきり言えよ」

ステイル「いいや。ただ僕がいうのもどうかと思ってね」

垣根「なんだよ。結局ろくでもないことか」

御坂「ちょっと待ちなさいよ! 何でわたしから話すのよ!?」

垣根「はあ? お前のほうがこいつらの知り合いと接点が多いだろう。
   つか、こいつらが持ってるであろう情報は俺よりもお前が必要としてるだろう」

御坂「うっ……。確かに」

こういうときの頭の回りは早いわね……。
わたしの立場とこの人(もといこいつら)の状況から即時に判断するところとか。

御坂「……まあ、確かにそうね。一刻も早くあのバカ…………」ボソボソ

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