球磨「その魔球、みんなでかっとばしてやるクマー!」 (255)

先週ふと思いついたネタです。
自分自身の初めてのSSになるので温かく見てくれると嬉しいです。

・安価(コンマ判定)中心によるSS
・某ゲームを球磨達5人にやってもらう話
・更新は夜9時以降を予定


それでは興味があったら見て下さい。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1393848523

とりあえず書いた分投下。
そうだったsagaだ。


これは、とある鎮守府の休日の話です。


<鎮守府 執務室>  


提督「暇だな・・・この間南方海域を制圧してから出撃する機会が減ったなー」ポケー

提督「資源も大型建造で溶かしてるし、しばらくは資源備蓄だ」

提督「毎日書類ばかりじゃ飽きるし、何か退屈しのぎは・・・・・・」ボケー

提督「・・・ん?」



キソーもっと投げるクマー!

おい球磨姉!その呼び方やめろ!

いいから早く投げるクマー、次はホームランかっ飛ばしてやるクマ!

木曾とりあえず、ここに投げるニャ

ったく・・・



提督「球磨がバッター、多摩がキャッチャー、木曾がピッチャーか」

提督「外で野球してるのか?しっかし球磨の奴打てるのかなぁ・・・」


カキーン!!!



提督「ファッ!?」


ホームランだニャ・・・

やったクマー!これは150m間違いないクマー!

すげぇな、流石球磨姉・・・



提督「ヒエー・・・こりゃ驚いた、まさか球磨が強打者だったとはな・・・」

提督「おっと!そういえば第七戦隊に用があったんだっけ、忘れてた・・・」


<最上型(第七戦隊)の部屋>


コンコン


「はーい、どちら様ですか?」

提督「俺だよー」

「あら・・・提督ですね、さっ入られて」

提督「じゃお邪魔するぞ」ガチャ


提督「いつもながら部屋が綺麗だな・・・」ピカピカ

提督「おや、最上と鈴谷がいない代わりに筑摩がいるな」

三隈「もがみんと鈴谷なら利根さんと一緒に運動しに出かけてしまいましたわ」

熊野「なんでも、駆逐艦の子たちに誘われたみたいですわよ」

筑摩「利根姉さんも最近体動かしてないみたいなので張り切ってましたよ」

提督「まああいつらは体動かすの好きそうだしな・・・」

熊野「ところで提督用事とは?」

提督「ああ、しばらく大きな出撃がないから代理の第一艦隊を任せようと思ってな」

提督「それを伝えに来ただけだよ」

三隈「まあそれを私たちに?どうもありがとうございます」

提督「最上たちが戻ったら後で正式に話すことにする、・・・ところで姉妹と比べてお前らは体動かすのは好きか?」

三隈「私は・・・普通ですわね」

熊野「まあ、運動は嫌いではないけれど・・・」

筑摩「そうですね、好きですけど姉さんには負けます・・・」

提督「なるほどな・・・んじゃ俺はこれで失礼するよ」

三隈「はい、またいらしてくださいね」

<鎮守府 廊下>



阿武隈「はぁ・・」ショボン

提督「おや、阿武隈じゃないか。元気ないぞどうした?」

阿武隈「提督・・・私どうやったら北上さんより強くなれるんでしょう・・・」ションボリ

提督「うーむ・・・北上はうちの絶対的なエースだからな・・・難しいな」

阿武隈「いつも負けてばかりで悔しくて、そして大井さんにもなめられてるような・・・」

提督「あいつらより上に行く軽巡ってうちの鎮守府には・・・いないな」

阿武隈「提督、私強くなりたいです。何か良い方法ありませんか?」

提督「そうだな・・・咄嗟の判断力や命中力を上げるとかかな?」

提督「敵の攻撃をしっかりと見切り、クリティカルヒットを確実に叩き込む。そうすりゃ誰も文句は言えんよ」

阿武隈「臨機応変に対処するってこと?」

提督「ああ、それができれば十分だよ・・・・・・・・・おっ!」ピコーン

阿武隈「どうしたの?」

提督「阿武隈、すまないが球磨と三隈と熊野と筑摩を鎮守府の近くの野球場に連れてきてくれ」

阿武隈「えっ?」

提督「いい特訓を思いついた、とりあえずよろしく頼むぞ」ニッコリ

阿武隈「はぁ・・・分かったわ・・・」

提督「さて、俺は倉庫から道具を取りに行かないと」


こうして提督と5人の艦娘による特訓が始まるのであった。

<鎮守府近くの野球場>


阿武隈「提督、みんなを連れて来たわよ」

提督「ようし!お前ら全員集合したな!」

熊野「提督・・・私達をいきなりグラウンドに集めて、いったい何をするつもりなんですの?」

提督「ふっふっふっ・・・ほれここに、金属バットがあるじゃろ」

筑摩「もしかして野球をするのですか?」

球磨「でもそれだと人数が足りないクマ」

三隈「相手チームも考えれば最低でも18人は必要ですわ」

提督「まぁやるのは野球じゃない、俺が球を投げるからただそれを打ち返してくれ」

提督「というわけで、今日はみなさんにちょっとヒッティング演習をしてもらいます」ニッコリ

全員「ヒッティング演習?」

提督「ああそうだ」

熊野「わたくし、あまり乗り気ではありませんわ・・・」

阿武隈「バット持ったことなんて、ほとんど無いのに・・・」

提督「何を言ってるんだ!これは実戦でも役に立つ訓練なんだぞ!」

提督「例えばそうだな。熊野、敵の弾が自分に向かってきたらどうする?」

熊野「ええと・・・弾の軌道や速度を判断して回避行動に入りますわ」

提督「そうだな判断力が重要だ。そしてこの判断力はヒッティング演習でも養うことができる」

提督「俺が投げる球のコースと速度を素早く判断することで練習になる」ドヤー

熊野「そう言われてみれば、たしかに・・・」

提督「阿武隈、砲撃戦の時に弾が当たりにくいことはないか?」

阿武隈「あるわね・・・敵の真ん中に撃ったのに当たらない時とか」

提督「そりゃそうだ、敵はただの標的じゃない。当然、敵の動きまで計算してから撃つ必要がある」

提督「俺が投げる球だって常にストレートとは限らない、もしかしたら変化球かもしれん」

提督「つまり確実に芯に命中させたいなら、球のコースまで計算してからバットを振らなければならないのさ」ドヤー

阿武隈「・・・意外と共通点が多いのね・・・」

提督「まあな・・・(悪いな、これも訓練だと思って頑張ってくれ)」

提督「というわけでこれからヒッティング演習を始める、異論はないな?」

球磨「ふっ、球磨の本気を見せてやるクマ!」

阿武隈「よく分からないけど、強くなるために私頑張るわ!」

三隈「たまには運動もいいですわね」

熊野「まぁ、私の力を見せつける良い機会ですわ」

筑摩「利根型の力お見せいたしましょう」

熊野「ところで提督、キャッチャーはどなたが務めるんですの?」

提督「おっと、そういえばキャッチャーを決めないとな・・・」

提督(誰に任せようかな)

提督(まずキャッチャーといえばサイン指示が重要・・・その指示で勝敗が決することもある・・・そしてこれは艦載機への指

示と似てる)

提督(せっかくだから正規空母か軽空母にやってもらうが、まぁ軽空母の戦局への影響はあまり大きくはない)

提督(・・・しかし最重要戦力の正規空母の場合、艦載機への指示によっては戦局にかなり大きな影響を与える)

提督(正しい指示の出し方や戦局を見究める力・・・か)

熊野「提督?」

提督「あーすまん、今から連れてくるからちょっと待っててくれ」タッタッタッ




(回りくどい理由付けですが本音は正規空母が好きなだけです、すみません)


安価

↓1 キャッチャーを務める艦娘(正規空母限定)


蒼龍

15分後


提督「おーいみんな、連れてきたぞ」

蒼龍「今回キャッチャーを務めさせてもらいます、よろしくお願いしますね」ペコリ

筑摩「蒼龍さんですか、こちらこそ私達のためにありがとうございます」ペコリ

提督「いやー、蒼龍すまないな」

蒼龍「いえ、気にしないで下さい。私にとっても指示の練習になりますから」

提督「かなわないな・・・それでサインはさっきの通りなんでよろしくな」

蒼龍「了解です(でも本当にサイン通りの球を提督は投げられるのかな・・・)」

球磨「提督、打順はどうするクマ?」

提督「順番はお前らで決めてくれ、ちなみに4番目、5番目だと提督は既に疲れてるなんて思うなよ?」ニンマリ

三隈「分かりました、では話し合いで決めましょう」



安価

コンマ判定  数字の大きい順から打順になります(全ての安価で00は100扱い)


球磨↓
阿武隈↓2
三隈↓3
熊野↓4
筑摩↓5


15分後


提督「おーいみんな、連れてきたぞ」

蒼龍「今回キャッチャーを務めさせてもらいます、よろしくお願いしますね」ペコリ

筑摩「蒼龍さんですか、こちらこそ私達のためにありがとうございます」ペコリ

提督「いやー、蒼龍すまないな」

蒼龍「いえ、気にしないで下さい。私にとっても指示の練習になりますから」

提督「かなわないな・・・それでサインはさっきの通りなんでよろしくな」

蒼龍「了解です(でも本当にサイン通りの球を提督は投げられるのかな・・・)」

球磨「提督、打順はどうするクマ?」

提督「順番はお前らで決めてくれ、ちなみに4番目、5番目だと提督は既に疲れてるなんて思うなよ?」ニンマリ

三隈「分かりました、では話し合いで決めましょう」



安価

コンマ判定  数字の大きい順から打順になります(全ての安価で00は100扱い)


球磨↓
阿武隈↓2
三隈↓3
熊野↓4
筑摩↓5


連投になった すみません
ここから↓5つです

どう

つられクマー

くまりんこ

流石にいきなり5人はきついか・・・

10時まで待ってレスが無ければ後の2人の連取を可能にします

ほい

連取可能ならもう一回

そいや

球磨:38
阿武隈:98
三隈:81
熊野:90
筑摩:28

よって打順は、1阿武隈 2熊野 3三隈 4球磨 5筑摩

筑摩「提督、順番が決まりました」

提督「よし、それじゃルールを説明するからよく聞くように」



[提督VSクマーズ  50球ホームラン勝負]


これはとあるゲームとは関係ないと最初に言っておきます。(震え声)


目的:クマーズをコンマ安価によって見事勝利させてください!


①提督が球を50球投げます

②クマーズ達5人が10球ずつ、それを打ち返します

大まかな流れは以上。


↓1という表記がありますので、その安価先のコンマによって結果が変わります。

安価先のコンマは以下の通り。

01~20:空振り
21~35:ファール
36~50:ヒット
51~00:ホームラン

ゾロ目の場合は再度コンマ判定を行い1回目の数字と2回目の数字を足します。

つまり11や22でも次のコンマ判定によっては51を超えることができるかもしれません。

50球のうち40本以上ホームランを出せたらクマーズの勝ち。

ホームラン数が39本以下だったらクマーズの負けです。

※ちなみに全員終了時にホームラン数が30本~39本だった場合、ある助っ人が来ます。


以上でルール説明を終わります。


提督「というわけだ、何か質問は?」

熊野「あの・・・提督」

提督「何だ?」

熊野「50球中40本以上ホームラン打てって・・・少し厳しすぎませんかしら?」

球磨「そうだクマ!厳しすぎるクマ!」

阿武隈「私、初心者なのよ!」

提督「なーに言ってんだ、艦娘の力なら簡単に打ち返せるだろうが!(打てれば・・・だがな)」

提督「それで熊野、何が言いたい?」

熊野「もう少し緩くしてもいいと思うんですの」

熊野「例えばその、ヒット3本でホームランにするとかは・・・」

筑摩「それなら悪くないですね」

三隈「ヒットなら・・・」

提督「うむ確かにかわいそうか、ならばそれを採用しよう・・・」

熊野「良かった・・・」

提督「・・・なーんてうっそぴょーん!ひゃっひゃっひゃ!」


全員「・・・・・・・・・・・・・・・」ジトー

嫌なノルマだなおい

提督「お前らそんな甘ったれたことぬかすんじゃねえ!ヒットは無駄だ、ホームラン打ってなんぼよね!」

提督「あと、たとえ39本ホームラン打っても俺は負けを認めないから、そのつもりで」キリッ


球磨(鬼畜クマ・・・)

阿武隈(鬼畜よ・・・)

三隈(提督ったら、鬼畜としか言いようがありませんわね)

熊野(本当に、鬼畜ですわ!)

筑摩(・・・鬼畜すぎますね)

蒼龍(鬼畜ね・・・)


提督「なんか、さっき俺のことを責めてる気がしたが・・・仕方ない、もしクリアしたら何でもしてやるよ」

熊野「ん?」ニヤリ

筑摩「今」ニヤリ

阿武隈「何でもするって」ニヤリ

球磨「言ったクマ?」ニヤリ

三隈(熊野、あなた一応お嬢様キャラなのに・・・そのネタを)

提督「ただし!俺のできる範囲に限ってだからな!」


提督「よし、それじゃあ早速始めるぞ!トップバッターはバッターボックスに入れ!」

とりあえず今日はここまでです。

明日から1人ずつ更新をしていく予定です。
初めてのSSに付き合ってくれて本当にありがとうございます。

あのゲームかwwwwww
乙です

ロビカス提督更迭待ったなし

か…関係ないって言ってたし(震え声)
さーてどこぞのWWWボールもどきはどうやって投げるの提督さん

提督が投げる(ストライクゾーンに行くとは言ってない)

球磨はハチミツやってるからな…

こんばんは、それでは今日は阿武隈の10本勝負をやっていきましょう。
なお例の魔球なんかも出てくるようです。
5球目までは普通の球種、6球目からは・・・。

ルールは>>20の通りなのであしからず。
9時15分頃から開始します。

第1打者 阿武隈


球磨「あぶくまー!初球からがんがん打つクマー!」

三隈「頑張ってくださいな」

熊野「応援してますわ!しっかり頼みますわよ!」

筑摩「私達がいます、安心して打ってくださいね」

提督「みんなに前もって言っておく。俺はボール球は一球も投げない、つまり全球勝負球だからな」

阿武隈「うう・・・私がトップバッターだなんて」

提督「最初は阿武隈だな、よし」

阿武隈「なんで初心者の私がトップなのよ・・・緊張する」ハァ・・・

提督「阿武隈、逆に考えるんだ。こういう団体戦は最初の方が気が楽なんだぞ」

提督「後ろの方になるほど重圧は大きくなっていくもんよ、なあ筑摩?」

筑摩「・・・・・・」

阿武隈(そうよね、ラストの筑摩さんに比べれば・・・)



阿武隈「」スーハースーハー

阿武隈「・・・よし、準備完了よ。いきます!」スチャ

提督「いい面構えだ阿武隈・・・では始めよう」

蒼龍「・・・・・・」スッ

提督(まぁ最初は、そうだな・・・)ビシュー


↓1

インコース高めに

阿武隈(これは高めのストレート・・・いただきね!)



