麦野「ぶち殺し…」 フレンダ「待って!子供が、子供がいるのよ!」(370)

麦野「……はぁ?この後に及んで何いいだすのよ」

フレンダ「ほ、本当!言ったら大変なことになるから黙ってたわけよ!」

麦野「で、誰の?」

フレンダ「へ?」

麦野「相手は誰なのよ、あんたに相手なんかいるわけないじゃない」

フレンダ「そ、それは…………うう、麦野ぉ……」ウルウル

麦野「えっ…………私?え、でも……フレンダとは、キスしたことあるけどまさか……」ブツブツ

フレンダ「む、麦野……?」

麦野「…………フレンダ、本当にあんたと私の子がその中にいるの?」

フレンダ「!?」

フレ/ンダ「」

麦野「中に誰も居ないじゃない」

もうお前らの中でフレンダが腹を引き裂かれて中を確認されるオチに決まっちゃったみたいだし始まる前に終わっていいんじゃないんですかね

           /: : : : : : : : : : : ヽ
       /: : : : : : : : -‐-: : : : |

      /: : : : : : /:, ‐'' "  ̄´" ‐ 、               _ , - ‐、
      ィツ: : : : :.// 、 丶            丶    _ -‐ ' "~  ̄      (
   l",イ--っ:/:/lヾヘ \.\      、.   \   ∧   |      |      ヽ
.   j'"/"~:/: :/ i|   \ \'、.      \     丶  | 二|二  二|二    ゝ
   i! {: : : : :|: /  i!    _,.\\. \ ヽ.  丶.   \|.  |      |     /
  〈 .ゞ: : : : y  i!.    ",  ,,ニミ丶 \ \  \   | /―、   /―、   |
   ヽ \:_:{   i!,,_    〃(.ハ),!\       丶  |.  ヽ/     ヽ/   |
    ヽ   !   | .,ミ、       ゝ' .::::::::丶   \\  |  /     /   |
    |.\___i  ヘ{ (ハ        u  ゞ, ミ   ミ.   !   あ .     |    |
     ゝ三ニハ.  ヾ`ヾ.          /"、_`ヾ ミ__|  (    二|二  |
.   /三三i! ヽ  .::::: _.. --_,-ァ   /   ヘi .|=三|    ).     |    |
.   /三三i!.  \ ∧. `Y" _,/         /:.:.ヽ三.|   (     /―、   |
  /:三三i!    !\ ヽ、`"    /    /:.:.:.:.:.:.:〉|     )    ヽ/    |
  /::三三i!.     |ハヽ   `ヽ- '"\     /.:.:.:.:./<.   (     /     |
. /:三三ニ!    // } ハ  ヾ/:.:.:.:.:|:\__〈へ/三三〈  (ヽ'")      -‐"

/:三三三|   _/'-"| / ハ.ヽ ハ:.,、_:ヘヽ:.ヾ:.:./.三三三 \ `Y´    <"
ニ三三三==三三ニ/ /三}    }三|_\|:.:/三三三三  \   /
:三三三三三三三/ /三ニ| ! /、三=(:.:(:.\三三三三  ∧/
三三三三三三./ ./.-‐"ノ i /  ヽ// Yヾ:.:.:\.三三三
三三三三ニ-/ /ヽ / / ! !/:.:/:./.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ三三三

ヽ= "~   ./  /`ヽ/  /  .i i〈:.:.:.:.:./:.:.:|:.:.:\:.:.:/三三三二

フレンダ「そ、そうなのよ!」

フレンダ(えぇい!どうとにでもなれ!)

麦野「……本当に私の子が!?」

フレンダ「えっ?」

フレンダ(……本当に信じ込んでる?この外道畜生クソビッチの麦野が?)

フレンダ「ねぇ……麦野」

麦野「なっ、なによ……」

フレンダ「子供の作り方はしってるのよね?」

麦野「……」

フレンダ(何故黙る)

麦野「ごめんなさい」

フレンダ「!?」

麦野「まさか、キスで子供が出来るなんて知らなかったから……!」

フレンダ(ガチだ。ガチで言ってる)

麦野「子供がアンタのお腹の中にいるなら……アンタを殺したりしない」

フレンダ「本当!?」

麦野「当たり前でしょ。私とフレンダの子供なんだもの……」モジモジ

フレンダ(良かった。助かった……でも、浜面との子供なんて言えないねコレは)

絹旗「どうしたんですか超散らかして。またフレンダですか?」ガチャッ

浜面「うわー、えらく散らかってんな」

滝壺「はまづら、掃除しないとだね」

フレンダ「あ……みんな」

麦野「丁度良かった。みんな、聞いてくれる?」

絹旗「どうしたんですか?仕事ですか?」

麦野「ううん……もう仕事は当面無理」

滝壺「えっ?」

麦野「私ね。フレンダと結婚するの」

フレンダ「!?」

絹旗「……はい?」

フレンダ「この子の名前は黒木=セイヴェルン=智子よ!!」

母ちゃん「智子実はあなたは里子なの・・・麦野さんが迎えに来ているわ。家に帰るんだな」

智子「ん?誰だよ麦野って、雑魚っぽい顔してるな!!力関係をはっきりさせといてやる!!」

もこ/っち

浜面「えっ…?ちょっと意味が……」

滝壺「……」

麦野「だから、結婚するって言ってんでしょ!」

浜面「えー……そんで当面忙しいから仕事は無しってことか?」

麦野「そうよ。式の準備からハネムーンまでやることがあり過ぎるわ。だからアイテムは暫く休憩ってこと」

絹旗「すいません麦野。趣味にツッコむのはやめておきますけど、なんでまたフレンダと?」

麦野「そりゃ子d」

フレンダ「麦野!待った待った!!」

麦野「もう……何よぉ……」モジモジ

フレンダ「いやほら、どうせなら子供が生まれてからのほうが皆びっくりしてくれるんじゃ……ないかなって、わけよ」

麦野「……」

フレンダ(無理……か……?)

