健助「学園都市?」道士郎「でごさる」(271)

小萌「はーいみなさーん、今日は転校生を紹介しますよー」

土御門「転校生? 妹でメイドなら文句ないにゃー」

上条「さすがにそれはねーよ。大体男かもしれねーだろ」

青ピ「……いや、上やん。噂によると女らしいで」

土御門&上条「なにっ!?」

青ピ「聞くところによると転校生は『帰国子女』らしい」

上条「それで? なんで女だってしってんだ?」

青ピ「ばっか上やん、帰国子女やで? 女子に決まってるやん」

土御門&上条「……バカはオメーだ(にゃー)」

小萌「じゃあバカはほっといて、二人とも入ってきてくださーい」

ガラッ

クラスのみんな「」

道士郎「桐柳道士郎です」

上条「武士だ」

健助「小坂健助です(うわー、やっぱりみんな引いてるぞー)」

クラスメイトA(武士だ)
クラスメイトB(着物だ)
クラスメイトC(こしぎんちゃくもいるぞ)

土御門(侍だ)

上条(武士だ)

青ピ(女子やない)

健助(僕は目立ってないからいいか)

エーリーターン!!

>>3
あーそーぼー!

小萌「二人の席は一番後ろのG席ですからねー皆さん仲良くしてあげるんですよー」

クラス「は、はーい」ザワザワ

健助(やっぱりみんな動揺してるなー。無理もないよ、俺も初めはそうだったし)

道士郎「」スッスッ

健助(でもこの男は)

クラスのみんな「……」

道士郎「」ザッザッ

健助(どんな所でも堂々と歩くなぁ)

けんすけって一人称俺だったっけ

開久三高職員室

健助「失礼します」ガラッ

教師「やあ小坂くん」

健助「こんにちは。お話とはなんでしょうか?」

健助(やばい……神野氏が切った消防ホースがバレたかな)

教師「君、警察目指すんだって?」

健助「あ、はい(アレ?)」

教師「なら学園都市に行ってみんか?」

健助「学園都市?」

教師「ああ、なんかこう……色々すごい街だ。そこの理事会が我が校の中から二名ほど留学生として受け入れたいと申し入れてきてるんだ」
「どうだ? 数ヶ月とはいえあの学園都市に在籍すれば後々有利かもしれんぞ」

健助「はあ、そうですか。なら……(ハッ!)」

健助(じゃあ数ヶ月もエリリンと会えなくなるってこと!? …………やっぱり断ろ……!)

健助「先生! 二人なんですよね!? ならもう一人推薦したい人が」

教師「いや、もう一人は決まってるんだ」

>>10
俺とオレとボクと僕とボキとポッキーと拙者とわたくしとなんか色々あったと思う

道士郎「失礼します」ガラッ

健助「道士郎!?」

教師「もう一人は彼に頼んだんだ」

健助「なんでですか!?」(おい~、いくら無茶苦茶な学校とはいえこの男を送り込んだらホントに潰れちゃうって~)パクパク

教師「出来れば帰国子女がいいとあちら側から言われてな。それに、君らがこの学校で一番まともだろう、と」

健助(この学校もついに廃校か……)

健助&道士郎「失礼しました」ピシャッ

健助(はあ~……)

道士郎「健助殿、いかがなされた?」

健助「いや……」(こうなったら仕方ない。僕が責任をもってこの男を管理しよう! なに大丈夫! 今までずっとやってきたことじゃないか!)グッ

道士郎「さすが健助殿。こんな今から遠く離れた地で天下を獲る算段を」

健助「してねーよ!!!! なんでそーなんだよ!!!!!!!!」
道士郎「」ビクッ
健助「いいかい!? 行っておくけどあっちでケンカなんかしちゃダメだからね!?」

道士郎「し、しかし健助殿。折角見知らぬ地に行くのじゃからちょっとぐらい……」

健助「ダメだから! ゼッタイ! NO!」

道士郎「しかしのう……」

健助「いいかい? 道士郎クン。これは君主としての命令だよ? つまり、これを守ることは、武士の」

道士郎「誉れ」キラキラ

健助(これで少しの間は平気だな。ホントに少しの間だけだろうけど)

学園都市
昼休み

土御門「なーなー君たちー。なんでこんな時期に転校してきたんだにゃー?」

青ピ「せやせや! なんで女子やないんや!」

上条「もうお前は黙ってろよ」

健助「ああ、色々あってね」

説明中

土御門「ほほー、じゃあ数ヶ月後にはまた帰るんかにゃー。面白そうなやつらなのに残念だぜい」

道士郎「カカカ、そう言われると照れるのう」

健助「そうだね」

青ピ「しゃーない! それまでに沢山思い出つくろうやないか!」

土御門「そうだぜい。いい土産にしてやるにゃー。早速今日の放課後から遊びまくるにゃー」

進行がゆっくりなのが唯一残念でござる

健助「ハハ、なんか悪いね」

道士郎「いやー、すまんのう」

青ピ「気にせんでええよ! 上やんも来るやろ?」

上条「当たり前だ! でもあんまり遅い時間は勘弁してくれよ?」

青ピ「決まりや! どこ連れていくか考えなあかんな!」

健助(よかった、みんないい人そうで。こういうのに憧れてたんだよな~。きっと街の人もみんないい人なんだろう)

健助(この調子なら道士郎もクズ退治なんて言い出さないだろうし)

>>15
ごめんなさいカタカタが壊れているので……

街中

上条「いや~、すいませんね。結局上条さんが一人で案内することになっちゃって」

健助「そんな気にしないでよ~。あの二人が来れないのは残念だけど、上条クンが居てくれるだけでも十分すぎるしね」

上条「いや、それでも申し訳ない。あの二人バカなんでね、成績が悪いのはおろか今日みたいに補習があることも忘れちゃうんですよ」

道士郎「大変じゃのう」

上条「ああ……それにしてもアンタでかいな。それに…………なんで着物なの?」

健助(やっとか)

道士郎「拙者は武士じゃからのう」

上条「うぇ!?武士!?なんで!?」

道士郎「武士じゃからの。健助殿に仕えておるのじゃ」

健助(余計なことを)

上条「仕えて!?殿!?」
健助(今頃か。この人も大部鈍感だな)

上条「わ、わかった。とりあえず小坂が殿で桐柳が武士なんだな?」

健助「ちょっと、わかんないでよー」

道士郎「左様でござる」

健助「左様でござるじゃないんだよー」

上条「そうだ、あっちに鳩がいっぱいいる公園があるんだ」

道士郎「ほー、ぽっぽがの」

健助(アレ?この人普通の人じゃないぞ?)

