穂乃果「はーい、二人組作ってー」ことり海未「!?」(82)

真姫(二人組!?)

絵里(二人組ですって!?)

希(μ'sはウチを入れて9人や…。二人組を作るとなると)

にこ(一人、余っちゃうじゃない!)ゾクッ

穂乃果「私は誰と組もうかなー?」ホケー

ことり(…)

海未(…)

海未(いえ、今ここで重要なのは一人余ることではありません…)

ことり(この中に一人、穂乃果ちゃんと組める人間がいる!)

ことり・海未(そしてそれは…私ッ!)

希「余るのはどうせうちやし……」

絵里&希
かよちん&凛
にこ&まき
ほのか&ことり
俺&海未

花陽(…)

花陽(思い出すなあ…。凛ちゃんが休んだ日に『二人組組んでー』って言われた授業のこと)ブルブル


ことりママ『あら? 小泉さんはペアいないの?』

花陽『え、ええっと…』

『…』

ことりママ『しょうがないですね。私と組みましょうか』


花陽(はぁ…)

穂乃果「私は花陽ちゃんと組もうーっと!」

凛「!?」

海未「!?」

ことり「!!?」

花陽「えっ」

では組んだ二人組でお互いワシワシしてください

まきちゃんは一人でも大丈夫そう

(にこは俺と組むけど続き気になる)

花陽「えっ…!? わ、私と?」

穂乃果「うん」

ことり「」

海未「」

凛「なっ…なな…」

穂乃果「ダメかな?」

花陽「そ、そんなことないよ! ぜひ、お願いします…///」

穂乃果「やった! 花陽ちゃんとがいいなって思ってたんだ~」

真姫「…」

にこ「…」

にこは慣れてますよね

ほのかよ!!ほのかよ!!

これは凛ちゃんが余る気が…

ミスぼっち矢澤は慣れてるだろ

絵里(この『二人組作り』という心理戦で単騎速攻…! 穂乃果、大胆にして盤石な天然ぷりね)

希(しかもりんぱなという鉄板カプを盛大に壊しての第一打…! これは荒れそうやね)

ことり「ほの…」

海未「か…」

希(特に穂乃果ちゃんを狙っていたことうみコンビには大ダメージだったようやね)

絵里(もっとも、私を含め多くのメンバーがあわよくば穂乃果を…と思っていたんだろうけど。にしても)

凛「NTRたにゃ…」プシュー

絵里(相方を失った凛が最悪の結末『ぼっち』に一歩近づいたようね)

希(凛ちゃんには悪いけど、今の間にウチも速攻かけて―――)


にこ「もう、しょうがないわねぇ」スッ

希「!?」

俺「もう、しょうがないわねぇ」スッ

>>14
気持ち悪いにゃー

凛「え…?」

にこ「…」

希(にこちゃんが動いた!? しかも伝家の宝刀真姫ちゃんではなく傷心の凛ちゃんの方へ!)

絵里(一体何を考えてるの…、まさか!?)

にこ「ひとりぼっちは、さびしいもんね…」

凛「あ…」

絵里(にこは以前のアイドル研究部で仲間を失った…。そう、彼女はぼっちを知る女)

希(今は相方を早くも取られた凛ちゃんの元へと行く…! なんという聖人、先輩の鑑)


真姫「ちょっと待ちなさいよ」

にこ「真姫ちゃん…」

流石にこにー天使

俺「組んでやってもいいわよ」

まき「!?」

>>18
気持ち悪いわ

真姫「いきなり二人組作ってってどういうこと? なんのための二人組なのよ」

花陽「!!」

花陽(確かに!)

絵里(さすがは真姫ね…。にこのスタンドプレーの流れを阻止しつつこの冷静な質問)

希(みんな『二人組作ってー』という魔の言葉に萎縮し重要なことを忘れてたわけや…! 内容によっては)

ことり・海未(穂乃果(ちゃん)と二人組を組めなくても問題は無い!?)スタッ

真姫(相手はあの穂乃果。今回作るペアの重要性は全くの不明)

真姫(だからこそ、それを最初に確かめる。下らない内容なら適当にしとけばいいのよ)

真姫(けど場合によっては…)


穂乃果「う~ん…まだ秘密だよっ♪」

真姫「秘密!?」

真姫「くっ…!」

真姫(こう言われると分からない! しつこく聞いても答えてくれるとは思えない!)

海未(勿体ぶると言うことは全く下らないことではないのでしょうが…)

ことり(逆にかなり重要なこと、例えば次のグラビアのペア決めだったりするかもしれない)

絵里(本当はもっと色々考えて決めるべき事を穂乃果ならこんな適当な感じで決めかねない…!)

