妹「時代は重い女と聞いて」(306)

妹「私も重さをアピールしてみる事にしたよ」

兄「なんだそりゃ」

妹「とりあえずはい、あげる」

兄「なんだこれ」

妹「兄さんへのプレゼントだよ」

兄「プレゼント?」

妹「手編みのセーター」

兄「うわ重い!」

妹「セーターって難しいんだね、もっと早く編み終わるつもりだったんだけど時間かかりすぎちゃった」

兄「ちなみに製作期間は?」

妹「4ヶ月」

兄「その妙に長い時間がかかってるところが重ぉぉい!」

妹「ひとあみひとあみ愛を込めたからね」

妹「どすこい」

妹「でももう暖かくなったしいらないよね…失敗しちゃったな…」

妹「ごめんね…変なものあげちゃって…いらなかったら捨てていいから…」

兄「急にテンション下がったな……そんな事言うなよ、これはほら、冬になったら使うから」

妹「貰ってくれるの?」

兄「当たり前だろ!俺の為にありがとう嬉しいよ!重いけど」

妹「兄さん…」

妹「兄さんがセーターをもらってくれたから今日はセーター記念日だね」

兄「記念日とはまた重い」

妹「兄さん記念日でもあるよ」

兄「なんだそりゃ」

妹「ちょっと考えてみなよ」

兄「んんー…?」

妹「あれれ?兄さんに考え事なんて無理だったかな?」

兄「失礼な!俺だって考え事くらいできるさ!夕飯はビーフとフィッシュどっちがいいか、とかね!」

妹「オーケー、お腹減った事で頭がいっぱいなのはわかったよ」

兄「へへへ…」

妹「へへへ…」

兄妹「「へへへへへへ」」

兄「……そろそろ作り始めるか」

妹「待って、今日は私が夜ご飯作ってあげる!」

兄「おっ!いいのか?それは助かる」

妹「というかもう作ってある」

兄「おおっ!?」

妹「ふふっ…」

兄「えっ!なんで!?いつの間に!?」

妹「ほら、記念日だからね」

兄「いやいや、記念日とか言い出したのはさっきの事じゃないか」

妹「私は未来を予知できるんだ」

兄「マジで!宝くじ買って!」

妹「嘘だよ」

兄「ぐぬぬ…」

妹「うーん、兄さんってば完璧に忘れてるみたいね」

兄「えっ?」

妹「今日は兄さんの誕生日じゃない」

兄「あ……ああーっ、そういえば!」

妹「もう、兄さんったら…」

兄「あー、だからプレゼント?」

妹「うん、初めてだから上手くないかもしれないけど」

妹「なるべく上手にしようとしたら時間かかって…かなり前から作り初めて良かったよ」

兄「そうだったのか、改めてありがとうな」

妹「えへ…ふふっ…へへへへ…んふふ…」

兄「それにしても誕生日かー……おっ、ほんとだよく見たら友達からメール来てた」カチカチ

妹「兄さんは携帯を携帯しないからね」

兄「ハハッ…いやぁ、つい」

妹「マメじゃない男はモテないよ?」

兄「痛いところ突くなぁ」

妹(まあその方が安心できるからいいけど、色々と、ね)

