幼馴染「私の負けだ、犯せっ!」男「はぁ?」(156)

~男の部屋~

幼馴染「何をしている、私は負けたのだ…好きにしるるおぉ!」

男「ちょちょっ、ちょっとまてよ。さっきからなんだよ負けだの犯せだの頭大丈夫か?」

幼馴染「私とて誇りはある、貴様のちんぽに屈したりはしない!だからさぁ!犯せ!」

男「いやだから、いきなり俺の部屋にきていきなりベッドの上に座り込んでいきなりなんだよお前は…」

幼馴染「くっ、ち、ちんぽになど負けはせぬ!だから、はやく!はやくうぅ!」

男「いや……あの」

幼馴染「……」

男「ん、どした?やっと目をさま

幼馴染「犯せっつってんだよ!!!」

男「?!」

幼馴染「はぁ?なにしてんだよこの意気地なしチンポ無し!!この私がアンタにレイプされたがってんだから早くしなさいよ!」

男「ちょっ、待てよ。なんでお前がきれてんだよ」

幼馴染「御託はいいんだよ!だから早く服脱いで私のベッドの中にダイブしてこいよ!つーか早くしなさいよ!!」

男「いや、それ俺のベッドなんだけどな」

幼馴染「ファック!いや間違えたしゃらぁあぁぁっぷ!!」

男「あんま叫ぶなよ、近所迷惑だろうが…それに

幼馴染「あーもう分かったわよ!私が脱がせばいいんで生姜焼き定食!!ほら、早く!」

男「ちょっ!やめろ!服掴むなっつーの!つーか帰れよ馬鹿!今から俺の

幼馴染「ぐふへははははは!ほーら脱ぎ脱ぎしまひょーかー?!」

ガチャ

彼女「あのぉ、鍵空いてたから勝手にはいっ……」

男「oh…」

幼馴染「おん?」

彼女「あ、あ……」

男「ちょっ、違う!違うっ!!こいつが勝手に俺の部屋に上がり込んできて無理矢理俺の衣服を

幼馴染「いやぁあぁぁあ!やめてえぇえ!!」バッ

男「!??!!?」

幼馴染「はぁっ、はぁ…はぁっ……」

男「お、おい…?な、なに震えてんだよ…お、おい」

幼馴染「いや!近寄らないで!!あっ、た、助けて!!私っ、部屋に呼ばれたかと思ったらいきなり私の服を!」

彼女「……」

男「おい!!っざけんな!デタラメ並べてんじゃ

幼馴染「きゃあぁぁああ!ひっ、ひいぃい!こ、こないでえぇえ!!」

彼女「……」バタン

男「んなはっ!?お、おい!待てよ、違っ!ご、ごか ズテン

男「いっつ"」

幼馴染「………ふひひ」

幼馴染「ひひひ……くくく」

男「あ、あぁ……あぁ」メールダヨー

差出人:世界に一つだけの俺だけの花
件名

本文
警察には言わないから、謝って許してもらってね。私は犯罪者とこれ以上関係を持ちアタ荘にありません、さよなら。

男「ぁ…ぁぁ、ぁっ……っぁ…」

幼馴染「くひひひひひ、あはははははは、はーっはっはっはっ!」

幼馴染「ほらね」

男「な、なにがほらねだよ!ふざけんなブス!ぶっ殺せぞ!!」

幼馴染「は?あいつはアンタじゃなくて私を信じたのよ?」

男「?!!?」

幼馴染「あれ、他の学校の娘でしょ?ふーん、あんなのが好みなんだぁ。まぁ可愛いし胸も私よりあった……けどね」

幼馴染「所詮アンタとあのこの信頼関係なんてそんなもんだったのよ。彼氏を信じきれないちっぽけな女、どうせ乳首も小さいんでしょうね」

男「……」

幼馴染「で?アンタの事をこれっぽっちも信用していない女の子と寄りを戻したい?」

男「……」

幼馴染「そう、なら私は止めない。まっ、アンタの貰い手なんて私くらいしか居ないって事、わかった?」

男「いや、お前と結ばれる事はねーよ…」

幼馴染「ふ~ん……えい」ボロンゴ

男「!!???!」

幼馴染「とか言いながら私のぱいぱい見たら反応してんじゃん、わかりやす…」

男「いやっ、つ、つーかなんでお前っ」

幼馴染「?あぁ、夏だからノーブラ。それは嘘だけど、アンタに抱かれに来たんだからノーブラでも構わないでしょ?さっ、やるわよ」

男「や、やるって……セックスか?」

幼馴染「えぇ、セックス」

男「ずぅえぇえぇったいに嫌だ!誰がお前なんか抱くかよ、新しい彼女作ってハッスルすんだよ!だから帰れよ!!」

幼馴染「……分かったわ。今日は満足したし帰らせてもらう。けどね、私はアンタを諦めないからね」

男「いいから帰れよ」

~公園~

彼女「最低だよ最低だよ最低だよ…っ…なんで…男ぐんに限って…ぞ、ぞんな"…ぅぅ…」

幼馴染「せーかいにーひーとつだーけーのはーな」

幼馴染「一人ひとつ、違う種を持つ」

彼女「あ"、あ"なだは…ご、ごめんなざぃ"…わ、わだじのかれじが……ぅ"ぁ"っ、ご、ごめ"んなざいぃ」

