上条「本当にただの高校生です」(946)

上条(ま、右手は幻想殺しなんだけどね)

上条「最弱のレベル0です」

上条(ま、無能力者ではないけどね)

ーとある公園ー

上条(あー、ジュース不味い)

上条(彼女、欲しいなー)

御坂「チェイサー!!」

上条「!?」

上条(あ・・・明らかにブッ飛んでやがる・・・)

上条(ジャッジメントに連絡してとっとと退散すっかな)

御坂「待ちなさいよ」

上条「はい?」

御坂「あんたよ、あんた」

上条「・・・」キョロキョロ

上条「俺?」

御坂「他に誰が?」

上条「えーっと・・・なにかな?」

上条(やっべー、よく見たらかわいいな)

御坂「あんた、この前の私の能力消したウニよね?」

上条「え?なにそれ」

上条(ウニってなんだよ・・・ま、かわいいから許すか)

御坂「ほら、この前の電撃が当たりそうになった時に・・・」

ー回想ー

ガヤガヤ

上条(うわー、女の子が怖いお兄さんに囲まれてるよ)

上条(これはもしやフラグ立てるチャンスか!?)

上条(・・・いや、そっこーぶっ飛ばされて病院送りにされるな)

上条(ごめんなそこの子、俺は俺が一番かわいいんだ)

バリバリバリバリ!!!

不良たち「うぎゃああああああああああああああ!!」

上条「うおぁっ!?」パキーン

上条(あ・・・あぶねー)

御坂「・・・」ポカーン

上条(・・・あ、目が合ってしまった)

上条(・・・逃げよう)タッタッタッ

上条「あー、あの時の子かぁ」

上条(これは気まずい)

御坂「ねぇ、勝負しなさいよ」

上条「勝負?」

御坂「えぇ」

上条「いや、俺レベル0なんですけど」

御坂「は?私の能力消したじゃない」

上条「あれはたまたまで」

御坂「いいからやりなさい・・・っよ!」ビリィ!

上条「あぎゃああああああ!!」

上条「」プスプスプスプス

御坂「・・・え?」

上条「」パチパチ

御坂「・・・ちょっちょっちょっ!・・・えぇ?」

上条「」ピクッピクッ

御坂「・・・嘘でしょ?」

ー30分後ー

上条「・・・んっ」

御坂「・・・!?」

上条「・・・」

御坂「よかっだぁ・・・」

上条「・・・なんでいきなりあんなことしたんだよ」

御坂「だって・・・消せると・・・思っだがら・・・」シクシク

上条「無理に決まってんだろうが・・・このバカたれ」

上条「あれはたまたまつったろうが・・・消すって事は・・・あれに右手当て
   なきゃいけねぇって事なんだぞ・・・当てられる・・・わけねぇ・・・
   だろ・・・」

御坂「うぅ・・・ごめんなさい・・・」

上条「・・・反省したならいいよ、もう」

御坂「本当にごめんなさい」シクシク

上条「いいってば・・・死んでないし」

上条(多分抑えて撃ったんだろうが・・・マジで死ぬかと思った)

御坂「・・・立てますか?」

上条「・・・いや、無理だ・・・まだ力入らねぇ」

御坂「じゃあ救急車を」

上条「いや、いいよ」

御坂「・・・!なんでですか?」

上条「だって君・・・下手したら逮捕されちゃうじゃんか・・・」

御坂「でも・・・」

上条「いいってば」

御坂「・・・わかりました」

今の電撃で勃起がおさまらないんだ

上条「つーか、なんでいきなり敬語?」

御坂「いや、あなたが吹き飛んだ時に、これが」

上条「あ、俺の財布」

御坂「で、中身散らばっちゃったて・・・その時に生徒証が・・・」

上条「なるほど・・・ね」

御坂「すいません」

上条「いいんだってば」

上条(本当によかったね、君可愛くなかったらソッコーアンチスキル行きだよ)

上条「・・・力入るようになってきたな」「

御坂「あ・・・えっと・・・」

上条「あーえっと、ごめん、手貸してくれない?」

御坂「あ、はい」

上条「はい、ありがとう」

御坂「いえ・・・」

上条「それじゃあ、俺帰るから」

御坂「あ・・・えーっと・・・」

上条「なに?まだなにか?」

御坂「いえ、きちんと謝罪がしたいので・・・連絡先を・・・」

上条「・・・」

上条(これはどうなんだ?危ないとはいえ美少女のメアドゲットのチャンス
   だし・・・どうしようか)

御坂「あの・・・」

上条「あ?あぁ、はいはい」

上条(ま、電話番号くらい大丈夫だろう)

上条「って、あ・・・」

御坂「・・・どうしたんですか?」

上条「携帯・・・動かねぇ・・・」

御坂「もしかして、さっきので・・・」

上条(もしかしなくてもそうだろうがよ)

御坂「本当にごめんなさい」

上条「いや、だ・・・だ・・・大丈夫だよ」

上条(本当は弁償させたいけどさすがにそれはかわいそうだ・・・だって年下って
   事は下手したら中学生だろ?・・・無理だよ)

御坂「それではどうすれば・・・」

上条「・・・そうだね、じゃあコーヒーの一本でもおごってくれればいいよ」

御坂「え・・・?そんなことで・・・」

上条「いや、いいってば、元はといえば勘違いさせた俺が悪いんだから」

上条(もう察してくれよ、とっとと帰りたいんだよ、ほら周りも俺が謝らせてる
   みたいな空気になってるじゃんか)

御坂「でも・・・」

上条「・・・はぁ・・・じゃあついてきてくれよ」

御坂「・・・?」

上条「買い物・・・付き合ってくれ、荷物持ち手伝ってくれればそれでいいから」

御坂「・・・えっ?そんなんで・・・?」

上条「それでも気が済まないなら今から俺んち行くんだから住所覚えるだろ?
   後日なにかしてくれ」

上条(えっ・・・?なんでも・・・?とも思ったけど、実際無理だろ
   つーか変な事したら俺が捕まっちゃうよ)

御坂「・・・わかりました」

上条「それじゃあ、行こうか」

???「お姉様ーん!!」

御坂「・・・!?」

上条「ん?なんだ今の・・・ふぐぉっ!!」

黒子「おねぇさま~ん、こんなところで一体何を?」

御坂「・・・黒子、あんたねぇ」

上条「・・・」

黒子「・・・えっ?」

上条「いてて、いきなりなんなんだよ」

御坂「だ・・・大丈夫ですか?」

上条「大丈夫じゃn・・・んっんん、大丈夫だよ」

黒子「あら、こちらの殿方は誰ですの?」

御坂「えーっと、なんというか・・・」

黒子「はっ!まさかお姉様!お付き合いさr」

上条「いいえ、違います」

上条(ダメだ、もうこいつらと関わりたくない)

上条「・・・あ!俺用事思い出しちゃった!先行くね!」

御坂「え!?それでは・・・」

上条「さよなら!」

ビューン

御坂「・・・」

黒子「・・・お姉様?」

御坂「・・・今度あったらまた謝ろう」

ー上条自宅ー

上条「ただいまー」

上条(・・・って、誰もいないんだけどね)

上条「・・・」

上条「・・・」

上条「・・・」

禁書「・・・」

上条「・・・」

上条「・・・えっ?」

禁書「おじゃましてるんだよ」

上条「・・・」

上条(落ち着け上条当麻、帰ってきたらいきなり銀髪碧眼のシスターがベッドに
   座っているなんてありえない、これは幻覚だ)

禁書「ベランダの鍵が開いていたから勝手に上がらせてもらったんだよ」

上条「・・・勝手にって、それ泥棒だ・・・えっ?」

上条(待て待て、今このシスター、なんて言った?ベランダからと言ったか?
   ここ何階だと思ってるんだよ一体、ドイルか?ドイルなのか?このシスターは)

禁書「お腹が減ったんだよ」

上条「・・・とりあえずこれ」

上条(冷蔵庫の中身は使えないからな、とりあえずカロリーメイト渡しておこう
   えーっと、どこに連絡すればいいんだ?やっぱりアンチスキルなのか?)

禁書「ありがとう」ムシャムシャ

上条「・・・喉渇くだろ?はい水」

禁書「うん」ゴクゴク

上条「・・・」

禁書「・・・」パクパクゴクゴク

上条「・・・」

上条(なんとなく深いことは聞かない方がいい気がするな)

禁書「ごちそうさま」

上条「あいよ」

禁書「それじゃあ、さようなら」

上条「あ、あぁ」

ガチャッ

上条「・・・」

上条(なんだったんだろうか・・・)

上条「・・・夢か、夢だな、夢に決まってる!」

上条(そうさ、こんなん夢以外にありえない)

ガタガタッ!!

上条「ん?」

上条「外からだな・・・」

ガチャッ

上条「・・・はぁ?」

上条(なんだこの状況は、なぜさっきのシスターが変なジーパン履いたお姉さん
   に日本刀で切られているんだ?つーか、これ多分振り下ろしたんだろ?
   なんでシスターも切られてないの?)

神崎「・・・」

禁書「・・・助けて」

上条(助けてって・・・無理だろ・・・コイツ、明らかにヤバそうな顔してんじゃん
   つーか刀と素手で戦えるわけないだろ、キッチンのフライパンとおたま
   でも使えっての?勘弁してくれよ)

上条「え・・・えーと、とりあえず落ち着きいましょうよ、ね?」

神崎「・・・はぁ」

上条(おっ、刀をおろしてくれたぞ、意外と分かるじゃないか)

???「あのー」

上条「・・・?」

御坂「すいません、上条さん」

上条(げぇっ!?コイツなんでここに!?」

神崎「・・・どんどん邪魔が」

上条「・・・なんでここに?」

御坂「いえ、このマンションにメイドがいるんですけど、その子に用事がありま
   して・・・」

上条「あ・・・そうですか・・・」

上条「・・・で、あなたはなぜこの子をいじめるんですか?」

神崎「・・・あなたには関係ありません」

上条「ですよねー」

上条(言われると思ったー)

なんか疲れてきた

飯食ってくるけど、残ってたら書くよ

パスタ茹で終わった

もうちょい待って

お湯こぼして両手両足の裏火傷したんで病院行きます
落としてください

>>56
よし、おとそう

上条(ま、とりあえずアンチスキルだよな)ピポパポ

神崎「・・・何をしているのですか?」

上条「いや、アンチスキルに・・・えーと、警察みたいな機関に連絡してるんですよ」

神崎「え?」

上条「いや、あたりまえでしょう?こんな13.4歳の女の子に刀で切りかかって
   るなんて普通じゃないでしょ?通報ですよ」

神崎「え・・・普通はもっとなんというか・・・私を倒したりするもんじゃない
   のでしょうか」

上条「・・・頭、大丈夫ですか?お姉さん」

上条「あなたが今までどんなところで戦ってきたのかなんてのは知りませんが
   普通はそんなのありえませんよ」

神崎「え、えぇと・・・その・・・」

御坂「あのーどうしたんですか?」

上条「いや、俺の家の前で女の子が切られてて・・・」

御坂「意味がわからないんですけど」

上条「俺もわかんないもんよ」

???「いつまでもたもたしているんだい?神崎」

神崎「・・・?ステイル?」

ステイル「全く、帰りが遅いから見に来てみれば、一体なにやっているんだ」

神崎「えーっとですね・・・これにはわけが」

ステイル「・・・君かい?僕らの邪魔をするのは」

上条「・・・俺?」

ステイル「他に誰がいるんだい?」

上条「はぁ・・・」

ステイル「あまりふざけた態度で僕を怒らせないほうがいいよ?」

上条(ダメだ・・・こいつはマジで危ない)

上条「・・・えっと、刀の女性」

神崎「え・・・?はい?なんでしょうか?」

ステイル「・・・ッ!君!?僕の話をきk」

上条「見ず知らずで、理由もなにも知らない俺ですが、さっきの光景を見れば
   やばいことくらいはわかりました、できれば話してもらえませんかね?
   通報はそれから考えることにします、まだ誰も傷ついていないわけです
   しね」

神崎「・・・はい、わかりました」

ステイル「おい!神崎!」

御坂「ちょっと黙ってくれませんか?話が進まないんで」

ステイル「・・・くそっ」

いんなんとかさんは傷ついてるんじゃ…

ーしばらくしてー

上条「つまり・・・記憶を消さないとこのシスターさんは死んでしまうから、あなた
   たちは一年周期で彼女の記憶を消すために追っていた・・・と」

神崎「はい」

上条「その上司とやらは彼女の脳みそが一年分の記憶でパンクすると?」

神崎「・・・はい」

上条「・・・そうですか」

上条(こいつら・・・本気で何言ってるのかわかんねぇぞ・・・人間の脳が
   記憶でパンクする、だって?一回でいいから脳科学の本を読んで欲しい)

御坂「ね、ねぇ・・・それっておかしくn」

上条「君・・・!」

御坂「・・・!?」

上条「ダメだ言っちゃ、彼女たちがショックで立ち直れなくなる・・・」

御坂「・・・はい、すいません」

>>72
歩く協会は健全なので大丈夫ですね

上条(・・・かと言って、伝えないことにはこの子を救えないしな・・・しょうがない
   俺なりに、最低限に抑えて柔らかい言葉で何枚にもオブラートにつつんで
   伝えよう、それしかない・・・)

上条「・・・お二人には伝えなければならないことがあります」

神崎「・・・はい?」

ステイル「なんだい?早くしてくれ」

上条「あなたたちは精神的にショックを受けるかもしれません・・・いえ、受けます
   それでも聞いてもらわないといけません」

神崎「・・・わかりました、聞きましょう」

ステイル「・・・」

上条「人間の脳みそはですね・・・その彼女の完全記憶能力を持っていてもですね
   ・・・えーっと、その・・・」

上条(だ・・・ダメだ・・・うまい言葉が見つからない、どうしてもストレート
   に入ってしまう・・・)

御坂「上条さん・・・大丈夫ですか?」

上条「大丈夫だ・・・伝える・・・俺からしっかりと・・・」

ステイル「あー、イライラするな、もうすっぱり言ってくれ、めんどくさい」

上条「・・・本当に、いいんですか?」

ステイル「いいと言っているだろう?君、耳はついているのかい?」

上条・・・あなたは?」

神崎「・・・えぇ、私もそれでかまいせん、お心遣いは嬉しいのですが、なるべく
   早く引導を受け渡して欲しくもあります」

上条「・・・そうですか・・・わかりました」スゥー

上条「人の脳みそは・・・」

上条「絶対に・・・パンクなんてしません」

御坂「あぁー・・・」

神崎「え?」

ステイル「え?」

禁書「ん?どうしたの?」

上条「もう一度言います、人間は記憶のしすぎで死ぬなんてことは絶対にありません」

神崎「・・・本当ですか?そ・・・それは・・・」

ステイル「う・・・嘘に決まっている!?それじゃあ僕らの今までの・・・」

上条「すいません・・・本当です」

御坂「・・・」

神裂だっつーの

上条「丁度、俺の部屋に保健の教科書がありました、少しですが、これにも脳科学
   について書いてあります、このページを見てください」

神崎「・・・ッ・・・これは、そんな・・・」

ステイル「・・・」

禁書「ど・・・どうしたの?」

上条「辛いでしょうが、話を続けます」

上条「つまりですね、一年ごとに彼女が苦しむ理由というのはほかにあります
   あなたがたの魔術・・・とやらが本当ならば、本来の目的はその苦しみの
   ・・・いわゆる解毒薬のようなもので、記憶喪失はおそらくその副作用
   なのでしょう」

神崎「・・・」

ステイル「そ、それなら・・・一体どうすれば・・・」

上条「簡単です、その毒をのぞきましょう」

神崎「・・・?どうやって?」

>>87
ごめん、すっかり忘れてた

上条「えーっとですね、僕の右手は異能の力ならば」ウンタラカンタラ

神崎「つまり、その右手でその毒に触れればいいと?」

上条「えぇ、多分」

上条(ちくしょー、なんでこんなことになってしまったんだ、俺は帰っていつもどうり
   飯食って、テレビ見て寝て、明日には土御門や青ピと遊びに行く予定
   だったのに・・・)

上条「・・・ちなみに・・・ここでやると人がなにかあったときに人が来てしまうので」

ステイル「それならば大丈夫だ、ルーン!」パラパラ

上条「・・・?」

御坂「え・・・?なにこれ?」

ステイル「人払いのルーンだ、これでここに人は来ない」

上条「えーっと、それはまだ使えますか?」

ステイル「・・・使えるけど、なぜだい?」

上条「いえ、念には念をいれて、何かが壊れてしまったら困るので、広い場所に
   行きましょいう」

ステイル「・・・わかった、すまなかった」

上条「いえ、こちらこそ面倒を」

上条(相手は得体のしれない魔術とやらだ、もしなんかが壊れて損害賠償とか
   言われてもどうにもできないからな)

上条「それでは行きましょう、ちょっと歩いたところに公園があります」

ステイル「あぁ」

神裂「はい」

上条「えーっと・・・」

御坂「あ・・・申し遅れました、御坂美琴です」

上条「あぁ、御坂ちゃんはもう帰ってもいいよ?危ないし」

御坂「いえ、ここまで知ってしまったので、一緒に行きますよ」

上条「そっか」

上条「・・・立てる?」

禁書「あ、ありがとうなんだよ」ヒョイ

上条「それでは、行きましょう」

ーとある公園ー

ステイル「ところで・・・」

上条「はい?なんだ?」

上条(道中、話を聞いたところ、このバーコード、ステイルは14歳らしい、タバコ
   吸うなよ、そして・・・もっと驚いたのはあの刀の女性、神裂さんだ
   まさか・・・18歳だったとは・・・)

ステイル「君のその右手は本当になんでも消せるのかい?」

上条「あぁ、異能の能力ならば」

ステイル「それでは少し試させてくれ」ゴォッ!

