ﾊﾞｰﾐﾘｵﾝﾄﾞﾗｲﾌﾞ
中央線「くだけちれ！！『紅朱色快速疾走』！！」
自殺者「ぐあああああ！！！」
学生「クソッ捨て身で飛び込んでも５分も止められない！」
学生「このままじゃ…６時に起きて１限に出ることになるぞ！」
中央線「次は四谷ッ！！四谷ァァァァァァ！！！」
学生「何としてもここで止めろ！！新宿を突破されたら国分寺まで一直線だ！！」
学生「くそぉ！！人身事故ぐらいじゃ止まらない！！どうすりゃいいんだ！」
痴漢「任せておけ。」
学生「痴漢さん！！」
女＜ｻﾜｯﾀｼﾞｬﾅｲ！
痴漢＜ｵﾏｴﾐﾀｲﾅﾌﾞｽｻﾜﾙﾜｹﾅｲﾀﾞﾛ!ﾃﾞﾏｶｾﾀﾞ!
男＜ｵｲﾆｶﾞｽﾅ！ﾂｶﾏｴﾛ！
駅員＜ﾄﾆｶｸｷﾃﾓﾗｲﾏｽﾈ!
学生「痴漢さん…俺達のために１０分も車内に座り込んで…」
学生「本当に触ってたしな…」
中央線「発車シマァァァァァァァァァァス！！！！」
学生「何！？もう！？」
学生「まだホームでモメてるじゃないか！」
学生「車両から離れたからもう発車できるんだ！！だからあの駅員力づくでホームに痴漢さんを！！」
学生「今何時だ！？」
学生「７時半だ！休講情報が更新される８時までまだ３０分もある…！」
学生「だめだ…この程度の遅延じゃあ解消されちまう…１時間級の遅れがでないと…」
学生「１時間なんて大雪で山の手か埼京が止まらないと無理だ…あとは『事件性のある』人身事故…」
病人「もう一つあるのじゃよ。」
学生「あなたは！」
病人「ｺﾞﾎｯ…」
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