八幡「IS学園に転入?」平塚「あぁ」(297)

立ったらPCから書く

八幡「いや冗談きついっすよ、そもそも俺男ですよ」

平塚「こればかりは上が決めた事だからな、私にもどうにもできん」

八幡「なんつー横暴だ・・・たまたま展示会で触って動いちゃったらコレかよ・・・」

平塚「まぁ一応それなりに配慮してくれるはずだから安心したまえ、君の捻くれた性格は嫌というほど把握しているからな」

平塚「あと、男子が既に一人いるらしいが・・・」

八幡「どうせ葉山みたいなリア充でしょうよ、はぁ・・・」

八幡「・・・というわけだ」

小町「やったねお兄ちゃん!」

八幡「どこがだよ」

小町「だって女の園だよ?ハーレム天国だよ?」

八幡「ぼっちの俺にハーレム形成なんてできるわけねぇだろ・・・」

小町「まぁまぁそんな事言わずに、スペック高めの女の子が多いらしいから理想のヒモ生活に近づけるかもよ?」

八幡「世の中そんな上手くいかねぇよ・・・俺引っ越しの準備するから」

小町「はいはーい、お兄ちゃんさよなら~」

八幡「悲しむ素振り全くナシかよ、流石にちょっと傷付くぞ」

転校初日

ザワザワ

八幡「(この扉を開けたらそこは女の魔窟・・・)」

八幡「(マジでどうしてこうなった・・・)」

八幡「(ここは長年のぼっち生活で鍛え上げた存在感を消す術をフル活用して・・・)」

千冬「お前が比企谷か」

八幡「っ!?」

千冬「そこまで驚かなくてもいいだろう、担任の織斑千冬だ」

八幡「ハイ、比企谷です、よろしくお願いします・・・」

千冬「ほら、さっさと教室に入れ」

ガラッ

八幡「・・・・・・」

キャーキャー

八幡「(うわ、めんどくせぇ・・・これならぼっちのが数倍マシだわ・・・)」クルッ

千冬「おい、どこへ行く気だ」ガシッ

八幡「と、トイレで便所飯しようかと・・・」

千冬「昼休みはまだ先だろう、HRを始めるから大人しくしていろ」

八幡「あ、はい・・・」

千冬「では本日のHRを始める、まずは転校生の紹介だ」

千冬「おい、自己紹介しろ」

八幡「え、あ、はい・・・比企谷八幡です・・・よろしく・・・」

キャーキャー

八幡「・・・・・・」

千冬「それだけか?」

八幡「えぇ、まぁ・・・」

千冬「そ、そうか・・・」

千冬「席は・・・そうだな、窓際の一番後ろが空いているからそこに座れ」

八幡「ハイ・・・」トボトボ

千冬「(なんだコイツは・・・一夏と違って扱いづらい・・・)」

千冬「・・・では本日のHRは終了だ、次の授業の準備をしておけ」

ワーワーキャーキャー

八幡「(これ質問責めとかされるんだろうな・・・寝たフリしとくか・・・)」

八幡「・・・・・・」

八幡「・・・」


???「おーい、寝てるのか?」ユサユサ

八幡「(誰だよ・・・どっか行けよ・・・)」

???「おーい」

八幡「(しつこい・・・)」

???「寝てるっぽいな・・・」

???「そっとしておいてあげた方がいいんじゃないかな・・・ボクも転校初日は疲れたし」

???「せっかく一夏さんが声をかけているというのに・・・私が起こして差し上げましょうか?」

八幡「(うるせぇよ・・・)」

???「こんな奴叩き起こしてしまえばいいだろう」

???「そうよ、ISでぶっ飛ばせば起きるでしょ」

八幡「(え?は?いやいやそれは流石に)」

???「そうですわね、かすめる程度なら・・・」

八幡「(なにそれこわい、このままじゃ殺される・・・)」

八幡「(仕方ない、起きるか・・・)」

八幡「・・・はぁ、さっきからうるせぇよ」ムクッ

一夏「おっ、やっと起きたな!」

八幡「・・・誰?」

一夏「俺は織斑一夏、数少ない男子同士よろしくな!」

八幡「お、おぅ・・・」

八幡「(葉山と同じ何かを感じる・・・)」

八幡「(・・・っていうか)」チラッ

セシリアシャル鈴箒「「「「?」」」」

八幡「(女侍らせてんじゃねぇよハーレム野郎爆発しろ)」

八幡「・・・で、何の用?」

一夏「あぁ、織斑先生に男子用設備の説明とかいろいろ任されちゃってな」

八幡「・・・そういう事か、ならさっさと終わらせようぜ」

一夏「おう!」

八幡「(めんどくせぇ・・・・・・)」

キーンコーンカーンコーン

八幡「(授業のレベル高杉だろオイ・・・)」

八幡「(分厚い教科書といい・・・これは苦労しそうだな・・・)」

ザワザワ

八幡「(もう昼休みか・・・ぼっち飯できそうな場所は・・・)」

八幡「(・・・そういやさっき使ってない教室があったな)」

八幡「(行ってみるか・・・)」

八幡「(よし、開いてるな)」

ガラッ

八幡「・・・!?」

???「・・・ッ!?」

八幡「(先客がいる・・・だと・・・!?)」

???「・・・」

八幡「・・・」

八幡「(気まずい・・・)」

八幡「(・・・いや、待てよ?)」

八幡「(この状況からしてあいつは間違いなくぼっちだ)」