希(いや、それどころか…)

真姫(遠征の際のホテルの部屋割の可能性だってあるじゃない!)

真姫(穂乃果はさっきなんて言った―――?)


穂乃果『 花 陽 ち ゃ ん と が い い な っ て 思 っ て た ん だ ~ 』


ことり・海未(花陽(ちゃん)と一夜を過ごしたい!?)

真姫(も、もしそうだったとしたら…!)チラッ

にこ「…」

にこ「っ…!」

真姫「う…」

絵里(葛藤しているのね、2人とも…)

絵里(先輩として、優しさを以て凛の元へ向かいかけた。けどもしそれが一夜を過ごす相手を決める選択なら)

絵里(穂乃果を取られた今…にこにとって最良の選択肢は間違いなく真姫)

絵里(今、にこの中では人情や威厳、そして巨大な肉欲や真姫への想いがぶつかりあっているはず…!)

絵里(そして真姫…!)

絵里(穂乃果に秘密と言われた以上、読めない状況の中でがっつくわけにもいかず静観せざるを得ない状況っ…!)

絵里(本来なら今すぐにでもにこに声をかけたい…けど、この状況)

絵里(二人組作りなんて単純なことで必死になるなどプライドの高い真姫には絶対にできないっ…!)

にこ「ぁ…」

真姫(にこちゃんっ…!)

支援

えりちめっちゃ解説しとるな

エリチが凛ちゃんを着せ替え人形にする展開を希望するな

希「ウチ、凛ちゃんもーらいっ!」

花陽「希ちゃん!?」

凛「え…?」

にこ「の、希!?」

希「ええやろ?」

凛「う、うん…」

穂乃果「はい! じゃあ希ちゃんと凛ちゃんのペアね」

絵里(これは…)

花陽(思わぬ割り込み! にこちゃんと真姫ちゃんの炎に水を差すかの様な…いや、むしろ)

真姫「希…アンタ」

希「ふふ」ニッコリ

にこ(まさか…私たちのために!?)

えりちはどうなるというのです?

真姫(希…)

花陽(にこちゃんと真姫ちゃん、2人をくっつけるために…)

絵里(自身にとっての有力カプ相手であるにこ、真姫の両方を諦めて更にその二人をくっつけるという捨て身のアシスト)

希(幸せになるんやで、にこちゃん、真姫ちゃん…)

希(ウチは凛ちゃんと新たな世界を見つけに行くわ…)

にこ(希…。ありがとう)

にこ「り、凛は希と組むのね。…じゃあ、私は」

真姫「私は…」


海未「真姫、私と組みましょう」

にこ・真姫「―――――――――」

こうどなじょうほうせん

凛「え…?」

にこ「なっっ…!?」

花陽(この、タイミングで…?)

希(海未ちゃんが動いた!? でも、なんで…)

真姫「え…わ、私!?」

にこ(なんでアンタが、真姫ちゃんを誘うのよおおおおおおおお!)

海未「…」

ことり「海未ちゃん…」

ことり(海未ちゃんは…最低だよっ)

何このカイジ

しえん

凛ちゃん大好きだよ

ことり(海未ちゃんは、あくまで穂乃果ちゃんを愛している)

ことり(私や絵里ちゃんは無視して…ほのキチの道をどこまでも突き進む穂乃覚悟でいるんだね)

絵里(そうか! 分かった…)

絵里(真姫の胸の大きさは穂乃果と同じ。体型も近い)

希(えりちやことりちゃんをトバして…あくまで穂乃果ちゃんの代替品として、抱き心地の似た真姫ちゃんを選んだ!)

ことり(それだけじゃない。きっと海未ちゃんは本当は誰でもいいんだ)

ことり(穂乃果ちゃんを取られたその時から既に穂乃回路がショートしている!)

ことり(私でも涙をのんで空気を読むところだよ、海未ちゃん…)

海未「どうですか? 真姫」

真姫「ぁ…」

真姫「はい…」

穂乃果「真姫ちゃんと海未ちゃんもペアでけって~い!」

にこにフラグが立ちました

お前の笑顔は何の為にある、矢澤にこ

にこ「う…ああぁぁ…」

絵里(真姫は、耐えられなかったようね…)

ことり(後輩という立場、海未真姫の可能性、プライド、そして残り人数から来るぼっちへの恐怖…)

希(海未ちゃんの誘いを断る権利なんて、この状況では存在しないようなもんや…)

花陽「にこちゃん…」

真姫(ごめん…、ごめんね…)

真姫(私がもっと強かったら…!)