幼馴染「ははは、良いって良いって」

彼女「でも"っ、でも"ぉ"」

幼馴染「ねぇアナタ、今、死にたいって思ってるでしょ?」

彼女「ぇ"っ?」

幼馴染「自分の彼氏が犯罪者とわかり別れのメールをしてしまった自分に責任感じてるでしょ?それにアナタ、まだアイツの事が好きなんでしょ」

彼女「っ"ぐっ…う、うう"ん"…嫌い……だいぎら"い」

幼馴染「ふ~ん、けど死にたいとは思ってんでしょ?」

彼女「…………はい"」

幼馴染「……じゃあ………ね?」

彼女「えっ?」

~友の部屋~

友「……惨いな」

男「だろ!?信じられるか?!いきなり押しかけてきてよ、無理矢理俺の服脱がせようとしてよー!」

友「まぁ、お前の彼女もタイミングが悪いっつーか…まぁ、ドンマイだな」

男「あーまじイライラする、っそー、彼女のまんこ名器だったのによー、あーもったいね」

友「ははは、まぁ、合コンでも開いてやるべ。だからあんまし気にすんなよ」

男「サンキュー、必ずお持ち帰りするから可愛い娘セッティングしといてくれよ」

友「おやすいごようですっ……で?ご飯食べたか?」

男「うんにゃまだだべ」

友「ジョイフル?」

男「ジョイフル!」

~ジョイフル~

友「しっかし幼馴染もひでぇよなぁ」

男「あーもうその話はヤメヤメ!過去に囚われ無い人ですから俺は」

友「まぁあんまし引きずるなよ?」

男「ん~?良いよ良いよ、あんなブス別れて清々したくらいだし。あっ、ドリンクなにがいい?」

友「ホワイトソーダ」

男「へ~い」スタスタスタスタ

友「……女友達にLINE送っとくかねぇ、明後日くらいにでも合コン開くべってな」

男「へいお待ち」

友「ん、ありがと………おっ、明後日合コンいけるぞ」

男「マジ?!よっしゃ!!」

~友の部屋~

妹「あっ、おかえり」

友「ん?あぁ、た、ただいま……つーかなんで俺の部屋に居るんだよ」

妹「えっと……そ、その」

友「……いやだぞ」

妹「?!」

友「また課金だろ…金が無くなったから俺に借りに来たんだろ」

妹「お兄ちゃん、何も言わず私に6000円かして!」

友「だから嫌だっつーの」

妹「今日までなの!今日まで神モンスターが出やすくなってるの!だからぁ、だからぁ!」

友「いや知らねーよ、それに先月かした2万まだ返ってきてないぞ」

妹「お願い!早くコンビニでiTunesカード買いにいかせてよー!お兄ちゃぁああん」

友「いやっ、だから無理だっつーの」

妹「いーやーだー!当てたいのー!新しく出たモンスター引きたいのー!」

~男の部屋~

弟「あっ、おかえり」

男「おっ、どした?」

弟「ん?暇だから兄ちゃんの部屋にきただけ」

男「ふ~ん、可愛いい奴だなお前は、俺に会いにきてくれたのか」

弟「まぁね、それに自分の部屋にテレビ無いから暇でさ。撮り貯めといた番組でも見ようかなって」

男「明日学校なんだぞ?休みの日にしろよ、つーかリビングでみりゃいいだろ」

弟「無理無理、アニメだよ?両親と一緒に見るとか処刑と同じだよ」

男「……お前も高校生なんだからアニメとか卒業しろよ気持ち悪い」

友「なんだかんだで貸してしまう俺って……(まぁ可愛いい妹の頼みなんだから断れねーよなぁ)」

妹「……」

友「で?新しい奴ってのは出たのか?」

妹「出たのは出たんだけど…」

友「そっか、ならよか

妹「私が欲しいのこいつじゃない」

友「!?」

妹「お兄ちゃん、1500円かして」

友「い、いやいやいや、ふざけんなよお前っ、さっきかしたばっかだろ?」

妹「嫌だっ、私は虎が欲しいの」

友「と、虎ぁ?なに言ってるか意味わかんねーって。それにお金はもうかせ

妹「虎が欲しいの!!鳥でも竜でも亀でもなくて虎が欲しいのー!!!」

友「お、大声だすなっての、通報されたらどうすんだよ」

妹「亀と竜はいらないのー!私は虎が欲しいのー!」

友「わわっ、分かったから!かすから!貸すから黙ってろって」

~翌朝~

男「……(結局、弟のアニメ鑑賞に付き合わされて全く寝れなかった)」

弟「あーやっぱ最近のとりあえずハーレム物にするアニメって糞って事が分かったわ~」

男「ふわあぁ…なぁ、そろそろ学校の時間なんだし早く自分の部屋に戻れよ」

弟「うん、ありがとね兄ちゃん。それとごめんね、付き合わせちゃって」

男「いや別に気にして無いから良いっての。ほら、早く学校いきな」

