千早「私の部屋はいつから集会所に?」春香「本当にね」 (732)

※キャラ崩壊あり

※少し大人になって、尋常じゃなく仲良しにな765プロのアイドル達が、何故か千早ちゃんの家のコタツやらで話すだけです

※前回からの続きですが、前回とはさほど繋がりはありません。ただ、前回出てきたネタは多少出ます

因みに前回

千早「年末…今年は暇だわ」春香「平和でいいよ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1357530899

〜相変わらず?のちはやけのコタツ〜

春香「」

響「はふ…」ホンワカ

春香「…響?」

響「わ!?…あ、春香か〜…びっくりしたぞ」

春香「あ、うん、ごめん」

響「うん…あ!」

春香「ん?」

響「新年明けましておめでとうだぞ!」

春香「うん、明けましておめでとう」

響「去年は結局春香にも千早にも追い付けなかったからな〜…今年こそ、フェアリーは追い付いてみせるぞ!」

春香「えっと、頑張ってね」

響「うん!」ニカッ

(ジャー!コポポポ…)

春香「?トイレ?」

(ガチャ)

貴音「…おや?」

春香「」

貴音「これは、天海春香ではありませんか。新年、明けましておめでとうございます」ペコリ

春香「あ、はい、明けましておめでとうございます…」

貴音「…室内といえども、やはり寒いですね」テクテクテク…スポッ←コタツにイン

貴音「ほぅ…」

春香「」

響「コタツはやっぱり暖かいね、貴音」ホッコリ

貴音「ええ…真、日本の古から伝わる素晴らしい文化ですね」ホッコリ

春香「…何だろうなぁ〜、どこからかな〜、困ったな〜」

ひびたか「?」

春香「うん、決めた」



春香「何で響と貴音さんがここにいるんですか!?」

響「え?」

貴音「え?」

春香「え?」

美希「え?」ニュッ←コタツから生えた

春香「美希…貴様かぁぁぁぁ!」

美希「ぴぃ!?な、何!?何なの!?どうしたの!?春香はどうしちゃったの!?」オロオロ

春香「貴方がどうしちゃったのよ!何でコタツから生えたのよ!中に潜るなってあれだけ言ったでしょ!?あと、元旦の伊織とあずささんの時に怒られたの、まだ懲りないの!?」

響「は、春香!取り敢えず落ち着け!どこから出したのか分からないけど、お玉を地面に置くんだぞ!」ワタワタ

春香「落ち着ける訳ないでしょ!?知らない内に千早ちゃんの家にフェアリーが勢揃いしてたら、落ち着けないでしょ!?響、家族はどうしたのよ!あと、お玉は美希叱る用兼護身用よ!」

貴音「落ち着くのです!まずは会話を、お互いをさらけ出し、分かり合えば怒りも静まりますから!」ワタワタ

春香「とっぷしぃくれっとを全面に売り出している面妖さんが言っても、説得力ありません!」

美希「違うの!今回は無断じゃないの!」

響「そうだぞ!ちゃんと千早に許可を貰ったぞ!」

春香「私は聞いてないよ!?」

貴音「ここは如月千早の家では?天海春香の許可を得る必要は…」

春香「ここは千早ちゃんの部屋で、私は同居人です!」

美希「え?いつからなの?」

春香「2日の夜に千早ちゃんと2人で決めたの。だから、最近荷物増えたでしょ?この部屋」

響「…確かに、この薄いピンクのカーテンとか、千早っぽくないなぁとは思っていたけど…」

春香「千早ちゃん、放っておくと真っ黒のとか付けるんだもん」

貴音「因みに、私の部屋は三浦あずさに頂いた紫のカーテンです」

響「アダルティ過ぎるぞ」

美希「アダルティ過ぎるの」

春香「エロいね」

貴音「三浦あずさは、紫のカーテンの部屋でバスローブ一枚でワインを飲むそうです」

響「…あずさの方向性が不安定だぞ」

美希「もうあれなの。大女優のアダルティな夜、とかタイトル付けたらいいの」

貴音「大人ですから、彼女は」

春香「大人だけど…何か飛び越えちゃってるよね」

(アーユレディアイムレイディー♪)

春香「およ?…千早ちゃんからだ」ピッ

春香「もしもし?」

千早『あ、春香?もう家に着いた?』

春香「うん。何かコタツにフェアリーが生えてるんだけど」

千早『我那覇さんと四条さんが、美希からコタツが素晴らしいって話を聞いて、興味が出たらしいの』

春香「ふんふん」

千早『で、2人の故郷のお土産を届けるついでに、コタツに入って暖まっていってって…春香に朝伝える予定だったの』

春香「今、お昼過ぎてるけどね」

千早『ちーちゃん忘れちゃった♪てへ♪』

春香「千早ちゃん、恥ずかしいなら無理しないで。声が震え過ぎ」

響「春香、鼻血が両方の鼻の穴から流れ出てるぞ」

美希「ああ、多分千早さんが無理したの」

貴音「面妖な…」

千早『…うぅ…と、兎に角、伝えたからねっ!任せたからっ!』

春香「え!?ちょ…切れた…もう!」

美希「あー、もう千早さんの姿が手に取るように分かるの」アフゥ

響「流石だぞ」

貴音「仲が良いのですね」

美希「というか、ミキは半分はここの家の子だからなの」

響「え?」

美希「パパは千早さんでママが春香なの!」

春香「また勝手に…養う気は無いよ!こんな歳の近いワガママ娘を!」

貴音「いつ祝言をあげたのですか?言って下されば、ご祝儀を持っていったのに…」

春香「あげてない!」

貴音「うぇでぃんぐだったのですか?」

春香「和洋の違いじゃありません!」

貴音「ではどの国のすたいるですか?」

春香「だーかーらー!」

響「貴音、別に春香と千早は結婚式を挙げてないぞ…」

貴音「なんと、では書類だけですか?」

春香「書類がまず通りませんけどね」

貴音「なんと…!愛し合う2人の思いだけでは、婚姻届すら出せぬと言うのですか!?」

春香「まぁ…ダメですよね」

貴音「なんと…なんと…っ!」

響「性別の壁を除いても、まず両親への挨拶が必要だぞ」

春香「あ、千早ちゃんのご両親には去年の夏に会ったよ。「千早を宜しく」って頼まれた。因みに、私のパパとママは千早ちゃんと仲良しだよ」

響「…住む場所とか」

美希「ここなの」

響「先立つ物とか」

美希「春香、そういえば通帳に記帳した?」

春香「してきたよ、手紙来てるってママからメール来たから。ほら」

響「」

美希「ほへー…流石春香なの…」

春香「使い道も使う時間も無いんだよぅ」

貴音「お菓子作りの材料などは…」

春香「2万円あれば、相当豪華なケーキがホールで作れるけど」

貴音「是非に!」

春香「作れと!?今から!?」

貴音「駄目ですか?」

春香「材料も時間も足りないよぅ…」

貴音「残念です…」ショボン

春香「(可愛いなぁ、貴音さん。雪歩の言う通りだ)」

美希「ミキも食べたいのー」

春香「はいはい、また今度ね」

貴音「期待しております」

響「(いち、じゅう、ひゃく…こ、これがSランク…)」

春香「ひ、響ちゃん、あんまり通帳見ないで…恥ずかしいよぅ」

響「あ、ご、ごめんだぞ!あまりに凄くて…」

春香「す、凄くないってば」

美希「自分のパパとママに7泊8日、しかも1流ホテルに通訳さん付きの海外旅行をプレゼントしちゃうのは、十分に凄いの」

貴音「天海春香…貴方は真、親孝行なのですね…私、感動致しました」

春香「貯金はまだパパとママに許可を貰わないと、あんまり自由に下ろせないけどね」

響「自分、もっと頑張ろう」

美希「今の流れだと、お金に目が眩んだみたいなの」

響「な、ち、違う!違うぞ!自分、お金の事とかかなり無頓着だったけど、あそこまで分かりやすい結果というか、差が出るのを見ちゃうと…」

響「それに…沢山稼げば、沖縄の実家を修理も、立派にも出来るし、東京の家族の皆も広い家に住ませてあげられるから…」

はるみき「響…」

貴音「響…貴方の思い、この四条貴音が必ずや叶えて差し上げます!」ゴゴゴゴゴ…

美希「ミキも…今よりもっと頑張るの!」

響「貴音…美希…」

妖精「」ガシィ!←熱い包容をかわすフェアリーの3人

春香「え?何?何事なの、これ」

(ぐぅ〜)

貴音「」

響「」

美希「」

春香「台無しだよ!貴音さん」

響「えっと…今のは自分だぞ…」

春香「自ら台無しにした!?」

貴音「天海春香…まるでいつも私が(ぐーきゅるる)…空腹でいる…ような…」

春香「いるじゃないですか!」

美希「(くーっ…)あぅ…つられたの」

春香「空腹ってつられるもの!?何なのフェアリー!人の家で突然熱い包容したりお腹空かせたり!」

響「ごめんだぞ…」ションボリ

美希「あぅ〜…ごめんなの…」ションボリ

貴音「お恥ずかしい限りです…」ションボリ

春香「あぁ〜もう!ちょっと待ってて!簡単なので良いなら、今から作るk…うわわわっ!?わぁ〜っ!?」バタバタバタ…ドンガラガッシャーン!

響「は、春香〜!?」

貴音「す、凄い音がしましたが…大丈夫でしょうか」

美希「…年始の目標はなんだったの…」ヨイショ

美希「春香〜?平気〜?」

春香「だ、大丈夫…」



〜春香さんによる餌付けタイム〜

響「やっぱり春香は料理の師匠だぞ…」

貴音「」ガツガツモグモグ← 一心不乱に餌付けされ中

美希「相変わらず貴音は凄まじいの…」

貴音「(ごっくん)…これだけ美味な料理を出されて、食べるなというのは天地がひっくり返ろうとも不可能というもの」

響「春香、また料理を教えて欲しいぞ」

春香「響だって凄く料理出来るじゃない」

響「でも…これには勝てないぞ」

春香「うーん、特別な事はしてないよ?」

響「それでこれだけ…く、悔しいぞ…」

美希「ミキはほぼ毎日この美味しいご飯を食べてるの♪」

貴音「何と羨ましい…美希は幸せ者です」

美希「なの♪」ニッコリ

春香「そこまで誉められると…照れるなぁ」

響「いや、でも本当…春香の料理もお菓子も、超一流だと思うぞ」

春香「にへへ♪」テレテレ

美希「(あざといけど可愛いの)」

響「(可愛いぞ)」

貴音「(天海春香がらあめんを作ったら、どれだけ美味なる逸品が出来るのでしょう)」



〜腹ごなし終了〜

響「」マンプク

美希「」マンプク

貴音「真、幸せです…」ウットリ

春香「ところで、お土産を買ってきてくれたって…」

響「うん、あるぞ!」

貴音「ええ、こちらに…」

春香「2人共、わざわざありがとう」

美希「ミキも貰ったけど、まだ見てなかったの〜♪」ゴソゴソ

響「まずはこれが千早の分で、こっちが春香の分!」

春香「ありがとう!これは…シーサーだ!」

響「沖縄と言えば…みたいな、分かりやすいのにしたかったんだ〜」

春香「わぁ〜…ストラップになってる、可愛いなぁ♪あ、千早ちゃんのは青だ!私のは…赤!しかもハイビスカスが頭に付いてる!可愛い〜!」

響「イメージカラーに合わせたくてさ♪本当はリボンが付いたのがあれば良かったんだけどなー…ハイビスカス付いたのしか無かったんさー、ごめんね」

春香「ううん!スッゴい嬉しい!ありがとう、響♪」

響「あとこれ。本当は事務所で皆で食べられたら良かったんだけど、皆忙しくて集まれないだろうし、それなら皆の分買っちゃえ〜って」

春香「あ、これ知ってる!ちんすこうだ!」

響「うん!サーターアンダギーとおんなじ、沖縄のお菓子さー!しかも、紅芋とシークヮーサー味入り!」

春香「シークヮーサーって、あの柑橘系の果物だよね?」

響「うん!」

春香「美味しそう♪今度、沖縄の果物使ったケーキとか、作ってみようかなぁ…」

貴音「是非」

春香「近い近い!貴音さん近い!何か良い匂いする位近い!」

美希「ミキのシーサーは寝てるの♪」

春香「あはは♪美希のも可愛いね♪」

美希「えへへ♪早速ケータイに付けよ〜♪」

響「流石にライムグリーンは無かったから、せめて美希といえば、を探したんだ〜」

美希「ミキ、そんなにいつも寝てるかな?」

春香「むしろ、起きてる方が珍しい」

美希「むぅ、春香がイジワルするの!」プクー

貴音「因みに、私のシーサーはこちらです」

春香「おお〜…夜の砂浜で」

美希「バックに満月が描かれたシーサー…このイラストのストラップ、良くあったね…沖縄恐るべし、なの」

響「流石に月とセットが無くて、色々探してたら板状ので綺麗なのがあったんだぞ!」

春香「他の皆のも、やっぱりイメージカラーだったりするの?」

響「うん…自分的に見つけた中で最高は…律子のかなぁ」

貴音「律子嬢の?」

響「つい写真も撮った位だから…あった!これこれ!」

春香「…ぷふっ!」

美希「響凄いの!完璧なの!」

貴音「こ、これは…律子嬢の為に作られたとしか…」

響「緑までは結構あったけど、眼鏡でおさげ付けたシーサーは初めて見たさー!」

春香「お、お腹痛い…これは律子さんのリアクションが見たかった…」

美希「凄いの!沖縄凄いの!」

〜765プロにて、お土産を受け取った律子さん〜

響「はい!律子にもあるんだぞ!」

律子「あら、ありがとう………っ!?」

響「いやー、まさか此処まで律子にぴったりのシーサーがいるなんてなー。自分、お土産屋でびっくりしたさー」

亜美「律っちゃんだ!完璧に律っちゃんだ!」ゲラゲラ

あずさ「あらあら〜…メガネに、おさげまで付いてるわ〜」

伊織「ひ、響!あ、あ、アンタ、私を笑い死にさせる気!」

響「え〜?そんなつもり無いぞ?」

律子「(これ…確か私がアイドル時代にほんの少しだけ生産されたヤツじゃない!あまりにシーサーらしくないからって、すぐ生産中止にした…何でまだ売ってんのよ…)」

響「律子?…気に入らなかったか?シーサーは守り神だから、765プロの皆にそれぞれ持ってて欲しいんだ…皆が毎日笑顔でいて欲しいなぁって思って…」

律子「(こ、断れないし、真実も話せない…!か、考えなさい、秋月律子!この空気と、響の純粋でキラッキラな瞳を納得させるリアクションを…!)」

響「律子…ごめんなさい。自分、律子を笑い物にするつもりはなくて…ただ、お土産屋で見て「これは律子だ!」って、パッと思い付いちゃったんだ…」

あずさ「…皆が笑顔で…響ちゃん、本当にありがとう」

亜美「ひびきん、亜美ね、もーれつに感動してるよ!」

伊織「…あ、アンタに心配されなくても、このスーパーアイドル伊織ちゃんはいつも最高のスマイルよ!…で、でも、アンタの、仲間の気持ちを無碍にしたら、水瀬の名が泣くし…貰っといてあげるわよ!」

響「皆…」ウルウル

律子「(あれー?何よ、この「仲間だもんげ!」感!私のリアクションが出る前にそんなんされたら、ちょっとおふざけ律っちゃんを見せた日には、えらい事になるわ!ダダ滑りもいいところよ!?律子…考えなさい、律子!竜宮小町を此処まで育てた、765プロのプロデューサーとして…!)」

亜美「律っちゃんが何か難しい顔してる」

あずさ「あらあら〜…どうしたのかしら〜」

響「た、多分…あのシーサー見たから機嫌悪いんだぞ…」

伊織「ちょっと律子!せっかく響が見つけてきてくれたのよ!流石にその顔は失礼じゃない!」

律子「そのうち、りつこはかんがえるのをやめた」

竜宮「っ!?」

響「っ!?」

律子「隠しても仕方ないか。このシーサーね、私は存在を知ってたのよ。なんせ、モデルは私だからね」

竜宮「」

響「」

律子「まだ私がアイドルしてる頃、沖縄にライブしに行く機会があってね。その時に、限定って作ってくれた業者さんがいたのよ」

亜美「し、知られざる律っちゃんシーサーの過去…!」

律子「で、一般にも売り出されて、当時多少は人気だった私のグッズだから、結構売れたのよ」

伊織「最終ランクが私達竜宮と同じA、しかも1人で登りつめたアンタの人気が多少?私達に喧嘩売ってんの?」

律子「ところが、流石に一般に売り出されたら「シーサーっぽくない」って話になって、しかも私は引退しちゃったから、生産中止になったんだけど…まだ売ってたのねぇ」

響「ラスト1個だったぞ、そのお店では」

律子「懐かしさと、響達の私のリアクションに対するスッゴい期待した視線に、生産理由から知ってましたとは言えなくて…」

響「そっか〜…」

律子「でも…うん、久しぶりにアイドル時代の事を沢山思いだしたわ。それにこれ、私は貰ってなかったのよ」

伊織「というか、アイドル本人は自分のグッズとか、あんまり貰わないわよね」

亜美「うちには余ったグッズがかなりあるよ?タオルとか使えそうなのは、病院に入院してる患者さん用にあげてるけどねー」

あずさ「入院患者さんから亜美ちゃんや真美ちゃんのファンになってくれた方もいるかもしれないわねぇ」

亜美「…何人が無事に退院したのか…」

伊織「恐ろしい事言わないでよ!自分の父親の腕を信じなさい!」

亜美「本人曰わく「BJにはかなわんからなぁ、はっはっは」だそうです」

伊織「あれは架空の人物!いたらいたでいいけど!比べる事がおかしいわよ!」

亜美「しゅ、手術なのに光が足り…はっ!こんな所に強力な反射板がっ!」

伊織「…誰が反射板ですって…?」

亜美「やったNEいおりん!手術が出来るYO!役に立って良かったじゃ〜ん♪」

伊織「亜美ぃぃぃぃぃぃっ!!!」ウガァァッ!

亜美「ひょわぁぁ!ソーラレイがこっち向いたぁぁあ!?」ドダダダ!

伊織「誰がコロニーレーザーかぁぁ!あんなに大きくないわよぉぉ!」ドダダダ!

亜美「怒る所、そこなのぉ!?」ドダダダ!

あずさ「あらあら〜…2人とも楽しそうねぇ」

律子「はぁ〜…思い出に浸る間も無い…こらぁぁぁぁあ!事務所で騒ぐなぁぁぁぁぁああ!」ガオォ!

響「…うーん、良かったのやら、悪かったのやら…だぞ」

あずさ「うふふ、良かったのよ。律子さん、嬉しそうだったもの♪」

〜ちはやけのコタツ〜

響「…みたいな事があったんだぞ」

美希「」スヤスヤ

春香「」スヤスヤ

響「興味無しなのか!?酷いぞ!」

貴音「私は聞いておりましたよ、響」

響「やっぱり貴音は親友だぞ…」

貴音「天海春香は、仕事が大変だった上に私達にお昼ご飯まで作ってくれたのです。寝かせてあげましょう…」

響「う…わ、分かったよ…」

貴音「それにほら…響からのお土産、喜んで貰えたようですよ?」

響「あ…スマホに付けてくれてる…」

貴音「しかも、唯一付いていた赤いリボンのストラップに次いで、2つ目という快挙です」

響「春香…やっぱりいいヤツだなぁ」

貴音「…ふふ、ですね。彼女はやはり、765ぷろの中心たるあいどるです」

響「うん、春香がいるのが当たり前に思えるんだけど、いないとしっくりこないし、765プロ全体が上手くいかない…春香は、そういう存在だぞ」

美希「…それ、本人が聞いたら喜ぶの。いつでもいいから、言ってあげてね」

響「美希、起きてたのか?」

美希「響の興味無しか!?で起きたの」

貴音「いつか…そうですね、時を見て伝えましょうか」

響「いきなりは恥ずかしいからなっ!」

美希「なの」

春香「(…私も響の興味無しか!?で起きてたなんて言えないなぁ)」

貴音「そうです、天海春香の身体に何かかけるものを…」イソイソ

美希「寝室に毛布があると思うの〜」

響「美希が取りには行かないんだな…」

貴音「これで良いでしょう…」

(ふわっ)

貴音「…私達のあの言葉は、本心ですよ」ボソッ

春香「!?」ビクッ

貴音「いつから起きているのに気付いていたか…それは、とっぷしぃくれっとです、ふふふ♪」ボソボソ

春香「…(さ、流石は貴音さん…)」



〜夕方も過ぎたちはやけ〜

春香「…んにゃ?」

雪歩「あ、おはよう、春香ちゃん♪」

春香「…また違うアイドルがいりゅ…」

雪歩「?…あ、フェアリーの3人は帰ったよ」

春香「う〜…そうなんだぁ…あ、雪歩は響からのお土産貰った?」

雪歩「うん、これだよ♪」

春香「お〜…安全第一ヘルメットかぶって、スコップ持ったシーサーとは…」

雪歩「私、やっぱり穴を掘ってるイメージしか…」

春香「過去に掘ってきた穴の深さから考えたら、ブラジルと繋がる位掘ってると思う」

雪歩「はっ!…こほん…あーあー」

春香「?」

雪歩「ブラジルの皆さぁぁん!聞こえますかぁぁぁ!?」

春香「」ビクッ

雪歩「ブラジルの皆さ〜ん!聞こえm…あぅぅ…」

春香「最後までやり切ってよぅ…」

雪歩「は、恥ずかしかったんだもん」

春香「雪歩は可愛いなぁ…もう」

雪歩「」ビクッ

春香「…何で身構えるのよー」

雪歩「ま、またふれんちゅーされそうになるかと思って…」
※ふれんちゅー…フレンチキスの略、美希命名

春香「しないよ!何かふれんちゅーばっかりする人みたいなイメージにしないで!」

雪歩「あぅ、ごめんねぇ」

春香「で、雪歩はどうしてここに?」

雪歩「美希ちゃんから電話が来て、春香ちゃんがコタツで寝てるから、1人にしてくと風邪引いちゃうかもって。千早ちゃんには許可貰ったから平気だよ」

春香「千早ちゃんが言うならいいか…雪歩なら無茶しないだろうし」

真「ボクもいるけどね、さっきから」

春香「ほぁ!?ま、真!ごめんね、気付かなかった…」

真「大丈夫大丈夫、気にしてないから」

春香「流石真、心まで爽やかイケメンだね」

真「ボクは心の底から乙女なつもりなんだけどなぁ」

雪歩「真ちゃんはそのままがいいよ」

春香「うん。今じゃジュピターより女の子ファンが多いとまで言われてるしね」

真「不本意です、とっても」

春香「あらら」

雪歩「でも、男の子のファンも凄い増えたよね、真ちゃん」

真「だね。あずささんや真美と一緒にやったドラマのおかげだよ」

春香「ああ〜、3姉妹の中の元気な次女ね」

雪歩「あの真ちゃんはとっても可愛かったですぅ」

真「えへへ♪本当は、もっとフリフリのついた服を着たかったけど…」

春香「真、やっぱり貴方の乙女感はおかしい」

真「うぇえ!?そ、そうかなぁ?」

雪歩「うーん…」

春香「雪歩を見てみなさい!真プロデュースの迷走してるゴスロリみたいな格好してなくても、まるで天使のように可愛いでしょう!?」

雪歩「え、えぇぇ!?わ、私!?」

真「く…た、確かに…雪歩=女の子って感じだし…」

雪歩「ふぇえ!?そ、そんな事無いよう!わ、私はひんそーでちんちくりんで…」

春香「それ!」

雪歩「ぴぃ!?」

春香「雪歩…それを千早ちゃんの前で言ったらダメだよ?」

雪歩「はぇ?ち、千早ちゃん?」

春香「そう。千早ちゃんは雪歩よりもぺた…スレンダーなの。なのに雪歩がひんそーだのちんちくりんだの言うとね、千早ちゃんは倍のダメージを受けちゃうから…」

(ぺしん)

春香「あいたっ!?」

千早「誰がぺたんこまな板貧乳よ」

春香「ち、千早ちゃん!?私、そこまで言ってないよ!?」

千早「ふんっ…あ、萩原さん、真、いらっしゃい」

まこゆき「お邪魔してます(ぅ)」

春香「千早ちゃん…私は千早ちゃんのおっぱい、好きだよ?」

千早「は、春香!?突然何を…」

春香「だって、感度もいいs(すぱーん!)いだーっ!?す、スリッパで叩いたぁ!?」

千早「な、な、な、何て事を言い出すのよ貴方はっ!」マッカッカ

雪歩「(否定はしないんだぁ)」

真「(もう結婚すればいいのに)」

春香「へぅ〜…あ、千早ちゃん、ご飯は?」

千早「」ビクッ

まこゆき「?」

春香「…千早ちゃん?お昼は、食べた?」

千早「…えぇ」

春香「千早ちゃん、口の横にカロリーメイトのカスが付いてる」

千早「えっ?ちゃんと拭いたのに」

春香「千早ちゃん」

千早「…あぅ…」

まこゆき「…(完全に夫婦だコレ)」

春香「あれだけちゃんと食べないとダメって言ったでしょ!?」ガミガミ

千早「ご、ごめんなさい、つい…」シューン

春香「はぁ…もう、仕方ないなぁ…千早ちゃん、今何時?」

千早「えっと…18時過ぎてるわ」

春香「うーむ…」テクテクテク…パカッ←冷蔵庫チェック中

千早「は、春香?」

春香「むぅ…よし、決めた!」

3人「」ビクッ

春香「真!」

真「は、はいぃ!?」

春香「買い物手伝って!」

真「は、はい?」

春香「雪歩!」

雪歩「ひぃ!?」

春香「台所のコンロの下の棚にある鍋を出しておいて」

雪歩「あ、うん…ガスコンロは出す?」

春香「お願い」

千早「あ、あの春香…私は…」

春香「千早ちゃん、ガスコンロとかの場所分かるの?」

千早「分からないわ」キッパリ

春香「座ってて。何ならお風呂に入っちゃって。タイマーセットしてあるし、そろそろ沸くと思うから」

千早「はい」

春香「タオルも下着もいつもの場所にあるからね?」

千早「」コクン

真「ねぇ雪歩、ここって千早の家だよね?」

雪歩「うん…今は春香ちゃんも住んでるけど」

真「千早、自分の家の事を知らな過ぎない?」

雪歩「ほら…仕事は凄い出来るけど、私生活がダメなお父さん…」

真「ああ…」

千早「誰が私生活がダメなお父さんよ!」

春香「タオルと下着は準備した?パジャマも忘れないでね?下着姿でウロウロしたくないなら」

千早「はい」

春香「よろしい。じゃあ真、買い物行こう」

真「どう考えても荷物持ち要員としか…」

春香「お菓子買ってあげるから」

真「やーりぃ!って違う!ボクはお母さんの買い物に付き合わされる小学校の子供か!」

春香「ノリツッコミで来るとは…」

雪歩「ノリツッコミですぅ」

千早「ふふっ…や、やるわね真…くふふ…」←相変わらず笑いの沸点が低い歌姫さん

真「うにゃぁあああ!やめて!何か凄い恥ずかしいからやめて!買い物行こう!今行こう!すぐ行こう!」←パニック中の姫王子様

春香「はーい、そんじゃ行ってきまーす」

真「うぐぐ…」

(ぱたん)

雪歩「千早ちゃん…早くお風呂入らないと、また春香ちゃんに怒られるよ…?」

千早「くふっ…ふ…わ、分かった…わ…ふふふ…」

雪歩「(千早ちゃんの笑いのツボが完全に迷子で、ハードルが低くなってますぅ)」←軽く心配になってきた



〜スゥゥパァァァァアアアッ!!!〜

真「ねぇ春香」

春香「なぁに、真」

真「何でこのスーパーのロゴは、必殺技の叫びみたいになってるの?」

春香「多分、触れたら面倒くさいから触れない方がいいよ」

真「ああ、そういう…分かった、忘れるよ」

春香「ふむ〜…お野菜高いなぁ」

真「Sランクアイドルなのに…」

春香「こういう、日々のちょっとした事が年間では大きな額になるの。だから無駄使いはダメなんだよ?」

真「…何という庶民派なアイドルだ…」

春香「千早ちゃんと暮らし始めたからっていうのもあるけど、やよいを見てるとねぇ…」

真「やよいって、正直もう生活が苦しくはないよね?」

春香「というか、ご両親は伊織のツテで水瀬財閥の関係会社で働いてるし、やよいが相当働いてるからね」

真「普通の一般家庭より、遥かに裕福なんじゃない?高槻家」

春香「何か、プロデューサーに高槻家のご両親が相談しててね…」

真「ふむふむ」

春香「お家の耐震性の問題から何とかしたいけど、良い家に住んだらやよいのキャラが壊れてしまう、どうしようって」

真「うわー」

春香「で、水瀬財閥による情報統制と、萩原組による建築技術で…」

真「どうなったの?」

春香「外見も中身もほぼ同じなんだけど、耐震性は完璧な上、地下シェルターと、洪水時には家の周りにつけた特殊な排水溝による排水設備、更に自宅の扉が実は密閉式二重構造らしくて、家まで水が入らないようになってるらしいよ」

真「超時空要塞タカツキだね」

春香「耐火、耐水、耐震な上に地下シェルター。しかも、いま水瀬家の別荘の一部との地下通路の建設と、非常用食料の備蓄をしてるってちょっと前に言ってた」

真「誰が?」

春香「やよいおり」

真「ガチだね」

春香「うん、ガチ。何か大災害があっても、高槻家と水瀬財閥は生き残るよ」

真「節約術も完璧に身に付いてるからね、高槻家の皆は」

春香「その内、高槻家の周りの土地を水瀬財閥が買って、宇宙に脱出できる巨大戦艦を作り出すと思うよ」

真「あー、どっちがどっち?」

春香「やよいがアイドル、伊織がパイロット」

真「テレビ版だっけ?そっちだと」

春香「多分。流石にそこまで詳しくないや」

真「やよいが巨大戦艦のステージで歌うんだね、何万年も前に流行った、ありふれたラブソングを…」

春香「そして伊織が「これで最後よ!にひひっ!」って、全弾フルファイア」

真「あー、地味に似てた、今の」

春香「ありがと…と、こんなもんかな〜」

真「豆乳鍋かー、初めて食べるよ」

春香「鍋な事に変わりは無いよ?」

真「そんな身も蓋もない…鍋だからあるけど」

春香「千早ちゃんなら大爆笑」

真「ああ、千早なら今頃抱腹絶倒だね」

レジ「お待たせしました、いらっしゃいませ」

春香「あ、ポイントカード…はい、お願いします」

真「主婦だなぁ…」

後ろの客「(くそ!美男美女カップルかよ!爆ぜ…でも、天海春香ちゃんと菊地真ちゃんに似てるな…あの2人は輝け!リア充美形カップルは爆ぜろ!!!)」←実は春香のファン

春香「んしょ…後は袋詰め…あ、ビニール袋いらないです」

真「エコバッグ…主婦だなぁ…カゴ運ぶよ」

春香「ありがと…エコバッグ、使い慣れてくるとビニール袋よりいいよ?頑丈だし、後でビニール袋がゴミにならないし、仕事先で何か頂いた時にも入れられるし」

真「所帯染みた庶民派Sランクアイドル…訳が分からないよ」

春香「あ、もう1つエコバッグ…はい。真は、あの白い生き物に騙されそうにないなぁ」

真「ありがと…そうかな?ボクは…自分ではあまり言いたくないけど、そんなに鋭かったり、裏を見抜けるタイプじゃないからなぁ…」

春香「いや、多分「叶えたい夢はあるけど、ボクは自分の力で成し遂げたいんだ。ごめんね」って、爽やかに言いそう」

真「本当に言っちゃいそうだ…爽やかかどうかは別にしても」

春香「そして、テレビの前の真様親衛隊の女の子達が「きゃー!真サマ素敵ー!」ばたーん…って」

真「応援はありがたいけど、出来たら避けたいね。そして、親衛隊って何さ」

春香「ほら、団扇持って…」

真「何か微妙に古くなぁ?いや、団扇持ってたりするけど」

春香「真、去年はバレンタインとホワイトデー、どうだった?」

真「バレンタイン9、ホワイトデー1」

春香「…本当、真のファンはブレないね」

真「ボク自身の性別はブレてるけどね…さぁ、袋詰め終わったし、帰ろうか」

春香「んしょ…ごめんね、野菜とか重いのが入ってる方を持たせて」

真「ボクなら平気、なんならそっちも持つ?」

春香「ううん。相変わらずイケメンな事言うなぁ、真は。今の、素だったでしょ?」

真「…うん、完全に素だった…これか〜、こういうのか〜…」

春香「あはは…さて、帰ろ♪」

真「あー、そういうウインクとかか〜、可愛い仕草って」

春香「…素だった…してた?ウインク」

真「ばっちり」

春香「あぅ…何か恥ずかしい…」

真「(相変わらず可愛いなぁ、春香は)」



〜ちはやけ〜

はるまこ「ただいま〜!」

雪歩「おかえり〜」

春香「はふ、重かったぁ」

真「だから持つって言ったのに」

雪歩「春香ちゃん、お正月の時もだけど…タクシー使えばいいのに…」

春香「贅沢です!今度、自転車買います!」

真「じゃあ、いいのを教えるよ」

春香「真、私は買い物用が欲しいの。トライアスロンとかツールドフランスに出ようとは思ってないよ?」

真「今の会話の流れでスポーツサイクル進める程、ボクは馬鹿じゃないよ?」

雪歩「真ちゃん、普通の自転車にも詳しかったの?」

真「君らはボクを何だと思ってるの…はい、材料はここに置くよ」

春香「よいしょ、と。あれ?千早ちゃんは?」

雪歩「多分、腹筋」

春香「…お風呂上がりにやるなって言ってるのに…またお風呂入らないといけないじゃんか〜」

真「正直、腹筋だけは絶対に千早に勝てない」

春香「非公式だけど、TBSさんであの機械借りてやったら、あの番組内の最高記録抜いたからね…」

ゆきまこ「」

春香「千早ちゃん、腹筋しだしたら何か楽しくなってきて、その内無意識になって、タイマーの音で意識が戻るらしいんだよね」

真「危険だと思うよ」

雪歩「凄いですぅ…」

春香「だよねぇ…はぁ、止めてこよう…」

以上、フェアリー襲来!とゆきまこ参上!の途中までです
フェアリーはまた出したいなぁ、単品とか違うメンバーとの組み合わせとかで

次回は早いうちに投下したいと思っています

続き、出来ました

沢山のレス、本当にありがとうございます

このスレは不定期ですが、間隔は極力空けずに投下したいですというフラグを立てて置きつつ、投下開始します

〜腹筋室(ちはやけトレーニング用ルーム)〜

(がちゃ)

春香「…やっぱり」

千早「ふっ…ふっ…ふっ…ふっ…」ガシャコ!ガシャコ!ガシャコ!ガシャコ!

春香「(あの腹筋の回数図れるのをTBSさんから貰って以来、本当に毎日100〜200位やるからなぁ、腹筋グこと千早ちゃんは)」

春香「千早ちゃん」

千早「ふっ…ふっ……あ、春香」

春香「千早ちゃん、あまりやり過ぎちゃダメだよって言ったじゃない」

千早「う…でも、やらないと不安になるの」

春香「お風呂入ったのに汗かいて…しかもこの部屋、また暖房ついてないし…」

千早「お、お風呂上がりで暖かかったから…つい」

春香「んもう…ほら、腹筋マシーンから降りて降りて」

千早「うん」

春香「…正直、こんなに綺麗に割れた腹筋してるのに、何が不安なのやら…」ツゥッ

千早「や…指でなぞらないでよ、くすぐったいわ」

春香「せっかくお風呂入ったのに、こんなに汗かいて…また入り直さないと」クンクン

千早「ダメよ春香…嗅いじゃダメ…汗臭いから…」

春香「他の人は汗臭い…って感じるかもね。私は…千早ちゃんの匂いは、全部大好き」ペロッ

千早「や…ダメ…耳を…舐めないで…んぅ…」

春香「千早ちゃん…」

千早「は、春香…ダメ…萩原さん達、いるからぁ…」

(ばたん!)

真「春香!千早!鍋作る……よ?」

春香「」←上(半脱ぎ状態)

千早「」←下(ほぼ全裸にされてる)

真「う…うぉああああ!?ご、ごめん!ごめんよぉぉぉっ!」

(ばたーん!どだだだだだ!)

千早「だ、だから言ったのに…春香の馬鹿」

春香「あちゃー…と、取り敢えず、もう一度シャワー浴びようか?」

千早「一緒に?」

春香「一緒に」

千早「変な事…しない?」

春香「分かんない。極力気を付ける」

千早「…ばか」



〜キッチン〜

(…だだだだ!)

雪歩「ま、真ちゃん?どうしたの?」ビックリ

真「」パクパクパク←喋れない&顔真っ赤

雪歩「???」

真「」バタバタバタ←ジェスチャーを開始する姫王子様

雪歩「…千早ちゃんの腹筋に巻き込まれた春香ちゃんが、服が破けてボディプレス?」←全く理解出来ない白雪歩姫様

真「」バタバタバタ←「置いといて…」から、ジェスチャー再開する姫王子様

雪歩「箱、を横に置く…わぁプレゼントだぁ♪…え?違うの?」←「置いといて」すら理解出来てない白雪歩姫様

真「」←疲れた

雪歩「」←混乱中

〜お風呂ヴァ!〜

春香「…んっ…ちゅ…ぷはぁ」ハァハァ

千早「ぷぁ…やっぱり変な事したぁ…春香のえっち、へんたい…」ハァハァ

春香「だって…最近お客さん多かったし…寂しかったんだもん」

※残念ながら事後です。致している最中の詳しい内容はwebで

千早「…あ」

春香「ん?」

千早「な、何か料理を作るんじゃ…」

春香「あ゛」

春香「しまったぁ〜!わ、忘れてたぁ〜!」

千早「は、春香!お風呂場でそんなに慌てたら危な…」

春香「わ、た、とっ!たぁ!?」ズルッ

千早「きゃ…は、はるかっ!?」ズルッ

(ガシッ)

真「…君たちねぇ…いや、もういいや。大丈夫?2人共」

春香「」キュン

千早「」キュン

真「…助けた相手に対して、嫌がるリアクション取らないでくれるかな…?」

春香「ごめん、ありがとう」

千早「ありがとう、助かったわ、真」

真「うん。じゃあまずは服を着て、雪歩が頑張った鍋を食べようか」

春香「あぅ…雪歩に謝らないと」

千早「萩原さんにも悪い事をしたわね」

真「ところで、何時まで掴まってるんだい?」

春香「えっと、実は足腰に力が入らなくて…」

千早「本当、ごめんね真…」

真「…やれやれ」ハァ

〜コタツにて〜

雪歩「あ、2人とも大丈夫?」

春香「ご心配おかけしました…」

早「1人で準備させてしまったわね…」

雪歩「ううん…これはある意味で…挑戦かなって!」

真「挑戦…?」

雪歩「うん…料理の腕では勝ち目の無い春香ちゃんへの、私の挑戦なんだ…!」ボワッ

真「ゆ、雪歩が燃えている…」

千早「あまりお目にかかれないわね」

春香「うぅ…味の好みなんか人それぞれなんだし、そこまで競おうとしないでも」

雪歩「た、確かにそうだけど、でも、春香ちゃんに近付きたいの」

春香「(でも…豆乳鍋の素を買ってきちゃったし…)」

真「(さっきの、市販されてるよね?)」

千早「萩原さん、市販されてるスープの素で作ったなら、それは作ったメーカーの勝利なんじゃないかしら」

雪歩「あぁっ!そういえばそうだった!?」ズガーン!?

春香「千早ちゃん、敢えて言わなかった事をどうして言うかな?」

真「千早はそういうとこある。たまにそういうとこあるね。こう、ばっさりと」

千早「あ…は、萩原さん?…ごめんなさい」

雪歩「だ、大丈夫…大丈夫だよぅ…ぅぅう」

春香「こりゃダメだ」

真「マズいね。掘ろうとしたら止めないと」

雪歩「…こ、こんな、こんなダメダメでひんそーでちんちくりんな私は…」

千早「」カッチーン

春香「解説の菊地さん、今の萩原選手の攻撃、どうですか?」

真「そうですね。本来は自らを否定し、ネガティブな面が全面に押し出された…言わば敗北宣言とも取られかねません…しかし、今回の場合は相手が相手ですから」

春香「如月選手が相手だったから、その意味合いは変わってくると」

真「はい。見ての通り、如月選手は引き締まった、スレンダーな体型をしています。ボクもある、とは言えませんが、如月選手はコンプレックスを持っていますので…」

春香「あ〜…あれだけ言うなと言ったのに言ってしまうあたり、萩原選手は無意識…なのでしょうね」

真「いや〜、故意だったら黒いですよ〜?」

春香「恋(ラヴ)はピンクだったりするのに、故意は黒いとは、これ如何に」

真「大して上手くはあり「くふっ」ああ、如月選手には効いたようですよ?」

春香「如月選手の笑いの沸点は、スギちゃんさんの「ワイルドだろ〜?」ネタに対して、裸足でいる所を見て「寒そう」って笑い出す、摩訶不思議アドヴェンチャーですからね」

真「扱いに注意、という点では成長が見られませんね」

春香「成長、という点では、萩原選手は随分減りましたよね、あの「ひんちく」からの穴掘り、セルフ埋没」

真「減りましたね〜。しかし「ひんちく」…ちょっと語感に笑いそうになってしまいました」

春香「貧乳の乳首、とも取られかねない、諸刃の剣です。素人にはおすすめ出来ないとか」

真「あー、でも結局は如月選手への精神へのダメージに到達しますので、本当に諸刃の剣です」

千早「さっきから訳分からない実況と解説ごっこしてないで、萩原さんを止めるのを手伝いなさぁぁぁい!」ガオー

雪歩「あ、穴掘って埋まりますぅぅ!埋まらないとダメなんですぅぅぅ!こんなダメダメな私は穴掘って埋まらないと、また迷惑かけちゃうんですぅぅぅ!」ウエーン

春香「あー、萩原選手、これはいけません。ここはマンションの床ですので…止めようか」

真「だね。春香、雪歩抑えて。ボクはスコップ取り上げるから」

春香「りょーかい」



〜落ち着きました〜

真「…汗かいた…」

春香「何で雪歩は穴掘りしようとする時は真でも止められないようなパワーを発揮するの…」

真「ボク「でも」にちょっと引っかかった」

千早「あのパワーは凄いとしか言いようが無いわね…」

雪歩「あぅ…」シューン

春香「(ヤバい位に可愛い)」

千早「(萩原さんは可愛いわね)」

真「(これが可愛い…雪歩、流石だ…)」

春香「ま、それは置いといて、せっかく雪歩が準備してくれたんだし、鍋を食べよう!」

ちはゆきまこ「おーっ!」



〜濃厚な鍋タイムはカット、(食)事後〜

4人「」マンプク

真「美味しかった〜」

春香「ちょっと食べ過ぎたかな?」

雪歩「お鍋はついつい箸が進んじゃうよね」

千早「…体重」ポツリ

はるゆき「」ビクーン

真「ボクがダイエット用のトレーニングを考えてあげるよ」

春香「真、私はトライアスロンに挑戦する予定も、エベレスト登山とかする予定も無いよ?」

真「ダイエット用って言ったんだけど?」

雪歩「でも…ダイエット用メニューでも、普段のダンスレッスンよりきつかったような…」

真「ゆ、雪歩まで…そうなのかな…」

千早「少なくとも、1日20kmの距離は、ダイエットでやるマラソンの距離では無いわね」

真「…その倍は走る事があるボクと響はどうなるの」

春香「…響もなんだ」

真「響は持久力はボクよりないけど、走る時のリズムの取り方とか速度は上かな」

雪歩「す、凄いですぅ…」

春香「…これはアレを言う必要があるね」

千早「…ああ、アレね?」

春香「響は」

千早「我那覇さんは」

はるちは「ダンスやってるからね!」

雪歩「それ、最近無理矢理感が…」

真「それは言わない約束だよ」

雪歩「はう」

春香「そういえば、真もシャワー浴びていけば〜?」

真「…も?」

春香「も」

千早「も、ね」

雪歩「ぽえー…ごめんなさいぃ!忘れてぇ!忘れて下さぁぁい!」

真「何!?ねぇ、今の何!?雪歩が何か鳴き声あげたけど!?」

春香「真、落ち着いて!フンスフンスしてる!落ち着きなさい!」

千早「あ゛ー…」←鼻血を止める為にティッシュを鼻詰める歌姫

雪歩「あぅう…何となく思い付きでやらなければ良かった…」

春香「雪歩は最近強くなったけど、たまに思い付きで盛大に自爆するようになったね」

真「回数減った分貯めてるからなのかな…穴掘りモードになった時のパワーも強くなった」

千早「う〜…」←まだ鼻血が出ている歌姫

雪歩「はぅぅ〜…な、何でだか、私にも分からないよぅ…」

春香「真、これが雪歩先生による「守ってあげたい女の子」の実演だよ!」

真「いや、これは素」

春香「…だよね」

真「そういえば、さっき言ってたけど…ボク「も」って?」

千早「うちで夕飯を食べたアイドル、特に鍋を食べたアイドルは、高確率でお風呂入って、泊まるのよ」

春香「雪歩、今日はどうする?」

雪歩「お、お泊まりセットが無いから、普通に帰るよ?」

春香「そっか〜、ならお風呂も止めた方がいいかも。湯冷めしちゃうから」

雪歩「そうだね」

真「ボクは…いや、ボクも止めとく。いまこの家のお風呂入ると、さっきの2人を思い出しそうだから…」

春香「…面目無い限りです…」

千早「で、出来たらもう忘れて欲しいのだけれど…」

雪歩「?」←ジェスチャーで結局伝わってなかった

春香「取り敢えず、洗い物を済ませちゃお」

雪歩「あ、手伝うよ」

春香「ん、大丈夫。洗う物は少ないし、雪歩が全部準備してくれたんだから、雪歩は座ってて」

雪歩「で、でも…」

春香「いいからいいから…あ、そこの2人、雪歩を見習いなさい」

千早「えっ」←鼻血処理で、普通に話を聞いてなかった

真「えっ」←自分がやったら皿を割りそうなので言わなかった

春香「ま、いいけど。私だけで十分な量だし」

千早「ご、ごめんなさい」

春香「ん、大丈夫」

〜春香さん、キッチンにて洗い物中〜

春香「んっん〜♪」

(しゃかしゃか)

千早「ねえ春香」

春香「おりょ?千早ちゃん、どったの?」

千早「お鍋はあのままでいいの?」

春香「まだかなり具も残ってるし、後でキッチンに持ってきとくよ。キッチンは室温低いし、1日位置いといても平気だから、また明日の朝にでも…」

千早「豆乳鍋を朝からはキツくない?」

春香「私、明日休みだもん」

千早「は、春香が最近出て来た新人のあの子みたいになってしまったわ…」

春香「ネタに使うなら名前位言ってあげなよ…杏ちゃんだっけ?働きたくないでござるの子」

千早「ええ。この前、愛ちゃんと仕事してたけど…」

春香「真逆だよね。仕事に超全力の愛ちゃんと杏ちゃんじゃ…」

千早「ええ、酷い事になってたわ」

春香「ちょっと見たい…よし、洗い物おしまい!お鍋運ぼう」

雪歩「春香ちゃん、お鍋、運んできたよ〜」

春香「ええ子や…雪歩はええ子や…なーんもしないでおにぎりを餌に生きてるコタツの主の代わりに、ウチに居着いて欲しいよ…」

雪歩「美希ちゃんは可愛いからあれでいいんだよ〜」

千早「可愛いは正義…というやつね」キリッ

春香「千早ちゃんは何を言ってるんだか…さ、コタツに戻ろう」

雪歩「あ、私ポットと急須持っていくよ。コタツでお茶飲もう?」

千早「萩原さんのお茶…また高いお茶じゃ…」

雪歩「普通のだよぅ」



〜コタツ〜

春香「そういえばさ」ミカンムキムキ

千早「なあに?」ミカンムキムキ

春香「さっき千早ちゃんの言ってた、可愛いは正義だけど」

雪歩「?」

春香「うちの可愛いの代表、やよいなんだけどね?」

真「やよい?」

春香「うん。真とは買い物の時に話したじゃない?やよいの話」

真「うん、聞いたね」

春香「ちょっと思ったんだけどね、もう貧乏キャラはキツいと春香さんは思うのですよ」

ちはゆきまこ「」フム

真「確かにね…」

千早「貧乏キャラで売れてきて、今や事務所では…どれくらい?」

春香「本当、千早ちゃんは他人に興味を持たない子だね」

千早「だって、誰がいても春香のトップは揺るがないわ」

雪歩「ノロケですぅ」

真「ノロケだね」

千早「私は、誰より春香を知っているもの。故に、春香が今の位置にいるのも頷けるのよ」

春香「ちょ→はずかちぃYO!…ダメだ、真美の声物真似しても乗り切れない位恥ずかしい」マッカッカ

真「可愛いなぁ、春香は」

千早「…あげないわよ?」ゴゴゴゴゴ…

雪歩「ひぃ!?」

真「ねぇ千早、キミが本気になると律子より怖いんだからやめて。ボク、久しぶりに恐怖を感じたよ」

春香「にへへ〜♪千早ちゃん、お風呂に一緒に入ったから、久しぶりにデレモードだぁ」ニマニマ

千早「な、ち、違うわよ!?別にそういう事したからとか…そういうんじゃ…うぐぅ」マッカッカ

雪歩「結婚しちゃえばいいのに」

真「同意…で、やよいだっけ?事務所内で順位を付けたくはないけど…でも、上の方じゃないかな?」

春香「というかね、竜宮とフェアリーっていう二大ユニットがいて、あとは横並びで皆が同じ位だよ?確か」

雪歩「そうなの?」

春香「うん。プロデューサーさんがまた無茶しまくって、律子さんと半々に分けて、全員をほぼ均等にプロデュースしてるから」

真「そういえば春香は誰が…」

春香「誰も?お仕事のお話を貰ったら、私が決めてる。で、スケジュールとかはほら、今は大分お仕事セーブしてるから、私でも組めるし。そういう勉強をする為にも、自分でやってるよ?」

雪歩「春香ちゃん…凄い!かっこいいなぁ…」

真「春香も色々頑張ってるんだね」

春香「夢は自分と千早ちゃんと真美でユニットして、世界を取るっ!」ドドーン!

雪歩「わぁ!凄いねぇ…春香ちゃんなら出来そうな気がするよ!」

千早「真美はどうして?」

春香「ふふふー♪真美はね、実は今、かなり熱いのですよ!」

真「最近は髪型も亜美と完全に分けて、千早みたいに下ろしてるよね」

千早「初めて見た時は誰かと思ったけど、似合ってたわよね」

雪歩「うん、雰囲気も大人っぽくなって、元気で可愛い亜美ちゃんと、大人っぽくて可愛い真美ちゃんに分かれてきたよね」

春香「双子だから仲良し度は相変わらずだけどね…それで…真美はほら、亜美と違う売り出し方をしたじゃない?」

千早「雑誌のモデルとか、ドラマとかの子役とかね」

春香「そう!歌もダンスも演技も出来る、モデルもやれるオールマイティーな真美。デビュー曲で業界が震撼し、出す歌全てがオリコンでも毎回上位の歌姫の千早ちゃん!それを後ろから眺めてる私!完璧…完璧ですよ、これわっ!」クワッ

千早「働きなさい」

真「働きなよ」

雪歩「お仕事しようよ、春香ちゃん」

春香「ちょ、まるで私がニートアイドル杏ちゃんみたいな言われ方されてる!?おかしい!」ムキー

千早「話がまた逸れたわね…で、高槻さんが貧乏というキャラで売る限界について、だっけ」

春香「そう。765プロトップ会議、議題は今後の高槻やよいについてっ!」クワッ

真「トップって…それは社長とプロデューサーと律子の仕事なんじゃないかな」

春香「歌トップの千早ちゃん!ダンストップの真!演技力トップの雪歩!トップ会議じゃなくてなんですか!」

雪歩「春香ちゃんのテンションが鰻登りですぅ…」

真「というか、そんなトップ3人を抑えてトップにいる天海春香さん」

千早「仕方ないわ、春香がトップなのは揺るぎないもの」キッパリ

春香「千早ちゃん大好き!」

千早「んふ…んふふ…照れるわ、春香」

雪歩「ああ…また佐藤マーライオンさんの出番ですぅ」

真「誰なの、そのキラキラネームにしても酷過ぎる名前の人は」

春香「それは後で説明…千早ちゃん?」

千早「んぐ…ふっ…ふふふ」←ツボった

春香「雪歩…」

雪歩「だってぇ…」

真「何が何やら…で、やよいの話だけど」

春香「ああ、うん…ほら、真には話したけど、やよいのお家の話」

真「ああ、超時空要塞タカツキね」

雪歩「よ、要塞?」

千早「高槻さんに何が?」

春香「おっ、意外に早い復活!」

千早「流石に2回目はそこまで笑わないわ」

春香「アマミン・オコメツブ・ハルカッカ」

千早「…ふふっ…ダメ…それだけはダメ…」

雪歩「それ、私も知らないよ?」

春香「後で話すよ、年末に生まれたキャラクターなんだけどね」

真「楽しんでるね、日々を」

春香「まぁね〜…あ、また話が…皆さ、やよいのお家、最近行った?」

千早「お邪魔してはいないわね。一緒に仕事で遅くなった時にプロデューサーが高槻さんを車で送って…その時に外から見た位」

雪歩「行ってないですぅ…あれ?そういえば家のお父さんとその部下の人達が、何かやよいちゃんのお家を直しに行ってたって聞いたけど」

真「それね、直すどころの話じゃなかったらしいんだよね」

雪歩「そうなの?」

春香「やよいのご両親がね、自宅の耐震化についてプロデューサーさんに相談したんだって」

千早「プロデューサーに?」

春香「耐震化しないと厳しいけど改装になりそうだ、そうなると予算は都合がつくけど、外見とかが綺麗で立派な家だと、やよいの仕事に影響が出ないか…みたいな」

雪歩「ああ、やよいちゃんは一応まだ貧乏のキャラもあるから…」

春香「そこで動いたのが、プロデューサーさんと水瀬財閥、萩原組」

雪歩「えぇ!?」

真「らしいよ。やよいおりが言ってたらしいから、間違いないでしょ」

雪歩「し、知らなかったぁ」

千早「しかし、水瀬財閥まで…」

春香「うん、その辺りはさっき真にも詳しくは話せなかったけど、災害対策用設備の実用化実験と、それを如何にして外見や元からあるものを変えずに作れるか…みたいな技術開発を、萩原組メインで他の建築会社の人達の協力の元、水瀬財閥でしてたみたい」

雪歩「」ポカーン

真「凄いね…」

千早「そのモデルケースになったのが…」

春香「高槻家。実用化実験っていっても、実は水瀬家の別荘を使って何度もしてて、問題が無かったから一般家庭で…って探してた時に、高槻家の事情が出て来たんだって」

千早「プロデューサーはそれを知ってたのね」

春香「最初はやよいが伊織に家の話をして、伊織とやよいがプロデューサーさんに話したんだって。それで、事前に高槻家のご両親から話を聞いていたプロデューサーさんが水瀬財閥のスタッフと高槻家のご両親のスケジュールを合わせて、引き合わせて…着工したらしいよ」

雪歩「し、知りませんでしたぁ…」

真「プロデューサー、アイドルのスケジュール管理だけじゃ飽きたらず、ついに企業スタッフや一般家庭のスケジュール管理までし出したんだ」

千早「ワーカホリックみたいに言わないの。スケジュール調整や管理、営業に関しては、プロデューサーは神業だとかスパコンなんてあだ名がある位だからこそ、出来たんじゃない?」

春香「所属アイドル全員の1日の全スケジュールを完璧に暗記、会った人の顔や名前や所属から何から一回で完璧に暗記、律子さんのスケジュールや小鳥さん、社長のスケジュールまで完璧に暗記してるからね」

真「あの人、人間なの?」

千早「完全記憶能力者に近い、らしいわよ?双海医院での健康診断のついでの問診の結果では」

雪歩「近い?」

千早「正確に判断は出来ないけれど、記憶力と洞察力、更にそれらを脳から引き出す能力が異常に高いらしいの。完全記憶能力者ほどに完全には記憶出来ないけど、物事を忘れられる分、便利な能力なんだって」

真「やっぱり同じ人間とは思えないや…凄過ぎて」

春香「普段は変態だけどね」

雪歩「…確かに変態ですぅ…」

千早「ま、変態はさておき、高槻家はどうなったの?」

春香「プロデューサーさん…」

真「えっと、ほぼ要塞になったらしいよ」

千早「…要塞になる意味が分からないわ」

春香「高槻家についたものをリストアップするね…」

・家の外周に、洪水時に自動的に地下に排水される排水溝(普段は殆ど目立たないようになっている)

・地下シェルター(16畳)。地下シェルターは独自の空気孔や酸素ボンベ、空気清浄システムも設置。壁は耐火耐水耐震性能の特殊構造

・自宅外装、内装の変化は殆ど無いが、最新式の特殊構造での補強のオンパレード。壁が少し厚くなった程度らしいが、計算上では震度9でも大丈夫な構造

・気密性を格段にアップ、断熱性や断寒性、耐水性に非常に優れ、水没しても水は殆ど入ってこないらしい(水圧が上がれば危険なので、シェルターに要移動)

・自宅の扉は二重になっており、内側の扉はスイッチでのみ開閉、衝撃に強く、銀行の大型金庫の扉並みに頑丈

・雨戸が特殊構造化され、スイッチで全て管理可能

・地下に独自の発電機が設置されており、停電時にも電気は使用可能(発電機は地下シェルターと同等の壁でガードされ、シェルターと行き来が可能)

・監視カメラ5台

春香「聞いた限りはこんな感じらしいよ」

ちはゆきまこ「」ポカーン

真「えっと、ほぼ要塞になったらしいよ」

千早「…要塞になる意味が分からないわ」

春香「高槻家についたものをリストアップするね…」

・家の外周に、洪水時に自動的に地下に排水される排水溝(普段は殆ど目立たないようになっている)

・地下シェルター(16畳)。地下シェルターは独自の空気孔や酸素ボンベ、空気清浄システムも設置。壁は耐火耐水耐震性能の特殊構造

・自宅外装、内装の変化は殆ど無いが、最新式の特殊構造での補強のオンパレード。壁が少し厚くなった程度らしいが、計算上では震度9でも大丈夫な構造

・気密性を格段にアップ、断熱性や断寒性、耐水性に非常に優れ、水没しても水は殆ど入ってこないらしい(水圧が上がれば危険なので、シェルターに要移動)

・自宅の扉は二重になっており、内側の扉はスイッチでのみ開閉、衝撃に強く、銀行の大型金庫の扉並みに頑丈

・雨戸が特殊構造化され、スイッチで全て管理可能

・地下に独自の発電機が設置されており、停電時にも電気は使用可能(発電機は地下シェルターと同等の壁でガードされ、シェルターと行き来が可能)

・監視カメラ5台

春香「聞いた限りはこんな感じらしいよ」

ちはゆきまこ「」ポカーン

千早「と、特殊構造って…これ、多分世間にはまだ公表されてない技術よね?」

真「超時空要塞タカツキ、本気度が違うね…というか、これ…ある意味でNASAばりに世間には公表出来ない、国家機密レベルのテクノロジーの塊なんじゃ…」

雪歩「お父さん…やり過ぎにも程があるよぅ」

春香「で、まだ水瀬家の別荘の1つへの地下通路とか作ってるらしいんだよね…」

雪歩「最近、うちの社員さんのうちの何名かが交代で泊まりの仕事してるのは…」

千早「それね、間違いなく」

雪歩「何だか怖くなってきたよぅ…」

真「で、さっき買い物の帰りに話してたのが、その内、水瀬家は高槻家を中心に周囲の土地を買収、改造」

春香「地下に地球脱出用の巨大戦艦を作るんじゃないかって」

雪歩「それは…」

千早「どっちがどっち?」

春香「アイドルはやよいで、パイロットが伊織かなーと、私は」

千早「…水瀬さんなら戦闘機位動かせそうね」

雪歩「出来そうだから怖いね」

真「伊織万能説、揺るぎないね」

春香「そんな状況のやよいが、貧乏キャラは厳しいのでは無いか?という疑問なのです」

千早「えらく遠回りしたわね」

真「会話があずささんだったね」

千早「ぶふっ!」

雪歩「ま、真ちゃん…そんな言い方…ふふ!…悪いよぅ」

春香「う、上手すぎる…あずささんには悪いけど…あははは!」

真「この前、電化製品を買いに電車で出掛けたら、何故か清水寺にいたらしいよ」

千早「京都!?」

雪歩「どうやって行ったんだろう…?」

春香「逆に気になるよね…やっぱりテレポーターなんだよ、あずささんは」

真「レベル5なんだね、距離的に」

千早「位置指定が出来ないし、無意識らしいからレベル5では無いんじゃないかしら?」

雪歩「風紀委員(ジャッジメント)にはなれなさそうだね」

春香「あらあら〜、ジャッジメントですよ〜。悪い子は、捕まえちゃうんですからぁ…うん、無理だね」

千早「無理ね」

真「無理だね」

雪歩「無理ですぅ」

春香「しかも体型が…確かあの子とは真逆」

千早「…そうね」

春香「千早ちゃん、いちいち気にし過ぎだからね?私は千早ちゃんの方が好きだよ?」

真「春香の性癖はどうでもいいとして、千早も知ってたのは意外だったなぁ」

千早「春香が我那覇さんに小説を借りたのを現場に持ってきてたの。それを私が休憩の時に春香に借りて、読ませてもらったのよ」

春香「結構ハマってたね、千早ちゃん」

千早「ああいう世界なら…きっと私達も何か能力があったのかなって」

雪歩「能力、ですかぁ…」

春香「千早ちゃんは多分、歌で相手の能力封印だよ」

千早「最早チートね…ちーちゃん、ちートちゃん…ふふふっ」

真「実にどうしようもない自爆を見た」

春香「真は肉体強化でしょ」

雪歩「そうだね」

真「雪歩まで!?…でも、ボクも異論が出せないや…」ガックリ

春香「雪歩は…地属性?」

雪歩「ふぇ?」

真「能力じゃないか、それ」

春香「こう、地面の形状を変化させたり?」

真「柔らかくして高速穴掘り…なるほど」

雪歩「それ…何か戦いには使えなさそう」

春香「いや、真と組んだら強いよ」

真「雪歩が相手を固定して、ボクが」

春香「オラオラオラオラオラオラァ!って」

真「スタンドは出ないよ?流石に」

春香「あーたたたたたたた!って」

真「相手があべししちゃうじゃない」

雪歩「2人とも詳しいね…」

千早「またツボってしまっていたわ…」

真「春香の能力って、何だろう」

4人「」ウーム

春香「…出ないよねぇ…分かってた、うん…」

ちはゆきまこ「…ごめんなさい」

〜夜の帳がちはやけの外を覆い…〜

春香「あ、もうこんな時間」

時計『22:40!深夜ですよ!深夜!』

雪歩「いけない!帰らないと…」

真「送っていくよ」

雪歩「でも、真ちゃんも夜遅いから危ないよ」

春香「そこらの暴漢に負ける姫王子様ではありませんよ」

千早「実戦経験積めば、K—1初の日本王者も夢じゃないとまで言われているからね」

真「世間の評価がボクを傷付ける。もう諦めてきたけど」

雪歩「真ちゃん…」

春香「なら、暴漢に襲われた時に、真ならどうする?」

真「武器の有無、人数を確認。相手の実力を見ながら、1対1になれる場所を探して、各個撃破。やれそうなら、移動しないでその場で全員を戦闘不能にする」

千早「その答えがすらすら出て来る時点で、世間の評価は正しいと思うわ」

春香「真、わざと?」

真「…素でした」

春香「普通の女の子は、真みたいに実力で撃破とか、千早ちゃんみたいに広範囲衝撃波歌唱で撃破とか、亜美真美みたいにトラップ地獄に追い込んだり、響みたいにワニやら操って撃破したり、貴音さんみたいに面妖パワーで撃破したりしないよ?」

真「…765プロ、意外に皆強いんだね…」

千早「人を戦闘兵器みたいな言い方しないで」

雪歩「でも、春香ちゃんは千早ちゃんの大音量で寸胴鍋を…」

千早「もう忘れて、お願いだから」

真「貴音の面妖パワーって何さ」

春香「何でもありっぽいでしょ?貴音さん」

雪歩「そうかなぁ…」

千早「四条さんは凄く気丈なんだけど、心の中では怖がってそうだけど…以前の恐怖特集の番組に出た時みたいに」

真「貴音、幽霊とか本気でダメだからね」

雪歩「抱きつかれて「もうイヤです…もう無理です…お家帰ります…」って泣き出しちゃった時は、自分も怖かったのが全て飛んでいっちゃって、貴音さんの可愛らしさを一番近くで堪能してましたぁ」

春香「お家帰る、と来ましたか」

千早「ギャップが凄過ぎるわね、可愛いけど」

真「世の貴音ファンにはたまらないだろうね」

春香「鼻血出ちゃうよ、きっと」

雪歩「あの番組は本当に怖かったけどね…」

真「小鳥さんの編集版が凄かったよ…恐怖映像殆ど無しで、アイドル同士が抱き付いて怖がるシーンばっかりという…」

春香「あの人はもう戻れない所にいるんだよ、きっと」

千早「本人が鼻血出し過ぎて、輸血までされたって話よ」

雪歩「うわぁ…」

真「ボクは真美と響と美希に抱き付かれて、身動き取れなかったんだよね、あの時…」

千早「あの撮影中、春香はずっと私の手を握ってたわ。何度か抱き付かれて、「今日は1人じゃ寝れないから一緒に寝て」って言ってたわね」

春香「わー!わーわー!な、何で言っちゃうのぉ〜!」

真「可愛いなぁ」

雪歩「可愛いですぅ」

千早「あげないけどね、絶対」

ゆきまこ「あーはいはい(ですぅ)」

春香「えぅう…って、時間!また遅くなっちゃうよ!」

真「あっ!しまった!…もうタクシー捕まえて帰ろうか?」

雪歩「そ、そうだね…流石に歩いては帰れないよぅ」

春香「なら、電話でタクシー呼ぶよ。待っててねぇ」

真「これでプロデューサーに電話したら面白いのに」

春香「そんな事するわけないでしょ!…あ、もしもし、○○タクシーさんですか?タクシー1台、お願いします」

真「慣れてるなぁ…」

雪歩「流石、プロデュース業まで覚えようとしてるだけはありますぅ」

千早「あれよ、多分仕事が深夜になる時が増えたからだと思うわ」

真「なるほどねぇ…確かに、春香は本当に一時期はアイドル宅を泊まり歩いてたからね…仕事に間に合うように」

春香「渡り鳥アイドル、天海春香!765プロ所属のほぼ全てのアイドルとお風呂に入り、寝床を共にした女!」

雪歩「うわぁ…」

春香「な、何よぅ」

真「凄いジゴロかビッチか…」

春香「な、なんですって〜!」

千早「…浮気者」

春香「んなっ!?ち、違うよ!違うんだよぅ!確かにお風呂は一緒に入ったりしたけど、そこまでだもん!そっから一歩先どころか、もう突き進んでるのは千早ちゃんとだけだもん!」ワタワタ

千早「ちょ!大声で何て事を!誤解され…もう遅いけど!突き進んではいないでしょう!?いや、その言い訳もおかしいわね…えーっと、あーもう!」ワタワタ

真「何か腹立つなぁ、この馬鹿っプル」

雪歩「その状態を超えたら、私みたいに生暖かく見守れるよ?さらに上に行くと、美希ちゃんみたいにスルーしたりしながら共に暮らせるようになるんですぅ」

真「何だろう、その私生活にもアイドル活動にも使い道の無さそうなスキル」

雪歩「でも、ちはやけ(戦場)で暮らすには必要だよ?」

真「おかしいなぁ、何か千早の家と書いて戦場と言われた気がした。戦場だったんだね、ここ」

雪歩「うん、特に春香ちゃんお手製スイーツが出て来た時は…ね」

真「ああ、それは仕方ないね」

雪歩「事務所だと、四条さんがいたら終わりだしね」

真「ん?じゃあ雪歩や千早や美希は、ボク達より春香のお手製スイーツを味わってるの?」

雪歩「真ちゃん…春香ちゃんの作った出来立てのドーナツ…食べた事ある?」

真「」フルフル

雪歩「出来立てクッキーは?」

真「」フルフルフルフル

雪歩「お手製アイスケーキに、オリジナルケーキ。暖かいで言うと春香ちゃんがオリジナルでブレンドして糖分とかを調整したチョコレートフォンデュとか…」

真「雪歩」

雪歩「ん?」

真「ボクが間違ってたよ。これから人生を生きる為に、雪歩や美希のスキルは必要だ!」クワッ

雪歩「うん!」

春香「千早ちゃん…」

千早「春香…」

※この後、30分位はるちは(馬鹿っプル)とゆきまこ(人生を生きる上で必要なスキルについて)で時間を潰し、待っててくれたタクシーの運転手さんに、アイドル4人で平謝りしました



〜翌朝8時、ちはやけの朝はさほど早くない〜

春香「んにゅ…」ゴロン

(むにゅん)

春香「…やわらか…」

(むにむに)

「いやん♪」

春香「…?」

あずさ「もう、春香ちゃんったら甘えん坊さんね♪」

春香「」

以上、ゆきまこ後編とあずささん登場でした

つーか、投下開始から酷い内容だった事をお詫びします…何で前回あんな所で切ってしまったのやら…

次回は未定です…が、今月中に後2〜3回は投下出来たらいいなぁと思っております

投下します。


今回は更なるキャラ崩壊のオンパレード…まぁ、少し大人になったと思って下さい…

春香「え…?あれ…あ、あずしゃしゃん?」

あずさ「あらあら〜、言えてないわよぉ?春香ちゃん」

春香「あぅ…こほん、あずささん」

あずさ「はい、良く出来ましたぁ」ナデナデ

春香「んふ〜♪…じゃなくて!何故に千早ちゃんと私のベッドにあずささんがいるんですか!」

あずさ「話せば長くなるわ〜…」

春香「手短に」

あずさ「えっと…はい、千早ちゃんから」

春香「…」

千早(手紙)『仕事に行こうと外に出たら、パジャマのあずささんがいたので保護しました。よろしく 千早』

春香「また丸投げされたぁぁぁあ!」

あずさ「あ、あらあら〜…」

春香「うぐぐ、一緒に暮らすようになってからというもの、千早ちゃんは更に自宅への関心が薄れて…」

あずさ「何だかごめんなさい…年下の子にまで迷惑をかけて…」シュン

春香「うぐ…いや、気にしないで下さい。困った時はお互い様ですし、あずささんなら何か悪巧みとかしなさそうだし」

あずさ「ありがとう、春香ちゃん♪」ホワン

春香「いえいえ」

あずさ「因みに…悪さしそうな子なんかいるの?」

春香「小鳥さんと亜美真美」キッパリ

あずさ「そ、そうかしら…?小鳥さんは大丈夫なんじゃ…」

春香「…一番家捜しされそうですし、写真撮られそう」

あずさ「…否定出来ないわ…」

春香「ところであずささん、何でこの近くに?結構距離あるような…」

あずさ「えっとね…近くのコンビニに行くつもりが…」

春香「あずささん、ただでさえ凶悪なおっぱいなのに、薄いパジャマとかでコンビニとか行かないで下さい。襲われますよ?」

あずさ「うーん、これから気を付けるわね」

春香「是非…で、コンビニに来るはずが、何故かこの近くに…」

あずさ「そうなの。それでオロオロしてたら千早ちゃんに会って、お部屋に入れて貰ったの」

春香「で、何故にベッドの中に?」

あずさ「その…春香ちゃんが寝言でね…」

春香「へ?」

あずさ「多分千早ちゃんが寝てたであろう場所をゴソゴソしながら、「千早ちゃん…行かないで…どっか行っちゃやだよぅ…」って」

春香「わー!うわーうわー!わっほーい!」

あずさ「は、春香ちゃん?」

春香「ね、寝言はいいですから…」

あずさ「それで、何だかかわいそうだから添い寝して、頭を撫でてあげてたの…」

春香「(だから千早ちゃんの代わりに、すんごい柔らかいマシュマロに包まれてる夢になったのか…)」

あずさ「ごめんなさい、迷惑だったわよね?」

春香「い、いえいえ!おかげで、途中から怖い夢じゃなくなりましたから!」

あずさ「春香ちゃんが怖い夢を見なかった…うん、それなら良かったわ〜♪」

(く〜…)