希(これはもう、今回の二人組作りがあんまり重要なことでないのを祈るだけやな…)

絵里「…」

ことり「…」

にこ「…」

絵里(あら?)

仕方ないにこっちは俺と組むか

だって可能性感じたんだ

俺がことりと組めば解決する

絵里と俺が組めば偶数でピッタリだね。

絵里(…よく見たら、残り3人じゃない)

ことり「…」

にこ「…」

穂乃果「」ポケー

絵里(この状態になっても穂乃果はなんの言葉も無し)

絵里(と、いうことはまだ二人組作りは続いているということになるわね)

絵里(残り3人で、1人余るとしても)

ことり(本当は今すぐにでもぼっち回避のためにペアを確定しておきたい)

ことり(でも…)

にこ「…」

絵里・ことり(今この状況で、にこ(ちゃん)を一人にはできない!)

ヒトリアマッチャッタノォ!?

穂乃果「もっとだ・・・もっと争え・・・」

友達の為に自分が犠牲になるしかない!

ゲンキダシテ!

( `ェ´ )ピャー 

絵里「…」

ことり「…」

ことり(にこちゃんが心に傷を負っているのは誰が見ても…穂乃果ちゃん以外には明らか)

希(なんせ凛ちゃんを狙いに行ったものの真姫ちゃんの発言によって失敗)

花陽(希ちゃんのインターセプトで今度は真姫ちゃんを選ぶも海未ちゃんの無情なアタックで2度の失敗)

絵里(にこにはぼっちへのトラウマがしっかりと刻まれているハズ…。ここで置き去りにすることはつまり)

ことり・絵里(にこ、崩壊)

真姫(お願い…! どっちでもいいからにこちゃんを一人にさせないであげて…!)

凛(けど…)

希(そう。にこちゃんを一人にしないこととはにこちゃんとペアを組むことや)

希(そしてそれは…もう片方をぼっちにしてやることに他ならないんや)

花陽(二人とも、それが分かっているんだ…)

ほのこと
にこまき
うみえり
かよりん
デブ

ざわ……ざわ……

絵里「…ことり、あなたはにこと組みなさい」

ことり「えっ…!?」

にこ「え…」

絵里「私は大丈夫だから」

真姫(絵里!? み、自らぼっちになりに行った!? 自殺行為よ!)

凛(ど、どういうこと!? 絵里ちゃんは確かに頼りになるしそういうキャラかもしれないけど)

穂乃果「うん。じゃあことりちゃんとにこちゃんもペア決定でいいかな?」

ことり「う、うん…」

にこ「うん…」

希(えりち…)

絵里「…」

えりちつよい

かしこいかわいいエリーチカならきっと何か策が

エリチカ、おうち帰る!

こういうのを上級生がやるとまじ惚れちゃう
いやむしろ掘ってほしい///

http://i.imgur.com/6dxjJdq.jpg

えー、じゃあ俺がエリーチカとって事?

結果的に海未のゲスさが際立つ

絵里「穂乃果」

穂乃果「ん? なーに? 絵里ちゃん」

絵里「μ'sは9人よ。だから二人組を作ったら一人余るの」

穂乃果「あ、そういえばそうだね」ペカッ

絵里「だから…」ニヤリ

ことり・海未・にこ・真姫・凛・花陽・希(笑み――――!?)


絵里「私も、穂乃果のチームに入れてくれない?」


海未「なっ」

ことり・海未・にこ・真姫・凛・花陽・希(なん、だと――――!?)

http://i.imgur.com/ugPLIp0.jpg

K(賢い)K(汚い)E(エリーチカ)

これはかしこいかわいいエリーチカ

これはKKE

希(えりち…まさか、これが狙いだったん? 余り物には福があるって言うん?)

ことり(最初からこの戦いの結末としてこれを狙っていた? いや、そんなまさか!)

海未(全員の第一志望である穂乃果穂乃果私だけの穂乃果を再び狙えるチャンスを最後の最後で掴み取った!?)

花陽(ここまでの流れには多くの偶然が絡んでいたはず)

凛(海未ちゃんや希ちゃんが絵里ちゃんを指名していた可能性だってあった)

にこ(けど今、現実にラスト・ホープを手に入れている!)

