恭介「バトルロワイヤルをしよう」理樹「えっ?」(68)

ss速報ができないからその間だけここでしておこう



理樹・真人部屋

真人「まーた何か言い出したぜ」

健吾「バトルロワイヤル・・映画にそんな話があったような気もするが・・」

鈴「何するんだ?」

恭介「ああ、疑問が多いだろうからまとめて言う、ルールは簡単!」

・これからリトルバスターズのメンバーで殺し合いをやってもらう、最後に生き残った者が勝者
・武器はランダムに支給される
・舞台は無人島、あたりは木が生えまくってて動物もいるし魚も住んでいる
・敵の武器は使ってもよし!
・優勝者には理樹を一日どうとでもできる権利を与える

恭介「みたいな?あともう他のメンバーには伝えてある、みんなヤるきまんまんだったぜ」

理樹「みたいな?じゃないよ!更に疑問が増えたよ!」

真人「そうだそうだ!なんで殺し合いなんかしなくちゃなんねーんだよ!」

恭介「おっと一番重要なことを言い忘れてたな、やるのは俺たちがまた夢で世界を創るのでそこでやってもらう、そして大サービスで痛みがほぼなく丈夫な体にしてやる屋上を飛び降りた時の健吾のようにな」

真人「ええーっまたアレやるのかよぉあれは腹が減るってのに」

理樹「ええっ!!あれってそんなに軽いノリでできるものなの!?」

健吾「面白そうじゃないか!乗ったあああ!」

鈴「健吾がバカだ!」

真人「まっ優勝賞品は魅力的だな!俺も乗った!」

理樹「いやいやいや・・・例えやるとしてもその優勝賞品がなんで僕なのさ・・やるメリットがないよ・・」

恭介「どうせ暇なんだろ?ようし、じゃあこうしよう理樹が優勝したら今から行く世界の秘密を・・・」

理樹「知ってるよ!」

恭介「困ったなあ、そんじゃその時に考えるか!ちなみに今回俺は参加せずに見守るのでよろしく!」

理樹(なんだか釈然としないまま解散になった、どうやら寝てたらその世界に入れるらしい・・)





森の中

理樹「ううん・・・」ガバ

理樹(本当に始まっちゃった・・友達どうしでの殺し合いが・・!)

理樹はまるで蒸し風呂のような暑さの中目を覚ました。
つる草や引き裂かれている木の幹の間を疲れた様子で這うようにして起き上がった

理樹「そういえば恭介が言ってたな、武器があるって」

理樹はそのまだ色白い手で草根をかき分けてみた、すると古びた木箱を見つけた

理樹「あった、これかな・・?」ガチャ

軽い金属の心地よい音をだしたフタを開けてみるとそこには小ぶりのいわゆるアメリカの兵士達が使っているようなコンバット・ナイフと、その砥石に飲み水、謎の機械そして一枚のメモが入っていた

理樹「紙なんだろうこのメモ・・」パラ

そこにはこう書かれていた

「手元にちゃんと武器は入ってるか?では説明しよう、ここは無人島なので好きなもの
を取って食っても構わないが流石に水は必要だろう?なのでこの島の
沖に食料や鍋など必要なものが置いてある、好きに使うといい
次に一緒に入ってる黒い機械だがそれはお互いの場所を示すものだ、といっても探知されるのはその機械なので
特定されるのが嫌な奴はそこにおいて行ってくれ」



理樹はあまりの恭介の用意周到さに驚いた、
多分結構これをやるのが楽しみだったに違いないと思った。

理樹「つまり生き残るために長期化してしまうのは面白くないからその手段を制限しようって訳だね」

理樹は早速機械に電源を入れた、するとその画面には島全体の地図が浮かび上がった。その島のなかには複数の赤い点と一つの青い点、骨付き肉のマークが入った場所が示される。

