【艦これ】加賀「お腹がすきました。」(537)

SS初投稿です。
SS速報Vipがいつになっても復旧しないので疎開して来ました。

※このSSにはキャラ崩壊を多分に含んでおります。
※文章力おかしいのはすいません。
※色々ぶちこむ予定です。
※都合のいい設定が多々あります。

とりあえず、前に投下してた所まで投下します。
皆様、よろしければお付き合いお願いします。

加賀「お腹がすきました。」

加賀「でもボーキは赤城さんが全部食べてしまいました。」

加賀「そんな私の目の前、食えとばかりに流れてきた果物・・」

加賀「これは・・パイナップル・・でしょうか・・」

バラ○ラの実「Hey! Kaga! Eat Me!!」

-次の日-

提督「今日は最初にキス島を何回か。旗艦は鈴谷で加賀とイムヤ、ゴーヤで補助して。」

提督「疲労したら無理せず入渠、時間掛かるならバケツもある。進軍はしなくていい。」

提督「以上! 装備整え次第抜錨、0900に鎮守府前集合!」

-ドック-

加賀「あれなら艦爆だけで良さそうです。一応彩雲も持って行きますか・・」

加賀「さて。いきますか。」チャポン

ブクブクブクブク・・

加賀「!?」

加賀(沈む・・何で!? 力も出な・・)ブクブク・・

加賀「」ハッ!

提督「気が付いたか・・良かった・・」

加賀「提督・・」

提督「疲労したら無理せず入渠だっていっただろう・・」

提督「時間と資材はいくら掛かっても挽回できるだろうが、加賀の代わりは居ないんだから」

提督「もう少し俺を頼ってくれよ」スッ・・

加賀「提督・・」スッ・・

ギュッ・・

スポンッ!

提督「・・ん?」

提督(え、何? 何の音・・?)

加賀(何でしょう・・体がやけに軽いような・・)

チラッ・・(下を見る)

加賀の下半身「」

提督・加賀「ーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!」コエニナラナイサケビ

加賀「て・・提督・・」

加賀「私は一体どうしてしまったのですか・・」

提督「そんなんこっちが聞きたいわ!!」

提督「アレか。工廠で魔改造でもしたのか。絶好調であぁぁぁぁぁぁぁぁる!!とかする為に!!」

加賀「訳が分かりませんが、夕張さんじゃあないんですから・・」

加賀「とりあえず、降ろしてください。私の身体の上に。」

提督「お・・おう。そうだった」ヤワラカクテキモチヨカッタ

ギュムッ

加賀「うーん・・何事もなかったかのようにくっついてますね・・」

提督「一応聞くが、加賀は義手とか義足は着けてないよな?」

加賀「もちろん。五体満足です。」

提督「ちょっと・・いいか・・?」ウデヒッパル

スポンッ!

提督「出血も無い、断面に傷など無し、血液は通っているようだが・・」

提督「動かせたりするか?」

加賀「どうでしょう・・」

グニュッ! ワキワキ・・

提督「うわっ! 動いた! 言っててなんだけど気持ち悪い!!」

提督「でもこれ・・どうなってるんだ・・? 後で調べてみるか・・」

提督「加賀、とりあえずは休め。出撃は隼鷹に行ってもらった」

加賀「はい。では、少し休ませて頂きます。」

-提督の私室-

提督「あった。これか・・」

バラバ○の実
悪魔の実の一つ。
形状は赤いパイナップル。渦巻きの様な模様が浮き出ている。
食した者は身体を自在に分解し、一定範囲内でコントロール出来る。
ただし、分解した身体の内、足は地面に接地していなければならない。

食した者は海に嫌われ泳げなくなる他、海水及びそれに準ずるものに触れると身体の制御が効かなくなる。

提督「ガキの頃、古本屋でワゴンセールされていたこの本・・まさか本当だったとはな・・」

提督「しっかし。どうしたものかなぁ・・」

提督「とりあえず皆には伏せておくか。加賀が変な目で見られるのは忍びないし・・」

提督「下手をすると上から研究材料として寄越せとか言われるかも・・」

-翌日-

提督「加賀。起きてるか。」

加賀「提督、おはようございます。私の身体の事、何か分かりました?」

提督「単刀直入に聞くけど、なんか変な物を食わなかったか?」

加賀「・・海から流れ着いたパイナップルを・・」

提督「やっぱり・・」

~提督説明中~

加賀「そんな物が実在していたとは・・」

提督「俺だって信じられん。だがこの力を使えば戦況をかなり有利に出来気がする。」

加賀「しかし提督。皆に伏せるのは無理です。空母1隻で敵陣に突っ込むなど・・」

提督「あー・・そうだよな。運用するなら公開するしか・・」

加賀「でしたら提督。やってみたい事があります!!」

-夜-

提督「加賀、本当にやるのか・・」

加賀「はい。こんな面白い能力です。普段溜め込んだ分発散させて頂きます」キラキラ

提督「加賀・・キャラ変わってないか?」

加賀「あんなショックを受ければ誰だって多少影響をうけますよ・・」ウズウズ

提督「見た事無いような笑顔しちゃってまぁ・・」ハァ・・

-天龍の部屋の前-

加賀「さて先ずは郵便受けから手を入れまして鍵を開けます。」

加賀「扉を半開きに。上半身だけを滑り込ませます。下半身はダンボールにでも隠しておきます。」

加賀「で、鍵を閉めます。」

天龍「」クーカー

フードと包帯で覆面、所々血糊..
右手を飛ばして首付近で待機..
頭部を飛ばしてよく見える位置に..
残ったパーツは程よく分解してそのあたりに..

天龍「」ハナツマミ

天龍「な・・なんだぁ・・? たつたぁ・・か・・?」ネボケ

首筋をキュッと..

天龍「うぐっ・・や、やめろ龍田・・」

電気On

加賀「」アタマダケ

天龍「ーーーーーーーーーーーーーっ」コエニナラナイサケビ

慌てて逃げようとする天龍..
だが腰がぬけて動けない!!

加賀はそのまま手に力を込める..

天龍「悪い龍田・・先・に・・・・」ガクッ

加賀「」ゾクゾク..ッ

-翌日-

天龍「提督ーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」バタンッ

提督「どうした? 天龍?」

天龍「ば・・ばばばばばば・・」

天龍「化け物!! 化け物がぁ!!」

提督「化け物? 何をバカな・・」

天龍「本当なんだって!! 昨日の夜絞め殺されそうに・・っ!!」

加賀「本当に相手が化け物で、あなたを食べようとしているなら、あなたは生きていないはずです。」

加賀「悪い夢でもみたんでしょう・・」プルプル

天龍「・・? 加賀姉・・何震えて・・」

提督「加賀・・」ハァ・・

加賀「くふ・・くふふふ・・もう、駄目です・・こらえられません・・」

天龍「提督・・加賀姉どうしちまったんだ? いつもの様子と違う・・」

クビスジツンツン

天龍「わひぁっ!? 誰・・?」

天龍の首に伸びる白い手・・

加賀「ふふ・・怖いですか・・?」

天龍「」思考停止..

----------------

提督「私はあなたをそんな風に育てた覚えはありませんよ! 加賀!」

加賀「すいません提督。つい出来心で・・」

天龍「」ハッ

天龍「う・・うわぁぁぁぁぁぁ!!」

錯乱した天龍が加賀に向かって自慢の刀を振り下ろす
加賀は全くよける素振りも見せず、真っ二つに切られた・・

天龍「」ハァ・・ハァ・・

提督「天龍・・お前・・なんてことを・・」

天龍「」ハッ

天龍「あ・・ああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ」

天龍「か・・加賀姉・・うそだろ・・誰がこんな事を」

提督「天龍!!」

天龍「て、ていとく・・俺・・俺ぇ・・」

提督「大丈夫。大丈夫だから・・」

天龍「何が大丈夫なんだよ!!俺が加賀姉を殺しt」

加賀「誰が死んだと?」

天龍「え・・?」

提督「加賀、やりすぎだ。もう種明かしするぞ。」

加賀「はい。満足しました。」

~提督説明中~


加賀「と、言うわけです。」

天龍「俺完全に被害者じゃねぇかーーーーっ!!」

天龍「なんで俺なんだよ!!他にもやりやすそうな奴ら居るだろ!!」

加賀「駆逐艦達はトラウマになってしまいますし、重巡や戦艦ですと迎撃されて大破してしまいます。」

天龍「俺だってトラウマなるよ!?」

加賀「翔鶴が居れば良かったのですが・・残念ながら遠征してますし。」

天龍「あいつ帰ってきたら苛めよう。」

加賀「あと、天龍さんならこれからの悪戯に協力して貰えそうだと。」

天龍「・・いいね・・実はやる側に回ってみたかったんだぁ~」

加賀「交渉、成立ですね。」ニヤリ

現在仲間 : 加賀(バラバラ能力) 天龍
Next Terget : 鈴谷

鈴谷「提督~」

提督「ん?」

鈴谷「キス島飽きた~」

提督「わがまま言うんじゃありません。」

鈴谷「今の私ならリランカ位行けるよ~」

提督「そんな事言ってると、オシオキだよ~」

提督「なぁ天龍?」

天龍「」ピクッ

鈴谷「およ? 天龍なんかしたの~?」

天龍「ち、違う。俺は何もやってない!! やってないんだ!! やってない・・よね?」

加賀「なぜ疑問系・・」

天龍「いやアレはネタ分かった後でも十分にトラウマなるって。」

鈴谷「アレ?」

天龍「そう、アレ。」

加賀「・・・。」

加賀はこっそり両手首を分離、鈴谷の死角からステンバイ..

鈴谷「アレって何~? て~い~と~く~?」

提督に視線を移した所を狙い、加賀は手を発射。
狙いはスカート内部、足の付け根。

鈴谷「ひっ!?」

鈴谷「ぎゃっ! なに!? なんなの!?」

加賀はあくまで無表情を装い、腕を後ろに回した状態で..
鈴谷の防御全ての内側から、関節を軽く鷲づかみにした状態でキープ。

提督「ん? どうした? 鈴谷。」

鈴谷「なんか、腰を何かにつかまれてる様な感覚が・・」

鈴谷(スカートの中を確認したい・・でも怖い! その上ここだと目の前に提督・・みえちゃう!)

鈴谷「ごめん提督、ちょっと部屋に戻るよ」ガチャッ

加賀「提督」小声

提督「言って来い」小声

-鈴谷・熊野の部屋-

鈴谷(確か熊野は入渠中。あと1時間は戻ってこない。)

鈴谷(今の内に確認を!)ヌギヌギ

加賀「今ですね・・」

鈴谷が部屋に入った瞬間、加賀は手に力を込めて関節部を揉みしだく。

鈴谷「わきゃぁっ!?」

鈴谷「がっ! なになになになに!?」バンバン

抵抗としてスカートの上から叩いてみるが、加賀の手は鈴谷の足の内側に入り込んでおり、抵抗する事が出来ない。
"そこ"を刺激している訳ではない為性的な感覚は無い。が、
代わりに目視・抵抗不能の恐怖、擽りとは違う痒さ、そして痛みの三重奏が鈴谷を襲い、パニックに陥らせる。

鈴谷「何!? 痛っ! や、やめっ・・」バンバン

鈴谷「うぎゃぁぁぁぁ・・・・・・ぁぁ・・・・・・・・・ぁ・・・・・」プツン

加賀「やりました。」キラキラ

-少し後-

熊野「ふぅ・・いいお風呂でした・・」ガチャ

鈴谷「」ピクピク

熊野「鈴谷!? 何があったの!? しっかりして下さい!!」

鈴谷「ハッ! 熊野・・?」

鈴谷「熊野!!」ガバッ

この後滅茶苦茶(ry

-夜-

鈴谷「提督!!」バタン

鈴谷「アレって何! 何だったのアレ!!」

提督「おちつけ。アレじゃあ分からん。」

加賀「何かありましたか。」

鈴谷「何? とぼけるつもり?」

鈴谷「鈴谷めっちゃ怖かったんだからね!!」

提督「俺は何もしてないよ。あの後も書類と戦っていたし・・」セノビー

ピタッ・・

鈴谷「」ビクッ

鈴谷「うわ・・何これ・・きっもー・・」ピチピチ

提督「鈴谷、それ、何だと思う?」

鈴谷「何って・・手・・」

鈴谷「手!?」ボトッ

カサ・・カサカサカサ・・

鈴谷「ひっ!? て、提督助けて!!」

鈴谷「もう文句言わないし!! キス島でもオリョールでも行くからぁ!!」

提督「よし。加賀ストップ」

加賀「提督。お願いします。もう少しだけ・・」

提督「だーめ。ストップ。」

鈴谷を追っていた手が地面を離れ、加賀の手首に着地する。

鈴谷「・・へ?」

鈴谷「加賀姉・・?」

~空母ネタばらし中~

鈴谷「ひ、酷い! 酷い酷い酷い!!」

天龍「俺なんか寝てる時にいきなりだぞ。まだマシな方だろ。」

鈴谷「でも加賀姉がこんな事してくるなんて・・」

提督「俺も最初はびっくりしたけど・・」

加賀「こんな面白い能力です。公開する前に少しくらい楽しみたいじゃないですか。」キラキラ

鈴谷「ま、まぁ面白いけどさ・・どーなってんの。それ。」

加賀「分かりません。が、もう少し慣れが必要なようです。それと・・」

鈴谷「バラしたら・・タダじゃおかない・・かな?」

加賀「その通りです。」

-提督の部屋-

「失礼しまーす」ガチャ

提督「ん? 夕張・・どうした? かなりやつれている様に見えるが・・」

夕張「提督・・助けて下さい・・」ゲッソリ

夕張「実は数日前からお腹の調子が凄く悪くて、トイレから中々出られなくて・・」

夕張「おまけになんか変な・・瘴気? も身体から出てるし・・」

提督「重症だな・・夕張の周りの空気が歪んで見えるし・・」

提督「なんでこんなになるまで放っておいたんだ?」

夕張「いやぁ・・その内治るかなぁと思って・・」

夕張「病気を盾に録画してた深夜アニメを一気見してました。」テヘッ

提督「で、ストックが無くなったから助けを求めに来た・・と」ハァ・・

提督「しかし、そんな病気なんて心当たりが無いな・・と・・」

提督「なんか息苦しくなってきた・・窓開けるぞ~」ガラッ

ガチャ

加賀「提督、大変です。」

加賀「艦娘に謎の病気が流行してます。20名程が息苦しいと訴えております。」

提督「なんだ? 夕張といい・・変なウィルスじゃなければ良いんだが・・」

提督「・・夕張。もしやと思うが、なんか変な物を食わなかったか?」

夕張「・・えっと・・」ダラダラ

提督「例えば・・こんなのとか。」パラッ

-----------------
【ドクドクの実】
形状不明。
食した者は身体から自在に毒を作り出し、扱う事が出来る。
毒の濃度、成分、性質等は能力者が決定出来る。

あらゆる毒物を無効に出来る反面、自らが作り出した毒の影響を少なからず受ける。
例として、能力者は強い腹痛に1日の大半襲われる。

副作用としてカナヅチになるのは他の悪魔と同様。
また、意識して使用しなくとも汗・呼気等が毒物となる。
-----------------

夕張「」ダラダラ

ポトッ

ジュッ・・

提督「うおぁ! 床が焦げた!!」

夕張「すいません。食べました・・」

夕張「つい・・好奇心に負けまして・・」

提督「」ハァ・・

提督「夕張、すまないが暫く隔離で。」

提督「必要な物があれば言ってくれ。ただ可能な限り外との接触は控えるように。」

夕張「はーい・・」

提督「ただ、この本をみる限り能力者の意思である程度コントロール出来るらしいから。」

提督「毒を常時発散しない方法を何か模索してくれ。」

夕張「了解しました。では失礼します。」

パタン

提督「・・ふぅ・・」

加賀「私以外にも食べる人が居たんですね・・」

提督「ああ、この本を見る限り中々食欲が沸きそうに無い形状の物ばかりなんだが・・」

提督「実際、どんな目に逢うか分からんまま食ってみたいとは思わんな。」

加賀「しかし、私も今まで生きてきてこのような植物を見た事がありませんね。」

加賀「効果も非常に多彩、先ほどの夕張などそのまま猛毒として運用出来ますね・・」

提督「そんな事を俺はしないさ。ただ、こんな物が本当に自然に出来るのだろうか・・」

加賀「分かりません。まず一般には情報すら出回っていないでしょう。」

提督「だからと言って上に報告も出来ないしな。実験材料として2人を差し出せとか言われたら・・」

加賀「差し出しますか?」

提督「いや。軍を相手にしてでも戦うさ。」

提督「実験体として一生を終える未来が見えていて、誰が差し出すか。」

加賀「提督・・ありがとうございます。」

投下してた分終了。

大体こんな感じで進みます。
30行用に若干改行など変わってますか。。

悪魔の実シリーズでも名前が出てない物まで出す予定です。
獄卒獣のウシウシの実 モデル:ホルスタイン 等。

明日にでも続きをはじめる予定でございます。
こんな駄文でよければお付き合い願います。

見てくれる人が居ると思うと嬉しいです。
ちょっと見直してから続き投下します。

-報告-
・加賀が能力【バラバラ】を取得
・夕張が能力【毒】を取得 能力を使いこなせるようになるまで隔離

-予告-
・第六駆逐隊が遠征に出かけました

ザザーン・・

響「島スタート。まさかの島スタートだね・・」

響「タンカー護衛任務なんて何度もやったのに。どうしてこうなったんだろうか。」


-回想-

提督「第六駆逐隊、揃ってるか?」

暁「はい。暁、響、雷、電。全員到着しました。なのです。」ピシッ

提督「よし。悪いんだがタンカー護衛任務に行ってくれないか。」

暁「了解。暁、水雷戦隊、出撃します。」

提督「ああ、ちょっとまってくれ。」

提督「近頃、海に凶暴な生物が出る事があるらしい。少し重いだろうが念の為に、酸素魚雷とソナーを誰か装備して行ってくれ。」

響「なるほど。最近遠征の出番が少ない私達に命令とは珍しいと思ったけど。そういう事か。」

提督「そういう訳だ。では頼んだよ。準備が出来次第向かってくれ。タンカーが出航する港に1200集合な。」

-タンカー護衛中-

雷「電~? そっち何か変化ない?」

電「こちら電。なにも・・ないですね。いつもの海です。」

暁「」フゥ・・フゥ・・

響「姉さん・・ちょっと積みすぎじゃないかな・・」

暁「丁度良いに・・決まってるじゃ・・ない・・」ハァ・・ハァ・・

雷「もっと私達を頼ってよ!! 4連装酸素魚雷を2機に電探まで持ったら重いに決まってるじゃない!」

電「みなさん待って下さい! 下に何か居ます!」

響「下・・?」

ザッパーン!!

ブリューナク「やぁ」
トリシューラ「お嬢さん方」
グングニール「どこいくの~♪」

4人「」ダラダラ

暁「なんで・・電探には何も反応なんて・・」

響「姉さん、それ、対空電探・・」

暁「えっ・・」

-回想終わり-

響「で、命からがら逃げ出した訳だけど。」

響「逃げるのに夢中になりすぎて燃料は底を付いて。怪物が生み出した大波に飲まれた為に機関と電子機器は壊れた。」

雷「そして目を覚ましたら無人島。って訳ね。」

響「さて。何か申し開きはあるかい? 姉さん。」ジトー・・

暁「そ、そんなに責めなくても良いじゃない!!」ウルウル

雷「もっと私達を頼って言ったのに・・」

電「うにゅう・・」ムニャムニャ

響「電はまだ寝てるのかい?」

雷「私達も今さっき目を覚ました所だけどね。」

響「とりあえず。お約束だけど砂浜にSOSの文字書いて、あとは飲み水の確保かな。」

響「姉さんは焚き木を集めておいて。とりあえず暖を取れるようにしないと・・」

暁「レディがする仕事じゃn・・」

雷・響「」錨を振り上げる

暁「謹んでやらせて頂きます。生意気言ってごめんなさい。です・・」シュン・・

電「はりゃーっ!? ここはドコですかー!?」ガバッ!

雷「電! やっと起きた!!」

響「遭難したんだ。どこかの無人島だよ。」

電「なら、早く司令官に連絡をしないと・・」オロオロ

響「残念ながら波に飲まれて無線は使い物にならないよ・・」

電「そんな・・あ、でも一応念の為・・」無線On

ザッ・・ガガッ・・イーーン
ガッ・・コチラ・・ガガッ・・クチクタ・・ザッ

電「ノイズが酷いけど、電のは使えそうです!」

響「本当かい!? ちょっと貸して!!」

雷「響、任せて良い? 飲み水は早く確保しておかないとダメだと思うの。もうすぐ夕方になっちゃうし。」

響「うん。頼むよ!」

雷「じゃあ行くわよ! 姉さん、電!」

-報告-
・第六駆逐隊が遭難
・夕張が何か思いついた様子
・本当はラギアクルスを出す予定でした
・悪魔の実の効果は私の解釈が入ります
・ゲームでのタンカー護衛任務はこの構成(駆逐艦4隻)だと成功しません。ご都合主義です ・ワ・

ここまで。
"人類は衰退しました"新刊orアニメ2期マダカナー・・
ラノベは知らない内に打ち切られたりペースが変わったりしますからね。
"まおゆう"のアニメ2期もあれからずっと待っているが未だ音沙汰無く。
あそこから面白いところなのになぁ・・

自分の書いた文章って見返す物じゃないですね。
校正なんてなかった。妄想ただ漏れでもいいじゃない。投下再開します。

響「第六駆逐隊、只今帰還しました。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。」ピシッ

提督「本当に無事でよかった。しかし、響たちのレベルでもキツイか・・」

提督「暫く遠征はやめておくか。」

雷「ヒマになっちゃうわね・・」

電「ゆっくり眠れるのです!!」

提督「さて暁。」

暁「」ピクッ

提督「響から話は聞いている。日頃から無理をしないように言っていたはずだが・・」

暁「レ、レディたるもの、いつも全力じゃないとダメなんだから!」

提督「・・反省の意思無し。と見た。」

提督「響、雷、電。部屋に戻っていいぞ」ニッコリ

3人「失礼しますっ!」バタンッ

提督「加賀。」

加賀「はい。」ワキワキ

暁「」ビクビク

加賀「安心して。暁。」

加賀「一人前のレディとして扱ってあげる。心も身体もね」ジュルリ

ポポポポポン
カラダバーラバラ

暁「」思考停止

加賀「」ゾクゾク・・ッ

加賀の無慈悲な手が暁に伸びる。
暁は抵抗を試みるが、大人の力には抗えず、身体を振っても相手は手だけ。
更に加賀のパーツが身体にくっついて自由を更に奪う。

逃げられない。

-5分経過-

暁「あっ・・ひゃあっ・・そんな所っ・・」

加賀「あらあら・・結構着痩せするタイプなのね。」

暁「やめ、やめて! そこは好きな人にっ!」

加賀「罰は罪人の気持ちで与えたら意味がありませんから。」

加賀「残念ですが。諦めなさい。」チュクッ

-10分経過-

暁「もぅ・・駄目ぇ・・」カクッ

加賀「ふふふ。これは譲れません♪」

加賀「ほら。もう1本分入りましたよ。」

暁「指がぁっ・・中にぃ・・奥にぃっ・・」

加賀「まだまだ。指はあと9本ありますから。」



提督「目の前が凄いことになってきた。」

-20分経過-

暁「ひっ・・ぎっ・・」

加賀「ほらほら6本まで入りましたね。」

暁「残ってるの中指と人差し指だけじゃ・・もう入らない・・よぉ・・」

加賀「仕方ありませんねぇ・・」モゾモゾ

暁「中っ! 中動かさないでぇっ!!」


提督「おお・・」

-30分経過-

提督「終~了~っ!!」

加賀「・・やりました。」ペカーッ

暁「」グッタリ

提督「ちょっとやりすぎじゃないか?」

加賀「大丈夫です。膜も破っていません。」

提督「そこを守れば良いって物でもないが・・」

加賀「まぁ、この能力を暫く黙っていただかないといけませんし。」

加賀「そこまで傷が付く事はしませんよ。まだ。」

提督「まだって・・おい・・」

加賀「両手の指を全て入れて、処女懐胎からの出産体験・・なんてコースは如何?」

提督「間違いなく精神崩壊直行コースだな」

暁「しれぇ・・かん・・」

暁「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」

加賀「もう意識が戻りましたか・・」

暁「ひっ!?」

加賀「大丈夫です。"今回は"もうしません。が・・」

加賀「次は、もしくはこの事を他言したら、これではすみませんよ。」ポポン

暁「ひゃいっ!!」

-報告-
・第六駆逐隊が戻りました。なお暁はドック入り。
・赤城、出撃前に大破。原因は不明。
・提督が工廠の妖精さんに何か頼んでいる様子。
・多少エロに走りました。後悔はしていますん。

まだ。続きます。

提督「っよし。今日の仕事終了~」

加賀「お疲れ様です。現在は1100。午前で終わりですか。」

提督「常時キラキラ状態の加賀が手伝ってくれるからな!」

加賀「この状態でも、出撃したら沈んでしまいますから。」

加賀「せめてこれくらいはお手伝いさせて下さい。」

提督「頼りにしてるよ。さて・・と。」

提督「今日は午後自由。俺もちょっと用事あるし。」

加賀「わかりました。」

-工廠-

妖精「おっ! 提督じゃないか!」

提督「やぁ。いつもお疲れ。頼んだものはどうだい?」

妖精「完全密封型の脚部艤装。出来てるよ。」

提督「いつもながら仕事早いな。」

妖精「だけど、何に使うんだい。」

提督「足元の弱い艦娘が意外と多くてな。」

提督「露出が多くてそれもまたいいんだが。怪我をされてはたまらないからな。」

妖精「心配性だねぇ。」

提督「まぁな。心配しすぎて困る事はないだろ。」

提督「ほい。追加報酬。間宮印のアイスクリーム。」

妖精「うひょお! 提督分かってる~!!」

-ドック前-

提督「これなら加賀と夕張も出撃できるかな。後で試してみるか。」

足柄「あ、提督!」

提督「足柄。ドックに入らないのか?」

足柄「赤城さんがまた入ってるのよ・・」

提督「赤城が?おかしいな・・もうドックから出ているはずなんだが・・」

提督「残り時間は・・20時間!? 何をやったんだあいつは!?」

足柄「分からないわ。とにかくこれじゃあ出撃出来ないわよ。戦場が・・勝利が呼んでいるっていうのに・・」

提督「飢えた狼・・」ボソッ

足柄「何かしら?」ピクッ

提督「とりあえず、修復材入れるか」ピッ

シューン・・

ザパー

ツメタァァァァァァァィ!!

提督「対赤城用。キンキンに冷やした氷入り修復材でございます。」

足柄「鬼ね・・」

提督「こうでもしないと、絶対に出てこないんだ。」

ガラッ!

赤城「うううぅぅ・・」

提督「赤城。ちょっと来なさい。」

赤城「えっ? 提督!? やば・・」ガシッ

提督「話は司令室で聞こう」ズルズル

赤城「いやぁぁぁぁぁぁ・・」ズルズル

-司令室-

提督「さて赤城。」

赤城「はい・・」

提督「なぜ20時間も入渠するような怪我を?」

赤城「それは・・その・・なんと言いますか・・」

-回想(ドック内)-

赤城「あ~・・やっと全回復~」

赤城「なんで私、大破しやすいのかな・・」ザパッ

フミッ ← 石鹸を踏む

ツルッ ←滑る

ドボンッ!! ← 浴槽に後頭部から突っ込む

ガンッ!! ← 強打

赤城「」ブクブク..

ガラッ

暁「あんなにされて・・もう私はダメ・・なのです・・」トボトボ

暁「・・? 何ですか。あれ・・」

赤城「」← 浴槽に頭突っ込んだ状態で気絶

暁「っきゃぁぁぁぁぁ!! 赤城さん!! 赤城さんっ!!」

赤城「っげほっ!! がはっ!!」ザバァ!

暁「大丈夫・・ですか?」

赤城「折角全回復したのに・・」大破

-回想終了-

提督「・・・。」

赤城「」タラタラ

提督「赤城。」

赤城「ひゃいっ!!」

提督「慢心と言う言葉を知ってるか?」

赤城「」ヒグッ・・

提督「運がそこまで低い訳でもなく。練度が低い訳でもない。」

提督「その慢心を直す為に・・」

赤城「まん・・しん・・」

提督「赤城の食費を減らします。」

赤城「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

赤城「提督! それだけは! それだけはやめてください。何でもしますからぁ!」

提督「ん? 今」

加賀「なんでもするって 言いましたね?」

赤城「か・・加賀・・いつの間に」

加賀「楽しそうな香りに釣られました。」

提督「加賀・・まさか・・」

加賀「大丈夫です。先ほどので満足しました。」キラキラ

提督「そ、そうか」ホッ

赤城「あの、話が見えないのですが。」

提督「赤城。今君は最も言ってはいけない事を言ったんだよ。」

赤城「へ?」

提督「大丈夫。まだ何もしない。まだ。ね。」フフフ

加賀「楽しみです。」フフフ

赤城「」タラタラ

-報告-
赤城が弱みを握られました。
今週の食事当番は扶桑・山城。
加賀が出撃可能になりました。

私の中の赤城さんは慢心+ちょいと不幸属性。
どんなにLvが高くてもたまにポンコツになる。
扶桑姉妹の改と運がそこまで違わないし。

足柄さんは提督Love勢。力を認めてほしくて我武者羅に頑張る子。
婚期を逃している訳では無い。愛に飢えている訳でもない。断じて。

-鎮守府前-

提督「ヒマな時間。こうやってのんびりと釣り糸を垂らす。」

提督「こういうのを贅沢と言うのかね。」

ググッ・・

提督「おっしゃキタァー」

カ級「」ピチピチ

提督「」

カ級「アノ・・」

提督「まさかミミズで深海棲艦が釣れるとは・・」

提督「さて・・これどうしたもんかな・・」

カ級「海に返しテください・・コレ、差し上げますカラ・・」つ宝石付きネックレス

提督「そんなもので釣れるほど・・ってまぁいいか。これは・・エメラルド?」

カ級「ソレ・・アレキサンドライト・・って宝石・・」

提督「へー・・」

提督「んじゃ海に戻すよ。あまり近づかないでくれよ~」

カ級「ありがトウ・・」

ポチャン

提督「ふぅ・・」

扶桑「提督」

提督「ん? 扶桑。どうした?」

扶桑「今週の食事当番私達なのですが、いつもと違うものを作ろうと思いまして。」

扶桑「買い物に付き合って頂けませんか?」

提督「オーケー。いつもの業務スーパーで良い?」

扶桑「はい。」

-買物中-

提督「結構買うなぁ・・」

扶桑「ウチは大所帯ですからね・・」

提督「山城もつれてくれば良かったのに。」

扶桑「あの子は力仕事には向きませんから・・」

提督「あれだけ巨大な主砲持ってるんだから、力ありそうなんだけどな・・」

扶桑「足腰は強くなりましたが、腕力はあまり・・」

提督「すまんな。いつも無理させて・・」

扶桑「あと、提督が来てくれるなら、お車出していただけますし・・」

提督「車目当てかい・・」

-買物終了-

扶桑「よい・・しょっ・・と。」バタンッ

提督「後部座席が食料で埋まったな・・」

扶桑「これでも3日持てばいい方ですよ。」

提督「ああ、そうだ。これ。」つネックレス

扶桑「ネックレス・・ですか。良いんですか。こんな高そうなものを・・」

提督「貰い物だ。俺には似合わないしな。」

扶桑「ありがとうございます。大切にしますね。提督!」

提督「似合うよ。可愛い。」

扶桑「さぁ。もうそろそろ準備しないと・・」

提督「あ、扶桑。ちょっとアレ買ってみない?」

宝くじ売り場「」キャリーオーバーハッセイチュウー

扶桑「私への当て付けですか・・?」

提督「いいじゃん。たまにはさ。」

扶桑「はぁ・・・・・当たるかしら・・」

ラッシャーセー 10マイ アリガトウゴザイマース

提督「さて。行くよ~」バタン

-数日後-

提督「扶桑。あの宝くじどうだった?今日発表のはずだけど・・」

扶桑「あぁ・・そんなのもありましたね・・」

提督「忘れてたのか・・万が一って事があるかもしれないじゃないか。」

カサッ・・

新聞「1等 : 120組 84652175」
クジ「120組 84652170」

提督・扶桑「」

提督「確かコレ・・連番で買ってるから・・」

クジ「120組 84652175」テッテレー

扶桑「」パタッ・・

提督「ふ、扶桑・・? 扶桑、しっかりしろ!!」

山城「姉さまがどうかしましたか!?」バタンッ

提督「山城! 扶桑が倒れた!! 手伝ってくれ!!」

-扶桑・山城の部屋-

山城「一体何をしたんですか? まさか姉様に・・」

提督「違う違う。これをみてくれ。」

~提督説明中~

山城「」

提督「山城・・?」

山城「提督・・姉さま・・死んじゃうのかな・・」

提督「なんでそうなる・・」

山城「だって私達・・不幸型なんていわれて・・良い事なんて一つも無くてっ・・」

山城「ここに来る前も・・ずっとずっとドックで寝たきりで・・初めての出撃で沈んでっ・・」

提督「や、山城・・」

提督「大丈夫。俺が居る限り沈ませないから。必ず守るから。」

山城「提督・・っ」

-報告-
扶桑に新装備"奇運アレキサンドライト" 新能力【両極端な強運】
鎮守府に大量の臨時収入。
次の犠牲s・・・・登場艦娘を模索中

書き溜めラスト。

「失礼します」ガチャッ

提督「おお。夕張。出てきて大丈夫なのか。」

夕張「ええ。提督。この通り。」

加賀「良かったです。お見舞いに行きたいと言う声も多かったですからね。」

提督「で、どうやって毒を押さえ込んだんだ?」

夕張「この能力、結構"毒"の定義が甘いみたい。」

夕張「私の毒を中和する薬を精製する事も出来たわ。」

提督「便利な物だな・・」

夕張「ただ、中和している間は強い毒は作れないみたい。」

提督「逆に薬を精製して出す事は出来ないのか?」

夕張「出来るわね。ただ・・」

提督「ただ?」

夕張「薬を精製している間は体内で毒を生成して中和しないといけなくて。」

夕張「その分強い毒を同時に生成するから体力を消費するし、もし作らない場合は薬の効果が身体に回って・・」

提督「プラスだけには働かない・・か。」

夕張「そーいうこと。まぁ、普通の生活が送れるだけ良かったわ。」

夕張「私の毒でみんなの艤装を強化する事も・・」

提督「それはやめておけ・・間違って味方に影響来たら目も当てられん・・」

夕張「・・やっぱり? でも、一応使えそうな毒を副作用相殺しても使える様にはなりました。」

加賀「たとえば?」

夕張「神経毒と麻酔成分。って言っても、そこまで強くないけれど。」

夕張「副作用考えなければ出血毒とか酸とか色々作れるけど・・」

加賀「ガス状の毒は?」

夕張「簡単な麻酔成分なら作れるけど・・」

加賀「・・合格ですね。」キラキラ

夕張「何の話です・・?」

スポポポン

夕張「え・・?」

加賀「実は私も同じような物を食べまして。」

加賀「私の能力は、"バラバラ"。身体のパーツを自在に扱えます。」

~空母説明中~

夕張「そんな能力が・・」

夕張「で、公開前にちょっとした悪戯を仕掛けている。と。」

加賀「同じ能力者同士、協力していただけませんか。」

夕張「誰に仕掛けるかは、私にも選ばせてね。」

提督「ああ・・また被害者が増える・・」

加賀「大丈夫です。まだメインディッシュの翔鶴姉妹が。」

提督「翔鶴達逃げて。超逃げて!!」

-報告-
・全ての書き溜めを投下しました。
・世界観はジャンプ作品を中心にミックスします。
・翔鶴が帰ってきます。
・夕張と霧島が何かを研究しています。

書溜めがあるとインスピレーションが沸きにくいです。
何も無い状態が一番アイディアが沸くと思います。

では。お付き合いありがとうございました。

乙~
加賀さんのいたずら・・・

金剛・比叡辺りにすると面白い反応すると思う、だがっ!
ここはあえて村雲(漢字違)みたいな傲慢キャラ、羽黒みたいな気弱キャラ、そして榛名みたいな普段いい子にいたずらするのもまた一考っ!