春香「あう…お腹空いたかも」

あずさ「うふふ♪」

春香「あれ?そういえばあずささんは…」

あずさ「ん?私は平気(く〜…)…よ?」

春香「あずささん、無理しないで下さい」

あずさ「だって…年下の子にこれ以上迷惑かけられないわ〜…」

春香「大丈夫です。この部屋にくるアイドルの大半は、私がご飯作ってますし」

あずさ「そうなの?」

春香「はい、特に美希。あと、千早ちゃんは基本的に自炊出来ない人ですし」

あずさ「あ、あらあら〜…でも、確かに千早ちゃんは苦手そうねぇ…」

春香「そうです…あ、でも昨日は雪歩が作った豆乳鍋でした」

あずさ「キッチンにあったお鍋かしら?」

春香「はい、朝はそれ暖めて食べようかなぁって思ってまして」

あずさ「あらあら〜」

春香「暖めて一緒に食べません?」

あずさ「いただくわぁ♪」

春香「よ〜し、じゃああずささんはコタツに入って待ってて下さい」

あずさ「はぁい♪」

〜ちはやけコタツ(メインフィールド)〜

春香「はいお待たせしました〜♪」

あずさ「わぁ♪美味しそう」

春香「朝から鍋…か」

あずさ「?」

春香「出しておいてアレですけど…昨日も体重云々をですね…」

あずさ「春香ちゃん」

春香「はい?」

あずさ「後で努力しましょう。大丈夫、多少なら…きっと…」

春香「…真に頼りましょう」

あずさ「そうね…」

春香「さあ!そうと決まったら、食べますよぉ〜!」←ちょっとヤケ

あずさ「お〜!」←大分ヤケ


〜1時間程経ちました…〜


はるあず「」マンプク

春香「いや〜、朝からしやわせでした…」

あずさ「本当…」

春香「そういえばあずささん」

あずさ「?」

春香「帰り、どうします?」

あずさ「…?」

春香「パジャマじゃ帰れないんじゃ…」

あずさ「あ…」

春香「竜宮は今日はオフなんですよね?」

あずさ「ええ、年越しライブからお休み無しだったから、プロデューサーさんがスケジュール調整してくれて」

春香「…呼ぶなら伊織かなぁ…律子さんは仕事だろうし…」

あずさ「律子さん、お休みよ」

春香「うーん…よし」

(ぴっ…ぷるるるる)

あずさ「?」

春香「あ、プロデューサーさん!春香ですよ!春香!…うるさいって、酷くないですかぁ…そうそう、実はですね」

あずさ「プロデューサーさんにまでご迷惑を…私、本当にダメだわ…」

春香「…パジャマ姿ですよ(ボソッ)…あ、来る?わっかりましたー♪」ピッ

春香「あずささん、プロデューサーさんが来てくれるそうです」

あずさ「…パジャマ姿云々は、聞かなかった事にするわ〜」

春香「何か変な事しそうになったら、通報しましょう」

あずさ「プロデューサーさんなら大丈夫よ〜」

春香「ぶっちゃけ、パジャマ姿って伝えた瞬間、「今から行く」って言ってましたけど」

あずさ「…あら〜…」



〜少し経ちました〜

P「あずささん…本当にパジャマだったんですか…」

あずさ「ごめんなさい…ご迷惑おかけします」

春香「パジャマに釣られたんですか?」

P「春香、お前今度「春香チャレンジ」やるか?バンジー系だが」

春香「ごめんなさい」ペコーン

P「もし本当にパジャマだったら、外に出たらマズいと思ったから急いで来たんだ…春香、お前もアイドルなら分かるだろ?」

春香「はい」

P「全く…だが、良く連絡してくれたな。ファインプレーだ」

P「さて、あずささん…お話は車で聞きます」

あずさ「はい…」シュン

春香「あずささん」

あずさ「なぁに?春香ちゃん」

春香「今度は、普通に遊びに来て下さい」

あずさ「…うん、ありがとうね、春香ちゃん」

P「(…キツくお説教すると思われてたらどうしよう…注意はするつもりだけど。何か凄い悲しい別れな雰囲気に…どうしよう…)」


※あずささん、帰宅(Pの車で)

春香「…疲れた、何か凄い疲れた…お部屋戻って家事しよう…家事を済ませたらスケジュール調整もしよう…」

(がちゃ)

春香「ただいま〜…はぁ、久しぶりに誰もいない、静かな時間だ…」

春香「さぁ、まずは片付けと洗濯だー」


〜春香さん、家事を淡々とこなし中〜


春香「…」←1度何かをやり出すと、凄まじい集中力の春香さん


〜そして、お昼〜

春香「ふぅ…洗濯も終わった…お昼…軽めでいいや…」

(ピンポーン)

春香「誰かな?…はぁい」

真美「はるるん?真美だよ→」

春香「真美?」

(がちゃっ)

真美「やほ→」

春香「やほー、まぁ上がりなよ」

真美「ほ→い…って、本当に千早姉ちゃんの家に住んでんだね、はるるん」

春香「そだよー」

真美「あ、はるるんお昼は→?」

春香「まだ〜、朝から結構がっつりいったし、お昼は軽めにしようかなって…」

真美「ふむふむ、一緒に食べようかと思ってサンドイッチ買ってきたけど、どう?」

春香「パーフェクトだ、真美隊員」

真美「んっふっふ→、この私めにかかればお茶受けハイサイですよ、春香隊長」

春香「それを言うなら、お茶の子さいさい。で、何飲む?」

真美「何ある→?」

春香「えっとね、紅茶、コーヒー、ココア、麦茶、緑茶、抹茶ラテ、コーラ、野菜ジュース」

真美「喫茶店ばりの品揃えですな…じゃあ、ココアで!」

春香「かしこまりー」

真美「かしこかしこ→で、一応聞くけど…紅茶とか緑茶って、もしかしてゆきぴょんコレクション?」

春香「そ、ほぼ雪歩の持ち込み。噂の白雪玉露もいるよ」

真美「うわ、あの高級茶の?」

春香「そ、あれ」

真美「凄いね→飲料が充実しまくりだね→」

春香「因みにコーヒーは私セレクト、野菜ジュースは美希がメインで飲んでるかな?」

真美「ほう?意外ですな→」

春香「おにぎりと野菜ジュースで栄養バランスを保とうとしよるのよ、あのコタツムリ」

真美「無茶するな→ミキミキは」

春香「全く…だから私が色々作るのよ」

真美「はるるんの手作り料理をそんなに食べられるなんて、なんて幸せな日々を送ってるんだミキミキ&千早姉ちゃんッ!」キー

春香「そっちなんだ、まぁいいけど…はい、ココアお待ちぃ!」

真美「はるるん、それ本当にココア?出し方がお寿司屋さんみたいだったけど、緑茶とかじゃないよね?」

春香「大丈夫だよぅ」

真美「あ、いい匂い…ココアだ♪」

春香「だからそう言ったじゃない」

真美「ふふふ、自ら確かめてこそ、本当に納得出来るのだよ!作文は一辺死ねカス!だね!」

春香「真美は作文にどれだけ恨みを持ってんの…百聞は一見に如かず、だよ」

真美「それDA!あ、はるるんどれ食べる〜?」

春香「うーん、何がいっかなぁ〜…あ、このハムサンド♪」

真美「すいません、それ来月からなんです」

春香「え〜」

真美「じょ→く、いっつじょ→く、はいどうぞ→」

春香「ありがと…しかし、真美も随分変わったねぇ」

真美「およ?」

春香「最初に会った時に比べてさ」

真美「あ→、ついにはるるんすら認めるせくちーだいなまいつになっちまったぜ…」

春香「大人っぽくなったよ、本当に」

春香「最初会った時は小学生だっけ?」

真美「そだね→…そして、今やその時のはるるん達に年齢は追い付いたYO!これはつまり…ここから真美伝説の始まりなのだ!」

春香「普段、私達といる時はこのノリのくせに…現場では…ぷくく」

真美「あのキャラ、やり始めて失敗したなぁって思うよ…」

春香「「双海真美です…どうぞ、よろしくお願いします…」って、最初どうしたのかと思ったよ!」

真美「目指せお姫ちんだったんだけどね→。ほら、お姫ちんって、すんごい難しい言葉使うじゃない?真美には無理だと気付かされたよぉ…」

春香「迷走してたねー、あの現場では」

真美「うん。ほら、真美はその頃ドラマ以外にも、デルモンテだったじゃない?」

春香「業界用語にして間違うという、新しい試み?モデルもやってたね、確か」

真美「今もたまにやるけど、何か大人っぽい雰囲気を求められた訳よ、この双海真美に」

春香「ほほう」

真美「アダルティでせくちーで、って言われてもねぇ。しょうがなくて、お姫ちんやらあずさ姉ちゃん、律っちゃんまで、常に観察する日々だったよ」

春香「あー、その時にあのドラマのオファー来たんだ」

真美「そゆこと→」

真美「だから、迷走に次ぐ迷走…あの時の真美はどうかしていたんだよ!まみ は しょうきにもどった !」

春香「ああ、まだやらかす気なのね」

真美「いや、もう無理、絶対やらない…毎晩悩みまくってて、亜美に「禿げるよ?」って心配までされちゃったしなぁ」

春香「で、そんな悩める天才の真美さん、今はどうなの?」

真美「今も悩んでるよ→…だぁってさぁ→…憂いを帯びた、とかならまだ分かるんだけど、「好きな人にフられ、立ち尽くしている時の表情」とか言われてもね→」

春香「また無茶な…」

真美「恋愛御法度なアイドルが好きな人どころか、その先のフられたまでやれとか、どう考えても無理っしょ→…」

春香「この際、プロデューサーさんに告白したら?んで玉砕するとか」

真美「何で玉砕前提かな→!?…まあ、玉砕するんだろうけど」

春香「だってねぇ…プロデューサーさんはどう考えても…」

真美「あずさ姉ちゃん大好き人間だもんね→…はぁ…」

春香「困った男ですよ、あの人は」

真美「で、はるるんも先がないと思ったのと、アイドルは恋愛御法度ってのをこじらせて、千早姉ちゃんへのレズに走ったんだね?」

春香「急にド直球!?」

真美「でも、合ってるっしょ?」

春香「ん〜…何だろう?千早ちゃんとは前から仲良しで、お互い忙しいけど一緒にいる時間は増えて、お互いを気遣って、心配して、尊重して、励まして…そしたら、自然と一緒が当たり前になってて」

真美「きょ→れつなノロケが来たよ…鬼甘だZE…」

春香「ただ、そこにプロデューサーさんに対する感情は無い…かな?憧れだし感謝もしてる。けど、千早ちゃんとは違うの。千早ちゃんは特別で、今の私の全て、かな」

真美「ココアが糖分多過ぎて固まるんじゃないかというノリになってきたな→…真美だけじゃキッツイなぁ、これ」

春香「語れと言われたら、私は千早ちゃんの事を丸1日、不眠不休で語れる自信があるよ」

真美「なるほど、その熱い思いは、是非心の奥に鍵かけて閉まっといてね→」

春香「美希とは半日語り合ったけどね」

真美「ミキミキは千早姉ちゃん尊敬してるからね→」

春香「千早ちゃんがいる所でね」

真美「何その拷問、はるるんとミキミキは、千早姉ちゃんの息の音を止めたかったの?」

春香「千早ちゃんの「他人とは一定の距離を置く」ってのを取っ払う、荒療治だよ」

真美「物は言いようだね…結果は?」

春香「一緒にお風呂入った時に湯船の中でイチャイチャしたり、出来るだけ毎晩一緒に寝たり、出来るだけお話したりイチャイチャしたりする時間を探したり」

真美「千早姉ちゃんがデレた…いや、そんなチャチなもんじゃねぃ…もっと恐ろしい何か…何かこう、千早姉ちゃんのキャラ崩壊を感じたZE…」

春香「うふふ…今では千早ちゃんは、私のと・り・k」

(すぱーん!)

春香「こップァ!?」

千早「何て事話してんの!」

真美「あ、おかえり→!亜美、ど→だった?」

千早「ただいま。えっと…亜美?そうね、歌声は…少し疲れてたかしら?それと、乾燥で少し喉を痛めてそうだから、ケアは必要ね」

千早「風邪は大丈夫そうだけど、年越しライブの疲れはまだ喉に残っているわね」

千早「亜美は声帯が強いし、物真似が出来る位自由に出来るけど…そうね、あれは酷使にも繋がるから、ケアをキチンとするように伝えて。何なら、私がケアの仕方を教えてあげるから」ペラペラペラペラ

真美「さ、流石…喉に関してはスペシャリストの千早姉ちゃん…てか、そんなに何曲も聞いたの?亜美の歌」

千早「私とデュエット一曲だけよ?」

真美「何でそれでそこまで分かるのさ…」スゲー

春香「ち、千早ちゃんは深呼吸一回でその日の湿度が分かる、特殊能力持ちだから…」プルプル

真美「はるるん、大丈夫?」

春香「流石にお煎餅缶の蓋はきょーれつだったよ…まだ星が見える…」

千早「ご、ごめんなさい…そこまでになるとは思わなかったの…」

春香「な、なんくるないさー!自分、完璧だかりゃ…あぅ」

千早「は、春香、我那覇さんの真似は似てないわ…」

春香「うぐぅ」

真美「千早姉ちゃん、何もダメ出ししてトドメを刺さなくても」

千早「ご、ごめんね?春香…」ナデナデ

春香「ほぁ…」ポワン

真美「…何だろね→、この馬鹿っプルは。年下の目の前で…人生のモンハンにならないといけないはずなのにね→」

はるちは「模範、ね」

真美「ツッコミの時だけ冷静にならないでYO!しかもハモるし!」ガオー

春香「それにしても…ついに揃ったわ…」

ちはまみ「?」

春香「私、天海春香の野望!最強ユニットを作って世界を取る!そのメンバーがっ!」テッテレー

千早「え?あれ本気なの?」

春香「勿論です!」

真美「え〜?何々?何か面白そ→な話?」

千早「私と真美と春香でユニットして、春香は楽しようって話」

春香「違うよ!」

真美「はるるん、働こう?ね?」

春香「本気で説得しにかからないで!ちゃんと話を聞いて!」

千早「まあ、なんでもいいですけれど」シラーッ

真美「すっごい久しぶりにそれ聞いたかも」

千早「そう?」

春香「ほら、千早ちゃんは最近、少しは皆に興味を持つようになったから、それ言わなくなったじゃない」

千早「微妙にトゲのある言い方だけど、確かにそうね…絆って言葉が、好きになったもの」

春香「成長したんだねぇ、千早ちゃん…」ホロリ

真美「うんうん、良かった良かった」ホロリ

千早「あなた達…全くもう!」

真美「あはは→!昔の千早姉ちゃんだったら、今頃怒ってどっか行っちゃってたけど、優しくなったんだね→!なんか嬉しい」

千早「そ、そう?(そんな事言われたら、怒るに怒れないじゃない…ズルいわ)」

真美「で、は〜るる〜ん、世界を取るユニットって?」

春香「ふむ、説明しましょう!モデルも演技も歌もダンスも出来る、オールラウンダーな真美!世界に通用する歌姫の千早ちゃん!そしてそんな2人と私がユニットを組み、世界進出を!」

真美「おぉ〜!」

春香「出来たらいいなぁ、と」

真美「お、お〜…↓」

春香「たはは…」

真美「因みにはるるんは何するの?」

春香「2人を後ろからニコニコ眺めてる」

真美「働きなYO」

千早「本当、仕事しなさい」

春香「だーかーらー!ニート化するんじゃないってヴァ!私は2人をプロデューしゅしゅるのっ!」

千早「噛んだわね」

真美「噛んだね」

春香「噛んでない!噛んだけど気にしない!」

春香「それで、私は2人をプロデュースしながら一緒にユニットやって、いつかは世界に通用するように…」

真美「それ、兄(C)か律っちゃんに言わなくていいの?」

春香「あ」

千早「…果たして許可は下りるのかしら」

春香「あぅ…」

(ピンポーン)

春香「…お客様だ」

真美「話題をすり替えたね」

千早「まさにどうでもいいですけど、ね」

<ウェェエ!?

ちはまみ「!?」

<ドウゾー オジャマシマース

千早「あら?この声って…」

真美「まさかの…」

律子「お邪魔するわね、千早」

千早「律子、いらっしゃい。珍しいわね」

真美「私服の律っちゃんだ!可愛い!」

律子「いきなり何言ってんのよ、全く…」

春香「で、今日はどうしたんですか?」

律子「朝、あずささんがここに来たでしょ?それでね…」ゴソゴソ

律子「春香がプロデューサー殿に連絡してくれたんでしょ?助かったわ〜」

春香「いえいえ」

律子「でね、早速ネットに書き込みされてて」

はるちはまみ「」

律子「私も気付かなかったんだけど、今日プロデューサー殿に聞いてねー。皆にも見てもらおうかと」

春香「ノートパソコン?」

律子「スマホ繋いで…ほらこれ」

【アイドル@ちゃんねる】

千早「アイドル…ちゃんねる?」

真美「これって、某大型掲示板群のアレじゃないの?」

春香「アイドルは見ない方が…」

律子「それが、ここは意外に好意的でね?色んなアイドルのファン達が好きに語らう場なの。煽りとか、あまりに攻撃的だと管理人が排除するらしいわ。因みに、某大型掲示板群とは独立してるわよ」

(カチカチ…)

真美「わあ!何か沢山スレが出て来た!」

千早「すれ?」

春香「スレッド。話題って言うのかな?「○○について」みたいな感じで作られて、そのスレッド内で、皆でレスポンス…そこに沿った発言を投稿するの」

千早「良く分からないわ…」

律子「ま、最初はそんなもんだし、分からなくても問題ないわよ」

真美「お、千早姉ちゃんのだ!」

春香「え?どれ?」

律子「これね」

【歌姫】如月千早スレ その1096【ちーちゃん】(847)

律子「随分長く続いてるのねぇ…あ、過去ログ見てみましょうか…」

春香「パスワード…」

律子「大丈夫、管理人に聞いてるし」

千早「あら?律子は知り合いだったの?」

律子「さっき知ったわ。管理人は小鳥さんよ」

真美「oh…」

律子「他にも副管理人が3人いるけど、それぞれ春香、竜宮、フェアリーのファンクラブの会長が勤めてるらしいわ」

春香「し、知らなかった…ちょっと前にシルクのリボンを下さった方だ…そんな事までしてくれてたんだぁ…」

千早「シルク…高そうね」

真美「超手触り良さそう…」

春香「凄いよ。勿体無くて使えないから、劣化しないように真空パックして保管してる」

真美「ブログに載ってた奴?あの、何か金庫みたいな所に入れてた…」

春香「それ」

律子「春香のファンクラブの会長さん、名前は言えないけど会社経営してる若社長らしいわよ」

春香「」

千早「春香…恐るべし…」

真美「いつでも玉の輿に乗れる…はるるんすげ→!」

律子「…よし、過去ログ出て来た…あら?これって、千早がデビューした日にスレ立ってるわね…」

真美「やるねぇ、千早姉ちゃん」

千早「多分、当時はそんな事をあまり思わなかったでしょうけど、今なら言えるわ…本当に、心の底からありがとうございます、こんな無愛想な私を応援してくれて」

春香「うんうん、良かったねぇ」ナデナデ

千早「うん…」グスッ

真美「ええ話や…」

律子「因みに、例の記事が出た時は…副管理人さんが宥めまくってるわね…」

はるちはまみ「え?」

律子「かなりの書き込みが削除されてるし、副管理人さんが『そのお金や労力をちーちゃん応援の資金にしろ』って書き込みまでしてるわね」

真美「仲間内もカッチーンきてたからねぇ…ファンの人なんか、下手したら真美達より過激な人もいるし」

春香「あー…」

律子「下手したら雑誌社襲撃とか、殺人予告まで出てたかもね…」

千早「…気持ちだけ、受け取りたいわ。私の為にその人達が…何か法律に触れるような事をしてしまうのは…辛い」

春香「うん、それが私達は一番辛いし、伝える事も難しいから…どうにも出来ないのは辛いよね…」

律子「…さて、それじゃあずささんの話、見てみましょうか」

真美「竜宮小町専用スレ…あ、これかー」

律子「朝方からの書き込み…と」

【あらあら】竜宮小町スレ 892彩ボタン【にひひ→】

452:774プロ所属さん 01/08(火) 07:23
さっき、竜宮小町の三浦あずさ見た!街中をパジャマ姿で歩いてたけど…あれ撮影かな?

453:774プロ所属さん 01/08(火) 07:48
そんな事より、お前の投稿時間がオナニーさん

454:774プロ所属さん 01/08(火) 08:00
朝っぱらから欲望に忠実なナイス害がいると聞いて

455:774プロ所属さん 01/08(火) 08:06
>>452
あずささんが街中で迷子になってウロウロしとるのなど、都内に住んでりゃ週1、関東圏なら最低でも月1で見かける、つまりデフォだ

456:774プロ所属さん 01/08(火) 08:28
>>455
マジか
俺、最近東北から出て来たばかりだから知らなかったよ…じゃあ、迷子中のあずささんへの対応はどうしたら?

457:774プロ所属さん 01/08(火) 08:37
>>456
基本的に、竜宮親衛隊が街中にいるから平気
下心丸出しで話しかけると竜宮親衛隊に粛正される
竜宮メンバーが怪我しようもんなら水瀬家SPが飛んでくる

458:774プロ所属さん 01/08(火) 08:58
>>457
すげえな、東京
すげえな、竜宮小町
すげえよ、竜宮親衛隊つーかお前ら

459:774プロ所属さん 01/08(火) 09:12
つうか、迷子のあずささんとか、もう見慣れ過ぎてて普通にいても驚かないわ

460:774プロ所属さん 01/08(火) 09:31
たまに律っちゃんとかスパコンさんが大慌てで街中走ってると、「あっちにいましたよ」→「ありがとうございます!」って会話が聞こえてくるのもデフォ

461:774プロ所属さん 01/08(火) 09:50
それで分かるプロデューサー2人もすげえけど、デフォになってるお前らにも脱帽だわ

462:774プロ所属さん 01/08(火) 10:10
慣れですよ!慣れ!

463:774プロ所属さん 01/08(火) 10:15
はるるん乙

464:774プロ所属さん 01/08(火) 10:18
パジャマ姿か…じゃあ起きて新聞取りに行こうとして迷子か

465:774プロ所属さん 01/08(火) 10:29
洗面所かもな

466:774プロ所属さん 01/08(火) 10:39
三浦あずさが一歩踏み出した瞬間から、迷子は始まっている

467:774プロ所属さん 01/08(火) 10:54
>>466
結構マジだから困る

468:774プロ所属さん 01/08(火) 11:00
スパコンさん乙

※以下、竜宮小町について熱く語るスレ民のレスが続く

春香「…律子さん、この状況は大丈夫なの?」

律子「…良くはないけど…ね」

千早「竜宮親衛隊…」

真美「律っちゃん、この街中の話は本当?」

律子「本当よ…」

春香「しかしこの連帯感…ファンの人達って凄いなぁ」

千早「下ネタはアレだけど…この流れは面白いわね…」

真美「この466番の人のレスなんか、名言だよね→」

春香「プロデューサーさん、ファンの人達の間だとスパコンさんなんだね」

千早「見慣れられたあずささん…これから大丈夫なのかしら」

律子「あずささんのランクは上がりにくいかもしれないけど、これだけの方が支えてくれるなら、竜宮小町はまだ先に進めるわ」

真美「おりょ?律っちゃんスレもあるんだね」カチカチ

律子「なっ!?ちょ、アンタ勝手に…」



【プロデューサーのP】秋月律子Pスレ エビフリャ566本目【パイナポーのP】

156:774プロ所属さん 01/06(日) 21:25
やっぱり昔の映像とか、少し前の765ライブの緊急出演見るとさ…復活して欲しいよな、律っちゃん

157:774プロ所属さん 01/06(日) 22:08
そりゃなぁ…歌も超上手いし可愛いしさ、あの緑のサイリウムに照らされた会場で歌う律っちゃんは俺も見たいさ

158:774プロ所属さん 01/06(日) 22:26
お前ら待て、律っちゃんのファンなら、今はプロデューサー秋月律子を応援すべき
エビフリャでもパイナポーでも、俺は秋月律子を支持する…だから竜宮小町を応援して、律っちゃんの夢を叶えるんだ!

159:774プロ所属さん 01/06(日) 22:47
だな…俺も、竜宮の皆にはなんか悪いけど、俺は律っちゃんの為に、律っちゃんも含めて竜宮を応援する

160:774プロ所属さん 01/06(日) 23:00
でも、たまにはステージ立って欲しいよな
ほら、スパコンさんに少し仕事押し付けて、年1でも

161:774プロ所属さん 01/06(日) 23:22
ファンのスパコンさんへの信頼と重圧は異常
つーか、一般的に考えたら過労死すんぞww

162:774プロ所属さん 01/06(日) 23:55
それでも…それでもスパコンさんなら、何とかしてくれる…っ!

163:774プロ所属さん 01/07(月) 00:07
ま、ままま任せろ(生まれたての小鹿状態)

164:774プロ所属さん 01/07(月) 00:24
あ、足プルップルしてはるー!?あかーん!寝て!スパコンさん早よ寝てー!良い羽毛布団で早よ寝てー!

165:774プロ所属さん 01/07(火) 00:51
別に羽毛布団じゃなくても良いだろうがw

千早「」←後半の流れに撃沈

真美「さ、流石律っちゃんファン」

春香「プロデューサーさん、たまに本当に過労死を心配したくなりますよね」

律子「(ステージ…か、未練が無いと言ったら嘘になるけど、私には4人で叶える夢がある…でも、未だにこんなにアイドルの秋月律子を望んでくれる人が…)」

春香「律子さん、たまにはいいんじゃないですか?」

律子「春香?」

春香「竜宮小町は秋月律子プロデューサーが作り、育てたユニットです…彼女達なら、自分のプロデューサーの年に一度のお願い位、聞いてくれますよ」

律子「…でも、スケジュール管理とか…」

春香「例えば、765プロの定例合同ライブ。私もスケジュール管理の勉強してますから、その分プロデューサーさんは手が空きますし、小鳥さんだっている。合同ライブなら日程はすぐに分かるし、律子さんが竜宮の皆とレッスン出来るように、プロデューサーさんが竜宮の仕事を見たり送ったりすれば大丈夫」

律子「春香…」

千早「大丈夫よ律子、私達だって、少し位自分で自分の事は出来るわ。私は、貴方がステージで輝く姿も好きよ?」

律子「千早…」

真美「律っちゃ〜ん♪」ガバッ

律子「きゃぁ!?」

真美「真美達は大丈夫だよ。それに、亜美達なら3人なんだからもっと大丈夫。律っちゃん、亜美達を信じてあげて」

律子「…ふ〜…あのね、信じてない訳ないでしょ?何年一緒にやってきてると思ってるのよ?」キラン

春香「(律子さんの眼鏡が光った!)」

千早「(覚悟を決めたのね、律子)」

真美「(キタ!律っちゃん覚醒モードキタ!)」

律子「年1のライブ?いいわよ、やってやるわ!竜宮小町のプロデュースやりながら、たまに一緒にレッスンしたりしてんのよ!スケジュール調整だってね、あの子達は最近自己管理を少しずつしてるの!4人で相談しながら仕事してんの!」

律子「竜宮小町のプロモーション、人気向上に繋がるってんならね!年1回のライブ出演、してやるわ!私はね、かつては数少ないマニア層から支持を得て、そこからAランクにまで登り詰めたのよ!」

律子「いいわ…やってやるわよ!」キュピーン

はるちはまみ「」ポカーン

春香「(ま、まさかここまで燃えてしまうとは…完全に予想外でした)」

真美「(り、律っちゃんフルスロットルだ…こりゃ、楽しくなってきたぞ→)」

千早「(律子は昔から冷静沈着で完璧主義者ではあるけど…実はそれ以上に熱いのよね)」

千早「(目の前の高い壁に対して、冷静に判断し、事前に完璧に準備し、登るんじゃなく確実に制圧する…律子は負けず嫌いで、熱い)」

律子「…そうと決まれば…千早、春香」

春香「はい?」

千早「何かしら?」

律子「私、今日は帰るわね」

はるちは「あ、はい」

律子「ふふふ…いいわ、定例ライブも色々考え直しね…」

真美「え?もう定例ライブの日程、決まってたの?」

律子「まだよ。だけど、絶対にやるわ」

千早「(…絶対か、律子なら絶対にやるわね。ジュピターに負けた時以来だわ、こうまで熱くなってる律子は)」

律子「じゃあ、私は帰るわ。プロデューサー殿にも連絡しないとね…」

春香「はい、またいつでもいらして下さい」

春香「(本気だ…多分、律子さんの頭の中では、もうビジョンが出来上がってる…律子さんファンの皆、おめでとう…律子さん、ステージ立つよ。しかも完璧なパフォーマンスを見せてくれるよ、絶対)」

真美「(亜美に連絡しよう!律っちゃん、ついに覚醒したって)」

千早「律子」

律子「ん?」

千早「ファンの人達の思いって、凄いわね」

律子「そうね…本当、凄いわ。たまに…受け止め切れそうに無い位に、本当に凄い」

千早「そうね」

律子「でもまぁ…それは全部追い風になるんだけどね、走ってるアイドル達にとって」

千早「進む事への後押し…確かにね」

律子「ま、オーバーワークにだけは気を付けないとね…貴方よ?千早」

千早「ふふ、気を付けるわ。まぁ…今は春香がいてくれるから止めてくれるし、大丈夫よ」

律子「仲がよろしい事で、うふふ」

春香「…うんうん、良かった」

真美「律っちゃんもまだまだ現役で通用するもんね→」

春香「だね…」

真美「でも、おっかないライバルが出来てしまった〜…」

春香「年1だけどね」

真美「ところではるるん、アレ聞かないの?」

春香「ん、今はいいかな?余計な事を言いたくない雰囲気だし」

真美「そっか→、流石はるるん、空気の読めるアイドルだね→」

春香「ふっふっふ〜」



〜律子さん、静かに体中から覇気を放出しながら帰宅〜

真美「はるるん…真美ね、思うんだ」

春香「何を?」

真美「さっきの律っちゃん見たら、また竜宮スレか律っちゃんスレがザワつくな→って」

千早「ああ…何かあったかと思われるわね」

春香「ところで真美、亜美は放っておいていいの?」

真美「あー、大丈夫だよ」

真美「てかね…別にさ、仲は悪くないし、昔っから少しも変わって無いんだけどね」

はるちは「うん」

真美「やっぱさ→、真美だって亜美だって、大人になってくじゃん?でさ→、大人になるとお互いに進みたい道とか、やってみたい事とか、ちょーっちズレてくんだよね、双子なのに」

春香「へ〜…何か不思議な感じ」

真美「何がだね?はるるん大佐」

春香「いや、小学生の頃から知ってる亜美真美が…大人になったんだなぁと…」

真美「はるるん…親戚のおばちゃんみたい」

春香「誰がおばちゃんか!」

千早「でも、2人とも私達765プロのアイドルからすれば、本当に妹みたいな感じだったし…成長した姿やしっかりした事を言っているのを聞いていると…やっぱり不思議というか、「ああ、この子達も大人になったんだなぁ」って思うわ」

春香「それが、嬉しくなるような、寂しくなるような…そんな感じ」

真美「うーん…逆に真美達はそんなに意識はしてないんだよね。でも、大人になりたい!って気持ちは昔より確かに減ったなぁ…ほら、普通の子達と違って、亜美も真美も仕事して、普通よりも沢山大人がいて、働いて…そんな世界にいたし、気が付いたら…かな?」

春香「そうだね、普通なら友達と遊んだりするのを、色んな大人が走り回って、学校よりも遥かに厳しい「社会」を体験して来たんだもんね」

千早「良くも悪くも…成長せざるを得ないわよね。我慢する事を覚え、どうにもならない現実を叩き付けられ…」

真美「まぁまぁご両人、あっしの話を聞いておくんなせぇ」

真美「こほん…何て言うか、そりゃ→大変だったし、「何でさ!」って思った事も沢山あった、学校にもあんまり行けなかったし、学校の友達にも会えなかったけど…」

真美「でも、真美にも亜美にも、皆がいた。765プロがあった」

春香「…真美」

千早「」ブワッ

真美「絆…皆が私達みたいな子供を仲間として扱ってくれて、私達も皆が仲間として扱ってくれる事を素直に受け入れられたし」

春香「」ホロリ

千早「…」

真美「ほら、私達双子には、優しくて楽しいお姉ちゃんが沢山いたからね→。グレる事無く、楽しいアイドルライフを過ごせてるんだよ」

はるちは「真美ぃぃぃっ!」ガッシィィ!

真美「のわぁぁあ!?はるるんも千早姉ちゃんも何事!?どしたのさ→!?何でタックルばりの勢いで抱き付いてきたのさ!?」

春香「真美ぃ…ええ子に育ったねぇ…」グスッ

千早「真美…大変だったわよね、アイドルの仕事は…友達と遊べなかったりしたのに、良く頑張ったわね…」ナデナデナデナデナデナデ

真美「は、はるるん苦し…ち、千早姉ちゃん!摩擦で燃える!燃えるってばさ!」

はるちは「真美ぃぃぃ…」オロローン

真美「だぁあ!」

(がちゃり)

美希「たっだいまなのー!」

真美「ミキミキ〜…」

美希「…さ、3人で何してるの!?ふ、不潔なの!?」

はるちはまみ「」

美希「いやぁ〜!は、春香の変態!やっぱり春香は飢えてるの!」

春香「別に飢えてないわよ!」ガオー!

美希「ち、千早さんも…せ、性の暴走機関車なの!」

千早「おかしな通り名をつけないで!」ポッポー!

美希「ま、真美…」

真美「ちょ、真美は」

美希「2人を誘惑して…この小悪魔!エロス親分!」

真美「何で真美までエロいみたいな流れなのさ!小悪魔はまだしも、エロス親分て!ヤクザ映画の女好きでダメダメな親分のおっちゃんみたいな呼び方しないで!」ムキー!

美希「…っ!」ピコン

はるちはまみ「?」

美希「そだ。お風呂入ろっと♪」クルーリ

真美「ミキミキ、フリーダム過ぎるっしょ!」

千早「感動的な雰囲気だったのに…全くもう」

春香「まだ沸かしてないよ!」

千早「お風呂の事はどうでもいいわよ!」

真美「そこじゃないっしょ!はるるん!」

春香「あれー?」


<ふにゃぁぁ!?冷たいのぉぉぉっ!?


春香「あのコタツムリ、確認しないで入ったの!?全くもう!」ドタバタ

<春香ー!お風呂が、お風呂が冷たいの!お水なの!キンキンに冷えてやがるのー!

<あーもう…ほら、一度出なさいって…ほら、体拭いてあげるから…取り敢えず、これにくるまってコタツムリしなさい

<はいなの…

真美「はるるんはミキミキのお母さんなの?」

千早「最近特にね…母性が駄々漏れよ」

真美「駄々漏れ…なんだ…」

美希「…」グスッ

真美「あ、ミキミキ」

千早「ほら、早く入りなさい」

美希「」トテトテトテ

(もぞもぞもぞ…)

美希「へぅう…」アホ毛ヘニョー…

真美「ミキミキ、大丈夫→?」

美希「アカンなの…アカンなの…」プルプル

千早「コタツの温度、少し上げたわよ」

真美「ほい、お茶だよ→…って、手が出せないから飲めないね…あ、さっきコンビニでストロー貰ったんだ…えーっと、ほい」

美希「2人ともありがとうございますなの…」プルプル

千早「暫くダメそうね…」

美希「っ!」アホ毛ピコン

千早「どうしたの?」

美希「…あ、ううん…何でもないの…」

真美「お茶熱かった→?」

美希「大丈夫なの」

真美「そっか→」

美希「………」カオマッカ

千早「顔、赤いわよ?大丈夫?」

美希「だ、大丈夫なの〜♪」

ちはまみ「?」

美希「(あ、熱くなったから、無意識でタオル取っちゃったの…)」

美希「(ミキ、今…裸だったの…コタツの中で、千早さんや真美の前なのに…別に皆がお風呂上がりとかじゃないのに…ミキ、裸なの…恥ずかしいの…)」

美希「(でも…でも…ドキドキするの…裸なのに…タオルで隠さないといけないのに…)」ゾクッ

美希「(ミキ、おかしくなっちゃったの…?)」ドキドキ

春香「美希、取り敢えずシャワーだけでも浴びたら?お風呂はすぐ沸くから、シャワーを先に浴びちゃいなよ」

美希「はいなの」ガバッ

真美「わお」

美希「あ」

春香「コタツの中が暖かいからって、タオル取らないの。風邪引くよ〜?」← 一緒にお風呂も入るので見慣れてる

千早「ほら、早くお風呂行きなさい」←同じく見慣れてる

美希「はぁい」←裸くらい今更だったのを思い出した

(とてとて…ぱたん)

真美「ふむ…」

千早「どうしたの?」

真美「ミキミキが金髪だったり茶髪なのは、やはり染めてたんだなぁと思って」

春香「…どこを確認しとるか、エロス親分」

真美「だって気になっちゃったんだもん!」

千早「全く…」

春香「そういえば、美希って水着モデルとか良くやるから、いつも剃って綺麗に手入れしてるんだよねー」

千早「何でその話に乗るのよ」

真美「真美もだよ?モデルって、水着もまだあるし」

千早「だから…」

春香「千早ちゃんは剃る必要ない位、綺麗に整ってるよね」

真美「ほほう」

千早「何で私の事を言うの!私は体毛全部が細いの!春香は普通に少ないじゃない!」

真美「ほほう」

春香「うぁあ、気にしてるのにぃ!」

真美「結論、765プロの下半身は、色々悩みが尽きない」

はるちは「おかしな言い方するな!」

真美「うあ〜!やっぱり息ぴったり過ぎるっしょ!真美と亜美位息ぴったりなんだけど!」

春香「愛よ」ドヤァ

真美「カチンときた」

千早「愛ね」ドヤァ

真美「見慣れない分、余計にカチンときた」

(がちゃ…とたたたた)

美希「ただいまなのー♪」プルンプルン

真美「何でこのアイドルは全裸でお風呂から戻ってきたの?」

春香「美希、風邪引くよ?」

美希「ミキは強い子元気の子なの!だから大丈夫なの」

真美「下着位付けてきなよ…仮にもアイドルなんだからさ→」

美希「仮じゃないよ?正真正銘、ミキはアイドルなの」

真美「」イラッ

千早「真美、気持ちは分かるけど許してあげてね」

春香「真美、これが娘を甘やかす父親よ」

千早「誰が父親よ」

美希「ミキは春香と千早さんの家の子だよ?」

春香「違うよ?」

真美「ツッコミ不在の家族コント見せられてる真美のストレスはマッハだよ!何なのもう!」



〜コタツの主、服を着ました〜

美希「今日も1日お疲れ様でしたなの、あふぅ…」

真美「765プロの誇るトップモデルが、家ではアズキ色ジャージとは思わなかったよ」

千早「少し前に買ってきて以来、お気に入りなのよ」

美希「楽だし暖かいの!」

春香「私とか真とか響だとバラエティの匂いしかしないのに、美希が着るとちょっとお洒落に見えるのが不思議」

真美「ミキミキだけだよ、多分」

千早「真美もモデルなんだし、着てみたら?」

真美「え→!?」

美希「真美も着てみたらジャージの凄さが分かるの!」

真美「むぅ…じゃあ着てみるよ…」

〜数分後〜

真美「真美、今日は結構可愛い服だったのになぁ…まさかアズキ色ジャージを着るとは…」

春香「美希とは違うお洒落感と可愛さがあるのは何でだろう」

千早「可愛らしい感じになるのね」

美希「真美、なかなか似合ってるの!」

真美「ミキミキ…これが似合ってもあんまり嬉しくないよ→…」

春香「いいじゃない…バラエティになる私よりは…」

千早「まぁ、何だかんだ言ってる春香も、トレーナーの上下だけど」

春香「暖かいし楽だし…」

真美「結局ミキミキと同じ理由じゃんか!」

美希「真美ー、寒いのー」

千早「何か羽織ったらいいのに…そんなにジャージがいいの?」

美希「だってー」

真美「はいはい、今脱ぐよ→ん」

美希「」ニパッ♪

春香「本当にお気に入りなんだね、そのジャージ」

美希「うん♪」

真美「ミキミキは可愛いなぁ、はい」

美希「えへへ〜♪おかえりなの〜♪」

千早「まるで水瀬さんがウサギちゃんを返してもらったかのようね」

春香「それは流石に伊織が怒るよ」

真美「だね…あのウサギちゃん、もう修復箇所が凄い事になってるらしいね」

春香「私もあのウサギちゃんを治してあげた内の1人だよ」

真美「はるるんは本当、色んなアイドルとのエピソードがあるね」

春香「765プロの皆でしょ?876プロの皆に、魔王の皆でしょ、新幹少女の皆とも知り合いだし…あ、最近SG(シンデレラガールズ)プロの凛ちゃんとも仲良くなったよ」

千早「予想以上だったわ」

真美「真美の予想を遥かに超えてたよ」

美希「しかも、あの日高舞とも知り合いなんでしょ?春香は」

春香「うん。愛ちゃんが私を慕ってくれてて、何度か御自宅にお邪魔してご飯をご馳走になったり、一度泊めてもらったりしたよ」

千早「」

美希「」

真美「何その凄まじい光景、絶対一緒にいたくない」

春香「愛ちゃんは一緒だったよ?」

千早「愛ちゃんは舞さんの娘でしょうが」

美希「メンタル面のトレーニングにはいいんだろうけど、下手に踏み込むとアイドル生命を狩られるの」

真美「ヤだよ、泊まるだけで狩られるの」

春香「え〜?何で〜?舞さん、良い人だよ?豪快だけど」

千早「Sランク2人と一緒にいたくないわ。オーラで胃がやられそうだもの」

美希「あのライブバトルは、本当に凄まじかったの…」

真美「何人か引退しようとしたらしいからね、あれ見て、上が高過ぎるって」

春香「…あの」

ちはみきまみ「?」

春香「そのライブバトルの日の夜だよ?」

千早「何が?」

春香「泊まったの…日高家に」

ちはみきまみ「」

春香「あ、あれぇ?」

千早「開いた口が塞がらないわ…」

美希「あれだけのバトルしてて…泊まりに行ける神経が分からないの」

春香「だってぇ…興奮した愛ちゃんが「泊まりに来て下さい!」って…舞さんも「いやー!楽しかったわ春香ちゃん!今日はウチに泊まりに来ない?語らいましょうよ!」って…」

真美「そしてホイホイ付いて行くはるるん、と。この凄まじいアイドル戦国時代のトップは、凡人には訳分からないYO」

春香「ふ、普通にお友達のお家にお邪魔する感覚で…」

美希「春香、765プロ辞めて日高舞と一緒に独立しちゃダメだよ?全アイドルにトドメ刺す事になりかねないの」

千早「万が一そうなったら、私はアイドルから歌手に転向するわ」

美希「ミキはモデルさん一筋になるの」

真美「真美はタレントになろう」

春香「独立なんかしないよぅ!するなら…千早ちゃんと真美を引っ張ってくし」

美希「がーん、なの…春香に捨てられたの…春香にしてみたら、ミキはアウトオブ眼中だったの…」

春香「だから独立しないってば!それに、美希にはフェアリーがあるでしょ!?」

美希「だって、春香のお菓子が食べられなくなるの!」

春香「お菓子が食べられないだけ!?独立嫌がる理由!」

千早「それは…マズいわね…」

真美「はるるんのお菓子が無いとか…」ギリィ…

春香「おーい、春香さん=お菓子、そんな認識を改めて下さーい。ついでに2人はユニット候補だって言ったじゃないですかー」

千早「ならいいわ」キッパリ

真美「お菓子があるしね」キッパリ

美希「やー!千早さんと真美が裏切ったの!ミキもお菓子食べたいのー!」ウワァァン

春香「だから私=お菓子って認識をやめなさぁぁぁい!もう作らないよ!?」ガオー

千早「春香、それはいけないわ」

真美「765プロに冬の時代が訪れるよ」

美希「春香…それは765プロの死を意味するの」

春香「なーんーなーのーよー!もーなーんーなーのーよー!そんなに765プロの生命力は私のお菓子頼りなの!?おかしいでしょ!?」

真美「はるるん…はるるんが以前作った、「ゴージャス春香スペシャルプリン」のせいで、いおりんですら「ゴージャスセレブプリンより春香スペシャルのがいい」ってなったんだよ?」

春香「だから何!?」

美希「美食家デコちゃんですら、春香のお菓子を楽しみにしてるの。それがもう無いって言われたら…」

千早「四条さん辺りは、廃人になりかねないわよ?」

春香「もうやだ765プロのお菓子中毒者達」

真美「実際、チョ→美味しいんだもん、普通のスイーツだと物足りなくなっちゃうよ」

美希「そうなの、春香が本気で作ったスイーツは、食べたら本当に幸せな気分になれるの。あれが無いと、ミキ耐えられないの」

春香「さっきの自分のツッコミを含め、薬物中毒者にしか聞こえない。そして、私の作るスイーツに麻薬が含まれているようにしか聞こえない」

千早「中毒という訳ではないけれど、春香のお菓子の美味しさを知ってしまったらね…」

春香「うー…美味しいって言われるのは嬉しいんだけどね」

美希「…そんな話してたら、お腹空いてきたの。今日はお昼食べる時間が無かったの…」

春香「はぁ…時間も時間だし、ご飯作ろうか。真美も一緒に食べてくでしょ?」

真美「あ、いいの?ならいただく→」

千早「…本当にお母さんね…春香」

春香「千早ちゃんの今日の晩御飯は、戸棚に入ってるカップ麺ね?」

千早「本当にごめんなさい」

本日は以上です
亜美真美は口調が…しかも、皆より小さい頃から芸能界を体験してるなら、達観してしまうのも早いのかなという妄想までやらかしてしまった…

因みに真美は髪を全て下ろしています(変装も兼ねて)

投下します

〜毎度毎度のおゆはんタイム〜

4人「いただきまーす!」

真美「相変わらず、はるるんの料理の美味しさはヤバい」

春香「ありがと」

美希「いつもありがとうなの!」

春香「はいはい」

千早「春香…本当に美味しいわ。私に食べる楽しみを教えてくれて、ありがとう」

春香「千早ちゃん…」

真美「何だろうね、この2人は。すぐ桃色空間作っちゃってさ→」

美希「気にしたら負けなの。あの馬鹿っプルのイチャコラにいちいちツッコんでたら、キリがないの」

真美「達観してるね、ミキミキ」

美希「それが、この家で生きる道なの」

はるちは「そんなにイチャコラしてないよ」

真美「年上じゃなかったら、多分ひっぱたいてたかもしれない」

美希「怒った所できっと理解されないの。流すのが一番なの」

春香「美希?明日から美希のご飯はカップ面、お菓子はうまい棒ね」

美希「そ、そんな…」

真美「随分手抜きでお手軽になりましたな→」

千早「美希、謝った方がいいわ」

美希「ごめんなさいなの、貞操を捧げる以外なら何でもするの」

春香「うん、貞操は別にいらないけどね?」

美希「ミキの貞操、随分と安く見られたもんなの…」

春香「ご飯と引き換えにしたのは美希自身でしょうが」

美希「そうだったの」

春香「まぁ、美希の貞操は好きな人にでもあげてください」

美希「春香なの!」

春香「そりゃありがとねー」

千早「あげないわよー?」

美希「なら千早さんなの!」

千早「あら嬉しい」

春香「あげないよー」

美希「むぅ、じゃあ真美でいいの」

真美「じゃあ、とか、でいいの、とかね。流石の真美さんも怒り心頭な訳ですよ」ガタッ

美希「む?ミキ、負けないよ!?」ガタッ

春香「座ってなさい、真美もコタツムリも」

真美「むー…」

美希「せめて名前で呼んで欲しいの…」

春香「今のは美希が悪いんだよ?真美に謝りなさい」

美希「真美、ごめんなさいなの」

真美「この時ミキミキ…意外に素直…!はさておき、あまりに扱いがぞんざいだと、真美だってカチーンきちゃうから気を付けてね?」

千早「はい、喧嘩はおしまい。ご飯食べましょう?」

はるみきまみ「はーい(なの)」

真美「それにしても…美味しいなぁ、はるるんの作る料理は」

春香「えへへ、ありがとう」ニヘラ

真美「流石はお嫁さんにしたいアイドル1位だねぇ…」

千早「あげないけどね」クワッ

真美「いらないけどね!」

春香「いらない?真美、ちょっとお話しましょうか?」ガタッ

真美「お?何だ何だちくちょー」ガタッ

千早「何?真美は最近それ流行りなの?」

真美「実は…水曜どうでしょう?に今更ハマりまして」

春香「そのノリだと思って乗ってみました」

千早「私は見た事無いんだけど、喧嘩する番組なの?」

真美「タレントと、所属事務所の社長と、テレビ局のディレクター2人がね」

千早「…全く意味が分からないわ」

春香「実家から今度DVD持ってくるよ」

美希「ミキ、割と本気だったの…」

真美「流石に本気で喧嘩はしないよ…」

春香「小林製薬の…」

真美「んふっ!?ダメ!やめてはるるん!昨日、ちょうどそこで呼吸困難になる位笑って、やっと立ち直りかけたの!」プルプル

春香「お、おっけー…だるま屋さん…」

真美「はるるん!ご飯吹いちゃうからやめてってばぁ!」

千早「…」

美希「春香!千早さんが全く会話に入れなくて、ちょっと嫉妬してるの!その内ぷくーってほっぺ膨らませちゃうの!」

春香「何それ見たい」

千早「ち、違うわよ。明日の事考えてボーっとしてただけよ!」

美希「な〜んだ、なの」

春香「明日?」

千早「ほら、久しぶりに一緒に出演するじゃない?」

春香「だね」

千早「何だか久しぶりで、緊張してしまいそうで…」

春香「普段通りでいーじゃない」

真美「普段通りはやめた方がいいよ→?」

春香「何で?」

美希「イチャコライチャコラしてるのを放送されたら、きっと小鳥と、小鳥と同じ趣向の持ち主達が出血多量で搬送されるの」

真美「あと、さっきの掲示板でも色々と面倒かもよ?アイドルってさ、処女性とか、恋愛とかソバットじゃん?」

春香「御法度、ね…てか、仲良し位に映るでしょ〜。それに、処女はもう…」

真美「それ以上いけない!ってか、まさかお互いに…?」

千早「聞かないで」

美希「ショーゲキのジジツだったの…」

春香「ま、そんな訳だから大丈夫だよ!」

千早「一層不安になってきたわ」

真美「何だか真美も不安になってきた…」

美希「ミキもなの…」

春香「あ、あれ〜?おかしいなぁ…」



〜なんだかんだ、おゆはんタイム終了〜

千早「さ、私はお風呂に入ってしまうわね」

春香「はいは〜い」

美希「真美、どうする?」

真美「どうするっていうと?」

春香「真美、先にいいよ」

真美「えっ?」

春香「えっ?」

美希「えっ?」

千早「えっ?」

春香「泊まるんでしょ?真美」

真美「え?何で?」

美希「むしろ泊まるんだと思ってたの」

真美「だって、着替えが無いよ?」

春香「ふむ、明日は真美はオフ?」

真美「うん」

春香「なら、私達は午後からだからお風呂入った時に洗濯機に入れといて。今日の夜中のうちに干しとくから、乾いたら着てきなよ」

真美「うぇ!?その間ノーパン!?」

美希「ミキのパンツを貸してあげるの」

真美「何でミキミキの下着の替えがあるの?」

美希「ミキ、ここの子なの!」

春香「だからこんな歳の近いワガママ娘…もうこのやりとり飽きた」

真美「ていうか、はるるんが出掛けるまでに乾かなかったら…」

千早「大丈夫よ、浴室乾燥で乾燥出来るから」

真美「千早姉ちゃん、お風呂早っ!?」

春香「まーたシャワーだけ?ちゃんと暖まらないと風邪引くよ?…じゃあ真美、お風呂入っちゃって」

真美「えっ!?泊まり確定!?」

美希「もう外は暗いから危ないの〜。泊まってけばいいと思うな…あふぅ」

千早「何で貴方が泊まるのを勧めてるのよ…まぁ、布団もあるからいいけど」

真美「千早姉ちゃんの部屋に実家暮らしアイドルが泊まりに来てるって噂、本当だったんだね」

千早「最初は春香、美希、そして今では萩原さんもその1人よ」

真美「だからゆきぴょんセレクトのお茶があるんだね」

千早「いつの間にか私の部屋に物が増えてるのよ。私は、既にどこに何があるか、殆ど分からないわ」

真美「…千早姉ちゃん、自分の事に無頓着とは聞いてたけど、ちょっと酷過ぎない?」

千早「そうよね…春香はまだしも、美希や萩原さんがいるのすら自然だったから、すっかり忘れていたわ」

美希「ふっふっふ、バレちゃ仕方ないの!…実は、既に美希の服専用のカラーボックスが置かれてるの」

ちはまみ「」

春香「真美〜、お風呂入っちゃって〜」

真美「あ、は〜い…って、もう泊まる事が…もういいや」

千早「数少ない常識的考えの真美が…考えるのをやめてしまった…」

真美「…真美は別に地球の重力圏外にまで飛ばされてないよ!?」

美希「何で変な間があったの?」

真美「知識が追い付かなくて、かな→り手探りのツッコミだったから」

千早「え?私、ボケたつもりは無かったのだけれど…」

真美「ツッコミ損か→…お風呂入りま→す」

〜皆お風呂に入りましたとさ〜

春香「はーい、お布団敷くよー」

真美「コタツは?」

千早「片付けるわ」

美希「そしたらミキ死んじゃうの」

春香「死なないから平気、お布団敷くの手伝って」

美希「はーい、なの」

真美「真美の分、出してくれたら自分でやるよ→?」

春香「じゃあ…これ、敷き布団ね」

真美「ほいさっさ→」

美希「ミキも自分のお布団を…」

真美「ミキミキ、その「眠」て一文字だけ書いてある掛け布団、どこで見つけたの?」

美希「ミキの行き着けの寝具屋さん」

千早「行き着けの寝具屋さんがあるアイドル…どうなのかしら?」

真美「新ジャンルだね、流行らなそうだけど」

春香「居眠り系アイドル・星井美希」

美希「何かそれはヤなの…あふぅ…」モゾモゾ←布団に潜り込んでる

美希「それじゃ、おやすみな…すぅ」

真美「最後まで言わずに!?」

千早「特殊能力よ、美希の」

真美「使い道の少ない特殊能力だねぇ」

春香「サバイバル系ロケは絶対ダメって、プロデューサーさんには伝えてあるよ」

千早「ああ…危険ね」

真美「寝たら死ぬぞー!ラインの限界値が、ものっそい低そうだからね、ミキミキって」

春香「逆に、寝具とかのCMにはうってつけだよね」

千早「そんなCMがいくつもあるのかしら」

真美「ミキミキ行き着けの寝具屋さんとコラボしたらE→じゃん」

春香「どうかなぁ…まぁ、プロデューサーさんには美希の話はしてるよ?」

真美「真美のもお願いします」ペコー

千早「真美なら…やっぱりモデル?」

春香「元気な亜美と大人な真美の双子主演ドラマ…が一番だけどね」

真美「あー、ベストですな〜。それは最高ですわ〜」

千早「脚本から作らないといけなくなるわよ」

真美「やはり無尽合体キサラギしか…」

千早「ダメよ」

真美「うあうあ〜…」

千早「あれだと、合体機構が複雑になりすぎるわ。その分、装甲が犠牲になったり、機動性が確保出来なくなる」ペラペラ

千早「本来ならばスコープドックくらいがいいのだけれど、それだと逆に亜美と真美が主役になりにくいわね」ペラペラ

千早「ダイターン3くらいだとサイズが大き過ぎてしまうし…」ウーン

千早「三機合体位がいいのだけれど、亜美と真美の2人じゃ足りないから誰を足すか…」ウーム

千早「二機合体だと、上半身と下半身っていうパターンね。メインとサブじゃダメだわ」ウムムム

千早「やっぱり二機合体がいいわね。サポートマシンは途中から、高槻さん辺りが敵から寝返るパターンとか、いいかも!」ピコーン

千早「そして、水瀬さんとの涙の決別、敵対…逆に、水瀬財閥出資で仲間になってからサポートマシンをわざわざみたいな流れもありね」ブツブツ

真美「千早姉ちゃんはどうしたの?」

春香「無尽合体キサラギが話題になってから、真面目な千早ちゃんはロボットアニメを勉強するために観まくったのよ」

真美「ほぇ→…」

春香「結果、千早ちゃんはそこらのロボットファンにも引けを取らない程の知識を手に入れましたとさ」

真美「めでたしで締めていいの?」

春香「千早ちゃんが笑顔でいられるなら私は…構わないよ」キラキラキラー

真美「うおっ!?こ、これがSランクアイドルのオ→ラ…!?ま、まぶちい…そして、心を鷲掴みにされる…が、実に無駄…っ!こんな馬鹿な話で発揮する必要なし…っ!」

真美「こほん…はるるんが芝居掛かった言い方するから、真美も乗せられちったじゃんよー」

春香「にゃはは、ごめんごめん」

千早「よし、纏まったわ」

はるまみ「はい?」

千早「キサラギに代わる、ロボットアニメよ。企画を出しましょう」

春香「出すって…どこに?」

千早「プロデューサー経由で、アニメ制作会社に…」

真美「兄(C)って、アニメ制作会社に知り合いかなんかいるの?」

千早「さあ?」

真美「え→…」

春香「というか、スケジュール抑えられるのかしら、アフレコするとして…765プロ全員でしょ?」

千早「え?私は主題歌だけよ?」

春香「えー…」

千早「敵はフェアリーとあずささん、水瀬さん、真辺りで」

春香「私は?」

千早「ハルシュタイン閣下、格好良かったわよ?春香」

春香「あー、ラスボスですかそうですかー」

真美「律っちゃんとゆきぴょんとやよいっちは?」

千早「天才科学者・律子と助手の萩原さん、その妹でパイロットの高槻さん」

春香「凄い細かい設定が出て来たね…」

千早「亜美機と真美機は個別でも戦えるんだけど、敵の強いロボットに負けて、合体出来るようになるの。さらにその後は高槻さん機とも合体するわ!」キラキラ

真美「千早姉ちゃんの目が輝き始めた…」

春香「マズいなぁ…気が済むまで語らせてあげたいけど…真美、先に寝ちゃいなよ」

真美「でも、はるるんが…」

春香「私は、嬉しそうな千早ちゃんを見てるだけで幸せだから」

真美「は、はるるん…はるるんの愛は海より深いでぇ…」

春香「そう?ほら、早く寝ちゃいなって」

真美「うん…ありがとう、おやすみなさい」

春香「おやすみなさい、真美」

千早「でね?」

春香「千早ちゃん、風邪引いちゃうから、ベッドの中でお話しよう?」

千早「あ、そ、そうね…あら?真美は寝ちゃったのね」

春香「疲れてたんだよ、きっと」

千早「そう…悪い事をしたわね」

春香「ふふ、変わりに私が聞いてあげるよ」

千早「春香…」


真美「(深い…はるるんの愛は深いなぁ…千早姉ちゃんが最近良く笑ったり、皆に優しいのは、やっぱりはるるんのおかげなんだね…はるるん、凄いや。千早姉ちゃんの寂しそうな顔、見なくなっちゃったもん…)」

真美「(素敵なお姉ちゃん達だなぁ、本当…あ、眠くなって…きた…か、も………すぅ…)」



〜相変わらず、ちはやけの朝は遅い〜

真美「ん…」ムクリ

真美「あ、昨日千早姉ちゃんの家に泊まったんだった…よっと」

真美「あ、千早姉ちゃんもはるるんも寝てる…こうやって見ると…千早姉ちゃんは本当に美人だし、はるるんは本当に可愛いなぁ…羨ましい」

(とんとん)

真美「ひゃ!?」

美希「しーっ…2人が起きちゃうの…」ボソボソ

真美「ミキミキ…ちょ→びっくりしたよ…曲者っ!?とか、お姫ちんばりに言っちゃいそうだったよ→」ボソボソ

美希「可愛い悲鳴だったの〜♪」

真美「ぐぬぬ…」

美希「真美、ミキはお仕事行ってくるの。朝ご飯は…任せるの」

真美「そこは「用意してあるよ」だったら、女子力アップだったのに」

美希「ミキは家事苦手なの」

真美「アイドル力は高いのに、女子力は765プロでもかなり低いよね、ミキミキ」

美希「むぅ」

真美「因みに、千早姉ちゃんと並んで、家事出来ない2トップだよ」

美希「うぐ…ショックなの…デコちゃんとかも出来なさそうなのに…」

真美「ところがドスコイ、いおりんは最近やよいっちに料理とか習ってるからねぇ」

美希「くっ…なら、亜美や真美だって…」

真美「んっふっふ→、うちは両親共働きで忙しいからね→。亜美も真美も家事も料理も出来るんだよね→♪」

美希「がーん、なの」

真美「家事が出来ないとモテないぜ→?」ニヤリ

美希「くっ、なの…」

真美「そこに女子力がメーター振り切れてる上に、家事はお母さんレベルのはるるんがいるんだから、今度習えば?」

美希「そうするの…あ、お仕事行ってきますなの〜」トテテテ

真美「ほいほ→い、いてら→」フリフリ



真美「さて…ああ言った手前、はるるん達に朝ご飯を作ってあげますかね→」パカッ←冷蔵庫オープン

真美「ふむ…ベーコンと卵が皿に乗って鎮座しておられる…しかも三枚…これは…ベーコンエッグの準備ですな→」

真美「野菜は…お、狙いすましたかのよ→に、レタスとトマトがいた」

真美「こ→なると…」パカッ

真美「やっぱり…もうトースターに食パン入ってる」

真美「はるるん…すげ→や…」

真美「じゃ、はるるんの準備した通りに作りますかね…って、何だ?この鍋…」パカッ

真美「…スープまで作ってある…恐るべし、はるるん…」



〜真美さん、つつがなく朝食作り終了〜

真美「いただきま→す♪」

真美「人の家で、人の家の食材やら食器を勝手に使い、勝手に朝ご飯を食べる…」

真美「んっふっふ→、ワルよのう…」

真美「とか、あの頃なら言ってたんだろ→けど、今は罪悪感がある…大人になったと言うべきか、達観してしまったと言うべきか」

真美「…何だかな→」

(がたっ)

真美「何奴!?」ガタッ

千早「四条さんの真似?」ヒョコッ

真美「おや、旦那さんが先にお目覚めだ→。おはよう、千早姉ちゃん」

千早「おはよう…それ、何で私が旦那さんの方なのかしら…皆、そういうのよね」

真美「だって、家事が全く出来ないし、家の事分からないし、でも仕事はキチンとこなすし、一緒に住む相手にはデレデレらぶらぶ…良い旦那さんじゃない」

千早「…体型的に、とか、使い古されたネタで来られなかった分、反論出来ないわ…」クッ…

真美「体型ネタ、もう乗り切ったの?」

千早「乗り切ったというか、今更気にしないわ。春香や美希と一緒にいるとね…本当に辛そうだもの、肩凝りとか」

真美「ダンスしてるとすんごい痛いらしいしね、ひびきんが言ってた」

千早「あずささんの苦労が、今なら分かるわ…春香のサイズですら、少し重く感じたもの…あずささんや四条さんは本当大変そうよね」

真美「あずさ姉ちゃんとお姫ちんの2人は規格外だよ」

千早「美希もじゃない?」

真美「ギリギリ許容範囲内」

千早「美希が判断基準なのね」

真美「さてさて、如月家の旦那さんも朝ご飯食べるっしょ?準備するよ→」

千早「ありがとう…旦那さんとか呼ばれるのを少しずつ受け入れ始めた自分が嫌だわ…」

〜おそよう!朝ご飯!(朝9時)〜

真美「しかし、はるるん起きないねー」モグモグ

千早「昨日、遅くまで話をしてしまったから…春香に悪いことをしてしまったわ」モグモグ

真美「まぁまぁ、はるるんの愛は日本マイコーより深いから平気だよ」

千早「…まさか日本海溝?」

真美「それDA!」

千早「日本マイコーだと、MJの物真似する人の芸名みたいよ」

真美「たまにいるけど、ダンスのキレが桁違いだからなぁ」

千早「それを言ったら、ダメよ。MJのダンスは、MJにしか出来ないもの」

真美「あのキレッキレのダンスとか、ひびきんのレベルで5割近付けられるか…らしいよ」

千早「我那覇さんでその位なのね…」

真美「しかも、本人談。あの「自分、完璧だからな!」のひびきん本人が言ってた」

千早「我那覇さんでそれなら、アイドルじゃ誰も出来ないわね」

真美「ひびきんとまこちんは、他の事務所の子がダンスを教わりに来るレベルだからね」

千早「ダンスに関しては、トレーナー達が「振り付けを教えた後に彼女達を見ると、やっていく自信が無くなる」って」

真美「だから振り付けを最初に教える以外は任せっきりになるんだね、2人の時は…」

真美「あ、そろそろはるるん起こさないと」

春香「…」フラフラフラ

真美「あ、起きてきたんだ」

千早「はっ!?これは…っ!」

真美「どしたの千早姉ちゃん?ティッシュを持って」

春香「あぅ〜…あ、ちーちゃんだ♪おはよぉごじゃいましゅ♪」ペコー

千早「」ブバッ←鼻血

真美「ち、ちは、ちはちはちは!?ちはやねぃちゃん!?どしたのはるるん!なにごと!?はるるんがやよいっちよりちっさいこみたいで」←錯乱して平仮名だけに

はるか「ちーちゃん♪ぎゅーして♪」

千早「ええ、いらっしゃい春香」ギュムッ←鼻にティッシュを詰めた

真美「す〜…は〜…す〜…は〜…ふぅ…やっべ→、本当にやっべ→…何だよ今のはるるん可愛すぎるわ、反則にも程があるってば。鼻血噴かなくて良かったよ、本当…幼女やべぇ」

はるか「あ♪まみだっ♪おはよっ♪」ムギュウ

真美「」ブバッ←鼻血

千早「」←ダウン

はるか「んふ〜♪あったかい♪」

真美「(こりゃ→やべえぜ…Sランクオーラ駄々漏れだし…可愛すぎて…あ、やば、真美もうボケる余裕もツッコむ余裕も…な、い…)」カクーン

はるか「あれぇ?まみもねむねむ?ちーちゃんもねむねむだし、はるかつまんない…」プクー

〜数分後〜

千早「…ヴぁいリンガル!?」ガバッ

(ご っ !)

春香「ふぎゃ!?」

千早「…っふぉぉお」

春香「へぅ〜…」

千早「あ、は、春香…ごめんなさい…」

春香「ま、まさか頭突きされるとは…いたた」

千早「春香…大丈夫?本当ごめんなさい…」

春香「千早ちゃんも…腫れないといいね…」

千早「あら?戻ったのね、春香」

春香「…やっぱり…千早ちゃんも真美も鼻血流しながら気絶してたから、何かと思ったら…幼児退行してましたか…」

千早「真美も陥落したのね…最年少だから大丈夫という可能性は無くなったわね」

真美「いや…真美がまだ小学生だったら…耐えられたよ」フラフラ

千早「真美!?大丈夫?鼻血の跡がカールおじさんばりに綺麗な円になってるけど」

真美「モデルの双海真美のファンは、この顔見たら新品拘束…だね」

春香「…心筋梗塞?まさか」

千早「新品拘束だと、ただ新しいものを手に入れたがる癖(へき)の人よね」

真美「そ→とも言う」

春香「そうとしか言わないよ!真美、下着変えるついでに、シャワー浴びたら?」

真美「出て来たら色々お話を伺いやすぜ?ご両人よぉ…」

千早「分かったわ」

〜真美隊員、シャワーから帰還〜

真美「で?はるるんは何であんなロリコン製造&殺戮兵器になったの?ピヨちゃんとか兄(C)あたりだったら、輸血が多分間に合わないよ?」

春香「うぅ…」

千早「私から説明するわ…いいわね?」

春香「どぞ…」

千早「春香はね、前からこういう退行現象が起きてしまっていたの」

真美「うぇ!?真美、知らなかった…」

千早「理由は沢山あるけど、主な原因はストレスね」

真美「ストレス…」

千早「春香は、自分で背負いこんでしまうタイプなの…私以上に。でも、春香は優しいから表にストレスを出さない。発散しようにも、Bランク位から仕事が尋常じゃなく増えて、そんな余裕も全く無かった」

千早「春香本人も気付かない内にストレスは溜まり、ある時爆発した。春香の心は、ストレスから逃れると同時に発散する為、仕事の忙しさも、しがらみも無い、子供に戻った…双海先生…亜美と真美のお父様の診断結果は、そうだった」

真美「パパの!?」

春香「真美達には内緒で、ね」

真美「パパ…ちゃんと仕事してたんだ…」

はるちは「」ガクッ

千早「ま、真美!あなたねぇ…お父様のお仕事、知ってるでしょ!?」

真美「いや、ほら…小さい頃から仕事中の姿を知らないし、普通に平日に家にいたりしたからさ。どんな仕事してたかも、良く知らなかったり」

春香「凄く信頼されてるお医者さんだったよ、真美と亜美のお父さん」

真美「そっか、まぁちゃんと働いてるなら良し。で、はるるんは何歳児位になっちゃうの?」

千早「確か…6〜7歳位らしいわ」

春香「因みに、退行中の記憶はぼんやりと覚えてたり…恥ずかしい」

真美「まさか、仕事を減らしてるのも…」

千早「表向きの理由は、今まで出来なかった勉強だけど、実際にはそういう事の治療も含めての休養なのよ」

真美「でも、家事とかしまくったら結局ストレスが溜まるんじゃ…」

春香「それなんだけどね、私のストレス発散法なの」

真美「はい?」

千早「春香は今やSランクアイドル。普段は変装してるけど、バレたら騒ぎになるわ。勿論、ファンの方の大半はそうならないけど、春香の場合は分母が多過ぎる」

真美「ふむふむ…例えばファンの内の1割が過激だとして…真美のファンの人達とはるるんのファンの人達では、同じ1割でもその数が違い過ぎる…って考え方であってる?」

千早「まあ、間違いではないわね」

千早「で、そんな春香がストレス発散に…変装したとはいえ、街中にショッピングや食べ歩きやカラオケに行ったら?」

真美「バレる確率も、騒ぎが起きる確率も、かなり高い」

千早「正解。そこで、私は春香と一緒に色んな方法を試したの」

真美「で、その結果が…」

春香「まさかの家事、しかも料理…その中でもお菓子作りは一番良いみたい」

真美「はるるんの数少ない特徴だね」

千早「春香は特徴なんかいらないわ。無くても可愛いし、最高のアイドルで、最高の女の子よ」キッパリ

春香「」マッカッカ

真美「隙あらばノロケよる、この歌姫」

千早「こほん…私の家に春香が来た時にね、そりゃもう一気に家事をやってくれたのよ」

春香「…あれは家事をせざるを得ないもん…女の子の部屋じゃ無かったもん」

真美「分かる気がする。家事能力はミキミキと並んでワーストっぽいもん、千早姉ちゃん」

千早「くっ…」←図星

春香「で、千早ちゃんの部屋の掃除、洗濯、千早ちゃんにご飯作って、お弁当持たせて…そしたら、何か楽しくなってきちゃって」

真美「駄々漏れる女子力とおかん力」

千早「その内、ほぼ毎日家に泊まり続け」

春香「今年、正式に同棲を始めました!」テッテレー!