麦野「うん、そうね。生まれてから皆には伝えましょう」

フレンダ(よっしゃ!ギリ助かった!)

浜面「……あのさ」

麦野「うん?」

浜面「いつから二人は付き合ってたんだ?」

フレンダ(ちょっ!?ヤメてよ浜面!)

麦野「んー……付き合ってはないわね。デキk」

フレンダ「麦野!麦野っ!!」

麦野「あっ、ごめんごめん」

フレンダ(あっぶなぁ……子供云々が皆知られたら、結果的に絶対に殺されるっての……)

麦野「なんでそんなこと聞くのよ、浜面?」

浜面「いや……別に……」

滝壺「……」

麦野「それより、皆は私が結婚することを喜んでくれないの?」

絹旗「少し複雑ですけど、麦野が嬉しそうですからね。おめでとうを言わせてください!」

滝壺「おめでとう、むぎの。今日はお祝いだね」

麦野「あっ、そうよね!こんな日くらいパーッとやりましょ!」

麦野「浜面、お酒とツマミ買いこんできな!三日三晩飲み続けるわよ!」

浜面「ん、わかった」

フレンダ「あ……私も一緒に行くってわけよ!」

麦野「ダメよフレンダ!」

フレンダ「えっ?なんで?」

麦野「だってお腹の子d」

フレンダ「麦野!麦野っ!」

麦野「あ、ごめんごめん」

フレンダ「……まだツワリとか来てないからさ。本当に大丈夫だから」

フレンダ(やばい。なんか騙すのが可哀想になるくらい純粋無垢な麦野だわ……)

麦野「んー、それならいっか。頼んだわよ」

フレンダ「浜面ー車回してきて!」

浜面「お、おぅ」

滝壺「……」

絹旗「どうしたんですか滝壺さん?怪訝な顔して」

滝壺「いや、なんでもない。きぬはた」

滝壺(本当はなにか……淫乱臭い電波を感じるんだけど……)

麦野「あぁ~私幸せ~」

絹旗(少し気持ち悪いですね……)

誰か交代して・・・

>>58
風呂とか飯位なら保守するからはよ

>>64
バイクで走り出したい症候群なんだ。あと2レス投下するからそっから頼む!

浜面「……で、どういうこと?」

フレンダ「さっきね、麦野の殺されそうになっちゃって……咄嗟にお腹の中に子供がいるの!って言ったら、麦野が自分の子供だとか勘違いしちゃって」

浜面「えぇ~……有り得んだろ流石に」

フレンダ「いや、キスで子供が出来ると思い込んでるみたいでね」

浜面「マジかよ……麦野が処女だなんて……!」

フレンダ「でも、子供が出来たのは本当」

浜面「えっ?」

フレンダ「……」

浜面「……俺の子?」

フレンダ「うん」

浜面「……」

フレンダ「私ね、子供が出来たのはすっごく嬉っ」

浜面「降ろせよ」

フレンダ「……」

浜面「面倒見切れねぇからな。俺」

フレンダ「……大丈夫。浜面にメイワクかけたりしないから。私一人でも……」

浜面「バカかお前!?子供が生まれた時点で誰の子ってなんだろ!」

浜面「お前が麦野に殺されるだけじゃねぇぞ!俺だって滝壺に殺されるじゃねぇか!!」

フレンダ「そっ……そう、だよね……ゴメンね」

浜面「今日のトコは合わせとくから……どうにか上手く回避する方法考えないと……」

浜面「あー、最悪だわ……」

やっぱ書く。

絹旗「それでは結婚を祝して~かんぱーい!」

絹旗「かんぱーい。むぎの、けっこんオメデトウ」

浜面「おめでとー」

麦野「いやぁアリガトみんな!」グビグビ

滝壺「……なんか、こんなに嬉しそうなむぎのは初めて見た」

フレンダ「はは……私もだよ」

麦野「んー……なんだかねぇ。これからは一人じゃないんだ・って考えちゃったらさ、なーんか……気持ちが…こう……言いにくいんだけど……ギスギスした気持ちってか、トゲが抜けたってのかしら」

絹旗「ほう、これはまた麦野らしくないと言いますか……」

麦野「なんかねー所帯を持つと穏やかになったって感じ?」

滝壺「うらやましいね、麦野。私も所帯がほしい……ね」チラッ

浜面「う……うん?」

フレンダ「……」

絹旗「でもアイテムは暫くお休みですか……たまにはアジトに顔出してくださいよ?」

麦野「何言ってんの。アタシもフレンダもちょくちょく来るに決まってるでしょ?ね?」

フレンダ「そりゃあね」

絹旗「そうですか……良かった」

麦野「ん?」

絹旗「いえ、なんと言いますか……フレンダと麦野がここから居なくなると考えると……少し寂しかったので」

フレンダ(うわ……申し訳ない……ごめんね、絹旗)

麦野「心配しなくてもいいって!ずっと居るから飲みましょ!」

滝壺「浜面?どうしたの?」

浜面「……えっ?」

滝壺「あんまり楽しくなさそうな顔してたから」

浜面「いっ、いや!そんなことないから!」

―数日後―

浜面「で……案はあるのか?」

フレンダ「……」

浜面「おい」ガッ!!

フレンダ「きゃっ!?」

浜面「どうすんのかって聞いてんだろ!」

フレンダ「……子供は、降ろさない」

浜面「は?」

フレンダ「私は子供を生む。浜面にもメイワクをかけないようにするから!」

浜面「何言ってんだお前!?ふざけてんじゃねぇぞコラ!!」

フレンダ「ちょっと!乱暴しないでよ!お腹の中の子が……」

浜面「……あ、そうだ」

フレンダ「なに……」

浜面「そうだ、そうだよ……流産に見せかければいい」

フレンダ「!?」

浜面「偶然運悪く流産ってことなら……よし、フレンダ。そこに立て」

フレンダ「ちょ……何言ってんの!?」

浜面「大丈夫。一発腹殴ればヨユーだから……力抜いとけよ」

フレンダ「ばっ、馬鹿!どのみち子供が居るってわかった時点で、アンタは滝壺に目をつけられるでしょ!?」

浜面「あっ……やべ、そうか」

フレンダ「ふざけたこと……考えないでよ!」

浜面「くっそ、どうすりゃいいんだよ!」

フレンダ(最低……こんな最低なヤツだっただなんて……!)

