淡「あわいピンクの花が咲く」(99)

代行: ID:Liw6WqMw0

>>1
代行ありがとうございます!

照「ハァ…」

淡「テルーッ!」ガバァッ

照「………」チラッ

照「なんだ、淡か…」ハァ…

淡「!」ガーン

~~~

淡「…菫先輩」クイクイ

菫「どうした?」

淡「なんだかテルが元気ないみたいなんだけど…どしたの?」

菫「あー…あれだ、多分また妹のことでも考えてるんだろ」

淡「妹?」

菫「ん?なんだ、淡には話してなかったのか?照にはある事情から別居している妹がいるんだ」

淡「ふーむ、なるほどなるほど~」

菫「それで照はたまに妹のことを考えてはあんな感じになるそうだ」

淡「ふーん」

淡(テルをあんなにさせる程の妹かぁ…)

淡(…気になる!)

菫「…わかってると思うが、くれぐれも余計な詮索はするなよ?」

淡「大丈夫、わかってますって~」

~~~

淡(とは言ったけど、やっぱり気になっちゃうんだよねー)ヒョコッ


咲「それじゃあ、飲み物買ってきます」タタッ


淡(あれがテルの妹だね…∠ですぐわかった)

淡(とりあえず、まずはどんな娘なのか観察してみよう)


咲「………」タッタッタッ

咲「!?」ステーンッ


淡(あっ、転んだ)


咲「いたた…」

和「大丈夫ですか咲さん」スッ

淡(何、あのピンク髪…どこからともなく現れたけど)


和「本当に大丈夫ですか咲さん?とりあえず結婚しておきますか?」

咲「ううん、ホントに大丈夫だよ」


淡(それにしても…)


和「………」チラッ


淡(なんかたまに凄く鋭い視線で睨んできてる気がするんだけど…気のせいだよね?)

~翌日~

淡(気になったから今日も来ちゃったけど…)ヒョコッ


咲「………」スゥ


淡(寝てる…)


咲「ん~…」ゴロン


淡「テルの妹…か…」

淡(あのほっぺ…触りたい!)ムフー

淡「そ~っと、そ~っとね…」

咲「………」スー

淡(近くで見るとやっぱり似てるなぁ)

淡「さて、それじゃあ起きないうちに…」スッ

ガシッ

淡「えっ」

和「………」

バンッ

淡「痛い痛い!離してよ~!」

和「言われなくとも一旦離しますよ」ブンッ

淡「あぅっ!?」ドカッ

和「貴方は確か白糸台の大星さんですね。咲さんに何の用だったんですか?」

淡「何だっていいでしょ!ていうか貴方は誰!?」

和「私は原村和。咲さんの恋人になる女です」

淡「なる…って、それまだ恋人じゃないんじゃん」

和「ええ、でも私と咲さんが結ばれることは決定事項なので」ニコッ

淡「………」

淡(おかしい…コイツ…)

和「とにかく、これ以上咲さんに付き纏うのは止めて下さいね。迷惑なので」クルッ


淡「嫌だ」

和「…今、なんて?」

淡「嫌だって言ったの!私はあの娘が気になってしょうがないんだから!」

淡(テルにあんな顔させるほどの女の子がどんな娘なのか…!)

和「そうですか。残念です」ガシッ

淡「痛っ!力強い…」

和「おとなしく引いてもらえれば1番よかったんですが…これは少しお仕置きが必要ですね…」

淡「お仕置きって何を…んむぅっ!?」チュッ

和「んぅ…ふ…っ…」チュルッ

淡「んーーーっ!…ぷあっ!」バッ

淡(え…何で!?どうして私キスされたの!?あいつはテルの妹が好きなんじゃないの!?)

和「当ててあげましょうか、大星さん」

淡「…え?」

和「今のキス…初めてですよね」

淡「!」

和「私、オカルトの類はあまり信じないほうなんですが…」

和「…初物のキスの味って、何故かわかってしまうんですよね」フフッ

淡(そうだ…私、初めてはテルにって決めて…それで…今までずっと守ってたのに…)

淡「どうして…こんなことするの…!」キッ

和「貴方が悪いんですよ?私から咲さんを奪おうとなんてするから」

和「そっちが私の大事なものを奪おうというなら…その前にこちらから大事なものを奪うだけです」

淡「ふふっ…あははははははは!」

和「…何がおかしいんですか?」

淡「バカみたい。貴方みたいなイカレたの、テルの妹が好きになるわけないじゃん!」

淡「そりゃ付き合いはないからハッキリはわからないけど、普通に考…」

和「そんなオカルトありえません!そんなオカルトありえません!SOA!SOA!そぁーーーっ!!」ガバァッ

淡「きゃっ」ドサッ

和「どうやら貴方は徹底的にやられないとわからないみたいですね…」

淡(ヤバ…まさかいきなりマウント取られるなんて思わなかった…)

和「とりあえず服は邪魔なので脱がせますね」グイッ

淡「やだっ!止めて…っ!」グググ

和「んむっ…」チュッ

淡「んー!んんーっ!」ジタバタ

和「ぷはっ…少しおとなしくしててください」シュルッ

淡(ダメ…口の中掻き回されて…力が…)