弟「兄ちゃんはいつから仕事なんだっけ?」

男「7時からだ、つっても流れ作業だから楽なんだよな。ただ時間の流れが遅い」

弟「ふーん、頑張ってね兄ちゃん、こっちも学校頑張ってくるから」

男「おう、頑張れよ」

バタン

男「……さて、俺も支度すっかね」

~工場内~

ハゲ「では、朝の朝礼を始めます」

男「……(そういや彼女、いや、元カノのやつ職場に来てないな。やっぱ来づらいとかあんのかね)」

先輩「なぁ男」

男「?どうしたんですか先輩」

先輩「なんかさ、今日の職場、やけに臭くないか?」

男「そうですかぁ?僕には全くわからないっすね」

先輩「ん~、まぁ、俺の勘違いだったら良いんだけどさ……あれ、お前の彼女ちゃんは?」

男「さぁ、知りませんよ」

先輩「ふーん、マルハンだな」

男「あはは、先輩じゃないんすからそれは無いですよ」

「きゃあぁぁあああぁぁあ!!!」

先輩「んだ!?」

女社員「ひぃいいぃぃいぃぃいい!」

先輩「どうしたんですか?!」

男「……う"っ!?(な、なんだこの匂っ、臭いは)」

女社員「べ、べ、」

先輩「ん?ベルトコンベアーがどうしたんです?」

女社員「あっ、ああっ、っあっ」

男「?」チラッ

男「………!?!!?」

死体「……」

先輩「うおっ!?ハムちゃんを流すベルトコンベアの上に死体が居んじゃ~ん」

男「うわっ、しかもボンレスハムみたく縄で縛り付けられてますね………つーかこれ、元カノじゃねーか」

女社員「はふっ」ドサッ

先輩「あー、おい男、この人を医務室かどっかに連れてってくれ。俺はこれ以上騒ぎにならないように社長にいってくる」

男「はい、わかりました」

~学校~

妹「どやっ!」

妹友「わわわっ、妹ちゃん4神達と麒麟ゲットしたの~?羨ましいなぁ」

妹「これが金の力だよ諸君、ちなみに2万でコンプしちった~」

妹友「はわわ、そ、そんなに使っちゃったの?」

妹「いいのいいの、どうせお兄ちゃんのお金なんだしなんくるないさー!なんちて」

メガネ娘「……焼き鳥の方が使える」ボソッ

妹「うおーん?なにか言ったかメガネっちー!」

メガネ娘「………私ならそのお金でモンスターを育てる…ガチャなんて引かない……お母さんとご飯食べに行く」

妹「ぐはぁっ、む、胸に来るような事言わないでよメガネっち」

メガネ娘「ふふっ、嘘……けど、羨ましい。私、5回しか回してないよ」

妹「へ~、何が当たったの?」

メガネ娘「……おばちゃん2人に虎ちゃん」

妹友「運良すぎだよ~、私はスナフキンが当たって萎え萎えなのに~」

~体育館裏~

女子「あ、あの……この前の返事…き、聞かせてください!」

弟「……ごめん」

女子「ひうっ」

弟「俺、好きな人が居るから……ありがと、こんな俺を好きになってくれて。そして、ごめんなさい」

女子「うわぁあああぁん!」タッタッタッタ

弟友「おいおいお~い、なんで振ったんだよぉ、あの娘たしか一年でもかなり可愛いし娘なんだぜ?」

弟「な、なんだ、見てたの」

弟友「で、で?お前の好きな人って誰なんだよ~。親友の俺にくらい教えてくれてもいいだろ~?」

弟「うん、その人はね、いつも自分の事じゃなくてこっちの事を優先してくれるんだ」

弟「いつも俺の我儘を聞いてくれてさ、本当に優しいんだ……けど、この思いはきっと届かないよ」

弟友「は?なんでだよ、お前ぶっちゃけイケメンなんだし簡単に落とせるだろ」

弟「……俺、兄ちゃんに恋しちゃってるんだ」

弟友「oh…」

~職場~

先輩「いよっし、警察も来てくれたし今日はお開きだな」

男「そうですね、間違いなく今週は仕事無いでしょうね」

先輩「どうすっかな~、パチンコいくかな~」

男「じゃあ僕もついてっていいですか?新しく入った忍魂打ってみたいんで」

先輩「あ~、パチスロのかぁ。あれ確か新キャラだして前作の女の子消したんだっけな」

男「そうですね、ハンターハンターに出てくるズシ似の奴が新キャラで出てますね」

先輩「………いくか」

男「いきますか!」

先輩「つーか男、お前自分の彼女が死んでたのに冷静だったな~。俺はもう慣れてっから平気だったけどよ」

男「昨日別れたんで見練も糞も無いんですよ」

先輩「ふ~ん、まぁいいか」

友「……」キョロキョロ

友「おっ、今日はあれにするかな」タッタッタッタ

運転手「!!??!」キキィイィイ!

車「残念だったな、俺は急には止まれねぇよ!」

ドンッ!

