照「…お姉ちゃん」咲「!?」(64)

ハーイ

犬「ワン」

猫「ツー」

俺「スリー」

―宮永家の居間―

照「ねぇ、咲」

咲「なに、お姉ちゃん」

照「お願いがある」

咲「お願い?」

照「そう、咲にしか頼めないこと」

ふんふむ

HG「フォー!」

咲「なにかな?」

照「明日、一日だけでもいい。私のお姉ちゃんになってほしい」

咲「……え?」

照「だから明日の一日だけもいいから私のお姉ちゃんになって」

咲「………」

咲(……もう夏か。お姉ちゃんの頭が暑さのせいでおかしくなっちゃったよ、どうしようかな)

照「………」

宮永姉妹すき

照「お姉ちゃん、今失礼なことを考えなかった?」

咲「えっ!?」

咲(いやいや! あれ、私まだ了承してないよね! なんで勝手に決まったの!!? それに明日一日だったはずだよね!!)

照「お姉ちゃん、よろしく」

咲ちゃん可愛いよ

照「そこで早速だけどお姉ちゃん」

咲「な、なに、お姉ちゃ――」

照「ダメ、お姉ちゃん。来週までは私のこと名前で呼んで」

咲「いや、期日が増えてるよ、お姉ちゃ……じゃなくて…そのっ…照ちゃん////」

照「うん、その調子」

照「それで話を戻すけど、早速だけどお姉ちゃん」

咲「な、なに?」

照「これに着替えて」

咲「えっ、それって白糸台の制服…」

照「明日までは衣服も交換。だから学校に行くときもソレを着て」

咲「うぅ……」

咲(流石にこんなの恥ずかしいよぉ)

淡なら普通に騙せそう

咲「あ、そうだ。勿論お姉ちゃ……じゃなくて…照ちゃんも清澄の制服を着るんだよね!」

照「うん」

咲「!?」

咲(もうちょっと抵抗しようよ、お姉ちゃん)

咲「うぇ、ブカブカだよ」

照「お姉ちゃん、似合ってるよ」

照(袖あまりGJ)

咲「おねっ、照ちゃんはなんか…」

照「なに?」

咲(えっちいよ)

普通に校則違反だよ!

胸は大丈夫やね

テルテルにはワカメのスカートじゃなくて、初期のミニのスカートを履いてほしいところ

咲「ね、ねぇ、照ちゃん」

照「なに、お姉ちゃん」

咲「スカートの丈をもうちょっと下にした方が……」

照「お姉ちゃんは心配しすぎ。今頃の女子高生はこれくらいの丈が普通」

咲「下着が見えちゃうよ、お姉ちゃん」

照「お姉ちゃんじゃないよ、お姉ちゃん。私に妹はいない」ふんす

咲(あっ、スカートの中が見え―――)

咲「―――ってお姉ちゃん!? なんで何も履いてないの!?」

照「…え? だってお姉ちゃんは下着を履いてないって麻雀板のひとたちが言ってた」

咲「履いてるよ! なんでそんなデマを信じてるの、お姉ちゃん!」

照「もう、お姉ちゃん。私のことは名前で呼んでと言ったはず」

咲「うっ、ご、ごめんね、照ちゃん」

咲(全然、慣れないよ…)

お姉たそ~

下着・・・・?聞いたことのない単語だ

デマとかひどい

照「とりあえずどこか出掛けようよ、お姉ちゃん」

咲「えっ! この格好で…?」

照「勿論」

咲「絶対に嫌!」

照「お姉ちゃん」

咲「…なに?」

照「お姉ちゃんは妹の我が儘を聞くもの」

咲「絶・対・に・嫌!」

照「……お願い」

咲「………」ぷいっ

照「………」じーっ

咲「…………」

照「………」じーっ

咲「…………」ぷるぷる

照「………お姉ちゃん」じーっ

咲「…………」ぷるぷる

照「…お願い」

咲「はぁー、分かった。出来るだけひとのいな―――」

照「……よしっ」グッ

てるー可愛いよ

ちょろいな咲ちゃん

照「偶然、清澄の制服を着てるから清澄高校に行こう、お姉ちゃん」

咲「偶然じゃなくて故意だよね、完全に」

照「細かいことは気にしない」

咲(全然、細かいことじゃないよ)

咲「というかまさか私もこの格好のまま学校に行くわけじゃないよね」

照「………なんとかなるよ、お姉ちゃん」

咲(もう嫌だ)

かわいい

―清澄高校―

照「はい、到着」

咲「早っ! もう学校なの!?」

照「うん。それにしても何だかスースーする」

咲「ちょっと待って、お姉ちゃ」

照「照だよ」

咲「……照ちゃん。きちんと下着は履いてきたよね?」

照「…………」

咲「…………」


照「はい、到着」

咲「うん、やり直しは聞かないよ。きちんと下着を履こうね、照ちゃん」

ふんふむ

照「―――ところでお姉ちゃん」

咲「ん?」

照「なんでお姉ちゃんが私の下着を持ってるの?」

咲「………」ぷいっ

照「!?」

咲お姉ちゃん!