浜面(マズイなこりゃ……フレンダは病院で密かに降ろす気なんて微塵も無さそうだし、腹パンで降ろそうにも俺の立場が悪くなるだけなんて……)


滝壺「こういうこと……だったの。はまづら」ガチャッ


浜面「滝壺!?」

フレンダ「!?」

滝壺「ふれんだのお腹の中に子供が居て、どういったわけか、むぎのを騙してる」

滝壺「そして、その子供は、はまづらの子なんだね」

フレンダ「ぁ……た、滝壺……」

浜面「ちょ、ちょっと話を聞いてくれよ滝壺!」

滝壺「ううん。何も言わなくていいよ、はまづら」

浜面「……?」

滝壺「はまづらは、こんな女を好きになったわけじゃないんだよね?」

浜面「あ、当たり前だろ!俺からじゃない!フレンダから誘ってきたんだ!それも薬とか使われて無理やりで……!」

フレンダ「何言ってんのよ!?アンタが―――」

滝壺「うん。そうだよね。はまづらは私を一番愛してるもんね?」

浜面「あぁ……滝壺が一番大事だ」

フレンダ「こっの……!」

滝壺「じゃあ、はまづらが今やるべきことは何か……わかるよね?」

浜面「……許してくれるのか?」

滝壺「許すも何も、悪いのはふれんだなんでしょ?だったらやることは一つだけ……」

浜面「あぁそうだな。さっさと終わらそうか」スッ

フレンダ「っ……来るな!」

浜面「ッ!?」

浜面が驚くのも無理はなかった。
フレンダは腰に差していた拳銃を抜き、その銃口を額に向け突きつける。
何の用意も無い滝壺も浜面と同じくして、驚愕に硬直せざるを得ない。

滝壺「……ハッタリだよ。浜面」

フレンダ「そう思うならアンタが一歩でも動いてみなさいよ……!」

滝壺「仲間を殺せば麦野は怒り狂うだろうし、子供の件がバレたらどのみち殺されるよ。ふれんだ?」

フレンダ「っ……!」

浜面「大人しくしてればすぐ終わるから……大人しく、殴られとけよフレンダ」

滝壺「そうだよ。別に……死ぬのはフレンダじゃなくて」

滝壺「お腹の中の子供だけ―――」

 “バァン゛ッ”

フレンダ「動くなつってんだッ!!」

浜面「っ……ぁ……!?」

もはや数ミリすら動ける余地はこの場に無い。
銃弾が掠めた頬をから生み出る痛みよりも、フレンダが生む気迫が二人を押さえ込んでいた。
この身篭った命だけは、死んでも守るという想いが、部屋中に殺意を満たし、邪悪を制している。

滝壺「どうするの……むぎのが駆けつけるよ」

浜面「こっの馬鹿が!」

フレンダ(マズイ……!)

麦野「どうしたの!?」ガチャッ!!

絹旗「何があったんですか!?」

フレンダ「いっ、いやぁ……銃を弄くってたら暴発しちゃって……」

麦野「大丈夫なのフレンダ!?弾は!?当たってないの!?」

滝壺「……はまづらに、当たってる」

浜面「ん」

麦野「ただのかすり傷じゃない。フレンダに当たらなくて良かったぁ……!」

フレンダ「ははっ……ってワケよ」

絹旗「もう、びっくりしたんですから!まぁ浜面なら大丈夫ですかね」

浜面「酷くねぇか!?」

浜面(しかし、この場は一旦収まったか。ここでやらかすのは宜しくないな)

滝壺(ふれんだ……絶対に、殺す)

フレンダ(コイツら……また狙って来るか……)

明日立て直す!眠い!

もしくは誰か書いてください

本日の22時くらいに立てます。

20時間保守すれば良いんだな?

>>115
いくらなんでも無茶だろw

麦野「わ、私の…」

フレンダ「この前…したでしょ?それで…」

麦野「ぶち…殺せるわけないじゃない!」ギュ

フレンダ「麦野…」

麦野「大丈夫?悪阻とかは…」

フレンダ「う、うん…」

フレンダ「(咄嗟についた嘘なのに…信じてる?)」

麦野「そういや…デキたってことは」

麦野「中だしし放題ね♪」

フレンダ「麦ちゃん…」

絹旗「超…純粋ですね」

滝壺「うん。なんか可愛いよ」

フレンダ「ひぁ…ぁん」

麦野「可愛がってあげるからねー」

絹旗「…おっぱじめやがりましたよ。行きましょう」

ギュ

滝壺「絹旗は私と」

絹旗「え」

滝壺「超…可愛いね。絹旗…」チュ

絹旗「ん…っ!?」

絹旗「私達、暗部ですよ…」

滝壺「暗部だからこそだよ。最愛ちゃん」

絹旗「理后さん…」

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

立てなおそうと思ったらマジで保守されてた・・・そろそろ書きます

単芝ってもうすっかり意味が変わったんだな

>>103から続き


フレンダ(急げ急げ急げっ!またアイツらが来る!)ガチャガチャ

部屋に戻ったフレンダは身に付けられる範囲の銃器をありったけかき集めた。
内腿のホルスターに拳銃を二丁、サブマガジンを腰周りに数セット、その他多数を身に付ける。

フレンダ(いや、待て……よく考えたらアイツらは麦野の前で私を殺せない。滝壺はともかく浜面はそこまでの根性は無いはず)