友「がはがはっ」ゴロゴロゴロゴロ

運転手「だだだだだだ、大丈夫か!?」

友「……だ、大丈夫だ…いってぇ…ぁあ"っ」

運転手「はわわわわわ、こ、これから仕事だってのに!や、やばいっ、け、警察にれ

友「待って!」

運転手「!?」

友「け、警察には言わなくていい。あんたも社会人だろ…?だ、黙っといてやる。病院には階段から落ちたと嘘をつく。あんたの連絡先も聞かない」

友「だからよぉ、有り金全部俺にくれよ」

運転手「ほ、本当にいいのか」

友「あぁ、だから金出せ」

友「ひーふーみーやー」

友「おっほほっ、16万も持ってやがったよあのおっさん。これで2ヶ月は持つな」

友「両親と妹にはアルバイトしてるって言ってるけどなぁ。実は当たり屋やってんだよねぇ」

友「どの角度で突っ込まれたら痛くないとかもう完璧だかんな~。最初の頃は骨折とかしてたけどなぁ」

友「まっ、今じゃ良い思い出なんだしいっかな~」

友「あとは適当に女から金貰ってるヒモ生活、いやぁなんで俺みたいなクズに女が集まってくるのかねぇ」

友「……イケメンに産んでくれた両親に感謝だな」

友「あー腹減った、コンビニにでも行って公園で食べるとしますかね」

~マルハン~

男「……(投資が6k、子役が全く落ちないな…先輩は戦国乙女打ちにパチの島に行ったし)」

男「う~ん……どうすっかなぁ」

幼馴染「やっほー」

男「うおっ?!」

幼馴染「平日の昼間っからスロットねぇ、アンタ、自分が底辺だってこと認めてるみたいなもんよ?」

男「いや、つーかなんでお前が居るんだよ」

幼馴染「へ?たまたまよたまたま。アンタの車が見えたから来たって訳」

男「あっ、そう」

幼馴染「まだ打つの?」

男「まぁ……先輩待っとくのも暇だしよ」

幼馴染「ふーん、じゃあ私は隣で見てるから思う存分打ちなさい。そして自分が如何に馬鹿なのかを知ればいいのよ」

男「はぁ?なんで隣なんだよ、帰れよ」

幼馴染「嫌だ、アンタを待つ」

男「……」

男「つ、つーかよ」

幼馴染「ん~?」

男「お前、仕事は?」

幼馴染「あっ、馬鹿!なに子役取りこぼしてんのよ」

男「うっせーんだよいちいち別にいいだろ」

幼馴染「動体視力悪い癖にスロットって…まるで死んだ魚の目をして海物語打ってるお祖父ちゃんおばあちゃんと同じねぇ」

男「だからうっせーっつってんだろ」

幼馴染「で?私に質問したでしょ」

男「あー……お前、仕事は?つーか仕事してんのか?何処に就職したとか言わないよな」

幼馴染「私の事知りたいんだ」

男「ん、んだよ…ニマニマすんなよ気持ち悪い」

幼馴染「あっ、また取りこぼした」

男「いや、これチャンス目だから」

幼馴染「そ、そう…」

男「……(顔赤くなってら)」

先輩「ちくしょー!俺には麻雀物語しかねーのか!あやかぁああ!オラに現金を分けてくれー!」

男「あ、あのー先輩」

先輩「ん?あぁ、どした」

男「すんません、先に帰りますね。ちょっと用事が入っちゃって」

先輩「おうっ、良いべ良いべ。お疲れ」

男「お疲れ様です……先輩、ちょっと気になってた事があるんですけど」

先輩「ん?なんだ」

男「なんで先輩って萌え系の台にしか座らないんですか?」

先輩「馬鹿野郎、金だしてんのに実写のババアやジジイみてどうすんだ?可愛い女の子見てりゃ負けた時も俺は○○を見に行っだけだと開き直れるだろ?」

男「あ、あはは…先輩らしいっすね」

先輩「しかも勝てればソープで抜いてもらう。これ最高の流れ」

男「あ、あはは…」

~駐車場~

男「……」

幼馴染「遅い、待ちくたびれてアンタの車の中のタバコ全部溝に落としたから」

男「おまっ……はぁ、まぁ良いけどさ」

男「で?なんで俺の車に乗ってんだよ、自分の車が有るんだから自分のに乗れよ」

幼馴染「待たせた罰、今日は私の足になりなさい。断ったら車内で容赦無く暴れるから」

男「はぁ、で?何処にいきたいんだよ」

幼馴染「そうねぇ………バッティングセンター」

男「ば、バッティングセンター?」

幼馴染「そう、でもその前にご飯を食べに行きたいからどっか適当に寄ってね」

男「はいはい…で?お前、仕事は」