あっ、大井っちという地雷源に突入してもいいんじゃよ?(ゲス顔)
北上様っていたずらしてもあまり怒らさそうだよねー

コンコン

提督「どうぞ~」

翔鶴「失礼します。只今帰還いたしました。」

提督「お疲れ。やっぱり結構遅くなってしまったね。」

翔鶴「遠征の旗艦ルートに巨大生物が発生していましたので、遠回りしましたからね。」

提督「ああ、電から写真を貰った。」ピッ

翔鶴「こんな・・」

提督「龍・・だな。深海棲艦だけでも一杯一杯なのにこんな物まで出てくるとはな。」

提督「近く、討伐作戦を行う事になった。」

翔鶴「勝てるのでしょうか・・」

提督「勝たなければ遠征が出来なくてジリ貧だからな。全戦力をもって当たってみるさ。」

提督「こちらには秘密兵器もある。負けはしないさ。」

翔鶴「はい・・」

翔鶴「ああ、提督。今回の遠征ですが、敵の輸送艦を拿捕する機会がありまして。」

翔鶴「こちら、その時の戦利品になります。」パカッ

オペオペの実「」ゴマダレー

提督「これは・・」

翔鶴「何かの木の実・・でしょうか。」

提督「ふむ・・調べてみよう。」

提督「何にせよ。お疲れ様。補給してから休んでくれ。それと・・」

翔鶴「?」

提督「いや。なんでもない。」

翔鶴「はい。失礼します」パタン

----------
オペオペの実

食した者は一定範囲内の空間を支配出来る。
物体の転移、移動はもちろんの事、
骨折等、身体の負傷から、性格等精神面まで改造が可能。人格を入れ替える事すら可能。

相手の身体を切断、臓器を抜き取る事も可能。
この能力で身体を切断しても、一切の痛みを伴わず、各部位で身体は繋がり続ける。
例として、心臓を抜き取った場合でも身体には何の問題もない。
ただし抜き取った臓器が損傷した場合、他のパーツにもダメージが来る。

提督「・・またとんでもない物を・・」

提督「しかし、これはまたどういった原理なのだろうか・・」

提督「そしてコレは誰が食べるべきだろうか。」

提督「正直これ以上加賀の戦力が増えると困るし。俺が食うか・・食いたいな・・」

提督「そ、そうだ。この現状をどうにかする為には俺が食うのが最善だ。うん」ゴクリ・・

eat [オペオペの実] → 提督

提督「・・不味い。」

-夜-

加賀「さて。メインディッシュです。」キラキラ

夕張「ターゲットは翔鶴ね。本当に五航戦嫌いなのね・・」

加賀「嫌いと言いますか。前世の記憶が・・」

-翔鶴の部屋の前-

加賀「瑞鶴がまだ居ないのが残念ですが・・」

夕張「楽しみは取っておくのも良いと思うけど。」

加賀「ふふ。夕張さんも中々好きですね。では・・」

加賀が部屋の鍵を開け、2人は中に入る。

夕張「便利ねぇ・・」

加賀「しっ・・早く麻酔を。」

翔鶴「」クー・・クー・・

夕張は麻酔成分を噴射。
意識を奪うまで強く無い、軽く身体がしびれる程度の毒。
実験好きな夕張でなければここまで的確な成分を取り出せないだろう。

翔鶴「」ン・・ンー・・

加賀「では。やりますか。」

フードとガスマスク、そして包帯で覆面。
全身をバラバラにして翔鶴の上でステンバイ。
夕張はゆっくりと呼吸が苦しくなる毒を放出。

翔鶴「」ク・・ン・・カハッ

翔鶴はゆっくりと目を開ける。
そして自分の置かれた現状を見た。

翔鶴「」思考停止....

加賀はゆっくりと手を伸ばし、翔鶴の首を軽く押さえる。
翔鶴は抵抗を試みるが、知らずに吸い込んだ毒の為に上手く身体が動かせない。
さらに恐怖の為、頭部すら動かすことが出来ない。

翔鶴「カ・・カハッ・・ヤ、ヤメテ・・」ヒュ・ヒュッ・・

夕張は毒を止め、解毒成分に切り替える。加賀は手に力を込める事も無くそのままでキープ。
だが、翔鶴の体内で生成される恐怖は止まること無く、猛毒の様に全身を侵食する。

翔鶴「ズイ・・カク・・」カクッ

約3分後。翔鶴はゆっくりと気絶した。

加賀・夕張「ーーーっ」ゾクゾク

夕張は薬効成分を液体で取り出し、翔鶴に含ませる。
その後、2人は外に出た。

-夕張の部屋-

夕張「これは・・ヤバイわね」キラキラ

加賀「ふふふ・・そうでしょう。」キラキラ

夕張「私にSの気があるなんて自覚は無かったけど、これは目覚めそう。」

加賀「私も最初は悪戯半分でしたが、すっかりハマってしまいました。」」

夕張「でも加賀さんがこんな事するなんて・・」

加賀「だから良いんですよ。知らなければ私に火の粉は降りかかりません。」

-鎮守府の夜は更ける-

-翌日-

翔鶴「提督、失礼します。」ガチャ

提督「おお。おはよう翔鶴・・どうしたんだ?」

翔鶴「お願いします。私を解体してください。」

提督「」

翔鶴「オバケが出たんです・・昨晩・・きっと今まで沈めた深海棲艦が」ガタガタ

提督(加賀・・)

加賀(テヘッ♪)

提督(テヘッじゃないよテヘッじゃ!)

翔鶴「お願いします。次はきっと殺されます。その前に私を、私を・・」

提督「翔鶴。そんな事を言うな。こっちに来なさい。」

提督「加賀、悪いが少し席を外してくれ。」

加賀「はい。では部屋の外に居ます」ガチャ

Room発動..

提督「食っておいて正解だった。やはり抵抗するには同じだけの力が無いとな。」

精神を正常化
記憶改竄 "悪夢を見た" と言う記憶にすり替え
残っていた夕張の毒素も除去

提督「もう、良いぞ。」

翔鶴「提督・・私は何を・・」ウーン・・

提督「悪い夢を見ていたんだよ。今日から3日程休みなさい。外出するのも良い。」

提督「誰か誘いたかったら言うと良い。シフトを組みなおそう。」

翔鶴「提督・・はい。ありがとうございます。感謝です。」

-報告-
・夕張がSに目覚めました。
・提督に新能力【オペオペ】
・龍討伐ミッションが発令。
・霧島の研究成果が上がってきた様子。

天龍の時と違い、毒でゆっくりと侵食しつつ、表情を楽しんでいる2人。
可愛い子が怖がってる表情って凄い良いよね。よね?

北上・大井、羽黒、金剛姉妹・・良いですね・・

うむ、たしかにいいものだ。
弥生みたく見た目無表情っ娘が驚く時なんかはもう。
あ、けど鳳翔さんにはいたずらしないようにね?
やらないでね、ゼッタイダヨ。
ジャンプ世界か・・・
暁「来たわ、ブルーアイズ召喚!」
電「落とし穴」
暁「まだよ!死者蘇生!」
電「墓場からの呼び声」
暁「じ、じゃあ龍の鏡で究極竜・・・」
電「融合解除」
暁「なんでピンポイントばっかりなのよっ!」

ミラーに解除って使えたっけ?

>>85
ミラー自体には使えないが、特殊召喚された融合モンスターには・・・
しかも、コストで素材は除外。

紙のカードを集めていたのはラヴァル辺りまででした。
段々酷くなってきたからTFでいいやと。

投下します。

霧島「失礼します。提督」ガチャ

霧島「あれ・・提督? どこに行ったのかしら。」

霧島「実験の成果を見てもらおうと思ったのに・・」コトッ

【コーラのボトル】

霧島「工廠の方かしら。」ガチャ

-少し後-

暁「司令官、いますかー」ガチャ

響「あれ。居ないみたいだね・・」

響「少し待っていようか。あの化物の特徴を教えておかないと。」

暁「そうね。少しでも名誉挽回したいし。あれ?」

響「コーラだね。」

暁「飲んじゃっても良いかな・・1.5Lボトルだし・・」

響「まぁ・・許してくれると思う。飲んで待っていようか。」トクトク

ゴクゴク・・

霧島「指令、戻られてますk・・」ガチャ

霧島「あなたたち・・それ・・」

ガチャン! ガシャッ!

響「これ・・コーラじゃない!」

暁「何これ。身体が・・変・・」

響「うっ・・ううっ・・」ガクガク

霧島「ああ・・」

-----------

提督「ん? あれ霧島。どうした?」

霧島「提督・・すみません。私の不注意で・・」チラッ

暁・響「」

提督「この2人は? 新しい子かな。戦艦?」

霧島「駆逐艦の・・暁と響です・・」

指令「・・へ?」

響「司令官・・」

提督「本当に響・・なのか・・」

響「そうだよ。」

霧島「先日より研究していました薬のサンプルをお持ちしたのですが・・」

霧島「ジュースのボトルに入れていたため、間違えて飲んでしまったようで・・」

暁「こ・・コーラのボトルにこの色が入ってたら、誰だって間違えるじゃない!」

提督「確かにな・・霧島。なぜこんな薬を。」

霧島「はい。私達の戦力を底上げする目的でして・・」

霧島「練度の高い駆逐艦を重巡や戦艦クラスまで成長させれば、全体的に火力が上がるのではと。」

提督「・・よくそんな薬を作れたな。解毒剤は?」

霧島「まだ作っておりません。提督に一度お見せしてからにしようとしておりました。」

提督「至急、取り掛かってくれ。」

霧島「承りました。」

提督「しかし・・」チラッ

暁・響(大人Ver)「?」

提督「・・可愛い・・」ボソッ

暁・響「!!!」///

響「し、司令官! 私達暫くこのままが良い!」

提督「響?」

暁「そうそう! 司令官、あの龍を倒しに行くんでしょ!?」

暁「戦艦の砲を積めるなら、暁達も役に立てると思うの!!」

提督「ふむ・・あいつらと直接対峙したのも暁達だけだからな・・」

霧島「私や比叡の艤装なら装備出来るかもしれません。」

提督「だが、それならば残り2人も呼ばないと不公平か・・」

-数分後-

雷「しれいかーん! 何の用ですかー!?」

電「失礼しますです。」

提督「来たか。急に呼び出してすまないな。」

響「なんだろう。不思議な感じがする・・」

電「・・? お姉さん、どちら様ですか?」

響「響だよ。電の知ってる響より大人になってるけど。」

電「え・・?」

雷「って事は・・そっちは暁姉さん?」

暁「そうよ。遂に一人前のレディになれたのよ!」

-提督説明中-

提督「--という訳で。一気に戦艦クラスになった。」

電「ほわぁ~・・」

雷「変わりすぎでしょ・・」

提督「で、2人だけ大人になって討伐隊に入ると言うのも不公平かと思ってな。」

提督「どうする?戻る薬も今開発してるg」

電「なります!」

雷「もちろん!」

提督「即答かい・・」

提督「じゃあ・・これが薬だ。」

-報告-
・第六駆逐隊がクラスチェンジ【駆逐艦】→【戦艦】スペックは金剛型と同等。
・討伐隊メンバーに第六駆逐隊が編入。
・響可愛いナデナデしたい。

次回も引き続き第六駆逐隊サイドから。(予定)
あの薬には夢が詰まってる。あの漫画は最高だった。

SS速報Vipが復活しましたね。
取り合えずあっち側は切り上げて参りました。

3週間も落ち続けるとは・・
投下します。

-工廠-

提督「調子はどうだ?」

響「まず姉さんが色々装備試してる。この後試射する予定だよ。」

電「改めてみると本当に大きいのです・・」

霧島「はい。次はこれを付けて見て」つ41cm連装砲

暁「よい・・しょっ! と!」

霧島「大丈夫? 取り回しは問題ない?」

暁「大丈夫よ! まだまだ行けるわ!」

霧島「じゃあ、これも。」つ91式徹甲弾

暁「んっ・・くっ・・」グググ

霧島「ちょっと苦しいかしら・・」

暁「まだ勝手が分からないです・・」

霧島「んー。取り合えず、戦艦の砲は問題なく積めるわね。」

霧島「じゃあみんな。試し撃ち行くわよ。」

-食堂-

電「はにゃ~・・」クタッ

暁「電、大丈夫?」

電「私達が使ってたのは豆鉄砲だったのです・・」

響「戦艦の人たちはあんなのを使ってたんだね・・」

雷「暫くは筋肉痛との闘いね・・」

暁「本当はあれより大きい砲があるみたいだけど、流石にいきなりはきついだろうって。」

提督「46センチ砲はまだ鎮守府に1つしかないからな・・勘弁してくれ。」

響「あ、司令官。」

提督「失礼するよ。と。」ガタッ

提督「どうだい? 少しは慣れた?」

暁「いつもと視界が違うわ・・足元が見えなくて転びそうになっちゃう。」

電「同じく。なのです・・」

提督「まぁ、それは慣れてもらわないとな。作戦開始まではまだ日があるし。」

深雪「お~い! 司令官~!」トタタタ

深雪「電たちって遠征にでも出てるのかな。姿が見えないんだけど。」

電「あ、深雪ちゃん。」

深雪「っん・・あ・・ごめんなさい。始めまして・・」

電「深雪ちゃん。私、電なのです!」

深雪「・・え? 電・・」

電「はい。なのです。」

提督「信じられないのは分かるけど・・正真正銘、電だよ。」

深雪「言われてみれば確かに面影が・・」ジー

電「」ナデナデ

深雪「ち、ちょっと、なにすんだよ!?」

電「どんな感じなのかなぁって・・」ナデナデ

響「いつも撫でられる側だったからね・・」ナデナデ

深雪「これ以上はやらせねぇよ!?」サッ

電「あっ・・」シュン

深雪「司令!? どうなってんの? なんで大人になってんの!?」

暁「成長期なのよ。」

提督「ああ、最近の子供は成長が早くてな・・」

深雪「」ゲシッ!

提督「痛ぇ!」

響「ちょっとそれは無理があるよ・・」

提督「だよなぁ・・。実はな・・」

長門「提督、ちょっと良いか。」ツカツカ

提督「お、おう。」

長門「第六駆逐隊を知らないか。今朝から姿を見ないのだが・・」

提督「ん? ああ、ちょうど深雪に説明をしようとした所だ。」

-提督説明中-

長門「なっ・・彼女達が・・?」

深雪「そんな薬を作ってたなんて・・司令、深雪も!」

提督「すまんな。もう残ってn」

長門「ダメだ! 絶対ダメだ!!」

深雪「なんで!?」

長門「ただでさえ駆逐艦が少ないの言うのに! 更に少なくするなど許さん!!」

提督「いや、イベント海域の子以外ほぼ揃ってるのだが・・」

長門「私が足りないと言ったら足りないのだ!」

提督「今解除する薬を霧島が作ってる。いつまでもこうと言う訳じゃないから抑えてくれ。ながもん。」

長門「ながもんじゃない! 長門だ!」

長門「艦隊決戦で傷ついた私の心を癒してくれるのは駆逐艦だけなのだからな!」

提督「分かったって・・」

-報告-
・【急成長コーラ】の存在が鎮守府に知れ渡りました。
・長時間の使用は長門からストップが掛かりました。
・やっぱり長門はながもんです。駆逐艦好きなキャラ以外思いつかなかった。
・暁の語尾が不安定になってきた。

内容の薄さは投稿数でカバー・・したい。
100レスを突破しました。皆様お付き合い頂きありがとうございます。

-工廠-

夕張「さて。と。」

夕張「今度の敵は龍・・って事は生物!! なら・・毒は効くはず!!」

夕張「そんな神話級の敵に挑めるならっ!」

夕張「お腹壊すのは覚悟の上!! 実験の為なら!! データの為ならっ!!」

夕張「あっははははははははははははは!!!!!!」

-司令室-

提督「で、工廠が立入りできなくなった・・と。」

妖精「うん。あれは致死性の猛毒だね。気化する温度はそこまで高くないけど、危険すぎる。」

提督「まいったな・・」

妖精「夕張さんならそこまで無茶はしないと思うけど・・」

提督「毒を使う以上、周りの環境に配慮しないと色々不味いんだ。汚染とか色々と・・」

妖精「まぁ、出てきたら話してみてくれよ。私じゃあ入る事すら出来ない。ガスマスクも中だし。」

提督「分かった。迷惑かけてすまないな。」

霧島「司令、おらっしゃいますか?」ガチャ

提督「霧島。その手に持っているのはもしかして・・」

霧島「はい。あのコーラの効力を打ち消す薬です。」

提督「今度はちゃんとしたビンに入れてきたんだな。」

霧島「同じミスを2度はしません。ただ、厳密に言うとこれは解毒する物ではないんです。」

霧島「成分は大体一緒ですが、あの薬と正反対の効力を発揮します。」

提督「と、言うと・・もしかして・・」

霧島「はい。若返ります。」

提督「」

妖精「ちょっといいかな・・私達って必要あるの?」

霧島「あなたに建造して頂いたので、ここで研究が出来るのです。感謝してますよ。」

妖精「私達も結構色々手がけてるけど・・こんなのは聞いた事が無いよ・・」

霧島「私もこの理論を始めて聞いた時はびっくりしましたよ。どこかの高校教師が作った薬だそうで。」

妖精「高校教師・・?」

提督「霧島。取り合えずこの薬を頂いていいか?」

提督「あと、くれぐれも。くれぐれーーーーも!! 長門には内緒だぞ!!」

霧島「なんで長門さん・・」

提督「いいから!!」

-2日後-

夕張「提督!!」ガチャッ

夕張「対龍弾頭その他諸々作ってみました!!」キラキラ

提督「おお・・夕張・・」

提督「試したくて仕方ないって顔してるなぁ・・どうみても・・」

夕張「分かります?で、出撃は??」

提督「明後日だ。加賀、夕張、暁、響、雷、電の編成で出撃する。」

夕張「明後日かぁ・・ふふふ・・・楽しみ・・」

提督「あと、対龍弾頭ってどんな?」

提督「言っておくが、海を汚染する様な物はダメだぞ。」

夕張「その辺は抜かりないわよ。安心して。」

提督「まぁ、夕張がそういうなら・・」

-出撃当日-

提督「目標、龍3体の討伐、ないし撃退!」

提督「では、諸君! 健闘を祈る」ゞ

討伐隊「はっ!」ゞ

ザーン・・

夕張「この辺ね・・」

加賀「彩雲を飛ばしてあります。近くに現れればすぐに分かります。」

夕張「ああ、そうそう。みんなこれもってて。」つガスマスク

響「ガスマスク?」

夕張「うん。まず私が先制攻撃するから、その後皆に砲撃を加える感じで。」

電「了解。なのです。」

加賀「来ました。12時の方角です。」

夕張「了解。加賀さん。彩雲を回収して。」

ザッパーン

ブリューナク「久しぶり~」
トリシューラ「元気してた~?」
グングニール「遊ぼうよ~」

夕張「みんな、マスクを!」

夕張「さーて。新兵器、猛毒ガス弾! MH5!」ドシュルルルルルルルルル・・

カッ!!ドゥン!!

一面を毒霧が覆う。
まもなく霧は晴れたが、まだ龍は健在の様にみえた。

加賀「全機、爆装!! 準備出来次第発艦!! 左右の龍の注意を引き付けて!! 戦艦は前方の龍に攻撃を集中!!」

暁「戦艦になった私達の力を見せるわよ!!」ドゥン!!

響「ウラー!!」ドゥン!!

雷「ってーぇ!!」ドゥン!

電「なのです!!」ドゥン!!

加賀の艦載機でブリューナクとグングニールの注意を引き、
戦艦4人は最も体躯の大きな龍、トリシューラに一斉掃射を浴びせる。

暁「明らかに動きが鈍いわ!! 行ける!!」

電「この間のお礼をするのです!!」

加賀「私も負けられません。」スポポポン

響「なにあれ・・」

雷「加賀さんが輪切りに・・」

暁「大丈夫! 今は目の前の敵に集中!!」

電「了解!!」

第2射を受け、トリシューラは怯む。
その一瞬を逃さず、加賀は手を飛ばして目を潰す。

トリシューラ「」キシャァァァァァァァァァァァァァ!!!

此方に背を向け逃げようとする龍。
暁達は追撃を行うべく砲を向ける。しかし・・

加賀「不味い。艦載機がもう殆ど・・」

龍2体を相手にしていた加賀の艦載機は、もう残っていなかった。

グングニール「」グォォォォォォォォォ・・

響「不味い。波が来る!」

夕張「大丈夫!!艤装交換完了!! 任せて。」ズドン!

グングニール「」グ・・ルル・・

夕張「強力な神経毒よ! あまり用意出来なかったけど、ここまで追い詰めていれば!」ズドン!

強力な毒弾2発をまともに受け、グングニールは行動不能に陥る。
もう一体の龍、ブリューナクも艦載機との戦いの中毒が回り、身動きが取れなくなっていた。

加賀「これで最後です! 全員、正面の敵に残り全部打ち込んで!!」

トリシューラ「」キ・・シャアアアア・・ァァ・・

加賀「やりました! 討伐確認!!」

暁「や、やった・・!!」

響「さぁ。帰ろう。流石に疲れたよ。」

夕張「疲れたのは分かるけどもう一仕事よ。龍を持ち帰らないと!」

電「また動き出したり・・しないですよね・・」

雷「大丈夫よ。多分・・。」

-報告-
・氷結海の龍討伐任務、完了。
・近くお祝いのパーティが開かれる模様。
・長門が何かを企んでいます。
・龍の鳴き声は適当です。

文章がなんか変・・今に始まった事じゃあないですね・・
あと一箇所ミス。
×妖精「うん。あれは致死性の猛毒だね。気化する温度はそこまで高くないけど、危険すぎる。」

○妖精「うん。あれは致死性の猛毒だね。気化する温度はそこまで低くないけど、危険すぎる。」

公式4コマの長門は本当にながもんしてますよね。アンソロでも大体ながもんですし。
むしろ、カッコいい長門のイメージを持っている人の方が少なかったりして(笑)

那珂ちゃんはその内出す予定。
ただ、何の能力つけよう。いっそギアスでも・・

加賀「討伐隊、只今帰還しました。」

加賀「標的の龍3体を仕留め、その遺骸を持ち帰りました。」

提督「でかした。あの化物相手によく勝てたな・・」

雷「司令官、私達が負けると思ってたの?」

提督「いや、決してそんな事は無いぞ。」

霧島「いつ援軍要請が来てもいいように、高速艦で組んだ予備部隊を待機させてましたからね。」

提督「こら。まぁなんにせよ。良かった。これで遠征がまた出来る。」

提督「今日の所は解散。明日はパーティーだ。」

響「やった!」

提督「ああ、それと。」

提督「どうする? また駆逐艦に戻るか?」

電「私は戻りたいのです。砲の反動で手が痺れるのです。」

雷「私も。やっぱり身軽な方がいいわ!」

暁「暁はまだこのままが良いわ。折角一人前のレディになれたんだもの!」

響「私も継続で。」

提督「分かった。薬はパーティの後渡すよ。どうせなら一杯食べて欲しいからな。」

電「分かったのです!」

提督「では。今度こそ解散。補給して、少しでも被弾していたらドックに。」

パタンッ

提督「さーて。さてさて。」

提督「いろいろと準備しないとな。扶桑から宝くじのお金頂いたし。」

-翌日 ホール-

提督「諸君! もう知っていると思うが、以前出現した龍3体の討伐に成功した!」

提督「今日は潰れる程飲んで、食って、騒いで欲しい!」

提督「もう言葉は要らないな!? カンパーイ!!」

\カンパァァァァァァァイ/

隼鷹「ヒャッハァァァァ!! 酒だ酒ぇ!!」

飛鷹「隼鷹ったら・・もっと落ち着いて飲みなさいよ。」

隼鷹「落ち着いてたら酒無くなっちゃうだろ~?」

響「ふふ。流石早いね。」

飛鷹「響・・よね。あなたお酒良いの?」

響「身体はもう大人だよ。司令からも良いって言われてるし。」

隼鷹「お~! 響も飲めるな! どんどん行こうっ」カンッ

響「初めて飲むけど、結構強いんだよね。」

千歳「響ちゃん何飲んでるの?」

響「もちろん。ウォッカ。」

暁「響、良くそんなの飲めるわね・・ック」

飛鷹「暁ももう酔ってるわね・・」

響「ウォッカは一気に行くものだからね。」

提督「初めてのヤツにウォッカ一気とか普通死ぬぞ・・?」

隼鷹「提督! 今回は大盤振る舞いだねぇ~!」

提督「まだまだ。こんなので足りる訳ないだろ?」

隼鷹「モチのロン! 潰れるまで飲んで良いって言われたからね!!」

赤城「」ガツガツ

電「赤城さん・・そんなに一気に食べなくても・・」

赤城「ちょっとミスして食費減らされて・・今日は食べるわよ!!」

提督「あれを"ちょっと"で済ませるか。赤城は。」

雷「何をしたの?」

提督「全回復直後にドック内で大破した。」

足柄「ああ、あの時ね・・」

電「あ、足柄さん。早く飲まないとお酒なくなっちゃいますよ?」

足柄「もう殆どないわ・・空母と戦艦の皆が凄いスピードで飲んじゃってるから・・」

提督「・・そろそろか。」

ガタッ!

提督「諸君! 食ってるか!? 飲んでるか!?」

隼鷹「全然足りないぜ~!!」

日向「潰れるまで飲ませてくれると行った割には、少ないな・・」

高雄「まだまだ。重巡も戦艦も空母も全員行けるわよ!!」

提督「そう言うと思ったよ!!」

提督「今日は二言無し! 潰れるまで飲んでもらう!!」

ザンッ!

会場の3方を囲んでいた幕が一斉に引き上げられる。その奥には・・

愛宕「何・・これぇ・・」

大量に詰まれた、酒樽、酒瓶。
豚や鳥の丸焼き、山海の幸をふんだんに使った追加料理の数々。
ウェディングケーキ並に巨大な各種ケーキ、デザート類。

提督「樽の中身はもちろん、酒! ワイン、ウィスキー、日本酒!!可能な限り取り揃えた!!」

提督「この鎮守府で2、3ヶ月に消費する量だ!!」

提督「宝くじに当たった子から資金を頂いた!! いつもの貧乏鎮守府とは一味違うぜぇ~!!」

\ワァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!/

提督「おーおーおーおー・・みんな突進しちゃって・・」

提督「いつも碌な物食わせてないみたいじゃないか・・」

如月「そんな事ありませんわ~」

睦月「いつもご飯美味しいのです。」

提督「早速ケーキ食べてるな。どうだ美味いか?」

皐月「初めて見る食べ物ばっかりだよ。ありがとう!! 司令官!」

提督「これからはまた遠征頑張ってもらうぞ~?」

睦月「はい。睦月の艦隊、いつでもいけますっ!」

天龍「おーおー。集まってんなぁ・・」

提督「天龍。これからまた遠征出来るからな。天龍にも期待してるぞ!」

天龍「俺はどっちかって言うと出撃したいんだがな・・」

天龍「しかし、宝くじ当てたのって誰だ? 雪風あたりか?」

提督「それはクイズにしようと思ってる。景品も付けてな。」

隼鷹「てーとくぅー・・ここが天国かぁーー?」ヒック

高雄「ヴァカめ・・のみしゅぎなんらからぁ・・」プルン

提督「た、高雄! 服! 服を着ろ服を!!」メソラシ

龍田「てんりゅうちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」ダキッ

天龍「うおぁ! た、龍田!!」

龍田「わらしとぉ・・いーことしましょーう?」

天龍「ヤバイ、目が、目がマジだ! 提督助け・・居ないし!!」


<タァァァァァァァァスケテェェェェェェェェェ

提督「天龍・・いいやつだったよ」ゞ

長門「お。提督!」

長門「これだけの量を一気に放出とは。中々凄い事をするな・・」

提督「ああ。たまにはサービスだ。金はある時に使わないとな!」

金剛「誰が宝くじをHitさせたのデース?」

提督「内緒。その内公開するよ。」

金剛「Why?」

提督「かなり意外な人だからね。景品付きでクイズにする。」

長門「意外なヤツ・・陸奥辺りか。運の無さと爆発オチには定評があるぞ。」

陸奥「ちょっと酷くない!?」

金剛「改造しても扶桑達にDouble ScoreされるLuckですからネー・・」

提督「運の値、たったの5か・・」ピピピピ・・

長門「同じ長門型として、その運だけは何とかしたい所なのだが・・」

提督「まるゆはやめてくれ・・まだ大鳳も居ないのに・・」

陸奥「あー! もう。飲む! 飲むわよ!」グビグビ

提督「おう!飲め! 明日は休みにするぞ!!」

長門「それは良いが提督よ。」

長門「第六駆逐隊はいつになったら戻るのだ?」

提督「あ、ああ。パーティが終わったら。暁と響は大人で居たいそうだg

長門「ああ゛?」

長門「だ!か!ら!! 駆逐艦を減らすなとあれほど!!」

提督「やかましい。我慢しろビッグセブン。」

提督「この度新しく駆逐艦が2隻来る。プラスマイナス0だろう?」

長門「増える分には良いのだ!」

提督「陸奥。この馬鹿をどうにかしてくれ。」

陸奥「馬鹿は死ななきゃ・・って言うじゃない。諦めなさい。」

提督「解体してやろうかな・・」

-報告-
・鎮守府に在籍する艦娘の7割が二日酔い
・長門のフラストレーションがマッハ
・暁と響はもう暫く戦艦
・新敵を模索中

スタンドを登場させようと調べていたらジョジョ見たくなってアニメ見返したりしてたら遅くなりました。
ちょうど良いスタンドが数体居たので登場させる予定。

-日記-

○月×日

第六駆逐隊の4名がいきなり大人になった。

提督は戦力が増えたと喜んでいるようだが、冗談じゃない。

私達は資材の関係で滅多に出してもらえないのに。

しかも、貴重な駆逐艦が4人も減ったのだ。

龍を討伐したら戻ると言うが。本当に戻るのか。


○月×日

龍が討伐された。

これで駆逐隊は元に戻るし、遠征で燃料が入るから私の出番が増えるはずだ。

明日はパーティらしい。噂では大量の酒樽を購入していたとか。

明日が楽しみだ。

○月×日

提督が裏切った。暁と響が戦艦でいる事を許したらしい。

入れ替わりに駆逐艦が入ると言っていたが、私はあの2人の無垢な瞳が見たいのだ。

何とかして元に戻す方法は無いものか。

確か霧島がそれらしい薬を作っていたはず。明日聞いてみよう。


○月×日

非常に残念だ。霧島の薬はストックが無く、精製するのに時間が掛かるそうだ。

提督の方も暁と響を戦艦としてシフトに組み込みつつある。

戦艦の先輩として2人に教えたりする時間もまた良いが、やはり駆逐艦でいて欲しい。

このまま時間が経てば、もう戦艦として確立してしまうのだろう。

それだけは、阻止しなければならない。

○月×日

駆逐艦成分が不足している。

嫌がる暁を無理やり抱いてナデナデしたり、大人な響をゆっくり抱く事が出来ない。

戦艦になったあの2人は、なんか違うのだ・・

くちくかんがほしい。すごくほしい。

長門「・・ふぅ。」

陸奥「なんて内容書いてるのよ・・」

長門「うおぁ! 陸奥いたのか!?」

陸奥「そんながっつくと、今居る子達から嫌われるかもよ?」

長門「そんな事ない! はずだ!」

陸奥「なんでそんな自信あるのかなぁ・・」ハァ

陸奥「ああ、そうだ。霧島さんに呼ばれてたんだった。」

長門「霧島が?」

陸奥「ええ。暁と響の訓練を手伝って。って。」

陸奥「ただ、2人で行くとあそこ狭くなりそうだし、私だけで行くわ。」

長門「ああ。」

パタン

長門「・・はぁ。」

長門「私は何をやっているんだろうか・・な。」

?? <●><●>ジー

長門「・・何かの視線を感じるような・・」キョロキョロ

?? <●><●> ススス...

長門「」ビクッ

?? <●><●> Hello !

長門「な、なんだ! なんなんだ貴様は!?」

?? <●><●> チカラガ ホシイ カ ?