真美「もう結婚してしまえと小一時間」

千早「流石に、法の壁は厚いわ」ハフゥ

春香「法の壁さえ無ければねぇ…」ハフゥ

真美「うわあガチだ、分かってたけど」

春香「まぁ…情けない話だけどね、私はまだ完治してないし、こんな性格だからまた仕事を馬鹿みたいにしちゃうし…」

千早「だからスケジュール管理もプロデューサーから教わって、自己管理を心掛けてるのよ」

春香「症状が出たのは久しぶりかな?暫くぶりで、自分でもビックリだったよ」

真美「真美もビックリだよ。年上の幼児退行見て、鼻血噴射するとは思わなかったよ」

千早「2ヶ月出なかったのにね。やっぱり、家事だけじゃ限界があるのかしら?」

春香「たまには羽目外さないとダメかなぁ」

真美「もうさ、カラオケ感覚…とまではいかなくても、月1で好きな歌を歌いまくるライブやれば?千早姉ちゃんと」

はるちは「!」

真美「何でそんな簡単な事に気付かないのさ、Sランクさんと歌姫さんは…」

春香「どっかで、「歌=仕事」ってなってたのかも。歌うのが好きだからアイドルになったのに…ダメダメだなぁ」

千早「私もよ…これから、それがやれるかプロデューサーに聞いてみましょう?」

真美「多分ね、そんなデッカい会場じゃなくていいと思うよ?本当に街の公民館とか、それこそ、小さなライブハウスとか…兎に角、肩肘張らずに楽しめたらいいんじゃない?」

春香「ま、真美が大人っぽい…」

真美「大人ですもの→、んっふっふ→」

千早「それ、やってみましょう。たまにゲスト呼んだり、トークもしたりして…」

春香「楽しそう!それ、楽しそうだよ千早ちゃん!」パァァ…

真美「(こ、これがSランクアイドルの満面の笑み…チョ→可愛いんですけど)」

千早「」←春香が嬉しそうなので言葉にならない位嬉しい歌姫さん

真美「はいはい、はるるんの今後の活動は置いておくとして」

はるちは「?」

真美「仕事は?」

はるちは「っ!?」

(ドタバタドタバタ)

春香「うわぁぁん!ち、遅刻しちゃうぅ!」

千早「お、落ち着いて春香!ま、まだ慌てるようなあわわわわ」

真美「あーもう!まず順番にシャワー浴びてきなYO!それから支度しなって!」

春香「真美、今の台詞、ジゴロの人みt」

(すぱーん)

真美「ボケてる場合じゃないでしょ→!?まずは早い千早姉ちゃんが入って、そっからはるるんが入れば…」

ギャーギャーワーワー…

〜ドタバタの一時間ちょっとでした〜

真美「ぜー…ぜー…や、やっと送り出せた…」

真美「あ…鍵どうしよう…」

真美「や、ヤバい!真美帰れない!と、とりあえず電話しなきゃ…」

(ぷるるるる…ぴっ)

亜美『はい、こちら「本格イタリアンの富士そば十朗」です』

真美「混ぜ過ぎですぞ、亜美隊員」

亜美『これは真美隊員、千早姉ちゃん宅でアイドルに囲まれた酒池肉林の一夜はいかがでしたかな?』

真美「ミキミキの裸見せられたり、千早姉ちゃんが鼻血噴射したり、真美自身も鼻血噴射した。あと、はるるんの作るご飯はヤバい。激ウマ」

亜美『ずる→い!亜美もはるるん飯、た→べ→た→い→!』

真美「あ、ところで亜美さんや」

亜美『ほいほい何ですかな?真美さんや』

真美「千早姉ちゃん宅の鍵が無い」

亜美『ふむ』

真美「千早姉ちゃんもはるるんもお仕事行っちゃった」

亜美『ほほう』

真美「どうしよう」

亜美『つまり亜美が変わりに千早姉ちゃん宅に行き、はるるん飯を食えば良いのだよ、真美隊員!』

真美「なるほど、そいつぁ盲点だった!…って、そりゃマズいっしょ」

亜美『だよね→、亜美も昔ならやってただろうけどさ→』

真美「今は罪悪感が…勝手に人の家で入れ替わりトリックはね→」

亜美『しかも、それだと亜美が帰れないし』

真美「ですよねー」

亜美『これが大人になるという事だよ…真美隊員!』

真美「亜美隊員!…だから、コントしてる場合じゃないYO!」

亜美『うーむ…亜美、今事務所にいるから、他にいる人に聞くね』

真美「任せたぞ、亜美隊員!」

亜美『ブ・ラジャー!…久しぶりにこれ言ったな→』

(ぴっ)

真美「…さて…誰か来るまでお布団干して…あ、洗濯しといたげよ」



〜二時間後〜

真美「ミキミキの下着はエロいかと思ったら、ライムグリーンとはいえ、おとなしいのばかり…ミキミキ、実は765プロでも1、2を争う位の純情乙女だからなぁ…裸にはなってたけど」

真美「…はるるん…こんなせくちーな下着付けなくても、千早姉ちゃんなら瞬殺だと思うよ」

真美「千早姉ちゃんは…本当に下着のお洒落をする気無しだね。この青いパンツは可愛いけど」

真美「…やっぱり…ミキミキに買ってきて貰ったな?ミキミキと色違いじゃん…」

(ピンポーン)

真美「お!ついに亜美隊員による真美救出作戦の結果が出たか!?…出なかったら困るけどね…」

真美「はぁ→い、今出ま→s」

(がちゃ、てくてく)

雪歩「お邪魔しまぁす♪」

真美「」

雪歩「あ、真美ちゃん♪こんにちは♪」

真美「ゆきぴょん、どうやって…」

雪歩「合い鍵だよ?」

真美「な、何でゆきぴょんが合い鍵を…」

雪歩「千早ちゃんがくれたの♪因みに、美希ちゃんも持ってるよ?」

真美「…真美がおかしいのか、はるちはがおかしいのか、世界が歪んでるのか…」ガックリ

雪歩「ま、真美ちゃん?大丈夫?」

真美「大丈夫…真美、疲れたから帰るYO…はるるんに、洗濯しといたって伝えといて→」

雪歩「あ、うん…お疲れ様ぁ…」



(ぱたん)

雪歩「あ、じゃあ乾いたら私が畳んでおいてあげよう♪」



〜夜〜

雪歩「はふ…晩ご飯どうしよう…」←既に自宅ばりに寛ぐ白雪歩姫

雪歩「千早ちゃんと春香ちゃんが帰ってきたら考えよう」

雪歩「…ふぅ、お茶、美味しい♪」

(がちゃ)

雪歩「あ、千早ちゃん達帰ってきたのかな?」

(てくてくてく)

雪歩「お帰りなさい」

春香「たっだいまー」

千早「ただいま、萩原さん」

貴音「ただいま帰りました」

雪歩「四条さんは違うよね!?」

貴音「…はて」

以上、出来る女の真美さん後編、ブラックホール胃袋ことお姫ちん再襲来でした。

次の投下までに…
このSSでは765プロにアイドル揃う→美希、離脱→961プロのフェアリーとバトル→フェアリーが765プロ入り→ジュピターとバトル→春香さん、頂点に

という歴史的な流れがあり、細かい箇所もオリジナル展開が入っております

因みに、現在765プロはかなりの強豪で、金持ちですが、たるき亭の入っているビルに戻ってきています

理由1:徘徊時間がやっと1時間を切った位で辿り着けるようになったあずささんが、新しい事務所には辿り着けない。クソ忙しいのに、あずささんが今来れないのはヤバい

理由2:高木社長の帰巣本能がティンときた

理由3:酒飲み勢がたるき亭から離れたくなかった

理由4:新しい事務所ビルが心霊現象多発(ドアや窓が勝手に開く、たまに凄くお線香臭い、何か天井から首にロープ巻いてぶら下がったオッサンが見える、落ち武者と血塗れの軍人がガチ喧嘩してる、レッスン室が血生臭い)為、面妖さんを始めとしたアイドル達が頼み込んだ為

続きです

貴音「私はまだ765ぷろの一員、家族として認められていないのですか…?」

雪歩「え!?いや、そんな事ありませんよぅ!四条さんは」

貴音「まだ…駄目なのですか…765ぷろの近くにあるらあめん屋に心惹かれたのが移籍理由の5割なのが、やはり許せませんか…!」

雪歩「今初めて知りましたよ!?そんな話!」

貴音「しかし、あのらあめん屋はより濃厚なすぅぷと、替え玉が3回まで無料と、961の近くにあるらあめん屋よりも1回多い上、麺の量も多いのです!」

雪歩「そんなこと知りませんよぅ!」

貴音「私には大切な問題なのです!分かって下さい!萩原雪歩!」クワッ

雪歩「大切の比重が全く分かりませんし、それを移籍理由にしちゃう心境も何もかも分かりませんよぅ!」ヒーン

春香「…いつ止めようか?」

千早「ご近所迷惑だから今すぐ」

春香「あいさー…ほら、雪歩も貴音さんも、玄関先で騒がないの」

雪歩「あ、うん」

貴音「失礼致しました…」



〜開幕コント終了につき、コタツにイン〜

貴音「…やはり炬燵は素晴らしい…じんわりと暖かさが足から体全体へと伝わり、心地良い…」

春香「おかげで美希がコタツの主になりましたけどね」

千早「四条さんが言うと、コタツが本当に素晴らしい物だと思えるわ。綺麗な言い方をするからかしら」

雪歩「言葉のチョイスが古風なんですけど、とても綺麗に聞こえるよねぇ…」

貴音「そうではありませんよ、如月千早、萩原雪歩…古来より、この国の言葉は情景や感情を表す言葉がとても美しく、優れているのです。私だから、ではなく、日本語というものが美しいのですよ」

ちはゆき「おぉ〜…」

貴音「そして、そういった表現を用いた日本語を美しいと思える事…それが日本人の特権でもあると思いますし、美しいと思える人は心が美しい、日本人として気高き証でもあると言えます」

ちはゆき「おぉお〜!」キラキラ

貴音「故に…日本古来の文化である炬燵もまた、言葉と同じように素晴らしい物なのです」

ちはゆき「ふぉぉおおっ!」キラキラキラキラ

春香「(…アイドルがチョロ過ぎる…)」

貴音「」グーー…

春香「(そして全てを空腹で自ら台無しにする貴音さん、と。ここまで765プロのテンプレな流れだわ)」

雪歩「あ、晩ご飯どうします?」

千早「そうねぇ…何か食べたいもの、ある?」

貴音「らあm」

千早「四条さん以外の2人で」

貴音「…いけずです」

雪歩「うーん…(焼肉は無理だよねぇ…誰かバレたら大変だし)」

春香「(…あれ…どうしよう)」

貴音「…」ショボン←あれ

春香「(そして…これ…)」

千早「(春香…ラーメンはダメ…私、絶対食べ切れない…お願い、四条さんには悪いけど…)」←目で必死に訴えかけてくるこれ

春香「(困ったなぁ…ふむ〜…)」

雪歩「…」ウーム

春香「(…ここは雪歩のご意見を…)雪歩、何か食べたいものある?」

雪歩「へ?あ…や、焼肉…とか…」

春香「焼肉かぁ…」

貴音「」←らあめんという意志の籠もった視線

千早「」←らあめんも焼肉もヘヴィ過ぎるという意志の籠もった視線

春香「(もー…困ったなぁ…流石に私も全部違う夕飯は、作るのイヤだしなぁ…)…ふむー」

雪歩「(焼肉…)」

貴音「(らあめん…)」

千早「(軽いモノ…)」

春香「…ファミレス行こうか…皆で変装して」

ちはゆきたか「なるほど…」

雪歩「(皆バラバラだし、それが良いかも…それに、何か別のものが食べたくなるだろうし)」

貴音「(ふぁみれすにあるらあめんは少ないのですが…それなら他のものでも良いでしょう)」

千早「(流石は春香…ファミレスなら軽いものもあるだろうし…)」

春香「(何か酷いオチのようなものが見えるよ…)」



〜ファミレス〜

春香「やると思った!そうだろうと思った!」←目玉焼き&ハンバーグ+ライス

雪歩「あぅ…」←チーズハンバーグ&ライス

貴音「つ、つい…」←和風ハンバーグ&ライス(大)

千早「メニュー見たら美味しそうで…」←トマトソースハンバーグ&ライス

春香「焼肉だのらあめんだの軽いものだの言いながら、ハンバーグに収まる…団結力が斜め上だよ、765プロ!」

雪歩「はぅう…ごめんね、春香ちゃん…」シュン

貴音「惑わせてしまいました…申し訳ありません…」シュン

千早「春香…ごめんなさい…」シュン

春香「うぅ…(何か、怒ってる私が悪い気がしてきた)と、取り敢えず…ドリンクバー行ってくるよ!たまたまかぶっちゃったんだよね?うん、きっとそうだ、そうなら仕方ないよ!」テクテク

雪歩「…春香ちゃんがハンバーグ頼んだから…私も何となくハンバーグにしちゃった…」

千早「…私も」

貴音「…皆、同じですか…」

ちはゆきたか「うん、仕方ない」

春香「(…敢えて聞かなかった事にしよう…)皆は飲み物取りに行かないの?」

ちはゆきたか「行ってきます」

春香「ほいほーい」

〜どりんくばぁ〜

貴音「こう種類が沢山あると、迷ってしまいますね…」

千早「そうね…今まではホットかアイスのコーヒーしか飲んでなかったけど…春香と一緒にいて、食の楽しみを教わったからかしら…今は迷ってしまうわ」

貴音「良い事です…食というのは、人が生きる上で必要なもの…食材となった全てのものに感謝し、調理して下さった全ての方に感謝し、それから頂く…そうすることで、より一層味を感じ、空腹を満たす事を幸せに感じるのです」

千早「壮大なのね…食事って」

貴音「命を頂き、命を繋ぐ行為…そう考えたら、如何でしょう?」

千早「…なるほど、確かに壮大で…不可侵の行為に思える…」

貴音「ふふ…食事の楽しさと大切さ…貴方にもっと知ってもらいたいのですよ、如月千早」

千早「四条さん…」

雪歩「(う、浮気ですぅ!旦那さんが謎の銀髪美女と浮気ですぅ!)」←茶葉ブレンド中

春香「どしたの?」

雪歩「(奥さん登場ですぅ!しゅ、修羅場ですぅ!はわわ、怖くてあっち見れませぇん!)」

春香「ハンバーグ来たよ?皆の分も」

貴音「何と…つい食について語ってしまいました…」

千早「春香、1人で席で待たせてしまってたわね…」

春香「大丈夫、ちょっとスケジュール調整してたし。あ、私もう一杯野菜ジュース飲も♪」

貴音「私は烏龍茶を」

千早「私…アイスティーで」

春香「さ、席に戻ろ?ハンバーグ冷めちゃうよ?」

貴音「それはいけませんね…」ヒュッ…

はるちは「消えた…!?」

春香「あ、もう席にいる…はっや」

千早「凄まじいわね、食への執念…私達も行きましょう」

春香「だね〜」



雪歩「」チラッ

雪歩「あれ?皆いない…あ、席に戻ってる…ま、待ってぇ〜」←ブレンドが上手く行かず、結局オレンジジュースに



〜食事タイム(圧倒的ハンバーグ)〜

千早「サッパリはしてるわ…トマトソースだけはね」

春香「千早ちゃん、意外にパクパク行くね」

千早「意外にいけてしまってるわね」

雪歩「お肉おいひぃでふぅ♪」

春香「雪歩って、意外と肉好きだよね」

雪歩「うん♪」

春香「イメージはこう…パンとスープだけでもう満腹…だったけど、最初は」

雪歩「どんなイメージなの、私…」

春香「まぁ、そして予想通りに」

貴音「すみません、此方の鯖味噌御膳を、ご飯大盛で」

春香「もう3品目ですか…早過ぎるでしょ」

貴音「意外にいけt」

春香「いや、何も意外じゃありませんよ?」

千早「予想通りね」

雪歩「むしろまだまだいけると思いますぅ」

貴音「…面妖な」



〜食後(一名を除く)〜

春香「はふ…結構ボリュームあったぁ」マンプク

千早「」ケプ←ボリューム有りすぎたらしい

雪歩「美味しかったですぅ♪」←意外に肉食、白雪歩姫

貴音「」モグモグパクパク←7品目の銀髪の女王

はるちはゆき「(胃もたれしそうな光景…)」

春香「さて、ドリンクバーに行ってこよ」

千早「は、春香…私のもお願い…」←動けないらしい

春香「ほい」

雪歩「あ、私も行きますぅ」

貴音「」ムッサムッサ

春香「貴音さんは今幸せなんだよ…そっとしておこう」

雪歩「だね…」

春香「そういえば、ドリンクバーで良くブレンドジュース作ったなぁ」

雪歩「あ、それ私もやったかも♪」

春香「久しぶりにやろうかなぁ…♪」

千早「私のはやめてね?普通にアイスコーヒーを…春香?萩原さんも!聞いてる!?ねぇ、待って!何故にこやかに微笑んでから行くの!待っ…うぷ…」

貴音「ふぅ…さて」

千早「…四条さん?」

貴音「…ふむ…びぃえるてぃさんど…ですか」

千早「まだ頼む気なの!?」

貴音「はて?このびぃえるてぃさんどなるものは、さんどうぃっち…所謂、軽食に当たると思いますが…」

千早「軽食だとか言う問題じゃありません!もう十分に食事をしながら、今更軽食だとかいうのは通じません!」

貴音「そうなのですか…何と…」

千早「どうしよう、私1人じゃツッコミ切れない…あ、春香、早く戻って…何?その不気味な色の飲み物は…待って、やっぱり戻ってくる前にそれを処分して…」

春香「ただいま♪はい…」

千早「飲み物の色じゃない…」

春香「貴音さん♪」

貴音「」ブフォ!

千早「きゃあ!?」

春香「わあ!?」

貴音「い、今、何と仰いました?」

春香「はい、貴音さん♪」

貴音「…天海春香、食べ物で遊んではならぬと教わりませんでしたk」

春香「貴音さんなら行けます!」

貴音「…頂きましょう!」

千早「何が四条さんを其処まで駆り立てるのかしら…」

貴音「」グビッ

春香「どうですか?」

貴音「…不味くはありませんが…甘いです…」

千早「何をブレンドしたのよ…」

春香「メロンソーダ+カルピス+コーラ」

千早「うわぁ…」

貴音「こ、これは…甘さが尋常ではありませんね…」

春香「あれぇ?意外といけると思ったんだけどなぁ…無難なものばかりだし」

貴音「如月千早」

千早「?」

貴音「さぁ」

千早「っ!?」

貴音「天海春香の作った飲み物ですよ」

千早「…頂きます!」グビッ

千早「…あまぁい…」ウップ

春香「うーん…じゃあ責任持って私が…」グビッ

春香「あみゃぁい…」

貴音「それは貴方が責任を持って処分致しなさい…うぷ」

千早「そ、そうね…異常な甘さが地味にクるわ…うっ」

春香「…なら…ここにコーヒーを入れれば苦味が…」

ちはたか「止めておきなさい」

春香「はぁい…あ、炭酸水で割れば…」

千早「もう止めないわ…」

貴音「…やはりぶれんどなる行為は危険…」

千早「カルピス割りはいくつか存在しますよ?というより、コーラとカルピス、メロンソーダとカルピスは存在します」

貴音「成る程…ではかるぴすで割る事自体は問題が…」

千早「というか、カルピスで割るから甘くなるんですよね…」

貴音「問題、ありますね…」

春香「ただいまー…かなり炭酸水入れて、何とか飲み干したよ…」

千早「で、それは?」

春香「野菜ジュースにミニッツメイドを追加」

貴音「面妖な…」

春香「…」ゴクッ

千早「どう?」

春香「そんなに変わらないけど、ちょっとオレンジジュースが追加されたから飲み易いかも」

貴音「成功…ですか」

春香「うん。私は野菜ジュースだけのが好きだけどねー」

千早「ブレンド禁止」

春香「うん、もうやめる。後のはブレンドしたら危険性高そうなのばかりだし…唯一、ファンタのレモンとカルピスなら…酸味が抑えられて飲み易いかな〜…位だし」

貴音「…檸檬の酸味が売りなのでは?」

春香「ほら、人によって違うし…」

千早「分からなくも無いけど…って、萩原さんは?」

春香「あれ?そういえば…さっきドリンクバーにいたけど」

貴音「…結構な時間が経っています…これは」

千早「凶悪なのを持ってきそうね…」

春香「見てこようか…?」

千早「ええ…危険性が高そうなら、止めてね」

貴音「無理そうなら、私達をお呼びなさい。萩原雪歩は、意外に腕力があります」

春香「い、行ってきますっ!」

雪歩「あれ?春香ちゃん、またドリンクバーに行くの?」

はるちはたか「!?」

雪歩「?」

千早「は、萩原さん…おかえりなさい…」

雪歩「はい♪ただいまですぅ♪」

千早「あの…萩原さん?その2つのティーポットは…」

雪歩「ドリンクバーだから、定番っぽいのしかなくて…取り敢えず、1g単位で微調整したから大丈夫だとは思うけど…」

貴音「計りか何かが置いてあるのですか?」

雪歩「いえ?」

春香「…何で計ったの?」

雪歩「うーん…感覚としか説明出来ないかも…私、そういうのを計るのが出来るらしくて…穴掘りとかでは自分の持てる量の限界が分かるし、茶葉も同じかな?匙の重さを差し引いた分量が分かるんだぁ」ニコッ

千早「それ、簡単に言うけど…」

春香「凄い能力だよね…」

貴音「面妖な…」

雪歩「は、春香ちゃんも、お料理作る時は計らずに調味料入れるでしょ?」

春香「あー、確かに…あれは、調味料とかの味を覚えてるから感覚で入れちゃう」

千早「それで毎日同じ味に作れるんだから、十分凄いけど…」

春香「材料の感じで、多少は変えるからね」

貴音「正確に重量を計る事が出来る萩原雪歩と、天才的な味覚の天海春香…そして、歌と喉のすぺしゃりすとの如月千早…765ぷろとは、本当にばらえてぃ豊かな人材が揃っておりますね」

春香「貴音さんがそれを言うの?」

千早「一番不思議が多いのに…」

雪歩「トップシークレットばかりですし…」

貴音「はて…」

春香「大体ですね、私が家の場所を知らないアイドルは、貴音さんだけなんです!」

千早「765プロの中で?」

春香「そう!」

雪歩「春香ちゃんなら、他の事務所の子の家も知ってそうですぅ」

春香「愛ちゃんと絵里ちゃんの家も知ってるよー」

雪歩「やっぱり…」

貴音「765ぷろに来た当初は、四条家の事情もあって教えられませんでしたが…今は宜しいでしょう。今度遊びに来ますか?」

はるちはゆき「ぜ、是非!」ガタッ

貴音「そ、そこまで気になっていたのですか…?」ビクッ

千早「そりゃもう…自分で言うのもなんですが、他人に殆ど興味を持たなかった私ですら、気になってましたから」

雪歩「四条さんの事が分かれば、もっと仲良くなれる気がしますぅ」

春香「貴音さんの魅力は神秘的で、秘密が沢山な所なんだけど…やっぱり、同じ事務所の仲間としては、知りたい事もあるんです!」

貴音「仲良く…仲間…そうですね、秘密ばかりではどうにもならない事もあるでしょう…時には、自分から他人に秘密を晒し、受け入れて貰う事も、また必要」

春香「何でもかんでもじゃないですけどね」

千早「何でもかんでも自分のプライベートを放送に乗せ始めたら、それはもう芸人さんの域だと思うわ」

貴音「いまいち基準が分かりにくいのですが」

春香「ま、まぁ、最初は簡単なプロフィールとかでいいんじゃないかと思いますよ…出身とか」

貴音「出身…ですか」

春香「(月?)」ドキドキ

千早「(まさか月?)」ドキドキ

雪歩「(ディアナ様ですかぁ?)」ドキドキ

貴音「あ、あの…そんなに見つめられてしまうと、言い出しにくいのですが…」

はるちはゆき「(面妖さん可愛い)」

貴音「そうですね…」

ウェイトレス「お待たせしましたー♪BLTサンドでーす♪」

はるちはゆき「」

貴音「私です」

ウェイトレス「空いたお皿をお下げしても宜しいですか?」

貴音「ええ、お願い致します」

ウェイトレス「それではごゆっくりー」

春香「…何というタイミング…」

千早「何か…逆らえない力でも働いているのかしら」

雪歩「ひぃい…」

貴音「私は何もしていませんよ?」

春香「したら出来るとでも!?」

千早「というか忘れてましたけど、いつ頼んだんですか!?そのBLTサンド!」

雪歩「はわわわ…そういえばお茶忘れてました…」

貴音「ところで…先程の話は、これを食べてからでも?」

春香「おっけーです」

千早「というか、聞くのが怖くなってきたわ」

雪歩「私もですぅ」

貴音「はて…面妖な」

春香「私は大丈夫ですよっ」

千早「春香…私ね、たまに貴方のその…踏み込んでいく勇気が羨ましくなるわ…」

雪歩「春香ちゃんらしいと言えば、らしいけど…」

春香「仲良くなりたいなら、ぐいぐい行きますよーっ!」

千早「…そういえば、私の時もそうだったわね。誰も話し掛けなかったのに、春香は毎日話し掛けてきてくれたわ」

雪歩「私の時もですぅ…真ちゃん以外と話すのすら出来なかった私に、春香ちゃんから話し掛けてくれて…」

貴音「そういえば…961ぷろから移籍してきた私や響に話し掛けてきてくれたのも…天海春香、貴方が一番最初でしたね」

春香「そ、そうなの?全然意識した事無いから、最初とか分からないや…千早ちゃんは最初のインパクトが強かったし、研修生の時に出来た765プロ最初のお友達だから覚えてるけど…」

千早「」ドヤァ…

雪歩「(千早ちゃんがすっごいドヤ顔してる…嬉しかったんだぁ)」

貴音「(如月千早…嬉しいのですね…何と可愛らしい)」

千早「そうね…私は、話し掛けられたのも仲良くなったのも…春香が一番最初だわ」

貴音「(何と嬉しそうに笑うのでしょう…意外な表情が見れました)」

雪歩「千早ちゃん…最初に会った時は、正直怖かったもん…」

千早「う…」

貴音「そうですね…良くも悪くも、真摯過ぎる程に歌に集中し、全てを捧げ、他の全てを切り捨て…知らぬ者からすれば、まるで氷塊のように冷たく、固く心を閉ざしているかのような…そんな印象でしたね」

千早「…うぅ」カァァ…

春香「千早ちゃんって人見知りだし、他の人との接し方が良く分からなかっただけなんだけどねー。皆が言う程怖くないし、寧ろ優しいし可愛いんだよ?」

千早「は、春香…勘弁して…」マッカッカ

春香「ね?」

雪歩「うん、可愛いですぅ」

貴音「真、可愛らしいですね」

千早「うぅ…」

春香「雪歩は…あ、思い出した…真が暴走したんだ…」

雪歩「はぅ…ま、真ちゃんは、ほら、私を守ってくれようとして…」

貴音「な、何があったのですか?」

雪歩「初めて話し掛けられた時に、上手く自己紹介出来なかったのでパニックになっちゃいまして…」

春香「そしたら、真が「雪歩をイジメるなー」って…ね?」

雪歩「うん…突然、真ちゃんが走ってきて…引き離そうとしただけだったんだけど、結果的に突き飛ばしたみたいになっちゃって…」

(ぺきん)

千早「へぇ…」ゴゴゴゴゴ…

雪歩「ひぃ!?」

貴音「っ!?」

春香「千早ちゃん、昔の話だから。私は怪我しなかったし、勘違いだったんだから大丈夫。後でお店に謝ろうね?御意見書く用のボールペン折っちゃった事」

千早「…いけない…つい…」

貴音「(な、何という怒気…この私が、一瞬身構えてしまいそうになりました…)」

雪歩「その後かな?謝って、誤解をといて…」

春香「結局、真も入れて3人でご飯食べに行って…仲良くなりました」

千早「流石ね…そんな事があった後に仲良くなれるなんて」

春香「そのちょっと後だよね?千早ちゃんも入れて、4人でレッスンしたり、ご飯食べたり、カラオケしたり…」

貴音「やはり、765ぷろの中心は天海春香、貴方ですね…貴方を起点に輪が作られ、皆がその輪に自然と加わっていく…大切な存在です」

春香「そ、そんな…えへへ」

雪歩「(可愛い)」

千早「(可愛いわ…)」

貴音「私や響も…貴方に助けられたのですよ?765プロの輪に入れましたから」

春香「そうかなぁ?」

貴音「ええ。961ぷろでは、765ぷろのような人と人との強い繋がり…団結、絆の力を軽視しておりました」

貴音「私は響と同時期に961ぷろに入り、地方出身者同士で仲良くはなりましたが…他にいた数人の同期のあいどる候補生達は…孤独な戦いをしていましたし、やはり耐えきれずに脱落していきました」

貴音「私は…響のあの明るさと優しさに助けられましたし、たまたま美希が此方に移籍したのがきっかけで、フェアリーとしてデビュー出来ましたが…やはり、3人だけの孤独で、辛い戦いの日々でした」

雪歩「そうだったんだ…」

千早「961プロらしいわ。私は…認めない」

貴音「ええ、私も今なら分かります。あのやり方は…心を壊し、強い絆の力にはいつか必ず敗北する。私達やジュピターが、良い例です」

春香「ジュピターは…竜宮小町が二度負けて、折れかけた心を皆が立ち直らせて…伊織が仲間を引っ張って、竜宮小町が三度目の正直で勝ったんだよね」

千早「あの時のあずささんは、流石に最年長っていうのを見せてくれたわね」

雪歩「亜美ちゃんの元気も力になってたね」

春香「一番心が折れかけてたのが律子さんだったね…」

千早「ええ…竜宮の皆に泣きながら謝る姿を見たら…」

雪歩「このまま見てるだけじゃダメ!ってなって…」

春香「伊織が立ち上がった」

雪歩「そのきっかけも…春香ちゃんだよ」

春香「だっけ?」

千早「春香が落ち込んでる水瀬さんに言ったんじゃない。「負けっ放しでいいの?伊織は、そんなに弱くない!律子さんを笑顔にしたくない!?」って」

貴音「あの時の水瀬伊織は…凄かったですね」

千早「プライドの高い水瀬さんが、人目もはばからずに「悔しい」って泣いて、それから春香に「どうかしてた、こんな所で負けたままの私じゃない」って宣言して、あずささんや亜美と一緒に律子を立ち直らせて」

雪歩「一度はD近くまで落ち込んだランクを一気に駆け上がって…」

貴音「見事、ジュピターに競り勝ちましたね」

春香「いやー、感動的な話でした」

貴音「ですね」

千早「そんな戦いの前に、フェアリーとの対決があったのよね」

貴音「ええ、今思えば…相手が悪かった。765ぷろ最強メンバーが相手でしたから」

雪歩「春香ちゃんに千早ちゃんに真ちゃん…隙が全く無いよねぇ…」

春香「私が隙な気もするけど…」

貴音「まさか」

貴音「ダンスでは菊地真が、歌では如月千早が…そしてその2人の能力が最も発揮されるように動きながら、尚且つ一番輝く天海春香…正直、勝ち目はないだろうと思いました」

春香「そ、そんな…」

千早「僅差でしたけどね…ダンスが互角で、私達もかなり焦りましたし…」

春香「うん…まさか真と互角に張り合える子がいるなんて、思いもしなかったよ…」

雪歩「あれは会場に来てた765プロの皆も愕然としてました…」

貴音「私達も同じでしたよ。響が全力でだんすぱふぉおまんすをして互角な相手など、初めて見ましたから」

春香「歌に関しては…千早ちゃんが流石だったけどね」

千早「それでも僅差よ…四条さんの歌声は、私が出せない妖艶さというか、セクシーさというか…同じバラードでも、あんなに違う表現があるんだって勉強になったわ」

貴音「そして総合力…美希は、今でも優れたりぃだぁだと、私は思っております」

春香「実際、優れてますよ?あの子は天才ですもん。歌もダンスもビジュアルも、トップクラスですよ」

貴音「しかし、天海春香…貴方は美希を超えました。貴方は…会場の全てを惹き付けた。あの時の美希は、本当に悔しそうでした」

千早「…それからすぐでしたよね?765プロに来たのは」

貴音「ええ…黒井社長は、敗者に用は無い方ですから」

雪歩「961プロを出て、3人で駅に向かってる最中だったんですよね?プロデューサーに会ったのは」

貴音「はい、あの方はすぐに私達の境遇に気付き…765ぷろに連れて行って下さいました」

千早「驚いたわ…全力でぶつかり合って、本当にギリギリで勝てた相手と3日後に自分達の事務所で会うなんて」

雪歩「しかもプロデューサー、春香ちゃん以外の皆を集めて突然「新しい仲間だー、拍手ー。不平不満は聞き流してやるから今の内になー」って…」

千早「強引にも程があったわよね」

貴音「…私達も驚きました。確かに961ぷろを除籍にはなっていましたが、まさかたったの3日で移籍の手続きと挨拶が済むとは思っておりませんでした…それに、簡単に受け入れられるとは思っておりませんでしたから」

千早「普通はそうだと思います…普通は」チラッ

春香「な、何!?私が普通じゃないっていうの!?千早ちゃん!」

千早「ええ」

春香「うぐ…」

雪歩「あ、あはは…」

千早「あの時、春香だけは仕事だったのよね?確か」

春香「うん、ラジオ」

雪歩「凄い微妙な空気が流れてて、皆がぎこちなくなってた時に…春香ちゃんが仕事から戻ってきたんだっけ」

千早「そうね…挨拶だけはしたけど…その後は何となく距離を置いてしまったわね」

貴音「それは致し方なき事…ほんの少し前までは敵同士、しかも突然765ぷろを離れた美希までいたのです…あれは、仕方のない事でした」

千早「まぁ…そんな空気を読まずにブチ破った人が、ここに」

春香「んなっ!?そ、それじゃあ私が空気の読めない子みたいだよぅ!?私、空気読めるもん!大丈夫だもん!」プゥ

千早「帰ってきて、四条さん達を見つけた瞬間、「あぁ!フェアリーの人達だ!」って近付いて、「美希もいる!どしたの?遊びに来たの!?」って…」

春香「あぅ…だって、一緒に歌ったり踊ったりしたのが、楽しかったんだもん」

貴音「驚いたのは私達もです。呆然…まさにあれを言うのだなと思いました。まさかさいんを求められるとは…」

春香「だって〜、当時はフェアリーの人気凄かったしぃ…」

雪歩「春香ちゃんらしいと言えばらしいよね。誰とでも仲良くなれる、誰とでも笑顔で話せるし、笑顔に出来る」

千早「それで、春香とフェアリーはすぐに仲良しに」

貴音「そこからは…目が回るような勢いでしたね…まずは如月千早と菊地真の2人も交えての話から始まり…何時しかそこに萩原雪歩、双海姉妹まで加わり…」

千早「高槻さんとあずささん、最後に水瀬さん…あっと言う間でした」

雪歩「美希ちゃんに関しても…本人は皆に許してもらえないって言ってたのを、春香ちゃんの「じゃあ、皆にごめんなさいって謝ろう?」の一言で、美希ちゃんが素直に謝って…」

千早「あれで許さなかったら、何だか765プロの絆そのものまで壊してしまいそうで…受け入れられるまで、それぞれ時間はかかったけど、結局、昔以上に仲良くなったわね」

貴音「真、嬉しく思っております。あの日は…私にとっては忘れられない…最良の日でした」

春香「…」

千早「春香?」

春香「な、何か私、今考えたら無茶苦茶だったんだね…」アチャー

千早「ふふ…ふふふ…春香ったら…」

春香「わ、笑わないでよぅ!これでも真剣に反省をですね…」

雪歩「うふふ♪春香ちゃんったら」

春香「ゆ、雪歩もっ!?」

貴音「ふふふ…」

春香「貴音さんまでぇっ!?……ぷ、くく…」

4人「あはははは!」

ウェイトレス「あの席、楽しそうだなぁ…」

〜久しぶりの外食から帰宅〜

はるちは「ただいま」

ゆきたか「お邪魔します」

春香「さ、寒かったぁ〜…」

千早「本当…やっぱり夜遅くなると、一段と寒さが増すわね」

雪歩「はぅう…今お茶入れますねぇ」

貴音「普通に付いて来てしまいましたが、良かったのですか?」

千早「普通に気にしてませんでした」

春香「同じく」

雪歩「…わ、私も普通に付いて来ちゃいましたぁ…あ、お茶どうぞ♪」

千早「普通にうちの台所で自分セレクトのお茶を煎れてるのに、今更な気がするわ」

雪歩「はぅ…」

春香「というか、合い鍵まであるんだから気にしないでいいんだと思うよ?珍しくいないコタツの主なんか、半分自宅みたいにしてるし」

千早「家賃徴収しようかしら」

春香「あ、そういえば今月のお家賃、引き落としされてたよー」

千早「ありがとう」

貴音「(もう長年連れ添った夫婦(めおと)のようですね)」ズズ…

雪歩「(完全に夫婦ですぅ)」

春香「あ、千早ちゃんの方に少し入れといたよ?私も生活費の負担するって決めたんだし」

千早「ん、分かったわ。その辺は春香に任せるわね?」

春香「はーい」

ゆきたか「(夫婦だ…本当に夫婦だ)」

雪歩「やっぱり千早ちゃんは旦那さんですぅ」

千早「えっ?」

雪歩「だって、外で沢山お仕事して、家事は奥さんに任せてて、家にはどこに何があるか分からなくて…完全に旦那さんタイプですぅ」

千早「」

貴音「逆に、天海春香は完全に妻ですね」

春香「えっ?」

貴音「仕事はしていますが、家事をキチンとこなし、財布の紐を握る…良く世間一般で言われる妻の姿そのものではありませんか」

春香「」

雪歩「今の会話も凄い自然だったし、ルームシェアしてる友達の雰囲気とも違うし…」

貴音「やはり、夫婦(めおと)ですね」

春香「惜しむらくは、子供がねぇ…」

千早「何で今の流れに乗っかるのよ…」

雪歩「子供かぁ…」

貴音「例えば、孤児を引き取るとか…」

春香「ふむ…」

千早「真剣に悩まないで!」

春香「千早ちゃんは私と夫婦扱いされるの、イヤ?」ウルウル

千早「そんな訳ないでしょう」キリッ←被せ気味に返答

雪歩「(本当、春香ちゃんに滅法弱いなぁ、千早ちゃんって)」ズズ…

貴音「(真、微笑ましい光景です…)」ズズ…

春香「あ、千早ちゃんも雪歩の煎れてくれたお茶、頂こう?」

千早「ええ、そうしましょう」

〜まったり4人のちはやけコタツ〜

4人「」ズズー…

4人「はふぅ…」ホッコリ

貴音「身体の芯まで凍えてしまうような、こんな日に…炬燵に入り、傍らには蜜柑と暖かいお茶…真、幸福です…」ホンワカ

千早「本当…このコタツと蜜柑とお茶というセットに感じる幸せは、日本だからこそ味わえる幸せですね…」ホンワカ

雪歩「幸せですぅ…本当、幸せですぅ…」ホンワカ

春香「あ、そういえば…お風呂沸いたかなー」

千早「お風呂かぁ…この時期は、お風呂も幸せになるわねぇ…」

貴音「真、幸せになりますねぇ…」

雪歩「お風呂かぁ…」

春香「私と千早ちゃんは一緒に入るとして…2人はどっちが先に入るー?」

雪歩「四条さん、お先にどうぞ♪」

貴音「いえ、萩原雪歩…貴方こそお先に…私は、最後で良いです」

春香「なら、2人で入れば?」

ゆきたか「えっ?」

千早「お任せするわ」

ゆきたか「…」

雪歩「わ、私、四条さんとお風呂入ってみたいですっ!」

はるちは「」

貴音「わ、私と…?」

雪歩「はい!」

貴音「私は構いませんが…何故にですか?」

雪歩「四条さんの…その綺麗な銀髪を…洗ってみたかったんですぅ」

貴音「髪…ですか?」

春香「…分かる!分かるよ雪歩…凄く良く分かる!」

雪歩「春香ちゃん!」

(がしぃっ!)

貴音「な、何と力強い握手…面妖な」

千早「髪が長いと、洗うの大変ですよね」

貴音「ええ…特に、私は髪が多いらしく…響に洗ってもらった時も、ぼりゅうむがあると言われました」

春香「千早ちゃんも貴音さんも、髪が長くて綺麗だから触りたくなるの」

雪歩「そうだねぇ…2人とも、凄い髪の毛綺麗だよねぇ…」

ちはたか「」テレテレ

春香「千早ちゃんの髪の毛ってね、もうびっくりする位サラサラなんだよー」

雪歩「へぇ〜…ち、千早ちゃん…触ってみてもいい?」

貴音「私も宜しいですか?」

千早「え?あ、はい…どうぞ」

(サラサラー…)

雪歩「わぁ…凄い」

貴音「何と…」

春香「ちゃんと私がケアしてますから」フフン

千早「私、髪質が細いから…量は多めなのに」

雪歩「だからこんなにサラサラなんだねぇ」

貴音「真、美しい黒髪です…」

千早「し、四条さんだって…」

貴音「触ってみますか?流石に貴方ほど良いとは思えませんが…」

雪歩「わ、私もいいですか?」

春香「あ、私も…」

貴音「ええ、構いませんよ」

(ふわっ…)

千早「や、柔らか…」

春香「わぁ…ふわふわだぁ…」

雪歩「ふわふわな銀髪…素敵ですぅ」

貴音「そ、そうですか?何だか…照れてしまいますね」

千早「四条さんの髪…柔らかいのにしっかりしてて…羨ましいです」

貴音「私こそ…如月千早、貴方のような指で掬っても自然と零れ落ちていくほどのさらさらの髪、羨ましく思いますよ」

春香「2人とも羨ましい」

雪歩「同じくですぅ」

貴音「二人は髪を伸ばさないのですか?」

雪歩「私はドラマがあると髪型を変えられませんし、舞台とかでもカツラを被ったりする時は、この位が楽なんですぅ」

春香「私は…何でかな?これ位が慣れちゃったんで」

千早「前に忙しくて髪を切りにいけなかった時があったじゃない?あの時の、少し髪が長い春香も可愛かったわ。見慣れない分、何だか新鮮だったし」

春香「そ、そかな?えへへ…」

貴音「(真、天海春香は可愛らしいですね)」

雪歩「(春香ちゃん可愛いなぁ)」

千早「(人がいなかったらちゅーしてたかもしれないわ)」←思考回路が突き抜けてきている歌姫さん

春香「あ、ほら!お風呂!雪歩と四条さん、お先にどうぞ!」ワタワタ

貴音「しかし…家主より先には…」

春香「いや、実はですね…残り湯を使って、お洗濯とお風呂掃除もしちゃいますから、私が後の方が…」

貴音「…主婦の鏡ですね」

雪歩「本当…お母さんみたい…」

千早「自慢の嫁ですから」キッパリ

雪歩「千早ちゃん、最近キャラ崩壊が激しいよね…」

春香「予想以上にデレてくれて、私は万々歳だけどね…」

貴音「真、微笑ましい限りです…では、御言葉に甘えてお先に頂いてしまいましょう」

雪歩「そうですね」



〜お風呂ヴぁ!〜

雪歩「」

貴音「どうしました?萩原雪歩…」ばいーん

雪歩「あ、いえ…あずささんの胸にも圧倒されてしまいましたけど…四条さんも凄いですぅ…スタイル良いですぅ」

貴音「ふふ…ありがとう御座います」

雪歩「3サイズがあずささんと同じ位ですもんねぇ」

貴音「胸は三浦あずさの方が大きいですよ?お尻は…私の方が大きいようですが」

雪歩「背も高いし…本当、外国のモデルさんみたいで羨ましいかも…」

貴音「あの…裸をじっくり見られるのは、流石に恥ずかしいのですが」

雪歩「ふわっ!?ご、ごめんなさい!」

貴音「そろそろお風呂に入りましょう…風邪を引いてしまいますから」

雪歩「そうですね」

〜コタツ〜

<す、凄い!浮いてますぅ!

春香「雪歩…自分にもついてるでしょうに」

千早「私には無いけどね」

春香「千早ちゃん?まだ自虐的な事言うなら、こねくり倒すよ?」

千早「こね…!?」

春香「明日1日」

千早「丸一日!?」

春香「こねくり倒して引っ張ったりつまんだりし倒すよ?」

千早「ひぃぃ…」

春香「まぁ、そんな事したら腫れて痛いだろうからしないけど」

千早「しないんだ」

春香「して欲しい?」

千早「痛そうだからイヤよ」

春香「分かってるー」

<わぁ!柔らかいですぅ!

春香「…雪歩、楽しんでるな〜」

千早「萩原さんのキャラも崩壊してるわよね、最近特に」

春香「歩み寄り方が分からないから、歩み寄る速度が猛ダッシュで激突に近いんだよ、雪歩は」

千早「酷い表現ね」

春香「因みに、真が言ったんだよ?私に」

千早「真って、普段から爽やかイケメン発言多発するくせに、たまに爽やかイケメンのまま誰かをざっくり切り捨てるわよね」

春香「でも許されるのは、真だからだと思う」

千早「そうね」

春香「プロデューサーさんだったら、今頃血の雨が降ってるよ」

千早「真は女よ?」

春香「そりゃ分かってるよ〜。あの部屋とパジャマ見たら…」

千早「…どんな部屋なの?」

春香「真っピンク、フリッフリなカーテンに可愛いお人形さん達…そしてピンクのダンベルと、お花やらハートやら、可愛らしい装飾がなされたルームランナー」

千早「…迷走に拍車がかかってるわね、真」

春香「因みにパジャマは、フリフリがマキシマムなネグリジェ」

千早「マキシマム…」

春香「しかも黒」

千早「何故!?」

春香「何か、自分のイメージカラーにしたらしいよ」

千早「エロスがほとばしってるわね…」

春香「それと、イチゴ柄の普通のパジャマと、これまたフリフリマキシマムなピンクのネグリジェがローテーションなんだってさ」

千早「ネグリジェ好きなの?真は」

春香「可愛いから、だってさ」

千早「ファン的にはどうなのかしら」

春香「多分、胸元ガバーッと開いた、黒いシルクのパジャマとか?部屋も真っ黒で」

千早「…ジュピターのあの人がやってそうね」

春香「悪魔城爆砕さん?」

千早「ドラキュラ伯爵涙目じゃない…」

春香「三遊亭爆砕さん?」

千早「何があったの、三遊亭一門に…というか、爆砕から離れなさい」

春香「…どうしよう、冗談で言ってたら、本当に名前が出てこない」

千早「春香ったら………どうしよう、私もだわ…」

春香「えっと…小豆島ペイン!」

千早「それならまだプロデューサーが間違えた名前の方が近いわよ…あ、思い出した、天ヶ瀬冬馬さんよ」

春香「そういえば、亜美真美が「あまとう」って呼んでたかも」

千早「…少し前に歌番組で会ったのを忘れてたわ…挨拶位しか出来なかったし…」

春香「私は会わないなぁ…何でだろ」

千早「春香はいま、仕事の数が少ないからじゃない?」

春香「かなぁ」

千早「後は事務所の関係もあるのかも…961プロがあんな事になってしまったから、いくら別の事務所に移籍したとしても…」

春香「それは、美希達も一緒じゃない?」

千早「時期的な事もあるわ。四条さんと我那覇さんは765プロに来て時間も経ってるし、美希は元々765プロの人間だし」

春香「なるほど…冬馬君達、苦労してるんだねぇ、きっと」

千早「そうね…でも、私達にはどうにも出来ない」

春香「そだね、何も出来ないし、したらいけないんだと思う」

千早「それに、私達だってゼロから這い上がってきた。仲間との絆を力にして、ね」

春香「今の事務所に、ジュピターの皆が絆を感じられる仲間がいるといいね」

千早「…春香は優しいわね」

春香「そう?」

千早「私は…乗り越えられたけど、まだ961プロを許せてない。あの時に敵対していたジュピターも、まだ明確な敵として見ている…そんな自分がいるわ」

春香「仕方ないよ。いつか許せるから、忘れられるから、千早ちゃんは千早ちゃんのペースでいればいいと思う。芸能界って場所にいる以上、これからも色々あるだろうし」

千早「春香…やっぱり、春香は素敵だわ」

春香「誉めてもちゅーくらいしか出ないよ?」

千早「ふふ、顔が赤いわよ?」

春香「うにゅ…」



雪歩「出辛いですぅ」

貴音「ええ…困りましたね…」



〜少し間を置いてから、お風呂交代〜

春香「さ、入ってしまいましょー」

千早「そうね」

春香「わ、排水溝に銀髪が…」

千早「一瞬分からないけど、光が当たると僅かに反射するのね…不思議な髪」

春香「面妖な…」

千早「…練習不足ね」

春香「私、物真似芸人さんじゃないからね?」

千早「分かってるわよ、春香はアイドルで、私の大切な人よ」

春香「ま、またそうやって私を照れさせる…」

千早「うふふ…さ、風邪を引く前に暖まりましょう?」

春香「はぁい」



〜コタツ〜

雪歩「…四条さん」

貴音「どうしました?萩原雪歩」

雪歩「いえ…その、意外だなぁと」

貴音「?」

雪歩「四条さんがそんな可愛いパジャマ?を着てるなんて」

貴音「似合わない、ですか?」

雪歩「い、いえいえ!そんな事無いですよ!凄く可愛いですよ!」

貴音「ふふ…ありがとうございます。実は、響と美希もこれの仲間を持っておりまして…ふぇありぃはお揃い、なのですよ」

雪歩「(良くあったなぁ…貴音さんサイズのリラックマのフリース着ぐるみ…)因みに、他の2人はどっちがどっちなんですか?」

貴音「美希が『こりらっくま』、響が『きいろいとり』です」

雪歩「そうなんですかぁ…(なんてグラマラスなリラックマファミリー…響ちゃんは着ぐるみでも苦労するツッコミキャラなんだね…)」

貴音「因みに、サイズは美希が特注したそうです」

雪歩「あ、やっぱり特注なんですね、それ」

貴音「ええ…既存のだと少しきつかったのです…」

雪歩「四条さんは身長が高くてスタイルも良いですから…私はひんそーでちんちくりんだから、羨ましいですぅ」

貴音「萩原雪歩、そんな風に自分を卑下してはいけません。見た目が完全に同じ人間などおりません。それが双海真美と亜美のような双子であっても、その姿に差違はあります。そして、同じでないからこそ…個性であるのです」

雪歩「はぅ…」

貴音「私だって、皆くらいの身長が羨ましく思う事があります」

雪歩「へ?」

貴音「私くらい背が高いと、着たい服にサイズが無かったりしますし、高槻やよいのように「可愛らしい」と言われる事は、滅多にありません」シュン

雪歩「(何この面妖ックマさん超可愛いですぅ…)」

貴音「綺麗、せくしぃと言われる事は勿論嬉しく思っておりますが、私も「可愛い」と言われて頭を撫でたりして貰いたい…と、思う事もあるのです」

雪歩「乙女心は複雑ですぅ…でも、私もそう思う事、ありますよ?」

貴音「そうなのですか?」

雪歩「私の場合は四条さんと逆ですけどね。綺麗とかセクシーとか大人っぽいとか…あまり言われません。女優のお仕事をしていく以上は必要になりますし…何より、言われてみたいなぁって」

雪歩「だから、貴音さんやあずささん、それに千早ちゃんや美希ちゃんや響ちゃんが羨ましく感じる時があるんですぅ」

貴音「お互い、無い物ねだりをしているのですね」

雪歩「ですね」

春香「お嬢さんたちっ!」

ゆきたか「っ!?」

春香「無い物ねだり、多いに結構!女の子は沢山誉められたいのです!可愛いだってセクシーだって、言われたいと思っていいのです!」

春香「乙 女 よ っ ! 大 志 を 抱 け っ !」ズバーン!

雪歩「春香ちゃん、まずは服を着よう?」

貴音「突然全裸で現れて熱弁する…天海春香…面妖な」

春香「…あ、あれー…何かこう、もっと感動的な…」

千早「春香、服を着なさい」

春香「はい…」トボトボ

雪歩「あ、千早ちゃんも…おかえり」

貴音「おかえりなさい、如月千早」

千早「り、リラックマがいる…四条さん、そのパジャマ、可愛いわ」

貴音「ありがとうございます」

雪歩「美希ちゃんはコリラックマ、響ちゃんはキイロイトリなんだって。可愛いよねぇ」

千早「四条さんがそれを着ていると、普段の凛とした姿とギャップがあって可愛らしいですよ」

貴音「そ、そうですか…ふふ、いざ言われてみると、こそばゆい感じが致しますね…」

春香「ただいま、春香さん帰還です!…って、貴音さん可愛い!リラックマだぁ!」パァァ…

千早「何だか全身を見たくなるわね」

貴音「よろしいですよ…」モゾモゾ

はるちはゆき「(な、なかなかコタツから出れない…可愛い!)」

貴音「はい!」ビシッ

はるちはゆき「(な、何か足が短い!しかも何か面妖さんが得意気!)」

貴音「はっ、ほっ」←手足を動かしている

はるちはゆき「」

貴音「あっ!た、とと…あぁっ!」ステーン

春香「だ、大丈夫ですか?四条さん…(そのフリース着ぐるみ、足が短いのに無理するから…凄まじい可愛さだったけど…)」

千早「全身像を見せてくれてありがとうございます。でも、踊るのは危ないですよ(四条さん、可愛過ぎる…恐るべし、面妖さん)」

雪歩「」←あまりの愛らしさに声も出ない

貴音「大丈夫です…騒いでしまって申し訳ありませんでした…」

春香「怪我が無かったなら、それでいいですよ〜」

貴音「怪我は平気ですが…下の階の方がうるさかったのでは無いかと」

千早「大丈夫です。それは気にしないでください。下の階は空きですから」←勿論ウソ

貴音「それならば良いのですが…」

雪歩「鼻血でそうですぅ」

貴音「大丈夫ですか?どこかぶつかってしまいましたか?」

雪歩「はっ!いえ!大丈夫ですぅ!」

春香「気持ちはわかるわ、雪歩」

千早「ええ、とても良く分かるわ」

雪歩「春香ちゃん、千早ちゃん…だよね?仕方ないよね?」

はるちは「うん」

貴音「はて…?」



〜寝室にて〜

貴音「…天海春香、この「眠」と一文字だけ書かれた布団は一体…」

春香「それ、普段は美希が使ってるんだけど、今はそれしか無くて…ごめんなさい」

貴音「いえ、それは構わないのですが…何といういんぱくと…」

千早「ある日、美希がそれだけ持って家に来た時はどうしようかと思ったわ」

春香「綺麗に丸めたそれだけ背負ってきたんだよね」

雪歩「ま、まさか自宅から?」

春香「いや、美希行き着けの寝具店から直行したみたい」

貴音「行き着けの寝具店とは…」

春香「貴音さんもあるんじゃないですか?行き着けのラーメン屋さんとか」

貴音「行き着けのらあめん屋…確かに、あるにはあります」

春香「?」

貴音「いつも行く店も確かに良いものです。自然とその店に足が進むというのは、自分に合っているという証…ですが、常に新しい店を探し歩き、自分の中で開拓していく…それも楽しみであり、それこそがらあめんを愛する者の道…私は、そう思います」

春香「そ、そうなんですか…」

貴音「ええ」

春香「(何となく良い事風に言ってるけど)」

千早「(ラーメンの事なのよね…)」

雪歩「(アイドルの発言とは思えません…)」

はるちはゆき「(しかも、リラックマだし)」

面妖ックマ「何か?」

はるちはゆき「いえ、何でも」

貴音「なら良いのですが…」

春香「あはは…それじゃ、もう寝ようか?」

雪歩「そうだね…お風呂で暖かくなったのに、湯冷めしちゃう」

千早「そうね、もう寝ましょう…」

貴音「ええ…では…」

4人「おやすみなさい…」



〜早朝〜

雪歩「…ん…?」

雪歩「…いま、何時かな…?携帯、携帯…」

『04:10』

雪歩「…まだ三時間ちょっとしか寝てないんだぁ……はぅ!?」ブルルッ

雪歩「と、トイレ…行こう…」モゾモゾ



(かちゃっ、ぱたん)
※暫くお待ち下さい



(ジャー…コポポ…かちゃっ、ぱたん)

雪歩「はふぅ…寝る前にお茶飲み過ぎちゃったかなぁ…」

雪歩「皆を起こさないように…そーっと…」

「何奴っ!」

雪歩「ひぃっ!?」

貴音「…ああ…二十朗の店主殿…なんと…これが貴音すぺしゃる…何という盛り…」

雪歩「ね、寝言…かぁ…」

雪歩「面妖ックマさんが幸せそう…でも、貴音すぺしゃるって…只でさえ量が多い二十朗のラーメンで特別メニュー…丼じゃなくて、バケツとかで出て来るのかな…?」

雪歩「っと…まだ少し寝れるし、寝ようかなぁ…」

「優…優…」

雪歩「っ!?…千早ちゃん?」

千早「ああ…優…待って…お姉ちゃんを…置いていかないで…」

雪歩「千早ちゃん…泣いてる…優…って、まさか弟さんの名前?」

雪歩「やっぱり…まだ千早ちゃんの心の傷は…治りきってないんだ…よぉし…ん、んん、あー、あー…」

雪歩「お姉ちゃん、僕はいつも一緒だよ」←白雪歩姫、渾身の演技

千早「ん…優…」

雪歩「あ、笑った…良かったぁ…」

「うぅ…」

雪歩「?…春香ちゃん?」

春香「もう…無理です…私には…出来ません…私は…」

雪歩「うなされてる…春香ちゃんが…」

春香「誰も…誰もいないよぅ…」

雪歩「…一番前に立って…一番上にいて…春香ちゃん寂しがり屋さんなのに、いつも皆を助けて、引っ張って、自分は後回しにして…」

雪歩「春香ちゃん…皆、いつも一緒にいるよ…いつも側に皆がいるから、無理しないで」

春香「みんなぁ…えへへ〜…皆、いたぁ…」

雪歩「ん、やっぱり春香ちゃんは笑顔が素敵だね」

雪歩「はふ…私も寝よう…」

貴音「めんよーにゃー…」

雪歩「…クマなのにネコですぅ」クスクス



〜ちはやけの朝は遅過ぎて昼〜

春香「みゅ…」ムクリ

春香「…」キョロキョロ

千早「」スヤスヤ

貴音「」スヤスヤ

雪歩「」スヤスヤ

春香「よし…」ポスン

春香「」スヤスヤ



美希「よし、じゃないの!」

春香「ほあ!?」

美希「何時まで寝てるの!ミキが言えた事じゃないけど!」

春香「美希…?どしたの、朝から…」

美希「今は11時なの!お昼前なの!」

春香「…えぇぇ!?あれぇ!?め、目覚ましは…」

目覚まし時計「手が重いんスけど」

春香「ち、千早ちゃんが…止めてる…」

美希「千早さん、元々低血圧なのに最近は春香が起こしてあげるから、余計に朝弱くなっちゃってるの…」

貴音「…うぅん…な、なにやつぅ…」ムクリ

美希「貴音!もうお昼なの!」

貴音「っ!」

美希「起きた?」

貴音「あ、朝餉を食べ損ねました…四条貴音、何たる不覚…」

美希「どうでもいいの!早く起きてなの!」

貴音「はて…今日はおふの筈では…」

美希「今日はハニーと今後の打ち合わせなの…」

貴音「っ!」

美希「思い出した?」

貴音「な、な、何たる…何たる不覚…修行が足りぬなどという以前に、心構えが…私、弛んでおりました…」

美希「まぁ、ミキのこの超安眠布団「寝る寝る寝る寝」にかかれば、仕方ない事なの」

貴音「ね、寝る…?」

春香「す、凄い名前だね…」

貴音「面妖な…」

美希「さ、事務所でハニーが待ってるの!早く準備して、事務所に行くの!」

貴音「は、はい…」

春香「ふあ…」

美希「春香もボケッとしてないで!早く起ーきーるーのー!」

春香「わ、わ、何!?何でぇ!?」

美希「小鳥が呼んでたの!出したメーサイ?が間違えてて、本人に聞かないと分からないって困ってたの!」

春香「あぅ…ちゃんとチェックしたつもりだったのに…仕方ない、行きますか」

美希「雪歩も起こさないとなの」

春香「雪歩も?」

美希「うん、何か律子…さんが「新しい仕事があるから、千早の家にいたらついでに連れてきて」って!」

春香「そうなんだ」

美希「全く!ハニーも律子も、人使いが荒いってミキ思うな!」プンスカ

春香「あはは、それだけ美希が頼りになるって事だよ!」

美希「…なら仕方ないの!」フフン

春香「(チョロオネットだわ、美希)」←マリオネットとかけたつもりらしい

春香「…ダメだ、千早ちゃんしか笑わない」

美希「?」

春香「何でもない。じゃ、私は支度するから雪歩をお願い」

美希「りょーかいなのっ!」

春香「さて、顔を洗いにいこう」

<イマダーイビーン!ナノ!(ボスン!)

<フニャァァア!?

春香「美希…何してんのよ、全く…」



〜ちはやけ玄関〜

貴音「私は準備出来ました」

雪歩「はぅ…わ、私も出来ましたぁ」

春香「えーと…ガスの元栓良し、水道良し、窓のカギよし、玄関の鍵も携帯もお財布も…持った、千早ちゃんの着替えとご飯と置き手紙も良し…うん、私も行けるよ」

貴音「天海春香…貴方は如月千早に甘過ぎる」

雪歩「過保護にも程があると思うよ、春香ちゃん」

美希「ちょっと引くレベルなの」

春香「だ、だって!この前何も用意しないで行ったら、朝から夜まで寝癖&ノーメイク&パジャマのまま、ご飯はカロリーメイトと珈琲を昼と夜だけ、お風呂に入ろうにもどのバスタオル使えばいいか分からない…そんな状態だったんだよ…」

雪歩「千早ちゃん…仮にも超人気アイドルなのに…」

貴音「生活能力が欠如していますね…」

美希「ミキはもう見慣れたの。春香がいないと、ミキが千早さんのバスタオルとかを出してあげるし…」

春香「うちの千早がご迷惑をお掛けしております…」

美希「でも、これ以上甘やかすと千早さんは春香無しじゃ生きられなくなると思うの」

貴音「手遅れですよ、美希」

雪歩「時既に…だね」

春香「私自身、否定が出来ない…」

美希「なんてこったいなの…」

春香「と、兎に角!事務所に急ぎましょう!タクシーはマンションの下に移動しながら呼ぶ!」

貴音「分かりました」

雪歩「流石、出来る奥さんは違うなぁ」

美希「出来る母、だと思うn」

(ぺしーん)

春香「母じゃない!ほら、さっさと行くよ!」

美希「春香に叩かれたの!酷いのー!」

雪歩「完全に若い母親と娘ですよね、ノリが」

貴音「ええ…」

春香「急ぐ!」

ゆきたか「はい!」

(どたばたどたばた…)



〜30分後、ちはやけ寝室〜

千早「」ムクリ

千早「」キョロキョロ…

千早「春香が、いない…」

千早「…」ジワッ

千早「っ!」ゴシゴシ

千早「まずは起きよう…春香なら仕事に行っただけよ、きっと…」モゾ…

千早「…」←ボサボサで寝癖の酷い髪の歌姫

本日は以上です

次回はちーちゃんファンの皆様には土下座のスタートになりそうです

毎回、沢山の感想ありがとうございます
そんな中で…

み き り つ

考えてみます…考えてみます!
このSSにおいて、春香さんは原作よりも人懐っこく、人間が大好きで、千早ちゃんが誰より大好きで、何より寂しがり屋で、基本的には誰かを嫌う事はありません

千早ちゃん>>>(超えられない壁)>>>美希、雪歩、愛ちゃん>事務所の仲間、小鳥さん>P、社長>>>他の事務所の友達

位の認識で、その差は千早ちゃん以外は大差ありません
千早ちゃんは春香さん以外へは普通ですが、春香さんへの愛は天井ぶち抜きです

なお、全く出番の無いスパコンさんは、最近あずささんと良い仲らしいです(小鳥メモより抜粋)

忘れてました…出す事は無いのですが、捏造番組も幾つかあります

・『ハイパー!生っすか!?サンデー!』
生っすか!?に変わりはさほど無いものの、今や全員が超売れっ子な765プロ。予算は10倍近くに増え、スポンサーは超大手が名乗りをあげまくっているとか。企画協力に春香と律子と真美が関わっていたりもする

・『天海、亜美真美のラジオ「あまみ」』
お喋り大好き三人衆による、毎回765プロを始めとしたアイドル全般をゲストに呼びまくるラジオ。三人の電話帳登録件数が跳ね上がっていく番組でもある

・『高槻やよいの「お料理さしすせそっ!」』
っ!が追加され、あずささんと響が週替わりアシスタントに

・『フェアリーサウンズ』
フェアリーの三人がメインパーソナリティのラジオ番組。歌とおにぎりとラーメンと動物の飼育法などがメイン…アイドル要素が微妙に少ない

・『竜宮城へご招待』
竜宮小町がメインのトーク番組。色々なアイドルや作詞家、作曲家などを招いて、あずささん特製料理などを振る舞って、楽しくトークする。伊織の司会スキルと、亜美のツッコミスキルが冴え渡る

・『あず散歩♪』
毎回、あずささんが好き勝手に散歩しまくる。スタッフは、「あずささんに着いていける」「あずささんを守れる」「あずささんを探し出せる」訓練された少数精鋭

・『サイクリングアイドル』
5分番組で、真の冠番組。毎回、景色良いの場所を自転車で走る。海外ロケも多数あり。自転車の最新情報なども

・『さきどりっ!』
美希と真美の人気モデル2人によるファッション番組。女の子に大人気で、真がゲストで出たりもする。無論、女の子の視聴者数が跳ね上がる。



出す予定はありませんが、こんなの見たいなぁ…なんて

続きが出来ました

今月は忙しいのにガンガン続きが出来ていく…アイマスパワーは恐ろしい…ぷちますも短いけど面白いし、今更ながらアケマスで途中脱落した事を後悔…

千早「う…」ゴシゴシ←寝てる間に涎まで垂れたらしい

千早「うぅ…まさか涎を垂らしながら寝ていたなんて…恥ずかしいわ」ノソノソ…←一応、アイドルの自覚はあるらしい歌姫

千早「…あれは!」トタタタタ

『千早ちゃんへ 
小鳥さんから私の交通費の明細の間違いについて、私にしか分からないミスだからと事務所に呼ばれました。
お昼はテーブルの上にあるトーストを食べて下さい。
お風呂に入るなら、バスタオルは千早ちゃん用タンスの上から二段目です
春香より』

千早「春香らしいわね。全く、書類関係のミスは良くないわ」←置き手紙を見て、心に余裕が出てきた歌姫

千早「トースト…バター、あったかしら?」

(ぱかっ)←冷蔵庫オープン

千早「…どこに何があるのか、全く分からないわ…えーと…」ガサゴソ

千早「…納豆…パンもご飯も、炭水化物に類しているわね…」
※ツッコミ不在の恐怖、歌姫の暴走をお楽しみ下さい

千早「そう、つまり、納豆巻きをご飯ではなくパンで…焼き海苔を探しましょう!」

(ごそごそ)

千早「…見付からないわ…代わりに、辛子明太子がいたわ!」テッテレー

千早「たまにフランスパンに明太子を乗せたのを見かけるから、これはアリね!」

千早「後は、そうだ…確か明太子フランスパンには刻み海苔が…!焼き海苔を探しましょう…」
※二度目である

(ごそごそ)

千早「そうね…焼き海苔は無いんだったわ」

千早「しかし、そうなると…何かで代用すべきなのかしら?」
※別に明太子とパンでいい事に気付けない歌姫さん

千早「困ったわ…それらしいものが無いわ」
※変に完璧主義者な歌姫さんである

千早「…他のものを探しましょう。明太子は、キープね」
※既に最初の納豆を自動キープしていたのを忘れている

千早「そうだ…明太子なら、ご飯にも合う…わざわざパンを食べなくても、ご飯を食べれば…」

(ぱかっ)

千早「炊飯器が空…くっ!これでは明太子が食べられないわ…」
※パンは?あと、納豆は冷蔵庫しまわないと…

千早「…困ったわ…パンを食べるのにも、明太子を食べるのにも…何かが足りない…」
※補う、妥協するという言葉は無いようです

千早「あ…そうだ、パンを焼きましょう」
※今更である

千早「ずっと見てるよー♪ちゃんと知ってるよー♪頑張ってるちーちゃん(きみ)の事ー♪」
※最近お気に入りの歌のようです

(ジジジジ…)

千早「パンはトースターにセットしたわ…」

千早「…バターを探しましょう!」
※二度目です

千早「…無いわ…こういう時、今は使わない物や探してないものが見付かるのよね」

(ごそごそ)

千早「バター…バター…ジャムじゃないわ、バターよ…」
※ジャム(それ)じゃいかんのか?

千早「…マーガリン…だからバターが必要だというのに…」
※!?

千早「困ったわ…本当にバターが無い…冷蔵庫から殆ど物を出してしまったわ…」
※食材や調味料の中心に歌姫

(ちーん)

千早「…あ、トーストが出来た…結局、バターは見つからなかった…」

千早「はっ!?」
※何かに気付いたようです

千早「…これ、どうやって冷蔵庫に戻そう…」
※春香さんは割ときっちり入れてました

千早「…やってみましょう…」

mission1『冷蔵庫に出した物を仕舞え!』

千早「…えっと…これを入れて…これをここで、これはこっち…」ノタノタ



〜たっぷり30分以上経過…〜

千早「…少し入らないわ…マーガリンと、明太子と…納豆?いつ出したかしら?」
※必要な物と使えそうなものだけが入らないという奇跡

千早「兎に角、これを何とかしないと…隙間にねじ込みましょう」
※が…ダメ…!結局しまってしまう…!

千早「ふっ…く…えいっ!」

(ミシッパキッ)

千早「…入ったわ」
※怪しい音は無視のようです

千早「さて、振り出しに戻ってしまったわ…あ!トーストを忘れていたわ!」アワワ

千早「…カッチカチ…カッチカチやぞ!」

千早「パンがカッチカチ…バターも見付からない…悔しいです!」

千早「んふ!く…ふふふっ…」
※自爆です

千早「そういえば、以前ツアーで全国まわった時に近くで営業していた芸人さん…なんていったかしら…私、かなり好きだったのだけれど…」
※まずは堅くなったトーストを皿に置きなさい

千早「あ、そうだわ!ザブングルさんだわ!」
※思い出した嬉しさの勢いで、トーストの角がグシャッてなりましたが…いいの?