理樹「多分青が僕の今いる位置で赤が敵の位置、そして肉のマークが物資の場所かな?」

よく見ると紙の裏に機械の説明が書いており自分の考察と合っていたので理樹は得意だった。

理樹「というか僕の武器ってナイフなのか・・ハズレじゃないのか・・・ん?」

誰にも聞こえない愚痴をこぼしてもう一度機械を見ると背中に嫌な汗が垂れた

理樹「だ、誰かがこっちに向かってくる!?」

見ると機械は青い光にゆっくり近づいてくる赤の光を現していた

理樹「あれは・・・」

>>7「・・・・・」ザッザッ

謙吾

やっぱりこの書き方くちゃくちゃ疲れるんでやめます、すいません

理樹(け、健吾!?早速強敵と出会ってしまった・・しかも持ってる武器は日本刀・・!
本当に恭介はランダムで武器を選んでるのか怪しい・・・)

健吾「おーい!近くに潜んでるのは分かっているんだぞどこからでもかかってこい!」

理樹(そんなバカな・・・・まさか最初の犠牲者は僕・・!?何としてでも生き延びないと。)

ザッ

真人「よう健吾っち!」

理樹(真人!?たしかさっきの機械じゃそこまで近い訳でもなかったのに・・・)

健吾「ほぅ・・・さっきのはお前だったのか」

真人「はぁ?俺はお前の声を聴いてここまで走ってきたんだぜ?」

健吾「じゃあさっきのは!?」バッ

健吾「消えている・・・おそらく電源を消して逃げたのだろう、まあいいさ!お前と俺はこういう因縁なんだからなぁ!」

真人「そうこなくっちゃな・・・・さあこい!!」

健吾「・・・・ところでお前の武器はどこだ?」

真人「あ?なんだそれ・・・」


海岸



理樹「はぁ・・はぁ・・・ここまでくれば安心だ・・じゃあ早速電源をいれて・・」

理樹(よかった、今度は近くに誰もいない・・物資のマークの近くに誰も近づかないのをみると皆警戒しているようだ・・・当たり前の事だけど)

理樹(じゃあまずは生き残るためにいろいろ準備しなくちゃ、まずは火を炊く物と魚を捕まえる為の道具だ・・・)

一時間後

理樹(ふぅ・・・「戦場からの脱出」を見ていてよかった、人を警戒しながら作るのは予想以上に疲れるけどこまごました物は
後で作るとしてこれで何日かは物質を取りにいかなくても暮らせる…案外ナイフもバカにできないな)

理樹「じゃあ気ままに釣りでもしよう」

理樹(餌は石の裏に居たミミズを使ってやってみた・・・)

理樹「ホッ!・・・やった!」

理樹(初めてやったはずなのに自分でも驚くぐらい手馴れていた、前世は魚釣りだったのだろうか?
なんだか事が簡単に運び過ぎて不安になる)

理樹(しばらく魚を釣っていたら後ろから声が聞こえた)

鈴「うにゅー・・・・」

理樹「鈴!」

理樹(とっさに身構えたが敵意はなさそうなので駆け寄ってみる)

理樹「どうしたのさ?」

鈴「なんだ理樹か、いったいどうなってるんだ。ここは夢なのか?」

理樹「話聞いてなかったの?一応箱は持ってきてるみたいだけど」

理樹(レーダーに反応しないわけだった、とりあえず鈴にわかりやすく説明した)




鈴「そうだったのか!じゃあ私たちは敵同士か?」

理樹「そうだけど・・・どうする?」

鈴「とにかく今は腹が減っててそれどころじゃない」

理樹「あっ・・じゃあここにちょうど釣ってきた魚があるからそれを食べようよ!」

理樹(機械に備えつけられてる時計を見るともう12時だった・・僕のほうは緊張でそれどころじゃなかったのに鈴はリラックスしすぎだ・・・)

鈴「そうする・・」コクン

健吾「ハッ!じゃあ武器を忘れてきたって訳だな?このアホめ」

真人「うああああしまったぁぁぁぁぁ!」

ドサッ

健吾「ふんっじゃあ仕方ない、流石に武器を持ってない奴にこれで仕掛けるのは面白くない・・・拳で勝負だ!」

真人「健吾・・・やはりお前は俺の最高のライバルだぜ!うしゃぁぁぁぁ!!」

バキ!