妹「さて、じゃあ早速ご飯にしよっか」

兄「そうだな、腹ペコで仕方ないよ」

妹「もう……すぐ温めるからちょっと待ってて」

兄「うん」

妹「ちなみに、兄さんの好きなもの作ったよ」

兄「好きなもの?」

妹「うん、期待して待っててね」

兄「へぇー、楽しみだなぁ」

グツグツ

妹「頑張って作ったけど…兄さんの口に合うかなぁ」

妹「味見した分には大丈夫だと思うけど、ちょっと心配だな」

妹「よし、お皿によそって……兄さんの為に急がなきゃ」

妹「……あ、その前に」パクッ

妹「んむ…くちゅくちゅ…」

妹「んん……」

てろー

妹「…ふぅ、兄さーん!できたよー!」

兄「おーっ」

妹「じゃーん、おまたせ!」

兄「……」

妹「どうかな?」

兄「……これは?」

妹「右から肉じゃが、ビシソワーズ、煮込みハンバーグ、出汁トマト」

妹「コロッケ、鯖の味噌煮、ムサカ、マカロニサラダ、マカロニ、デザートもあるよ」

兄「なんつーかヘビィ!!!」

妹「ちょっと頑張っちゃった」

兄「ちょっとの頑張りで出来る量なのか!?」

妹「兄さんの好きなもの作りたいと思ったらつい」

兄「確かに好きなものとは言ってたけどまさか全部とは…」

妹「嬉しくない?」

兄「いや!嬉しいよ!ただこんなに作って大変じゃなかったか?」

妹「そんな事ないよ、兄さんの為なら私、なんだって出来るよ」

妹「それこそ料理くらいならオチャノコサイサイ?だよ」

兄「そういう事じゃなく…まあいいか」

兄「それとさ」

妹「ん?」

兄「これは…なんだろうか?」

妹「マカロニだね」

兄「うん…マカロニだ」

妹「マカロニがどうしたの?」

兄「いや、確かにマカロニで間違いないんだけど…」

妹「そりゃあマカロニだもん」

兄「まあマカロニなんだけど…マカロニっていうか…」

妹「ふふっ変なの、マカロニはマカロニ以外の何物でもないじゃない」

兄「うん、ほんとにこれはマカロニ以外の何物でもないというか」

妹「と、言うと?」

兄「何でボールいっぱいの素のマカロニがあるんだ?」

妹「……これはサラダに入れる為のマカロニだったんだけど…えへっ、分量間違えちゃって」

兄「しかしすごいな……これって何人分のマカロニになるんだろ?」

妹「10人分?」

兄「そんなに」

妹「どうせなら色んな調味料で試してみようと思って」

兄「調味料?」

妹「塩とか、胡椒とか、醤油とか」

兄「ああ、なるほど」

妹「他にもソース、チリソース、酢、ケチャップ、ラー油、オリーブオイル」

妹「ごはんですよ、うま味調味料、砂糖、蜂蜜、メープルシロップ、練乳、歯みがき粉、ニベア」

兄「おい最後の方おかしいぞ」

妹「ご飯冷めちゃうよ、早く食べよ?」

兄「いただきまーす」パクッ

妹「……どうかな」

兄「んっ、美味い!」

妹「本当!?…良かったぁ!」

兄「マジ美味いよ!お前がんばったなぁ」グリグリ

妹「わっ…ふふ、兄さん痛いよ…ふふっ…えへへ…」

兄「ほんと昔からは想像できないくらい上達してるな」

妹「ああ…一番最初に作った時は兄さん卒倒したもんね」

兄「あの時は毒でも盛られたかと思った」

妹「私的にはね、この煮込みハンバーグが力作かな」

兄「おっ、自信ありか」

妹「うん、隠し味も入ってるしね」

兄「へぇー」

妹「食べさせてあげるよ、はい、あーん」

兄「いやいいって、自分で食えるよ」

妹「いいの!ほら、口開ける!」

兄「……あーん?」

妹「はい、あーん」

妹「ごっつぁんです」

パクッ

兄「ん……うん、美味いよ!こりゃ確かに力作だな!」

妹「本当?…良かったぁ」

兄「特にこのソースがいいなぁ、コクがあってしつこくなくて…」

兄「隠し味?ってのはちょっとわかんないけど…なんなんだろ?」

妹「…………」

兄「?なにニヤニヤしてんだ」

妹「そりゃあ、兄さんに褒められて、嬉しくない訳ないじゃない?」

‐‐‐

兄「ふぅ…ご馳走様」

妹「お粗末様、思ったより食べたねぇ」

妹「まあ、想像通りマカロニはほぼ減ってないけど」

兄「でもすまん、完食できなかった…」

妹「ううん、最初っからそのつもりの量を作ったんだからいいんだよ」

兄「あ、そうなの?」

妹「あの量を食いつくすのはアバドンかなんかじゃないと無理だよ」クスッ

兄「ハハッ…それもそうかな」

妹「……ねぇ、兄さん」

兄「んー?」

妹「ねぇ、これからは私がご飯作ろっか?」

兄「えっ?」

妹「料理も食べれる程度には美味くなった訳だし、任せっきりなのもあれじゃない?」

兄「…いや、大丈夫だよ」

妹「それはどうして?…やっぱり私の料理が嫌なの?」

兄「いやそうじゃないんだ、そうじゃなくて…」

兄「たださ、ほら、お前の手を煩わせるっていうか…」

妹「私、料理好きだし、それを言うなら兄さんこそ大変じゃないの?」

兄「俺は別に…いいんだよ、とにかくお前が気を遣う事じゃないよ、安心しろ」

妹「ねぇ兄さん」ギュッ

兄「うおっ」

妹「私たちはたった二人の兄妹でしょ?だから二人で支え合いたいって思うの」

兄「…………そうだな、俺たちは家族だ」

妹「……」

兄「えーっと…そうだな、ゃあ…」

兄「お前の料理が食べたくなったら遠慮なく頼ませてもらうけどいい?」

妹「…うん、大歓迎だよ」

兄「んー…なんか腹いっぱいになったら眠くなってきちまったなぁ」

妹「お風呂沸かしてあるよ、入ってきたら?」

兄「ん…そうする、入ってくる」

妹「うん、いってらっしゃい」

兄「おー」スタスタ

ドア「パタン」

妹「……」

妹「……」ゴロン

妹「……あっ」

席を立つ
暫し待たれよ

妹「兄さんったら携帯、またこんなところに置いていってる…」

スッ

妹「……」カチカチ

妹「……あ、女の子からのメールもある」カチカチ

妹「女友達、か」カチカチ

妹「……」カチカチ

妹「……ま、これはいっか、本当にただの友達っぽいし」

妹「さて、他のメールは…」カチカチ

妹「……」カチカチ

妹「あれっ」カチカチ

妹「この女はうっちゃるでごわす」

妹「……」カチカチ

妹「……ない」カチカチ

妹「…………」カチカチ

妹「ふーん……全然ないんだ…」

妹「……」

妹「送信履歴は…」カチカチ

妹「……」カチカチ

妹「……」

妹「兄さん…」

兄「ふぃー、いいお湯だった」

妹「じゃあ僕も入ってくるね」

兄「おー」

妹「僕が上がったら、一緒にデザート食べようね」

兄「ん、わかった、待ってるよ」

>>42
僕→私に脳内変換頼む

‐‐‐

カポーン

妹「ふぅ…」

妹「兄さんの後のお風呂、久しぶりだなぁ」

妹「いっつも私にお風呂優先してくれるし…」

妹「……」ブクブク

妹「……」

妹「……」ゴクゴク

妹「ぶはっ!当たり前だけどただのお湯!全く味ない!」

妹「でももうちょっと」ゴクゴク

妹「ふはー、いいお湯だった」

ガー

兄「あ゙ーーー」

妹「あっ、扇風機出したんだ」

兄「最近あっつくなってきたからなぁ」