フレンダ(じゃあ私が優位……というわけでもないか?私が仲間を殺せば、麦野を私を殺す……よね)

フレンダ(……少し冷静になれ私。状況をまとめよう)

浜面の手によって子供が流産した場合、絹旗から麦野へ事の次第(子供の作り方とか)が伝わって、私は逆上した麦野に殺される。
自分の子供じゃないと知った麦野は間違いなくブチ切れる。これは間違いない。
結果として滝壺と浜面は御咎め無しの可能性が高い。

私が滝壺か浜面を殺った場合、仲間殺しとして私は麦野の手によって処刑される。
子供だけが可愛いとは思えないものの、私が御咎め無しという可能性は極めて低い。
寧ろ、子供が生まれたあとに私だけを殺しに来る可能性も多いにあり得る。

そもそも、子供が生まれた時点で絹旗が麦野に事の次第を伝えるはず……となれば、いずれにせよ私は麦野に殺される。

フレンダ(マズイ……この状況、私が圧倒的に不利だ……)

しえん

フレンダ(絹旗に全てを伝えて、どうにか麦野との間で仲裁してもらうしかないか……)

フレンダ(あれ?ちょっと待てよ……)

フレンダ(滝壷と浜面は麦野にこの事態をチクってしまえば、私を難なく殺すことが……ヤバイ!!)

浜面「邪魔するぜ。フレンダ」ガチャッ

フレンダ「っ!?」

浜面「よく考えたらさ、麦野に全部打ち明けちまえば……それで終わることだと思ってよ」

フレンダ「クッソ……!」

浜面「焦ったところでもうどうにもならねぇよ。滝壺が麦野のトコに向かってるからな」

浜面「んで、俺はその間にお前が逃げないように見張り役ってこと」

フレンダ(マズイマズイマズイ!!どうする!?この状況をどうすればいい!?)

フレンダ(どうすれば私とこの子は助かる……どうすれば……!?)

フレンダ(……そうだ!)

浜面「もう少しだから大人しく―――」

フレンダ「してなさいよ。アンタがね」

浜面「ッ!?」

腰から素早く抜いた拳銃を、再度浜面の額に向けた。
浜面は念のためにと銃を用意していたものの、予期せぬフレンダの行動に構えるのが遅れた。

フレンダ「動くなっつてんでしょ!ド頭ブチ抜くわよ!!」

浜面「っぐ!?」

腕を捻り上げられ銃口を頭に突きつけられた浜面は無様に苦痛を声に漏らす。
一方のフレンダは行動すべき第一段階を難なくこなし、余裕の笑みを浮かべた。

浜面「お前……なんのつもりだ!?どのみち麦野に殺されんぞ!!」

フレンダ「殺されるくらいならアンタは道連れってワケよ……それに、まだ私も子供も死ぬとは限らないわ」

ちょっと安価入れさせてください

麦野「そんな……嘘でしょ!?」

滝壺「嘘じゃないよ。ね?きぬはた?」

絹旗「麦野……子供はキスなんかじゃ出来ませんよ」

麦野「じゃあどうやったら子供が出来るっての!?なんで浜面なら子供が作れたわけ!?」

絹旗「それは、チンコとマンコをズチュジュチュやってですね。マンコの中に超中出しをドピュピュッとやれば」

絹旗「まぁ要するに、子供は男と女じゃないと出来ないってことです。しかし浜面がフレンダと……」


フレンダ「お邪魔するわよ」ガチャッ

浜面「すまん……しくった……」

絹旗「フレンダ!?浜面を人質なんて何やってるんですか!!」

フレンダ「タダで殺される気はないし……子供だけは、助けてほしいってわけよ」

滝壺「ふれんだぁ……!!」

フレンダ「動くいたらコイツの頭をブチ抜くわよ。グロい光景を見たくないなら動かないでね」

フレンダ「……ハナシは、伝わってるんでしょ。麦野」

麦野「ええ……聞いたわ。子供は浜面との間に出来た子供なんだって」

フレンダ「咄嗟の嘘だったにしろ……申し訳ないと思ってる。私は殺されても仕方ないかもね」

フレンダ「こんなクズとの間に出来た子供だけど……私の子供なの。この子だけは助けてほしい」

麦野「……」

フレンダ「処遇を聞かせて頂戴。麦野」

麦野「>>203

滝壺と絹旗の言う事が真実か二人の体で試す

麦野「滝壺と絹旗の言う事が真実か二人の体で試すわ」

フレンダ「……はい?」

絹旗「えっ?」

滝壺「ごめん。意味がわからないよむぎの」

麦野「だからー、>>209>>213がセックスするってことよ」

浜面

絹旗

麦野「だからー、浜面と絹旗がセックスするってことよ」

絹旗「なんで私が!?」

浜面「えっ!いいの!?」

滝壺「ダメに決まってるでしょ!」

フレンダ「それは無理なハナシね。浜面を人質から開放するのは無理ってわけよ」

麦野「……」

フレンダ「私は処遇を聞いてるの。答えて頂戴」

麦野「>>217


【コンマで決定】
00~10:フレンダを許す
11~89:フレンダも子供も殺す
90~99:浜面を殺す

普通に書けばいいのに

ksk

麦野「フレンダもその子も殺すに決まってるでしょ?」

フレンダ(やっぱりそう来る……か)

麦野「まずはテメェの腹カッ捌いて!子供を目の前でブチ殺してやんよォ!!」キィィインッ!!

滝壺「待ってむぎの!」

麦野「あん?」

滝壺「浜面に当たる!別の方法で……」

麦野「んな猿のことなんざ知らねぇよ!テメェで撒いた種なんだから死んだところでなんてこたーねぇだろうがよォ!!」

浜面「ちょっ!ふざけんな!!なんで俺まで!!」

滝壺(やるしかない……!)