キャーーーーーー!

道士郎&上条「!」

道士郎「婦女子の悲鳴!」ダッ

上条「あっちだ!」ダッ

健助「えっ!?ちょっ…………待ってよー!」

女生徒「キャーーーー!」

スキルアウトA「へへへ嬢ちゃん。さっさと金だしな?」

女生徒「ヤダ!放して!」

スキルアウトB「なんだ?金持ってないのか?それならそれでいいんだぜ?代わりにオッパイ出して貰うからよ~」

スキルアウトAB「フヘヘヘへ」

女生徒「誰か助けてっ!!!!!」

トントン

スキルアウトA「ん?」クルッ

ゴチン!!!!!!!!
スキルアウトA「んこっ」ドシャッ

道士郎「クズが」

スキルアウトB「な、ななななんだコラー」ブンッ

ベチン!!!!!!!!
スキルアウトB「もぺっ」ベタンッ

道士郎「クズが」

女生徒「」パクパク

道士郎「怪我はないかの?」

女生徒「あ!?はい!!助けて下すってありがとうござい……! 後ろ!!!!」

道士郎「?」クルッ

スキルアウトA「へへへ……食らえ!炎!」ボォッ

道士郎「ム!」バッ

女生徒「きゃっ!」ガバッ

バッ


パキーーン

スキルアウトA「な……なんでゴムッ」バキッ

上条「大丈夫か!?」

道士郎「うむ。すまなんだの」

健助「はあ、はあ、どっ……しろっ……殴っちゃダメだ……よ」ゼエゼエ

健助「」


全部終わってマシタ
(たぶんボクの人生も)

健助「に、逃げろー!!!!!!!」ダッ

道士郎「ム!!!!!!!!!!!」ビクッ、ダッ

上条「えっうわっ!!!!!!!!」ビクッ、ダッ

女生徒「ヒッヒャア!!!!!!!」ビクッ、ダッ

ダダダダダダダダダダダ

上条「はあ…はあ…、ビックリさせるなよ……」

健助「はあ…はあ…、ごめん……」

女生徒「はあ…はあ…、ははっ……」

道士郎「蝶々じゃ」

女生徒「本当に、ありがとうございました!」

道士郎「道中気を付けてな」

上条「もうからまれるなよ」

女生徒「はいっ!ありがとうございましたー!」フリフリ


道士郎「フッ」キラキラ

健助「」ジーッ

道士郎「ハッ!ち、違うのじゃ健助殿。あれはケンカではござらん、クズ退治でござる」

健助「だからそれをするなって言ってるのに……もうしょうがないなあ」

道士郎「面目無いでござる」シューン

上条「まあまあ小坂もそこら辺で、桐柳だっていいことしたんだから」

健助「もう、いいよ。じゃあクズ退治だけだからね?ケンカはホントにダメだよ」

道士郎「誠でござるか!?」

健助「誠じゃよ」(まあ、ああいうのは僕もムカつくしね)

道士郎「ワーーイ!」

上条「よかったな桐柳!」

街中

上条「いや~、すいませんね。結局上条さんが一人で案内することになっちゃって」

健助「そんな気にしないでよ~。あの二人が来れないのは残念だけど、上条クンが居てくれるだけでも十分すぎるしね」

上条「いや、それでも申し訳ない。あの二人バカなんでね、成績が悪いのはおろか今日みたいに補習があることも忘れちゃうんですよ」

道士郎「大変じゃのう」

上条「ああ……それにしてもアンタでかいな。それに…………なんで着物なの?」

健助(やっとか)

道士郎「拙者は武士じゃからのう」

上条「うぇ!?武士!?なんで!?」

道士郎「武士じゃからの。健助殿に仕えておるのじゃ」

健助(余計なことを)

上条「仕えて!?殿!?」
健助(今頃か。この人も大部鈍感だな)

健助「ハハ、なんか悪いね」

道士郎「いやー、すまんのう」

青ピ「気にせんでええよ! 上やんも来るやろ?」

上条「当たり前だ! でもあんまり遅い時間は勘弁してくれよ?」

青ピ「決まりや! どこ連れていくか考えなあかんな!」

健助(よかった、みんないい人そうで。こういうのに憧れてたんだよな~。きっと街の人もみんないい人なんだろう)

健助(この調子なら道士郎もクズ退治なんて言い出さないだろうし)

俺とオレとボクと僕とボキとポッキーと拙者とわたくしとなんか色々あったと思う

道士郎「失礼します」ガラッ

健助「道士郎!?」

教師「もう一人は彼に頼んだんだ」

健助「なんでですか!?」(おい~、いくら無茶苦茶な学校とはいえこの男を送り込んだらホントに潰れちゃうって~)パクパク

教師「出来れば帰国子女がいいとあちら側から言われてな。それに、君らがこの学校で一番まともだろう、と」

健助(この学校もついに廃校か……)

開久三高職員室

健助「失礼します」ガラッ

教師「やあ小坂くん」

健助「こんにちは。お話とはなんでしょうか?」

健助(やばい……神野氏が切った消防ホースがバレたかな)

教師「君、警察目指すんだって?」

健助「あ、はい(アレ?)」

教師「なら学園都市に行ってみんか?」

健助「学園都市?」

教師「ああ、なんかこう……色々すごい街だ。そこの理事会が我が校の中から二名ほど留学生として受け入れたいと申し入れてきてるんだ」
「どうだ? 数ヶ月とはいえあの学園都市に在籍すれば後々有利かもしれんぞ」

健助「はあ、そうですか。なら……(ハッ!)」

健助(じゃあ数ヶ月もエリリンと会えなくなるってこと!? …………やっぱり断ろ……!)

