八幡「由比ヶ浜、なんてことを・・・雪ノ下の顔が・・・」(235)

時は調理実習

由比ヶ浜「ゆきのんには助けられてばっかりだよ」

雪ノ下「何を言ってるの。助け合いでしょ。比企谷くん、生姜するからおろし金取って」

八幡「へいへい」

由比ヶ浜「あ、私取ってくるよ!何も仕事してないから」

雪ノ下「ありがとう由比ヶ浜さん。比企谷くんとは違うわね」

八幡「へいへい」

由比ヶ浜「ゆきのーん!一番おろしやすいの持ってきたよー!」トテテ

雪ノ下「ありがとう」

八幡「おい、走るなよ。こけたら危ないだろ」

由比ヶ浜「だいじょぶだいじょっ・・・」ステーン

八幡「ゆ、ゆきのっ・・・」

雪ノ下「え?」




ジョリッ

八幡「雪ノ下ッ!!!」

雪ノ下「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!!!!!!」

由比ヶ浜「あ・・・あぁ・・・・」ガクガクブルブル

ザワザワ

(え?何?なにかあったの?)

(うわっ・・・!ほっぺが・・・!)

(グロっ・・・!えぐれてんじゃねーかこれっ!?)

(おろし金に肉ついてるじゃん・・・!いてえええええ!)

八幡「俺が保健室に連れいていくッ!!誰か・・・誰か救急車をッ!!!!」

ザワザワ

八幡「早くッッ!!!」

病院

八幡「・・・ありがとうございました。よろしくお願いします」ガラッピシャッ

由比ヶ浜「ひ、ヒッキー・・・どうなった・・・?」

八幡「・・・出血のショックで気絶して今は眠ってる。今日は一日入院だってよ」

由比ヶ浜「き、傷の方は・・・?」

八幡「・・・今顔は包帯で包まれてる。血が止まらないみたいだ」

由比ヶ浜「ど、どうしよう・・・あたしの・・・あたしのせいだ・・・」ガクブル

八幡「由比ヶ浜・・・」

次の日

放課後

由比ヶ浜「・・・ヒッキー」

八幡「おう。今日は奉仕部は無しな」

由比ヶ浜「あのさ・・・今日一緒にお見舞いに行かない?」

八幡「俺もそのつもりだ。今日夕飯前に包帯を外すらしい」

由比ヶ浜「何か買って行ってあげなきゃ・・・フルーツ盛り合わせでも買おうかな」

病院

由比ヶ浜「ここだね」コンコン

雪ノ下「はい」

八幡「比企谷だ。入るぞ」

雪ノ下「どうぞ」

ガララ

由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん・・・」

八幡「雪ノ下、包帯はまだ取ってなかったのか」

雪ノ下「今から看護士が来て取ってくれるわ」

由比ヶ浜「そ、そうなんだ・・・」

雪ノ下「自分で取るとガーゼが瘡蓋に引っ付いてくる可能性があるみたいなの」

八幡「なるほどな」

由比ヶ浜「き、傷は大丈夫・・・?」

TVでやってた
機械に皮を全部持ってかれた人思い出した

ガララ

看護婦「失礼しまーす。雪ノ下さん。包帯外しましょうか」

雪ノ下「あ、はい。お願いします」

看護婦「じゃあ外していきますね」クルクル

八幡「・・・」

看護師「ペリペリ・・・はい。では失礼します」

雪ノ下「ありがとうございます」

八幡「っ・・・!」

由比ヶ浜「ゆっ・・・」

八幡「・・・」

由比ヶ浜「・・・」

雪ノ下「な、なに・・・?」

由比ヶ浜「あ、あはは・・・な、何にもないよ・・・は、はは・・・」

八幡(雪ノ下の頬・・・えぐれた肉を覆うよう大きな瘡蓋ができてる・・・)

雪ノ下「・・・?」

由比ヶ浜「わ、私フルーツ買ってきたんだけど食べる?私が剥くからさ!」

雪ノ下「悪いしいいわよ・・・」

由比ヶ浜「いいって!遠慮しなくていいから・・・ほんと・・・」

八幡「・・・」

由比ヶ浜「じゃあメロン剥くね!はい!」

雪ノ下「ありがとう由比ヶ浜さん」

雪ノ下「パクパク」

由比ヶ浜「・・・」

八幡「・・・」

八幡(頬の傷・・・治ったとしてもケロイドが一生残るだろう・・・医療素人の俺がそう思うには十分すぎる傷跡だ・・・)