八幡「(そしてぼっちならば不用意に他人と接触しようとは考えないはず)」

八幡「(まして俺は男の転校生だ、信用などあるはずもない)」

八幡「(つまり・・・)」


八幡「(あいつの事なんぞ気にせず黙って飯を食えばいい)」

八幡「(そしてそれこそがあいつの最も望んでいることだ)」

八幡「・・・イタダキマス」ボソッ

八幡「・・・」モグモグ

八幡「(流石IS学園、購買のパンもなかなか美味いな・・・)」

サッ ガシッ

八幡「えっ」

???「・・・何のつもりだ」

八幡「・・・そっちこそどういうつもりだよ、ナイフまで突き立てて・・・殺す気か?」

八幡「一応言っとくが俺に敵意は無い、ぼっちで食堂じゃ食いづらいからここでパン食おうと思っただけだ」

???「・・・そうか」

八幡「(軍人のテンプレみたいな事しやがって・・・誰だこいつ)」

八幡「・・・で、お前誰だよ」

ラウラ「・・・私はラウラ・ボーデヴィッヒ、ドイツの代表候補生だ」

八幡「・・・そうか」

八幡「(こういう属性てんこ盛りのめんどくさそうな奴はスルーに限る)」

八幡「・・・」モグモグ

ラウラ「・・・」

八幡「・・・」モグモグ

ラウラ「・・・」

八幡「・・・何じっとしてんだ、お前も大方ぼっち飯しに来たんだろ?」

ラウラ「ぼっち、とは何だ」

八幡「・・・軍人風に言うなら、孤立無援な奴のことだ」

ラウラ「・・・お前もそうなのか?」

八幡「まぁな、生まれてこの方ずっとぼっちだ」

ラウラ「・・・そうか」

八幡「・・・」モグモグ

ラウラ「・・・」モグモグ

八幡「・・・」モグモグ

ラウラ「・・・」モグモグ

八幡「(ふぅ、完食っと)」

ラウラ「・・・」

八幡「(・・・そういや代表候補生ってなんだろ、携帯でググるか)」

八幡「・・・」ポチポチ

ラウラ「・・・」

八幡「(おっ、出てきた・・・へぇ、結構すごいんだな)」

八幡「(って事はあれか、こいつ雪ノ下パターンのぼっちか)」

ラウラ「・・・」

キーンコーンカーンコーン

八幡「(予鈴か・・・そろそろ戻らなきゃな)」

八幡「・・・」

ラウラ「・・・」

八幡「・・・」

ラウラ「・・・」

八幡「・・・・・・じゃあな」

ラウラ「・・・あ、あぁ」

ガラッ

キーンコーンカーンコーン

千冬「では、本日の授業はここまでだ」

ザワザワ

八幡「・・・ふぅ」

千冬「比企谷、ちょっと来い」

八幡「・・・あぁ、部屋の場所ですか」

千冬「それもある」

八幡「(・・・も?)」

八幡「・・・で、部屋以外の事ってなんですか」

千冬「・・・ラウラの事だ」

八幡「あぁ、あのぼっち軍人ですか」

千冬「あいつはいろいろあってクラスから孤立してしまっていてな、成績も右肩下がりだ」

千冬「・・・実はあいつは私の昔の教え子でもあってな、今の状況がどうしても見ていられん」

千冬「聞けば、お前は前の高校で奉仕部なる部活をやっていたそうじゃないか」

八幡「・・・それで、俺になんとかしろと?」

千冬「あぁ、完璧に解決しろとは言わん・・・少しでもいいから何とかしてやって欲しい」

八幡「・・・」

千冬「・・・依頼を受けてくれたのなら、相部屋ではなく一人部屋にしてやろう」

八幡「!?」

千冬「・・・どうだ?」

八幡「・・・なかなか交渉上手ですね、先生」

千冬「そうか・・・頼んだぞ」

八幡「あ~、一人部屋最高」ゴロン

八幡「(しかし先生からの依頼をどうするか・・・)」

八幡「・・・」

八幡「(・・・とりあえず詳しい原因を聞かないとどうしようもないな)」

八幡「・・・ゲームやって寝よ」

翌日・休み時間

八幡「・・・先生」

千冬「なんだ、比企谷」

八幡「あの事についてなんですが」

千冬「・・・わかった、ちょっと来い」

八幡「(・・・大体の事情は把握した)」

八幡「(要はあいつが一方的にあのハーレム王に喧嘩を吹っ掛け、そのくせタッグトーナメントでボロ負けして立場が無くなった・・・と)」

八幡「(・・・え?あいつ馬鹿じゃね?)」

八幡「(自業自得としか言いようがないだろ・・・)」

八幡「(でもまぁ、依頼されたしな・・・)」

八幡「(・・・とりあえず今日もあそこ行くか)」

ガラッ

八幡「・・・・・・よう」

ラウラ「・・・また来たのか」

八幡「・・・ここぐらいしかぼっち飯できる場所無いんだよ」

ラウラ「・・・そうか」

八幡「・・・」

ラウラ「・・・」

八幡「・・・なぁ」

ラウラ「・・・なんだ」

八幡「・・・お前があのハーレム野郎に喧嘩売ってボロ負けしたってホントか?」

ラウラ「・・・」

ラウラ「・・・あぁ」

八幡「・・・へぇ、代表候補生って言っても大した事ねぇのな」

ラウラ「・・・うるさい・・・」

八幡「いかにも軍人でーすっていう格好しといて実際は・・・」

ラウラ「・・・黙れっ!!!」ガシッ

八幡「・・・」

ラウラ「・・・」ギリッ