健助「先生! 二人なんですよね!? ならもう一人推薦したい人が」

教師「いや、もう一人は決まってるんだ」

土御門「なーなー君たちー。なんでこんな時期に転校してきたんだにゃー?」

青ピ「せやせや! なんで女子やないんや!」

上条「もうお前は黙ってろよ」

健助「ああ、色々あってね」

説明中

土御門「ほほー、じゃあ数ヶ月後にはまた帰るんかにゃー。面白そうなやつらなのに残念だぜい」

道士郎「カカカ、そう言われると照れるのう」

健助「そうだね」

青ピ「しゃーない! それまでに沢山思い出つくろうやないか!」

土御門「そうだぜい。いい土産にしてやるにゃー。早速今日の放課後から遊びまくるにゃー」

女生徒「本当に、ありがとうございました!」

道士郎「道中気を付けてな」

上条「もうからまれるなよ」

女生徒「はいっ!ありがとうございましたー!」フリフリ


道士郎「フッ」キラキラ

健助「」ジーッ

道士郎「ハッ!ち、違うのじゃ健助殿。あれはケンカではござらん、クズ退治でござる」

健助「だからそれをするなって言ってるのに……もうしょうがないなあ」

道士郎「面目無いでござる」シューン

上条「まあまあ小坂もそこら辺で、桐柳だっていいことしたんだから」

健助「もう、いいよ。じゃあクズ退治だけだからね?ケンカはホントにダメだよ」

道士郎「誠でござるか!?」

健助「誠じゃよ」(まあ、ああいうのは僕もムカつくしね)

道士郎「ワーーイ!」

健助「なにか飲もうかな」スッ

健助(ああ、『本当にソーダ』がない……てゆーかなにこの自販機?変なのしかない……)

上条「あ!小坂!その自販機はダメだ!」

御坂「見つけたわよ!やっぱりここに居たのね!」

上条「げぇっ!ビリビリ!」

御坂「キィーー!あんたはいつもいつも…………?誰よその人たち、見ない顔ね」

上条「ああ、ウチの学校の転校生なんだ。武士の方が桐柳。普通の方が小坂」

健助(まあ普通だけどさ……)「こんにちわー」ニコニコ

御坂「こ、こんにちわ……ところであなたはなんで着物なの?」

道士郎「武士じゃからの」

御坂「うぇっ!?武士!?なんで!?」

道士郎「武士じゃからのう」

御坂「だからなんで武士なのかって聞いてんのよ!」

道士郎「拙者の生業じゃからの」

御坂「なんで生業なの?」

道士郎「拙者が武士じゃからじゃ」

御坂「キィーーーーーーーーーー!!!!!!」ダンダンダン

書き溜めしてないのか

>>47
ごめん

>>49
ほっとけ外野にかまうな
ただ完結してくれればいい。

道士郎「ヒョッ」(キレる子供をみるのは二度目じゃの……)ゴソゴソ

道士郎「あ、飴玉でもなめるかの?」ゴソゴソ

御坂「飴玉ぁ!!?…………飴玉……」

道士郎「あ、切らしておった」

御坂「キィーーーーーーーーーー!!!!!!ムカつく!!!!!何がムカつくってちょっと喜んじゃった自分にムカつく!!!!!!しかも切らしてんじゃないわよ!!!!」

上条「まあまあ、ちょっと落ち着けって」

御坂「ああああああああ!みんなして私を子供扱いして!!!!」

健助「ぼ、僕はしてないよ!そうだよね、君は子供じゃないもんね!」

御坂「アンタわざとやってんでしょ!!!?」

御坂「いいわ!勝負よ!!!三人まとめてかかってきなさい!!!!!」

道士郎「勝負か」ガタッ

健助「道ーちゃんストップ!」ガシッ

>>50
わかった
みんな支援ありがとう


御坂「なによ!折角やる気になってるなら止めんじゃないわよ!」

道士郎「そうじゃのう。悪いやつでは無さそうだしの、勝負してもよかろう」

健助「何いってんの!上条クンもちゃんと止めてよ!」

上条「え?いやあ……あいつすげぇ強いし。なんたって学園都市第三位だぜ?電撃も落とせるし、並の奴にはそうそう……」

健助「……上条クン。道士郎が………並の奴に見えるかい?」

上条「まあ並の奴ではなさそうだけど……」(こいつこんなに迫力あったっけ?)

健助「道士郎はモチロン無能力者だよ。それを踏まえて聞いて欲しい」


健助「この男は、四階から落ちても、無傷だった」


上条「御坂待て、ダメだソイツは。桐柳も頼む」

ちょっと用事があるから落ちそうだったら落として
そしたら絶対また立てるから

踵骨折ったし頭から血だらだら流して無傷

>>58
ふ、伏線でござる

健助(まあウソだけどね☆四階から落ちたら流石の道士郎も無傷じゃないだろうし)

御坂「はなしなさい!!!!電撃が出せないじゃないの!!!!!!」

上条「なおさら離さねぇ!!」

御坂「なによ!アンタ一生そうしてるつもり!!!?」

上条「ああいいぜ!お前が桐柳に勝負を挑もうとするなら!命を無為に捨てようとするなら!」
「お前を一生離さねぇ!!!!」

御坂「えっ」キュンッ

健助(あっちは静かになったな)「ねえ道ーちゃん。さっき言ったよね?勝負はダメだって」

道士郎「そうでござった」ストン

御坂上条健助(素直だなぁ)