妹「いいな、私も当たる」グイッ

兄「扇風機あってもそんなくっついたら暑いっつーの」

妹「いいじゃない…こうしてたいんだ」ピトッ

兄「……なんか懐かしいな」

妹「なにが?」

兄「いや……俺も昔、お前みたいな事したなぁって、思い出した」

妹「……」

妹「デザート、食べよっか?」

妹「じゃーん、プリンだよ」

兄「わっ!プリンだ!」

妹「本当はケーキ作ろうと思ったんだけど、兄さん的にはこっちの方がいいかなって思って」

兄「ハハッ、やったぁ、俺プリン大好きなんだよ」

妹「うん、知ってる」

兄「うわー、もうお腹いっぱいだと思ったけどプリンならまだまだいけそうだよ」

妹「ふふっ、一応蝋燭立てておくね」プスッ

兄「プリンに蝋燭ってのもなんか変な絵だな」

妹「それになんだか一歳の誕生日みたいだね」

兄「そうだ、写メ撮っておこっと」

妹「じゃあ私は写メ撮ってる兄さんの写メを撮って待受にしよう」パシャッ

兄「ハハッ、なんだそれ」

妹「美味しい?」

兄「おいしい!」

妹「そうやって喜んで貰えるだけで私はいくらでも兄さんに尽くそうと思えるよ」

兄「尽くすってなぁ…家族なんだからそういうのないだろ?」

妹「私は普通の家族じゃしない事でも、兄さんの為ならなんでもするよ?」

兄「うわ重!……本当になんでもするのか?」

妹「うん、そうだね」

妹「うーん……兄さんが望む事で、尚且つ私が本当に嫌な事じゃなければ、いいよ?」

兄「……そっか」

妹「私が本当に嫌な事はできないからね、変な事考えないように」

兄「別に変な事なんて考えてないよ、ただ…」

妹「ただ?」

兄「……またプリン作って欲しいとは考えてるけど、それはアリ?」

妹「…ふふっ、そんなのでいいなら、いくらでも」

兄「しかし夏休みはいいなぁ、早起きなんて気にせず夜にゆったり出来るなんて最高だな」

妹「そうだね」

兄「ただちょっと暇だな」

妹「ブルーフィルムでも見る?」

兄「馬鹿」

妹「私は、こうやって兄さんと話すだけで楽しいよ」

兄「そういう言い方されると俺が楽しくないみたいだろ」

妹「兄さんってば…」

兄「……なぁ」

妹「ん、なぁに?」

兄「…誕生日に免じてさ、ちょっとお願い聞いてくれないか」

妹「お願い?」

兄「いや、大した事じゃないんだけどさ…」

兄「たださ、俺の質問した事を正直に答えて欲しい、はぐらかさないで」

妹「……」

兄「駄目か?」

妹「えっと……ちょっと待って、唐突すぎない?」

兄「ハハッ…やっぱり?」

妹「あー……どうして?急に?」

兄「いや…たまに聞いてもお前はぐらかすじゃん」

兄「だから誕生日に託つけたら答えてくれないかなって」

妹「んん゙ー…」

兄「いいだろ、いい加減聞きたいんだ…お前の本当の気持ち」

妹「……本当に?聞きたいの?」

兄「…ああ、聞きたいね」

妹「……はぁ…」

兄「お願いだよ、なんでもしてくれるってさっき言ったじゃないか」

妹「お兄ちゃんとずっと一緒に相撲」
兄「どすこい」

妹「嫌なんだ…」

兄「……口に出すのが辛いのか?」

妹「いや、違うよ、そうじゃないよ…私が嫌なのは…」

兄「……俺は、聞きたい」

妹「……」

兄「だって俺、ホントにわからないんだ…だからずっと考えてるけど…」

妹「……」

兄「もう知らないままでいたくない…知らないのが一番辛いんだよ」

妹「……」

兄「どうだろ……駄目かな?」

妹「……わかった、いいよ、兄さんに全部話す、思ってる事」

兄「ん、ありがとうな」

妹「たださ、私からもちょっとお願い」

兄「ん?」

妹「本題に入る前に、いくつか普通の日常会話したいの」

兄「日常会話?」

妹「ちょっとしたくだらない会話してリラックスしたり、心の準備したり…必要じゃない?」

兄「……ああ、わかった」

妹「さて、じゃあ何を話そっか?」

兄「あ、あー…?き、急に言われてもなぁ…」

妹「いいんだって、なんでも」

兄「あー……今日はありがとうな、セーターとか料理とか、色々」

妹「んーん、兄さんの為だから、私も楽しかったよ」

兄「ハハッ、お前ほんと俺のこと大好きだな!」

妹「うん、大好き!」

兄「…そうやって言われると照れるんだけど」

妹「うん、だから普段は言わないけど…正直に答えろって言われたから素直に言ってみたよ、ふふっ」

兄「べ、別にそういう事をなぁ…」

妹「で、兄さんはどうなの?」

兄「へいへい、俺も大好き大好き」ポンポン

妹「嬉しい…」

兄「でもなんだか今日のお前、全体的にノリ変じゃないか?」

妹「そうかな」

兄「ほら、なんか重い女だってアピールすりゅ~とか言ってたじゃん」

妹「む、それはモノマネのつもり?」

兄「似てるだろ」

妹「似てないね」

兄「……しかしさ、なんで急にそんなアピール?」

妹「巷で重い女がブームだと聞いて」

兄「それはもう聞いたよ」

妹「兄さん的には重い愛ってどう?」

兄「んー、軽いよりはいいんじゃないかな」

妹「うんうん、だよねだよね」

兄「でもなんか余計謎だよ、なんで俺に対してそんなアピールする必要が?」

妹「それはほら、兄さんの事が大好きだから」

兄「はいはい、それもさっきも聞いた」

妹「兄さんの思ってるような意味じゃなくて」

兄「へ?」

妹「私、兄さんの事が好きだよ、家族的な意味じゃなく」

兄「え?」

妹「どう?」

兄「いや……ん?どういう意味?」

妹「兄さんが好きなの」

兄「うん?」

妹「恋愛的な意味で、兄さんが好きだよ」

兄「ん?」

妹「わかった?」

兄「え……ちょっと待って、誰が?」

妹「私が」

兄「誰を?なんだって?」

妹「兄さんを、愛してる、アイラビュー」

兄「え?」

佐天「完結しててもつまんない奴も多いんだね……」

初春「本文がよくても、後書きや合いの手で興醒めするのもですね」

初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」

初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねえ」

初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」

初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」

佐天「初春?」

妹「あーあ言っちゃったぁ……これは言うつもりなかったんだけど、兄さんが正直にとか言うから…」

兄「え?え?」

妹「大丈夫?」

兄「えーっと……それはどこリカンジョーク?」

妹「ジョークじゃないからね?」

兄「えー……いやぁ……んん?」

妹「本当に大丈夫?」

兄「いや…お前が冗談に言ったんじゃないとはわかったけど…え、なに?」

妹「混乱してるね」

兄「え?ちょっと待って、何?なんだ?」

妹「だからぁ、私は兄さんの事が好きなの、異性として見てるの」

兄「はぁ?」