カッキーーーン!!!


ホームラン!


提督「いきなり場外か。へぇ・・・ちゃんと打てるじゃないか」

阿武隈「フェンスは越えてるし、さっきのはホームランよね!」

提督「ああとりあえず一球目はホームランだな、良かったな阿武隈」

阿武隈「えっへへ・・・」ニコッ

提督「だがしかし、次からはそうはいかんぞ・・・」

提督(まさか初球から打ってきますか・・・しかも場外って・・・ちょっとびっくりだぞおい)

提督(さてサインは・・・)

蒼龍(今度は変化球かな・・・)スッスッ

提督(・・・カーブか・・・よし)シュッ



↓1

鬮倥a繧偵?繧峨>謇薙■sage

はみでちゃうといかんしカーブ

阿武隈(ふふっ、提督・・・変化球でごまかそうったて無駄よ!)



クワッキーーン!!!

ホームラン!


提督(二球連続場外・・・なんだこれ)

阿武隈「提督、私にはコンマ神の加護がついているのよ!」

熊野「阿武隈さん・・・それメタっぽい気が」

阿武隈「さあ提督、がんがんいくわよ!」

提督「ぐぬぬ、調子に乗りやがって・・・」

提督(変化球もだめか?いや・・・きっとまぐれだ)

蒼龍(きっとまぐれです、もう一回変化球いきましょ!)スッスッ

提督(・・・もう一回変化球、これでまぐれか見究める!)シュッ


↓1

真逆に超スローボール

WWWで

まず一球か

阿武隈(なんなのこの球・・・すごく遅くてタイミングが)クッ

阿武隈(とにかく当てなきゃ!)



カーン!


ファール


提督(やっとはずれた・・・やはりまぐれだよな?)

阿武隈「くう・・・タイミング狂ったわ」

提督「どうした阿武隈!さっきまでの威勢は!」

阿武隈「提督があんな遅いボール投げられるのにびっくですよ!」

提督「俺を誰だと思ってる、こう見えて昔はよくピッチャーをしてたんだぞ!」

三隈(でも普通は超遅球なんて無理よね・・・)

阿武隈「うう・・・でもいいわよ!次しっかり打つから!」

提督「よし、じゃあいくぞ!」

蒼龍「・・・・・・」スッ

提督(あい分かった・・・)シュッ


↓1

ど真ん中から落ちるフォーク

HR

阿武隈(相手の性格から考えて・・・きた変化球)

阿武隈(じっくり待って、落ち・・・・・・た!!)



カッキーン!!!


ホームラン!


阿武隈「やったぁ!読みが当たったわ!」

提督「ふぅ、こいつ本当に初心者かよ・・・嘘つきやがって」

阿武隈「初心者でも読めれば打てるのよ!」

提督「参ったな・・・」

阿武隈「こうなったらもっと打ってみんなを楽にさせるわ!」

提督(阿武隈は今かなり士気が高いな、さてどうしようか・・・)

提督(とりあえず蒼龍のサインを見ないと・・・な)

蒼龍(阿武隈ちゃんの弱点は何なのかしら、次はこれかな)

提督(・・・それでいいのか)ビシュー


↓1


パーム

空振りや

阿武隈(遅い・・・私には見えるわ・・・)

阿武隈(落ちる・・・だけど、ゆっくりと・・・ね!)



カッキーン!!!


ホームラン!


提督「」ポカーン

蒼龍「うそ・・・」

阿武隈「とりあえず5球中、4本ホームランね!」

阿武隈「このまま目標の8本ホームランをめざすわ!」

球磨「阿武隈すごすぎクマー!」

熊野「いい調子ですわ、そのまま押し切って!」

三隈「これは私も頑張らなくてはいけませんね」

筑摩(重圧が軽くなりそうで良かった・・・)ホッ


提督「5球中4本か・・・これはアレを使わなければなるまい」

提督「蒼龍!ちょっと」

蒼龍「どうしました」タッタッタッ

提督「折り返しになったしアレを使おうと思うんだが・・・」

蒼龍「でも、本当に投げられるんですか?」

提督「俺を誰だと思ってる、提督だぞ」

蒼龍(ツッコミたいけど・・・まぁいっか)

提督「それじゃしっかりキャッチしてくれよな」

蒼龍「分かりました」タッタッタッ

阿武隈「提督!まだなの?」

提督「おう準備完了だ」


提督(行くぞ阿武隈、打ってみろ!)ビッシュー


↓1

スカイフォーク

提督(さぁどうだこの球・・・まさかフォークだとは夢にも思うまい!)

提督(どう打つ阿武隈・・・)



カッキーン!!!


ホームラン!


阿武隈「落ちる前に引っぱたけば万事解決でしょ!」ドヤ

提督「・・・くそっ」

蒼龍「すみません提督、ここまで予想できませんでした・・・」

提督「気にするな、これは仕方ない・・・」

提督(だがほとんど打たれてるな、あと4球どうしたものか)

提督「蒼龍、これは指示の練習だからお前が一番いいと思うものを考えてくれ、俺はそれを投げるから」

蒼龍「分かりました、任せてください」

阿武隈「提督!早く早く!」

提督「お前キャラ変わってるぞ・・・」

蒼龍(・・・これで)スッ

提督(信じて投げればなんとかなるもんさ・・・)ビシュー


↓1


ライジングキャノン

早くも魔球のオンパレードだ

阿武隈(速い!けどただの速球でしょ!)

提督(甘いな・・・)


カーン


ファール


提督(高速横回転をなめてもらっては困るぜ、阿武隈)ニヤッ

阿武隈(単なる速球かと思ってたけど違う、とても打ちにくかった・・・)

蒼龍「すごいな提督、本当に投げられるんだ・・・」

阿武隈「気を取り直して・・・」スーハー

阿武隈「提督、いつでもOKよ!」

提督「ホームランじゃなくても、落ち込まないのはいいことだ」

阿武隈「みんなのためにも負けられないのよ!」

蒼龍「・・・・」スッスッスッ

提督(分かった。いい目だ阿武隈、ならばこれでどうかね!)ビシュー


↓1

ドロップカーブ

提督(俺が横回転だけ上手いとおもうなよ、縦のカーブだってできるんだぜ)

阿武隈(これはカーブ、読みは当たってる。タイミングも・・・バッチリね!)



カッキーン!!!


ホームラン!


提督「普通の球種を入れてみたんだが、ダメだったか」

阿武隈「大丈夫、きっとまだ打てるわ」

提督「阿武隈は読みが上手いな・・・」

阿武隈「そっ、そうですか?」

提督「確実に俺の球のコースと球種を読んでるな・・・すごいよ」

阿武隈「えへへ・・・」

提督「だが気を抜くなよ!あと2球真剣勝負だ」

阿武隈「はい!」

蒼龍(よろしいですか?)スッ

提督(OKだ)シュッ


↓1


大リーグボール2号

筑摩「えっ!」

球磨「なっ!消えたクマー!」

熊野「一体どういうことですの!」

三隈「提督って本当に人間なの・・・?」


提督(・・・消える魔球、どうよ!)


阿武隈(騙されちゃだめ・・・落ち着いて・・・今です!)


カキーン!


ホームラン!


提督「」

蒼龍「」

阿武隈「さっきのは、まぐれ・・・私もそう思うわ」

提督「ああ、俺って才能ないのかなぁ・・・」

蒼龍「提督落ち込まないで!ほらラストいきましょ!」

阿武隈「気を落とさないで下さいよ・・・さっ最後の1球お願いします!」

提督「まさかお前に励まされるとはな、すまない」


提督(よしラストだ、蒼龍どうする?)

蒼龍(これで勝負してください・・・)スッスッスッ

提督(りょーかい!)ビッシュー


↓1


分身魔球

阿武隈(ボールが一つじゃない!どれが本物なの!)

球磨(すごいクマー・・・これは球磨でも厳しいクマー)

阿武隈(とにかく当てて力で飛ばさないと、当たって!)


カーン!!


ファール


提督「いい音はしたが、惜しかったな」

阿武隈「最後のはどれが本物か私分かりませんでした・・・」

提督「当てるだけでもすごいと思うんだが・・・」

提督「だいたい消える魔球をなぜ初見で打てるんだ、恐ろしいぞ」

阿武隈「だからあれはまぐれですって・・・」

提督(まぐれほど恐ろしいものはないんだけどなー)

提督「とりあえず阿武隈はこれで終了だ、記録はホームラン7本。初心者にしては十分すぎる」

阿武隈「あっ、ありがとうございます!」

提督「次のバッターは・・・熊野だな」

熊野「私の番ですわね、熊野の実力華麗にお見せいたします」




本日はこれでおしまいです。
いやぁ結構古いネタが多かったですね・・・(一応>>1は20代後半です)
でもできる限り頑張って書きますので、明日もよろしければお願いします。

それでは失礼いたします

おっつおっつ
提督が大日本帝国野球連盟から召集されるのはいつでしょうか

おつ
むしろ余りに強すぎたせいで団体からポイされた可能性

こんばんは>>1です。
今日は熊野の10本勝負になります、昨日の阿武隈の記録(7本)を熊野は抜かせるでしょうか?
ルールは>>20にならいます。

9時15分から投下する予定です。

>>59
実際にこんな提督がいたらチートすぎて逆に呼ばれませんねw

第2打者 熊野



阿武隈「がんばれー!」

球磨「阿武隈に続くクマー!」

三隈「期待していますよ、熊野」

筑摩「リラックスして頑張ってくださいね」


熊野「バットを持つのはかなり久しぶりですわね」ニギッ

提督「熊野、お前は野球の経験はあるのか?」

熊野「野球なら、最上姉さんと鈴谷に教えてもらいましてよ」

提督「最上と鈴谷か・・・確かにあいつらならやりそうだな」

三隈「そういえば、もがみん達と野球したのはいつごろだったかしら?」

提督(俺のイメージでは最上と鈴谷がアウトドア系で三隈と熊野がインドア系だったが、正しかったみたいだな)

熊野「さーて・・・提督、覚悟はよろしいかしら?」ニコッ

提督「覚悟?それはこっちのセリフだな」ニヤリ

熊野「あらー・・・先ほど阿武隈さんにぼんぼん打たれた方がよく言いますわね」

提督「勝負なんてやってみなけりゃ分かるまい、準備はいいか?」

熊野「よろしくてよ・・・」スチャ

提督(・・・蒼龍いくぞ!)

蒼龍(はい、頑張ります!)

提督「うりゃあああ!」ビシュー!!


↓1


ナックル


熊野(まさかいきなり直球ではないでしょう・・・)

熊野(予測はどうでしょうか・・・ナックル、ここですわね!)


カッキーン!!!


熊野「入ってー入って―!」

提督「どうなった・・・?」


ホームラン!



熊野「やりましたわ!初球ホームランですわね、しかも場外ですわ!」

提督「阿武隈と同じくお前も調子がいいみたいだな」

熊野「私はいたって普通でしてよ、提督が不調なだけではなくて?」

提督「俺が不調だと?馬鹿言うなどこも悪くないぞ」

熊野「ならばおもしろい球、期待してますわ」

提督(・・相変わらず挑発が好きなお嬢様だなー)

蒼龍(まだ始まったばかりです、冷静にいきましょ)

提督(わかってるって)シュッ


↓1


激・天竜

チェンジアップ

孫六ボール


熊野(・・・えっ、えっなんですのこれ!)アワワ

提督(ふっふっふっどうだこの剛速球、犬飼さん?いえ知らない方ですねw)


カーン!

ヒット!



熊野(なんなんですの・・・もう!)

提督「熊野、連続はさすがに厳しいかい?」

熊野「2球目から魔球クラスとか・・・ありえませんわ!」

提督「なんとでも言えー、俺は全球本気だぜぇ!」

熊野「この・・・・」


蒼龍(・・・・いきますよ)スッ

提督「うむ・・・うらぁあああ!」ビシュー


↓1


クロスファイアー

熊野(提督はきっとまた魔球を投げ来てますわ・・・)

熊野(だからここに構えて・・・って逆!)


ブンッ!

バシッ!

空振り!



蒼龍(そういえば私、今日初めてキャッチしたわね・・・)

提督「どうした熊野、俺がいつも魔球を投げると思ってたのか!」アハハ

熊野「////」カーーー

提督「ふぅー、最初は驚かせてもらったがやれやれ」

三隈「熊野、落ち着いて!よくボールを見なさい!」

熊野(分かってますわよ!)