理樹「それじゃあまだその箱開けてないって事だね?」

鈴「そうかもしれないな」

理樹「そこで高度な心理戦仕掛けなくていいから・・」

理樹「開けていい?」

鈴「いいぞ」

カパッ

ニャーニャー

理樹「はぁ!?」

理樹(見ると鈴の武器(?)はレノンだった、ロビンソン・クルーソーみたいな犬ならともかくネコは役に立つのか?)

鈴「お前も来たのか!箱は狭くなかったのか?」

ニャーオ

理樹(確かにこのまま箱を放っておいたらと思うと身震いがした)

理樹「さあこれから暇になるけど何をしようか?」

>>14

ミス>>17

寝る

理樹「今日はいろいろあったしもう寝よう、ちゃんと火は消さないとね。さっき健吾に出会いかけたけどあの様子じゃ半径5メートルぐらいなら見つからないようだし」

鈴「そうだな・・・ふにぅ・・・」ゴシゴシ

理樹(言うまでもなく鈴は寝そうだった、いつもとは違う環境だけど今日も夜は更けていく・・・・」

一時間後

理樹「グゥ・・・」スースー

鈴「ふぁ・・・・」スヤスヤ

ザッ

>>20「・・・・・」ニコッ


お休み(∵)

カナタ

バトルロワイ“ア”ルな

>>22
フヒヒwwサーセン



理樹「うむ・・よく寝たなぁそれじゃダメなんだろうけど・・・っておわ!?」

理樹(どうなってるんだ!?気づけば何か紐のような物で手を縛られていた!)

佳奈多「あら起きたの?ふふっごめんなさいね、ちょっと聞きたい事とかあるから・・」

理樹(前を向くと僕のうろたえる姿とは正反対に落ち着きタップリの二木さんがいた、横にはまだ寝てる鈴の姿もあった)

理樹「どういうことなのさ!恭介によるとここはリトルバスターズの皆しかいないはずなのに・・・!」

佳奈多「はぁ・・・ちゃんと赤い点の数を見たのかしら?どうみても貴方たち以上の数があったでしょうに」

理樹「ぐっ・・それでこれから僕たちをどうするつもりなのさ!?」

佳奈多「さっきも言ったでしょ?質問する事があるの、ズバリ貴方たちの武器は何?」

理樹(どう答えよう・・・?)

>>24

・正直に話す
・嘘をつく

嘘をつく

理樹(ここは嘘を吐こう)

理樹「武器はナイフとトンカチ、でも昨日の朝無くしちゃったみたいなんだ・・それで今日起きたら探そうって訳」

理樹(どうせマジメに答えたところで殺される・・・なら少しでも敵を欺き隙を作らねば)

佳奈多「本当?・・・・まあでも嘘なら近くに置いてるはずだものね、武器が勝手に歩きださない限り」

理樹(いい線言ってる!?)

佳奈多「ま、それならしょうがないか・・・貴方たちが持ってたならそれを取り上げて殺すところだったけどさっさとやっちゃいましょ」

理樹(いつもは風紀委員長であるはずの少女からまさか「殺す」なんて言葉を聞くとは思わなかった、それだけこの世界は常軌を逸してるんだと実感させられた)

理樹「そ、それで君の武器は・・・・・」

佳奈多「これよ」スッ

理樹(背中に隠してあったのは粘土のような物と何かのコードだった)

佳奈多「これはC4よ、動けない相手やあらかじめセットしておけば向かってくる奴を周りの物もろとも吹き飛ばす爆弾ね、結構私向きかもね・・だって人が死ぬ瞬間なんてできるだけ見たくないもの」

理樹(鳥肌になる、もしかしなくても鈴や僕をまとめて殺すつもりなんだろう)

佳奈多「念のためにちゃんと起動できたか機械を起動させておくわね」

理樹「くそっ!」グググ

佳奈多「・・・よしっと!それ絶対に解けないから、それじゃあね」タッタッタ

理樹「早くここから脱出しないと爆殺される!こんなときにレノンは何を・・・」

ナーオ

理樹「レノン!?」

理樹(どこに隠れてたのかそこにはお魚咥えた野良猫ならぬナイフを咥えたレオンがいた)

理樹「よーし・・・いい子だ、ほらっこっちだよ」

ニャー コトン

理樹「やった、お前は天才だ!」ハシッ

理樹(縛られてるせいで掴みにくかったがなんとかナイフでロープを切れた!)