妹「んー……これでも私も照れないようにがんばってるんだけど、まだ言わせる?」

兄「え、ごめん、ちょっと待って?」

妹「もしかして、こういう態度で伝わってないのかな?」

兄「どこに…どこに野呂が…」

ギュッ

兄「えっ!?」

妹「私ね、本気だよ…?」

妹「兄さんの身体、温かいね」

兄「what?」

妹「こうやってくっついてると……ほら、私の心臓がドキドキしてるの……わからない?」

兄「へ?」

妹「何度だって言うよ……兄さんが好きだよ」


妹「兄さん…だーい好き…」

兄「え?」

兄「……」

妹「兄さん…わかってくれた?」ギュウッ

兄「いや…待って、待って、落ち着こう!よし、一旦座ろう!」

妹「兄さんが落ち着いて」

兄「ちょっと座ろう?ねっ?ちょっと一旦座って考えよう?」

妹「……んっ…」グイッ

兄「うおっ!?ばっ、な、何しようとしてんだ!?」

妹「本気なのがわかるかなって……それも顔も近くにあったし、ねっ?」

兄「い、いや……ちょ、ちょっと、あの…一旦離して…」

妹「…わかった」スッ

兄「あわわわ…」

妹「ねぇ……どうせだし、今から私の思ってること話すよ」

兄「へ…?」

妹「混乱しててよくわかんないかもしれないけど、とりあえず聞き流しておいて」

妹「……多分、兄さんが聞きたかった事も聞けると思う」

兄「……」

妹「私はね、兄さんが好きだよ、ずっと前から今でも」

妹「本当はこんな形で言うつもりじゃなかったけど…ちょうど潮時みたいだし、後悔はしてないよ」

妹「さっきも言った通り、私は兄さんの為ならなんだってできる……それくらい好きだよ」

兄「……」

妹「兄さん以外、別になにもいらないとも思ってる」

兄「……」

妹「私はただ……私がいて、兄さんがいて、それだけで十分なの」

兄「…………なに言ってんだ」

兄「俺達は…家族だろ…」

兄「それに…俺達は…兄妹だろ…?」

妹「……私は、そうは思ってない」

兄「っ…」

妹「みんな消えてなくなればいいんだ、だって私と兄さん以外、すべて醜いんだから」

妹「だから…」

兄「ちょっと待って」

妹「なにかな?」

兄「……そのみんなって、もしかして」

妹「そ、主にあいつらの事」

兄「『あいつら』じゃ…ないだろ」

妹「それで十分じゃない…」

兄「違うだろ、父さんと母さん、だろ…」

妹「……私は嫌だよ、あんなのが両親だなんて認めてない」

妹「兄さんが聞きたかったのって、この事だったんだよね?」

兄「……」

妹「私があいつらをどう思ってるか……だよね?」

妹「ごめんね、兄さんが悲しむだろうから言いたくなったけど、私はあいつらが大っ嫌いなんだ」

兄「…そんな風に言わないでくれ」

妹「なんで?」

兄「……確かに褒められた両親じゃないかもしれない、でも……家族じゃないか」

妹「息子の誕生日にすらメールのひとつも寄越さないのに?」

兄「なっ…!?」

妹「今日どころか、しばらく連絡も返信もないんだよね」

兄「なんで…」

妹「ごめん、携帯勝手に見ちゃった」

兄「違うんだ、違うんだよ、それでもちゃんといつも通りお金は入れてくれてるし…」

妹「へぇー金さえ送れば家族か、安くていいよね」

兄「……仕事が忙しいんだよ」

妹「仕事だけじゃないことくらい、兄さんだって知ってるくせに」

兄「……」

兄「確かに今は…そうかもしれないけど…」

兄「でも昔は違ったんだよ…お前は小さかったから覚えてないかもしれないけど、でも…」

妹「いや、流石に少しは覚えてるよ」

兄「そうか…」

妹「いっそなにも覚えてないほうが、ここまで許せなかった訳でもなかっただろうにな…」

兄「……お前には、辛い思いをさせたな」

妹「兄さんが気に病む事はなにもないよ!私はむしろ…兄さんだけには感謝してるんだから」

兄「……」

妹「あいつらには……兄さんと私を産み落としてくれた事だけかな、本当、それだけ」

兄「……」

妹「ねぇ…兄さん」

兄「……」

妹「未だに私たちが家族だと思ってるのは兄さんだけなんだよ」

兄「……」

妹「私は……わかんないなぁ、どうしてあんな奴らにそんなに拘るの?」

兄「だって…」

妹「あいつらも、私たちの事はどうでもいいって思ってるんだよ?」

兄「……」

妹「兄さんも、実は気が付いてるんだよね?」

妹「でも認めたくないから…気付いてないフリをしてるんだよね」

兄「……」

妹「推測なんだけど、兄さんが携帯持ち歩かないのってそれが理由だよね」

兄「……」

妹「いつまでも連絡が入らない、返信も来ない、そんな事実を携帯見るたびに確認しなくちゃいけないのが辛いんだよね」

兄「……」

妹「……私は、兄さんを本当に愛してる、だからこそあいつらが許せない、大嫌い」

妹「だってこんな風に嫌ってる私の事はともかく、兄さんの事すら…!」

兄「……」

妹「兄さんが…いつまでも家族だって信じてるの知ってるくせに、蔑ろにしてるんだ!知っておいて!」

兄「……」

妹「そうやって子供の心を踏みにじって…本当に最低だよ…」

兄「……っ」

妹「……」キュン

妹「……でも」

妹「…私なら、兄さんにそんな思いさせない」

妹「私なら、例え兄さんがどこへ行っても何しても、ずっと大好きなままでいるよ」

妹「絶対に、一生離れたりなんかしないよ…?」

妹「だって…兄さんを愛してるから…」ギュッ

兄「……」

妹「ねぇ、兄さんは…どう思ってる?」

兄「……」

妹「私、ちゃんと答えたよね?」

妹「じゃあ次は兄さんが答えよう?何を思ったかを…」

兄「……」

妹「ねぇ…」

兄「……違うと、思う」

妹「なにが?」

兄「お前は…ホントは俺の事なんか好きじゃないんだよ」

妹「…………へぇ?」

兄「きっと、父さんと母さんの事が…嫌いだから、それにわかりやすい理由を作ろうとしてるだけなんだよ」

妹「そんな…違うよ!」

兄「いや…きっとそうだよ……じゃなきゃおかしいだろ」

妹「違う!だって私、あいつらがまだいた頃から…!」

兄「勘違いだ!!」

妹「……」

兄「お前は俺に恋愛感情なんか持ってないんだよ…!ただ、追い込まれてそう思い込んでるだけだなんだよ…!」

妹「……」

兄「だって血だって繋がってるし…兄妹だし…それに…」

妹「……この期に及んでまだ家族だ、なんて言うつもり?」

兄「……」

妹「……」

兄「…今日は…」

兄「……今日は、もう、寝よう……お互いよく…今日の事を考えよう」

妹「うん…そうしよっか」

兄「じゃあ…先に休む」

妹「…おやすみ、兄さん」

兄「ん…」

妹「……ねぇ」

兄「ん?」

妹「私、告白の答え聞けるの、待ってるから…」

妹「ずっと……待ってるからね…」

妹「ふふっ…おやすみ」

パタパタ

兄「……おやすみ」

‐‐‐

妹「んっ…ん…はぁ…」

クチュッ クチュクチュ

妹「はぁ…はぁー…」クチュクチュ

妹「…んっ、ふ…っ」

妹「ふぁ…ぁっ…」

クッチュクッチュ

妹「んにゃ…ぁ、あぁ…」