千早「…そんな事より、まずはパンを…食べられるのかしら…」
※カッチカチです

(ピンポーン♪)

千早「あら?誰かしら…?」テクテクテク

(がちゃっ)

千早「はい?」

やよい「千早さん!こんにちはー!」

千早「た、高槻さん!?」

伊織「私もいるわ」

千早「水瀬さんまで!?ど、どうしたの!?」

やよい「春香さんに頼まれたんです!」

千早「え?」

伊織「千早は多分滅茶苦茶な状態だからって」

千早「滅茶苦茶…」

伊織「滅茶苦茶ね、何でトースト持ってんのか、そこから既に訳分かんないし」

千早「あ」

やよい「お昼ご飯の最中でしたか?そんな時にお邪魔してしまって…ごめんなさい」

千早「い、いえ、違うのよ?違くはないか…でも、大丈夫よ」

伊織「…春香は他にも「冷蔵庫開けて、中身出して仕舞えなくなってたりするかも」とかも言ってたわね」

千早「」ドッキィィィン!

千早「ま、まま、ましゃか!し、仕舞えるもん!中身出して無いもん!大丈夫よ、問題ないわ!何らアクシデントは起きてまてん!」アタフタ

伊織「起きたのね、アクシデント…」

やよい「分かりやすい慌てっぷりです…」

千早「くっ…」

伊織「兎に角、お邪魔するわよ!」ズンズン

やよい「お邪魔しまーす!」テクテク

千早「あ、はい…どうぞ…」ショボン



〜メインツッコミのいおりん、癒し系やよいっち登場、千早はこれで救われるか!?〜

伊織「まずは冷蔵庫ね…春香も心配していたし…」

やよい「そうだね。冷蔵庫って、キチンと仕舞わないと入らないし、スペースが勿体無いんだよねー」

伊織「開けるわね」

やよい「うん」

(ガゴッパキンヒュンべしゃっ!)

やよい「」

伊織「…」

やよい「い、伊織ちゃん…大丈夫?」

伊織「目が激痛で開かないわ。なにこれ?」

やよい「…えっと、明太子…みたい…今、台所に誘導するね…」

伊織「お願い」

やよい「こっちかな…はい、お湯出したよ」

(バシャバシャ…)

やよい「私、飛び散った明太子を片付けるね」

千早「どうしたの、水瀬さん。何故顔を洗ってるのかしら?」

伊織「…」フキフキ

伊織「アンタねぇ!何を冷蔵庫に仕掛けてんのよ!何で冷蔵庫の扉を開けたら、自動で割れた発砲スチロールのトレイから明太子が射出されんのよ!ラップすらかかってないってどういう事なのよ!何で明太子なのよ!滅茶苦茶目が痛いわよ馬鹿ー!」ウガー

千早「う…さ、さっき…入らなくて…無理矢理ねじ込んでから閉めたから…」

伊織「アンタは馬鹿なの!?天性のトラップ仕掛け人なの!?ねじ込んだだけでビックリ冷蔵庫『明太子射出機』作ってんじゃないわよ!食材はダメにするわ、飛び散って掃除しなきゃならないわ、誰も得しないような物を仕掛けるんじゃないわよ!」

千早「わざとじゃないわ!」

伊織「わざとなら尚悪いわよ!思いっきりひっぱたくレベルよ!馬鹿じゃないの!?」

千早「うぅ…」

やよい「千早さーん、マーガリンの蓋がありませんよー?あと、納豆が開いてますー」

千早「えっ」

伊織「アンタ…これから先、生活出来るの?」

千早「…多分、無理」

伊織「はぁ…やよい、冷蔵庫になんか使えそうなもの、ある?」

やよい「…ごちゃごちゃ過ぎて…何があるか分かんない…」

伊織「冷蔵庫の整理から始めましょうか」

やよい「うん」

千早「あの、私は…」

伊織「まずはお風呂入ってその寝癖でボッサボサの頭を直してらっしゃい!ついでに、そのだるんだるんになったトレーナーの上下も着替えてくる!」

千早「あ、はい」

やよい「千早さん」

千早「何かしら、高槻さん」

やよい「トーストはお風呂には必要無いんじゃないかなーって…」

千早「…そうね…」

伊織「…本気で心配だわ…千早のこれからが」

千早「」ショボン



〜冷蔵庫に立ち向かうやよいおり〜

伊織「…これ、凄いわね…」

やよい「多分、殆ど中身出さないと…でも、悪くなっちゃうかも」

伊織「時間との勝負か…いいわ、やってやるわよ!やよい!」

やよい「うん!頑張ろー!」

(ごそごそ)

伊織「何で卵の上に物を置くのよ…」

やよい「じ、ジャムの瓶が逆さまに入ってる」

伊織「納豆は別の入れ物に移しましょう」

やよい「あらゆる物が滅茶苦茶に突っ込まれてます…」

伊織「あの変態馬鹿プロデューサーの机より滅茶苦茶じゃない…」

やよい「ああ…未開封だったであろう袋が、押されて開いてる…輪ゴム輪ゴム…」

伊織「タッパーは逆さまに入れる習性でもあるの!?アイツは!」

やよい「冷蔵の場所だけが滅茶苦茶で良かった…冷凍庫や野菜室まで滅茶苦茶だったら…」

伊織「その時は春香にやらせるわ」

やよい「あぅ〜…」

伊織「…ところで、アイツは何でトーストだけ持って、マーガリンやジャムは使わなかったのかしら」

やよい「何でかな…まさかとは思うけど、明太子が開いてたし、明太子で食べるつもりだったんじゃ…」

伊織「あるにはあるわ。でも、アイツに作れる訳が無いじゃない!」

やよい「う〜…そうかなぁ?」

伊織「アイツに出来るのは、トーストにマーガリン塗る位よ!」

やよい「でも、千早さんの持ってたトースト、何も塗ってないよ?」

伊織「それすら出来ないというの…?」

やよい「…まさか…あは、あはは…」

伊織「よし、あとは入れ直しね…」

やよい「うっうー!折り返し地点ですー!」

伊織「はぁ…もう疲れてきたわ」



〜数分後〜

やよい「はい、おしまい!」

伊織「…全然余裕あるじゃない、冷蔵庫。何であんなパンパンに…」

やよい「ち、千早さんマジック…かな…」

伊織「役に立たないマジックねー」

千早「あら、終わったの?」

伊織「千早、ドライヤーはしないの?」

千早「…大丈夫よ、きっと」

伊織「」ぷちん

伊織「だぁぁああもう!やってあげるからそこ座りなさぁぁぁあああい!!!」ガオー!

千早「は、はい…」

やよい「じゃあ、私はご飯作りますねー」

千早「冷蔵庫の中身は好きに使って。何なら高槻さんと水瀬さんの分もいいわ」

やよい「でもでも、後で困りませんか?」

千早「冷蔵庫を見るのも追加するのも春香だし、大丈夫よ」

やよい「…(後で春香さんに使ったものをメールしよう…)」

伊織「アンタ、本当に春香無しじゃ生きていけないわね」

千早「…春香がいないと、きっと寂しくて無理ね」キリッ

伊織「惚気が聞きたいんじゃないの。日常生活をする上での反省を聞きたかったのよ」

千早「…」ガックリ

やよい「(春香さん、大変ですね…)」

〜やよい飯。それは世界に通じる味〜

やよい「でっきまっしたー!」

千早「わぁ…凄いわ、高槻さん…」

やよい「ハムエッグでそこまで言われるとは思いませんでした…」

千早「うっ…あ、あら?トーストなのね…バターは無かったのに…」

伊織「マーガリンもジャムもあったじゃない。トーストに塗る以外の使い道のが難しい気もするけど?」

千早「…そういえばそうよね…私、なんであそこまでバターにこだわったのかしら…」

やよい「…だから冷蔵庫が滅茶苦茶だったんだ…バター探すのに…」

伊織「バター探すのに必死で、マーガリンやジャムは避けたと…アホなの?」

千早「…返す言葉も無いわ」

やよい「あの…辛子明太子や納豆が開いてたのって…」

千早「パンはご飯と同じ炭水化物。だったら納豆巻きも許される…と、思ったんだけど。でも、巻く為の焼き海苔がなくて諦めたわ」

伊織「どこの誰に許しを請うつもりか分からないけど、少なくとも春香は怒るわね」

千早「うっ…」

やよい「明太子も同じ理由ですか?」

千早「ほら、たまにフランスパンに明太子を乗せたパンをお店で見掛けるから…」

伊織「8枚切り食パンはフランスパンじゃないわ」

千早「くっ…」

やよい「えっと、でもやらなかったんですね」

千早「そういうのって、刻み海苔が乗ってるから…でも、焼き海苔が無かったの」

伊織「納豆の時点で探したんだから分かるでしょ?それに、何で完璧な見た目を目指すのよ。刻み海苔があろうが無かろうが、大差無いじゃない。何より、フランスパンじゃないし。8枚切りの普通の食パンな時点で、見た目は完璧にならないじゃないの」

千早「それで…明太子があるなら、ご飯で食べたらいいんだって気付いたの」

伊織「パンはどうなるのよ。納豆の時点で何でご飯に気付かないの」

千早「でも、炊飯器の中は空だったわ」

伊織「炊きなさいよ」

千早「お米がどこにあるか分からないの」

伊織「いちいち怒らない事にしたわ。ストレスで死ぬかもしれないし」

千早「それで…冷蔵庫の中を必死に探したの。明太子フランスパンを食べるには海苔が無い、明太子ご飯を食べるにはご飯が無い…どうしたらいいか、分からなかった」

伊織「納豆と明太子をしまって、マーガリンかジャムでトースト食べたら済むじゃないの。て言うか、明太子フランスパンには一生ならないわよ?食パンだもの」

千早「そうなのよね…」

やよい「(千早さん…ここまで天然さんだったなんて…私の番組には呼べないかなーって…)」

千早「マーガリン、ジャムの存在を忘れて、私はトーストを食べるならバターと思い込み、バターを探した」

伊織「既に納豆や明太子すら忘れてるじゃないの…」

千早「トースターでトーストを焼いていたことすら忘れていたわ」

やよい「だ、だからあんなカッチカチだったんですね」

千早「カッチカチやぞ!になってたわ…悔しいです!…ブフッ」

伊織「通院が必要になるのレベルのパンチをお見舞いしてあげようかしら」ビキィ…!

やよい「い、伊織ちゃん落ち着いて…」

千早「その後、春香に怒られると思った私は…冷蔵庫に出したものをしまったの」

伊織「あれは「しまった」とは言わないわ、「仕掛けた」のよ、明太子という罠をね」

千早「そうなってしまったわね、結果的に」

伊織「」ぷちん

伊織「反省しろってのよ!こぉのお馬鹿ぁぁああああ!」ボスンボスン

千早「いたっ!痛い!痛いわ水瀬さん!ウサギちゃんで叩かないで!」

やよい「い、伊織ちゃん落ち着いてぇぇ!」



〜1時間後…ちはやけのコタツ〜

千早「」ズーン

やよい「ち、千早さん…」

千早「うぅ…」

伊織「何でこんな凹んでるの?さっきまでここまで凹んで無かったじゃないの…ご飯食べて、洗い物させられないからってコタツに行かせた位からよね?」

千早「携帯…チェックしてなかったから、チェックしたの…」

やよいおり「うん」

千早「そしたら、メールが一件来てたわ」

やよい「誰からですか?」

千早「…春香」

伊織「なんてメールが来てたのよ?」

千早「…これよ」カチカチ


flom:春香
やよいから冷蔵庫の件などを聞きました
帰ったらお話がありますので、家にいるように


やよいおり「う、うわあ…」

伊織「やよい…報告したの?」

やよい「だ、だって…冷蔵庫の中身の場所は変わっちゃっただろうし、幾つか材料も使っちゃったし、言わないと春香さんが困るかなーって…」

伊織「確かに…明太子は弾丸として無駄に消費されたし、納豆は容器に移ってるし、卵やら野菜やらハムやら…」

やよい「だから、取り敢えず連絡をしたら…春香さんが千早さんにそんなメールを…」

千早「春香に怒られる…嫌われるかもしれない…そしたら私…死ぬわ」

伊織「短絡的過ぎるわよ!まず謝りなさいよ!何で最初の答えに死を選ぶのよ!」

やよい「し、死んだらダメですよ!」

千早「でも…」

(がちゃ)

ちはやよいお「」ビクーン!!!

千早「あ、あぁ…わ、私は…飛ぶわ!そう、蒼い鳥になって!」ドタバタ

伊織「落ち着きなさい馬鹿!なに窓から飛び立とうとしてんのよ馬鹿!逃げるな馬鹿!」ドタバタ

やよい「千早さん!飛べません!飛べませんから!世間では墜落って呼びますからそれは!」ドタバタ

千早「離して!お願いだから離して!」ドタバタ


「チハヤチャン…」


3人「ひっ…!」ビクーン

春閣下「話はやよいから聞いた…さぁ、お話しましょうか…?」

千早「あ…あ…」ガタガタブルブル

やよい「あ、あ、あの、春香さん!おち、落ち着いて話しましょう?」

伊織「(長葱が飛び出してるエコバック抱えて怒る春香…新鮮だし笑えるわね…)」

春閣下「やよい、伊織…お客様にお茶も出さなくて悪いけど、少し待っててね…?」

やよいおり「はい」

春閣下「さあ千早ちゃん…お話しましょう」ズルズルズル

千早「た、助け…」

(ぱたん)

伊織「…別の部屋に2人が消えたわね」

やよい「い、伊織ちゃん…どうしよう…」

伊織「…どうもしないでいいと思うわ。ただ、待ちましょう」

〜30分後、コタツ〜

春香「やー、2人共ごめんねー、待たせて!はい、お茶どーぞ!」

やよい「あ、ありがとうございますー」

伊織「わ、悪いわね…わざわざ…」

千早「」チーン

やよい「…(千早さんが放心状態…)」

伊織「…(たった30分やそこらで…人はこうも死んだ目になるの?)」

やよい「…(何か、謝ってた千早さんが途中からおかしな悲鳴をあげてたような…怖くて耳塞いじゃってたけど)」

伊織「…(やよいが自ら耳を塞いでだから良かったけど…途中から春香が何か言ってたり、千早が悲鳴みたいのをあげてたわね…)」

春香「」ニコニコ

千早「」チーン

やよいおり「(この2人…多分アイドルとしては間違えた道を進んでる気がする…)」

春香「ところでやよい、わざわざ頼んじゃっててなんだけど…家族は大丈夫?」

やよい「あ、そろそろ帰らないとです…」

春香「そっか、わざわざありがとうね?」

やよい「いえいえ、気にしないでください!」ニパー

春香「天使ね」

伊織「天使よ」

千早「」チーン

伊織「まだ放心状態か…」

やよい「あ、あはは…じゃあ、私は帰ります!お邪魔しました!」ガルーン

伊織「私も帰るわ。やよいを送るし」

春香「そっかー。うん、じゃあまた遊びに来てね!」

やよい「はい!」

伊織「また今度ね…あ、玄関まででいいわよ?見送りなんて」

春香「そう?じゃ、またねー」

(ぱたん、がちゃり)

伊織「…凄まじい1日だったわ…」

やよい「2人の意外な面が見れたねー…」

伊織「あそこまで千早が生活出来ないとはね」

やよい「あはは…あ、伊織ちゃん、今日は家に来る?」

伊織「え?でも、昨日も泊まったし…迷惑じゃない?」

やよい「…私…伊織ちゃんと一緒に寝ないと寂しいんだ、最近」

伊織「」ブバッ←鼻血を噴射する水瀬財閥の御令嬢

やよい「わあ!?い、伊織ちゃん!?」ワタワタ

伊織「やよい、お邪魔するわね」タラタラ

やよい「まず、鼻血を止めないと…あ、新堂さーん!ちょっと来てくださぁい!」



〜やよいおり帰宅直後、ちはやけ〜

春香「さて、買ってきたものを冷蔵庫に入れないと」

千早「」チーン

春香「千早ちゃん」

千早「」ビクッ

春香「もう怒ってないから、大丈夫だよ」ギュッ

千早「…はるかぁ…」グスッ

春香「もー、泣き虫さんだなぁ、千早ちゃんってば」ナデナデ

千早「だ、だって…本気で怒られて…凄く怖くて…」グスグス

春香「私が千早ちゃんを嫌いになるわけ無いじゃない」ナデナデ

千早「はるか…はるかぁ…」ギューッ



〜たっぷり2時間ほどイチャイチャしたはるちは〜

春香「私、思うんだよね」

千早「何をかしら」

春香「私、間違いなく千早ちゃんがヒモだろうとDVだろうと甘やかしてる…」

千早「私、思うのよ」

春香「何を?」

千早「私、春香に依存し過ぎてるわ…ヤンデレ…にはならないだろうけど、今まで1人暮らしで出来てた事すら出来なくなってる…」

はるちは「…悔い改めないとね」←はるちは、賢者モードによる反省会(本年24度目、内容は全く同じ、改善案は出ず、改善はされません)

春香「…さて!気持ちも新たに…悪かった所を洗い流す為にも、お風呂に入ろう!」

千早「…そうね!まずは第一歩として、洗い流す所からしましょう!さっき入ったけど…」

はるちは「…何故かオチが読めるのは気のせい…?」←2人して風呂場でイチャつく映像しか出て来なかった

(ピンポーン)

春香「おりょ?」

千早「誰かしら?」

春香「はーい…」テクテク

千早「夕方だし…また美希か萩原さん辺りかしら?美希も萩原さんも、親御さんは怒らないのかしら…」

千早「春香、遅いわね…」

春香「…千早ちゃん」

千早「何?」

春香「あれ」

千早「?」

律子「…助けて」←おんぶしてる

美希「」スピー←おんぶされてる

千早「」

律子「何でか知らないけど…寝てる所をおんぶしてあげたら離れないのよ…このくっつき虫…」

春香「ふむ」

千早「思いっきり背中から地面に向かってダイブすれば?」

律子「アンタ、ちょっと酷過ぎるわよ」

千早「じゃあ、そうね、お尻をペーン!て」

律子「千早、何でアンタは今日そんなにヴァイオレンスなのよ」

千早「春香とのお風呂を邪魔されたから」キッパリ

律子「何?頭湯だってんの?つまんない事言ってる暇があったら、これ剥がしてよ」

千早「は?」カチン

律子「何よ。こっちはアンタらんとこの娘を公言してるのをおんぶしてきてあげたのよ?感謝して欲しいわね」

千早「あら?いいじゃない、どうせ子供をおぶる事なんか、もう一生体験出来なさそうなんだし、独身貴族として」

律子「へぇ…」カチン

千早「…」ビキビキ…

律子「…」ビキィ…

千早「表に出なさい、律子!春香とのお風呂を邪魔した挙げ句に、つまらない!?ふざけないで!」←全く反省の意味がない歌姫

律子「上等よ、この色ボケが!子供をおぶる機会ぃ?んなもん、いつでも出来るっつーの!」←「涼と夢子ちゃんの子供をね!」と言いかけて止めた名プロデューサー

美希「…」←目が覚めて背中から降りたら大惨事だった

春香「」←美希を起こす為におにぎりを用意していて、その場から離れていた為に何が起きたか分からないSランク

美希「…春香」チョイチョイ

春香「…美希、何やらかしたの」コソコソ

美希「ミキ知らないの…起きたらこの有り様だったの…」コソコソ

春香「…何でなの…何で家でゴタゴタを起こすのよ…」コソコソ

美希「み、ミキのせい!?ミキ、事務所でお昼寝してただけなの!?何なのなの!?」コソコソ

春香「取り敢えず、2人を止めるよ?」

美希「ガッテンなの」



〜数分後〜

春香「落ち着いた?千早ちゃん」

千早「はい」

美希「律子…さんも、落ち着いた?」

律子「ええ…」

春香「まず千早ちゃん、言い過ぎ」

千早「ご、ごめんなさい律子…私、どうかしていたわ」←最近どうかしっ放しの歌姫

律子「私こそ…いきなり来たのにごめんなさいね…厄介事を持ち込んだりして」

美希「むぅ」←厄介事

春香「そもそも、何故に美希をおんぶ?」

律子「事務所で美希がいつも通りに昼寝してたのね」

はるちは「ふむふむ」

律子「で、プロデューサー殿はあずささんの迎えに忙しい、私は雪歩と真美に新しいドラマの話で忙しい、小鳥さんは社長の付き添いでいない」

はるちは「ふむ」

律子「で、雪歩と真美を私が送って、事務所に戻ったのよ」

はるちは「ほほう」

律子「そしたら、美希を見つけたの」

春香「プロデューサーさんは?」

律子「あずささんを家に送って、そのまま営業に行ったわ」

美希「ミキ、置き去りにされたの…」

律子「アンタが寝たまま放置されんのなんて、いつもでしょうが」

美希「…否定は出来ないの」

千早「最近は起こされもしないのね」

美希「仕事の時間か事務所が閉まるまで放置なの…」

春香「皆、忙しいからねぇ…」

美希「いつも律子…さんが起こしてくれるの」

はるちは「ほほう」

律子「な、何よ」

春香「律子さん、何だかんだ言っても、美希をちゃんと起こしてあげるんだ…優しいんだぁ♪」ニヤニヤ

千早「何だかんだ、面倒見はいいのよね、律子って」

律子「ぐっ…だ、だって仕方ないでしょ!仕事に遅刻させられないし、事務所閉めたら出れないし…」

美希「最近は凄く優しく起こしてくれるの!「疲れてるかもしれないけど、頑張って」って!」ニパー

律子「み、美希!余計な事を言わn」

はるちは「」ニヤニヤニヤニヤ

律子「何なのよアンタらはぁぁ!ニヤニヤすんなぁぁぁ!」ガオー



〜ちはやけのコタツ〜

律子「はぁ…何か仕事以上に疲れた…」

春香「あはは、お疲れ様です。はい、お茶」

律子「アンタらの態度に疲れたのよ…ありがと、頂くわ」

美希「お疲れ様なの、律子…さん」

律子「アンタも、いい加減慣れなさいよ…さん付け」

美希「だって…普段他の人にはしてないから、慣れないの」

千早「私にはするじゃない」

美希「千早さんは尊敬してるからなの。例え自分の家なのに自分のバスタオルすらどこにあるか分からない、春香に起こしてもらわないと起きれない…そんな、日常生活に支障がある人でもそれは多分変わってないの」

千早「」ガックリ

律子「ねえ、それって呼び方戻すのが面倒なだけなんじゃないの?」

美希「…そうかもしれないの」

千早「」ズーン

春香「ち、千早ちゃん…」

千早「いいのよ、春香…私には貴方がいれば…それで…」クスン

春香「まーた落ち込んじゃった…」アチャー

美希「でも千早さん、日常生活はせめて1人で最低限出来るようにした方がいいと思うの」

律子「そこまで酷いの?寧ろ、春香や美希よりしっかりしたイメージなんだけど」

千早「律子、世間の勝手なイメージの押し付けは良くないわ」

春香「ねぇ千早ちゃん、それだと自分が日常生活まともに送れていないって言ってるようなものなんだけど」

千早「もう否定をしても仕方ないわ。高槻さんや水瀬さんに迷惑かけてしまったし」

美希「開き直りにしか聞こえないの」

律子「どれだけ酷いのよ…」

春香「朝早いと自力で時間に起きれない、基本的に自炊が出来ない、今では洗濯機の使い方が分からない、乾いた物をどこに仕舞えばいいか、どこに入ってるか分からない、腹筋室以外の部屋のどこに何があるかを把握しない等」

律子「じゃあ、誰が家事を?まさか本当に春香が?」

春香「そうですよ?まぁ、例の件もありますし、私は千早ちゃんのお世話が好きだからいいんですけどね」

律子「片や家事全般をして、片や仕事(歌)以外全くダメ…役割がまるで夫婦ね」

春香「しかも家事でストレスが溜まらないどころか、ストレス発散になってしまう!お得物件ですよ!お得物件!」

千早「もう売れてるわ、残念だけどね」←ちょっと必死

春香「千早ちゃん、そんなムキにならなくても…」

千早「なるわよ、春香の事だもの」

春香「千早ちゃん…」

千早「春香…」



律子「腹立つわぁ…この馬鹿ップル」

美希「こんなの毎日なの、デフォなの、デフォ。もう怒りも呆れも通り越して、なーんも感じないの」

律子「美希…貴方、やっぱり強い精神力の持ち主なのね」

美希「そーじゃなきゃ、自分をフった相手のプロデュースなんか受けられないの」

律子「美希…アンタ、告白したの?」

美希「ううん、しなくても分かるの。あの人はあずさに夢中だから」

律子「美希…」

美希「律子だって…好きな人が追い掛けてる人をプロデュースして…しかも好きな人は同僚で…そっちのが辛そうなの」

律子「…私は、大人だから。割り切ってるわ」

美希「大人も子供も、かんけーないの」

律子「たまに、アンタの鋭さとストレートさが、本気でカチンとくる事があるわ」

美希「…ごめんなさいなの」

律子「いいのよ…確かに、大人も子供も無いわね。美希が正しいわ…」ナデナデ

美希「んにゃ…」

律子「ネコかっつーの、全く…ふふ」ナデナデ

〜ちはやけの夕飯〜

美希「あふぅ…」

千早「もうすぐ出来るわよ?」

美希「分かってるけど…コタツの妖精が、ミキにドルミナーをかけてくるの…」

千早「…何それ?」

律子「パトラしたげるから交渉しなさい」

美希「交渉には応じてくれないの…今日は満月だから〜」

律子「あら本当。なら…はい、おにぎり(パトラ)」

美希「」ガバッ

千早「全く何の話か分からないわ…」

律子「ゲームよ、ゲーム。女神転生っていう」

美希「お姉ちゃんの友達から借りたことがあるの」

律子「最近のならペルソナっていうのかしら?私はやった事無いけど」

美希「えっと…ソウルハッカーズってヤツ」

律子「いいチョイスね、私も散々ハマったわ。従兄弟に借りて」

千早「従兄弟…涼さん?」

律子「ううん、違う人。ゲームが好きで、今じゃゲーム会社に就職して、ゲーム作ってるとか…良く知らないけど」

美希「ミキ、ネミッサ大好きなの!カッコいいし、カワイイの!」

千早「?」

律子「主人公の彼女に取り憑いた悪魔。何というか、小悪魔系よ」

美希「魔法も強いのが使えるし、大好き!」

律子「クリアした?」

美希「モチロンなの!」

春香「はい、ご飯出来ましたよーっと」

ちはみき「」パァァ…

律子「この子達…ご飯一つでここまで目を輝かせるなんて…まぁ、春香の料理の腕は天井知らずで上がってるけど」

春香「えへへ」

律子「実際、さっき台所に一緒に立ったけど…勝ち目無いわ」

春香「律子さん、お料理は勝ち負けじゃありませんよ!大事なのは愛情ですよ!愛情!」

律子「愛情、ねぇ」

春香「相手を思って作ってあげる事が大切なんです」

律子「思う、かぁ…」

美希「律子…さんが作ってくれたおにぎり、美味しいの!」

春香「おにぎりソムリエに認められましたね、律子さん」

律子「何それ…」

千早「美希は、おにぎりに関してはプロにすらダメ出しするレベルよ。その美希が認めたなら…律子、貴方はおにぎりに関しては相当な腕前よ」

律子「そ、そう…」

春香「(顔が真っ赤だぁ…)」

千早「(耳まで真っ赤ね…)」

美希「律子…さん!」ムギュウ

律子「わぁ!?」

美希「むふふ…お顔が真っ赤なの〜♪」スリスリ

律子「こ、こりゃ、ほっへが…むにぅ」←ほっぺすりすりをされるがままの名プロデューサー

春香「おお…コタツの主が心を開いた者にしかせぬ行為…!」

千早「え?あ…えと」

春香「あ、無理に乗っかろうとしないで良いよ?」

千早「ごめんなさい。上手く乗れなかったわ…だって、コタツの主は割と心を開きやすいし」

春香「だね。すぐ心を開くというか、懐くというか…でも、コタツの主が必要としてる以上の距離には近寄ってこないよ?」

律子「やっぱり猫じゃないの」

美希「…にゃの」

春香「コタツの主が可愛さアピールしてきたよ!千早ちゃん!」

千早「困ったわね、普通に可愛いわ」

美希「何で困るの!?可愛くて良いの!たまには春香みたいにあざとい位可愛さアピールしてみたいの!」

春香「ははーん?さては、春香さん馬鹿にされてるな?」

律子「別にアピールしなくても、美希は可愛いじゃない。元々ビジュアルも性格も猫っぽいんだし。小悪魔系でもあるわよね」

美希「美希を分かってくれてるのは律子…さんだけなの!」ムギュウ

律子「…中身は超純情乙女だけどね。エロス全般に弱いし、グラビアも健康的ではあるけど、エロスはそこまでは…」

美希「えっちぃのは苦手なの…」

春香「私だって」

千早「私もよ」

美希「年中イチャついたりえっちぃ事してるから、2人共説得力ゼロなの」

律子「アンタ達…もしや、ガチ?」

春香「ガチって言い方、流石にやめてもらえます…?」

律子「じゃあ本物?」

千早「律子、2対1でのハンディキャップマッチがお望みかしら?」

律子「だって、他に何て言えばいいのよ」

春香「…百合?」

律子「大差無さそうだけど」

千早「大分差があると思うわよ?」

美希「愛の形は様々なの。だけど、ミキがコタツにいるのに盛るのはどーかと思うの」

律子「性欲を抑えきれないのね」

はるちは「そんな事無い!」

春香「というかね、年中この家にいる美希はどうなのよ」

美希「ミキ、この家の子だもん…半分」

千早「家賃徴収するわよ?」

律子「年中いるなら家賃位は払いなさい」

美希「て、敵だらけなの…まさかのラーメンサッカーなの」

春香「…四面楚歌?」

律子「良く分かったわね…」

美希「やっぱり春香はミキと心が通じ合ってるの!」

春香「ちゅーしようとしたら逃げるくせに」

美希「律子さん、このエロリボンを何とかして欲しいの」

律子「千早、ちゃんと発散させてやんなさいよ。あんたに満足してないみたいよ?」

千早「」ガーン

春香「そ、そんな事無いよ千早ちゃん!」

春香「律子さん!何て事を言うんですかぁ!」

千早「…マックラモーリーニー…クビツリニーユコー…」

春香「ああっ!?千早ちゃんがネガティブ替え歌を歌い始めちゃった!?しかも持ち歌じゃなくてカバー曲を!?」

律子「新しい一面を見たわね…」

美希「ミキもなの」

春香「千早ちゃぁぁん!」オロオロ

千早「…ウフフ…マンゾクシテナイ…ウフフ…」

律子「はぁ…仕方ないわねぇ…」

律子「千早、落ち込んでるヒマがあったら、前に進みなさい!春香を満足させてあげなさい!」

千早「…はっ!」

美希「はっ、じゃないの。何言ってんの、この人達」

春香「千早ちゃんが立ち直ったならそれでいいわ」

美希「またそーやって甘やかすの…」

千早「律子…私、間違ってたわ!」

律子「根本的な間違いは修正されてないけどね。もー疲れた」

美希「あ、律子が諦めたの」

律子「さん、を付けなさい」

美希「律子…さん」

律子「よろしい」

春香「ところで律子さん、時間は大丈夫なんですか?」

律子「え?……あ゛」

千早「今から帰ったら日付が変わるわ。もう泊まっていったら?」

律子「でも…」

春香「因みに美希は」

美希「そりゃ、泊まる気満々なの」

律子「…着替えは…事務所で全部着替えればいいか…」

春香「はい、けってーい」

律子「え?」

千早「タオルとかは春香に聞いて。私には分からないから」

律子「え?あ、うん?え?」

春香「千早ちゃんはお布団宜しく!」

千早「分かったわ」

律子「ちょっ…あの」

春香「美希はお風呂どーする?」

美希「律子さんと入るの!まだ2人だけで入った事、無いの!」

律子「はぁ!?」

春香「そしたら、律子さんの分のタオルは用意するから、美希は自分の分宜しく」

美希「はぁいなの」

律子「は?ちょっ、えぇ!?」

千早「ほら、先にお風呂に行ってなさい。後から春香がタオルを持っていくから」

律子「だ、だからちょっと…あ〜……」←美希に引っ張られて風呂場に消えていく名プロデューサー

春香「律子さんって、本当、攻めに弱いよね」

千早「ほら、自ら完璧に準備して、パターンを想定して対策して、完全制圧しようとするから。想定外に弱いのよ」

春香「だから美希に弱かったり、甘くなったりするのかぁ…」

千早「想定外の塊だから、あの子」

<律子も早く脱ぐのーっ!

<や、やめなさい!

<わわ!可愛い下着なのー!

千早「ね?」

春香「あー、理論武装を天性の人懐っこさでぶち破ってるね〜」

千早「さ、律子がキチンと理論武装する前に、準備すませちゃいましょう」

春香「最近、家でもちゃんと寝てないらしいからね。律子さんが少しでも長く寝られるようにしてあげましょ」

千早「そうね」



〜お風呂ヴァ!〜

美希「」ジーッ

律子「な、何?」

美希「普段はスーツでカチッとしてるから分かりにくいけど、律子はナイスバディなの」

律子「さん、を…もーいいわ、いちいち面倒くさいし」

美希「あはっ♪」

律子「ていうか…美希のがスタイルいいでしょ?初めて会った時から反則レベルのスタイルだったけど」

美希「ミキ、別に特別な事してないの。おっぱいが勝手におっきくなったの」

律子「恐ろしい遺伝子ね。お姉さんも確か、スタイル良いわよね?」

美希「うん、お姉ちゃんはミキより胸のサイズは小さいけどね」

律子「なるほどねぇ」

美希「律子よりも少し小さい位かな?」

律子「星井家の遺伝子に勝ったのね」

美希「というか、律子がスタイルいいの。スーツ着てても分かる位だし、水着とか、今でも凄そうなの」

律子「人前では着ないけどね、もう」

美希「勿体無いなぁ。律子なら、プロデューサーはイチコロなのに」

律子「スタイルであずささんに勝てる訳無いでしょ。あれは最早チートよ、チート」

美希「あれで全く垂れてないし、寝ても重力に殆ど負けないなんて…反則なの」

律子「そうねぇ…ま、私はもうプロデューサーだから。グラビアなんかもう絶対やらないし、年に一度はステージに立つって決めたけど、何時までやるかは未定だわ」

美希「そうなんだ…ミキね、律子がステージでキラキラしてるの、好きだよ?」

律子「あらそう?」

美希「うん!緑のサイリウムで会場が照らされて、律子が歌って…凄くキラキラして素敵だったの!」

律子「うふふ、ありがと」

美希「グラビアだって、まだまだイケると思うけどなぁ」

律子「やめてよ、恥ずかしくて出来ないわ…ウエストだって最近はちゃんと絞ってないし」

美希「…」プニュ

律子「うひゃあ!?」

美希「全然太ってないと思うの。無理に絞らなくても、すぐに水着とかイケると思うよ?」

律子「現役の時に比べたら、ちょっと増えてるのよ…プロデュースの仕事は不規則だから、絞る暇もないし」

美希「うーん…今は少しふっくらの方が人気でるよ?」

律子「そりゃ、私だって世の男性が求めてる物位はチェックしてるけど…いざ自分が、となるとねぇ。やっぱり恥ずかしいわ」

美希「というか、今の律子はふっくらには程遠いし、まだ痩せてる方に入るの。あまり痩せ過ぎると不健康だと思われちゃうから、今は」

律子「トップモデルさんも色々と大変ねぇ」

美希「そ、色々と大変なのー」

律子「まぁ、私は今のままで十分。人前に出るよりは、竜宮小町をまだまだ人前に出す側にいたいのよ」

美希「竜宮小町、まだまだ売れっ子にする気なの?」

律子「足りないわね。まずはアンタ達フェアリーを抜いて、次は…」

美希「日高舞?」

律子「春香もね」

美希「あの二枚の壁はブ厚過ぎるの…」

律子「そうね…春香は特に…正直、あの子はここまで売れるとは、思ってなかったわ」

美希「そうなの?ミキはフェアリーで対決した時に思い知らされたの」

律子「あの時のアンタは、本当に悔しそうだったもんね。ポロポロ泣きながら、「悔しい!悔しいよ!」って、貴音と響にしがみついて…」

美希「や、やめて!恥ずかしいの!忘れてなのー!」

律子「あの時からかな…美希、アナタは変わったわ」

美希「そう?」

律子「ええ。何事にも興味無しだったのに、全てにおいて本気で取り組んでくれた」

美希「だって…悔しかったんだもん…ミキが一度765プロから出ていった時に見た、まだそんなに売れてない春香が…ミキより沢山キラキラしてたから」

律子「あれが、天性の素質なのかしらねー。当時のウチの中で歌トップ、ダンストップの最強コンビのリーダーやらせるってプロデューサー殿が言い出した時には、私ですら「えっ?」って思ったもの」

美希「やっぱりプロデューサーの作戦だったんだ…勝てる訳無いの」

律子「春香の真の力に、あの人だけは気付いてたのよね…すんごい悔しいわ〜」

美希「真の力?キラキラする力って事?」

律子「近いかな?」

美希「むぅ…教えて欲しいの!」

律子「皆を纏めて、皆を引っ張って、皆を後押しして…その相乗効果で、皆を輝かせて自分が輝いて…更に周りがそれに引っ張られて…やればやるだけ、人数が増えれば増えるだけ…あの子は一瞬で最高の位置に登れる。しかも、あの子自身が人を惹き付け、自然と笑顔にしてしまう」

美希「やっぱり春香はチートなの」

律子「アイドルの中のアイドル…あの子こそが、アイドルマスターなのかもねぇ」

美希「でも、律子と竜宮小町は負ける気は無いんだよね?」

律子「当然。春香と同じような魅力を、伊織は必ず発揮出来る。そうすれば、亜美だってあずささんだって引っ張られて、もっと上に行ける」

美希「…ミキも、負けないの!貴音と響と…3人で、まずはデコちゃん達と勝負なの!」

律子「ふふ、何時でもかかってらっしゃい!」

美希「むぅ〜!絶対負けないんだから!」

律子「あはは!その意気よ!」

美希「えへへ…そうだ!フェアリーも律子がプロデュースして、7人で打倒!春香なの!」

律子「私が過労死しちゃうわよ…プロデューサー殿は、あれはもう超人よ」

美希「律子が倒れちゃったらイヤなの…我慢するの」

律子「ま、もう少し私が仕事に慣れてきたら、その時は考えてみるわ」

美希「やったぁ♪楽しみなのー♪」

律子「その前に、貴音と響の意見も聞かないとね?」

美希「多分、大丈夫なの。響なんか特に、真クンとも引き分けだったし、春香には負けたって思い知らされたって言ってたし…完璧って自分でいつも言ってたから、すんごい悔しかったみたい。日高舞とのライブバトルでは、流石にドン引きしてたけど」

律子「あれは酷かったわね…」

美希「…あのライブを見た、当時まだデビューしたばっかの子達が暫く立ち直れなかったらしいの」

律子「まぁ、それに挑もうって言うんだから、無謀っちゃ無謀かもね」

美希「大丈夫なの!絶対勝つの!」

律子「そうね…諦めないわ!ジュピターだって倒せたんだから!」

美希「うん!」

律子「よぉし!何かやる気出て来た!…美希!今日はさっさと寝て、明日からガンガン行くわよー!」

美希「おー!なの!」



〜コタツ〜

千早「…春香も大変ねぇ…」

春香「あぅ…あんな大声で私を倒す決意表明しなくても…」

千早「どうするの?」

春香「全力でやるだけだよ?思いっ切り歌って、踊って、皆と一緒に楽しい時間を過ごして…それだけ」

千早「春香らしいわ」

春香「私は、それしか出来ないもん」

千早「…それが出来るから、春香は凄いのよ」

春香「そう?」

千早「そうよ…さて、律子達が出たら、お風呂に入ってきたら?」

春香「うん」

千早「先にあの2人には寝るように言っておくわね」

春香「さすが千早ちゃん、言わなくても分かってくれるねー」

千早「当たり前じゃない。春香を世界で一番理解してると、自負してるもの」

春香「えへへ、嬉しいなぁ」

千早「うふふ」



〜何だかんだと熱い誓いをした2人と、馬鹿ップルは就寝です〜

千早「じゃあ、電気を消すわね」

律子「ええ、お願い」

美希「」スピー

春香「さすが美希…もう寝てる」

(ぱちっ)

はるちはりつ「おやすみなさい…」



〜深夜と早朝の間で〜

律子「…?」

律子「まだこんな時間か…」

…グスッ

律子「…?」キョロキョロ

美希「ヒック…」

律子「美希…?寝ながら…泣いてる?」

美希「…はにぃ…イヤだよぅ…」

律子「…そうよね…いくら強がっても…」

美希「はにぃ…はにぃ…ひっく…ふぇぇん…」

律子「…美希…」

(もぞもぞ)

律子「ハニーじゃなくて悪いけど…少しは悲しい気持ちが収まったらいいわね…」ギュッ

美希「くすん…」ギュッ

律子「辛かったわね。良く我慢したわ、美希」ナデナデ

美希「…ぐすっ…すぅ…」

律子「夢まで辛い思いなんか、しなくていいのよ…」

美希「…すぅ…すぅ…ふにゅ…」

律子「…良かった…泣き止んだ…ふふ…」

律子「……すぅ…」


春香「美希…律子さんがいて、良かった」

千早「そうね…」

みきりつ「すぅ…すぅ…」

〜ちはやけの朝が、珍しく早い〜

律子「…ん?」

律子「あら…あのまま寝ちゃったのね」

律子「抱き枕にしては出る所が出過ぎよね」

美希「んにゅう…」

律子「幸せそうにして…このこの」プニプニ

美希「むぎゅ…ひゃめへなにょ〜…」

律子「ふふ、ほっぺた柔らかいわねぇ…さて、今何時かしら…携帯は、と…」

『AM 6:22』

律子「…何時もより少し早いわね。ま、早めに準備するのもいいか…まずは美希を起こさないように…と」

律子「今日はフェアリーは午後からだったわね…千早は夕方から新曲のレコーディング、春香は…そういえば、春香のスケジュールを知らなかったわ」

律子「…よし、起きますか…」



〜出来る女、秋月律子。彼女の支度は早い〜

律子「さてと、事務所で予備の下着とシャツに着替えるとして…朝ご飯は途中で買うか…」

律子「ふむ…」

『AM 7:18』

律子「ま、問題無いかな?…後は春香だけ起こそうかしら?鍵かけないといけないし」

美希「ミキがしとくから大丈夫なの」

律子「」

美希「どしたの?そんな劇画調になってそうな位驚いた顔して…へんな顔なの」ケラケラ

律子「驚くわよ…だって…ねぇ」

美希「?」

律子「今、7時半前よ?貴方にしたら早朝でしょ、この時間は」

美希「…むぅ」

律子「ん?」

美希「だって!さっきまで柔らかくて暖かかった物が急に無くなったら、寒さ感じて起きるの!当たり前なの!」

律子「あー…いや、ほら、アンタなら二度寝位は余裕でしょ?」

美希「いくら何でも、今からお仕事行く人がいる時に起きてたら…お見送り位するの」

律子「あら、そうなの?いい心掛けよ」

美希「う〜…また馬鹿にして〜!」ジタンダ

律子「あははは!なら普段から寝てばっかりいる生活を直しなさい」アタマポンポン

美希「むぅ…」プクー

律子「…お見送り、ありがと。鍵は宜しくね」

美希「任せるの!」

律子「行ってきます」フリフリ

美希「行ってらっしゃいなの」フリフリ



(ぱたん…かしゃん)

律子「…誰かに見送って貰うって、意外にいいもんね」

律子「よぉし!今日も1日、頑張るかーっ!」



〜律子が出勤した直後のドアの内側〜

美希「ありがとう、律子さん」

美希「ミキね、寝てる間に、凄く悲しい夢を見たの…もう、ミキがミキじゃなくなっちゃうんじゃないかって位の、本当に悲しい夢」

美希「辛くて、苦しくて…」

美希「でも、途中からとっても暖かくて、優しい…何かに抱き締められて…」

美希「そしたら、寂しくなくなったの。悲しい気持ちは消えなかったけど、寂しくはなくなかったの」

美希「律子さん、慰めてくれて、ありがとうございますなの。律子さんも辛いのに、悲しいのに、ミキを沢山励ましてくれてありがとうございますなの」

美希「…えへへ、何か照れちゃうの」テヘヘ

美希「って…」クルッ

美希「!?」←MGS的な音付きで


春香「」ニヤニヤ←寝室の隙間から覗いてた

千早「」ニヤニヤ←同じく

美希「あ…あ…あぁあ…あの、あの…」ガクガク

美希「…見た?」

はるちは「うん♪」←ものっそい良い笑顔

美希「…聞いた?」

はるちは「」ンート…

美希「…聞いてないなら良いn」

はるちは「ばっちり聞いたよ♪」Σd グッ!←サムズアップ&めちゃめちゃ良い笑顔

美希「…な…な…」

はるちは「」ニヤニヤ

美希「もぉぉぉおお何なのなのぉぉぉぉおおおおおっ!!!」スギャァァン!

春香「ありがとうございます!って…いやー、素直で可愛かったなぁ♪」ホクホク

美希「ふざけんななの、このアホリボン!なにニヤニヤしてやがってくれちゃってんのぉぉぉ!?」フンガー!

千早「律子、律子…と、ねぇ美希、写真の添付ってどうやればいいのかしr」

美希「如月千早ぁぁぁ!?教える訳ないの!わざわざ自分の恥ずかしい写真を広める方法を教える訳無いの!馬鹿なの!?ねぇ馬鹿なの!?如月千早は馬鹿だったの!?何なのなの!?」

千早「な、なんでフルネームで呼び捨てなのよ…じゃあムービーの添付方法を」

美希「あぁそれならねってお馬鹿ぁん!」ビシィ

千早「の、ノリツッコミ!?」

美希「悪化してるの!悪化!ミキ的にはヘル&ヘルなの!写真でダメなのに、ムービーなんかダメに決まってるの!動いちゃうし!音声ありだし!写真より恥ずかしいの!ミキ的には悪夢のメールなの!」ギャーギャー

春香「えっとね、まずは…」

美希「教えるななのぉ!」

(スリッパァァァン!)

春香「あいたー!?」

千早「あ、出来た」

(突(と)っ!)

千早「あいたっ!す、スリッパでオデコに突きとか…地味に痛いじゃないの!」

美希「な、何してんの!?ミキの心の叫びを何で無視したの!?何て事を…何てぇ事をしてくれやがったのぉぉぉ!!!」ギャース

千早「大丈夫よ!律子だから!」

美希「はいぃぃ!?ダメに決まってるの!律子だからこそっ!」

美希「あんな風に素直に気持ちを言えない相手に気持ちを独白したのを!わざわざ!その言えない相手に!あろうことか第三者がっ!本人が止めてるのに!何故に!送信しちゃったの!?何なのなの!?も〜ぉ何なのなの!?一体全体何なのなの!?」ガオー!!!

はるちは「」

美希「」ゼーゼーハーハー

千早「いや、送ってないからね…?」

美希「え゛?」

千早「当たり前じゃない、春香じゃあるまいし…」

春香「にゃにおぅ?」

美希「…」ゼーハーゼーハー

美希「無茶苦茶疲れたの…ミキ、お仕事まで寝かせてもらうの…」フラフラ



春香「からかい過ぎちゃったねー…あまりに可愛かったから、つい…」タハハ…

千早「本当ね…これは私のスマホだけに保存しておくに決まってるじゃない」

春香「え?マジで撮影したの?ムービー」

千早「ええ」キッパリ

春香「機械音痴の千早ちゃんが成長したのは良い事だけどさ…」

千早「頑張ったもの」フフン

春香「いや…まぁ、いいや…それ、本当に誰にも送ったり見せたらダメだよ?」

千早「大丈夫よ。私を信じなさい」フンス

春香「(事務所に忘れて亜美真美に見られる前に、こっそり隠しフォルダに移動してロックしちゃっておこう…)」

〜お仕事のお時間〜

美希「ミキ、何か精神的に超疲れちゃったの」

千早「ごめんなさい。あまりに可愛くて、私も春香もついからかってしまったのよ」

美希「か、可愛いって言われるのは、ヤブサメではないの…」プイッ

春香「吝か、ね。なんで馬乗って的を射ないといけないのよ」

千早「ほら、美希。早く行かないと遅刻するわよ」

美希「はーいなの。行ってきまーす」フリフリ

はるちは「はい、行ってらっしゃーい」

千早「…私も準備しないとね」

春香「ん?夕方からじゃ…」

千早「そうなんだけど、場所が遠いし、早めに入って打ち合わせをしないといけないらしくて」

春香「ありゃ…あとどれくらい時間ある?」

千早「そうね、二時間は無いかしら」

春香「了解。じゃあ千早ちゃんがシャワー浴びたり準備してる間に、夕飯用にお弁当作ってあげるね」

千早「本当?今日行くスタジオ、周りに食べ物屋さんが殆ど無い上、夜は閉まっちゃう場所ばかりで…」

春香「そーゆー事は早めに言う!全く〜」

千早「だって…」

春香「だってもとってもありません」ムニ

千早「ひゃるか、ひゃめへ」ホッペミニョーン

春香「千早ちゃん、相変わらずほっぺがやらかい♪」ムニゥ

千早「もう…じゃ、シャワー浴びてきちゃうわね」

春香「ほーい」



〜千早ちゃん、出発〜

春香「ん〜…暇であります」

春香「…よし、家事しよう」


※春香さん、家事中…


春香「…よし!お洗濯もお掃除もおしまい!ふっふっふ、慣れたもんだねー♪」

春香「…二時間半か…夕飯までは時間あるし、スケジュール管理のお勉強でもしますかー」

春香「ふんふ〜ん♪んふふ〜♪」


※春香さん、勉強中…


春香「…あ、今何時だろ…」

『PM5:55』

春香「あ、ぞろ目だ!何か嬉しい♪このタイミングで時間を確認する…やるなぁ、私」ニシシ

春香「…じゃない、晩ご飯作らないと…おりょ?メールだ」

flom:千早ちゃん
今日の収録なんだけど、機材トラブルとかで時間がかなりかかりそう
もしかしたら夜中になるかもしれないの…
だから、先に寝てしまって構わないわ

春香「おおう…千早ちゃん成分は暫くお預けかぁ…残念」

春香「ま、仕方ないか…お仕事だしね。旦那様には沢山稼いでいただきましょー♪」

春香「…今回の曲は何週1位が続くかな?」

春香「確か、新曲の発売予定日は……うぇ!?竜宮小町とフェアリー、真まで被ってる…」

春香「あ、良く見たら違う日か…同日は流石に避けたみたいだけど…売上ランキング発表に、皆被るとか…しかも次の週って、真美の写真集まで出るのね…」

春香「こりゃあ…お財布が軽くなるわ…」←765プロ関連のものは全て買いあさってる

春香「美希の写真集とひびまこのダンスDVD、雪歩の舞台のDVDが来月で良かったよ…あ、あずささんのドラマのDVDも来月か…あとはやよいおりの『お料理さしすせそ』のスペシャル版も…」

春香「…」ピポパ…

(ぷるるるる…)

春香「あ、お母さん?私。えっとね、ちょっと来月はかなり出費が嵩むから、預金を結構多めにおろしますです…うん、そりゃ確かに私の稼いだお金なんだけど…多過ぎるし…うん、うん、ちゃんと仲良くやってるよ?うん…分かった、時間があれば帰るよー。はい、うん…じゃ、またねー」

春香「お母さん…孫の顔は見れないよ、流石に………IPS細胞って…生やせないのかな…?」

春香「…ダメだ、千早ちゃんに生やす訳には…いや、生えても全く気持ちは変わらないと宣言出来るけど…」

春香「…私、何言ってんだろ。晩ご飯の支度でもするかな…」

(ぱかっ)

春香「ふむ…ま、1人分位なら足りるかな?ちゃちゃっと作ろ」

以上、百年経ってもやよいおり&みきりつでお送りしました

みきりつ、初めて書きましたが…律っちゃんは普段は厳しいお姉ちゃんだけど、所々で甘やかしてしまったり、優しく包んであげるお姉ちゃん、美希は普段は子供っぽいけど、凄く大人な部分があったりする純粋な妹…みたいなイメージでした…イメージと違ったらごめんなさい

生やすのはアレだが生むことは出来るぞ春香さんや・・・・

>>255
千早「…私の春香に知らないオスの遺伝子なんかを入れろと?私の可愛い春香に、どこの馬の骨とも知らぬ輩の遺伝子を侵入させて、あろうことか妊娠させろと?」

千早「そんな事をする位ならね…」ビキ…ビキビキ…

千早「 生 や す わ よ ! ! !」ドギャァァァン!!!

春香「千早ちゃん、落ち着いて」

美希「千早さんがブッ壊れたの!元から大分壊れたけど、ついに完全に壊れちゃったの!」

律子「き、救急車!救急車を呼ばないと!」

P「お、おちけつ!事務所に救急車呼んだら、何事かと週刊誌の記者達がこぞって駆け付けて、そらもう角砂糖にたかるアリさんが如くだ!真面目にやってきたのに!胸はおっきくならなかった所か、大惨事だ!」

伊織「アンタが一番落ち着きなさいよ馬鹿!アリさんマークの引越社とか、微妙に分かりにくいネタ挟むな!しかも胸がどうのとか、アンタ、千早に殴られてきなさい!この変態!」

貴音「響、生やすとは一体…」

響「た、貴音!世の中には知らない方がいい事もあるんだぞ!」

真美「ねーねー、ピヨちゃんが鼻血垂れ流して気絶してるけど」

律子「捨て置け」

真美「らじゃった」

あずさ「あらあら〜」

亜美「ピヨちゃんは亜美に任せろー!」AEDバリバリー

やよい「やめて!本当にやめて!」

真「…大パニックに見えるかい?日常なんだよ、これが」

雪歩「お茶が入りましたよー」

全員「はーい」



ところで、皆様に質問です。
今まで散々好き勝手やってきたのですが、更なる暴挙として

貴音さんのトップシークレットを、いくつか完全捏造

は許せませんか?
やはりトップシークレットはトップシークレットのままが良いのでしょうか?

主に出身地、実家、銀髪の事などです

投下します

今回は貴音さんのとっぷしぃくれっとを捏造しています
というか、捏造設定を作ったのに作品内で出せないという体たらく…

〜数日後のちはやけ〜

(ピンポーン)

春香「おりょ?」

千早「郵便かしら?」

春香「ちょっと行ってきます」

千早「行ってらっしゃい」



〜数分後〜

春香「どうぞー」

響「お邪魔しまーす」

あずさ「お邪魔しますー」

千早「あら?我那覇さんにあずささん。いらっしゃい」

響「たまたま仕事がこの近くだったんだぞ」

あずさ「私は、前に迷子になった時に、千早ちゃんや春香ちゃんにお世話になったお礼に〜」

春香「わざわざそんなのいいのに〜」

あずさ「そういう訳にもいかないわ〜。迷惑をかけてしまったんだもの〜」

千早「あずささんは律儀なんだから…」

あずさ「うちのアイドルでは最年長ですもの♪ちゃーんと、大人な所を見せないと〜」

響「あ、自分もお土産買ってきたぞ」

春香「(沖縄に関係した何かかな?サーターアンダギー?ちんすこう?)」

千早「(ゴーヤかしら?さとうきびは流石に無いわよね?紅芋なら…春香のお菓子に期待しましょう)」

響「何か期待してるところを申し訳無いけど、ミスドだぞ」

あずさ「あらあら♪ドーナツなんて久しぶりだわ〜♪」

春香「何か、以前もこんなパターンがあったような…?」

千早「萩原さんの時じゃないかしら」

春香「あ、そうだ」

響「何かあったの?」

春香「雪歩が来た時に、「雪歩=和菓子に詳しい=美味しい和菓子が…」結果はミスドでした」

響「自分と全く同じだな…」

千早「被ったわね、我那覇さん」

響「!」

春香「被っちゃったねぇ…しかも変に時間が経ってから」

響「べ、別にいいじゃないかっ!お笑いのネタじゃないんだからっ!」ウガー

千早「ま、それもそうね」

響「じゃあ言わないでほしいぞ…」

はるちは「(むくれる琉球さん可愛い)」

あずさ「あらあら〜」



〜和気藹々なちはやけのコタツ〜

4人「」モフモフ←ドーナツ中

春香「エンゼルクリーム美味しい…」シヤワセ

千早「オールドファッションも美味しいわ…」シヤワセ

響「ポンデちゃんも美味しいぞ…」シヤワセ

あずさ「ドーナツと紅茶を飲みながらコタツでまったり…」シヤワセ

4人「はぁ〜♪」シヤワセ

あずさ「…あ、いけないいけない…私もお土産…というより、迷惑かけちゃったお詫び、持ってきたの〜」

千早「わざわざすみません」

あずさ「あらあら〜、気にしないで〜。寧ろ、持ってきて当たり前なんだから〜♪えーっと…はい♪これ」

春香「およ?これは…チケット?」

千早「これ…!」ガタッ

あずさ「うふふ♪千早ちゃん、行きたがってたでしょ?この人達が日本に来日してやるライブ」

千早「あ…あ…」フルフル

あずさ「お仕事先の方にお願いしたら、春香ちゃんの分も合わせて二枚、チケットを下さったのよ〜♪」

春香「うわぁ〜♪ありがとうございます!」

あずさ「プロデューサーさんにも聞いて、ちゃんとスケジュールは空けてもらってあるわ〜♪」

響「良かったなー、春香!」

春香「うん!」

千早「あ、あ、あずささん…」

あずさ「?」

千早「ありがとうございますっ!」ガシッ

あずさ「あ、あらあら〜、そんなに喜んでもらえて嬉しいんだけど、近いわ千早ちゃん…」

千早「こ、このお礼はいつか必ず…!」

あずさ「い、いいのよ〜?お詫びなんだから〜…」

千早「しかし…」

響「なぁ春香。千早のテンション、自分が見た事無い位に跳ね上がってるぞ」

春香「嬉しかったんだよ、千早ちゃん。チケットがすぐ完売しちゃってガッカリしてたし」

響「そっかー」

春香「うん…良かったね、千早ちゃん」

千早「春香…ええ!当日は絶対一緒に行きましょうね?約束よ?」

春香「わ、分かった、分かったから千早ちゃん、鼻息抑えて!あと近い近い!そんなに顔近いと、ちゅーしty」

(ちゅー)

春香「」

千早「ぷは、喜びを表現するには、これ位しないと表現しきれないわ」

春香「ち、千早ちゃん…いいんだけど、響とあずささんが…」

千早「あ」

響「」マッカッカ

あずさ「あ、あらあら〜…そんなに喜んでもらえて良かったわ〜♪うふふ♪」

千早「」ポンッ!

春香「あー、茹で千早ちゃんになっちゃった」

響「ま、真っ赤だぞ」

春香「響もね」

響「あぅ…」

春香「キスシーン位、見慣れてるでしょうに」

響「だ、だって!本当に普通にしたから!その、ドラマとかと違う、何かこう…普通のカップルみたいな…生々しさというか…うがー!自分、何言ってるんだー!」

あずさ「うふふ♪2人は本当に仲良しね〜、羨ましいわ〜」

春香「そりゃあ…お互いの親公認ですし!」

あずさ「まあ、素敵だわ〜♪入籍はするの?」

春香「法律が許してくれるならば」キリッ

響「春香、それ前に自分や貴音が来た時にも言ってたな…」

春香「政治家に立候補して法律を変えちゃおうかな」

響「今の春香の人気なら、本当に当選しそうだぞ」

あずさ「あらあら〜、政治家兼アイドルなんて、大変そうだけど格好いいかもしれないわ〜」

春香「ふっふっふ、天海春香、日本を変えちゃいますよ〜!まずは同性同士の結婚を可能にします!」フンス

響「己の欲望のままに法律を変えようとしてるぞ、このアイドル」

あずさ「あらあら〜」

春香「でも、どうやって立候補したらいいか分かんないから、いいや」

響「な、なんだそりゃ」ガクッ

あずさ「うふふ、やっぱり春香ちゃんは政治の世界より、アイドルとして歌って踊っている方が素敵よ」

春香「えへへ…ありがとうございます」

千早「…ふぅ…やっと落ち着いてきたわ」

春香「千早ちゃん、ずーっとチケット見てニコニコしてたもんね」

あずさ「子供みたいに純粋な笑顔で、可愛かったわ〜♪」

響「だぞ。なかなかレアな千早だったぞ」

千早「…あぅ」カァァ…

あずさ「(うふふ♪本当に可愛らしいわ〜、千早ちゃん)」

響「(ギャップ萌えってヤツなのかな…千早がすっごく可愛い!チケットで顔隠してる仕草も可愛らしいぞ!)」

春香「(千早ちゃん、春香さんはアナタを押し倒してしまいそうな激情を抑えるのに必死です)」←欲望に忠実過ぎるSランクアイドル

千早「こほん!…と、兎に角…あずささん、本当にありがとうございます」

あずさ「うふふ、そんなに何度も…よっぽど嬉しかったのね」

千早「はい、そりゃもう…」

春香「来日決定してから、ずっとライブに行きたいって行ってたもんね〜」

千早「ええ…チケット発売日に仕事で…次の日にはもう取れない状態だったからね…」

春香「うんうん…本当に良かった」

あずさ「うふふ♪」

響「ライブかぁ…そういえば、自分達のライブはいつになるのやら」

あずさ「あら?フェアリーのライブ?」

響「それもあるけど…何か、プロデューサーが新しい試みだって、自分と真のコンビを作るって言い出してるんだぞ」

千早「真と、我那覇さん?」

春香「うちのダンス2トップだね」

響「何でも、歌とか少な目でダンスメインにやってみるらしいけど…」

春香「絶対に普通の人じゃついて行けないレベルになるね…」

あずさ「そうねぇ…2人共、凄くダンスが上手だから〜」

千早「1回のステージの運動量が、とてつもない事になりそうね」

響「少し不安だぞ…自分、フェアリーもあるしなぁ…」

春香「あー、フェアリーとしての活動に支障が出てくるかもね〜」

響「別に真と組むのはイヤじゃないし、ダンスは凄く好きだけど…やっぱり、自分は貴音や美希とやってきたフェアリーが…何ていうのかな、アイドルとしているべき場所みたいなものなんだ」

春香「ふむふむ」

あずさ「分かるわ、響ちゃん」

響「あずさ…」

あずさ「私も、今はドラマや映画、舞台をやってるけど、最後はやっぱり伊織ちゃんと亜美ちゃん、それに律子さんがいる竜宮小町に戻る…女優・三浦あずさと呼ばれるより、竜宮小町・三浦あずさの方がしっくりくるもの〜」

千早「ユニットって、そういうものなんですね…」

あずさ「竜宮小町もフェアリーも、もう当たり前になってくる位に一緒に活動してるから〜」

響「そうだな、自分も貴音や美希と一緒にフェアリーやってるのが当たり前だぞ。というか、デビューからフェアリーでユニットしてたから…フェアリーじゃなかったのって、961から765プロに来て、移籍を印象付ける為の期間だけだから…多分半月も無いぞ」

春香「そっか、響と貴音さんはフェアリーでデビューしてからずっとなんだねぇ」

響「うん!貴音とは同じ地方出身って事もあって、961プロの研修生だった頃から仲良しなんだぞ!」

春香「まぁ、その地方がどこなのか、未だに謎ではあるのですが」

千早「トップシークレットだからね」

あずさ「秘密が沢山よね〜、貴音ちゃん」

響「…実は…」

春香「どしたの?」

響「貴音の出身地と実家と…自分、知ってるんだ」

はるちはあず「!?」

響「でも、自分から言える時が来るまでは黙ってて欲しいって…今まで、それは2人だけの秘密だったんだ…」

千早「で、でも、今それを私達に言ってしまったら…」

響「貴音、近い内にプロデューサーと律子に話すって…それで、皆にお願いがあるんだ」

はるちはあず「?」

響「貴音の事を知っても、嫌いになったり、引いたりしないで欲しいんだ…その、ちょっと特殊だから」

あずさ「特殊?」

響「うん。自分の口からは詳しく言えないし、良く分からないけど…貴音は自分の出身を隠してたのは、そういう理由らしいんだ」

千早「…ふーん」

響「ふーん、て…」

春香「響」

響「ん?」

春香「みかんの皮の汁アタック!」ブシィッ

響「ふぎゃぁぁああ!?」ゴロロロ…

春香「全く…」

響「な、何すんの春香ぁ!」グスグス

春香「響、貴方は私を、私達を何だと思ってるの?」

響「へ?」

千早「私達は、765プロに所属するアイドルは団結力の強さで此処まで来たわ。個々の能力自体が高かったけど、それだけじゃ此処まで来れてない。お互いがお互いを支え、助け、励ましあって…絆を深めた」

春香「そんな、今や本当の家族より仲が良いんじゃないか?って言われる私達が、同じ苦労を共にしてきた貴音さんを嫌う?引く?」

千早「ふっ…甘くみないで頂戴。私達の絆を、お互いを思う強さを」

春香「貴音さんが、例えムーンレイスだろうが、北斗神拳継承者だろうが、幽波紋が憑いてようが、元レディースのヘッドの超ヤンキーだろうが、実はレベル5だろうが、元レッドショルダーだろうが!!!」クワッ


春香「そんな些細な事で、私達の絆は壊れないんだよ!私達は引かないんだよ!嫌わないんだよ!我那覇響!」ドギャァァァン!!!

あずさ「(どうしよう、全く付いて行けてないわ〜…)」←それが普通だと気付けない、大分毒されてるあらあらさん

響「…」ポカーン

千早「春香…かっこいいわ…」←毒されきってる歌姫さん

春香「」ドヤァ…

響「あ、あの…」

春香「ん?」

響「ごめん、意味が分からない。あ、レベル5は分かったけど…」

春香「」

千早「春香…滑ったわね…」

春香「あ、あれー?」

あずさ「あ、あのね、響ちゃん」

響「ん?」

あずさ「春香ちゃんも千早ちゃんも、ちょっと冗談めかして言っちゃってたけど…貴音ちゃんにどんな秘密があっても、私達は変わらないって言いたかったんだと思うわ〜…」

春香「か、解説された…」

響「そうだったのかー。てっきり、馬鹿にしてるのかと思って、空腹のワニ子を連れてきそうになっちゃったぞ」アハハ

春香「あははじゃないよ!命に関わるからやめて!」

千早「我那覇さん、四条さんの事になるとたまにヴァイオレンスになるわね…」

春香「本人がいない所でなるのが、響が照れ屋さんの証だね」

響「さてと、また後で来るからな〜。ワニ子とヘビ香連れて」

はるちは「是非やめていただきごめんなさい」ペコー

響「全くもう…」

あずさ「あらあら〜…響ちゃんは照れ屋さんなのね〜」ナデナデ

響「ふぁ…」ホワン

春香「で、貴音さんはいつその話を?」

響「ん〜、近い内にとしか…」

千早「そう。まぁ、私達は何を聞かされても、何ら変わることは無いわ。それこそ、「ま、何でもいいんですけど」で済ませて、いつも通りの関係のまま変わらないわ」

春香「でも千早ちゃん、前にファミレスでは興味あるって…」

千早「興味はあるわ。その答えが何であろうとも、別に変わらないってだけよ」

春香「そりゃ、私もそうだけどね」

響「そっかー…」

(プルルルル…)

響「お?…噂をすれば、貴音だ」

あずさ「あらあら」

響「(ピッ)もしもし?うん、どしたの?…うん…うん…そうだね…うん………はいぃ!?」

はるちはあず「」ビクッ

響「え?も、もう!?…いや、早い方がいいけど、言うって聞いたの昨日だよ!?…思い立ったが…いや、確かにそうだけど…うん、うん…プロデューサーや律子は?…あー、でもまぁ、特に問題無かったんだな?…そっかー、良かったな貴音…」

春香「な、何事…」

あずさ「響ちゃんの感じから…今の話をプロデューサーさんや律子さんにしたみたいだけど…」

千早「我那覇さんの今言ってた話だと、まさか昨日決めて今日すぐに話したのかしら」

春香「四条貴音…凄まじいね」

響「…うん、分かった。そうだな、貴音が自分で伝えなくていいなら…うん、分かった…じゃあ、自分が伝えるぞ?…うん、分かった。それじゃあまた(ピッ)」

千早「何となく予想は付いてるけど、何事かしら?」

響「貴音、今プロデューサーと律子に、自分の出身地と実家についてを話したらしい」

春香「やっぱり…」

響「それで、今ここにいる3人には自分から伝えておいて欲しいって」

あずさ「…いいのかしら?別に、無理に聞きたい訳じゃ無いけれど」

響「本人から言われたからな、問題ないんじゃない?」

春香「ふーむ、ではお聞きしましょう!」

響「えっと、まず貴音は京都出身で、実家は関西地方でも有数の名家らしい。実家は超お金持ちらしくて、それこそ水瀬財閥クラスらしいんだ」

春香「…よ、予想をいきなり飛び越えてった」

響「で、貴音は中学2年位の頃に、原因不明の高熱が半月出たらしいんだ。意識も無くて、後で貴音が家族に聞いたら、心臓も一瞬止まった位に酷かったらしい」

千早「…そんな辛い目に…」

響「半月後、漸く意識が戻ったんだけど…髪は今みたいな綺麗な銀じゃなくて黒が少し残った銀で、記憶も一部が思い出せなくて、そのショックで喋れなくなったらしいんだ」

あずさ「そんな…」

響「それから、毎日部屋の中で寝たきり、本を読むか、月を見上げるか…だったらしい。最初、色素が低下して紫外線がダメなんだと思われて、太陽の光を遮断してたらしいからな」

春香「貴音さん…」

響「で、そのまま2ヶ月経って、貴音は自分の髪が黒には戻らないって気付いた。根元から生えてくる髪は銀髪だったらしくてね」

千早「…あの髪にはそんな秘密が…羨ましいだなんて、私…何て事を言ってしまったのかしら」

響「いや、それは大丈夫だと思うぞ?最初はショックだったけど、今は逆に気に入ってるらしいから」

千早「そう…」

響「んで、中学は殆ど行けなかったらしい。中学3年の一年は、暫く寝たきりだった身体のリハビリと、検査ばっかりだったんだって」

あずさ「大変だったでしょうね…」

響「高校はそのまま行かず、最初の半年は少し身体を動かす為に自宅の敷地を歩いたり、本ばっかり読んでたんだって」

春香「だから、中学で習う英語も苦手で、古いけど綺麗な日本語を使えるんだ」

響「それから1年後、普段全く見なかったテレビがたまたま自宅の一室でついてて、そこで…歌って踊るアイドルの姿を見た」

千早「…それがきっかけ?」

響「自分とは全く違う世界にいる人に釘付けになって、そこからすぐに両親にお願いしたらしいんだ。「自分はアイドルになりたい」って」

春香「で、でも…貴音さんって名家の令嬢でしょ?」

あずさ「そうね…伊織ちゃんじゃないけど、そういう所って、絶対に反対すると思うけど」

響「条件1、絶対に実家を頼ってこない。条件2、実家を公表しない。条件3、人気アイドルになるまでは実家には入れない。条件4、実家からの支援は無い…これが条件だったらしい」

春香「き、厳しい…」

千早「今時珍しい位に厳しいわね…」

響「その条件を貴音は2つ返事で了承し、まず暫くは人並みに暮らせる体力とかを付けるトレーニングをしてから家を出るって事で、話を付けたらしいぞ」

あずさ「凄いわ、貴音ちゃん…本当に凄い」

響「で、体力作りにやった合気道を身に付け、東京に出て来たらしい」

春香「な、何という根性…」

千早「…恐れ入るわ」

響「まぁ、学校もちゃんと出れなかったし、元々がテレビやら見ないから、世間知らずのズレた部分があるけど」

春香「そこは魅力として完全にプラスだから、何ら問題なし」

響「だから、ラーメンにあそこまで感動し、ハマったんだけどな」

千早「超お嬢様故に、大衆の文化を知らなかった…と。水瀬さんも、事務所に来たばかりの頃はそうだったわね」

あずさ「そうだったわね〜、可愛かったわ〜…伊織ちゃん」

響「でも、実は貴音の家から、じいやさんとメイドさんが1人、派遣されてたりした」

春香「あれー?」

あずさ「ご両親は実家に頼るなという条件をお出しになったのよね?」

響「…貴音が日常生活を送れないと判断されたからだぞ。何せ箱入りお嬢様、家事は愚か、一般人が当たり前に出来る事が出来なかったからな」

千早「なるほど…」

春香「千早ちゃん=箱入りお嬢様説」

響「千早は春香に甘やかされてるだけだぞ」

千早「…否定はしないわ」

響「貴音は断ったが、じいやさん曰わく、それこそ1日を無事に過ごせなさそうだったんだってさ」

あずさ「あらあら〜…今も、そのじいやさんとメイドさんはいらっしゃるのかしら?」

響「いや、メイドさんはもう京都に帰ったらしいぞ。じいやさんは半月とか1ヶ月に1度、様子見にはくるみたいだけどなー」

春香「様子見に?貴音さんのご両親は、やっぱり貴音さんが心配なんだねー」

響「そうでもないみたいだよ?」

春香「へ?」

響「確かに、あの銀髪になった高熱の原因は未だに不明だから心配なのもあるみたいだけど…でも、基本的にはキチンとした生活が出来てるかと、約束を守れてるかの確認してるみたい」

千早「薬か何かで治った訳ではないの?」

響「違うらしいぞ。医者も匙投げたらしいんだが…ある日、急に意識が戻って、熱も平熱になったとか」

春香「不思議だね。病気そのものも、突然回復した事も、その後に体調の変化が起きてない事も…」

響「変化はあるにはあるぞ」

あずさ「食欲…とかかしら?」

響「正解。流石はあずさだぞ」

春香「…じゃあ、その高熱が原因で、あんな燃費の悪い腹ぺこさんになったんだ」

千早「…何か、『本当にあった怖い話』とかでありそうな話ね」

響「自分もそう思ったんだけど…貴音は頑なに認めなかったなー」

あずさ「ほら、貴音ちゃんって…怖い話とか苦手だから…」

春香「ふむ〜…何となく不思議だな〜って思う話だし、どこまでが真実かとか色々あるけど…」

春香「ま、いっか」

千早「そうね。気にはなるけど、別に無理矢理聞きたい訳じゃない」

あずさ「聞いた所で、貴音ちゃんに対する認識も変わらないわ〜」

響「皆…ありがとうだぞ」

春香「御礼言うのはこっちだよ」

響「え?」

春香「言えば奇異の目で見られるかもしれないと思われるのに、本人が知られたくない話を、間接的にでも私達に話してくれた」

千早「今更絆は揺らがない。むしろ、もっと強くなるわ」

あずさ「うふふ、やっぱり皆、良い子だわ〜」

響「皆…本当にありがとう…貴音には、そうメールしとくな!」

春香「ほいほーい」

千早「京都…ねえ」

あずさ「素敵な場所よね〜」

響「いつか行ってみたいなぁ、京都」

春香「もう解禁したんだし、美希や貴音さんと行ってくれば?」

響「うーん、貴音次第かな?」

千早「私は一度全国ツアーで行ったけど…丁度秋だったかしらね…紅葉が本当に素敵だったわ」

あずさ「あらあら、羨ましいわ〜。大学の時に旅行で行ったっきりだから、私も久しぶりに行ってみたくなっちゃった」

4人「京都か〜…」

響「…っと、皆にご飯あげなきゃいけないのを忘れてた!」

あずさ「あらあら〜、皆、お腹を空かしてなければいいけど」

響「ごめん!自分は帰るぞ!」ドタバタ

春香「気を付けて帰ってね〜」

<大丈夫だぞー!またなー!