上条「あぁ!待って待って!!」

ステイル「え?なんだい?嘘だったのかい?」

上条「いや、ただ消せるだけなんだよ、もし超スピードとかでその君のえーっと
   ・・・炎だっけ?飛ばされたら困る、右手を突き出すからここに撃って
   くれ、それだけで効果はわかるだろ?」

ステイル「あ・・・あぁ、行くぞ?」オリャッ

上条「クッ・・・」パキーン

上条「・・・と、こんな具合に」

ステイル「・・・なるほど」

上条「・・・それでは作業に移りましょうかね、神裂さん」

神裂「はい?なんでしょうか」

上条「えーっとですね・・・この服・・・歩く教会といいましたね?」

神裂「えぇ」

上条「もし本当にこの服が魔術の産物ならば、さっきのステイルの服同様に
   消えるか、木端微塵になるか、どちらにせよ彼女が素っ裸になってしまい
   ます」

神裂「んな・・・ッ!?」

ステイル「・・・おい」ゴウッ

禁書「えぇ!?それは恥ずかしいかも///」

上条「おいステイル!炎を出さないでくれ!怖いだろ!」

上条「・・・な、なので、御坂ちゃん」

御坂「あぁ、はい」ヒョイ

上条「さっき、御坂ちゃんには一回帰ってもらって、服をとってきてもらいました
   これに着替えさせてあげてください」

神裂「あぁ・・・わかりました」

禁書「それじゃあ、行ってくるんだよ」

上条「・・・おい、ステイル」

ステイル「・・・なんだい?」

上条「お前、一瞬期待したろ?」

ステイル「・・・ッ!?何を言って!?」

上条「なんだよ、別におかしいことじゃないぞ?同年代の女の子の裸なんて
   興味がない方が男としてどうかしてるよ」

ステイル「う・・・うるさい!!それに僕と馴れ合うな!!燃やすぞ!!」ゴウッ!

上条「すぐに炎出すんじゃねぇよ!このタコ!」

ステイル「・・・あぁ、済まない、熱くなってしまった」

上条「炎だけに?」

ステイル「・・・つまらん」

上条「わかってるよ、こんなくだらない事言えるのも今だけだってことを言いたかった
   だけさ」

ステイル「・・・」

上条「お前、きっとあのインデックスちゃんって子、好きなんだろう?」

ステイル「なっ・・・!?」

上条「はいはい、皆まで言うな」

ステイル「くっ・・・」

上条「死亡フラグを立てるわけじゃない、だがステイル・・・今日でインデックスちゃん
   が助かったら、そのあとはお前がしっかり守ってやれな」

ステイル「・・・」

上条「黙るな。しっかり返事をするんだ」

ステイル「・・・わかった、約束するよ」

上条「あぁ、男の約束だ」

上条「・・・御坂ちゃん」

御坂「えぇ?あぁ・・・はい」

上条「本当に残っても良かったの?今ならまだ間に合うy」

御坂「馬鹿言わないでください!」

上条「・・・」

御坂「・・・これは、えーっと、あれですよ!夕方のことに対しての贖罪ですよ!」

上条「そっか」

御坂「上条さんは・・・」

上条「・・・ん?」

御坂「なぜ・・・こんな、関係のない人を助けてあげるんですか?特別といえば
   そうですが、言い方悪いですけどそんな能力だけで・・・」

上条「助ける?違うよ、御坂ちゃん」

御坂「・・・?」

上条「俺は別に彼女らが困っているから無償で助けてあげてるわけじゃない
   きっと、俺は彼女らがもうあと10m先で困っていたら絶対に助けなかったさ
   だってそうだろ?俺とは関係ないんだから」

御坂「・・・」

上条「現に俺は、あの時君が不良共に囲まれているとき、怖くてなにもできなかった
   し、助けようともしなかった、そういうことさ」

上条「ただね、いくらなんでも、目の前で倒れているおばあちゃんを見過ごす
   ことはできないだろう?それは人間として、道徳心に欠けるだろ?それと
   同じさ、ただそれだけ」

御坂「・・・」

上条「それに、あまり危ないことだと思っていないだけってのもある」

上条「魔術ってものを知らない分危険視してないから、できるのかもしれない」

御坂「そうですか・・・」

上条「そうだよ」

御坂「・・・それでも」

上条「・・・?」

御坂「それでも立p」

上条「おっと、神裂達が戻ってきたみたいだ、それじゃあ行こうか」

御坂「・・・はい」

ちょい休憩

よし、再開

上条(短パンにTシャツ、言ったとおりだな)

上条「さて、神裂さん」

神裂「はい?」

上条「俺の推測では、きっとその『毒』は体表にはないと思います、何年も付
   き添って来たあなたやステイルが気づかないという点で、そう仮説を
   立てました」

神裂「・・・えぇ」

上条「なんで、えぇと・・・言いにくいのですが、俺はまずインデックスちゃん
   の口の中に手を入れます」

ステイル「・・・ッ!?」

上条「落ち着け、ステイル」

ステイル「・・・すまない」

上条「ここで当たらなければ、その・・・まぁ言わなくともわかると思うので
   言いませんが」

禁書「・・・?」

ステイル「・・・?」

御坂「・・・?」

神裂「・・・///]

上条「照れてないで聞いてください、真面目な話です」

神裂「・・・はい」

上条「俺はその魔術の毒の大きさがどの程度のものかもわかっていません
   もしその二つの中になければ、耳の穴、鼻の穴、さらには爪の間
   や、下手したら毛穴にも指を入れなければいけなくなります」

神裂「・・・ッ!?」ゾクッ

上条「ええ、わかっています、だからその時には、あなたがたの魔術で少しでも
   インデックスちゃんの痛みを和らげて上げてくれると助かります」

上条(と言うか、そんなところに指入れるって、痛がるインデックスちゃんの
   姿みたら気が狂っちゃって俺が無理だっての、なんとか一発目でビンゴ
   してくれるとありがたいんだが)

神裂「わ・・・わかりました」

上条「・・・それでは、始めましょうか」

上条「インデックスちゃん、口を開けてくれ」

禁書「はい」アーン

上条「よし、手は綺麗に殺菌してあるから安心してくれ、それじゃあ行くぞ?」

禁書「あ、あいあんあお」(あ、はいなんだよ)

上条「・・・」

上条(・・・!?これか!?)

パキーン!!!

上条「うおあああああああああああ!!」

御坂「か・・・ッ!上条さん!!」

上条「・・・!?これは・・・」

禁書(自動書記)「―警告、第三章第二節。Index~」

上条「な・・・なんだこれ!?」

上条(・・・こ!こえええええええええええ!!やばいだろこれは!!)

禁書(自動書記)「―侵入者個人に~」

上条「はぁっ!?意味わかんn」

ステイル「上条当麻!!右手を前に構えるんだ!!」

上条「!?」

禁書(―これより、聖ジョージの聖域を発動、侵入者を排除します」ドゴオオオオ!!

上条「うあああああ!!」パキーン!

上条「うああああああ!!お!お前ら!!見てないで助けてくれよ!!」

御坂「上条さん!」バチバチィッ!!

上条「うおあっ!!」

禁書(自動書記)「・・・!?」

ステイル「・・・なに!?相殺しただと!?」

神裂「なぜ・・・ッ!おそらく彼女の術式、『聖ジョージの聖域』にはこの
   学園都市の情報が組み込まれていなかったのでは・・・!?」

御坂「・・!?なんかよくわからないけど、ラッキーね!大丈夫ですか?上条さん!?」

禁書(自動書記)「聖ジョージの聖域の破壊を確認、破壊の原因を確認、成功
         ターゲットを『上条当麻』から現状、最も何度の高い尖兵
         『御坂美琴へと変更します』ゴオオオッ

御坂「クッ・・・!?弾き返せない!?押し込まれる!!」

神裂「―Salvare000!!」

御坂「!?」

神裂「ステイルッ!!」

ステイル「―Fortis931!!」

上条「おおおおおおおおおお!!!」

ここで、誤りを見つけました

>>100でステイルは魔法名を名乗っていないのに炎を発動しました、すいません

それと>>134に関しては完全に自己解釈です、「嘘つけぇ!」と思っても許してください

それでは再開します

御坂が一番厄介だと認識されてんぞw
聖人wwwww

魔法名名乗るのは真剣勝負時じゃなかったっけ?
ただの名乗りだろアレ

禁書(自動書記)「・・・三種の異なる攻撃の魔法陣を確認、二件成功、一件失敗
         術式の確認に失敗した電撃に対しての最も近い術式を組み上げます
         、成功、これより、三種の術式の組み込みを開始、組み込み中
         ・・・第一式、第二式、第三式。命名『神よ、なぜ私を、見捨てた
         捨てたのですか?』完全発動まで、2秒1秒発動、開始します」

神裂&ステイル&御坂「・・・!?」

禁書(自動書記)「・・・ッ!!」ゴオオオオオオオオオオ!!!

ステイル「だ・・・ダメだ!イノケンティウスが消し飛ばされる・・・!!」

神崎「唯閃!!唯閃!!・・・クッ・・・!ダメです!!」

御坂「超電磁砲!!・・・えぇ!!はじかれた!?」

>>139
科学サイドが魔術を知らないなら魔術サイドも超能力を知らないんじゃないかと
思いまして

>>140
なるほど、どうもありがとう



それでは再開

上条「みんな・・・!!」

上条(だが・・・!今あのインデックスちゃんは三種の術式・・・と言った
   と、言うことは俺の右手に対しての耐性は0に近いはずだ・・・!それに
   御坂ちゃんが先の聖ジョージを相殺したとき、自動的に攻撃対象が変わった
   と言うことは俺があれを崩せばターゲットはまた俺になるはず!ならば・・・ッ!!)

上条「三人とも!!無理を言ってるのはわかってる!!だが俺がそこにつく残り3秒
   は持ち堪えてくれ!!」

神崎「・・・はい!!」

ステイル「無茶を言ってくれる!!」

御坂「早く・・・お願いします!!」

上条「よし・・・!!おらああああああ!!!」パキーン!

上条(よし!完全に消滅した!!おそらくもう一度インデックスちゃんに触れれば
   先のこれを発動した時みたいにインデックスちゃんも止まるはずだ!!)

上条「御坂ちゃん!!」

御坂「は・・・はい!!」

上条「この公園の砂鉄を俺の背中に集めてくれ!!それを磁力で思いっきり
   飛ばしてくれ!!出来るか!?」

御坂「え・・・えぇ!やってみます!!」

上条「ありがt・・・うぉああああああああああああ!!」

上条(狙い通りだ!!あとはインデックスちゃんに触れるだけだ!!)

禁書(自動書記)「「・・・!?術式の組み上げを開始、成k」

上条「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」パキーン

上条「うあああああああああああああああああああ!!止まんね
   えええええええええええええええ!!」

禁書(自動書記)「―警、こく。最終・・・章。第、零―・・・。致命的な・・・
         再生・・・不可能・・・」

ステイル「・・・ッ!!インデックス!!」

上条「ひぃいいいいいいいいいいい!!止めて止めて止めて!!」

御坂「あ、はい!」バチッ

上条「・・・ふぅ・・・」トン

神裂「ふぅ、やりましたね・・・」

上条「おーい!そっちどうなってんの!?」

御坂「成功しましたよ!!」

上条「そうか!!それじゃあ今もd」

神裂「戻ってはダメです!!」

上条「!?」

神裂「その羽に触れてしまったらいくらあなたでも助かりません!!」

上条「でも・・・ッ!それじゃあインデックスちゃんが!!」

御坂「任せてください!!」バチバチィ

ステイル「・・・ッ!?何を!?」

御坂「この砂鉄を・・・あの子の上で広げて羽を防ぐんです・・・よッ!」

上条(なるほど、砂鉄を集めて円盤のように広げてインデックスちゃんの上に降る羽を
   防いだわけだな、なぜか説明口調に・・・)

御坂「この間に・・・!あの羽をどうにかできる人はいませんか!?」

神裂「い・・・いえ、あれに触れることだけは・・・」

上条「いや・・・別に俺は右手だけでなんとかすれば」

ステイル「・・・頼めるかい?」

神裂「ステイル!!」

ステイル「いや、今をどうにかできるのは彼だけだ、頼むしかないだろう」

神裂「し・・・しかし!」

上条「・・・俺、やりますよ」

神裂「・・・!?」

余談ですが、本編では結局どうやって二人の周りに散らばった羽を処理したんで
しょうね、これ結構気になってるんですよね


知ってる人いたらお願いします

上条「・・・」ゴクリ

上条(や・・・やべえええ!カッコつけて『俺、やりますよ(キリッ』とか言っちゃ
   ったけど、これで死んだらカッコ悪いよな・・・つーかやばい、マジで怖いよ
   本当に消えてくれればいいな、怖いなぁ、やだなぁ・・・)

上条「それでは・・・」

上条(いざっ!!)






パキーン

上条「・・・おっ?」

ステイル「・・・!?消滅した!?」

神裂「凄い・・・」

上条(ふぅ~、冷や汗かいたぜ、いやしかしよかったよかった、これで無事に
   インデックスちゃんも救えるし、万々歳だよ、ったく)

ー数十分後ー

上条(これで全部だな)

上条「御坂ちゃん、もう砂鉄いいよ、ありがとう」

御坂「あ、はい」

御坂(えーっと、ちゃんと遠くに移動させて・・・っと)

神裂「・・・あなたたちにはなんて感謝していいか・・・本当にありがとうごじます」

上条「いやぁ・・・はは」

御坂「いえいえ、全然大丈夫ですよ」

ステイル「・・・」

上条「・・・?どうした?ステイル」

ステイル「・・・とう」ボソッ

上条「は?」

ステイル「あ・・・ありがとうと言ったんだ!!何度も言わすな!!」

上条「ははは、どういたしました」

ステイル「・・・くそっ」

上条「・・・もうすぐにイギリスへ?」

神裂「はい・・・この子の体を案ずれば滞在が好ましいのですが・・・」

ステイル「僕はネセサリウスに文句を言わないと気がすまないよ、全くこのツケは
     大きいぞ」

神裂「私も同じ気持ちですがステイル、ここは一旦落ち着いて向こうの話を聞きましょう」

ステイル「・・・」

上条「ステイル」

ステイル「・・・?」

上条「・・・?じゃねぇよ、男の約束、忘れんなよ?」

ステイル「・・・あぁ、わかっている」

上条「そうか、ならいいんだ」ニコッ

神裂「それでは、本当にありがとうございました」ペコリ

上条「大丈夫ですって、そんな何回も頭を下げられると俺らが悪いことしたみたいに
   なるじゃないですか」

御坂「そうですよ!だから・・・顔、あげてください・・・ねっ?」

神裂「・・・本当に・・・なんと言えば」グスッ

ステイル「あぁ!もうじれったい!行くぞ!神裂!」ガシッ

神裂「えぇ!?あぁ!!はい!本当に!ありがとうございました!!」

上条「えぇ、神裂さん」

ステイル「・・・上条当麻」ボソッ

上条「・・・?」

ステイル「・・・また、会おう」

上条「・・・!?・・・あぁ!」

御坂「・・・三人とも、行っちゃいましたね」

上条「あぁ、そうだね」

御坂「・・・あの」

上条「それじゃあ、行こうか」

御坂「え?どこへ・・・」

上条「買い物、付き合ってくれるんだろ?早くしないとスーパー閉まっちゃう
   よ」

御坂「は・・・はい!」

上条「・・・ん?そういえばそのメイドへの用事ってのは大丈夫なの?」

御坂「・・・え?あぁ、大丈夫です、上条さんのおうちに荷物届けて、そのついでに
   済ませます」

上条「そっか」

御坂「はい」

上条「よかったら・・・」

御坂「・・・?」

上条「よかったらその、ウチでご飯食べていかないか?荷物持ちだけやらせるのも
   あれだしさ・・・あーよかったらでいいんだ、うん」

御坂「・・・ふふ」

上条「え?なんで?」

上条(やばいッ!調子乗りすぎたか!?)