妹「あっ…ん、んっ、にぃさん…」

妹「ん、んっ、ぁ…」

ヌチャヌチャ

妹「は、ぁぁ…、ぁんっ…」

クチャッ グチュグチュ

妹「わ、ぁ、あっ…はぁっ…」

妹「兄さん…に、さぁん…んっ」

妹「ふゎ……っ!に……ぃさ、~~ッッ!」ビクッ ビクン

妹「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」

妹「はぁ……はぁ……」

妹「……兄さん…」

妹「明日…どんな顔で起きてくるのかな…」

妹「……」

妹「……もっかい」クチュクチュ

‐‐‐翌日

妹「……」

時計「昼」

妹「……遅い」

妹「全然部屋から出てこない…」

妹「起きるの遅いなぁ…もうお昼なのに…」

妹「いい加減起こそうかな、寝過ぎはよくないし」

トテトテ

妹「おーい、兄さん、まだ寝てるの?」コンコン

シーン

妹「……あれ?」

妹「兄さん?」コンコン

シーン

妹「……」

妹「まさか…」

パタパタ

妹「あっ、しまった!靴ない…!」

妹「くそっ…!こんな事がないように6時に起きたのに…!」

‐‐‐

妹「……」

時計「夕方」

妹「遅いなぁ…」

ガチャッ

妹「っ!」バッ

兄「……ただいま」

妹「おかえり、兄さん」

兄「ごめん、これ、夕食作る時間なさそうだったから買ってきた」

妹「言ってくれれば私が作って待ってたのに」

兄「…ごめん」

妹「……、早く食べよう?」

兄「……」モソモソ

妹「……」パクパク

兄「……」モグモグ

妹「……ねぇ」

兄「ん?」

妹「今日、私に声もかけずにどこへ行ってたの?」

兄「……ごめん」

妹「謝らなくていいけど…ただ、心配してたんだよ」

兄「…ごめん」

妹「……」パクパク

兄「……」モグモグ

妹「…ちなみに何時頃に家を出たの?私、わりと早起きしたつもりなんだけど」

兄「……いや、朝じゃなくて夜中」

妹「えっ」

兄「寝れなくて…気付いたら家を出てたんだ」

妹「……本当に心配だなぁ」

兄「……」

妹「それで?今まではどこに?」

兄「……」

妹「まさか…」

兄「……父さんと母さんのところ」

妹「会いにいったの?」

兄「いや、会った訳じゃなくて…ただ見に行っただけ」

妹「……どう思った?」

兄「どう…」

妹「……」

兄「まぁ…なんか、うん、久々に見たなーって思ったかな」

妹「……」

兄「…ほら、前に見たのって、母さんは夜中に突然服を取りに来た時だったし」

兄「父さんは、なんかこっちに届いた郵便物を取りに来たとき以来だったろ?」

兄「そんなだったから、顔とかゆっくり見てなかったし…」

妹「……」

兄「…………あー…」

兄「…うん、違うよな……いや、これも嘘って訳でもないけど…」

兄「……実はさ」

妹「……」

兄「最初にさ…見た時さ…」

兄「見ても…気付かなかったんだ、二人とも」

妹「……」

兄「別に見た目が変わったとかじゃなくてさ…表情とか、知らない人みたいだった」

兄「向こうも俺の事なんか気付いてないし、ほんとに街中の他人みたいだったよ、二人ともね」

妹「……」

兄「あんな顔とか…俺、今まで見た事なかった…するんだって驚いた」

妹「……」

兄「あっ、ほんとに気付かれたりとかしてないよ」

兄「ほんとにただちょっと見て、すぐにその場から去ったし」

妹「……」

兄「まぁ…うん、それだけだな」

妹「……その後はなにしてたの?」

兄「近くの河原に居た」

妹「……なんで?」

兄「いや…こう…ボーッと」

兄「まぁ、うん…ハハッ、でも二人とも割と幸せそうだったし」

兄「父さんには父さんの、母さんには母さんの人生があるんだし、仕方ないよね」

兄「そう考えると俺も吹っ切れたよ、うん」

妹「本当に?」

兄「……」

妹「兄さんは、本当に吹っ切れたの?」

兄「……多少は気が楽になった、気がする、たぶん」

妹「…うん」

兄「……」

兄「河原でさ…色々、考えたよ」

妹「……」

兄「さっき言ってた父さんの事とか、母さんの事とか」

兄「…お前の事も、考えたてきた」

妹「……」

兄「なぁ、昨日の件だけど」

兄「今、返事をしてもいいか?」

妹「うん…聞く」

兄「ん…」

兄「……俺、今までずっとお前を妹としか見た事なかった」

兄「あんな事言われるなんて、マジで考えた事もなかった…最初理解が追いつかなかった」

妹「……」

兄「なんというか…意識する以前にそういう考え方すら存在しなかったっていうか…」

兄「でもさ……普段は恥ずかしいから言わないけど、俺はお前の事すごい大切に思ってるんだ」

兄「だからこそ、妹とか取っ払って考えるべきだって、思ったよ」

妹「……」

兄「それでさ、考えたんだけど…」

兄「……結局、俺はさ…」

妹「うん…」

兄「俺は…俺には…」

妹「……」

兄「俺は……無理だ……」

兄「ごめん…真剣に考えても、お前に良い返事をするのは無理なんだ」

兄「俺にはどうしても…家族以上には考えられなかった……どうしても思えないんだ…」

妹「……」

兄「……」

妹「私じゃ…駄目?」

妹「どうしても……私じゃ駄目なの…?」

兄「ごめん…」

妹「そんなの…いやぁ……どうして…?」

兄「……」

妹「ねぇ、私の駄目なところってなに?」

妹「嫌なところがあったら変えるよ、なんだって変えるから…!ねぇ、兄さん…!」

兄「……頼むよ、俺にはもうお前しか、家族がいないんだよ…」

妹「…………」

妹「……そういえば兄さん昔、あいつらが家にいない事が多くなってきた頃から、親代わりしててくれたよね…」

妹「歳だって私とそんなに変わんないのにね……すごく、感謝してるよ」

兄「……」

妹「でも私は、あの頃から兄さんも家族として見てなかった」

兄「え…」

妹「さっき、家族だとか思ってんの『兄さんだけだ』って言ったじゃない」

妹「私はあいつらだけじゃなくて…兄さんの事も家族だなんて思ってないよ」

兄「…!」

妹「あっ勿論兄さんは良い意味で、だよ?」

妹「……でも、やっぱり私たちは家族なんかじゃない」

妹「みんなそれぞれバラバラなんだから、繋ぎ止めるなんて出来ないんだよ」

兄「……」

妹「兄さん…もう家族に拘るのやめようよ…!」

兄「どうして…こんな事に…」

妹「兄さん、愛してるの…わかってよ兄さん…!」

兄「俺はただ…普通に…」

妹「私は、兄さんの子供が産みたい!」

兄「…………」

妹「私は兄さんとずっと一緒にいたい……その為ならなんだって出来る!」

妹「兄さんの為ならなんだってしたい、なんだって尽くしたい!」

妹「ずっと兄さんの事を愛し続ける、その為ならなんだってする!」

兄「……」

妹「兄さんを愛してるから…だからこそ、こう思うんだよよ」

妹「ずっと家族にコンプレックスを抱えてる兄さんなんて見ていられない」

妹「私は、家族の事なんて忘れさせてあげたい」

妹「私はあんな奴らと違ってずっと兄さんだけを好きでいるから…!」ギュッ