理樹「鈴、おきて!」ザシュ

鈴「なんだ・・・あと5分だ」

理樹「5秒も待ってられないよ!ほらっ」グッ

理樹(強引に鈴を起き上がらせると両脇にレノンと鈴を抱いて猛ダッシュした、火事場の馬鹿力ってやつだ)

ドッカーン

鈴「うにゃ!?」

理樹「はぁ・・はぁ・・間一髪だ・・」

レノン「ニャー」





鈴「そうだったのか」

理樹「だからもう機械はない、とどのつまり僕たちの今の状況は悪魔的に不利なんだ」

鈴「よぅし!」

理樹「えっ?」

鈴「小毬ちゃんから教えてもらったおまじないだ、これで元気がでる・・やれ」

理樹「ぼ、僕も?・・・・・・・よ、よぅし!」

理樹(今はその小毬さんでさえ敵である事は二人とも口には出さなかった)

kenngo

謙吾「はぁ・・はぁ・・・・」

真人「」

謙吾(遂に勝ったぞ・・・・といっても奴が一日中殴り合いした疲労のせいか自分でこけて頭を打ったからだが・・・)

謙吾「バカな奴め・・・」

謙吾(たとえ元通りになるとわかっていてもこれ以上親友の亡骸は見たくない・・・たしか奴の話だと武器の入った箱がどこかにあるはず・・・例えその武器がウナギパイ並みだったとしてもあの機械は囮に使える、まずはそれを探しに行こう)

ガサッ

謙吾「誰だ!?」

>>31「・・・」

くるがや

シュン

謙吾「ぐぁ!?」ズブッ

謙吾(一瞬!・・・実に一瞬で脇腹を銛で刺されたッ!?)

謙吾「こんな正確に投げられるような奴といえば・・・」ハァハァ

来ヶ谷「私だ」バーン

謙吾「くそっ、さっきの会話聞いていたな・・!?」

来ヶ谷「そういうことだ・・だが安心しろ、楽に殺してやるだからもう喋るんじゃない」

謙吾(やられた・・・ここまで近づいても表示されなかったという事は途中でスイッチを切っていたか・・・だが俺も男だ!!)

謙吾「おおおお!!!」ブン

シュッツ

謙吾「・・・・・」ドクドク

来ヶ谷「バカな奴らめ・・だがそうじゃなかったら理樹君を守れていなかっただろう」

カタッ

来ヶ谷「ふむ・・・なかなか良い刀だ、もらっていくぞ」ザッザ

kanata

佳奈多「どうやらこれで二人はリタイヤね・・さて、また夜になるまでじっとしておきまsy」ガツン

小毬「痛った~い!」

佳奈多「あなたは確か・・」

小毬「うう~ん・・・あれっ、かなちゃんだ!」

佳奈多(どうやら敵意は無いようね・・ってこの子からそんなのが出てくるはずないんだけど・・)

佳奈多「貴方いままでどこに?」

小毬「えっとねぇ・・見つかるのが怖かったからスイッチは切って隠れてたの」

佳奈多「ラッキーガールね・・・所で武器は何?」

小毬「使い方が分からなかったけどこんなの」

>>34

ペンギンぬいぐるみと童話ノート

佳奈多「何よこれ?武器じゃないじゃない」

小毬「ご、ごめんなさい~!」

佳奈多「お、怒ってる訳じゃないのよ?」アセッ

佳奈多(でもあの棗さんが圧倒的に不利になるような物を送るかしら?それも小毬さんなら尚更…もしかして)

佳奈多「ちょっとそのペンギン貸してくれない?」

小毬「ほぇ?いいよー」スッ

ズッシリ

佳奈多「やっぱり…」

モゾモゾ

小毬「何してるの?」

佳奈多「ふふっ、そうよ…棗先輩が小毬さんにただのぬいぐるみを送る訳がなかった!」ガチャ

小毬「それって!じじじ銃!?」

佳奈多「小毬さんに最初に出会えて本当に良かったわ!これで私達の勝利は確実よ!」

佳奈多(もっとも、直枝は私が頂くけどね)


物資庫前

クド「だ、誰も居ませんよねぇー?」ソロォー

さささ「誰ですの?」

クド「わふー!!」

さささ「あら…その声は能美さんで?」

クド「こ、殺さないで下さいー!」

さささ「さて、私は果たしてどうすると思いますの?」

クド「ど、どうするんですか…?」

さささ「>>37

捕まえて囮にしますわ!

