ヤンキー♀「一昨日きな!」男「おいこら」(33)

ヤンキー♀(以下ヤン)「えっ、男...」ドキドキ

男「何をしていたんだ?」ニコ

ヤン「ちがっ、これは....!」

男「ケンカは無しって言ったよな?」ニコ

ヤン「やぁっ..ごめんなさぃぃ...許して...」

男「一週間キス無しなっ。」ニッコリ

ヤン「いやぁっ!」

子分1「姉御ぉ...」

教師「おい!ヤン!授業中に堂々と携帯を使うな!」

ヤン「はぃー?こっそり使ったらいいわけ?」ケラケラ

教師「ぐぬぬ」

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ヤン「男!おまたせっ!」

男「おい。」

ヤン「ん?なんだよ?」

男「授業中に携帯使っていたらしいな。」

ヤン「えっ、つ、ツカッテネ-シ」

男「ケンカは無し、授業をしっかり受ける、派手すぎることはしないってのを条件に付き合ったんだぞ」

ヤン「なんだよ、ある程度は我慢してんだろうが!いちいち細けぇんだよ!」

男「キス禁止はプラス一週間だな。」

ヤン「!」ビクッ
ヤン「な、なぁ...」

男「じゃあな。」

ヤン「まってぇぇぇー!」

子分1「姉御!△高校の奴らが攻めてきました!」

子分2「ぶっ潰すしかないっすよ!」

ヤン「あったりまえ.....」

男「.....。」ジ-

ヤン「ァ....おい、降伏だ。ケンカはやめだ。馬鹿馬鹿しい。」

子分1「どうしたんですか姉御!?」

男「.....。」ニコ

ヤン「!」キユンッ

ヤン「男!」タタタタッ

男「おぉ、....よく耐えたな。」

ヤン「だろ?男のために耐えたんだぜー?余裕余裕!」

男「(俺がいなきゃケンカしてただろうな)」
男「よく頑張ったな」ニッコリ

ヤン「その....さ。頑張ったんだからさ、その、なんかあってもいいんじゃねえのか....?」

男「なんだご褒美が欲しいのか。」

ヤン「ばっ、ち、違う...ことでもないけどょ...」ゴニョゴニョ

男「よしこい」

ヤン「っ!」タタタタ!

ヤン「んーっ!」ギユーッ!