御坂「・・・いいですよ?」

上条「・・・え?」

すいません、ここに来て猿くらってました

上条「・・・そっか・・・なら行こうか」

御坂「はい」ニコッ

上条(よっしゃ!なんかめちゃくちゃだったっけど成功しちゃったぜ!ラッキー)

御坂「なに作るんですか?」

上条「いや、なんも考えてないや」

御坂「そうなんですか?それじゃあ私手伝いますから美味しいもの作りましょう?」

上条「あ・・・あぁ、そうしようそうしよう、うんうん」

上条(やっべ、顔がにやけてきた・・・別に変なことは考えてないよ?うん
   単純に嬉しいだけだよ?本当だよ?うん・・・あれ?俺はいったい誰に
   説明してんだ?」

御坂「・・・上条さん?」

上条「いや、なんでもない、なんでもないよ」アセアセ

御坂「・・・?」

上条「・・・」

御坂「・・・?どうしたんです?黙って」

上条「いや、今までの人生にこんなこと一回もなかったなーと思ったらなんか
   感動しちゃって」

御坂「もう大げさですよ!」アハハ

上条「そうだな・・・うん、それじゃあ今度こそ」

御坂「えぇ、行きましょうか」

上条「あぁ」

上条(・・・ステイル、もう泣かせるんじゃねぇぞ)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ステイル「・・・わかっているさ」ボソッ

神裂「・・・ん?どうしたんですか?ステイル」

ステイル「・・・いや、なんでもない」

ステイル(これからは、僕が一人で・・・守ってみせるさ)


終り

いやー終わりました!!
ここまで支援してくれた人達は本当にどうもありがとうございました
なんとか完結させることができてよかったです
随分と自己解釈が多かったので「ん?」となる人も多かったと思いますが
それは大目に見ていただけると嬉しいです
この続きは、特に考えていないんですよね、蛇足になりそうなんで
でも別にほかにやることもないので、もう一回見たときに書けという意見が
多ければ、やる・・・かも?しれません

それでは、ごきげんよう

ミスを発見

>>104
×さっきのステイルの服同様に  
○さっきのステイルの炎同様に

本当に終わりです、お疲れ様です

残っていたので妹編を書いていきたいと思います

それでは期待せず読んでみてください

上条「・・・暇だな」

上条(別に補修もないし、土御門や青ピとも約束ないし・・・散歩にでも行こう
   かな)

上条(そういえば、あのあと一回だけステイルと神裂さんと再会したな、しっかりインデックスちゃん
   を守ってるなんて言ってたし、本当によかった)

上条(ステイルと神裂さんは俺に会いに来る前にひともんちゃくあったようだったけど
   怪我もなさそうでよかった、どうやらインデックスちゃんについての
   ことだったらしいけど、神裂さんとステイルとインデックスちゃんで話に
   行ったら、あいつらみたいにショックを受けてたけども、今ではその人は
   ちゃんと罰を受けているとか)

上条「まぁ、なににせよ問題はないな」

上条(さて、出かけようか)

ーとある公園ー

上条「ふぇー、あっちい・・・」

上条(やべえなこの暑さ、ジュースでも飲もう)

上条「二千円札しかない・・・」

上条(ぜってぇ呑まれるだろ・・・どうしよう・・・)

御坂「あっ・・・」

上条「・・・?おう、御坂ちゃん」

御坂「あぁ、上条さん、こんなとこでどうしたの?」

上条(なんかあのあとも御坂ちゃんとはなんべんか遊んで、そのうちに敬語を
   やめるように言ったんだっけ、ま、出会い頭にいきなり勝負挑んでくるような
   子だから結構フランクだと思ってたし、この方が似合ってるよな
   呼び方はさん付けなんだが)

上条「いやさ、暇だったもんで散歩に出てみたんだけど暑くってさ、だから
   ジュースでもーって思ったんだけど・・・財布の中身がなぜかこれでさ」チン

御坂「あー、こんなんあったわねー」ハハ

上条「だから困ってたんだよ、俺今からコンビニ行ってくるけど、御坂ちゃん
   暇だったらはなさない?俺パシリやるよ?」

御坂「いや、一緒に行くわよ、どうせ暇だし、それにこんなところでまたされたら暑
   くてたまったもんじゃないわ」

上条「そっか、んなら行こうか」

ーとあるコンビニー

上条「ふぇー、涼しい」

御坂「だらしない声ねー、まぁ上条さんっぽいけど」

ウィーン

上条「おっと、人か・・・」ヒョイッ

???「・・・」ドン

上条「あ、すいません」パキーン

上条(あれ?今右手が・・・)

一方「・・・?」

一方(あァン?なンで自動反射の設定が・・・)

上条「・・・大丈夫ですか?ぼーっとして・・・あれ、御坂ちゃん?」

御坂「・・・アクセラ・・・レータ・・・」

上条(アクセラレータ?・・・それってもしかして・・・)

一方「・・・あぁ?なンだお前、今日の実験は終わった・・・あぁ、お前、オリジナル
   かァ、また性懲りもなく俺様の目の前に姿現しやがったのかァ?」

上条(・・・えっ?えっ?何この空気、一色触発って感じなんですけど・・・)

一方「またあの時みてェにやられてェのかァ?あんときは妹実験動物なんかに
   助けられたくせによォ」クックックッ

御坂「アンタねぇ!!」

上条「落ち着け!御坂ちゃん!!」ガシッ

上条(こうしとけば電気は使えないだろう)

御坂「は・・・離して!上条さん!コイツは・・・ッ!」

一方「何だァ?今日は保護者付きですかァ?・・・しょうがねェな、見逃して
   やるよ、第三位」

上条「・・・おい」

一方「・・・あァん?」

上条(し、しまったぁ・・・カッコつけて『おい』なんて言っちゃったけど、やっぱり
   こええよ、どうしよう、とりあえず下手に出て)

上条「そ・・・そんな言い方はないと思いますよ?ね?一回落ち着きましょう
   よ、ね?」

御坂「上条さん!こんな奴に敬語なんt・・・フゴッ」

上条(バカたれ!何言ってんだよこの子は!全く抑えなかったら何言い出すか
   わかったもんじゃない!)

一方「ほォ・・・お前、俺に説教かよ、あァん?」

上条「いえいえ、違いますよ、とりあえずここは・・・ね?コンビニの中ですし
   、通報とかされたらそちらもめんどくさいでしょう?だから一回落ち着きま
   しょうよ・・・ね?」

一方(なんだァ?コイツ・・・いきなりしゃしゃり出てきたと思えばヘコヘコ
   しやがって、意味分かんねェぞ)

上条「ほら、そこのファミレスにでも・・・」

一方「おい」

上条「は・・・はい!」

一方「俺はオメェみてェな奴の能書き聞いてる暇なんてねェんだよ、わかったら
   とっととどけや」

上条「は・・・はい、すいませんね」

上条(よかった・・・どっか行ってくれるみたいだ)

一方「・・・」ウィーン

ッシター

御坂「ははひへ!はひごうはふ」(離して!上条さん!)

上条「あ・・・あぁ、ごめんね」パッ

御坂「・・・なんで」

上条「・・・へ?」

御坂「なんで戦わせてくれなかったの?」ジワッ

上条「うぅ・・・ごめん」

上条(泣くほどの理由があるのかよ・・・)

上条「と・・・とにかく!一回あの公園に戻ろうよ、ジュースでもなんでも
   おごるからさ」

御坂「・・・わかりました」

ーとある公園ー

上条「お・・・落ち着いた?」

御坂「え・・・えぇ、大丈夫よ」

上条「ふぅ、そっか・・・」

上条(さぁ、問題はここからだ・・・俺はさっきのことについて聞いてしまって
   いいのだろうか、尋常じゃない怒りっぷりだったし、聞かない方が
   いいのかも・・・いや・・・しかし・・・)

御坂「・・・上条さん」

上条「はい?ど・・・どうしたの?」

御坂「なにも・・・聞かないのね」

上条「あ・・・あぁ」

上条(今迷ってたところなんですよ)

御坂「私、カッコ悪いところ見られちゃったわね、あんな店の中で泣き出しちゃう  
   なんて、ホントに・・・もう・・・」グスッ

上条「あぁ、泣かないでよ・・・ほら、俺だってあんなダサい方法でしかあの場
   を切り抜けられなかったんだし、むしろ立ち向かおうとしていた御坂ちゃん
   の方が勇敢で・・・って、えぇ!?」

御坂「しばらく・・・このままで居させてください・・・下、向いちゃダメよ?」

上条「あ・・・あぁ」

上条(あぁ・・・俺の上条さんが・・・ってバカ!!俺はなんてことをこのタイミングで!!)

御坂「・・・」グスッ

上条(俺って・・・本当にバカだ、なにかしてあげられることはないだろうか・・・)

御坂「・・・」

上条「・・・」

御坂「・・・上条さん」

上条「・・・ん?落ち着いた?」

御坂「・・・はい、ありがとうございました」スッ

上条「あ、あぁ」

上条(結構淡白だな、もっと展開を・・・じゃなかった、なんとかして理由を
   聞き出せないだろうか・・・)

御坂「・・・上条さん?」

上条「はい!?いいえ?なんでもないでs」

???「お姉様?」

御坂「・・・!?」

上条「・・・?」

御坂「・・・アンタ」

御坂妹「お姉様、目が真っ赤ですね、どうされたのですか?とミサカは心配しつつ
    質問を投げかけます」

上条「・・・えーっと・・・ん?」

上条(おや?御坂ちゃんがもう一人、でもお姉様と呼んだということは妹だろうか・・・
   ん?妹?ちょっと待て、たしかさっき一方通行は・・・
   『またあの時みてェにやられてェのかァ?あんときは妹実験動物なんか
    に助けられたくせによォ』って・・・まさか)

上条「おい、御坂ちゃん」

御坂「・・・え?」

御坂妹「はい、とミサカはどちらの御坂かは多方予想はついていますが一応わか
    らないふりをして答えます」

上条「いや、美琴ちゃんの方なんだけど・・・」

御坂妹「・・・まぁ、分かってはいましたが、とミサカは自嘲気味に笑ってみます」

上条「・・・御坂ちゃん、さっきの一方通行の話なんだけど・・・もしかして」

御坂「・・・えぇ、上条さんの・・・想像通りだと、思うわ・・・」

上条「そうか、あの都市伝説も・・・」

御坂「・・・ッ・・・そうよ、私は・・・私の・・・細胞を・・・私が」

上条「いや、いい、もう言うな」

御坂「・・・ありがとうございます」

上条「いいんだ」

上条(ということはあのlevel5クローンの噂とlevel6シフト実験の噂は本当だった
   のか・・・だとしたら、この子は本当に・・・)チラッ

実験の噂まで流れてんのかい

6シフトは機密じゃなかったけ

御坂妹「なんでしょう?とミサカは可愛く小首を傾げてあなたに問いかけます」

上条「上条だ、呼び方はなんでもいいよ・・・妹ちゃん、少し席を外そう」

上条「御坂・・・ちょっと待っててくれるか?」

御坂「いいえ!私は大丈夫よ!だからこの場で!」

上条「そんなわけない!」

御坂「・・・ッ!?」

上条「俺が君がlevel5だなんて知ったのは最近だ、君が俺の何倍も強いのは
   知っている、でもな、心は、メンタルは、ただの女子中学生だろう?」

御坂「・・・」

上条「俺だって、きっと今から彼女に聞く質問を御坂ちゃんの立場で聞いたら
   耐えられない、だから聞き分けてくれ」

御坂「・・・分かりました」

上条「ありがとう・・・それじゃあ行こうか」

御坂妹「はい・・・とミサカはこの重い空気に合わせて慎重にに返答します」

>>234>>236
えーっとこれはですね、どうしようか迷ったんですが、結果原作にはないものを
勝手に追加してしまったんですね、すいません、ここはどうかお広い心でお許し下さい

ーとある茂みー

上条「・・・えーっと、その・・・」

御坂妹「こんなところまで初対面のミサカを連れてきて一体何をするつもりなんで
    しょうか、キャーッと、ミサカは冗談を交えて返答しm」

上条「頼む、今俺は凄く悩んでるんだ・・・君に聞くべきか・・・否か・・・」

御坂妹「・・・大丈夫ですよ?と、ミサカは助言します」

上条「は・・・?何が大丈夫なn」

御坂妹「ミサカには、きっとあなたが想像しているであろう精神的ショックを
    受けるための感情が込められていませんから、とミサカは自分の胸に
    手を当ててあなたに告白します」

上条「だからって・・・そんな・・・」

御坂妹「それに今、ミサカは『感情が込められていない』という言葉を使いました
    それは今からあなたがしようとしている質問の答えにもなり得るのでは
    ないでしょうか?とミサカは逆に質問を投げかけます」

上条「・・・」

御坂妹「黙秘は肯定と捉えていいですね?とミサカはあなたに答えるように催促
    を申し立てます」

上条「・・・あぁ」

上条(くそっ・・・これはなんか・・・俺が泣いてしまいそうだ・・・うぅ・・・
   耐えられない・・・)グスッ

御坂妹「・・・?なぜあなたは泣いているのですか?とミサカはハンカチを差し
    出しながら質問します」

上条「えぇ?あぁ・・・俺もう・・・泣いてたのか・・・」グスッ

御坂妹「本当に大丈夫ですか?とミサカは若干オロオロしながら質問します」

上条「あぁ、大丈夫だ・・・」

御坂妹「全然、大丈夫に見えません・・・とミサカは」

ダキッ

上条「・・・!?」

御坂妹「あなたが少しでも落ち着くように・・・抱擁・・・して・・・みます」

上条「・・・あぁ、だが大丈夫だ」スッ

御坂妹「・・・?」

上条「ありがとう、妹ちゃん、今の数秒は俺にとって凄まじい勇気に変わったよ」

上条(なんかもったいない気もするけどね)

御坂「そうですか、それでは、質問を再開してくださいと、ミサカは催促します」

上条「あぁ」

すいません、夕飯食べてきます

3.40分で戻りますので、よろしければ保守の方をお願いします

焼きそばだったので早く終わりました

再開します

上条「・・・妹ちゃん」

御坂妹「はい、とミサカは短的に返事をします」

上条「確認するけど、君はその都市伝説のクローン・・・なんだよね?」

御坂妹「はい、そうですよ?、とミサカは好きな食べ物を答える時のように
    軽く返答します」

上条「・・・ちなみに君は今・・・その・・・何人目なんだ?」

御坂妹「はい、ミサカはシリアルナンバー10031号です、とミサカは淡々と質問
    に返答します」

上条「い・・・いちまん・・・」

上条(一万・・・だと?一万?何を言ってるんだ?彼女は、ということは・・・
   つまり彼女は、いや・・・彼女たちは・・・もうすでに一万回以上も
   ・・・殺されて・・・一応・・・聞いたほうがいいのか?いや、しかし)

御坂妹「・・・遠慮はいりません、聞きたいことがあれば、聞いてください」

上条「・・・君たちは、もう何回も、その・・・一方通行に殺されているのか?」

御坂「はい・・・とミサカは返答します」

上条「・・・そうか」

上条「今更なんだが・・・」

御坂妹「はい?なんでしょう、とミサカは小首を傾げます」

上条「そんな、明らかにヤバそうな質問に答えちゃって大丈夫だったのか?」

御坂妹「はぁ、それについて・・・なのですが、ミサカにもよくわからないのです
    とミサカは顔をしかめて答えます」

上条「・・・?」

御坂妹「普段ならば、正規の実験コードを知る者にしか実験の概要を語ることは
    できないはずなのですが、あなたには、このミサカという個体の意思で
    質問に答えることができました、これはちょっとしたスペクタクルですよ
    、とミサカは某アニメのk」

上条「いやいい、わかっている」

上条(しかし、どういう事なんだろうか、この学園都市の最重要機密と言っても
   過言ではなさそうな実験の内容を、こんな一般ピーポーの俺に話せるだな
   んて、いくらなんでも都合がよすぎるのではないか?
   いや、それよりも今重要視するのは、彼女が言った『このミサカという
   個体の意思』という点だ、これはつまり、彼女たちにも、今までに亡くな
   っていった御坂妹にも、少なからず個性や、個人の感情、もしかしたら
   趣味だってあったのかもしれない、それはもう・・・実験動物だなんて
   言えない、それは立派な・・・)

上条「・・・人間だ」

御坂妹「はい?とミサカは唐突なあなたの発言に対して不満を投げかけます」

上条「・・・いいや、なんでもない、御坂・・・じゃなかった、美琴のところへ
   戻ろう」

御坂妹「はい、了解しました、とミサカは違和感なしにお姉様を美琴と呼ぶことに
    少しだけ嫉妬しながら答えます」

ーとある公園ー

上条「ちゃんと待っててくれたんだな」

御坂「上条さんが待っててって言ったんでしょ?」

御坂妹「お姉様、ミサカはあのお方に抱きついて慰めてあげるというk」

上条「妹ちゃん、ちょっとはっちゃけすぎ」

御坂妹「すいません、とミサカは他でもないあなたの注意に耳を借します」

御坂「上条さん?今この子g」

上条「なんでもない、本当になんでもない」

御坂「・・・はぁ」

御坂妹「ふふ、とミサカはつい笑みをこぼします」

上条(・・・はぁ、本当はよ、ここで御坂ちゃんとイチャイチャして、とっとと
   家かえって一っ風呂浴びて、ラーメンでも食いに行こうとしてたのによ・・・
   今から自分がやろうとしてることが自分でも不思議だぜ・・・ったく)