熊野(もう、許しません・・・本気でいきますわ!)キッ

提督(おーこわいこわい・・・さて)

蒼龍(・・・・)スッスッ

提督「うらあああ!」ビシュー


↓1

アステロイド・キャノン

カミソリカーブ


提督(俺のオイルが沸騰してくるぜ!いけー、アステロイド・キャノン)


熊野(速すぎる!このスピード人間じゃありません・・・)

熊野「でも当ててみせますわ!」


カーン!


提督(無駄だ・・)


ファール!


熊野「・・・・・」

提督「俺のボールに驚いたか?」

熊野「提督、今度検査されることをお勧めしますわ・・・」

提督「うーん?いたって普通なんだけどなー」ニヤニヤ

熊野「」カチン


蒼龍(提督・・・あまり怒らせない方が)

提督(なーに、あのお嬢様には少し礼儀を教えてやらんんとな)

蒼龍(どうなっても知りませんよ・・・)

提督(まぁ何とかなるでしょ・・・だーいじょーぶっと!)ビシュー


↓1

カミソリシュート

スライダー


熊野(腕の振り方をみれば、ストレートですわね!)ニヤリ

提督(・・・)


カキーン!


熊野「すごい切れ味?何か違った!・・・でも入ってくださいな!」

提督(ヒットだ・・・甘い!)


ヒット!


熊野「あともう少しでしたのに・・」ガクッ

提督「あれでもヒットか。やっぱり艦娘の力って侮れない、慢心は駄目だ」

球磨「くまのー!しっかりするクマー、残り5球ガンガン打つクマー」

熊野(!・・・そうでした後続のみなさんにしっかり繋がなくては・・・)

提督「不調なら休憩でも入れるか?」

熊野「いえ不要です、さぁ次の球いらっしゃって!」

提督(かえって元気になったか?)

蒼龍「慢心はいけませんよ、提督!」

提督「安心しろ、手は抜かないさ・・・」シュッ


↓1


超スローカーブ

提督(今日の俺がずっと速球ばかり投げると思っているなら大間違いだ!)

提督(さぁ打ってみろ・・・ん?)


熊野(ほら違いましたね、この球はゆるい・・・)ニヤ

熊野(この熊野、甘い球はかっとばしますわ!)

熊野「とおおおおおおおおおお!!!!」



ガッキーン!


ホームラン!


提督(・・・読まれてた、あれはまぐれじゃない)

熊野「提督、わたくしを馬鹿になさらないで。ちゃんと対策はしてますわ」ドヤ

提督「ふぅ・・・、どうだ緊張はほぐせたか?」

熊野「えっ?まぁそうですわね・・・」

提督「次の球投げるぞ、いいか?」

熊野「はい、よろしくてよ」


提督(・・・少し油断したか)

蒼龍(誰にでもあります、くよくよせず次いきましょ)

提督(ありがとう・・・)

提督(それなら、こいつでいってみよう!)シュッ


↓1

孫六ボール

マーくん直伝の速球


提督(お前はこの球に踊らされる・・・)


熊野(ぼ、ボールが踊ってますわ!)ファッ!?


三隈(あの軌道はいったい・・・)

阿武隈(ありえないわよ・・・)

球磨「すごすぎて口が開いたまんまだクマー」

筑摩(もう何が来ても驚かないようにしておこう・・・)


熊野(しかも、なんか重い!)


カーン!


ファール!


提督「どうだこの踊る魔球は?」

熊野「物理的にありえませんわ・・・どうしたらあのような」

提督「まっ秘伝の球だからな、そう簡単に教えることはできない」


熊野(提督の球を打つにはどうすれば・・・)

熊野(それよりも自分を落ち着かせる方が先かしら、いったん深呼吸・・・)


熊野「」スーーーハーーー

熊野「提督、あと3球いきますわよ!」


提督「どこまで楽しませてくれるか、期待してるぞ!」

蒼龍(ここに・・・これで)スッ

提督「うらあああ!!」ビシュー


↓1

ソニックライジング

熊野(・・・あれは高速横回転!昨日の阿武隈さんの時のやつですわ!)

熊野(でも打てない球じゃないわ!バットを素早く、当たって!!)


提督(見切れるか熊野!)


熊野「とおおおおおおおおおお!!!!!」ブンッ


カッキーン!!!


熊野「・・・・お願い!」


ホームラン!


熊野「や・・・やったー!」

提督「おい口調が違ってるぞ」

熊野「そんなのどうでもよくてよ!さぁ次ですわ」

提督「やれやれ・・・」


熊野(あの高速の球だって、しっかり読めれば打てましたね・・・)

熊野(阿武隈さんの言う通り、冷静に読むことの大切さを学びましたわ)


提督(残り2球、何かおもしろい球はないかなー)

蒼龍(ならば提督、これはどうでしょう?)スッスッ

提督(いいよ、しっかり受け取ってくれよ!)シュッ


熊野(・・・来た!)


↓1

「熊野愛してるぞおおおお」叫びながら
SFF

提督「熊野愛してるぞおおおお!!!!」

熊野「なっ・・・////」カー


三隈「まぁまぁ・・・」

球磨「提督が熊野に告白したクマー!」


熊野「落ちる球・・・ああ、もう!タイミングが合いませんわ!///」アタフタ


ブンッ!


空振り!


提督(やべっ、つい言っちまった・・・さすがに怒るよな?)

提督「あー熊野、そのーさっきは流石にすまん・・・」

熊野(いったい提督は何でこんな時に・・・///)

提督「おーい・・・聞こえてるか?」

熊野「はっ!・・・きっ聞こえてまして・・よ」

提督「さっきはごめん・・・」

熊野「///・・・むっむう、提督ったら勝負の時に何てことをおっしゃいますの!」プンスカ

提督「・・・すまん」

熊野「まったく、次はしっかりしてくださいな・・・(なんなんですの・・・もう)」


蒼龍「・・・」ジトー

提督「そんな目で見るな、ほらラストラスト」

蒼龍「はーい・・・」

提督(うっかりあんなセリフを吐くとは、俺自身がびっくりだ・・・)


提督「ラストはこれだな!クルルァァァァ!!!!」ビッシューーーー!!!


↓1

WWWボール


熊野(とにかく冷静になるのよ、熊野!)

熊野(ええと・・・軌道は左右左右左右・・・ってえええ!!!)



提督(このWWWボール、ある少年から教わったものだが・・・)

提督(こんな球を投げられるなんて、おかしすぎるだろうwww)

提督(どこで覚えたんだよ!)



球磨(・・・うう目が回りそうだクマ)

三隈「もう・・・何も怖くありませんね」(白目)


熊野(ええい、もうカンで参ります!)


カキーン!


ヒット!



提督「熊野ヒット、やぶれたりー!」

熊野「くうぅ・・だいたい提督があんなことを言いますから」

熊野「いきなりあんな・・・恥ずかしくないのかしら?」

提督「まぁ若気の何たらだ、許してくれや」

熊野「もう、知りません!」


提督「熊野はホームラン3本か・・・むう少し厳しいな」

熊野「うぅ・・・」ショボン

提督「現在合わせて10本、さすがに厳しすぎたか?」

三隈「待ってください提督、三隈が妹の分まで活躍してみせますわ」

提督「三隈か、だがもう失敗はできんぞ?」

三隈「最後まで戦わずして艦娘ではありませんよ、提督」

提督「・・・そうだったな、最後まで戦ってもらわないとな」

三隈(熊野、あなたの姉の実力をしっかりと見てて!)



本日はこれまでです。
現在計10本、これは少し厳しいかな?
それでは明日も同じぐらいに更新します。

今日はありがとうございました。

おっつおっつ
べつにリベンジとして第二回をしてもいいんだよぉ~?(チラッチラ

WWが横でWWWはでかい縦揺れだったそうな
俺も勘違いしてたの(´・ω・`)

この提督ならストレートがナチュラルに加速してそう

>>90
いや、あってる
今WWWボール編み出したシーン思い出した

プニキとロビカスのアレかwwwwww

みなさんこんばんは、>>1です。
今日は熊野の姉、三隈が打席に立ちます。
熊野の分まで頑張ってくれるか期待ですね。
あと提督と蒼龍が脳内会話をしてる部分が多くありますが、気にしたら負けですw

ルールは>>20の通り。
開始は9時15分からです。


※気になってWWボールとWWWボールを調べてみたら、WWボールは横、WWWボールは縦でした。
 次からは上記のように対処します。
 
そういえば昔コロコロが好きだった友人の家で、この漫画は少し読んでました。


第3打者 三隈


三隈(いよいよ提督との対戦、何だか緊張してきましたわ・・)

提督「3人目は三隈か、これは期待だなー」

三隈(私がミスをしたら・・・その時点で40本越えは不可能ね)


球磨「みくまー!ノルマなんて気にしたらダメクマー、今は自分の勝負のことだけに集中するクマー!」

筑摩「大丈夫ですよ、三隈さんなら打ち返せます!」

阿武隈「落ち着いて読むのが大事ですからね!」


熊野(・・・三隈姉さん・・・どうか、よろしくお願いしますわ・・・)ギュッ



提督「やけに期待されてるみたいだが・・どうだ三隈、重圧がすごいか?」

三隈「そうですね、今にも押しつぶされそう・・・」


三隈「・・・でも、私は自分のやるべきことを精一杯やるだけです」スッ

蒼龍(三隈さんから何かオーラを感じますね、提督)

提督(蒼龍・・・)

蒼龍(何でしょう提督?)

提督(人は見かけによらん、温厚な者ほど気を引き締めてかかるように・・)

蒼龍(・・・大丈夫です)スッ


提督「さて、準備完了みたいだな・・・始めるか」

三隈「三隈・・・いきますわ!」


提督「・・・・・」シュッ


↓1

妹さんをください・44ソニック

あばたボール

あ、三隈ブチ切れですわこれww


提督(冷静な三隈にまず速球であいさつしてやろう・・・)


三隈(・・・知ってますわ、マグナムエースの球でしょ?)

三隈(どんなに速い球でも艦娘の力なら打てば弾き返せますのよ!)


カッキーン!!!


ホームラン!


三隈「あと、どなたか知りませんけど三隈の妹を渡すわけにはいきませんわ!」

熊野「姉さん・・・何を言ってるんですの?」


提督「ここまで3人とも初球ホームランか・・・」

蒼龍「なんか最初が苦手ですね」

提督「苦手というか・・・何というか」ウーム


三隈「提督、2球目の準備できてますわ」

提督「おう、すぐ投げるよ!」

蒼龍(・・・・)スッ

提督(とにかく、かたっぱしからいくぞ!)ビシュー


↓1

ストレート


蒼龍(ここで魔球の連続はあまり良くないわね・・・)

蒼龍(だから、あえてストレートで勝負よ!)


三隈(魔球?・・・違う、これは普通のストレート)

三隈(タイミングを逃しましたわ・・・)


提督(蒼龍の読みは当たりだったか・・・)


カーン!

ファール!


提督「ふぅー、やっぱり魔球を狙ってたみたいだな」

三隈「そうですね・・・見事に裏をかかれてしまいましたわ」

三隈「・・・すみませんみなさん、40本が無理になってしまって・・・」

提督「・・・落ち込むな三隈、これは演習だから球磨と筑摩もやるつもりだ」

提督「それに2人も責めてないぞ、ほれ」



球磨「大丈夫だクマー!もう気にせず好きなように打つクマー!」

筑摩「私達のことは気にしないで下さい!」


三隈「2人とも・・・」

提督「さっバットを構えろ、続きいくぞ」

三隈「はいっ!」


蒼龍(・・・・)スッ

提督(それだな、分かった)ビシュー


↓1

野球盤の消える魔球

地面にめり込むんじゃね?


うう・・さすがに野球盤はきついです(改造した野球場なら別ですが)
普通の消える魔球でいいですか? すみません・・・



三隈(提督の球を落ち着いて見て・・・・・・!消えましたね・・・)


提督(消える魔球を三隈にも味わってもらおう・・・)ニヤリ


三隈(阿武隈さんのを見ている以上タイミングは分かりますわ・・・)

三隈(く・・ま・・り・・ん・・)


三隈「こっ!!!」


カッキーン!!!



蒼龍「当たったの!?ボールは?」

提督「どうだ、入るのか?」



ホームラン!



三隈「・・・良かった、うまく当たったみたいですわね」ニコッ

提督「しっかり当ててきたみたいだな・・・タイミングが完璧だったぞ」

三隈「ふふ、ありがとうございます」

提督「しかし、まだ3球だ。どんどんいくぞ!」

三隈「了解です・・・」


蒼龍(・・・これでいきますね)

提督「よしっ、うらああ!」


↓1

ただのフォーク(垂直落下)じゃねーか!

提督「・・・・」シュッ


三隈「何度魔球が来ようと同じですわ!」


蒼龍(完全に魔球狙いですね、三隈さん・・・)


三隈(これはおそらくフォーク、・・・えっ垂直?)

三隈(しかし残念でしたね、・・・ここです!)


カキーン!


提督(見なくても分かる、これはヒットだ・・)


ヒット!



三隈「惜しいですわ、あと5mほどで・・・」

提督「ああ、たしかにさっきのは惜しかったなー(・・・意外にやるな)」

三隈(提督の球には何か癖がありますわね、それを見究めて次もいきましょう)


蒼龍(侮れませんよ提督・・・)

提督(分かってる、何度も言うが慢心などしない)

蒼龍(それならよろしいんです・・)スッ

提督(慢心ダメ、絶対!)ビシュー!


↓1

スカートがめるれるほどの風が吹くジャイロストレート


三隈(この球スピードが落ちませんね・・・ジャイロ系でしょうか)

三隈(くっ・・・意外と速い)


提督(今回は、渾身の力で投げたジャイロストレートだ!)


三隈(速いなら、こちらも全力で・・・ええい!)


カッキーーーン!!!


三隈「って・・・きゃああああ!」ブワァァ

球磨「風圧で三隈のスカートがめくれ上がったクマー!」


提督「スカートが・・・ふむ白か・・・」

蒼龍(あーあ、私しーらない・・・)


ホームラン!