健助は開久内戦で道士郎の活躍知らないからまず四階から落ちたことも知らない

健助「よし、じゃあ僕らは帰ろうか道士郎。じゃあね上やん」フリフリ

上条「えっ!?ちょ、待てよ!なんでお前らだけで帰ろうとすんだよ!」

健助「フフフ、健助殿は野暮はしないんじゃよ。行こう道士郎」

道士郎「御意」

上条「え……なんだよ一体……」

御坂「……ちょっと」

上条「?」

御坂「いつまで触ってるつもり?////」

上条「! //////」


ちょっとホントにごめん一応トリは付けとくから
落ちそうだったら落として

健助「いいかい道ーちゃん?勝負とか絶対ダメだからね。じゃないと開久のみんなが路頭に迷うことになるよ」

道士郎「しょ、承知」

健助「武士なら我慢?」

道士郎「できる」キラキラ

健助「うん"約束"だからね…………アレ?あそこにいるのって」

御坂妹「……」

健助「ねえ道ーちゃん」

道士郎「いや、違うの。まったくの別人でござる」

健助(なんでわかるん……ター族のアレか。まあゴーグルもかけてるし)

健助(声をかけてみようか)「ねェねェ」

御坂妹「お願いがあるのです。とミサカは急に声をかけてきたヒヨコ野郎と武士にいきなり協力を求めます」

健助「い、いいケド、なに?」

御坂妹「アレです。とミサカは木の枝を指差します」ピッ

道士郎「ネコじゃの」

健助「だね。道士郎、行ける?」

道士郎「おちゃのこサイサイじゃ」

御坂妹(サイサイって何?とミサカはネットワークを使って検索を試みます)

道士郎「ほっ」

バッ

ガシッ

スタッ

道士郎「大事ないようじゃの」

健助「よかった。君のネコ?」

御坂妹「違います。とミサカは否定しながら首を横に降ります」

健助「そうなの?じゃあ道士郎、逃がしてあげて」

道士郎「御意。気を付けるのじゃぞ」スッ

ネコ「ナー」

いまのレールガンくらいだよ

健助「君ってお姉さんいるかな?」

御坂妹「はい、います。とミサカは正確ではない情報を提示します」

健助(正確じゃない?)「双子ってこと?……いや、双子も姉妹か」

御坂妹「提示可能な情報のうちそれが一番近い表現だとミサカは肯定的な意見を述べます」

健助(……………ハッ!もしかして親が離婚したのか!?それでもう姉妹って表現が正確じゃいのか……)

健助「ごめんなさい変なこと聞いて!」ズバッ

御坂妹「いえ、気にしないでください。とミサカはあなたに頭をあげるよう促します」

道士郎「どうしたのじゃ?早く飼い主の所へ戻れ」

ネコ「ナー」

第七学区

健助「道ーちゃん。そのネコどうするの?」

道士郎「うむ、拙者から離れようとせんし、首輪もないしの、少しの間面倒を見ようと思っとるのじゃ」

健助「え~?道士郎がネコ~?まりえさんは喜びそうだけど、なんかぽくないよ」

道士郎「カカカ、そうかのう」

ネコ「ナー」


マンション

健助「何階だったっけ?よく忘れちゃうんだよね」カンカン

道士郎「七階でござる」カンカン

健助「それにしても、わざわざ部屋まで隣り合わせにしなくてもねぇ。便利だけど」カンカン

ギャーギャー

道士郎&健助「ん?」

インデックス「とーま遅いんだよ!お腹と肋骨が引っ付きそうなんだよ!」ガブー

上条「イテッ!しょうがないだろ!上条さんにも色々事情があるんですよ!」

インデックス「言い訳なんて聞きたくないんだよ!」ガブー

上条「ぐあー!不幸だー!」

健助「上やん」

上条「え!?小坂!桐柳も!どうしたんだ?こんなところで」

健助「僕たちの部屋そことそこなんだよ」

上条「え!マジか気付かなかったぜ!これからよろしくな」

インデックス「に、に、に、」プルプル

上条「どうしたインデックス」

支援ありがとう

インデックス「日本人なんだよーーーーーーーー!!!!!!」

上条健助「!!!?」ビクッ

道士郎「?」

インデックス「日本人なんだよ……日本に来て初めて見たんだよ……」ワナワナ

上条「ああ、うん、そうか」

健助「しょうがないよね」

道士郎「なんじゃ、子供。そうじゃ、饅頭でも食わんかの」ゴソゴソ

インデックス「わーい!!SAMURAIがMANJUをくれるんだよ!!!しかもTAMOTOから出そうとしてるんだよ!!!」

道士郎「む、すまん切らしておった」ゴソゴソ

インデックス「fack you」

道士郎「oh miss spell fuck you」

上条健助イン「!!!!???!!!?」

健助「あ、帰国子女だった」

上条「え!?帰国子女って桐柳のことなの!?」

インデックス「非国民なんだよ!!」

健助「ねぇ上やん。その子は?」

上条「あ~……ウチで預かってんだよ。その、教会の子なんだけど色々あってさ」

健助「へぇ、大変だね」

上条「ホントですよ……食費なんて上条さん一人の時の倍以上だし、怪我も増えるし……」

イン「SAMU~肩車して欲しいんだよ!」

道士郎「カカカ、よいぞ。ほれ」ヒョイ

イン「すごいんだよ!天井に頭ぶつけそうなんだよイタッ!!」ゴチッ

健助「……大変そうだね」

上条「……小坂もな」

上条「じゃあな桐柳、小坂。また明日学校でな」

イン「また明日なんだよ!」

上条「お前は学校いかねーだろ」

健助「また明日ね」

道士郎「また明日でござる」

健助「道士郎、火を使ったらちゃんと元栓しめなよ?」

道士郎「カカカ、心配なさるな、この道士郎、心得ておる」

健助「そう?じゃあまた明日ね」

道士郎「おやすみでござる」

バタン

ちょっと練ってくる
落ちてたら絶対また立てるから

健助「開発?」

道士郎「でござるか」

小萌「そうですよ~。例の超能力を開発するカリキュラムですね~」

健助「あの、数ヶ月しかいない僕たちが受けてもいいものなんでしょうか……」

小萌「当然ですよ~。なんたって二人は私の生徒なんですから。どんなに嫌なことでも、みんなと同じことをしてもらいますよ」ニコ

健助「先生……」

道士郎「先生!」ガシッ

小萌「ひゃあ!ダメですよ桐柳ちゃん!教師と生徒でそんな!」

道士郎「その教育への姿勢!そしてその広い器!この桐柳道士郎、深く感服いたしました!」ウルウル

小萌「ダメです桐柳ちゃん!ああ、でもそこまで本気ならいっそのこと」

健助(いい先生だなぁ)

>>24
なんで無能力者武装集団(スキルアウト)が使った炎を幻想殺しで打ち消せるの?