雪ノ下「あっ痛っ・・・ほっぺたに汁が」フキフキ

由比ヶ浜「あ、私が拭くから・・・」

雪ノ下「それぐらい一人でっ・・・痛っ・・・え・・・?」

雪ノ下「・・・」

由比ヶ浜「・・・」

八幡「・・・」

雪ノ下「ソー・・・」(日の沈んだ外をガラス越しに見るとそこには顔に深き傷を負った自分の姿が)

雪ノ下「あ・・・あ、あ・・・」サワサワ

雪ノ下「ああ、あ、あああ、ああ、あ あ   ああ」

由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん・・」

雪ノ下「・・・」

八幡「・・・」

雪ノ下「・・・」

八幡「・・・悪い雪ノ下。今日は帰るわ。行くぞ由比ヶ浜」グイ

由比ヶ浜「ヒ、ヒッキー?」ズルズル

八幡「じゃあな。また遊びに来る」ガララピシャン

雪ノ下「・・・」

由比ヶ浜「ヒッキー!離してよ!」ブン

八幡「・・・」

由比ヶ浜「勝手に出て行かないでよ!私まだゆきのんに謝ってないのに!!」

八幡「今謝っても耳から抜けていくだけだ・・・もう少し落ち着いてからがいい」

由比ヶ浜「でも・・・」

八幡「・・・雪ノ下の気持ちを考えてやれ」

由比ヶ浜「う・・・」

雪ノ下「・・・」

(・・・てよ!)

(・・・いのに!!)

雪ノ下「二人とも・・・まだ外にいるの・・・」キキミミ

『雪ノ下の気持ちを考えてやれ』

 『う・・・』

『そ、そうだよね・・・あんな顔、他人に見られたくないもんね・・・』

雪ノ下「・・・」



その日、雪ノ下は夕飯を食べず早寝した

>>63
ミスった

雪ノ下「・・・」

(・・・てよ!)

(・・・いのに!!)

雪ノ下「二人とも・・・まだ外にいるの・・・」キキミミ

『雪ノ下の気持ちを考えてやれ』

『う・・・』

『そ、そうだよね・・・あんな顔、他人に見られたくないもんね・・・』

雪ノ下「・・・」



その日、雪ノ下は夕飯を食べず早寝した

一か月後

由比ヶ浜「おはようヒッキー・・・」

八幡「おう」

由比ヶ浜「職員室で聞いたんだけどさ・・・ゆきのん今日学校来るみたいだよ・・・」

八幡「そうか・・・」

由比ヶ浜「会うの・・・一か月ぶりだね・・・どんな顔して合えばいいのかな・・・」

八幡「・・・」

八幡(雪ノ下・・・大丈夫なのか・・・?)

放課後

奉仕部部室

由比ヶ浜「あーなんか緊張するよ・・・」

八幡「緊張しても仕方ないだろ。いつも通りでいい」

由比ヶ浜「でも・・・私のせいだし・・・まだ謝れてないし・・・」

八幡「・・・」

由比ヶ浜「ゆきのん・・・遅いね・・・」

ガララ

由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん!?」

平塚「・・・お、いるな」

八幡「先生」

平塚「雪ノ下だが今日は早引きしたよ」

由比ヶ浜「えっ・・・」

平塚「昼前にな。もしかしたら当分来ないかもしれない」

由比ヶ浜「そ、そんな・・・」

八幡「俺雪ノ下の家行ってきます」

平塚「・・・雪ノ下の心の傷を癒すにはお前が適任だろう・・・八幡」

八幡「行ってきます」

由比ヶ浜「わ、私も行くよ!!」

雪ノ下邸

八幡「お邪魔します」

陽乃「いらっしゃい。来てくれてありがとね・・・あの子今すごく落ち込んでるから」

八幡「・・・はい」

由比ヶ浜「し、失礼します・・・」

陽乃「・・・ギロ」

由比ヶ浜「・・・」シュン

八幡「・・・」

小学生の頃、クラスにYさんという女子がいた。彼女は先天的な病で体がただれていて、声もうまく発声できなかった。
大人しい子でいつも本を読んでいた。
男子の友人はいなかったが、女子の友人は不思議と多いようだった。

修学旅行で旅館に泊まった時、友人が女子の部屋に遊びに行こうと言い出した。
俺も同意して、どうせだからこっそり行って驚かせてやろうってことになった。
そしてクラスで一番人気のあった女子のいる部屋に行く事となった。
こっそりドアを開けると(どのように鍵を開けたかは忘れた)恐ろしい光景が。