三隈「くっ・・・////」ナミダメジドメ

提督「ええと・・・」

三隈「提督は破廉恥な方なのですね、よく分かりましたわ!」キッ!

熊野(あーあ、三隈姉さんを怒らせてしまいましたわね・・・)

提督「三隈・・・その」

三隈「問答無用です、後でお説教いたしますから!」

提督「アッハイ・・・」

三隈「さあ、早く投げてきなさいな!」


提督(しくじっちゃったな・・・)

蒼龍(スケベな提督・・・)

提督「うるさいぞ!」

蒼龍(まったくもう・・・)スッ


提督(はぁー、俺のあほ・・・)シュッ


↓1

アウトローギリギリを掠めるカーブ

この魔球は落ちるのではない! 浮くのだ!!

提督(また魔球だと何か言われかねないしなぁ・・・)

提督(ここは魔球よりも、カーブできわどい箇所をついてみよう)



三隈(提督ったら・・・はぁ・・・私も、頭を少し冷やさないと)

三隈(これは・・・カーブかしら、でもアウトローいっぱいですが・・・)



『俺は全球勝負だからな!』



三隈(提督にボールは無い。打たなければ私の負けですわ!)


カーン!


ファール!


三隈(やっぱり冷静さに欠けていますわね・・・)

提督(少しからかいたいが・・・今、三隈を挑発するのは良くないからやめておこう)

三隈「提督は冷静ですわね・・・」

提督「んっ?ああ、そうだな・・・」

三隈「・・・」

提督「三隈どうした?」

三隈「何でもありませんわ、早く次投げてください」スチャ

提督「おっおう・・・」


蒼龍(複雑なんでしょうね・・・)

提督(俺にはよく分からんな)

蒼龍(まぁいいです。それはともかく次はここに)スッ

提督(・・・よしっ)シュッ!


↓1

ホームベースをスレスレで通るサブマリンストレート

提督(知ってるか三隈?実は俺、下手投げもできるんだぜ!)ドヤ


蒼龍(これはホームベースすれすれ・・・なんかボールになりそうな気が)

蒼龍(さすがに三隈さんも・・・・ん?えっ?)


三隈「・・・・・・・・・そこっ!」


グワッキーーーーン!!!!


球磨「弾き返したクマー!」

阿武隈「あんなスレスレの球、私ならきっと見送るわね・・・」


三隈「場外・・・・・・ですわ」


ホームラン!


提督「・・・・」

三隈「三隈が打たずに見送ると考えてらしたの?」

提督「ぐぬぬ・・・(あっさりと、下手投げを・・・)」

三隈「いきなりフォームを変えても、私は驚きませんよ?」ニコッ


提督(場外にあっさりとか・・・)

蒼龍(やっぱり本気モードはこわいですね)

提督(なっ、言った通りだろ?)


提督「残り3球・・・行くぜおい!」ビシュー!


↓1

マーくんが憑依した状態でのストレート

それは投げる瞬間のことであった・・・


提督「行くぜおい!・・・んっ?」ビシュー!


その時提督に電流が走る!

投げる瞬間に何か凄まじい力が自分の中に沸き起こったのである!


提督(どこかのプロが力を貸してくれたのか?)


謎の力を借りた提督のストレートは150kmを超えて飛んでいった・・・・が


三隈「くまりんこっ!」


カッキーン!!!


普通に打ち返されてしまったのであった・・・


ホームラン!


提督「さっきのは何だったんだ・・・」

三隈「やけに速いストレートでしたわね、肩は大丈夫なの?」

提督「あっああ・・・」

三隈「ならばあと2球大丈夫ですわね」

提督(本当にあの力は何なんだよ、いったい・・・)

三隈「提督、準備はいいですか?」

提督「大丈夫だ、あと2球もしっかり打てよ!」

三隈「分かってますわ」


提督「うりゃあああ!」ビシュー

↓1

ただのストレート

>>116
「ただの」ストレートか…

提督「三隈には普通のストレートが効果抜群だったりしてな・・・」


三隈「まぁ提督ったら、普通のストレートですわね!」

三隈「私もなめられたものです・・・そこっ!」


カキーン!


ヒット!


提督(本当に有効みたいだな・・・)

提督(むしろ悪球の方がホームラン打っちゃうような奴か?)

三隈(少し油断しましたわ・・・ラストは落ち着いて油断せずにいきましょう)


熊野(姉さん、最後まで頑張ってくださいな・・・)


提督(三隈も次でラストになったな、蒼龍どうする?)

蒼龍(三隈さんへのラストはこれでどうでしょうか?)ニヤ

提督(お前もいい性格してるよ・・・)ビッシュー!


三隈(・・・来ましたね!)


↓1

超スローボール

魔球ほど打てねえのなwwww

提督(三隈にはタイミングを外すことも意外と有効だったりしてな・・・超遅球、どうじゃろ?)


三隈(遅い・・・タイミングがずれた以上、これは全力で当てにいかないと)

三隈(最後の最後、お願いします・・・!)


カキーン!


熊野(・・・入って!)ギュッ


だがボールはセンターの奥深くに落ちたのであった・・・。


ヒット!



三隈「・・・だめ・・・でしたね」シュン

提督「三隈・・・」アタマポンポン

三隈「・・・悔しいです、みんなのために頑張ろうとしたのに」

提督「大丈夫だ、お前は頑張ったよ・・・」

三隈「・・・提督」

提督「うんうん」

三隈「・・励ましてくれてありがとうございます提督」

提督「そうか、お役に立てたようで何よりだ」

三隈「でも提督、お説教は別ですので、覚悟してくださいね」

提督「あはは・・・はぁ」ガックシ



提督「三隈の記録はホームラン5本か、まぁまぁなところか」

球磨「ノルマは無理でも球磨はガンガン打つクマー!」ヤルキマンマン

提督「次は球磨か、お前には期待してるからな・・・楽しみだぜ」ニヤ


球磨「球磨が全球かっとばしてやるクマー!!!」


本日はここで終了です。
残念ながらノルマ達成は無理になりました。
しかし30本~39本なら助っ人がきますので、それを期待してみましょう。

本日も参加してくれたみなさん、ありがとうございました。

やっぱりイーファスがナンバーワン!
楽しみにしとるで~

寝る前にさっき見返してみたんですが>>116のコンマが44なのでゾロ目であることに今気づきました。
これは下のコンマを足すと44+49で93となるためホームラン扱いになります。
よって三隈のホームラン数を5→6に訂正します、申し訳ありませんでした。

みなさん、どうもこんばんは。
今日で始めてから5日目になりますが、終了までちゃんとやっていきます(セリフのネタが尽きそうだが・・・)。
現在のホームラン数は合計16本、だいたい5割の確率でホームランが出てますね。
今日はキャプテンの球磨が主役です、スレタイ通りしっかり活躍させてあげましょう。

しつこいですがルールは>>20参照。
開始はいつもと同じく9時15分とします。

キャプ球磨、はじまるよー!

第4打者 球磨



球磨「やっと球磨の出番が回ってきたクマー・・・」フッフッフッ

提督「お前との勝負を一番楽しみにしていたぞ球磨・・・」

球磨「提督に期待されて少し嬉しいクマー、これは期待に応えないといけないクマー」ニヤリ

提督「木曾の球を簡単にかっとばすお前だ、まさか熊野以下・・・なんてないよな?」ニヤッ

球磨「球磨を誰だと思っているクマー?キャプテンとして4番として、最強の力を示すクマ!」



阿武隈「いったい・・・いつキャプテンを・・・」

筑摩「それよりも応援ですよ!阿武隈さん」

熊野「くぅ・・・言い返せないのが悔しいですわ・・・」グヌヌ

三隈「とにかく、球磨さんには主将の意地を見せてもらいましょう」



蒼龍(提督、これで4人目になりますけど疲れは大丈夫なんですか?)

提督(心配するな、まだ30球しか投げてないぞ!)

蒼龍(その30球って魔球中心じゃないですか・・・)

提督(まあ気にするな。それより、そろそろ始めるぞ・・・)

蒼龍(・・・分かりました、提督の言葉を信じますからね!)コクッ



提督「球磨、勝負だ!いくぞ!」

球磨「今日の球磨が一味違うところを、提督に見せてやるクマーーーー!!!!!」


↓1

普通のストレート

提督(初球からこいつに魔球は俺のプライドが許さん!)ビシュー


球磨(・・・どれどれ・・・!)

球磨「いきなりストレート・・・提督、甘いクマー!!!」


パッキーン!


ホームラン!


提督「早速ホームラン打ちやがったな・・・」

球磨「提督、球磨をなめてるクマー?」ジトメ

提督「そうじゃねえよ、お前に初球から魔球は失礼だと思ってな」

提督「だからストレートからいかせてもらった・・・もし気を悪くしたのなら謝る」

球磨「・・・分かってるクマ、提督がふざけた人じゃないことくらい知ってるクマ」

球磨「さぁ2球目もかっとばすクマー!」スチャ


蒼龍(提督、次からが本番ですね・・・)

提督(ああ・・ここからが本当の勝負だ!)シュッ


↓1

普通のカーブ

岩城のばあい、グワラガラグワッキーンという凄まじい効果音がある

提督(まだ魔球を投げるのは早い気がする・・)

提督(こいつが普通の球をどこまで打てるか見究めてからだ!)


球磨(・・・魔球と思ったら普通のカーブクマ・・・)

球磨(でも提督が本気で投げてるなら、球磨も本気で打ち返すだけクマー!!)


カッキーン!!!


ホームラン!


提督(ストレートもカーブも普通の球は簡単に打ち返すか・・・流石だ)

球磨「提督、何度も言うけどこれは勝負クマ!全力でいくクマー!」

提督(キャプテンの意地か?なんか・・・いつもと違うな)

提督「やるな球磨・・・とにかく3球目もかっとばしてみろ!」

球磨「もちろんだクマー!」


提督(蒼龍、指示は?)

蒼龍(こちら側に・・・これを)スッ

提督「よし・・・うらああああ!」ビシュー


↓1

原爆ボール

大リーグボール1号

熊野「なっ!・・・あれは土けむり?」

三隈「ボールがけむりに隠れて・・・どこですの?」


球磨(うう・・・球が見えないクマ・・・どこから来るクマ・・・)


提督(魔球を投げてみたが、・・・これ目に土ぼこりが入りそうだな)


球磨「・・・!ボールが見えたクマ・・・とにかくカットするクマー!」


カーン!


球磨「そのまま行くクマー!」

提督「残念だが・・・ファールだな」


ファール!


球磨「くっ、ボールが見えなくてかっとばせなかったクマ・・・」

球磨「それに目に砂が・・・痛いクマ」

提督「すまん球磨、大丈夫か?」

球磨「大丈夫クマ・・・それよりやっと魔球が来たクマー」ニヤリ

提督「!」

球磨「楽しくなってきたクマー・・・燃えるクマー!!!」ブンブン


提督(何だ、赤いオーラが見えるぞ・・・)

蒼龍(提督、冷静に着実に・・・)

提督(ああ落ち着いてる・・・多分な)

蒼龍(・・・心配ですけど・・・・あっ、次はこっちで・・・)スッ

提督「・・・・」シュッ


↓1

大リーグボール1号

108式波動球

提督(バッターが球を当てにいく、というのはよくある・・・)

提督(だが逆にピッチャーがバットに当てにいったらどうだろう?)

提督(果たして球磨は打ち返せるか?)


球磨(球が・・・・バットの方に来る!)アワワ

球磨(これじゃ当たったところでホームランは厳しいクマ・・・)


カキーン!


ヒット!


球磨(これはやられたクマ・・・普通の球かと思ったら小細工のきいた魔球だったクマ・・・)

球磨(提督は強いクマ・・・油断したらおそらく・・・)

提督「どうした球磨!ホームランが止まってるぞ!」

球磨「魔球っていざ打ってみると難しいと分かったクマ・・・」


球磨「でも、だからこそ打ちがいがあるクマー」

球磨「魔球に慣れたらホームラン量産するクマー!」


提督(蒼龍・・・なんか俺すごい熱くなってきたんだけど)ウズウズ

蒼龍(提督、冷静にって言ったでしょ!)

提督(すまん訂正だ、冷静にそして大胆に・・・だ)

蒼龍(後で痛い目見ても知りませんからね・・・)ハァ


提督「ふぅ・・・・・!うらあああああ!」ビシュー


↓1

氷の世界からの通常のストレート

ゾロ目なので2つ目のコンマ判定も足します
↓1

そい

44+36→80

氷の世界・・・?


球磨(世界が・・・止まったような)

球磨(まるで氷の世界クマ・・・)


提督(球磨・・・冷静になればこれは普通のストレートだ)

提督(お前が動揺してるか、この一球で分かるぞ・・・)


球磨(こういう時は目をつぶって冷静に・・・・)

球磨(・・・・・・・・!)キッ!


カッキーーーーン!!!


提督(打ちやがった・・・・)


ホームラン!


球磨「・・・・・・」

提督「見事だ、心に乱れはないみたいだな」

球磨「・・・・・」スッ

提督「無駄話は余計か・・・」


蒼龍(提督、騙しは通用しませんね・・・)

提督(そうだな、正面からぶつかっていくしかない・・)

蒼龍(後半に入りますが、しっかりお願いしますね)スッ

提督「おうよ!」ピシュー


球磨「・・・・」


↓1

熊野に捧げるラブスライダー

サブマリン投法してみよう

愛を叫ぶと逆に強打にあう提督ェ…

提督「熊野ーーー俺の愛のスライダーを受けとれぇぇぇ!!!!」



球磨「勝負中に他の女の子の名前を言うなんて・・・許せないクマ――――!!!!」


グワラッキーーーーンン!!!


・・・凄まじい音とともに、白球はスタンド席の頭上をあっという間に超えていった・・・。


ホームラン!