小萌「二人にはまずシステムスキャンを受けてもらいますね」

健助「システムスキャン?」

小萌「はい~。まあホントはある程度開発が進んでからするテストみたいなものなんですが、今回は時間がないのでシステムスキャンから始めましょ~」

道士郎「なにをすればよろしいのですか?」

小萌「う~ん、まず二人になにができるのか知りたいので、出来ること、特技なんかを見せてもらえますか~?」

>>105
ま、稀に能力を隠して所属する者もいるんだよ

道士郎「!」

小萌「どうしました?桐柳ちゃん?」

道士郎「刀が使えません」

小萌「はい~刀が使……え?使えないんですか?」

道士郎「はい。使えません」

健助「……使えますよ」

小萌「え?どっちなんですか~?」

道士郎「健助殿。能ある鷹は爪を」

健助「だから!アンタのはただのウソだっての!」カンカン

小萌「う~ん、じゃあ刀となにか斬るものを用意してもらいましょう」

道士郎「おねがいします……」

健助(見るからに萎んでる……)

小萌「小坂ちゃんはなにか出来ること、得意なことはありますか~?」

健助「え~と……」

道士郎「人を従えることに長けていらっしゃいますな」

健助「そんなわけないよ!」

小萌「じゃあ精神感応のテストをしてみましょう」

健助「ちょっと先生!僕はそんなことできませんよ!?」

小萌「ふふふ、でも小坂ちゃんもさっき同じようなこと言ってましたよ」

健助「…………………………いや隠してるわけじゃないですって!!」

健助(道士郎は広い部屋に連れていかれた。そして僕は小さな部屋で変な球に念を送る作業をしている)

検査員「はい、もういいです」

健助「……どうですか?」

検査員「ピクリとも反応しませんね」

健助「ですよね」

健助「道士郎」ガチャ

道士郎「おお、健助殿」

健助「道士郎も終わった?ってうわあ!!?ゴツイ鉄板が縦に真っ二つだ!!これ道士郎がやったの!!?」

道士郎「カカカ、もちろんでござる」

健助「これなんていう力なの!?空力?念動力?」

検査員「筋力です」

健助「エッ」

検査員「筋力です」

健助「そういう能力なんですか?」

検査員「いえ、素の筋力です」

健助「……」

道士郎「カカカ!ちと本気を出しすぎましたな!」

健助(わかってたよ、でももしかしたらって思ったんだよ)

健助(あの化け物みたいな力が超能力なんじゃないかと)

健助(でもそんなことかった)

健助(結局、この男が本物の化物だって裏付けることになったわけか……)

健助「ハァ……」トボトボ

道士郎「どうなされた健助殿?気分が優れませんか?」

健助「あぁ……シロに会いたい。癒されたい」

道士郎「カカカ!健助殿が連れてくるなとおっしゃったのですぞ」

健助「当たり前じゃん!馬なんか連れて来れないよ!」

道士郎「……」

健助「? どうしたの…………あ」


御坂「今日はビリビリは勘弁してあげるわ」

上条「なんだそりゃ」


健助「あ、御坂ちゃんどっか行っちゃった」

道士郎「うむ、そのようでござるな」

健助(ん?御坂……?ミサカ……離婚したのに同じミサカ?)