八幡「・・・」

ラウラ「・・・」

八幡「・・・」

ラウラ「・・・なんとか言ったらどうだ」

八幡「いや、黙れって言われたし・・・」

ラウラ「・・・はぁ」パッ

八幡「・・・あー、苦しかった・・・流石軍人だな」」

八幡「で、お前は何がしたいんだよ」

ラウラ「・・・なんだ、唐突に」

八幡「・・・なんとなくだよ、とりあえず言ってみろ」

ラウラ「私は・・・あいつを倒したい」

ラウラ「・・・私が負けたタッグマッチと同じ状況でだ」

ラウラ「でなければ、何より私自身が納得できない」

ラウラ「だが、今のあいつは2対1で勝てるほど弱くない」

ラウラ「第二形態へ移行したとも聞いた、だから・・・」

八幡「だから、無理だ・・・と」

ラウラ「・・・・・・あぁ」

八幡「そうか・・・」

ラウラ「・・・」

八幡「・・・」

ラウラ「・・・」

キーンコーンカーンコーン

八幡「(おっと、もうこんな時間か)」

八幡「・・・えっと」

八幡「・・・」

八幡「・・・またな」

ラウラ「・・・あぁ」

ガラッ

千冬「では、これよりIS実習を始める」

千冬「比企谷はちょっと来い」

八幡「?」


千冬「お前の専用機が届いた」

八幡「えっ」

千冬「貴重な男子のIS適合者だ、当然だろう」

八幡「あ、はい・・・」

千冬「こいつだ」

八幡「おぉ」

八幡「(なんか真っ黒でひょろい機体だな)」

千冬「名称は黒打鉄、打鉄をベースに改良を加えた機体だ」

千冬「装甲を軽量化した代わりに、後付け装備用の拡張領域が従来機の数倍大きくなっている」

千冬「また、独自の機能として不可視化機能を搭載しているから上手く使え」

八幡「ピーキーっすね・・・」

千冬「急遽用意したのでな、使えるだけありがたく思え」

八幡「・・・はい」

八幡「あー・・・疲れた・・・」ゴロン

八幡「・・・」

八幡「(ここの奴らはこんなの毎日やってんのか・・・すげぇな)」

八幡「専用機・・・か」

八幡「・・・」

八幡「とっととシャワー浴びて寝るか・・・」

数日後

キーンコーンカーンコーン

千冬「では、午前の授業はここまでだ」

ザワザワ

八幡「(昼休みか・・・)」

八幡「(・・・)」

八幡「(・・・またあの場所行くか)」

八幡「・・・」テクテク

八幡「(最近授業を聞いていて、やっとISの仕様について理解できてきた)」

八幡「(各専用機の仕様についても、大雑把にだが情報収集できた)」

八幡「(あとは・・・)」

八幡「・・・」


八幡「(あいつ次第・・・だな)」

ガラッ

八幡「・・・おいボーなんとか」

ラウラ「・・・名前ぐらい覚えろヒキタニ、私はラウラ・ボーデヴィッヒだ」

八幡「・・・お前も間違ってるじゃねぇか、俺は比企谷八幡だ」

ラウラ「・・・は、ハチマン?」

八幡「(いきなり下の名前かよ、外人すげーなオイ)」

八幡「・・・まぁいいや、話がある」

ラウラ「?」

ラウラ「あいつらを倒す・・・か」

八幡「あぁ、俺と二人でだ」

ラウラ「・・・」

八幡「・・・もちろん、メインはお前だ」

八幡「俺はお膳立てするだけさ」

ラウラ「・・・勝てるのか?」

八幡「多分な」

ラウラ「確実に、とは言わないのか」

八幡「世の中に100%なんてねぇよ」

八幡「・・・で、どうする」

ラウラ「・・・」

ラウラ「・・・よろしく頼むぞ、ハチマン」

八幡「・・・あぁ、できる範囲でな」

ガラッ

ラウラ「織斑一夏っ!!!」

ザワザワ

一夏「えっ?俺?」

ラウラ「もう一度タッグマッチで私と勝負しろ!」

セシリア「はぁ、懲りないおバカさんですわね」

シャル「・・・一夏、どうする?」

一夏「俺はいいけど・・・そっちは相方いないんじゃないのか?」

八幡「あぁ、そこは大丈夫だ」

一夏「比企谷?」

八幡「俺が組む」

一夏「へぇ、面白そうだな・・・比企谷の機体とも一度戦ってみたかったし」

一夏「受けて立つよ、頼むぜシャル」

シャル「任せて、もう一回返り討ちにしてあげる」

八幡「なら決まりだな・・・場所は第一アリーナで、明日の放課後な」

一夏「あぁ、楽しみにしてるぜ」

八幡「・・・じゃあな」

一夏「おう」

翌日

八幡「よし、打ち合わせ通り頼むぞ」

八幡「お前はあのボクっ娘ビッチをひきつけておいてくれ」

ラウラ「あぁ、わかった」


一夏「まず比企谷を速攻で倒そう、装甲も薄いし操縦技術もまだ未熟なはずだ」

シャル「そうだね、見たところ彼はまだ後付け装備を特に装備していないようだし」

一夏「この勝負・・・貰ったぜ!」

シャル「そっちの準備はいいかな?」

ラウラ「あぁ、いつでも来い」

一夏「ならこっちから行くぜ、うおおおおおおお!!!」

八幡「(・・・やっぱりな)」

八幡「(まぁ普通に俺を速攻で潰そうとするだろう)」

八幡「(だから俺は・・・ただ逃げ回る!)」

一夏「うりゃあ!!!」ビュンッ!