幼馴染「ほら、早くいく」

男「……はいよ」

佐天「完結しててもつまんない奴も多いんだね……」

初春「本文がよくても、後書きや合いの手で興醒めするのもですね」

初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」

初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねえ」

初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」

初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」

佐天「初春?」

~バッティングセンタ~

幼馴染「……」カンッ

男「……(さっきからバントしかしてねぇぞ、楽しいのか)」

幼馴染「ふぅ、もう500円っと」

男「な、なぁ、バッティングセンターに来てなんでバントの練習なんだ?普通バッティングセンターって言ったら思い切り飛ばすのが当たり前だろ?」

幼馴染「方向よ」

男「……はい?」

幼馴染「バットのどの辺に当てるかによってボールの転がる方向が変わるでしょ?私はそれを見極めてるの」チャリン

幼馴染「……」ポコッ

男「ふ~ん、楽しくないだろそんなの」チャリン

幼馴染「まっ、馬鹿なアンタには分からないわよ」ポヘ

男「俺はお前の考えがわかんねーわ」カキーン

幼馴染「今日はありがと、夕方頃にはアンタの部屋に居るからよろしく」

男「いやっ、さらっと意味不明な事言うなよ。くるな、絶対にくるなよ」

幼馴染「ふふっ、それはフリなのかしら?まぁ良いわ。おかげでコツが分かったから」

男「ずっとバントしてたよな、楽しかったのか?」

幼馴染「別に、私はアンタと居れるだけで楽しかったから。じゃあね、また後で会いましょ」

男「ん?おい、車乗らないのか」

幼馴染「タクシー呼ぶから良い、それにやる事があるからね。アンタと違って私は暇じゃないから」

男「けっ、可愛くねー奴、じゃあな」

幼馴染「……さてと、やりますか」

~夕方~

友「あーゲボ吐きそう、調子乗って馬券なんて買うんじゃなかったぁ」

友「16万吹っ飛んじまったじゃんか、まずいなぁ妹の奴にお小遣いやれなくなっちまった」

友「……おっ、車はけーん」

友「ふへへ、5万くらいなら財布の中に入ってんだろ」タッタッタッタ

運転手「!?Noooo!」キキィイィイ

?「……」サッ

友「!?(うおっ、先客か!?しょうがねーか、他の車をさが)」

?「……」コンッ

友「!!!?(なっ!?車の軌道をバットで、あっ、やばっ、これっ、この角度っ、死っ、避けっ)」

ガシャアァァアアン

運転手「ヨードンセイノーモアクレイジー!!ダイジョブデスカー!!」

?「……楽して金を稼ごうなんて考えが甘いのよ、世の中がアンタ基準で回ってるなんてその腐り切った考えを捨てることね」スタスタスタ

~通学路~

妹「いや~、テクダン5倍はやばいっしょー!授業サボって回してたら+97個も出たよ~」

妹友「ふえ~、すごいですね~」

メガネ娘「……金のなせる技」

妹「まね~、これでモンスターを強化強化だよ~……ん?」

ザワザワザワザワ

メガネ娘「人……集まってる」

妹友「事故でも有ったんですかねぇ?パトカーが3台も居ますけど」

妹「お~、写メ撮りに行こうよ!」

メガネ娘「……ゲス過ぎる」

妹「はーやーくー!救急車まだ来てないみたいだし事故られた人のご尊顔を激写しかないでしょ!」タッタッタッタ

妹友「あっ、待って下さ~い」

モブ「こうつぁ酷ぇ」

妹「およよよよ~?何処にいんの~?」

メガネ娘「……あそこ」

妹友「ふ、二人とも早いよぉ、これ、交通事故?」

妹「ふんふふふ~ん、激写げき……しゃ…へ?」

友「……」

妹「わわわわ、お兄ちゃん似の人だ!激似だよ激似!」

メガネ娘「……本人」

妹「でへへ~、やっぱりそだよね~………って!」

妹「お兄ちゃぁああぁぁあん!!」

警察「待ちなさい!現在救急車を呼んでるから彼に近づいちゃいけない!下手に触るのは悪化の原因なんだ!」