体育座りで座り込むYさんを円になって囲むようにクラスの女子全員が立っていた。
そして、Yさんに対して「豚」「焼けど野郎」などと罵声を浴びせていた。
さらにクラスで最もかわいかった子が「じゃあ、カツラはずしまーす」と笑いながら言ってWさんの頭に手を伸ばした。

次の瞬間、Wさんの髪の毛が全部その女の手にあった。Wさんは頭皮も病気で、髪の毛が生えないためカツラをしていたのだ。
男子は誰もそれを知らなかった。ショックで何が何だかわからない俺の前で女子はWさんを蹴飛ばしたりカツラをライターであぶったり。
Wさんはかすれた声でうめく。助けを呼びたくても呼べないのだ。
俺と友人は無性に怖くなって見つからないように逃げた。

次の日、Yさんもクラスの女子も何事も無かったように京都を観光していた。
それが一番怖かった。

時がたって同窓会が開かれた。Yさんはすでに亡くなっていた。
俺は思い切って女達に修学旅行でのことを聞いてみた。
すると例の一番かわいかったYさんが「あんなの別に死んだっていいじゃん」といった。

八幡「雪ノ下・・・入るぞ」コンコン

ガチャ

雪ノ下「・・・」

八幡「なんでカーテン閉めてるんだよ・・・まだ夕方だぞ・・・?」

雪ノ下「・・・別にいいでしょ」

由比ヶ浜「カーテン開けるよ・・・?」スッ

雪ノ下「触らないでッッッッ!!!」

由比ヶ浜「!?ご、ごめんっ・・・!!」

雪ノ下「ハーハー・・・」

八幡「・・・こんなくらい部屋で頭から毛布被ってたら健康に悪いぞ」

雪ノ下「・・・あなたには関係ないでしょ」

八幡「関係あるだろ。奉仕部。どうすんの?」

雪ノ下「・・・」

BJ呼んでくれ……

>>82
Wさんはどっから出てきた

雪ノ下「奉仕部なんて・・・もうどうでもいい」

八幡「・・・」

雪ノ下「もう学校には行かない」

由比ヶ浜「ゆきのん・・・」

八幡「学校に行かなくてどうするんだよその先」

雪ノ下「先・・・?どうでもいい。私の人生もう終わったの」

明日朝はやいんだから

>>90

由比ヶ浜「お金ならいくらでも用意しますからお願いします。ゆきのんの肌を……」

BJ「彼女の肌を治すには、同世代の少女の肌を移植する必要があるな」

由比ヶ浜「えっ……それって……」

BJ「フン。親友の顔を剥がしておいて、そんな覚悟もないのかい」

由比ヶ浜「うぅ、わ……私は」

八幡「・・・」

八幡(雪ノ下の気持ちはわかる・・・顔の傷を見られたくないんだろう)

八幡(だから部屋を閉め切って毛布を被って・・・)

雪ノ下「・・・」

由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん・・・」

由比ヶ浜「ご、ごめんなさいっ!!本当はもっと早く謝ろうと思ってたんだけど!!本当に・・・」

雪ノ下「・・・」ボー

由比ヶ浜「本当にっ・・・私の・・・私のせいで・・・ごめん・・・本当ごめん・・・」

雪ノ下「・・・」ボー

雪ノ下「・・・」チラ

雪ノ下「・・・本当・・・本当にその通りね」ギロ

雪ノ下「そう・・・まったくもってその通りね・・・」

由比ヶ浜「ゆ、ゆきの・・・」

雪ノ下「あなたの・・・あなたのせいで・・・」

雪ノ下「あなたのせいで私の人生めちゃくちゃよっ・・・!」

由比ヶ浜「う・・・」タジ

バッ

雪ノ下「由比ヶ浜さん、見える?このケロイド・・・手術しても取れないそうなの」

由比ヶ浜「・・・」

雪ノ下「・・・ごめんなさい?そんな言葉はいらないわ。だから返して」

由比ヶ浜「え・・・」

雪ノ下「返して。私の顔を・・・返し・・・てっ・・・うっ、うぅ・・・」ポロポロ

由比ヶ浜「・・・」

雪ノ下「・・・」(毛布に潜る)

由比ヶ浜「・・・」

八幡「・・・」

雪ノ下「・・・由比ヶ浜さん、さっきはごめんなさい」

由比ヶ浜「そんな・・・だって私の方が・・・」

雪ノ下「・・・でも帰って」ボソッ

由比ヶ浜「え・・・」

雪ノ下「・・・もう会いたくない。あなたの顔を見てしまうと・・・あなたを恨まずにはいられない」

八幡「・・・」

雪ノ下「そしてあなたを責めている自分・・・それも嫌になるから・・・だから帰って・・・お願い」

「ケロイド」の語は、「鉤爪(かぎづめ)」を意味するギリシア語に由来する。
即ち、「鳥の鉤爪のような」病変という意味

由比ヶ浜「・・・ごめん・・・ごめん」ボソボソ

八幡「・・・」

雪ノ下「・・・」

八幡「・・・雪ノ下」

雪ノ下「・・・なに?」

八幡「お前ってそんなに自分の容姿に自信持っていたのか」

雪ノ下「・・・何が言いたいの」

八幡「顔に傷がついて傷つくのはわかるが・・・人生終わりとかは言いすぎだろって思ってな」

由比ヶ浜「ヒッキー・・・?」

雪ノ下「あなたごときに何が分かるの?何もかも見透かしたその言い方は腹が立つわね」

八幡「俺が結婚するよ!」ドンッ

八幡「別に顔さらさなくてもできることくらいいくらでもあるだろ」

雪ノ下「論点のすり替えね。頭悪い議論はしたくないのだけれど」

八幡「顔だけで人生終わるならブサイクはどうすんだよ。全国のブサイクに謝れよ」

八幡「容姿が終わっただけで人生詰んだって・・・じゃあ、お前って容姿以外誇れるものが無かったのか?」

雪ノ下「それは・・・」

八幡「違うだろ。お前は完璧超人、雪ノ下雪乃だろ」

俺「顔のケガくらいなんだよ!俺はどんなお前でも好きだよ!」

雪ノ下「俺くん....」

俺「嫁に来いよ」

雪ノ下「はい///」

八幡「ぶっちゃけ、お前が傷ついても俺はなんとも思わなかったよ」

八幡「いや、内心少し喜んでたのかもしれない」

由比ヶ浜「ひ、ヒッキー何を・・・」

雪ノ下「・・・私のことそんなに嫌いなわけ?」

八幡「今まで雪ノ下は完璧超人過ぎて俺には手が届かない高みの存在だった。でも完璧超人じゃなくなった」

八幡「俺でも手が届くって思っちまった」

雪ノ下「比企谷・・・くん・・・」

八幡「結婚してやんよ!」

って某アニメのネタ思い出したが
八幡的にはそこで振られて更にトラウマ増やした方がポイント高いかも!?

八幡「傷心のお前を立て直せば惚れてくれるんじゃないかとか色々考えた。落ち込んでる時に優しくされるとポイント高いだろ?」

雪ノ下「・・・クズね」

八幡「それだけ真剣だったんだよ。想い人のためならどんなことだってするさ」

雪ノ下「比企谷・・・くん・・・?」

八幡「こんなクズでもよかった、俺と結婚してくれ」

由比ヶ浜「ひ、ヒッキー!?」

雪ノ下「・・・」

八幡「返事は明日学校で聞かせてくれ。帰るぞ由比ヶ浜」

由比ヶ浜「ち、ちょっと、ヒッキー!?」バタン

雪ノ下「・・・」

ガハマさん
とりあえず消えておこう(提案)

次の日

由比ヶ浜「・・・今日来るかな」

八幡「さあな」

八幡「まあ来るとしても放課後だけかもしれないしなんとも言えん」

由比ヶ浜「・・・」

ガララ!

雪ノ下「比企谷くん!」

由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん!?」

俺「顔のケガくらいなんだよ!俺はどんなお前でも好きだよ!」

雪ノ下「俺くん....」

俺「嫁に来いよ」

雪ノ下「はい///」

由比ケ浜「殺してやる....」チャキ

俺「由比ケ浜!?何する気だ!」

由比ケ浜「俺くんが取られるくらいなら殺してやる糞アマァ!」

雪ノ下「キャアアアアア」

ドスッ

俺「うっ.....」

由比ケ浜「俺くんが!?俺くんが、」


BAD END

雪ノ下「私の顔に傷つけたわね」

由比ケ浜「ごめんなさいごめんなさい」

雪ノ下「許すか糞アマぁ ぶち殺したる」

由比ケ浜「キャアアアアア」

グサッ バタン

由比ケ浜「ピクピク」

BAD END

八幡「お、思ってたより早かったな。てっきり放課後来るんじゃないかと」

雪ノ下「比企谷くん。私はやっぱりこの学校をやめるわ。さっき退学届を出してきたところよ」

八幡「そうか」

由比ヶ浜「ゆきのん・・・」

雪ノ下「専業主婦なんて学校なんか行かなくてもできるもの」

由比ヶ浜「!!」

八幡「ほう」

雪ノ下「責任もって養ってくれるのでしょうね?」

流石に重いわ
顔なしにこんなん言われたら泣きながら逃げるレベル

八幡「おう」

雪ノ下「じゃあ勉強も就職も出世も頑張ってもらうわよ。私の分までね」

八幡「おう」

雪ノ下「医学も勉強をしてもいいわね。比企谷くんも男の人なら綺麗な嫁の方がいいでしょ?」

八幡「おいおい、同時にとか無茶言うなよ。どっちかしか無理だっつーの」

雪ノ下「同時に?そんなこと一言も言ってないのだけれど」

雪ノ下「定年後暇でしょう?」

八幡「・・・はは。そりゃそうだ。任せろ」

雪ノ下「・・・そう。じゃあ結婚してあげてもいいわね。感謝しなさい」ポロポロ

俺「ちょっと待てや!ヒキガヤコラァ」

八幡「俺さん、なんすか?」

俺「誰の許可とって雪ノ下にプロポーズしてんじゃワレこら、ぶち殺したんど」

八幡「はい?プロポーズすんのに許可いるんすか?」

俺「じゃかわしいーわ コラァァ!タマとったんどこら!」ササササッ



グサッ バタン ピクピク

八幡「うっ.....死ぬのか俺」

雪ノ下「フンッ、ゴミの分際で私にプロポーズ?なめないでよね!行きましょう俺くん」

HAPPY END

>>154
いい話だった 乙
次回作待ってるわ

こうして俺は雪ノ下と結婚した。

この選択が正しかったのかは俺にはわからない。

そして今幸せなのかどうかもわからない。

でも後悔はしていない。

幸せになるために結婚した。それだけは間違ってないのだから。





-完-

>>161
死ねクズ センスねーから二度とss書くな

支援ありがとうございました。

☆おまけ☆
>>1
>>2
>>10
>>14
>>17
>>26
>>30
>>36
>>42
>>43
>>46
>>50
>>54
>>59
>>65
>>73
>>76
>>79
>>81
>>84
>>89
>>93
>>96
>>109
の続き

雪ノ下「返して。私の顔を・・・返し・・・てっ・・・うっ、うぅ・・・」ポロポロ

由比ヶ浜「・・・」

雪ノ下「もう・・・生きる意味も価値も無い。ふふふ・・・」

由比ヶ浜「そ、そんなこと言わないで・・・」

雪ノ下「・・・由比ヶ浜さん。私が死んだら・・・殺したのは貴方だから」

由比ヶ浜「えっ・・・」

雪ノ下「当然でしょ?この傷を付けたのは貴方なんだから」

由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん・・・」

雪ノ下「この傷が無かったら・・・私は・・・私は・・・」

由比ヶ浜「ごめん・・・!ごめん・・・!」

雪ノ下「意味のないことしないでくれるかしら?」

由比ヶ浜「う・・・」

次の日

部室

八幡「いきなり呼び出して・・・」

由比ヶ浜「何かあったんですか?」

平塚「まずお前たちに伝えておこうと思ってな」

平塚「昨夜、雪ノ下が自殺した」

由比ヶ浜「・・・え」

八幡「・・・自殺なんですか?」

平塚「自室で首をつってな。遺書もあったから間違いない」

由比ヶ浜「・・・」サー



雪ノ下『・・・由比ヶ浜さん。私が死んだら・・・殺したのは貴方だから』



由比ヶ浜「あ・・・あ、ああ・・・」

平塚「由比ヶ浜・・・」

由比ヶ浜「私のせいだ・・・わたしの・・・あ、ああ・・・」ガクブル

平塚「由比ヶ浜・・・お前のせいじゃないさ・・・誰も悪くは」

由比ヶ浜「違うんです、先生っ・・・!言ってたんですっ・・・!昨日ゆきのんはっ・・・言ってたんですっ・・・」ガクブル

由比ヶ浜「ゆきのんを殺したのは私だってっ・・・!!」ガクブル

平塚「由比ヶ浜・・・?」

由比ヶ浜「わたしの・・・わたしがころしたんだっ・・・ゆきのんをっ・・・!」

由比ヶ浜「どうしようっ・・・ひっきー・・・!わたしゆきのんをころしちゃったよっ・・・!!」

八幡「由比ヶ浜、落ち着け!」

由比ヶ浜「むりだよっ・・・おちつくなんてっ・・・わたしともだちをころしちゃったんだよっ・・・!?」

平塚「由比ヶ浜!!正気に戻れ」

由比ヶ浜「どうしようっ・・・どうしようっああああああああああああああああああああ!!」

由比ヶ浜「どうしようっどうしようっどうしようっどうしようっどうしようっどうしようっどうしようっ」

由比ヶ浜「どうしよどうしよどうしよどうしどうしどうしっけほっ!けほっけぇほっ!けほっ!けっーけー!」

平塚「大変だ・・・過呼吸だ!」

八幡「き、救急車呼びます!!」ピポパ

俺「おい由比ヶ浜!なに八幡に近づきよんねんいてこますぞゴラァ!!!!」

由比ヶ浜「え?」

俺「氏ねやぁぁぁ!!!」ブスッ

八幡「全く俺は愉快なことをするな」ハハ

俺「ほなヤろか八幡」

八幡「おう早漏だからティッシュ用意しろよ」

HOMO END

病院

由比ヶ浜「う、うぅ・・・ん」

平塚「由比ヶ浜!?」

八幡「目を覚ましたか」

由比ヶ浜「こ、ここは・・・?」

平塚「病院だ。心配したぞ・・・意識を失ったんだからな」

由比ヶ浜「意識・・・」

由比ヶ浜「!!」

由比ヶ浜「ごめん・・・なさい・・・ごめん・・・な・・・さい・・・」ガクブル

平塚「由比ヶ浜?」

由比ヶ浜「あああああああああああああああああああああああ」ジタバタ

平塚「比企谷!押さえつけるんだ!」

八幡「やってます!!」

由比ヶ浜「殺してっ!!誰でもいいからっ!!誰か私を殺してえええええええええええ!!!!!」

由比ヶ浜「この病院・・・ゆきのんのいた病院・・・ここで死ななきゃ・・・!」

由比ヶ浜「はやくゆきのんのところに行かなきゃ!ゆきのんに会って謝らなきゃっ!!」ジタバタ

ドタタ

医者「こ、これは!?」

八幡「俺が呼んだんです!由比ヶ浜を抑えるの手伝ってくださいっ!!」

医者「はい!鎮静剤っ!!」

三日後

平塚「由比ヶ浜は社会復帰施設に移動になったそうだ」

八幡「施設・・・ですか?」

平塚「あぁ。精神異常者のな。毎日鎮静剤を打ってるらしい」

八幡「・・・そうですか」

平塚「・・・その、すまなかった」

八幡「なんで先生が謝ってるんですか」

平塚「管理責任があるだろう・・・私の責任でもある」

八幡「・・・」

平塚「・・・すまなかった」

八幡「俺は待ちます。由比ヶ浜が帰ってくるのを」

八幡「由比ヶ浜はまだ生きてる。死んではいない。その分だけ希望はあります」

八幡「雪ノ下はもう・・・帰ってこないから・・・」

平塚「八幡・・・」

結局、卒業までに由比ヶ浜が復帰することは無かった

でも俺は由比ヶ浜を待ち続ける

ありがとう由比ヶ浜

ありがとう雪ノ下

二人のことは一生忘れない





-完-

需要あったのかよ。誰も見てないと思って終わらしちまった

支援ありがとうございました

時は調理実習

由比ヶ浜「ゆきのんには助けられてばっかりだよ」

雪ノ下「何を言ってるの。助け合いでしょ。比企谷くん、生姜するからおろし金取って」

八幡「へいへい」

由比ヶ浜「あ、私取ってくるよ!何も仕事してないから」

雪ノ下「いいわよ。それくらい自分でするから。比企谷くんと違って気が利くわね」

八幡「へいへい」

雪ノ下「トテテ」

八幡「おい、走るなよ。こけたら危ないだろ」

雪ノ下「何を言ってるの?この私がころぶわけ・・・」ステーン

由比ヶ浜「ゆ、ゆきのっ・・・」 ガバッ

八幡「え?」




ジョリッ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年12月18日 (金) 20:26:27   ID: JFvsxdic

荒らしのコメントまでまとめんな無能

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