長門「力・・?」

長門「いや、要らん。出て行け!!」

?? <●><●> デテイケ ト イワレテモ..ワタシハ アナタ カラ ハナレラレナイノダガ

長門「離れられない? どういう事だ? 貴様は一体何なんだ?」

セト神「我は、セト。」

-予告- テーンテンテン テテテテテテテ テーンテーンテン

駆逐艦不足に苦しむ長門。

その苦しみに耐え切れず、幽波紋"セト神"を発現。

この力があれば、この世に楽園を作る事すら可能っ!

みんな子供になれば、大人が少なくなれば戦いも終わる!

その後は私が・・ふふふ・・胸が熱いなっ!!

次回!! 【始動! 駆逐艦補完計画】テン テン テン!

この次も、サービスサービスぅ!! テーテン!

ちょっと資料(ジョジョ)読んでて遅れました(^^;)
ジョジョ3部、初めて読んでみましたが面白いですね。

大人買いしてしまいました。まだまだあと4部と5部が・・お金足りません。狩られました\(^o^)/

陸奥「長門?」ガチャ

陸奥「なんか叫んでたみたいだけど・・」シュッ

陸奥「なに・・か・・」

陸奥「あれ・・」

長門「これは・・」

陸奥「なが・・と・・?」

長門「おい。どうしたんだ!?」

陸奥「お姉さん・・だれ・・?」

長門「なんだと・・」

陸奥(ロリ)「おねぇさん?」

長門「」

長門(どうなっている・・陸奥が見の前でいきなり・・)

長門(くそ・・戻れ! 戻ってくれぇぇ!!)

陸奥「長門? おーい??」

長門「」ハッ

陸奥(大人)「どうしたの?」

長門「あ、いや。なんでもない。なんでもない。ははは・・」 

陸奥「・・?」

長門「訓練はどうした? 終わったのか?」

陸奥「ああ、そうだった。46cm砲貸してくれない?」

陸奥「そろそろ体験させたいんだってさ。」

長門「いいだろう。持って言ってくれ。」

陸奥「ん。ありがと。」

パタン

長門「さっきのは・・」

<●><●>パチッ

長門「」ピクッ

長門「・・どうなっている・・?」

長門「さっきのは、夢か?」

長門「いや、こうしている以上、こいつの影響なのだろうな・・」

長門「こいつに触ると、若返る・・か。ふむ・・」

-夜-

長門「陸奥。ちょっといいか?」

陸奥「?」

シュッ

陸奥(ロリ)「・・?」

長門(・・戻れ)

陸奥(戦艦)「どうしたの?」

長門「ふむ・・これは面白いな・・」シュッ

長門「陸奥! 今日は一緒に寝るかっ!」

陸奥「は~い!」トタタ..

ギュッ

長門「ああ・・やっぱり・・」

長門「子供は、最高だ。」ギュゥ・・

-翌日-

長門「よく寝た・・」スッキリ

陸奥「」スースー

長門「自由自在に他人の年齢を戻す能力・・」

長門「この力があれば・・っ!!」

-司令室-

長門「提督!」バターン!

提督「長門。何度来てもあの2人は・・」

長門「そんな事はもう良い!」

提督「・・え?」

長門「私がいくら言っても意味が無い事は十分に分かった!」

長門「考えてみればいつもそうだった。いつも被害を受けるのは私達や罪も無い子供達!」

長門「大人の下らない意地で何人の犠牲が出たか。あの光の事も忘れたとは言わせん。」

長門「私は暫く好きにさせてもらう。どの道、彼女らが居る以上私が出撃する事はないしな!!」 バタンッ!

提督「なんなんだ・・?」

-長門・陸奥の部屋-

長門「これでよし。と。」

陸奥「長門? どこか行くの?」

長門「ああ。暫く休みを頂いた。ちょっと息抜きに一人旅してくるよ。」

陸奥「へぇ・・気をつけていってらっしゃい。でも、帰ってきたら私にも休みちょうだいよ?」

長門「分かった。じゃあ行って来る。」

-外-

長門「さて。」

長門「まずはどこに行くかな。」

-報告-
・長門が旅に出ました。

-DATA-
※セト神 元ネタ:ジョジョの奇妙な冒険 単行本22巻
・本体の影に憑依する幽波紋(スタンド)
・一瞬でも触れると7~8才、数十秒で最低20歳前後若返る
・原作では胎児まで若返る描写があった。
・本体が気絶すると全て解除される。他スタンドと同じく解除は自由?
・スタンドが憑依している影はある程度飛び出す事が可能
・本体が物を持つとスタンドも同じ物を持つ

他。ご都合主義が入ったりします。

-海沿いの小道-

長門「思えば一人旅と言うのも初めてかも知れないな・・」

長門「物心付いた時には陸奥が居た。」

長門「それより前の記憶はよく覚えてないが。」

ザーン

長門「こうしてみる分には、この海も平和なのだがな。」

<モウスコシ! モウスコシダカラ!

長門「・・ん?」

阿賀野「頑張って! ほら!!」

巻雲「すいません・・もう動けません。巻雲の最後の我侭です。置いて行ってください・・」

長門「なんだあの艦隊は・・ボロボロじゃないか・・っ!」

ザパー

ヲ級「ヲ~♪」FlagShip

弥生「・・これは厳しい・・かな・・」

ヲ級「ヲヲ~」ハッカン!

阿賀野「マズい・・このままじゃ・・」

ズドン!

ヲ級「ヲ!?」中破!

長門「他鎮守府の戦闘に手を出さないのが鉄則だが・・私の目の前で沈まれるのは心が痛い。」

阿賀野「戦艦・・!?」

長門「こちら長門! 今のうちに離脱せよ!」

弥生「了解・・巻雲さん。ほら、いくよ。」

ヲ級「ヲヲヲヲヲヲヲ・・・」ガパッ

長門「中破状態から艦載機発艦だと! 間に合え!」シュッ

ヲ級(ロリ)「ヲ!? ヲ!?」オロオロ

長門「こうなれば可愛い物なのだがな・・」
----------------

阿賀野「あ、長門さん・・」

長門「大丈夫か!?」

弥生「助かりました・・ありがとうございます。」

巻雲「沈むかと思いました・・」

長門「無事でよかった。ところで其方2人は艤装を持っていないようだが・・」

弥生「それは・・」

阿賀野「私の練度を上げる為に。弾除けにはなるだろうって言われまして・・」

長門「」

巻雲「私の姉も、そう言われて沈んでいきました・・」

長門「・・そうか。すまない。悪い事を聞いた。」

阿賀野「良いんです。まだウチはいい方だから。」

長門(これでいい方なのか。命を賭けて戦って・・その見返りがこれか。)

長門「・・すまない。私はもう行くが、気をつけて・・な。」

阿賀野「はい。ありがとうございました。」

----------------

長門(私の記憶の中で一番古い記憶。)

長門(安全な部屋で指揮する男。無線越しに声だけ知ってる男。)

長門(現場も分からず、いや。例え分かっていたとしても意に介さない言動。)

長門(そして理不尽な制裁。何人も死んでいった、若者達。子供達。)

ヲ級「・・ヲ?」

長門「お前は・・さっきの・・」

ヲ級「ヲッ!」

長門(私には敵意を抱かないのか・・?)

長門「一緒に、行くか?」

ヲ級「ヲッ!!」コクコク

長門(あ、そうだ)ピーン!

長門「なぁ、ヲ級。頼みがあるんだが・・」

-黒鎮守府A-

阿賀野「艦隊帰投でーす。ふぅ・・」

モブ提督「よく帰ってきたな。」

阿賀野「はい。なんとか轟沈被害はありません。」

モブ提督「よし。巻雲は入渠。君らは燃料だけ補給してもう一度だ。」

阿賀野「・・はい。失礼します」パタン

阿賀野「・・はぁ・・」ズガァァァァァァァァン!!!!!!!

阿賀野「な、何!? 砲撃!?」

ル級「」ガシャッ!!

阿賀野「せ、戦艦ル級!! て、提督さん!!」ガチャッ

モブ提督「阿賀野!! なんなんださっきの音は!?」

阿賀野「逃げて下さい! 深海棲k」ドッ(首トン)

ル級「」ザッザッ

モブ提督「戦艦ル級・・だと・・」

ル級「」ドン!

ル級(あの子達は・・)ザッザッ

-ドック-

巻雲「な、なんか凄い音しましたよ!?」

ガチャッ

ル級「」

巻雲「ひっ・・」

ル級「入渠はさせてくれるんだな。確かに少しはマシかも知れない。」

巻雲「・・え?」

長門「私だ。先ほどぶりだな。」

巻雲「長門さん!?」

長門「しっ。今の私はル級だ。」

長門「すまないが阿賀野を頼む。手加減はしたのだが・・」

巻雲「任せてください。」

長門「また来る。修復材もドンドン使っていいぞ。」パタン

巻雲「ついに、助けが来たのですね・・」

-ドック外-

弥生「ーっ」ガチャッ

長門「まてまて。私は敵じゃない。」

弥生「さっきの、戦艦さん?」

長門「戦艦長門だ。準備しろ。逃げるぞ。」

弥生「逃げ・・る?」

長門「深海棲艦に化けて攻撃を仕掛けたのだ。」

長門「しかし、なんなのだこの鎮守府は。君ら3隻しか居ないのか?」

弥生「他の子は沈んだか、解体・・」

長門「凄い場所だな。これでマシなら本物はどうなるのだ・・」

弥生「知らない。知りたくも無いってのが本音・・」

長門「・・そうか。」

ガチャッ

阿賀野「長門さん。」

長門「阿賀野。もういいのか。」

阿賀野「はい。ご迷惑をおかけしました。」

長門「気にするな。私の方こそ勝手な事をしたんじゃないかと思ったが。」

巻雲「とんでもない。私達にとって、久しぶりに見えた光なんです。」

長門「光・・か。奪う光ではなく、与える光になれるなら・・本望だな。」

弥生「?」

長門「なんでもない。行くぞ。」

-鎮守府前-

長門「提督への土産に修復材とバーナー。あとボーキサイト。」

阿賀野「ごっそり持って行くんですね~」

長門「新参が来て動かれたら面倒だからな。」

ヲ級「ヲッ!」ザパッ

巻雲「ひぅ!」

長門「おつかれ。ヲ級」ナデナデ

阿賀野「あの、その子は~・・」

長門「あのあと色々あってな。」

長門「さて。まずは私が居た鎮守府に行くぞ。」

-報告-
・黒鎮守府が壊滅
・鎮守府に新メンバー追加
・長門が一時帰還、駆逐艦が増えてご満悦の様子
・おや、榛名の様子が・・

誰かが言った。"書けば出る"
巻雲出ない。鬼怒でない。全然でない。初風・・知らない子ですね・・

卍解出来る程刀持ちが居ない上、ネタの搭載量高い人が多くて。
醤油を出す位なら出来そう。

ニセコイネタは考えましたが・・
ほら、お気に入りのアイコンってハート型の南京錠じゃないですか。
金剛型どころかハーレムにしかならなかったんです・・

-司令室-

コンコン

提督「ん? どうぞ~」

長門「失礼する。」ゾロゾロ

提督「長門。案外早かったな。そちらの人達は?」

阿賀野「阿賀野型軽巡洋艦、一番艦。阿賀野です。」ペコッ

巻雲「夕雲型、巻雲です。」

弥生「陽炎型、弥生・・」

ヲ級「・・・。」フードカブリ

提督「ん? 新造艦が来るなんて話はないはずだけど・・」

長門「この子達は黒鎮守府に在籍していた者達だ。」

提督「黒鎮守府・・まだ機能していたのか。」

長門「知っているなら話は早い。簡潔に言うが、深海棲艦に化けて鎮守府を襲撃、この3人を保護した。」

提督「何やっちゃってんの!?」

提督「・・まぁ。あの鎮守府はいつそうなってもおかしくは無かったが、やりすぎだ。」

長門「ヘマはしていない。協力者も居た。私の変装も完璧だったはずだ。」

提督「協力者?」

ヲ級「ヲッ!!」バサッ

提督「深海棲艦!?」ガタッ

ヲ級「ヲヲッ・・」ビクッ

長門「そんなに叫ぶな。びっくりしているだろう。」

提督「敵意は無いのか・・?」

長門「あったら私と一緒には居ないだろう。」

提督「・・頭が痛い・・」キリキリ

長門「それで本題に入るが。」

長門「この4人をウチで保護する許可を頂きたい。」

加賀「仮に保護するとして、黒鎮守府の提督はどうしたのです。始末したのですか。」

長門「ああ。始末させて頂いた。念入りにな。」

加賀「なら、もうここで保護するしかありませんね。」

加賀「私は又聞きした程度ですが、黒鎮守府は"艦娘の墓場"とまで言われていました。」

加賀「同じ艦娘として捨て置けません。それとも、提督はこの4人を路頭に迷わせるつもりで?」

提督「・・。分かった。

提督「上には深海棲艦が艦娘不在の鎮守府を襲撃、在籍していた艦娘は此方で保護する。と伝えよう。」

提督「口裏を合わせてくれよ?」

阿賀野「は、はい! ありがとうございます。」

提督「長門、この3人を案内してくれ。あと響と暁を呼んでくれるか。」

長門「承知した。」

パタン

提督「さて・・」ジー

ヲ級「ヲ?」

提督「」プニプニ

ヲ級「ヲッ!?」

提督「空母ヲ級・・少し小さいが間違いない。」

加賀「ほっぺたつつく必要はあったんですか。」

提督「可愛いから仕方ないじゃないか!!」キリッ

加賀「・・。」ジー

提督「?」

加賀「むぅ・・」

提督「どうした?」

加賀「私は可愛くないですか・・」プクー

提督「それは何か? 誘ってるのか!?」

加賀「でも、夜戦はお断りします。」キッ

提督「それなら昼から・・いやナンデモアリマセン」

コンコン

提督「はーい。どうぞー」

響「失礼するよ。司令官、どうしたんだい。」

提督「来たか。2人とも。ちょっとこの子を見てくれ。」

暁「深海棲艦じゃない! 司令官、どうしたんですか!?」

響「まさか、司令官が寝返った・・正気に戻さないと」ジャコン!

提督「まてまてまてまてまて!! 大口径主砲を向けるな!」

ヲ級「ヲヲ・・ッ」オロオロ

響「冗談だよ。司令官が寝返るはずがない。」

暁「えっ? そ、そうよ。当然じゃない!」アセアセ

提督「怖い冗談はやめてくれ。」

提督「で、本題に入るんだが、駆逐艦だった時の服をこの子に着せてみてくれないか?」

響「ふむ。今の私達じゃあ着れないし。いいよ。やってみる。」

暁「帽子がないと結構小さいのね・・」

ヲ級「ヲ・・よろシク・・」

提督「しゃべった!?」

ヲ級「ヲッ!」

提督「凄い高い知識があったんだな・・今までこんな機会無かったから知らなかった。」

響「とりあえず、失礼するよ。着せてみる。」

提督「よろしく。」

-食堂-

長門「どうだ。中々良い所だろう。」

弥生「私達の鎮守府と全然違う。他の鎮守府見たこと無かったから。」

阿賀野「あれでまだマシなんて・・すっかり騙されてたわ~・・」

巻雲「賑やかで良い所です。もう寂しくないですね!」

長門「駆逐艦達は今遠征に行ってるから少ないが、戻ってきたら会ってみるといい。」

巻雲「遠征・・ですか。でも今大きな龍が出てて危険ですから、ちょっと遅くなりますね。」

長門「あの3頭の龍の事か? あれらなら討伐に成功したぞ。」

巻雲「本当ですか!? 一度あの龍に挑んで返り討ちにされて・・かなり無理ゲーとしか・・」

巻雲「夕雲もあの時・・」グスッ

長門「言っておくが。この鎮守府にいる以上沈むことは無い。提督になら本当に安心して命を預けられる。」

弥生「あの・・本当に、ありがとう。」

提督「お。いたいた。長門~」

長門「提督。そっちはヲ級か? 似合ってるよ、その服。」

ヲ級「あり・・ガト。ヲッ」

長門「喋れたのか・・?」

提督「凄い速さで学習しているらしい。いつか普通に会話できる日が来ると思うぞ。」

長門「あとは艦隊になじめるか・・」

提督「その点は問題ない。電と雷がうまくやってくれる。」

提督「あの2人なら争いなんて起こりえないし、万が一上の人が来ても響だと言い張ればバレないだろう。」

長門「確かに似てるな。」ジー

ヲ級「ヲッ!」

-報告-
・編入手続き終了
・ヲ級が響の服を着用。長門がアップを始めています
・榛名が霧島と何か相談している様子
・睦月と弥生が再会
・ヲ級が言語を勉強中

いきなり榛名を魔改造すると文面が繋がらない。と言う名目で日常の1コマ。
榛名いい子ですよ。いい子だからこそ・・ヤりがいがあるというものでして。

あとジャンプのキャラで一番カワイイのは鶫ちゃん! 異論は認める!
ってか昔の漫画ヒロインと比べてもダントツでギャァァァァァァァァァァ

大分間が空いてしまいました。
リアルが忙しかったんです。まじであのヒステリック野郎辞めないかな・・

投下します。

-霧島の研究室-

霧島「さ。榛名。」

榛名「本当に・・大丈夫なんですよね・・」オロオロ

霧島「理論上は大丈夫よ。」ガシャッ

榛名「でもこれ、ちょっと違うような・・」←ベッドの上で手足固定

霧島「大丈夫。安心して。」

榛名「はい。でも・・」

霧島「はいはい。麻酔しまーす。」

-少女改造中-テンテン テテテン♪

榛名「」ハッ!

霧島「起きたわね。気分はどう。身体に何か変わりは?」

榛名「大丈夫・・みたいです・・」

霧島「よかった。」

榛名「でもこれで、本当に姉様を守れる力が・・?」

霧島「ええ。今、あなたの身体にナノマシンが入っているわ。」

榛名「ナノ・・マシン?」

霧島「一緒にナノマシンを製造する臓器も追加したわ。」

榛名「え・・と。どうやって使えば?」

霧島「想像すればいいのよ。腕を鉄の塊にするとか。」

榛名「むむ・・」グッ

キラーン

榛名「出来た・・すごい変な感じ・・」

霧島「成功ね。金属以外にも色々出来るわ。ただその分身体に負担掛かるから気をつけて。」

榛名「わかりました。色々試してみます。」

榛名「あ、そろそろお昼ですか。私一度部屋にもどりますね。」ガチャ

霧島「はいはい。」パタン

霧島「さて。」ガタッ

ツカツカ

ガチャ

青葉「」カタカタカタカタ....

霧島「見ましたね?」ニッコリ

青葉「あはは・・ちょっと深入りしすぎたみたいですねぇ・・」

霧島「覚悟は良いですか。私は出来てます。」シャキーン

青葉「青葉、逃げまs」ガシッ

霧島「羅刹霧島と呼ばれた私です。逃がしません。」

青葉「助けて下さいぃぃぃぃぃぃ・・・」

-榛名の部屋-

榛名「凄い。色々作れるのね・・」

榛名「鉄だけじゃなくて、アルミやらチタンやら・・錬金術でもしている気分です。」

榛名「でも、これ凄い疲れます・・そろそろ行きますか・・」ウーン・・

コンコン

金剛「Hey ハルナ! New Faceに会いに行こうヨー」

榛名「金剛姉様・・新しい艦娘ですか?」

金剛「そうデース。4人も来たらしいネ!」

榛名「珍しいですね。行きましょう。」

-食堂-

ワイワイ

金剛「oh..凄い人ネー・・」

榛名「珍しいですからね。4人もなんて・・」

ヲ級「ヲヲ・・」クタッ

榛名「響・・? なんで響が・・」

榛名「確か霧島の薬で戦艦になったと聞きましたが・・」

長門「こら。そんなにしたらダメじゃないか!」

ヲ級「タスカッタ!」

深雪「独占しないでくださいよ!」

愛宕「そーよ! 私にも抱かせてよ!」

長門「ダメだ。この子は私のだ!」

<タスケテクダサァァァァァァァァイィィィィィ!!!!!

青葉「道を開けてくださぁぁぁぁぁぁい!!」ドドドドドドドドドド..

霧島「金剛姉さま! 青葉を捕まえてください!!」

金剛「何かワカリマセンが・・」ガシッ

青葉「がっ! お願いします! 放して! 放してぇぇぇ!!」

榛名「何か・・自分の人生の終わりを感じている様な表情をしてますが・・」

霧島「捕まえましたよ。さぁ、私の部屋にいきましょう?」ニッコリ

青葉「」カタカタカタカタカタ....

チュイン バララララララ..

霧島「痛っ!」パッ

ヲ級「ニゲテ!」

霧島「深海棲艦の艦載機!?」

青葉「青葉、逃げます!」ダッ

霧島「あっ・・」

シューン..チャッ

ヲ級「ヲツカレ。アリガトウ。」

榛名「この子・・響じゃない・・」

霧島「深海棲艦の空母ヲ級・・ちょっと小さいけど・・なんでここに・・」

長門「私が保護したのだ。」ツカツカ

霧島「保護したですって・・?」

霧島「ふふふ・・青葉より面白いことが出来そうですね・・」ウフフフ

榛名「いけない!」ガツンッ!

霧島「がふっ!」ドサッ

金剛「ハ・・ハルナ・・その手は・・」

榛名「はい。榛名の手は今"鋼鉄"で出来てます。」

金剛「ハ?」

榛名「霧島に面白い物を手に入れたって言われまして・・つい興味本位で実験に協力すると言ってしまいまして。」

長門「興味本位で改造艦娘・・凄まじいな・・」


長門「と、言うか。薬の時といい・・こいつは何なんだ・・」

榛名「結構面白いので榛名は気にしてませんが・・」

ヲ級「コノヒト、アイツト同ジニオイ。」

長門「アイツ?」

ヲ級「チョット前ニ来タ、深海棲艦ノ"姫"」

長門「姫・・?」

ヲ級「艦娘ヲ凄イ憎ンデル。理由ハ分カラナイケド・・」

ヲ級「ソノ人来テカラ、皆攻撃的ニナッタ。不思議ナチカラノアル物、沢山モッテル。」

長門「深海棲艦のボスか・・そいつさえ何とかすれば・・」

長門「しかしヲ級、いきなり喋るようになったな・・」

ヲ級「皆ト会ッテ話シテテ、思イ出シタ。ノカナ?」

提督「すまんが、もうちょっと詳しく頼めないか。」

榛名「提督! いつの間に!」

提督「なぁ、ヲ級。その"不思議な物"ってのは、身体がバラバラになったりする物とかあるのか?」

ヲ級「有ル。デモ使エナカッタ。」

提督「やっぱり。」

ヲ級「ナンデ知ッテル?」

ツンツン

ヲ級「ヲ?」

加賀の右手「ヤァ!」

ヲ級「ヲウッ!?」

加賀「私が食べました。中々面白い力ですね。」

金剛「カガ・・前に全く出撃しなくなった事がありまシタが・・そーいう事だったのですカ・・」

加賀「あくまで秘密でお願いします。あまり知られたくありません。」

金剛「okデース。トップシークレットにシマース。」

ヲ級「姫ハ、今マデ戦ワナカッタ子ヲ部屋に連レ込ンデ洗脳シテイッタ。」

ヲ級「私モ洗脳サレテ戦ッテイタケレド、長門ト戦ッタ後洗脳ガ解ケタ。」

提督「俺達が今まで戦っていたのはそいつらか・・」

ヲ級「艦娘ダッタ時ニ酷イ扱イダッタ子程、好戦的デ、ソレ以外ノ子ハ戦イナンテシナカッタ。」

ヲ級「ソレヲ洗脳シテ、無理ヤリ戦ワセテ恨ミを強クシテイッタ。」

提督「艦娘だった時・・? 深海棲艦は艦娘の生まれ変わりだと聞いたが本当だったのか!?」

ヲ級「ソウ。タダシクハチョット違ウケド。」

加賀「艦娘だった時の記憶があるから、こうして喋れるのですか。」

加賀「貴方は艦娘だった時、誰だったのですか。」

ヲ級「ウン。私ハ艦娘ダッタ時・・」

ヲ級「ゴメン。ヤッパリ言イタク無イ」

提督「なぜ?」

ヲ級「ソレハ・・」チラッ

加賀「?」

ヲ級「多分、イジメラレル。」

-報告-
・新敵"泊地棲姫"
・霧島を隔離。研究室は閉鎖
・青葉の心に大ダメージ
・榛名に新能力"変身(トランス)"
・ヲ級が喋れる様に

投下終了です。まだ読んで頂いている方アリガトウございます。
引き続きリアル多忙が続きます。1週間に1、2回は投下したいなぁとは思います><

実は、青葉を"無敵要塞ザイガス"にしようとしてました。が。
どうやっても無理でした\(^o^)/

-鎮守府前-

提督「ヲ級によると、深海棲艦は本来そこまで凶暴ではないらしい。」

提督「って事は、"アイツ"もヲ級と同じ。だよな。」シュッ

ザーン..

提督「何時振りだろうな。釣りも・・」ググッ

提督「来た来た!!」グッ

カ級「イタタタタタタタタタタタタタ!!」ザパッ

提督「久しぶり。カ級。」

カ級「髪ガ! 髪ガ絡ラマッテル!!」

提督「あまり近くに寄るなって言ったろう・・」ホドキホドキ

カ級「海底モアマリ平和ジャナクテ。」

提督「姫に洗脳されるからか?」

カ級「・・ナゼ知ッテル?」

提督「この間空母ヲ級を保護しててな。色々聞いたんだ。」

カ級「逃ゲテタノ私ノ他ニ居タノカ・・」

カ級「逃ゲテタノ私ノ他ニ居タノカ・・」

カ級「私ハコノ間アゲタ宝石ノオ陰デ生キ延ビテイタンダケド・・」

カ級「アレガナイト姫カラ逃ゲ切レル自信ナイヨ。」

提督「あれも"不思議な力"とやらを持ってるのか?」

カ級「アノ宝石ハ"奇運アレキサンドライト"ッテ言ッテ、持ッテル人ニ強運ヲ呼ンデクレル。」

カ級「タダ、"幸運"カ"不運"カハ選ベナイ。」

提督「・・なるほど・・」

提督「な、なぁ、カ級。それの"不運"を引いたらどうなる?」

カ級「隕石ガ直撃シタリ、珍シイ病気ニ掛カッタリ。突然爆発シタリ・・マァ色々ダヨ。」

提督「」タラタラ

カ級「マァ心配ハイラナイ。マダ無事ッテ事ハ多分大丈夫デショ。」

提督「結構怖い事サラッと言ってくれるなぁ・・」

提督「まぁそっちは後で考えるとして。本題なんだけど。」

カ級「ン?」

提督「姫はどこに居る?」

カ級「・・ゴメン。分カラナイ。」

提督「どうして?」

カ級「コノ辺ニ居タ仲間ヲ大体洗脳シ終エタカラ、他ヲ探シニ行ッタ。」

提督「そうか・・近くに居なくて良かったとすべきか。どこにいるか分からなくて怖いって言うべきか。」

カ級「道具モ殆ド持ッテ行ッタカラ・・私ハ怖イネ・・」

提督「うーん・・姫の情報か、あわよくば何か取って来て貰おうって考えてたけど、甘くないねぇ・・」

カ級「人使イ荒イヨ。」

カ級「マァ、今有ルノハ私達ジャア使エナイ物バッカリダッタシ。」

カ級「ソコラ辺ニ放ッテ置イタカラ何個カ無クナッテタリスルシ。」

カ級「ソレデヨケレバ持ッテ来ルヨ。」

提督「良いのか? さっき深海も安全じゃないって言ってたけど。」

カ級「私ハ潜水艦ダヨ? 隠密行動ハ、十八番サ。」

カ級「怖イノハ姫クライ。」

提督「助かる。」

カ級「タダシ。条件。」

提督「何でも言ってくれ。」

カ級「ン? 今ナンデモッテ・・」

提督「・・常識の範囲で頼むよ・・」

カ級「じゃあ・・私ヲ鎮守府デ匿ッテ。」

提督「それ位ならお安いご用だよ。じゃあ、これからよろしくな。カ級。」

カ級「コンゴトモ、ヨロシク。」

ドボンッ

提督「・・ふぅ。」

提督「まさか、深海棲艦と手を結ぶ事になるとは・・」

提督「分からん物だな・・まったく。」

-報告-
・鎮守府に新しい仲間"潜水カ級"
・泊地棲姫の居場所は依然不明
・電が何か悩んでいます
・加賀がそろそろ仕掛ける様です

短いですがここまでです。

ところで、書いてて思うのですが、金剛の口調難しいですね・・本当に。
程よくカタコトにしないと駄目なんですが、全部カタコトでOKな深海組と比べると・・

加賀「さて。」

加賀「久々の私のターンです。」

加賀「だーれーにーしーよーおーかーなー」

加賀「かーみーさーまーのーいーうーとーーり。と」ピッ

《当 : 龍驤》テッテレー

加賀「龍驤さんですか。」

加賀「・・・・。」シコウチュウ

加賀(龍驤さんと言えば・・やはりあの・・)

加賀(全通甲板・・そして異常に上げ底の靴・・)

加賀(そして毎度引き合いに出される重巡による・・)

加賀(ビート板 vs 浮き輪 の不毛な決戦・・)

加賀「!」ピーン

加賀「決めました。」

-翌日夜 空母寮-

加賀(部屋に行くのは初めてですね・・)

加賀(さてさて。まず身体をスライスして郵便受けから・・)カタンッ

加賀(進入成功。)

龍驤「」スースー

加賀(・・確かに全裸で寝るとプロポーションが良くなるとか小耳に挟んだ事はありますが・・)

龍驤「」ゼンラ

加賀(まさか実践する人がいるとは・・)

加賀(しかし、本当に・・横から見れば分かる程度にはあるんですね・・)

加賀(どれ。少し手伝ってあげますか・・)ワキワキ

龍驤「っんー・・きみぃ・・あんまさわんないでぇ・・」モミモミ

龍驤「ん・・ふっ・・くふっ・・」モミモミモミモミモミ

加賀(寝返りしても無駄ですよ・・)モミモミモミモミモミモミ

加賀(しかし、本当に・・暁の方がありますね。これは。)モミモミモミモミモミモミスカッ

龍驤「」ハッ!

龍驤「な、なんや! なんやこれ!!」モミモミモミモミ

龍驤「化物なら・・どーせなら・・愛宕辺りに行けっつーねん・・」グググ

加賀(ここは放しません。)グググ

龍驤「駄目や・・外れん・・っくっ・・」モミモミ

龍驤「彗星なら外れ・・っ!」グググ

加賀(行かせません。しかし結構抵抗が荒いですね・・)

加賀(致し方ないですね。)スポンッ ← 頭分離

加賀頭(覆面)「Hello!」ヌッ

龍驤「ひぎゃっ!?」

加賀「ふふふ・・お手伝いしますよ・・」低い声

龍驤「」ガタガタモミモミ

龍驤「」ショロ....ショロロロロロロロロロ.....

加賀(あ。ちょっとやりすぎましたか・・)モミモミ

龍驤「」思考停止中..

加賀(しかしこれは不味い・・仲間に引き込むつもりだったのに・・)

加賀(どうしましょうか・・とりあえず隠れて・・)

龍驤「」ハッ!

龍驤「ゆ・・夢。夢やねんな・・あっ・・」

龍驤「あ・・ああああ・・・やってもうたぁぁぁぁ・・」

加賀(・・ここまでやったなら胸だけでなくトコトン弄りましょうか。)

龍驤「と、とりあえず服、服!」

龍驤「とにかくコレをどうにかせな・・」ツンツン

龍驤「ん?」

加賀頭(覆面)「」ヌッ

龍驤「ひぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

龍驤「」ガタガタブルブル ←机の下で蹲り

加賀(今のうちっ)カタンッ

-翌日朝 龍驤の部屋の前-

加賀「さてさて。と」

加賀「あの後どうしたのでしょうか・・と。」

コンコン

<ヒッ!

加賀「龍驤さん。加賀です。朝食の時間が過ぎておりますがどうかしましたか?」

ガチャ

龍驤「あ、ああ・・加賀か・・」

龍驤「いやちょーっと身体の調子が悪ぅてな・・アハハハ」

加賀「・・ん?」スンスン

龍驤「っ!」

加賀「何か臭うような・・」

龍驤「っこれは・・その・・あの・・」

加賀「・・まさか部屋で猫でも飼ってるんじゃないですよね。」

加賀「ちょっと部屋に入れて頂きまs」

龍驤「あーあー! 駄目! 今汚いから!」

加賀「怪しいですね・・」ジトー

龍驤「あ・・あはは」タラタラ

龍驤「い・・いーいーかーら! 大丈夫だから!」グイグイ

パタンッ

龍驤「危なかった・・でもどないしよう・・」

加賀頭(覆面)「どうかしたのですか・・」低い声

龍驤「ひぎぁぁぁぁぁぁ!」バタン

ドンッ

龍驤「あ、加賀・・ごめ・・ん」

加賀(覆面)「逃がしません・・」

龍驤「」プツン

パタッ

加賀「・・久々のこの感覚・・」ゾクッ

加賀「とりあえず私の部屋にでも連れて行きますか。」

-加賀の部屋-

龍驤「ここは・・」

加賀「私の部屋ですよ。体調はどうですか。」

龍驤「身体は大丈夫だけど・・えーと・・」

加賀「精神も正常ですよ。」

龍驤「じゃああの化物はなんなん・・?」

加賀「化物と言うのは・・」

スポンッ

加賀「こんな奴ですか?」

龍驤「あ、あれアンタやったん!?」

加賀「怖がるアナタ、可愛かったですよ。」

龍驤「そーいう問題じゃない!」

龍驤「なんでこんな事するん!?」

加賀「趣味です。」

龍驤「趣味て! いい趣味してますな!?」

加賀「新しい遊びを見つけたら最大限に遊びたいじゃないですか。」

龍驤「その気持ちは分からんでもない・・けど・・」

加賀「と。いう訳で。バラしたらタダじゃあおきませんからね。」

龍驤「理不尽や・・」

加賀「人生、理不尽じゃない事の方が少ないのですよ。」

-報告-
・龍驤 < 暁
・雷がヲ級と何か相談している様子
・長門が何か思い出した様子
・カ級が何か持ってきました

眠れない。ならばSSを書こう!!
200レス突破しました。読んで頂いている方アリガトウございます。
龍驤さん可愛いですよね。癖がかなり強い子ですが。ネタ的にも使いやすい子です。

カ級「チワ~! カ級屋デ~ス!」

雷「潜水艦っ...!!」

提督「まて雷。こいつは味方だ。」

カ級「ソウ。海底モ平和ジャナクテ、コノ鎮守府ニオ世話ニナリマス。」

カ級「ドーゾ、コンゴトモヨロシク。」

雷「よ、よろしく・・」

提督「部屋を用意しておこうと思ったんだが・・やっぱり水があった方が良かったか?」

カ級「イヤ、大丈夫。艤装外セバ問題無イ。」

雷「外せるんだ。それ..」

カ級「今回荷物有ッタカラ着ケテキタノヨ」スポンッ

提督「で、何を持ってきてくれたんだ。」

カ級「前言ッタ、私達ジャア使エナイ道具..」

ヒエヒエの実
ピカピカの実
マグマグの実

カ級「ノ、一番危険..良イ物ヲ3ツ程」

雷「今危険って! 危険って言ったわよ司令官!」

提督「まぁ落ち着け。正しく運用すれば良いだけの話だ。」

カ級「流石提督、オ目ガ高イ。」

雷「で、コレはどうやって使うのよ?」

提督「食べた人は非常識な能力が身に付く不思議な木の実だ。」

雷「へ..へぇ~..」

雷(嘘っぽい..そんな木の実ある訳ないじゃない!騙されてるわよ司令官!)