(ぱたん)

春香「相変わらず、忙しないアイドルだねぇ、響は」

千早「でも、ああ見えてインドア派なのよね」

あずさ「そうね〜、自分の部屋で編み物とか読書してるのが好きだって言ってたわね〜」

春香「うむむ」

千早「どうしたの?春香」

春香「インドア派でありながら、あの身体能力…ズルい!私なんか、結構お外に出るのに運動神経悪いし!」

千早「でも、最近は減ったじゃない。どんがらするの」

あずさ「春香ちゃんは大人になって、落ち着いてきたわよね〜。今は何だか大人っぽいもの」

春香「大人っぽいというか、日常生活を送れない人を世話してますから、私」

千早「…お世話されてます…」

あずさ「あ、あらあら〜…」

春香「そういえばあずささん」

あずさ「なぁに?」

春香「プロデューサーさんとは、最近どうですか?」

あずさ「」ポンッ!

千早「あずささん、あっという間に顔が真っ赤ですよ?」

あずさ「も、もう!いいじゃない、そんな話は…」

春香「私、気になります!」

千早「何か怒られそうだからやめなさい」

あずさ「き、気になるって言われても…」

春香「じゃあ、告白はしましたか!?」

千早「興味津々ね」

あずさ「…えっと〜…あの、う〜ん…」

春香「」ドキドキ

あずさ「し、したわ…告白」

千早「おぉ〜」

春香「わぁ!どんな風にですか?場所とか!」

あずさ「そ、それは…あの…わ、私の部屋で…」

春香「おぉ!あずささん、大胆!」

あずさ「ち、違うのよ〜!私が酔っ払っちゃって、あの人が送ってくれたのよ〜!」

春香「千早さん千早さん、聞きましたか?」

千早「ええ、いま『あの人』と呼びましたね」

あずさ「うぅ…」

春香「ささ、続きをお願いします!」サァ!

千早「お願いします!」サァ!

あずさ「千早ちゃんまで〜…え〜っと、酔ってフラフラな私を、あの人はベッドまで運んでくれて…そこでつい抱き付いちゃって…」

はるちは「」ドキドキ

あずさ「それで…勢いに任せて…好きですって…」

春香「…ムードも何もなく?」

あずさ「なく…」

千早「…お酒に酔った勢いで?」

あずさ「勢いで…」

春香「『運命の人は』なんて言ってたのに…」

あずさ「め、面目ないわ〜…」

千早「お酒って、怖いですね」

あずさ「そうね…2人は気を付けてね…」

はるちは「はい…」



〜午後のひととき…〜

春香「…ねぇねぇ、千早ちゃん」

千早「何かしら?」

春香「最近、また皆が忙しくなってきたなぁって…あずささんもまた仕事行っちゃったし」

千早「そうね」

春香「…私は、今のままでいいのかな…お仕事をかなり減らして…」

千早「そうね、今はまだいいけど…いずれ貴方を超えるアイドルが現れるかもしれないし、貴方自身のランクが下がる可能性も十分に有り得る話だわ」

春香「そか…そだね…何か最近ね、前に舞さんに言われた事を思い出しちゃって」

千早「?」

春香「トップに上り詰めた時、貴方は何をするのかしら?燃え尽きるのか、新たな道を探すのか、君臨し続けるのか…貴方は何を求めてアイドルになり、トップになった今、求めていたものは手に入ったのか」

千早「…春香の答えは?」

春香「分かんない。皆で楽しく、皆を楽しく…し続けたい。けど、沢山仕事が出来るか、と言われたら…まだ難しいとも思う」

千早「いいんじゃない?それで」

春香「そうかな?」

千早「もしランクが下がったら…また上げればいい。私は、春香の道の妨げにはなりたくないし、妨げる物を許さない。春香は今、思うようにやれる。なら、やってみたら?」

春香「千早ちゃん…うん、分かった」

千早「どうするのか、最初に話してね?」

春香「勿論」

千早「なら良いわ」

春香「あ、蜜柑無くなっちゃった」

千早「あら」

春香「私、取ってくるよ」

千早「ありがとう、お願いね」

〜夕方〜

(ピンポーン)

千早「珍しく静かで、春香と2人っきりだったのに…」

春香「誰か来たとは限らな…いや、誰か来たんだろうね…」

千早「でしょ?」

春香「ま、取り敢えず見てくるよ」

千早「厄介そうなら追い返してしまえば?」

春香「そういう訳にもいかないよー…」テクテク

千早「春香は…相変わらず優しいわね」



春香「来ました」

真「こんばんは」

雪歩「お、お邪魔しますぅ」

千早「あら、ゆきまこの2人。こんばんは」

真「ゆきまこ?ああ、名前の略称か〜」

雪歩「…(千早ちゃん、その呼び方…意味を分かってるのかなぁ…)」

千早「…(儚げな白雪歩姫と超イケメン乙女…小鳥さんが熱く語ってたわよ)」

雪歩「…!(千早ちゃん…直接脳内に…!?あ、音無さんはもう放置で構わないですぅ)」

春香「…(言っても聞かないしね、あの残念美人さんは)」

雪歩「…!(は、春香ちゃんまで…直接脳内に!?)」

真「何だろ、さっきからこの部屋はニュータイプのアレ的な音が聞こえまくってそうだ」

春香「そこ!」プシッ

真「(キュピィン!)見える!」スイッ

春香「何ぃ!?蜜柑の皮の汁を避けたっ!?」

真「遅い!…もらった!」プシッ

春香「ほぁぁあああ!?」ゴロロロ…

千早「春香っ!?くっ…落ちろぉ!」プシップシッ

真「逃げ回りゃ、死にはしない!」スイッスイッ

千早「し、質量を持った残像…!?」

真「そこだぁ!」プシッ

千早「ふにゃぁぁぁあああ!?」ゴロロロ…

雪歩「と、突然始まった蜜柑の皮の汁戦争…多くの蜜柑の皮と、涙を拭くティッシュが使われたこの争いの被害に、人々は恐れ、自らの行いを悔いた…」←ナレーション

真「戦争に正義も悪もあるか…!あるのは、無限に生まれる悲しみだけだ…!」←蜜柑の皮を持ったままキメる姫王子様

雪歩「真ちゃん…」

春香「…意外にノリノリでびっくりしたよ」

千早「はぁ〜…はぁ〜…久しぶりにされたけど…相変わらずすっごい痛いわ、蜜柑の皮の汁…」

真「目を擦ると赤くなるよ?」

春香「ほい、目薬」

千早「春香…」

春香「あ、そうだったね〜。はい、膝枕」

雪歩「ど、どうして突然イチャイチャするんですかぁ!」

真「全く、相変わらずのラブラブっぷりだけど、発情するのは…」

春香「」プシップシッ

雪歩「うにゃぁぁぁぁあ!?」ゴロロロ…

真「おぁぁぁぁぁ!?」ゴロロロ…

春香「千早ちゃん、自分で目薬出来ないの」

雪歩「そ、それならそうと言ってよぅ」グスグス

真「痛い…久しぶりに直撃したけど…」グスグス

春香「ほら、千早ちゃん…目を開けて」

千早「え、ええ、これでいい?」プルプルプル

春香「ほい、じゃあ右目からいくよ〜」ピチョ

千早「ひゃっ!?」

春香「はい、次は左目行くよ〜」

千早「」プルプルプル

春香「ほい」ピチョ

千早「にゃっ!?」

春香「はいお終い」

千早「…ふぅ、相変わらず慣れないわ」ファサッ

真「千早、クールさを装った所を申し訳ないけど…すっごい可愛い悲鳴上げてたの、聞こえてたから」

雪歩「可愛かったよ、千早ちゃん」

春香「そら、私の大事な旦那で嫁ですから」

千早「…は、恥ずかしい…」ガックリ

真「仲良いねぇ、相変わらず」

千早「ええ」

春香「後は結婚と子供さえ乗り切れば、世界一幸せになる自信があるよ?」

雪歩「子供かぁ…そういえば、IPS細胞?だったっけ?あれなら何とか…」

春香「生やすしか…」

千早「何を!?」

春香「千早ちゃんに」

千早「私に!?」

雪歩「千早ちゃん…いくら旦那さん側だからってそれは…」

千早「だから何を!?何でもう何かを私が生やす方向なのかしら!?」

真「…前は、ボクも生えてるんじゃないかって言われたよ…」

千早「何がよ!?」

真「でも、ボクと違って千早は生やすのを望むんだね」

千早「望む望まない以前に、青天の霹靂よ!何の話か、全く分からないわよ!」

春香「真は言われてたよねぇ…765プロでも1、2を争う乙女思考なのにねぇ」

真「そんなに乙女思考かな…ボクは普通のつもりなんだけど」

雪歩「えっ…」

真「雪歩!?」

雪歩「あ、えっと…」

春香「ふむ…」カチカチ

千早「どうしたの?春香」

春香「いや、IPS細胞について調べてたら…女の子同士で、生やさなくても子供が作れるようになるとか…」

ちはゆきまこ「へぇ〜…」

春香「よし、この研究を水瀬財閥と双海医院に協力をしてもらおう。私が出資するわ!」

ちはゆきまこ「」

春香「その為なら、バンバン仕事もしてやるわっ!」

千早「や、やる気になるのは良いと思うけど」

雪歩「そんな簡単に協力してくれるかなぁ…」

真「可能性がある、とはいってもね…需要もあるか分からないよ?」

春香「これは、不妊治療にもなるんじゃないか?と、春香さんは先読みをするわけですよ!」

千早「なる程…確かに…」

雪歩「でもでも、研究結果が出るまで、凄く時間もお金もかかるよ…」

春香「その為の水瀬財閥、双海医院ですよ!というか、水瀬財閥なら何でも出来る!」

真「…否定出来ない所が怖いね」

千早「春香、落ち着いて」

春香「千早ちゃん?」

千早「もし、今から凄い速さで研究が進んだとするわ。だけど、同性愛者がまだ奇異の目で見られる今の日本で、同性愛者同士の間に子供が産まれたら…世間はどう思うかしら?」

千早「ましてや、春香も私も…存在を知ってる人は沢山いるし、今もテレビに出ている。ありがたい事に、多くのファンの方がいるわ」

千早「そんな2人が、IPS細胞で子供を作り、産み、育てます、なんてなって御覧なさい?…マスコミは黙ってないわ。ファンの人達の中にも否定的な人も出て来るはずよ」

千早「そうなった時、産まれてきた子供は幸せになれる?虐めにはあわない?」

千早「悲しいけど…多分、その子は辛い思いを沢山する。だから、少し落ち着いて考えて?」

春香「千早ちゃん…」

千早「春香、私だって…その、子供が欲しくないって訳じゃ…」

春香「そうだね。千早ちゃんの言う通りかも…何か最近、色々と焦ってるのかなぁ…」ウーム

真「千早って、やっぱり真面目にそういう事を考えられるんだね」

千早「どういう意味かしら?」

真「最近は日常生活を送れないって伊織から聞いてたし、普段から結構天然だって聞いてたし…昔みたいな、常識的なキャラは完全に崩れ去ってたからさ」

千早「…そ、そんなに酷いかしら…」

雪歩「千早ちゃん…まずは自分の家に何があるのかと、電化製品の使い方くらいは覚えよう?」

千早「難しいわ…」

真「…春香」

春香「?」

真「甘やかし過ぎ」

春香「千早ちゃんを甘やかして、お世話して、メロメロにするのが私の生きがいなのに!」

真「そんな生きがい、捨ててしまえ」

春香「甘やかせないとか、死ねと!?」

千早「私、死んでしまうわ!?」

真「もう何なの君達はさぁ!?」

雪歩「…(真ちゃん、ツッコミ頑張るなぁ…)」

春香「千早ちゃんを一番大切に出来る存在ですが?」

真「何を「それが何か?」みたいな顔してんのさ!」

千早「春香に愛され、幸せの中で人生を過ごす存在ですが?」

真「自分の発言に疑問を持ちなよ!春香に頼りっきりな自分の存在にも疑問を持ちなよ!」

はるちは「?」

真「首傾げて不思議そうにするなぁ!」

雪歩「…(ああ…真ちゃんがそろそろオーバーヒートしちゃうかも…どうしよう)」オロオロ

春香「いや、だってねぇ…」

千早「1日2日の事じゃないし…もう2年?」

真「なぜお互いに疑問に思わなかったの!?」

春香「3年目だね、小鳥さんが今年31歳だから」

真「そんな酷い覚え方しないであげなよ!2人は小鳥さんに何か恨みでもあるの!?」

千早「はる×ちは本で初の200冊完売&追加注文が止まらないの、ありがとうって、半同棲し出した頃の少し後に言われたわ」

春香「因みに、ゆきまこ本、やよいおり本も好調らしいわ」

真「よし、あの鳥に日常生活に支障が出るパンチをしてやるか」

雪歩「真ちゃん、埋めやすいように静かにさせてくれると嬉しいかな」

春香「こらこら」

千早「萩原さんはガチに聞こえるわ」

春香「あれよ、販売差し止めしない代わりに、小鳥さんからお小遣いを貰えばいいのよ、私達みたいに」

ゆきまこ「えっ?」

千早「正直、差し止めようにも、世の中にはそういう本が沢山あるらしいし…きっと、小鳥さんには何を言っても無駄だと思うし」

春香「なので、プロデューサーさんや律子さんに内緒にする代わりに…ね」

真「何このブラックな人気アイドル2人」

雪歩「イヤじゃないの?2人は」

春香「愛し合ってるのは事実だし」

千早「おかしな内容じゃなければ…」

雪歩「おかしな…って、小鳥さんの妄想だよ?間違いなくおかしな方向に…」

真「雪歩…酷い言い草だね、と言いたい所だけど…否定出来ない」

春香「ふーむ…しばし待たれよっ!」テクテク

雪歩「春香ちゃん?」

真「どしたの?」

千早「…実はね、一冊買ったのよ、春香」

ゆきまこ「えっ?」

春香「ほい、これ。小鳥さんの描いた本」

雪歩「…うわぁ」

真「…表紙を見る限り、プロの漫画家さん並に絵が上手いんだけど…」

千早「実際、上手いわよ?殆ど服を着させて貰えてないけど」

雪歩「…はわわわわ」

春香「因みにこっちはやよいおり本、こっちがゆきまこ本らしいよ」

雪歩「ひぃ!?」

真「やめて、流石に見れないし見たくない」

春香「了〜解、しまってくる」

雪歩「…(後でネットで注文しよう)」

真「しかし…小鳥さんだって765プロの美人事務員って有名になってきたのに…あんなの描いてたらマズいんじゃない?色々と」

千早「…もう、諦めたんじゃない?きっと」

春香「千早ちゃん…それは言い過ぎじゃ…」

千早「でも…登録してたお見合いサイトは辞めたらしいわよ?」

雪歩「登録してたんだ…」

真「そりゃ…女の子ばっかりの職場だから、出会いは無いだろうけど」

春香「登録してたサイトを辞めた…それはまさか…そういうお相手が出来たから、とか?」

ちはゆきまこ「っ!」

春香「小鳥さんは、はっきり言って美人だし、あのホクロとか、あのスタイルとか、あの太ももとか、正直エロい」

千早「…そうよね…小鳥さんと同じ趣味の人も沢山いると聞いたわ…」

雪歩「同じ趣味ならば…小鳥さんは超優良物件…ですぅ」

真「じゃあ…音無という名字が、近々変わる可能性が出て来た…と」

千早「寧ろ、取り合いになっていてもおかしくないわね…」

春香「…誰が聞く?」

雪歩「もし予想が違ってたら…大惨事ですぅ」

真「予想が当たってても…惚気が待ってるんだね…」

千早「どちらに転んでも…」

4人「面倒臭い…」

4人「…最初はグッ!」Σd←サムズアップ

4人「ジャンケンぽんッ!」

春香「」チョキ

千早「」チョキ

雪歩「」チョキ

真「」パー

はるちはゆき「」ガッツポーズ

真「うあぁ…」ガックリ

〜夜の帳が日本を包み…〜

雪歩「じゃあ、私は帰るね」

春香「おりょ?そうなの?」

真「そういえば、お泊まりセット無しなんだね、雪歩」

雪歩「最近、家に居なさすぎるって、お父さんが…」

千早「…正直、美希や萩原さんが、いつお家からそれを怒られるか、気にはなっていたわ」

春香「だね。最近、美希も怒られたらしいよ」

雪歩「あぅ…」

真「まぁ、ちはやけは何でか沢山アイドルが来てるよね」

春香「もうさ、そういう番組やる?深夜枠とかでさ、私と千早ちゃんがMCで、だべる番組」

千早「…先人が沢山いるけどね、そういう番組って」

雪歩「まんまちゃんは何時までも可愛いですぅ♪」

真「お洒落なお店で女3人で話したりする番組もあったね」

春香「お洒落感はいらないと思うなぁ…寧ろ、部屋にいるときみたいな、気を抜いた感じで」

千早「楽しそうね」

雪歩「いつか出来たらいいねぇ♪…あ、いけない!時間遅くなっちゃう…じゃあ、皆またね」

はるちはまこ「はーい、またね」



春香「そういえば、真って家に泊まるのって初めてだよね?」

真「あ、そういえばそうだね」

千早「何か、意外な感じがするわ」

真「え?」

千早「だって、私は春香の次に仲良くなったのが、貴方と萩原さんだもの」

真「そうなんだ」

千早「そうよ?」

春香「そういえば千早ちゃん…前から疑問だったんだけどさ」

千早「?」

春香「どうして私と真だけ呼び捨てなの?」

千早「春香は今更「天海さん」なんて呼ばれたい?」

春香「…イヤ」

千早「真は「菊地さん」って呼ばれたい?」

真「何かくすぐったいからやめて。というか、ボクは皆に言ってるからね、名前で呼んでって」

千早「春香は特別だから、真はそう頼まれたから…って所かしらね」

春香「でも、あずささんは名前呼びだよね?他の子は名字呼びなのに」

千早「あずささんは…あずささんだからよ。皆があずささんと呼んでるから、私もいつの間にか…」

真「でも、今更「三浦さん」は確かに違和感があるかも」

春香「あ、後は亜美と真美もそうだね、名前呼びだ」

千早「あの子達にも言われたのよ、まだあの子達が小学生の頃に」

真「へぇ」

千早「なんかムズムズするからやめてって」

真「同じ理由だね、ボクと」

春香「小学生の亜美と真美には、年上からそんな呼ばれ方されるのは距離を感じたのかもねー」

真「それはあるかも。あの双子は、皆と距離を置きたくない、仲良くしてほしいってオーラが全開だったからね」

千早「そうね…あまりイタズラはされなかったけど」

春香「そりゃ…千早ちゃんは大人気ない位に怒るからねぇ」

真「でも、ある意味であの双子を子供とか年下として見ないで、一番対等に見てたのかも」

千早「どうかしら?確かに、いくら子供でも同じ事務所で働くアイドルなんだから、対等に…とは思っていたけど、大人気なかったといえば、大人気なかったかもしれないわ」

春香「亜美と真美が本気で千早ちゃんに怯えて、1ヶ月位近付かなかった時があった位だしね」

千早「…あれは、ちょっと寂しかったわ」

真「…ああ、結局あれはどうやって仲直りしたの?」

千早「…疲れて眠そうな2人に、膝枕して子守歌を歌ったの。それから、イタズラはしないけど近くに来てくれるようになったわ」

春香「羨ましい」

真「春香なら、頼めばすぐやって貰えるじゃないか」

千早「何時でもやってあげるわよ?」

春香「やった♪」

真「本気で嬉しそうな顔しちゃって、馬鹿ップルだねぇ」ヤレヤレ

千早「春香ったら、もう…」ナデナデ

春香「〜♪」←満面の笑み

以上です。

※貴音さんのとっぷしぃくれっとについて

・京都にある、源平合戦が起きていた時代より続く名家

戦国時代、不作による飢饉で民が苦しむ中、同時の四条家の長女は自分よりも…と、飢えに苦しむ民衆を助け、14歳で四条家で唯一、餓死してしまう

時は流れて現代、まだ黒髪だった四条貴音は、四条家のその餓死した女の子を、自宅の倉にある文献で知る。

その夜、突如として高熱に襲われ、意識を無くした貴音は夢を見る。

自分と顔の良く似た女の子が、ガリガリに痩せた手足と痩けた頬で、同時は本当に珍しかったであろう銀髪を隠しもせず、ただ座っているのを不思議に思い…貴音は話しかけた瞬間、女の子は貴音に言う。

「お腹が空いた…苦しむ人が減ったのは良かったけど…やっぱり辛い…でも、私は四条の長女だから…」

貴音は、彼女を助けたいと思った。

そうして目を覚ました貴音は、夢で見た女の子と同じように、髪の毛が銀髪になっている事に気付いた。

だから、貴音はお腹が空くのだと思うし、いつか彼女が満足してくれたらと思う。

今でも、たまに夢で会う…今では、痩せこけた姿では無くなった彼女と「次はどんなものが食べてみたいか?」と、笑いながら話すのが密かな楽しみであったりもする、四条貴音でしたとさ。


と、まあこんな捏造をしとった訳です、はい
貴音さんには…当時は弱々しかったものの、今では健康な姿の、聡明で優しい14歳の守護霊がついているという訳です

おつ

それぞれ呼び方って
春香→響ちゃん
響→あずささん
じゃなかったっけ?
意図してたり間違ってたらごめん

>>307
すみません、呼称に関しては頭に入れてたつもりでしたが…脳内変換お願いします…

投下します

ちょっと体調がよろしくない日々が続いておりまして…

春香→響は響ちゃんにしました

〜圧倒的、夜〜

春香「…突然ですが、あんまんが食べたくなりました」

真「何でボクを見るのさ?」

千早「…春香、私も食べたいわ」

春香「何故に私を見るの、千早ちゃん」

真「そう言われたら、ボクも食べたくなってきたかも…」

千早「何故私を見るの、真」

3人「よし、コンビニに行こう!」



〜数分後〜

春香「お財布良し、携帯良し、ガスの元栓良し、戸締まり良し」

真「暖かくしなよ?風邪引くから」

千早「家の鍵は持った?」

春香「よし、準備完了!いざコンビニへ!」

ちはまこ「おー!」



〜コンビニ〜

春香「いやー…この時間は寒いねぇ」

千早「雪が降ってもおかしくない気温って言われてるしね」

真「雪かぁ…富士山でイヤになるほど見たからなぁ…」

春香「あ、中華まんある!良かった♪」

千早「夜間は片付けてしまったりするのよね」

真「夜食べたくなった時、辛いよね…」

春香「他に何か欲しいものがあったら、各自で買おうか」

千早「そうね」

真「了解」

店員「(なんかすげー可愛い子達が来たと思ったら、超人気アイドル達だった…休憩時間に食う用のついでに中華まん入れといて良かった…)」

〜春香さんのお買い物は…〜

春香「あ、そういえば歯ブラシがそろそろダメになってたかも…」

春香「電球の換え…あったっけ?」

春香「ティッシュはあるけど…トイレットペーパー…多分無いなぁ」

春香「…でも、コンビニはお高いなぁ…何で自社製の物なのに、高いのかな?既製品と大差無いし…」

春香「あ、そうそう…千早ちゃんのコーヒー…は、流石に無いか」

春香「…えーっと」カチカチカチカチカチ

春香「メモ完了っと…明日、スーパーにまとめ買いに行こう。お菓子とかも安いし…自転車も買ったし…」←赤の電動チャリ、前後にカゴの主婦仕様



〜千早ちゃんのお買い物は…〜

千早「…カロリーメイト…は、禁止されてたわね…」

千早「喉飴…また新しいのが発売されてる…」

千早「…あら?この雑誌、春香が載ってる…」ペラ…

千早「…」←立ち読みに夢中



〜真のお買い物は…〜

真「あ…この漫画、今日発売だった…買おう」

真「…飲み物は…いらないか。ちはやけは雪歩のお茶置き場になってたし…でも、たまにはお茶以外も…」

(ドン)

真「あ、すみません」

「こちらこそ…」

真「あれ?響?」

響「ん?おー!こんばんはだぞ!」

真「こんばんは!どうしたの?こんな所で」

響「いやー、何だか急にあんまんが食べたくなっちゃってさー…」テヘヘ

真「なんだぁ、ボクらもなんだよね」アハハ

響「ら?」

真「春香と千早」

響「そうなの?…って、どこにいるんだー?」

真「春香は…ほら、あそこ。千早は…どこだろ?」

春香「およ?真に…響だ!どしたの?お昼ぶり!」

響「うん!お昼ぶりだぞ!」

真「なんだ、昼も会ってたんだ」

響「仕事がたまたま千早の家の近くだったんさー。んで、ちょっとお邪魔したんだ」

春香「そゆこと。んで、どしたの?」

響「春香達と同じ理由…らしいぞ?」

真「そ、同じ理由」

春香「あんまんかぁ…そういえば、家族はいいの?」

響「それが、定期的に検診するんで、みんな検査入院してるのを忘れててさー。慌てて家帰って、「あちゃー…」って」

春香「あららー」

真「あはは!そそっかしいなぁ!」

響「自分でもそう思った」タハハ

春香「でも、それだけ響ちゃんは家族の事を常に考えてるって事だよ」

響「まあな!皆の事は常に心配さぁ」

真「で、皆はいつ帰ってくるの?」

響「明後日だぞ」

真「そっか、ちょっと寂しいね」

響「だぞ…普段はやかましい位に賑やかだからなー…」

春香「よぉし!なら、うちに泊まりに来なさいっ!」

響「へ?」

春香「普段、家族がいるから家に泊まりに来れないでしょ?だったら、こんな日位は泊まりにおいでよ!そしたら寂しくなくなるでしょ?」

響「え?あ…でも、自分着替えとか…」

春香「下着は…私のとか?というか、響ちゃんの家は近いんだから、持ってくるとか」

響「まぁ、遠くは無いけど…」

春香「何なら、私の愛車を貸すよ!赤い疾風「はるんがー」を!」

響「は…」

真「はるんがー?」

春香「私の愛車!最近、やっと買ったの!」

真「それって、マンションの下にあった、赤くてカゴが前後についた電動自転車?」

春香「良く分かったね、真」

真「そりゃ…『はるか』って書いてあったし」

響「(完全に主婦の自転車だぞ…)」

真「フルネームだったらどうしようかと思ったよ…」

春香「千早ちゃんにも怒られたよ、それ…」

響「いや、怒られる前に気付こうよ…春香の物なんて分かったらすぐ盗まれるし、下手したらオークションで莫大な値段で取引されるぞ…」

春香「まさか…いい自転車だから盗られるかもだけど…」

真「春香、知ってるかい?春香の初期のサイン入りのCD…今、オークションでいくらするか」

春香「…へ?」

響「自分が見た最高額は、27万」

春香「ふぇ!?」

真「ボクが見たのは37万6千円。しかも出品初日で」

春香「」ポカン

真「正直、ウチにあるのを出品してみようかと思ったよ」

響「ごめん、自分もだぞ」

春香「ちょっとー!…実は私の最初のCD、売れなくて…実家に50枚位あるかも…」

ひびまこ「」

春香「いつの間にか、凄い財産になってたんだねぇ」

真「…それ、春香のサイン入れてオークションだしたら、結構な額になるよ」

響「多分、オークションサイトがパニックになるぞ…」

春香「今度、生っすかのプレゼントにしてみようか?」

響「電話受付のスタッフさん達がパニックになるから」

真「というか、ネット受付にしてもサーバーがダウンするかもね」

響「無限FAXにもなるな」

春香「そ、そこまでにはならないよ…多分」

ひびまこ「なるなる」

春香「え〜…じゃあ、再来週あたり、試してみようか?」

響「まぁ…春香も企画会議に参加してるし、案として出してみたら分かると思うぞ?」

真「却下されるね」

春香「そうかなぁ…まぁいいや、それは今度試すとして…そろそろ買い物しちゃおうか」

真「だね、すっかり忘れてたよ」

響「じゃあ、自分は買い物したら千早の家に置いて、着替えを取りに行ってくるな?」

春香「了〜解」



〜つつがなく買い物終了…千早ちゃん以外〜

春香「千早ちゃん…その雑誌、貰えるよって言ったじゃない…」

千早「完全に頭から抜けていたわ…春香が載ってるのを見たら…つい」

響「相変わらず、千早は春香が好き過ぎるんだなー」

千早「ええ」キッパリ

真「言い切るのが、もはや一周して格好良いような気もしてきたよ」

春香「家に2冊あってもなぁ…」

響「美希辺りなら喜ぶんじゃないか?それ、ファッション誌だし」

春香「…美希も真美も、ついでにあずささんも載ってたり…」

真「そりゃまた…」

千早「…本当…全く気付かなかった…」

響「ファッション誌に常連の3人には気付かないのに、春香には気付くのか…凄いな、千早」

千早「天海春香の文字は見逃さないわ」

真「その3人に気付かなかったっていうのも、失礼な気がするけどね」

千早「…たまたま春香の名前を見つけて、それ以外をまだ見てなかっただけよ」

〜ちはやけのコタツは、今日もアイドルで盛況です〜

響「コタツ…いいなぁ、やっぱり」

真「だよねぇ…幸せになるよ〜…」

千早「コタツにお茶に蜜柑…」

春香「あんまんは帰ってくるまで我慢出来なかった…」

真「仕方ない、仕方ないよ…」

響「だぞ…」

千早「体重は…歩いたし、大丈夫と思いましょう…」

真「実際問題、皆が気にする程太ったりしてないよね」

響「自分や真はダンスしまくるから大丈夫だし、千早は腹筋マシーンとか、歌で体力使いまくるだろうし、春香は普段の家事や仕事で動き回ってるしなぁ」

千早「…765プロのアイドルは、太る余裕すら無いわ」

真「特に、竜宮とフェアリー」

響「あー…何だかしらないけど、律子と伊織と美希が、打倒!日高舞に燃えててな…」

春香「…あぅ」

千早「それ、以前うちに律子と美希が泊まって、一緒にお風呂に入ってる時に言ってたのよ」

春香「舞さんと…私も…って」

真「この家のお風呂でそれを決めるかなぁ、普通…」

響「自分はそのフェアリーのメンバーなのに、泊まりに来ちゃったぞ…なんかごめんな?」

春香「いやいやー、気にしないでー」

千早「…私、思ったのだけれど」

真「ん?」

千早「ユニットで挑むなら、春香もユニットで受けるべきだと思う」

春香「なら、麗華さんと舞さんと私とか?」

千早「それはやり過ぎよ」

真「事務所の壁すら超える気かい?」

響「頼むから、挑む前から7人の心を根元から折らないで欲しいぞ」

春香「そうかなぁ…でもね、麗華さんとはそんな話があったんだ」

千早「え?」

春香「事務所の枠を飛び越えてオリジナルユニットを作って、ライブもして、一枚だけ記念CD出して…みたいな話」

真「プロデューサーとか律子には?」

春香「してないよ?だって、私が魔王エンジェルの皆とご飯食べてた時の雑談だもん」

響「雑談のままで済ませような?律子が倒れるから」

千早「そして、あのプロデューサーなら本気でやるわよ」

真「ファンからしたらいい企画だろうけど、アイドル側からしたら恐ろしい企画だよね…」

響「ユニットは絶対比べられ続けるからな…」

千早「出て来たばかりのユニットは辛いし、ユニット自体が出にくくなるわね」

春香「そうかなぁ…難しいもんだなぁ…そういう企画って…」

千早「貴方の企画は、毎回規模とか影響力が大き過ぎるのよ…」

春香「むぅ〜…」

響「そういえば、あの後貴音からメールはあった?」

春香「え?ああ、あったよ」

千早「私にも来たわ」

響「そっか…貴音さ、あの後メールしたら電話かかってきてさ」

響「「安心した、皆が受け入れてくれた」って、もうすんごい泣いちゃって…事務所で大変だったらしいぞ?」

真「あぁ…貴音のトップシークレットを明かしたっていう時?」

春香「真も知ってたんだ?」

真「朝から仕事で事務所にいたら貴音が来て、プロデューサーと律子にその話を始めたんだよ」

千早「そうだったの。他には誰が?」

真「えっと、真美だけだったかな?それで、ボクらにも話を聞いて欲しいって」

響「そうだったのか〜…真もありがとな、受け入れてくれて」

真「受け入れない意味が分からないよ。貴音はボクらの仲間だ。765プロの四条貴音を、765プロのボクらが拒否する意味が分からない」

春香「ね?だから大丈夫だって言ったでしょ?765プロの団結力は、そう簡単には揺るがないんだから」

響「そう…だな、自分、心配し過ぎたぞ!」

千早「そうね、唯一心配なのは…水瀬さん位かしら?」

春香「伊織が?」

千早「四条家は関西有数の名家なんでしょう?」

響「そう…らしい」

千早「なら、水瀬さん本人とは何も無くても、水瀬財閥とは何かしら対立が起こりかねないんじゃ…」

真「あー…」

春香「伊織…というか、水瀬財閥ならそれ位調べ上げてそうだけど」

響「うーん…何だか心配になってきたぞ…」

春香「大丈夫だって!伊織はこっちの活動とか事務所に関して、財閥から口を出させないだろうから。それは、貴音さんも同じだと思うし」

真「それはボクも思った。伊織は特にプライド高いし、そんな事で自分の家が動いたら怒るよ」

千早「そうね…私ったら、ごめんなさい。余計な心配をかけさせてしまって…」

響「ううん、正直な話、ここまであっさり受け入れられるなんて、自分も貴音も思ってなかったしなー」

真「貴音も言ってたよ、それ。小鳥さんに抱きしめらて、物凄く号泣しながら」

春香「…小鳥さん、鼻血とか大丈夫だった?」

真「あのシーンで鼻血出してたら、律子辺りが殴ってたと思うよ…」

千早「流石にそこは分別付けるはずよ、小鳥さんは」

響「涙もろいしな」

春香「あー…貰い泣きしちゃってそうだね」

真「そうでもなかったよ?何か、お母さんみたいd」

千早「真、それ以上いけない」

春香「慈愛に満ちた表情だった、という事ね?きっとそうね?」

響「皆からの小鳥の評価が酷いというのは分かった」

真「まあ、あんな本を描く位だし」

響「あんな本?」

春香「出す?」

真「やめて」

千早「我那覇さんは知らなくていい…知らないままでいて…」

響「な、何だか気になるけど…分かったぞ」

春香「それで?その後の貴音さんと、プロデューサーさん達はどうしたの?」

響「貴音は安心したのか、そのまま美希にも自分の話をした後でフェアリーの仕事をして、いつも以上に高いテンションでラーメン屋さんのハシゴしに行った」

春香「今日…都内のラーメン屋さんから、ラーメンというラーメンが消えたんじゃ…」

千早「まさか…いや、でも…いやいや、まさか、そんな」

真「は、ははは、あ、あり得ないよ流石に」

響「…じ、自分もキッパリと否定出来ない…ごめんね貴音…」

真「そうそう、プロデューサーは貴音から聞いて、四条家に正式な挨拶とプロフィール上で公表して良いかの質問もしてたよ、765プロの貴音のページの更新準備しながら。近い内に挨拶に行くって、日程も決めてたみたい」

春香「流石スパコンさん、仕事が音速だね」

千早「更新はされたのかしら…見てみましょうか?」

春香「だね、見てみよー!」

ブクマ→765プロ公式サイト→所属アイドル→四条貴音

春香「…おぉっ!されてるよ!更新!」

ちはまこひび「どれどれ…」

千早「本当、出身地が『とっぷしぃくれっと』からキチンと『京都』になってる」

真「年齢も?が消えてるし、血液型もだ」

響「身長と体重と3サイズもちゃっかり更新して…貴音、ウエスト1センチ減ったんだ…冗談としか思えないスタイルだぞ…」

真「流石、765プロの誇る二大BQB」

千早「BQB?」

真「ぼん!きゅっ♪ぼん!だそうだよ」

春香「誰、そんなの言い出したの…」

真「…プロデューサー…」

千早「…あずささんに怒られてしまえばいいと思うわ」

響「尻に敷かれてしまえば…それはもうなってるかもな」

春香「スパコンさんも大変だね」

真「何を他人事みたいに…って、春香はもうプロデューサーからプロデュースされてないんだっけ」

春香「されてるともされてないとも…スケジュール管理とか伝票関係の仕方を教わったり、手伝ってもらったり、出演依頼された番組がセーフかアウトかを相談したり…位かな?」

千早「やってる事は、引退準備してた頃の律子と似てるわね」

春香「他のアイドルのプロデュースの仕方は学んでないけどね。私は律子さんと違って器用でも無いし、切れ者な頭脳は持ち合わせて無いから、自分でまだ精一杯」

真「半セルフプロデュースをする、事務処理もこなせるSランクアイドル…春香は何を目指してるのさ」

春香「皆で楽しく、皆を楽しく、全ての人が笑顔で、輪になって歌って踊って笑顔になる事だけど…前から変わってないよ?」キョトン

まこひび「」ポカーン

千早「壮大なんてレベルじゃないでしょ?でも、春香は昔から変わってないし、ブレてもいないのよ」

真「初めて聞いた時は、随分漠然とした内容だと思ったけど…今の春香が歌えば、多くのファンが元気付けられて、笑顔で歌って、サイリウムで応援し返してくれて…」

響「今、春香はその夢に近い状態なんだな…凄いぞ!自分、春香を尊敬しちゃうぞ!」

春香「ほへ?いや、私はデビューからただ自分のペースで走ってきただけだから…」

千早「分かってないのも、春香なのよね…大物だわ、本当」

春香「な、何だか良く分かんないけど…千早ちゃんの言った事が微妙に喜び辛いのだけは分かった!」ウン

〜乙女4人、夜は更けていき〜

春香「さぁ、お風呂はどうしよう!?私は誰と入ってもいいよ!」

真「旦那さん、奥さんが公開セクハラ浮気発言してますけど」

千早「お風呂もだけど、春香は誰かと何かをしてるのが大好きな寂しがり屋さんなのよ。それに、お風呂位は女同士なんだし…」

響「今更な話だぞ。自分は後でいいよ?やっぱり、ここは家主が先に入るべきだ!」

真「そうだね、ボクもそう思う」

春香「ウチではそんな事気にしません。そして、私は最後で決定してるのです!」

響「何で?」

春香「最後に、残り湯でお風呂掃除とお洗濯もするからです!」

響「風呂掃除くらいやるよ?泊めてもらうんだから。流石に洗濯は洗濯機の使い方が分からないからアレだけど」

真「なら、春香と響が一緒に入れば、春香の仕事が減るんじゃない?」

春香「私は家事がストレス発散だったりするけど…でも、それなら早く済ませられるね」

響「任せて!自分、掃除も得意だから!」

千早「凄いわね。両方セットで家にいたら、多分動かなくても全自動で生活出来るかも」

真「千早、思考が完全にあの…杏ちゃん?になってるよ。働きたくないでござるの子」

千早「」ガーン

千早「に、ニート思考キャラは春香の方だったのに…」

春香「いや、違うからね?何時まで引っ張るのさ、そのネタ。千早ちゃんのライブの物販コーナーに『お米の錬金術師Tシャツ』作って、勝手に並べるよ?」

千早「んふっ!?…や、やめて…謝るから…お米の錬金術師様はやめて…」プルプル

真「お米の錬金術師…ああ、去年の年末に春香と美希が作り出したキャラか」

響「春香と千早が悪ふざけして、美希が悪夢を見たショートコントまでやったアレだな?」

千早「ふっ…くっ…」ピクピク←相変わらずお米の錬金術師に弱い歌姫

春香「それそれ。能力は手をパンッ!てしてからご飯を握ると、一握りでおにぎりを作れるの」

真「え?炊き出し専用の人なの?」

響「もしくは美希専用だぞ」

千早「」ピクピク

春香「後は、企画に呼ばれたり。ご飯は、大体が近所の奥様方に協力してもらう感じ」

響「ああ、何たら町会とか書かれた、白いビニールのテントの下で、折り畳み式のテーブルにたくさん炊飯器が置かれてる映像が浮かんできた」

春香「しかも、普段してない三角巾とかして、ラップ敷いた上にガンガン広げられていく熱々のご飯」

真「何の企画?」

千早「」ピクピク

響「春香、千早がそろそろヤバい」

春香「笑い過ぎて気絶するからね、千早ちゃんは…」

真「ほら千早、落ち着いて、深呼吸深呼吸」

響「ひっひっふーだぞ!ひっひっふー!」

千早「がなはさん…それ…らまー、ず…」

響「さまぁ〜ず?」

千早「ぶふっ!?…かはっ」カクーン

響「えぇっ!?千早ぁぁっ!?」

真「響…さっきのは深呼吸じゃなくてラマーズ法…千早に何を生ませる気だったのさ…」

春香「こんなに鮮やかにトドメを刺す人、初めて見たよ…」

響「うわぁぁん!ごめんよ千早ぁ!自分、勘違いしちゃってたぞぉぉぉ!わざとじゃないんだぁぁぁ!」アワアワ

春香「ま、千早ちゃんは暫くそっとしておk」

真「…ふっ!」ドムッ

千早「こっふぁ!?」ビクン

春香「」

千早「…はっ!?な、何!?何が起きたの!?敵襲!?」

真「当て身、上手くいったね」ニッコリ

春香「千早ちゃん、襲ってくるような敵をいつ作ったの…」

響「真、試しで当て身を仲間に入れたら流石にダメだぞ」

千早「まさか、また気絶してたの、私…」

真「いや、一度父さんにしたから大丈夫、お正月の富士山で」

春香「富士登山中に何があったの!?」

真「…」フッ

響「本当に何があったんさー!?」

千早「ふぅ…結構強烈だった。腹筋を鍛えておいて良かったわ」

春香「歌以外の目的で初めて役に立ったね、その腹筋…」

真「さ、じゃあお風呂頂こうかな?」

響「もう聞かないでおく…」

千早「じゃあ、私も一緒に入ってしまおうかしら?」

春香「そだね、節約になるからね」

真「しっかりした奥さんだね、相変わらず」

千早「当然じゃない、自慢の嫁よ」フフン

真「もう、相変わらず冷やかしが全く効かないや」トホホ



〜ちはまこ、お風呂ヴァ〜

ちはまこ「」

真「千早…凄い腹筋だね…正直、ビックリした…」

千早「私からしたら、真の方が意外…もっと筋肉がついてるかと思ったら…ついてない訳じゃないけど、あまり目立たないのね」

真「ふっふっふ…鍛え過ぎず、だけど筋肉はあまり落とさず…女性らしい体系を作っていく…苦労したよ…本当、苦労した…」グスッ

千早「泣く程だったのね…」

真「ぐすっ…事務所に来た頃よりは大分女の子っぽい体つきにはなったんだけどね…まだうちの事務所では一番筋肉ついてるんだよなぁ…」

千早「真は、その体つきのままでも良い気がするけれど…」

真「だって…筋肉が浮き出るとか、女の子っぽくないじゃない」

千早「アスリートの女性にあやまりなさい」

真「ごめんなさい、ボクはアイドルだけど」

千早「ダンス得意でスポーツ万能、多少筋肉はついてて当たり前だと思うわ。アイドルとして活動してる子は、一般的な女の子よりは筋肉がついていると思うわよ?」

真「それでもさ、ボクは可愛らしい服を着たりした時に、こう…スプーンとかフォークより重いものは持った事がありません♪みたいな…」

千早「それ、同性で、しかもアイドルやってたら逆にイラッとくるわ」

真「ええっ!?」

千早「真は可愛いを勘違いしていると思うわ。何も、フリフリでゴスロリでぶりっ子な話し方してるのが可愛い…という訳では無いと思うの」

真「うー…」

千早「例えば高槻さんなんか分かりやすいわね。素直で、元気で、いつも笑顔で…真に近い評価の可愛らしい所、だと思うわ」

真「でもさ、こう…やよいは守ってあげたくなる感じとか、そういう感じじゃない?」

千早「確かにそうだけど、それは高槻さんだからであって、可愛い=別に守ってあげたくなるからってだけじゃないわ」

真「うむむむ…」

千早「千差万別よ」

真「千差万別、ねえ」

千早「真の番組の感想メールを以前見せて貰ったけど、確かに格好良いとか爽やかって感想も多かったけど、自転車を漕ぐ足が健康的でとても魅力的だったとか、楽しそうな姿が可愛かったとか、景色に感動してる姿が可愛かったって反応も沢山あったじゃない」

真「うん、確かにあった。自分は意識してない部分で可愛いって言われてて、ビックリした。脚だって、どうしても筋肉質に映りがちなはずなのに、それが良いって言ってくれる男のファンの方もいたし…」

千早「そういう事よ。真はそうしたいかもしれないけれど、周りの人が見た評価の真逆というか、斜め上にいこうとするから、微妙な違和感を感じたりするのよ、正直」

真「い、違和感…」

千早「ごめんなさい、ちょっとキツい言い方になるわ。私は、上手い言い回しが出来ないから」

真「うぐ…いや、この際話してみて、如月千早プロデュースを聞いてみたい」

千早「プロデュースなんて大袈裟な…私は、菊地真ってアイドルは今のままが一番魅力的だと思うだけ…プロデューサーの売り出し方はあくまでも支持する女性ファン向け、萩原さんのは…ちょっと暴走気味かもしれないわね」

真「あはは…」

千早「うーん…上手く言えないけれど、今のままが一番だと思う」

真「うーん…今のままか〜…つまり、毎回の挨拶は「まっこまっk」

千早「待って」

真「えっ」

千早「その挨拶、確かに可愛いとは思うのだけれど…やっぱり、何か違う気がするのよね。イメージが先行し過ぎているというか」

真「むぅ」

千早「可愛さを勘違いしてる所も可愛いのだけれどね…以前、律子に聞いたファンサイトにそういう意見もあったし」

真「うぅ…今日は貴音に関してだけじゃなくて、自分に関しての新事実まで知らされることになるとは…」

千早「ごめんなさい、真…私、やっぱり上手い言い方が出来ない…」

真「いや、気にしないで。知らない人とかに言われるよりは、遥かにダメージ少ないし」

千早「そう?…真は表情も明るいし、スカート系の衣装だと可愛く、パンツ系だと格好良くも可愛くもなれるわ。それは、自信を持って良い事だと思う。そのままで良いのよ、貴方は」

真「そっかぁ…」

千早「極端…なのかも、真の考える「可愛い」っていうのは」

真「ふーむ…」

千早「私は、そんなにファッションに詳しい方ではないから、あまり良いアドバイスが出来ないわね…」

真「あれ?千早の最近の服、前よりも可愛くなったりしてるけど…」

千早「もう言わなくても分かるだろうけど、春香と一緒に行って選んで貰ってるわ」

真「千早…とことん春香任せというか、春香に染められてきてるというか…」

千早「染められ…」

※以下、久しぶりの歌姫妄想劇場

春香「千早ちゃん…身も心も私色に染めてあげる」

千早「ああ…はるか…ダメよ…」

春香「うふふ…もう千早ちゃんの全ては…私の物よ…」ツイッ…

千早「あぁ…は、はるか…らめぇ…!」ビクンッ

※以上、酷い妄想でした。

千早「」ブバッ!←鼻血噴出

真「うわぁ!?何!?どうしたの!?」

千早「何かしら?何ら問題無いわ」ドクドク←流れ出る鼻血

真「大問題だよ!のぼせた!?」

千早「春香にのぼせてはいるわ…ふふっ」

真「意味が分からない!それに、今何で眼鏡をクイッと上げる動作したの!?別に知的な事も対して上手い事も言ってないのに!それに、普段から千早は変装の時の伊達眼鏡以外、かけた事無いでしょ!?あと鼻血!」

千早「眼鏡の千早ちゃんも可愛いって言ってくれたのよ」

真「何の話!?相手はどうせ春香だろうからどうでもいいけど、何の話!?」

千早「どうでもいい!?春香がどうでもいいですって!?」

真「違う!いや、違くはないけど、違う!あと鼻血!飛んでる!」

千早「真!言ってる意味が分からないわ!整合性が取れないわよ!」

真「ボクからしたら千早の方が整合性取れてないけど!?鼻血は吹くわ、意味分からない事を突然言い出s」

千早「あぅ」クラーッ

真「うわぁぁぁあああ千早ぁぁぁぁぁあああああ!?」ガビーン

(ガラッ)

響「五月蝿いぞお前達!夜遅いんだからご近所にめい…わ………」

響「うぎゃぁぁぁぁあああああ!?ま、まこ、まこ、ちは、ち、ち、血ぃぃぃぃい!?」

真「ひ、響、違う、違うんだよ!確かに千早は倒れてるし!お風呂の中は血が飛び散ってるけど!やったのはボクじゃ無いんだ!?」

響「う…ぐ…」スス…

真「後退りしないで!話を聞い…」

響「うわぁぁぁん!はーるかー!」ドダダダ!

真「話を聞いてぇぇぇぇぇ!!!」


テテテテッ!テテテッ!テーレー!!!
※火サスのあのBGM


春香「…はぁ」アキレ

響「ひっく…ぐすっ…えぐっ…」

春香「ほら響ちゃん…もう大丈夫だから…」ナデナデ

響「はるがぁ…」ヒック

春香「怖かったねー、お風呂が血塗れだったしねー」ウンウン

響「せ、せっかく貴音が…貴音が皆に受け入れて貰って…これで秘密にしなきゃいけない事はもう無いんだって…もっともっと仲良くなれるって…だけど真と千早が…口喧嘩してるみたいに聞こえて…千早が倒れてて、血もいっぱい出てて…せっかく仲良くなれたのにぃ〜!うわぁぁん!」

春香「大丈夫、皆仲良しだよー。よしよし、大丈夫、大丈夫〜」セナカポンポン

響「あぅ〜…」グスグス

春香「さて…」ゴゴゴゴゴ…

春香「千早ちゃん?」

千早「反省しております」ドゲザ

春香「…なら良し。もうあんな騒ぎを起こしたらダメだよ?あと、お風呂で鼻血出たら止まらないから、出来るだけ早めに出て、私を呼んで?」

千早「春香…分かったわ」

真「相変わらず、甘やかし過ぎだとボクは思うけど…ま、いいか…」

響「ぐすっ」



〜春香と響のお風呂タイム〜

春香「…お風呂入る前にこんな事をしなくちゃならないなんて…はぁ」ジャー ←飛び散った鼻血をシャワーで流してる

響「でも、血が飛び散ったお風呂はイヤだぞ」

春香「まぁね〜…っと、おしまい!さ、入っちゃおう」

響「おー」

春香「」モゾモゾ

響「」モゾモゾ

春香「響ちゃんって、スタイルいいよねぇ」

響「うぇ!?は、春香だって、自分と3サイズが殆ど変わらないじゃないか」

春香「そうなんだけどねー。何か響ちゃんのがおっきく見える」

響「そうか〜?そんな事は無いハズだぞ?自分、ちょっと前に計ったばっかだし」

春香「そうなんだ?」

響「そうなんだぞー」

春香「うーむ…身長差はそこまで無いし…殆ど同じ3サイズなんだけど、何故だろう…」

響「まぁいいじゃない、大きさは同じ位なんだし、きっと気のせいさ」

春香「形…まるで私が垂れてるみたいだけど、垂れてはいないし…ま、いいんだけどね」

(ジャー!)

春香「響ちゃん、髪を洗わせてよ」

響「髪?まぁいいけど…自分、髪長いから面倒だぞ?」

春香「大丈夫、何時も千早ちゃんの髪を洗ってあげてるし」

響「そうなんだ…なぁ春香、千早を甘やかし過ぎなんじゃ…」

春香「響ちゃん」

響「ん?」

春香「響ちゃんだって、貴音さんの髪を洗ってあげたりするでしょ?」

響「貴音から聞いたの?」

春香「うん」

響「そか。貴音の髪ってさ、ふわふわなんだよね。それで…つい」

春香「私も同じような理由だよ。千早ちゃんの髪がサラサラでね」

響「あー、確かにそんな感じ」

春香「あと、私がケアしないと千早ちゃんはサボるの」

響「あー、分かるかも。そういう事に全く興味無さそうだもん、千早」

春香「無いどころか…適当に100円ショップに売ってた石鹸使ってたりしたからね…しかも殆どシャワーを浴びておしまい、みたいな」

響「カラスの行水ってヤツだな…」

春香「蒼い鳥ならぬ黒いカラスだったと」

響「あー…ヤタガラスなら神様だけど、そんな感じのカラスじゃ無さそうだぞ」

春香「ま、そういう訳で私が洗ってあげてるって訳」

響「なるほど…」

春香「よーし、じゃあ洗うよー?」

響「お願いしまーす」

(わしゃわしゃわしゃ)

響「ふぁ…」

春香「痒い所とかあったら言ってねー」

響「だ、だいじょぶだぞ〜」

響「(すっごい気持ち良い…何これ…マッサージもされてるみたいで、体中の力が抜けてく…)」

(わしゃわしゃわしゃ)

春香「やっぱり綺麗な髪だねー」

響「ありがとーだぞぉ〜」

春香「いやー、千早ちゃん以上に長い髪を洗うなんて、初めてかも」

響「自分の髪は多分765プロで一番長いからなー…大変だったらそんなに丁寧にやらないでも大丈夫だぞ?」

春香「ううん、やるからにはね」

響「春香は真面目だなー…」

春香「そんな事ないよー」

(わしゃわしゃ)

春香「よし、一度流してからコンディショナーするよー」

響「あーい」←わしゃわしゃタイム終了で、ちょっと残念

春香「ふんふーん♪」

響「あれ?このトリートメント、美希が前に皆に押し付けて回ってたヤツ?」

春香「うん。あれから気に入っちゃって、ウチでは基本的にこれだよ」

響「多分、美希に言えば詰め替え用くれるぞ?CM第2弾も撮影したし、また送ってきたし」

春香「じゃあ響ちゃんもこれなんだ」

響「うん。第2弾はフェアリーでやったから、フェアリー全員に段ボール2箱届いたんだ」

春香「す、凄いね…」

響「自分は実家に半分送ったぞ。貴音は髪に合ったものが見つかったって、喜んで使ってるぞ」

春香「へ〜…よし、おしまい!流すよー」

響「お願いしま〜す」

春香「〜♪」

響「(自分は今、Sランクのアイドルにシャンプーとトリートメントを、生歌付きでしてもらっているんだなぁ…実に贅沢だぞ)」シャワワワ

春香「おっし、おしまい!響ちゃんの髪は、ケアするまでもなく健康でした!」

響「ふふーん!自分、完璧だからな!」

はるひび「ふふっ♪」

はるひび「ふはぁ…」

響「自分、お風呂にゆっくり入ったの久しぶりだぞ〜…」

春香「そうなの?」

響「ほら、皆をお風呂に入れてあげながらだから、結構バタバタしててさ。イヤじゃないけど、久しぶりにゆっくり1人で入ってるなぁって思ったんだー」

春香「そかー…大変だねぇ」

響「大変だけど、家族とのお風呂は楽しくもあるんだ。だから、取材とかで「たまにイヤにならないか?」みたいな質問されると、いつも同じ答えになっちゃう」

春香「ああ〜…」

はるひび「なんくるないさー!」

はるひび「…ぷっ」

はるひび「あははははは!」



〜コタツ〜

<あははははは!

千早「楽しそうね」

真「鮮血が飛び散ったボクらの時とは違うね」

千早「反省してるわ」

真「ははは…千早、変わったね」

千早「そう…ね、自分でもそう思う」

真「千早だけじゃないか…雪歩も、美希も、伊織も…ボク含め、皆が多少なりとも変化してる」

千早「そうね、時間が経ったからもあるんだけど、同い年の子達よりは大人になったわね」

真「ボクの中では、雪歩と千早と伊織の変化は、本当に昔とは比べ物にならないよ」

千早「萩原さんと水瀬さんと…私?」

真「そ。今考えると、その3人は事務所に来た頃とは別人みたいだよ」

千早「萩原さんと水瀬さんは何となく分かるけど…私は其処まで変わった…いや、変わったわね、確かに」

真「昔の千早は…誰にも心を開かなかった。歌だけに生きて、歌以外は切り捨てて…」

千早「…すぐに崩れてしまいそうな自分を支える為よ。勿論、今だって私の中心には歌がある。でも、昔は…その歌に縋って、しがみついて、それだけを支えにしていた…他人に何かをする余裕も、何かをお願いする余裕すらもなかった。少しでも手を離したら、倒れてしまうから」

真「…でも、変わった?」

千早「ええ…春香と出会って、少しずつ、本当に少しずつ変わっていっていた…あの記事が出るまでは」

真「あれね…正直、ファンの人やボクらは、根本的にツッコミしなきゃいけない部分に気付いていたけど、世間の大多数は騙された…」

千早「根本的にツッコミしなきゃいけない部分って?」

真「千早の当時の歳さ。単純に、あの歳で何かが出来る訳がない」

千早「…」

真「千早はきっとそうじゃないと思ってしまうだろうけど、ボクらからすれば無茶苦茶な話だと思ったよ」

千早「そう…ね、きっと」

千早「あの時に、春香に救われて…私は、変わった」

真「良く笑うようになったし、皆と話すようになったし…何より、甘えられるようになった」

千早「対象が春香だったけどね」

真「今までが今までだったからなのかもね。今じゃすんごい頼りきってるでしょ?」

千早「…うん」

真「馬鹿ップルだもんね〜」

千早「そんなに酷いかしら?」

真「はっきり言うと、酷い。もうね、街中でイチャイチャ出来ないせいもあるんだろうけど…家にいる時は、殆どベッタリでしょ?」

千早「人さえいなければ、隙あらばくっついてるわね」キッパリ

真「堂々と言う辺りが馬鹿ップルなんだって」

千早「ウソは言ってないもの」

真「…やっぱり、千早は変わったよ。昔の千早からしたら、別人レベルにね」

千早「そう?」

真「そう」



〜お風呂ヴぁ!〜

響「春香ー、洗濯機の分は足りた〜?」

春香「ばっちり」

響「なら、残りでお風呂掃除しちゃうね」

春香「ありがとね、響ちゃん。お風呂掃除してもらっちゃって」

響「いいのいいの!泊めてもらうんだしさ!」

春香「…美希にも聞かせてあげたいわ、その台詞…」

響「あはは、美希は何もしなさそう!」

春香「なーんにも…必要にかられたらするし、千早ちゃんよりもこの家の何処に何があるかを知ってるけど、基本はコタツの主」

響「うちのリーダーが本当すいませんだぞ」

春香「やれば出来るけどやらない子だからね、美希って」

響「やれば凄いのに、やる気にするまで凄い大変なんだ…今は楽しいみたいだけど」

春香「良く考えたら、性格的には響ちゃんは伊織ポジションなんだね」

響「え?どうして自分が伊織なんだ?」

春香「私の感覚的にだけど、常識人かつ苦労人な伊織と響ちゃん、自由奔放な亜美と美希、一番年上だけどちょっと天然なおっとりさんのあずささんと貴音さん」

響「…何とも言えないけど、苦労は貴音もしてるぞ」

春香「そりゃ分かってるけど、何ていうのかな〜…貴音さん、今は人生楽しんでそうでしょ?響ちゃんは、今も2人のツッコミ役だし、振り回されたりもしてそうだなぁと、春香さんは分析したんですよ!」

響「貴音は確かに人生楽しんでるね。振り回されたりは…してる。ツッコミ役もしてる…あれ?自分は苦労人だったのか…」

春香「本人が苦労してると思ってるなら、苦労人でしょ。響ちゃんの場合は、周りから見ても苦労人だけど…」

響「うーん、振り回されたり苦労してるけど、結果的に2人は大好きだし…言われるほどには苦労してないかも…」

春香「仲良しさんだね、フェアリーは」

響「そりゃね。別の事務所の頃から、3人でやってきたし」

春香「だね…あ、お風呂掃除してくれてありがとう!ブラシとかはそこに置いておいてくれればいいよー」

響「ん、分かった」

春香「よし、こっちも後は洗濯機くんにお任せしますかな」

響「じゃあ、コタツに戻ろう」

春香「そだね」



〜ちはやけのコタツ〜

ちはまこ「おかえり」

はるひび「ただいま」

(もぞもぞ)

はるひび「はふぅ」

千早「あ、そういえばさっき、我那覇さんの携帯がなってたわよ?」

響「自分の?」

千早「ええ、多分。BIGINさんの「島唄」が鳴ってたから」

響「自分ので間違いないさー。何だろう…あ、美希からメールだ…」

春香「主からだ」

真「主…ああ、コタツの主か…今日はいないんだね」

春香「いい加減、家に帰ってこいって怒られて、ここ5日位は家にいるよ。暫くは無理なんじゃないかな?」

千早「ほぼ住んでたからね、あの子」

真「そんなになんだ」

春香「お姉さんがお詫びに来る位」

千早「え?いつ来たの?」

春香「一昨日のお昼かな?美希から連絡きて、家にいるか聞かれて、それから」

千早「ああ、私は仕事だったわね」

真「美希のお姉さんか〜…写真で見たけど、美希に似てるよね。美人なお姉さん」

春香「本来ならもっと早く来るべきだった、両親も謝罪に来る予定がどうしても無理になってしまった、って、いきなり最初に頭下げられて、びっくりしたよ」

真「両親も来て謝られたら…大変だよね」

千早「美希よりも春香のが泊まり歩き生活だったじゃない」

春香「私は実家が遠いから!それに、各お宅にはお詫びのお手紙とか御礼は送ってます!」

千早「…そうだ、お母さんの所に何か来たって聞いたわ…」

真「ここには?」

千早「わざわざ遠い所を直接来られて、「うちの馬鹿娘を宜しく」って、お義父様が」

真「あははは!…あれ?どしたの?響」

響「ん?ああ、美希からメール来てて、こんなのが」

はるちはまこ「?」

from:美希

今日、貴音と会って、トップシークレットを全部聞いたの

ミキだけ知らなかったのはちょっと寂しかったけど、許してあげるの

これからは、フェアリーの中では隠し事はあんまりしちゃダメなの!

