パトカー「…む」

幼女「ふええぱとかーがいきなり光だしたよお」おろおろ

パトカー「君か？私を目覚めさせてくれたのは」

幼女「いきなりしゃべりだしたよお！」

パトカー「ところで、ここは何と言う惑星だ？」

幼女「わ、くせい…？」

パトカー「貴方はまだ若いようだな。」

幼女「えへへ…」てれてれ

パトカー「褒めてないのだが…」

幼女「パトカーさんはどこからきたの？」

パトカー「私は遠い遠い惑星から来た。」

幼女「よくわかんないけど…遠いところからきたの？」

パトカー「ああ。」

幼女「のりたーい！」

パトカー「うむ！構わんぞ。」

幼女「わーい！」

びー！！びー！！

パトカー「む！？」

幼女「わっ！」

パトカー「敵が近くにいる！」

幼女「てき…？」

パトカー「悪いことをするやつらだ！」

幼女「ふええ…悪い人こわいよお…」

どかーん！

幼女「ひゃあ！」

パトカー「来たか！」



ﾌﾞﾛﾛﾛﾝ…ﾌﾞﾛﾛﾛﾝ…

スポーツカー「へへへ…見つけたぜ！」

パトカー「貴様も目覚めたのか！」

スポーツカー「ああ！そのとおりだ！」

スポーツカー「トランスフォーム！！」

ｷﾞｺﾞｶﾞｺﾞ

ｽﾞｼｰﾝ

スポーツカー「その娘の命、俺がもらうぜ！」

パトカー「させるか！」

パトカー「トランスフォーム！」

ｷﾞｺﾞｶﾞｺﾞｷﾞｺﾞｶﾞｺﾞ

ﾊﾞｧｰﾝ

パトカー「この子のことは私が守る！」

幼女「パトカーさん…」

スポーツカー「お前なんか細切れにしてやるぜ！！」ズァッ

パトカー「やってみなさい！」バッ

トガッバギッゴガッ

パトカー「くらえｯ！」バッ

パトカー「サイレンサイサー！」

ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞーンｯ！！！

スポーツカー「ぐおっ！？」

スポーツカー「くそっ！復活仕立てで体もたつくぜ…！」

スポーツカー「今回はこれくらいにしてやる！」

スポーツカー「トランスフォーム！」ｷﾞｺﾞｶﾞｺﾞ

ﾌﾞﾛﾛﾛﾝー！

パトカー「逃げましたか…」

幼女「パトカーさん大丈夫…？」うるうる

パトカー「ああ。」

幼女「あ！フロントガラスが割れちゃってる！」

パトカー「これくらい平気です…」

幼女「ちょっと待ってて

」

パトカー「？」

ぺたぺた

幼女「よいしょ…」

パトカー「これはセロテープ…」

幼女「これで大丈夫だね！」えっへん

パトカー「…ああ。ありがとう。」

幼女「あ！そろそろおうちかえらないとおかあさんが、まってる！」

パトカー「それは大変だね。はやく帰らないと…」

幼女「じゃあねー！ばいばいパトカーさーん！」

パトカー「またピンチの時は呼んでくれたまえ！」

幼女「うん！」

ごじつー

幼女「今日はでんしゃでおつかいにいくよ！」

『まもなくー電車が参りますー』

幼女「でんしゃきた！」

『白線のうちがわにお下がりくださいー』

幼女「でんしゃかっこいーなー」

『…なお、この列車は』

幼女「？」

『幼女専用列車だだ！』

幼女「きゃっ！」

電車「お前が選ばれし幼女だな！」

幼女「電車がしゃべった！」びくっ

電車「なんでこんなやつ捕まえなきゃいけないんだ…」

幼女「ふえ？」

電車「まあいい！任務は任務だ！」

電車「トランスフォーム！」

ｷﾞｺﾞｶﾞｺﾞ

幼女「うわあ！」

電車「わるくおもうなよ！」ばっ

幼女「ひゃあ！助けてパトカーさーん！」ガバッ

電車「これで任務完了だ！」ググ


ばーん！！！

パトカー「させるか！！」ﾄﾞｹﾞｼｯ

電車「ぐお！！」

幼女「パトカーさん！」

パトカー「おまえも幼女を狙うか！」ｸﾞｸﾞｸﾞ

電車「あの方の命令は絶対なんでな！」ｸﾞｸﾞｸﾞ

ﾊﾞｧﾝ!