雷(やっぱり私が気付かせないと..)スチャッ

雷「司令官! どいて!」ガチャンッ!

提督「だから落ち着けって」Room..

"雷を強制的に武装解除"

雷「あれっ..私の錨は..?」

提督「効力は身をもって証明済みだ。」

提督「俺の能力は"手術"。内科から精神まで治せる上、一定範囲を支配する。」

カ級「提督モ食ッタノカ..」

提督「力に対抗するにはそれ相応の力が要るからな。」

提督「さてさて。誰に食べさせようか。と。」

雷「司令官! 私が居るじゃない!」

提督「雷。さっきまで全力で疑ってたよな?」

雷「そんなのどうでも良いでしょ! 昔の事にこだわっちゃ駄目よ!」

カ級「デモンストレーションノ効果ハ抜群ダナ。」

提督「よし。どれを食べる!?」

雷「一番良いのを頼むわ!」

提督「じゃあ、名前的にもそれっぽいし」つピカピカ

雷「頂きます!」ガブッ

雷「うぇぇ..不味い..」

提督「どうだ。身体に何か変化は!?」

雷「う~ん..なんとも無いみたいだけど..」

雷「これはどんな能力なの?」

提督「えーと..」

----------------------
ピカピカの実

食した者は身体から自在に"光を放つ"、または"光になる"事が出来る。
光の強さは能力者が決定出来、目晦まし程度の光から、相手を焼く"レーザー光線"
果ては"物を斬る"といった事も可能。

自身を光にする事で光速での移動も可能とし、光の中を移動する事も出来る。
また、能力者が物理的ダメージを受けた際、その部位を光として放ち、再構成する事が出来る。
-----------------------

提督「なんだこれ..」

カ級「ダカライッタデショ。一番良イ物ダッテ。」

雷「光を放つ..かぁ..」

雷「こうかな。」ペカー

提督「おお。出来てる出来てる。」

雷「なんとなく本能的に出来る様になるのね..」

ピシュンッ!

提督「消えた!?」

雷「後ろよ。司令官。」ツンツン

提督「飲み込み早いなぁ..」

雷「今なら島風が鈍足艦に感じるわ!!」

カ級「色々試シテミルト良イ。凄イ色々ト使エルカラ。」

雷「は~い。」

ピシュンッ!

<ア、シマカゼ イイトコロニ!

<オウッ!? ドコカラ!?

<オッソーイー!

<ワーン!!

提督「早速やってるな・・」

提督「さて。残り2つの前にカ級の部屋に案内するよ。潜水艦寮は..こっちか。」

カ級「は~い」

----------------------------

-司令室-

提督「さて。と。」

提督「あと2つも相当ヤバいんだろうなぁ..どれどれ..」

-提督検索中-

提督「」アゼン

提督「え~..................」

提督「この能力の方が良かったなぁ..」

コンコン

提督「ん?」

吹雪「司令官、ちょっとよろしいですか?」

吹雪「雷さん、何があったんですか?」

提督「ははぁ、早速見せびらかしてるか..」

吹雪「知ってるんですね!?」

提督「ああ。今の雷はこんな能力を持ってる」ピラッ

吹雪「えーと..?」

吹雪「................は?」

提督「理解できないのも無理は無いが..」

吹雪「......なんで...」

吹雪「なんで私には何もないんですか!?」

提督「え?」

吹雪「え?じゃないですよ!最近全然構ってくれないですし!!」

吹雪「と、言うか私一応主人公ですよ!? 公式的に!!」

吹雪「アニメにも4コマにも出~て~る~の~に~」ガクガク

提督「落ち着け。落ち着け!」

吹雪「は~っ..は~っ..」

提督「..分かった。吹雪もあんな力が欲しいと。」

吹雪「はい!」キラキラ

提督「残念だが..」

吹雪「そうですよね..こんな状態に何人もなれる訳..」シュン

提督「あるぞ。」つヒエヒエ

吹雪「あるんですか!?」

吹雪「これを食べると、どうなるんです!?」

提督「こっちも大概インチキ効果なんだが..」ピラッ

-------------------------
ヒエヒエの実

食した者は身体は絶対零度を自在に使える様になる。
物体・液体を瞬時に凍結させる等、使用法は多岐に渡る。

また、自身を凍らせ物理的強度を上げる事も可能。

氷の形状もある程度の自由が利く
--------------------------

提督「まさに、吹雪。ブリザードだ。」

吹雪「..不味かったです..」

提督「もう食ったのか!?」

吹雪「」コオォォォ!

吹雪「ああ..みなぎってくる! 力がみなぎってくる!!」

吹雪「もう"特徴が無いのが特徴"なんて言わせない!!」ダッ

提督「あっ 吹雪! まて..ヤバイ。あの状態で放っておいたら大惨事になりかねん。」

提督「誰か、あいつらを押さえ込める奴..」

バタン

天龍「オイ提督! あいつら一体なんなんだ!?」

天龍「もうどうにも出来ねぇぞ!」

提督「天龍! 丁度良い所に!!」

天龍「丁度良い?」

提督「天龍、これを食ってみる気はないか?」つマグマグ

天龍「これは?」

提督「あいつらや加賀と同じ様な能力が身に付く」ピラッ

-------------------------
マグマグの実

食した者は身体は炎への完全耐性を持つと同時に"身体を自在にマグマへと変える"事が可能となる。
自身への物理的ダメージの大半を無効にすると共に、マグマにより自動的に反撃、武器等を破壊する。

マグマの性質・成分は能力者が決定出来る。
--------------------------

天龍「貰って..良いのか?」

天龍「俺にこんな能力を持たせて大丈夫か!?」

提督「あいつらを纏める能力が一番高いのは天龍だと思うよ。」

提督「天龍なら信頼出来る。」

天龍「なら、遠慮なく頂くぜ。..実はこういうの欲しかったんだ。早くぶっ放してぇな~」パクッ

提督「やりすぎるなよ..頼むから..」

天龍「よし。行くかっ!」ウズウズ

提督「俺も行くよ..色々と心配だ。」

-ホール-

雷「そんな攻撃、当たんないわよ?」ピシュン

吹雪「くっ..早いっ!」

吹雪「ならばコレで..」エターナルフォースブリザード!

雷「これは..ちょっと不味いわね..」

天龍「てめぇら! いい加減にしろやぁ!」ドーン

吹雪「熱っ! 何ですかこれ!」

雷「溶岩っ!?」

提督「おお..氷と溶岩が上手い感じに相殺してる..」

提督「だが.....このホール修理しないと使い物にならんな..」

電「天龍さん、もう少し抑えててください!」タッタッタッ

天龍「電? 分かった。」シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

電「雷姉さん..いい加減に..するのです!」

ゴスッ

雷「がっ..!」

雷「何..? 全然見えなかった!」ピシュン

???「」ゴゴゴゴゴゴゴゴ.....

電(よし。これは姉さん達が持っているのとは別..見えてないですね。)

電「再生するなら..再生より早く!」

オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ.....

雷「」ガクッ

電「よし。やったのです。」

天龍「電も能力持ってたのか..」

天龍「さて。こちらも終わらせるぜ!」ゴッ

吹雪「溶ける..っ! わ、私の..主人公への道がぁ..」

天龍「トドメだ!」ゴッ

吹雪「あああ..ああ..」ガクッ

提督「終わった..か。」

提督「終わった..か。」

提督「どうしよう..ここの掃除と修復は..」

電「司令官さん。どこが壊れてるんです?」

ホール「」新品~

提督「えっ!? ちょっ....えっ!?」

電「既に直しておきました。です。」

提督「電..一体どうやって...」

電「電には守護霊がついてるのです!」

電「いつからか分かりませんが、凄くいい子なのです!」

-報告-
・雷に新能力"ピカピカ"
・吹雪に新能力"ヒエヒエ"
・天龍に新能力"マグマグ"
・電に幽波紋"クレイジー・ダイアモンド"
・上層部が異変に気付き始めた様子
・"姫"は新天地でも元気に洗脳中

ちょっとカオス成分が減ってきたので100%マシマシ(当社比)
書いてから気が付きましたが、雷電姉妹の"雷"は"音"、"電"は"光"を強調したものらしいです。
ピカピカは電でしたね・・。orz

そろそろネタのストックも切れつつあったり。

どーも。>>1です。
ちょっとリアルが忙しくて更新が出来ませんでした。

これからネタ出し→書き溜めます(^^;)

-司令室-

提督「で。君ら何か言いたい事は。」

吹雪「初めて出番が来たので舞い上がりました。」

雷「つい楽しかったからテンション上がっちゃって。ごめんね。」

電「まだお仕置きが必要なら、いつでもやりますが..」

クレイジー・ダイアモンド「」ゴゴゴゴゴゴ..

天龍「電って何も食ってない....よな?」

電「この子がいると、壊れた物とか怪我した人とか一瞬で治せるのです!」

提督「...何も見えないが、確かに威圧感を感じるな...スゴみがある....」

電「この力があれば、戦争に勝てて命も助けられる。のです!」

提督「電にぴったりな能力じゃないか」ナデナデ

天龍「思ったんだけど、提督が食えばよかったんじゃないか?」

提督「俺はもう持ってるからな」Room...

天龍「既に食ってたか..それはどんな能力なんだ?」

提督「一定範囲を手術室の様に支配し、また外科・内科問わず手術が可能になる。」

天龍「なんだそれ....」

提督「身をもって体験してみるか?」

天龍「い..いや。遠慮しておくぜ..」

ピキーン

天龍「なんだ..身体が動かないっ....」

提督「ノッキングだ。俺の支配から逃げられるとでも?」

天龍「やめろ....やめろぉぉぉ!」ボコボコッ..

提督「遅い。」ピンッ

天龍「」ブラックアウト

-提督改造中-テンテンテテテン♪

天龍「」ハッ!

提督「手術は成功です..」

天龍「て、テメェ! 何しやがった!!」

提督「何か身体に違和感は?」

天龍(違和感...なんか身体が軽い様な.....あと声も違う.....)

天龍「...何しやがった! 言え! 言わねぇと..」ボコボコッ...

提督「まぁコレを見てくれ」つ鏡

天龍「鏡ぃ?」

天龍(♂)「」Hello!

天龍「.........................ハ?」

提督「多分業界初。"艦娘"ならぬ"漢娘"って所か。」

天龍「.......戻せ! 戻してくれ!」ボコボコッ...

提督「おっと。俺しか治せないんだぜ? その溶岩をしまいな。」

天龍「」グスッ..

コンコン

提督「さて。」

龍田「提督~。何かご用ですか~。」

天龍「龍田! 助けてくれ!」

龍田「あらあら~.....天龍ちゃんが格好良くなってる~?」

天龍「戻してくれる様に協力してくれ!」

龍田「提督? なんでこんな事をしたんですか?」

提督「天龍ってつい苛めたくなるから.....よかれと思って男にしました。」

龍田「はぁ.....こんな事は今回だけにしてくださいよ?」

天龍(そうだ龍田! もっと、もっと言ってくれ!!)

龍田「こ~んな楽しい事するんなら~ 私も呼んでくれなきゃ~」

天龍「違うだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉがぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

龍田・提督「何が?」キョトン

天龍「...駄目だ。味方が居ない...」ガクッ

龍田「提督? 天龍ちゃんはすっかり男の子になっちゃったんですか?」

提督「おう。上から下まで完全に。」

龍田「付いてますか?」

提督「Yes.」

龍田「じゃあ~この後は私が引き継いでも?」

提督「良いぞ。むしろ引き継ぐつもりだったからな。」

龍田「さぁ~て。じゃあ行きましょうか~」ウフフフフ

天龍「ど...どこに?」ガシッ

龍田「い~いところよ。」ウフフフフ

天龍「目が....目がすっげぇキラキラしてる! ヤバイ提督助け....提督!!」ズルズル

提督「いってらっしゃ~い」ヒラヒラ

天龍「提督ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~~~.....」ガチャ

龍田「では提督。失礼しま~す。」

パタン


<タァァァァァァァスケテェェェェェェェェェェェ

提督「さて。」

吹雪・雷「」カタカタ...

提督「次やったら、君らも魔改造だからね?」

吹雪・雷「はいっ! 気をつけます!」

提督「じゃあ、部屋に戻っていいよ。」

吹雪・雷「失礼しますっ!」パタンッ

電「天龍お姉さんは何で連れて行かれたんです?」

提督「...あとで部屋を覗いてみな? 見つからないようにコッソリね?」

提督「さ。電も一度部屋にお帰り。雷を見張っててくれ。」

電「はい。なのです。」

パタン

パタン

提督「......ふぅ。」

提督「カ級。窓から覗いてないで入って来い。」

カ級「バレテタ。」

提督「俺の支配範囲に入ってたからな。誰がいるか位分かる。」

カ級「マァ良イヤ。デ、本題。」

カ級「残ッテタ"悪魔ノ実"、ゴッソリ無クナッタ。」

提督「姫の仕業か?」

カ級「間違イナイ。深海ニ今誰モ居ナカッタ。全員デ持ッテ行ッタミタイ。」

カ級「トリアエズ、前ニ確保シテタノ持ッテキタ。コイツハ...本当ニヤバイカラ。」

カ級「誰ニ食ベサセルカ。良ク...良ォォォォォォォォォォォク考エテネ?」

グラグラの実
ヤミヤミの実
ゴロゴロの実

提督「...分かった。」

提督「前回の実よりヤバい物なのか?」

カ級「コッチハ、1ツデ国ヲ相手ニ喧嘩ガ出来ル。ソシテ無傷デ勝テル。」

提督「そこまでか..」

カ級「アトコレハ何故カ残ッテタ。ドウセダカラモッテキタ」

ホルホルの実

提督「毎度世話になるな。」

カ級「ヤバイ予感ガスル。アレハ私達ガ食ベルト沈ムカラ.....」

提督「...杞憂であってほしいな。」

-龍田の部屋-

龍田「あらあら~...もう出ませんか?」

天龍「た...龍田...お願いだ。もうやめてくれ..」

龍田「ま~だ喋れる余裕がありますね。」

天龍「もう...もう.....」

龍田「でも、身体は正直ですよ?」

天龍「あ........あぁ.............ぁ........」

龍田「私が満足出来る様になるまで...頑張りましょうね~」キラキラ

電「はわわ...///」ノゾキ

-報告-
・天龍が男の娘になりました
・龍田がお楽しみ中
・深海の"悪魔の実"が品切れ
・加賀の様子が....
・電の様子も....
・天龍苛めて涙目にさせたい。

夜勤シフトとか勘弁してつかぁさい...

悪魔の実はこれ以上だすと対抗出来る力が無くなってしまうような(今更)
で、誰に食わせよう。

-DATA-
幽波紋 クレイジー・ダイアモンド 元作品 ジョジョの奇妙な冒険

圧倒的パワーに加え、"触れた物や生物を一瞬で治癒・修理する"能力を持つ。
ただし、既に死んでいる生物を蘇られる事は出来ない。
(傷は治るが生き返らない)

射程は短く、遠距離攻撃手段も持たない。

-海底-

レ級「この度新しく着任しました! 戦艦レ級です!」

レ級「どうぞよろしくお願いします!」

タ級「ン? 新入リカ。」

タ級「スマンナ。今手ガ離ナセナインダ。」

ル級「姫ガ拠点ヲ移動スルトカデ、コノ荷物ヲモッテイカナイト。」

タ級「丁度良イ。コレトコレ、持ッテイッテ。」

レ級「分かりました。行ってきま~す」ザパッ

-無人島-

レ級「つ...疲れた。考えてみたら補給もしてないじゃん...」

レ級「そしてこの荷物何だろ?」

トリトリの実「」テッテレー

レ級「これ...木の実かな?」

レ級「...艦娘に取られたって事で...」カプッ

モーグモーグ

レ級「さて。と」チャプ..

レ級「な、何? 泳げない...?」

レ級「早く陸に戻らないと...」ヨジヨジ

ザバッ

レ級「....................どうしよう...」

--------------

カ級「アレ。コンナ所ニ何デ"悪魔ノ実"ガ?」

-司令室-

提督「カ級。ちょっと良いか。」

提督「この前持ってきてくれた悪魔の実、カ級が食う気は無いか?」

カ級「...正気カ。私ハ深海棲艦ダゾ。シカモ潜水艦ガ潜レナイトカ。」

カ級「マァ食イタイガ、ソレデ他ノ事ガ出来ナクナッタラ本末転倒ダロ。」

提督「だよなぁ...色々持ってきてくれたから何かしらの形でお礼したいんだけど...」

カ級「気ニスルナ。コッチモ匿ッテモラッテルシ。」

カ級「コッチモ色々ト頂イテルカラナ。」

提督「色々って?」

カ級「フフフ。ロストテクノロジーガタップリ眠ッテルンダヨ...」

つ光線銃の様なもの

提督「...なにこれ。」

カ級「提督、撃ッテ良イ?」

提督「待て待て。一体何g」

ボウン

提督「」

カ級「オオ...コレハコレハ....」

カ級「起キル前ニ逃ゲル!!」ザバッ

提督「」ハッ!

提督「...なんだ? 何が...?」

提督「.....................」

提督「声がやたらと高い。まさか...」チラッ

鏡「こんな感じですよ」つ提督(♀)

提督(あンの野郎............ッ!!)

ガチャ

提督(やばっ..)

天龍「提督、いるか?」

提督「...提督ならお留守ですよ。」

天龍「マジか...あれ。君は?」

提督「...提督が戻られるまで代役を務めさせて頂きます。提督Bです。」

天龍「そうか、まぁ、よろしくな。」

天龍「しっかし。参ったぜ。提督じゃねぇと戻せないからな..」

提督「その姿も良いじゃないですか天龍さん。」

天龍「龍田に毎晩の様に襲われそうでな...ちょっと待て。」

天龍「何故俺が"天龍"だと分かる? 今の俺は男だぞ?」

提督「...。」

天龍「まさかお前...」

提督「」マドカラジャンプ

天龍「あっ、コラ! 待て! 待ちやがれぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

-鎮守府前-

提督「やっぺぇ。」

????「..提督?」

提督「夕張、か。」

夕張「し、失礼しました! あの、どちら様でしょうか。」

提督「ここの提督だ。つい先ほどまで男だったが。」

夕張「...え?」

提督「変な光線を食らってな。天龍に悪戯した罰みたいなものだ。」

夕張「そういえば天龍さん見ませんね...」

夕張「で、いつ戻るんです?」

提督「...分からん。誰かに匿ってもらうか、天龍に謝るか...」

天龍「見つけたぞ提督!」

夕張「謝って済みそうも無いですね...」

提督「とにかく逃げるっ!」Room..

シュンッ

-工廠裏-

提督「ここまで来れば...なんとか...」

カチカチコチコチ....

提督「な、なんだ!?」

吹雪「絶対零度の前には全て凍りつきます...」

吹雪「凍ってしまえば何も出来ない...はず!」

提督「吹雪、か」Room...

吹雪「さぁ、凍り付いて下さい!」コォォォォォォォォ!!

提督(場所を入れ替えようにも背後は海、前門には吹雪...)

提督(だが、手術室と同等に空間を扱えると言う事は。)

吹雪「むぅ...室温はもう氷点下なのですが...」

提督(Room内の室温は自由自在だからな...)フフフ..

提督(後はこの範囲に吹雪を入れれば勝ちだ..)ジリ...

吹雪「不味い、ですね。」

吹雪「」ハッ

(提督「次やったら、君らも魔改造だからね?」)

吹雪「」ダラダラ

提督「押し込んだ。よ。」

吹雪「」プツンッ

提督「ノッキング完了。便利な技術だよ本当に。」

ボンッ!

提督「ん?」

提督「あー..あー..声戻ったって事は効果切れたか。」

提督「あの銃取り上げないとな...」

-報告-
・吹雪が捕まりました。
・天龍は今しばらく男の子。見た目はご想像にお任せします。
・イムヤがなにやら面白そうなアプリを見つけた様子。

暫く投稿が出来ませんでした。
リアル多忙が酷いです。ゴールデンウィークも無くなりました。
代休なんていらないからその分お金ください(血涙)

-無人島-

レ級「お腹減った...」

レ級「この島...なんにもないよぉ...」

レ級「空飛べる様になったけどお腹空いて墜落したら元も子もないし。」バサッ

レ級「どうしよう...」グウウゥゥゥゥ..

カ級「ココマデ来レバ、大丈夫カナ。」ザパッ

レ級「...お仲間?」

カ級「"ころころ男女くん"、時間制限付キデ性別ヲ入レ替エル銃..」

カ級「...楽シイ。」

レ級「もしもーし。すみませーん。」

カ級「ヲウッ!?....オ仲間!?」

レ級「はいっ! この度新しく配属となりました! 戦艦レ級ですっ!!」

カ級「...ズイブント流暢ニ喋ルネ。」

レ級「はいっ! 新型のボイスパターンを搭載しました!」

カ級「...見タトコロ洗脳サレテナイッポイネ...」

レ級「洗脳?」

カ級「ソウ。姫ノ洗脳。喰ラッテナイミタイネ。」

レ級「ああ~。私行った時にはもう引越し準備中らしくて。」

レ級「着任した時はもう居なかったんだ。」

カ級「アア。ソレハヨカッタ。」

レ級「良かった?」

カ級「ウン。」

-司令室-

レ級「ってな訳で参りました! 深海棲艦、戦艦レ級ですっ!」

提督「...マジか。」

レ級「まじまじ...だめ?」

提督「駄目って訳じゃあないけどさ...」

レ級「泳げなくなって戻れないし...私建造されたばかっかりで右も左も...」

提督「分かった。まず君はウチで預かる。それで、君は何が出来る?」

レ級「えーと。まず開戦と同時に航空機を展開して、その後魚雷で敵をけん制して。」

レ級「で。その後砲撃を行いつつ敵に近づいて、更に魚雷をありったけぶち込みます。」

提督「聞いてるだけでチートとしか思えんのだが。」

レ級「更に私の場合、空を飛べるので魚雷は無効、主砲では狙いすらつけられませんし、対空機銃では傷一つ付きません!」

レ級「無音かつ熱も出ませんので感知する事も出来ません。夜戦だと更に効果は倍です。」

提督「最早チートという言葉でも生温いな...」

レ級「お望みと有れば敵陣ド真ん中に空襲を仕掛けて魚雷を連打する事も出来ますが...」

提督「...君が敵じゃなくて本当に良かった。本当に良かった。」

提督「まぁ何にせよ。もう君は俺達の仲間だ。よろしくな。」

レ級「はい。よろしくお願いします!」

コンコン

天龍「提督、居るか」ガチャ

提督「天龍、どうした? ずいぶんやつれて居るが。」

天龍「龍田に毎晩...」

提督「...分かった。分かったから言わなくて良い。」

天龍「だったら戻してくれ。頼むから。」

提督「ふむ。」Room...

提督「だが。断る。」カイジョ

天龍「」ボコボコッ..

レ級「うわっ。マグマ!! 君も食べたんだアレ!」

天龍「ん。提督。こいつは?」

レ級「深海棲艦のレ級ですっ! この度こちらでお世話になる事になりました! よろしくおねがいします!」

提督「そうだ天龍。こいつと演習してみる気は無いか!?」

提督「もし勝ったらスッパリ直してやる。どうだ?」

天龍(...こっちにはマグマもある。大体の相手には引けを取らないはずだ。)

天龍「いいぜ。最近暴れられなかったからな!」

-演習場-

提督「無制限一本勝負。悪魔の実の能力を使う事は良いが命に関わらない程度で!」

提督「では、開始!」

レ級「魚雷、全門斉射!!」

天龍「開幕魚雷!? しかも北上や大井と比べて断然多いぞ!!」ボコボコッ

天龍は足元に向けマグマを噴射。水蒸気爆発を起こし上空へと飛び上がる。
魚雷の回避には成功した。が。
既に空中にはレ級の艦載機が大量に飛んでいた。

天龍「なんだと!?」

チュイン! バラララララララララララララララララッ! ズシャン!

天龍「」中破!

天龍「クソがっ。どこ行きやがっ」ズガンッ!

天龍「」HP1 大破!

レ級「貴方の敗因はたった一つ。たった一つのシンプルな答えです。」

レ級「相手の能力も知らずに戦いを挑むのは、無謀と言うのです。」バサッバサッ

敗北 D デーン...

-司令室-

天龍「負けたぜ。何も出来なかった。」

提督「近くで見てたけど、凄いなレ級。」ナデナデ

レ級「えへへ。お腹さえ空いていなければこんなもんですよ!」

天龍「ってかアレ反則だろ! なんなんだよアレ!」

提督「うん。正直提案した時点で天龍が勝つ流れが思いつかなかった。」

提督「まぁ、いつまでもそのままだとその内龍田に食い殺されそうだからな。」Room...

-提督改造中- テンテンテテテン!

天龍「」ハッ!

提督「気分はどうだ。天龍」

天龍「大丈夫だ。声も戻ってるし。やっと元の俺に戻れたか。」

提督「本当はナニだけ残すと言う選択肢もあったんだが...」

天龍「」ゴソゴソ

天龍「戻ってるよな。うん。」

提督「いくら俺でもそんな事はしないさ。」

天龍「っつーか提督。こんな手術したって事は俺の身体見たのか...?」ボコッ..

提督「いや。安心しろ。能力で服の上から出来る。」

提督「流石にセクハラでシベリア送りは勘弁だしな。」

天龍「これはセクハラじゃないのか。むしろもっと酷いような...」

-報告-
・戦艦レ級が仲間になりました。能力"トリトリ"モデル"隼"
・天龍が元に戻りました。
・そろそろ加賀に追加能力を持たせないと出番ががが.....

レ級との戦闘を色々想像してみましたが...
これ。どうやったら勝てるの!?ってなってます。

まさにチート。

支援ありがとうございます。更新遅くて、そして内容が薄くてすいません^^;

-司令室-

提督「さて。準備が出来たようだ。」

吹雪「ん~っ! んんん~っ!!」口塞ぎ

提督「さぁ、いくよ。グズグズしてると何されるか分からん。」

吹雪「んん~っ! んんん~~っ!!」ズルズル

-????-

提督「俺は言ったよね。次やったら魔改造だと。」

吹雪「...言いました。言いましたが...」←ベッドの上で手足固定

提督「おっと。反論は受け付けないよ。」

吹雪「お願いします! 助けて下さい! 天龍さんに言われて仕方なく...っ!!」

提督「あ~? 聞こえんな~?」

吹雪「そんなっ!?」

ガシャン!!

提督「どうやら待ちきれないみたいだな。よし。」

提督「蘇るがいい! アイアンドクター!」

シュゴォォォォォォォォォ!!

霧島「ウオオオォォォォォォォォォァァァァァァァアアアアアアアア!!」

吹雪「」カタカタ...

霧島「司令。お久しぶりです。」

提督「霧島。長い間隔離させてもらったが、落ち着いたか?」

霧島「はい。この度はご迷惑をお掛けしました。」

霧島「では、早速はじめますか。」キラーン

吹雪「何を!? 何を始めるんですか!?」

提督「みんな同じ改造だとつまらないだろう?」

提督「そこで。霧島に手伝って貰う事にしたんだ。成功報酬は隔離処理の解除。」

霧島「今までずっと隔離されて...もう理性が限界です...」

吹雪「艦隊の頭脳でしょ! もう少し頑張って下さい霧島さんの理性!!」

霧島「貴方は自分の好物を全て取り上げられて過ごし、欲しくてたまらない。」

霧島「そんな状況で目の前に大好物がある。それでも我慢できますか?」

吹雪「」

霧島「では早速。」

-少女改造中- テンテンテテテン!

吹雪「」ハッ!

霧島「手術は成功です...」

吹雪「身体に変化は無いみたいだけど...一体何をしたの!?」

霧島「本当に変化は無い?」

吹雪「は、はい。今のところは...」

霧島「じゃあコレでも?」ヌリヌリコネコネ

霧島が何か茶色の液体を吹雪の胸に塗りこむ。
たちまち胸が膨れ上がり、霧島のソレと同じサイズにまで成長する。

吹雪「」

霧島「.....ね?」

吹雪「ね? じゃないですよ!! なんなんですか。そのクスリは!?」

霧島「これは薬じゃないわ。"泥"よ。」

吹雪「泥? 泥って、土と水を混ぜた、あの?」

霧島「そう。その泥。今の貴方は泥で出来た、言わば"泥人間"」

霧島「成形は自由自在、土と水さえあれば生きられる身体。よ。」

吹雪「それ泥人形と同じじゃないですか! 嫌ですよこんな!!」

霧島「お望みと有れば、"吸血鬼"、"兎人間"、"サイボーグ"、"無敵要塞ザイガス"等々。豊富に取り揃えておりますが。」

吹雪「嫌なラインナップ...」

霧島「あと、あまりにもバラバラになったら戻れないからそこだけ注意して。海に溶けたりしたら最悪よ。」

吹雪「怖いんですけど! バラバラって!!」

霧島「ふんっ」ボキッ

吹雪「私の...足が...」

霧島「この通り、簡単に取れちゃうのよ。でも泥でこねてやれば」コネコネ

霧島「はい。元通り。」

吹雪「軽く人間辞めている気分なんですが。」

霧島「今更でしょ? まぁ。3日もしたら治してあげるわよ。」

吹雪「3日で良いんですか?」

霧島「司令からは"改造してほしい"とは頼まれたけど、"戻すな"なんて一言も。」

吹雪「良かった。一生このままだったらどうしようかと。」

霧島「まぁまずは司令に見せてきなさい。私も久しぶりに姉様達に会ってくるから。」

-3日後-
吹雪「霧島さーん。そろそろ戻してくださーい。」

霧島「あら。もう3日目ですね。どうでした? 新しい身体は?」

吹雪「色々と楽しかったです! 戻してもらえるって分かってると遊べますね!」

-回想-

吹雪「泥人形と同じって事は、泥を取り込めば大きくなれるのかな・・」パクッ..

吹雪「あ、結構美味しい。チョコレートみたい。」モグモグ

吹雪「この位食べれば・・」つ鏡

吹雪(大人)「おお・・・良いじゃないですか!!」ボインッ!

吹雪「もっと! もっとナイスバディ目指して!!」ガツガツ

----------

深雪「吹雪~? 居る~?」ガチャ

吹雪「あ、深雪。どう? この身体!?」ドタプンッ

深雪「え~と..............どちら様ですか.....」

吹雪「姉の顔を忘れるなんて酷いなぁ!」ガバッ!

深雪「うわっぷ! ちょ、ちょっ! 苦しいって!!」

吹雪(楽しい....)ナデナデ

-回想2-

吹雪「どうですか!? 司令官!?」

提督「どう、とは...」

吹雪「司令官はこの身体に魅力を感じませんか。小さい子が好みなのですか...」

提督「いや。なんと言うか、その。目のやり場に困るのだが...」

吹雪「へぇ~...そうですか。じゃあ困らない様にしますね!」ダキツキ

提督「や、やめろ。抱きつくなって!」グイグイ

吹雪「イヤです! 放しませんっ♪」

提督「困るから! 色々ヤバイから!」グイーッ!

ボキッ!

提督「......へ?」

吹雪(両腕欠損)「司令....官....なんで....」

提督「ふ、吹雪!? 吹雪ぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」

吹雪「なんて。冗談ですよ。」ズリュンッ!

提督「腕が生えた。だと...?」

-回想3-

天龍「っかぁ.........つかれた......」グテー

赤城「結局E-2すら突破できませんでしたね....」ベチャー

吹雪「真昼間からだらしないですね...そうだ!」ドロッ...

吹雪「少し冷やしてあげます!」ドバッ!

赤城「っ! きゃあっ!?」

天龍「なんだ!! っぷ!」

赤城「冷たい! なにこれ!?」

天龍「泥!? 誰だこんな悪戯を!」ボコッ!

シューッ!