クド「そ、そんな!」

さささ「観念してもらいますわ!」スッ

クド「す、ストレルカ!」

バウッ

さささ「貴女の武器って犬でしたの!?…でも」パシュッ

ギャン

クド「ストレルカ!」

さささ「私の武器がスタンガン(射出型)で良かったですわ!おーほっぽっほ!この犬は人質、いや犬質…あなたはあそこでじっとしていますのよ?もちろん機械の電源は付けて」

クド「わ、わふー…」



理樹「今日は流石に道具一式作る時間はないから食糧を取りにいこう、レーダーにはどこにも点はないから居ないはず…」

ワフー

鈴「ん?この声は…」

クド「あっ、リキに鈴さん!ここに来ちゃダメですよ!」

理樹「え?」

シュッ

理樹「くぁ!?」ビリッ

鈴「理樹!」

さささ「おーほっほっほ!良くやりましてよ能美さん」

鈴「お前はさ、

鈴「お前は…さ、佐村河内守!」

さささ「笹瀬川佐々美ですわ!」

クド「に、逃げて!」

鈴「うにゃ!」ダダッ

さささ「ほう…逃げずにこの佐々美に向かってくるのですの?愚かですわ!…しまった!カートリッジを変えなくては!」

ドンッ

クド「い、今の内に…ストレルカの縄を…リキ、お借りします!」スパッ

ストレルカ「バウッ!」ダダダッ

クド「ど、どこへ!?」

鈴「よくも理樹をやったな!?」

さささ「何時もソフトで鍛えてる私にかなうと思って!?」グググ

ストレルカ「グルルル…」

さささ「この犬は…さっき縛ったはずの!!」

ガブッ

さささ「キャァァァ!!!」

理樹「ううん…はっ!確か笹瀬川さんに僕はやられて…!」

鈴「起きたか…」

理樹「クドも無事か…笹瀬川さんは?」

クド「実は…」





理樹「そんな!」

鈴「本当だ…そして死んだと思ったら消えた…」

クド「そんなに落ち込む事ないですよ…?消えたということはやはり夢から覚めたという訳ですから…」

理樹「それで…クドはどうするの?」

クド「私は行く当てもありません…よろしければ仲間に居れてもらえますか?」

理樹「勿論だ」

理樹(その日はそこで夜ご飯を食べた、食べ物は意外と美味しかったけど鈴もクドも直接(擬似的にとはいえ)友人の死ぬ所を見たので余り喉を通さなかった…)