パトカー「くっ！」

電車「くらいな！フミキリミキサー！！」

ｸﾞｼｬｱｫﾊﾞｧｰｰｰ！！！！

パトカー「っ！！！」

幼女「パトカーさん！」

電車「とどめだ！！！」バッ

パトカー「くっ！」


ﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

「旦那の腕も落ちましたねぇ！」

電車「っ！貴様は！」

パトカー「来てくれたのか！」

ヘリコプター「へいへい！俺が来たからにはもう大丈夫さー！」

電車「ちっ！一人増えたくらいなんだってんだ！」

ヘリコプター「それはどうかな！！」

ヘリコプター「くらえ！プロペライザー！！」


ｷﾞｭｲｰﾝﾊﾞｱｱｱ！！！！

電車「ぬおおお！！？」

ヘリコプター「吹っ飛びな、you！」

電車「くそ！仕方ねえ、退却だ！」

電車「トランスフォーム！」ｷﾞｺﾞｶﾞｺﾞ

ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ

ヘリコプター「へ！おとといきやがれ！」

パトカー「助かったよ。礼をいうよ。」

ヘリコプター「旦那のピンチには助けにくるのが俺の生き甲斐さ！そんじゃな！」

ヘリコプター「トランスフォーム！」ｷﾞｺﾞｶﾞｺﾞ

ﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

パトカー「大丈夫かい？幼女？」

幼女「うん、ヘリコプターさんも強いね！」

パトカー「ああ。あいつは昔からの知り合いでな…」

パトカー「それより、電車まで復活してるとなると…あいつも復活してる可能性がある…」

幼女「？」

パトカー「でもあいつは…」

またごじつー

幼女「さーよりみちしないで幼稚園からおうちにかえろー！」るんるん

幼女「あれー？」

『この先通行止め』

幼女「この…め？」

幼女「よくわかんないけど、気にしなーい！」るんるん

『工事中』

幼女「あー道がこうじされてるー」

「お嬢ちゃん…看板は見えなかったのかな？」

幼女「ん？だれ？どこからしゃべってるの？」

「まぁ、そりゃあ、幼稚園生じゃあ、漢字は読めねーよな！！」

幼女「ひ！」びくっ

「ぐわははは！！」

ｸﾞｩｨｰﾝ！！がラララ！！！


ショベルカー「さあお嬢ちゃん！大人しくついてきて貰おうか！！」

幼女「いやあ！」たったったっ

ショベルカー「にげられないぜえ！」

ショベルカー「トランスフォーム！」

ｷﾞｺﾞｶﾞｺﾞｷﾞｺﾞｶﾞｺﾞ

ガシャーン

幼女「ひぁあ！」

ショベルカー「ぐえへへ…観念しなあ！」ｸﾞｯ



パトカー「待てぇ！」ドガアン

ショベルカー「ぐわ！！！」

ショベルカー「貴様はパトカー！！！」

幼女「パトカーさん！！」

パトカー「ショベルカー…君はわたし達の仲間になってくれたんじゃなかったのか！！」