天龍「溶岩が出せない!どんどん固められる!? この泥何なんだ!?」

赤城「冷たい!! 冷たい!! なんで私はいつもこんな役目ばっかり!?」

吹雪「重巡を放置して駆逐艦ばっか爆撃するからです。」

-回想終了-

吹雪「いやぁ。楽しかったです。」

霧島「満喫してるじゃないですか...」






霧島「じゃあ次は何にします?」





吹雪「....勘弁して頂けませんか。人間に戻りたいです。」

霧島「こんなのも用意してますが」つ石仮面

吹雪「私は人間をやめるぞーっ!ジョジョーーっ! って馬鹿ぁ!」

-報告-

・吹雪がまた何か改造されました。

ドーモ。ミナ=サン。>>1デス。
リアル多忙で全く気力がなかったデス。

今暫くは亀更新となりマス。
よろしければお付き合い願いマス。

-DATA-

・泥人間
一時期ジャンプで連載していた"MUDDY"と言う漫画から。
数種類の動物等を集めてキメラを作る研究をしていた博士が偶然泥人間を作ってしまう。
生まれたばかりで知識の無いMUDDYとのドタバタを描いた漫画。

土を食べて取り込み、身体は成形自在、一部なら再生も出来る。そんな能力。
ちなみに主食も土。

海に溶けたら戻れないは独自設定。

・・なんせ連載はたった12回。結構色々突っ込めて面白い漫画だと思ったけど・・
ハ○レンのパクリとか言われたのかね。ダブルアーツみたいに。

カ級「テートク。ヤット見ツケタヨ。姫の居場所。」

カ級「ツイ最近廃棄された"黒鎮守府"ニイタ。」

提督「黒鎮守府...長門が壊滅させた鎮守府か。」

カ級「ソウ。ソコニ居タスタッフニ"悪魔の実"ヲ食ベサセテ軍団ヲ作ッテル。」

カ級「モットモ、凶悪ナ効果ヲ持ッテタノハ殆ド持ッテキタカラ、後気ヲツケルノハ"動物系"位カナ。」

提督「"動物系"...鳥やらキリンになる能力か。」

カ級「ソウソウ。デモ...勝チ目有ルノカナ。」

提督「何を弱気になってるんだよ。」

カ級「チガウ。」

カ級「周リヲ良ク見テ。」

提督「.............................」

カ級「ネ?」

提督「.......うん。」

カ級「タダシ、慢心、駄目絶対ダヨ。」

-翌日-

提督「って訳で。近く出撃するぞ。」

天龍「久々の出撃か。最近は遠征ばっかりだったからな。」

吹雪「全力で戦って良いですよね!?」

雷「...全面凍らせたり燃やしたりマグマで生き埋めとかやめてよね...?」

長門「あの鎮守府を今度こそ跡形もなくしてやろう。」

加賀「徹底的にやるべきです。私達に刃向う事がなくなるまで。そこは譲れません。」

榛名「...良いのでしょうか。榛名がこんな作戦に参加して...」



カ級「ナニガ始マルンデス?」


提督「大惨事大戦だ。」

-黒鎮守府前-

加賀「彩雲より連絡。鎮守府周辺に深海棲艦多数。」

加賀「私と長門さん、榛名さんで引き付けつつ、高速船で撃破するのが良いかと。」

長門「それは、普通の艦娘ならそうするべきだな。」

天龍「同感だな。ここまで開けた場所なら、俺と吹雪でやれる。」

吹雪「はい! お任せ下さい!」

吹雪「氷河時代(アイスエイジ)!」ゴウッ!

海「」一面銀世界~

雷「寒いっ!? ちょっとやりすぎじゃない!?」

吹雪「これで相手の駆逐、軽巡、潜水、補給艦は役に立ちません。重巡・戦艦クラスも脱出に時間が掛かるでしょう。」

加賀「羨ましいですね。私は広範囲に影響を及ぼす事が出来ませんから...」

吹雪「いえいえ。その分大味になってしまうんです。」

天龍「加賀さん。すまないが索敵情報を。空母はまだ復帰が早いはずだ。」

加賀「既に敵艦載機の影が見えます。烈風改も善戦していますが、段々と数が多くなっています。」

雷「加賀さん。攻撃は私がやるわ。どの方角に注意すれば良いか教えて。」

加賀「了解。まずは11時の方向。主に艦爆を主体にした艦隊です。数は200機程」

雷「わかったわ。任せて。」

天龍「走りにくいが、氷上を行くぞ。潜水艦が居る可能性もある。」

雷「敵戦闘機が見えたわ!」ピチュン!

加賀「次は2時の方角に注意して。高速機で構成された部隊が来ます。」

雷「でも、"光速"には適わないわよ。任せて。」

雷「焼き払うっ!」チュイィィィィィィィィィィィン! カッ!!

加賀「どこの巨神兵ですか貴方は。」


加賀「っ! 前方鎮守府正面に敵影! 泊地棲姫と見受けられます! アウトレンジからの砲撃をたくらんでいる模様っ!」

長門「この距離で。か。敵艦も中々慌てているようだな。」

天龍「雷! 前方にレーザーを叩き込んでやれ!」

雷「了解! 射程はこっちの方が何倍も上よ!」キュイィィィィィィィィィィィィィィィィィィ.....

加賀「敵艦、被弾を確認! 目標大破した模様!」

長門「沈みはしないか...」

天龍「逃げられたら厄介だ。急ぐぞ!」

-黒鎮守府-

泊地「マサカ...無クナッテイタ"悪魔の実"ガアイツラニ渡ッテイタトハ...」

泊地「不味イ。凄ク不味イ。」

リ級「姫! 報告シマス!」

リ級「敵艦ノ周辺ニイタ空母・軽空母ノ艦載機残数ガ1割ヲ切リマシタ! 」

リ級「戦艦・重巡トモ海面ガ凍ッテイル為満足ニ動ケズ、戦艦2隻ノ砲撃デ壊滅状態デス。」

泊地「...敵艦ヲコノ鎮守府近クマデ誘イ出ス。海面ガ凍ッテイレバ此方モ能力者が使エル。」

リ級「了解シマシタ。」

泊地「...頼ンダゾ。私ハドックデ治シテクル」

長門「大体の敵は蹴散らしたようだな。」

榛名「雷ちゃん凄いです。あんな距離から攻撃できるなんて。」

雷「でしょ! もっと頼っていいのよ?」

加賀「ただ、中に入っている今、貴方達の広範囲攻撃は自滅の可能性があります。気をつけてください。」

シュッ! ガンッ!

長門「がっ...」

榛名「敵です!」

モブA(ウシウシの実)「」
モブB(ネコネコの実)「」
モブC(ウマウマの実)「」

加賀「能力者軍団...ですね。」

榛名「榛名にお任せ下さい。」ドンッ

シュゥゥゥゥゥゥン...

モブA「へ、変身が解けた..だと?」

モブB「しかもなんだ..力が出ないっ!」

榛名「変身能力で生成した"海楼石"です。」

モブC「かい...? なんだそれは?」

榛名「ふふ。内緒です。」

モブA「畜生っ...」

モブB「俺達の悲願が...俺達を食い物にした奴らに復讐を...」

モブC「せめて...名前をください...」

雷「な~んだ。榛名さんも隠し弾持ってたんじゃない!」

榛名「本当に効くか分かりませんでしたからね。まさか味方に試し打ちする訳にもいきませんし。」

-黒司令室-

リ級「ホ、報告! 報告デス!」

泊地「ナンダ騒ガシイ...マサカ、能力者軍団マデヤラレタ訳デハ無イダロウナ。」

リ級「ソノマサカデス! 戦艦榛名ノ一撃ノ下ニホボ全テノ能力者ガ無力化サレマシタ!」

泊地「一撃!? 馬鹿ナ!」

リ級「報告デハ、戦艦榛名ニ触レタ全テノ能力者ハ行動不能ニ陥リ、ソノ状態デナンラカノ毒ヲ充填シタ弾ヲ食ラッタソウデス。」

泊地「触レタダケデ行動不能...!? ソンナ能力知ラナイゾ!?」

リ級「トニカク! 逃ゲテクダサイ!」

バターン!

雷「逃がすと思ってるの?」

長門「随分と好き放題やってくれたみたいだな。」

加賀「討伐させていただきます。」

泊地「...ソレハ君達モダロウ?」

泊地「折角集メタ仲間ガ殆ドヤラレタノハ痛イヨ...」

泊地「ダカラ...君ラガ代ワリニナルンダ。」


泊地「深海棲艦ノ姫、泊地棲姫ガ命ズル!」

泊地「我ニ! 従エ!!」キューーーーーーーーーーーーン カシャーーーーーン


加賀・雷「イエス・ユア・マジェスティ!!」

泊地「背後の賊軍を捕らえろ!」

加賀「はい」

雷「おとなしくしなさい!」

天龍「なんだ!? 催眠術の類か!?」

長門「操られているな。最初私と戦ったヲ級もこうだったのか。」

榛名「すいません。2人とも。」トランス

雷「がっ...は、離せ! 離せぇ!!」

加賀「くっ...力が出ない! 離しなさい!!」

長門「榛名。少し抑えていてくれ。」シュッ

加賀「っ! 私は何を...」

雷「は、榛名さん。苦しい...」

長門「榛名。もう大丈夫だ。」

吹雪「大変です。姫がいません。」

長門「逃げたか。もういい...」

長門「元より徹底的に叩き潰す気だったからな! 天龍! マグマで施設を破壊!加賀の彩雲を使う!!」

天龍「了解!!」噴火!

加賀「全機発艦! 目標はあのふざけた姫です! 見つけ次第しとめて!」

泊地「ッゼェ....ゼェ....」

泊地「追ッテ来ナイ...ヨネ。流石ニマダ...」

ドォォォォォォォォォォォォォォン ゴポッ

黒鎮守府「」ほぼ全壊

泊地「」

キュイン ゴスッ

雷「見つけたわ。さっきのお礼をしに来たわよ。」

泊地「ッ..!」ゴスッ

雷「もう何もさせないわ。動こうとしたら...」ゴスッ ゴスッ!

泊地「」チーン

長門「雷! 見つけたか!!」

雷「ええ。この通り。」

天龍「よし。帰ろうぜ。この大将には色々と喋ってもらわないとな!」

-報告-
・泊地棲姫を鹵獲。
・黒鎮守府が更地になりました。

ジャンプで洗脳って何かありましたっけ。
ブラックキャットのイヴは教育ですし。
暗殺教室のイトナも洗脳よりは教育寄りですし。
ジャガーは洗脳ですが前後の関係が分からなくて使いにくいですし。

レスアリガトウございます。

電子ドラッグ! これを見落とすとは・・

"肉の芽"と"針"も良いですが・・
私としては薬物等で思考回路が回らなくなってハイライトOFFってる娘のが好みなんで!! これは譲れません!

洗脳系って言ったら180分の恋奴隷(インスタントラヴァー)を忘れるなかれ!

-霧島の研究所-

泊地「」スマキ

提督「さて。何から離していただこうか。」

泊地「私ハ何モ....喋ラナイ!!」

提督「ほう。流石ボスクラス。敵の手には簡単に堕ちないと。」

霧島「そうでなくては面白くありません。」

泊地「...キサマ!!」

霧島「しかし。クズクズしてる暇もありませんし」ゴゴゴゴゴゴゴゴ.....

霧島「手短に済ませていただきます。」カッ!

霧島「《ヘヴンズ・ドアー》ッ!」

・この鎮守府に在籍する者に嘘をついてはいけない
・艦娘、及び提督に攻撃してはならない
・黙秘権を行使してはいけない

霧島「これで。終了です。」パタンッ

泊地「何ダ!? 私ニ何ヲシタ!?」

泊地「何ダ!? 私ニ何ヲシタ!?」

提督「霧島....お前もか。」

霧島「この能力と類似した能力を持つ者同士は見えない力で引き寄せられるのだそうです。」

提督「だからと言って...まぁ、いいか。」

霧島「さて、質問です。」

霧島「貴方の仲間はどこに居ますか。」

泊地「分カラナイ。タダ、時々近クノ海域デ同ジ波長ヲ感ジタ。」

提督「波長?」

泊地「私達ハ固有ノ名前ヲ持タナイ。ダカラ波長デ個体ヲ見分ケル。」

泊地「個別信号ノ様ナ物ダト思エバイイ。」

泊地「」ハッ

泊地「ワ..私ハドウシテ....」

霧島「もう貴方は逃げられません。」

霧島「さ。それはいいとして。その波長を感じた場所を教えて下さい。詳しくね。」

泊地「ウ....ウウ.....」グスッ..

-少女尋問中-テンテンテテテン!

霧島「よし。データは十分に集まったわ。」

泊地「」チーン...

提督「なんか。最後可愛そうになってたぞ。」

提督「何問われても素直に答えないといけないんだろ...今のこいつ。」

霧島「まぁ、黙秘権位は緩めてあげますか。」

提督「その代わりに逃走出来ない様にしておいてくれ。そうすれば悪さしないだろ。」

霧島「了解」ヘヴンズ・ドアー!

泊地「」ペラペラ

提督「まて。霧島。」

霧島「何か? 提督?」

提督「こいつの記憶に見覚えの有る名前があってな。」

-泊地棲姫の記憶-

「なぜ! なぜ進軍させたのですか! 大尉!!」

大尉「なぜ...だと?」

大尉「あいつらは敵だ! 敵は倒さねばならん!!」

「しかし..しかし! あの子達はほぼ大破、弾薬も尽きていたでしょう!!」

「大尉、最近どうされたのですか! 昔の大尉はそんなお方ではなかった!!」

大尉「昔の...だと?」

大尉「お前に何が分かる!? いつになっても終わらん戦闘、何度撃退しても出てくる敵!!」

大尉「このままではいかんのだ。最近はヤツらも数を増やして来ておる。"多少"犠牲を払ってでもこの戦局を...」

「多少....っ! この鎮守府にはつい先月まで50名程が在籍して居たのですよ!!」

「それが現在は10名も居ません!! お願いします! 自棄にならないでください!!」

大尉「」ゴスッ!

大尉「そんな口は! 手柄を立ててから! 言え!」ガスッ!

「っ。くっ..」

---------------------------------

「駄目だ。完全に我を失って...」

????「こんな所にいたのか。」

「...ええ。大尉に作戦の練り直しを頼んだけど...この有様よ。」

「このままでは全滅が目に見えてるわ。最後の頼み、聞いてくれる?」

????「最後? 演技でもない...」

「私はこの後の作戦に駆り出される。少数で敵をかく乱する作戦に。多分帰って来れない。」

「もうこれ以上仲間が沈むのをみていられない。だから。他の子達を連れて逃げて!」

????「...分かった。君は言い出したら聞かないからな。」

????「姉妹艦のよしみだ。聞いてやる。その最後の願いとやらを。」

「...ありがとう......日向。」

------------------------------------

比叡「残ったのは私達だけですか。」

瑞鶴「仕方ないわよ。最近、酷いから。」

利根「我輩たちの提督は、一体どうしたしまったんじゃろうなぁ...」

「ボヤいていても始まらないわよ。抜錨!!」

------------------------------------

瑞鶴「彩雲から入電! 敵、11時の方k...がっ!」ズドンッ!

比叡「ひぇっ!? 瑞鶴さん!!」

利根「大破しておる..これでは...」

「っ。くっ。」

(ここで撤退? いえ。無意味ね。きっと。それなら...)

「大尉。私は。戦艦伊勢は。貴方をもう司令官とは見えません。」

利根「お主、今なんと...?」

伊勢「2人は瑞鶴さんの応急手当を。私は囮になって時間を稼ぐから!!」ダッ!

利根「っ! おい!!」

--------------------------------------

南方棲姫「ホウ。一人トワ。随分舐メラレタモノダ。」

「いいえ。私達はもう戦う力なんて殆どない。頼みの司令も狂っちゃったし。」

南方「自棄ニナッタカ。ドレ。一思イニヤッテヤロウ。」

「...出来れば一つ質問に答えてくれない? 冥土の土産ってヤツでさ。」

南方「イイダロウ。ソノ蛮勇ニ免ジテ話シテヤル。」

「貴方達の目的は何なの。」

南方「...簡潔ニ言ウト、"恨ミ"ヲ晴ラス為ダ。」

「恨み?」

南方「ソウダ。私達ハ元々艦娘ダッタト言ウ話ヲ聞イタ事ガアルカ?」

「...ええ。」

南方「ソレハ、半分正解ダ。」

南方「艦娘ハ死ンデモ、マタドコカデ建造サレル。ソノ際ニ"艦ノ魂"ガ乗リ移ル。」

南方「ソノ時、死ンダ艦娘カラ"負ノ感情"ガ抜ケ、海底ニ蓄積サレル。ソノ塊ガワレワレトイウ事ダ。」

南方「ツマリ、元々我ラハ、我ラヲ使イ捨テタ者ヘノ"恨ミ"ソノモノナノダ。」

南方「ダガ、アマリニモ強イ"負ノ感情"ヲ持ッテイタリスルト、艦娘トシテ転生セズニ我々ノ仲間ニナル。」

「なるほど。」

南方「オ喋リハコノ辺ニシヨウカ。其方ノオ仲間ガ動キ出シタ。」

「...無理と分かってるけど、お願いがあるの。」

「私も、仲間に入れて。」

南方「....ホホウ。」

-----------------------------------

利根「やっと追いついた様じゃのう!!」

比叡「伊勢さんはどこです!?」

南方「...オ前ラガ仲間カ。」

利根「そうじゃ!」

泊地「利根...比叡...瑞鶴....」ガシャッ

瑞鶴「....伊勢....さん....?」

泊地「私ハ。負ケタ。私ノ心ニ。」

利根「嘘...じゃろう...?」

泊地「ゴメン....ネ。」

利根「何故じゃ!! お主はいつも言ってたじゃろう! いつか大尉も分かってくれると!!」

泊地「モウ、手遅レダヨ。一体何人沈ンダト思ッテル。」

泊地「出撃前ニ日向ニ頼ンダ。残ッテイル艦娘ヲ連レテ逃ゲテクレ。ト。」

泊地「私ハコレカラ、私ガ居タ鎮守府ヲ......襲撃スル。アノ男ヲ....殺ス。」

比叡「させません! そんな事をしたら、また悲しむ人が増えます!」

泊地「...アノ男ガ死ンダ所デ。誰ガ悲シム?」

瑞鶴「全機、発艦してください...」

利根「瑞鶴!」

瑞鶴「倒せば....貴方を倒せば、伊勢さんは帰ってくる!」

瑞鶴「みんな沈んで行った。みんな....せめて伊勢さん! 帰って来てください!!」





泊地「....ゴメンネ。」



ドンッ!!



瑞鶴「伊勢...さん...」轟沈!

利根「瑞鶴!! 貴様....!!」

比叡「2人でどこまで出来るかわかりませんが...」

利根「ははは...もう後戻りも出来ん。どうしようも無くなると人は笑うと言うが。艦娘にも当てはまるんじゃのう...」

比叡「利根さん! 正気に戻ってください!!」

利根「はははは!! 覚悟せい深海棲艦!!」

比叡「利根さん! 利根さんっ!!」

ズガンッ!!

比叡「っあ!!」

比叡(同じ戦艦クラスでも、あっちは私より重武装の伊勢さんに、深海棲艦の主力)

比叡「あ...あはは......確かにこれは笑うしかないね...」

比叡「せめて最後は笑って、私らしく....気合! 入れて! 行きます!!」

利根「ははは!! 吹っ切れたか比叡!」

-その後、2対2...数の上では互角のはずの戦いがあった-

-艦娘は沈み、深海棲艦は鎮守府へと襲撃-

-軍は壊滅的なダメージを受け、周辺は占領された-

------------------------------------

提督・霧島「」

提督「この人が、日向のお姉さんなのか....?」

霧島「」

提督「...霧島?」

霧島「比叡姉様...」

霧島「...艦娘としてその後建造されたと言う報告が無い。と言う事は...」

提督「比叡も、"姫"の仲間になったのか。」

霧島「提督...」

提督「当然。探し出す。探し出して戻してやる。だから治す方法は霧島に任せるぞ。」

霧島「...お任せください。」

-報告-
・泊地棲姫=伊勢
・霧島に能力《ヘヴンズ・ドアー》

私なりの深海棲艦と艦娘の関係の解釈は大体こんな感じです。
"負の感情"="怒り""憎悪""悲哀"等。これらが轟沈時に蓄積され、具現化した物が深海棲艦。
具現化した時に蓄積量で艦種が決まり、また凶暴性も決まる。
基本的に艦娘への転生を願っており、艤装を破壊された際に魂が抜け出す。その後艦娘にくっついて行き、交渉の妖精さんによ

って艦娘へと生まれ変わる。

また時間が空いてしまいました。
そしてアルコールの力で一気に書きました故何か矛盾があるかと思います。
前の方で弥生を陽炎型と書いていたり...orz

-DATA-
・ヘヴンズ・ドアー 元ネタ:ジョジョの奇妙な冒険

相手を本にする。
本には相手が生まれてから今に至るまでの記憶が事細かく記載されている。
その内容に本体が加筆する事が出来る、例えば"○○を攻撃できない"と書き込めばその人に対していかなる攻撃も出来なくなる


本を破る、もしくは戻す事も出来る。本のページが破られるとその量に応じて対象の体重が減り、その記憶も消える。


・絶対遵守のギアス 元ネタ:コードギアス

ギアスを持った目を相手にみせつつ命令を出すと、相手は絶対にその命令を実行しなければならなくなる。
"自殺""皆殺し"から"テストの範囲を教えて"や"忘れろ"等。何でも命令できる。
ただし。1人につき掛けられるのは一度まで。効果範囲もかなり狭い。

使用を続けると、常にその能力が発動した状態となる。

ジャンプ作品ではありません。

-隔離部屋-

泊地「全部喋ッテシマッタ...」

泊地「コノ鎮守府デ騒ギヲ起コセバ命ハナイシ。」

泊地「何ナンダヨアイツラ。悪魔ノ実何人食ッテルンダヨ...」

ガチャ

提督「邪魔するぞ。」

泊地「貴様。次ハ何...ヲ..........」

日向「...。」

泊地「何故、ココニ...」

提督「艦娘だった時の記憶はあるみたいだな。」

泊地「ソレハ喋ッテイナイハズ!! 何故......」

日向「伊勢...なのか。」

泊地「...ソウダ。私ハ戦艦伊勢、ソノ成レノ果テ。」

霧島「成れの果て。と言う表現は違うでしょう。」

霧島「貴方は自分から望んでそうなった。仲間達の無念を晴らす為に。」

日向「私に逃げろとだけ伝えて死地に赴いた。そして自分は深海棲艦となって戻ってきた。」

日向「提督から聞いた時は耳を疑ったよ。あれだけ希望を説いていた君がそうなったとは。」

泊地「...元々深海棲艦ト艦娘ノ関係ニツイテノ研究資料ハ有ッタ。真実ハ南方棲姫カラ聞イタガ、大本デハ有ッテイタ。」

泊地「戦イガ激化シタ辺リカラ、何故カ深海棲艦ガ息ヲ吹キ返シタ。オ互イカナリ消費シタ状態カラ。ダ。」

泊地「ソコデ1ツ仮説ヲ立テタ。他ノ鎮守府デモ自爆特攻ヲシテイルノデハナイカト。」

泊地「私ハ、終ワラセタカッタ。ドンナ形デモ良イ。ドッチニ転ンデモ生キ地獄ガ見エテイタ。ダカラ...」

提督「敵陣へ特攻してかく乱する任務に志願した。と。」

泊地「...ソウダ。」

泊地「相手ハ言葉ヲ話セタ。ナラバ相手カラ直接話ヲ聞イテ行動スルト言ウ選択肢ヲ取ッタ。」

日向「馬鹿な。そのまま沈められたらどうする気だったんだ。」

泊地「...ソノ時ハソノ時ダ。私ニハ道ハ1ツシカ無カッタ。ダガ、私ハソノ道カラ逸レタ獣道ヲ取ッタ。」

泊地「犬死ニ上等。ソレデモ本来ノ目的デアル撹乱ハ成功スル。」

日向「馬鹿だよ...本当に馬鹿だよ君は。」

霧島「日向さん。沈んでいった仲間の無念を晴らしたいという気持ちは痛いほど分かります。ですが、その手段は間違っていま

す。」

霧島「私達の鎮守府に来ませんか。捕虜でなく、仲間として。」

泊地「...許シテクレルノカ。私ヲ。」

提督「許すと言う表現は違うな。君がした事は俺らが簡単に許せる事じゃない。」

提督「だから、この戦いを終わらせて平和にする事が、せめてもの罪滅ぼしだと思わないか。」

泊地「...シカシ、私ハ深海棲艦ダ。私ガココニ居ルト知レタラ迷惑ガ...」

日向「今更迷惑がどうとか言えるのか。」

泊地「...ソウダネ。フフッ。」

霧島「その点はご安心ください。まず此方を飲んで下さい」つ若返りコーラ

泊地「ソレハ?」

霧島「ちょっとしたお薬です。」

泊地「...分カッタ。覚悟ヲ決メヨウ」ゴクッゴクッ...

シューーーーーーーーーーッ......

伊勢「っ。げほっ! なにこれ!!」

日向「...伊勢...!!」ガバッ

伊勢「な、何!? 日向!!」

霧島「若返りコーラです。他にも色々と試す予定でしたが、上手く行きましたね。」

提督「万能だな...」

伊勢「ああ...戻れたのね。私....」

伊勢「提督さん。私はここにいてもいいのかな。」

提督「当然。むしろここに居てもらうぞ。比叡、利根、瑞鶴の分もな。」ニコッ

ヲ級「ヲッ!!」

提督「...ヲ?」

日向「ヲ級。いつの間に。」

ヲ級「...ナツカシイ声ガ聞コエタ。」テクテク

ヲ級「...ナツカシイ声ガ聞コエタ。」テクテク

バシッ!

日向「...え?」

ヲ級「話ハ聞カセテモラッタヨ。久シブリ。日向サン。」

ヲ級「ドウシヨウモ無イ状態ダッタノハ認メル。デモ、モウ少シ頼ッテホシカッタ。」

日向「まさか...瑞鶴?」

ヲ級「ソウ。私ハ五航戦、瑞鶴。貴方ト最後ニ出撃シタメンバー。」

ヲ級「霧島サン。私ニモクレナイ? サッキノ薬。」

霧島「もちろん。時間を計算して作ってるから、この量を飲んでね」つコーラ

ヲ級「アリガト」ゴクッゴクッ

シューーーーーーーーーーッ......

瑞鶴「元に戻れたのね...やっと。」

伊勢「瑞鶴...よね。」

瑞鶴「ええ。何? まさか私の顔忘れた!?」

伊勢「い、いや、そういう事じゃなくて。提督さん。鏡無い? 鏡。」

提督「お、おう」つ手鏡

瑞鶴「ん~?」

瑞鶴(ロリ)「」Hello!!

瑞鶴「え?」

瑞鶴(ロリ)「」Why!?

瑞鶴「小さくなってる~~~!?」

霧島「...確かに、空母ヲ級にしては随分小さいなぁと思っていましたが。」

霧島「おかしいですね。確かに計算して作ったのですが...」

伊勢「あの洗脳が解けていたと言うのもちょっと引っかかるのよね。普通解けないわよ。あれ。」

提督「ま、まぁいいじゃないか。」

瑞鶴「良くないって!!」

日向「長門辺りは喜びそうだが。」

霧島「しかも着ているのが響の服ですから、駆逐艦にしか見えませんね。」

伊勢「あ、あの提督。言われて思い出しましたが、私の服を何か...」

提督「日向。取り合えず君の服を。」

日向「了解した。さぁ、部屋に行こう。」

瑞鶴「提督さん。私の服は...」

提督「困った事に翔鶴の服じゃあサイズがなぁ...」

提督「暫くその服でよろしく。」

瑞鶴「え~....」

提督「...しかし。また書類が...編入手続きの書類が....」

霧島「私も手伝いますから。さ。やってしまいましょう。」

-報告-
・伊勢が鎮守府に仲間入りしました。
・空母ヲ級→瑞鶴(ロリ) 長門でも戻せなくなった模様。

...最初に考えていた流れからかなり脱線してます。
やはり見切り発車は駄目ですね ^^;

どうせなのでこのまま乗り切ってみる事にします。よろしければお付き合いください。

>>296 >>268
コメントありがとうございます。
180"分"の恋奴隷で合ってますね。中々強力かつ、良い感じの発動条件も持ってますし。
大井辺りに持たせてみると面白そうです。
・・もしくはあえて五月雨辺りに・・

見切り発車でも面白くなってきてるし良いんじゃなかろうか
ジャンプ全く読んでないけど楽しませてもらってるよ、乙

ギアスは実は目から電子ドラッグだったんだよ…

提督「諸君、お疲れ様!」

提督「この度我が艦隊に2名、正しくは1名が加わった!!」

提督「では、一言お願いします。」

瑞鶴「深海棲艦、空母ヲ級としてお世話になっておりました、五航戦、瑞鶴です!」

伊勢「元、深海棲艦の泊地棲姫。戦艦伊勢です。」

ザワザワ...

エ、ヲキュウチャン?

ズイカク!? ズイカク!!

シンカイセイカン!?

ゴコウセン...

提督「そう。この2人は元々深海棲艦だ。内1人は以前から居たヲ級だよ。」

提督「更に言えば、伊勢はこの辺りに居た深海棲艦のボス。」

ザワ...ザワ...

提督「が。今はもう深海棲艦じゃない。色眼鏡で見ずに接して欲しい。」

提督「2人の姉妹艦である翔鶴と日向は早く溶け込めるようにサポートしてくれ。」

提督「って訳で。歓迎会だ!!」

ザッ!!

提督「二度目だからインパクトは薄いだろうが。文字通り"浴びる程"飲め!!」

ヒッャハァァァァァァァァァァ!!!!!

ニク! サカナ! コメェ!!!!

ケェーーーキィィィィィィ!

提督「また、ここで言っておく! 明日二日酔いにならなかった者は訓練二倍!!」

ソンナー!!

オウボウダゾコラー!!

シレェ! ワタシタチモデスカ!?

提督「あ、駆逐艦の皆も例外じゃないから。」

エエエエエエエエエエエエ!?

雪風「飲んで良いんですか!!」

提督「祝い酒はいいだろう!! 飲め飲め!!」

提督「ふぅやれやれ。と。」

伊勢「私が知ってるどの歓迎会よりも豪華なんだけど...二度目?」

日向「ああ、なにやら宝くじの賞金らしいが。今回は最初から飛ばすんだな。君。」

提督「前回、空母も戦艦も序盤ハイペースで飛ばしたから追加の料理が食えなかったとクレームが来てな。」

伊勢「...この人数でも食べきれないよ。この量は。」

提督「知ってる。だが、あえて。だ。」

提督「限界を超えて飲んで貰う。酒は一口目と限界を超えた辺りが一番美味いと言うのが持論だ。」

伊勢「...何人か倒れるよ。それ。」

提督「大丈夫だ。問題ない。ウチのドクターは優秀でね。」

日向「提督、霧島、そして夕張か。あと妖精のドクター達か。」

提督「特に霧島は凄いぞ。治療から人体改造、洗脳、尋問まで何でもござれだ。」

伊勢「...何それ。確かに尋問受けて何故か全部喋ったけど。」

提督「例え喋らなくても。忘れたとしても意味は無い。」

霧島「更に言えば、相手が人間でなくても問題ありません。」

伊勢「」ビクッ!

霧島「そんな引かなくても良いじゃないですか。ねぇ。」

伊勢「無茶を言わないで...」

提督「そんな時は飲んで忘れる。ほらほら。」つウォッカ

伊勢「頂きます。」グビグビッ...

翔鶴「提督、霧島さん。ちょっとお話が。」

提督「どうした。もう飯が無くなったか!?」

翔鶴「まだまだ半分以上あります。赤城さんと加賀さんが食べすぎで倒れましたからペースも落ちますし。」

霧島「ただ倒れてもゾンビの様に立ち上がってまだ食べてますが...」

翔鶴「そうじゃなくて、妹の瑞鶴なのですが、随分小さくなっていまして...」

提督「ああ、それか。深海棲艦になった事でなんらかの変化があったんじゃないかと思ってるが。」

瑞鶴「で、霧島さんが大人になれる薬を持っているとかで...」

長門「ストーーップ。」

提督「出たなながもん。」

長門「長門だ。ながもんとは何だながもんとは。」

霧島「若返りは良くて成長は駄目と言う訳の分からない理論ですね。毎度毎度。」

長門「まぁ待て。」

瑞鶴「?」

長門「ん~...?」

瑞鶴「?」

長門「...おかしいな。」

霧島「どうしたのです?」

長門「翔鶴、ちょっとすまん。」シュッ

翔鶴(ロリ)「...え?」

長門「これが私の能力。私の影に触れた物を若返らせる。以前黒鎮守府の提督に試したが、胎児まで若返らせる事が出来る。」

長門「で、それを解除する事も出来る。解除すると一律元に戻るはずなんだが...戻らんな。」

提督「だからヲ級にしては小さかったのか。」

霧島「なるほど。で、まず能力解除を試してみたかったと。」

霧島「では、急成長コーラを試してみますか。」

長門「却下。持ってきたら霧島も駆逐艦になる事になるぞ。」

提督「新手の強迫か。おい。」

長門「強迫とは失礼な。私は和気藹々とした艦隊を目指してだな。」

伊勢「ごめんね。長門さん。」

伊勢「提督さんと霧島さんに逆らうな!」キューーーーン!!カシャン!!

長門「...はい。」

伊勢「...あまり使いたくないんだけどね。」

提督「乱用されると軽く鎮守府崩壊するな。それ。」

伊勢「最近、意識しなくても使っちゃうから、カラーコンタクトしてないといけないのよね。」

提督「眼帯とかどうだ。酒保に売ってるぞ。"フフ怖眼帯"と"イケメン眼帯"。」

伊勢「ただでさえ命中精度悪いから、両目使えないと距離感がね...」

霧島「さ。とりあえず瑞鶴さん。急成長コーラです。」

長門「だから駄目だといってるだろう!!」

提督「やかましいぞ。いい加減にしろながもん。」

長門「...はい。」

長門「...何? どうしたんだ私は。まさか。」

霧島「...さ。どうz」パシッ

ながもん「洗脳なぞ私には効かん。」

伊勢「私の洗脳が効いていない...なんで。」

ながもん「自分を1分間若返らせた。洗脳前にな。」

ながもん「そして私はビッグセブン。一度受けた物をもう一度食らうようなミスはしない。」

提督「...これはもう諦めるしかないか。今のこいつを穏便に止める手が思いつかん。」

瑞鶴「そんな~...」

翔鶴「あの、私はいつまでこうなのですか...」

ながもん「...。」

ながもん「やっぱ姉妹なら年は近くあるべきだと思うんだがどうだろうか。」

提督「こら。」

ながもん「駄目か?」

提督「駄目だ。」

ながもん「わかったよ。」カイジョ

翔鶴「よかった...」

提督「しかし翔鶴。素面に見えるんだが。」

翔鶴「頂いてますよ。もちろん。」

提督「...いかんな。駄目だこれじゃあ。」

ガタンッ!!

提督「諸君、飲んでいるか!? 食っているか!?」

赤城「もちろんです! 私達まだ行ける!まだまだ!!」

天龍「提督助けてくれ! 重巡と空母共が脱ぎだした!!」

龍驤「巨乳がそんなに偉いんか!! 言うてみろオラァ!!」

提督「まだ喋れるとは。訓練二倍が現実味を帯びてきたな。天龍。」

天龍「そんな酔ったら襲われるんだよ! 龍田に!!」

提督「見たいから是非酔ってくれ。さぁ酔ってくれ。」

提督「なんならまたやってもいいんだぞ?」

天龍「...分かった。もう良い...」

天龍「飲んでやる!! 提督も龍田も関係ない! 飲んでやる!!」

響「じゃあ天龍さん。はい」つウォッカ

天龍「よっしゃあ!」グイッ!