来ヶ谷(見つけた…この木箱のが真人少年の武器…)カパッ

来ヶ谷「これは…>>43

佳奈多「あれ?そこに居るのは…」

小毬「あっ!ゆいちゃん!」

来ヶ谷「…小毬君と二木女史か」

佳奈多「一つ提案があるんですが…」

来ヶ谷「断る、私は誰とも組まない…」

佳奈多「そうですか…それではリタイヤしてもらいます」スッ

パンッ

来ヶ谷「…ほう」

小毬「な、なんで…」

佳奈多「あーもー!やっぱり一発で当てるのは無理ね」

来ヶ谷「良い眼光をする様になったな…人を躊躇いなく殺せる「漆黒の殺意」だ、しかし貴様はこの真人少年の武器で十分だ」

BL漫画

佳奈多「雑誌…?ふざけてるんですかね」フッ

来ヶ谷「至ってマジメだよ、君には素手でもいいぐらいだ(真人君の武器がマジにうなぎパイ並みだとは思わなかったが)」ガサッ

佳奈多「やはり隠れた…小毬さん、私から離れないで!大丈夫見晴らしがよくリーチが長ければそれだけ有利なんだから」

小毬「佳奈多さん…」

ガサッ

佳奈多「そこっ!」パンパンッ

小毬「う、動かなくなった…」

佳奈多「いいえ、アレは多分雑誌よ…どこからか投げて来たんだわ」

チラッ

佳奈多「服が…案外間抜けなんですね」ソロォ

佳奈多「いやっ、違う!来ヶ谷さんがわざわざ見つかるはずがないわ!」ズリッ

来ヶ谷「もう遅い、1手…遅れたな」シュッ

ガシッ

佳奈多「くっ!?」

来ヶ谷「ゲームオーバーだ」

小毬「か、佳奈多…さん…」ガタガタ

佳奈多「ただでは…死ぬものですか!」ピンッ

ガタッ

佳奈多「そのピストルを持って逃げなさい、きっとクドか葉留佳が力になってくれるから…」グググ

小毬「でも…!」ウルウル

佳奈多「行きなさい!私はこのまま…自爆するから…!」

来ヶ谷「貴様の武器は…爆弾だったのか!?」

佳奈多「おっと、離しませんよ?あなたから掴んで来たんですから」ガシッ

佳奈多「「人間の偉大さはその誇り高き姿にある」ドイツの史家プルタルコスの言葉よ」ニコッ

ドゴォォン

シュー

来ヶ谷「指の何本かはどこかへ行ってしまったか?二木女史はとっさの取り付けのせいで爆薬の量が調整出来なかったようだな」

小毬「あ、ああ…!」ダダッ

来ヶ谷「逃げるか…まぁ今の私は流石にそこまで体力は無い…」ガクッ



理樹「レーダーがない今、見晴らしのいい海岸沿いに歩いていく方が安全かもしれない。ジャングルだと奇襲を受けやすいからね」

クド「あの~レーダーなら私のが…」

理樹「先に言ってよ!」

トボトボ

鈴「……ッ!」

クド「あれは…」

小毬「……」トボトボ

理樹(生気を失った小毬さんが歩いていた…しかし2人とも歩み寄らない、何故ならば手に小毬さんには似つかない黒光りした武器があったからだ)

小毬「あっ…鈴ちゃんにクドちゃん理樹く…」バタリ

鈴「小毬ちゃんっ!」

夕方

ザザーン

小毬「あれっ…海?」

鈴「よかった、起きたぞ理樹!」

理樹「本当だ、大丈夫?指何本に見える?」

小毬「そっ、それよりも大変なの!」

理樹(小毬さんはありのまますべてを語ってくれた、あんな状態だったのも無理はない)

クド「ということは今、来ヶ谷さんはボロボロなのですか…」

理樹(どうしよう、このままクドの機械で探知し、一気に乗り込むか…それともどこかに籠城してもっと数が減るのを待つか?)

>>50

待つ

理樹「籠城をしよう、どこか隠れられる場所を探すんだ、機械の電源は小まめに消してね」

鈴「理樹がそういうなら…」




クド「リキ!あそこなんかどうですかっ!?」

理樹(それは洞窟だった、断崖絶壁の下にある所で何かでカモフラージュしたら見えにくくできそうだ)

理樹「よしっ、じゃあそこに隠れよう」



葉留佳「うーん…最初は皆の場所が分かってたのにピタリと点滅が消えましたなぁ…」

葉留佳「おっ?」


来ヶ谷「ッ!…一応制服を千切ってこれ以上出血しないようにしたがやはり短期決戦に持ち込むしかないようだな…」グッ



葉留佳「おおっ…あんな所に姉御がいるじゃないですかっ、どうしよう?一応私の武器はハンマーですけど…」

>>53

逃げる

葉留佳「逃げるんだよォォ!!」スタタタ

パチパチ

クド「わふー!お魚さんを火で炙って食べるなんて初めてですー!」

理樹「ほら、焼けたよ鈴?小毬さんのはもうすぐだね」

ボシュゥ

小毬「ひっ、火が葉っぱに燃え移ったよぉ~!?」

理樹「まずい!」


来ヶ谷「…なんだあの狼煙は?行ってみるしかないな」


シュー

クド「なんとか消えましたが…」

理樹「カモフラージュは一から作り直しだね…」

理樹(作ってる間に誰にも見つからないといいけど…)