御坂「・・・」

御坂妹「・・・?」

上条「俺は・・・一方通行と・・・決着を付けようと思う」

二人「・・・はぁ!?(とミサカは驚愕を隠さずに騒ぎ立てます)

御坂「無理に決まってるじゃない!あいつはひとつの軍隊を・・・いいえ!?
   国を相手にしても平気で笑っていられる化物なのよ!?」

御坂妹「さすがのミサカもその意見には反対せざるを得ません、あなたと彼では
    どう考えても戦力差がありすぎです、無理です、馬鹿なんですか?と
    ミサカはあまりのあなたの無謀っぷりに驚きを隠せず返答します」

上条「いやいや、喧嘩しにいくわけじゃないよ、つーかひどすぎでしょ・・・」

上条(どんだけ弱く・・・まあぶっちゃけもう高レベルの能力者の能力なんて
   目で追えなくて普通に当たるから実質最弱なんだけどさ)

上条「さっき、御坂t・・・美琴ちゃんにも言ったが、どんだけブッ飛んだ強さを
   持っていようが、所詮は学生、最年長でも24.5歳だろ?それにさっき見た
   感じ、一方通行だって俺と同じような年齢だった、そうすれば多少は
   違うかもしれないが俺とメンタルの強さは変わらないはずだ、なんとか
   説得してみせる」

上条(ま、本当はそんなクローンとは言え、1万人以上も、しかも女の小を殺す 
   ような人間を説得できるような交渉術を僕は持ってないと思うんですがね)

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/18(木) 16:48:40.23 ID:EQSpji6T0
いやー終わりました!!
ここまで支援してくれた人達は本当にどうもありがとうございました
なんとか完結させることができてよかったです
随分と自己解釈が多かったので「ん?」となる人も多かったと思いますが
それは大目に見ていただけると嬉しいです
この続きは、特に考えていないんですよね、蛇足になりそうなんで
でも別にほかにやることもないので、もう一回見たときに書けという意見が
多ければ、やる・・・かも?しれません

それでは、ごきげんよう


気持ち悪すぎ

御坂「それでも・・・無理よ!だってアイツの目、見たでしょ!?狂気に満ちた、
   真っ赤で・・・まるで・・・」

御坂妹「まるでうさぎのようですね、うさぎならあなたでも倒せますね、ふふ
    、と御坂鼻で笑いながら答えます

御坂「あんたは黙ってて!」

御坂妹「すいませんと、ミサカは一生分の申し訳を立ててお姉さまに謝罪します
    ふふ、うさぎ、ふふ」

上条「と・・・とにかくだ!俺はアイツと戦う!お前らがなんと言ってもだ!」

上条(うー、しまったぁ・・・またカッコつけてしまったよ、トホホ・・・
   なんかこの前のインデックスちゃんの件からなんかカッコつける癖が
   ついちゃったのかな・・・それもなんか御坂ちゃんの前だとなぜか・・・
   っと話がずれたな)

>>273
すいません
これからはあとがきは短く書く事にしますね

上条「ときに妹ちゃん、次の実験は一体いつなの?」

御坂妹「明日です、とミサカは淡々と答えます」

上条「・・・え?明日?」

上条(えーマジか・・・早すぎないかな・・・ちょっと心の準備がまだ出来てない
   というかなんというか、あぁ、なんかもう、帰ってアニメ見て寝たい
   まぁ、今日は普通に帰れるわけだが)

上条「じ・・・時間は?」

御坂「午後5時です、とミサカは返答します」

上条「・・・そっか」

上条「それじゃあ今日はも帰るか」

御坂「えぇ、そうね」

御坂妹「了解しました、とミサカは答えます」

上条「明日、午後三時にここに集合だ、御k、美琴も妹ちゃんも大丈夫か?」

御坂「えぇ、大丈夫よ」

御坂妹「大丈夫です、と、ミサカはここにあなたとの約束を交わします」

上条「それじゃあ、陽も落ちてきたし、解散だな・・・二人共、送っていか
   なくても?」

御坂「えぇ、大丈夫よ、私も改めてこの子と話したいこともあるしね」

御坂妹「そうですね、お姉様、とミサカはお姉様の意見に賛同しつつあなたに
    返答します」

上条「・・・そっか、じゃあな」

御坂「えぇ、またね」

御坂妹「はい、さようなら、とミサカは手を振ります」

すいません

少しだけ休憩ください

えーっと、すいません

再開しますね

ー上条自宅ー

上条(ふぅ、疲れた・・・)

上条(なんだか元気ないや、夕食は軽くで済ませよう、なんか某アニメみたら
   無性に卵かけご飯食べたくなったからそれでいいや)

上条(食ったらシャワー浴びて、やってないゲームやろう)

上条「・・・ペルソナ4やるかな」

上条(なんか主人公のステータスの寛容さと伝達力を鍛えておきたい気分だ)

上条(・・・寛容さがオカン級に、伝達力が言霊使い級になったぞ)

上条(明日は・・・頑張るか・・・)パチッ

ーとある公園ー

上条「さて・・・と」

御坂「こんにちは、上条さん」

御坂妹「こんちちは、とミサカは若干のボケを交えつつ挨拶します」

上条「おはよう、体調は大丈夫か?」

御坂「えぇ、問題ないわ」

御坂妹「ミサカは夜間は培養基の中での静養を行っておりますので問題ありません
    と、ミサカは答えます」

上条「そうか、それじゃ、作戦の最終チェックをするぞ?」

御坂「わかったわ」

御坂妹「はい、了解しました、と御坂は少し顔に真剣味を持たせて返答します」

上条「さて・・・今日の作戦の概要だが・・・」

御坂「うんうん、で私は何を?」

上条「いや、基本的にはなにもしなくていい、ただ最後には力を貸して欲しいな」

御坂「どんな風に?」

上条「えーっと、みs、美琴ちゃんにはちょっときついかもしれないけど・・・」

御坂「えぇ、わかったわ、安心して?絶対に言われたとおりにするわ?約束する」

上条「助かるよ」

上条「それで、妹ちゃん、君には・・・」

御坂妹「はい、はい了解しました、とミサカは返答します」

上条「そこで問題なのが、君に組み込まれている感情プログラムなんだが・・・」

御坂妹「はい、大丈夫です、今のミサカならばきっと言えるはずです、とミサカ
    は胸を張って言ってみます」

上条「そうか、んなら頼むよ」

上条「・・・よし・・・戦闘開始だ」

ーとある路地ー

一方「・・・」

御坂妹「・・・これより第10031回目の実験を開始します、ですが・・・」

一方「あァン?なんかあンのかァ?」

御坂妹「はい、あなたにはこれから一人の人と話してもらいたいと思います
    、とミサカh」

一方「あァ、そのうっとおしい口癖いらねェからとっとと終わらせろやァ、早く
   帰りてェんだよ俺ァ」

御坂妹「はい、それでは・・・」

一方「・・・」

上条「・・・や、やあ」

一方「・・・あァ?

上条「お、覚えてます?俺のこと・・・」

一方「・・・知らねェなァ」

上条「・・・そっか、まぁ一瞬だったもんね」

一方「なんだよ、とっとと話せやァ、まさか自殺願望者かァ?」ジリ

上条「いやいや!滅相もない!!」

上条(ひいいいいいいいいいいい!!帰りてえええええええええええ!!)

上条「あ、あのですね・・・今日俺が来たのはですね」モジモジ

一方「・・・おィ、早く話s」

上条「はい!はい!わかってます!!話しますよ!」

上条(なんだよこの人はぁ!すぐにキレ過ぎでしょうが!カルシウム足りてない
   んじゃないの?)

上条「・・・なぜあなたは、そんなにlevel6になりたいんですか?」

一方「あァん?」

上条「いやいや!嫌なら答えなくていいんですよ?ただ答えてもらえると俺的に
   凄く助かるなぁと思いましてね!?・・・学園都市で一番強い人が、一体
   どんな気持ちで人の言うことを聞いてるのかってことを・・・」

一方「俺が・・・他人の言うことを聞いてる・・・だって?」ピキッピキッ

上条「いやいや!待ってください!」

上条(もうやだ!この人!)

上条「だって・・・ですね?この実験はあなたが一人で始めて一人で続けてる
   わけではないんでしょう?ならば絶対に、あなたに指令している人がいる
   ってことですよね?それに、おかしいじゃないですか、どう考えてもあなたはこの学園都市で一番強
   い人なんですよ?それなのにまだ強さを求めて、この街の大人たちの言
   うことに耳を貸して、こんな・・・こんなひどい実験の片棒を担いで・・・
   いや、あなたは担がされているのかも知れません、だって結局、俺らは
   どんなにあがいても・・・子供なんですから」

一方「・・・おィ」

上条「は・・・はい!すいません!気に障ったなら謝りますよ!」

一方「・・・落ち着けやァ」

上条「・・・へ?」

一方「お前ェ、面白ェな、少し話してやってもいいぜ?」

上条「・・・!?本当に!?」

一方「あァ・・・とゆーわけだァ、おいお前ェ、少し待ってろやァ」

御坂妹「・・・!?はい・・・わかりました・・・とミサカはあの一方通行が」ゴニョゴニョ

一方「もうちょい、よってこい」

上条「・・・!?」

一方「大丈夫だァ、とって食ったりはしねェよ」

上条「わかりました、それでは」

ー路地の影ー

御坂「・・・驚いたわね、まさかあの一方通行が会話に応じるなんて・・・それも
   level0の無能力・・・ってのは違ったわね・・・とりあえず、感心したわ」

御坂妹「はい、ミサカも驚きを隠せません、あの方が一方通行に勝負を挑むと
    宣言した時もミサカなりにはかなり、いえ、短いあいだですが外に出て
    歩いてからあの時まで一番の驚きだったのですが・・・これはあの驚きを
    軽く凌駕していますよ、とミサカは興奮混じりにお姉さまに語ります」

御坂「でも。油断はできないわ?もし上条さんが危なそうだったら、すぐに
   私たちが出て行って・・・」

御坂妹「はい、身代わりになるのですね?とミサカはお姉様の発言を先読み
    して質問します」

御坂「えぇ、無関係なのに、こんなに頑張ってくれている上条さんを死なせる
   なんて、そんなこと絶対にできないわ・・・」

会話できるあたりこの一方通行もだいぶマシである

一方「おィ」

上条「はい、なんでしょう」

一方「なんでお前はこんなことしてるんだ?」

上条「・・・と、言いますと?」

一方「なんでわざわざ、俺が学園都市の第一位だってわかってんのにこんな
   アホみてェに話しかけてきやがったンだ?って聞いてンだよ」

上条「はあ・・・そうですね」

一方「・・・」

上条「きっと・・・こうやって、少しでも話を聞いてくれると・・・思ったからですよ」

一方「・・・ッ」

上条「・・・?どうしました?」

一方「・・・いや、なんでもねェ・・・続けろ」

上条「・・・はい」

そういや一方通行って止めて欲しかったからな
真実は知らんけど

上条「・・・少し、俺の昔話をさせてもらっていいですかね?」

一方「・・・あァ」

上条「俺、昔っから運が悪くて、なぜかずーっと不幸だったんですよ」

一方「・・・」

上条「それでですね?その不幸は俺だけじゃなくて、俺に関わった人にまで
   広がって行って、この学園都市に入るまでの幼年期は、まわりの子供
   だけじゃなく、大人たちにまで『疫病神』だのなんだの、挙句の果て
   には『死神』呼ばれて、俺の周りに何かあるたびに親が謝って」

上条「そんなこんなで、俺の家には運気上昇の風水グッズが増えていきましたよ
   、親父の仕事が海外のことが多くてですね、帰ってくるたびに増えて
   行くんですよ、まるで・・・嫌がらせのように・・・」

後々を見る限りは止めて欲しい理論も合ってそうな気がするけど
この時はブチィッの狂気モードだからな…
冷静上条さんに平和一方通行さんってすごくいいと思うの

上条「さすがに辛かったですね、子供ながらに親が頭を下げて回るのを見るのも
   ・・・俺がいわれもないことでいじめられるのも・・・」

一方「・・・」

上条「それでも、俺はこうして、今こうやって生きています、今でもそんな
   不幸は治っていませんが、こうやって、誰かと話したり、友達と遊んだり
   、割と毎日が楽しいです」

一方「・・・でェ?テメェは一体何が言いたいんだァ?まさか、こんな長ったらしく
   テメェの興味もねェ話聞かされて、それではい終りってかァ?ふざけんな
   、そんなモンで、今更俺が止まれるわけねェだろうがよ」

上条「・・・いや、俺の話は・・・これで終わりです・・・」

一方「・・・あァ?舐めてンのかァ!?テメエh」

上条「今度は!」

一方「・・・?」

上条「今度は・・・あなたが話してみてくれませんか?」

実際あんな実験やってたら精神に異常を起こすわ
関わってた連中はみんな狂ってたんや

上条「・・・俺が、この学園都市に入る前の話をしたのは、あなたが初めてです」

一方「・・・だからァ?」

上条「俺はですね、それくらい、あなたにあなたの話をして欲しいんですよ」

一方「・・・?」

上条「あなたには別にどうってことない、どうでもいい話だったと思いますよ」

上条「でもね、見てください、俺の足」

一方「・・・?」

上条「こんなに、震えちゃってるんですよ、高校生にもなって、こんな足震わせて
   トラウマ語っちゃってるんですよ・・・ダサいですよね・・・でも・・・
   あなたにそんなダサいところを見せた俺だから・・・もし、話せること
   があったら話して見てください・・・」

一方「・・・」

上条「おねがいです、少しでいいんです、まだあって二回目ですが、こんな
   弱っちい俺ですが、どうか・・・あなたの弱いところを一つだけ・・・
   ひとつだけでいいので、見せてください・・・」

>>389
わかる
こんな実験したら狂って1人目からペロペロする自信あるもん

一方「・・・あああ」ボソッ

上条「・・・?」

一方「アアアアアアァァァァアアァァアアアアアアアァアアアァアアアア!!!」

上条「ッ!?」

一方「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァアアアアァアァッァッァア
   アアアァアアアアアアァアァァァァァァッァァアアアアアアアアアア!!!!」

ゴン

上条「・・・ッ・・・一方通行」

一方「へへ、久しぶりだなァ・・・いつぶりだァ?能力使わねェで、人殴ったのは
   よォ・・・」

ゴンじゃなくて一方通行の場合ペチとかだとおもうの

>>397
自分の腕折れそう

上条「・・・」

一方「・・・いいぜェ、俺の話・・・してやるよ」

上条「・・・!」

一方「俺ァな、自分の名前も・・・わかんねェんだよ」

上条「・・・どういうk」

一方「苗字は二文字、名前は三文字の平凡な名前だったんだがなァ、ずーっと
   、一方通行って呼ばれててよォ、いつの間にか自分の名前を忘れちまって
   ほかの奴も俺の名前なんて知らなくてよォ・・・ま、そんなんはまだまだ
   マシだ」

鈴科ゆかりチャンきた!!!