真姫(肉を切らして骨を断つ…いや、むしろあわよくば穂乃果の肉を狙いに行こうというこのスタンス)

ことり・海未・にこ・真姫・凛・花陽・希(かしこい)

ことり・海未・にこ・真姫・凛・花陽・希(かわいい)

ことり・海未・にこ・真姫・凛・花陽・希(エリーチカ―――――――――)

絵里(勝ったわ)

穂乃果「絵里ちゃんはセンターだよ(ゲス顔)」

穂乃果「いや、別にその必要はないかな?」ポーン

絵里「」

凛(…ぷふっ)

希(あちゃー)

海未(無様ですね、絵里…)

真姫(ぼっちが決まってしまったみたいね)

ことり(実況解説ばっかりしてるからだよ…)

花陽(ご愁傷さまです…)

にこ(こどくで かわいそうな エリーチカ…)

絵里「」


穂乃果「じゃ、ペアも決まったことだし…」

ごくり…

WILDSTARは二人組で踊ってみもりんが一人でセンターだったな

穂乃果「このペアでジャンケンして、勝った方は絵里ちゃんの方に集まって」

ことり・海未・にこ・真姫・凛・花陽・希「?」


にこ「あ、勝った…」

真姫「はい」

凛「えっと…」

絵里「…」

穂乃果「じゃ、今度はこの5人でジャンケンだよ。流石に5人ならすぐ決まるよね」

にこ・真姫・凛・絵里・穂乃果「じゃーんけーん」

真姫「あ、私ひとり勝ち…」

穂乃果「おめでとー! 今度のシングルのセンターは真姫ちゃんに決定~!」

ことり・海未・にこ・真姫・凛・花陽・希・絵里「…」

真姫「は?」

ジャンケン総選挙か

なぜ穂乃果はかよちんとジャンケンしたかったんだ





なんでなんだ

穂乃果「実はね、このジャンケン大会は今度のシングルのセンターを決める大会なのでした~!」

ことり「…」

海未「は?」

絵里「え、ええっと…ものすごーくツッコまないといけないことを置いといてとりあえず一つ聞いていい?」

穂乃果「うん?」

にこ「私たち、何のために二人組作らされたの?」

穂乃果「二人組? それはもちろん、9人全員でジャンケンしてもなかなか勝負がつかないから」

凛「…」

穂乃果「二人ずつに分かれてからならすぐ決まるでしょ?」

希「…」

花陽「…」

>>72
勝てそうだからだろ

花陽「あ、あの…なんで穂乃果ちゃんは私と組みたいって言ったの?」

穂乃果「良い質問だね、花陽ちゃん」

穂乃果「まあ、誰でも良かったんだけどね? 花陽ちゃんと1対1でジャンケンってしたことないなーって思って」にぱっ

花陽「…」

真姫(私だってないわよ!)

絵里「なんで私は一人余ったの?」

穂乃果「ごめんごめん、途中でボーっとしちゃってて。今度のセンターを決める方法って昨日徹夜で考えたからさ~」

穂乃果「まあでも絵里ちゃんならシード権持っててもいいかなーって思ったからそのまま進めちゃった」

穂乃果「でも斬新で面白かったでしょ? ジャンケン大会なんて小学生以来だよ」

ことり・海未・にこ・真姫・凛・花陽・希・絵里「…」

穂乃果「えっ!? 何その反応?」

ことり(こうして、私たちの僅か1分に渡る冷戦は終わった)

海未(終わってみればなんとも下らない…心の労力を無駄遣いした1分でした)

にこ(それから数時間、私たちの中では(満足顔の穂乃果以外)気まずい空気が流れ…)

凛(そして最後には、(不思議顔の穂乃果ちゃん以外)みんなで一斉に笑いだしたのでした)


花陽「真姫ちゃん、頑張ってね!」

希「うちらがバックにおるから安心してや~」

絵里「そろそろ時間、合図来たわよ!」

穂乃果「さあ、行くよ――」


真姫「μ'sミュージックスタート!」

みんな穂乃果ちゃんを好きなのが悪い(暴論)

面白かったよ

花陽「凛ちゃん、今日のライブとっても格好良かったよ///」

凛「かよちん…! じゃ、じゃあご褒美にキスして欲しいにゃ…///」


希「ふふ。えりちにはウチがおるから一人やないで」

絵里「もう、希ったら…/// ライブの後だってのにどこにそんな元気があるのよ…」


にこ「んっ…」

真姫「ちゅ……」


ことり「勝負だよ海未ちゃん! 私だって穂乃果ちゃんを譲る気はないんだから!」

海未「ではテクニック勝負です! 先にイカせた方が勝ちですよ!」


穂乃果「μ'sはみんな仲良しだもんね~。みんなが友達同士で、家族で、仲間なんだよね」

穂乃果「…」

穂乃果「…ところで、どうして穂乃果だけ一人部屋なんだろ?」


-おわり-


無言で貪るにこまきに感動した


ラブライブは百合が似合うな

おつ

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