ヒュッ

理樹「?」

クド「がっ!?」グサッ

理樹「く、クドッ!?」

来ヶ谷「やあやあ諸君」

理樹「来ヶ谷…さん」

鈴「どうした理…」

理樹「来ちゃダメだ!」

来ヶ谷「なるほどな?君達はそこで同盟を組んでいたという訳か」

理樹「小毬さん…銃を僕に投げて」

小毬「はいっ!」

パシッ

来ヶ谷「ふっ、二木女史は君と同じ様に銃で対抗し…負けた」ニヤリ

理樹「僕には仲間がいるっ!」

来ヶ谷「ならその仲間に消えてもらおう…」シュッ

鈴「危ない小毬ちゃん!」ガバッ

小毬「きゃっ!?」

ザシュッ

来ヶ谷「ふむ、流石鈴君だな腕を掠めただけで済んだか」

理樹(なんて事だ…前から敵に回りたくない人だったがいざ目の前にすると絶望しか感じない…)

来ヶ谷「その銃を拾ってみろ少年、西部劇のガンマン風に言うと…『抜きな!どっちが素早いかためしてみようぜ』と言うやつだ」

理樹(イケるか…?モリだからモーションが大きい来ヶ谷さんと、地面に落ちた銃を拾って狙う僕のどっちが早いか!?)

次のレスのコンマが理樹の早さ
その次のレスのコンマが来ヶ谷の早さ、数字の小さい方が早い

理樹「ふっ!」スッ

グサッ

理樹「うが…」ドクドク

来ヶ谷「おっと危ない…もうすぐで撃たれる所だったな…ふふふ」

パンッ

来ヶ谷「ぬっ!?…左腕を…」ブシュウ

理樹「はは…波紋入りの銃弾は痛かろう…」シュン

来ヶ谷「死に際に撃ってきたか…まあ足をやられるよりマシか」

ザッザッ

来ヶ谷「まずはやっかいな鈴君からだな…」

鈴「……」

小毬「だだだ、ダメだよゆいちゃん!」

来ヶ谷「……今はくだらんを問答している暇はない…そこをどけ、小毬君は最初から負け犬ムードだったのだ。殺すのは最後にしてやる」

小毬「ひ、酷い~っ!」ガーン

来ヶ谷「そうか…どうしてもと言うのなら…」

鈴「小毬ちゃん!」

シュタ

葉留佳「ヘイガールズ!」

小毬「はるちゃ~ん!」

葉留佳「ピンチの時に現れるのがヒーロー!そして喰らえー!」ブンッ

ヒラッ

来ヶ谷「何かと思えば…近接武器を投げる奴があるか?」

葉留佳「ふっふっふ…最初から当てるつもりなど無いのですヨ!さあ鈴ちゃんGO!」

来ヶ谷「まさか…」

鈴「すまんな、くるがや」カチッ

来ヶ谷「来るか!」

次のレスのコンマが鈴の早さ
その次が来ヶ谷の早さ(ry

パパン

鈴「……」

来ヶ谷「……」バタリ

葉留佳「やった…やりましたよ鈴ちゃん!!」

小毬「も、もうだめかと思ったよ…」

鈴「小毬ちゃん、葉留佳」

小毬「なーにー?」

鈴「私は棄権する、もう嫌だこんなのは」ガタッ

葉留佳「えっ、そんなのアリ!?…って消えていきましたネ…」

小毬「ふぇぇ…それじゃあ私もいいよ~っ!」

葉留佳「へ?」



食堂

恭介「それでは優勝者を発表する…デデデデ…」

西園「チーン」

恭介「三枝葉留佳でしたー!はい拍手~!」

葉留佳「いや~皆ごめんね?漁夫の利を取るような感じだったけど」

来ヶ谷「いいさ、君のその卑怯でずる賢い立ち回りは褒めるべき長所じゃないか」

葉留佳「遠回しに悪口言われてるー!?」

理樹「あはは…」

理樹(こうして地獄のサバイバル生活は終わりを迎えた、このゲームによって来ヶ谷さんの強さが再確認されたのである。しかし平和が戻ったかと言えばそうでもない、何故ならこれから葉留佳さんとデートに行く約束を取り付けられたからだ)


終わり

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