麦野が浜面に目を向けた直後、滝壺はポケットから出した体晶をかみ砕く。
発動までおおよそ1秒とかからない。
対象は麦野沈利、能力は原子崩し……能力追跡最大での能力剥奪が施行された。

麦野「ッう゛!?」

絹旗「麦野!?どうしたんですか!?」

滝壺「浜面は殺させないよ……!」

麦野「あっ、アンタ……ッ!!」

フレンダ(ここまでは計画通り……)

浜面を盾として使用すれば、麦野が放つレーザーは当然に浜面を貫通する。
そうなるとわかれば滝壷が黙っているはずがない。体晶を使ってでも麦野を止めにかかる。逆らう。
全ては、これを予期しての強行であった。


滝壺「ふーっ……ふっ……ぅ!」

麦野(クッソ!マトモに能力が……!!動けない!?)

フレンダ(けれど……こうなると……)

絹旗「滝壺さん!いい加減にしてください!無理にでも止めにかかりますよ!!」

滝壺「ッ!」


フレンダ「滝壺!浜面を殺されたくないなら絹旗も抑え込むってわけよ!!」

浜面「てっめ……!」

フレンダ「さっさとやれ滝壷!!こいつノ脳漿ブチ撒かれたくなけりゃね!!」

滝壺「ごめん。絹旗」

絹旗(これが能力追跡……動けっ……な、い)

麦野「滝壺……テッメ、ェ・・・・・!!」

フレンダ「やれば出来るじゃない」

 “バァン゛ッ!!”

絹旗「ぎゃっ!?がぁっあ゛あッ!!」

麦野「絹旗!!」

フレンダ「脚ハスっただけでしょ……絹旗を殺すつもりはないってわけよ。ただの足止め」

滝壺「フレンダ!浜面を開放して!!」

 “バァン゛ッ!!バァ゛ンバンッ゛!!”

浜面「ぽぎゃッ!?……っか!……ぁ゛……」

フレンダ「はいよっと。これでいい?」

滝壺「・・・…え?」

浜面は三発の銃弾を後方から喰らい、頭部の鼻から上が吹き飛んだ。
頭蓋の破片と脳漿が地面にベチャリと床に悲惨し、やっとのことで開放された死体は鈍い音を立てその場に崩れ落ちる。
あまりにも突然の出来事に、滝壺は何が起きたのか……理解出来ないでいた。

安価前の所からやり直した方が……

滝壺「は。ぁ?……ぇっ?」

滝壺「はま、づら?」

どう見ても即死だと、絹旗も麦野も理解している。
滝壺が、浜面の死を理解出来ないのは……目の前の出来事を、信じたくなかった。ただそれだけのことだった。

滝壺「ねぇ……はまづら。はまづら……」

滝壺「はま……づら」

フレンダ「見るに耐えないわね・・・アンタもさっさと逝ってあげな」

 “バァン゛ッ!!”

ゆさゆさと死体を揺さぶる滝壺の額に、一発の銃弾が撃ち込まれた。
一瞬だけ後方に衝撃が走ったものの、滝壺は浜面に覆いかぶさるように前方に屈して……死んだ。

絹旗「フレンダ・・・・・・なんてことを!!」

フレンダ「私も人のこと言えないけどさ。コイツらは人間のクズだった・・・・・・だから殺したってわけよ」

よし、そろそろ誰か交代してくれ。頼む

佐天「完結しててもつまんない奴も多いんだね……」

初春「本文がよくても、後書きや合いの手で興醒めするのもですね」

初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」

初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねえ」

初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」

初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」

佐天「初春?」

初春「結果として面白くないのは許せます。許せるだけで面白くはないんですが」

初春「パクリ二匹目のドジョウ百番煎じは許せませんね。書いてて恥ずかしくないんですか?」

初春「ドヤ顔してる暇があればとっとと首吊って死ねよ」

初春「まあ、一番の害悪はそういったSSを持ち上げてる人たちなんですが」

初春「そうネットに書いてありました」

佐天「なんだネットか」

絹旗「何があったか知りませんが……貴女がやったことは許されませんよ・・・…!!」

フレンダ「うん。知ってる」

麦野「テメェはブチ殺し確定だが・・・…一つ、腑に落ちないことがある」

麦野「折角のチャンスが有りながら、なんで私を撃たなかった?」

フレンダ「……」

麦野「絹旗を足止めする意味はわかる。けど……私を止めなかったのは失策よ」

フレンダ「そんなこと、私だって解ってる」

フレンダ「けどね、麦野があんなに嬉しそうな顔で喜んでたのは……始めて見たから」

麦野「なに?同情ってこと?それでアンタと子供は殺されるのに?」

フレンダ「違うわ。せめて、正々堂々と殺してあげようと思っただけ……それだけよ」

麦野「ははっ!正々堂々と私を殺す!?馬鹿にも程があるわ!!」

麦野「アンタらしくない算段ね!」

フレンダ「私はこの子を産むの。でも、きっとこの子を育てあげるのは並大抵のことじゃない」

フレンダ「私みたいなヤツが育てるなんて……それこそ、麦野を殺す以上の難題かもしれない」

フレンダ「だから、私は麦野を殺して、この子を育てあげる」

絹旗「……フレンダ」

麦野「上等じゃない……でも、私は“アイテム”として、アンタを今から処刑する」

麦野「間違っても、私情でアンタを殺すわけじゃない」

フレンダ「……なんだっていいわ」

フレンダ「かかってきなさいよ……!!」

麦野「ククッ!かかってきなさいよ……とはね」

麦野「“原子崩し”舐めてんじゃねェぞコラァ゛!!」

両肩より少し上の空間に、翠色の陽子が音を鳴らしながら狙いを定める。
ここから射撃までコンマ数秒。そのタイミングは知っているフレンダは右往飛び込んだ。

フレンダ「!!」

たった今まで居た位置に巨大な穴が出来上がっている。
寸でのところで回避が叶ったのは、麦野の傍に居続けた者であったから、その能力を常に見続けた者だからこそだと言っても過言ではない。
高温と粉塵でぼやけた視界より、初撃を外したことを確認した麦野は次弾を撃つ準備に出るが……。

フレンダ(手の内は見えてるってワケ……よ)

麦野「ッ!?」

“バキィ゛ンッ!!”