一方「能力が発現した時はビックリしたぜェ、なんせいきなり俺をぶん殴ってた
   奴の腕が折れたンだからなァ・・・」

上条「・・・」

一方「そしたらよ、そいつが離れて行って、周りが離れて行って、次には俺に
   関わってた奴らが全員離れて言って・・・気づいたらもう、誰もいなかった」

一方「代わりによ、俺の周りには銃を担いだ大人と、戦車と、バルカン積んだ
   ヘリがいたなァ、それであーもすーもねェうちにこの街に担ぎ込まれて
   アホみてえに体調べられて、最後には薬漬けだァ」

上条「そんな・・・俺なんか・・・」

一方が原石なら垣根も原石だろうな
一方通行よりわけがわからない能力だし

一方「おい、テメェ・・・」

上条「・・・!?」

一方「テメェが最後まで聞くっつったんだろォがよォ、きちんと聞いて貰うぜェ?」

上条「・・・あぁ、望むところさ」

一方「俺はある日、俺がいた施設をぶち壊したんだよ、もうそんときゃlevel5
   にゃァなってたしよォ、ま、用済みってヤツだ」

一方「その日から俺ァずっと・・・独りだった、いや・・・もともと独りだった
   んだがなァ、本格的にってのが正しいなァ、なんせ、一日にする会話の
   数が1から0になったんだ、これが本当の独りってモンだろォ」

一方「それからは俺の前に現れる奴ってのァ、俺の力を興味本位で試そォっつー
   馬鹿なスキルアウトだけだった・・・俺がそんなアホどもの相手をしてる
   時に、そのlevel6シフト計画を聞いたわけだ」

>>418
レベル5は原石3人以上(第六位は不明)
しかもその3人は最強クラス
胸が熱くなるな

一方「俺ァそろそろよ、あのアホどもを相手にすんのも飽き飽きしてたしよ、それで
   実験に乗ったんだよ」

一方「俺は、もう誰も挑戦してェとも思わねェ、聞いただけでビビっちまうような
   、そんな能力が欲しかったんだよ・・・」

上条「・・・一方通行」

一方「これが、俺の昔話と、level6シフト計画に乗った理由だな・・・
   これで・・・俺の話は終りだよ・・・さァ・・・どォする?
   お前も周りの奴らみてェにブルっちゃってよォ!尻尾巻いて逃げんのか?
   ・・・まァ、それが普通なんだろうがよ・・・とっとと行けや・・・
   今なら見逃してやる」

上条「・・・何言ってるんですか?」

一方「・・・あァ?」

これ路地で二人っきりで静かに話してるんだよな…

上条「正直、今俺は今まで生きてきて、間違いなく暫定一位の恐怖を味わってる
   し、心臓の音だってぜんっぜん止まんないし!足だってさっきから体ごと
   震えてしまいそうなくらい震えていますがね・・・ッ!」

一方「・・・」

上条「本当は・・・えぇ!そうですよ!ぶっちゃけちゃいますけど今すぐ帰って
   シャワー浴びて!飯食って!ジューず飲んでゲームして!それで明日の事
   考えながら眠りたいですよ!!」

一方「あァそォかよ・・・なら今すぐかえr」

上条「それでも・・・ッ!!!」

一方「・・・」

上条「今のあなたの・・・いや、一方通行の話聞かされたら・・・帰れるわけ
   ねえだろうがよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

一方「・・・ッ!?」

上条「お・・・おい!美琴ちゃん!妹ちゃん!いたら出てきてくれ!い・・・今すぐ
   にだ・・・ッ!!」

一方「・・・?・・・テメェ」

御坂「・・・一方通行」

御坂妹「・・・」

一方「・・・まさか、今の話聞いt」

御坂「そんなわけないでしょ?私たちが聞いたのは上条さんの叫び声だけよ
   だいたい聞こえるわけ無いでしょうが、あんな遠い場所で」

一方「・・・でェ?なんだよ・・・」

御坂「あなたに・・・お願いがあるのよ・・・」

一方「・・・?」

御坂妹「ついでに言えば、ミサカからも一つお願いがあります・・・と、ミサカは
    お姉様に便乗させてもらいます」

会話できてる…

御坂「もう・・・これ以上・・・」

一方「・・・」

御坂「もうこれ以上!妹たちを傷つけるのはやめて・・・やめて・・・ください・・・
   お願い・・・します・・・お願いします!!」

一方「・・・テメェ、俺に敬語とか一体どういう風の吹き回しだァ?」

御坂「だって・・・もうしょうがないのよ・・・この子達を助けるには・・・
   それしか・・・それしか方法がないのよ!!」

御坂「だからお願い・・・もうこれ以上・・・妹たちを傷つけ・・・ないで・・・
   くだ・・・さい・・・」

御坂妹「お姉様・・・」

一方「・・・」

御坂妹「ミサカからも、お願いがあります・・・と、ミサカは再び一方通行に
    報告してみます」

一方「・・・言ってみろォ」

御坂妹「もう実験をやめてください、ミサカはもうあなたが怖くて仕方がありま
    せん、ミサカという個体達が、お姉様が泣き崩れるこの姿が・・・
    悲しくて仕方がありません、怖いという感情が、一体どのようなものなのか
    はわかりませんでした、しかし今ならはっきりとあなたに伝えることが
    できます、お願いします、ミサカ達を・・・生かさせてください
    お姉さまやあの方のように、切に感情のこもった表情をしてあなたに
    お願いすることはできませんが、きっとこのミサカ10031号という『私』
    は、この二人と同等か、それ以上に感情のこもった言葉を発している
    ミサカは断言できます、『ミサカネットワークではなく』この『私』が
    、あなたへとお願いをしているのが伝われば幸いです。とミサカは長々と
    切実な思いを告げます」

一方「・・・そォかよ」

上条「まだだぞ、一方通行・・・」

一方「・・・?」

上条「まだ、俺がお前にお願いをしてない」

一方「・・・あァ、そうだな」

上条「言わせてもらう・・・いいな?」

一方「・・・そォだな、聞いてやろォかァ」

スーゥ

上条「お願いだ・・・いや、違うな・・・」

一方「・・・」

上条「お願いします、一方通行・・・」

上条「もう・・・これ以上・・・自分を傷つけるのは・・・やめてくれ」

一方「・・・ッ!?」

これが最後の支援 寝る

一方「・・・テメェの願いは、他の奴とはちげェみてェだな・・・」

上条「あぁ・・・だが、間違ってない・・・」

一方「そォかよ・・・」

上条「・・・一方通行、右手を出してくれないか?」

一方「・・・あァ?」

上条「・・・いいから」

一方「・・・チッ」

上条「その反射は、とかなくていいぞ」

一方「あァ?何言ってんだテメェ・・・」

上条「いいんだ、なんなら、フルパワーでやってくれても構わない」

一方「そうかい・・・ならお望み通りにしてやるよォ」ゴオオオ!

御坂「上条さん!!」

上条「大丈夫さ・・・」

>>452
黒IDにまでなって…
今までお疲れさん

一方「・・・おらよォ」

上条「・・・これが、友情の・・・」

上条「・・・握手だ」



パキーン


一方「・・・はァ?」

一方(まさかコイツ・・・やっぱりあんときも・・・)

上条「・・・どうした?そんなに珍しいか?握手」

一方「・・・どォして俺を殴らなかったんだァ?」

上条「・・・はぁ?」

上条(殴って欲しかったのか…そうかMなのか…)

一方「その右手、どういう原理かは知らねェが、俺の演算能力はフルシカトらしい
   、そうでもなきゃ、俺に触れることなんてできるはずねェからなァ」

上条「あぁ・・・そうだな」

一方「ならなんで、俺が油断した時にぶん殴らなかったんだァ?その方が全然てっとり
   ばy」

上条「違うな、一方通行」

一方「・・・?」

上条「一方通行、俺は最初に言ったはずだぞ?」

上条「俺は『話に来たんだ』・・・ってな」

一方「・・・そォだったな・・・わりィ、すっかり忘れてたわ・・・

上条「・・・」ポカン

一方「・・・どォしたァ?」

上条「いや・・・、まぁ・・・な」

一方「なんだよ、言えよォ」

上条「いやさぁ・・・お前らも聞いたろ?」

御坂「・・・えぇ、聞いたわ、今だに信じられないけどね」

御坂妹「はい、ミサカも確かに聞きました、とミサカは今日何度も塗り替えられる
    驚愕の出来事ランキングの一位を確認して返答します」

一方「・・・あァ?なんだよ、なんなんだよ!?オィ!」

上条「いやさ、まさか一方通行の口からさ・・・」

上条「『わりぃ』なんて言葉が、でるなんてな」

ー数日後ー

上条「ふぁー・・・今日もあっついなー・・・」

上条(あれから数日経ち、また俺はいつもの日常を取り戻していた)

上条「たった二日だったけど・・・本当に疲れたよ・・・」

上条(あのあと、美琴はなぜか今までの落とし前をつけてくるとかで理事会の
   方へ出向いたようだった)

上条(妹ちゃんは、どうやら近くの病院で働くことになったらしく、残りの妹
   ・・・いや、言い方が悪いな、彼女たちは、何人かはここ学園都市に残り
   、他の子たちは世界中へと出張に出向いたようだった)

上条「もしかしたら、彼女たち同士が世界のどこかで鉢合わせたりしてな・・・」

上条(なんて、少しでけ笑えるような想像をしてみたり、とにかくそのくらい
   の平和が俺には戻ってきている)

上条(え?一方通行?それなら今日もあそb)

ピピンポーン

上条「お・・・どうやら丁度来たみたいだな」

上条(こんな具合に、俺の家にあいつが来たり、あいつの家に俺が行ったりと
   まぁそんな関係だ)

上条「今日の差し入れも缶コーヒーなんだろうな」

上条(なんてつぶやいて、一人でクスッと笑ってみたりして)

一方「おィ!早くしろや!」ドンドン

上条「おう、ちょっと待ってくれ!」

上条(あの時の握手の効果が、これからもずっと、続いて欲しいと願うばかりだ

終わりです、みなさん支援お疲れ様でした
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました

追いついたら終わってた

日常書いてもいいと思うんだ

ソフトなホモでも構わないよ

どーせまだまだ暇なので眠くなるまで日常編を書いてみましょうか

完全な蛇足になるとは思いますが

上条「・・・あ~・・・暇だな」

上条(夏休みも残すところあと二日、すでに宿題も終わらせてやることもなし
   一方通行は今日はなんか学校に再入学するとかで忙しいらしくダメで
   土御門は妹との約束が、青ピは下宿先のパン屋の手伝いで忙しいとか)

上条「・・・ゲームも飽きたし」

上条(とくにやることもなかったから寝ようと思っていたとき、俺の家の電話
   に着信が入った)

上条「はいはい、今出ますよーっと・・・」

上条(一人でつぶやき、受話器を取った)

上条「もしもし上条です」

ひたすらに暇なもので
学校ないと暇なんですよね
雑談はこのくらいにして、再開します

なんで上条さん説明口調なの?

???「もしもし、御坂ですけど・・・」

上条「あぁ・・・美琴ちゃんか」

上条(先の件が終わった後、確かに彼女には家の電話番号を教えていたな)

御坂「えぇ、御坂です・・・えーっと、上条さん、今暇ですか?」

上条「あ・・・あぁ、暇だよ!すんごい暇!」

上条(ちなみに俺はこの前から御坂ちゃんを美琴ちゃん、御坂妹を妹ちゃんと
   呼び分けるようになっていた)

御坂「そっかぁ、それだったら私と出かけない?上条さんまだケータイ直して
   ないんでしょ?」

上条「あ・・・あぁ、そうだね」

上条(色々あって行く暇なかったしな・・・)

御坂「それだったら一緒に買いに行かない?この前のお礼もまだできてないし・・・」

上条「あ~・・・お礼・・・ね

御坂「・・・上条さん?」

上条「いや!大丈夫なんでもないよ、えーっとそれじゃあ場所と時間はどこに」

御坂「えーっと、それだったら・・・」

ーセブンスミスト前ー

上条(というわけで、大型ショッピングセンター前にやってきた!)

上条「・・・熱い」

上条(美琴ちゃん遅いな、いや俺ガ早く来すぎたか、まだ一時間前だし)

上条(でも生まれて初めてのデートだし、うんそうだな、おかしくないな)

上条「でも・・・熱い」

上条(この炎天下の中あと一時間はきついな・・・中入っちゃおうか?いやでも
   それで来たら連絡取れないし・・・)

???「あっ!上条さん!」

上条「・・・ん?」

御坂「お待たせ~」

上条「あ・・・おぉ」

上条(どうやら美琴ちゃん、今日は私服のようだな・・・いや、しかし・・・)

御坂「・・・ん?どうしたの?」

上条「・・・かわいい」ボソッ

御坂「・・・えっ?」

上条「いや!なんでもないよ!とりあえず中入ろうか」

御坂「そうですね、暑いですもんね」

上条(きっと、ここは彼女の服装を褒めるのが正解なんだろうが、俺にはレベルが
   高すぎる・・・)

上条(とりあえずここは・・・)

上条「今日は制服じゃないんだね」

上条(はじ○の一歩でも言ってたじゃないか、ジャブからだって)

御坂「あ、あぁ、今日は上条さんと初のデートなんで気合入れてきたんですよ」

上条「そっかそっか・・・ん?」

上条(・・・なんだって?)

御坂「あ・・・あぁ・・・あははは」

上条(・・・ここは素直に褒めてあげるしかない!)

上条「か、かわいいと思うよ?凄く・・・」

御坂「本当ですか?ありがとうございます!」

上条(よかったよかった、喜んでくれたみたいだな)

御坂「それにしても暑いですよね~」

上条「そだねー」

上条(あれ、つーかなんで敬語なんだ?最初は確かにいつもどおりのはずだった
   のに)

御坂「・・・どうしたんですか?」

上条「・・・?いいや、なんでもないよ、とりあえずケータイから買いに行っちゃおう
   か」

御坂「そうですね、それだったら地下なので、そこの階段から降りましょう」

上条「がってん」

なんか全然普通すぎてつまんないですね
どうします?多分このままずっと低空飛行ですけど

だから日常でいいんだって
お願いします

上条「ふぃー、地下は涼しいな」

御坂「そうですねー、あ、ありましたよ?ケータイショップ」

上条「お、本当だ」

御坂「なんかフェア中みたいです・・・はっ!!」

御坂(夏限定サーフィンゲコ太ストラップ・・・!?)

上条(あ・・・あれ?美琴ちゃん?)

御坂(これは欲しい・・・でもケータイは秋に変える予定だったし・・・)

上条「お・・・おーい、美琴ちゃん?」

御坂「え?あぁ・・・はい?なんでしょう?」ニコッ

上条「随分食い入るように見てたけど・・・どったの?」

御坂「いえ!なんでも有馬温泉ですよ!」

上条(おい待て、それはアウトだろう、てか美琴ちゃんゆ○ゆり♪読んでんの?)

御坂「とりあえずケータイ見ましょうよ、ね?」

上条「あ・・・あぁ」

上条(俺、もしかしてこの子と凄く気が合うんじゃないか?)

ー数分後ー

上条「じゃあこれにしようかな」

御坂「あぁー、iP○oneですね、いま人気ですよね、それ」

上条「というかこれと似たようなのしか置いてないし、この旧型の4sでいいよ
   0円だし」

御坂「そうですね、それじゃあ多分申請とかあると思うんで、先に外出てますね?」

上条「あ・・・あぁ了解」

上条(・・・サーフィンゲコ太ストラップ?なんだこれケロ○ンみてーなキャラだな)

御坂「・・・」ジーッ

上条「・・・」

上条(なるほど・・・)

ーさらに数分後ー

上条「お待たせ」

御坂「あぁ、早かったですね」

上条「まぁとりあえず少しだけ名前書いただけだし、あとは30分後に取りに来てくれ
   って言われたよ」

御坂「そうですか」

上条「・・・軽くご飯でも食べる?」

御坂「あ・・・はい!そうしましょう!」

上条(・・・いつまで敬語なんだろうか・・・やりずらい)

ーとあるクレープ屋の屋台前ー

上条「さて、どれにしようかな」

御坂「・・・」

上条「えーっと、おごるよ?好きなの選んで?」

御坂「え?いいんですか?誘ったの私なのに、悪いですよ」

上条「いや、いいんだ、どっちかといえば付き合ってもらったのはこっちなんだし」

上条(本当はカッコつけたいだけなんだけどね)

御坂「・・・そうですか?それじゃ、お言葉に甘えて」

上条(うんうん、よかったよ一回で聞いてくれて、ここで『いえいえ私が』
   『いーよ俺が』なんてことになるとプライドが傷つく上にカッコ悪いからな)

御坂「それじゃあ、私これにします」

上条「あいよ、お姉さん、このいちごのやつとツナのやつを」

御坂「・・・」パクパク

上条(うんうん、食うときに静かなのって俺的にスゲェポイント高いよ、それで
   たまに・・・)

御坂「・・・おいしいですね?上条さん」:

上条「あぁ、そだね、なかなかいけるよ」

上条(適度な会話、なんだこの子、完璧すぎだろ)

御坂「・・・ねぇ、上条さん」

上条「ん?」

御坂「そっちのヤツ、一口食べてみたいなー・・・なんて」

上条「・・・え?」

上条(なん・・・だと?まさかこんなところで俺の人生で一回はやってみたいこと
   の5位が叶うのか?夢じゃなかろうか・・・)

御坂「・・・あのー、上条さん」

上条「あぁ?・・・あぁ、いいよ、そっちのも美味しそうだから、一口もらえると
   嬉しいな」

御坂「え・・・えぇ・・・いいですよ」

上条(やったあああああああああああああああ!!!)

御坂「それじゃあ、はいあーん」

上条「えっ?」

上条(こういうことなの?ねぇ、これでいいの?)

御坂「・・・いらないんですか?」

上条「いや、いただきm」

???「お・ね・え・さ・ま~ん!」

御坂「ふぇっ?」

上条「ぐえっ」ドテッ

黒子「お姉さま~ん、こんなところでなにをなさって、む!あなたはいつぞや
   の殿方ではありませんの、そんな地べたに寝転がって何をなさっているん
   ですの?」

上条「・・・不幸だ」

御坂「黒子、あんたね~」

黒子「それよりもお姉様、どうしたんですの今日は私服で、それにほんのり
   うすーくですがお化粧まで・・・はっ!もしや・・・この殿方と
   おデート・・・を・・・」

御坂「えぇッ!?えー・・・えっとぉ・・・」チラチラ

上条(・・・なんで俺をチラチラ見るの?助けるにしても一体どうすればいいの?)