妹「私だけが、兄さんを本当に好きだから…!」

妹「だから……だから……!」ギュウウ

兄「……」ボソッ

妹「……?」

兄「……だ…」

妹「え…?」

兄「無理……だ……」

妹「兄さん…?」

兄「ほんとに……もう……無理……無理……」

妹「……」

兄「もう……やめてくれよ……」グスッ

妹「……」

妹「……」

妹「……兄さん、ごめんね」

兄「……」

妹「そうだよね…兄さんだっていっぱいいっぱいだよね…」

妹「それなのに私、兄さんの気持ち考えずに…色々言ったかも」

兄「……」

妹「兄さんだって、突然こんな事言われても困るよね…」

兄「……」

妹「……どうしても無理なんだよね?」

兄「うん…」

妹「そっか…」

妹「……なら、諦める」

兄「……!」

妹「兄さんがこんなにショック受けるくらいなら、私は……諦めるよ」

兄「お前…」

妹「思わず色々と兄さんの傷付くこと言ったよね……ごめん、つい本音が」

兄「あ…やっぱり本音ではあるんだ…」

妹「うん…」

兄「……」

妹「……私さ、意識を変えようと思う」

妹「これからはちゃんと、兄さんを兄だって考えるようする…」

兄「……」

妹「すぐには出来なくても、そう考えるように努力するよ」

兄「お前…」

妹「だから兄さんも、こんな私で悪いけど……また、妹だって思ってくれる?」

妹「改めて、家族になってくれる?」

兄「あ…ああ…!当たり前だよ…!」

妹「やった、ふふっ…良かった…」

兄「あの……でも、いいのか?そんなに……あっさりと…」

妹「兄さんが言ったんでしょ?」

兄「そ、そうなんだけど…」

妹「他でもない兄さんの為だもん、ちゃんと頑張るよ」

兄「そっか…」

妹「うんっ」

兄「……じゃあさ…俺達、今までは色々と歪だったかもしれないけど…」

兄「俺はこれから……きちんと、家族になりたい…な」

妹「うん、私も、兄さんがそう言ってくれるなら…」

兄「うん…!そうか!」

兄「良かった…本当に良かった…」

兄「じゃあさ……えっと、改めてよろしくな」

妹「うん!」

‐‐‐

‐‐

‐‐‐

チッ チッ チッ

時計「夜中」

兄「ぐぅ…ぐぅ…」

妹「……」

妹「……」

シュルシュル

妹「……」

ギシッ

妹「……」

ズルッ
ボロン

妹「わっ…ふふ」

妹「……兄さん…」

ちゅぱっ ちゅぷちゅぷっ

兄「ん…」

妹「はむっ…ちゅぱっ…」

ちゅううう

兄「んっ……んん……?」

妹「はぁ…兄さん…」

兄「んん…?は…へ……?」

妹「兄さん…起きた?」

兄「え…………えっ!?」ガバッ

妹「お願い、暴れないで…」

兄「ええ!?…ってえっ!?…動けな…!?」

妹「うん、ちょっと縛らせて貰ったの」チュパッ

妹「兄さぁん…」チュッ

兄「うぁ…!」ビクッ

妹「ふふっ…兄さんの声かわいーね…」

兄「え、え、えっ!?ええ!?」

妹「あれ…なんだかさっきより柔らかくなっちゃった?」ツンツン

兄「え…何、なんだ!?えぇ!?うああ!?」

妹「兄さん落ち着いて、クールダウンクールダウン」

兄「はぁ!?な、なに!?なんなんだよ!?」

妹「んむ…んんぅ…」ハムハム

兄「うっ…だから…!?な、なんなんだよ…!!」

妹「れろっ……兄さんのおちんちん、舐めてる」

兄「いや!いやいや!ないない!!これはない!!」

妹「ちゅぱっ…美味しい…むぐ…」

兄「だ、だだ、だってお前!?さっき!!」

妹「んっ?」モゴモゴ

兄「さっき…!諦めるって!家族になるって…!!」

妹「ん…あぁ…」プハッ

妹「うん、諦めたよ?……正攻法は」

兄「せい……えっ?」

妹「本当は、私が告白して、兄さんがそれに答えてくれるのが一番真っ当だったんだけどね」

妹「でも兄さんはどうしても駄目だって言うし……でも私は兄さんと結ばれたいし」

妹「だったら、正攻法を諦めて違う手を使うしかないでしょ?」

兄「んなっ…」

妹「もしかして私が兄さんを好きでいる事を諦めると思った?」

妹「だとしたら…酷い勘違いだ」

妹「私が兄さん自身を諦められるなんて、あるわけないじゃない」

妹「残念だけど、私の気持ちはそんなあっさり変えられるほど軽くはないんだ」

妹「兄さんを手に入れる為なら何を捨てても惜しくないくらい」

妹「兄さんからの信頼だって…捨ててやる」

兄「な、な……じゃあ、兄妹だって…あれは…っ」

妹「ああ……それも、兄さんがそうしたいならちゃんとそう思うつもりだよ」

妹「今までは異性としか見てなかったけど、これからは兄だと理解した上で好きでいようと思うの」

兄「は…あぁ!?」

妹「家族だと思うと好きでいるの、両立するんだ」

兄「あ……ぁぁ……」

妹「大丈夫…兄さんの事は私が幸せにしてあげる」

妹「兄さんはあいつの事なんかで悩まないでいいんだ…気持ちいい事だけ感じてればいいんだよ?」

妹「時間かかるかもしれないけど、そうなるまでずっと快感を教えてあげるから」

兄「もう……駄目だ……」

妹「ねぇ、兄さん…兄さん…」

兄「もう駄目だ……もう駄目だ……」

妹「私はずっと兄さんと…兄さんとずっと一緒にいたいの…」

兄「なんでだよ…!なんでだよ!なにが悪かったんだよ!!」

妹「ずっと、これからずっと、私だけを見ていて欲しいの…」

兄「俺が…何したんだよ!俺が何を!したって、言うんだよ!!」

妹「私に優しくしてくれたよ…」チュッ

兄「んっ!?」

妹「んっ…」チュウウウ

兄「んぐ…!ん、ん…!」

妹「ん……ふっ…にぃ…ひゃ…ん…」レロレロ

兄「ぅ、んん……っ!」

妹「……ぷはぁ」トロォ

兄「ぶはっ!」

妹「あは…兄さんのお口…兄さんの味…」

兄「はっ…はっ…」

妹「……あっ、おちんちん舐めた口でキスしちゃった、ごめんね?」

兄「はぁ…はぁ…」

妹「そうだ、おちんちん、途中から放っておいちゃってたんだった」

ムニムニ

妹「わっ、柔らかくなっちゃってる…また固くしなくっちゃ…」アムッ

兄「い…っ」

妹「えっと…こうやって……んっ、奥まで、くわえるのが……いいん、らよへ?」チュプチュプ

兄「う……くっ…!」

妹「んん…!んむ…んっ、んっ…んっ」ヌポヌポ

兄「ぅ…ぅ……!」

妹「ろう?にぃはん…」ハムハム

兄「ちょっ…!も、やめ……めろよ!」

妹「ふぁ……やらよ」モゴモゴ

妹「ちゅぽっ……いいじゃない、兄さんだって、こんなに固くなってきてるんだし」

兄「そりゃ…んな事…されたら誰だって…!」

妹「兄さんも出さないと辛いでしょ?素直になっちゃおうよ」レロレロ

兄「んなっ…イきたくなんか…!」

妹「えー…?でもおちんちんは出したいーって言ってるよ?」

兄「言って、ないっ……!」

妹「素直になってよ…大丈夫、僕に全部まかせれば…」カプッ

兄「っ」

妹「にぃひゃん…にぃ、はん…!」

じゅっぽじゅっぽ

兄「うっ…!……やめろ、って…!」

妹「にいはんの、のみたい…くらはい…」チュウウウ

兄「……ぐっ!」

ドビュルル!