八幡「おっと」ササッ

一夏「アリーナのシールドギリギリを逃げ回ってれば勝手に突っ込んで自滅するとでも思ったか?」

八幡「それを期待してたんだが・・・無理かねぇ」

一夏「悪いがエネルギー切れ狙いも無駄だぜ、だいぶ改善してるからな!」

八幡「マジかよ・・・それでも俺は逃げるぜ」

一夏「なら追いついて落とすだけだっ!」

シャル「くっ、転校生に近づけない・・・」

ラウラ「・・・」

シャル「珍しいね、君が一夏に攻撃を仕掛けないなんて」

ラウラ「・・・なんとでも言え、作戦の内だ」

シャル「作戦・・・?」

八幡『・・・ボーデヴィッヒ、そろそろだ』

ラウラ「・・・了解した」

一夏「このタイミングで合流?何を考えて・・・?」

八幡「まぁ普通はそう思うだろうな」

八幡「だが俺達が合流するということは、追いかけているお前らも一点に合流するということ」

シャル「・・・?」

八幡「悪いが俺達の勝ちだ」

一夏「何を言ってるんだ?このまま2対2じゃ貧弱な比企谷がいるそっちがジリ貧で負けだぜ」

八幡「・・・それはどうかな」

八幡「全弾発射」

一夏「は?比企谷はブレード以外何も・・・」

シャル「・・・!?」

ズドドドドドドドドドドドーーーーーーーン!!!!!!!!

一夏シャル「うわああああああああああああ!!!」

八幡「バーカ、試合じゃねぇんだから」

八幡「相手が場所を指定してきた時点で罠を疑えっての」

シャル「け、けどスキャンした時アリーナ内に武装は・・・」

八幡「あぁ、だから観客席に仕掛けた」

一夏「!?」

八幡「なんで俺がわざわざアリーナのシールドギリギリで逃げ回ってたと思う?」

八幡「織斑、お前の攻撃でシールドに穴を開けるためだ」

一夏「・・・!」

八幡「お前は追い詰めていたようでただ誘導されていただけなんだよ」

八幡「俺が不可視化して仕掛けた後付け装備の砲台の場所へな」

八幡「で、お前が穴を開け終わったらあらかじめ設定してあるポイントへお前ら二人を誘導するだけ」

八幡「四方八方から大量のミサイルが飛んできたら流石にかわせないだろ?」

八幡「あとは、瀕死のお前らにボーデヴィッヒがトドメを刺すだけだ」

シャル「だからわざわざ、観客が入ってこられないように・・・」

一夏「くそっ・・・卑怯だぞ!」

八幡「ありがとう、それは褒め言葉として受け取っておいてやる」

八幡「ほら、トドメを刺せよ」

ラウラ「あぁ」

ラウラ「安心しろ、殺しはしない」

ドガッ!バキッ!