道士郎「上やん」

上条「よぉ、偶然だな。つーかアンタまで上やん言うか」

健助「御坂ちゃんと話してたね」

上条「ああ、そうなんだ。けどよくわかんねー話でさ」

健助「どんな話だったの?」

上条「いや……アイツはあの飛行船が嫌いなんだとよ」

健助「エー、便利じゃない」

道士郎「天気もわかるしの」

上条「そうだよなぁ」

保守
ちょっと新聞配ってくる

キャラは覚えてんだけど、作品タイトル思い出せねえ

>>128
スレタイにあるよ

上条「じゃあ俺ちょっと野暮用があるから」

健助「僕もちょっと野暮用が。道士郎、ついてきてくれるかな?」

道士郎「当然でござる」

健助「それと上やん。教えて欲しいことがあるんだ」

上条「なんだ?」

健助「御坂ちゃんの通ってる学校の場所が知りたいんだ」

上条「……同じこと考えてたのか。いいぜ、みんなで行こう」

健助「うん行こう」

道士郎「行くかの」

上条「それにしても、むさ苦しい三人で女子校か……」

すまん寝る
落ちてたらまた絶対立てるから

本屋前

上条「ん?アレって御坂妹じゃないか?」

健助「あ、ホントだ。あんな狭い道になにか用事でもあるのかな?」

道士郎「……血の臭いがするの」

健助「エッ?ちょっとヤダな、コワいこと言わないでよ」

道士郎「誠にござる。あの道からじゃ」

上条「! 御坂妹が危ない!」ダッ

健助「道士郎!僕らも!」ダッ

道士郎「御意」ダッ

血まみれの路地

上条「なんだ……こりゃ……」

健助「これ……妹ちゃん……!?なっ……なんで!?さっきまでちゃんと歩いてたし!道士郎が血の臭いを嗅いだのもこの子が生きてた時じゃないか!」

道士郎「どんな道具でもこうはならんの……………! 何奴!?」バッ

御坂妹「こんばんわ。とミサカは顔見知りの三人にあいさつをします」

健助「どっ、どういうことなの!!?」

上条「なんで御坂妹が二人もいるんだよ!!!?」

道士郎「違うの」

健助「え?」

御坂妹2「二人ではありません。とミサカは自分の存在をアピールします」ヒョコ

健助「えっ!?」

御坂妹3「後片付けに来たら噂の武士に会えました。とミサカは歓喜の声を上げます」ヒョコ

上条「なっ!?」

御坂妹4「他のみんなばかりずるいです。とミサカは拗ねた口調で登場します」ヒョコ

上条「どうなってんだよ!!!?」

御坂妹だと10032号で後はミサカで
いいような気がするがまあいいや支援。

御坂妹1「ミサカ達は実験のために造られた二万体いるお姉様のクローンのうちの一個体です。とミサカは簡潔に事実を述べます」

健助「クローン!?二万体!!?」

上条「実験だと!!?」

御坂「はい。学園都市第一位一方通行をレベル6へと進化させる絶対能力進化計画。その概要は━━━━」

>>151
ごめんね。どっちも漫画で適当にやってるから詳しくはわからん

ちょっとWikipedia見てきたんだけど主人公格三人の声がまんまバクマンでワロタ

街中

上条「はっ、はっ、なんだそりゃ!?」タッタッタッ

上条「勝手に造られて、勝手に殺されて……そんなこと許されるわけがねぇ!!」タッタッタッ

健助「そうだね……」タッタッタッ

上条「クソッ!なんか無いのかよ!!!?アイツらが死ななくていい方法が!!!!」

健助「……ひとつあるよ」

上条「何!!?ホントか!!!?」ピタッ

健助「うん。でも先に御坂ちゃんを探そう。道士郎、わかんないかな?」ピタッ

道士郎「難しいと思うがの、まっ、やってみようかの」スッ

ペタリ

上条「……なにやってんだ?地面にへばりついて、暑くないか?」

健助「しーっ、今音で御坂ちゃんを探してるから」

上条「そんなことまでできんのか?武士ってスゲー……」

道士郎「あっちじゃ」スッ

上条「うそだろ……」

健助「距離はわかる?」

道士郎「そこまではわからぬがあまり遠くではござらん」

上条「俺も武士になろーかな……」

健助「急ごう!!」

橋の上

御坂「……」

上条「御坂」

御坂「! アンタ……武士と普通の人も。なんか用?」

健助「聞いたよ。クローンと絶対能力進化計画のこと」

御坂「そう……」

道士郎「聞いたでござる」

御坂「それはもうわかったって」

健助(難しい話だからって仲間外れにされないよう必死だな……)

佐天「完結しててもつまんない奴も多いんだね……」

初春「本文がよくても、後書きや合いの手で興醒めするのもですね」

初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」

初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねえ」

初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」

初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」

佐天「初春?」

上条「お前、死ぬ気なのか?」

御坂「そうよ。あの実験は私が一方通行相手に185手で殺される、つまり185手までは生きていられる強さだってのが前提なの」

御坂「その私がすごく弱かったら?例えば一発で負けちゃうぐらい価値のない人間だったとしたら?」

御坂「計画も見直しになってあの子たちは死ななくてよくなるんじゃない?」

上条「ふざけんじゃ……」

健助「確かにそうだよね」
上条「小坂!!?」

健助「僕も同じようなこと考えてたんだ」

健助「要は実験そのものがなくなればいいんだよね?それならわざわざ御坂ちゃんが死ぬ必要はないよ」

御坂「……どーするってんのよ」

健助「実験っていうのは被験者あってのものでしょ?だから、平たく言うと」





健助「一方通行を再起不能にしちゃおう」

御坂「」ゾッ

上条「」ゾッ

道士郎「」キラキラ

御坂「だ、だからそれが無理だって言ってんでしょ!?」

上条「そ、そうですよ小坂さん!それに再起不能ってのは穏やかじゃないと思いますよ?」

健助「えー?だって一万人も殺してるんでしょ?なら手足の二三本ぐらい……」

上条(そこまでやるつもりだったのかーー!!!?)

上条(こ、こえー!平気で人を半殺しにしようとする考え方も、そしてそれを実際にやっちまいそうなところも!)

御坂「出来ないわよ!絶対に勝てっこない!大体アンタ一方通行がどんなやつかも知らないじゃないの!」

健助「フフフ、大丈夫」

健助「道士郎なら勝てる」

道士郎「うむ」

上条(なんなんだよこの自信……)

ごめん落ちそうだったら落としといてまた立てるから

サンデーでやってた西森の奴読まないでいたらいつの間にか消えててわろったw

>>189
鋼鉄?俺はちゃんと読んでたけど最後まで好きになれなかった


御坂「ダメ!ダメよ!絶対に行かせない!ここは通さないんだから!!」バッ

健助「御坂ちゃん……」

上条「…………なあ御坂。この二人のこと信じてみないか?」

御坂「無理よ!だってここにも最近来たばっかりで能力なんて使えないんでしょ!!?そんなやつらのなにを信じろって言うのよ!!」

上条「お前は……こんなに堂々とした無能力者を見たことがあるか?」

御坂「……」

上条「どんなことでもしちまいそうな無能力者を見たことがあるか?」

御坂「……」(……あるわよ)

上条「この二人ならやってくれるさ。俺も一緒に行く。それでも……」

上条「それでもまだ、俺達のことが信じられないか?」

御坂「……」

上条「御坂?」

御坂「……わかったわよ」

上条「?」

御坂「信じてあげるって言ってんのよ!」

上条「ホントか!?よし!!」

御坂(アンタにそんなこと言われたら信じるしかないじゃない……)