妹「んっ…」

ビュルルルッ ビュクッ ドププ

妹「~~~っ」

兄「あ……あぁ……」

妹「むはぁ…」ニチャニチャ

妹「んぇぇ…」

でろっ
ぬぱぁぁ

兄「はぁ…はぁ…はぁ…」

妹「はぁ…すごい、こんなに…いっぱい、ザーメンが…」

兄「ぅ……」

妹「ほら…兄さん、見える?兄さんの出したザーメンが、私の掌にこんなに溜まってるよ…?」

妹「じゃあ…いただきまぁーす…」

妹「ん…じゅる、ず…じゅるっ…ちゅるる」

妹「ずずっ…んん、ぢゅるっ…ちゅぷっ」

兄「……う、ぅ、うくっ」
妹「ぐちゅぐちゅ……ごくんっ」ニチャニチャ

妹「兄さん…おいひいよ…」ペロペロ

兄「く、ぅ…ひっく…」

妹「……」

兄「うぐっ、ひっ……ひっ…」

妹「……」スルスル

兄「ひっ、ふっ…はっ…はっ…ひゅっ…」

妹「……兄さん、見て」ファサッ

兄「…!?」

妹「今更だけど僕も脱いだよ…ほら、どうかな?」

兄「っ…っ…!?」

僕→私
すまん

妹「おっぱいだって…もう、昔みたいに小さくないんだよ?」

妹「男の人は大きい方が好きって聞いたんだけど…えっと…どうかな?」タプタプ

兄「はっ…はひゅっ…ひゅっ…」

妹「……目ぇ、瞑ってちゃ見えないでしょ?」

兄「はっ…はぁっ…ふっ…」

妹「……」

シコシコ

兄「あっ!?」ビクッ

妹「落ち着いて、深呼吸して…」

兄「はっ…ひっ…ひぃっ…!」

妹「大丈夫だから…もう一回、今度は私の手でぴゅっぴゅしようね?」

シュッシュッ

妹「兄さん…」

兄「うっ、はっ…!はぁ…!」

妹「好きだよ…」

シュッシュッ

妹「兄さんを愛してるのは私だけだよ…」

兄「…はっ、ひゅっ…!くっ…!」

妹「気持ちいい?ねぇ気持ちいい?」

兄「はっ…はっ…はぁっ…!」

妹「ほら、どう?」

シュッシュッ

妹「ほら、ほら、ねぇ、どうかな?」

コスコス

妹「ねぇ…気持ちいい?」

兄「は…ひっ…ひっ…ひぃっ…」ゼエゼエ

妹「あ…ビクビクしてきたね?」

兄「ひっ…ひっ…か、はっ…」

妹「兄さん、イっちゃいそうなの?ねぇねぇ」

コスコス

兄「ゔっ…!ぅ、出…っ!」

ビュルルッ

妹「わっ!急に出た……へぇ、こんなに飛ぶんだぁ…」

ビュッ ピュッピュルッ

兄「ひっ…ひっ…ひぃ…かふっ…」

妹「……」

コスコス

兄「えっ…!?」

妹「もう一回、しよ?」

兄「わっ…ちょ、待っ…!はっ…!」

コスコス

兄「いま…!い…イった…ばっ、ばっか…!」

妹「えいえいっ」

兄「ひっ、は…!はっ…!」

シコシコ

妹「ん…さっきよりはまだまだだけど、もう一応おっきくなってきたね…」

兄「はっ…はふっ…はひっ…っ」

妹「……舐めてる時より、こっちの方が兄さんの顔がよく見えるね…」

シコシコ

兄「くっ…はっ…はっ、はっ」

妹「兄さん…」

兄「はっ、ふっ、はふっ」

妹「……」

シコシコ…ピタッ

兄「はっ…はぁ…はぁ、はひっ…」

妹「とりあえず、呼吸整えよっか」

兄「はひっ…ひっ、ひっ」

妹「ほら、落ち着いて兄さん……深呼吸するんだ…」

兄「ひっ…ひっ…はふっ…」

妹「深く息を吸って…ゆっくり吐いて…」

兄「ふっ…ふ、ぅぅ…はぁ…っ」

妹「もっとゆっくり…落ち着いて…」

兄「はぁっ…はぁぁ……ふはっ…」

妹「どう?」

兄「ふぅ……はぁ……はぁ……」

妹「大丈夫?息苦しさはなくなった?」

兄「たぶん…だい…丈夫…」

妹「うん、喋れるようになったなら大丈夫かな」

妹「さて、じゃあそろそろ次のステップ行こうかな」

兄「なぁ……もうこんな事……やめろよ…」

妹「よいしょっ」

ギシッ

兄「!?」

妹「パンツは脱いで…っと」スルッ

兄「なっ…なにしてんだ…!?」

妹「……そろそろ、セックス、しようと思って」

兄「はぁ…!?」

妹「既成事実…作っちゃお」

兄「は…?なに考えてんだよ…!?」

妹「よっと…」

プニュッ

妹「んっ…兄さんのおちんちんの先…当たってる…」

兄「ばっ…なに馬鹿な事考えてんだ!やめ、やめろよ!」

妹「はぁー…はぁー…えっと、落ち着いて腰を下ろさなきゃね…」

兄「ちょっ、ほんと、やめろ!やめろって!」

妹「兄さんの…永遠を…私にください…」

くぷぷ…

妹「はぁ…!兄さんがぁ…!入ってきてる…!」

兄「あっ……やめてよ…!お願いだから!」

妹「ん…!んん…っ!」

ぬぷぷぷ…

妹「ぁん…!兄さん!…んっ…っ…!」

妹「んっ…!も、う…ちょっとぉ…!はぁっ!」

ぬぷっ

妹「…っ!!」

妹「はぁ…はぁ……あは…全部はいっちゃったぁ…」

兄「あっ……、んな……」

妹「セックスって、やっぱり、ちょっと…痛いんだね…っ」

妹「でもね…兄さんのが中にあると、思うと…嬉しいなぁ…」

妹「兄さん…ちゅー、しよ…」

妹「んちゅ…ちゅうう…ちゅぷ…」レロレロ

兄「ん…!…んっ…!」

妹「ちゅぱっ……兄さん、大好き…」

ぬちゅっ

妹「はぁ…」グリグリ

兄「も、やめ…抜けって…!」

ぬぽぬぽ

妹「あぁっ…あ…ん、ふぁ…!」

妹「あはぁ……兄さんのだって…思うと、あんまり…痛くない…かも」

兄「うっ…!」

妹「兄さんは…きもちい?私のおまんこ…どうかな?」

兄「くっ……うぅ…!」

にゅっぽにゅっぽ

妹「にぃさん……あっ…どう?兄さん…?はぁ、あっ…」

妹「んあ…!大好き…大好きよ…兄さん…わっ、あっ…」

兄「んっ…く!」

妹「兄さん…がまん、しないで…?素直に、きもちよくなって…いいんだよ」

ぬぷっぬぷっ

兄「う…ゔ…っ!」

妹「あっ…わたし、兄さん、兄さん…にいさんと…セックス…してるぅ…」

妹「ひぁ…にぃ…さん、愛してる…!私だけは…兄さんを…んっ、はぁ!」

兄「っ…!んっ…!」

妹「あっ、いい…しゅきっ、だいすきぃ…、兄さん…きもちいいね…」

ぬぷっぬぷっ

兄「っ……!ぅ、も…やめ…!」

妹「……?あっ…なんでぇ…?んっ、んっ…」

妹「……あぁー…もし、かして…兄さん、イきそう、なの…?」

兄「いいから…!ほんと、に……!」

じゅぽじゅぽ

妹「いいよ…私に…兄さんの、ザーメン…いっぱい出して…種付けしてぇ…」

兄「……!ざ、けんな…!……や、だ…!」

妹「あはっ、はっ…あ、ん…兄さん…」

妹「あって家族は…これから…私達で、つくろ…?」

妹「だから、出してぇ…私の…おなか、に…んひぁっ!」

ギシッ ギシッ

妹「はぁ…はぁ…!あっ、あ…はぁ…んっ、あっ」

兄「う、う、くっ…!」

妹「あ、あひっ…あ、私…も、…イ、イっちゃいそ…かも…」

兄「ぬ、抜けよ…!…おねが…っ!」

妹「あっ…あ、あ!あっ……にぃさん…!兄さん…すきっ」

妹「い、あ、はぁ!兄さん…!にぃ、ん、あっ!~~~っっ」ビクン ビクン

ギュウウッ

兄「んっ!ん……う、うぅ゙っ!」

ドピュッ ピュクピュク

妹「はぁー、はぁー、はぁ…んん…」

兄「はぁ…!はぁ…!はぁ…!」

妹「あは…やった…兄さん…おなか、あったかい…」

兄「はぁ……はぁ……っ」

妹「兄さん…愛してる…」ピトッ

兄「……」

妹「……あれ」

兄「うぅ…」zzz

妹「寝ちゃった……もう、兄さんったら…」

妹「ん…」

ちゅっ

妹「んむ…ちゅう、ちゅっ、ちゅう…ちゅるっ…」

妹「んっ…」

ぬぽっ

妹「んあっ……ふぅ…」

妹「あ……ザーメンこぼれちゃう…もったいないな…」

妹「ただでさえ少ないのに……まあ、まだまだ機会はあるからいいけど」

兄「う……ゔぅ……」zzz

妹「……」

妹「……」ゴソゴソ

妹「隣に寝て、と……イエーイ、ピースピース」

パシャッ パシャッ

兄「ゔーん…」zzz

妹「うん、よく撮れてる」

妹「……ふふっ」

‐‐‐

時計「朝」

チュンチュン

兄「……んぁ…?」

チュパチュパ

妹「ん……にぃひゃん…おはよ」ペロペロ

兄「……あっ!?!」ギシッ

妹「ぷはっ…ごめんね、まだ拘束は解かせてもらってないよ」

兄「お、おお、おま…!お前…!!」

妹「だってまだ、兄さんがどうしたいか、聞いてないからね」シコシコ

兄「うっ…どうしたいか、だって…?」

妹「うん、二択から選んでね」

妹「素直になって大人しく私と気持ちいい事するか、それともずっとその状態でいるか、どっちがいい?」

兄「はぁ!?」

妹「私としては前者がオススメだよ、僕だって出来れば監禁なんかしたくないしね」

兄「な、なに言ってんだよ!そんな事、従える訳ないだろ!?」

妹「そうだよね…兄さんにも悩む時間が必要だよね」

妹「そうだ!もう朝ごはん出来てるんだよ、今持ってくるね」

兄「お前……頭おかしいよ…」

妹「じゃーん、目玉焼きと、鮭とアスパラの炒めものと、マカロニだよ」

兄「……」

妹「はい、あーん」

兄「食う訳ないだろ…」

妹「くだらない意地張らないほうがいいよ、はいあーん」

兄「……」

妹「あーん!」

兄「……」

妹「こういうのなんて言うんだっけ…ハンガーテロリスト?」

兄「……ハンガーストライキ」

妹「ああ、それそれ!」

兄「……」

妹「流石兄さん…」

兄「……」

僕→私で
すまん

妹「はい、あーん」

兄「……」

妹「……冷めちゃうよ?」

兄「……」

妹「ううん…困ったなぁ…」

兄「……」グゥ

妹「……はい、あーん」

兄「……」

妹「お腹すいてるよね?」

兄「……」

妹「ほら、口開けて?」

兄「……」

妹「……あっ!プリン、プリンがあるよ」

兄「舐めてんのか…」

妹「駄目か…」

兄「……」

妹「……で、決まった?」

兄「……」

妹「もし前者だったらね、セックスの時以外は自由にしてていいよ」

兄「……」

妹「後者なら、今みたいにご飯食べさせたり、全部僕がやってあげる」

兄「……」

妹「ちなみに僕、好きな人のおしっこなら飲めるタイプ」

兄(うわぁ…)