隼鷹「なんだよぉ~! 天龍も飲めるんじゃん。いつも私たちの誘い断るのに~。」キュニュウナンテ...ウワーン!!

天龍「ガキ共には目に毒だろ。特に隼鷹と重巡ども。」パーンパカパーン!!

響「あれは見事なおっぱいだよ。沈み込んで離さない。」ヴァカメ! ニゲラレルトデモ!?

天龍「摩耶と鳥海が必死に止めて....無い。あいつらも脱いでるだと...」アハハハ! カーニバルダヨッ!!

響「違う。愛宕と高雄に脱がされた。その後飲み比べに勝ったら服を着ていいと言われて挑戦した結果がアレ。」コレガレディーノボディーヨ!!

天龍「なんかあっちの方が酷い有様なんだが。って暁も...」セヤ! ウチモオトナニナレバ!!

響「暁...知らない子だね。新しい子かい?」

天龍「酷...くはないか。流石にアレは引く。身内だと更に。」

響「龍驤さん。大人になれば大きくなるって事は、暗に"自分は子供です"と認めている様なものなんだけど。」

龍驤「っ!! ---っ!!」大破!

天龍「あ~...クリティカルだな。声も出てないぞ。」

暁「大丈夫よ! 瑞鶴さんもあまり大きくないじゃない!! 落ち込む事なんてないわ!!」

瑞鶴「ちょっと! 参加早々それは無いんじゃない!?」

翔鶴「大丈夫! 元々小さかったわよ! あははははっ!!」

瑞鶴「...翔鶴姉...!?」

響「ほら。これを一気に飲んで忘れな」つスピリタス

天龍「こら。それは止めろ。それは酒と言うか硫酸だ。」

瑞鶴「私を殺す気...?」

響「ジョークだよ。」ヒック

天龍「酔っ払いには何を言っても無駄だな。」

-報告-
・艦娘の大半が二日酔い。特に天龍は翌日歩けず。
・"フフ怖眼帯"好評発売中
・翔鶴ロリ化回避、ただしながもんは諦めない。
・赤城と加賀が入院(食べすぎ)
・扶桑の貯金がノンストップ

ギアスの効かないただ一人の艦娘。長門。
狂戦士化した大貫さんレベルでバーサーカー。

セト神で自身を生き返らせるのはオリジナル。
ジャンプ作品で自分の年齢を変えられるのは、金色の闇(To LAVEる)、ツナデ(NARUTO)、ビスケ(HxH)、ゴンさん(HxH)、ジュエリー・ポニー(ONE PIECE)等々。案外居ますね。
...ゴンさんは違うか。

酒は一口目と限界を超えた辺りが一番美味い。と私は飲み会の度に言ってますが誰も賛同してくれない。悲しい。

>>325
ありがとうございます。
私の妄想垂れ流しなだけですが楽しんでいただけると嬉しいです。

>>326
目から電子ドラックを照射して洗脳するって事は...
至近距離から相手の目をジーッと見る必要がある訳で。
・・・どう想像してもなんかエロいです。

乙です。
「To LOVEる」ですよ提督!

加賀「提督。お手紙です。」

提督「手紙? 誰から....って大本営から!?」ビリビリ

提督「.........。」

加賀「どうしたのです。まさか私達の存在が?」

提督「いや、泊地凄姫が基地にしていた黒鎮守府。そこに在籍していた能力者軍団が蜂起を起こしたらしい。」

提督「考えてみれば悪魔の実の能力者軍団に一般兵士が敵う道理がないじゃないか。」

加賀「で。その鎮圧に力を貸せ。と。」

提督「そーゆー事。しかし都合良いな。こいつら。」

提督「俺らが忙しかった時はなんの支援も無かった癖に。と。」

加賀「まぁ近くの鎮守府でもっとも艦娘の在籍数が多いですからね。」

加賀「で。どうするのですか。」

提督「あいつらの前で堂々と悪魔の実を使うのは不味い。かつ、当時襲撃に参加したメンバーは使えない。」

提督「黒鎮守府襲撃は上に報告してないからな。あっちも顔を覚えただろうし。」

加賀「榛名が出撃できれば良いのですが。近接攻撃の大半を防御しつつ接触すれば相手は行動不能と。」

提督「一発でバレるからな。海楼石は直接触れないと駄目だし。」

提督「今回の出撃は幽波紋使いをメインに...電、鈴谷、霧島、金剛、瑞鶴、翔鶴。」

加賀「五航戦に譲るのですか...」

提督「まぁそう言うな。それを言ったら鈴谷とか何時振りに出撃か分からないんだから。」

提督「とりあえず召集命令を」ピーンポーンパーンポーン

--------------------------------------

提督「そろったな。」

提督「以前、伊勢が泊地棲姫として支配していた黒鎮守府。そこに在籍していた悪魔の実の能力者達が一斉蜂起、近くの鎮守府を占領し立て篭もっています。」

提督「君ら6人にはその人達を捕縛してほしい。」

電「命は奪わなくて良いのですね!!」

提督「榛名達の報告では、そいつらも結構散々な目に会ったみたいだしな。」

提督「俺か霧島、長門辺りの能力で戻せればと思ってな。」

鈴谷「ほ~う。提督優しいねぇ~。」

金剛「しかし、Captureですカ。途中で暴れられたら大変デース...」

霧島「その点はご心配なく。私が沈静化します。」

金剛「皆能力持っててズルイネ~...私も何か欲しいデース。」

霧島「お望みとあれば、吸血鬼、サイボーグ、合成獣等々色々...」

金剛「Vampireですカ~...良いデスネ。格好良いデース!」

提督「頼むからやめろって。」

金剛「だって~...."悪魔の実"もう無いんでショ? 長女として私も力が欲しいデース...」

提督「...すまんな。」

鈴谷「鈴谷も欲しかったし...加賀姉にやられてから変な夢見るんだけど。」

翔鶴「そういえば昔私が持ってきた物は誰が食べたのですか?」

提督「翔鶴のは俺が食った。」Room...

鈴谷「提督も持ってたんだ...それ、どんな能力?」

提督「"手術"だ。鈴谷、ちょっと左腕を前に。」

鈴谷「?」スッ

提督「失礼...と!」スパッ

鈴谷「.....へ?」

鈴谷「うぎゃぁぁぁぁぁぁ!! 鈴谷の腕が!! 腕が!!」

提督「もっと凄い事も出来るが。そっちはちょっと。な。」

鈴谷「戻して! 提督早く戻してぇ!!」

提督「はいはい。」Room

鈴谷「はーっ...はーっ....」

鈴谷「.......グスッ..」ナミダメ

翔鶴「あの...いささかやり過ぎていませんか。」

提督「...そうだな」Room...

-鈴谷の精神を正常化-

鈴谷「...なんか、楽になった気がする...」

提督「精神手術だ。この通りなんでもアリ。効果範囲に入っていれば...な。」

提督「さ。とりあえず今日は解散。作戦開始は3日後だ。」

霧島「了解です。では失礼しますね。」ガチャ

提督「あ、金剛。ちょっと残っててくれ。」

金剛「? 了解デス。霧島、先戻っててクダサイ。」

ゾロゾロ...ガチャ

金剛「どうしたのデス?」

提督「まぁ、まて....と!」ゴソゴソ...

ゴロゴロの実「」Hello!

金剛「こ、コレハ....!!!」

提督「確認された"悪魔の実"中でかなり強力な部類に入る。"ゴロゴロの実"だ。」ピラッ

-----------------------------------
ゴロゴロの実

食した物は電気への完全耐性と共に、自在に電気を生み出し自在に操る事、また自身を電気とエネルギーの塊にする事が出来る。
更に、自らが出した電気を金属に通す事で好きな形に成型する事も可能。
伝導性がある金属内部を移動する事も出来る。

生成できる電圧は(作中では)2億ボルト。
-----------------------------------

金剛「....ワァ~オ...」

提督「1つで国を相手に喧嘩が可能なレベルらしい。」

金剛「悪魔の実は全部無くなったハズでは?」

提督「ここだけの話だけど、深海棲艦のカ級に頼んでいくつか持ってきて貰った。」

金剛「What!?」

提督「マジマジ。潜水艦寮の隠し部屋にいるよ。」

金剛「....マジですか...」

提督「本当はかなり前に持ってきて貰ってたんだ。だけど、」

提督「あまりにも強力すぎるから、本当に信頼出来る人にこの能力を持って欲しかった。」

金剛「アノ...ソレハ...ツマリ...」

提督「必ず戦いを終わらせる。付いてきてくれよ。金剛!」

金剛「もちろんデース!!」

提督「ただ、あまり堂々と使うと上から目をつけられる。そこの調整も頼むぞ?」

金剛「ハイ! 必ずやってやりますヨー!!」

-報告-
・金剛に新能力"ゴロゴロ"
・次回、VS悪魔の実軍団(予定)

ゴロゴロの実って大体何A出るんでしょうかね。
最大電圧が2億(0.2G)Vとすると、6Aの電流で1.2GW。
バック・トゥ・ザ・フューチャーでタイムスリップするのに必要な電力とほぼ同等になります。
"一瞬で巨大な純金の塊をやわらかくする"、"大地を削る"などやらかす位ですし。

ちなみに一般家庭用のブレーカでは20Aそこそこ。
電気専攻でないので良く分かりませんが、そのままで考えると悪魔の実シリーズで(現在の所)かなり凶悪だと思うんですが...

>>340
指摘ありがとうございます(^^;)

金剛「さーて! サクサクっと終わらせマース!!」

霧島「姉様...やけにご機嫌ですね。」

金剛「それはもう!! 今なら誰にも!! 負けまセン!!」

鈴谷「相手は"悪魔の実"の能力者軍団...一体どんなヤツらがいるんだろ。」

電「猫とか牛とか居るみたいですよ。」

鈴谷「猫? なんだ、かわいいもんじゃん♪」

電「...豹とパイソンが可愛いのですか?」

鈴谷「ストップ!! 確かに猫だけど!! 確かに牛だけど!!」

瑞鶴「あまり会いたくは無いわね...」

霧島「大丈夫。私と電なら相手に引けは取りません。」

電「こちらの攻撃を見る事が出来ないですから。」

鈴谷「いいなぁ...鈴谷も何か欲しいなぁ....」

霧島「私に任せてみますか?」

鈴谷「え...」

霧島「大丈夫ですよ。失敗しても身体が爆発したりはしません。多分。」

鈴谷「多分!? 多分って言った!?」

瑞鶴「私の身体も治してくれると助かるんだけど...」

霧島「長門さんが暴走するから...流石に彼女に力で勝つのは無理よ。」

電「瑞鶴さんも長門さんの抱き枕に1度なってみると良いのです。」

電「きっと駆逐艦の身体が気に入ると思います。」

瑞鶴「抱き枕って...」

電「案外、柔らかくて気持ち良いですよ? 長門さん。」

鈴谷「燃費悪すぎてあまり出撃出来ないから、運動不足で困ってるみたいだね。」

瑞鶴「艦娘が運動不足ってどうなの!?」

翔鶴「戦艦の皆さんと比べても沢山お食べになりますから。消費が追いつかないのでしょう。」

金剛「Hey! 喋っててもいいけどさー。もって早く! Early!! Early!!」

霧島「はいはい。」

-敵拠点前-

霧島「作戦を確認します。敵は海に落ちると終わりの為、まず海の上で戦闘にはならない。」

霧島「そこで、まず海上から艦載機と砲撃で爆撃、敵拠点を崩してから内部に突撃、制圧します。」

霧島「制圧方法は各自に任せますが、相手は悪魔の実の能力者。大半が動物系と言えど油断は禁物です。」

霧島「以上! 作戦開始!!」

翔鶴・瑞鶴「爆撃機、発艦です!」シューーーン...

鈴谷「偵察機も発艦! 相手の動きを見張って!!」

キューーーーン....ドゴゴゴゴゴゴ...ドガッ!

霧島「主砲、一斉斉射っ!」

金剛「全砲門、ファイヤーッ!!」

ガンッ! ドゴンッ!!

敵拠点「」半壊

鈴谷「試製晴嵐から入電! 敵は陸地の方に避難してるみたい!」

金剛「突撃デース!」

電「なのです!!」

-内部-

霧島「何人か逃げ遅れたみたいですね。」

モブ(乳牛)「貴様ら、またしてもっ!」

モブ(麒麟)「動けん...畜生っ!!」

金剛「大人しくすれば、命まではとりまセーン。私達も嫌デス。」

霧島「翔鶴さんと瑞鶴さん。この人たちを縛って。このロープを使ってね。」

翔鶴「はい。承りました。」

鈴谷「入電! 裏口に敵影! 瑞雲が数機やられたよ!」

金剛「行って見るネ! 霧島、Follow me!」

霧島「了解!」

-拠点外-

モブ「貴様らが襲撃してきたのか。」

金剛「そのとおりデス。命まで取るつもりはアリマセン。投降してくだサーイ。」

モブ(メラメラ)「...ふっ。」メラッ!

霧島「自然系!? 姉様、一度中に!」

金剛「......スウッ..」(深い呼吸)

霧島「姉様、早く!」

金剛「....シッ!!」シュンッ! ゴッ!!

モブ「おぶっ!?」

金剛「Surrenderをオススメしマス。私にはあたりまセン。」

モブ「っ!? ちょっと驚いたが、俺に打撃は効かん!!」

モブ「次は俺の番だ!」ファイヤーブレスッ!

金剛「...遅いネ~。」

モブ(早い!! なんなんだこいつは! 高速戦艦とは聞いていたが、これ程とは!!)

金剛「霧島! ここは私に任せて下サイ!」

金剛「私は大丈夫デース! すぐカタをつけます!!」

霧島「わ、分かりました」タッタッ!!

モブ「...ちっ。」ファイア!

金剛「どうあっても降参しませんカ。」

モブ「当たり前だ! 俺達はまだ何も成していない!」ヒバシラ!

モブ「ブラック鎮守府でこき使われ! 無理しか言わない上司にへつらって!!」ヒケン!

モブ「もう終わらせるんだよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」ミジウムモルタル!!

金剛「だからってこんな事をして何になると言うのデスか!!」

金剛「ドイツもコイツも! 自分が気に入らないから武力制圧デスか!!」

モブ「そうだ! 悪いか!? 目には目を! 力には力だ!!」インセネレート!

金剛「だから終わらないんデスよ!!」バッ!

モブ「ちっ。ちょこまかと!! いい加減に当たれ!」ヒケン!!

金剛「いい加減にするのはそっちデース!! 私には当たりません!!」

モブ「クソッ!! 畜生ッ!! 俺は力を手に入れたはず! それでも届かないってのか!!」

モブ「いつも! いつも何故上手く行かない!? なんで俺らばっかり!!」


バチッ!!


モブ「」キゼツ

金剛「電流はかなりおさえまシタ。死にはしまセン。」

金剛「...自分で言った事ですが、私達はその"武力制圧の道具"として生み出されたのデス。」

金剛「それでも、私は平和を願いマス。」

金剛「貴方は"人間"でしょう。なぜ、その情熱を間違った方向に向けるのですカ。」

金剛「私達より、ずっとずっと選べる道はあるのに。」


ワァァァァァァァァ!!!


金剛「っ! 時間掛けすぎマシタ...」バチッ!

-拠点内部-

霧島「キリが無いですね...」

電「この子が居れば傷は治せますが....流石に疲れてきました。」

ファイヤーッ!! ズガンッ!

金剛「遅くなりマシタ。この通り、Captureして来たヨ!!」

モブ(トゲトゲ)「なっ....ボス!!」

モブ(ウマウマ)「そんな....」ガクッ

霧島「その人がボスだったのですね。流石です金剛姉様。」

鈴谷「そ、そんな事より、何とかしてよ!」

金剛「了解デース!」

モブ「ま、まて。降参! 降参だ!!」

モブ「ボスが勝てないのに俺らが勝てる道理が無い...畜生っ!」

霧島「分かりました。でも一応、反撃できないようにさせて頂きます。」ヘヴンズ・ドアー!

・艦娘、及び艦載機への攻撃禁止

金剛「Mission Completeデース! 帰還するネー!」

-報告-
・悪魔の実の能力者軍団を捕縛。鎮守府に帰還します。

ゴロゴロの実が何アンペア位出るかについて色々議論されてたページがありました。
原作も見てみましたが、エネルは自身に電気による心臓マッサージを施しています。
電気ショックの心臓マッサージは30~50A程が必要との事で....ガンフォールよく生きてたな....

指摘アリガトウございます。"ドラララララ"ですね。すいません。

現在自ボツって書き直し&少々ネタ切れの為、もう少々掛かります。

金剛「たっだいま戻りましたヨ~♪」ガチャ

霧島「"悪魔の実"能力者、動物系20名、超人系5名、自然系1名、捕縛して参りました。」

提督「お疲れ様。大丈夫だったか?」

金剛「ハイ。炎の能力者が居たのは予想外デシタけど...」

提督「ただ、今の金剛なら楽勝。だろ?」

金剛「....力での戦いなら圧倒できまシタ。ただ、アノ人はなんと言うか。」

金剛「目に光を宿していませんでした。死人の目でした。」

金剛「力で今まで抑えられ続けていた人デス。これ以上押さえ込む事はしたくありませんでした。」

霧島「今では私の能力で沈静化していますが、もう能力を使うまでもないと思います。」

霧島「まるで生気を感じません。生きている人だと思えない程に。」

提督「......ふむ。」

提督「金剛、霧島。彼らのボスは今どこに。」

霧島「現在は使用していない部屋に軟禁させていただいています。」

提督「ちょっと、会ってくる。やはり直に話を聞きたい。」

霧島「司令、少々お待ちを。一つ確認したいのですが。」

霧島「金剛姉様に何かしましたか。」

提督「....その言い方は何か引っかかるが。そうだ。悪魔の実を食ってもらった。」

霧島「悪魔の実はまだあったのですか。」

提督「ああ。現在持っている悪魔の実は3つだ。内2つは非常に危険だから厳重に保管している。」

提督「ちなみに金剛のもかなり強力は物だ。雷を操る自然系。」

霧島「自然系....一体どこからそんな物を。」

霧島「あと、その....研究の為に悪魔の実を一つ頂く事は可能でしょうか。」

提督「....これでいいなら。」つホルホルの実

霧島「これが悪魔の実....実物を見るのは初めてですね。」

提督「ちなみにこれがその実の効力だ。」ピラッ

---------------------------------------------------
ホルホルの実

食した者は体内ホルモンを自在に作り出す事が出来る。
精製したホルモンを指先から放出する事で他人に効力を与える事も出来る。

が。その実はドーピング~人体改造に近く。
テンションを上げる、免疫細胞を活性化させて解毒する等々...
果ては"性転換"、"頭部(顔面)だけを急成長させる"と言う、明らかにホルモンバランスでどうこう出来る域を軽く超える。

作中では"筋肉ムッキムキの男性"が"華奢な女性"になったり、主人公の寿命10年と引き換えに解毒していたりと。
---------------------------------------------------

霧島「これはこれは....いっそ私が食べたいですね....」

提督「確かにこれを扱えるのは霧島位だろうな。食うのは自由だが、研究に使うって事で渡した物って事を忘れるなよ。」

霧島「もちろん。」

提督「さて。んでは首謀者に会ってきますかね。っとその前に...」

-あき部屋-

提督「よう。あんたが首謀者か。」

モブ「...ここの提督か。なんの用だ。」

提督「なに。少し話をしたくてな。」

モブ「話? こっちは話なんてないが。」

提督「とりつく島もない。か。」

伊勢「こうなったら梃子でも動きませんよ。この人は。」

モブ「...俺の事を知った口ぶりだな。」

伊勢「元、呉軍港の整備者で妻子持ち。子供は2人で上の子供は今就職活動中。当時の上司にキレて殴った結果クビになった。」

ボス「なっ!?」

伊勢「久しぶりだね。呉。元・泊地棲姫よ。」

呉「姫...!? なぜここに。」

提督「色々あってね。今ではウチの鎮守府の一員だ。」

呉「姫。一つお聞きいたします。」

呉「あの時に語っていた野望....軍部の改革は....」

伊勢「まだ提督には話していないけど、諦めた訳じゃないよ。」

伊勢「一部の人間が全権を掌握する現体制の壊滅。私達艦娘の扱いの改善。」

呉「安心しました。姫は、まだ姫なのですね。」

提督「少しは話してくれる気になったかな。」

呉「ああ。」

呉「...だが、別に黙秘しても関係ないのだろう? あの"霧島"とか言う戦艦の能力で聞き出す事も出来たろう。」

提督「それはしたくない。本当にどうしようもない時の最終手段だ。」

呉「...甘いな。ハハハ。」

呉「いいぜ。聞きたい事があるなら言いな。」

提督「まず、さっき言っていた軍部の改革ってのは?」

呉「俺達の最終目標だ。」

呉「艦娘や俺らの様なスタッフはかなり酷い扱いをされる事がある。」

呉「何度上に掛け合ってもスルーされ、場合によってはクビを切られる。艦娘だったら自爆特攻とかな。」

提督「"事がある"って表現が引っかかるが....」

呉「その時の上司次第だが、あまりにも海域の制圧が上手く行かなかったりするとすぐ豹変するからな。」

呉「ブラック鎮守府と化している、またその予備軍は全体の9割に及ぶ。」

提督「...そんなにか。」

呉「外部から見る分には普通に見えるが、その実は。って事もあるからな。」

呉「提督、この鎮守府には艦娘は何隻在籍している?」

提督「機密事項なんだが....60隻だ。」

呉「通常の鎮守府では10隻居れば多い方なんだ。」

提督「10隻....?」

呉「ああ。」

呉「むしろ、そんなに艦娘がいる鎮守府があった事に驚きだよ。」

呉「艦娘があまり多くても練度が上がらない、保持に費用も掛かる。」

呉「だから、最低限を残して後は改修に回される。もしくは...」

提督「捨て駒。か。」

呉「その通り。」

伊勢「私は泊地棲姫だった時、そうやって無茶な突撃をさせられてる艦娘の情報を集めていて。」

伊勢「言い方は悪いんだけど、介錯していったんだ。」

伊勢「そうやって深海棲艦の軍団を作った。鎮守府、そして軍人への恨みを満載した軍団を。」

提督「昔聞いた話だと、泊地棲姫は穏便派だった深海棲艦を洗脳して嗾けたって話だったが。」

伊勢「違うよ。考えても見て。恨み全開の軍団と、少数派の穏便派を一緒にしたらどうなるか。」

提督「....。」

伊勢「頻繁に衝突は起きた。私一人で全員を抑えるのは不可能だったから。」

伊勢「私を"姫"にしてくれた南方棲姫から貰ったこの能力を使って意識を統一した。」

伊勢「深海にある使えそうな物を駆逐艦に集めてもらって、拠点にして。」

伊勢「....まぁ、悪魔の実の管理が杜撰だったのは認めるよ。ただ有用な物をごっそりやられたのは想定外だったけど。」

提督「お陰で今やウチの鎮守府は....」

伊勢「それは私のせいじゃないって。」

伊勢「で、軍団を増やす過程で呉に出会ったんだ。」

呉「あの時は人生終わったかと思ったぜ....」

伊勢「まぁ深海棲艦のボスだったからね。でも、ちゃんと事情を説明したら仲間になってくれた。」

呉「俺と同じ境遇の人間は掃いて捨てる程いるからな。」

呉「で、やっと準備が整いつつあった時に....あんたらが。」チラッ

提督「まさかそんな事情があるなんて知らなかったからな...」

呉「まぁ、この辺りで話は終わるな。あとは知っているだろ。」

提督「ああ。ありがとう。」

提督「呉...だったか。良ければ他の人にも話をしてくれないか。伊勢も一緒に。」

提督「そうしてくれれば、ある程度の自由は保障するよ。」

呉「分かった。」

-報告-
・モブ→呉 とあるSSの影響かムッキムキの女性が出て(ゲフンゲフン
・ネタパートを書きたい


1ヶ月程空きました。すいません。


ネタをください。

提督「鈴谷~」

鈴谷「ん? 提督じゃん。チーッス!!」

提督「唐突だが鈴谷、"闇属性"と"地属性"、どっちが良い?」

鈴谷「闇!!」

提督「即答だね...」

鈴谷「だってカッコいいじゃーん♪」

鈴谷「でもいきなりなんで?」

提督「そりゃあもちろん...」

Room発動!

提督「次の魔改造♪」

提督「ご注文は闇属性ですか?」

鈴谷「NO! ストップ! 止めて!!」

提督「夏と言えば怪談!!」

鈴谷「それは分かる! 分かるけど鈴谷を巻き込むなって!!」

提督「...そうか。残念だ。」カイジョ

鈴谷「よ、よかった...」

提督「本音を言うと。」

提督「鈴谷弄るの楽しすぎる。」

鈴谷「」スチャッ!

提督「フフフ、その主砲で何をするのかな?」

鈴谷「重巡の砲を向けられて随分余裕だね。」

提督「それ以前の問題だからな。」

鈴谷「...え?」

提督「Roomの中にいる事を忘れた?」

提督「余裕で回避出来るよん。」

鈴谷「う~っ...無理だよ。その能力どんだけチートなの。」

提督「まぁ冗談はこの辺にして。ちょっと執務室まで来てもらえる?」

鈴谷「は~い。」

-司令室-

鈴谷「で、鈴谷様を連れ込んでナニするの?」

提督「そんな事言って本当に俺が襲ったらどうするんだ....っとあった。」

ヤミヤミの実「ヤットデバンダー」

鈴谷「うわっ...何それ!!」

提督「見た事無いのは仕方ない。"悪魔の実"だ。」ピラッ

-------------------------------------
ヤミヤミの実

食した者は"闇"と"引力"を自在に扱えるようになる。
椅子や木箱と言った実物から"力"など物質として存在しない物まで吸収する。

さながらブラックホールの如く万物を吸い込み、吐き出す。
闇と同化し、移動する。
相手を闇の中に引きずり込み、捕縛する。等、使用法は多岐に渡る。

-非常に危険-

-------------------------------------

鈴谷「なにこれ....」

提督「その通りの物だ。実際の所は食った物こそ知る。」

鈴谷「最後の-非常に危険-って何?」

提督「言ってしまうが、これは1つで国を相手に喧嘩が出来るレベルなんだ。」

鈴谷「そんな....え!?」

提督「さて。食べる? 食べない?」

鈴谷「食べる!! 食べます!!」ガブッ!

鈴谷「うぇぇぇ....まっずい!!」

提督「あ、やっぱり不味いんだ。」

鈴谷「なんと言うか、甘苦くてしょっぱくて辛い!」

鈴谷「でも、これで鈴谷様も能力者!! さっそく...」ヴゥン...

鈴谷「うわ!! 出た!! 入れるよ!! きゃっほー!!」

提督「鈴谷。一つ約束してくれ。人様に迷惑を掛けるような事はするなよ?」

鈴谷「んふふ~♪ どうしようかな~」

提督「ま。鈴谷ならそんな事はしないって信じているけどね。そうじゃなければこんな能力はあげないよ。」

鈴谷「おおぅ...まさかの回答....」

提督「ところで....」

提督「それ、加賀と同じような用途に使えるって思わん?」

鈴谷「」ピーン!

鈴谷「提督、お主もワルよのぅ....」

提督「鈴谷様程では....」ヒッヒッ

提督「ところでその闇の中ってどんな感じなんだろ。」

鈴谷「入ってみる? 鈴谷のナカに?」

提督「おいやめろ。と。では失礼して~」ドポン

-闇の中-

提督「おお....なんと言うか。」

提督「無重力で暑くもなく、寒くもなく。何も聞こえないし、何も見えない...」

提督「自分の声も反響しないから凄い変な感じだ。」

提督「鈴谷~!!」

鈴谷「は~いは~い!」

提督「おお。声は聞こえるんだな。」

鈴谷「この空間が私自身って感じ? 中の状況は分かるし出入り自由だし。」

鈴谷「このまま移動する事も出来るよん。今食堂だね。」

鈴谷「落とし穴作って誰か落としてみようか!」

提督「....いいね。」

鈴谷「上には今...赤城さんがいるね。今日のパンツは白か。うへへ」

提督「こらこら。」

鈴谷「んじゃ落とすから闇を強くするよ。はぐれないように手、握って!」

提督「OK。」ギュッ

鈴谷「3、2、1.....今!!」

ヴゥンッ!! (落とし穴オープン

赤城「なっ!! いひゃあっ!!」ヒュンッ!!

シュンッ!! (クローズ

赤城「ちょ、ちょっと! 何? 何なんですかここは!?」

提督「赤城、今は夕飯の時間には聊か速いんじゃあないかな。」(声変え

赤城「え? いや....ちょっと小腹が....じゃなくて!」

赤城「誰!! 誰か居るの!?」

提督「ここは、この世とあの世の境目....」

鈴谷「空母赤城、貴方は食物に感謝していますか。」

赤城「え、え? 何、何!! どういうこと!?」

提督「質問を質問で返すとは....」

鈴谷「余程あの世に落ちたいらしい...」闇強化+引力追加

赤城「ちょ!! ちょっと!! やめて、やめてくださいぃぃぃぃ!!」

提督「赤城、貴方は今まで食べた生物の命乞いに耳を貸した事がありますか。」

鈴谷「パンを食べる事が出来ずに命を落とす子供の話を聞いた事がありますか。」

赤城「っ。わ、私は戦闘の為に、戦いに勝利する為に食べなければならないのです!!」

鈴谷「ほう。夜の2時になんの戦いがあるというのですか。」

赤城「あ、あれは....その....」

鈴谷「語るに落ちましたね。」

赤城「あうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ......」

鈴谷「落ちなさい。下へ下へ。」

提督「懺悔しなさい。全ての生物に感謝を捧げられるようになるまで。」

赤城「あ、ああああ......ご、ごめんなさ....い......」

鈴谷「さ、そろそろ私達は戻ろうか。赤城さんいるから派手に動けないし。」

ヴゥンッ

提督「うおっ。地面の感覚が懐かしい。」

鈴谷「これは楽しいね」キラキラ

提督「気に入ってもらえてよかった。さて、赤城は放置してティータイムと行こうか。」

-2時間後-

提督「そろそろ夕飯か。」

鈴谷「おっ。もうそんな時間? 食堂いこっか。」

提督「その前に赤城は今どんな感じだ?」

鈴谷「もう動いてないね。感覚マヒしてるみたい。」

鈴谷「まぁ、引力で縛ってるし、動けないけどね♪」

提督「おお。怖い怖い。と。」

鈴谷「取り合えず出してあげようか。」ヴゥン!

赤城「」チーン...

提督「おお。気絶してる...」

提督「気つけっ!」Room発動!

赤城「ハッ!! こ、ここは....」

提督「大丈夫か、赤城。」

鈴谷「廊下で倒れてるんだもん。びっくりしたよ...」

赤城「あ、あっ!! あれ!?」キョロキョロ

提督「どうした、赤城?」

鈴谷「まさか夕飯食べに行こうと向かってる途中でお腹空きすぎて倒れた~! とか?」

提督「まさかな。ハハハ。さて、ご飯行こう。」

-食堂-

提督「あれ? 赤城、もう食べないのか?」

鈴谷「いつもなら4,5杯は平気でお代わりするのに....どうしたの?」

赤城「い、いえっ!! だ、だだ大丈夫ですっ!!」

-報告-
・赤城が何かに怯えるようになりました。
・鈴谷に新能力"ヤミヤミ"
・次回ターゲット....誰にしようかなぁ

こういうのを書きたかったのに。どうしてああなっていた....orz

>>1です。一応生存報告と言いますか....
すいません。リアルが凄まじく立て込んでおりまして、構想を練る余裕がありません....

初SSなのに風呂敷広げすぎたのが原因です.....
保守して頂いてる方もいる中申し訳ありませんm(_ _)m

-深夜-

鈴谷「夜は良いよね~夜はさ。」

鈴谷「なんたって溶け込める闇が沢山あるし。どっかの夜戦バカの気持ち分かるね。」

鈴谷「....おりょ?」


加賀「さて、今日こそ瑞鶴を。」 E:覆面

夕張「ねぇ、そろそろ加賀さんの能力もバレてきたんじゃ...」

加賀「ですから、早くしなければ。」

夕張「はぁ....まぁ良いですが....」


鈴谷「ほっほぅ....これは、瑞鶴さんピーンチ♪」

鈴谷「この鈴谷様が見たからには、被害を出す訳には、いかないねぇ♪」トプン...

-翔鶴・瑞鶴の部屋-

カタンッ!

加賀「潜入成功....」カチャッ

夕張「まずは麻酔で翔鶴さんを深く眠らせる。っと....」シューーッ


鈴谷「ずいぶん手馴れてますねぇ....一体何人被害を出したんだろ。」

鈴谷「ではでは。落とし穴準備ぃ....!」


夕張「へ? ひゃあっ!?」シュンッ

加賀「しっ。夕張さん。静かに。起きてしまう....わ?」

加賀「夕張さん....? どこに...」


鈴谷(まず一人。)

夕張「ちょっ!? なに!? 何が起こったの!!」

鈴谷「こんばんは。ユウバリ=サン。」声変え

夕張「誰!? 誰か居るの!!」

鈴谷「叫ばなくても聞こえてるよ。私からは姿も見える。」

夕張「ここは何処? そっちがどこに居るか分からないけど、私には毒ガスだってあるんだから!!」

鈴谷(毒ガス? 夕張さんは毒関連の能力かな。)

鈴谷「毒ガスは困るなぁ。あはは。」

鈴谷「困るから、縛らせてもらうよ。」引力+闇強化

夕張「なにこれ....動けない。毒も出せない...!?」

鈴谷「一体何人虐めてきたか分からないけど、私はどうでも良いんだ。」

鈴谷「どうなるかは私も知らないからね♪」

夕張「ちょっと! ちょっと待っ.....」ヴゥン!


鈴谷(まだ瑞鶴さんは無事かな?)トプン...

加賀(夕張さん...)キョロキョロ

鈴谷(おーっし。まだ行けるね。)

鈴谷(罠カード発動!! 《奈落の落とし穴》!!)