ショベルカー「へ、そんな約束、当の昔にわすれたね！！」

パトカー「正義について一番熱かったのは君だったのに…！」

ショベルカー「…正義なんて、もう、まっぴらごめんなんだよお！！！！」ｸﾞﾜｧﾝ！！

パトカー「ぐお！！」

ショベルカー「俺はただの建機だ…！土を掘っては埋め、掘っては埋め！！ただそれだけの機機械だった！！」ガッ！

パトカー「っ！」パシッ！

ショベルカー「そこにあの人は生命を宿してくれた！！心のそこから嬉しかった！！！忠誠を誓うと心に決めた！！！」ドガッ

パトカー「くっ！」ガッ！

ショベルカー「でも…あの人は…あの人は…！！！」

ショベルカー「俺を捨てたｯ！」ググッ…

パトカー「ショベルカー…」

ショベルカー「一度は正義の道にも進もうとした…でも…！！！！」

ショベルカー「この悲しみから逃れられないのだよ！！！！いつ！！！またいつか君やみんなに捨てられるのか！！！！」

ショベルカー「…そんなのだったら、悪の道を一人で歩くほうがよっぽどいい…！」

パトカー「それは違う…！！」

ショベルカー「違わねぇ！！！」

ショベルカー「…だから、もう、裏切るとか信じるとかそんな前に…！！！！」

パトカー「ショベルカー！！君は…！」

ショベルカー「いくぞパトカー！！どっちが本物の正義か決めるときだ！！！」

ショベルカー「建設合体！！！」

ダンプカー「」ｽｧﾝ!

ロードローラー「」ｽｧﾝ!

ミキサー車「」ｽｧﾝ!

ホイルローダー「」ｽｧﾝ!

ガシャーン！ガシャーン！ガシャーン！ガシャーン！

ショベルカー「完成ｯ！建設合体！！スーパーショベルダイナー！！」

ﾊﾞｧﾝ!

パトカー「く！！」

スーパーショベルダイナー「さあ！！全力で勝負だ！！パトカー！！」

パトカー「うおおおお！！！」

スーパーショベルダイナー「遅いｯ！！」ｯｽﾞｧ!

ﾀﾞｷﾞｬｱｰｰｰｰﾝｯ!

パトカー「ぐあああああ！！！！」ｻﾞｱｱｱーーーー！！！

幼女「パトカーさあん！！！」

パトカー「くっ！このままではっ！」

スーパーショベルダイナー「さあどうしたパトカー！！！」

パトカー「くっ！！」

スーパーショベルダイナー「つまらん！！！お前の正義はその程度か！！！」バッ！

スーパーショベルダイナー「これで終だ！コントラクトセノベイザー！！！！」ｷﾞｭｲｰｰｰｰﾝｯ!!!!

幼女「パトカーさあーーーーん！！！！！」

パトカー「うおおおお！！！」

パトカー「護真合体！！！」

消防車(放水型)「」ｽｧﾝ!

救急車「」ｽｧﾝ!

消防車(クレーン型)「」ｽｧﾝ!

白バイ「」ｽｧﾝ!

スーパーショベルダイナー「な、何ぃ！？」

ガシャーン！ガシャーン！ガシャーン！ガシャーン！

パトカー「完了っ！護真合体！スーパーパトライザー！！」ﾊﾞｧﾝ!