健助「御坂ちゃん。君の知ってる範囲でその……なんとかクンのこと教えてくれないかな?」

御坂「はぁ……わかったわよ。もう知らないんだから」

健助「上やんも、なにか出来ることがあるなら全部教えて」

上条「わかった。とっておきのやつがあるぜ」

健助「道士郎も話を聞いて気付いたことがあったら教えてくれ」

道士郎「御意」

健助「よし。作戦会議だ」

一方通行「あァ?オゾン?カンケーねェよ。少し息苦しいだけだァ」

一方通行「ベクトル操作で酸素を持ってくりゃいい」

御坂妹「!」ダッ

一方通行「オラオラ逃げろォ!ちったァ楽しませてくれよなァ!!」ドゴォ

御坂妹「くっ……!」ザシザシ

一方通行「オラよォ!!!」ドゴゴォ

御坂妹「かっ……!」ズシャア

御坂妹「っ!」ダンッダンッ

一方通行「銃なンか意味ねェっての」キンキン

一方通行「あァ、めンどくさくなってきたなァ。やっぱもォ殺しちまうかァ」ザシザシ

御坂妹「!」

一方通行「こンなつまンねェ実験に付き合ってくれた礼に、なるべく惨たらしく殺してやるぜェ」ザシ

御坂妹(ミサカは……ミサカは……)

ザッザッ

一方通行「……あァ?こういう場合どうなンだァ?」

一方通行「お侍さンが実験場に紛れて来ちまったァ」

道士郎「クズが」

御坂妹「!」

一方通行「あァ?なンだァいきなり」

道士郎「黙れこのクズが」

一方通行「はァ?だから」

上条「御坂妹から離れろ!」

一方通行「今度はなンだァ?」

上条「御坂妹から離れろっつってんだよ三下!!!」

一方通行「……オマエら面白ェな」

健助「か、上やん。妹ちゃん足元にいるよ」

道士郎「来い、クズ」

一方通行「さぞかし能力に自信があるンだろォなァ?この学園都市第一位の一方通行様にケン」

道士郎「来ぬならこちらから行くぞ」ザッ

健助「まだだよ道士郎。しばらく上やんのターンだ」

健助「頼んだよ上やん」

上条「任せろ」ザッ

一方通行「ンだよ、お侍さンじゃねェのか?まァどっちでも一緒かァ」


一方通行「悪ィが、こっからは一方通行だァ!」バッ

上条「うるせぇ三下!その幻想をぶち殺す!」ザッ

道士郎「健助殿」

健助「大丈夫。上やんには悪いけどしばらく一人で頑張って貰おう」ザシ

健助「大丈夫?」スッ

御坂妹「あ……」

健助(ごめんね上やん。君にはその力さえ残っていればいい、体力なんていらないし、逆に早めに無くなってる方が都合がいいんだ)

健助(君が一方通行と戦ってる間、道士郎にはアイツの癖や気に入ってる戦法を学習させる……)

健助(……死ぬなよ上条クン。君に惚れてる女の子がいるんだ)

一方通行「オラオラァ」ドガドガ

上条「くっそ……!」ダダダッ

10分前

御坂『その攻撃自体はいいわね。というよりアイツ相手に恐ろしく有効な攻撃よ。多分、一撃必殺。でも……』

健助『うん。そんな隙を見せたら、道士郎も上やんもただでは済まないだろうね』

御坂『なにかに気を逸らせる……ダメね、それぐらいじゃ意味がないわ』

上条『なんか無いのかよ御坂!?お前常磐台のエースなんだろ!?』

御坂『なによ偉そうに!!そういうアンタこそなにか出しなさいよ!年上でしょ!?』バチバチ

上条『うわあ!こんな時にビリビリは禁止だ!』パキーン

御坂『うっさい!』バチバチ
上条『ぐわあ!不幸だ!』パキーン

ビリパキビリパキ!

健助『…………!』

現在

健助(一か八か、なんて。それどころじゃない、一割あったらいい方だ)

健助(でも、倒せないって言われてる学園都市の第一位を倒せる確率が一割もあるんだ)

健助(やらない理由はない)

健助(そろそろかな)

健助「上やん!もういいから帰ってきて!」

一方通行「カッ!」ヒュッ

ドガァ!

上条「ぐあぁ!!」ズシャ

道士郎「ム!」

健助「上やん!」

一方通行「クカッ!!これで終ェだァ!!!」グググググ

健助「上やん!コンテナがくるぞ早く逃げろ!」

上条「ぐぅ……!」ガバッダッ

一方通行「キケケケ!!!」

健助(しょうがない!ちょっと早いけど……)

健助「おいクソ野郎!俺が相手だ!!」サッ

一方通行「あァ!!?タダの懐中電灯でなにを」

健助「くらえ!池内フラーーッシュ!!!!!」カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ

一方通行「あ!!?ぐあァァァァァァァ!!!!!」


解説しよう!池内フラッシュとは…
一秒間に三回ON/OFFを繰り返し、
更に微妙にライトの位置をずらすことにより、
網膜いっぱいに光の跡を残し相手の視界を奪う、
究極の光技である!

健助『いいかい?まずは僕が一方通行の目を潰す』

一方通行「ぐあァァァァァァァ!!!!!!!!!」

健助(よし、効いてる!)

健助『そのあと君たちはすぐに……』

一方通行「ァァァァァァァァァァァァァァなンつってなァ!!!!」ピカッ

健助「!!まぶしっ!!!!!!」

一方通行「こんぐれェすぐに反射できるってのォ!!!!」

健助「くっ……!」

一方通行「とは言ってもちょっと目がチカチカしてんだよなァ……」

一方通行「まずはムカつくオマエからぶっ殺してやるァ!!」ヒュンッ

健助「!」ヒュッ

ドゴオォォォォォォォオン!

ああ…んがカタカナになってない……

モクモクモクモク

一方通行「なんだァ?小麦粉が入ってたのかァ?」

健助(しめた!)

一方通行「サービスだァ、粉塵ば」

健助「今だ道士郎!!!!!」

一方通行「!?」

ザッ!

一方通行「なンだァ?やっとお侍さンが相手かァ?どンな能力か楽しみだなァ!」

モクモクモクモク
ザシッザシッ!

健助『そのあと君たちはすぐに二人だけで集合してくれ』

上条『わかった』

道士郎『御意。して?』

一方通行「オイィ、どこだぁ!?」ドゴゴゴ

健助『一方通行を挟んで僕の反対側に行ってくれる?』

モクモクモクモク
ザシッザシッ!