加賀「っ!! きゃっ!」ボッシュート

鈴谷「やっと捕まえた。カガ=サン。」

加賀「誰? まさかあの五航戦の幽波紋....?」

鈴谷「ほっほう。こんな場所に落とされても慌てないとは。一航戦は伊達じゃないか。」

加賀「当たり前です。不思議な能力を保有している艦娘は沢山いますから。」

加賀「ただ、瑞鶴が能力持ちだったとは予想外でした。」

鈴谷「ふふふ。誰も瑞鶴さんの能力とは言ってないよ。」

鈴谷「この鎮守府に存在する誰か....かもね。」

加賀(私の能力じゃ脱出出来ないみたいね。やらかしました....)

鈴谷「もう少しいい反応見せてもらいたいなぁ....一航戦のもう一人は結構可愛かったけど」

加賀「!! 赤城さん? 赤城さんも毒牙に掛けたのですか!!」

鈴谷「彼女、一体どれだけ食べれば満腹になるんだろうね。お陰で食費が凄いんだよ?」

加賀「仕方無いでしょう。私達は操る艦載機の数も多いんですから。」

鈴谷「まぁ何気に加賀さんの方が大食いだけどね。2人で鎮守府の食料を3割は消費しちゃうんだから。」

加賀「....反論できませんね。私が大食いなのは事実です。」

鈴谷「むぅ。やりにくいなぁ....」

鈴谷「もう良いや。今まで犠牲になった人達の恨み、受けてもらうよ。」引力+闇強化

加賀(身体が沈む....動けない。あの時もこんな感じだったかしら....)

-翌日-

鈴谷「提督? いる~」ガチャ

鈴谷「賊を捕まえたから突き出しにきたよ~」

提督「賊?」

鈴谷「昨日、瑞鶴さんに悪戯しようとしてた加賀さんと夕張。」

提督「あの2人は...」

鈴谷「で、この2人どうする? ナニする?」

鈴谷「ちょうど良く二人共気絶してると思うよ~? 全然動いてないし~」

鈴谷「なんせ昨日の夜からずっと捕まえてるし。」

提督「おいおい。」

鈴谷「あと、一つ分かった事があって。」

鈴谷「鈴谷が食べた悪魔の実に、"力など非物質も吸い込む"ってあったじゃん?」

提督「たしかあったような。」

鈴谷「闇に落とした人は悪魔の実の力使えなくなるみたい。」

鈴谷「しかも....」スポポポンッ!

提督「!?」

鈴谷「吸い込んでる能力はそのまま、私が使えるみたい♪」

提督「非常に危険って意味が分かったな。能力3つとか危ないってレベルじゃないし。」

提督「俺の能力も無効化するのか。それ。」

鈴谷「んふふ~♪ 大丈夫。提督には使わないって♪」

鈴谷「こんな能力貰っちゃって鈴谷様はご機嫌なのだ♪」

提督「しかし、いつまでも捕まえておく訳にもいかないだろ?」

鈴谷「ん。だからこの2人どうしようかなって。もう十分オシオキになってると思うんだけど。」

提督「解放してやってくれ。出来る限り静かにな。」

鈴谷「りょ~か~い。2人のベットにでも戻してくるね。」

鈴谷「あ、でも....」ピーン

鈴谷「提督の能力、一回使わせてよ!!」

提督「何をする気だ?」

鈴谷「んっふっふ~。この2人を....」

-赤城・加賀の部屋-

赤城「加賀さん、加賀さん!! 起きて下さい。お昼ご飯の時間ですよ!!」

加賀「ん~....む? え、赤城さん?」

赤城「何をそんな驚いてるんです? さぁ、ほらほら、いきますよ。」

加賀「え、あ...その。先行ってください。すぐ行きますから。」

赤城「? 分かりました。早くきてくださいね。」

加賀(なんで赤城さんが私の部屋に...?)

加賀(しかも、身体の感じもおかしい....一体何が?)チラッ

鏡( 加賀「Hello!」 )

加賀「え!?」

加賀「なんで、私が加賀さんに?」 <- in夕張

加賀「まさか昨日の....」

-司令室-

加賀「提督!」バタン

提督「ああ加賀。どうした。そんな血相変えて....」

加賀「惚けないで! 私を一体どうしたの!!」

提督「俺は何もしてないが。」

鈴谷「そうそう。提督は昨日かなり遅くまでココに居たね。」

加賀「昨日何かにやられたんです。あれはきっと幽波紋か悪魔の実です!!」

夕張「提督、失礼します」コンコンガチャ

加賀「あ、私!!」

夕張「ここにいたのね。」

加賀「やっぱり、加賀さんが私になってるのね。」

鈴谷「おおう....見事に入れ替わってるね....」ヒソヒソ

提督「だな。」ヒソヒソ

夕張「で」バンッ

夕張「提督の仕業でしょう。戻して下さい。早く。」

提督「待て待て。さっぱり話が飲み込めん。」

夕張「あくまでシラを切るつもりですか。」

提督「シラをきるも何も。俺は本当に何もしていない。」

加賀「嘘ですよね!? 昨日私達を変な場所に飛ばしたじゃないですか!!」

提督「あのな。俺の能力を言ってみ?」

加賀「...手術?」

提督「だからそんな相手を飛ばす能力はない。飛ばすとして極限られた範囲だけ。つまり、犯人は俺じゃない。」

加賀「じゃあ、一体誰が?」

提督「俺に聞くな。分かる訳が無いだろう。」

提督「さ。そろそろ俺は昼飯を食いに行きたいんだけど。」

夕張「仕方ありません。夕張さん。私達も行きましょう。」

-食堂-

赤城「あれ、加賀さん? 体調でも悪いんですか?」ガツガツ

加賀「う、ううん....今日はもう良いかなって...」ウップ

赤城「どうしたんです? 今朝から何か違う感じがしますが....」ガツガツ

加賀(一体どれだけ食べるの!? 正規空母って凄い....)


夕張(足りませんね。軽巡の方々はこんな食事で大丈夫なのでしょうか。)

夕張「あ、私が料理残してる。貰いに行こうかしら....」


夕張「これ、食べないの?」

加賀「加賀さん? はい。私はもうお腹一杯です...」

夕張「貰っていいかしら?」

赤城「あれ。夕張さん珍しい。何か訓練でもしてたんですか?」

加賀「....ええ。ちょっと。」ガプッ


加賀(ああ....多分戻ったら太ってる....絶対太ってるぅぅぅ!!!)

-戦闘訓練-

加賀「」ズドンッ

スコア「10発中9発命中!」

加賀「いつもと違う視界ですが、艦載機の操作と比べれば随分楽ですね....」

加賀「身体も大分軽いですし。軽巡の身体も中々ね。」


夕張(なにこれ!? なにこれ!? ど、どこに飛んでるの!?)

夕張(艦載機から送られてくる映像....これを元に動かせって事なんだろうけどっ!!)

スコア「0 Point」

赤城「本当にどうしたんですか。まるで艦載機を扱ったことが無いみたいな....」

夕張「い、いえ。ちょっと調子が悪いだけです!!」


提督「....うろたえる加賀...中々レアな光景だな。眼福眼福...と。」

-ドック-

夕張「整備も砲と足回りだけ....これなら入渠も速く済みそう....」

夕張(今までは搭載していた艦載機が多い分、ずっと直してたから....)


加賀(うぁぁぁぁ!? これどうすればいいの~!?)

赤城「加賀さん! それ手荒に扱っちゃだめ!!」

加賀(あうぅっ! 助けて加賀さ~ん!!)

赤城「ちょっ!! それ違う! 艦戦と艦爆で全く新しい艦載機になってる!!」


夕張(やっぱり苦戦してるみたいね。データで知ってても実際に触らないと分からない物なのよ。)

夕張(これを....こう!)ガチャガチャガチャッ!!

夕張「これで、OKよ。」シャキーン!

赤城「あれ。夕張さん?」

夕張「よくデータで見てたから。多分あってるわ。」

赤城「ん~....あ、はい! 完璧です! 夕張さん今日どうしたんです? 絶好調じゃないですか!!」

夕張「ありがとう。...流石に気分が高揚します....」

-司令室-

加賀「提督、お願いします。なんとかしてください!!」

加賀「私では正規空母の艤装は扱えません! 私の身体を返してください!!」

夕張(私は別にこのままでもいい気がして来ましたが。)

提督「確かに、訓練のスコアも散々だったからな。出撃もあるし、何とかするべきか。」

加賀「お願いします! 出来ればすぐに....」

提督「だが、断る。」

加賀「え!?」

提督「隼鷹に第二改装が実装されたからな。出撃はしばらく軽空母と重巡を主軸にする。」

提督「まぁ今まで虐めてきた罰だという事で。」

加賀「そ、そんな!!」

夕張「提督、一つだけお願いがあるのですが。夕張さんに艦載機の扱いだけでも教えて良いですか。」

夕張「データで知っているとしても、実物を触らなければこれは扱えません。」

加賀「それはありがたいんだけど、なんか加賀さん順応早くない....?」

夕張「軽巡の身体も中々いい物でした。能力の方はまだ使いこなせませんがすぐ慣れそうです。」

加賀「ちょっと!? 本格的に入れ替わる気!?」

夕張「元に戻す手段が無い以上、最大限に楽しむだけです。」

提督「是非、お願いするよ。いざって時に慌てないように。」

加賀(駄目だ。加賀さんも乗り気だし....味方が居ない。)ガクッ

夕張「では、早速行きましょうか。せめて整備の方法だけでも教えておかなければ。空母は妖精さんとの信頼が物を言いますからね。」

加賀「はーい。よろしくおねがいします。」パタン

提督「やっぱり一航戦、なんでもそつなくこなすなぁ....」

提督「逆に結構楽しんでるっぽいし。なぁ、鈴谷?」

鈴谷「おおぅ。バレてた?」 トプン

鈴谷「加賀さんは結構動じないね。夕張の反応は想像通りで楽しいけど。」

提督「暫く出撃も無いし、このまま放っとくか。」

鈴谷「良いね。あの2人はどんな能力が分からないっぽいし。多分バレないよ。」

提督「俺が言うのも何なんだが、鈴谷の能力も大概チートだな。」

鈴谷「鈴谷が捕まえて、提督が改造する。ここに霧島さんでも巻き込めれば最強じゃない?」

提督「悪の機関じゃあないんだから....」

-報告-
・加賀と夕張が入れ替わり

ヤミヤミの実に独自設定。
白ひげの能力を吸い込んだのなら多分できるだろうと。

多分本体毎取り込むと吐き出す度に能力が解除されてしまうんではないかと。

お久しぶりです。
やっとリアルが落ち着きました。暫くは仕事が忙しくなる事も無さそうです。
リハビリが必要そうですが.....

「失礼するぞ。」ガチャ

憲兵「久々だな。提督。」

提督「前触れも無く憲兵が押し寄せてくるとは...何かあったのか?」

憲兵「惚けないで頂きたい。」

憲兵「黒鎮守府に篭っていた能力者軍団をどこにやった?」

提督「...俺は火力支援を要請されたからそうしただけだ。後始末までは分からんぞ。」

憲兵「確かに鎮守府は崩壊していた。だが能力者が一人も居なかった。我々も一人として捕らえていない。」

提督「包囲が甘かったんじゃないのか。」

バンッ!!

憲兵「そんな事は無い。ヤツらは海上では動けん。」

憲兵「そして陸は完全に封鎖した。にも関わらず誰一人として捕らえられなかった。つまり...」

憲兵「そちらが艦に乗せて行ったに違いない。」ビシッ!!

提督「そんなに言うなら、調べてみれば良いじゃないか。ただ、ウチの艦娘に必要以上に迫るなよ。」

憲兵「言われずともそうさせて貰う。」

提督「では俺は邪魔にならん様に司令室に篭らせてもらう。秘書艦として鈴谷を付けさせて貰うぞ。」

憲兵「分かった。が、変な物を持ち込まない様に見させて貰う。」

提督「そんな隠せる物なんて無いと思うがな。」

--------------------------------------

鈴谷「お待たせ。鈴谷、到着しました。」

憲兵「...。」ジーッ

鈴谷「うわっ!? 憲兵さん!?」

鈴谷「提督、まさか何かしたんじゃ....」

提督「それはない。安心しろ。秘書艦の仕事を手伝ってくれ。」

鈴谷「それは良いけどさ....」チラッ

憲兵「安心しろ。俺はまだ何もしない。」

鈴谷(まだ...ね。)

憲兵「さて、では捜索を開始させて貰う。妙なマネをしない様に扉の前に見張りを立てるからな。」

提督「はいはい。」

憲兵「....ふん」ガチャ

パタン

鈴谷「提督、もしかして、あの件?」

提督「察しがいいな。鈴谷、先回りして匿って来てくれ。ばれるなよ?」

鈴谷「りょうか~い。」トプン

--------------------------------------

鈴谷「只今帰りました~」トプン

提督「速かったな。」

鈴谷「朝食後で皆部屋に居たからね。運が良かったよ。」

提督「よし。じゃあ鈴谷はそのあたりで仕事してる様な感じで。書類は実はあんまり無いし。」

鈴谷「了解。スマホ弄ってて良い?」

提督「...音は出すなよ?」

-夕方-

憲兵「失礼する。」ガチャ

提督「おや。お疲れ様。何か見つかったかい?」

憲兵「...能力者は確かに見つからなかった。だが...」

伊勢「」ムスッ

憲兵「登録の無い艦娘が何人か居てな。報告はきちっとしてくれないと困る。」

提督「む。それは此方のミスだな。申し訳ない。」

憲兵「問題は。」ガタッ

憲兵「この艦娘、伊勢型の一番艦、伊勢だが、相当前にロストして以来、建造されて居なかった。」

憲兵「提督。お前が着任するずっと前から我々は建造しようと躍起になっていたんだ。」

憲兵「瑞鶴もそうだ。数少ない戦艦と空母、どの鎮守府でも我先にと建造していた。」

提督「何が、言いたい?」

憲兵「お前、一体どうやって建造した?」

憲兵「言っておくが、普通に建造出来る訳は無い。今まで何度か"戦艦 伊勢"は建造されたが、中身の無い"何か"になった。」

提督「憲兵。お前は"艦娘"とは何か、轟沈したはずの艦娘が何故また同じ姿形をしているのか考えた事は?」

憲兵「なんだ? そんな事は考えた事は無い。」

提督「"艦娘"とは"艦の魂"そのものだ。そしてそれは"人"と何ら変わりない。」

提督「悲しみもする。恨みもする。そして喜びもする。」

提督「散々に扱われ、積もり積もった恨みを抱えて沈んだ艦の魂はどうなると思う?」

憲兵「下らん。あれは兵器だ。兵器なら兵器らしく、戦って散る事が本望だろう。」

伊勢「何が...下らないんだ?」

憲兵「はっ。じゃあなぜお前は存在するんだ。戦って勝つ。それが貴様らの本懐だろう!!」

伊勢「違う。私達が望んでいるのは"勝利"じゃない。"平和"だっ!!」ガシャッ!!

伊勢「貴様らが目指している"勝利"の先にあるのは"支配"だ! 私達はそんな物要らない!!」

憲兵「...撃てる訳が無い。我らに刃向うとどうなると思う?」

憲兵「全勢力を持ってこの鎮守府を叩き潰し、貴様らは洗脳して兵器としての本懐を思い出させてくれる!!」

提督「ほうほう。」

憲兵「やけに余裕だな。良いのか? 人事では無いのだぞ?」

提督「いや。中央の思惑が聞けてよかった。そして確信したよ。」

提督「俺は貴様らには従わん。艦娘は"兵器"ではない。"仲間"だ。」

憲兵「そんな甘い事を----」

提督「伊勢、殺れ」

バンッ!!

-憲兵の頭部が弾け飛ぶ。伊勢の容赦ない凶弾、対艦用の砲を生身に食らった憲兵はその場に崩折れた。

見張「何の音だ!!........なっ!?」ガチャッ!

提督「中央に伝えろ! 俺は反抗させて貰う。」

提督「もう一つ。黒鎮守府に篭っていた能力者達だが、確かに俺が匿っている!!」

提督「彼らは狂人の集まりでは断じてない! 貴様らよりずっと優秀な人間だ!!」

-翌日-

提督「---と言う訳で、俺は中央に戦線布告した。」

ザワ...ザワ...

提督「まぁ、気持ちは分かる。何の相談もなくこんな決断をしてしまったんだからな。」

提督「今更だとは思うが、改めて頼みがある。俺に力を貸して欲しい!!」

提督「君らの意見は尊重する。戦いたく無いなら無理をさせるつもりは無いし、解体を施して普通の女性にも出来る。」

ザワ...

「提督」

加賀「私はついていきますよ。どこまでも。」

長門「水臭い事を言ってくれる。そんな物決まっているだろう?」

阿賀野「私達と同じ境遇の艦娘が増えるのを見過ごすなんて出来ません。」

金剛「私達の提督は、貴方一人デース!」

天龍「戦って死ぬのが本望と言われればその通りだが、そんな物の為に沈むのは納得いかねぇ!!」


提督「みんな...ありがとう。」

レ級「...アタシもこんな提督に逢えてたらなぁ...」

-報告-
・中央へ宣戦布告
・中央から艦娘の部隊が来るようです

長らく空いてしまいました。
一度あけてしまうと中々書けない物で....ごめんなさい。

ビーッ!! ビーッ!!

-けたたましい警告音

-本来、深海棲艦と戦う鎮守府では滅多に鳴らない音...

-【敵襲】の警報である。

-司令室-

提督「来るの結構速かったな。」

夕張(加賀)「あれだけ派手に宣戦布告すれば、そうなります。」

赤城「現在此方に向かっているのは重巡と軽巡の混成部隊。それに水上機母艦が1隻」

赤城「戦艦クラスが居ないのは幸いですね...」

提督「威力偵察って奴か。」

提督「ただ安心は出来ない。あちらに"能力"持ちがいるかもしれない。」

赤城「加賀さんや夕張さんの様な人達ですか...」

提督「そう。どんな能力か不明な以上、手出し出来ないからな。」

加賀(夕張)「まもなく日が落ちて夜になります。得意の夜戦で勝負するつもりなのでしょうね。」

提督「...大丈夫さ。」

加賀「?」

提督「あいつに勝てる奴はそうそう居ない。例え能力持ちだとしてもな。」

赤城「慢心はいけませんよ。ちょっとした気の緩みが全体を壊す事だってあるのですから。」

提督「慢心なんてしない。信頼してるんだよ。」

-敵側Side-

川内「よし。全軍停止! 日没までに準備を整えて! 日没後、進軍を再開するよ!!」

木曾「了解だ。しかし...」

川内「...気が進まないって顔だね。」

木曾「ああ。正直言ってやりたくない。」

那智「だが、そうも言っていられん。やらねばやられるんだ。」

大井「......」ウツムキ

古鷹「木曾さん。あまり口に出さない方が....」

木曾「分かっている。すまない。」

千代田「千歳おねぇ....」


レ級「お~お~....みんな揃って暗いね....」

カ級「サシズメ、弱ミ握ラレテ無理矢理。ッテ所カナ。」

レ級「提督の所は、本当に良い所だったんだねぇ。」

カ級「ソレニ、ホラ。ミテ。」

レ級「これって....爆弾じゃん!? 何、自爆特攻しろって事!?」

カ級「ソレダケジャナイ。ホラ、コノ娘達ノ艤装...」つ写真

写真「-ハッチが付いた大きな魚雷-」

レ級「これって....まさか!?」

カ級「"アレ"ダネ。忌々シイ兵器....」

レ級「...許せない。あの二人にコレを積むなんて...」

カ級「モウジキ日没ダヨ。出ル準備シテオイテ。」

カ級「後ロノ2人モ準備シテテクレ。」

ゴーヤ「了解でち!!」

イムヤ「何時でも行けるわ!!」

-日没-

川内「日没だね。さぁ、行くよ!!」

木曾「了解だ。さっさと済ませよう。」

千代田「っ! 待って!! 電探に反応あり!! 敵です!!」

那智「夜になるのを待っていた...? 潜水艦か!!」

千代田「違う...水上にいます! 交戦記録の無い深海棲艦です!!」

那智「なんだと!?」


レ級「こんにちは。艦娘の皆さん。」


木曾「ちっ! おい大井!! ボサっとするな! 雷撃準備!!」ガシャッ!!

大井「り、了解!!」ガシャン!!

木曾「撃てーーーーーーーっ!!!」バシュシュシュシュシュ....

ドッオォォォォォォンンンンンンッッッッッッッッ!!!!!!

-重雷装巡洋艦の2人が1度に放てる全ての魚雷が1人に向けて撃たれる。盛大に上がる水柱。

-普通はまず無傷では生き残れない。

-そう。"普通"は。

木曾「やったか!?」

千代田「電探に反応は...うん。無いみたい。」

川内「なんだったんだろう。さっきの...」

大井「まぁいいじゃない。倒せたんだから...っ!」


レ級「誰を倒せたのかな?」


川内「ちっ! いつの間に後ろに!!」

レ級「当然。あんなに魚雷を撃ったらそっちに視界取られるでしょ?」ドンッ!

川内「うわぁっ!」大破!

レ級「もう一丁!」ドドンッ!!

古鷹「っ! あぁっ!!」大破!

那智「古鷹っ!!」

レ級「人の心配してる場合かな?」シッポアーン...

バクッ!!

千代田「い、いやぁっ!! 那智さん!!」

レ級「安心して。まだ中に入れただけ。まだ。ね。」

ザバッ!! ザバッ!!

千代田「!?」

千代田「あれ、川内さん...古鷹さん...?」キョロキョロ

木曾「クソ! なんなんだよお前は!!」

レ級「...。悲しい事言ってくれるね。」

大井「何が"悲しい事"よ! 2人をどこにやったの!!」ガチャッ!

レ級「93式酸素魚雷。昔から変わらないね。」

レ級「撃ってみなよ。撃てるものならね。」

大井「舐めないで!!」ドシュシュシュ...



...シーン...



大井「...あれ? なんで...」

レ級「本当。変わらないね。」

大井「なんで!! なんで当たらないの!!」ガチャッ!

レ級「止めてよ。今のアタシが撃ったら、多分タダじゃすまないよ?」

大井「確かに私達の装甲は硬くないわ! それでも!!」

レ級「そう。アタシ達は火力、特に雷撃に超特化した艦。」

レ級「ちょっとした砲撃でも致命傷。爆撃なんて食らったらどうなるか...」

レ級「だから、アタシはあの時沈んだ。妹を庇って敵の砲撃を受けて。もちろん恨んでる訳じゃないけどね。」

大井「なに....何なの。何が言いたいの!!」

レ級「今際の際に、アタシは初めて神様に願ったよ。」






レ級「"来世はやっぱ、戦艦でお願いします"ってね......」

大井「!?」

大井「そんな...まさか!!」

レ級「"大井っち"、まさかこんな形で再会するなんて。ね。」

大井「きたかみ...さん...」

レ級「カ級、こいつを頼むよ。」シッポガパッ

那智「っ...ぐっ....」中破!

カ級「任サレタ。」

那智「何を...こうなれば爆弾で...」

レ級「爆弾って、コレかな。」つ爆弾

那智「なっ!! か、返せ!!」

レ級「やなこった。ここで爆発されたら大井っちまで巻き添えだよ。」グシャッ!!

カ級「大人シク...シロ...」

レ級「あとは、木曾っち。一人になっちゃったけど、どうする?」

木曾「....北上姉と潜水艦を相手に。一人で勝てるわけ無いだろ。」

ガチャッ、ガチャンッ! ドボッ! (武装解除

レ級「良かった。やっぱり妹を撃つなんて出来ないからね...」

ピピッピピッ....

レ級「こちらレ級! 全員の無力化に成功! これより帰還します!」

レ級「なお、無力化の為に大破2名、中破1名、小破1名を出したので入渠ドックの用意をお願いします。」

レ級「こっちは全員無傷だから安心してね~」

カチッ

レ級「さ、行くよ。ウチの提督が待ってる。」

-鎮守府 司令室-

提督「お帰り。レ級」ナデナデ

レ級「へへ。ただいま。」

提督「さて、まずはドックに連絡。怪我人4人の治療を!」

川内「治療...してくれるの?」

提督「もちろん。俺達は不当な扱いを受ける艦娘の解放の為に戦ってるんだから。」

提督「それに、この鎮守府で暴れても無駄だよ。」

レ級「アタシより危ない人も何人かいるしね...」

ピローン♪

提督「お。ドックが空いたみたいだな。さ、行って来い。」

那智「すまない。使わせて頂く。」

パタンッ

レ級「提督。一つお願いがあるんだけどさ。あのコーラ、アタシも飲んで良いかな。」

提督「もちろん。ほら」つ若返りコーラ

レ級「ありがと。」ングッングッ...

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ.....

レ級→北上「改めて自己紹介するよ。球磨型軽巡3番艦、今は重雷装巡洋艦。北上だよ。」

大井「北上さんっ!!」ダキツキ!

木曾「北上姉!!」

提督「姉妹...だったのか。」

北上「そーそー。大井っちとアタシで"ハイパーズ"なんて言われたりしてさ。結構やるんだよ?」

北上「戦艦の力は無くなったけど、活躍してやりますよ!!」

提督「...ん? 待て。 "悪魔の実"の効果は使えるか?」

北上「どうだろ...」バサッ!

北上「おお。出た出た。」バサッバサッ!!

木曾「北上姉、何その翼...」

提督「これは悪魔の実って木の実を食うと使える様になる能力でな。」

提督「何かしらの説明の付かない...超能力ともいえる能力が身に付くんだ。」

大井「私達と戦ってた時はそんな物使わなかったのに...」

北上「上空から敵陣ド真ん中に奇襲して魚雷を叩き込む事も出来たけど、そんな事妹に出来る訳無いっしょ。」

木曾「勝てる気がしねぇよ...」

北上「あと、一番えげつない能力持ってるのは多分提督。」

提督「えげつない。か。確かにそうだが、もっと言い方ってあるだろうが。」

木曾「ちなみに提督の能力はなんなんだ?」

提督「"手術"だ。基本的に近距離だと無敵、ただ体力の消耗が激しい。」

ガチャ

那智「失礼するぞ。」

提督「那智、だったか。身体はもういいのか?」

那智「ギリギリ中破、といった所だったからな。私と千代田はもう大丈夫だ。」

提督「ふむ。あと二人はまだ時間掛かるか...」

提督「とりあえず、君らにやって欲しい事がある。」

-報告-
・レ級 → 北上
・古鷹、那智、千代田、川内、木曾、大井を確保。現在説得中
・今度は攻め込むようです。

ちなみにカ級の元は全く考えていません。

やらかした...設定だと古鷹=南方棲姫だった....そのまま書いてしまったせいで古鷹が2人....

アルコールの力は程々にしないと駄目ですね....ちょいと書き直しです...orz

書き直そうとして自ボツしてます。生きてます。>>1です。
今日~明後日位に投下すると思いますm(_ _)m

-こちら、那智-

-鎮守府に辿り着くも、敵の反撃に遭い-

-我々は鹵獲された-

-現在時間稼ぎをしている-

-援軍、求む-

-援軍、求...-

那智「送ったぞ。」

提督「おう。ありがとさん。」

那智「しかし、良いのか?」

提督「もちろんだ。相手が誰であれ、こちらは負けない。」

提督「むしろ那智もよくこちらについてくれたな。」

那智「足柄が世話になってたからな。」

那智「あいつの事だ。迷惑掛けただろう。」

提督「そんな事はないぞ。貴重な飲み仲間だ。」

那智「...底無しだからな。あいつは」ハハハ

提督「飲み仲間と言うのは重要だぞ。腹を割って話せる存在が居る。ただそれだけで救われるんだ。」

那智「貴様は私達姉妹と合いそうだ。全部終わったら飲みに行きたいな。」

提督「是非。ただ今はやる事をやらなければな。」

那智「ああ、相手の進軍に備えて準備を---」

提督「違う。今度はこちらから攻め込む。」

那智「...正気か? 今度は戦艦や空母クラスがくるかも知れないんだぞ!?」

提督「ウチには1人で1艦隊の力を軽く上回る艦が何人か居てな。」

提督「で。那智。まず君の残りの姉妹はどこにいる?」

那智「妙高姉さんは○○鎮守府、羽黒は○×鎮守府...のはずだ。」

提督「"はず"?」

那智「互いに連絡は取れないんだ。結託されるのを恐れていたのか...」

提督「なるほどな...」

-????-

提督「と、いう訳で。」

提督「来てしまいました。○○鎮守府。」

提督「現在時刻はマルサンマルマル。これより作戦を開始する。」Room...

提督「この時間だってのに、結構動いてる奴居るなぁ。やりにくい...」

提督「ん...と。暗くなってる部屋....あのあたりかな。」

シュンッ!

-資料室-

提督「潜入成功。ふむ。周りに誰も居ないな。」Room...

提督「さて。艦娘の宿舎は...と。」

カッカッカッ!! ガチャッ! アァァァァァァ!!

提督「!?」

提督「第3資料室....さっきの声はここだよな....」

提督「動いてる物のの気配はしなかったんだが。」

提督「一応見てみるか...と」Room...

提督「むぅ...これは子供か? 大人の姿は無さそうだ。どれ...」

シュンッ!

????「うぐぁぁぁぁ...」「ぁあ゛あ゛ぁぁぁ...」「が...あぁぁ」

提督「なんだ、これは。」

提督「子供が鎖に繋がれて...注射器がこんなに。酷ぇ有様だな...」

提督「しかも皆同じ顔...? 一卵性にしちゃあ多いな。」

提督「...少し家捜ししてみるか。」ゴソゴソ

-提督捜索中-

提督「麻薬、睡眠薬、ホルマリン....嫌~な予感しかしないな全く。」

提督「そしてこの実験ノート。見たいような、見たくないような。」ピラッ

-○月×日-

実験体0036に対し、駆逐艦のサンプルを試験的に投与。
駆逐艦の特徴をもつ重巡となってくれる事を願う。

-○月×日-

実験体0036が死亡。駆逐イ級の細胞は馴染まなかった。
やはり、重巡を素体とするならば重巡リ級のサンプルを使用する他無いのだろうか。

これにより、被験艦《妙高》の第3次クローンは全滅した。
第4次クローンが成長するまであと3週間程掛かる。

-○月×日-

実験体0037から実験体0048までが輸送された。
まだ実験を施すのには若い可能性がある為、成長を促進させるアンプルを投与する。

この薬品には強い副作用がある為、常時鎮静剤を投与する。

-○月×日-

実験体0048が死亡、0038、0042の2体も様子がおかしい。
やはり効力が強すぎたか、一度薬剤の成分を-----

パタン

提督「...ふざけてやがる。」

????「あぁ...あぁ....」カン..カン..

提督「....。」

首輪《実験体 0042》

提督「...すまない。もう少しだけ、待ってくれ。」コッ..コッ..

提督「誰か来たか。」Room...

シュンッ ガチャ

モブ医者「あ~...眠ぃ。なんでこんな時間までこんな奴らの世話せんといかんのだ。」

モブ医者「お~ら。お前ら大人しくしろ~!」

-隣の部屋-

提督「...俺は、本当に何も知らなかったんだな。」

ガサッ!

提督「っ! ....ん?」キョロキョロ

リ級「」

提督「重巡リ級か。さっきのノートにあった"サンプル"ってのは...お前だろうな。」

リ級「ォ...ァ...」

提督「まだ息はあるが、随分衰弱してるな...」

リ級「ァ...」

提督「こんな事されれば、そりゃあ恨むよな...」

リ級「」ガクッ

提督「何なんだろうな。この感情は。怒りを通り越して呆れて、更にそれを通り越した。」

提督「そんな感覚だ。」ガチャッ...

提督「む。あっちが終わったようだな。」Room...

提督「さっきの奴は...いない。よし。」シュンッ

-第3資料室-

実験体「」zzz...

提督「眠らされたのか。」

提督「まず、証拠写真だ。満足に服も着ていない女の子を写すのは気がひけるが...な。」パシャッ!

提督「さて。」ガチャッ

-第2資料室-

提督「もしかして。と思ったが....」

実験体「」zzz...

提督「嫌な予感と言うものは当たる物だな。」

提督「...こいつらは誰のクローンだ?」ピラッ

-実験ノート 被験艦 《比叡》-

提督「なんだと!?」

????「ひえっ!?」

提督「...隣に誰かいたのか。写真撮って、一度撤退するか。」

提督「ここが"黒"だと言う証拠は十分集まった。十分過ぎる程にな。」

-翌日 鎮守府前-

提督「っかぁ~....眠ぃ。眠すぎる。」

提督「着いたら朝だしよ~...今から寝る訳にもいかないし。はぁ...」

<ア、シレーカン!!

<エ? ドコドコ?

提督「おお。吹雪に雷! 速いなお前ら!」

吹雪「司令官こそ。普段はまだ外に出られませんよね?」

提督「はは。ちょっとヤボ用で朝帰りだ。眠いが、そうも言ってられん。」

雷「駄目よ! ちゃんと寝ないと!!」

提督「はは。大丈夫。自分の身体は自分がよく知ってるさ。」

提督「いざとなれば手術してしまえばいい」ハハハ

吹雪「それでも、きちんと休みませんと。」

提督「ああ。そうするよ。ただ急ぎの仕事だけ終えてから。な。」

提督(艦娘には感情もある。人の心配をする心だってある。)

提督(なんで、あんな扱いが出来るのかね...)

雷「司令官...?」

提督「はは。何でも無いよ。何でも....な」ギュッ

雷「ちょ! ちょっと!!」

提督「...たまに甘えても良いだろ?」

雷「そうだけど! なんか一言言ってから!!」

提督「悪い。」

提督「じゃあ。俺はもう行くぞ。」ナデナデ

吹雪「んっ。はい。お疲れ様です!」

-ヒトマルマルマル 司令室-

ピーンポーンパーンポーン!

提督(あいつらは...外せんよな)

提督「金剛、榛名、霧島、足柄、加賀、鈴谷! 以上6名、司令室まで来てくれ!!」

提督(あいつらにこの写真...見せて良いものなんだろうか...)

バターン!!