フラッシュバン。それは、フレンダが回避行動に移ると同時に置き去りにしたもの。
強烈な閃光と耳を破る勢いの破裂音が、麦野の聴覚と視界の双方を奪った。

フレンダ(やったか!?否、やるしかない!!)

遮蔽物に身を隠し耳と目を塞いだ状態にあったフレンダは、麦野の身体状況を把握していない。
にも関わらず遮蔽物から身を乗り出し、目視で確認するより早く、銃口を麦野に向けた。

麦野「クソがぁあッ!!」

フレンダ「ッ!?」

 “ボシュ゛ンッ!!ボボゥ゛ッ!!”

麦野もフレンダの手の内を読んでいるからこそ、五感を奪われた直後にレーザーを感頼りで乱射する。
ヤツなら必ずこのタイミングで撃ちに来る。
陽子の盾を張ったところで回り込まれて銃弾を撃ち込まれようものならアウト。ならば乱射でフレンダの射撃精度を低下させるべきだと判断した。
そして、その読みと感頼りの乱射は見事に功を奏す。

麦野「オラオラどうしたぁ!?いっちょ前なのは口ってかァ!?」

フレンダ(クソ……一筋縄じゃ無理か……!)

絹旗「ちょ、ちょっと!!」

麦野「滝壺!アンタは非難しとけ!!」

麦野、は脚を引き吊りながら慌てふためく絹旗に声を投げる。
フレンダは、この一瞬に賭けた。
声を投げたほんの一瞬、塵より細かい虚の一時……麦野は、絹旗に気を向ける。
コチラへの気が逸れたこのタイミングが勝機を掴むチャンスだと賭けた。

フレンダ「うらぁ゛ッ!!」

麦野「!?」

放たれるレーザーの精度が低下しただろう一瞬を狙い、麦野の懐へと間を詰める。
フラッシュバンや手榴弾は切れた。残るは拳銃が二丁とサブマガジンのみ。
これ以上の遠距離攻撃は麦野の優位を確定つけるものでしかないと判断した直後、本能が地を蹴り出していた。

フレンダ「ッう゛!!」

靡く髪が束で落とされた、左腕と脇腹の皮膚を消滅させられた。
激痛が走るよりも疾く、痛みを置き去りにして懐に辿りつく。
ようやくして好機を得たフレンダの右手には、腰から抜いたナイフが握られている。

死んでる滝壺に避難しろとはさすが鬼畜

フレンダ「おォ゛ッ!!」

麦野「ッ!!」

ヒュンッ!!と風切音が聞こえたのは、振りかぶられたナイフを麦野が避けた紛れも無い証拠である。
麦野沈利の体術も並大抵のものではなかった。刃先が掠めた鼻先から少しばかりの血が流れるものの、危うげな姿勢から即座に回し蹴りを放っていた。

フレンダ「!!」

この蹴りを受けてはならない。
麦野の能力発動を阻害するために接近戦闘へ持ち込んだのだ。
ガードに成功しようが蹴りの重みで必ず後退してしまう。
ならばと、フレンダは身を翻し蹴りを回避、続いてナイフによる斬撃を繰り出していた。

麦野「ぅ……ォオ゛ッ!!」

斬撃の一つ一つを、とてつもない反射神経で回避する。第四位の名は伊達じゃない。
だが、こちらは武器を持たない状況。能力を生み出そうにもその暇を与えられることはない……麦野沈利は、この瞬間に初めて、驕慢というプライドを奪われていた。

>>256
しくったw

麦野(落ち着け……冷静に見極めろ……!)

フレンダと手を合わせるのは初めてである。
まさかここまでの近接戦闘術を持ち合わせているなどとは、思いにもよらなかった。
ならば……動きを見極め、その隙を突けば……形勢など、いとも容易く返せるだろう。

フレンダ「っ―――!!」

フレンダは、ナイフによる斬撃を更に加速させ手数が増える。
更に脚技を組み合わせて動きを鈍らす。にも関わらず、麦野の表情は焦りの色に染まらない。
ナイフを握る腕の側面を弾かれ、様々な対術も払われ……寧ろ、痛みを負った自分のほうが追い込まれるような感覚さえ覚えた……そのとき。

 “ズドン゛ッ!!”

フレンダ「かっ……ぁ゛……!?」

麦野「ふゥ―――っ……!」

塵に等しい細の一瞬に、麦野の八卦拳がフレンダの胸部を捉えた。
近距離から放たれたにも関わらず凄まじい初速によって撃たれたソレは、フレンダの体全体に鈍い音を伴って響き渡る。

フレンダ「・・・ぅ!っ!!」

麦野「……」

フレンダ「…なによ」

麦野「……」

フレンダ「何で…撃たないの」

麦野「……」

フレンダ「ねぇってば!!」

麦野「……眠い」

フレンダ「え?」

麦野「私は眠いの。フレンダもでしょ?」

フレンダ「え、ぇ……うん。そうね。眠いかも」

麦野「そうよ。もう寝たほうがいいわ」

フレンダ「うん……じゃあ、一緒に寝っか」

絹旗「ちょっと!私怪我してるんですよ!放っておかないでください!」
麦野「明日病院に連れてくからアンタも寝なさい」
絹旗「えぇ……まぁ、わかりましたよ」
フレンダ「じゃあオヤスミー」

                    ______
                  /    ┐ \
                /  か .オ   i
            /     ・  ・   |
             |    く  .シ   |
             | だ  ・  ・   |
             | そ   て オ    |
             |う   ・  ・     |
             | で  い キ    廴
             | す   ・       厂
.       .  -‐‐ヘ、   ね     /
       /: : : : : : : : \ └     /
.      /: : : : :_:_:_:∠:_:_:_>‐--‐ ´┼ヽヽ
     〈:_:_:_// /  i { `ヽ      | こ
.     /   |__厶'‐   ‐ミ 、_ }     ヽ
    i   j/         `トミ. 、    つ
    |  '{ -─    ─-{   `}     i
 (__ノ   人ヽヽ 、   , ヽヽ)  ノ    |
  `て/ / j_.>ュ‐`¨i|‐.< 、(__.ノ}   |
  _,ノ, /__ノ __n {_ .ノ{h.\) } -く  |
 (  { {_`7´: : く. \,/ 〉`マ^ソ  jノ .  !
  `フ`て入 : : : 》}「「}《 : 〈 (   (__ノ)

途中で安価とコンマ挟んだのはなんだったんだ

なんで保守されてんだよ……

>>282>>287
>>232>>244のような意見が出るだろーなーとあらかじめわかってたんで、「俺のせいじゃないです。安価のせいです」と言い逃れする準備として安価を振っておきました。コンマも同じく。

てかこっから続けても誰か死ぬだけだから、このまま終わりでよくないっすか?

書きます>>259からの続きで

麦野(今しかないッ!)

掌打による一撃にて二人の間合いが開く。
近接戦闘での勝機は賭けに近いものがある。フレンダを確実に殺るならば陽子レーザーで今撃ち抜くべきと……麦野は射撃展開に入った、が。

フレンダ「らァ゛ッ!! 」

麦野「ッう゛!?」

フレンダは喰らった衝撃によって後退しながらも、右手に握り締めていたナイフを麦野の顔面に向け投擲していた。
最短でレーザーを撃ち放つために驚異的な集中力を演算に回していた麦野は、回避行動が一瞬遅れるも迫り来る刃を危うげに躱す。
好機を得たと確信しきっていた麦野の代償は、幸運にも頬への深い裂傷だけに終わる。

フレンダ(殺る!!今、ここで殺りきるしかない!!)

 “バァン゛ッ!!ババンッ!!バァ゛ガンッ”

ナイフを回避した麦野の能力は一時中断され、フレンダに一瞬の間を与えてしまった。
その好機をフレンダが逃すはずもなく、左手にて拳銃を抜き、即座に麦野の頭部目掛け数発の弾丸を撃ち込んでいる。

麦野「ッ゛―――!!!」

だが……麦野は、死の瀬戸際に立たされた今こそと軽捷の極みを見せた。
銃口と引き金のみの細緻な動きだけで飛来するだろう弾丸の軌道を先読みし、驚異的な体捌きでそれらを凌ぎ切る。
破裂音に伴う一つ一つの弾頭にて皮膚が爆ぜるものの、致命傷だけは回避し続けるその様は、正に修羅……第四位などとは程遠い鬼人の如き気魄であった。

フレンダ(馬鹿な!?こんなことが……有りえるはずがない!!)

もはや祈るような胸中で、フレンダは己を奮い立たす。
近距離だからと言って凌ぎ切れるような弾速ではない。にも関わらず、目の前の女はそれらを凌ぐ。
弾切れを起こす前にと連射の間隔と同等の速度でマガジンを切り替えた。

フレンダ「っ゛―――!!!」

両手構えにて射撃精度を向上させるも、それでも尚、麦野沈利は体捌きは止まらない。
それどころか、一発一発をやり過ごす毎に、その動きはリファインされつつある。

フレンダ(マズイ!もう一度近接戦闘に……いや、この状態の麦野に挑むのは自殺行為か……!)

麦野「甘ぇぞッ!!」

フレンダ「ッ!?」

策謀に気を向けた一瞬を麦野は見逃さない。
回避だけに重点を置いていたはずの脚先を、激しくも動きが止まない濁流の如く軸捻らせ、フレンダの拳銃を蹴り飛ばした。

麦野(今……今なら殺れる!!)

フレンダ「……!!」

ぶっちゃけ小説体のほうが得意だから、セリフの横に名前入れるのが面倒……

すんません、今からちょっとご飯作ります

なんとなくだが>>1がもう書きそうにない悪寒・・・

もう保守やめようぜ

マジでもう書きたくないんだよ……誰か続き書いてくれよ。俺3日頑張ったじゃん

>>325
なりすましやめろ

>>326
残念ながらマジだよ。なんならID付きでバイクの画像でもUPしようか?

頼む。誰か続きを…

麦野(殺った……これで確実に終わるッ!!)

蹴り飛ばした拳銃が床に転げて甲高い音が響くと同時、麦野の周囲に陽子の緑光が浮かび上がっていた。
射出対象まで約三メートル、放つ陽子レーザーは五射。うち三射を頭部・胸部・腹部へ、うち二射を万が一に備えて対象のサイドへ狙いを定める。
格下だったはずのフレンダに対する驕慢などはとうに捨てた。これで確実に殺す。アイテムとしての最大の手向けを喰らわしてやる。
各自着弾ポイント修正、発射まで残り0.5秒……確実に、殺す!

フレンダ(まだ……まだ、終わってない!)

この場に居合わせる者ならば、フレンダの死を疑えるはずがない。僅かばかり先の未来で確実に死ぬだろうと、理解せざるを得ない状況だ。
だがしかし……フレンダの眼光だけは、この限りではなかった。
蹴り飛ばされた腕をベクトルが為すままに後方へ流すは、己の体全体も同じくする。
ほんのコンマ数秒の間に、フレンダは後退しつつも右手を内腿のホルスターへと伸ばしていた。

麦野(一体何を?……いや、気を取られるな!このまま放てばいい!!)

駆け巡る逡巡の元凶は、フレンダが二丁目の拳銃を取り出していることが起因していた。
今は脳裏に過ぎる恐怖など構う時ではない。麦野が放つレーザーが間違いなく疾い。一瞬にて拳銃ごと消し去れるだろう。

一方のフレンダも胸中は似たものである。着実に迫る死線など意に介する余地などない。
収縮された緊迫が身を包み、まるで走馬灯のように景色も動きもスローに感じられた。
スロー再生で世界が動く。それは迫り来る死の恐怖さえも……そう感じるほどの、緊縛の間。

フレンダ(間に合え……!)