一夏シャル「「」」


八幡「いやー、スッキリしたわ」

八幡「さて部屋に戻るか・・・」

ラウラ「ま、待て!」

八幡「ん?なんだよ、お前もこれでスッキリしただろ」

ラウラ「あ、あぁ・・・」

ラウラ「だから・・・その・・・」

ラウラ「・・・ありがとう」

八幡「・・・お、おぅ」

ラウラ「・・・」

八幡「・・・」

ラウラ「・・・」

八幡「・・・ま、またな」

ラウラ「・・・あ、あぁ」

八幡「あー・・・疲れた・・・」テクテク

ザワザワ

八幡「・・・」

ナニアイツ サイテー

八幡「(噂になるの早過ぎだろ・・・女ってこわい)」

八幡「(さっさと自分の部屋戻ってシャワー浴びるか・・・)」

八幡「・・・ん?」

千冬「やっと来たか、転校早々学園一の嫌われ者になった気分はどうだ?」

八幡「どうせぼっちなんで、意識されてるだけまだマシじゃないですかね」

千冬「ふん、前の学校の顧問から聞いていた通りだな」

八幡「・・・そうですか」

八幡「じゃあ俺疲れてるんで、また明日」

千冬「・・・あぁ」

翌日

千冬「では午前の授業はここまで」

キーンコーンカーンコーン

八幡「(あー、昨日の疲れがまだ取れないせいで眠かった・・・)」

八幡「(けど寝たら担任の出席簿アタックが炸裂するしな・・・)」

八幡「(さっさといつものとこ行って軽く昼寝するか・・・)」

ガラッ

八幡「(あれ、珍しく俺の方が早いみたいだな)」

八幡「(まぁいいや、とりあえず寝とこ・・・)」

八幡「・・・」

八幡「zzz・・・」

八幡「・・・ん」

八幡「(あれ、なんだこの違和感・・・)」

八幡「(頭に柔らかい感触が・・・って)」

八幡「・・・な、何やってんだお前」

ラウラ「膝枕というやつだ」

八幡「うおっ」バッ

ラウラ「な、なんだ、私では不満か・・・?」

八幡「いや・・・そうじゃなくてだな、こういうのは好きな人とかにやるもんだぞ」

ラウラ「そ、そのぐらい知っているっ」

八幡「えっ」

八幡「おいお前大丈夫か?疲れで頭がやられたか?」

ラウラ「私は健康だ!あとお前お前言うな!」

八幡「あ、ハイ、そーですかボーデヴィッヒさん」

ラウラ「名前」

八幡「は?」

ラウラ「名前で呼べ、私だけ名前でお前が苗字で呼んでいるのは気に食わん」

八幡「わ、わかったよ・・・ら、ラウラ」

ラウラ「うむ、それでいい」

ラウラ「あともう一つ・・・目を閉じろ」

八幡「はいはい」

チュッ

八幡「(えっ?は?今何が起こったんだオイ)」

ラウラ「お、お前を私の嫁にする!これは決定事項だ、異論は認めん!」

八幡「(・・・何言ってんだこいつ)」

ラウラ「・・・ふふっ」

八幡「(・・・わけのわからん学園に入れられて、変な軍人娘に意味不明な事を言われ・・・)」

八幡「(・・・あぁ、そういう事か)」


八幡「(やはり俺の青春ラブコメは間違っている)」

とりあえず第一部完

①他ISヒロイン攻略
②奉仕部ズ合流
③その他

飯食ってくるから選べ

二部以降のネタ全く考えてないから急にクソになったらすまんの

ちょっとしたら再開

八幡「(ラウラの謎宣言から一週間が経過した)」

八幡「(相変わらず俺達はぼっちのまま、いやふたりぼっちと言うべきか)」

八幡「(ラウラの挙動が若干変な気もするが気にしn・・・)」

八幡「(いや、気にしないで済ませるレベルを超えてきているというか・・・)」


八幡「(・・・朝起きたら全裸の銀髪美少女が添い寝してるとかありえねぇだろ)」

八幡「(何このクソみたいなハーレムラノベにありがちな展開)」

八幡「(由比ヶ浜もここまでビッチじゃなかったぞオイ)」

八幡「(・・・どうすりゃいいんだこれ)」

ラウラ「ん・・・?」

八幡「・・・あ、起きた」

ラウラ「なんだ、八幡か・・・」ムクッ

八幡「なんだじゃねぇよ、出てけ、あと服着ろ」

ラウラ「夫婦とは包み隠さぬものだと聞いたが・・・?」

八幡「それ自体はあながち間違ってはいないが前提がおかしい、帰れ」

昼休み

ラウラ「おい、八幡」

八幡「ん?」

ラウラ「お弁当とやらを作ってみた、食べろ」

八幡「お、おぅ・・・」パカッ

八幡「・・・お、おでん?」

ラウラ「あぁ、日本食といえばこれだと聞いたのでな」

八幡「季節を考えろ季節を(・・・ってかなんで作ってきたんだ)」

八幡「まぁいいや、一つ貰うぞ」パクッ

ラウラ「・・・ど、どうだ?」

八幡「・・・普通に美味いな」

ラウラ「そ、そうか!」

八幡「(・・・なんか嬉しそうだからまぁいいか)」

八幡「(なんか最近謎行動多いな・・・まぁ可愛くなくはないけど)」

八幡「(・・・って何考えてんだ俺、あれは戸塚が俺にとてとてとついてくるようなものだ)」

八幡「(そういうものでは断じてない、きっと、絶対)」

八幡「・・・」テクテク

ドンッ!