黒子「お姉様・・・まさか本当に・・・」

上条「え・・・えーっとだな」

黒子「あ”あ”ーーーん”!?」ギロリ

上条(うっ、スゲェ眼光・・・なんだよこいつ、写○眼なの?怖くて動けねぇよ)

御坂「ちょっと黒子、あんたいい加減に」

黒子「お姉様はちょっと黙っててくださいですの!!」

上条(ひぃ!!)

上条「あ・・・あぁ、もうそろそろ30分経つな、美琴ちゃん、行k」

黒子「み・こ・と・ちゃん?」

上条(うっ・・・しまった、火に油を注いでしまった・・・)

prrrr

黒子「・・・ちょっと失礼」

御坂「・・・上条さん、今のうちに逃げましょう」

上条「・・・そだな」

黒子「どこへ行くおつもりですの?」

上条「・・・ッ!?」ギクッ

黒子「・・・まぁいいですの、お姉様、わたくしジャッジメントのお仕事が
   入ってしまいましたので、この辺でおいとまさせて頂きますの」

黒子「それでは、ごきげんよう」キッ!

上条(もうヤダ!俺なんかした!?)

ー再びケータイショップー

上条「もらってきたぞー」

御坂「・・・その節は本当にどうもすいませんでした」

上条「別にいいってば」

御坂「そうですか?・・・それじゃあもう言わないようにします」

上条「それと・・・はい、これ」

御坂「・・・えっ?」

上条「店頭のポスター見てたろそれでさ」

御坂「・・・本当に」

上条「・・・えっ?」

御坂「本当にいいんですか!?」

上条「あ・・・あぁ」

御坂「ありがとうございます!」

上条「いいよいいよ」

上条(こんな喜んでくれるとは・・・)

御坂「一生大切にしますね!」

上条「そんな大げさな」

御坂「えへへ~」

上条(まぁ、よかったな・・・こんな喜んでくれて)

ー夕方、とある公園ー

御坂「今日はすごく楽しかったです、ありがとうございました」

上条「あ・・・あぁ」

上条(・・・よし、聞いてみるか)

上条「美琴ちゃん」

御坂「・・・はい?なんでしょう」

上条「今日一日、なんで敬語だったの?」

御坂「えっ!?あぁ・・・そうね、なんでかしらー」アハハ

上条「・・・ま、別にいいんだけどさ」

御坂「・・・です」ゴニョ

上条「え?なんだって?」

上条「・・・え?」

御坂「ずーっと、緊張してたのよ」

上条「はぁ・・・えっ?」

御坂「だって上条さん、いつの間にか私のこと『美琴』とか呼び出すし、この前
   は、ダサかったけど、私と妹たちを助けてくれたし」

上条(あぁ、やっぱりダサかったんだな)

御坂「そんな人と、で・・・デートするなんて緊張しないわけないじゃない!」

上条「・・・そっか」

上条(うん、まぁなんとなくわかってたけど)

御坂「だから、えーっと・・・その・・・」チラチラ

上条(悩殺!!)

御坂「・・・いつの間にか、私・・・あなたのことが・・・」

上条「ま、俺美琴ちゃんのこと好きなんだけどね」

御坂「・・・え?」

上条「・・・え?」

上条(・・・なんか俺もこんな返事をどこかでしたことがある気がするな)

御坂「いま・・・なんて」

上条「いや、だから俺、美琴ちゃんのこと好きなんだってば」

御坂「・・・はぁ」ポカーン

上条(・・・え?待ってみ?この状況で俺失敗したの?そんなバカな)

御坂「ふふ・・・」

上条「あれ!?なんで笑うの!?」

御坂「いや、下手だなーと思って」フフ

上条「・・・うん、俺も今になってそう思う」

上条(あれ、なんだろう・・・死にたい)

御坂「でも・・・」

上条「・・・?」

御坂「すっごく、嬉しかったですよ!」ニコッ

上条「うっ・・・ッ!」

上条(やばい、吹っ飛びそう)

上条「・・・ま、それだけなんだけどね」

御坂「・・・え?付き合ったりとかは・・・えーっと、その」オロオロ

上条「まぁそりゃそうでしょ?中学生と高校生とか、どう考えても時間合わない
   だろうし、その付き合って恋人になったらきっと俺、もう・・・ね?」

御坂「・・・?・・・はぁ・・・」

上条「だから・・・あれだな、付き合うのは美琴ちゃんが高校生になってからだな」

御坂「はぁ・・・やっぱそうですよね」

上条(スマン美琴ちゃん、多分俺そのラインを超えたらもう節制効かなくなっちゃう
   から)

上条「そ・・・それじゃあ」

御坂「・・・ッ!上条さん!」

上条「・・・!?」

御坂「んっ」チュッ

上条「・・・」ポカーン

御坂「・・・それじゃあ、また今度」タッタッタッ

上条「・・・ふぅ」

上条(なんかすっげぇ得した気分)

上条「明日からも、頑張るかな」

上条(なんて、どうでもいい気合を入れた俺は踵を返し学生寮への帰路へ着いた)

上条「次は、一体いつ会えるかね」

上条(きっと遠くない未来を思い浮かべて、俺は一人でにやけていた)

終わり

もう眠たいので寝ます
半ば強制的に終わらせてしまいましたが勘弁してください
それでは、本当にありがとうございました

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

あー・・・まだ残ってたんですね
もうネタないんですけど

今ぱっと浮かんだのが
一方通行vs天井亜雄

オリジナルが
上条vs黒子(説得)
ってところですね

学校に再入学した一方さん書けばいいんじゃないかな

>>679
じゃあそれにしますか

考えるのでちょっと時間ください

ー上条当麻の通う高校、とある教室ー

上条「おはよー」

友1「おはよー、当麻」

友2「おっす、ひさしぶりー」

上条「おー、お前ら焼けたなー」

友2「まぁなー、夏休み中ずーっと海の家でバイトでさー」

上条「ほえー、俺もバイトすりゃよかったなー」

友1「ま、確かにlevel0だと奨学金も少ないしなー」

上条「それを言うなってば」

アハハ

青ピ「お、上やん、やっはろー」

上条「おっす、ってその挨拶最近どっかで聞いたな」

青ピ「まぁまぁ上やん、そんなことより一つニュースがあるんやでー」

上条「ほお」

青ピ「なんとこのクラスに転入s」

土御門「おーす」

上条「お、土御門」

青ピ「おはよー、そんでな、このクラスに転入s」

小萌「はいはい、ヤロー&子猫ちゃんたちー、席につくのですよー」

上条「お、先生来たみたいだな」

小萌「と・・・!ゆーコトで早速登場してもらいましょう!!」

???「ど・・・どォも」

クラス一同「・・・ん?」

土御門「・・・ッ!?」

土御門(おい・・・!ちょっと待て!どうなってるんだこりゃあ・・・)

モブ子「あれ・・・あの人って確か」

モブ男「そうだよ・・・間違えるわけがねぇよ・・・」

小萌「それでは、自己紹介をお願いしまーす」

一方「どォも、一方通行だァ・・・よろs」

上条「一方通行!!え!?なんでここに!?」

青ピ「なになに?あの怖い兄ちゃん上やんの知り合いなんー?」

上条「おう、親友と書いて『マブ』と読むほどのだな」

土御門(待て待て待て!!状況が理解できん!!ア・・・アレイスター?)

上条「・・・・?土御門?どうしたんだ?なんか顔色が・・・」

土御門「いや、なんでもない・・・」

上条「・・・ん?口調g」

土御門「いやいやいや、なんでもないにゃー、先生!ちょっと頭痛いので
    俺は帰るにゃー」

小萌「え・・・えぇ?土御門ちゃん初日から何をふざけt」

土御門「そいじゃ!」ビューン

クラス一同「・・・どったの?」

小萌「ま・・・まぁ土御門ちゃんにはあとでお灸をたっぷり据えるとして、改めて
   紹介します、一方通行こと『ひとかたみちゆき』ちゃんでーす」

上条「ひとかた・・・みちゆき?」

一方「・・・」

小萌「ひ・・・一方ちゃん?挨拶を・・・」

上条「・・・」ウン

一方「・・・ちっ」

一方(・・・わーったよォ」

一方「『ひとかたみちゆき』・・・で・・・だ!・・・よろ・・・し・・・く」

上条「おう!よろしく!」パチパチパチパチ

クラス一同「・・・よろしくー」パチパチ

小萌「はい!よくできました!それじゃあ一方ちゃんはあとで空きクラスから
   机を引っ張り出してきてください、これから始業式なので準備してなかった
   のですよー」

一方「・・・はい」

小萌「それじゃあとっとと廊下に並ぶのですよー」

ワイワイガヤガヤ

上条「・・・で、『ひとかたみちゆき』ってなんぞ?」ププ

一方「しょ・・・しょうがねェだろうがよォ、学校入るためには名前決めねェ
   といけねェらしいしよォ、大体学校通えっつったのはテメェだろうが」

上条「ま、そうなんだけどさ、驚いたなーまさかアクセr・・・みちゆきがこの
   学校に入学してくるなんてよ」

一方「み・・・みちゆきと読んでんじゃねェよ!ミンチにすっぞォ!」

上条「ひぃ!その短気どうにかしろって!おい!お前の後ろの空気が変に渦巻いてる
   ぞ!やめろ!俺はlevel0なんだよ!」

一方「・・・お・・・おォ、わりィ・・・」

上条(ん、まぁよかった、なんか一方通行最近は自分が悪いことしたと思ったら謝って
   くれるしな)

上条「・・・んで、話戻すけどなんでここなの?一方通行は確か長点情機学園
   じゃなかったっけ?」

一方「ン・・・まァそのことなんだけどよォ、長くなりそうだからあとで話す
   わァ」

上条「そっか、んならとっとと廊下出ようぜ?」

一方「・・・」

上条「・・・?どうした?黙って」

一方「・・・いや、なんでもねェよ」

上条「そっか、じゃあとりあえず行こうぜ」

一方「あァ」

上機な

ー学園外、大通りー

上条「始業式も終わったし、どっかよってくか?」

一方「別にィ、特に予定もねェしな」

上条「そっか、んならゆっくり話せるところにしようか」

一方「おォ」

上条「じゃあ行こうぜ?みちゆk」

一方「やめろ」

上条「はいはい」ポンポン

一方「・・・相変わらず慣れねェな、俺が他人に体ァ触れられるなんてよォ」

上条「はぁ?別に肩叩くくらい普通だろ?」

一方「・・・そんなもンかァ?」

上条「そんなもんさ」

>>699
ありがとう
それじゃ再開

ーとあるファミレスー

上条「ホントは土御門や青ピとか他のヤツも・・・あぁ、土御門ってのも青ピってのも
   俺の友達なんだけど、あいつらも紹介したかったんだけどよ、なんか土御門は
   帰っちまったし、青ピは『小萌先生に怒られるためにわざと宿題忘れてきたんやで!』
   なんつって初日から補修で、ほかの奴らも部活やら何やらで都合つかなかった
   んだわ、わるいな」

一方「別にィ、むしろ今日話すのァそんな知らねェ奴らにベラベラと話すような
   ことじゃァねェしな、好都合だァ」

上条「そっか、それなら逆によかったな・・・っと、とりあえずドリンクバー
   でいいか?注文は後からで」

一方「あァ、どォせコーヒーしか飲めねェしな」

上条「そっか、それじゃああの『メロンソーダ×コーラ』みたいな混ぜジュース
   の遊びはできないわけね」

一方「・・・あァ?」

上条「いや、なんでもないよ・・・すいませーん!」

一方「・・・なァ」

上条「ん?」

一方「今更なんだがァ・・・なんd」

上条「やめろ」

一方「あァ?」

上条「俺は今まで生きてきて、その喋り口から始まった話が楽しい話だった試し
   がないんだよ」

一方「・・・」

上条「それにどうでもいいじゃん?もう終わった事なんだから」

上条「コーヒーでいいんだよな?俺、持ってくるよ」

一方「あ・・・あァ、頼むわァ」

上条「あいよ」

上条(ふふッ!かかったな!男子高校生が自らドリンクのパシリ買って出て
   注文通りの品物を持ってくるわけがねぇだろうが!・・・まだまだ甘いな
   、みちゆきよ)クックックッ

一方「・・・?」

上条「すいません」

一方「・・・ちっ」

上条(し・・・死ぬかと思ったよホントに・・・でも俺結構好きなんだよ、この
   オレンジ&メロン&ジンジャーエールのカクテル)

一方「・・・まァいいわ、今回はこれ飲んでやるよォ、感謝しろォ」

上条「お?ホントか?やったね!」

一方「・・・ふん」

上条(最近気づいたんだが、語尾が『ォ』の時ってそこまで嫌がってないんだよな
   、俺の眼力を舐めるなよ?」

一方「・・・」

上条「・・・ど、どうだ?」

一方「まじィ」

上条「ありゃ」

一方「まァいいわ、飲めなくはねェしよォ」

上条「そっか、ならよかった」

上条「(素直じゃねーなー)

上条「ま、ひと段落着いたし、入学の話、聞かせろよ」

一方「待てよォ、まだこれ飲んでんだからよォ」

上条(ちゃっかり気に入ってんじゃあねえか!もう三杯目だぞそれ!)

一方「・・・ま、じゃァちょくちょく始めるかァ」

上条「あいよ、黙って聞いとくから話してみ?」

一方「・・・まず、編入手続きのの前の話からなんだがよ」

ーとある研究機関ー

一方「・・・おい」

芳川「あら、久しぶりね」

一方「なんだァ?この有様はよォ、まるで廃墟じゃねェか」

芳川「そうね」

一方「んで?その廃墟でテメェは何やってんだよ」

芳川「レポートの整理ってところね、ツリーダイアグラムとか関係ないから
   安心しなさい」

一方「そォかよ」

芳川「ところで、なぜあなたはこんなところへ?」

一方「いや、まァすでに知ってるとは思うがよ、俺はもうlevel6なんてモンにゃ
   興味ねェってのを伝えに来たんだよ」

芳川「・・・そう」

一方「・・・なんも言わねェのか?」

芳川「ええ、だってあなた、今知ってると思うって言ったでしょ?そのとおり
   なんだもの」

一方「そォか」

芳川「話はそれだけ?あなたにはまだ話したいこととかあるんじゃないの?
   そうね、その・・・お友達の話とか・・・ね」

一方「・・・どこまで知ってやがる」

芳川「そうね、彼があなたと握手した・・・ってことくらいかしら」

一方「なら・・・」

芳川「えぇ、そのとおりよ、もうこちらで把握してないことはほとんどないって
   ことね、あなたが彼に差し入れたコーヒーの銘柄すらも」

一方「・・・気持ちわりィな」

芳川「しょうがないのよ、こちらも仕事だか・・・でも」

一方「・・・?」

ガサゴソ

芳川「これも、もういらないわね」

ゴオオオ パチパチ

一方「・・・テメェ」

芳川「もう必要もないものね、今のあなたに興味はないもの」

一方「・・・おィ」

芳川「・・・?」

一方「こりゃ・・・なんだ?」ペラ

芳川「あぁ・・・『打ち止め』ね」

一方「ラスト・・・オーダー?」

一方「ほかの個体・・・いや、『ミサカ』たちと比べて随分ガキに見えるのは
   俺だけかァ?」

芳川「いいえ、間違いないわ」

一方「・・・で、コイツはなんなんだよ、このレポートを見るところ戦闘用では
   ねェみてェだがよ」

芳川「そうね、簡単に言えば司令塔・・・ってところかしら」

一方「・・・ほお」

芳川「ただ、ネットワークのホスト的な立ち位置ではなく、コンソールのような
   ものよつまり制御盤ね」

一方「・・・で?なぜこのレポートがこんな廃墟に?」

芳川「・・・脱走したのよ」

一方「脱走?」

芳川「ええ、それでその目撃証言がこの近くで多発してるってことで、ここに
   残っている私にもお株が回ってきたわけね」

一方「・・・」

芳川「・・・?どうしたの?」

一方「このガキは・・・捕まえたらどうするんだ?」

芳川「さあね?上次第だわ?ただ今となってはいらない個体だし処分される
   んじゃないかしら?」

一方「・・・処分」

芳川「どうしたの?まさか、興味がわいたの?」

一方「・・・いや、だがその処分ってのは」

芳川「そうね、彼女たちを人間的に見るのならば・・・」

一方「・・・」

芳川「殺す・・・ということになるわね」

一方「殺す・・・か」

芳川「えぇ、あなたが今まで散々繰り返してきたことよ?なんの問題もないんじゃ
   ないかしら?」

一方「・・・そうだな」

芳川「・・・そうよ」

一方「・・・だがよォ」

芳川「・・・?」

一方「別に・・・俺が今まで殺し続けてきたからといって・・・」

芳川「・・・」

一方「助けちゃいけねェって道理はねェよなァ?」

芳川「・・・」パラパラ

一方「どォした?テメェの大好きなおもちゃが落ちたぞ?」

芳川「え・・・えぇ」

一方「・・・?」

芳川「お・・・驚いたわ・・・まさかあなたの中に『助ける』なんて選択肢が
   あるなんて」

一方「・・・そォだな・・・俺も自分が信じられねェよ」

猿食らってました

姫神は登場するなら日常編翌日からかな
でも別に錬金術師はやってないし、この上条くんは
別に一級フラグ建築士じゃないからどうなるかな

とりあえず再開

一方「だがよ、テメェも知ってるそいつに・・・俺ァ・・・」

芳川「・・・?」

一方「いや、なんでもねェ、こんなベラベラ喋るガラじゃねェんだよ」

芳川(もう十分喋ってるじゃない・・・)

一方「とりあえず・・・だ、このガキは俺が回収する、そのあとで・・・まあ
   アンチスキルのどいつかに届けりゃ守ってくれんだろ」

芳川「・・・そういうことなら、協力してあげてもいいわよ」

一方「あぁ?」

芳川「私の知り合いに一人、かわいそうな生徒をほっとけない熱血の教師が
   いるのよ、ちょうどアンチスキルだしね」

一方「そォか・・・んならそんときは頼むわァ」

芳川「はいはい、わかったわ」

一方「それじゃあな」

芳川「あ、ちょっと待ちなさい」

一方「あァ?まだなんかあんのかァ?」

芳川「これ・・・その個体の体から発せられる電磁波のデータよ、あなたなら
   これを使えばすぐに見つけられるんじゃないかしら」

一方「あァ、助かる」

芳川「確保したらこの住所に連れてきて頂戴、ここの整理が済み次第、培養器
   は運んでおくわ」

一方「おォ」

芳川「それじゃ、健闘を」

一方「言われなくても楽勝だっつーの」カツカツカツ

芳川「・・・本当に変わったのね、そのイレギュラー分子とは一回あってみたいものね」

一方「さて、早速始めるかァ・・・ん」

一方(どういうことだ?移動スピードがやけに早ェな・・・スポーツカーにでも
   乗ってんのか?)

一方(・・・まァいい、とりあえず追うかァ)ビュン

ーとある路地ー

???「くそ・・・まずい、なんでこのタイミングで」

???(もう少し・・・もう少しでいいんだ・・・何のためにこの計画の開始を
    早めたと思ってるんだ・・・!機関にバレないようにわざわざ何十にも
    ブラフをかけたというのに・・・検問だってないのは確認した、すぐに
    外に出られるはずだったのに・・・まさかエンストだなんて・・・
    ないか・・・!だいたいな・・・もともとはlevel6シフト計画が中止に
    なったからいけないんだ、なんだ?あの殺人鬼め!今まで散々殺して
    来たってのに説得なんてされやがって!くそ!くそ!これじゃあ借金
    を返せない・・・くそ)ガンガン!!

???「頼む・・・頼むよ・・・あと少しでいいんだ」

???「・・ん?誰だ?あんなところに・・・」

???(ま・・・まさか・・・おい!冗談だろ!?早く!早く動いてくれよ!)

プスプスプスプス

一方(あァ?いきなり止まったと思ったら、なんだありゃ?あの車にガキが
   乗ってんのか?)カツカツ

???「あぁぁ・・・あああああぁぁぁ」プスンプスン

一方(・・・ありゃァ、確か)

天井「お・・・おいなんでなんだよ!」プスンプスン

一方「・・・へェ・・・相変わらずの間抜けっぷりだなァ、ガキの誘拐中に
   エンストなんてよォ、あァ!?」

バリバリバリバリ!!!

天井「ひぃ!」

天井(地面がめくれて上がって・・・ッ!これじゃあもう絶対に動かない・・・!)

一方「おィおィ・・・なに愉快なことやらかしてくれちゃってンの?ガキにこんな
   コード引っつけまわしてよォ・・・テレビの裏じゃねェンだぜェ?」

天井「ひィ・・・ッ!来るな!ば・・・ッ化物!)カチャ

一方「・・・そンなもンでどうにかなるとでも思ってンのかァ?」

天井「・・・ッ!!くそぉおおおおおおお!!」

パン!!

一方(・・・これをこいつに反射しちまえば・・・それで終わりだ、無事に終わる
   、だがこのアホはどォなる?・・・いや、聞かなくても分かってンだよな
   死ぬに決まってる・・・だが・・・それでいいのかァ?確かに俺ァこのガキ
   を助けるためにここに来た・・・だが・・・別にこのガキを助けるためだから
   と言ってこのアホを殺す必要があるかァ?・・・いや、ねェに決まってる
   それに、もし今俺がこいつを殺したら・・・もしかしたらアイツとの約束
   を破ることになっちまうかもしれねェんだ・・・なら・・・)


   パリン!

天井「・・・?」

一方「・・・ちッ・・・随分甘くなったモンだぜ、俺もよォ」ニヤ

天井(なぜ・・・俺は死んでないんだ?コイツが俺を・・・助けた?)

一方「・・・じゃまだ・・・ちょっと寝てろやァ」トン

天井「・・・ぐっ」ドサッ   

三点リーダは・・・ではなく…の方がいいぞ

一方「さて・・・と」

prrrr

???「はい」

一方「おゥ、俺だァ」

芳川「あぁはい、どうしたの?」

一方「たった今、ガキを回収したァ、ついでに天井亜雄もだァ」

芳川「天井?なぜ」

一方「どォやらこいつァこのガキ使ってなんかやらかそうとしてたみt・・・」

芳川「・・・どうしたの?」

一方「なんかこのガキ・・・様子が」

打ち止め「ミサカはミサカはミサカハミサカはミサカはミサカハミサカはミサカは
     ミサカハミサカはミサカはははははははははははミサカミサカハミサ
     ミサカミサカハミサカはミサカはミサカハミサカはミサカは・・・」

>>740
ありがとう
…←ね

一方「おィ!?芳川!!こりゃ一体どうなってやがる!」

芳川「落ち着いて!一から説明を…いいえ、あなたのケータイにもカメラ
   くらいはついているでしょう?それでそっちの状況をライブ中継して
   ちょうだい」

一方「おゥ…おらよ」

芳川「うそ…これって…」

一方「おィ!なにぼそぼそ喋ってンだよ!?説明しやがれ!」

芳川「えぇ…これは…ウィルスよ」

一方「…ウィルス?」

…は必要に応じて……とか数を調節するといい

芳川「詳しいことを説明している暇はないけどから簡潔に言うわ?打ち止めがには
   司令塔のような役割がある…というのはさっき説明したわね?」

一方「あァ」

芳川「彼はそれを利用して、打ち止めにウィルスをインストールさせ、それを
   彼女たち独自の『ミサカネットワーク』を経由して世界中の個体にウィルス
   を拡散させるつもりね」

一方「『ミサカネットワーク…確かあの時のミサカのお願いの中に出てきた
   言葉だな』

一方「…で?それが拡散するとどォなるんだァ?」

芳川「…世界中で…彼女たちの反乱が始まるわ」

一方「…なるほど」
   

>>745
ありがとう

それじゃ再開

つーか少し休憩します

再開します

芳川「…?やけに冷静ね?」

一方「あぁ…まァな…」

芳川「とにかく私もそっちへ向かうわ?だから少しm」

一方「……おィ」

芳川「…なに?」

一方「この車によォ、これみよがしにデータスティックと電子ノートブックが
   置いてあるンだがよォ」

芳川「え…えぇ」

一方「…このデータスティックには、人格データと書いてある…つまりこのガキの
   脳内の電気信号を制御して人格データを弄れば元に戻るんじゃねェか?」

芳川「…ッ!?無理よあなたテスタメントって知ってる?」

一方「あァ、確か人の脳を電気的に操作して人格とか知識をブチ込むアレだろ?」

芳川「そうよ…それがなければ、いくらあなたの能力でも無理よ!それに、私たちは
   今回の天井の存在にさえ気づいていなかったし、当然そのウィルスの
   ワクチンコードなんて準備してないもの」

一方「あァ、そうだな」

芳川「…だかr」

一方「だが!」

芳川「…ッ!?」

一方「…俺がやンなきゃァよォ、このガキは死んじまうだろうがァ」

芳川「…」

一方「絶対に成功する…俺を誰だと思ってやがるンだァ?」

芳川「…そうね……わかったわ、私もなるべく早くそっちへ向かうから」

一方「あいよ…」ピッ

一方(さてと…)

一方「戦闘開始だァ!」

一方(電子ノートブックにデータスティックを差し込んで…よし、これでいい)

一方(ここからだ、反射は切らねェと作業が出来ねェからな)

一方(…別にコイツにはなんの思い入れもねェがよォ)

打ち止め「wojp2i00002,,.;+:]???;;[@\\--\^-\@[]]/jhwsgduiw」

一方(…散々俺がぶっ殺してきた奴らの仲間なんだ)

一方「勝手だが……今度は救ってやる」

一方(ぜってェにだ…絶対に救ってやる…それくれェで今までの罪が軽くなるなんて
   思っちゃいねェよ…いや、そんなこと考えてやるのは畑違いもいいところ
   だってんだよなァ…)

一方「これは…ボランティアってとこだなァ」

一方(そう思えばむしろ、割に合わねぇなんてすら思えてくるから不思議だぜェ)

一方「…行くか」スッ

打ち止め「………………l:@:@smnnd00289…s280kk…」

一方(…ン、いい調子だァ…これなら一分とかからずにいけそうだなァ…
   なんでかしらねェが、随分と解析が容易だなァ…時間がなかったのかどうか
   は知らねェがァ…穴だらけだなァ…)

打ち止め「………………;@pllo………17wj1……」

一方(…フン、他愛もねェぜ…こんなもンn…ん?)

天井「…くそ…こんなところで」

一方(な…なにィィ!?)

天井「へへッ…ぶっ殺してやる…」

一方(おィマジかよ!?こんな状態でくらったら弾丸脳みそに突き刺さっちまうぞォ!)

天井「おま…お前のせいで…お前が…」カチャッ

一方(クッソォ!あと10秒はかかる!このままじゃァ…ッ!)

天井「お…おい…」

一方(…あァ?喋れるわけねェだろうが!)

天井「お…お前…」

一方「…?」

天井「な…なぜ…なぜさっき俺を助けた…」

一方「…」

天井「お前…さっき弾丸を反射したときに明らかに弾道をずらしたよな…
   な…なぜだ?」

一方(…まさかこんなところで時間稼ぎが出来るとは)

天井「こ…答えろ!!」

一方(…だから無理だってば)

天井「…答えなかったら…撃つぞ?」

一方「やべェ…あと二秒だ…」

天井「おい!!答えろ!!」

一方(一秒!!)

天井「あああああああああああ!!!」

パン!!

???「………へへ、あぶねェあぶねェ」

天井「…あ、くそッ…!」

一方「オイオイオイ…さっきはせっかく助けてやったってのによォ…まさかテメェ
   …死にてェのかァ?」

天井「あ…あぁ…く…来るな…ッ!来るなあああああああああ!!」

一方「テメェは二回も人に弾丸飛ばしたくせにそんなこと言いやがるのかァ?」

天井「…あぁあああぁぁ」

一方「テメェよォ…自分はやってもいいけど人にやられるのは嫌だ…なんてよォ
   …いくらなんでも考えが甘すぎねェかァ?アァン!?」

天井「うわあああああああああああああああ!!」

パン!!

天井「…うっ」

一方「…あァ?」

一方(なんだァ?一体…俺はなにもしてねェぞ…)

天井「…あ、お…お前は…」

一方「…?」

芳川「………」

一方(…芳川)

芳川「あなた…約束したんじゃないの?」

一方「…お前」

芳川「大丈夫よね…こんな面倒を起こしたんだから腕の一本くらい安いモノで
   しょう?」

天井「…よし…かわ」

芳川「いいのよ、こんなの…いくらでも証拠なんて消せるものね」

天井「よしk」

パン

天井「うぎゃあああああああああああああ!!」

芳川「黙りなさい、次は頭を打ち抜くわよ?」

芳川(ま、もう弾残ってないんだけどね)

芳川「あなたはその子を連れてこの住所まで行きなさい」パシッ

一方「…わかった」

芳川「そ、聞き分けがよくて助かるわ?」

一方「…テメェはどうすンだ?」

芳川「そうね?とりあえず彼をどうにかするわ?安心して、下手はこかないわよ」

一方「…別に心配なンてしてねェよ、する価値もねェ」

芳川「つれないわね…とりあえずもう行きなさい」

一方「あァ…芳川」

芳川「…?」

一方「…すまねェな」タッタッタッ

芳川「………えぇ、本当よ…全く」フフ

ーとあるファミレスー

一方「…なんてことがあってよォ」

上条「………」

一方「どうした?なんとか言えよォ」

上条「あ…あぁ…すげぇな…色々と」

一方「そうかァ?」

上条「なんというか…やっぱり一方通行は変わってくれていたんだな…うんうん
   俺嬉しいよ!いやホント!いやーよかったよかった!!」パシパシ

一方「おいィ!やめろやァ!ジュース溢れるだろうがァ!」

上条「これが喜ばずにいられるかよ!いやー本当によかったよ!!」パシパシ

一方「ばッ…!ホントマジで…いや…」

上条「はっはっはっはっは、一方通行が誰も傷つけずに、しかも命まで救うn」

一方「やめろつってんだろうがァ!!」ピキピキピキ

上条「ッ!ご…ごめん!だから一回落ち着けって!!な!?」

一方「…ったくよォ…」チュー

上条(そのジュース、本当に気に入ったんだな…話の途中でもう10杯に突入
   したぞ)

上条「…で、その話からどうやってウチの学校への編入につながるんだ?」

一方「えーっと、そのガキを引き取ったアンチスキルってのが…」

上条「…え!?黄泉川先生!?」

一方「あァ…」

上条「なるほどな…それでうちの学校に…」

一方「まァ…それによ」

上条「…?」

一方「俺は別に今更学校なンざで学ぶことなんてねェからよ、別にどこでもよかった
   んだよ…ただよ、どうせ行くンなら、まァ知り合いがいたほうがやりやすい
   じゃねェか…」

上条「…そうだな、俺もお前が来てくれて嬉しいぜ、みちゆき!」

一方「だからみちゆきじゃねェって言ってンじゃねェかよォ!」

上条「はは、ごめんごめん」

上条(だが実は嫌じゃないんだな)

一方「…そろそろはらも減っちまったしよ、なんか食おうやァ」

上条「そうだな、ま…俺は今月ちょっときついからこの安いハンバーグでいい
   んだけどね」

一方「あァ?そんなもんでいいのかァ?」

上条「あぁ、まぁしょうがねぇんだよ」

一方「…俺がおごってやってもいいぜェ?」

上条「マジで!?」

一方「あァ…なんせ奨学金を大量に貰うンだがよ、別に使い道もねェからどんどん
   溜まってくンだよ」

上条「へ…へぇ…」

一方(俺とは正反対や)

一方「まァそれだからよォ、好きなだけ食えやァ!」

上条「みちゆきさんあざーッす!!」

一方「…おぉ」

上条(ん…あれ?『ちげェよ!』って言わねェのかな…)

一方「…」

ーとあるマンションの一室ー

一方「邪魔するぜ」ガチャ

黄泉川「お?アンタが一方通行じゃん?桔梗から話は聞いてるよ!」

一方「…このガキを頼むぞ」

黄泉川「あぁーあぁー、待つじゃん!」

一方「…あァ?」

黄泉川「一緒にご飯でもどう?」

一方「いや…別にいらねェよ」

黄泉川「そんな硬いことはいいっこなしじゃん?ほら入った入った」グイグイ

一方「お…おィ」

一方「わりィな…飯まで」

黄泉川「いいってことじゃん」

一方「…なァ」

黄泉川「ん?」

一方「テメェはどこの学校の教師なんだ?」

黄泉川「あぁ…えーっとね…じゃん」

一方(…あいつと同じかァ」

黄泉川「なんで?もしかして学校探してんじゃん?