熊野「・・・・」///

三隈「提督ったら、なんでまた熊野に・・・」

三隈「熊野、ほらしっかりしなさい・・」ユサユサ

熊野「えっ、あっ・・・」///

熊野(なんかもう・・・恥ずかしくて死にそうですわ・・・)



球磨「いきなり何を言ってるクマー!!!!」(怒号)

提督「すまんつい・・・というか本当は熊野って言うつもりじゃ・・・」

球磨「うるさいクマー!!勝負事に余計なことをするなクマー!!!」

提督「・・・」

球磨「・・・もういいクマ・・・球磨は少しガッカリしたクマ・・・」



蒼龍(提督・・・さすがに水を差し過ぎでは・・・)

提督(・・・なんか本当にスマン)ショボン

蒼龍(お願いですからしっかりしてくださいね・・・)

提督「・・・・分かってる、今度は大丈夫だから」


球磨「・・・・・早く投げるクマ」

提督「ああ、分かった・・・」ビシュー


↓1

木彫りのクマの鮭取りのようにフォーク

ツーシームを胸元をえぐるように


蒼龍(いくら熊だからって・・・)



提督(球磨、さっきはすまなかった・・・)

提督(これは俺の奢りのフォークだ、さぁかっとばしてくれ!)

提督「って・・・おい」


ブンッ!

バシッ!

空振り!


蒼龍(外した・・・)


球磨「・・・・くっ・・・」ブンブン!

提督「どうした球磨、落ち着かないのか」

球磨「・・・ちょっと熱くなってるだけクマ、少し休めば元に戻るクマ」

提督「分かった、3分間待ってやる。その間に心を静めとけ」

球磨「・・・」


3分後・・・


球磨「・・・・・・」スーハー

提督「落ち着いたか?」

球磨「少し楽になったクマ・・・もう平気」スチャ

提督(・・・目も落ち着いてるみたいだな)


蒼龍(球磨さん大丈夫かな?)

提督(大丈夫だ、いつもの目だ)

蒼龍(そうですか・・・では次いって構いませんね?)

提督(ああ、頼む)

蒼龍(・・・こんな感じで)スッスッスッ

提督(悪くないな、蒼龍いいと思うぞ・・・)シュッ


↓1

鮭の川のぼりボール

チェンジアップ

提督(下から投げる球・・・これはちょっと癖があってな)

提督(弾道が上がる球をお前は打てるか?)ニヤリ


球磨(やけに低いクマ・・・すると打点はこの辺りクマ?)

球磨(・・・えっ、だんだん上がってくるクマ!落ちないクマー!)


提督(気づいたか、さぁ打ってみろ!)


球磨「ううう・・・うらあああ!」


カーン!


ファール!


球磨「はぁはぁ・・・」

提督「どうだこの球は?」

球磨「・・・すごいクマ、魔術みたいだクマ」

提督「誉めてもらえて光栄だな」

球磨(まずいクマ・・・集中力がじわじわと・・・)

球磨「提督、ラスト2球早く勝負するクマ!」

提督「おう!少し待ってな靴紐がほどけたから」


提督(やはり焦ってるな・・・球磨)


蒼龍(結べましたか?あと2球いきますよ、提督)

提督(うん、結び終わった。サインを・・・)

蒼龍(・・・・・・)スッ

提督(・・・・・・)コクッ


提督「うりゃああああ!」ビシュー!


↓1

浮く魔球

球磨(また球が低いクマ・・・でもこれはおそらく上がると予想するクマ・・・)

球磨(上がる、絶対に上がるクマ・・・・)スッ


提督「・・・・・」


球磨(!・・やっぱり落ちないクマ、予想大当たりクマー!)

球磨「クマー♪」


グワッキーーーン!!


ホームラン!


提督「浮く魔球を場外に持っていったか」

球磨「似たような弾道は二度目は通用しないクマー!」ニコッ

提督(こうしてみると・・・笑うといい顔をするんだなー・・・)

球磨「提督?何笑ってるクマー?」

提督「いや何でもない・・・それよりこれでラストだ、準備はいいか?」

球磨「バッチリクマー!!」ギュッ


提督「さぁ・・・打ってみろ!!!!」ビッシュー!!!


↓1

スライダー

球磨(最後は魔球・・・違う、この軌道はスライダーだクマ!)


提督(ちょっとミスったみたいだな球磨・・・スライダーを引っ掛けてヒットってとこか)

提督(最後に油断したな・・)


球磨(これはもう運にかけるクマ・・・頼む、飛んで行けクマ―――!!!)


カッキーン!!!


球磨は全力の力でがむしゃらに弾き返す。



球磨「そのまま・・・、そのままスタンドまで行くクマー!」



阿武隈「行けー!」

三隈「お願いします!」

熊野「どうですの?」

筑摩「きっと入ります!」


みんなの期待を乗せた白球は勢いよくスタンドに飛んでいった・・・。


ホームラン!


球磨「やった・・・クマ、なんとか放り込めたクマ・・」ヘトヘト

提督「球磨、最後まで必死に戦ったようだな・・偉いぞ」

球磨「真剣勝負って、こんなにも疲れるものだって改めて思い知らされたクマー・・・」

提督「まあな・・・」



提督「球磨のホームラン数は6本、三隈と同じだな」

球磨「本当は8本以上打ちたかったけど・・・ベストは尽くしたクマ!」

提督「勝負もいよいよラストだな・・・筑摩、準備はいいか?」

筑摩「私の番ですか・・・」

提督「最後の打者にふさわしい戦いをしろよ、期待してるぜ」

筑摩「分かっていますよ・・・提督」ニコッ


今日はここまでですね。
球磨が6本打って、現在22本です。筑摩が8本以上打てれば延長ですがどうでしょう?
それでは失礼いたします。

参加していただき、ありがとうございました。




乙ー
延長してもいいんじゃないかな

このスレを見てくれるみなさん、こんばんは。
今日は筑摩が提督と対戦します。
ラストバッターの筑摩は、果たして大明神の力を覚醒させることができるのか・・・。

ルールは>>20の通り。
開始は9時15分から。


>>156
初めてのSSだし、せっかくだから結果に関係なくやることにします。

そのため今日は最後に助っ人(30本以上の場合)、もしくはゲストキャラ(29本以下の場合)の選択があります。
といっても次の3人の中から1人を選んでもらう形ですが・・・。


① ながもん (長門じゃないよ、“ながもん”だよ)

② 能代 (能代と書いて“くましろ”と読む)

③ 連装砲ちゃん (連装砲ちゃん× 連装砲さん○)

2

1しかないな!

いや3の連 装砲さんも捨てがたいな。

第5打者 筑摩



提督「とうとう最後の打者になったか・・・あと10球、どうするかねー?」

蒼龍「今までと同じようにいきましょ!提督は焦らずしっかりと投げてくださいね!」

提督「心配するな、最後までしっかり投げ切るさ!(焦らずしっかりと・・・か、今日はこの言葉が重く感じるな・・)」



筑摩「もはやノルマ達成は不可能・・・ですが・・」

筑摩「最新鋭重巡、利根型の力を提督に見せつけておく必要がありますね・・・」



阿武隈「筑摩さん、最後まで諦めないで頑張ってください!」

球磨「クマーズの主砲の力を見せるクマー!」

三隈「筑摩さんがどこまで打てるか、三隈期待してます!」

熊野「提督の魔球は今までの通りですわ!タイミングさえ合えば打てますわー!」



提督「こっちは準備OKだ、筑摩はどうだ?」

筑摩「大丈夫です、迎撃態勢は既に整っております」スッ

提督(どうやら準備完了みたいだな・・・)

提督「そうか・・・・ではラストバッターの意地を見せてみろ!」ビシュー



筑摩(来ました・・・まずは初球が肝心、しっかりと狙います!)


↓1

全力ストレート

ハイジャンプ魔球

明らかにフォークにしか見えないチェンジアップ

66だからすでにホームランだけど、2回目のコンマ判定も一応しておきます

↓1

せい

66+36→102


提督「初球全力ストレートはお前への挑戦状だ!受け取れ筑摩ー!」



筑摩「この筑摩・・・今までみなさんの球を見てきた以上、簡単にミスなどしません!」


バッキーーーーーン!!!!


・・・白球は簡単に弾き返される、そして場外はおろか海の方へ・・・




海で演習中の駆逐艦達


暁「なんだろうあれ?」

響「すごいね・・・どうやら球場の方からかな?」

雷「誰が飛ばしたんだろ?」

電「はわわ・・・すごい怪力なのです・・・」




再び野球場


提督「5人連続初球ホームランとはな・・・」

蒼龍「しかもあれ・・・完全に海まで飛んでいきましたよ」

提督「ええい、とにかく落ち着いて・・・ふぅー・・・。よしっ、2球目も気張っていくか!」

蒼龍(これを・・・・こっちかな?)スッ

提督(よっしゃ!)ピシュー


筑摩(・・・さあ次もかっとばしましょう!)


↓1

44スクエア

縦のスライダー

99だと・・・とりえず2回目のコンマ判定

↓1

決まったな

99+80→179


筑摩(!・・・今球が光ったような・・・。・・・しかし筑摩の前では何の意味も成しえません)


提督(俺のオイルが沸騰してくるなぁ・・・魔球、44スクエアで勝負だ!)ドヤ


筑摩(ここも一発場外にふっとばしましょうか・・・)


グワラッキイィーーーーーンンンン!!!!!




<鎮守府近海>


イ級「・・・・・」

弥生「くっ・・・何でこんなところにイ級が・・・」

卯月「とにかく切り抜けるぴょん!」


イ級「イイイイイ!!!!」ウガー


弥生「駄目か・・くっ!」


ドッゴーーーーーン!!!!

弥生が目を開けた時、イ級は木端微塵になっていた。



弥生「・・・えっ?」

卯月「ねぇ弥生!なんか、ボールが浮いてるぴょん!」


弥生「野球ボールが・・・何だったんだ・・・」




<再び野球場>



提督(・・・ひっ、ヒエー・・・)

蒼龍(提督!提督!しっかりしてください!)

提督(はぁ・・はぁ・・・何なんだよ!)

蒼龍(落ち着いて、深呼吸して!)

提督()スーーーハーーー


3分後


提督「すまない筑摩・・・待たせてしまって」

筑摩「いえ、それより目は覚めました?」

提督「お前のせいで今日は寝れないな・・・」



提督「・・・だから、この罪を償えー!!!!」ビシュー


↓1

長門有希的なインチキ魔球


提督「ミステリアスな球の雰囲気を体験してもらうぞ、筑摩!」

蒼龍(ちょっと提督!声に出ていますよ!)アセアセ



筑摩(これは、軌道からスピードまで全くもってでたらめな球ですね・・・)

筑摩(でも・・・・芯にさえ当たれば!)ブンッ


カッキーン!!!


ホームラン!


筑摩(余裕でスタンドまでは行くんですよね!)

筑摩「提督、筑摩のバッティングいかがですか?」ニコッ

提督「・・・・ええ、すごいですよ筑摩さん・・・俺感激するよ」

筑摩「それは、ありがとうございます」


提督「だから・・・だから・・・もっと俺を楽しませろぉぉぉぉ!!!!」ビッシュー


↓1

やぶれかぶれの高速スライダー

やべぇw滅多打ちだw

打たれすぎだからコンマ狙うか
さすがに提督の立場がない

提督(こうなりゃヤケだ、いっけぇぇぇぇーーーー!!!)

蒼龍(・・・・提督)



筑摩(速球のスライダーか・・・冷静さが感じられませんね提督・・)

筑摩(そのような球なら簡単に返せるってことぐらい、ご存じでしょうが!)


パッキーーーン!!!


ホームラン!


提督「・・・・・」

筑摩「提督・・・本当に落ち着いているんですか?」

提督「・・・・・・」

筑摩「全力とヤケは違います、そのことをしっかり頭に入れてください」

提督「・・・・・」



蒼龍(熱くなってもいいけど・・・ほどほどにして下さいね、提督)

提督(あまり責めないんだな・・・蒼龍)

蒼龍(だって提督がしっかりしてなんぼですからね?)

提督(本当に・・・ごめんな)

蒼龍(ほら次ですよ!ここにこれでお願いします!)スッスッ


提督(大丈夫・・・落ち着いて・・・よしっ!)ピシュー


↓1

分身魔球小町


蒼龍(落ち着いた球・・・きっと大丈夫)

提督(どうだ・・・頼む!)



筑摩(速い!これはストレートでしょうか!)


カーン!


ファール!



提督(どうやらナックルとばれなかったようだ・・・はぁ良かった)ホッ

提督「・・・どうだとりあえず落ち着きは戻っただろう?」

筑摩「良かったです提督、このままの状態では面白くありませんからね」ニヤリ

提督「ははは、それもそうだな。本当に申し訳ない・・・」ペコリ

筑摩「誠意を示すなら球に示してください提督、後半戦お願いします」

提督「ああ楽しみにしてろ!」



提督(さてサインはどうかな?)

蒼龍(これを・・・違うな、これをこちら側に)スッ


提督(冷静に、落ち着いて・・・うりゃあ!)シュッ


↓1

ミラージュナックル

提督(蒼龍!しっかり受け取ってくれよ!)

蒼龍(お任せ下さい!)



筑摩(もし先ほどの球が速球のナックルだとしたら・・・)

筑摩(提督の性格からもう一回ナックルがくるかもしれません・・・)

筑摩(・・・!やっぱり来ました)



提督(頼む・・・)



筑摩(残念ですが既に見切ってましたよ提督!)キッ


カッキーーーーン!!!


ホームラン!



提督(やるな筑摩・・・同じ球種を続けるのはキツイか・・・)

提督「よく打てたな筑摩、きつくなかったか?」

筑摩「・・・先ほどの球がナックルだと考えたら自然に頭の中で予想ができたんです」

提督「そうか、しっかりと読めていたんだな・・・」

筑摩「コースを読むことの大切さを説いたのは提督ですけどね」



提督(一本とられたかな・・・)

提督(蒼龍は・・・どれどれ)

蒼龍(・・・・)スッ


提督(分かった!)ピシュー!