???「わっ!」
八幡「いてっ」

八幡「いてて・・・」

???「あいたたた・・・」

八幡「あ、えーっと・・・大丈夫か?」

???「あ、うん、ごめんね~」

八幡「(誰だったっけこいつ・・・まぁいいや)」

八幡「・・・じ、じゃあな」スタスタ

???「またね~」

八幡「(放課後暇だな・・・普通の奴らは部活とかやってんのかね)」

八幡「(そういやここ来る前は奉仕部やってたしな・・・)」

八幡「(自分の部屋でゴロゴロしつつゲームをするぐらいしかする事がない)」

コンコン

八幡「(来客?俺に?)」

八幡「(まぁ先生かラウラだろうな・・・)」

ガチャッ

???「やぁ、また会ったね~」

八幡「・・・誰?」

バタン

???「ちょっと~、閉めないで~」

ガチャッ

八幡「だから名乗れよ・・・」

???「クラスメイトの名前も憶えてないの~?」

八幡「名前どころか顔すら覚えてないから安心しろ」

???「えぇ~」

戸塚出せよカス

本音「私は布仏本音、本音って呼んでね~」

八幡「それで布仏、何の用だ」

本音「え~、名前で呼んでよ~」

八幡「お前とそんな親しくなった覚えは無い」

本音「じゃあラウラとはそんなに仲良しなんだ~」

八幡「あれはそういうのじゃなくてだな・・・」

本音「ところでヒッキーって帰宅部だよね~?」

八幡「ヒッキー言うな、あと帰りたくても帰れねぇよ」

本音「あぁそっか~、みんな寮だもんね~」

八幡「で、俺が部活入ってなかったらなんなんだ」

本音「あのね~、織斑先生から聞いたんだけどね~」

本音「ヒッキーって前の学校では奉仕部っていう部活をやってたんでしょ~?」

八幡「強制的にやらされてただけだ」

本音「へぇ~」

本音「けどこっちに来てからも活動したよね~?」

八幡「いつ俺がそんな事したんだよ」

本音「ラウラの一件だよ~」

八幡「あれはいろいろあってだな・・・」

本音「そこでね~、このIS学園にも奉仕部を作ろうと思うんだよ~」

八幡「えっ」

本音「ちなみに私は生徒会役員だから手続きとかは大丈夫だよ~」

八幡「いやいやいや・・・」

八幡「向こうでの奉仕部っていうのは完璧超人なやつがいたから成立してただけで・・・」

本音「ラウラも結構できる子だから大丈夫だよ~、頑張って~」

八幡「え、ちょっと・・・」

本音「あ、私も生徒会と兼部するから~」

本音「じゃあね~」

バタン

八幡「・・・はぁ」

八幡「(そして創部手続きも難なく通過し、IS学園奉仕部が始動した)」

八幡「(メンバーは俺、ラウラ、布仏の三人だ)」

八幡「(どうしてこうなった・・・)」

本音「えへへ~」

八幡「っていうか、なんでお前は俺に普通に接するんだ」

八幡「俺が何やったかは知れ渡ってるはずだろ」

本音「うん、『全部』知ってるよ~」

八幡「(この学校の生徒会はどんだけ権限持ってんだ・・・)」

ガラッ

ラウラ「八幡!」

八幡「なんだ、ラウラか」

八幡「悪いが今日も特に仕事は無いぞ」

ラウラ「そ、そうか・・・」

本音「依頼者が来ないとする事ないからね~」

ラウラ「な、なぁ八幡」

八幡「なんだよ、読書中なんだけど」

ラウラ「その・・・えっと、いいか?」

八幡「何がだよ、勝手にしろ・・・」

ラウラ「そ、そうか!」

ギュッ

八幡「(なんかいきなり手繋いできた、なんだこれ・・・)」

ラウラ「・・・ふふっ」

八幡「(・・・悪い気はしないけど)」

本音「ひゅ~ひゅ~」

八幡「うぜぇ」

本音「ひどいよぉ~」

ガラッ

シャル「あの~」

八幡「あ、あの時のボクっ娘ビッチ」

シャル「あ、ズルタニ君」

八幡「もはや原型とどめてねぇぞそのあだ名」

シャル「ボクだってビッチじゃないよ・・・ここって奉仕部だよね?」

本音「そうだよ~」

シャル「よかった、あってたんだね」

シャル「実は、依頼があるんだけど・・・」

八幡「つまり、他のビッチ共に邪魔されずにあのハーレム王とデートがしたいと」

シャル「言い回しがいろいろおかしいけど、まぁそんな感じかな・・・」

ラウラ「つまり殲滅すればいいと」

シャル「そ、そこまではしなくていいよ・・・」

本音「どうする~?」

八幡「まぁ一応依頼だしな・・・そういや部長って誰だよ」

本音「私~」

八幡「じゃあお前が決めろ、部長ってのはそういうもんだ」

本音「じゃあ、依頼を受理します~」

シャル「ホント?ありがと~!」

シャル「じゃあ日時と場所は後でまた連絡するから、よろしくね」


八幡「しかし腹黒ビッチってこえぇなぁ、敵ですら利害が一致すれば利用するのか」

本音「シャルロットはそんなんじゃないと思うけどなぁ~」

ラウラ「依頼者がどうあれ依頼は依頼だ、全力で遂行する」

八幡「それもそうだな・・・」

八幡「(さて、どうするか・・・)」

八幡「(この学園の生徒ほぼ全員を騙すとなると・・・)」

八幡「・・・」

八幡「(・・・あぁ、簡単な方法が一つあるじゃねぇか)」

八幡「(ただ、あれはなぁ・・・)」チラッ

ラウラ「?」

八幡「(かといって初仕事で喜んでたラウラをガッカリさせるのも気が引けるし・・・)」

八幡「・・・・・・」

八幡「(・・・仕方ない、覚悟を決めるか)」

八幡「よし、作戦を説明するぞ・・・」

コンコン

一夏「はーい」

ガチャッ

八幡「よう」

一夏「・・・なんだよ、比企谷」

八幡「話がある、明日学園を出てすぐの広場に来い」

一夏「・・・」

八幡「・・・あのボクっ娘ビッチがどうなってもいいのか?」ボソッ

一夏「お前・・・シャルに何をした!」

八幡「・・・じゃあな」

一夏「おい!答えろ比企g」

バタン


八幡「(あー疲れた・・・こんなもんでいいか)」

翌日

八幡「・・・・・・」

一夏「おい、比企谷」

八幡「・・・来たか」

八幡「ついて来い」

一夏「くっ・・・!」

ラウラ『・・・周囲に敵影無し、オーバー』

八幡「了解した、オーバー」ボソッ

八幡「次の駅で降りるぞ」

一夏「わかった・・・」

本音『シャルロットも配置完了だよ~、オーバー』

八幡「了解、オーバー」ボソッ


一夏「どこまで行くつもりだ・・・!」

八幡「そこに見える倉庫の中へ入れ、あとは俺の仲間が指示を出す」

一夏「くそっ・・・」ダッ

ガラッ

一夏「シャル!無事か!?」

パンパンパーン!

一夏「えっ?」

本音「ドッキリ大成功~!」

一夏「な、なんだよ~・・・」ヘタッ

シャル「・・・あはは、ごめんね一夏」

本音「それじゃ、行ってらっしゃ~い」

本音『ミッション成功~、しかしよく考えたね~』

八幡「まぁな、鬼の形相で男と二人で出かけるのをマークする奴なんていないだろ」

八幡「あとは事前に布仏と二人で買い物するという口実で外へ出たところへ合流すればそれで終わりだ」

本音『けどいいの~?ヒッキーの評判はガタ落ちだけど~』

八幡「ぼっちに世間体も何もねぇから安心しろ」

八幡「あとは・・・一応周囲を警戒してたラウラと合流して帰るか」

本音『あ、そのことなんだけどね~』

八幡「・・・なんだ?」

本音『そこで待機するように!オーバー』

八幡「え?なんでだy」

本音『じゃあね~』

ブツッ

八幡「・・・?」

八幡「(布仏のやつ・・・何がしたいんだ)」

八幡「・・・はぁ」

ラウラ「八幡!」

八幡「ラウラか、それじゃ帰r」

ラウラ「で、デートに行くぞ!」

八幡「えっ」

ラウル
http://destiny-flag.cocolog-nifty.com/blog/images/2010/06/09/seed_269.jpg

ラウラ「あーしはさぁ、八幡のこと好きっっつーかぁ?だからあーしはあんたのものってこと?」

>>201
ラウル・グレーデンくらい挙げて来いやオラ

八幡「(布仏め・・・変な知識を吹き込みやがって)」

ラウラ「おい、八幡っ」

八幡「(作戦を成功させたようでいて、実際には俺も嵌められていたのか・・・)」

ラウラ「おい、八幡・・・」

八幡「(流石は生徒会役員・・・侮れないな)」

ラウラ「・・・八幡・・・」

八幡「・・・ん?」

ラウラ「わ、私と一緒にいても楽しくないのか・・・?」

八幡「(何この小動物かわいい・・・じゃなくて)」

八幡「いや、えっと・・・」

ラウラ「・・・・・・」グスッ

八幡「(あぁクソ・・・仕方ない)」

八幡「・・・手」スッ

ラウラ「・・・え?」

八幡「・・・手、繋ぐんだろ」

ラウラ「・・・!」

ギュッ

ラウラ「ふふっ」

八幡「・・・で、どこ行くんだよ」

ラウラ「えっと・・・えっと・・・」

八幡「仕方ねぇな、ここは男の俺がリードしてやるよ」

八幡「俺の地元の千葉巡りだ」

八幡「・・・」チラッ

ラウラ「~♪」

八幡「(喜んでるようで何よりですよっと・・・あ)」


雪乃「比企谷・・・くん・・・?」

結衣「ひ、ヒッキーが・・・女の子を連れ歩いてる・・・」

小町「お兄ちゃんにも春が来たんだね・・・小町嬉しいよ・・・」


八幡「(最高にめんどくせぇのに見つかった・・・)」

残念、茨城のガルパンと全面戦争や

八幡「(これアレだろ?幼女誘拐だのレ○プ未遂だのボロクソ言われるんだろ?)」

小町「あ、あのっ!」

小町「妹の比企谷小町と言います!よろしくお願いしますお義姉ちゃん!」

ラウラ「あ、あぁ・・・よろしく頼む」

結衣「」

雪乃「あ、ありのまま・・・(ry」

八幡「(うわぁ、なんか全員壊れた)」

小町「頑張ってねお兄ちゃん!小町も応援してるよ!」グッ

八幡「お前は何を言ってるんだ」

結衣「ヒッキー・・・その子誰・・・?」

八幡「く、クラスメイトだ」

雪乃「それは嘘ね」

八幡「ぐぬぬ」

雪乃「比企谷君がただのクラスメイトと行動を共にしているはずがないわ、だってぼっちだもの」

雪乃「大方、無理矢理入れられた部活の仲間とか奉仕する部活の部員同士とかそんなところでしょうね」

八幡「同じような事二回言ってるぞ」

雪乃「で、比企谷君はそのいたいけな女の子を連れて何をしているのかしら?」

八幡「ただ出かけてるだk」

ラウラ「デート中だ!」フフン

結衣「へ、へぇ・・・あはは・・・はは・・・・・・」

結衣「ごめんゆきのん、私もう帰るね・・・」

雪乃「奇遇ね由比ヶ浜さん・・・私も全く同じ気分よ・・・」

八幡「(何このこの世の最後みたいな空気)」

小町「あちゃー・・・フラグ粉砕しちゃったよ・・・」

小町「ま、まぁお兄ちゃん頑張ってね!こっちは小町がなんとかしとくから!」

八幡「お、おぅ・・・」

ラウラ「それで、結局どこへ行くんだ?」

八幡「あぁ、前よく行ってたゲーセンがこの辺にあってな」

八幡「ほら、ここだ」

ラウラ「おぉ・・・!」

八幡「(軍人らしいし、こういうとこの方が新鮮でいいだろ)」

ラウラ「こんな場所があるのか・・・!いくぞ八幡っ!」

八幡「おい、あんまり引っ張るなって・・・」

材木座「は、八幡・・・なんだその眼帯銀髪美少女は・・・?」

戸塚「八幡・・・・・・?」


八幡「(戸塚あああああああああああああああああああ!!!!!)」

八幡「(やっべぇ何週間ぶりだろ・・・久々の戸塚は破壊力が違うわ・・・)」


材木座「八幡がリア充になってしまった・・・葉山もビックリの美少女を引き連れて来るとは・・・」

戸塚「ごめん、僕ちょっと帰るね・・・・・・」


八幡「(あれ、戸塚?おいどこへ行くんだ?ちょっと待って)」

八幡「(もしかして俺・・・戸塚に嫌われた・・・?)」

八幡「(うわあああああああああああああああああああ)」

八幡「・・・」ズーン

ラウラ「ど、どうした八幡・・・?」

八幡「いや、なんでもないんだ・・・ははは・・・」

八幡「ラウラ・・・あれやろうぜ・・・」


八幡「(その後、無心でひたすらモグラを殴り続けた)」

八幡「(もうなにもこわくない)」

八幡「(こうして俺は戸塚に拒絶されたショックを忘れ去ったのであった・・・)」

ラウラ「八幡、あの箱はなんだ?」

八幡「あー、あれか・・・あれは恋人か女同士限定だかr」

ラウラ「ならば問題無いな、行くぞっ」

八幡「えっ、ちょっと」