春香「美希らしいね」

響「悪い事しちゃったなぁ…美希には話すべきだったかな」

真「それは、今考えても答えは出ないよ」

千早「そうね。もしかしたら、話した事で悪い方に転がったかもしれないけれど…結果的に良い方に転がったのだから、良いと思う」

春香「だね」

響「最後に、貴音の家で3人でお喋りしたり、今まで話せなかった事も話そうって」

春香「流石リーダー…なのかな」

真「距離を限りなくゼロにしたいんだね、美希らしいや」

千早「美希は本当に我那覇さんと四条さんが好きなのね」

響「な、何だか照れちゃうぞ…」テヘヘ

春香「返信は?」

響「まだだぞ」

春香「そしたら、「今日は寝る寝る寝る寝を借りるね」って」

響「…何それ?」

千早「美希のコタツ以外の巣よ」

真「…全く分からないんだけど」

春香「見たら分かるよ…じゃあ、お布団敷こうか」

まこひび「はーい」

千早「私も…ベッドを直そうかしら…」



〜寝室〜

まこひび「」

春香「これがコタツの主の巣にして、睡眠魔法がかけられた布団だよ」

真「す…凄いインパクトだね…」

響「何か、一回りして格好良い気がしてきたぞ。すんごい達筆だし」

千早「美希どころか、四条さんまで睡眠魔法にかかった、凄い布団よ」

響「貴音が?…貴音、基本的に睡眠が浅いのに…」

真「普通はほぼ等間隔で来るもんじゃないの?レム睡眠とノンレム睡眠だっけ」

春香「それで合ってるけど、多分貴音さんは普通の人よりも全体的に睡眠が浅いんじゃない?」

響「そうらしい。詳しくは分からないけど、浅い状態と深い状態の振り幅が小さい上に、全体的に浅い所で眠ってるみたい。でも、身体の疲れは取れてるし、特に健康を害してはいないんだってさ」

春香「つくづく不思議な人だねぇ」

千早「やっぱり、中学生時代の高熱が原因なのかしら?」

真「どうだろうね?その辺りも、いずれ話してくれるんじゃない?」

響「うーん、本人が分かってなさそうな状態だったしなぁ」

春香「ま、貴音さん本人が気になるなら、私達は問題の解決に協力は惜しまないけど…」

千早「そうじゃないなら、別に今のままでも良いと思うわ。調子が良くないのなら別だけれど」

真「そうだね…よし、じゃあ今日はもう寝よう。時間も、大分遅くなっちゃったし」

響「そうだなー。んじゃ、皆おやすみなさい」

はるちはまこ「おやすみなさ〜い」

〜当たり前のように、ちはやけの朝は遅い〜

春香「…んぁ?」

春香「ふぁ〜…朝かぁ…いま何時かな?」

時計『9:50です、閣下』

春香「」

春香「よ、良く寝たな〜…いやいや、寝過ぎだよぅ…」

(キョロキョロ)

春香「皆してまだ寝てるし」

春香「何かあったらマズいなぁ…よし、確認しよう…」モゾモゾ



〜コタツ〜

春香「あ、おはようございます、天海です」

P『おっ、春香か、おはよう』

春香「えっと、今ちょっと宜しいですか?」

P『おー、大丈夫だぞー』

春香「今日の真と響ちゃんのスケジュール、どうなってます?」

P『ん〜…真はオフ、響はフェアリーのラジオ収録、15:45には局に入ってたいな』

春香「なるほどなるほど…」

P『何だ?何か2人に用事か?伝言ならしといてやるが』

春香「いえいえ、今日はウチに2人が泊まってまして」

P『なるほど、そういう事か』

春香「まだ寝てるんで、もし仕事の時間が近いならマズいなぁと」

P『…で、一番早く起きた春香ですら、この時間か…』

春香「あはは、いやいや、まさかそんな訳…あるんです…」

P『ま、遅刻とかしなければ構わないけどね。千早は?』

春香「千早ちゃんですか?まだ寝てますけど」

P『いや、千早のスケジュールは聞かないのか?』

春香「千早ちゃんのスケジュールは分かりますから平気です」

P『そらそうか、いつも会ってる訳だしな』

春香「そうです、本人から聞いてますから」

P『そうか、ならいいや。そういや春香、CMの出演依頼があるけど』

春香「どんなCMですか?」

P『某お菓子メーカーのアイスクリーム』

春香「真冬ですよ?」

P『コタツに入ってアイスを食うというのは、なかなか良いぞ』

春香「そりゃ良いかもしれませんけど。真冬にアイスですから…売上はあまり伸びなさそう」

P『それを補って余りある影響力が春香にはある…と、向こうさんは考えてる訳だ』

春香「んな無茶な…因みに、どんなアイスですか?」

P『雪見○いふくの、以前春香がコラボした桜味があったろ?』

春香「はい」

P『あれのパワーアップ版でな。雪見○いふくは基本的に2つ入りなんだが、1つは以前に春香がコラボした「春かほる桜味」、もう1つは「白雪の抹茶味」だ』

春香「つまり雪歩ですね?」

P『そうだ。1つずつ違う味にするんだそうだ。さらに、テーマソングは千早だ』

春香「765プロだらけですね」

P『ああ、上手くいったよ。春香と雪歩の2人は勿論、千早の今度のバラードがイメージにハマるからって』

春香「良いタイミングでしたね〜」

P『本当にな』

春香「じゃあ、私は千早ちゃんに伝えておきますね〜」

P『おう、じゃあ春香はOKだな?』

春香「はい、OKです♪」

P『ん、じゃあ後は、千早を午後のレッスンに、響をラジオに間に合うように送り出してくれ』

春香「はぁい。私も千早ちゃんと同じだから大丈夫ですよ」

P『ん、じゃあ宜しくなー』

春香「はぁい」

(ぴっ)

春香「CMか〜…少し前なら決まったってだけで大騒ぎだったけど…これがランクが高いって事なんだなー」

春香「向こうからイメージに合うからと言われて、出るか出ないか選べて…」

春香「凄い事だけど、「今更CM位じゃ…」みたいな空気は…無いんだろうけど、ちょっと寂しい気もする…」

(ふわっ)

春香「っ!?」

千早「春香は相変わらずね」

春香「千早ちゃん…いきなり後ろから抱き締めないでよ〜…ビックリするよぅ」

千早「あら?ドキドキしなかった?寂しい」

春香「ふぇ?」

千早「慣れちゃったのかしら」

春香「…」

春香「ううん、そんなこと無いよ」

春香「凄いドキドキする…慣れる事なんかない、千早ちゃんと一緒にいると、いつでもドキドキする」

千早「ふふっ…嬉しいわ」

春香「自分の心構え…何で忘れてたのかな。お仕事1つ1つに対しての心構え…」

千早「日々に忙殺されていく中で、それは難しいものよ。慣れていくし、疲れていく」

春香「皆で楽しく、皆を楽しく…自然にやれなくなってきてたんだね」

千早「だって、それはとても難しいもの」

春香「あはは、考えちゃったら難しいね」

千早「そう、難しい」

(きゅっ)

春香「…千早ちゃん、暖かい」

千早「お布団から出たばかりだから」

春香「このドキドキだってそう…千早ちゃんを心から好きだから、いつでもドキドキする…仕事を心から真剣に取り組む…だから、緊張するしドキドキする。小慣れた感じは見ている人に伝わるし、良い印象は無い」

千早「私達の愛と仕事は同列にして欲しくないけどね」

春香「当たり前だよ」

千早「ふふ…」



〜寝室から…〜

響「…いつ出ようか」

真「暫くは無理だね」

響「参ったなー」

真「盛る前には出ようか」

響「盛るって…」

〜盛る前に出ました〜

真「皆は仕事かぁ…大変だね」

響「自分のは何時ものラジオ収録だからなぁ。美希や貴音と楽しく話すだけだぞ」

春香「でも、貴音さんのプロフィールとかに触れたりもしないとマズいんじゃない?」

響「そういえばそうだった。多分メールの質問は沢山くるなぁ」

千早「答えられる範囲でいいんじゃないかしら?今までトップシークレットだったのは理由があったからなんだし、そこは四条さんの匙加減と、プロデューサーとの話し合いで決めたらいいと思うわ」

響「そうだなー。ちょっと考えてみるよ」

真「よし、僕らも出る準備しようかな」

春香「あれ?真はオフでしょ?」

真「オフだけど、春香も千早もレッスンでしょ?出掛けるなら、ボクが残ってるのもおかしな話でしょ」

千早「留守番でいてくれた方が安心だけどね」

響「真なら、プロ格闘家の泥棒とか、銃を持ってるとかじゃない限りは大丈夫な気がするぞ」

真「武器持たれたら辛いよね、対処がしにくいし」

千早「しにくいだけで、してしまえるのね」

真「自分でも出来そうだから困る」

春香「流石…映画のアクションシーンがガチ過ぎると絶賛されたアイドルだね」

響「アイドルって、凄いなー」

千早「妹を助けるシーンとか、妹役のアイドルの子が本気で惚れそうになったって言う位だし」

真「また女の子からの人気が…」

響「男の子からも人気あるじゃないか」

真「小さい子から、ね…特撮ヒーローみたいな扱いだよ…」

春香「それでもキッチリと、期待以上にやるから凄いよ」

真「仕事はキッチリやるタイプだからね、ボクは」

千早「真面目なのよね、真は」

真「皆そうじゃない、うちの事務所のアイドル達は。皆、求められたら全力以上で応える」

響「…だから、上手くスケジュール調整して休ませないと、全員ダウンしちゃうんだよな」

春香「…一度あったね…765プロが全員ダウンした時」

千早「私が全国ツアーしてる時よね?」

春香「そう。千早ちゃんはツアーでいない、あずささんは映画の撮影中に、他のメンバーも過労やらなんやらで軒並みダウンしちゃって…」

真「ボクと響と美希が何とか1日で回復出来たから被害は減らせたけど…春香と雪歩が大変だったね」

千早「スケジュールが過密過ぎたのよ」

響「雪歩はドラマの撮影に舞台稽古に新曲の収録だっけ?」

春香「だね。そりゃ倒れるって」

真「律子に小鳥さん、社長まで限界超えてダウン、春香とプロデューサーに至っては入院だったんだよね」

春香「お騒がせしました…」

響「ドラマにCM撮影に各種取材にライブに新曲収録にレギュラー5本…それが3ヶ月は丸々続いて…休む暇なかったでしょ?仕方ないさー」

春香「まあ…でも、あの時は期待に応えなきゃって思いだけだったからねー」

千早「プロデューサーに至っては、そんな春香を含めた複数のアイドル見てたのよね」

真「正直、あのプロデューサーはワーカホリックとかのレベルじゃなくて、同じ人かも怪しいと思う」

響「うん、2日間起きてて3時間寝て、また2日間起きてて…とかだったらしいぞ」

千早「正直、引く」

春香「あははは!千早ちゃん酷いなぁ」

千早「だって、大凡人間の限界超えてるわ」

真「しかも春香より早く復活して、暫く同じような生活してたらしいからね…過労から3日で復帰してすぐにそんな生活とか…凄過ぎるでしょ」

響「たまにプロデューサーが本気で怖くなるぞ。医者が悩むレベルとか…」

千早「プロデューサーの遺伝子とか研究したら、不死の薬とか出来てしまいそうで怖いわ」

真「ま、まさか…そんな、ねぇ?」

春香「お馴染み双海医院に入院してたんだけどね。私がやっと歩き回れる位になった時に、気になってプロデューサーさんの病室探したら見つからなくて、看護士さんに聞いたら「今日退院なさいました」って…唖然としちゃったよ」

千早「…ツアー終わって、春香のお見舞いに行ったのが、入院して5日目だっけ?」

春香「うん」

千早「そこにプロデューサーが「春香、具合はどうだ?」ってお見舞いに来たのには…」

響「寧ろプロデューサーの具合がどうなんだと思うね」

真「だね、もうそういうのいいから、家で寝ろと」

春香「私、実際に言っちゃったもん、「お見舞いはいいから寝て下さい」って」

千早「大体、過労で入院までした人間が、幾ら性別が違うからって、その時はまだ本調子じゃない律子以上に元気とか…理解出来ないわ」

響「おかしな薬やってるんじゃないかって、本気で疑われてたしな」

真「血液検査の結果がシロだった事に、皆して「本当に?」って言っちゃった位だしね」

千早「現場でもちょっとした騒ぎだったわよ。「765プロのプロデューサーは複数いる」とか、「アイツはサイボーグなんだ」とか」

真「あー、言われてたねぇ。特に生っすかで」

響「プロデューサーチャレンジやろうとまで言われてたけど、耐久系は絶対クリアするからって企画倒れになった位だしな…」

真「無人島生活とか…?」

千早「仕事が出来ないってリタイアしそう」

真「仕事なんだけどね、一応」

響「今度、そういう企画はあるらしいぞ?765プロのアイドルによる、無人島開拓企画」

春香「聞いた事あるな〜…それ」

千早「深く追及したら危険な気がするわ」

真「家作りはボクな気がする」

響「自分もだぞ」

千早「私には…食料調達すら出来るか、怪しいわ…」

春香「大丈夫、千早ちゃんはボイスバズーカがあるじゃない」

千早「必殺技があるみたいに言わないで」

真「ボクには空手が」

響「自分には琉球唐手が」

まこひび「ある!」

春香「何を得意気にしてるのよ、このアイドル達は」

千早「戦闘能力はアイドルに必要ない筈だわ」

真「サバイバル技術は…多分大丈夫かな」

響「自分は不安だぞ」

春香「インドア派だからね、響ちゃん」

千早「意外よね」

響「意外かな?」

真「うん、意外」

春香「夏は海とかに毎日いそうだし、冬はスノボとかやってそう」

響「冬は家にいる、寒いもん」

真「夏は?」

響「基本的には家。暑いもん」

千早「海とかには?」

響「うちなーにいた頃は結構行ってたけど…日焼けし過ぎて痛いからなぁ…」

春香「日焼け止め塗りなよ…」

響「中学生の少ないお小遣いで日焼け止めを買うなら、違うの買うぞ」

千早「げ、現実的…」

響「実家の民宿の手伝いもあったし、日焼けで痛がってる暇も無いし、そもそも海に行く暇がなかったんだ」

春香「苦労してきたんだね…」ホロリ

真「頑張ってたんだね…」ホロリ

千早「偉いわ、我那覇さん…」ホロリ

響「いや、自分はそこまでは…あー…やよいと違って素直にお礼が言えないのは、きっと自分が汚れてるからだぞ…」

千早「高槻さんはもう別次元よ」

春香「あの素直さ、純粋さ…」

真「天使説は強ち嘘でも無さそうだよね」

響「あの笑顔は何でも許せちゃうんだよなー」

春香「やよいは、これからも変わらずにいて欲しいよね」

ちはまこひび「うん」

春香「さて、やよい=天使という結論が出た所で…レッスン行こうか」

千早「そうね」

響「自分は一度帰ってから、直接局に行くぞ」

真「ボクは…特にやること無いし、家帰ろう」

春香「じゃ、行きますかー」

以上です

続きです

【お知らせ】
個人的な事情により、今後、投下速度が今より落ちてしまいます

暇つぶしにしていただけている皆様、申し訳ありませんです…

〜夕方〜

春香「ただいまぁ…」

千早「ただいま…」

真「…だ、大丈夫?2人とも…」

やよい「あぅ〜…春香さんも千早さんもフラフラです〜…」

春香「だ、大丈夫…大丈夫…」フラーリ

千早「今日は…良く眠れそう…」

真「ごめんね…ボクが混ざらなかったら…」

春香「いいよー…最近、運動不足だったし」

千早「身に染みたわ…私はダンスが少ない曲ばかりだったから、油断してた…」

やよい「ダンスは歌う時と違って、全身の筋肉を使いますから〜…」

千早「歌う時も全身を使うわよ?でも、使い方が違うというか…」

やよい「そうなんですか〜…」

千早「今度、教えてあげるわね」

やよい「本当ですか!?うっうー!ありがとうございまぁす!」ガルーン

真「じゃあ春香、千早。荷物はここに置くからね?」

春香「ありがとー」

真「ボクが暇だからってレッスンに参加しなければ良かった…」

千早「でも、久しぶりに研修生だった頃みたいにハードな、ヘトヘトになる位にダンスのレッスンが出来たわ」

やよい「皆さん忙しいですから、セーブしちゃうのは仕方ないですぅ」

春香「でも…ボーカルレッスンだったのに…」

真「本当にごめんね…」

千早「あのプロデューサーがいけないのよ…「じゃあ真も来たし、ダンスしながら歌うレッスンを久しぶりにやるぞ」って言い出して…」

春香「そりゃ、レッスンとしては間違えてないけど…」

やよい「あはは…」

真「まさか、あんなハードになるとは…」

春香「ダンスユニット作るって話のある真に合わせようってのが無理なんだって…私はセーブしながら活動してるし、千早ちゃんは最近はそこまで激しいダンスのある曲はしてないし」

真「だね…兎に角、ボクも考えが及ばなかったよ、ごめんね」

はるちは「大丈夫ー」

真「じゃ、ボクはそろそろ帰るね?」

春香「わざわざ荷物運んでくれてありがとう、真」

真「いいんだって、寧ろボクは謝らないといけないんだから」

千早「それはもういいわ、真のせいだけじゃないし」

真「そうかな…うん、じゃあボクは帰るね?」

やよい「あ、春香さん!ベランダに干してあったもの、取り込んでおきましたー!」

春香「わざわざありがとう、やよい」

やよい「いえいえ!他に何かしておく事、ありますか?」

春香「うーん、取り敢えずは大丈夫だよ」

やよい「そうですかー…じゃあ、お夕飯の支度、しましょうか?」

千早「そんなことまで、悪いわ」

やよい「でもでも、春香さんはヘトヘトですし、千早さんはご飯作れないって前に聞きましたし…ご飯食べられないのは、辛いかなーって」

千早「至らない女でごめんなさい、春香…」

春香「あはは…」

真「ごめんね、ボクも何かしてあげられたらいいんだけど…」

春香「お父さんが1位になったんでしょ?なら、早く帰ってお祝いしてあげないと」

真「…ごめんね、何せ久しぶりの1位だから、お母さんが変なテンションになってて」

千早「ふふっ、嬉しいのよ、真のお母さん。早く帰ってあげて」

真「ごめんね、2人とも…じゃあ、またね!」

はるちは「またね」

やよい「お疲れ様でしたー」

(ぱたん)

春香「良かったねぇ、真のお父さん」

千早「実力勝負の世界だからね…大変だわ」

やよい「でもでも、そこで一番って凄いです!きっと、すごーく頑張ったんですよ、真さんのお父さん!」

春香「そだね…うん、きっとそう」

千早「年齢的にも厳しいって言われてたみたいだしね」

やよい「真さんもちょっとソワソワしてましたね」

春香「大喜びしたいけど、私達がヘロヘロになってる手前、出来なかったのかもね」

千早「気にするなっていうのは…無理よね、真の性格からして」

春香「無理だね。まぁ、それは真の性格上仕方ないよ。私達が気にするなって言っても、気にしちゃう」

やよい「真さんも春香さんも千早さんも、皆が優しいから…」

春香「やよいもね」ナデナデ

やよい「わわ!…えへへ〜」

千早「ふふ、可愛いわね、相変わらず」

やよい「」テレテレ

(ピンポーン)

千早「あら?」

春香「真かな?」

やよい「私、行ってきましょうか?」

春香「お願い」

やよい「はーい」

(てくてく…)

<ウッウー!

はるちは「?」

やよい「春香さん、小鳥さんがいらっしゃいましたー!」

春香「え?」

千早「音無さん?」

やよい「はい!どうしましょう?」

春香「ついに来てしまいましたか…」

千早「…輸血の用意、してないわね」

春香「…またいかがわしい妄想が…」

千早「高槻さんに悪影響ね」

春香「…取り敢えず、救急車はすぐ呼べるようにしましょう」

千早「あとは警察も」

やよい「うー…?」

小鳥「ちょっと!聞こえてるわよ!」

はるちは「!?」

小鳥「何なのよもう!事務所にあった忘れ物を届けに来たっていうのに!」プンスカ

春香「あはは…ごめんなさい」

千早「つ、つい…」

小鳥「もう…大体ね、私はそんなに年中鼻血出してません!輸血が必要な程に鼻血出す訳が…」

やよい「…う?」←春香愛用のヒラヒラ付きエプロン装備

小鳥「…無いでしょう?」

春香「早速ですか」

千早「噴出しなかっただけ、耐えたのでしょうけど…」

小鳥「…うぐぅ」

やよい「小鳥さん、はい、ティッシュです」

小鳥「あ、ありがとう…やよいちゃん」フキフキ…グリィ

春香「最近は、美人事務員さんが鼻にティッシュ詰めた姿も見慣れたね…」

千早「美人なのに…何でこんなに惜しいのかしら…」

小鳥「…ぴよ」

やよい「あは…あはは…」



〜アイドルと事務員inコタツ〜

春香「ところで、忘れ物って…」

小鳥「ああ、これよ。青いお財布…」

千早「」

春香「千早ちゃん、お財布を忘れるのは流石にどうかと思うな」

千早「…そういえば、今日は帰りに事務所に寄ってから、タクシーで帰ってきたのよね…すっかり忘れてたわ」

やよい「あわわ…お財布無くなったら大変ですよぅ、千早さん」

千早「そうね…中身もだけど、春香に貰った財布だもの…無くす訳にはいかないわ…」

小鳥「あら、それなら今日中に届けに来て良かったわね」

千早「ええ、本当にありがとうございます、音無さん」

春香「小鳥さんが今の発言を聞いて鼻血を出さない!?」

やよい「えっ」

春香「に、偽物なんじゃ…」

小鳥「そんな訳無いでしょ!?…今更あなた達のイチャイチャを見せられても、何とも思いません!」

千早「つまり、事務員さん公認…」

小鳥「たかが事務員の私が公認しても、特に世間的な影響は無いわよ」

やよい「そういえば、事務所にはいま誰もいないんじゃ…」

小鳥「…あ」

春香「えっ」

千早「えっ」

やよい「えっ」

小鳥「…あ、いや、いるにはいるのよ…留守番が…」

春香「誰が留守番してるんですか?」

小鳥「…伊織ちゃんと、あずささんとプロデューサーさん」

はるちは「…」

やよい「伊織ちゃん、まだ事務所にいるんですねー」

小鳥「ええ」

春香「…伊織を助け出さねば…」

千早「そうね、プロデューサーとあずささんのいる空間に置いておくのは可哀想だわ」

小鳥「…さっき事務所を出る時には、プロデューサーさんは正座であずささんに怒られてたけどね…」

春香「もう尻に敷かれてるんだね…」

やよい「プロデューサーはあずささんに弱いですから…」

千早「そうなのよね…たまに引く位」

春香「そ、そんな酷いんだ…」

小鳥「春香ちゃんは今、セルフプロデュース状態だものね…会わない方がいいわよ」

春香「そうなの?」

千早「少なくとも、昔のイメージで会ったらダメよ」

春香「えっ」

やよい「普段はいいですけど、あずささんの話が始まったら逃げて下さい」

春香「えっ、えっ」

小鳥「惚気だすわよ。公認してやったのをいいことに、あんにゃろうめ…」

春香「小鳥さん!こめかみに青筋が!やよいが怯えてるから!」

やよい「はわわわ」ガタガタ

千早「まだプロデューサーに憧れてる頃なら泣いていたかもしれないわね。今はあまりの鬱陶しさに、グーでいきそうになるのを抑えるのに必死だけど」

春香「そんなに!?」

やよい「たまに、本当にたまにですけど…プロデューサーの話を聞くのが辛くなります…」ジワッ

春香「千早ちゃん、狩りに行くよ?」ゴゴゴゴゴ…

千早「手伝うわ」ゴゴゴゴゴ…

小鳥「ふ、2人とも落ち着いて!春香ちゃん!その普通の金属とは思えない金属性のお玉をしまって!千早ちゃんも!拡声器は止めなさい!」

春香「これ、最近新しく開発された金属でして…ダイヤに匹敵するらしいですよ」ヒュヒュヒュヒュン

小鳥「見えない位の速度で素振りをしないで!いいからそれを置きなさい!」

千早「あー、あー」

小鳥「マイクテストしないで!絶対一回で壊れるから!拡声器は使い捨てじゃないのよ!?」

春香「小鳥さん、小鳥さん」

小鳥「?」

春香「ここに取り出しますは、鋼鉄製の板」

小鳥「…」

春香「覇ッ!」ベゴォ!

小鳥「!?」

春香「ほら、板にめり込みしました♪」

小鳥「何のアピールなのよ!それを置きなさい!」

千早「…春香、まさかそれが今後のお仕置き用にはならないわよね?」

小鳥「拡声器使って喋らない!微妙に音が割れてるし!スイッチ切りなさい!」

春香「流石に千早ちゃん達にはしないよ♪」

小鳥「人に使用したらダメ!料理に使いなさいってば!」

春香「はぁい」

小鳥「ぜぇ…ぜぇ…ツッコミは疲れるわ」

千早「それは年r」ガシィッ!

小鳥「…折るぞ…小娘…」ミシィ

千早「ごめんなさい」

やよい「」オロオロ←状況に着いていけない天使(うっうー)さん

小鳥「見なさい、やよいちゃんも混乱して…兎に角、私は今から事務所に戻るわ」

春香「はぁい」

千早「いってらっしゃい、また暇な時にでも遊びに来て下さい」

やよい「お疲れ様です!小鳥さん!」

小鳥「はい、皆またね〜」

(ぱたん)

小鳥「…あの子達の切り替えの速さと、ボケの思い切りの良さと速さとキレ…若いわ…はぁ」



〜ちはやけのコタツ〜

春香「何か、さっきの倍は疲れた気がする」

千早「仕方ないわ、音無さんが乗ってくれたからって、動きのあるボケをし過ぎたし」

やよい「ぼ、ボケだったんですか?」

春香「あはは…悪乗りとも言う」

やよい「う?」

千早「…そういえば、レッスン場でシャワーすら浴びれなかったのよね…忘れてたわ…」クンクン

春香「そだね…レッスンスタジオを使えるギリギリの時間までダンスし続けるとは思わなかったしね…」

やよい「は、はーどだったんですね…」

千早「多分、真もお父さんの事でテンションがマックスだったのよ」

春香「そだね…だから、怒るに怒れない」

やよい「あはは…あ、じゃあお風呂を沸かしましょうか?」

春香「お願いします…お風呂自動ってボタンを押せばいいだけだから」

やよい「わあ!それなら私でも簡単に出来ます!」ウッウー!

千早「私でも、ね」

春香「というか、千早ちゃんの為に導入したんだけどね」

やよい「千早さん、まだ機械全般が苦手なんですね」

千早「ええ…もうこの家の家電は殆ど使えないわ…」

やよい「そ、そうなんですか…あ、お風呂ポチッてしてきまーす!」

(とたたたた…)

千早「…可愛いわね、高槻さんは」

春香「ぐーたらなコタツの主と変えて欲しい位だよ」



〜ラジオのスタジオ〜

美希「くちゅん!」

ひびたか「」

美希「えぅ〜…くちゃみでたの〜…」

響「ぴっくりしたぁ…風邪か〜?」

美希「ううん、急にむぢゅむぢゅしたの」

貴音「ふふ、可愛らしいくしゃみでしたよ」

美希「んむ〜」

響「ほら、スタッフさんが呼んでるから、外で鼻噛んできなよ」

美希「そうするの……っくちん!」

響「」

貴音「あら…また可愛らしいくしゃみが聞こえましたね」

美希「うにゅ〜…」アホ毛ヘニョーン



〜コタツ〜

やよい「ただいまです!お風呂セットしてきました!」

春香「ありがと〜」

千早「ありがとう、高槻さん」

やよい「えへへ〜。いつもお菓子作ってくれる春香さんや、綺麗な歌を聞かせてくれる千早さんへの恩返しが出来て良かったです!」ウッウー!

はるちは「」ブワッ

春香「ええ子や…」

千早「ほんまええ子や…」

やよい「あぅ…」

(ピンポーン)

春香「ん?」

千早「誰かしら?」

やよい「私、行ってきまーす」

春香「ありがと。うちの関係者なら上がってもらって。それ以外なら私を呼んでね〜」

やよい「はぁい」トタタタタ…


<ウッウー!

<オジャマスルワヨー


春香「この声は…」

やよい「伊織ちゃんでしたー!」

伊織「お邪魔させてもらったわよ」

千早「いらっしゃい…体中が疲れ切ってて、何のお持て成しも出来ないけれど…」

伊織「アンタに何か持て成しが出来るとは思ってないわよ」

千早「歌うわ…」

伊織「うちの屋敷にアンタのファンがいてね。竜宮小町とアンタの曲がベビーローテーションで流れてんのよ、最近。だからいいわよ、歌わないでも」

千早「…なら、高槻さんの歌を…」

伊織「イメージが違い過ぎるから止めなさい」

千早「えぅ」クテン

伊織「もう寝たら?」

千早「お風呂、まだなのよ…」

伊織「シャワーだけにしたら?湯船で寝たら死ぬわよ?」

春香「…私、その経験ある…」

伊織「え?一度死んだの?アンタ」

春香「んな訳無いでしょうが〜…」

やよい「春香さん、溺れちゃったんですかっ!?」アワワ

春香「未遂だよ、未遂。カクンって首が倒れて、顔から水面にバシャッて…」

伊織「本当に危ないじゃない!」

春香「天井から垂れた水滴が首筋に当たって、ヒィッて目が覚めたけどね…」

やよい「あわわわ…間一髪でしたね…」

千早「春香…本当にもうそういう事にならないようにして…お願いだから…」グスグス

伊織「ガチ泣き!?」

春香「えへへ、大丈夫。もうそういう事が起きないようにするよぅ」

千早「もう私、イヤよ…大切な人がいなくなるの…」

やよい「千早さん…よし!」

伊織「やよい?」

やよい「お2人がお風呂の中で寝ちゃわないように、私が順番に入れてあげます!」テッテレー

春香「流石に…そこまで迷惑かけらんないよ」

千早「そうよ…シャワーだけにするから…それに、高槻さん1人で私達2人じゃ、高槻さんが疲れちゃうし、のぼせちゃうわ」

やよい「でもでも!せっかくお風呂を沸かしたのに、勿体無いです!」

伊織「…はぁ…いいわ、私が千早とお風呂に入るから、やよいは春香をお願い」

やよい「へ?」

伊織「やよい1人じゃ大変でしょ?私も手伝えば、負担は半分よ」

やよい「伊織ちゃん…ありがとう!」

春香「伊織、わざわざごめんね…」

千早「ありがとう、迷惑かけるわね、水瀬さん…」

伊織「ふ、ふん!同じ事務所のアイドルがお風呂で溺死、なんて間抜けな事になったら、私が迷惑だからするだけよ!」

やよい「えへへ」

千早「うふふ」

春香「ツンデレ頂きましたー」

伊織「やよい、やっぱり私が春香と入るわ。そして湯船に沈めるわ」

やよい「だ、ダメだよぅ!」アワワ



〜お風呂ヴァ!〜

伊織「」

千早「何かしら?」

伊織「話には聞いていたけど…アンタ、本当に凄い腹筋ね…」

千早「そうかしら…真にも言われたけど」

伊織「腹筋割れたアイドルなんて、なかなかいないわよ?」

千早「他のアイドルの腹筋を見た事が無いから、分からないわ」

伊織「アンタの衣装が、最近ワンピースだったりピタッとしたのじゃなかったりする理由が分かったわ」

千早「そう?」

伊織「アイドルのファンとしては、その腹筋は「えっ?」てなるもの」

千早「…私のファンの方々は、そんな事無いみたいだけれど」

伊織「あ〜…アンタのファンは、歌が好きから入るからね。腹筋とかは気にしないんでしょ」

千早「その方がいいわ。私は歌を聞いてもらいたいし」

伊織「そりゃ、アンタならそうでしょうね…ほら、髪の毛洗ってあげるわよ」

千早「ありがとう、水瀬さん」

伊織「いいわよ…しっかし、アンタの髪はサラッサラね〜」

千早「春香がケアしてくれてるから…」

伊織「なるほどね」

千早「水瀬さんだって…流石としか言えない位に、綺麗な髪よ」

伊織「そりゃ、プロに頼んでるからね。それでダメなら、訴えるわよ」

千早「プロ…有名な美容師さんとか?」

伊織「水瀬家専属の美容師がいるのよ」

千早「…スケールが違ったわ…専属なんて…」

伊織「ほら、専属の方が融通効くから…っていうのもあるじゃない」

千早「専属をつけられる事が、もう想像以上なのよ」

伊織「生まれた時からそうだから、良く分からないわ」

千早「それもそうね」

伊織「はい、終わり!流すわよー」ジャバー

千早「…じゃあ、次は私が水瀬さんの髪を洗うわ」

伊織「え?いいわよ、別に」

千早「いいからいいから。私、たまに美希の髪とか洗ってあげるのよ」

伊織「…なら大丈夫ね、お願いするわ」

千早「何故最初は拒否したの?」

伊織「そりゃ、不安だからよ」

〜お風呂ヴァ、交代しました〜

春香「うぅ…明日は筋肉痛だなぁ…」

やよい「明日はお仕事あるんですか?」

春香「えーっと…あ、ラジオだけ」

やよい「あぁ、亜美と真美と一緒の…」

春香「そう、あれ」

やよい「うちの長介が良く聞いてます〜!」

春香「本当?ならノベルティあげるよ」

やよい「えっ?いいんですか?」

春香「大丈夫だいじょーぶ。私達のサイン入れて、今度あげるね」

やよい「わぁ!ありがとうございます!」

春香「身近な所にリスナーさんがいるのは嬉しいなぁ♪」

やよい「うちの兄弟、結構ラジオ好きなんですよー!かすみも春香さん達のラジオとか、伊織ちゃん達のラジオを聞いてますし!」

春香「かすみちゃんかー、最近お洒落に目覚めたって」

やよい「真美のファンらしいです」

春香「あー、美希に並ぶファッション界の若きカリスマだからね、真美は」

やよい「真美、凄いですよねー」

春香「キャラクターは迷走してたけどね…」

やよい「そうなんですか?」

春香「うん…まぁ、真美の為にも内緒にしてね?」

やよい「はぁい!あ、春香さん、お背中流しまーす!」

春香「わわ、ありがとう!じゃあお願い♪」

やよい「ふわー…」

春香「ん?」

やよい「春香さん、肌がすっごく綺麗ですー」

春香「え?そ、そかな…えへへ」

やよい「すべすべで、もちもちです!」

春香「ほ、誉め過ぎだって」

やよい「羨ましいなーって」

春香「やよいのが若いんだから、肌はやよいのが綺麗だと思うけど…」

やよい「私は…そんなに肌のお手入れとかしてませんし…」

春香「ふむー、ならお姉さんが調べてあげよーではないか!」

やよい「え?」

春香「ほれほれ、後ろ向きなさーい!」

やよい「やぁん!わ、分かりましたから、脇腹はダメですぅ!く、くすぐったいです!」

春香「にゃははは!って、やよい」

やよい「ふぇ?」

春香「十分に綺麗な肌だよ?」

やよい「そ、そーですか?」

春香「うん。もしこれでケアしてないとか、肌が綺麗じゃないって言い出したら…世の苦労してる乙女達は、怒っちゃうよ?」

やよい「えっと…ケアとかは本当にしてないですけど…」

春香「やよい、やっぱり凄いわ…」

やよい「え?え?」

春香「あ、ついでに髪も洗ってあげるね」

やよい「えっ?いいんですかぁ?」

春香「いつも千早ちゃんの髪を洗ってるから大丈夫」

やよい「わあ、仲良しなんですねー」

春香「千早ちゃん、自分でやると適当だから」

やよい「あはは…あんなにサラサラで綺麗な髪なのは、春香さんのおかげなんですね」

春香「元が良いんだけどね。髪質が細いから、ちゃんとケアしてあげないと、痛みやすいんだよねー、千早ちゃんの髪の毛って」

やよい「そうなんですかー」

春香「じゃ、シャンプーいくよー」

やよい「はぁい♪」

(わしゃわしゃ…)

春香「やよいの髪の毛って、ふわふわなんだねー」

やよい「そ、そうですか?あんまり自分じゃ分かりません」

春香「うん、フェアリーの3人みたいな髪質してる。ふわふわで、凄い柔らかいの」

やよい「へー…皆さんの髪の毛を洗った事があるんですか?」

春香「響ちゃんは昨日、家に泊まった時に。貴音さんのは、まだ触らせて貰っただけ。美希は…もう何度も」ワシャワシャ

やよい「そーなんですかー…」

春香「うん」

やよい「(ふぁ…すっごい気持ち良いですぅ…伊織ちゃんのお家の美容師さんにしてもらった時以上ですぅ…それに、何だか不思議な感じ…)」

春香「やよい?」

やよい「ふわ!?」

春香「ふふ、気持ち良かった?」

やよい「はい!」

春香「良かった〜。千早ちゃん以外には感想聞いた事無いから、やよいが気持ち良さそうな顔してくれてて、ちょっと嬉しかったんだ♪」

やよい「本当に気持ち良かったです!何かこう…ほわーんとしてきちゃう感じです!」

春香「そか、良かった♪」

やよい「それに…」

春香「ん?」

やよい「あの、私、長女だから…お姉ちゃんっていう存在に凄く憧れがあって…今、頭を洗って貰ってた感じが、その…美容師さんとかと違って、もっと優しくて…」

やよい「お姉ちゃんがいたら、こんな感じなのかなーって…ちょっと思っちゃいました」

春香「…」

やよい「えへへ…急に変な事言っちゃって、ごめんなさい」

春香「いいよ、別に変な事なんか言ってない…どこか、痒い所ある?」

やよい「え?いえ、大丈夫です」

春香「そう?何かして欲しい事があったら…『お姉ちゃん』に言ってごらん?」

やよい「っ!」

やよい「あ、あの…あの…お、『お姉ちゃん』…」

春香「なぁに?」

やよい「!」パァァ…

やよい「な、何でもない♪」

春香「ふふ、変なやよい」

やよい「えへへ…」

やよい「(春香さん…ありがとうございます…私、いま凄く幸せです)」

〜天使のいるコタツ〜

やよい「〜♪」

伊織「やよいはどうしたの?何かお風呂上がって来てから、春香にべったりだけど」

やよい「お姉ちゃんなんだよ、伊織ちゃん!」

伊織「はい?」

春香「あはは…お姉ちゃんです」

伊織「…???」

千早「春香、水瀬さんが嫉妬してしまうわよ?高槻さんが取られたと思って…(トスッ)えふっ!?」

伊織「…(トスッ)…(トスッ)」

千早「えふっ…無言で脇腹に…ふぐっ…手刀を突きこま…えふっ…ないで…」

伊織「訳分かんない事言わないで」

千早「全く…」

伊織「全く、はこっちの台詞よ」

春香「伊織、あまり千早ちゃんをいじめないでね?」

伊織「いじめてなんかないわよ」

やよい「伊織ちゃん、仲良くしよう?」

伊織「うぐ…わ、分かったわよぅ」

千早「で、高槻さん。春香がお姉ちゃんって、どうしたの?」

やよい「えっと、あの…今日はお姉ちゃんなんです!」

千早「…?」

春香「さっきお風呂で頭を洗ってあげてた時に、やよいがお姉ちゃんがいたらこんな感じかなって言うから」

やよい「そしたら春香さんが、今日は私がお姉ちゃんだよって言ってくれたんです!だから、お姉ちゃんです♪」

伊織「(ヤバい、やよい、可愛い)」←何故かリズミカル

千早「(春香の優しさと高槻さんの笑みで浄化されそう)」←自分が汚れていると思っているらしい

春香「という訳で、お姉ちゃんですよ、お姉ちゃん!」ナデナデ

やよい「うっうー!お姉ちゃんです♪」ギュッ

伊織「…む」

千早「…水瀬さん水瀬さん」コソコソ

伊織「何?」コソコソ

千早「私、何故か高槻さんだと嫉妬心が湧かないわ。不思議ね」コソコソ

伊織「私はちょっとだけ羨ましいけど、やっぱり春香に嫉妬心は湧かないわ」コソコソ

千早「春香も高槻さんも、可愛いわね」コソコソ

伊織「ええ、同意するわ」コソコソ

ちはいお「…いい」←ダメなコンビ

はるやよ「へ?」

ちはいお「何でもないわ」←息ぴったりなダメコンビ

はるやよ「?」←同じく息ぴったりな1日姉妹

伊織「本当に何でもないわ」

千早「ええ、全く問題無しよ」

春香「そう?」

やよい「ならいいんですけど…」

千早「そういえば高槻さん、今日はご家族は大丈夫なの?」

やよい「はい!今日はお母さんが家にいるので、たまには…って言われました。それに、最近は長介とかすみが自分の事は自分でやるようになってくれたんです!」

春香「」チラッ

伊織「」チラッ

千早「言いたい事があるなら、はっきり言って欲しいのだけれd」

伊織「見習いなさい、長介とかすみを見習いなさい」

千早「何も被せ気味に言わなくても…」

春香「千早ちゃん」

千早「何?」

春香「大丈夫、私がしてあげるから」

千早「は、春香…」

伊織「見なさい、やよい。ああいうのがDVとか詐欺を働くダメな男に貢いで捨てられるダメ女と、家事を任せっきりにして熟年離婚された後で孤独死するダメ亭主よ」

春香「具体的な上に辛辣!」グサー

千早「言い返せない分、余計に刺さる!」グサー

やよい「言い返せないのは、大分問題なんじゃないかなーって…」

はるちは「トドメを刺しに来た!?」グッサー!

伊織「最近、やよいがたまーに剥く牙が、異常な貫通力なのよね」

やよい「え?あ、う、ごめんなさい!」アワアワ

伊織「いいのよ、問題無いわ」

はるちは「いや、あるある」



〜まったりなコタツ空間〜

伊織「ところでアンタ達、眠気は大丈夫なの?疲れてたんじゃなかったの?」

春香「うーん、お風呂入ったら大分飛んじゃったかも」

千早「まだやる事も残ってるしね」

やよい「やる事、ですか?」

千早「ええ、明日のスケジュールの再確認とか、色々ね」

春香「やる事と言えば、晩ご飯も作らないと」

やよい「じゃあ、今日は私が作ります!」

春香「じゃあ一緒に作ろうか?」

やよい「え?でも春香さんは疲れてるから…」

春香「『お姉ちゃん』なら大丈夫だよ」ポンポン

やよい「ふぁ…じゃ、じゃあいっしょにつくりましょー…」ポワン

伊織「(完墜ちね)」

千早「(ええ、完墜ちだわ)」

春香「そんじゃ、簡単に作ろうか」

やよい「はい!」


伊織「2人してキッチンに立ってるわね」

千早「そうね。2人とも料理は神業だから、簡単なものでも絶品なんでしょうね」

伊織「…これ、もしかして寝取らr」

千早「水瀬さん、多分その先に進んではいけない気がするわ」

伊織「…そうね、どうかしてたわ」

千早「因みに私なら、春香を寝取ろうとした相手を全財産使ってでも追い込んで、泣きながら死なせて下さいと土下座するようなの地獄を見せるけどね」

伊織「アンタはもう修羅(ヤンデレ)道にいる気がするわ」

千早「…ちょっと自分の思考が暴走しちゃうのよ、たまに」

伊織「お互い気を付けましょう」

千早「そうね…ちょっと良くないわね」

〜斜め上の深みに落ちそうなちはいおを余所に、ご飯はサクッと完成です〜

春香「出来たよー」

やよい「お待たせしましたー」

千早「…簡単、って言ってたわよね?」

はるやよ「…?」

伊織「…滅茶苦茶いい匂いがするんだけど。間違いなく美味しいわね」

千早「水瀬さんが言うなら間違いないわね」

春香「冷蔵庫にあるもので作ったんだけど…」

やよい「特別な事は何もしてませんよね?」

千早「取り敢えず、食べましょう」

伊織「そうね」

春香「そだね、冷めちゃう前にたべよー」

やよい「じゃあ、並べちゃいますねー」


〜数分後〜

伊織「」パクパクモグモグ←無心で食べてる水瀬家の令嬢

千早「」パクパクモグモグ←無心で食べてる歌姫

やよい「2人とも、凄い食欲ですー♪」

春香「作りがいがあるねー」

やよい「はい♪」

千早「春香特性、野菜沢山豆腐ハンバーグに」

伊織「やよいの特性ソースをかけて、調理されたもやしまで添えられてて」

ちはいお「不味い訳が無いわ」

春香「やったね♪」

やよい「えへへ♪お姉ちゃん、あれやりましょー!」

春香「うん!」

はるやよ「はい!たーっち!」パチン

はるやよ「いえい!」

伊織「何なのこの幸せな食卓は」

千早「素晴らしいわね。この世の幸福の8割位はここにあるわ」

伊織「否定出来ないわね」

千早「高槻さんのこのソース、何故こんなに美味しいのかしら」

伊織「摩訶不思議なのよね。うちの料理人達に何回作らせても、この味が出ないのよ」

千早「水瀬さんの家の料理人って、一流シェフなんでしょう?」

伊織「ええ。一度やよいのソースを味見させたら、敗北感に膝から落ちたけどね」

千早「可哀想に…」

春香「やよいのソースはもやしに合うね♪」モグモグ

やよい「お姉ちゃんの豆腐ハンバーグも美味しいですー♪」モグモグ

千早「高槻さんも春香も、本当に仲良しね」

伊織「そういえば今まで気にしてなかったんだけど、何で千早は私ややよいは名字にさん付け、春香は名前で呼び捨てなのかしら?」

やよい「そういえば…私達は千早さんより年下なのに」

千早「えっと…私は基本的にはどんな人でも名字にさん付けで呼ぶわよ?年下でも何でも、同じアイドルとして働いている訳だし」

やよい「じゃあ、何で春香さんだけが呼び捨てなんですか?」

千早「いいえ、春香だけじゃないわ。律子と亜美真美、あと、真も呼び捨てね」

伊織「何でよ?」

千早「律子は何でかしら?年は向こうが上なんだけど、いつの間にか。向こうも何故か文句言わないし」

伊織「律子って、美希にはさん付けしろって喚くのにね」

春香「多分、アイドルとして取り組む姿勢…っていうのが最初はあったんだろうけど、最近はもうそれが一種のお決まりの流れになってるよね」

やよい「亜美と真美は何で呼び捨てなんですか?」

千早「2人に言われたのよ。「年上からさん付けされるのは慣れないから嫌だ」って」

伊織「アイツららしいわね。それに、アイツは名字にさん付けの呼ばれ方だと、距離を感じちゃってそうだし」

千早「何より、2人まとめて…みたいに感じて、複雑な気持ちになるみたいね」

やよい「あの2人は、お互いが大好きですけど、2人合わせて…みたいな言われ方は嫌がりますよね」

春香「きっと、物心ついた頃からそうだから、嫌なんじゃない」

やよい「なるほどー」

伊織「で、真はどうして?」

千早「それも本人から言われたの…「何かムズムズするから」って」

伊織「真らしいわね」

やよい「真さんらしいですー」

春香「まこりん♪は喜ぶけどね」

伊織「絶対に呼ばないわよ」

やよい「春香さんはどうしてですか?」

千早「765プロで、この業界で一番最初に出来た友達で、初めて出来た、全部をさらけ出せる親友だからかしらね。それに、今ではそう呼ぶ以外は絶対に考えられないもの」

伊織「どうしてよ?」

千早「そうね…」

やよいおり「?」

千早「法律上、同じ名字になれないじゃない。だから、名字で呼びたくはないの」

春香「なら仕方ない」

やよい「はわ〜…」

伊織「…何がどう仕方無いかとか、いちいちツッコまないわよ、絶対面倒臭いし」

千早「ボケた訳じゃないのよ?」

伊織「分かってる。アンタ達はガチだし」

春香「ガチって言い方、やめてよぅ」

千早「律子もそういう言い方してたわね」

伊織「…ガチとしか言いようが無いんだもの」

やよい「がち…?」

千早「気にしないでいいわよ、高槻さん」

やよい「分かりましたー…」

春香「というか、法律を変えてやろうかと、たまに思うよ」

伊織「無茶苦茶言うわね。でも、アンタなら当選しかねないから恐ろしいわ…」

春香「しないけどね、立候補。立候補する方法知らないし」

やよい「分かってたらするつもりだったんですか?」

春香「まさか〜」

千早「それにね」

伊織「?」

千早「天海さん」

春香「」ジワッ

千早「こうなるの」

伊織「なるほど」

やよい「春香さん…大丈夫ですか?」

春香「うん…千早ちゃん…冗談でもやめて…」

千早「もうしないわ、ごめんなさい、春香」

伊織「何も泣く事は無いでしょうに…今の流れで、別に千早は今後はそう呼ぶとか言った訳じゃないんだし」

春香「嫌なんだもん…すごく、嫌なの」

伊織「はぁ…はいはい、分かったわよ」

やよい「(春香さん、小さい子みたい…可愛いかも)」



〜食ったら寝る〜

やよいおり「」

春香「どしたの?」

千早「間違いなくこの布団のインパクトのせいだと思うわ」

伊織「誰のセンスよ、この眠の一文字の布団」

やよい「…何となく、美希さんの気がします」

春香「正解」

千早「765プロが誇る2大強力ユニットの1つ、フェアリーのリーダーにして、ファッションリーダーでもある天才美少女、星井美希のセンスによって厳選された布団よ」

伊織「そこまで立派な言い回しで説明しないであげて、何だか可哀想になるから」

やよい「でもでも、このお布団なら良く眠れそうかなーって」

千早「凄いわよ」

春香「美希は布団に入ったら「おやすみなさい」を最後まで言い切る前に寝るし、貴音さんも起こされるまで熟睡、響ちゃんもお昼近くまでぐっすりだったからね」

伊織「フェアリー全滅じゃないの」

やよい「な、何だか怖くなってきました」

春香「睡眠耐性が0にされて、ラリホーマとドルミナーとスリプルを同時にかけられる感じ(我那覇さん談)だそうです、はい」

伊織「全く分からないけど、安眠を約束してくれそうね」

やよい「凄いです!…でも、何でお布団1つなんですか?」

千早「別々の布団が良かった?」

伊織「今、アンタから小鳥のオーラを感じたわ。ブン殴ってもいいわよね?」

千早「やめて」

やよい「えっと、同じ布団でもいいですよ!これしか無いなら、仕方ないです!」

春香「これしか無い訳じゃn」

千早「春香」

春香「はい」

伊織「そそそ、それならしししかしか仕方ないわね!1つしかないんですもの!1つしか!なら仕方ないわ!」

春香「おー、何とも分かりやすい…」

伊織「春香」

春香「はい」

やよい「それに、伊織ちゃんと一緒に寝ると、良く眠れるんです」ニコリ

伊織「」ブッ

春香「伊織、鼻血が…はいティッシュ」

千早「わかるわ」

春香「千早ちゃん、それ多分違う人の持ちネタだから」

伊織「ありがと。何で突然鼻血が出たのかしらね」

春香「それで誤魔化せると思ってるなら、純粋過ぎるよ」

やよい「伊織ちゃん、とっても優しいんですよー…私、伊織ちゃんと寝るの、大好きです」

伊織「」ポン!ブシゥ!

春香「やよい、ちょっと伊織の鼻血が落ち着くまで待って。伊織、新しいティッシュ。鼻から発射した血塗れティッシュは、トイレに流してきてね?」

伊織「わ、分かったわ。全く、スーパーアイドル伊織ちゃんが、突然鼻血を吹くなんてね」

春香「誤魔化せてないから、伊織がやよいを好き過ぎるのは分かってるから」

伊織「なっ!?ちょ、そんな、ちが、違うわよ!好き過ぎる訳が…」

やよい「伊織ちゃん、私の事が嫌いなの?」

伊織「好き過ぎるわよ!悪い!?大好きですけど何か!?」

やよい「伊織ちゃん!嬉しい!」ガバッ

伊織「おっふ!?ちょ、また鼻血が」

春香「」ニヤニヤ

伊織「ニヤニヤすんなアホリボン!はっ倒すわよ!?」

千早「…ま、何でもいいn」

伊織「興味無し!?」

千早「…んですけれろも…zZZ」

伊織「立ったまま寝てるぅ!?」

春香「千早ちゃん、そんな所で寝ると風邪引くよ?」

伊織「立ったままなのはいいの!?いつもなの!?千早の特技!?」

春香「…あー、そんな所で立ったまま寝たら風邪引くよ?」

伊織「雑!今更取って付けたように!」

千早「まぁ…何でも委員会…zZZ」

伊織「起きなさいよ!アンタは一度起きなさい!何よその集まりは!?フリーダム過ぎて無茶苦茶な会議しかしてなさそうよ!?」

やよい「」スリスリ

伊織「スリスリしない!色々マズいから!理性とか!」

春香「まぁ何でも委員会、本日の議題は」

伊織「アンタ関係者だったの!?」

春香「今後の原発に変わる新エネルギーと、その安全性について」

伊織「重い!タブーに切り込み過ぎよ!そして意外にマトモな話し合いを…」

やよい「」ギュッ

伊織「しがみつかない!色々と控え目な柔らかいのが当たって漲ってくるから!」フンスフンス

春香「新エネルギー、真の漕ぐ自転車ですが」

伊織「マトモじゃなかった!ただのスポーツ好きなアイドルの真1人に日本の未来を任せないで!荷がヘヴィ過ぎる!」

やよい「…くー…すー…」

伊織「しがみついたまま寝ないの!何!?人肌が暖かかったからなの!?」

千早「私はポトフ!…はっ、夢か…」

伊織「どんな夢よ!?注文よね!?注文したのよね!?まさかポトフ役を希望した訳じゃないわよね!?それとも、ポトフになりたいって夢を某専門学校で叶えようとした訳じゃないわよね!?無理よ!?なれないからね!?」

千早「なれない…そう、なれないわよね」

伊織「何ガッカリしてんのよ!?」

春香「真にポトフを与えながら自転車を漕がせる事で…」

伊織「拾うな!拾った上に組み込むな!真にヘヴィ過ぎる荷を担がせないで!」

やよい「はにゅ〜…もやし…」

伊織「もう!一々可愛いわね!」ナデリナデリ

やよい「…もやし(裏声)…」

伊織「くっふ!?」

千早「んふっ!?」

春香「ぷふっ!?」

春香「も…もやし(裏声)…ぷくく…を添えたポトフを…」

伊織「わ、笑いをこらえながら拾って組み込むなっ!?」

千早「」←大爆笑

伊織「アンタは寝起きでもブレないわね!笑いへの耐性低過ぎる!」

春香「わ、私の年収…低過ぎ…っ!?」←あのポーズ

伊織「アンタの年収で低いなら、一般家庭の年収なんか雀の涙になるわよ!」

春香「このポーズを1日1回組み込む事で、真のエネルギー効率が…」

伊織「上がらないわよ!逆に邪魔臭い!何で無理矢理に拾って組み込むのよ!まずは真を解放して上げなさい!」

千早「真を解放しろ!あの子は人間だぞ!」

伊織「人間だしアイドルよ!まこまこりーんよ!何に捕らわれ…あ、新エネルギーの為に自転車にか…」

千早「くふふ…!」

やよい「にゃふ…てぇい!」ウラナゲ

伊織「きゃあぁ!?」ボスン

春香「やよいの裏投げが炸裂!これは強烈!布団に伊織が叩き付けられたぁ!」

伊織「実況してないで助けなさいよ!この子、昔から家事全般やってきてるから、意外に力があるんだから!」ジタバタ

千早「そのままフォールの態勢に入りましたね…」

春香「カウントが進みます!ワーン!ツー!」

伊織「ふんにゃぁ!」ガバッ

やよい「にゃぅ」コロリン

春香「おお!?伊織、カウント2.8で返したぁぁ!」

千早「素晴らしいガッツですね。あれは決まったと思いましたが」

伊織「ぜー…ぜー…」

春香「しかし、かなり疲れています、水瀬伊織!」

やよい「…うー…zZZ」

春香「起きない!高槻やよい、眠りに入ったら起きない!」

千早「星井美希に通じるものがありますね。一度眠り出したら起きないという」

伊織「いつまで解説してんのよ!」ゼェゼェ

春香「で、伊織だと自転車中にこういう事になってしまうのに、真の場合は大丈夫。彼女は、とても強い足腰をしているから」

伊織「まだそれ引っ張るの!?」

春香「餅は餅屋、自転車は真。伊織ではやよいに裏投げされて、布団に押し倒されてしまっていたでしょう」

伊織「…?」

千早「ですが、真なら大丈夫。ちゃんと漕いでくれるし、ポトフもあのポーズも、1日1回で大丈夫…」

はるちは「そう、真ならね」ドヤァ

伊織「長い!アップル社かなんかのプレゼンよね!?長い上に雑だし、真にはキチンと3食食べさせてあげて!あと、あのポーズはいらないし、何より解放してあげなさい!腹立つドヤ顔する暇があるなら、やよいを布団に運んで、真を解放してあげなさいよ!」

春香「あの子を解放しろ!」

千早「あの子は」

やよい「ザ・もやし(低音)…」

はるちはいお「ぶっふぉ!?」

千早「た、高槻さん…何て絶妙なタイミングで…」プルプル

春香「あっはっはっはっは!お腹、お腹痛いよぅ!」ジタバタ

伊織「寝てるのよね!?やよいは本当に寝てるのよね!?何なの!?完璧に今の瞬間を狙い撃ちしてきたわよね!?」

春香「笑い過ぎてお腹が痛いよぅ…」

伊織「深夜のテンションマジ怖いわ」

やよい「すー…」

千早「はぁ…はぁ…こ、呼吸がまともに出来なかったわ…」

春香「さて…やよいを布団に入れてあげまよ…伊織、布団捲って」

伊織「ええ」バサッ

千早「よっ…と、高槻さん、軽いわ…」

伊織「やよいがいくら軽いからって、1人で抱き上げるなんて…意外に力あるのね、アンタ」

春香「私が出る幕無しでした」

千早「そーっと、そーっと…はい、これで良いわ」

伊織「じゃ、布団かけるわね」フワッ

やよい「ん…くー…すー…」

春香「じゃ、私達も寝ようか」

伊織「本当にやよいと一緒の布団なのね」

千早「変わる?」

伊織「断固拒否よ」

春香「はいはい、それじゃ、おやすみなさい」

伊織「何よ…ふん、おやすみ」

千早「おやすみなさい、水瀬さん、高槻さん」



〜30秒後〜

伊織「すー…」

やよい「くー…」

はるちは「美希の布団、本当に凄いわ」



〜早朝〜

伊織「」ムクリ

伊織「…いつの間に寝てたのよ…この布団、怖いわ」

伊織「今、何時なのかしら?携帯、携帯…」

携帯『04:10、いおりんの視線、マジ完墜ちする』

伊織「始発すらまだ走ってないじゃない…」

伊織「まだ寝よう…」ポテン

伊織「そういえば…千早って、美希も呼び捨てよね?」

伊織「なんでかしら…明日聞いてみましょう………すぅ…すぅ…」



〜朝!〜

千早「」ムクリ

千早「…春香がいない…」キョロキョロ

千早「…高槻さんもいない…水瀬さんは、寝てる…」

千早「…いい匂いがする…」フラーッ



〜コタツ〜

千早「おはよ…」フラフラ

春香「おはよう、千早ちゃん♪」ニコッ

やよい「おはよーございますっ♪」ニパー

千早「」ニヘラ

はるやよ「?」

千早「な、何でもないわ…顔、洗ってくる」

春香「ん、行ってらっしゃい」

やよい「朝ご飯、もうすぐ出来ますからー」

千早「はぁい」

千早「(朝から幸せ過ぎるでしょう!?一瞬で目が覚めたわ!)」



〜5分後の寝室〜

伊織「…ん?」ムクリ

伊織「」ポヘー…

伊織「…いま、なんじ?」

携帯『いおりんの時間確認、マジ現在08:44分』

伊織「…何時も7時半には確実に起きる私が…寝過ごした…」

伊織「と、兎に角、起きましょう…」フラーリ

伊織「春香ややよいは兎も角、まさか、低血圧の千早より起きるのが遅くなるなんて…この私が…」

〜寝室から出たいおりんがコタツを見ると、そこには…〜

伊織「おはよう」

やよい「伊織ちゃん、おはよう♪」ニパー

春香「おはよう、伊織♪」ニコッ

千早「おはよう」

伊織「(最高の笑顔で迎えてくれる仲間2人と天使が。これには流石の伊織ちゃんも頬がゆるんゆるん)」

伊織「…あら、もう朝ご飯出来てるのね」

千早「ええ。洗面所にタオルがあるから、顔を洗ってきたら?」

伊織「そうするわ。朝から顔が緩んでるし」

はるやよ「?」

千早「わかるわ」

伊織「だから、それは人のネタよ」



〜おはよう!朝ご飯(味は下手な料理人が土下座するレベルの)〜

伊織「朝からこんな美味しいもの食べていいのかしら」

千早「ここにあずささんの料理まで並んでたら、きっと十万円近いお金を支払わないといけないレベルの朝ご飯になるわね」

伊織「払うわよ」

千早「私も」

春香「お金なんか取れないよぅ」

やよい「そうです!美味しいって思ってもらえたら、それでいいんです!」

千早「美味しくない訳無いじゃない」

伊織「これがマズいなんて思える奴は、この宇宙の生命体として失格のレベルよ」

千早「同意するわ、万死に値するわね」

春香「そ、そこまでかな…」

やよい「言い過ぎですよ…」

伊織「でも、美味しい事に変わりは無いもの」

千早「そうね」

はるやよ「あはは…」

伊織「そうだ、思い出した」

はるちはやよ「?」

伊織「昨日、千早が誰かを呼ぶ時に名字にさん付けだって話、したわよね?」

千早「ええ」

伊織「美希も呼び捨てよね?」

やよい「美希さん?」

千早「そういえばそうね…」

春香「忘れてたの?」

千早「特殊だから説明をどうしようと思ってる内に…」

伊織「…アイツも散々ね、同情するわ」

千早「…謝っておくわ…」

やよい「あ、あの、どうして美希さんは呼び捨てなんですか?」

千早「あの子もさん付けは嫌だってタイプなんだけど…それ以上に、私を凄く尊敬してくれてるのよ」

伊織「あぁ、言ってたわね、そんな事」

春香「美希が移籍して、帰ってきて、悔しさからアイドル活動に真摯に取り組み始めて…そうなった時に、以前よりも千早ちゃんの歌に対してのストイック過ぎる程の努力とか思い入れに、感銘受けちゃったのよ」

やよい「確かに、千早さんの歌への思いは凄いですからねぇ」

伊織「歌がどんな物よりも優先…凄まじいわよね」

千早「当時は特にね…全身全霊をかけて、全てを捨てて…そこまでして、私は歌にすがりついていた。表面上はストイックに見えたんだろうけど、今考えれば私はすがりついていた」

千早「そんな私を、あの子は凄いと、そこまで真剣に、ストイックになれる私を尊敬するって」

春香「あの時から、千早ちゃんが私以外にも少しずつ心を開ける相手が出来たんだよね?」

千早「そう…そうね、確かにそうだわ。美希は、猫なのよね。普段は誰にも近寄らず、近寄らせないくせに、自分が人恋しい時だけは近寄ってきて…」

春香「だけど、その近寄ってきた時が凄く近くて、凄く人懐っこくて、可愛らしくて、ついつい心を許しちゃう」

千早「そうね…で、私に近寄ってきた時に歌への姿勢を知り、尊敬をしてくれた。いつもなら離れていくはずが、離れなかった。そこからかしらね?向こうに言われるまでもなく美希って名前で呼んで…初めてそう呼んだ時、凄い嬉しそうな顔されたわ」

春香「ずーっとくっ付いてニコニコしてたよね、1日中」

千早「そうだったわ。本当、金髪の猫だったわね、あの日は特に」

伊織「あら?正妻としては嫉妬しちゃうんじゃないの?」ニヤニヤ

春香「ううん」

伊織「あら?しないんだ」

春香「その頃は、プロデューサーさんへの淡い恋心を抱く乙女でしたから」

伊織「あー…アイツは一度、自分の罪を数えるべきね」

春香「それにね」

伊織「ん?」

春香「千早ちゃんは、その頃はまだ、私にしか心を開いてくれてなかったの。私にもちょっとだけで、たまに冷めたような、諦めたような目をしてて…苦しかった。私は何も出来ないって」

春香「でも、美希が千早ちゃんの心を少し溶かしてくれて…千早ちゃんが笑顔になる回数がちょっとでも増えて、他の子にももっとそんな表情が出来るようになれたら…嬉しいなぁって」

春香「だから、嫉妬なんか全く感じなかったかな?私にもちょっとだけ笑顔が増えたから、寧ろありがとうって思った。千早ちゃんを本来の優しい千早ちゃんに近付けてくれて、千早ちゃんと仲良くなってくれて、ありがとうって」

伊織「…叶わないわね、アンタには」

春香「おりょ?」

やよい「………」←感動している天使(うっうー)さん

千早「春香、やっぱり貴方は私にとって必要な人だわ」

伊織「そうね。千早には春香が必要だわ」

春香「私にも千早ちゃんは必要だよ?」

伊織「はいはいご馳走様」

〜ご馳走様!朝ご飯(完売御礼に御座います)〜

4人「ご馳走様でしたー」

春香「洗い物、しちゃおー!」

やよい「はぁい!」

(てくてくてく)

伊織「ふぅ…幸せだわ、本当」

千早「そうね」

伊織「朝はゆっくり起きて、美味し過ぎる朝ご飯を親友や仲間と食べて、良い話を聞いて、仲間は良い奴らだと再認識して…素晴らしい朝だわ」

千早「ふふ、ありがとう、水瀬さん」

伊織「此方こそ。良いエピソードが聞けて良かったわ」

春香「お茶淹れたよ」

ちはいお「ありがとう、春香」

春香「どーいたしましてー」

やよい「春香さん、洗い物は終わりましたよ」

春香「はいはーい、早いねぇ」

やよい「だって、殆ど洗い物無かったですし」

春香「食器は水切りカゴに入れて、そのままでいいからね」

やよい「はぁい」

伊織「ところで、アンタらの今日のスケジュールは?」

千早「私も春香も、そろそろ支度するわ」

春香「そだね。シャワー浴びて…2人で入っちゃおうか?」

千早「そうね」

やよい「あ、それなら私はお布団干してから帰ります」

伊織「鍵は千早の鍵で外から閉めて、ポストに入れておけばいい?」

千早「何で私のなの?」

伊織「昔なら絶対春香のを選択してたわよ」

千早「だから何で…」

伊織「生活能力の乏しい旦那より、コケるけど家事の出来るしっかりした主婦を選択するわ」

千早「なっ…私は忘れ物は春香より少ないわ、まだ!」

伊織「さて、ここで春香とやよいに問題です」

はるやよ「?」

伊織「昨日、大切な人からプレゼントされた、18万6千円という高額の現金と各種カード類、保険証などの入った、これまた大切な人から誕生日にプレゼントされて皆に自慢しまくっていた蒼い鳥のストラップ付きの財布を事務所に忘れた人は誰でしょう?」

千早「」

春香「やめたげて…」

やよい「えーっと…」

伊織「ヒント。その財布自体も皆に自慢しまくり、貰った日はその財布と一緒に寝たらしいわ」

千早「ごめんなさい!謝るから許して!私の鍵を渡すから!」

伊織「分かれば良し」

春香「伊織、あんまり千早ちゃんをいじめないで…」

伊織「春香は甘やかし過ぎなのよ」

やよい「伊織ちゃんも…人のお財布の中身は見たらダメだよぅ」

伊織「あれだけ自慢してたし分かりきってはいたけど、一応誰のものかを確認する為と、もし必要そうならすぐに届けないといけないわ」

やよい「それはそうだけd」

伊織「と、あずさと小鳥が言ったのよ。因みにあの変態は正座し過ぎて足が痺れて悶絶してたから、私が足をリズム良く叩いてやってたから関わってないわね」

やよい「あぅ〜…」

千早「うぅ…あんなに何時も何時も大切にしていたのに…2日に1度は綺麗に拭いたりしてたのに…」

伊織「それはやり過ぎな気がするけど、アンタってミスは基本的に殆どしないけど、一回のミスがデカいのよ」

千早「返す言葉もないわ…」

伊織「因みに、春香は細かいミスが多いけど、致命的にはなりにくいわね」

春香「うぐ…」

伊織「流石に、6段位の微妙な階段で足を滑らせて、たまたま下にいたジュピターの…何だっけ?ドミニカ梅按?にフライングニールキックした時はどうかと思ったけど」

やよい「伊織ちゃん、多分それは天ヶ瀬冬馬さんじゃないかなーって」

千早「ど、ドミニカ梅按…ぷくく…もう、雰囲気がギリギリ引っかかってるくらいじゃない…」

春香「あれはあの後でお手製お菓子持って、いまジュピターの皆が所属してる事務所まで謝りに行きました…」

伊織「ええ、そうね。何故か近くにいたってだけで私も巻き込まれたから知ってるわ」

春香「御迷惑おかけしました…」

伊織「はぁ…兎に角、千早は鍵貸して。春香はシャワーの準備。私達はお布団干したり朝ご飯の片付けしたら帰るから、さっさとシャワー浴びて仕事に行きなさい!」

はるちは「はぁい」トボドボ…

伊織「急ぐ!」

はるちは「」ドタバタ

伊織「…ったく、年上のくせに何時までも何時までも世話の焼ける…」

やよい「伊織ちゃん」

伊織「何かしら?」

やよい「伊織ちゃんって、やっぱり優しいね」

伊織「なっ!?」カァァ…

やよい「それに、皆が大好きだから、心配なんだよね♪」ニコニコ

伊織「うぐぐ…」マッカッカ

やよい「えへへ」

伊織「…ふん!(かなわないわね、やよいには…)」



〜はるちは、出動〜

やよい「春香さん、千早さん。ハンカチ持ちましたか?」

はるちは「持った!」

やよい「携帯は?」

はるちは「電池も大丈夫!」

やよい「お財布は?」

はるちは「持った!」

やよい「春香さんはお家の鍵は?」

春香「ばっちり!」

やよい「じゃあ行ってらっしゃ〜い!」

はるちは「行ってきま〜す!」

(バタン)

やよい「ふぅ」

伊織「…あのアホリボン!スケジュール帳忘れてるじゃない!」

やよい「えぇっ!?」

伊織「届けてくるわっ!」ドタバタ

(バタン)

やよい「…春香さんは、やっぱりちょっとそそっかしいかなーって…あはは」

やよい「さ、お布団干しちゃいましょー!」



〜1時間後〜

やよい「…ふぅ、おしまい!」

伊織「…無駄に疲れたわ…」

やよい「あはは…それじゃ、私達は帰りましょー!」

伊織「そうね…」

(ガチャ…パタン)

やよい「鍵を閉めて…と」

伊織「後はそのポストに放り込んで、帰りましょう」

やよい「はぁい」カタン



〜やよい達が帰ってから数分後〜

美希「ふんふんふーん♪」ルンルン

美希「ひっさしっぶりーの千早さんっのおっうちーなのー♪」ルンタッタ

美希「春香と千早さんとたっくさん♪おっ話すっるのー♪」クルリンクルリン

美希「とーちゃく!」テテーン

美希「ていっ」ガチャ

美希「…あれ?」ガチャガチャ

美希「あれれ?」ガチャガチャ

美希「あれれー?おかしいぞー?ドアが鍵かかってるぞなのー?」

美希「なんて、某少年探偵の真似しても仕方ないの…」ガサゴソ

美希「あいかぎー♪(ゼルダの伝説のごまだれーなアレ)」

美希「ふんふんふーん♪アナタの心の鍵も、開けられたらいいのにー♪」

美希「なんちて…えいっ」ガチャン

美希「たっだいまーなのー♪」

(しーん…)

美希「…あれ?」

美希「まだ寝てるのかな?」

美希「お寝坊さんなの!ミキも一緒に寝るの!春香と千早さんに挟まれて、ヘヴンな気持ちになるの!」

美希「ふふふー♪」ガチャッ

(し〜〜ん…)

美希「…」ジワッ

美希「…いないの…」グスッ

美希「」ゴシゴシ

美希「うぅ…久しぶりに、久しぶりに来たのに…千早さんも春香も留守なの…」グスグス

美希「寂しいよぅ…」エグエグ

美希「うぅ…律子はお仕事で忙しいし、響は響チャレンジだし、貴音は実家に行ってるし…」

美希「ふぇぇぇん…」

(ガチャ)

<こんにちはー♪

雪歩「あれ?開いてるのに誰もいな…美希ちゃん?」

美希「」クルッ←涙と鼻水でぐしゃぐしゃなコタツの主

雪歩「」ビクッ

美希「ゆぎぽ〜!」ビエーン

(ガバッ!)

雪歩「はわわわ!?み、美希ちゃん!?どど、どうしたの!?」

美希「ミキ、久しぶりに来たの!律子は忙しいし、千早さんと春香に会えなくて、ここにも暫く来たらダメってお姉ちゃんに怒られて…それでやっと来れたのに…千早さんも春香もいないの!」

雪歩「2人共、お仕事なのかな?」

美希「響は響チャレンジで忙しいし、貴音は実家に行ってるし、美希、お仕事でも1人のお仕事ばっかりだったの!」

雪歩「あれ?ラジオは?」

美希「ラジオは一緒だったけど…収録終わったら1人になっちゃって…カモ先生もいなくなっちゃったし…お家に帰っても1人だったし…」

雪歩「プロデューサーは迎えに来てくれなかったの?」ナデナデ

美希「んにゅ…だって…ハn…プロデューサーは、あずさのモノなの…今はまだ、あんまり会いたくないの…」

雪歩「そっか…」

雪歩「(美希ちゃんは、プロデューサーの事があんなに好きだったんだもんね…失恋したばっかりなんだもん、今は1人になると寂しいよね…)」

美希「う〜…雪歩ぉ…」ギュー

雪歩「大丈夫、今日は春香ちゃんも千早ちゃんもお仕事だから仕方ないけど、私は…お休みだから一緒にいるよ?」

美希「うん…」

雪歩「(可愛いなぁ…美希ちゃん)」ナデナデ

雪歩「さ、コタツに入ろう?今暖かいお茶を入れてあげるから」

美希「ありがとうなの、雪歩」

雪歩「どういたしまして♪…あ、コタツのスイッチ、入ってr」

美希「冷たいのー!?こ、コタツが冷たいのー!こ、コタツまでミキに牙を剥いたの!」ヒーン

雪歩「…」

美希「…雪歩?」

雪歩「なぁに?」

美希「鼻血出てるの」

雪歩「へ?…あ、本当だ…ティッシュ、ティッシュ…」

美希「どうして765プロは唐突に鼻血を出す人が多いんだろう…皆、鼻のネンマク?が弱いのかな?」

雪歩「(だって、美希ちゃんが可愛いんだもん…)」ギュッ←鼻に詰めた



〜少し経って〜

ゆきみき「」ズズズ…

ゆきみき「ほぅ…」

美希「やっぱり雪歩のお茶は美味しいの…おにぎりに合うし、ランキング上位は伊達じゃないの…」ホンワカ

雪歩「ランキング?」

美希「ミキのミキによるミキの為のランキングなの。ミキの中で決まってるの」

雪歩「ほぇ〜…私のお茶もランクインしてるんだ♪」

美希「飲み物部門では基本的にベスト3入りなの。入れ替わりの激しい飲み物部門では、凄い事なの!」

雪歩「そうなんだ、嬉しいな♪」

美希「なの♪」

雪歩「因みに、他にはどんなランキングがあるの?」

美希「えーっとね…おにぎりランキングとか、美味しいおやつランキングとか、可愛い服ランキングとか…あ、好きな歌ランキングもあるの!」

雪歩「そうなんだぁ、沢山あるんだねぇ…好きな歌、今はどんな曲が好きなの?」

美希「結構変動が激しいんだけど…やっぱりREADYとかCHANGEとかはランキング上位なの!」

雪歩「あ、私もそうかも!やっぱり、思い出が沢山ある曲だよね!765プロ全体でライブをすると、絶対に歌うし」

美希「でも、一番はやっぱり…約束かな」

雪歩「…そうだね。あの歌は…」

美希「うん…皆で考えて、皆で千早さんに送って、皆が千早さんから貰った…いろんな思いがあるから、一番なの」

雪歩「美希ちゃん自身の曲はランキングだとどれ位の順位?」

美希「ミキの歌かぁ…ミキの歌って、失恋の歌で、しかも好きな人を諦めきれない…みたいな曲だったり、するよね?」

雪歩「(あ、地雷踏み抜いちゃいましたぁ…)」

美希「でね?プロデューサーに聞いたの、「どうしてミキの曲はそういう曲ばっかりなの?」って」

雪歩「うん」

美希「そしたらね、「美希はアップテンポで、失恋しても負けない位強い女の子の歌が似合うよね」みたいに、誤魔化しよったの」

雪歩「あー、これは近い内にどこか山奥にプロデューサーを埋設しないといけなくなりそうだね、うん」

美希「流石にミキもカッチーンと来たけど、もういいの…歌みたいに、二番目とか、辛いから」

雪歩「プロデューサーは私に埋められた後で、大地に還りながら自分の胸に罪の重さを聞けばいいんですぅ」

美希「ダメだよ雪歩、アイドル活動しにくくなっちゃうの」

雪歩「そっか…そだね、うん」



〜事務所〜

P「へぇぇくしょぉぅらぁ!」ブバッシュ!

小鳥「ぴよぉ!?」

律子「ちょ!?きったな!?」

P「おおう…」ズビー!