健助『そこで道士郎。キミの必殺技の出番だ』

ちょっと新聞配ってくる
申し訳ないけど落ちそうだったら保守してくれないかな
もうすぐ終わるから

保守

新聞配達っていくら位になるのかね

>>251
俺は4万6千円

道士郎「行くぞ?準備はよいかの?」

上条「お、おう!一思いにやれ!!」

健助『道士郎、全力だ』

道士郎「頭は気をつけい」ガシ

上条「わかってますよ……」ブラン

健助『僕にも見せたことない本気があるでしょ?それを見せてほしい』

道士郎「オオオオオ」グルングルン

上条「わーーーー!」グルングルン

健助『ヤツの癖から攻撃の少ないコースを選べ』

健助『そのコースに向かって上やんを』


健助『真・侍大車輪で思いっきり投げろ』

道士郎「チェアアアアアアアア!!!!」ブンッ

上条「うわぁあああああああ!!!!!!!!!!」

ビューン

モクモクモクモク
ザッ!!!

一方通行「そこかァ!!?」トン

ボゴボゴドゴォ!!

シャッ

健助「武士だと思った?残念、ポッキーでした」ザッ

一方通行「あァ!!?ふざけたこと言ってンじゃ」

健助「そんなことより、歯を食いしばった方がいいよ、最強(さいじゃく)」

健助「僕の武士(さいきょう)はちょっとだけ響くカモ」

一方通行「あァ上条「うわぁあああああああ!」

ゴキュ!!!!!!
一方通行「ンがっ」
ズザァアアアアアアアア

一方通行「」ドクドク

上条「おぇぇ……」ビチャビチャ

健助「………………」




健助「勝った」

上条「……そうだな」ゴシゴシ

道士郎「健助殿ー」タッタッタ

一方通行「」ドクドク

御坂「勝ったの!?」タッタッタ

健助「御坂ちゃん!」

御坂妹「はい、勝ちました。とミサカはダブルピースでお姉様に報告します」

上条「勝ったぜ。健助殿のおかげでな」

道士郎「うむ、健助殿のおかげじゃ」

健助「なんでそうなるんだよ!?倒したのは君らじゃないか!!」

道士郎「カカカ、謙遜なさるな。健助殿の冷酷な指示があってこそですじゃ」

健助「エェッ!?」

上条「ああ……出会って間もないとは言え友達を投げさせるなんて、氷のように冷たい心じゃないと出来ることじゃねぇ」

健助「しょ、しょーがないじゃん!上やんじゃないとダメージ通らないんだから!」

御坂「遠くから見てたけど、なんの力も無しにアイツに突っ込んだのはアンタ……いや、健助殿だけよ?」

道士郎「そうじゃ!さすが我が主君、健助殿じゃ!」パチパチ

御坂「さすが殿!」パチパチ

上条「健助殿!」パチパチ

御坂「よっ、健助殿。と御坂はよどみない拍手を送ります」パチパチ

健助「…………」(結局いつものパターンか……)




一方通行「」ドクドク

健助「じゃあまあ、とりあえず救急車を呼ぼうか」

上条「ああ、確かに気分が悪いな。こりゃ軽い脳震盪起こしてるな」

御坂妹「ミサカもむち打ちになりました。と体の痛みを訴えます」

御坂「私も眠いから相乗りさせてもらうわ」

道士郎「拙者も救急車に乗ってみたいでござる」

健助「オマエらのためじゃねーよ!!!!!!!」

一方通行「」ドクドク

翌日

病院

健助(結局、絶対能力進化計画は凍結になった)

健助(レベル5がレベル0二人と武士に負けたという事実を受けて、お偉いさん方が相談しあった結果らしい)

健助(狙った通りの効果が得られて僕も鼻高だ)

健助(今日は上やんの脳検査の付き添いできている。もちろん道士郎も一緒だ)
健助(カエル顔の先生が異常はない、と診断してくれたので帰ろうとしたら、この病院に一方通行が入院している事を教えてくれた)

健助(僕も上やんも行きたくなかったけど道士郎がどうしても行きたいと言うのでそれに付き合った)

健助(病室の扉を開けると道士郎はただ一言「クズが」と吐き捨てた。一方通行はなんとも言えない顔をしていた)

健助(芝やんみたいな良い悪党なのかも。と、そう思った)

健助(ともかくこれで、ミサカクローン殺害事件は終わりを告げた)

御坂「あ、健助殿。武士にアンタも。昨日はありがと」

道士郎「カカカ、当然のことをしたまでじゃ」

上条「その通りだ。これからは困ったことがあったら一人で抱え込むな、俺たちに相談しろよ。な、健助殿」

健助「やぁ、うん……そうだね」(なんで俺に振るんだよ)

道士郎「そうじゃ。きっと健助殿が解決してくれるわ。カカカ!」

健助(だから、なんで俺に振るんだよ~)

御坂「そういえばアンタたち、特に武士。アンタたちは学園都市第一位を倒したんだから狙われるわよ」

健助「エェ!?」

上条「まあそうだよな」

道士郎「ということは、今この街の天下は」

御坂「健助殿のものってことね」

道士郎「健助殿!出世にござるな」ジーン

上条「やったな健助殿!」
健助「ちょっと待って!?今狙われるようになるって言われたじゃん!!やってないよ!!!」

道士郎「大丈夫じゃ、健助殿なら問題ない。どんな強敵にも遅れをとらんじゃろう」

健助「もう…………不幸だー!」

病院

冥土返し「うん?髪形変えたのかい?」

御坂妹「はい。とミサカは短く返事をします」

冥土返し「ふーん。ボクはそういうのにあまり詳しくないけどね、そういうのポニーテールって言うんだろ?」

御坂妹「いえ、違います。とミサカは否定しながら」


御坂妹「力の象徴であるちょんまげを左右に揺らします」フルフル

おわり寝る

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