男「よく頑張ったな。さすが俺の彼女だ。」ナデナデ

ヤン「彼女?彼女!ふへへ」デレデレ

教師「.....。」

ヤン「....。」カキカキ

教師「(これは夢か...?)」

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ヤン「あー、真面目だりぃーー」

子分1「姉御!お疲れ様っす!」

ヤン「おぉー、まじだるい、疲れたー。なあ、一本くれよ。」

子分1「えっと、タバコですか?でも姉御は彼氏さんに止められてるんじゃ?」

ヤン「バレなきゃいいだろう...多分」スパー

子分2「姉御っ!彼氏さんが登ってきました!」

ヤン「まずい!てめぇら、隠れてろ!」

子分1・2「はい!」

男「お、やっここにいたのか。」

ヤン「お、おう。...授業真面目に受けてるぜ。あれから二週間ずっと...」

男「よし、俺はいい子は好きだぞ。ヤンが彼女で本当よかったよ」ニコ

ヤン「あ、あぁ。」ズキッ

男「ほら、おいで。」

ヤン「う、うん」

男「俺も結構頑張ったんだぞ?2週間キス禁止は俺自身もキツかった」

ヤン「あ、あたしも!」

男「目、閉じて...」

ヤン「うん...」ドキドキ

男「.....ん?この匂いは...」

ヤン「!!!!」

男「.....タバコ、吸ったよね?」

ヤン「吸ってない!」

男「吸ったよね?」

ヤン「吸ってない!」

男「正直に言って。吸ったよね?」ジ-

ヤン「吸っ....た」グス

男「.....。」

ヤン「...なんだよ!悪いかよ!授業真面目に受けてんだから少しくらいいいだろ!なんなんだよ文句ばっか言ってよ!」

男「お前が好きだから。」

ヤン「えっ?」ドキッ

男「お前が好きだから、お前の身体は大事にして欲しい。」

ヤン「あ...あ...ご、ごめん。あたしも...好き。だ、大好き!」

男「じゃ、タバコはやめような?」

ヤン「う、うん」

男「あー、寒い。手袋忘れちまった。」

ヤン「て、て、手を!」

男「テオ?モンハンでも行きたいのか?」

ヤン「手をつなご....!」

男「!」
男「うん、繋ごうか」ニコ

ヤン「おう!」ギユッ

男「....好きだ。」

ヤン「...あたしも。」

男「おーい、遊園地でも行かねえかぁ?」

ヤン「はぁ?なんでそんなガキくせぇとこいかなきゃなんねーんだよ!まぁ?どーしてもっていうならぁ...」ドキドキ

男「んじゃいいや。姉ちゃんと行ってくる。」

ヤン「いや、どうしてもっていうなら....」オロオロ

男「だからいいって。」

ヤン「行く...連れてってぇ...」グス

男「楽しもうね?」

ヤン「うん...うん!」

男「さて遊園地到着。何に乗ろうか。」

ヤン「観覧車は最後にのろーぜ!やっ、別に意味なんてねーけどさ!な!な!?」

男「あぁ、元からそのつもりだ」

ヤン「ほんとっ?ふへへ」ニタア

男「....とりあえず、ジェットコースター!」

ヤン「.....。」

男「おー、高い高い」

ヤン「.....。」

男「お、お、落ちるぅぅ!」

ヤン「.....。」

男「うひゃあああああ!」

ヤン「.....。」

ーーーーーーーー

男「最高だったなぁ!もっかいいくべいくべ!」

ヤン「.....。」

男「どうした?行こうぜ!」

ヤン「こ、腰抜けた...」グス

男「なにはともあれ、観覧車と。」

ヤン「ふう。」

男「疲れたか?」ハハハ

ヤン「ん。でもなかなか楽しかったぜ。」

男「そうだな。また、来たいな。違うところでも。ずっとこれから先も一緒に何処かに行こう。」

ヤン「ばっ、それってプ、プ」

男「ふふ。」ニコ

ヤン「」ズキユーーン

ヤン「男..好き。好き。ずっとこれからも...」

男「おう。」

ヤン「こんなヤンキーな女でも好きでいてくれてありがとう...ずっと好きでいさせてください...」

男「どうした?柄でもないぞ?」

ヤン「うっせ...」

男「どうしたっ......ん」

ヤン「....んっ...好き」

~とある昼休み~

男「ふあ~」

ヤン「なんだあくびとは珍しいじゃねえか」

男「あぁ、最近寝不足でな。」

ヤン「ふーん。...あんま無理すんなよ?」

男「あぁ、わかっているよ。」

ヤン「.....ん!」

男「ん?」

ヤン「....もういい!」

男「...ん」チユッ

ヤン「......./////」

子分1「姉御ぉ!男さんが女とチャラってました!」

ヤン「んなわけねえだろ!バカなこといってんじゃねえよ!」

子分2「姉御本当ですぜ。この写真を」ピッ

ヤン「あの野郎...」

ーーーーーーーーーー

男「なるほど。つまり女性はケーキもらうと嬉しいのか」

女「そゆこと。」

男「やっぱショートケーキが1番か?」

女「そうだね。作り方は私にまっかせーなさーい!」

男「頼むよ。すまんなこんなこと頼んで。」

女「ノープロブレム♪」

ーーーーーーーー

ヤン(裏切られた....朝も夜も一緒に登下校して、昼も一緒食べて...長い時間一緒にいて....全部....)

ヤン「....。」

ヤン「もうお前とは終わりだ!」

男「は!?なんでだ?いきなりどうした?」

ヤン「てめえみてえな糞男はもう用事ねえんだよ!失せろ!」

男「別れるってことか?」

ヤン「ったりめーだ!早く消えろよ!」

男「わかった。でも、後日理由を聞かせて欲しい。もしかしたら誤解やすれ違いが....」

ヤン「んなもんねよ!てめみたいな...糞...男..がぁ...う....」グスッ

子分2「おら失せろや!」

子分1「いけや!」

男「わかった...」

ヤン(男に酷いこと言っちまった...いや、でもこれでいいんだ。あいつは最低な野郎だ。これでいいこれでいい....!)

ーーーーーーーーーーー

男(あいつと一緒に帰らない帰り道か...なんで、こうなったんだろう?一年記念のためのケーキも全部パァだな....くっそ)グスッ

ヤン(....たしかにあいつは最低なことをしたけど、あそこまで言う必要が...一応謝るか。走れば追いつけるかな...?)タタタタタ!

ーーーーーーーーーー
男「あいつに偉そうなこと言っても、この有様か。俺はあいつのことなんもわかってなかったのか.....?」フラフラ

ヤン「!」
ヤン「いた!男!」

男(......。)フラフラ

ヤン「!!」
ヤン「男!危ない!!!」

男(?)
男(!!!)

パパアーーーーン

.....ゴッ!

ヤン「...とこ...!ぉとこ....!」

男「.....ッ」

ヤン「お、男?うわーーーーん」ボロボロ

男「ここは?病院?」

ヤン「事故にあって、それから、それから!」

男「わかったわかった、一度に話すな」

ヤン「男、ごめんなさい。私男が好きなの...だから...捨てないでぇ...」グスッ

男「おいおい捨ててきたのはお前じゃないか。」

ヤン「あれは...男が女と仲良くしてたから...」

男「そっか....ごめんな。実は、ケーキをつくろうとおもってたんだ。一年記念日に。」

ヤン「そんな、じゃあ、あたし、あたっしっ、おっとこっに、酷いことっ!」グスグス

男「おいおい泣くな泣くな。」ナでもナデ

ヤン「....ごめんね?」

男「もう忘れた。」

ヤン「ほんとう?」

男「あぁ」

ヤン「へへ...好きだぞ。大好きだ。」

男「あぁ。

ヤン「それだけ...?」

男「....。」ギユッ

ヤン「ひぁっ...」

男「これで十分だろ?」

ヤン「はい、十分れす...」トロ-ン

?「男!大丈夫?!」ガラッ

男「あ」
男(この人は母さん。そういえばこいつにはまだ紹介してなかったな。今、紹介しよう。」

ヤン(だれだこのおばさんは...いい雰囲気だったのに~...)イライラ

男「この人は俺の母さ..」

ヤン「一昨日きな!」

男「おいこら」


~完~

即興でかいたから短くてすまん
もう太陽が昇る...
寝る!読んでくれた人がいたら感謝!

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