妹「お、お兄ちゃんなんです!私の財布兼すっごく大切な私の財布なんです!通してください!」

メガネ娘「……歪んだ愛」

妹友「血ダルマになっててもかっこいいですぅ、写メっとこ」パシャパシャ

~男の部屋~

弟「あっ、キタエリ」

男「ただいま、今日はどうだった?」

弟「それがさぁ、後輩に告白されたんだよねぇ。断っちゃったんだけど」

男「ふ~ん、俺は仕事休みだった。職場で死体が発見されてな?いやぁ、びっくらこいーた」

弟「えっ、死体?!だ、大丈夫だったの?」

男「いや、死体っつーくらいだから大丈夫じゃないだろ」

弟「そ、そうだよね……あのさ」

男「ん?どした」

弟「う、腕相撲しない?」

男「きゅ、急だな…まぁ良いけどさ、俺が勝ったらその女の子紹介しろよな」

弟「いいよ、その代わりこっちが勝ったら今日もアニメ鑑賞に付き合ってもらうからね」

~病室~

友「……(あぁ、まだ生きてるわ俺…よかった、まだ死んでないんだな)」

妹「あっ、起きた?」

友「んっ……んん…あぁ、りょ、両親は…」

妹「今日は残業らしいから明日なんじゃないかな来れるの」

友「そっか、まっ、そっちの方が都合が良いしな……つーかお前、いつから居たんだよ」

妹「お兄ちゃんと一緒の救急車乗ってきたからぁ、最初から?」

友「そっか……ありがと」

妹「うん、ずーっとゲームしてたから暇しなかったよ」

友「そっか」

妹「でね、お兄ちゃん?今日さ、晩ご飯食べに行くから5000円ちょうだい」

友「財布の中に1万あっから…適当に買って食ってな…」

妹「本当!?ありがとお兄ちゃん!じゃねー!」バタン

~ローソン~

妹「ぐへへへ、iTunesカード1万円ぶん買っちゃった~」

妹「ちょうど石も切れてたしこれで猛炎分回せるよ~。さーて帰ってやろーっと」

幼馴染「……」

妹「どうせだしBOXの拡張もしとかないとね~。あっ、ガチャもちょこっとだけ回そっかな~」

幼馴染「自分がどれだけ大切にされてるかを理解出来てない可哀相な子…一番大切にしてもらってる実の兄を財布呼ばわり……救えないわね」

幼馴染「けど安心して、私が教えてあげるから。兄の大切さを……同じ所でね」ドンッ

妹「ふわぁっ!?」

運転手「Waht's!?」キキィイィイ

ガシャァアアァン

幼馴染「ふふ」

メガネ娘「何が楽しいんですか…」

幼馴染「……相変わらず影が薄いのね、気配が全く感じ取れなかったわ」

メガネ娘「……もう、止めてください」

幼馴染「なんでアンタに指図されなきゃならないの?私は間違った事はしていないわよ」

メガネ娘「……」

幼馴染「それに、なんでアンタがここに居るのかしら……私がやらなかったらアンタがやってたんでしょ?」

メガネ娘「……っ」

幼馴染「自分がやらなくて良かったとホッとしてるでしょ?自分の手を汚さないで済んだと安堵してるでしょ?情けない、じゃあね、もう私の前に現れないで」スタスタスタ

メガネ娘「どうして……」

メガネ娘「……お姉ちゃん」

弟「あっ、そういえば今日は二人とも遅くなるからって連絡あったよ」

男「そっか……(結局負けてしまった…俺の方が年上なのに負けてしまった、兄の面目丸つぶれじゃねーか)」

弟「それとさ、今観てるアニメ、これゲームが原作なんだよ?持ってるから貸してあげよっか?楽しいよ」

男「ふ~ん、どうせ仕事無いんだし借りようかな。暇つぶしにはなるだろ」

男「……ん?」ライーン

男「うおっ、マジか」

弟「?どうしたの兄ちゃん」

男「友のやつ、車に跳ねられて入院してるってさ。ちょこっと様子観てくっから!金は机の上に置いとくから適当に買って食ってろよ!」バタン

弟「あっ、いっちゃった」

弟「……はぁ」

弟「しっかしこれつまんないなぁ、ゲームの方が何倍も楽しいんだけど」

メガネ娘「……お姉ちゃんは変わってしまった」スタスタスタ

メガネ娘「家を出て行く前は……違ったのに…あんな冷めてなかったのに、どうしてなの…」

メガネ娘「………元に戻って欲しい、優しいお姉ちゃんに…」

メガネ娘「どうすればいいか………分からな

キキィイィイ!