↓1

スローボール

レッキングボール

スーパーバイオレンスマグナムボール1号~そしてトシ子は今~

提督(今までみんな球のスピードの違いに翻弄されてきた・・・)

提督(タイミングを外さずに打ち返してみろ・・・)



筑摩(そろそろ提督は遅い球もくるはず・・・)

筑摩(・・・と考えていたら早速来ましたか)

筑摩(予想が当たりすぎて何だか怖くなりますね・・・えいやっ!)


グワッキーーーン!!!


勢いを得た白球はあっという間に場外へ消えていく・・・


ホームラン!



提督「タイミング外しに引っかからないのか・・・これは困ったなぁ」

筑摩「確かにスピードの使い分けは重要です、しかし予想できれば怖くなどありません」

提督「球種もコースもしっかり読めるものに弱点などない・・・今のお前だな」

筑摩「・・・続けましょう提督」スチャ

提督「だな・・」



蒼龍(筑摩さんには弱点がなさそうです、どうしましょうか?)

提督(お前の好きなように頼む・・・・よく考えるんだ)

蒼龍(うーん・・・・・ではこれでいいですか?)

提督(・・・)コクッ



提督「・・・・・・ypaaaaa!!!!」ビシュー!


↓1

クレッセントムーン

提督(とある女性投手から教えてもらった球だが・・・艦娘相手に通用するのだろうか?)

提督(投げてしまった以上仕方ない、あとは見守るだけだ)



筑摩「・・・これは無理ね、タイミングを外したみたい・・・」ブンッ


空振り!



筑摩「・・・結構癖のあるスクリューボールでしたね、提督が投げてた球とは少し違う・・・」

提督「その通りだ、これも教わった球だよ」

筑摩「そうでしたか・・・」



提督(初めて筑摩を空振りさせた・・・)

蒼龍(提督、ここで気を抜いてはいけませんよ!)

提督(分かってるよ、勝って兜の緒を締めよだ!)

蒼龍(それならいいんです。・・・ではここに)スッ



提督「・・・・とおおおお!!!」ビシュー


↓1

剃刀カーブ

筑摩(何でしょうあの球・・・やけに打ちにくそう)


提督(どうやら上手く投げられた・・・・この球切れ味は抜群だぜ!)


筑摩(・・・・!直角に折れ曲がった!)

筑摩(しかも球が遅い・・・どうやらタイミングを外したみたいね)

筑摩(・・・こうなったら力で飛ばします!飛んで行けー!!!)


カキーン!


提督(力だけでこの球をスタンドまで運ぶのは無理だ・・・)


ヒット!



筑摩「タイミングさえ合っていれば・・・」

提督「力だけで魔球をホームランにするのは流石に厳しいさ、筑摩」

筑摩「どうやらそうみたいですね・・・・」

提督「さて次がラストの50球目だ、いざ勝負!」

筑摩「この筑摩、渾身の力でかっとばしてみせます!」



蒼龍(最後はここに全力で!)スッスッ


提督「うむ・・・行くぞ!」

提督「・・・・・・・・」スッ

提督「だりゃあああああ!!!!!」ビッシュー!!!


↓1

 レッキングボール

超スローボール

提督「最後のプレゼントはこれだ!弾けろ・・・レッキングボーーーール!!」

蒼龍(提督の渾身の一球ね・・・筑摩さんあなたは打てますか!)



筑摩(スピードと軌道は・・・分かった、ここね!)

筑摩(あとは全力で弾き返すだけ・・・!来る!)



そしてバットとボールは勢いよく衝突をする!


筑摩(ぐうぅぅぅ・・・・重すぎる、まるで鉄球のよう・・・!)

筑摩(姉さん・・・お願い力を貸してーーーー!!!!)

筑摩「ウラウラウラーーーーー!!!!!」



バッキーーーーン!!!



提督「・・・・ホームランか・・・」

蒼龍「・・・」



ホームラン!



筑摩「・・・・・はぁ・・・はぁ」

提督「最後の最後でかっとばしやがったな・・・・すごいぜ流石だ」

筑摩「もう・・・全力を出しつくしましたよ・・・・」

提督「肩をかそう・・・ほら立てるか?」

筑摩「なんとか・・・・」

提督「よし、大丈夫そうだな」

筑摩「提督、すみません・・・」

提督「ははは、気にするな!それよりもとても格好良かったぞ!」

筑摩「嬉しいですね・・・・。提督・・・・誉めてくれてありがとうございます」ニコッ


提督「これで全員の勝負が終わったな」

提督「阿武隈7本、熊野3本、三隈6本、球磨6本、そして筑摩7本だ」

提督「ホームランの合計は29本か・・・残念だったな」

提督「だが勝負から逃げないその姿に俺は感動した」

提督「だからみんなよく頑張った!偉いぞ!」ニコリ


阿武隈「私達、頑張ったのね・・・」

熊野「ええ、わたくしも少々少なかったですけど逃げずに頑張りましたわ!」

三隈「三隈も楽しかったですわ」

筑摩「ええ、私も久しぶりに張り切ってしまいました」


提督「ではこれで終わりに・・・」


球磨「ちょっと待つクマー!!!!」

球磨「提督、まだ体力は余ってるクマ?」

提督「ああ・・・まだ大丈夫だけど、どうかしたか?」

球磨「提督に黙っていたんだけど、実は提督の魔球を打ちたい子があと1人いるクマ!」

提督「なに・・・俺の球が打ちたいだと?」

球磨「よかったら、その子にも打たせてほしいクマ!」

提督「・・・・・・」

球磨「駄目クマ?」

提督「・・・・ふっふっふっ、駄目なわけないだろ球磨?」

提督「早速連れてこい!俺が相手をしてやろう!」ニヤリ

球磨「分かったクマ!すぐ連れてくるクマー!」タッタッタッ



ゲストキャラの安価になります。

↓3人までの案で多かったものを採用します


各キャラの詳細


① ながもん 

ビック7と思いきや、ながもん状態の長門です。
今までの5人よりも打ちにくいキャラです。コンマが厳しくなります。


② 能代

くましろネタがあることから参戦。
今までの5人とコンマ判定は変わりません。


③ 連装砲ちゃん

覚醒した連装砲ちゃんの力をお楽しみ下さい・・・。コンマが甘くなります。




ゴーヤ『もうオリョクル飽きたでち』


すでに2つ③があるため確定ですね。
連装砲ちゃんですか・・・了解しました。

それでは本日はこれで終了です。
明日は用事があるため更新ができませんので、次の更新は明後日になります。

それではみなさんお疲れ様でした。

乙。


ながもんも見たかったな

これは横浜製98式連装砲(マシンガン)ちゃんの出番だな(確信)

このスレを見ているみなさん、こんばんは。
ついにこのSSも今日でホームラン勝負はラストになります。
そして明日におまけを書いてSS完結の予定です。


真のラストバッターは島風の連装砲ちゃん・・・いえ、連装砲さんです。
ネタキャラによるホームラン勝負・・・始まります。



連装砲ちゃんのコンマ判定について

01~20:空振り
21~00:ホームラン


当てれば確実に吹っ飛ばします、以上です。


勝負開始は9時15分を予定。

しばらくすると球磨は島風と連装砲ちゃんを連れてやってきた。


球磨「連れてきたクマー!」タッタッタッ

提督「戻ってきたか球磨、それで・・・俺の球を打ちたいのは島風なのか?」

島風「違うよ提督、打ちたいのは私じゃなくて連装砲ちゃんだよ!」

提督「連装砲ちゃん・・・だと?」

連装砲ちゃん「・・・・・」コクッコクッ

島風「ほらね、連装砲ちゃんが打ちたいって言ってるよ?」

提督「・・・だが連装砲ちゃんじゃバットを持つことができないだろ・・・」

球磨「それなら心配いらないクマ、大きくなる薬を球磨が持ってるクマ!」

提督「お前そんな薬を、いったいどこで・・・」

球磨「この前遠征でとってきたクマ、提督もう忘れたクマ?」

提督「遠征?・・・・・・ああ、そういやそんな事もあったっけ」

球磨「この薬の効果はおよそ1日クマ、明日には元に戻るから心配しなくていいクマ!」

提督「1日大きくなる薬か・・・・・・まあそれならいっか」

球磨「よーし、それじゃ早速連装砲ちゃんに飲ませるクマ!」


球磨「連装砲ちゃん、これを飲むクマー」

連装砲ちゃん「・・・・」ゴックン

全員「・・・・・・・・」


連装砲ちゃん「・・・!」

全員「んっ?」

連装砲ちゃん「・・・・・・・・・・・・あ・・あ・・・」ブルブルブル

提督「おい、なんか様子がおかしいぞ!」

連装砲ちゃん「・・・・・ぐ・・・・あああ・・・・・あああ」ブルブルブルブル

島風「どうしたの連装砲ちゃん!しっかりして!」

連装砲ちゃん「うぐぐ・・・ぐるぁぁぁぁ・・・あぁぁぁぁぁ!!!!」ピキッピキッ

提督「いかん、危ない!みんな連装砲ちゃんから離れろー!」



連装砲ちゃん「うらあぁぁぁぁぁぁ!!!」ピキピキピキ


ドッカーーーン!!!!


凄まじい音が辺りに鳴り響き、煙が充満する。

そして煙が消えるとそこには・・・・


連装砲(以後連装砲と表記)「・・・ちわっす、提督・・・」


身長2mを優に超えるような馬鹿デカい何かがいたのだった・・・。

提督「・・・・えっ?・・・・誰だお前」ポカーン

連装砲「俺だよ提督、連装砲ちゃんだ・・・」

提督「・・・申し訳ないが、この鎮守府にマッチョな体型の子はいない・・・お引き取り願おうか」

連装砲「いや、俺は本物だぜ・・・なぁ島風?」

島風「・・・・」

提督「おいおい、本当なのか?」

島風「提督・・・これ本物の連装砲ちゃんだよ、私には分かるよ」

提督「・・・マジかよ・・・」ガクガク



球磨「連装砲ちゃんが提督を上から見下ろしてるクマ!」

阿武隈「もう、わけが分からないよ・・・」

三隈「これは、さすがの三隈も開いた口が塞がりませんね・・・・」

熊野「・・・・何なんですの、あのデカブツは・・・」アワワ

筑摩「分かりませんが、とりあえず連装砲ちゃんみたいですよ・・・」

熊野「嘘でしょ、そんなオカルトありえませんわ!」

蒼龍「連装砲ちゃん?・・・・・・・・えっ、なにそれおいしいの?」

連装砲「ほぉ・・・これがバットだな、よっと」

連装砲「結構軽いな、こんなの片手で十分だぜぇ!」ブンブンブン

球磨「!?・・・片手で金属バットをぶん回してるクマーー!!」

提督(こんなの・・・・・・こんなの絶対おかしいよ!)ガクガク

連装砲「さて、提督ニキ!」

提督「なっ・・・!」

連装砲「俺と10本勝負してくれるんだよな?」

提督「・・・・ぐぬぬ・・・・」

連装砲「まさか逃げるなんてことは・・・ないよなぁ?」ニタッ

提督「・・・・・・」

連装砲「どうなんだ提督ニキ?」

提督「分かってるよ・・・・・・やると言った以上後には退けん」

提督「・・打席に立てデカブツ、俺が相手をしてやるよ!」

連装砲「そうこなくっちゃな、それでこそ俺たちの提督だぜ!」

最終打者 連装砲ちゃん



連装砲「おい提督ニキ!しっかり投げてこいよ・・・全弾場外にしてやるからな」

島風「でも連装砲ちゃん、バット持ったことないんでしょ?大丈夫なの?」

連装砲「ふっ・・・心配するな、タイミングさえ合えば場外確実だ」

島風「そう?なら頑張ってね、連装砲ちゃん!」

連装砲「おう!しっかり見とけよー!」



提督(あんなのに勝てる気なんかしねえよ・・・どうすりゃいいんだよ・・・)

蒼龍(提督、やる前から諦めてどうするんですか!)

提督(そんなこと言ったってお前・・・こいつは太刀打ちできるっていうレベルじゃねーぞ!)

蒼龍(私も最後まで頑張りますから!提督もめげずに投げぬいてください!)

提督(・・・・くそっ、やるしかないのか)

蒼龍(1球でも多く空振りを取りにいきましょう・・・提督!)

提督(・・・・)



連装砲「提督、準備はできてるか?」

提督「・・・こっちはOKだ・・・お前もいいか?」

連装砲「いつでもいいぜ、さあかかってきな!」

提督「・・・・・・・・」スッ

連装砲「・・・・・・・・」スッ



提督「打てるもんなら・・・・」

提督「打ってみやがれーーー!!!!!」ビッシューーー!!!


↓1

アベック台風ボール


連装砲(まずは、ボールの回転をしっかり見てみるぞ!)

連装砲(ほぉ・・・なんか複雑な回転みたいだな・・・)



提督(・・・・)



連装砲(球速も乱れてるみたいだが・・・・俺にズレはない!)


ガッキーーーン!!!



ホームラン!



連装砲「まずは場外・・・軽くリードさせてもらおうか、提督」

提督「・・・・・」

連装砲「どうした提督?もう降参かい?」

提督「へっ・・・笑わせるな、まだ始まったばかりで逃げ出す奴がどこにいる?」


連装砲「・・・・・・」

提督「次はこいつだ、打ってみろ!」ピシュ


↓1

スーパーバイオレンスマグナムボール二号~とし子は今、外国人男性マイクスペクター氏と結婚し、とし子スペクターという名前!

提督「俺の目を見ろデカブツ!」ピカーン!