拳銃を両手で構える。床に向いた銃口は序々に上方へと角度を上げる。
銃口の角度はまだ麦野に着弾するには程遠い。未だに着弾点は床から離れていない。もう少し上方へ、もう少し、あと少し……と、その時。

麦野「死ィ゛ッ!!ねぇ゛ア!!!」

“ ボゥ゛ボボンッ!!ボボゥン゛ッ!!!”

とてつもない速度と殺傷力を伴う陽子の直線が放たれた。
この瞬間、麦野は己の勝利を疑わない。
照準に合わせた着弾点は一ミリたりともズレていない。
もはや放たれたとなれば避けることは不可能。それこそ光速と同等で回避しない限りは確実に命中する。

フレンダ「―――!!」

銃口は、未だに麦野の足元付近を定めていた。
この位置から発射した銃弾が麦野へ致命傷を与えることは不可能……だが、問題は無い。これでいい。

フレンダ(ここッ!!)

 “ババァン゛ッ!!バンッ゛!!”

陽子レーザーが、フレンダの身を削りに掛かる刹那の間……フレンダは引き金を二度引いた。
一発目銃弾は、麦野の足元に転げていた拳銃。麦野自身が蹴り飛ばした拳銃の角に触れた。その衝撃で、転げていた拳銃は少しばかりボディを浮かす。
そして、二発目の銃弾がバレルから放たれる寸前に、陽子レーザーはフレンダの身に風穴を空ける。
しかし、ストッピングパワーなど持たず貫通力だけに特化したレーザーだからこそ、フレンダの指先にまで衝撃を行き渡らすには及ばなかった。

風穴から血液が飛散するよりも前に、確固とした意思が引いた二度目の銃弾は、一発目で上方を向かせた拳銃の……引き金に着弾。
全ては刹那の間に仕立て上げた、麦野を殺すための巧妙な策。
麦野の足元に転げていたはずの拳銃から三発目の銃音が躍り出る。
その凶弾は狙い澄ましたかの如く、フレンダの意思を継ぐかのようにして……麦野の背に触れた。

 “ボチュンッ!!”

麦野「ッ゛!?なっ…なに、が?……ぎぃ゛いッ!!」

9ミリのパラベラムは麦野の背肉に喰い抉り、骨髄を破壊するまで捻り込む。
あまりの激痛と一瞬にして発生した半身不随によって……麦野は、その場に倒れこんでいた。

フレンダ「っか……ぁ゛……!!」

左腕の上腕は五分の一ほどが消し飛ばされ、ダラリと皮膚だけで繋がっている状態。
腹部に空いた二箇所の大穴からは背後の景色が血に染まって見える。
更に……フレンダの靡いていたはずのブロンドは、左目と脳の一部が消滅した箇所より漏れる血液によって、赤黒く染め上げられている。

フレンダ「…ぁっ……あ……」
地に這いつくばった麦野と対照的に、フレンダは未だ立ちつくしている。
敗者と勝者を顕したような光景だが……その勝者は、もはや立っていること自体が奇跡に等しい。

麦野「いぎっ!……ぅうぅ゛ッ!!」

かつて味わったことがないほどの激痛が、麦野の全身へ覆いかぶさった。
体勢を変えて痛みを軽減しようにも、背骨が砕けて動くに動けない……まさに、地獄を具現化したかのような痛みだ。

フレンダ「よっく、も……やっ…て……くれた、わね…!っお……おな、か、に……子供が、ぁ……」

己の腹部を視認したフレンダは、悲しみに暮れると同時に怒りへと身を委ねた。
どうにか機能する残った右腕で拳銃を構えなおす。

麦野「まっ…!……待っ、て!!」

構えられた銃口は小刻みに振えを止ませない。だがしかし、それでも照準は麦野の額から外れることはなかった。
自分よりも重症であるはずの女は、未だに倒れることはない。血液だけでなく臓器、果ては脳髄を滴らせながら、怒りと創痍だけで歩を詰めるその姿は……まさに鬼人と呼べるほどの形相であり、麦野へ恐怖を植えつけた。

フレンダ「こっ!殺、ころ……ずッ!!」

麦野「謝るわ!あやまっ、ごめん!!ごめんなさい!!」

麦野「やっ、やめて!!やめ……嫌ぁぁあぁあ゛あぁ゛あ゛あ!!!」

 “バァン゛ッ!!”

額に銃弾を撃ちつけられた麦野は、後方へ一瞬だけビクンと身を震わせ……うつ伏せるかのように、頭を床に垂らしたまま、死んだ。
排莢が床転げろ音が終わると同時……フレンダは、脚を崩した。

フレンダ「はっ……ぁ、ぁー……」

もう、何をしているのか……何を思っているのか……思考が、止まる。

おわり

フレンダがこれからどうするかまで書ききって終わりにしろ

終わりにしてもいいから

>>344
フレンダはお亡くなりになりました

絹旗「―――って感じの原案なんですけど、私たちアイテムで実写化しましょう!」

滝壺「……」

浜面「……」

フレンダ「……」

麦野「……おい」

絹旗「どうですか、麦野?」

麦野「なんで私がフレンダに殺される役なんだよ!ざけてんのかテメェ!?」

絹旗「マジメですよ!寧ろ最後まで生きてるからヒロインじゃないですか!」

フレンダ「いや……私はなんなの。大体浜面との関係が最悪じゃない」

浜面「絹旗……マジメに答えてほしいんだけど、濡れ場とかあるのかコレ?」

フレンダ「頭ふっと飛ばすわよ浜面!!」



ー終わりー

わかった。書くよ。





木山先生が主人公でいいなら

明日たてる・・・・・と。思う。

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