幼女「パトカーさんが、おっきくなった！！！」

スーパーパトライザー「ショベルカー…君は正しいかもしれない！」

スーパーパトライザー「でも！私には！君はそんなこと望んでるようには見えないｯ！」

スーパーショベルダイナー「もう引き返せないんだ！やるしかないんだ！！だから…だから！俺はパトカー！お前を倒すっ！」ダッ！

スーパーパトライザー「なぜだ！なぜお前は…！！」ｸﾞｯ

スーパーショベルダイナー「これで終わらせてやる！！」ｸﾞｸﾞｯ…！

スーパーショベルダイナー「ブレイキングスチールウォール！！！」バッ

ズバアアアーーーーーー

スーパーパトライザー「くっ…！」

幼女「パトカーさん！？何でよけないの！？」

スーパーパトライザー「ああ…ショベルカーの心のイタミが伝わってくる…！」ｸﾞｸﾞｯ

スーパーショベルダイナー「っ！？馬鹿なやつめ！そのまま朽ちろ！！！」ｸﾞｯ

スーパーパトライザー「ぬう…！むぅ！！うおおおお！！！」カッ

スーパーパトライザー「うおおおお！！！」ｶﾞｼﾝｶﾞｼﾝｶﾞｼﾝ！！

スーパーショベルダイナー「俺の技を喰らいながら突進してくるだと…！？」

スーパーパトライザー「こんなもの…！お前の心の痛みに比べれば…なんとでもでもない…！」ボロっ

スーパーショベルダイナー「なんで…！なんでそこまでして…！」ｶﾞｸｯ

スーパーパトライザー「仲間…だからだよ…」

スーパーショベルダイナー「やめてくれよ…もう…俺は…」

幼女「ショベルカーさん…あたしね…ショベルカーさんは優しいと思うんだ。」

幼女「だって、パトカーさんのこと本当にやっつけようとしてないもん」

スーパーショベルダイナー「うぅ…」

がしゃーんしゅぴーん

ショベルカー「…じゃあ俺はこれからどうすれば…」

スーパーパトライザー「…」

がしゃーんしゅぴーん

パトカー「わたし達といっしょに戦おう。ただそれだけのシンプルな答えだ。」

ショベルカー「でも…俺は既にみんなに許されないことを…」

パトカー「それを許すのが、仲間ってことだ。」

ショベルカー「…っ！パトカー…！俺…！」

パトカー「ああ。わたし達はいつでも大歓迎だ。」

ショベルカー「…ありがとう…」

幼女「よかったねショベルカーさ…」


ズァッン！


ショベルカー「っ！！パトカーあぶなぁい！！」

ドガッ

パトカー「！？」

ザシュッ！

ショベルカー「ｯがっ！？」

パトカー「ショベルカー！！！！」

パトカー「ショベルカー！！！？？？この槍は一体…！！？」

ショベルカー「なぁパトカー…おれ…最後の最後だけ…おまえのこと…」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

パトカー「おい！！喋るんじゃない！！！！」

ショベルカー「信じることができたぜ…ｺﾞﾊｯ」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯﾊﾞﾁﾊﾞﾁｯ

パトカー「ショベルカー！死ぬな！！まだ大丈夫だ！！！！だから！！、！」

ショベルカー「幼女のこと…絶対守れよ…！」ｸﾞｯ

パトカー「ショベルカーｱｧｧｧｧｧ！！！！」

ﾄﾞｶﾞｧｰﾝ！！！！

幼女「しょ、ショベルカーさんが…」うるうる

「あーあ。せっかくパトカー倒すちゃゆすだったのに」

パトカー「っ！？誰だ！！」

ｷｨｨｨﾝ！！

戦闘機「ショベルカーはあほだねぇｸｽｸｽ」

パトカー「貴様か戦闘機！！よくもショベルカーを！！！」

戦闘機「あんなゴミクズ、あの方にはいらないんだよそもそも…」

パトカー「許さん！！！」ダッ

戦闘機「おおっと！」ｸﾙｯ

パトカー「くっ！早い！！」

戦闘機「まあ今日のところはひきあげるよ。また会おうね、パトカー」

戦闘機「トランスフォーム！」ｷﾞｺﾞｶﾞｺﾞ

ｷｨｨｨﾝ！！

パトカー「ショベルカー…」

幼女「ふええん…えぐえぐ」

どこかのきち

電車「はあ！？ショベルカーを始末した！？」

スポーツカー「確かにあいつは大甘の甘ちゃんだったが…なにも殺す必要はあったのか。」

戦闘機「雑魚はあの方にはいらない。いらないなら始末するまでだ。」

戦闘機「おまえらも、さっさと『幼女』を、捕まえないと同じ目にあわせるよ」

電車「んだよちびの癖にえらそうな」

戦闘機「なんか言った？」

スポーツカー「やめとけよ電車、戦闘機はあの方には直属の部下なんだから」

戦闘機「…もうすぐあの方が復活なされる」

電車「まじか！？」

スポーツカー「本当だろうな…？」

戦闘機「だからはやく、おまえらは『幼女』を捕まえてこい。」

電車「へいへい」

スポーツカー「ってもなー…パトカーの野郎もいるし…そうだ！」

電車「ん？」

スポーツカー「俺にいい考えがあるぜぇ！」