妹「あっ、自由って言っても、逃げれると思わないでね」

兄「……」チッ

一人称全部私で

妹「ほら、これ見える?これ、昨日撮っておいたんだ、ばっちりツーショットだよ」

兄「!?」

妹「もし謀反したり、逃げたり、一定時間外出から帰ってこなかったりしたら、これをネットの海に蒔く」

兄「なっ…」

妹「印刷して学校にも蒔く、あいつらにも蒔く」

兄「お、お前!自分の顔も写ってるんだぞ!?」

妹「それくらいいいよ」

兄「えっ!?」

妹「そうじゃないと、兄さんが近親相姦野郎だって思われないじゃない?」

兄「なっ…」

妹「そうやって思われるようになると、ますます兄さんには私しかいなくなる」

兄「な……」

妹「兄さんを好いているのは、愛してるのは私だけだよ、私だけなんだよ」

兄「……」

妹「じゃあ、兄さんはわかるよね?」

妹「どうすればいいか、わかるよね?」

兄「……どうすれば…」

シュッシュッ

兄「っ!?」

妹「ほら、兄さんは全部私に委ねればいいんだよ…」

兄「うわ、やめ…やめろよ…!」

妹「私ね、今、すっごく幸せなんだぁ…」

妹「だから兄さんも、これから私と…幸せになろう?」

妹「大丈夫、兄さんもきっと…わかるようになるから」

コスコス

妹「ほら、イきたいって言ってみて…?」

兄「うっ、うぅ…!」

妹「兄さん、大好きだよ…」

兄「ぐっ、う…!う……!」

‐‐‐

結局あの時兄さんはイきたいとは素直に言わなかった
けど、私の願い通り前者を選んでくれた。

嬉しい。やっぱり大好き。
これからずっと一緒なんだ。兄さんは私のものだ。

まだまだ時間はたっぷりあるのだし、いつかは素直に
言わせてみたい。

もう、あいつらなんか思い出す暇もないくらいの幸福
を感じさせてあげよう。

もう希望に満ちた未来しか見えない。私は勝ったんだ。

そういえば兄さん、最近勃ちが悪い気がする。
気のせいかな?



おわり

おしまい
書き溜めてた時は僕にしていた
紛らわしくてまんこ
投下長くなってまんこ
もし朝方残ってたらオマケあるかも

保守thx
僕っ娘が好きだったんだけどなんとなく私に変えてみたらミスが多くてすまんこ

‐‐‐数日後

妹「ごめんね、今日もまだ宿題のノルマ終わってないから先に寝ててね」

兄「ああ…」

妹「うん流石兄さん、いい子いい子」

兄「……じゃ、もう寝るから」

妹「うん、おやすみー」

妹「……」

‐‐‐

兄「はぁ…」

兄(ここ3日くらい、あいつの宿題のお陰で何もないな…)

兄(最近、あいつの前じゃ勃たなくなってるし丁度いいけど…)

兄(けど…)

ビンビン♂

兄(……しばらく抜いてないから溜まってんだよなぁ)

兄(いいや、とっとと寝ようもう)

ギンギン♂

兄(……)

兄(……こんなに溜まってたら、あいつの前で勃っちゃったりして)

兄(……それを考えると、一発抜いとくか)

兄(いやでも…)

兄「……」

兄(これは自分の保身の為、仕方ない一発なんだ…うん)

シュッシュッ

兄「はぁ…はぁ…」

兄(そういえば最近…なんか忘れてる気が…)

兄(なんだっけ…大事な事だった気がするけど…)

兄(なんだっけ…あいつに聞いたら思い出すかな…)

兄(……あれ…最近、あいつの事ばっかり考えてる気がする)

シュッシュッ

兄「はぁ…はぁ…」

妹「もうイっちゃう?」

兄「うん…イきそ…」

兄「!?」

妹「随分楽しそうな事してるんだね、僕も布団に入れてよ」モゾモゾ

兄「えっ…え?あっ、おま、宿題は…?」

妹「宿題?ああ、とっくに終わってるよ」

兄「ええっ」

兄「な、なんでそんな嘘を…」

妹「兄さんがね、ひとりでいたらナニをするのか気になってね」

妹「ここ3日はドアの隙間から兄さんを観察してたんだよ」

兄「え……怖っ」

妹「そしたら今日、兄さんが布団に入ってなんだか変な動きをしてたから」

ニギッ

兄「うっ!」

妹「こんなにおちんちんガッチガチにして…ふふっ、一体、なにしてたのかな?」

兄「そ、それは…」

妹「それは?」

兄「それは…えっと…」

妹「……兄さん、こっち向いて話して?」

兄「……」

妹「恥ずかしがらないでいいんだよ?……ほら、ね?」

兄「……」

妹「……」ピトッ

兄「だ、抱き着くなよ」モゾモゾ

妹「こら動かないの……いいじゃない、私と兄さんの仲なんだから…」モゾモゾ

兄「……」

妹「……兄さん」

兄「……」

妹「兄さーん?」

兄「……」

妹「寝てるの?」シコシコ

兄「っ…」

妹「どうして答えてくれないの?」

兄「……」

妹「せめてこっち、向いて欲しいなぁ」

妹「ねぇ、兄さん」

兄「……」

妹「私に、ナニしてたか自分の口で言ってみて?」

兄「……」

妹「隠し事は、駄目だよね?」

兄「……」

妹「……言わないとほら、イかせてあげないよ?」シコシコ

兄「あっ…」

妹「兄さん…私に、打ち明けて?」シコシコ

妹「ほら、兄さん…」シコシコ

兄「あっ…俺…」

妹「うん?」

兄「お前に…バレないように、こっそり、オナニー…してた…」

妹「そっかぁ…気持ちよかった?」シュッシュッ

兄「っ、うん…」

妹「……ねぇ、ひとりでするのと、私にシゴかれるの、どっちが気持ちいい?」

兄「お前に…はぁ…された方が、いい…」

妹「そっか、そっかぁ…」

コスコス

妹「ねぇねぇ、兄さん」

兄「はぁ…はぁ…!」

妹「ひとりでしてた時は、誰の事…考えてたの?」ドキドキ

兄「…わかんない」

妹「…………わからない、って?」

兄「誰かの事、忘れてる気が、して…それ、考えてたけど…結局、誰だか…」

妹「……それはね、兄さん…忘れていい事だよ」

兄「うっ…ん、わかった…」

妹「うん、兄さんは…私の事だけ考えてればいいよ…」

シコシコ

妹「おちんちん、カウパーがダラダラ出てきたね…」

兄「っ…はぁ、はぁ…」

妹「ふふっ、すごいね、おちんちんこんなにパンパンにしちゃって…」

兄「ごめん…」

妹「ううん、いいんだよ、男の子だもんね…」

シコシコ

兄「あっ、もう…出る…っ」

妹「……兄さん、イきたい?」

兄「イ、イきたい!イかせて…!」

妹「うん!いっぱいイっていいよ…」

兄「……うッ!」

ドビュッ

妹「きゃっ…」

ビュクビュクッ トプトプトプ…

妹「わぁ…こんなにいっぱい出たの、久しぶりだね…」ネチョネチョ

兄「はぁ…!はぁ…!」

妹「兄さん、よくできました」チュッ

兄「んっ…」

妹「んん…んちゅーっ…」

兄「んっ…!」

妹「ふふ……ご褒美のちゅー、だよ」

兄「はぁ…はぁ…」

妹「兄さん、大好き…」

兄(やっちゃった…)

妹「……いいんだよ」

妹「兄さんは…余計な事は考えなくていいの」

妹「そうやって、ずっと私と生きていくのが…兄さんの為になるんだよ」

兄「……」

妹「だって…ねぇ兄さん?」

妹「もっと……気持ちいい事、したくない…?」

兄「……うん」


おわり

心が弱ってる時は簡単に掌握が出来るねエンド
セクロス中に兄さんが自殺を謀って舌を食いちぎったけど死にきれなくて妹に強制介護されるハッパーエンドも考えたけどやめた
ここまでthx

エンディングテーマ
http://www.youtube.com/watch?v=68o3ivFXH2U

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