一方「…まァな」

黄泉川「なるほどねぇ…」

一方「…」

黄泉川「…ねぇ」

一方「…?」

黄泉川「もしよかったら、うちの学校来るじゃん?」

一方「…はァ?」

一方「何言ってンだァ?テメェは、学校なンてモンは『入りたいです、はいそーですか』
   で入れるようなところじゃねェだろ」

黄泉川「普通はそうじゃん?」

一方「なら適当抜かしてンじゃねェよ」

黄泉川「まぁまぁ、人の話は最後まで聞くもんじゃんよ」

一方「…?」

黄泉川「実はうちの学校は普通すぎてね、年々生徒の数が減ってるじゃんよ」

一方「…へェ」

黄泉川「それで、生徒数を増やすために私たち教師がスキルアウトに声をかけて
    学校に入学させるって制度があるんだけど…」

一方「…ずいぶんとめちゃくちゃな制度だな」

黄泉川「いやいや、それでも一応ちゃんとテストは受けてもらうけどね、でも
    君ならそんなモンは楽勝で免除じゃん?」

一方「…まァそうだろうなァ」

黄泉川「どうじゃん?私がポストになってあげるから、うちの学校…来てみない?」

一方「………そうだな、悪くねェ話だ」

黄泉川「…!?ホントじゃん?んなら夏休みは明日一日残ってんじゃん?明日中
    に準備を終わらせて、ちゃんと始業式からウチの学校に通うじゃん!」

一方「…本当にいいのかァ?俺みてェなやt…」

黄泉川「それ以上は言わなくていいじゃん」

一方「……?」

黄泉川「私はそんなことは聞いてないじゃん、君が行くか行かないかを聞いてる
    んじゃん、どーするの?」

一方(…この教師…あいつに似てるなァ」

一方「…行く…行くに決まってる」

黄泉川「…!?そっか!なら明日は忙しくなるじゃん!ほら、これ私のケータイ
    番号じゃん?明日の朝8時に電話するじゃん?遅刻は厳禁じゃんよ」

一方「…あァ、わかった」

黄泉川「それじゃ、この子は私がしっかり面倒みるじゃんよ、安心して」

一方「…一から十まで…すまねェな」

黄泉川「教師が生徒のお願い聞くなんて当然じゃんよ?」

一方「…そんなもンか?」

黄泉川「そんなもんじゃんよ」

一方「…」

一方「それじゃ…また」

黄泉川「あいよ!とっとと帰って寝るじゃんよ、また明日ね」

一方「…あァ」ガチャン

黄泉川「…なんだ、意外と素直な子じゃんよ」

ーとあるファミレスー

一方「…………」

上条「…みちゆき?」

一方「…………」

上条「あ…一方通行?」

一方「…あァ?」

上条「いや、もう料理来てるよ?食べないの?」

一方「…勝手に食えやァ」

上条「いやいや、そーゆーわけにはいかないだろ」

一方「…?」

上条「だってよ、せっかく一緒に来てんだぜ?それに俺はおごってもらうんだしさ
   一人で食うなんて非常識なんてことできねぇよ」

一方「…めんどくせェ」

上条「ほらそんなこと言うなよ、はい、一緒にいただきます」

一方「…………っす」

上条「…ちっちゃ!まあいっか、いただきます」パクパク

一方「………」パク

上条「……」パクパク

一方「…」

上条「…そういやよ」

一方「…?」

上条「さっきな、最初に言ってた友達二人も用事終わったからくるってよ」パクパク

一方「…そォかよ」

上条「仲良くできるといいな…つーかなるよ、だって俺の友達だもんよ」

一方「…そォかよ」

上条「そればっかじゃねぇかよ!」ハハハ

一方「………」

一方(うっとおしいが、別に嫌じゃねェ…なんつーか、今までの俺にはなかった
   感覚だな…)

上条「………」パクパク

一方(ホント…感謝してるぜ、テメェにゃよ)

上条「…なに見てんだよ」

一方「…あァ」

上条「ま…まさか」

一方「ちげェから安心しろやァ」

上条「はは、冷たいなぁ」パク

ッシャーセー

フタリニャー

モウサキニフタリイルハズナンヤケド・・・ア、カミヤーン

上条「お…来たみたいだぞ?」

一方「あァ…そォかよ」

コッチコッチ

一方(…柄でもねェが、まぁこのまま生きて良けりゃ…いいな、なんて思うぜ)

終わり

 ~              ~         ~   _ニ≧ ̄ヾ'⌒ー 、_
          ~          ~       彡:::::::::::::::::::::::::::::;;;;;<`
    ~         ~    _,......_         _7:::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;_:;\
        _rー_二ニ=─¬' ̄ ̄' ´ ̄⌒「`¬へ(,イ::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;)ヽ

~     _ -( く          _ -   ヽ:.:.\ヾ\:::::::::::::::::::::::::::::::;;;/  ノ
  _ -.:´: : : :ヽ、`二`ー─ 'フ' ̄       \:.:.:\ヾヽ_::::::::::::::;_;:-'   _r'
/ : : : _ - ´       ̄/       /    ヽ:.:.:.:.{:.i ̄`ー'⌒_ r、 _ ノ
へ:_/    ~   _ノ      /       `ー-!:.:ヽ--‐イ/ レ'

ノノ  ~   _.........「      /            |:.:l:.:.\_     ~
ノ    _,.. -'" ̄`ヽ::\             ソ     {:.:ヽ:.:.:.:.:``ー- 、 _
_,, -=‐く         \:::\        _, -/    八:.:.:.:.ー:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
::::::::::::::::ヽ          \:::ヾ   _ - ' _, /    ノ ノヽ`ー 、:.:.:.:.:.:._:.:.:.:
:::::::::::::::::::\        \ゝ‐ ´ -'⌒ノ/     / ノ  `丶、\:.:.:.:.:.:.: ̄
::::::::::;::::--,}        ノ _ - ´ //   / /      \ \.:.:.:.:.:

ニ-´‐' フ/::ヽ     //    ノ /   /ノ    ~     `\_ ̄`
  ノ/:::::::::::|   / ノ  ~  (  {  _/ 丿         ~     ̄
 //:::::::::::::::::\/´/      {  `´ /   ~

ノ/::::::::::::::::;;;/ ノ     ~  〉ゝ.-.イ          ┼ヽ  -|r‐、. レ |
./::::::::::::;;;;/ /   ~      l: : : : : l        d⌒) ./| _ノ  __ノ

終わりました
寝ている間にも保守してくれた人、昼間から付き合ってくれた人
ありがとうございました

保守と言ったら
                ┌――――――――─┐

                 l                l
                    |   帝凍庫クン     |
                 |_________________|
                ./|==========iト、
                ../ |   -―- 、__,        .|| .\
              /  l   '叨¨ヽ   `ー-、  .|ト、   \
    r、       /   .!〕   ` ー    /叨¨)   || \  \        ,、
     ) `ー''"´ ̄ ̄   / |         ヽ,     ||   \   ̄` ー‐'´ (_
  とニ二ゝソ____/   |    `ヽ.___´,       ||    \____(、,二つ
                       |       `ニ´      ||
                       |_____________j|
                 |´ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`i|

                 |               ||
                       |〕 常識は通用しねぇ  ||
                   /|              ||
                  |___________j|

風呂入ってきました
続き書くにしてもネタがないので提供されれば書くかもしれません
どうしましょう

それじゃあスレが埋まらない程度に軽く上条vs黒子を書きましょうか

ーとある公園ー

上条(今日はクラスの奴らはみんな用事あるっつってたな…土御門は朝のバックレで
   小萌先生に呼ばれ、青ピはほかの友達との約束…一方通行に限っては
   ウチの能力測定器ぶっ壊して、ほかの学校で測ってくるって話だったし
   相変わらずふざけた強さだよ、ホント喧嘩になんなくてよかった、もし
   なってたら文字通り即死だったろうしな)

上条(しかし…)

上条「暇だなー…」

上条(美琴ちゃんも能力測定だったし、やっぱしlevel5は時間かかるんだろうな)

上条(そーいや、初日から熱出て学校これなくて今日来た奴もいたな、名前は
   えーっと…姫神だっけ?)

上条(無口キャラっぽかったけど、結構かわいかったな…)ニヒヒ

???「何をニヤニヤしているんですの?」

上条「…ッ!?」

すいません
SS速報という案が結構出てて考えもしたんですが
VIPが好きなのでやはりこちらでやらしてもらうことにしました

それでは再開します

>>844
せめてコテかなんかつけてくれないか
いやつけてください

このままだとパートスレ化するだろう
そんならSS速報でやったほうがいいのではないか

黒子「そんな公共の場で怪しい顔をしている変態な殿方は逮捕しなければなりません
   の」ギロッ

上条「あー…えーっと…」

黒子「…まさか、わたくしのことをお忘れになったんですの?」

上条「い…いや…でもジャッジメントに知り合いなんていたk…あ」

上条(この子…美琴ちゃんのことをお姉様って読んでた…)

黒子「その顔は、思い出したようですのね」

上条「あ…あぁ…でも名前は…」

黒子「白井黒子、と申しますの」

上条「あ…よろしくな白井…ちゃん?」

コテハンという案を>>847から頂いたので、目に付いた付箋を

>>848
やはりそうなんですかね、でもやっぱりここの方がやりやすいので
すいません、許してください

>>844
こいつら1000までいかないとすまなそうだから
1000で終わるようにしといた方がいい。

1000で終わらなくなりそうだと勝手に
次スレ(パート2付)など勝手に作られて荒れる
原因となる。

追いついた
>>1すげえな
書いてくれてありがとう

黒子「白井ちゃん!?…普通に白井でいいですの」

上条「そっか…よろしく、白井」

上条(年下の女の子をちゃん付しないで呼ぶのって意外とやりにくいんだよな)

黒子「ときに」

上条「…?」

黒子「あなたのお名前はなんといいますの?別に名称は殿方でもよろしいのですが
   、認めたくはありませんけど!!!どうやらお姉様との仲も親密なよう
   ですし!?一応、お伺いしておきますわ?」

上条「あ…あぁ、上条当麻…上条でいいよ」

黒子「名前で呼ぶわけなんてないでしょうに、ま…一応年上の方なので上条さんと
   よばせてもらいますわ」

上条「そ…そっか」

上条(なんなのこの子!?一方通行とは違いベクトルで怖い!!)

>>853
わかりました、ありがとうございます

佐天「完結しててもつまんない奴も多いんだね……」

初春「本文がよくても、後書きや合いの手で興醒めするのもですね」

初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」

初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねえ」

初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」

初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」

佐天「初春?」

初春「結果として面白くないのは許せます。許せるだけで面白くはないんですが」

初春「パクリ二匹目のドジョウ百番煎じは許せませんね。書いてて恥ずかしくないんですか?」

初春「ドヤ顔してる暇があればとっとと首吊って死ねよ」

初春「まあ、一番の害悪はそういったSSを持ち上げてる人たちなんですが」

初春「そうネットに書いてありました」

佐天「なんだネットか」

黒子「…で、上条さん」

上条「……ん?」

黒子「実際のところ、お姉様との関係はどうなんですの?」

上条「あ…あぁ、お姉様ってのは美琴ちゃんのことか」

黒子「美琴ちゃん!?」ピキピキピキ

上条「ひぃいいいいい!!」

上条(なんなの!?聞いてきたのそっちでしょ!?つーかジャッジメントがこんな
   とこで油売ってていいの?もう早く仕事戻りなよ!)

黒子「ど・う・な・ん・で・す・の!?」

上条「い…いや~」

上条(ここは素直に言ったほうがいいのだろうか、いやでもそんなこと言ったら
   『ロリコン!』とか言われて罵られそうだし、俺Mじゃないし、ロリコンじゃないし
   だから全然嫌だし!!…いや、そうじゃなかった、つーかそれ以前にそ
   んなこと言ったら抹殺されそうで嫌だな…どうしよ…)

黒子「上条さん!!」

上条「はい!」

黒子「………」

上条「…そうだね、俺は美琴ちゃんのこt」

黒子「ッ!!」ピキピキ

上条(もうやだ!!)

上条「あぁ!俺は大好きだよ!美琴ちゃんのこと!いやホント!白井がどのくらい
   美琴ちゃんのこと好きかなんて知らないけど俺はそれより好きだね!
   いや!ホント困っちゃうよ!困った困った!困ったちゃん!!ははは!」

上条(あぁー…全部言ってしまった、どーしよこれ、あぁ俺死ぬのかな)

御坂「………え?」

上条「…え?」

黒子「」プスプス

上条「………」

御坂「………///」

黒子「……え?」

上条(白井ちゃん反応遅いよ、つーかなに?この二次元的神タイミング、おかしい
   でしょ?普通にあんなことこんなところで言ってる俺もおかしいけど!
   やっぱり聞かれると恥ずかしいな…あぁ…帰ったらとりあえずみちゆき
   に電話しよう)

御坂「か…上条さん?///」

上条「…なに?」

黒子「……え?」

黒子(状況が整理できませんの…いったい今、何が起こったんですの?)

上条「…白井、ここに美琴ちゃんを呼んだのは君かい?」

黒子「い…いえ、違いますの…お姉様?一体なぜここに?」

御坂「い…いや、だって私、この公園よく来るし、今日も暑いからジュースを…」

上条(し…しまったぁ!よく考えれば美琴ちゃんと再会したのもこの公園のこの場所
   だったじゃないか!どう考えても彼女のホームグラウンドです、本当にどうも
   ありがとうございました)

上条「…と、とりあえず!二人共なんか飲まない?俺おごるから!)

黒子「あぁ…それならわたくしはキムチきなこソーダを」

御坂「私はいちごおでんを///」

上条(なんか二人共変なの頼みだした!しかも美琴ちゃんなんでまだ照れてるの?
   かわいすぎでしょ?…ってあぁ!テンパりすぎて間違えてヤシの実サイダー
   買うつもりが昆布を買ってしまった!つーかなに昆布って!まんまじゃん!)

ー数分後ー

上条「…お、落ち着いた?」

黒子「は…はいですの」

御坂「…ええ///」

上条(美琴ちゃん、今普通に嘘付いたな)

黒子「…さっきの」

上条「え?」

黒子「…さっきの話は…その…本気なんですの?」

上条「…あぁ」

御坂「…ッ!?」ブー!

上条「うわっ!」

御坂「ご…ごめんなさい!」アタフタ

黒子「お姉様かわいいですの」

黒子「ただ…まだ上条さんは私の質問に答えてくれていませんの」

上条「え?」

黒子「わたくしはあなたとお姉様の『関係』を聞いたんですの、そんなあなたの
   お姉様への溢れる愛を問うた記憶はございませんわ?」

上条「…あ、はい」

上条(そ…そういやそうだったな、俺ひとりでなに暴れてたんだろ…
   爆竜戦隊!アバレ○ジャー!…いや、ふざけてる場合じゃねぇんだよな)

御坂「ちょっと黒子…上条さんの溢れる愛だなんて…」チラ

上条「……?」

御坂「……///」キャー

上条(かわいい)

黒子(かわいいですの)

上条「そうだな…俺と美琴ちゃんの関係は…」

上条「…うん、友達以上恋人未満ってとこかな?」

黒子「……」

御坂「……///」

上条「……」

上条(なんだろう…えーっと…死にたい)

黒子「そうですの…恋人ではないんですのね」

上条「あ…あぁ…」

上条(俺が散々へたれたからな)

黒子「…わかりましたの」

上条「………?」

上条(わかった?なにが?)

黒子「それでしたらまだ……いえ、なんでもありませんの、ま…最初から判って
   いましたものショックはそこまで」ゴニョゴニョ

御坂「……」プシュー

黒子「上条さん!!」

上条「はい!」バッ

黒子「さきほどあなたは『白井がどのくらい美琴ちゃんのこと好きかなんて知ら
   ないけど俺はそれより好きだね! 』なんておっしゃっておりましたが、
   そんなことは決してありませんの!きっと…いえ、わたくしのほうが
   あなたの何倍もお姉様を愛しておりますの!おわかり!?」

上条「あぁ…はい」

上条(ここは素直に聞いておこう)

御坂「……」エヘヘ

黒子「それにわたくしの方があなたよりもお姉様とのお付き合いは長いんですの!
   まだわたくしの方にだってチャンスは……あり…ます……の」

上条「……そうか」

黒子「………」グスッ

上条「…それじゃあ、俺も白井には負けられないな」

黒子「…ッ!?」

御坂「……」ホヘー

上条「俺だって好きなんだ…これからは恋敵ってことでいいんだよな?」

黒子「え…えぇ!上等ですの!この白井黒子に勝負を仕掛けたことをきっと後悔
   させてみせますわ!」

上条「そうか」ニコニコ

黒子「…そ…それでは、わたくしはジャッジメントのお仕事がありますので…
   ごきげんようですの」

上条「あぁ…またな、白井」

黒子「わ…ッ!わたくしはもうあなたの顔なんて二度と見たくはありませんの!
   それでは!」ヒュン

上条「……ふぅ」

御坂「……」パチッパチッ

上条(なんか台風みたいな奴だったな…)

御坂「……」グニャー

上条「……」

上条(…スゲーチューしたい…)

上条「……」

御坂「……」フホホ

上条「……」

黒子「上条さん」

上条「うえ!?白井!?行ったんじゃないの!?」

黒子「いえ、忘れ物ですの」

上条「そっかそっか…」

黒子「上条さん?」

上条「…?」

黒子「変な事したら…」

上条「……」ゴクリ

黒子「殺しますわよ?」

上条「…絶対しません」

黒子「分かればいいんですの、それでは今度こそ」ヒュン

上条>そっとしておこう

御坂「……」

上条「…ふぅ」

上条(ホント、道は長そうだな)

上条(とりあえず、美琴ちゃんが目覚めるまではここにいるか…)

御坂「……」

上条(…白井黒子か、面白いやつだったな…)

上条「まァ…負けねェけどよォ」

上条(なんて、ひとりでみちゆきの真似してみたりしてな)ケラケラ

上条(………早く目ぇ覚ませよな、美琴ちゃん)


終わり

終わりです、今日はホントに終わりです
みなさんお疲れ様でした、それではおやすみ

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