小鳥「風邪ですか?」

P「いえいえ、俺は健康だけが取り柄ですから、風邪なんざ引きませんよ。アイドルを送り迎えした時に移したらいけませんし、気を付けてますよ」

律子「それに馬鹿ですからね。引く訳がない」

伊織「引くタイプの新種の馬鹿の可能性もあるわよ」←事務所に来てた

亜美「あー、兄(C)は変態とマーカートラップもこじらせてるから」

伊織「ワーカホリックの事?」

亜美「それそれ」

小鳥「あ、あはは…ちょっと言い過ぎな気もしないでもないかな?」

P「アイドル達が俺を傷付けよる…あずささんの癒やしが欲しい…」

小鳥「…職場で…我の前で惚気るな…!うぬのその首…跳ねるぞ…!」ゴゴゴゴゴ…

伊織「ひぃ!?」

亜美「ぴ、ピヨちゃんの背後にデッカイ馬に乗った世紀末覇王が見える…」

律子「…ぶ、ブチ切れ…」

P「」

亜美「兄(C)!早く、早く謝って!」

伊織「土下座しなさい、土下座」

亜美「早くしないとGO!SHOW!はぁ〜ん!で、グッと溜めて、バッと突き出し、ズギャァァア!っと事務所の壁にデッカイ穴が開けられちゃうYO!」

P「あ、え、えっと」

小鳥「」ギロッ

P「ほんますんませんっしたぁぁぁ!」ビターン!

伊織「土下寝!?」

律子「しかも直立したまま顔面からいったわね…」

亜美「ありゃー鼻血は免れないね」

小鳥「…次からは気を付けて下さいね」

P「はい、心に刻みますであります」



あずさ「(仕事から帰ってきたら、事務所の空気が最悪です…は、入りにくいわぁ…)」



〜その頃、ちはやけのコタツ〜

美希「あふぅ」ウニューン

雪歩「…」ズズズ…

美希「ふにゅ…」ウトウト

雪歩「ほぅ…」ホワン

美希「ねぇ雪歩」

雪歩「ん?なぁに?」

美希「雪歩は今、舞台はやってないの?」

雪歩「そうだねぇ…何時もお世話になってる脚本家さんがスランプなのと、舞台監督さんが具合悪くて、今は舞台はないかなぁ」

美希「そっかぁ…ドラマは?」

雪歩「2本やってるけど、今日はお休みなんだぁ」

以上です
いおりんはツッコミ、常識人で巻き込まれ体質の宿命なのです

千早ちゃんは春香さんが大好きですが、美希も大好きです
春香さんに甘え、美希を甘やかし…おかしい、メインツッコミに据えるはずのちーちゃんが…

続き、投下します

美希「そっかぁ〜」

雪歩「どうして?」

美希「うん、ミキってあんまりお芝居のお仕事ってした事無いし、ちょっと苦手だから」

雪歩「そうなんだぁ…そういえば、私も美希ちゃんがしてるモデルとかのお仕事って、あんまりしてないなぁ…」

美希「そだね。ミキと雪歩って、してるお仕事の方向性が随分違うの」

雪歩「うん、一緒なのは歌とダンスだけ…かな?多分」

美希「765プロって、タシュタヨーなの!」

雪歩「そうだねぇ、皆が皆、得意な分野で活躍してて…隙無くやれてるかも」

美希「千早さんみたいに歌でキラキラしてたり、雪歩みたいに演技でキラキラしてたり…皆、沢山キラキラしてるの」

雪歩「美希ちゃんだって、モデルさんでキラキラしてたり、フェアリーのリーダーとしてキラキラしてるよ。ライブとか、凄くキラキラしてるもん」

美希「本当?」

雪歩「うん」

美希「えへへ、嬉しいの♪」

雪歩「うふふ♪」

(いっぱいいっぱい♪)

美希「ん?メールが来たの…」ガサゴソ

雪歩「あれ?今の着うたって…」

美希「ん?律子の曲なの!」

雪歩「だよね」

雪歩「(…りつみき…はっ!いけない!思考が事務員さんになってる!)」アワワ

〜事務所〜

小鳥「ぴへぇっ!」

P「」

律子「」

小鳥「なんれふか?」ズビー

P「今の…くしゃみですか?」

小鳥「そーですよ?くしゃみ以外の何だって言うんですか」

律子「くしゃみ以外の何かにしか聞こえませんでしたが」

P「主に断末魔の鳴き声」

小鳥「何ですか、それは…」

P「何ですか、はこっちの台詞ですよ…」

律子「確かに」

小鳥「うー…」



〜コタツ〜

美希「ねぇ雪歩」

雪歩「なぁに?」

美希「最近、真クンとはどう?」

雪歩「ふぇ!?」

美希「何かねー、春香と千早さんを見てると、そういう愛の形もあるんじゃないかと思うの」

雪歩「だ、だからって、なんで私と、ま、まこ、真ちゃんが!?そ、そりゃ、確かに真ちゃんは格好良いとは思うけど」

美希「そっかー、やっぱりそうだよねー」

雪歩「真ちゃんは、あくまでも…理想…かなぁ…格好良くて、爽やかで、強くて、怖くなくて…でも、そういう感情とは別に…私なんかとずっと仲良くしてくれてる、親友だから」

美希「真クンってさ、正直理想の男の子が全部集約した女の子だったりするもんねー」

雪歩「うん…しかも、アレで完全に素だからね」

美希「うーん、ミキの感覚がちょっとズレてきてたのかな?」

雪歩「ん?」

美希「春香と千早さん。女の子同士だけど、あの2人はお互いを本気で好きみたいなの。親友とかのライクじゃなくて、ラブの方なの」

雪歩「うーん…私も普通に受け入れちゃってるけど、やっぱり世間一般では異常…になるのかなぁ…でも、それは何だか嫌だね」

美希「2人は異常じゃないの、絶対に」

雪歩「ごめんね、上手く例えられる言葉が出なくて、酷い言い方しちゃった」

美希「ううん…ミキね、事務所でも2人がすっごく仲良しなのは知ってたし、千早さんを春香が、春香を千早さんが絶望から引っ張り上げたのも知ってるの」

雪歩「私達は2人を良く知ってるから、きっと自然に受け入れられたのかもね」

美希「そうかもなの」

雪歩「2人のファンの人達なら、きっと分かってくれると思うな」

美希「なの。やっぱり765プロは皆、良い人ばかりなの!」

雪歩「えへへ♪」

美希「実はね、同じ質問を響と貴音、律子にもしてみたの」

雪歩「へぇ〜、で、何て?」

美希「殆ど同じ答えだったの。律子はそれにプラスして、「世間が敵になっても、この秋月律子が2人を守るわよ」って」

雪歩「わぁ!律子さん…格好良いですぅ!」

美希「うん!流石、ミキのもう1人のお姉ちゃんなの!」

雪歩「ふぇ?お姉ちゃん?」

美希「そうなの!最近、気になった事とか困った事は律子に聞くようにしてるの!」

雪歩「そうなんだ」

美希「うん!律子は頭が良いから、何でも知ってるの!学校の勉強とかも教えて貰ったりしてるの!」

雪歩「へぇ〜…そうか、美希ちゃんは大学行くんだね」

美希「ううん。だけど…」

雪歩「だけど?」

美希「そ、卒業が出来なくなりそうだったの…分かり易く例えるなら、真っ赤だったの…」

雪歩「…例えてないよ?そのまんまだよ?」

美希「へぅ」アホ毛ヘニョン

雪歩「でも、もう流石に大丈夫なんでしょ?」

美希「うん!今までの補修は終わったし、テストはクリア出来るの!これでもう、残るは卒業式だけなの」

雪歩「卒業式か〜…」

美希「雪歩は大学行かなかったんだね」

雪歩「うん。だから卒業式はもう体験出来ないんだぁ」

美希「どうして大学に行かなかったの?」

雪歩「私は、演劇をこれからも活動のメインで考えてるのね。大学で研究とかしても良かったけど、やっぱり現場で学ぶのが一番かなぁって」

美希「なるほどなの」

雪歩「本来、学校に通う時間を現場での練習や本番に使って…少しでも多く舞台に立ちたいの」

美希「…昔の雪歩じゃ、考えられない発言が聞けたの」

雪歩「ふぇ?」

美希「昔の雪歩なら、少しでも多く舞台に立ちたいなんて、言わなかったの。きっと、今の雪歩は舞台が大好きなんだね!」

雪歩「そう言われれば…そうかも。舞台は…うーん、確かに好きかな。練習は大変だし、見ている人に伝わるかはいつも不安だけど…、それ以上に凄く楽しい」

美希「…」

雪歩「美希ちゃん?」

美希「今の雪歩、すっごくキラキラしてたの!楽しそうに話してて、何だか素敵だったの!」

雪歩「え?あ、え?そ、そうかな?」ワタワタ

美希「うん!素敵だったの!何か、雪歩の話を聞いてたら…美希もまた舞台とかドラマとか、してみたくなってきたの」

雪歩「私がお世話になったドラマのプロデューサーさんとかに話してみようか?美希ちゃんがドラマに興味あるみたいですよーって」

美希「本当?ちょっとやってみようかな…」

雪歩「うん!演劇って、楽しいよ!」

美希「上手く演じるコツとか、あるの?」

雪歩「えっ?うーん…えーっとねぇ…」

雪歩「あのね、凄く感覚的で、上手く伝えられないんだけど…私の場合はね…」

雪歩「まず…原作があるなら原作を読むの。そこでまず自分なりのイメージで世界を作って、それから台本を読むの」

美希「(よ、予想を遥かに超えそうな気配がするの…)」

雪歩「そこでもう1つの…台本の世界を作って…2つの世界を重ねていって…その違いとかを混ぜ合わせて、埋めていって…2つが違和感なく混ざった世界を、自分の中で作るの」

美希「(雪歩が天地創造×2をしてしまったの)」

雪歩「そこから、自分が演じる役の事を少しずつ少しずつ理解していって…」

美希「(役作りに入る前に世界を統廃合なさるとは思わなかったの)」

雪歩「性格とか、その物語での役割とか」

美希「(まだ普通なの…でも、油断は出来ないの…)」

雪歩「家族がいるなら、その家族との関係とか、周りの人との接し方、自分で自分をどう思ってるのか…」

美希「(やっぱりきたの。ほれ見た事かなの)」

雪歩「どんな人生を歩んできたのか…」

美希「(それは、役によっては作者さんにもきっと分からないの)」

雪歩「そこまでで、気が付いたら結構時間が経っちゃうんだけどね…それから台本覚えて…」

美希「(やっと台本に入ったの)」

雪歩「1つの台詞を言う時にも、どう動いて、どういう表情をして、どういう考えで…って、細かい事を少しずつ考えながら、舞台練習に入っていくの」

美希「(みき のこころはおれかけている! なの)」

雪歩「舞台練習に入ったら、次は周りを見ながら、自分の考えを他の出演者さん、監督さん、脚本家さんと話しながら皆の考えを纏めて、自分の譲れない箇所も伝えながら…少しずつ完成させていくの」

美希「(雪歩のやる舞台の練習が地獄のようにハードとか、他の俳優さんや女優さんが雪歩を絶賛したり、監督や脚本家の人が「あの子は演劇の鬼だよ」って言ってた意味が分かったの)」

雪歩「私はそんな感じかな?気が付いた事とか、照明さんのタイミングとか、自分が1つの台詞にかけられる時間とか、兎に角細かいポイントを台本に沢山書き込むから、いっつも台本は見えにくくなっちゃうんだよね…一冊全部暗記しちゃうからいいんだけど」

美希「雪歩、ミキね、分かったの」

雪歩「?」

美希「ミキ、舞台とかドラマはもう少し考えてみるの」

雪歩「そ、そう?じゃあまた今度、美希ちゃんがやりたくなったら教えてね」

美希「分かったの」

雪歩「モデルさんはどんな感じの仕事なの?」

美希「モデル?」

雪歩「うん。私は殆どやった事無いから、どんな感じなのかなぁって思って」

美希「んーと…服を渡されて、着て、写真取って貰うの」

雪歩「それだけ?」

美希「あ、たまに変な組み合わせとかあるから、こうした方がいいよーって言うかな?」

雪歩「カメラマンさんとかに?」

美希「ううん、何かね、偉そうな人達」

雪歩「?」

美希「たまに、有名なブランドのモデルをやる事があるんだけど、その時にはブランドと同じ名前の人だったかな?」

雪歩「」

美希「あとねー、たまにテレビに出てて、街中を歩いてる人の服装に文句言ってる派手なおじさんとか」

雪歩「(ドン・小西さんかな?まさか…)」

美希「デザイナーさんとかともお話するよ?この服のここはこうしようよ!みたいに」

雪歩「(さ、流石ファッションリーダー…)」

美希「たまに「一緒に新しいブランドを立ち上げよう」みたいに言われたりするけど…ミキ、それはお断りするの」

雪歩「ど、どうして?自分の好きな服が作れるんだよ?」

美希「何か面倒くさそーなの。オシャレは好きだけど、作る側に行くのは違うの」

雪歩「そんなものかなぁ…?」

美希「そんなもんなのー」

雪歩「そんなものかぁ…」

美希「なの」

ゆきみき「…」

雪歩「」ズズ…

美希「」ズズ…

雪歩「ふぅ」

美希「雪歩ー…お茶のおかわり欲しいのー」グデー

雪歩「はぁい」

ゆきみき「(やっぱり自分のやりたい仕事が一番かな、聞いたけど難しそう(なの))」



〜家主の戻らないちはやけ〜

美希「…千早さん達、遅いねー」

雪歩「そうだねぇ…もう夕方…お仕事、忙しいのかな?」

美希「デートしてたりして」

雪歩「ふぇ!?で、デート!?」

美希「うん。ほら、春香も千早さんも、そんなに自由な時間は取れないだろうし、あんまり人がいる時間に外を歩けないし…」

雪歩「そっかぁ…じゃあ、2人にはゆっくりしてきてもらいたいね」

美希「うん!」



〜その頃のはるちは〜

(ズドドドド…)

春香「…撒いた?」

千早「えぇ、多分」

春香「…千早ちゃん」

千早「…ごめんなさい…テンション上がっちゃって」

春香「CDショップで試聴しだした時点で何となく予感はしてたけどさ…」

千早「鼻歌のつもりだったのよ…」

春香「確かに鼻歌だった、最初はね…」

千早「うぐ…」

春香「でも、まさかそのままテンション上がって歌い出すとは思わなかったよ…」

千早「ミニライブ状態だったわね…」

春香「何か知らないけど人だかりが出来てるなーって思って見てみたら、千早ちゃんの歌声に聞き入る人達だし」

千早「音程が取りにくい曲だったから、目を瞑りながら歌ってしまっていたのよね…」

春香「…CDショップの店員さんが止めたのは千早ちゃんじゃなくて有線放送だったり、最初は何事かと思ったよ…」

千早「…3曲目は全力で歌ってしまっていたわね…蒼い鳥を…」

春香「もうね、ビックリした。あれは確かに千早ちゃんのシングルベストだけどさ…持ち歌を全力って…完全にバレる気満々だったとしか…」

千早「違うの!違うのよ…あぅぅ…」

春香「ただ、CDは凄い売れたみたいだよ?平積み分は瞬殺だったみたいだし…」

千早「…聞いて貰えるなら、良かったわ」

春香「そりゃ…今や世界でも通じる歌姫が、自分のCDを売ってるコーナーで突然生歌を歌って…そりゃ買うよ、皆」

千早「新人時代に手売りしてた時の事を思い出すわね」

春香「CDショップの前に間借りしてね。私もやったなぁ…殆ど売れなかったけど」

千早「今やったらどうなるかしら」

春香「ちょっとやってみようかな?」

千早「やめなさい…大惨事になるわ」

春香「そ、そこまでには…」

千早「あのね。ソロ野外ライブで入場者記録を塗り替えただけじゃなく、その枚数のチケットが僅か4分で完売になって、結局もう2日分追加でやるって決めて、それすら10分保たなかったのよ?」

春香「あれ、嬉しかったなぁ…あんなに沢山の人が私の歌を聞いてくれて…」

千早「ギネス記録保持者なんだから、貴方は」

春香「え?」

千早「あの野外ライブ、ギネス記録よ。規模と、動員数と、チケット完売速度」

春香「…知らなかった…」

千早「春香は自分の事を知らな過ぎるわ」

春香「楽しくやれたら良いのです…たはは」

千早「…春香らしいというか…に、しても…私達は何時までビルとビルの間に隠れてるのかしら…」

春香「何か、こういう場所に隠れるのって久しぶり…もう少し、ここでお話しよう?」

千早「…私は、春香がいればどこでもいいわ」

春香「えへへ…あ、そうだ…」ゴソゴソ

千早「?」

春香「はい!走って疲れただろうから…疲れた時は、甘い物ですよ!…なんちて」

千早「キャラメル…」

千早「ふふ…ありがとう、頂くわ」

春香「どーぞ♪」



〜ちはやけのコタツ〜

美希「…ふにゃ!?」ガバッ

美希「」キョロキョロ

美希「…夢だったの…良かったの…」

美希「まさかミキのおっぱいの谷間からおにぎりが無限に生まれて、止められなくなって地球がおにぎりで滅ぶとは…流石に斜め上過ぎなの…」

美希「…雪歩?」

雪歩「」スヤスヤ

美希「寝てるの…今、何時?」

時計『19:41なのー、晩御飯タイムは微妙に過ぎてるのー』

美希「…お腹ぺこりんなの」グー

美希「うにゅー…」モゾモゾ

美希「寒いけど、お腹空いたの…お腹空いたけど、コタツから出るのは寒いの…」

雪歩「はぅ…」ブルッ

美希「はっ!雪歩が風邪引いちゃうの!」←そういう時は躊躇いなくコタツから出るコタツの主

美希「毛布、毛布と…枕なのー」

美希「ほい、ほいっなのー」

(ふぁさっ、すぽっ)

雪歩「んん…」←毛布をかけられ、枕を頭の下にセットされた

美希「流石はミキなの、起こさずに枕を差し込むプロなの」

美希「…お仕事にはならない…か…残念なの」

美希「…さて、コタツから出たついでに、何か食べられそうな物かおにぎりの具を探すのー♪」オー

美希「冷蔵庫〜♪」カパ

美希「…ふむふむ…何故か焼き鮭がいるの…これはおにぎりの具なの」

美希「…ご、こはんですよ!がいたんですよなの!」

美希「おにぎりの具…としては微妙だけど、普通に食べて美味しいからアリなの」

美希「…納豆…うーん、アリだけど、おにぎりにはしにくいの」

美希「…おりょ?何だろうこれ…」ゴソゴソ

美希「こ、これは…べったら漬けなの!」

美希「んむ」パクッ

美希「おいひいの♪」ポリポリ

美希「おにぎりのお供のお漬け物も見つけたし…」ポリポリ

美希「探索を再開するのー♪」

美希「…むぅ…タラコとか梅干しとかがいないの…むむむ…」

美希「よぉし…一旦全部を戻して…」

美希「スーパーにGo!なの!」

美希「えーっと、書き置きをして…上着を着て…」

美希「カギおっけー、ケータイおっけー、お財布おっけー」

美希「じゃ、いってきますなのー♪」



〜15分後〜

雪歩「ほわ茶ー!?」

雪歩「…」キョロキョロ

雪歩「ゆ、夢かぁ…良かったぁ…」

雪歩「『飲めば貴方もブルース・リー、ほわ茶(ダージリン)』…何であんな物を開発する夢を見たんだろう…しかも大ヒットとか…ダジャレだし…」

雪歩「…美希ちゃんがいない…」

雪歩「ん?メモ…」ヒョイ

『冷蔵庫にミキにこう、ティン!とくるカンジのおにぎりの具が無かったの。だから、スーパーに買い物に行ってくるの!ミキがいなくて寂しくても、泣かないでね  ミキ』

雪歩「ふふ…美希ちゃん、買い物に行ったんだ…でも、何でおにぎりなんだろ?」

雪歩「…そういえば、ご飯は炊いてあるのかな?」パカリコ

炊飯器『中に…何もありませんよ?』

雪歩「oh」

雪歩「…た、炊かないと…」

(ガサゴソ)

雪歩「あった♪…千早ちゃんと春香ちゃんはあきたこまちなんだ…うちは…確かコシヒカリだったなぁ…」

雪歩「炊き方は多分同じで…おにぎり作るなら、水は普通かな?私は何時も、少し水多めで、柔らかいのが好きだけど」

雪歩「無洗米って、楽だなぁ…うちも無洗米にすればいいのに。お母さん、こだわりでもあるのかな?」

(ピッ)

雪歩「よし、セット完了♪あとは…お味噌汁でも作ろっかなぁ」

(パカッ)

雪歩「…お豆腐に…ワカメ…オーソドックスに行こう…」

雪歩「さて、美希ちゃんが帰ってくる前に作れるかな?」



〜スーパー〜

美希「ふんふんふふーん♪」

(ザワザワザワ…)

美希「スーパーの中がやたら騒がしいの…何なのなの?」

美希「ま、いっか♪おにぎりの具〜♪」

美希「およ?タイムセールなの…やよいの大好きな…いたりして」

美希「まさかねー」←フラグ

<お一人様一つですかー…残念ですー

美希「…いたの」←フラグ回収完了
※実績『タイムセールとやよい』の項目が解除されました!

美希「やよい!」

やよい「あっ、美希さん!こんばんはですーっ!」ガルーン

美希「こんばんはなのー!」

やよい「美希さん、お買い物ですか?」

美希「そうなの!おにぎりの具をね、買いに来たの♪」

やよい「そうなんですかー。ところで…」

美希「?」

やよい「変装しないで大丈夫なんですか?私も一応変装してるのに…」

美希「…ヤバいの、忘れてたの…」

やよい「」

美希「おにぎりの具、その一点のみを心に刻み、寒さの中を突き進んで来たミキは…変装なんていう別の要因を忘れていたの」

やよい「(な、なんだか美希さんが小難しい言い回しをしている…)」

美希「まぁ、所謂「あちゃーやっちまったー」なの」

やよい「ああ、やっちまったーなんですね!」

美希「そーなの!」

やよみき「HAHAHAHAHA!」

やよい「いや、笑いごっちゃ無いですー!」

美希「笑っていれば辛い事も忘れられるの…」

やよい「い、意味が分かりませんよ!?」

美希「律子からのお仕置きとか…」

やよい「お仕置きは確定なんですか…」

美希「多分投げっぱなしジャーマンされるの」

やよい「そ、そこまでヒドい事は…」

美希「律子は事務所内ブレーンバスターとかアルゼンチンバックブリーカーの前科があるの…」

やよい「…(律子さんって、恐ろしい人だったんだなーって…)」



〜事務所〜

律子「…くちゅん!」

P「」

小鳥「」

竜宮小町「」

律子「…何よ?」

小鳥「聞いた!?今の聞いた!?」

伊織「聞いたわ!」

亜美「聞き逃す訳が無いじゃん!」

あずさ「うふふ、可愛いくしゃみでしたね、律子さん」

律子「んなっ!?」

P「いや、似合わない位に可愛いくしゃみだっt」

(スパァァン!)

P「…何で俺だけハリセン…」

律子「うるっさい!」

あずさ「あらあら、大丈夫ですか?Pさん…」

P「あずさ…俺なら大丈夫だよ」

小鳥「…うぬら…また我の前で…」ゴゴゴ…

あずさ「あらぁ?心配したらいけなかったかしら…?」ズゴゴゴゴ…

小鳥「ぴよぉ!?」ビックーン!

亜美「…あ、あわわ」

伊織「や、ヤバい!あれは本当にヤバい!閣下モード春香並みにヤバい!」

P「oh…」

亜美「ちょ、ちょっと律っちゃん!止め」

(こつぜん)

亜美「IneeeeeeeYO!?」

(はらり)

伊織「…ん?」

『車の準備をしてきます 律子』

伊織「おぉい竜宮小町のプロデューサぁぁぁあ!?」

あずさ「あらあらうふふ…」

小鳥「」

あずさ「」クルーリ

あずさ「あらあらうふふ…」

あみいお「ひぃ!?」

P「あ、あずさ!俺なら大丈夫だから落ち着け!な?落ち着くんだ!」

あずさ「あらあら、そうなんですか?」プシュー

亜美「あ、あずさ姉ちゃんのアホ毛が、またヘニョった…」

伊織「怒りを鎮めたのね…良かったわ」

小鳥「ぴよぉ…もう惚気られても怒れない…」

(がちゃっ)

律子「さぁ、車の準備が出来たから、仕事行くわよ皆!」

伊織「律子、逃げた事は忘れないわよ?私は」

律子「…だって…半端じゃなく怖かったから」

亜美「大人ってズルい…」

律子「ごめんなさい」



〜スーパー〜

美希「…さっきからスーパーの中が妙にザワザワしてたのは、美希のせいだったの…」

やよい「ど、どうしましょう…今更変装しても…」アワワ

美希「…よし」

やよい「美希さん?何か思い付いたんですk」

美希「諦めて、ちゃっちゃと買い物するの」

やよい「あぅー…」

美希「あ、そういえばやよい、タイムセール品はいいの?」

やよい「お一人様1つまでのを、もう1つゲットしました!」

美希「ミキもお手伝いしようか?」

やよい「え?でも…」

美希「大丈夫大丈夫!何か1つ買う位…」

やよい「…アレ、ですよ?」ユビサシ

美希「ん?」クルーリ

〜アレ〜

学生C(ツインテ)「そちらの御二人、渡していただけませんこと?そのタイムセールの牛乳」

学生A(ツンツン)「冗談…こちとら既に家賃がピンチなんだ…貴重な牛乳、渡せるかよ…!」

学生B(短パン)「アンタら、大人しくそれを渡しなさいよ?今なら蹴りだけで済ませたげるわよー?」

学生D(グラサン)「悪いな、こっちもそう簡単に渡せねー事情があるんだにゃー」

学生E(ホスト?)「いいからサッサと渡せや。死にてぇか?」

学生F(真っ白)「ケッ!ザコがいきがってンじゃねェよ…今すぐソレ置いてけェ…愉オブになりてェかァ?」

(ゴゴゴゴゴ…)

美希「」

やよい「ね?」

美希「ね、じゃないの!何なのなの!?タイムセールって、あんな殺伐とした殺意全開なとある世界なの!?やよいはあの空間を突破してきたっていうの!?あんな学生さん達、危険極まりないの!逮捕が必要なの!何なら牛乳くらいミキが買い与えるから、いち早く警察のお世話になって欲しいの!それと、多分牛乳が必要なのは、あのツンツン頭の人だけだって思うな!なんとなく!」

※映画化繋がりらしいです。好評みたいですね

美希「もういいの、やよいには普通に牛乳買ってあげるの」

やよい「あ、大丈夫ですよ?」

美希「え?」

やよい「えーっと…タイムセールに手を出しちゃうのは、癖みたいなものでして…今はお仕事も沢山ありますし、普通に買おうと思えば買えるんです」

美希「違う」

やよい「え?」

美希「そんなの、やよいじゃないの」

やよい「えー…」

美希「やよいはタイムセールを狙ってたり、節約に節約を重ねてこそのやよいなの」

やよい「美希さん、私の事が嫌いですか?」

美希「そんな訳ないの、ミキが事務所で嫌いな人なんていないの」

やよい「そ、そうなんですか」

美希「そーなの。じゃあミキはおにぎりの具を買いに行くの。またねー」

やよい「はーい」



〜レジ〜

おばちゃん「9852円になりま〜す」

美希「」

おばちゃん「あれ?どうかしました?」

美希「あ、いえ、一万円でお願いしますなの」

おばちゃん「はい、一万円お預かりします」


<アリガトウゴサイマシター


美希「…か、買い過ぎたにも程があるの…」

美希「自分の稼いだお金を使えるとは言っても、…正確には、月に五万円使えない位」

美希「後は将来の為に貯金しなさいって言われてるから、実際は今日みたいな無茶する事は危険極まりなし…」

美希「何でミキはウニなんか…何でミキはステーキ肉を四人分なんか…何でミキはいちごババロアをダース買い…」

美希「袋に詰めよう…それで、春香に超美味しく料理してもらうの」

美希「…くすん」ガサゴソガサゴソ



〜帰りのタクシー代で、更にダメージを負った美希さん(と、その財布の中身)、帰還〜

(がちゃ)

雪歩「あ、美希ちゃんかな?」

美希「タダイマナノー」

雪歩「」びくっ

美希「オニギリノグナノー」

雪歩「美希ちゃん…なんでそんなにやつれてるの…?」

美希「カイスギタノー」

雪歩「…どれどれ」ガサゴソ

雪歩「ウニ…ステーキ肉…中トロに…いちごババロア」

雪歩「美希ちゃん…おにぎりの具…だよね?」

美希「…何かね?スーパーで色々見てる内に、これも食べたい、あれも食べたいって…」フルフル

雪歩「美希ちゃん、確かまだお小遣い制だよね?」

美希「…なの…」フルフル

雪歩「…よし!」

美希「?」

雪歩「美希ちゃん、私、お肉好きだから…このお肉、買うよ!」

美希「へ?」

雪歩「美希ちゃんからこのお肉を買います!」

美希「ゆ、雪歩…」

雪歩「…もう無駄遣いしたらダメだよ?」

美希「…うん…分かったの…」クスン

雪歩「うふふ…泣かないで…次は気を付けよう?お買い物は、考えて…ね?」ナデナデ

美希「うん…」



〜気を取り直して〜

美希「おにぎり作るのー!」

雪歩「あっ、そうそう…ご飯無かったから炊いておいたよ」

美希「重ね重ね、誠にありがとうございますなの」ペコー

雪歩「そ、そんな!いいよ、気にしないでも…第一、それは千早ちゃんのお家のお米だし」

美希「そう言われれば、そうだったの」

雪歩「お味噌汁も作りました。千早ちゃんのお家にあるもので…」

美希「結構酷いの」

雪歩「慣れって、怖いね…」

美希「普通に雪歩が晩御飯作ったりしてるからね…」

雪歩「えーっと…取り敢えず、おにぎりを作ろー」

美希「おーなのー」



〜暫くして…〜

(がちゃっ)

春香「ふー…」

千早「やっと帰ってこれたわね」

春香「んん?誰か来て…ああ、いつもの2人かな」

千早「あら、規制は解除されたのかしら?」

春香「そうみたいだねー、ただいまー」

<オカエリナサーイ(ナノー)

千早「本当にあの2人だったわね」

春香「靴の感じで何となく」



〜コタツ〜

はるちは「」

美希「お帰りなさいなの♪」

雪歩「お疲れ様、春香ちゃん、千早ちゃん」

千早「え、えぇ…」

春香「す、凄い量のおにぎりが…コタツの上を埋め尽くしてる…」

美希「頑張ったの!」

雪歩「美希ちゃん、本当に頑張ったんだよ。お米、炊き直した位だもん♪」

みきゆき「ねー♪」

千早「…で、食べ切れるのかしら?」

みきゆき「あ」

春香「考えてはいなかったのね…多分、美希が具を買い過ぎて、雪歩がフォロー入れて、2人で作ってる内に何故か「買ってきた具を全て使い切る!」みたいな、妙なルールを自分達に課せて」

千早「炊き出しか客の多いコンビニの搬入時並の量のおにぎりになった…と」

みきゆき「…うぅ…」

雪歩「うぅ…こ、こんな分量も分からないドジでダメでひんそーでちんちくりんな私は…穴掘って埋まってますぅう!」シャキィン!←四次元ゆきポケットから現れるスコップ

春香「しまった!「ひんちく」が出た!?」

美希「ミキもなのぉぉお!」

千早「まさかの2倍!?」

雪歩「ふぇぇん!」

春香「待っ、ちょ、落ち着いて雪歩ぉぉ!」ガッシィィ!

美希「うわぁぁん!」

千早「美希!落ち着きなさい!貴方は穴掘りが得意な方じゃないでしょ!?」

春香「得意な方なのは雪歩だけでしょ!?そのツッコミは何か違うよ、千早ちゃん!」

雪歩「うわぁぁぁん!あ、穴掘りしか特技の無い私なんてぇぇぇ!」

春香「にょわぁぁぁあ!?」

千早「春香ぁぁぁぁあ!?」

美希「ミキも掘るの!掘って埋まって、春に出て来るのぉぉぉ!」

千早「それは単なる冬眠でしょうがぁぁ!」



〜結局、10分程続いてました〜

4人「」ゼェゼェ

春香「不毛だ…不毛過ぎる…」

千早「私、こんなに全力で人を羽交い締めにしたのは初めてだわ…」

雪歩「あぅう…」

美希「ご、ごめんなさいなの」

春香「ううん…せっかく作ってくれたのに、文句言っちゃった私達も悪いし…」

千早「そうね…美希も萩原さんも、きっと私達がお腹が空いてるだろうと思って、作ってくれたんだもの…」

雪歩「千早ちゃん…」

美希「千早さん…」

春香「よぉし、これ以上冷めちゃう前に、皆で食べよー!」

千早「ええ、そうね」

美希「正直、もうお腹ペコペコなの」

雪歩「じ、実は私も…作ってる内にどんどんお腹空いてきちゃって…」

春香「わざわざ待っててくれたんだねぇ…ありがとう、2人共」ニコッ

美希「」キュン

雪歩「」キュン

千早「」ブッ

春香「千早ちゃん、鼻血」

千早「ええ」ギュッ

雪歩「千早ちゃん…真顔で、さも当たり前のようにティッシュを鼻に詰めるね…」

美希「手慣れてるの…職人技なの」

春香「そんな職人の技なんか、滅びれろ」

千早「自分の鼻の穴にぴったりフィットするサイズを見付けるのは苦労したわ。いい感じにティッシュを加工しないといけないし」

雪歩「そ、そう…」

美希「せ、せやな、なの…」

春香「アルティメット役に立たない知識だね…加工って、折ってるだけだし…」

千早「…私には必要なのよ、私には」

春香「小鳥さんとかにも必要だね」

美希「最近はデコちゃんにも必要な気がするの…」

千早「水瀬さんは仕方ないのよ、わかるわ」

春香「それ、気に入ったの?」

美希「そういえば、さっき雪歩も…」

雪歩「わ、私はそこまで鼻血出さないもん!」

千早「いいのよ萩原さん、わかるわ」

雪歩「うぅ〜!」

春香「千早ちゃん、それ少しイラッとする」

千早「控えるわ」

美希「相変わらず、春香には素直なの」



〜濃厚な\磯臭せぇー!/タイム〜〜

4人「」モグモグ

春香「おっ、焼き鱈子だー」

千早「私のは焼き鮭だったわ」

美希「ミキはおかかなのー」

雪歩「私のは野沢菜ですぅ」

4人「おいひい♪」

春香「お味噌汁も美味しいなぁ♪」

千早「結構沢山の種類の具があるのね」

美希「ふっふっふーなの。おにぎりの具になりそうなものを見付けるのは得意なの!」イェイ

雪歩「んむんむ…あ、これはイクラだぁ♪」

春香「お、納豆!」

千早「この、海苔が巻いてないのは?」

美希「シンプルに塩むすびなの。塩むすびは原点にして頂点なの。おにぎり愛好家として、ラインナップに塩むすびを加えないのはダメダメなの、分かってないの」

千早「そ、そう…(この子、おにぎりに対する情熱は、本当に凄まじいわね)」

春香「…ん?これ…」

雪歩「あ、牛肉だね」

春香「これ、結構いいお肉じゃない?」

美希「それは、ミキの買い物中のテンションが最高潮になってて、何故か買ってたステーキ用牛肉なの」

雪歩「それを私が調理して、おにぎりの具にしてみたんだけど…」

春香「美味しい!焼き加減も味付けも完璧だよ!流石はお肉マスターだねー」

雪歩「えへへ…」

美希「お肉の調理だけはミキが一切関わってないの。肉を焼く雪歩を邪魔したら、スコップでやられるの」

雪歩「そ、そんな事しないよぅ!」

春香「雪歩と焼き肉に行くと凄いよ」

千早「食の鬼こと四条さんや律子、水瀬さんまで、一切口を出せないからね。ただ、焼き具合は皆を納得させる位に完璧だけど」

美希「前に事務所の皆で行った時に、雪歩達の席だけがやたら緊張感があったのは、そのせいだったんだね」

春香「誰も知らなかったんだよね。焼肉に関しては貴音さんですら黙らせる上、完璧に焼けるまで食べさせないという…雪歩の強烈な個性を」

美希「貴音が食べる事に対してあんなに大人しく誰かに従ってたのは、初めて見たの」

春香「律子さんが雪歩に対して初めて敬語になる程の迫力だったらしいね」

千早「…」←その席にいた内の1人

雪歩「はぅ…」

春香「伊織、律子さん、貴音さん、千早ちゃん、雪歩…物凄く珍しい面子だよね」

美希「そこで一番静かそうな雪歩が一番元気で仕切ってたの。あれは異様な光景だったの…」

千早「…お肉は美味しかったわ」

雪歩「千早ちゃん…」

春香「いいなぁ…私もあそこまで完璧に焼き加減が分かるようになりたい」

雪歩「まだ料理の腕を上げたいの?」

千早「上がる余地があるの?もう上がりきってる感じがするけど」

春香「まだまだ!世界には沢山料理があるからね!」

美希「春香は何を目指してるの?世界中の料理を作れるマルチ料理人?それとも料理人界の支配者?」

千早「ある日突然、聞いたことのない部族の一般的な料理です、とか言われて出されても困るわよ?」

雪歩「困るし、悩むよね。どこからその知識を仕入れたの?とか」

春香「こちらが、コ・タッツ人の皆様の一般的な家庭料理です。日本のおにぎりに良く似ていますね」

美希「ミキは日本人だし、これは正真正銘おにぎりなの」

春香「さ、冷めたツッコミ…美希はもう、春母さんの事がキライなのね…」

千早「ぶふぅ!?」

雪歩「にゃあ!?」

千早「げほっ!ごほっ!ごほっ!」

美希「ち、千早さん!?大丈夫!?」サスリサスリ

千早「はぁ〜…はぁ〜…春母さん…語感も良いわね…」

雪歩「…」←米粒塗れ

春香「あ〜…今拭く物持ってくる」

雪歩「えぅ〜…」

千早「ご、ごめんなさい…丁度口に入れた所で吹き出してしまって…」

美希「今のは春香が悪いの」

春香「うぐ…ごめんなさい…はい、拭く物」

雪歩「ありがとう…」フキフキ

春香「あー…ご飯粒がこんな所にも…」ヒョイ

千早「もう…変なタイミングで変な事を言わないでよ…」モグモグ

美希「本当、春香は少し自重が必要なの、愛に飢えてるし」モグモグ

春香「飢えてない!全く…」

雪歩「はぅ…タオルありがとう、春香ちゃん」

春香「いえいえ」

千早「やれやれだわ、全く…あ、梅干し…美味しいわ」モグモグ

春香「むぅ…」

美希「梅干しは酸っぱ過ぎるのはイヤなの」

春香「しかし、この大量のおにぎり…」

千早「?」モゴモゴ←梅干しの種と格闘中

春香「お米の錬金術師の素質が!」

千早「っ!?」ブプッ←梅干し種砲発射

雪歩「ほぁ!?」サッ!カキーン←とっさに出したシャベルでガード

春香「にゃ!?」パコーン←跳ね返った種の被害者

千早「」

雪歩「」

春香「ふぉお…」

美希「自業自得なの」

千早「…くふっ…く…は、春香…貴方…私を笑い死にさせる…つもり…なの?」

雪歩「あわわ…は、春香ちゃん、大丈夫?」

春香「おふぅ…ふ、ふざけ過ぎた…罰ですよ、罰ぅ〜…」コテン

雪歩「春香ちゃぁぁん!」アワワワワ

千早「ひ…く…はふ…かはっかはっ…」ピクピク

美希「何なのなの…楽しいおにぎりパーティーが、梅干しの種1つで無駄に地獄絵図なの…何なのなの…」



〜落ち着きました〜

春香「おふぅ…おでこ痛い…」

千早「春香、おでこの絆創膏は暫く剥がしたらダメよ?」

雪歩「梅干しの種が凄い勢いで当たったからね…少し血は出てたけど、跡は残らなそうで良かったね…」

美希「梅干しの種で流血騒ぎが起きるのは、この家位なもんなの…」

千早「私、暫く梅干し食べられないわ。笑いすぎて辛いし」

美希「更なる被害を増やさない為にも、千早さんは梅干し禁止なの」

千早「そうね…さて、落ち着いてきた事だし、またおにぎりを頂くわね…」モグモグ

千早「っ!?」

春香「な、何?千早ちゃん?どうしたの?」

美希「まさか…そんな馬鹿ななの…フラグだったの…?」

雪歩「ち、千早ちゃん!ダメ!まさかの引きに面白くなっちゃっただろうけど、笑ったらダメ!耐えて!」

千早「」プルプル

美希「普通に食べて、普通に種だけ吐き出すの!大丈夫、千早さんなら出来るの!」

千早「」コクン

春香「千早ちゃん!落ち着いて!大丈夫、千早ちゃんなら出来るよ!」

千早「」モゴモゴ

雪歩「そう、その調子!ゆっくり…ゆっくりと…大丈夫!梅干しは面白い食べ物じゃないよ、普通の食べ物だから」

千早「」モゴモゴ…

千早「」ピタッ

はるみきゆき「?」

千早「…ふぁ」

はるみきゆき「…ふぁ?」

千早「…くちゅん!」ブパッ←またも放たれる梅干しの種

美希「ヤ!」カキン!←皿ガード

雪歩「ひゃあ!?」カキン!←シャベルガードでテーブルにスマッシュ

(コン!)

春香「て、テーブルでバウンドしt」

(パカーン!)

春香「んぶふぅ!?」

千早「」

雪歩「」

美希「あ、アッパーカットなの…春香の顎を…梅干しの種がアッパーカットで打ち抜いたの…」

春香「きゅう…」パタン

雪歩「は、春香ちゃぁぁん!?」

千早「春香!?大丈夫!?顎に刺さったりしてない!?」

美希「刺さる訳ないの!落ち着くの、千早さん!」

〜落ち着きました(2回目)〜

春香「」クスン

千早「な、泣かないで春香…」オロオロ

美希「今回は千早さんが悪いの」

雪歩「もうお互い様なんじゃ…ないかな」

千早「ほら春香、美希の作ってくれたおにぎり、食べましょう?ほら」

春香「」アーン

千早「はい」

春香「あむっ」

春香「」モグモグ

春香「おいひい」ニパ

千早「そう」ニコリ

美希「また見せ付けられてるの」

雪歩「ま、まぁまぁ…今回はいいんじゃないかなぁ…あはは」

美希「そだね、何か疲れちゃったの。おにぎり食ーべよ!これなの!」ヒョイパク

美希「しゅ、しゅっぱいの!」ヒーン

雪歩「美希ちゃん、可愛い(種攻撃だけはやめてね?)」

春香「雪歩、心の声が漏れてる」

雪歩「はぅあ!?」

美希「うむぅ〜…あの店員さん、あんまり酸っぱくないって言ってたのにぃ…」

千早「その店員さん基準だから、店員さんにはそうじゃなくても、美希には酸っぱい可能性もあり得るわ…確かに、私もかなり酸っぱく感じたけれど…」

美希「う〜…納得出来ないけど仕方ないの…」

春香「なら、蜂蜜付けとかならどうかな?」

雪歩「おやつにはいいかもだけど、おにぎりにはちょっと合わないかも…」

春香「うーん…美希が食べられる梅干し…」

千早「長考入りましたー」

美希「暫く放っておくのー」

雪歩「え?え?」

千早「食べ物に関しては、最近の春香は四条さんとは逆の位置で全力なのよ」

美希「貴音は食べる方、春香は作る方なの。食べ歩きを常にしながら、自分に合うラーメン屋さんを探す貴音みたいに、一度気になった料理に関しては妥協無し、兎に角相手に心から美味しいって言わせるまで納得しないの」

雪歩「…アイドルだよね?春香ちゃん」

千早「私のトップアイドルよ、私の(強調)」

美希「春香がナンバーワンなの。コタツから躊躇無く出れるし」

雪歩「そ、そうなんだ…あと、千早ちゃん本気過ぎるから…取らないから…その威嚇するような視線はやめて」

千早「フシャー!」

雪歩「本当に威嚇してきた!?」

美希「猫なの…冬毛でもないのに」

雪歩「冬毛…ああ、765プロのファンですって方が描いてくれてる漫画の…ちっちゃい千早ちゃんだっけ?」

美希「ミキ、あれ大好きなの!…でも、ミキってあんなに物忘れ激しくないの」

雪歩「そこはほら…漫画的な?」

美希「んむむ…」

千早「それのぬいぐるみがウチにあるわよ」

みきゆき「本当!?」

千早「ええ、ファンの方が作って、送って下さったの。ちょっと待っててね…」スタスタ

美希「ミキ、最近思うんだけど…ファンの人達って凄いの」

雪歩「そうだねぇ…私、今までで一番びっくりしたのは、鍛冶屋さんですって人が作った、世界に一本しかないシャベルかなぁ」

美希「…どういうことなの…」

雪歩「凄かったよ…日本刀を作る職人さんが、使う素材を選別する所から作ってくれたらしくて、形もわざわざ掘り易いようにどこかの大学の教授さんがデザインしたのを、日本刀と同じ作り方で作ったらしいんだぁ」

美希「…もう努力があずさなの…日本刀と同じ作り方って?」

雪歩「えっとね、私もその方が作る工程を動画に撮ったので初めて知ったんだけど…まず玉鋼っていうのを作って、それを二枚の鉄の板で挟むようにしてくっつけるんだって」

美希「なんか面倒くさそうなの」

雪歩「あはは…そうする事で強度も強くしたり、曲がっても多少なら鞘に戻しておくだけで直るんだって」

美希「どうして直るの?」

雪歩「外側の二枚の鉄が引っ張り合うからとか何とか…私も詳しくは知らないんだけど…シャベルなのに、専用の鞘まで付いてたなぁ…」

美希「もう意味が分からないの…」

雪歩「何時もなら新しいシャベルは試し掘りするんだけど…それは勿体なくて使わずに、私の部屋に飾ってあるの」

美希「部屋に飾るシャベルって、どんなのなの…」

雪歩「ん〜…」ポチポチ

雪歩「こんなの」

美希「どれどれ………ああ、これは飾るの。仕方ないの」

雪歩「でしょう?持ち手が刀の柄みたいに装飾されてるし、鞘も綺麗だし…何よりこのシャベルの先端ね、上から紙を落とすと…乗っからずに、そのまま真っ二つに切れる位の切れ味でね…」

美希「」

雪歩「危なくて、使えないんだ…」

美希「何なのなの…」

雪歩「この…木の部分もね、樫の木を綺麗に切ったり削ったりして、持ち手から先端の繋がってる部分まで、一本なの。しかも、表面にグラスファイバーがコーティングされてて…持ち手の部分も、柔らかいゴム素材が巻いてあるの…」

美希「…エクスコップなの。エクスカリバーならぬ、エクスコップなの…雪歩は、世界を救う為に魔王を倒しに行くつもりなの?物理的に」

雪歩「ち、違うよぉ!…でも、やろうと思えばいくらでも凄いものが出来るんだね…日本って、凄い」

美希「ファンの人達が凄過ぎるの…」

雪歩「美希ちゃんは、何かビックリしたプレゼントとか頂いた事、ある?」

美希「…パティシエコンクールで世界一になった人が作った、いちごババロア…」

雪歩「」

美希「もう…この世のものとは思えないレベルの美味しさだったの…流石の春香も、あれにはまだ勝てないと思うの…」

雪歩「す、凄いね…」

美希「最初、何も見ないで一口食べてね、あまりの美味しさに同封されてた手紙を読んで…そこからは、ちょっとずつ味わいながら食べたの」

雪歩「…ファンの人達の人脈とか、技術力とか、総合的に意味が分からないですぅ…」

千早「お待たせ…どうしたの?」

美希「ふぁぁ…」キラキラ

雪歩「かぁいいですぅ…」キラキラ

ちひゃぐるみ「」テテーン

千早「凄いのよ、これ…こう、お腹のスイッチを押すと…」

ちひゃぐるみ「くっ」

美希「鳴いたの!」

雪歩「ふぁ…ふぁぁ…かぁいいなぁ…」

千早「冬毛バージョンもいるわ」

美希「いいなぁ…」

雪歩「羨ましいですぅ…」

千早「?2人もファンの人がくれたりしてないの?プレゼント」

美希「世界一いちごババロアとか」

雪歩「聖掘エクスコップとかなら貰いましたけど…」

千早「…はい?」

雪歩「いいなぁ…可愛いなぁ…千早ちゃん、抱っこさせてもらっていい?」

千早「ええ」

雪歩「ほぁあ…かぁいい…」ナデナデ

ちひゃーぐるみ「くっ、くっ」

雪歩「ひゃあ!?」

千早「忘れてたわ。お腹のスイッチを押すと、撫でた場合も鳴くわ」

美希「いいなぁ…美希もあふぅが欲しいの…」

雪歩「私もゆきぽが欲しいなぁ」ナデナデ

千早「因みに、はるかさんもいるわよ」

美希「水かけたら増える?」

千早「流石にそんな機能は付いてないわよ…」

美希「そっかぁ…」

雪歩「ところでこの音声、どうやって録音したのかな?」

千早「詳しく知らないけど、私のCDから歌をコピーして切り取ったらしいわ」

美希「やっぱり技術力があずさなの」

春香「美希」

美希「?」

春香「やっぱり、蜂蜜漬けが一番いいと思う」

美希「あー、うん」

春香「雑!興味無し!?」



〜おにぎりパーティー、終了〜

4人「」マンプク

春香「結局、半分位は残っちゃったか〜…」

千早「明日の朝ご飯にしましょう」

美希「それでも余るなら、明日のお弁当なの」

雪歩「固くなっちゃわないかな?」

春香「うーん…行く時にレンジで暖めて…とか」

美希「水分が抜けちゃうの」

春香「うーん…取り敢えず冷蔵庫に入れておこうかな…食べる時にレンジで暖めて食べる…という事で」

千早「そうね…ところで美希」

美希「なぁに?」

千早「いつまではるかさんぐるみを抱っこしてるの」

美希「だって可愛いんだもん」

はるかさんぐるみ「かっかー」

春香「雪歩も…いつまでちひゃーぐるみを抱っこしてるの」

雪歩「だってぇ…可愛いんだもん…」

ちひゃーぐるみ「くっ、くっ」

はるちは「(自分を模したぷちどるのぬいぐるみを抱き締められてるのは、何か変な感じがする…)」

みきゆき「いいなー、可愛いなー」カッカー、クッ

千早「流石に、此方から要求するのもね」

美希「あ、雪歩。ちょっとちひゃーぐるみを貸して欲しいの」

雪歩「?」

美希「で、写真撮ってほしいの」

雪歩「???」パシャリ

美希「ありがと〜なの〜」

春香「どうするの?その写真」

美希「ブログに載せるの!千早さんのファンが作った、鳴くぷちどるのぬいぐるみー、って」

春香「なるほどねー、ブログにかー」

雪歩「ブログかぁ…」

千早「春香も萩原さんも、ブログやってたわよね?確か…デビューの時位から」

雪歩「私、ここ1年半位は、舞台の事しか書いてないですぅ…しかも一週間に一回、更新出来ればいい位…」

春香「私は最近更新してるよー。内容は料理とかがメインだけど…」

雪歩「春香ちゃんのブログのコメントに、「何か主婦のブログみたい」とか「料理研究家のブログみたい」とか、書かれてたね」

春香「まぁ、半ば主婦だけど…千早ちゃんの家でルームシェアしてるって事になってるし」

千早「えっ?」

春香「えっ?」

千早「ブログに書いたとか、聞いてないわ」

春香「言ってなかったっけ?」

千早「だから最近、私のブログに春香のファンが来たりもしてるのね」

美希「ミキは千早さんがブログをやってる事に驚愕したの」

雪歩「携帯すらままならない千早ちゃんがブログ…沢山勉強したんだねぇ…」

千早「…設定は全て小鳥さんが、画像載せる時は春香か律子に頼んでるけどね」

春香「いずれは1人で出来るようになるといいね」

千早「いずれ…ね」

美希「暫くはやりもしない気がするの」

千早「…まさか…」

雪歩「何故目を逸らすの、千早ちゃん」

春香「焦らなくていいから、ね?まず、ブログよりは自宅の家電製品から覚えていこう?」

千早「…道は険しいわね…」

美希「千早さん…出来る事がスイッチのオンとオフだけって…流石に問題があると思うの」

千早「エアコンの温度調節とか、テレビの音量調節とかチャンネル変更も出来るわ!」

雪歩「DVDの使い方は?」

千早「私はもう…過去に縛られたりしない…」

美希「再生位はディスク入れたら出来るの。スキップとか倍速は?」

千早「急ぐ事も必要だけれど、急ぎ過ぎた時に見逃してしまう事もあるわ」

雪歩「巻き戻しとか、頭出しとか」

千早「過去には戻らないのよ、萩原さん。だから、今を後悔しないように…」

春香「…録画とか」

千早「本当に大切な記憶は、心の中にいるものなのよ、春香。私も、貴方との沢山の思い出が心の中に…」

美希「千早さん、DVDデッキ位は使いこなせるようにしよう?」

千早「…び、ビデオなら…再生とか早送りとか…」

雪歩「千早ちゃん…今、ビデオデッキが殆ど無いよ?」

千早「…くっ」

春香「録画予約とかは私がしてるからいいけど、千早ちゃんが1人の時に映画とか見たいってなったら…」

千早「1人では見ないわ。貴方と一緒じゃないと、つまらないもの」

春香「なら仕方ないかー」

美希「春香はまたそうやって甘やかす〜…」

雪歩「チョロ海チョロ香ちゃんですぅ」

春香「酷い言われ方してる!なんかチロルチョコみたいだし!」

千早「お手頃に美味しく頂けるわね」

春香「千早ちゃんまで乗っかった!酷い!」

千早「え?あ、今のはチロルチョコの話であって…」

春香「むー…どうせ私はチョロ甘さんですよーだ!」

千早「確かに甘いわね…春香は、お菓子みたいに甘くて、大好きよ」

春香「千早ちゃん…」

美希「何なのなの、もう何なのなの、超何なのなの、アルティメット何なのなの」

雪歩「隙あらばイチャイチャをねじ込んできやがりますぅ」

美希「もう、ふれんちゅーでもしてればいいと思うの」

(むちゅー)

美希「本当にしやがったの!もう何なのなの!」ムキー

雪歩「相変わらず凄いなぁ…み、美希ちゃん」

美希「待つの!雪歩、落ち着くの!その場の空気に流されたらダメなの!ふれんちゅーは好きな人同士が…」

雪歩「私は美希ちゃんの事、好きだよ?」

美希「ちょ」

〜その頃、菊地家〜

真「何だろう、いま理不尽に浮気されそうだったり、寝取られそうだったり…そんな電波を受信した気がした」

真「…寝よう」

〜ちはやけ〜

美希「危なかったの。助かったの、はるかさん♪」ナデナデ

はるかさんぐるみ「かっかー」

雪歩「美希ちゃんに拒まれた…」

美希「雪歩はどうしちゃったの?」

雪歩「…うん、自分でも良く分からないけど、空気に乗せられて」

美希「ノリでちゅーされちゃ、たまんないの」

雪歩「ごめんね、美希ちゃん」

春香「ちゅーはやっぱり好きな人同士ですべきだよ!」

美希「どの口が言いやがりよるの」←ふれんちゅーされかけた人

雪歩「自分の行いを省みてよ」←同じく、されかけた人

春香「あれー?」

千早「春香は、キス上手いわよ?」

美希「聞きたくないの!何なのなの、その生々しい情報!不要なの!のーさんきゅーなの!間に合ってますなの!」イヤイヤ

雪歩「というか、そんな情報を私達が聞いた所で、どうしろと…」

千早「されても安心」

雪歩「しないよ?される気もないし」

春香「ま、私も本気でしようとは流石に思わないけど」

雪歩「遊びなら」

春香「不穏な空気になる言い方しないで!」

千早「春香、浮気されたら私…泣くわよ?生放送で、貴方の名前を叫びながら」

春香「大丈夫、絶対しないから安心して」

美希「(面倒くさい歌姫なの)」

雪歩「(ヤンデレで面倒くさい歌姫ですぅ)」

千早「今、面倒くさいとか思った?」

美希「HAHAHA、まさかなの」

雪歩「そんな訳ないですぅ」

春香「(こりゃ、思ったな…私は慣れたけど)」

千早「そう、ならいいのだけれど」

春香「(チョロい千早ちゃんも可愛いなぁ)」



〜夜も更けて参りました〜

春香「ふはー」ホカホカ

千早「相変わらず、髪を洗うのが上手いわね」ホカホカ

美希「2人共お風呂から出てきたよ、雪歩」

雪歩「お帰りなさい。はい、麦茶」

はるちは「麦茶?」

雪歩「えっとね、私も最近うちの従業員の人に聞いたんだけど、麦茶ってカフェインが無いから、お風呂上がりとかの水分補給にいいんだって」

美希「何でカフェインが無いといいの?」

千早「カフェインは利尿作用があるからよ」

美希「りにょーさよー…」

雪歩「えっと…オシッコをしたくなる作用…ですぅ」

美希「そーなんだ!でも、ミキはアイドルだからトイレには行かないの!」

春香「そんな一昔前みたいな…というか、いっつもライブ前に飛び起きてトイレに行くのはだぁれ?」

美希「たまたま思い付いただけなの〜」クスクス

千早「麦茶にはカフェインが入っていなかったのね」

雪歩「逆にミネラルが入ってるから、水分補給にはいいんだよ?流石に脱水症状が良くなったりする程かは分からないけど、予防にはなる…のかも」

春香「流石にポカリ程には脱水症状に効果はなさそうだけどね」

千早「ポカリって、点滴並みの栄養素が入ってるんだっけ?」

春香「点滴程には効果は出ないけどね」

雪歩「OS—1っていうのもあるよね」

美希「ミキ、あれしょっぱくて苦手なの」

千早「それ、何?」

春香「確か、ポカリ出してる会社が出してる…清涼飲料水?」

雪歩「ううん、確か…経口補水液…ってものらしいよ?」

美希「お薬なの?」

雪歩「えっと、脱水症状とかの治療用のものなんだけど…詳しく覚えてないなぁ…」

春香「うぃきぺでぃあ先生に聞いてみよう!」

春香「おー、えす、わん…と…ふむふむ」

千早「分かった?」

春香「すっごい長いから割愛すると、昔からある脱水症状が出る病気の症状緩和の為の方法で、水と電解質、多少のブドウ糖を口から飲んで補給する方法みたい」

雪歩「ほぇ〜…」

春香「コレラって病気、知ってるかな?あれの対策の1つにもなったとか…」

千早「コレラ…昔大流行した感染病で、かなりの数の死者を出したらしいわね」

春香「それ。コレラはかなり酷い発熱と下痢、嘔吐の症状が出るのね?で、それら全部が一気にくるから…あっという間に身体の水分が抜けちゃって、多くの人が菌に負けて亡くなっちゃうんだけど…経口補水療法で、当時の病気に対策とるキャンプ地か何かで、死亡率36%を3%くらいにまで下げられたんだって。これが、経口補水療法が世界的に認められた歴史みたい」

美希「な、何か凄いの…」


※何か凄いので、気になった方はググってみましょう


雪歩「夏の舞台の時は、ポカリかOS—1が必ずありますぅ」

千早「私のライブの時はスポーツドリンクがメインね。これからはOS—1が増えるのかしら」

春香「だと思うよ。風邪引いた時とか、かなり楽になるし」

雪歩「実際、風邪の時は変に薬を飲まないで、水分補給しながら熱を上げきった方が良いって場合もあるみたいだね」

千早「私達はそうもいかないけどね。生放送とか、穴を開ける訳にはいかないし…熱を上げる訳にはいかないわ」

美希「…具合悪くなるのはイヤだけど、無理もしたくないの」

雪歩「結局、解熱沈痛剤のお世話に…」

春香「アイドル活動、やっぱり結構しんどいです…」

千早「でも、楽しいんでしょ?」

春香「超楽しいです」

雪歩「だね。楽しいから続けられる」

美希「一度キラキラしたら、止められないの」

千早「そうね。じゃあ、そんなアイドル活動を明日も頑張る為にも、今日はもう寝ましょうか」

春香「明日のスケジュールちぇっく!」

美希「はいなの!朝から収録、お昼過ぎから取材、夕方から新作の服のモデルなの!」

雪歩「朝は舞台監督のお見舞いで、お昼から新曲の打ち合わせ、夕方からはレッスンですぅ」

千早「午前はダンスレッスン、午後からボーカルレッスン、夜は新曲の打ち合わせ」

春香「朝は家事、お昼前に事務所でミニライブの打ち合わせ、お昼からはラジオ、夕方以降はお買い物して夕飯の準備かな」

美希「主婦ドルがいたの」

春香「主婦ドルゆーな!家事は趣味なの!」

千早「本当にありがとう」

雪歩「でも、殆ど主婦ですぅ」

春香「アイドル!春香さんはアイドルですよ、アイドル!」

千早「いつも助かっているわ」

美希「千早さん、お礼はするけど手伝いはしないんだね…」

千早「…出来そうにないわ」

春香「なら仕方ない」

〜また春香さんが千早ちゃんを甘やかした所で、就寝タイム〜

雪歩「久しぶりの千早ちゃんのお家のお布団ですぅ♪」ポフポフ

春香「雪歩がやたら可愛い」

千早「ええ、やたら可愛いわね」

美希「うん、間違いなくやたら可愛いの」

雪歩「ふぇ!?そ、そんな事無いよぅ…」マッカッカ

はるちはみき「(やたら可愛い)」

雪歩「はぅぅ…」

美希「さて、明日も早いから、もうおやすみなさいなの〜」

春香「そだね、明日の元気の為にも、寝よう」

千早「暖房と加湿器のタイマーをセットして…と」

雪歩「お布団の中は、いつも幸せですぅ…」

美希「なの…」スヤスヤ

春香「あ、相変わらず、寝るの早いなぁ…」

雪歩「わ、私も…眠くなってきた…かな」ウトウト

千早「765プロは皆寝付きが良過ぎね…ふぁ〜…」

春香「千早ちゃんもね♪…じゃ、部屋の電気を消すよー」

ちはゆき「はぁい」

美希「なの〜…」スヤスヤ

(ぱちっ)

春香「(…明日は…また誰か来るのかな…それとも、久しぶりに千早ちゃんと2人きりかな…どちらにしても…楽しい1日だろうなぁ…)」

春香「(明日も…皆で楽しく、皆を楽しく…天海春香…頑張りまふ…おやふみなふぁい…)」

〜番外編〜

小鳥「ふぅ…」

P「賢者ですか…」

小鳥「ぴよ!?」

律子「ここは事務所でデスクで、貴方は事務員ですよ?なのに賢者ですか…」

小鳥「違いますよ!失礼な!」

P「じゃあどうしたんですか?突然溜め息なんか…」

小鳥「いえ、最近千早ちゃんの家に色んなアイドルが泊まりに来てるらしいんですけどね」

律子「私も泊まりましたよ?美希もいました」

小鳥「みきりつ…だと…」

律子「ひっぱたきますよ?」

小鳥「それはさておき…私、まだ千早ちゃんの家に泊まった事無いです!何で!?嫌われてるの!?」

P「警戒されてる、の間違いでは?」

小鳥「な、何で!?」

律子「家捜しされたり、写真撮られたりするからでは?」

小鳥「何でバレ…しませんよ!」

P「…千早と春香には改めて注意をするように言っておかねば…」

律子「鍵を指紋認証とかにするように言いますか?」

P「別の場所に引っ越してもらうとか」

律子「あ、荷物チェックとかしますか?」

P「当面はそれかな」

小鳥「…負けない!私、負けないわ!本も良い売り上げだし、どるちゃん(あいどるちゃんねるの略)も好評で、アフィ代で鯖代払えてるし…」

律子「そんなんしてるから信用無いんでしょうが…」

小鳥「…ぴよ」

これにて、このSSはおしまいです

あまり出ていないキャラクターもいましたが、今回はごめんなさい、双海姉妹にあずささんにピヨちゃんも…

ではまた、別のSSで

続きが出来たよ!やったね、愛ちゃん!

愛「 や り ま し た ー ! 」

ガシャーンパリーンギャーウワークズレルゾー

ズギャアアアアン!!!


20XX年!876プロは日高愛の雄叫び(本人的には大声程度)に包まれた!
窓ガラスは割れ、絵里のノートPCのモニターは粉砕して火を噴き、涼ちんの涼ちん○は振動でバイブレーションして暴発、ビルは振動によって崩壊した!

だぁが!876プロのアイドル達は死滅してはいなかった!


まぁ、876プロの3人は出る予定ありませんが…


で、短めではありますが投下します

〜ガ○ト〜

美希「」グダー

響「」グダー

貴音「…さて…これからどう致しましょう…」



この物語は!(どん!)

響「961プロは追い出されちゃったし…」

とあるアイドル同士のバトルに敗北した3人が!(どどん!)

美希「765プロには帰り辛いの…勝手に出てきちゃった手前…」

日中からガ○トでぐだぐたしながら、ただ無駄にだべる!(どどどん!)

貴音「…私と響だけなら、765ぷろに…」

どーしょーもないお話である!(どっぱぁぁん!!!)

美希「ちょ!貴音!?それはないの!酷いのー!」

貴音「じょ、じょじょじょじょうだだだだだんですかららら揺すらななななななぁぁ」ガックンガックンガックン

…なお、他のアイドルも出る予定です

響「(一瞬、それならと思ってしまった自分がイヤだ…)」



[ふぁみれすふぇありぃ (題字:四条貴音)]

美希「で、負けたのなんか、もう何年前の話なのー」プピー←ストロー笛

響「いきなり番組の根本をひっくり返すんじゃない!第1回のOPから2秒後だぞ!?」

貴音「」ピンポーン←注文用呼び鈴

響「な、何してんさー!?」

貴音「注文を…」

響「注文の前に色々やる事があるだろっ!」

貴音「…はて」

響「番組!ばーんーぐーみー!この番組の説明とか!そーゆーのを…」

貴音「らんちEせっと、らいす大盛りで」

響「聞けよぉぉ!」

店員「ご注文を繰り返させて頂いても宜しいですか?」

貴音「ええ…響、店員殿が、たった一つ、しかもせっとのらいす大盛りなどと言う、簡単に覚えられるし忘れない、注文した側もされた側もなかなか間違えようにもボケようにも、にっちもさっちも幸子もきらりもにょわー☆っといかない注文繰り返す…そんな、きっと御本人も「面倒くさいわぁ…」などと思いながりも、まにゅあるにある以上はやらねばならぬ事をしようとしているのです…」

貴音「遮っては、いけまs」

響「貴音がだよ!貴音が一番遮ってるよ!そんな長く喋る貴音、初めて見たよ!」

美希「でも、きらりんの真似の「にょわー☆」は可愛かったの」

響「うん、可愛かったけど」

貴音「ふふ…ありがとうございます…」テレテレ

店員「…ご注文は以上で宜しいですか…?」ビキビキ…

妖精「はい、ごめんなさい」ペコー



〜らんちEせっと、来ました〜

貴音「♪」モキュモキュ

響「なぁ貴音…詰め込み過ぎて、ほっぺがハム蔵みたいになってるぞ…」

美希「よーし、じゃあミキが、この番組の説明をするよっ♪」

美希「この番組はね、ファンの皆が765プロにくれたファンレターの中から…」

ナレ『961プロにいたフェアリーの皆が、765プロに速攻で移籍したのは何故?』(ナレーション:演技派アイドル、萩原雪歩)

美希「っていう疑問に対して、この局から」

ナレ『ある枠が視聴率が悪い、何かいい案は無いかな?お宅のアイドルで番組を何か作れば、いい視聴率取れそうなんだが…』

美希「って要望に対して…」

『私、私に良い案がありますよー!』(友情出演:天海春香(声))

美希「って、最近は生っすかの番組会議とかに出たり、自分プロデュースのライブまでやってるうちのリボンの化身改め、Sランクアイドルの天海春香が、プロデューサーに断りもなく局のディレクターさんに話をしたら、あっさり採用されちゃったの」

ナレ『いいのかな…そんなので…』

美希「という事で…ん?カンペ?」

美希「…最近、レギュラーが一本減ったフェアリーの、ファミレスで色々くっちゃべる…」

美希「放っておいて欲しいの!」ムキー

美希「…『ファミレスフェアリー』!はっじまっる…のぉ〜↓…はぁ、疲れたの…」

響「で、あそこ(撮影スタッフがいる方)で、ニヤニヤしてるアホリボンは無視でいいんだよな?」

美希「おっけーなの。ファンの皆ー、天海春香は仕事をサボりまくって、仲間の番組の収録を邪魔しにきやがってるの」

<人聞き悪い事言うな〜!