和「さて、これで邪魔な衣類は何もないですね」

淡「最低…!この淫乱!変態!」

和「はぁ…淫乱はどっちですか」クチュ

淡「ひっ…!」ビクッ

和「私には裸にされただけでこんなに濡らしてしまう大星さんのほうが、よっぽど変態に見えますよ」クチュクチュ

淡「……っ!」ビクッ

和「どうしたんですか?急に声を噛み殺して…抵抗のつもりでしょうか」

淡「そ…かもね…。私は…貴方に…初めてのキスは…取られちゃったけど…ひぅっ!」ビクンッ

淡「はぁはぁ…初めて一緒にイクのは…テルとって…決めてるから…!んっ…!」ビクッ

和「へぇ…咲さんのお姉さんにまで手を…?」ススッ

淡「んあぁっ!?」ビクンッ

淡「そ…だよ。私っ…いつか必ず…テルに想いを…伝えて…」プルプル

和「なーんだ」パッ

淡「え……?」

和「大星さんも私と同じじゃないですか」ニコッ

淡「え…あっ…!」

淡(今の私ってこいつと同じ…!?相手の気持ちも知らないまま、いつか自分と結ばれると勝手に勘違いして…)

淡「違う!テルは…テルは絶対私のことを選んで…」

和「不思議ですね、大星さん。それ、さっき私が否定された話とそっくりです」

淡「違う…違う……私は…」ブツブツ

和「…とにかく」ガッ

淡「ひぃっ!」ビクッ

和「それと咲さんの件は別問題なので…」ツプ…

和「とりあえず、全て奪わせて貰いますね」ジュプンッ

淡「あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙っ!?痛いいいぃぃっ!!」ガクガク

和「初めて…奪っちゃいました☆」ニコッ

淡「痛いぃっ!指っ!抜いて!抜いてぇっ!」バタバタ

和「我が儘はダメですよ。ここからが本番なんですから」ジュプッジュプッ

淡「お願い!なんでもする!なんでもするからぁっ!」ガクガク

淡「あうぅっ!?」ビビクン

和「今…感じましたね?」ニヤッ

淡「~~っ!」ブンブン

和「顔を隠して首を振ったってわかりますよ。身体は正直ですから」クイッ

淡「~~~っ!」ビクビクンッ

淡(あはは…、身体…言うこと聞いてくれないな…)

淡(でも…心だけはしっかり保ってるよ…テルー…)

和「そろそろ大星さんも限界でしょうし、終わりにしましょうか」ジュプジュプジュプジュプ

淡「テルー…テルー…」ビクッ

和「………」ジュプジュプジュプジュプンッ

淡「ひぁ…あっ…!あああぁぁっ!?」ビクッビクンッ

淡「ごめんねテルー……私…私…」ピクンッ

和「これに懲りたら二度と咲さんに近づかないでくださいね。では」

パタン

淡「控室…戻んなきゃ…」

~~~

~控室前~

淡(当然ここにはテルもいるんだよね…)

淡(顔…合わせたくないなぁ)ソーッ

照「はぁ…」

菫「なんだ。また妹さんのことでも考えてたのか?」

照「いや…今朝食べようと思ってたプリンをお母さんが食べちゃって」

菫「ふふっ、なんだ。ま、そんなことだろうと思ったよ」クスクス


淡(え…、テルがそんな顔してたのってテルの妹が原因じゃなかったの…?)

淡(それじゃ…私は何のためにあいつに…)

菫「それよりも照。今この部屋…ふたりきりだな」ツーッ

照「んっ…!ダメ、菫。そろそろみんなも戻ってくるから…」

菫「続きは家で…か?」

照「………」コクッ

菫「ふふっ、可愛いな。照は」ナデナデ


淡「何…これ…」カタカタ

照「あれ…?」

菫「ん?」

照「ドア…開いてる…」

~~~

淡「もー菫先輩ってば、テルのこと好きなら言ってくれればよかったのにー」タッタッ

淡「これじゃ私…ホントにピエロじゃん…」

淡(これならもう…いっそ…)

コンコン

和「…どうぞ」

キィッ

淡「………」

和「何の用ですか?私、今は…」

淡「責任…取ってよ」

和「はい?」

淡(あんなにテルの妹に御執心だったやつだし了承するとは思えないけど…)

淡(今はこうでもしなきゃ…押し潰されそうで…)

和「…ああ、照さんにフラれたんですね」

淡「………」コクッ

和「…ふふっ、そうですか」

淡「!」ギリッ

和「私もですよ、大星さん」

和「あの後、目が覚めた咲さんに告白したんですよ。そしたら…」

和「咲さん…もうお付き合いしてる女性が居たんです」

淡「………」

和「ごめんなさい、大星さん。許して貰えるようなことじゃないのはわかってます…でも」

ギュッ

和「大星…さん?」

淡「………」

淡「貴方…私にどれだけのことしたかわかってるよね?」

和「はい…」

淡「大事にしてきた初めて、全部貴方に取られちゃったんだよ?」

和「はい…」

淡「じゃあさ…」

グイッ

淡「責任取って…くれるよね?」

和「はい…っ!」

淡(ま、テルと結ばれないってわかったから本当は責任なんてどうでもいいんだけど…)

淡(向こうも寂しいのは同じだろうし、お互い傷の舐め合いには調度いいよね)

和「大星さん…」

淡「淡だよ。私のことは淡って呼んで」

和「はい。淡さん…」

淡「何?」

和「ありがとう…ございます」

淡「……変なの。私はお礼されるようなことなんて何もしてないよ…」

淡「…ノドカ」


―完―

支援レスありがとうございました!

咲さんの彼女は適当に各自で補完してもらうとして…

あと次からはエロに逃げないようにだね(戒め)

では、またどこかのスレで

おい書き忘れてるシーンあるだろ

>>89
終了後返レスとかサムイからしたくないが
凄い気になるから聞く

何か抜けあった?

うーん
終了でお願いしたい

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