八幡「(まさかここにまた来ることになるとは・・・)」

八幡「(しかも今度は・・・その・・・ちゃんとした女子を連れて)」

八幡「(まぁ、悪い気はしないな・・・)」

ラウラ「撮るぞ、八幡」

八幡「あぁ」

ハイ、チーズ

パシャッ

八幡「それで、次はこっちで落書きするんだ」

ラウラ「ふむ・・・じゃあ」カキカキ

八幡「(なんか大きくハート描いてる)」

ラウラ「ふふっ」

八幡「じゃあ俺も・・・」カキカキ

ラウラ「おいっ、書き足して変な形にするなっ」

八幡「いいじゃねぇかよ」

ラウラ「むぅ」

八幡「(あ、ちょっと可愛い・・・いやいやいや)」

ラウラ「握るぞ、八幡」

に見えた

八幡「なんやかんやでもう夜か・・・」

ラウラ「もう帰るのか?」

八幡「いや、最後に夜景を見に行くか」

八幡「きみさらずタワーってとこだ」

ラウラ「そ、そうか・・・」ドキドキ

八幡「(・・・まぁあそこなら〆にちょうどいいだろ)」

ラウラ「(クラリッサが言っていた、夜景が見えるところで、その・・・・・・するといいと)」

ラウラ「・・・綺麗だな」

八幡「あぁ」

八幡「・・・どうだった?今日は」

八幡「軍人だって言うからな、いわゆる定番の場所をチョイスしてみたつもりなんだが」

ラウラ「あぁ・・・とても楽しかった」

八幡「そうか・・・」



八幡「じゃあ、俺達の関係はここで終わりだ」

ラウラ「え・・・・・・?」

八幡「実はな、お前に近づいたのは織斑先生に頼まれたからだ」

八幡「お前の惨状が見ていられない、助けてやれ・・・ってな」

八幡「だから、手を組んであのハーレム野郎をぶっ飛ばした」

ラウラ「・・・」

八幡「それで吹っ切れて調子はだいぶ元に戻ったみたいだが、まだ依頼は終わっちゃいない」

八幡「あとは・・・クラスで孤立しているお前を何とかすればそれで終わりだ」

八幡「今回のあの腹黒ビッチの依頼で、あの二人の俺らへの印象は多少改善されるだろう」

八幡「あとはどうするべきか・・・そう俺は考えた」

八幡「なに、簡単だ・・・俺が悪者になればいい」

八幡「俺はいつもそうしてきた、何も問題は無い」

八幡「だから俺はここでお前を拒絶する、俺の事を嫌いにさせる」

八幡「もちろん奉仕部もやめる、そしてお前は俺に二度と関わるな」



八幡「・・・お前の事なんか大嫌いだ、死ね、目の前から消えろ」

ラウラ「どう、して・・・?どうしてそんなことを言うんだ・・・?」

八幡「こうするしか・・・無いんだ」

ラウラ「私はこのままでもいい!八幡さえいてくれれば!」

八幡「それはダメだ、俺と関わると碌な事にならない・・・」

ラウラ「なんで・・・?」

八幡「俺はそういう人間なんだ、こうする事でしか誰かを守れない」

八幡「だから・・・頼む、お前も俺を拒絶してくれ・・・」

ラウラ「・・・八幡は、私の事が嫌いか?」

八幡「・・・正直、嫌いじゃない・・・こんな気分は初めてだ」

八幡「だからこそ、俺はあの依頼を最後まで成し遂げたい」

ラウラ「・・・・・・」

八幡「もう一度言うぞ・・・お前の事なんか大嫌いだ、死ね、目の前から消えろ」

ラウラ「・・・わかった」

ラウラ「・・・」

八幡「・・・」

ラウラ「・・・なら、私も言いたいように言わせてもらうぞ」

八幡「あぁ、好きなだけ罵倒しろ」

ラウラ「それでも私はお前の事が・・・比企谷八幡の事が好きだっ!」

八幡「!?」

ラウラ「お前がいくら拒絶しようと、私はいつまでも追いかけ続ける!絶対に諦めない!」

八幡「・・・」

ラウラ「・・・これが、私の気持ちだ」

八幡「・・・」

八幡「・・・はぁ」

八幡「・・・俺の負けだ、ラウラ」

ギュッ

ラウラ「は、八幡・・・?」

八幡「・・・目を閉じろ」

ラウラ「あ、あぁ・・・」


チュッ


ラウラ「八幡・・・///」

八幡「・・・ふたりぼっちも、悪くないかもな」

ラウラ「ふふっ」

ラウラ「これで、八幡は正式に私の嫁だなっ」

八幡「あぁそれな、致命的に間違ってるぞ」

ラウラ「えっ?しかしクラリッサが・・・」

八幡「正しくはこう使うんだ」

八幡「ラウラは俺の嫁・・・ってな」

ラウラ「八幡・・・///」

八幡「ほら、そろそろ帰らないとあの鬼教師に抹殺されるぞ」

ラウラ「あぁ、そうだなっ」

八幡「(こうして俺はラウラと・・・まぁ、そういう関係になったわけだ)」

八幡「(今まで孤高のぼっちだった俺だが、こういうのも正直悪くない)」

八幡「(だが結局俺達はぼっちで嫌われ者なままで、その辺は何も改善していない)」

八幡「(傍から見たらただのぼっち同士の傷の舐めあいだ、だから敢えて俺はこう言う)」


八幡「(やはり俺の青春ラブコメは間違っている)」


八幡「(・・・とな)」

八幡「(P.S.平塚先生も頑張って下さい)」


佐天「完結しててもつまんない奴も多いんだね……」

初春「本文がよくても、後書きや合いの手で興醒めするのもですね」

初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」

初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねえ」

初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」

初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」

佐天「初春?」

どうしようもないクソみたいな駄文オナニーに付き合ってくれてありがとう
真面目気味な展開を書いたせいで疲れたからおやすみ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom