コナン「ねぇ蘭ねーちゃん、お風呂入ろうよー」(97)

蘭「ごめん、今忙しいからちょっと待ってて」

コナン「うん、早くしてねー」

ガチャ

安室「毛利さんいますかー?」

蘭「安室さんすいません、お父さんさっき出かけちゃって」

安室「そうですか…あ、家事手伝いましょうか?」

蘭「いえいえ、結構です」

コナン「せっかくだから任せちゃいなよ」

蘭「あ、それじゃあ、コナン君をお風呂に入れてくれませんか?」

安室「はい、喜んで」

コナン「はぁ!?」

ピンポーン 

蘭「あ、お客さん。じゃあお願いしますね」

安室「はーい」

コナン「ちょ、待てよ、らーん!」

ぬぎぬぎ

安室「良かったよ、君と二人っきりになれて」

コナン「やめろー」

ぬぎぬぎ

安室「君には聞きたいことがあるんだ」

IDに69があるから69がありそうですね

安室「さぁ、コナン君も服脱ごうか。バンザーイして」 

コナン(こうなったら…)

プシュッ

安室「…!」

ガクッ

コナン「ふぅ」

>>8
変わった…

コナン「よっこらせっ」

ザブーン

コナン「そんなに入りたきゃ一人で入ってろ」

コナン「蘭ねーちゃん」

蘭「あれ、コナン君?お風呂は?」

コナン「安室さん浴槽で寝ちゃって、洗ってもらえないから出てきちゃった」

蘭「浴槽で寝ちゃってって…、大丈夫かしら安室さん!?」

コナン「え?」

蘭「様子見てくる!」

ガチャ!

蘭「安室さん、大丈夫ですか!?」

安室「…」

蘭「…し、死んでる」

コナン(やべー!!)

蘭「コナン君…!」

コナン「ぼ、ぼ、ぼ、僕、殺してなんかいないよ!!」

蘭「当たり前じゃない、これは事故よ!お父さんを呼ばなきゃ」

コナン(大丈夫だよな?これ事故にしか見えないよな?)

ガチャ


毛利「おい蘭!安室が溺死したって本当か!?」

毛利「あちゃー、こりゃ確かに死んでるなー」

蘭「どうしよう、お父さん…。私もうこのお風呂使えない…」

毛利「そーだな、そろそろこの事務所もリフォームすっかぁ」

目暮「そんなこと言っとる場合かね!」

蘭「目暮警部!?」

コナン(なんで警察が…!)

毛利「ちょうど警部殿と一緒に居てな、殺人事件と思って付いて来てもらったんだ」

蘭「もー、事故だって言ったじゃない」

コナン「そーだよおじさん、しっかりしなよ!!」

目暮「全く…。これはどう見ても事故だな。入浴中に気持ち良くなって寝てしまったんだろう」

コナン「そーだね、よくあるもんそういうこと」

蘭「私が頼んだばっかりに…」

毛利「ん?頼んだ?」

蘭「コナン君と一緒にお風呂入ってもらうよう頼んだのよ」

目暮「ではコナン君も一緒に入ってたのかね?」

コナン「う、うん」

毛利「ならなんで、おこさなかったんだ?」

コナン「き、気持ち良さそうに寝てたから、起こしちゃ可哀想だと思って…」

蘭「この子、優しいから…」

目暮「なら仕方ないな。君に責任はないよ」

毛利「ん?ちょっと待って下さい。なんかおかしくないですか?」

毛利「溺死なら死ぬ前に必死にもがくはずでは?」

コナン「え、え、え、そうかな?気持ちよさそうだったけどなー」

蘭「違うわ、コナン君は途中で出てきたのよ!体洗ってもらえなかったから」

コナン「あああそうだったそうだった」

目暮「それなら辻褄が合うな」

コナン「うん、これは事故死だよ、事故死!」

毛利「ん?ちょっと待って下さい!おかしいですよ」

毛利「この風呂桶、濡れた後がありませんよ!?」

目暮「それは変だな…まだ完全に乾く程の時間は経ってないはずだが…」

コナン「つ、使ってなかったよ安室さん、いきなりザブーンて浸かって寝ちゃってたんだ」

目暮「それなら辻褄が合うな」

コナン「ほーらやっぱり事故死だよ」

毛利「ん?でもこの飛び散ったお湯の跡、おかしくないですか?」

毛利「こんな勢いよく飛び散るもんか?まるで誰かが乱暴に投げ入れたような…」

コナン「安室さん、ジャンプして飛び込んでたよ!!」

蘭「安室さんがそんなことするかしら…」

コナン「蘭ねーちゃんは黙ってて!」

すまん再開

目暮「もういいじゃないか毛利君、遺体を運ぼう」 

毛利「んーなんか不可解な点が多くて腑に落ちないんだよなー」

コナン「お、おじさん推理ドラマの見過ぎじゃない?大体殺人だとしたら犯人はどうやって家に入ってきたの?」

目暮「殺人!?」

コナン「た、例えばの話だよ!」

目暮「確かに。殺人だとしたら犯人は蘭君やコナン君に気付かれずにここへ侵入し
彼を事故に見せかけて殺したということになるが…、どうなんだね毛利君?」

毛利「うーん、それはちょっとまだ…」

コナン「ほらね、無理でしょ!さぁ運ぼうよ」

>>45までとIDが変わってる

別人の可能性が無きにしも非ず

>>54
全部自分

目暮れ「よーし、運ぶぞ。高木君手伝ってくれ」

高木「はい!」

蘭「た、高木刑事!?」

毛利「いつの間に現れたんだ?」

高木「え!?警部について来てずっと居ましたよ!?」

蘭(気づかなかった…)

コナン「あはは、存在感ないんだね高木刑事」

毛利「…!ずっと居た!?」

毛利「そうか、分かりましたよ!犯人はずっと家に居たんです」

高木「ええ!?」

毛利「初めから居た人間なら侵入する必要はありません!つまり犯人はコナン!お前だ!」

コナン「えええあえあええ!?」

コナン「…ぼ、僕が犯人だって言う証拠は?ねぇ証拠は?」

蘭「…」

高木「…」

目暮「…あのー毛利君


ミス

目暮「…あのー毛利君、君のいつもの駄目な方の推理だというのは承知で聞くが
なぜそれだけでコナン君が犯人になるのだね、蘭君だっているだろう」

蘭「ちょっと警部!」

毛利「蘭はコナンが風呂場は離れるまで誰かと会ってたんだよな?」

蘭「ええ、そうよ」

毛利「だからコナンが犯人だ!
恐らくコナンは何らかの方法で事前に安室を眠らせ、浴槽に投げ入れ放置して殺したんだ。
それならこれまでの不審な点も納得できる」

コナン「あわわ…」

毛利「どうだ?俺の推理は?」

コナン「…」

コナン「はい、そのとお…」

目暮「付き合いきれんよ。第一証拠がないし」

毛利「…そ、そうですな」

蘭「もう、お父さん」

目暮「では運ぶぞ、高木君」

高木君「はい」

キラリン

蘭「あれ?なんか安室さんのあそこ…なんか刺さってない?」

高木「これは針ですね、抜いてみましょう」

ピッ

目暮「なんでこんなものがここに刺さってるんだ?」

コナン「安室さん、なんか変体らしいよ!僕の裸みたいって言ってたし!」

蘭「確かに変体ね、でもこの針なんか見覚えあるような」

毛利「そうか?」

目暮「一応調べて見るか」

コナン「ああ!!!!!!!」

コナン「ああ、僕おなか空いちゃった!!早く晩ご飯食べよーよ」

蘭「そうね。私もご飯にしよっか」

目暮「私も腹が減った。遺体を引き取って撤収するか」

毛利「うーん」

高木「警部、そろそろですね!」

目暮「ん?」

高木「毛利さんですよ!眠りの小五郎が来るタイミングですよ」

目暮「ああ!」

高木「では失礼します」

毛利「ああ」

高木「あれ毛利さんやらないんですか眠りの小五郎」

毛利「あ?ああ今日は別に眠くならねぇしな」

コナン「安室さんが変わりに寝ちゃってるもんね」

毛利「そうそう安室が変わりに眠っちまって…
ん?俺の変わりに安室が眠った…?」

コナン(しまったああ!)

毛利「俺が眠らなくて、安室が眠った…」

毛利「安室が眠ってるから、俺が眠らない…」

毛利「んんん?」

コナン「ごはーん蘭ねーちゃんごはーん!」

毛利「待てよ俺が眠くなる時は確か
首の裏がチクッとして…」

コナン「そうそう首の裏だよ首の裏」

毛利「なんでお前が知ってるんだ?」

コナン「あははー…そんなことどうでもいいじゃない
それより変でしょ?おじさんは首の裏で安室さんはあそこなんだから別物だよ」

毛利「安室はあそこだからっていうのはどういう意味だ?」

コナン「え、だから、安室さんの針はあそこに刺さってるんだから…」

毛利「ほう、針と眠くなることとが関係あるのか」

コナン「え!?」

コナン「そうかもしれないなーって思ってさ、えへへー」

目暮「だがこれが麻酔針というのなら確かに合点はいくな」

高木「でも場所が違うのは…」

蘭「そうよ、なんでお父さんは首で安室さんはあそこなの?」

毛利「それは俺が普段スーツを着てるからだよ、スーツを着てれば露出してんのは首から上と手だけだ」

高木「ではあそこに刺したのは」

毛利「正面から刺したってのと
裸ならどこに刺しても大丈夫だからな
一番刺しやすい所に刺したんだろう」

毛利「最も犯人が大人なら位置的にあそこは刺しにくいだろうがな」

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