美希「聞こえない聞こえない、なの」

響「だぞ」

ナレ『げ、幻聴だったのかな…?』

美希「で、そんなサボりボンの提案で出来た番組なんだけど」

響「とりあえず、最初に言ってたファンレターの疑問に答えないとな」

貴音「ご馳走様でした。良いお味でした」

響「自由だなぁ」

美希「自由なの」

貴音「はて」

美希「えーっと、じゃあ…なんで961プロにいたミキ達が、突然765プロにいたのか?って疑問なんだけど」

響「961プロをクビになって」

美希「765プロのプロデューサーに声をかけられて」

貴音「今に至る」

妖精「以上!」

ナレ『とっても簡潔に纏まってますぅ』

美希「はいお疲れ様っした〜なの〜」

響「お疲れ様っした〜だぞ〜」

貴音「お疲れ様です」

ナレ『え?えぇ?お、終わっちゃうんですかぁ!?ダメ!ダメですぅ!まだ時間余ってますよぅ!3人共ー!』

美希「今、スタッフ側にいるサボりボンがダメって言ったから、続けるのぉぉ…」

響「やれやれだぞ」

貴音「全く…困ったものです」ハフゥ

ナレ『な、何か春香ちゃんが悪いみたいな空気に…これは…』

春香「こら〜!何で私が悪いみたいになってるの〜!」ウガー

ナレ『あ、やっぱり怒っちゃった』

響「あ、春香だ」

美希「こっちに来たけど…いいの?あ、いいの。分かったの」←スタッフに聞いた

貴音「さぁ、此方に」

響「いや、春香はこっちに座るんだぞ」

春香「え?え?」

美希「じゃあミキの隣に来ればいいの」

ひびたか「どうぞどうぞ」

美希「何なのなの!やたら息ピッタリでダチョウ倶楽部さんの鉄板ネタして!」

ナレ『流れるように鉄板ネタが決まりましたぁ…芸能界の大先輩の方々のネタですけど…』

春香「何!?2人は私が近くに座るのはイヤなの!?」

響「いや、だって…4人席に自分と貴音が片方に座って、美希がもう片方にいたら…」

貴音「普通、そちらに座るのが自然な形ではありませんか?」

ナレ『正論ですぅ』

美希「な、何という正論…」

春香「これは言い返せないね…」

美希「という訳で、ゲストの天海春香なの」

春香「雑な紹介だなぁ…っと、皆さんこんにちは!皆さんの最も身近なアイドル、天海春香ですっ!趣味はお菓子作り、好きな響ちゃんは背が低いのを気にしながらも、貴音さんに撫でられてると「ふにゃん」としちゃう響ちゃんです!」

響「うぎゃぁぁ!な、何だそれぇ!」

貴音「「自分、子供じゃないぞ!ちっちゃいからってぇ!」などと口では拒みながらも、体は正直に反応してしまう…」

美希「いやらしい言い方しないで欲しいの!ミキ、そーゆーの嫌いなのっ!」プンスカ

響「先に美希が怒っちゃったから、怒るタイミング逃したぞ…」

貴音「申し訳ありません、美希…」

美希「…もうしないでね?」

貴音「ええ」ニコッ

美希「じゃあ許すのっ♪」ニパッ

響「どーだ春香、うちの貴音と美希は可愛いだろう?」ドヤァ

春香「く、悔しいけど可愛い…って、同じ事務所だし、別に悔しくは無いよ?美希は元から猫みたいで可愛いし、貴音さんもたまに見せる天然とか、今みたいな笑顔が可愛いし」

響「じ、自分は?」

春香「完璧だって自分で言いながら、そうやって聞いちゃう所」ニコッ

響「あぅ…」

美希「貴音、あれがアイドル専門のジゴロ、天海春香なの」

貴音「面妖な」

春香「おかしなキャラ付けしないで!」

美希「気を付けないと、あっという間に骨抜きなの、あんな風に」

響「…」モジモジ

ナレ『春香ちゃん恐るべし、ですぅ』

貴音「恐るべし…春香、響と美希の貞操は、私が守ります!」

春香「別に狙ってないよ!おかしなキャラ付けはやめて!全く…ゲストなのにぃ…」

美希「あは♪じゃあそんなゲストの春香と一緒に、オープニングの疑問にお答えしますなの!」

響「疑問…ああ、961にいたフェアリーが765で短期間の内に再デビューした理由?」

ナレ『まさか忘れてたの?』

貴音「すっかり忘れておりました…」ピンポーン

春香「忘れていたのは質問?注文?どっち?」

貴音「何をおかしな事を…あ、この中華麺を」

春香「注文の方だったよ…番組の主旨は完全無視だよ…」ガックリ

ナレ『は、春香ちゃん…落ち込まないで…』

貴音「さて…最初の出会いから話すべきでしょうか?」

春香「唐突だね…まぁ、その辺からでいいと思いますよ」

貴音「では…」

美希「961プロで出会って」

響「765プロに移って」

貴音「今に至る」

春香「それさっきやったでしょ!?」

ナレ『所謂、天丼ですぅ』

美希「春香は今日もツッコミ絶好調なの」

響「相変わらず、キレのあるツッコミだぞ」

ナレ『プロ顔負けですぅ』

春香「私はアイドルです!」

貴音「」ズルルル

春香「興味すら無し!?」

貴音「分かっておりますよ、春香…」

春香「貴音さん…!」

貴音「良いツッコミでした!」Σd←サムズアップ

春香「くぁぁああ!私はアイドル!アーイードールー!」

ナレ『は、春香ちゃん…それ以上叫んだら、喉に良くないよぅ』

美希「そろそろ春香の色んな血管が切れそうだから、真面目にお話しよっか」

春香「お願い…本当、お願い…」

響「そ、そんなしおしおにならなくても…ごめんな?春香」

貴音「申し訳ありませんでした…」

ナレ『フェアリーの皆は、基本的に悪乗りしちゃうみたいですぅ』

春香「はぁ…本題に入る前に疲れた…」

響「という訳で、まずは961プロに先に入った自分と貴音の事から話すぞ」

貴音「分かりました。まず、お互いの出会いからお話致しましょうか」

響「自分は沖縄からアイドルを目指して、上京してきたんだ」

貴音「私も…以前公表致しましたように、故郷である京都からあいどるを目指して状況して参りました」

美希「ミキはその頃にはもう研修生してたの。話を2人に聞いたら、ミキはデビュー直前だったけど」

春香「私と千早ちゃんと雪歩と真がデビューした位かな?」

美希「なの」

響「で、安いアパート見付けて、沖縄にいた頃に応募しておいた961プロに向かったんだ」

貴音「私も同じですね。ただ…私は情けない事に、世間知らず…実家の両親が「四条家の恥を晒してはいけない」と、じいやと給仕を1人、ある程度の事が出来るまでの講師として付けて下さいました」

春香「この前、私はついに貴音さんのお宅に泊まりまして…お会いしましたよ、じいやさん」

響「お、春香も会ったのかー」

美希「ミキは知らないの…どんな人?」

春香「新堂さんいるでしょ?伊織の家の」

美希「うん」

春香「まさにあんな感じ。見た目とか違うけど、ザ・執事って感じ」

貴音「…比べるのは、新堂殿に失礼です…」

春香「え?」

貴音「じいやは…じいやはもっと他の…いけずな何かです…」

響「貴音…また怒られるぞ?」

貴音「」ビックーン

貴音「」ワタワタオロオロ

貴音「あぅぅ…」ショボン

春香「何この銀髪の女王めっさ可愛い」

響「昔から、元から貴音は可愛いぞ」

美希「貴音のなかなか見る事の出来ない、大慌てした表情とパニックっぷりなの。テレビの前の皆、今のは仲間内でもなかなか見れない、レア映像なの」

ナレ『私も殆ど見た事がありませんでしたぁ…可愛らしいですぅ♪』

春香「で、今の貴音さんの狼狽っぷりはどったの?」

響「ああ…超厳しいんだ、四条家のじいやさん…名前からしておっかなそうだしな…」

春香「名前?」

響「金剛 厳(こんごう いわお)さん」

春香「凄い強そう!」

美希「パンチで瓦とかを沢山割りそうなの…」

貴音「…空手、合気道、剣道の有段者で、元は陸上自衛隊の教官まで勤めた…とても恐ろしい人物です…空手は、某有名な流派の世界大会で準優勝までしていたり…」

美希「…予想以上にヤベェの」

春香「ヤベェね」

響「初めて聞いたけど、ヤベェだぞ…」

貴音「やべぇ、なのです…」

春香「見た目はキリッとした、ロマンスグレーの素敵なおじ様なのになぁ…」

響「執事服も似合ってるしな」

貴音「…あの服の下には…鋼の如き肉体が隠されているのです…」

美希「…えーっと、千早さんの腹筋みたいなカンジ?」

貴音「…千早の腹筋など、赤子のようなものですよ…」

貴音「とれぇにんぐ中の姿を写した写真がこちらに…」

ナレ『芸能界の方ではありませんので、テレビの前の皆様にはお見せ出来ませんですぅ』ピンポンパンポーン

春香「…oh」

美希「な、何なのなの…」

響「これ、マジ?加工無し?」

貴音「ええ…」

春香「…私、前にこんな感じの人、見たよ…テレビで放送してた、ボディビルダーの大会で」

美希「凄いの…これ、何キロのダンベルなんだろう…」

響「…身長は高いのは知ってたけど…しかも良く見ると、体中に傷跡が…」

ナレ『因みに、画像を見たうちのプロデューサーと事務員さんは、「リアル範馬勇次郎だ」とか「リアルラオウだ」とか「きっとヤムチャ位なら倒せる」とか「戸愚呂弟の100%状態になれそうだ」とか言ってましたぁ…私は全然分からなかったですけど…視聴者の方には伝わってるんでしょうかぁ…』

春香「これは…」

美希「なかなかのインパクトなの…」

響「寡黙な分、これを見せられたら…怖いぞ」

貴音「恐ろしいでしょう…?でこぴん一撃が、もう…脳の深部にまで響くような痛みを伝えるのです…失敗をすると…でこぴんが…」ガクブル

春香「そ、壮絶な日々だったんですね…貴音さん…」

貴音「そ、それはもう…礼儀作法から始まり、切符の買い方などの日常生活の様々な事を…教わったものを3回失敗すると…」

ナレ『最近発表されましたが、四条さんは京都の超名門、四条家の御息女ですぅ。幼い頃に病気になった影響で、箱入り娘さんになってしまっていたのですぅ』

貴音「失敗すると…じいやは徐にストレッチをし始めるのです…」

美希「ステンバーイ…ステンバーイ…なの」

貴音「その時に…首や指の関節が…ボキボキボキィ!と鳴り響きまして…」

響「間違いない、それはトドメ演出だぞ。それが始まったら番組後半、処刑タイムだぞ。アンパンマンならアンパンチする時間だぞ」

春香「おっそろしく可愛げの無いアンパンマンだね…」

貴音「それから一言…「お嬢様、前髪をお上げ下さい」と…それはまるで、処刑台に自ら向かう囚人の如き、恐怖と絶望でした…」

春香「…貴音さん…完全なるトラウマに…」

貴音「そして…ずどん、と…」

美希「それ、デコピンの音じゃないの」

貴音「首に力を入れておかないと、首から上が無くなるかと思う程に痛烈で…初めての時は、体が後ろに吹っ飛んでしまいましたから…」

響「…凄まじいな…デコピン…」

春香「…はい!ではそんなじいやさんが、本日はいらっしゃっていま〜す!」

貴音「っ!!!?!?!!!!!??」ビクーン!ドタンバタン!ガシャーン! ゴロゴロゴロー!ドンガラガッシャーン!

春香「」

響「貴音ーっ!?」

美希「春香っ!貴音が普段なら見せない位に機敏な動作で、机をなぎ倒しながら転がったの!有り得ない事態なの!」

ナレ『私の代わりに説明してくれてありがとう…って!貴音さん大丈夫かなぁ…』

春香「だ、だって!ここまでのリアクションが出るとは思ってなくて…た、貴音さん?」

貴音「」チーン

響「た、貴音ーっ!?し、しっかり!まだ傷は浅いからこんな所で寝たら死ぬか風邪引くぞ!いぬ美貸すからくるまれ!暖かいぞ!」

美希「落ち着くの!」

ナレ『響ちゃんが混乱しちゃってる…あわわ』

春香「貴音さん、冗談です…ごめんなさい…」

貴音「」ムクリ

貴音「っ!っ!」ペシペシペシ

春香「いた、いたた!ごめんなさいごめんなさい!」

響「めっさ可愛いな」

美希「めっさ可愛いの…って貴音、怪我は?」

貴音「」クルリ

貴音「ご、ごじゃいましぇん…」ズビー

美希「うわぁ」

響「ご、号泣だぞ…」

春香「た、貴音さん…はい、ティッシュ」

ナレ『約5分後ですぅ。貴音さんが落ち着きを取り戻しましたぁ』ピンポンパンポーン

貴音「…お見苦しい所をお見せ致しました」ペコ

春香「本当にすみませんでした」ペコ

美希「…お店の人達もごめんなさいなの」ペコ

響「後でこのアホリボンに弁償させますだぞ」ペコ

春香「うぇえ!?」

カンペ『番組予算がそんなに無いので』

春香「予算が無いって…ゲストに弁償させるなー!」

響「誰のせい?」

春香「はい」

美希「自業自得なの」

春香「はい」

貴音「」ピンポーン

春香「注文した食べ物(ソレ)は自分で払って下さいね!?」

貴音「め、面妖な…」

美希「で、どこまで話したっけ…四条家のじいやさんインパクトと、貴音の暴走で忘れちゃったの…」

ナレ『話は全く進んでないですぅ』

響「えっと…確か、上京してきた所だぞ」

貴音「ま、全く話が進んでおりませんね…」

美希「なの」

響「春香は?」

美希「あそこ」

<はい…はい…グラスとお皿と…はい…ごめんなさいです…

響「ガチで弁償中…」

美希「放っておいて、話を先に進めるの」

貴音「良いのでしょうか…」

響「ま、いいんじゃないの?」

貴音「…面妖な」

響「自分と貴音は上京して961プロに向かう前位か…美希はどうしてたの?」

美希「…研修生してたの」

貴音「それは知っていますが…」

美希「研修生してたの…それ以上でも以下でもタコでも無いの」

響「千早なら大爆笑」

貴音「千早なら抱腹絶倒」

ナレ『千早ちゃんなら笑い転げてますぅ』

美希「むぅ、滑ったの…ボケたつもりもないけど…」

春香「滑ったかどうかの判断基準を千早ちゃんにしないで。千早ちゃんは笑いの沸点が低いだけなの。駄々滑りした駄洒落で笑ったりはしない。千早ちゃんを馬鹿にしないで」ゴゴゴゴゴ…

フェアリー「」ビクゥッ

ナレ『ひぃい!?』

貴音「春香…申し訳ありません。千早を馬鹿にした訳ではないのです」

響「そうだぞ…いつも変な所で笑ってたから、つい…ごめんなさい…」

美希「ごめんなさい、春香…でも、ミキは千早さんを尊敬してるの。笑いのツボがちょっと変な気もするけど」

春香「…まぁ…私もちょっと笑いのツボはズレてる気もするけど…でも、あんまりネタにしないであげて?千早ちゃん、物凄く真面目だし打たれ弱いから、きっと気にしちゃう」

美希「分かったの」

響「了解だぞ」

貴音「」コクリ

ナレ『は、反省しますぅ…』

春香「で、その頃の美希って確か…」

美希「研修生だったの!研修生!」

春香「響ちゃん」

響「任されたぞ」ガッシィ

美希「ヤー!離すの響ぃ〜!」ジタバタ

響「うるさいぞ〜」

美希「むー!むぐぐ〜!」←足で体を固定され、手で口まで塞がれた

貴音「随分がっちりと固定出来るのですね…」

響「響チャレンジのおかげさー…巨大ウナギを捕まえるってのと、本場のロデオで世界記録ってので鍛えられたさー…」

貴音「あいどるとは、過酷なのですね…」

春香「確か…美希が律子さんと大喧嘩して、しかもプロデューサーさんにも滅茶苦茶噛みついてたり無視したり、ぜーんぜんやる気なかった頃だっけ。レッスンは殆どしないくせに、デビューさせろって騒いで、デビュー日が決まったら、その前日まで一週間位事務所に来ない…みたいな」

美希「むぐー!むぐー!」

響「美希、耳まで真っ赤だぞ」

美希「むぐぐー…」

貴音「破天荒だったのですね」

美希「むぅ…」

春香「しかも、「何で春香みたいに無個性なのとか、雪歩みたいに恥ずかしがり屋が先にデビューして、ミキがまだなの!ミキの方が歌もダンスも上手いの!」って…」

ナレ『懐かしいですぅ♪』

美希「…う〜」

響「なぁ春香、美希が耳まで真っ赤な上に涙目だから、もう解放してやっていいか?」

春香「うん」

(ぱっ)

美希「何で言っちゃうの!?すんごい恥ずかしいの!隠蔽したい過去なの!忘れたい記憶なの!あの頃はアイドル活動にも真剣じゃなかったし、我が儘ばーっかりのお子様だったの!過去に戻れるなら、春香や雪歩をあんな風に言ってた自分を断罪したいの!」

ナレ『美希ちゃんは千早ちゃんも春香ちゃんも大好きなんですぅ♪私とも最近仲良くしてくれてるんですよ♪』

美希「有り得ないの!過去のミキはミキじゃないの!みき は しょうきにもどったぜ!な〜の〜!」ジタバタ

春香「何かダメそうなフラグを立ててない?」

響「裏切りフラグとも言うぞ」

貴音「まさか、美希が私達を裏切るなど…」

ナレ『有り得ないですぅ!』

美希「なーんーなーのーなーのー!」ムキー



ナレ『ドタバタからまた少し経ちましたが…相変わらず話が進んでないですぅ…』

美希「疲れたの」グデー

春香「美希、お行儀悪いよ?」

ナレ『お母さんみたいですぅ』

響「春母さんが出たぞー」

貴音「主婦どる、ですね」

春香「私、まだ結婚してないし、娘もいないんだけど」

美希「あ、カンペが…お話?…あぁ…また忘れてたの」

響「美希が酷かった時だな」

貴音「その頃の私達は…研修生になれたばかり、辛く苦しいレッスンの日々でした」

響「慣れない都会での生活、厳しいレッスン、同じ事務所の仲間なのにライバル心というよりも敵対心に近い感情でピリピリした関係…やり方の1つとしてはアリなんだろうけど…」

貴音「此方に知り合いもいない響は、さぞ辛かったでしょう…」

響「正直な話、貴音に話し掛けられた時は限界近かったんだ…」

貴音「そうでしたか…割と明るく返事をされて、会話も弾みましたから…そんな風には見えませんでした」

響「学校も転入したばかりだから知り合いはいなかったし、事務所内はあんなだったし…東京の人は皆ああなのかなぁって思ってた所に貴音に話し掛けられて、同じ地方出身って聞いて…話せば話す程、貴音の優しさが嬉しかったさー」

貴音「ふふ…優しくなど…私も、貴方の明るさと元気に、とても励まされましたよ」

響「え、えへへ…そーかな?…な、何か照れるぞー!」

美希「イイハナシダナノー」

春香「その頃はやさぐれてたからね、美希」

美希「やさぐれ…てたのかなぁ?何か、あれはダメこれはダメって否定されたり、あれをやれこれをやれって無理矢理につまんない事をさせられたり…」

春香「美希は大体一回で振り付けは覚えるし、歌詞もメロディーも覚えられるからね」

響「テレビの前の皆〜、これは本当だし、今でもだぞ〜」

貴音「振り付けの見本を見ながら、独自のリズムと言葉と感覚のみで覚えて、いつも講師殿を驚かせておりましたね」

春香「で、美希は一度で出来るからレッスン嫌いになって…その内、毎日のように律子さんと口論が始まり…」

響「やさぐれちゃったんだな」

美希「うぅ…過去のミキにお説教しに行きたいの…」

春香「そんなある日…レッスン中にダンスでコケたり、音を上手く出せなかったりしてた私を見て…」

美希「それはダメ!それだけはダメなの!」

響「はい!きゃ〜っち!」ガシィ!

貴音「いぇい」ガシィ!

美希「身内が皆、敵なの…」

春香「まぁまぁ…あの頃の美希は、まだちょっと子供だったんだよ。今はそんな事絶対に言わないもんね?」

美希「当たり前なの。あの頃は…生意気なお子ちゃまだったからなの。だから春香に…あんな酷い事を言っちゃったの」

響「何て言ったの?」

美希「…今思い出すだけでも、信じられない言葉だから…あまり言いたくないの…えっと、怒らないでね?春香」

春香「だーいじょうぶ、怒らないよ」

美希「えっと…「あんなに歌もダンスも下手くそな春香より、何でミキが怒られないといけないの!?ミキは歌もダンスも出来る!デビューしてすぐに春香を抜いたのに、何でミキだけ怒られるの!?」って…う〜…もう信じらんないの」

春香「うふふ」ナデナデ

美希「春香ぁ〜…ごめんなさいなの〜…」

響「そんな事を言ったとは思えないベッタリっぷりだぞ」

貴音「少し前の事ですが、事務所で千早と美希を片方ずつ膝枕しながら、眠る千早の頭を撫でたり、美希に自作のくっきぃを与えている姿を目撃致しました…そんな事を言ってしまうような仲とは、到底信じられない光景でした」

美希「あれは幸せだったの〜♪」

春香「貴音さんもいたんですか〜」

貴音「ええ…とても微笑ましい光景でした…ですくで小鳥嬢が輸血しつつ、ばけつで鼻血を受けながら気絶さえしていなければ、もっと良かったのですが」

響「ブレないなぁ」

美希「人として軸がブレてはいるの…淑女としては正しいらしいけど」

春香「で、確かその少し後だっけ?ミニライブすっぽかし事件とか、大喧嘩の末の…移籍は」

美希「なの…デビューして半年なのに、逆ギレして事務所を飛び出して…それで何時も行ってる公園にいたら、デビュー直後から961社長がミキを知ってたって」

響「それで961プロに来たんだな」

美希「何でそう思ったのか分からないけど、ミキがキラキラ出来る…って思っちゃって」

貴音「その頃の私達は、もうゆにっとを組む事は決定していましたが、まだもう1人がいない状態でした」

春香「そこに美希がプロデューサーと喧嘩して、黒井社長がそのタイミングで美希を引き抜き…あはは、なーんかきな臭い気もするけどね」

貴音「しかし、もう961はありません。真実を確かめようもありません」

春香「確かめる気も無いですよ。もう過ぎた事で、美希は私達の所に戻ってきてくれた。新しい素敵な仲間を2人も連れて」

美希「…春香には叶わないの」

響「だぞ」

美希「そして、大好きぃっ!」ムギュ

春香「んぶ!?」←おっぱいに埋もれている

貴音「響、これが小鳥嬢の良く言っている「希増塔(きましたわー)」なるものなのですか?」

響「そーだなー多分なー(棒)」

響「でもな、貴音はそういうのは覚えなくていいんだぞー。人生で全く役に立たないからなー」

貴音「なんと、そうだったのですか」

響「小鳥ー、見てるかー?貴音に余計な事吹き込むと、小鳥の帰宅をワニ子とヘビ香(二匹とも空腹、スタンバイ状態)がお出迎えするからなー?」

ナレ『響ちゃんのお家の家族は大人しい子ばかりなんですよー』←必死のフォロー



〜ことりけ〜

小鳥「」ガタガタブルブル←勿論見てた

小鳥「マズいわ…早く貴音ちゃんに貸した、私の薄い本を回収しなければ…」



〜ガス○〜

ナレ『お話は、フェアリーデビューの時の話になりましたぁ』

春香「フェアリーのデビューの記者会見、うちの事務所内で全員が見てたんだよね、たまたま」

美希「うわぁ…」

春香「大型新人デビュー!っていうのに皆が戦慄したけど、そこに美希がいて…伊織とかが怒る怒る…」

ナレ『水瀬伊織ちゃん。フェアリーと人気を二分する、765プロの超強力ユニット『竜宮小町』のリーダーですぅ』

美希「デコちゃんには戻った時も沢山怒られたの…」

響「伊織の性格からしたらな〜」

貴音「ですが、もう仲良くなってますよね?」

美希「春香のおかげなの」

響「ああ…」

貴音「あれ、ですか」

美希「あれ、なの」

春香「な、何よう…」

響「765プロ内で今も語り継がれる…『サイン下さい事件』だぞ」

春香「事件扱い!?」

貴音「私達が知る限り、その時起きた事をお話致しましょう」

美希「テレビの前の皆…驚かないで欲しいの」

春香「いやいやいやいや…」

響「私達は、皆も知っての通り…春香達のオリジナルユニットに負けたんだけど…」

貴音「私達ふぇありぃは、らいぶ終了後すぐに解散と解雇を通達されました」

ナレ『ライブバトルで負けて打ちのめされている所に…酷いですぅ』

美希「で、ライブ会場からの帰り、このガ○トに3人で集まったの」

春香「あ、だからここって指定があったんだ」

響「これからどうするか…結局答えは出なくて、自分と貴音は実家に帰ろうかって話にまでなったんだ」

美希「ミキは…引退を考えたの」

貴音「その日はそこで解散、次の日には961ぷろにある私物…殆どありませんでしたが、私物を引き取ると同時に、らいぶまでのぎゃらんてぃを投げ渡され…」

響「3人で961プロを出た。で、当然これからの当てもなくて…ただ駅までの帰り道を歩いてたんだ」

美希「駅に向かう途中の帰り道に公園があるんだけど…そこで、ミキ達は声をかけられたの」

貴音「それはまさに、地獄に落ちた私達に垂らされた蜘蛛の糸でした」

響「何故かそこに、いたんだ。765プロの…今、自分達を受け持ってくれてるプロデューサーが」

美希「ミキ、心臓が止まるかと思ったの…喧嘩した相手が、突然公園から出てきたんだもん」

響「で、「あれ?フェアリーじゃん。どしたの?」って」

貴音「気さく過ぎて、呆然としてしまいました…」

美希「ミキにも、「お、美希か。まーたサボってんじゃないだろうな〜?」って。ムッと来たけど…何か言おうとしたら涙が止まらなくなっちゃって…」

貴音「それを見たあの方は、公園内で話を聞いて下さいました。辛かった事や苦しかった事、らいぶ後の961ぷろの社長やすたっふの豹変っぷりや、ぞんざいに扱われて追い出された事など…沢山の事を話しました」

美希「ミキは何度も謝ったの…そしたら、「さっき聞いた。もう謝らんでいい」って…」

響「で、全部聞いたプロデューサーはどうしたかっていうと…」

貴音「突然立ち上がり、「よぉし、3人とも付いて来い」とだけ言って、歩き出してしまったのです」

美希「駅に向かう途中の帰り道に公園があるんだけど…そこで、ミキ達は声をかけられたの」

貴音「それはまさに、地獄に落ちた私達に垂らされた蜘蛛の糸でした」

響「何故かそこに、いたんだ。765プロの…今、自分達を受け持ってくれてるプロデューサーが」

美希「ミキ、心臓が止まるかと思ったの…喧嘩した相手が、突然公園から出てきたんだもん」

響「で、「あれ?フェアリーじゃん。どしたの?」って」

貴音「気さく過ぎて、呆然としてしまいました…」

美希「ミキにも、「お、美希か。まーたサボってんじゃないだろうな〜?」って。ムッと来たけど…何か言おうとしたら涙が止まらなくなっちゃって…」

貴音「それを見たあの方は、公園内で話を聞いて下さいました。辛かった事や苦しかった事、らいぶ後の961ぷろの社長やすたっふの豹変っぷりや、ぞんざいに扱われて追い出された事など…沢山の事を話しました」

美希「ミキは何度も謝ったの…そしたら、「さっき聞いた。もう謝らんでいい」って…」

響「で、全部聞いたプロデューサーはどうしたかっていうと…」

貴音「突然立ち上がり、「よぉし、3人とも付いて来い」とだけ言って、歩き出してしまったのです」

響「突然歩いていっちゃったプロデューサーに、ポカーンとしてた自分達だったけど」

貴音「これから先の未来が全く見えなかった私達は、あの方に付いていきました」

美希「半分「どうにでもなれ」って思ってたかも。でも、もう半分は…何かに縋るような気持ちだったの」

響「で、車に乗って、着いた先は…まさかの765プロ」

貴音「そのまま、私達は765ぷろに入り…社長室に通されました」

美希「その時の2人の会話は、今でも忘れられないの…あんな無茶苦茶でいい加減な大人達、初めて見たの」

響「だぞ。961プロのピリピリした気配は微塵もなくて…」

貴音「まさに勢いだけ、でしたね…」

美希「で、その時の会話を…本人達に再現してもらったVTRがあるらしいので…どーぞなの」



〜再現VTR〜

P「社長、新しい子達をスカウトしてきましたー。この子達です!」

社長「おぉ…おぉ!?この子達は…」

P「前のプロダクションは解雇になったらしいです」

社長「…うむ!ティンときた!きたよ、君ィ!小鳥君に契約書類を3枚、ここに持ってきてくれるように言ってくれたまえ!」

P「はい。お前達ー、ちょっと待っててなー」

(ばたん)

〜ガ○ト〜

美希「以上なの」

春香「」

ナレ『』

響「ノンフィクションだぞ」

貴音「むしろ、もっと短かったような」

春香「予想を遥かに超えて酷い」

ナレ『無茶苦茶ですぅ…』

美希「この後、「えぇっ!?」て驚いてフリーズした小鳥を置き去りに、とんとん拍子で契約終了だったの」

ナレ『小鳥さんの反応は正しいですぅ』

響「で、明日から事務所に来い、と」

貴音「唖然として発する言葉も見付からないまま、私達は帰路に着いたのです」

響「家に着いて、実家に帰る為に荷造りしていた物を全部元に戻した辺りで…やっと嬉しさが込み上げてきたかな〜」

貴音「私は、就寝するまで夢だと思っておりましたが、就寝する時になって「ああ、現実なんだ」と」

美希「ミキはそのままだったの。でも、765プロの扉を開こうとした時に…逃げ出したくなったかな?」

春香「どうして?」

美希「受け入れては貰えないと思ったの」

春香「そっか…」

美希「でも、響と貴音が背中を押してくれたんだ…入り口で、「3人で入って、3人で挨拶して、ダメだったら3人で帰る」って」

春香「春香さんはフェアリーの強い絆を見ましたよ…感動しました…」

ナレ『ナレーションも見ましたぁ…素敵な絆ですぅ』

美希「で、入って挨拶しようとしたら…」

響「プロデューサーの有無を言わさない紹介」

春香「どんなのだっけ?」

貴音「今日から一緒に働く、不平不満は今なら聞き流すから今の内に言え、以上…というような内容だったかと」

春香「本当に有無を言わさぬ…だね」

響「隣にいた自分達はポカーン、765プロ側もポカーン」

美希「律子だけは「へ?え?あ、あーはい…」みたいに、生返事してたけどね」

貴音「その紹介の後、やはりお互いに微妙な空気が流れておりましたが…」

響「そんな空気をぶち壊したのが、春香だぞ」

美希「微妙な空気からカオスになったの」

春香「あれ、かぁ…」

響「じゃあ、その後に何が行ったか、を話すぞー」

美希「嫌な事件だったね…なの」

春香「そんなに酷くないやい!」

貴音「…混沌度合いで言えば、酷いものでしたが…」

春香「うぐ…」


ナレ『果たして765プロで何が行ったのか!?カオスな空間とは!?春香ちゃんは何をやらかしてしまったのか!?』

ナレ『それは、CMの後ですぅ♪』


美希「ファミレスフェアリーなの!…あふぅ」←ジングル

以上です

最近自分で気付いた事→シリアス物を書くとグロと鬱を入れたくなる病気らしい

故に、765プロのアイドル達でシリアス物はやりません


あ、バスに乗ってたらいおりん見つけたよー

http://p2.ms/j6knu

上手く見れるか分かりませんが…

続きです

響「はいさーい!ファミレスフェアリー!だぞー!」←ジングル

ナレ『フェアリーが961プロから765プロに突然の移籍&再デビューの時のお話ですぅ。いきなりの解雇からの移籍の真相の中で、春香ちゃんが何をしたのか!?』

ナレ『その続きですぅ♪』


春香「だって、テンション上がっちゃって…あのライブイベント、本当に楽しかったんだもん」

響「それは多分、春香だけだぞ」

春香「えー」

貴音「正直、私達はそんな余裕は一切ありませんでしたよ…」

美希「なの。黒井社長からライブ前に「765プロに負けるようなレベルなら、貴様等に用は無い」って言われちゃってたの」

響「だから、楽しむ云々なんて余裕、無かったんだぞ」

ナレ『敗因はそこにある気がしますぅ…無闇にプレッシャーかけるなんて…』

貴音「しかも、ダンスは響と互角に渡り合えるような人物を初めて見ました」

響「そこでもう自分は焦っちゃってたなー」

ナレ『765プロ所属の、菊地真ちゃんですぅ。フェアリーに対抗すべく、765プロからは春香ちゃんをリーダーに、『歌姫』如月千早ちゃん、『姫王子様』菊地真ちゃんの3人の、その日限定のオリジナルユニットでしたぁ』

美希「ミキは真クンが出て来た時点で、響と互角だろうなーって分かってたの」

春香「正直、真もかなり焦ってたよ。真もダンスには絶対の自信があったからねぇ」

響「真はダンスも含め、運動能力がチートだぞ…」

響「歌は惜しかったんだけどなー」

貴音「如月千早が相手になるだろうと聞いた瞬間から、離されない事しか考えておりませんでした。実際はその日に初めて彼女の生の歌声を聞いたのでしたが…」

貴音「歌姫と呼ばれる所以、嫌という程に分からされました…」

響「今考えたら、貴音は良くやったと思うぞ…千早と歌で勝負とか、公開処刑レベルだからな」

美希「千早さんの歌は…上手く説明出来ないけど、聞き始めからインパクト絶大なの」

春香「千早ちゃんはね、歌の1曲1曲に全身全霊だから。その歌の世界を理解し、感情と魂を乗せられるから…聞く全ての人に染み込んでいくし、途中で聞くのを止めたら勿体無い…聞く人にそう思わせるんだと思う」

貴音「…やはり、千早は歌姫ですね。CDであれだけの感動を生み、魂を震わせるのです…らいぶの時の感動は、計り知れません」



〜ちはやけ〜

千早「〜っ!」←誉められ過ぎて床を転がりながら悶絶中

響「で、問題の春香だぞ…まさか美希が負けるとは…」

美希「もぉ〜、すっごい悔しかったの!悔しかったの!」プンスカ

春香「な、何で二回言うのよぅ…」

美希「悔しかったんだもん!…でも、詳細は言わないの!また悔しくなるからなの!」

貴音「そして、そんなライブで戦った私達を事務所で見た春香は、開口一番」

響「「あー!フェアリーの2人だ!美希もいる!どしたの?遊びに来たの!?」って、すんごい笑顔で言われたんだぞ」

貴音「唖然とする私達に、春香は更なる追い討ちとばかりの会話を致します」

美希(P役)「あー、今日から765プロ所属のアイドルに…」

響(春香役)「あ!貴音さんと響ちゃん!サイン下さい!勿論美希のもだよ!」

美希(P役)「あー、天海さん?」

響(春香役)「あ、おはようございます」

美希(P役)「はいおはよう…じゃなくてよ、話を聞いてくr」

響(春香役)「わー!わー!サイン貰ったぁ!やったー!」

貴音「この後、改めて私達が765プロ所属になった事を伝え、漸く普通の挨拶が出来ました」

春香「…手帳に貰ったサインですけど、まだ保管しておりまして…」

響「ま、まだ持ってるのか…恥ずかしいぞ」

春香「ほい、これ」

貴音「…春香の手帳、ですね」

美希「普段のスケジュール帳とは違うの」

響「この手帳だぞ!サインしたの!」

春香「全ページをラミネート加工してあります!」フフン

ナレ『あれは…春香ちゃんの『サインノート』ですぅ』

ナレ『春香ちゃん、新しいアイドルに会う度にサインを貰うんですけど、それは、必ずあの手帳になんですぅ』

ナレ『コレクター垂涎でしょうね…だって、引退前の律子さんのサインとか、日高舞さんのサインとか、まだソロ活動時代の竜宮小町の皆や、ジュピターの皆…ありとあらゆるアイドルのサインがあるらしいですぅ』

ナレ『以前、某鑑定団に春香ちゃんが出た時に、これを出そうとしたらしいんですけど、アイドルグッズ専門の鑑定士さんから』

「今をときめく天海春香さんのデビュー前からの手帳というだけでかなりの額になるのに、あらゆるアイドルのサインが綺麗な状態で残されている…あまりに価値が高過ぎて、値段が付けられません。どうしても付けるとしたら…ン千万で…私個人としては、億でも払います」

ナレ『との事で…お、億ぅ!?』

ナレ『春香ちゃん、この前あの手帳をスタジオに忘れたりしてたんですけど…』

響「で、だ。美希はそんな時でも黙り込んでて、貴音の後ろに隠れてたんだっけ」

美希「…なの」

春香「ああ、あの小動物モードの美希かぁ…」

美希「う…すっごい恥ずかしいの…」

春香「可愛かったけどねー」

貴音「ええ、とても」

響「そんな美希が春香に見付かり…毒牙にかかってしまったんだぞ」

春香「酷い言われ方だー!誤解だー!」

貴音「765の皆からは歩み寄り方が分からないし、複雑な感情があった事でしょう…ですが、春香だけは違いました」

響「美希に近付いてきたと思ったら、「おかえり」って抱き締めて…」

美希「みき の るいせんははかいされた!なの」

春香「美希ったら私に抱き付いたと思ったら泣き出しちゃったんだよね〜。それで理由を聞いたら…」

響「さっきの理由だぞ。いくら自分と貴音がいるって言っても、怖かったんだろうな…で、それを聞いた春香がちょっと考えた結果…」

貴音「美希に耳打ちしたかと思うと、美希と一緒に765ぷろの皆の方へ振り向いて…」

美希「ワガママばっかり言って、勝手に765プロから出て行って、ごめんなさい」ペコリ

春香「悪いと思ったら、謝る!当たり前ですよ!当たり前!」

貴音「しかも春香は765ぷろの仲間に追い討ちを…」

響(春香役)「じゃあ、これで美希の件はおしまいですね!じゃあ改めて…3人とも、これから一緒に頑張ろうね!あ、それじゃあ私、これからまた収録だから!」

美希「で、ドタバタ走りながら、「まったねー!」って走り去っていったの」

響「期待通りに、どんがらもしてからな」

春香「思い出す度に、随分身勝手に投げっぱなしていったなぁと、反省しております」

美希「春香が行った後、あの場所にいた全員が「えー…」って、ハモったの」

ナレ『致し方ないですぅ』

貴音「それからすぐでしたか…菊池真が話しかけてきてくれて」

春香「さすが真としか言えない」

響「次は千早だっけ」

春香「意外だよねぇ。人見知り度は雪歩とツートップの千早ちゃんが。やっぱり、一緒にライブしたからかな?」

ナレ『ひ、人見知り…治したいとは思ってるんですけど…あぅ』

貴音「それから亜美と真美、やよいと順番に」

響「後はなし崩し的に…伊織が最後だったかな?たしか」

美希「デコちゃんは仕方ないと思うの。ミキの事を一番怒ってたから…でも、許してくれて嬉しかったなぁ…ミキ、デコちゃん好きだから!」

貴音「…響、これは所謂、『希増塔(キマシタワー)』という…」

響「いいからそれを忘れるんだ。ピヨ子、琉球唐手の『抜き手(ぬちでぃー)』するからな?」

ナレ『えーっと、普通の『貫手』と違って、親指を捻りを軽く加えてする技…だそうです…え?使い方によっては、体に親指が突き刺さる…?ひ、ひぃぃ…』



〜ことりけ〜

小鳥「暫く…身を隠そうかしら…でも、有給使っちゃうと、夏と冬の戦い(コミケ)分が減るしなぁ…」←まだ余裕がありそうな事務員さん



〜○スト〜

美希「と、まぁ…以上が真相なの」

響「デビューから本当にすぐだったから、ファンの皆を混乱させちゃったりして、申し訳なかったぞ」

貴音「本来ならば、すぐにでも話すべきでしたが…これも、私達が到らぬ為に招いた結果、心から謝罪致します」

美希「ごめんなさいなの」

春香「正直、其処までファンの人達は気にしてなかったと思うけどなぁ…765プロのアイドルのファンの人達は皆、「おかえりー」と「いらっしゃいませー」って感じだったし」

ナレ『ネットの書き込みには、批判的な意見はそれ程ありませんでした。「何かあったのかな?」位で、大半は受け入れるって感じでしたね』

ナレ『他にも…』

・戦力大幅アップキタ!これで勝つる!

・ミキミキが961を経て765に還る…胸と薄い本が熱くなるな

・765プロのセクシー担当がまた1人…貴音ちゃんはお尻が魅力的だから、あずささんとは別のセクシー担当だな

・響ちゃんと真ちゃんか…KUNOICHIの歴史が変わるな…もうやってないけど

・フェアリーは皆せくちーだいなまいつなんだよな…はるるんのスタイルが目立たなく…また一歩、普通になってしまった…充分過ぎる程にナイスバディだが

・ひびたかキタピヨ、ミキミキもいおりんとかとの絡みを期待ピヨ

ナレ『などが…最後のは小鳥さんですよね?あの事務員さん、何をしてるんですかぁ…』

響「これで…ファンの皆に秘密な事って、無くなったかな?」

貴音「私のとっぷしぃくれっとも殆ど無くなりましたから」ピンポーン

美希「貴音、その会話の合間合間に注文するのは、貴音ルールなの?」

貴音「…とっぷしぃくれっと、です」

響「言ったそばから増やしてるぞ…って、春香は?」

美希「ドリンクバー」

響「アイツも自由過ぎるぞ」

美希「765プロは、皆自由なの」

響「そだなー。あ、そういえば来週はどーすんの?」

美希「どーなるのかな?分かんないの」

響「いいのか、そんなんで…」

美希「春香に聞くの」

響「お、その春香が戻ってきた」

春香「ん?なぁに?」

美希「来週はどうするの?」

春香「やるよ?」

響「そりゃやるだろうけど…ゲストとか、話題とか、そういうの」

春香「お?そろそろ閉めの時間?」

美希「分かんないの」

響「えーっと…あ、まだ時間あるみたいだぞ」

貴音「…では」ピンポーン

響「出た、貴音の必殺技「追い注文」だぞ」

春香「必殺って…誰を倒すの?」

響「店員さん」

美希「何せ、まだ頼んだメニューが来てない内から頼んだの。店員さんが忙しくて…」

春香「まだ大丈夫でしょ、多分」

貴音「和風はんばぁぐせっと、らいす大盛で」

響「テレビの前の皆、貴音は面妖な訓練を受けてるから、こんな風にフードファイター達が勝負を一瞬悩む位に食えるんだぞ」

美希「良い子も悪い子も真似しちゃダメだよ?太っちゃうの」

春香「太る以前に、食べ過ぎで搬送されるよ」

美希「その際には、是非双海医院に!」

響「食べ過ぎちゃう美味しいメニューがいっぱい!ガ○トだぞ!」

春香「スポンサーさんだからね…」

美希「何で双海医院がスポンサーなのか、良く分からないけど…」

響「因みに、水瀬グループもスポンサーだぞ」

春香「適当な」

響「こほん…人の生活の為、世界中であらゆる事にチャレンジ!世界に羽ばたく、水瀬グループだぞ!」

春香「ま、またとって付けたような…伊織に怒られるよ〜?」

響「ご、ごめんなさいだぞ…」

春香「因みに、現在こちらのガ○トさん全店で、あの双海医院の名医にして、765プロの双海姉妹のお父様が監修なさいました、『美味しく食べて健康に!双海姉妹オススメご飯!』キャンペーンをしております」

春香「普通とは違う、特別メニューですよ!特別メニュー!」

春香「では、そんな特別メニュー、別名『双海飯(命名・亜美真美)』を食べた感想なんかを、亜美真美が聞いてきてくれたVTRをどうぞ!」

ナレ『は、春香ちゃん…それ私のお仕事だよぅ…』

春香「あ、これ雪歩が言うんだった…てへへ」

響「あざといな」

貴音「実にあざといですね…」

ナレ『あざとい…ですぅ』

美希「でも、可愛いから許すの」

春香「美希大好き!」ナデナデ

美希「えへへ…♪」ホワン

貴音「これは、所謂」

響「それは忘れなさい!」

〜VTR〜

亜美「双海亜美と!」

真美「双海真美の!」

亜美真美「ファミレスフェアリーインタビュー!」

亜美「双海姉妹の可愛い方、竜宮小町の双海亜美で→す!」

真美「双海姉妹のせくちーな方、双海真美でぇす」ウッフーン

亜美「真美、ちょっと無理がある」

真美「おぅふ…実の妹からもダメ出し食らっちまったぜぃ…」

亜美「だって→、そんなに亜美と体型変わらないっしょ?」

真美「」フイッ

亜美「なん…だと…」

真美「…最近…ブラのサイズが上がったんだ」

亜美「う、裏切り者→!」

真美「ち、ちかたないでしょ!気が付いたら増えてたんだYO!」

亜美「うぬ〜…」

真美「気を取り直して…今回は、ガ○トさんにお邪魔してま→す!」

亜美「お小遣いシステムの亜美達にも優しい、安くて早くて美味しい!ドリンクバーも嬉しいファミレスだよ→!」

真美「店舗によっては24時間だから、飲んだくれて泥酔してる兄(C)や姉(C)達も安心だね→!」

亜美「主にうちの兄(C)ことプロデューサーと、ピヨちゃんにあずさ姉ちゃん」

真美「最近は律っちゃんも巻き込まれてるらしいよ」

亜美「社長もたまに加わるらしいけど…酷いらしいよ」

真美「主にピヨちゃんとあずさ姉ちゃんが酷いらしい」

亜美「あずさ姉ちゃんはトイレに行く→何故か自宅→自宅で済ます→スタジオ→レッスンスタジオ→事務所→良く行く服屋さん→自宅→皆のいる居酒屋って回ったらしいから、泥酔して」

真美「…居酒屋さん、もう普通に閉まっちゃうっしょ?」

亜美「兄(C)が外であずさ姉ちゃんの荷物を持って、車の中で4時間半待ってらしいよ」

真美「そ、そいつぁ酷ぇや…って、兄(C)車だったんだ」

亜美「兄(C)か律っちゃんが交代で車要員なんだって」

真美「電車かタクシー使えばいいのに…」

亜美「社長にね、「夜中にアイドルや音無君を1人で帰らせるのかね?キミ達ぃ?」って言われたんだって」

真美「なら社長が運転…は無理か…いくら兄(C)や律っちゃんが765プロを立て直して、超強力プロダクションにした主力だからって」

亜美「2人はしがないサラリンなのさ…世の中ってなぁ、激辛いね…」

テロップ[某有名RPGで一番有名な魔物が仲間になった!]

真美「ハヒーってなっちまうね…」

テロップ[世知辛い、と言いたかったらしい]

亜美「さて、そんなプチ辛い世の中に!」

テロップ[辛さ↓↓↓↓↓]

真美「一滴を豚汁べくぅ!」

テロップ[豚汁という隠し味…一石を投じる?]

亜美「うちのパパが、ガストに何か企画を持ち込んだらしいんだよ」

テロップ[駆け込み営業!?]

真美「うちの病院、経営ヤバいんだね…」

ピンポンパンポーン↑

ナレ『双海医院さんは、あらゆる病に対応すべく、現在は日本でも有数の巨大総合病院ですぅ。多くのお医者様がいらっしゃり、新人育成の為に専門学校も開設してらっしゃるそうです。日本の最先端医療が集まる病院の1つとまで言われていますぅ。経営不振にはなってませんので、患者さんの皆様はご安心下さいですぅ♪』

ピンポンパンポーン↓

亜美「何でも、材料とか作り方から考えた、食べて健康になる上に美容にもいい料理なんだって!凄いYO!」

真美「本当だね!双海家の昨日の晩御飯は、時間無かったからってお弁当屋さんのお惣菜だったけどね!」

テロップ[双海夫妻は超多忙]

亜美「で、そんなウチのパパが持ち込んだ企画料理を食べてる犠牲者の人達に」

テロップ[犠牲!?]

真美「感想を聞いて回ろうと」

亜美「美味い以外は編集でカットです」

テロップ[しません]

真美「ところで、この真美と亜美のいるスタッフルームなんだけど」

亜美「どったの?」

真美「なんかね、テーブルが用意されてて、その上に赤いパトランプが置いてあるんだけど」

亜美「あるね…何だろ?これ」

ピンポンパンポーン↑

ナレ『これは、先ほど説明にあった料理が注文されると、光り出してお知らせしてくれるんですぅ♪そしたら、亜美ちゃんと真美ちゃんはリポートしにいってね♪』

ピンポンパンポーン↓

亜美「…しょべぇ」

真美「もうちょっと何とかならんかったのか」

テロップ[予算の都合です…]

亜美「つまり、これが光るまでは仕事が無いと…」

真美「リアルに注文されなかったら泣ける」

テロップ[大丈夫だよ、きっと]

パトランプ<ダイスキハーニィー♪(ピカピカ)

テロップ[!!?]

亜美「うおっ!?」

真美「光った!?」

テロップ[注文キター]

亜美「で、何でミキミキの曲?」

真美「ここは私か亜美の曲っしょ?普通」

テロップ[確かに]

亜美「え?ファミレスフェアリーだから?」

真美「ならちかたないね」

亜美「ちかたない」

テロップ[ちかたないです]

亜美「おーし!じゃあ、双海姉妹出動DA!」

真美「へっへー!目に物見せてやるZE!」

テロップ[何をする気ですか!?]

〜店内〜

亜美「さて…注文したお客様はどこかな〜?」

店員「あちらの8番のテーブルの人よ」

真美「おお!あの人かー!」

テロップ[大学生位の男性ですね]

亜美「ではでは〜…突撃ぃ!」

真美「応!」

店員「店内で走り回らないでね?他のお客様に迷惑だし」

真美「おねーさん、真美達ももう高校生…」

亜美「流石にそんな無茶は出来ないよ」

店員「そ、そう…(小学生の頃からテレビで見てた妹みたいな子達が、もう高校生…おっきくなったわね…)」

テロップ[実は亜美真美の大ファンで、自ら対応を志願した店員さん]

亜美真美「じゃ、いっくよー」テクテクテク


亜美真美「こんにちはー」

客「え?あ、こんに…ち……」

亜美「亜美です」

真美「真美です」

客「あ、あ…」

亜美真美「双海姉妹でぇ〜す!」

客「あ、亜美ちゃんと真美ちゃんだ!て、テレビでいつも見てるアイドルだ!」

テロップ[お客さんのテンション↑↑↑]

亜美「お、嬉しい事言ってくれるじゃないの」

真美「ささ、こいつぁ私達からの奢りだ。遠慮なくいきねぇ」

つ[テーブルの上にあった塩]

テロップ[塩!?]

客「いや、塩を直(ちょく)は無理!」

真美「ですよねー」

テロップ[ごもっとも]

亜美「ところで、お客の兄ちゃん!」

テロップ[声量↑]

客「はい!?」ビクッ

真美「うちのパパがタクアンした特別メニューをご注文頂き、ありがとうございます!」

テロップ[漬?]

客「あ、はい…(たくあん???)」

テロップ[考案、です]

亜美「食べた感想なんかを是非!」

客「あ、いや…その」

真美「お、美味しくなかったの!?私達のパパが、病院で忙しい中、診察しながら考えたメニューなのに」

テロップ[いや、診察中に考えちゃダメ!]

ナレ『今回のメニューは、ちゃんと双海医院長にお時間を頂き、本社会議室にて決めました すかいらーくグループ』

ナレ『だそうですぅ』

客「いや、まだ注文したばっかで、実物が来てないっス」

亜美「あ」

真美「あ」

テロップ[焦り過ぎたらしい]

客「あ、でも…メニューの写真とか見て、特別メニューとか気にせずに美味そうだから頼んだんスよ!」

テロップ[フォローありがとうございます]

真美「本当ありがとう!お客の兄ちゃん!」

亜美「絶対美味しいから、期待しててね!」

客「はい!2人もアイドル頑張って下さい!」

亜美真美「ありがと→!」

店員「亜美ちゃん、真美ちゃん、アレはあげないの?」

亜美真美「おっと、いけないいけない…」

客「?」

亜美「これ、お客の兄ちゃんにプレゼント!」

テロップ[!?]

真美「真美と亜美のサイン入りの…」

亜美「ガ○トのお皿!さっき厨房にいた兄ちゃんに頼んだら、くれたんだ→!」

テロップ[ガ○トさん、本当ありがとうございます]

客「え?え?い、いいんひゅ、か!?」

テロップ[落ち着いて下さい]

亜美「も→まんたいDAZE!」

真美「このお姉ちゃんにも、さっきあげたし」

店員「っ!」

テロップ[職権乱用じゃないですか]

亜美「じゃ、亜美達はまた監視ルームに戻らないといけないから」

真美「バイバ→イ!」

客「」フリフリ

ナレ『この後、お客様から「テレビとか、企画とか抜きで本当に美味しかったです。また食べに来たくなりました」という感想を頂きましたぁ♪御協力頂きました皆様、ありがとうございました!』

テロップ[ありがとうございました 双海姉妹、スタッフ一同]



〜ガ○ト〜

ナレ『という訳で、双海亜美ちゃん、真美ちゃんのインタビューでしたぁ♪』

美希「インタビュー…?」

春香「あは、あはは…」

響「で、これが双海医院長考案の…確かに、メニューの写真見るだけでも美味しそうd」

貴音「」ピンポーン

響「やりやがったぞ」

美希「やりやがったの…」

春香「ま、まぁ…私達はまだ何も食べてないから…」

店員「ご注文を…」

貴音「此方のを五人前、ご飯は普通のを三つ、大盛を二つ」

響「か、被せ気味に…!」

美希「しかも4人なのに5人前…!」

春香「2人前!?まさか2人前行くつもり…!?」

響「しかも…ご飯大盛×2…!」

美希「何より…ミキ達に食べるか否かを聞いてないの…!」

春香「まぁ、貴音さんならペロリと平らげそうだけど」

貴音「食べ切れそうもなければ、私が受け持ちましょう」

美希「ですよねーなのー」

響「全く期待を裏切らない、四条貴音は現在時刻通りの平常運転でお届けしておりますだぞ」

春香「…高崎線もだけど…距離が長い線は止まると後続が遅れて厳しいのです…」

響「今まで春香は、実家から始発で来てたんだもんなぁ…朝早くから、凄いぞ」

春香「そんなに苦じゃなかったよ?アイドル、楽しいもん。帰る時の方が辛かったなぁ…」

貴音「何故です?」

春香「早く帰らないといけなくて…」

響「つまり、春香は自分ともっと一緒にいたかった、と」

貴音「いえいえ、春香は私と一緒にいたかったのですよ」

美希「いやいやいや、実は春香はミキと一緒にいたかったの」

ひびたか「どうぞどうぞ」

美希「分かってたけど!どうぞどうぞの意味が分からなくなってきたの!何なのなの!」プンスカ

春香「はっはーん?これは春香さんの押し付け合いだなー?よーし、春香さん泣いちゃうぞー」

美希「泣かないで。千早さんに捨てられたら、ミキが養ってあげるの」

春香「美希は優しいなぁ…」

美希「そして、春香お手製の料理とお菓子を独り占めなの」

響「聞き捨てならないぞ、美希」

貴音「いくら仲間と言えども…それは大きな戦の火種になりましょう…ですが、私は引きませんよ?」

春香「春香さんの価値=食い物」

美希「今、きっとテレビの前の千早さんは怒りに震えているの」



〜ちはやけ〜

千早「」ゴゴゴゴゴ…←怒りに震えるどころのレベルじゃ済まなかった歌姫



春香「はぁ…お家に帰ったら、千早ちゃんをまず落ち着かせなくては」

美希「任せたの」

響「頼んだぞ」

貴音「怒った千早は怖いですから…春香、お任せ致します」

ナレ『春香ちゃんは現在、同じく765プロ所属の如月千早ちゃんと2人で暮らしていますぅ。ルームシェアですぅ』


春香「やれやれ…この放送がされる時は…」←スケジュール確認中

春香「…あっ」

美希「えっ?」

響「今、「あっ」って言ったぞ!」

貴音「ど、どうしたのです!?」

春香「私、この放送の前の日から、3日間のロケだ」

妖精「」

春香「…響ちゃんと一緒に」

響「」グッ!←ガッツポーズ

貴音「響、私達は何時でも一緒だと言ったではありませんか!」←涙目

美希「響はミキ達を見捨てて行くんだね…千早さんに怒られるのはミキ達だけで、響は春香と楽しんでくればいいの…」

春香「因みに、響チャレンジ。3日間のロケ、私は付き添いのみ。そして…山」

響「一気に絶望が押し寄せて来たぞ!自分はどうなるんだ!?どこに連れて行かれるんだ!?」

春香「」フイッ

響「目を逸らすなぁぁああ!こ、こうなったら、美希と貴音も連れて行くぞ!」

美希「千早さんに謝りに行くの」

貴音「お供致します」

響「自分達は何時でも一緒はどうした!どこ行っちゃったんだ!?」

貴音「」フイッ

響「貴音ぇぇえ!目を逸らすなぁぁ!」ウガー

美希「むしろ、響は何処に行っちゃうの?」

響「可愛く首を傾げて聞くな!自分が聞きたい位だぞ!」

春香「響ちゃん」

響「?」

春香「なんくるないさー!」

響「なんくる大有りさー!」

貴音「お土産は沢山食べられるものが嬉しいですね」

響「よーし、良く分からないキノコを山ほど送りつけてやる!」

美希「ミキ、いちごババロアがいいなー」

響「500円やるから今買ってくればいいだろ!そのままロケ変わって欲しいぞ!」

美希「わーい、お小遣い貰えるのー!変わりに行かないけど」

響「それじゃあげない!」

美希「ちぇー」

春香「まさかのフェアリー崩壊の危機に立ち会ってます!天海春香ですっ!」

響「いま自己紹介すんな!さっきしたろ!?」

ナレ『お、同じく、立ち会ってます!萩原雪歩ですぅ!』

ナレ『あ、ナレーションは後撮りだからツッコミはなかったですぅ…』

貴音「この程度で崩壊するほど」

貴音「」ピンポーン

貴音「フェアリーの絆は脆くありません!」

春香「何で今、間に注文ボタンを挟んだんですか!?」

響「まだ食べるつもりか!?」

美希「つ、ツッコミし遅れたの…」

貴音「…でざぁとを…」

春香「甘い物が別腹過ぎるでしょう!?」

響「別腹というより、もう別次元だぞ!」

貴音「はて…あ、店員殿、此方の抹茶くりぃむ餡蜜と、はにぃとぉすとを」

美希「2種類!?」

貴音「2人前」

春香「2人前!?」

響「別次元過ぎるぞ!?」

貴音「美味しそうでしたから」

春香「美味しいでしょうけど!けども!」

響「量を考えろ!」

貴音「私なら大丈夫ですが」

美希「本当に大丈夫なんだろうけど…納得いかないの…」

ナレ『抹茶クリーム餡蜜はお茶に合いますぅ♪抹茶を既に使ってるから、ちょっと渋めのほうじ茶とか…でも、緑茶も合いますね♪』

ナレ『ハニートーストは、やっぱり紅茶かな?珈琲でもいいんですけどね』

ナレ『…はっ…いけないいけない…』

美希「あ、デザート来たの…」

店員「抹茶クリーム餡蜜のお客様は…」

春香「その面妖な銀髪の女王です、2つ共」

響「むしろ、次に来るであろうハニートーストも貴音のだぞ」

店員「えっ?」

貴音「えっ?」

店員「えっ?」

美希「ミキを見られても困るの」

店員「えっ?」

響「勿論、自分を見られても事実は事実だぞ」

春香「私の方見ても同じですよ」

店員「4つ共…ですか?」

貴音「何か?」

店員「いえ…ちょっと驚いてしまいまして…すみませんでした」

春香「普通は驚きますよ?」

貴音「何と」

響「自分達は多少見慣れたからってだけだぞ」

貴音「面妖な」

美希「いや、それはこっちの台詞」

貴音「ふぇんよーにゃ」モグモゲ

春香「食べながら喋らない!」

響「じいやさんに怒られるぞ」

貴音「」ピシッ

美希「あ、フリーズしたの」

貴音「」プルプル

春香「なうろぉでぃんぐ…」

貴音「あ、あの…カットで」

響「多分しないぞ」

貴音「ああっ…!なんといけずな…っ!」

店員「あの…ハニートーストもお持ち致しましたが…」

春香「ああ、そこに置いて下さい」

店員「でも、皆さん羨ましいです」

美希「?」

店員「結構カロリー高めですから…これ」

妖精「」

春香「ですよねー」

店員「私も好きで食べちゃうんですけど…後で後悔したりして…」

店員「でも、皆さんはそんなに体型変わらないですものね…何か秘訣でもあるんですか?」

貴音「さぁ、皆の分も来ましたよ」スススッ

はるみきひび「っ!!?!?」

貴音「ふふ…抹茶くりぃむ餡蜜…美味でした」ニコリ

春香「ちょ、え!?」

貴音「さぁ、気にせずに」

美希「押し付けないで欲しいの!」

貴音「ふふ…何をおかしな事を…」

響「貴音、本当にじいやさんに連絡するぞ?」

貴音「勿論、私が食べるのです」

店員「それでは、ごゆっくり♪」

貴音「…」

響「…」

美希「…」

春香「…」

貴音「…か、かろりぃが、ですね…」

美希「今更なの」

貴音「わ、私も最近は多少は気にするようになってきまして…」

春香「大丈夫、体型変わってないですから」

貴音「いえ、しかし…ぷろでゅぅさぁ殿の視線がですね…」

響「ははは、なんくるないさー」

貴音「あの…貴方様、何故自らカンペをお書きに…え?…らぁめんを暫く1日1食!?そんな、いえ、しかし…なっ!?じいやに叱られるかとの2択!?そんな…そんな…っ!」

響「貴音が絶望的な顔してる」

美希「そこまで究極の2択なのかな?」

春香「人の価値観なんて分からないもんだよ…うん」

ナレ『四条さん…大ピンチですぅ…』

貴音「いえ…しかし…うぅ…いけずです…」

美希「じゃ、貴音が人生における究極の2択に頭を抱えてるけど、そろそろ時間なの!」

響「貴音は放置なのか」

春香「放置…だね。多分、今は何にも反応出来ないよ」

響「…ちょっと可哀想だぞ」

美希「仕方ないの…という訳で、『ファミレスフェアリー』は、ここまでなの!」

響「第1回からカオスだったな」

春香「逆に、第1回だからこんなもんなのかもよ?」

響「かなぁ?」

美希「兎に角、また来週、同じ時間に会おうね♪」

響「EDテーマは、『オーバーマスター』だぞ!…ゆるーい番組に似合わないEDテーマだぞ」

春香「ところで、来週のゲストは?」

美希「未定なの」

響「それじゃ、また来週!」

はるみきひび「まったね〜!」

貴音「でこぴんからぁめんか…」


ナレ『という訳で、本日は第1回、ゲストは天海春香ちゃんでした♪この後は『水谷ラボ 〜PCのお勉強会〜』、『生っすか!?サンデー!はいぱー!』が続けて放送されます!そちらもお楽しみに♪』

ナレ『それでは…ナレーションは萩原雪歩でしたぁ♪来週も『ファミレスフェアリー』、見て下さいね〜♪』


貴音「でこぴんはイヤです…しかし、らぁめん抜きも…」

響「まだ悩んでるのか!?」

美希「もうED終わったの〜!」

貴音「な、何と!?」



『ファミレスフェアリー』また来週!

という訳で、以上です

ヤバい、予想以上にお姫ちんを自由にさせるのが楽しい…

涼「『世界の車窓かも』本日は地下鉄日比谷線の秋葉原〜御徒町間をお届け致しました…」

涼「あの…地下鉄の車窓って…外見えないし、柱と壁しか…あと、蛍光灯とか…」

涼「あ、そう…アリ、なんですか…」

涼「…」

涼「あ、この後は『ファミレスフェアリー』です!」

涼「765プロのアイドルユニット、フェアリーの皆さんが、ゲストを迎えて楽しいトークをファミレスで繰り広げます!」

涼「チャンネルはそのまま!」

涼「え?次回?やるんですか?…やるんだ…次回の『世界の車窓かも』は…」

涼「総武快速線、馬喰町〜新日本橋をお届け…って!これまた地下じゃ無いですか!メトロじゃなくてJRになった!?知りませんよ!」

涼「え?景色の間はボクがトークで繋げ?そ、そんな無茶苦茶な…」



という訳で、第2回を投下致します

〜ガ○ト〜

美希「大好きすーいみーん…あふぅ」

響「開幕から替え歌か…」

貴音「美希らしい歌ですね」

響「兎に角、仕事しようよ、仕事」

美希「ふぁーい…」

貴音「では、たいとるこぉるを…」

響「せーの…」

妖精「ファミレスフェアリー!」


[ふぁみれすふぇありぃ (題字:四条貴音)]


ナレ『始まりました、ファミレスフェアリー!本日もガ○トさんから、765プロの2大人気ユニットの1つ『フェアリー』と、ナレーションの萩原雪歩がお届けしますぅ♪』

美希「で、今日の話題はなぁに?」

響「んと、うちの事務所にきたファンレターからの話題らしいぞ」

貴音「なるほど…では響、お題を読み上げて下さい」

響「ほーい…『デビュー当時から髪型が変わった水瀬伊織ちゃん、どっちも可愛くて似合ってます。フェアリーの皆は、髪型変えたりはしないの?』だってさー」

美希「ミキは変えたよ?」

響「相談もなく、な」

貴音「唐突に、でしたね」

伊織「事務所や仲間に何の連絡もなく、ね」

響「自分達フェアリーのメンバーにもなかった位だからな」

伊織「全く…やれやれね〜」

ナレ『…』

妖精「…」

伊織「…何よ?」

美希「で、デコちゃん!?」

伊織「デコちゃん言うな!」

響「な、何でいるんだ!?」

ナレ『ま、まだ紹介もしてないのに〜…』

伊織「ゲストだからよ?というか、冒頭のトークがグダグダな上に長いのよ!それに、あんなお題紹介して、私がゲストじゃなかったら怒られるわよ!」

貴音「」ピンポーン

伊織「アンタは自由ね、何時もながら」

貴音「はて」

美希「ミキ、ドリンクバー行ってくるの!」

響「自分も」

貴音「私も参ります」

伊織「は?え?」

伊織「」ポツーン

店員「ご注文はお決まりですか?」

伊織「え?あ、いや、えっと…じゃあ、ど、ドリンクバーで…」

店員「かしこまりました。ドリンクバーはあちらにございます。グラスもそちらにご用意してありますので…」

伊織「あ、はい………ん?」

妖精「」ニヤニヤ←遠くからニヤニヤしてる

伊織「(は、はめられた…!)」

ナレ『なんでこんな時の連携は特に神がかってるんでしょう…うちの事務所…』



〜ドリンクバー〜

伊織「…」

響「お、注文済んだのかー?」

美希「皆で離れてきちゃうと、絵的に寂しくなるの」

貴音「伊織、此方におれんじじゅぅすが御座いますよ」

伊織「」スタスタスタ

貴音「なっちゃん、というものですが」

伊織「…とりあえず、アンタんとこの執事に、うちの新堂から連絡が行ってるわ。「どういう教育をなさっているのでしょう?」ってね」

貴音「」カラーン…

響「貴音、グラス落とし…っ!?」

美希「どしたの?」

響「き、気絶してる」

美希「っ!?」

伊織「ねぇ響…」

響「」ビクッ

伊織「アンタが行ってた響チャレンジの「天然松茸を探せ!」だけどね…あれ、うちの所有してる山なのよ」

響「あ、うん、ご協力感謝するさー」

伊織「次回から、うちは協力しないわ…つまり、今までは最低限保証されていた安全が、一切無くなるわ。ついでに、海外ロケなら協力したげるわよ?マッターホルン登頂か、バミューダトライアングル遊泳の2択。それなら全額負担するわ」

響「」カラーン…

美希「ひ、響!?響っ!?…だ、だめ…気絶してるの…」ガクガクブルブル

伊織「にひひ…美ぃ希ぃ?」

美希「は、はいなのぉ!」ビクーン

伊織「今日、うちの馬鹿プロデューサーが来てないわよね?」

美希「う、うん…」

伊織「変わりに来てるの…誰かしらねぇ?」

美希「へ?」

伊織「私は竜宮小町のリーダー」

美希「なの」

伊織「竜宮小町のリーダーが番組に出る。ついでに他の子も出るから、見学兼迎えに来てる訳よ…」

美希「っ!?ま、ま、まさか…」

伊織「あれ、見てごらんなさい?」

美希「」カタカタカタカタ…チラッ

律子「みぃぃぃきぃぃぃぃぃぃぃ…?」←スタッフ側から殺気を垂れ流す名プロデューサー

美希「」カラーン…

伊織「ふん!お店に迷惑をかけようとしてまで、この伊織ちゃんを罠にはめた罰よ!」

ナレ『ふぇ、フェアリーが全員ドリンクバーで立ったまま気絶してますぅ…か、カメラには写せませぇん…』



〜少し経った後のフェアリー席〜

妖精「ごめんなさい」ペコー

伊織「謝る位なら、最初からやるんじゃないわよ!全く…」

美希「あ、改めまして、本日のゲストなの!」

貴音「私達と同じく765ぷろのあいどるにして、もう一つのゆにっとである『竜宮小町』のりぃだぁ」

響「水瀬伊織だぞ!」

伊織「皆様こんにちはー♪スーパーウルトラプリティーアイドル、水瀬伊織ちゃんで〜す♪」キャピーン

貴音「何でしょう、「きゃっぴぴぴぴ〜ん♪きっくちまことちゃんナリよ〜♪」と同じ気配を感じました」

響「同じくだぞ」

美希「ミキもなの」

伊織「私の今の挨拶は、アレほど痛みを伴わないわよ」

響「あれ、痛みを伴うのか」

伊織「周囲がね」

貴音「…ああ」

美希「…うん」

ナレ『真ちゃんはあんな風にしなくても格好良いし可愛いのに…』

美希「で、本日のお題なんだけど…」

響「髪型、だな」

貴音「伊織は何故その髪型に?」

伊織「美希がデコデコ五月蝿いから」

美希「ミキのせいなの!?」

伊織「冗談よ。そうね…竜宮小町のリーダーになるって決まった時に、心機一転って気持ちもあったし、今の髪型にする事で「大人の水瀬伊織」を見た目で分かってもらえると思ったのよ」

響「大人な伊織を見せる意味って?」

伊織「竜宮小町のリーダーをする時に、私より年上のあずさがいる訳じゃない?亜美ともそこまで歳が離れてる訳じゃない。しかも、竜宮小町は当時、765プロの社運をかけたプロジェクトだった」

伊織「そんな竜宮小町のリーダーをするにあたって、何時までも子供っぽい「今までの水瀬伊織」じゃ、足りない気がしたの」

貴音「足りない?」

伊織「責任感とか、リーダーとして誰もが認めてくれるような…うーん、何だろう?パッと見て分かる説得力っていうのかしらね?」

伊織「内面とか実力は、その後でしっかり分からせるとしても、やっぱり私達って、見られてなんぼな訳で…」

伊織「テレビで発表した時に、パッと見てのインパクトもだし、今までソロの頃から応援してくれてたファンの方々に…こう、「今までの水瀬伊織と違う!」っていう…変化と覚悟…なのかな?を見せたかったのよ」

伊織「で、まさか顔を変える訳にはいかないし、服装なんかは変えても「馬子にも衣装」じゃないけど、着せられてる感が出ちゃう可能性もある…なら、どうすればいいのか?」

響「それで、髪型?」

伊織「そ。今までの前髪を上げてたのも私は好きだったけど、見た目で分かる最大の変化は髪型だからね。イメージも髪型でガラッと変わるし」

貴音「成る程…水瀬伊織…貴方は本当に素晴らしい精神をお持ちですね…」

ナレ『伊織ちゃん凄いですぅ…そんなに色々考えてたなんて…』

響「あの頃って、確かまだ15歳位だよな?」

伊織「ええ」

響「それでそこまで色んな事考えて、実行して…伊織はやっぱり凄いな!流石だぞ!」

伊織「そりゃ、ね?私は水瀬財閥の長女だし?スーパーウルトラプリティーアイドルだし?これ位はこなせてトーゼンよ!トーゼン!」

ナレ『それでも凄いですぅ…』

貴音「律子嬢、ぷろでゅぅすする立場の貴方から見て、水瀬伊織とはどうでしたか?」

<え!?わ、私にふるの!?

響「いいからいいから、こっち来て話して欲しいぞ!」

律子「全くアンタ達は…あ、テレビの前の皆様、こんにちは。元765プロのアイドル、現在は引退して主に竜宮小町のプロデューサーをしています、秋月律子です」

貴音「流石は律子嬢、きちんとした挨拶をなさいますね」

律子「当たり前でしょう…あ、伊織について、かぁ…」

伊織「な、何よ?ちゃんとやってきたつもりだけど!?」

律子「ちゃんとやってきたどころか…伊織がいなかったら、今の竜宮小町はおろか、765プロすらどうなってたか分からないわ。だから、私は心の底から感謝してるし、頼りにもしてるわ。背負わせ過ぎちゃって申し訳ないって謝りたい位」

伊織「」ポン!

ナレ『伊織ちゃん、真っ赤ですぅ♪』

伊織「な、な、なな何よ突然しおらしくなって…伊織ちゃんにかかれば、とーぜんの結果よ!べ、別に事務所なんか関係ないわよ!私は私の為に、したくてしたんだからね!」

響「はい、ツンデレ頂きましたー」

貴音「良きつんでれ、です」

伊織「な、何よ!誰がツンデレよ!違うわよ、もう!」

ナレ『伊織ちゃん、可愛いですぅ♪』

響「…でも、本当に偉いな、伊織は」

伊織「な、何よ、急に…」

響「いや、うちのリーダーにも見習わせたいなぁと」

伊織「は?」

美希「…」スヤスヤ

伊織「」

貴音「相変わらずの特技ですね。何時でも何処でも熟睡出来るという」

伊織「律子、アレ貸して、アレ」

律子「ほい」

伊織「ふっふっふ…」スパーン…スパーン…

響「そ、それは…!」

貴音「律子嬢愛用の、お仕置きはりせん…!」

ナレ『み、美希ちゃん!起きて!起きないとハ