メガネ娘「えっ」

ドンガラガッシャーン

男「うおぉぉおぉおやべえぇえやっちまったぁああ!信号全く観てなかったぁあ!つーか引く前まで人が居るってわからなかったー!」

男「うおぉお、どうしよどうしよどうしよ………周りに誰も居ないよな…人だかりも出来てねーし」

男「………」ブロロロロロ

~病室~

ガッチャ

男「友!大丈夫か!!」

友「あっ、よう」

男「よう、じゃねーだろ!お前っ、身体は大丈夫なのかよ!痛い所とか有るのか?!」

友「ははっ、痛いとこだらけ」

男「そうか、無事ならよかった」

友「ちょっ」

男「けど心配したんだぞ?慌てて車走らせてたら女の子吹っ飛ばしちまってさ」

友「……いや、ヤバいだろそれ」

男「大丈夫大丈夫、その女の子、完璧に受け身とってたから」

友「そっか、受け身とれてたなら安心だな」

~翌日~

医師「なに、患者が居ないだと?!」

ナース「はい、昨日の夕方に入院した友さんの行方が…」

医師「探すんだ!必ず探し出して病室にぶち込み直しなさい!」

ナース「は、はい!し、失礼します」

医師「むう、まずい、まずいぞ」

医師「彼は奇跡的に骨折はしていなかった。きっと反射的に受け身をとったのが幸いだったのだろうが…」

医師「彼は全身ムチ打ちで動ける様な身体ではないと言うのに…」

友「……」フラフラ

友「しくった…きょ、今日は合コンの予定日だったよな……は、早く女の子達と会って段取りしとかないとな」

友「さ、さすがに幹事が居なきゃ合コンなんて盛り上がらなねーしな……いっつ、うぅ、身体が裂けそう」

友「そ、それに…い、妹の奴にお小遣いやらなきゃいけない日だってのに……つーか妹と連絡とれないんだけど大丈夫なのかよあいつ」

友「………ん?」

メガネ娘「……」

友「あれって確か妹の……あぁ、幼馴染の妹だったっけか?って、なんで倒れてんだよ」

友「あっ、もしかして吹っ飛ばした相手ってあの子…?」

友「ならやばいな、タクシー呼んでどっかのホテルにでも連れてってあげっかな」

~ラブホテル~

メガネ娘「……んっ」

友「おっ、やっと目覚めたみたいだな」

メガネ娘「ここ……ど、どこ…あっ、友さん」

友「君が道端で倒れてたからさ、それに俺、君の家知らないし身体休ませるならホテルが良いかなって思ってさ」

メガネ娘「……ありがとうございます」

友「いやまぁ、き、気にすんなよ(こればっかりは無関係って訳じゃないかんなぁ)」

メガネ娘「……あの、ここって」

友「ラブホテル」

メガネ娘「あっ……夜這い」

友「そこまで下衆じゃないから安心しなっての、安いからここにしただけだから」

メガネ娘「……(ゴミ箱にティッシュの山が)」

友「じゃあ俺は帰るから、金はここに置いとく」

メガネ娘「あっ…」

友「無茶すんなよ、まだ身体痛いだろ?幸い完璧な受け身だったから大事には至らなかったものの身体は痛めてると思うしな」

メガネ娘「……受け身、なんで知って…」

友「!?あ、あはは、な、なんとなく!それに道端に倒れてたって事は車に跳ねられたかなんかだれ?!ほら、膝に痣が出来てるし」

メガネ娘「……」

友「じゃ、じゃあな!病院には必ずいけよ!」バタン

メガネ娘「………優しい人、妹さんが好きだと言う気持ちも分かる気がする」

メガネ娘「一目惚れって、あるもんなんだ…」

~公園~

男「……暇だ、果てしなく暇だ」