連装砲「・・・くっ!」



連装砲ちゃんが目を閉じた隙を突いて、提督は全力で速球を投げた・・・が


連装砲「なーんてな・・・機械の体の俺にそんなのが通用すると思ったかああああ!」ブンッ



グワッキーンンン!!

連装砲ちゃんの一振りでボールは、はるか彼方へと消え去っていった・・・

ホームラン!


連装砲「つまらんなぁ・・・・」

提督「・・・・くそっ」

連装砲「そんな小細工なんか使うなよ提督ニキ・・・」

提督「・・・・・・」

連装砲「来いよ提督、小細工なんか捨ててかかってきな!」



蒼龍(提督・・・)

提督(大丈夫だ、今日で精神力がどれだけ鍛えられたと思っている?)

提督(蒼龍、次の指示を頼む)

蒼龍(・・・・では、次はこれを投げてください)スッ


提督(・・・いけるか?)シュッ


↓1

速そうで速くない少し速いストレート

提督(こいつに対して、本当に130kmぐらいのストレートが通用するんだろうか?)

蒼龍(微妙な球ほど意外と打ちにくい・・・はずですよ)

提督(それならいいんだが・・・)



連装砲(ぬるいな、その程度のスピードじゃ目をつぶっていても打てるぞ・・・)

連装砲「うらああ!!」ブンッ


カッキーーーン!!!


ホームラン!




島風「・・・すっ、すごいよ連装砲ちゃん!3球連続場外だよ!」

連装砲「なっ、俺の言った通りだろ?」

島風「頑張ってね!全弾場外にやっちゃってよ!」

連装砲「お、おう・・・(意外に容赦ないな、俺の持ち主・・・)」



蒼龍(やっぱりダメでしたか・・・すみません)

提督(まあいい、気にしたら負けだ。しっかし微妙な球もダメか、そうなると・・・)

蒼龍(・・・・今度はこれでやってくれませんか?)

提督(・・・分かった!)ピシュー



連装砲「どれどれ・・・」


↓1

黄金の回転を使ったストレート

提督(このストレートをただの球だと思うな!)

蒼龍(・・・・いける!)



連装砲(・・・?これはなんだ、回転数が半端じゃない!)

連装砲(俺の中でこの球を打ってはいけないと野生の勘が告げている・・・)

連装砲(仕方ないか・・・)


ブンッ!

バシィッ!

空振り!



蒼龍(やっぱりすごい威力ね・・・手が少しピリピリするな・・・)

提督(やれやれ・・・やっと空振りにできたかぁ・・・)



連装砲「・・・ふぅ、やるじゃないか提督・・・少し驚いたぞ」

提督「へへへ、そうかいそうかい・・・」

連装砲「だが次は場外と宣言しておこう!」スチャ



蒼龍(何とかやりましたね提督)

提督(さすがに一球ぐらいは空振りを頂かないとな・・・)

蒼龍(よし、この勢いで次もお願いします!)スツ

提督(おう・・勢いのあるうちに積極的に投げないとな!)



提督「うりゃあああ!!!」ビシュー


↓1

元気玉

投げる少し前・・・


提督(ここにいるみんな、俺のボールに力を分けてくれ・・・・)


提督は投げる前にボールにある仕掛けをしていた。

なんとボールそれ自体にエネルギーを注ぎ込んでいたのである!



提督(よし・・・できた!)

提督「うりゃあああ!!!」ビシュー



連装砲「よーし、またかっとば・・・」


ビューーーーーンンン!!!!


バシィッ!!!



連装砲「なっ・・・」ブンッ


バットの音が聞こえる前に、既に球はミットの中にあった・・・。


空振り!



提督「はぁ・・・はぁ・・・(やったぜ、2球連続だ・・・)」

連装砲「何だあのスピード・・・異常に速くないか?」

提督「気にするな・・・それよりも後半戦いくぞ!」

連装砲「あっ、ああ・・・(やけに息が荒いな・・・)」



球磨「なんか力が少し抜けたような気がするクマ・・・」

阿武隈「疲れがいきなり来たような・・・」

三隈「・・・三隈もちょっと、みなさんもですか?」

熊野「なんかお風呂に入りたくなってきましたわ・・・」

筑摩「そうですね・・・」



蒼龍(提督、だいぶ疲れてるみたいですけど・・・)

提督(・・・やっぱり結構くるなこれ・・・)

蒼龍(まだ半分あります、体力の管理はお願いしますよ?)

提督(あはは・・・了解了解)



連装砲(次の球こそ吹っ飛ばすぞ!)


↓1

超スローボール

提督(ちょっと疲れが・・・ここは緩くいかせてもらうか)シュッ



連装砲(・・・今度はものすごく遅いな、スピードで揺さぶりをかけているのか?)

連装砲(疲れから速球は来ないと予想したが当たりだったな・・・)



パッキーーーンン!!!


ホームラン!



提督(だろうな・・・)

連装砲「提督ニキ、俺をスピードで揺さぶるのは甘いぜ」

提督「分かってるよ、お前がそんな甘い打者じゃないことぐらい知ってるさ」

連装砲「そうか、では次の球も期待してるぞ・・・」



提督(次のサインを頼む)

蒼龍(あの球をこっちに・・・)スッスッ

提督(了解・・・)ピシュー


↓1

速球ストレートを胸元に

敬遠気味のストレート


提督(ど真ん中の球が打てない野球選手がいるそうだが・・・)

提督(こうなりゃ、俺もど真ん中に速い直球を投げ込んでやる!)



連装砲(悪球でもない・・・魔球でもない・・・速い普通のストレートか)

連装砲(このような球は、気持ちよくかっとばすとしよう!)


カッキーン!


ホームラン!



提督「快音だな・・・」

連装砲「普通の球を思いっきり打てばこんなもんよ」

提督「・・・・・・」

連装砲(何だか不気味だな・・・普通の速球を投げて、何をするつもりか?)



蒼龍(さっきの球、何か意味があるんですか?)

提督(いや、特にはないよ)

蒼龍(えっ?)

提督(強いて言えば、相手に考えさせて惑わす事が目的かな・・・)



連装砲(提督・・・次は何を投げてくるんだ?)


↓1

仰け反らせる内角ギリギリからストライクゾーンに逃げる変化球

よく考えたら蒼龍がサイン出してるのに、何か意味があるのか?って聞くのおかしいよな・・・



提督(・・・・分かったぞ、そこだな)シュッ…



連装砲(これは・・・・ボール球っぽいか?)

連装砲(んん?内角を際どく・・・)



提督(この変化についてこれるか、俺が見てやる・・・)



連装砲(・・・はぁ!?いきなりストライクゾーンだと!・・・くっ、この野郎!)ブンッ


バシッ!

空振り!



蒼龍(やった、完璧に打ち取ったわ・・・)

提督(意外にやれるもんだな・・・)



連装砲(なかなかキレのある球を投げてくるな提督・・・)

連装砲(だが何球も同じ手はくわんぞ!)



蒼龍(・・・・・・)スッスッスッ

提督(・・・・・せいっ!)ピシュー!


↓1

通天閣投法


球磨「球が・・・上に上がってるクマーーー!!!!」

熊野「ちょっと提督、何遊んでるんですの!」

提督「うるさい!俺は真剣にやってるんだ、黙っててくれ!」


提督(俺の“落下する球”を打ってみやがれ!)



連装砲(あの高さから落ちてくる球か・・・)

連装砲(・・・・来るぞ・・・・速度、距離、よし!)

連装砲「見切ったぞ、提督!!!!」ブンッ!



ガッキーン!!!


ホームラン!



提督「・・・・ふっ、やっぱり打てちゃうのか・・・」

連装砲「俺に打てない球など数えるぐらいしかない」

提督「そうかい・・・」

連装砲「さて、いよいよ最後の球だ」

提督「・・・」



蒼龍(提督・・・)

提督(ラストだ、全てお前に任せるぞ!)

蒼龍(・・・ここに、これを全力で投げてください!)スッ!

提督(問題ないな?)

蒼龍(はいっ!)キッ

提督(最後までお前を信じるぞ・・・)



連装砲「・・・・」スチャ


↓1

ストレート

提督「・・・・・・」スーハースーハー

連装砲「・・・・・」

提督「・・・・」スッ

連装砲「・・・・・」



提督「うらああああ!!!!」ビッシューーー!!!!


提督は渾身の力を込めて最後の一球を投げた。



連装砲(・・・・逃げも隠れもしないストレートか、正にラストに相応しいな・・・)

連装砲(ならば全力で打ち返すのが礼儀ってもんだな!)

連装砲「そこだぁぁぁぁぁ!!!!」ブンッッッ!!!



カッキーーーーン!!!



----------------


連装砲「最後も場外・・・・フルスイングでかっとばしてもらったぞ提督」

提督「・・・お前に勝つのはやはり無理だったか・・・」

連装砲「まぁこの体の俺に勝つなんて普通の人間じゃ無理さ・・・」

連装砲「だいたい提督の方こそあんな魔球を投げて・・・これ人間じゃ不可能だぞ?」

提督「ふっ・・・俺は人間じゃないと言いたいのか?」

連装砲「いや、そういうわけじゃねえが・・・」

提督「はっはっはっ・・・まぁ俺もお前みたいな奴と打てて楽しかったよ」

連装砲「俺も空振り3つとった提督のこと素直に尊敬するぜ、また機会があったら勝負だな・・・」

提督「そうだな、またいつか手合せ願いたいものだな・・・」



長かった熱い勝負がやっと終わりを告げたのだった・・・。





連装砲ちゃんの記録はホームラン7本、少し意外でしたね。
とにかくこれでホームラン勝負は終了です。あとは後日談を書いて完結ですね。

本日も参加してくれたみなさん、どうもありがとうございました。

安価ってだいたい確率通りになるんだよなー

この程度の範囲ならラグ無けりゃ狙えるけどね

演習終了後の様子をおまけとして書きました。


<鎮守府正門>


提督達は演習を終えると荷物をまとめて鎮守府へと戻った。


提督「みんな今日は演習ご苦労、これで解散にするから後は各自自由に過ごしてくれ」

全員「はーい」

提督「では解散!」




<鎮守府 執務室>


提督「・・・・・・・ふぁぁぁ・・・すごく眠いな、流石に疲れが溜まってるみたいだ・・・」


眠気に襲われながら提督は執務室に戻った。

だが彼は着替えもせず夕食も食べずに布団に潜ると、すぐに大きないびきをかき始めた。

そしてこれは提督だけでなく、他の艦娘達も同じように自分達の部屋に戻るとすぐに横になってしまったのだった。

<球磨型の部屋>


球磨「ぐおおお・・・・ぐおおお・・・」


多摩「すごいいびきだニャ・・・」

木曾「なんか演習で疲れたようだが結構大変だったのか?」

多摩「球磨は提督と勝負したみたいニャ、提督の魔球をまた打ちたいって言ってたニャ」

木曾「へえー・・・提督の魔球か・・・」

多摩「木曾、そろそろ夕食だけど起こすのは可哀想だから多摩達だけで行くニャ」

木曾「そうだな・・・」



北上「大井っちってば、ちょっと待ってよー!」

大井「北上さん今度はこれを着ましょう!きっと似合うから!」

北上「えー・・・また着るの?」

大井「ねぇいいでしょ北上さん?わたしとお揃いの服、きっと最高よ!」

北上「しょうがないなー大井っちはー・・・」



木曾「・・・・」

多摩「・・・・」

木曾「・・・・こいつらは放っておくか」

多摩「それがいいニャ・・・」

<長良型の部屋>


長良「私も提督と勝負してみたかったな・・・」

鬼怒「カキーンってかっとばすんでしょ!ホームラン最高だよね!」

五十鈴「でもあの提督魔球を投げるんでしょ?私達に打てるのかしら?」

名取「だけど7本ホームラン打ったって言ってたよ・・・」

由良「阿武隈とてもよく頑張ったんですね・・・」


阿武隈「・・・・・zzz」


長良「ところで阿武隈、寝てるみたいね」

名取「今日の提督との勝負ですごく疲れちゃったみたいだよ」

五十鈴「久しぶりの真剣勝負に張り切っちゃったのね・・・」

鬼怒「提督との演習か~きっと面白かったんだろうなー」

由良「そうでしょうね・・・ほら微笑みながら幸せそうに寝ていますよ」


阿武隈「・・・・・かっき~ん・・・・・えへへ・・・・」

<最上型の部屋>


最上「おーい三隈、もうすぐ夕食の時間だよー」

三隈「・・・もがみん・・・?」ポケー

最上「もしかして眠い?だったら無理しなくてもいいよ」

三隈「ごめんなさいもがみん、今日はもうお休みいたしますわ・・・・」

最上「分かった・・・それじゃお休み、三隈」

三隈「お休みなさい、もがみ・・・・・ん・・・・・zzz」

最上「寝ちゃったか・・・・さて熊野の方は・・・」



鈴谷「ほらほらディナーの時間だよー?」

熊野「うるさいですわね・・・・今は寝かせてほしいですわ・・・」

鈴谷「もう、いつもの活気はどうしたのよー熊野ー!」

熊野「・・・いい加減にして下さらない?本当に眠いんですのよ・・・」

鈴谷「くーまーのー!」

最上「鈴谷、その辺でやめときなよ」

鈴谷「えーでも・・・」

最上「熊野の睡眠を邪魔するんじゃない・・・それに三隈も起こしたら可哀想だろ?」

鈴谷「はーい・・・」

鈴谷(せっかく熊野で遊んでやろうと思ったのにー・・・)

最上「それじゃあ僕達は食堂に行ってくるからね」パタン


熊野(やっと行きましたか・・・・これでゆっくり休めますわね・・・)ホッ


<利根型の部屋>


利根「すると提督は魔球を投げるのか?」

筑摩「ええ、球種からスピードまで様々な魔球がありましたよ」

利根「楽しそうじゃな・・・今度吾輩と演習してもらうように頼んでみよう!」

筑摩「そうですか・・・・ふぁ・・・」

利根「どうした筑摩、眠いのか?」

筑摩「んー・・・少し横になりたいかな・・・」

利根「それはいかんな、今布団を敷くから待っておれ」


3分後


利根「さっできたぞ!」

筑摩「すみません姉さん・・・」

利根「気にするな、眠い時は寝るのが一番じゃ!」

筑摩「・・・・・そうですね、それでは筑摩は先に寝ますね」

利根「うむ、ぐっすり眠るんじゃぞ!」

筑摩「はい、お休みなさい姉さん・・・」

利根「お休み、筑摩」

<二航戦の部屋>


飛龍「ねえ蒼龍、赤城さんと加賀さんが飲みに行こうって言ってるけど?」

蒼龍「ごめんパス、今すっごく眠くて・・・・飛龍1人で行ってきていいよ」

飛龍「そう?それじゃちょっと行ってくるね」

蒼龍「ん・・・行ってらっしゃい」

飛龍「ゆっくり休んでね蒼龍」パタン


蒼龍(・・・なんか今日は提督のすごい一面を見れたなぁ・・・)

蒼龍(あんな特技があったなんて知らなかったな・・・)

蒼龍(また一緒に今日の演習できるかな?)