咲「折角、ここまで来たんだから清澄の中を案内するね」

照「……うん、おねがい」

咲「それじゃあ付いてきて、照ちゃん」

照「分かった、お姉ちゃん」

咲「はい、照ちゃん。ここが清澄高校の正面玄関」

照「見れば分かる」

咲「そして、ここが私の下駄箱」

照「ふーん」

咲「それからあれがインターミドル個人戦優勝者の和ちゃんの下駄箱であっちがインターハイ決勝戦の団体戦の先鋒でお姉ちゃんと戦った優紀ちゃんの下駄箱だよ。それに―――」

照「いや、もう下駄箱のことはいい。早く次に進もうよ、お姉ちゃん」

咲「うん、分かった」

全然いいんだけど優希

咲「―――以上が清澄高校の案内だよ」

照「え」

照(清澄高校の案内が下駄箱の説明だけで終わった…)

咲「そろそろ帰ろ―――」

「あれ、咲さん?」

咲「の、和ちゃん!?」

和「それにその格好…どうしたんですか?」

咲「あー、えっと、その」

>>42
うわぁああああああ
また間違えたぁあああああ
前にも指摘されたのにぃいいいいい!

しえしえ

ええんやで

咲「ちょっとイメチェンを、ね」

和「ふーん、そうですか。でもそれ白糸台の制服ですよね」

咲「えっと、それは、その、これには山よりも高く海よりも深い事情が―――」

照「ちょっと待って」

和「………お義姉さん」

和(というかお義姉さんがなんで、清澄の制服を着てるんでしょうか)

照「誰がお義姉さんだ。ま、お姉ちゃんの代わりに私が説明してあげる」

和(……お姉ちゃん?)

照「かくかくしかじか」

和「いや、意味が分かりません。そもそもかくかくしかじかで物事を伝えられるだなんてそんなオカルトありえません。三行でお願いします」

照「妹
お姉ちゃんの服」  着る為に懇願」

和「!?」

和(えっ、まさか咲さんがお義姉さんの服を着る為に…? そんな)ふらっ

咲「和ちゃん!?」

和(そんな……そんなのって……)にへら

咲「ひっ」

和「姉妹丼、いいですね」じゅるり

さすが和

あ、この和ちゃんあかんやつや

しえしえ

照「おーい、原村さん?」

和「お義姉さん!」

照「誰がお義姉さんだ」

和「私、自分で言うのもなんですが器が大きいんです。だから姉妹丼も大歓迎ですよ、お義姉さん!!」

照(ダメだこいつ、はやくなんとかしないと)

和「―――なんてつい話し込んでしまいました。ごめんなさい。私はそろそろ帰りますね」

照「えっ、ああ、もうこんな時間」

咲「そうだね。私たちはまだ大丈夫だけど和ちゃんはそろそろ門限だよね」

和「はい、すいません。ですが、また次の機会があればその時はじっくりと腰を据えて話し合いましょう」

咲「うん、分かったよ。和ちゃん、ばいばーい!」

照「またね」

和「はい!それではまた…」

咲「和ちゃん、帰っちゃったね。次はどうする?」

照「…お腹空いた」

咲「うーん、それじゃー、次の目的地は決まりだね」

照「うん、そうだね。どこにする?」

咲「私はどこでもいいよ」

照「それじゃあ―――」

咲「―――それで何で家に戻ってきたのかな?」

照「そんなのは決まっている。いつもお世話になってるお姉ちゃんに私の手料理を振る舞う為に」

咲「……照ちゃん」

咲(―――ただ、お姉ちゃんの作る料理はとてもこの世のモノとは思えないんだよね)たらり

しえ

昨日京太郎が女装して追いかけてくる夢みた

照「はい、お姉ちゃん。あーん」

咲(くっ、覚悟を決めないと……)

咲「すぅー……はぁー……すぅー……はぁー」

咲(よしっ!)

咲「あ、あーん」

 咲が照の愛憎込めて創った料理を口の中に運び、料理の味を堪能するかのように咲は咀嚼し、その料理を食べた瞬間、あまりのまずさに咲は倒れ、ピクピクと痙攣していた。

 その様子をあたふたと見ている照は、何故か親が止めに入るまでの間、いきなり咲の唇に自らの唇を重ね合わせ、人工呼吸をしていたらしい。

【続く】

三村「続いちゃったよ!」

睡魔と戦いながら書いたからもしかすると誤字脱字の量がハンパないかもしれないお

いや、本当は完結させたかったんだお。
だけど睡魔がやばい
携帯の文章すら霞んで見えるレベルだからこれ以上は無理だと思ったわけです。
続きは明日書きますので本当にすいません

乙だじぇ!
また頼むじぇ!

濃厚なの頼む乙

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