八幡「由比ヶ浜をからかってたら泣いた」(99)

雪乃「………」ペラ

八幡「………」

結衣「ゆきのんやっはろー!あ、ヒッキーも!」

雪乃「やっ……こんにちは由比ヶ浜さん」

八幡「俺は相変わらずついでかよ、」

結衣「あはは~、ごめんヒッキー気付かなくって…」

八幡「そういうの1番傷付くから、ぼっちはその言葉1番嫌いだから」

結衣「ほんとごめんねヒッキー!さぁ!部活始めよう!」

八幡「あ、そうだ由比ヶ浜…お前に前から言いたかった事があるんだが…」

結衣「え?なになに?」

結衣(もしかしてヒッキー…///)

八幡「お前さぁ…口臭いぞ…」

結衣「え?」

結衣「えっ…あっ…」

八幡「いや、正直前から言おうと思ってたんだがな…言われて気分がいいもんでもないだろ?だから我慢してたんだが…」

八幡「正直近くで話してたらもう我慢できなくなっちまってよ」

八幡「だからいい歯医者紹介しようか?俺の行ってるとこだけど…」

結衣「あぅ……」

雪乃「やめなさい比企谷くん…」

八幡「ん?どうした?」

雪乃「この状況をみてまだ分からないの?アナタは状況理解には長けていると思っていたのだけれど」

雪乃「そもそも女性にそんなこと言うなんて…最低ね比企谷くんは」

八幡「いや、ただ事実を述べただけなんだが」

雪乃「だからと言ってそんな酷い言い方はあんまりじゃないかしら?」

結衣「ゆきのんもヒッキーもストォープ!」

結衣「喧嘩やめよ?ね?ゆきのんもありがとう…でも私の口が臭いのは私のせいだし?ヒッキーもそれに気付かせてくれた訳だから…」

雪乃「由比ヶ浜さん…」

結衣「ヒッキーもそんなダイレクトな言い方は酷いよー!それとヒッキーの行ってる歯医者も紹介してね?」

八幡「おぉ…」

由比ヶ浜「あはは~、なんかごめんね…私のせいで…」

八幡「……」

雪乃「……もういいわ…」

雪乃「帰りましょう…由比ヶ浜さん…」

結衣「え?でもまだ部活始まったばっかりだよ?まだ下校時間には早いし…」

雪乃「いいから…帰るわよ…」グイ

八幡「なんだ?もう帰るのか?偉く早いな」

雪乃「えぇ…今日はもう帰るわ…それに…」

雪乃「今このまま比企谷くんと居ると…アナタの事を本当に嫌いになってしまいそうだから…」

八幡「…ま、なんでもいいけどよ…」

ー廊下ー

カツ カツ カツ

結衣「ゆきのん!ちょっと引っ張りすぎだよ~!」

雪乃「こうでもしなきゃアナタは溜め込んでしまうでしょ」グイグイ

結衣「溜め込むって何を?」

雪乃「分かっているでしょう?」ピタ

雪乃「…別に我慢する必要はないのよ…嫌な時は嫌と言っていいの…」

雪乃「比企谷くんも悪気はないと思うから…」

結衣「……っ!」ウル

結衣「ゆきのぉん…私…私…」

結衣「すっごい傷付いたよぉ…」ボロボロ

雪乃「そうでしょうね…誰でも傷つくもの…あんなの…」






八幡「………」

ー比企谷家ー

八幡「……はぁ…」

小町「どうしたのお兄ちゃん?そんな顔して」

八幡「いや…ちょっと由比ヶ浜にメールしようかなと」

小町「なになに~?デートのお誘いでもするの?なら協力するよ~」

八幡「そんなんじゃねぇよ…謝罪メール考えてんだよ」

小町「なにかしたのお兄ちゃん?」

八幡「いや、ちょっとからかったんだがな、悪ノリが過ぎた」

小町「え~、そんなのその場のノリだけでしょ?そんなので謝罪メールなんて送ってたらノリ悪い奴とか思われちゃうよ?それは小町的にポイント低いかな!それで?なんてからかったの?」

八幡「いや、口臭いぞって」

小町「う、うわぁ…」

八幡「いやマジで悪ノリが過ぎた…慣れないことやるもんじゃねぇな…」

小町「流石にそれは小町もドン引きだよゴミいちゃん…ポイント低すぎ…」

小町「協力してあげようと思ったけどお兄ちゃんが撒いた種だもんね、小町は協力してあげない、お兄ちゃん自分で考えなよ~」

八幡「……はぁ」

~♪

八幡「ん?」

差出人:由比ヶ浜

本文:今日は途中で帰っちゃってごめんね?(´・ω・`)

明日はしっかり歯磨きしてくるから!(笑)


八幡「…余計にからかっただけとか言いにくくなった…」

ー翌朝ー

八幡(結局考えに考えたがメール内容が思いつかなかった…)

八幡(ま、でも直接謝ったほうがいいな…)

\ヒッキー!!/

八幡「っ!」ビクッ

結衣「ヒッキーやっはろー!昨日のメール返してよー!」

八幡「あ…ぅ…す、すまん…」

結衣「あっ…」パッ

八幡(咄嗟に口元塞いだ…やっぱり気にしてんのか…)

結衣「………」

八幡(でも謝るなら今しか…)

八幡「あのさ…」

結衣「あっ!ゆきのんやっはろー!」

雪乃「やっは…おはよう由比ヶ浜さん」

八幡「……」

終わり

八幡「お前のマンコくっせーな」

由比ヶ浜「な、ヒッキーの馬鹿!」

ー部室前ー

八幡(結局由比ヶ浜に謝れなかったな…)

八幡(ん~…部室に入るのが怖い…)

八幡(雪ノ下に罵倒され、由比ヶ浜に気使われるのは確実…)

\ダメダヨ…ユキノン…/

八幡「ん?」
八幡「なんだこの声…もう雪ノ下も由比ヶ浜も部室いんのか」

八幡(いや…もう行くしかない!覚悟決めろ!)ガラッ

雪乃「自信を持ちなさい…由比ヶ浜さんの口臭は臭くないわ…」クンクン

結衣「ふぁ…らめらよ…ゆきのぉん…///」

雪乃「由比ヶ浜さん…可愛い…んちゅ…」チュ

結衣「んっ…ふぁ…」レロレロ

八幡「」

やはりアイツらの青春ラブコメは百合っている。

終わり
これでいいだろ

もう終わったからいいだろ

じゃあ>>48から続き書くわ

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