蒼龍(ふふっ・・・今日は楽しかった・・・・・)



<島風の部屋>


島風「私はもう寝るけど、連装砲ちゃんはどうするの?」

連装砲「そんなこと言ったって、この体じゃなぁ・・・」

島風「これじゃあベッドは無理だよね・・・どうする?」

連装砲「しょうがねえ今日は床で寝るか・・・」

島風「ごめんね連装砲ちゃん・・・せめてタオルケットを使って」

連装砲「ああ、すまんな」

島風「それじゃお休み、連装砲ちゃん」

連装砲「・・・お休み島風・・・」


連装砲(・・・・・・・・・・)

連装砲(・・・・・・・やっぱり小さい方が楽だな・・・・はぁ・・・)



そして翌日


<鎮守府 執務室>


提督は朝起きてすぐに自分の身体の痛みを感じていた・・・。


提督「やっべぇ・・・昨日マッサージもしないで寝たから腕も肩も足も痛い・・・」

提督「この筋肉痛すぐには治りそうもないなぁ、ちくしょう・・・」

提督「今日が日曜で昨日に続き休みなのが、せめてもの幸いかー」


コンコン


提督(朝早くから誰だ?)

提督「はーい、どうぞー」

長門「失礼するぞ提督」ガチャ

提督「長門か・・・それに」

能代「おはようございます提督!」

提督「能代も来たのか・・・」

提督「2人揃って、何かあったのか?」

長門「実は、提督にお願いがあって来たのだ」

提督「お願い?」

長門「うむ、聞いたところによれば昨日艦娘達と野球をやっていたと聞いたぞ」

長門「それで提督の投げる魔球がすごかったと鎮守府内で話題になっている」

提督「ほー・・・・」

長門「だから私も提督の球を打ってみたいのだ!駄目だろうか?」

能代「提督、私からもお願いです、ぜひ私達と勝負して下さい!」

提督「んー・・・勝負してやりたいんだが今は身体が痛くてな・・・」

提督「痛みがひいたら勝負してやろう、それでいいか?」

長門「ああ勿論だ、真剣勝負は万全を期した状態でやらないとな」

能代「ありがとうございます提督!」

提督「そうか」

長門「では私達はこれで失礼する、勝負楽しみにしているぞ・・・」パタン



提督(長門に能代か・・・あいつらも物好きだな)



カキーーン!!!


提督(えっ!?)


いきなりバットの快音が鳴り響く・・・

提督が窓から外を見ると、昨日と同じく球磨達が勝負をしていた。


木曾「球磨姉さっきの200m越えてるんじゃねぇのか・・・」

球磨「当たり前だクマー!だって木曾の球は提督と比べたら楽すぎるクマー!」

木曾「何だとー!」

球磨「もっと本気で投げてくるクマー!」

木曾「言ったな・・・・ならこれでどうだ!」ピシュー

球磨「ふっふっふっ・・・甘すぎるクマー♪」ブンッ


カッキーーーン!!!


木曾「・・・・・おいおい・・・」

多摩「今度も200mを楽勝で越えてるニャ・・・間違いないニャ」

球磨「ふふふー、意外に優秀なクマちゃんってよく言われるクマー!」


提督「球磨の奴早速打ってるな・・・それも完璧なスイングだぜ」


コンコン


提督「またか?入っていいぞー」

北上「おはよー提督」ガチャ

阿武隈「おはようございます」

提督「北上と阿武隈か、どうした?」

北上「いやーちょっと聞きたいことがあってねー」

北上「阿武隈がホームラン7本打ったって本当なん?」

北上「どうも嘘っぽい気がしてさー」

提督「ほぉ・・・お前は嘘だと思ったのか?」

北上「うーん・・・なんか信じられなくてねー」

提督「そうか・・・なら教えてやろう、これは本当のことだ」

提督「阿武隈は球種とコースをしっかり考えて、ホームラン7本を見事にかっとばしたぞ」

北上「やっぱり嘘じゃないんだ・・・」

阿武隈「ほらね私の言ったとおりでしょ!」ドヤ

北上「むむむ・・・・」

提督「北上、阿武隈に対してちょっと見方が変わったか?」

北上「まぁそうねー・・・・でも実戦じゃ・・・」

提督「大丈夫だ今度の実戦で阿武隈はきっと大活躍するさ」

北上「・・・・本当かねー?」

提督「俺が保証するよ、なぁ阿武隈」

阿武隈「はい!私絶対活躍しますからね!」

北上「ふーん、なら期待してみましょうか」

北上「それじゃ提督、またねー」

阿武隈「今度の戦果期待してくださいね!」パタン


提督「阿武隈は絶対活躍する、きっと北上の奴目を丸くするだろうな・・・」

提督「さてと腹も減ったし朝食を食いに行くか」

<鎮守府 食堂>


提督「まっ、この時間帯じゃあまり人もいないよなー」

提督「何を食べようか・・・・」

利根「おや?提督ではないか、いいところに来た!」

筑摩「おはようございます提督、今朝は早いですね」

提督「利根に筑摩か、お前らも朝から早いな」

利根「腹が減っては戦ができぬからな、それで・・・提督よ」

提督「ん?」

利根「食べ終わったらぜひ吾輩にも打たせてほしいのじゃが・・・」

提督「利根、お前もか・・・」

利根「やはり一度見てみたくての、吾輩の血がうずうずするのじゃ!」

提督「実はさっき長門と能代も同じことを言いにきてな・・・」

利根「なんと!」

提督「痛みがひいたらまとめて相手してやるから、それまで待っててくれないか?」

利根「そうか、それでは仕方がないな・・・」

筑摩「すみません提督、姉さんが無理を言ってしまって・・・」

提督「いや気にするな、それよりも筑摩・・・・」

筑摩「何でしょう?」

提督(利根に魔球は教えるなよ・・・楽しみが減ってしまうからな)

筑摩(分かってますよ提督・・・)

利根「お主ら何を話しておるのじゃ?」

提督「いや別に何でもないよ、それより俺の魔球期待してろよ?」

利根「おう!吾輩も楽しみに待っておるからな!」

<鎮守府 廊下>


提督「おっ島風、それに連装砲ちゃんも元に戻ったみたいだな」

島風「昨日は大変だったんですよ提督、連装砲ちゃんがベッドの中に入れなくて」

提督「まぁあの体型じゃねぇ・・・・」

提督「連装砲ちゃんもさすがに辛かっただろう?」

連装砲ちゃん「・・・・・・」コクッコクッ

島風「でも連装砲ちゃん、あんな体験できてすごく新鮮だったって言ってたよ!」

提督「ほぉ・・・ならもう一回あの薬飲んでみるか?」ニヤリ

連装砲ちゃん「・・・・・・」ブンブン

提督(そうなるよな・・・・しばらく勝負はお預けか・・・)

提督「分かったよ、またいつかだな」

連装砲ちゃん「・・・・・・」コクッコクッ

提督「それじゃ2人ともまたな」

島風「またねー!」

提督「あっそうだ、最上達に第一艦隊の件を正式に通告しないとな・・・」


<最上型の部屋>


提督「・・・というわけでお前達4人に任せる、異論はないな?」

全員「了解です!」ピシッ

提督「うむ、では俺はこれで戻るとするか・・・」


ポンポン


提督「えっ?」

三隈「提督、まだお帰りになるのは早いですよ」ニコッ

提督(?・・・・・・はっ!・・・あれか・・・)

三隈「そこに座ってくださいな提督」

提督「はっ・・・はい」シュン


------------


三隈「だいたい提督はデリカシーに欠けてます、スカートの子を相手にあのような球を投げたらどうなるかお分かりでしょう

・・・私だけだったからまだいいですけど、もし他の子にも・・・・」

提督(早く終わんねぇかな・・・・)

三隈「提督!三隈の話聞いてます!?」キッ

提督「・・・・はい、ちゃんと聞いてます・・・・」



最上(久しぶりに三隈が怒っているところ見たな・・・)

熊野(まぁ三隈姉さんは普段キレませんからねー・・・)

最上(でも・・・ただ恥ずかしかったから怒ってるだけじゃない気がするんだよなー)

熊野(えっ?)

最上(なんかこう・・・提督に対して複雑な感情を持ってるような・・・)

熊野(・・・もしかして、提督が私に言ったことへの嫉妬?)



三隈「それで提督は・・・」

鈴谷「もうどうでもいいじゃん、三隈姉ー・・・」ハァ

三隈「今提督にお説教中です、鈴谷は静かにしてなさい」

鈴谷「どうせ三隈姉、色気の無い下着だったんでしょ?」

三隈「なっ・・・////」カァァァ

鈴谷「そんなんで提督が興奮するわけないじゃん!ねー提督?」ニッシッシ

提督「えっ・・・・あー・・・」

三隈「鈴谷っ!////」

鈴谷(もう、真っ赤な顔しちゃってー)

鈴谷「そんじゃ提督!私はちょっと遊びに行ってくるねー!」ピューン

三隈「こらっ!待ちなさい鈴谷!////」タッタッタッ

3人「・・・・・・」

最上「えっと・・・僕ちょっと気になるから行ってくるよ、ごめんね提督」

提督「ああ・・・」

最上「それじゃ行ってきます」パタン



提督「全く・・・鈴谷もからかうのが好きだな・・・」

熊野「・・・・////」

提督「ん?熊野なんか顔が赤いぞ?」

熊野「提督、勝負中わたくしに向かって愛を叫んでいたのは・・・・本気なんですの?」

提督「えっ・・・・あー、あれはだな」

熊野(・・・・・・)ドキドキ

提督「・・・・・すまん、また今度教えてやる!それじゃあな!」ピューン

熊野「ちょっ・・・提督!」


<鎮守府 廊下>


提督「・・・こういうのは中途半端な気持ちで言うもんじゃないからな・・・・後でよく考えないと」

蒼龍「あれっ提督?」

提督「蒼龍か、それに加賀も」

加賀「提督が蒼龍とバッテリーを組んだと聞きました・・・次は私と組んで下さい」

蒼龍「ちょっと加賀さん、いきなりすぎですよ!」

提督「お前もやりたいのか加賀?」

加賀「私ではなく蒼龍と組むなんて・・・」

加賀「提督のバッテリーの相手役、ここは譲れません」キリッ

提督(頑固だな・・・)

蒼龍(ですね・・・)

加賀「どうなのかしら、提督」

提督「分かった分かった、次の勝負の時お前をキャッチャーにするから・・・」

加賀「約束ですよ、提督・・」

提督「ああ約束だ」

蒼龍(はぁ・・・やれやれ)


まぁキャッチャーは女房役だもんね


それから1週間後・・・

提督は再びマウンド上に立っていたのだった。



<鎮守府近くの野球場>


能代「長門さん!初球からかっとばしちゃって下さい!」

利根「お主の力に期待しておるぞ!」



長門「さぁ提督、私に全力で投げてこい!」

提督「お前に俺の魔球が打てるかな?ながもん!」

長門「私のことを馬鹿にすると痛い目を見るぞ、提督」

提督「へぇー・・・そいつは楽しみだな」

長門(さて・・・どれほどの物かこの長門が見てやろう・・・)



提督(加賀、サインを頼む・・・)

加賀(この魔球をこのコースでお願いします・・・)スッ

提督(・・・・それでいいんだな?)

加賀(鎧袖一触よ、心配いらないわ・・・)ニコッ

提督(ふっ・・・分かったよ・・・)



長門「提督、準備はいいか?」

提督「ああ準備OKだ・・・」

長門「・・・・・」スチャ

提督「・・・・・」スッ



提督「いくぞ!さぁ・・・打ってみろ!!!!!」


ビッシューーーー!!!!




--- 完 ---





おまけも終わり、これでSSもついに完結となりました。
とにかく無事書き終えることができて良かったと思っています。
ただ改めて見直すと自分の文章力の無さを思い知らされますね・・・。
カッキーンだのビシューだの何回も同じ効果音を繰り返す文章でつまらなかったかもしれません・・・。


初めてのSSでいろいろ思ったことや分かったことがありました。
その中でも特に思ったことは“最後は自分が楽しんでSSを書ければよい”ということですかね。
実際どんな魔球が来るのか、楽しみに待ちながら書かせていただきました。


さて、それではこの辺で失礼させてもらいます。
今まで見てくれたみなさん、そして安価に参加してくれたみなさん、本当にありがとうございました!



加賀さんはピッチャー頑張ってくださいよ(懇願)

連装砲ちゃんが楽しんでいたようでなによりです

おつおつ
また機会があったら立てて欲しいな

乙おり
最後が爽やかで良かったよ

乙乙

おつ

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