男「合コンは確か夜からだろう?はぁ、パチンコ行ったら4万くらい使っちゃいそうだしなぁ」

幼馴染「やっほ~」

男「……なんで出てくるんだよ隠れとけよ」

幼馴染「あれ?アンタって人の気配とか感知出来たっけ?」

男「なにその人を超えた何がが持ってそうな能力は」

幼馴染「まっ、それはいいのよ。どうせ暇なんでしょ?ちょこっと付き合いなさいよ」

男「残念、今から用事があるんだよ」

幼馴染「あっ、そうなんだ……じゃあ私はいくわね」スッ

男「?!き、消えた!?な、なんかあいつ凄いなおい」

男「って、あいつが簡単に引き下がったなんて今日は嫌なことが起きそうだな」

~屋上~

女子生徒「あ、あの…ひ、一目惚れです!あ、あの、弟さんには好きな人とかいるんでしょうか」

弟「……ごめんね」

女子生徒「あっ……ご、ごめんなさい。こんなとこに呼んじゃって……す、すみませんでした」バタン

弟「はぁ」

弟友「ようようようモテ男ちゃんは辛いねぇ」

弟「あっ、なんだよいたのかよ」

弟友「そりゃあな、ほら、俺たちマブダチだろ?だからお前あるとこ我はありってね」

弟「ははっ、しょーもな………ん?」

弟友「ど、どしたの」

弟「あ~………ごめん、ちょっと一人になりたいんだ。それに授業始まるから先生には腹痛で保健室に行ってる事にしといてくれない?」

弟友「ん?あぁ、わかった……じゃ、またな」バタン

弟「…………誰かな」

幼馴染「あはは、すごいね。完全に気配けしたつもりだったんだけどな~、もしかして私って才能無いのかしら」

弟「あなたは確か…兄ちゃんの」

幼馴染「まぁアンタとも幼馴染なんだけど今はどうでも良いの。ねぇ、ちょっと私のお願い聞いてくれないかしら」

弟「お願い?内容によるんだけど…」

幼馴染「アンタ、正直邪魔なのよ。あいつといつも一緒でしょ?家の中だとべたべたべたべた……アンタが居るせいであいつに近づけないの」

弟「あぁ、兄ちゃんの事ですか。で、邪魔って事は」

幼馴染「死ぬとは言わないから私にやられなさい、いい?これは命令、アンタはそれに逆らえないし逆らうだけ無駄ってわけ」

弟「やっぱりそうだったんだ」

幼馴染「なに一人で納得してんの?」

弟「いや、友さんが跳ねられて妹ちゃんとメガネ娘ちゃんが今日登校してないから変だなと思ってね……やっぱりあなたが」

幼馴染「だからなに?けどね、アンタも同じ。少しだけ邪魔だから少しだけ病院にいってなさい……ねぇ!!」ダンッ

弟「……」

幼馴染「?!き、消えっ」

弟「てないよ。僕はここに居る」

幼馴染「……はは、アンタ何者?私の動きに着いて来れるなんてねぇ」

弟「僕?ただの水泳部だよ」

女「あっ、遅いよ」

友「すまん!ちょっとな。けど10分だろ?許してくれよ」

女「ん~、まぁ良いんだけどさ。あっ、今日の合コンあんじゃん?とりあえず4人スタンばったから上出来でしょ」

友「あぁ……うん」

女「?どしたのさなんかフラフラだね、あっ!もしかしてここにくる途中に他の女を抱いてきたでしょ!」

友「違うわアホ、とりあえずご飯食べにいくか」

女「おっけ~、じやあ私の車でGOだよ」

友「おう、運転お願いな」

女「ココス?ガスト?」

友「とりあえず旨いとこ」

女「はいよ~」

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