金剛「呼ばれて飛び出て金剛デース!!」

提督「...速いな。金剛。」

金剛「オフコース! テートクに呼ばれたら、海の果てからも駆けつけるネ!」

提督「...でな。金剛...」

金剛「何時に無くシリアスデスネー...」

提督「今回はふざけられないんだ。俺もギリギリで正気を保ってる。」

コンコン ガチャ

霧島「司令官。霧島と榛名、到着しました。」

提督「おう。良いタイミングだ。二人も聞いてくれ。」

提督「昨日、単身で○○鎮守府に潜入した。」

金剛「What!?」

提督「ちょっと酷だが、この写真を見てくれ。」つ【クローン比叡の写真】

榛名「...なんなんですか! これ! こんな写真に興味が-----」

提督「断じて違う。お前ら、この写真の娘に見覚えは?」

金剛「...ティーンズ位の比叡にソックリネー」

提督「あの鎮守府では、艦娘のクローンを作る研究が行われていた。」

金剛「Clone...」

提督「その写真は....比叡のクローンだ。」

提督「同じ施設では、那智、足柄の姉である妙高のクローンも作られていたよ。」

金剛「....」

提督「足柄、夕張、鈴谷。居るんだろう?」

ガチャ

足柄「提督。さっきの話は本当なの?」

提督「嘘をついて、どうする?」

提督「嘘をついて、どうする?」

提督「こんな事で嘘をついて!! 何になるっ!!」ガンッ!

提督「地獄を見てきた。責任者一人〆れば良いかと考えて一人で行った俺が大馬鹿者だった!!」

提督「なんでこんな事が出来るのは俺には全く分からん! しかも、資料室には資料が文字通り山積みだった! その手の資料がな!!」

提督「」フーッ!!フーッ!!

足柄「そ、そんな怒鳴らなくても...」

ガチャ

那智「...司令官」

提督「那智、か。」

那智「話は聞いてる。と言うより最後はかなり外まで聞こえてたがな。」

那智「頼む。私も連れて行ってくれ!」

提督「...行きたい気持ちは分かる。分かる。が...」

加賀「提督。行かせてあげましょう。」

加賀「那智さんの艤装は今朝方修理が終わってます。」

提督「...分かった。夕張。」

提督「毒兵器は、あるか?」

加賀「もちろん。」

提督「最高の物を上から積めるだけ那智と足柄に。」

那智「良いのか!?」

提督「艤装は直った。相手に通じる武器もある。止める理由は無いよ。」

金剛「むしろ、行かせないなんて事になっても連れて行きマス。」

金剛「家族が酷い目に逢っていて、それを知ってて何もしないなんて...」

金剛「私なら正気で居られる自身はアリマセン。ダカラ....」

金剛「すぐに準備して!! 私達だって直ぐに行きたいんデス!!」

-報告-
・次回、○○鎮守府、死す!

SSの方向性がマッハで迷子。
自ボツのネタばっかり溜まります。夕張と加賀もそろそろネタ挟みたいのに妄想が捗らない!!

誰か! 俺に妄想力を分けてくれ!!

-最初に起こったのは妖精達の異常

-いつもなら常にキラキラした眼差しで鎮守府中を走り回る妖精達が、ピクリとも動かないのである。

-次に感じたのは外の様子

-今はヒトフタマルマル。真昼といって良いだろう....が、外はまるで夜の如く暗い。

-最後に、トドメとばかりに起こったのは....

黒提督「計器類の故障だと!?」

神通「はい。全て使い物になりません。これでは鎮守府に接近する敵にも対策を取れず...」

黒提督「早急に原因を調査しろ! 妖精達も動員してすぐに」

神通「すいません....妖精達も、全く働いてくれないんです....」

黒提督「何を怠けた事をっ!」

神通「妖精達は、皆"ヤツが来たです....ヤツが...."としきりに言ってますが....」

黒提督「"ヤツ"?」

神通「妖精達に強い影響があるせいか....こちらから訊いてもまったく耳を貸してくれません....」

黒提督「仕方無い....影響が無い者だけで調べるぞ。」

神通「はい....」

-ちょっと前、海上-

金剛「榛名、霧島。比叡を頼んだヨ。」

榛名「金剛姉様?」

金剛「ワタシは"トッテオキ"を準備するネ。」

金剛「アイツラのかく乱には丁度良いと思うヨ。助け出したらそのままトドメ刺せる。」

霧島「"トッテオキ"?」

金剛「ワタシの能力、"雷"の本当の恐ろしさ....見せてあげマス!」

-金剛は一発だけ上空に砲弾を打ち上げる。

-直後、全身を雷のエネルギーと化し、砲弾と共に上空へと昇る。そして...

金剛「"雷業"」

-付近の雲全てを"雷雲"と化し、巨大化させる。

-内部がどうなっているか想像もつかないが、落雷のエネルギーが数億ボルトにもなる事を考えれば....

-その発生源たる雷雲は当然ながらその何倍ものエネルギーを持てる事は想像に難くない

鈴谷 「っ!? 偵察隊のみんな、もどって!!」

-もう偵察機は必要ない。今の金剛は"雷"であり、雷雲の届く範囲全てを覆っているのだから。むしろ余計な被弾を防がなくては

足柄「な、にゃ....」

那智「」

-足柄と那智は竦んで動けず

-当然。能力者当人も提督も全ての情報を公開していない

-余計な混乱も生まず、情報も流れない。と言う理由を体裁として繕ってはいるものの

-本音を言えば、"どこまで出来るか未知数だから言えない"だろう

霧島「計器が使い物になりませんね....」

榛名「磁場の影響でしょうか。ただ、私達なら大丈夫ですが。」

鈴谷「大丈夫じゃない! 折角試製晴嵐借りたってのに!!」

那智「」ハッ!

那智「なんだ!? さっきのは一体なんなんだ!!」

鈴谷「"悪魔"の能力って呼んでる物だよ。」

那智「"悪魔"?」

鈴谷「うん。那智さんもみたんでしょ? 北上さんから羽が生えた所。」

那智「...ああ」

鈴谷「あれと同じだよ。"悪魔の実"を食べると使える様になる超能力。」

那智「....。」アタマ カカエ

霧島「理解出来ない。と言った感じですね」フフフ

那智「出来るか!! 出来てたまるか!!」

榛名「すいませんが、そろそろ時間みたいです。金剛お姉様が移動してます。」

-全員が空を見上げる。雲一つない、快晴の空....その先にある、不気味な黒い球体。

-浮遊要塞? そんな可愛いものじゃない。撃たれれば即死確定、回避すら不可能の雷撃を放つ、名の通り"悪魔"

足柄「ねぇ、那智姉さん。」

那智「....なんだ?」

足柄「"かく乱"って、なんだっけ....?」

那智「それを言うなら私からも一つ質問だ。」

足柄「?」

那智「"常識"って、なんだったのだろうな。」

足柄・那智「「知らない。」」

-再び黒鎮守府-

妖精「あ゙あ゙ぁ゙~ やる気出ない」

妖精「もう終わりですな」

妖精「電磁波、いつも空気読まぬです。」

神通「電磁波?」

妖精「あれ浴びると、ぼくら死ぬです?」

妖精「存在すらまっしょーされるというか?」

神通「電磁波....ソナーが使えないのにも原因があるんでしょうか...」

神通「それにこの空....もしかして"雷雲"ですか。」

神通「それにしては静かなのですが....」

....ィンッ! ズガガガガガガガガガガガガガンッ!

神通「っ!?」

-突然の飛来物
-その正体は金剛が上昇する際に放った砲弾....だったもの。
-神通、そして黒提督は鎮守府の危機に気付いたが、時既に遅し。
-鎮守府の窓から見えるのは、雷の女神と化した金剛と、際限なく落雷を起こす球体。

-崩壊していく鎮守府。逃げ惑うスタッフ。瓦礫と化した防衛装置の数々。まさに審判の日。

-艦娘サイド-

霧島「急いで! 早く!!」

那智「第二資料室は....ああ、もう面倒臭い!!」ガッ!

モブ「ひぃっ!?」

那智「貴様! 第二資料室に案内しろ!!」

モブ「お、お助け...命は....」

那智「命が欲しければ案内しろ! さもなくば....」ジャキッ

モブ「ひっ! わ、分かった!! こっちだこっち!!」

霧島「ナイス那智さん。行きますよ!」

モブ「た、助かっ...」ヴゥンッ..

鈴谷「その簡単には、逃がさないよ?」

榛名「鈴谷さん! こっちです!」

鈴谷「ゴメン。直ぐ行く!!」

-第三資料室-

ガンッ! バタンッ!!

モブ医者「っ! な、なんだ貴様ら!!」

那智「黙れ!」ガンッ!

モブ医者「」

足柄「うっわ...」

実験体「あぁ....あぁ....」

那智「写真でみるのとは雲泥の差だな。」

足柄「....昔のアルバムで見たわ。この顔....」

那智「昔は足柄もこんなだったんだぞ? 姉妹だから結構似てるものでな....」

足柄「隣の部屋もあるのね。準備室?」ガチャ

リ級「おぉ....あぁ...」

那智「重巡リ級!!」ジャキッ

足柄「まって!」

リ級「」

那智「泣いてるのか...?」

足柄「間違いない! 姉さん! 妙高姉さんっ!!」

那智「何!?」

足柄「間違いない!! 絶対に間違いない!!」

那智「なんてことだ....」

足柄「つれて行きましょう! 私達の鎮守府に!!」

那智「だが、こうなってしまっては戻しようが....」

足柄「大丈夫!! 治せる!!」

那智「....そうか!! なら行こう!」

-第ニ資料室-

霧島「....姉様」

榛名「」

霧島「榛名?」

榛名「」ポロポロ...

霧島「榛名。みんなを解放して。私はとなりの部屋を見てくる。」ガチャ

????「誰ですか!?」

霧島「あなた方に鉄槌を下しに来た者....よ...?」

????「てっつい? あ、あの! 外で何が起きてるんですか!?」

霧島「ひ、比叡姉様!?」

比叡「ね、"姉様"?」

比叡「あの、貴方は一体....」

霧島「霧島ですっ! お忘れですか!!」

比叡「ひえっ!? あ、あの....ごめんなさい。私、この部屋から出た事あんまりなくて....」

霧島「....?」

霧島(比叡姉様....間違いないわ! でも私の事を知らないし、どこか雰囲気が違う....?)

霧島(....あれ?)

首輪【実験体 0000】キラッ

霧島「....そう。そういう事ですか....」

比叡「あ、あのっ! 何が"そういう事"なんですか!?」

霧島「説明は後! とりあえず脱出よ!!」ガチャ

榛名「霧島! みんなの手錠は外しました! でもみんな弱って...って!! 比叡姉様!!」

比叡「ひえっ!! あ、あのっ!! 教えてください! 貴方達は一体!?」

霧島「榛名。説明は後よ。とりあえず脱出が先!」

榛名「わ、わかりました! でも、この子達をどうやって逃がせば....」

鈴谷「鈴谷にお任せ~♪」トプンッ

榛名「な、何!? みんなが!!」

霧島「....鈴谷。貴方も能力者だったのね。」

鈴谷「うん。黙っててごめん。提督から最後の手段って言われてるから。」

霧島「分かりました。とりあえず貴方の能力を簡単に。」

鈴谷「能力は"闇"、"自然系"の能力でいろんな物を吸い込んだり吐き出したり出来る。」

霧島「運び屋にはもってこいね。」

鈴谷「その言い方だと悪い人みたいじゃん....」

那智「おい! そっちは終わったか!! そろそろ持たないぞ!!」

霧島「了解! 次は司令室に!!」

鈴谷「待って!! 金剛さんの雷撃で大分崩壊してる! 鈴谷の能力で移動した方がいいって!!」トプンッ

鈴谷「さぁ、入って! 大丈夫。なんとも無いから!!」

--トプンッ

-司令室-

--トプンッ

鈴谷「ここだね。」

黒提督「な、なんだ貴様は!! どこから入った!!」

鈴谷「さぁねぇ~♪ 教えてあげない♪」

黒提督「貴様....!」

鈴谷「まずは、解放っ!」

ヴゥンッ!

タッ! ドガッ!!

黒提督「がふっ!!」

榛名「貴方が!! 姉様を!! 許さない!! 絶対に許さないぃぃぃぃぃぃ!!!!」ドガッ!

那智「やめろ榛名。殺す気か!?」

榛名「はい!!」

足柄「そ、即答!?」

榛名「当然です!!」

神通「...提督から、離れて下さい!」ジャキッ

榛名「断ります!!」

鈴谷「....やっぱり提督の言った通りだね。」

鈴谷「うん。どうする? りょうか~い♪」

霧島「鈴谷? 誰と話してるの?」

提督「榛名。気持ちは分かるが、独り占めはナシだろう?」room...

ピキィンッ!

榛名「あっ...」フラッ

提督「ちょっと寝ててもらうよ。ごめんな。」

霧島「提督っ!?」

提督「おつかれ。霧島。」

黒提督「....貴様。こんな事をしてどうなるか分かっているのか!!」

提督「さぁ?」

黒提督「さぁ? これは立派な戦争行為だぞ!!」

提督「だから何?」

提督「だから何?」

黒提督「貴様は海軍と戦争をしようとしている!! その意味が分かっているのか!!」

提督「当然。」

黒提督「それなら、今すぐこの馬鹿げた攻撃を止めろ!!」

提督「分かった。」

黒提督「....は?」

提督「分かった。と言ったんだ。」

提督「なぁ、あとここにいる艦娘はそこの秘書艦一人だけかな?」

黒提督「....知らんな。」

提督「霧島」

霧島「はい」ヘヴンズ・ドアー!

提督「もう一度訊く。ここにいる艦娘は、資料室に居た子を除いて、その子だけか?」

黒提督「そうだ....なっ!?」

提督「なぁ.....え~と、秘書艦さん。」

神通「神通です。」

提督「すまんな。神通さん。俺らと来るか?」

神通「断る。と言ったらどうなりますか?」

提督「どうもしない。ただ命の保障が出来なくなるが。」

神通「...分かりました。着いていきます。」

黒提督「神通!! 裏切るのか!!」

神通「私にはもう何もありません。妹も姉も行方不明。噂では出撃して沈んだとも聞きました。」

神通「川内型の灯を尽きさせる訳には行きません。私は生きなければならないんです!!」

提督「川内ならウチにいるぞ。」

神通「....え?」

提督「沈んでなんていない。俺の鎮守府にいる。」

神通「本当ですか!? また逢えるんですか!?」

提督「ああ。って訳で。俺らは退散するよ。もう"雷"は落ちない。鈴谷。よろしく。」

黒鎮守府「あ、ああ....」

-海上-

提督「なぁ、霧島。」

霧島「なんでしょう。司令。」

提督「俺は嘘はついてないよな?」

霧島「大丈夫ですよ。確かに"雷"は落ちません。」

提督「だよな。落ちるのは雷じゃなくて------」

霧島「"雷雲"ですからね。」

-"雷業"着弾

-落雷の電力は10億V、50万Aにもなるという。この威力を分かりやすく言うと...

-"相手は死ぬ"

金剛「うぅ~流石に疲れまシタ。」

提督「おつかれ。金剛」ナデナデ

金剛「What!? テートク!?」

提督「黒提督と話してみたくてな。まぁ、案の定だったが。」

提督「しかし、金剛。あれはちょっとやりすぎじゃないか?」

金剛「ア、アハハ....私も思いマス。」

足柄「本当よ。"かく乱"なんていっておきながらやってる事は先制攻撃だし。」

那智「まぁかく乱はしてたがな。雷で出来た女神とは。」

提督「さ、とりあえず帰ろう。鎮守府に。」

-報告-
・また一つ黒鎮守府が更地になりました。

榛名と霧島って姉様とかつけるんですかね。
私のイメージではお互いに名前で呼び合いそう。

ドーモ。皆様、あけましておめでとうございます。
>>1です。まだ見てくれてる方居ますでしょうか。

取り敢えず生きてますと、本編の次回投下は5日か6日の予定とだけ報告させて頂きます。
あとリハビリ兼、モチベーション上げる為、番外編を書こうかなと。

誰かお題頂ければ、それで書きたいなぁと。

能力者達が喧嘩

ドーモ。毎度毎度生存報告ばかりで申し訳無いっす。
ちょっと仕事で広島と神奈川を往復する生活を送っておりました。

只今書き溜めております。
>>492の方、スイマセンが能力者達を艦種・姉妹艦での被りを無くそうとしてる為に実現できそうに無く....

本編の方優先しますm(_ _)m


蛇足ながら、アニメ見たのですが3話の酷いこと。
"俺、この戦いが終わったら....."なんて超レ級の死亡フラグじゃないですかやだーー!!!!
もう少しこう....なんと言うかほのぼのしてて心がぴょんぴょんする様な。そんな卯...アニメを求めているんです!!

-海上-

鎮守府「」半壊

提督「」( ゚д゚)ポカーン

全員「」( ゚д゚)ポカーン

提督「」(゚д゚)

提督「」(つдと)ゴシゴシゴシ....

提督「」(゚д゚)ハッ!

鎮守府「」半壊


提督「何があったァァァァァァ!!!!!!」

金剛「テ、テートク。まずは落ち着いてくだサイ!!」

提督「そ....そそそそそうだな。まず現状を把握しないとな!!」

金剛「ハイ。とりあえずTea Timeを!!」

提督「飲んどる場合かーーっ!?」

霧島「二人ども落ち着いてください。」ペシッ

提督「まずとにかく上陸だ。嫌な予感しかしない!!」

-鎮守府-

提督「内部はそこまで壊れていない...?」

呉「やっと帰ったか。提督。」

提督「呉。これはどうしたんだ?」

呉「どうしたも何も。敵の襲撃だよ。大本営も結構本気みたいだな。」

呉「戦艦と空母からの遠距離攻撃、その後潜水艦で襲撃された。」

提督「艦娘への被害は?」

呉「安心しろ。死者はない。ただ無傷という訳には行かなかったがな...」

呉「少なくない人数が被弾した。今はみんな回復しているが、電が重症だ。」

呉「提督、医務室へ行ってくれ。医療の心得のあるあんたが必要だ。」

提督「わかった。霧島、ついて来い!」

霧島「了解です。」

-医務室-

提督「...ひどいな。」

雷「あ、司令官....」

提督「雷。怪我はないか?」

雷「私は大丈夫。あの程度じゃ私はなんてことないわ。ただ、電が....」

電「」zzz...

雷「命に別状は無いみたい。でも全身ボロボロよ...」

雷「鎮静剤で無理矢理眠らせたわ。自分も重症なのにみんなを治して、今度は鎮守府を治すのです。って言って聞かなくて。」

提督「...すまない。俺が大本営を甘く見ていたから...」

雷「ううん。でも約束して。もう無茶をしないって。」

雷「提督が居ない鎮守府なんて、私達にはなんの意味も無いんだから。」

提督「分かった。約束する。」

提督「電。今治してやる....俺のはあっという間に完治とはいかんがな....」Room...

-研究室-

提督「次はこっちだな。」

霧島「ええ。」

リ級「」グッタリ

提督「心音を確認。生きてはいるが...瀕死と言う表現では生温いな。ほぼ死んでいる。」Room...

霧島「深海棲艦特有のしぶとさですね。今回は幸いとしましょう。」

霧島「まず回復を優先しましょう。提督、すみませんが心音の確認をお願いします。」

提督「了解だ。範囲内の殺菌と温度管理も受け持とう。」

霧島「ありがとうございます。では....」ジャラッ

提督「それは?」

霧島「以前頂いた悪魔の実を使い精製した薬です。強心剤や身体の修復機能強化、解毒等の効果を持ちます。」

霧島「さて、では始めますね。」

-研究室外-

足柄「」ソワソワ

那智「」イソイソ

提督「二人共。気になるなら入っていいんだぞ。」ガラッ

那智「司令官! 姉は! 姉は大丈夫なのか!!」

提督「峠は越えた。もう大丈夫だ。」

那智「あぁ....」クタッ

足柄「良かった。ずっと心配してたの。」

提督「ある程度回復したら、艦娘に戻す薬を投与する。今しばらく待ってくれ。」

那智「ああ...分かった。すまない。」

提督「寝ているが、面会は出来るぞ。会って行くのも良い。」

提督「俺はもう一つやらなければならん事がある。失礼するぞ。」

-司令室-

提督「みんな居るな~?」

実験体達「」キョロキョロ

鈴谷「合計38人。10人位様子がおかしかったから奥の部屋に寝かせてるよ。」

提督「後でしっかり診てやらんとな...」

鈴谷「ほ~う? ナニを見るのかな?」

提督「茶化すなって。そんな気持ちでこいつらを見れんよ。」

コンコン

長門「戦艦長門だ。只今出頭した。」

実験体達「」ビクッ

長門「? なんだ。この子達は...」

提督「昨日俺達が襲撃した鎮守府で行われていた人体実験。その被害者達だ。」

長門「この子達がか?」

提督「ああ。金剛型二番艦、比叡と妙高型一番艦、妙高。そのクローン達だ。」

長門「...酷いものだな。」

提督「そこで折り入って頼みがある。こいつらと時々遊んでやってくれないか。」

長門「その程度なら訳無いが...何故私なんだ。」キラ...

提督「何故だろうな。駆逐艦の子にストーキングしていたり、休日に巻雲にべったりだったり。」

提督「最早説明不要なまでに子供が好きだからだろうな。」

長門「それほどでも....あるがな。」フンス

提督「褒めてないからな。言っておくと。」

鈴谷「なんか変な事吹き込まれそうな気がするんだけど....」

長門「何を言う。こんな無垢な子供にそんな事する訳ないだろう!!」タラー

鈴谷「鼻血出しながら言われてもねぇ...」

提督「あと、他に何人か呼んで色々と教えてやってくれないか。」

提督「言葉もあまり喋れないみたいだからな。」

長門「了解した。が、その代わりに対価が欲しいな。」

提督「対価?」

長門「ああ。提督、この惨状を見てどう思う。」

長門「確かに他の鎮守府でこんな事がある。それに飛んで行って助けたのは立派だと思う。」

長門「大多数の人間が、我々を"化物"、またはただの"兵器"として扱っているというのに。」

長門「が。だからと言って自分の鎮守府を空けて良い訳じゃない。」

提督「...さっき雷からも言われたよ。すまなかった。」

長門「分かっていればいいさ。次こんな事をしたら....そうだな。私の全力フライングプレスを食らうと言うのはどうだ?」

提督「殺す気か!?」

長門「針千本飲むよりは生存率高いと思うぞ?」

長門「なに。それが嫌なら約束を破らなければいいんだ。何も難しくないだろう。」

長門「さて」パンッ

実験体達「」ビクッ

長門「君達の世話を任せられた、戦艦長門だ。よろしく頼むぞ。」

実験体達「」オドオド

長門「ふむ....大分怖がってるな。」

実験体「あの....」

長門「なんだ。」

実験体「痛い事、しないです、か?」

長門「そんな事しないよ。安心してくれ。」

実験体「でも...」

長門「君達が何をされたのか、私は分からない。知ろうとも思わない。」

長門「無責任な様だが、私は気にしない。だから、」ギュッ

実験体「あ...」抱き付かれ

長門「今までの事は忘れろ。大事なのは今だ。私が君達を守る。」キラキラ

実験体「うっ....ぐすっ...」ポロポロ...



鈴谷「長門さんが輝いてる...」

提督「な、ハマリ役だろ?」

-報告-
・妙高治療中
・長門幼稚園開園

お久しぶりです。
仕事で広島に3週間程飛ばされておりました。(神奈川在住)

大体の流れは頭の中でできてるので書いていきます。
ただ、どうもこの感じが....酒の勢いを借りるのもきつそうですし。

あと何故かJaneStyleから書き込めません。
外部からの書き込みは禁止されているとか。意味が分かりませんね。

Janeのバージョンが古かったようですorz

呉「また大所帯になったもんだな。」

提督「あそこに放置する訳にも行かないだろ。」

提督「あと呉。さっきの報告は正しいんだよな。」

呉「戦艦のアウトレンジ砲撃で鎮守府は半壊、さらに潜水艦からの攻撃も食らった。」

呉「間違いない。」

提督「おかしくないか。戦艦の艦娘はあと...」

呉「分かってる。確認されている戦艦の艦娘は大和型の二人を除いてここに居る。」

提督「嫌な予感がする。なぜ一人だけ完全に成長した比叡がいたのか。」

呉「虎の子である大和と武蔵を即日で動かすなんて行動を取れる訳が無い。」

呉「なんにせよ、情報が足りない。」ガタッ

呉「今持ってる情報は3つ。」カリカリ

呉「大本営は大和型のオリジナルを保有している。」

提督「大本営、ないし多数の鎮守府は艦娘のクローンを作る技術を持っている。」

呉「戦艦、および潜水艦は絶対数が少なく、各地で取り合いまで発生している。」

提督「もう一つだ。クローンは大戦中の記憶を持たない。」

呉「記憶?」

提督「比叡に聞いたが、金剛達を知らないと答えた。」

呉「"艦の魂"が無い...と。」

提督「そういう事だろう。」

提督「そして情報を統合すると、大和型二人と比叡が量産されている可能性が高い!!」

呉「それと重巡の嬢ちゃんもだ。」

提督「妙高は分からんな。まだ深海棲艦の姿だった。」

提督「何にせよ、更に情報を得る必要がある。」

呉「敵は未知数、量産されているのは最強を誇る戦艦、そして情報は隠匿されている。」

提督「切り込みやすいのは、各地にある情報だろうな。」

呉「この常識の通じない軍隊の出番。か。」

提督「そういう事だ。幸い力はある。あと情報さえ手に入れれば...」

呉「力で制圧...か。」

提督「暴力に訴える気は無いよ。相手が素直に差し出せば...だが。」

トプン

鈴谷「やっぱろ~♪提督、呉? 随分沈んでる様だけど?」

提督「鈴谷...あまり多用しないでくれ。鍵も何も意味が無い。」

呉「今更だろう。雷や吹雪の様な自然系能力者も良くやってるぞ。」

提督「セキュリティも何もないな。」ハァ

鈴谷「まぁまぁ♪これあげるからさ。」トプ...

研究者「」ドサッ

提督「こいつは?」

鈴谷「妙高さんと比叡さんが捕まってた鎮守府の研究者だよ?」

提督「いつのまに捕獲してたんだ...」

鈴谷「最初に資料室向かう時に捕まえたよ。スタミナ奪わせてもらってたんだ。」

鈴谷「全力で走っても疲れないし、便利だね。これ。」ツンツン

呉「捕まったらアメ玉の様に搾り取られ続ける能力か...」

提督「思ったんだが、呉ん所の能力者全員鈴谷に入れたら究極生命体になるんじゃないか。」

呉「試す価値はある。が、まずこっちが先だろう。」

提督「鈴谷、霧島を呼んで来てくれるか?」

鈴谷「了~解。」トプン

呉「尋問なら俺が担当するが?」

提督「火責めは尋問とは言わん。拷問だ。」

呉「電流、洗脳なんでもアリだろう貴様は。」

提督「シロだったらどうするんだ。」

呉「憲兵は"とにかく拷問だ! 拷問にかけろ!!"って言うがな。」

呉「シロだったらそれまでだし。クロならそのまま続行だ。」

提督「世話になりたくない物だな。」

鈴谷「只今戻りました~」

霧島「お呼びですか? 司令?」

提督「すまんな。ちょっと尋問を手伝ってくれ。」

霧島「そこの研究者ですね。」ヘヴンズ・ドアー

霧島「嘘を言えない、質問には答えなければいけない、この鎮守府から出てはいけない...あと何かありますか?」

提督「"自殺してはいけない"を追加してくれ。」

霧島「思うのですが、私がこのまま記憶を見たほうが速いのでは?」

提督「...確かに。ただ一応書き込みだけはしておいてくれ。訳の分からん理論を一々調べるのは面倒だ。」

-提督、調べ中-

呉「真っ黒だな。白い所を探すほうが難しい。」

提督「やっぱり量産体制は出来てるみたいだな。」

呉「想像よりも悪い。艦娘のクローンは只でさえ不安定な上、急成長させてるから更に不安定になり。」

呉「一発限りの鉄砲玉、役目が終わればオサラバ。勝っても負けても海の藻屑。」

提督「どう考えても非効率だと思うんだがな...」

呉「効率は確かに悪いな。一体どれだけ持つのかも分かってない様だ。」

提督「分からんと言えば、そんな非効率的な事をしてまでこの鎮守府を襲撃して、なぜ途中で引き上げた?」

呉「提督の考えてる事は分かる。イムヤとゴーヤに頼んでサルベージしてみるか。」

提督「最近出撃の減った二人に頼む任務が死体探しと言うのも心苦しいが...」

短いですが、今回ここまでです。

サボりに新作ゲーム発売...と。まさか保守していただけてるとは。
ではノシ

-数日後-

提督「...分かった。」

イムヤ「一応、残ってたのは回収してきたわ。だけど損傷が激しくて使えそうにはないわね...」

ゴーヤ「一体どうすればここまで壊せるでちか...ゴーヤ達の魚雷を全部撃っても無理でち。」

提督「工廠の妖精達に見てもらおう。専門家の意見を聞いた方が良いだろう。」

川内「私も話に入れてもらって良いかな。」スタンッ

提督「どこから来た。」キョロキョロ

川内「天井裏。悪いけど私を閉じ込めたりなんて考えないほうがいいよ。」

川内「みっちり仕込まれたからね。あいつ...前の提督に。」

提督「"前の"?」

川内「今の提督はあんた。妹を助けてくれたからね。」

提督「...当然の事をしただけだ。」

川内「ご謙遜。さ、行こ。」

-工廠-

妖精「...」

提督「どうだ?」

妖精「スペックオーバーだね。間違いない。」

妖精「弾頭の貫通力、破壊力を高めるには弾頭の運動エネルギーを高める必要があって。」

妖精「普通は弾頭を重くしたり被弾面を小さくして圧力を集中させて....」ウンタラカンタラ

提督「つまり、本来だせない火力で運用した結果破損したと。」

妖精「ま、簡単に言えばね。」

妖精「火薬を普通より突っ込めばその分弾速は増すだろうけど、コントロールは無理だし、艤装は破損するし。」

妖精「何より身体が耐えられない。下手すると彼方まで吹っ飛んで即死だね。」

提督「つまりこの鎮守府の中心が比較的無事だったのは...」

妖精「ここに着弾する前に敵さんは全滅したって訳だ。」

川内「...この艤装。北東支部のだね。」

提督「北東支部?」

川内「提督はお世話になってない? 鎮守府に鋼材と弾薬を卸している業者。」

提督「...あの工場か? 」

提督「まさか。あそこは鎮守府ですらないはず。艦娘も所属していない完全な民間企業だ。」

川内「そう。表向きはまさにその通り。」

提督「?」

川内「さて問題。艦娘の所属していない民間企業が、制海権と制空権を深海棲艦に取られている状態で。」

川内「どうやって鋼材と弾薬を調達するでしょうか。」

提督「それは...」

川内「この国にはそんな資源は無いでしょ。そして今までの戦いで消耗してる。」

川内「そんな中で一つだけ。枯渇しない資源があるでしょ。」

提督「まさか...」

川内「そう。深海棲艦の死骸。」

川内「...私じゃあそれ以上調べられなかった。捕まったら一緒に解体されて売られちゃうからね。」

提督「つまりあの業者は裏で軍と繋がっている...?」

川内「私はそう睨んでるよ。」

妖精「...昔、どうしても鋼材が足りなくてさ。非正規ルートで回ってた鋼材を使った時があったんだ。」

妖精「でも、その鋼材を使った艤装は出撃中に不良を起こしたんだ。」

提督「途中で不良...?」

妖精「昔の大型作戦の時さ。最後の最後まで抗った時に。ほんの少しだけ足りなかった。」

妖精「当時は粗悪品をつかまされたと思った。普段は上手くいくのに馴染まなかった。」

提督「いつもは深海棲艦から出来た鋼材だから、よく馴染んだって事か?」

妖精「...分からない。分からないが、無関係とは思えない。私たちが艤装の整備不良を見逃したのは後にも先にもその一回限りだ。」

提督「もう分からんな。俺達は一体誰と戦ってるんだ。」

川内「とにかく。もう一度調べたいんだよ。提督なら分かってくれるよね。」

提督「ああ。むしろこちらからお願いしたい。」

提督「これからも頼むぞ。川内。」


春イベ、皆様どうでした?
ようやく戦艦が実装されたとの事で、意気揚々と始めたのは良いのですが...

いきなり熱が冷めまして、E-1すらクリアしておりません(^^;)

ではまた。

生存報告
引越しやら何やらで大分リアルが酷いです
落ち着いたら再開します

うわぁぁぁまだこスレ残ってた!!
保守して頂いた方申し訳無いッス!!

ちょっとモチベがアレコレで云々...
あと罵倒して頂くと私のモチベは上がります。
思いつく限りの罵倒を乗せて頂くととても上がります。

続き、書いてみます。
まだ見ていただいている人が居るならば...良いのですが....

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月21日 (水) 19:50:31   ID: R5XqjTfe

ジョジョネタがでてくるまではおもしろかったんだがな。
もうだめだな

2 :  SS好きの774さん   2014年10月27日 (月) 15:46:25   ID: LlpggnxU

まだかのぅ

3 :  SS好きの774さん   2014年12月05日 (金) 15:20:36   ID: ic-g0KAR

続きはよ

4 :  SS好きの774さん   2015年01月13日 (火) 10:58:56   ID: J25A4KHt

きたいしてたんだけどなぁ

5 :  SSRバハムート   2015年03月24日 (火) 13:33:00   ID: 4dIyp6jU

いいねぇ。
    ∧ ∧
   (゜∀゜)
    |∪ ∪| ~
     つつ 旦

6 :  SS好きの774さん   2015年12月07日 (月) 13:38:36   ID: JEh2VvLM

続きまだですかね。

7 :  SS好きの774さん   2016年02月24日 (水) 13:43:15   ID: _CYhnL_H

楽しみにしてるぜ〜

8 :  SS好きの曙さん   2016年02月24日 (水) 19:16:46   ID: 7XkuXC8X

面白いと思ってたSSがまだ残ってたんだ。

つ、続きを書いてくれると嬉しいとか思ってるとか、い、言わないんだからねっ!?(ツンデレ

9 :  SS好きの774さん   2016年03月01日 (火) 22:50:22   ID: ZgM3QQgS

続きはよ

10 :  SS好きの774さん   2016年03月25日 (金) 17:33:52   ID: dR3yQyo7

続き早く見たいです。

11 :  SS好きの774さん   2016年05月19日 (木) 21:14:04   ID: rp4UzK5a

続き見たいです

12 :  SS好きの774さん   2017年07月18日 (火) 20:30:39   ID: 5SyQk-GD

大本営を倒したら大援団で終わるような流れになってるけど
伊勢にギアス渡した南方棲姫のことや利根の行方とか
反乱ではなく本来の深海棲艦の戦いのほうを忘れそうだな

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom